約 3,051,339 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4375.html
悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 【あくまじょうどらきゅら うばわれたこくいん】 ジャンル アクション 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント 発売日 2008年10月23日 定価 5,229円コナミスタイル特別版 8,830円(共に税込) レーティング CERO B(12歳以上対象) 判定 良作 悪魔城ドラキュラシリーズリンク 概要 ストーリー 特徴 評価点 その他 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 探索型悪魔城ドラキュラの7作目及びDSにおける探索型悪魔城ドラキュラの3作目。通称『刻印』と呼ばれることが多い。 本作以降、『Harmony of Despair』や海外製の『宿命の魔鏡』を除けば2D探索型の悪魔城ドラキュラの新作はリリースされておらず、本作が正統な探索型シリーズの事実上の最終作となっている。 ストーリー 19世紀初頭、過去何百年にも渡って吸血鬼ドラキュラ伯爵より人々を救ってきたベルモンド一族は消息を絶った。 それ以来、ドラキュラの復活を恐れた人々は数々の組織を作り上げ、新たな対抗手段を模索するものの、どれもが満足な成果を挙げられないまま解体されていった。しかし、組織の1つである「エクレシア」の長バーロウは、ついにある成果に辿り着く。万物に宿る力を術式変換し刻印化したという「グリフ」。長年の研究の末、究極のグリフ「ドミナス」を完成させたのである。その力をもってすれば、ドラキュラをも滅ぼせるという。そして、エクレシア所属の女戦士シャノアは、その担い手に選ばれ、ドミナス適合化の儀式を受けることとなったが、同僚アルバスの乱入で儀式は失敗しドミナスが奪われた。 シャノアは奪われたドミナスを取り戻すため、アルバスを追うのであった。(wikipediaより) 特徴 対象年齢層の引き上げとそれに伴う作風の変化 DSにおける前作・前々作では低年齢層の取り込みを意識してアニメ調のキャライラストやムービーが用いられ、ストーリーやキャラクターにもコメディ的な部分があった。しかし思ったほど低年齢層のユーザーを獲得できなかったらしく販売本数も伸び悩み、本作では旧来作品のようなシリアスで暗い作風に戻った。 キャラクターデザイン及びイラストにはイラストレーターの廣岡政樹を起用。 シリーズでは珍しく、主人公が一人の女性。女性がメイン主人公を勤める悪魔城シリーズとしては同じく携帯機の『悪魔城ドラキュラ 漆黒なる前奏曲』に次いで2作目。 マップ選択 本作のゲームの流れは、ウィゴル村を拠点に、その周辺地域の様々な場所を転戦していくというもので、悪魔城以外の場所も舞台となっている。 従来の『悪魔城』だけにとらわれないマップというのは過去の作品でも見られたが、本作はその方向性が前作『ギャラリー オブ ラビリンス』よりも更に推し進められている。 グリフシステム 従来の武器・サブウェポン・ソウル・魔法といった要素を、万物の力を術に変換した「グリフ」という形で一纏めにしたもので、ステージ上に隠されていたり、敵を倒して獲得したり、敵の攻撃を吸印して入手する。「メイン・サブ(右手・左手)」と「バック(背中)」の2系統に大別され、計3つのグリフを同時に装備できる。 メイン・サブグリフ 近接武器・飛び道具・攻撃魔法といった攻撃用のグリフや、使用中のみ防御力を上げつつ敵の飛び道具を防ぐこともできる盾のグリフ。 上+Yのコマンドで、メイン・サブ両方のグリフを組み合わせた「合成印術」という必殺技も発動できる。 『月下』同様、二つのグリフを組み合わせて同時に装備することができ、それぞれワンボタンで使用できる。本作ではそれぞれのボタンを交互に押すことで連続攻撃も可能。 バックグリフ 補助系のグリフ。移動用の特殊アクションが行えるようになるもの、変身したりステータスを一時的に上昇・変化させるもの、使い魔を使役するものといった種類がある。 全てのグリフは使用時にMPを消費する。通常攻撃手段であるメイン・サブグリフでもMPを消費するが、MPはグリフを使用しなければ高速で自動回復する。合成印術のみMPではなくハートを消費する。 ハートを消費する合成印術が登場した事により、ハートの概念が復活。携帯機作品では『白夜』以来となる。 『蒼月』のソウル「ドッペルゲンガー」の発展形として、グリフの装備セットパターンを最大3パターンに別々に設定でき、特殊な操作でどのパターンを用いるかを瞬時に切り替えられる。 その他の新要素 磁石を利用したアクションの追加 マップの特定地点には磁石が設置されており、キルクルスというバックグリフを用いると磁石に吸い寄せられる。磁石に吸い寄せられた状態でキルクルスを解除すると、反動で強く弾かれるように移動できる。移動方向は指定可能。 宝箱 各マップの定位置に設置されており、開けるまで中身が分からない。 特定の場所で特定の行動を取ると出現する隠し宝箱や、何度でも出現し、開ける度に中身が異なる宝箱もある。 何度でも出現する宝箱に関しては、珍しいアイテムが入っているレア宝箱が出現する場合もある。レア宝箱は各地域別に出現する中身が異なるので、既に踏破したマップでもレア宝箱目当てで何度でも立ち寄る意味がある。 属性ポイント 熟練度的なパラメータ。各属性別に存在し、数値が大きいほどその属性のグリフの威力が増加する。 属性ポイントは、グリフによる属性攻撃で敵を撃破する、グリフを吸印するといった行為で増えていく。 レースモード 恒例のボスラッシュ以外にも定められたコースをいかに早く抜けられるかを競う『レースモード』も追加。 コンセプト自体は蒼月のソウルセットモードに近いが、あちらとは異なりあらかじめ最初から敵が配置されているのと、構造の異なる複数のコースから遊ぶ事が出来る。 もちろん、ボスラッシュ同様にWi-fiを利用したランキングも搭載。友達とスコアも競う事が可能。 マーケットモード 前作のショップモードに当たるモード。 ショップモードとの違いは、購入側のプレイヤーの分身となるキャラが猫に変更されている事。 評価点 硬派への回帰 廣岡政樹による主人公シャノアのクールビューティ的な魅力のあるキャラクターデザインは好評。 全体的にシリアスな雰囲気である。 前作までのDSでリリースした探索型ドラキュラは、アニメ調のイラストやライトなキャラセリフ等によりどちらかと言うとポップな作風で、旧来の悪魔城シリーズファンには毛嫌いする者もいたが、本作ではシリアスな作風に戻ったため、これらを好むファンに歓迎された。 BGM 本作のBGMの評価は非常に高く、悪魔城シリーズのみならず、NDS全体で見てもその質はトップクラス。 特にメインテーマであり、主人公であるシャノアのキャラテーマとも言える楽曲、「黄昏の聖痕」の人気が抜きん出ている。 悲愴感と疾走感が合わさった楽曲となっており、後述の演出も相まってシリーズでもトップクラスの知名度と人気を誇る。 オープニングムービーでも別Verが使用されている。正しくはオープニングで使用されるものが山根ミチル氏による原曲であり、こちらは市橋康弘による編曲とのこと。 スタッフロール曲「星降る夜の鎮魂歌」の一部フレーズにも使用されており、後述するエンディングの展開と美しい旋律からプレイヤーの涙腺を強く刺激するBGMとなっている。茫然とした状態でこの曲を聞いたプレイヤーも多いだろう。 その分IGAAAAAAAAAAA感は少なめ とある重要キャラクターとの戦闘曲である「悲哀の呪縛」、「激昂の軌跡」、悪魔城内の一部マップで使用される「漆黒の翼」等の人気も高い。DSの内部音源をフルに発揮した楽曲群は圧巻の一言。 シナリオ エンディングの描写が賛否両論分かれているものの、細かい矛盾等も存在せず、演出面も練られているためシナリオの評価自体は非常に高い。 本作は主人公であるシャノアとその兄弟子のアルバスの二人の物語となっており、シナリオの展開 とシリーズ最強クラスの変態挙動 から両名ともシリーズでもかなり高い人気を誇っている。 悪魔城に突入してからはシナリオがほとんど展開されないため、こちらは問題点に記述しているが、その悪魔城に突入するまでのシナリオはとても悲愴的で燃えるものとなっている。 シャノアが自らの使命を再確認し、単身悪魔城に突入するシーンはセリフ一つ一つの重みと、直後に流れる「黄昏の聖痕」も相まってシリーズ屈指の名シーンとして名高い。 その他 悪魔城以外のマップの存在 屋外の場所が多いということもあり、新鮮な感覚で楽しめる。 一つ一つのマップは、迷路のように複雑ではなく、迷いにくい。 メイン・サブグリフを両手に持っての連続攻撃が爽快。 上記の通り今作ではこれまでのメイン、サブウェポンが全てグリフに一括されたために装備を統一して連続攻撃するもよし、どちらも飛び道具にして遠距離からチクチクと削るもよしとこれまでよりも多彩なカスタマイズが可能となった。 演出面の更なる強化 OPで語られているプロローグがフルボイスという事をはじめとして、ウィゴル村の住人一人一人に固有のボイスが割り当てられている、ボイス付きのキャラクターが敵味方関わらず大幅増加、特定のボスに敗れるとボスの勝利台詞が聞ける等、従来のDSで展開されていた悪魔城シリーズと比較してボイスの量が倍近くまで増加。加えて、サウンドテストでは一部のキャラクターで使用される予定だったと思われる没ボイスまで存在するのだが、その反面として敵のボイスがサウンドテストでは未収録なのは批判されている。 更に、シャノアのメインテーマが悪魔城に入って初めて流れる演出になっていたり(*1)、悪魔城のエリア毎にサブタイトルが付加されている(例:悪魔城エントランス『狂夢の幕開け』)等、新たなる演出も加えられている。 磁石アクション 慣れるまでは操作が難しいが、従来のハイジャンプの代用として使えるだけでなく、空中で停滞して敵の攻撃を回避したり高速移動手段として用いたり、磁石から磁石に飛び移ったりと応用の幅が広く、アクション性が高い。 レディーレ(磁力のある飛び道具を射出する)というグリフを入手すれば、どんな場所でも飛び道具にキルクルスを引っ掛けて爽快に飛び回ったりできるようになる。 前作同様に小ネタやパロディが多い。 パロディの例として、とあるボスの負けポーズが有名な拳王のアレだったり、クエストの名前がPCエンジンの名作のパロディだったり、声優ネタとしてドラキュラ伯爵が『天からお塩』で有名なキャラの技を使ったり等。 やり込み要素 本作でも前作までのアイテム図鑑やモンスター図鑑など好評だったやり込み要素は健在。 新たなやり込み要素としてボスを無傷で撃破するとボスメダルという特別なアイテムがもらえるノーダメージボーナスが追加。 ノーダメージボーナスの追加によって、本作のボス戦では「いかにダメージを喰らわずにボスを撃破できるか」という高度な戦略性もステージクリア型の作品から復活する事になった。 ボスメダルはアイテム図鑑の対象にもなっているので、フルコンプリートには必須のアイテムになっている。 この他にも前作の『悪魔の巣窟』に当たるおまけステージとして『大鍾乳洞』、『修練堂』という2つのステージが登場。 前者は『悪魔の巣窟』同様、次々と現れる敵を倒していくステージ、後者は難解なトラップを乗り越えていく物で、いずれも高難易度のステージになっている。 なお、どちらもクリアの際にランダムで特別な装備をもらえることから、高難度ながら何度も挑戦する意義もある。 クリア後の要素 本作も例によって2周目及びハードモードが存在するが、本作ではクリア時のレベルや属性ポイントといったステータス面も引き継げるため、高次周に渡ってプレイヤーを育てることが可能。 これまでの探索型悪魔城シリーズではレベル上限が99までと定められていた関係で、やり込みプレーの際にはどうしてもプレイヤーの育成に限界が生じていた。だが本作では、とある条件を満たす事によって、レベルキャップを外して最大レベルを255に引き上げる事が出来る様になり、最大レベルまで育てたキャラを更に育てる事が可能になった。 シリーズ恒例のハードモードでは、いつもの耐久・攻撃力や敵のアルゴリズムの変動以外にも、道中も雑魚敵の数が控えめだったエリアにメディウサヘッドの群れが出没する…といった具合に敵配置の変更・追加が行われたり、初見では見切れない程高速化したギロチン等ステージ内のトラップも更に難解化しているためか、何度もクリアしたプレイヤーでも油断できない難易度になっている。 アルバスモード ゲームクリア後のおまけモード。本作の登場人物の一人であるアルバスを操作できる。 アルバスの性能は従来のおまけキャラクターとも一線を画するものであり、新鮮なアクションを楽しめる。 主な攻撃手段は銃による飛び道具。また画面をタッチするとタッチした地点にワープできるという特殊能力を持っている。 その他の改善点 装備選択画面の頭で最近使用した事のある装備アイテムが5件まで表示される様になり、装備の付け替えが楽になった。 前作では割高だったマジカルチケットの値段が破格の100Gに引き下げられた。他、店の開店直後から売り出される様になったり宝箱から入手出来たりと入手の機会も増えたことから、拠点への帰還もかなり楽になった。 賛否両論点 エンディング シリーズ屈指の涙腺崩壊展開とまで言われているが… + ... 全てを失ったシャノアが唯一自分に残されている使命を果たすため、命を捨てて究極のグリフであるドミナスを使用し、ドラキュラを封印するが、ドミナスに残されていたアルバスの魂がシャノアの身代わりとなる。 その際、シャノアは失っていた感情を取り戻し、アルバスは最期の願いとしてシャノアに笑うように伝え、シャノアもそれに応え、その笑顔を見たアルバスはようやく自分の兄としての使命を果たせた事を実感し、消滅してしまう。 誰もいなくなった悪魔城で一人泣き叫ぶシャノア。崩れゆく城から脱出したのち、一人どこかへ消えていく…という展開。 「重い」「不幸過ぎる」「救いがなさすぎる」と専らの評判で、シャノアの笑顔が見れるのはこのエンディングが最初で最後という事も相まって、プレイヤーの涙腺にダイレクトに来る展開となっている。 従来の作品には、たとえ後味の悪いバッドエンドがあったとしても、大団円的なグッドエンドも存在した。しかし本作では、悲愴感や喪失感の残る、グッドエンドとは決して言い切れないものであり、そこが良かったという声からシャノアのハッピーエンドを見たかったという声まで賛否両論ある。 ベルモンドの居ない時代で、ただの人間が相応のリスクを用いてドラキュラを討伐するのだからシナリオの展開はある意味必然、暗くなってしまうのも当然とも言える流れとは言えるのだが、全てのプレイヤーが納得するかと言えば別だろう。 「彼らの戦いは誰にも知られることなく幕を閉じた。これ以降、「エクレシア」の記録は残っていない。」とスタッフロール直前に表示されるのも、本作のシナリオの重さや切なさを物語っている。 その後、一人残されたシャノアがどうなったかなどは一切触れられていない。村人たちとの関係は幸いにも良好なので、行き場をなくした彼女を受け入れてくれる人々は少ないながらもいるが、その後のことに関しては結局は想像の余地を出ないだろう。 探索型ドラキュラの中では比較的難易度は高いといえる これまでの探索型ドラキュラはライトユーザー向けに制作されたためか、比較的難易度が低かった。 しかし、本作はかつて主流だったステージクリア型の作品を意識した作りになっているのか、FC版初代や悪魔城伝説ほどではないもののそれらに近い難易度に設定されている。 本作のザコやボスはアルゴリズムが決まっており、何度も挑戦し攻略の糸口を見つける必要がある。そのため従来作以上にパターン性が強い。 更に取得できるハートの数も少ない。基本的に合成印術はハートを激しく消費する物が多く、無駄遣いは禁物。 拠点のウィゴル村などではセーブポイントの他に、ハートの回復が出来るポイントも存在する。これを足がかりに攻略していくと良い。 他、追い打ちを掛けるようにセーブポイントの数も少ない上、ポイント間の距離も長い。 従来のシリーズ作とは異なる攻撃系統 本作ではナイフや斧などの従来のサブウェポンに当たるグリフもメインウェポンの位置に存在し、サブウェポンのコマンド(↑+攻撃)に合成印術が割り当てられている。 このため、本作以前に過去の悪魔城シリーズに触れたプレイヤーは本作を初めてプレイした際に、操作系統の関係上、従来のサブウェポンの操作で合成印術が暴発し、操作に混乱をきたす可能性がある。 問題点 図鑑コンプリートのハードルの上昇 今回のアイテム図鑑は、前作までの敵からのドロップのみで入手できるアイテムや隠しアイテムの他に、前述のノーダメージボーナスで入手するアイテムや裏ダンジョンの報酬、レア宝箱から入手出来るアイテムも対象になるため、前作よりもコンプリートの難易度が上昇してしまった。 特にノーダメージボーナスの存在は、図鑑コンプを目指しているプレイヤーにとっては強制されていると感じられやすいのが否めない。せめて図鑑とは別枠で入手出来る形式が良かった。 ノーダメージボーナスの性質上、一度取り逃すとその周では二度と入手出来なくなるアイテムも本作には多い。 グリフの取得方法 本作のグリフの取得は、前作及び前々作のソウルやスキルとは異なり、ドロップ後に吸収しなければ取得扱いにならない。その際、開始から吸引完了まで数秒間無防備のうえにその場から動けないため、敵が多い状況では回収が難しく、回収のためにあらかじめ安全な状況を作る必要があり、やや面倒。 武器やアクションのバリエーション、収集要素の幅広さという点では、過去の探索型作品より少なくなっている部分もある。 グリフ及び合成印術の種類は、過去の作品における武器・サブウェポン・ソウル・魔法・特殊技(大技)ほどバリエーション豊かではない。 使用できる合成印術はメイン・サブグリフの組み合わせに依存するので、「ギャラリー オブ ラビリンス」のデュアルクラッシュのように好きなものを使えるわけではない。特定の組み合わせ以外ではスカのような性能の合成印術になってしまうので、合成印術を活用しにくい部分もある。結果、収集要素としても若干味気なくなった。 バックグリフは、暁月や蒼月で言うところのガーディアンタイプとエンチャントタイプのソウルが同じ装備部位として一纏めにされているようなもの。そのため、それぞれのソウルを組み合わせて装備できた暁月や蒼月よりも自由度が制限されている面もある。 ただしこういった装備の自由度の問題は、グリフパレットを切り替えることで、ある程度解消できる。 ゲームバランスを無視して大暴れできるほどのグリフはなく、風変わりな性能のものもあまりない。 一応、これに相当する物は存在するのだが、単独装備では無く「グリフを含んだ装備の組み合わせ」。それに加えて「発動中にプレイヤーが敵の攻撃を喰らうとほぼ即死」という非常にリスキーなデメリットが存在する事から、「絶対に強力」という事では無いという事に留意して欲しい。 装備バリエーションの減少 本作で登場する装備アイテムはプレイヤー数が一人に戻った事から全体的に減少してしまい、装備のバリエーションが豊富だった前作と比較して見劣りする。 その中でも装飾品は効果に関係なく全てが指輪に統合されてしまい、名称も「〇〇リング」で統一されていて見栄えはしない。 とはいえ、新規の装飾品はいずれも超が付く程個性的な効果を持つ物が大半を占めている他、シャーマンリングやレアリングといった過去シリーズで好評だったアイテムも続投しているためかあまり気にならない点ではある。 探索要素は前作までよりは薄れている。 悪魔城以外にさまざまなエリアがあるといっても、ほとんど決まったコースをたどる一本道であり、広大なマップのルート分岐を踏破していったり、移動能力の獲得や仕掛けの解除によって、今まで行けなかった場所に行けるようになるといった探索型の醍醐味はあまりない。 一応、特定のエリア(後述)では2周目以降のグリフ引き継ぎを利用してシーケンスブレイクが可能になるのだが、そのエリアにおけるもう一つの出口から脱出すると通常ルートへと強制的に合流してしまうため、残念ながら探索の幅の広がりを実感できる物では無い。 そういう意味で見方によっては今作は探索型と面クリア型の折衷作ともいえる。しかし面クリア型と違って、各エリアのマップ構造は障害物や仕掛けなどがあまりない単純構造が多く落下死もないのが欠点。 中でもシリーズ恒例の難所である時計塔が顕著に見られている。従来の作品では巨大歯車や振り子といった様々な仕掛けで訪れるプレイヤーを悩ませていたのだが、本作では大体キルクルス磁石アクションを用いた仕掛けばかりでワンパターン気味。それ以外の地形も比較的単純という事も相まって、残念な印象を持つプレイヤーも多い。 なお、HARDモードの城外パートや隠しダンジョン「修練堂」では、一転して複雑な仕掛けの数々が待ち受けるという、従来のシリーズと引けを取らない構造になっているのだが、これによって「どうせ仕掛けを複雑に出来るのなら、本編の仕掛けも増やして欲しかった」という意見も見られている。 悪魔城外が多いぶん、悪魔城内の構造は従来に比べればそれほど複雑ではない。 ショップのアイテム追加に関して 過去のシリーズのショップの商品はゲームの進行に応じて入荷されていったのだが、本作のショップはウィゴル村内で発生するクエストを解決していくと商品が追加される形式に変更された。 ショップの商品追加の方法が変更された事により、従来の作品の様に「ゲーム内で時間を経れば自然と回復アイテムを購入が出来る」という行為が出来なくなっているのは痛い。 特に、状態異常回復アイテムを入荷させる条件のクエストの場合は、必要なアイテムが特定エリアの宝箱から入手出来る関係で、達成までの期間にムラが生じる可能性がある。下手すれば状態異常回復アイテムにもかかわらず貴重品と化してしまう事も。 やけにあっさりと片付いてしまう悪魔城関連 本作は前半戦の城外パートでは濃密なストーリーが組み込まれているが、悪魔城に侵入した途端にほとんど会話やイベントが発生しなくなるので、やや尻すぼみな印象を抱きがち。 というのも、ストーリー本筋のイベントは悪魔城に入る前にほぼ全てに決着が付いてしまい、その後の目的は復活したドラキュラ伯爵を倒すのみになってしまう事に起因している。 前作も似たようなゲームの流れになっていたが、あちら側では宿敵との戦いが盛り込まれていたり、鞭の力の開放といった大きなイベントが存在していた関係上、盛り上がりにくい期間は短かった。 本作のハードモードでは上述の通り敵配置やトラップの難解化が顕著だが、悪魔城に侵入した途端ほぼノーマルモードと変化しない敵配置・トラップ構成に戻ってしまうため、肩透かしを食らったプレイヤーも多い。 特定の手順を踏ませるボスの存在 本作で登場するボスの中には「通常の方法では絶対に倒せず、印術の吸収のみで倒せる」「特定の合成印術でトドメを刺す必要がある。使わないと強制ゲームオーバー」など、撃破の際に凝った条件を満たさないボスも存在することから、理不尽な難易度の上げ方がなされているクチがある。 特に顕著なのは「ブラキュウラ」と「エリゴル」。 「ブラキュウラ」はゲーム序盤で戦う事になるボスだが、単にダメージを与えるだけでは倒す事ができない。では、どうするかというと、ボスに一定のダメージを与えると体色が赤くなりプレイヤーを狙って攻撃してくる様になるので、その際に天井を破壊させる。これを数回繰り返した先でエレベーターを見つける事が出来るので、起動してボスにトドメを刺すと、ここでようやくボスを撃破出来るという形である。この通り作業ゲーになりがちで、スタートから一気に頂上まで行くという様なショートカットも基本的に不可能なので、全体的にやらされている感が否めない。プレイヤー側もストレスが貯まりがちなボスである。 「エリゴル」は画面に収まらない超巨大サイズのボスだが、ボスの周りのパーツを破壊しながら弱点に回り込むという、いわばR-TYPEの3面の巨大戦艦の様な形式のボス戦が行われる。戦闘の形式自体は非常に面白いのだが、いかんせん弱点到達までの手順が非常に長く時間も掛かりやすい。一応、特定のグリフを使ったアクションを使う事で一気にショートカットする事が出来るのだが、必要なグリフが存在するエリアが本作最難関の一つに位置づけられていて、入手難度自体も非常に高い。少なくともエリゴルと初めて対峙する段階のプレイヤーは入手していない事が多い。 このように、上記の2体は正直言ってタイムアタックには不向きなのだが、どういうわけかボスラッシュでも戦うことなる。ボスラッシュで登場するボスの多くは、タイムアタックを前提としたモードという事もあってか、特定の装備の組み合わせで瞬殺ができるのだが、この2体に関しては長い手順を踏まなければならない関係で、他のボスと比べて、どうしても撃破までに時間が掛かってしまう。せめてボスラッシュの対象外であった方が良かったと言わざるを得ないだろう。 グリフ「レディーレ」の入手・引き継ぎ関連の問題 レディーレはグリフの中でも取り分け面白い性能なのだが、終盤にならなければ入手できない隠しグリフ的なもの。終盤で入手してもその時点では活用できる場所は少ない。 しかも、レディーレなどの「特殊な移動が行えるグリフ」は次の周回に引き継ぐことができない。 仮に最初からレディーレなどが使用できても、本作では進行上のフラグを無視してしまえるような箇所は無いので、その点での問題はないはずだが(*2)。 キー設定の問題 次の周回への引き継ぎプレイを行うと、キー設定がなぜか初期設定にリセットされる。 アルバスモードではキー設定を変更できない。 アイテム回収の仕様 『暁』以降、アイテムを最大数所持した状態でアイテムを回収すると、回収が出来なくなったが、本作では問題なく回収することが出来る。 のだが、アイテムの最大数問わず回収出来てしまうため、最大まで所持しているのを忘れてしまうことも。 おまけ要素の減少 クリア後複数のキャラを使用して遊ぶことが出来た前作『ギャラリー オブ ラビリンス』に比べるとクリア後のオマケ要素が少ない。 前作が従来のシリーズに比べて多過ぎた、と見ることも出来るがその次の新作と考えると見劣りする。 アルバスモードは過去のDS版のおまけモードのような簡易ストーリーはないGBA時代のおまけモードと同じ仕様。 無駄な設定 アルバスモードでは、宝箱は一切無いが、ステージのどこかに置かれているお金やむき出しのグリフ、それにグリフ入りの石像は、本編と同じ場所にある。 しかし、アルバスモードではグリフの吸引はできないし、お金は取っても使い道が無く、現在持っている額の確認すらできないため、これらは全くの無駄となってしまっている。全部カットすればよかったのに。 やや劣化した通信関連 アルバスモードのデータではレース及びプラクティスに参加することが出来ず、結果的にアルバスでは一切通信が出来なくなってしまっている。前作のボスラッシュは全てのキャラで参加出来たのに…。 マーケットモードでは陳列出来る商品が少なくなった。購入側のアバターになる猫も、個性豊かな前作のモンスターと比較して違いが色程度になっているため、どのプレイヤーが買いに来ているのかが見分けがつきにくい。 総評 DS版悪魔城で最後の3作目にして、約2万8千本だったDS版前2作から本作では約3万5千本と最も好調なセールスを挙げた、安定した完成度の良作。 ただ、合成印術等の特殊システムや、難易度は前2作よりも高めに設定されているため好みも分かれる。 余談 本作は約2ヶ月差でリリースされたWii『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』との連動要素がある。 本作側で解禁される要素は、ハードモードをクリアする事で解禁される「MAXLv.255」で、いつでもアンロックする事が可能。 一方、ジャッジメント側で解禁される要素は、本作の主人公のシャノア。こちらも本来はゲーム進行で解禁する要素だが、やはりアンロックでいつでも使用可能になる。 本作サウンドトラックは、コナミスタイル専売(現在は販売終了で購入不可能)でゲームとセットの特別版でしか入手することが出来なかった。そのため現在では血の輪廻のサウンドトラックを上回るプレミアが付いてしまっている。(*3)前作サウンドトラックは単体で購入できたのに何故こんな販売方法だったのか。 コナミもプレミアが付いてることを認識しているのか2回目のベスト盤に当たるミュージックフロム悪魔城ドラキュラ赤において本作のサントラが完全収録されることを宣伝している。 パッケージ裏の説明文について 本作のパッケージの裏側では「伝説の名作、『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』が新たに生まれ変わる。」という間違いが書いてある。 本作は『血の輪廻』とは関係なく、この誤植文は後期版パッケージでは消されている。 シリーズ他作品での「ムッムッホァイ」や「ドゥエドゥエドゥエ」と同様、本作にも一部のコミュニティでネタにされがちなキャラクターの言動が存在している。 主にネタにされるのは、欧米版ソフトでアルバスがワープを使った際のボイス「ユーキャンヒッミー」。 上記評価点で「従来のおまけキャラクターと一線を画する性能」と評したが、本当に(極一部を除いた)従来のおまけキャラが霞んで見える超性能を誇る。画面タッチによるワープはMP消費こそあるものの、敵も障害物も完全無視可能。更に彼のバックステップはまさかの全身無敵。これによって「ワープを駆使して超高速でステージを駆け回り、減ったMPはバックステップで高速移動しながら安全に回復」というプレイがTAS(*4)でなくとも実行できてしまうのである。 恐るべき事に、このアルバスの能力についてはバグ等を利用したものではなく、れっきとした仕様なのである。仕様の範囲内であのマクシーム・キシンに迫る速さと変態機動っぷりを披露する様は「公式がホァイ」と言われているとか。 日本語版のボイスは「当たらんよ」。こちらは「フッフッアタランヨ」と呼ばれ、やっぱりネタにされている。尚アルバスモードではメニュー画面が使えずSTARTボタンを押すとポーズしてしまうため、アルバスモードで遊ぶ場合は「ショーターイ!」のような言語切り替えは不可能。残念無念。 地味ながら、欧米版で敵として現れるアルバスを倒した際のボイス「シュノワー」も腹筋破壊力は中々に高め。 一方で本来の主人公であるシャノアについては、TASでの徐々に変態として進化していく走法はともかく、本作でのボイスそれ自体がネタになる事はあまりない。むしろ彼女の場合はしずもん氏による公式4コマ内で、巨大な蟹の姿をしたボスを相手に発した「かってーなー」が有名か。 悪魔城やTAS以外のゲーム動画でも、蟹のような姿のボスとの戦闘時や、妙に防御力の高い敵をぺちぺち叩き続ける時などにはネタにされる事が多々あるようだ。 ちなみにこの台詞ネタ、実は『悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair』に逆輸入されていたりする。 おなじみのデス(死神)も登場時のボイスが、日本版は「買い取らせてもらおう!」欧米版は「わしゃ課長だ!」という空耳が人気。 本作には悪魔城シリーズを象徴する武器である「鞭」が一切登場しない。本作以外にも主人公が鞭を使わないシリーズ作品はいくつかあるのだが、それらの場合もベルモンドゆかりの鞭使いがNPCとして登場し、隠しキャラクターとして鞭を用いたプレイが可能なものが多かったのだが、本作の隠しキャラクターは魔銃使いのアルバスのみのためそれもない。 本作以外のシリーズタイトルで鞭使いが一切登場しないのは「ドラキュラくん」くらいのもので、地味に珍しい一本といえる。 再販も無く事実上の最終作と言うこともあり現在ではどの通販サイト等でも1万円をゆうに超える高価で取引されている。(どの探索型ドラキュラも似たようなものだが) 2024年8月28日に本作を含めた探索型ドラキュラ3作品を収録した『キャッスルヴァニア ドミナス コレクション』がSwitch・PS5・Steam・Xboxシリーズで配信された。 おまけ要素として設定資料画やパッケージアートなどが収録されているが前述の「血の輪廻が新たに生まれ変わる」のパッケージ絵もちゃんと収録されている。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3516.html
悪魔城ドラキュラ 【あくまじょうどらきゅら】 ジャンル アクション 対応機種 スーパーファミコン メディア 8MbitROMカートリッジ 発売・開発元 コナミ 発売日 1991年10月31日 定価 8,800円 配信 バーチャルコンソール【Wii】2006年12月2日/800Wiiポイント【WiiU】2013年9月11日/800円【New3DS】2016年11月21日/823円 判定 良作 悪魔城ドラキュラシリーズリンク 概要 特徴(兼評価点) 問題点 総評 余談 概要 悪魔城ドラキュラシリーズのSFCにおける第一作。ストーリー等は初代に準じているが、内容そのものは移植ではなくゲーム性含めて完全オリジナルである。 使用キャラクターの選択やステージ分岐といった要素はなく、初代の路線を完全に踏襲したシンプルな構成。 ハードの性能が上がったことにより、従来以上にゴシックホラーアクションらしい演出が散りばめられている。 特徴(兼評価点) アクションとして完成度が高く、難度は高めだが上達と工夫により確実に進められる程よいバランス。 操作性が旧作に比べて向上。サブウェポンの使用がワンボタン、ジャンプ中の姿勢制御が可能、ジャンプ中に階段に直接止まれる、しゃがんだままの移動ができるなど、悪魔城シリーズ随一の快適なアクションが楽しめる。 鞭が『魂斗羅』のように周囲八方向に打ち分けられるようになった。加えて、ボタン押しっぱなしで鞭を垂直に垂らしたり任意に振り回せる新技もある。敵弾を防ぎ止めるバリアとして使えるというわけである。 この自在に鞭を操れる操作性が今作の最大の特徴と言える。 後の作品では、『X68k版』のシモンは下方向への鞭打ちが可能であり、鞭の振り回しも『サークルオブザムーン』のネイサンや『白夜の協奏曲』のジュスト、『暁月の円舞曲』『蒼月の十字架』のユリウスといった他の作品にも引き継がれたが、鞭の八方向打ちができるのはSFC版のシモンと『Harmony of Despair』のDLCキャラ、そして『Grimoire of Souls』にて一定時間しか操作できない特殊キャラだけ。サブウェポンを縛っても十分に攻略できるほど強すぎたためだと思われる。 本作で追加されたアクションの一つとして、ステージの所々にあるオブジェクトに鞭を引っかけて振り子飛びする、さながら『ヒットラーの復活 TOP SECRET』『ロックンロープ』や『アルマナの奇跡』を彷彿させるワイヤーアクションも追加。 本作のワイヤーアクションは、後に『バンパイアキラー』のジョニーのアクションにも継承された上、『奪われた刻印』のシャノアのキルクルス磁石アクションや『ロードオブシャドウ』のガブリエルの鞭移動アクションといったギミックの原型にもなったと言える。 ステージ内の燭台からはハートやパワーアップ、サブウェポンといったおなじみのアイテムの他に、体力回復の肉が出現する事もある。 燭台や壊せる壁からは通常サイズの物と小サイズの物の2つが存在する。この中でも小サイズの方は各種ステージにおけるボス前のエリアを含む様々な箇所に配置されており、従来作と比較して体力回復ポイントが大幅に増えている。 本作以外では体力回復アイテムである肉は壊せる壁から発見できる隠しアイテムとしてのみだったので、終始シビアだった他と比べれば燭台から肉が出る本作は相当ハードルが低いといえる。ちなみに、本作における肉の外見は探索型シリーズでもアイテム「うまい肉」「小さい肉」として受け継がれる。 ルート分岐はないがステージ数が多く、ボリュームはかなりのもの。 一部のステージの中には、これまでと同様に特定の地形を壊すと出現する隠しアイテムが存在する事に加えて様々なアイテムを取得出来るボーナスステージ的存在の「隠し部屋」も新たに登場した事からステージ内の探索しがいがある。 ステージ内の演出もSFCの回転・拡大機能が使用される等して更に強化された。例を挙げると4面のカラクリ館では棘に囲われる部屋全体が回転するトラップ、大きな筒の様な形状の部屋が登場したり、6面の悪魔城大広間では左右に振れる巨大シャンデリアを渡る場面が存在する等。大迫力の場面であり、本作の目玉スポットの一つとして有名。 ドラキュラシリーズの例に漏れず、BGMのクオリティが高い。 今作ではファミコン版に比べ、静かで落ち着いた曲が多い。 本作の新曲の中では第1ステージで流れる「シモン・ベルモンドのテーマ」が最終ボス戦での演出と相まって非常に人気が高く、故に、下の「ドラキュラ三大名曲」に次ぐものに。多くのシリーズ作品でアレンジされる事になった。 ほとんどの曲は新曲であるが、最終盤ステージに「Vampire Killer」「Bloody Tears」(血の涙)「Beginning」というシリーズ有名曲のアレンジが登場する。初代の「Vampire Killer」、ドラキュラIIの「Bloody Tears」、悪魔城伝説の「Beginning」とファミコン版三部作を代表する1面の曲であり、本作で一緒に使用された事からも「ドラキュラ三大名曲」と呼ばれる事になった。 ハードの進化に合わせて、各ボスキャラクターの行動も多彩かつ派手になった。 例えば1面ボス「スカルトキング」の場合は、乗っているスカルホース・本体の順番に倒す2形態制であり、後者は後一発で倒せそうな時に一度バラバラになってからすぐに再生するといった遊びも。また、8面ボス「フランケン」10面ボス「マミー」といった従来のシリーズからの続投ボス達も、前者は分裂や分身召喚といった様々な効果を持つ薬品を投げつけてきたり、後者は戦闘中に包帯になった後に戦闘エリアの別の箇所から攻撃を繰り出してくる・・・といった具合。 後の作品にも登場する死神直属の悪魔騎士(*1)「ベリガン」「ギャイボン」が死神戦前の中ボスとして初登場。ベリガンは死神に次ぐ強さでプレイヤーを苦しめた。 …というのは本作限りで後の作品ではザコ敵に格下げ(*2)となり、あまり苦戦しなくなっている。 問題点 鞭の性能が高いため、相対的に殆どのサブウェポンの価値が下がっている。 8方向を鞭攻撃できるようになったため、斜め方向をカバーできる斧・聖水の利点が削られている。ただし鞭にない特性はまだ存在し状況次第では十分に活かせるため、決して無価値に終わってはいない。 ↑+鞭ボタンからR単独になり、サブウェポンが出しやすくなったのにこの有様なのが切ない。ちなみにこのワンボタンでサブウェポンという割当ても後の作品にはほぼ受け継がれていない。 鞭はある意味シリーズの象徴であるので強力であること自体はおかしくはないかもしれなかったが、 元々サブウェポンを交えての攻略を念頭に置いていたシリーズで鞭オンリーの縛りプレイも成り立つバランスが受け入れられたか、という観点が大きかったと思われる。 サブウェポンそのものにもバランスに問題があり、本作ではクロスが一強状態。3連射を装備している状態ならクロスを連射し敵を固めつつ鞭を連打するだけでも多くのボス戦で楽に勝ててしまう。FC版初代の聖水の教訓はどうした。 クロス以外のサブウェポンは本作ではクロスの下位互換となっている物や性能が鞭と被っている物が多いことが、本作のクロスの存在感を強めている一因とも言える。流石に次作以降はクロスの能力は自重気味になっているが。 サブウェポンを切り替えると2~3連射アイテムの効果が消えるため、ミスだけでなく要らないサブウェポンを取ってしまった場合のリスクが大きい。 鞭とクロスの強さに加えボスも攻撃頻度が低めなことから、本作のボス戦は道中より総じて簡単とされることが多い。避けないでゴリ押しでもなんとか勝ててしまうほど。 とはいえ全てのボスが弱いわけではない。ベリガンは攻撃を当てるとすぐカウンターを仕掛けてくるため、手を焼かされた人もそれなりにいる。 後半ステージの道中はトゲ系の即死トラップが多くなり、やや理不尽に感じる箇所も。 なかでも処刑場エリアは即死トゲが最も多く、終盤での不規則に出現・消滅する足場やステージ全体の凄惨な雰囲気も相まってトラウマになった人もいる。ボスが弱かったのが救い。 当時のファミコン通信等で紹介されたスーパーファミコンの機能をフルに使ったステージ等の、他機種との差別化・今作の特徴・見せ場にあたるものの登場が遅い。 発売前の紹介記事では拡大縮小を駆使した奥行きのある場面等、「これぞスーパーファミコン!」と紹介された面はちょうどゲーム全体の中盤に配置されている。試遊台を用意していた店でちょっと触った程度では見られない。 エンディングのスタッフロールのフォントが独特過ぎて(スタート時の名前入力もそうなのだが)、非常に読みにくい。 総評 鞭の打ち分けなどアクション性の強化はシリーズプレイヤーから賛否両論となったが、ゴシックホラー・アクションゲーム単独で見れば完成度は十分に高い。 初代や『悪魔城伝説』、『X68k版』やPCEの『血の輪廻』などと並ぶシリーズの名作と言えるだろう。 余談 海外では『Super Castlevania IV』、つまりFC版三部作に続くナンバリングタイトルとして発売されている。SFCのゲームで「スーパー」という文言がタイトルに付くこと自体は珍しくないが、これが海外版のみとなると逆に珍しい部類である。 海外版の『SNES Classic Edition』に収録されたが日本版『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』には収録されず、代わりに同じコナミ作品として『がんばれゴエモン ~ゆき姫救出絵巻~』が収録されている。
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/2047.html
【作品名】悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲 【ジャンル】公式で黒歴史扱いされたゲーム、GB 【先鋒】ミノタウロス 【次鋒】デス 【中堅】アルカード 【副将】死刑執行人 【大将】ソニア・ベルモンド 【名前】ミノタウロス 【属性】ミノタウロス 【大きさ】身長4mぐらいの男性 【攻撃力】体当たりを8発当てるとソニアを倒せる 【防御力】ソニアの鞭の直撃に20発ぐらい耐えられる 時間停止耐性がある。 【素早さ】大きさ相応の成人男性並み 【名前】デス 【属性】死神 【大きさ】身長4mぐらいの男性 【攻撃力】2mぐらいの鎌の斬りは8発当てるとソニアを倒せる威力 体当たりも同じ威力 【防御力】ソニアの鞭の直撃に20発ぐらい耐えられる 時間停止耐性がある。 【素早さ】大きさ相応の成人男性並み 【名前】アルカード 【属性】吸血鬼 【大きさ】身長3mぐらいの男性 【攻撃力】1mぐらいの剣の突きは8発当てるとソニアを倒せる威力 体当たりも同じ威力 【防御力】ソニアの鞭の直撃に20発ぐらい耐えられる 時間停止耐性がある。 【素早さ】大きさ相応の成人男性並み 【名前】死刑執行人 【属性】隠しボス 【大きさ】身長5mぐらいの男性 【攻撃力】斧を持った大きさ相応の男性並み 【防御力】ソニアの鞭の直撃に20発ぐらい耐えられる 時間停止耐性がある。 【素早さ】大きさ相応の成人男性並み 【名前】ソニア・ベルモンド 【属性】人間女性 黒歴史になったベルモンド家始まりの女性 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】鞭:射程2m程度、幽霊にも当たる 成人男性並みのゾンビを一撃で消滅させ、2m程度の蜘蛛も2回殴れば消滅させる威力 振るたびに鞭の先から20cm程度の火の玉が出る、何回でも出る 一撃で鞭の直撃と同等の威力、射程100m以上で自分が走るぐらいの速度 【防御力】20m程度上から地面に落ちても無傷 5m程の大男からの斧を振り被って力一杯振り下ろす攻撃に8発まで耐える バーニングモード時:上記の攻撃でノーダメージ 【素早さ】達人並み、2m程度のジャンプができる 【特殊能力】ウィンド:時間を数秒止める、ハートを5消費 バット:半径10m程度に居る敵全員に鞭の殴り5発分のダメージを与える、ハートを5消費 バーニングモード:移動速度が2倍になり防御力上昇する、一度だけ使える、持続時間は6秒程度 【長所】こいつとアルカードの子がラルフ・ベルモンド 【短所】公式で黒歴史にされた 【備考】ハート99 参戦 vol.98 423-424 vol.111 270 :格無しさん:2013/05/09(木) 16 11 50.21 ID L8igF080 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲考察 恐竜一歩手前くらいの大きさの集団。THE 大量地獄あたりか THE 大量地獄戦 4勝1敗 【先鋒】体当たり勝ち 【次鋒】大きさ負け 【中堅】体当たり勝ち 【副将】大きさ+斧勝ち 【大将】時間とめて眼つぶし後殴りまくり勝ち 北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝戦 全敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】【副将】相手固い。攻撃くらいまくり負け 【大将】倒せない。ウィンド切れた後殴り負け 九龍妖魔学園紀戦 2勝3敗 【先鋒】【次鋒】踏みつぶし勝ち 【中堅】【副将】反応早いのでよけられて攻撃負け 【大将】香り負け 恐竜にはパワー負けするだろう。下を見る ロボコップシリーズ戦 3勝2敗 【先鋒】ショットガンではなかなか倒せないだろう。切れて突撃時につぶし勝ち 【次鋒】小型熱誘導ロケットは離れてなければ使えないだろう。大きさでつぶし勝ち 【中堅】逃げてコブラ砲負け 【副将】大きいので斧分投げて勝ち 【大将】結構固いし速い。コブラ砲撃たれまくり負け 恐竜拳士リュウコ戦 3勝2敗 【先鋒】大きさ勝ち 【次鋒】【中堅】大きさがあるので体当たり勝ち 【副将】大きさ負け 【大将】素早さで先制攻撃負け この結果 北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝>悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲>THE 大量地獄
https://w.atwiki.jp/gc2nd/pages/98.html
悪魔城ドラキュラX 血の輪廻 【あくまじょうどらきゅらえっくす ちのろんど】 ジャンル 横スクロールアクションゲーム © Konami Digital Entertainment 発売機種 PCエンジン SUPER CD-ROM² 発売元 KONAMI 発売日 1993年10月29日 分類 時代を彩った作品演出に優れた作品
https://w.atwiki.jp/alucardx/pages/20.html
恶魔城资料库 道具图签 武器 铠甲 盾 兜 披风 首饰 恢复 状态 投射 副武器 魔导器 特殊 其他 铠甲 红色粗体字为SS版追加的道具 红色字体为SS版怪物编号及地图坐标 入手方法一般为3种,怪物掉落,地图坐标(x,y),爷爷处购买 图标 名称 说明 入手方法 ぬののふく -- -- かわのむねあて -- -- どうのむねあて -- -- てつのむねあて -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
https://w.atwiki.jp/gc2nd/pages/99.html
悪魔城ドラキュラXX 【あくまじょうどらきゅらだぶるえっくす】 ジャンル 横スクロールアクションゲーム © Konami Digital Entertainment 発売機種 スーパーファミコン16メガビットROMカセット 発売元 KONAMI 発売日 1995年7月21日 分類 独自の世界観埋もれかけた作品
https://w.atwiki.jp/alucardx/pages/18.html
恶魔城资料库 道具图签 武器 铠甲 盾 兜 披风 首饰 恢复 状态 投射 副武器 魔导器 特殊 其他 披风 红色粗体字为SS版追加的道具 入手方法一般为3种,怪物掉落,地图坐标(x,y),爷爷处购买 图标 名称 说明 入手方法 ぬののマント CON+1,防御+1,用结实的布做成的披风 正城(08,24) リバーシブルマント CON+3,防御+1,里外颜色不同的披风 爷爷处2,000购买 エルフのローブ CON+5,防御+2,适合在森林中隐藏身形 爷爷处3,000购买 インビジブル CON+6,防御+2,魔法布制成的透明披风 正城(38,33) ブルーマント CON+8,防御+3,美丽的青色披风 逆城(26,45) 血ぞめのマント CON+4,LCK-1,防御+2,能把伤害转变为HEART 正城(18,19) オーダーメイド CON+9,防御+3,可在系统菜单中选择颜色 爷爷处30,000购买 しっこくのマント CON+10,防御+3,吸血鬼专用的黑色披风 逆城(52,36) 暂无 グレアリングクロス CON+6,防御+3,切裂黑暗的白银之辉 正城(38,33) 暂无 にじいろのマント CON+7,防御+4,随时间变换颜色的披风 逆城(10,42)
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/4659.html
悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん Kid Dracula 機種 オリジナル1作目:FC、Mob オリジナル2作目:GB 「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」(オリジナル1作目収録):NS, PS4, Xbox1, Win サウンド:田坂真二、宮脇聡子 (みなみ さとこ) 発売元:コナミ 発売日:1990年10月19日(FC)、1993年1月3日(GB)、2006年6月30日(iアプリ)、2007年4月2日(S!アプリ)、2019年5月16日(NS, PS4, Xbox1, Win) 概要 悪魔城ドラキュラのドラキュラの息子ドラキュラくんを主人公とした横スクロールアクション。 悪魔城ドラキュラシリーズの1作だが従来の作風とは全然違うポップな仕上がりとなっている。 ラスボスのガラモスは後に月下の夜想曲にも出演している。 音楽もゲームの雰囲気に沿った楽しげな曲ばかり。 ステージ1は悪魔城伝説のBeginningのアレンジであるが、これが見事なほど明るい曲に様変わり。 1993年1月3日にゲームボーイ版が発売されたが、ストーリー上はFC版の続編がGB版となっており、内容も大きくアレンジされている。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 おはようドラちゃん タイトル~オープニング お城でゴーゴー 1st.BGM ホップ・ステップ雲の上 2st.BGM~ジェットコースター お水でチャチャチャ 3st.BGM すべって、ころんでイタタタタ 4st.BGM ティファニーでドロン 5, 8st.BGM~地下鉄 スチャラカ・ピラミッド 6st.BGM~ボス BGM~ボスアウト~あみだくじ~サブゲーム おっと! あぶない 7st.BGM ロボロボとっくり 9st.BGM さよならドラちゃん GAME OVER~エンディング サウンドトラック 悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん SOUNDTRACKS Amazon Musicでの配信 (Apple Musicでの配信はこちら) 悪魔城ドラキュラ Best Music Collections BOX ミュージック フロム コナミアンティークス ~ファミリーコンピュータ~
https://w.atwiki.jp/nico-game/pages/118.html
■悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス 悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス 適当プレイ 【作品の傾向】ふつうにプレイ 【状況】未完(08/02/06~) 【全動画数】 【マイリスト】なし 【備考】ボス直前で止まってます。更新中止? このゲーム情報を編集 このページの一番上へ タグ:ACT DS あ このページを編集
https://w.atwiki.jp/nico-game/pages/166.html
悪魔城ドラキュラ タイムアタック 【作品の傾向】TAS 【状況】単発(07/05/07) 【全動画数】1 【マイリスト】なし 【備考】TASです。 このゲーム情報を編集