約 1,181,395 件
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/1017.html
PREV:メイドの秘密 後編 NEXT:ご主人様とデュエマ 中編 ストーリー 失礼いたします ??? こんにちはいかがお過ごしでしょうか? メイド チロル …………………… メイド チロル デュエル、いたしませんか? メイド チロル …………………… メイド チロル さすがに唐突でしたね申し訳ありません メイド チロル 実は、私のご主人様がこのたび晴れてデュエルを始められまして メイド チロル はい、デュエマシティに屋敷を構えておりましたが、実はこれまでまったく… メイド チロル それで練習相手を私と弟子の方の二人でさせていただいているのですが… メイド チロル 同じデッキ、同じ戦術ばかりで飽きてきた…と、言われてしまいまして… メイド チロル という事で、今、私のデッキを改造するため、 メイド チロル 多くの方とデュエルをし、それを参考にさせていただこうと思いまして メイド チロル はい、それで街行く人に声をかけ誰彼構わずデュエルを申し込んでいるところなのです メイド チロル 【プレイヤー】さん、私のお願い…聞いていただけますでしょうか? メイド チロル 勝利時 いいデュエルでした参考にさせていただきますね メイド チロル …はい? メイド チロル あぁ、いいえ今回はあくまで新しいデッキを組むための参考… メイド チロル 勝ち負けはあまり関係はな… メイド チロル ……………… メイド チロル …勝敗を気にはしませんが、いささか心残りのあるデュエルではありました… メイド チロル …あの、もしお時間が許すようでしたらもう一戦、いたしません? メイド チロル 敗北時 私の勝ち、という事で…ありがとうございました メイド チロル 大変勉強になりました メイド チロル 参考にさせていただきご主人様とのデュエルに活用させていただこうと思います メイド チロル それでは… メイド チロル ……………… メイド チロル …もしかして、他にも個性的なデッキをお持ちだったり…します? メイド チロル もしそれでしたらもう一度…お願いできませんでしょうか? メイド チロル PREV:メイドの秘密 後編 NEXT:ご主人様とデュエマ 中編
https://w.atwiki.jp/bonshoden/
ここはSS速報内の二次創作SS 真・恋姫無双【凡将伝】 のまとめwikiです 現行スレ 真・恋姫無双【凡将伝】その18 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399473586/
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/123.html
こっちをむいてよ!! ご主人様 第10話 大晦日のシュバルツカッツェ城はシンと静まり返っている。ほとんどのネコ姫が 父親のいる実家に帰省しているからだ。妹のユナも薬局の店員の家族を引き連れて 南方へ避寒社員旅行に行ってしまった。リナも何が楽しいのか、『寒稽古』と言う 名目で城下の道場に泊り込んでいる、あれで年明けには道場の卒業生が挨拶に長蛇の 列をつくるらしい。 わたしはと言えば、じっと冷たい静けさに耐えつつ、ベットの中で丸まって 過ごすのが例年の通過儀礼だったが今年は違う。 「んっ、はあっ・・・ご主人さま・・・んっ、んっ・・・」 今年から雇った、少年の香りの残る表情の召使いがわたしのみっちりとしたカラダに 真っ直ぐな欲望を激しく叩きつける。猛った召使いのモノがわたしを激しく甘美に 貫く。ちょうど腕立て伏せのような体勢なので、あごを滴った汗がゆっくりと パタンパタンとわたしに落ちてくる。不快ではない・・・わたしを気持ち良くさせようと 一生懸命の召使いが何故かいとおしくてその全てを受け入れたくなる。 「もっと、もっとえぐるにゃ・・・んっ、にゃふ・・・」 わたしは足で挟みつけるように『ぎゅっ』と召使いのしなやかな腰に両足を巻き つけて催促する。キモチいい角度とテンポをその足で『くっ、くっ』と軽く押して 誘導する。また絶頂が近づいてくる、今日だけで朝から何回セックスしたのかもう 解からないほど。召使いが泣きそうな声で言う。 「うああっ!!ご主人様っ、ぼく・・・ぼくもう・・・」 「いいにゃよ・・・タップリ出すにゃ、わたしも、わたしも・・・ おっきいのキそうにゃ――っ!! 」 『ビクビクッ!! 』 召使いのお尻の上に巻き付けていたわたしのふくらはぎがシャセイ寸前の腰の痙攣を 拾う。そして華奢なカラダに似合わにゃいほどの大きなペニスのカリが弾けるみたいに 『ぶわっ』と広がって・・・あ、熱いにゃ!! ・・・ 「に゙ゃあああああっ!!イク、イク、イクにゃあああああああっ!!」 「ご主人様――っ!! 」 召使いはシャセイしにゃがらもすごい勢いで腰を使う。『どぴゅどぴゅ』を感じつつ 挿入される快感といい。イッた後の敏感な亀頭を無理やりコスりつつピストンする 召使いのイキ顔が死ぬほどわたしを興奮させる。 「んっ、にゃふ・・・はにゃん、上手だったにゃ・・・」 ガクガクと手で体を支えきれなくなった召使いが、かぶさって来る。わたしはその 召使いの汗ばんだ背中を『よしよし』して言う。召使いは呟くように言う。声まで 弛緩して震えているみたいに聞こえた。 「ごしゅじんさまぁ・・・」 わたしもカラダ中を『ガクガク』『ヒクヒク』と痙攣させて、凄まじいオルガズムを 堪能する。始めはこんにゃにカラダの相性が合うとは思わなかったにゃ・・・わたしの 秘肉は一滴でも多く召使いの白濁を搾り取ろうと無意識にいつまでも蠢いていた・・・ 『ふにゅふにゅ・・・』 召使いがわたしの胸に嬉しそうに頬ずりしてる・・・母親が幼いときに離婚した所為か、 ずいぶんと母性的なものに甘える傾向がある。男にゃら、腕枕するぐらいの甲斐性を 持っていいと思うのにゃが・・・ 「ご主人様・・・来年は今年よりもいい一年になるといいですね・・・」 他愛もない会話。 「いいって何にゃ?全ての実験に成功することきゃ?それとも借金の全額返済きゃ?」 からかうわたし。今が一番いいにゃあ・・・寂しくにゃいのがいいにゃあ・・・ 「違いますよう、今年よりも王位継承順位を上げて、いずれ女王様になる事ですよう」 わたしは眉をしかめる。 「そんにゃもの・・・なってどうするにゃ・・・このままでも十分にゃ・・・」 たっぷりとアソコに撃ち込まれてしまった胎内の白濁を意識して囁くように言う。 「ぼく・・・ご主人様のこと心配で・・・女王陛下になれば一人でもだいじょうぶ・・・ そしたらぼくは元の世界に帰ります・・・いや、城下で料理屋でも開こうかな・・・」 下を向いていう召使い。表情はわからない。わたしに怒りにも似たもどかしさが わき起こる。声が震えた。 「わ、わたしに不満があるのきゃ・・・!? 」 がばっと身を起こして召使いが慌てて言う。 「そんなんじゃありません!!でも、あと15年も経ったらぼくオジサンです!! でもご主人様は今の姿のままなんですよ・・・そ、それにご主人様の結婚相手だって・・・」 悲しそうに言う召使い。わたしは笑い飛ばす。 「にゃに言うにゃ!!だいじょうぶにゃ、わたしはお前を見捨てたりしにゃいにゃあ!!」 「・・・・・・」 悲しそうに首を振る召使い。わたしは逆上してしまう。おもちゃを取り上げられた 子供のように・・・ 「うるさいにゃ!!わたしは来年も、そのまた来年も絶対、いつまでも30番にゃっ!! もう、もう・・・お前にゃんてしらんにゃ――っ!! 」 わたしは押し留める召使いを突き飛ばして服を身に付けると城の外へ飛び出した・・・ 大晦日の夜。人気のない街をメチャクチャに走り、息が上がり立ち止まれば目の前に 赤提灯。冷たい空気を吸った鼻がジンジン痛い。わたしはムスッとして扉を開けた。 客は一人もいない。古びた懐かしい造り。木製の部分の木肌は、飴色に鈍く光ってる。 暖かなおでんの湯気がわたしをほっとさせた。なぜか召使いの作るおでんと同じ匂いが して涙ぐみそうになる。『どさっ』粗末なイスに投げ出すように座った。 「へい、らっしゃい」 「大晦日に営業きゃ?」 「へへっ、ウチの師匠がね『酒飲みに休みはねえ』ってんで、ウチの休みは正月のみ なんでさぁ・・・何を?」 「酒!! 、酒にゃあ!! 」 「あいよ」 白衣を着た店主が詮索好きでなくホッとする。人肌の日本酒をコップで次々と 空けていくわたし。姿勢が前のめりになり、しだいに頬がカウンターにくっつきかけ てくる。それでもわたしが『トン』とコップを置くと店主はなみなみと酒を満たす。 そして酒を入れた分だけ言葉がこぼれていく。 「暗い川にゃ・・・」 「川ですかい・・・?」 「その川を勢いよく舟が流れてくるにゃ・・・でもわたしは中州にいるにゃ・・・」 『シャ――シャ――』店主の包丁を研ぐ静かな音がいい感じに古びた店内に響く。 「わたしが舟に飛び乗れば沈んでしまうにゃ・・・でもすごい速さで流れていく・・・」 吐く息はほとんどアルコールのよう。でも店主の言葉が意識を引き戻す。 「そして中洲に無理に引き上げれば舟は壊れてしまう・・・ですかい?・・・」 「・・・!? 」 わたしは店主を凝視してしまう。 「へへ・・・もう400年もやってますとね、同じことを言う姫様が時々来るんでさあ」 店主は薄目で睨むようにして研いだ包丁を目元に持ってきて確認しながら言う。 しかし、小奇麗な服装をしていないのによく姫様なのがわかったものだ・・・わたしは なにか良い言葉を聞けるのでは、と耳をすます。 「いい考えなんて、待っても出てきませんぜ、ネコの寿命は650年、ヒトは80年、 あんたは今、普通のネコの8倍、濃く生きてる・・・でも姫様の大事なヤツは8倍苦しんでる かもしれねえ、8倍不安かもしれねえ・・・」 「だ、だからわたしは、心配するにゃって!!絶対見捨てにゃいって!!」 ダン、ダン!!とコップをカウンターに叩きつけるわたし。またなみなみと透明な 酒が注がれた。 「それは姫様がその『時の川』の中州に立ったまま見ているからじゃねえですかい? 走ってあげなせえよ、中州のある限り、舟と同じ速さで・・・」 「そ、それは・・・あうう・・・むにゃ・・・」 くらり、と一瞬意識が遠くなる。 「おっと・・・ツケでいいですから今のうちに一筆入れといてくだせえよ」 大黒帳を取り出す店主。わたしは振り払うようにしてロクに見もせずに帳面に 『マナ』とでかでかとサインをする・・・前のページのサインは『フローラ・・・』そんな ばかな・・・確認しようとしてその寸前、意識がすっと落ちた。 体が浮く感じ。ふわふわふわ・・・心地良い・・・ 『にゃふ・・・舟に乗っているみたい・・・にゃ?・・・』 「ふんふふんふん――ん、ふんふんふふーふふん・・・」 小さなハミングの声。『第9』ってやつにゃ・・・そうにゃ・・・わたしの召使いは カラオケ下手のくせにハミングだけは上手で、よくわたしはテレビを見ているフリを して台所に立つ召使いのハミングをよく聞いていたっけ・・・えっ!!召使い・・・ わたしは周りをそっと見渡す。わたしは召使いの背中の上にいた。舟に乗っている 感覚はおんぶされていたからだ・・・でも、言うべき言葉が見つからなくて、気まずい まま無言でまわりを見る。わたしを包むように召使いの上着がかけられている。 そしてお城の手前の寺院街に入るところだった・・・ 『・・・・・・』 視界がにじみそうになって、ぎゅっとガマンする。ハミングが止まった。 泣きそうな声。 「起きました?・・・」 「・・・・・・」 「・・・噴水のベンチで寝てました、凍って死んじゃうトコロだったんですよ・・・」 『えっ・・・!? 』 口元に手をかざすが全然酒臭くない・・・ 「すみません・・・ぼく、さっきひどいコト言っちゃって・・・」 反省してる召使い。次はわたしが謝って丸く治めるべきであろう・・・今すぐに・・・ スマートに・・・さりげなく・・・言葉が出てこにゃい・・・召使いの背中があったかい・・・ 「にゃ・・・う、にゃふ・・・にゃにゃ・・・こ、このたびは・・・にゃ・・・」 素直な言葉が出てこない、このときばかりは日頃の素行を猛省してしまうわたし。 困って上を見れば二つの月が冴え冴えとわたしと召使いの二人だけを照らしている。 笑っているのかも・・・ 『にゃううううう・・・』 歯ぎしりして月を見るわたし。その時、無数の寺院の鐘楼に人の気配がした。 召使いが言う。叫んだような、囁いたような・・・ 「こっちをむいてよ!! ご主人様」 月から召使いの耳元に顔を寄せるわたし。 「なんにゃ?・・・んっ・・・」 『カ――ン、コ――ン、リ――ン、ゴ――ン、カンカンカン、ゴ――ン、 ぼわ~ん!!!!!!』 無差別に隣接している、様々な宗教の鐘楼から、鐘突き堂から、一斉に年越しの 鐘が打ち鳴らされたのと召使いがわたしにキスしたのは同時。 「・・・・・・・・・」 凄まじい音は召使いの唇の感触にかき消される。そして・・・鐘の鳴る間中・・・ わたし達は・・・ 『ゴ――ン、――ン、―ン・・・』鐘の音が木霊とともについに静止する。異様に 静かに感じる・・・もっと、このままずっと鳴ってればいいのに・・・ 「ん・・・んっ・・・明けましておめでとうございます、ご主人様・・・2年間キスしちゃい ましたね・・・」 なんて、のん気に微笑む召使い。 不覚にもわたしは思わず『カアッ』と耳の内側まで赤くなってしまったので、 慌てて両手で召使いの頭を挟んで『ごきっ』と前を向かせる。 「バ、バカップルみたいにゃこと言うにゃっ!!そんなこと言う暇があったら 走れにゃっ!!わたしはトイレしたくなったにゃ!!もう限界かもにゃっ!!」 「ええっ!? ウソッ・・・そこの路地裏・・・」 『ぼかっ!! 』 「いたいよう・・・わかりましたよぅ・・・」 走る召使い。召使いの吐いた白い息はたちまち後方に置いていかれる。わたしの 頬も風を切る。黒いポニーテールがたなびく。 「そうにゃ・・・今は一緒に同じ速度にゃ・・・ 」 二人は意味にならない歓声を上げながらお城への道を駆け上がる。新しい年に向かって・・・ (こっちをむいてよ!! ご主人様 終わり) ・・・長い間ありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/804.html
律「よー、遅かったな唯。さては大か?」 唯「中でした!」 律「あはは!なんだ中って!ゲリピーか!?」 澪「黙れよ小学生」 律「なにおう!澪だって未だにかわいいぬいぐるみと一緒に寝てるお子ちゃまだろ!」 澪「か、関係ないだろ!バラすなバカ律!」 唯「いいじゃんいいじゃん!かわいいよ澪ちゃん!」 紬「・・・」 梓「このシュークリームおいしいですね」モグモグ 紬「ねえ唯ちゃん?」 唯「な~に~ムギちゃん?」ポワポワ 紬「な、何でもないの(ダメだ!完全に女王パワーが失われている! 梓ちゃんに敗れた事によって自信喪失してしまったんだわ!)」 さわ子「待たせたなみんな!」パリーン! 唯「わわっ!さわちゃん!びっくらこいた!」 さわ子「驚かせてしまったようね」ドクドク 澪「さ、刺さってる!刺さってるから!」ブルブル 律「窓ガラス片付けておけよ不良教師」 梓「SWATみたいだ」 さわ子「でも新しい衣装が手に入ったからいてもたってもいられなくなって!」 唯「へぇ~!見せて見せて!」 律「おい唯あんま喜ぶな。さわちゃん調子乗るから」 澪「ていうか何部だよここ」 さわ子「これよ!」バーン 唯「!!」 紬「こ、これはSMのボンテージ服ってやつでは!?」 梓「正直期待ハズレでしたね」 さわ子「なにぃ!?じゃあ梓ちゃんに着てもらうわ!」 唯「あずにゃんにこれを!?」ギラッ 梓「お断りします」 律「なんだちょっと見たかったのに」 澪「ていうか練習しようよ・・・なあムギ?」 紬「いいえ!梓ちゃん着るべきだわ!」 澪「えっ」 梓「お断りします」 唯「あずにゃん!私も着るからやってみよう!女は度胸!」 梓「いや度胸関係ないです」 さわ子「これとか澪ちゃんに絶対似合うわ!」 澪「そんな破廉恥なもの着れませんよ!」 律「ったく、まどろっこしいなぁ」ガシッ 澪「り、律さん?」 律「さ、先生早くやろ~ぜ!」 さわ子「おう!」 澪「いやああああああーーー!!」ズルズル 唯「さああずにゃんも・・・」 梓「唯先輩、顔怖いです」 唯「おだまり!」パシン! 梓「!!」 唯「ふふ・・・こうやって捕まえておけば逃げられないよね」 梓「は、離してください・・・唯先輩!」ググッ 紬「お戻りになられた!女王様がお戻りになられた!」 さわ子「やはり似合う!似合うわ澪ちゃん!」ジュルリ 律「たまんねえ」ジュルリ 澪「うっぅう・・・」シクシク 唯「おおおっ!こ、これは!」 梓「ひどい」 紬「何言ってるの梓ちゃん!僥倖!これ以上ない僥倖よ!」●REC 澪「もう許して・・・」 唯「み、澪ちゃん・・・」ゾクッ 唯「ふふふふ・・・うふふふふふ」ペチペチ 澪「ちょ!唯!お尻叩いちゃやだ!」 律「あっずるい唯!私もまぜろよSMゴッコ!」 澪「なんでだよ!なんで私ばっかりいじめるんだよぉっ!」 唯「だって澪ちゃん憎たらしい位かわいいんだもん」グニー 澪「やへほ~!ふい!」 さわ子「美しいわ」 紬「ええ」●REC 梓「開放されたです・・・」 …… 唯「ただいま~」ガチャリ 憂「あっお姉ちゃんおかえりっ!晩御飯なら」 唯「ご主人様でしょ?」ギロッ 憂「・・・えっ?あれ?」 唯「このメス豚め・・・お仕置きが必要の様だね」 憂「だ、だって、もうそれ終わったんじゃ」 唯「とりあえずこれに着替えてもらおうかな?」 憂「そ、それって・・・」ゴクリ …翌日 澪「はぁ・・・」 和「どうしたの澪?元気ないわね」 澪「和・・・私もう軽音部でやっていける自信がない・・・」 和「あら?なにかあったの?」 澪「だってあいつらみんな変態なんだもん」 和「変態?」 澪「私をいじめて喜ぶ変態」 和「へえ~」 澪「何よ和!他人事だと思ってのん気そうに!」 和「ん~だってちょっと分かるからなぁ」 澪「へ?」 和「澪ってちょっと構いたく様なオーラがあるというか」 澪「・・・」ウルルッ 和「あっ、いい意味でよ?私だってかわいいって思うし澪の事」 澪「それって美しさは罪って事?」 和「そ、そうそう(うわっすっげえいじめたいこいつ)」 …昼休み 梓「憂~、一緒にご飯食べよ」 憂「ごめ~んお姉ちゃんと約束あるんだ!またね!」タタッ 梓「・・・おかず交換したかったな」 … 律「ひゃっほ~!メシだぜ!メシ!早食い勝負しようぜ唯!」 唯「悪いけど先約あるんだ!りっちゃん一人でやってね!」タタッ 紬「うふふ私も!頑張ってねりっちゃん!」タタッ 律「何だよ!またのけ者かよう!」 …裏庭 唯「憂は豚なんだから箸を使ったらダメだよ」 憂「ブヒィ!」ガツガツ 紬「憂ちゃん・・・なんて愛らしいんでしょう」ポッ 唯「あっこぼした!こいつめこいつめ!」バシバシ 憂「ごめんなさい!ごめんなさい!」 唯「ダメ!お弁当取り上げます!」 憂「そんな・・・(私が作ったのに)」 唯「沢庵!」 紬「ポリッ!」 唯「あなたが豚に食べさせてあげるの!口移しでね!」 紬「ええっ!?」 唯「返事はポリッでしょ!この沢庵!」バシバシ 紬「ひゃんっ!」 憂「ご主人様・・・やっぱり設定に無理があるのでは」 唯「豚が口答えするな!」パーン! 憂「はうぅっ!」 紬「そ、それじゃ憂ちゃん」 憂「うう・・・口がくっ付きそう・・・」 唯「ていうかくっ付かないと無理だよね?」クスクス 紬(ごめん憂ちゃんこのままじゃ昼休み終わっちゃう!)チュプッ 憂「んぐぐ!?」 唯「おお~!うまいもんだね!」 憂(やだこんな所で・・・誰かに見られちゃうかも知れないのに!)ンンー 紬(ああ憂ちゃんの唇おいしい・・・)チュパチュパ … 律「な、何て事してやがるてめえら・・・」ワナワナ 唯「あれりっちゃん?」 憂「ひゃああぁっ!」バッ 紬「うふふさっきから覗いてたの知ってたわよりっちゃん」ペロッ 憂「律さん!ちちち違うんですこれは」 律「ずるいよ唯!私もまぜろよ!」 憂「えっ」 唯「ほえ?」 律「いいだろ憂ちゃん?唯なんかより私の方がずっと上手にかわいがってやるぜ」 憂「あのあのあの・・・私にはご主人様が」 唯「しょうがないなあ!私は沢庵と遊ぶか!」 紬「ポリッ!」 律「だとさ!じゃあ憂ちゃん今から私の椅子ね!」 憂「ええ!?」 律「はい四つん這いになる!」 憂「そんなぁ・・・(お姉ちゃんと紬さん以外の人とこんな事するなんて)」 唯「ふふ~んムギちゃんってほんっと綺麗な肌だね~!真っ白で染み一つなくて!」 紬「ありがとうございますご主人様」 唯「調子に乗るんじゃないよ!漬物の癖に!食料の癖に!」バシバシ 紬「あうっ!ごめんなさい!」 唯「私は誰も踏み荒らしてない雪を踏むのが大好きなタイプなのっ!」 紬「ゆ、唯ちゃんまさか」 唯「かぷっ!」 紬「・・・いたっ!」 律「おお~見事な椅子ですねえ~!」 憂(なんか始まった) 律「特にこのポニーテールが持ちやすい!匠の技が光ります!」 憂「何を言ってるんですか律さん・・・」 律「こらダメだ椅子がしゃべっちゃ!」コツン 憂「あっ・・・ハイ・・・」 律「じゃあ座り心地を確かめてみましょう~!」ノシッ 憂(うっ重い・・・けど律さんのお尻の感触が・・・)ドキドキ 律「おお~これは素晴らしい~!」 唯「あははは!沢庵うはい!」カミカミ 紬(やだ私唯ちゃんに食べられちゃってる)ゾクッ 唯(これ以上強く噛むと跡が残っちゃうかな?ま、いっか!)ガジッ 紬「くうっ・・・!」 唯「あ~ごめん痛かった?ちょっと跡残したくてさ、えへへ」 紬「か・・・構わないです・・・」 唯「だよね!沢庵だもんね!あはは~!」カプッ 紬「・・・っ!」 律「買っちゃおうかな?りっちゃんこれ買っちゃおうかな?」ギシギシ 憂(律さんそんなに暴れないで!た、耐えられないっ!)ガクンッ 律「あっなんだよ~!耐久性全然ないじゃん!ダメだなこの椅子!」 憂(そんな・・・)ガーン 律「次はベッドにしよ~!」 憂「ええ~!」 律「まずは弾力を調べてみよ~!」モニモニ 憂「あっちょっとそこはっ!」 律「しゃべっちゃダメ!」ペチッ 憂「・・・」 …放課後 律「いや~、昼休みは楽しかったなあ唯!」 唯「悪いけど憂を貸すのはこれっきりだよりっちゃん」 律「おいおい!お前と私の仲じゃないか!かて~事言うなよ!」 唯「だってりっちゃん乱暴すぎるんだもん」 律「何言ってんだよ!唯こそムギに噛み跡なんて残してる癖に!」 澪「一体何の話をしてるんだお前達は?」 紬「うふふふ」 梓「吸血鬼だったんですか唯先輩・・・」 唯「あ~ずにゃん!」 梓「近寄らないでください!(両手で十字)」 澪「ちょっと!遊んでないで今日こそ練習するぞ!ここは何部だ!?」 紬「SM倶楽部~!」 澪「そうだムギ・・・ってちがーーーうっ!!」 律「澪~!ドラムの練習したいんだけど付き合ってくんない?」 澪「り、律うぅ!!」 澪「よ~しやるぞ~!」 律「ほ~い!」ポヨン 澪「・・・何している?」 律「何って・・・ドラムの練習」ポヨポヨン 澪「私の胸はドラムじゃない!」バッ 律「いやいや~!立派なものですよ!」 澪「ちょやめ・・・」 さわ子「待たせたなみんな!」シュタッ 梓「今日は忍者ですか」 律「SWATよりかはマシだな。物を壊さないだけ」 澪「ちょっと先生!ずっと天井にいたんですか!?」 さわ子「天井に張り付いてて何が悪い!?」 澪「もうやだこの顧問!怖い!」 唯「あはは!さわちゃんすご~い!」 さわ子「話は聞かせてもらったわ!実は私もSなのよ!」 澪「何の話よだから!?」 さわ子「もう澪ちゃんったら・・・分かってる癖に」 澪「やめて!私うさ耳なんて付けませんよ!」 律「ちょっと先生困るなぁ・・・澪は私のものですよ?」 澪「誰がいつお前のものになった!?」 唯「あずにゃんもそろそろ私のものになっちゃえ~!」ガバッ 梓「ひっ!血は吸わせません!」ジタバタ 紬「うふふ・・・頃合ね」●REC 唯「そっか・・・血を吸えばあずにゃん私の仲間になるんだね」 梓「イヤですイヤですっ!離せこのバカ!」ポカポカ 唯「えいっ!」カプッ 梓「はうっ!?」ビクッ 唯「あずひゃんのみひたふおいひい!」カミカミ 梓「そ・・・そんなとこ噛んじゃイヤです・・・」 唯「へへ~!あずにゃん感じちゃった?」 梓「そんな訳ないですこの天然ボケが」 さわ子「私も澪ちゃんギター弾きたいのよ!」 律「澪はドラムだ!見ろこのパワフルボディ!」 澪「わっ私はギターでもドラムでもないっ!」 さわ子「えいっ」スルッ 澪「きゃっ!?」 律「いきなり下だと!?」 澪「ちょ、ちょっと先生!どこ触って・・・あぅっ!」ビクッ 律「クソー!負けてらんねえ~!」モニモニ 澪「うああっ!律まで!や、やめろぉ~!!」バタバタ 唯「ふふっそうやって強がるから私の嗜虐心を煽るんだ」 梓「唯先輩いつもに増しておかしいですよ」 唯「おかしくさせたのはあずにゃん、キミだよ」ガブッ 梓「もうヤダッ!痛いですって!」バッ 唯「じゃあ痛いニャーって言って?」 梓「・・・あほらし」 唯「・・・」ガブガブ 梓「い、いたた・・・もうちょっと唯先輩! ていうかムギ先輩撮ってないで助けてください!」 紬「ヤ~ダ♪」●REC …… 唯「ただいま~!」ガチャ 憂「おかえりなさいご主人様!」 唯「ふふっ憂ったらボンテージにエプロンだなんて」 憂「ご主人様に喜んでもらえたらって・・・」 唯「もし私じゃなくてお客さんだったらどうするつもりだったの?」 憂「そ、そこまで考えてなかったな」 唯「ウソだね。本当は興奮してたんでしょ?その場面を想像して」 憂「・・・」カァッ 唯「でも嬉しいよ。今日はずっとそのままでいてね」 憂「ブヒィ!」 唯「その方があずにゃんも喜ぶだろうし」 憂「えっ?」 梓「何やってるの憂?こんなのただの変態じゃない」 憂「あ、梓ちゃんいたんだ・・・ (小さいからすっぽりお姉ちゃんに隠れてて分からなかった)」 唯「憂に何て事を!このチビ猫!」ブンブン 梓「・・・」スッスッ 唯「むー・・・まだ抵抗するんだねあずにゃん」 憂「と、とにかく上がってよ、ね?」 梓「うるさい豚。言われなくてもお邪魔する」 憂「・・・どうぞ(梓ちゃんに言われると何か普通にムカつくな)」 唯「へへ~!あずにゃんもノリノリじゃ~ん!」 梓「空気読んだだけですよ」 3
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20883.html
登録日:2011/08/16 Tue 09 50 33 更新日:2024/04/03 Wed 16 18 34 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ご主人様は山猫姫 ライトノベル ラブコメ 中華風 勧善懲悪 戦記 萌え 遊牧民 電撃文庫 鷹見一幸 電撃文庫から発売されている鷹見一幸のライトノベル。 全13巻。 タイトル通り山猫姫と揶揄されるお姫様の教育係になった青年と山猫姫が織り成すラブコメ……でもある。 メインは8~12世紀の中世中国あたり(*1)(大体作中で「化薬」こと黒色火薬の軍事利用が開始される程度の技術レベル)をモチーフにした架空の世界を舞台にした架空戦記物。 フィクションだが仙人だの武侠だの明確なファンタジー要素は一切なく、タイトルと表紙だけで買うと大体裏切られる仕様。 最近のラノベには珍しく勧善懲悪で、敵は複雑な理由は無く悪人である。 ちなみに椎出啓氏・銅大氏が本作のキャラクター・設定協力をしており、この2氏とは『艦隊これくしょん -艦これ- とある鎮守府の一日』で共著し、銅大氏は本作と前後して鷹見氏がハヤカワ文庫で展開している『宇宙軍士官学校』シリーズでも設定協力を担当している。 ◇ストーリー 延喜帝国に暮らすエリート一家のニート「泉野晴凛」はある日、 帝国で人気の宰相「月原弦斉」が侘瑠徒でバイトを募集していることを知る。 見事合格した晴凜は帝国の仇敵な遊牧民族シムールが十二氏族シャン族の姫「ミーネ」の教育係を命じられる。 その後、月原弦斉が帝都に戻ったり、シムールで暮らしたり、シムールと戦ったり、反乱軍にされたり、 尊王討奸を掲げほんとに反乱軍になったりしながら、帝国を正す世直し物語。 ◇用語 延喜帝国 大陸の中原に君臨する国家。 官僚政治・軍隊の規格化に優れているが、作中の現在では機構の硬直化・官僚の腐敗が進んでおり、相次ぐ反乱下ではとりあえず兵で対抗出来てもそれから先の戦略には事なかれ主義や安寧への甘え等で動きが遅い面倒な状況へと陥っている。 南域 文字通り都市「承安」を中心とした帝国の南部地域を指しており、港による貿易や塩の生産(裏では非合法の闇塩商売も横行)等が名産。訛りは関西風で、利に聡く利のためなら冷酷にもなれる商人根性とノリの良さが気風。 だが「かつて帝国と争い支配された」歴史的経緯や中央からの富の搾取等で静かに苛立ちが積もっており、月原弦斉の流刑と不安定な帝国情勢からある商人豪族がノリで反乱を決意し、「承安軍」とも呼ばれる帝国の新たな敵となる。 だがとにかく進軍進撃が第一で後の事を考えないため、軍の通った後には人員・資源徴収や設備や統治機構をも破壊され容易には回復できぬ荒野が広がり、最終的に「帝国を正す」ため帝国の援軍となった北域国とも対することに。 シムール 帝国…引いては中原の歴代国家と抗争を重ね、「中原国家の滅亡理由筆頭」にも数えられるようになった草原の遊牧民族。 帝国からは蛮族と見られているが、実際の彼らは馬と弓に親しみ、古来からの戦の決まり等を重んじる立派な民族。 だがひょんな事からシムール支配圏にある「シムールの赤塩」を算出する岩塩鉱脈が帝国の役人に発覚した事が、本作での争いの最初の切っ掛けとなってしまう…。 なお「シムールの赤塩」に関しては、後に偶然やミーネの提案から「シムールの地にある湖で獲れた魚と赤塩で作った魚醤(ガーム)」という新名産物の開発計画へと発展している。 北域国 作品前半の争いの結果、帝国辺境の領主が反乱軍へと領地を譲った事で生まれた新国家。 成り行きで晴凛が王となっており、帝国時代の機構や人材を生かしつつ、民間からの人材登用等より善政をしきシムールとの友好関係を築く政策をとっている。 蒼橋商会 昔帝都で商いをしていたが、今は没落し跡継ぎ姉妹玉麗と銀麗の二人がちんまりと行商で維持している商会。 作中ではひょんなことから北域側の協力者となり、情報提供・商売による支援等で活躍していく。 人形一座 アイリーンが旅の中仲間入りしていた旅芸人の人々。 作中では主にからくり細工や武器制作で活躍しており、財政を無駄遣いして作られたシムールが恐れる弓使いの銅像で火薬式ロケットパンチ・本体突進させ、 そこから応用した巨大弓による火薬式巨大矢発信システム等、晴凛達の突飛な思い付きを形にする役を果たしている。 ◇登場人物 泉野晴凛 主人公。本編開始時は十九歳なのでミーネが嫁になった後稀にスケベ扱いされることも。 科挙を受けるが落ちまくったためニート生活を送っていたが、市場で遊んでいたおかげで色々な言語が話せるところを買われミーネ姫の教育係になる。 実直でよくもわるくもまっすぐな善人。後に弓の才能があることがわかる。 作中さまざまなクラスチェンジを行い、 ニート→教育係→アーチャー→侘瑠徒の王→「北域国」を立ち上げた北域王 とどんどん規模がでかくなっていく。本人としてはあまり実感がないが。 シャン・クム・ミーネ シムールの十二支族のひとつシャン族の末姫。十一歳で、タイトルにある「山猫姫」は彼女のこと。 末っ子のためわがままに育ち、がさつでやんちゃ、焼肉と馬での早駆けが大好きと女らしさが殆どない野生児だが根はいい子ののじゃロリ。後に弩弓を扱えるようになる。 ちなみに幼いこともあるがぺたんこで、最終巻で描かれた3年後でも人並みくらいにしか育たなかった。 晴凛の嫁。 皇伏龍 晴凜が侘瑠徒で出会った飲んだくれ。 帝都でも有名なエリート塾錬涯塾の出身だが、酒で道を誤った。実は偽名で本名は神流千斗。 知識、計略面から北域維新軍の長になった晴凜をサポートする。ツンデレ1。 軍師としては各種の奇策や嫌がらせで相手を苦しめるが、真正面からの正面対決ではやや弱さを見せている。 ミリン ミーネの世話係。帝国語を話せるが片言。 鬼のような強さの体術を誇り、暗殺者さえたたき伏せる。 行き遅れと言うと怒る。ツンデレ2ちなみに貧乳。 アンギュトヌス・アイリーン 皇伏龍を追ってきた美女。知の教団(*2)という結社に所属している。 伏龍が偽名を変えているのはこいつから逃げるためである。が、最終的に彼女も組織から抜けることを選び、伏龍の嫁になった。 泉野光凛 晴凜の兄。優秀な官僚で晴凜が落ちまくった科挙に合格している。 上司と一緒に、金を横領していた財務局官僚の連中を晒したら、 報復で処刑されそうになり、そこを晴凜たちに助けられ仲間になる。 孟旗 帝国軍将軍。非常に優秀で有能。 帝国軍人といえばこの人と言われるぐらいの有名人で、帝国最強の緑軍を率いる。 が、どっかのバカが立てたバカな作戦で負ける。 その後捕虜になるが、晴凜たちの行動を見て尊王討奸に嘘が無いことを知り仲間になる。 泉野聡凛 泉野兄弟の長男であり、凄腕の有能近衛軍人。 南域からの侵攻時には現場に立ち、上の無能も合わさりじりじりと押されていく状況でも隻眼になりながら奮闘している。 月原弦斉 晴凜の雇い主。官僚だけでなく民からも慕われる人格者。 しかし、そこをねたまれ北域に左遷させられる。 そして、左遷された先で仇敵シムールと友好を結びそれが原因で南域に監禁されるが、そこで反乱を決意した南域の豪族達に担がれ神輿にされてしまい、「帝国復活のための犠牲」になる事を覚悟してやむなく同行してしまう…。 また彼が切っ掛けで北と南双方で乱が起きた事で政敵苑山燕鵬等からは本来の行動以上に恐れられてしまっており、実は本人の積極的行動は序盤くらいなのにその名が広まることになる。 苑山燕鵬 帝国の実権を握る高級官僚。 曲がりなりにも偉くなる能力はあるのだが、自分を高めるのではなく、他人を貶めてうえに行くタイプの人間。 疑心暗鬼が強く常に他人から罠にはめられないか警戒しているが、ゆえに北域国の存在や南域軍の侵攻には危機感に欠け対応しきれず、紫芹の諫言でやっと事態打開へ積極的になるも時既に遅く…。 菰野盛元 帝国の摂政。苑山燕鵬の傀儡で、本人自体は小物。 + ネタバレ だが南域の侵攻が間近に迫っている状況で権力奪取のため燕鵬暗殺計画を実行。 決断力等に欠けても一応中枢であった燕鵬を喪った事で乱への対応はより場当たり的となり、また外敵への対応そっちのけで皇帝始末等を目論み現実逃避の如く自身の儲けのみに拘り、結果的に狙われた皇帝が北域国と友好関係を築く切っ掛けとなってしまった。 長嶺帝 帝国の今代の皇帝。まだ少年ゆえに世間の情報を知らされず傀儡とされているが、純朴で真面目な王としての素質をもっている。 紫芹 長嶺帝に仕える女官であり、苑山一族の一人でもある女性。 幼い皇帝を慕い、ままならぬ状況ながらも彼や帝国を守るため彼の身近にいる数少ない味方となり、燕鵬にも諫言をする等孤軍奮闘していく。 沢樹延銘 伏龍の錬涯塾の後輩。伏龍にライバル心を抱いている。 科挙の最年少合格記録保持者。メタボ体形だがその名に恥じず優秀な人物で、人を平然と使いつぶす冷酷な戦術を振るい侘留徒攻略軍の司令官になる。 だが人の心が分からず、実戦経験の無さもありマニュアルどおりに人間が動くと思っているため、 伏龍のイイ性格をしている策略にはまり敗北。歴史に類まれなる無能者として名を残してしまった。 だが名誉回復と汚名記録消去のため、反乱を起こすもノリ重視だった南域軍の元に仮面を被り軍師「崇鳳」として参加。嫌な奴なので人望はないもののその能力で軍の作戦を一手に担う様になった。 + 彼の行く末 だが最後の帝国軍との大決戦にて援軍に来た北域国軍と伏龍に復讐心を燃やすも、なんとシムールも援軍(実際には様子見)に来た事で南域側の士気が崩壊しあえなく敗北。 その後南域側から帝国サイドの温情をより確定させるためのスケープゴートとして始末されそうになるも、アレだと思いつつも見殺しには出来なかったムルトによって強引に崖から落とされる形で逃がされ消息不明になり、謎の軍師は謎のままに終わった。 さらにそれから5年後、故郷の民と再会し島奪還へと向かう「野良猫姫」ムルトの傍に、怪我の後遺症で記憶を喪いやつれた姿で登場。「サーギ」としてムルトに仕え彼女の王道を(冷酷な手法は変わらないが)支えていく姿を映し本作は幕を閉じている。 エオル シムールの王。よくふらふらしているが、 抜け目の無い性格でシムールのことを常に考えており、近年の草原の荒廃や月原等が推進した中原との交易が今やシムールの財源の一つとなっている事等で民族の先を考えることに。 タッケイ・ユム・シャール シムール十二支族タッケイ族の族長の妹。巨乳。 弓の名手でシムールでも最強と言われるが晴凜に完敗。晴凜の妻。 スンタタ タッケイ族族長。武闘派で武勇に優れているが、少しシスコン。 晴凜たちの軍に精霊軍として加わる。 鳳鶴征仁 闇塩業界で顔を売っている承安の豪族。口調は定型的関西人なものの考え方は冷酷な面も持っている。 作中では月原弦斉が流刑になった際、彼の(一応)監視として左遷された官僚面涼を気に入り、そこから下剋上の意に燃え月原を奪取し承安軍の実質的トップとなる。 + ネタバレ 帝国との決戦では崇鳳の煽りで戦意を振るい立たせるも、シムールの存在で軍が崩壊した際は諦めが悪い崇鳳と違ってあっさり敗北を認める。 その後ひっそり離脱した月原の自首により承安軍へ温情が掛った際、「これは中央の塩商売掌握への一手なのでは」との邪推も合わさり帝国へいい顔をするため崇鳳の始末を決め、面涼共々以降の消息は不明である。 ムルト 崇鳳(沢樹)の世話役として宛がわれた奴婢の褐色肌元気少女。 元は南海の島の王族であり、国を海賊に滅ぼされ売られた過去を持つ。 人の心が分からず傍若無人にふるまう崇鳳のアレさに内心あきれながらも彼に色々とお世話をしており、少しづつではあるが彼の心にも影響を及ぼしていく。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/122.html
こっちをむいてよ!! ご主人様 第9話 夜になっても雨はまだ降っていた。雪にならないのが不思議なほどの年末の冷たい 雨は、銀の刃のような煌きをこのダウンタウンの裏通りにも平等に振りまいている。 閉店時間のない裏通りの怪しげな店も今日はどこもが早仕舞いしてしまったらしく ネコの子一人いない。いや、よく見れば路地裏や、物陰の奥いたるところからピカリと 光る一対の目が見えるであろう。そんな物騒な通りに誰か歩いてきた・・・ 「ルルー・・・ララララ・・・」 乱雑、そして薄汚れた通りに、場違いなほどの華やかなハミングが流れる。歩いて きたのは女。高級そうなドレスに大きな白い雨傘。表情はその雨傘で遮られて見え ないが、ハミングに合わせてくるくるとゆっくり傘が回る。暗がりの中白い傘が ふっと浮き上がって見えた。 「ララ・・・ラララララララ・・・」 ことさらゆっくり歩く女。このようなスラムに最もふさわしくない女と言えるであろう。 物陰の暗闇に浮いた目の光がいぶかしげに、愚かな獲物を見て欲望にユラユラ揺らめく。 怖くないのだろうか?女はその不穏な気配の中、ためらうことなく歩いていく。 滝のように背中に流れる金の髪。傘を上品に指を三本だけ使って持つしぐさ。そして 歩くたび、その揺れを吸収するがごとく大きな乳房がゆっとりと弾むのが遠目からも 判った。 後少し歩けば無事に表通りに抜けられるかもしれない・・・そんな時だった・・・ 「待ちなよ!! 」 突如、建物の壁を背にした女を囲むように6人のゴロツキがバラバラと現われた。 全員が男で、半人半獣タイプの粗野な身なり。これから起こす事を妄想したのか、 白い呼気を不規則に吐き乱している。しかし、すっと足を止めて話す女の声は数の多い ゴロツキよりはるかに落ち着いていた。 「ふふ・・・なにかしら?」 純白の傘は目深に女の顔をそっくり隠し、表情が読めない。怯えない女にアテが 外れたのかリーダー格のネコがムッとして言った。 「いや、なに・・・貧乏なオレ達にちょっとお金を都合して欲しくてなぁ、なあに別に タダで貰おうって訳じゃあねえ、ちゃ~んとオレ達が一人につき二、三発ぶち込んで やるからその代金さぁ」 その言葉に追従するように下卑た声で手下達が笑う。禁制品の高揚薬でもヤッて いるのか冷たい雨をまるで意に介していない。裏を返せばシラフで犯行を犯す度胸が ないのであろう・・・ 「ふふ・・・まあ、怖い・・・ひょっとして一週間前の三毛の娘もあなたたちが?」 さして怖がった様子もなく、傘をかざしたまましゃべる女。その中に、嘲弄する 感情を薄く感じ取ったリーダーがいらついた調子で叫ぶ。 「けっ!!知るかっ、いちいちヤッた女のコトを覚えてられるかよ!!今月だけで 2桁はヤってるんだよなぁ」 女を脅すように手下達も言う。 「あれじゃあねえですか、先週あんまり騒ぐもんだから廻りのヤツラもやってきて 最終的に20人近くに輪姦されたオンナ・・・ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・」 「ああ・・・そうそうありゃ確か三毛ネコだったなあ・・・最後はオカシクなっちまって 裏のドブに捨ててきたけど死んじまったかな」 とさしたる痛痒なく言うゴロツキ達。無邪気な口調はかなりネコ達が若い事を 表している。 リーダー格が薄ら笑って白々しく言う。 「・・・だってよ、お前運がいいや、今日相手するのはたったの6人だからなぁ」 その時、初めて女の傘が『つい』と持ち上がった・・・ 「うおぉ・・・」 リーダーの口から思わず驚きの声が漏れる。美しい・・・ 凄い美貌・・・というか、美しいだけならこの町の高級娼婦にもいくらでもいるが、 一目で両者の違いがわかってしまうほどの圧倒的な輝くような何か・・・があった。 『ふう・・・』息を大きくはくと、胸がゆるゆると揺れた・・・そしてミルフィは静かに しゃべり出す・・・声が震えないように・・・ 「運がいいですね・・・20人ならば残りの不届き者の名前を言って戴くのに、一人だけ 少しの間生きられますもの・・・」 言葉こそ静かながらミルフィの瞳には満々に怒りが満ちていて下賎なゴロツキどもを たじろがせた。 「な、何をいってやがる・・・」 思わず後じさり、息を喘がせるように言うリーダー。たった一人のミルフィに対して 完全に位負けしてしまっている。寒さを感じないはずの背中が震えた。 「よく聞きなさいっ!!わたくしの名は王位継承権第1位のミルフィ!!王城のお針子 ミーナを辱め殺害した罪、女王フローラの名において諸兄らを捕殺する!!」 「な、なんだよ・・・ウソだろ・・・そんなたいしたことしてねえよ・・・」 首をイヤイヤするように振るリーダー。罪の意識もなく、また償う気もない・・・ 「王城の者に手を出してタダですむと思うな・・・」 「ま、待ってくれ!!おれのオヤジは都の憲兵隊長なんだっ!!」 この期におよんで見苦しいゴロツキにミルフィは吐き捨てるように言う。 「ふふ・・・フローラは言った『千の釈明、万の謝罪などいらぬ、ただ一つ命で償え』 と!! 」 「ひいっ!! 」 手下の一人がビビったのかきびすを返して路地裏に逃げ込もうとした瞬間だった。 「えっ!? うぅ・・・あきょ・・・」 と奇声を発して転倒し水溜りに顔から突っ込む。そして打ち所が悪かったのか ピクリとも動かない。不甲斐ない手下を見てリーダーが相対的に冷静さを取り戻した。 「落ち着けっ!!よく見ろっ、相手は一人じゃねえか!!呑まれてるんじゃねえ!!」 「そうだよな、よく考えりゃ結局いつもどおりブチ込んで明日ゆっくりトンズラ すりゃいいじゃねえか・・・へへ・・・ほきょ!? 」 と、一歩ミルフィに前進しようとした男の体は、糸が切れたように膝から崩れた。先ほどの男と折り重なるように冷たく濡れた往来に倒れこむ。 「な、なんだよいきなり・・・しっかり・・・へけっ!?」 と、様子を見に近寄った男も奇声を発し、2歩3歩とよろめく・・・ 「えっ?・・・おおっ??」 叫ぶリーダー。その手下の胸から血で赤く染まった薄い刃が3本突き出ていて・・・ すぐに引っ込んだ・・・いや違う、後ろから刺殺され、凶器を素早く背後から引き 抜かれたのだ。 『どちゃ!! 』倒れる男。 「誰かいるぞっ!! 」 死んだ手下の背後に誰かいるがすぐ暗がりににじむように消える。残った三人が 慌ててナイフを引き抜き、辺りを見回すが気配さえ霧散している。 「背中に気をつけろっ!! 」 リーダーは残ったゴロツキ仲間に叫ぶ。そしてそれを面白そうに眺めつつ、さっき からその場所を一歩も動いていないミルフィが歌うように言った。 「それで?・・・誰がミーナにヒドイことをした仲間を教えてくれるのかしら?・・・ あんなに明るくて一生懸命働く子はいなかったのに・・・」 視線を落とすミルフィ。倒れて氷雨にうたれるゴロツキのシャツの背中に1センチ 程の赤い線が等間隔に並んでいる。刃が異様に薄いので出血がほとんどないのだ。 シャツさえ汚れていなければ単なる心臓発作と言われかねない程の些少なキズ。まるで 暗殺者の殺人のような・・・ 氷雨は相変わらず降りそそぐが、天の気まぐれか厚い雲の切れ目からほんの少し 月が顔を出した。青い月の方・・・そして浮び上がる小柄なカゲはすでにゴロツキの 一人に忍び寄って来ていて・・・手には何も持っていない?・・・いや、月光に青銀色に 煌いたのはクリスタル製の透明な爪。 「おっ、お、お前っ!! 後ろっ!! 」 リーダーが悲鳴のような声をあげる。 「何だって?・・・別になにも・・・へ!?心臓が止まって・・・ふひょ!?」 愚かなゴロツキが冷たい路上に転がる。囁くようにミルフィが言う。 「ミーナはもっと痛かったんだから・・・冷たかったんだから・・・」 「ひいいいっ!! 来るなっ!! 来るな――っ!! 」 ナイフをただ滅茶苦茶に振り回す。リーダーは見た。月光に浮び上がるアサシンの顔。 凄い美少年だった。ネコ耳がない・・・ヒトだ・・・小柄で華奢というか、幼いと言って 良いほどの体。しかし雨に濡れた髪が頬に張り付いてひどく妖艶にも見える。青い月の 光に負けない群青色の瞳に浮かぶのは澄明な殺意のみ・・・後ろを取った手下の横を ただ単にすれ違ったように見えた瞬間、その手下は『どしゃり』と倒れ、少年はすぐ 暗がりに消えた・・・残り二人・・・ 「うわあああああっ!! ゆ、許してくださいっ!! 」 根性のない手下がナイフを放り出し、手を合わせ命乞いをした。 「ふふ・・・では今宵死ぬネコが決まりましたわね・・・」 淡々というミルフィに精神の均衡を失ったリーダーが叫ぶ。 「う、うるせえっ!! 死ぬのはお前だ――っ!! 」 ミルフィに駈け寄るリーダー。そしてその背にチリチリと小さな気配。 「うおおっ!! そこだあっ!! 」 リーダーは後ろも見ず野生のカンを頼りに、振り向きざま叩きつけるように長ナイフの 斬撃を送る。 いた。 リーダーの視界の端。冷たい雨に濡れる死天使。そしてそのアサシンが回避する スピードは斬撃の速度より遥かに早かった。 「ウソだっ!? オレがヒトごときにっ!! 」 絶望の叫びをあげるリーダー。後ろを振り向いたリーダーの後ろにすでに暗殺者は 回り込んでいる・・・ 「うっ!! きひぇ!? ・・・」 リーダーの胸にチカッとした感覚。すぐにクリスタルのスティレットは引き 抜かれるが、同時になにかサラサラと大事な物が抜けていく感じ。目の前が暗い・・・ 『は、走って逃げよう・・・』 と足を踏み出そうとするが、頬に汚れた冷たい水溜りの感触を感じた。 人生の最後に思い出す。ヒト召使いを仕込む際、性技だけでなく穏行術などの裏の 仕事も習わせる上流階級の者がいるということを・・・ゴロツキのつまらない人生が ここに終わった・・・ 生きているのはミルフィとソラヤ、そして失禁して呆然としている手下のみ・・・ 「ご主人様・・・お怪我はありませんか?」 ソラヤが爪をしまいつつ、様子を伺いながらミルフィに言う。『よくやった』と 誉めようとして、甘やかしてはいけないとミルフィは口を開く。 「いつもより遅くてよ、あと10秒は早く終わると思っていました」 「も、申し訳ありませんっ!!至らないソラヤをお許しくださいっ!!」 雨の降る路上に構わずミルフィの前にひれ伏すソラヤ。無表情だった目には涙さえ 浮かんでいる。小さな背中に氷雨が染み込んでいく・・・ 「ふふ・・・帰りますわ・・・この愚か者も逃げる心配はないでしょうし・・・」 ミルフィはゴロツキを見ることもせずお城に向かって歩き出す。 ミルフィが歩き出すと、立っていた所の足の跡がすっかり乾いていた。たちまち 雨で黒く濡れ、同化していく・・・ 『ご主人様・・・』 ソラヤは切りかかられても自分を信じて一歩も動かなかったミルフィを知って、 ほんのりと心が温かくなった・・・ソラヤにとっては何人死のうと殺そうとミルフィが 全て・・・ 「くしゅん!! 」 ソラヤは小さくくしゃみをしてミルフィの後をついて行く。 翌日。シュバルツカッツェ城のマナの部屋・・・ ああ・・・大失敗した・・・いや、コタツを出しただけなんですけど・・・ 「に゙ゃ――っ!!天国ってコタツに包まれたコタツの国に違いにゃいにゃあ・・・ ゴロゴロ」 のどを鳴らし、モコモコの黒い半天を着てコタツにかじりつくご主人様。今日ずっと コタツに入りっぱなしだ・・・ポニーテールと相まって自宅で勉強する受験生のような 女性にしては油断に満ち満ちた格好である。 「ご主人様っ!!もういいかげんコタツから出て王室依頼活動してくださいよぅ・・・」 「硬いコト言うにゃよ、そうだ!!トイレ行きたいからお前かわりに行って来るにゃ」 と、蕩けるような表情でコタツ板にほっぺをいぎたなくくっつけるご主人様・・・ 『うああ・・・ご主人様がコワれていく・・・コタツって悪魔の発明だ・・・』 ぼくは、必死でご主人様に言う。 「もうっ!!いい加減にしてくださいっ!!ミルフィ姫は昨日も街の悪人を一網打尽に したって言うじゃないですかっ!!ご主人様も頑張らないといつまでも30番のドンケツ ですよ!! 」 と手を腰に当てて言うぼく。 「30番、大いに結構にゃあ、コタツと女王ならコタツの方が偉大にゃあ」 「もうコタツから出てくださいっ!!こうなったら実力行使ですっ、えいっ!!」 処置なしである・・・ぼくはご主人様を後ろから抱えて引っ張り出そうとする。 ご主人様は力こそ強いけど体重は普通の女性で軽い。 「やめるにゃっ!! 寒いにゃ・・・にゃはぁん!? 」 ご主人様がヘンな声を上げた瞬間、ぼくの手に『ふにゅ』っと柔らかい感触。ぼくは 慌てて手を離して、とても熱い物を触ったようにぶんぶん手を振る。 「うわわっ!!すみませんっ!!そ、そんなつもりじゃ・・・」 「いきなり何するにゃあ・・・お前ってエッチにゃあ・・・」 流し目でぼくを睨むご主人様。 「あの、その・・・違うんです・・・」 あっという間に主導権を握られていくのに気がつかないぼく。 「でも・・・お前なら直に触ってもいいんにゃよ・・・」 ご主人様は半天の下のシャツをたくし上げるとノーブラのおっぱいの下側を覗かせる。 なんか半天にヌードってミスマッチ・・・だけどすっごくエッチな感じ・・・ 「ご、ご主人様・・・そ、そんなはしたない・・・」 と言っては見たものの完璧な曲線を保つ下乳のラインに釘付けのぼく・・・そして ご主人様はぼくのためらう背を押すように囁く。 「お前がコタツの代わりに暖めてくれればコタツから出てもいいにゃあ・・・」 さらにシャツをたくし上げるご主人様。うわ・・・おっぱいの先っぽの色の違う所まで ギリギリ見えてますぅ・・・ 「あ、あの・・・ご主人様ぁ・・・そんな、まだ明るいのにぃ・・・」 ふらふらと引き寄せられるぼく。ご主人様の豊かな胸に顔をうずめようとぼくは ご主人様にひざまずく・・・そしてご主人様が公務よりはるかに大好きなエッチを 手に入れかけ、会心の笑みを浮べたときだった。 『どたどたどた・・・』 凄い足音・・・近づいてくる。そしていい感じになっていた二人の部屋のドアが 蹴破られて誰かが突っ込んできた。 「うわっぷ!! 」 ぼくはひどく柔らかい物にぶつかり、そのままめり込んで窒息しそうになり、 ばたばたと暴れる。登場したのはミルフィ姫。真っ青な顔。豪奢な金のストレートヘアは ほつれていつもの輝きがない。いきなりまくしたてる。 「た、大変なのっ!!ソラヤが熱が出て寒気がするって言って頭痛もするし体中の 関節が痛いって言うしセキがとまらなくって顔色も良くなくてだるいみたいだし・・・」 と、ぼくを胸の谷間に捕獲しつつ取り乱す。ご主人様が先日直したばかりの扉と、 自慢のバストで抱くはずだった召使いをかわりばんこに見てワナワナと言った。 「それはタダのカゼにゃ――っ!! 」 ご主人様の右ストレートはミルフィ姫を飛び込んできたのと同じ速度で外に叩き 出した・・・ぼくまで一緒に・・・ 「まあ、コタツから出たことだし力になってやるにゃあ」 ニヤリと笑うご主人様。 「ご主人様・・・」 「マナ・・・」 ぼくとミルフィ姫は頼もしそうにご主人様を見た。ご主人様を完全に信用して しまって・・・ 「はい、玉子酒。まだ熱いからね」 ぼくはベットに寝ているソラヤ君に玉子酒の入った入れ物を渡す。ミルフィ姫の 部屋には湯のみなんていう下世話なものはないので紙のように薄いマイセンの ティーカップに注いで出す。ソラヤ君はそれを両手で受け取ってふーふーして飲んでる。 「お兄さま・・・こんなことまで、すいません・・・」 ソラヤ君は溜息をつく。寝巻きはオーソドックスなしましまパジャマ。少しやつれて いるけどソラヤ君の美しさを全く損なっていない。ぼくは身を起こしたソラヤ君の 肩にカーディガンをかけて優しく言う。ちなみにソラヤ君は自分専用の部屋がある。 ぼく、リビングのソファに寝てるのに・・・ 「気にしなくていいから、早く元気になってミルフィ姫を安心させてあげてね」 とうなずいてあげる。ミルフィ姫がうろたえるほどソラヤ君のカゼはヒドくなく、 もうほとんど治っていた。ヒトのお医者様がいないのと、ヒト用の薬もなくて どうしたら良いのか分からなくなってうろたえてしまったみたい・・・でもあんなに 心配してくれて羨ましいかな・・・すると、ソラヤ君の部屋にノックとともにユナ様と リナ様が入ってきた。二人の肩に雪が積もっている、ご主人様に言われて二人でこの 寒い中馬を飛ばしたのだろう。 「ヒト用のお薬持って着ましたの――っ!! 」 ユナ様の手に小さな小箱。 「えっ!! そんなのあったんですか!? 」 「ずっと前に落ちてきて、お店の倉庫の冷蔵庫に保管しておきましたの、ちゃんと 使用期限内ですの――っ!! 」 エッヘンと薄い胸を張って威張るユナ様。ぼくは箱を受け取る。 「え~と・・・ビ・・・ヴィックルヴェポラップ?『塗る風邪薬』・・・昔、見たこと あるような・・・」 箱を見て一人ごちるぼく。あれ?新品なのに封を切った跡が・・・と、仔細に 調べようとすればリナ様がぼくの注意を逸らすように咳払いして言う。 「ゴホンッ!! み、見舞いの品はここに置くぞ・・・」 と勝手に枕もとにフルーツの入った大きなバスケットをどかっと置くリナ様。 なぜか向きを確認しては一人頷いている。カゼ一つに大げさな見舞い品だよね・・・ 「あっ、ソラヤ君リンゴ剥いてあげようか?」 手をのばすぼく。 「ま、待てっ!! 」 「ダメですの――っ!! 」 ぼくの前に立ちふさがる二人。 「あ、あの・・・お見舞いの品じゃ?」 慌てて言い訳をまくし立てる二人。 「食べごろは明日ですの、明日――っ!! 」 「ソラヤは食べたくないと言っている、なあソラヤ・・・アン?(ギロリ)・・・」 「・・・は、はい・・・」 と身の危険を感じたソラヤ君が返事してる・・・なにかおかしい・・・ぼくが問い ただそうとすると、ちょうどぼくのご主人様がノックもせずに入ってきた。ソラヤ君が 慌てて言う。 「あ、ありがとうございました・・・貴重なお薬までいただいて、お見舞いまで 貰っちゃって・・・(ぺこり)」 ご主人様が鷹揚に言う。 「気にすることにゃいにゃあ・・・親友のためならこの程度たいしたことにゃいにゃあ、 それに違うモノで返してもらうしにゃあ」 ニヤニヤとぼくとソラヤ君をかわりばんこにネットリ見つめるご主人様。 「この寒い中、馬を飛ばしたのは私なのに・・・ぶつぶつ・・・」 「売り物の薬、タダで提供したのユナなのに・・・ぶちぶち・・・」 ぶつくさ言っている二人を無視してご主人様は言う。 「そうにゃ!!ソラヤも心細いだろうからお前が今日、一晩一緒にいてやるにゃ!!」 「ええっ!! いいんですか!! 」 返事をしたのは、ほとんど飛び起きかけて叫ぶソラヤ君。まだ病気なんだから・・・ 「お前もかまわにゃいにゃ?」 「えっ!? ・・・え~と・・・」 『お兄さま(キラキラ)・・・』 ううっ、背中のソラヤ君の期待に満ちた視線がイタイ・・・ 「わ、わかりました!! 今日は一晩看病します!! 」 と言ったところで扉の外にミルフィ姫が現われた。なぜか体をロープでグルグル 巻きにされており、ブロンドを振り乱してぴょんぴょん跳ねて来た。そして半分ずれた 猿轡の隙間から叫ぶ。 「だ、だめよ!!その薬を使っちゃ・・・むふ・・・ぐっ・・・がく・・・」 ユナ様が口をふさぎ、リナ様が当身をくらわせ、ご主人様がすかざずミルフィ姫を 抱えて引っ込む。この間1.5秒足らずでぼくは何が起こったのか判らない。ご主人様が ドアの隙間から顔だけ出してパチンとウインクして最後に言う。 「わたし達はリビングで大事な打ち合わせがあるから、お前は来ちゃダメにゃあ・・・ お前はちゃんと一晩中ココにいるにゃあ・・・もう来ないからお二人ごゆっくりにゃあ」 「は、はあ・・・」 不承不承うなずくぼく。うしろでウンウンと深くうなずいているのはソラヤ君。 ソラヤ君ホントに病人?・・・ と、言うわけで嵐のように4人のネコ姫が去っていくと部屋がいきなりシン・・・ とした感じ。 「・・・・・・」 二人の沈黙が部屋に積もるよう。ぼくは努めて明るく言う。 「と、とりあえず、お薬塗って、あったかくして寝ようね」 「はい・・・あ、あの・・・お兄さま・・・お薬、塗ってもらえませんか・・・」 恥ずかしげに言うソラヤ君。 「えっ、ぼくが?それは自分で・・・」 『ウルウル・・・(ジワジワ)・・・』 「・・・わ、分ったから、手伝うから・・・あっ・・・」 泣く子に弱いぼく・・・箱の中の説明書を取ると、横からソラヤ君がそれをさっと 奪い取る。 「ボ、ボクが読みますから、お兄さまはそのとうりに・・・」 「そう?・・・じゃあお願いしようかな」 確かに自分が使う薬だからソラヤ君が読んだ方がいいのかな・・・ 「ええと・・・本製品を胸部に塗布することにより、気化熱により体温を下げ、呼吸を 楽にします・・・」 『うんうん・・・たしかそんな感じの薬だったよね・・・』 ぼくは毛布をまくってソラヤ君のボタンに手をかける。パジャマの上のボタンから 一個ずつ『プチン、プチン』とボタンを外す。一つ外れるごとにソラヤ君の白い肌が シーツの上に広がる。 「・・・・・・・・・」 恥ずかしそうにトロンとした目をぼくに向けるソラヤ君。そんなに見つめられると ぼくも恥ずかしくなっちゃう・・・ 全部ボタンを外すとソラヤ君の薄い胸と縦長のキレイなおへそが現われた。白い 胸が密やかに深く上下してる。パジャマで擦れてしまったのか胸の桜色の先っぽは ほんのりと立ち上がっていて・・・ 「・・・そ、それで他にはなんて書いてあるのかなっ!!」 思わず見とれてしまったぼくは顔をぶんぶんと振ってソラヤ君に裏返った声で聞く。 ソラヤ君も慌てて説明書を覗き込む。『ヴィックルベポラップ』の青い小ビンを 開けると半透明の白い塗り薬があらわれた。 「あ、あの・・・『たっぷり手の平に取って両手によく馴染ませてください』って 書いてあります・・・ほ、ホントですよ・・・」 ちらちらとぼくの様子を伺いながら言うソラヤ君。 「わかった・・・たっぷりね・・・」 言う通りにするぼく。たっぷりすくい取り、手を擦り合わせるようにしてよく延ばす。 「そ、そしたら『胸に・・・胸によく揉みこむようにやさしく、じっくり塗ってください・・・』 って書いてあります・・・」 「い、いやに詳しく書いてあるんだね・・・」 何の気はなしに苦笑いして軽く言うぼく。ところがソラヤ君はなぜか必死でぼくに言う。 「ホ、ホントです!! あの、その・・・」 「わ、わかったから・・・ソラヤ君、塗るよ・・・」 「は、はいっ!! 」 目を閉じてきょうつけするソラヤ君。ぼくは両手をソラヤ君の胸にのばす。 『にとっ・・・』 「ひゃう!! ・・・んっ・・・」 ソラヤ君が薬の冷たさに小さく悲鳴をあげる。 そして知らないうちに二人は加速していく・・・ 「にゃふ・・・始まったにゃあ・・・」 リビングの大きな大理石のテーブルにしつらえたディスプレイを覗きながらマナが 言う。他人のソファなのに我が物顔でどっかりと座ってリラックスしてる。 両端から食い入るように見つめているのはユナとリナ。よく見ればディスプレイの 画面の周りにリンゴや桃のアップが映りこんでいる。 「ユナ・・・ちゃあんと、クスリは仕込んどいたかにゃ?」 「もちろんですわ、ちゃーんとネコにもヒトにも効く強烈なヤツをたーっぷり 混ぜといたの――っ!! 」 得意げにユナが言う。ディスプレイの中では少年が少年に胸を愛撫されてウットリ している様子が映し出されている。隠し撮りしているという背徳感がネコ姫達の 興奮を倍加させる。 「これからいったいどうなるのだ・・・はぁはぁ・・・」 息を荒げてリナがいう、気を落ち着かせる為に一気にグラスの酒を空ける。よく見れば テーブルにはアルコールや軽食が満載でオールナイトの準備は万全である。その足元で 声がする。 「む――っ!! む――っ!! 」 気の毒な本当の部屋の持ち主は毛足の長い敷物の上にぐるぐる巻きにされて巨大な 大理石のテーブルの足に縛りつけられていた。噛み付きそうな勢いでマナを睨みつける。 「にゃふ・・・これは今日働いた代金のかわりにゃあ、年末のマンネリ番組よりもっと いいモノが今年は見れそうにゃ・・・あっユナ、ナチョスはいらにゃいからサルサチップを よこすにゃ、パッションガーリックソースはこっちにゃあ・・・」 といやらしく笑い、勝手にふるまうマナを見てギリギリ歯ぎしりするミルフィ。 こんな女に一秒だけでも感謝した自分に腹が立つ。 『ああ・・・わたくしのソラヤがマナの召使の毒牙に・・・』 と本気で思っているミルフィ。 「あん・・・あっ、あ・・・」 高性能のマイクがソラヤの声を拾う。『ざっ』と顔を振り向けディスプレイに 集中するネコ姫達。部屋は一気に淫靡な予感に満たされ緊張する。夜は始まった ばかり・・・ ソラヤはいつもと違う激しい怒涛のような快楽に戸惑う。 『ふあああん・・・なんか胸がずんってきて・・・お兄さまに触わられてる先っぽが すごく熱い・・・』 クスリを塗られた瞬間から激しい快楽に襲われるソラヤ。幼い体を身悶えさせる。 その仕事柄(?)、毒薬などの薬学も勉強しているソラヤだが暗殺用ではなく、 夜な夜なお城のお姫様が秘密の遊びに使う媚薬は専門外。不思議に思う間にもソラヤの 白い胸から媚薬は速やかに浸透していく・・・ 「んっ、あっ・・・ひゃう・・・」 ソラヤくんの口から小さく喘ぎ声が漏れている。 「ソラヤくん・・・苦しい?」 心配になって聞くぼく。ソラヤくんは薄目を開けて長い睫を震わせて言う。 「だ、だいじょうぶですぅ・・・こ、呼吸もラクになってきたカンジ・・・ですっ・・・ あんっ・・・」 「本当!? 」 嬉しくなったぼくは早く良くなれとばかりに、一層念入りに塗り薬をソラヤくんの 胸に延ばしていく。ソラヤくんのスベスベの肌は体温が上がってきたのか、いつも 使っているボディソープのラベンダーの香りが薄っすらと立ち上る。 『ふああ・・・あ、あの時もこんな香りがして・・・ぼく、ソラヤくんと・・・』 なんて、ラベンダーの香りをトリガーにして、地下の大浴場でカラダを絡ませあった コトを思い出しちゃうぼく。 「ひあっ!! ・・・んっ!? 」 「あっ!! ご、ごめんソラヤくん、強かった?」 ソラヤくんの小さな悲鳴で我に返るぼく。慌てて手離そうとすると、ソラヤくんの 両手が意外な速さで伸びた。 『ガッ!! 』 両手でぼくの手首を掴むソラヤくん。ぼくが顔ををしかめるぐらいの握力で手首を 握り締めている。そしてぼくの目を見つめて恥ずかしそうに言う。 「あ、あの・・・だいじょうぶですから、もっと・・・もっとシテ・・・ください・・・」 そのままぼくの手の平を自分の胸に押し付けるようにするソラヤくん。手の平には 痛いほどツンと立ち上がったソラヤくんの乳首の感触・・・ 「ひゃ・・・あっ・・・こ、こんなふうな・・・カンジで・・・あっ、ふあん・・・」 ソラヤくんがぼくの手首を誘導して・・・ソラヤくんの形のいい眉は快感に合わせて きゅっ、きゅっと形をかえている。知らないうちにぼくは自分からもいやらしく手を 動かしていて・・・ 『なんか・・・おかしいよ・・・ぼく、クラクラして体が火照ってきて・・・』 ソラヤくんの胸から立ち上るラベンダーといっしょに塗り薬の匂いを嗅いでいたら、 なんだかヘンな、感じ・・・ 「あんっ、あんっ!! ふあああっ!! 」 いつしかぼくの両手のアプローチはソラヤくんの薄い胸の肉をかき寄せるようにして 激しく揉みしだく。ソラヤくんもぼくの両手首に手を副えたまま、催促するように 胸を突き出してよがっている。白いシーツの上で小さなカラダがエッチにくねる。 「こ、こんなに先っぽ尖らして・・・ソラヤくん女のコみたい・・・」 ぼくは、手の平で器用にソラヤくんの胸をやわやわと刺激しつつ、人差し指で 弾くようにソラヤくんの乳首をいじめる。ご主人様がよくぼくにやるヤツだ・・・ 「はああっ!!いやっ・・・お兄さまっ!!そんなにいじめないでっ!!・・・」 と言うソラヤくんの表情は悦楽に蕩けきっていて、ぼくを見る視線は媚びるような、 挑発するような色が混じっている。 「いじめるって・・・こんなふうなコト?・・・」 ぼくはトドメとばかりにヌルヌルとした塗り薬にまみれたソラヤくんの桜色の乳首を 親指と人差し指で『ぎゅ』とつまんで、しごき上げる。 「ひああああああっ!!だめっ、ふああっ!!ボク、おっぱい出ちゃうう――っ!!」 ソラヤくんの背が反り返り、上半身が大きくくねる。 「うわっ!! 」 ソラヤくんがぼくの手首を持ったまま上体をひねったために、もつれるように ソラヤくんの上に覆い被さってしまうぼく。 「ご、ごめんソラヤくん・・・」 いきなりぼくの目の前に映る、潤んだ瞳のソラヤくんのアップ。ぼくは身を起こ そうとするがソラヤくんの動きの方がはるかに速かった。 「お兄さまぁ・・・」 『ちゅむ・・・』 音にならない音が、ぼくとソラヤくんの唇の間から発生した。 「ソ、ソラヤくん!! イタズラしちゃダメだよっ!! 」 ぼくは抗うけどソラヤくんの腕はぼくの背にぎゅっとまわされている。ソラヤくんって ぼくより小さいのに時々すごく力が強い。 「お、お兄さま・・・ボク、ボクもうガマンできなくてっ・・・んっ、ちゅぱ・・・ふぁむ、 舌・・・ください・・・んんっ・・・」 「そんな・・・だめ・・・はむ、あんっ・・・ちゅる、ふあああ・・・はんっ・・・」 ぼくの腕は自分の胸とソラヤくんの胸との間に挟まったようになって自由が利かない。 それをいいことにソラヤくんの両腕はぼくの服のボタンを外し、体中を撫でまわし、 淫らにぼくの服の中に直接忍び込んでくる。もちろん唇はぼくの口内を激しく 犯してきて・・・ 『ふあああっ・・・ソラヤくんの手が・・・すごく上手・・・んっ・・・』 ぼくは、唇はソラヤくんにネットリ奪われつつ、徐々に抵抗力を奪われていく。 ソラヤくんの手の平はぼくの腰の辺りを撫でるように愛撫している。気を抜くと すぐお尻のほうに手が忍び寄りぼくの腰をびくびくさせる。もう一方の手はわき腹を 引っかくように愛撫していたと思うと、背筋のくぼみを指先でつるつるとなぞらせて、 その鋭い快楽にぼくは思わずソラヤくんに我を忘れてしがみつきかけてしまう。 もちろんキスしてる熱い吐息は息継ぎのたびにぼくの耳元に吹きかけられ、ソラヤくんの 足はぼくの足にねっとり絡みついていて、パジャマから出たふくらはぎとカカトで ぼくの太ももの裏をなでなでしてくる。全身をフルに使った無駄のないソラヤくんの 愛撫。 『ああ・・・ソラヤくん、5歳ぐらいからミルフィ姫のオナニーのお手伝いして るって言ってたっけ・・・』 そうなのだ、ちゃんとセックスするようになったのは1年足らずなのに、ソラヤくんは 手でイカせることに関しては超ベテランなのだ。される方はてんで弱いクセに・・・ 「ふああっ・・・ソラヤくんおかしいよぉ・・・こんなに感じちゃうなんて、ぼくのカラダ じゃないみたい・・・」 なぜかメチャクチャに気持ち良くなってるぼく。知らないうちに着ていたシャツは はだけて、ソラヤくんの塗り薬がたっぷりついた胸と合わり、ぬっとりと擦り合わせる ように動いている。 『も、もう・・・ガマンできない・・・すっごく・・・シタい・・・』 ぼくの心はどす黒いネットリとした欲望で塗りつぶされていく。そして・・・ 「う・・・あ・・・ソ、ソラヤくん!!ソラヤくん――っ!!」 タガが外れたようにソラヤくんに覆い被さるぼく。 「ああん!! お兄さまっ!! はんっ・・・む・・・」 ぼくはソラヤくんの頭をかき抱くようにして夢中でソラヤくんと舌を絡めあわせる。 『ちゅ・・・んっ、くちゅ・・・はむ・・・んっ、んっ、んっ・・・』 「ぷは・・・お兄さま・・・もっと唾ください・・・」 ソラヤくんがせつなそうに言う。ぼくはもう頭に血が上りすぎてクラクラしてる。 ソラヤくんの超絶なフィンガーテクニックはぼくにふわふわ眠くなりそうな心地よさと、 ジリジリ炙られるようなもどかしさをかわりばんこに体験させていく。ぼくの視界は ゆらゆらと揺らめき、全てが渦を巻いたように・・・ 急遽しつらえたディスプレイに釘付けの3人のネコ姫。身を乗り出して息をするのも 忘れて固まっている。ユナの口にくわえたままのポテチがパリンと床に落ち、自分で びっくりして正気に戻る。リナは胸にのびかけた手を慌てて下ろしてテーブルに強打 してる・・・ 「こ、こんなにうまくいくとは思いませんでしたの――っ!!ハァハァですの・・・」 「うわあっ、て、手があんなトコロまでっ!!・・・め、召使いくん、頑張るのだっ!!」 手に持ったグラスをミシミシいわせつつ、マナの召使いびいきのリナが叫ぶ。 ぶつけた小指が赤くなってる・・・ 「ム――ッ!! ム――ッ!! 」 音しか聞かされていないミルフィが火のついたように暴れる。そんな気の毒な ミルフィを見下ろしつつマナはしゃあしゃあと言う。 「これは治療にゃ、こんなカゼちょっと汗かけばあっという間に良くなるにゃあ!! ついでに二人が汗かくとソラヤもわたしも楽しめて一石二鳥にゃ」 ばくばくと高そうなローストビーフを頬張るマナ。ちなみに食料がなくなった先から、 ミルフィの台所から無断拝借してくるので食べ物は尽きない。 「ムキ――ッ!!ほ、ほの~!!ふぇんふぁいふりょおふぃめ!!(こ、このー!! ヘンタイ不良姫!! )」 歯をむき出して叫ぶミルフィ。上品な物腰をかなぐり捨て、猿轡ごとマナの足に 噛み付こうとしてる。そんなミルフィを見てマナは慌てずに言う。 「・・・ロープ追加にゃ」 「了解!! (ですの――っ!! )」 一斉に飛び掛るリナとユナ。 「いふぁい!! いふぁいっつふぁらっ!! 」 気の毒なミルフィは何故か、ぎっちりと両胸を絞られるように拘束ロープを追加 されてしまう。ドレスの胸元の生地がはじけそうにパツンパツンになってる・・・ ・・・と、そんなことを姫様達がやっているうちにディスプレイの中では、知らずに 媚薬漬けにされてぐったりしているマナの召使いが映っている。そして小さく 舌なめずりをしつつ、そのスパッツの腰にゆっくりと手をかけるソラヤが・・・ 「お、お兄さますごい・・・こんなにスパッツ持ち上がるぐらい大っきくして、こんなに 逞しくて・・・ボクもいつかこんなふうに・・・」 ソラヤはぐったりとしたマナの召使の下半身の側にうずくまって、うっとりと お兄さまの熱くたぎったこわばりを撫でる。スパッツのサラサラした感触の下に ドクドクと脈動する感触・・・ソラヤはごきゅんと唾を飲んでスパッツに手をかけた。 「今、ラクにしてあげますから・・・」 『はふ・・・ぼ、ぼく・・・』 頭に上りすぎた血がやっと引いてくる。 『そ、そうだ・・・ソラヤくんのテクニックに翻弄されて・・・そして・・・んっ、腰が 熱い・・・』 と、目線を下にやるぼく。ソラヤくんがいた・・・ 「んっ・・・お兄さま・・・キモチいいですか・・・ちゅ、ずちゅ・・・れる・・・」 フェラチオしつつ、上目遣いでぼくを見ているソラヤくん。 「うわっ!!ソラヤくんっ、なにやってる・・・ひくっ、うあああっ!!」 さっきからずっとフェラチオをされていたらしいシャフトはすごく敏感になって いて・・・ 「お兄さまのステキです・・・おクチに入らないかと思いました・・・んちゅ、 ちゅちゅ・・・」 ソラヤくんがぼくのシャフトを口いっぱい頬張りながらしゃべる。薄めの唇は ぼくのシャフトをプニプニとしごきつつも、口の中では裏筋にピッタリと舌の腹が あてがわれていて、うねうね、ちろちろと舌が泳ぎ快感をぼくに送りつづける。 「ひあっ!!こ、こんな・・・んっ、ソ、ソラヤくん・・・前より上手にっ・・・ なってるぅ~!! あっ、ひいっ、きゃふ!! 」 ソラヤくんが嬉しそうに目を細めて囁く。 「お兄さまにお風呂でイカされてからたくさん練習したんです・・・それにこの前 だって、何度も何度もボクのおクチに濃いのをお兄さまが注ぎ込んで・・・ポッ・・・」 うっとりとシャフトに舌を這わせつつ言うソラヤくん。こ、この前って、ぼくじゃ ないよぅ・・・ 「あっ・・・お兄さまそろそろイキそうですね・・・」 シャフトのひくつきを感じたのかソラヤくんがじゅぷじゅぷ言わせながら言う。 「ふっ、あっ・・・そ、それはぁ・・・」 ぼくはあごをのけぞらせて言う。腰とお尻の境目がずしりと熱く重い。早くたくさん どぴゅどぴゅしたい・・・ソラヤくんの声が催眠術みたいに流れ込んでくる・・・ 「お兄さま・・・いいんですよ、思いっきりボクのおクチ犯してください・・・すっごく キモチいくなるように動いてみて・・・」 「はあっ、はあっ・・・んっ、ふああっ・・・ソラヤくぅん・・・」 ぼくの両手はソラヤくんの頭を抱える、絹糸のような黒髪がくしゃりと手の平で つぶれる。そして、そして・・・ 「う、ああああっ!! ソラヤくんっ!!ソラヤくん――っ!!」 ぼくはソラヤくんの頭を抱え、ガクガク揺すりつつ、腰まで使いソラヤくんの 小さな口を荒々しく犯していく。 「んぷっ・・・んむっ、けほっ・・・ずちゅ、ふはぁむっ!!お、おにいひゃま、すごく ワイルドですぅ・・・んぐっ、むぷぅ・・・」 ソラヤくんはそれでもぼくのシャフトに舌をはわせ、強く吸ったりしてくれている。 「ソラヤくんっ!!くっ、きゃふ・・・イク・・・イッちゃいそうだよっ・・・」 「お兄さまっ!! おクチにっ、おクチにだしてっ!! 」 「あっ、あっ、あっ!! ・・・」 せっぱ詰まるぼく。腰がびくびくしてきた。ソラヤくんの小さなクチにぼくの 野太いシャフトが強引に出たり、入ったり・・・ソラヤくんの舌先がシャフトの鈴口を えぐってる・・・ぼくの腰はさらに速度を上げて・・・ 「ひああああああっ!!ソラヤくんイクっ、イク――っ!!」 ぼくの背がピンと伸びる。同時にソラヤくんの口に放たれる熱く白い白濁。 『びゅくっ!! びゅくっ!! 』 激しくしゃくりあげるぼくのシャフトにソラヤくんの舌がひらめき、さらにぼくの シャセイを促す。 「んっ、んっ、ん~っ・・・」 何故かソラヤくんはぼくの白濁を口に溜めているらしく、たちまちほっぺがハムスター みたいにぷっくりと膨れていく。なんか・・・いっぱい出してるのを見せつけられてる みたいで、すっごく恥ずかしい・・・ めくるめく快楽とはこのことかも・・・シャセイが下火になるとソラヤくんは先端を 咥えて、くるくる舐めまわしつつ、シャフトをしごきたて、逆にもう一方の手は 優しくシャフトの根元の袋をいらってくれている・・・ 「はふ・・・あっ・・・はあ・・・」 ぼくはすごい快感に涙目になりつつも、しっかり一滴残らずソラヤくんの口に放つ。 『あっ、あっ・・・ぼく、男のコに出しちゃった・・・』 薄っすらと後悔しつつ、下を見るぼく。ほっぺをふくらましたソラヤくんがニッコリと 笑う。そして・・・ 『とろとろ・・・』 ソラヤくんはたっぷり溜めた白濁をゆっくりと口から吐きだして、ぼくのシャフトに トロリとかけていく。たちまち自分の出した白濁まみれになるぼくのシャフト。 「くすっ、お兄さまのでヌルヌル・・・」 ソラヤくんは口からトロトロとさらに垂らしつつ、白くデコレーションされた シャフトを手でしごく。力を失いかけたシャフトはたっぷりのローションを使って 責められたみたいに気持ちいくってたちまち元気を取り戻す。 「ソ、ソラヤくん・・・なにを・・・」 ソラヤくんはニッコリ、小悪魔のように笑って言う。 「お兄さまの大きいから、ちゃんとヌルヌルにしないと入らないんだもの・・・」 つるんとパンツごとパジャマのズボンを脱ぐソラヤくん。しなやかなソラヤくんの ハダカが明かりにさらされる。恥ずかしそうにピンとたったオチンチンを隠しつつ、 ゆっくりとぼくに跨る。ひ、ひよっとして・・・ 「だ、だめだよっ!! ぼくたち男のコ同士・・・」 押し留めるぼくにソラヤくんはキレイな顔をぐいっと近寄せてニッコリと言う。 「その男のコにたっぷり出したのは誰?あんなにぼくのおクチぐぽぐぽ犯したのは?」 ぼくはソラヤくんの蜘蛛の巣にからめとられた蝶。淫靡な匂いを放つ食虫花に 捕えられた愚かな羽虫・・・ 「そ、それは・・・んっ!! 」 ソラヤくんが泣きそうなぼくの唇を奪う。そして手はゆっくりとぼくのシャフトに 副えられてゆっくりと腰を落としていく・・・ああっ・・・先っぽが当って・・・んっ、 はあっ・・・舌が絡まって・・・ぼくの味ってこんな味なの?・・・ ふあああっ、だめだよソラヤくん・・・ ふあああっ、だめだよソラヤくん・・・ 『ごきゅ・・・』 リビングの3姉妹はクライマクッスを見逃すまいと、固唾を飲んで見守る。そして、 ついにその瞬間をというところで・・・ 『ぶっちん!! 』 猿轡を根性で噛み切ったミルフィが吠える。 「こらっ!!やめなさいっ!!あ、あなた達、わたくしのソラヤが犯されるのを見て そんなに楽しいのっ!? 」 ヤル気満々なのはもちろんソラヤである。マナがうんざりと手にあごを乗せながら めんどくさそうに言う。 「逆にゃあ、エッチなソラヤがわたしの召使いを犯そうとしてるんにゃ・・・」 「う、うそおっしゃい!!ソラヤがそんなことするわけないじゃない!!ああ・・・ 可愛そうなソラヤ・・・」 と一人、雰囲気を出して涙ぐむミルフィ。この期におよんで、こんなコトを言う 姫様にわざとらしく溜息をついてみせるリナとユナ。それに気がついたミルフィが ボソッと毒づく。 「な、何ですのその態度は・・・この筋肉胸に盆地胸・・・」 にこやかに話す姉妹。 「今度はこの脂肪のカタマリを一つづつ絞りあげるよう、横向きに縛るのはどうだ ろうか?なあ、ユナよ・・・」 「あのねーリナ、もう一本真中にロープぎゅってしたら、おっぱい4つに割れて 一つ一つは丁度いい大きさになると思うんですの――っ!!」 「ち、ち、ちょっともう胸はやめなさいよっ!!リナのバカ力で縛ったら胸が千切れて しまいますわっ!! 」 うろたえるミルフィにマナが言う。 「お前ら、うるさいにゃ・・・それじゃあミルフィにもソラヤの本性見せてやるにゃあ」 と、ミルフィを『ぐにっ』と掴んでソファの下に引張るマナ。 「イタイっ、イタイから胸を掴んで引張らないで――っ!!」 どこまでも気の毒なミルフィ・・・ 『あ、あ・・・ダメだよソラヤくん、そんな・・・』 ネットリ微笑んで腰を落とすソラヤくん・・・ぼ、ぼくは・・・ 「やっぱりだめ――っ!! 」 ぼくはソラヤくんを突き飛ばしてしまう。懸命に言う。 「だめだよソラヤくん!!隣の部屋にご主人様がいるのにこんなトコロ見つかったら・・・」 ぼくの必死の説得をキョトンとした瞳で見つめるソラヤくん。 「見られたらきっとご主人様達の前でやれって言われちゃうかも・・・見られながら だとボク恥ずかしい・・・ポッ・・・」 「そんなコト、ご主人様はしませんっ!!『ウワキ』したって怒られちゃうんだよ」 ぼくは少しずれたソラヤくんに叫ぶ。実際、よくネコの性格を捕えているのが ソラヤくんで、ずれているのはぼくの方なのだが・・・そしてソラヤくんが追い討ちを かける。 「『ウワキ』じゃないですよ、だってボクたち『ヒト』なのに『ネコ』がヤキモチ 焼くはずないじゃないですか・・・ねっ」 ニッコリと言うソラヤくん。ぼくは少しショックを受けて考え込む。 『ご主人様・・・ぼくのことどう思っているのかな・・・』 いきなりフリーズしてしまったぼくはソラヤくんの行動に気がつかない。 「せっかくお兄さまの、トロトロのセーシまみれにしたのに・・・すっかり乾いて しまいました・・・」 じたばたして挿入のタイミングを逃したソラヤが溜息をつく。そんなソラヤの 視界の端に青い小ビンが映った。 『あ・・・あれをローションのかわりに・・・』 ソラヤはフタを開けてたっぷりと両手に塗り薬をとると、ソラヤの手で一握りあまり そうな逞しいシャフトに丁寧に塗りこんでいく。 そして、ぼくは無性にご主人様に会いたくなって・・・ 「やっぱり、ぼく帰るよ・・・ソラヤくん本当にゴメ・・・ひっ!?う、うああああああっ!!」 ぼくは悲鳴を上げてベットに蹲る。 『ひあああっ!! オ、オチンチンが焼けるっ!! 』 ぼくのいきなりの苦しみようにソラヤくんがうろたえる。 「お、お兄さまっ!!だいじょうぶですか?ボク、ボク・・・」 背中をさすってくれるソラヤくん。ぼくは立てひざのまま、ゆっくりと身を起こす。 なにか開放されたような、バリバリとヒトの皮を脱皮してケモノに進化した気分。 「フ――ッ!! フ――ッ!! 」 僕のうめき声。ソラヤくんが上ずった声で呟く。 「うそ・・・そんな、すっごく・・・ドクン、ドクンって・・・」 お兄さまの下腹部にそそり立つシャフトに目を白黒させるソラヤ。別に大きさが 2倍になった、などということはないが、迫力が断然違っていた。さっきが肉棒なら 今は鉄棒と言ったところ。なにかこのままソラヤがそのシャフトにぶら下がっても しっかり支えられそうなカンジ・・・びっしりと血管が浮いたシャフトの姿は実に凶悪で、 急角度でそそり立ち、さらにカリ首がドンと張り出した様子は同性ながらソラヤの腰を 熱く蕩かして頼りなくさせてしまう・・・ 「ソ、ソラヤくん・・・」 じり・・・お兄さまがひざ立ちでにじりよる。 『あ、あんなので貫かれたらソラヤ、コワれちゃうかも・・・』 さっきまで積極的だったソラヤが一瞬怖気づく。 『ガッ!! 』 お兄さまの手がソラヤの華奢な肩を掴む。手の跡が付くぐらいに・・・ 「お、お兄さ・・・」 「フ―――ッ!! 」 お兄さまはいきなりソラヤを押し倒す。瞳にはケモノの光。 「ああっ!!ダメッ、乱暴にしたらソラヤ、コワれちゃう――っ!!」 必死でもがくソラヤ。不意打ちで慌ててしまったソラヤは体術を発揮できない。 お兄さまのカラダがソラヤの白い太ももの間に割り込んできて・・・ 「いや――っ!!お兄さまっ、乱暴なのはいやです――っ!!ボク、コワれちゃ・・・ ひっ!! 熱いのがアソコに当って・・・」 「フ――ッ!! フ――ッ!! 」 ケモノじみたお兄さまは狙いを定めて・・・腰をぐいっと押し出すように前に・・・ 「ひいあああああ――っ・・・あ・・・あ、あ!?・・・」 ソラヤの背が反り返り、苦痛に眉が歪んだのはほんの数秒。アヌスから溶け出すように 発生したとてつもない快楽は体中を駆けめぐる。息さえ忘れそうになってヘンな 溜息を肺から必死に押し出す。二人は押し流され、召使いの少年達は二人ともケモノに なって快楽の限りを絞りだす。 「ほら、ほら、ほら――っ!!見なさい、御覧なさいっ!!可哀想なソラヤが犯されてる じゃないの――っ!!ああっ、なんてマナの召使いは主人に似て節操がないのかしら!!」 と、得意気(?)に嘆くミルフィ。ユナがその横で呆然と呟く。 「ふ、不可抗力ですの・・・だってお薬、匂いだけでも効果あるのに粘膜直接なんて・・・」 基本的に人の話を聞かないミルフィが細かい意味もわからずに言う。 「なにが不可抗力ですの!! だいたいソラヤは・・・」 『あ、あ~ん!! お兄さま――っ!! 』 ディスプレイから甲高いソラヤの悲鳴。思わず画面に釘付けになってしまうミルフィ。 「むおおっ!!あ、あんな体位でずぶずぶと・・・ハァハァ・・・」 見苦しく身を乗り出すリナを押しのけてマナが言う。 「そうにゃあ、片足を肩で背負うようにして激しく突くにゃあ・・・にゃふふ・・・」 「はわわっ!!あんなに腰の動きがカクカクって・・・す、すごっ・・・ハッ!!わたくしと したことが」 我に返るミルフィ。慌てて叫ぶ。 「い、いったいこんなの見て何が楽しいんですのっ!?趣味が悪いったらありませんわ!!」 「にゃに言うにゃあ、こうして『美少年同士の絡み合いを直接手を下さず、高みから 鑑賞する事』こそ上流階級の愉しみにゃあ!! 」 「あ、あなたの上流階級のイメージはいつもどこか間違ってますわ!!」 「ミルフィもちゃんと間近でみればそのありがたみがわかるにゃあ・・・それにしても 今回は実にスムーズにうまくいったにゃあ」 「もちろんですの――っ!!塗り薬だけでなくてソラヤが初めに飲んだ玉子酒にも お薬入れときましたの――っ!! 」 得意気に言うユナ。でもマナはテーブルの上をワナワナと見つめてる。 「ひ、ひとつ聞くにゃ・・・その玉子酒っていうのは・・・?」 「キッチンにあった日本酒のビンにあらかじめサラッと・・・あれ?・・・これ・・・」 ユナも見覚えのある日本酒のビンを見つける。 「こ、これは、ずいぶん前に酒がきれたので台所から勝手に持ち出した・・・純米吟醸 『美少年』・・・」 おどおどと言うリナ。 「ユナ・・・ 48 でなんて言ってたかにゃ?」 「『ネコにもヒトにも効く強烈なヤツをたーっぷり混ぜといたの――っ!!』って・・・」 「・・・・・・・・・」 『ゴンゴンゴンゴン・・・』 気まずい沈黙の効果音が流れる。そして誰からともなく服を引き千切るように脱ぎ、 大きなソファの上で、互いに汗と粘液にまみれた取っ組み合いを始める三姉妹。 ミルフィはソファの下で慌てて頭をふせ難を逃れたものの、さっき言われた 『美少女、および美女同士の絡み合いを直接手を下さず、高みから鑑賞する事』の ありがたみなどちっとも判らなかったのは言うまでもない・・・ 所変わってソラヤの部屋。二人とも始めと比べればずいぶん落ち着いてきてはいるが、 それでも激しく幼いカラダをぶつけ合い、よがり合う。 「ふあっ、ああっ・・・お兄さまぁ・・・腰が蕩けちゃう――っ!!」 「ソラヤくぅん・・・ぼくの腰、とまらないよぅ・・・んっ、んっ・・・」 ぼくはソラヤくんの両足を両肩に抱えあげるようにして、激しくソラヤくんを突き まくる。出し入れの一回ごとにどんどん気持ちイクなっていくカンジ・・・ソラヤくんの アソコも『ぎゅ』って握り締めるように締め付けてくる・・・ 「はあっ、はあっ!! ソラヤくん、ソラヤくんっ!! 」 ぼくはさらに、のしかかるようにしてズンズンする。もうソラヤくんの足の裏は 天井を向いてる。ぼくは真上から全体重をかけてバスバスとソラヤくんの小さなお尻を 責める。 「ふああっ!!お兄さまっ・・・そんな真上から・・・くっ、はふぅ・・・深いのぉ・・・ お兄さま、す、スゴイ所にぃ・・・」 ソラヤくんの細くて白いカラダは汗にまみれつつ、ほんのり赤みをおびている。 大きすぎる快楽を受け止めかねて、くねくねとうねるソラヤくんの体・・・ 「ソラヤくん・・・いくよ・・・」 ぼくはソラヤくんの片足を肩から下ろす。残った足を『ぎゅ』っと抱きしめるように して、激しく腰を繰り出す。これで側位の体勢。 「ふあっ、ソラヤくんすごい締め付けてくるぅ・・・それにこんなにピンピンになって 揺れてるよ・・・んっ、はんっ・・・ちゅ、ぴちゃ・・・」 「お、お兄さまっ!!見ちゃダメッ!!ひああっ、そんな・・・足の指舐めちゃだめ ですぅ・・・キタナイです・・・あひゃん、きゃふ!! 」 口から溢れるよがり声を両手で押さえつつソラヤくん。試みは今の所全く成功して いないが・・・ぼくは名残惜しげに舐っていたソラヤくんの足指を口から出すとその足も ゆっくり下に降ろす。ソラヤくんはうつ伏せの体勢に・・・ぼくはそのまま小刻みに ソラヤくんに快楽を叩き込む。これでうつ伏せバック責めの体勢。 「ひあっ、ふあああん!! 」 カラダを半回転させられて内壁をえぐられてカワイイ悲鳴をあげるソラヤくん。 軽くイキかけるソラヤくんの蕩けきった表情に大興奮しちゃうイヤらしいぼく・・・ 「はあっ、はあっ・・・ソラヤくん気持ちいい?れる、ちゅく・・・くちゅ・・・」 ぼくはソラヤくんにぴっとり覆い被さって動く。この体位だと腰にソラヤくんの まろやかなお尻の感触を楽しみつつ抽送できる。ついでに目の前にソラヤくんの耳が あるので遠慮なくネットリと口で愛撫してあげる。 「ひああああっ!!ソ、ソラヤ感じすぎてっ・・・あっ、ひあっ・・・そんなに入り口を 小刻みにっ!!んふぁ・・・耳も、耳もイイよう・・・お兄さまっ!!お兄さまぁ・・・」 メロメロのソラヤくん。もう感じすぎて逆に不安になったのか、ばたばたと両手が 暴れてる。ぼくはそのソラヤくんのての甲を上から優しくかぶせるようにして握って あげる。そして『ちゅ、ちゅ』と軽く耳裏に口付けをしつつソラヤくんに聞く。 「なあに・・・ソラヤくん・・・」 口調は優しいぼくだけど、下半身は休むことなくソラヤくんのお尻の上でまったりと 弾み、ときおり軽く円を描くようにしてソラヤくんのアヌスを責め続ける。 シーツを噛み締めて息も絶え絶えにソラヤくんが必死で言う。 「あっ、あっ・・・お兄さまっ!!もう、イカせて!!思い切りイカせて――っ!! 」 ぼくもソラヤくんのみっちりとした激しい締め付けにクライマックスが近いのを 自覚して叫ぶように言う。 「じゃあ、思いっきりいくよ!! ・・・それっ!! 」 ぼくはソラヤくんの両手首を掴んでうつ伏せ状態から一気に立ち上がる。ソラヤくんは 両手首と接合部だけで無理やり引立てられたようになり、ボクのシャフトで入り口を 手荒くえぐられてしまう。これで体位は変形の立ちバックになった。ぼくは腰を落し 気味にしてるけれど、身長の差からソラヤくんは懸命につま先立ちして必死で高さを 合わせてる。 「ひぎいいいっ!!きゃふっ!!お兄さまのカタイのがっ・・・ひあああっ!!」 ガクガクとつま先の力が抜けては、『ゴリュン』とぼくのシャフトでアヌスを えぐられるソラヤくん。そして力のうまく入らない腰で必死に爪先立ちに復帰する。 本格的に動く前にもう涎を吹きこぼして絶叫して・・・でも、もっと気持ちイクしたげる からね・・・ 「いくよ、ソラヤくん!!今日オチンチン一回も触ってあげてないけど、お尻だけで イカせてあげるっ!! 」 『パンパンパンパン・・・!! 』 キレのいい音が部屋に響く。信じられないけど本当に拍手するみたいな音。これは ご主人様に手取り足取り教えてもらってマスターしたぼくの武器でもある。要するに 挿入前ならソラヤくん。挿入後ならぼくのホームグランドなのだ。ぼくは前半の失点を 取り戻そうと激しくソラヤくんを責めたてる。反応の良かった場所とか、微妙に内壁が うねった角度とかをちゃんとフィードバックして縦横無尽に突きまくる。 「ふああああっ!!お兄さま!!もうイキそうですっ、だから、だからオチンチン しごいてっ!! ひくぅ・・・しごかせてくださいっ!! 」 泣き叫ぶソラヤくん。でもぼくはソラヤくんの手首を握る手を離さない。 「だ~め、お尻だけでイクって言ったでしょ・・・それにソラヤくんのココ、まだぼくを 欲しがってる・・・よっ!! 」 思い切り深く挿入して大きく腰をまわすイジワルなぼく。円運動が一番上に来たとき ソラヤくんのつま先がほんの一瞬だけ本当にふわりと浮く。 「ひぎいいいいっ!!感じすぎっ・・・ます・・・はくうう・・・ああああ・・・」 ガクガク痙攣するソラヤくん。もう限界みたい・・・ぼくもじんわり腰に来てる・・・ 「ソラヤくん・・・イクよ、イクよ・・・」 ぼくはラストスパートをする。また部屋に『パンパンパンパン』って恥ずかしい音が 響いてる。次第にソラヤくんの腰もぼくの腰を迎え撃つように突き上げてくる。 「うああああっ!! イク――ッ!!お尻だけでイク――ッ!!」 先にイッたのはソラヤくん。びくびくと背中を反らせてシャセイする。でも今まで 一回も直接にオチンチンを触らなかった影響か、すごくヘンなシャセイ・・・白濁が トロトロとゆっくり溢れ出るだけ、飛び出す勢いがなくてソラヤくんのピンとそそり立つ 若幹を伝って流れ落ちる・・・ぼくは少し心配になったけれどイキかけの腰はもう 止められない。 「んっ、んっ・・・ソラヤくんのが締まるっ!!ぼくもイクよ――っ!!」 『びゅくん!! びゅくん!! 』 ぼくはいつも以上に大量にソラヤくんの中に放つ。イキながらも、感じすぎてツライ けど激しく腰を使う。これもご主人様の教育の賜物。 すると、ソラヤくんの様子がおかしくなってきた・・・ 「か、か、感じすぎちゃうぅ・・・あ――っ、あ――っ!!ひううう・・・」 白目を剥きかけてるソラヤくん。まだ白濁はトロトロ出てた。 後で聞いたけれど、ゆっくりシャセイしていたときも快感は普通のシャセイと いっしょみたい。しかもゆっくりな分、3分近くトロトロ出っ放しだったから、 ソラヤくん3分近く男のコ絶頂ぶっ続けだったみたい・・・最後はソラヤくん動物みたいに なって・・・ 「ひいいいいいっ!! ひいいいいいっ!!あひいいいいいっ!!」 って、すごい絶叫して失神した・・・ご主人様たちが様子を見に来なかったのがほんと 奇跡・・・ぼくはたっぷりと二回目を出してゆっくり目を閉じる・・・ 『ぴちゃ・・・ちゅく・・・』 ソラヤが心地よい感覚に目を覚ますと・・・ 「ん・・・んん・・・えっ!? お兄さまっ!! 」 ベットの下のほうでソラヤにフェラチオしているのは大好きなお兄さまだった。 夢かも知れないと思いつつも、夢だったら覚めないように小声で尋ねるソラヤ。 「お、お兄さまどうして・・・そんな・・・」 お兄さまはネットリ舌を這わせつつも、恥ずかしそうにシーツにくるまって言う。 「さっきソラヤくんヘンなシャセイだったから、ちゃんとシャセイするか調べて あげる・・・ちゅ、くちゅ・・・それにぼくだけ2回イッたから、お返し・・・ ずちゅちゅ・・・にこっ」 「そ、そんな・・・お、お兄さま、やっぱり上手すぎ・・・あっ、あっ・・・ダメ――ッ!!」 もっとたくさんお兄さまにシテもらおうと思った決心とは裏腹にあっという間に お口の中でイカされてしまうソラヤ。心の中で号泣する・・・ 結局またもや飲みきれず、目を白黒させてる『お兄さまの手伝い』と称してキス しながらソラヤはうっとりと思った・・・ 『カゼって、すごく気持ちイイ・・・』 カゼも全快。今日はソラヤの一年で一番の日になったのでありました。 翌朝・・・ミルフィ姫の客用寝室・・・ 「あのすみません・・・ミルフィ姫・・・ご主人様達のコト、宜しくお願いします・・・」 申し訳なさそうに頭を下げるぼく。ソラヤくんはべったりとぼくの腰の辺りに手を まわしてくっついている。 「ホッホッホッ!!宜しくてよ、全くこの時期に全裸で朝まで寝てるなんて自殺行為 ですわっ!!死なずにカゼで済んだのはきっと『バカはカゼひかない』という格言が 少しは効いたんですわっ」 と、いつになくキツイミルフィ姫。昨日なにかあったのかな・・・ぼくは目の前の ご主人様に言う。 「ご主人様・・・早くカゼ治してくださいね・・・でも良かった、ミルフィ姫が3人とも 看病してくれるって言ってくれて・・・」 「ごほ・・・げほっ・・・お前、行ったらだめにゃあ・・・わたしを見捨てたらダメにゃあ・・・」 気弱なご主人様、少しカワイイかも・・・でも、なんか後ろのミルフィ姫をチラチラ 気にしてる。 「すみません・・・年末は抜けられないバイトがあって・・・松の内は物入りだし・・・ でもリナさまもユナ様も一緒なら寂しくないでしょ」 と、言うと両隣に寝かされているリナ様とユナ様が口々に言う。 「待て・・・今、行ってしまったら・・・ゴホン、ゲフン・・・」 「だ、だめですの――っ!!このおっぱい星人を信用しちゃ・・・ゼハ、ゼハァ・・・」 ぼくは安心させるように言ってあげる。 「だいじょうぶですよ!!なるべく早く帰ってきますから、ねっ・・・あっ!!もう こんな時間・・・それじゃあいってきま――す!! 」 ぼくはミルフィ姫に目礼して部屋から出る。気のせいかべたべたしてるソラヤくんと ぼくを見る目つきが少し怖いような・・・まさか昨日のコト、ばれてないよね・・・ そうしてミルフィは三姉妹の寝ているベットの前に仁王立ちする。 「ふふ・・・ジャマ者は行きました・・・まあ、あの召使いはソラヤが泣いて頼むから 許してあげるわ」 「ありがとうございますご主人様・・・」 かしこまるソラヤ。お兄さまがいなくなれば、すっかりソラヤも『可愛い弟モード』 から『有能召使いモード』である。 そうしてミルフィは『ギンッ!!』と不届き者達を睨みつける。あたふた、もぞもぞ 蠢く三姉妹達。ミルフィは言う。 「ふふ・・・ちゃんと治療はいたしますわ、あなたの召使いと約束してしまいました もの・・・」 安堵するマナ。 「にゃふ・・・さすがミルフィにゃあ・・・昼ゴハンは『猫兆』の重箱がいいにゃ」 ずうずうしいにも程があるセリフにミルフィのこめかみにビシビシ青筋が浮く。 ソラヤはなんでこのマナ姫のことになると自分のご主人様がいとも簡単に暴走して しまうのか判らない。先日の雨の日のダウンタウンとは大違いだ。 「ソラヤ、治療の準備を・・・」 「はい・・・」 ソラヤは3人の布団をひっぺがすとその下は3人供全裸で拘束されている。お返しと ばかりに約二名はぱつんぱつんの刑である・・・ そうしてもったいぶってミルフィは薬箱から薬を取り出した。 「ふふ・・・さてお薬の時間ですわ・・・『フェリシア製薬ジクロフェナクティーム剤』」 「ぶっ!! 」 思わず吹き出すマナ。 『・・・?』 きょとんとしてるリナ。 「そ、それ、もしかして、もしかしてですの・・・」 青ざめてユナが問うとミルフィが高らかに笑って言う。 「ふふ・・・もしかしなくても『座薬』ですわ!!・・・ソラヤ手袋を・・・台所の皿洗い 用ので結構ですわ・・・マナには特に早く治って欲しいから10個は入れませんと・・・」 「10個は致死量にゃ――っ!! 」 「薬は用法、用量を厳守ですの――っ!! 」 「にゃ――っ!!なんでこうにゃるの――って言う人物がちがうにゃ――っ・・・」 『ずぶずぶ』 「・・・ゔに゙ゃ―――――っ!! 」 シュバルツカッツェ城に今年最後のマナの悲鳴が響き渡るのでありました。 (・・・おしまい)
https://w.atwiki.jp/yaruo-schop/pages/86.html
サムネイル画像 タイトル お兄様の恋姫無双~萌将伝~ 作者名 ◆2U5iYLS3SE 原作 恋姫無双 ジャンル 架空戦記、コメディ、タイムスリップ 主人公 司波達也(魔法科高校の劣等生) 期間 2014/08/25~2014/09/04 掲示板 やる夫系雑談・避難・投下板(やる夫板) タグ 書き溜め、完結作品 まとめサイト 様 やる夫疾風怒濤 様 スレッド一覧 スレッド名 タグ 備考 開始日時 最終レス 【R-18】とあるお兄様の保身目録 書き溜め #597から「お兄様の恋姫無双~萌将伝~」シリーズ:スタート 2014/08/24 2014/08/26 【R-18】涙の理由を知ってるか♪ 書き溜め、性的表現 #952から埋めネタ「お兄様達のサクラ大戦」:開始 2014/08/26 2014/08/30 【R-18】太正桜に外道の嵐 書き溜め 2014/08/30 2014/09/03 【R-18】ハッピーブラザーウェディング 書き溜め 「お兄様の恋姫無双~萌将伝~」シリーズ:完結#286から「愛なんて鎖のように重いペルソナ4」シリーズ:スタート 2014/09/03 2014/09/07 同作者の作品一覧 異能学園都市でギャルゲ インフィニット・カニラトス お兄様の恋姫無双 お兄様の恋姫無双~萌将伝~ 愛なんて鎖のように重いペルソナ4 セージとハジメのP3 お兄様のペルソナ4 ジョジョの奇妙なデビルサバイバー2 チンピラは四畳半で生活しているようです 卑劣サバイバー2 ジョルノの愉悦探求紀~カツアゲ!無駄話!不等取引!
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/16360.html
ご主人様、帰ってこないよ!! 登場人物 コメント 『サンデーうぇぶり』の読切漫画。 登場人物 クロバットorケッキング:カレンデュラ ケッキングは怠け者な性格から ズバット:ダイヤ 青っぽい色と小柄から オンバーンorロズレイド:ローズ ロズレイドは名前から ココロモリorメガヤンマ:クロム メガヤンマは色合いと眼鏡から。性格:うっかりや コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 登場人物とだけ書かれた荒らしコメントを削除 -- (名無しさん) 2019-10-17 20 28 47
https://w.atwiki.jp/amakoi/pages/197.html
ご主人様の言う通り!―松原大樹攻略 大樹ルート 親友を頼る 抗議する 大樹を頼る 朝食を持って行く 本の件を持ち出す 大樹の部屋 まずは落ち着く バスタオルをセット 脱衣所に入る 大樹くんのため (セーブ) 大樹BADENDルート(セーブから) 頬にキスする 大樹BADEND 大樹HAPPYENDルート(セーブから) 唇にキスする 大樹HAPPYEND 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/104.html
第5話「白子とご主人様の戦闘準備」 「ご主人様にお願いがあります」 三人でのんびりくつろいでいたとき、白子が妙にかしこまって俺に声をかけた 「ん? なんだ? 改まって」 「実は私…。バトルに、参加してみたいんです!」 「ぎゃにぃい!?」 「し、白ちゃん!?」 まさか、こんな事を言うとは… 「黒ちゃんが毎日うなされてて、私たちにはどうすればいいのか分からない…」 「それは俺だって考えている。でも…」 「そんな、だって…。白ちゃんまで怖い目にあうこと無い!」 あわてて止めようとする俺達二人を白子はかぶりを振って静止する 「一杯、考えたんです。…私も、一度戦場に行ってみたら…何か分かるかも…」 白子が一瞬うつむくが、すぐに凛と顔を上げ 「もう、決めたんです」 その表情を見て、俺も黒子も、白子の説得は不可能だと察した しばし沈黙が流れ、やがて意を決したように 「ボクも、出る!」 「黒ちゃん!?」 「ボクが原因なのに、白ちゃんばっかりにやらせることなんてできない!」 俺は頭痛を感じたが、戦場の恐ろしさに立ち向かうことで黒子のトラウマも軽減されるかもしれない そう思えば、俺に出来ることはたくさんある 「タッグマッチの部門もある。二人ペアで参加するのがいいだろう」 「ご主人様…!」 白子がとがめるような声を出す。過保護な部分がある彼女は黒子を止めるべきだと考えているんだろう しかし、俺はそれを黙殺し、 「それと、二人に、新しい名前をつけてあげよう」 「ご主人様?」 「え? なんで?」 「せっかく試合に出ると決めたんだ。それなのに白子黒子じゃあまりにおざなりだろ?」 「あ、やっぱり自覚あったんですね…」 「じゃあ、ご主人様はボクが試合に出るのに賛成してくれるんだ!」 「ああ、いずれこういう日がくるかもと思って考えていた名前があるんだが、…マリンとアニタってのでどうだ? 白子がマリンで、黒子がアニタだ」 「マリンと、アニタ…ですか」 「いい名前です! 気に入りました!」 「そうか、気に入ってくれたか…。なら、お前達が史上最強の神姫として君臨できるような武装も用意せねばならんな…」 「は?」 「えっと?」 「クククク、待っていろ二人とも、俺が持つすべての技術を結集して究極の装備を開発して見せるぞ! フフフフフ、ハァーッハッハッハッハッ!」 「ご主人様!?」 「き、気を確かにしてください!」 なんか二人が心配していたが、俺は体中にやる気とアイデアが満ち溢れるのを感じていた ―――次の日の夜 「う~、ご主人様遅い…」 いつに無く落ち着きが無い白ちゃん…じゃなかったマリンちゃん 確かにちょっと遅いけど、まだ電車一つ分くらいしか遅れてない 「マリンちゃん…探しにいっちゃだめだよ」 ボクは面白くなって、ちょっと意地悪な声を出しちゃう それにマリンちゃんがぷぅ、と頬を膨らましてちょっと怒ったような声を出そうとした瞬間 バターーン! という、玄関を蹴り開けるような音が響き、 「ただいまぁ!!」 いつもと比べて異様にパワフルなご主人様の声が響く 昨日はひたすら紙にボクたち用武装ユニットの設計図を書きなぐって一晩明かし、 始発が動き始める時間には「早速上司を説得だ!」とか叫んで家を飛び出していったので非常に不安だったけど、一日中ハイテンションは続いたようだ 「マリン! アニタ! 所長を説得して、スポンサー契約を取り付けたぞ! これでうちの研究所が総力を上げてお前たちのバックアップを行う体制になった!」 急な展開に思わず呆れるボク。マリンちゃんは一瞬ふらついたが、すぐに気を取り直してご主人様に噛み付く 「何でいきなりそこまで話が大きくなってるんですか!?」 そんな言葉をご主人様は全く無視してまくし立てる 「二人のための武装も、マリンのは4日後、アニタのも8日でロールアウト予定だ」 完全新規設計の武装ユニットをたった4日で…。でも 「ボクのは後なの?」 「ああ、それだけでなく、マリンのはサード基準、アニタのはセカンド基準の出力になっているから、セカンド昇格まではマリン一人で戦ってもらう」 「ど、どうしてですか?」 「マリンちゃんだけ戦わせるなんて…!?」 「厳しいことだが、これはスポンサー契約の条件の一つだからどうにもならんことだ。ついでに3ヶ月以内にセカンドに昇格できなければスポンサー契約は打ち切られる」 「たったの?」 「一人でやるのに、それは短いよ!」 あまりに無茶な条件にボクは大声を出してしまう 「大丈夫、サードからセカンドに上がった最短レコードは1週間だ。まあ、シングルで、八百長試合の噂が耐えない奴だったが…。それに比べれば競技人口の少ないタッグなら3ヶ月くらいでいける、かもしれない」 「でも一人でなんて!」 「まって、アニタちゃん…。いいの、私やる。ご主人様が出来るって言ってるんだから、それを信じる」 「マリンちゃん…? だって戦うのって危ないんだよ! 怖いんだよ!」 「わかってる。でも、怖いものから逃げちゃ駄目なの。アニタちゃんもそれに立ち向かうって決めたんでしょ?」 「マリンちゃん…」 「大丈夫、サードはヴァーチャルが基本だから、危険は無い、はず」 無責任な事を言うご主人様 「ご主人様…!」 ボクは思わず咎めるような声を出してしまう。でもマリンちゃんはそれを制して 「アニタちゃん、ご主人様を信じられないの?」 「そうじゃないけど…!」 「そうだ、俺を信じろ。俺の何よりも誇れることは、技術力だ。この世の何よりもな」 そう力強く宣言するご主人様。ボクは長らく黙っていたけど 「…はい」 と頷くしかできなかった 「とりあえず、武装データは先行して完成させてきたから、これでヴァーチャルトレーニングできるぞ」 といって、押入れから訓練機を引っ張り出してくるご主人様。そんなの持ってたんですね… 「それと、これもだ。昔、知り合いの研ぎ師に遊び半分で作らせたものだが、本物の業物だ。これも信頼しろ。俺の次にな」 そういって取り出したのは二振りずつのナイフとマチェットだった。鈍く輝き、見るからに鋭そうな… 「これは…?」 「作ったのは俺じゃないが、設計自体は俺がした。製法も素材もこだわってあるから、硬度も切れ味も並じゃないぞ」 「ご主人様…、本当はボク達にバトルさせたかったの?」 「まあ、そういう気持ちも無くは無かったが、バトルにはあまり興味ないといわれて諦めていたよ」 そういって笑ったご主人様。いつも以上に生き生きしているように見えるけど気のせいだと思っておこう 「とりあえず、俺は出来る事をすべてやった。後はお前達に任せるよ」 「はーい!」 「ご期待に沿えるよう努力します!」 誤配送のときには感じなかった、ゆっくりと温まっていく高揚感。戦うのは怖いけど、ご主人様とマリンちゃんが一緒なら大丈夫 そんな気持ちがボクの心の奥底から湧き上がってくる。やっぱり、ボクも武装神姫なんだ… その夜、久しぶりに、ボクは悪夢を見なかった 続く