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原曲・中山千夏 作詞・中山千夏、作曲・小林亜星、編曲・小杉仁三 TVアニメ「ドロロンえん魔くん」OP曲。 【登録タグ 1973年の楽曲 J-POP ドロロンえん魔くん 中山千夏】 カバーした声優 佐藤ゆうこ 宮田幸季 森田成一
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前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ マツシタを召喚してから、1ヶ月にもなるだろうか。もう初夏だ。 『土くれのフーケ』を逮捕してから、とりたてて大事件はないのだが…。 国際ニュースでは、アルビオン王国で国王派が貴族派に追い詰められ、王城が陥落寸前だとか。 なんだか時間の流れがすっごく早いような、遅いような感じがする。9割がたこいつのせいよ。 簡単なコモンマジックは使えるし、わけのわからない先住魔法も使える、この変な『使い魔』のせい。 布教活動を自重してからは、なんだか小汚いホウキやガラス壜を弄くっているけど…。 「おお、やっとできた。あとはこれを量産化すればいいな」 「なにそれ? ただのホウキじゃない」 「『魔女のホウキ』だ。これに跨ると平民でも空を飛べる。まだ『飛翔』の使えない御主人様もどうだ? ベラドンナ草を煎じて飲んで、ヒキガエルの香油を体に塗らなければならないが」 「草はともかく、誰がそんな気持ち悪い香油を塗るもんですか!」 「猫の皮とヤモリを食べると、もっと早く飛べるぞ」 「やめて……それにこの壜に入った、甘ったるい臭いのする液体は何?」 「これは『魔酒』とも『希望酒』ともいって、ミネラルの多い水に竹の花を集めて作った酒だ。 飲んだ者は希望に満ちて大きな借金も平気になり、以後これがないと禁断症状が」 「麻薬じゃない!! そんな恐ろしいものを私の部屋で作らないで!!」 「例の『モット伯』や金余りの貴族連中に飲ませて、もっと資金を搾り取ろうと思っている。 今度は吸い込んだ子供の知能を急激に発達させる『白い粉』を作」 「やめてお願い何でもするから世界征服とかそういうことはしないでこれこのとおりだから」 偉大なる『始祖ブリミル』よ、このルイズが何かあなたを怒らせるようなことをしましたか? 《『悪魔』とは、それを呼び出す力を有するものが、とりもなおさず悪魔ではないのかな…。 『悪魔くん』の有する、この大きな知恵の力……おお、これこそ悪魔ではないか…。 この小さな子供『悪魔くん』こそ、真の『悪魔』なのだ……》 今日も授業だ。松下も神妙に、分厚くなったノートを携えて講義に望む。 『使い魔』だから授業料は免除されているが、こいつはどんな系統魔法を使うのだろう? 教室の扉が開き、黒い服装の男性教師が現れる。生徒たちは慌てて席に着いた。 「うほん、では授業を始める。知っての通り、私の二つ名は『疾風』、『疾風』のギトーだ」 この授業の先生であるミスタ・ギトーは、酷薄かつ傲慢なので生徒には不人気であった…。 「さて諸君、さっそくだが『最強の系統』とは何か、分かるかね?」 「『虚無』、じゃないんですか?」 キュルケのその言葉に、ギトーは肩をすくめた。 「私は伝説の話をしているわけではない。四系統のうちでの現実的な答えを聞いているのだよ」 「じゃあ、この私の『火』に決まっていますわ、ミスタ・ギトー」 「ほほう、ではどうしてそう思うね? ミス・ツェルプストー」 「全てを燃やし尽くせるのは、炎と情熱。破壊こそが『火の系統』の本領、そうじゃございませんこと?」 「残念ながらそうではない。最強は我が『風の系統』さ。風こそは不可視の剣にして盾。 きみの火ぐらいなら『風』で吹き消して見せよう」 ギトーは腰に差した杖を引き抜くと、かちんときているキュルケを指す。 「では試しに、この私に君の得意な『火』の魔法をぶつけてきたまえ」 「あらあら、『微熱』のキュルケをなめると、ただの火傷じゃすみませんわよ」 「なあに構わん、本気で来たまえ。でなければ証明になるまい」 どちらも傲慢という点では人後に落ちない。いきなり教室で決闘が始まり、 前の席の生徒はこそこそと後ろへ退避する。なにせ『トライアングル』同士の対決である。 キュルケは爆乳の狭間から杖を抜き、ケッと舌打ちして『火球』を放った。 だがギトーは、大きな火球を目前にして、手にした杖を横薙ぎに振るう。 すると、ざあっと『疾風』が巻き起こり、火球は掻き消されてしまう…。 (なあるほど、『系統魔法』には相性がある。火は土を焼き尽くすし、少々の水なら蒸発させる。 だが実体のない『風』には効果がないということか。『トライアングル』同士でも実力差はあろうし) 勝負を観察していた松下は、間近で見た魔法同士の戦いに考察を加えていた。 (とはいえ、『土くれ』のフーケのゴーレムにはあまりタバサの『風』は効かなかったし、 合体魔法といって異なる系統を組み合わせる強力な魔法もあると聞く。使い手しだいだ。 あのギトーは、自分の系統を自慢したいだけなのかな。…では、『虚無』とはどんな…) 「ははは、やはり『風』の方が強いようだね、ミス・ツェルプストー。こうした疾風ばかりではなく、 『風』系統の上位魔法には、他にも『遍在』と言って……」 突然教室の扉が勢いよく開き、緊張した顔で正装したミスタ・コルベールが現れた。 42歳独身にしては寂しいかぎりの禿頭には、ロールした金髪のカツラを被っている。 「ミスタ・ギトー! 失礼しますぞ!」 「ミスタ・オレンジ。授業中ですぞ?」 「ぼくの名前はコルベールですぅ……。…おっほん。ええ諸君、今日の授業はすべて中止であります!」 一瞬静かになった教室は、すぐ歓声に包まれる。授業料が勿体なくないのか。 大歓声にコルベールは一瞬のけ反る。その拍子に、頭に被っていたカツラがとれて床に落ちた。 「滑りやすい」 タバサの一言で、今度は教室が爆笑に包まれた。 コルベールは顔を頭頂まで真っ赤にし、怒りの表情を露わにしながら怒鳴る。 「でええい黙りなさい! この小童どもが! 大口を開けて下品に笑うとは、貴族にあるまじき行い! 貴族はおかしいときは下を向いてこっそり笑うものですぞ! まったく、これでは王室に教育の成果が疑われる!」 温厚なコルベールには珍しい剣幕に、教室は途端に水木風に『しーん』とする。 「えーおっほん。皆さん、本日は我がトリステイン魔法学院にとってよき日であります。 『始祖ブリミルの降臨祭』に並ぶ、めでたい日であります」 平静を取り戻したコルベールが、芝居がかった口調で宣言する。カツラは頭に載せなおした。 「恐れ多くも、先の陛下の忘れ形見、我がトリステイン王国が誇る可憐な一輪の花、『アンリエッタ姫殿下』が、 本日ゲルマニアご訪問からのお帰りに、このトリステイン魔法学院に行幸なされます!」 教室内の、特に男子生徒が色めきたつ。ギーシュが姫殿下の名前を聞いて、悩ましくポーズをとる。 「したがって、粗相があってはいけません。 急なことですが、今から全力を挙げて、歓迎式典の準備を行います。 そのために本日の授業は全て中止。生徒諸君は正装し、至急正門前に整列すること! 諸君が立派な貴族に成長したことを、姫殿下にお見せする絶好の機会ですぞ! 御覚えがよろしくなるように、しっかりと杖を磨いておきなさい! よろしいですかな!」 (…事前のアポイントメントもなしで当日いきなり行幸など、この国の王族は下々のことを思いやれないのか。 いずれ人民革命が起きれば、可憐な王女様も断頭台の露と消えるかもしれないな) 松下がおっそろしく赤黒い思考をし、ルイズはなんとなく怖気がする。 彼は別にゴリゴリの共産主義者(アカ)ではないが、彼がいた昭和40年代前後の日本のインテリは左翼が多かったのだ。 まあ、それを考慮しても立派に過激なアナキスト(無政府主義者)だが。 「トリステイン王国王女、アンリエッタ姫殿下の、おな―――――り―――――い!!」 呼び出しの衛士が王女の行幸を告げる。 お付の女官が馬車から降りてくる王女の手を取り、ルイズたちと同年代の可憐な美少女が姿を見せた。 生徒の間から歓声が沸き上がる。胸は『つるぺた』のルイズよりは大分あるようだ。 王女はにっこりと王族的微笑を浮かべると、居並ぶ一同に向けて優雅に手を振った。 (あれが王女か。まだ随分若いが、先王崩御の後は『マザリーニ枢機卿』という人物が、 トリステインの国政を取り仕切っていると聞く……) 松下が宮廷筋からの情報を整理する。貴族の上に立つ王族に取り入るのも、『千年王国』樹立の一手段だ。 「あれがトリステインの王女ねぇ……。ふんだ、あたしの方が美人じゃないの」 ゲルマニア人のキュルケがつまらなそうに呟くが、ほとんどの生徒・教師は彼女に見入っていた。 「ああ…なんて美しさ。このギーシュ・ド・グラモンが命をかけてお守りするに相応しい」 「あんたなんかより遥かに有能な『近衛隊』がついてるわよ。…あ、あの方は…」 ルイズの視線の先には、羽根帽子を被った、凛々しい青年貴族の姿があった。 近衛兵の一人なのだろう。公爵家令嬢のルイズが知り合いでもおかしくはないが…。 歓迎の式典はつつがなく終了し、王女は貴賓室に宿泊する。 ルイズたちは解散して各々の部屋に戻り、息抜きすることとなった。 その夜遅く。不意にルイズの部屋の『窓』がノックされた。 ノックは規則正しく叩かれた。初めに長く二回、それから短く三回。 松下より先に気配に気づいたルイズは、小走りで窓へ向かうと、ゆっくりと開いた。 『空中』に魔法で立っていたのは、真っ黒な頭巾をすっぽりと被った少女。 辺りを伺い、誰もいない事を確認した後、ふわりと部屋に入ってくる。 ルイズが驚きの声をあげる前に、少女は口元に指を立てた。 「静かに。敵意はありません」 黒頭巾の少女は『杖』を取り出し、呪文を唱えて軽く振る。 「これは……『魔力感知』?」 「どこに目や耳が光っているか、わかりませんから」 部屋のどこにも監視の目がないことを確認すると、少女はようやく頭巾を取った。 「あ……あなたは、姫殿下!?」 「ああ、本当にお久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ」 そこには、トリステイン国民の憧れの的、アンリエッタ姫殿下がいた…。 (つづく) 前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ
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ドロロンえん魔くん 【ドロロンえんまくん】 タイガーマスク 収録作品 関連リンク ポップンミュージック アニメロ2号で登場した版権曲。 アニメ「ドロロンえん魔くん」のオープニングテーマ曲で、カバー音源となっている。 ドロロンえん魔くん / 中川千秋 with 伝出殿 BPM 【仮】 5b-× N-() H-× EX-× 新難易度 EASY NORMAL HYPER EXTRA × () × × (楽曲紹介は未定) 収録作品 AC版 ポップンミュージック アニメロ2号 CS版 関連リンク [[]] 楽曲一覧/ポップンミュージック アニメロシリーズ
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『絆は種族を超えて…』-3 作者・シャドームーン 426 ゲゲゲの森*** 郊外と呼ぶほどには遠くない大都会の片隅に、その森は存在する。 目まぐるしく姿を変えていく人の住む世界とは、異なる時の流れにある場所… 「そこ」には人の世界に干渉されない住人達が、静かに―… そして確かに――…生きているのだ。 鬱蒼と茂る“異質な”森の中を、ここの住人ではないが無関係ともいえない、 人の世界からの来訪者が歩いていた。初めて来たのなら、いや普通の人間 ならまず迷子になるであろう場所を、慣れた足取りで楽しそうに進む様子から、 「彼女」がここの“常連客”であることを伺わせる。 夢子「あら…?」 背後から近づく、彼女にとっては慣れた気配に気づき夢子は歩みを止めた。 ゲゲゲの森で妖怪などに出くわすのはもはや“日常”であり、初めの頃こそ 恐がっていたものの今や全く動じない。慣れもあるが、それでもやはり彼女は 同じ年頃の少女達と比べれば、相当に肝が座っているのは確かである。 百目「おじちゃ~ん。まだ鬼太郎さんのおうちに着かないのかモン?」 幽子「でも…わたし、この森を歩くとなんだか落ち着くわ」 又五郎「もうちょっとで鬼太郎の家なんだな~。辛抱せい!」 夢子「又五郎さん!」 前方から小走りに駆け寄って来た女の子に、三人も顔を上げる。 又五郎「おやあ~夢子ちゃんでねえか! ひ~さしぶりなんだな~!」 夢子「ふふ。お元気そうね…あの、そちらは?」 百目「ボク、百目だモン!」 幽子「えと…幽子です…」 豆幽霊「う~ち~の幽子ちゃんは恥ずかしがりやさん~♪」 夢子「きゃっ! まあ、かわいい…私、天童夢子。よろしくね」 百目「夢子ちゃんって言うのかモン。こちらこそよろしくだモン」 幽子「よろしくお願いします、夢子さん」 夢子「あなた達、もしかして鬼太郎さんのお友達の妖怪さん?」 百目「鬼太郎さんを知ってるのかモン!」 又五郎「彼女は鬼太郎の友人なんだな~。夢子ちゃん、オラは閻魔様の使いで この二人を鬼太郎のとこまで連れて行くところなんだな」 夢子「そうだったの。私もちょうど鬼太郎さんの家へ行くところだったから、 一緒に行きましょう」 百目「わあ~い行くモン♪」 幽子「うふふ…百目ちゃん、嬉しそう」 又五郎「何だな~。オラと一緒だとぶつくさ言ってたくせに…」 百目「おじちゃ~ん! 早く来ないとおいていくモン」 又五郎「やれやれ…まったく」 静かなゲゲゲの森の中に、子供の嬉々とした声が木霊する。 4人は歩きながらお互いのことやこれまでの経緯を語り合った―― 427 ゲゲゲハウス*** ゲゲゲの森の少し奥、いや正格な場所の位置などないのかもしれない。 しかし一度は訪れてみたい、そんな不思議な気持ちになるところ。 一本の太い古木の上に、小さな木造の住居が座している。 家の前にはこれまたかわいらしい川があり、そこに短い橋がかかっていた。 「ゲッ、ゲッ、ゲゲゲのゲー」 一年中いつでも、ここに来れば蓮の花と変わった鳴き声で合掌する カエル達が出迎えてくれる。といってもこの家の「関係者」以外の者が、 ここまで来れることは滅多にない。ごく稀に、カンが鋭いのか、それとも 執念のなせる業か、やって来る人間もいるにはいるが――― そういった人間は藁にも縋る思いで、ここの家主に頼みごとがある場合が ほとんどだが、そんな執念と強運の持ち主はそうざらにいるものではない。 だから、この場所と“外界”を繋ぐ連絡手段は手紙を運んで来るカラス達に 委ねられている。そんな知る人ぞ知る、ここと外を結ぶ唯一のルートを辿って 届く手紙が詰まった「妖怪ポスト」を我が物顔で漁っている男がいた。 この男、ここの関係者…というかほとんど住み着いているといったほうが正しい。 ねずみ男「え~と何々…鬼太郎さんGショッカーを退治して下さい? かー! くだらねぇ。そんなのは他所の正義の味方に頼めってンだよ!」 他人宛の手紙を勝手に開封した挙句、男はそれをくしゃくしゃと丸めて捨ててしまう。 ボロ布を頭から被り、ネズミのような髭を生やした2本歯の人物は、フハッと鼻息を鳴らした。 ねずみ男「おいカー公。どうせならもっとマシな…金になりそうな手紙を持ってこんかい!」 カラス「カァー!!」 ねずみ男「うるへー! はあああ~…近頃はろくなのが来ねえなあああ。 大体今時、妖怪ポストなんざもう古いんだよ! キタ公の奴は子供のなりして頭ン中 はいつまでたっても年寄り臭くていけねえ。ゲゲゲハウスももっと通信手段をハイテク化 して世界中の人間相手に手広く商売をだな…」 鬼太郎「こらーっ ねずみ男!!」 ねずみ男「ぎょっ!! …な、何だ鬼太郎、もう帰ってたのかへへへ…」 鬼太郎「お前、また妖怪ポストを勝手に漁ったな! たくー…」 ねずみ男「ま、まあまあ鬼太郎そう怒るなって。俺は少しでもお前の負担を軽くしてやろうと 親切心でしょーもない手紙を分けてやってるんだよ…親友として、な?」 木の上にある家の出窓から、下にいるねずみ男をどやしつける鬼太郎。 毎度お馴染みのやりとりを茶碗の湯船に浸かりながら、目玉の親父は「いい湯加減じゃのう」 と呟きながら呑気に聞き流している。親父がその目玉を部屋の隅に置かれたトゲだらけの 奇妙な置物に向けた時、置物―「妖怪テレビ」のブラウン管が妖しく光り始めた。 同時に室内があたかも別の空間と繋がったかのように暗闇に包まれていく。 テレビから発する声「鬼太郎…鬼太郎…!!」 目玉親父「おい、鬼太郎! テレビに! この声は……」 鬼太郎「父さんこれは!? …ああ、あなたは!」 ねずみ男「何だ何だー!? げ!」 閻魔大王「鬼太郎よ、緊急事態じゃ!!」 妖怪テレビのブラウン管に映し出されたのは、紛れも無く地獄界を治める地獄の王、 閻魔大王その人であった。威厳に満ちた太く重い声が、狭い室内に轟く。 鬼太郎「閻魔大王! 緊急事態とは…?」 閻魔大王「お前も知っての通り、人間界で起きている黄泉帰り現象により、地獄界も非常に 混乱しておる。わしはこの原因を突き止めるため、メフィストに独自の調査を依頼したのだが… そのメフィストも、見えない学校へ行ったきり連絡が途絶えてしまったのだ」 鬼太郎「父さん、見えない学校って確か…」 目玉親父「フム。一万年に一度、この世に現れるという“悪魔くん”のソロモンの笛を守っている 場所じゃ。噂によれば“悪魔くん”に選ばれた少年は、無事に使命を果たしたと聞くが」 閻魔大王「その悪魔くんも、何者かに連れ去られてしまった…」 鬼太郎「何ですって! 悪魔くんが…!?」 428 閻魔大王「悪魔くんを攫った者と、見えない学校に起きている異変…関係があると見て間違い あるまい。ところがこのわしの霊力を持ってしても、黒幕の正体を看破することができぬ。 恐ろしく強大な…それも複数らしき闇の影が現世と地獄の間に立ち塞がっている!! わしの予感が正しければ、こやつらに悪魔くんを渡せば…悪魔くんが秘める力を利用されれば 人間界も地獄界も手のつけられん大変な事態となるじゃろう。 鬼太郎、わしは今地獄を離れるわけにはいかぬ。見えない学校に行き、メフィスト達の消息を 掴むと共に敵に囚われた悪魔くんを救出して欲しいのだ!!」 鬼太郎「分かりました悪魔くん達は必ず!! でも、見えない学校へはどう行けば?」 閻魔大王「フフフフ…丁度、見えない学校のファウスト博士とは、かねてよりお前達と悪魔くんの 十二使徒が協力して事件解決にあたれぬものかと相談しておったのじゃ。 そのためお前を迎えに行く使者を送ってある。その者達が、見えない学校へ案内してくれるだろう。 頼んだぞ、鬼太郎!!」 光と共にブラウン管に映る閻魔大王は消え、ゲゲゲハウスの室内に昼間の陽光が戻る。 鬼太郎は悪魔くん救出の決意を新たにしながら、黄泉帰り現象について考えていた。 最も大切だった人が、生前の姿のままである日突然目の前に現れるという…… ならば自分の母は―…幽霊族の父親と結ばれた罪で地獄にいる母は戻ってはこないのか…。 バカなことを、と鬼太郎は自嘲気味に自分にいい聞かせていた。 閻魔大王はもう充分過ぎるほど温情を与えてくれた。地獄界から地上へ胎内道を通って脱出する時に、 一度だけ…一度だけ鬼太郎の母に恩赦をくれたのだ。不幸な事故により、母は新たに授かった命を 自分にとってもう一人の大切な友達に与えて地獄へ戻って行った。いかに閻魔大王の権限でも、二度の 特例はない。黄泉帰りの影響が、母にあったとしても、母はそれを理由には決して地獄を出ないだろう。 彼女は幽霊族の男を愛したことも、そのために地獄へ落とされたことも決して悔やんではいない。 だからこそそれが罪と言うのなら、その罪を一身に受ける覚悟があったのだ。 目玉親父「あれは、昔からそういう女じゃった…」 悲しみにくれる一行の中で、目玉だけとなっても我が子を見守り続けた父の言葉が思い出される。 剣桃太郎総理の公民権法の記者会見を見てから特に、鬼太郎の中で異種族同士の共存共栄という、 これまで長く彼らが望み、それだけを願って戦って来たことが無駄ではなかったと強く思うようになった。 そう簡単にはいかないだろうが、剣総理のような考えを持った人々が、妖怪世界や霊界、 そして地獄界にも広がっていってくれたら…――… 鬼太郎「…………」 目玉親父「…鬼太郎?」 鬼太郎「悪魔くんにも…きっと帰りを待ってるご両親がいますよね。父さん、行きましょう!」 ねずみ男「おいおい、行くったって何処にあるか知らないんでないの? ハァ~~っどこのどいつかねぇ…そんな面倒な道案内なんざ引き受けるもの好きは」 夢子「鬼太郎さあ~~~ん」 鬼太郎「夢子ちゃん。それに又五郎さん! どうしたの?」 シーサー「鬼太郎さん、お客さんが来ておられますよ」 ねずみ男「ふはーっ!! ゆ、夢子ちゃん!! 今行きますよーうわっとととぎゃふん!!」 夢子「大丈夫? ねずみ男さん」 百目「おじちゃん、慌てると危ないんだモン」 429 満面の笑顔で外に飛び出したねずみ男が、階段を転がり落ちて地面に激突する。 先ほど同様にゲゲゲハウスで繰り広げられるお約束の光景に、鬼太郎も自然と安堵感を 得て普段通りの笑いを浮かべていた。鬼太郎も親父を頭に乗せて下へ降りて行く。 一緒に買出しに出たあと、砂かけばばあの妖怪アパートに用事を頼んで別れたシーサーも 帰って来たようだ。彼の横に、妖怪百目を小さくしたような子供と見慣れない女の子がいる。 夢子「と…言うわけなの。こちらが、悪魔くんのお友達の百目ちゃんと幽子ちゃんよ」 シーサー「ボクも帰る途中で夢子さんや皆さんと会ったんです」 鬼太郎「そうか君達が! 僕、鬼太郎。よろしくね二人とも」 百目「やったモン~やっと、鬼太郎さんに会えたんだモン! 早く、みんなにも会わせたいモン」 幽子「あ、あの…わたし…幽子っていいます。鬼太郎さん、よろしく…」 豆幽霊「ゆ~め~なキタローさんに会えて~ゆ~こちゃんは緊張してる~~」 目玉親父「ほほう、豆幽霊か…ずいぶん久しぶりに見たのう」 幽子「きゃっ!?」 目玉親父「恐がることはない、わしゃ鬼太郎の父じゃよ」 幽子「は、はあ…お父さんですか」 鬼太郎「百目に幽子ちゃん、悪魔くんを助けるために僕たちも全力を尽くすよ!」 百目「ありがとうだモン、鬼太郎さん」 ねずみ男「(ふ~ん…百目一族の生き残りの子供かい。こりゃ珍しいイヒヒヒ)」 夢子「…ねずみ男さん。また何か、悪いこと考えてない?」 シーサー「いつもながら表情が分かり易過ぎますよねぇ、ねずみ男さんは」 ねずみ男「いや~はははす、鋭いなあ夢子ちゃんは。と、とんでもねえでゲスよ!? ボクァいま、どうやって悪魔くんを救出するか真剣に考えてたんですよオッホン」 百目「何か……こうもり猫を思い出すモン」 ねずみ男「誰だよそのセコそうな名前の野郎はっ! いーかね百目くん。 この俺様は妖怪の世界じゃあちゃったあ名の通った紳士なんだゼ。 そんな胡散臭そうな小悪党っぽい輩と、一緒にされちゃあ困るよン」 百目「うん、ズルくてセコくて信用ならない半妖怪のねずみ男さんだモン! 鬼太郎さんと一緒で有名人だから知ってるんだモン~♪」 ねずみ男「ズコー!! …かわいくねえガキ」 鬼太郎「又五郎さん、実はさっき閻魔大王からも直接話を聞いたんだ。実は…」 又五郎「な~にぃ~見えない学校があ~!? そりゃあ大変だー!」 幽子「見えない学校に何かあったんですか!?」 鬼太郎「実は………」 430 幽子「そ、そんな…!」 百目「それで、メフィスト二世も来なかったんだモン…」 夢子「百目ちゃん、幽子ちゃん…」 鬼太郎「元気を出すんだ二人とも。まだみんながどうなったか分からないじゃないか! 閻魔大王にも現場の様子が分からないらしいから、とにかく行ってみよう」 幽子「ええ…そうね。無事だといいけど…」 百目「こんな時に悪魔くんがいてくれたら…モン」 又五郎「気ぃ~つけてなあ。閻魔様でも見破れない相手となると、こりゃあ~相当な奴だよぉ。 じゃあオラ、まだ他にもお役目があるだでそろそろ地獄へ戻るだ」 鬼太郎「うん…急ごう二人とも!」 百目「うん、だモン!」 夢子「鬼太郎さん、気をつけてね」 シーサー「鬼太郎さん、ボクもお供します」 鬼太郎「ありがとう! さあ出発だ!!」 ねずみ男「(ど~すっかなぁ。面倒ごとには関わりたくないけど、百目のガキに恩を売っときゃ 後々いいことありそうだし…しかし、夢子ちゃんと二人っきりで留守番も捨て難いしムム~)」 夢子「きゃあっ 鬼太郎さん!!」 鬼太郎が妖怪オカリナを吹いて仲間の一反木綿を呼ぼうとしたその時、 ゲゲゲハウスの出窓から複数の黒い影が飛び出し、鬼太郎の首に絡みついた。 それは蠢く蛇に変化し、ギリギリと首を締め上げながら鬼太郎の体を家の中まで 引き摺り上げていく。 鬼太郎「うう…お、お前は二口女!!」 二口女「ほほほほほ…鬼太郎…見えない学校へは行かさぬぞえ」 目玉親父「お前が何故!? ま、まさかこの一件にあいつがかんでおるのか!」 鬼太郎「うっ…く、ぬらりひょんめ…!」 夢子「鬼太郎さん!!」 シーサー「このぉ~ボクが相手だ、鬼太郎さんを離せ!」 百目「幽子ちゃん、照魔鏡で…!」 幽子「はい!」 シーサーが二口女に飛び掛ろうとしたが、突然宙から降って来た巨大な物体に のしかかられて地面に叩きつけられてしまった。そして木々の茂みから、 邪悪な笑いを浮かべる老婆が姿を現す。 幽子「きゃあああ!?」 百目「おっかないお婆さんが出て来たモン~~っ」 蛇骨婆ァ「ひひひひ。そ~はいかんわい。やれい、たんたん坊!」 たんたん坊「ぐははははは…小僧、邪魔はさせんぞ」 目玉親父「む、お前は蛇骨婆ァ! 地獄の針の山に棲むお前が、何故ここに! 閻魔大王の怒りに触れてもよいのか!?」 蛇骨婆ァ「ふん。地獄を支配なさるお方は唯一人、それはムラクモの剣を持つ方だけじゃわい」 目玉親父「何じゃと? ムラクモの剣はあの時確かに…!」 蛇骨婆ァ「我らの使命は妖怪皇帝陛下の最大の邪魔者、鬼太郎を抹殺すること… そっちの餓鬼どもはお前さんに任せたよ。ひひひひひ」 怯える百目と幽子の前に、翼を生やした竜と人間が合体したような魔人が立ちはだかる。 百目「ク、クエレブレ!!」 クエレブレ「クククク…十二使徒も残るはお前ら二人だけだ。一人残らず俺様が始末してくれる」 幽子「何…ですって! みんなを、みんなをどうしたの!?」 クエレブレ「さああ~な。まあ心配するな、すぐに会わせてやるよ…覚悟っ!!」 ねずみ男「(ヒィー(*1))ガタガタ お、俺は関係ないもんねー!)」 431 ○百目→鬼太郎を見えない学校に案内しようとするが、クエレブレと戦闘に ○幽子→鬼太郎を見えない学校に案内しようとするが、クエレブレと戦闘に ○又五郎→地獄へ戻る ○鬼太郎→悪魔くん救出を閻魔大王に命じられる。二口女と戦闘 ○夢子→百目と幽子をゲゲゲハウスへ連れて行く ○シーサー→鬼太郎を助けようとするが、たんたん坊に阻止される ○ねずみ男→ゲゲゲハウスの裏に隠れて震えている…。 ○閻魔大王→鬼太郎に見えない学校の異変調査と悪魔くん救出を命じる。 ●蛇骨婆ァ→妖怪を率いて鬼太郎を襲う ●二口女→鬼太郎を襲う ●たんたん坊→シーサーを襲う ●クエレブレ→百目と幽子を狙う 【今回の新規登場】 ●蛇骨婆ァ=疱瘡婆ァ(アニメ版ゲゲゲの鬼太郎 地獄編) 地獄の針の山に棲むという妖怪。普段は老婆の姿をしているが、敵に襲いかかる時は 黒い馬のような姿の疱瘡婆に変身する。 ●二口女(ゲゲゲの鬼太郎シリーズ) たんたん坊、かまいたちと共に妖怪城へ子供達を攫い魂を奪っていた三妖怪の一人。 着物姿の美しい女の姿をしているが、頭の裏に凶悪なもう一つの口を持つ。 また長い髪の毛は蛇に変化し敵を捕獲する。 ●たんたん坊(ゲゲゲの鬼太郎シリーズ) 二口女、かまいたちと共に妖怪城へ子供達を攫い魂を奪っていた三妖怪の一人。 かまいたちは事件後改心したが、他の二名はぬらりひょん配下の悪妖怪となる。 巨大な顔だけの姿で敵を押し潰し、口から吐く痰は浴びたものを石化してしまう。 ただし「ぬりかべ」など特定の相手には効かないようだ。 ●クエレブレ(TVアニメ版悪魔くん) 東嶽大帝に極上の人間の魂を貢物として差し出す役目を担う、上級悪魔。 配下や悪魔以外の種族をも利用して、何度となく悪魔くんを倒そうとするが失敗。 森の妖精ティタニアの身を挺した攻撃で魔力を失い地中深く去って行ったが…。 魔界に伝わる三叉の「破壊の矛」で数々の魔力を操る攻撃を繰り出す。 ○ねずみ男(ゲゲゲの鬼太郎シリーズ) 言わずと知れた、鬼太郎親子とは永きに渡る腐れ縁の半妖怪。 ズル賢くて金に目がなく、利益のためならしばしば仲間を裏切る。 武器(?)は「くさい息」と三百年の伝統の味、「おなら」である。 どうしようもないどっちつかずの男だが、実は仲間想いで根は寂しがり屋な 一面があり、これまでに妖怪ムジナ、死神、サソリ女など親兄弟であると 偽り近づいて来た者を本気で信じこんで利用されたことがあった。 美人や美少女に惚れ易く、それが元で悪妖怪に騙されることも多い。 ○シーサー(ゲゲゲの鬼太郎シリーズ) 沖縄の守り神、シーサーの息子で二代目。沖縄妖怪キジムナーが鬼太郎に 助けを求めた事件で知り合い、鬼太郎の弟子を志願して日本へやって来た。 そのままゲゲゲハウスに居つき鬼太郎ファミリーの一員となる。体を高速回転 させてドリルのように地中を堀り進んだり、牙で噛み付いたりするのが得意技。 半人前であることを気にして、影で特訓を重ねる努力家でもある。 ○閻魔大王(ゲゲゲの鬼太郎、悪魔くん、ドラゴンボール他) 地獄界を治める王。亡者達に恐れられる存在である一方で、霊界関係者には 公平な裁きと時に温情もある計らいをすることで人望が厚い。 鬼太郎にとっては命令に逆らえない厳格な上司のようであり、度々助言を与える 良き理解者でもある。悪魔くんには誤解から攻撃をしかけたこともあったが後に和解。 地球人や妖怪なみならず、数々の悪名を馳せた凶悪宇宙人をもしっかり地獄行きに しているところからもその実力が伺える。
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【001~100】 | 【101~200】 001~100 005-006 | 三度、新スレに引越しです 野沢「 1さん、乙です!」 戸田「GJだぜ, 1!」 松岡「ありがとう、 1さん。」 保管先 | ショート集一覧 / 家族場面・伍 010-014 | 戦隊メーカー 成分分析・脳内メーカーに続いて戦隊メーカーをやってみました 戦隊名は… 保管先 | 登場人物紹介 015・017-021・024-025 | 駄菓子屋のおばあちゃん その駄菓子屋は今日も開いていました。 低い陳列棚にはうまい棒やブラックサンダーなどピカピカの包みに入ったものから、 保管先 | 短編作品一覧 035-037 | 誰がPRしとるのか!! 墓場「ヒヒ・・・こんにちは」 松岡「あっ、小父さんこんにちは」 戸田「アニメ凄い評判じゃないですか。視聴率もいいみたいですし」 保管先 | ショート集一覧 / 墓場最強伝説 042-043 | 「オマケは付いていない」「あんなの飾りです。偉い人にはそれが」 親父「子供がDVDをおねだりした時に、手が出やすい値段なんじゃよ。」 保管先 | ショート集一覧 / 高山と現下の諸状況・上 049-052・054-055 | ワーテルローは燃えているか編 読み書きの~ ツボッ 松岡「皆さん、こんにちは。またしても深夜だけれど、読み書きのツボの時間だよ。 保管先 | 短編作品一覧 / 歴鬼太で物書きのツボ 062 | 獄炎乱舞、但し炎は尻から出る 五期木綿「ネコ娘、ちょっとワシと一緒に来てくれんか。」 5ネコ「いいけど、どうしたの?」 五期木綿「……。」 保管先 | ショート集一覧 / その他のショート2 063・069・074 | ゲゲゲハウスが警察庁だったら 松岡警部 高山警部補 戸田巡査部長 野沢巡査長 目玉警視正 保管先 | ショート集一覧 / その他のショート2 064-065・(900)・067 | こう言う事があるから、道端に落ちている牡丹餅には触れないでおけ 目玉「今じゃ 900GET!」 松岡「やりましたね、父さん」 戸田「さっすが!」 保管先 | ショート集一覧 / その他のショート2 076 | 枕草子編 春は、野沢 揚々楽しくはしゃぐ様は、明るく、ピースの紫煙たなびきたる 保管先 | ショート集一覧 / 四者四様集(二) 078-082 | 兄弟誕生編 「ま、まってください!妻のお腹には、私達の子供がいるんです!」 包帯を全身に巻いた、幽霊族最後の男は叫んだ。 「子供……?」 保管先 | 短編作品一覧 089-094 | 歴代悪魔くんとボンボンからの刺客 第一笛 「ちくしょう!ちくしょう!チクショウ!」 今、ちくしょうちくしょうといいながら歩いているのはごく普通の悪魔、しいて言えば東嶽大帝の息子かなー。 名前は魔王子。 保管先 | 長編作品一覧 / 歴代悪魔くんとボンボンからの刺客 097-100 | 歴代悪魔くんとボンボンからの刺客 第二笛 ぬらりひょんたちは最初、このように考えていた。 魔王子を焚きつけ、地獄から失敬した妖怪を操る笛を当たる。 鬼太郎への恨みを募らせた魔王子は、妖怪を操って彼らを倒そうとする。 保管先 | 長編作品一覧 / 歴代悪魔くんとボンボンからの刺客 101~200 102-108 | 歴代悪魔くんとボンボンからの刺客 最終笛 「つまりこういうことだな。」 役立たずになった電話をしまい、先ほど聞こえてきた音と戸田の話を総合したものを松下は話し出す。 「魔王子というやつがソロモンの笛よろしくなものを使って妖怪を操り、 保管先 | 長編作品一覧 / 歴代悪魔くんとボンボンからの刺客 123・126 | 給食を残す子編・ビジネスチャンス編 給食を残す子がいたら 保管先 | ショート集一覧 / 四者四様集(二) 133 | 下のサムネイルをクリックで別窓が開き原寸表示されます。 保管先 | 画像作品一覧 / イラスト一覧 139 | 健康ランド編 兄弟が健康ランドに来たようです 保管先 | ショート集一覧 / 四者四様集(二) 151 | 水神様は いた んだよ!見渡す限り水没したし 「やあ、僕は水木。血液銀行の会社員さ! 保管先 | ショート集一覧 / 墓場最強伝説 152・155-156 | はかばと! 野沢「あぁ、水木さんが溶けた!」 戸田「ねずみ男!またお前のせいか!」 松岡「父さん、僕はあの人を見捨ててしまいました・・・」 保管先 | ショート集一覧 / 墓場最強伝説 159 | 殴ったね編 殴られたときの反応 保管先 | ショート集一覧 / 四者四様集(二) 165 | おかえりなさいませご主人様編 お店のおねいさん「おかえりなさいませ!ご主人様(はぁと)」 保管先 | ショート集一覧 / 四者四様集(二) 195 | 題目: 『地震』 『蜘蛛』 『画鋲』(設題) 無関連性をモットーに三つのキーワード 保管先 | ショート集一覧 / 設題ショート 198 | 題目: 『地震』 『蜘蛛』 『画鋲』(回答1) 戸田「ゲタ吉さんの部屋ってきっちゃないですね。なんです、このぺりぺりになったティッシュは。」 ゲタ吉「それはお前、思春期の証だよ。」 高山「ヒぃーっ!!!アシダカ蜘蛛がああああああああ!!!!」 保管先 | ショート集一覧 / 設題ショート スレ番号4、集録レス201~400 索引一覧へ戻る
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オムニバス盤 SF特撮TV音楽全集・10 ゲゲゲの鬼太郎 河童の三平妖怪大作戦 悪魔くん 発売元・販売元 発売元:キングレコード株式会社 販売元 発売日 1985.08.05 価格 2300円(税抜き) 内容 ゲゲゲの鬼太郎(TV版) 歌:熊倉一雄 深山 妖怪復活 鬼太郎のテーマ ねずみ男と父親のデーマ ゲゲゲの森 妖怪大戦争 苦悩 出撃のマ一チ 妖怪現わる 鬼太郎大活劇 勝利のマーチ カランコロンの歌(TV版) 歌:加藤みどり/みすず児童合唱団 未公開オ一プニングテ一マ 歌:水島早苗 悪魔くん(インストルメンタル) なまけもの節 歌:ヴォーカル・ショップ/ヤングフレッシュ 妖怪大作戦(TV版) プロロ一グ ミステリー 三平珍道中 恐怖 妖怪出現 戦いのテーマ 母ヘの想い エンデイング 唄う妖怪(TV版) 歌:田の中勇/ヤングフレッシュ 備考
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autolinkTOP>【と】>ドロロンえん魔くん ドロロンえん魔くん (どろろんえんまくん) 分類5【題名】 ジャンル5【その他・作品・番組】 お洒落で便利なシャッポ帽子や、中山千夏のおどろ~な主題歌が好き。 EDの『妖怪にご用心』も変な感じがしていい曲だった。 どっちかといや見た目が野暮ったい鬼太郎よりも、カッコ良くてエッチで強い『えん魔くん派』だった。 登録日 2004/06/26 【と】一覧 胴上げ 闘将ダイモス 倒叙モノ 動物 TWO‐MIX 透明ドリちゃん トーマス・オマリー 遠山・葛西スペシャル 遠山和葉 遠山刑事部長 常盤貴子 特捜エクシードラフト 特捜最前線 特捜戦隊デカレンジャー ドクトルG 時計型麻酔銃 時計じかけの摩天楼 牛鉄鍋膳玉子とじ 特急サンダーバード どっこい大作 トドロキ 翔べ!必殺うらごろし! トムとジェリー ドムドム 友達 土用の丑の日 ドラゴンフォーム ドリームキャスト 鳥谷敬 トリプルファイター 努力 トルコ トレード トロピカルランド とろりん ドロロンえん魔くん ドン・ドラキュラ ドンパチ ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
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夜間に投影される妖怪影絵の一覧です。各記事はいつか作ります。 中小影絵 常設 おごめ 後神 蟹坊主 大首 いそがし 方相氏 方相氏(疫病退散) 傘化け 提灯お化け ぬっぺっぽう ほいほい火 火取魔 べとべとさん ひでり神 松の精霊 山神 アマメハギ ビジンサマ 大蜘蛛 風の三郎さま 倉ぼっこ 姑獲鳥 病田 ひょうすべ 手長婆 クサビラ神 土用坊主 ヒョウズンボ 水虎 辻神 油すまし 夜雀 白坊主 一声叫び 木の葉天狗 ノウマ 一本だたら アマビエ アマビエ(疫病退散) クタベ クタベ(疫病退散) 二恨坊の火 目目連 双頭のミイラ ゴーゴン ばく(世界妖怪会議) バックベアード 悪魔くん(埋れ木真吾)・メフィスト二世 三平・かん平 タヌキ 死神 テレビくん 歩行者天国時のみ 百目 ばく 網切り 期間限定 鬼太郎・ねこ娘(春) 目玉おやじ(春) ぬりかべ(春) 一反木綿(春) ねずみ男・こなき爺(春) 鬼太郎・目玉おやじ(春) 鬼太郎列車(夏) 砂かけ婆・こなき爺(夏) ねずみ男(夏) サラリーマン山田(夏) 一反木綿(夏) 鬼太郎(夏) 目玉おやじ(夏) ぬりかべ(夏) 鬼太郎・ねこ娘(夏) 鬼太郎(秋1) 鬼太郎(秋2) 鬼太郎・ねずみ男(秋) 鬼太郎・ねこ娘(秋) 鬼太郎・一反木綿(秋) 鬼太郎・目玉おやじ(クリスマス) 目玉おやじ(クリスマス) ねこ娘(クリスマス) ねずみ男(クリスマス) 一反木綿(クリスマス) こなき爺(クリスマス) ぬりかべ(クリスマス) 砂かけ婆(クリスマス) 鬼太郎(正月) 目玉おやじ(正月) ねずみ男(正月) 一反木綿(正月) 砂かけ婆・こなき爺(正月) 鬼太郎誕生ゲゲゲの謎(カラー) NETFLIX悪魔くん(カラー) 水木しげる記念館リニューアルオープン 大影絵 常設 ぬりかべ 一反木綿 ようこそ! WELCOME 欢迎 動く影絵 歩行者天国時のみ ねずみ男 一目連 鬼太郎 化け鯨 大入道 目玉おやじ ねこ娘 砂かけ婆 公開終了 水木しげる先生 ねずみ男(小) 鬼太郎誕生ゲゲゲの謎(文字) NETFLIX悪魔くん(文字)
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タブラの狼(Lupus in Tabula) 情報 原題 Lupus in Tabula 邦題 タブラの狼 発売年 2002年 発売元 daVinci Games (イタリア) オフィシャルページ http //www.davincigames.com/page_eng.cfm?sez=01 gioco=lit ルール和文 http //www.davincigames.it/download/LupusInTabula_japanese_rules.zip カード構成 3 werewolf(人狼) 1 seer(予言者) 12 villager(村人) 1 medium(霊媒師) 1 possessed(憑依者) 1 bodyguard(ボディーガード) 2 freemason(フリーメーソン) 1 werehamster(ハムスター変化) 1 owl(疫病神) 1 mythomaniac(オカルトマニア) 1 moderator(調停者) 3 白紙カード 26 怒れる群衆カード(投票カード) 公式サイトからダウンロードできる追加カード 1 notary(公証人) 1 diablo(悪魔くん) ルールで紹介されているレギュレーション 8 予言者1 人狼2 村人5 9以上 村人か能力者を加える。 16以上 人狼3 霊媒師 9人以上 憑依者 10人以上 ボディーガード 11人以上 疫病神 12人以上 フリーメーソン 13人以上 ハムスター変化 15人以上 オカルトマニア 16人以上 公証人 14人以上 悪魔くん 12人以上 勝利条件 村人側:人狼全滅 人狼側:村人の数が、人狼の数以下になる。 ハムスター変化:ゲーム終了時に生存。 悪魔くん:襲撃されたあと、処刑される。 ルール 初日襲撃なし 予言者は「狼」か「狼ではない」かが分かる。 死亡時には役職は非公開。 霊媒師は「狼」か「狼ではない」かが分かる。 投票 時計回りに投票し、多数決で上位2位の処刑候補者を選出 →処刑候補者(2人orそれ以上)はスピーチ →処刑候補者以外の人物により決選投票し、処刑先を決定。 →同率の場合は、再度投票を行う。それでも決まらなければGMがランダムに処刑先を決定。処刑は、「最初に上位2位の処刑候補者を決定」→「決選投票」
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前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 「おい、起きろ」 時間はもう夜中。場所はルイズの部屋。 松下はコルベールとの問答と考察を終え、「御主人様」ルイズのもとへ勝手に入り込んでいた。 彼の「使命(野望)」を果たすため、不本意だが今は彼女に身元を保証してもらう他ない。 ルイズの魔法の実力と知識、人間関係(人脈)、実家の経済状況(資本)。 それに「使い魔」としての自分が何をすべきで、どこまで自由を制限されるのか。 知るべきことはまだ山ほどある。夜も早いのに安穏と寝ている場合ではない。 「起きろと言っているだろう」 お疲れのところ酷なようだが、寝ている場合では全くないのだルイズ。 ゴイスーなデンジャーが迫っているのだよ? 多分。 「う…うう~~~ん………」 寝苦しい。妙に背景が細かく描き込まれた、古い劇画調の悪夢ばかりが襲ってくる。 空は黒雲に覆われ、言い知れぬ妖気が漂い、遠雷が轟いている。 歩いているのは無人の荒野、原野、岩山、深い夜の森、廃墟となった古代都市の遺跡… おびただしい魔法書が並んだ巨大な本棚のある、薄暗い書斎… はたまた大鴉や禿鷹や大蝙蝠が飛び回り、野犬が死人の骨を齧っている、どうみても冥界としか思えない景色… 広い川辺に花が咲き乱れ、木々にたくさんの果実が実る楽園も見えたが、 そこへ行くと現世に戻れない気がしてやめた。向こう岸にぼんやりとした影も見えた。 戻って行こうとすると、地面には無数の蛇やヤモリや蟲が蠢き、いくつかの人魂がふわふわと浮かび、 蛆のたかった骸骨たちが醜悪な怪物たちと輪舞している。 ああ、笑っている。奴らは愉しそうに笑いさざめいている!! 「オイ、オキロ」「オキロトイッテイルダロウ?」「サッサトオキナイト……」 「死」 「ッッッッぎゃああぁぁぁあああ……あぁぁぁぁあ!!ぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!」 ルイズは短い人生の中でこれ以上ない、激しい恐怖とともに飛び起きた。 全身に物凄い寝汗をかき、鳥肌が立って髪の毛まで逆立ち、顔面は蒼白というよりもはや土気色。 呼吸は荒く目は血走っていて、治療はされていたが少しも身心が休めた気がしない。 ちょっと下着が濡れたかもしれない。汗で。あくまでも。 咽喉と舌がひきつって大きな悲鳴が出せず、隣室の住人も寝ぼけて起きてこないのが幸いだった。 「やっと起きたか、手間のかかる奴だ」 松下が運良くよそを向いていなかったら、ルイズは再び気絶していただろう。 明かりが点いているとはいえ、夜中にいきなり彼の顔を見るのは結構怖いからだ。 「は…はははは……」 ルイズは涙目で力なく笑った。私が呼び出せた使い魔が、確かにいる。 現実は悪夢より、ずっとましだった。 「うぷっ」 吐き気がする。夢だと分かっていても怖いものは怖いし、不気味なものは不気味だ。 不気味ではあるが、使い魔(松下)がいつの間にか来てくれていたので、多少生きた心地がする。 でもまだ震えが止まらない。あの世の夢など見るものではない。 松下はとりあえず水でルイズの唇をしめらせてやり、布で軽く汗を拭ったあと、落ち着くまで放置した。 また気絶されたり、暴れたり吐かれたりしても面倒だ。一回吐かせた方がいいかもしれないが。 「あ…ありがとう、マツシタ。確かそんな名前だったわよね」 「そうだ、さっきは失礼したな。お互いに初対面で気が立っていたようだ」 「え?」 意外に親切で気のきいた使い魔に、ルイズは驚いた。 (契約のルーンの効果かしら? いまさらだけど) 「おおまかな話はあの禿頭から聞いた。どうやらしばらくはここで暮らすしかなさそうだ。 お休みのところ悪かったが、契約の詳しいことは『主人』本人からも聞いておきたいしね。 学生の朝は忙しそうだし、いまのうちに」 「え…ええ…」 本当にこいつは10歳にもならない子供なのだろうか。 どういう教育を受けてきたのだろうか。そこらの貴族のボンボンより紳士的で理知的だ。 ああ、東方の魔法使いだか、悪魔使いだかなのだった。 やっぱり私はたいしたものなのだ。ゼロなんかじゃあないのだ。 「で、使い魔としてのぼくは、具体的に何をすればいいんだ?」 まずは彼女の自尊心につけこみ、「御主人様」として面子を立てておいてやる。 目的のためには手段は選ばない。へりくだることも必要だ。 「そ、そうね。さっきしてくれたみたいに、身の回りの世話も使い魔の立派な仕事よ」 「ふむ」 「それに、主人の目となり耳となること…五感やその他の感覚を共有することね。 契約を済ませたときから自動的に共有できるはずなんだけど…… 今はできないみたい。あんたが人間だからかなあ」 「ふむふむ」 「それから、主人の必要とするもの…秘薬の材料とかを取ってくること。鉱物とか薬草とか」 「『東方』とは植生などが違うかもしれんが、一通りの知識はある。努力しよう」 異世界とか言うと説明がややこしいので、ぼくは『東方』出身の悪魔使い見習いということにしておく。 あながち間違いではないだろう。 「一番重要なのが、主人を敵から守ること! 多分あんたなら、少々の敵は大丈夫よね。 …10歳未満の子供に守ってもらうのも、どうかと思うけど」 「まあな。ぼくの手に負えない奴もいるだろうが、山賊の10人ぐらいなら平気だろう」 「…わりと微妙ね……冷静って言うべきなのかしら。 それと、使い魔は一生主人に仕えるのだけど、もし死んだら次を呼び出せるの。 死んでも私を守るのがあんたの使命よ!」 ひどい話だ。普通は動物が召喚されるそうだから、そんなものかもしれないが。 できれば二度も死にたくはない。 「さて、きみについての詳しいことなども知りたいのだが… まあ随分お疲れのようだし、今夜はこのぐらいにしておくか」 そう急いだ事もなかろう。信頼関係はゆっくりと培っていく方がいい。 「ええ、おやすみマツシタ。明日は授業だから早めに起こしてね。 それと、私を起こす前に、この汗まみれの衣服を洗濯しといてちょうだい(脱ぎ脱ぎ)」 「ああ。それで、ぼくはどこで寝ればいいんだ?」 「悪いけど床よ。毛布ぐらいはあげるわ」 「…ま、いいだろう」 使い魔というのは、結局のところ、ていのいい奴隷か召使いと言っていいようだな。 ぼくの使徒たちもそう感じていたのだろうか。悪魔と、裏切ったあいつも。 復活した『悪魔くん』松下一郎の、異世界での一日目はこうして過ぎた。 ルイズもどうやら、安心して眠りにつけたようだ…。 前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ