約 559,595 件
https://w.atwiki.jp/mochimochi321/pages/61.html
名も無き傭兵のこと
https://w.atwiki.jp/dq9-wiki/pages/48.html
https://w.atwiki.jp/tamayama/pages/13.html
名前(由来) 種族生まれ表 経歴表(『Ⅰ』P57)(『Ⅱ』P24) シュヴァルツ(ドイツ語で「黒」) 人間2d(5)魔術師,ソーサラー技6-体5-心10,2000点 6-4-1:家族に魔法使いがいる(いた)2-1-4:破産したことがある3-4-6:知り合いに生き返った人がいる ヴァイス(ドイツ語で「白」) エルフ2d(8)ファイターorグラップラー技12-体6-心8,2000点 6-2-4:体に傷痕がある2-2-2:裕福な家に生まれた1-3-3:奇妙な予言をされたことがある ロート(ドイツ語で「赤」) ドワーフ2d(8)神官,プリースト技5-体6-心9,2000点 1-5-4:のめり込む趣味がある2-6-1:神の声を聞いたことがある(と信じている)5-5-1:物心がついた時には独りだった ローゼ(ドイツ語で「桃色」) タビット2d(6)薬師,レンジャー技8-体6-心8,2500点 3-6-1:恥ずかしい癖を持っている5-4-6:高レベルの魔法をかけられたことがある1-6-3:予知夢を見たことがある ゲルプ(ドイツ語で「黄」) ルーンフォーク2d(5)練技士,エンハンサー技10-体10-心6,2500点 1-4-5:誰かを救ったことがある1-3-3:奇妙な予言をされたことがある1-5-1:大きな遺跡を発見したことがある ヴィオレット(ドイツ語で「紫」) ナイトメア2d(7)戦士,ファイターorグラップラー技8-体13-心9,2000点 6-1-6:純潔である6-2-3:旅をしたことがない4-1-5:大病を患ったことがある ブラウン(ドイツ語で「茶色」) リルドラケン2d(7)戦士,ファイター技5-体14-心6,2000点 1-3-3:奇妙な予言をされたことがある5-1-5:未だ叶わない夢がある6-2-4:体に傷痕がある グリューン(ドイツ語で「緑」) グラスランナー2d(5)軽戦士,フェンサー技13-体1-心11,2500点 4-5-6:異性の家族がいない2-1-3:子供の頃に家出したことがある3-1-4:大切な約束をしたことがある
https://w.atwiki.jp/mousouvs/pages/1202.html
https://w.atwiki.jp/ihencard/pages/32.html
霊夢 【初期アイテム】 お祓い棒 能力制限下ではただの棒。殴打できる程の道具でもない お札×5 ありがたい(?)お札。単体で強力な力は出せなくなってしまったが、モノに貼り付けておけば自分以外には剥がせない。 【特殊能力】 低空飛行 低空飛行をしながら通常移動する。【足音が立たない】が、【疲労を1ターン余分に消費】 勘 色々な事に通常より気付きやすくなり、【調査、気付きなどの判定が1ダイス分緩くなる】 封印 「お札」を1枚消費。ドアを1つ指定し、封印する事ができる。またこの際、お札は消えてなくなる為、霊夢がドアを封印した事は直接的には他者には解らない。指定されたドアは15ターンの間通行不可になる。1度に1つのドアしか封印できない。また、「誰かが封印されたドアを開けようとした時(開けようとした事実のみ)」「ドアの封印が解かれた時」は霊夢に通知がある。15ターン経つか、霊夢が自分で封印を解くか、ドアがパワーレベル4以上の攻撃で破壊されると封印は解かれる。 魔理沙 【初期アイテム】 ミニ八卦炉 魔力を燃料とする小さな火炉で、霖之助が語るに一晩じっくり煮込むようなトロ火から山一つ焼き払える異常な火力まで調節が利くというが、能力を制限されてしまっているこの状況では魔力を込められる人物は限られており、その者以外にとってはただのガラクタ同然だ。 ほうき 掃除をする為のほうき。他にも用途があるようだが…? 【特殊能力】 箒飛行 アイテム「ほうき」が無いと発動できない。【箒に跨って飛行移動】する。【足音が立たない】 粗探し 調査の際、疲労を倍消費する代わりに、1ターンで「詳しく探す」と同じ効果が得られる。ただし、【大きな音を立ててしまう】上に【部屋が荒れた状態になる】 マスタースパーク アイテム「ミニ八卦炉」が無いと発動できない。魔理沙専用の特殊凶器攻撃。【射撃系凶器/パワーレベル5/範囲大、大きな音が鳴る、周囲が焼け焦げる】
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2518.html
主人公っぽい俺 18へ戻る 主人公っぽい俺 20へ進む 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 前回のあらすじ―――――――――… 別れの前夜、宮藤と俺は夜空の散歩をすることに。 宮藤「俺くんは、この基地から離れたら、501の仲間じゃ無くなったら、もう私を助けてくれないの?」 そして、別れが迫っている男がもう一人いた。 ミーナ「その想いは、あなたの好きな人へのそれよりも大きいものなの?」 整備俺「さあ、どうなんでしょうね。それを今から確かめに行ってきますよ」 以下、本編―――――――――… 俺「うおお……、夜に飛ぶの初めてだけど結構怖いんだな……」 宮藤「えへへ、私も初めて飛んだときは怖くて手を繋いでもらったんだー」 俺「手を?」 宮藤「うん。サーニャちゃんとエイラさんと一緒に初めて夜間飛行したときに。よかったら、繋ぐ?」 笑顔で差し出された手を、少し照れながら握る。今夜は星が綺麗だ。 夜の空、そこには俺と宮藤のストライカーのエンジン音だけが響いていた。 手を繋いで飛ぶのは少し大変で、互いの翼が触れてしまいそうになる。 今度俺たちが会うのは半年後か、数年後か。 ミーナ隊長からは、『あがり』になるまで会えない場合も考えておくようにと言われた。もしそうなったら、俺が宮藤と飛べるのもこれが最後になるんだ。 思わず宮藤の手を強く握る。 俺「痛くない?」 宮藤「ううん、大丈夫だよ」 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 09 05.51 ID c4yzNedt0 最後の2行だけだと何か卑猥 しえん 227 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 10 02.72 ID QcHoPRoU0 [2/13] 226 宮藤「なにが卑猥なんですかあー?どういうことですかー?(純粋)」 俺より小さくて、だけどすごく温かい手。 宮藤は飛べなくなっても、この手でたくさんの人の役に立てる。 でも、俺は飛べなくなったらどうなるんだ? ウィッチと言うには少なすぎる魔力、他人の魔力が無ければ役に立たない固有魔法。 俺が誰かを助けられるのは、今しか無い。 俺が『主人公』でいられるのは、今しか無いんだ。 だから、俺は宮藤と離れてでも戦場に行く。俺が手に入れた力で、救える人がいるのなら。そこに守れる物があるのなら。 物語の英雄のように、強大な魔物に立ち向かう勇者のように、剣を握って闘おう。 隣の宮藤に顔を向ける。頬がいつもより赤くなってる。 じっと見つめる俺の視線に気付いて、恥ずかしいよと笑った。 俺「なあ、宮藤。約束をしないか?」 宮藤「約束?」 俺「うん、俺と宮藤との約束。まず一つは、手紙を毎月書く事」 宮藤「わあ!うん、いいよ!私、絶対お手紙書くよ!」 俺「よかった。あと、これは俺の約束だけど、もし電話が使える時は俺が宮藤に電話をする」 宮藤「え?電話なら私からでも出来るよ?」 あ、そうか。宮藤やみんなは知らないんだっけ。俺がいろんな基地を行ったり来たりすることになることを。 同じ場所に止まることが少ないらしいから、電話の連絡は俺からじゃないと取りづらくなると思う。だから、電話は俺からかけることにした。 俺「あー、ほら。こことは違って自由に電話を使えるかわかんないからさ」 宮藤「え!?そうなの!?」 228 自分:主人公っぽい俺 [sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 15 30.10 ID QcHoPRoU0 [3/13] 俺「俺もよくわかんないけどさ、もしかしたらそうかもしれないだろ?」 宮藤「そっかー。うん、わかった!楽しみにしてるよ」 なんで少し誤魔化したんだろう。なんとなく、宮藤に心配をかけたくなかったんだと思う。 俺「それと、最後に一番大事な約束があるんだ」 宮藤「え?ど、どんな?」 一番大事、という言葉に宮藤が身構えた。 これは、約束というより誓いだ。俺から宮藤への何よりも硬く強い宣言だ。 俺「もし宮藤が危なくなったら、必ず俺は助けに行くよ。地球の裏側からだろうと、激戦区のど真ん中へだろうと、全速力で飛んでいくよ。この世の何をどれだけ敵にまわしても、そいつら全員をぶっとばして必ず宮藤を守る!それが俺の自分自身への約束だ」 宮藤は始めは驚いたような顔をして、でも少しして目を細めながら小さく、嬉しい、と言った。 その表情が少し大人っぽくて、俺の心臓の音が大きくなる。 宮藤「じゃあ、私も俺君が落ちそうになったら助けてあげるね」 俺「えへへ、ありがとな。これでいつでも落ちれるから安心して戦えるなー」 宮藤と顔を見合う。なんだか胸がくすぐったくなって、思わず笑った。宮藤も一緒に笑っていた。 よかった。何でそう思ったのかは分からないけど、きっと全てがよかったんだ。 230 自分:主人公っぽい俺 支援ありがとうございます![sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 21 04.06 ID QcHoPRoU0 [4/13] あの日空を飛んだこと。 この基地で生活することになったこと。 他にも、坂本少佐にしごかれたり、ミーナ隊長にいろいろ教えてもらったり、エイラさんやシャーリーさんにからかわれたり。 ハルトマンさんやバルクホルンさんと訓練したり、リーネやサーニャと話をしたり、ペリーヌさんと口喧嘩をしたり、ルッキーニと木登りをしたことも。 整備俺さんと出会えたこともそうだ。 そして、宮藤に出会って、宮藤を好きになったことも。 それら全部がキラキラとした思い出だ。 全部の出来事が俺の心の中に詰まってる。 これがあれば、きっとどんなに辛い場所でも俺は戦える。 今この宮藤の温もりを忘れないように、ぎゅっと指を組む。 宮藤は少し恥ずかしそうな顔をしたけど、これでおあいこだ。 俺達の正面には、満月が雲の隙間から顔を覗かせていた。 231 自分:主人公っぽい俺 整備俺side[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 27 57.00 ID QcHoPRoU0 [5/13] 俺達は二人が初めて触れ合った滑走路の端に立っていた。 満月は海を明るく照らしている。これならアイツと宮藤さんが遭難することはないだろう。 海を眺める俺の後ろにはシャーリーさん。 俺がこの基地を離れることを彼女が知ったのは、つい数日前だ。 俺はまだ、彼女にその理由を話していなかった。 シャーリー「なあ、話があるんだろ?誰かさんのせいで明日は忙しいし、早くしてほしいんだけどなー」 声の調子から、かなり頭にきているのが分かる。 俺は引きつった笑いを浮かべながら振り向く。 俺の想像通り、彼女は不機嫌な様子だった。 整備俺「いやあ、もっと早くにするべきだってのは解ってたんだけどね?俺自身もギリギリまで悩んでたというか」 シャーリー「ふーん?」 整備俺「いやあそのね、ホントにごめんなさいね……」 シャーリー「もういいよ。それで、お前は今から何を話すんだ?私を捨てる理由か?」 捨てる、という言葉に心臓が縮んだ。 胸が痛くてたまらない。 だけど、俺は答えなくてはいけない。 整備俺「うん、そうだ。俺は、君を……」 言いよどみ、言葉が続かない。 捨てるなんて言葉、言いたいわけがないだろう。 そんな想いからか、俺は嘘をつきはじめた。 232 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 33 29.73 ID QcHoPRoU0 [6/13] ヘタレな自分はいつかシャーリーを襲うかも知れない。 その時君がそれを受け入れてもウィッチの能力を失ったことをいつかきっと後悔する。 だから、俺は君の側には居られない。 シャーリー「やっぱりヘタレだな、お前」 整備俺「だから言ったじゃない、俺はヘタレだって」 シャーリー「そうじゃないさ」 シャーリーさんは俺に背を向けた。 シャーリー「私に本当の事を言うのが、そんなに怖いのか?」 その一言で、思わず息がとまる。 シャーリー「今お前が話したの、嘘だろ。少しは本音が入ってるかもしれないけど、それが理由のすべてじゃないんだろ?」 シャーリーさんは続けた。 シャーリー「私はこの基地で誰よりもお前を長く見てきたつもりだ。お前の気持ちだって分かるくらいにな」 シャーリー「いいか、もしかしたらお前は気づいて無いのかも知れないけど、お前は機械をいじってる時が一番いい顔なんだ」 シャーリー「それはさ、私といるときよりもずっといい顔なんだ。ムカつくけど、その時のお前の顔が私は好きなんだ」 シャーリー「賭けてもいいさ。お前の本音は、イカロスの研究がしたい、だ」 俺は息を飲んだ。俺の思いは彼女に筒抜けだった。本当に、女性という生き物は鋭い。恐ろしさすら感じてくる。 シャーリーさんが振り向く。 彼女の表情は逆光でよく見えない。 234 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 39 09.49 ID QcHoPRoU0 [7/13] シャーリー「だからさ、行ってこいよ!私は、お前をずっと待ってるから!」 整備俺「へ?」 偽った事について罵倒なりをされると思って身構えていた俺は思わず力の抜けた声を出した。 彼女の声から、怒りの色は消えていた。 シャーリー「お前をずっと待ってるって言ったんだよ。あ、たまには手紙とかくれよ?あんまりほっとかれたらお前のこと忘れちゃうぞ?」 整備俺「えっと、俺が何も言わなかった事とか本音を言わなかった事とか、怒ってないの?」 シャーリー「はは、バーカ。お前には散々泣かされてきたからな、もう慣れたよ」 整備俺「いや待ってよ、泣かせたなんてそんな!わざとじゃないよ!?誤解とかもあったよね!?」 俺の訴えに聞く耳を持たずにシャーリーさんはふわあ、とあくびをしながら大きく伸びをした。 シャーリー「さーて、私はもう寝るよ。おやすみー」 整備俺「もう寝る、って……。……ん?」 シャーリーさんが格納庫の方へ振り返る。 その弾みに雫が月明かりを浴びてきらめいた。 整備俺「待って、シャーリー」 立ち去ろうとするシャーリーさんの腕を掴んで、その勢いのまま後ろから抱き締めた。 ビクッと肩を震わせてこちらを見た彼女の青い瞳には、涙が溜まっていた。 驚いた表情で俺の顔を見ている。 ああ、俺はなんて優しい人を愛してしまったんだ。 泣いた彼女をこのまま帰す?そんなの男のする事じゃないよな。 俺はズボンのポケットに手を突っ込み、スイッチを押した。 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 42 16.99 ID 8ntRcZBs0 [31/33] (たらいの落ちる音) 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 46 19.40 ID f2WOwb7f0 [9/9] <アンマリデアリマスー 237 自分:主人公っぽい俺 ヘルマちゃん!?[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 47 27.20 ID QcHoPRoU0 [8/13] ひゅるるるっと高い音が夜の静寂を切り裂きながら飛んでいく。 音がやみ、一拍置いて、ボンッと夜空に真っ赤な光の花が咲いた。 シャーリー「すっげー……。きれーだな……」 シャーリーさんは泣くのを忘れたように、口を半開きにしたまま、舞い落ちる火の粉を見つめている。 整備俺「出発前に非常用照明弾の遠隔操作の実動試験をしなきゃいけないのを思い出してね。そのついでに自己流で色々といじってみたわけなんだ。もっと色々あるけど、見たい?」 シャーリー「ああ!どんなのがあるんだ?あっ、やっぱり言わないでくれ、楽しみが減っちゃうからな!」 目を輝かせる、というのはこういう表情なんだな。涙で潤んでいた事もあり、彼女の目は赤い光をキラキラと反射させていた。 整備俺「了解ですよ。それじゃあポチッと!」 夜空を華やかに彩るのは色とりどりの無数の花火。 今夜の主役を張っていたお月様には、悪いがご退場願おうか。君じゃ少々役不足だ。 陽気で愉快で素敵な彼女にはこれくらい派手じゃなきゃ釣り合わないよ。 シャーリー「うっひゃー!あははは!すげーな、まるでブーケみたいだ!」 抱きしめられてるのを忘れているかのように、空を見上げながら歓声をあげるシャーリーさん。よかった、いつもの陽気な彼女だ。 整備俺「君に泣き顔なんて似合わない。どうか、いつでもどんな時でも笑っててほしい。君の笑顔はみんなの心を明るくする魔法なんだ」 俺のお願いに、シャーリーさんは声のトーンを落として答えた。 シャーリー「……お前がずっとそばにいてくれたら、それだけで私は笑っていられるさ」 ずっと憧れていた女性にこんな事を言われて断れる男はいるのだろうか?もしいるのなら、今すぐ俺にその秘訣を伝授してもらいたい。 238 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 53 01.25 ID QcHoPRoU0 [9/13] 愛しくて、もっと彼女を感じたくて、彼女の栗色の髪に顔を埋める。汗とせっけんの混じる匂いがする。 このまま彼女を抱いて眠りにつけたら、どんなに幸せだろうか。 でも、やっぱりそれは駄目だ。 彼女をとるか、機械をとるか。迷うということは、俺の中ではそれらは等価値ということだ。つまりはどちらを選んでも後悔をすることになるだろう。 彼女をとった時、機械に未練を残す俺が彼女を幸せに出来るのか?だから俺は、機械を選ぶ。彼女を愛するからこそ彼女を捨てる。 これでもし新しい男が出来ても、俺は何も言う資格が無い。その時はどこかの戦地でスパナ片手に瓦礫に埋もれて死ぬとしようかな。 整備俺「ごめん、としか言えないよ。勝手なのは分かっている。だけれど、どうか、どうかいつも笑っていてほしい」 シャーリー「でも、辛いときには、笑えないよ」 整備俺「大丈夫だよ。そんな時は、俺が駆けつけて君の笑顔を取り戻すさ」 そんなの出来る訳が無いのに。 シャーリー「本当か?信じていいんだな?」 整備俺「信じてくれるかい?」 守れる根拠なんか無いのに。 シャーリー「そこは黙って俺を信じろー、とか言うところじゃないのか?」 整備俺「ははは、そうか。じゃあもう一回初めからやり直さなくちゃ」 ああ、俺はこんなにも未練まみれだ。 シャーリー「ぷっ、あはははは!なんだよそれ、はははは!」 腕の中の彼女がこんなにも愛おしくてたまらないのに。 239 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 57 01.13 ID QcHoPRoU0 [10/13] シャーリー「……なあ」 整備俺「うん?」 シャーリー「お前、もしかして泣いてるのか?」 知らない間に俺の目から滑り落ちた涙は、頬を伝って俺を見上げる彼女の額に落ちた。 俺はシャーリーを抱きしめたままその場に座り込み、泣き続けた。 最後の照明弾が空に咲き、花びらがはらはらと燃え落ちていく。 そして辺りは再び元の静けさを取り戻す。 俺の嗚咽だけが夜空に吸い込まれ、俺は彼女の全てを心に刻み付けるように強く強く抱き締める。 そんな女々しい俺にシャーリーは何も言わず、俺が泣き止むまで腕の中にいてくれた。 241 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 21 01 03.06 ID QcHoPRoU0 [11/13] 次回予告 シャーリー「じゃあな、整備俺。愛してる」 整備俺「うん、またねシャーリー。俺も愛してるよ」 俺「宮藤。俺、大事なことを言ってなかった!」 宮藤「大事なこと?」 最終話 ――いつか、雨に濡れる貴女に傘を―― 主人公っぽい俺 20へ進む
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/466.html
主人公っぽい俺 18へ戻る 主人公っぽい俺 20へ進む 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 前回のあらすじ―――――――――… 別れの前夜、宮藤と俺は夜空の散歩をすることに。 宮藤「俺くんは、この基地から離れたら、501の仲間じゃ無くなったら、もう私を助けてくれないの?」 そして、別れが迫っている男がもう一人いた。 ミーナ「その想いは、あなたの好きな人へのそれよりも大きいものなの?」 整備俺「さあ、どうなんでしょうね。それを今から確かめに行ってきますよ」 以下、本編―――――――――… 俺「うおお……、夜に飛ぶの初めてだけど結構怖いんだな……」 宮藤「えへへ、私も初めて飛んだときは怖くて手を繋いでもらったんだー」 俺「手を?」 宮藤「うん。サーニャちゃんとエイラさんと一緒に初めて夜間飛行したときに。よかったら、繋ぐ?」 笑顔で差し出された手を、少し照れながら握る。今夜は星が綺麗だ。 夜の空、そこには俺と宮藤のストライカーのエンジン音だけが響いていた。 手を繋いで飛ぶのは少し大変で、互いの翼が触れてしまいそうになる。 今度俺たちが会うのは半年後か、数年後か。 ミーナ隊長からは、『あがり』になるまで会えない場合も考えておくようにと言われた。もしそうなったら、俺が宮藤と飛べるのもこれが最後になるんだ。 思わず宮藤の手を強く握る。 俺「痛くない?」 宮藤「ううん、大丈夫だよ」 226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 09 05.51 ID c4yzNedt0 最後の2行だけだと何か卑猥 しえん 227 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 10 02.72 ID QcHoPRoU0 [2/13] 226 宮藤「なにが卑猥なんですかあー?どういうことですかー?(純粋)」 俺より小さくて、だけどすごく温かい手。 宮藤は飛べなくなっても、この手でたくさんの人の役に立てる。 でも、俺は飛べなくなったらどうなるんだ? ウィッチと言うには少なすぎる魔力、他人の魔力が無ければ役に立たない固有魔法。 俺が誰かを助けられるのは、今しか無い。 俺が『主人公』でいられるのは、今しか無いんだ。 だから、俺は宮藤と離れてでも戦場に行く。俺が手に入れた力で、救える人がいるのなら。そこに守れる物があるのなら。 物語の英雄のように、強大な魔物に立ち向かう勇者のように、剣を握って闘おう。 隣の宮藤に顔を向ける。頬がいつもより赤くなってる。 じっと見つめる俺の視線に気付いて、恥ずかしいよと笑った。 俺「なあ、宮藤。約束をしないか?」 宮藤「約束?」 俺「うん、俺と宮藤との約束。まず一つは、手紙を毎月書く事」 宮藤「わあ!うん、いいよ!私、絶対お手紙書くよ!」 俺「よかった。あと、これは俺の約束だけど、もし電話が使える時は俺が宮藤に電話をする」 宮藤「え?電話なら私からでも出来るよ?」 あ、そうか。宮藤やみんなは知らないんだっけ。俺がいろんな基地を行ったり来たりすることになることを。 同じ場所に止まることが少ないらしいから、電話の連絡は俺からじゃないと取りづらくなると思う。だから、電話は俺からかけることにした。 俺「あー、ほら。こことは違って自由に電話を使えるかわかんないからさ」 宮藤「え!?そうなの!?」 228 自分:主人公っぽい俺 [sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 15 30.10 ID QcHoPRoU0 [3/13] 俺「俺もよくわかんないけどさ、もしかしたらそうかもしれないだろ?」 宮藤「そっかー。うん、わかった!楽しみにしてるよ」 なんで少し誤魔化したんだろう。なんとなく、宮藤に心配をかけたくなかったんだと思う。 俺「それと、最後に一番大事な約束があるんだ」 宮藤「え?ど、どんな?」 一番大事、という言葉に宮藤が身構えた。 これは、約束というより誓いだ。俺から宮藤への何よりも硬く強い宣言だ。 俺「もし宮藤が危なくなったら、必ず俺は助けに行くよ。地球の裏側からだろうと、激戦区のど真ん中へだろうと、全速力で飛んでいくよ。この世の何をどれだけ敵にまわしても、そいつら全員をぶっとばして必ず宮藤を守る!それが俺の自分自身への約束だ」 宮藤は始めは驚いたような顔をして、でも少しして目を細めながら小さく、嬉しい、と言った。 その表情が少し大人っぽくて、俺の心臓の音が大きくなる。 宮藤「じゃあ、私も俺君が落ちそうになったら助けてあげるね」 俺「えへへ、ありがとな。これでいつでも落ちれるから安心して戦えるなー」 宮藤と顔を見合う。なんだか胸がくすぐったくなって、思わず笑った。宮藤も一緒に笑っていた。 よかった。何でそう思ったのかは分からないけど、きっと全てがよかったんだ。 230 自分:主人公っぽい俺 支援ありがとうございます![sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 21 04.06 ID QcHoPRoU0 [4/13] あの日空を飛んだこと。 この基地で生活することになったこと。 他にも、坂本少佐にしごかれたり、ミーナ隊長にいろいろ教えてもらったり、エイラさんやシャーリーさんにからかわれたり。 ハルトマンさんやバルクホルンさんと訓練したり、リーネやサーニャと話をしたり、ペリーヌさんと口喧嘩をしたり、ルッキーニと木登りをしたことも。 整備俺さんと出会えたこともそうだ。 そして、宮藤に出会って、宮藤を好きになったことも。 それら全部がキラキラとした思い出だ。 全部の出来事が俺の心の中に詰まってる。 これがあれば、きっとどんなに辛い場所でも俺は戦える。 今この宮藤の温もりを忘れないように、ぎゅっと指を組む。 宮藤は少し恥ずかしそうな顔をしたけど、これでおあいこだ。 俺達の正面には、満月が雲の隙間から顔を覗かせていた。 231 自分:主人公っぽい俺 整備俺side[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 27 57.00 ID QcHoPRoU0 [5/13] 俺達は二人が初めて触れ合った滑走路の端に立っていた。 満月は海を明るく照らしている。これならアイツと宮藤さんが遭難することはないだろう。 海を眺める俺の後ろにはシャーリーさん。 俺がこの基地を離れることを彼女が知ったのは、つい数日前だ。 俺はまだ、彼女にその理由を話していなかった。 シャーリー「なあ、話があるんだろ?誰かさんのせいで明日は忙しいし、早くしてほしいんだけどなー」 声の調子から、かなり頭にきているのが分かる。 俺は引きつった笑いを浮かべながら振り向く。 俺の想像通り、彼女は不機嫌な様子だった。 整備俺「いやあ、もっと早くにするべきだってのは解ってたんだけどね?俺自身もギリギリまで悩んでたというか」 シャーリー「ふーん?」 整備俺「いやあそのね、ホントにごめんなさいね……」 シャーリー「もういいよ。それで、お前は今から何を話すんだ?私を捨てる理由か?」 捨てる、という言葉に心臓が縮んだ。 胸が痛くてたまらない。 だけど、俺は答えなくてはいけない。 整備俺「うん、そうだ。俺は、君を……」 言いよどみ、言葉が続かない。 捨てるなんて言葉、言いたいわけがないだろう。 そんな想いからか、俺は嘘をつきはじめた。 232 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 33 29.73 ID QcHoPRoU0 [6/13] ヘタレな自分はいつかシャーリーを襲うかも知れない。 その時君がそれを受け入れてもウィッチの能力を失ったことをいつかきっと後悔する。 だから、俺は君の側には居られない。 シャーリー「やっぱりヘタレだな、お前」 整備俺「だから言ったじゃない、俺はヘタレだって」 シャーリー「そうじゃないさ」 シャーリーさんは俺に背を向けた。 シャーリー「私に本当の事を言うのが、そんなに怖いのか?」 その一言で、思わず息がとまる。 シャーリー「今お前が話したの、嘘だろ。少しは本音が入ってるかもしれないけど、それが理由のすべてじゃないんだろ?」 シャーリーさんは続けた。 シャーリー「私はこの基地で誰よりもお前を長く見てきたつもりだ。お前の気持ちだって分かるくらいにな」 シャーリー「いいか、もしかしたらお前は気づいて無いのかも知れないけど、お前は機械をいじってる時が一番いい顔なんだ」 シャーリー「それはさ、私といるときよりもずっといい顔なんだ。ムカつくけど、その時のお前の顔が私は好きなんだ」 シャーリー「賭けてもいいさ。お前の本音は、イカロスの研究がしたい、だ」 俺は息を飲んだ。俺の思いは彼女に筒抜けだった。本当に、女性という生き物は鋭い。恐ろしさすら感じてくる。 シャーリーさんが振り向く。 彼女の表情は逆光でよく見えない。 234 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 39 09.49 ID QcHoPRoU0 [7/13] シャーリー「だからさ、行ってこいよ!私は、お前をずっと待ってるから!」 整備俺「へ?」 偽った事について罵倒なりをされると思って身構えていた俺は思わず力の抜けた声を出した。 彼女の声から、怒りの色は消えていた。 シャーリー「お前をずっと待ってるって言ったんだよ。あ、たまには手紙とかくれよ?あんまりほっとかれたらお前のこと忘れちゃうぞ?」 整備俺「えっと、俺が何も言わなかった事とか本音を言わなかった事とか、怒ってないの?」 シャーリー「はは、バーカ。お前には散々泣かされてきたからな、もう慣れたよ」 整備俺「いや待ってよ、泣かせたなんてそんな!わざとじゃないよ!?誤解とかもあったよね!?」 俺の訴えに聞く耳を持たずにシャーリーさんはふわあ、とあくびをしながら大きく伸びをした。 シャーリー「さーて、私はもう寝るよ。おやすみー」 整備俺「もう寝る、って……。……ん?」 シャーリーさんが格納庫の方へ振り返る。 その弾みに雫が月明かりを浴びてきらめいた。 整備俺「待って、シャーリー」 立ち去ろうとするシャーリーさんの腕を掴んで、その勢いのまま後ろから抱き締めた。 ビクッと肩を震わせてこちらを見た彼女の青い瞳には、涙が溜まっていた。 驚いた表情で俺の顔を見ている。 ああ、俺はなんて優しい人を愛してしまったんだ。 泣いた彼女をこのまま帰す?そんなの男のする事じゃないよな。 俺はズボンのポケットに手を突っ込み、スイッチを押した。 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 42 16.99 ID 8ntRcZBs0 [31/33] (たらいの落ちる音) 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 46 19.40 ID f2WOwb7f0 [9/9] <アンマリデアリマスー 237 自分:主人公っぽい俺 ヘルマちゃん!?[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 47 27.20 ID QcHoPRoU0 [8/13] ひゅるるるっと高い音が夜の静寂を切り裂きながら飛んでいく。 音がやみ、一拍置いて、ボンッと夜空に真っ赤な光の花が咲いた。 シャーリー「すっげー……。きれーだな……」 シャーリーさんは泣くのを忘れたように、口を半開きにしたまま、舞い落ちる火の粉を見つめている。 整備俺「出発前に非常用照明弾の遠隔操作の実動試験をしなきゃいけないのを思い出してね。そのついでに自己流で色々といじってみたわけなんだ。もっと色々あるけど、見たい?」 シャーリー「ああ!どんなのがあるんだ?あっ、やっぱり言わないでくれ、楽しみが減っちゃうからな!」 目を輝かせる、というのはこういう表情なんだな。涙で潤んでいた事もあり、彼女の目は赤い光をキラキラと反射させていた。 整備俺「了解ですよ。それじゃあポチッと!」 夜空を華やかに彩るのは色とりどりの無数の花火。 今夜の主役を張っていたお月様には、悪いがご退場願おうか。君じゃ少々役不足だ。 陽気で愉快で素敵な彼女にはこれくらい派手じゃなきゃ釣り合わないよ。 シャーリー「うっひゃー!あははは!すげーな、まるでブーケみたいだ!」 抱きしめられてるのを忘れているかのように、空を見上げながら歓声をあげるシャーリーさん。よかった、いつもの陽気な彼女だ。 整備俺「君に泣き顔なんて似合わない。どうか、いつでもどんな時でも笑っててほしい。君の笑顔はみんなの心を明るくする魔法なんだ」 俺のお願いに、シャーリーさんは声のトーンを落として答えた。 シャーリー「……お前がずっとそばにいてくれたら、それだけで私は笑っていられるさ」 ずっと憧れていた女性にこんな事を言われて断れる男はいるのだろうか?もしいるのなら、今すぐ俺にその秘訣を伝授してもらいたい。 238 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 53 01.25 ID QcHoPRoU0 [9/13] 愛しくて、もっと彼女を感じたくて、彼女の栗色の髪に顔を埋める。汗とせっけんの混じる匂いがする。 このまま彼女を抱いて眠りにつけたら、どんなに幸せだろうか。 でも、やっぱりそれは駄目だ。 彼女をとるか、機械をとるか。迷うということは、俺の中ではそれらは等価値ということだ。つまりはどちらを選んでも後悔をすることになるだろう。 彼女をとった時、機械に未練を残す俺が彼女を幸せに出来るのか?だから俺は、機械を選ぶ。彼女を愛するからこそ彼女を捨てる。 これでもし新しい男が出来ても、俺は何も言う資格が無い。その時はどこかの戦地でスパナ片手に瓦礫に埋もれて死ぬとしようかな。 整備俺「ごめん、としか言えないよ。勝手なのは分かっている。だけれど、どうか、どうかいつも笑っていてほしい」 シャーリー「でも、辛いときには、笑えないよ」 整備俺「大丈夫だよ。そんな時は、俺が駆けつけて君の笑顔を取り戻すさ」 そんなの出来る訳が無いのに。 シャーリー「本当か?信じていいんだな?」 整備俺「信じてくれるかい?」 守れる根拠なんか無いのに。 シャーリー「そこは黙って俺を信じろー、とか言うところじゃないのか?」 整備俺「ははは、そうか。じゃあもう一回初めからやり直さなくちゃ」 ああ、俺はこんなにも未練まみれだ。 シャーリー「ぷっ、あはははは!なんだよそれ、はははは!」 腕の中の彼女がこんなにも愛おしくてたまらないのに。 239 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 20 57 01.13 ID QcHoPRoU0 [10/13] シャーリー「……なあ」 整備俺「うん?」 シャーリー「お前、もしかして泣いてるのか?」 知らない間に俺の目から滑り落ちた涙は、頬を伝って俺を見上げる彼女の額に落ちた。 俺はシャーリーを抱きしめたままその場に座り込み、泣き続けた。 最後の照明弾が空に咲き、花びらがはらはらと燃え落ちていく。 そして辺りは再び元の静けさを取り戻す。 俺の嗚咽だけが夜空に吸い込まれ、俺は彼女の全てを心に刻み付けるように強く強く抱き締める。 そんな女々しい俺にシャーリーは何も言わず、俺が泣き止むまで腕の中にいてくれた。 241 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/11/18(金) 21 01 03.06 ID QcHoPRoU0 [11/13] 次回予告 シャーリー「じゃあな、整備俺。愛してる」 整備俺「うん、またねシャーリー。俺も愛してるよ」 俺「宮藤。俺、大事なことを言ってなかった!」 宮藤「大事なこと?」 最終話 ――いつか、雨に濡れる貴女に傘を―― 主人公っぽい俺 20へ進む
https://w.atwiki.jp/nouryoku/pages/559.html
地の国出身の元刑事。 オーズ=G=ボーナム脱獄事件を深追いしたがためにボーナム達に捕まり実験の犠牲者となる。 ボーナムの実験により能力が発現する。 また彼は光の無い世界での進化についての被検体だったため目が退化し髪が銀の触覚になった。 触覚は熱、二酸化炭素、微細な空気の流れを感じ取る。 銃を所持してるが硝煙などが触覚に付着すると致命的なので滅多に使わない。 しかし銃の腕は悪くない。 ルルにボーナムの写真を渡す。 その後は何とか故郷に戻ろうとするが中々戻れなかった。 なお、誘拐された時に故郷に妊娠中の妻を一人残している。 目を白黒の蛇皮で覆っている。 目(目の周辺も)事態は赤い石のような物質(感覚器官)で覆われている。 性格は理性的で温厚、しかし悪に対して強い怒りと迷いを持つ。 能力名・・・ノー・クォーター 概要・・・ノー・クォーター(土星のような物体、外側に刃のついた銀の円盤とルビーの玉のような球体)から半径三メートルの気(大気、氣)の圧力、流れ、濃度を操る。 ノー・クォーターは自動防御機能があり銃弾を弾く硬度とスピード、精密さを持つ。 しかし数を出すと脆く、動きが大雑把になる。 出した数によってはスピードにも支障が出る。 現在、地の国の国境を強制突破、地の国内部に潜伏中。
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/223.html
シン・アスカ(Shinn Asuka)登場作品 なくては始まらない重要な人物、そして「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の 「主 人 公」である。 地球で生まれた2世代目コーディネイターで、髪はコーディネイターでは珍しい黒髪である。 SEEDDESTINYの3年前、つまりSEED当時は両親と妹と共にオーブで暮らしていた。 だがCE.71年6月15日に地球軍により行われた「オーブ開放作戦」に巻き込まれ、両親と妹を目の前で亡くしてしまう。 この時シンは妹の携帯を拾うために家族から離れていたので難を逃れた。 終戦後、シンを保護したトダカ一佐の後押しでプラントへ渡りアカデミーに入学した。 「力が無ければ駄目なんだ」と、力が無い故に失い、守る事が出来なかった無念を糧に。 その後は努力の甲斐ありエリートの証である「ザフトレッド」を身に纏った。 戦争前半はインパルスガンダム、その後はデスティニーガンダムに乗り換え、レイ・ザ・バレルの駆るレジェンドと共にザフトのエースとして活躍した。 自分の意思は決して曲げない、悪く言えば頑固者の傾向があり、アカデミー時代は周囲や教官、後には上官となったアスランとも衝突するなど問題児であった。 それでもザフトレッドの地位を手に入れた事を考慮すると、アカデミーの成績はよほど良かったのであろう。 作中では上官であるアスラン・ザラとの衝突が絶えないで居た。 上記のように頑な性格をしてはいるが、強化人間のステラ・ルーシェや力を持たない者に対しては優しい表情を見せ、レイに対してはとても素直。 レイもステラを地球軍へ返還する時も自身を省みず手助けするなど深い信頼関係が存在している。 本人は無自覚だがかなりのシスコンであり、形見であるマユの携帯に残っていた彼女の声をよく聞いていた。 彼のあだ名である「ラッキースケベ」は偶然の事故でステラの胸を触ったのを目撃した同僚のヨウラン・ケントがつけたもの。 主に最終話でアスランに敗れ際に次元跳躍をするなどの要因で異世界に来るのが多い。 SEEDキャラの中では5人目の「SEED」保持者、割れる種の色は「赤」。 主人公であるにも関わらず前作主人公のキラ・ヤマトを初めとした他のキャラ達に出番を奪われて、碌に出番が無かった。 おかげで陰では空気呼ばわりされることもしばしば。 果てにはスタッフロールのキャスト欄では3番目に落とされているというの不遇をかこってしまう。 作中では鈍感で気づかぬうちにフラグを立ちまくる、所謂一級フラグ建築士になっている事が多い。 おかげであらゆる世界で良くも悪くも騒ぎの中心になる日々が続くが、無意識の中で彼自身「こう言う日常も悪くない」と思っているらしい。 恐ろしい程に不死身でSLBやラグナロクを喰らっても多少の怪我で済む。 また職人の作品ごとにスタンスやポジションが大いに異なる。 なのは関連へ なのは関連その2へ みつめてナイト関連へ サモンナイト関連へ ローゼンメイデン関連へ 悠久幻想曲関連へ THE IDOLM@STER関連へ 涼宮ハルヒの憂鬱関連へ ARMORED CORE関連へ 東方Project関連へ 東京魔人學園伝奇関連へ D.C関連へ ゼロの使い魔関連へ SHUFFLE!関連へ 擬人化関連へ ネギま関連へ 地獄少女関連へ デュエルセイバー関連へ ナイトウィザード関連へ デモンベイン関連へ 多作品クロス及び分類不能へ 多作品関連その2へ
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1813.html
主人公っぽい俺 14へ戻る 主人公っぽい俺 16へ進む 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 326 自分:主人公っぽい俺 それじゃ投下開始であります[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 01 56 24.87 ID dd33SOZP0 [3/15] 前回のあらすじ 作戦は失敗。宮藤が殿に残る。 ウィッチは全員魔力切れ。 全員の魔力をかき集めて俺が宮藤を救いに行く。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 推奨BGM 俺「遅れてすいません!宮藤は!?」 リーネ「俺君!芳佳ちゃんが!」 真っ赤なコートをはためかせながらウィッチ達のもとへ駆け寄る。 そこには少佐の他、シャーリーさんとバルクホルン大尉、リーネにハルトマンさんがいた。 他の人達はどこだろう。 坂本「来たか!急いでくれ、宮藤はあそこだ」 坂本少佐が指し示す先で、火線と光線が飛び交っていた。 あそこに宮藤がいるだって? くっそ、俺にも分かるくらいに絶望的な状況じゃないか! 小型ネウロイに囲まれて、中型も一機いるし、なによりその後ろの馬鹿デカいネウロイはなんなんだ!? 俺「俺のユニットは!?」 シャーリー「こっちだ、ほら、今すぐにでも飛べるぞ!」 手を振るシャーリーさんの腕には包帯が巻かれていた。 走りながら靴を脱ぎ捨て、勢い良くジャンプする。狙いどおりに脚はユニットへ吸い込まれていく。 327 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 01 58 29.12 ID dd33SOZP0 [4/15] 整備俺『ユニットは履いたみたいだね。今からそのコートの役割を説明する。発進準備をしながら聞くんだ』 俺「飛びながら聞きます!」 MG42と弾倉を受け取りながら言う。エンジンは唸り、呪苻がエーテルを掻く。 目指すは俺の大事な女の子。 俺「俺軍曹、発進!!」 滑走路を駆け抜け、空へ飛び立つ。小型ネウロイがうじゃうじゃいるな。 こいつらはどこから来たんだ? シャーリー『お、おい!大丈夫なのか?』 整備俺『いいよ、時間が無いのも確かだ。よく聞け俺、説明は省く。今から指示だけを出すから』 俺「了解っす!はあっ!」 空母に接近してきた小型ネウロイを撃ち落とす。 くそ、放っておく訳にもいかないけど、数が多い。宮藤の軌道はさっきよりもフラフラしている。 俺「宮藤、聞こえるか!?今から俺が行く!」 坂本『駄目だ、アイツはインカムを切っているんだ!アイツは、みんなを守ると言って……!』 バルクホルン『宮藤は、お前にありがとうって伝えてほしいと言ってインカムを捨てた。私達が不甲斐ないばかりに!』 328 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 00 41.56 ID dd33SOZP0 [5/15] なんでだよ、なんだよありがとうって!別れの言葉のつもりなのか、死ぬ気なのか!? そんなの俺は嫌だからな、そんな別れがあってたまるか。 もし死んでも守るなんて言うなら、そっちがその気なら俺も手段なんか選ばないからな、宮藤。 体が灰になるまで魔力を流してやる。 整備俺『聞いてるかい、俺君』 俺「……整備俺さん、俺、オーバーブースト使います!」 シャーリー『馬鹿、止めろ!』 整備俺『あ、いいよ。いやあ、指示する手間が省けたなあ』 俺「もうこれしか……え?いいんすか?」 坂本『ふむ、じゃあ使ったらいいんじゃないか?』 俺「あ、はあ。それじゃあ……」 シャーリー『待て待て待て待て!!』 バルクホルン『整備俺!貴様、俺を殺す気か!今、俺が墜ちても救出する手立ては無いんだぞ!少佐も少佐だ、そんなあっさり勧められては困る!』 飛び交う声。俺はどうすればいいんだろう……。オーバーブースト使っちゃっていいの? 整備俺『あー、聞こえるかい俺?いいよいいよ大丈夫だから』 えー……?なんか、えー……? 330 自分:主人公っぽい俺 ※『』内は無線です[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 07 23.71 ID dd33SOZP0 [6/15] リーネ『キャー!芳佳ちゃん!?』 悲鳴にハッとする。宮藤を見ると、片方のユニットから煙を噴き出している。まさか、被弾した!? 俺「くそ、どうにでもなれ!」 シャーリー『あ、コラ!』 ハンドルを思いっきり回す。機体から痺れるような熱い魔力が俺の体に流れ込む。 体が焼かれそうだ。うわ、意識が……。 俺『ぐう、あっ、がはっ!』 シャーリー「俺!?おい、整備俺!どういう事だ!」 インカムからは俺の苦しそうな声が聞こえてくる。 全然大丈夫じゃないじゃないか! 整備俺『大丈夫。そろそろ始まるよ』 坂本「む、あの魔方陣は……。ほう、やはり完成してたんだな整備俺!」 整備俺『上手くいったみたいですね。ギリギリでしたけど、なんとか間に合いました』 シャーリー「はあ?何の話を……」 バルクホルン「お、おい。俺の背中を見ろ!」 シャーリー「?」 332 自分:主人公っぽい俺 329支援どもです![sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 13 32.66 ID dd33SOZP0 [7/15] 空を見ると、俺の背中にシールドが張られた。いや、シールドより小さいし式も違う。あれは魔方陣か? 整備俺『見えたかい?その魔方陣は、オーバーブーストにより体内で処理仕切れない魔力を吸収、熱と光に変換して放出するための物だ』 坂本「魔力はコートに編み込まれた魔法糸を介して、背中に刺繍された魔方陣に伝わる。そして、魔法糸が発熱、発光するというわけだ。そうだろ?」 少佐は何でそんな事を知ってるんだ? あ、そうか。私が整備俺に、少佐に聞けってアドバイスしたんだっけ。 あのズボンの時の……。 うわ、少し恥ずかしいことも思い出した。 整備俺『そうです。少佐のおかげでどうにか形に出来ました。これで、アイツが気絶する心配は無くなった。その代わり、魔力を駄々漏らしにするわけだから飛行可能な時間は3分しかない』 バルクホルン「3分だと?それでまともに戦えるはずないだろ!」 リーネ「お、俺君がネウロイに囲まれました!」 シャーリー「しまった!おい、避けろ俺!」 光と熱に誘われたのか、四機のネウロイが俺に迫っていた。 叫びは届かない、俯いた俺に四方からビームが直撃した。 直後に爆発音が響いた。 シャーリー「なっ!?」 攻撃したはずのネウロイが砕けた!? しかも、四機全てがだ。もう何が起きてるのか、さっきから全然分かんない。どうやら、俺は咄嗟にシールドを張ったみたいだけど……。 一体なんだよ、あのシールドは。 整備俺『大丈夫さ。今のアイツを落とすには、中型ネウロイが100は必要だ』 334 自分:主人公っぽい俺 329 333 支援ありがとうございます[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 19 26.88 ID dd33SOZP0 [8/15] 俺の前後左右には、四枚のシールドが輝いていた。 俺の身に、何が起きてるんだよ。 私の混乱なんか知りもしないだろう重傷人は、呑気な声でこう言った。 整備俺『さあ、3分間のショータイムだ』 ――これは凄いよ、今ならどんな事でもできそうだよ。 俺「俺にも分かるよ。今ならどんな事でもできそうだな」 ――じゃあ、何からやろうか。 俺「そんなの決まってる。俺の全ての力を使って、宮藤芳佳を助けだす!」 ――了解、ご主人。全魔法回路、解放。魔力過流導(オーバードライブ)、いけるよ。 宮藤、俺は絶対君を助ける。そのための翼と力を、みんなに貰ったんだ。 俺「オオオオオオオオオバアアアアアアアアアアアッ!ドラアアアアアアアアアアアアアイブ!!!」 336 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 25 32.14 ID dd33SOZP0 [9/15] ――Ya(了解)。固有魔法、 ――『空間把握』 ――『魔眼』 ――『怪力』 ――『超加速』 ――『疾風 ――『雷撃』 ――『広域探査』 ――『未来予知』 ――『光熱』 ――『弾道安定』 ――平行制御開始、全固有魔法式を同時に展開。 その瞬間、魔力に込められていたみんなの想いが、俺の中に一気に流れ込む。 みんな宮藤を心配し、希望を俺に託してくれていた。 体から溢れる魔力は、全てコートに吸い取られていく。 コートは光輝き、光はネウロイの破片のようにキラキラと零れた。 最高の舞台衣装だ、カッコ悪い真似は出来ないよな。 337 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 31 12.51 ID dd33SOZP0 [10/15] ネウロイが周りを囲もうとする。けど、それら全ての位置も軌道も、未来さえ分かる。 右手にMG42を構え、左手で予備武装の拳銃を取り出す。 ――4時下方から8、10時上方、下方からそれぞれ5。3秒後に一斉射撃が来るよ。 俺「了解!うおおああああ!」 全ての敵のコアを捉えた。坂本さんの魔眼から逃げられるわけがない! 引き金を引きながら、両腕を振り開く。 弾道補助を受けた弾丸は、外れる事無く目標を貫いていく。 爆発音がネウロイの数と同じだけ鳴り響いた。 ――撃墜18確認。5時、8時からそれぞれ6、どうしようか。 俺「一気に振り払う!正面を突き抜けるぞ!」 ――むちゃくちゃだね。そうこなくっちゃ。 宮藤の魔力が少なくなってるのを感じる。 モタモタしてる時間は無い。 最も敵が密集する敵陣中央へ向けて飛び込んでいく。 敵はこちらのすることを察したのか、ますます中央へ集まってくる。 ――正面敵機、およそ80。内一機は中型だよ。 俺「構うもんか、全力で突っ込む!」 338 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 37 18.36 ID dd33SOZP0 [11/15] 待ってろ宮藤、絶対に助けるから。 俺、君に伝えたいことがあるんだ。 その返事を聞くまで、俺は君を死なせるわけにいかないんだ。 ――前方にシールドを多重展開。シールドに雷撃、光熱を付加。疾風、高速を発動。さあ、いこう。 俺「行くぞネウロイ!俺の突撃、止めれるもんなら止めてみろ!!!」 無数のネウロイが作る黒い壁に、俺は真正面から飛びこんだ。 宮藤「はあ、はあ。せめて、あのおっきいネウロイの大砲だけでも……」 みんなはちゃんと逃げ切れたかな。後ろを振り向く暇が無いけど、きっと大丈夫だよね。 目の前には私の何十倍もある大きなネウロイ。 坂本さんの話だと、一つのネウロイじゃなくて三つのネウロイが合体してるものなんだっけ。 エイラさんとサーニャちゃんが頑張って一つはやっつけたけど、それでもまだ十分大きい。 怖い。凄く怖い。だけど……。 340 自分:主人公っぽい俺 こんな時間まで支援、すまぬ…‥!すまぬ……![sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 43 51.53 ID dd33SOZP0 [12/15] 坂本『止めろ!戻れ宮藤ぃ!』 リーネ『駄目、芳佳ちゃん!戻ってきて!』 ペリーヌ『あなた一人で、無茶ですわ!』 バルクホルン『宮藤、よせ!くっ、私が連れ戻す!』 ミーナ『駄目よトゥルーデ!あなたは魔法力が底をついてるじゃない!』 エーリカ『芳佳、戻れー!戻れってばー!!』 ルッキーニ『ふ……じゅ?よし……か?』 シャーリー『ルッキーニ!?衛生兵、早くルッキーニを!宮藤、馬鹿な真似すんなよ!』 エイラ『や……めろ、みや……ふじ。くはっ』 サーニャ『やだ、エイラしっかりして!芳佳ちゃん、お願い、戻ってきて!』 みんな、ごめんなさい。ほんとにほんとに、ごめんなさい。 でも、このままじゃみんな死んじゃうかもしれない。 そんなの、嫌だよ。だから、私がみんなを助けるんだ。 お母さん、お婆ちゃん、みっちゃん。 お手紙も残さないで、ごめんなさい。 先に、お父さんのところにいってきます。 お父さんに怒られちゃうかな。 341 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 50 05.53 ID dd33SOZP0 [13/15] 宮藤「……俺君に、さよなら、って言えなかったな」 私の、大好きな人。大好きで、私を守ってくれた人。 俺君に、もう一度だけ会いたかったな。 会って、ちゃんと、お別れ、言って。 俺君。 俺君。 きっと、無事に逃げ切ってね。 これからも、怪我とか病気とかしないでね。 それで、綺麗な人と結婚して、幸せになってね。 俺君。 私、俺君のこと、こんなに大好きになれて本当に良かったよ。 きっと、もう会えなくなっちゃうけど、もし私のこと、覚えていてくれると、とっても幸せだな。 俺君と、もっとお話したかったな。 もっと、お料理作ってあげたかったな。 一緒にご飯食べて、一緒に訓練して、お話したり、笑いあったりして。 もう一日だけ、一時間、一秒でもいいから、俺君に会いたいよ。 もっと、ずっと、この先もずっと、大人になっても、一緒にいたかったよ。 俺君、ずっと、大好きだよ。 いつの間にか溢れてた涙を、袖で拭う。 手に持つ烈風丸に、私の最後の力を全てあげよう。 全部の魔力を込めた烈風斬なら、この大きなネウロイも倒せるかもしれない。 そうしたら、本当に死んじゃうんだろうな。 嫌だよ、凄く怖いよ。 でも、やらなくちゃ。 さっきから、後ろで大きな音がしてる。きっとネウロイの攻撃だ。 今私がこのネウロイを止めなきゃ、一発で艦はやられちゃう。 俺君、私に勇気をください。 あなたを、みんなを守るための勇気を。 343 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 02 56 39.50 ID dd33SOZP0 [14/15] 宮藤「私の魔法力を全部あげる。だから、お願い、烈風丸。私に烈風斬を撃たせて!」 私のお願いが届いたのか、烈風丸から光が吹き出す。体から、力が抜けていくのを感じる。 最後の力を振り絞り、刀を上段に構える。 これを振り下ろせば、全て終わるんだ。 目を瞑り、勢い良く振り下ろす。 宮藤「…‥さようなら、みんな。俺君」 俺「宮藤の魔力を独り占めなんて、ちょっと欲張りすぎだろ烈風丸」 烈風丸は、振り下ろされなかった。 振りおろそうとした私の手を、あたたかい手が包んでいた。 聞き覚えのある声に、知っている手の感触に、心臓がトクンと跳ねた。 俺「おまたせ、宮藤。迎えに来たぞ」 345 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 03 04 17.80 ID dd33SOZP0 [15/15] 次回予告 リーネ「お願い、俺君。きっと、芳佳ちゃんを助けてね……」 俺「宮藤、俺に力を貸してくれ。二人でなら、きっとできる」 宮藤「俺君となら、大丈夫だよ」 俺「これが、『ストライク・ウィッチーズ』だあああああああああああああああ!」 主人公っぽい俺 16へ進む