約 544,839 件
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/1311.html
679 :二重人格ツンデレ:2007/01/28(日) 20 41 11 ID 0Mw94D8o 「尊、おはよう」 「ん、なんじゃお主か…」 「あれ、今日の朝は纏なの?」 「なんじゃ、何か文句でもあるのか?」 「そうじゃないけど…珍しいなって」 「ふん」 「じゃあ一緒に帰ろうか」 「うむ」 「ところでさ、纏…今度の日曜日暇?」 「ん、特に用事は無かったと思うが」 「そっか…じゃあさ、一緒に映画見に行かない?」 「!?!?!?!?」 「も、もちろん嫌ならいいんだけど…」 「ま、まあ、妾だけで決めるわけにはいかんからのう…み、尊と今晩相談しておこう」 「わかった。じゃあ決まったら連絡してね」 「う、うむ」 その夜 (行くのは私だ!貴様は既に今日アイツと一日中過ごしただろう!だから私が行く!) (いいや、約束されたのは妾じゃ!じゃから妾が行く!) (主人格は私だ!言う事を聞け!) (煩い!だいたい何故あやつと出かけるときはいつもお主が行くのじゃ!おかしいじゃろうが!) (喧しい、この若年寄!) (なんじゃと、この男女!) その後3時間に亘る口論の末1時間おきに交代ということにまとまったそうな。
https://w.atwiki.jp/rokumonsen/pages/286.html
192 (´┌┐`) 193 ∑(・∀・)<お、おやかたさま・・・?どうなされました?!(なんかいつもより白い) 197 (´┌┐`) <ひょーっとーこーかーめーんー♪熱血のかめーんー♪ (・∀・)<ごごっごー♪れっつゴー♪ 198 △ ( ´┌┐) ( J J) ∠__ノ 199 お、お、おやかたさぶあぁぁぁ!!!!!? 200: (塩)ヽ(-゚∀゚)ノシ ゚。゚。。 201 (-゚д(○≡(;∀; )<オヤカタサブァに向かって何をするサスケェェー!! 202 薄くなったり初代仮面ライダーの替え歌歌ったり幽体離脱したり忙しいですなwww
https://w.atwiki.jp/ultrakaijumeikan/pages/77.html
第24話 第25話 第26話 サブタイトル:ウルトラQ 悪魔ッ子 リリー 収録:名鑑未収録作品 補足 ●ウルトラQ第24話(制作No.3)1966年6月19日放映 ●登場宇宙人・怪獣:悪魔ッ子リリー ●ダイジェスト 相次ぐ明け方の交通事故。現場近くでは東洋大魔術団の公演が行われていた。団の花形・リリーの空中浮遊に喝采を贈る万城目ら3人組。しかし同行した一の谷博士は、そこにトリック以上のものを感じていた。超短波ジアルテミー発生器に一平を座らせ、肉体と精神が分離することを実証した一の谷博士は、リリーにも同様の現象が起きている可能性と、最近の事故や事件との関連性を示唆した。 ●悪魔ッ子リリー/身長1.2メートル・体重不明 高い数値の人体電気が流れているため、もともと、催眠術にかかりやすく、幽体離脱をおこしやすい特異体質。養父が、彼女の望むまま催眠術をかけ続けた結果、深夜12時になると肉体と精神が分離、精神はリリーの無意識で無邪気な欲望のまま行動し事件を起こすようになった。精神は、ついには肉体を滅ぼそうとして、リリーが母がいると信じる山中の線路へと引き寄せる。 ●“怪獣”名鑑という括りだと、たぶんQでは一番立体化し難い話なのでしょうか。名鑑に限らず、「悪魔ッ子」で食玩サイズの商品というのを、私は見たことがありません。線路上に手をつないで立つリリーと精身体。ジオラマとしてわりと面白そうな気がしますが、やはり肖像権の問題とかもあるんでしょう。 ●この当時でもまだSLが走っていて、おそらく東京近郊の単線。鉄道ファンなら、すぐにロケ地の見当がつきそうな気もします。どうやら八高線・箱根ヶ崎付近らしいですね。JR(当時国鉄)では、昭和45年までSLが走っていたそうです。 ●超短波ジアルテミー発生器の実験台にされる一平。彼は相変わらず酷い扱われぶりです。平気な顔で次のシーンにも登場しましたが、幽体離脱ということは、つまりほとんど臨死体験に近いんじゃないでしょうかw リリーの精神を探知したり、リリーの精神と肉体との融合も、この機器によってなされました。エヴァンゲリオンで、初号気に取り込まれたシンジをサルベージするエピソードを見た時は、なんとなくこの機器を思い出しました。一の谷博士なら楽勝だな、と。 第24話 第25話 第26話 サブタイトル:ウルトラQ
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/1467.html
576 :自炊:ツンデレと書初め そのいち:2010/01/10(日) 01 35 31 ID cTPqACE2 4レスほど拝借。 新年。学校も始まり、正月ボケもやっと覚めたある休日のお話。 僕は、先輩であり彼女(のはず、多分)の尊先輩の家の前にいた。 週末に先輩からメールが来たのだ。『書初めやるから、来い』と。 決して拒否を許さない問い。今年も先輩は強引だ。断るつもりは無かったけど。 ――書初め、か……。あまり得意じゃないんだよなぁ。 そんなことを考えながら、呼び鈴を鳴らす。 『……遅いぞ、バカ。遅刻魔。変態』 不機嫌そうな声。尊先輩だった。 ただ、最後のは確実に悪口だ。 『まぁ、入れ』 「はい」 先輩に促され、家の中に入り、先輩の部屋へ。 『さて、やるか!!』 「すいません、先輩。習字道具が家に有りませんでした……」 『いや、良いよ。私のを貸す!!』 さっきの不機嫌さは何処に行ったのか。 『でもな、タカシ……』 鋭い目線を僕に向ける。 「え、えと……先輩……?」 『【習字】じゃない。【書道】だ』 僕が芸人ならすかさずツッコんでいるかもしれない。 「は、はぁ……」 『うむ。分かれば良いんだ。さぁ、やるぞ!!』 どうやら、先輩は【書】に相当なこだわりを持っているようだった。 577 :自炊:ツンデレと書初め そのに:2010/01/10(日) 01 37 39 ID cTPqACE2 道具をだし、いよいよ書初め開始。 『とりあえず、書道は墨をする事から。さぁ、やれ。タカシ』 「はい」 言われるがままに墨をする。硯に水を指し、墨を持ち、力強く硯に擦る。 あらかたすり終わり、さて書こうとしたその時。 『バカ者!!』 ペチリ。なかなか痛い。どうやら得物は定規のようだ。 『まだだ!!そんなので良い字が書けると思っているのかぁ!!』 「えぇ~……」 『こんなものじゃあ、薄すぎて話にならないぞ!!』 先輩は我慢の限界、といった感じで、僕の背後に立つ。 そして僕の右腕を持ち、 『良いか!!こ、こうするんだ!!(////』 僕の腕をホールド。先輩の腕の力で墨をする。 しかし、密着状態。背中には、柔らかな二つの双丘が僕の背中を幸せで満たす。 尚且つ先輩もその事実に気付いているようで、少し手が震えているのが分かった。 尊先輩、可愛いなぁ。 『……よし。これでいい……(/////』 先輩が僕から離れる。背中の感触が非常に名残惜しい。 『む。き、貴様!!何を顔を赤らめて……へ、変態っ!!』 「いえいえ。あんな感触、今年初めてです」 『なっ……(///』 先輩の顔は、これ以上ない位に紅潮していた。 578 :自炊:ツンデレと書初め そのさん:2010/01/10(日) 01 40 03 ID cTPqACE2 「いやぁ、新年早々ツイてるなぁ。願わくば、これ以上の幸せあらんことを」 僕が本気で願い出したからか、先輩の瞳に悲哀の色が浮かぶ。 『タカシは……』 「なんですか?」 『タカシは……私より胸の大きい女が好みか?』 さらに続ける。 『なぁ、答えてくれ。タカシは、タカシは……』 「やだなぁ……先輩だって充分巨乳じゃないですか」 と、いうか、充分過ぎる。それだけの質量が、先輩の胸にはあった。 『い、いや、それは解っている。でも……不安なのだ。大体、タカシは変態だからな。胸が大きければ良いと考える生き物かも分からんからな』 「はぁ……」 ひどい言われようだった。 「まぁ、書初めやりましょう。先ずは僕が」 『お、おい!!人の話は……!!』 「はい、先輩」 半紙に書いた文字を、先輩に見せる。 書かれた文字は、【尊命】 下手なりに書いた、僕の精一杯だ。 「少し、気障ですかね?でも、これが僕の答えです」 『お、お前……』 「さて、交代」 涙目の先輩に、更に一言。 「半紙の上でくらい、素直になってくださいよ?」 『う、五月蝿い。タカシの癖に……生意気だ(///』 言いながら、半紙に筆を滑らせていく。 『……出来たぞ(///』 579 :自炊:ツンデレと書初め そのよん:2010/01/10(日) 01 42 22 ID cTPqACE2 書かれた文字は……長文? 『お、お前への気持ちは、簡潔には表せん……と、とりあえず、読め!!!』 とりあえず、読む。 書かれていた内容は、およそこんな感じ。 『タカシ、いつも素直になれなくて御免ね』とか、『本当はタカシじゃなくてタカ君と呼びたい』とか。挙げ句の果てには、『胸はタカ君に、おっきくしてほしいな(はぁと×2』なんて事も……。 「……デレッデレな……」 『……わ、悪いか!!私にも、こんな想いがあるんだ!!付き合っていて何で気付かん!?』 「んな事言われても!!」 『五月蝿い!!この……鈍感!!』 ゴン。先輩の拳骨がクリーンヒット。 『罰として、き、貴様にはなぁ……』 「はい……」 『その文に書いてある事を、全部叶えて貰う!!』 「いいですよ?」 僕は再び文に視線を落とす。 『タ、タカ君……?』 「なんでしょう?先輩?」 『ホントにいいのか……?』 「大好きな先輩になら、どんな呼び方でも構わないですよ」 『……!!』 先輩の瞳が輝く。まるで、プレゼントを貰った子供のように。 そして、僕はこう思うのだ。 ――あぁ、やっぱり先輩は可愛いなぁ、と。 先輩の胸を大きくするのは、また別のお話。 以上。ツンが少ない気がするなぁ
https://w.atwiki.jp/pkmnnari/pages/21.html
YOU「もしかして、ツンデレ…?(ボソッ」 おっと口が滑った。 E「な、…誰がツンデレよ、誰が! 会っていきなりツンデレるような軽い女の子じゃないわ、 って言うか私はそもそもツンデレなんかじゃないわよ! 引っ越し早々にツンデレ呼ばわりなんて冗談じゃないわ!」 ぷんすか、デフォルメされた姿で怒り出した。 いや、だってツンデレだろ確実に。 小声でお礼言うのはツンデレの類いだろ。 ひとまず、何とか言って機嫌取らないと… YOU「ご、ごめんな? 照れてて可愛かったからさ、つい…。 いやマジでゴメン、反省してる…。」
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/563.html
612.2-29 612.2-54 612.2-74 612.2-95 612.2-104 612.2-136 612.2-148 612.2-167~ ビックリ系フラッシュを見ちゃったツンデレシリーズ 612.2-177 612.2-207 612.2-214 612.2-216 612.2-248 612.2-293(男ツンデレ) 612.2-368 612.2-379
https://w.atwiki.jp/lemmevip/pages/383.html
誰だよ書いた奴でてこいwwwwwwwwwwwwwwというか名乗れやwwwwwwwww -- 名無しさん (2010-07-28 12 05 30) 何か魂が出てるwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 名無しさん (2010-07-28 12 29 45) これ尻尾なんですけどあのwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 名無しさん (2010-07-28 12 33 34) ギコにゃん幽体離脱の巻 -- 名無しさん (2010-07-28 13 16 27) てれる/// -- 名無しさん (2010-07-28 14 05 33) 俺もぎこにゃんかこっかな -- 名無しさん (2010-07-28 17 56 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/756.html
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/20(土) 07 31 44.23 ID FOCMCFWrO [2/4] 俺、今日誕生日なんだ…… お題 ツンデレが男の誕生日を忘れていたら 男がツンデレの誕生日を忘れていたら 729 名前:ツンデレが男の誕生日を忘れていたら[もう遅いが] 投稿日:2011/08/22(月) 17 26 05.02 ID 54AjWXDT0 [2/3] キンコンカンコーン 168「おっはよーあずさ!」 あ「おはよー。ってか、何? そのテンション。かなりキメーんだけど」 168「おう、悪い悪い。でもまあ仕方ないだろ? やっぱさ!」 あ「ふ~ん……? なんかよく分かんないけど、いい事あったのかな」 168「……え? あれ?」 あ「な、何だよ? ボクの顔になんか付いてる?」 168「あ、いや……何でもねーわ。席行く」トボトボ あ「? ねぇトモ助ー、あれ何だろうね? アイツなんか悪いものでも食ったのかな? 拾い食いとか」 友「……ハァ。アンタね、そりゃ無いわ。いくら何でもあいつが可哀想だわ」 あ「な、何そのリアクション!? ボク何か悪いことした?」 友「今日、何月何日だっけ?」 あ「今日ぉ~? ……あ」 友「思い出した?」 あ「あ、あ、あ、あ、あわわわわわ……!」 友「あたし達もね、なんか上げようと思って聞いてみたのよ。そしたらなんて言ったと思う?」 あ「な、なんだろ……」 友「あんたがなんかくれるだろうから、いらないって。他のヤツに貰ったら焼き餅焼くだろうってさ」 あ「あうあうあう……。どどど、どうしよう、ボクそんなつもりじゃ……」 友「仕方ないわね~。あたしがとっておきのリカバリー教えたげるわ」 ――その夜。 168「……で? こんな時間に俺の部屋へ、どっから入ってきた?」 あ「窓が開いてた」 168「ここ、二階なんですけど」 あ「ボクの運動能力を甘く見ないで欲しーね! スパイダーマンもビックリだかんね!」 168「あ、頭痛くなってきた……じゃなくて! 何しに来たんだよ!」 あ「あ、う……その、今日、オメーの誕生日だったじゃん。だから……特別のプレゼント、持ってきた」ヌギヌギ 168「なななな何で脱ぐんだよ服を!」 あ「お、王道だけどこれが一番、ってトモ助が……。ごめんね、忘れてて。お誕生日、おめでと……」(///) まぁ、そんな感じだ。
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/759.html
822 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/22(月) 22 10 43.73 ID XP6M8j9WO [13/13] ツンデレと海に行ったら(かなみさんVer.) 女「んー、潮風が気持ちいー!」 男「ちょっと遅くなった気がしたが、やっぱり海はいいな!」 女「隣にいるのがあんたっていうのだけが不満だけど、まぁこの際いいわ」 男「何をぅ。こんないい男を連れて歩いて不満があるだとぅ?」 女「自惚れもそこまで行くと多芸の一つね……じゃあ、着替えてくるからちょっと待ってなさいよね」 男「更衣室混んでないか? そこの物陰で着替えて、ロッカーだけ使った方が早くね?」 女「またあんたは馬鹿なことを……女の子が物陰でなんか着替えられるはずないでしょ!」 男「どうせ服の下に水着着てんだろ? だったら脱ぐだけなんだから一緒じゃん」 女「だからデリカシーが無いって言うの! これだけ人が多いと、いつ誰が来るかなんて分からないんだから」 男「んなら、見られないように俺が体で垣根作ってやるから、それならいいだろ?」バッ 女「きゃ…!!」ドキッ 男「どうした?」 女「な、何でもないわよ……脱げばいいんでしょ脱げば!」 男「そんな自棄にならなくてもいいのに……」 女「うぅ……こっち見ないでよね!」ババッ 男「……脱いだか?」 女「脱いだわよ……早く行くわよ!」 男「はーい」 女(うぅ……見られた。タカシに私の着替えるとこ見られちゃった……///) 916 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/23(火) 03 25 38.78 ID XC0zZkalO [2/3] ツンデレと海に行ったら(ちなみさんVer.) 男「あー、楽しかったなー」 女「うん……また来たい……」 男「今年中にもう一回来れたらいいんだけどな」 女「……」 男「……ちなみ? もしかしてもうおねむか?」 女「……寝てなんかない……ちょっと、遊び疲れただけ……」 男「無理すんな。バス停までで良かったらおぶってやるぞ?」 女「ぅゅ……仕方ない……今日だけはタカシの言葉に従う……」ハシッ 男「よしこい」ハシッ 女「……タカシ……汗臭い……」 男「そうか? 面と向かって言われると地味にショックだ」 女「だが……それがいい……」クンクン 男「お、おい。人の臭い嗅ぐなよ」 女「……いつもの変態行為の仕返しだから……止めたげない……」クンクン 男「そんなことしてるとお前が変態みたいだぞ?」 女「……それで……いいのだ……」クンクン 男「いいのかよ」 女(……タカシの背中、暖かくて良い匂い///) ここから620スレ 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/23(火) 19 13 09.02 ID XC0zZkalO [6/18] ツンデレと海に行ったら(かつみさんVer.) 女「おっす、待たせたなタカシ」 男「おっせーよ。着替えるのに何分かかってんだ?」 女「うっせぇ。十分もかかってねーだろ。イライラすんな」 男「こちとらその十分を首を長くして待ってたんだからなっ!!」 女「どんだけ海が好きなんだよ、お前」 男「海がというか、かつみがどんな水着着てくるのか楽しみで仕方なかった」 女「こんな水着だよ。似合わないとか言ったらコロスぞ?」 男「いやすごく似合ってるが、強いて難点を上げるならパレオが邪魔かな」 女「あん? 水着とセットなんだからこれだけ外せるかよ」 男「そんな! せっかく露出度の高いビキニなのにお尻と太ももを隠すなんて勿体な……」 女「……アホ」ゴスッ 男「うごふっ」 女「あーあ、卸したての水着なのに返り血ついちまった。まぁ泳いでれば落ちるか」スタスタ 男「……」ピクピク
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/2947.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/記憶鮮明! 「先生ここは御坂妹の?」 上条が連れて行かれた場所、そこは妹達の調整室だった。上条自身一度訪ねたことも有り中には培養漕が置いてあることを知っている。 「良いかね?」 それには答えずカエル顔の医者は声をかけると入り口を開く。 室内灯は点いておらず計器類の灯りだけが灯っている。 カエル顔の医者が室内に入って行くと上条、インデックスがそれに続く、一番後ろの美琴?が室内に入るとドアを閉めた。 薄明かりのなか真ん中に鎮座しているのは培養漕。しかし、以前に見たのとは違う、フォルムは全く一緒なのだが前は中が見えた、今は覆いが取り付けられ中が見えない。 「御坂美琴君はこの中にいる」 カエル顔の医者は培養漕を見上げ言った。 「御坂がこの中に?」 「何分酷い状態だったのでね、見られたくは無いかと思い覆いをつけさせてもらった」 後ろ、入り口のあたりで人の気配がする。 「こうして妹達の培養漕を利用させて貰って一命は取り留めることはできたんだがね」 「じゃあ御坂は生きては」 「いるんだよ、ただ意識が回復するかは分からない」 「そんな……先生、何とかならないんですか!」 「問題は『御坂美琴』君の意識がこの御坂君に戻るかなんだね」 「えっ」 「あー!」 「な、何だインデックス?」 「もしかして幽体離脱かも!」 と上条が訳も分からずにいるとインデックスが叫んだ。 「ゆ、幽体離脱?」 「それで説明つくかも、幽体離脱した短髪がクールビューティーに憑依してるんだよ!」 「え、えー?」 「こらこら、そこで納得しない」 美琴?が後ろから口を挟む。 「納得してるわけじゃねーって」 上条が振り返りながら言うと 「非科学的な」 「科学的に考えなさいよ、科学的に」 「お化けみたいに言わないでよね」 「そうよ、憑依されたなんてまるで悪霊じゃない」 最初の一人の他にこの病院に預けられている三人の妹達がいた。 「えっ」 「えってナニよ、えって」 「そりゃ驚くわよ」 「あー、まあそうね」 「私達だって驚いたんだから」 妹達がいたから驚いたわけじゃない。その口調、平坦だった口調にアクセントがつき短い言葉にも感情が見える。ただ立ってるにしても腰に手をやり、腕を組み足を揃えているでもない。 醸し出される気配、雰囲気が妹達ではない。御坂美琴がそこに四人居るかのようであった。 「ど、どうなってんですかっ!?」 上条は気がつけば四人を指差し固まり、ギギギッと音が鳴りそうな感じで首を回してカエル顔の医者に説明を求める。 「ふぅ」 「ふぅ、じゃなくて先生っ!」 「まあ慌てないでくれないかな」 「慌てますよ!どう見たって演技してるわけじゃ無いんでしょっ!」 「僕の方でも仮説しかまだ立てて無いんだね……うーん幽体離脱に憑依というのかな、表現としては近いかもしれないね」 「ほら、とうま私の考えがあってるんだよ!」 「それに科学的解釈をするとだね」 「はい」 「濃淡コンピューターというのは知ってるかい?」 「濃淡コンピューターって、あれ?……あれか」 上条はゾワッと悪寒を感じた。理解はできなくても話しの行き先が読めてくる。 「次世代型と言われる量子コンピューターにDNAコンピューターのそのまた次世代コンピューターと言われてるね、対象としてはAIM拡散力場、果ては大気を媒体にする理論だね」 「まさか御坂の意識はそこに?」 「そうだね、意識と呼べるモノかどうかは分からないが」 「そこからがまたややこしいのよ」 「ややこしい?」 「意識がそこで覚醒しているなら御坂美琴はAIM思考体になるのよ」 「ちょっと待て!それじゃお前らは何なんだ!御坂の意識が憑依してるんじゃないのか」 「アンタにしては良いところに気がつくわね」 「ちょっと驚き」 「でも私達だって正確なことはわかってないし」 「懇切丁寧に説明しても問題点を把握しきれないでしょうけど」 「あー、いっぺんにしゃべんな」 「ごめんごめん、じゃあ私が代表して」 「ダメ」 「やっぱり10032号だわ」 「抜け駆けは許さないわよ」 「ナンなんだ一体?」 困惑するばかりの上条。 「とりあえずかわりばんこ、順番に」 「そうね」 「むぅ」 「全員がミサカミコトなんだから」 「全員がミサカミコト?」 そこで上条は気づいた。美琴を示す御坂美琴と自らを示すミサカミコトのイントネーションが違うことに。 「そう」 「妹達全員がね」 「話しを元に戻すと『御坂美琴』の意識はAIM拡散力場を媒体とした濃淡コンピューターに移行していると仮説を立ててるわ」 「ただし、その意識は眠ったまま」 「AIM思考体として覚醒することなく『御坂美琴』のあらゆるデータ、データ化することが不可能なはずの感情や人格までもが残されてる、濃淡コンピューターに」 「そしてミサカネットワークもAIM拡散力場を媒体にしている」 「オリジナルである『御坂美琴』と当然、親和性は高い」 「恐らく、無意識下に」 「ミサカネットワークに『御坂美琴』の人格、記憶そして『自分だけの現実 パーソナルリアリティ 』といった全てが出力されているの」 「私達は出力先と言った方が正しいのかな?」 「妹達は感情面などが未だに未発達、そこへ『御坂美琴』の記憶、人格、『自分だけの現実 パーソナルリアリティ 』が出力されてしまえば」 「どうなるかしら?」 「ただのクローン、肉体だけが再現された複製じゃなく人格、記憶までが再現されたコピー人間の出来上がり」 「なんと言っても遺伝子レベルで一緒だもんね」 「今の私達は『御坂美琴』の全てを引き継いだ状態、『御坂美琴』であると言える」 「それだけじゃなく、今は『自分だけの現実 パーソナルリアリティ 』の強度の所為か『御坂美琴』としてのアイデンティティが表層にでてるけど」 「同時に妹達としてのこれまでも消された訳じゃないから、妹達のアイデンティティも在るのよ」 「それぞれの個体で差異、変質はあるにしてもね」 「だから今の私達は『御坂美琴』と妹達が同居したミサカミコトと定義しているの」 「ミサカミコトが御坂美琴か妹達のどちらと尋ねられても私達には両方のアイデンティティが邪魔して答えようがないのよ」 「えーと、じゃあ自分を『御坂美琴』そのものと認識しながら妹達であるとも認識してるのか?」 「そーゆーことね」 「でも御坂美琴としてはこうも考えている。妹達もアイデンティティを持った存在、一つの人格。私達が『御坂美琴』であるのは間違ってる」 「妹達は妹達個々で自己を確立して欲しい、今の在り方はおかしい」 「『御坂美琴』によって人格が形成されるのでは無く、個々の経験に基づいて一人の人間として成長すべきだと」 「そう私達は思ってるのよ」 上条はそれが理解できた。 上条には記憶喪失、いや記憶が破壊された経験がある。それ以前の上条当麻と今の上条当麻の在り方に悩んだ経験がある。 人伝に聞く前の自分との乖離。しかしインデックスの前では前の自分であろうとした。 上条は自分でありながら他者の目に映る自分ではない何かになろうとしていた。今の自分を肯定するために以前の自分を重ね合わそうとした。そこに違和感があった。 インデックスに記憶喪失の事を告白した後はそうせずとも今の自分を肯定している上条当麻がいる。 「自分が自分であるためにか」 「それが『御坂美琴』の願いよ」 「それとこの状態が知れたら大変なことになるわ」 「?」 「レベル5が9971人」 「…………………………………冗談だよな?」 「冗談だったら良かったけど」 「私達は『御坂美琴』の『自分だけの現実 パーソナルリアリティ 』を利用できるもの」 ミサカミコトが『御坂美琴』の噴出点となり得るなら 上条は博覧百科での一方通行までも再現したサイボーグとの対決を思い出す。 ゾッとした。 レベル5が9971人いることにではない。 学園都市の得失を考えると御坂美琴を回復させることは不利益となる。一人のレベル5より9971人のレベル5。考えるまでもなく美琴を回復させることを望まないだろう。 知られてはならない。 「現状、この病院と例外を除いたミサカミコトには妹達のフリをして貰ってるわ」 妹達が妹達のフリをしなければならないというのはおかしな話しであるが仕方無い。 「それでこれからどーすんだ?御坂を回復させる手段はあるのか?」 まずは 「医学的に身体は回復させられる。けどね昏睡状態の患者が覚醒するのを待つしかないのと同じなんだね」 カエル顔の医者が答えるも、さすがにお手上げといった風情である。 「そんな……先生」 「可能性として御坂君は自分が死んだと思い込んでるのかも知れないね」 「……」 「AIM思考体として覚醒しないのもその為と考えられるんだよ」 「とうま、それだと難しいかも」 「インデックス、なんかわかるのか?」 「さっき言った幽体離脱なんだよ、死者を蘇生させる方法は古くから研究されてるの、反魂の術って聞いたこと無いかな」 魔術側の話しである。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/記憶鮮明!