約 25,938 件
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/842.html
「あぁぁ~…いいネタが浮かばないッス…」 最近ひよりはずっと同人誌のネタを考えていた 「田村さん、ずっと困った表情してどうしたの?」 ひよりの席の周りにゆたかとみなみが一緒に来た 「いやぁ最近ねぇ、漫画のネタ考えてるんだけどいいネタが浮かばなくてね…」 「う~ん…ごめんね、その話は私じゃ役に立てないかも…」 「私も…」 「いやいや、二人共ありがとう」 「そうだ、お姉ちゃんに聞けばいいアドバイス貰えるかも知れないよ!」 「おぉ、ナイスアイデア!その手があったか!」 「あぁ、行っちゃった…岩崎さん、私たちなんか役に立てたみたいだね」 「…」 みなみは無言でうなずいた ― こなたとひよりの作戦 ― お…ちょうどいいところに先輩が… 「先輩ッ!」 「おぉ、ひよりん。どうしたの?」 「どうしたもこうしたもないッス! 同人誌のいいネタが浮かばなくて悩んでるのでいい助言を先輩に聞きにきたッス!」 「う~ん…同人のネタねぇ…やったことある主なネタは?」 「えーっとスね、…と…とか…などそこらへんが多いッスね」 「ひよりん、世の中には灯台下暗しということわざがあるの知ってる?」 「知ってるッス。けど急になんすか…?何か関係が…?」 「関係あるよ~、私たちの身近にいいネタがあるじゃん」 「…?」 「ヒントはツンデレと天然ドジっ娘」 「おぉぉぉぉっ!流石先輩!ありがとうッス!その発想はなかった!」 私は戻ろうとした所で先輩が止めてきた 「ねぇ、ひよりん…せっかくだから妄想で書くんじゃなくて生で見たいと思わない…? 「え…?それどういうことッスか?」 「この目で見るってことだよ」 「どうやって…?」 「明後日を楽しみにしたまえ、ひよりん」 とりあえず泉先輩の言う通り明後日まで待った 一体何をするんだろうか…? 二日後… 「ひよりんおまたせ~。はい、これが…で」 「こっちはなんスか?」 「これはね、簡単に言えば人を興奮させるやつだよ」 「どこで手に入れたんスか…?」 「ネットでそういうの持ってる知り合いがいてね、 ちょっと欲しいって言ったらすぐ分けてくれたんだ」 「先輩、すごいッスね… でも、ヤバくないッスか…?」 私はそれらを受け取りながら言った 「大丈夫大丈夫。実は私もね、あの二人がどんな関係見せてくれるのかきになってね…」 「先輩はそんな属性ないと聞きましたけど…」 「いやぁ、誰でも双子姉妹と聞いて黙ってらんないよ?」 「だからと言ってこれは色々な意味でヤバイッスよ…」 「こなたたち何してんの?」 急に柊先輩が来てびっくりしてしまった そこで私は手に持ってたものを咄嗟に隠した 「いやぁ、ちょっとひよりんが同人のネタが浮かばないからって私に相談してきたんだ」 「そ、そうなんスよ、全然いいネタが浮かばないから泉先輩に協力してもらってたんスよ」 先輩が上手く言ってくれたおかげで私も焦る事なく返せた 「ふーん、まあいいわ。頑張りなさいよ」 「あ、ありがとうございます!」 応援してもらえたのは嬉しかったが 後の事をかんがえると少し… 「で、ひよりん、やるの?やらないの?」 ここまできたならやるしかないッスよね… せっかくの先輩の好意も無駄にしてしまうし… 「じゃあ私一人で…」 「やる!私もやるッス!でもどうやってやるんスか?」 「心配ごむよう~。もう考えてあるよ」 「流石先輩!」 「まず私が…を保健室に…して入ってきたらひよりんが…して その後も私がかがみを保健室に呼んでひよりんが…をする」 「おぉ!それは完璧ッス!」 「じゃあ昼休みにやるから忘れないようにね」 「オーケーッス先輩!」 とりあえず昼休みになって私は保健室である準備を終えて保健室のある所に隠れていた ふぅ~、どきどきわくわくしてきたなぁ… しかし、安心できたのもつかのま。 作戦とは違う事がおきてしまった。 まず最初に柊かがみ先輩が来てしまった… 泉先輩…ちゃんとやってくださいッス… 「ったく、こなたは急にこんな所に呼び出してなんの様かしら? まだこなたの奴は来てないみたいだし…」 うあぁ~…どうする?どうするよ私!? もういいや、どうにでもなってしまえと考えながら私は飛び出した そして私は柊先輩に眠らせる奴を染み込ませたハンカチを口に当てた 「…?誰かいるの…?んっ…………」 上手く眠ってくれたようだった しかし、ずっと私の心臓はバクバクと音が鳴っていた こんなんで大丈夫かな… とにかく柊かがみ先輩をベットに寝かせ次を待った そのうちに柊つかさ先輩もやってきた 「お姉ちゃ~ん?大丈夫~?」 どうやら泉先輩の記憶は曖昧に出来ている様だった 作戦と全く違うじゃないッスか… 「なんだぁ、お姉ちゃん眠ってたんだねぇ。こなちゃんからはなんか怪我してるって聞いてたけど…」 うぅ~、小早川さんみたいに純粋で健気な先輩を… 私は良心を殺してつかさ先輩にあるものを含ませたハンカチを口に当てた。 「…!誰…?ん…」 すみません!先輩! 私はとにかくすぐに隠れた。いつのまにか泉先輩も来ていた 「おつかれさま、ひよりん」 「おつかれさまじゃないッスよ先輩!どうして先にかがみ先輩がくるんスか! つかさ先輩じゃなかったんスか?」 「あるぇ~?そうだっけ?細かい事は気にしない気にしない」 小声で話してるうちにつかさ先輩がかがみ先輩に近づいて行ってた どうやら上手く行った様で良かったッス そんなことよりノートとペンを…あれ…? もしかして忘れた…?持ってきたはずだけど… 「ひよりん、探してるのはこれ?」 「おぉ!先輩サンキューッス!」 「いやいや、礼には及ばんよ」 いつのまにかつかさ先輩が眠っているかがみ先輩に覆いかぶさっていた そしてだんだん顔と顔が近づいて… とにかく私はこの光景を脳に焼き付けておいた 「ん…んん……?」 かがみ先輩が目を覚ましたようだ 「ん…んんん!ちょ、ちょっとつかさ!何してんの!?」 「何か…この保健室入って誰かになんかされてから おねえちゃんが欲しくなって…体が勝手に動いて…」 「つかさ、あんた何か変なものでも食べた?」 「ね、お姉ちゃんもっとやりたいな…」 「ちょっと、落ち着きなさいよつかさ!」 「やだ、私はお姉ちゃんが欲しくて欲しくてたまらないの… お姉ちゃんも私の事欲しいでしょ…?」 「私はいやよ!早く離れ…!んっ…」 くぅぅ!抵抗する姉に責め続ける妹!最高!最高ッス! これ以上の事はあるか!?いや、ない! 今私の中で全米が拍手喝采!そして全世界が泣いている! こんな積極的なつかさ先輩が最高ッス! 「ひよりん、楽しんでますね?」 「当たり前じゃないッスか!こんな状況の中で楽しむなと言われる方が無理ッス!」 私はこの光景をずっとノートにメモをしたり絵を描いたりした かがみ先輩もまんざらではないのかじきに抵抗をしなくなってつかさ先輩のことを受け入れていた 「先輩!やっぱこれが正解ッス!攻守が逆だったら今よりは良くなかったッス!」 「え?そう?礼には及ばんよ」 「先輩、それ二度目ッスね」 「まぁまぁ、気にしない」 「ん…お姉ちゃん…」 「つかさ、そろそろやめなさいって…」 「お姉ちゃん、別にこういう事嫌いじゃないでしょ…?」 「私は嫌よ… でもつかさ、よく考えて、保健室に入った時なんかされたんでしょ…? その犯人がまだこの部屋の中に隠れてるかもしれないわよ…?」 ここで今更はい、私が犯人ですなんて言いながら出てこれるはずがない 「何言ってるの?お姉ちゃん?もう今更私は恥ずかしくないよ…?」 「つかさ…やっ…んっ…」 いつも強気なかがみ先輩が妹のつかさ先輩に押されてるッス! 最高すぎて泣く子も黙るッス! コメントフォーム 名前 コメント うぅ~、小早川さんみたいに純粋で健気な先輩を… 名前の間違いじゃなくって、つかさが ゆたかと同じくらい純粋って事ですよね? -- 名無しさん (2011-04-28 21 08 06) ↓情報thanks! そして作者さんGJ! -- 名無しさん (2008-12-13 23 20 58) カップリング別保管庫(非エロ)のかがみ&つかさの ページからだとこのページしかないけど、 エロ有の方のかがみ×つかさの方につづきがあるよ -- 名無しさん (2008-12-13 15 15 12) つづきが気になる -- 名無しさん (2008-12-13 00 39 31)
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/1218.html
『えー突然ですけど、五月の第三土曜、日曜に球技大会をやろうと思います』 改築して初めての朝会、校長がいきなりそんなことを言い出した。 「「「「「「「「「「はァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!??」」」」」」」」」」 それはいきなりなのだから生徒達も驚くだろう。 「え!?球技大会って六月じゃなかったけ!?」「いくらなんでも早すぎだろ!?」「あの校長なにいってんのぉ!?」 「イキナリだっ!!暴言だぁ!!」「そんなの早すぎだ!!」「調整期間とかもあるんだぞぉ!?」「お前レベル0だろうが」 「ひでぇ!!まだ一年は同級生たちともあまり関係持ってないんだぞ!!」「二、三年に有利すぎだ!!」「無理無理!!」 生徒たちがざわめきついたその時、 『しぃぃぃいいいいいいずぅぅぅううううううかぁぁぁあああああああああにぃぃぃいいいいいいいいいいいい!!!!』 災誤にマイクからの大声で、皆耳を押さえた。うう……とうめきながら何とか立っている生徒たちに校長は話を続ける。 『……この学校が壊れたのは、誰のせいでしょうか?』 「「「「「「「「「「うっ……」」」」」」」」」」 そう言われると一部の生徒たちは何も言えなくなり、黙り込んでしまう。そんな状態でも校長は続ける。 『今回の原因はわかりました。な・の・で、球技で穏便にすませようということで急遽、球技大会を早めることにしました』 校長の提案にまだ釈然としていない生徒達の目に飛び込んできたのは木山が校長のマイクをひったくってる所だった。 『あの、木山先生、何を……』 『校長、ここは私に任せて下さい。大丈夫、彼らを納得させてみせますから』 木山の自信ありげな態度に校長は仕方なくといった感じで後を託す。 ところが木山の提案はさらに生徒たちからの不満を増加させることになる。 『君達、五月に球技大会があるのが不満なんだろう? だったら今月の第四の土、日なら問題は無いはずだ。何事も善は急げと言うからな』 当初の予定通りにしてくれるかと思いきや、さらに開催期間を早める木山に体育館は一瞬の静寂の後、大ブーイングが巻き起こる。 しかし木山は全く堪えた様子を見せず、淡々とある事実を口にする。 『なんだ、君達はGWも球技大会のことを考え続けるのか。私は君達のような若者はGWは純粋に楽しむとばかり思っていたのだがな』 GW、その言葉を聞いてブーイングをしていた生徒達はピタリと動きを止めて悩み始める。 『校長も仰っていただろう。これは入学式の件を穏便に解決するためのものだと。そのわだかまりを持ったまま、GWを楽しめるのか?』 『それは君達も嫌なはずだ。確かに期間は短い、だがそれ故に密度を濃くして互いの親密度を上げることも出来る。どうかな?』 木山の理論に生徒達はざわつくが、そのざわつきに不満の意を込められたものはなくあくまで悩んでいる程度のものだった。 そして木山は何かを思いついたかのように提案をするが、それは逆に教師陣が納得出来ないものだった。 『ではこうしよう。今日から球技大会までの間、授業は四時間目まで。昼休み以降を球技大会の準備や練習の時間にするということで。これならいいかい?』 『待ちなさい木山先生! 確かにあなたの言うことは分かりますがそれで生徒達が納得するとはウオッ!』 割って入ってきた校長の言葉を遮ったのは生徒達からの拍手喝采、つまり賛成の意を表すものだった。 『どうやら生徒達は納得してくれたようです。校長、私のワガママに付き合わせる形で申し訳ないですが認めてはもらえないでしょうか?』 『……分かりました。ではそのように取り計らいましょう。では今回はこれにて解散とします!』 生徒達が意気揚々と解散する中、木山と校長に駆け寄ったのは小萌だった。 「木山先生、どうしてまた球技大会の期間を早めちゃったりしたんですかー?」 「本音を言うなら一ヶ月もの間、彼らが大人しくしてるとは思えませんしその間はずうっとこんな空気ですよ。だったら早期決着がいいと思いまして」 「……成程。木山先生には何かとお世話になることが多いですな。あなたのお陰でレベルが上がったという生徒の意見をよく聞きますし」 「私は特に何もしていませんよ。ただ切っ掛けを与えるだけです、それからは生徒個人個人の力というものです」 これを機に木山の生徒に対する人気は徐々に上がっていく、生徒の気持ちを考えてくれる教師(?)として。 ―――――――――― 朝礼後、当麻のクラスでは早速クラス委員長の吹寄とおまけ状態の青ピが球技大会についての話し合いの場を設けていた。 「じゃあまず種目だけど野球、サッカー、バレー、バスケの4つ。参加種目は一人一種目のみよ」 「ちなみに一種目も出ないゆうんは無しやで」 青ピの補足にあからさまな舌打ちをしたのは一方通行、それに吹寄はイラッと来たが無視することに。 「次は禁止事項についてよ。能力による相手への直接攻撃は一発退場、後は空を飛ぶのも駄目だから」 「そんなっ! 私の雪の翼の見せ所なんだよ! そこを何とか!」 「私の【鼓膜破砕】なら物的証拠は残らないから大丈夫だよね?」 月夜と赤音の親友コンビの禁止事項上等な感じの発言に吹寄は頭痛を感じながら、補足事項を告げる。 「何とかならないし物的証拠が無くても駄目なものは駄目。でもそれぞれの球技に使用されるボールを媒介にしての能力による攻撃は有りよ」 「それってつまりボールを使っての攻撃なら何でもありってことかにゃー?」 「違うわよ……。あくまでルールに則っての攻撃ならいいみたいだけど、それぞれの球技の詳しいルールは明日発表みたい。さて」 簡単な説明を終えた吹寄は黒板を“バンッ!!”と叩くと、クラスメートに力強く宣言する。 「いい貴様たち、やるからには全種目優勝よ! 理由はどうあれ、私達が一番ってことを全校生徒に知らしめるの! 分かった!」 「あ、あの~吹寄、さん? そんなに張り切ることは無いと上条さんは……え? な、何でそんな怖い顔でぐおっ!」 少々引き気味だった当麻を吹寄は頭突きで黙らせる、その光景にクラスの誰もが当麻に同情した。 「誰のせいで球技大会が早まったと思ってるのよ? 上条当麻、貴様を筆頭に入学式で後輩と揉めた連中のせいでしょうがっ!」 吹寄の言葉に心当たりのある面々はそれぞれに反応を見せる(当麻は頭突きによって気絶中)。 土白は苦笑い、一方通行はまたも舌打ち、浜面と半蔵は当時を思い返しげんなりとし、真夜はため息を吐いた。 「というわけで万全を期すために土御門、貴様がチーム分けをすること。いいわね?」 「何で俺が! そうゆうのは個人の好きにした方が……」 「土御門、貴様バカなの? そうしたら戦力が集中するでしょ! 全種目制覇を狙うんだからバランスを考えるのが筋でしょ!」 「だからって俺じゃなくても」 「貴様が一番こうゆうことに長けてるでしょ? 考えられるベストなチーム分け、ちゃんとしなさいよ」 全く取り付く島もない感じで球技大会のチーム作りを任された土御門、嫌々ではあるが全種目制覇はしたいので受け入れることに。 そして吹寄と青ピと入れ替わるように黒板の前に向かう土御門は早速思案し始める、付いてくる月夜に気付かずに。 (バランスはもとより結標と心理掌握のチームがどの種目で参加するかが問題だな。それを考慮したうえで考えんと全種目制覇は難しいか……)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2892.html
成人式 男友達A「あー終わった終わった」 男友達B「市長、話長過ぎだろ」 京太郎「この後は移動して同窓会だっけか?」 男友達A「おう。ところでさぁ、京太郎」 京太郎「んあ?」 男友達A「咲ちゃん。めっちゃ綺麗になったよな」 京太郎「ええ〜」 女友達A「ホント久し振りだね、咲」 女友達B「一昨年のインハイの中継も見てたよ」 咲「そうなんだ、ありがとう」 女友達C「大学はもう慣れた?」 女友達B「2年目でしょ? さすがに慣れたよ。ね? 宮永さん」 咲「え、え〜っと。まぁ……」 女友達C「あー、これはいまだに人見知り直ってないわ」 男友達A「ってか、改めて思うとうちのクラスの女子レベル高くね?」 男友達B「確かに。それはそれとしても、宮永はなんかすげー変わったな」 男友達A「そうそう。昔はもっと地味というか、大人しめだったよな」 男友達B「飛び抜けて美人ではないが、こう……素朴な愛嬌があったというか」 京太郎「そんなことね〜って。普通だよ普通。それよりほら、さっさと行こうぜ」 スタスタスタ 男友達B「どう思う?」 男友達A「ありゃ、まったく進展してないな。なぁ? C」 男友達C「ん? ああ、うん。どうかな」 京太郎「……」ピタ キョロキョロ 京太郎(右も左も振袖やスーツで着飾った女性が多くとても華やかだけど……) 女友達A「でねー」 咲「あはは、そうなんだー」 キャッキャッウフフ 京太郎(うん。やっぱり俺の咲が一番綺麗だ) 同窓会宴会会場 全員「かんぱーい!」 ワイワイ ガヤガヤ <オラーノメー! <ホドホドニシロヨー! 京太郎「はぁ、やっと一息つける」 咲「京ちゃん」 京太郎「おお、咲」 咲「はい、これ料理。好きだよね?」 京太郎「お、さんきゅ」 咲「お酒は?」 京太郎「いや、俺、誕生日2月だから一応まだ19だし」 咲「そう言うと思った。はいジュース」 京太郎「これまた、気が利くね」 咲「ふふ、京ちゃんのことならなんでもわかるよ」 男友達A「おい、そこの夫婦。なに2人でまったりしてんだ」 女友達B「相変わらず仲良いよね」 男友達A「つーかなんだ、その長年連れ添った熟年夫婦みたいな空気は」 男友達B「こいつ完全に酔ってるな」 男友達A「うっせ。実際どうなんだよ2人。まったく進展とかないわけ?」 女友達A「あ、それは私も気になる」 咲「え、っと。実は……」 京太郎「あ、おい。待て咲!」 咲「……」スッ そこには左手の薬指に煌くエンゲージリング。 京太郎「あー……」 男友達A「うおおおおおおおおおおお」 男友達B「遂にか! ったくやきもきさせやがって!」 女友達B「おめでとう。宮永さん」 咲「うん! ありがとう」 女友達A「いや、結婚するならもう宮永じゃないでしょ」 女友達B「ああ、そっか」 咲「あ、でもまだ婚約だけで籍も入れてないし。ほら、お互い大学とかあるから」 男友達A「んだよ、肝心なところで締まらねぇな京太郎は」 女友達B「ちなみにどっちから?」 咲「えっと、京ちゃんから……」 男友達B「まぁこれは当然」 女友達A「ってかあたしらには教えてくれてもよかったのにー。それで? いつから付き合ってたの?」 咲「高校2年生の夏頃」 女友達A「よし! どんピシャ!」 女友達B「ええ!? じゃあそんな前からってこと!?」 男友達A「おーい! 誰だよ、大穴で成人しても一向進展してないとか言った奴」 女友達A「はいはい。いいから負け犬はさっさと出すもの出す!」 男友達A「ちぇー」ブツブツ 京太郎「お前ら、人で賭けてやがったな!」 男友達B「お前はさっきから静かだな」 男友達C「いや、ってか俺。知ってたし」 京太郎「あ! おいそれは秘密って、もががっ!?」 女友達A「男共は須賀押さえといて! で? で?」 男友達C「実は俺、大学の学部が京太郎と同じさ。こいつ、宮永にプレゼントしたいものがあるって講義休んでずっとバイトしてたんだよ」 京太郎「もがー! もがー!」 咲「ほ、本当なの? C君」 男友達C「まぁね。で、講義のノートとか課題とかよく写させてやったんだけどさ」 男友達C「まぁ不正っちゃ不正だし、褒められたことじゃないけどさ事情が事情だし助けてやりたくなるのが人情じゃん?」 京太郎「てめぇ! C! あれほど秘密だって言ったろうが!」 男友達C「うるせぇ。少しは恥じかけ」 女友達B「でもさぁ、男子ってなんかそういうの隠したがるよね」 男友達A「男というのは女の前では常にかっこつけていたいんだよ」 男友達B「お前、彼女いないじゃん」 男友達A「うっせ。これから作るんだよ」 男友達C「彼女作る前にお前はきちんと進級しろよ。別の大学の奴まで面倒みれねぇよ」 男友達B「そういえば、俺も風の噂で京太郎がなんかすごいバイトをしてるって聞いたな」 女友達B「へぇ、どんな?」 男友達B「なんでも奈良の山中で虐殺人食いアライグマのジャッカルを素手で殴り倒す仕事だとか」 女友達A「バイトの話ならあたしも聞いたことあるかな。なんか東京で、ドラム缶に詰められながら遠洋漁業に出たとか出ないとか」 女友達B「鹿児島で人身御供になったって話はどうなったの?」 男友達A「あれはガセだ。間違いない。それより、岩手にあるクノッソス迷宮の奥のマヨヒガでアリアドネの糸玉を織る仕事は」 京太郎「全部ガセだよ!」 咲「京ちゃん、うう。ごめんね? 私のためにそんな……」グスグス 京太郎「咲、違うからね? 俺は普通に染谷先輩の店で働かせてもらってただけだから」 女友達A「意外と普通ね」 男友達A「つまらん」 京太郎「うるせぇ!」 女友達B「あんたはさっきからどうしたの?」 女友達C「私……」 女友達C「私、実は中学の頃……須賀君のこと好きだったんだ」 咲「え……?」 京太郎「はい?」 咲「あの、えっと……」オロオロ 女友達C「あ、ご、ごめん。別に今更どうこうってわけじゃないの。ただ、このまま言わないでいると、ずっと後悔しちゃいそうで」 咲「Cさん……」 女友達C「私たちが3年の時の最後の体育祭で須賀君と宮永さんが借り物転がし二人三脚棒高跳びに参加したでしょ?」 男友達B「ああ、あの惨劇の……」 女友達A「借りてきたものを転がしながら走るのよね。しかもなぜか借りてくるものに人名が多いという狂気染みた謎の采配」 女友達C「最後の棒高跳びで2人が蒼天を切り裂く流星のように美しい放物線を描きながら宙を舞って」 京太郎「なんか本格的な表現来たな」 男友達C「こいつのセンスなのか」 女友達C「けど、着地の瞬間。バランスを崩して、でも須賀君が身を挺して宮永さんを庇った時」 男友達B「確かこの時、京太郎は左脚の股関節脱臼したんだよな」 女友達B「会場全体は異常な熱気に包まれて、客席は全員スタンドオベーションで拍手喝采の地獄絵図」 女友達C「それで確信したの。須賀君が護るべきは、そして護られるべきは宮永さんしかいないって」 女友達C「だから、幸せになってね」グス 咲「Cさん……。うん、ありがとう」 女友達C「うん……うん……」 男友達A「よし! じゃあもう一回乾杯するか!」 男友達B「お、いいねぇ。それなら音頭は俺が」 女友達A「はああ!? そこは咲と一番仲の良かったあたしに譲りなさいよ!」 男友達A「てめぇはすっこんでろ」 ワーワー ギャーギャー 男友達A「えーそれでは、酒杯や料理や人体が宙を舞う醜い争いの末。僭越ながら俺が」 女友達B「いいから早くしてよ」 男友達A「こういうのは手順が大事なんだよ! えー、どうか因果律よ2人を護りたまえ。 その前途にその身に耐えられぬほどの影を落としたもうな」 男友達B「長ぇよハゲ」 男友達「チッ……今日成人する俺たちと、幸せ絶頂の須賀京太郎と宮永改め須賀咲の新しい門出を祝して!」 京太郎「咲……」 咲「なに? 京ちゃん」 京太郎「これからも俺たち、ずっと一緒だ」 咲「!……うん」ニコッ カンパイ!
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3616.html
前ページ次ページ使い魔はじめました ―使い魔はじめました 第二話― ルイズが打ちひしがれている間に、サララは鍋に駆け寄ると 倒れていた梯子をかけ直し、鍋に手を入れる どういう理論になっているかは分からないが、この鍋は、手を突っ込むだけで 中に入っている道具と、その数が認識できるのだ どうやら、無くなった道具も、壊れた道具もないようで胸を撫で下ろす 大切な商売道具だし、何より先祖伝来の品である 壊れてしまった日には顔も知らない先祖たちに申し訳が立たない 「さて、ミス・ヴァリエールと、そちらのお嬢さん。あなた方も、教室へ……」 「あの……ミスタ・コルベール」 軽く痛む頭を押さえながら、ルイズは彼に話しかけた 頭を押さえた拍子に取り落とした猫が騒いでいるがとりあえずスルー 「どうしたのですか、ミス・ヴァリエール?」 「……この猫が言うには、彼女はその、魔女、つまりメイジなんだそうです」 足元のチョコを恨めしい顔でにらみつけた後、先程聞いた事実を報告する 「何と……」 予想外だったらしく、コルベールはルイズとサララの顔を交互に見やる 「失礼ですが、お嬢さんは貴族ですか?」 コルベールの問いに、サララは首を横に振る 貴族なんて呼べるのは、吸血鬼の伯爵様と王様たちしか知らないけれど、 少なくとも自分がそうでないことだけは確かである 「だんじょんの町とやらで商人をやってた、ってこの猫「チョコ」……チョコが」 ちょっとうんざりしたような顔で、ルイズは名前で訂正する 「私には、何も喋っているように聞こえませんが……ああ!」 訝しげにしていたコルベールが、ひらめいたような顔をする 何となく頭の上でランプが灯ったようだ 「その猫はこちらのお嬢さんの使い魔ですよね。 おそらく、こちらのお嬢さんを経由して、精神がリンクしているんでしょう」 彼の説明にルイズは成程、と納得する 暗記するほど読み込んだ教科書の『使い魔の能力と役目』のページには、 『使い魔は主と精神をリンクし、会話することが出来る』と書かれていた ならば、使い魔の使い魔とも、きっとリンクできるのだろう 「ふうむ……しかし、だんじょん、とは聞かぬ名の町ですな よもや……東方の……いや、しかし……」 ぶつぶつと呟き出すコルベールを尻目に ルイズはサララという名らしい少女に目をやる 自分が困惑しているというのに、彼女は鍋に手を突っ込んで何を ボーっとしているのだろうか、腹立たしくなってきた 「えーっと、あんた、サララだっけ?何やってるの?」 そう聞かれてルイズの方に顔を向けるサララ 鍋の中身の確認を、と言おうとしたが答える前に勝手に話し始める 「なんで、由緒正しいヴァリエール家の三女が……。 あんたみたいな、まほ……何処のものともしれない 田舎者を召喚しなくちゃいけないのよ?」 魔法の使えないメイジ、と言おうとして思いとどまった 魔法を使えない苦しみは、自身が一番良く知っている わざわざ、それを口に出して言うこともあるまい 「ねえ、それよりボク疲れたんだけど」 チョコがルイズの足元で不平の声を上げた 「もう少し敬意を払いな……って、猫にそんなこと求めても仕方ないわね。 ミスタ・コルベール!」 未だに思考の海に沈んでいるらしいコルベールに呼びかける 「つまり……あ、ああ、失礼。どうしましたかな、ミス・ヴァリエール」 はっとして、ルイズの問いに反応する 「あの、私達先に部屋に戻ってもいいですか?」 サララが梯子を降りて鍋の横に立つのが見えた 「あんな大きな鍋を持って教室に行くわけにも行かないでしょう?」 平民を連れ、鍋を持って教室に入ったら、あの同級生達が また笑い転げるに違いない それは避けたかった 「そうですね、しかし、あの鍋を運べるのですか?」 コルベールは二人を交互に見比べる 「あ……」 ルイズはしまった、というような顔をした これが他のメイジならフライなりレビテーションであの鍋を動かせるが か弱い女二人とついでに猫ではあんなもの運べまい 「あ、それなら大丈夫だよ。ね、サララ?」 チョコが問うのにこくりと頷くと鍋の中から篭手を取り出す それを片腕に装着すると、ひょい、と鍋を持ち上げた 「「え?」」 ルイズとコルベールがその光景を見て困惑する 小柄な少女が自分の身長よりも大きいであろう巨大な鍋を軽く持ち上げたのだ 「あれ?占いカードと日記が落ちてるよ! 鍋の陰になってて分からなかったけど」 チョコ言われて、その存在に気がついたサララは 一旦鍋を下ろすと日記と占いカードを拾いパンパン、と汚れを払う 「ね、ねえ、い、今の何したの?」 「何って……知らない?怪力の篭手。力が上がるやつ」 「ししし、知らないわよ!何そのマジックアイテム!」 マジックアイテム、という言い方に首を傾げるが まあ、魔法のかかった道具であることに違いはない 場所が違うと流れる商品も違うのだろうと、サララは一人で納得する 珍しいということは、高く売れるのか、いや、 入手が難しいから、あまり簡単に売るわけにも、と パチパチと脳内で算盤を弾いている辺り、商人である 「……ふむ、確かに見たことのないマジックアイテムですな。 さて、私はもう教室に戻りますね。お二人と……そちらのチョコくんは、 ミス・ヴァリエールの部屋でこれからを話し合ってください」 コルベールはレビテーションを唱え、学院に向かって飛んでいった 「いいなあ、箒も無しに空が飛べてー。ね、君は飛ばないの?」 そうチョコに言われて、ルイズはギクリ、とした顔をする 「う、うるさいわね!あんたらは、歩いてくるんだから、合わせてあげてんのよ! ほら、学院はこっちよ。とっとと来なさい!」 「あ、待ってよー!おーい!」 チョコがその後を歩くのを、サララも慌てて追おうとする 先程拾った日記と占いカードは、ワンピースのポケットにしまう そして、ひょいと鍋を抱えるがそこでふと違和感を感じる 確かにこの篭手は、着けたものの腕っ節を強くするが 自分がこの鍋をこんなに軽く感じる程、効果があっただろうか? 少し悩むが、まあいっか、と笑顔を作りえっちらおっちらと 自分の『ご主人様』になるらしい少女の後を追いかける 「早く来なさい!もたもたすると、置いていくわよ!」 サララの額に刻まれたルーンが、ぼんやりと光を放っていたことに 気がつくものは、その場には誰も居なかった 鍋を抱えた少女と猫を引き連れ歩きながら、ルイズは内心ドキドキしていた 「(見たこともないマジックアイテム……ひょっとしたら、 私、当たりをひいたんじゃないの?)」 商人だと言うからには、まさかアレ一つだけ、ということはあるまい あの鍋から取り出したからには、あの鍋も何らかのマジックアイテムなのだろうか? 「(占いがどうのこうの、って言ってたからには、もしかしたら、 未来予知もできちゃったりするマジックアイテムもあるの?)」 必死に抑えているが、ついつい顔がニヤける 彼女の想像の中ではあらゆるマジックアイテムを使いこなす自身が 拍手喝采で迎えられている様子が浮かんでいる 「(それに……)」 次に浮かんできたのは、病弱な自身の姉の姿である 「(ちいねえさまを治せるマジックアイテムもあるかも……)」 相当遠くから来たらしい自身の使い魔とその使い魔を肩越しに見る 巨大な鍋がフラフラしている 頭にハテナマークを浮かべていたルイズだが、さっと青ざめる 落ち着いて考えれば分かることではないか 大体、彼女は帽子と前髪で元からそんなに視界がよさそうではないのに 自分の身長よりも大きな鍋を抱えているのだから 間違いなく彼女は 「わあああー!サララー、危ないーーー!!」 前が見えていない!! 『ガシャーン』 少し日が暮れてきた空に二人の少女と一匹の猫の悲鳴が響き渡った 前ページ次ページ使い魔はじめました
https://w.atwiki.jp/anews/pages/301.html
公式サイト→東のエデン 劇場版 II Paradise Lost公式サイト 劇場2010 ブログ #blogsearch2 ニュース 「何が、アニメをアニメたらしめているのか?」――「スター・ウォーズ」「ブレード… - アキバ総研 今夜『東のエデン 劇場版 II Paradise Lost』が放送! - シネマトゥデイ 【今期TVアニメランキング】「ヒロアカ」第5期が2週連続首位 「金ロー」で劇場版第1作放送 - アニメハック TVアニメ「東のエデン」の劇場版2部作、BS12で8月1日より2週連続オンエア - ナタリー 攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー - 映画ナタリー 3月のライオン×サッポロ一番!零は塩、あかりはしょうゆ、ひなたはみそ、モモはごま - シネマトゥデイ 神山健治の新作長編アニメ、2022年放送決定 青春社会派クライムアドベンチャー - クランクイン! 「絵」を「現実」と誤認させる「東のエデン」の入れ子構造【懐かしアニメ回顧録第5… - アキバ総研 神山健治 - 映画ナタリー - 映画ナタリー 神山健治監督と声優・玉川砂記子さんがゲスト 「東のエデン」劇場版3作品を上映するオールナイトイベント開催 - - ねとらぼ 「東のエデン」BD-BOX発売記念 オールナイトに神山監督、木村良平さん、早見沙織さん - アニメ!アニメ!Anime Anime 『攻殻機動隊』神山健治と橋本淳がタッグ! 出会いは「東のエデン」から…? - cinemacafe.net 滝沢朗 を探せ! TSUTAYAで「東のエデン」ARコラボ - ASCII.jp ハチ公前で滝沢朗が待っている? ARで都内が“東のエデン資料館”に - - ITmedia 劇場がまるでニコ生――作品、監督、観客が1つになった「東のエデン」AR上映会:携帯から銀幕にコメント - - ITmedia あの人気シリーズが遂に完結へ――「東のエデン 劇場版II Paradise Lost」完成披露試写 - ITmedia 「東のエデン」“聖地”豊洲にエデンメンバーが結集し完結 - エイガドットコム 「東のエデン」ついに完結も、神山監督は「別れがたい気持ち」 - エイガドットコム ケータイで「大人に見えない価値を武装する」――「東のエデン」神山監督インタビュー(1/2 ページ) - - ITmedia 東のエデンシステム構築を記念して、業界初のAR舞台あいさつを開催! 「東のエデン 劇場版I The King of Eden」 - ITmedia school food punishment、劇場版『東のエデン』OP & EDに同時抜擢 - BARKS 「東のエデン」AR技術を駆使した舞台挨拶に拍手喝さい - エイガドットコム 「東のエデン」第2部は公開延期も、第1部に観客は納得の拍手 - エイガドットコム 人気アニメ劇場版『東のエデン』続編公開延期が決定するも、観客の期待は最高潮に! - シネマトゥデイ 本日公開!劇場版「東のエデン」オフィシャルブック発売 - コミックナタリー 「東のエデン」劇場版に、ノブレス携帯ならぬ「ノブレスフォン」が出るらしい:ふぉーんなハナシ - - ITmedia 「東のエデン」劇場版第2部の公開が延期に - エイガドットコム 人気アニメ「東のエデン」、ついにスクリーンへ。「総集編」初日が大盛況 - エイガドットコム 「東のエデン」劇場版前売り券は羽海野チカの小冊子付き - コミックナタリー 人気アニメ「東のエデン」劇場版が2部作で公開決定! - エイガドットコム 最終回に賛否両論?人気アニメ「東のエデン」の謎を解くのは映画の2部作で! - シネマトゥデイ
https://w.atwiki.jp/nyu-do-neko/pages/64.html
終・わ・ら・ん……。 明日とか言っときながらこれはもう間に合いそうにないです。すみません;; 明日弓道審査なので寝てもいいですか。 ていうか寝ます。すみません。 言い訳するのもアレなんで、正直に事の次第を話すぜ! DSの銀魂ゲームのさ、『銀時vs土方!?〜』の廉価版が出たじゃないですか、 あれを『買ってなんかやらないんだからね!』とか言いつつ結局買ったわけですよ。 そ・し・た・ら・さ…!! なんか銀ちゃんが原作とかアニメの3倍くらいストレートにヅラのことが大好きなものだから、 ついついやりすぎて漫画描いてる時間が短くなってしまったという… つくづく私は馬鹿だと思いました。By山崎退 気温の変化に体がついて行かなくてだるだるだったってのもあるんですけどね。 ちなみに私は『銀魂クエスト』の方を先にやっていたのでマップの広さとキャラクターが3頭身じゃないことに驚きました。 キャラクターは3頭身の方が私は好みかな…。 そして幾松さんの髪の色と屁努絽の色にもびっくりした。 サウンドドロップで土方が6個もでた風塵でした。きっとまだでる。 そんなに私が好きかぁぁあああ!!!? いっつも最低3個はでやがってぇぇえ!!!(すみません………) ウェブ拍手お返事♪ 素亀さん そう言ってもらえると時間かけたかいはあったなぁって思います。ありがとう。 しかしちゃんと全員に愛を注いだつもりなのに、ヅラへの愛が際立って見えるもんですね(笑)全員ヅラに触ってるもんな。 今回はもっさんを仲間はずれにしなくてすんだので私は満足です。 わざわざ拍手してくれてありがとうございました! ぱちぱちのみの方もいつもありがとうございます! 励みになります。ていうかドキドキします(何)
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/2149.html
第16-2章.第16-3章.第16-4章. 第16-3章. ヴァイシャンパヤーナは言った: 「その頃、ヴリシュニの女たちは毎晩、黒い顔色で白い歯の女が自分たちの住まいに入ってきて、大声で笑い、ドヴァラカを駆け巡り、手首の殊勝な糸を奪い取る夢を見た。男たちは、恐ろしいハゲワシが彼らの家や火室に入ってきて、彼らの体を食い荒らす夢を見た。彼らの装飾品、傘、基準、鎧が恐ろしいラクシャによって持ち去られるのを見た。ヴリシュニスの目の前で、アグニから授かったクリシュナの円盤は鉄製で、その轂は最も硬いアダマントでできており、大空へと昇っていった。ダルカの目の前で、ヴァスデーヴァの優れた車は、太陽の輝きを放ち、適切に装備され、それにつながれた馬によって連れ去られた。サイヴィヤ、スグリヴァ、メーガプシュパ、ヴァラハカの4頭の馬は、思慮の速さを備え、車を引きずって海面に沿って逃げ去った。クリシュナの車とヴァラデーヴァの車、ガルーダの紋章のついた車とパルミラの紋章のついた車、この二人の英雄が敬虔に崇拝していた二つの大きな紋章は、アプサラスによって持ち去られ、アプサラスは昼夜を問わず、ヴリシュニとアンダカに聖なる水への巡礼の旅に出るよう呼びかけた。このような前兆を見聞きすると、ヴリシュニスとアンダカの屈強な戦士たちは、家族全員で聖なる水への巡礼の旅に出たいと思うようになった。彼らは様々な種類の食事や食べ物、様々な種類のワインや肉を用意した。ヴリシュニス族とアンダカ族の軍隊は、美に燃え、激しいエネルギーに満ち、車や馬や象に乗って都から出発した。そして、ヤーダヴァ族は妻たちを連れてプラバサに向かい、それぞれ割り当てられた(仮の)住居に住み、食物と飲み物からなる豊富な食料を持っていた。 「彼らが海辺に住まいを構えたことを聞き、ヨーガに精通し、最も賢かったウッダヴァはそこに向かい、(旅立つために)別れを告げた。クリシュナは手を合わせてウッダヴァに敬礼し、彼が(この世から)旅立とうとしているのを見て、ヴリシュニスの滅亡が間近に迫っていることを知りながら、彼を妨げる気にはならなかった。ヴリシュニ派とアンダカ派の強力な車夫たちは、その時が来たとばかりに、ウッダヴァが大いなる旅に出るのを見た。ヴリシュニスは、高貴な心を持つブラーフマナのために調理された食べ物をワインと混ぜ、猿や類人猿に与えた。熾烈なエネルギーに満ちた英雄たちは、プラバサで酒宴を始めた。場内には何百ものラッパが鳴り響き、役者や踊り子たちがそれぞれの職業を披露した。クリシュナの目の前で、ラーマはクリタヴァルマ、ユユダナ、ガダと共に酒を飲み始めた。その時、ユユダナはワインで酩酊し、その集まりの中でクリタヴァルマを嘲笑し侮辱した。それゆえ、フリディカの息子よ、ヤーダヴァ人はあなたのしたことを決して許さないだろう」。ユユダナがこの言葉を言うと、車夫の第一人者であるプラデュムナは拍手喝采し、フリディカの息子を軽視していることを表明した。 「これに対してクリタヴァルマは非常に憤慨し、左手でサティヤキを指さして、サティヤキを軽視していることを強調し、次のように言った: 自らを英雄と称しながら、戦場で敵意を捨て、祈るように座っていた腕のないブーリシュラヴァを、どうしてこのように無残に殺すことができたのか」。 「彼のこの言葉を聞いて、敵対する英雄の殺害者であるケシャヴァは怒りに駆られ、クリタヴァルマに怒りの眼差しを向けた。それからサティヤキは、マドゥの殺し屋に、クリタヴァルマがサトラジトから有名な宝石シヤマンタカを取り上げたことで、サトラジトにどのような態度をとったかを知らせた。その話を聞いたサトヤバマは怒りと涙を流しながらケーシャヴァに近づき、彼の膝の上に座って(クリタヴァルマに対する)怒りを高めた。そして、サティヤキは激怒して立ち上がり、「私は、ドラウパディーとドリシタデュムナとシカンディーの5人の息子の後を追って、この者をすぐに従わせることを真理によってあなたに誓います。腰の細い者よ、クリタヴァルマの寿命と名声は尽きた」。 「サティヤキはこの言葉を言うと、クリタヴァルマに突進し、ケシャヴァの目の前で剣でその首を切断した。ユユダナはこの偉業を成し遂げると、その場にいた他の者たちを打ち倒し始めた。フリシケーサは、彼がこれ以上悪さをしないように駆け寄った。しかし、その時、君主よ、ボージャとアンダカは、自分たちに降りかかった時の不条理に駆り立てられ、皆一心同体となってシニの子を取り囲んだ。強大なエネルギーを持つジャナルダナは、時の性格を知っていたため、四方からサティヤキに怒りに燃えて突進してくる英雄たちの姿を見ても、怒ることなく立ちすくんでいた。運命に促され、酒に酔った彼らは、食べていた鍋でユユダナを殴り始めた。シニの息子がこのように襲われているとき、ルクミの息子は非常に激怒した。彼は、ボージャ族やアンダカ族と交戦していたサティヤキを助けるために突進した。二人の英雄は、武力と豊富なエネルギーに恵まれ、勇猛果敢に戦いました。しかし、圧倒的な勝算があったため、二人ともクリシュナの目の前で殺された。ヤドゥの歓楽者は、自分の息子が、そしてシニの息子も殺されたのを見て、怒りのあまり、そこに生えていたエラカ草を一握り手に取った。その一握りの草は、雷のエネルギーを帯びた恐ろしい鉄の稲妻となった。クリシュナはそれで、彼の前に現れたすべての者を殺した。その時、アンダカ族とボージャ族、サイニャー族とヴリシュニ族は、時に促されて、その恐るべき乱闘の中で互いに打ち合った。王よ、彼らのうち、怒りに任せてエラカ草の数本の刃を取り上げた者は、その手に握られ、やがて雷鳴に変わった。そこにある草の一本一本が、恐ろしい鉄の稲妻に変わるのが見えた。王よ、これはすべて、バラモン教の呪いによるものであることを知りなさい。草の刃を投げつけた者は、それが全く不可解なものさえも貫くのを見た。実際、草の一本一本が雷のような力を持つ恐ろしい稲妻になるのが見えた。バラタよ、息子が主君を殺し、主君が息子を殺した。葡萄酒に酔った彼らは、突進し、互いに倒れあった。ククラ族とアンダカ族は、燃え盛る炎に突進する虫のように滅亡した。こうして殺戮される中、戦いで逃れようと考える者は一人もいなかった。破滅の時が来たことを知りながら、強靭な腕を持つケシャヴァはそこに立ち、すべてを見張っていた。実際、マドゥの殺害者は、草の葉で形成された鉄のボルトを掲げて立っていた。サムヴァが殺され、チャールデシュナ、プラデュムナ、アニルッダも殺されたのを見て、マダヴァは怒りに包まれた。ガダが地面に倒れて死んでいるのを見て、彼の怒りはさらに高まった。サルンガと円盤とメイスの使い手は、それからヴリシュニスとアンダカを絶滅させた。王よ、敵対する町の征服者であり、強大なエネルギーとダルカを持つヴァブールがクリシュナに言った言葉を聞け。今すぐラーマが行ったところへ向いなさい。私たちはラーマが進んだところへ行きたいのです」。 第16-2章.第16-3章.第16-4章.
https://w.atwiki.jp/kirakira_dangerous/pages/78.html
プロローグ <1> フラップ・フラップ。 鳥は羽ばたきます。 薄汚れたビルの谷間から覗く僅かな空へ向かって。 路地裏に開けた空き地は建設が頓挫したマンションの建設予定地である。 駅前再開発計画の余波で古びた商店街周辺の地価が下がり建設計画は無期延期となった。 建築資材が野晒のままに捨て置かれ、生い茂った雑草に埋もれつつあった。 周囲は入居者が少ない雑居ビルに囲まれており、唯一面している通りは昼間でも人通りが殆どない。 表通りでは何かの宣伝を大音量で掻き鳴らしながら広告トラックが通り過ぎてく、煩い。 汚れたビル壁にもたれる様に泥酔した中年のおじさんが座り込んでいた。 小津夏美がここを通りかかったのは単純に急いでいたからだった。 両親が旅行で出かけている為、夕飯を自分で用意しなければならず。 買い物の時間を考えると少しでも早く電車に乗る必要があった。 学校から駅まではこの裏路地を通れば10分ほどの時間短縮になる。 「オゲェ~、ウェロゴベァ~」 夏美が横を通り過ぎようとした時、おじさんが立ち上がり空き地に向かって盛大に嘔吐した。 「あのう、大丈夫ですか」 人の痛みを理解できる人になりなさいという両親の教えが夏美を心優しい少女へと成長させていた。 「ああ、俺は大丈夫さ。でもこんな人気のない場所で見ず知らずの男に声をかけるお嬢ちゃんは大丈夫じゃないかもしれねえなあ」 小太りの中年であるおじさんがぐるりと体を捻ると夏美の首を掴んだ。 「痛いッ、く、苦し…」 悲鳴を上げた夏美に対して男はにやにやと笑みを浮かべて腕に力を込める。 夏美が腕を振り解こうと暴れようとするが、突如として男の吐瀉物からにゅるりと腕が伸び夏美の腕と足を掴む。 「痛いか~、ゲロゲロ。でも俺の嘔吐男(オートマン)からは逃げられねえんだよなあ」 夏美の首をへし折るほどの力を込めると夏美がガクガクと震えた。 「いいね。この瞬間。ゲロゲロッ!たあのしいなあ!」 どくん。 夏美の心臓が大きく震える。 「おいおい、俺の獲物を横取りするなんてひどい奴もいたもんだ」 今まさに夏美の首が折れようかという瞬間。 路地の先から若い男の声が響く。 「なあ“フロッグマン”の旦那!」 若い男がナイフを“フロッグマン”に向けて投げる。 「ゲロッ!?なんだァ!手前は!」 フロッグマンは夏美を嘔吐男に任せ悠々とナイフを回避する。 「ブーメラン!」 若い男が叫ぶとフロッグマンに当たらなかったナイフがくるくると回転し弧を描く様に戻りくる。 その軌道はまさにブーメラン。 予想外の軌道を描きナイフがフロッグマンの肩に突き刺さる。 「ゲロ~ッ!」 フロッグマンの顔が苦痛に歪む。 どくん。 夏美の心臓が大きく震える。 「手前は“ブードゥー・メランコリック”か!」 「イエース!宜しくゲロ男のフロッグマン!そしてさようなら、だ!」 ブードゥー・メランコリックは拳銃を投げる。 「ブーメラン!」 拳銃がくるくる回りながらブーメラン軌道を描き銃弾を乱射する。 「ゲロゲロッ!甘いんだよォ!」 吐き散らかされた吐瀉物が人型を形成しフロッグマンを攻撃から庇う。 銃弾はゲロに飲み込まれ勢いを失う。 「ゲロ!ゲロゲロゲロ!」 フロッグマンは笑いながら嘔吐を続け、嘔吐男を生成する。 ブードゥー・メランコリックは小型の斧を両手に構え投げ放つ。 「トマホゥク!ブーメラン!」 左右から回転する斧が嘔吐男を粉砕しブードゥー・メランコリックの手元に戻る。 ブードゥー・メランコリックはショルダーバックから武器を取り出し手当たり次第に投げつける。 ブードゥー・メランコリックの魔人能力「ブーメランエフェクト」は投げた物を何でもブーメランにする。 対するフロッグマンの魔人能力「嘔吐男」はゲロを人形として操る能力である。 ともに東京に跋扈する魔人殺人鬼であり、おもに少女を狙う変態であった。 互いの魔人能力がその異能を発揮する中。 小津夏美の心臓がどくどくと鳴り響いた。 「ねえ、おじさん」 フロッグマンの背後にいつの間にか少女が立っていた。 ブードゥー・メランコリックとの戦闘の為に夏美の拘束をといて嘔吐男を戦闘に回していたのだったが。 戦闘に興じる魔人達の認識から夏美は完全に外れていた。 「人を殺すってとっても楽しいんだね」 ニコリと笑って夏美はフロッグマンの肩からナイフを乱暴に引き抜きた。 「げ、ゲロォ!?」 フロッグマンの顔が再び苦痛に歪む。 夏美はナイフを一閃する。 普通であれば百戦錬磨の魔人殺人鬼のフロッグマンにとって。 少女の斬撃を回避するなど造作もない。 だが、しかし。 「こういう動きをされるのが苦痛なんだよね。わかるよ」 「げ、ゲロロ…」 まるでフロッグマンの動きを読んでいたようにナイフが閃きその首を斬り裂いた。 首から血を噴き出しながらフロッグマンとその人形である嘔吐男が崩れ落ちる。 「ああ、おじさんの死の痛みを感じる。喉を描き切られて息ができなくて苦しいんだね。痛いんだね。んふ!んふふふふ!」 夏美が嗤うとフロッグマンの顔が奇妙に歪む。 その顔は夏美の笑顔とまったく同じ。 「ゲ、ゲコッ…げぼッ!ゲロゲロゲロッ!」 血溜まりの中でフロッグマンが断末魔の笑い声を上げる。 「私もおじさんの気持ちが解るよ。だから、おじさんも私の気持ちが解るよね。痛いは気持ちいい、苦しいは楽しい。んふ!んふふふふ!人は苦しみと楽しみを分かち合う!」 夏美の声にフロッグマンはもう応えない。 「な、なんてことだ!楽なターゲットかと思ったらとんだ化け物だ!ははッ!殺しがいがあるじゃないか!」 ブードゥー・メランコリックが歓喜の声を上げて拳銃を投げる。 「ブーメラン!」 銃弾を不規則に撒き散らしながら拳銃が空中を舞う。 「わかるよ、人に当たると楽しいんだよね。足を狙って動きを止めたいんだよね。人が苦しむ所を見るのが楽しいんだね。わかるよ、その気持ち!」 まるで踊るように夏美がくるくると舞う。 そのダンスに合わせるかのように銃弾が足の合間を縫って着弾した。 「楽しい楽しい!まるでタップダンスのリズムみたい!人を殺すってこんなに楽しいんだ!お兄さんの喜びが私に伝わるよ」 夏美が嗤う。 ブードゥー・メランコリックもまた笑いながら斧を投げる。 「ひ、ひひッ!なんだ?この喜びは!?私の喜びじゃ!ない!ひひひ!」 ブーメラン軌道を描く斧を夏美は難なく避ける。 「お兄さんにも楽しみを分けてあげる。痛いってとってもいい気持ちなんだよ」 夏美が手に持ったナイフを自分の手のひらに突き立てた。 「おげぎゃあ!ヒヒ!アハハ!」 悲鳴を上げたのはブードゥー・メランコリックだった。 笑いながら手を押さえまるでナイフが突き刺さったように痛みに苦しむ。 「んふ!痛い!骨を避けたけれど手をナイフが貫通するってこんな痛みなんだ!んふ!んふふふふ!」 痛みに苦しむブードゥー・メランコリックを顧みる事もなく。 夏美はナイフの刺さった手を空に掲げうっとりと見つめていた。 そして。 ブーメラン軌道を描いて戻った斧をその手に掴み取ることなく。 斧はブードゥー・メランコリックの苦痛と快楽に歪む顔面を叩き割った。 「んふ!んふふっふ!頭が割れるみたいに痛い!死ぬってこんなに苦しくて」 頭を押さえながら夏美は歓喜の笑みを浮かべた。 「楽しいのね」 ブードゥー・メランコリックの武器が詰まったショルダーバックを拾うと。 小津夏美は東京の闇へと軽やかにあるきだした。 他人と苦痛と快楽を共有する能力。 苦痛と快楽の指向性で他人の行動を読み、自らの感情で他人の意思を汚染する恐るべき魔人能力。 その名は「クラック・クラック」 殺人鬼たちの快楽を飲み込み自らの糧とする殺人鬼。 他人と会話しているようで自らに取り込んだ快楽との対話を楽しむ異質の魔人。 その名は「ガールズトーク」 クラップクラップ。 拍手喝采、楽しい時は手を叩きましょう。 私は夜に歩き出す。 楽しい夜になりそうね。 今、私は飛び立ちます。 一羽の鳥として。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3609.html
出勤前にモーニングコーヒーと洒落込むべく、今日は早めに家を出た。 会社最寄り駅近くの喫茶店は出勤者向けに早くからやっている。 そこでトーストにスクランブルエッグで軽く朝食を取って、それからブラックをゆっくり味わおう。 しょせんは大したものではないが、こういうのは気分が大事なのだ。その程度の事で優雅さを味わえるのだから、素直に味わった方が利口だ。 時間は十分にある。 今日は随分と暖かく晴れていて良い気分である。俺と同じように駅に向かう出勤者も何となしに起源良さそうに見える。 橋に差し掛かると対岸の道路に何やら人だかりが出来ているが見えた。 あれは何だろうか。電柱の周りで、十四五人ばかり各々その先の方を見上げている。 よく見ると電柱のてっぺんには一匹のゆっくりがおり、「わからないよー!わからないよー!」と泣き叫んでいた。 本当に分からない。 猫が登って降りられなくなるというのは良く聞く話だが、何で饅頭生命体があんな所に登る事が出来るのだ? しかし……俺は考え直した。そもそもゆっくりなのだ。饅頭が動き、言語を解するのだ。 それを思えば電柱に登るなど大した事でないのかもしれない。 マンションだろうと這い上がってくる奴らだ。 それにしても、馬鹿は高い所が好きと言うが、わざわざ表現してみせる事もないだろう。 橋を渡り、人だかりに近付くと、その輪の中、電柱の根本にはもう一匹のゆっくりが泣き叫んでいた。 「ちぇえええん!ちぇえええええんッ!」 何やら尻尾のようなものを沢山生やらかしたゆっくりが、電柱を見上げてひたすら叫んでいる。 その顔は傷だらけで、帽子は薄汚れ所々すり切れた後が見える。そして近くにこいつのものと思しき尻尾が二本ほど転がっていた。 俺は不思議に思い足を止めた。そうして人だかりに加わってしまった。 なぜこのゆっくりは傷だらけなのだろう。二匹はどういう間柄なのだろう。 一方の疑問は直ぐに解消された。 真下で泣いていたゆっくりは突然泣き止むと、その場を後ろに下がり、勢いを付けて電柱に突進したのだ。 助走を付けてジャンプし、ゆっくりらしからぬ見事な跳躍を見せ、そのまま電柱に激突した。 傷だらけになるわけだ。 「らんしゃまあああ!」 電柱の上から「ちぇえん」と呼ばれたゆっくりの泣き声が聞こえる。 「らんしゃま」と呼ばれたゆっくりは痛みにぐるぐる回っていたが、そのうち止まってまた泣き出した。 俺は素早く見物人の顔を見回した。 饅頭とはいえ、他者の不幸を見て機嫌良くなる奴というのは気持ちの良いものではない。 まあ俺もよくゆっくりを不幸にしているのだが、それとて仕方なしに投げ込んでいるのだ。 だが皆の顔は真剣そのものだった。老若男女、一様に真面目な顔をしている。 沿線の私立の制服を着た小学生達など、「頑張れ!」と声を掛けている。 世の中捨てたものではないらしい。 まあここの住民はよくゆっくりを不幸にしているのだが。 「らんしゃま」は再び電柱に距離を取った。 小学生のうち一人が電柱に向かって飛び、一歩二歩駆け上がる動作をしてみせる。登り方を教えているらしい。 ゆっくりは再度助走を付けた。 「ちぇええええん!」 今度は角度も良く飛び付く事が出来た。その勢いで電柱を駆け上がる。 そして二メートル程登ったところで勢いが尽きてそのままずり落ちてきた。 頭を地面に打ってひたすら回り続けるゆっくり。今度はさっきより回る時間が長い。 その傍らには新たにもげた尻尾が落ちている。 上の方からは相変わらず「わからないよー!」と泣き声が聞こえてきた。 三回目。 今度は電柱との距離を倍にとって勢いを稼ぐつもりのようだ。 相当早いスピードで電柱に飛び付く。角度も上々。 「らんしゃま」は、これならてっぺんまで上れるだろうという勢いで、電柱に刺さっている足場の鉄棒に激突した。 尻尾が何本かバラバラ降ってくる。 そのうちの一本が、登り方を教えていたのとは別の小学生の頭に落ちてきた。 その子供は帽子の上にのっかった尻尾を手に取りまじまじと見つめ、「おいなりさんだ。」と言って食ってしまった。 「おいしい。」 そんなもの食って大丈夫なのか。 それはともかくとして、苦痛から立ち直った「らんしゃま」はまじまじと電柱を見やっている。 障害物の位置を確認しているらしい。 段々上達しているし、こいつはそれなりに学習能力があるようだ。 見物人は一人として立ち去る者もなく成り行きを見守っている。 会社とか学校とか大丈夫なのか。 四回目。 既に満身創痍な「らんしゃま」だったが、尻尾が減ったせいか俊敏になった気がする。 今度は更に早いスピードで飛び上がって、螺旋を描くようにして電柱を駆け上がっていった。 鉄棒も見事にかわしてゆく。 三メートル、四メートル、どんどん登ってゆく。 そして電線や変圧器などの構造物も難なくかわした。 見事としか言い様がない。 だが回避行動よって勢いが無くなってきた。 九割がた登ったところでほとんど止まってしまった。 「らんしゃまあああッ!」 見物人は、俺も含め固唾をのんで見守っている。ここから落ちたら助からないのではないか? 「もう一息だ」と、全員の心が一つになったような気がした。 「ちぇええええんッ!」 「らんしゃま」は叫ぶと最後の力を振り絞って蹴り出した。 そうして残りの一割を一気に飛び越え、とうとう頂上に辿り着いた。 「らんしゃまあ!」 「ちぇえん!」 周りからは拍手喝采が沸き起こっている。 増えて二十人になった見物人達は、良くやった、頑張った、と皆満足そうだ。 だが全員すぐに不安顔になった。見るとゆっくりは不安定にゆらゆらゆれている。 「わからないよ!わからないよー!」 「わからないよー!」 あー。 あいつも降りるときの事考えてなかったんだな。 電柱の頂点に二匹は狭すぎたようだ。 ゆっくりはしばらくゆれていたが、そのうち耐えきれなくなって、ふっ、と落下してきた。 「わ゛がら゛な゛い゛よ゛!」 「ヴュッ」という生々しい断末魔と共にゆっくりは揃って地上に還ってきた。 「あーあ」と、全員の心が一つになったような気がした。 「ちぇえん」は「らんしゃま」の下敷きになってしまった。 「らんしゃま」は下敷きからころんと転がって、仰向けで「ゆっ……!ゆっ……!」と呻いている。 「ちぇえん」は俯せになって身じろぎもしない。 しばらくすると「らんしゃま」は横目で「ちぇえん」を見つめ、何か語りかけだした。 しかし素人目に分かるが即死である。どうも惨い結果になってしまったようだ。 「行こっか。」 ばつの悪い顔で即死と瀕死の二匹を眺めていた見物人は、小学生を先頭に早々と立ち去っていった。 ここの住民はドライだなあ。 現場には俺と二匹だけが取り残されてしまった。 歩行者が何人かこちらを見たりもするが、特に関心も示さず通り過ぎてゆく。 「ちぇ……えええん……」 「らんしゃま」はひたすら語りかけているが、当然のように反応は無い。 なんだか見るに忍びない姿だ。仕方ない。 死体をひっくり返せば一目瞭然なのだろうが、さすがにそれは酷な気がする。 俺は傍にしゃがみ込んで、既に分かっている事だが、改めて死体を確認してから瀕死のゆっくりに向かって首を振って見せた。 「ちぇえん……」 どうやら理解出来たらしい。手間が省けて助かる。 こいつも尻尾を全部失った上に、頬や額が裂けていて助かる見込みは無いだろう。 俺は立ち上がって右足を上げた。武士の情けとか仏心とか、そんなところだ。 俺を眺めていた「らんしゃま」は怯える事もなく、むしろ急かすように目を閉じた。 間抜けな割に妙に理解の良い奴だ。 止めを刺した後、あの世で仲良くやってくれと思いつつ二匹を川に投げ込んだ。 潰れた死体はすぐさま水に溶けてゆく。 そして俺は駅とは反対の、家に向かって歩き出した。 革靴が随分と汚れてしまったのだ。 こんな格好では会社に行けない。家に帰って靴を磨き直さなければならない。 モーニングコーヒーなどしている時間はもう無いだろう。 俺は陰鬱な気分で家に向かった。 By GTO
https://w.atwiki.jp/comedians/pages/1580.html
マギー審司をお気に入りに追加 マギー審司とは マギー審司の42%は根性で出来ています。マギー審司の20%はスライムで出来ています。マギー審司の14%は玉露で出来ています。マギー審司の8%はむなしさで出来ています。マギー審司の6%は税金で出来ています。マギー審司の5%は祝福で出来ています。マギー審司の4%は食塩で出来ています。マギー審司の1%は鉛で出来ています。 マギー審司の報道 第2期fripSideの初となるシングル曲『only my railgun』、新旧MVにはマギー審司が出演していることでも話題に - ファミ通.com [11月11日 今日のバースデー] | ゲキサカ - ゲキサカ 《「頭がぐるぐる回る」で『笑点』に最多登場》テレビ局の廊下に現れたナポレオンズ…記者たちに披露した“忘れられないマジック” - auone.jp 出川哲朗が熱望「マセキ芸人」バカリズム、ナイツ、狩野英孝、三四郎、パーパー集結(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アニメ『魔法科高校の劣等生 追憶編』が今冬に放送決定! 第1弾CM、キービジュアル、キャラクター&キャスト情報も解禁 - ファミ通.com マギーの“美腹筋”チラ見えショットに「スタイル抜群」「マギー無敵やん」 - TV LIFE 極楽とんぼがハイスコア279のマギー審司、稲村亜美とボウリングでガチ対決『週末極楽旅』 - TV LIFE 世界的マジシャン目指す 群馬大の戸谷友祐さん 腕前は米国のトップも一目置く /群馬 - 毎日新聞 おかえりモネ・あまちゃん・エールの舞台3市が東京・有楽町に おかえり館 - マイナビニュース サンド伊達「我々はずっと東北を応援」『東北魂TV』9年半の歴史に一旦幕 - マイナビニュース サンドウィッチマンら『東北魂TV』レギュラー放送終了 震災10年で節目 - マイナビニュース マギー審司の父、死去 77歳 所属事務所が発表 - スポニチアネックス Sponichi Annex マギー審司の父・三浦幹雄さんが死去 77歳 - サンケイスポーツ ニューヨーク・屋敷裕政の同級生が“激レアさん”に登場!超野生児が世界一のマジシャンになるまでの軌跡 - テレビドガッチ れいわ・山本太郎氏 〝マギー審司に「デカ耳」伝授のマジシャン〟を次期衆院選京都2区に擁立 - 東スポWeb れいわ新選組が次期衆院選京都2区に中辰哉を擁立 マジシャンで結婚相談所運営も - エキサイトニュース 手品師・マギー審司さん 怖い父、誕生日に驚きの演出|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞 マギー司郎 自粛生活で「3キロ太っちゃったのよ」 弟子・審司の動画に生出演 - スポニチアネックス Sponichi Annex マギー審司、“車中泊”から帰宅で“久々の家族再会”報告も残り続ける「違和感」 (2020年5月4日) - エキサイトニュース マギー審司が“自主隔離”車中泊生活から帰宅「久しぶりの家庭料理おいしかった」 - 東スポWeb 車中泊続けていたマギー審司、久々に家族と再会 幸せの証に「ほっこり」 - しらべぇ マギー審司“身勝手コロナ対策”に批判「クラスターになるタイプやん」 - まいじつ ナイツ塙 マギー審司は“車中泊生活”に「慣れてる」 コロナ禍の前から… - スポーツニッポン新聞社 おぎやはぎ小木 マギー審司の車中泊に感心しつつ「顔もちょっと、ニコラス・ケイジに似てきたな」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 家庭内感染を恐れ“車中泊”続けるマギー審司に、杉村太蔵「やり過ぎじゃないですか?」 - スポーツ報知 「自分がコロナに感染していたら」 マギー審司、家族感染を防ぐため約2カ月の“車中泊”を明かす(1/2 ページ) - - ねとらぼ マギー審司 2カ月間“車中生活” 家族のために「コロナ別居」 - FNNプライムオンライン マギー審司が2カ月「車中泊」子供たちを守るため - ニッカンスポーツ マギー審司、車中泊生活2カ月「今できる事で一番安全なのは…」 - サンケイスポーツ マギー審司、子供に入学式を欠席させ「親として辛い決断」 出席した保護者から「謎の儀式状態」の声 (2020年4月7日) - エキサイトニュース マギー審司、コロナ影響で子どもたちの入学式欠席決断に「素晴らしい判断」など賛同の声 - スポーツ報知 マギー審司 志村けんさんからの金言 耳ネタは「照れずに全力でずっと続けろ」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 鮮やかな技に拍手喝采 マジックショーに220人 | 三浦 | タウンニュース - タウンニュース マギー審司「志村けん師匠は千鳥の大悟さんと仲良くなって…」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔後編〕 - 日刊大衆 マギー審司「筋肉ミュージカルに出演して“でっかくなっちゃった”?」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕 - 日刊大衆 歓送迎会を盛り上げる 手品グッズ&スポット12選|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞 震災が強めた地元愛 お笑いタレント・マギー審司さん - 毎日新聞 フルマラソン挑戦のマギー審司にサンド伊達「手品でゴールすんじゃねえぞ」(写真11枚) - ナタリー マギー審司&たんぽぽ白鳥「復興マラソン」初参戦 フジ笠井アナも急きょ - 産経ニュース 希望新聞:東日本大震災 未来が!でっかくなっちゃった 幸せを紡いでいこう マギー審司 - 毎日新聞 マギー司郎 弟子の中に失踪者がいた…マギー審司「出入りが激しくて変なのか…」 - デイリースポーツオンライン ワンワンニャンニャン菊地「ナカイの窓」で“師匠”濱口の恋愛事情を暴露 - ナタリー マギー司郎、弟子・審司からの手紙に涙「僕が助かっている」 - サンケイスポーツ マギー司郎、涙、涙… 弟子・審司の手紙に「ありがとね」 ネットももらい泣き - デイリースポーツオンライン マギー司郎とマギー審司「徹子の部屋」出演、弟子からサプライズ - お笑いナタリー マギー審司さん「師匠はいつも約束の時間より早く来る」|この人に密着24時間 - 日刊ゲンダイ モデル・マギーの不倫報道を「マギー司郎」と誤解する人が続出 (2017年1月13日) - エキサイトニュース 大蛇、翼竜、双頭の蛇…マギー審司が高難易度ボウリングに挑戦 - お笑いナタリー サトシとピカチュウの激レア写真!「ポケモンGO」Lv31のマギー審司が公開 - おたくま経済新聞 マジシャンの対決番組「ザ・マジックシアター」にマギー審司、ナポレオンズ参戦 - お笑いナタリー TVの鉄板コンテンツ、時代と共に進化続ける“マジック”の魅力 - ORICON STYLE マギー審司、東北支援継続を訴える「風化が一番怖い」 - ORICON STYLE マギー審司 第3子誕生を報告!妻へ、子供へ「ありがとう」 - スポーツニッポン 人気マジシャンにWオメデタ! マギー審司に第3子&ふじいあきらに第1子誕生 - ORICON STYLE 震災から2年…篠田麻里子、マギー審司、杉浦太陽ら芸能人がブログやツイッターでコメント - シネマトゥデイ マギー審司、耳カーで被災地支援「最高」 - 芸能ニュース nikkansports.com - 日刊スポーツ 【東京モーターショー11】「耳カー」につぶやいて被災地支援 - レスポンス マギー審司、大震災を振り返り「風化してしまうことが恐ろしい」 - エイガドットコム タネも仕掛けもございます、マギー司郎一門大集結 - お笑いナタリー マギー審司のウィキペディア マギー審司 Amazon.co.jp ウィジェット マギー審司の掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る マギー審司のリンク #blogsearch2 ページ先頭へ マギー審司 このページについて このページはマギー審司のインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるマギー審司に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。