約 73,456 件
https://w.atwiki.jp/sinjitsurowa/pages/129.html
本SSには性的描写と残酷描写がございます。閲覧にはくれぐれもご注意ください。 何という、恐ろしいことを。 テルティナ・リズ・ワーグレイ・アヴァルロストがバトルロワイヤルという狂った催しに抱いたのは恐怖交じりの嫌悪、そして主催に対する憤りであった。 異なる世界の者達を一所に集めた殺し合い。絆は破壊され、多くの命が失われる。ここでどれだけの悲劇が生まれるのだろうか。 参加者達の前に姿をあらわした羂索という者は姿こそテルティナや、仲間のイドラとそう歳の変わらない少女(体型はともかく)であったが、その所業は魔王族と遜色ない。 「はぁ……はぁ……」 しかし、そんなテルティナにも、初っ端から危機が訪れていた。 テルティナは息を切らしながら走り、追手から逃走を試みていた。 当然ながら、いつも傍に付き従ってくれていたロゥジーや、仲間であったレッドにイドラは勿論、太陽の森で修行に励んでいるはずのラーニヤはいない。 いるのは支給品の入ったリュックを持たされたテルティナ一人だ。 「あぐっ!?」 追手の攻撃によって背後の建物が倒壊し、テルティナはその衝撃に吹き飛ばされる。 テルティナは地に伏せった身体を急いで起こし、振り返って追手の姿を確認する。 「貴方は……!」 「よぉ、久しぶりだなあお姫様?太陽の森以来だな」 卑劣な顔をした男、ユーゲス。 特権魔法TCGバインダーを操りロゥジー、イドラと交戦したアジールの傭兵だった男。 テルティナはこの男の特権魔法によってカードに封じられたことがあり、その性質はよく知っている。 テルティナは冷や汗を浮かべながらユーゲスの腕にあるはずのない物を見る。 「なぜ魔力の種を貴方が持っているんですか!?確かに私が取り除いたはずなのに……!」 「ああ、そういえばお前、俺をペットに食わせてくれてたな。ったく、酷いことするよな。わざわざ噛ませるなんてよ」 「……」 自分のした所業はどこ吹く風という風にユーゲスは言う。 魔力の種。魔王族によって皇国内に広められた呪物であり、宿した者に莫大な魔力とその願いを叶える魔法を授ける代償に宿主を蝕み、やがては魔獣の一部に取り込む悪魔の産物。 テルティナは自身の特権魔法である"簒奪の銀狼"で魔力の種を宿主を傷つけることなく取り出せる。 このユーゲスという男からも、魔力の種を取り除いていたはずだ。 「まあ、ムシャムシャと噛まれてる最中に殺し合いに呼び出されたと思ったら最初に出会うのが姫様だとはな。ツイてるぜ」 (どういうこと……?まさか私が簒奪の銀狼に食べさせる前から来ているの……?) テルティナは時間軸のずれに怪訝になりながらも、この状況を脱しようと頭を回転させる。 端的に言って大ピンチだ。テルティナは一人である上に、ユーゲスという魔力の種が健在の男が自分を狙っている。 テルティナはロゥジー達に比べて非戦闘員とも言える立場ゆえに、守ってくれる者がいなければ単純な力で襲い掛かられるとどうしようもない。 (まだ確認はしてないけれど……賭けるしかない……!) 確か、羂索の言うことが正しければリュックには支給品が入っていたはずだ。 自分の助けになるアイテムが入っていることを祈りながら、ユーゲスに悟られぬようテルティナはリュックに手をかける。 「掛かったなバァカ!テメェの考えなんてお見通しなんだよ!」 「なっ!?しまった……!」 テルティナのリュックには、既にユーゲスのカードが貼り付いており、そうとも知らずにテルティナはそれに触れてしまう。 カードに触れたら最後、その特権魔法の発動は止められない。テルティナの身体はカードに吸い込まれていく。 「くぅぅっ……!」 「無駄無駄、踏ん張っても俺の特権魔法は止められねぇよ」 テルティナはカードの縁を掴んで踏ん張りながら、身体が完全にカードに引きずり込まれる前に支給品を取り出そうとするが、リュックをひっくり返すだけで精一杯だった。 白いセーラー服と白衣がリュックから零れ落ち、瓶に入った薬をかろうじて掴むも、その時点で完全にテルティナの身体はカードに封印されてしまった。 「激レアのお姫様ゲットだぜ!ってなァ」 ユーゲスはひらひらと舞うカードを掴み、そこに映るテルティナの姿を下卑た目線で見下ろしてくる。 テルティナはカードの中で、一縷の望みをかけて一緒に封印された支給品の薬を飲むも、特に変化は感じなかった。 どんなにカードの表面を叩いても、カードに閉じ込められたままだ。 2度に渡って何もできずにカードに閉じ込められるという屈辱に歯噛みしながら、ユーゲスを睨み上げる。 「悔しそうだなお姫様?だが今回はこれだけじゃないんだぜ」 そう言って、ユーゲスはテルティナに対してカードの束を見せつけてくる。 「こいつは俺の特権魔法とは違うカードゲームのカードらしいんだがな、それをカードになった女に使ったらどうなると思う?」 (っ……!?) 「やっぱりな。いい格好になったじゃねぇか」 ユーゲスがカードを使用すると、テルティナの衣服は下着に至るまで一瞬のうちに全て消え去り、全裸になってしまった。 ユーゲスの使用したカードは、罠カードの『武装解除』。ユーゲスに支給された、罠・魔法カードセットのうちの1つだ。 元になったカードゲーム本来の効果で言えばフィールド上の装備カードを全て破壊するという効果なのだが、このバトルロワイヤルでは使用した相手の衣服に至るまでを破壊して丸腰にする効果として機能していた。 ユーゲスの目には、カードの中で胸と股間を手で隠して睨んでくるテルティナの姿があった。 「いいねぇ、こうして女を好き勝手できるのは最高に気分がいいぜぇ」 ユーゲスは口角を吊り上げながら、一糸まとわぬ姿となったテルティナのカードをベロリと舐め上げる。 カード越しからでもぞわぞわとした悪寒が駆け巡り、テルティナはカードの中で縮こまっていた。 「んじゃ、本番と行こうか」 ユーゲスは新たなカードを取り出す。そのカードの名前欄には、「フレームバインダー」と書かれていた。 「解放《リリース》!」 テルティナとフレームバインダーのカードを同時に掲げてユーゲスがそう叫ぶと、カードに封じられていたモノが解き放たれる。 「同時に解放するとアイテムを強制装備できる……俺の読み通りだったな」 「こ、これは……!」 カードから解放されたテルティナは目を見開く。 なぜなら、テルティナは全裸の状態で、フレームバインダーと呼ばれる拘束具に拘束されていたからだ。 フレームバインダーとは、世の性欲旺盛な諸氏がとある同人誌の絵よりイメージを膨らませてその形状を確立した、金属製の骨組みで対象を挟み込む形で全身を拘束する拘束具だ。 虚空よりぶら下がっている鎖と繋がったフレームが、全裸のテルティナの肢体をその中に閉じ込める形で吊り下げている。 テルティナの首、肩、胴、両太腿、両足首はそれぞれ金属製の枠の内に挟まれる形で固定されており、唯一自由に見える両手も背中のフレームと連結した手枷を後ろ手に嵌められ、一切動くことはできない。 「こ、こんな格好いやぁ……っ!」 「へっへっ、あの激レアなお姫様がとんだ無様を晒したもんだぜ」 何よりも目を引くのが、フレームバインダーに固定された全裸のテルティナの姿勢だ。 解剖前のカエルのように「<>」の形で両脚を開脚したまま、背中で手を組んだまま恥部を隠すことができない。 いわばジベットの開脚版とでも言うべき拘束具に、テルティナの肢体はその中に押し込まれ、恥ずかしい姿勢で五体を完全に固定されていた。 「この……、くっ……っ」 テルティナは身体を動かそうともがくが、フレームが僅かに音を立てるだけで、手足は勿論、首も押さえられていて一切の姿勢を変えることができない。 ちょうど吊り下がった自分を拘束するフレームバインダーの真下に、テルティナの支給品であったセーラー服と白衣が落ちており、それを足で拾おうとするも太腿と足首を固定されては伸ばすことすらできず、見ていることしかできない。 「さぁて……楽しませてもらうとするか」 「ひぃ……っ」 吊り下がったまま動けないテルティナの頬を、ユーゲスはべろりと舌で舐める。 テルティナは身体を震わせて心底恐怖した表情で顔を逸らすが、当然一切の身体の自由が効かないため、その頬に舌が這いまわるのを止めることができない。 テルティナの反応に満足したユーゲスは、早速とばかりにテルティナの下半身に目を移す。 そこには惜しげもなく晒された、オンナとして成熟しないテルティナの身体の中でも全くもって幼い頃のままの秘所があった。 「ここの感触はどうかなぁ?」 「そこは……!?」 テルティナは頬を紅潮させて思わず脚を閉じようとするが、フレームバインダーに固定された両脚はくの字に開かれたまま閉じることはできない。 両手も後ろ手で拘束されているため、恥ずかしいところをすべて目の前の男に曝け出すしかない。 下種な男の目に晒されたとしても、フレームバインダーは無機質に彼女の裸体を拘束し続ける。 「さ、触らないでください!!」 「目の前で女に股を開かれて何もされないわけないだろうがよぉ!」 そして、ユーゲスは趣など知らないとばかりに、指をテルティナの割れ目にねじ込む。 テルティナはどうにか暴れてユーゲスの指から股間を逃そうとしたが、五体をフレームバインダーに拘束された状態では、ギシギシと僅かに身を捩らせて吊り下がったフレームごとぷらぷらと揺れるのが精一杯だった。 当然ながらそれでユーゲスから逃げられるはずもなく、カエルのように開脚したまま閉じられないテルティナの股間を指で無慈悲に掻き回した。 「あっ、くっ、いやっ、ぁ、くぅ……!」 「おやぁ?なんか湿ってきたぜ?こんな状況で感じてるのかお姫様?」 「ッ……!!」 一切の抵抗ができないテルティナはユーゲスの蹂躙を受け入れるしかなく、どんなに耐えても声が漏れ出てしまう。 息を荒くしながらも、テルティナはキッとユーゲスを睨みつけた。 「抵抗できない女の子にこんなことをして……恥ずかしいと思わないんですか……っ!?」 「恥ずかしい?女を好き放題できるのは何よりも……楽しいだろうがよ!?」 「ひ……!?」 そして、ユーゲスはテルティナに自身の一物を晒して見せつける。外気に晒されたそれは、既に準備万端というほどに勃起していた。 「それじゃあ本番と行こうかお姫様?」 「ま、待ってください!?貴方、状況分かっているんですか!?殺し合いの中でこんな行為をしている場合では――」 「殺し合いだからヤるんだろうが!いつ死ぬか分からねえからなあ!」 「ッ、特権魔法”簒奪の銀狼”!!」 「うるせえ、邪魔だ!!」 テルティナは咄嗟に特権魔法”簒奪の銀狼”を発動して自分を守らせようとするが、召喚されたヴリコラカスは見た目に反してせいぜいそこらの犬程度の強さしかない。 性欲に狂いつつあるユーゲスに何度も蹴られて、最終的にテルティナの魔力の種に戻ってきてしまう。 「さぁて、やっと一つになれるなお姫様」 「やめて……っ、来ないで……」 ユーゲスは自身のそれをテルティナの股間に宛がってくる。 テルティナは全身に嫌な汗を浮かべながら、ガチャガチャと手枷の鎖を鳴らしつつ必死に拘束された身体に力を込めて逃げようとする。 しかし、虚空に吊られたフレームバインダーが僅かにギィ……と揺れるだけでそれは叶わず、せいぜい数cmしか動けなかった。 焦燥するテルティナの意志に反して、テルティナは股を開いたまま動くことができなかった。 「それじゃあ、いただきま~す」 「いやっ!待っ、誰か――!!」 ユーゲスはテルティナの嫌がる様子を嘲るかのように、彼女の腰を掴んで一気に一物を穴に挿入する。 それは、あまりにも簡単に、そしてあっけなく。 ぶつりと音を立てて、"膜"を貫いた。 「あ……あ……嘘……」 「お姫様の初モノゲットだぜぇ~~~~~っ!!」 鋭い痛みすらも意に介する余裕もなく、テルティナは呆然としていた。 こんなことで、自分の初めてが奪われるなんて。 目から、一筋の涙が零れる。ただ、テルティナは結合部からぽたぽたと垂れる破瓜血が、真下のセーラー服に垂れる様子を見ていた。 「ああ、最高の気分だ。ついにやった、やったんだ!俺に逆らう女はみんなこうなるべきなんだ!」 ユーゲスは歓声を上げながら興奮していた。 ゆえに、気づかなかった。ユーゲスがテルティナを陵辱している際に、近づいてくる影があったことを。 「……あ?」 ヴ、という鈍い音がしたと思うと、ユーゲスは目を見開く。 すぐ目の前で犯していたはずのテルティナが、視界から逸れてしまっていたのだ。 この無垢な姫を自分色に染める快感を感じようとしていたユーゲスは思わず視野外に外れたテルティナの姿を目で追い、そして信じられないものを見る。 そこには、尻を露出してテルティナを犯しているユーゲス自身の下半身があった。しかし、上半身はなく、ただ一物をテルティナの秘所に挿入したまま痙攣していた。 「なんだ、こりゃ」 ようやく理解する。 自分は、上半身と下半身が亡き別れになったのだと。何者かに肉体を分断されてしまったのだと。 不思議と痛みは感じず、ゆったりとした時間の流れの中で、フレームバインダーに拘束された驚愕しているテルティナと地面に伏した自身の上半身を交互に見る。 「まだ……気持ちよくなってねぇ……の、に」 すぐ近くにある女の裸を名残り惜しく思いながら、ユーゲスの意識は暗転していった。 【ユーゲス@戦隊レッド 異世界で冒険者になる 死亡】 テルティナは、何が起こったか分からなかった。 突然、音を切る鈍い音がしたかと思うとユーゲスの上半身がひしゃげ、下半身と亡き別れになってそのまま絶命した。 主の失った下半身は、しばらく痙攣した後に、力を失い崩れ落ちる。ユーゲスの一物だったものもテルティナの膣内に留まることができず、崩れ落ちていくそれに引っ張られてテルティナの秘所から引き抜かれる。 「貴方達、は……?」 ユーゲスのいた場所のすぐ後ろに立っていたのは、血の抜けたような顔色をした、焦点の合わない赤い瞳をした二人の男だった。 両方の男共に金色に輝く髪をしており、その内片方の男は前髪の生え際がM型にハゲている。 まるで糸に吊られた操り人形のように心ここにあらずといった様子だった。 「それよりも、これを外してくれませんか……?」 テルティナは未だにフレームバインダーの中に身体を拘束されたまま、目の前にいる男達に全裸を晒している。 しかし、羞恥心は不思議と起きなかった。なぜなら、男達の異様な雰囲気に不安と恐怖がそれを上回っていたからだ。 事実、男達はテルティナが呼びかけているにも関わらず微動だにせず、混濁した目のまま一糸まとわぬ姿のテルティナを見つめている。 「あのっ、話を聞いているのですか!?動けないんです!早く――」 焦りを覚えつつ、後ろ手に拘束され股を開いた状態のまま鎖に吊られるフレームバインダーを揺らしてテルティナは促す。 しかしその時、テルティナには見えてしまう。 目の前にいる男達には、この殺し合いの参加者の証であるはずのレジスターが腕にないのだ。 にも関わらず、ここにいるということは、この男達は参加者ではなく――NPC。 「嘘……」 テルティナはすべてを察して呆然とする。 この二人の男が彼女に向けている目は、殺意なのだと。 今から、この男達は自分を殺そうとしていると。 無意識に身体がガタガタと震えてしまい、絶望で視界が真っ暗になりそうになる。 「嫌……いや……!」 状況を整理しよう。 一撃でユーゲスを葬ったNPCが二人に対して、テルティナは一人である上に全裸でフレームバインダーに囚われている。 テルティナは首、手首から先、足首から先が僅かに動くだけでそれ以外は微動だにできず、自身の真下にある支給品に手を伸ばすことすらできない。 彼女の身を守るものは何もなく、身に纏うものもない。乳首や秘所といった恥部すら開けっ広げに晒しながら、処刑されるのを待っている囚人であるかのような状態だ。 戦うことも、逃げることも叶わない。 「ぐうっ!!くううっ……!!」 それを認識したテルティナは、必死に暴れて拘束を解き、この場から逃げようとする。 フレームバインダーに纏わりつかれた身体を捩りながら、背中に張り付く両手首とくの字に開いた脚の先に投げ出された両足首をぴこぴこと動かしながら抵抗する。 しかし、フレームバインダーは残酷なまでにテルティナの身体を固定し続け、ギシギシと音を立てて鎖に揺られるだけに終始した。 テルティナが自力でフレームバインダーを解けない以上、解く者が現れるのを待つことしかできない。 しかし悲しいかな、それが現れないのであればたとえ襲われたとしても拘束されたまま襲われるしかない。 「―――!!」 「―――!!」 やがて、テルティナを狙うNPCが動き初めて、辺りに地響きを起こすほどのエネルギーを迸らせる。 テルティナの前に現れた二人の男は、「クローン戦士」と呼ばれる者達だ。 かつて人造人間21号と呼ばれるバイオロイド戦士がかのZ戦士を模して作り出したクローンで、テルティナの前にいる男達はそれぞれ、孫悟空とベジータという戦士を元に作られていた。 呼称するのであれば、クローン悟空、クローンベジータといったところか。 「この……外れて、お願い外れてっ!!」 魔王族すら軽く凌駕するような力を剥き出しの肌で感じながら、それでもテルティナは諦めずに拘束を解こうとする力を緩めない。 テルティナは、ここで死ぬわけにはいかない理由があるのだ。 こんなところで死んでは、自分のために死んでいった者達を裏切ってしまう。 テルティナは、「兄貴」に償いをしなければならないのだ。 「そうだっ、令呪――」 テルティナが自分自身に令呪を発動するのと、クローン悟空がテルティナの土手っ腹に蹴りを入れたのは、ほぼ同時だった。 「ぐ、ぇ――」 テルティナは胃にたまっていた息を吐き切る。 フレームバインダーを吊っていた鎖は簡単に引き千切られ、テルティナはフレームバインダーに拘束されたまま吹き飛んでいく。 すると、なんとテルティナの吹き飛んだ先にもまたクローン悟空が待ち構えていた。 瞬間移動により、吹き飛ぶテルティナより速く飛んだのだ。 クローン戦士はデータ上ではオリジナルと変わらぬ戦闘力を有しており、クローン悟空はその気になればこの殺し合いの参加者全員を相手取っても引けを取らないパワーを有していた。 「ぶっ――」 ガキン、というかっ飛ばすような音と共にテルティナは蹴り上げられ、彼女を拘束したフレームバインダーは上空へと打ち上げられる。 いとも簡単にテルティナは打たれた部位の周辺を複雑骨折し、そのお姫様特有とも取れるシミ一つなかったきめ細やかな肌には痛々しく青ずんで出血までしていた。 ――本来であれば先ほどのユーゲスのように、蹴りの一発でも入ればテルティナの華奢な肉体など一瞬のうちに蒸発しており、テルティナは既に死亡しているであろう。 にも関わらずテルティナが骨折や出血で済んでいるのは、ユーゲスに囚われた時に服用した薬と、令呪だ。 その薬の正体は、「蓬莱の薬」。かの高名な月人が作り出した不死の秘薬。 この殺し合いにおいては不死を与える効果はなく、単に傷つきにくくして治癒力を飛躍的に伸ばす程度に留まるが、令呪の効果時間中はその限りではない。 令呪の時間に限ってはその制限は無に帰され、文字通り不老不死の能力を手に入れられるのだ。 「う、ぎ――」 (死ねない……兄貴に償うまでは……) 上空で、全裸のまま後ろ手に拘束されカエルのように開脚した無様な姿で宙を舞うテルティナ。 未だにフレームバインダーはテルティナを拘束し続け、無防備な裸体を晒すことを強制している。 碌に受け身も取れないまま、固定された身体をぐっ、ぐっ、と動かそうとするも拘束具はビクともしない。 「――」 「ひっ!?」 すると、クローン悟空が上空に飛翔してテルティナに追いついてくる。 「くっ……!」 テルティナはどうにか身を捩って体術で抵抗しようとするが、彼女を拘束するフレームバインダーはそれを許さない。 両手は背中で組まれたまま動かず、両足はフレームバインダーに太腿と足首を取られて一切の関節の自由が効かず、パンチもキックも封じられている。 「ぐううううぅぅおあががががががっ!?」 そのまま、クローン悟空の光速ともいえるラッシュをその肢体に叩き込まれてしまう。 孫悟空のいた世界ではこういった空中での体術の応酬は戦闘においてよく見られたが、此度においてクローン悟空の相手は、全裸で拘束された少女だ。 五体満足でラッシュを放ってくる悟空に対して、テルティナは一切の抵抗も防御も許されず、その無防備な裸体に連続で打撃を叩き込まれる。 裸体の前面を晒したまま両手両足を固定されている以上、四肢で身体を庇うことすら許されず、しかも鎧どころか下着も纏っていないためダイレクトにダメージがその身に伝わってしまう。 (痛い……いたいいたいいたいいたいいたいいたい!!!!!) どんなに悲鳴を上げようとも、テルティナの五体を固定するフレームバインダーは一切の痛みを軽減する甘えを許してはくれない。 テルティナは無抵抗を強要され、まるでリフティングされるボールかのように拳と蹴りを防ぐことも避けることもできずに叩き込まれる。 頭や腹は勿論、時には一番弱い部分である股間にまで打撃を叩き込まれる。 「――!!」 「がっ――!?」 そして、クローン悟空が拳を振り下ろすとテルティナは地面に撃ち落とされ、受け身を取ることができずに固い地面にその裸体を激突させる。 テルティナが撃ち落とされた場所にはクレーターができて、その中央にテルティナが苦悶の声を上げながら身を捩っている。 とどめとばかりに、クローン悟空は墜落してフレームバインダーに拘束したまま仰向けに転がるテルティナに対して気を集中させた極太の気功波「かめはめ波」を放つ。 「ぎっ――」 股間の割れ目から小水と垂れ流して伸びていたテルティナは四肢を拘束されたテルティナは為す術もなくかめはめ波による熱線に焼かれ、光に吞まれていく。 しかしそれでも、テルティナはフレームバインダーに拘束されて無様な姿勢で拘束されたまま、死ぬことはなかった。 否、ここまでくると「死ねない」と言った方が正しいのかもしれない。 (これが……罰なのかな……私への……) かめはめ波による光が止んだテルティナの肌は、もはや肌色を保っている部分の方が少なかった。 それでも、令呪によって制限を解かれた蓬莱の薬はテルティナの身体を急速に再構築していく。 (そうだ……私はここで終わるわけにはいかない……) テルティナは償わなければならない。 どうしようもないわがまま娘であった自分のために死んだ、「兄貴」のアルテオに、イドラの父にラーニヤの父。 兄貴から託された使命――世界から魔力の種を取り除くまで、テルティナの償いは終わらない。終わってはならないのだ。 「ぜぇ……ぜぇ……!」 (その時が来るまで……絶対に――!!) テルティナの肢体に肌色の面積が回復していく。 そんなテルティナに、クローンベジータが近づいてきていた。 「私は……負けません!!」 未だに裸を晒してフレームバインダーに拘束され、自分で立ち上がることすらままならない身体で、テルティナはキッとベジータを睨む。 フレームバインダーに開脚したまま固定され、ユーゲスに犯され初めてを奪われたばかりの陰部を開けっ広げにしてクローンベジータに向けて股を開いたまま、啖呵を切った。 「――」 クローンベジータは気を溜めて、連続で容赦なく気弾を抵抗できないテルティナに向けて放つ。 所謂「グミ打ち」と呼ばれるものだ。 「ぎゃあああああっ!!」 直後に聞こえるのは、連鎖する爆発音とテルティナの悲鳴。辺りには姿が見えなくなるほどの土煙が舞っている。 向きの関係上、ベジータの放った気弾のうち多くはテルティナの股間に直撃し、フレームバインダーに拘束されて開脚させられたままのテルティナは股間をガードすることもできず、グミ打ちによる金的攻撃を連続で受けることになった。 「――」 やったか。 クローンベジータがテルティナのいた場所に近づくと、テルティナは本当にやられていた。 全身のあちこちが焼け焦げており、特に股間の辺りはほぼ炭と化していて真っ黒だ。これはもはや子宮もいかれたかもしれない。 「ふーっ、ふーっ……!」 それでも、唇を噛んで口元から血を垂らしながら、テルティナは脳が焼き切れるような痛みに耐えながら生きていた。 彼女の生き延びるという意志に答えて、蓬莱人となったテルティナの魂をその肉体に留め続ける。 「うっ、ううっ……」 テルティナは見下ろしてくるクローンベジータを睨み上げながら距離を取ろうと、かろうじて動く足首から先の足指を使って距離を取ろうとする。 ほんの僅かに、テルティナの身体が全身を捕えているフレームバインダーごと動くが、その距離、僅か数cm。 「ぐっ……」 「――」 当然逃れられるはずもなく、まだテルティナに息があることを悟ったクローンベジータはテルティナの首を掴み上げる。 そして、拘束されたテルティナを前面に掲げながら音速を越えるスピードで飛翔し始める。 まるで、いつまでも死なないテルティナに痺れを切らしたかのようだった。 「はぉあっ――!?」 そんな呆けるような間抜けな声を上げたテルティナの顎を掴みながら、クローンベジータはさらに速度を上げて、その背後にある岩盤へと突貫していく。 そのまま、力任せに拘束された彼女を叩きつけた。 「かはっ――」 その勢いは凄まじく、硬い岩でできていたはずの巨大な岩盤は轟音を立てて衝撃波を周囲に放ちながらその形を変える。 テルティナと激突した衝撃でその面積を覆うかのようなクレーターを形成し、岩盤にずっぽり埋まったテルティナを中心に巨大なひび割れが起こっていた。 (ダメ……やっぱり、死なないだけじゃ勝てない……) 口と目から血を流しながらも、テルティナはクローンベジータと、自分と同じ高さまで降りて来たクローン悟空を睨みながら悟る。 (せめて……この拘束具が解ければ……!) 不思議なことに、これほどの衝撃を受けても未だにフレームバインダーは傷つきながらもテルティナを拘束し続けていた。 未だにテルティナは無様な姿勢で、この戦闘において一切四肢を動かすことができていない。 やはり、テルティナが償いを果たすには力が必要だというのか。この殺し合いを勝ち抜き、優勝できるほどの力を。 「うっ……」 クローン悟空とクローンベジータは、すぐそこまで迫ってきていた。 「――」 「――」 クローン悟空とクローンベジータはテルティナに手を向けて気を溜めている。これで終わらせる気だろう。 令呪もそろそろ切れる頃だ。 もはや、一刻の猶予もなかった。 辺りを見回すも、使えそうな支給品はない。テルティナの破瓜血のかかった衣服とは既に引き離されてしまった。あるのは、テルティナの身一つだけだ。 このままでは、死ぬ。けど、五体を固定されたこの状況でどうすればよいというのか。 「うっ、ぐすっ……」 鼻を啜りながら、涙を流しながら、テルティナは天に請うように言葉を絞り出す。 「力が……欲しい……!せめて、この償いを続けられる力を……!!」 そんなテルティナの声に応えるように、何者かがテルティナの肢体に覆いかぶさってきた。 テルティナが目にしたのは、あの支給されたセーラー服だった。なんと、セーラー服が白衣を引っ掻けながら独りでに動いて、テルティナの元に来ていたのだ。 そのセーラー服はまるで自分のことをじっと見つめていて、生きているみたいで、とてつもなく不気味だった。 ――そして、テルティナはそのセーラー服と、一緒に持ってこられた白衣に、『着られた』。 「があああああああっ……!!」 テルティナの苦悶の声がすると共に、凄まじいエネルギーの奔流が迸る。 そのセーラー服は一度自身を分解し、裸のテルティナの肌に這いずると同時に噛みつくように締まりつき、浸食するかのようにテルティナの肌を覆っていく。 同時にテルティナの力は瞬く間に増大していき、その身体から漏れ出るエネルギーの奔流にフレームバインダーは抗えず、ついに自壊してテルティナを拘束から解放する。 そして、閃光が溢れ出たと思うと、テルティナのいたクレーターから一筋の光が飛び出し、クローン悟空とクローンベジータを弾き飛ばしながら宙を舞う。 「人衣血友――」 「――神衣純潔!!!!!」 . そこには、白衣を肩にかけ、ほとんど裸とも言えるような露出度の高い戦闘スーツを身に付けたテルティナが、堂々と二体のクローンを見下ろしていた。 肩のアーマーとニーソックスを除けば後はスリングショットで胸と股間を隠しただけという格好でとてもそれがあのセーラー服が変形した姿とは思えない。 しかし、テルティナに支給された「それ」は可能だった。 生命繊維を100%編み込んだ「神衣」の一つである、「純潔」。テルティナの破瓜血によって起動したそれは、着用したものを喰らいかねないほどに危険ながらもフレームバインダーを破るほどの力を彼女に与えていた。 「私は、止まるわけには行かないのです」 テルティナは落ち着いた口調で言う。 純潔の露出度による羞恥心はない。既に、男に汚された挙句一糸まとわぬ姿にされて嬲られた経験から、羞恥心など忘れ去ってしまった。 「止まってしまったら……もう兄貴に償えなくなるから」 そう言ってテルティナは、クローン戦士達を倒すべくさらに一画令呪を消費する。 すると、純潔を纏ったテルティナの姿がさらに変わっていく。 銀髪の長い髪はそのままに、肌の色はまるでかの魔人ブウのようにピンク色に。その尻からは、トカゲのように長い尻尾が生え。その瞳は黒と赤に染まる。 まるで、目の前のクローン戦士の生みの親でもある人造人間21号のようであった。 否、今のテルティナは人造人間21号なのだ。なぜなら肩にかけていた白衣が、人造人間21号の能力とアバターを与える支給品だったのだから。 「なるほど……この白衣もまた、力をくれたんですね」 完全に魔の者の姿となったテルティナはピンク色に染まった手を開閉しながら得心がいったように見つめる。 そして、クローン戦士達の方を向いて、以前のテルティナからは想像もできないような嗜虐的な笑みを浮かべて言う。 「私の償いを続けるためにも……私の糧になってくださいね?」 直後、テルティナの姿が消えたかと思うとクローン悟空に肉薄しており、目では負えない速度でかかと落としを見舞う。 テルティナの動きはもはやクローン戦士たちには捉えることができず、クローンベジータは狼狽えたかのように地面に突き落されたクローン悟空を見守っていた。 「お返しです」 テルティナはすかさずクローンベジータの顎を鷲掴みにすると、意趣返しとばかりに背後の岩盤に激突させて鎮める。 その衝撃で岩盤は完全に崩壊し、あたりには膨大な量の土煙が舞っていた。 「さて……食事といきましょうか」 テルティナはにっこりと笑いながら、クローン戦士達にとどめを刺しに向かった。 § 戦闘が終わると、テルティナの着る純潔は元のセーラー服に戻り、ピンク色だった肌も元に戻っていた。 どうやら、魔人ブウに似た姿は令呪を維持している間限定のようだ。今は純潔の上に白衣を纏いながら、戦いの後の処理をしている。 「死体を食すのは気が引けますが……仕方ないですね――おいしくなあれ」 そう言って、テルティナが指から光線をユーゲスに放つと、なんとユーゲスの死体だったものはチョコドーナツに変わってしまう。 その手には、既に2つのカップケーキが握られていた。それぞれ、クローン悟空とクローンベジータだったものだ。 「結構揃いましたね……おいしそう……」 テルティナは目を輝かせながら、手元に揃った3つのスイーツを眺める。 今のテルティナは、元の心優しかったテルティナと比べると人が変わったようだった。 事実、その精神は歪んでしまっていた。 ユーゲスから辱めを受け、クローン戦士に蹂躙されて弱っていた精神に、人造人間21号の能力を得たことによる副作用が強く出てしまっていた。 「いえ、でも……相手が悪人とはいえこんなことをしたと知ったら皆は……兄貴はどう思うだろう……?」 ――食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。 「けど……この殺し合いで私の償いを続けるためには……仕方ないですよね……」 一瞬、難しい顔をして躊躇するも、「殺し合いの中で償うために生き延びる」ことを言い訳に、テルティナは心に湧き上がる衝動に従う。 その瞳は混濁しきっており、ピクピクと震えていた。 「はむっ、むぐっ、もぐもぐ……」 テルティナは貪りつくように夢中でスイーツを食す。 副作用――それは、凶悪な捕食衝動である。事実、オリジナルである人造人間21号も「強い戦士をスイーツにして食らう」という捕食衝動に苦しんでおり、それがそっくりそのまま参加者に作用してしまうのだ。 スイーツにされて食べられた者は、捕食者の糧となり、吸収される。 捕食者はそうして戦闘力を増大させ、無尽蔵に力を得ていくのだ。 「ちょっと薬品臭かったし死臭もしたけど……おいしかったです」 やがて、全て食べ終えたテルティナはクローン悟空とクローンベジータの戦闘力を受け継ぎ、気のオーラを発現できるようになっていた。 また、ユーゲスの死体をスイーツにして食べたことで、一画しかなかった令呪には三画が書き足され、ユーゲスの分の令呪を受け継いでいた。 「もっと力をつけないと……このままここで死んでは兄貴に償いきれない……」 ユーゲスの分の支給品を自身のリュックに入れたテルティナは、その場を後にする。 (このまま強い人をスイーツにして食べて、力をつけて元の世界に帰って、それで魔王族もスイーツにして――あれ?) ふと、テルティナは自身が本来の目的を見失っていることに気づく。 そもそも、テルティナには魔力の種を世界から取り除くという使命があり、それが償いでありそのためにも生きて帰らなければならなかったはずだ。 それに、なぜか強者全員を食す気になっていたのもおかしい。強者の中でもレッドやロゥジー、イドラにラーニヤと、頼もしい仲間も強者に入っている。 もし、同じ殺し合いの場にいれば合流も考えなければならない。 (そう……そうです。食べていいのは、強い人の中でも悪人だけ……。でも、心も強い人で作ったスイーツはどんな味がするんだろう……) だが、一時的に正気に戻ろうとも、テルティナの心には確かな綻びができていた。 かつては”簒奪の銀狼”で悪人すら救おうとしていたのに、もはやそれらは捕食対象となっているのだから。 とぼとぼと、おぼつかない足取りでテルティナは歩いていく。 テルティナが、いつかの人造人間21号のように暴走してしまうまで、どれほどの時間が残されているだろうか。 【テルティナ・リズ・ワーグレイ・アヴァルロスト@戦隊レッド 異世界で冒険者になる】 状態:処女喪失、蓬莱人、精神的ダメージ(大)、捕食衝動(特大) 服装:純潔@キルラキル、人造人間21号の白衣@ドラゴンボール ファイターズ 装備: 令呪:残り四画(自前+ユーゲスから吸収した分) 道具:罠・魔法カードセット@遊戯王TCG、ランダムアイテム×0~1(ユーゲスの分)、ホットライン 思考 基本:償うためにもこの殺し合いを生き延びて元の世界に帰還する。 00:食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。食べたい。 01:強者であり悪人をスイーツにして食し、生き延びられるだけの力をつける。 02:仲間(レッド、ロゥジー、イドラ、ラーニヤ)が参加していた場合は合流したい。 参戦時期:クライガン戦(魔力の種が暴走してケモノ化するより)前 備考 ※全裸の上に純潔と白衣を来ています。 ※令呪を使用した場合、不老不死になると共に肌が人造人間21号の色となり尻尾が生えます。 【支給品紹介】 【純潔@キルラキル】 テルティナに支給。 着た者に強大なパワーを与える、生命繊維が100%織り込まれた「神衣」の一つ。 原作では主に鬼龍院皐月は装着しており、戦闘形態になると極端に露出度の高い外見になると共に、戦闘の余波だけで周囲の都市を瓦礫の山にしてしまうほどの戦闘力を得る。 しかし強力な分、身体に与える負担も大きい。 皐月が「人衣圧倒」に対して、テルティナは「人衣血友」。 【人造人間21号の白衣@ドラゴンボール ファイターズ】 テルティナに支給。 人造人間21号が着用していた白衣。 着ている者には「人造人間21号@ドラゴンボール ファイターズ」のアバターが与えられ、その能力を使えるようになる。 しかし、人造人間21号のアバターには捕食衝動が極端に増加するという副作用があり、最終的には強い戦士をスイーツに変えて捕食したい欲求を押さえられなくなる。 また、令呪を用いて制限を解除した場合、人造人間21号のようなピンク色の肌になり、尻尾も生える。 【蓬莱の薬@東方project】 テルティナに支給。 月の民が製作した不老不死になる秘薬。 月の都ではこの薬を服用することは禁忌とされており、罪人として重い刑を受けることとなる。 この薬によって不老不死になった者を蓬莱人は呼ばれている。 殺し合いではあくまで傷つきにくくなり、回復力が飛躍的に向上するだけで不死の効果はないが、令呪の効果時間中はその限りではない。 【罠・魔法カードセット@遊戯王TCG】 ユーゲスに支給。 遊戯王TCGにおける罠カードと魔法カードの詰め合わせ。 使用すると、カードに書かれた効果が現実にも及ぶようになっている。 現状は総枚数と、「武装解除」以外のカード構成は不明。 【フレームバインダー@ネットミーム】 ユーゲスに支給。 とある同人誌から端を発して、ネット上でイメージが醸成されたエロネタに使われる拘束具。 プラモのランナーのような枠状の形をしている一人用の檻。 拘束された者はフレームの中に無防備な姿勢で固定されたまま、一切の身動きができなくなる。 主なフレームバインダーは、両手は後ろ手に拘束し、両脚はくの字肩に開いて拘束している形状が多い。 【NPC紹介】 【クローン戦士@ドラゴンボール ファイターズ】 人造人間21号の生み出したクローン戦士。 孫悟空やベジータのようなZ戦士以外にもフリーザやセルのような悪戦士のクローンも存在する。 オリジナルと同等の技と能力を有しており、原作では世界中にばら撒かれて世界を混乱に陥れていた。 実際は人造人間21号がパワーを増すための餌として生み出されたものであり、21号はこのクローン戦士を捕食して力をつけていた。 ただし21号曰く、「クローンは薬品臭くておいしくない」とのこと。
https://w.atwiki.jp/devilsummoner/pages/196.html
TOP|基本|PSP版|悪魔|マップ|シナリオ |その他 パターンを探れ デビルサマナーの悪魔全書をコンプリートする上でどうしても避けて通れないのが、「合体事故」。しかしそれはかなりの時間と労力を必要とするもで、幾多のサマナーたちを苦しめてきた。今回紹介する『意図的な合体事故』とは、要するに「合体事故が起こるパターンを見つけ出し、それを状況再現する」、というもの。つまり一度パターンを知ってしまえば、全書の召喚費用や事故に行き着くまでの時間を大きく減らすことができる、画期的な方法なのだ。ある程度の下準備は必要だが、作業自体はとても簡単なので、ぜひ試してみてほしい。 今回は、主に秘神を造ることを目的とした作業例を中心に紹介する。 合体事故パターン…同種族合体基本編 まずは「同種族合体」による、合体事故の見切り方から。初めに、合体事故が起こるポイントを調べることから始まる。 妖精ピクシーと女神パラスアテナをCOMP内に入れておき、かつCOMP内にはある程度の空きスペースを確保しておく。 月齢が欠けていく流れで1/8になったとき(つまり次の月齢が新月になるとき)に探偵事務所でセーブする。 一旦ゲームを終了し、再起動する。 ロード明けから21歩で業魔殿へ入る(事務所を出た状態を0歩、業魔殿に入った瞬間を21歩目とする)。業魔殿に向かう途中は、メッセンジャーと会話をしたり、ステータス画面を見たりしない。メッセンジャーのいる場所では即「NO」を選ぶ。21歩で業魔殿へ入ったとき、月齢は新月になっているはずである。 業魔殿に入ったらまず悪魔全書から夜魔ナハトコボルトを召喚し、妖精ピクシーと合体する。すると、妖魔アガシオンが出現する。 再び悪魔全書からピクシーを召喚し、先ほど造ったアガシオンと合体させ、夜魔キキーモラを造る。 再び全書からピクシーを召喚し、キキーモラと合体させ、アガシオンを造る(以下繰り返し)。 合体を繰り返していく中で合体事故が起こったときの「合体回数」をメモっておく。 上記の作業は、妖魔・妖精・夜魔の同種族を利用して、「同種族合体を繰り返したときにどのタイミングで合体事故が起こりうるのか」を調べるためのものだ。この流れが基本となる。そして、この作業の中で見つけた「合体事故が起こったタイミング」で、魔神プロメテウスと女神パラスアテナの神族による同種族合体をおこなえば、秘神を造ることができる。 ただし注意したいのは、この「事故が起こるタイミング(言い換えるなら事故が起こるまでの回数)」というのは、主人公のレベルによって変化する。また事故で出現する悪魔も変化する。したがって、必ずしもこれから紹介するパターンが共通ではない点に注意してほしい。下に紹介する実践編のパターンは、「主人公のレベルが85の場合」だ。 合体事故パターン…同種族合体実践編 主人公のレベルが85の場合のパターン。基本編で示した工程1~3は省略する(実際にプレイするときは、状況再現のためきっちりおこなうこと)。 業魔殿に入ったらまず悪魔全書から夜魔ナハトコボルトを召喚し、妖精ピクシーと合体する。すると、合体事故が起こり龍神ショクインが出現する。 続けて、悪魔全書からピクシーとナハトコボルトを召喚し、合体させる。すると事故が起こって破壊神スサノオが出現する。 再び全書からピクシーとナハトコボルトを召喚し、合体させると妖魔アガシオンができる(A)。そのアガシオンと、再度全書から召喚したピクシーを合体させると夜魔キキーモラができる。このキキーモラとピクシーを合体させるとアガシオンとなる。これを繰り返す。 Aから数えて6回目の合体で事故が起こり、魔神ヴィシュヌが出現する。 再び全書からピクシーとナハトコボルトを召喚し合体させると、事故が起きて邪神パレスが出現する。 以降は合体事故が起こらなくなる。 つまりまとめると、合体事故が起こったのは1回目(ショクイン)、2回目(スサノオ)、8回目(ヴィシュヌ)、9回目(パレス)ということになり、この事故が起こったタイミングの場所で、プロメテウスとパラスアテナの神族同士の合体を当てはめてあげれば、秘神が出現する。それ以外のところ、つまり4回目とか5回目などのポイントは、これまで通りピクシーとナハトコボルトを使った同種族合体でやりすごす。 さて、事故のタイミングがわかったところで、これですんなり秘神が造れるかというと、そう簡単にいくわけではなく、すべての秘神を造るためには、当てはめ方を大きくふたつにわけておこなう必要がある。それは、合体事故1回目のショクインを利用するパターンと、利用しないパターンだ。 まずはショクインを利用しないパターンから。 合体事故のタイミングが判明したら一旦ゲームを終了し、再起動する。ロードを終え、21歩で業魔殿に入るところまではこれまでと同じ。状況再現のため、落ち着いて操作してほしい。 業魔殿に入ったら先ほど判明したスサノオ・ヴィシュヌ・パレスの出現したタイミングで、プロメテウスとパラスアテナの合体をおこなう。すると、スサノオが出現したところで秘神ネコショウグンが、ヴィシュヌが出現したところで秘神ヤリーロが、パレスが出現したところで秘神カンバリを造ることができる。 このように3体は造ることができるのだが、残念ながら秘神カーマを造ることはできないため、次はショクインを利用するパターンを使う。 ショクインを利用するパターンでも基本は同じ。まずはロード後、21歩で業魔殿へ入る。そうしたら、まず最初にプロメテウスとパラスアテナを合体させる。すると、秘神ヤリーロが出現する。こうなることで事故のタイミングが変化するので、続けてピクシーとナハトコボルトを使った合体を繰り返していくと、5回目で合体事故が起こるので、その5回目のところでプロメテウスとパラスアテナを合体させると、カーマが出現する。 かなり長くなってしまったが、事故が起こるタイミングを調べてしまえば、そのパターンを再現することにより、低コストで秘神を造ることが可能になる。また月齢を満月にあわせ、獣族を利用すれば、珍獣を造ることも可能だろう。ただ重ねて言うが、これはあくまでも主人公のレベルが85のときのパターンであることに注意してほしい。たとえばこれがレベル91だと1回目の合体こそ事故でショクインが出現するものの、2回目でスライム、5回目でヴィシュヌ、というように、事故のタイミングそのものが違うのだ。レベルが低いうちは簡単に調整がきくが、ある程度レベルが上がっている状態だと、レベルを上げるのも辛い作業となってしまうので、事故パターンを調べるタイミングには注意してほしい。 合体事故パターン…異種族合体編 これまで紹介してきたものは、あくまで「同種族」によるパターンだった。しかしこれは言わば「全書を埋められればなんでもいい」という人向けのもので、「秘神にも魔法継承をほどこしたい」という人は、こちらの異種族による合体パターン見切りが必要となるだろう。 やり方は基本的な部分は同種族と同じで、違う部分は、同種族合体でおこなっていた「ピクシー+ナハトコボルト」の部分を、「ピクシー+ボーグル」など、異種族合体でおこなっていき、事故のタイミングを調べること。そして、事故が起こるポイントで、「神族+適当な異種族」で合体をおこなえば、秘神を誕生させることができる。以下に「主人公のレベルが91の場合」のパターンを示そう。 COMPの中身を魔神インティ、破壊神スサノオ、妖精ピクシーにする。 月齢が欠ける流れのときの1/8になったところで探偵事務所でセーブ。ゲームを一旦終了する。 再起動し、21歩で業魔殿へ入る。 妖精ピクシー+妖鬼ボーグル=堕天使ストラス堕天使ストラス+魔獣カブソ=妖鬼ヤマワロ妖鬼ヤマワロ+妖精ピクシー=堕天使メルコム堕天使メルコム+魔獣カブソ=妖鬼ヤマワロ・・・…を、繰り返す。 通算21回目の合体で事故が起き、外道スライムが出現する。 ポイントが判明したところでゲームを一旦終了し、再起動。再び21歩で業魔殿へ。 21回目の合体で魔神インティと破壊神スサノオを合体させる。 合体事故が起き、秘神ネコショウグンが出現! 先述した通り、この異種族合体における最大のメリットは、魔法継承の幅が大きく広がる、というもの。プロメテウスとパラスアテナの同種族合体で秘神を造った場合、どうしてもパラスアテナのメ・ディアラマが継承されがちだ。しかしこの異種族合体であれば、パラスアテナ抜きでも事故を起こせるため、継承タイプを考慮した合体が可能となる。パターンを見切るまでの作業量は増えるが、継承までこだわりたいという人にとってはこちらの方がいいだろう。 その他、細かなテクニックなど 合体事故のタイミングがわかったところで、そのタイミングが10回や20回、あるいは30回ともなると、そこまで合体を進めるのも苦痛というもの。それを劇的に解消するテクニックがある。それが「合体プレビュー法」だ。 これは、合体結果のプレビュー画面を表示させることで、「1回合体をおこなったこと判定させる」というもの。例えば同種族による合体事故を狙っているとき、10回目に合体事故が起きることがわかったとする。そしてゲームを一旦終了させ、また21歩で業魔殿へ入ったら、ピクシー+ナハトコボルトの合体を選択し、合体結果画面(アガシオン)が出てきたら×ボタンでキャンセルする。これを9回繰り返したあと、プロメテウスとパラスアテナを合体させれば、見事事故が起こる、という運びになる。あの鬱陶しい合体ムービーを観ることもなく合体回数を飛ばせるため、極めて有効なテクニックと言える。 さらに細かく言うと、これはとにかくプレビュー画面を出してしまえばいいので、一度キャンセルしたあとは、×→○→×→○…の繰り返しでOK。わざわざ×ボタンを連打して、ピクシーから選び直す必要はない。異種族合体でやるときは同じように、ピクシー+ボーグルでプレビュー画面をキャンセルさせればよい。同種族合体のときと同じく、1回のキャンセルで1回合体をおこなったとカウントされる。 注意したいのは、同種族合体事故を狙うときは同種族合体プレビューを、異種族合体事故を狙うときは異種族合体プレビューを出さないとカウントが進まない点である。これが重要で、ただ単にプレビュー画面をキャンセルすればいいというわけではない。例えば同種族合体をおこなっていくときに異種族合体のプレビューを出してしまうと、同種族合体の事故までの合体回数がいくらか遅れてしまう(回数がズレる)。逆もまたしかりだ。ここは注意してほしい。 また合体事故の範囲は主人公のレベル+5~-15の範囲であるとされているが、一般の悪魔にはそれが適用されるものの、秘神に関しては目的の秘神と同じレベルでないと、事故で出現してくれないようだ(あくまでも推測。また珍獣にも当てはまるかどうかまでは不明)。具体例としては、 主人公のレベルが59のとき、異種族合体事故の21回目で妖鬼ヤクシャができ、その後57回目で大天使ライラができる。同じパターンでライラのところで女神ブリジット+鬼女ダーキニーを合体させたところ、秘神カンバリが出現した。 主人公のレベルが60のとき、異種族合体事故の21回目で妖鬼ヤクシャができ、その後57回目で大天使ライラができる。同じパターンでライラのところで女神ブリジット+鬼女ダーキニーを合体させたところ、秘神カーマが出現した。 秘神カーマのレベルは60である。したがって結局のところ、秘神を狙うにしても自分のレベルを目的の悪魔と同じにしておかなければならない、ということになるのだろう。 上へ
https://w.atwiki.jp/dvdsite/pages/136.html
MBC水木ドラマ「運勢ロマンス DVD」側が、劇中でチソンの前出演作であるMBC水木ドラマ「キルミー・ヒールミー」での役名を使ったことについて「意図していなかった」とコメントした。SBSとチソン側は特別なコメントをしておらず、慎重な姿勢を見せている。韓国ドラマDVD「運勢ロマンス」側は10日、TVレポートの取材に対し「劇中に登場する、偽造された身分証の名前に表記されただけで、『キルミー・ヒールミー』のチャ・ドヒョン(チソンの役名)を卑下する意図は1%もなかった」と伝えた。 同関係者は「意図がなかったとしても『キルミー・ヒールミー』愛聴者のみなさんを不快にさせてしまったのならば、細かい部分までチェックできなかった制作陣のミスだ。ご心配をおかけし、申し訳ない。今後、このようなことがないように気をつける」と付け加えた。 そして、SBSとチソン側は「何と申し上げればいいのか曖昧なケースだ」と伝え、慎重な姿勢を見せた。 これに先立ち、韓国で9日に放送された「運勢ロマンス」では、ヒロインのシム・ボニ(ファン・ジョンウム) がチャットで知り合った“赤ずきんチャチャ”というニックネームの男性と会う場面が描かれた。シム・ボニは“赤ずきんチャチャ”が本当に寅年生まれであるかを確認するために身分証を求めた。男性が提示した身分証には「チャ・ドヒョン」という名が書かれており、視線を集中させた。 しかし、この男性は隠しカメラを持っている性犯罪者であった。問題は、チャ・ドヒョンという名がチソンの前出演作である「キルミー・ヒールミー」での役名と同じであるということだった。現在、チソンは「運勢ロマンス DVD」と同時間帯に放送されるSBS「タンタラ」に出演している。
https://w.atwiki.jp/drawingbooks/pages/28.html
スーパーキャラデッサン―印象に残る意図するデッサン http //www.amazon.co.jp/gp/product/4766117980 16-982 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2007/04/09(月) 01 23 34 スーパーキャラデッサン ttp //www.graphicsha.co.jp/cgi-bin/book_data.cgi?id=783 uid=1a3e2a4c382d47b ちょうど今日立ち読みして来た。 内容はスーパーマンガデッサンの応用編 構図をつけた絵の描き方みたいな 角度つけたポージングの体はどうなるとか、描くコツとか スーパーマンガデッサンである程度描ける様になった人用への ステップアップ本って感じ 16-984 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2007/04/09(月) 01 48 50 982 サンプルの腕長すぎない? 16-985 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2007/04/09(月) 08 57 38 982 腕長いなこれ。腰と尻も変だし。 16-996 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2007/04/09(月) 18 51 38 今日横浜の夕リンドウでスーパーキャラデッサン見てきた 中間くらいまではスーパーマンガデッサン同様、あのエロ原画さんが描いて おおっ!これは買いか?と思って見てたが なんか後の方になるにつれて…アレ?アレレ?って感じ 中にはデッサンが良い人もいるけど、ヘタレのラフで一発で今までのいい印象が消える スーパーマンがデッサンで、個人的にはいい気がするけど…ポーズに困ったときの参考程度かねぇ あと、マンガドリルは見れる状態だったけど、横に女子高生がいて見れなかった。 さすがに就活帰りのスーツが手にとってたらなぁ あと、激マンコの吉崎観音は、表紙だけで、中は何かいてあるかわからないくらいクソなかん時だった 17-682 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2007/05/13(日) 00 00 31 674 前質問した 605だけど、今日買ってみけど結構良かったよ。 顔を角度別に描けなくて困ってたけど、この本見ながら描いたらなんとか描けてきた。 でもたまに、絵が変だったり下手な絵があったりするけど、参考書としては十分使えると思う。 後ろに色の塗り方と漫画の書き方も少し載ってる。 買って損はしないかな あえて初心者の意見だけど 17-740 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2007/05/15(火) 02 38 35 スーパーキャラデッサンとスーパーマンガデッサンてどう違うん? 17-742 名前:スペースNo.な-74[sage] 投稿日:2007/05/15(火) 04 01 23 マンガは解剖学を根拠にマンガキャラを書くとこうなりますと例示した本 キャラは基本的なポーズ別に描き方を例示した本 かな? マンガデッサンはアタリの描き方まで載ってた絵が少なかったから その絵を具体的にどうやってかいてるんだよヽ(`Д´)ノと思った キャラの方はアタリの描き方から載ってるので初心者がとっかかりを掴むためには良い本だと思います 後半のキャラの脚はひどいと思った 後、全身絵が少ない
https://w.atwiki.jp/duelrowa/pages/165.html
「何だか良く分からんが、此処は娑婆か?」 周囲を見回して呟いたのは、作業着姿の男。その足元には頭部を粉砕された複数のヤミーが転がっていた。 男の手には所々に血の様な染みのついた一振りの鉄パイプ。男はこの鉄パイプを振るい、全ての屑ヤミー達の頭部を砕いてのけたのだ 「これは阿倍野の差金か?奴め、オレをここで葬るつもりか」 男の名は菅野直哉。元民衆党副代表にして、元国会議員。現在は公職選挙法違反及び治安維持法違反で、巣鴨拘置所─────通称巣鴨プリズンに収監され、法の沙汰を待つ身である。 「まあ良い。あのハ・デスとやらが阿倍野の手下であろうがなかろうが」 ハ・デスとやらが阿倍野の配下なら、先ずは阿倍野の前に血祭りにする。阿倍野と関係無いのなら、阿倍野をオレの前に連れて来させて、オレの手で阿倍野を殺す。 鋭い音を立てて鉄パイプを一振りのすると、菅野直哉は適当な方向へと歩き出した。 【菅野直哉@テコンダー朴】 [状態]:健康 [装備]: 鉄パイプ@ニーアオートマタLV4 不明支給品0~2 [道具]:無し [思考] 基本:優勝して阿倍野を殺す 1: 2: [備考] 阿倍野の関与を疑っています。 支給品 鉄パイプ@ニーアオートマタ 何の変哲もないただの鉄パイプ。 血が飛び散ったような汚れが何箇所かについている。 LV4まで解放されている為、クリティカル効果と高いスタン性能を併せ持つ壊れ武器である。 学生闘争時代に七十二名の警官を殺害し、手錠をつけたままでもゲバ棒があれば警官三名を瞬殺できる、菅野直哉の熟練の鉄パイプ捌きと合わさり、大層危険な代物と化している。 NPC紹介 屑ヤミー@仮面ライダーOOO 半分に割ったセルメダルから誕生する、ヤミーよりさらに下の屑の様なヤミー。 特殊能力も無く、動きも鈍いが、耐久力が異様に高い。
https://w.atwiki.jp/yukimi0/pages/222.html
「はあ、シンが出て行った? そりゃまた一体どういう訳ですか?」 いささか間の抜けた口調での、ロマの台詞だった。 どうにも下の方がうるさいなと、ラドル艦長との話し合いを中断してスレイプニールの艦橋から降りてみれば、シンがいなくなったと大騒ぎになっていたのである。 最後にシンを見かけたリヴァイブのメンバーが、頭を掻きながら説明した。 「いや、倉庫に行ってみたら、いきなりシンの奴がオートバイのエンジンを噴かしていたんですよ。どうしたんだって聞いたら『一週間ほど留守にする』ってだけ言って、そのまま走って行っちまったというわけで」 「そんな……近いうちに作戦が始まるのに、シンは何を考えているんですか! 」 ロマの言葉に、周囲の面々もそうだそうだと同調する。彼らが責めているのはここにいないシンだが、矢面に立つのは件の目撃者たるメンバーだ。とんだとばっちりを食う羽目になった憐れなメンバーは、俺に言われても困るよと、泣きそうな顔をしている。 「あらあら、レイさんも残したままですか。行き先だけでも聞いていないのですか?」 《俺は聞いてない》 手に持った端末に問いかけるリュシーだが、帰ってきたのは身も蓋も無い返事だった。 少尉があごに手を添えつつ、にやにやしながら頷いて一人で納得している。 「大事な作戦の前、誰にも行き先は言わず、いきなり一週間も留守にする。そうか、なるほどなるほど。こりゃ女以外には有り得ないな。あの朴念仁のシンの奴にもとうとう春が来たとは。こりゃ、めでたい限りだ」 「お前(アンタ)みたいな色情狂と一緒にするな! 」 大尉とコニールが見事なハモりを見せつつ、少尉の頭を思いっきりはたいた。 ここでようやく、サイが発言する。 「もしかして、友達に会いに行ったとか?」 サイに視線が集まる。皆意外そうな顔をしている。シンが天涯孤独の身の上で、レジスタンス関係以外ではほとんど友人付き合いが無いことは、誰でも知っていることだったからだ。サイはそんな彼らに説明する。 「いやさ、さっきのジェスからの贈り物にあったんだよ。何でも、友人のアレックス=ディノとか言う奴が西ユーラシアにたまたま来ているらしくて、シンとぜひ会いたいと言っているらしくて」 それを聞いて納得の表情が皆に浮かぶ。旧友との再会ともなれば、わずかな時間も惜しんで慌てて飛び出したのも当然と言うべきだろう。 しかしシンに友人なんて初耳だな、それにしたって一言断りを入れてから出発するべきだろう、あいつが勝手なのはいつものことだがどうも普段と様子が違うな、とざわめく面々。 リュシーがレイに改めて聞いた。 「アレックスさんですか。その人の名前に、レイさんには聞き覚えがありませんの?」 《…知らないな》 これが、レイと知り合って間もないリュシーではなく、センセイや中尉やコニールならば気づいたのかもしれない。 レイの返事に、ほんの少しの逡巡と嘘の響きが混じっていたのを。 ヨーロッパとアジアの境界となるボスフォラス海峡。黒海とマルマラ海を結ぶこの海峡にかかるボスフォラス大橋は、二度の大戦とブレイク・ザ・ワールドの惨禍を奇跡的に潜り抜け、今なおユーラシアとアジアを結ぶ陸路の要衝として存在し続けていた。 まだ雨が降ってはいないが、雲は厚くたちこめ、いつ崩れるかわからない天気のこの日も、多数の車が橋を行き交っている。軍や警察の車両がその中には混じっており、ユーラシア情勢が緊迫していることをいやおうなしに思い出させるものの、一般市民や観光客の姿も散見される。 橋の中央には、大きな広場が設けられており、絵筆を持った初老の男性やカップルたちが思い思いの時間を過ごしていた。 その広場の片隅、ほとんど人の来ない一角にある石造りのベンチ。そこにアスランは座っていた。傍らには売店で買ったコーヒーカップがあるが、口は一度もつけておらず、すっかり冷め切ってしまっている。 膝の上で手を組み、ひたすらアスランは来るかどうか定かではない、かつて自分の部下だった青年を待ち続けていた。 時折かすかに視線を動かして、彼が見るのは、橋げたに埋められた大きな時計だ。針は徐々に重なりつつあり、シンとの約束の時間が迫りつつあることを示していた。 そんなアスランの様子を、車のフロントガラス越しにソラが見つめている。 本当はアスランとともにシンを待ちたかったのだが、話は二人きりでさせるべきだとジェスに引き止められたのだ。かくして、ジェスとソラは少し離れた場所にある駐車場の車の中で、二人の再会を見届けることになった。 眺めるだけしかできないもどかしさもあってか、不安そうに、傍らのジェスにソラが問いかけた。 「シンさん……来るでしょうか」 「わからんよ。そもそも俺のメッセージが届いているかどうかも確認できないし、シンがこちらの申し出に応じるかどうかも定かじゃない。俺たちには待つことしかできないさ」 「冷たい言葉ですね。ジェスさん」 「別に。単に事実を述べているだけさ」 そう言いながらも、ジェスはソラの方を見ようとはしない。 初めて出会ったときから、ソラの身を気遣い、何かとフォローしてくれ続けていたジェスではあるがここ最近、特にソラがシンとアスランとの再開を企図してからは、どうにも勝手が違う。 ソラを何とか翻意させようと説得をし、それが効を奏さず実際に再会が決まってからは、あくまで消極的な態度にとどまっている。今回の彼女の提案に、あまり乗り気になっていないのは明白だった。ジェスのそんな様子に、少し違和感を持つソラである。 時計の長針と単身は垂直に天に伸び、正午を告げる鐘の音が広場に鳴り響く。にぎやかではあるが、どことなく悲しさを思わせる音色の中、黒衣に身を包んだ青年が、アスランのもとに歩み寄ってきた。 バンダナを頭に巻き、サングラスをかけている。身長は少し伸びてアスランに追いついたが、体つきは少し細くなっただろうか。笑うことの少なかった表情が、さらにいっそう厳しいものになっている。 5年の歳月は、外見に多少の変化をもたらしてはいたが、それでも見間違えるはずはなかった。アスランは立ち上がり、かつてともに戦い、別れ、最後には刃を交えることになった相手を迎える。そして、彼の恋人だった少女を殺したのは、まぎれもなくアスラン=ザラその人だった。 様々な思いが胸をよぎっているはずではあったが、あえてそれを押し殺して、アスランが言う。 「シンか…久しぶりだな」 そしてゆっくりと、シンが応じる。 「ああ、アレックス=ディノ。いや、アスラン隊長」 二人の頭上で、最後の鐘の音が空に吸い込まれていく。ジェスにも、ソラにも、それが祝福の音には聞こえなかった。シンとアスランの二人が対峙したその瞬間から、周囲に緊張した空気が立ち込め始めたのが、車の中にいる彼らにすら感じられたからだ。 ソラが、音を立てて唾を飲み込む。 意図せぬ再会は、こうして幕を開けた。 「本当にここに来てくれるか、半信半疑だった。今の自分とお前の立場を考えれば、罠と思われても仕方が無いからな」 「ジェスからのメッセージを読んだ時は、正直に言って迷った。罠の可能性も考えた。でも、ソラも間に入っていたからな。女の子を使って罠を仕掛けるのは、あんたの流儀じゃないと思った」 メッセージが罠と警戒される危険を考えてか、シンの手元に渡った光学ディスクには、ジェスとソラも映っていた。待ち合わせの日時と場所の説明だけでなく、今回の再会は二人が介在していることなどが直接二人の口から語られていたのだ。 「そうか……」 「あんたこそ。俺のような敵対勢力の人間に会って、立場が悪くなったりしないのか」 「会うことは誰にも話していないさ。メイリンにもな。それに知られたところで、やましいところはない。堂々としていればいいことだ」 「そういえばメイリンと一緒になったんだったな。少し意外だったよ。あんたはアスハ主席と結婚するとばかり思っていたからな」 「……俺たちにも色々あったのさ」 お互いに言葉がぎこちない。うまく会話がつながらず、再び二人は沈黙する。シンがアスランの緑の瞳を、アスランはシンの真紅の瞳を見つめ続ける。どのような思いがその視線にこめられているのかを窺い知る事はできない。 やがて、意を決したように口を開いたのはシンだった。 「それで、いったい何が目的だ。昔話をしたいために、俺を呼んだわけじゃないだろう」 アスランも、それを受けて気持ちを改めた。そう、世間話をするためにここに来たわけではないのだ。ひとつ深呼吸をして、シンにあらためて告げる。 「そうだな……本題に入ろう。シン、いますぐレジスタンス活動を止めて、武器を捨てて投降しろ。お前と仲間の身の安全は、俺が責任を持って保障する。だから、統一連合に武力抵抗するような馬鹿な真似は、もうやめるんだ」 アスランが自分に降伏を勧奨する。十分に予想できた提案ではあっただろう。しかし、シンはそれを聞いた瞬間に、怒りで頭に血が上るのを抑え切れなかった。 「投降だって? 統一連合に跪いて、許しを請い願えとでも言うのか? ふざけるのも大概にしろ! 冗談じゃない、はいそうですかとうなずけるか! 」 「聞け、シン。お前たちが必死に抵抗しても、統一連合にかなうはずがない。現に各地のレジスタンス活動は摘発され、縮小しつつある。最後は敗北が待ち構えていることは必至だ。 だから、これ以上いたずらに戦火を拡大させることはせず、今のうちに矛先を収めろといっているんだ。決して、無条件にこちらの要求を呑めと強要しているんじゃない! 」 「俺たちが戦火を拡大させているだと、よくもそんな口が聞けたものだな! 」 シンの声が徐々に大きくなる。瞳には怒りの色が濃くなり、眉間には皺が寄ってきた。アスランの返答を待たず、シンはたたみかけた。 「そもそも、戦禍を拡大しているのはどこの誰だ? 主権返上の名の下に、数々の国家を配下に取り込んで、そこに住む人々の声を圧殺しているのはどこの誰だ? そして集めた富をオーブとプラントと友好国たちだけで抱え込んで、独占しているのはどこの誰だ? あんたたち、統一連合こそが戦禍の種をまいている張本人だろう!レジスタンス活動が絶えることが無いのも、自業自得さ。 ラクス=クラインにせよカガリ=ユラ=アスハにせよ、自分たちの足元で人々が血を流しているのに、笑顔で平和を説く偽善者どもだ。そんな奴らに膝を屈することができるものか! 」 ここまで一気に言い終えると、ようやくシンは息をつく。そんなシンの激情とは正反対に、アスランは次第に冷静さを取り戻していた。シンの糾弾をすべて正面から受け止めた上で、訥々と語り始める。 「……シン、俺は今、統一連合で監査官の仕事に就いている」 「何だ、今更、自分の近況報告かよ」 皮肉めいたシンの挑発にも、アスランは動じない。 「俺はこの五年間、官僚による横領や軍の民間人虐隠蔽、それに政治家と結託した大企業の談合。いくつもの問題に取り掛かってきた。 なるほど確かに今の統一連合には問題が山積みだ。戦争の傷跡が癒えないままに、権力が拡大していったひずみがそこかしこに生じている。そのひずみの影響が弱い立場の層にしわ寄せされて、困窮を強いられている人たちがいるのも事実だ。お前の言うとおり、レジスタンス活動が絶えないのもうなずける……だがな」 アスランは鋭い視線でシンを射抜いた。 「確かにラクス、そしてカガリも民衆が期待しているように全知全能じゃない。その目にとまることなく、声が届かないままに、幸福とは言えない生活を強いられている人もいるだろう。 しかし、相次ぐ戦乱で疲弊した今の世の中で、彼女たち以上に人々の平和のために心血を注ぎ、世界を良い方向に導いていこうと尽力している存在がいると言うのか? 彼女たちだけじゃない。俺やメイリン、キラ、ムウさん、バルドフェルドさん、皆が自分の至らなさを自覚しながらも、それでも少しでも人々が幸せになる方法を探して努力しているんだ。 お前を含めて、統一連合にはむかう人間は、彼女たちの努力は無視して、どうしても生じてしまう矛盾や手落ちばかりを責め立てる。それは公正じゃない」 シンは無言のままだった。反論の言葉が見つからなかった。 「もう一度言う。ラクスもカガリも、そして俺自身も完璧じゃない。不正や腐敗を見過ごしてしまうことだってあるだろう。 しかし、その不正や腐敗を問いただすのに、武器を取って戦う必要がどこにある。そんなに性急に解決を望んでも、いたずらに互いの血が流されて、憎しみがまた更なる憎しみを呼んで、ますます不幸な人が増えるだけじゃないのか? 不満があるなら声を上げろ。間違いがあるのなら遠慮なく指摘するがいいさ。それを受けて、俺たちは問題を少しでも解決しようと努力する。わずかでも結果が良い方向に行くように尽力する。時間はかかるだろうし、思い通りの結果が生まれるとは限らないが、それが一番の選択肢だ。 しかし、ラクスやカガリ、彼女たちの努力は認めようとはせず、不平や不満ばかりを並べ立て、議論ではなく武力という手段を用いて己の主張を押し通そうとするような奴らを、俺は絶対に認めない。 そうだシン、俺はお前のやり方を絶対に認めない! 」 アスランの指摘にシンは絶句した。少し荒れ気味になった声の調子を落として、アスランはシンにあらためて問いかけた。 「どうしても駄目なのか、シン。今ならばまだ間に合う。お前と、お前の仲間が決して不利な取り扱いを受けないように俺が必ず約束する。お前たちが抱えている不満だって、なるべく統一連合内で取り上げて、解決する方向で動いてみる。 シン、統一連合との戦いを止めるわけにはいかないのか? 」 シンはうつむいた。唇がきつく引き結ばれていた。こぶしを震えるほど握り締めながら、ようやく口の端から搾り出すように、小さい声を漏らした。 「俺は……アスハの失政で父さんと母さんと妹を失った。 死んだ妹の代わりになってくれると思った女の子を、キラ=ヤマトに殺された。 二番目の故郷のプラントと、そこで見つけた仲間を奪っていったのはラクス=クラインとその仲間だ。 俺には、あんたたちを許すことはできない」 そして、シンはありったけの憎悪を込めて言った。 「当然、ルナマリアを殺した、あんたは絶対に許せない。 これ以上、何も奪われてたまるものか。今度は俺が、統一連合から全てを奪い取ってやる」 その言葉に、アスランは肩を落とした。深々とため息をつきながら、あきらめたようにシンに言う。 「そうか。俺たちを個人的に恨んでいるのならば仕方が無い。愚にも付かない申し出をしたようだな。忘れてくれ」 その言葉は相手の耳に届いていたのかどうか。シンは何の反応も見せずに踵を返した。肩を落として、足取りも重く。まるで泣いているような後姿だった。 車の中からでは詳細まではわからなかったが、話し合いが決裂したことだけはすぐに理解できた。いたたまれなくなったソラが車から飛び出す。ジェスの静止も間に合わない。シンの所に駆け寄ると、遮るようにその前に立つ。 「シンさん! 」 しかし、次の瞬間、ソラは硬直する。 思い出されるのは、第三特務隊を倒したあの日。勝利したにもかかわらず、憔悴しきった顔で帰還したシンの姿だ。 今の彼はあのときと同じ、いやそれ以上に疲れ果てた顔をしていた。そして彼は眉間に皺を寄せながら、ソラに憎々しげに言ったのだった。 「何をしに戻って来た。目障りだ。死にたくなければさっさとオーブに帰れ」 心臓を氷で突き刺されたようなものだった。シンがソラにここまで負の感情をぶつけることは今までになかった。唖然とするソラは、しばしその場に立ち竦む。 どれほどの時間が経ったのだろう。やがて彼女の肩を誰かが叩いた。ジェスだった。 「おい、アスランは一足先に帰るそうだ。仕事を放り出して来てしまったから、とんぼ帰りしないといけないらしい。君には『シンを説得できなかった。すまない』とだけ言っておいてくれ、と頼まれた」 気づいてみれば、アスランもシンもいない。広場に残っているのはジェスとソラだけだった。頬に湿った冷たい風があたっている。周囲は一気に暗さを増しており、天気が崩れる直前だった。皆、雨を見越して早々と退散したらしい。 「ほら、突っ立っていないで、俺たちも帰るぞ。とりあえず車に乗るんだ」 ジェスに促され、ソラは車に向かうが、視線は宙をさまよっている。頭の中は先ほどシンから浴びせられた罵倒がこだましていた。 ――何をしに戻って来た。 ――目障りだ。 ――死にたくなければさっさとオーブに帰れ。 その言葉は、しばらくソラの頭から離れなかった。 シンはバイクを走らせている。ヘルメットの奥で畜生、畜生と何度も呟きながら。 自分自身に対する嫌悪感がシンを苛立たせている。 アスランの正論にまったく反論できなかった自分、感情のままに憎しみの言葉をかけるしかなかった自分、そして、ソラに対して腹立ち紛れに八つ当たりの態度を取ってしまった自分。これでは駄々をこねて甘ったれている子供のようだ。シンは口の中に苦いものが広がっていくような気持ちがしていた。 こんな後見の悪い結末を期待して、アスランとの再会に臨んだわけではない。 しかし、ならばなぜ自分はここに来たというのか。そもそも、ジェスとソラからの誘いを受けなければならない義理はない。アスランに会うのが嫌ならば、無視をすれば良かっただけの話なのだ。 ならば、自分は恋人を殺した相手に対して復讐を果たしたかったのだろうか。それも違う。アスランを憎んでいるのは事実だし、戦場で敵同士として出会ったのならばその命を奪うことになんら抵抗はない。 しかしこうやって話し合いの場を利用して彼を倒そうと言う気持ちは不思議と起きなかった。 シンは気づいていた。彼はただ、過去の自分を知る数少ない人間に会いたかったのだと。 アスランに言ったとおりだ。シンは家族を失い、親友を失い、大切な女性を失った。彼はこの世に一人きりだった。ただ一人残されたレイはAIであり、同じ人格を持ってはいるがレイそのものではない。 普段は胸の奥に押し込めて、周囲からうかがい知ることはできないものの、寂しさ、つらさ、悲しみ、そういった感情に、シンもまったく無縁ではない。 だから、自分の過去を知る人間に会いたかった。郷愁にも似た感情で。 しかし、そんな自分の気持ちがシンには許せない。個人的な憎悪をアスランにぶつけたことも含めて、自分の未熟さばかりを意識し、苛立ちがますます募ってくる。 (俺は結局今でも、後ろを振り返ることしかできないのか? 俺はこの五年間、何一つ前に進めなかったって言うのかよ! ) 今そばにレイがいれば、コニールがいれば、センセイでも中尉でもサイでも、誰か仲間が一人でもいれば、そんなことはないと否定してくれたのだろう。過去を懐かしむ気持ちと、未来を目指して前向きに生きる気持ちは人にはともにあり、それは矛盾しているかもしれないが、両方を持っていてしかるべきものなのだと。 しかし、悲しいかな今のシンは一人だった。感情をぶつける相手も、その感情を受け止めてくれる人間もここにはいなかった。 激情のままにシンはアクセルを吹かす。しかし冷静さを失った運転は無謀とも言えるもので、バイクは途端にバランスを失った。シンが反応する間もなく、後輪がグリップを失い、そのままスリップして転倒してしまう。 横に広がるのが畑なのが幸いだった。土ぼこりを舞い上げながらバイクとシンはそこに突っ込んでいくが、地面が柔らかかったために大怪我は免れる。しかし、仰向けになったまま、シンは動こうとしない。 「情けねえ……俺はいったい、何をやっているんだ」 ヘルメットの奥で、シンは小さくつぶやく。 やがて、雨が降ってきた。 まるで、空がシンの代わりに泣いているようだった。 ワイパーでも拭い切れないほどに雨脚が強くなってくる。雨がフロントガラスに当たる音、オンボロ車のエンジンの音、それだけが車内に響いていた。 沈黙に耐え切れなくなったのはソラの方で、ジェスに話しかけてきた。 「私は余計な事をしてしまったんでしょうか? 」 「嫌、いくら君がきっかけを作ったとはいえ、会うことを選んだのはシンとアスランの二人自身だ。君が責任を感じる必要は無い」 ジェスの言葉は、表面上ではソラを慰めているようではあったが、実際は彼女を突き放した言い方だった。ソラも、その微妙な空気を感じ取る。 「でも、私がしたことで、かえって二人の間に溝を作ったんじゃ」 ジェスは一つため息をついてから、ソラに言う。 「いいか、ソラ。あらためて言っておく。世の中には、良かれと思った行為でも悪い結果を生むことがある。そして、懸命に努力しても何一つ結果が変わらないし、物事に影響をかけらも与えないこともある。今の君の行動が、まさにこれだ。 君は、和解など望むべくもないシンとアスランの二人を引き合わせた。そして君は外野で懸命に旗を振ったが、二人とも最後まで、それぞれの気持ちに何の変化も起こさず、互いに歩み寄ることはなかった。とどのつまりは、そういうことだ」 ジェスの断定に、ソラはショックを受ける。 「私のやったことは、何の意味も持たないってことですか」 「そうだ。悔しいだろうし、認めたくも無いだろうが、それが現実だ。そもそも君が西ユーラシアまでシノを追いかけて来たことも、セシルを必死に説得したことも、やったことは何一つ良い結果にはつながらなかったし、結末に変化を及ぼしてもいない。そろそろそれに気付いてもいい頃なんじゃないのか? 」 ソラは再び絶句した。ある意味、シンに浴びせられた罵倒よりも重く、つらく感じられた言葉だった。 しかし心無い言葉をかけたジェスに対して怒りを感じているわけではない。むしろ、自分でも薄々とは気づいていたが、目を逸らしていた厳然とした事実を、目の前に突きつけられた衝撃の方が大きかった。 彼女は下をうつむくと、無言のまま、スカートの膝の部分を握り締める。ジェスは隣に座る少女の心が傷ついたことは当然わかっていたが、慰めの言葉を飲み込んだ。 彼が本当にソラに言いたいことは、実際に言葉にしたのとは別の事だ。だがそれはジェスからの指摘によってではなく、ソラが自分で気づかなければ意味がないと思っていた。だからあえて、先ほどまでと同じ、そっけない態度をとり続ける。 無言の車内で、付けっ放しのラジオが声を出し始めた。中継局が近くなってきたせいか、ようやく電波が入るようになったらしい。 《次のニュースです。ドイツを蹂躙した巨大MSの無差別攻撃について、治安警察省がテロ組織、ローゼンクロイツの関与をほのめかしていることが分かりました。 ローゼンクロイツは事件直後に声明を出し、攻撃によって自分たちのアジトが壊滅し、犠牲者が出たと主張していますが、西ユーラシア政府筋によると、治安警察省はこれを偽装工作の一環としてみなし、彼らの関与を裏付ける証拠を調査中とのことです。 なお、ローゼンクロイツは東ユーラシアで稼動予定の地熱プラントに対する攻撃準備を進めているとの情報もあります。高まる緊張に市民の不安は隠せない状況です》 シンはきっかり一週間後にリヴァイブに戻ってきた。地熱プラント攻略戦のために、スレイプニールが出発する、その前日である。 作戦直前に無断の外出。帰ってみれば、来ている服は泥だらけでバイクも傷だらけ。本来ならばロマなり大尉なりが、彼に事情を問いただすべきなのだろうが、それはできなかった。 暗い表情が消えず、目の下には隈ができている。作戦のための準備は手早くこなすものの、終始無言で近寄りがたい雰囲気を振りまいていた。 遠くからそれを見ていたコニールと中尉が顔を見合わせる。理由は明らかでないが、懸念していたことが現実になってしまったことに、心を痛めつつ。 作戦のキーパーソンであるシンの不安定さを見て、あえて火中の栗を拾う気持ちで、シホが尋ねた。 「あのさ……余計な事かもしれないけれど、あなた、本当に大丈夫なの? 」 シンはそれに答える。 「大丈夫さ、心配ない。統一連合の奴らなんかに俺は負けない。あいつら全員、ドムクルセイダーのように、徹底的に叩き潰してやる」 頼もしい決意表明、とはシホには思えなかった。目を据わらせながらつぶやくシンの姿に、逆に背筋に冷たいものが走る。 (統一連合は内側に爆弾を抱えている、と艦長は言ったけど。これでは、私たちも統一連合を笑えないわよ。要になるはずの彼がこの調子じゃあ……) しかし、シンの個人的な事情で、今更作戦が中止されるものではない。刻々と時間は過ぎて行き、とうとうスレイプニールが出発する時がやって来た。 留守番役の少数のメンバーたちに見送られ、降り始めた雪の中を艦は進む。 その目的地はアゼルバイジャン地方。リヴァイブをはじめとするレジスタンスたちに対するは、統一連合と東ユーラシアの連合軍。 俗に言う地熱プラント攻防戦、後世に「誰にとっても、悲劇しかもたらさなかった出来事」と呼ばれることとなる、悲惨な戦いが幕を開けようとしていた。
https://w.atwiki.jp/revival/pages/712.html
「はあ、シンが出て行った? そりゃまた一体どういう訳ですか?」 いささか間の抜けた口調での、ロマの台詞だった。 どうにも下の方がうるさいなと、ラドル艦長との話し合いを中断してスレイプニールの艦橋から降りてみれば、シンがいなくなったと大騒ぎになっていたのである。 最後にシンを見かけたリヴァイブのメンバーが、頭を掻きながら説明した。 「いや、倉庫に行ってみたら、いきなりシンの奴がオートバイのエンジンを噴かしていたんですよ。どうしたんだって聞いたら『一週間ほど留守にする』ってだけ言って、そのまま走って行っちまったというわけで」 「そんな……近いうちに作戦が始まるのに、シンは何を考えているんですか! 」 ロマの言葉に、周囲の面々もそうだそうだと同調する。彼らが責めているのはここにいないシンだが、矢面に立つのは件の目撃者たるメンバーだ。とんだとばっちりを食う羽目になった憐れなメンバーは、俺に言われても困るよと、泣きそうな顔をしている。 「あらあら、レイさんも残したままですか。行き先だけでも聞いていないのですか?」 《俺は聞いてない》 手に持った端末に問いかけるリュシーだが、帰ってきたのは身も蓋も無い返事だった。 少尉があごに手を添えつつ、にやにやしながら頷いて一人で納得している。 「大事な作戦の前、誰にも行き先は言わず、いきなり一週間も留守にする。そうか、なるほどなるほど。こりゃ女以外には有り得ないな。あの朴念仁のシンの奴にもとうとう春が来たとは。こりゃ、めでたい限りだ」 「お前(アンタ)みたいな色情狂と一緒にするな! 」 大尉とコニールが見事なハモりを見せつつ、少尉の頭を思いっきりはたいた。 ここでようやく、サイが発言する。 「もしかして、友達に会いに行ったとか?」 サイに視線が集まる。皆意外そうな顔をしている。シンが天涯孤独の身の上で、レジスタンス関係以外ではほとんど友人付き合いが無いことは、誰でも知っていることだったからだ。サイはそんな彼らに説明する。 「いやさ、さっきのジェスからの贈り物にあったんだよ。何でも、友人のアレックス=ディノとか言う奴が西ユーラシアにたまたま来ているらしくて、シンとぜひ会いたいと言っているらしくて」 それを聞いて納得の表情が皆に浮かぶ。旧友との再会ともなれば、わずかな時間も惜しんで慌てて飛び出したのも当然と言うべきだろう。 しかしシンに友人なんて初耳だな、それにしたって一言断りを入れてから出発するべきだろう、あいつが勝手なのはいつものことだがどうも普段と様子が違うな、とざわめく面々。 リュシーがレイに改めて聞いた。 「アレックスさんですか。その人の名前に、レイさんには聞き覚えがありませんの?」 《…知らないな》 これが、レイと知り合って間もないリュシーではなく、センセイや中尉やコニールならば気づいたのかもしれない。 レイの返事に、ほんの少しの逡巡と嘘の響きが混じっていたのを。 ヨーロッパとアジアの境界となるボスフォラス海峡。黒海とマルマラ海を結ぶこの海峡にかかるボスフォラス大橋は、二度の大戦とブレイク・ザ・ワールドの惨禍を奇跡的に潜り抜け、今なおユーラシアとアジアを結ぶ陸路の要衝として存在し続けていた。 まだ雨が降ってはいないが、雲は厚くたちこめ、いつ崩れるかわからない天気のこの日も、多数の車が橋を行き交っている。軍や警察の車両がその中には混じっており、ユーラシア情勢が緊迫していることをいやおうなしに思い出させるものの、一般市民や観光客の姿も散見される。 橋の中央には、大きな広場が設けられており、絵筆を持った初老の男性やカップルたちが思い思いの時間を過ごしていた。 その広場の片隅、ほとんど人の来ない一角にある石造りのベンチ。そこにアスランは座っていた。傍らには売店で買ったコーヒーカップがあるが、口は一度もつけておらず、すっかり冷め切ってしまっている。 膝の上で手を組み、ひたすらアスランは来るかどうか定かではない、かつて自分の部下だった青年を待ち続けていた。 時折かすかに視線を動かして、彼が見るのは、橋げたに埋められた大きな時計だ。針は徐々に重なりつつあり、シンとの約束の時間が迫りつつあることを示していた。 そんなアスランの様子を、車のフロントガラス越しにソラが見つめている。 本当はアスランとともにシンを待ちたかったのだが、話は二人きりでさせるべきだとジェスに引き止められたのだ。かくして、ジェスとソラは少し離れた場所にある駐車場の車の中で、二人の再会を見届けることになった。 眺めるだけしかできないもどかしさもあってか、不安そうに、傍らのジェスにソラが問いかけた。 「シンさん……来るでしょうか」 「わからんよ。そもそも俺のメッセージが届いているかどうかも確認できないし、シンがこちらの申し出に応じるかどうかも定かじゃない。俺たちには待つことしかできないさ」 「冷たい言葉ですね。ジェスさん」 「別に。単に事実を述べているだけさ」 そう言いながらも、ジェスはソラの方を見ようとはしない。 初めて出会ったときから、ソラの身を気遣い、何かとフォローしてくれ続けていたジェスではあるがここ最近、特にソラがシンとアスランとの再開を企図してからは、どうにも勝手が違う。 ソラを何とか翻意させようと説得をし、それが効を奏さず実際に再会が決まってからは、あくまで消極的な態度にとどまっている。今回の彼女の提案に、あまり乗り気になっていないのは明白だった。ジェスのそんな様子に、少し違和感を持つソラである。 時計の長針と単身は垂直に天に伸び、正午を告げる鐘の音が広場に鳴り響く。にぎやかではあるが、どことなく悲しさを思わせる音色の中、黒衣に身を包んだ青年が、アスランのもとに歩み寄ってきた。 バンダナを頭に巻き、サングラスをかけている。身長は少し伸びてアスランに追いついたが、体つきは少し細くなっただろうか。笑うことの少なかった表情が、さらにいっそう厳しいものになっている。 5年の歳月は、外見に多少の変化をもたらしてはいたが、それでも見間違えるはずはなかった。アスランは立ち上がり、かつてともに戦い、別れ、最後には刃を交えることになった相手を迎える。そして、彼の恋人だった少女を殺したのは、まぎれもなくアスラン=ザラその人だった。 様々な思いが胸をよぎっているはずではあったが、あえてそれを押し殺して、アスランが言う。 「シンか…久しぶりだな」 そしてゆっくりと、シンが応じる。 「ああ、アレックス=ディノ。いや、アスラン隊長」 二人の頭上で、最後の鐘の音が空に吸い込まれていく。ジェスにも、ソラにも、それが祝福の音には聞こえなかった。シンとアスランの二人が対峙したその瞬間から、周囲に緊張した空気が立ち込め始めたのが、車の中にいる彼らにすら感じられたからだ。 ソラが、音を立てて唾を飲み込む。 意図せぬ再会は、こうして幕を開けた。 「本当にここに来てくれるか、半信半疑だった。今の自分とお前の立場を考えれば、罠と思われても仕方が無いからな」 「ジェスからのメッセージを読んだ時は、正直に言って迷った。罠の可能性も考えた。でも、ソラも間に入っていたからな。女の子を使って罠を仕掛けるのは、あんたの流儀じゃないと思った」 メッセージが罠と警戒される危険を考えてか、シンの手元に渡った光学ディスクには、ジェスとソラも映っていた。待ち合わせの日時と場所の説明だけでなく、今回の再会は二人が介在していることなどが直接二人の口から語られていたのだ。 「そうか……」 「あんたこそ。俺のような敵対勢力の人間に会って、立場が悪くなったりしないのか」 「会うことは誰にも話していないさ。メイリンにもな。それに知られたところで、やましいところはない。堂々としていればいいことだ」 「そういえばメイリンと一緒になったんだったな。少し意外だったよ。あんたはアスハ主席と結婚するとばかり思っていたからな」 「……俺たちにも色々あったのさ」 お互いに言葉がぎこちない。うまく会話がつながらず、再び二人は沈黙する。シンがアスランの緑の瞳を、アスランはシンの真紅の瞳を見つめ続ける。どのような思いがその視線にこめられているのかを窺い知る事はできない。 やがて、意を決したように口を開いたのはシンだった。 「それで、いったい何が目的だ。昔話をしたいために、俺を呼んだわけじゃないだろう」 アスランも、それを受けて気持ちを改めた。そう、世間話をするためにここに来たわけではないのだ。ひとつ深呼吸をして、シンにあらためて告げる。 「そうだな……本題に入ろう。シン、いますぐレジスタンス活動を止めて、武器を捨てて投降しろ。お前と仲間の身の安全は、俺が責任を持って保障する。だから、統一連合に武力抵抗するような馬鹿な真似は、もうやめるんだ」 アスランが自分に降伏を勧奨する。十分に予想できた提案ではあっただろう。しかし、シンはそれを聞いた瞬間に、怒りで頭に血が上るのを抑え切れなかった。 「投降だって? 統一連合に跪いて、許しを請い願えとでも言うのか? ふざけるのも大概にしろ! 冗談じゃない、はいそうですかとうなずけるか! 」 「聞け、シン。お前たちが必死に抵抗しても、統一連合にかなうはずがない。現に各地のレジスタンス活動は摘発され、縮小しつつある。最後は敗北が待ち構えていることは必至だ。 だから、これ以上いたずらに戦火を拡大させることはせず、今のうちに矛先を収めろといっているんだ。決して、無条件にこちらの要求を呑めと強要しているんじゃない! 」 「俺たちが戦火を拡大させているだと、よくもそんな口が聞けたものだな! 」 シンの声が徐々に大きくなる。瞳には怒りの色が濃くなり、眉間には皺が寄ってきた。アスランの返答を待たず、シンはたたみかけた。 「そもそも、戦禍を拡大しているのはどこの誰だ? 主権返上の名の下に、数々の国家を配下に取り込んで、そこに住む人々の声を圧殺しているのはどこの誰だ? そして集めた富をオーブとプラントと友好国たちだけで抱え込んで、独占しているのはどこの誰だ? あんたたち、統一連合こそが戦禍の種をまいている張本人だろう!レジスタンス活動が絶えることが無いのも、自業自得さ。 ラクス=クラインにせよカガリ=ユラ=アスハにせよ、自分たちの足元で人々が血を流しているのに、笑顔で平和を説く偽善者どもだ。そんな奴らに膝を屈することができるものか! 」 ここまで一気に言い終えると、ようやくシンは息をつく。そんなシンの激情とは正反対に、アスランは次第に冷静さを取り戻していた。シンの糾弾をすべて正面から受け止めた上で、訥々と語り始める。 「……シン、俺は今、統一連合で監査官の仕事に就いている」 「何だ、今更、自分の近況報告かよ」 皮肉めいたシンの挑発にも、アスランは動じない。 「俺はこの五年間、官僚による横領や軍の民間人虐隠蔽、それに政治家と結託した大企業の談合。いくつもの問題に取り掛かってきた。 なるほど確かに今の統一連合には問題が山積みだ。戦争の傷跡が癒えないままに、権力が拡大していったひずみがそこかしこに生じている。そのひずみの影響が弱い立場の層にしわ寄せされて、困窮を強いられている人たちがいるのも事実だ。お前の言うとおり、レジスタンス活動が絶えないのもうなずける……だがな」 アスランは鋭い視線でシンを射抜いた。 「確かにラクス、そしてカガリも民衆が期待しているように全知全能じゃない。その目にとまることなく、声が届かないままに、幸福とは言えない生活を強いられている人もいるだろう。 しかし、相次ぐ戦乱で疲弊した今の世の中で、彼女たち以上に人々の平和のために心血を注ぎ、世界を良い方向に導いていこうと尽力している存在がいると言うのか? 彼女たちだけじゃない。俺やメイリン、キラ、ムウさん、バルドフェルドさん、皆が自分の至らなさを自覚しながらも、それでも少しでも人々が幸せになる方法を探して努力しているんだ。 お前を含めて、統一連合にはむかう人間は、彼女たちの努力は無視して、どうしても生じてしまう矛盾や手落ちばかりを責め立てる。それは公正じゃない」 シンは無言のままだった。反論の言葉が見つからなかった。 「もう一度言う。ラクスもカガリも、そして俺自身も完璧じゃない。不正や腐敗を見過ごしてしまうことだってあるだろう。 しかし、その不正や腐敗を問いただすのに、武器を取って戦う必要がどこにある。そんなに性急に解決を望んでも、いたずらに互いの血が流されて、憎しみがまた更なる憎しみを呼んで、ますます不幸な人が増えるだけじゃないのか? 不満があるなら声を上げろ。間違いがあるのなら遠慮なく指摘するがいいさ。それを受けて、俺たちは問題を少しでも解決しようと努力する。わずかでも結果が良い方向に行くように尽力する。時間はかかるだろうし、思い通りの結果が生まれるとは限らないが、それが一番の選択肢だ。 しかし、ラクスやカガリ、彼女たちの努力は認めようとはせず、不平や不満ばかりを並べ立て、議論ではなく武力という手段を用いて己の主張を押し通そうとするような奴らを、俺は絶対に認めない。 そうだシン、俺はお前のやり方を絶対に認めない! 」 アスランの指摘にシンは絶句した。少し荒れ気味になった声の調子を落として、アスランはシンにあらためて問いかけた。 「どうしても駄目なのか、シン。今ならばまだ間に合う。お前と、お前の仲間が決して不利な取り扱いを受けないように俺が必ず約束する。お前たちが抱えている不満だって、なるべく統一連合内で取り上げて、解決する方向で動いてみる。 シン、統一連合との戦いを止めるわけにはいかないのか? 」 シンはうつむいた。唇がきつく引き結ばれていた。こぶしを震えるほど握り締めながら、ようやく口の端から搾り出すように、小さい声を漏らした。 「俺は……アスハの失政で父さんと母さんと妹を失った。 死んだ妹の代わりになってくれると思った女の子を、キラ=ヤマトに殺された。 二番目の故郷のプラントと、そこで見つけた仲間を奪っていったのはラクス=クラインとその仲間だ。 俺には、あんたたちを許すことはできない」 そして、シンはありったけの憎悪を込めて言った。 「当然、ルナマリアを殺した、あんたは絶対に許せない。 これ以上、何も奪われてたまるものか。今度は俺が、統一連合から全てを奪い取ってやる」 その言葉に、アスランは肩を落とした。深々とため息をつきながら、あきらめたようにシンに言う。 「そうか。俺たちを個人的に恨んでいるのならば仕方が無い。愚にも付かない申し出をしたようだな。忘れてくれ」 その言葉は相手の耳に届いていたのかどうか。シンは何の反応も見せずに踵を返した。肩を落として、足取りも重く。まるで泣いているような後姿だった。 車の中からでは詳細まではわからなかったが、話し合いが決裂したことだけはすぐに理解できた。いたたまれなくなったソラが車から飛び出す。ジェスの静止も間に合わない。シンの所に駆け寄ると、遮るようにその前に立つ。 「シンさん! 」 しかし、次の瞬間、ソラは硬直する。 思い出されるのは、第三特務隊を倒したあの日。勝利したにもかかわらず、憔悴しきった顔で帰還したシンの姿だ。 今の彼はあのときと同じ、いやそれ以上に疲れ果てた顔をしていた。そして彼は眉間に皺を寄せながら、ソラに憎々しげに言ったのだった。 「何をしに戻って来た。目障りだ。死にたくなければさっさとオーブに帰れ」 心臓を氷で突き刺されたようなものだった。シンがソラにここまで負の感情をぶつけることは今までになかった。唖然とするソラは、しばしその場に立ち竦む。 どれほどの時間が経ったのだろう。やがて彼女の肩を誰かが叩いた。ジェスだった。 「おい、アスランは一足先に帰るそうだ。仕事を放り出して来てしまったから、とんぼ帰りしないといけないらしい。君には『シンを説得できなかった。すまない』とだけ言っておいてくれ、と頼まれた」 気づいてみれば、アスランもシンもいない。広場に残っているのはジェスとソラだけだった。頬に湿った冷たい風があたっている。周囲は一気に暗さを増しており、天気が崩れる直前だった。皆、雨を見越して早々と退散したらしい。 「ほら、突っ立っていないで、俺たちも帰るぞ。とりあえず車に乗るんだ」 ジェスに促され、ソラは車に向かうが、視線は宙をさまよっている。頭の中は先ほどシンから浴びせられた罵倒がこだましていた。 ――何をしに戻って来た。 ――目障りだ。 ――死にたくなければさっさとオーブに帰れ。 その言葉は、しばらくソラの頭から離れなかった。 シンはバイクを走らせている。ヘルメットの奥で畜生、畜生と何度も呟きながら。 自分自身に対する嫌悪感がシンを苛立たせている。 アスランの正論にまったく反論できなかった自分、感情のままに憎しみの言葉をかけるしかなかった自分、そして、ソラに対して腹立ち紛れに八つ当たりの態度を取ってしまった自分。これでは駄々をこねて甘ったれている子供のようだ。シンは口の中に苦いものが広がっていくような気持ちがしていた。 こんな後見の悪い結末を期待して、アスランとの再会に臨んだわけではない。 しかし、ならばなぜ自分はここに来たというのか。そもそも、ジェスとソラからの誘いを受けなければならない義理はない。アスランに会うのが嫌ならば、無視をすれば良かっただけの話なのだ。 ならば、自分は恋人を殺した相手に対して復讐を果たしたかったのだろうか。それも違う。アスランを憎んでいるのは事実だし、戦場で敵同士として出会ったのならばその命を奪うことになんら抵抗はない。 しかしこうやって話し合いの場を利用して彼を倒そうと言う気持ちは不思議と起きなかった。 シンは気づいていた。彼はただ、過去の自分を知る数少ない人間に会いたかったのだと。 アスランに言ったとおりだ。シンは家族を失い、親友を失い、大切な女性を失った。彼はこの世に一人きりだった。ただ一人残されたレイはAIであり、同じ人格を持ってはいるがレイそのものではない。 普段は胸の奥に押し込めて、周囲からうかがい知ることはできないものの、寂しさ、つらさ、悲しみ、そういった感情に、シンもまったく無縁ではない。 だから、自分の過去を知る人間に会いたかった。郷愁にも似た感情で。 しかし、そんな自分の気持ちがシンには許せない。個人的な憎悪をアスランにぶつけたことも含めて、自分の未熟さばかりを意識し、苛立ちがますます募ってくる。 (俺は結局今でも、後ろを振り返ることしかできないのか? 俺はこの五年間、何一つ前に進めなかったって言うのかよ! ) 今そばにレイがいれば、コニールがいれば、センセイでも中尉でもサイでも、誰か仲間が一人でもいれば、そんなことはないと否定してくれたのだろう。過去を懐かしむ気持ちと、未来を目指して前向きに生きる気持ちは人にはともにあり、それは矛盾しているかもしれないが、両方を持っていてしかるべきものなのだと。 しかし、悲しいかな今のシンは一人だった。感情をぶつける相手も、その感情を受け止めてくれる人間もここにはいなかった。 激情のままにシンはアクセルを吹かす。しかし冷静さを失った運転は無謀とも言えるもので、バイクは途端にバランスを失った。シンが反応する間もなく、後輪がグリップを失い、そのままスリップして転倒してしまう。 横に広がるのが畑なのが幸いだった。土ぼこりを舞い上げながらバイクとシンはそこに突っ込んでいくが、地面が柔らかかったために大怪我は免れる。しかし、仰向けになったまま、シンは動こうとしない。 「情けねえ……俺はいったい、何をやっているんだ」 ヘルメットの奥で、シンは小さくつぶやく。 やがて、雨が降ってきた。 まるで、空がシンの代わりに泣いているようだった。 ワイパーでも拭い切れないほどに雨脚が強くなってくる。雨がフロントガラスに当たる音、オンボロ車のエンジンの音、それだけが車内に響いていた。 沈黙に耐え切れなくなったのはソラの方で、ジェスに話しかけてきた。 「私は余計な事をしてしまったんでしょうか? 」 「嫌、いくら君がきっかけを作ったとはいえ、会うことを選んだのはシンとアスランの二人自身だ。君が責任を感じる必要は無い」 ジェスの言葉は、表面上ではソラを慰めているようではあったが、実際は彼女を突き放した言い方だった。ソラも、その微妙な空気を感じ取る。 「でも、私がしたことで、かえって二人の間に溝を作ったんじゃ」 ジェスは一つため息をついてから、ソラに言う。 「いいか、ソラ。あらためて言っておく。世の中には、良かれと思った行為でも悪い結果を生むことがある。そして、懸命に努力しても何一つ結果が変わらないし、物事に影響をかけらも与えないこともある。今の君の行動が、まさにこれだ。 君は、和解など望むべくもないシンとアスランの二人を引き合わせた。そして君は外野で懸命に旗を振ったが、二人とも最後まで、それぞれの気持ちに何の変化も起こさず、互いに歩み寄ることはなかった。とどのつまりは、そういうことだ」 ジェスの断定に、ソラはショックを受ける。 「私のやったことは、何の意味も持たないってことですか」 「そうだ。悔しいだろうし、認めたくも無いだろうが、それが現実だ。そもそも君が西ユーラシアまでシノを追いかけて来たことも、セシルを必死に説得したことも、やったことは何一つ良い結果にはつながらなかったし、結末に変化を及ぼしてもいない。そろそろそれに気付いてもいい頃なんじゃないのか? 」 ソラは再び絶句した。ある意味、シンに浴びせられた罵倒よりも重く、つらく感じられた言葉だった。 しかし心無い言葉をかけたジェスに対して怒りを感じているわけではない。むしろ、自分でも薄々とは気づいていたが、目を逸らしていた厳然とした事実を、目の前に突きつけられた衝撃の方が大きかった。 彼女は下をうつむくと、無言のまま、スカートの膝の部分を握り締める。ジェスは隣に座る少女の心が傷ついたことは当然わかっていたが、慰めの言葉を飲み込んだ。 彼が本当にソラに言いたいことは、実際に言葉にしたのとは別の事だ。だがそれはジェスからの指摘によってではなく、ソラが自分で気づかなければ意味がないと思っていた。だからあえて、先ほどまでと同じ、そっけない態度をとり続ける。 無言の車内で、付けっ放しのラジオが声を出し始めた。中継局が近くなってきたせいか、ようやく電波が入るようになったらしい。 《次のニュースです。ドイツを蹂躙した巨大MSの無差別攻撃について、治安警察省がテロ組織、ローゼンクロイツの関与をほのめかしていることが分かりました。 ローゼンクロイツは事件直後に声明を出し、攻撃によって自分たちのアジトが壊滅し、犠牲者が出たと主張していますが、西ユーラシア政府筋によると、治安警察省はこれを偽装工作の一環としてみなし、彼らの関与を裏付ける証拠を調査中とのことです。 なお、ローゼンクロイツは東ユーラシアで稼動予定の地熱プラントに対する攻撃準備を進めているとの情報もあります。高まる緊張に市民の不安は隠せない状況です》 シンはきっかり一週間後にリヴァイブに戻ってきた。地熱プラント攻略戦のために、スレイプニールが出発する、その前日である。 作戦直前に無断の外出。帰ってみれば、来ている服は泥だらけでバイクも傷だらけ。本来ならばロマなり大尉なりが、彼に事情を問いただすべきなのだろうが、それはできなかった。 暗い表情が消えず、目の下には隈ができている。作戦のための準備は手早くこなすものの、終始無言で近寄りがたい雰囲気を振りまいていた。 遠くからそれを見ていたコニールと中尉が顔を見合わせる。理由は明らかでないが、懸念していたことが現実になってしまったことに、心を痛めつつ。 作戦のキーパーソンであるシンの不安定さを見て、あえて火中の栗を拾う気持ちで、シホが尋ねた。 「あのさ……余計な事かもしれないけれど、あなた、本当に大丈夫なの? 」 シンはそれに答える。 「大丈夫さ、心配ない。統一連合の奴らなんかに俺は負けない。あいつら全員、ドムクルセイダーのように、徹底的に叩き潰してやる」 頼もしい決意表明、とはシホには思えなかった。目を据わらせながらつぶやくシンの姿に、逆に背筋に冷たいものが走る。 (統一連合は内側に爆弾を抱えている、と艦長は言ったけど。これでは、私たちも統一連合を笑えないわよ。要になるはずの彼がこの調子じゃあ……) しかし、シンの個人的な事情で、今更作戦が中止されるものではない。刻々と時間は過ぎて行き、とうとうスレイプニールが出発する時がやって来た。 留守番役の少数のメンバーたちに見送られ、降り始めた雪の中を艦は進む。 その目的地はアゼルバイジャン地方。リヴァイブをはじめとするレジスタンスたちに対するは、統一連合と東ユーラシアの連合軍。 俗に言う地熱プラント攻防戦、後世に「誰にとっても、悲劇しかもたらさなかった出来事」と呼ばれることとなる、悲惨な戦いが幕を開けようとしていた。
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5740.html
32 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/09/25(日) 02 45 57.50 ID ??? ガロード「やあ、全国のちびっ子のみんな、宿題はいい加減終わったかい?ガロードお兄さんだ」 ジュドー「今日もみんなの質問に何でも答えるよ!ジュドーお兄さんだ」 ガロード「さっそく行ってみようー!まずは日登町のウッソ君からだ。え~なになに『RX78はどうしてもっこりブリーフ 履いているような下半身なの?』・・・うーん、確かに昨今の重厚なデザインから比べるとそう見えるのは仕方ないね(笑)」 ジュドー「それはね、MSは男の象徴だからね。結果もっこりブリーフをリスペクトしたデザインになっちゃったんだよ。まあ 実際はアムロ兄さんは見栄張り過ぎなんだけど・・・」 ガロード「まぁまぁ、股間に乗り込んで亀顔を出すターンAに比べれば・・・」 ジュドー「つまり、ロラン兄もアムロ兄も変態比べなら・・・」 34 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/09/25(日) 06 09 19.19 ID ??? 32 アムロ ロラン「ガンダムハンマーッ!!」 シン「ミンチより ???「あげひゃひゃひゃ!!(GNハンマー」 ミンチより酷い状態からさらに悪化した......」
https://w.atwiki.jp/yakitoriya/pages/83.html
ストーリー 2年後という設定。 つまり、赤緑→金銀、FRLG→HGSSと同じ設定ようなです。こっちは3年後。 RSE/FRLG→HGSSジョウト→DPt→HGSSカントー→BW→b2w2ってなる。 でも今回は2年。マイチェンてかリメイクのBW→B2W2は初めての展開となるわけです。 だから第5世代じゃないんじゃねっていう。5.5世代でいい気がするん。どっちでもいいけど。 FRLG→HGSSで3年、HGSS→BWで5年程度、BW→B2W2で2年ですからようやく10年の月日が流れたということになります。 まぁHGSS→BWなんて正式な年数分からんしね。けど、5年支持おおいよね。 まぁ、どーでもいい。 ってことで10年です。ちょうどしゅんのryから10年だよ! その間、ホウエン地方はノータッチ。 いや、さ。 まぁイッシュスタートで途中からN探しにホウエンありかな、って思っただけです。はい。 でも舞台は2年後のイッシュって言ってますし、うん。 てかさ、悪者がまだ発表してないんですよね。 Nたんがなんか作った感じですかね。 というかBWのハンサム関連が正史じゃない可能性。 七賢人が捕まってなければ何とでもなるきがするん。 交換 一応触れておきましょうか。 いや、ね。時系列が違うゲームは対等に交換できないんだぜっていうお話です。 まず、赤緑→金銀のお話。当時はタイムカプセルでしたね。新技・新ポケ禁止でした。つまり半相互関係です。 で、時系列リセット後。 RSE/FRLGは同時期なので対等な交換が可能でした。これがいわゆる第3世代 で、DPtおよびHGSSも対等な交換が可能。これもほぼ同時期なんですね。時系列。で、これが第4世代なわけですね。 で、です。 当たり前のことですが、GBA→DSは一方通行なわけですね。 これが第3→第4。つまり時系列でいう3年の差ってやつ。そういうことです。 そしてBWへ。 第4世代からBWに送る際は一方通行です。つまり時の流れが存在する、ということ。 ロケット団員の存在から5年程度の流れが推測されていますね。これは最初でも述べています。 最後にB2W2です。 ここまで来ると完全な相互交換ってないと思うんです。 踏襲はするけど覆すことってなんだかんだでないわけですね。今までのポケモンって。 そこを読んでの裏切りがあればたいしたもんだと思いますが、なんだかんだでクリエイターって裏の設定を楽しむものだと思うんですね。 少なくとも自分はそういうどうでもいい設定にこだわりたい人です。裏設定って物語の中には必ず必要ですし、それが矛盾しては世界観の破壊でしかないですから。 ということを考えれば、タイムカプセル的な何か、ということでしょう。 ついでに言えば、自分はあまり深く考えてなかったけど第○世代ってちゃんと時系列に沿ってたんだねっていう。 だから、B2W2も準第6世代、限りなく第6世代に近い何か、第5.5世代といったところが適切なのかもしれませんね。 ただ、これは発売後にはっきりすることだと思います。 図鑑 No振り直し確定なわけですね。 でです。300匹。 1地方平均すると150匹ぐらいなんですね。 まぁ、出現テーブルとか考えてみればわかると思うんですが、そのぐらいが限界なわけですね。 あの大きさの地方だと。 大体道路って20ぐらいなわけですね。まぁ東西、南北でテーブル違ったこともあるけど。 で、草むらなら20%、5%、4%、1%が2つずつで、10%が4つだっけ。 まぁ最大で12種類だけど、レベル差とか考えれば多くて5種類ぐらい。揺れとか特殊いれて+1ぐらい、あって3~4なわけですね。 で、ダンジョンがあっても10個ぐらいで数えようか。 まぁ厳密にやればもっと増えるけど1か所だけってことはないしね。 30*5=150より少ないってこと。 消化できるポケモンって野生ならば、100匹以下にとどまるぐらいなんじゃないですかね。 ちなみにBWは1つの場所で通常出現はMAX8種です。1番道路は2ですから、5ぐらい計算であってるよね。 しかもBWなんかだと釣竿1種類ですし。まぁ気泡とかあるけどね。 そういうことよ。結局1地方ではきついんな。300匹消化は。 どういうことかって言えば新イッシュ→旧イッシュの流れもしくは、新イッシュ→別地方の流れを考えるのが妥当かなっていう感じ。 新ポケモンの可能性は排除しない。 トレーナーで図鑑埋めるって言っても、まぁ無理でしょうね。マップ自体が小さければそんなに配置できないですし。 そもそもイッシュ図鑑って言ってるんだから、イッシュ地方でなきゃいけないしねー。と言いつつジョウト図鑑はカントーのポケモンが151匹入ってたりしますか。 新イッシュ(氷)→旧イッシュがストーリーと考えるべきなんでしょうか。 新イッシュ(氷)でジム8個→ボス戦(N?)→旧イッシュでジム8個→チャンピオンとか? ジム8個を打ち破る可能性は否定しない。 イッシュ図鑑に出るポケモン ラプラス、ウインディ、イーブイ、コダック マリル、バンギラス、メリープ メタグロス マニューラ、ミミロル 第3少ない理由はいかに。
https://w.atwiki.jp/dactiltoeb/pages/1270.html
ピックアップ