約 559,593 件
https://w.atwiki.jp/kerome2002/pages/12.html
ジョセフ・ガルストリーム
https://w.atwiki.jp/foolkawaii/pages/14.html
フール(初期名) 年齢:16歳くらい 性別:♂ 所属:CO科3年 性格 プレイヤーキャラ。 あまり物事に関心やこだわりを持たない内気な少年。 説明 アルトガルテンへ転入してきた謎の転校生。 どこから来たのか、またどういった経緯で来たのかは明かされていない。 核心 大アルカナ0番【愚者】正位置 自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。 →登場人物一覧
https://w.atwiki.jp/kagayan/pages/16.html
プレイヤー(小説等では『エクス』表記) リンク可能なヒーロークラスワイルド/ワイルド
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1605.html
主人公っぽい俺 10へ戻る 主人公っぽい俺 12へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 795 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 01 23 05.45 ID Za7w6oCm0 [2/11] おつっしたー!それじゃあ投下させていただきまーす。 俺「ストライクウィッチーズをブチ破る!」 990から。時系列は←の数日前の話になります。トウカジュンマチガエタ... 母艦ネウロイに一同が驚愕した翌日、朝から飛行訓練を行った。 整備俺さんが修理時にあちこちの部品を換えたりしてくれたそうで、前よりも飛びやすくなっているように感じた。 一時間ほどで訓練は終わり、軽い休憩の後にすぐオーバーブーストのテストを行う。 自分で言いだしたことながら、このスケジュールは結構大変だ。 格納庫でストライカーユニットを脱いで急いで食堂へ向かう。 僅かな休憩時間に、食べ物を腹に詰め込むためだ。そうしないと腹が減って倒れてしまう。 俺は純粋なウィッチではないから、魔力を使うときに余計にエネルギーを使ってしまうらしかった。 食堂に立ち寄りパンとハム、チーズをまとめて口にくわえながら格納庫へ引き返した。 これから行うテストは、魔力槽に二人のウィッチの魔力を混合した状態で俺の固有魔法を使ったらどうなるか、というものだ。 バルクホルン大尉とシャーリーさんに協力してもらい、二人の魔力を蓄える。 シャーリー「私は加速と怪力が混ざった複合能力になると思うなー」 バルクホルン「そんなに単純なものじゃないだろう。二つの能力を交互に使えるんじゃないか?」 整備俺「いやー、案外使い物にならないかもしれませんよ?」 坂本「はっはっは、ウィッチに不可能は無い!二つの能力を同時に使ってしまうかもしれんぞ」 俺「どんどんハードルが上がっていく……」 準備をする俺の横では実験を見学しに来た少佐も加わり、予想大会になっている。 みんなはかなり好き勝手に予想しているが、正直自分でもどうなるかは分からなかった。 796 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 01 29 47.73 ID Za7w6oCm0 [3/11] 俺「準備できましたー」 整備俺「了解。それじゃエンジンを回してくれ。タイミングは任せる」 俺「了解っす。始めます!」 魔力が体に流れ込み、それをエンジンに流し込む。爆音が室内で反響する。んん、いつもより違和感があるような。 俺「なんかいつもより変な感じですー!」 普通の声じゃ聞こえない。エンジン音に負けないように思いっきり叫ぶ。 整備俺「どんな感じだー?飛べなさそうかいー?」 違和感はあるけど多分大丈夫だと思う。使い魔のキャパシティ範囲内のようだ。自分の使い魔ながらなかなか器用だな。 俺「多分飛べまーす!」 整備俺「さすがだなー。開発局のレポートによるとテストパイロットはとてもじゃないが気持ち悪くて飛べなかったらしいよ」 バルクホルン「ふむ、器用を売りにしてるだけはあるな」 俺「固有魔法使いまーす!」 整備俺「異変を感じたらすぐ中止するんだぞー!」 俺「分かりましたー!」 神経を集中させる。魔力から魔方式を逆算する感じ。ふと、あることに気がつく。もしかしたら……。 798 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 01 36 41.40 ID Za7w6oCm0 [4/11] 俺「すいませーん!ちょっと魔力の圧を上げまーす!」 整備俺「おいおい、大丈夫か?」 坂本「私が魔力の流れを逐一確認している。危険と判断したら止めればいいだろう」 整備俺「は、了解です。判断は少佐にお任せします」 ストライカーユニットのダイヤルを少しずつ捻る。体に流れ込むそれぞれの魔力を色濃く感じる。これならたぶん、出来る。 俺「バルクホルン大尉!お願いがありまーす!」 バルクホルン「な、なんだー!」 俺「俺と腕相撲してくださいー!」 バルクホルン「リベンジという事か?いいだろう受けて立つ!」 シャーリー「なあ、魔力圧を上げると固有魔法の出力も上がるもんなのか?」 整備俺「うーん、まあ上がるだろうけどそれでもオリジナルには届かないはずだけどねえ」 坂本「何か勝算がありそうだな。表情に自信がある」 机を用意し、互いに手を組む。大尉の表情からは、一切手を抜かないといった気迫が感じられた。でも、こっちにも作戦はあるぞ。 799 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 01 42 37.73 ID Za7w6oCm0 [5/11] シャーリー「準備はいいかー?」 シャーリーさんが手を挙げる。振り下ろされたら始め、ということだろう。 俺「はい!」 バルクホルン「いつでも!」 シャーリー「Ready...」 勢いよく振り下ろされる手。それと同時にシャーリーさんが開始を叫ぶ。 シャーリー「Fight!」 固有魔法式「加速」}「怪力」}を同時に発動―― 俺「はあ!」 自分の腕を加速させ、自分の腕力と怪力の力に加速力をプラスする。 こうすれば相手より早く、合図と同時に最大の力を発揮できる! 800 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 01 49 11.78 ID Za7w6oCm0 [6/11] バルクホルン「ぐ!?」 大尉の意表を突くこともでき、このまま一気に押し切れる、と思ったのもつかの間。 バルクホルン「ふっ、悪くない小細工だったぞ俺軍曹」 大尉の腕からビキっと、筋肉のうねる音が聞こえた。その瞬間、大尉の腕が一回り太くなったような錯覚に陥る。 俺「うえ!?」 バルクホルン「だが、私にそれは通用しなあああああい!」 俺「うわ、ああー!」 ズバーン、と激しい音が響く。俺の手の甲が机を叩く音だった。 瞬時に体勢を立て直した大尉にそのまま逆転されてしまった。 机に激しく叩きつけられた手がビリビリする。 俺「あうう、痛い……」 坂本「はっはっは、惜しかったな俺」 バルクホルン「す、すまない俺。力を入れすぎた」 少佐が高らかに笑いながら俺の背中をバンバン叩く。バルクホルン大尉はおろおろしながら俺の手をさすってくれた。 整備俺さんとシャーリーさんは実験機材を見ながらなにやら話していた。 801 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 01 55 48.90 ID Za7w6oCm0 [7/11] シャーリー「ふんふん。それにしても、本当に器用なやつだなー。二つの固有魔法を同時に使うなんて」 俺「へへ、何とかなりました」 例え魔力が混ざっていても、俺自身の固有魔法、高精度魔法力制御を使えば二人の魔力を選別することができた。 この辺は使い魔が勝手にやってくれるような物なので、俺はそれぞれの魔力をそれぞれの魔法式に流し込むだけだったけど。 バルクホルン「しかし、加速力を抜けば以前よりも力は弱く感じたぞ?」 俺「二つも固有魔法を使おうと思ったら、どうしてもパワーは出せなくなっちゃうんです。コントロールも難しくなりますし、たぶんあれが限界っぽいです」 シャーリー「んー、なんだか使えるんだか使えないんだか微妙なところだなー」 坂本「まあ使いどころが難しいのは確かだな。まさに器用貧乏だな」 器用貧乏とは、扶桑の言葉で『人より器用だが、そのせいで一つのことに集中できずどれも大成しない』という意味らしい。 そういえば、昔を思い返してみても心当たりがあるなあ。 なんだか、少し凹んできた。 整備俺「ふむふむ、なるほどねえ。固有魔法の発動には魔力の量より圧のほうが重要なようですよ」 計器を見ながら整備俺さんが呟く。画面に数字やら波形が出ているけど、さっぱり分からない。 バルクホルン「なら、我々も何らかの方法で魔力圧を高めればもしかしたら?」 坂本「いや、これはこのストライカーユニットと俺の固有魔法あっての現象だからな。他のウィッチには当てはまらないだろう」 俺「はあ、そうなんですか?」 802 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 02 00 35.64 ID Za7w6oCm0 [8/11] 坂本「ああ、ずっと俺の魔力の流れを見ていたが、一般のウィッチとは魔法の体系が違うといってもいいくらいだ。そうだろう?整備俺」 整備俺「ええ、おそらくは。極めて希なケースですから」 坂本「それにしても、これは面白いな。ミーナに頼んでテストの項目を増やして貰わねば」 整備俺「そうですね。組み合わせ次第では使えるものもあるかもしれませんし」 二人が俺を無視してどんどんスケジュールを組み立て始めた。 俺「さらに増えるんですか、テスト……」 坂本「はっはっは、お前の為だ!」 整備俺「そうだぞ、お前くらいの年なら一晩寝たら元気になっちまうさ。安心しろ」 一晩寝れば元気になるかもしれないけど、辛いものは辛いんじゃ……。 坂本「お、そうなのか?なら、訓練も増やしてみるか」 整備俺「どんどん増やしちゃってください。なあに、男は多少無理して鍛えて調度いいもんですよ」 坂本「なるほど、参考になったぞ。さっそく午後の訓練から厳しくいくとしよう」 俺「そ、そんな!勘弁してください!」 なんでだ、一体俺はどこで選択を間違えたんだろう……。気がつけば、マゾヒストですらズボンも履かずに逃げ出すような恐ろしいスケジュールが完成していた。 803 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 02 02 46.77 ID Za7w6oCm0 [9/11] シャーリー「はは、観念してしごかれて来い」 バルクホルン「うむ、今のうちに鍛えておかねばな」 俺「うう、他人事だと思って……」 結局、午後の訓練は本当にいつもより厳しくなり、ボロボロになった体を引きずって風呂に入った。 俺「ぐおお、しみる。少佐め、死ぬかと思ったぞ……」 浴槽のへりに顎をのせ、海を眺める。波の音が響いて、なんとも癒される。 こうしている間も、敵の銃口はこちらを向いたまま引き金を引くタイミングを見計らっているんだろうか。 昼食の時間、中佐はこれから数日の間に再びネウロイの急襲があるかもしれないと言っていた。 攻撃が来る方角は分かっているので、24時間体制で見張りを立てれば大丈夫という話だ。 今日、体には新たに8つ傷ができた。全部訓練中でできた傷だ。 お湯につかると襲ってくる痛み。体中の筋肉に感じる痛み。 804 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/14(土) 02 12 14.74 ID Za7w6oCm0 [10/11] 少佐に指摘された通り、俺は今まで一つのことが長く続いたためしがない。 昔からサッカーもピアノもロードレースも、誰よりも早く覚え、誰よりも早く諦めた。 まわりよりドリブルは上手いが、エースにはなれない。 まわりより指の運びは上手いが、コンクールで賞は貰えない。 まわりより体重移動は上手いが、良くてアシストになれるくらいだった。 そんな自分が悔しくて、情けなかった。 そんな俺が初めてたった一つのことを成し遂げたいと思ったんだ。 好きな女の子を、守りたい。 俺「そうだよな、自分で決めたんじゃないか、今度は守りきるって」 力が足りなくて後悔したんだ、悔しくて泣いたんだ。訓練を嫌がってどうするんだ。 湯に長くつかりすぎたせいか、体が火照ってきた。立ち上がると潮風が体をほどよく冷ます。 俺「今度こそ、守るんだ。宮藤も、みんなも基地も全て」 今夜は、満月だった。あの月が欠けて消えるころ、俺は少しは変わっているんだろうか。 そのまましばらく海や星を眺めていたら次の日風邪をひいて少佐にめちゃくちゃ怒られた。 981 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 25 20.94 ID 9MwfMKns0 [2/7] んじゃ投下させていただきます 俺「あれ、何作ってんの、宮藤。明日の朝食の仕込みとか?」 宮藤「あ、俺君。今おにぎり作ってたんだ。よかったら食べてみて?」 俺「オニギリ?このご飯のかたまりのこと?」 宮藤「う、そういう言い方されちゃうと……。でも、絶対おいしいから!」 俺「へー、どれどれ一つ。あむっ……!?」 宮藤「あ、それ梅干し……」 宮藤「大丈夫?はいお水」 俺「一瞬毒を盛られたと思った……。あんな酸っぱいもの扶桑の人は食べるのか……」 982 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/06(金) 22 26 12.76 ID bPsnq86R0 [24/25] おお、久々 支援 983 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 31 53.95 ID 9MwfMKns0 [3/7] 宮藤「えへへ、扶桑では普通の食べ物なんだよ。カールスラントにだって酸っぱいパンがあるでしょ?」 俺「いや、黒パンとはまた別の酸っぱさなんだよ」 宮藤「でも面白いよね。この隊にいるといろんな国の料理やお話が分かるんだよ?」 俺「そうだなー。俺も扶桑料理は初めて食べたし」 宮藤「いろんな国があって、いろんな味があって」 俺「下手な料理屋いくよりも美味いしなー。でも、やっぱり自分の国の料理って特別だと思うよ」 宮藤「うん。私も、お味噌汁や納豆が無かったら一カ月耐えられないもん」 俺「ごめんな、納豆とスオムスのイワシ缶詰は俺の中では食べ物とカウントしてないんだ」 宮藤「え!そんなー!」 984 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/06(金) 22 34 53.29 ID MJS6FU/M0 [6/6] KKIな事 スオムス産缶詰型BC兵器は鰯じゃなくてニシン 支援 985 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 36 41.96 ID HEckWqh70 [10/10] 984 さらにKKIな事 例のBC兵器はスオムスじゃなくてバルトラントの物 986 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 37 32.38 ID d2PTaOI+0 [8/11] おかえりー支援 987 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 37 44.42 ID 9MwfMKns0 [4/7] 俺「俺はヴルストが無いと耐えられないかなー。芋も好きだけど」 宮藤「あ、じゃあおにぎりにヴルスト入れてあげる!」 俺「え?そんな自由な料理なのオニギリって」 宮藤「うん。具には自分の好きなものを入れればいいんだよ?俺君も一緒に作ろうよ」 俺「へー、面白そう。えっと、三角形の型はどこ?」 宮藤「え?」 俺「え?」 宮藤「おにぎりは自分の手で三角にするんだよ。見てて、こうやって……」 俺「うわ!すご!」 宮藤「そんな、普通だよー。あ、俺君ヴルスト茹でておいてくれない?」 俺「わかった。凄いなー扶桑の人」 988 自分:[コッラー川] λ...[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 45 29.46 ID 9MwfMKns0 [5/7] 宮藤「よし、できましたー!」 俺「おー。よし、さっそく食べよう食べよう」 宮藤「うん!いただきまーす!……ん!」 俺「おおー、美味い美味い!へー、意外と合うもんだね―」 宮藤「うん。自分でもビックリだよ」 俺「宮藤、ありがとな。またこれ作ってくれよ」 宮藤「そんなに気に入ってくれたんだ。嬉しいなー」 俺「うん。多分バルクホルン大尉とかも気に入ると思うよ」 宮藤「ほんと?じゃあ今度お夜食にでも持って行ってみようかな」 坂本「ん?こら、お前ら。明日も早いんだ、用事が無いのなら夜更かしせず早く寝るんだぞ」 宮藤「あ、はーい!」 989 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/05/06(金) 22 48 26.75 ID bPsnq86R0 [25/25] やめろ! その川には近づくな! 支援 990 自分: 984,985 ありがとうございます。すいませんorz[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 49 18.03 ID 9MwfMKns0 [6/7] 俺「了解っすー。そうだ、少佐もオニギリを作ったりするんですか?」 坂本「早く寝るんだぞ―。いいなー」 俺「あれ、スルーされた……」 宮藤「お、俺君!もう遅いし早く寝よっか!」 俺「どうしたんだよ急に。まあいいか、それじゃお休みなさい少佐」 坂本「ああ、俺はその場で腹筋百回してから寝るようにな。おやすみ」 俺「なんで!?」 宮藤「あうう……」 坂本「まったく、私は早くから軍に入ったからであって……」 俺「理不尽ですよ少佐ー!」 翌日、俺の腹筋は僅かな笑いにも耐えられないものになってしまった。 991 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 52 35.97 ID d2PTaOI+0 [9/11] 次スレそろそろ建ててくる 992 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/05/06(金) 22 53 19.56 ID 9MwfMKns0 [7/7] ここまでです。ありがとうございました。 生産国と材料を間違えるって……orz 主人公っぽい俺 12へ続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/463.html
主人公っぽい俺 15へ戻る 主人公っぽい俺 17へ進む 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 前回のあらすじ 巨大ネウロイを倒せず、撤退する時間を稼ぐために宮藤が戦闘空域に残る 俺、坂本ら宮藤を覗く全員の魔力を貰い、宮藤を助けに行く 宮藤は死を覚悟し、自身の全ての魔力と引き換えに烈風斬を撃つことを決意する 以下、本編――… 坂本「しかし、なかなか異様な姿だな」 空母の甲板から魔眼で戦況を見る坂本。 その声には、先ほどまでの焦りは感じられなくなっていた。 シャーリー「遠くて私にはよく見えないけど、どんなふうなんですか少佐?」 坂本「頭には魔導針、瞳は私と同じような魔眼。時折風と雷と光熱をまとい、コートの裾は青白い炎がゆらりゆらり、といった具合だ」 リーネ「な、なんかすごいですね……」 バルクホルン「おそらく、ミーナの空間把握やエイラの未来予知も発動させていることだろう。これで被弾するほうが難しい」 シャーリー「さっきから時々急加速するのも私の固有魔法を使ってるから、って事か。あはは、やりたい放題だな」 坂本「はっはっは!整備俺は3分しか飛べない、などと言ってたが、十分ではないか!」 バルクホルン「しかし、そろそろ2分を過ぎるが大丈夫なのか?」 シャーリー「今は俺を信じるしかないさ。私たちの力は、全部あいつに託したんだから」 リーネ「お願い、俺君。きっと、芳佳ちゃんを助けてね……」 17 自分:主人公っぽい俺 16遅れてすまんかった!待っててくれてありがとう![sage] 投稿日:2011/07/25(月) 00 47 12.97 ID BBz4+XtP0 [4/27] 宮藤「私の魔法力を全部あげる。だから、お願い、烈風丸。私に烈風斬を撃たせて!」 私の願いが届いたのか、烈風丸から光が吹き出す。体から、力が抜けていくのを感じる。 最後の力を振り絞り、刀を上段に構える。 これを振り下ろせば、全て終わるんだ。 目を瞑り、勢い良く振り下ろす。 さようなら、みんな。俺君。 俺「まったく、宮藤の魔力を独り占めなんて欲張りすぎだろ烈風丸」 烈風丸は、振り下ろされなかった。 振り下ろそうとした私の手を、暖かい誰かの手が握っていた。 私は、この手の感触を知ってる。 宮藤「おれ……くん?」 振り返ると、あんなに会いたかった人が目の前にいた。 俺君だ、俺君が目の前にいる。 一生懸命塞き止めていた物が少しずつ溢れてくる。 18 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 00 50 54.10 ID BBz4+XtP0 [5/27] 宮藤「ふぁ……、ふえ……」 涙が、だめ、止められない。 俺「遅れてごめん。助けにきたぞ」 その言葉と同時に俺君が私を抱き寄せた。 その瞬間、押し止めていた感情が、止められなくなった。 涙が止まらない。俺君だ。俺君がいる。 助けに来てくれた。怖かった。 すっごく怖かったんだよ。 涙が次から次に溢れた。 俺君にギュッと抱きつく。暖かい。 火薬と油の匂いに混じって俺君の匂いがする。 ああ、すごく安心する匂いだ。 俺「宮藤、時間が無い。聞いてくれ」 耳元で俺君が囁く。少し焦ったような声だ。 宮藤「う、うん。ぐすん、わかった」 俺「俺が飛べる時間はあと1分有るかわからないんだ。だから、30秒であのデカイのを落とす。手伝って欲しい」 え?何言ってるの、俺君。 みんなで戦って、それでも倒せなかったんだよ? 俺「俺を信じてくれ。宮藤が力を貸してくれたら、絶対に倒せる」 宮藤「俺君……」 20 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 00 54 36.55 ID BBz4+XtP0 [6/27] そういえば、周りがやけに静かになっている。ネウロイがうじゃうじゃ飛んでるはずなのに。 って、え? 宮藤「あ、あれ?ネウロイがいない!」 あんなにいたネウロイがいなくなってる!小型だけじゃなくて、中型のネウロイまで! もしかして、これって……。 俺「あっ、えっと!小型と中型は、なんかどっか飛んでったみたい!」 俺君が急に早口になった。あはは、なんて笑ってるけど、口元がうねうねしてる。 私には分かる、これは照れ隠しだ。 たぶん、ネウロイは俺君が倒したんだ。 ……凄いな、俺君。 胸に埋めてた顔を、更に深く。 俺「み、宮藤?」 心臓の鼓動がすごく早い。きっと、とっても頑張ってくれたんだ。 宮藤「俺君、本当に強くなったんだね……」 俺「い、いや、その……」 私も、頑張らなくっちゃ。私だって、ウィッチなんだ。 私だって、みんなを守りたい。 宮藤「わかった。私、俺君を信じる」 俺「ほ、ホントか?」 22 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 00 57 52.72 ID BBz4+XtP0 [7/27] 宮藤「うん。教えて?私はどうすればいいの?」 俺「簡単なことだよ」 俺君は笑った。それは、灰色の空を晴らす太陽みたいだった。 俺「宮藤と俺で、烈風斬をぶちかますんだ!」 23 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 01 56.58 ID BBz4+XtP0 [8/27] シャーリー「でもさ、なんかずるくないか?」 バルクホルン「何がだ?」 シャーリー「いやあ、俺のことさ。アイツが今ああやって活躍してるのって、装備のお陰なんじゃないか、ってさ。あのコートだって整備俺が作った物だし」 バルクホルン「なるほど、否定はできんな」 リーネ「でも、俺君は訓練も頑張ってましたし……」 バルクホルン「だが、それによって誰もがあのような力を手に入れ、奮えるわけではない。こう言ったら我々にも当てはまる事だが、俺は特別なんだ」 坂本「いや、天賦の才だけで飛べるほど、この空は優しくない。それにな、バルクホルン」 バルクホルン「なんですか?」 坂本「アイツは、最初はウィッチではなかったんだ。ただの、どこにでもいる少年だったんだ」 バルクホルン「そういえば、そうだったな」 シャーリー「だったら、尚更装備のおかげじゃないですか?ユニットだって……」 坂本「では、そのユニットを履いたのは?」 シャーリー「履いたのは?って、そんなの俺に……あ!」 バルクホルン「なるほど。アイツは自分であの得体の知れない金属の筒に足を突っ込んだ。そして、ウィッチとしての力を得た」 24 自分:主人公っぽい俺 [sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 08 17.81 ID BBz4+XtP0 [9/27] リーネ「そっか!オーバーブーストだって、危険だって言われてたのに自分で使ってました。初めは墜落してしまいましたけど、あれが無かったら今もまだ使われなかったと思います!」 坂本「そうさ、アイツは、人から与えられるのをただ待ってた訳じゃない。いつだって、自分から掴みにいってたんだ。そのせいで失敗もしてきたがな」 シャーリー「そっか、俺はちゃんと自分の力で戦ってたんだな……」 坂本「もっとも、そうなったのは最近らしい。それもどうやら基地に来てからのようだがな」 バルクホルン「軍に入る事で、責任感に目覚めた、という事か?」 整備俺『いやいや、そんなんじゃないですって』 シャーリー「整備俺?」 整備俺『男がいつもより頑張れる理由なんて、一つだけですよ』 坂本「ほう、それは?」 整備俺は俺が閉じこもってた部屋から一歩も動けずにベッドに仰向けに倒れていた。 脚に巻かれた包帯からは血が滲みシーツを赤く染める。 激痛を発するその脚を見ながら、整備俺は精一杯に芝居じみて言い放った。 整備俺『そんなの、好きな女の子のために決まってるじゃないですか』 26 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 17 21.33 ID BBz4+XtP0 [10/27] 宮藤が烈風丸を構える。 それを、後ろから抱きつくような姿勢で宮藤の手を握る。 うわー、さっきも思ったけど宮藤いい匂いする。 って、ダメだダメだ。集中しないと。 宮藤「俺君?これでいいの?」 俺「うん。宮藤はさっきみたいに烈風丸に魔力を流して。流れすぎないように俺がそれを制御する」 宮藤「わかった、いくよ!」 俺「おう!」 烈風丸の刀身が青く激しく輝く。くっそ、烈風丸の魔力を吸い上げる力が強すぎる。 気を抜いたら一瞬で全ての魔力を吸い取られるぞ。 少佐はこんな物を使ってたのか! 俺「この、大人しく、しろっ」 制御なんてもんじゃない、まるでアクセル全開の車を押し止めてるみたいだ! 俺「くおおお、押し切られるっ」 やば、力が抜けはじめた。そろそろタイムリミットに……。 宮藤「俺君、頑張って!!」 27 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 21 04.02 ID BBz4+XtP0 [11/27] その一言で、俺の中の何かが弾けた。 体のどこに残ってたのか分からない力が、急に沸き上がった。 歯を食い縛り、必死に耐える。 もう少し、あとほんの少しだ。 俺「ふぎぐぐぐぬ!!」 輝きが安定する烈風丸。これならいける! 魔眼で敵のコアの位置を確認する。 幸運にも、俺達はちょうどコアが一列に並ぶ位置にいた。 俺「今だ宮藤!」 宮藤「うん!」 烈風丸を振りかざす。 お前、よくもみんなを傷つけたな。 宮藤を、苦しめたな。 絶対に逃がさない。 「「烈風斬!!」」 29 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 27 17.58 ID BBz4+XtP0 [12/27] 振り下ろされる刀から、青い光の束が一気に噴き出す。 まるでギリシャの遺跡にあるようなバカでかい石柱だ。 それが戦艦のように巨大なネウロイを押しつぶし、真っ二つにした。 宮藤「あっ、コアが!」 砕けたコアは二つ。もう一つのコアは、ネウロイを基地まで射ちだしたという巨大な砲へと移動し、分離した。 それは単体でも中型ネウロイと同じサイズはあった。 俺「逃がすか!」 光を貯えはじめた砲身へ向けて、体を一気に加速させる。 みんなから貰った魔力は、あと僅か。それを全て右腕に集める。 すると、右腕がさっきの烈風丸のように光を放ち始めた。 今この腕は、ストライクウィッチーズそのものだ。 皆の思いが、希望が詰まってるんだ。 ネウロイはもう目と鼻の先。 右手で拳を握り、前へ突き出す。 それと同時に、ネウロイが雄叫びを上げ、砲の巨大さに見合うビームを照射した。 避ける暇も、シールドを張る暇も無い。 なら、このまま突き進むまでだ! エンジンを限界出力でブンまわす。オイルが飛び散り、振動の激しさが機体の限界を超えていることを訴えていた。 もうちょっとだけ頑張ってくれ、整備俺さんに直してもらうから。頼むよ翼、溶けないでくれ。 俺「はああああああああ!」 魔力を纏った右拳がビームを切り裂く。 激しい光に目が眩みながら、砲筒の中を突き抜ける。 ――コアまで、残り5m。4、3、2、1。 30 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 36 53.88 ID BBz4+XtP0 [13/27] バキン、という音と手に伝わった衝撃で思わず目を開ける。 暗く、少し広い場所に出た。どうやら砲筒の先に空間があったらしい。 目の前にはきらりと輝く赤い結晶が。 魔眼で確認するまでもない。大きいけど、これがコアだ。 ――どうする?今君は丸腰だ。 俺「そんなの決まってるだろ?俺はいつもどうやってネウロイを倒してきたんだよ?」 ――なるほど、了解したよ。 俺「準備は任せた。ド派手に頼むぞ!」 ――Ya。残った魔力を贅沢に使わせてもらうよ。 脚を開き、腰をひねり、左手を前へ出し、右手を後ろに引き絞る。 ――右手にシールド展開。光熱、雷撃、疾風、付与。怪力、超高速、発動準備完了。さあ、フィナーレだ。 俺「これがストライクウィッチーズの一撃だあああああああああああああ!!!!」 ――撃墜1、確認。Mission erfüllt。 32 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 42 20.86 ID BBz4+XtP0 [14/27] 海に崩れ落ちていくネウロイ。こうなっちゃえば綺麗なもんだな。 俺「はあ、はあ。ざまあみろこのやろー」 ――周囲のネウロイ反応、無し。お疲れ様、ご主人。 俺「うん、お前もありがとうな」 ――あ、そうそう。一つ大事なお知らせがあるんだ。 俺「お知らせ?」 ――あと5秒で魔力が底を突くから。生きてたらまたおしゃべりでもしよう。それじゃ、おやすみ。 俺「へ?」 ユニットから音が消える。 頭の翼と尾羽も消え、景色が上へ流れはじめる。 俺「うわわわああ!結局最後は落ちるのかよおおお!」 結局俺は、着水ギリギリのところで宮藤に助けられた。 艦に戻ると、ふらふらな俺を坂本少佐やシャーリーさんが抱き抱えてくれた。 宮藤も限界だったようで、倒れた宮藤をバルクホルンさんが猛スピードで担いでいった。その後を胸を揺らしながらリーネが追っ駆けていった。 それをなんだかほっとした気持ちで見送った。よかった、いつもの俺の好きなストライクウィッチーズだ。 安心したら一気に意識が遠くなり、俺はシャーリーさんの背中で眠りについた。 33 自分:主人公っぽい俺 このシーン考えたの一月くらいだったなあ(遠い目)[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 47 56.29 ID BBz4+XtP0 [15/27] ルッキーニ「ねえねえ、よしか笑いながら寝てるー」 シャーリー「しー、二人が起きちゃうだろ。よし、宮藤を俺のベッドに運ぶぞ」 ルッキーニ「むふふー、起きたら驚くよ?」 シャーリー「よいしょっと。まあ、ご褒美ってやつさ」 ルッキーニ「それじゃーあたしも二人にごほうびー。んー、ちゅっ、ちゅっ」 シャーリー「はは、ほっぺたにキスか」 ルッキーニ「にひひー。守ってくれてありがとー、よしか、おれー」 シャーリー「……そうだな。ありがとな、二人とも。さて、行くか」 ルッキーニ「はーい!ねえねえシャーリー、あたしお腹すいたー」 シャーリー「魔力切れでぶっ倒れりゃ腹も減るさ。食堂に行こっか」 ルッキーニ「うん!」 36 自分:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 53 12.70 ID BBz4+XtP0 [16/27] 宮藤「ふあ、俺くん……。すう……」 俺「んん、ぐう。宮藤……、むにゃ」 「「大好き……」」 エイラ「……くっそーこんな状況で同じ部屋で寝られるわけないじゃナイカー」 エーリカ「くかー。むにゃ、トゥルーデおかしー……、ぐう」 主人公っぽい俺 17へ進む
https://w.atwiki.jp/bullyse/pages/25.html
主人公の服装(全334種類) 頭(全91種類) 上半身(全113種類) 左腕(全14種類) 右腕(21種類) 下半身(全54種類) 足(全51種類) コーディネート(PS2版は全21種類) 頭(全91種類) アイテム名 効果 入手方法(入手場所) ブルワースキャップー-クラシック チャプター1の転校初日のラッセルのロッカー空けで入手 レスリング用ヘッドギア 体育1終了時に入手 スカルマスク チャプター1「ハロウィンがやってきた」開始時に入手 ニンジャレッド(頭) いたずら大作戦の報酬 野球帽-ブラック 野球帽-レッド&ブラック エッフェル塔の帽子 天才の帽子 バンディットマスク 鍵の掛かったロッカーから入手 防護ヘルメット 生物2(ネズミ)をクリアで入手 ブルワースバイザー-クラシック レーシングハット ブルワースキャップー-チーム ブルワースキャップー-グリーン ブルワースバイザー-グリーン ブルワースバイザー-レッド カボチャの被り物 ハロウィーンのカボチャを全て破壊(シークレット) 狼男の被り物 鍵の掛かったロッカーから入手(ハロウィン後) とんがり帽子 授業に5回失敗する(シークレット) パンダの頭 魚の帽子 生物3(魚)をクリアで入手 カウボーイハット-ブラック トナカイの枝角 バンダナ-ブラック 妖精の帽子 くるみ割り人形の帽子 エイリアンマスク ヘルメット帽 豚の頭 生物5の報酬 お忍びハット 手伝いミッションをクリアする ※ブルワース・タウンの市役所の前 カウボーイハット-ブラウン イヤーフラップ付きキャップ ハンチング-労働組合員 ショートブリムキャップ ハンチング-昔のレーサー ハンチング-ニュースボーイ アーバンハット ビーチハット ウールビーニー-アーバンスタイル ウールビーニー-スノボスタイル ワークキャップ-ブラウン ワークキャップ-ブルー 野球帽-ホワイト&ブルー 野球帽-ホワイト&グリーン 野球帽-ホワイト 野球帽-ブルー&ホワイト 探検家の帽子 マスコットスーツ(頭) マーチングバンドの帽子 音楽4をクリアで入手 フライドポテトの被り物 手伝いミッションをクリアする ※ブルワース・ベイルのバーガーショップの前 インテリの眼鏡 小人(頭) 小人の置物を全て破壊する エドナの仮面 ハロウィーンの墓石を全て破壊(シークレット) ゲームマスター(頭) G Gカードを全て集める バイキングヘルメット 収集品を全て集める バイクヘルメット 自転車レースを1回クリアする シルクハット ポークパイハット ラグスタ”の帽子-ブラック ラグスタ”の帽子-ブラウン ラグスタ”の帽子-グレー 角帽 授業のランク5を全てクリアする 80年代ロックの帽子 ニンジャグリーン(頭) 遠距離武器を1000回命中させる(シークレット) 消防ヘルメット 火災報知器を20回鳴らす(シークレット) クラッシュヘルメット 遊園地のゴーカートレースを1回クリアする BMXヘルメット 自転車レースを全てクリアする ビーニー-グレー ビーニー-レッド ビーニー-ブラック バンダナ-レッド バンダナ-ブルー ミリタリーウールハット ミリタリーハット ミリタリーキャップ キャップ-ブラック&レッド キャップ-イエロー&ブラック キャップ-ホワイト&ブラック キャップ-レッド&カーキ キャップ-パープル&ブラック キャップ-ブルー ニンジャブラック(頭) イヤーブックの完成 ヘンテコな被り物 悪魔キャップ 遊園地でカーニバルチケットと交換 ピエロキャップ 遊園地でカーニバルチケットと交換 パーティハット 天使キャップ 遊園地でカーニバルチケットと交換 もみあげ&サングラス 服を全て購入する パイレーツハット 隠れ海賊を倒す(シークレット) ドリンクハット ソーダを500本飲む(シークレット) 上半身(全113種類) アイテム名 効果 入手方法(入手場所) ブラウンジャケット 最初から所持 パジャマシャツ 最初から所持 ブルワースベスト 最初から所持 ブルワース-ポロシャツ ブルワースパーカー-ブルー ドレミシャツ スケルトンシャツ チャプター1「ハロウィンがやってきた」開始時に入手 ニンジャレッド(上) いたずら大作戦の報酬 マッスルシャツ 生物1(カエル)をクリアで入手 バンドシャツ 唇プリントの長袖Tシャツ ”アクアベリー”セーター ブルワースレターマンジャケット 数学シャツ 灰色のブルワースTシャツ チームポロシャツ チームTシャツ フットボールジャージ バスケットボールジャージ-ホワイト バスケットボールジャージ-レッド バスケットボールジャージ-ブルー ブルワースパーカー-グレー ブルワースパーカー-レッド ブルワースパーカー-グリーン 天文クラブのベスト 一階購買部で購入 スクールセーター トナカイのセーター クリスマスがやってきたの報酬 アークティック迷彩ジャケット ”ShutYourPiHole”Tシャツ エイリアンシャツ 生物4をクリア ブルワーススポーツジャケット 音楽パジャマの上 デニムジャケット フード付きブラックジャケット ボンバージャケット-グリーン コンダクト-パーカー 黒の7番パーカー 黒のジッパー式パーカー ”アーバンスポーツ”長袖Tシャツ 68番の長袖Tシャツ アロハシャツ ティキシャツ ベースボールジャージ-レッド ベースボールジャージ-ブラック ホッケージャージ-ブラック ホッケージャージ-ブルー フットボールジャージ-ブラック フットボールジャージ-グリーン ラグビージャージ-ケルト ラグビージャージ-レッド&グレー サッカーポロシャツ-エメラルド サッカーポロシャツ-スノーホワイト ”Hip2BSquared”Tシャツ 作業シャツ ゲームマスターのチュニック バイクジャージ 自転車レースを1回クリアする タキシード(上) ダッフルコート ”ラグスタ”カジュアルジャケット ”ラグスタ”スポーツジャケット ウールのVネックセーター アーバンパレード・セーター フリースジャケット-コールブラック フリースジャケット-フォレスト フリースジャケット-ダークグレー フリースジャケット-クリムゾンレッド ”アクアベリー”ポロシャツ-ブルー ”アクアベリー”ポロシャツ-ブラウン ”アクアベリー”ポロシャツ-ブラック ”R&R”シャツ-ブルー ”R&R”シャツ-ホワイト ”アクアベリー”シャツ ”アクアベリー”ベスト ニンジャグリーン(上) 遠距離武器1000回命中(シークレット) レザージャケット ボンバージャケット-ブラック タンクトップ-ブラック Tシャツ-ブラック 昔ながらのパンクベスト フォレスト迷彩ジャケット アーミージャケット ロッカー・パーカー ロックオン・スウェット パーカー-グレー パーカー-ブルー パーカー-ブラック アーミーセーター-ブラック アーミーセーター-グリーン パンクパーカー 着古されたネルシャツ 新品のネルシャツ 青のプリントTシャツ 不気味なピエロのTシャツ ヘビメタシャツ 長袖Tシャツ-グレー 長袖Tシャツ-ブラック 長袖Tシャツ-グリーン 長袖Tシャツ-レッド 長袖Tシャツ-ライトブルー 長袖Tシャツ-イエロー 長袖Tシャツ-ダークブルー 長袖Tシャツ-ホワイト タンクトップ-グレー タンクトップ-ブルー Tシャツ-グレー Tシャツ-グリーン Tシャツ-イエロー Tシャツ-レッド Tシャツ-ブルー Tシャツ-ホワイト ニンジャブラック(上) ”コイツはバカ者”Tシャツ タンクトップ-ホワイト 最初から所有 左腕(全14種類) アイテム名 効果 入手方法(入手場所) 黒のデジタルウォッチ リストバンド-ホワイト リストバンド-レッド リストバンド-ブルー 地味な腕時計 クラシックウォッチ スポーツウォッチ-ブラック スポーツウォッチ-ブルー ”アクアベリー”ウォッチ-ホワイトゴールド ”アクアベリー”ウォッチ-シルバー ”アクアベリー”ウォッチ-スチール ”アクアベリー”ウォッチ-ゴールド 安物のデジタルウォッチ ノベルティウォッチ 右腕(21種類) アイテム名 効果 入手方法(入手場所) ワイドリストベルト-ブラック リストバンド-ブルー リストバンド-レッド リストバンド-ホワイト 幸運のリストバンド リストベルト-ブラック リストベルト-ブラウン ワイドリストベルト-ブラウン ブレスレット-オニキス ブレスレット-スチール ブレスレット-シルバー ブレスレット-ゴールド レザーブレスレット-シングル レザーブレスレット-ダブル アーチャーブレス スパイクスタッズブレス-シングル スパイクスタッズブレス-ダブル スクエアスタッズブレス-ダブル ストーンスタッズブレス-シングル 赤いバンダナ ビーズブレスレット 下半身(全54種類) アイテム名 効果 入手方法(入手場所) 白のブリーフ 最初から所持 カジュアルジーンズ 最初から所持 パジャマズボン 最初から所持 スラックス(制服) 最初から所持 スケルトンパンツ ニンジャレッド(下) スウェットパンツ-ブラック ハーフパンツ(制服) 体育着の長ズボン 体育着の短パン-ブルー 体育着の短パン-ホワイト 体育着の短パン-レッド カーゴパンツ-ブラック エイリアンパンツ 音楽パジャマの下 ノンウォッシュジーンズ ハーフパンツ-カーゴ ビーチショーツ 3/4パンツ-ブラック 3/4パンツ-ブラウン 3/4パンツ-カーキ サッカーパンツ-エメラルド サッカーパンツ-スノー ダメージジーンズ カーゴパンツ-デザート カーゴパンツ-ミリタリー スウェットパンツ-グリーン ランニングパンツ 徒歩で41.85kmを移動する 作業ズボン タキシード(下) ”R&R”ハーフパンツ-ブルー ”R&R”ハーフパンツ-カーキ ”R&R”ハーフパンツ-グリーン ”R&R”ハーフパンツ-ワインレッド ”R&R”ハーフパンツ-ブラック ”アクアベリー”スラックス-クリーム ”アクアベリー”スラックス-ダークブルー ニンジャグリーン(下) ”ラグスタ”カジュアルパンツ-ブラック ”ラグスタ”カジュアルパンツ-グレー バイクパンツ 自転車で100kmを移動する ピストルパンツ チェック柄パンクパンツ ハーフジーンズ 迷彩ハーフパンツ カーゴパンツ-フォレスト迷彩 ハーフパンツ-迷彩カーゴ ハーフパンツ-デザートカーゴ ロールアップジーンズ レッドステッチジーンズ トレーニングパンツ ニンジャブラック(下) ピエロズボン 遊園地でカーニバルチケットと交換 小さな水泳パンツ 足(全51種類) アイテム名 効果 入手方法(入手場所) 靴下 最初から所持 クラシックスニーカー 最初から所持 アングストブーツ アーバンローファー-ブラック 安っぽいドレスシューズ 体育靴 アーミーブーツ 生物4をクリア 安っぽいバスケットシューズ ライオットシューズ-ブラック ライオットシューズ-チョコレート ライオットシューズ-キャラメル ライオットシューズ-クラシック アーバンウォーカーキャンバス ブーツ-ブラウン ブーツ-カーキ アーバンローファー-ブラウン ワークブーツ カウボーイブーツ カントリーシューズ ブラウンローファー ワークマンブーツ アーバンウォーカークラシック スケートシューズ イタリアンシューズ カントリーブーツ ”アクアベリー”ブーツ ”アクアベリー”ローファー ”R&R”スエードスニーカー ”ラグスタ”カジュアルスニーカー ”ラグスタ”カジュアルモカシン バイクブーツ ボロボロのブーツ 幅広スニーカー-ブラック&ホワイト スケートシューズ-ブラック 新品のホワイトスニーカー バスケットシューズ-ホワイト ランナー-ブラウン ランナー-ブルー 幅広スニーカー-ブラック&レッド 幅広スニーカー-レッド&ゴールド 幅広スニーカー-グレー 幅広スニーカー-グレー&ホワイト スケートシューズ-ブラウン&カーキ スケートシューズ-レッド スケートシューズ-グリーン ロートップ-ブラウン ロートップ-レッド ロートップ-グリーン ロートップ-グレー ロートップ-ブラック ピエロシューズ 遊園地でカーニバルチケットと交換 コーディネート(PS2版は全21種類) アイテム名 効果 入手方法(入手場所) 下着 2Pコントローラーで全服装入手のチートコードを入力する ジミーの私服 2Pコントローラーで全服装入手のチートコードを入力する 学校の制服 最初から所持 ボクシングウェア(グローブあり) 2Pコントローラーで全服装入手のチートコードを入力する ボクシングウェア お坊ちゃまへの挑戦の報酬 レスリングウェア 体育1をクリア マスコット L1+×(PS2)でブルダンスが出来る イカしたコスチュームの報酬 マスコット(頭パーツなし) 2Pコントローラーで全服装入手のチートコードを入力する リハビリセンター職員の服 ジョニーを捜しての報酬 ハロウィーン衣装 ハロウィーンの報酬 パジャマ 最初から所持 囚人服 芝刈りの懲罰をすべてクリアする ”グレムリンと洞窟”マスター G Gカードをすべて集める 小人 小人の置物を全て破壊する ファーストフード 金ラメスーツ 全ての服を購入する BMXチャンピオン 2Pコントローラーで全服装入手のチートコードを入力する 運動服 2Pコントローラーで全服装入手のチートコードを入力する ニンジャブラック 監督者に気付かれにくい イヤーブックを完成させる ニンジャグリーン 遠距離武器を1000回当てる ニンジャレッド いたずら大作戦の報酬
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/456.html
主人公っぽい俺 8へ戻る 主人公っぽい俺 10へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 235 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 40 40 ID mSGe9cAM [2/7] 前回のあらすじ エーリカ「シャーリーと整備俺ちゅっちゅ」} 236 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 46 50 ID mSGe9cAM [3/7] あのネウロイ襲撃からしばらくたった。俺の体調はすっかり良くなり、訓練も再開し始めている。 明日からはユニットを使っての飛行訓練に入る予定だ。今から格納庫で整備俺さんとその打ち合わせをする。 昼食に出てきた謎のどろりとした液体の味が舌に残っている。隊長は何杯も飲んでたけど一流ウィッチともなると味覚も変わるのかな、などと考えながら格納庫へ向かった。 整備俺「なんとか間に合ったよ。いやあ、内部機関に破損が少なくて助かった」 整備俺さんは作業台の前で椅子に座ってコーヒーを飲んでいる。飲むかと聞かれたが断った。苦いのが嫌いとかじゃ断じてない。口に合わないだけなんだ。 整備俺さんがカップを置き、台の上にかけてあった布を取り払う。 俺「これ、俺の機体……ですか?」 そこには、元通りの形をしたストライカーユニットが横たわっていた。 しかし塗装をしてなく、ギラギラと光を反射している。まるで自分の機体じゃないように感じた。 整備俺「正真正銘ね。塗装は今日中に仕上げるよ。だからそんな顔しないでくれよ」 俺「えっ?あ、嫌っていう事じゃ無いですよ?」 翼を撫でてみる。まるで見知らぬ機体のような、いつもより冷たいような感じがした。 しかし大きなダイヤルや、魔力槽が搭載されている部分がぽこっと膨れてるところを見ると確かに自分の機体なんだとわかる。 237 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 49 04 ID kVcHSpt6 [1/7] 20時予約があるが大丈夫か? 238 名前: 237大丈夫じゃない、問題だ。また明日にでも投下しようかな[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 52 04 ID mSGe9cAM [4/7] 整備俺「やっぱり前と同じ色がいいかい?それとも迷彩とかにしちゃう?」 俺「あー、そうっすね。迷彩、いや元の色が……あえて真っ白に塗って赤青黄色のワンポイントを……」 頭を捻ってると、いつの間にか立ちあがっていた整備俺さんがもう一つカップを持ってきた。 整備俺「ミルク。飲むかい?」 俺「あ、すいません。いただきまーす」 それを受け取って一口。口の中で良い具合に肝油の味を中和してくれた。 整備俺「ははは、まあなるべく早く決めてほしいんだけどね。下手すりゃペンキ塗りたての紙を張り付けて飛ばなきゃいけなくなるぞ?」 俺「それはちょっとやだなー。それじゃ、前と同じ色にしてください」 整備俺さんが少し驚いたように俺を見る。 整備俺「おいおい、まあ早く決めろとは言ったけど別にそんなに早く決めなくてもいいんだぞ?」 239 名前:今日はここまでにします。中途半端ですいません[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 56 05 ID mSGe9cAM [5/7] 俺「大丈夫です。やっぱりこいつはオレンジ色が似合うと思うんすよ」 機体をポンと叩く。さっきは驚いたけど、やっぱりこれは俺が良く知る機体なんだ。 俺の命を救ってくれて、俺を違う世界につれてきてくれた。そして、宮藤や、みんなに出会えた。 空になったカップを台に置く。 整備俺「なるほど、了解しましたよ。実は俺もあのオレンジ色が好きだしねえ」 俺「え、そうなんすか?」 整備俺「ああ。あれは空でもよく目立つ。お前さんが飛んでいてもどこにいるかすぐにわかるんだ」 整備俺さんが空を見上げた。今日は朝から天気が良く、青い空が広がっている。 俺が飛んでいるのをよく見ていたのか。なんだか少し照れくさい。 整備俺「それに何か起きた時に見つけやすい。あの色はそういうために塗られた色なんだろうな」 あれは実験機だしね、と付け加えた。 413 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 32 38 ID IAR0s9iY [1/27] 誰もいない……投下するなら今のうち…… 239 続きから 俺「そうだったんすか。へー、なるほど」 整備俺「おっと」 整備俺さんが台の片隅に置かれていたノートを手に取る。 整備俺「悪かったね、本題のほうを忘れていたよ。エンピツは……あったあった」 椅子に座りなおし、ノートに何か書き始めた。 俺も適当に近くにあった椅子に座る。 整備俺「あ、すまない。立たせっぱなしにしてしまった」 俺「大丈夫ですよ。それで今から具体的に何やるんです?」 整備俺「まあ打ち合わせと言っても特に話し合う事は無いんだ。あるとすりゃ、まあ……」 整備俺さんが機体を見る。エンピツでダイヤル部分を指した。 整備俺「アレ、についてだろうな」 エンピツで頭をぽりぽり掻く。 414 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 36 14 ID IAR0s9iY [2/27] 整備俺「俺としちゃあてっきり隊長からアレの物理的な凍結を指示されると思ってたんだが、それが無かったんだよ。元に戻せとは言われたけど」 どうにもよくわからないと首を傾げている。 整備俺「なあ、お前隊長から何か指示されたのか?それとも隊長に何か言ったのかい?」 俺「えっと、それたぶん俺が原因というか、俺の希望というか」 整備俺「希望?お前がオーバーブーストを使いたいって頼んだのか?」 驚きの表情を浮かべた。やっぱりおかしい事なのかな。それでも、自分の中で思いは固まっている。 俺「もしかしたらまた同じように周りに迷惑をかけてしまうかもしれない、でもあれを制御できたら俺はもっとたくさんの物を守れるようになれると思うんです」 本気なんだと伝わるように、整備俺さんの目を真っすぐ見据える。 整備俺「あれは単なる増強装置じゃないってのは分かっているんだな?それこそお前のウィッチとしての能力も失いかねない物ってことも」 整備俺さんの目つきも険しくなる。はたから見たら睨み合ってるように見えると思う。 俺も視線はそらさない。 俺「わかってるつもりです」 415 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 40 33 ID IAR0s9iY [3/27] 整備俺「……くふふ」 整備俺さんの口角が上がっていく。それにつれて顔全体に笑みが広がる。 整備俺「ふははは!上等だ!上等な少年だよお前!」 そう言うと、立ちあがって俺の頭をわしわし撫でた。突然すぎて面食らってしまった。 整備俺「俺が望んだ台詞だそれは。俺の願った展開だよこれは」 なんだか目がキラキラ輝いている。いや、ギラギラだろうか。 整備俺「オーバーブーストにはいくつか欠点があるし今すぐには無理だ。だけど俺が必ずなんとかする」 俺に任せろ、というような顔をしている。その表情がいつも以上に頼もしく感じさせた。もし兄がいるのなら、こんな感じなんだろうか。 シャーリー「おーい俺ー、少佐が呼んでるぞー」 シャーリーさんが入口から顔を出した。 俺「あ、はーい!えっと、でも」 返事をしつつ整備俺さんを見る。まだ打ち合わせが終わってない。 416 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 41 39 ID IAR0s9iY [4/27] 整備俺「行っても大丈夫だよ。もう体は治ってるんなら明日は今まで通りに飛べるはずさ。恐らく軽い飛行だけだろうしねえ」 俺「えっと、それなら失礼します。ユニット直してくれてありがとうございました。今行きますシャーリーさん!」 整備俺さんに礼を言い、入口へ向けて走った。 シャーリー「場所は広間だ。そんなに急がなくてもいーぞー」 俺「了解っすー」 答えながら横を抜けて広間へ向かった。走りながら考えるのはこれからのことだ。 今度こそオーバーブーストを成功させる。そのためには何をすればいいのか、正直よく分からない。 とにかく今は出来ることをやるしかないだろう。少しずつでも力をつけていかなければいけないんだ。。 整備俺さんも協力してくれる。それが凄く嬉しくて頼もしかった。 廊下を蹴る脚にもいつもより力が入っていた。 417 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 42 19 ID IAR0s9iY [5/27] シャーリー「よう、なんか機嫌いいみたいだな」 シャーリーが手をひらひらさせながら歩いてきた。表情に出ているんだろうか。 整備俺「あ、わかった?いやあ、久しぶりにワクワクしてきたよ」 エンピツをくるくる回す。失敗して彼方へ飛んでいった。 シャーリー「ヘッタクソー。ほら」 わざわざ拾ってくれた。少しかがんだから胸が強調される。 相変わらず凄まじい破壊力だ。 整備俺「あ、ああ。ありがとね」 シャーリー「どこ見てたんだよー?そんなに気になるのかー?」 ふふん、と胸を張る。そんなに大きいモノが気にならない男なんかいるはずないだろうと思う。 整備俺「女の子がそんなにはしたない事しちゃいけません」 軽く頭をチョップする。なにすんだよーと抗議されたが聞き流す。 418 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 47 17 ID IAR0s9iY [6/27] シャーリー「んで?一体どうしたんだ?」 整備俺「ああ、今アイツと話してたんだけどね。アイツはまたオーバードライブを使いたいと言ったんだよ」 シャーリー「え……」 シャーリーの表情が固まる。 整備俺「俺は、それを全力でサポートすると約束した」 固まった表情が驚愕を表すものへと変わっていく。 シャーリー「そんな、何言ってんだお前……!」 俺の胸倉に掴み掛かりまくし立てる。その勢いで作業台の上の工具が激しい音を立てて地面にぶつかった。 419 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 51 08 ID IAR0s9iY [7/27] シャーリー「ふざけるな!何考えてんだ!」 シャーリー「あれのせいでアイツは墜落したようなもんじゃないか!」 シャーリー「それともお前はもう一度アイツを、『俺』を海に叩き込みたいのか!?」 怒鳴り終えても手に込めた力を緩めず、俺を睨み付けている。 彼女の腕を掴み、目を見返す。 整備俺「大丈夫、俺がアイツを二度と墜とさせない」 整備俺「そのためのアイディアがこいつさ」 彼女の腕を離し、足元に置いていた木箱に手を突っ込む。布の感触を確かめ、それを引っ張り出す。 整備俺「ズボンだ!」 その瞬間、音速の張り手が飛んできた。室内にパーンと快音が響き渡る。 脳を揺さぶられ飛びかけた意識を、なんとか繋ぎ止めた。 420 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 53 21 ID V7DOKEvU うむ、これはしかたがないwww 421 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 55 13 ID IAR0s9iY [8/27] 整備俺「ちょ、ちょっと待ってシャーリーさん……」 シャーリー「うるさい!ふざけるのもいい加減にしろー!」 整備俺「うわわ、スパナは駄目だってストップストップ!」 シャーリー「まてー!!」 あまり嬉しくない追いかけっこは三十分続いた。 整備俺「あー、死ぬかと思った……」 シャーリー「で、一体なんのつもりなんだよお前は……」 怒り半分呆れ半分といった顔のシャーリー。 それを説明しようと思ってズボンを取り出したのに……。 整備俺「だから、このズボンにも使われている魔法糸を使うのさ」 シャーリー「へ?」 整備俺「おそらく、オーバーブーストを制御できなくなる原因は体に収まりきらなくなった魔力によるものだ」 422 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 56 04 ID IAR0s9iY [9/27] オーバーブーストの仕組みや過去の研究データなどからそう結論つけた。 自分のキャパシティを超えたエネルギーが体に無理やり流し込まれるんだ。 気絶するのも無理は無い。 整備俺「そこで、処理できない魔力を魔法糸から吸収してなんらかの魔法にして消化しちゃえばいいって考えたわけ」 シャーリー「あー、なるほどなー」 整備俺「まあ具体的にどうやって布に魔法を施すかはこれから調べるんだけどね」 正直、そこらへんは全くの専門外。部隊内にそのへんの技術に精通した人物がいれば早いんだけども。 シャーリー「ふーん……。なあ、坂本少佐の刀を見たことあるか?」 整備俺「ん?そりゃここから飛んでくんだからしょっちゅう見るけど」 シャーリー「あれは、防御魔法を仕込んであるんだ。なんでも少佐が自分で鍛えたらしいぞ」 坂本少佐の戦闘は何度か目にしたが、何故ただの鉄で作られた刀でビームを弾けるのか不思議だった。 まさかそんなカラクリがあったとは。 423 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 04 01 50 ID IAR0s9iY [10/27] 整備俺「そんなことが出来るのか……。よし、ちょっと少佐の所に行ってくるよ」 ノートとペンを持って立ち上がる。そんな俺の様子を見てシャーリーが慌てた。 シャーリー「お、おい!私はまだ納得してないぞ!」 整備俺「分かってるさ。勝手だけど、これから徐々に納得していって欲しい」 シャーリー「待てって!」 俺の作業服の裾を掴んだ。出口へ向けていた足を止め、彼女のほうへ向き直る。 整備俺「ごめん、シャーリー。でも、俺にはこんなことしか出来ないんだ」 整備俺「俺に出来ることは限られてるんだ。なら、せめてその限られた範囲の限界いっぱいまではやらせてくれないかな?」 424 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 04 04 49 ID IAR0s9iY [11/27] シャーリー「……わかった」 整備俺「……ありがとね。それじゃ行ってくるよ」 シャーリー「待って」 呼び止められて、振り向きざまにキスをされた。その魅力的な感触をしばらく味わっていたかったが、すぐに離れられてしまった。 彼女を見ると、目こそ睨んでいるが顔は真っ赤になっている。 整備俺「なんかあれだね、いってらっしゃいのキスみたいだ」 シャーリー「うるさい、はやく行けバカ!」 図星だったようだ。レンチを振りかぶったので、慌てて格納室を飛びだした。 425 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 04 08 37 ID IAR0s9iY [12/27] シャーリー「いってらっしゃいのキスって……まるで夫婦じゃないか」 部屋に残ったシャーリーが、自身の唇を指でなぞる。 怒ったような口調だが、頬が上がりきった表情から間逆の感情が読み取れる。 シャーリー「いってらっしゃいダーリン、なんてな。今度試しに言ってみよっかな」 笑みを浮かべながら彼女は工具を片手に愛機のほうへ歩いていった。 主人公っぽい俺 10へ続く
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1507.html
主人公っぽい俺 8へ戻る 主人公っぽい俺 10へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 235 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 40 40 ID mSGe9cAM [2/7] 前回のあらすじ エーリカ「シャーリーと整備俺ちゅっちゅ」} 236 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 46 50 ID mSGe9cAM [3/7] あのネウロイ襲撃からしばらくたった。俺の体調はすっかり良くなり、訓練も再開し始めている。 明日からはユニットを使っての飛行訓練に入る予定だ。今から格納庫で整備俺さんとその打ち合わせをする。 昼食に出てきた謎のどろりとした液体の味が舌に残っている。隊長は何杯も飲んでたけど一流ウィッチともなると味覚も変わるのかな、などと考えながら格納庫へ向かった。 整備俺「なんとか間に合ったよ。いやあ、内部機関に破損が少なくて助かった」 整備俺さんは作業台の前で椅子に座ってコーヒーを飲んでいる。飲むかと聞かれたが断った。苦いのが嫌いとかじゃ断じてない。口に合わないだけなんだ。 整備俺さんがカップを置き、台の上にかけてあった布を取り払う。 俺「これ、俺の機体……ですか?」 そこには、元通りの形をしたストライカーユニットが横たわっていた。 しかし塗装をしてなく、ギラギラと光を反射している。まるで自分の機体じゃないように感じた。 整備俺「正真正銘ね。塗装は今日中に仕上げるよ。だからそんな顔しないでくれよ」 俺「えっ?あ、嫌っていう事じゃ無いですよ?」 翼を撫でてみる。まるで見知らぬ機体のような、いつもより冷たいような感じがした。 しかし大きなダイヤルや、魔力槽が搭載されている部分がぽこっと膨れてるところを見ると確かに自分の機体なんだとわかる。 237 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 49 04 ID kVcHSpt6 [1/7] 20時予約があるが大丈夫か? 238 名前: 237大丈夫じゃない、問題だ。また明日にでも投下しようかな[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 52 04 ID mSGe9cAM [4/7] 整備俺「やっぱり前と同じ色がいいかい?それとも迷彩とかにしちゃう?」 俺「あー、そうっすね。迷彩、いや元の色が……あえて真っ白に塗って赤青黄色のワンポイントを……」 頭を捻ってると、いつの間にか立ちあがっていた整備俺さんがもう一つカップを持ってきた。 整備俺「ミルク。飲むかい?」 俺「あ、すいません。いただきまーす」 それを受け取って一口。口の中で良い具合に肝油の味を中和してくれた。 整備俺「ははは、まあなるべく早く決めてほしいんだけどね。下手すりゃペンキ塗りたての紙を張り付けて飛ばなきゃいけなくなるぞ?」 俺「それはちょっとやだなー。それじゃ、前と同じ色にしてください」 整備俺さんが少し驚いたように俺を見る。 整備俺「おいおい、まあ早く決めろとは言ったけど別にそんなに早く決めなくてもいいんだぞ?」 239 名前:今日はここまでにします。中途半端ですいません[sage] 投稿日:2011/04/03(日) 19 56 05 ID mSGe9cAM [5/7] 俺「大丈夫です。やっぱりこいつはオレンジ色が似合うと思うんすよ」 機体をポンと叩く。さっきは驚いたけど、やっぱりこれは俺が良く知る機体なんだ。 俺の命を救ってくれて、俺を違う世界につれてきてくれた。そして、宮藤や、みんなに出会えた。 空になったカップを台に置く。 整備俺「なるほど、了解しましたよ。実は俺もあのオレンジ色が好きだしねえ」 俺「え、そうなんすか?」 整備俺「ああ。あれは空でもよく目立つ。お前さんが飛んでいてもどこにいるかすぐにわかるんだ」 整備俺さんが空を見上げた。今日は朝から天気が良く、青い空が広がっている。 俺が飛んでいるのをよく見ていたのか。なんだか少し照れくさい。 整備俺「それに何か起きた時に見つけやすい。あの色はそういうために塗られた色なんだろうな」 あれは実験機だしね、と付け加えた。 413 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 32 38 ID IAR0s9iY [1/27] 誰もいない……投下するなら今のうち…… 239 続きから 俺「そうだったんすか。へー、なるほど」 整備俺「おっと」 整備俺さんが台の片隅に置かれていたノートを手に取る。 整備俺「悪かったね、本題のほうを忘れていたよ。エンピツは……あったあった」 椅子に座りなおし、ノートに何か書き始めた。 俺も適当に近くにあった椅子に座る。 整備俺「あ、すまない。立たせっぱなしにしてしまった」 俺「大丈夫ですよ。それで今から具体的に何やるんです?」 整備俺「まあ打ち合わせと言っても特に話し合う事は無いんだ。あるとすりゃ、まあ……」 整備俺さんが機体を見る。エンピツでダイヤル部分を指した。 整備俺「アレ、についてだろうな」 エンピツで頭をぽりぽり掻く。 414 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 36 14 ID IAR0s9iY [2/27] 整備俺「俺としちゃあてっきり隊長からアレの物理的な凍結を指示されると思ってたんだが、それが無かったんだよ。元に戻せとは言われたけど」 どうにもよくわからないと首を傾げている。 整備俺「なあ、お前隊長から何か指示されたのか?それとも隊長に何か言ったのかい?」 俺「えっと、それたぶん俺が原因というか、俺の希望というか」 整備俺「希望?お前がオーバーブーストを使いたいって頼んだのか?」 驚きの表情を浮かべた。やっぱりおかしい事なのかな。それでも、自分の中で思いは固まっている。 俺「もしかしたらまた同じように周りに迷惑をかけてしまうかもしれない、でもあれを制御できたら俺はもっとたくさんの物を守れるようになれると思うんです」 本気なんだと伝わるように、整備俺さんの目を真っすぐ見据える。 整備俺「あれは単なる増強装置じゃないってのは分かっているんだな?それこそお前のウィッチとしての能力も失いかねない物ってことも」 整備俺さんの目つきも険しくなる。はたから見たら睨み合ってるように見えると思う。 俺も視線はそらさない。 俺「わかってるつもりです」 415 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 40 33 ID IAR0s9iY [3/27] 整備俺「……くふふ」 整備俺さんの口角が上がっていく。それにつれて顔全体に笑みが広がる。 整備俺「ふははは!上等だ!上等な少年だよお前!」 そう言うと、立ちあがって俺の頭をわしわし撫でた。突然すぎて面食らってしまった。 整備俺「俺が望んだ台詞だそれは。俺の願った展開だよこれは」 なんだか目がキラキラ輝いている。いや、ギラギラだろうか。 整備俺「オーバーブーストにはいくつか欠点があるし今すぐには無理だ。だけど俺が必ずなんとかする」 俺に任せろ、というような顔をしている。その表情がいつも以上に頼もしく感じさせた。もし兄がいるのなら、こんな感じなんだろうか。 シャーリー「おーい俺ー、少佐が呼んでるぞー」 シャーリーさんが入口から顔を出した。 俺「あ、はーい!えっと、でも」 返事をしつつ整備俺さんを見る。まだ打ち合わせが終わってない。 416 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 41 39 ID IAR0s9iY [4/27] 整備俺「行っても大丈夫だよ。もう体は治ってるんなら明日は今まで通りに飛べるはずさ。恐らく軽い飛行だけだろうしねえ」 俺「えっと、それなら失礼します。ユニット直してくれてありがとうございました。今行きますシャーリーさん!」 整備俺さんに礼を言い、入口へ向けて走った。 シャーリー「場所は広間だ。そんなに急がなくてもいーぞー」 俺「了解っすー」 答えながら横を抜けて広間へ向かった。走りながら考えるのはこれからのことだ。 今度こそオーバーブーストを成功させる。そのためには何をすればいいのか、正直よく分からない。 とにかく今は出来ることをやるしかないだろう。少しずつでも力をつけていかなければいけないんだ。。 整備俺さんも協力してくれる。それが凄く嬉しくて頼もしかった。 廊下を蹴る脚にもいつもより力が入っていた。 417 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 42 19 ID IAR0s9iY [5/27] シャーリー「よう、なんか機嫌いいみたいだな」 シャーリーが手をひらひらさせながら歩いてきた。表情に出ているんだろうか。 整備俺「あ、わかった?いやあ、久しぶりにワクワクしてきたよ」 エンピツをくるくる回す。失敗して彼方へ飛んでいった。 シャーリー「ヘッタクソー。ほら」 わざわざ拾ってくれた。少しかがんだから胸が強調される。 相変わらず凄まじい破壊力だ。 整備俺「あ、ああ。ありがとね」 シャーリー「どこ見てたんだよー?そんなに気になるのかー?」 ふふん、と胸を張る。そんなに大きいモノが気にならない男なんかいるはずないだろうと思う。 整備俺「女の子がそんなにはしたない事しちゃいけません」 軽く頭をチョップする。なにすんだよーと抗議されたが聞き流す。 418 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 47 17 ID IAR0s9iY [6/27] シャーリー「んで?一体どうしたんだ?」 整備俺「ああ、今アイツと話してたんだけどね。アイツはまたオーバードライブを使いたいと言ったんだよ」 シャーリー「え……」 シャーリーの表情が固まる。 整備俺「俺は、それを全力でサポートすると約束した」 固まった表情が驚愕を表すものへと変わっていく。 シャーリー「そんな、何言ってんだお前……!」 俺の胸倉に掴み掛かりまくし立てる。その勢いで作業台の上の工具が激しい音を立てて地面にぶつかった。 419 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 51 08 ID IAR0s9iY [7/27] シャーリー「ふざけるな!何考えてんだ!」 シャーリー「あれのせいでアイツは墜落したようなもんじゃないか!」 シャーリー「それともお前はもう一度アイツを、『俺』を海に叩き込みたいのか!?」 怒鳴り終えても手に込めた力を緩めず、俺を睨み付けている。 彼女の腕を掴み、目を見返す。 整備俺「大丈夫、俺がアイツを二度と墜とさせない」 整備俺「そのためのアイディアがこいつさ」 彼女の腕を離し、足元に置いていた木箱に手を突っ込む。布の感触を確かめ、それを引っ張り出す。 整備俺「ズボンだ!」 その瞬間、音速の張り手が飛んできた。室内にパーンと快音が響き渡る。 脳を揺さぶられ飛びかけた意識を、なんとか繋ぎ止めた。 420 名前:集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて![sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 53 21 ID V7DOKEvU うむ、これはしかたがないwww 421 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 55 13 ID IAR0s9iY [8/27] 整備俺「ちょ、ちょっと待ってシャーリーさん……」 シャーリー「うるさい!ふざけるのもいい加減にしろー!」 整備俺「うわわ、スパナは駄目だってストップストップ!」 シャーリー「まてー!!」 あまり嬉しくない追いかけっこは三十分続いた。 整備俺「あー、死ぬかと思った……」 シャーリー「で、一体なんのつもりなんだよお前は……」 怒り半分呆れ半分といった顔のシャーリー。 それを説明しようと思ってズボンを取り出したのに……。 整備俺「だから、このズボンにも使われている魔法糸を使うのさ」 シャーリー「へ?」 整備俺「おそらく、オーバーブーストを制御できなくなる原因は体に収まりきらなくなった魔力によるものだ」 422 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03 56 04 ID IAR0s9iY [9/27] オーバーブーストの仕組みや過去の研究データなどからそう結論つけた。 自分のキャパシティを超えたエネルギーが体に無理やり流し込まれるんだ。 気絶するのも無理は無い。 整備俺「そこで、処理できない魔力を魔法糸から吸収してなんらかの魔法にして消化しちゃえばいいって考えたわけ」 シャーリー「あー、なるほどなー」 整備俺「まあ具体的にどうやって布に魔法を施すかはこれから調べるんだけどね」 正直、そこらへんは全くの専門外。部隊内にそのへんの技術に精通した人物がいれば早いんだけども。 シャーリー「ふーん……。なあ、坂本少佐の刀を見たことあるか?」 整備俺「ん?そりゃここから飛んでくんだからしょっちゅう見るけど」 シャーリー「あれは、防御魔法を仕込んであるんだ。なんでも少佐が自分で鍛えたらしいぞ」 坂本少佐の戦闘は何度か目にしたが、何故ただの鉄で作られた刀でビームを弾けるのか不思議だった。 まさかそんなカラクリがあったとは。 423 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 04 01 50 ID IAR0s9iY [10/27] 整備俺「そんなことが出来るのか……。よし、ちょっと少佐の所に行ってくるよ」 ノートとペンを持って立ち上がる。そんな俺の様子を見てシャーリーが慌てた。 シャーリー「お、おい!私はまだ納得してないぞ!」 整備俺「分かってるさ。勝手だけど、これから徐々に納得していって欲しい」 シャーリー「待てって!」 俺の作業服の裾を掴んだ。出口へ向けていた足を止め、彼女のほうへ向き直る。 整備俺「ごめん、シャーリー。でも、俺にはこんなことしか出来ないんだ」 整備俺「俺に出来ることは限られてるんだ。なら、せめてその限られた範囲の限界いっぱいまではやらせてくれないかな?」 424 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 04 04 49 ID IAR0s9iY [11/27] シャーリー「……わかった」 整備俺「……ありがとね。それじゃ行ってくるよ」 シャーリー「待って」 呼び止められて、振り向きざまにキスをされた。その魅力的な感触をしばらく味わっていたかったが、すぐに離れられてしまった。 彼女を見ると、目こそ睨んでいるが顔は真っ赤になっている。 整備俺「なんかあれだね、いってらっしゃいのキスみたいだ」 シャーリー「うるさい、はやく行けバカ!」 図星だったようだ。レンチを振りかぶったので、慌てて格納室を飛びだした。 425 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/04/05(火) 04 08 37 ID IAR0s9iY [12/27] シャーリー「いってらっしゃいのキスって……まるで夫婦じゃないか」 部屋に残ったシャーリーが、自身の唇を指でなぞる。 怒ったような口調だが、頬が上がりきった表情から間逆の感情が読み取れる。 シャーリー「いってらっしゃいダーリン、なんてな。今度試しに言ってみよっかな」 笑みを浮かべながら彼女は工具を片手に愛機のほうへ歩いていった。 主人公っぽい俺 10へ続く
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1079.html
主人公っぽい俺 6へ戻る 主人公っぽい俺 8へ続く 主人公っぽい俺 一覧へ戻る 14 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20 13 50.01 ID epHujB7C0 10 エイラさんあざーす 俺「ストライクウィッチーズだっていいじゃないカ」 617から ~前回までのあらすじ~(BGM 次回予告のあのラッパのやつ) ネウロイに急襲され、基地を守るために禁止されていた機能『オーバーブースト』を使用する俺。 ネウロイを圧倒する力を見せるもその負担は大きく気絶し海へ落下してしまう。 使い魔の助言を得て次こそは、と意気込むであったが、エーリカに両機の危険を考えなかったことを指摘される。 苦悩する俺の叫び声が基地に木霊するのであった……。 15 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20 15 47.30 ID epHujB7C0 ドアの前に立つだけでドキドキしてくる。落ち着かないと。深呼吸をする。 思い切ってドアを開けた。 宮藤「あ、あのっ!俺君!」 俺「ほわあ!?」 俺君がベッドの上で三点倒立をしてた。 宮藤「えっと、あの、また後で来るね……」 俺「待って待って目をそらさないで」 宮藤「えと、何やってたの?」 おそるおそる聞いてみた。 俺「いや、なんか悩んだときは倒立すると閃くよって昔近所のおまわりさんが言ってて……」 俺君がベッドに座って小さくなる。なんだか可愛い。 宮藤「ふふっ」 俺「!?」 16 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20 27 23.80 ID epHujB7C0 俺「ハナデワラワレタ…」 しまった。 俺君がさらに小さくなった。 何て言って励まそうか考えてると、俺君が呟いた。 俺「それ……」 宮藤「え?」 俺「腕……、折れたのか?」 俺君はうつむいたままだ。 私の腕には、ギプスが付けられていた。 宮藤「あ、うん。でもヒビが入ったくらいだって先生が」 あの時、ネウロイの攻撃で壁が崩れて私とルッキーニちゃんに降り掛かった。 正直、本当に死んでしまうと思ったし普通なら死んでたんだろう。 もし、私達が『ウィッチ』じゃなかったら。 無意識に魔法を使っていたらしく、瓦礫が直撃したけど骨折程度で済んだ。 17 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20 29 52.73 ID epHujB7C0 宮藤「みんなの治療をしてたら魔力が切れちゃって、えへへ」 負傷者は出たけど、全員大した怪我じゃなくてよかった。 俺「……」 宮藤「俺君?どうしたの、どこか痛むの?」 俺君の肩が震える。 顔を覗き込もうとした瞬間突然俺君が立ち上がり、壁の前に立った。 そして、 俺「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 叫びながら、壁に思いっきり頭を打ちつけた。 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20 41 36.89 ID YHp4zo3eP お、主人公じゃないか久しぶりだ支援 19 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20 45 09.31 ID epHujB7C0 宮藤「きゃ!」 反動でそのまま床に倒れそうになるのを慌てて抱き止める。 宮藤「お、俺君大丈夫!?」 俺君はフラフラと立ち上がりまた壁に向かう。 宮藤「やめて!!」 俺君の肩がびくっと跳ねる。壁にゆっくり頭をつけると、また体が震えだした。 俺「…う、ぐすっ」 涙をこらえるているんだろう。 いつもよりも、俺君の体がずっと小さく見える。 俺君の背中に、そっと手をあてる。 震えや、熱が直接私に伝わってくる。 20 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20 48 31.68 ID epHujB7C0 宮藤「俺君は……みんなを守ってくれたんだよ?俺君がいてくれたから……」 俺「ぐっ、ずず……」 背中に耳をつけてみる。さっきよりも、もっと濃く伝わる熱と震え。 そして、力強い心臓の鼓動。それらをもっと感じたくて、目を閉じる。 宮藤「守ってくれて、ありがとう」 俺「――――――――!!」 21 名前:俺「―――――――ッ!」だとバキっぽいから直前で変更した。いい判断だったと思う。[] 投稿日:2011/02/08(火) 20 51 50.85 ID epHujB7C0 ――俺君の泣き声が部屋に響き渡る。 ――それが止むまで、私はずっと俺君の背中に寄り添っていた。 22 名前:主俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21 00 41.42 ID epHujB7C0 宮藤「ねえ、俺君」 俺「何?」 宮藤「こうしてると、嫌?」 俺「……嫌じゃない」 宮藤「じゃあ、恥ずかしい?」 俺「……少し」 宮藤「そう、じゃあもう離れるね」 俺「……もうちょっとだけこのままがいい」 宮藤「私でいいの?」 俺「宮藤がいい」 宮藤「……俺君の心臓、凄くドキドキしてる」 俺「う……」 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 21 03 28.34 ID iRMDdye70 俺の心臓もドキドキしてきた支援 24 名前:主俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21 04 23.59 ID epHujB7C0 宮藤「あ、そういえば……」 俺「え?」 宮藤「このあいだ、訓練中にシャーリーさんと抱き合ってたよね?」 俺「………」 宮藤「あ、さっきよりもドキドキしてる」 俺「見てたの?アレ。」 宮藤「うん。見ちゃった」 俺「えっと……シャーリーさんフラれちゃったんだってさ」 宮藤「え?」 25 名前:新ジャンル「小悪魔ヨシカ」} どうでしょう 誰か書いてくれ[] 投稿日:2011/02/08(火) 21 08 05.56 ID epHujB7C0 俺「誰に、とかはちょっと言えないけどさ、それで胸貸してくれって言われて」 宮藤「……」 俺「って、すげえ嘘くさいけどさ。本当なんだ」 宮藤「なーんだ、そうだったんだ」 俺「信じてくれるのか?」 宮藤「うん、俺君のこと信じたいから」 俺「ありがとな……。あ、フラれた事は他の人に内緒にしといてくれよ?」 宮藤「うん、もちろん」 俺「えと、あとさ。」 宮藤「なに?」 俺「冷静になってきてこの状況がだいぶ恥ずかしくなってきた……」 宮藤「え、あっ……」 26 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21 14 54.94 ID epHujB7C0 宮藤がパッと離れる。 宮藤「あ、あの、今のは、その、ね?えっと」 振り向くと、顔をこれでもかと赤くした宮藤と目が合った。 ほんの一瞬だけ見つめ合って。ハッとして慌てて目を逸らす。 宮藤も同じタイミングで目を逸らした。 俺「うあ、いや、その、うん、わかってる」 何を分かったんだ俺。 宮藤「あ!私ごはんの支度しないと!」 俺「う、うん。そうなんだ。が、がんばってね?」 宮藤「じゃ、じゃあ、またね!」 俺「おっおう!」 28 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21 24 37.00 ID epHujB7C0 よくわからないやり取りの後、宮藤は廊下へ飛び出していった。 体から力が抜け、ベッドに倒れ込んだ。 なんていうか、よくわかんないけど。悩んでたことも吹っ飛んで。 ごちゃごちゃしてた頭の中も真っ白になった。 心に絡まってたあらゆる糸がふっきれたような、そしてそこに温かい風が吹くような心地良さを感じていた。 俺「なんか、いいな……」 ふと、右手が熱くなるのを感じた。 魔力の流れ道が治ってきているのかもしれない。 一番護りたい人を、護りきれなかったこの手。 そのまま拳を握り、天井に向けて腕を伸ばす。 俺「……次こそは、全部護りきってやる」 右手がほんのり青く光った。 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 22 40 32.24 ID i+NwGCKx0 扶桑皇国軍歌「必殺・思い出ダイヤリー言葉攻めのチカラ」} 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 00 58.86 ID nPI5aB/n0 で、ちょくえだちゃんの『必殺・思い出ダイヤリー言葉攻めのチカラ』はいつ発売すんの? 315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 04 33.05 ID nPI5aB/n0 ちょっとSW世界のアニメイト行って予約してくる エーット海に入ればいけるんだったよな? ちょっと行ってくるわ。 318 名前: 315 俺のも買っといて[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 07 32.51 ID 6uXFhA9I0 ~前回のあらすじ~ 推奨BGM 自身の不甲斐なさに憤る俺。 そんな俺を優しく救ったのは、宮藤だった。 宮藤の誤解も解け、急接近する二人の距離。 優しい彼女を護るため、俺は決意を新たにする。 俺「……次こそは、全部護りきってやる」 俺は、彼女たちを守れるのか。 それはまだ、誰にも分からない。 319 名前:渾身のネタが無反応だった時のお腹の痛さは異常 子供でも生むのか俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 12 41.75 ID 6uXFhA9I0 俺が目覚めてから数日後、過度の運動は禁止という条件付きながらも復帰した。 復帰後の初任務はというと、 俺「始末書……ってどうやって書くんすか?」 エーリカ「ふっふっふ、私が教えてあげよーう。私ほどになると好きなお菓子について考えながらでも書けるようになるのだー」 俺「それは……凄いのかダメなのか分かんないっすね」 エーリカ「まあ一度考えてた事をうっかり書いちゃってミーナにめちゃくちゃ怒られたけどね」 俺「出来てないじゃないですか!完全にダメじゃないっすか!」 エーリカさん指導のもと、オーバーブースト無断使用についての反省文やら始末書やらを書いていた。 320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 14 42.83 ID Qp2n4IAB0 わかる・・・ 支援 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 15 59.44 ID AsWac9bJ0 どんまい でも分かんないんだ、ごめんな… 支援持ってけって 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 16 16.81 ID ph6HuOo90 痛みを快感に変えるトレーニング 毎週火曜13:00~ 支援 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 17 20.43 ID nPI5aB/n0 安心しろ俺なんて投下するたびにその痛みを味わってるから 支援 324 名前:俺、強くなるんだ。だだすべりにも負けないくらいに。[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 19 24.70 ID 6uXFhA9I0 学校じゃあ優等生では無かったけどそれなりに真面目で通ってた俺には結構凹む作業だ。 俺「反省文書かされるなんて今まで一度も無かったんだけどなぁ」 エーリカ「ん?そうなの?意外だよ」 俺「そうっすか?禁止されてる事をやろうなんて絶対しなかったっすよ。今も好き好んでしようとは思わないですけど」 エーリカ「ふーん、信じられないなあ。あの戦い方を見ちゃうとなー」 エーリカさんが飛び乗るように俺の机に座る。 俺「ああちょっとー、始末書少し折れ曲がっちゃったじゃないすかー」 俺の苦情を全く気にする様子もない。 325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 20 16.21 ID SyZ5xO2rO 俺は変態だから快感だよ 支援 326 名前:おかしい…俺は基本Mだったはずなのに気持ちよくないぞ……[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 23 56.86 ID 6uXFhA9I0 エーリカ「あんな格闘戦、リスクを嫌う人はなかなかやらないね」 俺「そうなんすか?ところで始末書って折れちゃっても大丈夫なんすかコレ」 エーリカ「ダメじゃない?」 あっさりと。 俺「ちょっとおおお!また書き直しじゃないっすかあああ!」 エーリカ「やっぱり俺は戦闘になると熱くなるタイプだねー。たまにいるんだ、そーゆー人」 嘆く俺には目もくれず、エーリカさんは飄々と語る。 俺「もー、これ隊長大目に見てくれないかなぁ……」 エーリカ「諦めて書き直そーよー。私もうお腹ぺこぺこだよー」 俺「誰のせいだと思ってんすか!」 327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 28 23.41 ID ASgm7fLP0 一つだけ言っておこう gdgd言うなら投下してからにしろ 無言で耐えてこそ痛みが血肉の一分となるのだ 328 名前: 327 教官……![sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 30 47.79 ID 6uXFhA9I0 エーリカ「え、そりゃ命令違反をした人のせいだよ?」 俺「ぐっ、何も言い返せない……」 結局また始めから書き直すことにした。 書き終わった頃には日が傾き始めていた。 俺「終わった……。んじゃコレ隊長によろしくお願いします」 書きあがった始末書をエーリカさんに渡す。 エーリカ「はーい、おっつかれー。どれどれっと……」 エーリカさんがそれを読む。 俺「あ、ちょっとなんで読んでんすか」 エーリカ「いーじゃん別にー。それにしてもなかなかはっちゃけた事書いてるねー」 330 名前:名前欄で遊び過ぎだってお姉ちゃんに怒られた[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 35 48.83 ID 6uXFhA9I0 俺の書いたそれは、始末書というよりも『オーバーブースト』の使用許可嘆願書だった。 俺「えっと、反省してない訳じゃないです。あの行動は正しかったかどうかもやっぱり分からないです」 エーリカ「だけど?」 エーリカさんは笑っている。きっと俺の考えてる事を分かってるんだろう。 俺「あれは、俺の新しい翼になるかもしれないんです」 俺「運が良かった。オーバーブーストを使って周りに被害が及ばず、俺も少しのケガで済んだんですから」 エーリカ「そうだね、テスト機とはいえ未完成品を使ったようなもんだから」 俺「だったら、俺はそれをチャンスと考えることにしたんです。使用しても大丈夫と分かったなら、後は使いこなせれば問題無い。って考えたんです」 331 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 40 35.47 ID 6uXFhA9I0 エーリカ「なるほど、生意気な考えだ!」 俺「うっ、分かってはいますけど……」 エーリカ「なんてねー。私は好きだよ?そういう考え」 エーリカ「でも、本当にできるの?見た感じかなりの量の魔法力を制御しなきゃいけないんじゃない?」 俺「やってやります。器用さには自信がありますから」 エーリカ「ほっほー、言ったなー?じゃあ出来なかったら私にお菓子半年分買うよーに。良いね?」 俺「なっ!?良いわけないじゃないっすか!」 エーリカ「上官命令は絶対だぞー。にゃっははー」 俺「理不尽だー!権力乱用だー!」 既にエーリカさんは部屋から駈け出ていて、俺の抗議が届く事はなかった。 俺「え、駄目だったら本当にお菓子半年分買わなきゃ駄目なのかな……」 窓の向こうでは、ロマーニャの海に太陽が沈み始めていた。 332 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 46 16.86 ID 6uXFhA9I0 ~次回予告~ 整備俺に泣きつくルッキーニ。 整備俺はネウロイ襲撃以来、初めてシャーリーと言葉を交わす。 二人の関係はどうなるのか、まったくわからない。 次回「整備俺のヘタレ」} また明日も見てほしいんダナ 335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 48 15.80 ID Czamp4Ev0 乙 そして投下は明日か 早い仕事だな素晴らしい 336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 48 48.58 ID ph6HuOo90 乙 明日まで13分弱か…… 337 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23 48 54.34 ID 6uXFhA9I0 今日はここまでです。支援ありがとうございました。 明日も今日と同じくらいに投下しようかなと思ってます。 よかったら見てください。 あとwikiのほうをちょくちょく改編したりしてます。 オーバードライブ→オーバーブーストとか。 主人公っぽい俺 8へ続く
https://w.atwiki.jp/dq9teto/pages/10.html
概要 主人公(DQ9)とは、ドラクエ9に登場するキャラクターである。デフォルトネームは男、女共に「ナイン」。 性格 今作は主人公が全く喋らないため、人柄は掴みづらいが、人間を助け、天使として真面目に働いていたと思われる。 活躍 天使時代(光輪と羽があった頃) 人間の落とし物(形見の指輪)を探し届ける。 寝ていた人間の代わりに馬舎の掃除をする。 彷徨っていたあらくれの幽霊を成仏させる。 世界樹に女神の果実を実らせる。 天使(?)(天使ではあったものの見た目は人間)時代 ルイーダを救出する 黒騎士騒動を収めて、レオコーンを成仏させる 封印の祠でルーフィンの護衛をする ダーマ神官を連れ戻す 石の番人を倒す ズオーを倒す アノンを元の姿に戻す シャルマナの正体を暴く 監禁されたモザイオを助ける 竜のもんに光の橋を掛ける 囚人の脱獄を助ける ガナン帝国を滅ぼす 人間時代(人間になってすぐなので、サンディ、アギロ、エルギオスなどは見える) 帝国三将と戦う(なお、ゴレオンを除いてエルギオスには全く忠誠を誓っていないので、正直共闘して欲しかったところである。ゲルニック将軍は主人公との関係は良好とは言えないが、寝首を描くという目的は達成するし、ギュメイ将軍は、主人公をライバル視しているが尊敬しているようだし、強者と戦うという目的も達成できる。というかゴレオンも、忠誠を誓う人をコロコロ変えているため、ワンチャンある。) 闇竜バルボロスを倒す 堕天使エルギオスを倒す エルギオスとラテーナが結ばれる。リア充死ね クリア後(正式には2回目ぬしさまを倒して天使に戻った後) リッカとリッカの母親からの贈り物を探す ルイーダに旅の楽しさを教える ロクサーヌと協力して宿六会を滅ぼす ルディアノの復興を助ける 受験に協力する 名を奪われし王を成仏させる サンディせんぱいに服の材料をあげる 運転士免許の習得 世界の滅亡を防ぐ(フォロボシータを倒す) アルマトラを起こす なお、これらは追加クエストと言って、Wi-Fiコネクションに接続する必要があり、現在正規の方法で遊ぶことは不可能です。 どうしてもやりたければ、 追加クエストを受診している人と通信する 有志の方が作ったサーバーに接続する(詳しくはこちら) がある。これらは一応正規の方法である。 容姿(デフォルト) 男主人公 髪型 ショートヘア。公式イラストではアホ毛がある 髪色 茶色 瞳の色 黒 肌の色 肌色 顔立ち 少しマヌケな顔立ちだが、純粋な青年という感じ。 完全再現方法 せいべつ おとこ たいけい ご自由にどうぞ(強いて言えば2、3くらいがイメージに合っている) かみがた タイプ1 かみのいろ タイプ1 かお タイプ1 はだのいろ タイプ2〜3 めのいろ タイプ1 なまえ ナイン 女主人公 髪型 ミディアム〜ボブのおかっぱヘア 髪色 ピンク 瞳の色 青 肌の色 肌色 顔立ち 整った顔立ちで、少し大人しめな感じだが、幼さが残っている。 完全再現方法 せいべつ おんな たいけい ご自由にどうぞ(強いて言えば4、5くらいがイメージに合っている) かみがた タイプ1 かみのいろ タイプ4 かお タイプ1 はだのいろ タイプ1 めのいろ タイプ6 なまえ ナイン 初期ステータス 初期装備 男と女、どっちがお得? 結論から言うと、特にこだわりのない場合、主人公は女性をおすすめする。ドラクエはどの作品でも大体そうだが、装備品のバリエーションは女性の方が多く、多くの体制を持つ下半身装備のマジカルスカートは女性専用である。というかスカート系(赤いスカート、はる色のスカート、青いスカート、チェックのスカート、ドレススカート、うみかぜのスカート、エルシオンスカート)は、女性装備である。 ただ、男主人公にしてサンディとの絡みを見たい等の強いこだわりがある場合、希望の性別にした方はストーリーは楽しめるのかもしれない。