約 2,249,631 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/81.html
起き上がった男から名前を聞き出そうとルイズがため息混じり男に問う 「はぁ・・・何で平民なんか・・・あんた名前は?」 「・・・・・ザ・グレイトフル・デッドッ!!」 「ザ・グレイトフル・デッド?・・・変な名前」 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ だが、プロシュートがその名を叫んだ瞬間周辺の空気が変わる。 しかし、今の時点でその微妙な違いに気付くものはいない。 「ふぅ~ん、これがゼロの使い魔か」 「平民の割りに妙な格好してるな」 と、プロシュートを近くに見に生徒が数人こっちにやってきた。 「ちょっと俺にもよく見せてくれよォ~~~」 「あ?こんな近くで見えないってお前何時から近眼になったんだ?」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 「だからさぁぁぁぁよく見えないんだよぉぉぉぉ目がかすんでよく見えないんだよぉぉぉぉぉぉ」 「ひ、ひぃぃぃ、一体どうなって・・・・」 「俺の髪がぁぁぁぁぁぁどんどん抜けていくよぉぉぉぉぉぉ」 「こ・・・これは皆・・・・『と・・・年をとっている!!』」 この場で唯一老化していないルイズがコルベールの方へ振り向く。 しかし、その瞳に映ったものは枯れ木のように朽ち果てていく教師の姿ッ! (まさか・・・まさかこれはあの男がやってる事なの!?) まだ比較的老化が進んでいない生徒達が半狂乱になりながら召喚したばかりの使い魔に命ずるッ! 「あ・・・あの平民を攻撃しろぉぉぉぉサラマンダーーーーー!!」 だが、その召喚したての使い魔は動かない。 いや、動きたくても動けない。 何故ならサラマンダーもスデに老化しきって死に掛けの状態だったからだッ! 彼らがグレイトフル・デッドの高い熱を持つ生物程老化が早いという 性質を知っていればサラマンダーをけしかける事も無かっただろうが彼らにはそれを知る由もない。 そして、サラマンダーという高熱を持つ生き物を呼び寄せた事によりその周辺の老化速度が一層早くなるッ! 「おおごおおおおおおおっ」 その阿鼻叫喚とも言える状況をプロシュートは『養豚場の豚』を見るかのような冷静な目で見ている。 だが、すぐさまその状況における異変を見つける。 (何だ・・・?あの女、何故オレのグレイトフル・デッドの能力下にありながら老化しやがらねぇ!?) 男女の違いで体温の上昇差を区別し老化の速度に違いが出るグレイトフル・デッドとはいえ全く老化がないというのはプロシュートにとってはありえない事だった。 (氷を持ってるわけでもねぇ・・・・それに、この快晴で氷一つ持ってたとこで老化が止まるはずがねぇ!) ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ 明確な殺意を持ちプロシュートがルイズに近付いていった。 戻る< 目次 続く
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2168.html
「何よこれ」 その日ルイズが召喚したものは、小さな茨の冠だった。 「何が出てきたんだ?」「何も見えないぞ」「ネズミでも呼び出したんじゃないか?」 ルイズの後ろから、同級生達の声が聞こえてくる。 ゲートから召喚されたものが何なのか、見ようとしているのだろう。 ルイズは一歩前に出て、地面に置かれた茨の冠を手に取った。 よく見ると、中央に穴の開いた奇妙な鏡に茨が絡みつき、冠の様相を見せている。 なんだかよく分からないけれど、これは自分が召喚した使い魔らしい。 「ミス・ヴァリエール、どんな使い魔を召喚したのかね?」 どこまでがおでこなのか分からない教師、コルベールがルイズに近寄り、ルイズの手をのぞき込む。 「あの、これ…」 手の中にある茨の冠を見せると、コルベールは首をかしげた。 「これ?…はて、これとは、どれのことですか?」 「だから、この茨の冠みたいなものです」 「…?」 「…」 「…」 ほんの少しの間、重たい沈黙が流れたかと思うと、コルベールはぽんと手を叩いて他の生徒達に向き直った。 「えー、皆さん!そろそろ帰らねば、次の授業に遅れてしまいます、少々急ぎ足で戻るとしましょう!」 コルベールの声を聞いて、生徒達は空を飛んで、トリスティン魔法学院へと帰っていく。 ルイズを馬鹿にする言葉も少なくない、誰かは「とうとう頭がヘンになった」とまで言ってルイズを侮蔑し、飛び去っていった。 「ミス・ヴァリエール、召喚が失敗したからと言って意地を張ってはいけません、さあ、もう一度やり直しましょう」 「え…」 優しく語りかけるコルベールの笑顔が、ルイズにはとても残忍なものに見えた。 コルベール先生の指導の元、サモン・サーヴァントを何度もやり直したが、ルイズの前に使い魔を呼び出すゲートは現れなかった。 ルイズは何度も茨の冠のようなものを指さし、これが呼び出されているからゲートが開かないのだとコルベールに説明した。 だが、コルベールは気の毒そうにルイズを見ると、今日はもう疲れているのだから休みなさいと言って、魔法学院に帰るよう促した。 そこでルイズは気づく、この茨の冠はコルベール先生に見えていないのだと。 「先生!違います、本当に私、使い魔を呼び出したんです、この茨の冠みたいなものを、持ってください!」 ルイズはコルベールの手を取って、その上に茨の冠を載せる。 だがそれはコルベールの手を通り抜け、地面に落ちてしまった。 「…!」 呆然とするルイズを見たコルベールは、ルイズが意地を張り過ぎて混乱しているのだと考えた。 空を飛ぶことの出来ないルイズは、魔法学院に歩いて帰るしかない。 混乱状態の生徒から目を離す訳にはいかないので、コルベールはルイズと共に歩いて魔法学院へと戻ることにした。 ルイズは茨の冠を胸に抱き、部屋に戻ろうと歩いていた。 その途中キュルケとすれ違い、この茨の冠は他人には見ることが出来ないと、改めて認識することになった。 「あら、ヴァリエール、胸に何か抱いてどうしたの?」 「…”何か”って、ツェルプストーは、これが見えるの?」 「これって、どれのことかしら」 キュルケは、胸の前で交差させたルイズの腕をのぞき込む、だがそこには何もない。 胸すら無い。 「何にも持ってないじゃない、あんた大丈夫?」 「見えない…の?」 「?」 部屋に戻ったルイズは、茨の冠を手に持ち、考える。 これは一体なんだろう? 他の人には見ることも出来ないし、触れることもできない。 ルイズからは見ることができ、触れることもできる。 訳が分からなかった。 やたらにルイズのことを心配し、魔法学院まで付き添って歩いてくれたコルベール先生。 彼はきっと、サモン・サーヴァントに失敗たと思いこんでいるのだろう。 使い魔がいないメイジは二年に進級できない、つまり、明日の授業は皆と一緒に受けることもできず、一年生と一緒に授業を受けることになる。 けれども、自分は確かにこの茨の冠を召喚した。 誰にも認めて貰えない使い魔。 ルイズは笑った、だが、それは自虐的な笑いだった。 何年も何年も、魔法が成功しない、ゼロのルイズと蔑まれてきた結果が、誰にもその存在を認められない使い魔。 本当に自分にはお似合いだと、泣きながら笑った。 ルイズは茨の冠を手に取り、鏡の前に立つ。 これを被ったら、どんな格好になるだろう、花の冠ではなく茨の冠なんて、自分にはお似合いかもしれない… そう考えながら、ルイズは茨の冠を頭に乗せた。 『ハ ー ミ ッ ト ・ パ ー プ ル ! 』 ぱっ、と頭の中で何かの声が響く。 ルイズは咄嗟に部屋の中を見回したが、自分以外だれも居るはずがない。 だが、確かに聞こえたのだ、『ハーミット・パープル』と。 改めて鏡を見ると、頭に乗せたはずの茨の冠が消えていた。 これが後に『ゼロのルイズ』を『ゼロの茨』と名を変え、『虚無の茨』として恐れられる運命の第一歩だとは、本人ですら気づいていなかった。 続かない。
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/402.html
【名前】ゼロ(ルルーシュ・ランペルージ) 【出典】コードギアス ナイトメアオブナナリー 【種族】人間 【性別】男 【口調】一人称: 私 二人称・三人称: 【性格】 【能力】 ワイアードと呼ばれる能力を持つ。その力は契約に縛られる通常のギアスをはるか上回り 「神に匹敵する」とされ、ゼロが言うには「魔王の素質」。 拳銃で撃たれても物ともしない、生身でKMFを機能停止させ、瞬間移動で人間離れした能力を見せる。 【備考】 賭けチェスの帰りにシンジュクゲットーを通っていたルルーシュはそこでC.C.と出会うが、 XOO(ミサイル)の爆発に巻き込まれ生死不明となる。登場初期はルルーシュと同一人物なのかは明言されていなかったが、 中盤にてC.C.と融合して「神の力」と云われるほど強力なギアスを手に入れた存在となって、 ゼロとなったことが明らかになった。本人は自らを「魔王」と称している。 C.C.と融合したことで、銃撃がきかない・いつの間にか姿を現し消えている・サザーランドやグロースターを生身で行動不能するなど 人外の戦闘力を持つ存在になっている。 ちなみに本編のルルーシュとは完全に別人のような体格(筋骨隆々)になっている。 以下、マルチジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 ゼロの本ロワにおける動向 初登場話 0001 古城跡戦 死亡話 --- 登場話数 5話 スタンス 対主催 現在状況 一日目朝の時点で生存 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 カズマ 敵対 MH5による混乱の中別れる 0001 古城跡戦 レヴィ 敵対 MH5による混乱の中別れる 0001 古城跡戦 水銀燈 友好 水銀燈 行動を共にしている 0027 我が﨟たし悪の華
https://w.atwiki.jp/kaldas/pages/34.html
ダークマターを統べる白い闇。 元はシグナルや要とともに過ごしていた幼い闇だった。 しかし、ある日、闇の聖域の秘宝『黒水晶』が突然暴走。 黒水晶に取り込まれたゼロは巨悪の化身となってしまう。 善悪の両端で揺れるうちに、空虚な存在となり、巨悪から虚無の存在へ。 世界を当ても無く放浪し始める。 空虚だったゼロは、幼かったデデデ大王に出会い、一時は黒水晶を排除しかけるところまで行くが、不幸な出来事によりそれも叶わず、再び放浪。 世界に絶望したゼロは、かつての仲間だったシグナルたちを洗脳し、無数のダークマターを生み出し、ポップスターを制圧しようと企てる。 が、カービィによって何度と無く防衛。 最近では黒水晶の力が弱まってきたのか、もしくはゼロの魂が強くなったのか、今までの自分にやや疑問を抱きつつある。 そのため、ダークマターたちを解散させ、自分は旅に出ることに。 その力は強大にして邪悪。 ちなみに性別は♀。 白くて赤いから女の子だと思ったんだ(ちょっと待て 男性的なダークマターと対照的にしたかったってのもありますが…。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/227.html
「………きー」 突如武器屋の中でどこからか声がした 何故に武器屋なんぞに居るかというと シエスタに連れられ厨房裏で食事を取りマルトーから自分が平民達から 『我らの剣』などと言われている事を知った後食堂でまたしても暗い|||線を作っているルイズを発見した。 そりゃあもうその場にプッチ神父がいたら間違いなくハイウェイ・トゥ・ヘルを選択するだろうと言わんばかりの状況だッ! 「…朝から調子の上がり下がりが激しいヤツだな」 「その原因作ったのはあんたじゃないのよぉ…」 もう今にもヤケ酒大会Part2に発展しそうな状況を見たキュルケが昨日の二の舞は御免だと別の話を切り出す。 「ほ、ほら、今日は虚無の曜日なんだからダーリンに城下街を案内してあげたいんだけど」 「頼むからその呼び方は止めろ…プロシュートでいい」 「それはお互い名前で呼び合う関係になったって思っていいのかしら♪」 「主人に話し通さずに何やってんのよツェルプストー!」 魔法学院名物『ゼロ』vs『微熱』の口喧嘩が開始され辺りが騒がしくなり五分程時を加速させた結果―― 「なんですって!」 「なによ!」 もう内容がプロシュートと全く関係ない話に発展している。 (幹部連中がこれと同じとは思いたくねぇがリゾットもよく胃に穴が開なかったな……メタリカか?メタリカで塞いでんのか?) 当の本人はチーム一の苦労人を思い出し同じ持続力Aでもこうも耐性が違うものかと感慨に浸っていたのだが。 「ったく…何やってんだオメーらは!…だが、街は見ておきてぇ案内頼めるか」 もちろん真の目的は万が一の逃走経路の確認にある。 「もちろんよプロシュート」 「ちょっと…使い魔が主人に断りもなく勝手に何やってんのよ」 「爺に事の次第が分かるまで同じ行動するように言われてるからな。オメーも一緒に来るに決まってんだろーが」 「それじゃあ、あんたが私に合わせるのが当然じゃない!」 「着いてこねーのは勝手だがどうなるかまでは責任取らねーからな」 「……分かったわよぅ」 さすがにオスマン直々の言葉であるからには逆らうわけにはいかない。 「タバサー、シルフィードお願いねー♪」 親友に送り迎えを頼もうとするが 「虚無の曜日」 そう短く言い放ち本に目を戻された。つまりまぁ断られたという事だ。 「仕方ないわねぇ…」 そんなこんなで馬に3時間程乗って城下町に着きスリをグレイトフル・デッドで捻り上げつつ案内を受け最後に着いたのは武器屋というわけだ。 スタンドを備えてはいるがもちろん暗殺者だけあってある程度の武器は扱いなれている事もあり立ち寄ったのだがそこで 「……きー」 という声を聞いたのだが周りには店主とルイズとキュルケしか居ない。 「…にきィー」 また聞こえたがやはり他三名しか居ない。居ないのだがその言葉が自分にとって聞きなれた単語であったような気がした。 「…何か言ったか?」 「何も言ってないわよ」 だが、直後プロシュートを驚愕させるに十分の言葉が聞こえたッ! 「兄貴ィーーー」 「ペッシかッ!?」 短くそう叫び声が聞こえた方向に向き直るがあるのは積み上げられた剣の山だ。 「ペッシがここに居るわけねぇが…何だ?一体」 「ここだぜ兄貴」 声のする方向を凝視する。一本の錆がある薄手の長剣がそこにあった。 「剣が…話しただとッ!?」 さすがのプロシュートも剣が話すという超事態には驚きを隠せないッ! 「こんな所にインテリジェンスソードがあるなんて珍しいわね」 「意思を持つ刀ってのは組織の情報網に過去一つあったってのを見た事はあるが…」 スタンドの可能性を考慮に入れたが話を聞く限りこの世界にはそういう剣は結構あるらしいのでその可能性は除去しておく。 少しばかり気になる事もあったのでその『剣』と話す事にした。 「テメー…何でオレを兄貴と呼んだ?何故オレを『知って』いる?」 「この辺りじゃ貴族に決闘を挑まれそれを返り討ちにして殺した見たことも無い服を着てる平民が居るって噂は知らねーヤツはいねーぜ兄貴ィ」 情報統制というものは現代においても完全に行うことは不可能だ。 どこからか水道管の水漏れのように漏れだしてしまう。 もっともその情報統制を恐怖と暴力によって完璧に行っていたのが『パッショーネ』のボスであるのだが。 この中世レベルのハルケギニアならその手の噂が広まるのは当然だった。 「フン…オレを知っている理由は分かった。だが兄貴ってのは何だ」 「そりゃあその動きを見れば兄貴が一級のプロのてのが理解できるぜ」 「デル公がお客様相手にそんな話し方するなんざ明日は雪だなこりゃあ…」 そんなこんなで剣をいじくり倒していると剣がまた話始めた。 「兄貴はスゲーや!『使い手』だったのか」 「『使い手』…だと?」 「俺を買ってくれ」 (オレにはグレイトフル・デッドがある…攻撃に関して言えば必要ねぇが… 情報面では使えるかもしれねぇな、何より『使い手』ってのが気になる) 「親父、こいつの値は?」 「いい加減厄介払いしたいんでエキュー金貨百枚で結構でさ」 見えないようにギーシュの遺産をグレイトフル・デッドで数える。 「ギリギリってとこか…」 カウンターの上に剣と金貨を置こうとするが横槍が入った。 「ちょっと…剣なんか買ってどうするのよ?使った事あるの?というかその金貨は何?」 「刃物なら扱った事はある。金は出所を聞きてーのか?」 「……いい、聞きたくない」 聞いたら多分…いや、絶対不幸になる。聞いちゃダメよルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール! と心の中で堅く誓う。 だが、そんな心中を無視して別の方向から横槍が入ってくる。 「彼にそんな錆た剣を持たせるなんて…神経がどうかしたんじゃあない?」 「…プロシュートがこれ選らんだんだし関係無いじゃない」 「私ならもっと立派な剣を選んであげるけど…仮にも貴方の使い魔なのに彼に出させるってのはどうかと思うわよ?ヴァリエール」 「仮にもってどういう事よツェルプストー!私だって剣ぐらい買ってあげれるわよ!」 魔法学院名物『ゼロ』vs『微熱』第二ラウンド『城下町武器屋』よりお送り致します。 金だけ回収し無言で店の外に出るが―― 「ここに居るとペッシがマトモに見えてくるな……」 この世界に来てリゾットの気苦労の多さが初めて理解できたと本気で思っていた。 戻る< 目次 続く
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/306.html
フーケが潜んでいるという場所に向かうべくロングビルが用意した馬車で移動している。 屋根無しの荷車のような馬車で、襲撃を受けた時の脱出を容易にする為だ。 ロングビルが御者を担っているが、手綱を握る彼女にキュルケが話しかける。 「ミス・ロングビル…手綱なんて付き人にやらせればいいじゃないですか」 「構いません。わたくしは、貴族の名を無くした者ですから」 「え?だって、あなたはオールド・オスマンの秘書なのでしょ?」 「ええ、でも、オスマン氏は貴族や平民だという事にあまりこだわらないお方です」 「差しつかえなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」 キュルケは興味津々といったようすでロングビルに迫るが、ルイズがそれを止めに入った。 「よしなさいよ、昔の事を根掘り葉ほひ…って何すんのよ!」 言おうとした事を誰かに止められる。手の主はプロシュートだ。 モノ凄い目でルイズを見ているが数秒後気付いたかのように手を離した。 「…一体なんだったのよ」 「…条件反射ってやつだ」 原因はもちろん矛盾点などがあれば辺り構わずキレまくり周りの物に八つ当たりをかますギアッチョだ。 特にこんな場所でキレられでもしたらえらい事になるため思わず体が反応した。 「土くれって言うからには土系統ってわけか…厄介だな」 頭に「?」を浮かべるルイズを尻目に話を進める。 「ええ、あの巨大なゴーレムを操れるからにはトライアングルクラスは確実よ」 それもあったが、一番厄介なのが土系統という事だ。 有機物なら老化させる事も可能だが無機物で構成されたゴーレムを作られるとグレイトフル・デッドではどうにもならない。 ワルキューレの場合は破壊もできたが昨日見た大きさのゴーレムを相手にするとなると正直厳しいものがある。 (メローネのベイビィ・フェイスと同じタイプって事か イルーゾォやメローネなら楽なんだろうがオレじゃあ本体狙いになるな) 「ところで、一つ聞きたいんだけど」 「何だ?」 「…まさかとは思うけど、わたし達を巻き込んで老化させるとか考えてないでしょうね?」 初日の惨状を見ていたルイズがそう問うが 「状況によるな」 その瞬間空間に「!」という文字が見えたような気がした。 「嫌よ!絶対嫌!」 「お願いだからそれはだけは…!」 タバサを除いてほぼ全員必死だ。 ロングビルに至っては半分脅えている感がある。 「…持ってろ」 「なによこれ」 「老化防止薬みてーなもんだ」 何か物が入った袋を4個渡されるが、袋はしっかり封が施されており中身は見れなかった。 「ちょっとそれ私にもよこしなさいよ」 「全員分ちゃんとある…ってどこに入れてるのよ!」 「そりゃあ、貴方には無理な場所よ」 まぁ、つまり胸に仕舞ったわけで『ゼロ』vs『微熱』第四ラウンドが開催されそうになるが 「馬車内」 タバサが冷静に突っ込みそれを終結させ、馬車が森に入り 「馬車でははここまでのようですね…ここから先は徒歩で行きましょう」 馬車を降り徒歩でしばらく進んだところに開けた場所がありそこに小屋らしき廃屋があった。 「わたくしの聞いた情報だと、あの中にいるという話です」 ロングビルがその小屋を指差すが人の気配は全く無い。 あの中に居ないとしても唯一の手掛かりであるからには調べないわけにはいかない。 タバサがちょこんと正座をし杖を使い地面に絵を書き作戦を提案する。 1.偵察圏囮が小屋に近付き小屋の様子を調べる 2.中にフーケが居れば挑発し誘き出す 3.フーケがゴーレムを作ろうとして外に出たところに魔法の一点集中砲火を浴びせこれを撃破する だがそう説明し終えるより先にプロシュートが小屋に近付いていた。 「ちょ…何やってんのよ!」 「フーケが居る居ないにしても…こうした方が早いからなッ!グレイトフル・デッドッ!!」 その瞬間、プロシュートを中心とした1~2メイルの植物がボロボロと音をたてて崩れ始めたッ! その様子を見て一瞬にしてプロシュートから離れる女性陣だったが 自分達が老化していない事を確認するとため息を吐きながら小屋に近付いてきた。 「危ない事するわね…無関係の人とか居たらどうするのよ」 「たいした事ァねーだろォーッ!破壊の杖が使われたら甚大な被害が出る…それよりは軽く済むッ!!」 少し時間が経ってから小屋に入る事にしたがロングビルだけは周辺の偵察に行くと言い残し森に消えていった。 ドアを蹴破るようにして中に入ったが、マタギの炭焼き小屋のようで人の隠れるような場所など無い。 あるのは崩れた暖炉とテーブル、その上に無造作に置かれているボロボロの服、酒瓶、薪、その横にある大きめの箱―チェストだけだ。 フーケの残した痕跡が無いか探っているところにタバサがチェストの中から何か物を取り出し 「破壊の杖」 と杖らしき物を無造作に取り出していた。 「随分とあっけないわね…!」 キュルケがそう叫ぶがプロシュートは違った。 (あのジジイの言った通り…か。確かにこれはオレの世界のもんだな) パンツァーファウスト ―― 第二次世界大戦においてドイツ軍が開発した歩兵が使う携帯用対戦車擲弾で確かに杖にみえない事も無い。 連合軍主力戦車をも撃破する事が可能で携帯用兵器としては大戦中最大級の威力を誇りまさにナチス脅威の科学力である。 破壊の杖を手にそれを見るが、何故か使い方までもが理解できてくる。 妙な感覚があった。 「それにしても破壊の杖だけで肝心のフーケが居ないなんて…」 その刹那、外からルイズの悲鳴が飛び込んできた。 「きゃぁああああああ!」 それを聞くとキュルケとタバサをスタンドと自分で引っつかみ外に飛び出す。 ドグシャァア 飛び出した瞬間小屋の上半分が吹っ飛ばされ、そこに居た者は…… 「ゴーレム…!」 それと同時にタバサとキュルケがそれぞれの魔法で攻撃を仕掛けるがゴーレムは依然として健在でびくともしていない。 「無理よ…こんなの!」 「戦略的撤退」 キュルケとタバサが敵わないとみて一目散に逃げ出す。 が、ルイズはそれに加わっていない。どこか ゴーレムの背後に立っていた。ルーンを呟き杖をゴーレムに向け振りかざす! 爆発は起こったがゴーレムの巨大な質量からすれば微々たるものだ。 表層を僅かに欠けさせただけで損傷には至らない。 爆発を受けたゴーレムがルイズに気付きその巨体をルイズに向けるべく振り向く。 「オメーじゃあ無理だ、逃げなッ!」 「嫌よ!フーケを捕まえれば、もう誰もわたしを『ゼロのルイズ』なんて呼ばなくなるんだから!」 そう答え返すルイズの目はマジだった。 「それにあんた言ったじゃない!『成長しろ!』って『成長しなけりゃあゼロと言われるだけだ!』って…!」 そう言い放ち杖を握り締める。 「あいつを倒さないと『成長』できないのよわたしは!」 ゴーレムが足を持ち上げルイズを踏み潰そうとした。 ルイズは魔法を使うべくルーンを呟き杖を振るが、結果はさっきと同じだ。 爆発が起こるがゴーレムはびくともしない僅かに土が欠けるもゴーレムはその歩みを止めようともしない。 ルイズの視界に巨大な足が広がり目をつぶった。 だが覚悟していたものは訪れない。目を開けるとゴーレムが足先を砕けさせていた。 「…デカイ事はデカイが堅さはねーな」 破壊力B、魔法で動かされているとはいえ土を破壊する事など造作も無い。 足先を弾け飛ばしたゴーレムだったが土が再び集まり何事も無かったかのように再生した。 「なるほど…土だけの事はあるな」 ルイズを引っつかみゴーレムから一旦離れる。 そして、距離を取ったところでプロシュートがルイズの両肩を掴んだ。 ―殴られる プロシュートがキュルケやギーシュにした事を思い出し思わず目を閉じた。 コツン だが、襲ってきたものは額への軽い衝撃 目を開けるとプロシュートが額を合わせており思わず赤くなって離そうとする 「ちょ…なに!?」 「ルイズ ルイズ ルイズ ルイズよォ~~ 成長したいんなら『状況を把握しろ』…おまえの魔法じゃあ、あのゴーレムを破壊するのは無理だ。そうだろ?」 うぐ…とルイズが言葉に詰まる。 「だが、オメーのその『覚悟』がありゃあ、あのゴーレムを倒せる。ここが正念場だぜルイズ!」 「倒せるの…?あのゴーレムを」 「こっちじゃあ破壊の杖って言うんだったな、こいつを使え。使い方は教える。オメーがやるんだ」 一瞬迷ったようにしたが、目をプロシュートに合わせ―― 「…分かったわ」 「ダーリンとルイズは?」 「分からない」 シルフィードに乗ったタバサとキュルケが二人を探していると… 「あのバカ!一人でなにやってるのよ!」 キュルケがゴーレムから破壊の杖を両手で押さえ逃げるようにして走っているルイズを見つけた。 「近寄れない…!」 それを助けるべくルイズに近寄るがゴーレムが拳を振り上げ近づけないでいた。 ゴーレムが止まる。だが同時にルイズも止まりゴーレムに向き直った。 「なにやってるの!今のうちに逃げなさい!」 「これでいいのよ…!ゴーレムが足を止めてる今がいいんじゃあない!」 ルイズが教えられたとおりにそれを構え狙いを付け…引き金を引いた。 「んきゃぁああ」 反動で後ろに2~3回転するが、弾頭が放物線を絵描きながらゴーレムに吸い込まれるかのように飛んでいく。 弾頭はゴーレムの上半身にめり込むように着弾し―――爆発した! 自分がいつも失敗して起こしている爆発とは比べ物にならないぐらいの音と閃光。 目を閉じ光が去るのを確認してからゆっくりと目を開けるとそこにはゴーレムの下半身がそこにあった。 さすがに上半身を完膚なきまでに破壊されたのでは再生もできないようで膝を付きそのまま土に還っていった。 「スゴイ…まさに破壊の杖ね…」 「やるじゃない…破壊の杖を使いこなすなんて」 「奇跡」 ゴーレムが破壊されたのを確認した二人が地上に降りてきた。 「ところでダーリンはどこ?」 「プロシュートならさっきの小屋の所よ。最後の仕上げがあるとか言ってたけど」 「それじゃあ早く迎えにいかないと」 だが小屋があった広場には誰も居なかった。 「…まさかフーケに?」 「そういえばミス・ロングビルもいないわ…」 三人にまさかという考えが浮かぶが茂みの中からロングビルが現れた。 「ミス・ロングビル、無事だったのね! フーケがどこからあのゴーレムを操っていたのかしら」 キュルケがそう尋ねるがロングビルは顔を横に振った。 「破壊の杖はどうされたんですか?」 「ここよ」 そう、言うとルイズが抱き込むようにして抱えている破壊の杖を見せる。 「そう、それじゃあそれを渡してもらおうかしら」 その瞬間時が凍る。 「…どういう事ですか?」 「まだ分からない?さっきのゴーレムを操っていたのは私」 「え…じゃああなたが…土くれのフーケ!?」 「御名答、それにしてもさすが『破壊の杖』ね。私のゴーレムがバラバラじゃあない」 三人が戸惑いながらフーケに杖を向けるがそれよりも早くフーケが茂みの中から何かを引っ張りだしそれを盾にした。 (~~~~ッ!あのバカ!思いっきり無関係の人間巻き込んでるじゃないのよ!!) 弱りきった老人を盾にしたフーケが言い放つ。 「おっと。動かないで欲しいわね?この無力な平民を一緒に巻き込んでもいいっていうのなら話は別だけど」 杖こそ捨てはしないがさすがに人を盾にされてはどうしようもなくなっていた。 「どうして…!?」 「そうね…死ぬ前の手土産に教えてあげるわ この破壊の杖を奪ったのはいいんだけれど使い方が分からなかったのよ」 「使い方…?」 「ええ、振っても魔法をかけてもうんともすんともいわないんだから… そこで魔法学院の人間なら使い方を知ってると思ってここに連れてきたってわけ」 「わたし達の誰も知らなかったらどうするつもりだったの?」 「その時は全員ゴーレムで踏み潰して次の連中を連れてくるだけよ もっとも『ゼロ』って言われてた貴方が使い方を知ってるだなんて思ってもいなかったけど」 フーケが笑いながらそう言い放つ。 「話はここまでね。その杖を渡さないとこの可哀想な平民が死ぬ事になるわよ?」 三人が迷う、破壊の杖を渡せばどんな被害が出るか分からない。 だけど目の前の人間を見捨てるという事ができないのも事実。 迷いに迷い杖をフーケに向け投げようとした瞬間―― 「理由は…分かった」 その場に居る者以外の声がした。 「だ、誰!?」 フーケが辺りを見回すが誰も居ない。 この場で自分達以外の人間は自分が盾にしている今にも死に掛けている老人だけ――老人!? その瞬間老人がフーケの手を掴み ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨┣¨┣¨ 「だが、もう何もできないさ…ただしお前がだ……『フーケ』」 ズキュン! 「うぁああああああああああ!」 その瞬間森の中に土くれと呼ばれた盗賊の叫び声が響き渡った フーケ ― 直触りを受け老化 二つ名 土くれ ←To be continued 戻る< 目次 続く
https://w.atwiki.jp/bkneko/pages/324.html
キャラクター一覧|ALLキャラ進化表|デバフもち|クリティカルもち|小判&ドロップもち|キャラダメージ表 + ガチャキャラ一覧 ガチャ(レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)|サポート(キャラ)】 ガチャ(激レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)|サポート(キャラ)】 ガチャ(超激レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)|サポート(キャラ)】 ※限界突破のステータスは上限解放が記載されていないものは未解放状態での値です ※限界突破のステータスは推測値ですので+-10ぐらい前後する場合があるかもしれません。(参考までに ゼロ ガチャで出現するキャラ。 ゼロ 電脳スナイパーゼロ 光の電脳スナイパーゼロ キャラ名 タイプ 属性 レアリティ レベル 体力 攻撃・魔力 CP 光の電脳スナイパーゼロ 弓 光 レア 30 893 384 140 マジックスキル 射程16光属性攻撃30%増加 説明 光属性の弓を装備することで、敵に与えるダメージを増加させることができる弓タイプのキャラクター。 王都奪還を目指すレジスタンスグループのリーダー。 沈着冷静な判断カは多くのものに慕われる。 王都を奪遣したレジスタンスグループは正規軍となり、ゼロは正規軍の軍団長として動き始める。 だが老兵達の他力本願な考え方に、今後の在り方に対して疑問を抱いている。 正規軍の軍団長として動く彼は、頼りない老兵達には見切りを付け、いまは大衆の支持集めに奔走している。 備考
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/339.html
気がつくと、ここに立っていた。 自分の周りを覆う煙が晴れ、視界が広がる。 抜けるような青空の下、草原の中。 周りを見渡すと、奇妙な一団が自分を見ている。 「アンタ誰?」 声がして気がつく。 小さくて気付かなかったが、ピンク色の髪をした少女が目の前に居た。 「ここはどこだ?」 「ルイズ、平民なんか召喚してどうするんだ?」 「ゼロのルイズは失敗の仕方も一味違うねぇ!」 周囲の笑いと反対に、目の前の少女は声を荒げる。 「ち、ちょっと間違っただけよ!」 しかし、笑いは収まらないばかりか、いっそう大きくなる。 「おい、ここはどこなんだ?」 再び、少女に問いかける。 「うう、うるさいわねぇ平民の分際で! 質問に質問で返すなって言葉を知らないわけ!?」 「質問?」 「そうよ! 一体アンタ誰なのよ!!」 笑われて腹を立てているのか、少女はヒステリックにがなりたてる。 「オレか? 俺の名前は……」 ん? 「……オレは誰だ?」
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/6594.html
ゼロ 収録作品:ファイナルファンタジー零式[PSP/PS4/Xbox1] 歌・編曲者:BUMP OF CHICKEN 作詞・作曲者:藤原基央 概要 『ファイナルファンタジー零式』の主題歌。 歌手はロックバンドのBUMP OF CHICKEN。ゲームの主題歌を担当したのは『テイルズオブジアビス』の「カルマ」以来の2作目となる。 『零式』のオリジナルサントラには収録されておらず、BUMP OF CHICKENのシングルやアルバム『RAY』に収録されている。 なお期間限定盤のシングルには、『零式』のムービーを楽曲に合わせたミュージックビデオが収録されたDVDが付属された。 オープニングとエンディングで使用されており、オープニングではアコースティック風にアレンジしたバージョンが使われている。 『零式』の世界観を反映したかの様な力強くも陰影豊かなメロディーと『零式』のストーリーにも合った歌詞が人気。 特にエンディングシーンのシチェーションとこの曲のマッチング具合が高く評価されており、BUMP OF CHICKENのインタビューでも「ゼロ」が流れるシーンを見た時、「(ストーリーは知らないが)感動して涙が出た」と言う程。 ディレクターの田畑端氏も「この曲無くして『零式』は完成しえない」や「ゲームではこの曲を、僕が思う最高の形で使わせてもらいました」とコメントする程のBUMP OF CHICKENと開発陣が最大限の力を持って実現させた会心の出来であったという。 BUMP OF CHICKENのメンバーは元々FFのゲームが大好きであったらしく、FFへのリスペクトが込められた曲でもある。 エンディングで流れるバージョンには、間奏にFFのメインテーマのフレーズがエレキギターで演奏されている。 この間奏はシングル等で収録されている通常版には使われておらず、現在の所はゲームをクリアする以外に聴く方法は無い。 ちなみにHDリマスター版の『ファイナルファンタジー零式 HD』では新たなテーマソングとして「UTAKATA~泡沫~」が追加されたが、別に「ゼロ」が差し替えになった訳ではなく、今まで通りに使用されているのでファンの方は安心して欲しい。 過去ランキング順位 第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 932位 第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 339位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 698位 第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 654位 第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 246位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 972位 第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 532位 第16回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 542位 第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 172位 第2回みんなで決めるゲームソングBEST100 337位 第3回みんなで決めるゲームソングBEST100 243位 みんなで決めるエンディングBGMベスト100 187位 第2回みんなで決めるエンディングBGMベスト100 152位 FINAL FANTASY BGMランキング 86位 みんなで決めるプレイステーション・ポータブルBGMランキング 12位 歌詞 以下のページを参照 別窓開きます。 収録アルバム ゼロ(期間限定盤) ゼロ (通常盤) RAY
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/459.html
「宇宙空間だと!?」 眼下に地球を見下ろし虚空の暗闇に浮かぶカーズ! ! このままでは地球へ戻れぬ だがカーズは究極生命体 そのIQ400の超頭脳で 打開策を導き出す その間 0.01秒! 「フンッ!体内から空気を噴出させて!その圧力抵抗で軌道を変え!地球へ戻ってやるわ!」 バリッ!背中から6本の管が現れ空気を噴射した!がみるみる顔が引きつり凍結していく! 絶対零度の宇宙空間ではあらゆるものが凍りつく この時点で致命的なチェクメイト!! 「ぎぃゃぁぁあああ!だ…だめか!こ…!凍るッ!く…空気が凍ってしまう!外に出ると凍ってしまうッ!き…軌道を変えられん、も…戻れんッ!」。 己が完全敗北したことをカーズは瞬時に悟る 確かに究極生命体となった自分は無敵 マグマも波紋も太陽光も自分を滅ぼすことは不可能 まさに完全! だが宇宙空間への 追放とは さすがの究極生命体でも予測外の事態 ! 対応不可能! まさか 己を産みだした母なる星の力により このような終焉をむかえるとはぁぁ! ! みるみると地球から遠ざかるカーズ さしもの究極生命体もはやなんの手も打てぬ状況 不死身の肉体も超頭脳も 全てが真空のここでは なんの意味も持たない おのれ下等な人間 ! 宿敵波紋の戦士達!! なぜ この究極生命体となったカーズが敗れるのか この超頭脳をもってしても理解不可能! ! さらに仲間二人の終焉・・・ふと それがカーズの脳裏を横切る 同じ志を持ち一万年以上 自分と共に生きた我が一族の末裔達の姿 彼らの犠牲の上に この究極生命体カーズは存在するのだ 内一人は自分の前で 波紋の戦士に破れ滅び散った なぜか満足そうな表情を浮かべて ・・それもわからぬ!理解不能 この究極生命体 天才カーズの頭脳分析ですら わからぬ!! カーズは2度と地球へは戻れなかった…。鉱物と生物の中間の生命体となり永遠に宇宙をさ迷うのだ。 そして死にたいと思っても死ねないので--そのうちカーズは、考えるのを やめた ・・・・そして 永劫と思える時がカーズに流れた 希望も絶望も感じない状態のままで・・ 可能性にかけてカーズは思考停止する このまま宇宙の終焉まで彼は 永遠に漂流するのか 否っ! 地球はカーズを追放した だが別の世界は必要としていたのだ! ! ・・・・いま希望の扉は開かれる! カーズの進行方向に突如 銀のがま口が出現 それは運命という名の 必然! ! ! first kiss から始まる ある少女と奇跡の命のstory! ! これは究極ゆえ 地球から追放されたが故に 異世界にはその存在を許されることになった ある生命体の物語だ! ! ゼロの究極生命体 re start 異世界 戦闘潮流