約 417,520 件
https://w.atwiki.jp/codeofjoker/pages/1665.html
Ver. PR カードNo. PR-057 種類 トリガー レアリティ PR 名称 1000年の想い人 属性 無 CP 0 アビリティ あなたのターン開始時、あなたのライフが1以下で、あなたのフィールドにユニットが0体以下の場合、あなたのデッキからカードを2枚まで選んで手札に加える。 強力なサーチカードだが、発動条件がとても厳しい。 基本的には世界創生とセットで採用し、リセットした返しに発動することになる。 なお、ターン開始時のドロー分と合わせて手札が6枚以上ある時、余剰分は捨札に送られる。 発動条件や世界創生と組み合わせやすい点から、主に1ショットキルデッキに使われる。 しかし、他の相性の良いカードに忘却の遺跡が存在し、 そこに1000年の想い人も採用するのはデッキを大きく圧迫することになる。 初出:ファミ通クリアコミックス単行本 付録(2015年7月31日/Ver.1.4_01) フレーバーテキスト 遥か昔に起きた戦争で想い人と生き別れになった戦士。彼女の生存を信じ、死してなお約束の場所でその人を待ち続けている。
https://w.atwiki.jp/gensounoutage/pages/56.html
楽しい思い出 条件 プリズムリバー3 配置:リーダー 呪力3 このサポートは、自分のキャラに『レイラ』がいる場合にのみ配置できる。 [充填フェイズ・起動フェイズ]常時 自分の場に 『楽器』 が含まれているサポートが配置された場合、 自分のデッキ の上から1枚を手札に加える。 [充填フェイズ/攻撃時] 自分の手札から 『楽器』 が含まれているサポートカード1枚をデッキの一番下に置く。 自分のデッキ の上から1枚を手札に加える。 (フェイズにつき1回まで使用可能)
https://w.atwiki.jp/gourman/pages/95.html
麺心に残る一杯 2013.05.10<少年画報社> 頁 タイトル 作画/原作 食材 料理 ※ P7 一杯目 讃岐うどん 栗山裕史 うどん P27 二杯目 浪江焼きそば 魚乃目三太 焼きそば P45 三杯目 たいめいけんの洋食※シリーズ連載 高梨みどり 洋食屋のラーメン ラーメン P65 四杯目 海苔玉そば 井上眞改 そば P77 五杯目 タイ屋台ラーメン 中邑みつのり タイ料理 P87 六杯目 荻窪ラーメン 加藤やすと ラーメン P99 七杯目 長崎チャンポン 川原将裕 ラーメン P109 八杯目 ラーメン二郎 望月みつる ラーメン P119 九杯目 沖縄そば 斉藤ふみ P129 十杯目 インデアンスパゲッティ 川田あきふみ パスタ P139 十一杯目 しーちゃんのごちそう※シリーズ連載 たかなししずえ 天とじそば そば P147 十二杯目 汁なし坦々麺 岩村俊哉 ラーメン P159 十三杯目 大阪かすうどん 魚乃目三太 うどん 再録(酒肴人(一)「大阪鶴橋ウエダ食堂」改題) P171 十四杯目 支那そば 斉藤ふみ そば 再録(思い出食堂NO.1) P181 十五杯目 即席ラーメン 川田あきふみ ラーメン 再録(思い出食堂NO.4「インスタントラーメン」改題) P191 十六杯目 冷やし中華 栗山裕史 ラーメン 再録(思い出食堂NO.3「故郷の冷やし中華」改題) P205 十七杯目 田舎そば 望月みつる そば 再録(思い出食堂NO.7) P215 十八杯目 そうめん 赤嶺シーサー 再録(思い出食堂NO.3) P235 十九杯目 尼崎の焼きそば 岩村俊哉 再録(思い出食堂NO.1「ソース焼きそば」改題) P245 二十杯目 ナポリタン しゅりんぷ小林 パスタ 再録(思い出食堂NO.2) P255 二十一杯目 五目焼きそば 川本泰平 再録(思い出食堂NO.1) P265 二十二杯目 カップ焼きそば 川田あきふみ 再録(思い出食堂NO.5) P275 二十三杯目 味噌煮込みうどん にしだかな うどん 再録(思い出食堂NO.2「みそ煮込みうどん」改題) P287 二十四杯目 武蔵野うどん 斉藤ふみ うどん 再録(思い出食堂NO.4「肉汁うどん」改題) P297 二十五杯目 サッポロラーメン しゅりんぷ小林 ラーメン 再録(思い出食堂NO.5「味噌ラーメン」改題) P307 二十六杯目 鍋焼きうどん 望月みつる うどん 再録(思い出食堂NO.5) カレー&辛味よみがえるスパイスの香り 2013.07.08<少年画報社> 頁 タイトル 作画/原作 食材 料理 ※ P9 一皿目 彼女のカレー 栗山裕史 カレー 第1部カレー編 P29 二皿目 先生と僕のカレー 魚乃目三太 カレー 第1部カレー編 P49 三皿目 たいめいけんの洋食※シリーズ連載 高梨みどり ポークカレー カレー 第1部カレー編 P69 四皿目 しーちゃんのごちそう※シリーズ連載 たかなししずえ 昭和のカレー カレー 第1部カレー編 P77 五皿目 大正の献立※シリーズ連載 さかきしん 大阪の名物カレー カレー 第1部カレー編 P87 六皿目 古書店街の欧風カレー 田中顕 カレー 第1部カレー編 P97 七皿目 カレーの隠し味 わたおさん カレー 第1部カレー編 P105 八皿目 食堂のカレー 望月みつる カレー 第1部カレー編 P115 九皿目 オリエンタルカレー 岩村俊哉 カレー 第1部カレー編 P125 十皿目 拳闘とカレーライス 赤嶺シーサー カレー 第1部カレー編 P143 十一皿目 激辛タンタン麺 井上眞改 ラーメン 第2部辛味編 P155 十二皿目 キッチン名画座※シリーズ連載 加藤やすと 『駅馬車』のチリビーンズ 第2部辛味編 P165 十三皿目 エビのチリソース 中田旭保 中華料理 第2部辛味編 P175 十四皿目 テーブルスパイス 川原将裕 調味料 第2部辛味編 P185 十五皿目 浅草の七味唐辛子 斉藤ふみ 調味料 第2部辛味編 P195 十六皿目 オモニのキムチ なかむらみつのり 漬物 第2部辛味編 P205 十七皿目 麻婆豆腐 浅原かずよし 中華料理 第2部辛味編 P217 十八皿目 金沢カレー 出口竜正 カレー 再録(思い出食堂NO.1「カレーライス」改題) P227 十九皿目 おふくろのカレー 望月みつる カレー 再録(思い出食堂NO.3) P237 二十皿目 カツカレー しゅりんぷ小林 カレー 再録(思い出食堂NO.6「神保町のカツカレー」改題) P247 二十一皿目 新橋ライスカレー なかむらみつのり カレー 再録(思い出食堂NO.3) P257 二十二皿目 ドライカレー 中田旭保 カレー 再録(思い出食堂NO.3) P267 二十三皿目 ラー油 川原将裕 ラー油ご飯 調味料 再録(思い出食堂NO.1「食べるラー油」改題) P277 二十四皿目 わさび なかむらみつのり ワサビ 調味料 再録(思い出食堂NO.1「ワサビ」改題) P287 二十五皿目 オムライス しゅりんぷ小林 オムライス 再録(思い出食堂NO.1) P297 二十六皿目 トルコライス 川原将裕 再録(思い出食堂NO.6) P307 二十七皿目 ハヤシライス 川田あきふみ ハヤシライス 再録(思い出食堂NO.1) 弁当母の味から駅弁まで 2014.03.03<少年画報社> 頁 タイトル 作画/原作 食材 料理 ※ P 一品目 シウマイ弁当 魚乃目三太 弁当 P 二品目 しーちゃんのごちそう※シリーズ連載 たかなししずえ お母ちゃんのお弁当 弁当 P 三品目 コンビニ弁当 栗山裕史 弁当 P 四品目 お好み焼き弁当 治島カロ 弁当 P 五品目 カニめし 斉藤ふみ 弁当 P 六品目 銀ダラ西京焼き弁当 井上眞改 弁当 P 七品目 朝ごはん亭※シリーズ連載 青菜ぱせり お弁当のはしっこ 弁当 P 八品目 スーパーの見切り弁当 なかむらみつのり 弁当 P 九品目 キッチン名画座※シリーズ連載 加藤やすと 『愛と青春の旅立ち』のスクランブルエッグ弁当 弁当 P 十品目 カツ丼弁当 美月李予 弁当 P 十一品目 幕の内弁当 美月李予 弁当 P 十二品目 教室の弁当 しゅりんぷ小林 弁当 P 十三品目 全部のせ弁当 岩村俊哉 弁当 P 十四品目 デカから揚げ弁当 川原将裕 弁当 P 十五品目 父のしょうが焼き弁当 望月みつる 弁当 P 十六品目 大正の献立※シリーズ連載 さかきしん ふくさ寿司 弁当 P 十七品目 運動会のお弁当 魚乃目三太 弁当 再録(思い出食堂NO.4) P 十八品目 横浜百年食堂 高井研一郎 祝いの弁当 弁当 再録(思い出食堂NO.4「花見弁当」改題) P 十九品目 栗ごはん弁当 栗山裕史 弁当 再録(思い出食堂NO.4) P 二十品目 駅弁サンドイッチ 松本タカ 弁当 再録(思い出食堂NO.6) P 二十一品目 から揚げ弁当 中田旭保 弁当 再録(思い出食堂NO.6「からあげ弁当」改題) P 二十二品目 のり弁当 望月みつる 弁当 再録(思い出食堂NO.2) P 二十三品目 遠足のお弁当 栗山裕史 弁当 再録(思い出食堂NO.9) P 二十四品目 おむすび 岩村俊哉 弁当 再録(思い出食堂NO.9) P 二十五品目 鮭弁当 高井研一郎 弁当 再録(思い出食堂NO.9) P 二十六品目 しーちゃんのごちそう たかなししずえ 房総太巻き寿司 寿司 再録(思い出食堂NO.9) P 二十七品目 いなり寿司 望月みつる 寿司 再録(思い出食堂NO.1) P 二十八品目 鮎寿司 岩村俊哉 寿司 再録(思い出食堂NO.4) P 二十九品目 花見弁当 赤嶺シーサー 弁当 再録(思い出食堂NO.2) 朝ごはんいらっしゃい!朝ごはん亭 2014.04.17<少年画報社> 頁 タイトル 作画/原作 食材 料理 ※ P9 一品目 朝ごはん亭※シリーズ連載 青菜ぱせり 母の味噌汁 P23 二品目 湘南食堂の釜揚げシラス 魚乃目三太 P33 三品目 タマゴサンドイッチ 治島カロ P43 四品目 大正の献立※シリーズ連載 さかきしん 大正の朝食 P53 五品目 しーちゃんのごちそう※シリーズ連載 たかなししずえ あこがれのパン朝食 P63 六品目 旅館の朝ごはん 井上眞改 P73 七品目 団地の朝食 しゅりんぷ小林 P83 八品目 キッチン名画座※シリーズ連載 加藤やすと 『たそがれ清兵衛』の雑炊 P93 九品目 民宿の朝ごはん 斉藤ふみ P103 十品目 ひとりの朝ごはん 望月みつる P113 十一品目 フルーツグラノーラ 中田旭保 P121 十二品目 フレンチトースト 田中顕 P131 十三品目 卵納豆 なかむらみつのり P141 十四品目 立ち食いそばの朝セット 岩村俊哉 P151 十五品目 キャベツ炒め 高荷真弓 P159 十六品目 アウトドアの朝食 川田あきふみ P171 十七品目 朝ごはん亭傑作選① 青菜ぱせり 卵かけごはん 再録(思い出食堂(NO.1)) P181 十八品目 朝ごはん亭傑作選② 青菜ぱせり ホットサンド 再録(思い出食堂(NO.2)) P191 十九品目 朝ごはん亭傑作選③ 青菜ぱせり 夏の朝食 再録(思い出食堂(NO.3)) P201 二十品目 朝ごはん亭傑作選④ 青菜ぱせり 里芋の煮っころがし 再録(思い出食堂NO.4) P211 二十一品目 朝ごはん亭傑作選⑤ 青菜ぱせり ねこまんま 再録(思い出食堂NO.5) P221 二十二品目 朝ごはん亭傑作選⑥ 青菜ぱせり タケノコ 再録(思い出食堂NO.6「タケノコの味」改題) P231 二十三品目 朝ごはん亭傑作選⑦ 青菜ぱせり 目玉焼き 再録(思い出食堂NO.7) P241 二十四品目 朝ごはん亭傑作選⑧ 青菜ぱせり ぬか漬け 再録(思い出食堂NO.7) P251 二十五品目 朝ごはん亭傑作選⑨ 青菜ぱせり お粥 再録(思い出食堂NO.8) P261 二十六品目 朝ごはん亭傑作選⑩ 青菜ぱせり ゆうべのカレー 再録(思い出食堂NO.9) P271 二十七品目 朝ごはん亭傑作選⑪ 青菜ぱせり 納豆 再録(思い出食堂NO.10) P281 二十八品目 朝ごはん亭傑作選⑫ 青菜ぱせり 十勝・夏の野菜 再録(思い出食堂NO.11) P291 二十九品目 朝ごはん亭傑作選⑬ 青菜ぱせり 塩むすび 再録(思い出食堂NO.12) P301 三十品目 トースト 川原将裕 再録(思い出食堂NO.9) P309 三十一品目 しーちゃんのごちそう たかなししずえ 玉子入りおみおつけ 再録(思い出食堂NO.12) 旅の味なつかしい人々 2014.05.05<少年画報社> 頁 タイトル 作画/原作 食材 料理 ※ P9 一品目 肉鍋(松阪) 魚乃目三太 P19 二品目 草餅(静岡) 栗山裕史 P29 三品目 しーちゃんのごちそう※シリーズ連載 たかなししずえ お参りの味(成田山) P39 四品目 キッチン名画座※シリーズ連載 加藤やすと 『がんばっていきましょい』の鍋焼きうどん(松山) P49 五品目 浜焼きサバ(若狭) 治島カロ P59 六品目 浪江焼きそば(福島) 高梨みどり P69 七品目 佐世保バーガー(佐世保) 川原将裕 P79 八品目 あんこう鍋(大洗) 松本タカ P89 九品目 ラーメンとソフトクリーム(名古屋) 田中顕 P99 十品目 ほうとう(山梨) 真夏日西瓜 P109 十一品目 贅沢ランチ(米沢) 井上眞改 P119 十二品目 ミックスフライ(日光) 美月李予 P129 十三品目 朴葉味噌(白川郷) なかむらみつのり P139 十四品目 大正の献立※シリーズ連載 さかきしん とろろ汁(熱海) P149 十五品目 うなぎ茶漬け(高知) 川田あきふみ P159 十六品目 湯葉(京都) 斉藤ふみ P169 十七品目 冷凍みかん(小田原) 高荷真弓 P179 十八品目 カツ丼(佐賀) しゅりんぷ小林 P189 十九品目 山菜の天ぷら(碓氷峠) 望月みつる P199 二十品目 中華そば(城崎温泉) 中田旭保 P207 二十一品目 広島焼き(広島) 岩村俊哉 P219 二十二品目 いくら飯(南幌町) 栗山裕史 再録(思い出食堂NO.7) P235 二十三品目 柏餅(西伊豆) 赤嶺シーサー 再録(思い出食堂NO.6) P255 二十四品目 神戸南京町の豚饅頭(神戸) 中田旭保 再録(思い出食堂NO.10) P263 二十五品目 とうきび(遠軽町) 斉藤ふみ 再録(思い出食堂NO.7) P273 二十六品目 長崎新地中華街の皿うどん(長崎) 赤嶺シーサー 再録(思い出食堂NO.10) P285 二十七品目 新幹線のチキンライス(東京~大阪間) 岩村俊哉 再録(思い出食堂NO.6) P295 二十八品目 ゴーヤチャンプル(沖縄) 中田旭保 再録(思い出食堂NO.7) P305 二十九品目 山小屋のおむすび(尾瀬) 赤嶺シーサー 再録(思い出食堂NO.11) P 十一品目 幕の内弁当 美月李予 弁当 P 十八品目 横浜百年食堂※シリーズ連載 高井研一郎 祝いの弁当 弁当 再録(思い出食堂NO.4「花見弁当」改題) P 二十二品目 のり弁当 望月みつる 弁当 再録(思い出食堂NO.2) P 二十三品目 遠足のお弁当 栗山裕史 弁当 再録(思い出食堂NO.9) P 二十五品目 鮭弁当 高井研一郎 弁当 再録(思い出食堂NO.9) P 二十六品目 しーちゃんのごちそう※シリーズ連載 たかなししずえ 房総太巻き寿司 寿司 再録(思い出食堂NO.9) P 二十七品目 いなり寿司 望月みつる 寿司 再録(思い出食堂NO.1) P 二十八品目 鮎寿司 岩村俊哉 寿司 再録(思い出食堂NO.4) P 二十九品目 花見弁当 赤嶺シーサー 弁当 再録(思い出食堂NO.2)
https://w.atwiki.jp/tabata/pages/20.html
東戸塚周辺も大きく様変わりしています。 最近の東戸塚周辺など写真を随時UPしていきたいと考えてます。 あそこは最近どうなったんだろ・・・??などなどご希望の場所などあれば ご住所など言って下されば横浜市内であれば随時UPさせて頂きます。 また店長ご夫妻との思い出の写真などあれば連絡頂けると幸いです。 UP方法はこちら → http //www1.atwiki.jp/guide/pages/612.html =========================================================== 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/26653.html
よふかしのすゝめ【登録タグ GUMI よ 曲 白熱灯 綾葉(爽P)】 作詞:綾葉(爽P) 作曲:綾葉(爽P) 編曲:綾葉(爽P) 唄:V3 GUMI(Power) 曲紹介 いつまでもこのままでいいのに 爽P こと 綾葉氏 の19作目。 イラストは 白熱灯氏 が手掛ける。 歌詞 花瓶に咲く一輪を いつまでもひとり眺めていた 切なさが胸をしめて まどろむ季節は過ぎてゆく 戻れない道の上 変われない僕はまたひとり 知ったような顔して 気づけばいつも遠回り 眠れない夜に君を想い出すよ 頭ん中 いつもぐるぐると 隠せない心の中 もう気づいてんの? そしてまた夢に堕ちて 振り返る駅のホーム もう誰もいないの分かっていたのに 雨音に掻き消された想いを さよならの言葉を 街灯に照らされた 情けない意気地なし顔 気づかないふりをして 朝が来る前におやすみ 止まらない雨 息を止めて潜むの いつまでもこのままでいいのに 何気無い言葉にまた胸がチクリ そしてまた夜は明けて 明日になれば逢えるの 眠れない夜に君を想い出すよ 頭ん中 いつもぐるぐると 隠せない心の中 もう気づいてんの? そしてまた夢に堕ちて コメント 2番Bメロ、意気地なし”の”顔ですね -- るる (2014-12-17 15 33 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/299nobe/pages/1195.html
遠い回想にふけるフースーヤの話は続く。 「不毛な戦いに決着はつかなかった。戦いは拡大しそれに使われる兵器もどんどん進化していった。 強力になった兵器はやがては星を傷つけるものまでの力になった」 フースーヤの言葉に熱がこもる。 「しかし! それでもなお人々は戦いをやめようとはしなかった。そして一部の戦いに疲れた者は決断した。 この星を脱出し、別の惑星に移り住む計画を……」 「それで皆で月まで来たの?」 ローザが恐る恐るといった感じで尋ねる。 「計画はすぐには実行されなかった。惑星脱出計画は大多数の反対を受けた、戦いを続ける者達に…… しかし密かに計画は進められていた。そして遂にはその計画は実行される時がきたのだ……」 「良かった!」 リディアが幸せな終わりを迎えた昔話を聞く見たいに喜んだ。しかし、フースーヤの話は終わらない。 「その計画は意外な形で迎える事になった。相次ぐ戦いに傷ついた星が遂に悲鳴を上げた。もはやこの星は人が住める 場所ではなくなっていたのだ。そこでようやく気付いたのだ、自分達の戦いが不毛であったことに!」 「…………」 「焦った人々は半ば強行的に惑星を脱出する準備を始めた、しかし、惑星脱出計画はまだ万全な状況ではなかった。 我々は星から追い出されるような形で惑星を脱出した……」 これで最初の話――生き残った者たちが放浪の民となったところへ繋がった。 しかしこれで終わりでないことは誰もが分かっていた。この話には続きがあると。 明かされる想い 目覚める力6
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/1047.html
夏休みの思い出1 夏休みの思い出2
https://w.atwiki.jp/3594br/pages/190.html
153 名前:幼い想い 1/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 07 27 今は夜。しかし夜のいつだろう。 曹幹につれられこの民家に入ってから、もうずいぶんの時が経っているかのように感じる。 三日目なのか四日目なのかも釈然としてない。 曹幹の支給品であるらしい白い鳩は、もう眠りに落ちていた。 だが華雄と曹幹、そして曹丕には眠ることはとうていできそうにない。 外に降り続ける豪雨の音はうるさかったし、敵が来るかもしれない、という不安もある。 だがそれらよりもずっと、曹丕の容態が第一だった。 肩の傷から病原が入ってきたのであろう。 体は紅潮し、肌はさわり続けていれば火傷するのではないのかと熱く、意識は朦朧で、目は虚空を見つめている。 華雄の存在をわかっているかもどうかすら定かではない。 ときおり全身から絞り出される、かすかな、しかし十分に苦しさを感じ取れるうめき声を聞くたびに、 曹幹はただ純粋に、彼を想った言葉で呼びかける。 とおさま、とおさま、しっかりして、くるしまないで、とおさま―― 曹丕はわかっているのか、いないのか、曹幹の声を聞くと、少し落ち着きはじめる。 ただ、時が経つにつれて、曹丕が苦しむ頻度――いや、つねに苦しんでいるのだろうが――は多くなっていった。 そんな状態では、まったく寝ることはできない。 華雄には、汗を拭くことと、手ぬぐいを替えることと、見守ることしかできない。悪くなっていく曹丕の容態に、不安は徐々に大きくなっていく。 「水だ………」 曹丕が、弱々しく呟いたのは、その不安が破裂しそうになった時だった。 それはうめき声ともわからず、豪雨の音にかき消されかけていたが、次にいった言葉は、確かに文字をなしていた。 「水が来る……早く……弟を………」 「とおさま!」 曹丕は、自分の存在を認識しているようだった。 弟と、とおさまという掛け合いは矛盾しているように思えたが、今は曹丕の言葉を理解するのが先だ。 154 名前:幼い想い 2/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 08 35 「水とはなんだ? 水が来る、とは」 しかし曹丕は、もうしゃべれないようで、またもとの様子へ戻った。 曹幹が勢いよく立ち上がった。 「おいしゃさま! とおさまをつれてって! みずがくる!」 だから水とはなんなのだ、と思いつつも曹幹の語気には鬼気迫ったものが感じとれ、華雄は曹丕の体を持ち上げ、背負った。 もしや、水とは……まさに文字通りだが…… 背負われた曹丕が、呟いた。 「わ…わたしの……ことは………」 そこで途切れたが、華雄は曹丕が言わんとしていることはわかった。なんという親子愛だろうか。いや、兄弟愛? まあこれを聞き入れれば、曹幹に殺されかねないのでしないが。 民家の戸を開け、外に出る。豪雨が容赦なく華雄と曹丕を打ち付けた。家の中を見れば、曹幹が鳩を抱えて走って来る所だった。 水が迫り来る音は、もう華雄にも聞こえていた。 まったく不運だ。 まず、AK47カラシニコフを失ったのが第一の不運だ。 あの長い銃は、よく于禁の腕になじんでくれた。 さわり心地は悪くなかったし、見た目も落ち着きがあって于禁は好きだった。当てようと思えば、よく当たってくれた。 あれがないと、なにかそわそわした気になる。 代わりに、カラシニコフと比べるとかなり短い銃(なのか?)を二丁拾ったが、なんだかこれは、持ってると馬鹿になってくる気がする。 銃に走っている赤い線も気持ち悪いし、手にもなじまない。 試し打ちもしたが、「うおっまぶしっ」となんら脈絡もないことをなぜか口走ってしまった。性能は問題なさそうだったが。 第二の不運は、鄴城に入った途端、いきなり洪水が襲ってきたことだった。 155 名前:幼い想い 3/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 09 37 曹幹が放った鳩は、この豪雨の中で信じられない力強さで空を飛び上がり、悠然と城の上空を飛び去っていった。 鳩がもし地上の風景を見下ろせば、それが見えただろう。 囂々と、迫り来る水の大群。城壁が水を受け止め、跳ね返す。しかし開け放たれていた城門からは、水が次々突入していった。 華雄たちがいるのは中心部に近い民家の集まりで、城壁に登ろうにも、距離があった。 華雄は今まで中にいた民家の屋根を見上げた。高さは大人二人分ほどか。これならいける。 「意地でもしがみつけ!」 といって、華雄は曹幹を屋根にぶん投げた。放射線を描いて屋根の上に落下し、転げ落ちずにしがみついたのを見届けると、華雄は家の中から急いで食事台を持ってきた。 台の上に乗って、飛ぶ。腕が屋根の上に届き、掴み、自分と曹丕の体を持ち上げきった。 屋根の上から、水が城に流れて来るのが見える。力強い流れだったが、ゆっくりと眺めている暇はない。 曹幹を持ち上げ、そばの別の屋根に投げる。今乗っている民家の半分ほど高かった。華雄も続いて跳躍する。 しかしそれ以上は、逃げ場がなかった。 水が、来る。 水の勢いはさほど激しくなく、民家を壊すほどではなかった。だが、屋根の端を越えるまで水位はあった。 水は入り続けているから、もっと水位は上がるだろう。 雨が水を打つ音と水流音に混じって、曹幹のツバを飲む音が聞こえてきた。この期になっても泣こうとしないとは、えらい子だ。 ふと、水とともに、遠くから太い流木が流れてくるのが目についた。 根本から抜けたようで、荒々しく伸びた太い根は存在感があった。 その木が流れにのって近づいてくる。表面の木の皮がとげとげしく、痛そうだな、と思ったが、何をどう考えても、すがるべきものはそれしかなかった。 曹幹もわかっているようで、こちらと流木を交互に見つめている。 流木は近づいてくる。水位は上がってくる。 水が屋根のほとんどを飲み込んだ時、流木はもう目と鼻と先だった。 「飛べ!」 華雄は流れゆく流木へ跳躍した。左腕で曹丕を押さえながら、右腕で幹にかじりついた。下半身が水に落ち沈み、その流れに危うく曹丕を離しそうになる。 直後、曹幹がいないことに気が付いた。流されたか? いや……… 156 名前:幼い想い 4/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 12 36 急いで曹丕の体を幹に乗せ上げ、吹毛剣を引き抜く。曹丕の右肩の傷跡に、剣を突き立てた。曹丕の肩とともに、下の幹をも貫く。 曹丕は呻きもしなかった。意識はあるはずだが、呻くだけの体力がないのか、感覚に鈍くなっているのか。 曹丕を一時でも押さえないでいい分、左腕が余った。左腕で、水中で必死に自分の脚にしがみついていた曹幹を引き上げる。 曹幹は曹丕の隣に乗せ、そのまま左腕で曹丕と曹幹を幹に押さえつける。剣は曹丕の右肩に突き刺さったままだが、曹丕の体を流さないためには必要だ。 曹幹は剣に気が付いて、華雄を責めるような目でみる。そうしなければ、自分か曹丕かが助からなかったことに気が付かないのか。 それとも、『とおさま』をこれ以上苦しめるより、自分が死んだ方がよかったというのか。 三人は長い時間、流木とともに城内を流れていた。 雨は徐々に止んでいった。しかし水の勢いは変わっていない。 さすがの華雄も、水流にかなりの体力を奪われた。曹幹は憔悴して虚ろになりかけ、曹丕は顔が真っ青になっていた。一応、死んでいない。 まだ水没しきっていない建物も少なくなく、中でも、巨大な銅雀像を備え付けた台は、堂々とそびえ立っているように見える。 そう運良くたどり着けはしないはしないだろうが。 いつ水流に呑まれるかもわからない状況、華雄は苦い実を噛み潰すかのような心境だった。 そんな心境にそぐわぬ、間の抜けた陽気な鳴き声が、突然聞こえてきた。 ぽーぽー ぽっぽー ぽーぽー ぽー それまでぐったりしきっていた曹幹が、がばっと顔を上げた。鳴き声は上空から聞こえてきたので、華雄は空を見上げる。 ぽーぽー ぽーぽっぽー ぽーぽーぽー 黒い空を背景に、白い体を輝かす鳥は、曹幹が放した白鳩だった。いや、出て行ったのだから違うのかもしれないが、少なくとも曹幹はそう信じたことだろう。 ぽーぽーぽー ぽーぽっぽー ぽー 「とおさま。もうすぐだからね。もうすぐ………」 鳩に勇気付けられたのか、曹幹は曹丕に声をかけていた。しかし、その声はすぐに遮られた。何かが軽く爆発したかのような音だった。 華雄にとっては、以前に、よく耳にしていた懐かしい音だ。 そういえば、今回はまだ機関銃の音しか聞いていない。などと思っていたら、鳩が落ちてきた。 純白だったはずの体に、赤い染みが広がっていた。 157 名前:幼い想い 5/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 13 22 まったく、うるさい鳥だ。 しかし一発で撃ち落とせるとは、この銃の精度も、俺の腕も悪くはない。 于禁は忌み嫌っていた銃を、少しだけ気に入ることにし、城壁の上に座りこんだ。 城壁の上から見た光景は、一種の爽快感があった。許都には自分の家があったが、鄴都はよく偉そうに曹丕が居座っていた所だった。 その都が、水に呑まれて沈んでいく。 威光を輝かした魏の宮殿も、その大半は沈み落ちている。水面の上にあるところも、何かがぶつかったのか、所々破壊されていた。 いきなり洪水が来たときには、完全に巻き込まれて危うく死ぬ所だったが、城壁の階段に打ち上げられて今に至れば、この不運に少しは感謝することもできる。 とはいえ、不運は不運だ。 この水は当分は引かないだろうから、その間はまったく何もできない。殺すべき敵を探すこともできずに、ただじっと待っているしかないのだ。 第一、この都に曹丕がいたとすれば、もう死んでいる可能性が高い。助かることができるのは、城壁の上か、まだ水没していない建物の上部だ。 前者はもう確認した。確実にいない。後者にしても、可能性は低いと思われる。洪水はほとんど突然来たし、わざわざ入り口から遠ざかった高い場所にいる意味はない。 勝手に自然災害で死なれても、味気がない。この手で、俺が受けた苦しみも何倍にも返してやらなければ意味がないのだ。 鳩を落とした後、こちらへ向かってきている流木が目についた。この洪水で引っこ抜かれたのだろうが、立派な木だった。 流木はこちらに向かってきた後、水流によって方向転換した。その時に、見えた。 あいつだ。 華雄は城壁の上に、その男を見つけていた。 男は殺気をまきちらしながら、口を醜くゆがめ、二つの拳銃を手に取っていた。 この殺気は間違いなく、孫堅と黄忠とともに項羽と戦っていたときのものだった。 華雄は孫堅の顔を思い浮かべた。実に楽しそうな、あの死顔だ。 そういえば、俺が先に死んだときは、あいつはどうなったのだろう。優勝してもおかしくはないし、のたれ死んでもおかしくないな、と思う。 そんなことを思うのは、まあ、俺がもうすぐ死ぬからだろう、と思う。 158 名前:幼い想い 6/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 14 48 「いいか、なにがなんでも、木にしがみつけ! 医者からの最後の忠告だ!」 華雄は左腕を曹幹達から離した。曹丕が剣の固定だけで大丈夫かと心配だったが、もう余裕はない。 両腕を使って、流木に身を乗り上げ、すぐさま二人に覆い被さった。 程なく銃声が聞こえてきた。背中に、切れ味の悪い熱した刃物を、無理矢理刺されたかのような感覚が響く。 それが何回も、何回も続く。銃声と水流音に混じって、「おいしゃさま!」という声が聞こえてくる。その声のあとも、銃声は続く。 永遠に続くかとも思ったが、そのうち、銃声と新たな痛みが対応しなくなってきた。 やがて、銃声は止んだ。 「おいしゃさま!」 もう一度曹幹の声が聞こえた。とても、悲しみが籠もった声だった。 傷は、いくつあるだろうか? 十以上はある。二十以上あるだろうか。三十以上あって、四十以上もあるかもしれない。わからない。 「しなないで!」 また曹幹の声が聞こえた。泣いている声だった。それで、この子供は、この子供なりに、自分の状況を理解しているのだろうとわかった。 自分が今、何のためにここにいるのか、それをきっと理解している。理解した上で、何をすべきかを考え、最善を尽くしている。 危険を承知で、医者を捜し、危機にあっても、純粋に『とおさま』を想う。 お前は、俺よりもずっと立派だ。そう言おうとしたが、声にならなかった。 何かにぶつかる衝撃があって、自分の体が、宙に浮くのが感じられた。 「おいしゃさま!」 それが最後に聞こえた曹幹の声。華雄は水面に叩きつけられるのと同時に、孫堅の跡を追った。 159 名前:幼い想い 7/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 15 22 殺せたか、殺せなかったか。あるいは死んでいたか。 流木の上に現れた時、曹丕はひどい状態だった。 なぜか剣が肩に刺さってたし、顔はほぼ死人だった。 もう長くはない。というより、死んでるかもしれない。どっちみち、あの流木にしがみついてるだけでは、水に呑まれるに決まっている。 それでも殺してやりたかった。死んでも殺してやりたかった。だから撃ちまくった。 曹丕を殺せたかは、大男に庇われたため、判断がつかない。 このまま、死亡者放送に曹丕の名前があったとしても、胸には釈然としないものが残るにちがいない。その場合は、怒りをどこに向ければいいのか。 まず、曹丕の死体を探し出して、弾を使い切るまで撃ってやろう。山刀で、何度も何度も切り裂こう。 だが、怒りは残る。 虞翻は探し出して、殺す。関羽も探し出して、殺す。だがそれで、怒りが消えるとも思えない。 俺はどうなる? 典韋を殺したように、あらゆる人間を殺しそうな気がする。 劉備も、孫権も、曹操も、殺しそうな気がする。荀攸も、張コウも殺しそうな気がする。 参加者リストの端から端まで、殺しそうな気がする。優勝したら、献帝だって殺しそうだ。 それは、少し、恐ろしいことのような気がする。 流木が去っていった方向を見つめる。何かが、一瞬、光った。 曹幹はするべきことを知っていた。 まず、曹丕を流木に刺し留めていた剣を抜くことにする。 剣はたいして重くもなく、曹幹の手にもするりと抜けた。不思議なことに、血はついていなかった。 剣を脇に置くと、肩に巻かれていた血まみれの湿布を外す。傷から血が流れ続けているのがわかる。 流れる水をすくい上げ、傷口を洗う。 華雄から貰っていた薬草を服の中から取り出すと、木の破片を使って磨り潰し、傷に塗る。 次に上半身の服を脱ぎ、服の一番綺麗な場所を選んで、剣で切り取る。それを、傷口の上に巻く。 曹丕の濡れた体を、手で拭う。延々とその作業を続ける。 曹丕の体は高熱を発さなくなったかわりに、ひどく冷たくなっていた。だから曹幹は拭い終えると、まだ暖かい自分の体を、曹丕にくっつけた。 「とおさま、しなないで。とおさま、幹はここにいるよ。とおさま、だから、しなないで………」 曹丕はもう呻かなかったし、意識もなかった。ヒュウ、ヒュウ、と口から風が出入りするだけだった。 160 名前:幼い想い 8/8 投稿日:2006/08/11(金) 05 16 04 パパじゃないよお兄ちゃんだよ/2名 曹丕[右肩負傷・ひどい衰弱]【なし】曹幹【吹毛剣】 ※流木は銅雀台に乗り上がったようです。曹丕の回復を待ちます。 ※他の荷物はすべて流されたようです。 @于禁[左耳破損、右手小指喪失、全身軽傷、洗脳?]【山刀(刃こぼれ、持ち手下部破損)、煙幕弾×3、ガン鬼の銃(陰陽弾×25)】 ※鄴城壁上にいます。水が引いたら、曹丕を探すようです。 【華雄 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/chaos-tcg/pages/3236.html
姉との思い出 読み:あねとのおもいで カテゴリー:Event 作品:グリザイアの迷宮 【使用】〔自分の手札のキャラカード1枚を控え室に置く〕 Main 自分の「風見 一姫」と「風見 雄二」を【表】にする。 一姫は俺を愛してくれていたのは間違いのないことだ illust: GR-PR001 収録:ChaosTCG アップデートキャンペーンPRパック
https://w.atwiki.jp/konatazisatu/pages/77.html
みゆきの想い② 『今日は素敵な一日ですね 泉さん』 こなたの声 こなたの涙 こなたの吐息 こなたの匂い こなたの寂しそうなあの目 目の前に こなた がいる しかも 二人っきりで 「みゆきさん・・・・どうしたの?」 「あ・・・・失礼しました・・・・ちょっと考え事を・・・」 みゆき が こなた の隣に座った事で教室での騒動はとりあえず落ち着いた 相変わらず無視される こなた を 擁護する みゆき 誰から見ても みゆき はそう見えた しかし、実際は 自分の餌を他人から守っていたに過ぎなかった そんな みゆき の行動にすっかり警戒心を緩めた こなた 気が付けば今日一日で みゆき に付いて歩くようになっていた 放課後、下校を共にする二人 「少し お話しませんか?」 と滅多に人を誘わない みゆき が自分をお茶に誘ってくれた こなた はその好意を素直に受ける事にした。 場所は学校から離れた 喫茶店 ここは小さいお店なのでテーブルも少なく 夕方ということも有り お客は こなた と みゆき の二人だけだった 『可愛い・・可愛い・・可愛い・・可愛い・・・・』 こなた に見とれながら みゆき は口を開く 「泉さん・・・・・一体 何があったのですか?」 本人よりも詳しい自分が質問するには可笑しい問いかけだが・・・・ 今はまだ この事を知られてはいけない・・・・・ 用心の為に 会話に出しておく必要が有った 「解らないよ・・・・でも・・・昨日から変なんだよ・・・・」 「・・・・・・変ですか・・・・・・・・・・」 こなた は みゆき に話した つかさの事 かがみの事 ゆたかの事 父親の事 ゆいの事 ななこの事 さっきアルバイト先から「もう 来なくていい」と電話があった事 しかし、何もかもがハッキリしない・・・自分でも何がなんだか解らないのだ ただ 解っているのは 「今はもう みゆき さんしかいないよ・・・・でも良かった・・・・みゆきさんが居てくれて・・・・」 「お辛い思いをなさったんですね・・・・・大丈夫ですよ、私はずっと泉さんの味方です」 「みゆきさん・・・・・・」 みゆき の優しい言葉が こなた の心をくすぐる 「みゆきさん・・・・有難う・・・・・・」 みゆき の匂い ラベンダーの優しい匂い シャンプーかな・・・・? ああ・・・・髪の毛 綺麗だな・・・・胸も大きいし・・・・目・・・綺麗・・・・・・ 「・・・・泉さん?・・・」 「・・うあ!・・・・あ?ごめん・・・・」 「うふふ・・・・どうしたんですか?私の顔に何か付いてますか・・・・?」 みゆき は こなた に顔を近づける ゆっくり ゆっくり 迫ってくる みゆき の瞳・・・・柔かそうな 唇は ニッコリと微笑んでいて・・・・ 『あ・・・・駄目駄目・・・・みゆきさんには嫌われたくない・・・・』 しかし、こなた の気持ちを知ってか知らずか、いや 気付いていてあえてだろう みゆきは じっと こなた の瞳を見ている 『駄目・・・・・みゆきさんが居なくなったら 私 独りぼっちになっちゃう・・・・』 「み・・・・みゆきさん・・・・・?」 「はい・・・なんですか 泉さん・・?」 「きょ・・今日は 本当にありがとう・・・・で・・・・それで・・」 「泉さん・・・・・」 「?」 戸惑う こなた を見て みゆき は満足そうに微笑んだ 「うふふ そろそろ 出ましょうか」 「ただいま・・・・・」 自宅に帰った こなた はまた 一人ぼっちに戻った・・・・・・ 誰もいない家・・・・・ こなた は早々と自室へ行き PCも漫画も何もかもスリ抜けて ベットに転がる 別れ際 いつもの電車のホームで みゆき が買い物に行こうと誘ってくれた 電車までの時間が少しあったので 近くの小物屋へ行く 「可愛いキーホルダーですねー」 「うん・・・猫の頭からからシッポが生えてるなんて・・・ちょっとイビツだけど・・・・」 『まるで 私みたい』 二人はそれを手にとってみる 「香り付きキーホルダー・・・・」 「今は色々 あるんですね」 様々な色と香りのキーホルダーが並んでいる こなた はピンクのキーホルダーに手を伸ばした 「ラベンダーの・・・・・みゆきさんの・・・・・匂い・・・・・」 少しの間 その香りを楽しむ 「泉さん・・・・・・」 「!・・・・・あ・・・・」 耳元で みゆき の声がして 一気に頭に血が昇った・・・・・・ 振り向くと すぐ近くに あの唇があった 『ああ・・・良い匂い・・・・・聞こえちゃったかな・・・変に思われてないかな・・・・・』 自己嫌悪に陥っていると キーホルダーを目の前に差し出される 「・・・・青・・・・・」 かすかな匂い・・・・この匂い・・・・ 「timothy grass ・・通称 ティモテ・・・「オオアワガエリ」(またはチモシ)というイネ科の牧草です」 「・・・・・・・・・」 「Timmyという愛称になおしますと活発な少年を意味します。」 「へ・・へえ・・・物知りだね・・・みゆきさんって・・・・」 「青い綺麗な髪に活発な少年の様な 泉さんのイメージにピッタリ・・・」 「みゆきさん・・・・・」 二人は色違いのキーホルダーを買った こなた はピンクのキーホルダーを みゆき は青のキーホルダーを それぞれ一つずつ・・・・ 駅のホームは別々の方向・・・・ 別れを惜しむ こなた に みゆきは「まるで 泉さんが近くにいる様で 落ち着きます」と告げて 笑顔で手を振って帰っていった 「みゆきさん・・・・・」 こなた はキーホルダーをポケットから出して携帯に付けた 「ラベンダーの匂い・・・・・」 みゆき のあの唇が脳裏をよぎる ふわっとした髪 優しい瞳・・・・・ こなた はキーホルダーにそっとキスをし みゆき と同じラベンダーの香りを抱き絞めた 「ん・・・ん・・みゆきさん・・・・みゆきさん・・・・・あん・・・・・みゆきさあん・・・・ああ・・・」 あの 長い指で触れて欲しい・・・・・ 「みゆきさん・・・・・・」 あの髪に触れたい・・・・・・・・ 「んん・・・みゆき・・・・さん・・・・・」 あの胸で包まれたい・・・・・ あの声をまた聞きたい・・・・・・ 囁いて欲しい・・・・傍にいて欲しい・・・・・・ 「みゆきさん・・あん!・みゆきさん・・ん!んん!!・・・・みゆきさんみゆきさんみゆきさん!!!」 「「泉さん」」 こなたは心の中で 耳元で自分の名前を囁く 甘い声を思い出した・・・・・ 「みゆきさんん!!!」 こなた は みゆき の名前を呼ぶと 体を仰け反らせて 恍惚した表情で さっきまでスカートの中にあった右手を見た 『下着・・・・濡れちゃった・・・・洗わなきゃ・・・・・・』 また やってしまった・・・・・ かがみ の時もそうだった、かがみ を親友だと信じ 一緒に遊んだあの頃・・・・ こなた は突然 目覚めた・・・・ いや、うすうす気がついてはいただろう、あの 淡い気持ち・・・・ こなた は想像の中で みゆき に愛された後に 机の中の かがみの写真を持ち出す 「かがみん・・・・どうしてなの・・・・?みゆきさんは・・・あんなに優しくしてくれるのに・・・・」 かがみの写真を手で撫でていると 涙がこぼれそうになる・・・・・ 感傷に浸っていると 携帯が鳴った・・・ チャッチャチャラララ~ チャ~チャ チャンチャン♪ 「嫌な・・・音・・・・」 ピッ 「・・・・もしもし・・・・・?」 「もしもし?黒井ですけど・・・・・・」 「・・・・・なんですか?黒井先生・・・・?」 「・・・・・泉・・・・・・・・」 『ななこさんって呼んでくれへんのやな・・・・まあ、当たり前か・・・・・』 「・・・・用がないなら切りますよ・・・・・黒井先生・・・」 こなた は ななこを『先生』と呼ぶ事で『敵』と位置づけている 「ちょっと、またんかい・・・・・話があんねん・・・・・」 「なんですか・・・・?」 「あんな・・・・高良の事なんやけど・・・・・・」 「私の次は みゆきさん まで巻き込むつもりですか!?そんな事したら・・・・・」 利用されていただけの ななこ は一切信用されていない それなのに みゆき はどうだろうか・・・・・・ こうなっては もう どうにも出来ない・・・・・ 「・・・・・・泉・・・・・・・・・」 「今度はなんですか?」 「・・・・高良には気をつけぇ・・・・・・あいつは・・・・・」 こなた は感情を声に込めた 愛するものを冒涜した『敵』に向ける 怒りの感情を 「・・・るさい・・・・・・うるさい!!・・・・」 「ちょ・・・・」 「お前達なんか大嫌いだ!! 皆嫌い!二度と会いたくない!声も聞きたくないよ!!」 「・・・・・・・・・・・・」 「なんで そんなに私を虐めるの!?ねえ・・・・みゆきさんは私の友達なんだから!!」 「・・・・・・いず・・・・・・・」 「もう、掛けてこないで!!」 ブツ・・・・ッツー・・・ッツー・・・ッツー・・・ッツー・・・ 「泉・・・・・・先生・・もう どうしたら良いか解らん様になってしもうたわ・・・・・」 『柊 かがみ・・・・・黒井ななこ・・・・』 未だ こなたの中に住む かがみ せっかく自分を愛し始めた こなた に横槍をいれる ななこ まずは どちらから処分するか・・・・・ 『とりあえず、御傷心中の かがみさんは様子を見るとして・・・・・まずは黒井先生をなんとかしましょう』 みゆきはパソコンに端末を繋いだ携帯電話で ♯2 を押す プルルルルルルル プルルルルルル ガチャ 「もしもし・・・・まだ、何かあるんですか・・・?」 「はい、是非 貴女のお力添えが必要なのですが・・・・・ご協力願えますか?」 電話の向こうからは 心労で今にも倒れそうな 小早川ゆい の冷めた声が聞こえる 「・・・どうせ、私に選択権はないんでしょ・・・?」 「さすがは警察官ですね、物分りがよろしい方は嫌いじゃありません」 「で・・・・何をすればいいの・・?」 「では、お話いたします・・・・・・・」 「そんな・・・・・できるわけ・・・・・」 ゆい は半ば叫んでいた 「そうですか・・・・・では、今から貴女の旦那様に匿名でお電話を・・・あ、番号は◎×◎ー×■△■ー◎△△□でよろしかったですか?」 「!?・・・・・貴女、いつの間に・・・・・」 「あらあら、何故でしょう?こんな所に電話がありますね、番号を押してしまいましょう・・・・」 プルルルルルル プルルルルル 「ちょっと・・・・・・・・」 電話の向こうから 呼び出し音が聞こえる・・・・・ 『まさか・・・・・』 ガチャ {はい成実です・・・・・もしもし・・・・・?} 電話の向こうからは 間違いなく ゆいの旦那である成実きよたか 本人の声が聞こえた・・・・・ 「こんばんわ・・・・成実様のお電話ですか?・・・・・・」 みゆき は至って平然と・・・いやむしろ明るく 成実に語りかける 「やめて!!」 ゆい は溜まらず電話に叫んだ・・・・・ 「解っていただけましたか?あなたの出来る出来ないは私には関係ないんですよ・・・・・」 {はい、そうですが・・・・・・もしもし・・・・?もしもし・・・??} 電話越しの 愛しい きよたか の声がゆいを責め立てる様に聞こえる・・・・・ 「はい・・・・・やります・・・・・」 「よくできました・・・・・・」 ゆい の返事に満足した みゆき はもう一つの電話を手にとって 「では、御機嫌よう・・・・・」と言い残し 終了ボタンを押した。 「では、早速 今から実行していただけますね?」 「・・・・・・はい・・・・・・・」 黒のジャケット、黒のスニーカー、黒のジーンズ、黒の帽子、黒のデストロイヤ・・・そしてサングラス 全身黒ずくめの 小早川ゆい は 黒井ななこ の自宅の前にいた 「ここね・・・・・・」 ゆいは数人の青年を引き連れて このマンションにやってきた 「良いですか?まず 今からお伝えする場所へ行き、赤い帽子の方に『案内に来た』と話しかけてください」 黒ずくめも みゆき の指示だ・・・・ 「あとはその方たちを 先生のご自宅に案内していただきます」 どうやら すでに相手との連絡は取っている様だ・・・・・ 「その後は・・・・どうしたら いいの?」 「簡単です・・・・・・・」 ゆい は青年達を ななこ の家のドアから死角になる場所へ移動させ、自分も階の端に移動して携帯を取り出す {WAWAWA 忘れ物~♪ 俺の忘れ物~♪ あの日 あの時} 風呂を上がり ビールを飲んでいた ななこ は携帯に手を伸ばす・・・・ 携帯には{小早川 ゆい}と表記されていた 『なんや 文化祭以来やな・・・・』 「・・・・・・はい・・・黒井です・・・」 「もしもし~ お久しぶりです~ゆいです~」 「久しぶり、今日はどないしました?」 「いや~、今日は久しぶりに 早く上がれたから 一緒にどうかな~と思って」 『お願い・・・断って・・・・』 ゆい は願った・・・・ここであの女の計画が破綻すれば・・・・・・ 「いいですね~」 正直 そんな気分では無いが、今は誰かと一緒にいた方が 心が安らぐ・・・・ ななこ はそう思って 誘いを受けた・・・・・ 「あ・・・・・」 「・・・?どないかしました?」 「い・・・いえ、まさか ご一緒して貰えるとは思わなかったので・・・・・・」 「なんや そんな事かいな、なら 支度できたらすぐに行きますわ」 「え・・ええ、家を出たら 電話してください」 「はーい、ほな 後で~」 ッツー・・・ッツー・・・ッツー・・・ 『どうしよう・・・・どうしようどうしようどうしよう・・・・・・』 ゆい とは久しぶりに会う・・・・ ななこは 鏡に向かいながら家を出る準備をしている 「ひょっとしたら 泉を助けられるかもな・・・・・」 今日は 秋にしては少し暖かい夜だ・・・・簡素な服装でいいだろう・・・・ ななこ はワイシャツとスラックス、 あとはアクセントにネクタイを付ける ブローしたばかりの長い髪を髪を束ねながら 玄関に向かった 「さて・・・電話電話・・・と・・」 電話を取り出した ななこ は 靴の踵をあわせながら ドアの鍵を開け、外に出た・・・・・・・男達が一斉に動いた 「むううううう!!!!」 ななこ はとっさに羽交い絞めにされ、口を押さえられ声も出せないまま 自宅に運び込まれた 男達の顔を見た ななこ は驚く・・・・ 『こいつら・・・・・ウチのガッコの生徒・・・・しかも問題児ばっかや・・・・・』 手足を引っ張られ 強引に体を大の字にされながら ななこは懸命にも 助けを呼ぼうともがいている しかし、口を押さえられ 頭ごと羽交い絞めにされているので 動くどころか 声も出ない 「先生・・・・・俺達に色々教えてくれよな?」 赤い帽子を被った男は ななこ のワイシャツを掴み左右に破く 中からは白く柔かそうな膨らみが 赤いブラの端から漏れている 「んんんんんん!!んん!!!」 「うわあ・・・・こりゃあ 楽しめそうだぜ!!」 「俺から俺から!」 「ふっざけんな!」 「おい、静かにしろよ・・・何回でもやれるんだから いいだろ?」 「ま、気持ちはわかるよ、このセンコーにはちょっとお世話になったからな・・・」 「そうだな・・・・・」 ななこ は今から何が起こるかを想像し 息を呑むが・・・・・半ば諦めたかの様に天井を見ている 『これが 教員として生徒の教育に励んできた結果か・・・・』 自分の体に貪りつく 男子生徒たちを見る 『ウチはもう なにやっても助からんように出来とるんやな・・・・そうなんやろ・・?高良・・・・』 「もしもし・・・・うまく・・・いったわ・・・・」 「そうですか、では もう結構ですよ、あ・・・・変な気は起こさないで下さいね・・・・」 「わかってる・・・・・」 「なら 結構です・・・有難うございました・・・それにしても酷いお友達もいたものですね・・・」 「・・・・・・・」 「大丈夫、証拠は何もありませんから心配いりません、では御機嫌よう」 ッツー・・・ッツー・・・ッツー・・・ ななこ の家から少し離れた公園のベンチで みゆき からの電話を切った ゆい は 頭を抱え込んで 泣きじゃくった 「ごめんね・・・・うう・・・・ななこさん・・・・こなた・・・・ごめんね・・・・みんな・・・・」 罪悪感が頭を支配する・・・・・ 「それでも・・・私は、旦那が大事なの・・・全てなの・・・・だから・・・・しかたないの・・・・・」 みゆき は自宅でシャンパンでも開けそうな表情で紅茶を嗜む 『さあ、これで しばらくは 泉さんと私の仲は安泰ですね・・・・』 明日からの こなた との日々・・・・みゆき は胸を躍らせながら 床に就くことにした 『おやすみなさい・・・・・泉さん・・・・黒井先生・・・ふふふ』 「泉さん おはようございます」 「あ!みゆきさん おはよう!今日も綺麗だね・・・・」 ななこ の家を ゆい に襲わせてから三日目・・・・・・・ ななこ は学校を休み クラスは担任不在の状態が続いている もちろん こなたは真相を知る筈も無く 日に日に みゆき に依存してくるようになった 「あのね、みゆきさんとそっくりなキャラがいてね・・・・・」 「そうですか、それは是非 見てみたいですね・・・」 「今度、貸してあげるよ~」 「それよりも ご一緒に 拝見させて頂きたいですね」 「う・・・・うん・・・いいよ!」 みゆき がたまに口にする こなた への素直な気持ちは こなた自身の心をどんどん みゆき色に染めていく 相変わらず 教室での こなたへの扱いは酷く、未だにこなたの机の周りには 円形に空間が空いている しかし、すでにそれは「悲劇的な距離」から「みゆきと二人きりの空間」に変貌していた 「みゆきさん ここ解らないんだけど・・・・」 「みゆきさん 教科書 何ページ?」 「みゆきさん 頭いいよね」 「みゆきさん・・・・みゆきさん・・・・みゆきさん・・・・・」 毎日の様に みゆき と過ごす時間・・・・・ みゆき は清楚で聡明、発言力も存在感も持ち合わせており まさに完璧超人である為 周囲の人間からしてみたら 何故 こなた といるのか理解できなかった・・・ しかし、虐めの対象にも出来ず シカトする事などもっての外だった こなた も みゆき といれば虐められない そんな みゆきと一緒にいるからこそ 救われた気持ちになれる こなたは 『これからずっと みゆき さんと一緒にいたい・・・・・』 いつの間にか そんな事ばかりを考えるようになっていた こなたのお気に入りの時間は お昼休み・・・・ みゆき と 一緒に行動するようになって 二人は『お弁当当番』を交代でしようという事になった 言いだしっぺは もちろん みゆきだ 三日前二人で一緒にお昼ゴハンを食べていると ゆたか がいなくなってからチョココロネばかりの こなたに みゆき がお弁当を作って来たのだ 「泉さん よろしければ これをどうぞ」 「え・・・・・?お弁当・・・・・私にくれるの・・・・・!?」 「ええ・・・ご迷惑でなければ 食べていただきたいな と思いまして・・・」 「た・・・食べる食べる!みゆきさんのお弁当だぁ~ わーい!」 無邪気に喜ぶ こなたを見て みゆきは胸がキュンとした 『ああ・・・貴女を食べてしまいたい・・・・』 みゆき の気持ちには気付かない こなた は 優しく微笑む目の前の天使に感謝しながら幸せなお昼のひと時を過ごした 「何か お返しがしたい・・・・」という こなた に対して みゆき は 「でしたら 『お弁当当番』を設けるのはいかがですか?」 と少しだけ 自分の願望を口に出した・・・・ こなた はキョトンとした顔をしている 「お弁当当番?」 「ええ、ですから 明日は泉さんに私のお弁当を作って頂き、明後日は また私が 泉さんにお弁当を持ってくる・・」 「・・・・・・」 「これを繰り返します。そうすれば、お互い 助け合える訳ですし、泉さんのお返しも出来て一石二鳥と言う訳です」 「でも・・・・・」 「それに・・・私、泉さんの手料理も食べてみたいんです、私のワガママを聞くと思って、・・・いかがでしょうか?」 みゆき に助けられてばかりの こなた は最初 遠慮していたのだが・・・ みゆき の「泉さんの手料理も食べてみたい」という言葉に一瞬胸が高鳴り 「する!『お弁当当番』するよ!」 と二つ返事で『お弁当当番』を始めた そして、今日は こなたがお弁当を作ってくる日なのだ・・・・・・ 『みゆきさん・・・・・喜こんでくれるかな・・・・・・』 お昼休み、昔は四人で屋内と 決めていたが 今は晴れた日には中庭で食べる様にしている 二人はいつもの 食堂の茂みの前に腰掛ける そう・・・・・ここは みゆきの計画が始まった場所でもある しかし、皮肉にも 今は こなた の数少ない安らぎの場所・・・・・・ 「今日も良い天気だね、みゆきさん」 「そうですね~、まるで二人でハイキングに来てるみたいですね」 「えへへ・・・・・」 こなた は照れ笑いをしながら みゆき の前にお弁当を広げる 小さいお弁当箱が六つ 好きな物を好きなように食べれる様に こなた が考えて作ったメニューである 「今日はね 少し 凝ってみたんだ・・・・・・」 こなたは 歯の弱い みゆき の為に あまり硬いものを入れずに 彩りも綺麗にまとめていた 「・・・・・・・・・・・・・」 みゆき は呆然とした顔でお弁当を眺めている 「あ・・・・み・・・みゆきさん?」 何かミスをしたのだろうか?怒らせた?海老フライが嫌いだったとか・・・・? こなた は みゆき の様子を見て 少し不安になっている 「凄い・・・・・・」 「え・・・・・?」 「こんなにまでして頂けるなんて 私 なんて言って良いか・・・・・・」 みゆき の言葉は こなた の予想を裏切ったものだった、もちろん 良い意味で・・・だ お弁当箱の中身は 今まで みゆき が好んで入れていた物が多く しかも、味付けを調整出来るように調味料も小分けに入れてある 「これは素晴らしい才能ですよ!泉さんはきっと良いお嫁さんになれますね」 「そうかな?そんなに喜んでもらえるなんて・・・・・・う、嬉しいな・・・」 「うふふ・・・美味しそうですね、では頂きます。」 「うん!食べて食べて!」 みゆき は出汁巻き卵に箸を付けると 口に運んで ユックリと味わって食べる その口は 太陽の光を柔かい唇で受けながら 「はむはむ」と口の中の物を噛み分けている 『・・・私も・・・みゆきさんに食べられたいな・・・・』 じっと、その光景を眺める こなた に みゆきは 「とても美味しいですよ・・・・・さあ、泉さんもどうぞ・・・・」 と ミートボールを「はい、アーン」といいながら差し出してきた 「え!!え!・・・・・」 まっすぐこっちを見ながら 何の臆面も無く そんな事をする みゆき と目が合い 自分の顔が赤くなっていくのが良くわかる 幸か不幸か、この学校では こなた の周りで昼食をとる様な酔狂な者など みゆき以外おらず 辺りには誰もいない・・・・・・・・ 『ああ・・・・なんか ゾクゾクするよ・・・・』 こなたは生唾を飲み込んで 意を決した様に恐る恐る 口を開ける 「あ・・・あーん」 みゆきさんの 匂いがここまで・・・・ 「泉さん もう少し お口を大きく開けてください」 「う、うん・・・・あーーん・・・・あ・・・」 「はい・・・どうぞ・・・・」 ミートボールがこなたの小さな口の中に入って来た 『・・・・みゆきさんの・・・お口に中に入ったお箸・・・・・』 こなた はお箸まで食べてしまいそうな勢いで 口を閉じると 箸に付いた みゆき の唾液すらも逃さないように しっかりと味わってから 箸を抜く 『頭がクラクラするよ・・・・・・』 もう ご飯どころの騒ぎでは無かった・・・・・こなた の頭はショート寸前だ・・・・ そんな こなた にはお構いなして 「さあ、今度は私にも食べさせて頂けますか?」 「・・・・う、うん・・・・いいよ・・・・」 「泉さんに食べさせて頂けるなんて 嬉しいです」 みゆき は少し はにかんで見せる 『あーー、もう・・・可愛いな~みゆきさん・・・・・』 まるで「はやく・・・」と言わんばかりに 食べ物をねだる みゆき に まともに視線を合わせる事も出来ない それでも こなた は緊張して震える箸で 今度はプチトマトを摘みあげる それを、そおっと みゆき の口に近付けて行き 「は・・・はい・・・みゆきさん・・・あ、あーん・・・」 「あーーん」 まるで 蕾が開くかのように みゆきの唇が開く こなた はその唇に見とれながらも プチトマトを みゆきの口へと運ぶ みゆき はそれを小さく突き出した舌で 優しく 受け止めて 口の中へと導いた さっきから熱を帯びている こなたの顔は その妖艶な みゆきの色気に対して 過剰なほど反応し 遂には気絶すんじゃないか・・・という所まで来ていた 「ふふ・・・美味しい・・・・・」 みゆき は口の中のトマトを 噛み潰し 口の端からはトマトの汁が少し覗く それを 舌で舐めながら こなた に視線を送って そのまま ゆっくり前のめりになった 「あ・・・・」 不意に みゆき が顔を近づけて こなたの唇に手を伸ばす 「こなたさん・・・ソースが付いていますよ、とって差し上げますね」 こなたの唇に優しく人差し指を這わせる みゆき 「あ・・・ふう・・・・・」 『くすぐったい様な変な感じ・・・・』 こなたの口から思わず声が漏れてしまう・・・・・ 「うふふ・・・・」 みゆき はそれを楽しみながら こなた の唇からぬぐったソースを『ペロッ』と舐めた その 次の瞬間・・・・・・・・ みゆき は こなたの唇に 自分の唇を重ねる 柔かい感触が こなたの唇を襲う 『ああ・・・・柔かい・・・・・・』 みゆきも こなたの唇を感じていた・・・・・・ 『これが・・・泉さんの味・・・・・』 少しの間 二人は動きを止めて お互いの唇を重ね合わせる そして、ほぼ同時に 離れ、お互い恥ずかしそうに見詰め合う二人 風が みゆき の髪をたなびかせ こなたを覆う 「良い匂い・・・・・みゆきさんの匂い・・・・」 風は二人の髪を絡ませあった 「さあ、早くしないとお昼休みが終わってしまいますよ?」 「あ・・・うん そだね」 さっきよりも くすぐったい空気の中 二人は幸せな昼食を味わった そんな二人の姿を 屋上から見守る 影 「ゆきちゃん・・・・・酷いよ・・・・・・・・」 ここの所 かがみが休みがちで 一人で昼食を済ますようになっていた つかさは、 最近の みゆきの行動が どうも気になり いつからか 二人の事を盗み見する様になっていたのだが まさか、こんな場面を目の当たりにするとは思っても見なかった 「ゆきちゃんは・・・・・こなちゃんを自分のものにする為に私を利用したんだね・・・・」 「今更 後戻りなんて出来ないじゃない・・・・・・」 そう、この誤解を解くためには 本当に かがみ と自分との関係を こなたに伝えなければならない しかし、そんな事が出来るわけも無い そして もう一つ つかさ は みゆきに言われた様に「かがみ が こなた を拒否したような文」を かがみ の携帯から こなた へ送っていた こんな事がバレれば、かがみ は自分から離れてしまうだろう それは駄目だ・・・・・・・ 全ては みゆき が仕組んだ罠であり つかさ が蒔いた種なのだ どう足掻こうが 関係の修復など・・・・・有り得なかった 「でも・・・・・それでも・・・・・・・・・」 つかさ は 放課後に みゆき を呼び出す決意をした しかし つかさは気付かなかった みゆき が屋上を見て 笑った事など 「? みゆきさん どうしたの?」 「・・・ふふ・・・なんでもありません、ただ こうして泉さんと空を見るのもいいものだなと思いまして」 「・・・もう・・・・みゆきさんったら・・・・・・」 『何をしても無駄ですよ、つかささん?私はこの幸せを守る為なら どんな事でもしますよ・・・・・』 生徒手帳の中に入れてある 四人で撮ったプリクラ・・・・・ 多分 これが私の一番の思い出・・・・ 「ここで こうして皆さんと過ごすのも・・・・あと一年なんですね・・・・・」 桜の舞う季節・・・・二年生の教室で みゆきが言った言葉を つかさ は思い出していた ここで みゆき や こなた と出会えたのは 本当に奇跡だと・・・・今でも思っている そして、何故 あの関係が終わってしまったのかを考えていた 夏祭りでの こなたの質問に対して「ブルーハワイの由来は・・・」と答えた つかさに対して 「凄いですね つかささん」と褒めてくれた言葉も 「家事が出来るなんて偉いですね」と調理実習で投げかけてくれた言葉すらも 今では思い出の中にある 虚像の様に思えてくる 「・・・こなちゃん・・・・ゆきちゃん・・・・・お姉ちゃん・・・・・・・」 こなた は自分と似ていた・・・そして 正反対でもある 料理が得意で だらしなくて 早とちり、かがみ や みゆき にいつも宿題を見せてもらっていた でも こなたは明るく 話題が豊富・・・そりゃあ、コアなネタを振って周囲を困惑させたり 多少 自己中心的な所もあったけど、それは こなたの欠点でも有り 同時に こなたらしさでもある それは・・・愛嬌とでも言うのだろうか・・・つかさも そんな こなた を嫌いでは無かった それに比べて 私は・・・・・姉との関係を終わらせたくない・・・ただ それだけで こなたを傷つけた みゆき に利用されたとは言え 姉を騙して こなたを貶めたのは、紛れも無い事実であり そして・・・・姉に近づいて 私に取って代わろうとしていた こなたに対しての 防衛手段・・・・・ 違う、たまたま みゆきが 自分の中の黒い部分を引き出す切っ掛けになっただけだ それは 防衛手段なんかじゃない、間違いなく 憎むべき恋敵への攻撃に他ならない どんなに弁解してみても それをさせたのは「姉を愛する自分自身」なのだ 「結局 私のせいなんだよね・・・・こなちゃん・・・・・・」 なら、どうすれば良い? こなた に本当の事を話すか?姉との関係も、みゆきが話を持ちかけて来た事も、かがみのメールが嘘だった事も でも、そうすれば以前の関係に戻れるのか? いや、以前の関係など それこそ 思い出の中の虚像でしか無くなってしまった きっと こんな話をしたところで こなたは信じてくれないだろう・・・・ そもそも、こなた は自分の話に耳を貸してくれるだろうか? 学校中で虐められてるのを知っていて こなた を無視し続ける自分の話など、聞いてくれる筈が無い なら・・・どうすれば・・・・・・・ 「お姉ちゃん・・・私 どうしたらいいの・・・・?教えて・・・・・」 『we love kagami・・・・・・こなちゃん・・・今も同じ気持ち?私は・・・私はずっと前からお姉ちゃん愛してるよ・・』 6時間目も終わり 放課後を迎えた教室には こなた と みゆき がいる クラス委員のみゆき は律儀にも 忘れ物の点検や教室の簡単な掃除をしていた こなた は机に座って なにやら考え事をしているようだった 『we love kagami・・・・・かがみん・・・・・・・』 「あら?どうしたんですか?泉さん・・・・」 「え・・・あ、ちょっと・・・・・」 こなたは アニメキャラの手帳に貼ってあるあのプリクラをじっと見つめている 「あの頃の 私達には戻れないのかな・・・・?」 「そうですね・・・・・」 みゆき は表情を壊さずに頷く 「あの頃に戻りたいですか?」 「みゆきさんは戻りたくないの?」 『・・・・・・あの頃・・・・・貴女と離れていたあの頃に・・・・・・?』 こなた は みゆきの顔をまっすぐ見ている その瞳には 涙を溜めているのが伺えた 「もちろん 戻りたいです。出来る事なら 今すぐにでも・・・・そうでしょう・・・・?」 何故だろうか、今まで散々傷つけた こなた・・・手に入れるためなら 何でもした なのに 今は嘘が痛い・・・・悲しんで欲しくない・・・・・ そんな 気持ちが みゆきの中に芽生えてきていた 『・・・・どうしたんでしょう・・・・私・・・・』 戻りたい訳では無い・・・ただ 私の言葉で悲しんで欲しくない でも・・・・・・ 『泉さんは・・・私だけでは おいやですか・・・・?』 気持ちが通じた今、昔に戻るという事は もとの関係に戻るという事だ しかし、これは口に出してはいけない・・・・・・ 「・・・でも、みゆきさんとは このままで居たいよ・・・」 こなた は涙目の笑顔で みゆき の手を握った 頬を伝う冷たい雫・・・・・・・? 「みゆきさん・・・・・・・泣かないで・・・・」 『何故・・・・私は泣いているんでしょう・・・・・・』 「え・・・ええ・・・・」 「みゆき さんは・・・何も悪くないんだよ・・・私がいけないんだ・・・・・」 「・・・・泉さん・・・・・・・」 『ああ・・・・そうだ、泉さんが泣いているから 私も泣いているんですね・・・・・・』 こなた と唇を重ねてたった数時間・・・・泉こなたの中に 高良みゆき を愛する気持ちが存在するように みゆきの中にも 泉こなた への愛が芽生えていた 『恋は盲目といいますが・・・・なら・・愛とは一体なんなのでしょう・・・・?』 「大丈夫・・・・・・泉さんは私が守ります・・・・・・」 「ゆきちゃん・・・・こなちゃん・・・・・」 二人が校門を出た辺りで 聞きなれた声がする 「・・・・つかさ・・・・・・」 「・・・・御機嫌よう・・つかささん・・・・」 驚く こなた とはうらはらに みゆき は『やっと来ましたか』と言いたげな目で つかさを見る 「・・・・ゆきちゃん・・・・お話があるの・・・・・」 「なら・・・ここでお願いします・・・・」 「つかさ・・みゆきさん・・・・・」 あくまでも笑顔で話す みゆきに対して つかさ は恐怖すら感じた 『どうして・・・あんな顔ができるの・・・・・?』 「あ・・・・みゆきさん・・・私・・・あの喫茶店で待ってるから・・・・・」 「あ・・・・こなちゃ・・・・・」 「そうですか・・・・では、後でお迎えにあがりますね」 こなた はその場の空気に耐えられなかった・・・・・・・ つかさ が怖かった・・・・・話したくなかった・・・・・また 裏切られる・・・・・ こなた は つかさに トラウマにも似た感情を抱きながら 例の喫茶店への道へと消えていった 「泉さんは つかささんとはお話したくない様ですね・・・・」 「さあ、・・・・お話とはなんでしょうか・・・・?」 みゆき は こなた の姿が見えなくなってから、つかさ に問いかける 「・・・・ゆきちゃん・・・・・・」 「先に言っておきますが・・・私は泉さんを愛してます・・・・・」 「え・・・・・?」 突然の みゆき の言葉に つかさ は面食らってしまった 「今はもう 泉さんは私のものであり 私は泉さんのもの・・・・・邪魔はさせません」 「私だって お姉ちゃんを愛してる・・・・でも、ゆきちゃん も こなちゃんも好き・・・・・」 「泉さんを好き・・・・・・?私を好き・・・・・?」 みゆき はユックリと つかさ に近づく 「泉さん を一番傷つけたのは誰だと思ってるんですか・・・?」 「・・・・・そ・・・それは・・・・・・・」 確かに元凶は みゆき だが・・・彼女は一度も自分から手を下してはいない・・・・・ 「どうしますか・・・・?」 「・・・・私・・・こなちゃんに全てを話すつもり・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 「そうすれば、話して謝れば・・・・・きっと、もとに戻れる・・・・・・・」 「・・・・・そうですか・・・・・・」 「時間はかかるかも知れないけど・・・・・・・」 「つかささん・・・・・どうして黒井先生がお休みになっていらっしゃるか、知りたくありませんか?」 「え・・・・・?」 みゆき は一度 眼鏡を外してハンカチでレンズを磨く 学校では ななこ は風邪で休んだ事になっている・・・・・・まさか・・・・? 「黒井先生のご自宅に 数名の暴漢が入ったらしいですよ?」 「そんな・・・・・」 「なんでも犯人は、この学校の男子生徒だったとか・・・・・・」 真相は つかさ が想像したものより 悲惨だった・・・残酷すぎた・・・・・・ 「そんな!なんでそこまで!!」 「あらあら・・つかささん 何をそんなに怒っていらっしゃるんですか?」 「だって!・・・・」 「私はただ、{暴漢には気をつけましょう}と忠告してさしあげてるんですよ?」 「!?」 つかさ は悟った・・・・これは脅しなのだ・・・・・・ もしも、つかさ が こなたに本当の事を話せば、どうなるか解っているだろう?と 「・・・・ゆきちゃん・・・・・・・・・・」 情けないが これでは動きようが無い・・・・・・・・ みゆき は「もう、用は済みましたね」と つかさに 背中を向ける 「それでは、失礼します 恋人が待っていますので・・・・・・・・・」 「ゆきちゃん・・・・」 何故だろう・・・・・つかさには みゆき の背中はまるで泣いているように見えた・・・・ 「もう・・・・・戻れないんだね・・・・・・ゆきちゃん・・・・・・」 その言葉に みゆき は立ち止まり・・・・・ 「ええ・・・申し訳ありません・・・・つかささん・・・・これが私なんです・・・・」 そう呟くと 愛する こなたの待つ喫茶店へと足を向けた 「こなた・・・・・・・・」 かがみが学校に行かなくなってから既に一週間が過ぎていた 「こなた・・・・」 妹との関係が こなたにバレてしまった事・・・・・・ こなたが自分を監視していた事・・・・・ かがみ は みゆき の描いた絵をそのまま信じきっている 「どうしたらいいの・・・・こなたも・・・・つかさも・・・私は失いたくない・・・・・」 しかし、どうする事もできない こなたにも顔を合わせられない つかさには何も聞けない・・・・・・ 今は・・・・誰にも会いたくない・・・・・・・ そうだ・・・・・そうだ、・・・・ある・・・・・解決方法が、 いや 解決は出来ないかもしれないけど、突破口にはなるかもしれない どうして もっと早く気が付かなかったのだろうか? 彼女なら・・・力になってくれるに違いない・・・・・・ かがみは 携帯を取り出して メールを打ち始めた 『みゆき・・・・助けて・・・・・』 「あ、みゆきさん・・・何もされなかった?」 喫茶店では こなたが待っていた 「ええ・・・・・心配してくれてたのですね・・・」 「・・・うん、、みゆきさんの事はいつも心配してるんだよ・・・・・」 「・・・・・・・・」 彼女は こなた の隣に座る 「?・・・みゆきさん・・・・こっち空いてるよ?」 こなたは 向かいでは無く わざわざ隣に座ってきた みゆきを不思議に思った だが みゆきはそんな こなたの手を握って もたれ掛かって来る 「・・・・・みゆきさん・・・・・・」 「大丈夫・・・ここは柱で死角になっていますから・・・・・・」 ほんのりとラベンダーの香りが こなたを幸せにする・・・・ それと 同時に何か有ったのかと 心配になった 「みゆきさん・・・・・・」 こなた は みゆきの顔を心配そうに覗き込んできた みゆきも こなたの方を向いて、見つめ合う形になる 潤んだ瞳の こなたと目が合い 気恥ずかしさや 情欲よりも 安心感が湧いてくるのが解る 「泉さん・・・・・・」 「みゆきさん・・・今日・・・・・その・・・・・・一緒に・・・・家に来ない・・・・・・?」 みゆき は こなたの唇に優しくキスをした 「ええ・・・喜んで・・・・・」 こなた はキスをされた事と 今日は一日中 みゆきと一緒にいられるという喜びで 顔を真っ赤にし みゆきの体にギュッとしがみ付く 「嬉しい・・・・・みゆきさん・・・・・」 『つかささん・・・・・貴女にもわかるでしょう・・・・?私の気持ちが・・・』 みゆき は背中ごしに泣きじゃくる つかさの姿を思い出していた 『愛おしい・・・・今はただ・・・貴女と触れ合っていたい・・・・泉さん・・・・・』 みゆきの想い③へ