約 3,572,624 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1057.html
登録日:2011/11/24(木) 09 12 25 更新日:2022/06/17 Fri 16 53 07 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 すゎすけぇっ!! たけだけ! ましら色シンフォニー オカン オレンジ サイヤ人←髪型 サスケェ…! 天狐仮面←は友人です 子安武人 忍 忍んでない 忍者 戦国BASARA 武田軍 猿 猿飛佐助 蒼天疾駆 迷彩 いざ、忍びまいる! CV:子安武人 属性:闇 武器:甲賀手裏剣 肩書きは蒼天疾駆 戦国BASARAの初代からの登場人物。 歴史的には真田十勇士の一人として知られる。 所属軍は武田軍であり、武田信玄と真田幸村に仕えている忍。 信玄を「大将」、幸村を「旦那」と呼んでおり、他の人物にも「~の旦那」と呼ぶ癖がある。(例:右目の旦那) ちなみに一人称は「俺」だが、普段はもっぱら「俺様」。 基本的には、相手が目上の人間だろうとタメ口をきく(但し、信玄には常に敬語) また、武田軍唯一の苦労人な為、一部のファンからはオカンと呼ばれている。(※非公式設定だが、ラジオで中の人は認めている。) 戦中でも幸村の世話を焼いたり、お館様の補佐をしたり…と面倒見の良い面がある為仕方がないかもしれない。 「うそだろぉぉぉぉ!」 また、同郷らしきかすがに会う度ちょっかいを出している。 しかし、BASARA3では「そのまま静かに暮らせ…そっちのが似合うぜ」と言ったり、倒しても撤退扱いになるなど、なにかとフラグが立っている。 そして真田幸村の好敵手の伊達政宗が嫌いなようで、BASARA3の台本全集でも独眼竜が嫌い、うざったいと書いてある。 なお、政宗も佐助の事は嫌いらしい。(*1) 技は手裏剣や忍術による間接攻撃と、スピーディな体術を駆使して戦う。 ジャンプを2度押しするとカラスが出てきて滑空できる為、そこからの空中アクションもできる。 バサラ技は自分の周囲に三体の影を生み出し、高速回転を行いながら敵を斬りつける。 この時の台詞に「臨・兵・闘・者・以下・省略!」と言っているのも佐助ならではである。 戦国BASARAの初期では、初っぱなから信玄と幸村の殴り愛を見て溜め息をついていた。 キャラ選択で「忍びまいる」と言っていた癖に「忍べてないだろ」と突っ込んでしまった人も少なくない筈。 本人も「俺様、忍びなのに目立ちすぎじゃね?」とセルフツッコミを入れている。 戦国BASARA2では信玄から各軍の様子を探るよう密命を受け、同じく謙信から密命を受けたかすがと出会い、行動を共にする。 OPで凧に乗って空を飛ぶ様は人間離れしていた。まあBASARAだから。 英雄外伝では「武田道場」にて彼の友人である「天狐仮面」なる人物が登場。 スピードを生かした攻撃や変身する「真田幸村の術」等で相手を翻弄してくる。 …正直狐のお面被っただけの佐s(執筆者は暗殺されました) 戦国BASARA3ではNPCになってしまったが、大将の信玄が突如、病に倒れてしまう。 その為に戸惑う幸村を裏方から支える役目となっており、本人は「副将のつもりはない」と言っているが、幸村には「副将」と呼ばれるようになっている。 この時の佐助は、今までの気楽さは薄れており、幸村を完全なる大将扱いをしている。(旦那から大将と呼んでいるのもこの為。) また、時には冷静に突き放す事も多くなっている。 余談ではあるが、ギャラリーのボイス25は涙目になる事必須である。 一方で幸村青ルートではいつもの武田軍のノリになるので、佐助もいつもの苦労人になる。 戦国BASARA3宴では衰退の一途をたどる武田軍には他国の情報把握が必要だと考え、今までの佐助とは違い、過去の佐助が垣間見えるストーリーとなっている。 このストーリーが終わった後に第弐衣装を手に入れると衣装の意味に納得する事必須。 追記・修正頼んだぜ旦那! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 真田十勇士登場まだか! -- 名無しさん (2013-09-12 07 09 46) 必須… -- 名無しさん (2013-09-12 11 19 58) 飄々としたキャラだけど、心の奥に相当やばいもの持ってるよねこの人・・・ -- 名無しさん (2013-11-24 15 40 05) 宴の一話で交わされる伝令は十勇士からのものだとか -- 名無しさん (2013-11-24 15 43 57) 典型的な子安キャラだよな -- 名無しさん (2014-07-19 18 07 12) 他人の影に入って楽々移動ができる模様。小十郎さんタクシー状態なのは笑った -- 名無しさん (2015-02-15 10 18 52) 3宴から影分身をフル活用してめっちゃスタイリッシュになってたまげた。 -- 名無しさん (2015-12-11 15 13 12) BASARA4皇の佐助シナリオのドラマ√の会話好き、会話パートの佐助の話聞いてたのが実は・・・みたいな感じのやつ -- 名無しさん (2016-07-12 20 55 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yaruoperformer/pages/1183.html
/i i i i `''<\i i i i i i i i i i i i i i //i i_、‐/i i //i i i / 、_、 Vi i i i i i i i i ` \i i i i i i i i i i /_、‐''゛ 〉i//i i i / 、 \ Vi i i i i i i i i i i i i i i i ミi i i i/ ⌒Vi i / __,.>〕iト\i i i ´ ``' ,,. V'^! `'<i i i i i\〈⌒ 、/ jI斗_=彡 } }ト., `'<i i i { ______, )乂'´-└' ´ .} }|_=\ { ` i〉 -=ニ じ'"~ '/{  ̄ }' ふ\_\ 八 ( 廴 / '/, }/_-_-_∨∧ ,'\ヾ ', '/, }\_-_-_∨∧ /=-'_\ , 、 }〉 __ .゙|ニ〕iトミ.}_=_}____,.、‐''゛ -=={_-_-ア/, \ V |ニニニニ}_=_} {=_={_-アニ公、/ 〉 、_,,.. -‐ '' ´ V /ニニニ二}_=_} {=_={ア-ニニ込.\{ / /ニニ二二/_=/ . V=∧ニニニニ\` .、 / /ニニ二二/_=/ _ -ニ∨_∧ニニニニニ\\、___,,.、丶゙ /-ニニニ/_=/ _ -=ニ-_-_-_-\=_\ニニニニニ\\ / /-ニニ二/_=/ 名前:松永久秀(まつなが ひさひで) 性別:男 原作:戦国BASARA 一人称:私 二人称:卿/君 口調:紳士的 AA:戦国BASARA.mlt 英雄外伝で初登場。 一人称は「私」。 松永久秀の史実における「悪党」のイメージがゲーム本編上では非常に強調されているキャラである。 キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 小悪魔は聖杯大戦を開催するようです Fate かばんのサーヴァント 準 まとめ 予備wiki あんこ 完結 天聖 -Reincarnation- オリジナル 英傑の1人 脇 まとめ 予備 R-18 完結 魔術師世界のドクオ オリジナル 黒の家派閥の貴族 脇 まとめ 安価 あんこ完結 美鈴はアイドルで大陸を一つにするようです オリジナル 裏方担当 脇 まとめ rsswiki やる夫Wiki 安価 完結 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考
https://w.atwiki.jp/niconicomugenjintori/pages/362.html
長曾我部元親(1、2、3、7、11、30、36、40、44、67、68、125、216、229、231、238、242) 伊達政宗(1、3、4、6、7、11、13、15、18、27、30、37、39、46、62、73、75、79、85、93、106、110、111、116、124、127、132、136、161、219)、 本多忠勝(2、4、8、23、24、45、68、71、73、78、84、90、92、102、103、105、126、131、331) 真田幸村(戦国BASARA)(25、28、33、41、50、51、62、107、160、275、290、350、352、354、361) 豊臣秀吉(34、36、47、54、71、106、173、311、347、350、352、355、356、360、362) 毛利元就(54、55、58、63、67、71、74、78、89、91、94、95、119、194、260、349) 織田信長(68、76、82、89、91、94、124、136、143、254、276、335、336、339、345、348) 前田慶次(103、110、111、116、184) 竹中半兵衛(318、320、321、324、330、333)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2558.html
戦国BASARA3 【せんごくばさらすりー】 ジャンル スタイリッシュ英雄(HERO)アクション 対応機種 プレイステーション3Wii 発売・開発元 カプコン 発売日 2010年7月29日 定価 【PS3】6,990円【Wii】5,990円(税込) プレイ人数 1~2人 レーティング CERO B(12才以上対象) 備考 Wii版はクラコン同梱版も数量限定販売Wii版は廉価版にもクラコン同梱版あり 判定 賛否両論 ポイント アクションが大幅に進化一部キャラの不謹慎な設定は賛否両論 戦国BASARAシリーズ 概要 特徴 評価点 大幅に爽快感が増したアクション その他 賛否両論点 問題点 設定の問題点 ゲーム部分の問題点 総評 余談 乱れ舞え、宿命の決戦へ。 概要 『2』からおよそ4年ぶりとなる『戦国BASARA』シリーズの正式ナンバリングタイトル。 成長した徳川家康と新キャラクターの石田三成がメインキャラクターを務めており、天下分け目の戦「関ヶ原の戦い」にスポットを当てている。 キャッチコピーは「こんな関ヶ原見たことねぇ!」 特徴 プレイアブルキャラクターは全16人。 新規参戦:徳川家康(*1)・石田三成・大谷吉継・鶴姫・雑賀孫市・黒田官兵衛 『英雄外伝』より続投:伊達政宗・真田幸村・前田慶次・毛利元就・長曾我部元親・本多忠勝・島津義弘・風魔小太郎・お市・織田信長 移動手段の追加 ダッシュの導入 左レバーを2回入力することで、通常の移動よりも早く走る「ダッシュ」が可能になった。 ジャンプ台や滑車、滑り降りることのできる崖の追加 いずれも固定の場所同士を繋ぐ一方通行のギミックであり、本シリーズでは馬を呼び出すといったことができないため、ステージによっては乗馬して走り回った方が早い場合もあるが、ショートカットの手段としてある程度有効に機能しており、特に滑車は武将それぞれのキャラクター性に合ったリアクションを見ることもできる。 固有技の発動方法変更と、固有奥義の追加 前作『英雄外伝』までの固有技は、複数の固有技の中から選択した2つが△ボタンに割り振られ、その2つの固有技をL1ボタンで切り替えながら使用する形式であった。そのため一度の合戦で使用できる固有技の数は2つであったが、本作では△ボタン、R1ボタン、L1ボタンと△ボタン同時入力、左スティック前要素と△ボタン同時入力(以下、コマンドはPS3版のもの)という4種類の入力方法があり、それぞれ違う固有技が発動する。 □(通常技)ボタンの長押しにもキャラクターごとにタメ攻撃や派生技などが割り振られており、一部のキャラクターは前作までの固有技が□ボタン長押しに割り振られている。 R2ボタンに、固有技の強化版である固有奥義が割り振られた。固有奥義は3つの中から1つを選択する形となっている。 この変更により、一度の合戦中に4つ(5つ)の固有技と1つの固有奥義が使用可能になった。 戦刻ブースト 前作の「戦極ドライブ」に代わるシステムで、敵を撃破したり後述の「陣」を占領することで蓄積したゲージを使用して任意で発動できる。 攻撃力が上昇し、ダメージを受けても討死しないなどの特徴があった戦極ドライブに対して、戦刻ブーストは使用中全ての敵の動きがスローになり、発動中はコンボが途切れなくなる。スローになるので一方的に攻撃でき、被弾はまずしないが、戦極ドライブと違い体力が尽きれば普通に討死する。また、3段階まで溜めることが可能だった戦極ドライブとは違い、ゲージは1段階のみ。 効果時間は10秒だが、敵を5人撃破するごとに2秒延長される。そのため、敵が纏まって出現する箇所が多いステージであれば、かなり長い時間好き放題に敵を薙ぎ倒すことができる。 装備システム 「防具」が廃止され、装備アイテム(装具)は武器にセットする形となった。 各武器には装備アイテムをセットするスロットが最大6個用意されており、戦場で武具を入手した際にランダムで攻撃力の数値やスロット数が上昇する。 ステータス上昇などの効果を持った装備アイテムの「レベル」の概念がなくなり、効果の大中小に応じて「鈍色の○○」「△△(効果ごとの固有色)の○○」「黄金の○○」の3種類に分けられ(*2)、複数装備することで効果を重複させることが可能になった。 希少価値の高い装具は玉手箱からは直接入手することができず、玉手箱から獲得できる「ご当地資源」や、ヒット数や撃破数などの一定条件をクリアすることで得られる「実績資源」を、バサラ屋の項目で小判を消費し組み合わせることで入手できるようになっている。 「ご当地資源」はステージによって入手できる資源が異なっており、各地方の古くからの特産品が入手できるようになっている。例として、恐山のステージでは「南部鉄器」と「津軽こけし」が入手できる。 ちなみに、ご当地資源の数々は各地の特産品とのタイアップも兼ねている。 「陣」の概念と「剣劇」の追加 本作ではステージが「陣」と呼ばれるいくつかのエリアに分けられており、各陣地につき1つずつ設置された小さな櫓の中には陣を守る陣大将が存在する。敵の陣地で敵陣大将を倒すと、その陣を占領し自軍のものとすることができ、逆に味方陣大将が倒されれば陣地は敵軍のものとなる(マップ上では自軍陣地が青、敵軍陣地が赤で表示される)。例外として、ステージによっては一部の陣が敵味方どちらのものでもない「中立陣(マップ上では灰色)」となることがあり、その場合は櫓の中に置かれた太鼓に敵味方どちらの攻撃が先に当たったかによってどちらの軍の陣地になるかが決定する。占領した陣地の数が多いほど、敵武将の攻撃頻度やダウン後の復帰速度が遅くなり、弱体化する。また、特定の陣の占領がステージを進める条件になっている場合もある。 反面、自軍のものとなった陣地からは基本的に敵の雑兵が湧かなくなるため、数多くの敵を撃破したい場合はあえて陣の占領を後回しにするなどの工夫が必要となる(逆に、敵武将との戦いで雑兵に邪魔されたくない場合などは付近の陣を占領しておけば一対一に持ち込むことができる)。 陣にはそれぞれ、「一定時間攻撃力上昇」「一定時間防御力上昇」「体力回復」という3つの特殊効果からどれか1つが割り当てられている。自軍の陣では一定間隔でその陣に割り当てられた特殊効果が発動するようになっており、効果発動時に陣の中にいればその恩恵を受けることができる。とはいえ効果発動の間隔がそれなりに長い事もあり、攻略に活用するには少々工夫がいる。 「陣」の追加に伴い、陣大将への攻撃力が高く味方の陣を奪おうとする「占領隊長」という敵兵種が追加された。剛力兵と同じ巨漢タイプであり、攻撃時にはスーパーアーマー状態となり怯まない厄介な敵だが、マップ上では他の分隊兵長と違うアイコンで示されるため、陣の奪取を防ぐために占領隊長を優先的に撃破することはそれほど難しくはない。 「剣劇」は敵武将の戦いで、通常技同士が3回連続でぶつかった場合に発生する打ち合い。□ボタンを連打し、連打数で相手を上回ることができれば最終的に吹き飛ばして失神状態にすることができる。 失神状態となった相手は少しの間行動不能となるため、コンボの最初の一撃を確実に入れることができ、威力は大きいが隙が大きい技を当てたり、あるいは戦闘を一旦仕切り直す用途でも使える。 剣劇の難度は敵武将ごとに異なり、最強クラスの設定となっている本多忠勝や立花宗茂との剣劇ともなると相当数の連打を要求される。 敵グラフィックの一新と、兵種の入れ替え 前述の「占領隊長」も含め、PS3への移行に伴ってグラフィックの一新と特殊攻撃を行う敵兵種の大幅な入れ替えが行われた。 前作から削除された兵種としては、「鬼兵」「火炎壺兵」「鉄鋲兵」など、本作より追加された兵種としては「手榴弾兵」「ガトリング兵」「祈祷兵」などが挙げられる。 ゲームモードは「ストーリー」「自由合戦」の2つ。前作にあった「天下統一」「大武闘会」は削除されている。また、『英雄外伝』から追加された2人プレイは本作でも可能。オプションなどは割愛。 「ストーリー」は前作(『2』及び『英雄外伝』)とは仕様が変更されている。前作は各キャラクター毎に固定の5~6ステージを物語を追うようにプレイしていく形式だったが、本作では前作までの「天下統一」モード(各キャラクターの拠点からスタートし、最終的に全領地を自軍のものとし天下統一を目指すモード)の要素が含まれており、いくつかの候補の中から進軍先を選び進んでいくこととなる。 「自由合戦」は文字通りクリア済みのステージを自由に選んで遊べる。相手の武将と同じキャラクターを選んでも問題はない。 敵武将「地方領主」の登場 地方領主は各地の有力な武将であり、一般兵のモデリングやモーションを流用した中ボスのような性能を持っている敵武将。ストーリーには直接関わって来ない所謂モブのようなキャラであるが専用の技やBASARA技を持っているため舐めて掛かると痛い目を見る。 もちろん全員『戦国BASARA』らしいキャラ付けをされている。ちなみに過去作でモブ武将ながら登場シーンのあった直江兼続も愛の前立ての付いた兜の専用グラフィックになり地方領主として参戦している。 評価点 大幅に爽快感が増したアクション 前述のように固有技の発動方法が変更されたことで出せる技が格段に増え、ダッシュキャンセルやジャンプキャンセルといったテクニックが導入されたことでコンボの選択肢も大きく増えた。また、一部とはいえ、空中でも固有技を発動できるようになった。ゲーム中では説明されない隠し仕様も数多く存在し、特定条件で固有技の仕様が変わるという、いわば1.5人分のボリュームを持ったキャラクターも大幅に増えた。プレイアブルキャラクターは全員が細かく作り込まれており、キャラクターの個性を活かしたアクションと爽快感あふれるコンボは前作までとは比較にならないほど進化している。 例として、三成は特定の技を敵に当てた際にボタンを長押しすることで、吹き飛んだ相手を追尾する「刹那」という瞬間移動が発動する。更に、「刹那」が発動した直後に固有技か固有奥義を使用すると、始動時の隙がカットされるようになる。 このため、操作に少し慣れが必要ではあるものの、慣れれば「刹那」を利用してどんどんコンボを繋げ、スピーディーかつスタイリッシュなプレイングが楽しめる。 既存キャラクターも、以前よりもキャラクターごとの技の特徴が大きく差別化されており、個性が更に大きく表れている。 政宗は、前作までは固有技のモーション・性能は通常時と六爪時でほぼ共通だったが、本作では六爪流モードに移行した際に固有技のモーション・技名(*3)・性能が変化するようになり、通常モードと六爪流モードの切り替えによる戦術のバリエーションが増えた。 空中戦法に特化した性能であった風魔小太郎は固有技が空中発動可能になるなど、空中での攻撃パターンが更に多彩になっており、「ステージ開始直後にジャンプし一度も着地せずステージクリア」といったネタプレイも可能となっている。 前田慶次は固有技である「恋のかけひき(*4)」によって様々なコンボへ派生できる点が強調されており、キャンセルで出せる技の種類・キャンセルできる動作の双方が追加されている。 島津義弘は「示現流 断岩」が更なる強化を受け、高難易度の忠勝など限られたケースを除けば弾き返しで体力を減らす必要すらない文字通りの「一刀必殺」となった。コンボに特化した本作において「一撃の爽快感」を突き詰めた異色のキャラクターである。当然そんな技を簡単に当てさせてくれるはずもなく、「断岩」発動までの時間が弾き返しによる敵武将の停止時間よりも長くなったため、確実に当てるためには剣劇に持ち込む必要がある(剣劇勝利時の敵武将の停止時間は弾き返し成功時よりも長い)。 ダッシュの追加により、馬が配置されていないステージでも長距離の移動が格段に楽になった。更に、ダッシュ中に×(ジャンプ)ボタンを押すと、ジャンプの飛距離が大幅に伸びて敵を一気に飛び越えることができる。 ちなみに、足の遅いパワータイプのキャラクターを筆頭とした多くのキャラクターが、ダッシュジャンプを繰り返すことで通常ダッシュよりも早く移動できる。 パワータイプ限定で、ダッシュでつづらに体当たりすると割ることができ、いちいち通常技を振る必要がなくなった。 パワータイプの武将(特に島津)は通常技の初段の発生が遅いため、地味にありがたい。また、通常技の範囲が広過ぎて温存したいつづらまで割ってしまうことが多かった忠勝にとっては、2つ並んだつづらの片方だけ温存するということが容易になり、こちらも地味にありがたい変更と言える。 また、前述の通り技後の硬直をダッシュキャンセルできるようになっており、移動だけではなくコンボを繋げる用途でも役立つアクションとなっている。 地味に空中で弾き返しやバサラ技ができるようになった。これにより空中でも被弾しにくくなった。 といっても空中バサラ技は無敵時間のある宙返りをして通常のバサラ技を放つだけで、空中用のモーションがあるわけではなく、あくまで緊急回避。 空中で被弾しにくくなった点については、ジャンプ中に△ボタンを押すことで出せるジャンプ特殊攻撃(地面に向けて攻撃)の仕様変更により、着地の隙に攻撃されにくくなったことも挙げられる。 前作までの場合、ジャンプ攻撃を出し切ったあとはジャンプ特殊攻撃を出すことはできなかったが、本作ではジャンプ攻撃を出し切ったあとでもジャンプ特殊攻撃を使用できる。 前作までの盾兵はプレイヤーの動きに合わせて盾ごと方向転換していたが、本作では盾の方向がプレイヤーの動きに関係なく固定となった。 この仕様変更により、ダッシュジャンプなどで盾を飛び越え背面に回れば、盾の耐久度を気にせず一気に攻撃できるようになった。 「多段ヒットの固有技がない」などの理由で盾兵に苦戦しがちだった武将でも対処が楽になったが、背後を取られた盾兵が振り向いて攻撃してくるわけでもなく、背を向けたまま完全に無防備になるという点については「少々不自然で緊張感に欠ける」という不満意見もある。 攻撃動作に入った敵は、頭上に表示されている体力バーが光るようになった。 この仕様の追加により、多数の敵に囲まれた乱戦状態でも「どの方向から攻撃が来るか」がかなり分かりやすくなったため、アクションゲームの初心者でも多数の敵に対する対処が容易となった。 銃兵・弓兵の射撃など遠距離からの攻撃も確認しやすくなっている。 従来作では総大将との戦闘エリアに雑兵が無限湧きするステージも多かったが、本作では陣システムの追加により、ほぼ全てのステージにおいて敵総大将との一騎打ちに持ち込むことが容易になっている。 そのことによって、雑兵を蹴散らしヒット数を伸ばすことに主眼を置いた一対多の戦いと、敵大将にひたすらコンボを叩き込むことに特化した一対一の戦いがくっきりと分かれ、荒削りではあるものの本作独自のプレイ感を生み出している。 戦法・コンボが多様化したとはいえ決して上級者向けになったというわけではなく、前述の敵の体力バーの仕様変更などにより、コンボを繋げたり多数の敵を捌くことが苦手なアクションゲーム初心者でも苦戦しにくく、お手軽に爽快感を得られるように工夫されている。 これらの進化したアクションは、後述の『宴』で更に改良されている。 その他 『英雄外伝』までは、馬上攻撃はともかく乗馬時の体勢は共通の部分も多かったが、本作では固有モーションが増えた。 ムービーなどで印象的だった「腕組み乗馬」がようやくステージ中でも再現されるようになった政宗を筆頭に、馬上に立って槍を構える幸村や馬上で正座する鶴姫など、奇妙奇天烈な乗馬スタイルで移動する武将たちの姿はおバカ要素として好評。もちろん島津のように普通に乗馬する武将もいるが、彼らは奇天烈なキャラの多い本シリーズの中でも現実的なキャラのため批判はない。 Wii版に限ればグラフィックは水準以上。また、フレームレートも60で安定しており目立った処理落ちも皆無。 『ワンダと巨像』のBGMなどを手がけた大谷幸氏によるメインテーマや、追加された新キャラクターのテーマなどの評判が高い。その他ステージBGMも評価が良く、「大坂・冬の陣」のBGMは特に人気が高い(*5)。 既存キャラクターのBGMも次世代機らしいアレンジがされ、一部のキャラクターの専用BGMは新たなものに差し替わった。 しかしまたしてもサウンドトラックには全曲収録されなかった(一部の武将のテーマ、ステージBGMなどが収録されていない)。 これに関しては『宴』のサウンドトラックに未収録曲が収録された。 OP主題歌はシリーズお馴染みの西川貴教氏こと、T.M.Revolutionの「Naked arms」である。 ナンバリングの前作『2』ではHIGH and MIGHTY COLORが担当した事で「主人公格の前田慶次のテーマとしてはともかくBASARAには合わない」という評価が目立った。 だが、今作はぶっ飛んだ世界観とシンクロした良曲で、ゲームを盛り上げてくれる。T.M.Revolutionとしては『1』の「crosswise」以来のゲーム主題歌である(*6)。 お馴染みのアイテム「熱唱びわ」を装備すれば合戦中に流れるのはもちろんのこと、関ケ原における家康と三成の最終決戦のシーンではデフォルトでBGMとして使用されている。 また、珍しい事に海外版『Sengoku BASARA Samurai Heroes』でも別曲に差し替えられる事なく、「Naked arms」の英語版がそのまま起用されている。 + 英語版『Naked arms』のオープニング映像 PS3への移行に伴いキャラクターのモデリングが作り直されており、前作までの問題点であった「キャラクターの口パクがない」という点は(地方領主を除き)解消された。 NPC武将は、前作までは基本的に通常技の動作などを一部のPC武将から流用していたが、本作では地方領主を除く全武将の通常技が固有モーションとなっている 前作から固有モーション持ちだったキャラクターは立ちモーション等、細かい部分の変更が加えられている。 制限時間内に占領できなかった陣の数だけ対決時に信長が復活する「本能寺の変」ステージなど、タイムアタック要素が好評。 これまでのシリーズ作にもタイムアタック要素のあるステージはいくつかあったが、本作ではダッシュジャンプによる時間短縮のテクニックや使用できる固有技の増加で時間短縮の選択肢も増え、タイムアタックを楽しむプレイヤーが増えた。 他にも、前半で馬に乗った政宗とゴール地点への到着を競う「奥州走竜戦(通称:奥州杯)」も、動画投稿サイトに動画が数多く投稿されるなど盛り上がりを見せた。 「奥州走竜戦」の場合、純粋なタイムアタックというよりはステージのコンセプトを完全無視した「いかに馬に乗らずに政宗に勝つか」が主目的と化し、一部の動画は馬に乗った政宗を馬に乗らない武将たちが異様な方法で追い抜いて行く馬鹿馬鹿しくシュールな絵面で、視聴者の腹筋を崩壊させた。 しかし非常に残念な事に、今作ではクリア時にクリアタイムが表示されない。『宴』ではクリア時のタイム表示が復活したが、表示されるのは死亡後台詞等を含めてのタイムなので、正確に測るためには結局敵大将撃破直後にスタートボタンを押して一時停止し、その時点でのタイムを確認する必要がある(*7)。 賛否両論点 従来のシリーズ作品よりバカゲー要素が減った。 従来作にシリアスがなかったわけでも本作にギャグがないわけでもないが、本作のストーリーにはシリアスというより鬱展開に近いものもいくつかあり、元々このシリーズがギャグ色で売っている所もあっただけに、雰囲気の違いに違和感を感じたファンが多かった。 家康・三成の1周目(赤ルート)EDに対して「鬱ヶ原」と、元就の2周目以降(青ルート)や元親の1周目(赤ルート)EDに対して「瀬戸鬱」という呼称が生まれたことがそれを物語っている。 鬱というほどではないが、本作における幸村の「信玄が病に伏せったことで思い悩み、意気消沈している」という描写については「いつまでも熱血馬鹿のままで成長が見られないのも大問題だが、成長させるにしてももっと幸村らしさを活かした成長描写はできなかったのか」と特に不評の声が大きかった。(*8) + (以下ストーリーのネタバレと鬱要素注意) 家康と三成の1周目(赤ルート)EDは、それぞれ「宿敵を倒し関ヶ原の勝者となる」というものだが、家康はかつての友を殺さざるを得なかったことに声を殺して涙し、三成に至っては「秀吉の仇を取るためだと言いつつ、家康を殺すことに拘ったのはそれが自らの生きる理由になっていたからだ」ということに気付き、生きる意味を見失った虚無感と自らが犯した秀吉の名を利用するという不敬に耐えられず発狂してしまう。 元就の2周目以降(青ルート)のEDは「元就が元親を罠にかけ、最終的に全ての敵を滅ぼす」というもの。元就本人にとっては概ねハッピーエンドだが、元就を除く主要人物全員死亡というとんでもない鬱展開である。 元就が元親に仕掛けた罠も「元親の領地である四国を襲撃してその罪を元親の親友である家康に着せ、元親が家康を倒すように仕向ける」という、効率的だがかなりえげつないもの。しかも、元親が家康を倒した後に四国襲撃の真実を暴露し、元親を絶望させ冷静さを失わせた上で攻撃を仕掛けるという徹底ぶりである。 最終的に、元親は戦闘中に武器を投げ捨てるというほぼ自殺のような形で倒されており、その行動を目の当たりにした元就の心にはわだかまりが残るというすっきりしない結末になっている。 元親の1周目(赤ルート)EDは上述の元就のストーリーとリンクしており、「仲間の仇である家康を倒したものの、釈然としないものを残したまま終わる」というもの。 元親のストーリーは、赤ルート ⇒ 青ルート ⇒ 緑ルートとストーリーを進めるごとに徐々に四国襲撃の真実に近づいていくという凝った作りになっているのだが、肝心の「元親が四国襲撃を家康の仕業と断定する根拠」が薄く(*9)、しかも1周目が強制BADEDで終わるという仕様のため、元親ファンのみならず他のキャラクターのファンからも厳しい意見が続出することとなった。 一応、赤ルートで元親が家康を信じることができなかった理由については補足されているのだが、それが「不用意に領地を留守にして襲撃される隙を生んでしまった負い目もあり、激しい怒りに取り憑かれて冷静さを失っている」「黒幕である元就と大谷に"直接家康を問い詰めに行っても、あっさり倒されるかとぼけられるだけだ"と言い包められ、落ち着いて向き合う機会を失った」という、元親の短所(豪快で自由奔放だが、裏を返せば感情的で国主としての責任感に欠ける)を強調するものばかりであったことも火に油を注ぐ結果となった。 批判の声も多数あるものの、こういったシリアスなストーリー(特に家康・三成両名の赤ルート)に対しては好意的な意見も少なくなく、2周目以降のストーリーにはいつもの『戦国BASARA』と言えるバカ全開なルートも多い。例として、上で挙げられた幸村の2周目ルートは熱さを取り戻した幸村の物語であり、憂いなく走りまくる幸村の姿を存分に楽しめる。更に前々作主人公の前田慶次は開放されていくストーリーで少しずつ物語が進み、最後の開放ルートでは…? また、シリアス成分多めのストーリーや複数のストーリーが密接にリンクしている点は、見方を変えれば今まで以上にスタッフがストーリーに力を入れていた(入れようとした)ということでもあり、ムービーの使い回しによるエンディングの水増しを控えたりルートクリアに必要なステージ数を減らすなど、労力をもう少しストーリーの練り込みやプレイヤーを飽きさせない工夫にも回していれば(路線変更に対する批判は免れないだろうが)評価はかなり違っていたと思われる。 全体的にシリアス寄りである本作だが、新規敵武将についてはギャグ重視のキャラクターが多い。関ヶ原での裏切りのせいでネガティブな評価しかない小早川秀秋は優柔不断な食いしん坊というウザかわいいキャラになり、豊臣のせいで娘を失い東軍に付いた史実や謀略に長けたと言われる最上義光は長いものに巻かれたがる風見鶏な武将と見せかけて信長に心からの敬愛を見せる等食えない性格となっている。大友宗麟はザビー教要員で史実通りわがままし放題のはちゃめちゃな言動が目立つ。彼に仕える立花宗茂は忠節を尽くす武人らしい言動とは裏腹に、宗麟に振り回される苦労をぼやく心中の声も表示されるため、ユーザーから「ツイッター宗茂」なる愛称で呼ばれている。 アクション・コマンドの煩雑化旧作より大きく進化したアクションは本作、本リーズ最大の魅力ではあるものの、このゲームの対象となるライトユーザにとっては少々とっつき辛いものになっている。 本作は一般的な無双ゲーにありがちな弱と強攻撃を組み合わせた技コマンドではなく、各技が別のコマンドごとに割り振りられている形になっている。前作では一応無双みたいな弱→強でもどうにか戦えたが、本作ではスティック入力の有無でも技が変わったりと、慣れるまで時間がかかる。 隠し仕様が多い。探すのも楽しみの1つとはいえ、キャラによっては性能を一変させるほどのものがあるにもかかわらず説明不足気味ではある。 本作以降には敵武将に同技補正と通称される固有技を制限する為の仕様があり、連続で同じ技を使い続けると相手が強制ガード、受身、それでも強引に攻撃し続けると弾き返しを行う。 この補正は時間経過で切れるため、複数の技を駆使して補正が切れるまで時間を稼ぎ、様々な技を使用することを促している。と言えば聞こえはいいが、実際は複数の技を組み合わせることを前提にしているのである。それが魅力であるとはいえ、ライトユーザーにとっつき辛いことに変わりはなく、またゲーム内外含めた点で最新作まで一切これらの解説が無い。 一応フォローしておくとただとっつき辛くなったわけではなく、評価点のようにきちんとフォローが入っている点も考慮すべきではある。 BASARA技やゲージ効率の下方修正 前作と比較して、バサラゲージの最大値が全体的に増えた(*10)。また、挑発や攻撃ヒットによるバサラゲージ増加量も大幅に抑えられた。さらに、瀕死時のバサラゲージの自動増加量も1Fあたり2/3にまで減らされ、「赤逃げ」(体力が一定値を下回るとバサラゲージが自動で溜まるのを利用し、「ひたすら逃げてゲージが溜まったらバサラ技」という行動を繰り返す戦法)もやり辛くなった。おまけに、これだけ下方修正されているにもかかわらず100ヒットを超えると攻撃によるバサラゲージ増加量が半減するという謎の仕様も、本作では残されている。 また、本作では主に威力面でも弱体化しており、不満の声があった。『2』では主力として使えたが、『3』ではどちらかというと技中無敵であることを利用した緊急回避の用途が主となった。 元々の威力が前作に比べて下がっている上に、戦刻ブースト中に使用できる「究極バサラ技(バサラ技の上位版)」も威力は1.1倍上昇と外部メディアには記載されているものの、実際は与ダメージに一切変化が無い。ちなみに、前作では究極バサラ技の攻撃力上昇値は最大で2倍、最小でも1.2倍であり、ノーリスクでバサラ技の威力を1.5倍にするアイテムが存在していた。 本作では敵武将もバサラ技を使ってくるため、敵武将のバサラ技による事故死を起こりにくくすると同時にプレイヤーの「赤逃げ」を抑制し、難易度の調整を図る目的だったと思われる。敵武将のバサラ技には「使用するのは1回の戦闘につき1度のみ」という制限が加えられているのだが、バサラゲージが複数ストックできない仕様のため「敵武将のバサラ技にバサラ技をぶつけてやり過ごす」という手段が取りづらい。また、高威力のバサラ技に頼らなければどうにもならない高難易度というわけでもないため、「初心者にとっては敵武将のバサラ技による事故死が頻発してストレスになるよりは良かったのでは」という意見も多い。 また、高難易度では敵武将がバサラ技を回避しようとするようになり、壁際に追い詰めるなど工夫しないと当たらない武将が多いが、大きく移動するバサラ技を持った一部武将は高難易度でも安定して当てることができるため格差が大きい。 敵武将が使ってくる場合は「大きく移動するバサラ技の多くは回避が難しい代わりに弾き返しやすい」という特徴のためある程度バランスが取られているが、自分が使う場合は敵武将はバサラ技を弾かない仕様になっているため当てやすいバサラ技が圧倒的有利となり、若干不公平感がある。 問題点 設定の問題点 初代から一貫してぶっ飛んだ設定などが魅力の1つである本シリーズだが、本作では不謹慎な創作設定や史実からあまりに乖離した設定が多く見られる。 バカゲーやお祭りゲーとして認知されているものの歴史ゲームを謳い、宣伝もそのように行われたため、ファンのみならず拒否反応を示す人も多く存在する。 本作で新登場する大谷吉継の設定が、本来の大谷吉継の人物像として語られている事柄、並びに事跡の正反対の設定であり、デリケートな人物だけにやり過ぎと指摘する声が上がっている。 「重い病を患ったせいで豊臣秀吉存命時代に疎んじられた腹いせに、全ての人間を不幸に陥れたい」という理由で石田三成に協力するという設定になっている。これにより開発陣への不快感と不信感をあらわにするファンが現れた。差別の恐ろしさ・愚かしさを訴えるといった高尚な目的があるならばともかく(*11)、そこまでの掘り下げができないのに仁将のイメージが強い武将に負の設定を付け加えるというのは、批判の声があって然るべきものである。 また、その「病のせいで全ての人間を不幸に陥れたいと暗躍」という悪そのものの設定故に、日本ハンセン病学会からカプコンに「悪者扱いしないで」という要望書(抗議ではない)が提出されるという騒動にさえなり、各種メディアで報道された。 これを受けてか、現在では公式サイトの大谷吉継の紹介文は当たり障りのない文章に変更されている。 しかしながら、肝心の製品版では上記の設定のままである。開発がだいぶ進んでしまい、キャラクターデザインやムービーなどを今更作り直すわけにもいかなかったのだろうが、断り書きの紙を入れるなどはできなかったのだろうか。 一方で、ストーリーやステージ次第では三成を庇って死ぬ、「"全ての人間を不幸にする"のが目的ならば三成にも不幸を与えるのか」と問われて言葉に詰まり愕然とする、三成を裏切った元就に対して激しく激怒するなど、「石田三成の親友」としての描写も多く、この複雑な友人関係については魅力を感じるプレイヤーも多い。だからこそ現実の病に対する配慮がちゃんと出来ていれば良かったのだが…。 また、病身を疎まれ続けたため感謝の言葉を告げられた際には戸惑いを露わにするなど、病による差別さえなければ純粋な人物であったことを強調する描写も多く、家康は病になる前は史実同様の性格であったというような旨を話す。 「舞台の中心になる合戦(関ヶ原の戦い)と関わりがないから」と一部のキャラクターをリストラしたりNPCに格下げしている一方、「史実では関ヶ原の戦いに関わりがないが人気のある既存キャラクター」「史実で関ヶ原の戦いと関連がない、もしくはとうに死去している新キャラクター」が何人も登場しており、説明が噛み合わない。 また、世界観の設定自体もある程度変更されたためか一部の登場人物に旧作と矛盾する設定や発言などもあり、このようなキャラクター崩壊も理不尽さを感じるリストラと合わせて既存キャラクターのファンから顰蹙を買った。 史実では関ヶ原より30年近く前に死去した毛利元就が『3』でもまだ青年の姿で現役であったり、同じく関ヶ原の1年前に死去した長曾我部元親も同様に続役している。 とはいえこの2人に関しては、BASARAシリーズを通して(*12)の「参戦は有名人物のみに絞り、親子関係は基本的に出さない。そのキャラに、『家』の史実を集約する」と言う方針を通しただけである。つまり元就は毛利輝元、元親は長宗我部盛親の代役として参戦している訳で、続投はむしろ当然であり、批判は少ない。 他の「とうに死去している新キャラクター」は、大友宗麟や鶴姫などが挙げられる。 宗麟はもちろん関ヶ原とはまったく関係のない人物ではあるが、同じく新キャラクターとして登場した立花宗茂関係、更に言えば元になった(*13)と思われる立花道雪関係で登場させたのだと理解はできる。 一方で鶴姫は正真正銘、関ヶ原とはまったく関係がない。亡くなったのは関ヶ原の半世紀以上前とされており、実在しなかった説すらある伝説上の人物である。鶴姫は伊予河野軍の所属になっているが、実際には河野氏は豊臣秀吉によりとうの昔に攻め潰されており、この時期の伊予の主は豊臣家(加藤嘉明・福島正則)・毛利家家臣(安国寺恵瓊)である。ちなみに、関ヶ原時点での河野家当主は毛利輝元の意を受けて伊予に出兵しているがその件まで含んでいると考えるのは無理があるだろう。 新たに地方領主という敵武将が追加されたが、実際に関ヶ原の時点で存命なのは6人中、佐竹義重・直江兼続の2人のみ。地方領主たちは口や指が動かないので『2』までのポリゴンモデルを彷彿させる。 ゲーム部分の問題点 プレイヤー武将の大幅な減少 システム・モデリングの一新やストーリーの分岐追加などを踏まえるとある程度は仕方ないとはいえ、プレイヤー武将の人数は前作の30人から半分近くにまで減少してしまった。 前述のようにキャラクター選出の基準について不自然な部分があることも、この点が不満に挙げられる要因となった。 前作と比較して全体的にカメラが自キャラに近く、若干見づらい。 敵武将のバサラ技 潰す手段は弾き返し、究極バサラ技、ブースト発動時の衝撃波の3つのみで、ブースト中は他の攻撃で潰す事はできない。 バサラゲージが無い状態でブーストの衝撃波を当て損ねると、敵武将がスローモーションでバサラ技を継続するため、手出しできなくなってしまう。一応弾き返しはできるがスローモーションの敵に弾き返しを狙うのは至難の業。 Wiiとのマルチの関係によるものだと思われるが、グラフィックのレベルがPS3レベルとはお世辞にもいえない。 PS3はWii版の解像度向上版というだけではなく、Wiiでテクスチャだった部分がPS3ではポリゴンで作られていたりと、どうにか向上しようとは図られている。 また、フレームレートもWii同様安定しており、処理落ちも皆無。敵兵もほんのわずか増えているがほぼ誤差の範囲。 ストーリーに分岐が追加された割にはステージ数が少なく、ストーリーのオールクリアが半ば作業になってしまっている。 更に、本作のストーリーモードは前述のように前作の天下統一モードの要素が入っているため、物語と関係のない場所も通過する必要があり1つのルートをクリアするために通過するステージ数が多い。しかも以下の事情から周回プレイがほぼ必須となるため、何度も同じステージをプレイしなければいけない。会話イベントが少し変わる程度というほとんど意味のない分岐が異様に多く、酷い部分では同じエンディングに辿り着くのにルートが10通り以上に分岐している。そのため、ファンからは「分岐追加は嬉しいが、これなら『2』の方がマシだった」との声も多い。 最初のプレイで選べるルートは半数のキャラクターが1つだけであり、2周目以降にしか登場しないルートが存在する(しかも主人公格である家康や政宗のエンディングは、一見他のキャラクターより数が多いように見えるものの、途中の細かなイベントが変化するたけで肝心のエンディングムービーを丸々使い回しているものが複数混ざっている)。 ストーリーを3周しなければ手に入らない武器がある。更に各キャラクターの専用装具(専用アイテム)が4つに分割されているため、全て揃えるためには4周クリアする必要がある。専用装具ははっきり言って4枠も使う価値があるものがほぼなく、一部のキャラクターは前作の専用装備(1枠)が無理矢理4つに分割されているという有様。 各キャラクターのストーリー同士が密接にリンクしており、複数人物の複数ルートをプレイしなければストーリーの全容を把握しづらいため、オールクリアを目指さないプレイヤーでも場合によっては伏線回収のために周回プレイをする羽目になる。 史実の武将の人物像や合戦、エピソード等を収録した史実資料館があるが間違いが見られる。 軍師である黒田官兵衛は兵站で活躍したことになっている。 伊達政宗はかなり後(明治時代)に与えられた称号「独眼竜」を自称したことになっている。 雑賀衆に「さやか」という女性がいたことにされている。沙也可について バサラ屋では武器や成長アイテムが削除され、資源を組み合わせて装具を作ることしかできなくなった。これによって金の使い道が少なくなった。 しかも前作より金が稼ぎやすいため、金が大量に余ることになってしまう。 にもかかわらず、合戦中の獲得小判の最大値が『英雄外伝』までの999999両から桁が1つ少ない99999両に減ったためにすぐにカンストしてしまい、『英雄外伝』までのように1回のプレイでごっそり小判を稼ぐということは難しくなっている。 武器6種類(第七武器は装具枠なしで固定なのでカウントせず)×最大装具枠6個であるため、同じ装具は最大36個あれば充分なのだが、重複装備が可能な装具の最大所持数がなぜか99個。そのため、装具のカンストを目指すと今度は小判(と資源)がいくらあっても足りない事態となる。無意味な上に資源の方が稼ぎにくいため、余った小判の使い道としては微妙だが。 ストーリー以外のやり込み要素が少ない。 武将1人ずつのストーリーのボリュームはアップしているものの、「天下統一」と「大武闘会」の双方が削除されてしまった影響は大きく、ボリュームに欠ける印象は拭えない。 旧作よりアクションが強化された点を考慮しても、キャラクターが15人しかいない点もボリューム不足を目立たせてしまう。とはいえ、『1』の積み重ねがあった『2』や『英雄外伝』と比較すると流石に酷か。 一応、地方領主を除き、NPCを含めコンパチが1人もいない点は考慮すべき点ではある。 本作では、倒すと攻撃力等のステータスがアップする「おたずねもの」が一定確率で出現するが、時間制限がある上に出現場所は3箇所の候補からランダムで決定される。更に「おたずねもの」の位置はマップに表示されず、発見できたとしてもガードが固く非常に倒しにくいため、ある程度対策をしておかなければまず間違いなく時間切れで逃げられてしまう。 一応、救済策として「"おたずねもの"の位置がマップに表示されるようになる」という能力を持った仲間もいるが、それを38ステージもやることになるため、作業感が強い。 難易度「究極」になると連続攻撃系の固有技が、おたずねもの(攻撃力UP)を全部倒し、なおかつかなり装具で攻撃力を上げないと武将相手にはまともに怯んでもくれない。 総評 前作までのバカゲー的なノリが少なくなり、全体的にシリアスで鬱なシナリオに路線変更したことは多くのファンに違和感を覚えさせることとなった。 旧作のキャラクターの大半がNPC降格、またはリストラされた点について特に問題視され、大谷吉継の不謹慎なキャラクター設定が悪い意味で話題になるなど、ファンからは黒歴史として扱われることもある。 しかし、ゲームとしての出来は良くなっているため上記の問題点を惜しむ声も多く出ている。 シナリオも、赤ルート以外はいつもの『戦国BASARA』をやっており評価も悪くない。 アクション面も、キャラクターの差別化にも成功してアクション面での爽快感は飛躍的に向上おり、特に本作から入るユーザーには非常にウケが良い。 余談 プロデューサーである小林氏の言動は本作でも(悪い意味で)健在…どころか悪化している。 代表的な発言は「シリーズが成功したのは史実を知らない人たちが買ってくれたから」という発言。お前が言うなと言いたくなっても仕方がない。 さらには、上記の大谷の設定に関してツイッター上で指摘した一般人の方に対して「エンターテイメントも知らないようなかわいそうな人」などと発言している。 お市というキャラクターをとにかく推しており、発売前に配信されたメルマガでも「プロデューサーのイチオシキャラ」と紹介されており、「本作ではお市をどうやって続投させるかが一番の課題だった」とまで書かれていた。流石にここまでくると「贔屓いい加減にしろ」と言われても仕方ない。 また、お市以上に担当声優の能登麻美子氏に執着しているとも言われており、彼女に対してことある毎にちょっかいを出していることから、当該声優のファンからは蛇蝎のごとく嫌われている。 このような経緯からか、お市は『英雄外伝』から続投したキャラクターの中で、唯一武器が変更されるなどアクションが完全に一新されている(*14)。 多くのキャラクターがプレイヤブルから格下げされる中、お市が特別扱いされ続投したことはプレイヤーの顰蹙を買った。またプレイヤブルキャラクターの減少は外伝フラグであるともささやかれていたが、案の定『3』の外伝的作品『戦国BASARA3 宴』が発売されることとなった。 本作で登場した伊達政宗の第5武器「暴走無頼剣」は、『ノーモア★ヒーローズ』の主人公・トラヴィスのビーム・カタナとシュペルタイガーがデザイン元となっている。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/21517.html
登録日:2010/07/26 Mon 21 38 29 更新日:2023/02/23 Thu 16 44 24 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 BASARASTYLE でも顔恐い コミカライズ 久織ちまき 全弐巻 公式コミック 戦国BASARA 戦国BASARA2 戦国BASARA2 グルーヴン・ドラゴン 政宗 織田信長がモテまくり 覇王×→ラオウ○ 天下を獲るのは このオレだ!! 正式タイトル 戦国BASARA2 Groove'n Dragon 第壱巻 2008年5月30日 第弐巻 2009年1月16日 政宗、幸村、慶次の3人をメインとした作品。 主人公は政宗。 ストーリーはもちろん戦国BASARA2準拠となっている。 本能寺の変以降の豊臣秀吉による天下統一の侵攻から始まる。 第弐巻は『浅井長政外伝』以外全て描き下ろし。 作者の久織ちまきは、『機動戦士ガンダムSEED DESTNY THE EDGE』や『聖闘士星矢 セインティア翔』でも知られる。 言われてみれば戦闘シーンは完全に車田飛びである。 【登場キャラクター】 伊達政宗 政宗は、ゲーム・アニメ共に血気盛んだが、この作中では、これでもかと言うほどに戦好き。 目つきの悪さも更に倍(笑) 序盤で秀吉に挑み空の彼方へ吹き飛ばされるも、意気盛んに再戦の攻めを開始する。 真田幸村 オヤサタサマァ!に背中を押される熱くまっすぐな男。 ただし殴り合いは声だけ(笑) 序盤で半兵衛との因縁ができ、豊臣攻めのために武田軍を率いていく。 前田慶次 光秀に襲撃される直前のお市を助け、かつての朋友秀吉の行く末を見届けるため戦場にやってくる。 因縁の相手も少ないのでぶっちゃけ割と空気(笑) 定位置というかなんというか… 豊臣秀吉 この作中の豊臣秀吉は、まるで北斗の拳のラオウのように描かれている。 身長は政宗の倍=3メートル越え。 勝てる気がしない(笑) アニメ版『戦国BASARA弐』でやたらでかいことの元ネタかもしれない 半兵衛のみを盟友として、新しい時代の夢を見る。 完全勝利した淫夢くんみたいなポーズがステキ。 竹中半兵衛 腹黒病弱だが、割と武闘派。 自軍の兵士を全て記憶するというトレーズ様みたいな特技持ち(笑) 秀吉の天下統一のために命を賭け策謀を練る軍師。 甲斐攻めでの自軍への勧誘を図ったことで幸村と因縁ができる。 片倉小十郎 政宗の背中を守る右腕。 銃弾を弾き返すシーンがかっこいい(笑) 序盤での濃姫との戦闘が功を奏したのだろうか? 毛利元就 中国地方の知的なオクラ。 オクラじゃない姿も見られるよ(笑) 半兵衛の策謀で元親の攻撃を受けるが軽くあしらい、その裏を見抜く。 長曾我部元親 中国地方の海賊兄貴。 なんか騙されてました(笑) 最終的には元就ともども豊臣攻めに加わる。 織田信長 最終決戦は秀吉VS政宗……かと思いきや、まさかの復活を果たし政宗・幸村・慶次に立ちはだかる。 やけに豪華メンバー(笑) 顔が怖い。 お市や濃姫更に光秀にモテまくり。 浅井長政 行間で豊臣軍に滅ぼされるは放浪したあげく松永軍にボコボコにされるは不憫。 いつきに助けられて、共に戦って再び正義の光に目覚める。 最終的にはお市と再会して浅井軍も再興できたようである。よかったよかった(笑) お市 長政も兄も失ってしまい、一人浅井領で頑張っていた。 珍しく病んでない(笑) 光秀に殺されかけるが、慶次に救われる。 明智光秀 フォントごと怖い変態(笑) 信長を自らの手により失い死神と化して凶行に励むが、KGに撃退される。 「逢いたい……もう一度、貴方に……信長公」は必見。 濃姫 本能寺に引きこもっていた。 ぶっちゃけお市より病んでます(笑) たまたま訪れた小十郎と戦ったが、まつに引き取られていった。残念ながら信長と再会はしなかった模様。 いつき 長政が立ち直るきっかけになったり、松永軍や豊臣軍に立ち向かったりと、意外と真面目。 相変わらずかわいい(笑) ちなみに、文庫本サイズのものも発売されていたりする。 持ち運びに便利なので、旅行時に何時でも読めるという利点がある。 元々コマ割りも大きいのでサイズが小さくても困らないだろう。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wsranking/pages/34.html
タイトルリスト 戦国BASARA(リスト)? 戦国BASARA弐 特徴 戦国武将ブームを巻き起こしたレッツパーリィゲーム。 原作ゲーム通り、圧倒的なパワーで盤面を制圧してゆく豪快な構成。 意外な伏兵イベント「川中島の合戦?」、CXトリガーで追加ブーストの“恋のかけひき”前田 慶次?、 スタンドロックの“軍神”上杉 謙信?など、パワー以外にもオモシロカードが多々揃っている。 エクストラの追加により、弱かった回収やサーチが強化され、 凄いテコが入った「秀吉」?軍を加え、熱い男たちはヴァイス坂を駆け上がっていく。 欠点としては、全体的にコストが重いこと。 トップデッキ 【青赤t緑_雷光】 “蒼い雷光”伊達 政宗?が主軸。青に加えて赤を入れることで回収強化を図る。場合によっては緑もタッチすることも。 CXさえ撃てばパワーは全デッキでも随一。推して参る・・・!?や竜と右目?といった優秀なサポートカードもある。 最近影が薄いが、“無限六爪流”伊達 政宗?も充分脅威。 その他のデッキ 【赤青武田軍】 “天覇絶槍”真田 幸村?+“戦神覇王”武田 信玄?が主軸。扉8枚体制もでき、バーンに回収にと無駄が少ない。 反面、Lv1帯のパワーの低さが欠点になりがち。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/473.html
登録日:2011/09/20(火) 19 42 22 更新日:2022/06/28 Tue 22 56 40 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 NPC→PC あけt… あまみ ←「信長さん、本能寺ですよ!本能寺!」 おや、死んだ お前のような怪僧がどこにでもいるか というか明智光秀 チート ネタバレ項目 天海 天海…一体何者なんだ…? 川|▲゚川 慈眼傍観 戦国BASARA 明智光秀 正体不明 死神 血生臭坊主 鎌 鬱 天海とはあけt………おや?…見ませい! 慈悲深き天海様が笑っておられま…… 天海とは戦国BASARA3で初☆登☆場した武将である。 CV:速水 奨 あけt……と同じ人 属性:闇 武器:錫杖鎌 所属は小早川軍で、金吾と違って小早川軍の兵に慕われている。 まぁ金吾はアレなので仕方ないか…… 兵からは「慈悲深き天海様を悲しませる事罷り成らぬ!」と言われている事から、 三成や家康……いやいや、大谷や毛利よりは少なくとも慕われている様だ。 彼が登場するステージでは、隠し通路を見つけなければ彼と戦う事は出来ない為、 その事を知らない多くのプレイヤーが「あれ?天海様?…どこに居るの!?」と思った事だろう。 しかも爆弾兵や防御力を激減させる罠【腐食香炉】が発動する為なかなか厄介。 敵の数も少なくステージ自体も短い為、ブーストが溜まりにくい。 また、彼自身も体力吸収技や避けにくい技を使う為に手強い。 正直言って金吾とは比べ物にならない程の手強さ。 体力自体はあまり高くないが、吸収技がそれを補う。 一応関ヶ原でも金吾と共に登場するが、あまり重要な役割は果たしてない。 3では慈悲深き天海様を使用する事はできないが、仲間にする事は可能。 しかし、仲間に出来るのは非常に面倒な条件をクリアした武将のみが使用可能になる最強のキャラ、織田信長のストーリーなので、 残念ながら天海様を仲間にするのは容易ではない。 しかも天海様を仲間として連れて行くと発生するバグが存在する。 天海様が挑発時に行う吸収技を行っている最中にバサラ技を打つと、敵が動かなくなり、攻撃が当たらなくなるというバグである。 ※宴では修正されました。 長らくNPCだったが、戦国BASARA3宴にてPC化が決定した。 さぁ! 清らかなる赤き雨を!! 技(戦国BASARA3宴) 恍惚的 吸収 相手の魂を吸収し、体力を回復する技。 天海様には恍惚度という特殊なステータスが存在し、この技は恍惚度をアップさせる能力も持つ。 呪詛的 千刺 真空の刺を飛ばして相手をその場に縫い付ける。恍惚度によって強化され、攻撃範囲が広がる。 忘我的 執行 鎌を振り回し、敵を吹き飛ばす技。恍惚度によって強化され、鎌から衝撃波が発生する。 怨恨的 斬撃 相手の足元を斬り払う。恍惚度によって強化され、鎌から衝撃波が発生する。 抱擁的 蹂躙 両手の鎌で敵を抱き寄せ、最後は仰け反りながら周囲を攻撃する。 引き寄せた直後に□ボタン連打で以前の作品で明智光秀が使っていた「屈辱的 追打」が出せる。 守護的 鎧骨 しゃれこうべを周囲に作り出す。最大三個。 このしゃれこうべ一つにつき一回の攻撃を防御出来る。つまり、ノーリスクで三回もの攻撃を無効化出来る。 その上、しゃれこうべを召喚する際に周囲の敵をダウン、自らしゃれこうべを砕くことによって広範囲の敵にダメージを与えたり、 銃弾や弓矢、果てには焦土状態の信長の銃弾までをも弾き返し可能。 発動の際の隙もほぼ0というBASARA屈指のチート技。 骸骨ではなく鎧骨なので注意。 因果的 応報 しばらくの間、わざと敵から攻撃を受けて受けた攻撃の分だけ、より強力な攻撃を返す。 恍惚度という特殊なステータスを使いこなさねばならず、防御力が50と風魔以下なので、やや扱い難い印象を受けるが、 守護的骸骨の卑怯とも言える防御性能に加え、怨恨的斬撃の異常な汎用性と威力の高さ。 恍惚的吸収による体力回復とガードブレイクに、忘我的執行の凄まじい殲滅力など、非常に高いキャラ性能を誇り、難易度婆裟羅でもノーダメクリア楽勝。 早くも宴最強キャラとの呼び名が高い。流石は天海様! 専用装具を付ければ最早誰も手が付けられないレベルにまで強化され、別次元キャラと称される事も…… ……さて、真面目な話をしようか。 確かに天海は戦国BASARA3で初登場した武将であるが、容姿・武器・技・言動…何処をどうみても前作の明智光秀である。声優も明智と同じ速水奨。 一応肩書きは違う(明智は冷眼下瞰・天海は慈眼傍観)のだが、やっぱりどうみても明智光秀です。 公式では一応不明という事になっていたが、宴にて彼のストーリーが明かされた。 が、天海のストーリーはいわゆる過去編であり、現在形の天海は見る事が出来ない。 しかし、このストーリーは非常に暗く、ぶっちぎりの宴最鬱ストーリーである。 宴の対象年齢が上がった(CERO B→C)のは彼と松永さんのストーリーのせいと言われる程。 特に最終章は前作の大谷や毛利のバッドエンドすら霞んで見える程の鬱ストーリーで、BASARAだからと甘く見ると痛い目に…… 大雨の中迷った金吾が天海と出会うシーンでストーリーは終わる。 正確な描写は無いが、天海の正体は愛される事を望み、人になる事を望んだあの男でほぼ間違いないだろう。 唯一残された名前ですらも奪われた彼はこう言った。 「私は……天海……」 「いやいや……やっぱりあけt…」←川|∀^川「おっと手が!」ザシュ 元々史実に名前は出てくるものの出自はよく分かっていない人物ということもあり、「明智光秀天海説」をもとに設定を作ったと思われる。 念のために補足すると、これは信憑性の薄い説である。未だ証拠の類は一切ない(作家が言い出した説とされる)。 また、天海自体100歳以上の長生きをしたらしいと伝わっているが、明智光秀だとすると享年115ぐらいになり、流石に厳しい。 宴の第二衣装は、明智光秀でございました。 ついでに、第二衣装と第一衣装で勝利後のPVが変わります。 川|▲゚川「どなたです? 金吾さんなどに追記・修正を任せたのは?」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 市にしてしまったことは赦されない。 -- 名無しさん (2013-09-26 20 14 56) ↑だが劇場版では確りお返しさ……おや、誰か来た様だ -- 名無しさん (2013-09-26 20 17 48) 慈悲深い天海様 -- 名無しさん (2013-11-19 13 26 54) ズレてます? -- 名無しさん (2014-01-09 14 14 09) ゲームと映画での強さが真逆 -- 名無しさん (2014-06-08 20 52 59) last partyのアレはほら、愛の勝利ってことで -- 名無しさん (2014-06-08 21 50 48) 骸骨強すぎィ! -- 名無しさん (2014-07-02 01 08 14) 時と場合によっては涙線も腹筋も崩壊させられる。 -- 名無しさん (2014-07-21 19 46 51) アニメでは守護的骸骨ではなく、王蛇専用ガードベント使ってて吹いたwww -- 名無しさん (2014-11-03 23 07 59) 天海さんはなんだかんだやはり金吾のところに居るのが楽しそう。 あ、いや金吾さんの他に誰の下に着いてたかは知りませんけどね、はい。 -- 名無しさん (2014-11-03 23 19 11) 全部の戦国系ジャンルと比較しても宴の天海様に勝てるキャラは数える程しか居ないと思う。 -- 名無しさん (2015-01-10 22 48 20) 皇での天海さまと金吾さんの烏城コンビの描写に涙した。金吾さんドラマルートもだけど毛利アニメルートでは二人の絆がある意味完全肯定されたよな… -- 名無しさん (2015-08-02 09 52 02) 宴の天海様にはマジでお世話になった。世話になりすぎて石高がカンストしたw -- 名無しさん (2021-06-26 14 42 00) 2まではヤベー人すぎてゲージがギリギリになったときに追いかけてくるのが「どこのホラーの人!」とドン引きしていたが、3からは涙腺が崩壊した -- 名無しさん (2022-06-28 22 56 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kusataro/pages/396.html
戦国BASARA3 宴 クリア(・∀・) 2016/09/25 天下統一:北条氏政をクリア。 ストーリーモードと天下統一モードを全キャラ制覇したのでクリアとします。 あとはプラチナトロフィーだな! 2016/09/24 天下統一:お市をクリア。 2016/09/22 天下統一:前田利家をクリア。 2016/09/17 天下統一:かすがをクリア。 2016/09/14 天下統一:まつをクリア。 2016/09/05 天下統一:上杉謙信をクリア。 2016/09/03 天下統一:武田信玄をクリア。 2016/08/29 天下統一:鶴姫をクリア。 2016/08/27 天下統一:黒田官兵衛をクリア。 2016/08/14 天下統一:伊達政宗をクリア。 2016/08/11 天下統一:前田慶次をクリア。 2016/08/07 天下統一:真田幸村をクリア。 2016/08/01 天下統一:徳川家康をクリア。 2016/07/24 天下統一:石田三成をクリア。 2016/07/11 天下統一:片倉小十郎をクリア。 2016/07/02 天下統一:猿飛佐助をクリア。 2016/06/25 天下統一:小早川秀秋をクリア。 2016/06/19 天下統一:松永久秀をクリア。 2016/06/18 天下統一:立花宗茂をクリア。 2016/06/08 天下統一:最上義光をクリア。 2016/06/05 天下統一:大友宗麟をクリア。 2016/05/29 天下統一:風魔小太郎をクリア。 2016/05/21 久々にプレイ再開( ・ω・) 天下統一:天海をクリア。 2015/10/16 天下統一:大谷吉継をクリア。 2015/10/10 天下統一:長宗我部元親をクリア。 2015/10/02 天下統一:毛利元就をクリア。 2015/09/22 天下統一:本田忠勝をクリア。 2015/09/05 天下統一:島津義弘をクリア。 2015/08/30 ストーリー:小早川秀秋をクリア。 これでストーリーモードは全キャラクリアしました。 2015/08/29 ストーリー:最上義光をクリア。 2015/08/26 天下統一:織田信長をクリア。 2015/08/24 久しぶりにプレイ再開。 ストーリー:大友宗麟をクリア。 2014/12/31 ストーリー:立花宗茂をクリア。 2014/12/30 ストーリー:片倉小十郎をクリア。 2014/12/23 ストーリー:猿飛佐助をクリア。 2014/12/22 ストーリー:天海をクリア。 2014/12/21 無印版でプラチナトロフィーを取ったので開始。 モードがいろいろあってクリア条件をどうするか悩みますが ストーリーモードと天下統一モードを 全キャラクリアでいいかな? とりあえず以下のキャラでクリア。 ストーリー:松永久秀 天下統一:雑賀孫市 ところで松永久秀って誰?
https://w.atwiki.jp/sengoku_basara/pages/4.html
BASARA1/BGM
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6460.html
戦国BASARA 真田幸村伝 【せんごくばさら さなだゆきむらでん】 ジャンル スタイリッシュ英雄(HERO)アクション 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3 発売元 カプコン 発売日 2016年8月25日 定価 パッケージ版:6,990円ダウンロード版:6,472円(全て税別) プレイ人数 1人 レーティング CERO B(12才以上対象) コンテンツアイコン 犯罪、セクシャル、暴力 判定 シリーズファンから不評 ポイント 「烈伝シリーズ」の第1弾同時に事実上のシリーズ最終作真田幸村にスポットを当てた単発作品有料DLCレベルの内容でフルプライス 戦国BASARAシリーズ 概要 特徴 問題点 賛否両論点 評価点 総評 余談 その後の展開 紅く燃えた、日ノ本一の生涯。 概要 『戦国BASARA』の新シリーズ「列伝シリーズ」の第1弾。タイトルの示す通り、真田幸村を主役にしている。 2016年は大河ドラマ「真田丸」の人気に便乗して真田家や幸村公を扱ったコンテンツが各方面からリリースされており、本作もそのうちの1つである(*1)。 特徴 本作はストーリーモード「真田幸村の生涯」と、サイドストーリー「前談秘話」に加え、サバイバルモード「真田の試練」の3つからなる。 「前談秘話」はストーリーを進めていくとシナリオが追加され、真田の試練はストーリーモードクリアで解禁される。 新武将には幸村の父の真田昌幸と幸村の兄の真田信之、さらに幸村と伊達政宗の子供時代、弁丸と梵天丸の2人が参戦する。 幸村と政宗はバトルスタイルを一新しての参戦となる。 プレイアブル武将はシリーズ最高の46人となり、真田幸村と伊達政宗は『皇』のバージョンも使える。 問題点 あまりにも定価に見合わないボリューム 真田の生涯についてはステージ数は10個、全10章構成。ムービー等によるストーリー描写は圧倒的に濃くなってはいるが、ステージ数の少なさを補うほどではない。ステージの長さや密度もそこまで濃くは無い。 『4』を「量は多いが水増しし過ぎて味がほとんどないスープ」とするなら、今作は「味は普通の濃さだが量が少なすぎるスープ」である。 普通に一周クリアするだけならば約2~3時間ほどでクリア可能。ボリューム的にはとても「長編」と呼べるものではない。『2』や『宴』の物語が各武将ごとに3~5章の構成であったことを踏まえると、「真田幸村の物語として"長編"」という意味ならば間違いではないのだろうが、その他の部分のボリュームがあまりに少なすぎる。 クリア後、「真田幸村の生涯」は好きな武将で楽しめるがムービーや台詞はそのままで固定される。加えて勝利演出も無い。 参考までに、同時期の『戦国無双 ~真田丸~』は全16章で1章毎に複数の合戦(*2)がある。 それ以外にも探索やキャラの育成、サブイベントと言ったRPG的要素も多数盛り込まれていた。同コンセプトの作品としてはあまりに差があり過ぎることが分かるだろう。 流用と手抜きが目立つ マップについては完全新規アセットのステージがほぼないといってよい。 ストーリーモードに登場するマップは一応完全な使い回しでこそないものの、マップの一部構成などを『3』及び『宴』や『4』及び『皇』から一目で分かるレベルで流用しており、新鮮味に欠ける。 第8章の最終盤に登場する空中回廊が『3』及び『宴』の帰雲城ステージほぼそのままであるのが最たる例。 その他多数において手抜きと流用が目立つが、下記参照。 前談秘話 本編の合間の出来事を描く物だが、内容は会話が終わるまで敵兵を倒し続けるか、敵武将を倒すだけの物がほとんど。会話と言っても多くのステージは操作キャラクターの独り言を聴くだけであるため、『4』の一騎討ち程度の薄い内容となっている。 元々はドラマCDのように台詞だけを収録する予定だった要素を、急遽ステージとして仕立て上げた経緯を持つ。そのため突貫工事で作られた感が目立つ。 会話15個に対し、ステージは12個しかない。元々想定されていた「台詞のみを聴くモード」もあるが、一部の会話はそのモード専用となっている。 このモードだけは自由にキャラを選択することができない。台詞が固定されているためならば「真田幸村の生涯」も同じなのだが。 「真田幸村の生涯」と違って全体的に難易度が高め。にもかかわらず難易度調整が出来ない。 型をフル強化しても敵武将が妙に固く、特に弁丸対昌幸の場合、弁丸の弱さに対して昌幸が固すぎるのが指摘される(*3)。 真田の試練 連続して60戦戦うルールで、1階層進むごとにプレイヤーはステージ開始状態に戻される。強化技が永続しないキャラは強化技をいちいちかけ直さなければならないが、敵が目の前にいるために容易ではない。 追加目標 階層ごとに定められたミッションをクリアすることで文銭が手に入るが、真田の試練の文銭獲得量は60連勝したことに対しての割合が大きく、僅かしか手に入らない追加目標は存在意義が薄い。 また、ヒット数を稼ぐ試練でこちらの攻撃力を上げ過ぎるとヒット数が稼げず達成不可能になってしまう場合もある。 全体的に少ない雑魚か、1vs2の敵配置ばかりなため、『2』の大武闘会などと比較すると面白みに欠ける。 アクション面の不満 新武将は技の数が『宴』手抜きキャラと同じで少ない。固有奥義が1つしかない上に、固有技・改もない。それに加え弁丸と梵天丸には固有奥義が無いどころか移動キー+△すらない。 ただ本作の場合は技の少なさよりも、それ以前に完成度の低さや粗が目立つことが指摘される。 政宗と幸村に関しては、全体的に火力が低く高火力技がない(*4)。旧キャラとの差別化の可能性もあるが、武将戦や厄介な兵種に対してはこれがかなり響いてくる。 固有奥義も攻撃判定発生までの隙がやけに多く、何とも使い勝手が悪い。動きと演出は格好良いのだが…。 また、無理に差別化しようとして待機やダッシュ、空中通常や空中特殊のモーションに違和感が出ている。 新バージョンのキャラに対して旧バージョンの衣装や武器を使用することはできない。逆もまた然り。スタッフ曰く「新キャラとして作っている」という発言から流用するのが難しいのだろう。 特に、やり込んでいくと肝心の主人公である幸村の練りこみ不足が目立つ。 天羽という敵に飛び回って追撃するという点が三成と被る。被るだけならいいが、問題は天羽を使わない方が安定する場面が多く、存在意義が薄い。 特に天羽から攻撃に移る点においてあまりテンポが良くなく、その間に被弾するといった場面が少なくない。天羽から派生する技にはヒット数が稼げる技が多く、まったく存在意義がないというわけではないが、高難易度では常に被弾しやすいというリスクが付いてくる。 また、天羽に派生するのは容易だが派生を流れ良く解除することは難しい。これが改善されていればあるいは…。 派手に飛び回ることは出来るが、アクションの幅が狭く他キャラと比べ手数はそう多くない。かと言って突出した強みがあるわけでも無いので、動きの派手さに反して地味なプレイになってしまう。 常時六爪で暴れられる政宗は幸村と比較すると有用な技が多く、長押し派生で暴れれば暴れるほど手が付けられなくなるコンセプトを体現して爽快感はある。 しかし、新モーションには政宗に合っているかと言われると微妙なものもあり、特性が宗茂と被るという意見もある。 違う技で同じモーションを流用していたり、他キャラのモーションを流用している、単調になりやすいなど完成度が高いとも言えない。 バサラ技は待望のHELL END DRAGON(『戦国BASARA X』の一撃BASARA技)だったのだが、足利義輝の旋盤之極の青龍をほぼそのまま流用している。 性能面にも問題があり〆のホワイトアウト中に無敵が切れる為、その間に被弾するということがあり得る。 当然といえば当然だが、技が少ないのもあって幼少キャラは弱く、かなりの苦戦を強いられる。梵天丸はまだしも弁丸はかなり弱い。 旧キャラの性能調整はほぼ行われていない。一部のキャラが微修正を受けた程度。 粋ゲージと小判と経験値に関わる技の効果を持つ武将が変更され、何故か半兵衛が下方修正された。上方修正については下記参照。 下記の評価点の通り、一部の武将の専用型が変更されたが相変わらず信玄の専用型で風林火山が永続しない。 一応、固有奥義では解除されなくなったが根本的な問題の解決とはなってない。奥義で解除されなくなったのも専用型による効果でありデフォルトではない。信玄の素の性能を考えるとデフォルトで解除されなくて当たり前だというのに。 型 新システム「型」「武心システム」が使いづらい 「型」は前作の銘と武器強化を1つにしたものに相当し、様々な用途に分けられ、それを必要に応じて装備する事が出来る。「文銭」を払うことで新しい型を手に入れたり強化する事が出来る。そのため今作も常に金欠になりやすい。 何より、今回は武将が46人もいるため、全ての型を手に入れ、各武将の主力になる型を最大まで強化するには相当な額が必要になる。 型のコンプリートがトロフィー所得条件にあるので、トロフィー狙いなら無視も出来ない。 一応、稼ぎ場所として真田の試練が用意されているため、腕のあるプレイヤーならばそれほど苦労はしない。この点は、バサラでは珍しく初心者プレイヤーに厳しい仕様になっている。 『4』及び『皇』の銘システムは手間がかかり過ぎてはいたが、型システムは逆に自由度が圧倒的に足りない。 パラメータはレベルのみに依存し、型の効果を自由に組み替えるといったことはできない。 これにより過去作で可能だった専用効果と属性効果の同時発動は不可能になっている。また、型レベルを最大まで上げてもほとんどの型はパラメーターが1500まで到達しない。 打札複数がゲームバランスを壊していたため、制限して逆にバランスを整えようとしたのだろうか。 しかし本作で有用な型は属性型、専用型とその他ごく僅かであり、それ以外の型を選ぶ意味が薄いという点ではバランスが取れているとも言い難い。 また、強化することはできるが弱体化させることはできない。 武心 「武心」は青ゲージ(体力ゲージ)のある敵兵を倒す事で溜まって行き、溜めた量に応じて型に付けられたスキルが発動する。 つまり型の効果が発揮できるのはステージ終盤くらい、ということになる。これでは型の本領を全く発揮できない。 また、一部を除き効果自体も銘や装具の発動に枷をかけられているだけであり、武心を溜めて強くなるというよりは武心を溜めてようやく本来の力を出せるといった面が強い。 全ての敵を青ゲージにする武心伝心を発動させるには、ステージ中にある青い箱から伝心玉を取得するしか方法がない。粋の至りのようにゲージを溜めるといったことはできない。 武心伝心自体の効果も粋の至りから攻撃面の強化を取り除いた性能となっており、発動頻度を考慮すると実質下位互換といってよい。 キャラクターの扱いにおける明確な格差と過去作品との矛盾 今作はプレイアブル武将が46になったがストーリーに出てくる武将は20名程度。 ストーリーに出てきても大体、1回くらいでフェードアウトしてしまう。扱いも「ただ出てきただけ」程度の物ばかりであまり良くない。 前田利家と柴田勝家は織田軍の武将として登場する程度。 勝家は怪王の頃のように野心をたぎらせているためギャップが非常に激しく『4』の暗いネガティブな性格を感じさせないキャラに違和感を覚える事もある。 史実では幸村と共に戦った後藤又兵衛は相変わらず黒田官兵衛を完全に見下している上、ストーリー上の扱いも乱入してくる小物扱いになってしまった。 ただし、「政宗に引導を渡されるも最後に名前を呼ばれ、彼が自分のことを覚えていたという事実に対する歓喜の声を上げて息絶える」という結末は、『4』で描かれた政宗との因縁に一応の決着を付けるものであり、『4』のエンディングとは別の形で彼の抱える承認欲求が満たされ報われたとも言える。 北条氏政が今作で復活、織田の恐怖に怯えながら、過去の栄光を棄ててでも北条家を守ろうと奮闘する。風魔小太郎との掛け合いも健在。 戦闘でも北条家の歴代当主の顔出しパネルの裏で腰にお灸を当てるというコミカルな演出が目立つ。 だが、敵武将でありプレイアブル化は無かった。本作の手抜きぶりからすれば技の追加や汎用台詞の新規収録の必要性がほとんど無いにもかかわらず。 これまで幸村を支えていた猿飛佐助は出番が激減、黒田官兵衛は史実要素がほとんど無いギャグキャラクターのような存在になっているなどキャラクターの扱いに大きな格差がある。 登場しない武将は台詞でフォローされる場合があるが武田軍のライバルで関ヶ原の戦いにも関わる上杉軍は全くストーリーに絡まず台詞でもフォローされない。 武田勝頼が専用キャラでゲーム中に出るが台詞も無くほとんど映らないために存在感が全くない。 新キャラクターである真田昌幸に至っては参戦そのものが古参のファンから困惑されている。 と言うのも、過去にドラマCDにて「真田昌幸は幸村が幼少期に戦死している」という史実を無視した設定が明かされている。 スタッフの間で整合性が取れていない、これまで作中にて史実の流れを公然と無視してきたこととの矛盾が、顕著に表れたとも言える(*5)。 ストーリー面での問題 シリアス一辺倒になったストーリー。 第1章の弁丸と梵天丸の出会いは比較的軽い作風で描いているがそれ以降は非常にシリアスな作風になっている。シリーズ恒例のパロディ台詞もすっかり無くなってしまった。 そのため随所に入る『戦国BASARA』らしい吹っ飛んだ演出がどうしても浮いてしまう結果になってしまった。 今回は「史実重視」を謳っているが、所々に『戦国BASARA』独自の設定が入る為、どうしても史実とかけ離れているイメージしかない。 話の流れも10章しかないせいか、2章でいきなり信玄が死んで武田が壊滅しているという急なストーリー展開になっている。 また、ストーリーも全体的に見ると、つじつま合わせの無理な展開が見受けられる。 中でも5章の流れが明らかに浮いている。幸村と政宗が再び邂逅する故に必要なシーンではあるが…。 + ネタバレ注意 真田が豊臣に服属し、幸村は豊臣方として小田原攻めに参陣。政宗は豊臣の天下統一に待ったをかけるべく決死の覚悟で出陣した。 幸村は幼少期の縁がある政宗を助命するために彼のいる秀吉のもとへ向かう…という筋書きなのだが、竹中半兵衛から何故か豊臣に従わなければ政宗は助けないという条件を出され、半ば強制される形で幸村はそれを飲んでしまう。 配下に対して配下になれってどういうことなの…。 一応、小田原攻め当時の真田家は昌幸が亡き信玄との友誼から武田家滅亡後も武田への忠義を捨てていないという設定である。 そのため、「家を守るために従っているに過ぎない真田家にはっきりと豊臣への忠誠を誓わせるため」と取れなくもないのだが、当の幸村本人が当初から豊臣に協力的な態度を取っているため、威してまで忠誠を誓わせる必要性がいまいち見えない。 せめて、真田軍の一般兵士が豊臣への従属に抵抗を覚えている描写や、半兵衛が昌幸ではなく幸村を追い詰めた理由(*6)について説明があれば流れの不自然さはかなり軽減されるのだが…。 幸村が豊臣への忠義を誓ったという出来事は終盤にも影響を及ぼすのだが、その起点となる小田原攻めの流れがこの通り明らかに不自然であり、プレイヤーの感情移入を阻害してしまっている。 このあたりの話は「前談秘話」で語れる要素であるにもかかわらず、そういったフォローも一切ない。 本作のストーリーの骨格はシリーズディレクターの山本真氏が担当している。後にディレクターの野中大三氏は「真田十勇士が出て来るハチャメチャなストーリー」を考えていたがシリアス路線のシナリオを見た時「裏切られた」と発言している。もちろん「いい意味」でだろうが。 また、ストーリーの結末は…。 + ネタバレ注意 兄・信之との対決を経て、乱世を生きた者達の魂と真田の六文銭を彼に託した幸村は、「ただ1人の武人として戦ってみたい」と告げて徳川の大軍勢に飛び込んでいく。そこで主題歌「Committed RED」とスタッフロールをバックに最後の戦闘が始まる。そしてスタッフロールが終わると、徳川の兵に囲まれた幸村は膝を付きつつも叫びながら再び立ち上がり、「完」の文字が出て終わる。 ラストシーンの様子から遅かれ早かれ斃れる事は窺えるが、「真田幸村の生涯」と謳いつつその最期までは描かれていないのは些か疑問を禁じえない。プレイヤーのカタルシスに配慮した面もあると思われるが…。 DLCの品ぞろえ 前作は20着近くあったDLC衣装だが今作の新規衣装はわずか6着。 しかも真田家の衣装は誰をターゲットにしたのかわからない鬼のような禍々しい物。公式は「ドリフの雷様」のコントをモチーフにしたと語っているが、お笑い要素は皆無でネタも古い。配色もドリフは「赤・黒・緑」なのに本作の方は「赤・青・緑」になっているため元ネタに忠実とも言えない。 前作に引き続き新日本プロレスとのコラボ衣装もあるが本作は政宗の1着のみ。 他にもシリーズ主題歌やT.M.Revolutionの楽曲を購入してゲーム中に流す事も出来るが、過去作の武将のテーマソングやステージ等のBGMは用意されていない。 その他 戦闘中の撃破数の表示が無くなり、これまでの小判に当たる「文銭」が大きく表示されるようになった。 撃破数自体はメニューを開けばいつでも確認可能で50人撃破ごとのテロップは通常通り出現するため、何の為にこのような変更を行ったのかは不明である。 本編ステージ中の汎用台詞が無くなった。プレイヤー武将どころか一般兵の汎用台詞すら無い。真田の試練も武将の台詞はほぼ『皇』からの流用である。 OPムービーは大半がゲーム中のムービーを編集した物の為に出来は今一つである。 地味な点だが、本作では2人プレイはできない。ステージ構成上仕方がないか。 戦友システムも廃止された。一応、合戦中に操作キャラを切り替える事が出来るステージは存在する。 賛否両論点 新武将のデザイン 真田昌幸は「奇術師」の異名を持つだけあってシルクハットを思わせる帽子をかぶっているため、手品師っぽさとしてはまだ雰囲気が出ている。 問題は真田信之。なんとツインテールのような髪型になっている。しかも筋肉質な肉体で非常にゴツいキャラとなっているためギャップが激しく、「単純に気持ち悪い」と拒否反応を示す声も聞かれた。 それだけにボスとして出てきた際の迫力はそっちの意味で十分あるのだが。 ちなみにこのデザインについては「真田と徳川という"2つの家" (あれっ武田は?) に仕えることを示す"2つの髷"」「"信濃の獅子"のイメージ」と語られている。実際毛髪量は凄く、その意味で獅子っぽさは出てはいる。 また、幸村の新しいデザインの上着(最終決戦用衣装)の背中には十字架状に並び替えられた六文銭が描かれている。 この衣装、最終章でライバルである政宗から譲られた白装束が変化したものであることが明かされるため、その背中の金の十字架に合わせたと思われるが、普通に六文銭を上から重ねるだけでも良かったのではという声が多い(*7)。 NPCの強化 全体的に思考ルーチンが強化され、さらに仲間と連携して色んな技を連携して多用してくるようになった。 特に秀吉あたりが分かりやすいか(*8)。 皇では直虎や風魔などがまれに行うだけだった固有技・改をコンボ中に使用してくる上、今までNPCが使用してこなかった光秀の絶頂といった強化技も当たり前のように使用してくる。それに加えて一部のNPC武将はNPC専用技(*9)まで使用してくる。 敵武将の体力がストック制になった。一本削る度に強制ダウンし復活してくるため、一気に倒す事は出来ない。 ストックが減ると強化状態になったり、敵専用技を使うようになる武将もいる(*10)。これらの仕様により武将戦の手応えが増した。 その為か、攻撃力や防御力が低い武将を使っている場合はストレスがたまりがちである その一方で、鬱陶しくなったという意見もある。 例えば武将復活だが、いちいち敵武将にアップが入るためテンポが悪く、また相手が有利な状態で強制的にコンボを抜けられる。 硬直が長い技によってはカットイン→復活→被弾確定もあり得る。せめて3本能寺信長のように復活中もプレイヤーが動ければ軽減されたはず。 バサラ技は低難度でも撃ってくるようになったが、体力ストックがあるとバサラゲージが溜まらないのが救い。 本作は全体的に1vs2~3の敵武将戦が多い。これが復活とも敵武将のルーチン強化とも噛み合っておらず、かなり鬱陶しい。 BGM 本作のシリアスな作風に合わせた為、オーケストラ調のBGMが全体を占めている。ロックや和風やコミカルなど多種多様なBGMがあった過去作に比べるとやや大人しくなってしまった。 それでも曲自体は評価されている。特に中盤で流れる昌幸の心中をイメージした「心」や真田幸村のテーマをアレンジした「真田丸」など聴く価値のある曲は多い。 『4』のBGMは一曲も続投していない。『4』の武将が全員参戦しているのだから欲しかったところ。 その他 UIのデザインが全体的に地味になっている。体力表示などは見やすくなっているが、ヒット数表示は地味になりすぎている上、色が薄いので見やすいとは言えない。 アイテムを取得した際の表示が中央からわずかに画面下に逸れて見やすくなったが、相変わらず表示時間は長すぎるままで改善したとは言い難い。 ナレーションはシリーズでお馴染みの渡辺英雄氏から武田信玄役の玄田哲章氏になった。 一部キャラクターの固有奥義の並び順が変更されている。何故変更したのかは不明。 固有奥義の並び順は自由に設定できるため、気に入らなければ元に戻せるのが救いか。 評価点 アクション面の改善 秀吉にダッシュ通常技が追加された(モーションは通常技4の流用)。どう考えてもNPC強化目的です本当にありがとうございました。 一部キャラクターの攻撃を当てた際のヒットストップが緩くなった(特に信長あたりが顕著)。 技カメラをオフにすることで、鬱陶しい〆のカメラ移動も無くすことができるようになった。 バサラ技中にヒット数が途切れなくなった。 一部専用型の効果が変更され、改善された。 天海は『宴』の体力減少無し絶頂が復活し、さらに『皇』の効果も併せ持つようになった。 直虎は武心の取得量上昇の効果が追加された。ちなみに真田の生涯では男性武将しか出ないためデメリットが無いに等しい。 新武将のアクション 幸村に比べると昌幸、信之はそれぞれ設定を生かした技や性能となっている。 昌幸は瞬間移動が可能な技や多数の敵を巻き込む技などトリッキーな物が多く多彩な戦い方が可能。バサラ技は信玄の石像を召喚するというド派手な物。 信之はパワーファイターの如く動きは遅いがその分、高い攻撃力を持ち敵を梯子に引っ掛けて拘束できる。 固有技はボタン長押しによる派生が可能であり、それを繋げて行く事で強化固有技が発動する。 一度巻き込めば拘束したまま追撃できるため、対複数武将戦でも意外と優位に戦える。キャラ特性が秀吉と被り気味なところはあるが。 上記の幸村と政宗も、一新されて雑魚戦自体はかなりこなせるようにはなっており、決して全部駄目というわけではない。技が追加され練りこみ不足が解消されれば良キャラになれる可能性はあり、土台はできている。 マンネリ化や新規武将とのアクション格差からアクションの一新を望んでいたプレイヤーの声に応えようとした姿勢自体は評価できるだろう。 一新したという割には旧バージョンのモーションが流用されている部分があるが、それに関してはあまり否定的な意見はない。 ステージ面 全体的に直線的な構成に見直され、ある程度進むと後戻りができなくなるなど一般的なアクションゲームに近くなった。 シリーズ中では『2』までのステージ構成に近い。 『4』と比較すると雑兵の湧きが多くなった。 『4』が少なすぎただけとも言える。無双ゲーとしては平均的なレベル。 陣大将が全く登場しないため、陣取りによるストレスはない。 使い回しであるが小田原城もステージとして登場。豊臣に支配されている設定だがボスの居る場所には北条の家紋が飾ってある。 真田の生涯は単独で出陣できる。意外なことだが、ステージやプレイヤー武将、アイテムやタッグ、戦友といったものに一切制約なく単独で出陣できるのは何気にシリーズで初だったりする。 真田の試練について 問題点はあるが連勝すればするほど報酬が高くなっていく。内容は単調だが簡単にこなしていけるのは救い。 30連勝で50000文、60連勝で666666文も獲得できる。これだけでもすごい金額になるため十分に金策になる。 時間制限があったり60戦連続で戦わなければならない上、30戦以降は敵武将が2人出て来るため勝ち進むのは厳しいため、しっかりとした準備をしなければならないという欠点もある。 目玉要素である武将復活とバサラ技を使用してこないため、強キャラで挑むと少々物足りない。それでも弱キャラだとしっかり歯応えがあるため妥当なところといえる。 なお、この真田の試練の終盤では作中で唯一となる信玄と昌幸のやり取りを見ることが出来る。 その他 声優も真田昌幸には大塚芳忠氏、真田信之には細谷佳正氏とキャラのイメージにピッタリ合っている。 幸村と政宗については、担当声優の保志氏・中井氏が幼少期(弁丸・梵天丸)の声も演じている。かといって無理に演技しているような印象はなく、きっちり演じ分けがされている。 PS3との縦マルチという事もありポリゴンの角張りが目立つが、グラフィックは一応向上している。 BGMは上記の通り旧作と雰囲気が変わっているが、OP主題歌『Committed RED』はお馴染みのT.M.RevolutionによるBASARAらしい楽曲で安心感がある。 ただ、今回は『1』同様にED主題歌が無く、EDでも『Committed RED』が流れる。この辺りも本作の突貫工事感を助長してしまっている。 なお、EDのシチュエーションにはよく合ってはいる。 武器と衣装が成長システムと独立して装備可能になり、手軽に選択できるようになった。 衣装を変更することで第1武器が変化する場合は、新たに衣装合わせという項目が追加され、第1武器と両立できるようになった。 前作までのDLC衣装は『テイルズ オブ ゼスティリア』と「新日本プロレス」以外はゲーム中で全て手に入る。 天海の衣装に完全な明智光秀の衣装がようやく追加。「明智光秀」の衣装を着た「天海」の衣装も続投している。 シリーズお馴染みのネタ武器も、本編クリアと同時に全員分解禁されるのですぐに入手できる。 ボリュームのなさ故かトロフィー制覇は短い時間で可能。「愛MAX」や「Thank you for playing」といった面倒な条件(*11)もない。 総評 『3』での不謹慎な設定や『4』以降の作品の出来、留まることなく悪化していく小林Pの横暴な振る舞いに対してファンの不満が募る中で発売された本作。 だが、大河ドラマへの便乗でしかなくクオリティも突貫、というより作りかけのような出来栄えになってしまった。 ストーリーの描写不足に加えアクション面にも手抜きが見受けられる部分があり、加えて育成システムやボリュームも全く満足できるような物ではない。 ただし、アクションの骨格自体はしっかりしており大きなバグが無い等、フルプライスだからこそ評価が落ち、ミドルプライスならば値段相応程度の評価に落ち着いていたと思われる。 だが、『戦国BASARA』シリーズへの不信感が高まる中で失敗は到底許されるものではなく、本作は公式に対するさらなる失望を生み、益々ファン離れを加速させることになってしまった。 噴出する不満が溢れ続けた本作が決め手となり、ゲーム製作もシリーズも完全に途絶え『戦国BASARA』シリーズは完全に終焉を迎えたと言わざるを得ないだろう。 余談 売り上げは初回出荷分だけで2万7千本(PS4/PS3版の合計)。消化率30%程度というデータも話題となった。 公式が「買ってくれないとシリーズが続きません」とネット上で催促していたが、Amazonなどの本作のユーザーレビューでは公式のこの発言に対しては、「この程度ならもうシリーズを終わらせてくれて構わない」「むしろもう出さないでほしい」と否定的な意見が多く見られた。 この影響かは不明だが必死の呼びかけも届かず、公式もシリーズに見切りを付けたのかもしれない。 幸村と政宗の新アクションがお披露目されたPV第1弾では、非常に多くの敵兵が湧いておりファンを歓喜させたが、製品版では悲しいぐらいに少なくなっている。 攻略本は全46キャラクターのキャラクター性能を水増し気味に紹介したり、今までなら個別の書籍として発売されていた「オフィシャルコンプリートワークス(設定原画集)」及び「台本全集(台詞集)」と纏めて一冊にすることで定価相応のボリュームになっており、なかなか見応えがある。 特に『皇』の攻略本でぼかし気味だった技の細かい性能(主に数値面)が一部記載されているなどなかなか有用な面もある。 余談だが真田信之の衣装の初期案は、製品版よりも遥かに一般受けしそうなものになっており、どうしてこうならなかったと嘆かれている。 本作でもタイアップ宣伝を大々的に行っており、映画『真田十勇士』とのタイアップ(*12)や初音ミクとのコラボレーション企画(*13)を行った。 長野県上田市と行ったイベントやグッズ販売は好評で、地元の上田商工会議所はカプコンに感謝状を贈った。 発売後、ネット番組である出演者が「大河ドラマ『真田丸』主演の堺雅人氏が『戦国BASARA』の真田幸村を役作りの参考にしている」という発言があり話題になっていたが、後に本人がこれを否定していたことが伝えられている。 実際に参考にしていたのは『戦国無双』の幸村であるとのこと。なお、同シリーズは大河ドラマと正式にコラボした『戦国無双 ~真田丸~』という作品を開発・発売している。 こちらは本作と対照的に評判は良い。 その『戦国無双 ~真田丸~』の発売日前日の11月22日にカプコンは本作の大盤振る舞いセールを行った。発売して3か月も経たないのにセールを行うのは異例である。 本作のメディアミックス作品はほぼ無く、アンソロジーやコミカライズも無い。舞台版も2016年から『斬劇』というアクション面に主眼を置いた独自路線に進んだ。 ただし、2018年12月に行われた『斬劇』の公演は一部設定が本作に準拠しており(*14)本作と同じデザインの梵天丸と弁丸が回想シーンに登場するなど、なかったことにされているというわけでもない ダウンロード版の本作の容量は約13GB。『皇』は約30GBと半分以下となってしまっているが、この内容の薄さではむしろ納得か。 その後の展開 2017年に『戦国BASARA』シリーズ公式LINEの開設や『電撃マ王』にて山本真氏が監修した漫画が連載されたりコラボイベントを多数開催した。 2018年には公式アンソロジー『学園BASARA』がアニメ化。あくまでアンソロジー作品で原作とは一切繋がっておらず、前に放送した『戦国BASARA Judge End』からの評判の悪さと完全に戦国モノで無くなったことにファンは失望。再び酷評を受けてしまった。 評価が芳しくなかったためか『学園BASARA』を最後にアニメ展開は終了した。 2019年6月24日には新作スマートフォンアプリ『戦国BASARA バトルパーティ』の配信がスタート 本作の新武将の昌幸、信之、弁丸、梵天丸も登場している。 しかし致命的なバグや不具合の多さに評価を下げ続けた結果、2020年12月21日に1年半という短期間でサービス終了。『戦国BASARA』シリーズのゲームはこれが最後となった。 2020年には舞台版が新型感染症の影響で3月公演予定の新作公演が中止。以後新作の発表は無く事実上の終了となってしまった。 2021年以降はカプコンもシリーズ展開に限界を感じたのか現在は外部作品や観光名所とのコラボ、漫画(*15)・企画展・グッズ中心の活動のみで2022年5月31日には公式ファンクラブが閉会したことでメディア展開が縮小。 当時のプロデューサーである小林Pは『ファミ通』にて「15周年記念に向けて温めているネタがある」と新情報らしき発表するような宣言をしていたが、実際の内容は観光名所やコラボカフェなどといった小規模な発表だけでゲームについては一度も触れなかった。 個人のTwitterでも別作品の宣伝ツイートの拡散やプライベートでの投稿が中心に活動していたことに一部ユーザー達の間で「開発から退いたのでは?」との噂があった。 そして、その大方予想通りに2022年8月12日で小林Pが同年3月でカプコンを既に退社したと発表。そして中国のゲーム会社であるNetEaseに移籍したことも明かした。 退社理由は不明だが事実上シリーズを支えた責任者がいなくなった事で今後の展開は絶望的になった。 なお、本作のラストは「幸村の最後の戦いを以って戦国乱世は終焉を迎えた」という形で終わる。真田幸村の生涯を描くストーリーならこの結末を迎えるのも必然なのだが、結果として「シリーズ最終作」に説得力が出てしまう状態になってしまった(*16)。