約 1,971,510 件
https://w.atwiki.jp/sutona/pages/46.html
■今日も可愛がれているSUTONAさん(2009年8月18日) 21 45 (ikki) SUTONAさんまた可愛がられてるんです? 21 45 (ikki) w 21 45 (e) Wikiの更新履歴見るといいよ 21 45 (kazami_yuuka) 何時もの風景ですね 21 45 (ikki) ふむ 21 45 (SUTONA) 何時もの風景っておかしいですよ! 21 45 (ranran___) 何時も楽しげな風景ですわ 21 45 (ikki) ごくありふれた幻想郷の日常風景なんじゃ・・・w 21 46 (yukineko) もうおなじみですね! 21 46 (po-tan_) まさに幻想郷ぴったりの日常です 21 46 (ranran___) スペルカード発動! 21 46 (Akurosu_Arufu) システム「ranran___さんがSUTONAさんに向けてスペルカード発動!竜巻「天孫降臨の道しるべ」!!SUTONAさんは被弾した!相手は4機減った」 21 46 (SUTONA) ちょ・・・雪ネコさんまで・・・・・ 21 46 (Lshi_) スペルカード発動! 21 46 (Akurosu_Arufu) システム「Lshi_さんがSUTONAさんに向けてスペルカード発動!火金符「セントエルモピラー」!!SUTONAさんはグレイズしつつよけた!!」 21 46 (Akurosu_Arufu) 楽しい異変が毎日起こってまさに幻想郷。 21 46 (SUTONA) スペカやーめーてーーーーーーーーーーーーーー 21 46 (kazami_yuuka) スペルカード発動! 21 46 (Akurosu_Arufu) システム「kazami_yuukaさんがSUTONAさんに向けてスペルカード発動!水符「プリンセスウンディネ」!!SUTONAさんは被弾した!相手は1機減った。」 21 47 (kazami_yuuka) 今日は水に縁があるなぁ 21 47 (ranran___) 風見さんの畑が元気になるねー 21 47 (SUTONA) めーりんさん。めーりんさん。 21 47 (e) 養分はSUTONOさんですか?(´ω`) 21 47 (ranran___) 肥料は・・・ 21 48 (SUTONA) 21 20 (me-rinn) ガニュがストナさんの城に横付けしに行った 21 48 (SUTONA) ↑冗談ですよね・・・? 21 48 (ranran___) いや、それ本当 21 48 (me-rinn) ん? 21 48 (Akurosu_Arufu) スペルカード発動! 21 48 (Akurosu_Arufu) システム「Akurosu_ArufuさんがSUTONAさんに向けてスペルカード発動!炎国「日の国 -炎災-」!!SUTONAさんは気合い避けをしてみた… でも、やっぱり被弾した(相手は2機減った)」 21 48 (ikki) SUTONAさんついにグーグルにまで載るようになりましたか、おめでとう! 今日も幻想郷は平和です。
https://w.atwiki.jp/okura/pages/557.html
686 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/20(水) 08 28 26 ID GSzWxEHb 引き締まった体の元就様ってので、ビリーズ・ブートキャンプが駆け抜けた。 元就様と一緒に踊るナリーズ・ブートキャンプがあっても良いと思うんだ。 州゚д゚)<ワンモアセ!どうだいコマー ( 。 )<最高よ、ナリー★ 687 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/20(水) 08 58 27 ID ydw4XUl9 686 ちょwww今日来日に合わせてとかどんだけwwww 100セットくれ 689 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/20(水) 11 08 51 ID QMd8SXdm ( 。 ≡ 。 ) ( 。 ≡ 。 ) ~( ~) ≡ ~( ~) ズンチャ♪ズンチャ♪ / ≡ / レッツゴー!!カマーン!! 州゚д゚≡゚д゚州 サコーサコー!!ワンモ-セッッ!! ~( ~) / ズンチャ♪ズンチャ♪ 気合だ! ラスト! 690 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/20(水) 15 01 39 ID sTVLfElq ラストは腕をクロスさせて、元就様のハグがもらえるわけですね。 691 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/20(水) 16 31 34 ID dA+sBJ5W (* o )<なんと…恐れ多いです元就様 (;o;)ワンモアセッ
https://w.atwiki.jp/okura/pages/108.html
927 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 01 32 35 ID 2FS0D4WB おくらどの、いちじかんいないにれすがつかなければ、 はたけにはえているおくらをすべていただいてゆきますよ。 928 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 01 35 42 ID jVCKwpCP 阻止 929 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 01 48 54 ID F8xPNOZ0 927 けんしんさまここで何なさってるんですか 931 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 02 14 04 ID wNi1RgYM おのれ元就め、謙信様の邪魔をするなんて許さない! 932 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 02 29 55 ID 2FS0D4WB ああ、わたしはもうりどののそだてたおくらがたべたかっただけなのに・・・。 しかたがない、ここはまつたけでがまんするとしましょう。 933 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 02 49 50 ID z2ghd2WG ちょww謙信が中国を攻めてきてるww 毛利殿の育てたオクラが食べたい→毛利殿の育てた水軍をいただきに来た って事かw 934 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 03 02 08 ID 51sKfgyN では、松茸とオクラを交換で 935 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 03 14 08 ID mbdMF22i じつによきこと できればもみじまんじゅうも、ひとつ 936 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 04 12 27 ID zMMiUAXy 東西妖精連合か? 話噛み合わなそうw 937 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 08 26 35 ID g+c+Ifdl 謙信「おいきなさい、うつくしきつるぎよ」 元就「兵など所詮捨て駒よ」 かすが「嬉しいんだけど……少し複雑だ……」 謙信「なりません! おまえのいのちのともしびが……きえていく!」 元就「馬鹿な! 計算してないぞ!」 かすが「……少し嬉しいかも……」 938 :名無したんはエロカワイイ:2006/09/09(土) 08 39 45 ID LJB8Kdw8 937 かすがww
https://w.atwiki.jp/god14/pages/1533.html
発言者:リル 対象者:ロト (ライル) PARADISE LOSTのEXTRA STORY ‘‘OVERTHROW OF KAETHER’’におけるリルの台詞。 精神世界でようやくナハトと戦いらしい戦いになってきたロトだったが、魔王が初めて発動した無価値の炎(メギド・オブ・ベリアル)で全身を黒い腐炎に包まれてしまった結果、目覚めた現実世界でも激痛に苛まれてしまう。 そんな中、主であるサタナイルの命令でロトの世話をする事になったリリエルが現れるが、痛みに耐えるロトは息も絶え絶えの状況で追い払おうとする。 寝ても覚めても、何をしても、この苦痛からは逃れられないと直感で理解した。 リル——何のつもりか、あれ以来つきまとうこの女には、そのことを知られたくない。 理由は……理由は…不明だが。 どうしました、顔色が優れないように見えますが ……………… ロト? ……なんでも、ない 悪ぃが、おまえの相手してる気分じゃねえんだ。消えてくれるか、すまんけど ロト自身にしか見えないらしい、全身を蹂躙する黒い炎。 それに死に物狂いで耐えながら辛うじて返答する。 そんなロトの事を知らないリルは、 ……………… あなた、いつもそればっかりです 口を開けば眠い、忙しい、相手してる気分じゃない。 それじゃあ逆に訊きますが、あなたの気分がいい日というのは、いったいいつになるんです? 聞いてますか?質問に答えてください いつもはすぐにやる気なさそうな態度で終わらせるはずのリルだが、なぜか今日に限って食い下がる。 言葉を交わすのも辛いロトは視線だけでさっさと消えろと主張するが…… 聞けませんね。わたしも、遊びであなたの相手をしているわけじゃないんです ロト、あなたがわたしを嫌っているのは分かりましたが、それならせめて、その理由だけでも聞かせてください。でないと言い訳が立ちません 言い訳?言い訳だと?そんなの俺の知ったことかよ。馬鹿かこいつは。 なんで、俺が、おまえの立場を考慮せにゃなんのだ……このクソアマが クソアマ……?それは確か、女性を罵倒するスラングですね。いい度胸です こうなったら、実力行使といきましょう するとロトに近づいてくるリル。 やめろ。寄るな。消えてくれ。今の俺には、空気の流れが変わるだけでも耐え難い。剥き出しの神経を掻き毟られるかのように。 みっともなく仰け反るロトに、不機嫌面でにじり寄るリル。 その華奢な手が、ロトの肩に触れた瞬間—— つッ…… まるで熱湯に触れたかのように、リルの手は戻された。その黒く爛れ、血が滲んだ指先を見つめて。 ……あなたは そうですか、触れられたくない理由はそれなんですね 原因は分かりませんが、今のあなたは少し危険だ。なるほど、これではマスターに会わせられない 失礼ですが、少々目を瞑っていただけますか ……なに? 意味不明な要求に困惑するロトだったが、その有無を言わせない力強さでロトの顔を固定すると、じっと機械染みた瞳で見つめてくる。 リルの両手が黒い炎に蹂躙され、血が沸騰する音が聞こえてくるが、その力は緩まない。 そうしてどれだけの時間が経っただろうか。 やがてリルは訳の分からない事を口にして、 ……そうですか。現状は分かりました なッ——!? 唇にそっと触れる感触は、確かめるまでもない。 こんな事で取り乱すほど初心ではないが、状況と相手が異常なだけに困惑し硬直するロト。 それは身を蝕む激痛すら忘れるほどの驚きだった。 いや、実際に痛みが引いているのか……? アクセス、マスター。創造主の御名において、彼の罪を清めたまえ そしてそっと、触れた時と同じそっけなさで唇が離れていった。 備考 ロトがリルに堕とされたシーンであり、リルが初めて罪に接触したシーンでもある。 この少しあとには「熱のせいだろうか。その表情に何か動悸が早くなるのを感じてしまった」とあり、嘘つき(ライル)ゆえに隠しているが、完全に惚れまくっている。 サタナイルの計画が狂い出した始まりでもあるのだが、逆に言えばあれに無謀な正面攻撃をせずに済んだとも言える。 ちなみに、作中でリルが無価値の『炎』を弱められる具体的な理由は明らかになっていないが、おそらくは『水』を司る熾天使だからだと思われる。 使い手のリル自身も原理はよく分かっていないらしく、詳しくはマスターに聞いてほしいとの事。 関連項目 スィリオス……自ら腐炎を纏っていた迷惑な王様。 クイン……腐炎に突撃した馬鹿ヒロイン。時系列的にはリルの先輩(?)、正田崇作品的には後輩(?) マグサリオン「はっはっは、やるじゃないか、我が子らは」 -- 名無しさん (2021-01-02 02 51 13) 座に居るからにはこのやり取りも見てたのかなあ……見てたんだろうなぁ… -- 名無しさん (2021-01-02 16 39 15) この頃からlight主人公はなぜかヒロイン力が高いというテーマを抱えていたわけか。マグサリオン?うん、あれはね…… -- 名無しさん (2021-01-02 17 09 02) このラブコメがあったからサタナイルは無慙と殴り合いというバッドルートに行かずに済んだあたり神座を掴むには実力だけでなく天運が必要ということが分かるな -- 名無しさん (2021-01-02 19 50 09) 筋書きをイメージしつつ運命にも委ねたサタさんの巧さよ。自分こそが神を殺すという傲慢がないとそんな不確定要素許さんだろうし、次代の神ムーヴをさらっとやってる -- 名無しさん (2021-01-06 05 25 30) 正田ワールドはいつだって愛が決め手。愛ゆえに人は苦しみ、時には愛などいらぬと言ってしまうけどやっぱり愛なのよ愛 -- 名無しさん (2021-01-13 11 37 52) 第一天滅ぼした当時の無慙に愛があった説 -- 名無しさん (2021-01-13 12 41 29) ↑2 (∴)そうだな。必要なのは自己愛 -- 名無しさん (2021-01-14 12 41 49) ↑スィリオス見ればわかる通りある程度の自己愛人間にはも必要なんだけどお前は突き抜け過ぎなんだよなぁ… -- 名無しさん (2021-01-24 18 18 24) リアルも神座も人生は9割が運で残り1割の努力が試されるもんだと痛感させられるな。何せ努力できる環境に或ることから運なんだもの。サタナイルはおホモだちに感謝しないとあかん。 -- 名無しさん (2022-12-01 01 25 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1395.html
11スレ174-175 14スレ220 ○○は我慢が出来ぬ。 とくに、取るに足らない疑問を覚えた時、それは顕著になる。 他人から見ればどうでもいいようなことが、 ○○の自制心は熱したポップコーンのように弾けてしまう。 覚えた疑問をどうしても解消しなくては、 落ち着いてトイレも出来ない有様なのだから、 残念な○○の頭がうかがいしれる。 そんな○○が覚えた本日の疑問。 十六夜咲夜は偽乳か否か、である。 里の男連中曰く、メイド服の胸元を押し上げる部分の大きさが、 ときどき違うらしい。もうその時点で答えは見えているが、この話には続きがある。 命知らずにも咲夜の着替えを除いた里人の一人が、 たわわに実った咲夜の胸を確認したらしい。その里人は後日、 全身を滅多刺しにされて亡くなったので、それが狂言なのか真実なのか、彼には分からない。 おかげで『汚された』と泣きわめく咲夜を慰める羽目になったのだが、 それは今は重要ではない。思い返せば、その時の彼女の胸は大きかったり 小さかったり、あやふやではっきり覚えていない。 何度か個人的に紅茶をご馳走される程度の仲とはいえ、面と向かって 『あなたのオッパイは生乳ですか?』と聞けば、いくら○○と言えど命が危険である。 紅魔館門番である美鈴に尋ねようにも、話しかけるよりも早く、 背後に姿を現した咲夜によって客間に案内されてしまうので、 満足に情報収集も出来ない。紅魔館の誰かに尋ねようにも、 その都度咲夜がどこからともなく現れて有耶無耶にされてしまううえに、 なぜか憤怒の表情を話し相手に向けるせいで、紅魔館の連中から避けられる有様だ。 最近では里の連中からも避けられるようになってしまい、 満足に外も出歩けない。まあ、それ自体は咲夜が食事を用意してくれるので、 困ってはいない。ただ、咲夜の作る食事はなんというか、 磯臭いというか、生臭いときがあるのが難点だが。 閑話休題。 とにかく、今日も咲夜は食事の用意をしにやってくる。その時に聞こう。 その夜を最後に、○○の声を聞いたものはいない。 『なんだか隣の部屋から喘ぎ声が聞こえてきてウルサイ』 と吸血鬼の妹が部屋を変えるよう姉に申し出たのは、それから15日後のことであった。
https://w.atwiki.jp/okura/pages/535.html
263 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/31(木) 12 53 27 ID JbFAL1Do 州゚д゚)<兵ーがみんなー死ーんでゆくー 死んーでゆくから駒なんだー♪ 手のひらを 日輪に 透かしてみれば 真っ赤に流れる 部下の血潮 264 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/31(木) 13 34 04 ID XiWuKi5P 毛利元就は、次のような高松城のナンセンス童謡詩の題材として知られている。 わたしの軍に ひとりの男がやってきた わたしの軍に わたしの軍に わたしの軍に 一人の男がやってきた その男の名は 毛利元就 毛利元就は、オクラの兜、絹さやの外衣、ししとうのズボンといった、食べられる服を着ていた ( 。 )<あの兜どう見てもオクラにしか見えないしなー 州゚д゚)<ほう。誰がブレッドノッホのブラウニーだ Σ(; 。 )<い、いやその、そっちじゃなくて 州゚д゚)<連れて行け (; 。 )<ぎゃあああああ!!
https://w.atwiki.jp/moonriver/pages/560.html
第12話 葉奏が一歩、前に出る。志摩子が僅かに後退する。 それは恐怖がゆえに。『ブラッディプリンセス』を前にした、本能的な恐怖がゆえに。 「ああああああっ!!!!」 恐怖は人を脆くする。恐慌は人を弱くする。畏怖は人を崩し去る。 臨海に至った恐怖は、総じて、全てを狂わせる。 「『肉壁』シリーズ! この女を殺しなさいっ!!」 志摩子が叫ぶ。狂った命令。絶対に不可能と理解している命令。それでも『肉壁』シリーズは忠実に命令を遂行する。何も考えない、恐怖など存在しないロボットだからできること。 「自力で勝てないから、こんな機械奴隷を私の相手にするわけね」 ふん、と見下して葉奏が片腕を振り上げる。 次瞬――凄まじい雷撃が『肉壁』シリーズへと降りかかる。それは『朱の魔道師』エースにも負けてはいない、雷の嵐。跳ねる雷撃は『肉壁』を焦がし、溶かし、壊し、弾き、屠る。 「……こんな奴隷で、私の相手ができると思っているの?」 これが強者の力。『ブラッディプリンセス』の力。 不得手な魔法でも覇位魔術師なみの力を発揮する、絶対的な力。 ただの数秒で、動かぬ鉄クズと化す『肉壁』シリーズ。肉壁一号を除く全ては、葉奏の一撃で鉄クズと化したのだ。 「に、肉壁一号っ! 早く殺しなさいっ!」 雷の嵐を喰らい、唯一生き延びた肉壁一号が駆ける。その巨大さに相反したスピード。 「……貴様みたいな奴とは、少し前に戦った記憶がある」 肉壁一号が大剣を振り下ろす。狙いは葉奏。葉奏はそれを難なく左手で受け止める。 「あの時の人形とは別種のようだけど、どちらにせよ、私が相手をするまでもない矮小な存在だ」 大剣を握り締める左手に、力を込める。肉壁一号は、必死でそれを堪える。 ゆっくりと、肉壁一号が浮いた。葉奏の左腕の力だけで。『混沌の魔手』がもたらした葉奏の膂力だけで。 「砕けろ、人形」 その状態のままで、右腕を肉壁一号に向け。 小さな破裂音。次いで、爆音。志摩子には、葉奏が何をしたのか分からなかった。 肉壁一号の鎧が飛散する。そのどれもが、細かく砕かれて。 葉奏はとてもつまらなさそうに、肉壁一号の大剣を捨てる。 「貴様の希望は全て捨てた。あとは、貴様が死ぬだけだ」 志摩子に向き直る。そして、恐怖以外のどんな反応もできない、残忍な笑みを浮かべた。 「安心しろ。十分に苦しめて、生まれてきた事をたっぷりと後悔させてから殺してやる」 葉奏の――『ブラッディプリンセス』の、最悪で災厄な至極の地獄が幕開ける。 「……あーあ、ひどい様だじょ」 遅れて現場へとやって来たくぴぴは、溜息をつきながらその惨状を見回した。 地面に転がる数多の鉄塊。ボルト。ナット。まるでロボットの一個師団と戦った後のような惨状。 「……よぉ」 その惨状の中心で座る、葉奏の肉体を借りたリュカの姿。 「一体、何があったじょ? あんたがそこまで疲れてるなんて珍しいじょ」 「……俺ぁ、何もしてねぇよ」荒い息で、面倒くさそうに呟くリュカ。「俺の娘が、『混沌の魔手』を限界以上に使っただけだ」 「どういうことだじょ?」 「あー……説明するのも面倒臭ぇ……。つまり、今のコイツが『混沌の魔手』を使うのは、せーぜー五分が限界なわけだ。それを超えれば、意識なんざ一瞬で吹っ飛ばすような頭痛が始まるんだが……この馬鹿、それに耐えやがった。おかげで全身の筋肉繊維がズタズタだ。俺の全力で治癒したところで、軽く二時間はかかる」 まぁ、しょーがねぇけど……そう、リュカは心中で呟く。 その目の前には、屍。全身を余すことなく切り刻まれ、燃やされ、焦がされ、その肉片の一欠片すら残さぬほどの憎悪で縊り殺された屍。葉奏の記憶を覗けば、それがどれだけ憎悪の対象になるかを理解することが出来た。 藤堂志摩子。『科学の妖怪』ベロに造られた、完全に人造の吸血鬼。彼女は謀ったのだ。己が『血啜の眷属』であると。彼女は詐称したのだ。己が『血啜の龍』リュカの末裔であると。 覚醒したハカナは、リュカの名が汚されることを嫌う。それは父娘を超えた、盲目的な愛ゆえに。 「ってわけでさっさと回復しろ、クー・ピニオンクロゥ・ピーツ」 「略して呼べっていつも言ってるじょ」 くぴぴにとって、最優先の突っ込み所はそこらしい。 「どーせ二時間たてば回復するんなら、くぴぴは必要ないじょ。がんがれ」 「……お前、何のために来たんだよ」 「ここだな……」 ディスレイファンは、やっと辿り着くことのできた敵の本拠に、軽い安堵を覚える。 それは城だった。もう何年、何十年と誰も住んでいないような古城。手入れなどほとんどされておらず、外壁には幾多の蔦が這い、割れていないガラスを探る方が難しいような宮殿。 過去、ここには王がいた。ビアレス4世という王。四代に渡ってこの地を統べていたビアレスの一族は、四代に渡ってこの地を統べていたビアレスの一族は、突如として五十年以上前に滅亡している。ビアレス王国の黒歴史。それは、かのビアレス最強の軍であった白騎士団の反乱によるものだった。 白騎士団の団長にして『白騎士』ガトー。突如として、彼は何かに操られていたかのように、国王へと凶刃を振るった。国王、王妃、そして一族郎党全てを殺害。その後、ガトーを始めとする白騎士団は、全てが自殺を行ったという。 誰一人として統治せぬ大地。それを、ベロが得ることは簡単だった。 忌まわしき、謎多き記憶の残る宮殿。 ディスは、そこで思索をやめた。 何が出るかは分からないが、それに怖じていては何も変わらない。 「行くぞ」 付き従うリオにそう告げて、『流星矢』ディスレイファンの戦が始まろうとしていた。 to be continued コメント・感想 うぅ〜ん、強すぎ (^_- -- Kengo いやぁ〜それほどでも…(≧∇≦) -- ACE とりあえず、ガトー倒してからもどりますねw -- ディス ガトーでなくて、追い付かれ…抜き去られる。乙! -- ACE うちの出番はなかなかこないなー(笑)姫やっぱ、強いね (^-^ -- ねこ@それん 俺の復活劇まだー?(*´д`*) -- ハジャ そろそろ続き書かなきゃなぁ…… -- てんかーべる まだー? -- ハジャ 13話マダー? -- ACE 13まーだーー? -- ハジャ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/okura/pages/541.html
331 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/05(火) 00 54 49 ID O7kfcba+ 州゚д゚州 332 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/05(火) 01 21 40 ID YZmMl1Am ぎゃ、こっち見た! 州 ゚д゚)ヽ( ゚д゚; )ノ<ほっぺたプニッ) これOPムービー観た時からやってみたかった。マジ餅肌そうだよなOPEDムービー。 333 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/05(火) 08 21 51 ID bC4dY70K 州 ゚д゚)< 332を連れていけ 335 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/05(火) 08 55 04 ID nX0GZM1m スキンケアに凝ってる女性より、ただの水だけで顔を洗う男性の方が綺麗な肌だったりする。 元就様もそんな感じだと思う。 まるで絹ごし豆腐にオクラを乗せたようn 336 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/05(火) 09 20 24 ID N3BKNveL 川|∀゚川<これからの季節にぴったりのメニューですね そうめんもいかがですか……? 337 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/05(火) 09 41 13 ID CMLkwjfN 州#゚Д゚)<散れッ! 338 :名無したんはエロカワイイ:2007/06/05(火) 14 27 33 ID 4BLWGQg6 まぁ落ち着けよ。 とりあえずここは俺が食べてやるから。 あれ?目の前になんか緑色に輝く壁g…
https://w.atwiki.jp/okura/pages/527.html
167 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 01 11 49 ID ZnWZFHTM 州・×・) Σ( 。 ;) 州゚∀▼) ΣΣ( 。 ;) 州●∀`) ΣΣΣ( 。 ;) 州|∀゚川 ΣΣΣΣ( 。 ;) 州#゚д゚)<駒を翻弄するでない!! 168 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 04 25 55 ID wePOyYIv 167 MOTONARIヘアスタイルwww 169 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 08 06 03 ID 21fbLWgS 8月発売予定のバサラスタイルはライバル特集らしいぞ 170 :名無したんはエロカワイイ:2007/05/26(土) 08 07 13 ID t2JFB5kd 167 捨て駒おもいの元就さまにときめいてしまったんだ>( 。 )
https://w.atwiki.jp/kyoumoheiwada/pages/16.html
番外編 ☆加賀とラーメン☆ またしても私と提督の話……というわけではない。 むしろ私と提督の話に見せかけた別の人達のがメインの話。 そして、いつものように提督が適当な人間であることが分かる話。 提督曰くこの話は私の意外な一面が分かる話だそうで。 愛宕「そういえば二人は私が来る前は二人で何してたの?」 加賀「私と提督ですか?」 天龍「あー、それ俺も気になってた。 まさか永遠と二人でイチャイチャしてたとか」 加賀「それならばどんなに幸せだったことか」 加賀「あのお人好しのすることに振り回されてばかりでしたよ」 ……こんな会話から思い出したのでこの話をしようと思う。 私と提督が横須賀鎮守府に勤務が決まり、 まだ愛宕も天龍も鈴谷も摩耶も電もいなかった頃。 仕事をしようとしない提督の横で仕事をしている私。 まあこれは今も変わらないのだけど。 そこに一人の来訪者が来ました。 その人はこの鎮守府の近辺に住む人で、 鎮守府の正門を掃き掃除している時によく挨拶をしてくれるおじさんでした。 提督「それで話とは……」 おじさんから聞いた話では、 何やらここ最近、近辺に勝手に商売をしている厄介な屋台があるとかで それを辞めさせるのを手伝って欲しいとのことだった。 例によって外面だけは完璧な提督なので、 その近隣住宅からも信頼されている提督が言えば退くだろう、と 仕事を引き受けてしまうのだけど。 提督「参ったなぁ~。うちは何でも屋じゃないんだけどなぁ」 加賀「引き受けてから言わないでください」 提督「ふぇぇ……。面倒くさい」 加賀「仕方がありませんね。とにかく一度行ってみませんか?」 提督「んだな。行ってみるか」 ということで私と提督はその厄介な屋台とやらに行くことに。 夜。 鎮守府からは10分くらいの距離にある 商店街の中にそのお店はありました。 堂々と商店街の中に居を構えていたあたり 文句を言われても仕方ないだろうと納得する。 提督「……”北上ラーメン”」 加賀「ラーメン屋さんでしたか」 提督「ちわーっす」 物怖じしない提督はすぐにのれんをくぐる。 割烹着を着た女性が二人で経営しているらしかった。 大井「いらっしゃいませ。ご注文がお決まりでしたらどうぞ?」 提督「えっ? えっと、じゃあこの北上ラーメンで」 加賀「私も同じのを」 大井「北上さん、北上さん2つ」 北上「あいよー」 提督「……狭いな」 加賀「提督、謹んでください。屋台なんだから当然です」 提督「まあとりあえず食べてみないと分かんないよね」 加賀「そうですね」 しばらくして。 北上「あいよー。北上ラーメン二つー」 ゴトン、と陶器の器に並々入ったラーメンが出てくる。 見た感じ、特別な具はない。 細麺にメンマ、海苔、なると。 提督・加賀「いただきます」 割り箸を割って食べだす二人。 黙々と食べ進め、完食。 提督「ふぅー、食った~」 加賀「どうでした?」 提督「……うん、普通。にてしてはこれで800円は高い」 屋台の中には私と提督の二人だけ。 ここからが本題。さっそく提督は店主である北上に話をすることに。 提督「あの、この店っていつからやってます?」 北上「んー? 半年くらい?」 提督「二人で?」 北上「そう。大井っちと二人でね」 提督「そうか、私は横須賀鎮守府に勤務する第一艦隊の提督なんだが」 大井「軍人が何の用事なの」 提督「え? ああいや、君達にっていうよりかは君達の店に」 大井「帰ってよ」 加賀「あの話だけでも聞かせて」 大井「帰ってよ!!!!」 大井「そうやって私からまた北上さんを奪っていこうとするのね!?」 大井「これだから軍人はこれだから軍人は……!」 しかし全く動じない提督。 それもそのはず、彼は学生時代、 もっとヒステリックな女性に付き纏われていたのですから。 提督「……この場所で勝手に商売をやられては困るって」 大井「うるさい!! 帰りなさいよ!!」 提督「近隣の人からも迷惑がられているんだって」 大井「あああああああああああ!!」 提督「熱ッッ! スープ!? こらお前食べ物を粗末にするんじゃ熱いっ!」 加賀「提督、ここは引きましょう」 提督と屋台から走って逃げ出す。 提督「全く、とんでもねえ店だな。二度と来るかよ」 提督「……とかってみんな思うから来ないのかね?」 加賀「さあ。お客さんみんなにあんな風にはならないと思いますけど、 少なくとも第一印象は普通でしたし」 日を改めて……。 提督「ちわーっす」 北上「らっしゃー、ああ、提督か」 加賀「こんにちは」 北上「この前はごめんねー」 加賀「ストレス解消になるのでしたらいくらでも殴ってどうぞ」 提督「そうだね、頑丈な方だし、興奮しちゃうしってコラ!」 北上「あはは、二人は仲良しさんだねー。 で、今日も立退きの件でお話?」 提督「まあな。商店街からお手上げが出てるんでさ」 北上「そっかー、でももうちょっとだけ待って欲しいんだ」 提督「なぜ?」 北上「追い出されるとかじゃなくて、 きちんと自分達でお世話になった人達にお礼がしたいんだよ」 北上「うちらのラーメンって正直そんなに美味しくないでしょ?」 提督「まあね」 北上「うわー、傷つくな~。だから今一生懸命美味しく作れるように頑張ってるの」 提督「それで最後に色んな人に出してやろうってか」 北上「そうそう。迷惑かけちゃったのは本当だし」 北上「それに……私と大井っちの居場所を取らないで欲しいんだ」 提督「……」 大井「なんであんた達がまたここに来てんのよ」 提督「げっ!」 大井「……出禁よ出禁!! 帰れ帰れ帰れ!!!」 こうして話は途中にしてまたしても撤退。 またしても後日。 今度は大井だけがいる日にやってきた私と提督。 提督「……どうする。強行作戦で行こう」 加賀「了解」 提督「オラァー! 動くなぁ!手あげろ!」 加賀「それでは強盗みたいですよ。ここは素早く無効化するんです」 あっという間に大井を押さえつける私。 大井は抵抗もできずに提督を睨みつけるだけだった。 提督「まあ落ち着いて話を聞いてくれ」 大井「これで落ち着いていろって?」 提督「君達はなんでここで屋台をやってるんだい?」 大井が話した内容はこうだった。 元軍人同士の二人はバディだったために非常にコンビネーションもよく 最高のコンビとしてもそれなりに有名ではあった。 しかし、平和が訪れてしまったためにその活躍は 結局戦場の実戦であまり披露することもできず。 すごいすごいと口だけで言われても成果が出ていないので解散することに。 私のような戦場に出ることが出来た艦娘は軍属で残れることもあるが、 成果をあげてない場合首を切られることもあるようで。 数多の艦娘達の中でも最も不幸なコンビだと思われる。 (不幸戦艦姉妹がどうやって生き残ったのかは不明。 おそらくだが呉さんが個人で拾ってきた可能性がある) ちなみに、横須賀鎮守府にいる者は 上層部が首を切ったあとに入ってきているので 比較的新しい人達が多い。 そんな訳で自らの職を失った二人は路頭に迷い、 軍属中に北上がこぼしたという、 北上「あたしラーメンって好きなんだよねえ~」 という他愛無い雑談を記憶していた大井が屋台を購入し、 二人で切り盛りしていこうと持ちかけ……今に至る。 しかしながらこの横須賀の近辺ではこのような無断の路上販売は 許可していないために住民から非難の声が出ている。 提督「なるほど。で、北上は北上で迷惑をかけたから最後に美味いのを みんなに食わせてやりたいと……そういうことか」 大井「そうよ……悪い!?」 提督「誰もそんなこと言ってないよ」 提督「仕方がない。俺たちでその美味いラーメン作るの 手伝ってさっさと立ち退いてもらうしかないようだな」 加賀「あの、提督。お言葉ですが、我々には我々の執務がありまして」 提督「もちろんそいつをやったあとでだ」 ……。提督が仕事をするのであればいいのだけど。 そうして私達は毎日の執務のあと、北上と大井の屋台に合流して 試作を開始するのだった。 大井「まずは私の作ってみた奴なんだけど」 提督「豚骨?」 大井「ううん、ホワイトクリームソース」 提督「なんで!?」 加賀「ごちそうさまでした」 提督「食べきったの!?」 加賀「出されたものくらい残さずに食べるのが流儀です」 提督「そ、そう。じゃあ次は加賀のね……。なんで黒いんだよ」 北上「醤油ラーメン……?」 大井「いただきます……ズルル、ブバビュゥ゛ーーッ!! ゲホッゲホッ!!」 提督「きったねえな。ちゃんと食えよ。出されたものは残さず食べるのが流儀だろ」 提督「ったく……ズルル、ブバホッ!! ゲホッゲホッ!!」 提督「ぶぇええ!! ぶぇぇええーー!」 この時、提督は(本人曰く)イャンクックのモノマネを突然するのでしたが、 あまりおもしろくありませんでした。 あとでこの時の感想を聞いたら 「お前にもこんなことがあるんだな。初めて知ったよ。 ところであれ、何いれたんだよ」 と喜んでくれていました。 提督「えっと、加賀は試食係でいいよ。いっぱい食べたいでしょ?」 加賀「そんなにはしたない女ではありません。 ですが、ご厚意に甘えさせていただきます」 結局、北上の作ったラーメンが一番ましだったので、 これを改良していくことに。 しかし、来る翌日。 提督は何やら町民に呼び出しを受けていたので私一人で屋台に合流することに。 本当は私も提督に付き添う予定でしたが提督が先に行ってくれと言うので仕方なく。 たぶん提督は仕事の以来がいつまでも遂行されないことに苛立つ町民に 呼び出されてお叱りを受けているに違いないのですが。 しかし事件はすでに起きていたのだった。 普段屋台のある場所に屋台はなかった。 正しく言えば屋台の形をしていたであろうバラバラになった木材があった。 その目の前で跪き泣きわめく大井と それを抱きしめる北上がいた。 そしてそれを取り囲むように町民達がいて、 バラバラになった木材に火を放っていたところだった。 加賀「止めなさい」 加賀「これ以上の騒動は横須賀鎮守府第一艦隊隊長、一航戦の加賀が許しません」 堪らず止めに出た私だったが、 もちろん知らない人も中にはいる訳で 私にすら突っかかってくるのだった。 「誰だお前!」 「おいやめろ……こ、こいつ終戦にまで持ち込んだって噂の」 「チッ、この辺にしてやるか。行こうぜ」 大井と町民の間に割って入った私を見て町民達はようやく解散しバラけていく。 私は北上から事の経緯を聞くのだった。 私が到着する以前。 いつもの場所で用意をしていた大井と北上の所へ 町民がやってきて文句を言ってきた。 大井「うるさいわね!! さっさとあっち行きなさいよ! これから忙しくなるんだから!!」 北上「大井っちだめだよ。そんな乱暴に言ったら」 「いつもいつもお前らには迷惑してるんだよ!」 「そんな凶暴な奴がこんなところに要られたら困るんだよ!」 「お前らが出て行かないって言うんだったらこっちにだって考えがあるんだ!」 何十人もの人間に暴言を吐き捨てた大井は その数も分からず、とにかく疎まれていることに違いはなかった。 とうとう口だけの喧嘩だったが、大井が先に手を出すのだった。 温厚な中年男性が話し合いに近寄ってきたのを突き飛ばしたのだった。 尻もちをつく男性に対しそれでも罵声を浴びせる大井に対し 他の町民がとうとう大井の胸ぐらを掴もうとした。 その時、大井はあっという間にその人をひっくり返し地面に叩きつけた。 そこから乱闘にまで発展し、過激な集団により 屋台は破壊されてしまった。 加賀「……なるほど」 大井「あんた……終戦にまで持ち込んだって?」 加賀「……職を、居場所を失ったことで私達を恨みますか」 大井「……」 大井「……まさか。戦争なんてするもんじゃないよ。終わってよかった」 大井「それにあのまま戦い続けてたら 北上さんも私も無事じゃなかったかもしれない」 加賀「もしよろしければ」 加賀「……もしよろしければ、私の所へ来ませんか?」 試作の時から奇妙な友情を感じている私達だったが、 何の考えもなしに誘ってしまった。 北上「ありがとう。でもごめんね」 北上「もし戦争がまた起きたとしても……。 もう大井っちはあの場所には連れて行きたくないな」 大井「……北上さん」 加賀「そうですか。残念です」 それから沈黙が流れる。 しかしここにようやくあの男が現れるのだった。 提督「いやー、遅れてごめ……えぇぇええ!?」 加賀「遅いです。何してたんですか」 提督「あー、こういうことだったのか」 加賀「……?」 提督がこの時、何をしていたのか。 実はこの男、町民に呼び出されて何をしていたのかと言うと、 ラーメンとは全く関係のない町おこしの話を持ちかけられていたのだった。 しかし、その実態は私達をこの場所に 合流させないようにするための罠だった。 提督の勘ではあるけれど、この屋台の破壊は町の過激派達の計画的犯行。 しかし元をたどればルールを先に破っているのは大井と北上の方。 あまり強く反論できない。 提督「いや町おこしに新しく作ろうってなったお菓子の”横須賀ばなな”の 試作品が美味いのなんのって」 加賀「……それで足止めされてたんですか」 提督「あ、一個もらってきたんだけど食べる?」 私が提督の顔面をグーで殴った二回目のことでした。 横須賀ばななは美味しかったです。 しかし、実際のところ、これだけで遅れきたわけではなかった。 提督「実はいい物件があってね」 提督「前は小さな食堂というか大手会社が経営していたチェーンだったんだけど、 大手会社が丸々潰れて、店そのまんまの形で売り出されててさ」 提督「お前らそこで新しく店やればってー思ったんだけど」 壊されてパチパチと音を立てながら燃える屋台を一瞥する提督。 提督「どうやらすごいタイミングが良かったみたいだね」 なんとも偶然が偶然を呼ぶのであった。 大手会社は丸々潰れて社長一家は離散したとか噂を聞いた。 結局、実のところ大井と北上は町の一角でお店を開いているそう。 ただ……売れ行きはあまりよろしくなく、かなり苦しい生活をしているそう。 私と提督はたまに行くのだけど、 その度に提督は毎回出禁だと怒られるほどケチをつけるのだった。 今回の後日談。 龍驤が企画してくれた空母同士の対談というか懇親会のようなものの席で。 龍驤「なんや自分、舞鶴さんとこ拾われるまで大変だったらしいな?」 加賀「龍驤……あまりそういうことは」 隼鷹「ああ、いいよいいよー別に」 隼鷹「あたしもさー、昔は社長令嬢のお嬢様~なんて言われてちやほやされてさ」 隼鷹「執事までいたんだよ? お付の人っていうの?」 龍驤「ほんまかそれ~?」 隼鷹「でもそれが全部無くなっちゃった時は大変だったなぁー」 隼鷹「家に帰ってきたら家がないんだもんねー」 加賀「……ちなみに、どういった会社を経営していたんですか?」 隼鷹「あれ? 知らない? 数年前に潰れた大手チェーン店だけど」 まあそんな偶然もある訳だったのでした。