約 13,771 件
https://w.atwiki.jp/thecockrockshockpop/pages/1767.html
http //www.dance-man.net/ CDGreatest Hits CD Greatest Hits June 19th 2002 ( 限定盤 ) Disc 1 / CD 1. ワンBOXのオーナー / 2. 接吻のテーマ / 3. バスタオル舞うお風呂 / 4. ヘンなあだ名はイヤ / 5. 勝利V絶対つかもう! / 6. 恋と愛の天国/ 7. じゃあ、明日にすれば? / 8. いつもゴールデンかラブラドール / 9. 夢中の半年 / 10. 寝たのね / 11. 漢字読めるけど書けない / 12. ミルク好き / 13. ダンス部 部長南原 / 14. 応援 / 15. よくある名字「斉藤」 / 16. 背の高いヤツはジャマ Disc 2 / DVD 1. Jazz Soul Funk / 2. 噛む on ダンス☆マン / 3. LA★BOOO / 4. コ~ンヤク / 5. 勝利V絶対つかもう! / 6. 羊が何匹? / 7. ダンス☆マンの序章 ~戦いのテーマ~ [ Live version ]
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/81.html
作詞:kalP 作曲:kalP 編曲:kalP 歌:初音ミク 翻譯:kankan 垂頭花 沉入深處 貫徹著心思 夜晚的冰冷 蒼白的笑著 記憶在 震動 包在米紙中的 謊言 從細語的 嘴唇中 自醉中覺醒的 一個心情 灑落 在仰望的 世界中 啊啊 龜裂的心 懷抱著的願望也 在走過的 人群隙縫間 只能被乾枯的風 吹散 連形體 都沒有 在淡泊模糊的 靜寂中 刻上的 叫喊也 令心中焦慮 在緊踏著的 薄冰的 花紋中 迷惑致終 向萬里晴空 扔擲的祈禱 被湊合的 故事 污穢著 逐漸流去 連意義都 不留 低沉的 聲音 響起 就像是悲傷 向紅色回憶 垂著頭的花 和它晃動的影子 共舞的蜘蛛與 心醉著的蝴蝶 連接吻 之罪 都不知道 將歪曲之鏡 撫過的指尖 傳達的 只有白色 疼痛 映照著的夢 沉溺之中 把時間 打亂 啊啊 請讓我 留在這裡 三部作連結 「Zero Times Us」―「俯いた花」―「モーニング・アフター」
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/4041.html
このページはこちらに移転しました 幽送諧謔歌「冥帝」 作詞/108スレ353 栄光飾って 笑り(にやり)と慟哭 爛れた宝屋(ほうや)の残光巡って 紅幕(こうまく)落散れば(おちれば) 坊やは嗤う 「廻れ廻れよ風車(かざぐるま)」 落ち葉が飛螺飛螺(ひらひら) 隠して急ぐ きいろいポストの髑髏頭(しゃれこうべ) 脆々(ぜいぜい)息上げ 我が子を捜す 「坊やよ坊や、飴をやるから出ておいで」 天眼(あまめ)のカーテン包(くる)んで穿つ はいいろ譜面の崩壊連鎖 造形無視して我が子を愛(いと)む かなしいかなしい魔笛の楽園 「綺麗ナ衣服ニ美味タル食ベ物、何ガ足リナイ?コレデモカ?」 ああ早く まだ早く そう あの月を越えるまで… 誘(いざな)い誘蛾(ゆうが)の散薔薇(ばらばら)死体 気付かぬ母親哀れと笑んだ 背徳無視して窒息接吻 硝子と死に目のきいろいポスト 「坊やよ坊や、手紙を書くからお返事おくれ」 幸せ 返らぬ
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/962.html
※クリックでダウンロード lyrics 靄 氏 Music ID WAmOTfBu0 氏(15th take) 遍(あまね)く日翳(かげ)る 紫陽花(あじさい)彩(さい)冷え 赤紫色 零れる雫はきららと光るよ 翳(かざ)すと光るよ 諸手で掬いて接吻 滴(したた)る 柄杓(ひしゃく)で掬えば感触削がれる 冷たい雫は活きてる証よ 揺ら揺ら陽炎 鼻付く線香 花束あげましょ 真紅の花束 硝子に疵(きず)付け忘却歯止を 日蝕月蝕躯を蝕む 儚く千切るは漆黒折鶴 飛沫と化したる硝子の蝶々 遍(あまね)く日翳(かげ)る 紫陽花(あじさい)彩(さい)冷え 青紫色 溢れた雫はきららと光るよ 翳(かざ)すと光るよ 貴方の首筋八重歯を 滴(したた)る 重なる皮膚から神経削がれる 脈打つ鼓動は生きてる証よ 揺ら揺ら陽炎 鼻付く線香 花束あげましょ 藍色花束 硝子に疵(きづ)付け忘却歯止を 宵闇刺したる東雲(しののめ)待ちつつ 折鶴千羽を吊るして祈るよ 葛(つづら)に戻れぬ硝子の蝶々 コラボ作品保管庫へ
https://w.atwiki.jp/3size/pages/1087.html
小池唯 プロフィール(スリーサイズ、カップ情報) コイケ ユイ 生年月日:1991年04月04日(30歳) 身長:157 体重: B:78 W:61 H:83 カップ: 備考:日テレジェニック2009 ミスマガジン2008ミスマガ!Gyao賞 Wikipedia: https //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B1%A0%E5%94%AF 関連URL: 所属アイドルグループ コンテスト 日テレジェニック2009 ミスマガジン2008 出演ドラマ 関連タグ:ミスマガジン2008 小池唯 日テレジェニック2009
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/225.html
「いやあああっ!もうだめぇーーー!」 乳首をなぶられる快感に膣はうねるように痙攣し男棒を締め付けた。 「うお・・・っ出る!」 男は呻くとかすがの子宮にありったけの精液をぶちまけた。 「あっ!あああ!いやああああーー!」 なみなみと注がれる精液の熱さにかすがは悲鳴をあげた。 「くぅ~・・・っ、奥が搾り取るみたいにうねってやがる」 「あっ・・・はぁ・・・っ・・・」余韻を愉しむ男の後ろから待機していた他の男達が不満の声を上げた。 「おい早く代われよ」 「後何人待ってる思ってるんだ?」 「わりぃわりぃ、こいつのおめこが具合良いもんでな・・・」 腰を引くとずるりと膣から男棒が抜き出たとたん 膣から夥しい量の精液が溢れ出た。 「うっ・・・あぁ・・・」 膣内に出された衝撃で放心状態のかすがに更に追い打ちをかけるように 別の男がかすがを組み敷いた。 「やっと順番が回って来たぜ。今からたっぷりわしの子種を注いでやるからな」「い・・・いや・・・ひぃぃっ!」 僅かに身じろぎしたかすがに構わず男はずぶりと 太い男棒を挿入すると激しく腰を振り始めた。 「あっあっ!はぁ~っ!ああん!」 「へへ・・・良い声出すじゃねぇか。ほらこっち向けよ」 「ああっ!?いやぁ・・・っんんう~・・・っ!?」 かすがの形の整った顎を掴み男は自分の方を向かせると かすがのふっくらとした薄桃色の唇に男の唇を重ねて来た。 (いや・・・謙信様・・・!!) かすがは心から愛する主を想った。 しかし純粋な心と違い肉体は長い凌辱に酔いしれていた。 ちゅぱちゅぱと唾液を絡ませた接吻を繰り返しながらも 膣内では太い男棒が暴れる快楽に腰は自然と揺れた。 [[「いやあああっ!もうだめぇーーー!」 乳首をなぶられる快感に膣はうねるように痙攣し男棒を締め付けた。 「うお・・・っ出る!」 男は呻くとかすがの子宮にありったけの精液をぶちまけた。 「あっ!あああ!いやああああーー!」 なみなみと注がれる精液の熱さにかすがは悲鳴をあげた。 「くぅ~・・・っ、奥が搾り取るみたいにうねってやがる」 「あっ・・・はぁ・・・っ・・・」余韻を愉しむ男の後ろから待機していた他の男達が不満の声を上げた。 「おい早く代われよ」 「後何人待ってる思ってるんだ?」 「わりぃわりぃ、こいつのおめこが具合良いもんでな・・・」 腰を引くとずるりと膣から男棒が抜き出たとたん 膣から夥しい量の精液が溢れ出た。 「うっ・・・あぁ・・・」 膣内に出された衝撃で放心状態のかすがに更に追い打ちをかけるように 別の男がかすがを組み敷いた。 「やっと順番が回って来たぜ。今からたっぷりわしの子種を注いでやるからな」「い・・・いや・・・ひぃぃっ!」 僅かに身じろぎしたかすがに構わず男はずぶりと 太い男棒を挿入すると激しく腰を振り始めた。 「あっあっ!はぁ~っ!ああん!」 「へへ・・・良い声出すじゃねぇか。ほらこっち向けよ」 「ああっ!?いやぁ・・・っんんう~・・・っ!?」 かすがの形の整った顎を掴み男は自分の方を向かせると かすがのふっくらとした薄桃色の唇に男の唇を重ねて来た。 (いや・・・謙信様・・・!!) かすがは心から愛する主を想った。 しかし純粋な心と違い肉体は長い凌辱に酔いしれていた。 ちゅぱちゅぱと唾液を絡ませた接吻を繰り返しながらも 膣内では太い男棒が暴れる快楽に腰は自然と揺れた。 かすが凌辱3
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/18003.html
【登録タグ Z 享年16 曲 猫村いろは】 作詞:享年16 作曲:享年16 編曲:享年16 唄:猫村いろは 歌詞 (ピアプロより転載) 光明ヨドウカ消エナイデ 墨ヲ撒キ散ラシタヨウナ夜ニ 斜メニ傾イダ影姿 揺レテ振レテ死神憑イタ 傷象ル容ダケ五感ヲ犯シタ変貌ノ波 吐息ノ湿リ気蜜ニ入リ 直ニ其レニ誓イヲ立テル 此ノ儘ズット目ヲ閉ジテ 優シイ蒼ミ肌ヲ曝シテ 命乞イノ後接吻テ 正気振レテ笑イ続ケ 轟々ト鳴ク荒レタ天候ト 酷ク萎レタ向日葵ト 渇砂ノ舞ウコノ大地ニ 雨ノ如ク降ル慟哭 光明ヨドウカ消エナイデ 辱メラレテ猶モ照ラシテ 一糸纏ワヌ後姿 二度ト見レヌヨウニ灼イテ 嘯ク声ハ耳ヲ撫デテ 鋼鉄操 花開イタ 奇妙ナ安ラギヲ覚エテイタ 私ノ事ハ忘レナイデ 此レカラモZutt,Zuuuuuuuuuuuuuut 絶頂ノ度ニ思イ起コシテ 止処ナク溢ル血液ヲ啜ル舌ハマルデ蛞蝓 潮吹ノ谷繁リテ黒シ 堕落ヨリ深キ淵ノ端 腰ヲ堕ロシ此処ニ残ルト 決意ハ固ク拳ヲ緩枡 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/9267.html
登録日:2011/03/29(火) 08 16 29 更新日:2023/08/15 Tue 21 13 21 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 2chベストエロゲ 2chベストエロゲー ALcotハニカム おるごぅる エロゲー ゲーム モジャモジャ頭は出てこない ライターが変態 リアル妹がいる大泉くんのばあい 残念なゲーム ←最高の誉め言葉 水曜でもどうもしない 残念過ぎるゲームです。 2010年5月28日にALcotハニカムより発売されたゲーム。 2011年1月28日には普及版(内容はほぼ廉価版)が発売。 オタクネタが随所に散りばめられたメタ系の妹ゲーと、 製作当初は一部の人達からはカルト的な意味で注目を集めていた。 だが、短いながらも起承転結のしっかりした完成度の高いシナリオ、不覚にも涙するラストからジワジワと知名度を上げ、 2chベストエロゲーでは五位という結果に。 ミドルプライスで手に入りやすい所も嬉しい。 シナリオライターのおるごぅるはこのゲームを最後に引退する事に……。 と思われたが、ある新作エロゲのライターを務める事が判明。あれ? ■ストーリー 世の中には、二種類のお兄ちゃんがいるらしい。 現実(リアル)の妹に絶望し、ゲームでも妹キャラに感情移入できなくなったお兄ちゃん。 そして現実(リアル)の妹に絶望したからこそ、ゲームの世界で理想の妹を求めるお兄ちゃん。 世の中には、一種類の妹しかいないと思う。 現実の兄に絶望して、男にまったく興味を持てなくなった妹。 主人公はエロゲーの妹をこよなく愛するお兄ちゃんだが、 現実(リアル)の妹からは汚物を見るような目で蔑まれている。 だが、ゲームの妹は現実とは違いお兄ちゃんに優しい。 こんな妹が欲しいな、と思った次の日、何とゲームの妹が現実にやってきたのだ! ●登場人物 大泉涼 主人公。イケメンだが生粋のオタクでシスコン。 地味に珍しいメガネキャラ。 大泉栞 CV.遠野そよぎ 主人公の現実の妹。女子バスケ部所属。 製作当初は義妹だったが後に実妹にジョブチェンジ。スタッフGJ。 ただし、近親相姦の背徳感は皆無に等しいので、要注意。 割とメタ発言する。 ラストは演出も相俟って涙腺崩壊必至。 大泉麻衣 CV.氷川めぐみ 主人公のプレイしているエロゲーから現実にやってきた理想の妹。 平気で下ネタとか言っちゃう。 妹尾美紀 CV.日向苺 主人公大好きの彰の妹。栞の親友。 バスケ部のマネージャーをしており、栞をサポートしている。 妹尾彰 CV.多邑辛多狼 主人公の悪友であり同じエロゲー仲間。 古賀剛 CV.三軒長介 バスケ部キャプテン。 他人を見下す嫌な奴に見えるが、あるルートでは大活躍する。 作中に出るゲーム一例 ○うちの妹は総理 通称うちいも。 モデルは幼なじみは大統領。 バッドエンドで他の男に寝取られる事から、うちの妹のばあいもモデルにしてあると推測される。 ○妹の接吻(きす)は邂逅(であい)の味 モデルは死神の接吻は別離の味。 タイトルに「妹」がありながら妹が攻略不可のクソゲーでワゴンの常連。 FDも絶望的。 主人公の好きなエロゲーで麻衣はこのゲームのキャラ。 ○いもうと孕ませ~お兄ちゃん、膣内に注ぎ込んで~ タイトル通りの内容。 主人公はあるイベントにて製作者を逆恨みする程素晴らしいセンスが溢れ出る。 現在追記中。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/soukokunoarterial/pages/134.html
悪魔 錬成 No 名称 種族 レア 支配力 コスト Slot HP 攻撃力 能力1 能力2 成長 入手法 編集 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 LV8 LV9 編集 ○ 0001 源 鴉烏 人間/悪魔 C 1 1 1 4 4 黒の闇界 - A1 - - - - - - - 鴉鳥イベント(EXルート4章)(悪魔ルート6章) 編集 ○ 0002 源 鴉烏 人間/悪魔 UC 1 1 1 4 4 狂気の槍 - H1 - - - - - - - 鴉鳥イベント(EXルート4章)(悪魔ルート6章) 編集 ○ 0003 源 鴉烏 人間/悪魔 R 1 2 1 6 7 再生術 - A1 - - - - - - - 鴉鳥イベント(EXルート4章)(悪魔ルート6章) 編集 ○ 0004 源 鴉烏 人間/悪魔 R 2 3 1 6 10 瞬間再生術 - S1 - - - - - - - 鴉鳥イベント6章 編集 ○ 0005 源 鴉鳥 人間/悪魔 UC 2 4 1 12 13 エクスチェンジ - S1 A1 S1 A1 - - - - 鴉鳥イベント(天使ルート7章)悪魔ルート7章(宮原戦後) 編集 ○ 0006 源 鴉鳥 人間/悪魔 SR 2 5 2 15 13 ダークマター - H1 S1 A1 - - - - - 鴉鳥イベント(天使ルート終章)悪魔ルート終章(鴉鳥イベント) 編集 ○ 0007 源 鴉鳥 人間/悪魔 EU 2 6 2 10 5 後衛迎撃 開放されし能力 S1 H1 H1 H1 H1 - - - EXルートクリア 編集 0008 シャドウ 天使/悪魔 EU 2 5 2 13 16 他種族嫌悪 光の拘束結界 - - - - - - - - EXルート(ガノエル戦後) 編集 0009 堕天使リエシェ 天使/悪魔 UC 1 1 1 5 4 上位悪魔の途 - S1 S1 - - - - - - 編集 ○ 0010 堕天使メウーラ 天使/悪魔 UC 1 1 1 4 4 混沌の秘策 - - - - - - - - - 悪魔ルート7章(キノールラザ戦) 編集 0011 堕天使メルコル 天使/悪魔 UC 2 3 1 9 9 悪魔の悪巧み - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0012 堕天使バステラ 天使/悪魔 R 2 4 1 11 12 瞬散撃 遠距離攻撃 S1 - - - - - - - 悪魔ルート7章(キノールラザ戦) 編集 ○ 0013 魔人ギレゼル 悪魔 C 1 1 1 4 3 - - S1 H1 - - - - - - ギレゼルイベント(人間ルート7章) 編集 ○ 0014 魔人ギレゼル 悪魔 R 1 1 1 3 4 組み換え戦術 二回移動 A1 - - - - - - - ギレゼルイベント(人間ルート7章)(悪魔ルート4章) 編集 ○ 0015 魔人ギレゼル 悪魔 UC 1 1 1 2 4 退避戦術 二回移動 - - - - - - - - ギレゼルイベント(人間ルート7章)(悪魔ルート4章) 編集 ○ 0016 魔人ギレゼル 悪魔 UC 1 2 1 7 8 暴虐の布陣 二回移動 S1 H1 - - - - - - ギレゼルイベント(人間ルート7章) 編集 ○ 0017 魔人ギレゼル 悪魔 R 2 3 1 9 10 狂気乱舞 二回移動 - - - - - - - - ギレゼルイベント(人間ルート7章)(悪魔ルート5章) 編集 ○ 0018 魔人ギレゼル 悪魔 UC 2 3 1 7 9 逆襲の一手 二回移動 S1 H1 S1 - - - - - ギレゼルイベント(人間ルート7章)(悪魔ルート6章) 編集 ○ 0019 魔人ギレゼル 悪魔 R 2 4 1 11 11 戦士の付術 狂気乱舞 A1 A1 S1 A1 - - - - ギレゼルイベント(7章) 編集 ○ 0020 魔人ギレゼル 悪魔 UC 2 5 2 14 16 覚醒の付術 狂気乱舞 A1 S1 - - - - - - ギレゼルイベント(人間ルート終章)(悪魔ルート終章) 編集 ○ 0021 魔人ギレゼル 悪魔/魔神 EU 2 6 2 18 19 ネアシュテール 異空間切断 A1 H1 S1 - - - - - 全ヒロインクリア後 編集 ○ 0022 歪魔エルンスト 悪魔 R 2 4 1 11 12 暗黒障壁 クラインベルゼ S1 S1 - - - - - - 悪魔ルート6章(ラグタス戦後) 編集 ○ 0023 歪魔エルンスト 悪魔 SR 2 5 2 13 13 闇界獄滅炎 グランベルゼ S1 A1 - - - - - - 人間ルート終章(ラグタス戦後)悪魔ルート7章(エルンストイベント) 編集 ○ 0024 中級悪魔ヴァザ 悪魔 UC 2 3 1 10 8 身代わり命令 - S1 S1 - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章) 編集 ○ 0025 中級悪魔ヴァザ 悪魔 SR 2 4 1 12 12 危険予知 戦略的帰還 S1 - - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章) 編集 ○ 0026 中級悪魔ヴァザ 悪魔 R 2 5 2 13 13 絶対防御の構え 戦略的帰還 - - - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章) 編集 ○ 0027 上級悪魔キノールラザ 悪魔 SR 2 3 1 8 9 勇者の付術 闇の闘士 A1 - - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章) 編集 ○ 0028 上級悪魔キノールラザ 悪魔 UC 2 4 1 11 11 格下への指図 みなぎる覇気 - - - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章) 編集 ○ 0029 上級悪魔キノールラザ 悪魔 R 2 5 2 15 14 悪魔の上下関係 無限の闘士 S1 - - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章) 編集 ○ 0030 睡魔女王シェヒラ 悪魔 R 2 3 1 8 9 精気の接吻術 - H1 S1 - - - - - - 悪魔ルート終章(シェヒラ戦後) 編集 ○ 0031 睡魔女王シェヒラ 悪魔 R 2 4 1 10 12 幽艶の接吻術 上位者の余裕 S1 S1 - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章)悪魔ルート終章(シェヒラ戦後) 編集 ○ 0032 睡魔女王シェヒラ 悪魔 R 2 5 2 12 13 魂の接吻術 暗黒の鼓舞術 A1 - - - - - - - シェヒライベント(人間ルート終章)悪魔ルート終章(シェヒラ戦後) 編集 0033 睡魔リターナ 悪魔 C 1 1 1 4 4 精気吸収 - S1 S1 - - - - - - リターナイベント4章(天慶第二学園 近郊 西部) 編集 ○ 0034 睡魔リターナ 悪魔 C 1 2 1 6 6 誘惑の微笑み - H1 - - - - - - - リターナイベント4章 編集 ○ 0035 睡魔リターナ 悪魔 UC 2 3 1 8 9 精気の接吻術 - S1 A1 - - - - - - リターナイベント4章 編集 ○ 0036 クェルインプ 悪魔 UC 1 1 0 3 3 強酸の暗礁弾 - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0037 スケルツディアス 悪魔 C 1 1 1 4 4 鉄壁の身代わり 無尽蔵 - - - - - - - - 編集 ○ 0038 睡魔スゥーティ 悪魔 UC 1 1 1 4 4 誘惑の微笑み - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0039 水棲進化した小邪鬼 怪物/悪魔 C 1 2 1 5 7 退避戦術 - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0040 オストディアス 怪物/悪魔 C 1 2 0 5 7 混沌の支配 - - - - - - - - - 編集 ○ 0041 レッサーデーモン 悪魔 C 1 2 1 7 7 上位悪魔の途 - - - - - - - - - 編集 ○ 0042 地の下級悪魔 悪魔 UC 1 2 1 8 6 絶対防御の構え - - - - - - - - - 編集 ○ 0043 水の下級悪魔 悪魔 R 1 2 1 7 6 消費魔力回復 - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0044 火の下級悪魔 悪魔 C 1 2 1 5 8 先陣を切る - - - - - - - - - 編集 ○ 0045 風の下級悪魔 悪魔 C 1 2 1 6 6 瞬間回避 - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0046 下級悪魔ワムナフ 悪魔 UC 1 2 1 5 7 混沌の支配 - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0047 吸魔 悪魔 C 1 2 0 7 6 精気吸収 - - - - - - - - - 編集 ○ 0048 睡魔メルコラ 悪魔 UC 1 2 0 6 7 精気の接吻術 - S1 S1 - - - - - - 編集 ○ 0049 愛欲の誘惑 悪魔 C 1 2 0 8 7 淫魔の抱擁 - - - - - - - - - 悪魔ルート終章(シェヒラ戦) 編集 0050 歪融悪魔 怪物/悪魔 C 2 3 1 8 9 混沌の支配 - - - - - - - - - 編集 ○ 0051 ナトルディアス 怪物/悪魔 C 2 3 1 10 9 上位悪魔の途 - - - - - - - - - 編集 ○ 0052 悪魔キルラウグ 悪魔 UC 2 3 1 9 8 アシッドタッチ - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0053 炎獄の殺人鬼 悪魔 UC 2 3 1 10 10 - - - - - - - - - - 天使ルート終章(セルベルグ戦) 編集 ○ 0054 天肉の殺人鬼 悪魔 R 2 3 1 10 8 クラインベルゼ - - - - - - - - - 天使ルート終章(セルベルグ戦) 編集 ○ 0055 死醒の殺人鬼 悪魔 C 2 3 1 8 8 一撃への助走 - - - - - - - - - 錬成 編集 ○ 0056 生命の殺人鬼 悪魔 UC 2 3 1 8 7 暗黒の鼓舞術 - - - - - - - - - 錬成 編集 ○ 0057 荒ぶる吸魔 悪魔 C 2 3 0 8 7 精気吸収 - S1 - - - - - - - 編集 ○ 0058 淫魔マカト 悪魔 R 2 3 1 10 8 淫魔の抱擁 悪魔の上下関係 S1 - - - - - - - 複製 編集 ○ 0059 サクラミア 悪魔 UC 2 3 1 9 6 猛毒の接触 恐怖の接触 - - - - - - - - 編集 ○ 0060 黒騎士ナエリ 悪魔 R 2 3 1 7 8 遠距離攻撃 長距離射撃 S1 S1 - - - - - - 編集 ○ 0061 グレーターデーモン 悪魔 R 2 4 1 9 9 悪魔の結束力 - - - - - - - - - 編集 ○ 0062 地の上級悪魔 悪魔 C 2 4 1 12 10 フロントガード - - - - - - - - - EXルート4章(絶望の皆夢 コゴナウア戦)EXルート6章(天示殻 智天使の心臓部 覚醒の同調者戦)(天示殻 救世の天環 強欲の聖学者戦) 編集 ○ 0063 水の上級悪魔 悪魔 R 2 4 1 11 8 フェールの幻覚術 - S1 - - - - - - - EXルート4章(絶望の皆夢 コゴナウア戦)EXルート6章(天示殻 智天使の心臓部 吸魔を愛する睡魔戦) 編集 ○ 0064 火の上級悪魔 悪魔 UC 2 4 1 8 12 混沌の秘策 - - - - - - - - - EXルート4章(絶望の皆夢 コゴナウア戦) 編集 ○ 0065 風の上級悪魔 悪魔 R 2 4 1 10 9 遠距離攻撃 - - - - - - - - - EXルート4章(絶望の皆夢 コゴナウア戦)Exルート6章(天示殻 ノアの子宮 天使パハーリア戦) 編集 ○ 0066 上級悪魔メウリエテ 悪魔 UC 2 4 1 12 12 逆進の超越 - - - - - - - - - EXルート6章(天示殻 ノアの子宮 漆黒の魔霊戦)(天示殻 智天使の心臓部 吸魔を愛する睡魔戦)(天示殻 救世の天環 栄傑の黒騎士戦) 編集 ○ 0067 吸魔を愛する睡魔 悪魔 UC 2 4 1 9 12 淫魔の抱擁 危険予知 S1 - - - - - - - 共通ルート1章(ゼヴァリネ戦 EX危険種)天使ルート7章(シェヒラ戦)悪魔ルート終章(シェヒラ戦)EXルート4章(死醒の主イベント戦) 編集 ○ 0068 上級悪魔ホゼナ 悪魔 C 2 5 1 10 15 ダークマター - S1 - - - - - - - 共通ルート1章(NTD天慶ビル1F)(EX危険種)共通ルート3章(西MHI島)(EX危険種) 編集 ○ 0069 栄傑の黒騎士 人間/悪魔 C 2 5 1 14 14 孤高勇士 - S1 S1 - - - - - - 共通ルート3章(西MHI島)(EX危険種) 編集 ○ 0070 コゴナウア 悪魔 UC 2 5 1 14 14 逆進の超越 - - - - - - - - - 人間ルート終章(宮原戦 4体出現)天使ルート5章(磁粒を束ねるモノ戦)セルベルグの魔城(イキルカルモノ戦)EXルート6章(ハァゲンティ戦) 編集 ○ 0071 炎獄の主 悪魔 UC 2 5 1 12 13 ファストブレイク 悪魔の上下関係 S1 - - - - - - - 天使ルート終章(セルベルグ戦)鳴海イベント終章(鳴海の兄戦) 編集 ○ 0072 天肉の挑戦者 悪魔 UC 2 5 1 13 11 ノックバック 悪魔の上下関係 S1 - - - - - - - 天使ルート終章(セルベルグ戦) 編集 ○ 0073 死醒の主 悪魔 UC 2 5 1 15 10 フロントガード 悪魔の上下関係 S1 - - - - - - - 錬成 編集 ○ 0074 告死悪魔ベルサール 悪魔 UC 2 5 1 14 12 フィアルセの束縛 悪魔の上下関係 S1 - - - - - - - 錬成 編集 ○ 0075 死霊歪魔デールマル 怪物/悪魔 SR 2 5 1 12 9 霊族耐性 ネアシュテール S1 - - - - - - - 天使ルート終章(セルベルグ戦) 編集 0076 死歌で惑わすモノ 悪魔 R 2 5 1 16 8 闇の小夜曲 永久の鎮魂歌 S1 - - - - - - - GO・IS・BILL 2F(危険種) 編集 0077 歪秤王女ルファティ 悪魔 SR 2 5 1 15 7 グロースピラ 王女の指揮 S1 - - - - - - - 共通ルート(東蒼川地区)(危険種) 編集 0078 魂の大狩人 怪物/悪魔 R 2 5 1 12 9 霊族耐性 永久の鎮魂歌 S1 - - - - - - - 天使ルート6章限定(タルダルム要塞城門塔)(危険種) 編集 0079 歪みのタクハイビン 怪物/悪魔 SR 2 5 1 17 13 転移移動 煌めく暗黒 S1 - - - - - - - 鳴海親睦イベント進行必須(鳳由物流センター1F上層)(危険種) 編集 0080 奈落のゲートキーパー 悪魔/魔神 SR 2 6 1 20 10 グロースピラ カリスマ支配 S1 S1 - - - - - - 共通ルート3章(西MHI島)(EX危険種) 編集 ○ 0081 死神ラグスムエナ 人間/悪魔 R 2 4 2 14 12 断命の大鎌 闇の者の連携 - - - - - - - - 錬成(アペンド01) 編集 ○ 0082 無邪気なリリィ 悪魔 R 1 1 1 5 5 再登場 姫狩りメンバーズ - - - - - - - - 錬成(アペンド01) 編集 ○ 0083 ツンデレリリィ 悪魔 SR 2 3 2 10 10 イルザの束縛術 姫狩りメンバーズ - - - - - - - - 錬成(アペンド01) 編集 ○ 0084 一人前リリィ 悪魔 EU 2 5 3 15 15 ティルワンの闇界 姫狩りメンバーズ - - - - - - - - 錬成(アペンド01) 編集 ○ 0085 暴君ブリジット 悪魔 R 2 4 2 11 14 高速旋風脚 姫狩りメンバーズ - - - - - - - - 錬成(アペンド01) 編集 ○ 0086 苦労人オクタヴィア 悪魔 R 2 4 2 12 13 ケルト=ルーン 姫狩りメンバーズ - - - - - - - - 錬成(アペンド01) 編集 ○ 0087 魔王軍団長オーク 悪魔 R 1 2 1 7 7 鉄壁の身代わり 魔王軍の誇り - - - - - - - - 錬成(アペンド01) 編集 0088 魔王軍団オーク 悪魔 C 1 1 1 5 3 無尽蔵 - - - - - - - - - オークランド(アペンド01) 編集 ○ 0089 ジャイ子 人間/悪魔 UC 1 2 0 6 0 一撃への助走 ヘビーブレイク - - - - - - - - 錬成(アペンド02) 編集 ○ 0090 歪魔エルンスト 悪魔 R 2 4 1 10 13 恐怖の接触 暗黒の鼓舞術 S1 - - - - - - - 錬成(アペンド03) 編集 ○ 0091 融合進化した真邪鬼 怪物/悪魔 R 2 3 1 7 9 アシッドタッチ 消沈の呪縛 - - - - - - - - 錬成(アペンド03) 編集 ○ 0092 旅剣士カーリアン 悪魔 R 2 5 3 10 8 連鎖粉砕 白露乱舞 - - - - - - - - 錬成(アペンド03) 編集 ○ 0093 飛天魔ファーミシルス 天使/悪魔 SR 2 5 3 12 9 連接剣双伸張 将軍の指揮 - - - - - - - - 錬成(アペンド03) 編集 ○ 0094 歪魔ありさ 人間/悪魔 SR 2 4 1 8 10 うそ泣き グラビティゾーン A1 S1 A1 H1 S1 H1 H1 - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0095 大魔王めひーしゃ 天使/悪魔 SR 2 6 2 16 12 スナイパーアイ シュロムベルゼ A1 H1 A1 H1 A1 S1 H1 H1 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0096 睡魔リターナ 悪魔 R 2 5 2 11 10 幽艶の接吻術 悪魔の結束力 H1 A1 S1 A1 - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0097 天魔カキア 天使/悪魔 C 2 3 0 9 6 後退指示 戦略的撤退 S1 - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0098 淫魔ノワル 悪魔 C 1 2 1 6 6 精気の接吻術 - - - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0099 睡魔ルキス 悪魔 C 1 2 0 6 5 他種族嫌悪 - S1 S1 - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0100 悪魔キュアネス 人間/悪魔 R 2 3 0 8 5 暗闇の雲 - S1 S1 S1 - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0101 神速悪魔ウィンディア 悪魔 UC 2 3 1 5 10 瞬間回避 - S1 - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0102 上級悪魔キルラ・メリエ 怪物/悪魔 UC 2 4 1 12 11 ポイズンタッチ - S1 - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0103 睡魔ラヴァツィーネ 悪魔 R 2 5 2 13 12 魂の接吻術 闇の闘士 - - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0104 上級悪魔メウリオーテ 悪魔 R 2 5 1 11 13 串刺し 逆進の超越 S1 - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0105 盛装悪魔ニルーニャ 悪魔/魔神 EU 2 6 0 12 8 リクリュージョン オペラシオーネ S1 - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集 ○ 0106 睡魔シャルティ 悪魔 UC 2 3 2 7 7 精気吸収 淫魔の接吻 - - - - - - - - 錬成(アペンドver.2.0) 編集
https://w.atwiki.jp/arcoiris/pages/133.html
高潔なる炎の紅(ファイヤー・レッド)。 清廉なる氷の蒼(アイス・ブルー)。 魔なる者の祝福を受けて、世に産み堕とされた双つの種子。 育まれ、芽吹き、艶やかに咲いた双つの華。 魅惑の花弁と、誘惑の芳香と、堕落の毒素を併せ持つ者たち。 人智及ばぬ『魔女の秘蹟』(ウィッチ・クラフト)を操る者たち。 魔女と謳われ、畏れられる闇の申し子たちを葬り去るものが、この天地の狭間に存在するならば。 それは、やはり同じく、魔なる理の元に生じた夜色の怨念。 悪魔の呪詛に他ならなかった。 荒れ狂う、魔力の波濤。 瘴気と硫黄を伴いて、禍々しい叫びを上げる上位魔族(グレーター・デーモン)。 爛々と、赤く、熾火のように揺らめく瞳が、互いに寄り添う様にして抱き合った、双りの魔女の姿を映し出す。 幾重にも連なる魔術象形文字が描き出す、複雑怪奇な儀式魔法陣の、妖しい紫の燐光の中。 互いが、互いの流した血に塗れた双りの魔女は、死に瀕した躰を支え合いながら、不撓不屈の眼差しで持って、上位魔族の撒き散らす瘴気に抗っていた。 絶えず、流れ落ちていく生命の奔流と引き換えに、刻一刻と、冷酷な死神の足音が近付いてくる。 餓えた魔力では、碌な魔術を織る事が敵わない。 受け継ぎ、身に備わった秘蹟を、顕現させる事も敵わない。 今にも受肉と顕界を果たさんとする悪魔を前に、抗う術を持たない魔女たちの生命は、風前の灯火と云えた。 上位魔族が、歓喜の咆哮を上げる。 魔の祝福の元に産まれ、磨き抜かれた双りの魔女の魂は、恐らくはその眼に、垂涎の供物として映っている事だろう。 これより双りに訪れる、逃れえぬ死の運命は、心地よい断末魔の悲哀と絶望によって、珠玉の魂を、更に甘美なる贄へと昇華させる筈だ。 望外の供物。 その味に想いを馳せて、陶然となる。 加えて、どちらの供物も、見目麗しく咲き誇る華。 一息に終わらせず、折れそうな程にたおやかな肢体を、弄ぶも一興だろう。 喰らった者の魂を、生前の姿のままに、永遠の獄中に捕らえる事さえ、魔の業を持ってすれば容易いのだから。 昏い悦びを、醜悪な面に隠そうともせずに貼り付けて、悪魔は嘲笑った。 いまだ、気丈な眼差しで己を睨み付け、憐憫を覚える程にちっぽけな抵抗を試みている、双りの魔女を睥睨する。 幾百年ぶりに、地上へと喚起された躰は、飢えて、渇ききっていた。 地獄の罪人達の味にも、とうに飽きていた処。 丁寧に皿に盛り付けられた馳走を前に、大人しく指を咥えたままでいる理由は無い。 一刻も早く、貪り、喰い散らかし、犯したかった。 悪魔は、原始的な本能のままに、供物たる魔女の総てを欲する。 無粋な肉の枷に囚われた双りの魂を、諸共に掌中に納めるべく、相応しい力を解き放つ。 放たれた力は、破壊を孕ませ、死を堕胎させる黒の波動となって、双りの魔女を呑み込まんと襲い掛かった。 並の魔術師が操る魔導の業を、幾ら束ねた所で、その力の足元にも及ばないだろう。 魔女の生命を奪い、肉体を破壊するに余りある威力。 疲弊し、魔力を枯渇させ、秘蹟の顕現さえままならない双りに、この窮地を乗り越える術は無い。 避ける事も、耐え抜く事も不可能だ。 悪魔は、一瞬の後には、己のものとなる魔女たちの事を思い、亀裂のような笑みを浮かべた。 そして、悪魔は目にする。 紫の、魔法陣の輝きの中。 黒く、禍々しい波動を前に。 血の朱に染まり、寄り添う紅と蒼。 双つの華が、美しく淫らな接吻を交わす様を。 ◆ 解き放たれる、悪魔の力。 迫る、終焉の刻限。 瞬きの後に、己の生命を奪い去る不可避の破壊を目前に。 魔女と謳われた、紅い華の様な『少年』は、しかし、その脅威すら忘れ去っていた。 “ふわり”と、鼻腔を擽る甘い香り。 軽やかに頬を撫でた、絹糸の様な蒼氷色の髪(アイス・ブルー・ブロンド)。 そして―― 「――――ッ――!?」 唇に触れた温もりも、柔らかささえも、蜜の様に濃厚で我を失う。 極北の宵空よりも澄み渡る、蒼夜色の瞳(ミッドナイト・ブルー・アイ)が、紅い魔女の、呆然とした表情を映し出していた。 咄嗟の事態に、強張る躰と、戦慄く唇さえ意に介さず、無遠慮な舌が押し入ってくる。 “ゆるり”と、混じりあう唾液の滑り。 “ぬらり”と、強姦めいて紅い魔女の舌を組み伏せ、絡み合う舌。 熱く、それでいて纏わりつく、粘性の水の中で溺れている。 そんな錯覚に支配された。 一瞬にも満たない接吻である筈なのに、それは永遠のように、紅い魔女の脳から、遠慮呵責なく酸素を奪う。 世界から、音と、色と、確かな容が失われた。 聞こえる音は、交じり合う唾液と、絡み合う舌の淫らな音だけ。 見える色は、唇を介して触れ合った、蒼い華の様な『少年』の姿を飾る色だけ。 理解できる容は、凍てる薔薇を思わせる、美しく蒼い魔女の容だけだ。 生と死の境に於いて、行き成りに紅い魔女の唇を奪った、蒼い魔女は、こんな時でも、平時と変わらぬ表情を浮かべていた。 無様に戸惑っている紅い魔女の姿を、嘲笑っているかの様な、挑発的で、不遜な、冷酷という言葉が似合う笑み。 腹立たしいと云う想いが、一瞬、紅い魔女の脳裏を掠める。 しかし、それさえも、交わす接吻の熱さに、忽ちの内に霧散した。 「んっ……はっ、ぁ……」 昂ぶり、喘ぐ様な吐息を押し殺すことが出来ない。 唾液に混じって、氷の様に静謐な炎の熱さが、流し込まれる様だ。 その熱は、躰の内側から湧き上がり、紅い魔女の心を融かしていく。 母を除いた他人との、初めての接吻。 無理矢理に、犯されているのだと思った。 だと云うのに、拒むことが出来ない。 何が腹立たしいかと言えば、強引な接吻も、身を灼く熱も、どちらも嫌悪を覚える所か、ともすれば、それ以上を求めてしまいそうになる己自身が、一番、腹が立つ。 紅く豪奢なドレスの下でも、もう一人の己が熱を持ち、滾っていくのが判った。 接吻の相手は、同じ魔女の名を冠した『男』であり。 一刻にも満たない前までは、互いに、殺し合っていたと云うのに。 だが、それは相手も同じ事。 蒼い魔女もまた、冷めた表情を見せてはいるが。 蒼氷の眼差しの奥深く、揺らぐ、官能の炎は隠し切れていない。 処女雪の様に白い頬は、うっすらと紅潮している。 「くっ……ぁ、ふぁ……」 心なしか、絡んでくる舌の動きが激しくなった。 紅い魔女は、気付いていない。 蒼い魔女の舌の激しさが、己の舌の動きに応えてのものだと云う事に。 蒼く清楚なドレスの下、蒼い魔女の分身もまた、押さえ切れぬ熱に滾っているに違いなかった。 永遠と思われた、唇と舌と唾液の戒めが、解き放たれた。 “つぅ”と、夢の様な接吻の名残の証と、双りの魔女を、透明な蜜の糸が繋いでいた。 蒼い魔女が、喘ぐように息を吐き出す。 冷たく澄んだ、氷細工の鈴の様な声音に、僅かに名残の熱を滲ませて、紅い魔女の姿を瞳に映し出した。 気高く燃え盛る様な、紅炎色の髪(ファイヤー・レッド・ブロンド)。 夜の終わりを告げる炎の輝きを宿した、紅暁色の瞳(サンライズ・レッド・アイ)。 美しく、紅い魔女へと告げる。 「――契約だ。『俺』の総てを、お前にくれてやる。お前は、俺を、あらゆる敵から護る『楯』となれ」 迫る死に抗う意志を、紅い魔女に託した。 「お前の総てを、俺に寄越せ。俺は、お前の、あらゆる敵を討つ『剣』となる」 本来、それは契約の前に交わされる約定だ。 一方的な取り決めを、承諾する謂われは何処にも無い。 しかし―― 「俺と共に在れ。赤の第五位は〝想楯〟の魔女。フランディア・ローズレッド」 目前には、悪魔が手招く死の気配。 蒼い魔女と共に死ぬか。 蒼い魔女と共に生きるかの、二者択一。 接吻の熱が、凍えた躰に、今一度の炎を灯す。 死の冷たさに抗う『魔女の秘蹟』を、再び、顕現させる力が宿るのであれば。 これより先、紅い魔女の運命が、蒼い魔女と共に在る事を誓う契約を、受け入れても良いとさえ想ってしまった。 紅い魔女の、悪意さえ焼き滅ぼす炎が、宙に神秘の紋章を描いていく。 描かれた紋章は、旧き時代に、楯を意味するとして用いられたもの。 炎が描く楯の紋章は、正しく万難を阻む炎の楯を顕現させ、悪魔の波動を防ぎ切る。 「勝手な……勝手な事を!」 紅い魔女が、フランディアが声を上げた。 己の躰さえ支え切れない程に疲弊しがらも、口許には変わらず、冷たい笑みを貼り付けている蒼い魔女に向かって。 これまで数多の生命を奪い去ってきた、血塗られた、それでいて誇り高い暗殺者に向かって。 「『僕』に……僕に、貴方を護れと云うのですか! 殺し屋を!」 「そうだ、護り屋。さもなければ、双りともここで死ぬ。俺も、お前も。共に、まだ終われぬ理由があるだろう」 蒼い魔女の言葉は、真実だ。 接吻と共に委ねられた力で、かろうじて火の〝想楯〟の『魔女の秘蹟』を顕現する事が許されている。 それも、何時まで持つか。 未だ、秘蹟が生み出す炎の楯は不完全なままだ。 上位魔族の力を相手に、拮抗できているのが僥倖と云える。 蒼い魔女との、一方的な接吻によって結ばれた、薄弱な繋がりだけで、この力。 確かに、双りが、正式な契約を結びさえすれば、一先ずは窮地を脱せるだろう。 だが、それで、どうしようと云うのか。 殺し合った者同士が、違う生き方の者同士が共にあって、どうなろうと云うのか。 「俺は、既にお前を選んだぞ、フランディア。そして、お前が俺を選ばなければ。死ぬのは同じだ。さぁ、どうする?」 本当に、勝手な話だ。 不遜で、我侭で、傍若無人と云って良い。 猫を被っていた時の、深層の令嬢もかくやと云う淑やかさは何処に消えたのかと問い詰めたい。 “ぎり”と、奥歯を噛み締めた。 共に死ぬか、共に生きるか。 問われるまでも無く、答えは決まっていた。 共に、終われぬ想いがあるのなら。 共に、戦う意志があるのなら。 その先に、例え、どれほどの苦難が待ち受けているとしても。 双りには、確かに、生き抜く理由があるのだから。 「……フラン」 フランディアが、蒼い魔女へと、答えを返した。 「僕は、フランです。そう呼んでください、蒼の魔女。貴方の総てを、僕が貰う。僕は、貴方を、あらゆる敵から護る『楯』になる。僕の総てを、貴方に委ねる。貴方は、僕の、あらゆる敵を討つ『剣』となる。ここに――双りは、契約を結ぶ」 誓いの言葉は、互いの魂に刻まれ、二度と離れぬ様に結び付ける。 「僕と共に在れ。青の第五位は〝想剣〟の魔女。クローディア・ブルーローズ」 「契約は成立だな。ならば、俺の事もクロウと呼べ」 結ばれた契約。 接吻よりも熱く、燃え上がる力。 猛る炎は、悪魔の瘴気さえ焼き滅ぼす、想いの楯となって双りを護る。 業火を纏い、紅炎の髪を靡かせ、紅い眼差しに悪魔の姿を映し出して、フランは告げた。 迷いの無い、勝利の宣誓を。 「我が勝利――高潔なる炎と共に」 クロウもまた、告げる。 「我が勝利――清廉なる氷と共に」 双りの魔女の言葉が、唱和する。 『我らが勝利――氷炎の誓いと共に』 ◆ 七虹都市アルコ・イリス。 その昔、星が堕ちたと伝えられる地に栄える、都市国家だ。 都市の中央には、天に向かい聳え立つ、巨大な塔。 虹の七色をそれぞれに冠した、七つの大通りに添って、都市は整然と広がっている。 都市の地下には、いまだ全容が明らかにされていない、古代の遺跡が存在した。 元は、遺跡に挑むべく集まった冒険者たちと、彼らからの利潤を狙う商人たち。 そして、遺跡から発掘される古代の技術や、魔法に魅せられた魔術師たちの手により興された街だと云われる。 多様な人が集まり、それぞれの技術や知識が遣り取りされた結果、都市は、大陸でも有数の発展を遂げてきた。 来る者は、それが何者であれ拒まず。 去る者は、虹の輝きに魅せられた様に、居なかった。 富める者も、貧しき者も。 老いも、若きも。 人も、人ならざる者も。 総てに等しく門戸を開き、迎え入れる虹の都。 黄金の時代と、暗黒の時代を同時に象徴するかの様な、摩訶不思議な都市こそが、アルコ・イリスなのだった。 虹陰暦999年7月、第1週、赤の曜日。 太陽は、既に中天を過ぎている。 “じりじり”と照り付ける初夏の陽射しは、ついこの間まで梅雨が居座っていた事を忘れさせた。 アルコ・イリスが存在する大陸の気候は、温帯に属している。 四季の巡りが存在していた。 アルコ・イリスは、七つの大通りの一つ。 紫の色を冠した、竜胆(ゲンティアナ)通り。 魔術に関わる者が、多く集まる通りの一角に存在する、洒落たオープン・カフェのテラス。 紅い華を思わせる、見目麗しい少女は、上機嫌に氷菓(シャーベット)を浮かべた果実水(ジュース)に舌鼓を打っていた。 専属の氷術師を雇い入れ、夏場でも氷菓が味わえるとして人気の店だ。 術師の腕も良く、氷菓の生命とも云うべき、舌の上で“さらり”として儚く消える口溶けは、粉雪を思わせる。 甘過ぎず、くど過ぎず、果実水との取り合わせを考えられた味付けも良い。 それでいて値段も比較的、手頃な為、店内には学生の姿も多く見受けられた。 アルコ・イリスの中央塔、『虹星の叡智』(アルマゲスト)の内部に施設を有し、大陸の最高学府の一つとまで謳われる、魔術学院の生徒達だ。 学生達を初め、店内で接客に従事している数人の女給仕(ウェイトレス)。 果ては、強い日差しの下、汗ばみながら道を行く人々が、ふとした拍子に、夏場のカフェに咲いた紅い薔薇の姿に心奪われ、魅入られた様に溜息をついた。 人も、森の民(エルフ)も、鬼(オーガ)も、翼持つ民(フェザーフォルク)も。 のみならず、日陰を歩く猫や、空を舞う鳥と云った獣達さえも。 少女の姿を見止めた瞬間に、同じ病に陥った。 人と、人ならざる者達が、一切の分け隔て無く、人間の、年頃の少女の容をした者の美しさに、揃って頭を垂れたのだ。 天地の狭間に、思想を、種族を、歴史さえも越える永遠普遍の美が存在するならば。 紅に彩られた少女こそが、その持ち主に違いなかった。 赤々と燃え盛る様な、紅炎色の髪。 夜明けの色を宿した、紅暁色の瞳。 紅薔薇色(ローズ・レッド)のドレスを纏う姿は、古の時代に描かれた、愛と炎の女神の宗教画にも似ている。 しかし、少女を女神に喩えるのは間違っているだろう。 少女は、神に非ず、魔なる者の祝福を受けて生まれ堕ちた者。 魔女であり。 そして、如何に美しく女の装いで着飾っていても、れっきとした『男』であるのだから。 「あむ……ん、美味しい」 冷たい銀の匙(スプーン)に載せられた氷菓が、蕾のような唇へと運ばれる。 一連の動作を、遠巻きに、食い入る様に見つめていた女生徒の一人が、“うっとり”とした溜息を最後に気を失った。 隣では、女生徒と交際している男子生徒が、白昼夢を見ている様に、焦点の定まらぬ眼差しを向けている。 其処彼処から投げ掛けられる無遠慮な視線を、何時もの事と、務めて気にしない様にして、紅い魔女、フランディア・ローズレッドは氷菓へと向き直った。 「ねぇ、君。一人? 良ければ、相席をお願いしても構わないかな?」 突然に軽薄な言葉を掛けられ、胸中で溜息を吐きながら、ゆっくりと顔を上げる。 思った通り、軽薄そうな印象の男が、下卑た欲望を瞳の奥にちらつかせて、こちらを見ていた。 “にこり”とした笑顔を作り上げて、花開く様な声で、“ばさり”と切って捨てる。 「『僕』とですか? お断りします。先約がありますので。お食事なら、空いているお席に座って、周りに迷惑をかけない様に、お一人でどうぞ」 少しだけ、言葉に力を乗せた。 加えて、笑顔。 自分が悪意を持って浮かべる笑顔が、他者にどの様な影響を及ぼすか、フランディアは良く承知している。 「……はい」 軽薄そうな男は、忽ちの内に、夢遊病者の様な足取りで、フランディアの言葉に従った。 煩わしいとさえ想う力では在るが、立派な、フランディアの武器の一つだ。 気を取り直して、再び、氷菓を口に運ぶ。 そこに―― 「相変わらず罪作りな男じゃのう、フランディア」 時代が掛かった、女の言葉が耳に届く。 聞き覚えのある声であり、待ち合わせていた相手の声でもある。 「しかし、じゃ」 声の主たる女は、周囲の、骨抜きとなっている生徒らを、“ぐるり”と見渡すと、呆れた様に溜息を吐いた。 「わらわは、そなたの力に賞賛を送るべきか。それとも、こうもあっさりと魔女(ウィッチ)に魅了される生徒達を叱るべきか。どちらが良いかのう。全く。大陸の最高学府の誉れが、聞いて呆れるわ。最も、相手が魔女の力を有する男、『男魔女』(ウォーロック)とあっては、いた仕方が無い事かも知れぬがの」 “くつくつ”と、何かを推し量る様な笑い声。 「止めてください。これでも、抑える様に努めているんですよ? それでも、やはり霊覚が鋭い方々を、誤魔化す事は出来ない様です。流石は、魔術学院の学徒ですね。それと、フランディアと呼ばれるのは、余り好きでは無いのですが」 笑い声に応えて、フランディアが視線を上げる。 青白い、蛍火色(ファイアフライ・ホワイト)の髪。 燻んだ冷灰色(フロスティ・グレイ)の眼差し。 色素の薄い白の肌と、古風な黒の学生服の取り合わせ。 しなやかな猫を思わせる『肉の躰』で、しっかりと地を踏み締めて。 魔術学院に席を置く実践派、修学派の生徒を共に総べる、魔女にして、亡霊にして、死神であると謳われる女怪。 〝阿片の美姫〟とも称される、400歳を越えた少女が、不適な笑みを浮かべてフランディアを見つめていた。 「世辞は良い。こうも容易く魅了される様では、修行不足との誹りは免れぬであろう? 事実、学院から離れている『今の』わらわでも、こうして耐えておるのじゃからな。ふむ。そう云えば、そうじゃったの、フラン。久しぶりなので、つい、うっかりとしておった」 「確かに、そうですね。お久しぶりです。紫の第四位は〝求め〟の魔女、アルテミシア・バーニアット、魔術学院生徒会長。それで、僕にご依頼とは何でしょうか?」 「赤の第五位は〝想楯〟の魔女、フランディア・ローズレッドに。護り屋に、頼みたい事など一つしかあるまいよ」 「アルテミシアさんが、こうして直々に出向いて来た所を見ると、何やら一筋縄ではいかない案件の様ですけれど」 「うむ。時にフラン。今朝のアルコ・イリス・クロニクルに目は通したかの?」 アルコ・イリスでは、最も発行部数が多く、街の住人たちに新鮮な情報や話題を提供し続けている新聞だ。 「ええ、読みましたよ。と云う事は、やはり、あの記事が関係あるのですか。アルテミシアさんが、僕を呼んだのは」 フランの脳裏に、今朝、目にしたばかりの新聞の、一面を飾っていた記事の内容が思い起こされる。 アルテミシアは、フランの問いに、肯定だと頷きを返した。 記事の見出しには、こう合る。 『〝斬り裂き魔〟再来!? 魔術学院生徒、襲撃される!!』 「〝斬り裂き魔〟と云えば、確か100年程前に、この街を騒がせた殺人鬼の異名ですよね」 アルコ・イリスには、七つの大通りそれぞれに、一人ずつ顔役が存在している。 当時、その顔役の一人までもが犠牲になったと云う事もあり、街ではちょっとした恐慌が起こり掛けた。 議会から、多額の懸賞金が掛けられるも、それを目当てに集まった多くの賞金稼ぎ達さえ返り討ちにして、殺人鬼は歴史の闇にひっそりと消えた。 「結局、当時の『泉の守り手』(ラグナ・ガーディアン)も〝斬り裂き魔〟を捕える事はおろか、正体さえ突き止められなかった」 アルコ・イリスの治安維持に関して、多大な権限を有する機関だ。 やはり〝斬り裂き魔〟の事件に関しては、相当数の職員が犠牲になったと云われる。 「七虹都市を、恐怖の坩堝へと叩き込んだ謎の殺人鬼。その正体については様々な憶測と噂が飛び交い、今では最早、一個の伝説とまで云っても良い、血塗られた逸話を作り上げた」 〝斬り裂き魔〟の事件について纏め、正体を考察する書籍も、10冊や20冊では足りない程に発行されている。 「今でも、類似する事件が起こる度に、人々には耳慣れた常套句として用いられるしのう。春先の石榴石(ガーネット)通りで起こった連続婦女殺人事件の時も、新聞には〝斬り裂き魔〟の見出しが躍っておったのを覚えておるわ」 アルテミシアは、夢見心地となっても職務に忠実な女給仕に、薫り高い珈琲(コーヒー)を持ってこさせると、優雅な所作で、それを口にした。 「……うん。ここに来たのは久しぶりじゃが、相変わらず良い豆を使っておる。最も、わらわよりもフランの方が、飲んでいて様にはなると想うのじゃがな」 「乳(ミルク)と砂糖(シュガー)をたっぷりと入れたものならば、好物ですよ」 「珈琲は、漆黒であるからこそ、薫り高く美味であるのに。相変わらず、子供の様な味覚じゃて」 「だって、苦いんですもの」 フランは、氷菓を掬いながら、たおやかな微笑を浮かべた。 「今回の〝斬り裂き魔〟……まだ犯人は捕まっていないそうですね」 「うむ。導師達は、事態の揉み消しに奔走しておるが、やはり人の口に門は造れぬのう。幸い、かろうじて死傷者は出ていないと云うだけの話じゃ。既に、今朝までに4人が襲撃された」 「そうですか……」 フランは、何事かを考え込む様な素振りを見せた。 「それで、僕はどなたを護れば良いのですか? アルテミシアさんの事です。恐らくは犯人の正体か、さもなくば次に襲われる人物かに、目星をつけているのではと推測するのですが」 フランの言葉に、アルテミシアが“くっ”と、笑みを零した。 「まぁ、待つが良い。聡い事は美徳じゃが、物事には、何にでも順序と云うものがあるじゃろう。此度の〝斬り裂き魔〟についても同様にの。とは言っても、何から話すべきか。……そうじゃの。この事件の最初の被害者。ソルティレージュ・アン・アトガルド・エトナシア。あ奴が愚かにも、伊達眼鏡をかける様になった事が、そもそもの発端じゃ。その所為で、血塗られた伝説の殺人鬼が、紛いものでは無い『本物』の〝斬り裂き魔〟が、アルコ・イリスに蘇ってしまった」 「……はぁ。伊達眼鏡、ですか」 「うむ。伊達眼鏡じゃ」 伊達眼鏡と伝説の殺人鬼の間に、果たしてどの様な関連性があるのか、流石に思い至れず、フランが困惑の声を上げる。 〝想楯〟の炎の魔女の元に、〝求め〟の学院の魔女によって持ち込まれた護衛の依頼。 それが後に、自らの運命の邂逅へと繋がっていく事を、この時のフランには知る由も無かった。 世界に産み堕とされ、艶やかに狂い咲いた、紅と蒼の双つの薔薇。 魔女として生を受けた、美しき双りの『少年』達の、耽美な恋愛譚の始まりは、やはり銀月色(ムーンライト・シルバー)の髪と、蝕紫色(イクリプス・ヴァイオレット)の瞳を有する吸血鬼の、エレガントには程遠い伊達眼鏡だったのだ。