約 4,440,435 件
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/747.html
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/48515.html
登録日:2021/06/29 Tue 09 16 00 更新日:2024/09/22 Sun 06 52 03NEW! 所要時間:約 32 分で読めます ▽タグ一覧 ASTRAY SEED_DESTINY SEED_FREEDOM STARGAZER ※土曜夕方18時です。 だいたいこいつらのせい みんなのトラウマ ウィリアム・サザーランド エゴイスト カルト宗教 ガンダムSEED ガンダム組織項目 クルセイダーズ コーディネイター滅ぶべし サイクロプス ジョゼフ・コープランド ジョージ・アルスター テロリスト デストロイガンダム ナチュラル ピースメーカー隊 ファントムペイン ブルーコスモス プロパガンダ ホアキン ミケール ミーム ムルタ・アズラエル レイシスト レクイエム ロゴス ロード・ジブリール 世界の歪み 地球連合軍 外道 大量虐殺 嫌われ者 市民団体 悪の三兵器 憎しみの連鎖 戦争 所要時間30分以上の項目 政治結社 数の暴力 暴走 核攻撃 概念 機動戦士ガンダムSEED 狂気 癒着 陰謀論 青き清浄なる世界のために 核攻撃隊を出せ!目標はプラント群だ!! あの忌々しい砂時計…一基残らず叩き落とすんだ! 今度こそ奴らの全てに死を! くたばれ!宇宙(そら)の化け物!! 『青き清浄なる世界のために!!』 「ブルーコスモス(BLUE COSMOS)」とは『機動戦士ガンダムSEEDシリーズ』に登場する市民団体及び思想主義。 同時にC.E.世界の人類に根付いてしまったイデオロギーを意味する単語でもある。 + 目次 【概要】 【歴史と変遷】思想蔓延に伴う悪影響 【組織構造】ロゴス 【その後】 【主要構成員】盟主 政治家 軍人 番外 【ブルーコスモスが関与した軍事関連】兵器系MK5 戦術核ミサイル サイクロプス システム 戦闘用コーディネイター 生体CPU TSX-MA717/ZD ペルグランデ GFAS-X1 デストロイガンダム 軌道間全方位戦略砲レクイエム 影響を受けた部隊関連ガーディアンズ ピースメーカー隊 ファントムペイン クルセイダーズ 【余談】 【概要】 「青き清浄なる世界のために」というナチュラル原理主義を題目に、反プラント、反コーディネイターを標榜する過激な政治結社にして市民団体。 コーディネイターを差別し憎悪する思想故に劇中では多種多様なテロや破壊活動、本編で起きた様々な悲劇に関与した。 作中で反コーディネイター思想やブルーコスモス思想が干渉して引き起こしたとされる代表的なものとして以下のものが挙げられる。 ※一覧 年度 事件 C.E.17年 コーディネイター生成を行っていたシカゴの病院に対する焼き討ちで医師・看護士、入院患者らが一方的に虐殺。(ブルーコスモスの関与が噂されたが真相不明) C.E.40年以降 思想に染まった軍人や一般市民による無差別なコーディネイター、コーディネイター研究者の暗殺・殺人・テロ行為多数勃発。(なおこの流れで後にキラとカガリの両親・ヒビキ夫妻は死亡する) C.E.53年 ジョージ・グレン暗殺?(実行犯のナチュラルの少年の背後で糸を引いていた疑惑がある。あくまで疑惑止まり) C.E.63年 プラント内でのブルーコスモスによるテロの実行。なおこのせいでプラント全体で深刻なエネルギー危機が発生。プラント側の独立の気運が高まる。 C.E.68年 コロニー・メンデルへのテロ攻撃により死傷者多数。同時にメンデル内でバイオハザードが発生したことでコロニーが閉鎖。 C.E.70年 プラント理事国との対談に向かうプラント評議会代表団への襲撃。結果1名が死亡(*1)。(実行犯はブルーコスモスだが黒幕はプラント理事国だった模様) 2月14日、思想に染まった将校が独断で血のバレンタイン事件を実行 C.E.71年 味方の地球軍兵士を捨て駒兼囮にしてのサイクロプスによるザフト軍殲滅 マスドライバーの徴発を目的としたオーブ連合首長国への侵攻 宇宙要塞ボアズ及びプラント本国への核攻撃(三隻同盟の奮闘によりプラントへの命中弾は無し) C.E.73年 プラント軍事施設アーモリーワンへのファントムペイン襲撃。 デストロイガンダムの投入によるザフト駐留軍殲滅と同時に民間人の大量虐殺。なお「民間人を巻き添えにして」ではなく民間人も意図的な攻撃対象である。 軌道間全方位戦略砲レクイエムによるプラント本国への砲撃で民間人(推定)100万~300万人以上(*2)の大量虐殺。 このように、ざっと挙げただけでも関係した事件の血生臭さは歴代ガンダムシリーズの中でも群を抜く。 C.E.世界では反コーディネイターを掲げてのテロ行為全般は、例えブルーコスモス以外の団体であっても「ブルーコスモス系」と一括りにされているらしく、 『SEED DESTINY』の作中で「ブルーコスモス系テロリストによるテロ」とニュースで取り上げられるほど、 『反コーディネイター思想=ブルーコスモス』の認識が世間一般にも浸透している。 そもそも、コーディネイターたちが『プラント』を建造してそこに続々と移住し始めたのには、 ブルーコスモスに代表される反コーディネイター思想主義者達からの過激な差別・迫害から逃れるためという要因も大きく、 バルトフェルドは「なんでコーディネイターを討つのが青き清浄なる世界のためなんだか…」「プラントとしては、そんなわけのわからん理由で討たれるのはたまらんさ」と辟易した口調で愚痴っている。 ブルーコスモスや関連団体によるコーディネイターへの過激な差別・迫害がなければ、 『プラント』及び『Z.A.F.T.』は設立されないか、設立されるとしても確実に本編よりも遅かったと思われる。 何なら第1次連合・プラント大戦すら起こることは無かったかもしれない。 このことから、『SEED』の劇中世界・歴史においてブルーコスモスの存在がナチュラルとコーディネイターの関係悪化に拍車をかけたのは間違いなく、 『SEED』で描かれた時代に地球連合とプラントというそれぞれの共同体が、互いの存在を掛けた絶滅戦争を引き起こした要因・元凶の一つであることは疑いようがない事実と言える。 【歴史と変遷】 元々はアズラエル財団が結成した自然保護団体が母体。 初期は「遺伝子操作によって生まれるコーディネイターの存在は生命論理違反である」という考えから弾圧や反対デモを行う程度だったが、 C.E.22年のEvidence01(*3)の発見によりC.E.30年頃から弱体化を始めたキリスト教やイスラム教といった旧宗教の原理主義者・過激派・狂信派が合流。 C.E.52年のS2インフルエンザの大流行を「コーディネイターのジョージ・グレン暗殺に対する報復、あるいはナチュラル殲滅作戦」とする陰謀論やデマ同然の噂の流布。 C.E.55年に国際法でコーディネイターの出産は禁じられたにもかかわらず違法に生まれ続ける事に不満を覚えた一部のメンバーが過激派に変貌。 C.E.70年の『エイプリルフール・クライシス』(*4)による社会不安の拡大と、エイプリルフール・クライシスに代表されるZ.A.F.T.の行動(*5)への反発。 優れた能力と選民思想、優生思想でマウントを取ってくるコーディネイター達に対する不平不満や嫉妬、恐怖の蓄積と蔓延。 といった、様々な要素が重なり、思想が次第に肥大・先鋭化していった結果、本編のようにコーディネイターへの差別思想に凝り固まり、 彼らを排除するためなら過激な政治ロビー活動や迫害、ヘイトクライム、暗殺、テロ行為すらも辞さない危険な思想主義へと変貌した。 尤も、当然ながらブルーコスモスの構成員全てが暗殺者やテロリストのような危険人物というわけではなく、 初期のようにテロに走らず政治的ロビー活動や市民運動レベルのデモ行進程度に行動を収めるギリギリ良識的(?)な集団もいる。 特定人種にそういった攻撃的な行動を取る時点で良識的かは疑問ではあるが。 また、コペルニクスの悲劇や長年のコーディネイターへの迫害やテロ行為によって遂に堪忍袋の緒が切れたプラントが、 報復措置として地球側への物資輸出を停止した結果、プラントの生産力に頼っていた理事国側は困窮することになり、 これに目を付けた各政府の宣伝活動により反プラント・反コーディネイター感情が植えつけられてしまい、世界各地でブルーコスモス思想が加速・蔓延する遠因にもなった。 思想蔓延に伴う悪影響 第1次連合・プラント大戦の激化や長期化に伴い、単純明快な題目に共感した地球連合軍の兵士にもブルーコスモスの過激思想が蔓延を始める。 終盤ではサイクロプスが用いられた『オペレーション・スピットブレイク』でブルーコスモスの派閥勢力が相対的に強まったこともあり、 本来、地球連合軍からすると直接戦争とは関係のない民間人であるブルーコスモスの盟主が戦争及び戦略立案に直接介入できるほど強い影響力を獲得してしまった。 結果第1次連合・プラント大戦では多くの軍人がブルーコスモス思想に染まってしまい、ブルーコスモスの思想と彼らが掲げる「青き清浄なる世界のために」という題目は、 『コーディネイターを排除する(=殺す)ためならどんな非人道的で残虐な手段を使っても正当化される』 という免罪符へと変貌。 連合軍内ではコーディネイターを憎む歪んだ考えで戦う狂気の兵士で溢れ返ってしまうなど、最早カルト思想の様相を呈していく。 こうなってしまうと最早組織の自浄作用は期待できず、コーディネイターを同じ人類ではなく「どんなに残酷に殺しても許される化物」とする差別的認識が、 連合軍内すら超えて、地球連合に属する国に住む(主に)ナチュラルたちの間に世界規模で蔓延。 本来なら「抑止力」として用いられるはずの核ミサイルをあたかも通常のミサイル兵器感覚で濫用し始め、 末端の兵士も核兵器による民間人の大量虐殺に加担することに事に何の疑問も覚えないどころか、嬉々として加担するようになった。 極端な者になるとコーディネイターのみならず親プラント派の地域、更には地球連合に協力しない中立国までも同様に敵と見做しており、 例えば『SEED』では、中立を表明しているオーブ連合首長国に対し、 「地球国家でありながら我が身可愛さに自分だけ平和を謳歌しようとする卑怯者(要約)」 「共に『人類の敵(プラント)』と戦うと表明しないのであればプラント支援国家と判断する」 という、ほとんど難癖に近い一方的な宣戦布告(*6)をして攻撃を仕掛けて最終的にオーブ連合首長国壊滅の引き金を引き、 『DESTINY』では、ザフトを進んで受け入れたベルリンに対し巨大MSデストロイの投入を以て粛清、一般市民を大量に殺戮する惨劇を引き起こしている。 ベルリン粛清については流石にロゴスメンバーからの疑問の声も無かった訳ではないが、 トップのジブリールは「例えナチュラルであろうが、コーディネイターと馴れ合うような裏切り者はこの様に地獄に落ちる(発言大意)」とまるで意に介さなかった。 【組織構造】 ブルーコスモスはあくまでも「市民団体」であるため、地球連合軍と密接な関係にありつつも軍属ではなく、 過去のガンダムシリーズの似た組織であるティターンズのような明確な組織系統図は存在せず、私兵ともいえる軍事組織も保有していない。 一応ブルーコスモス主義者の内、政治面で特に有力な人物は「盟主」と呼ばれ事実上のブルーコスモスの指導者に位置する。 特色として「『コーディネイターに反対』という意見立場を取る者なら誰でもブルーコスモスを名乗って良い」という意外な程の懐の広さがあり、 構成員の大半はナチュラルだが、自らの出自に悩んだ結果ブルーコスモス思想に行き着いたコーディネイター(*7)も僅かだが存在する。 この、 場合によってはコーディネイターすら取り込める敷居の異様な低さと懐の広さ 老若男女でも直感的に理解しやすい単純明快な分かりやすさ がSEED世界の地球で絶大な影響力と支持を有してしまう原因となり、 C.E.68年には末端の自称も含めれば全世界の支持者数は統計で数十万人規模に膨れ上がったともされる。 なお反コーディネイター運動が最大限に膨れ上がったのはあくまでもC.E.70年である上に、 反コーディネイター思想に共感してしまう些細な差別感情や嫌悪すらも極端な話ブルーコスモスの範疇に収まってしまうため、 統計に入っていない潜在的な支持者も含めれば最盛期の支持者数は数百万人、或いはそれ以上になっていた可能性もある。 結果、地球の社会のありとあらゆる団体に支持者が存在。 構成員の国籍、年齢、職業、立場も様々で各国の政財界や地球連合軍部にも根を張っている…というより完全に癒着している。 C.E.71年の大戦末期には地球連合軍の末端から上層部に至るまでの多くの兵士がブルーコスモスの思想に染まってしまい、 これが結果として、プラントと地球との絶滅戦争を加速させる遠因となってしまう。 上で「私兵は持たない」と表現したが、厳密に言えば大西洋連邦そのものが事実上のブルーコスモスの私兵へと変貌してしまったとも言えなくもない。 何ならコーディネイターを憎む過激化・暴徒化した一般市民達もまたブルーコスモスの私兵であると言える。 後にブルーコスモスと深い繋がりを持つロゴス直属の私兵「ファントムペイン」が結成され、ブルーコスモスの実質的な私兵として運用された。 連合側を擁護するなら、あくまでブルーコスモス思想は連合軍で全面的に受け入れられている訳ではない。 実際軍の会議中もオーブ侵略やプラント本国への核攻撃によるコーディネイター虐殺に難色を示す良識のある将校もそれなりに多い。 アズラエルのオーブ攻撃をあたかも新型兵器のデモンストレーションの場として見なすかのような言動やコーディネイターへの差別発言に対して難色や嫌悪を表す将校 血のバレンタインの話題になった際には「あれは君達が…」とアズラエル及びブルーコスモスを批判する声を上げる高官 といった人達もそれなりにいた。 とはいえ、結局アズラエルを抑制するどころかアズラエルに睨みつけられただけで黙らされ、オーブ侵攻やプラントへの核攻撃も実行に移されているため、 『SEED』後半では地球連合軍の上層部はブルーコスモスに逆らえず、その傀儡と化していると言っても過言ではない状態であった。 『DESTINY』では詳細は不明だが前大戦の影響で勢いが弱まっており、直属とも言える「ファントム・ペイン」を除くと、 ブルーコスモスが思うままに操れる戦力・部隊というものはほとんどなくなっている。 動員に成功しているところもあるがそれも脅したり話を付けて借りている様な状態で、とてもではないが大軍からは程遠かった。 そんな状態だったこともあり、作中後半のベルリン粛清やレクイエム発射といった暴挙の後には地球軍を離反し、ザフトやオーブ軍側に付いた者も小規模艦隊ほどの数出ていた。 一方で元々連合も一枚岩ではないことや、デュランダルが地球に対する恐怖政治を敷いたことなども相まって、ブルーコスモスを取り巻く環境が更にややこしくなっていた側面もある。 ロゴス 「コーディネイター憎しで、かえって力が湧きますかな?民衆も」 「残っていればね…」 「残りを纏めるんでしょう?憎しみという愛で…」 「しかし…どれほどの被害になるのかね?」「戦争は良いが、こういうのは困るねぇ…」 「どちらにせよ、『青き清浄なる世界のために』さ」 『SEED DESTINY』に登場した秘密結社にしてブルーコスモスの上位組織。 地球圏の軍事、金融、化学、穀物生産といった産業を支える大企業の大物経営者10人で構成されており、中にはブルーコスモスの盟主も存在する。 彼らが地球圏全体の経済を支えているといっても過言ではなく、ブルーコスモスの活動の資金源としても機能。 そしてその経済や社会への影響力から世論の情報操作も容易に可能にしており、 地球連合軍上層部側のシンパと合わせて極めて短時間のうちに世論を反コーディネイターに染め上げるほどの力を持つ。 おまけに地球連合軍の軍部ともズブズブに癒着しているため、戦争特需で利益を得るための手段としてブルーコスモスの活動やイデオロギーを利用していた節が見られ、 利益目的だけで長年プラントと地球の対立を煽り、軍人・民間人問わず犠牲が出る戦争やブルーコスモスのテロ活動を激化させていたという。 当然兵器生産や物資供給にも深く関わっているため、彼らの威光が地球連合をブルーコスモスに逆らえない下僕同然に変えてしまった原因であったともいえる。 インタビューによれば「歴代のアメリカ大統領を決めて戦争を起こすのも終わらせるのも彼らであり、人類の悪意が集まっているような存在」だったとか。 また彼らはあくまでブルーコスモスという存在や反コーディネイター思想を戦争経済を効率的に回すための便利な思想の1つとしか思っていなかった様子。 実際コーディネイター抹殺への意識を滾らせていた熱意あるメンバーは『DESTINY』の時点でジブリール以外だと何と0人。 コーディネイター殲滅にさほど熱意を持っていない彼らの言動に、 直接文句を言う事はせずとも、会議が終わって一人になった途端に不機嫌さを露わにし、苛立つジブリールの姿も見受けられた。 つまるところ、ロゴスにとってブルーコスモスの思想も、それによって奪われる人命も、自分たちの私腹を肥やし経済を回すための手段でしかなかった。 デストロイガンダムを用いたベルリンでの大量虐殺を見て辟易するかのような口調をしていた者もおり、 逆に言えばロゴスの大半はブルーコスモス過激派やザラ派とは異なり、敵対者を滅ぼすなんてことは望んでいなかったと言える。 ただ、そんな世界経済を牛耳っていた秘密結社も、C.E.71年の大戦末期頃にブルーコスモスのトップが、 よりにもよってコーディネイター排除の急先鋒といえるムルタ・アズラエルだったことで暴走。 彼がブルーコスモスを扇動してプラントを抹殺させる方向に進んだためにその手綱が取れなくなってしまっている。 具体的には、Z.A.F.T.が開発したNジャマーキャンセラーを入手した際、核兵器の再使用を優先するか地球のインフラ復旧を優先するかという会議でアズラエルは、 深刻なエネルギー不足への危機感 核兵器を使用することに対する心理的な抵抗感(*8) から軍事利用を渋る地球連合上層部を黙らせ、プラント殲滅のためにNジャマーキャンセラーを軍事利用する方向に強引にでも進めた。 その結果、地球圏のインフラ復旧はまともに進まなかったと思われる(*9)。 大戦終結後、後任の後釜であるロード・ジブリールに指導者のバトンが渡されるも、 こっちもこっちでアズラエルと同等かそれ以上の反コーディネイター思想主義者であった。 そのためアズラエル時代と同様にブルーコスモスの手綱を取ることは困難となり、大戦時と変わらずブルーコスモスの活動は暴走をし始める。 その結果、ジブリールが扇動・主導した数々の非人道的作戦に関与したことを、 ある意味天敵であるプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルのプロパガンダによってその存在と共に世界に暴露され、組織は壊滅した。 なおデュランダルにより悪い部分ばかり作中でフィーチャーされたので視聴者にとって分かりにくい面があるが、 経済や流通を担っていたロゴスが魔女狩りの如く狩られて壊滅されたことで、地球圏の経済は大混乱に陥ったという。 これらは後付けや裏設定などではなく、劇中でカガリも言及している。 デュランダルからしてみれば自身のプランを遂行するのにちょうど都合よく配置されていた悪役ポジションといったところ。 ブルーコスモスをさっさとパージしていればこうはならなかったのかもしれない。 【その後】 この巨大市民団体も勢力的にはC.E.71年の頃がピークだったようで、大戦終結後のC.E.73年にはアズラエルが戦死したこともあって勢力は弱体化。 それでもなお、散発的で小規模なコーディネイターを標的としたテロは未だに続いている様子であったが、 サトーが引き起こしたユニウスセブン落下テロ「ブレイク・ザ・ワールド事件」による未曾有の大災害を利用してジブリールが主導でプロパガンダを行わせることで、 再びC.E.71年時代のような苛烈な反コーディネイター感情が盛り上がった。 が、厭戦ムードがそれ以上に強い時代だったこともあってそれほどのレベルで盛り上がったのは一部の地域且つ短期間であり、 テロが起きてもほどなくして鎮圧されたり、世界規模には広がらなかった。 さらに連合と戦いつつも(表面上は)融和路線も打ち出していたデュランダルの反ロゴスのプロパガンダと一大宣伝の煽りを受けて、 上述したように最大のスポンサーであったロゴスが崩壊したことで、ブルーコスモスも指導者とバックボーンを同時に失う憂き目にあう。 またこの際デュランダルはロゴス(とブルーコスモスを)「コーディネイターとナチュラルの憎しみを煽る世界の敵」と喧伝したのだが、 これに賛同する市民は存外多かったようで、彼らもコーディネイターとナチュラルの争いに疲れ切っていた事がうかがえる。 C.E.75の時代になるとブルーコスモスは地球連合から事実上パージされたに等しく、ただのテロ組織にまで落ちぶれてしまっている。 テロ組織に著しく落ちぶれた結果勢力は縮小したものの、コーディネイターへの敵疑心も先鋭化。 避難民に紛れ込んでの自爆テロ攻撃というこれまでになかった新たな非人道的手段も取るようになった。 一方でブルーコスモスはC.E.の長い争いと憎悪の連鎖の果てに「コーディネイターを嫉妬・嫌悪・憎悪するイデオロギー或いはミームの概念」へと昇華され世界に深く根付いてしまったため、 「ブルーコスモス」とその指導者の名前を出すだけで反コーディネイター感情を持つ民衆をテロリストとして動かせてしまう状況になっている。 同時にコーディネイター(やザフト)側もブルーコスモスに対する憎悪は根強く、彼らの名前が出てくると極めて感情的に動く軍人も少なくない。 新たな指導者であるミケール大佐はこの状況を利用し、ブルーコスモスと自身の名前を餌にして元地球連合軍将校達によるテロ行為(プラント自治区への攻撃も含む)を繰り返し、 逆上したザフト軍に地球連合の領地を侵犯させて再び「ナチュラル対コーディネイターの世界大戦」を勃発させようとしていた。 なお単なる元地球連合軍のテロ組織というには十分すぎる兵力を有しており、ジェットストライカー装備のウィンダムを多数保有し、 果ては時代遅れ気味とはいえ戦略兵器のデストロイガンダムを最低でも2機(*10)運用している。 プラント、オーブ、そして大西洋連邦はこの状況を問題視しており、彼らの共同出資で設立された世界平和監視機構コンパスではミケールを逮捕することで一連の悪循環を止めようとしているが…… 末路 ミケール大佐は戦闘の最中、新興国家ファウンデーション王国の自作自演による核攻撃に巻き込まれ台詞もないまま消滅。 そもそも彼らに何かしらの支援を与えて武装蜂起に踏み切らせたのもファウンデーション王国であることが示唆(*11)されており、 そのファウンデーションも指導者を含め全て失われたことで完全に後ろ盾を失ってしまった可能性が高い。 実際にブルーコスモスはファウンデーションの蜂起後物語から完全にフェードアウトすることになる。 もっとも、今後世論のコーディネイターへの憎悪や嫌悪、差別意識が過激化・先鋭化すれば無限に蘇り続ける可能性があり、 C.E.の人類がお互いを憎み妬む差別意識と争いの連鎖から解き放たれない限り、ブルーコスモスが掲げた反コーディネイター思想とその影響から、 ナチュラル、ひいては人類全体が脱却することは永遠にできないだろう。 【主要構成員】 盟主 ムルタ・アズラエル 言って解ればこの世に争いなんて無くなります。解らないから敵になるんでしょう? そして敵は、討たねば! CV:檜山修之 『SEED』に登場。 アズラエル財団の若きトップであり、C.E.71年時代の盟主。みんな大好き僕らの盟主王。 プラント本国への核攻撃(=民間人をも標的とした未曾有の大量虐殺)が成功しそうな瞬間悪意に満ちたほくそ笑みを浮かべるなど、 ブルーコスモスのエゴと反コーディネイター思想の体現者とも言える存在。 C.E.71年の大戦末期では「国防産業連合理事」という肩書と政治力を利用して地球軍司令部すら手懐け、後期GAT-Xシリーズ運用のためのオブザーバーとしてドミニオンに乗艦。 地球軍の実質的な総司令官のような立ち位置で『軍』の規律と統制ガン無視の強権を振るい、最前線でプラント及びコーディネイターの抹殺を主導し続けた。 ただし、「檻に繋いでおく(=自分たちナチュラルの完全支配下に置く)」ことが出来るならという前提でコーディネイターの有効活用も視野に入れていた節があるなど、 例え忌み嫌っているものであっても利用価値があるなら使おうとするビジネスマンらしい柔軟な思考も持ち合わせていた。 そのため「実はブルーコスモスの中では穏健派寄りの過激派だったのではないか」という意見もある……が、 劇中彼の発言や行った行動の数々は間違いなく地球とプラント間の憎悪を加速させており、C.E.世界を人類滅亡目前にまで追いやりかけた元凶である。 詳しくは個別項目を参照。 ロード・ジブリール コーディネイターを「倒せ」「滅ぼせ」「やっつけろ」と!あれだけ盛り上げて差し上げたのに!その火を消しておしまいですか!? CV:堀秀行 『SEED DESTINY』に登場。 秘密結社ロゴスのメンバーであり、C.E.73年時代の盟主。 アズラエルの死後弱体化したブルーコスモスを立て直した功労者であり、下手をするとアズラエル以上の過激派。 コーディネイター抹殺を目的にロゴスのトップとしてC.E.での戦争やナチュラル・コーディネイター間の対立を煽り、 同時にコーディネイター抹殺のためならナチュラルの殺害も躊躇わない苛烈な反コーディネイター思想から数々の非人道的作戦の指示を下して多くの悲劇を招いた。 手駒のファントムペインを裏で動かしつつもアズラエルと違い積極的に前線に姿を見せず、 アズラエルと比較されて「アズラエル以下の小物」と見做されやすいが、しでかした悪行の規模と数は前任のアズラエルをも凌ぐ。 詳しくは個別項目を参照。 政治家 ジョージ・アルスター 奪われた味方機に落とされる…そんなふざけた話、あるか! CV:関俊彦 『SEED』に登場。 大西洋連邦の外務次官でフレイ・アルスターの父親。 穏健派だったがブルーコスモスの一員であったため、外務次官という立場を利用して地球連合加盟国にコーディネイターの排斥を呼びかけるロビー活動を実施していた。 家庭でもブルーコスモス思想の教育をしていたらしく、フレイが当初コーディネイターを毛嫌いしていたある意味元凶。 ただし娘想いな親バカだったのもまた事実であり、フレイが乗艦しているアークエンジェルに合流しようと、 戦艦モンドゴメリに同乗して最前線まで赴いて出迎えようとする行動力を持っていた。 だが、合流直前に艦隊がザフトの襲撃を受けてしまい、脱出艇に間に合わず、艦が撃沈したため艦隊諸共死亡してしまった。 このせいで大体物語中盤までフレイのメンタルにダメージを与えてしまい、ストーリー中盤の人間関係のドロドロっぷりの遠因となってしまった。 因みに担当声優がラウ・ル・クルーゼやレイ・ザ・バレルと同じで、作中でも実際に声がそっくりという設定であったが、彼らとは特に何の関係も無かった。 それと同時にガンダムSEED作中のCV関俊彦は全員死ぬジンクスにも繋がってる。 ジョゼフ・コープランド 大体、君のファントムペインだって大した成果を挙げられていないじゃないかッ! CV:楠大典(TV版)/中田譲治(スペシャルエディション版) 『SEED DESTINY』に登場。 大西洋連邦の大統領を務めるナチュラルの男性。 地球連合の派閥である大西洋連邦の中でも穏健派の人物として知られており、 「プラントも含めた地球圏統一国家の樹立」を公約に掲げ選挙に出馬し当選。 彼本人はコーディネイターに対する差別意識はなくプラントとの戦争にも消極的だったが、彼の当選はロゴスの支援あってのものであり、 彼らからの支持を役人のように粛々と、時にはしぶしぶながらも従っており、実際はロゴスに都合のいい傀儡と化してしまっている。 ロゴスメンバーからも「大西洋連邦の小僧」呼ばわりされ、軽く見られていた。 デュランダルによるロゴス打倒宣言からヘブンズベース攻防戦にかけては、大西洋連邦内に反戦気運が高まってきたことから静観していたが、 レクイエム攻防戦ではフォーレを防衛するため月艦隊を発進させたアルザッヘル基地の司令部で険しい表情を浮かべている姿が確認できるため、 あくまで地球連合軍ロゴス派として行動していたと思われる。 しかし、ジブリールから「臆病者」と言われている事からレクイエムの使用にはあまり賛同していない様子が窺える。 ジブリールの死後、デュランダルの提示したデスティニー・プランにオーブ連合首長国のカガリ・ユラ・アスハが反対を表明したことに影響され、 月のアルザッヘル基地から連合軍月艦隊の残存部隊を出撃させたが、デュランダルが発射したレクイエムによって艦隊や基地もろとも消し飛ばされ死亡した。 小説版では戦争に積極的ではない部分が強調されており、アルザッヘル基地にいたのは反ロゴスを掲げる民衆の暴動から避難していたためと推測されている。 デスティニー・プラン発表後、事実上の敗戦となった連合軍部がプラントに対する抵抗を示していた事に関して「袂を分かつ」と表現されていたことから、 アルザッヘルの地球連合軍月艦隊の出撃はコープランドの意思ではなかったようだが、デュランダルからは「小物」と侮られ、 連合の掌握どころか軍部の突出を止める力すら持っていないコープランドには価値がないとして切り捨てられてしまい、アニメ同様の末路を迎えた。 なお大西洋連邦は彼の死後ブルーコスモスと完全に袂を分ったようで、コンパスにも比較的協力的な姿勢を見せている。 軍人 ウィリアム・サザーランド 不運な出来事だったのですよ全ては。そして、恐らくはこれから起こることも… 全ては青き清浄なる世界のために CV:稲葉実 『SEED』に登場。 地球連合軍最高司令部統合作戦室所属の上級将校。階級は大佐。 タカ派の筆頭にしてブルーコスモス思想に染まり切ったバリバリの反コーディネイター主義者で、 周囲の上級将校も自身と同じくブルーコスモスの思想に同調する反コーディネイター主義者で固めている。 現場を重視し、キラ・ヤマトにも一定の理解を示すなどの姿勢から、アークエンジェルクルーからも信頼の厚かったデュエイン・ハルバートン提督とは、 思想から何からまるで対照的な将校として描かれており、ハルバートンが批難していた「現場(犠牲)を数字でしか知らない」将校の一人でもある。 「オペレーション・スピットブレイク」を利用した捨て駒作戦を「不運な出来事」と例えてサラッと流して何の感傷も感じず、 アラスカ基地が何も知らされず身勝手に捨て駒にされた地球軍兵士達の地獄絵図と化していく最中、安全地帯でまったりコーヒーブレイクしていたのはこの人。 劇中ではキラがストライクに乗って戦果を挙げていくことを疎み、意図的に物資の補給・援軍を断ってアークエンジェルを孤立無援の状況に置き、 アラスカ基地に付く前に同艦をザフト諸共撃沈させようとした筋金入りの差別意識の持ち主。 その上、自分の目論見に反してザフトの攻撃を掻い潜ったアークエンジェルがアラスカに到着した際には、クルーの生還を口だけは歓迎しているように振る舞いつつ、 査問会では、「砂漠の虎」の撃破や敵側に奪取された四機の『G』を向こうに回してアークエンジェルを守り抜いたというキラ=ストライクの戦果には言及しない一方で、 自分がアークエンジェルを孤立させた影響もあることを棚に上げてアークエンジェルが関わったことで発生した連合軍の損害の責任を全てキラのせいであるかのようにこじつけ、 マリューたちクルーのキラへ寄せていた信頼や情を咎めるように「何故民間人とはいえコーディネイターを殺さないばかりかストライクに乗せ続けたのか」と糾弾。 「ストライクに乗り込んだのがただの学生なら良かった」=「ヘリオポリスでマリューはストライクと死んでいればよかった」(*12)とまで言い放つ(*13)ほど。 ストライクがコーディネイターであるキラに委ねられ、あまつさえ凄まじい戦果を挙げたことを露骨なまでに疎んでいることと、 そのストライクに守られたアークエンジェル、及びそのクルーにもいい感情を抱いていない本心が透ける振る舞いを見せ、 ムウやナタル、フレイといった、彼にとってまだ利用価値がある者を「異動命令」という体で引き抜いた上でアークエンジェルをアラスカ基地の防衛隊に任命。 地球圏のザフト軍を壊滅させるついでに、目障りなアークエンジェル及びそのクルーを抹殺しようとした。 この非道な行動がアークエンジェルクルーの離反に繋がることになる。 劇中終盤ではアズラエルの片腕的人物として活躍。 アズラエルを「アズラエル様」と恭しく呼び、ボアズ攻略戦や第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の指揮官としてピースメーカー隊及び地球軍艦隊の指揮を執った。 だが、最後はデュエルが放ったグレネード弾が乗艦ドゥーリットルの艦橋に直撃したことで爆死した。 漫画『SEED Re』では血のバレンタインでユニウスセブンを核攻撃した指揮官として描かれている。 つまりは漫画版を基準で考えるならば彼がSEED本編での泥沼の戦争の引き金を引いた元凶であった。 イアン・リー 何かある度に『揺り籠』に戻す必要があるパイロットなど、ラボは本気で使えると思っているのでしょうか? CV 西前忠久 『SEED DESTINY』に登場。 ファントムペインの母艦「ガーティ・ルー」の艦長。階級は少佐。 実直な性格だが良くも悪くも上官に忠実な職業軍人であったためか、エクステンデットの戦闘での運用はメンテナンスの手間も考慮して余り賛成的ではなかった。 レクイエム攻防戦で艦やジブリール共々戦死。 ホアキン CV 中村秀利 『C.E.73 STARGAZER』に登場。スウェンらの上官で階級は中佐。 難民キャンプだけでなく、中立を表明し元地球連合軍人も受け入れる研究施設の『DSSD』だろうが構わず襲撃させる冷酷な指揮官。 だが終盤アポロンAの存在に気付かず、あっけない最期を遂げる。 ミケール 『SEED FREEDOM』に登場。階級は大佐……だが、「元」が付く。 前述の通りC.E.75時点ではブルーコスモスは事実上地球連合からは完全にパージされており、 大西洋連邦は勿論のことブルーコスモス(ロゴス)に協力的であったユーラシア連邦ですら、 建前とは言え「ブルーコスモスは一歩も領内に入れさせん」とまで言われてしまっている。 だがミケール大佐はどこかに後ろ盾があるのか反コーディネイター思想を持つ将兵たちとともに武装蜂起し、作中では少なくとも4回の大規模なテロ行為を起こしている。 いずれも母艦や基地などを使わず帰還を前提としない特攻に等しいテロであり、双方に大きな犠牲が出ている。 劇中冒頭で描かれるテロに至っては本人が不在であるにもかかわらず「ミケール大佐」の名前を出すだけでデストロイガンダムまで持ち出すほどの大部隊が動くほどであり、 コンパスはブルーコスモス関連の事件の解決に向けて、彼の逮捕を最優先目的としている。 番外 三輪防人 コルベット 全く『ガンダムSEED』とは関係ないくせにスパロボシリーズで異様にブルーコスモスに馴染んでいた人達。 ぶっちゃけるとスパロボに全く出してもらえないサザーランドの代役である。にしても馴染み過ぎである…… また『SEED DESTINY』時代の戦いを描いた作品ではこの人がファントムペインに潜入活動をしていたこともある。 ジブリールから「生粋のブルーコスモス」と評されたが、一体どんな演技をしたんだろうか? ついでに『SEED DESTINY』終了後設定のこの作品でも、コイツがプレイヤーから元ブルーコスモス所属疑惑を抱かれていたりする。 その他にも別の作品では、あのジョージ・アルスターと声がそっくりな最低なヤツが影でブルーコスモスを利用していた設定となっており、 更にその上の黒幕が全ての元凶となっている。偶然か、その黒幕と対峙する主人公の中の人はアズラエルと同じだったり… ジョエル・ジャンメール・ジロー 『SEED ECLIPSE』に登場。そのため、一応C.E.世界の人物なのだが、立場的にややこしいのでここに記載。 表向きはハーフコーディネイターで構成されたテロ組織「アンティ・ファクティス」の指導者で、自身もハーフコーディネイターだが、 その実態はブルーコスモスの一員で、コーディネイターはもちろん、自身を含むハーフコーディネイターのことも嫌悪している。 「アンティ・ファクティス」の構成員は、手段こそ変遷しているものの、大半が「人間として生きたい」という望みを持っているのだが、 ブルーコスモスの思想にどっぷり染まったジョエルだけはそのような望みを持っておらず、その目的を乱暴にまとめるなら、 「コーディネイターとハーフコーディネイターを根絶やしにした上で自決する」という形で、「ナチュラルのみの世界」を創ろうとしている。 世界を巻き込んで自殺しようとしていたあちらの方が(ある意味)スケールがデカいが、クルーゼ同様にジョエルも破滅願望の持ち主と言えよう。 一介のテロ組織にも関わらずカラミティ(*14)やレイダーの改造機を用意できたのも、 物語のヒロインであるミヤビの実家であり、高いレベルの情報網を持つ五氏族の一つ、「キオウ家」すら特定ができなかったのもこのため。 また、証拠隠滅のためとはいえ、物語序盤には仲間のヴァレンティーナ・ビノンごと機体を撃っているが、 これも、ジョエルにとっては当然ハーフコーディネイターである彼女も抹殺目標の一人であり、別段死んでも問題ないという意識からである。 「思想さえ一緒ならコーディネイターすら所属できる」ことは有名な話だが、 ナチュラルともコーディネイターとも言えない立場であり、双方から良い目では見られていないハーフコーディネイターのジョエルが所属できた事実は、 逆説的に見るとこの世界における「理想の環境」の一つともいえ、ある意味ではブルーコスモスは平等と言えなくもない。 尤も、目論見通り生きているコーディネイター・ハーフコーディネイターを根絶やしにできたとしても、 その後の処理についてどうするのかを、ジョエル以外のブルーコスモスの構成員が考えているのかは不明だが…。(*15) 【ブルーコスモスが関与した軍事関連】 兵器系 MK5 戦術核ミサイル 撃たなきゃ勝てないでしょうがこの戦争!敵はコーディネイターなんですよ?徹底的にやらなきゃ…… 大体、核なんて前にももう撃ったんだ。それを何で躊躇うんです? 上のキャラの濃すぎる盟主2人と並び、ある意味ブルーコスモスの顔的存在。 核ミサイル自体は時たまガンダム作品で登場する兵器だが、SEED世界では大量殺戮兵器として通常兵器感覚で頻繁に使用された。 弾種は明言されていないが、後述のNジャマーで使用不可能に陥ることから純粋な核分裂弾か、起爆に原爆を用いる核融合弾と思われる(*16)。 威力も凄まじく、Nジャマー影響下では地球連合軍の侵攻を幾度となく撥ね退けた宇宙要塞『ボアズ』を、数十発の核ミサイルを撃ち込むことで壊滅させることに成功している。 地球軍的にも本来は倫理面から積極的な軍事利用はアウトな代物。 地球軍に籍を置いていたナタルすらもボアズ攻撃時の運用は公然と批判したが、アズラエルの強権により倫理的批判は問答無用で捻じ伏せられた。 劇中ではストーリー開始前に1発の核ミサイルを農業用プラント・ユニウスセブンの中央部に命中させて崩壊させ、 そこに住んでいた一般市民24万3721名を殺害する大惨劇「血のバレンタイン」を齎した。 アスラン・ザラの母親も、この血のバレンタインに巻き込まれたことで命を落としている。 このためプラント側は基本的に核兵器全般を憎んでおり、「攻撃されることは当然ながら使用も忌避感が強い」という設定があるため、 劇中で使用するのは全て連合内のブルーコスモス思想の信奉者によるものとされる他、自分たちの環境や政治的な関係などもあってか、地球上では一切使用していない。 結果、報復として地球にニュートロンジャマーがバラ撒かれて『エイプリルフール・クライシス』が発生。以後泥沼極まる地球軍とザフト軍の戦争が勃発した。 サイクロプス システム 「……この犠牲により、戦争が早期終結に向かわん事を切に願う…」 「青き清浄なる世界の為に」 『SEED』にて登場。 地下に敷き詰められたパラボラアンテナによって強力なマイクロ波を発生させ、有効範囲内を破壊し尽くす「クリーンで使いやすい自爆装置」。 MS等の兵器は推進剤や兵装の搭載火薬が加熱され自然発火し爆散、人体などの生物の場合は体内の水分が沸騰・蒸発し、直後に全身がグロい音と共に破裂して血しぶきと化す。 なおシステムの構造上、効果的に運用するためには敵軍を懐深くまで潜り込ませなければならないため、流石に無人では敵軍に怪しまれて侵入されない可能性があることから、 自分達(ブルーコスモス及び大西洋連邦)にとって都合の悪かったり死んでも問題ない味方を囮兼捨て駒として扱う必要がある。 そのため、「オペレーション・スピットブレイク」時は、上層部は予め安全地帯に移動した上でZ.A.F.T.兵を十分範囲内に引き込んでから起動するべくおおよその時間を決めて待機していたが、 元々捨て駒にしても(彼ら視点で)問題ない兵士たちだったとはいえ、彼らが最前線で奮戦していることに一切同情や慙愧の念を覚えないどころか、 将校たちは決行時間まで雑談に耽り、ザザーランドに至っては優雅に時間潰しのティーブレイクを楽しんでいた。 発動直前には上述の言葉を口にしたが、彼らが犠牲となる者たちに何の感傷も抱いていない(*17)のは目にも明らかであり、 神の視点から見ている視聴者からすれば「どの口が」としか言いようのない白々しい文句であった。 詳しくは個別項目にて。 戦闘用コーディネイター 『ASTRAY』にて登場。 アズラエル主導で開発された、戦闘に特化した遺伝子調整がなされたコーディネイターの総称。後の生体CPUの前身となった。 地球連合軍が、どうしても個々の能力差が目立つZ.A.F.T.(コーディネイター)の兵士に対抗するべく生み出した、文字通り戦闘用のコーディネイター。 遺伝子操作の段階で服従遺伝子を仕込まれた上で洗脳も施され、自我も破壊された彼らは、何よりも「ナチュラルのためになること」を優先して行動する。 アズラエルの柔軟性が現れた発想だが、考え方としては「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ!」と概ね同じなので両者の相互理解・融和とは対極に位置している。 なお生体CPUが完成したことで、大半の戦闘用コーディネイター達は処分されたが、自ら傭兵として居場所を勝ち取った『サーペントテール』の叢雲劾や、 ロンド・ミナ・サハクが双子のギナから事実上譲り受け、側近として重宝している何名かの「ソキウス」等、『DESTINY』でも一部の戦闘用コーディネイターは生存が確認されている。 生体CPU 別名「ブーステッドマン」「エクステンデッド」。 『SEED』シリーズ全般で登場するSEED版強化人間。 ナチュラルの少年少女に外科的措置・洗脳教育・投薬・マインドコントロールなどを行って、能力を常に限界以上に引き出せる状態にすることで、 後天的にコーディネイターに匹敵する情報処理能力やMS操縦技術を持つ兵士を作り上げる非人道的技術。 ムルタ・アズラエル主導の元C.E.71年のオーブ連合首長国への侵攻の折にブーステッドマンが実戦投入され多大な戦果を挙げた。 そのため『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』及び派生作品ではより効率的かつ最適なものに改良された改善版生体CPU 「エクステンデッド」が開発。 ロゴス直属の非合法特務部隊ファントムペインに投入され此方でもザフト軍の一流パイロットにも引けを取らない高い操縦技術を見せた。 詳しくは個別項目を参照。 少年少女を、その過去を名実ともに完全に抹消した上で、 定期的に劇薬を投与されなければ生命活動が維持できないほどの身体改造を施す 生命の危険が伴う前線投入が前提 無理な身体改造の影響で戦死しなくとも早死にする 書類上ではパイロットではなく生体CPU、つまり人間ではなく消耗品として扱う など、倫理を無視するどころか倫理に中指を立てて喧嘩を売る所業を体現している。 さらに、無理な身体改造を行う時点で元々の思想である「人体を改良し優れた能力を授けることは人倫に悖る」という部分からも逸脱しているようにしか思えないが、 ブルーコスモスの観点からするとこれでも遺伝子改造よりはマシという認識らしい(*18)。 そういった事情もあって、ブルーコスモスの思想に染まった、過剰にコーディネイターやプラント、ザフトに敵愾心を抱く軍関係者・研究者たちにより、 ブルーコスモスのお題目である「青き清浄なる世界」実現の為、極秘裏に研究開発が断行された。 因みにこれだけ非人道的な手段を取って兵士として送り出す所業をしていながら、 SEEDシリーズ全体を通して見ても連合軍内部からは生体CPUの運用に関する批判や糾弾は殆ど出なかった。 TSX-MA717/ZD ペルグランデ 『ASTRAY』にて登場。 アズラエル財団が主導となりブルーコスモスが開発した試作型巨大MAで、SEED世界でもトップクラスのゲテモノ。 オレンジ色のヒトデ、テトラポット、あるいは撒菱を彷彿とさせるトンチキ極まりないビジュアルが特徴。 機体としては NJCによる核エンジン PS装甲 上部に搭載された3基の大型ドラグーン・システム を搭載。 適正必須のドラグーンを一般兵が扱うために、パイロット3人の脳を外科手術で強引に同調させ、 擬似的に空間認識能力持ちにして運用する『R-TYPE』に出てきそうな非人道的設計をしているのが最大の特色。 つまり、一人は縦の動きに専念。一人は横の動きに専念。一人は奥行きの動きに専念。といった制御方法となる。 分離式のコクピットを持つが、使うとドラグーンの制御は出来なくなるため緊急脱出時にしか使えない。 劇中ではアズラエル財団保有の軍事要塞を守るために運用され、ブルーフレームセカンドLと交戦した。 GFAS-X1 デストロイガンダム 「全て焦土と化して何も残らんわ」「どこまで焼き払うつもりなんだこれで」 そこにZ.A.F.T.がいる限り、どこまでもですよ。 変に馴れ合う連中にもう一度はっきりと教えてやりませんとね。我等ナチュラルとコーディネイターは違うのだということを! それを裏切るような真似をすれば地獄に堕ちるのだということをね… 『SEED DESTINY』にて登場。 地球連合軍の狂気の産物であり、コーディネイターへの憎悪と恐怖症に凝り固まったジブリールが主導となって造り上げた戦術兵器の皮を被った戦略兵器。 ベルリンでの大量虐殺の立役者。詳細は個別項目を参照。 軌道間全方位戦略砲レクイエム さぁ、奏でてやろうデュランダル…!お前達の為のレクイエムを!! 『SEED DESTINY』にて登場。 地球連合軍が月の裏面にあるダイダロス基地にて極秘裏に開発した超巨大ビーム砲。 ビームを曲げるゲシュマイディッヒ・パンツァーを搭載した複数の中継ステーションにビームを経由させることで、地球圏のどこでも狙い撃てる。 簡単に言えば、ガンダム版反射衛星砲。 SEED世界屈指の大虐殺を実行した立役者であり、ジブリールの手により実際に発射されたが、その前後には、 「最近は巨費を投じて折角戦略兵器を作ったのにビビって撃たないヘタレ政治家が多くて困る。これでは何のために軍人やってるのか分からなくなる(要約)」 と愚痴ってジブリールと気軽に雑談を交わし、プラントへの砲撃に加担した指揮官が登場するなど、 最早自分たちは民間人の虐殺という軍人として最悪の行動をしている自覚がないブルーコスモス過激派に属する連合上層部の末期ぶりが分かる一幕があった。 詳細は個別項目を参照。 影響を受けた部隊関連 ガーディアンズ コミカライズ作品『機動戦士ガンダムSEED Re』で登場。 ユニウスセブンに対する核攻撃部隊として描かれ、血のバレンタイン事件を引き起こした元凶となった。 部隊構成は後のピースメーカー隊と同等であり、指揮官はウィリアム・ザザーランド大佐が務めた。 実戦運用には自艦の兵士からも否定的な意見が飛び出したが、 「これが本艦の使命」「確固たる理事国の意思を思い知らせる」というザザーランドの強権により、強引に作戦は実行されてしまう。 そもそもザザーランドからすれば降伏勧告からの開戦自体「バカバカしいこと」と苦々しい顔をしていたので最初から核攻撃による大量虐殺が前提だった模様。 そして核攻撃を実行したことに苦々しい顔や愕然とした表情を見せるハルバートン提督やマリュー・ラミアスの姿もあった。 ピースメーカー隊 道は拓いたようですな。『ピースメーカー隊』、発進します さ、次はいよいよ本国だ…。これでやっと終わるよ、この戦争もさ♪ 当時のブルーコスモス盟主であったアズラエルが、核使用を渋る連合上層部を「核は持ってりゃ嬉しいただのコレクションじゃあない!」と叱咤。 本来抑止力として扱われるべき核兵器をコーディネイター抹殺のため積極的に使わせる方向に舵を切らせた結果生まれた、 ブルーコスモスが掲げるコーディネイター廃絶思想の極北とも言える存在。 具体的にはC.E.71年の大戦末期、クルーゼがフレイ・アルスターを経由してアズラエルに横流しした「Nジャマー・キャンセラー」のデータにより、 再び地球連合にも核の使用が可能になったことで結成された特務部隊。 上記の「MK5 戦術核ミサイル」が装備された、地球連合軍のかつての主力であるモビルアーマー「メビウス」で構成されており、劇中において、 後期GAT-Xシリーズ アークエンジェル級二番艦「ドミニオン」 ストライクダガー と並ぶ地球連合側の切り札たる戦略兵器として活躍した。 …しかしその実情は、クルーゼが画策する人類絶滅のための「最後の扉」の1つであった。 「ボアズ」攻略戦では、この部隊による数十発の核ミサイル弾幕の集中砲火によってボアズを極短時間で壊滅に追い込んでいる。 続く第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でもプラント群に対し核ミサイルの弾幕を放ち、Z.A.F.T.の迎撃を後期GATシリーズに任せることでプラント壊滅は成ったかに思われたが、 流星の如く駆け付けたミーティア装備のフリーダム・ジャスティスに核ミサイルは一基残らず叩き落された。 以降も何度かピースメーカー隊はプラント壊滅を狙うものの、その度にZ.A.F.T.と三隻同盟によって阻止されている。 だがこの特務部隊の実戦投入がプラント側のザフト軍兵士達、そして何より最高指導者パトリック・ザラのトラウマを刺激して激怒させ、 核攻撃への報復行動の一環として、彼らによって最終兵器ジェネシスの実戦運用が決定。 おまけにZ.A.F.T.側の地球軍への憎悪を暴走させてしまうなど、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を泥沼の地獄に変えた元凶となった。 そして、報復として放たれたジェネシスの一射によって地球連合軍は壊滅的な被害を受け、最早戦闘続行は不可能といえる状況に追い込まれたが、 ジェネシスが地球にも熱線を放てることを危惧し狂乱したアズラエルが掲げた「ジェネシスの破壊」と「核攻撃によるプラント殲滅」を至上命題とし、 隊はジェネシス照射以降もアズラエルの意向を受けた連合軍により運用されたが、命題をどちらも果たせないままに大戦終結を迎えている。 「ピースメーカー」とは直訳して「平和を作るもの」の意味。 「(コーディネイターを核兵器で滅ぼして)平和を作る」とは何とも悪趣味である。 とはいえ現実にピースメーカーの通称を持つ兵器はあり、コルトSAAやB-36(*19)などがほぼ同じ意味で名付けられているため、 正確にはブルーコスモスというより大西洋連邦(≒アメリカ)の伝統的ブラックジョークに近い。 ちなみに現実では他にも「ピースキーパー(平和を守るもの)」という名称を持つ拳銃やICBM(大陸間弾道ミサイル)もある。 ファントムペイン よーし、行こう!…慎ましく、な! 『SEED DESTINY』『SEED C.E.73 STARGAZER』にて登場。 ロゴス直属の地球連合軍特務部隊。正式名称「第81独立機動群」。 母艦はガーティ・ルー級特殊戦闘艦を使用する。 より使い勝手がよく、秘匿性の高い精鋭部隊を求めたロゴスの意向を受け結成された非正規部隊であり、 プラントへの強襲・MSの奪取など正規部隊では行えない汚れ仕事が主任務。 「あくまでロゴスの私兵であって地球連合正規軍ではない」という建前からユニウス条約では保有禁止の兵器も自由に装備・運用でき、 ロゴスからの潤沢な資金のバックアップにより他の地球軍部隊とは比べ物にならないほどの最新鋭技術が導入されている。 主力の兵士は主にブーステッドマンやエクステンデットからなる。 また兵士は孤児をブルーコスモスが運営する施設で引き取った上で洗脳教育して兵士化しているため、実際にはブルーコスモスも密接に関わっている。 当然倫理的には完全にアウトなので、味方の地球軍にすらその存在を知る者は少ない。 部隊名は「幻肢痛」の意味。 欠損し存在しなくなったはずの部位の痛みを感じる現象のことで、物々しい響きだがれっきとした医学用語である。 「存在しないのに痛みは感じる」という点を「極秘の非正規部隊」である事に準えたのだろうか。 クルセイダーズ 「この青き清浄なる世界にコーディネイターの居場所など無いということを、今度こそ思い知らせてやるのだ!!」 「そぉら行け!今度こそ!青き清浄なる世界の為に!」 『SEED DESTINY』にて登場。 ブレイク・ザ・ワールドの被害で全世界規模で膨れ上がった反コーディネイター感情の煽りを受けて結成された、 ブルーコスモス主導の、プラント本国核攻撃部隊パート2。 「核ミサイル搭載マルチランチャーパック」を2門装備させた最新鋭のMSウィンダムで構成されており、 単発しか核ミサイルを撃てなかった上記のピースメーカー隊の欠点を大幅に改善することに成功してしまった部隊。 MAではなくMSになったので隊全体の戦闘力も上がっていると推察される。 連合のプラント本国侵攻作戦「フォックストロット・ノベンバー」で投入され、2度目のプラント本国への核攻撃を実行した。 核ミサイル攻撃時のパイロットの差別思想に酔いしれてラリったような目つきは中々にインパクトがある。 ただしザフト側もただ無策でいたわけではなく、対核ミサイル用新兵器ニュートロンスタンピーダーに阻まれ、 母艦を含め全ての核ミサイルが誘爆したことで作戦は失敗した挙句部隊は全滅している。 これを警戒してか地球軍も核を使用する事は無くなったが、実はプラントとしてもかなりギリギリであり、 Nスタンピーダーは1つしか用意が無い上に1回で使用不能になってしまうため、成功したのはプラントにとっては分の悪い賭けに勝ったような恰好であった。 語源は「十字軍」を意味する英語。 ピースメーカーと同じく、元ネタに近い感じだったりする。 【余談】 政治結社、反プラント、反コーディネイター思想とその主義者の総称である「ブルーコスモス」。スローガンの「青き清浄なる世界のために」を英文で記した「Save THe Nature」なTシャツです。 地球をバックに宇宙を駆ける3機の、あのガンダム達の姿も… 人類の業が煮詰まったような集団だが、なんと公式通販でロゴマーク付きのTシャツが販売されている。 なお英文では「FOR THE PRESERVATION OUR BLUE AND PURE WORLD!」と表記されている。 ちなみに、『SEED』放送前には、身体が青い『コスモス』の名を冠する光の巨人を主役とする作品が放送されていたが、 当然ブルーコスモスのように排他的な思想は持っていないばかりか、「例え怪獣であっても、人間に悪意を持たないなら共存を目指す」というある意味真逆の信念を貫いていた。 青き清浄なる世界を取り戻すために追記・修正よろしくお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\青き清浄なる世界のために/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ↑まあスラム行きかブルコス支援かの二択なら後者になるわな。神の目線でもなきゃ議長とアウラのDPが違うなんて言えないし(なんなら神目線でさえ違わないとは言い切れないし) -- 名無しさん (2024-05-14 08 33 43) 山奥で基地を作ってる時よりも、街中ででもしてた時が一番怖い連中 -- 名無しさん (2024-05-14 17 04 11) ↑6 SEED ECLIPSEのアンティ・ファクティスがやろうとしてた事か。部隊のリーダーでブルコスメンバーのジョエルは自分がハーフコーディネイターって出生を忌み嫌ってたな -- 名無しさん (2024-06-10 13 22 43) つってもコーディネーターたちもナチュラルのこと見下して煽ってるからな -- 名無しさん (2024-06-25 18 48 20) ↑途中送信しちゃった 核ぶっぱは完全に頭おかしいけどブルーコスモスほど過激でなくてもコーディネーターアンチガチ勢が生まれるのも当然としか思わない -- 名無しさん (2024-06-25 18 50 00) 小説版ではアコード達のやらかしが原因で指導者を失ったにも関わらず、勢力を盛り返している、との事。コーディネイターのヤバさをナチュラル達が再認識してしまったためだと思われる。 -- 名無しさん (2024-06-28 14 57 30) ナチュラルもコーディネイターもアコードも、「怨みを忘れず破滅に瀕しているというのに目先の損得や思い込みに取りつかれ足を引っ張りあう愚か者」で人の事を言えない連中ばかりだな -- 名無しさん (2024-06-28 19 39 06) とは言っても散々戦ってやっと落ち着いたと思ったら「コーディネーターの上位種」とか言う訳のわからん奴等が我等に従え猿ども従わねば滅びよしてきた上にザフトの何割かがそれに乗っかったわけで…そりゃ傾く人だって出るだろうよ -- 名無しさん (2024-07-01 16 31 09) ↑もっと最悪なのはそれがあのデュランダルの後釜連中なのがもうね…ロゴス打倒までも否定されそうで怖い -- 名無しさん (2024-07-01 17 20 07) デスティニープランの導入がファウンデーション王国の実情でコーディネイターのナチュラル支配計画に成り得ると証明された上に、実施要求のために膨大なナチュラルの犠牲者を生んでしまった以上は危機感が強まるのは当然の反応だと思う。 -- 名無しさん (2024-07-02 20 21 42) ブルーコスモスという抑止力がなくなるとナチュラルどころか過激派が暴走するという意味でコーディネータ側も被害が出るという、さんざんコーディネータに被害を出してきたのにコーディネーターからしても必要悪だったという悪夢のような皮肉 -- 名無しさん (2024-07-02 21 28 08) 金出すところもまだあるのか。プラントが実は支援してたってこともありそう。利用価値はあるだろうしね。 -- 名無しさん (2024-07-02 23 30 19) オルフェはキラ達に倒される直前に長台詞を喚いてたけど、ブルーコスモスの再活性化の原因を作ったから何様どの面な感ある。後でブルーコスモスもアコードの精神感応能力を付与した生体CPUとか誕生させそうな気がして不安だよ -- 名無しさん (2024-07-02 23 48 28) ↑6とは言え人間誰しも少なからず無敵の人の因子を持ってるものなので、恨みを我慢してなんとか譲り合いの道を歩むより、隙あらばわが身を擲ってでも怨敵を滅さんってなるのも自然だと思う。まぁお互いの勢力が互角なのでワンピとか同監督のクロアン(エンブリヲ存命時)よりかは健全な世界ではあるかな… -- 名無しさん (2024-07-02 23 58 09) モスクワの遺族が構成人になったりパトロンになりそう -- 名無しさん (2024-07-03 18 16 15) コーディアンチへの支援者は生まれたとしてもブルーコスモスやその残党に散々攻撃されたユーラシアでどこまで「ブルーコスモス」のパトロンが生まれるか -- 名無しさん (2024-07-04 21 28 30) ↑そもそも論としてアラスカで自軍の兵力の半数もサイクロプスの餌食にしたブルーコスモスと盟主が交代しただけで、デストロイとか貰う仲になるほど関係が改善してんのが謎。そう考えるとモスクワをレクイエムで撃たないだけマシとか思われそう。 -- 名無しさん (2024-07-04 21 45 20) CEのジオン候補。残党がいくらでも生えてきそう。 -- 名無しさん (2024-07-04 21 54 31) 技術としてのコーディネーターはとても褒められたものではないしな。生まれたコーディネーターへの迫害はダメにしても、一からの製造は絶許にしないとマズいだろうよ。 -- 名無しさん (2024-07-13 06 56 11) 嵐の中で輝いての歌詞がとても似合う悪の組織 -- 名無しさん (2024-07-19 08 14 05) コメントのログ化を提案します -- 名無しさん (2024-07-29 14 02 45) ↑4ジオンというよりもティターンズぽいと思う。地上で自軍兵士を巻き込む形で破壊兵器を起動させて点においても -- 名無しさん (2024-07-29 15 18 30) ↑とはいえティターンズにもないぞ。あんな組織としての生命力… -- 名無しさん (2024-07-29 16 55 10) コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2024-08-05 13 41 59 ガンダムSEEDはコーディ視点の話だからブルコスは死の商人と繋がるカルト宗教って絶対悪として描かれるのは仕方ないけど、「生まれる前に人の手が加わった遺伝子改造人間」って存在に普通の人間が嫌悪感や忌避感を持つのはブルコス思想関係なく自然な成り行きでもありそうなんだよな。反ブルコスだけどコーディ嫌いなんて人もCEには居るのかな? -- (名無しさん) 2024-08-14 21 40 00 フレイなんかはコーディネーター嫌いだけどブルコスと一緒にされんのは嫌がってるよ -- (名無しさん) 2024-08-21 15 59 21 コーディネイターは嫌いだけど、ブルーコスモスみたいに不倶戴天というほどではないというなら結構いると思う。 -- (名無しさん) 2024-08-21 16 26 49 ↑2でも角川スニーカーの小説版だと父親がブルーコスモスのメンバーだったからフレイもその影響を受けていたって内心を語られてるよ。あの時のフレイは友達にカルト宗教の信者扱いされて咄嗟に嘘ついたって事になるね -- (名無しさん) 2024-08-25 11 31 39 ↑お父さんがブルゴス内部でどのぐらいの地位に居たかは知らんけど、アズラエルやジブリールくらいに顔がきく立場にいたとするとフレイ生存ルートに行けても神輿として担ぎ上げようとする勢力が出てきてそれはそれで面倒に巻き込まれてただろうな… -- (名無しさん) 2024-08-25 11 45 05 というよりも反コーディネーター主義者=ブルーコスモスという感じだろうから、アルスター時間が厳密にはブルーコスモスではないというのは間違ってはいないと思う。どれかのブルーコスモスには属してたろうけどアズラエルたち本流と関係してたかは別。 -- (名無しさん) 2024-08-25 12 29 16 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/29164.html
マックスコスモス・イダ SR 火/自然 (4) 進化クリーチャー:フレイム・モンスター/ジャイアント 7000 ■マナ進化:火または自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 ■このクリーチャーが攻撃する時、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。 ■W・ブレイカー 作者:SCA6 進化クリーチャーの合体サイクルの火+自然担当。 火/自然はブレードグレンオー・マックス+大神秘イダの2体を合体。どちらも単調なスペックながら、マナ進化故の奇襲性と汎用性からビートダウンの一時代を築いた1枚。 この「4コストでパワー7000前後の中型進化クリーチャー」ってのが好きなんですよね…… デュアル進化サイクル 懐かしの進化クリーチャーの合体リメイク。各文明の組み合わせで10体作成予定。勝舞編のカードのみから選出。 敵対色 《》 光/闇(作成中) 《超神星ドラゲリオン・バルガラサナトス》 闇/自然 《ダイヤモンド・クリスタル・ランサー》 水/自然 《リーフ・ヴァルボーグ》 水/火 《》 光/火(作成中) 友好色 《悪魔神バロム・マクスウェル》 水/闇 《邪眼超竜ヴァルキリアス王》 闇/火 《マックスコスモス・イダ》 火/自然 《聖霊王アルカフィオナ》 光/自然 《》 光/水(作成中) フレーバーテキスト どんな形容もその速度を言い表すには不適だ。そしてそれを考える間に、お前の首は胴を離れる。 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ramendamasii/pages/128.html
ラーメンコロシアム(β版) 簡単にいえば対戦のチーム戦みたいなもの。 だいたい週末(金・土・日)に開催される。開催時間は告知バナーを参照。 味方のらー玉合計個数によりチーム順位が決まる。 チームの中で貢献度が一番多い人ほど名声ptがもらうことができる。詳しくは下記参照。 ラーメンコロシアム(β版)ラーメンコロシアムの流れ 攻略方法 チーム順位別獲得名声pt 個人成績加算名声pt 奥義 名声pt交換アイテム一覧具材 着替え バイト ラーメンコロシアムの流れ 告示バナーに書いてある時間に右のラーメンコロシアムを押す。 エントリーをするを押す。 ラーメンを作る(100杯)。ただしスペシャル具材は使用不可である。※このラーメンは最初の防御用ラーメンとなるので注意。 時間がたつとチーム相手と対戦相手が発表される ラーメンコロシアム開始 ラーメンコロシアム終了 結果発表。名声pt獲得数が発表される。この時、プレゼントから受け取ることができる。 攻略方法 バトルするには、スペシャルゲスト用のもてなしと同じスタミナが必要。 初回の攻撃のみ、スタミナは消費されないので、スタミナ3なら、最初に4回の攻撃が可能。20分でスタミナ回復で、もう1回攻撃も可能。 ガッツの数値の多いバイトで、バイトの人数が多い程、有利なので、バトル開始前に、バイトの変更をする必要がある。 スタミナの減らない奥義が発動すれば、3分間は、攻撃しても、スタミナが減らないので、弱い人狙いで集中攻撃が有効。 チーム内貢献度による獲得名声ptは、運次第なので、勝ち数優先の方が、名声ptは貯まりやすい。 エントリー時に、意図的に、うまさの数値の低いラーメンを作成すれば、スタミナの減らない奥義が発動しやすい。 金のにんにく使用すれば、スタミナが3になり、3回バトル可能だが、勝てる見込みの無い時は損をする。 マッチング終了後、勝てそうな相手を事前に、チェックすると良い。 バトル開始後は、らー玉所持数の少ない相手が弱い場合が多いが、もたもたしてると強くなる場合も有るので要注意。 エントリーだけして完全放置では、名声ptは、もらえない。1回でも攻撃すれば、勝ち数0でも、貢献度で、10ptもらえる。 対戦と違い、やめてやり直すと審査員は代わるので、自分のラーメンのスープに有利な審査員が居ない時は、やり直しが良い。 山盛りキムチ等の山盛り系具材使用すると他の具材が見えないので、はったりが効くが、うまさ少ないと攻撃されやすいかも。 スープ、麺、具材のどれかが100未満で攻撃出来なくなるが、ショップ売りの麺や具材は店に戻らなくても補充可能。 らー玉は、エントリー時10個で勝てば増えて最大30。らー玉0になると攻撃されないが、らー玉所持数は獲得名声ptに無関係。 30個らー玉を持っている際に、相手が1でもらー玉を持っていれば攻撃は可能。その勝利分は勝利数事の獲得名声に反映されます。 貢献度は、勝利した相手の所持していた「らー玉」の個数分獲得出来て増える。らー玉を多く持ってる弱い相手の攻撃推奨。 チーム順位別獲得名声pt チーム順位 1位 2位 3位 4位 チーム内貢献度 1位 1000pt 600pt 300pt 150pt 2位 500pt 300pt 150pt 100pt 3位 300pt 150pt 100pt 50pt 4位 150pt 100pt 50pt 30pt 5位 50pt 50pt 30pt 20pt 6位 10pt 10pt 10pt 10pt 7位 10pt 10pt 10pt 10pt 8位 10pt 10pt 10pt 10pt 個人成績加算名声pt 1~3勝 1勝ごとに、10名声ptもらえる。 4~7勝 1勝ごとに、20名声ptもらえる。 8勝以降~ 1勝ごとに、30名声ptもらえる。 対戦で勝利した回数に応じて名声ptがもらえる。 奥義 奥義名 効果時間 効果内容 好機来々 3分 獲得らー玉+1 無限体力香気 3分 スタミナが減らなくなる 至高醤油香気 5分 醤油系スープの場合、20%うまみアップ 爽天塩香気 5分 塩系スープの場合、20%うまみアップ 究極味噌香気 5分 味噌系スープの場合、20%うまみアップ 昇天我龍香気 5分 その他系スープの場合、20%うまみアップ 名声pt交換アイテム一覧 具材 具材名 レア度 うまさ 数量 pt必要数 期間 種別 備考 金のにんにく ★5 1 1 500pt 野菜 鍋用肉魂 ★5 1 50 200pt 肉 秘伝の金粉(1万キンカ) ★7 1 1 200pt その他 秘伝の金粉(1万キンカ) ★7 1 6 1000pt その他 秘伝の金粉(1万キンカ) ★7 1 13 2000pt その他 苫小牧産ホッキ貝 ★5 83 100 1500pt 2013/8/28まで 魚 ラーメン修行北海道で使用 知床産ブドウエビの刺身 ★5 72 100 1000pt 2013/8/28まで 魚 ラーメン修行北海道で使用 着替え 着替え名 pt必要数 期間 備考 バイト バイト名 pt必要数 期間 スキル 備考 カメリア 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り塩と薬味の使用で経験値3up フリージア 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り豚骨と肉の使用で経験値3up チューリップ 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り味噌と調味の使用で経験値3up チェリーブロッサム 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り醤油と魚介の使用で経験値3up カーネーション 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り味噌と肉の使用で経験値3up ハイドレンジア 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り塩と魚介の使用で経験値3up リリー 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り味噌と薬味の使用で経験値3up サンフラワー 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り豚骨と調味の使用で経験値3up ダリア 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り醤油と肉の使用で経験値3up コスモス 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り豚骨と魚介の使用で経験値3up メープル 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り塩と調味の使用で経験値3up ポインセチア 2000pt 2014/9/3まで 野菜使用でコロシアム攻撃30%up 店売り醤油と薬味の使用で経験値3up
https://w.atwiki.jp/bleucosmos/pages/2.html
メニュー トップページ 各種考察 過去スレ テンプレート ブルーコスモスにおけるコーディへの考察 CEの宇宙開発に関しての考察 コーディの発生状況に関しての考察 4/1が引き起こした事について考えてみる ザフト打倒後の戦後処理についてブルコススレにおける派閥 カウンター - 今日 - 昨日 -
https://w.atwiki.jp/dm-original/pages/530.html
巡霊者ゲートコスモス C 光 (5) 6000 クリーチャー:コスモウォーカー ■ブロッカー ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見て、その中から名前に《ゲート》とあるカードを1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加える。その後山札をシャッフルしても良い。 ■このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃することができない。 収録 楽園編第1弾 作者 天照 評価・意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/17665.html
登録日:2012/09/11(火) 01 47 07 更新日:2023/09/24 Sun 00 39 06 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラマンコスモス コロナ スカイの後輩 タイプチェンジ チート ←映画一作目だけは バッシャーの先輩 フォームチェンジ ブッ殺ナ モードチェンジ 不遇フォーム 太陽 炎 赤 力が……怪獣を守る為にも、必要なのは、 力なんだ! ウルトラマンコスモスのモードの1つ。ルナモード共々コスモスが初期から使用可能なモードである。 ▽目次 ☆特徴 ☆技 ☆関連 ☆余談 ☆特徴 月をイメージした不戦のルナモードとは対照的に、太陽をイメージしウルトラマンの「強さ」を体現した、邪悪な敵を倒すための姿。 ロボットの様な非生物(自我や意思があれば例外)、カオスヘッダーが擬態した怪獣、侵略目的の宇宙人や異次元人を相手取る際に使われる。 カラーは赤がメインで僅かに青が入った、左右非対称のボディデザインを持つ。 頭部は平成ウルトラシリーズの「削減の発想」でモールドが入ったものとなっている。 「デアッ!」「ダーッ!」等々、力強いダ行の掛け声を低いボイスで言う(主にTVのみ)。 戦うためのモードであるため、普通に殴る蹴るの打撃や破壊力抜群の光線技を戦力として振るう。 一応浄化系の技も使える。 コスモスらしい独特のアクションも健在で、両拳パンチや荒ぶる鷹のポーズは非常に印象的。 早い話が激おこぷんぷんモードである。 視聴者間での通称は誰が言ったか「ぶっ殺ナ」。 『FIRST CONTACT』でのチートぶりとTV本編後半の不遇ぶりはファンの間では語り種である。 ☆技 太陽イメージのためか炎熱系の技が多い。 ◎ネイバスター光線 出典:劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!、「劇場版 ウルトラマンギンガS」製作委員会、松竹メディア事業部、2015年3月14日 コロナモード最大の必殺技で、ワイドショット系統の光線技。 「L字に組む」と紹介される事が多いが、どちらかと言うとフォトンストリームに近い(構え方は実は複数種ある)。 一応コロナ最大の技ということになっているが、本編等での活躍はイマイチな場合が多かったりする。 ◎ブレージングウェーブ 主力技。炎の圧殺波動。荒ぶる鷹のポーズでエネルギーをチャージして放つ。 コロナモードの代表的な技であり、後述のことを考えるとムサシとしてはコロナモード=この技なのだろう(映画にてバルタン星人相手に使った事実も後押ししているかもしれない) ◎プロミネンスボール 炎の超破壊球弾。本編では使われたのは一回のみ。本編では。 ◎コロナエキストラクト ルナエキストラクトのコロナ版。カオスヘッダーを切り離す。 最大パワーで放つとルナ以上の威力を発揮する。ある一件以降は使われていない。 他多数。ルナ同様、コロナだけでもかなりの技数である。 ☆関連 ◎スペースコロナモード 劇場作品第2弾『BLUE PLANE』にて初めて見せた、コスモスの新たな姿にして宇宙戦闘用モード。頭部の形は同じだが模様は青紫がベースになっている。技もほぼ別物。 ◎スケルトンコロナモード 『BLUE PLANET』で少しだけ登場。見た目は透明なコロナだが、その正体はムサシの幻覚。 ◎ストロングコロナゼロ ウルトラマンゼロのタイプチェンジ形態。コスモスのコロナモードと、ウルトラマンダイナのストロングタイプの力を併せ持っている。 ぱっと見はコロナっぽくないが、炎を使ったり必殺技がガルネイトバスターだったりと、しっかりコロナしている。 ☆余談 ゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 3』でコスモスがFEシリーズ初参戦を果たしたが、 モードチェンジは映画『コスモスVSジャスティス』に合わせてかルナ→エクリプス→フューチャーとなった。 コロナはものの見事にハブられた。 ちなみに映画本編のモードチェンジはスペースコロナからエクリプスにチェンジ、フューチャーにはルナからチェンジしている。 (なおテレビ本編でエクリプスになる際は毎回ルナから一度コロナになってエクリプスにチェンジしており、そもそもFE3での太陽すっ飛ばしチェンジが異例と言える。本当にコロナが一瞬だった回も多いのだが)。 そして次回作『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』にて晴れて参戦。……したのだが。 一旦話をそらすが、『Rebirth』のゲーム仕様上、ウルトラマンキャラの必殺技は3つずつ設定されている。タイプチェンジ等があるキャラは各タイプに技一つとなる。 例えばティガの場合はランバルト光弾、デラシウム光流、そしてフィニッシュ技(一撃必殺技)にゼペリオン光線が割り当てられている。 同じ様にコスモスの場合はルナ、コロナ、エクリプスに1つずつ割り振られた。 そして本題だが、ルナがフルムーンレクト、エクリプスがコズミューム光線と順当に主力技が設定された一方で、 コロナには何故かレベル1必殺技に一回しか使われてないプロミネンスボールが選ばれた。 謎過ぎるチョイスではあるが、恐らくこれもゲームバランスによる仕様であり、 フルムーンレクトとコズミューム光線の2つともがフィニッシュ技に設定されているのが原因だろう。 他のウルトラ戦士のレベル1必殺技はウルトラマンはキャッチリング、ウルトラセブンはエメリウム光線といった具合に、 どちらかというと小技の類が割り当てられているため、本編では大技であるネイバスター光線やブレージングウェーブを、 スタッフ的にもどうしてもレベル1の必殺技として振り分けたくなかったのかもしれない。 そういう意味で苦肉の策として選ばれた技が、一度きりの技であるプロミネンスボールなのだろう。 とはいえ、FER特有の迫力ある演出のアレンジが効いててカッコいい事は間違いないため、一度はご覧になる事をお勧めする。 力が……項目を追記・修正する為にも、必要なのは力なんだ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 映画1作目と最終回での以上な強さはムサシの自我でなく、コスモス自信の自我だからなのか… -- 名無しさん (2014-03-07 18 08 23) ブチギレたコスモス -- 名無しさん (2014-03-19 21 38 14) みんなはネイバスター光線とブレージングウェーブどっちが好き? -- 名無しさん (2014-04-12 20 57 36) ↑ブレージングウェーブだな -- 名無しさん (2014-04-12 21 29 29) ↑×2 俺はネイバスター光線かな。 -- DCD (2014-04-12 22 24 19) ついさっきYOUTUBEで見たが、インドネシアのライブステージでコロナがエクリプスやフューチャーを差し置いてティガやゼロと共に大活躍してたな。 -- DCD (2014-04-12 23 37 36) ルナが青だけだったからコロナは赤だけだと思ってた。青も入ってたのね。 -- 名無しさん (2014-06-13 22 54 49) 昔コロナが戦闘特化なのは、赤=血の色だから血の気が多くなったんじゃないかと思ったなw -- 名無しさん (2014-06-14 08 00 36) 実は単純な握力はエクリプスよりコロナのほうがあるってのは以外と知られてない(エクリプス9万トン、コロナ10万トン、ルナ6万トン)。 -- ??隊長 (2014-08-08 22 51 16) ゲシュートからストレスをぶつけられてこの姿になったもんだから「強さと言うより怒りの姿なんじゃないか」とネタにされたもんさ。 -- 名無しさん (2014-10-02 07 43 31) 劇場版1作目のパンフを見た感じだと、敵を倒すためだけの姿じゃなく、「弱き者を慈しむ慈愛の心を持つが邪悪で卑劣な悪は決して許さない」って立ち位置らしい。要は慈愛と闘志の完全切り替えじゃなく、どっちを優先するかの比率の問題なんだろうな。 -- 名無しさん (2014-10-02 10 57 12) ↑だからルナモードでもやるときはやるしな。まぁ、演出上だとコロナモードが完全に敵倒すモードにしか見えない話もあるわけだけどさ -- 名無しさん (2014-10-02 15 42 57) ついにコロナモードさん、久々の登場っすか!? -- 名無しさん (2014-11-15 01 43 31) カオスよ消え去れ!剣よ、光を呼べ!ビクトリープロミネンスボール!! -- 名無しさん (2014-11-21 10 24 02) ↑2予告でネイバスター光線出してたし確定だな やったね!コロちゃん! -- 名無しさん (2015-01-17 00 05 43) ↑見てきた。よかった、サナギマンなコロナモードはいなかったんだね! -- 名無しさん (2015-01-17 00 19 42) エクリプスに変身できるようになってからも、結構コロナで怪獣倒してた記憶があるんだよな。カオスヘッダー関係の敵や、コロナではとても敵わない敵の時にエクリプスに変身する感じで。 -- 名無しさん (2015-01-26 18 21 23) ↑ヘルズキングやサイドバクター等わりと倒してはいるね。ヘルズキングは改のほうはエクリプスモードとEYESで倒してたはず -- 名無しさん (2015-01-26 18 26 36) 今回のウルトラマン列伝でも映像が流れたな(なお本編はサナギマンだった模様)。ストーリー的にはエタルガーには負けそうだが、映像見る限りでは大分善戦してそうでよかった -- 名無しさん (2015-02-11 12 56 27) ↑ネタバレになるけど、ヤフー映画での冒頭4分配信見たら善戦→追い込まれる→ネイバスター光線をエタルガーに直撃させるも通用せず敗北だったな -- 名無しさん (2015-03-10 18 53 33) ↑正直もっとボッコボコにされてもおかしくなかったから、わりと善戦しててうれしかったわ。まぁ、久々の出撃で黒星つけられちゃったのは残念といえば残念だけれど -- 名無しさん (2015-03-10 19 40 59) ↑そんな相手にクライマックスでリベンジ果たすのもヒーロー物の醍醐味。 -- 名無しさん (2015-03-10 19 45 03) サイトによってコスモスの握力がころころ変わってどれが正しいのか分からないんだけど(フューチャーモードはどこも同じで10万tだった) -- 名無しさん (2015-05-02 21 07 42) ネイバスター光線の発射モーションって二つあるよな。あれってどっちが正しいんだろ -- 名無しさん (2015-08-30 15 13 14) コロナモードの上位互換のエクリプスモードがあるから、コスモスはもうコロナモードにチェンジする必要は無いな。 -- 名無しさん (2016-05-07 00 17 12) 上位互換といってもエクリプスってムサシと一体化してなきゃ使えないんじゃなかった?なんとなくだけど話の通じない相手にはエクリプスよりコロナの方が良いという場合もある。違ってたらすまない。 -- 名無しさん (2017-01-16 01 41 50) 某赤いあいつに対してはこうなって激戦を繰り広げそう。あと怪獣や(サンブレみたいに)人をかばうとかで優しさを表現するのもありかも。 -- 名無しさん (2018-08-01 00 53 50) ↑2カタログスペック的には、スピードはエクリプスの方が上だけど、パワーはコロナの方が上なんだよね -- 名無しさん (2019-09-08 13 00 24) オレが好きなモードだからこそ、風評被害に遭ってないかどうかが心配 -- 名無しさん (2020-05-06 15 02 21) ↑そんなヤツおらんやろ~。コロナという名前を全てに文句つけてたらそのうち太陽にも文句言う事になるじゃんかw -- 名無しさん (2020-12-01 20 59 50) まあ、怒りによって強さが大きく変わるからねぇ、このモード。 -- 名無しさん (2021-01-19 01 27 28) 今回、久々の大活躍でしたな -- 名無しさん (2021-12-27 20 31 52) 握力が10万㌧なのか6万5千㌧なのか。本編基準だと設定的にも明らかエクリプスのが強そうだが最終回の活躍は異常だったし -- 名無しさん (2022-12-25 13 00 34) ギャラクシーファイトで何気にプロミネンスボールも一緒に使ってる所見るに、スタッフに結構気に入られてる技だったりする? -- 名無しさん (2023-04-06 12 56 59) 映画と最終回だけ強い理由がコスモス単独なのだとしたらこのフォームになる時だけムサシ抜いたり出来ないかなw -- 名無しさん (2023-09-24 00 39 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/8043.html
超神精カオス・コスモス SR 自然 8 進化クリーチャー:フェアリー・コマンド・ドラゴン/フェニックス 15000 ■進化GV-自分の種族にフェアリーとあるクリーチャー、種族にコマンドとあるクリーチャー、種族にドラゴンとあるクリーチャーそれぞれ一体ずつを重ねた上に置く。 ■T・ブレイカー ■メテオバーン-自分がゲームに負けるとき、このクリーチャーの下にあるカードを一枚選び墓地においてもよい。そうした場合次の自分のターンの初めまで自分はゲームに負けない。 ■相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい) 作者:神風弐千 フレーバーテキスト ひれ伏すがいい!!-超神精カオス・コスモス 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/1164.html
久遠の聖霊ネバーエンド・コスモス 光 スーパーレア 9マナ パワー12900 エンジェル・コマンド/メカ・デル・ソル ■進化V-自分のメカ・デル・ソルとエンジェル・コマンドいずれか2体を重ねた上に置く。 ■このカードがフィールド上にあるかぎり光単色以外のカードの効果は無効化される。 ■自分のバトルゾーンにある光のカードが破壊された場合、墓地に置く代わりに裏向きにしてシールドゾーンにおく。 (F)銀河と共に宇宙も輝く 作者:マイルス 代わりに作らせて頂きました。詳しくは掲示板的な存在を読んでください。 ODA 評価 アルファディオス以上ですね。強いです。 ソンサンショーヨー
https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/82.html
コスモス コスモスという花は|何時頃《いつころ》日本に渡って来たものか知らぬが、一般に普及するに至ったのはそう古いことではあるまい。われわれの漠然たる記憶によれば、日露戦争前後ではないかという気がする。『新俳句』や『春夏秋冬』には勿論ない。手許にある明治の歳時記を調べて見ると、明治三十七年刊の『俳句新歳時記』には出ておらぬが、四十二年刊の『新修歳時記』に載っている。|但《ただし》「コスモス、ヒブクリスの略語。菊科の一年草本にして、春下種し、二、三寸に生長したる時移植すれば、秋の季高五、六尺に達し多く枝を分ちて紅白赤黄|絞《しほり》等の単弁の美花を開く。葉は細く数岐をなして柔く節ごとに対生す。葉花共に甚だ優美なり」とあるのみで、例句も挙げず、何時頃から普及したかというような点に少しも触れておらぬのは遺憾である。 |三宅花圃《みやけかほ》女史が明治四十年の『日本及日本人』に連載した「花の趣味」の中にもコスモスがある。丈高く庭もせにひろごる事、絞りの花は珍しい事、風雨に倒れたのをそのままにして置くと、幹は横になりながら枝は上を向く事、その他いろいろな消息が記されているが、何時頃から多く見かけるようになったかなどということは書いてない。「去年も一昨年も裏の方に|植《うえ》つれば|彼程《かほど》にはのびざりしをと今は丈高きもはびこれるをも、中々にめでていひさわげば」とあるによって、|雪嶺《せつれい》博士の庭のコスモスはこの二、三年前からあったことが知られる。 明治三十九年四月に出た『|伶人《れいじん》』という歌集がある。その中に|金子薫園《かねこくんえん》氏の歌として こすもすの花の|灯影《ほかけ》や胸像の詩人の|頬《ほお》にうす|紅《くれない》して こすもすの花はあるじが歌の趣と人の苦吟を|笑《え》むや|宵《よい》の|灯《ひ》 の二首が出て来る。恐らく前年秋の作であろう。われわれはコスモスといえば先ず昼の眺めを思い浮べるのが常であるのに、二首とも灯影に配してあるのは、何だか不思議な感じがする。前の歌は明かに室内の灯影である。灯下の下に置かれた|石膏《せつこう》の詩人の像にコスモスの花がうす紅く映えるなどは、当時としては新しい題材であったに相違ない。後の歌は室内の趣とも取れるし、室の灯が庭のコスモスにさす場合とも取れる。いささか不明瞭な境地である。 俳句の方では三十九年の十月に成った コスモスの冬近し人の|猿袴《さるはかま》 碧梧桐 が古い方に属するらしい。作者は当時奥羽の旅を続けつつあったから、その地方における所見であろう。薫園氏の歌のコスモスは二首ともハイカラな趣であったが、この句はまた思いきって野趣を発揮した。コスモスが已に各地に普及していた模様は、この一句で証することが出来るかと思う。 青く晴れてコスモスの花に飛雲かな |浅茅《あさじ》 コスモスに|緑紗《りよくしや》を垂れぬ憎きさま 同 コスモスの花や墓石の新しき |石楠居《しやくなんきよ》 コスモスの画室に狂ふ日影かな |痩仏《そうぶつ》 コスモスの|掲焉《けちえん》なりや霧の垣 瓊音 これらは時代において前の句に次ぐものであろう。古人は「|秋風起兮白雲飛《しゆうふうおこりてはくうんとぶ》」といった。青々と晴渡ったコスモスの空を真白な雲の飛ぶ趣は、眼前に秋晴の天地を展開せずには措かぬ。「緑紗を垂れぬ」といい「画室に狂ふ目影」という、この種の景致は当時のコスモスに調和すべき新な趣だったのである。「掲焉」の語はコスモスの茎の高く|聳《そび》えたところをいうのであろうが、言葉が際立ち過ぎて、花も葉もなよやかなコスモスにふさわしくない。同じ作者がそれより前に作った「紅茸や掲焉として霧の中」の句を並べて見ると、いよいよその感を深うする。 張板に影コスモスと|蜻蛉《とんぼ》かな 成岩生 |靄《もや》の|裾《すそ》コスモス高き小家かな 未央 コスモスや橋場の家の灯早き 梅女 幼稚園 コスモスは高く遊べる園児かな |麦村《ばくそん》 「張板」の句は「青く晴れて」「画室に狂ふ」などと同じく、|爽《さわやか》な秋晴を想わしむるものがある。「橋場の家の灯早き」というのは実景であろうが、コスモス趣味にはやや遠い。前に挙げた「墓石」の句などと同じく、動く嫌いがありそうに思われる。「幼稚園」の句は「高く」で一先ず意味が切れるのであろう。花をつけたコスモスの高く伸び立つ下に、|嬉々《きき》として園児が遊んでいる。その子供たちは皆丈が低いのである。この趣もまた晴渡った秋天の下でなければならぬ。 雪嶺博士は大著『宇宙』の跋の最後に「庭前のコスモスの咲き|初《そ》むるを観て」の一行を加えた。この言葉は|花圃《かほ》女史の『花の趣味』と併看するだけでも一種の興味があるが、『宇宙』の出た明治四十二年頃までは、まだ「スモスに多少の新味が伴ったのではあるまいか。それが大正初年になると、 コスモスの咲ける家と貸家教ふるに 繞石 コスモスは束ねあり画室半ば成る 同 コスモスの雨に|繚乱《りようらん》すあき家かな 瓊音 小別荘庭はコスモスばかりなり 同 の如く、よほど平凡な存在になって来る。人の住まぬ空家の庭に咲き乱れたり、小別荘の庭がコスモスばかりだといわれたりするに至っては、花としては冷遇された形で、詩人の胸像に映じた全盛時代と日を同じゅうして語るわけには往かぬ。画室の庭に咲くことに変りはないにしろ、|普請中《ふしんちゆう》束ねられているのは決して有難い現象ではない。コスモスがそれだけ平凡化したということは、各地に行わたったことを意味する。しかし花が珍しくなくなったからといって必ずしも詩材としての価値を減じたことにはならない。コスモスの句が多く生れるようになったのはむしろ大正以後である。明治年間のコスモスの句は、題材として新しかった代りに、いささか配合物に|煩《わずらわ》されるところがあった、コスモスの真趣はそういう時代が過ぎてから発揮されたといっても過言ではない。例えば コスモスの吹かれ消ぬべき空の色 |左衛門《さえもん》 の如く、コスモスそのものの姿を描いた句が、大正年間になって現れるのは、俳人の観察が進んだということもあるが、やはりコスモスが普及した結果として、種々の句が生れたものと解すべきであろう。 コスモスが非常な勢でひろがった頃、この花を野草として山野に放ったら、更に|大《あおい》に蕃殖して、秋の眺めを賑かにすることになりはせぬかといった人がある。外国から渡来した月見草が|忽《たちま》ちにして夏の夜を飾る新たな景物になった例があるから、コスモスの野草化も面白いかも知れぬと思ったが、事実はこれに反して次第に振わなくなり、郊外住宅につきものであったコスモスまで影が薄くなって来た。終戦後は焼跡が多く、太陽が十分に照りつけるため、また復活の傾向を示しているけれども、いまだ旧観に還るには至らぬようである。考えて見るとコスモスの花は|楚々《そそ》たる家庭婦人の趣があり、街頭に出て活動するには適せぬところがある。コスモスに伴う一種の新趣味の如きも、この花が思いきって野草となり得ぬ|所以《ゆえん》かも知れない。国家にしろ、個人にしろ、ものの繁栄には自ら限度がある。どこまで発展するかわからぬと思われたものが意外に早く|衰兆《すいちよう》を示す例を、われわれはいくつも見て来た。一度日本の秋に立脚地を得たコスモスが、絶滅する気遣は决してないから、日当りのいい郊外住宅の庭にはびこって、楚々たる花に行人を顧みさせる程度で落著いたらよかろうと思う。 コスモスを秋桜と称するのは何時頃誰がいい出したものか、一般には勿論行われていない。俳人は文字を|斡旋《あつせん》する都合上、いろいろな異名を好む者であるが、『新修歳時記』時代にこの称呼がなかったことは、前に引用した文章によって明かである。俳句の季題には冬桜(寒桜)というものがあって、花の咲く季節を現しているから、何か混雑した感じを与えやすい上に、コスモスの花にはどう考えても桜らしいところはない。シュウメイギク(貴船菊)を秋牡丹と称するよりも、遥か空疎な異名であるのみならず秋桜などという言葉は古めかしい感じで、明治の末近く登場した新しい花らしくない。少くともコスモスという言葉に伴う一種の新しい趣味は、秋桜という言葉には含まれていないように思う。ただ上五字|乃至《ないし》下五字に置く場合、コスモスでは|据《すわ》りが悪いからというので、五首の異名を|択《えら》むというだけのことならば、今少し工夫を費してしかるべきである。如何に日本か桜花国であるにせよ、似ても似つかぬ感じの花にまで桜の名を負わせるのは、あまり面白い趣味ではない。四音の名詞はコスモスに限った話ではないのだから、つまらぬ異名を作るよりは、このままで十七字に収まるようにする方が、むしろ俳人の手腕であろう。秋桜の名が広く行われないのは、|畢竟《ひつきよう》コスモスの感じを現し得ておらぬ点に帰するのかも知れない。