約 1,336 件
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1751.html
(投稿者:ししゃも) 「お姉ちゃん」 まだ幼い顔をしている千早は小さな人差し指を口で咥え、着物の裾を引っ張っていた。後ろ髪をゴムで括りつけ、愛嬌のある顔をした千早に呆れながら、「ほら。もう10歳なんだからね」と真美は軽く注意する。 真美の故郷である青森県北部の、小さな集落が置かれたそこで夏祭りが始まっていた。二人がそこへ向かおうとしている道中の、長い長い階段を昇っていたときのことだった。 「疲れたよ、お姉ちゃん」 「しょうがないね。ちょっとここで休憩しようか」 時刻は夜。羽虫の鳴き声が、真美たちを挟むように生い茂る木々の中から聞こえてくる。神社に着くまでまだ半分しか昇りきってないが、千早のためだった。真美は腰を下ろすと、千早もそれに倣った。 「お菓子、食べる」 真美は着物にかけていた腰ぎんちゃくから、駄菓子を取り出す。 「うん」 千早は指を咥えたまま、真美の問いかけに頷づいた。その間に真美は腰ぎんちゃくから金平糖を取り出し、手の平で四粒ぐらい転がした。 「お姉ちゃん、その緑色が欲しい」 緑色の金平糖を指差した千早。真美はそれを摘むと、隣で座っている千早の手元にやった。千早は両手で金平糖を受け止めると、それを転がしながら無邪気に遊ぶ。だが、「食べ物で遊んじゃだめよ」と真美に叱られて、ようやく金平糖を口の中に入れた。 「おいしいね、お姉ちゃん」 千早はそういうと屈託の無い笑みを浮かべた。 M.A.I.D.ORIGIN s AfterStory_04 「マイフレンド・フォーエバー」 1942年4月2日 総合帝都病院にて 目が覚めると、真っ白な天井が視界に広がっていた。視界の正面には、扉らしきものが映っている。また壁も真っ白で、視線を下に向けると、白のシーツが身体を包んでいる。身体を動かそうとするが、激痛が腹部に走る。思わず声を上げてしまった。 アサガワは、自分が今どこにいるのか理解できなかった。いきなり視界が真っ黒に――いや、その直前に血が。そうこうしているうちに、部屋のドアが何者かによって開く音が耳に届いた。 「おやおや。無茶は禁物だよ」 聞き覚えのある声。落ち着いた女性の声。アサガワは痛みを堪えながら顔を上げようとするが、額に手が押し付けられ、元に戻される。 「言ったじゃないか。無茶は禁物だよって」 アサガワの目の前には、ライサの顔が現れた。彼女は微笑みながら、アサガワの額を押し付けた右手を元に戻す。 「ライサ少、将」 さすがのアサガワも、彼女の出現に驚きを隠せなかった。敬礼した衝動に駆られるが、それをライサは制止するように彼女の額をまた右手で押さえた。 「今は、ライサでいい。そんなことより、呼び捨てや階級の上下は無しにしよう。我が親友よ!!」 ライサはやや大げさな素振りでそう言うと、アサガワは呆然としていた。最初にライサと会ったときの印象は「鉄の女」と思うばかりの軍人だった。 しかし、ここ最近の行動を見ている限りでは、そうとは思えなくなっていた。しかし今の言動でそれが「疑惑」から「確信」になった。 「で、でも」 うろたえるアサガワに、ライサはいつまでも茶番を演じる。 「でもじゃない。ほら、言ってみなさい」 「ら、ライサ」 上官の命令に仕方なしにアサガワは従った。 「よく出来ました。まぁおふざけはこのぐらいにして、怪我の調子は大丈夫かね」 「目覚めたのは今さっきなんだがな、ライサ」 先ほどまでの戸惑いが消えうせたのか、アサガワは敬語ではなく話し言葉でライサに返事を返す。あまりにも純情すぎるアサガワを見て、ライサは心の中でほくそ笑んだ。 「そんなことより、どうして私がここに」 色々なことが頭で駆け巡り、自分がどうしてここに居るのか。そして、腹部に走る激痛の意味をライサに問いただした。記憶が正しければ、アリスを追っ払った後に銃声が鳴り響いた直後まで記憶があった。彼女は、最悪の事態を想定する。 「君が鼻柱をぶん殴ったハンスマンによる、フレンドリーファイア(誤射)だよ。色々と偶然が重なって、ああなってしまった」 ライサの一言に、アサガワは思わず頭を抱えそうになった。あの誤射は、自分の監督不足でこうなってしまったんだと。 思い悩むアサガワに、そっとライサは彼女の額に右手を当てた。ひんやりとした感触が額に伝わり、アサガワは思わず、身を縮ませた。ライサの顔を見ると、彼女は慈しむ表情でこちらを見ている。 「あまり考え事をするんじゃない。怪我に響く」 「なんで、私は助かったんだ」 ライサの言うことを無視して、アサガワは一番の疑問を呟く。 腹部への着弾。明らかに重症は免れないはずだった。しかし、身体には何も障害が残っていないおろか、ちょっとだけ動かしただけで傷口が傷む程度ということに、アサガワは疑問を抱いていた。 「アリスだよ」 アサガワは予想だにしない一言に思わず声を上げ、ライサの方へ顔を向ける。しかしライサは顔を逸らし、その顔が見えないようにしていた。 「医療MAIDだったんだよ、アリスは。それに、彼女が指揮していた班も医療MAIDで固まっていたもんでね。そのおかげだよ」」 アサガワはシーツ越しに、腹部を「義肢」で構成された右手で擦った。まだ痛みが響くものの、二三週間すれば完治できるものだと彼女は思う。もしアリスや他のMAIDが助けてくれなかったら――思わず背筋が凍るような感触が走った。 「なんだかんだ言ったって、彼女たちは君のことが気になるんだよ」 言葉の最後にくすくすとライサは笑うと、そのまま部屋を出ようとドアに向かって足を動かす。 「ライサ。私は、どうしたらいいんだ」 引き止めるようにアサガワは、ぼそりと呟いた。あそこまでしてMAIDという存在を拒絶した自分自身を、彼女たち――MAIDは許容した。挙句の果てに、自分の命まで救ってくれた。 「自分で考えろ」 突き飛ばすような淡々とした口調でなく、何かを模索するようにと問いかけるような口調でライサは返事をし、病室から去った。アサガワはライサの後姿を見ず、じっと天井を見ていた。 「自分で考えろ、か」 楼蘭皇国での自分を捨て、エントリヒ帝国へ向かうときに母の一言がまるっきり一緒だったということをアサガワは思い出した。千早を探すために今までの過去を捨てるのか、それとも千早のことを諦めるのか。そのことを悩んでいた自分を見かねた母の一言が、それだった。 まさか、ここで同じ言葉を言われるとは思いもしなかった。 自嘲にも似たため息をアサガワがついたときドアのノックが規則正しく三回、鳴った。しかしアサガワは迂闊に声を出すと怪我に響くため、何も言わずに誰かが入ってくるのを待った。 数十秒経った後、静かにドアが開いた。アサガワは少し首を上げて、誰が入ってきた確認する。黒と白のメード服に身を包み、メガネをかけたアリスが病室に居た。両手を後ろで組んで、心配な顔つきでこちらを見るなりアサガワの横へ駆け寄る。 「あっ、あの。アサガワ教官、だ、大丈夫ですか」 覗き込むように、赤面したアリスがアサガワの無事を確認する。彼女の口調は不自然すぎるほどろれつが回っておらず、緊張しているのが容易に分かった。アサガワはそんな彼女を見るなり、自然と笑ってしまった。それを見たアリスは驚いたのか、背筋をピンと伸ばす。 「そんなに緊張しなくていい。身体の方は大丈夫だ。ライサから話を聞いている」 その一言に多少はリラックスできたのか、アリスは肩肘を張るのを止めた。 「助けてくれて、ありがとう。それに、お弁当のことは申し訳なかった。それに、私は――」 「人は誰だって、言いたくないことを持っているんですよ。だから無理しなくていいですよ、アサガワ教官」 アサガワの言葉をアリスの声が遮った。アサガワは何も言わず、ただアリスの顔を見ることしかできなかった。もしアリスが何も言わなければ、「MAIDが嫌いだった」という事実を言おうとした。 しかしそれは、アサガワにとって「言いたくない事実」だった。こうして命を助けてくれたMAIDに対して、言うべき言葉ではなかった。ただ自分の行動が愚かだったことのを免罪符を、その言葉に置き換えようとした自分が恥ずかしかった。 「それより、アサガワ教官のためにお弁当作ってきました。よければ、食べてください」 アリスは後ろに組んでいた両手を前に突き出すと、布に包んだお弁当箱が姿を現した。アサガワはそれを見るなり、少し笑ってから口を開いた。心なしか、瞼が重く感じた。 「アリス、私はたった今、目を覚ましたところだ。それを食べるのは、多分」 そこまで言うと、アリスのきょとんとした顔が闇に染まっていく。自分の意思とは関係なく、瞼が閉じてしまった。 「そうでしたね、やっちゃいました。えへへ」 疲れていたのか、寝息を立てるアサガワを尻目にアリスは照れ隠しをする。寝てしまったアサガワに乱れたシーツをちゃんと掛けてあげると、身近に置いてあった机にお弁当箱をそっと置き、ドアへ向かった。 「おやすみなさい、アサガワ教官」 アリスはささやきながらそう言うと、静かに部屋を退室し、ドアを閉めた。 「色々あったな」 ライサの私室で紅茶を飲んでいたホラーツは、つい一ヶ月前の出来事を懐かしむ口調で呟いた。ライサは窓際を立っており、視線の先はランニングに励むMAIDたちを見ていた。 「世界が変わるように、人は変わるものだよ」 ライサはホラーツの言葉にそう返答すると、ある人物に視線を変えた。少し離れたところで、仁王立ちする金髪の女性。マイスターシャーレの教官服を着た、アサガワ・シュトロハイヒだった。 「世界が変わる、か。そのためには、重要な決断も下さればならない」 「何が言いたいんだ、ホラーツ」 踵を返したライサは、部屋の中央で設けられたソファに座っているホラーツに視線を送った。テーブルにカップを置いたホラーツは、その禿げた頭を右手で撫でた。 「徴兵だ、MAIDも含めて。仕方がないことだ」 ライサは何も言わず、手前に設けられた事務机へ歩き、椅子にゆっくりと座った。 「何にせよ、寂しいな。彼女たちのやかましい声が聞こえなくなるのはな」 寂しそうな表情で、ホラーツはそう呟いた。 「お前は実に優秀な候補生だった」 坊主頭の屈強な体格をした陸軍の軍服を着こなしたブレイン・アムセルの肩を叩きながら、アサガワは彼の無事を祈った。アムセルは候補生の中で、白兵戦や銃の扱いは彼の右に出るものは居ないと噂され、アサガワですら舌を巻くほどだった。 彼ほどのセンスなら、まだまだ教えたいことは山ほどあったが、Gとの戦線が芳しくない。そのため、緊急招集という形でマイスターシャーレからアムセル以下104小隊がグレートウォール戦線へ向かうことになった。アムセルの背後には、彼と同じ軍服を着た三十名の候補生、否、エントリヒ陸軍の軍人が整列していた。 「教官にもっともっと教えて欲しいことがありましたが、仕方がないことです」 「そうだったな。さて第1044期小隊。今回の訓練、ご苦労だった。諸君らの健闘を祈る」 アサガワは言葉の締めと同時に敬礼を贈った。直後、アムセル以下、第1044小隊が一斉にアサガワへ敬礼を返した。彼らは同期である第1044MAID小隊と共に、グレートウォール戦線へ向かう。そのMAID小隊に、アリスが含まれていたことをアサガワは知っていた。 小隊を見送ったアサガワは、その日の行事を全て終わったことになっていた。夕暮れの空を見ながら、彼女はベンチに座っている。本当なら、自室で休憩を取っているはずだったが、なんとなく夕暮れを見たい衝動に駆られた。 「アサガワ教官」 後ろから声が聞こえると、アサガワは顔をそこへ向けた。そこには、アリス・シレイドの姿があった。眼鏡をかけた彼女は、軽快な走りと同時にウェーブのかかった髪の毛を揺らしていた。 「アリスか。挙兵式は終わったみたいだな。」 そう言っているうちに、アリスは「そうです」と言いながら、アサガワの横へちょこんと座っていた。 「グレートウォール戦線に向かうのだな」 アリスの顔を見るのやめて、アサガワは前を向いた。アリスの顔を見るのが、痛々しくなったからだった。 グレートウォール戦線。数々のG戦線の中で、一番激しいといわれている地帯。エントリヒ帝国領でありながら、数々の大国が戦線を構築し、Gへの侵攻を食い止めている。アリスの小隊は、そこに召集された。 医療MAIDという貴重かつ重宝される能力。それに、多数の負傷者が出ている戦線。アリスがそこに配属されるのは、出来レースそのものだった。 「ちょっと怖いけど、みんなのためです」 アリスの一言に、アサガワは彼女の顔を見る。その表情は、強い意志を含んでいた。 「途中から君たちの教官になった私が言うのもなんだが、まだまだ教えたいことは山ほどあった」 そっと静かに、アリスの左肩にアサガワは手袋で包まれた右手を置いた。アリスは添えられた右手に、自分の左手を優しく重ねる。 本当なら、アリスの体温が右手を通じて伝わってくるはずだった。しかし、その手が義肢である以上、叶わぬ夢であることをアサガワは理解している。 そのとき、アリスは空いていた右手を使って、自分のメガネを唐突に外した。 「教官。お別れのって言うと辛気臭いのですが。これを受け取ってください」 アリスは、今まで自分がかけていたメガネをアサガワへ差し出す。 「でも、それがなければ視力が」 「実はこれ、伊達眼鏡なんですよ」 眼鏡をはずしたアリスは「えへへ」と笑うと、アサガワはその伊達眼鏡を手に取った。 「この伊達眼鏡は、私が物心付いたときから持っていたのですよ。ただの伊達だし、手放そうとしたけど。なんだか、手放したらいけないと思って」 アサガワが持っている伊達眼鏡を見ながら、アリスは懐かしむ表情でそれを見る。アサガワは何も言わずに、それを掛けた。 確かに、度は入っていなかった。横へ向くと、とびきりの笑顔のアリスがアサガワを見ている。 「どうでしょう。いい眼鏡でしょ」 アサガワは、無邪気なアリスに向けて微笑みで返事を返した。 アサガワは、彼女から貰った伊達眼鏡越しに夕焼けを見ていた。アリスと別れたベンチに座っている彼女は、ただ黙々と夕焼けを見ている。 今まで、自分がMAIDを毛嫌いしていたのは、視力に合ってない眼鏡を掛けていたのだったに違いない。アサガワは、そう思っていた。彼女たちは、自分から進んでMAIDになった者も居れば、国家、組織、あるいは個人によってMAIDにさせられたなのかもしれない。 そうとも知らず、アサガワは頑なにMAIDという存在を否定した。今考えれば、馬鹿らしい考え方だった。 「やぁどうだね」 そのとき、待ち人の声が聞こえてきた。アサガワは前を向いたまま、「まぁまぁだ」と呟く。その間に、彼女の隣をライサが腰を下ろした。 「なぁライサ。彼女たちは真実を知るべきなのか。何も知らぬまま死んで行く彼女たちを、私は黙ってみることしかできないのか」 病室でライサに「自分で考えろ」と言われてから、ずっと疑問に思っていたことをアサガワは呟いた。アリスや他のMAIDは、自分たちがいかにしてMAIDになったのかを知るどころか、それすらを意識していない。 アリスが渡してくれた伊達眼鏡は、生前の彼女が持っていた唯一の「所持品」。大切な思い出が詰まった宝物でさえ、彼女たちは「懐かしさ」を思い返すしかできなかった。 そして彼女たちは数年という短い寿命の中を、戦場に委ねる。アサガワには、それが理解できなかった。 「彼女たちがその真実を受け入れるか否かは、私たち次第だ。この戦争が終われば、きっと」 ライサは、地面に視線を落としたアサガワの姿を見るのが痛々しかった。 1月20日。外はまだ肌寒い。それは、人の心でさえも凍りつかせそうなほどに。 潮風が肌を貫く。昔話を終えたアサガワは、指で挟んでいた煙草を吸おうとしたが、いつの間にか吸えないほどに先端が燃焼していた。 千早のことについては、アサガワは何も言わなかった。もし言えば、人間がMAIDで出来ているとパラドックスやジョーヌに言うことになる。それを避けたかったアサガワは適当に誤魔化しておいた。 「それじゃ、その伊達眼鏡はとても大切なものですね」 パラドックスがそう言うと、ジョーヌはうんと頷いた。 そのとき、船の汽笛が大きく鳴り響いた。それに釣られたジョーヌが手摺から身を乗り出す。 「着きましたわ、アサガワ教官。やっと羽休めができますわね」」 それほど長話をしていたのか、とアサガワは思いながら息を吐く。 「着いたか。私の故郷へ」 風がアサガワの髪を巻き上げる。伊達眼鏡越しの視線には、長い長い船旅の終わりを告げる船場が薄っすらと見えていた。 ――1943年1月20日、アリス・シレイド少尉が指揮する第1044医療MAID小隊「エンジェル・ソング」はグレートウォール戦線で壊滅した。二年以上が経過した今も「エンジェル・ソング」に所属しているMAIDたちの生死は判明していない。 NEXT SCENARIO→朝川家 SCENARIO LIST 関連人物 アサガワ・シュトロハイヒ ライサ・バルバラ・ベルンハルト ホラーツ・フォン・ヴォルケン
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/89.html
「戦場での死こそ武人の本懐にございます。」 列伝 基本スペック 基本能力値 コメント 列伝 ブレア出身の騎士であるが、代々の互選で定められるファルシス騎士団 当代の総領家に反目した派閥の中心にいた事から止む無く騎士団領を離れ、 自由騎士と称して各地を放浪していた。 大陸情勢が激変する中、フェリル島で躍進するレオーム家に活路を見出しゴートⅢ世の幕下に加わる。 前衛に任じられ王都攻略戦に出陣するもあっけなく戦死した。 基本スペック Ver6.85s 名前 ネアトン 肩書き 自由騎士 種族/性別 人間族/男性 クラス ナイト 雇用種族 人間 雇用クラス ナイト 特殊雇用 初期勢力 S1~S2→在野(Lv.5)S3→在野(Lv.10)S4→レオーム家一般(Lv.13) 主君 敵 ラムソン 雇用費/維持費/財政値 300/100/0 個人スキル ナイト準拠 リーダースキル 必殺スキル 基本能力値 HP 800 MP 0 攻撃 80 防御 80 魔力 30 魔抵抗 30 素早さ 70 技術 60 HP回復 0 MP回復 0 移動力 180 移動型 草原 exp_mul 125 召喚可 1 初期耐性 火 毒 水 麻痺 風 幻覚 土 混乱 光 沈黙 闇 微弱 石化 神聖 恐慌 死霊 即死 弓矢 弱い 吸血 微弱 城 魔吸 微弱 解呪 無敵 ドレイン 微弱 一般ユニットより高い能力値は青字で記載 コメント ファルシス騎士団の都尉。ナイト。ステータス的にはそこそこで特技も無い。 しかし雇用可能人材がボウマン、ナイト、パイレーツ、ローグ、ソルジャーと多彩である為、 人材部隊をでっち上げる際に重宝する。人材プレイ時にも旗揚げのために部下にぜひ欲しい所。 -- 名無しさん (2009-09-25 21 17 10) シナリオ5においてファルシスの残党を率いて挙兵する。だが多彩な雇用を生かせる前に滅ぼされることがほとんど。 -- 名無しさん (2009-10-03 06 53 27) 更新において雇用可能人材がボウマン、ナイト、ソルジャーと大きく減少した。 代わりに技術と魔法抵抗が上がるリーダースキルを手に入れた 正直弱体化した -- 名無しさん (2009-10-03 12 05 15) 原作では何もしないうちに死んでしまうヘタレの代名詞的存在だが、今作ではファルシス残党を率いて フェリル島を脅かすなど、薄幸そうな顔をしている割に活躍している。 デラーズ閣下のような存在。 -- 名無しさん (2009-10-04 00 35 45) と、思っていたらVer1.69においてヘタレに戻ってしまった。 -- 名無しさん (2009-10-05 00 34 41) 1.69の更新で恐らく騎士最弱に。 王都攻略戦で戦死したことになっており、それによりシナリオ5のリーダーでも無くなった。 -- 名無しさん (2009-10-05 00 41 26) 雇用面はまあまあなので役に立つ事も無くはない。しかしあっという間に戦死するので意味なし。 -- 名無しさん (2010-05-18 02 29 37) とりあえずリーダースキルの優秀な人材の下に突っ込んでおくのが吉。 -- 名無しさん (2010-07-13 14 35 25) ナイトしか雇えなくなりs4ファルシスで使えるかと思っていたらただのごみと化していた。 -- 名無しさん (2011-01-13 17 11 43) 最弱人材候補。ほめるところが一つもない。 一般のロイヤルナイトのほうが育ちやすいという有様。 -- 名無しさん (2011-04-13 22 32 02) ちょっと強いナイト と書こうと思ってたら上の書き込みがw もはや利点は死なないことくらいか(Luna除く) -- 名無しさん (2011-04-13 23 17 44) 主な利点:配下一般の能力が半減しない。 カミカゼな騎士の運用が苦手な僕には、正直なところボルテスやローニトーク辺りの方が有り難かったりする。 それでもレオナールよりはまだ価値が有るのだけど。 -- ピヨンめも (2011-04-14 01 04 09) S5では騎士団でなくレオームに居るわりには、ファルシスクーデターイベント後のマスターになる(可能性がある) ラムソン派かロイタール派かイマイチはっきりしない。 -- 名無しさん (2012-01-04 00 57 50) そんな煮え切らない部分がネアトンらしい。 -- 名無しさん (2012-01-04 23 57 48) レオームにいるのは実は血縁があるから。 ネアトンは戦死したのではなく、ムクガイアが転生した時に生まれたワームホールに落ちてパラレルワールドに行っている。 パラレルワールドのラザム神殿の魔法陣の中で意識を取り戻すが記憶を失い、インペレーターよりラファエルの名を授かる。 ラザムで20年ほど修行をする生活をしていた中で、レオームの血筋と光魔法が反応して光龍剣を使えるようになる。 そしてパラレルワールドでルーゼルが復活して… っていう妄想。 ラファエルは別の世界のネアトン -- リフ (2012-01-05 00 52 29) 傷薬 ネアトンさんが強いなんてことはあってはいけないんだ ネアトンさんはボロクソに叩かれて史実でも活躍の場がないヘタレ そうでなくちゃあいけない -- 名無しさん (2012-01-05 01 24 58) 小早川秀秋みたいな立ち位置なんじゃないか? -- 名無しさん (2012-01-05 14 17 08) 内面がヘタレって訳ではないような…実力がないというだけの話では。 -- 名無しさん (2012-01-05 21 14 10) まあ、コーネリーと違ってムクガイヤにつかなかっただけマシ、といったところだよな -- 名無しさん (2012-01-05 21 32 25) FTではファルシスタ騎士団がスッパリ滅亡してるから王家に身を寄せるのは別に不義理でも無いんだけど VTだと再興を目指して頑張ってるからそれ見捨ててるのが妙な感じになるんだな -- 名無しさん (2012-01-05 22 31 16) 再興って言ってもラムソンと違い野望丸出し連中がやってるだけだからラムソンの高潔さとかに憧れていて、 ラムソンの敵討ちに行かずレオーム攻撃してる野心丸出しの若手を嫌悪してるんだよこの中年は。 -- 名無しさん (2012-01-05 22 49 17) 確かにネアトンが強くなったらネアトンじゃないもな。 ネアトンはラムソンに憧れて実力が無いなりに必死に頑張ってきて、やっとの思いで人材になったんだろう。クーデターの後のマスターになるのは、若手一般ナイトが勝手にクーデターを起こしてマスターとして担ぎ上げられてるだけなんじゃないかな。 -- リフ (2012-01-07 01 09 06) リフとネアトンなら友だちになれそう。 -- 名無しさん (2012-01-07 15 16 18) クーデターの代表になることがなくなった。確かに、彼にわざわざそんな事する信念も野心もなさそうだ。 -- 名無しさん (2012-04-17 19 09 40) 人材であることが取り柄の並ナイト -- 名無しさん (2012-06-11 15 20 27) あっけなくって、かなりひどくね? もっと、なんか救いようのある表現があってもいいと思うんだけど。 個人的に雇用連鎖と後ろから攻撃できるローニトークより弱いとは思うけど。 -- 名無しさん (2012-10-08 01 16 17) いくらなんでも一般すぎる 人材とは何だったのか -- 名無しさん (2012-10-08 11 59 39) 「我が方の軍旗を(ryという超カッコイイ台詞があるじゃないか -- 名無しさん (2012-10-08 12 07 18) ↑3 「あっけなく」は原作の代名詞を引き継いでる -- 名無しさん (2012-10-08 12 50 29) そうなんだ。VTがから始めたからわからんかった。 不快になった人がいたらごめんなさい。 -- 名無しさん (2012-10-08 18 04 05) 最近ではネアトン組なる言葉が使われているようで 意味は一般と能力値や耐性が変わらないこととか -- 名無しさん (2013-02-24 04 20 16) 昔は結構いた気がするけど 今純粋にネアトンなのってオワンくらいか -- 名無しさん (2013-02-25 16 44 26) 一般未満も数えていいなら、ロニトもいるけど。 -- 名無しさん (2013-02-25 17 30 32) オッサンと幼女は別枠です -- 名無しさん (2013-02-25 23 48 57) ローニトークはキャラクターアドバンテージがあるから・・・ -- 名無しさん (2013-02-26 01 20 45) 一昨日初めてVTやってS2騎士団から始めたけどwwwwwネアトンwwwww 能力値低すぎワロタwww列伝酷過ぎワロタwww個性弱すぎワロタwww 騎士団の中でもwwwww浮いてるwwwwwwwwww 同類が猫耳娘や雪ダルマだったりするのにwww地味wwwww無個性www 顔グラまで幸薄そうwwwwwネアトンさんwwwwwwwwww ……まぁ、その…なんだ。 あんまりにも地味すぎて普通のナイトのほうが価値が高そうに見えるって、仮にも一人材としてどうよ…? コメント履歴見る限りだと、昔はそれなりに輝いていたみたいだけど、何を思ってここまで弱体化させた…? …ネアトンさんのこと、どんな要素でもいいからもう一度だけ輝かせてあげてもいいんじゃないですかね?(小声) -- ネアトン支援後会 (2013-05-07 16 05 34) 原作から継承されてる能力と列伝だから(震え声) そもそもアイスマンは一般でも指折りの優秀さ。 ロニトはステ低くても飛び道具ある時点で。列伝はトップクラスに熱いし。 -- 名無しさん (2013-05-07 16 36 46) 立ち絵を描いてくれたら本気出す。 -- ネアトン (2013-05-07 19 25 34) FTのころから謎な人材だったな(プレアの騎士なのになぜかラムソンでは雇えない) -- 名無しさん (2013-05-10 14 43 22) 逆に考えるとラムソンにとって雇う価値がな… -- 名無しさん (2013-05-10 17 37 17) ネアトンはこのままなのか…? -- 名無しさん (2013-05-12 08 28 10) ↑カルラがいきなり水魔法覚えたりテステヌが弓使えるようになったり、 ムナードが闇魔法A覚えたり、ロニトの能力値が平均以上になったらおかしいだろ? -- 名無しさん (2013-05-12 11 22 21) ファルシス騎士団ではラムソン配下で、王都攻略戦ではフィーザレス配下でかなりの戦果を挙げてくれるぞ 死なないというだけでただのナイトがどれだけ優秀かわかる -- 名無しさん (2013-05-12 20 48 51) でも難易度Lunaだと…… -- 名無しさん (2013-05-13 00 32 30) 個性が無いのが個性って何度も言ってんのに強化望む奴はなんなんだ? -- 名無しさん (2013-05-13 06 06 03) ネアトンさんはこのままのほうが好きだな、騎兵はモブでも困らないし。 -- 名無しさん (2013-05-13 09 24 35) プレイヤーとしてはメリットないけど、 ファルシス以外の国がネアトン保有してる場合、要するにその国に厄介なナイト部隊が1つ増えるってことだから存在意義はあると思う -- 名無しさん (2013-05-13 12 12 21) 更新により、ファルシス主流派と対立する騎士になった。 ファルシスに所属しなくなったが、そのぶん他のナイトの陰に霞まずに済むかも知れない。ナイトってだけで価値があるときもあるし -- 名無しさん (2013-07-20 09 11 51) wikiのステータスの「一般ユニットより高い能力値は青字で記載 」の無意味さが泣ける -- 名無しさん (2013-07-20 09 12 50) 嫉妬の余り掲示板でディスられるくらい強い。しかもイケメン -- ネアトン (2013-07-27 08 39 34) 自演乙! -- 名無しさん (2013-07-28 10 36 04) IFシナリオの最終決戦FのOPで一番最初に死ぬ姿が目撃される -- 名無しさん (2013-09-02 00 29 43) いつの間にか自由騎士とかいう肩書を手に入れた。 -- 名無しさん (2013-09-03 02 43 32) さらに個性を無くす為に維持費0にしてしまうってのはどうだろうか? -- 名無しさん (2013-09-03 14 32 14) 自由騎士ってことはハイエルフのパートナーがいたりするのか・・・ -- 名無しさん (2013-09-03 16 34 40) 無理・無茶・無謀の三無主義だったんやな…… -- 名無しさん (2013-09-03 22 38 49) ↑2 見た目はどっちかっていうと傭兵王っぽいけどな -- 名無しさん (2013-09-04 02 17 59) 正直ラムソンより強い -- ネアトン (2013-10-19 17 30 34) こいつは腐ってもナイトだからな 正直言ってルートガルト攻略の時にこいつがいるのといないのとじゃだいぶ違う -- 名無しさん (2013-10-19 19 23 46) 腐ってもというよりナイト以外の何者でもない -- 名無しさん (2013-10-19 19 44 16) テステヌみたいにLSだけ充実してもソルジャーであるせいで雑魚いキャラもいるからな 一般と変わらなくてもナイトであり突撃が出来ると言うだけでそれなりに使える -- 名無しさん (2013-10-19 22 45 25) ナイトとして劣ったところの一切ない素晴らしいバランスのユニットだからな。テステヌなんかと一緒にするのは失礼。 -- 名無しさん (2013-10-19 22 50 47) 地味だけど、こういうキャラがいるからこそ、他の個性的なキャラが光るんだよなぁ…。 -- 名無しさん (2013-10-20 03 50 19) ファルシス以外の勢力ではナイト部隊を編成出来るというだけで結構な価値がある きちんと運用すればレベルもガンガン上がる為訓練の足を引っ張る事もない -- 名無しさん (2013-11-03 16 00 26) 確かに下手にスキルを持ちすぎると別クラスみたいになるからな ヴァーレンの場合、バニラ人材の方が少ないから悪目立ちしちゃうけど -- 名無しさん (2013-11-14 16 50 40) 最終決戦Fの前章では見せ場が用意されている -- 名無しさん (2013-11-14 17 35 09) ネアトンが死んだ! おい、おい、 -- 名無しさん (2014-03-06 15 24 41) 王都攻略戦のレオームでやってたら こいつが重臣になっていた 感動すら覚えた -- 名無しさん (2014-03-06 15 37 54) 立ち絵がついて個性も獲得したけど能力はただの一般ナイト -- 名無しさん (2014-03-17 18 21 45) 叩かれてはいるが間違いなく愛されているキャラ。まあ愛の方向性はともかくね… 実際一般と何も変わらないが、レオーム家のようにナイトを雇えるけど一般では使えない、といった勢力ではとても使える。本当にナイトというだけで勝ち組 他のナイト人材を雇ってからもナイト部隊を1部隊持てるというだけで雇う価値がある。レベルがそれなりにあがったら片道ミサイルとして扱ってもそのレベルのまま再利用できるという人材ならではの価値もある ただしナイトが一般として雇える勢力にとっては間違いなく邪魔なだけの人材だろう -- ひかる (2014-03-26 17 05 45) ネアトンさんは裏方が似合う そこが一般との違いやな死んでも消えないそこは素晴らしいぜ たしかにナイトは強いだが弱いそれは使い方次第 -- あ (2014-10-04 15 14 08) 名前はかっこいい -- 名無しさん (2016-03-27 02 13 53) LV20ナイトが8体突撃したらサルステーネも死ぬ。だから(使い方によっては)ネアトンさんはサルより強い。 -- 名無しさん (2017-03-26 22 21 42) 列伝 パッとしない性能 ラムソンで雇えない ファーレンの再現度が高い -- 名無しさん (2017-05-21 23 07 21) 自勢力の人材ゴートがネアトン拾ってしまったんだが、威光により超速突撃で敵人材を屠るピンポイントミサイルと化していた。ネアトンの強みはナイトであることと思い知らされた -- 名無しさん (2018-08-21 12 57 14) ナイトに限らず一般ユニットの上位雇用のできないデフォシナでは 「何度玉砕しても同じレベルのナイト」というだけで価値がある -- 名無しさん (2020-04-28 20 19 09) ネアーラトントテップ(深きネアトン) -- 名無しさん (2020-05-14 10 51 48) 最終決戦fの王都攻略戦でネアトンを救うには彼を囲うしか無い。 このことからわかるようにナイトは無謀に突撃させると 消耗品としか使えず、相対的に他ユニットより弱くなってしまうので、 事前に苦手なユニットを崩したり、他のユニットで戦っているところに 横槍を入れるなどでレベルを上げよう。 我慢して使い、20レベルを越えれば少し使いやすくなり ルナ以外で死んだ時に困る人材から抜け出せるはずだ。 -- 名無しさん (2022-06-01 22 02 10) S1ノーマルでネアトンを人材プレイ。 レオームに仕官し、オークとゴブリンを狩ってLv上げ。 陪臣にニーナナスとルーネンを得て、西進してきたナース水軍と戦うも 歯が立たないと悟り、水軍に寝返り。 レオームを討ち、ブレア経由で王都のムクガイヤを打倒。 ナオーン、クレア、アルジュナ、アーシャ、ガルダームを 陪臣に加え、グリーン、リュッセル方面で魔王と激突。 出陣のたびにデスペナを受けつつも戦功を重ね、ババラッカス、フォルサームに次ぐ重臣に出世。 186ターン目、ついに水軍が大陸を統一。グッドエンドを迎えた。 Lv29でもスキルは3つ、戦闘力は1000に満たないという圧倒的な弱さでも、 時流と陪臣を利用すれば何とかなる(゚-゚)。 -- 名無しさん (2023-08-07 11 58 00) ネアトンでやるならルートガルト仕官するかなー 能力的にはただの一般ナイトなので平原+高い経済値で早めに陪臣雇いたいね -- 名無しさん (2023-08-07 23 47 44) 一般と同等の人材、実は珍しい -- 名無しさん (2023-08-09 23 49 16) 無ナードですら特殊な雇用や訓練スキルがあるのにそれもない ただのナイト -- 名無しさん (2023-09-22 09 35 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/eirei/pages/591.html
韋昌輝(い しょうき)清(広西省桂平)1823~1856統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。チワン族。洪秀全の支持者で、金田蜂起の後、右軍主将、北王に封ぜられる。太平天国が南京を攻略すると、防衛に当たる。後に秦日綱と共に、楊秀清とその一族、石達開の一族を殺害する。逃げ延びた石達開は挙兵し、太平天国の大半も石達開を支持したため攻め殺された(天京事変)。 嘉慶帝、仁宗、(愛新覚羅・顒琰(アイセンカグラ・ギョウエン))清1760~1820統率:C 武力:D 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------清朝第7代皇帝。乾隆帝の第十五子で、父に皇位を譲られるが実権は乾隆帝にあった。即位後、奸臣和珅を誅殺する。しかし、国は乱れ、海賊が横行し、白蓮教の反乱、その中でも天理教徒の乱では紫禁城にまで踏み込まれた。さらに、イギリスからのアヘン輸入が増加し、阿片戦争にまで発展してしまった。 関天培(かん てんばい)、字は仲因清(江蘇省淮安県)1781~1841統率:A 武力:A 政治:D 知力:D 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------武将。江南提督、広東水師提督などを歴任する。アヘン禁止が決まると、虎門でアヘンの焼却を敢行した。阿片戦争では、虎門要塞を整備し、広東防備と強化を唱えて、イギリス艦隊を迎え撃った。虎門の戦いでは英軍のチャールズ・エリオット大佐の精鋭部隊と戦って玉砕した。 咸豊帝(かんぽうてい)、文宗、(愛新覚羅・奕詝)清1831~1861統率:D 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------清朝第9代皇帝。道光帝の第四子。西太妃を妻とする。太平天国の乱が起こり、英・仏との間にもアロー戦争が勃発する。これに敗北すると、欧州列強と不平等条約である天津条約を結ばされ、ロシアとの間に愛琿条約を結ばされる。更に、満足しなかった列強諸国によって、北京条約も結ばされ、九竜半島を割譲させられた。 耆英(き えい)清1790~1858統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------愛新覚羅氏。阿片戦争で清が劣勢になると、道光帝の命で清国全権大使として和平交渉に当たり、南京条約を締結する。さらに、虎門寨追加条約、望厦条約、黄埔条約と結び、アロー戦争の交渉中に責任を問われ自殺した。熱河都統、盛京将軍、両江総督、両広総督などを歴任。 魏源(ぎ げん)、遠達、字は黙深・墨生・漢士清(湖南省)1794~1857統率:C 武力:C 政治:C 知力:A 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------思想家。林則徐と交流を持ち、西洋の『世界地理大全』、『四洲志』を翻訳した。さらに外国の先進技術を学んで防衛に努めるよう『海国図志』に記したが、その思想は清でなく日本で受け入れられ、吉田松陰や佐久間象山らに読まれた。 琦善(き ぜん)、字は静庵清1790~1854統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------官僚。ボルジギン氏。満州正黄旗人。布政使や巡撫を経て、直隷総督、文淵閣大学士を歴任する。阿片戦争では、林則徐の後任として両広総督となるが、イギリスに対しては低姿勢で臨み、香港割譲する川鼻仮条約を調印して道光帝に罷免された。後に復権して、太平天国の乱鎮圧の欽差大臣に任命された。 洪秀全(こう しゅうぜん)清(広東省広州福源水村)1814~1864統率:A 武力:C 政治:C 知力:A 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------宗教家。革命家。科挙に失敗し続け、キリスト教を独自に解釈した「拝上帝教」を布教し始める。勢力が拡大すると天王を名乗り、太平天国を打ち立て、清朝に反旗を翻した(太平天国の乱)。南京を攻略し首都・天京とし、清の包囲を撃退した。しかし、徐々に内部分裂を起こし、米英軍参戦もあり、天京包囲の中で病没した。 洪仁玕(こう じんかん)清(広東省花県)1822~1864統率:C 武力:C 政治:A 知力:A 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。洪秀全の族弟。決起にも消極的だったが、後に合流して、千王として内政を担当した。太平天国の中で、西欧を模範とした制度改革を進めたが、周囲に理解されなかった。太平天国が崩壊すると、洪天貴福を連れて脱出を図るが、捕らえられて南昌で処刑された。 洪天貴福(こう てんきふく)清1849~1864統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------宗教家。太平天国を建国した洪秀全の長男。天京(南京)にて幼天王として即位する。天京が陥落すると、各地で転戦するが、江西で清軍の捕虜となり、南昌で処刑された。 左宗棠(さ そうとう)、字は季高清(湖南省湘陰県)1812~1885統率:A 武力:A 政治:B 知力:A 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------太平天国の乱が勃発すると、太平軍の攻撃から長沙を守る。洋務運動を推進し、福州船政局などを創設した。後に、欽差大臣に任命され、大国ロシアの備えを主張した(塞防派)。軍機大臣、両江総督、南洋大臣、東閣大学士を歴任、清仏戦争でも欽差大臣として講和を結んだ。『清代最後の大黒柱』と称される。 向栄(しょう えい)、字は欣然清(四川省大寧)1792~1856統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------軍人。四川提督、広西提督を歴任し、太平天国の乱が勃発すると欽差大臣に任命される。太平天国軍が南京を首都とすると包囲するが、第一次江南大営攻略によって撤退させられる。その後も、太平天国軍の秦日綱の軍と戦った。 蕭朝貴(しょう ちょうき)清(広西省武宣県河馬郷)1820~1852統率:C 武力:C 政治:B 知力:A 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。チワン族。洪秀全の支持者で、金田蜂起の後、前軍主将、西王に封ぜられる。イエスの託宣をする「天兄下凡」を用いて信徒の結束を図ったが、幹部の対立を招く結果となる。長沙攻略中に砲弾を受けて戦死する。 秦日綱(しん じつこう)清(広西省貴県)1821~1856統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。洪秀全の支持者で、金田蜂起の後、天官正丞相、燕王に封ぜられる。各地に援軍として赴き、湘軍に破れるものの、清軍に勝利し、江南大営・江北大営を陥とす。後に韋昌輝と共に楊秀清とその一族、石達開の一族を殺害するが、洪秀全に殺害された(天京事変)。 石達開(せき たつかい)清(広西省貴県)1831~1863統率:B 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。洪秀全の支持者で、金田蜂起の後、左軍主将、翼王に封ぜられる。安徽をの統治し、曽国藩率いる湘軍にも勝利して江西省大半を占拠した。楊秀清とその一族が殺害され、石達開も一族を殺害された。この天京事変で、洪秀全の信頼を失い、太平天国から離脱、清軍に降伏し、成都で処刑された。 僧格林沁(センゲリンチン)清1811~1865統率:A 武力:C 政治:C 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------ボルジギン氏。索特納木多布済の養子としてホルチン郡王位を継ぐ。太平天国の乱で軍を率い、李開芳の軍を全滅させる。アロー戦争が勃発すると、天津防衛の欽差大臣に任命され、英仏連合軍と戦うが、敗北する。捻軍が蜂起すると、掃討に打って出るが、高楼寨の戦いで討死する。 曽国藩(そう こくはん)、字は伯函清(湖南省湘郷県)1811~1872統率:A 武力:B 政治:A 知力:B 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------太平天国の乱が勃発すると、私兵部隊である湘軍を組織して対抗する。武昌や安慶を陥とし、両江総督、欽差大臣に任命され、太平天国軍の首都・南京を激しい戦いの末攻略し、侯爵に叙せられた。洋務運動にも参加し、李鴻章や左宗棠を育てた。後に、清朝の漢民族では初の直隷総督となった。 張保仔(チョン・ポーチャイ)清????~1822統率:B 武力:B 政治:D 知力:C 文化:D 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------海賊。漁師の息子だったが、海賊の鄭一に拉致されて海賊となった。鄭一に気に入られて鄭一の死後、組織を継承し『紅旗幇』と称して香港付近を根城として活動した。貧しい人からの略奪を禁じ、義賊として後に武官となった。 丁汝昌(てい じょしょう)清(安徽省)1836~1895統率:B 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------清の軍人。太平天国の乱では反乱側として戦うが、清に帰順して李鴻章の下で北洋艦隊提督となる。日清戦争でも艦隊を率いて戦うが敗北する。連合艦隊司令長官の伊東祐亨の降伏勧告に応じることなく服毒自殺をした。 鄧廷楨(とう ていてい)、字は維周清(江蘇省江寧)1776~1846統率:B 武力:C 政治:C 知力:C 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------官僚。寧波・延安・楡林・西安などの知府を歴任し、安徽巡撫、両広総督を務めた。アヘンの拡大に危機感を覚え、厳禁論を主張し、林則徐のアヘン密輸取締りに協力した。阿片戦争では、福建省の海防を強化してイギリス軍を撃退したが、解任される。能書家でもあり、『双硯斎詩鈔』を著す。 東太后(とうたいごう)、慈安皇太后清1837~1881統率:C 武力:D 政治:D 知力:C 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------咸豊帝の皇妃。西太后の子である同治帝の養育を担当し、即位後は西太后と共に垂簾聴政を敷いた。温和誠実な人柄で夫や子を立てていた。一方で横暴な振る舞いの宦官・安得海を処刑した。後に脳卒中で急死したが西太后の毒殺とも言われる。 道光帝(どうこうてい)、宣宗、(愛新覚羅・旻寧(アイセンカグラ・ビンネイ))清1782~1850統率:C 武力:B 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------清朝第8代皇帝。嘉慶帝の第二子で、天理教徒の乱で、反乱軍を撃退した。林則徐を欽差大臣に任命し、アヘン取締りを計ったが、イギリスとの阿片戦争に発展、敗北し、屈辱的な南京条約を結ばされる。更にフランスと黄埔条約、アメリカと望厦条約を結ばせられ、国内でも太平天国の乱を引き起こしてしまう。 同治帝(どうちてい)、穆宗(ぼくそう)、(愛新覚羅・載淳(アイセンカグラ・サイジュン))清1856~1875統率:D 武力:D 政治:C 知力:D 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------清朝第10代皇帝。咸豊帝と西太妃の長子。この時、太平天国の乱が鎮圧されたが、曽国藩、李鴻章らの漢族個人の軍である湘軍・淮軍のお蔭だった。この時期に清の国勢が復活し、「同治中興」とも呼ばれる。 馬建忠(ば けんちゅう)、字は眉叔清(江蘇省鎮江府)1845~1900統率:C 武力:C 政治:B 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------外交官、言語学者。李鴻章の幕僚となりパリに派遣されると洋務運動を推進する。朝鮮と米英独などの修好通商条約締結を進め、壬午事変が発生すると大院君を清に連行した。 穆彰阿(ぼく しょうあ)、字は子樸清1782~1856統率:B 武力:D 政治:A 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------官僚。軍機大臣、翰林院掌院学士、兵部尚書、戸部尚書、協弁大学士などを歴任した。清に阿片が流通すると、アヘン弛緩論派として琦善らと共に、林則徐らと対立する。阿片戦争が勃発すると、林則徐、鄧廷楨らを罷免に追いやった。 馮雲山(ふう うんぜん)清(広東省花県)1815~1852統率:B 武力:C 政治:A 知力:B 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。最も早い時期の洪秀全の支持者。一時、清朝に逮捕されるが釈放される。金田蜂起の後、後軍主将、南王に封ぜられる。太平天国の初期の官制・軍制・暦法などを制定する。全州攻略中に負傷死する。 楊秀清(よう しゅうせい)清(広西省桂平)1821~1856統率:B 武力:C 政治:B 知力:A 文化:B 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。洪秀全の支持者で、金田蜂起の後、正軍師、東王に封ぜられる。事実上、太平天国軍の指揮を執り、南京を陥落させた。しかし、ヤハウェの託宣「天父下凡」による独善的な振る舞いで、洪秀全やほかの幹部との溝が深まり、天京事変で一族と共に粛正された。 楊遇春(よう ぐうしゅん)、字は時斉清(四川省崇慶)1760~1837統率:A 武力:A 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------軍人。甘粛省の回民の反乱、台湾の林爽文の乱、ネパールとの戦い、ミャオ族の呉半生の反乱、白蓮教徒の乱、新疆でのジャハーンギール・ホージャの蜂起など多くの鎮圧戦で活躍し、陝甘総督となる。多くの戦いで傷を負わなかったことから『福将』と呼ばれる。 葉名琛(よう めいちん)、字は崑臣清(湖北省漢陽)1807~1859統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------官僚。漢中の知府、湖南、江寧、広東の布政使、広東巡撫を経て、両広総督に就任する。凌十八の乱や、天地会の蜂起軍を撃退し、協弁大学士と体仁閣大学士も兼任した。アロー号事件が起きると、強硬な態度を取り、アロー戦争に発展した。広州で囚われ、「不戦・不和・不守・不死・不降・不走」の『六不総督』と呼ばれた。 李秀成(り しゅうせい)清(広西省藤県)1823~1864統率:B 武力:B 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------太平天国の指導者の一人。太平天国の軍が藤県を通過する際に参加し、後に後軍主将、忠王に封ぜられた。第二次江南大営攻略を成功させ、江蘇省南部を攻略する。天京(南京)が清軍に包囲されると防衛を担当する。太平天国が崩壊すると、洪天貴福を連れて脱出を図るが、捕らえられて処刑された。 林則徐(りん そくじょ)、字は少穆清(福建省閩侯県)1785~1850統率:A 武力:C 政治:A 知力:A 文化:B 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------官僚。道光帝に「阿片厳禁論」を上奏し、アヘン禁輸の欽差大臣に任命される。イギリスによるアヘン密輸の取締りを強化し、広州でアヘンを大量処分する。しかし、阿片戦争が引き起こり、退任させられる。湖広総督、両広総督、陝西巡撫、雲貴総督なども歴任する。
https://w.atwiki.jp/koboh/pages/64.html
そしてついにその大決戦の火蓋は落とされた。リュナン軍の先鋒を任じられたナロンはジークと共にわずか10騎の精鋭で突っ込んだ。しかしこれが逆に功を奏すことになる。少人数のために適度にスペースが開かれての突撃のために敵の矢や石がかわしやすくなっており、ナロンたちは悠々とバルト要塞の城壁前に到着した。まずナロンとジークは城壁にのっているアーチャーをピラムで倒してから城内に味方の情報を入れづらくさせた。それからはナロン以下の精鋭によるピラムの連続投射である。これには多くのクインクレインやストーンヘッジ、さらには城門付近を守っていたアーマーナイトやアーチャーたちはことごとく倒された。しかし要塞にいたのは兵士だけではない。ガーゼルの祈祷師が召喚したハーピィの群れが次にナロンたちに襲ってきた。しかしもはやリュナン軍最強を誇る騎馬部隊の中でも選りすぐられた精鋭の部隊にこんな魔物の矢など通用するはずなどない。次々に召喚されるハーピィたちを蹴散らしながらナロンたちは城門の破壊作業に移った。ここにはセネー戦で仲間に加わった元黒騎士団のミンツと他5人が担当し、幾度もその城門から轟音が上がっていた。次第に後方からもリュナン本隊がじわじわと迫りつつあり、序盤はリュナン軍の絶対優勢で事が進んでいる。 一方、要塞背後の奇襲を任じられた天馬騎士サーシャと竜騎士ラフィン率いるリュナン空軍は黒い森北部を通過中にこれまたガーゼルの祈祷師が召喚したオーガの群れに遭遇していた。しかしこちらのオーガたちの動きは鈍く、スピードが売りのリュナン空軍の相手ではなかった。腕力に欠けるために多少時間がかかったことを除けば、順調にこちらも進んでいるともいえる。そんなサーシャたちの耳にはナロンたちの城壁を破壊する轟音が届いていた。 「ラフィン、もうすぐ城門が開くわ。急ぎましょう。」 このときのサーシャにはもはや前日のように何かに焦っている様子はなくなっていた。そのためかサーシャの采配は見事に的中し、電撃的な速さでオーガを召喚する祈祷師を倒した。そしてナロンが要塞内に雪崩れ込むころには、サーシャとラフィンはすでに要塞の後方に回り込んでいた。 (隙があったらとは言っていったものの・・・隙なんてないわ) ナロンが容易に要塞の城門を突破した理由、それこそが今のサーシャを悩ます要因であった。バルバロッサはリュナンがロファールの時のように電撃的な攻撃をしてこないことを知り、回り込んで前後から挟撃してくることを読んでいて、事前に前方の部隊の一部をサーシャたちが来ると読んでいた後方に送っていたのだった。 「王女、すでに味方は内部に乱入しているようです。しばらく待てば、あの敵兵たちも自分達の状況を知って、要塞内に戻っていくでしょう。」 奇しくも先を読んだバルバロッサがナロンの勇猛さを知らなかったがために逆にそれをつけ込まれてしまう結果となった。ラフィンの言う通り、ナロン、ジーク、ミンツの異様な働きにより要塞内部は大混乱へと陥り、サーシャたちに備えていた弓兵たちも味方を救うために持ち場を離れてしまった。 「今ね。全軍、要塞内に突撃!」 サーシャはこの隙を見逃さず、即座に要塞への突入を敢行した。しかもほぼ同じ頃、リュナン軍本隊も西門からの侵入を果たし、名前通り、帝国軍は挟み打ち合った。内部でのナロンたちの常人離れした働きを見せられ、前面からはリュナン軍本隊、そして逃げようにも後方からサーシャ、ラフィン隊が迫ってきていれば、逃げられるわけもなく帝国軍は大混乱の中、次々と倒されていった。そしてその余波は着実に要塞内の砦にいるバルバロッサにもひたひたと感じてきていた。 「まさか10騎で突撃してくるとはな。わしもリュナン公子を甘く見すぎていたようだ。」 そう自嘲するバルバロッサはすでにある覚悟を決めていた。しかしその直後、一人の兵が 「大変です!一人の天馬騎士がこの砦に入り込んできました。それにひかれるように敵軍の大将らしき者率いる兵も乱入してきました。」 「何だと!」 バルバロッサは自分の命を絶つためにこの要塞もろとも自爆しようと考えていた。そのために他の誰にもその被害を与えないために味方と言えども一部の将を除いてこの砦に入ることを禁止していた。まさしく彼らしい騎士道とも言える。たとえ敵と言えども自害に付き合わせるわけには、そんなバルバロッサの気持ちが彼を砦の大広間に向かわせていた。 「サーシャ、待つんだ。深追いをやめるんだ。」 サーシャが砦に入ったことを偶然目撃したリュナンはまさかと思い、ナロンから馬を借りて全速力でサーシャを追っていた。そしてようやく砦の大広間に入ったところでサーシャに追いつくことができたのである。 「リュナン様・・・すみませんでした。」 サーシャ自身、要塞に突入してからはその行動を本能に任せていたのかもしれない。そしてリュナンからの注意でようやく理性が戻ってきたのである。 「さぁ、戻ろう。この馬もナロンに返さないと、彼に悪いしね。」 そうして引き返そうとしたとき、彼らの背後から重厚な金属音が響いてきた。 「誰だ!」 即座にリュナンが叫んだ。気がつくと、そこにはセネーで戦ったエルンストのように異様な雰囲気を出している重装騎士が堂々と立っていた。 「我が名はバルバロッサ。カナン王国を守りし者。」 その言葉にリュナンたちは凍りついた。 「何だと!ではあなたがカナンの盾なのか?」 「いかにも!リュナン殿、今回は戦術においてはそなたに負けた。だがそれだけでは勝てまい。騎士に大切なものはやはり武勇だ。リュナン殿、ここでそなたに勝負を挑む!」 だが相手は守将と言えど、武勇ではエルンストに引けをとらないバルバロッサである。今のリュナン、いやナロンでも敵わないかもしれない。しかしここにはリュナン軍で最もバルバロッサの名を聞いて、燃える騎士がいる。 「将軍、その相手、この私、ウエルト王国王女サーシャがします。」 「ほう、あなたがあのロファール王の娘か。戦に男、女などない。戦いが始まれば生か死だぞ。」 「それはもとより承知です。だから私はあなたと戦いたいのです。」 だがやはりリュナンは 「サーシャ、何を言ってるんだ。この戦いは危険すぎる。」 しかしもはや今のサーシャにはもはや歯止めがきかない。 「リュナン様、私は平気です。父の消えた地で消えるのも本望です。さぁ、将軍行きましょう。」 リュナンはやむをえず、その場に踏みとどまり、その戦いを見守ることにした。 まず仕掛けたのはやはり機動力ではさすがにバルバロッサを凌ぐ、サーシャであった。彼女は室内であるにも関わらず、ペガサスを天井ギリギリまで上昇させてバルバロッサ目掛けて急降下した。しかし所詮は室内、彼女の攻撃はいつもの半分の威力となり、もちろんバルバロッサに受け止められてしまう。止むを得ず、鋼の剣を手放したサーシャはセネー海岸で手に入れたサンダーソードに持ち替えて、間合いをおいてサンダーを放った。 「なるほどもともと魔力が高く、剣を扱えるペガサスナイトならでは攻撃か。しかし甘い。」 たとえペガサスナイトの魔力は高くともやはり純粋な魔道士よりは見劣りする。そんなサンダーなど魔法防御に優れるバルバロッサからすれば静電気のようなものだった。しかもバルバロッサはそれを悠々と避けてしまった。 「そんな。」 こうなればもはやサーシャに使える武器はピラムだけとなる。しかしピラムの攻撃力ではさっきの鋼の剣よりも上回っているとはいえ、バルバロッサの厚い鎧の前には無力なのかもしれなかった。それでもサーシャはピラムによる突き攻撃を繰り返すが、女の腕力では歴戦の勇者の鎧に傷ぐらいしかつけることができなかった。そして彼女が突きのために間合いを詰めたことが彼女をさらに危険へと近づけてしまった。 「サーシャ!離れるんだ!」 リュナンの注意を聞いてサーシャが我に返ったときは時すでに遅く、すでにバルバロッサは愛剣であるソルの剣を振るっていた。しかもその斬撃はジェネラルとも思えぬ速さでサーシャに襲い掛かった。サーシャは身をよじって辛うじて攻撃をかわすが、逆にそれが彼女の愛馬に斬りかかってしまった。激痛に思わず飛び上がるペガサスにサーシャは身を投げられそうになるが、手綱を放さずに愛馬の傷をふさぎながらなだめて、また天井付近まで上昇していった。 (どうしよう。このままでは確実に負ける。) あれだけ素早い攻撃をもう一度されれば、サーシャも一刀両断されるかもしれない。サーシャは次第に恐怖でいっぱいになってきていた。 そこにリュナンから一つのアドバイスが届いた。 「サーシャ、セーナ皇女から渡されたものを試してみるんだ!」 サーシャはその言葉を聞いて懐の中から天空の鞭を取り出した。 (でもどのように利用すればいいのか、わかならないのに・・・) しかし気がつくと天空の鞭からは白い光がこぼれ始め、しだいにその光はサーシャと彼女の愛馬を覆い隠すように大きくなっていった。その様子にバルバロッサも訳がわからないのか、 「何が起きようとしているのだ!」 と叫んだ。サーシャを覆う光もいまだにその発光は続いており、リュナンでさえも中で何が起こっているのかわからなかった。その発光体は癒しの杖に発せられるものとも明らかに異なり、しかも何か強力なエネルギーを放っている。 気がつくとその発光からすでに10分を過ぎていた。ようやくその光も弱まりを見せ始め、サーシャたちの姿がはっきりと現れてきた。サーシャ自身、その姿に変化は見られなかったが、彼女の乗るペガサスに驚異的な変化が現れていた。まずさっきのバルバロッサの攻撃で受けた深い傷は完全に治っており、頭には一本の角が生えていた。 「角の生えたペガサス、つまり伝説上の天馬ファルコン。そうか、あの鞭でペガサスがファルコンに進化したのか。」 ファルコンナイト、ユグドラル大陸ではすでに有名になっているが、リーベリアではその飛竜の笛が数多く存在するためにそのままペガサスからドラゴンに乗り換えるのが通例となっていたために、ファルコンの存在は伝説の存在になっていた。実はリーベリアにはまだ天空の鞭は存在するらしいが、かなり希少性の高いアイテムであって、サーシャのように使い方がわからずに放っておくことが多いために飛竜の笛が多用されていた。実際、今回の発動もいまだにサーシャは何をして発動したのかわかっていなかった。とにかくそれほどリーベリアでは知られていなかった。 「これがファルコン。不思議だわ。体中に力がみなぎってくる。」 ファルコンだけの変化に気を取られていたサーシャだが、体中にみなぎってくる不思議な力にさっきまで体を支配していた恐怖心が薄れていた。そしてサーシャは騎士としての目を取り戻して、再びバルバロッサへの突撃を開始した。さっきのペガサスの攻撃とは比べ物にならないスピードから放たれるピラムの突きの威力はすさまじく、初めてバルバロッサに傷つけることができた。場所こそ左腕だが、サーシャにとっては自信をつけるいいきっかけとなった。そしてそれからは一進一退の攻防がはじまる。サーシャとファルコンの息の合った突きに、前にも増して鋭さの増すバルバロッサの斬り、お互いがお互いの攻撃を避けつづけていた。気がつけばサーシャは先ほど手放した鋼の剣を取り戻していて、 『スカイフォーク』 なる名前の強力な直線的な突きを放ち、時には 『ウイングスライサー』 を放ち、左右からその疾風の速さでバルバロッサを翻弄しつづけた。しかし何しろまだ腕力のないサーシャだけあって、決定打にかけているのが実状だった。そんな中、バルバロッサも 『疾風斬』 を放った。これは以前にリュナンが放ったときに軽くロジャーに受け止められたが、それはリュナンの腕力がなかったためであり、今回の疾風斬は半ば鋼鉄の鎧に包まれたバルバロッサが弾丸のように飛んできているので、その威力などストーンヘッジで飛ばされる石をはるかに上回るかもしれなかった。サーシャは垂直に飛んで、何とか難を逃れたが、あれだけ強力な技に当たりなどすればファルコンなどひとたまりもなかった。もちろんそれを眺めていたリュナンもそれを感じていた。 (どうすればあれだけの鎧を貫く攻撃ができる。) 彼女を助けようと試行錯誤を繰り返すが、いい案は浮かばなかった。その間にもサーシャはバルバロッサの猛烈な攻勢に押され始めてきている。次第にリュナンの中にも焦りが出てきたとき、どこからか声のようなものがした。 ??(風だ!) リュナンはその声らしきものを放った主を探そうとするが、この大広間にはリュナンとサーシャ、バルバロッサの三人しかいない。見つかるはずもなかった。そうするとリュナンは一つの結論に達せざるを得なかった。そして自分の心の中に問い掛けた リュ(もしかしてあなたはウエルト大橋の時に私を助けてくれた方ではないのですか?) だれかわからないが、その言葉に威厳のようなものを感じたリュナンは下に立って自分の心にいるだろうもう一人の人間に聞いた。 ??(その通りだ。私の名はカーリュオン、お前の祖先といえばわかるだろう。) リュ(神君カーリュオンですか!どうしてあなたが私の身体に?) カー(そんなことはどうでもいいんだ。早くしないとあの娘がやられてしまうぞ。) リュ(そうでした。さっき、風といいましたね。どうして風が必要なんです?) カー(ペガサスもファルコンにおいてもその行動はいつも風に乗ることで勢いを増してその勢いで攻撃している。しかしここは室内。風など吹くはずもない。風が吹かなければ、天馬騎士の最大の武器、滑空が利用できなくなって、攻撃力が目に見えて下がるのだ。) リュ(しかしどうやって風を起こすのですか?マルジュを呼んでいる暇なんてない。) カー(お前が起こすのだ。お前なら風を起こせる技を使いこなせるはずだ。) リュ(風を起こす?もしかしてブルーウィンドのことですか?) ブルーウィンドとはラゼリア流剣技、三種のうちの一つ。その名の通り、風と水の魔法を組み込んだ剣技である。 カー(そうだ。風と水を呼び込む奇跡の剣技だ。) リュ(しかしそんな奥義など私に使えるわけがありません。) カー(ではあそこで奮闘する少女を見殺しにするのか?大丈夫だ。私の言う通りにすれば、お前だって使えるようになる。何しろブルーウィンドを始め、ラゼリア剣技三種は私が発明したものだからな。) そう言われてリュナンはレイピアを中段に構えた。 「サーシャ、これから風を起こす。天井付近まで上昇して、僕の方に来るんだ。」 「風を・・・?わ、わかりました。」 バルバロッサとの戦いでつかれが見えるサーシャは彼から一気に間合いを広げて、リュナンの上部に飛来した。するとリュナンはレイピアをゆっくりと回しはじめた。 『リーヴェの聖女よ。今こそその力を我に与え給え。そして導け、青き風を』 リュナンの詠唱に答えたのか、突如この大広間にゆらりと風が吹き始めた。しかも次第にそれは強くなりはじめている。 「風が・・・吹き始めた。」 「バカな。ここは室内だぞ。なぜこれほど強い風が吹く。」 サーシャとバルバロッサはリュナンの起こした風に驚きを隠し切れずに、つい本音を漏らした。 「将軍、2対1になることを許してください。ぼくたちはここで負けられないのです。」 そしてリュナンはレイピアを上段に構えて、叫んだ。 「いくぞ!『ブルーウィンド』」 そして一気にレイピアを振り下ろした。するとリュナンの背後から突風が吹きつけ、しかも大量の水がどこからか吹き出してきた。その勢いはもはや暴風雨を超えている。バルバロッサは全体重をかけてこの猛烈な風と水流に耐えているが、真空の刃と水圧の前にバルバロッサの鎧がすこしずつ傷みはじめる。 「今だ、サーシャ!この風に乗って、一気に決着をつけるんだ。」 「ハイ!」 そういってサーシャは鋼の剣を中段に構えてこう叫んだ。 『ウエルト流剣技 ホワイトインパルス』 サーシャはファルコンにこの暴風に上手に乗らせて、究極のスピードを持ってバルバロッサに迫った。そして一気に決着をつけるべく、父直伝の剣技を放ったのだ。この連携技にはさすがのバルバロッサも水に足を取られて、避けきれずに神速から放たれた必殺技を正面から喰らった。リュナンが構えを解き、『ブルーウィンド』を解除すると、そこにはおびただしい量の血を流しているバルバロッサの姿があった。 「さすがはリーヴェの英雄グラムド大公のご子息、まさか神君カーリュオンがリーヴェを開拓した時に使用した技を今、ここで再現するとはな。」 ブルーウィンド、それは戦乱で荒れたリーヴェ王国を清らかな水と風を流れさせた由緒ある聖魔法だった。これをカーリュオンが剣技へと改編して、代々のラゼリア領主にゆだねたのだった。 「そしてウエルトのサーシャ王女、あなたの勇気を確かに今、見届けました。あなた方なら今のリーベリアを本来のあるべき姿に戻すことができるでしょう。」 その言葉にリュナンはすかさずに反応した。 「それはどういう意味ですか。」 「今のカナン王国はすでにゾーアの傀儡。心有る将はみなゾーアに討たれ、悪徳がはびこる王国に変貌してしまった。そしてあなた方ならガーゼルの悪魔の方々を討ってくれるでしょう。」 「いえ私なんかよりもっとふさわしい方がもうカナンのために動いていますよ。」 「何と!それは本当か?」 バルバロッサはリュナンとの戦準備のためにその人物の旗揚げを聞いていなかった。 「本当ですよ。その人はカナンの英雄アーレス王子の遺児、セネト王子です。エリアルで挙兵してレダのリチャード王と共に民のために戦っています。」 「おお!アーレス王子のお子様が生きておられたとは・・・。」 その直後、バルバロッサは未だに残る水たまりに倒れた。リュナンとサーシャが駆けつけたときにはすでに息絶えていた。そしてリュナンはつぶやく。 「将軍はリーベリアのために僕達に道を譲ってくれたんだ。」 こうしてバルト要塞の決戦は一日で終わった。結局、ロファールの消息こそ掴めなかったが、リュナンとサーシャにとっては忘れることができない日となったのは言うまでもない。バルバロッサの遺体はセネトに引き渡すという案も出たが、結局、このバルトの地に手厚く埋葬されることとなった。彼の称号『カナンの盾』は聖戦終了後、『カナンの剣』と共にカナン武人の名誉の証となったのだった。
https://w.atwiki.jp/nicosangokushi/pages/572.html
ニコニコ動画にうpされている信長の野望【革新】プレイ動画のうち 長期間新規投稿のない動画、うp主が更新停止・休載を宣言した動画、削除された動画をまとめています。 + ※編集者向け 信長関連(革新・更新停止/削除動画)テーブル改廃 ←既存のタイトルの編集はこちらから行った方が便利かもしれません。新規タイトルを追加したい場合は通常編集してください。 解説ページの作り方 解説ページテンプレート 便利なwiki構文 更新停止中の動画で新作の投稿があった場合、信長関連(革新・更新中動画)へ移動します。 また、他の革新関連のページへ動画情報を移動する際はここに残さないようお願いします。 信長登録武将一覧 プレイ動画投稿史(信長・太閤立志伝) ※下のテーブルに動画がない場合は、下記のページも探してみてください。 信長関連(革新・更新中動画) 信長関連(革新・完結動画) 革新 更新停止、打ち切り タイトル Part1 最新 リスト 備考 霧雨の野望 予告編 決戦編Act.13 ~Act93 決戦編 更新停止(2010/11/9) 恭介の野望 予告編 30 リスト 更新停止宣言(2008/5/10) 戦国アイドルマスター (⇒im@s) アバンOP+OP 47 覇道編 第二話 リスト 更新停止(2013/9/17) 特産物の野望 第一話 第二十九話 リスト 更新停止(2009/7/20) 第一話 第二十三話 リスト エコノミー画質版 教授の野望・革新 予告編 FILE053 リスト 更新停止(2012/4/15) 長宗我部家の野望・革新 零領具足 伍拾六領具足 リスト 更新停止(2009/11/14) 混沌伊織様の野望-革新- (⇒im@s) part00 part25 リスト 更新停止(2008/11/18) 閣下の統一日記 (⇒im@s) OP 32話 リスト 更新停止(2009/11/29) 春香さんが大名になったようです (⇒im@s) 第01話(改) 第12話 リスト 更新停止(2009/3/25) 弾正の野望 序章画質向上版 外伝 リスト 更新停止(2008/12/9) 東風谷の野望(test.24より『こちやぼ』) test.00 test.26--00 リスト 更新停止(2009/5/13) イベ無しS4河野寿命ありをやるよー その1 その4 リスト 更新停止(2012/2/20) ↑と同じ作者 【アイドルマスター】今川の野望 (⇒im@s) 第01話 第07話 リスト 更新停止(2008/7/23) 東海地方人の野望 一人目 四人目後半 更新停止(2008/6/15) 幽々子の野望 予告編 第五十幕 リスト 更新停止(2009/12/29) 梟雄の野望 序章 最終章 リスト 打ち切り とある魔術の三国目録に続く※加虐描写注意 信長の野望 織田家大包囲網 第零回 第零回改 第二回 更新停止(2008/11/17) ↑と同じ作者他作品ダメ君主の野望 レミリアの野望 第零話 第七十話 リスト 更新停止(2012/6/5) 高槻やよいの革新 (⇒im@s) 第零話 第参話 リスト 多忙により無期限の更新停止(2008/8/23) S1・逆襲の古河公方 第1話 第29話 リスト 更新停止(2008/8/28) 八雲の野望 Within 島津家 零回目 改 BAD END リスト データ消失により打ち切り 信賢の野望 第1話 第2話 更新停止(2008/9/11) 上杉家の野望【関ヶ原血戦】 vol.01 vol.57 01~50 51~ 更新停止(2009/8/2) 斉藤家でのらりと実況プレイ 革新PK【国替】 01 最終回 リスト 実況 録画データ破損につき打ち切り 後北条家の意地 part1 part2 リスト 更新停止(2008/12/28) 大内のお殿様 ♪1 ♪2 リスト 大内のお殿様・改で仕切り直し 大内のお殿様・改 ♪1 ♪16 リスト 更新停止(2009/1/19) 本願寺の野望 OP part1 part7 リスト セーブデータ上書きにより打ち切り蓮子の本願寺教室を開始 蓮子の本願寺教室 予告編 十一時間目 リスト 更新停止(2009/7/30) 直枝家の野望 第1話 第24話 リスト PC故障により更新停止宣言(2009/8/19) カブキ戦士・マサトラン 第一話 最終話 打ち切り 上杉謙信漫遊記 予告編 Part15(最終回) リスト 打ち切り チルノがゆく 第零話 第零話改 第八十六話 リスト PC故障につき打ち切り がんばれ氏康くん (⇒im@s) 其の一 其の二十の壱 其の二十の弐 リスト 更新停止(2011/09/26)前作:曹操がプロデュース業を~(三国志8) やる夫の野望 プロローグ S2第五話 リスト 更新停止(2009/3/25) 覇王大筒の野望 Part00 Part09 リスト 更新停止(2009/3/20) 謀略の直家 第一話 第四十三話 リスト 更新停止(2010/1/11) アイマス戦国酔夢譚(⇒im@s) 第0回 第14回 リスト 更新停止(2010/7/25) 千堂伊織の闘争 序章 十二章 リスト 更新停止(2009/10/3) ハゲだけで天下統一 第一話 第九話 リスト 更新停止(2009/9/14) お嬢様が斎藤家の人々の運命を変えるようです。 1 15 リスト 更新停止(2011/9/13) ガチムチの野望 プロローグ 第三話 リスト 更新停止(2009/6/29) 龍興記 序 第弐回ノ拾参 リスト 更新停止(2012/9/29) 前作竹中半兵衛の憂鬱 序 第弐回ノ拾参 リスト 軽量版 釘宮理恵の野望 動画 その2 更新停止(2009/7/4) 霊夢達が革新PKで遊ぶそうです OP 第10話 リスト 更新停止(2009/12/2) 俺は織田信長 第1話 第28話 リスト 更新停止(2011/2/10)小早川ゆたかの降臨の人 肝付の野望 01 01画質改善版 10 リスト 更新停止(2009/10/10) ブライト家の革新 第1話 第9話 リスト 更新停止(2009/11/12) 顔家プレイをまとめてみた? 第一話 第六話 リスト 更新停止(2010/2/18) 蠣崎家普通に実況プレイ part1-1 part15 リスト 更新停止(2009/10/1) 風花~風見幽香の暇潰し~ part1 part65 リスト セーブデータ消失により打ち切り 魔法使いの野望 予告編(画質向上版) 第26話 リスト 打ち切り(2009/12/18) 【のんびり実況】信長の野望・革新PK 第01回 第15回2/2 リスト 更新停止(2010/3/14) 偶像戦国秘史 (⇒im@s) 第1話 第6話 リスト 更新停止(2010/1/10) ディケイドが革新の世界を巡る 序章 第四十四章 リスト PC故障のため打ち切り 【ゆら~り実況】信長の野望 革新 Act1 Act6 リスト 打ち切り 七六五の風~瀬戸内少女海賊団~ (⇒im@s) 第一回 第二十七回後編の後編 リスト 更新停止(2013/6/29) 戦国四天王狂乱記 OP 其之壱拾壱 リスト 更新停止(2013/5/4) なむさん~白蓮の野望・革新~ 其ノ一 其ノ二十四 リスト 更新停止(2011/5/23) S5真田家 募兵なし 第01話 第22話 リスト 更新停止(2010/7/4) 尾張統一 斎藤家 第1回 第12回 リスト PC故障のため打ち切り 長篠の戦い 畠山家 第1回 第5回 リスト ↑と同じ作者 東方戦国幻想tale part00 part01 リスト 打ち切り 信長の野望革新PKで、気ままに愛を実況 part1 part4 リスト PC故障のため更新停止(2010/11/4) 律子の突っ込み戦記 戦国編 (⇒iM@s) 第00話 第34話 リスト 更新停止(2013/03/04) 恋野暮無双 第一回 第七回 リスト 多忙のため更新停止(2011/3/22) 蓬莱の野望 プロローグ 第26話 リスト 更新停止(2011/5/9) 創発の野望 第一話 第四十六話 リスト 更新停止(2012/9/8) みこちる伝記 始まり 第十二話 リスト 更新停止(2013/4/23) 三矢訓の野望 01 38 リスト 更新停止(2011/5/26) 慎・三矢訓の野望 001 017 リスト 黒際連合の野望 第1話 第1.5話 リスト 更新停止(2011/7/7) 「関ヶ原合戦」で佐竹やってみた 第一幕 第十五幕 リスト 第十四幕から実況 データ消失により打ち切り 長篠の戦い 新 畠山家 01 第39回 リスト 更新停止(2012/01/03)「長篠の戦い 畠山家」の人 東方勢が織田信雄の運命を変えるそうです 予告編 第十三話 リスト 更新停止(2012/6/20) 夢幻の如く 長宗我部家 part.1 part.4 リスト 更新停止(2011/09/11) 数寄者の野望 (⇒iM@s) OP 第03話 リスト 更新停止(2012/6/1) 戦国行者記 1話 第14話 リスト 更新停止(2013/10/10) スカーレット家の野望 第0話 第18話 リスト HDD損傷のため更新停止(2012/7/13) 島村卯月の野望 (⇒iM@s) 第0話 番外編1 リスト 更新停止(2013/3/18) やぼ魂 第零話 第十一話Bパート リスト 更新停止(2012/8/29) ハマーン様で天下統一 1 11 リスト 更新停止(2012/5/25)改造シナリオ「ロボット大戦」 霊直旅茶録 第1話 第9話 リスト 更新停止(2012/11/19) 西園寺世界の逆襲2ndseason プロローグ 第9話 リスト 更新停止(2012/8/23)西園寺世界の逆襲第二期 天下1統物語 第1話 第13話 リスト 更新停止(2012/9/11) 野望達成にむけた修行の道 Part1 Part14 リスト 実況 更新停止宣言(2012/9/28) 関ヶ原合戦 上杉家 Part1 Part23 リスト 更新停止(2012/8/15) S1斎藤家 普通のプレイじゃ満足出来ない♪ 第1回 第7回 リスト 更新停止(2012/12/2) 鳳凰院凶真の野望 予告 第七話 リスト 更新停止(2013/2/17) 雑賀傭兵記 (⇒iM@s) 第1話 第5話 リスト 更新停止(2013/2/16) 夜雀の野望 第0話 第6話 リスト 更新停止(2012/12/25) 肝付響 (⇒iM@s) 1 10 リスト 更新停止(2013/3/29) 相良風雲録 第1回 第10回 リスト 更新停止(2013/3/30) 毛利家で島津家兵100万と戦ってみた part1 part14 リスト 更新停止(2013/6/16) 全大名で全国統一を夢見て【将軍家】 Part1 Part10 リスト 更新停止(2013/5/18) 浅井レンジャー!リターンズ part1 part4 リスト 更新停止(2013/5/17) 削除済 タイトル Part1 最新 リスト 備考 ルルーシュの野望 STAGE0 同左 投稿者削除 小町東北旅行記 紹介 11 投稿者削除 東方勢集結 一章 四章 第十七話 リスト 投稿者削除 勝頼の野望 革新PK ~瀬田に武田の旗を~ Part.1 Part.5 投稿者削除 群雄集結・東方戦線 1 弐-2 投稿者削除 弱小大名の逆襲 0章(画質改善版) 同左 投稿者削除 ひぐらしの野望~皆殺し編~ vol.1 vol.19 リスト 投稿者削除 「三四の野望」でリメイク開始 織田家まったりプレイ 第1話前編 第18話 投稿者削除 改造シナリオ集 伊織立志伝革新PK ニコニコ勢にもっこもこ リスト 非公開 上条の野望 第一章 第五章 投稿者削除 覇王の後継者 織田信孝序盤攻略法 動画 - 投稿者削除 夢月の野望 プロローグ 第四話 投稿者削除 僧侶の野望 第0話 第4話 投稿者削除 一向宗の悲願 第0話 第1章坊主13人目 リスト 滅亡END ↓を開始(投稿者削除) 第2章坊主1人目 第2章坊主17人目 リスト 投稿者削除 民達の逆襲・革新PK part01 part05 投稿者削除 相良家の野望・革新PK 序章 其の弐 投稿者削除 マリア様もみてる 00予告前編 01 投稿者削除 東方妄想伝~もこたんの野望~ 序章 第九章 投稿者削除 今川氏真の野望 part0 part2 投稿者削除 どこかの誰かの野望 説明1 説明2 リスト 投稿者削除 自作シナリオ「英雄と群雄」 part0 part10 リスト 投稿者削除 輝元ちゃんごーごー 1 6 投稿者削除小一郎の野望とか琥珀さんが行くの人 宇喜多家の野望 第1回 第10回 投稿者削除 婆娑羅の国のアリス OP 7話 リスト 投稿者削除 永遠神剣戦国記 第00話 第05話 リスト 投稿者削除 縛らないS1毛利 その1 その2 リスト 投稿者削除 涼宮ハルヒの革新 第1話 第10話 リスト 投稿者削除 カズヤの○望 00幕 01幕の2 リスト 投稿者削除 信長の野望・革新 イベント集 part01 part12(終了) リスト 投稿者削除「軍神の野望」などの作者 覇王の後継者真田家プレイ part01 part28(終了) リスト 投稿者削除「軍神の野望」などの作者 関ヶ原合戦・忠勇の吏僚 Part.0 Part.2 リスト 投稿者削除 輝夜が天下取り、はじめました。 part1 part7 リスト 投稿者削除 弱小大名の復讐 巻一 第14話 リスト 投稿者削除 坂上家の野望 part1 part11 リスト 投稿者削除 革新PK S1織田 Part1 Part2 リスト PS2 更新停止(2009/7/26) スフィア帝国戦記~Fate/alter-salvation~ 予告編兼CM 投稿者削除 三好家でゆっくりタイムアタック part.01 part.05 リスト 投稿者削除他作軍神の野望など S4 姉小路の野望 part.01 part.11 リスト 投稿者削除 ↑と同じ作者 恋姫戦国外伝 第一話 第十三話 リスト 投稿者削除 西軍挙兵 第0話 第0話 リスト 投稿者削除 有馬家 第1回 第13回 リスト 投稿者削除 信長の野望・革新PK チャレンジモード part01 part30(終了) リスト 作者はeara 覇王の後継者・織田信孝の野望 part01 part36(終了) リスト 作者はeara 無理ゲー(笑)「九州席巻」のクリアを目指す part01 part05(終了) リスト 作者はeara 関ヶ原合戦・逆襲の黒田如水 part01 part36(終了) リスト 作者はeara 信長の野望・革新PK S4真田家 part01 part17(終了) リスト 作者はeara 軍神の野望 part01 part43(終了) リスト 作者はeara 異・関ヶ原合戦 第一話 第五話 リスト 投稿者削除 にとりの野望 part00 part04 リスト 更新停止(2008/9/29) zoome に高解像度版あり 赤松家の野望+東方 第0話 第13話 リスト 更新停止(2009/10/30) 石田家の野望 一杯の茶 十九杯の茶 リスト 更新停止(2009/8/10) 兄貴達の野望・革新 -宇都宮盛衰記- 一幕 十幕 リスト 投稿者削除 その時 幻想郷が動いた 竹取物語偏 01話 14話 リスト その時幻想郷が動いた 平家物語編 00 21 リスト 前作:同 竹取物語偏 総統閣下の野望 Part0 Part8 リスト 権利者削除 全能力999の武将が現れたらどうなるか? 騎馬、上杉謙信編 大筒、国崩し大友編 リスト 伊織立志伝革新PKで日本征服してみる part01 リスト 信長の野望革新 ワラワラ動画 動画 10 リスト 太閤の恩 松前家 その1 最終回 リスト 作者はコナン zoomeに投稿 太閤国替黒田 その0 最終回 リスト 作者はコナン zoomeに投稿 九州席巻(PC版) 動画(単発) 作者はコナン zoomeに投稿 九州席巻 参照 黒田家でまったり天下統一してみる その0 その50(終) リスト 投稿者削除 長野家でまったり天下統一してみる その01 番外編07 リスト リスト2 ↑と同じ作者 投稿者削除 輝元と両川の上洛記 その1 その9(終) リスト ↑と同じ作者 投稿者削除 応仁最上でまったり天下統一してみる 01 22-1 22-2 リスト ↑と同じ作者 投稿者削除 覇王相馬でまったり天下統一してみる その01 その25 リスト ↑と同じ作者 投稿者削除 伊東家が三州太守になるようです その01 その9(終) リスト ↑と同じ作者 投稿者削除 「君臣豊楽」で徳川滅亡を目指したが… part.01 part.3 リスト 投稿者削除 次こそ「君臣豊楽」で徳川滅亡を目指す part.01 part.15 リスト 投稿者削除 [ゆっくり実況]信長の野望 革新 第一話 第三話 リスト 投稿者削除 7人の伝説の武将と共に Part1 Part7 リスト 投稿者削除 長篠伊東家 第1回 第13回 リスト 長篠畠山家 第1回 第16回 リスト ↑と同じ作者 上へ コメント欄 「東風谷の野望」が一ヶ月前に復活していたので報告しておきます。 -- 名無しさん (2009-06-14 23 05 21) うp主削除により恋姫戦国外伝を削除済みへ移動。期待しまくってただけに無念すぎる… -- 名無しさん (2010-04-13 03 24 08) 教授の野望ですが、「CM」10/1に作られているので、更新停止状態で更新中なんですよ。 -- 名無しさん (2010-10-05 16 11 49) 投稿者削除動画を移動。 -- 名無しさん (2010-12-11 23 07 01) がんばれ氏康くん、更新しているので移動してあげてください。 -- 名無しさん (2011-05-06 07 40 37) お嬢様が斎藤家の人々の運命を変えるようです。5/10に14話うpされてます。 -- 名無しさん (2011-05-29 18 46 19) がんばれ氏康くん、更新しているので移動してあげてください。 -- 名無しさん (2011-09-27 07 52 39) 戦国アイドルマスター、更新再開したので移動しました -- 名無しさん (2012-05-04 19 27 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/eirei/pages/481.html
前田玄以(まえだ げんい)日本(美濃国)1539~1602統率:D 武力:E 政治:A 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田家、豊臣家臣。元延暦寺の僧侶。本能寺の変で二条城に居たが脱出し、秀吉に仕える。京都奉行、寺社奉行を務め、豊臣政権の五奉行に列せられる。関ヶ原の戦いの後は、丹波亀山5万石の本領を安堵された。 前田利常(まえだ としつね)日本1594~1658統率:C 武力:C 政治:A 知力:B 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------加賀藩第2代藩主。前田利家の四男で、前田利常の弟。徳川秀忠の娘・珠姫を妻とした。大坂冬の陣で徳川方として参戦し、真田丸の戦いで真田幸村の軍と戦った。大坂夏の陣では先方として大野治房の軍と戦った。徳川家から謀反の疑いをかけられつつも120万石の所領を守り、治水や農業改革、美術・工芸の奨励や保護を行った。 前田利長(まえだ としなが)日本(尾張国)1562~1614統率:C 武力:C 政治:B 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------織田家、豊臣家臣。前田利家と芳春院の嫡男。本能寺の変後、父の利家と共に柴田勝家に付くが、後に豊臣秀吉に従う。関ヶ原の戦いでは東軍に属し、徳川の臣下として最大の外様大名である加賀藩の初代藩主となり、礎を築いた。 前田利益(まえだ とします)、前田慶次郎、穀蔵院飄戸斎日本1533~1612統率:A 武力:A 政治:E 知力:C 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------織田家、前田家、上杉家臣。滝川一益の従兄弟(または甥)の子で、前田利久の養子となる。文武に優れ、茶や和歌にも長けた。後に関ヶ原の戦いの裏で行なわれた長谷堂城の戦いで先陣、殿として活躍した。 前田摩阿(まえだ まあ)日本1572~1605統率:D 武力:E 政治:D 知力:B 文化:A 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------前田利家と芳春院の三女。柴田勝家の家臣、佐久間十蔵と婚約していたが、賤ヶ岳の戦いの後、豊臣秀吉の側室となり、加賀殿と呼ばれた。後に病弱を理由に側室を辞して万里小路充房と結婚した。前田利忠を産むが、充房とは離婚して金沢に帰った。 槙島昭光(まきしま あきみつ)、槇木島昭光日本????~????(17世紀)統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------室町幕府幕臣、豊臣家、細川家臣。幕府奉行衆。槙島城主。将軍・足利義昭が織田信長に対して挙兵した際に、義昭を迎え入れて篭城戦を行なった。後に豊臣秀吉の奏者番となり、豊臣秀頼にも仕えた。大坂の陣後は、細川家に仕え、中津留守居役を務めた。 牧野忠清(まきの ただきよ)日本1620~1683統率:C 武力:C 政治:B 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------初代長岡藩主・牧野忠成の五男。徳川家綱の小姓として、西城書院番士、本城書院番士、書院番頭を歴任。旗本として三根山領の2代目領主となる。 牧野忠成(まきの ただなり)日本(越後国)1635~1674統率:C 武力:D 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------長岡藩2代藩主。牧野光成の長男。父が若くして亡くなったため、祖父である同名の牧野忠成の後嗣となった。しかし、叔父たちの政治への介入があり、お家騒動が起こり、将軍の裁定を仰ぐ事態まで発展した。飛騨守。 牧野光成(まきの みつなり)日本(越後国)1614~1637統率:D 武力:D 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------初代長岡藩主・牧野忠成の長男で、2代藩主・牧野忠成の父。将軍・徳川家光から偏諱を賜って光成と改名する。大和守。24歳の若さで没する。 牧野康成(まきの やすしげ)日本(三河国)1555~1610統率:C 武力:B 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家臣。牧野成定の子。父が没すると、一族との間に遺領争いが起こるが、徳川家康の支援で相続を成功させる。長篠の戦いをはじめ、多くの戦いに参陣し、東海道平定に貢献する。関ヶ原の戦いでは、徳川秀忠軍に属した。後に上野国大胡藩の初代藩主となる。 増田長盛(ました ながもり)日本(尾張国)1545~1615統率:C 武力:D 政治:A 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------豊臣家臣。信長の時代から秀吉の古参の家臣。外交や検地で活躍し、大和郡山城主となり、五奉行に数えられる。朝鮮出兵にも参加した。関ヶ原の戦いでは西軍だが、徳川家康に内通し、大坂城の留守役となった。大坂の陣の際、息子の増田盛次が豊臣方に与したため、切腹を命じられた。 増田盛次(ました もりつぐ)日本????~1615統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------豊臣家臣。増田長盛の子。関ヶ原の戦いの後、徳川義直に仕え、大坂冬の陣で戦功を挙げた。しかし、夏の陣では、出奔して豊臣方に付く。長宗我部盛親の部隊に属して戦うが、藤堂高虎の部隊に討ち取られる。 松井康之(まつい やすゆき)日本1550~1612統率:B 武力:C 政治:C 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------室町幕府幕臣、織田家、細川家臣。松井正之の次男。豊臣秀吉の鳥取城攻めの際に水軍衆を率いた。本能寺の変後は、細川忠興に従い、小田原征伐、朝鮮出兵に従軍した。関ヶ原の戦いでは、豊後国杵築城を守備し、大友吉統の攻撃を防いだ。 松尾芭蕉(まつお ばしょう)日本(伊賀国)1644~1694統率:C 武力:C 政治:B 知力:A 文化:A 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------俳諧師。『俳聖』。『野ざらし紀行』、『鹿島紀行』、『更科紀行』など多くの紀行文を残し、東北を巡る旅で『奥の細道』を残す。異説では、幕府の隠密であったとも考えられている。 松田康郷(まつだ やすさと)日本(相模国)1540~1609統率:C 武力:D 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------北条家、徳川家臣。松田康定の次男。松田憲秀の甥。肥後守。上杉謙信が臼井城を攻めた際に援軍として駆け付け、これを撃退した。北条家滅亡後は、結城秀康に仕えた。 松平忠輝(まつだいら ただてる)日本1592~1683統率:B 武力:C 政治:C 知力:B 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家康の六男。越後高田藩初代藩主となる。武術だけでなく、茶道、絵画、薬学にも通じ、キリスト教の洗礼も受けた。しかし、母の出自の低さなどから父からは疎まれており、大阪冬の陣では留守役、夏の陣では不手際があったとして、諏訪に配流された。 松平忠直(まつだいら ただなお)日本1595~1650統率:B 武力:B 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------北ノ庄藩2代藩主。結城秀康の長男。参議。大坂冬の陣では兵の損失が多かったため徳川家康に叱咤される。大坂夏の陣では真田幸村を討ち取った。後に一国御前を寵愛し、女性を惨殺させるなど乱交が目立った。病などを理由に参勤を拒み、豊後国府内藩に配流となった。 松平忠吉(まつだいら ただよし)日本(尾張国)1580~1607統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------徳川家康の四男。武蔵国忍城主。関ヶ原の戦いで初陣を飾る。その功により尾張国52万石の清洲藩の藩主、忍藩2代藩主となる。しかし、嫡子がいなかったため、藩主は弟の徳川義直が継いだ。 松平忠昌(まつだいら ただまさ)日本(摂津国)1598~1645統率:B 武力:A 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------北ノ庄藩3代藩主。結城秀康の次男で、松平忠直の弟。大坂夏の陣で活躍する。姉ヶ崎藩、下妻藩、松代藩、高田藩の藩主を歴任し、幕命で北ノ庄藩の藩主となる。北という字は敗北に繋がるとして同藩を「福井」と改名し、改めて福井藩初代藩主となった。剣術家、砲術師、軍学者など多数召抱えた。 松平綱隆(まつだいら つなたか)日本(出雲国)1631~1675統率:D 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------松江藩2代藩主。松江松平家当主。松平直政の長男。松平近栄、松平隆政の兄。信濃守、出羽守、侍従。藩財政悪化の対策に藩札を発効するが、効果を成さなかった。 松平綱昌(まつだいら つなまさ)日本(越前国)1557~1620統率:E 武力:C 政治:E 知力:E 文化:E 魅力:E--------------------------------------------------------------------------------織田家、豊臣家、徳川家臣。美濃の豪族・市橋長利の子。九州征伐、小田原征伐、朝鮮出兵にも参戦し、関ヶ原の戦い、大坂の陣でも武功を挙げる。美濃今尾藩主、伯耆矢橋藩主、越後三条藩主。 松平直基(まつだいら なおもと)日本1604~1648統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------結城秀康の五男で、結城家を相続する。越前勝山藩主から大野藩、山形藩と加増・移封されたが、姫路藩に国替えの際に途上で亡くなった。 松平直矩(まつだいら なおのり)日本1642~1695統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------大野藩主・松平直基の長男。父が姫路藩に国替えの際に亡くなったため家督を継ぐ。しかし幼かったためすぐに越後村上藩主となる。その後、再び姫路藩、日田藩、山形藩、白河藩と国替えを命じられ、『引越し大名』と呼ばれた。 松平直政(まつだいら なおまさ)日本(近江国伊香郡河内)1601~1666統率:B 武力:B 政治:B 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------結城秀康の三男。松江松平家当主。大坂の陣に参陣し、真田幸村の軍と戦い、その軍功で国持大名として、上総国姉崎藩主、越前国大野藩主、信濃国松本藩主を経て出雲国松江藩初代藩主となった。文武の奨励や産業の興隆を図り、ホーランエンヤを創始する一方で、領内の切支丹を厳しく取り締まった。出羽守。 松平光通(まつだいら みつみち)日本(越前国)1636~1674統率:C 武力:C 政治:A 知力:A 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------福井藩2代藩主。越前松平家。松平忠昌の次男。幼くして家督を継ぎ、本多富正ら宿老の補佐を受けた。政治に明るく、税制、家中の武具に関して、山に関する法など改善し、儒学の教育を奨励した。妻の自殺や息子の出奔が続き自殺する。 松の丸殿(まつのまるどの)、京極竜子、京極殿日本(近江国)????~1634統率:D 武力:E 政治:D 知力:C 文化:C 魅力:A--------------------------------------------------------------------------------豊臣秀吉の側室。京極高吉と京極マリアの娘で、京極高次、高知の兄妹。浅井長政の姪で、淀殿、常高院の従姉妹。はじめは武田元明に嫁ぐが、本能寺の変後、豊臣秀吉の側室となる。小田原城や、朝鮮出兵の際、名護屋城に秀吉に伴われた。 松前氏広(まつまえ うじひろ)日本(蝦夷国)1622~1648統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------松前藩3代藩主。松前公広の次男。アイヌのへナウケによる反乱が起こるが、一族の蛎崎利広が鎮圧する。 松前公広(まつまえ きんひろ)日本(蝦夷国)1598~1641統率:D 武力:D 政治:D 知力:C 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------松前藩2代藩主。志摩守。松前盛広の長男で、父が早く亡くなったため家督を継ぐ。火事のために福山城が焼失し、自信も火傷を負う。幕府のキリスト教取り締まり令により、大勢のキリスト教徒を処刑する。 松前高広(まつまえ たかひろ)日本(蝦夷国)1643~1665統率:D 武力:D 政治:D 知力:D 文化:D 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------松前藩4代藩主。松前氏広の長男。若くして藩主となったため、藩政は家臣団が取り仕切り、高広自身も23歳の若さで亡くなった。 松前盛広(まつまえ もりひろ)日本(蝦夷国)1571~1608統率:D 武力:E 政治:E 知力:D 文化:E 魅力:D--------------------------------------------------------------------------------松前慶広の長男。若狭守。松前藩2代藩主となるはずだったが、父よりも先に死んでしまう。 松前慶広(まつまえ よしひろ)、蠣崎慶広日本(蝦夷国)1548~1616統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------蠣崎家6代当主。蠣崎季広の三男。民部大輔、志摩守、伊豆守。豊臣秀吉に従い、九戸政実の反乱の征伐、朝鮮出兵に参加し、全蝦夷地(樺太・北海道)の支配権を与えられた。後に、徳川家康に従い、姓を松前に改め、松前藩初代藩主となった。 松浦鎮信(まつら しずのぶ)日本(肥前国)1549~1614統率:C 武力:C 政治:B 知力:B 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------松浦家26代当主。松浦隆信の子。肥前の豪族。平戸城主。関ヶ原の合戦では東軍に付き、所領を守り、平戸藩初代藩主となった。茶道の鎮信流の流祖であり、また、英、蘭の商館を建設して平戸貿易に尽力する。 松浦隆信(まつら たかのぶ)、宗陽日本(肥前国)1592~1637統率:D 武力:C 政治:E 知力:E 文化:E 魅力:E--------------------------------------------------------------------------------松浦家29代当主、平戸藩3代藩主。松浦久信の子。壱岐守。イギリス商館やオランダ商館に無理やり介入して莫大な損害を与えてしまった。 松浦久信(まつら ひさのぶ)日本(肥前国)1571~1602統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------松浦家28代当主、平戸藩2代藩主。松浦鎮信。肥前守。関ヶ原の戦いでは、西軍に与し、伏見城攻めと安濃津城攻めに参陣した。しかし、父・鎮信のお陰で処罰を免れたが、帰国を許されず、悲観して没した。 万里小路充房(までのこうじ あつふさ)日本(山城国)1562~1626統率:C 武力:D 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------公家。万里小路家13代当主。勧修寺晴秀の子で、里小路輔房の養子となる。参議、権大納言。正妻は織田信長の娘で、側室に前田摩阿。後水尾天皇の典侍・四辻与津子が文智女王を産んだことで、宮中の風紀が乱れたとされ(およつ御寮人事件)、徳川秀忠によって丹波篠山に流罪に処された。 満天姫(まてひめ)、葉縦院日本1589~1638統率:D 武力:C 政治:B 知力:B 文化:B 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------関宿藩主・松平康元の娘。伯父の徳川家康の養女。福島正則の養子・福島正之に嫁ぎ、大道寺直秀を出産する。後に津軽弘前藩主・津軽信牧に再嫁し、津軽信英を産んだ。大道寺直秀が福島家の再興を目論むと、津軽家の障害になると考え、毒を盛ったといわれる。 真理姫(まりひめ)、真竜院日本(甲斐国)1550~1647統率:D 武力:D 政治:D 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------木曾義昌の正室。武田信玄の三女で武田義信、勝頼の妹。信濃・美濃・飛騨の国境が接する要地を支配する木曾氏を取り込むため、木曾義昌に嫁いだ。しかし、織田信長が甲州への侵攻を始めると、夫の義昌は織田家に寝返ったため、離縁して山中に隠遁した。 曼珠院覚恕(まんじゅいん かくじょ)日本1521~1674統率:C 武力:C 政治:C 知力:C 文化:A 魅力:C--------------------------------------------------------------------------------比叡山第166世天台座主。後奈良天皇の第一皇子で、正親町天皇の異母兄。織田信長の比叡山焼き討ちの時の座主だったが、当時、比叡山を留守にしていたため難を逃れた。しかし、責任を問われて座主の座を追われた。和歌にも堪能で多くの歌集を残した。
https://w.atwiki.jp/staff-officer/pages/224.html
孫文と日本の志士達 http //www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h10_1/jog043.html 1.国父孫文の生誕百年式典に招かれた日本人志士遺族 1966年11月12日、孫文生誕百年を記念する大式典が、政府主催のもとに北京で盛大に挙行された。故周恩来総理は、その記念演説のなかで「孫中山(孫文)先生の理想は、いまわれわれの手のなかで実現されつつある」と述べ、中国はアヘン戦争以来、革命の歴史を積みかさねて今日の偉大な勝利をかち取ったのであるが、そのなかで、孫文の果たした役割は、永久に消えることはないであろう、と語った。 この孫文の生誕百年祭には、孫文の独立革命を援助した多くの日本人志士の遺族も招かれたが、そのなかには、有名な宮崎滔天の遺児龍介・白蓮夫妻の姿も見られた。[1,p14] 中共、台湾の両方から「国父」として、今も尊崇を受けている孫文は、革命家としての30年のうち、のべ約10年を日本で過ごした。その間、多くの日本の志士と友情を結び、中国の為に一命を捧げた日本人志士も少なくない。 2.宮崎滔天との出会い 19世紀末の清国は、600万人足らずの満洲人が政府高官や軍幹部を独占して、4億人の漢民族を支配する専制国家であり、200年の泰平に馴れて、政府は腐敗しきっていた。 孫文は日本の明治維新をモデルに、漢民族による近代的独立国家を作ろうと、「滅満興漢」を掲げて、1895年(明治28年)広東での最初の武力蜂起を行うが、失敗、海外に高飛びした。 この孫文に目をつけたのが、日中提携によるアジア独立を目指していた宮崎滔天であった。滔天は、横浜に潜伏していた孫文を見つけ出し、語り合った。 支那四億万の蒼生(人民)を救ひ、東亜黄種(アジア黄色人種)の屈辱を雪(そそ)ぎ、宇内(天下)の人道を恢復(回復)し擁護するの道、唯(ただ)我国の革命を成就するにあり と述べる孫文の悲壮の語気に、滔天は、 誠に是(これ)東亜の珍宝なり。余は実に此時をもって彼に(心を)許せり。 と後に記している。孫文もまた初対面の滔天の印象を「他人の急を救わんとのこころざしやみがたき…現代の侠客」であると評した。 [1,p33] 宮崎滔天を通じて、孫文は日本の政府高官や志士達に紹介され、人脈を築いていく。 後の政友会総裁、首相の犬養毅、アジア各国の独立を支援した頭山満などの知己を得た。 この頃から、孫文は「中山」と号するようになった。 日比谷公園近くの中山忠能公爵(明治天皇のご生母・中山慶子の父)邸の前を通ったとき、その表札を見てつけたという。 この号が、今や台湾の大通りの名になり、また生まれ故郷が中山市と改称されたいわれになっている。[2,p275] 3.中国・台湾で祀られた日本人志士 孫文の革命への志に深く共鳴した一人に山田良政がいた。日本によって上海に建てられた東亜同文書院の教授をしていた山田は、1900年(明治33年)、孫文とともに広東省恵州で兵を挙げるが、捕らえられ、殺害される。中国革命のために一命を捧げた最初の日本人となった。 孫文は山田の死を悲しみ、郷里弘前市に建てられた碑に、次のような文を寄せた。 山田良政先生は弘前の人なり。康子閏八月、革命軍恵州に起つ。君身を挺して義に赴き、遂に戦死す。鳴呼(ああ)其人道之犠牲、亜州(アジア)の先覚たり。身は湮滅(いんめつ)すと雖(いえど)も、而も其(その)志は朽ちず 1927年(昭和2年)11月4日、中国国民党は山田良政の建碑を議決し、孫文の眠る南京、中山陵に建立した。 台湾の忠烈祠には、後の中華民国のために命を捧げた33万人の将兵が祀られている。日本軍との戦闘での死者も多い。その中で山田良政はただ一人の日本人として、今もここに祀られている。 4.東京での中国革命同盟会結成 1905年(明治38年)、日露戦争における日本の勝利は、アジアの人民に独立への大きな希望を与えた。 清国からも、2万人とも3万人とも言われる留学生が日本にやってきた。 孫文は滔天らの支援を受け、「中国革命同盟会」を結成し、約3千の会員を集めた。 法政大学に留学中であった汪兆銘も参加し、機関誌「民報」の編集に携わった。 民報は留学生や本国の青年達に革命への情熱を点火した。 当時、湖南で農民であったまだ十代の毛沢東も日本で発行された民報の愛読者だったといわれる。[1,p47] (汪兆銘は、その後、日中戦争中に反共親日の和平運動を起して、蒋介石に対立し、40年に南京国民政府を樹立した人物である。) しかし清国は日本が革命運動の温床となっていることから、清国人学生の取り締まりを強く要求し、日本政府はこれを受け入れた。 日本人志士達は強く反対したが、憤慨した数千人の留学生は帰国し、これが後年の中国での排日運動の原因となったと言われている。 5.中華民国の成立 1911年(明治44年)武昌での革命軍蜂起が成功すると、これに呼応して、全18省のうち、15省で革命が成功した。辛亥革命である。 武昌での蜂起に加わっていた日本人志士約20名のうち、数名が死傷した。 日本人志士はさらに陸続と集まって、辛亥革命に参加した。 北一輝はこの時、参謀役として働いている。 山田良政の弟純三郎と滔天は、香港にいた孫文を出迎えにいった。 滔天らに迎えられて、1912年(大正元年)1月1日、南京に入った孫文は、大総統として、この日を民国元年とし、列国に向かって、中華民国の成立を宣言した。 犬養毅、頭山満の両巨頭を始め、滔天その他の多くの志士たちも総統就任式に参加し、感激を分かち合った。 6.桂首相との日支協力の密約 その年の12月に桂太郎による第3次内閣が組閣された。滔天は政界の陰の実力者秋山定輔を通じて、桂首相に孫文との協力を説いた。孫文は国賓として来日し、桂首相と語り合う。その結果、 新支那の建設は孫文にまかせる。日本は孫文の新政権を支援し、日支協力して、満洲を共同開発する。 日支協力してダーダネルス海峡以東のアジア民族の自立達成(解放)に助力する などの密約を交わした。日本と中国が相協力して、アジア独立のために立ち上がるという孫文や滔天の大アジア主義が、両国の正式な政策として採用されたかに見えた。 しかし、桂太郎はまもなく急死し、孫文も袁世凱にその地位を奪われて、失脚した。こうして日支提携密約は実現しなかった。 孫文は東京で、犬養、頭山、宮崎らの助力を得て、1914年(大正3年) 中華革命党を結成する。まことに不屈の革命家ではある。 しかし、われわれはまだ、日本に絶望してはいない。それはなぜか、自分は日本を愛し、亡命時代に自分をかばってくれた日本人に感謝しているからである。また、東洋の擁護者としての日本を必要とするからである。ソヴィエトと同盟するよりも、日本を盟主として、東洋民族の復興をはかることがわれわれの希望である。 1923年に孫文がある日本人に語った言葉である。[1,p61] 以後の孫文はソ連からの協力を得る方向に傾いていくが、孫文は日本との提携を諦めてはいなかった。しかし、共産主義勢力という新たな攪乱要因も登場して、日支提携の望みはますます遠ざかっていく。 7.大アジア主義と東洋王道文化 1924年軍閥間の争いに乗じて、馮玉祥は北京を占領すると、孫文を大総統に迎えた。孫文は上海から北京に向かう途中で、わざわざ日本により、神戸高等女学校で「大アジア主義」と題した有名な講演を行い、こう述べている。 日華両民族は共同戦線を結成してインドの独立を支援すべきである。中国と日本とインドの三国が一体となって起ちあがるならば、西欧の帝国主義など恐れることは何もない。西欧の文化は、鉄砲や大砲で他人を圧迫し、功利強権をはかる覇道の文化である。これに対して東洋の文化は、仁義道徳を主張する王道の文化である。われわれは東洋の王道文化をもって、西欧の覇道文化に対抗しなければならない。すなわち仁義道徳を主張するということは、正義公理によって西欧人を感化することである。 翌年3月12日、孫文は北京で肝臓癌のため、59歳の生涯を閉じる。 身命を抛った志士の一人、萱野長知が病床に呼ばれた。 孫文は「犬養先生、頭山先生は、お元気か」と聞き、さらに「わしが神戸でのこした演説は日本人にひびいたか、どうか?」と問うたという。 孫文を国父として祀るために、南京に中山陵が作られた。1937年(昭和12年)、日本軍は上海から南京を攻略したが、その時の総司令官は松井石根大将であった。 松井大将は孫文とも親交があり、大アジア協会を作って、日中提携を唱えていた。 松井大将はこの戦争が長く日支間の相互怨恨の因とならぬよう民衆の慰撫に腐心した。 特に中山陵に戦火が及ばないよう厳命し、それを楯に抗戦する支那兵もいたが、なんとか保全に成功した。 松井大将は帰国後、私財を投じて、熱海・伊豆山に興亜観音を建立し、日支両軍の犠牲者の冥福を祈り、アジアの興隆と世界平和を朝晩祈念していた。しかし敗戦後の東京裁判では「南京での司令官として兵士の虐殺暴行に対して,十分に効果的な措置をとらなかつた」という訴因で死刑に処せられたのである。 孫文の革命への志と、それを助けた滔天ら日本人志士は、錯綜する中国動乱の歴史の谷間にささやかな友情の花を咲かせた。今後、日中両国が真の友好関係を作り上げるためには、かつて芽生えたこの友情を思い起こす所から始めるのも一つの道であろう。 http //megalodon.jp/2013-0818-0128-42/www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h10_1/jog043.html 山田良政・純三郎兄弟~ 孫文革命に殉じた日本武士道 清朝の圧政と列強の収奪に苦しむ民衆を見て、革命支援に立ち上がった二人の武士道精神。 http //www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h15/jog319.html 2.革命前夜の中国へ その日本人志士・山田良政は明治元(1868)年1月元旦、津軽藩士の長男として、青森県弘前で生まれた。長じて青森師範学校に学んだが、食事を不満とする寮騒動の首謀者として退学処分となった。本当の首謀者は友人だったのだが、その家が貧しく、退学になると学問を諦めるしかないので、自ら身代わりになったという。古武士のような無私の心を持っていたのだろう。 同郷の著名な言論人・陸羯南(くがかつなん)を頼って東京に出た。 陸から「日本として、いま大切なのは清国の研究である」と諭された良政は、中国語の勉強に励み、北海道昆布会社の上海支店勤務を命ぜられて、大陸に渡った。 1894(明治27)年8月、日清戦争が勃発し、良政は陸軍通訳官として従軍する。この頃には良政は完璧に中国語を話し、有数の中国通となっていた。戦争終了後、海軍に依嘱されて、ロシア、ドイツ、フランスなど列強の中国の利権を狙う動きを探った。 北京に出た良政は、清朝の圧政と列強の収奪に苦しむ民衆を目の当たりにし、諜報活動を続けながら、在野の志士として清朝政府内に台頭してきた康有為ら、変法(改革)派と親しく付き合うようになった。 彼らは清朝を救うために、日本の明治維新に習って、上からの改革を断行しようとしていた。 3.決死の北京脱出 1898(明治31)年6月、康有為らは光緒帝を擁して近代国家建設に乗り出し、新式陸軍の創設、民間の商工業・農業振興など、次々に新法を布告した。しかし光緒帝の叔母・西太后を担ぐ守旧派は、9月21日、武力をもって変法派を弾圧した。光緒帝は幽居の身となり、康有為はかろうじて逃げ延びることができたが、同志6人は捕らえられ、刑死した。 いわゆる「戊戌(ぼじゅつ)の変」である。 その晩、良政のもとに日本人同志が集まっている所に、変法派の侍講(皇帝の教授役)・王照が飛び込んできた。 極度の興奮に顔色は青ざめ、手足をぶるぶる振るわせて、守旧派のクーデターが起こったことを伝えた。皇帝を救わねば、という王照を説得し、背広を着せて、良政は戒厳令下の深夜の都を脱出しようとした。見つかったら最後、良政も命はない。 小舟を雇って天津に向かう。途中、総督府の蒸気船とすれ違って、臨検を受けるかと緊張したが、覚悟を決めて酒盛りを始めると、先方は疑いもかけずに通り過ぎていった。ようやく天津に着いて、停泊していた日本の警備艦・大島に王照を収容した。そこに清朝の捕吏がやってきたが、艦長・荒川中佐は毅然たる対応で撃退した。 この後、王照は日本に亡命し、良政の要請で陸羯南にかくまわれた。 この事件で、良政は革命同志の間で一躍、有名になった。 4.孫文との出会い 中国の革命運動を支援する犬養毅(後の政友会総裁、首相)は同様に康有為も日本に亡命させた。 おりしも1895(明治28)年に広州での武装蜂起に失敗した孫文が日本に来ており、犬養らは両者を協力させようとするが、うまくいかない。 康有為や王照ら変法派はあくまでも清朝の改革を目指していたが、孫文ら革命派は清朝を倒して漢民族による中国を作らねばならない、と考えていたので、所詮、妥協の線を見出すことはできなかったのである。 康有為らが傷心を抱いて日本を去っていくと、日本の志士たちの気持ちは急速に孫文の革命派に傾いていった。 1899(明治32)年7月、孫文は神田三崎町に居を構えていた良政を訪ねた。同志たちから孫文の話は聞いていたが、会うのは初めてであった。良政はすでに清朝の改革だけでは清国は救われない、と痛感していたので、孫文の革命思想を聞いて、たちまち意気投合し、その場で同志としての支援を固く約束した。 1900(明治33)年早春、良政は5月に開校となる南京同文書院の教授兼幹事として赴任することになった。 この書院を設立したのは東亜同文会。「同文同種」である日本と中国の提携を早くから説いていた貴族議員議長・近衛篤麿を会長とし、「支那を保全する」「支那の改善を助成する」ことを目的としていた。 陸羯南も会員に加わっており、良政の中国に関する知識と語学力を買って、強く教授に推したようだ。 この南京同文書院は将来の日中提携のための人材育成を目的としており、第一期生15名の中には弟の純三郎もいた。 この前年秋に、良政は弘前で妻とし子を迎えていた。良政は「落ち着いたら迎えにくる。それまでは両親を頼む」と言って、あわただしく上京し、そこからさらに南京に渡ったわけだが、これが永久の別れになるとは知る由もなかった。 5.台湾総督府の革命援助 その頃、中国では義和団の暴動が華北一帯に広がっていた。北京も暴徒に占拠され、公使館区域を守るために、柴五郎中佐率いる日本軍将兵が獅子奮迅の活躍をしていた頃である[b]。 孫文は義和団の乱と清朝の衰退を見て、革命の好機到来と、7月に香港海上に停泊する佐渡丸の船中で、宮崎滔天(とうてん)ら日本人志士たちと、蜂起の場所を恵州と定め、具体的な手筈を整えた。 その後、孫文は訪日して資金・武器・弾薬を調達しようとしたが、思うように集まらない。 そこに良政から、台湾へ行って総督府民政長官・後藤新平と交渉するよう連絡が入った。 後藤新平は良政の叔父で初代弘前市長、後に衆議院議員となった菊池九郎に目をかけられ、親交を続けていた関係で、良政とも懇意だった。 孫文はその勧めに従って、9月27日に台湾に赴く。 良政も同文書院の教授を辞して、同志と共に台湾に向かう。この時、弟の純三郎は、なぜ俺を入れてくれん、と良政の同志に怒りをぶつけた。良政は同志に頼みこんで「俺はこの運動に入って死ぬつもりをしている。兄貴が死ぬのに、弟まで誘い込むことはないじゃないか」と言った。 孫文と良政は台北で落ち合って、後藤新平と台湾総督・児玉源太郎に会い、恵州挙兵の援助を求めた。 児玉は、革命軍が恵州を占領し、海岸線のある陸豊、海豊に着いた時に、3個師団分の武器を手渡そうと約束をした。日本が後押しして親日革命政権が華南に出来れば、という目論みがあったようだ。 6.破られた革命軍支援の約束 孫文は日本の援助があれば革命は成功すると自信を持ち、ただちに秘密結社三合会の首領・鄭士良に蜂起の指令を送った。 それに従って鄭士良は10月6日、恵州三洲田で蜂起した。これが中国革命の最初の烽火となった「恵州起義」である。 孫文は台湾を基地として、恵州革命軍に指令を与えつつ、児玉総督・後藤長官と会談を重ねた。一方、良政は孫文の命を受けて、海豊で兵を挙げるべく現地に入った。 ところが、たまたまこの時、日本では内閣交代があり、山県有朋から政権を引き継いだ伊藤博文内閣は、西洋列強との協調を方針として、中国の内政への不干渉政策をとり、孫文への武器提供や日本人将校の革命軍への協力を厳禁した。 これで児玉総督の武器供与の約束もすべてご破算になってしまった。 事ここに至っては蜂起の継続は不可能と判断して、孫文は海豊にて挙兵準備を進めていた良政ら同志数人を鄭士良の軍営に派遣し、状況説明と臨機の処置を一任した。この役は良政が自ら買って出たようだ。もともと津軽武家の生まれで、貧しい友人のために退学の身代わりまでしてやる良政のことである。自らの口利きで日本が革命援助を約して孫文らが立ち上がったのに、政権交代とは言え約束を裏切る結果となってしまった。良政が耐え難い思いをした事は想像に難くない。孫文の密使として革命の最前線に赴くことは、せめてもの罪滅ぼしであったろう。 7.良政の最期 良政らが鄭士良軍営に到着した時は、すでに弾薬は尽き果てていた。良政の説明を聞いて鄭士良は革命軍の解散を決意した。 密使としての役割はこれで済んだので、本来なら良政がこれ以上、革命軍につきあう義理はなかった。しかし良政はあえて撤退する軍と行動をともにした。敗軍を見捨てて立ち去ることは津軽武士の誇りが許さなかったであろうし、また祖国日本が革命援助の約束を破った負い目もあったろう。 撤退する革命軍の背後から清国官軍が襲いかかった。10月22日、恵州東方の三多祝において、良政は殿(しんがり)となって戦う最中に捕らえられた。中国服をまとい、荒縄を腰に巻いていて、日本人とは名乗らないまま処刑されたという。遺品の金縁眼鏡や千ドルという大金から、指揮官・港兆鱗は日本人の宣教師か何かであろうと思い、国際問題になることを恐れて、遺体を埋葬したあと厳重な箝口令を布いた。 8.孫文の情義 12年後の1912(明治45)年、孫文はようやく辛亥革命に成功し、翌年、準国賓として来日して、東京谷中の寺院・全生庵に「山田良政之碑」を建設した。 この時に孫文は次のような追悼の辞を述べている。 恵州の失敗は決して戦いの失敗ではない。日本政府がもしも前内閣の方針を守ったならば、児玉氏も依然その方針を改めずに我々を援助し、武器の輸出と将校の従軍とを禁じなかったであろう。従って余が内地潜入の計画も破れずに、その上、優秀な兵器と軍事知識を持った有能将校の指揮を得て、士気はこれが為に振い、その勢いをもって進撃したならば、恐らく天下の情勢は今はからざるものがあったであろう。革命軍も挫折せず、君も亦断じて死なずにすんだであろう。[1,p74] この時に孫文は、良政の両親と未亡人とし子と会見し、「良政さんが中国革命のために、外国人として初の犠牲者となって下さったことを、全中国国民を代表してお礼申し上げます」と述べた。 孫文は1918年の夏には、部下を恵州に派遣して、良政の遺骨を探させたが見つからず、やむなく持ち帰った三多祝の土を純三郎に手渡した。さらに1919(大正8)年には幕僚を使わして、弘前の山田家の菩提寺・貞唱寺にもう一つの碑を建て、自ら碑文を書いた。 山田良政先生は弘前の人なり。康子閏八月、革命軍恵州に起つ。君身を挺して義に赴き、遂に戦死す。鳴呼(ああ)其人道の犠牲、亜州(アジア)の先覚たり。身は湮滅(いんめつ)すと雖(いえど)も、而も其(その)志は朽ちず。 孫文は不屈の革命家であると同時に、情義に篤い人物だった。 9.純朴なる日本武士道の発露 良政の弟・純三郎は、兄の遺志を継いで、長く孫文に付き従ってその革命運動を助けた。辛亥革命の成功の後、孫文は中華民国臨時大総統に就任したものの、北洋軍閥の雄・袁世凱に妥協して総統を譲った。しかし袁世凱は帝政復活を目論み、それに反対する孫文は第二革命を企てる。以後、中国の革命運動は、各地の軍閥や共産主義勢力、さらには日本を含む列強が入り乱れて複雑な展開をしていく。 孫文は不撓不屈の革命家生涯を、1925(大正14)年3月12日に終えた。満58歳だった。肝臓ガンが悪化して病床について以来、純三郎は終始、枕頭を離れずに世話を続けた。「革命未だ成功せず」という有名な遺書には、臨終に立ち会った家族後継者十数名が署名したが、純三郎は異国人なので遠慮した。 純三郎は、その後も長く上海に住んで、革命の行く末を見守りつつ、時折、蒋介石や日本政府に献言を行ったが、果てしなく乱れる大陸情勢に為す術はなかった。 日本の敗戦とともに、五十余年住み慣れた大陸を引き揚げ、1960(昭和35)年、東京にて83歳の生涯を終えた。 1976(昭和51)年、弘前の貞昌寺境内に兄良政の記念碑と並んで、純三郎の記念碑が建てられ、蒋介石の筆になる「永懐風儀」(永遠に君の情誼を忘れず)の碑銘が刻まれた。 孫文の革命が始まってすでに百年以上も経ったが、今もなお大陸では複雑怪奇な情勢が続いている。しかし少なくともその起点において示された山田良政・純三郎兄弟の義挙は、純朴なる日本武士道の発露であった。 http //megalodon.jp/2013-0818-0202-42/www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h15/jog319.html 汪兆銘~革命未だ成功せず 売国奴の汚名を着ても、汪兆銘は日中和平に賭けた。中国の国民の幸せのために。 http //www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h12/jog140.html 1.失敗すれば、家族全体が末代までも批判される 今、父が計画していることが成功すれば、中国の国民に幸せが訪れる。しかし失敗すれば、家族全体が末代までも人々から批判されるかもしれない。お前はそれでもいいか。 汪兆銘は17歳の娘、汪文琳にこう問いかけた。時に1937 (昭和12)年。 汪兆銘は国父孫文の大アジア主義を継承して、日中の共存共栄こそ中国国民の幸せに至る道である、と確信し、中国共産党や蒋介石とは異なる独自の道を目指した。 結果はこの言葉の後半そのままとなった。妻は獄死、子どもたちは海外にちりぢりとなった。汪兆銘本人は「漢奸」(中国の売国奴)と今でも非難されている。そしてなによりも、彼が幸せを願った中国の国民には、さらなる戦乱と、共産党独裁政権のもとでの圧制という過酷な運命が待っていた。 汪兆銘を抜きにしては、近代中国の悲劇も、日中関係の不幸も語れない。 2.革命の決心 1925年2月24日、孫文の病状が絶望的になった時、後継者の筆頭として汪兆銘は代筆していた遺言を孫文に聞かせた。孫文は満足そうにうなづき、「大賛成である」と言った。そして3月12日、死の前日に署名をした。汪兆銘は自分の代筆した遺書を、孫文が一字一句も直そうとしなかったことを生涯の誇りとした。[1,p113] その遺書は、 「余は国民革命に力を致すことおよそ四十年、その目的は中国の自由平等を求むるに在り」から始まり、「現在革命未だ成功せず」という有名な一句を含んでいる。 孫文は、1894(明治27)年、広州で最初の革命の兵を挙げて以来、宮崎滔天など日本の朝野の志士の支援を受けて、革命運動を続けていた。[a] 日露戦争後、東京には清国の留学生が1万人以上も滞在し、日本の驚異的な発展に続こうとしていたが、汪兆銘もその一人だった。 1905(明治38)年、孫文の二度目の来日を機に、中国同盟会が東京で設立され、汪兆銘はわずか22歳で書記長に抜擢された。そして機関誌「民報」で健筆をふるった。 24歳の時に発表した「革命之決心」には次の一節がある。 革命の決心は、だれもが持っている惻陰の情、言うならば困っている人を見捨てておけない心情から始まるものだ。たとえば子供が井戸に落ちていると聞けば、だれもが思わずその子を救いたくなるだろう。[2,p93] 3.兵乱は絶えることなく 1912(大正元)年、辛亥革命が成功し、清朝は滅びたが、実権は北洋軍閥の総帥袁世凱が握った。その後の中国の政情について、汪兆銘は「国民党史概論」において次のように論じている。[1,p103] 彼(袁世凱)の死するや、部下の将領は四分五裂して蜂起した。その混乱状態は、今日に至るまで全く収束されていない。・・・それ以来北方の反革命家は大軍閥となり、南方の変節せる革命党員は小軍閥となった・・・かくて14年、兵乱は絶えることなく、中華民国は太陽なき暗黒となった。 1921(大正10)年、中国共産党が結成された。この時、レーニンの秘書マーリンが、上海での共産党代表大会に参加し、孫文とも会って、新経済政策を吹き込んだ。また中国共産党員がコミンテルンの指示で、次々と国民党に入党し、主導権をとろうとしていた。 孫文の遺書にある「革命未だ成功せず」とは、まさしくこのような内憂外患の状況であった。 4.ソ連の魂胆 孫文の死後、国民党右派の中心人物となったのが、蒋介石であった。 蒋は、日本陸軍で4年ばかり学んだ後、1924(大正13)年に新しく設立された黄埔軍官学校の校長となった。 長年の失意の経験から、革命には近代的軍事力が不可欠であるという孫文の構想であった。 蒋介石はその前年にソ連を訪問し、その侵略的な意図をかぎつけて、孫文に次のような報告をしている。 ソ連はまるで誠意を持っていない。・・・ソ連共産党の中国に対する唯一の目的は中国共産党をその分身とすること・・・ 彼らのいわゆるインターナショナリズムとか、世界革命とかも、その実はウィルヘルムⅡ世の帝国主義となんら変わることなく、ただ名前を変えて世間を惑わそうとするものだ。[1,p121] 蒋介石は孫文の死後、共産党勢力の排除に乗り出す。上海でクーデターを起こし、南京国民政府を設立して、武漢の国民党中央と対立するまでに至った。 一方、汪兆銘も偶然、ソ連から派遣された国民政府最高顧問ボロディンへのコミンテルンからの訓令の内容を知り、ソ連の真意を知った。 そこには、汪兆銘、蒋介石らを駆除すること、クーデター後、コミンテルンの命令に従い党の改組を行うこと、などの内容があった。 中国共産党は、まさしくソ連共産党の手先であり、それと組んでいることは、中国の自主性を奪われることであると気づいた。 こうして汪兆銘と蒋介石の見方が一致し、両者は協力して32(昭和7)年、南京で国民政府を組織した。 5.汪兆銘・蒋介石の日中和平路線 この前年、満洲事変が勃発していたが、汪兆銘は「一面抵抗、一面交渉」という基本姿勢を示した。その前提は、孫文の遺訓でもある「日中戦うべからず」であった。汪兆銘は青年時代に日本で、アジアの自立と解放を学んだ。現在の日本は、国際的な孤立や経済的苦境から大陸進出を企んでいるが、内心は中国との協力、提携を求めているに違いない。軍事的には抵抗しつつ、外交的には妥協と歩み寄りを求める。 33年(昭和8)年、塘沽停戦協定が締結された。35(昭和10)年には、広田弘毅外相が議会での姿勢演説で、日中双方の「不脅威・不侵略」を強調し、日本はアジアの諸国と共に東洋平和および、秩序維持の重責を分担する、と主張した。 この誠意に満ちた演説は、中国側に好感をもって迎えられ、一週間後、蒋介石は次のような声明を発表した。 中国の過去における反日感情と日本の対支優越態度は、共にこれを是正すれば、隣邦親睦の途を進むことができよう。わが同胞も正々堂々の態度を以て理知と道義に従い、一時の衝動と反日行動を押さえ、信義を示したならば、日本もまたかならずや信義をもって相応じてくることと信ずる。[1,p190] このような形で、汪兆銘と蒋介石の指導のもと、日中和平路線が着々と進められたが、これを喜ばない勢力もあった。1935 (昭和10)年11月、国民党六中全国大会で、汪兆銘はカメラマンに扮した刺客から3発の銃弾を受けた。危うく一命はとりとめたが、療養のため、ヨーロッパへ渡った。 6.「最後の5分間」から蘇生した中共軍 日中和平を喜ばない勢力の一つに、中国共産党があった。 蒋介石は、30(昭和5)年からの数次にわたる共産軍掃討作戦を進め、36年頃には共産軍は数万人規模にまで落ち込み、蒋介石の表現によれば、掃討戦は「最後の5分間」の段階に来ていた。[3,p364-374] 共産軍が最後の拠り所としたのが、「一致抗日」をスローガンとして中国人の民族意識に訴える宣伝戦であった。 各地で在留邦人を狙ったテロ事件が続発し、日中和平を阻もうという動きが激化した。 汪兆銘は後に次のように述べている。 中国共産党は、コミンテルンの命令を受け、階級闘争のスローガンに代わるものとして抗日を打ち出していたのです。コミンテルンが中国の民族意識を利用して、中日戦争を扇動しているの私は読みとりました。謀略にひっかかってはなりません。[2上,p246] 共産軍を「最後の5分間」から蘇生させたのが、36(昭和11)年11月の西安事件であった。蒋介石が西安で共産軍掃討戦を行っている張学良を督励するために訪れた時、突如逮捕監禁された。8年前、父親・張作霖を日本軍に爆殺され、満洲から追われた学良は、抗日意識の盛り上がりに乗じて、共産党と通じたのである。 共産党がモスクワの指示を仰いだところ、スターリンは蒋介石を釈放し、「連蒋抗日」を命じた。蒋介石を殺せば、国民党軍により中共軍が壊滅せられ、汪兆銘がトップとなることを恐れたものであろう。 蒋介石を殺すべしと考えていた毛沢東は真っ赤になって怒ったと伝えられている。[3,p374-380] 西安事件で蒋介石と共産党との間でどのような密約が交わされたのかは分かっていないが、蒋介石は国共合作・抗日へと方針を急転換し、掃討戦を中止した。さらにこの7ヶ月後の廬溝橋での日中両軍の衝突が起こり、ここに33年5月の塘沽停戦協定から4年2ヶ月にわたる日中和平の時期は終わりを遂げた。 (31年9月の満洲事変勃発から、45年8月の大東亜戦争終戦までを「日中15年戦争」などと称する言い方があるが、この期間は合計しても13年11ヶ月にしかならず、なおかつ 4年2ヶ月もの和平期間を無視している。学問的な用語というより、コミンテルン史観に基づくプロパガンダ用語と解すべきである。) 7.我は苦難の道を行く 西安事件の直後、ヨーロッパでの療養から帰国した汪兆銘は、国民党副主席の地位についていたが、戦いの陰で日中和平工作を進めた。 人々は、簡単に抗日を国内統一の手段にしようなどというか、抗日戦争で負ければ我々は滅亡するのだ。いちかばちかの賭けに出て滅亡した場合誰がどう責任をとるのか。[3上,p136] 蒋介石は表に対日抗戦を叫びつつ、裏で汪兆銘に和平工作を進めさせ、また反共を信じながら、表で容共を説いていた。 しかしその間、国民政府軍は上海、南京、漢口と敗走を続け、重慶にまで追い込まれた。そして撤退のたびに、南京、武漢、長沙などの都市を焦土作戦で火の海とした。この状況下では、日本側の条件を呑んで、和平を選ぶしかないのだが、それをすれば共産軍に蒋介石打倒の口実を与える。 中日戦争の見通しは明るくない。中国を救うには日本との和平しかないと自分は考えており、近く重慶を出て、別の地から和平工作を手がけるつもりだ。どこに抜け出そうと、戦争している相手国と和平ルートをつくる役割は、周囲から非難中傷を受けるのみならず、危険も伴うに違いない。しかし、自分が身を捨てる覚悟でにやり遂げるつもりだ。[3上、p166] 1939(昭和14)年、汪兆銘は蒋介石に対して、「君は安易な道を行け、我は苦難の道を行く」との書簡を送り、重慶からハノイに脱出して、以後、単独で日本政府との交渉を進めた。それは、冒頭の言葉にもあったように、成功すれば中国の国民に平和をもたらすが、失敗すれば末代まで「売国奴」の汚名を着せられるまさしく「苦難の道」であった。 8.革命未だ成功せず 汪兆銘の重慶脱出と呼応して、雲南、四川、西康、貴州の四省が同盟して、対日和平に立ち上がる根回しが進んでいたが、蒋介石に阻まれてしまった。 汪兆銘は国民政府の分裂を避けたかったが、事ここにいたって、日本政府の援助のもとに、翌40年、南京に新政府を樹立した。しかし日本政府も蒋介石政権との和平ルートを模索するなど腰が定まらず、汪兆銘政府を正式に承認したのは8ヶ月も後だった。 1941(昭和16)年5月、来日した汪兆銘は、日本国民の熱狂的な歓迎に感激した。また昭和天皇に拝謁し、日中間の「真の提携」を願っているとのお言葉に、この一言だけで訪日目的の大半は達せられたと述べた。「日中戦うべからず」との孫文の遺訓を抱く汪兆銘は、昭和天皇と日本国民に相通ずる心を見いだしたのであろう。 同年12月8日、日米開戦。汪兆銘は次のように言った。 この戦争は間違いです。日本はアメリカと組んでソビエトと戦わねばならないのです。真の敵はアメリカではありません。しかし、こうして開戦した以上わが国民政府はお国に協力します。同生共死ということです。[4,p83] 44(昭和19)年3月、南京で病に倒れた汪兆銘は、名古屋で治療を受けたが、11月10日帰らぬ人となった。南京空港から公館までの道のりを民衆が詰めかけて、棺を迎えた。 翌年、日本が敗れ、南京政府も瓦解した。孫文を祀った中山陵の傍らに作られた汪兆銘の墓は、蒋介石の指令で爆破された。その蒋介石も共産軍に敗れ、やがて台湾に逃げ込む。 汪兆銘が国民革命に一生を捧げて救おうとした中国人民には、共産党独裁政権のもとで、大躍進や文化大革命で数千万人が餓死するなど、さらに過酷な運命が待っていた。 そして今に至るまで一度も民主選挙で自らの政府を選んだことがないという点では、清朝時代の人民と変わらない。 「革命未だ成功せず」。 http //megalodon.jp/2013-0818-0228-08/www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h12/jog140.html http //www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%81%AE%E8%A6%8B%E3%81%9F%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E9%99%B8%E4%BA%94%E5%8D%81%E5%B9%B4%E2%80%95%E6%B1%AA%E5%85%86%E9%8A%98%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%93%E5%B0%8F%E5%B9%B3%E3%81%BE%E3%81%A7-%E5%B0%8F%E5%B1%B1-%E6%AD%A6%E5%A4%AB/dp/4905786584
https://w.atwiki.jp/iirowa6/pages/26.html
「なんだい?」 むき出しの木の根や不意のぬかるみなどで、ひどく足場の悪い深い森の中。 そこを連れだつ将も兵もなく、1人で歩いていた劉備玄徳は 聞こえてきた声に振り返って返事をするが、そこには誰もいない。 たしかに誰かに声を掛けられた気がしたのだが。それも身近な人物に。 「…………誰もいないねえ……。どうもここに来てから妙な感じだ」 この殺し合いの場。いやその前の死神博士が説明を行った場所から、劉備にとっては不可解の連続だ。 まずそこに連れて来られた経緯からして、奇怪極まりない。 連れて来られた、と言っても状況からそう推測したに過ぎない。 何しろ軍勢を率いて長安へ向け行軍していたはずが、次の瞬間には死神博士が説明を行った場所へ移動していた。 あんな物事の摂理を超えた現象は、天下を広く巡って来たが聞いたこともない。それこそ夢でしか有りえない。 しかも移動と同時に、爆発するという首輪まで嵌められている。 たしかに劉備は関羽や張飛ほどに、武に長けているわけではない それでも侠客集団の頭目から、将軍まで務めてきたのだ。それなりの心得はある。 こんな首輪を気付かないうちにまかれるほど、迂闊な人間ではないと自負している。 何より不可解なのは、とっくに死んだはずの董卓が居たことだ。 董卓ほど有名な者が殺されて、しかも何日も死体を晒されたのだ。まさかそれで実は生きていた、なんてことはあるまい。 つまり死者が蘇ったということになる。こうなると完全に妖術や仙術の領域だ。 実際、死神博士は死者の蘇生を可能だと言っていた。なるほど、妖術使いに見えなくもない。 いずれにしろ言えることは、これが人知を超えた事態であり、当然劉備の理解も超えているということ。 つまりこの殺し合いに関して、あれこれ考察しても無駄である。劉備はそう結論付けた。 「あれもこれも、訳のわかんないことだらけ……わかんないと言えばこの袋だよ。こいつぁいったい、どうやって開けるんだい?」 そう言って劉備は、紐にぶら下がった袋を無造作に持ち上げる。 劉備がこの場に送り込まれたとき、一緒に送り込まれた袋。死神博士が支給品を入れたと説明していた物だ。 中身は詰まっているが、しかしどこにも口が見当たらない。これでは中の物を取り出せない。 今の劉備の状況は武器もなく味方もなく、いやそれどころか 殺し合いが本当なら敵だらけだということになる。 「関さんくらいの頭なら、分かるのかも知んないけどよ……。益徳なら力づくで破っちまいそうだな、はっはっは。 ああ~~~、それにしてもおっ月さんはここでも、まんまるきれいだねえ」 しかし劉備はそんなことを意に介さず、袋を振り軽口を叩きながら天を仰ぐ。 無論、劉備とて事態の深刻さは理解している。 だが、何故か『死ぬ気がしない』のだ。 劉備はその劉姓が示すように、中山靖王・劉勝の末裔とされている。つまり、それが事実なら漢帝の傍系にあたる。 その出自の由縁もあってか、漢朝が乱れた際に義侠の同胞と共に挙兵した。 俗に黄巾の乱と呼ばれる内乱以来、大小数え切れぬ戦いを潜り抜けてきた兵だ。 劉備の半生は決して平易な道程ではなかった。それどころか常に死線の連続だったと言っていい。 劉備がそれらの死線を潜り抜ける最大の武器となったのは2つ。 今や天下の大徳として知れ渡った『器』。 それと身に迫る危機などを、根拠もなく察知できる『第六感』である。 その2つを武器に乱世を渡り歩き、ついに蜀の地を得て漢中王を名乗るまで登りつめた。 何度も劉備の命を救った第六感、それが危機を告げていない。 だから劉備は普段と同じ調子で居られるのだ。 「……っても今は長安攻めの真っ最中だから、そうそうのんびりもしてらんねえがな。 天下人ってのも楽じゃねえぜ。さってと、これからどうしたもんだかねえ…………」 殺し合いへの恐怖はないとはいえ自分が、一刻も早く自軍に戻らなければならない立場であるとも理解している。 天下の趨勢をかけ、曹操との戦いに望む自分の使命の大きさを。 同胞を背負い民を背負い、しかし無理に気負うこともなく天下に臨む。 それができることこそ、劉備を天下人たらしめているのだ。 だからと言って、死神博士の言いなりに殺し合いを進めるつもりは更々ない。 どれほど大儀を背負い今や清濁併せ呑む器になったとしても、劉備が己が正中にすえるものはあくまで侠に他ならない。 侠は言葉にできぬ。だが侠者ならば言葉にせずとも分かる。 この殺し合いに乗ることは、義侠とは決して相容れぬと。 しかし死神博士の言葉を信じるなら殺し合いに勝ち残る以外、ここから生還する方法も無いことになる 生きて為さねばならない使命がある。生をつかめる道は1つ。さりとてその道は、死んでも選べない。 要するに現状は、余裕がないどころか八方ふさがりなのだ。 「…………とりあえず、あいつに聞いてみるか」 まだ夜道を照らす照明もない漢の時代に生まれ育ち、諸国を旅してきた劉備は夜目が利く。 だから深い森の中でも、1人佇む人間を遠目に見つけることができた。 見慣れない黒い服に身を包んだ、これも見慣れない長い銀髪の女。 中原にも江南にも見ない類の人種。胡人でもないようだ。 しかしそれ以上に劉備の気を引いたのは。 「……なんだ、泣いてるのかい? それにしても……ああ~~~、目を凝らして見りゃえらく別嬪な若ぇ娘じゃねぇの」 女は手には本を持っているが、足下に支給品の袋を捨て置いたまま涙を流して立ち尽くしている。おまけに中々の美人だ。 その2点から、どうも危険は少ないように見受けられた。後者がなぜ判断材料になり得るかは、余人には不明だが。 何より第六感が女を危険な人物だと告げていない。 とりあえず、何の心配もなく接触できるはずである。 ただ劉備の中で、なぜか漠然とした違和感があるのが気に掛かっているが……。 「まっ、このまま1人で居たって何にも始まらねえわな。なあ、あんたもそう思うだろ?」 接触する。 劉備はそう決めるや否や、草木を掻き分け真っ向から平然と女の前に姿をあらわした。 この辺は劉備が豪胆なのか無謀なのか、評価の別れるところである。 女は涙を流したままゆっくりと劉備に顔を向ける。 その顔に不実の色は見とれない。やはり一抹の違和感が拭えないが……。 劉備はまさに破顔一笑と言った風情で、女に笑いかけた。 「おいらが誰かって聞きたげだねえ。おいらは漢帝国再興の大儀に生きる漢中王! 劉備玄徳ってんだ! あんた、名はなんて言うんだい?」 女はしばらく黙って劉備を見つめていたが、やがて口を開いた。 「我に呼ばれる名は無い」 その返事に意表をつかれた劉備だが、すぐに気を取り直し笑みにもどる。 「そいじゃ名無しの娘さん。あんた何だってまた、こんなところでじっとして泣いてるんだい?」 殺し合いに乗っているかどうかはあえて問題にしない。 もし女にそれほどの邪心あらば自分なら気付くはずだし、自分が乗っていないことも口にせずとも伝わると確信しているからだ。 女は依然、涙を流しながら瞑目して天を仰いだ。 その様子は、何かを悔いているようにも見える。 「また、全てが終わってしまった。一体いくたび、こんな哀しみを繰り返せばいい……」 抑揚のない女の言葉。だが、憂いの色は見て取れる。 言ってる意味は分からない。当然だ、会ったばかりの者の事情が分かるはずもない。 それでも女の憂いが殺し合いとは関係ない、ここに来る以前からのものだと察することはできた。 劉備には関係がないどころか知りもしない話。しかしこうなっては、どうしても放っておけないのが劉備である。 それに今は状況が状況だ。こんな所にいつまでも1人で居させては、命が幾つあっても足りない。 情義の人。かつて自身がそう呼ばれた時、劉備は否定した。 だが目前で困窮に陥っている者を捨て置くことは、どうしてもできない。 本人がどれほど否定しようと、やはり劉備は情義の人なのである。 何しろ劉備は『天下の民の笑顔を見る』ために、天下にうって出たのだから。 「おいらはあんたが何者かは知らねえ。あんたに何があったのかもな。 けどよ、もし命を大事にしてえのなら、命を永らえて為したいことがあるのなら、この劉備玄徳に天命を預けてみないかい?」 相変わらず女の表情は乏しいが、僅かに動揺の気配を読み取れた。 「……私はまだ、主の願いを叶えていない」 女には生きて果たしたい想いがあるようだ。 ならば話は早い。 劉備には、天下の人々を呑み込んできた嚢がある。 女の想いも呑み込んで、帰るべきところまで共に行けばいい。 天下人たる自分なら為せる。今の劉備なら、そう確信できた。 「へえ、あんた誰かに仕えてんのかい。なら尚更、命を無駄にしちゃいけねえよ。 事ここにいたって尚、主を想える忠義の者をこんな所で死なせちゃ天下の損失ってもんだよ。 無為な殺し合いを避けて生還することこそ、忠義の道ってもんだぜー!!」 会ったばかりの女。 分かることと言えば、本来いるべき主の下から引き離されたことくらい。 それだけで充分だ! 何者だろうとかまわねえ。 女と共に、これからの天下を渡っていける 劉備は女に手を差し出した。 本当なら抱擁して、女の哀しみを呑み込んでしまいたいところだが 初対面の女にそれをやるのは、さすがに警戒される恐れがある。 おそらくは受け入れてくれるだろうと期待し、胸襟を開き女を真っ直ぐ見据えた。 しかし、違和感がある。 しかも今までとは全く違う、具体的な違和感。 女の持っていた本が、いつの間にか”宙に浮いている”のだ。 当然、そんな真似は尋常な人間には不可能である。 この殺し合いを仕掛けた死神博士のような、超常の存在でもなければ。 「我は闇の書。我が力の全ては……………………主の願い、そのままに」 突如、女の足下から光が発せられる。 紫色の光。それが線を引いて、地面に紋様を描いていた。 劉備の想像を絶する怪異。 女はそれを気にすることもなく、平然としていた。 いや、様子から察するに怪異は”女が起こして”いる。 今の今まで何の危機感も抱いていなかった劉備を、急激に恐怖が襲う。 もしや自分は勘違いしていたのではないか? 女とは気持ちが通じている、と感じていたが そもそも女は、この世のものでは無いのではないか。 黒い鳥のような翼が女の背中から広がる。 かつて曹操に追われた際感じた、あるいはそれ以上の危機感が劉備を襲った。 まずい。この女の近くに居るのは途方もなく危険だ。 女は劉備を見据えたのだ。まるで獲物を狙うように。 いや、それはもっと無機質な、まるで射撃の的を狙うような目つきで。 劉備は弾かれたように、女に背を向け走り出す。 草木を掻き分け、泥に足をとられそうになりながら この世のものならぬ女から、必死に逃げる。 「刃もて、血に染めよ。穿て、ブラッディダガー」 もう女の視界からは完全に離れた。そう踏んだ劉備だったが その耳は女の声を遠く微かに、しかし確実に捉えた。 走りながら首だけ振り向き、女の様子を確認する。 女は空中を飛んでいた。 周囲には無数の紅い短剣が、並んで浮いている。 それらの短剣が一斉に発射された。 閃光と見紛うほどの速さで、劉備めがけ飛び来る。 劉備は紛うことなき天下人である。 同じ蒼天に生きる人ならば、殺し合いという状況だ。協力を取り次ぐことができたかもしれない。 しかし女を相手には、土台不可能なことだった。 劉備の器に問題がある訳ではない。 まず劉備と女では、字義通り住む世界が違う。 劉備が住む世界は、後漢末期の中華世界。 そして女は幾つもの次元世界を渡った末、地球に辿りついた。しかも後漢の時代より、10世紀以上も経った日本にだ。 何より劉備と女の最大の違い。 それは劉備は普通の人間であるが、女は今や普通の人間ではない。 今の女は魔法運用器具であるデバイスと融合し、その姿と意思が表に出ている状態だ。 住む世界が違えば、存在そのものも違う。 つまり劉備には呑み込むどころか、理解しあうことすら叶わない相手だったのだ。 女は魔法プログラムと同義の存在。ゆえに殺気を読み取ることができない。 女は魔法プログラムと同義の存在。ゆえに武威を感じ取ることができない。 まっこうから明確に殺意を向けられるまで、危機を察知することができなかった。 それが劉備の誤算であり、そして命を落とした原因となる――――。 紅い短剣が正確に劉備を追尾し、それに着弾。 爆発。 樹木の高さに枝葉の広さまで達する規模の爆煙が上がる。 爆煙の晴れた後に残ったものは、全身に傷を負った無残な劉備の骸であった。 本来の歴史ならば蜀漢帝国の皇帝になる男、劉備玄徳。 天下人となるはずだった男はしかし、蒼天ならぬ殺し合いの地で天命が尽きた。 ◇ ◇ ◇ 女はかつて八神はやてと呼ばれていた。 八神はやてが求めているものは、平凡な日常を送ることだった。 はやては幼いころに両親を亡くし、原因不明の病気で両脚に障害を持って育つ。 古代ベルカのデバイスである『闇の書』は、はやてが望んだわけではない。『闇の書』からはやてを選び来訪した。 『闇の書』は、防衛プログラムである守護騎士を起動させた。 シグナム。ヴィータ。シャマル。ザフィーラ。はやてを主と仰ぐ、4人のヴォルケンリッター。 魔法の知識を何1つ持たないはやては4人が現れた際、驚きのあまり気絶したほどだ。 4人は主――はやてに服従した。命令を聞くと平伏したのだ。 はやてが4人に命令――ではなく望んだのは、家族となること。 帰路を談笑しながら車椅子を押してもらい、同じ食卓を囲み、同じ温もりの中で眠る。 長く1人で暮らし両親の思い出も遠いはやてにとって 新しくできた家族が、例えようもなく愛おしい存在だった。 騎士ははやてに語る。魔力を蒐集し『闇の書』が完成すれば、主はあらゆる望みを叶えられる絶大な力を得ると。 はやての脚の障害も治せると。 それでも八神はやてが望んだものは、平凡な日常を送ることだった。 魔力の募集は、他者からリンカーコアを無理やり奪う形をとる。はやてはそれを嫌った。 はやての日常は穏やかに、しかし幸福に過ぎていく。 だが蜜月の日々は、永遠には続かない。 はやては知らなかった。闇の書が、自身の生命活動を阻害するほど侵食していることを。 はやては知らなかった。守護騎士達が自身を救うため、魔力を蒐集していることを。 終局は前触れもなく訪れた。 唐突に夜天の下へ連れられ、晒された現実。 それは非現実的な、寒々とさえした惨状だった。 倒れ伏すザフィーラ。何も無い空中で磔となっているヴィータ。 シグナムとシャマルは先程までその場に居た痕跡として、衣服だけを残していた。 冷たく見下ろす高町なのはとフェイト・テスタロッサ。 何も知らなかったはやてだが、この時悟った。 在りし日の幸せは、奪われてしまったと。 そしてはやては闇の書と融合する。 はやての意思は深い哀しみの底に沈み、今表にあらわれているのは闇の書の管制人格(マスタープログラム)。 つまり闇の書の意思。 闇の書の意思が望むものは、主の願いをかなえることのみ。 すなわち主の愛しき守護者を傷つけた、なのはとフェイトを破壊する。 しかし闇の書は未だ使命を果たせぬまま、殺し合いの地に召喚された。 元の世界に帰るには、殺し合いを勝ち残る他ないらしい。 ならば、それを為すまで。 闇の書はプログラム。自身の使命を果たすことが全て。 それ以外の一切は考慮に入らない。 だから必要とあらば殺し合いを為すことに、迷いも躊躇いもない。 劉備を殺しデイパックを放置して、その場を飛び去る。 食料も地図も必要としない。 元より自分の命にすら執着はない。 いずれ防御プログラムが暴走する。そうなれば、全ては終わるのだから。 ただそれまでの時間を与えられた使命に使うだけだ。 僅かに気がかりなのは、常より魔力の消耗が大きいこと。 それに次元転送魔法を試みたが、上手くいかなかった。だから殺し合いに乗らざるを得ないのだが。 どうやら魔法の使用に、何らかの抑制が掛かっているようだ。 それでも先程劉備で試したように、人を殺すのに支障はないが。 名簿を見ていない彼女は知らない。 同じ殺し合いの地になのはとフェイトが呼ばれていることを。 それがどんな運命を招くのか知らないまま、殺戮に赴く。 女はかつて八神はやてと呼ばれていた。 今はまだ、呼ばれる名前がない。 【劉備玄徳@蒼天航路 死亡】 【H-7/森/一日目-深夜】 【八神はやて@魔法少女リリカルなのはA s】 [状態]:健康、闇の書と融合 [装備]:無し [持物]:無し [方針/目的] 基本:元の世界に帰り、なのはとフェイトを破壊する。 1:殺し合いに優勝する。 [備考] ※魔法少女リリカルなのはA s原作第9話終了後からの参戦です ※闇の書と融合している状態です。魔力量、使える魔法の種類や威力などに制限を受けています。 ※劉備玄徳と八神はやてのデイパックがH-7エリアに放置されています 時間順で読む 前:本郷危うし!恐怖の鉄槌怪人ヴィータ 次:Valkyrja 投下順で読む 前:本郷危うし!恐怖の鉄槌怪人ヴィータ 次:Valkyrja 八神はやて 劉備玄徳
https://w.atwiki.jp/fiverock/pages/135.html
無双OROCHI2Special(DLC)PSP版 2012年10月04日15:53更新 以下すべて見たくない人は開けないようにしてください ※すべて公式サイトより抜粋し一部アレンジしてます。 +2012年07月26日 2012年07月26日 <『無双OROCHI2 Special』 アバターアイコン>50円 『無双OROCHI2 Special』 のPlayStation®Network用アバターアイコンです。 ※アバターアイコンの購入は PlayStation®3 でのみ可能です。また、アバターの選択も PlayStation®3 でのみ可能ですが、 選択されたアバターは PlayStation®Network に接続することで、PlayStation®Vita、PSP® でもお楽しみいただけます。 安倍晴明 <追加BGM1>100円 クリア済みの戦場で、選択できるBGMが追加されます。 新たに作曲されたBGMでいつもと違った戦場をお楽しみ下さい。 『無双OROCHI2』 サウンドディレクター小池が、アタッカータイプ 「スピード」 をイメージして作曲した完全新曲です! ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 追加BGM ・ 疾駆-速- ~無双OROCHI2~ <追加壁紙 「妖蛇襲来」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 <追加壁紙 「名族の威光」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 +2012年08月02日 2012年08月02日 <追加BGM 2>100円 クリア済みの戦場で、選択できるBGMが追加されます。 新たに作曲されたBGMでいつもと違った戦場をお楽しみ下さい。 『無双OROCHI2』 サウンドディレクター小池が、アタッカータイプ 「テクニック」 をイメージして作曲した完全新曲です! ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 追加BGM ・ 跳躍-技- ~無双OROCHI2~ <追加壁紙 「一騎討ち」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 <追加壁紙 「尻にしかれ…」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 +2012年08月09日 2012年08月09日 <追加BGM 3>100円 クリア済みの戦場で、選択できるBGMが追加されます。新たに作曲されたBGMでいつもと違った戦場をお楽しみ下さい。 『無双OROCHI2』 サウンドディレクター小池が、アタッカータイプ 「ワンダー」 をイメージして作曲した完全新曲です! ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 追加BGM ・ 幻惑-閃- ~無双OROCHI2~ <追加壁紙 「司馬師の宝物」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 <追加壁紙 「頂上決戦」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 +2012年08月23日 2012年08月23日 <シナリオ追加セット1>100円 戦場選択から新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「酔客灸治戦」 酒宴を見回り、騒ぎを起こす者たちにお灸を据えよ! クリアすると追加武器 「槍:捕虫網」 が、使用可能キャラクターに渡されます。 +使用可能キャラクター 呉:呂蒙 蜀:趙雲、関羽、馬超、姜維 他1:呂布 戦国1:真田幸村、前田慶次 戦国2:本多忠勝 「南中亡者戦」 南中の地で孤立した郭淮を救援し、亡者と間違えて攻め寄せる孟獲軍を退けよ! クリアすると追加武器 「手甲:具牢武」 が手に入ります。 +使用可能キャラクター 呉:丁奉 他1:孟獲 追加BGM ・ 身支度 ~無双OROCHI~ ・ 最終決戦 ~無双OROCHI 魔王再臨~ ・ 勇壮 ~無双OROCHI Z~ ・ 決戦 ~無双OROCHI~ <シナリオ追加セット2>100円 戦場選択から新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「忍者競演戦」 源義経と忍びたちが妖魔の根城へ潜入した。機敏な立ち回りで、大軍を打ち破れ! クリアすると追加武器「弧刀:耀」が、使用可能キャラクターに渡されます。 +使用可能キャラクター 呉:周泰 「白頭巾共闘戦」 小田原城が黒き邪に襲われた。白頭巾の力を結集し、正しきを顕せ! クリアすると追加武器「大斧:兵牢飴」が、使用可能キャラクターに渡されます。 +使用可能キャラクター 魏:徐晃 他2:レイチェル 戦国3:加藤清正 追加BGM ・ 成都攻略戦 ~真・三國無双6~ ・ 逃亡劇 ~真・三國無双3~ ・ 虎牢関の戦い ~真・三國無双5~ ・ 救出戦 ~戦国無双2~ <追加BGM 4>100円 クリア済みの戦場で、選択できるBGMが追加されます。 新たに作曲されたBGMでいつもと違った戦場をお楽しみ下さい。 『無双OROCHI2』 サウンドディレクター小池が、アタッカータイプ 「パワー」 をイメージして作曲した完全新曲です! ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 追加BGM ・ 熾烈-力- ~無双OROCHI2~ <追加壁紙 「カタストロフィ」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 <追加壁紙 「かつての肖像」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 +2012年08月30日 2012年08月30日 <シナリオ追加セット3>100円 戦場選択から新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「異界異聞録1」 剣豪・宮本武蔵と、勇者・ネメア。いずれが強者か、南中の地で勝負をつけよ! クリアすると追加武器「レピドプテラ」が、あやねに渡されます。 +使用可能キャラクター 他2:あやね 「異界異聞録2」 ネメアの故郷と融合した地・九州。思いを馳せるネメアと共に妖魔を撃退せよ! クリアすると追加武器「弓:愛天使弓」が、使用可能キャラクターに渡されます。 +使用可能キャラクター 魏:夏侯淵 蜀:黄忠 戦国2:稲姫 追加BGM ・ 対戦モード・軍略 ~真・三國無双5 Empires~ ・ ビジュアルDB ~真・三國無双5 Empires~ ・ 立志導入 ~真・三國無双4 猛将伝~ ・ 居城・復興 ~真・三國無双6 猛将伝~ <シナリオ追加セット4>100円 戦場選択から新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「仁君共闘戦」 劉備、徳川家康と共に織田軍に加勢し、董卓軍と戦って、逃げ遅れた民を救出せよ! 獲得武器:「槍:甲板掃除槍」 +使用可能キャラクター 呉:呂蒙 蜀:趙雲、関羽、馬超、姜維 他1:呂布 戦国1:真田幸村、前田慶次 戦国2:本多忠勝 「董卓野望戦」 董卓は奸策をもって美女たちを呼び寄せた。今こそ、念願の酒池肉林の宴に華を添えよ! 獲得武器:「爆弾:太古八気」 +使用可能キャラクター 他1:董卓 追加BGM ・幕舎 ~真・三國無双5~ ・居城・発展 ~真・三國無双6 猛将伝~ ・事典 ~真・三國無双4~ ・結果表示 ~真・三國無双5~ <追加壁紙「蹴鞠頂上決戦」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 <追加壁紙「友情不変」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 +2012年09月06日 2012年09月06日 <追加壁紙「仮面の下」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 <追加壁紙「忍の仕事」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 【他2】特別壁紙 +2012年09月13日 2012年09月13日 <追加壁紙「主従」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 <追加壁紙「ビーチバレー」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 <シナリオ追加セット5>200円 戦場選択から新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「花婿獲得戦」 「自らを倒した女性と祝言を挙げる」 と噂のある武将たちを倒し、花婿を獲得せよ! 獲得武器:「刀:素敵」 +使用可能キャラクター 魏:夏侯惇、曹操 呉:孫堅、孫権 蜀:劉禅 晋:司馬昭、司馬師 他2:リュウ・ハヤブサ 戦国1:織田信長 「大義思案戦」 戦を面倒くさがる司馬昭と、嫌う毛利元就。左慈の導きのもと、戦の大義を見つけ出せ! 獲得武器:「双剣:紅白旗」 +使用可能キャラクター 魏:曹丕 呉:陸遜 蜀:劉備 戦国3:宮本武蔵 「剣盾奮迅戦」 盾を弱者の戦備と豪語する武将たちに、剣盾持ちの真の強さを示せ! 獲得武器:「闘剣:ヘクトルの剣」 +使用可能キャラクター 他2:アキレウス 追加BGM ・ 夷陵の戦い ~真・三國無双3~ ・ 龐徳 ~真・三國無双6 猛将伝~ ・ 黄巾の乱 ~真・三國無双5~ ・ 救出戦2 ~戦国無双2 猛将伝~ ・ 川中島の戦い ~戦国無双2~ +2012年09月20日 2012年09月20日 <追加壁紙「疾きこと風の如し」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 <追加壁紙「全員集合」>20円 新たにデザインされた壁紙を追加できます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 < シナリオ追加セット6>200円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「獣救援戦」 五丈原にたびたび動物が出没するらしい。その原因を調査せよ! 獲得武器:「爪:黒猫爪」 +使用可能キャラクター 魏:張郃 「至宝奪回戦」 司馬師の 「大切な物」 が何者かに盗まれた。犯人を探し出し奪回せよ! 獲得武器:「螺旋槍:菜肉螺旋」 +使用可能キャラクター 晋:鄧艾 戦国2:浅井長政 「内輪もめ仲裁戦」 敵が迫る中、男女の内輪もめが発生。早急に仲裁し、襲撃に備えよ! 獲得武器:「大鎌:斬神」 +使用可能キャラクター 他1:遠呂智 他2:真・遠呂智 追加BGM ・ 好敵手 ~真・三國無双3~ ・ 虎牢関の戦い2 ~真・三國無双3~ ・ 濡須口の戦い ~真・三國無双5 Special~ ・ 桶狭間の戦い ~戦国無双2 猛将伝~ ・ 五丈原の戦い ~真・三國無双2~ +2012年09月27日 2012年09月27日 <シナリオ追加セット7>200円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「テーマ曲獲得戦」 前田慶次にふさわしいテーマ曲を獲得せよ! 獲得武器:「杖:魔育」 +使用可能キャラクター 蜀:龐統 他1:張角 戦国3:綾御前 ※BGM変更なしのプレイを推奨 「呂布雪辱戦」 仙界軍に呂布は因縁の相手を見つけた。哪吒を撃破し、雪辱を果たせ! 獲得武器:「槍:床掃方天戟」 +使用可能キャラクター 呉:呂蒙 蜀:趙雲、関羽、馬超、姜維 他1:呂布 戦国1:真田幸村、前田慶次 戦国2:本多忠勝 「博愛啓発戦」 人間の愛に興味を示さない女媧と哪吒。二人と共に様々な愛に触れよ! 獲得武器:「砕棒:王太魔」 +使用可能キャラクター 魏:許褚、龐徳 呉:黄蓋 戦国2:島津義弘 追加BGM ・ 南中の戦い ~真・三國無双6~ ・ 合肥新城の戦い ~真・三國無双2~ ・ 毌丘倹・文欽の乱 ~真・三國無双6~ ・ 桶狭間の戦い2 ~戦国無双 KATANA~ ・ 赤壁の戦い ~真・三國無双6~ <シナリオ追加セット8>100円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMも含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「仙女求愛戦」 仙女が集う地を訪れた郭嘉と雑賀孫市。癒しを求める彼らと共に、仙女に愛を語れ! 「三方ヶ原遊山戦」 復讐と任務の狭間で苦しみながら戦う王異。彼女を三方ヶ原の地へ気晴らしに連れ出せ! 追加BGM ・ 闘技場 ~無双OROCHI 魔王再臨~ ・ 合肥新城の戦い2 ~真・三國無双5~ ・ 進軍 ~真・三國無双6~ ・ 四国の戦い ~戦国無双2 猛将伝~ <シナリオ追加セット9>200円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMや、特定のキャラ用の追加武器も含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「妲己救出戦」 古志城に追い込まれた妲己。太公望の策を破り、妲己を救出せよ! 獲得武器:「袖:翔天」 +使用可能キャラクター 他2:三蔵法師 「妖魔造反戦」 蛟が平清盛に反旗を翻した。蛟に加勢し、平清盛を打ち破れ! 獲得武器:「刀:血脈の剣」 +使用可能キャラクター 魏:夏侯惇、曹操 呉:孫堅、孫権 蜀:劉禅 晋:司馬昭、司馬師 他2:リュウ・ハヤブサ 戦国1:織田信長 「仙界大決戦」 古志城に仙界軍が来襲した。妖魔軍の総力を結集し、勝利せよ! 獲得武器:「手斧:飛虎反」 +使用可能キャラクター 魏:典韋、張遼 戦国3:柴田勝家 追加BGM ・ 大団円 ~無双OROCHI Z~ ・ 政略画面他 ~真・三國無双4 Empires~ ・ 事典2 ~真・三國無双5~ ・ 結果表示2 ~真・三國無双4~ ・ 古志城の戦い ~無双OROCHI~ +2012年10月04日 2012年10月04日 <シナリオ追加セット10>200円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMも含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「天下人激闘戦」 三國の覇者たる晋に、戦国を制した徳川軍が挑む。威信を懸けた戦いに勝利せよ! 「鍾会挙兵戦」 己の野心のため、董卓と組んだ鍾会。董卓軍を踏み台にし、栄達の道へ乗り出せ! 「酒肴探索戦」 酒呑童子たちが宴の開催を計画した。盛大な宴会にするべく、極上の酒肴を集めよ! 追加BGM 無双OROCHIと真・三國無双のシリーズから、5曲が追加されます。 ・ 事典3 ~真・三國無双3~ ・ 軍略・冬 ~真・三國無双5 Empires~ ・ 事典4 ~真・三國無双6~ ・ ビジュアルDB2 ~真・三國無双4 Empires~ ・ 邪馬台の戦い ~無双OROCHI 魔王再臨~ <シナリオ追加セット11>100円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMも含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「清盛暗躍戦 1」 傀儡の術による妖魔軍増強を図る平清盛。合肥を急襲し、敵の武将らを配下に加えよ! 「清盛暗躍戦 2」 合肥を落とし勢いを増す妖魔軍。次なる的を樊城に絞り、軍神・関羽を手中に収めよ! 追加BGM 真・三國無双と戦国無双のシリーズから、4曲が追加されます。 ・ 官渡の戦い ~真・三國無双5~ ・ 冀州討伐戦 ~真・三國無双4~ ・ 追撃戦 ~真・三國無双4~ ・ 小田原城の戦い ~戦国無双2~ <シナリオ追加セット12>200円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ゲーム中で使用できるBGMも含まれます。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「厳島撃退戦」 妖魔軍が厳島を包囲した。寡兵にて抵抗する毛利元就と共に、敵の猛攻を凌ぎ撃退せよ! 「悪戯猿捕縛戦」 相変わらず悪戯ばかりの孫悟空。諸葛亮の神算を得て、孫悟空を捕縛し懲らしめよ! 「神速撃破戦」 雲霞の如く攻め寄せる大軍。限られた時間の中で幾千の敵を蹴散らし、己が武技を示せ! 追加BGM ・ 逃亡戦 ~真・三國無双4~ ・ 奇襲戦 ~真・三國無双4~ ・ 優勢 ~戦国無双2~ ・ 劣勢 ~戦国無双2~ ・ 厳島の戦い ~無双OROCHI 魔王再臨~ <シナリオ追加セット13>100円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「覇道激突戦」 曹操と織田信長、覇道を歩む者同士の抗争が勃発。劉備らと共に両者の争いを仲裁せよ! 「要塞壊滅戦」 無数の兵器が守る砦に、妖魔が籠城した。力自慢の武将と共に、要塞を壊滅させよ! <シナリオ追加セット14>100円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「射手名人位獲得戦」 射撃の腕を競う戦いに、夏侯淵が参戦した。強敵を退け、射手名人位を獲得せよ! 「真・古志城遊説戦」 黄巾党を増強すべく、張角は仙界に乗り込み遊説を開始。全ての敵を黄天の教えに導け! <シナリオ追加セット15>100円 戦場選択から、新しいシナリオを選べるようになります。 ※ PlayStation®3 で配信されたものです。 「本能寺救出戦」 曹操と織田信長が妖魔の急襲を受けた。孤立した彼らを、炎上する本能寺から救出せよ! 「関ヶ原疾駆戦」 天下最速を競い、早駆けの勝負が催された。すべての砦を素早く巡り、俊足を披露せよ! 上へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25334.html
登録日:2012/05/17 Thu 23 03 11 更新日:2024/08/31 Sat 20 45 38NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 FE FEヒーローズ NTR おばさんパーマ みんなのトラウマ もう一人の主人公 アルヴィス イケメン エンペラー カリスマ コメント欄ログ化項目 セイジ ダークヒーロー バーハラの悲劇 ファイアーエムブレム ファラ ファラフレイム ファラ直系 ラスボスの風格を持つ中ボス リカバーリング ロプト ヴェルトマー 不幸 仇敵 傀儡 兄 全てを手に入れて全てを失った者 切れ者 加害者にして被害者 哀しき悪役 因果応報 圧倒的な強さ 圧倒的攻撃力 報われない 天使と悪魔を誕生させた者 嫌われ者 子世代 孤独 宿敵 寝取り 強敵 悲しい過去 悲劇 悲惨な末路 戦犯 本当は優しい人 業が深い 権力の衰退 正義と悪は表裏一体 歪んだ正義 残忍なイケメン 母親想い 法治主義 炎 炎の紋章 父親 異母兄 異父兄 皇帝 簒奪者 美形悪役 聖戦の系譜 自己保身 行き過ぎた正義感 裏切り者 親世代 謀略 賛否両論 贖罪 赤ワカメ 近衛軍指揮官 近親相姦 速水奨 運命に押しつぶされた哀れな人 運命に翻弄された者 過去の栄光 野心家 野望 闇堕ち 陰謀 首謀者にして犠牲者 高潔 私は、炎の聖戦士ファラと聖騎士マイラの血を受け継ぐ者として、この世界を、差別のない、誰もが住み易いものに変える。シグルドには悪いが、彼にはそのための犠牲となってもらう。 出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場するキャラクター。 CV:速水奨(FEヒーローズ) 概要 略歴 ユニット性能 アルヴィスについての評価 ファイアーエムブレム 覚醒 ファイアーエムブレム ヒーローズ 余談 概要 ヴェルトマー公爵家の現当主にして、十二聖戦士の1人で魔法戦士ファラ直系の血を受け継ぐ、神器ファラフレイムの継承者。 国王からの信任も厚い優秀な人物で、グランベル王国の近衛軍指揮官も兼任している。 父ヴィクトルは母シギュンを愛していたが凡庸だった己に強いコンプレックスを抱いており、 周囲の反対を押し切ってまで正妻に迎えた美しい妻が自分を本当に愛しているのか自信を持てずにいた。 その鬱屈した思いを晴らすように酒と女に溺れて愛人を囲い、結果としてアルヴィスには腹違いの兄弟が何人もいた。 ある日、ヴィクトルはシギュンがグランベル王国のクルト王子と不倫していることを知ってしまい、2人を呪う怨嗟の遺書を残して自殺。 いたたまれなくなったシギュンは、幼い息子を残して人知れず失踪してしまう。 立て続けに両親を失い弱冠7歳で家督を継ぐ事となったアルヴィスは母や自分に尽くしていた心優しい下女と、彼女が父に暴行されたことで産まれた異母弟のアゼルのみを残して、他の兄弟達とその親や従者達も全てヴェルトマー家から追放した。 この下女とアゼルは貴族や王族の間で孤立していた自分の数少ない味方であり、愛すべき家族であった。 下女はのちに亡くなってしまうが、彼は残されたアゼルを自身の弟以上に大切に育てることとなる。 だがその愛情が孤独な彼の心の闇から生まれたものである事を本能で察していたアゼルからは「恐怖」と捉えられた。 また、母シギュンからは微弱ながら暗黒神ロプトの血を受け継いでおり、 このことが世に知られることに怯えながらも「これは暗黒神ではなく人間のために戦ったマイラ(ロプトウスの血族の1人だが、ロプト帝国に反乱を起こしたため13人目の聖戦士とも呼ばれた)の血である」と言い、自らの誇りとしている。 略歴 初登場はシグルドが挙兵したばかりの序章。 グランベル国王アズムールの命令を受けて現地の視察に訪れ、ヴェルダン軍と交戦するシグルドに王から託された銀の剣を渡した。 そして、ヴェルダン軍の討伐とシグルド軍に参加したアゼルの世話を一任し、自身は国王警護のため王都バーハラに戻って行った。 この時点では単なる高潔で良い人物だが、同時に蛮族相手に手こずるシグルドを陰ながら見下す等、既にきな臭さを漂わせる登場であった。 その後は各地で起こる戦乱をよそに、ロプトウスを信奉する暗黒教団「ロプト教団」と接触。 ロプトの血を受け継いでいることが世間に露呈されることを恐れ、激しい弾圧対象だった彼らを被差別対象から救うことを約束して協力を取り付ける。 聖戦士ファラ、そしてマイラの血を継ぐ者として「差別のない、誰もが住みやすい世界」を築くため、教団を利用して自らがグランベル王国の皇帝となる事を画策。 ドズル家のランゴバルト卿、フリージ家のレプトール卿ら反クルト王子派の有力諸候と密約を結び、計画の障害となるクルト王子を謀殺。 そして王子の側近であるバイロン卿(シグルドの父)が属するシアルフィ家に、ことごとくその罪をなすり付ける。 元々信任が厚く高潔な人物だったことに加え、孫娘の存在を初めてアルヴィスによって知らされたアズムール王は、あっさりとディアドラとアルヴィスの結婚を了承。 それどころか「ナーガの血を絶やしてはならないのでディアドラと早く子を成せ」とまで命令する。 そしてシレジアに侵攻する姿勢を見せ、用済みとなったランゴバルト卿とレプトール卿をシグルド軍に嗾ける事で自ら戦うことなく排除。 さらにシグルドとその仲間達をも凱旋と称して王都バーハラ付近にまでおびき寄せた上で、グランベル王国への反逆者の汚名を着せ、不意打ちによりその大半を処刑した。 これが後の世に伝わる「バーハラの戦い」である(~五章 運命の扉)。 ちなみに大沢版の漫画ではシグルド殺害のシーンがさらにえぐくなっており、彼を至近距離からのファラフレイムで不意打ちした上に一瞬で灰にしている。 彼が狂喜する中、愛する者を目の前で殺害され憔悴しきっていたディアドラに向けとどめに、 「どうしたの? 疲れた?」 と表情も変えずに問いかけ…彼女の心を完全に破壊した。 その様は、どこか子供の心の無い残酷的な行動に似ており、壊れた操り人形を動かし続けるかのような虚無を感じさせた。 政敵となる有力諸候をあらかた失ったことで、アルヴィスはグランベルの実権を完全に掌握した。 国王であるアズムールが亡くなった後、彼はイザークの他に先のシグルド軍との戦いで疲弊していたヴェルダン、アグストリア、シレジアといった独立国家や地方を次々と制圧。 残りのトラキア地方については南トラキアについては傭兵国家で協力関係にもあったため明確な敵対はしていない(そもそも土地的に旨みも少ない)。 そして武力の差で南トラキアが容易に手出し出来ない状況にしつつ、電撃戦により豊穣なレンスター(トラキア北部)地方の大半を制圧して南部は放置。 グランベル帝国の建国を宣言し、その初代皇帝となる。 この前後に、シグルドの元妻で、マンフロイによって記憶を奪われたディアドラと正式に結婚。 長男ユリウスと長女ユリアの二児をもうける。 しかし、この幸せな結婚こそがマンフロイが仕掛けた最大の罠であるとはアルヴィスは知る由もなかった。 即位からしばらくの期間は、徹底的な法の下、多少窮屈ではあるが住みよい統治が行われ、アルヴィスは有能な皇帝であるという風評が部下や市民の間にも広がっていった。 元々ランゴバルトやシャガールといった強欲で凡愚に過ぎる統治者が多かったというのもあるが、最初の内はその統治もうまくいっていたのである。 しかし実はディアドラは前述のグランベル王国のクルト王子と、アルヴィスの母シギュンの不倫の末に生まれた不義の子で、アルヴィスの種違いの妹にあたる。 しかも、彼女もまた母親からマイラ傍系の血を受け継いでいたのだ。 この2人の近親婚により双子の片割れであるユリウスに流れるロプトの血が直系になるほど濃くなってしまい、 さらにマンフロイから闇の魔道書ロプトウスを譲り受けた事で覚醒し暗黒神ロプトウスの化身となってしまう。 ユリウスと暗黒教団の絶大な力の前に実権を奪われたアルヴィスは傀儡となり、暗黒教団主導の恐ろしい圧政が始まってしまう。 かつての暗黒教団と同様に、信者以外は大人も子供も教団からのノルマや気まぐれ的に連れ去られたり、辱めを受けたり殺されるのは当然の世の中。それもただ殺すのでは飽き足らず苦しんで死ぬように火あぶりの刑が世界中のあちらこちらで行われる絶望の時代の到来。 ロプトウスに唯一対抗しうるヘイムの血(光魔法ナーガを使う力)を持っていた妻ディアドラはユリウスによって殺害される。 同じくヘイムの血を持つユリアはユリウスの手に掛かる直前にディアドラが逃がしたものの、そのまま行方不明となってしまう。 自分が利用していたはずが、実は自分自身が利用されていた… アルヴィスはようやく自分の過ちに気付いたが、その時には既に全てが遅すぎた。 しかもアルヴィスによるグランベル帝国建国についてもマンフロイが望んでいた方向であり、これも罠であった。 地下で追いやられ、見つかれば即火あぶりという激しい迫害を受けていた暗黒教団にとってはこれこそ千載一遇のチャンスであり、そのためならロプトマージ達は命すらなげうつ覚悟であった。 つまり彼らの執念とマンフロイの采配がアルヴィスの政治力を、ファラ直系としてなんとかしようにもユリウス(ロプトウス)の力が自分の大きく上回っていたのである。 時は流れ……シグルドの息子・セリス率いる解放軍が目前に迫る中、アルヴィスはユリウス打倒を彼らに託す事を決意し挙兵。 各地を解放する若き指揮官を目にし、かつてシグルドに仕えていた司祭パルマークに、 保管していた聖剣ティルフィングをセリスに渡すように指示(ただし自分が渡した事は決して口外しないよう命令した)。 自らはシグルドの祖国であるシアルフィの防衛につき、セリスに討たれる覚悟で戦場に立つのだった。 そして…… 小説版では上記の流れがアルヴィスの視点から描かれている。両親への愛憎、親族との権力闘争の末若くして公爵の地位を継ことになったこと、さらに士官学校を首席で卒業し近衛師団に任命されたことから野心家の性格になったと語られている。 合理的かつ知的だがやや人を見下す悪癖もしっかりとえがかれている。 母のことで負い目を感じていたクルトは後見としてアルヴィスを支援しており、本人も父より好いていたようだが、反面母が出ていく原因となったと憎んでもいたようでもある。このことがクルトの謀殺にどの程度関係しているかは定かではない。 ちなみにゲーム中でも語っていた「差別のない、誰もが住みやすい世界を作る」という望みは(過程はともかく)真実であり、クルト王子暗殺と犯人擦り付けはあくまでもその手段の地位簒奪に必須という関係上、感情とはあまり関係ないと思われる。 また、以下の裏設定の点から上記は概ね独自設定である。いずれにせよ父よりも好感度は高そうだが。 クルト王子はアルヴィスに負い目があるため裏からアルヴィスを支援していた。 アルヴィスはクルト王子が母が出ていく原因であることは知らない(クルト王子はゲーム中でも心配されているほど周囲に女っ気がなく、原因を知っていたらめぐりめぐってナーガ直系のディアドラは自分の異父兄妹である可能性が極めて高いと推測できる) 記憶喪失のディアドラの正体はアルヴィスとしても当然気にしていたし母のようにどこかに行くのでは…とも心配していた。そのために行方不明の妻がいるシグルドの前につい出してしまった。あれは煽りではなくただ不安だったが故の行為。その結果シグルドの妻だったことが明らかになり、バーハラの悲劇後に調査してディアドラの出生を知った。つまりここでクルト王子の件も分かったと思われる。 士官学校時代にロプト帝国が滅びたのは解放軍がまとまって周囲の国々を味方につけていったのに対し、帝国は戦力を分散させ連携が取れなかったためと分析している。 皮肉にも自らが建国し、後にロプト教団がのっとったグランベル帝国は同じように圧政の末に解放軍に周囲を囲まれる形で滅びることになった。 ユニット性能 ○ステータス(親世代) セイジ LV25 HP 60 力 15 魔力 30+10 技 27 速さ 30 幸運 0 守備 8+10 魔防 22+10 指揮官LV ★★★★★ スキル 連続(兵種)/見切り 所持品 ファラフレイム/リカバーリング/5000G ○ステータス(子世代) エンペラー LV30 HP 80 力 27 魔力 30+10 技 30 速さ 30 幸運 4 守備30+10 魔防 30+10 指揮官LV ★★★★★ スキル 大盾(兵種)/カリスマ(兵種)/見切り 所持品 ファラフレイム/銀の大剣/6000G 序章では同盟ユニットとして登場。 カンストしている魔力・技・速さをはじめ全体的にステータスが高く、一見しただけで只者ではないと分かる。 そしてプレイヤーが初めて目にする神器の圧倒的威力により、聖戦士が持つ力の強大さを見せつけてくれる。 速さが最大値の30とはいえ神器の重さで攻速は15程度だが、補正のおかげで守備が18と並の物理職程度には高い。 そして魔力補正込みで攻撃力は作中ダントツの70。 もし仲間として使えればフォルセティ持ちのレヴィンに次ぐ地雷として活躍しそうである。 この時は基本的に「シグルドに話しかけるように動く」AIで、範囲内にシグルドが居ない+攻撃範囲に雑魚がいた場合だけファラフレイムの炎で消し炭に変えていく。 ちなみにゲラルド(ボス)はこのAIの攻撃対象に入っておらず、やっつけてくれない……と思いきや、上手く誘導することでゲラルドにアルヴィスを攻撃させ、返り討ちにさせる方法でならゲラルドを瞬殺してくれる。ただし同盟軍なので残念ながら戦闘アニメーションは強制OFF。 なお、守備力18+回避70なので、雑魚のヴェルダン兵からも攻撃してくる。 基本的に避けまくるため攻撃が当たることはないと思われがちだが実は命中0ではなく、アルヴィスが道に立っていた時などはたまに攻撃が当たる。 ……が、アルヴィスはリカバーリングを持っているので、かすり傷が蓄積しようとダメージは残らない。 「なんだこのNPC強すぎない!?」となること請け合い。 敵として戦う際のクラスは専用クラスであるエンペラー。 闘技場でゼウスというエンペラーも登場するが、ストーリー上で戦うのはアルヴィスのみ。 ただしその戦闘能力はゼウスとは比較にならない程強大。 バロンの上位互換となる重歩兵系ユニットで、スキルに一定確率でダメージを無効にする「大盾」と周囲に支援効果をつける「カリスマ」を持つ。 カリスマは自分には効果がないが、彼の3マス以内にメティオ持ちファイアマージがおり、指揮官補正と合わせて命中、回避+50という強烈な補正がかかっている。 パルマークに会うにはメティオ持ちファイアマージの並ぶシアルフィの防衛線を通り抜けないといけないが、奥側に居る連中は非常に命中率が高く、危険。 さらに必殺・特殊剣を無効化する「見切り」を持つため、流星剣によるゴリ押しなども無効。 ちなみにセイジの頃に持っていた「連続」は兵種スキルだったため消えている。クラスチェンジしたら消えるスキルって…。 とはいえもし連続持ちだったら恐ろしい難敵になっていたのは違いないだろう。 装備による魔防補正等を抜きにすれば全ステータスがカンストしていてもHP満タンから即死するという理不尽極まりない存在となる。 能力値は力と運を除いた全てが最高値である「30」という脅威的な数値を誇る。 そこへさらに城の地形補正、指揮官LV5による補正、神器ファラフレイムによる補正が加わり、化け物じみた強さを発揮する。 ファラフレイムは神器魔法の中で一番重いのだが、速さ30によってそれすらも感じさせない。 回避率は素のステータスではそこまで高くはないのだが、前述した城の地形補正(+30)と指揮官LV5による補正(+40)で合わせて70上乗せされており、実際の回避率は100を超えている。 更に守備魔防共に40という鉄壁。 いくら追撃がとれるように工夫しても、生半可なキャラ、武器では城の自動回復で相殺されてしまう。しかも大盾で防がれることもある。 何より十分なHP・魔防を備えていなければファラフレイムの一撃で即死するため、手出しすら許されない。(*1) 頼みの綱のフォルセティすらも炎と相性が悪いために命中が下がってしまい(アルヴィスの速さのせいもあり60%がせいぜいである)逆にボコられる可能性が高い。 単純な地力ならラスボスであるユリウスを軽く凌ぐ能力を持ち、終章を前に最大の壁としてプレイヤーに立ちはだかる。 最適な攻略法としては、魔防に強力な補正がつくティルフィングを手に入れたセリス、 あるいはティルフィングには劣るものの魔防補正のあるミストルティンを持つアレスが鍵を握るだろう。 特にセリスはティルフィングの補正以外にも父親の因縁もあるため、一対一でぶつけてみるのもいいだろう。 この2人を軸に、支援効果や他の神器を総動員すれば、厳しいながらも勝機は見えてくるはず。 単発火力だけならロプトウスはおろかナーガをも凌ぐが、再攻撃や必殺攻撃は仕掛けて来ない為、 ファラフレイムの一撃さえ耐え凌げれば、まず事故死することはないだろう。 ちなみにセリスで止めを刺すとシグルドとディアドラの亡霊との会話イベントが発生する上に、 強力なアイテムであるライブの指輪も入手出来る。 物語的にもセリスで倒すのが王道。是非セリスの手で父の仇を討ってあげてほしいところ。 なおファラフレイム以外に銀の大剣を持っているが、護身用なのか権威の象徴なのか戦闘では大剣を振るうことはまずない。 (上述の通り魔防が40もあり、プレイヤー側の魔力はマジックリング込みでも最大で35が限界なので、サイレスの杖でファラフレイムを封じることも不可能) 相性不利なロプトウスが相手の場合、作中最高の魔法攻撃力も35まで低下し、魔防35のユリウス相手には理論上1ターンにつき1ダメージしか与えられないため、 作中でも台詞にしていた通り息子相手には本当に無力同然で逆らえるような立場ではないことがわかる。 もっとも、そのユリウスも1回の攻撃につき父親には僅か15ダメージ程しか与えられず、攻速も互角なので確実な追撃も期待出来ないわけだが。 ちなみに身もふたもない話になるが、「もしもバーハラの悲劇の際にシグルドとタイマンしたら?」というなると、前提条件によってはシグルドが勝利する可能性はある。 その前提条件とは「バーハラの時同様平原でのタイマン」「シグルドがティルフィング装備で先手を取る」こと(シグルドのステータスは期待値と仮定)。 セイジのアルヴィスはまだ守備も脆いこともあり、連続と見切りしかスキルがないため、シグルドに先手を取られたら負ける可能性はあった。 もっとも、シグルドの射程外からファラフレイムを使われたりした場合は当然のようにシグルドが負ける可能性の方が高い。 まあ、こんなものはあくまでゲーム上のスキルやステータスの話でしかなく、実際はグランベルとヴェルトマー兵にも囲まれて、不意打ち先制攻撃も受けた状況なので真っ当なタイマンなどできるはずもないのだが。 アルヴィスについての評価 マンフロイからも指摘されたように、彼はロプトよりもファラの血を色濃く受け継いでおり、 暗黒神の復活など望んでおらず、やり口はどうであれ、彼は彼なりに純粋に世界の平和を願っていた。 ディアドラの事も政治的な意味合いなど関係なく、ただ1人の男として本気で愛していた。 彼もまたマンフロイ、ひいては暗黒神の血に翻弄された被害者でしかないのだ。 とはいえ、どんな理由があったとしても結局彼は無実だった者達(*2)を大勢死に追いやり、 結局理想とは正反対の圧政をしいたことで世の中を滅茶苦茶にした戦乱と混乱の元凶、ユグドラル大陸における史上最大レベルの戦犯である事に変わりはない。 ファンの間では「倒したくなかった敵」という声も聞かれるが、同時に「こいつを擁護する奴の気が知れない」「自分一人で何でもできると思い込んでる節があるし、それでああなる訳だからその辺り無能」という手厳しい声も非常に多い。 親世代での悪逆非道三昧な行いから全てを許せることは絶対に不可能であり、しかしロプトの迫害を収めるのは彼のマイラの血(=迫害対象の証)がなければ説得力のないものとなっていた。 何よりストーリー上で主人公の妻を寝取るわ主人公に散々汚名かぶせて殺すわ、その後の段取りに失敗して世の中をぐちゃぐちゃにするわとプレイヤー的には好印象を抱けない行動も多い。 絶対悪とは言い切れないどころか善悪の二元論で語るとどうしてもぶつかり合いが起きてしまい、相当に賛否が分かれるキャラ。おそらく意図的にどちらにもとれるように描写されているのだろう。 今作の要所で匂わされ裏のメインテーマと呼ばれる「近親相姦」を最も端的に描写されたキャラ。 アルヴィスはディアドラが妹だということと、シグルドは妹の夫だという事は当初は知らなかった。 それらに気付いたのはシグルドを殺した後の事だったという。 元々アルヴィスは幼い頃失踪した母親の帰りをずっと待っており、ディアドラに惹かれたのも母親の面影を感じたからだという。 しかしディアドラは時折自分ではない誰かを見つめているような気がしてならず、 ディアドラが母親のように突然自分を置き去りにして失踪するのではないかという不安に駆られていた。 そんな時にシグルドに失踪した妻がいるという噂を聞いて「もしかして?」という気持ちが沸き、5章の最後、ついシグルドの前にディアドラを連れ出すという行動をとってしまった。 一通りの事が済んだ後、アルヴィスはディアドラの過去を調べ始め、 精霊の森でシギュンが最期を遂げた事、ディアドラが自分と同じ母の子……自分の妹だという事を知ってしまったという。 アルヴィスは、シグルドが夫だったという事と自分と異父兄妹である事をディアドラが知れば悲しむのではないかと考え、 ひたすら真実を隠し通す事に努めていたと加賀氏は語っている。 最後に発売当時から許容派と非許容派でそれはそれは不毛な議論が繰り広げられていたことをここに併記し、アルヴィスを倒した際のシグルドのセリフをもって評を〆させていただく。 「セリスよ、人の悲しみを知れ 真実は一つだけではない それがわからなければ この戦いは無意味となろう……」 ファイアーエムブレム 覚醒 魔符の1つとして登場。クラスは賢者……ではなくソーサラー。 そのため、本編では見られない闇魔法を使うアルヴィスが見られる。 「王対王 聖戦編」「光対闇 闇編」では味方側でありシナリオデモでクロムとの会話シーンがある。 ファイアーエムブレム ヒーローズ 理想を成すために犠牲はつきものだ。たとえそれが、人の道を外れて見えたとしても……。 ソーシャルゲーム「ファイアーエムブレムヒーローズ」では、2017年10月開催の大英雄戦で実装。 召喚時期としてはシグルドを殺し、王国を乗っ取った後の様だ。 ホームでの台詞もタッチでの台詞も理想の実現や、そのために多くの命を犠牲にしたことなど自分の責務についての言及だが、 唯一撃退時のセリフでのみ「ディアドラ……ユリア……」と妻子の名前に言及している。息子の名前を呼ばないのは既にロプトに……。 固有武器にゲーム本編でも使用していた「ファラフレイム」、奥義に発動は遅いが広範囲にダメージを与える「爆火」、 Bスキルに毎ターンHPを回復するこちらも固有スキルの「リカバーリング」、Cスキルに魔防が自分より低い十字方向の敵の守備を下げる「守備の謀策」を持つ。 「ファラフレイム」は他の神器同様の攻撃力14と高水準。 かつ特殊効果として自分より魔防の低い十字方向の敵の能力値を下げる「謀策」系スキルの効果が仕込まれており、攻撃と魔防を同時に4下げるという強烈な物。 Cスキル、聖印と合わせれば、なんと全種類のデバフをばら撒く事が可能。 Bスキルのリカバーリングは「回復」の上位互換で、あちらが最速で2ターンに1度10回復に対し、こちらは毎ターン10回復。 アルヴィス自体は低防御なので壁としてはあまり期待出来ないが、 おあつらえ向きに空いているAスキルに、攻撃の度にHPを削る変わりに全能力をアップさせる「獅子奮迅」を継承してやればデメリットを低減することが出来る。 能力値的に高速アタッカーの傾向が強いため「獅子奮迅」自体との相性も非常に良い。 同じく空いている補助スキルに、指定した味方と自分のHPを入れ替える「相互援助」を継承すれば、 杖ユニットを組み込まずに高い回復量を見込めるサポーターとしても立ち回れる。戦禍の連戦等の長丁場のイベントでは攻撃と回復を1人で担えるため、重宝することだろう。 もしくは対象のHPを10回復し、自分のHPを10減少させる「献身」を継承すればリカバーリングによって事実上無傷で対象を回復させる事が出来る。 余談だが献身はディアドラが初期習得しているスキルでもあり、ディアドラから献身を継承させると原作の近親相姦の再現となってしまう。。。 (ディアドラは星5でしかでないため、フロリーナ等を使った方が無難である) 持久力を活かすために錬成武器に持ち替えてHPを補強してやるのも一つの手。 奥義の「爆火」は炎の神器の使い手であるアルヴィスのイメージとは合致しているが発動までが遅くユニット性能に合わない。 火力を追求するならば、魔防をダメージに加算する「氷蒼」「氷華」を継承してやるのも手。 イメージ的に合わないのが欠点と言えば欠点だが、実用性ならこちらに軍配があがる。 発動が速く、とりあえずどんなユニットでも使いやすい安定の「月虹」もオススメ。 弱点としては前述のとおり耐久面の脆さ。「謀策」を持つため魔防の能力値は高く、魔法相手なら苦手属性でも釣り出しも出来るが、HPと守備が低く物理相手は滅法苦手。 速さが高いため追撃は受けにくいものの、一撃が致命傷になるため配置には充分に気をつけよう。一度凌ぐ事が出来れば「リカバーリング」の回復でリカバリーが効きやすいのが救いか。 以上のように、スキル構成をしっかり組み立てれば、時にアタッカー、時にサポーターと局面によって様々な役割を持たせる事が出来る非常に器用なユニット。 このゲームであればシグルド、ディアドラとも支援が組めるため、もし迎えいれることが出来れば彼らとも仲よくしよう。 「私は王家の簒奪を謀った反逆者シグルドを殺した」とか相変わらず空気読まないこと言ってるけど。 2020年10月に追加された武器錬成により、『ファラフレイム』の効果がターン開始時、自身を中心とした縦3列と横3列の敵の攻撃、魔防が-5になり、さらに特殊錬成によって戦闘中に敵が受けている弱化の合計値を自身に加算するようになった。 これは息子であるサイアスの特殊錬成の『軍神の書』も同じ効果なので、さすがファラ直系の血といったところか。 しかし縦3列というのは......原作でのバーハラの悲劇でのシグルド軍を思い出す範囲である。 余談 シギュンが姿を消した時アルヴィスは7歳であり、その一年以内にディアドラが生まれているだろうから年齢差は7~8歳になる。第一部のディアドラは推定17か18歳なので初登場時のアルヴィスは24歳前後になる。 実はディアドラとの子供を儲ける前に、側近のアイーダとの間にもサイアスという子供が生まれており、トラキア776に登場している。 超有能な上、ファラの血を濃く受け継いでいるため、存命なら彼がファラフレイムを受け継ぐ事になる。 だが、親子関係は皆無であり認知されてない模様で、帝国軍ながら部下の1人として働いていた息子の未来は如何に……。 この親子関係もドラマを感じさせる。 サイアスの年齢は27歳をイメージしているとの事なので一部の時は約10歳。つまりアルヴィスが15歳前後の時の子供という事になる。 血は争えないというべきか、あまりある人間性の塊である彼の新たな一面に開いた口がしまらなかったファンもいるのではなかろうか。 もっとも、憎んでいた父親と同じことをやらかしていたことで、それまで彼に同情的だったファンが一斉に掌を返したとか ラスボスのユリウスさえも凌駕しかねない程の強大な戦闘能力を誇る彼ではあるが、これは元々はユリウスではなく彼がラスボスを務める予定だった名残である。 攻略本に記載されたスタッフインタビューによると、シナリオ上の本来のラストバトルはアルヴィス戦だったのだが、 色々あって急遽ユリウスがラスボスに変更になったとの事。 聖戦の系譜でツッコミどころとしてあげられる「ユリアを生存させたこと」についてだが、 これは元々「娘のユリアを人質に取る事でアルヴィスを牽制する」という目的が作中でしっかり語られている。 アニヲタか……よく来たな その勇気はほめてやろう だが、おまえも この項目を追記・修正する運命にある 親子ともども哀れなものよ…… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 強い野心、独裁政治、大量虐殺、肉親にも冷淡とFE版ギレンといっていい -- (名無しさん) 2022-06-24 19 03 21 レプトールの3章クリア後の発言からすると、まさか自分にとっての義理の父親にあたるクルト王子暗殺(実行犯はバイロンに罪を擦り付けたランゴバルド)もアルヴィスの計画の一端だったとするなら自分の跡取りを抹消した人間に丸め込まれるヘイムの末裔アズムール国王とは老齢で病に苦しんでいたとはいえ一体… -- (名無しさん) 2022-07-29 13 13 46 10章で「セリスか…よく来たな その勇気はほめてやろう」とセリスと会話するシーン、名前で呼ぶのが不思議だったけどセリスも血の繋がりのない義理の息子(妻の前夫との子供)と考えるとまた違った情感が出てくるシーンだな…。 -- (名無しさん) 2022-07-29 21 28 00 ディアドラのとアレコレは置いといて、シグルド含め盟友として戦ってくれた人達を最悪の形で謀殺して、手に入れた権勢は世界を壊す為に使われる。有能なゴミカスという評価が相応しい。 -- (名無しさん) 2022-07-31 08 15 05 ランゴバルドやレプトールが万一シグルド撃破してしまった場合は今度はトラキア辺りに「味方につくならグランベルの資源なり土地なり取引材料を用意しよう(意訳)」とそそのかして、ランゴバルドやレプトールと共倒れさせる計画でも練っていたのかねぇ? -- (名無しさん) 2022-08-03 22 11 18 こいつの主張の「私は聖戦士ファラと、聖騎士マイラの末裔としてこの世界を変える」という野心というか目的は皮肉かどうかは知らないが同じロプトの血流れているとはいえ元を辿ればそのマイラの末裔だったというセリス(バルド直系、ヘイム傍系)が成し遂げるというか、新たに作り直すことになるとは -- (名無しさん) 2022-08-20 23 08 36 異母兄弟が山ほどいるので、確率的に低いとはいえそのあたりからなんかの間違いで聖痕が出る可能性があるのだよなあ -- (名無しさん) 2022-09-15 09 38 44 ゲーム始まっていた時点でほぼ詰んでいた(いくら足掻いても滅びの末路しか残されてなかった)シグルドとは対象的に、秀頼みたいに従兄弟に当たる秀次切腹の遠因になったように産まれてきたのがある意味では不幸だったのかもしれないねえ -- (名無しさん) 2022-11-18 13 23 41 この世界の歴史書では永遠にボロクソ書かれるんだろうな。「実は暗黒教団の幹部で人のよさそうな前半生は全部演技。後半生の世界を滅茶苦茶にしたのが本性」「人を殺したり苦しめたりするのが何より好きな人非人」みたいな感じでどんどん尾鰭背鰭が付いてって。自業自得だし自分がシグルドに押し付けようとしたことそのまんまだけど。 -- (名無しさん) 2023-02-21 13 54 51 出自のために覇道を歩まざるを得なくなり、なまじそれが可能な力を持って生まれてしまった人。それはそれとして私人としてアレな部分も多いので是非地獄に堕ちてもらいたい -- (名無しさん) 2023-03-31 01 42 29 ガーネフに唆されたハーディンと同じく、流石にマンフロイより悪いとは思えない。もっともそのマンフロイもガーネフと違って時代の被害者としての側面があるから一概に責めづらいが… -- (名無しさん) 2023-08-08 01 20 13 漫画だと父親と同じ過ちは犯さないと言いながらも結局は父親以上に愛そうとしていた女の心を傷つけた挙句に物扱いしてしまった皮肉。血は争えんということか・・・。 -- (名無しさん) 2023-09-03 00 44 18 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- (名無しさん) 2023-12-30 20 00 23 ↑4 ED後にセリス(とヴェルトマー当主になるであろうアゼルの子)がどういう形で収めたのかは少し気にはなる。民間の評価とは別にごく一部の貴族の間だけで共有される真実が、的な形になるんだろうか。 -- (名無しさん) 2023-12-30 20 32 45 普通にやりすぎ 同情できない 殺されて当然って感じのキャラ -- (名無しさん) 2024-01-04 06 18 50 結局どうあがいても無駄ってのを体現したキャラでしょ。まあ全部引いてる血のせいなんだが -- (名無しさん) 2024-03-08 15 03 32 グランベル王家の生き残りであるディアドラの夫になる事でスムーズに簒奪に成功した訳だが、アルヴィスの当初の計画にはディアドラの存在は無かった筈。本来の計画ではどうやってグランベル王国を支配するつもりだったんだろうな -- (名無しさん) 2024-04-14 11 47 38 ↑親世代終盤で王がほとんどアルヴィスに任せてたから、その内全権譲ってもらうつもりだったんじゃない? -- (名無しさん) 2024-04-14 12 25 19 ↑近衛騎士団長ってだけでグランベルの支配者と認められるかは少し怪しいと思う。近衛騎士達は良いとしても宮廷貴族が素直にアルヴィスの言う事を聞くのか。グランベル王家の分家筋(ターラ公爵とか)の新王擁立に動かないとも限らない。アズムール王はヘイムの血筋が絶えるのを恐れていたから自分の子孫ではないにしてもヘイムの血筋が残るならまあ、と公爵の王位継承を認めた可能性がある。そうなった場合アルヴィスにとっては面倒な事になるがそれを阻止する方策は果たしてあったのか -- (名無しさん) 2024-04-15 23 29 42 聖戦関連の項目のコメントログ見てるとなんか色々な気持ちが沸き起こってくるよね -- (名無しさん) 2024-05-09 16 48 05 …バーハラの愚行は、ディアドラがシグルドの嫁である事を知った上での事だとしたら、どうしようもないゲス野朗だな。全くもって同情などで出来ん。もっと惨たらしくくたばってほしかったぜ -- (名無しさん) 2024-05-15 05 33 21 ただ、死ねって言っても作中最強なので簡単に死んでくれるような相手ではないんだよなぁ。ロプトウスとティルフィングが苦手なだけで。 -- (名無しさん) 2024-05-19 22 25 13 ↑14 それを防いで「差別をなくすという理想のために歩んだ者」「その過程で数多の人々と自分自身を苦しめた者」と正負両方の面を残してくのが、人の悲しみを知ったセリスの役目なんだろうな。 -- (名無しさん) 2024-06-03 01 44 05 24時間以内に反対意見がなければコメントフォームに警告文を追加します。 -- (名無しさん) 2024-06-07 08 07 12 ↑一応、なんて書く予定なの? -- (名無しさん) 2024-06-07 11 33 26 ↑「キャラクターや作品に対しての誹謗中傷等を~」 -- (名無しさん) 2024-06-07 12 10 37 個人的な見解ですが、アルヴィスというキャラクターそのものがプレイヤーのヘイトを集める事を想定して作られた上の性質である為、ヘイトスピーチが増えやすいというのはごく自然なものである事と、コメント欄自体が言葉尻こそ過激ではあっても談笑の域は脱してるとは言えないので、そこまで警告をする段階には行ってないように思います。 -- (名無しさん) 2024-06-07 13 13 41 ↑それだとコメント欄撤去のほうが良いのでは…あまりにも感情的で過激なコメントが目立つので -- (名無しさん) 2024-06-07 13 27 46 ↑それでもいいんじゃないか。本当かは怪しいけど、聖戦リメイクのリークあるし。今でダメなら本当にリメイクされたら主人公の仇なんだからこのレベルでは済まないだろう -- (名無しさん) 2024-06-07 13 41 25 味方になり得た人間も死なせてしまったから周りに敵しか残らなくなったと言う…正直皇帝より宰相みたいな一つ下からトップをサポートするポジションの方が向いてる気がする -- (名無しさん) 2024-08-10 09 01 39 名前 コメント すべてのコメントを見る