約 27,126 件
https://w.atwiki.jp/wixi/pages/681.html
とある土曜日…。とある民家の玄関にて、一人の少女が一人の少年を誘う。 「えへへ…。ハル、行こ?」 「そうだな。囲炉裏に黒田、留守番頼んだぞ?」 ちなみに、彼らの父母も外出中だったりするため、そう同居人たちに声を掛ける。 そんな彼らを見送る同居人たち。 「……む~~~~~。」 「あ、あはははは。二人とも、行ってらっしゃい。」 凄い勢いで睨んでくる真智子と、乾いた笑みを浮かべている夕圭。 この状態の囲炉裏を置いていったら末代まで祟られそうな勢いではあるが…。 『二人だけで、公園に行くって約束したからなぁ…。』 もっとも先日の【貴子の看病を手伝ってもらったご褒美】という名目だけに、彼女との約束を反故にするわけにはいかない。 『そういえば、貴子ちゃんにもちゃんとお礼しないと…。 頭撫でてるだけじゃ、不十分だよな。…あと豆田にも手伝ってもらってるしな。』 満面の笑みを浮かべる妹の顔を見ながら、もう一人の頼れる妹分、さらにはその姉の事をぼんやり考える春樹。 一方、夕圭とルカはアイコンタクトを交わす。 『ルカちゃん。できる限り、真智子ちゃんは私が抑える…。…だからGood luck!』 『夕圭ちゃん…。…ありがと。』 彼女らは、同盟の保持を選択しているようだ。 先日の【誠意の証】は、ルカの左肩に掛けられたバッグの中に厳重に収められている。 そして空いている右腕を春樹の左腕に絡ませ、幸せそうに寄り添う。 しかし、囲炉裏もそんな彼らを追ってはいけない己の事情に、改めて心で泣く。 『…囲炉裏だけ微熱が続くな。黒田も豆田も、ルカも治ったのに…。 …黒田、迷惑を掛けるが看病頼む。お前の時ほどの熱じゃないが、何かあったら呼び戻してくれ。』 今朝、春樹によって【本日も静養】するよう通達された真智子。 …実は、囲炉裏にしてみれば、風邪など既に完治していた。 しかしながら、身体だけでなく体温まで子供規格な彼女。 加えて食事量が多く、代謝量が高い体質までが仇となってしまったようだ。 (反面、その体質ゆえに太らずに済み、さらに見た目と異なって身体能力は高い訳だが…) それなりに楽しそうな夕圭とは対照的に、かなり沈んだ足取りで寝室へと向かう真智子。 『おのれ~~~。あいるびーばっくです!!』 さらに別方向から、その玄関先の光景を苦々しげに見つめる一人の少女…。 遠山家が令嬢、理菜である。 …きつく歯噛みしているのか、唇の端からは血が滴っており、何気に鬼気迫る表情でひとり呟く。 「泥棒猫ばっかりに気を取られていたけど…。…貴女が獅子身中の虫になるなんてね、ルカ。」 先日は【仮病】という策を弄したものの、釣果は囲炉裏のみ。 挙句には誤食しかけた囲炉裏に倒され、自慢の胸に落書きされるという屈辱まで味わった彼女…。 そんな理菜からすれば、いまのルカはただただ嫉ましい。 まさに燎原の火の如く、燃え盛るは嫉妬の炎…。 そんな彼女は懐から小型無線機を取り出し、何者かに連絡を送る。 「豆田姉妹…。春くんとルカが動いたわ。」 【敵の敵は味方】 彼女たちは、一時停戦の道を選んだ。 当面の最大の障害であるルカを、全力をもって排除する…。 そしてその後は…春樹の覇権をかけてのガンダムファイト、レディーゴーである。 通信を終えた理菜は手早く身支度を整える。 飛び苦無に忍者槍、煙球に吹き矢を鞄に押し込み、目的地に向けて疾走する。 「春くん…。待っててね、今ルカから引き離してあげるから…。」 周囲の敵意に気づかず、手と手を取り合って仲睦まじく歩を進める兄妹。 そんな彼らが向かう公園正門にて、指関節を鳴らしながら待ち構えている少女。 「春樹!!ルカじゃなくてあたしと遊べ!!」 一方、茂みの中に身を潜める少女。 彼女のスコープは二人の姿を捉えている。…有効射程距離まであと150m。 「…ルカさん。…先日の借りは返す。」 公園という戦場にて、新たな戦いが始まる。
https://w.atwiki.jp/sif_matome/pages/12.html
乙女式れんあい塾 2013年04月25日から配信の日替わり楽曲。 矢澤にこ&東條希のデュオシングル『乙女式れんあい塾』より収録。 EASY NORMAL HARD EXPERT レベル 5 6 9 11 ノート数 156 248 325 553 Artist 矢澤にこ (徳井青空)&東條希 (楠田亜衣奈) 属性 ピュア ◆EXPERT 2014年04月16日から追加配信された[超難関曲]。 これまでとは次元の違う譜面により、配信当時ラブライバー達を阿鼻叫喚の渦へ落とし込んだ。 全体的に難所が多く、フルコンボどころかクリアさえも危うい。 他の超難関譜面とも難易度の差が感じられるため、実質レベル12と考えた方がいいかもしれない。 階段やトリルなど基本の運指が危うい場合は挑戦を見送ったほうがいい。 ・開幕(イントロ) いきなり多めのノーツが飛んできて焦るが、ここは音通りの配置なので落ち着いて処理する。 長押しの直後に同時押しが来るので気をつけること。 (※長押しを離した瞬間が歌詞の始め「ズ」になる。) ・29combo~(ズルイ、ズルイ~) リズム難 直前の長押しの後、同時押しを取る。感覚としては、離すことよりも次を押すことを考えると繋がりやすい。 「ズルイ、ズルイ~」の「ル」からリズムをとり始める。 「シャシャシャン、シャシャシャン」のリズムで長押し、単押し、単押し+長押し離し、長押し、と続ける。 ・79combo~(コワイ、コワイ~) リズム難 難所を真剣に決めた後、より成長して帰ってくる難所。 先ほどのノーツの順のうち、長押しを早めに離し、単押し+長押し離しの部分が同時押しに変わっている。 リズムは変わらず「シャシャシャン、シャシャシャン」のつもりでいいが、実際は「シャシャシャシャ、シャシャシャシャ」に聞こえる。 イントロと同様に長押しを離すことではなく、同時押しを押すことを意識すれば繋がりやすい。 また、指が追いつかずリズムがずれていくことがある場合、気持ち早めに押すといいかもしれない。 ・191combo~(やっほーやっほー後) 縦連打+同時押し やっほーやっほーのつかの間の休息の後、微熱EXでプレイヤーを苦しめた縦連譜面が再来する。 右側の連打をした後、左側の連打がくる。基本的には同時押しと単推しが交互に来ることを頭に入れておきたい。 ・263combo~(かわいいって言わなきゃ~) 長押し 基本的には難しくはないが、四回来る長押しのセットのうち、一回目だけでなく三回目も長押しの始点が同時であることに注意。 ・319combo~(ズルイ、ズルイ~/コワイ、コワイ~) リズム難 左右の順が変わっているが、先ほどと同じリズムで捌ける。 ・439combo~(だからキスしよ~) 階段 真ん中一つ左から早いリズムでの左方向への階段がある。左端から折り返し、始点まで戻る。(最後は長押し) 右利きの場合は左手が動かない可能性があるため、指が動きに慣れるまで練習をすることがオススメされる。 また、左の長押しの始点で右の長押しを離し忘れることがよくあるため、階段のみに気を取られないようにしたい。 ・488combo~(やっほーやっほー後) 縦連打+同時押し 今度は左側を連打して右側を連打する。 階段が繋がったところでほっとするとここで落とすことになるため気をつけたい。 ・532combo~ トリル 一瞬戸惑うが、交互+単押しになっているだけなので落ち着いて処理したい。 なりふり構わず押しても繋がることが多い。 【譜面確認】http //www.youtube.com/watch?v=pAwTIPWEdqk 【手元動画】http //www.youtube.com/watch?v=EuZkTABZmNo (判定強化あり) コンボランク:~166/~277/~388/~553 ◆HARD サビの長押しとラストの左右交互押しを上手く捌けるかがポイントとなる。 【譜面確認】http //www.youtube.com/watch?v=v4MWtjk2B48 コンボランク:~98/~163/~228/~325 ◆NORMAL ◆EASY
https://w.atwiki.jp/ebi_hq/pages/1582.html
ダイナマイツ作品リスト 前ページ次ページ雅亜公 『スイートスイートドリーム』 雅亜公 販売巻数:2 雅亜公 2008/03/14発売年上の女性と情熱ほとばしる、甘くて、せつなくて、ちょっぴりほろ苦い恋物語『スイートスイートドリーム』を収録!! ※BAMBOO COMICS(1)を分冊しております。 『天使たちの部屋』 雅亜公 販売巻数:2 雅亜公 2007/08/03発売ドキドキの恋、ワクワクするような楽しい恋、しびれるような激しい恋、涙にくれる哀しい恋…。純愛物語の旗手・雅亜公が贈るPURE LOVE STORY。 『もっともっと恋する5秒前』 雅亜公 販売巻数:4 雅亜公 2006/07/14発売故郷に交際中の彼女・杉本詩織を残して憧れの大学生になった柏木太一。上京した下宿先の桐生家は、4姉妹が住む女の園だった!! 太一は長女の麗奈に別人と間違われて、童貞を奪われてしまう! そして、男慣れしている三女の梨沙とも…? 「愛と性」をセンチメンタルな筆致で雅亜公が描いた「太一と詩織」の物語。 『麗しのお姉さま』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/12/02発売浅山翔子、22歳、独身。やっと決まった就職先は青陵学園高校の教師。大勢のガキンチョから「先生!」って呼ばれるのはたまらなくいい気持ち!! でも同僚からのセクハラに、男子生徒へのセックス指導、なかなか教師も大変なのね。美人教師と生徒が繰り広げる、ちょっとエッチな青春ラブストーリー!! 『微熱 -夏の少女DX-』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/10/28発売オレの同居人は姪!! 朝からミニスカートの制服姿は目に毒だ。思春期になってどんどんキレイになっていくあいつを見ると、不謹慎な妄想がふくらできて…もう、もうたまらない…!! 叔父さんと姪のケンゼンな共同生活ゴッコはいつまで続くのか!? 「純愛未満」など、全16話を収録。かわいくてエッチな女の子いっぱいの雅亜公先生入魂の短編集!! 『Lu-na 真昼の月』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/07/22発売これは、俺が出会った、ある不思議な女のコの物語。まひると真夜。二人の女性との出会いが、僕の日常を変えた。正反対の魅力を持つ彼女たちに、僕の心は散り散りにされていく…。そしていつの間にか二人の虜となったのだ…。 『今夜世界の片すみで』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/04/01発売OL、看護婦、アイドル、レースクイーン、アイドル…。世界中のあらゆるところで様々な男女が恋に落ちる。誰にだって起こりうる、身近な恋とSEXの話がいっぱい。雅亜公渾身の作品!! 『恋におちたら』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/03/25発売17歳の克也は、女子達から結構人気の男子高校生。そんな彼はある日、女子更衣室で幼馴染みのしおりの裸を見てしまってから、今までとは違う感情を彼女に抱くようになる。しかし、彼女には付き合っている男がいた。そして克也にも別の気になる女性が…。二人の女性の間で揺れ動く主人公の心の葛藤と成長を綴る、ちょっとHな青春ドラマ。他、「少女Mの悲劇」含む短編4作品を収録。 『アフター5プロフェッショナル』 雅亜公 販売巻数:4 雅亜公 2005/03/18発売サラリーマン・狩納竜男のもうひとつの夜の顔はパチプロ“リュウ”そして彼につきまとう総務部のマドンナ・向涼子と営業の棚山、三人のライバルたちがパチスロと恋に賭けた青春ストーリー。涼子の心は揺れ動く・・・ 『GOLD★RUSH』 雅亜公 販売巻数:2 雅亜公 2005/02/18発売叶貴子・24歳。上司との不倫が原因で会社を辞め、 パチスロに明け暮れる毎日。店で出逢った長谷川に身体と引きかえに台の情報を流してもらい、荒稼ぎするため2人は名古屋へ。そこで地元のプロ集団に 目をつけられ…。 前ページ次ページ雅亜公 ▲このページのTOPへ 毎週5作品限定 eBookポイント5倍キャンペーン 実施中!
https://w.atwiki.jp/ebi_hq/pages/1583.html
ダイナマイツ作品リスト 前ページ次ページ雅亜公 『スイートスイートドリーム』 雅亜公 販売巻数:2 雅亜公 2008/03/14発売年上の女性と情熱ほとばしる、甘くて、せつなくて、ちょっぴりほろ苦い恋物語『スイートスイートドリーム』を収録!! ※BAMBOO COMICS(1)を分冊しております。 『天使たちの部屋』 雅亜公 販売巻数:2 雅亜公 2007/08/03発売ドキドキの恋、ワクワクするような楽しい恋、しびれるような激しい恋、涙にくれる哀しい恋…。純愛物語の旗手・雅亜公が贈るPURE LOVE STORY。 『もっともっと恋する5秒前』 雅亜公 販売巻数:4 雅亜公 2006/07/14発売故郷に交際中の彼女・杉本詩織を残して憧れの大学生になった柏木太一。上京した下宿先の桐生家は、4姉妹が住む女の園だった!! 太一は長女の麗奈に別人と間違われて、童貞を奪われてしまう! そして、男慣れしている三女の梨沙とも…? 「愛と性」をセンチメンタルな筆致で雅亜公が描いた「太一と詩織」の物語。 『麗しのお姉さま』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/12/02発売浅山翔子、22歳、独身。やっと決まった就職先は青陵学園高校の教師。大勢のガキンチョから「先生!」って呼ばれるのはたまらなくいい気持ち!! でも同僚からのセクハラに、男子生徒へのセックス指導、なかなか教師も大変なのね。美人教師と生徒が繰り広げる、ちょっとエッチな青春ラブストーリー!! 『微熱 -夏の少女DX-』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/10/28発売オレの同居人は姪!! 朝からミニスカートの制服姿は目に毒だ。思春期になってどんどんキレイになっていくあいつを見ると、不謹慎な妄想がふくらできて…もう、もうたまらない…!! 叔父さんと姪のケンゼンな共同生活ゴッコはいつまで続くのか!? 「純愛未満」など、全16話を収録。かわいくてエッチな女の子いっぱいの雅亜公先生入魂の短編集!! 『Lu-na 真昼の月』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/07/22発売これは、俺が出会った、ある不思議な女のコの物語。まひると真夜。二人の女性との出会いが、僕の日常を変えた。正反対の魅力を持つ彼女たちに、僕の心は散り散りにされていく…。そしていつの間にか二人の虜となったのだ…。 『今夜世界の片すみで』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/04/01発売OL、看護婦、アイドル、レースクイーン、アイドル…。世界中のあらゆるところで様々な男女が恋に落ちる。誰にだって起こりうる、身近な恋とSEXの話がいっぱい。雅亜公渾身の作品!! 『恋におちたら』 雅亜公 販売巻数:1 雅亜公 2005/03/25発売17歳の克也は、女子達から結構人気の男子高校生。そんな彼はある日、女子更衣室で幼馴染みのしおりの裸を見てしまってから、今までとは違う感情を彼女に抱くようになる。しかし、彼女には付き合っている男がいた。そして克也にも別の気になる女性が…。二人の女性の間で揺れ動く主人公の心の葛藤と成長を綴る、ちょっとHな青春ドラマ。他、「少女Mの悲劇」含む短編4作品を収録。 『アフター5プロフェッショナル』 雅亜公 販売巻数:4 雅亜公 2005/03/18発売サラリーマン・狩納竜男のもうひとつの夜の顔はパチプロ“リュウ”そして彼につきまとう総務部のマドンナ・向涼子と営業の棚山、三人のライバルたちがパチスロと恋に賭けた青春ストーリー。涼子の心は揺れ動く・・・ 『GOLD★RUSH』 雅亜公 販売巻数:2 雅亜公 2005/02/18発売叶貴子・24歳。上司との不倫が原因で会社を辞め、 パチスロに明け暮れる毎日。店で出逢った長谷川に身体と引きかえに台の情報を流してもらい、荒稼ぎするため2人は名古屋へ。そこで地元のプロ集団に 目をつけられ…。 前ページ次ページ雅亜公 ▲このページのTOPへ 毎週5作品限定 eBookポイント5倍キャンペーン 実施中!
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/578.html
前へ ← 1 2 3 4 5 6 → 次へ 作品 ■▲▼ 落ち葉 あなた達が来る前に トイレだけでも水洗にしようと思って 改装で部屋の隅に積まれた 荷物の一番上 絹の平紐でとじられた 義母の嫁入り道具 様々な形 大きさの 落ち葉が貼られていた 台紙の心地よい余白 特別な日の記念写真 軟らかく微笑み 私を見つめる人達 緑の蜜柑のような娘たち 私がページをめくる直前まで 隣の人とはしゃいでいたかのよう 背が高く美しい義母の姿は どの写真を見ても すぐに目に飛び込んできた 一番輝いて見えた 感想は届けられなかった アルバムを見せていただきました そう告げた途端 義母はいやな顔をして黙ってしまった 帰宅後間もなく届いた 明細つき現金書留 帰省旅費 5年前私が譲ったカメラ代 十数枚の落ち葉 614 名前:落ち葉(1/2)[sage] 投稿日:02/10/11 22 11 ID FiMbAWGM 615 名前:落ち葉(2/2)[sage] 投稿日:02/10/11 22 12 ID FiMbAWGM 【コメント】 633 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/12 01 01 ID Vqigv8Ih 614-615 実話かな…。というのも、情景のエッセンスは上手い表現もあっ てよく解るんですが、心情の省略がキツすぎてよく掴めないんですよね。義母 の心情の変化、送ってきたカメラ代や落葉が何を語っているのか。 664 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/13 15 10 ID 4CfXzbKV 614-615 義母の美しさと語られない複雑な事情が印象的だ。 「落ち葉」が2つ書かれているがそれぞれが関連していないので そのテーマ適合アイテム的インパクトを弱めている。 672 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/14 10 19 ID L1n/asiX 614-615 義母との距離感が簡潔な描写から読み取れる。うまいと思う。 しかし、「落ち葉を送ること」は相当のメッセージであるべきだが、 それがうまく伝わらない。唐突で、オチをつけるために無理に書いた感じ。 686 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:02/10/14 20 17 ID mK5MacUa 614-615 |゚д゚)<俺、バカなんで、数レスにまたがる長い詩はすっ飛ばしちゃう傾向にあります。 でも、この詩は最後まで読んじゃいました。 詩の技巧的なものなんて、はっきり言って俺、全然分からないっす。 俺にとって「良いな」、とか、「うーん、、、チョトねぇ、、、」ってのは、 俺みたいな文章を読む力がない者までも惹きつける事ができる力かなぁ? と思ったりしてます。 この詩は読んでて眉間に皺よる事なくすっと俺の中に入ってきた感じ。 こういうのって簡単そうでいて、実はすげー難しいと思うんですが、 それを難なくこなしてるとオモタ、、 708 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/16 19 43 ID sBbOoVll 614 :落ち葉 :02/10/11 22 11 ID FiMbAWGM 山口百恵の「秋桜」を想わせる筆致。が、「感想は届けられなかった」以後 に裏切られた。後味がよくない。それが狙いさとはいわせない。 715 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:02/10/17 14 42 ID TucNqb68 614 こりゃ結構狙ってるっぽいですね。 マヌケな味でおもしろいです。 エドウッドが小津映画を撮ったような感覚 淡々とした表現のなかに天然ボケの嵐 そりゃ敬語間違って"見させていただきました"を "見せていただきました"なんていわれたら。 そりゃ姑もやな顔するわ 757 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:02/10/19 04 14 ID 3zVJ6HSz 614-5 一連二行で既に主人公がどんな女性なのかを簡単に思い浮かべることが出来る。 素晴らしい詩世界の入り口だとボクは思う。 (*ボクは詩で一番大事なのは一行目だと勝手に思っている) 構成、展開、言葉選び、どれをとってみても作者の力量を感じるのだが、 やや中だるみしているという感は否めない。余計な描写が最後の「落葉」の印象を 薄くさせてしまったようにボクは感じてしまった。 が、このボクのレスの場合、批評というよりは個人的感想のようになってしまったかも知れないので そんなに気にしないで下さいね。 6 名前:藪鳩 ◆oUVabUhato [] 投稿日:02/10/25 04 14 ID 2K/my0uu http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/614-615 「落ち葉」 3点 昭和の香るようなひと日の出来事の描写的な詩文ですが まるで自分が主人公の女性になり、その思い出を見ているかのようでした 名詞以外に強すぎる言葉もなく実にさらりと浸ることができた詩 23 名前:微熱くん ◆e3/504x/.Q [] 投稿日:02/10/25 15 28 ID tRfCnDC0 614-615 :落ち葉>巧いとは思うが削りすぎたのか背景が見えなさすぎて物足りない。 54 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/26 00 24 ID 2YT/qnJT 前スレ614-615『落ち葉』 1点 人間の距離感をうまく表現。しかし落ち葉の使い方には少し不満。 64 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:02/10/26 14 56 ID bgVzaIMU http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/614-615 落ち葉 3点。 多数投稿され締め切られた今でも一番印象に残っている詩。 538 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/15 19 07 ID /kWq/4QG 本スレ614-615 落ち葉 結局この詩のテーマは写真であって落ち葉ではないのよね。 写真を1葉2葉と数えるのに引っ掛けてはあるんでしょうけど、 写真が落ち葉のようにハラハラと落ちるワケでも無くって、 写真(過去の時間)と落ち葉(季節変化)が、ちっとも密接にはなってないのよね。 どっちも時間の経過に直接結び付くアイテムなのに、義母との関係の変化との係わりも希薄だわ。 782 名前:たけ ◆g09RQuKuak [sage] 投稿日:02/10/28 03 33 ID +ZW0GMDu 614-615「落ち葉」を書きました。たくさん批評をありがとうございました。 もさっと遅れて参りました。私事がいろいろあって,今起きました。 マルチレスで失礼ですが,審査員の皆様にお返事させてください。 Canopus ◆DYj1h.j3e.様 実話です。姑の心情や札束の意味は,まだ自問自答中です。 名前はいらない :02/10/13 15 10 ID 4CfXzbKV様と 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q様 最終行は失敗しました。落ちてない落ち葉なんて。 むこうの317 ◆317..n/Ke6様 最後まで読んで下さってありがとうございました。 寸評に9行も費やしていただいて,無性にうれしかったです。 今度は面白く読んでいただける作品を目指します。 マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 様 さだまさしは心外でした。向田邦子を狙ったのに。 でも読み返すとみのもんたの電話相談に見える。自覚がないから。 どうしたら向田落ちになるか,続きを考えたいと思います。 783 名前:たけ ◆g09RQuKuak [sage] 投稿日:02/10/28 03 37 ID +ZW0GMDu 構造 ◆/Cej999/v6 様 敬語の間違い,指摘されて初めて気づきました。「人達」「娘たち」も見落としたし。鬱。 実際は「拝見させていただきました」と言ったように記憶しています。 だから余計怒ったのかもしれません。その天然顔で言うか?!と。 ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. 様 テーマはヨメ姑問題のつもり。 はあ。葉っぱのフレディは苦手なんです。すみません。 都立家政 ◆MD76fFko5o 様 評を読んでほんわか幸せな気持ちになりました。 微熱くん ◆e3/504x/.Q 様 未消化,無自覚,お粗末様でした。 藪鳩 ◆oUVabUhato 様 点をありがとうございました。 最後に。またスルーしてくれてありがとう~これも立派な批評だね☆ ドン亀様。 長々と失礼しました。「月」は別スレに書いたので,脳枯れ。見学します。 【得点】 7点 藪鳩 ◆oUVabUhato:3点 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q:1点 むこうの317 ◆317..n/Ke6:3点 ■▲▼ けむる森 透明な、水銀の実る、縁には何故か 赤い喉をした蛙の一匹が、水に片足をつけて陸を向いてそこに居る 私は、潜水具をつけたからだで、湖の一メートル程、 内側に入り、そこに、ひとまず座り込み 腰から下を、そっと、粘性のない液体につける 湖底を覆っているのは、見える限り、おそらくは 紅葉樹の葉であり、それが朽ちもせず 敷き詰められては、今も私の下で重なりあっている 思うよりは、硬く、脆くはなく 砕けるよりは、しなやかに曲がる そして私は両手をも水につけて 真っ直ぐに視線を放つのだが こうしてみると、上空、低く薄い靄の下に 私が潜り込んで隠れているのが分かる 私は水遊びをする子供のような仕種で 片手をすぐ顔の前に持ってくると、 こうした姿勢というのは、当たり前の潜水夫には 決して分かられはしないものだと思う 水につけてよりすぐに、やはり下半身は低温が侵入し 感覚をなくしているのだが、あの独特のかゆみを感じていて 今には、それが全体に、響き低く発熱しているように感じられた ようよう、私は腰を上げ、沖合いへ歩き、 立ったまま半身が埋まる頃に、 水面をできる限り波立たせぬよう 膝を少し曲げ、頭頂から潜り込んでいった 湖の中で、湖底はアリノス状に中心に深くなっていて 私は斜めにその先へ刺さっていった やはり生物の居ない、僅かに白濁した水質であり、 透明度が高いのでかなり先の湖底を見ることができるが、 底には水草ひとつなく、縁と変わらずに落ち葉が、 堆積している 中心近くまでくると、深度はかなり高く、 見上げることもないが、辺りはふいに暗くなった そこで、相変わらず湖底を覆う落ち葉は朽ちもせず ただ、段々と、黒く、深く、変色している 奥へ、 私は深く突き刺さり 今や、湖底近く積もった落ち葉を掻き分けようかという頃に、 腕の先で、動かした手が水を回し それと共に、すぐ近くまで迫っていた黒い落ち葉が、 一瞬に舞い上がって、私の目の装備に張り付いては落ちた その次には、私はほとんど湖底に顔を埋めるようになっていて 眼前が迫ってきた だが、そこには何もない 変わらぬ灰とまだらの黒ばかり 落ちている はずの友人のからだ そして、私は、突き刺すように手を伸ばし その先へ からだを、至らせようとするが、 近付いては、やんわりと反発されて戻り 巧くいかない そうするうちに、乱れた落ち葉が何度も視界に渦巻き 張り付いては、一枚の仔細な形を 見せては落ちて、流れていく 616 名前:けむる森[sage] 投稿日:02/10/11 22 18 ID M3ia4+qm 617 名前:けむる森(続き)[sage] 投稿日:02/10/11 22 19 ID M3ia4+qm 【コメント】 633 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/12 01 01 ID Vqigv8Ih 616-617 うほう。面白いね。丹念な情景描写が、一種特異的な湖の風景を 語っています。意識的かは分らないけど、文章が一本調子で、説明的で、固い。 かと思うと、練られていない表現も散見され、詩の完成度にミソを付けています。 664 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/13 15 10 ID 4CfXzbKV 616-617 死体探しの湖ダイビングだけど今回のテーマを一瞬たりとも忘れることはなかった。 「落ち葉」という素材そのものの超日常的アングルからの絵あるいは映像を見た気がする。 潜水前の周到すぎると思えるほどの情景描写に自己完結的孤独感を感じた。 673 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/14 10 20 ID L1n/asiX 616-617 緻密に流れていく描写が素晴らしくいい。 荒削りなリズム、まだるっこい言い回し等も、意図的な個性だとしたら、 それなりに面白い。「友人のからだ」もうまく効いている。 708 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/16 19 43 ID sBbOoVll 616 :けむる森 :02/10/11 22 18 ID M3ia4+qm 当然、この作者が超えるべきハードルは高い。それを前提にいくつか。 行数制限のための分載したとしても、「落ちているはずの友人」の伏線が 中盤までに張られていなければならない。湖中の落ち葉の堆積に死をイメ ージさせたとはいわせない。水中の「友人」は落ち葉と同様に、生きてい るかの如くだったか、そうではなかったのか、そこで「私」は何を思い感 じたか、ただの判断停止に思える。細かいところでは、「あの独特のかゆ み」はいただけない。あえて、「あの独特の」という禁忌を犯したとして も、続く表現で救えていない。また、「アリノス」は蟻の巣だろう。 715 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:02/10/17 14 42 ID TucNqb68 616 最初に潜る理由をまったく説明してなかったのと 最初のほうの淡々とした描写が効いて "友人のからだ”で読者が感じる緊張感や意外感は ピークに達してくる。たーだ、ところどころ 言葉たらずだったりで咀嚼が悪いのが欠点。 構成は悪くないと思う。。 759 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:02/10/19 04 39 ID 3zVJ6HSz 616-7 自分の世界を外に出すことに一杯で、もしかすると読者を置き去りにしてしまっているのかも知れない。 言葉が、詩が好きだ、というニュアンスが文体が伝わってくるようでそれはとても嬉しいこと。 6 名前:藪鳩 ◆oUVabUhato [] 投稿日:02/10/25 04 14 ID 2K/my0uu http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/616-617 「けむる森」 1点 後半のリアルな描写に息苦しくなった被害者ですw 前半は全くなくってもよいのでは?って思った 8 名前:ななしくん ◆4DGPgRhQFI [sage] 投稿日:02/10/25 09 10 ID 8jWAGiwt 「けむる森」1点 感情を書かない徹底した叙述が気持いい 成功してるかどうかといわれれば疑問なんだけど 23 名前:微熱くん ◆e3/504x/.Q [] 投稿日:02/10/25 15 28 ID tRfCnDC0 616-617 :けむる森>終わり方が唐突で戸惑った。描写は緻密なのだが何か不自然。総じて何が言いたいのか? 28 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/25 18 35 ID Pgmhs8/F 前スレ616-617 けむる森 1点 途中冗長なトコも感じるけど単純に湖の中で落ち葉とたわむれる描写の 上手さに感心しちゃったワ!鮮烈な蛙の喉の赤とか引き込まれるトコ多いワネ! 40 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/25 21 50 ID R2m4QQsm ○本スレ616-617「けむる森」 ドキュメンタリー番組見てるみたいだよな。もうちっと、 番組から抜け出した「生々しさ」とか欲しかったな、俺としては。 54 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/26 00 24 ID 2YT/qnJT 前スレ616-617『けむる森』 2点 湖底なんて実際に潜ったことがない人間でも、それを実感できる丁寧な描写。 独特のひっかかりある文体は個性と取りたい。 全体に衝撃力には欠けるのだが、そう多くを望んでもいけないか。 65 名前:うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:02/10/26 16 43 ID sRhFLMQr 1点616 『けむる森』 水中の落ち葉や湖の縁、湖の中の描写が美しいです。肌の冷たさと静かな音、白色のかかるゆっくりした画が 読んでいて自然に、再生されます。後半の、装備に張り付く葉の存在は珠玉かと。 68 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:02/10/26 19 39 ID SyASl7X0 http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/616-617 けむる森 2点 秋がにおわせるものの極北かな、と思う。水の中に”冬”のような 死の世界があるっていうのは面白い発想だなあと。単純に。 540 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/15 19 08 ID /kWq/4QG 本スレ616-617 けむる森 お話しとしては面白く出来てるんだけど、読点の多さか記述の正確さか分かんないケド、 とにかくお話しを語る事に偏り過ぎじゃないかしら? 蛙との出会いから最後までキチンと読ませる割に、詩を読んだって満足感に乏しいのよネ。 湖の中で落ち葉と戯れる幻想的な光景とか丁寧だし、 スローモーションの世界の中での運動みたいな着眼点も評価出来るんだけど、 作者の力量の割に、それが発揮出来てないんじゃ無いかって感じるのヨネ。 それはそうと、中心に行くに従って深くなってるのは、アリジコクじゃないかしら? まあ、そんな瑣末な事はどうでもいいんだけど、 イメージ掴むためのキーワードだと思うんで指摘させてもらうわネ。 775 名前:クロラ ◆oNwpnhIJYU [sage] 投稿日:02/10/27 23 01 ID 06NvGdTv 「けむる森を」投稿しましたクロラです。 おそくなってすいません。 今回、このスレッドにきたのは初めてだったんですけど 準チャンプに選ばれたこと以上に たくさんの批評をしてもらえたことが楽しかったです。 審査員の方々、批評家の皆様、どうもでした。。 【得点】 11点 藪鳩 ◆oUVabUhato:1点 ななしくん ◆4DGPgRhQFI:1点 ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP.:1点 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.:2点 マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2:1点 激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q:2点 うたた寝死人 ◆WvShSU0mOg:1点 構造 ◆/Cej999/v6:2点 ■▲▼ ひらりゆらり ゆらりひらり 頬がわずかに張り詰める中 私は少し寝坊して いつかの夢を見ていました 黒服の姉と手をつなぎ 煉瓦の道を歩きながら ただ周りは黄色の世界 ただ色が降っています ひらりゆらり ゆらりひらり しばらく歩き ふと私は尋ねます 「この黄色は何?」 姉はしばらく考え 「イチョウの葉よ」 ただそれだけ答えました そこで私はあわてて目覚め 支度をすまし家を出ます 姉の墓石に向かう途中 夢の道を通ります 今日は道に色が降る あの日の黄色がいつまでも ひらりゆらり ゆらりひらり 624 名前:てい[] 投稿日:02/10/12 00 09 ID 9rZkwtNV 【コメント】 637 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/12 01 53 ID Vqigv8Ih 624 最初の2連がいいですよね。夢の情景と種明かししているのが気になり ますが、これだけの描写で、遠景から近景にパッと切り替わるんですよね。姉 さんの横顔まで見える。惜しむらくは、最終連がそれを支えきれていません。 673 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/14 10 20 ID L1n/asiX 624 きれいな構成にしたいと思うと、夢だとばらすのは最後がいいのかもしれないけど、 それはそれで面白くないかもしれない。夢の中の野原を扱った、 これとよく似た組立ての幻想的な歌、中島みゆき「萩野原」を思い出した。 676 名前: ◆L7EROpoemk [sage] 投稿日:02/10/14 13 30 ID mPjtqfmV 624 物語の設定を評価。ここから「落葉」を捉えようと試みた作者の視点が好きだ。 ただ文章の構成、見せかたに甘さが見える。もっと言葉をしぼれたように俺は感じた。 684 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/14 19 48 ID W8lUlmx7 624 シンプルな言葉とシンプルな構成が紡ぎだすシンプルな詩世界。 各連に配置された同一の擬態語が 禁欲的であるとさえいえそうなそのシンプルさのなかにあってちょっとした惰性を感じさせる。 687 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:02/10/14 20 18 ID mK5MacUa 624 |゚д゚)<俺って、抽象的な作品よりも、読みながら情景が思い浮かぶ作品が好きだと思う。 この作品はまさにそういう感じです。 詩のなかにくり返し出てくる >ひらりゆらり >ゆらりひらり ですが、何気ない言葉なのに、とてもいいな、と思いました。 コテ名だしちゃってますが(藁)他のコテでこういう雰囲気の詩を書く人がいますね、、 709 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/16 19 44 ID sBbOoVll 624 :てい :02/10/12 00 09 ID 9rZkwtNV 夢で回想して現実に戻り、その現実でまた回想する。 ならば、現実で初めてイチョウに気づき、さらにその先がなければ、多重な 回想の意味がない。「ひらり~」という導入は入りやすい。しかし、もっと 不協和音的なものがよかったのでは。 715 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:02/10/17 14 42 ID TucNqb68 624 これも面白いですね。 夢だっていうのに、ビデオテープで 記憶が再生されてるだけのような 姉の夢もおもしろいし、 現実の"姉の墓石に向かう"までの 過程も突然でボケてておもしろい。 叙情詩なのにこの切断感。 昼1時のフジテレビドラマ のような感覚でいいっす。 23 名前:微熱くん ◆e3/504x/.Q [] 投稿日:02/10/25 15 28 ID tRfCnDC0 624 :てい>まとまりがよく物語も見える。落ち葉の使い方もいいのだが、投稿規定をよく読んで欲しかった。 41 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/25 21 51 ID R2m4QQsm ○本スレ624「タイトルなし」(てい) おもしろい世界だよな。黄色が降ってて、夢と現実、時間が混ざり あってて。いいタイトルがついてれば、もうちと点数高目だったかもな。 55 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/26 01 24 ID YU7NoCAp 次、1点です。短評のみ。 624:てい 前半の描写のうまさが光りました。 62 名前:ほぉるて♪彡D W団No.005 ◆78455.Memo [@ノ ] 投稿日:02/10/26 10 06 ID 0MqODpeH 2点 http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/624 :てい 情景を浮かべられるように、もうちょっと強調するといいって思う。 540 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/15 19 08 ID /kWq/4QG 本スレ624 ここでは落ち葉が背景として使われてるのよね。 まっ黄色に染まった夢の中と現実を結びつける季節感の説明として、 イチョウの葉は短歌、俳句で言うところの季語として存在してるんだけど、 これが墓参りを直接的に表現してるかって言うとそうでもないのよね。 会話を挿入する是非はともかく、何故これだけの事を答えるのに、 しばらく考え無くちゃならなかったのかって考えると、 イチョウ以外の黄色の存在を疑うベキなんでしょうケド、実は何にも語られちゃいないのよネ。 そういう意味で不満は残るワ。 【得点】 7点 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.:1点 マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2:1点 碧谷 ◆m0T5I/FREE:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ほぉるて♪彡D W団No.005 ◆78455.Memo:2点 むこうの317 ◆317..n/Ke6:1点 ■▲▼ 再輝 日本という大きな木は 今でも緑色を保っていますか? お日様は空高く 輝いていますか? 別に僕はこの木全体が緑じゃなくても たとえば僕の周りの 家や学校や、そして枝の先に翼のような 二つの葉 君と僕だけでも 深い緑を保っていれば それでいいよと思っていました 今年父の会社が倒産しました 今までのマンションには住めなくなりました 小さな小さなアパートに引っ越して さすがに彼女はよべなくて まるで僕の周りだけが枯れたような気がしていました 見上げれば大きな木は ところどころを除いて 寂しく枯れているように見えます お日様も今まさに 西の空に落ちようとしています ところどころの緑がうらやましい ところどころの緑が憎らしい 大きな木の全てが緑を取り戻せば やはり僕の周りも緑が戻るんだ 簡単なように思えて 不可能であることもわかっています でも僕は祈ります 天を見上げて祈ります 戻って来い初夏の日 笑顔のさわやかな初夏の日 そう祈る僕の足は 落ちた葉を踏み潰しています でも気付かぬふりをしています 625 名前:再輝[] 投稿日:02/10/12 00 09 ID J8dsg4HH 626 名前:再輝 続き[] 投稿日:02/10/12 00 10 ID J8dsg4HH 【コメント】 637 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/12 01 53 ID Vqigv8Ih 625-626 破綻と欠点の少ない詩だと思います。共感できる部分も多い。た だ一つ言っておきたいのが、果たして経済的な困窮が「僕」という個人の黄昏 に即つながるのか、というところです。もっと深い黄昏をテーマにしたい。 673 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/14 10 20 ID L1n/asiX 625-626 経済状況と木を並列させるというのも、初めて見る切り口で面白い。 平易な語りにも好感が持てる。 ただもう一歩踏み込んだ表現もほしいところ。 684 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/14 19 48 ID W8lUlmx7 625-626 第5連の驚くべき直截さはケレンミがなくてよいと思うが 第7連の他力本願的なところには共感できない読者もいるかもしれない。 694 名前:都立家政 ◆L7EROpoemk [sage] 投稿日:02/10/15 03 37 ID WmwJdj8L 625 彼女を呼べないリアリティーはほのぼのと伝わってくるし好みの作風なんだけど 「落葉」から離れすぎていやしないだろうか、とも思う。どうだろう? 709 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/16 19 44 ID sBbOoVll 625 :再輝 :02/10/12 00 09 ID J8dsg4HH 素直で好感が持てる、わるくない。 最終連がしりすぼみであるし、この程度の感慨は落ちに持ってくるほどでは ない、やはりもう一転がりほしい。でも、これまでのところ私のチャンプ 候補です。 716 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:02/10/17 14 42 ID TucNqb68 625 多くを望まないけど、さすがに根っこが やばければ自分のとこもやばいんじゃないかと 不安に考えることなく、自分たちのささやかな 幸せを願ってるところがおもしろくていいですね。 ナチュラルトリップできました。 23 名前:微熱くん ◆e3/504x/.Q [] 投稿日:02/10/25 15 28 ID tRfCnDC0 625-626 :再輝>日本という国の現状を木になぞっていて率直な台詞も悪くないと思いました。 48 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/25 22 42 ID yddGihP5 625 :再輝 :02/10/12 00 09 ID J8dsg4HH http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/625-626 (微熱くん、感謝) 今日性と葛藤がある。一気に吐き出したい思いがうかがえる。すなわち書く 必然がある。ただし、粗いザルの目のような文から、大事な思いや考えがか なり脱落したのではないか。まず正確に語ってほしい。 540 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/15 19 08 ID /kWq/4QG 本スレ625-626 再輝 アレゴリーねぇ。 語られてる内容に関してはどうこう言う筋合いは無いんだけど、表現自体は稚拙だと思うワ。 枯れてるトコも緑のトコも全部同じ調子でメリハリが無くって、 羨ましかったり、憎らしかったりって感情が表現されてるようには感じないのよネ。 【得点】 3点 マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2:3点 ■▲▼ 決然と さようなら、とつぶやいて電話を切った こころでは当然のように 嵐が迫っていた 私の四方には壁があり それは部屋だった 仕切られて動かぬもの それは私だった 窓は北向きで太陽はいつも見えない すべてはどうやら私向きにはできていないようだった ないている ただないているのは鳥たち 窓外に目をやると空は柔らかく晴れていた 弱い光にまんべんなく照らさせた景色が 陰影のない顔だちのまま息をつめ 身をこわばらせた木々の 次の呼吸を支えているだった ゆくりなくも死に急ぐもののふの しずかな躍動を懐かしむように 私は目を閉じ ありえなかったものだけについては思い巡らせながら 次に起こるはずの何かを だらしなく待ち受け ただじっと 待ち受けていた ないている まだないているのは鳥たち あの日のあなたのつぶやきが 私をかき混ぜ いまも生かしつづけているように 美しいものは音の中だけに 存在している、と深く念じ 次の何かは必ず起こる、と深く念じ はたして 風は山を越えて立ちがる 景色は乱れて音は激しく揺れ 木々は弛緩し吸い込んだ熱を再び吐き出して身を震わす そして舞い上がる 無数の枯葉 ありえなかったことはただ ありえなかったのだ あったこと かつての季節だけが確かにあり 木々はそれを決然と脱ぎ捨てていく その力強い摩擦音を聞く 私はおもむろに目を開いた 過ぎ去るべき冬の嵐を 受けとめるために 634 名前:決然と[] 投稿日:02/10/12 01 03 ID dPU+RkOG 635 名前:決然と(つづき[] 投稿日:02/10/12 01 04 ID dPU+RkOG 【コメント】 637 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [] 投稿日:02/10/12 01 53 ID Vqigv8Ih 634-635 表現力は目をみはるものがあります。時おり放つ畳句が効果的で す。後半の描写が、かなり強いですよね。生きていく決意と読めばそのとおり なんですが、前半の展開上、乖離を感じました。 648 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/12 22 07 ID znK06YI5 634-635 うめぇな。。。 673 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/14 10 20 ID L1n/asiX 634-635 憂鬱な心が決意へといたる過程。 ただしその転換がうまく説得力を持ち得ているかは少し疑問。 うまくまとめようとして、息切れした感じ。 684 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/14 19 48 ID W8lUlmx7 634-635 落葉に再生のコンセプトを持たせた点がいい。 687 名前:むこうの317 ◆317..n/Ke6 [sage] 投稿日:02/10/14 20 18 ID mK5MacUa 634-635 |゚д゚)<うーん、、、実は、現在の作者自身の心なんでせうか? と思っちゃうほど読んでて身に迫ってきました。 上手ですねぇ、、、、、 他に余計な事を言うとぶち壊しそうなので「上手ですねぇ」とだけしか、、、 694 名前:都立家政 ◆L7EROpoemk [sage] 投稿日:02/10/15 03 37 ID WmwJdj8L 634-5 長い懲役生活なのだろうか、落葉のように重力に底に落ちた生活なんだろうなと思う。 綺麗だしとっても完成度の高い大人の作品だが個人的には物足りなさを感じないわけではない。 とても上手いのだが読後「うん、定番だな」と俺の場合は思ってしまった。 高評価を得られる作品故への辛口、素人批評申し訳ないと思うところもあるが 貴方が冒険して書いてみた詩を俺は是非読んでみたいと思う。 709 名前:マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2 [sage] 投稿日:02/10/16 19 44 ID sBbOoVll 634 :決然と :02/10/12 01 03 ID dPU+RkOG 無駄が多いように思います。 たとえば、2、5、7、9、10行などは余計です。 また、前半の最終連はリアルを欠いた言葉遊びに思えます。 心象の投影を除いてみると、空虚しかないように思う。 それが狙いさとはいわせない。ここで終わる脆弱な詩が多いが、 後半で決然と覚醒するのはいい。だからこそ、前半の弱さが惜しい。 716 名前:構造 ◆/Cej999/v6 [sage] 投稿日:02/10/17 14 42 ID TucNqb68 634 これも面白い、大袈裟なこころの嵐の感触をいきなり さえぎるようにこれもいきなり壁がでてくる。 そして窓が北向で太陽が見えないという この生活感。そして、いきなり鳥が鳴く静かな光景 からいにしえの戦の記憶へと行く ドラッグムーヴィーのようなトリップ感です。 724 名前:634-635の作者です[sage] 投稿日:02/10/17 18 08 ID dbwtNdOm 前半をいいと言って下さる方もいれば、後半を評価して下さる方もいるし、 上手いと一言下さる方もいれば、全然だめ、ときつく言われる方もいて。 たくさん審査員がいると、評価される側もうれしいですね。 詩は一面だけでは評価できないということがよく分かります。 批評家のみなさん、ありがとうございます。 6 名前:藪鳩 ◆oUVabUhato [] 投稿日:02/10/25 04 14 ID 2K/my0uu http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/634-635 「決然と」 2点 柔らかい景色から強引に木々の強さへの移行はいただけないが 木々にたすけられてゆく感情の変化が込み上げる様子が とてもこちらにもつたわってきました ただ >次の何かは必~ の行はない方が良かった 7 名前:sei-N ◆WdrxnNBDfQ [] 投稿日:02/10/25 07 48 ID PPYAUO8V http //book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1028646675/634-635 『決然と』3点 「あら、いい詩・・・。」だと思いました。 それ以上は批評はいらないかな?とも思いました。 大体、いい詩に批評なんかいらないものですからね。 技術的にも文句のつけようがないし、困ったな・・・。 本当に、本当に強いて言うならですね、 かなり高いレベルでまとまっている、くらいですかね。 つまりこういった場所で慣れていって、練磨されていって それならば書けないレベルの詩ではない、と思うのです。 それが分かりやすいのが、技術面なんですけれど・・・。 (ボクはポリシーとして技術的なことはあまり言いたくないのですよ。 たまには言うのですが) 故意にレベルを下げているんですよ、認識があるにしてもないにしても。 (認識がないというのは言われれば、そうかも、くらいです) 比喩、倒置など、そういった言葉、技法を知っているに過ぎないくらいの 人が読んでもすぐに分かるところがいい例です。 それで、分からないところで実は一枚伏線があって、(これ本人自覚症状ないですね) おそらく『成長』というところですか。 なぜなら、大体がそんな方向性で書かれた詩ではないからです。 タイトルにある通り『決然と』なんですよ。 成長していく姿がほら・・・、じゃあなくて 決然と、していくまでのところどころに、決然さ、がもう既に現れているのです。 「次の何かは必ず起こる」←これ強いでしょ?どう考えても既に「決然と」してるんですよ。 はなから脈動を感じられるくらいに。 つまり「決然とした人」の書いた文章だと感じるわけです。 はなから落ち葉なんかまとわりついてないと思うのです。 なのに囚われている、ひっかかりを感じるのです。 以上です。 8 名前:ななしくん ◆4DGPgRhQFI [sage] 投稿日:02/10/25 09 10 ID 8jWAGiwt 「決然と」1点 悔しいけど2連目とかうまいよなぁ うまさは正しく評価されるべきでしょう でも読んでて面倒臭くなっちゃうんだよね そのへんが駄目 23 名前:微熱くん ◆e3/504x/.Q [] 投稿日:02/10/25 15 28 ID tRfCnDC0 634-635 :決然と>良いのだけど、だらだら書きすぎているような感を受けた。ダレてしまったような感じ。 40 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/25 21 50 ID R2m4QQsm ○本スレ634-635「決然と」 失恋から立ち直る詩だと見たぜ。それを風景とシンクロさせて、 突然立ち直っちまうんだよな。まるでマンガの手法だが、悪くないと 思ったぜ。難をいえば、細部に不満があるのと、誤字だな。 「何か」は、何だかわからんもの、だから別にいいと思ったぜ。 541 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/15 19 09 ID /kWq/4QG 本スレ634 決然と 何か、って単語使われちゃったダケでもう食傷気味ヨ。 そこで表現を保留しちゃってちゃ何も感じないワネ。 742 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/10/27 11 40 ID tOAfeyzR チャンプ・準チャンプのご両人、おめでとうございまする。 自分の採点でも入選とした2作が入り、納得です。 えー、今回の審査を見てると、僕は自分の人生の縮図を見ているようでございました。 初めはたくさんの点を入れていただいたにも関わらず、力およばず、3位。 743 名前:名前はいらない[] 投稿日:02/10/27 11 42 ID tOAfeyzR ↑ あ、コテハン入れるの忘れてた。 「決然と」は僕でした。 コメント、点数を下さった方、ありがとうございました。 744 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/27 11 43 ID tOAfeyzR 742-743 うっ。。。。。詩のう。。。 【得点】 9点 藪鳩 ◆oUVabUhato:2点 sei-N ◆WdrxnNBDfQ:3点 ななしくん ◆4DGPgRhQFI:1点 ドン亀 ◆YdTp8oxx7.:2点 マイマイカムリ ◆eSBPIliBR2:1点 ■▲▼ ボビバ ブルッ よかった 今 ふるえた僕が仔犬の薄毛 割れていく枯葉 目に入れず さがる いい横たわり 手に入れる 638 名前:ボビバ[age] 投稿日:02/10/12 08 14 ID 6movL6fH 【コメント】 648 名前:ドン亀 ◆YdTp8oxx7. [] 投稿日:02/10/12 22 07 ID znK06YI5 638 どんなに寒くても 猫を膝にのっけてりゃ ぽかぽかさ ドタッと横たわるさま 床に見たくないし このまま 674 名前:激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q [sage] 投稿日:02/10/14 10 20 ID L1n/asiX 638 落葉がテーマで無ければ、「枯葉」の部分が蛇足な感じで、 むしろ仔犬に焦点が合わされていると思う。 でも、この省略の面白さは、他ではなかなか味わえないもの。個性強すぎ。 678 名前: ◆L7EROpoemk [sage] 投稿日:02/10/14 13 45 ID mPjtqfmV 638 ここから「落葉」を捉えようとした作者の視点が面白い。 「割れていく枯葉 目に入れず さがる いい横たわり 手に入れる」 素晴らしい言葉選びじゃないかしらと思う。「いい横たわり」なんて言葉ははじめて目にした。 685 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:02/10/14 19 50 ID W8lUlmx7 638 秋。昼。公園。僕と犬の散歩。木陰(寒)(hard luck)。→{枯葉踏む?}→日向(暖)(good luck)。昼寝。 23 名前:微熱くん ◆e3/504x/.Q [] 投稿日:02/10/25 15 28 ID tRfCnDC0 638 :ボビバ>なんとなく気持ちよさげに落ち葉に横たわる子犬を思わせる。言葉の散り具合が良かった。 53 名前:霧都 ◆bKLWQf3H.k [] 投稿日:02/10/26 00 07 ID pYogwnJz 638 :ボビバ 1点 たった、1行。されど1行。寒さや触覚、秋の雰囲気を、枯れ葉と絡めてうまく 表現している。 541 名前:ピンクフラミンゴ ◆PINKvHEPP. [sage] 投稿日:02/10/15 19 09 ID /kWq/4QG 本スレ638 ボビバ 湿気た落ち葉の匂いとかまで感じれば、もう少し面白くなったかしら? 短い割に表現されてるイメージは多いから楽しめるワネ。 741 名前:4th ◆HdqTLODCXU [sage] 投稿日:02/10/27 11 33 ID 800ompyk 撫子くんのもうたた君のもCanopus君のもパワーがあるね。あらためて読みます。 僕のは「ボビバ」 なんかいいコメントばっかもらってよかった。 こーいうのなら書けるから また。 807 名前:都立家政 ◆MD76fFko5o [sage] 投稿日:02/10/29 12 10 ID 7cQq47FJ 638の「ボビバ」 短い詩は評価されない傾向にあるんじゃないかしら。 同じ内容を16行かかって描けば上位に進出したかもしれないと思う作品。それほどこの作品の完成度は高い。言葉選びも美しい。 【得点】 2点 都立家政 ◆L7EROpoemk:1点 霧都 ◆bKLWQf3H.k:1点 前へ ← 1 2 3 4 5 6 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/imas/pages/1018.html
投稿Pリスト/ち 当ページの訪問者数 合計 - 人 本日 - 人 昨日 - 人 検索 ちあ / ちた / ちま チェーホフP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】THE IDOL M@STER アイドルマスター 9 02pm あずさ 千早 真 M@STER VERSION 9 02pmのM@STERver.をガチトリオで作る傍ら汗の匂いはいい匂いとカミングアウト。漢です 地下P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】マスタートレック 第1話 美希の試練【iM@S×StarTrek】 チキソP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター フロントミッションメドレー ちずP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター 雪歩×セクロス= くやしい!でも… 検索 ちあ / ちた / ちま ちつぷP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】【手書きアニメ】 アイドルマスター 【完成】 ちづべーP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】〔アイマス〕真・美希・やよい彫ってみた〔消しゴムはんこ〕 チップP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】MAD]アイドルマスター 桜見丘(アニメ ポポロクロイス ED) あずさ 千葉日報P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター「千葉日報ニュース」 ちはるP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】アイドルマスター 千早の誕生日を春香が必死に祝ってみた ちびクロP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイマス X AC6 Virgin’s high ! (修正版) だが、しかし! エースコンバットとのコラボ物を手掛ける。卓越したカメラワークは必見! ちびたP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】アイドルマスター 碧いうさぎ ちびまるP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】アイドルマスター Legend of Mermaid ちひゃーP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】橋本みゆき支援 アイドルマスター XENOGLOSSIA 「微熱S.O.S!!」 チヒロP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター 「天海空港」 ソウルハッカーズ 検索 ちあ / ちた / ちま ちゃななP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】アイドルマスター ポンキッキより「ジャンケン・パラダイス」 ちゃぺ夫P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター×FF11? ぽこたんがアイドルデビューしたようです ちゃまP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】箱○を買ってミンゴスに会おう 中央特快P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】アイドルマスター 『空』をベースに作ってみた チューハイP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】【ミク・オリジナル】黒焔白華【閣下三国志イメージソング】full ver. チューリップ財津P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】虹とスニーカーの頃? ちゅりきちP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター やよいソロ 「relations」 ちゅるやP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】【iM@S】美希に、胸キュン。 動画に勢いがある。コラボPV系はおっさんホイホイ率が高い。 張温P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】【アイドルマスター】張温伝 第一話「虎の穴罠」 長官P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター 第765興業の悪夢 ち○こP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】アイドルマスター「ち○こ音頭」 ちんこうP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】アイドルマスター きめらキラリめきメキ♪ フルver ネタPVの第一人者、やよいクリーチャーでブレイクした。一般人は思いついても作らないネタに全力投球。最近スタンドアローンコンプレックス気味 陳公台P 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【投稿リスト】 【代表作】【アイドルマスター×三国志】三国異聞―雪ノ華―【序】(再エンコ版) ちんすこうP 【個別紹介ページ】 【Pタグ】 【代表作】塊アイドル(二番煎じ) タグ一覧:wiki 投稿Pリスト
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/2464.html
近所でお祭があったので、ふと思いついた友垣ネタ… エロがなくてすみませぬ。 何となく半兵衛(♀)だとちょっぴり素直になるんじゃないかとか そんなことを妄想してしまいました。 遠く祭囃子の音が聞こえる。 半兵衛は気怠い仕草で布団から身を起こすと、その方角へと目を向けた。 社の方角は夜というのに昼間のように明るい。 おそらく多くの人で賑わっているのだろう。 「祭、か…」 彼女は傍らにあった盆に用意されていた薬湯を寄せた。 湯呑みを取ろうとした瞬間、不意に咳き込み、咄嗟に手拭いを口元に当てる。 「………っ」 白い布地に残る血の痕を睨み、秀麗な顔を僅かに顰めた。 「…まだ、やりたい事は山程あるのに」 何故、自分には限られた命しかないのだろうか、と彼女は悔やむ。 呼吸を落ち着かせると、再び湯呑みを取って口に含んだ。 「全く、慶次君は気楽で良いね」 近所の子供たちに誘われ祭に行くと言っていたが、いつ帰ってくるのかあやしいな、と呟く。 黙っていれば凛々しい顔立ちなのだが、あの愛嬌のある笑顔を向けられると幾分子供っぽく見える。 秀吉も保護者代わりに一緒について行ったので大丈夫だろうけど、と溜息交じりに空を眺めた。 丁度その時、玄関の方で声がした。 「遅くなってすまぬ」 大柄な体を鴨居にぶつけないように身を屈めて入ってきた秀吉の姿に、半兵衛の顔もようやく和らいだ。 「楽しかったかい、秀吉」 「うむ、思いのほか皆が喜んでくれた」 これは土産だ、と持っていた包みを半兵衛に渡した。 甘い餡と熟した果物の香りが鼻腔を擽る。 「ここ数日、食欲が無いって言っていたのを思い出してな」 「ありがとう、秀吉」 受け取った包みを空いた盆へと置くと、ふわり、と華やいだ笑みを口元に乗せ、秀吉の頬へと軽く口付ける。 「もう一つ半兵衛に見せようと思ってな」 そういって、秀吉は続いて入ってきた慶次を振り返った。 いきなり声を掛けられた方はぎくり、とまるで悪戯している所を見つけられた子供のように大袈裟な動作で驚く。 「おおっと、少しあっち向いていろよ!」 後ろに抱えて隠しながら、不自然な動作で彼が入ってきた。 「何を企んでいるんだい、慶次君」 君がやることはロクでもないことばかりだ、と呆れ顔で言いつつも半兵衛の表情は柔らかい。 そんな様子に秀吉は苦笑しながらも、半兵衛の肩へと手を添えてそっと抱え上げた。 「…秀吉!」 「まあ、良いから庭を見ろ」 縁側に座り、膝の上へと彼女を抱えた秀吉は、宥めるように手を添える。 「何故、庭など」 そういって振り返った半兵衛の視界の隅を淡く仄かな光が横切った。 蒼い闇の中にぽつりぽつりと浮かんでは消える小さな光。 「………蛍」 「その……今日は一緒に連れて行けなかったからさ、その御詫びに…な?」 祭の帰り道に子供たちが見付けたらしい。 少し季節を外しているが、半兵衛は今年初めてみる蛍に紫紺の瞳を細めて緩やかに笑む。 「本当に君のやる事は予想がつかないね」 これでも一応褒めているんだ、と付け加えながら、彼女はそっと瞳を閉じた。 「半兵衛?」 月明かりの下では普段よりも白く見える半兵衛の顔を覗き込みながら、秀吉は心配そうに声を掛けた。 「何でもないよ、ちょっと疲れただけさ」 痩躯を秀吉の胸へと預けながら、半兵衛は苦笑した。 ようやく暑さも和らいできたのか、涼しい夜風も微熱の篭る体には心地よい。 「…眠ったか?」 気が付けば、秀吉に抱えられた格好で彼女は小さく寝息を立てていた。 「そうみたいだな」 慶次と二人で顔を見合わせると、安堵したように笑みを交わす。 そうして、夏の一夜は更けていった。 (了)
https://w.atwiki.jp/matomemodijital/pages/24.html
K 中毒 L 救急 M 麻酔 N 医学総論 【K 中毒】 毛髪中の定量:メチル水銀、ヒ素、セレン 無機鉛:尿中コプロポルフィリン↑、 δアミノレブリン酸↑、経気道吸収、 貧血、腹痛、橈骨麻痺、好塩基斑点赤血球 トルエン→尿中馬尿酸 キシレン→尿中メチル馬尿酸 ベンゼン→尿中フェノール トリクロロエチレン→尿中総三塩化物、 トリクロロ酢酸 有機溶剤はトルエンが主成分→中枢抑制 ジイソシアネート:ポリウレタンの原料、 職業性喘息、気道刺激 排ガス吸引自殺未遂:CO中毒→マンニトール Hunter-Russell:求心性視野狭窄+小脳失調 知覚障害、 As:胃腸、末梢神経、皮膚沈着、角化、mess線 パラコート:数日後に肺炎、肺水腫、高圧O2禁忌 一時間以内なら吸着剤 ベリリウム:吸入後数~10年で肺肉芽腫性病変 肺線維症 鼻中隔穿孔:クロム・ヒ素 →拮抗薬はBAL 酸素欠乏危険場所でH2S中毒も発生しやすい PAM療法:有機リン中毒に有効 乳酸加リンゲル液輸液:細胞外液の補給 減圧症:大関節と筋肉の疼痛、高圧酸素療法 シアン化水素中毒で皮膚紅潮 青酸ガス中毒に対してチオ硫酸Na 歯牙酸蝕症:二酸化硫黄による CO:淡蒼球障害、親和性250倍、白質障害 ガス中毒では最多 メトヘモグロビン血症 ←アニリン・ニトロベンゼン中毒 モルヒネ:E-W核刺激による縮瞳 L-dopa:突然中止による悪性症候群 ニューキノロン+NSAIDsで痙攣誘発 ステロイド中断でNa↓、血糖↓ コルチゾール低下による アスピリン過量:高体温、めまい、耳鳴り、 過呼吸、難聴 アミノグリコシド(カナ・ゲンタ・ストレプト) →腎毒性、耳毒症 歯牙黄染:テトラサイクリンによる 腎毒性:シクロスポリン、シスプラチン(低Mg血症) アムホテリシンB フグ:肝臓、卵巣、皮膚、腸に毒 ボツリヌス:球麻痺、外眼筋、呼吸筋麻痺 胃洗浄の適応は内服から1時間以内 サイアザイド:K排出↑、Ca排出↓ SLE様症状を呈する:プロカインアミド、 ヒドララジン、プロピオウラシル 金製剤:皮膚炎、口内炎、腎障害 インターフェロン+小柴胡湯で間質性肺炎 【L 救急】 dog s ear sign:小骨盤腔内に腹腔内液貯留所見 アナフィラキシー→アドレナリン投与、 アミノフィリン、ステロイド、抗ヒスタミンの順 神経原性ショック:徐脈、血管抵抗↓、 硫酸アトロピンで治療 意識障害時には必ず血糖を測定する warm shock:末梢抵抗↓、心拍出量↑、 浅い頻呼吸による呼吸性アルカローシス 抗生剤+ドパミンで治療 死戦期:不規則で喘ぐような呼吸 胸骨下部1/2=両側乳頭を結ぶ位置 胃洗浄が禁忌:灯油、ガソリン、 酸アルカリ、ストリキニーネ 気管支異物で吸気<呼気時で透過性↑ :Holzknecht sign ピーナッツのアラキドン酸による気管支炎 急性腹症の検査:尿、血清、Xp 抗生物質起因性の偽膜性腸炎、急性出血性腸炎 尺骨:C8~Th1、橈骨・正中:C5~C7 間欠的強制換気IMV:換気を補充する これで駄目なら持続的陽圧呼吸CPAP 高圧酸素療法の適応:CO中毒、破傷風、減圧症 破傷風治療:トキソイド、 抗破傷風ヒト免疫グロブリン 皮下気腫で握雪感 腹腔内出血による腹膜刺激症状 LDH↑:肝、肺、腎、膵の損傷 膵損傷+free air、筋性防御(+)ならば緊急手術 肝被膜下損傷、表在性損傷ならば保存的治療可能 条件はショック(-)、腹痛・筋性防御が軽度、 出血500ml以下、被膜損傷(-)、 必要によっては腹腔動脈造影を行う 腹腔内出血→骨盤レントゲンでdog s ear sign、 尿道外傷直後には膀胱鏡、尿道ブジーは禁忌 第一は逆行性尿道膀胱造影 脱水→臥位で頸動脈拍動消失 エンドトキシンショック:頻呼吸による 呼吸性アルカローシス、赤血球中の2,3-DPG↓ 痙攣→ジアゼパム(セルシン)、 淡水溺水:循環血液量↑、溶血、 代謝性アシドーシス、吐かせない 熱傷ショック:間質圧↑、心拍出量↓ 血管透過性↑(受傷48時間まで、 外液補充のため血漿を用いる) 輸液速度:1ml/kg/時 心タンポ:Beck三徴 (静脈圧上昇、血圧低下、心音減弱) 非穿通性大動脈損傷:下行大動脈起始部に多い 【M 麻酔】 チオペンタールによるヒスタミン遊離作用、 迷走神経緊張 アミド型局麻薬:リドカイン、メピバカイン、 硬膜外麻酔で中毒が多い エステル型:プロカイン、テロラカイン、 アレルギーが多い 悪性高熱:ダントロレンが第一 ハロセン、サクシニルコリンで誘発 アミノフィリン:気管支拡張、揮発性吸入麻酔薬 アトロピン:脈拍↑、分泌物↓、 気管支拡張、胎盤通過 笑気:鎮痛、造血を抑制、耽溺性、血管抵抗↑ MAC:ハロセン0.75、セボ1.7、イソ1.15 MAC↑となる条件:小児、高熱、高Na 血液/ガス分配係数(B/G比)小さいほど導入が早い エーテル:血糖値を動揺させる、糖尿病には禁忌 ハロセン:アドレナリンの刺激性を上昇、 気管支拡張、子宮筋弛緩 チオペンタール:超短時間性、循環・呼吸抑制、 疼痛域値↓ 喘息、ポルフィリン症、ショック時には禁忌 ケタミン:表在痛に効く、鎮痛が強い、 分泌亢進、子宮収縮、覚醒時の幻覚 (ジアゼパムで予防)、交感神経の抑制なし フェンタニル:呼吸抑制が強い (人工呼吸が前提、ミダゾラムも) 循環抑制は少ない、鎮痛強い 脱分極性:SCC、K上昇・アルカローシス・低体温で 作用増強 眼圧を上昇、腹腔内圧↑、反復投与により不整脈 非脱分極性:クラーレ、パンクロニウム、 抗コリンエステラーゼ剤で拮抗 呼吸は最後に抑制,Achに競合して脱分極させない Wedensky inhibition:尺骨神経のテタヌス刺激で 反応が次第に減弱→非脱分極性筋弛緩で見られる 分娩第1期の痛み:Th10~L1で除去 温・痛・触・圧の順にブロックされる 指・趾・陰茎・血行障害部は血行不良となるため アドレナリン添加禁忌 Jacoby s line:左右腸骨稜、第4腰椎棘突起付近 乳頭:Th4、剣状:Th6、臍:Th10、 母指:C6、小指:C8 交感神経遮断により血圧低下 星状神経節ブロックSGB→Horner (眼瞼下垂、縮瞳、眼球陥凹) カウザルギー:末梢神経損傷後の灼熱性疼痛 ナロキソン投与で呼吸抑制に拮抗 Hbが10g/dl以上なら輸血しない 輸血の順序:RBC→保存血→新鮮血 高K血症の治療でカルシウムの投与 術当日から2日間は抗菌薬投与 生後1年で脊髄は成人と同じレベル Obestブロック:指の伝達麻痺 脊髄麻酔での血圧降下時 →semi-Trendelenburg体位(下肢のみ挙上) 半月状神経節(Gasser)ブロック: 卵円孔内、三叉神経痛、顔面痛に対して リン酸コデイン:弱オピオイド、鎮咳剤 【N 医学総論】 高齢者で内液量↓、外液量↑、ゴナドトロピン↑ リウマトイド因子陽性率上昇、老人性縮瞳 廃用症候群→知能、感情の障害 皮膚血管の還元型Hbが5g/dl以上でチアノーゼ、 口唇に出やすい Fowler位:semi-sitting 急性腹膜炎:鼓腸 K濃度:3.7~4.8mEq/l 脈圧:収縮期と拡張期の差 嘔吐をきたす薬物:ジギタリス、鉄剤、鎮痛剤 上大静脈症候群:前胸部に下行性の静脈怒張 Budd-Chiari:腹壁に上行性の静脈怒張 脾臓を触れれば脾腫あり 多臓器不全:全身組織低O2血症による乳酸蓄積 赤沈↑・CRP陰性=貧血、急性炎症回復期 γグロブリン↑・Alb↓による:MM、 慢性甲状腺炎、原発マクロ、妊娠 IgG:2~4週で出現 髄膜炎菌は低温で死亡 ヒビテン:グルコン酸クロルヘキシジン 健康肉芽:鮮紅色、出血しやすい、 感染抵抗性大、発赤・腫脹(-) 創傷治癒阻害因子:浮腫、糖尿病、放射線、 微量元素欠乏 術後早期:脂肪分解亢進、水保持、蛋白異化 ストレスに抵抗する方向の作用 新生児の術後で脳梗塞は稀 Treponema:4℃72時間で死滅 輸血後:高K、低Ca、出血傾向 CEA上昇←喫煙、糖尿病、便秘 PIVKA-Ⅱ:VitK欠乏により不活性型となった プロトロンビン、ワーファリン投与で上昇 セロトニン5HT3受容体拮抗薬: 迷走神経の末端を遮断、強力な制吐作用 EIS:静脈瘤の第1選択、降下薬を注入、予防的 出血性、既往、RCS(+)で BTシャント:鎖骨下ー肺動脈を結ぶ→肺血流増加 直接Coombs試験:自己抗体の存在 抗人免疫グロブリン抗体で凝集反応 セカンドオピニオン:診療情報提供書 市町村が保険者 厚生労働大臣が交付 健康診断は保険料交付の対象外 保険料が49%、公費が36%、残りが患者負担 約33兆円、所得の8.8% 健康日本21:健康寿命の延伸、壮年期死亡の減少 生活の質の向上 POMR:問題指向型医療記録 入院診療計画書:入院から7日以内に交付・説明 自殺:その他および不詳の外因死 全感染で、尿路感染が40% PDCAサイクル:Plan-Do-Check-Action 尿道留置=閉鎖ドレナージ法 特定生物由来製品の情報保管:20年 直ビがウロビリノゲンになって尿から排泄 騒音→C5 dip 4000Hz 気管分泌物:健常人にはほとんど無し 急性腹膜炎→鼓腸 Sims位:直腸診、婦人科診察 血圧:睡眠時に最低、起床時に最高 甲状腺機能低下:無関心様症状 舌癌:顎部リンパ節に転移 thrill:弁膜狭窄部・血管の欠損部を 通過する際の乱流 漏出性胸水:心不全、低栄養、肝硬変、 チアノーゼ、Budd-Chiari 滲出性:癌性、感染性 前彎=前方に凸の弯曲 Doderlein桿菌(乳酸桿菌)により グリコーゲンが分解されて腟内は酸性 Barre徴候:中枢性に原因のある片側性筋力低下 特発性浮腫:20~40代の肥満女性 親水性のあるムコ多糖類の沈着により 非圧痕性浮腫 喀痰:うがいの後に採取、37度で保存 血液検査:冷所での保存は駄目 尿比重:1.005~1.025 尿試験紙法では浸透圧は測れない 採血の抗凝固:EDTA・2K、 ヘパリンを使うと血小板が自然凝集 胃癌のGroupⅣなら再検 NNT number needed to treat:新薬治療の患者が 何人に達すると無治療に比べて患者を一人 減らすことができるか 100人で計算する ROC曲線:感度と1-特異度(偽陽性率) 感度が高い:除外診断 特異度:確定診断 検査後確率:陽性反応的中率 尤度比:感度/(1-特異度) オッズ/(1+オッズ)=確率 成長ホルモンは女性の方が高い 急性硬膜下血腫:受傷直後から重篤 ⇔硬膜外:清明期あり、2~数時間後から症状 溺水後12~24時間後に二次溺水 除細動:心基部と心尖部から通電 心停止時にアドレナリン投与する、除細動は駄目 甲状軟骨下縁と輪状軟骨の上縁を切開 リドカイン:心室細動に対して Bellocqタンポン:後鼻孔、鼻孔後方からの 大量出血に対して使用 副木:上下の関節も固定 低血糖発作:血圧正常、冷感、皮膚湿潤 2cmのたばこの誤飲で無症状なら経過観察 胃洗浄禁忌:大量出血の危険、腐食性、 ストリキニーネ:反射による中毒誘発 精巣捻転:6時間以内に血流再開させる Phehn sign:精巣捻転で精巣・精巣上体を 挙上すると疼痛が増強 Malgaigne骨折:前方骨盤(恥・坐骨)+ 後方(腸骨)の合併骨折 伝染性単核球症→安静+アスピリン 稽留流産:22週未満、死亡後無症状で子宮内に停滞 反響言語:Alzheimer型 モルヒネ:呼吸抑制、昏睡、縮瞳、ショック コカイン:興奮、血圧↑、散瞳 パニック障害発作時に自律神経系の興奮 予期不安 ポリソムノグラフィィ:睡眠時無呼吸の検査 大部分は閉塞型 網状皮斑:真皮深層~皮下脂肪境界部の 脈管機能障害、血管炎、リベド 湿疹:表皮の炎症、表皮細胞間浮腫 アトピー性皮膚炎:対称性、冬から春にかけて 白色描記 Koplik斑は麻疹で必須、治癒後に色素沈着 咽頭結膜炎(プール熱):症状消失後2日は 出席停止 角膜感染症:コンタクトでは緑膿菌が最多 他に黄ブ、セラチアなど 浸潤、輪状膿瘍、実質の浮腫混濁、 Ⅰ型糖尿病で後嚢下皮質に進行性の白内障 ステロイド・クロルプロマジンで治療 狭隅角緑内障:瞳孔散大により発症 →縮瞳薬(ピロカルピン)、浸透圧利尿薬点滴、 炭酸脱水素酵素阻害薬内服 虹視症:角膜浮腫による 鼻側から徐々に進行する視野狭窄、 乳頭陥凹の拡大 急性中耳炎:肺炎球菌(50%)、フル菌(40%) 連鎖、黄ブ、切開排膿 くしゃみ:鼻粘膜の三叉神経の刺激が中枢に伝わり 迷走神経が遠心路 アレルギー性鼻炎:RASTでのIgE定量 くしゃみ・水様鼻汁・鼻閉が三徴、副交感亢進 扁桃白苔:伝染性単核、アデノウイルス、A連鎖 滲出性扁桃炎の所見 アデノ扁桃炎:咽頭後壁の敷石像 アスピリン喘息:β遮断は禁忌、テオフィリンは 静注のみ(リン酸エステル型のステロイド)、 アドレナリンは吸入する クレブシエラ:肺炎桿菌、両端が鈍円、莢膜が染色 右心不全による肝腫大 在宅人工呼吸:低換気による高CO2血症の可能性 在宅酸素療法:room airでPaO255Torr以下のとき 結核感染危険度指数:最大Gaffky×咳の持続月数 10以上で高リスク 感染源となるかという根拠は喀痰塗抹検査成績 急性呼吸器窮迫症候群ARDS:血管内皮障害による 透過性亢進で肺水腫 高サイトカイン血症、補体・顆粒球の活性化 ベラパミル:房室結節の伝導を抑制 →上室性頻拍を停止 アトロピン、イソプロテレ:房室結節伝導促進、 伝導障害を治療 リドカイン:Naチャネル遮断、心室性不整脈を治療 期外収縮、心室細動 AFにはプロカインアミド 中年以降男性の心房細動、不整脈、高血圧 →甲状腺機能亢進を考える 前傾座位で雑音増強:Erbの領域、AR 肥大型心筋症:ジギタリス・硝酸・β刺激は禁忌 アルコール:中性脂肪、VLDLを上昇させる 食道癌:大量喫煙、飲酒、 正常門脈圧:10~15cmH2O、20以上で静脈瘤形成 食道静脈瘤:下部に好発、嚥下障害、 肝機能低下時には硬化療法だめ 尿量減少時に含K輸液は禁忌 虫垂炎で高熱があれば緊急開腹術 UC合併:壊疽性膿皮症、結節性紅斑、 中毒性巨大結腸症 内痔核:結紮切除術⇔外痔核:血栓除去術 母子・針刺し感染ではB型肝炎感染が最多 B型:成人では慢性化しない、乳児と免疫不全者で ⇔C型では60~70%が慢性化 劇症化は1~2%で最多、肝癌の15% 急性肝炎:インフル様症状+黄疸、発熱(-) 肝硬変:AST優位 ブスコパン(抗コリン)による胆嚢炎の鎮痛 Charcot3徴:発熱、黄疸、右上腹部痛 Reynolds5徴:上のやつ+ショック、意識障害 慢性膵炎:低脂肪、禁酒、消化酵素剤内服 V型高脂血症:クリーム層+黄色血清、 カイロミクロン+VLDL、急性膵炎を合併 イレウス:口側からの内視鏡・造影剤は禁忌 急性白血病→浸潤細胞による口腔内潰瘍 DIC:フィブリノーゲン<200、FDP↑↑ 赤沈遅延 悪性リンパ腫:可溶性IL-2受容体高値 ネフローゼ:蛋白尿3.5g/日、総蛋白6.0g/dl以下、 アルブミン3.0以下 減塩による浮腫の改善 導尿は1日4~5回 尿路感染に対して水分摂取で排尿回数増やす 妊娠後半期にエストロ亢進による 膣上皮グリコーゲン↑でカンジダ腟炎 エストロ↑で酸性化、カンジダは酸性好き 腎不全ではSU薬・ビグアナイド薬は禁忌 骨転移は脊椎が30% 頸癌:95%が扁平上皮、HPV、経産婦 片頭痛:前兆を伴わないものが85% ジアゼパム:ベンゾ系抗不安、抗痙攣、鎮静薬 呼吸抑制に注意 小脳障害で大字症 熱性痙攣:全小児の4~8%、1~5分で収まる 6か月~3歳が80% てんかん移行:年5回以上発作、20分以上持続、 発熱38度以下、初発が1歳未満・6歳以上 上記の2項目以上ならジアゼパム坐薬で再発予防 肩関節周囲炎:50肩、寒冷時・夜間に強い、 関節拘縮、予後良好 リウマチ→間質性肺炎 BUN:脱水を反映 横隔膜:第3~5頸髄節 甲状腺より先に副腎皮質機能を改善させる そうしないと急性副腎不全を起こす HbA1c:過去6~8週間の血糖コントロールの指標 糖尿病で多食・腹痛 救急蘇生:DONTの順、ブドウ糖液、O2、 ナロキソン(オピオイド拮抗)、 サイアミン(VitB1) 食物繊維:1日25g以上 家族性高コレステ:アキレス腱が側面で9mm以上で 確定診断 痛風の抗炎症薬投与は発作極期のみ、 前兆期はコルヒチン投与 プロベネシド:排泄促進型、腎障害時は使用しない 7以上で高尿酸血症 NikolskyがあればTEN中毒性表皮壊死症 熱痙攣:NaCl不足による有痛性筋攣縮 気管支拡張症:体位ドレナージによる喀痰排出 ADL:日常生活動作 自己導尿は無菌ではない HOT:home oxygen therapy 筋肉注射:中殿筋、三角筋、吸収の悪い薬剤で 鼠径部は内側からVAN 脱水の初期輸液でKは禁忌、利尿を確認後に投与 乳酸:肝で代謝されHCO3→代謝アシドを補正 大量輸血:輸血液中のクエン酸が Caとキレート結合して低Ca血症 エステル型>アミド型で局麻のアレルギー反応 腰椎穿刺:3~4の間、針先は正中から やや頭側を向ける、1~2時間は安静 気胸:側胸部で肋骨上縁から挿入 心膜腔ドレナージ:鎖骨下縁左側と肋骨の間 関節腔穿刺:外側の上方から、大伏在を傷つけない 炎症相(直後~数日)→増殖相(数日~週) →瘢痕相(数週~数か月) PEG:胃瘻、瘻孔は抜去後1日で自然閉鎖 膀胱穿刺:恥骨から2~3横指上の所 モルヒネによるOddi括約筋の収縮 脳死に類似の症状(低体温、急性薬物中毒、 代謝・内分泌障害)は移植から除外 行政:犯罪に関係のない異状死体 司法:犯罪調査 NSAIDs→リン酸コデイン→モルヒネの順 オピオイド:悪心、嘔吐、便秘、眠気、せん妄 地域連携クリティカルパス:複数の病院での 情報共有 高脂肪食で大腸癌、膵癌、乳癌 適度な飲酒:1日純アルコール20g キューブラー=ロスの死の受容: 否認―怒り―取引―抑うつ―受容 糖尿病の自律神経障害により下痢・便秘 腎性乏尿:尿細管壊死によるものが最多 遷延性排尿:排尿しようとして出るまでが長い てんかん発作後に妄想、幻覚 数時間~数日後に消失 群発頭痛:一側眼窩周囲の拍動性疼痛 緊張性:持続性、被帽性頭痛、 後頭部、項部、夕方 左鎖骨上部:静脈角→Virchow転移 尿毒症で皮下組織石灰化による掻痒 突発性発疹:解熱と同時に丘状皮疹 汎発性帯状疱疹:免疫不全、悪性腫瘍に合併 PBC:横断に先行して皮膚掻痒 妊娠末期の妊婦50%が鉄欠乏 妊娠高血圧リスク:20歳未満、40歳以上、初産、 妊娠高血圧の既往、双胎、胞状奇胎 全妊娠の10%、20週以降~分娩後12週まで メチルドパ、ヒドララジン、硫酸Mg 体外受精・胚移植(IVF-ET)でOHSS、多胎 卵巣過剰刺激症候群OHSS:腹腔の血管透過性亢進 血液量減少で腎前性腎不全、血液濃縮 切迫早産:少量の褐色帯下 第一期:開始~子宮口全開大 第二期:~胎児娩出、第三期:~胎盤娩出 産褥期に血栓塞栓症が最多 産褥出血は弛緩出血が最多 赤―褐―黄―白と悪露の変化 新生児低血糖:交感神経症状(-)、無呼吸、 チアノーゼ、嗜眠、痙攣
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/683.html
前ページ次ページご立派な使い魔 「で、ツェルプストーは何をしに」 「殿方! やはり一手お手合わせ願えませんこと?」 問いかけたルイズを華麗に無視して、キュルケはマーラに寄りかかる。 タバサは、友人のその姿に眉をしかめているものの、口出しはしていない。 「お主では到底入りきらぬとわかっていように、どうしたのじゃ」 「ええ。考えたのですけれど、殿方のその無数の触手ならと……」 「……一応、そっちは入る」 わざわざ色目を使いにきたというらしい。このキュルケは。 しかも、タバサを叩き起こしてまで…… ルイズはギーシュ以外にも頭痛の種が増えたと、どす黒いため息を吐き出した。 「グワッハッハ。確かにのう。よう考えたものだわな」 「でしょう? でしたら……」 「しかしな、赤毛の小娘。お主はまだまだ未熟ゆえに、ワシの一部であろうとも受け入れはできまいぞ」 「あ……あたしが未熟?」 はっ、と口を開けて驚くキュルケだ。 盲点を突かれた、とでも言うような。 「ただ受け入れられればよいというものではない。 お主が今まで積んできたあらゆる修練の……その全てが試されるのじゃ。 果たしてお主の歩んできた、全ての道は……ワシを受け入れる自信を生み出せるかな」 「そ……それは……」 キュルケの脳裏に浮かぶのは、これまで微熱とともに誘ってきた数多くの男達。 量も質も、決して悪いものではないと思える。 しかし……その全てが全身全霊を焼き尽くす業火だったのだろうか。 それは、決して肯定しきれないことである。 「あたしは……あたしは、殿方を受け入れるにはまだ自信がありませんわ」 「で、あろうさ。何、人の生は短いが、その密度は悪魔とは比べ物にならぬほどに濃いもの。 お主であれば幾たびかの試練を経て、ワシともやりあえるようになろうぞ」 「はい……!」 キュルケの目に、再び炎が宿った。 しかしこれは、微熱の炎ではない。百年を経ても燃え続ける執念の炎である。 「じゃあ帰るわ。お邪魔したわねルイズ」 「え」 「それじゃいきましょ、タバサ。殿方、必ずや数年後には……!」 「グワッハッハ。楽しみにしておるぞ」 言い残すが早いか、キュルケはまたシルフィードに乗り、その場を去ろうとする。 慌てて、ルイズはそのキュルケに掴みかかった。 「あ、あんた、本当にそのためだけにここに来たの!?」 「もちろん。朝方、ついに殿方を受け入れられる手段を思いついた! ってね。 そうしたら貴方達が出かけようとしていたから……」 「本気で……そのためだけに?」 タバサが、疲れた様子で顔を上げる。 「純粋にそれだけ」 「……わたしの周囲にまともな人間はいなくなっちゃったの?」 控えめにタバサが自分を指差しているが、ルイズは気づかなかった。 もうあまりのショックに、開いた口もふさがらない。 「は……はははは。なかなか情熱的なお嬢さんだね」 「あら、貴方は?」 見るに見かねて、ワルドがフォローに入ってくる。 枯れ木のようになっているルイズを、ワルドは庇うようにして立った。 「なかなか素敵な人ね。ねえ、情熱をご存知?」 「いや知ってはいるがね。しかしその、ご立派へ向けての腰掛けという扱いはご遠慮願いたいな」 「ふふ。そう、残念ね」 あまり残念でもなさそうにキュルケは笑う。 ワルドはその様子に一粒の冷や汗を流しながら、そっとルイズに囁いた。 「……なんというか、苦労していたんだね、僕のルイズ」 「……ええ……」 まあ、でも面白いからという理由で、キュルケとタバサも同行することになった。 お忍びの旅とかはどうでもいいのだろうか。 「もう、ここまで来たら諦めるしかないわ。そうよ、あいつさえ倒せばきっと……」 「期待できねー気もするけどな、娘ッ子」 とまあ、どうでもいいらしい。 宿に到着してもその様子は変わりなかったが、どうせ船が出るのは最速でも明後日という話なので、今日は休むことになる。 急ぎたいところではある。しかしこればかりは、どうにかしろと言ってどうにかなる問題でも……一応、ない。 ワルドは、そのあたりの事情を解説しながら鍵束を持ってきた。 「では部屋割りだが」 「わたし、ワルドと一緒の部屋がいいわ!」 「あら」 「へえ」 真っ先に手をあげたルイズに、キュルケとギーシュが目を丸くする。 同室を自分から申し出るとはなんとも大胆である。 「ルイズってば……とうとう春の訪れかしら」 「積極的な女性というのも悪くはないね」 冷やかしを受けても、ルイズは焦ったりはしなかった。 ただ言い返すのみである。 「ワルドはそんな人じゃないもの。色ボケのあんた達とは違うんだから!」 「は……ははは。そこまで信頼してもらえるのも、まあ、それはそれで複雑だな」 自分から言い出すつもりだったんだけどなあ、とワルドは首を捻った。 まあ手間が省けたと考えれば、それでいいのかもしれない。 「そうなると僕とルイズ。それから、キュルケとタバサ。……ええとだね、ギーシュと……」 「ふむ。いつも通り、ワシは小娘と同じ部屋で……」 「だ、だだだだダメよ! ダメなんだから! ほ、ほほほ、ほら! 婚約者と一緒なのよ!? いいいいくら使い魔ったって、そそそ、そういうのは、ダメ!」 必死になるルイズである。 旅先にまで来てこれと一緒に眠るなどとは、あまり考えたくもない。 そんなルイズに、意外なところから助け舟が出た。 「では、先生は僕と同室ということでは如何でしょうか。 先生のお話を一晩中お聞きするというのは、一度受けてみたかったのです」 なんとギーシュである。空気を読んだ発言だ。 しかも更に意外なことには、 「うむ、そうじゃな。いつも小娘の面倒ばかり見るというのも味気ないわな。 ギーシュよ、とくと語り聞かせてくれようぞ」 マーラまでそう言った。ルイズも、それには驚く。 「あ、あんた達……?」 「ふっ……流石に初夜を邪魔するほどには、ね……」 「最初の一回、未経験ゆえに不手際となる。これもまたよき経験なるかな」 またしても理不尽な誤解。 でも誤解でもなんでも、それで引き下がってくれるんならそれでいい。 そうも思った。 「……そうじゃないけどそれでいいわ」 「うーん……まあ、物分りのいいご友人と使い魔ということになるのかな」 ワルドもヒゲを掻きつつ、困ったように呟いた。 部屋に入って、二人きりになった途端、ルイズはベッドに倒れこんだ。そして手足を伸ばし、吐息をこぼす。 一方のワルドは椅子に腰掛けて、そんなルイズを観察している。 「ああ……開放感。どれくらい久しぶりなのかしら、こんなに素敵な気分……」 「どうしたんだい、ルイズ。随分嬉しそうな声を出して」 「だってワルド……」 ルイズは身体を起こすと、うっとりとした目をワルドに向ける。 「アレがいないの! すぐ傍に、あいつがいないのよ! こんな気分……ここまで爽快だなんて! 部屋がピンク色に染まっていないのって、こんなに素晴らしいことだったのね!」 「そ、そうなのかい。よ、良かったじゃないか」 「ええ、本当に……!」 すっかり顔が緩んでいるルイズだが、逆にワルドは顔を引き締めた。 そして一言一言を誤らぬように、ゆっくりと口を開く。 「ところでルイズ。君に、言いたいことがあるんだ」 「……?」 まだうっとりしていたルイズは、この口調に真剣さが含まれていることに気づき、改めてワルドを見た。 表情もきりりと引き締まっている。受け流していいようには見えない。 「どうしたの、ワルド?」 「この任務が終わったら、僕と結婚しよう」 結。 婚。 「え……」 「ずっとほったらかしにしていたことは謝るよ。でも、今の僕には君が必要なんだ。 君の力は、君が思っているほど小さなものじゃない」 「そんな、でも……」 ワルドの言葉は真剣そのもので、ルイズは夢を見ているのかと錯覚するほどだった。 それに結婚してしまえば、こんな生き地獄からも逃れられるのでは…… そんな夢想が一瞬にして広がる。しかしそれは、当のワルドの言葉で打ち砕かれた。 「実際、君の使い魔はあんなにも強大で、恐るべき力を持っているじゃないか。 使い魔を見ればメイジがわかるとは良く言うけれど、ルイズ。 君はまさにその……」 よりによって。 ここでマーラを持ち出してくるか。この男。 「……ダメよ」 「まさに君の実力を証明する、伝説……え? なんだい?」 「ダメ。今のわたしは貴方と結婚することなんて出来ないわ」 「……どうしてなんだい、ルイズ」 ワルドの表情が曇り、一瞬剣呑な輝きを帯びる。 が、ルイズはその表情に気づくこともなく、告げた。 「わたしの使い魔がいるんだもの。……アレがついてくる結婚生活なんて考えられない」 「……使い魔は常に一緒じゃないか。それは仕方ない……」 「仕方ないなんて割り切れないのよ!」 ルイズは。 気づかぬうちに手を振り、首を振って、全身でプロポーズを拒絶している。 「だからワルド! せっかくのお誘いだけど、わたし、受けることなんて出来ない!」 「ルイズ……じゃあ、どうすればいいんだ?」 「どう……すれば?」 ここだ。ここしかない。 「マーラを倒して。それが出来たらわたし、貴方と結婚する」 「き……君の使い魔を? あのご立派を?」 「そう……そしたら結婚でもなんでもするわ、わたし」 「なんでも、か。それはなんとも、楽しみなことだよ」 凍った表情で、ワルドは小さく呟いた。 そして同時に、 「アレに……勝つ。勝てるのか、僕が……」 全ての虚飾を取り払った『男そのもの』、その矜持が放った言葉だった。 前ページ次ページご立派な使い魔
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3400.html
前ページ次ページゼロの斬鉄剣 ゼロの斬鉄剣 4話 ―泣き虫(クライベイビィ)・ルイズ(前編)― 決闘の日の夜 いつものように夕食を取ろうと厨房に入っていく五ェ門 「おお!きたぞ!」 「我らの剣!」 にわかに沸く厨房 「これは一体どうしたというのだ、マルトー殿」 「おう、ゴエモン!聞いたぜ!あの気障ったらしいガキをコテンパンにしたんだってな!」 「あのマセガキ、粗末なもの晒していい気味だったぜ!」 ああ、と昼間の珍事を思い返す 「ゴエモンさん!」 ふいに抱きつかれるゴエモン 「無事でよかったです・・。」 涙を浮かべるシエスタ 「(む・・やわらかいものが・・いかんいかん!)」 「心配ない、あのような軟弱者などは取るに足らん。」 すました顔をする五ェ門。 「いい事言うね!ささ、今日は奮発したんだ。食べてくれよ!」 五ェ門は目の前に並べられた夕食をみて驚愕する。 「マルトー殿、これは今まで出てきた食事とずいぶん風体が変わってるようだが?。」 おう!とにっこりわらうマルトー 「気がついたか!さすが見る目が違うね。その料理はシエスタの故郷の料理でね、是非ゴエモンに食べて もらいたいんだとよ!」 へっへっへとちょっと下品な笑いをするマルトー 照れるシエスタ 五ェ門は並べられた料理みて戸惑う、目の前にはー 「肉じゃが」 「焼き魚」 「ご飯」 「味噌汁」 あっけに取られる五ェ門 「このお皿は豆と肉を煮込んだネクジャゲ、こちらは川魚の塩焼き、メソスープ、それにパンの変わりに 麦を蒸した物です」 「(こ、この世界にこんなものがあるとは・・・・)」 かなり驚いた様子の五ェ門、シエスタが少し不安そうになる 「あの・・・もしお気に召さなければさげますが・・・」 言葉が尻すぼみになるシエスタ 「いや、いただく。」 それはもう、ガツガツと五ェ門は二度と食べられないと思っていた故郷の味を かみ締めていた。 味こそ本物とは誤差があるとはいえ概ね期待通りの味だったのだ。 そしてあっという間に平らげ 「本当に感謝する、じつはこの料理は拙者の故郷の料理とそっくりなのだ。」 えっ、と驚く顔のシエスタとマルトー 「ゴエモンさん?」 シエスタが問いかけるように言葉を発する 「シエスタ、聞きたいことがあるのだが・・この料理は本当にシエスタの故郷の料理なのか?」 「はい、厳密には私の曾祖父の考案した料理なのですが、いまでは郷土料理になっているんです。」 なんと、という顔をする五ェ門、もしやシエスタの先祖は・・と思考をめぐらせた時 「じつは曽祖父はずいぶん遠い国から、はるか東から来たということなのですが、ゴエモンさんの故郷もそれほど遠い場所なのですか?」 五ェ門は天井を仰ぎ、おもむろに 「そうだな・・・遠い遠い東の国だな・・・」 五ェ門はルイズ以外の人間にはまだ”異世界”から来たとは教えていないのでシエスタの “東の国”という表現を使った。 「とにかく、馳走になった。まさかこの地で故郷の味に出会うとは。」 はっはっはと豪快に笑うマルトー 「よかったじゃないかシエスタ、ゴエモン!また材料がそろったら作ってやるぜ!」 「かたじけない。」 深々とお辞儀をする五ェ門 「では、拙者はこれにて。」 おう、とうなずくマルトーとシエスタを背に部屋にもどる五ェ門 「(ゴエモンさん・・・)」 部屋に向かう五ェ門は考え事をしていた そう、夕食の日本料理(に近いもの)についてだ 「(もしやシエスタの曽祖父は何らかの理由でこちらに来た日本人・・・)」 そう考えていた矢先、袴のすそを引っ張られる感触に気がつく 「む、お主は・・・キュルケのフレイムか。」 ぺこりと首を縦に振るフレイム 「(へい、フレイムです旦那)」 ついてきてくれといわんばかりに引っ張るので仕方が無くフレイムの誘いに乗る たどり着いたのはキュルケの部屋 「薄暗い部屋だ・・・」 ふいに、後ろの扉が閉まる 「ロック。」 鍵を閉められたようだ。 「キュルケか?こんな時間にどうしたというのだ・・・」 薄暗いベットからキュルケが近づく 「な!」 月明かりに映るのはあられもないキュルケの姿 ほぼ全裸といってかまわないだろう 「うふ、きてくれてありがとう“ダーリン”」 五ェ門の脳内はたちまちパニック状態になる 「な、なななな何たるふしだらな!」 理性がキュルケを叱りつける 「うふ、はずかしがらないで・・・」 そういうなり首に手を回しキス迫るキュルケ 「あたし、こういう匂い好きよ?」 「や、やめんか!年頃の女子がなんということを!」 クスクスと笑うキュルケ 「わたしの二つ名は微熱、微熱のキュルケよ?あなたが・・・燃え上がらせたんじゃない」 自分がいつ油を注いだのだと心でツッコミをいれ、平静を取り戻そうとする五ェ門 「と・に・か・く・・・たのしみましょ?」 「よ、よせ・・・キュルケ!」 五ェ門はかろうじてキュルケを離す 「あら・・・あたしじゃダメなの?」 とても学生とは思えない言葉ではあったが 「・・・キュルケよ、拙者を見縊るな」 少し怒気をはらんだ声でいうが 「あら、でも顔は真っ赤よ?」 痛いところを突かれる。 しかし、この一言で五ェ門は誘惑から脱することが出来た 「拙者は確かに女子には弱いが、人の道を踏み外す様な真似はしない!」 なんとかキュルケの抱擁を振り切り五ェ門は扉の鍵をはずしキュルケの部屋を辞する 取り残されるキュルケ 「・・・いってくれるじゃないの・・・燃えてきたわ!」 かならずゴエモンをモノにしてやる、と心に誓うキュルケ 「ツェルプストーは狩人の血が流れてるのよ・・・?」 主人から発せられるオーラはフレイムの肝をひやしていくのであった。 「(旦那、あっしをおいていかないでくだせぇ・・・)」 そう聞こえた気がした。 キュルケの部屋から出て正面のルイズの部屋に戻る五ェ門 「あら、おそかったわねゴエ・・・」 ルイズは入ってきた使い魔をみて絶句する 一方五ェ門は突然押し黙ったルイズを不思議そうに見ている。 「ちょっとゴエモン、その・・・その頬についているものは何なのかしら?」 五ェ門はまさか!と考えて鏡を見る 五ェ門の唇にはキュルケの口紅がべったり。 「いや、ルイズこれは誤解なのだ・・・・」 「昼間はあんなに格好よかったのにね」 すさまじい殺気で五ェ門をみつめる 「(むう、なんて殺気だ・・・)」 「いったいご主人様にかくれて何をやっていたのかしらね・・?」 おもわず一歩引く五ェ門 「ま、まてこれはキュルケが強引に・・・はっ!」 「そ・・・そう、ツェルプストーが・・・」 ぼそっとひとこと 「出てけ」 まずいと思った五ェ門 「出てけこの破廉恥サムライ!」 ぼろぼろに泣き出し喚くルイズ 五ェ門はそそくさと退散する 「うかつであった・・・。」 己の至らなさを恥じる五ェ門 とびらの向こうから咽び泣くルイズの声が聞こえる。 いたたまれなくなる五ェ門 今日は外で野宿だな、と庭に出る五ェ門 「(うむ、洗濯場の広場にするか。)」 洗濯場の広場へ足を運んだとき、見慣れない影に気がつく。 「あれは確かキュルケといつも一緒にいる・・・」 その影とはキュルケの友人である“タバサ”とその使い魔と風竜の“シルフィード”だった 人の気配を感じたタバサが振り向くとそこには昼間異様な戦いをした平民がいるではないか 驚いた顔をするタバサ 「・・・あなたは?」 「失礼する、拙者は石川五ェ門と申す、そなたは?」 「・・・タバサ」 五ェ門はタバサの瞳をみるなり面食らった 「(なんという悲しい目をしているのだろう。)」 少々の沈黙 「・・・あなたは」 ふと、タバサから声をかける 「あなたは、どうしてここにいるの?」 ああ、と五ェ門が話す 「じつはルイズと喧嘩をしてな、追い出されたのだ」 ふっと自嘲気味に語る 「そう。」 おおくを聞かないタバサと語らない五ェ門 しばらくの沈黙が続く おもむろにタバサが五ェ門に袋をさしだす 「これ・・・夜食・・・ハシバミ草」 ほう、と五ェ門が一口食べる 「これは不思議な食感だが、美味だな。」 「ハシバミ草は・・・」 「体を暖かくする効果があり、栄養豊富。」 なるほど、差し出した理由を悟る五ェ門 「かたじけない、今夜は野宿なので助かる。」 タバサの好意におもわず頭をなでる五ェ門 ふいをつかれたタバサは目を見開き、うっすらと頬に朱がさす・・・ようにみえた。 「いい・・・気にしないで。」 きゅい、と横からシルフィード 「この子はシルフィード・・・あなたを気に入ったみたい」 五ェ門は一瞥し 「美しい羽の見事な竜だな。」 「(きゅい!ほめられたのね!)」 うれしそうに五ェ門に頬ずりをする 「そろそろ、部屋にもどる・・・」 「タバサ、このハシバミ草はありがたく頂戴する。」 「・・・いい。」 そういうとタバサはシルフィードの背中乗り、自分の部屋の窓まで飛んでいく 「(さて、明日はルイズをどう説得するかな。)」 ハシバミ草をつまみながら五ェ門は眠りにつくのであった。 前ページ次ページゼロの斬鉄剣