約 1,220,415 件
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/11824.html
感染症 がん患者です。抗がん剤中は免疫力が下がるので感染症が流行っている時期の電車は恐怖です。実際、同病オプチャで繋がった方はコロナに感染して亡くなりました。どうかマスクをしてください。子供が成人するまでは生きていたいと頑張ってる人もたくさんいます。どうかお願いします https //t.co/pa0apfNVh2 — Selma (@Qlv9xmbB7faG3aL) July 18, 2023 ※ tweetツリー ※ 引用tweetツリー ※ 引用tweetが私的には参考になるコメントが多い .
https://w.atwiki.jp/sikoku/pages/568.html
#blognavi 武田薬品工業は10日、米バイオベンチャーのミレニアム・ファーマシューティカルズ(マサチューセッツ州)を88億ドル(約8800億円)で買収すると発表した。買収により抗がん剤や患者個人の体質に適した新薬を開発するテーラーメード医療を強化する。国内の製薬企業としては過去最大の買収額になる。国内の製薬会社は新薬不足が続いているだけに、開発力のある海外の製薬会社と連携する動きが今後も広がりそうだ。 武田は2015年度に大衆薬を除いた医療用医薬品の売上高を2兆円(06年度実績60%増)まで拡大する計画を立てている。今後、主力の薬剤の物質特許が主要市場の米国で相次ぎ切れることもあり、自社の研究体制を強化していたが、開発が予定通り進まないため、巨額買収に踏み切る。(10日 23 17) http //www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080411AT1D1009T10042008.html 米バイオ医薬品会社 8900億円で買収 武田、日本関連最大 http //www.business-i.jp/news/ind-page/news/200804110009a.nwc 武田薬品、米国の合弁会社を子会社化へ 国内製薬最大手の武田薬品工業(大阪市)は、同社の米国法人「武田アメリカ・ホールディングス社」(ニューヨーク州)と米製薬大手アボット社(イリノイ州)との合弁会社「TPAファーマシューティカル・プロダクツ社」(イリノイ州)を武田アメリカの100%子会社にすることでアボット社と合意した。 武田薬品の米国法人「武田ファーマシューティカルズ・ノースアメリカ社」(イリノイ州)が今秋に「TPAファーマシューティカル・プロダクツ社」を合併、同社が持っている開発機能を別の米国法人「武田グローバル研究開発センター社」(イリノイ州)に移管する。 TPAファーマシューティカル・プロダクツ社は、武田アメリカとアボットが折半出資している。子会社化は、会社分割の方式を採り、武田が開発・販売権を保有している前立腺がんや子宮内膜症の治療薬の販売権、新薬候補物質などの開発・販売権の一部を譲渡することによって、アボット社が保有する全株式を取得する。TPA社は販売中の消化性潰瘍治療剤、承認申請中や開発中の消化性潰瘍治療薬、痛風・高尿酸血症治療薬などの資産をそのまま保有する。 日本の医薬品市場は約7兆円。小泉政権以降、縮小、頭打ち状態が続いている。一方、米国市場の規模は日本の4倍以上の30兆円近く。伸び率も年率10%と高い。さらに新薬開発が迅速に進められる。 国内の製薬会社は最近、四番手のエーザイが米バイオ医薬会社に巨額を投じて買収、三番手のアステラス製薬も研究開発拠点を米国に移すなど、米国シフトを強めている。 アボット社との合弁会社を子会社化した後、武田薬品の売上高は1兆3、000億円を超える。ただ世界ランキングではトップ・テンに入れない。(南里秀之) http //kumanichi.com/iryou/kiji/sonota/182.html カテゴリ [企業] - trackback- 2008年04月12日 22 50 29 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/ritsuss/pages/352.html
保健室 さわ子「ま、軽い貧血かなんかでしょ?私は保健の先生呼んでくるから」 律「ぐー…」 梓「律先輩、ホントにどうしちゃったんでしょうか」 紬「倒れちゃうなんて…」 唯「きっとお腹すいちゃったんだよ!起きたらお菓子食べさせてあげよ?」 澪「まったく唯は…あ、律のカバンから携帯出してくれないか?家に連絡するから」 唯「わかった!んーと…あれ?なんだろこの袋…こう…抗がん剤?」 澪「…今、なんて?」 唯「こ、抗がん剤…」 澪「な、何言ってんだよ唯、何かの見間違いだろ?」 紬「本物…よね…」 梓「う、うそ…」 律「ぐー…うーん…みお…パンツ見えてるぞ…」 澪「律…」 30分後 律「キャ、キャベツ!…は、あり?私…」 紬「…りっちゃん」 唯「具合どう?りっちゃん」 律「お、おう!もう完璧!さあ練習しようぜ!」 梓「律先輩…もう…」 澪「…これ、なんだよ」 律「…!」 澪「抗がん剤って…一体なんなんだよ!」 律「あ…えっと…お、驚いたー?」 唯「え?」 律「いやーまさかこんな簡単に引っ掛かるとはな! こないだ病院で先生に頼んで作ってもらったんだよ!」 紬「りっちゃん…そんな」 律「ホントだって!なあに皆泣いてんだよ!あーおもしれえ!」 梓「先輩…」 澪「……」 澪「…らしいぞ皆!今日はこれで解散だ!」 唯「え、でもでも…」 澪「私は律を怒らなきゃだからさ、皆は先に帰ってくれ」 紬「…わかったわ」 梓「いいんですか先輩!?」 紬「いいのよ、澪ちゃんに任せましょ?それじゃあねりっちゃん、お大事に」 唯「お大事にねりっちゃん」 梓「…お大事に」 律「おう!また明日な!」 澪「…それで、どういうことだよ」 律「……」 澪「律!」 律「が、がんて言ってもさ、全然軽いんだよ!薬で治るんだって!」 澪「嘘だろ?」 律「う、嘘じゃ…」 澪「嘘つくなよ!軽いならなんで言わないんだよ!」 律「…結構、ヤバいっていうか…夏休みが始まるくらいには学校、休学しなきゃなんだ」 澪「そんな…」 律「だから、ライブは絶対やり遂げたいんだよ…なあ澪、皆には…」 澪「いやだよ…」 律「澪?」 澪「わ、私…どうしよ…律が…律が死ぬ…?そ、そんなの…」 律「お、おい澪!」 澪「いやあああああああああああああああああああ!」 さわ子「ちょっとなに騒いでるの!?」 律「な、なんでもないよさわちゃん!怖い話してたら澪のヤツ…」 澪「いやだよいやだよいやだよいやだよいやだよいやだよいやだよいやだよいやだよ…」 さわ子「ちょっと澪ちゃん、大丈夫?」 律「わ、私たちもう帰るよ!さわちゃんありがと!」 さわ子「ちょ、ちょっとりっちゃんもう平気なの?」 律「もう万全!それじゃ!さ、行くぞ澪!」 律「おい落ち着けよ澪!」 澪「いやだよいやだよ…律が死ぬなんて…」 律「だから…私がいつ死ぬって言った?」 澪「…え?」 律「確かにヤバいとは言ったけどさ…しばらく学校休んで入院すれば治るんだって!」 澪「ホント…?」 律「ホントだって!澪にはホントのこと話すから!」 澪「よかった…」 律「ったく…なに泣いてんだよ!」 澪「う、うるさい!…コホン、そういうことなら…とにかくしっかり治せよ?」 律「ああ…当たり前だろ?」 澪「それから、皆にも話すからな」 律「え、いいよそんな…」 澪「皆だってお前のことすごく心配してたんだぞ?それくらい当然だ!」 律「わ、わかったよ…」 澪「さあ帰るぞ?…今日は送っていくから」 律「お、力強いなあ澪!さっきまで泣いてたくせに」 澪「う、うるさい!」 翌日 唯「グスッ…りっちゃあん…がんなんてそんなあ…グスッ…」 紬「でも、絶対治るのね?」 律「ああ、ちょっと時間かかるかもしれないけどな」 梓「そうとなったら、今度のライブは絶対成功させましょう!」 澪「今日からは毎日ギリギリまで練習頑張ろう!」 律「おー!」 澪「でも律は無理するなよ?」 律「わかったわかった…お前は私のお母さんか」 第3章
https://w.atwiki.jp/nami1985-0212/pages/12.html
場に似つかわしくない言語は顔文字でありコピーした折に文字表現となる仕様です 【】内の文字列のみ一部蔑視と見做されかねない個所は改変してあります 【基本】 私の家は母子家庭でパートです。医療費は無料ですが元々内職をして自分の身の回りのお金を稼いできました。 スマホ代とお小遣い3000円はもらっていますが通信教育やオンラインの英会話は自己負担。服や学用品、友達の付き合いは内職で捻出してます。 母子家庭で貧しくて泊まりの旅行は小学校の修学旅行しか行ったことがありません。 私の家は都内にありますが、母子家庭なのでディズニーは4歳になる前に一度行っただけです。 お料理もうちの家は外食はマクドナルドの100円マックやクーポン使ったハッピーセットなんで、贅沢な料理を食べられて幸せでした 外食は月に1回ファミレスかやよい軒に行くくらいです。 元々月10万円分くらいしかお仕事でもらっていないのでギリギリの生活なので不安になりました。 修学旅行を最後の思い出にしたくもありません。今は内職して修学旅行のお小遣いを作っています。私は高校生活もあると信じて北野天満宮にいきたいです。 【受験生】 私は今、一番心配していることは高校のことです。 受験生です!抗がん剤での入院や体調不良で欠席日数が多くなってしまって内申書に影響しないか心配です。 都立の上位校を目指しています。都立の出席日数は一般入試はあまり受験に影響しないと言われていますが極端に少ないと上位校は落とされてしまうかもしれません。 中間テストは全部95点以上でした。 【彼氏】 彼氏には癌とは話していません。婦人科系の病気としか話せません。同じ部活の先輩です。入部したときからずっと好きでした。 彼氏に癌って言ってみようかな。彼氏なら守ってくれる気がする。でも明日は彼氏に会えます 彼氏に全てを話してわかってほしいこの前彼氏は私を抱き締めてどんなことあって支えるといっくれました。 信じでもいいのでしょうか?私の夢はもう叶わないのでしょうか。それ以前に私はいなくなるのでしょうか 後はお盆終わった後、彼氏と東京サマーランド 公営のプールしか行ったことがありません。バイト頑張ってくれてありがとうラブ 大好きです。 【TC2クールを耐えた頭髪】 TC療法というものです。入院は一週間もしないので来週から学校です。 髪の毛は抜けていないので同級生には秘密にできそうです。 抗ガン剤2クール終了 まだ脱毛はありませんが不安です 中学生で髪の毛ないなんて学校いけないゲロー 通常2クール目からですが、私は抗がん剤のTC療法の3クール目からの投与になります。 調べていたらアバスチンには脱毛 の副作用があるそうです笑い泣き TC療法にも脱毛の副作用があり心配していましたが私にはまだ現れていません。 ウィッグをつけたらいいって言われますけどそういう問題じゃありませんムキー 中学生には体育の時間があります。抗がん剤していようが体調不良がなければ体育の授業は受けなければいけませんムキーッ 運動するたびにウィッグがずれたらどうしようと常に気にしていなければいけません。 友達に髪の毛がなくなったことなんて絶対絶対バレたくありません。 何よりも彼氏にバレたくありません。髪の毛さわられてずれたらどうしよう。 病気の彼女を支えたいと思っても髪の毛のない彼女は支えたくないと思います。 【言語や対処が昭和生まれ】 母はそのことも重なり、涙は流さずに過呼吸になりました。母に紙袋を持って私は「ママ、大丈夫。大丈夫。良性だよ。卵巣腫瘍はほとんど良性なんだから。こんなに元気なのに悪性のわけないよ」 そのあと通常は予約が必要らしいですが先生がその場でピッチで電話をしてその日にMRIと胸部腹部のCT,血液検査を受けることになりました。 母が有責でした。離婚の時月に1回面会。養育費は月に2万円と約束したそうです。 【健気な様子】 学校に行けば落ち込んだ素振りは見せず笑っているふりをできる。 気を使うことができる。ショックで時間割すら出来なかった私。親友にあった瞬間「おはよう」と明るく演じる私に変わりました。 ショックで起きれない母に変わって弟をなだめてご飯を食べさせて一緒にでました。 そして床で横になっている母に布団をかけて弟を学童に迎えに行くことにしました。 家まで先生が送り届けてくれたあと、母がおかしくなっているので、すぐに家に入りませんでした。母の姿を見たらまた弟が不安になるからです。 ご飯もなかったのでスーパーで安いジュースと半額になっているおにぎりを買って公園で弟に食べさせました。 【支援者上げ】 師匠から前回の記事は褒められましたキョロキョロ うれしいです。師匠のブログに出会ったのは1カ月前。 私が興味のあるブログをがん患者さんが書かれていたことにビックリして読みました。 師匠の記事はわかりやすい照れ 師匠が癌じゃなくても面白いラブ 旅行記事と並行して書かれる駄文のネタ記事もすごくユーモアがあって笑わせてくれる。 はじめてメッセージしたときはすごく親切に返事をくれてやり取りが始まりましたラブラブ 師匠改めアリスさんを宣伝することにしました(0716) またアリスさんと会うことになりましたラブ 他の癌患者さんや別ジャンルの人気ブロガーさんともあっているので忙しい人です 夏休みは彼氏とプール、アリスさんとお食事に行くので抗がん剤が終わって、次までに2つ楽しみがあるのでそのことを考えよう アリスさんがハノイに行ってきたみたいです。2.5日の滞在で45記事書くそうで楽しみです。45記事も何をしたのか不思議ですw 8/8日にアリスさんに会います。ベトナムのロッテリア記事面白いです アリスさんが言っていて、記事にもあります。別のタイトルでアリスさんに合わせて前向きな記事にされていました。末期癌 私を失っていく苦しみ なにを食べても味のついていないそうめんと同じ感じがして食べることが楽しくありません。 アリスさんに話したら「食べるのが楽しくなければ食べなければ?ムダにカロリーとらなくていいし痩せるしいいじゃん」 追記 アリスさんから伝言。アリスさんは最近闘病からの流入が増えているので、明日の朝、癌記事書くそうです。 アリスさんは事件の日、入院されています。それでも旅ブログとしてやりつづけたいので病気をメインにされていません。 昨日のハノイの記事はGoogleのおすすめ記事にも掲載されています。闘病ではなく旅ブログとして評価された人です。 【支援者出国に合わせて更新停止宣言・2人の写真が撮れない理由】 内容はアリスさんと私が同一人物という内容でした。アリスさんにはすでにアメブロにその内容が何通も来ていて、 それもネタとして面白いんじゃないと言ってくださって気にしていないようですが(ブログ休みます0723) アリスさんのインスタの情報を漏らしたので会っている間、スマホ出すの禁止されてしまいましたw 食レポ書きたかったですw渋谷の近くであって昼飲みしてました インスタの内容をばらしたから信用されなくて、アリスさんといる時間は全て撮影NG出されました。 【ネグレクト&母の恋人からの性的接触】 母が仕事でいないので弟と一緒に内職していました。 なんか二人になった時にさりげなく触ってこられます。23歳にしては子供っぽくて、ギャル男みたいでかわいいキャラで痛いです。 愚痴すみません。抗がん剤、高校受験のストレスでいっぱいで爆発しました。 こっちは抗がん剤でダルいのにずっとくっついてこられて、、、布団に入ってこようとされたのでいそいで起きました。しんどいから寝ていたいのに布団に入って困るから眠れない つらい 【母と弟】 怖いです。ただ怖いです。母は頼れません。母が嫌いです。たすけてください 母はいわゆる毒親です。ずっと会っていない父の方が普通です。母は焼酎1リットルは飲んでいたと思います。起き上がることも出来ない状態でした。 母は何かするのが嫌いなタイプです。母子家庭の手当ての現況届けもお金がもらえることなのに、私が強く言わないと自分からは出そうとしません。 母と学校に電話しないとねと話ましたが母はなかなか電話してくれませんでした。 母、話さなくなりました。校長先生から母にどのような癌か聞いてくれました。母、答えません。私も鬱でうまく答えられません。 術後当日、手術が終わった後、母が主治医から説明を聞いた後、まさかの彼氏に会いに行ってしまったので(術前術後の説明まではいてくれたのでコミュ障の母には合格点) 面会時間が終わるまで、弟がものを取りやすい場所においてくれたり、絶飲だったので、布を水で浸して口の中を潤してくれてすごく助かりました。 給料日前に食パン生活になって1つの納豆を弟にあげようとしたとき弟が言いました。(貧乏だと納豆、豆腐、卵が安くて栄養がとれます) 「僕、いらない。お姉ちゃんが病気なんだから食べて」 【父】 「ママが男の人作っていたのがパパにバレたんだよ」 父はもう結婚していて新しい子供が3人います。私は父に会えないまま消えていくのでしょうか。 私が生まれたときは私を愛してくれていたと思います。でも新しい家族が出来た父にとって私は、たとえ死にそうでもいらない存在です。 すごく悲しい。そんな簡単な言葉で片付けられないけれども、私にはこの感情をあらわす言葉が出てきません。 ステージIVになってこの感情がすごく強くなってきました。父に会いたい。 【父に電話】 MIKI HOUSEのいいものです。父が私にくれたたった1つの残っているもの 30センチくらい破れた時も手放しませんでした。生まれてから今まで父からもらったタオルケットで毎日寝ている 発信ボタンを押す前に何回も手を止めました。電話を切った瞬間、声を出して泣きました。だからこそ悲しかった。だからこそ言えなかった。私、末期癌なんですなんて父を困らせてしまいます。 父に会いたい。父と頻発に連絡をとりたい父と暮らしたい父とは一緒にいられない。父は私の父であって父でない。 私の願いは叶うことなく私は消えていくのでしょう
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/772.html
(管理人注:こちらの作品には鬱要素や出血等の表現がございます。そのような展開や描写が苦手な方はご注意ください。 詳しくは作者さんの発言こちらをご覧ください) 【第5話 もっと素直に】 かがみは一人でこなたのいる癌研有明病院へと向かった。 かがみはカートを引っ張っている。自分の神社の倉庫にあるお守りをありったけ詰め込んだダンボール箱がのっかっている。 (なんか、変な目で見られそう……) 見た目はまるで同人誌を売りに行くかのようだ。 りんかい線国際展示場駅は普通のビジネスマン集団と家族連れでいっぱいだった。 ああもともとビッグサイトはこういう堅気のイベントのために作られたのだ……けっしてヲタの聖地なんかじゃないんだ……と実感。 かがみはビジネスマンの群れからはずれ、癌研のエントランスホールに入った。 もう何度も訪れているが、各種イベントでいつも活気溢れる玄関前と病院内部の空気の差には相変わらず慣れなかった。 かがみはバッグの奥にチョココロネの袋を隠してナースセンターへ向かい、このフロアの見舞い客専用の帽子とマスクを貰う。 こなたは既に免疫力も危険な領域に達していることが分かったからだ。きっちり装着しなければ……。 「あっ、かがみーん。うわー!チョココロネだ!!」 かがみがドアを開けると、こなたがベッドから起き上がり駆け寄ってきた。 相変わらず元気なこなただった。……これのどこが死に掛けなのか。 「あんたねー、重病なんだからベッドに戻りなさいよ!人が来たら枕もとの空気清浄機のそばにいなきゃダメなんでしょ!?」 「ちぇーかがみんのいじわるー」と、こなたは心から不満そうにベッドに戻った。 今いるこなたの部屋は相変わらず個室だった。こなたのベッドはビニールカーテンが上半身ぶんだけ囲ってあって 頭の側の壁は一面が巨大な空気清浄機の吹き出し口の穴がポツポツあいており、ゴーゴーとうなるような音を立てて ひたすら風を吐き出している。 これにより、免疫力のおちた患者の細菌感染を防ぐ仕組みになっているのだった。 窓の外にはビッグサイトの逆三角が輝いていた。 「つかさは?」 「なんか夏休みの宿題終わらせて医学部受験するって言って急に真面目に頑張り始めた……」 どうみてもありえない妹の行為にかがみ自身も驚いていた。 生まれてからずっと一緒なのにどこにそんな一面があったのだろう? 「でも、ま、たぶん3日もたないとおもうけど」 かがみはカートのダンボールを開き、大量のお守りやお札や破魔矢をせっせと病室一面に取り付ける。 こなたはベッドの上に胡坐をかいて、見た目のんきそうにチョココロネをパクパクと食いまくっていた。 「というか、こんなもの食っていいのか……まあ持って来た私も私だけど……」 「いいんだよ。別に糖尿とかじゃないしね。ハンバーガーもポテチも病状によっては大丈夫。 やばいのは納豆や乳酸菌入りヤクルトらしいね……免疫落ちてるから銀様が大暴れするらしいよ」 「ほんとかよ!」 こなたは入院してからも相変わらず健康な人間のように食欲旺盛だった。 誤診じゃないの…?とまでかがみは思った。ところどころにあるあざや斑点が気になる以外は……。 貧血も輸血で、熱も抗生物質の投与でおさまったみたいだ。 こなたの鎖骨の部分には穴が開けられ、ビニールの管が生え、途中から3つに分岐していた。 ひとつは黄色いシチューのような袋に。ラベルには血小板と書いてある。 ……学校で習った。血小板がないと血が止まらなくなる。……もうひとつは無色透明のなぞの液体。舌をかみそうな名前の薬だった。 もうひとつはどこにもつながっていない。これが抗がん剤が入るところである。 それぞれの点滴袋は外付けHDDの函体程度の大きさの速度調整装置とセットになっており、点滴が落ちるたびにピッピッと電子音がなる仕組みだった。 「点滴ってふつうは腕に刺すのに、白血病になると胸の中の心臓の近くの太い血管に向かってながーい針をグサッと刺して、チューブごと中に突っ込んで絶対外れないようにするんだよ。ちょっとした手術までやらされるしね。普通の病気とはいかにも違うスイーツが好きそうな重病って思ったよ。いやースリル満点だねー。うーん、つかさならまず泣くだろうね。みゆきさんは……案外我慢するかな?まあでも、かがみんだったら100本刺しても平気かな♪」 こなたは何事もなかったのようにペラペラしゃべっては鎖骨の上で手を動かして示していた。 「……あ、あんた、平気なの?」かがみは見るからに痛々しいこなたの点滴と、いつもの他人事みたいなのんきな口調のギャップにとまどっていた。 「ん?大丈夫だよ」 こなたはチョココロネをモグモグパクついている。 「あのさこなた、やっぱりあんまり食べない方が」 「なんで?」 「なんか抗がん剤は戻しちゃったり吐き気とかひどかったりするとか聞くけど…」 「そうみたいだねー。でも意外と人によるみたいだよ。薬との相性もあるんだってさ」 「そう…よかった」かがみはほっとした。 「これからどんどんいろんな抗がん剤打たれるけどねえ……頑張らなきゃ、ふう」 「まあ、あんたなら」かがみはこなたの肩をポンと打った。「殺しても死なないから平気でしょ」 ほとんど効かないかもしれないってお医者さんいってたけど…… 「……そんなことないわよ」とかがみは自分に言い聞かせた。「……こんなに元気なんだから」 そんなシリアスとは別世界のように、相変わらずの糸目でのんきにチョココロネをぱくつくこなた。 …本当に、こいつ、もうすぐ死んじゃうのかしら? これのどこがスイーツ好みの難病患者? かがみはこなたのチョココロネの尻尾の部分をちぎってつまみ食いした。 「かがみん、今食べた分のカロリーちゃんと減らさなきゃダメだよ」 「う、うるさい、分かってる」 こなたは相変わらずモグモグとかぶりついている。 ……やっぱり、誤診じゃないの? やがて、看護婦が明るいオレンジ色の液体の入ったパッケージを持ってきた。 あれが、抗がん剤だ……。 どれくらいこなたを苦しめることになるんだろう……。 ネットで調べると、全身に痛みや苦しみを与え、髪の毛も禿げ、嘔吐・下痢し……と書いてある。 病気が苦痛というけど、この世にそんな薬があるという存在自体こそ苦痛じゃないの? そんな薬が、なんであんなに天然キャラのおっちょこちょいな魔法少女みたいな明るい色をしてるのよ……! かがみは顔をゆがませ、緊張した。こなたは一心にチョココロネを食べている。 オレンジの液体が一滴、一滴こなたの体に入り始める。 かがみは固唾を呑んで見守る。心の中に自分の神社のご神体を思い浮かべ必死に祈りを捧げる。 点滴終り。 こなたに変化はない。 拍子抜けした。 「この薬は1日おきにやるらしいよ。夜にも別の薬をやるらしいよ」 こなたはかがみに治療のスケジュール表をみせてくれた。 抗がん剤をやる日に↓マークがずらっとついている。まるで塾の夏期講習かなんかの日程みたいだった。 「緊張した?かがみん」 「……」 「やだなあ、早とちりなんだから。そんなにすぐ副作用はこないよ♪」 こなたはかがみの肩をポンとたたく。 「さーてかがみん。ひと仕事たのむよ」 「なによ」 こなたは大きなハサミとバリカンを持っている。 「バサッと。ほら」 かがみは何を言われているのかが分からなかった。 「……?」 こなたは自分の頭のアホ毛をつかむと、バチッという音とともに勢い良く断ち切った─── 託すように、ハサミとバリカンをかがみに渡す 「……切っていいの」 「どうせ全部抜けちゃうから。根元からツルツルにしていいよ。闘病ブログとか見てると、そういうふうに抜ける前にあらかじめ切っちゃう人が多いみたいだし」 さくり、さくり 清浄機の耳障りな重低音を切り裂くように、ためらいがちなリズム。 こわごわと、少し震わせながらはさみを動かす。 女の命といわれる髪を、床まで届く長く青い髪の毛を切っていく。 ビッグサイトの逆三角をバックにしたシルエットがどんどん変わっていく。 「病院にも床屋はあるけど……」 「いい」 長く青い髪の毛が、シーツの上に広げた新聞紙の上に落ち葉のように広がる。 髪の量が多いので、小さな山ができあがる。 「……ハゲ萌えってあるのかねえ……」とシルエットがつぶやき、下を向いて青い髪の小山をすくいあげる。 「お母さんの髪の毛はお父さんが切ったらしいって。その後は同じ髪型のカツラをつけて過ごしたとか。お父さんも一生に二回も身内の髪の毛切るのは辛いだろうしね……やっぱり属性目的にリアルで子供に同じ髪形を求めるのは、非二次世界じゃ難しいよね。いろいろ思っても見ないことがあって……」 こなたの頭がうつむき始める。 「だから、かがみんに切ってもらいたかったんだ。いざというときのダイエット法も教えられるしね。ほら、髪の毛、切れば……何グラムか……ね……ダイエット……に……」 こなたの言葉がつまる。 かがみのハサミの持つ手が止まる。 こなたは下を向いたままかすかに肩を震わせる。鼻をすする。 「────」 かがみはむんず、と残った髪の毛をひっぱる。こなたのうつむいた頭をむりやり上げさせる。 「いたいたあああ!!!」 そして乱暴にザクザクと切り始めるかがみ。 「まったく、あんたって、そうやって、いつも、平気な振りして、……辛いなら辛いって、悲しいなら悲しいっていいなさいよねっ!!!」 バリカンを存分に暴れさせ、こなたの頭はあっというまに虎刈り状態になる。 「チョココロネったって、どうせ抗がん剤が怖かったから好物食べることで現実逃避したかったんでしょ!?それに、私見たんだから。あんたが、マルクを受けてるとき、イタイイタイって言って泣いてたのを……。入院してた日にもビッグサイト見ながら泣いてたでしょ!!」 「うっ……」 「いい?今度から、痛いときには痛い、苦しいときには苦しい、怖いときなら怖い、悲しいときには悲しいってちゃんということ!!わかったわね!!」 「うわわなんか変な髪型……」 「わかった?じゃないとこの点滴の設定いじって思いっきり速度上げるわよ!!」 「わーわかったって、かがみん怒らないで。今度からそうするから」 「んじゃさっそく……おしっこしたくなってきたなあ。毎日点滴が何リットルも入ってるから、早くてしょうがないんだよね。ああそうだ、おしっこの量を計らなきゃ。メンドいんだよなあ」 こなたは病室の隅から大きなカップを持ち出した。 「みゆきさん……じゃなくて医者が『腎臓に来る薬だから』って毎日患者自身で量を計ってノートに記録しないとダメなんだって」 「へえ……」 「かがみん手伝って♪」 「……え?」 第6話:閉じていく世界へ続く コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/galeos/pages/142.html
腫瘍崩壊症候群(しゅようほうかいしょうこうぐん、英:tumor lysis syndrome)または腫瘍融解症候群(しゅようゆうかいしょうこうぐん)とは抗がん剤治療や放射線療法等でがん細胞が短時間に大量に死滅することで起こる症候群で、主にがん細胞が壊れる際に核酸からヒポキサンチンが発生、キサンチン酸化酵素により尿酸へ代謝されることで起こる。 症状は、高尿酸血症、高リン酸血症、低カルシウム血症、代謝性アシドーシス、高カリウム血症から起こる急性腎不全や呼吸不全を引き起こす。 特に血液中に大量に腫瘍細胞がある(白血病)場合や、臓器浸潤がある場合、最初から腎疾患がある、血清中尿酸やリン値が高いなどが見られるならばこの症候群に注意すべきである。 この症候群は治療開始後、12 - 24時間以内で高確率で起こるので治療開始直後から翌日までは、尿量、尿pH, 血清中LDH, 電解質(Na, K, Cl, P, Ca)濃度、腎機能検査(血清中クレアチニン、BUN、尿酸値)、心電図のチェックが必要である。 腫瘍崩壊症候群は腫瘍細胞の薬剤に対する感受性に依存するもので、治療内容が非常に強力な多併用化学療法ではない場合でも、発症する。急性リンパ性白血病にてステロイド剤単独の使用で発症した例もある。 予防には水分補給と尿のアルカリ化、それにアロプリノール(商品名ザイロリック、アロシトール)の投与が必要である。
https://w.atwiki.jp/hiroyasu/pages/20.html
tesut トップページ/カテゴリ/資産運用 http //homepage2.nifty.com/steve/ http //plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/ . . 1 item(s) Last-Modified 2008/10/24 06 49 49 今日はロームが上げすぎて、決算発表後が怖いのですべて利喰う いまだに体調は厳しい ロームとSCREENホールディングスの下げはなんだったのかな~と思う 癌ではなく抗がん剤に命を削られる状況 寄付きでほとんど売れて、半分を買い増し。 5 item(s) Last-Modified 2019/02/01 19 02 57
https://w.atwiki.jp/cpc-search/pages/2.html
menu トップページ 使い方マニュアル 小児脈絡叢腫瘍友の会SNS 治療について 抗がん剤治療 放射線治療 ☆recent link 申し訳ありませんが、recent_ref プラグインは提供を終了し、ご利用いただけません。 ☆blog☆ 『kanonママ*blog』 実に4年ぶりでございます(;∀;) 1 item(s) Last-Modified 2014/04/19 17 08 32 @wiki FAQ @wiki 初心者講座 @wiki マニュアル @wiki 便利ツール @wiki ☆アクセス today - yesterday - このウィキの最終更新日時は0000-00-00 00 00 00です ©2008 小児脈絡叢腫瘍友の会 許可なく転載することを禁じます
https://w.atwiki.jp/sunnyjourney/pages/20.html
★2023年04月09日公開動画 活動再開のお知らせとみずきの体調について https //youtu.be/atdyJ4EHhdk?si=ywAp3ek5jvTqxdkF (03 00~)少し前に2回目のCTを撮った。結果、さらに少し良くなった。転移があった鎖骨に関しては、今回もほぼ分からないという状態だが、実際に組織を取ってみないとがん細胞がまだあるかどうか分からないというかたちになる。 (05 19~)いよいよ手術をすることを念頭において治療計画を立てていこうということで、実際に執刀してくれる医師の話を聞いてきた。コンバージョン手術(※)を目指してやっていこうというところ。 (※)抗がん剤から切り替えて手術にするということ。
https://w.atwiki.jp/ookiyuu/pages/59.html
骨髄抑制 血液は骨髄でつくられています。骨髄は骨の中心部分にあり、 細胞分裂が活発な組織です。 抗がん剤は細胞分裂が活発な組織に作用するため、骨髄に影響を及ぼし、 血液をつくる働きが低下します。これを骨髄抑制といいます。 白血球が減ると・・・細菌を殺せなくなるので体に細菌がつきやすくなります。 血小板が減ると・・・血が止まりにくくなったり、自然に出血を起こしてしまうことがあります。 赤血球が減ると・・・貧血になり、動悸や息切れが表れます。 細胞寿命の短い白血球や血小板の減少が赤血球の減少に比べ、化学療法後早い時期ににみられます。