約 4,146,176 件
https://w.atwiki.jp/acquisition/pages/45.html
初取得してない槌リスト まだ初取得出来てない槌技能リストです。 空いてない技能で取得に行く!と宣言されると書くかもしれません。 上位技能とかは思いついた時です。たぶん。 槌系 技能名 必要技能 必要技能 ストライク 槌:10 タックル 槌:5 格闘:5 ボーンクラッシュ 槌:5 槍:5 グリット 槌:5 弓矢:5 クレイジーウェポン 槌:5 吹矢:5 マジカルハンマー 槌:5 魔術:5 ブレインシェイカー 槌:5 命術:5 サモン・ジャイアントハンマー 槌:5 召喚:5 アーストレマー 槌:5 音楽:7 スカーレットハンマー 槌:5 美学:7 斜め四十五度 槌:5 医学:7 後頭部強打 槌:5 隠密:7 爆風スイング 槌:5 風霊:7 ティンクルスター 槌:5 光霊:7 ブラックランプ 槌:5 闇霊:7 フローレスシャター 槌:6 付加:12 スクアッシュ 槌:6 合成:12 フライパンストライク 槌:6 料理:12 スマッジィスマッシュ 槌:6 武器:12 アーマーブレイク 槌:6 防具:12 んな作品要らねぇッ 槌:6 装飾:12 10 10技能は取得可能頃になったら書きます。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/8310.html
ケッツァルコアトル ケツァルコアトルの別名。
https://w.atwiki.jp/veiros/pages/169.html
FrontPage * スヘル=バルニッツァ連邦とはセイルナシア星系所属惑星ザリエストンを首星とした連邦国家である。 目次 目次 設定 国名 国歌 歴史 政治上院 下院 外交国交樹立国家 代表的な都市スヘルバリーシュ 重要人物アギバルサ・スヘル首相(原住種・男性) ハスリアル・バルニッツァ副首相(原住種・男性) 軍事 外部リンク 設定 国旗 国の標語 無し 国歌 我らが母なる大地よ 公用語 スヘル語及びバルニッツァ語 国家元首 アギバルサ・スヘル首相 首星 ザリエストン 首都 スヘルバリーシュ 最大都市 スヘルバリーシュ 公式略称 連邦 通貨 スビリアス 国名 スヘルの名はスヘル民族から、バルニッツァの名はバルニッツァ民族から取られている。 国歌 現国歌である「我らが母なる大地よ」は元々バルニッツァ民族に伝わる詩であったが、連邦成立後に「星団諸外国の一部国歌に倣って国歌を作るべきでは?」という意見が持ち上がり、副首相でありバルニッツァ民族首長であるハスリアル・バルニッツァがこの詩を国歌にするべきだと主張した。 これに対しアギバルサ・スヘル首相は即決で許可を出し、この詩を正式な国歌として制定した。 歴史 スヘル=バルニッツァ連邦成立以前、惑星ザリエストンには2つの原住民族が居た。スヘル民族及びバルニッツァ民族だ。 この2つの民族は互いに争い合い、惑星を統一しようとした。そのような時代の中、惑星ザリエストンに1つの宇宙船が墜落した。その宇宙船からは多大な技術情報がもたらされ、更には星団社会というのが有る事を知った。 この情報に両民族の首長らは驚愕した。両民族は自分らの他に知性体など居ないと信じていたのだ。この情報に感化されたスヘル民族はバルニッツァ民族と共に星団社会へ進出する事を決め、バルニッツァ民族へ即時停戦及びスヘル民族と共に星団社会への進出を提案した。 バルニッツァ民族はこれらの提案を呑み、スヘル=バルニッツァ連邦が成立した。 関連する歴史項目 政治 国家元首であり行政府の長である首相は、任期5年で下院もしくは上院から選出され、下院及び上院の信任を必要とする議院内閣制を採用している。内閣の閣僚は首相が指名し任命する。 議会は上院と下院から構成される両院制である。 上院 上院は主にスヘル民族及びバルニッツァ民族の有力諸侯から選出される。議席は400。任期は10年で5年ずつ半数が改選される。解散は無い。 下院 下院は主に一般国民から選出される。議席は800。任期は5年。解散はあり解散権は首相が所持している。 外交 国交樹立国家 ファルローン星間都市連合 ズェムリア帝国 ランド・プラント ラン=ヘバステシアン王国 パンスペルミア遊星王国 セント・ヴィアンズ コロニー連合 ツォルマリア文明統一機構 所属組織・締結条約 代表的な都市 スヘルバリーシュ スヘル=バルニッツァ連邦首都にして最大都市である。首相官邸、連邦議事堂を始めとした各行政機関が集中的に置かれている。 重要人物 アギバルサ・スヘル首相(原住種・男性) スヘル=バルニッツァ連邦首相にしてスヘル民族の首長。常に冷静沈着な人物として知られている。バルニッツァ民族へ即時停戦及びスヘル民族と共に星団社会への進出を提案した張本人であり、連邦内では両民族の架け橋として英雄視されている。 ハスリアル・バルニッツァ副首相(原住種・男性) スヘル=バルニッツァ連邦副首相にしてバルニッツァ民族の首長。温和で公正な人物というのがもっぱらの評判である。 軍事 外部リンク
https://w.atwiki.jp/rpgrowa/pages/134.html
セッツァー、『山頂』で溺れる ◆Rd1trDrhhU 一目で分かった。 その城は戦場だったのだ、と。 眼前に佇むは、無残に蹂躙された白き巨城。 城壁、柱、モニュメント。その全ては嬲られるがまま無残に破壊されていた。 それらの傷が主張するのは、ここで大規模な争いがあったという事実。 砕け落ちた建造物の残骸も、除去されることなく大地に散乱している。 おそらくこの空間は、争いが終わったその瞬間の状態のままで、野ざらしにされていたのだろう。 足元に視線を移せば、長らく手入れされる事もなく放置されていた石造りの大地には、緑の雑草が生い茂っている。 そして、雑草が生い茂っているという事は、ここには太陽の光が降り注いでいるという事になる。 ここが『地下の城』であるのにもかかわらず、だ。 それは明らかな矛盾のように思えるが、上を見上げればその謎は容易に解き明かされる。 そこに存在するはずの青空は当然なく、視界を覆うのは茶色の岩肌。 しかし、その隙間から白い光が差し込んでいるのが確認できる。 どうやら、この空間は地下の中でも、非常に地上に近い位置に存在しているらしい。 ここの雑草たちはその光を吸収して自らの生存活動に利用しているのだ。 「ったく……妙なモン造りやがるぜ」 紅い髪をたなびかせ、廃墟に立ち向かうは炎の侍。名をトッシュと言う。 彼が零した不満は、おそらくこの殺し合いの主催者に向けたものであろう。 尤も、この廃墟自体はオディオが造った物でなく、一部の参加者たちが住んでいた世界から『持ってきた』物であるのだが、そんなことは彼の知ったことではない。 「人っ子一人いねェか……」 ジャリジャリと瓦礫を踏みしめて城に近づく。 城外から探る限りでは、城内に人の気配はない。もちろん、人以外の生き物の気配も感じられない。 握り締めていたひのきの棒をディパックに収め、一応の警戒を解く。 危険人物がいない事にホッとするが、同時に人がいない事を残念に思う。 山中でまさかの洪水に見舞われた彼は、何がなんだか分からないままこの城へ辿り着いてしまったからだ。 正直言って、彼は頭が悪い。 それは彼自身も分かっているだろう。 だから、効率よく地上へ帰るために、頭のよいパートナーが欲しかったのだ。 「あの隙間から出られる……わきゃねぇよな……」 岩の天井から差し込む光を見て溜め息をつく。 ここは巨大な城が丸々入るほど大きな空間である。 その天井が相当な高さとなっているのは子供でも分かる。考えなくても分かる。 流石に、あの遥か高い出口を目指してロッククライミングをするほど彼も愚かではない。 そのうえ、あの細長い隙間も人が通り向けられるほどの幅はない。 「仕方ねぇ、素直に来た道を……ん?」 聞こえた……ような気がした。 人の気配のない城に背を向け、再び地下水路へと踵を返した彼を呼ぶ声。 鼓膜を振るわせるのではなく、直接脳に響く声。 それは、彼がいた世界での精霊達の言葉に似た声だった。 「あぁ? ンだよ……」 不機嫌そうに振り返り、声の発信源を目で探る。 この城には入り口(らしきもの)が3箇所存在する。 向かって中央に、城の正門として使用されていたであろう巨大な扉。 そしてその両脇に小さな扉が1つずつ。 声がしたのは左側の小さな扉。 トッシュが意識をその扉に向けると、そこから異様な気配が放たれているのが感じられる。 それは、一流の剣士が放つ殺意に似ていた。 「へぇ……面白そうじゃねぇか」 自分に全力で向けられた敵対心に怯むことなく、彼は笑った。 強敵の予感に高揚した彼は、先ほど拾ったまま左手にずっと握っていた魔石を上空に放り投げた。 碧色に美しく光る石は、数メートルほど上空に投げ出されると、重力に逆らうことなく落下。 落ちてきたソレを、トッシュは殴りつけるが如く荒々しくキャッチした。 大切な石であることを理解しつつも、その扱いに丁重さが一切見当たらないのは彼らしい。 「鬼が出るか、蛇が出るか……ってなァ」 ポンポンと魔石を投げては受け止め、投げては受け止め……を繰り返しながら扉に近づく。 恐らく石の中の『彼女』は、激しい怒りと吐き気に見舞われていることだろう。 扉に手をかける。 中からは凄まじい覇気は感じられるものの、実体が感じられない。 ウィルオーウィスプやゴーストのようなモンスターであろうか。 勢いよく扉を開け放ちながら、そんな予感を脳内で否定する。 これはそんなキメラが放つ殺気ではない。 歴戦の剣士が放つものだ。 自分やモンジと同質の……。 暗い室内に光が差し込む。 長い事封鎖されていた室内は冷たく、少しだけカビの臭いがした。 「…………誰も、いねぇ……か……」 部屋を見渡しても、どこには人の姿はない。 狭い室内には隠れられる場所はなく、部屋の隅にある宝箱も既に開けられて中身は空だ。 「気のせい……かよ。気張り過ぎ、か……」 どこか詰まらなそうに吐き捨てた。 狂皇ルカと剣を交え、ナナミともはぐれた事で少し過敏になっていたのだろう。 頭を数回掻いたあと、チィと舌打ちを残して部屋を後にした。 さて、今トッシュが出てきたこの部屋で、かつてのエドガーたちはあるモンスターと対峙した。 部屋の隅に放置してあった宝箱に、その怨念が封印されていたのだ。 結果としてエドガーたちは、その暗殺剣と回避力に大いに苦しめられつつも、自縛霊サムライソウルを撃破した。 トッシュが感じたのは、その怨念の残りであろう。 同じ剣に生きるものとして、トッシュと刀を交えたかったのかもしれない。 もし彼が違う時代、違う世界に生きていたら、トッシュと戦うこともあったのかもしれない。 「ったく……面白くねぇ。…………って、お?」 とにかく地上へと脱出しようと、古城に背を向け地下水路へと繰り出そうとした。 しかし、なにか呪いでもあるのだろうか、彼はまたもや足止めを食らう事となる。 地下水路の入り口に、人が倒れているのを見つけた。 銀髪の男。ずぶ濡れになっているということは、トッシュと同じでさっきの洪水で流されてきたのだろう。 「……めんどくせぇ」 不満を漏らしながらも、息絶えていないのを確認すると、取り合えず古城の前の広間まで運ぶ。 介抱しようにも回復魔法も医学の心得も持ってないので、そこは自然治癒に任せる事にした。 死にはしないだろうと高をくくり、硬い地面に男を放置する。 男が起きるまではする事もなく暇なので、男の持っていた支給品を覗かせて貰う事にした。 ◆ ◆ ◆ 時刻は、黎明まで遡る。 偽報という置き土産を残してヘクトルに別れを告げたギャンブラーは、孤島の中央に鎮座する山の頂上を目指していた。 取り合えず向かう宛てもなかったので、高い位置から会場の状況を見渡そうという魂胆らしい。 尤も、その理由よりも単に『出来るだけ空に近い場所に行きたい』という願望が大きかったのだろうが。 「さて、あの巨木の辺りが頂上らしい……」 セッツァーは地図を広げながら自分の現在位置を確認する。 一際大きな樹木を見つけ、それが地図上に示されている『巨木』だと分かると、地図を綺麗に折りたたんでディパックに仕舞う。 ここまで歩いている間に、彼はこれからの事を思案した。 この殺し合いで優勝する為に、自分が取るべき行動についてだ。 今、自分に最も必要な事は、戦力の確保であろう。 扱いには長けている槍を保有してはいるので、丸腰というわけでは決してない。 だが、それだけでは心許ない。 ケフカやシャドウ、エドガーたちと互角に渡り合う為には、自分が最も得意とするカードやダイスなどの武器が必要となってくる。 だから、当面の目標は、戦闘よりも武器の捜索という事になるだろう。 だが、それらの武器が他の参加者に支給されているかも分からない。 どうやらこの殺し合いの優勝への道のりは、相当険しいものになっているらしい。 「そうでなくちゃな……」 それでもセッツァーは笑ってみせる。 前途多難な状況を目の当たりにしてそれでも……いや、だからこそ気分が高揚しているのだ。 ギャンブラーと名乗っている以上、賭け事に関してはかなりの場数をこなして来た。 そんな彼でも、こんな分の悪い賭けは初めてだ。 命をベットし、気の遠くなるほど長い綱渡りを終えた先に待っている報酬を思えば、ギャンブラーの血が自然と熱を帯びてくる。 「さぁ、頂上だ。これから……」 巨木へと歩み寄り、山の上から日の出でも拝もうかと考え、その腰を緑の大地に下ろした。 ……その時であった。 「…………こ、これは……!」 セッツァー己の目を疑う。 口をポカンと開け、目を見開いたその表情は驚愕と言う以外他はない。 それも無理はない。 彼の眼前で起こっている『事実』はあり得ないことなのだから。 水は低きに流れる。 こんなことは普通の世界ならば、人間が人間らしく暮らす事ができるような世界であれば、絶対の普遍の真理である。 セッツァーが今まで歩いてきた山道に流れていた川も、頂上から裾に向かって流れていた。 それは当たり前のことであり、今更確認するほどの事でもないはずである。 「ば……馬鹿、な……!」 では、セッツァーの目の前で起こっているコレはなんなのだろうか。 山の頂上に向かって、大量の水がドドドドド……と流れてきている。 いや、『登ってきている』のだ。 つまり彼は、なんと山頂で洪水に遭遇したこととなる。 「ふ、ざ、け……がぁぶ……」 腰を持ち上げ、迫り来る水の大群から逃げようとする。 だが、恐ろしい速度で襲い掛かった災害に、セッツァーは成す術なく飲み込まれてしまった。 グルグルと規則性もなく流れ続ける水に翻弄され、槍とディパックを強く握ったままでその意識を手放す。 抜剣者アティが生み出した大量の水が引いたその後には、巨木だけが『何事もなかった』と言わんばかりに堂々とそびえ立っているのだった。 「……ここは?」 セッツァーが目を覚ますと、目の前には廃墟が広がっていた。 取り合えず、支給された時計を見て時間を確かめる。 どうやら、洪水に巻き込まれてから大した時間が経過したというわけではないらしい。 と、言う事はここは山頂からそう遠くない場所に位置していると考えていいはずだ。 だが、湿った地図に目をやっても、この廃墟らしき場所はどこにも記されてはいなかった。 北の城や南の城にしては移動した距離が大きすぎるし、神殿だとすると、その神殿の周囲にあるはずの泉がどこにも見当たらない。 夢か幻でも見ているのではないか。 セッツァーからしてみれば、それが一番納得できる答えだっただろう。 「はぁ! ……せぁあ!」 「…………カイエン……? いえ、違う……か」 聞こえたのは荒々しい声。かつて世界を焼き尽くした紅蓮よりも熱い声だ。 その声のする方向、つまり古城より後ろに振り返る。 信じられない速さで剣を振るう男の姿がそこにあった。 その刃の軌道と、その溢れ出る闘志から、かつての仲間であるカイエンの事を思い出す。 が、名簿に載っていないはずの彼が、ここにいるはずもない。 よくよく目を凝らしてみると、それは全く違う人物であった事が分かる。 ボンヤリと、やがてクッキリと目に映ったその男の姿は、声を聞いて抱いた印象をさらに何十倍にも凝縮したような風貌。 もしも世界中の魔法使いが同時にフレアを唱えたらこのような色になるのではないか、と思えるほど真っ赤な髪の毛。 そして『ベヒーモスの親玉だ』と言われても信じてしまいそうになる、あの暴力的な目つき。 「おぅ。目ぇ覚ましたか」 目覚めたセッツァーに気付いた男は、素振りをしていたその手を止める。 こちらに歩いてくる男は敵意さえないものの、全身から相当な威圧感を発している。 そして彼が乱暴に肩に担いでいるその剣は、セッツァーの持ち物だ。 正確には、彼本来の支給品ではないのだが。 彼が殺したトルネコという商人。 彼の支給品中に1本の剣があった。 セッツァー自身は使う事はないだろうと思い、ディパックに仕舞ったままにしておいたもの。 彼に剣の心得がなかったこともある。 だがそれだけでなく、彼は説明書を読んだ瞬間に、この武器は自分に扱えるものではないと理解する。 果てしなき蒼(ウィスタリアス)。 適格者に強大な力を与える魔剣である。 魔剣という説明文が気になったので、軽く握って数回振るってみた。 だが特に変わった現象は起こらず、自分に力がみなぎった様子もなかった。 おそらくセッツァーは適格者ではなかったのだろう。 それ以来ディパックに収めて、二度と出すつもりはなかったのだが……。 「あぁ……コレ、借りてるぜ」 セッツァーが剣に注目しているのを見た剣士が、差し込む朝日に蒼剣を掲げて言う。 勝手に人の持ち物を漁っておいて、特に悪びれる様子もないが、セッツァーもそれを咎める気は更々ない。 あの剣士から見たら、セッツァーは殺し合いに乗ってるかどうかも分からない人物である。 これで警戒しない方がおかしいという物。 その人物の持ち物くらいチェックして当然というわけである。 現にセッツァーは、既に他の参加者を殺害して2人分の基本支給品を持っているのだから。 「果てしなき蒼、ウィスタリアスだったかな。なかなかいい剣だな」 そう言って男は、コンコンと剣で石の大地を叩く。 剣の名前を知ってるという事は、説明書を読んだという事だろう。 「どうやら魔剣らしいが……何か分かったか?」 「いーや。そっちはちっとも分かんねぇな」 少しだけ笑みを浮かべながら、ドカンと地にあぐらをかく。 自分だけ武器を持っているという強みからだろうか、警戒心は薄い。 だが事実、先ほど剣を振るっていた様を見る限りでは、この男の実力は相当なもの。 マッシュならともかくセッツァーが素手で敵う相手でもなさそうだし、魔法だって詠唱し切る前に切り殺されてしまうだろう。 「どうやら助けられたようだな。礼を言おう」 「別に俺はなにもしてねぇよ」 余程剣が好きなのだろう。座ったままで果てしなき蒼を何度も振るう剣士。 どう考えても真っ赤なイメージのこの男には、蒼い魔剣はちょっと似合わない。 だが、その扱いは慣れたもので、不安定なはずの体勢からブンブンと恐ろしい速さで剣を振るっている。 おそらくこの男、カイエン以上の剣の腕前だ。 「俺はセッツァー。セッツァー=ギャッビアーニだ」 「俺はトッシュだ。苗字は……忘れちまった」 分かりやすい嘘をつく男だ。 名簿を見れば、ちゃんとフルネームで書いてあるだろうに。 偽名かと思ったが、それならば覚えられないような名前などわざわざ名乗らないだろう。 単に口に出したくないだけか。何故だかは分からないが。 「でよぉ、セッツァー。さっきお前の支給品を見させて貰ったらよ……」 「分かっている。『支給品がなぜ2人分もあるのか?』だろ?」 彼が言い淀んだ質問を補完すると、トッシュはばつの悪そうに「おぅ」とだけ呟いた。 普通、こういった質問をするときは、誰だって警戒をしてしまうものだ。 だが彼は、聞きにくそうな素振りさえ見せたものの緊張した様子はなく、剣を握る手にも大した力は入っていないようだ。 いつ襲い掛かられたって迎撃できるという自信の表れだろうか。 「中年の太った男。名前も知らない……誰が殺したかも分からない……。 俺が見つけたときにはもう死んでいたんだ」 悲しく目を伏せ、言い難そうな雰囲気を出しながら嘘をつく。 殺害犯をでっち上げるのは避けた。 既にトッシュがその人物と出会ってしまったりしていたら、嘘がばれてしまうからだ。 それを聞いたトッシュは、「そうか……」とだけ返事をした。 やけにあっさりだな……とセッツァーは疑問に思う。 「俺が言うのも変な話だが……疑ったりしないのか?」 素直に信じてくれるのはありがたいのだが、これではやけに張り合いがない。 嘘だと見抜いた上で泳がされている……なんて事はありはしないだろうが。 「正直な話……騙しあいとか、駆け引きなんざぁ俺にはさっぱり分からねぇからな」 言いながらトッシュは立ち上がる。 紅い長髪が炎のように揺れた。 「お前が『乗ってない』って言うんなら信じるさ」 そう言いながらセッツァーに背を向け、スタスタと歩いていく。 内心で『そんな無用心でいいのか』と突っ込みを入れたが、口に出す事はしなかった。 そして、倒れていた場所のまま放置していたセッツァーのディパックと槍を拾い上げる。 「よっ!」っと小さく声を上げつつ、その2つをこちらに投げて寄こした。 槍は宙を踊り、セッツァーの目の前にカランと音を立てて転がった。 「もし騙し討ちしたいんなら、いつでもかかって来やがれ」 首をしゃくって、「拾え」と合図を送るトッシュ。 トルネコの命を一瞬で奪い去ったその槍をゆっくりと拾い上げる。 確か、槍の長所の1つに『リーチの長さ』があったはずだ。 だが、トッシュと対峙しながら眺めた槍は、とても短く感じた。 「その首……切り落としてやるからよ」 剣をこちらに向けて告げる。 その顔に笑みはなく、眼光は第2の刃となって銀の勝負師に突き刺さる。 男を睨んで、セッツァーは溜め息を吐き出す。 なんと馬鹿げた思考なんだ。 だが、こういうタイプが一番騙しにくいというのも事実だ。 心理戦を放棄しているのだから、直接斬りあう他にない。 そして、そういう輩に限って……とんでもなく強いのだ。 「その剣は、俺のものなんだがな」 両手を挙げ『敵意はない』と伝えながら、セッツァーは静かに笑う。 彼のツッコミに、トッシュは「す、すまねぇ」と剣を差し出してきた。 どうやら、セッツァーを切り伏せるつもりはないらしい。 「冗談だよ。持っていけ。助けてくれた礼だ」 どうせ、自分には無用の長物。 ならば信頼を得る為に役立てられればそれで良い。 トッシュならば、魔剣としての力は引き出せなくとも、単なる名刀として使いこなせるはずだ。 ゲームの破壊を目的としているだろう男に戦力を与えるのは、多少不安だが……。 「そうか、悪いな……」 「なぁに、俺にはどうせ使えんからな。 それでだ、ここいらでお互いの情報を…………」 信頼を勝ち得たところで、情報交換を提案した。 トッシュの持っている情報を得つつ、こちらの偽報も流すいいチャンスだ。 トッシュの返事を待たず、セッツァーはディパックを拾い上げ、中から名簿と筆記用具を取り出そうとした。 その時だった……。 『さて、時間だ……始めよう』 魔王オディオの声だ。 最初の定時放送が孤島に響き渡る。 空から降り注いだ絶望の波長は、天井の裂け目を通り抜けて、セッツァーやトッシュの耳にも届けられた。 ◆ ◆ ◆ 「ここが出口か……意外と近くにあったんだな……」 呟いたのは、地下水路を抜け全身に朝日を浴びたギャンブラー。 あの放送の後、セッツァーはトッシュと情報交換を行う事に成功する。 トッシュから得られた情報は多く、かなりの数の参加者について知ることができた。 その内数人は放送で呼ばれた名前であったが、特にショックを受けた様子も気に病んだ様子もなさそうであった。 彼は意外とドライな性格なのかもしれない。 こちらからの情報は、自分の仲間の情報だけに絞って、ヘクトルの仲間の情報は伝えてはいない。 自分の仲間たちについては、ヘクトルに話したものと全く同じ嘘を伝えた。 ただ、トッシュは無法松という男からティナの事を善人だと聞いていたらしく、こちらもそれに合わせてティナの事は善人だと伝えるのも一つの手だったであろう。 だがしかし、ヘクトルの情報とトッシュの情報が食い違ってしまっていては、上手く嘘が広まったときにその効果が薄くなってしまう恐れがあった。 だから、ティナのことは『無法松が騙されたのか、ティナが改心したのか、俺にも分からない』と誤魔化した。 こんな状況である。どんな善人が人殺しをしても、どんな悪人が人助けをしても、全く不思議じゃない。 情報交換の後、トッシュとは別行動をとることにした。 彼はあの場所で少し休むとセッツァーに告げたのだ。 魔導アーマーにルカ・ブライトなどといった強敵との連戦だったらしく、彼にも疲労が蓄積したのだろう。 だが、セッツァーには武器の入手に参加者減らしと、やるべき事が山積みなのである。 洪水に流された後気絶したおかげで体力も余っていたので、一刻も早く地下から脱出したかったのだ。 水路は思っていたよりは入り組んでおらず、古城から出発してそれほど歩かずに出口まで辿り着く事が出来た。 しかし、途中で道が分かれていて、その先に広がっていた洞窟は随分と入り組んでいるようではあったが……。 「しかしあの廃墟、なぜ地図に載ってないんだ……」 地図と今来た道を見比べると、そんな疑問が脳裏に浮かんできた。 セッツァーがあの廃墟にたどり着けたのは、原因不明の洪水に巻き込まれたからで、最初からあそこを目指していたわけではない。 それはトッシュも同じだったらしく、彼も流されるがままにあの城に着いたらしい。 自分が今立っているこの地下水路の出入り口だって、地図にでも載ってなければ見つけようがないのではないだろうか。 では、なぜ魔王オディオはあの廃墟とこの地下水路、そして洞窟を地図から除外したのだろうか……。 可能性として考えられるのは、まず「わざわざ地図に記す必要がなかった」という事。 だが、地図には「巨木」や「座礁船」、果ては「小屋」まで記されているのに、あの巨大な古城を記さないというのは気がかりである。 地下だからと言うことも考えられるが、それならばこの出入り口くらいは示しておくべきだろう。 次に考えられるのは「あえて『地図にない施設』を造った」という事だ。 これも可能性としては低い。 こんな発見しづらい施設など、参加者が引きこもりを誘発するに決まっている。 殺人鬼に遭遇するリスクが極端に低くなる施設……。 そんなもの、この殺し合いのルールにそぐわない。 「ただの、気まぐれか……」 ならば残った選択肢が答えなのだろう。 オディオはそこまで考えておらず、適当に地図から除外した。 そんな事があるのかと思うだろうが、オディオはこんな殺し合いを主催する人物である。 そんな人物の考えなど、既存の物差しで測れるはずがない。 「くだらない事を考えていても仕方ない。俺は俺のすべき事をするだけだ」 今はただ、夢に向かって進むだけだ。 戦って勝つ事だけを考える。 そう心に誓って、セッツァーは槍をもう一度強く握り締めると、またどこかへ向かって歩き出したのだった。 【D-7 地下水路入口 一日目 朝】 【セッツァー=ギャッビアーニ@ファイナルファンタジー6】 [状態]:若干の酔い [装備]:つらぬきのやり@ファイアーエムブレム 烈火の剣、シルバーカード@ファイアーエムブレム 烈火の剣 [道具]:トルネコのランダムアイテム1個(セッツァーが扱えるものではない)、基本支給品一式×2(セッツァー、トルネコ) [思考] 基本:夢を取り戻す為にゲームに乗る 1:扱いなれたナイフ類やカード、ダイスが出来れば欲しい 2:手段を問わず、参加者を減らしたい ※参戦時期は魔大陸崩壊後~セリス達と合流する前です ※名簿を確認しました。 ※ヘクトルの仲間について把握しました。 ※トッシュと情報交換をしました。 ◆ ◆ ◆ 「あンの馬鹿……」 堅い地面に寝転がり、トッシュは朝日の差し込む天井を眺めていた。 彼の心にいつもの激情の炎はなく、怒りも悲しみも排除した穏やかな顔のままで、ただ呼吸だけを繰り返す。 「散々人のこと振りまわしといて……勝手に逝くんじゃねぇ……」 死んだ少女に向けて、恨み節を吐き出す。 セッツァーは、彼がナナミの死をそれほど気に留めていないと見たようだが、そんなことはない。 ただ、不器用な彼は、悲しみ方が下手糞なだけだ。 彼には護りたいものがあった。 一つは誇り。 自分の師であるモンジはトッシュにとって誇りであり、彼に託された剣術も彼の誇りであった。 だがそれは、この殺し合いに召喚される前に既に失われてしまった。 殺人マシーンとなった恩師を、未だに受け入れられない自分が惨めに思える。 先ほどセッツァーに名前を聞かれたとき、『トッシュ・ヴァイア・モンジ』というフルネームを名乗る事が出来なかった。 それは、この名前を名乗るのを苦痛に感じたからなのだろうか、それともあの男の名を忌々しいと思ったからだろうか。 その理由は自分自身にさえ分からなかった。 一つは仲間。 アークやエルクたち。トッシュにとって彼らは自分の命を賭してでも護りたい仲間だった。 エルクやシュウ、ちょこなんかはそう簡単に死ぬ連中じゃあないだろう。 だが、リーザは違う。 優しい彼女は、独りでこの殺し合いを生き残れるほど強くはない。 誰かが護ってやらなくちゃならなかったはずだ。 そしてもう一つ。この殺し合いで出会った少女。 別に彼女に対して特別な感情があったわけじゃない。 ただ、この殺し合いに召喚されて最初に出会った人物というだけだ。 だが……だからこそトッシュが護ってやらなくちゃならなかったのだ。 彼女は最初からトッシュを信頼し、無理やりにでも彼の行く道を示してくれた。 彼女は震える手で、自分の背中を押してくれていたのだから。 「何やってんだよ……クソッ……」 そんな大切なものを……護れなかった。 いや、違う。 『護るチャンスさえ得られなかった』のだ。 モンジとの決闘は魔王オディオによって強制終了させられ、その決着をつけることも許されなかった。 リーザは、自分の剣の届かないところで死んだ。護る機会など存在してはいなかった。 そしてナナミは、自分とはぐれた直後に死んだ。 「だったら……こんなもん……」 静かに起き上がると、セッツァーから受け取った魔剣を握り締める。 剣は驚くほど軽い。 さっき振るったときとは、まるで違う感触。 まるで中身を空洞にしたレプリカなのではないかとさえ思えてしまう。 「なんの意味もねぇじゃねぇか……!」 叫びと共に投げつけられた蒼剣は、回転しながら空を裂く。 グルグルと飛行しながら徐々に高度を落としていき、瓦礫の山に突き刺さってやっと停止する。 ウィゼル・カリバーンによって生を受けた剣は丈夫で、こんな手荒い扱いを受けてもその身には傷一つついてはない。 だが朝日を受けた刀身は、淡く蒼い光を悲しげに発している。 「なぁ……アークよぉ」 立ったままで、天井を見上げる。 空の裂け目に、シルバーノアが見えないだろうか……。 そんな期待を持ちながら。 強ければ、誰にも負けなければ、それでいいと思っていた。 目の前に立ちふさがった全てを切り伏せれば、護りたいものには傷一つ付かないと思っていた。 だが、そうじゃないのだ。 彼が今まで、そうやって生きてこれたのは仲間がいたから。 彼が切るべき敵を、仲間達が示してくれたからだ。 「誰かを護ンのは、難しいな……」 アークは凄い。 今更ながらそんなことを思う。 レジスタンスを率いた過去を以ってしても、自分はアークを越えられない。 剣技じゃない。魔法じゃない。 誰かを護るための力と、その使い方。 護れなかったときの苦しみに耐える心。 それらを兼ね備えているからこそ、アークは勇者足り得るのだろう。 「俺にゃぁ……コイツは振るえねぇ」 拾い上げた魔剣をディパックに仕舞う。 代わりに取り出したひのきの棒が、今の自分に相応しい。 ウィスタリアスを引き抜いた場所で白い瓦礫がガラガラと音を立てて崩れていくのを、トッシュは背中で感じていた。 【D-6 地下にある城(古代城@ファイナルファンタジーⅥ) 一日目 朝】 【トッシュ@アークザラッドⅡ】 [状態]:疲労(小) [装備]:ひのきの棒@ドラゴンクエストⅣ [道具]:不明支給品0~1個(確認済)、基本支給品一式 、ティナの魔石 、果てしなき蒼@サモンナイト3 [思考] 基本:殺し合いを止め、オディオを倒す。 1:出口を探す。 2:果てしなき蒼は使わない。 3:必ずしも一緒に行動する必要はないが仲間とは一度会いたい(特にシュウ)。 4:ルカを倒す。 5:第三回放送の頃に、A-07座礁船まで戻る。 6:基本的に女子供とは戦わない。 7:あのトカゲ、覚えてろ……。 [備考]: ※参戦時期はパレンシアタワー最上階でのモンジとの一騎打ちの最中。 ※紋次斬りは未修得です。 ※ナナミとシュウが知り合いだと思ってます。 ※果てしなき蒼@サモンナイト3はトッシュやセッツァーを適格者とは認めません。 ※セッツァーと情報交換をしました。ヘクトルと同様に、一部嘘が混じっています。 エドガー、シャドウを危険人物だと、マッシュ、ケフカを対主催側の人物だと思い込んでいます。 【地下の施設について】 ※D-7南部には地下水路入り口があり、D-6の古代城@ファイナルファンタジーⅥに繋がっています。 さらに地下水路は途中で古代城への洞窟@ファイナルファンタジーⅥに分岐します。 洞窟がどこに繋がっているのかは不明。 ※これらの施設は全て地図には載っていません。 時系列順で読む BACK△061 AvengersNext▼063-1 ビッキー、『過ち』を繰り返す 投下順で読む BACK△061 AvengersNext▼063-1 ビッキー、『過ち』を繰り返す 031 黒のジョーカー セッツァー 072 曇りのち嵐のち雨のち―― 046-2 本気の嘘(後編) トッシュ 070 風雲フィガロ城 ▲
https://w.atwiki.jp/mozz-alle/pages/65.html
いや、あってるよ -- (りっくん) 2009-12-31 20 12 52
https://w.atwiki.jp/safari3cowiki-room1/pages/25.html
WebKitのwndprocが、WM_CHARに前後してWM_KEYDOWN,WM_KEYUPが通例届くことに依存した設計になっていることに問題があったようです。 ナイトリービルド r24341で、IME公式サポートが使えるようになりました。 v3.0.3βでは搭載が見送られていたようですが、v3.0.4βに搭載され、ナイトリービルドをセットすることなく入力できるようになりました。
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1261.html
そのゆっくり霊夢は、生まれてから一度たりとも、ゆっくりしたことがなかった。 「ゆっくりするって……何?」 何度繰り返した言葉であろうか。 懐古にも似た感傷を抱きながら、ゆっくり霊夢はひとりごちた。 外界には、言葉を話せるような存在は人間さんだけで、私たちのような、ゆっくりとか言う生物はいないらしい。 いつか会った、神社の巫女からきいた、戯言にも似た噂話。 でも、ここは幻想卿。 人間はおろか、妖怪や、あろうことか神様までいる。そしてゆっくりもだ。 でも、それらはみな役割がある。人間は日々彼らの暮らしを営み、妖怪は人間を恐れさせる。神様は言わずもがな。 ならば、ゆっくりは? 道行く人妖に聞けば、みな、こう答えるのだった。 「ゆっくりはゆっくりするためにいるんじゃないか」と。 でも、ゆっくりするって……何? ゆっくり霊夢の見るところ、仲間のゆっくりは、可能な限り、思い思いに「ゆっくり」していた。 もちろん、野生育ちの運命か、過酷な生でもあった。 動物による捕食をかいくぐり、一年に一度は必ずやってくる冬に備えて食料を溜め込む。もちろん、ねぐらの確保も忘れてはいけない。 それでも、ゆっくりたちは、暇を見つけては、仲間や、子供たちとともに「ゆっくり」していたのだ。 ぱちゅりーはどこからか見つけてきた本の上で。まりさは、帽子を船に見立てて川で遊んだりもした。 また、大多数のゆっくりは、文字通り太陽の光にあたって、リラックスすることでゆっくりとしていたのだった。 だが、この霊夢は違った。 母親のれいむや父親のゆかりん、姉妹たちと並んで日向ぼっこをし、ゆっくりしようとはするのだが、どうしても、 「なぜ、私は生まれてきたの? 今、この時間をすごしている私は何?」と、滝のように疑問が頭の中をぐるぐると回って、 どうしても、両親や姉妹のようにゆっくりできないのだ。 なんでだろう? 母親にきいても、父親に聞いても、霊夢の悩みは晴れることはなかった。どちらとも、霊夢の悩み自体を理解できなかったのだ。 群れ一番賢いとみなされている、ぱちゅりーに聞いたときも、 「むきゅー。わたしたちはゆっくりするためにうまれてきたのよ」と、答えてはくれるのだが、霊夢は納得がいかなかった。 何度、自分も何も考えずに、仲間とともにゆっくりできたらどんなに楽だろうか、と考えたことか。 でも、霊夢はどうしても、考える、という作業をとめられなかったのだ。 たとえば、群れの中に多数いるれいむは、皆リボンをつけている。それがないと、どのれいむもゆっくりできないのだという。 どういうことだろうか? 霊夢のみるところ、リボンがなくったって身体的には不利にならないのだ。どう考えてみても。 そう考えて、ある日、ためしに自分のリボンを取ってすごしてみた。 結果は、群れの皆から、 「おりぼんのないれいむはゆっくりじゃないよ! そんなのおかしいよ!」と、責められる結果となった。 そのうえ、母親のれいむがパニックになってしまったのであった。 「あああ! れいむの、れいむちゃんのおりぼんがないよ! これじゃゆっくりできないよぉぉぉぉ!!!」 まるで我が事のように心配してくれたのは霊夢としてもちょっぴりうれしかったが、やはり霊夢の疑問は尽きることがなかった。 「リボンのない霊夢はゆっくりできないの?」 よくわからない。ゆっくりれいむたちは、リボンがないとゆっくりできないのか? リボンがないと、たとえゆっくりしていても、ゆっくりではなくなるのか? そこまで考えると、何だか頭の奥がズキズキとしてきて、考えがまとまらなくなってしまうのだった。 大人になった霊夢は、群れの中では一番狩りが得意だった。 他の皆がえさの虫に向かって一直線に飛び出すのに対し、霊夢は、あらかじめ虫が逃げ出しそうな経路を予想し、 それをふさぐように行動していたからだ。 はじめのうちは、群れの中で重宝がられた。霊夢はいつだってたくさんの獲物をとってきたからだった。 でも、それは最初のうち。 ゆっくりの生きる目的はみんなで「ゆっくりすること」。それなのに、霊夢はゆっくりできないのだ。 ゆっくりは、他のゆっくりとゆっくりするのが大好きである。 言い換えれば、他のゆっくりがゆっくりしていないと、自分もゆっくりできない。 「あのれいむ、へんだよ。なんだかゆっくりできないよ!」 「ゆっくりできないこはあっちいってね!」 それでも家族は霊夢を一生懸命かばったが、霊夢は群れのなかから孤立していった。 「ゆっくりできないゆっくりはゆっくりじゃない……」 「じゃあ、私は何?」 「いったい何のために生きているの……?」 霊夢がついに群れから追放されたときに発した独り言である。 群れから離れた霊夢は絶対的に孤独であったが、生活の手段は心得ていた。 ゆっくりできないということは、生きることには何の障害にもならなかったのだ。 だが、それが霊夢の苦悩を強くする。 「ゆっくりするって……何? 生きるって……何?」 霊夢はいろんなところに行ってみた。その答えを探すかのように。 途中で、人間の里へ降りてもみた。半妖の先生に教えを受けて見たりもした。 字は書けるようになったが、さすがの先生も、 「生きるとは何、か……わからんな」と、匙を投げてしまうのであった。 旅をするうちに、霊夢は野生のゆっくりの生態を外れるようになった。 狩りをするよりも、人間や妖怪の手伝いをして路銀を稼ぎ、その代金で食料を買ったほうが、 効率よく、しかも質の高いえさを手に入れることができる、と気がついたのだ。 霊夢は積極的に人里や妖怪の元へ通った。 人里で人間の手の届かないところを掃除したり。夜雀の屋台でサクラになったり。 竹林で、ウサギが掘る落とし穴の囮役にもなったりした。 苛められる事や、戯れに命を奪われそうになったことも何度もあったが、霊夢はそのたびに効率のよい回避法を編み出していった。 そして、雇われるたびに、雇い主に疑問をぶつけるのだった。「生きてるって、何」と。 とある姫は「死なないことね」と。 高名な薬士は「責任を全うすることよ」と。 人形遣いは「探求すること」と。 陽気な鬼は「楽しむことさ」と。 誰の答えも、霊夢の疑問を氷解するには至らなかった。 あるとき、とある大妖のまくらになったことがあった。 目覚めた妖怪に、ゆっくりは聞いた。「生きてるって、何ですか」 美しい金髪の妖怪は、ひとつ微笑み、 「さあ、何でだと思う?」と聞き返す。 「わからない。私はゆっくりできない子だから。私は何のために生きてるかわからないんです」 「ゆっくりはゆっくりするために生きる。それはひとつの真理ともいえるわね。でもね、あなたはゆっくりできないけれども、 あなたはゆっくりとして生まれた。それは否定できないでしょう?」 「でも、ゆっくりできないゆっくりなんて、聞いたことがないです」 「あら、生まれてきたことを後悔する? あなたの両親は、あなたのことをなんと思っていたの?」 「ゆっくりできない子だけど、とてもしあわせーにしてくれる、子、だと……」 思わず、両親のことを思い出してしまった。涙が嗚咽とともに出てくるのを霊夢は止められなかった。 「ならばあなたはまぎれもないゆっくりだわ」 妖怪は微笑む。 「そしてあなたはこの私、八雲紫の前にいる。それはあなただけの歴史。事実」 「は゛い゛……」 「あなたはあなたよ。それは私にすら変えられない事実。いえ、変えちゃいけない境界」 「私は、私……?」 「あなたの質問。生きること、を説明するのは、きっと誰にでもできるし、誰にでもできないものなのだわ」 「そうなのですか……?」 「でもね。みんなそうだから、生きてるのよ」 「正直、よくわかりません」 「ふふふ。私もよ」 そういって、妖怪は姿を消し去ったのだった。 あのときは、答えを見つけそうだったのになあ。 霊夢は自分を笑った。霊夢は、あれから普通のゆっくりの何倍も生きた。 それでもゆっくりとは何か、答えは出ない。 霊夢が最後に働いていた、紅魔館。 そこでゆっくりは最期のときを迎えようとしていた。 「あら、だいぶ弱っているようね」 「お嬢様……」 霊夢の部屋を訪れたのは、紅魔館の主、レミリア・スカーレットである。 「これ以上お役に立てなくて申し訳ありません」 「そう、残念ね。あなたはゆっくりにしては異常に役に立ったから」 「褒め言葉と受け取っておきます。ありがとうございます」 やや沈黙が降りた後。当主は言った。 「あなた、私の眷属になる気はない? 特別よ、ゆっくりなんかを誘うのは」 正直、惹かれなかったといえば、嘘になる。 「そうすれば、このままのたれ死ぬこともなくなる。ゆっくりとは何か、の続きを探求することだってできるわ」 「……せっかくですが、お断りします」 「あら、何故?」 「吸血ゆっくりになると、私が、今までの私でなくなるような気がするんです」 そう、と当主は静かに頷いた。 「私は、私ですから」 「そうね。あなたがゆっくりとして歩んできた、有限の歴史の積み重ね。それを侮辱する権利は誰にもないわね」 その瞬間、ゆっくりの中に光が舞い降りた。そう、それこそが、私というゆっくりなのだ。 「ええ、私は、ゆっくりできませんでしたが、誇りを持って、自分のことをゆっくりだといえます」 「そう、おめでとう。そしてさよなら、ゆっくり霊夢」 「さようなら、お嬢様」 霊夢は目を閉じ、逝った。 閻魔の裁判を待っているゆっくり霊夢がいる。 船頭死神との話は楽しかった。 「ゆっくりにしては話は楽しいし、三途の川もやたら短い距離だったよ」と、名残惜しそうにしてくれた。 すべての思い出が寸刻のうちに繰り返される。 「次、ゆっくり霊夢!」 呼び出された。 四季映姫と名乗る閻魔が、宣告を下す。 「ただいまから審判を開始する。まず、名前と種族名を言いなさい」 霊夢は、自信をもって答えた。 「私はゆっくり霊夢。種族はゆっくりです」 万年初心者 素晴らしい。 -- ぽけわん (2009-05-29 20 25 00) 素晴らしいです。 -- ゆっけのひと (2009-06-03 20 44 33) こりゃすばらしいわ・・・ -- 名無しさん (2009-06-08 21 57 33) まさかゆっくりに感動させられるとは・・・ -- 名無しさん (2009-08-22 15 12 48) 素晴らしいです。 感動しました。 -- くるくるくるる (2010-03-17 23 55 53) 生きるとは何か・・・か。まだその答えは見つからない。 はっきりした答えは無いだろう。だが、自分なりの答えは持ちたい物だ。 -- 名無しさん (2011-02-02 19 17 17) 現実的によく考えさせられるお話でした -- ばんちょー (2014-03-13 01 04 57) 偶然凄い物語を見つけてしまった -- 名無しさん (2014-03-21 18 50 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/duelrowa/pages/120.html
あきらめる理由を探すんじゃなくて、あきらめない理由を探せ 三浦知良 「はぁ……はぁ……」 少女は走る。 必死に走る。 生にしがみつく為に走る。 やるべき日常へ帰るために。 「おとなしく、我の手にかかるがよいわ!」 男は飛翔しながら少女を追いかける。 男に慈悲はない。 男も帰らなければならない。 痛みのない幸福の世界の実現を見届けるために。 そのために、男は決闘という殺し合いに乗った。 故に仮に同じ教団の信徒に出会っても殺す。 だから異教徒である少女を見逃すという選択肢はない。 男はレーザーを発射する。 「ふざけんなっ……て!勝手なこと言ってんじゃねーよ!!」 (あぶなっ!?つか、アイツ……マジでヤバいやつじゃん!) 少女は持ち前のスタミナで直線のレーザーを避けると、飛翔する男に悪態をつきながら逃げている…… ☆彡 ☆彡 ☆彡 時は少し遡り…… (おいおい……殺し合ってマジ?) 突然の殺し合いに困惑の色を隠せない少女ーーー 少女の名は曽志崎緑。 埼玉県蕨市の蕨青南高校の女子サッカー部に所属している。 ポジションはポジションはミッドフィールダー(ボランチ) 背番号は4。 (……こっちは、普通のサッカー女子よ?殺し合いって……) 選手権埼玉予選、予選リーグ第2戦を新生ワラビーズ初勝利で終え帰宅していたはずが、決闘と言う名の殺し合いに巻き込まれた。 「はぁ……恩田ならきっと、こんな状況になっても「サッカー」したいとか、言いだしそうだ」 (そして、すみれは呪詛ね……) 曽志崎の脳裏に浮かぶのは、同じチームメイトの恩田希に周防すみれ。 自分と同じサッカーが好きなサッカー少女たち。 おそらくハ・デスに悪態をついているだろう。 「とにかく、まずは、落ち着ける場所を……」 曽志崎は手ごろな休憩場所がないか、周囲を見渡すと。 「ほう。さっそく決闘者に出会えるとは、これも日々の信仰心の賜物か」 「ん?」 (信仰心……それにその服装……宗教の人?) 緑の目の前に現れた男。 服装から、宗教筋の人だと察したが、直ぐに驚愕することとなる。 「エルレイン様!我に力を!!!」 言葉と同時にガープの姿が変形する。 その姿は、明らかに異形じみた化け物。 それから、ガープとの鬼ごっこが始まった。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「どこへ隠れた!」 ガープは手当たり次第に突風とレーザーで周囲の建物を破壊する。 このままでは、見つかるのも時間の問題といったところだ。 (死ぬの……?こんなところで?) 必死に隠れることに成功したが、このままでは、おそらく見つかって殺される。 死が近づくと走馬燈が起きると言われるが本当なのか、同じ部活の仲間が次々と浮かび上がる。 (チカ先輩!?) それは、曽志崎が中学の時、コンビを組んでいた先輩ーーー (こんなところで、死んでたまるかッーー!!) チカ先輩と戦いたいから、私は蕨青南高校を選択した。 意味わかんない「ここ」で死ぬわけにはいかない。 (いちかばちか!) デイバッグから剣の鞘をアスファルトの地面に置くと。 「ーーー素に銀と鉄」 私は変てこな呪文に賭ける. 素に銀と鉄 礎に石と契約の大公 降りたつ風には壁を 四方の門は閉じ 王冠より出で 王国に至る三叉路は 循環せよ 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(みたせ) 閉じよ(満たせ) 繰り返すつどに五度 たた満たされる 刻を破却する ーーー告げる 汝の身は我が下に 我が命運は汝の剣に 聖杯の寄るべに従い この意 この理に 従うならば応えよ 誓いを此処に 我は常世統ての善となるもの 我は常世統ての悪を敷くもの 汝 三大の言霊を纏う七天 抑止の輪より来た「ここかぁ!!!!!!!」 「うわッ!?」 (げっ!?呪文言い終わらなかった!?) 破壊されるアスファルトの地面。コンクリートの破片が舞い散りる音が聞こえ、呪文は言い終わらなかった。 その時、破壊された振動からか私のデイバッグから、もう一つの支給品のラノベが飛び出てーーー ーーパァァァァァ 「手こずらせたが、これでお終いだ」 あいつは、私が呪文を唱えていた場所までたどり着いた。 ああ、ここまでなのかーーー? はっきりと曽志崎の両目に「死」の文字がせまーーーーー 「死ね!アディショナルレーザー!!」 光が集束すると同時に刀が…… 額を貫いた。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「え……!?」 私の前に現れたのは、女の子の剣士。 ーーー剣士と呼ぶには あまりにも 華奢なその身に浅葱の羽織を纏い 刀を振るう姿は 白い肌と相まって さながら雪椿のようであった。 _ / ̄ ̄ 「 ̄\ / <⌒_ ____ // | \// _彡 ⌒ / / ̄ \ / { __| }__> "⌒ / / \ . { 乂/ / ̄ ミ ノ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ . `ー‐く __ / /\――<__ _rヘ ‐ ┐ / ̄ ̄ /{ ノ ――<__ >――<_「 { { {ニ┘ / \__>彡 -―-ミ <⌒ __n -ニ\ ク ノヽ / | x灼 \\ \ Υ __|ニ- └ ⌒ \ニ\____/ | \^ リノ ∨\ _ -ヘ/二二{L_ ∨ニ\_ 人 )\ 厂_ -ニニ- ヘニニニニ{ `>―厂厂∨ニニ\ \ \ ⌒ヽ _ -ニニ- } ∨ニニ{ / \ |ニニニ) \ \ー _ -二-__ ノ }ニニニ{ . | \ ̄ | _ -二- √ニニ.{. . . ̄| \ |__ _ -二-  ̄~^ <__ √ニ二{ .ー――  ̄|\ \ _ -二- { ./⌒ ̄>―√ニニニ{\  ̄ \ | _ -二- ∨ ./ /__/ニ二二j |\ .\___| . _ -二- ∨ \ |-/二二ニ√| . \. . . . ./ _ -二- }\ . ./ |ニニニニニニ√__! . . . . . \______/ . _ -二- } \. .\ |ニニニニニ.√/Λ/ ̄ _ -二- } \ .| \  ̄ ̄「////Λ ニニ- }/ .Λ  ̄| \ \ ///Λ / / } ._ | |//// Λ / / Λ \ | /  ̄ ̄ ̄ \ / ./// _| ̄ |/ \ 〈__// /\/ / \ / / / \ / ̄ ̄ ̄ / / / / ̄ ̄ ̄ ̄\ } / 〈___/| / / ∨ / | / / , /ニニ-_ | /\ , /二二ニニ-_ _ ´|_/ \ _ -ニニ二ニ-_ /二二二二二二_ _ ´ ー--------‐ \ / 二二二二二_ . / 二 二二二二二二 ´ \ { 二二二二二二_ . /二二二二二二二> ´ \ 二二二二二二_ 「ぐっ……何者だ女!?貴様も邪魔立てするのか!」 「……」 突如自身と罪人のあいだに立つ異国の剣士。 ガープは片手で額を押さえながらもビッと指さしする。 「我はガープ!エルレイン様に仕えるフォルトゥナ神団最後の守護者にて無法なる者どもに”正義の鉄槌”を下す戦士なり!」 「……」 「さぁ……ヒュ……我ヒュ……と一戦まじ……ヒュ……」 (な……なんだ?喋りづらくなっているだと……?) 「斬りあいの最中に喋るバカで助かりました」 (うそ……あの「一瞬」で!?いつ、抜いたの!?) どうやら、あの浅葱の剣士は額だけでなくあいつの喉元も斬りつけていたようだ。 まるで、アニメの如く、剣士が剣を抜いた姿を私は目視することができなかった。 (すごッ!てか、連続の俊足の突きって、まるで沖田総司じゃん!!) 曽志崎はオタクの一面もあり、特に好きなのが土佐の幕末を舞台にしたアニメ「胸きゅん開国」 それゆえか、歴史上の人物は多少ながら詳しい。 (く…っ!これでは、呪文を満足に唱えられないッ!!) 「ふふ……ヒュ……キサマの顔……おぼ……ヒュ……た!!」 怨嗟渦巻く感情が剣士に向けられる。 ……が。剣士はそんなのはどこ吹く風。 無関心の極みといった風。 「別に覚えなくて結構です。貴方はここで死ぬのですから」 浅葱羽織の剣士はあいつの言葉を歯牙にもかけないで止めをさそうとする。 日本刀による袈裟蹴り。 鋭い一閃。 死を感じさせるその気迫に飲まれたのか、背中の翼を大きく広げると飛翔すると同時に剣士の一撃を避けると、あいつは脱兎の如く逃げた。 「……逃げられましたか」 浅葱羽織の剣士の女の子は刀を鞘に納めると、私の方へ体を向けーーーーー 「申し遅れました。あなたが私の主ですか」 「え……そうなの?」 はっきり言って、困惑よ。 そりゃだってーーー、支給品の紙に書いてある通り文字を読んだだけーーーしかも、言い終わってないし。 そんでもって、急に刀をもったこの浅葱色の羽織を着た女の人が現れ、漫画のような戦闘が始まり、挙句に私が主(マスター)!? 私の頭は?で埋め尽くされているとその女性は私の右手を掴みあげ、まじまじと見つける。 「え?てか、何!?この紋章みたいなの!!」 よく見ると、私の右手にタトゥーのような模様が浮かび上がっていた。 え!?これ、消えるの!?高校生のサッカーでタトゥーは不味いっしょ!? 「ここに契約は果たされました」 「よろしく お願いしますね。マスター」 見つめていた女の子はふわっとし朗らかな笑顔でわたしにそう、宣言した。 「は、はい……よろしくお願いします」 こうして、私の殺し合いは始まったのであるーーーまる。 【曽志崎緑@さよなら私のクラマー 】 [状態]:疲労(中) [装備]:帝国戦記@帝都聖杯奇譚Fate/type Redline セイバー@帝都聖杯奇譚Fate/type Redline [道具]: 基本支給品、ランダム支給品1 [思考・状況] 基本方針:元の世界へ帰る 1:浅葱羽織の子と行動を共にする(てか、マスターって何!?) [備考] ※参戦時期は51話後 ※セイバーのマスターとなり、右手に令呪が刻まれました。現在3画。 ※セイバーの真名はまだ知りません。(まるで、沖田総司みたいな子だなーと思っています) ※Fateの世界の知識はまだ知りません。 【帝国戦記@帝都聖杯奇譚Fate/type Redline 】 著者不明のライトノベル。 帝都と称される第二子世界大戦中の日本を舞台とした魔術儀式の戦争物語 セイバー召喚の触媒。 【聖剣の鞘@帝都聖杯奇譚Fate/type Redline 】 かの騎士王の剣の鞘。 しかし…今回、曽志崎が使用したのはレプリカである……現実は……非常なり。 セイバー召喚の触媒その2。 【セイバー(沖田総司)@帝都聖杯奇譚Fate/type Redline 】 最優と称されるセイバーのサーヴァント。 今回、ハ・デスの魔力並びに戯れもあり、魔術師ではない参加者でも、マスターとして使えることができた。 あくまで、支給品としての扱いの為、マスター(曽志崎)の死は、自らの消滅に繋がる。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「ぜ…ったいに、許さん!あの浅葱羽織の女!!」 屈辱。 ガープはフォルトナ神団最強の戦士。 数多の異教徒共からエルレイン様をこの身一つでお守りしてきた。 しかし、あの浅葱羽織の女の殺気の目に怯み、退却をとってしまったーーー 「もう聖戦の流儀なんぞどうでもよい!次は必ず殺す!!!」 支給品のパナシーアボトルを使用し、喉の状態を回復したガープは鬼の形相で異国の剣士がいる方向を睨む。 狂気の信徒は決意を定めた。 【ガープ@テイルズ オブ デスティニー2 】 [状態]:負傷(小) 額から軽い出血 喉元に2つの小さな突きの穴(治療済み) 魔力消費(小) [装備]:無し [道具]: 基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考・状況] 基本方針:優勝。 そしてエルレイン様の理念の実現 1:とりあえず、態勢を整える 2:必ず、あの浅葱の羽織女を自らの手で殺す [備考] ※参戦時期は、聖地カルビオラでカイル達と戦う前 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「……む!キサマも決闘者か」 「……」 他の参加者を見かけたガープは先ほどの浅葱羽織の女剣士から受けた屈辱を少しでも癒そうと考え――― 「アディショナルレーザー!」 (見敵必殺!死ね!!エルレイン様の崇高な理念を理解できぬ異教徒共!!!) 参加者に一直線に向かった光線は大きな爆発が起き、参加者は吹き飛ばされる。 「おおおおお!やはり我の信仰はいまだ健在なり!」 ガープは吹き飛ばされた参加者の姿に余裕綽々。 先ほど砕かれた自信を取り戻すーーーが。 吹き飛ばされた参加者は立ち上がる。 何事もなかったかのように。 「怖い怖い……いきなり攻撃を噛まして来るなんてな」 「な……グミ?いや……スライムだと!?」 「これかぁ?リバイバルスライムが盾となったんだよ!」 男の言葉に応じて、ガープの攻撃を防いで粉々となったリバイバルスライムが復活する。 男はさらにカードをセットして発動する。 「ほぉら……宗教と拷問はセットだろぉ~。たしか」 「ぐあああああ!!!!!お……おのれ!異教徒風情が!」 突如現れた拷問車輪が、ガープを捕らえる。 先の異国の剣士の鋭い一撃もあるためか、変身も解け、ガープは哀れ十字架に磔にされた ガープは怨嗟の声を上げる。 先の聖戦の流儀も知らぬ異国の剣士に目の前の醜悪な異教徒にいいようにされていることに。 自分が斃れれば、エルレイン様をお守りすることができなくなる。 今も聖女の片割れとその一行により危険にさらされている可能性が高い。 つまり、痛みが無い幸福に満たされる世界の実現が失われるという事他ならない。 「ククク……オレが異教徒か。むしろオレの信ずる神の使徒ですらないキサマの方が異教徒にしか見えねぇけどなぁ」 「だまれぇぇぇぇぇ!!!!神はフォルトナ神のみだ!」 吼えるガープに男は指摘する。 そうしなければ自分の信仰心が目の前の男に粉々に砕かれてしまうと感じたからだ。 「いいぜぇ……復活した祝福の生誕祭だ!神を拝ませてやる!」 男は、ガープに絶望を与えて殺すべく、神を召喚することに決めた。 破壊こそが快楽である男は実に歪んだ嗜好をお持ちのようだ。 「ほうら……出てこい!ニュードリア!ドリラゴ!ギル・ガース!」 次々とモンスターが召喚される。 神を召喚するための生贄要員として。 「フハハハハ!3体のモンスターを生贄にオレは神を召喚する!」 「太陽神(ラー)よ!天を舞え!炎を纏いし不死鳥となりて!ラーの翼神竜!!!」 男が召喚したのは、言葉通り”神” その神々しさはガープの表情を大きく狼狽させる。 ガープの価値観を全て否定するかの如く、その神は降臨した。 「エ……エルレイン様……」 「太陽神よ!この異教徒を焼き尽くせ!ゴッド・ブレイズ・キャノン!」 「エルレイン様ぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!!!」 太陽神の炎がガープを焼き尽くす。 骨一つ残さない神の炎。 炎々と燃え盛る裁き。 こうして、敬虐かつ狂気の信徒はこの世を去った。 【【ガープ@テイルズ オブ デスティニー2 死亡確認】 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「まさか、またこうして現世に現れることができるなんてなぁ」 ガープを仕留めた男の名はマリク。 だが、マリクであってマリクではない。 正確には、マリクが生み出した闇の人格。 遊戯達に闇マリクと呼ばれた自己破壊と憎悪の象徴。 「つまり、闇は飢えているぅ……」 闇マリクは、理解した。 闇が自分を求めていることに。 そして、遊戯を闇に堕とせということを。 「いいぜぇ……オレが見せてやる。苦痛のもがきを」 闇マリクはここでも貫く。 決闘者たちを闇の生贄にすることを。 【闇マリク@遊☆戯☆王】 [状態]:健康 [装備]:デュエルディスクとデッキ(神)@遊☆戯☆王 [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~4(自身とガープ) [思考] 基本:決闘者たちを闇の生贄にする 1:出会った参加者達を闇の生贄とする 2:遊戯には最大の苦しみを与え、闇の生贄とする 3:千年ロッドがあるのならば、取り返す [備考] ※参戦時期はアニメバトルシティ編で遊戯に敗れ、闇に消えた後 ※元の人格のマリクについては後続の書き手様に委ねます。 ※千年ロッドは現在所持していません。
https://w.atwiki.jp/mh_rifujin/pages/196.html
Q: 606 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/07(金) 20 46 05 ID cA8EGrOT 俺に彼女が出来ないのが一番理不尽です A: 607 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/07(金) 21 19 37 ID AkaDi5ld 理不尽ではない質問をされるのが理不尽です 609 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/07(金) 21 46 42 ID dab/pQgx 彼女が出来ない? それはきっと天狗の仕業でしょう 610 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/07(金) 22 22 00 ID gHpbtwdH 彼女?きっと貧乏神のせいですよ。 612 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 00 38 13 ID nYYxunKQ 逆転の発想です 彼女なんていなくてもいいさ そう考えると意外とどうにか なりませんね。人生観を変えて下さい。 リアル
https://w.atwiki.jp/acquisition/pages/32.html
初取得してない斧リスト まだ初取得出来てない斧技能リストです。 空いてない技能で取得に行く!と宣言されると書くかもしれません。 上位技能とかは思いついた時です。たぶん。 斧系 技能名 必要技能 必要技能 レンド 斧:10 ストライキング 斧:5 格闘:5 バイセクト 斧:5 短剣:5 カーネリアン 斧:5 剣:5 ツインコンフリクト 斧:5 杖:5 トーメントウェポン 斧:5 吹矢:5 サモン・首狩り爺 斧:5 召喚:5 木枯らし 斧:5 風霊:7 クラック 斧:5 地霊:7 10 10および6 12技能は取得可能頃になったら書きます。