約 102,265 件
https://w.atwiki.jp/imperialofmaira/pages/23.html
最高権力者 舞羅帝国は立憲君主国家であるため、元首である皇帝に実権はなく、政治は「帝国宰相・行政顧問団」「元老院」「帝国最高裁判所」の三権分立により成り立っている。 しかし、大統領制を敷いていた旧門州連邦共和国(南舞羅)の行政構造を下敷きにしているため、首相である帝国宰相の権限が非常に強い。 役職名 現職者 役割 皇帝 安帥帝比沙子 帝国の元首。立憲君主のため政治権力はなく、帝国宰相の形式的な任命や政策追認等を行う。公務の支援や皇帝の身辺警護を担当する近衛庁の名誉指揮官(実際に指揮するのは帝国宰相)でもある。 帝国宰相 アメリア・ベイカー 行政のトップであり、帝国の首相。元老院に対する法案提出・解散総選挙施行権、最高裁判所裁判官の任命・罷免権を持つなど、他国における元首に相当する実務上の最高指導者。平時であれば任期は5年であり、3選まで続投可能。直属の補佐機関として、行政顧問団を有している。 行政顧問団 帝国宰相の指揮下で行政を遂行する閣僚集団。 以下に記述される各行政局の長官並びにその補佐官、合計13人から構成される。 全員帝国宰相から任命される。 + ... 役職名 現職者 役割 帝国副宰相元老院議長 アメリア・ベイカー 帝国宰相直属の副官であり、政策に対する助言を行う行政のナンバー2。行政顧問団のまとめ役であり、元老院議長も兼任している。帝国宰相が政務不能になった際は臨時帝国宰相となる。任期は帝国宰相と同等である。 外務局長 アメリア・ベイカー 外務局の長官。対外関係の調整・交渉を担当する。 情報局長 アメリア・ベイカー 情報局の長官。国家宣言の発表や国営放送、サイバーセキュリティの維持等、情報管理を担当する。 大蔵局長 アメリア・ベイカー 大蔵局・税務局の長官。紙幣の流通や税の徴収など、帝国の財政政策および金融政策を担当する。 経済生産局長 アメリア・ベイカー 経済生産局の長官。国内の物流、農工業生産を管理する。 治安維持局長 アメリア・ベイカー 治安維持局の長官。国内の秩序維持を取り仕切る。諜報課、軍政課、民政課の3課長を指揮下に置く。 諜報課長 アメリア・ベイカー 治安維持局の下部組織である諜報課の課長。国内外における諜報・防諜活動を担当する。コカウニウァ機関等の複数の特務機関を運用している。 軍政課長 アメリア・ベイカー 治安維持局の下部組織である軍政課の課長。帝国軍内の秩序維持を担当する、いわゆる憲兵。各軍の人事権にも大きな影響力を持っている。 民政課長 アメリア・ベイカー 治安維持局の下部組織である民政課の課長。国民生活に関わる秩序維持を担当する。警察や消防、沿岸警備隊を指揮下に置く。 統合参謀総長 アメリア・ベイカー 統合参謀本部の長官。陸海空の3軍を統帥する、軍事における実務上の最高司令官。 陸軍参謀長官 アメリア・ベイカー 帝国陸軍参謀本部の長官。陸軍の作戦計画を立案する。 海軍軍令部長 西条直人 帝国海軍軍令部の長官。帝国海軍の作戦計画を立案する。 航空参謀長官 アメリア・ベイカー 帝国空軍航空作戦本部の長官。帝国空軍の作戦計画を立案する。 元老院 帝国における立法府。 240名の議員で構成され、法律の立案を担当している。 帝国宰相と最高裁判官に対する弾劾実施の権利を有する。 議員は各地方での一般普通選挙によって選出され、任期は6年。 元老院議長は帝国副宰相を兼任する。 帝国最高裁判所 帝国における最高裁判所。元老院に対する違憲審査の権限を有する。 役職名 現職者 役割 帝国最高裁判官 アメリア・ベイカー 帝国における司法のトップ。帝国宰相により任命される。元老院から弾劾されるか、帝国宰相から罷免されない限り任期は無期限。
https://w.atwiki.jp/holylaeriaempire/pages/12.html
概要 正式名称 神聖帝国陸上軍 軍旗 imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 所属人数 約73万人 特徴 多数の駆逐戦車と近代化歩兵が主力をなす帝国の要 編成 北方軍集団 + ... 部隊 特徴 北方軍集団 帝国の軍集団の中で最大の規模を誇り、帝国の機甲師団の半数が所属する最強の軍 第一機甲師団 --- 第二機甲師団 --- 第四機甲師団 --- --- --- 中央軍集団 + ... 部隊 特徴 中央軍集団 複数の山岳師団や機甲師団を有し、遠征作戦や機動防御を担当する万能の軍 第一機甲師団 --- 第二機甲師団 --- 第四機甲師団 --- --- --- 南方軍集団 + ... 部隊 特徴 南方軍集団 国境を接する仮想敵の減少により冷遇されている苦境の軍 第一機甲師団 --- 第二機甲師団 --- 第四機甲師団 --- --- --- 保有兵器
https://w.atwiki.jp/gameaser/pages/29.html
【全米映画ランキング】ディズニーアニメ「ミラベルと魔法だらけの家」がV2 - 映画.com マイクロソフトがWindows 11ベータ版でAndroidアプリのテストを開始 - TechCrunch Japan Elex株式会社のプレスリリース|PR TIMES - PR TIMES 【TpGS16】「二度ストアから下げた」…諦めずにゲーム性を研ぎ澄ませた『クラッシュ オブ キングス』開発秘話 売上の9割を広告にまわす施策も… | gamebiz - SocialGameInfo 【キングス】リリース5周年を記念したオフ会が大阪で開催! 恒例の豪華商品や領主様同士の戦いの様子を紹介! - AppBank 【キングス】損失なしの2連続攻城で敵の城を燃やし尽くせ! 「負傷スキル」が超便利! - AppBank アイドルと一緒に『クラッシュ オブ キングス』を遊ぼう! - 電撃オンライン 【キングス】ミステリーブルーで黒金石を集めて新要素「拡張」を進めよう![PR] - AppBank 【キングス】新たに追加された領主スキル「戦闘狂」「タイムツイスト」「アゲイン」について詳しく紹介[PR] - AppBank 『クラッシュオブキングス』 5周年特別企画!激カワタレントとキングスをやろう!第二弾! - PR TIMES 【キングス】ドラゴンのなつき度は戦闘にどれだけ影響を与えるのか検証! - AppBank 【キングス攻略】最強帝国イベントの建築戦闘力はどう稼ぐ? 裏技や忘れがちな施設を紹介 - AppBank 史上初! クラッシュ オブ キングス5周年記念オフ会【Kings Nights】in Osaka! - AppBank 【キングス】ドラゴンの育成上限が上昇。追加されたスキルや育成コストについて紹介[PR] - AppBank 【キングス】栄光5から兵士天賦が強化可能! 各兵種の詳しい性能や強化の条件を解説[PR] - AppBank 《COK》世界任務「帝国の心」間もなく開催!5周年序章が開幕! - PR TIMES 【キングス】今月は英雄ゲットや育成の大チャンス! 募集の神イベントが開催! - AppBank COK周年イベント速報!新試合新モード盛沢山! - PR TIMES 【キングス】将来を見据えて、施設「礼拝堂」を強化しておこう。兵士天賦レベルの進め方とおすすめも紹介! [PR] - AppBank 【キングス攻略】装備作りに必須の「図面」を超効率よく入手する方法! [PR] - AppBank 【キングス】ゴジラコラボ開催中! 限定ドラゴンや装飾を手に入れるチャンス - AppBank 【キングス】SVIPモールを効率よく進めてBUFFやエンブレムを獲得しよう! - AppBank 【キングス】祖先の魂に新たな研究が追加。攻城や守城のBUFFが獲得できるぞ! - AppBank 【キングス】いま、バーバリアン都督だけで龍塔を登るのがアツいらしい! 実際に登って検証してみた - AppBank 【キングス】栄光6になるための主城建造時間を短縮したい……。建造加速を大幅に節約するための方法一覧 - AppBank 【キングス】新英雄「ホーリーシールド」が実装! 守城特化の性能だぞ - AppBank 【キングス】新たな兵種レベルが近日実装か? 新兵種「ナイトレンジャー」のイラストが公開 - AppBank 【キングス】レベル6トラップは守城で超重要! 新トラップの性能について解説 - AppBank 【キングス】バーバリアン都督とレベル10盾兵ってどのくらい防御力が違う? 実際に検証してみた [PR] - AppBank 【キングス攻略】新要素「戦陣」の使い方を解説。新たなBUFFを獲得可能 [PR] - AppBank 「Clash of Kings」,SEIKOとコラボレーションした限定腕時計が登場 - 4Gamer 『Clash of Kings』名品は時間の流れで洗練され、更なる偉業をもたらす。 - PR TIMES 【キングス】周年イベントに向けて「SEIKO」とコラボした限定腕時計を制作! - AppBank 【キングス攻略】12レベル兵種を解放するには何をすればいい? 解放への近道を詳しく解説 - AppBank 【キングス攻略】同盟モールの活用方法を紹介! 高級移転が実質無料で手に入るって知ってた? [PR] - AppBank 手に汗握る真剣勝負がアツい『サムライスピリッツ』シリーズの思い出とコラボイベントを紹介! 【キングス】 - AppBank 【キングス】橘右京とナコルルが登場! 『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』コラボが開催!! - AppBank 【キングス攻略】戦争で損失が多すぎる…それ、ちゃんと「歩兵」のこと考えてる? [PR] - AppBank 【キングス】再び弓の時代が来るのか!? 新英雄「愛神の矢」の性能を紹介! - AppBank 【キングス×クイーンズ】ハロウィン仮装パーティレポート [PR] - AppBank 【キングス】巨龍戦争を体験できるオフ会をレポート! 特製iPhone 7は誰の手に!?次回開催も決定! [PR] - AppBank 王ばかりが集まる会談!? キングスのオフ会に潜入 [PR] - AppBank 【COK】新要素「同盟ログイン」で毎日「黒色火薬」を入手できるぞ! - AppBank 【キングス】集結出兵上限アップがおすすめ。新装備ガバナーセットの性能まとめ - AppBank 女性実況者が栄光のエンブレムの効率的な集め方を伝授【COK】 - AppBank 日本人同盟も健闘。今さら聞けない、巨龍戦争って何?【クラッシュ オブ キングス】 - AppBank 【キングス】新要素「英雄図鑑」実装。新たなバフを獲得できるぞ! - AppBank 【助けてくださぁ〜い】りおなり王とガースーがピンチです【COK】 - AppBank ゴールデンウィークは反乱軍討伐で豪華アイテムゲット【クラッシュ オブ キングス】 - AppBank 火器キャンプ実装で感じたことアレコレ。砲弾の効果や入手法を解説【COKコラム】[PR] - AppBank ドラゴンストーンや精鉄を大量ゲットできる忠実な魂イベント開催中【クラッシュ オブ キングス】 - AppBank バリア無視の炸裂弾&毒ガス弾が凶悪! 新施設「大砲」は同盟大砲と何が違うの?【クラッシュ オブ キングス】 - AppBank 大リーグイベント開催。アイテム「野球」ドロップ条件は?【クラッシュ オブ キングス】 - AppBank 100万円レベルの報酬を初心者でも入手可能! クリスマス&年末年始の報酬が破格!【クラッシュ オブ キングス】[PR] - AppBank 『キングス』沢村一樹を主人公についにドラマ化!? [PR] - AppBank 【キングス】帝国移転のメリット、デメリットとは? 超お得なAmazonコインバックキャンペーンも実施[PR] - AppBank 今から始める『クラッシュ オブ キングス』初心者向け攻略[主城編/領主編] - AppBank 今から始める『クラッシュ オブ キングス』初心者向け攻略[基礎編/コミュニケーション編] - AppBank 今から始める『クラッシュ オブ キングス』初心者向け攻略[戦闘編] - AppBank 今から始める『クラッシュ オブ キングス』初心者向け攻略[技術研究編/装備編] - AppBank 第4の文明・中華文明が追加。専用英雄やドラゴンは?【クラッシュ オブ キングス】 - AppBank 【キングス】トウテツを倒して治世装備を手に入れよ! 製鉄や討伐令も手に入るぞ! - AppBank 「クラッシュオブキングス」のPC版がDMM GAMESで配信。6万コイン相当のアイテムがもらえるリリース記念キャンペーンも - 4Gamer.net 全世界一億人が熱狂している育成+ストラテジーMMORPG『クラッシュ・オブ・キングス』のPC版の配信を開始 - PR TIMES PC版「クラッシュオブキングス」、DMM GAMESにて配信決定 - GAME Watch もうチェックした?沢村一樹、温水洋一らが演じる『クラッシュ オブ キングス』のWEBドラマが“プレイヤーあるある”な件 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App 1億ダウンロード突破アプリの神髄を見よ!『クラッシュ オブ キングス』がいま再び熱い! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App クラッシュ オブ キングスの最新ニュースやレビュー|Gamer - Gamer キングスで日本一の同盟を決めるイベントが開催! 予選は巨龍戦争だ! [PR] - AppBank 【キングス】国の戦力となる「英雄」の装備・略奪・駐留とは [PR] - AppBank 人気ゲームアプリ『クラッシュ オブ キングス』『クラッシュ オブ クイーンズ』プレイヤー限定のイベント『CoK・CoQハロウィンパーティー』を開催いたします! - PR TIMES 王と女王が集まる「ハロウィンイベント」開催! [PR] - AppBank なぜ人は戦うのだろう…と戦争ゲームやって感じたので運営に直接聞いてみた [PR] - AppBank 世界が熱狂する『クラッシュ オブ キングス』は初心者でも王国作りが楽しめるゲームだった [PR] - AppBank 某運営「うちのゲームは半日やればハマります」 → 本当に監禁して遊ばせてみた [PR] - AppBank 王に攻められた。私どうしたらいいの・・・? [PR] - AppBank 私の軍隊に勝てるかな? 『クラッシュ オブ キングス』のバトルで勝利を掴め [PR] - AppBank 窪塚洋介がふたたび「キング」と呼ばれる理由、答えはこの動画にある [PR] - AppBank 頼れる仲間と共に戦え。『クラッシュ オブ キングス』を楽しむなら同盟に加入すべし [PR] - AppBank 今度はドラゴンと魔法で国を守れ!“王の血統”を受け継ぐストラテジー『クラッシュ オブ クイーンズ』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App Clash of Kingsのフォーラムに不正アクセス、160万アカウントの漏洩に注意 - マイナビニュース 【裏ワザ】ゲームを効率よく進める方法教えます [PR] - AppBank 『クラッシュ・オブ・キングス』の新CM、出演するあの有名人を全て見つけられたら100万円!セクシー女戦士・御伽ねこむも参戦 - iNSIDE 新CMに隠れている4人の有名人はいったい誰?? 答えは『クラッシュ・オブ・キングス』のCMで!さらに「#わかったら100万円」でツイートすると現金が当たる!! - PR TIMES ELEX、『クラッシュ・オブ・キングス』新TVCMが公開 「御伽ねこむ」さん他CMに隠れた有名人を当てると、総額100万円キャンペーンも | gamebiz - SocialGameInfo 配信から2年……世界的ヒット作『クラッシュ オブ キングス』がgoogle play awardsにノミネート | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【反逆】マックスむらいへ戦争をしかけてみた・・・のはずが ※追記あり [PR] - AppBank 【『キングス』プレイ日記】その4:いま明かされる盟主のお仕事!? | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 『クラッシュオブキングス』のELEX、新作タイトル『マジックラッシュ』を配信中! RPG&タワーディフェンス&ウォーストラテジーが楽しめる大作 | gamebiz - SocialGameInfo 【帝国統一への道⑪】宮殿奪取戦に勝利し帝国の覇者となれ!『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道⑩】力を合わせて敵同盟との激戦に挑め!『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道⑨】内政を極めて領主の実力アップ!『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道⑦】軍隊編成を駆使して快適な城運営を!『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道⑥】仲間と助け合って快適な同盟ライフを!『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道⑤】敵軍の猛攻をやり過ごすノウハウ&初心者国王のための振り返り指南『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道④】“同盟”を活用せねば覇権は奪えない『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道③】序盤攻略・主城育成を徹底指南『クラッシュオブキングス』 | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道②】こんなときどうする?『クラッシュオブキングス』覚えておきたいやれること | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 【帝国統一への道①】日本人も続々参戦!世界5000万DLの『クラッシュオブキングス』ってどんなゲーム? | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通.com 日本人と共に世界制覇! 『クラッシュ オブ キングス』同盟探しのコツ [PR] - AppBank
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/2700.html
噂の真偽 聖華暦833年 11月28日 例の噂は本当であったらしい。 そのニュースが帝国にもたらされたのは、自由都市同盟において発生した未曾有の大規模魔獣災害、後に『バフォメット事変』と呼ばれるそれが発生してから二週間が過ぎてからだった。 当然ながら帝国内でもそのニュースは衝撃的だった。 同盟よりもさらに大陸の南から、数万匹を数える魔獣が北上しており、その進路上をことごとく蹂躙しているのだから。 同盟は持てる軍事力の全てでもって、魔獣の侵攻を食い止めるべく戦っている。 けれど、もしも同盟軍が壊滅し、自由都市同盟という国が崩壊する事になれば、次は帝国と聖王国に魔獣達の矛先は向く事となるだろう。 そうなれば戦いは必至、いや、下手をすればどれ程の被害が出るか、想像もつかない。 帝国軍はこの事態を重く見ていて、どう動くべきか検討を行なっており、近日中に正式な発表が為されるらしい。 そしてこれは、(ルイースさん曰く)かなり信頼出来る筋の情報らしいのだけど、同盟と国境を接しているジルベール侯爵領への増援として、帝国軍主力艦隊とともに暗黒騎士十数名とその弟子が派遣される、らしい。 らしいらしいばかりで、本当にそうなるかは未だにわからない。 わからなかったけれど、それは本当の事になった。 帝国統轄騎士會から先程戻って来た師匠に、支度をするように言われたから。 僕達はジルベール領の国境守備の増派として派遣される事が正式に決定したとの事だった。 僕達の他にはアーダルベルト卿とヴィンセント姉弟、ケイ卿とリューディアさん、その他暗黒騎士10名、その弟子23名。 全部で40名にもなる。 その中にビクトルとその師匠のシークヴァルド卿は入っていない。 帝国統轄騎士會の現役代表となる暗黒騎士8名とその弟子は、帝都の最終防衛戦力となる為、帝都を離れる事が出来ないからだ。 とは言え、帝都に駐留する暗黒騎士の6割が動くという事になる。 本来なら暗黒騎士がこのように纏まって動く事などありはしないのだから、それだけで異常事態なのだ。 * 聖華暦833年12月2日 暗黒騎士13名、弟子27名の派遣が正式に発令された。 明後日の12月4日にはジルベール領へ向けて出立する。 僕達も明日には帝国統轄騎士會で集合し、陸上艦に乗り込む事になる。 期間は未定、持って行くのは必要最低限の物、心なしか不安が込み上げてくる。 もちろん同盟が善戦して魔獣を撃退すれば、僕達の出番は無い。 それが一番良い。 そう上手くいってくれる事を祈りたい気持ちになる。 * 出発する朝。 「リコス様、ご武運をお祈りします。どうか、ご無事で。」 「エミリさん、行ってきます。」 エミリさんは一度、僕をしっかりと抱き締めて、もう一度、ご武運を、と囁いた。 師匠とともに馬車に乗り込み、帝国統轄騎士會へと向かう。 帝国統轄騎士會には既に多くの暗黒騎士と弟子達が集まっていて、皆その時を待っている。 口数は少ない。 喋っている人もいるけれど、空元気なのがすぐに判る。 「リコスさん、おはようございます。」 「お、リコス、来たな。」 「おはようございます。」 挨拶の後も特に会話も無く、点呼が済んだら陸上艦湾口へと移動をする。 僕達の機兵は二隻のカルリーク級軽機兵母艦に載せられ、僕ら自身は四隻のラスハー級重巡航艦に分かれて乗り込む。 これから僕達はユークリッド領を通り越してジルベール領へと向かい、四隻のラスハーはジルベール領の国境に沿って点在する4つのエーレンヴェルグ城塞に振り分けられる事になる。 城塞は北から南にかけてそれぞれ第一の砦、第二の砦、第三、第四とあり、同盟方面への防衛網を構築する重要拠点だ。 僕と師匠はエーレンヴェルグ城塞第二の砦へ行く事になっている。 アーダルベルト卿とルイースさん達は、第一の砦に行く為、別の艦に乗っている。 僕と同じ艦に乗っているのはケイ卿と、リューディアさんだ。 他の暗黒騎士はあまり知らない。 その中でも一番目を引いたのは、『フギン』で通っている暗黒騎士だった。 『フギン』は本名ではなく通称なのだとか。 彼?は、とても背が高く、全身を真っ黒に染め上げた鎧兜に身を包み、フェイスガードの隙間から覗く紫眼以外に外見的な情報が無い。 あまり言葉を発する事が無く、会話は最低限のジェスチャーで済ませる事がほとんどだ。 それに、白いワタリガラスをいつも肩に乗せている。 いろんな暗黒騎士がいるけれど、彼は特に変わり者だろう、と師匠は言っていた。 ただ、その実力は本物だとも。 あ、目が合った。 つい見ていたのを気付かれたようだ。 僕は慌てて会釈をする。 彼方は僕の無礼を咎めず、会釈を返してきた。 そしてそのまま行ってしまった。 しばらく彼の行ってしまった方を見ていたけれど、ここでぼぉっとしていても仕方がない。 割り当てられた船室へ戻る事にした。 * 12月6日 エーレンヴェルグ城塞第二の砦 目的地に到着した。 眼前に堅牢で長大な防壁、無数に並ぶ大口径の対艦魔道砲、居並ぶ数十機の機兵と陸上戦艦群。 帝国の護りの要の一つ、エーレンヴェルグ城塞が誇らしげにその威容を、その存在感を見せつける。 ラスハーから降り立った時、緊張で手が震えた。 ここが、最前線となる場所なのだ。 かえって、今の僕達は人員だけが先に来ている。 僕達の機兵を載せたカルリーク級軽機兵母艦は第一の砦へ先に向かい、彼方に駐留する暗黒騎士達の機兵を降ろしてからこちらにやって来る事になっている。 よって、機兵の到着はおそらく明日になるだろう。 それまでに魔獣が大挙して押し寄せる事も無いとは思うけれど、やはり機兵が無いのは心許ない。 何事も無く過ぎる事をただ祈るのみだ。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/3707.html
【名前】 統制者 【読み方】 とうせいしゃ 【登場作品】 仮面ライダー剣仮面ライダージオウ 【登場話(ジオウ)】 EP29「ブレイド・ジョーカー!?2019」EP30「2019 トリニティはじめました!」 【分類】 不明 【カテゴリー】 不明 【ラウズ】 なし 【仮面ライダー剣】 有史以前にアンデッドを生み出した謎の存在。 対となる存在に「破壊者」と呼ばれる存在がいる。 これまで何度もバトルファイトを発動し、生態系を変えている。 黒い石板「モノリス」を通じてアンデッドに戦いを促し、敗北したアンデッドをラウズカードに封印している。 つまり現代において仮面ライダー達が行っている行為は本来この統率者が行うべき行動であり、アンデッド同士の一騎打ちになった場合、 勝利したアンデッドは敗者を封印できず、モノリスが出現するのを待つしか無かった。 その正体は「地球上の生物の『優れた存在に進化したい』という欲望によって生み出され、バトルファイトを発動させる為だけに存在する思念体」とされている。 現代において歪んだ形で再開されたバトルファイトは本来の形式ではないため行動を起こすことはなかったが、 眠りについていたモノリスを管理していた天王寺がギラファの手によって死亡したことで活動を再開する。 【小説 仮面ライダーブレイド】 本編の300年後の世界で破壊者と共に復活する。 マザーアンデッドや漆黒のアンデッドなどを操り、地球に再び災厄を齎そうと目論む。 本作では「邪悪な意思」と形容できる自我を持っている事が判明し、運命に翻弄される剣崎達を嘲笑うなどの行動も見せている。 【仮面ライダージオウ】 EP29 30に登場。 栗原天音が変身したアナザーブレイドが、剣崎一真と相川始の両者からジョーカーの力を奪い取ったことでアンデッドが一人のみになりバトルファイト勝利の条件が整ったことで上空に出現した。 剣本編のようにダークローチが現れたりはしなかったが、虚空に浮かぶモノリスから夥しい数のジョーカーがうごめくというまさに地獄の蓋が開きかけたような状態だったが、 ジオウトリニティにアナザーブレイドが撃破され、ブレイドとカリスの力がライドウォッチとして封じ込められたことでバトルファイトが停止し、モノリスもまたどこかに消え去った。 なお、ジオウ本編に登場したのはオーマの日と呼ばれる日だった。
https://w.atwiki.jp/sengokusaga-mixi/pages/56.html
山[戦国統治]今川義元 (Sレア) 山[戦国統治]今川義元+ (Sレア) 山[戦国統治]今川義元++ (Sレア) 山[真・戦国大名]今川義元 (SSレア) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 攻2730 防3920 戦力26 攻3276 防4704 戦力26 攻3822 防5488 戦力26 攻4914 防7056 戦力26 スキル:討伐令(鎮炎)効果:炎属性の攻撃 特大ダウン -戦国大名。今川家当主-「ボクには使命がある…この今川家を、真の戦国大名家にするという使命がね。そのためにボクのすべてを尽くそう…」 -戦国大名。今川家当主-「今川家を強力にするためなら、なんだってやろう。武田にも北条にも、決して負けはしない…負けるものか…」 -戦国大名。今川家当主-「戦国の世において、強きものが生き残るのは必然さ。だからボクは、国を強くしたんだ…今の今川家は、強いよ…」 -戦国大名。今川家当主-「政も戦も、すべては戦国の世を勝ちぬくために作り変えた…これこそボクの国さ。真の戦国大名は、こうでなくちゃね」 売却価格 21,300貫 売却価格 31,950貫 売却価格 42,600貫 売却価格 63,900貫 [大崎少将]伊達政宗 ← 山属性武将一覧 → [剛槍無双]本多忠勝
https://w.atwiki.jp/dcvirtualcountry/pages/18.html
Empire of Great East Asia 大東亜帝国 正式国名 大東亜帝国 国チャンネルリンク このへんにあります 国コード GE,EGE,GEA,EGEA 構成国 中華王国、朝鮮王国、学園自治区、シンガポール王国、ラバウル海洋帝国 領土 朝鮮半島、満州、内外モンゴル、新疆、チベット、支那中原、江南、マレー半島南部、昭南島、ブルネイ地域、ビスマーク諸島、ニューギニア島北部、ソロモン諸島、バレニー諸島 面積 12,210,493.6km² 人口 約15億4,318万人 国家体制 立憲君主制 国家イデオロギー 王権民主社会主義 首都 南京 言語 中文、チベット語、モンゴル語、マレー語、ドイツ語、日本語 宗教 仏教、儒教、道教、南洋神道 建国日 三国統合(旧大東亜連合王国、旧シンガポール王国、旧ラバウル海洋帝国) 統一歴14年9月8日 政体 立憲君主制 経済体制 混合経済 元首 統一皇帝 アウグスタ・シュワルツ・シュードナー(ラバウル帝) 大統領 ペトラ・フォン・ワーグナー 首相 第一代 レベッカ・フランツィスカ・メルケンス 議会 三院制 GDP 20兆9166ドル 主要産業 銃火器、船舶、薬剤、ココナッツ、バナナ、観光 通貨 元 1東亜元=100日本円 補助通貨 なし 通貨コード GEH 通貨記号 H
https://w.atwiki.jp/touhouvision/pages/646.html
《蟲の統制》 No.378 Command <第五弾> GRAZE(1)/NODE(2)/COST(1) 種族:なし 〔このカード〕を、以下の効果を持つキャラクター「郡蟲(GRAZE1、1/1、種族:妖怪)」としてスリープ状態であなたの場に出す。 「(自動β): 〔このキャラクター〕が場に出た場合、〔あなた〕は必要ノードの合計値が4以下になるように、〔あなたの場のキャラクター〕を選び、このカードにセットしても良い。この効果でセットされたカードは以後、本来の戦闘力に等しい戦闘修正を持つ呪符カードとして扱われる。但し、この効果では裏向きのカードをセットすることは出来ない。」 攻撃力(1)/耐久力(1) 「私たちの真の力を思い知らせてやる!」 Illustration:雨宮のの コメント 「群虫」をスリープ状態で場に出すコマンド。 「群虫」は場に出た際に他のキャラクターを呪符としてセットし肥大化する。 複数のキャラクターの戦闘力を一体に集中させる事で、グレイズを制限したり貫通や隠密などの戦術を付与させやすくなる。簡単に言えば連携攻撃の永続、複数版。 「必要ノード合計が4以下」という特殊な条件が付いている為、ノード2~3のアタッカーを多数採用した小型デッキに用いるのが主となるだろう。 注意したいのが、このカード自体には除去耐性などは何も無く、もし除去などで破棄されてしまえば多大なディスアドバンテージが発生する事。 特に2体以上セットした場合は顕著で、かなりリスクが高い。継続的に用いてこそ価値がある効果なだけに、このリスク面とどうにかして折り合いをつけなければ採用は難しい。 必要ノード「-」についての記載がないため、0として扱う。弐符キャラクターや西行妖/1弾をセットすることで、理論上の戦闘力はいくらでも高くなる。 罠符『キャプチャーウェブ』で相手の中堅ブロッカーを取り込んでしまうのも悪くない。 公式Q Aより Q189.カードの効果で本来場に表向きで存在する事が不適切なカードが場に出た場合や、場のカードに表向きでセットされることが不適切なカードがセットされた場合、それらのカードはどのように扱いますか? A189.キャラクターカードや幻想生物、装備/場などの単体で場に存在することが適切なカードの場合は、そのカードが場に出た物として場に残り、キャラクターや幻想生物などとして扱われます。通常のスペルカードや装備など、単体で場に存在することが通常不適切なカードの場合は直ちに破棄されます。一方、場のカードに表向きでセットされる場合、一切の効果を持たず何の影響も及ぼしませんが、そのまま表向きでセットされ続けます。コメント蟲の統制やエニグマティクドールなどは、それ自体は単体では場に存在出来ないカードである。しかし、これらは効果を解決した結果「郡蟲」や「神秘の人形」などのキャラクターとして場にセットされる。キャラクターであるため場に単体で存在することは適切であるため、破棄されることはない。ただし、裏向きのキャラクターを光魔『スターメイルシュトロム』で表向きにした際、その表面がこれらのカードであった場合は、これらのカードノ効果を解決したわけではない以上「郡蟲」や「神秘の人形」ではないため、破棄される。 関連 第五弾
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/40686.html
登録日:2018/10/18 Thu 12 32 57 更新日:2024/06/25 Tue 07 47 50 所要時間:約 25 分で読めます ▽タグ一覧 empire たまに主役 イギリス クライシス帝国 ドイツ フランス ロシア ローマ 大日本帝国 始皇帝 帝国 帝国主義 悪役 王朝 皇帝 秦 第三帝国 銀河帝国 帝国とは、empireの訳語。 主に2種類の意味がある。 【概要】 【フィクションにおける帝国】<創作と帝国> <帝国の統治> <帝国と共和国> 【代表的な帝国】<実在した帝国> <フィクションの帝国例> 【概要】 単にその国の元首が皇帝を名乗っているだけの場合、その国の元首が皇帝という意味で、この場合は「王国」「公国」「大公国」などと意味合い的には何も変わりはない。 一方、「国の形態」として「帝国」を名乗る/呼称される場合、その国が「共和国」や「民主国」などと名乗り、政治システム上もそうであっても、「本来の国の領域を遥かに超えたところまでその影響力を発揮し覇権を唱える強大国」として複数の従属国があったりすると「帝国」と呼ばれることがある。 特に色々な人種や民族が混ざっている地域では、地域間の揉め事を調停し、上から押さえつける支配者があったほうが安定したりする。 要は「複数の地域を、主に武力で支配する広大な征服国家」というのが大まかな定義だが、具体的にどこからどこまでが帝国になるのかは研究者によっても意見が分かれるため、ハッキリとした定義はない。 なお、中国の歴史上の王朝の多くは皇帝を戴いているが、基本的に前者の意味で「帝国」と呼ばれることはない。 【フィクションにおける帝国】 フィクション上の帝国は大きな意味を持つ存在である。 主に世界征服を企む悪役として登場し、「王国」「共和国」「同盟」なんかと対立することになる。「悪の帝国」「悪の帝王」はあちこちで目にするが、「悪の共和国」はそうでもないだろう。 というのも、基本的に悪役には「帝国」と名乗らせておけば大体の人は納得してくれる大変便利な記号だからである。 大抵はドイツ式帝国であることが多く、キャラクターの名前もドイツ風であることが大多数。日本式帝国は「サクラ大戦」などのようにそれそのものを強調する世界観でないとあまり登場しない。 <創作と帝国> というわけで、創作の観点において帝国はそれ単体で勝手にイメージを持たせる事ができ、多くの説明を省ける利点がある。 「強大な権力が一人の支配者に集中する」 皇帝は大抵なんらかの野望を抱いている事が普通なので、それを阻止するという形を作りやすい。 責任所在が分かりやすく、悪の皇帝の打倒で事態が解決しやすい。 政治劇を主眼に置いた作品はともかく、そうでないテーマの場合は区切りとして重要で、その点、帝国があれば「とりあえずこいつが悪い」という事で政治劇を省略できる。 後述するが、この観点では皇帝以外も利用しやすい。 「武力で周囲を併合する巨大軍事国家である」 物語開始前から既にいくつもの国を侵略した…というバックボーンを持たせる等もできるし、現在進行形の戦争中であっても詳しい理由の説明を省く事ができる。 前述した巨悪のイメージを補強し、一個人や一国家ではとても対抗できない事を示唆できる。逆に帝国を劇中で破滅させたり掌握したりする事でより巨大な力を印象付ける手法もある。 必然的に長期戦や苦戦が予想されるのでじっくりと腰を据えた描写がしやすい。 「抵抗勢力を生みやすい」 帝国は支配域の巨大化し区切りがついた段階で、元首が皇帝を名乗り、上から抑えつける統治がイメージしやすく、侵略、奴隷、圧政、暴政などの設定を組み込みやすい。 ………という事はそれに反発する抵抗勢力の筋書きが作りやすく、他国の同盟による協調、奴隷解放、独立運動、異種族の反乱などなど、様々な思惑を絡ませられる。 こうした材料から、帝国はフィクションの悪役にうってつけなのだ。 <帝国の統治> 帝国のイメージといえば恐怖政治がつきもの。 しかし上記の通り、「帝国」という単語そのものには統治の状態は含まれない。 極端な話、言葉尻だけなら民主主義帝国だって存在しうる。 実権を他人が握っていたり、皇帝が選挙で選ばれたりしても帝国は帝国なのだ。むしろ現実の方が権力に乏しい名ばかり皇帝がいたり、一個人に権力集中してるくせに共和国名乗ってたりしてややこしい。 そんな帝国の統治の状態については、主に悪政と善政で分ける事ができる。 善政 帝国臣民は文化レベルの高い生活を送り、皇帝への忠誠心も篤い豊かな超大国といった趣きで、国体維持を皇帝のカリスマに頼っているケースも多い。 配下は皇帝に心酔したり、こっそり反乱の野望を抱いていたりと悪政より個性豊かになりやすいが、一方で平穏な統治状態であるほど作中で皇帝が暗殺されたりクーデターが起こるのがさだめ。 このタイプは周辺国より民衆の生活の質が高く、技術水準も高い事が多いので一見平穏だが、帝国が武力併合によって成立する点では変わらず、乱世や外部の脅威の名目で侵略する事もあるし、臣民には手厚い保護を行う反面、新たに併合した国の民を奴隷として扱っているケースもある。 悪政 民衆には重税を課す一方で国のお偉いさんは優雅な生活を送っているという定番タイプ。 「力こそ全ての実力主義」「優雅な貴族制度」などのプラスの側面が強調された場合、主人公サイドとして描かれる事もある。 しばしば味方サイドにレジスタンスが登場するのも特徴。 味方のレジスタンスは大抵貧弱で帝国に追い詰められる役どころが多いが、主人公が体制側の場合は妙に厄介な敵になる事もある。 恐怖政治と一体であり、帝国臣民も裏では不満を募らせていたり、キャラクターが現状を憂慮していたりする。 良きにせよ悪しきにせよ、個性の強いキャラクターなので印象には残りやすい。 それはさておき 帝国に「議会」や「元老院」がよく出てくるが、帝国がその巨体を維持するにはこれらは必要不可欠である。 フィクションならばフィクションらしく強大な皇帝でいてもらいたいものであるが、中にはサイボーグ化やクローン化であまねく統治する例もなくはないが人外の手腕を持っていたとしても、皇帝一人で巨大な国を治めるのは不可能である。 よって、親類や配下に領土を与えて間接的に統治し、地方行政官を赴任させ、さらに上位や下位に偉い人たちが集う組織を置いたりなどで集権をはかる必要があるためだ。 ここでピンときた人は多いだろう。 そう、帝国は「黒幕が別にいる」という設定もほとんど説明なく可能である。 皇帝より配下がやたらと粛清や圧政が大好きだったり、元老院が策謀を巡らしている…なんて設定もメジャーで、統治の実権をどのように描いても、帝国というイメージに揺るぎないのだ。これも創作における大きな利点である。 <帝国と共和国> 帝国と対を成す存在としてしばしば描かれるのが共和国。 帝国が侵略し、共和国は抵抗する存在であり、相対的に小国で同盟を組んだりする。 しかし共和国ってそもそも何さ…? となると、これがまた極めて広範かつ曖昧である。 専制政治や元首個人に権力が集中する形から乗り換えた形態を標榜する事が多いのだが、 実際のところ議会や間接民主制など名目を掲げつつ中身は支配形態が継続されていたりすることもあって、 帝国と同じくフィクションの共和国は自ら名乗っていれば共和国というような感じな事が多い。(現実もさほど変わらないが) そんなわけでフィクションの共和国は作者・読者間で共有できそうなイメージが少なく、 分かりやすい帝国と違って設定難易度が高い存在となっている。 悪役の国が打倒されて共和制になる事で、統治にテコ入れせずとも平和な国になった事を示せる利点があるのだが、 劇中の最初から共和国だった場合は…。 実際、帝国が「悪」でイメージされる事は多かろうと、共和国が「善」とイメージされる事はあまりない。 大抵は正義の一側面として描かれ、場合によってはスターウォーズに見られるようにあくまで当時の被害国に過ぎず、平和になると腐敗することもままある。 その意味では正しく帝国の対となる存在かもしれない。 【代表的な帝国】 以下に代表的な帝国の例を挙げる。 また「世界征服」の項で例示されている組織の中にも「帝国」が幾つか含まれている。そちらも併せて参照のこと。 <実在した帝国> ヒッタイト帝国 かつてアナトリア半島(*1)の大部分を支配下に置いていたアナトリア人の古代帝国。 最盛期にはアナトリア半島のみならず、メソポタミアの一部やレバント(*2)にまで覇権を轟かせ、ファラオの治めるエジプト古代王朝とは領土を巡って幾度となく対立を繰り返していた。 特にシリアのオロンテス川一帯で起きたヒッタイト・エジプト間の戦争「カデシュの戦い」において、記録に残る中では世界最古となる講和条約が締結されたことで有名。 その後、滅亡に至るまでの過程については諸説あるが、内紛や周辺諸国からの攻撃に晒されて徐々に国力を消耗していき、歴史の表舞台から消えていったと考えられている。 覇権時代のヒッタイトの強さの秘密が、まだまだ青銅器が全盛を極めていた時期に優れた金属精錬技術により逸早く鉄製の武具の普及に成功したから(*3)というわかりやすい理由。 さらに最盛期が、かのツタンカーメンやラムセス2世といった世界史上でも著名なファラオの在位期間と重なることもあり、当時の中東を舞台とした作品では無視できぬ脅威として存在感を示すことも多い帝国である。 一方で、篠原千絵氏による大河少女漫画『天は赤い河のほとり』では、現代日本から古代オリエントへとタイムスリップしてしまった主人公が深く関わっていく国として描かれている。 ローマ帝国 ユリウス・カエサルに端を発し、アウグストゥスが成立させた巨大帝国。 共和制の時代から軍事国家であり、地中海周辺地域を全て傘下に収め「我らが海」と誇ったほど。 多くの文化圏を吸収しただけでなく、それら全てを道路で結びつけて1つにしたことで「全ての道はローマに通ず」ということわざの由来にもなった。 この通り「古代ローマ共和国」の頃から覇権国家であり、後者の意味での「帝国」であった。 その後帝政が始まり事実上前者の意味でも「帝国」となり、後に名実ともに「帝国」となった。 なお少なくとも帝政終盤までは、建前としては皇帝はあくまで代表に過ぎず、国の形態としては共和制であり第一の意味での「帝国」には厳密な意味では該当しない。 学者の中にもこの時期の政体を「元首政」と呼ぶ者がいることがいるくらい。 あくまで 元老院の第一人者「プリンケプス」 ローマ軍の最高司令官「インペラトール」 首都ローマ含む本国イタリア及び属州の行政長官「コンスル命令権」及び「プロコンスル命令権」の所持者 身体の不可侵権、民会の開催権、及び全ての決定に対する拒否権(*4)「護民官特権」の所持者 全てのローマ神の神官の長「最高神祇官」 といった役職及び権利を兼務しているだけである。 これらは全て共和制でも認められており、それらが全て1人の元に集中しているだけなのだ。 これだけの「正当な権利」が集中した人間をなんと呼ぶかは別にして。 ローマ帝国も末期になると帝国はボロボロになっていく。 そして建前としての元首政すら掲げることができなくなったローマ帝国は「専制君主制」へと移行する。 いわゆる「帝国」のイメージとしてはこちらのほうが近い。 歴史上「古代ローマ帝国」「西ローマ帝国」「東ローマ帝国(いわゆるビザンツ帝国)」がある(いずれも「ローマ帝国」と称した)。 東ローマ帝国 古代ローマ帝国はあまりにも広大だったため統治不可能となり、紆余曲折を経て組織を東西に分裂させた(*5)。 そのうち、西ローマ帝国は百年と持たずに滅亡したが、コンスタンティノポリスを首都とする東半分、 すなわち東ローマ帝国は395年の分裂から1453年の滅亡まで、千年以上存続した。古代ローマ時代を含めると二千年を超える。 その東ローマ帝国だが、地中海圏の覇者という古代ローマ帝国の意識こそ持ってはいたものの、一時期を除いてギリシャの地方政権にすぎず、 古代ローマ帝国のような「世界帝国」とはいいがたい。 しかし、同時に「古代から連綿と続くローマ帝国」であることは紛れもない事実であり、東欧世界の中枢として、 そして全ヨーロッパ世界の一つの軸として、常に存在感を保ち続けた。 千年以上の治世は常に順風ではなく、幾度となく起きる政争や混乱といった内憂と、ペルシャ帝国、イスラム勢力、モンゴルなどの外患に悩まされ、 何度も衰退を繰り返し、首都だけが残ったことも何度もある。 しかしこの国は、そのたびに復興と発展を繰り返した。千年の間に「全盛期」や「黄金期」と呼ばれる時代が何度もあり、 それは最後の王朝であるパレオロゴス朝でも発生し(パレオロゴス朝ルネサンス)、15世紀にコンスタンティノープルが攻め落とされたあともイタリアに伝えられた程である。 それほどの寿命を保てたのはいくつもの要因があるが、「ローマの精神」に代表される不動の軸と、 様々な内憂外患に当たってもその都度政治システムを改革させていた柔軟さに帰せられる。 例えば、皇帝の座は「軍と元老院と市民の推戴」という儀式を経る必要があり、そのため、誰でも機会さえあれば皇帝になれた。 これは一面では帝位の簒奪を容易にさせ政情不安を引き起こしたものの、同時に政治改革や権力の新陳代謝を容易とし、 東ローマ帝国が衰退するたびに再興させる原動力ともなった。ユスティニアヌス一世やバシレイオス二世は農民出身の皇帝である。 一方、「古代から続くローマ帝国」という意識、大宗派「キリスト教正教会」の精神的な支柱、「テオドシウスの城壁」の物質的な守護は、 国内の意識を束ねる強固な軸となった。 さらに、帝都コンスタンティノープルが世界貿易の中枢の一つだったこと、学問や文化の研鑽と発展が続けられたことなどは、 東ローマ帝国が全ヨーロッパに影響力を及ぼし続ける要因となった。 滅亡後も帝国の文化は学者の亡命を経て西欧世界やイスラム世界に多大な影響を及ぼした。例えば、「ローマ法大全」は西欧法体系の礎となり、 間接的に日本の法体系にまで大きな影響を与えている。 領土こそ小さかったものの、その影響力は確かに「帝国」と評されるべきものであり、 強固なイデオロギーがあったという意味ではまさに「ローマ帝国」であった。 なお「ビザンツ帝国」とも呼ばれるが、これは十九世紀になって便宜上呼ばれたもの。 古代ローマ帝国とは違いすぎるという理由 だが、西欧は「神聖ローマ帝国」をわざわざ作るぐらいには東ローマ帝国のことを嫌っていたので、「フランク・ローマ皇帝がローマ皇帝位と帝国の継承者で、あれをローマと認めたくない」という思いが見え隠れしないこともない。 神聖ローマ帝国 東ローマ帝国の政情不安(*6)から「正統な皇帝の不在」という認識にあり、 なおかつ以前から東ローマ帝国と不和が続いていたローマ法王が、躍進著しく西ヨーロッパの支配者となったフランク王国のカール(独語読み)/シャルルマーニュ(仏語読み)大帝を「ローマ皇帝」に戴冠(*7)して成立した帝国。 形式的には「ローマ帝国の復興」という形をとるが、この時点でも実際には一部の支配地域が重なるだけの全く別の国である。 ただ「フランク・ローマ皇帝」とか呼称されるこの皇帝位はフランク王国が領土の分割相続で分裂し、一旦空位・断絶状態となる。 これを東フランク王(ドイツ王)兼イタリア王のオットー一世が復興する形でローマ皇帝に戴冠したのを、日本では「神聖ローマ帝国」の成立とする。 ちなみにこの「教皇による戴冠」という儀式はローマ帝国時代には無かったもの。 後の時代の教皇と皇帝の対立は、この辺の儀礼から来る上下関係も原因の一つに挙げられる。 オットー一世の支配地域や称号に西フランク王国、即ち今のフランスの大部分が無いあたりからも察せられるように、 神聖ローマ帝国はドイツ王の支配する領域で、カール大帝時代のフランク王国よりも狭かった。 しかし皇帝の称号には「ローマ帝国の後継者」「全キリスト教の守護者」という意味合いが重ねられ、唯一の称号とされていた。 ……が、その地位の権力は徐々に弱体化してゆく。 そもそもいくら水路で結ばれていても東フランクの王がイタリアを支配するのは距離的に無理のある話。 名目上はローマ皇帝かつイタリア王でもイタリアに居ることが稀な皇帝の支配は有名無実化してゆく。 ここに「聖職者と教会の統率者は教皇と皇帝のどちらか」を巡る叙任権闘争を始めとする対教皇政策が絡み、皇帝に反感を持つ諸侯は教皇に味方して皇帝追い落としを図る。 そんなこんなで「ローマ皇帝であるからにはイタリアを支配しなければならない」と何度も遠征するものの果たせず、むしろこのイタリア政策は皇帝の力を浪費させた。 フリードリヒ2世(*8)「逆に考えるんだ。イタリアの有力者、そう例えばシチリア王を兼ねた皇帝がずっとイタリアにいればいい。……そう思っていた頃が自分にもありました」 その開明さから「世界の驚異」と称されたフリードリヒ2世もイタリアを抑える事が出来ず、しかも彼の死の数年後に王朝は断絶、海外の貴族が名目上の皇帝となり帝国国内にはほとんどいない「皇帝不在も同然」な大空位時代に突入。 この空白状態は諸侯の勃興と皇帝のさらなる弱体化を呼び、次第に北部のほんの一部を除いてイタリア支配はされなくなる。 トドメとして自国が戦場となった三十年戦争でドイツは荒れ果てるわ皇帝の権威は地に落ちるわ散々な目にあう。 この戦争の講和条約であるウェストファリア/ヴェストファーレン条約は「帝国の死亡証明書」とまで言われた。 北部でプロイセンが勢いを増す後期・末期には『いかなる点においても神聖でもなければローマ的でもなくそもそも帝国ですらなかった』と酷評された。 そして「皇帝」を名乗るナポレオンの脅威の前に神聖ローマ帝国は「解散」、オーストリア帝国が成立する。 神聖ローマ帝国は皇帝という存在を頂く国ではあるものの寄り合い所帯的であった。 そして中央集権化が出来なかった神聖ローマ帝国=ドイツは近代化に大きく遅れを取ることとなる。 マケドニア王国 アレクサンダー大王(アレクサンドロス3世)が支配した大帝国。 ユーラシア大陸のほとんどを支配するほどの支配力を持っていたが、アレクサンダー大王がマラリアに倒れて崩壊した。 ほぼ大王個人の能力とカリスマで維持されていたと言え、大王の死後、彼の後継者であった部下たちにはこの広大な版図を1つにまとめる力はなかった。 「最強の者が帝国を継承せよ」とかいう大王のはた迷惑な遺言もあり、ディアドコイ(*9)戦争を経て領土はマケドニア(アンティゴノス朝)、シリア(セレウコス朝)、エジプト(プトレマイオス朝)に分裂する。 秦 中国史で初めて「皇帝」を擁立し、後の中華帝国の基礎を築いた王朝。詳細は始皇帝を参照。 皇帝という称号もさることながら、西周までの「諸侯に地方統治を一任する封建制」から、 「官僚を派遣して、遠隔地まで含めた全土を中央政府が直接的に統治する郡県制」に移行したという意味での本格的な帝国。 このシステムは、続く漢王朝以降の中国統治の基礎モデルにして理想モデルとなった。 文字や度量衡の統一、長城という国境線の設定などにより、中国文化圏を確立したという意味でも、後世の影響は絶大。 比較する意味は薄いが、始皇帝の登場はローマ最初の皇帝オクタウィアヌス(アウグストゥス)よりも二百年ほど先んじており、 「中央集権」「官僚組織」「法治組織」を整えた帝国を出現させたという意味では、中国史のみならず世界史上最初の帝国と言っても決して過言ではない。 勘違いされがちだが、秦という国そのものはBC886年(周の孝王年間)までには既に存在しており、その歴史は数百年ある。王位を名乗ったのは二十六代の恵文王から。 また「帝国」という言葉が出来るのは隋王朝の時代のことで、秦王朝自身やその後の王朝も当然ながら「帝国」とは一度も名乗ってはいない。 イスラーム帝国 イスラム教の誕生から拡大を支えた帝国。狭義には正統カリフ時代からアッバース朝までのイスラーム世界の正統王朝による国家のことを指す。 国土はそのままイスラーム世界の広さに直結しており、最盛期は中東・北アフリカに加えてイベリア半島の大部分までが支配下にあった。 皇帝にあたる「カリフ」はイスラーム教の最高指導者という側面も兼ね備えその影響力は絶大だったが、 地方の自立とアッバース朝の衰退にともない徐々に力が衰えていき、最終的にはオスマン朝時代に「スルタン」に統合されてしまっている。 しかしそれでもイスラーム世界の象徴であることに変わりはなく、近年ではISILが指導者をカリフとして擁立したと宣言している。 その時ISILが自国の領土だと示した範囲は歴代全てのイスラーム帝国の領土をひっくるめたものであり、歴史オタを爆笑震撼させた。 モンゴル帝国 元王朝の支配域。史上最大の面積を支配した帝国。一応大英帝国が上回ってはいるが、時代や方法が違いすぎるのでこっちが1位とされる。 「色々な時代・場所で猛威を奮っては史書に災害だのと残される遊牧民族が、支配する側に回ったらどうなるの?」という疑問に答えた例。 中国も朝鮮も中東も中央アジアもロシアもヨーロッパもイスラームも他の遊牧民族もほぼ全ての国がボコボコにされている。 勝ったと言えるのは、海上輸送で得意の騎馬戦力が使えなかった上台風まで来た日本(鎌倉幕府)、 高温多湿の地でゲリラ戦をしたり国土の要塞化などで撃退し、結局形だけの従属にとどまったベトナム(陳王朝)、 名将バイバルスの活躍が光るエジプト(マムルーク朝)くらい。 ロシア帝国 モンゴルから自立を果たしたモスクワ大公イヴァン三世が「ツァーリ」と名乗り出したのが帝国化の始まりである。 イヴァン三世が東ローマ帝国最後の皇帝の姪と結婚したことでその後継者という立ち位置を固めモスクワを統一。 イヴァン四世の時代には「ツァーリ」は事実上の「皇帝」と同義になり、事実上の「ロシア帝国」が誕生した。 その後は「大動乱」などを経てピョートル一世が現れロマノフ朝を創始したことで帝国としての地位は揺るぎないものとなった。 もっとも「皇帝」の称号をヨーロッパ諸国が認めるのはさらに後のことになる。 ボナパルト朝フランス帝国 ナポレオン・ボナパルトが1804年にフランス革命後の混乱を収めて成立させた帝国と其の50年後に甥にして義理の孫であるルイ=ナポレオンが再興した帝国。 特に第一帝政時代はヨーロッパ大陸の過半を勢力圏に収め、フランス規格の貨幣を浸透させる程の強国として君臨した。 皇帝が軍事力を背景に強大な権力を有している点では「帝国」だが、同時に「皇帝は国民から権力を委託された人間である」「皇帝と言えども憲法に従い、刑法や民法に沿った統治を行わなければならない」と王権神授説の否定と近代的な立憲君主制の基礎をヨーロッパ大陸本土に根付かせる切っ掛けとなった。 大英帝国 イングランド王国に端を発し、ウェールズ・スコットランド・アイルランドの吸収による連合王国化と同時に世界各地に進出し植民地・根拠地を築く。 ついには巨大なインド帝国(ムガル帝国)を解体し、連合王国の国王がインド皇帝の玉座に就いたことから名実共に「帝国」となった。 第二次世界大戦直後のインド独立に伴いインド皇帝の座を失った時点で正式な帝国ではなくなり、さらに植民地の独立が相次いで元の連合王国へと戻っていった。 世界史を学ぶと嫌いになる国として有名。 中央アフリカ帝国 2019年現在、世界史上で最後に「帝国」を正式に名乗った国家。つまり今のところの「最後の帝国」。 1966年に同国参謀総長であったジャン=ベデル・ボカサ 通称袁術 は経済の不安定さに乗じてクーデターで政権を奪取し、1972年には終身大統領となる。ここまでアフリカとかではよくある展開。 そして1976年に帝政を宣言しボカサ1世となり、翌年には2000万ドルとも2500万ドルとも言われる大金をつぎ込みナポレオンを真似た豪勢な戴冠式を挙行、と並の独裁者とも一線を画す行動に出る。 これに並行して旧宗主国であるフランスのデスタン政権に贈賄工作を行い、帝政承認と経済援助を引き出す……までは良かったのだが、 親族への利益誘導や身内も含めた反対派粛清などの典型的な独裁政治を行ったせいで、ただでさえ脆弱だった中央アフリカの衰退は加速。 これにより発生した学生デモを武力鎮圧し、年少者を含む400人が犠牲になったことと、狂犬ことリビアのカダフィ政権へ接近したのが運の尽き。 1979年9月20日、ボカサ自身がリビア訪問で不在という状況に乗じてフランスはクーデターを決行(バラクーダ作戦)。 ボカサの夢と野望は水泡に帰し、後に残ったのは不安定なままの中央アフリカと、腹いせとしてボカサに贈収賄をバラされたデスタンの支持率悪化くらいであった。 大日本帝國 大日本帝國憲法下の日本の国号。 大日本帝國憲法、とあるように明治期から名乗っていたような印象があるが、公式にこう名乗るようになったのは昭和10年以降だったりする。 ベルギー憲法をベースにプロイセンやスウェーデンの憲法の良い処、日本人の文化に合致しそうな部分を複合させた憲法を『天皇からの恩典』として国民に与える形式だったが、天皇が憲法の規定の下で統治を総括し、国民の代表である議会が勅令の事後承諾を含む法律の承認権を持つ等、『実情は議会制民主主義国家(*10)』と同時代人からは見做されていた。 それ以前には日本海海戦でのZ旗の檄文のように、帝国とほぼ同義の言葉として「皇国」を使うことも多かった。 日本列島の他、台湾や朝鮮半島、南沙諸島の外地をはじめ、租借地として大連・旅順および満鉄附属地、赤道以北のミクロネシアを国際連盟委任統治領として統治した。 また、WWⅡ中には一時的とはいえ、満州全域や華北、インドシナ半島、インドネシアなどの東南アジアまで支配した(厳密には満州は愛新覚羅「満州帝国」統治)。 現在でも天皇がいるためある意味帝国なのだが、太平洋戦争に敗北したため国号としては破棄されており もちろん天皇や皇族に実態として統治する権力は持たされていない。 国家元首が「天皇」ならば「帝」国というのはちょっとおかしいと思うかもしれないが、天皇の英訳は「emperor」なので間違ってはいない。 第三帝国 ナチスドイツ支配下のドイツの俗称。あくまで俗称であり、国号そのものはドイツ統一から一貫して「ドイツ国」である。 古代ローマとかは関係なく、神聖ローマ帝国を「第一帝国」、 ビスマルクが作ったプロイセン王家の帝政ドイツを「第二帝国」としてそれに次ぐものという考えである。 要は「ドイツ人(ゲルマン人)による帝国」の3番目ということ。 <フィクションの帝国例> 銀河帝国(スターウォーズ) 典型的な「悪役帝国」。テンプレすぎてコメントにこまるほど正当な悪役帝国である。 銀河共和国を簒奪したベネディクト16世パルパティーンを帝位に戴いた帝国で、デス・スターなどの強大な兵器を用いて宇宙全体を支配することを目論んでいた。 第二デススター崩壊後は権力の弱体化が著しく、近年の作品ではあまり目立って登場しない悲しい帝国。 ただし設定の再編の結果、「(深刻な腐敗・堕落にその場しのぎの対策しかできない旧共和国に対して)必要不可欠な改革を断固として行い、銀河に秩序と道理をもたらす存在であった」という別の一面も語られるようになった。その象徴がウィルハフ・ターキンである。 銀河帝国(銀河英雄伝説) 超光速飛行が可能になった時代にあえて時代錯誤な大帝国を持ってくる皮肉。 かつて銀河連邦軍人→議員→首相兼国家元首→終身執政官という絵にかいたような独裁者ルートを辿って帝位についたルドルフ・フォン・ゴールデンバウムを始祖とする、ゴールデンバウム家が支配する帝国。 公用語はドイツ語。ドイツ語はFeuerをファイエルって読んだりしない?うるせぇ黙れ 敵国である自由惑星同盟を圧倒する250億の人口を擁し、国力こそ上回っていたものの、物語開始時には500年に渡る支配でシステムが老朽化し、貴族・官僚層の腐敗も加わって国家が疲弊、同盟との戦争も膠着状態になっていた。 そこに現れた若き英雄、ラインハルト・フォン・ローエングラムの活躍が帝国側のメインであり、やがて彼は帝位を簒奪、ゴールデンバウム朝銀河帝国は「ローエングラム朝銀河帝国」へと生まれ変わることになる。 一方、それに対する自由惑星同盟側は民主制であるものの「選挙のために出兵を決議する」 「政敵になり得る人物を恣意的に査問にかける」など、決して清廉潔白な国家ではないように描写されている。 むしろストーリー中盤以降は「高潔な帝国主義VS腐敗した民主主義」の構図も意識されるようになった。 アーヴによる人類帝国(星界シリーズ) 宇宙に適応するべく遺伝子改良を施されたヒトである「アーヴ」族による銀河帝国。アーヴ語でいうとフリューバル・グレール・ゴル・バーリ。 作品内の人類社会における最大の星間国家(複数の惑星から構成される国)で、9000億もの人口を支配する超巨大帝国。 全ての有人惑星は、アーヴが持つ人類社会最大最強を誇る「星界軍」の圧倒的軍事力によって、帝室アブリアル家を含めたアーヴ貴族の支配下に置かれている。 有人惑星に住む「領民」は大気圏外での軍事力を持つことを許されず、他星系との通商は勿論、星間船の建造自体が禁じられている。また自星系においても、有人惑星以外の資源利用は領主に優先的に利用されてしまう…… ……と書くと完全に「悪の銀河帝国」そのものに思えるが、実は主人公ペアも所属する主役サイドの帝国であったりする。 男主人公は伯爵家の嫡男→父が処刑されたことに伴い伯爵就任、女主人公は祖母が現役の皇帝だがあくまで皇族の一人→帝国の存亡にかかわる非常事態につき皇太女に指名と、波乱万丈ながらどんどん地位も上がってきている。 軍事力に支えられた帝政を敷き、領民が大気圏外に出てこられないようにしているのは事実であり、 男主人公の出身惑星こそ「外星との初接触が帝国」・「帝国側が偉そうな態度」・「男主人公の父(統治者)が自治権のため国の防衛武装と引き換えに自ら帝国貴族入り」のコンボで数年後反乱軍が主人公の父を処刑する程反帝国感情が高まったが、 星自体の統治は完全に領民任せで、領主は基本的に干渉を許されない 領主や帝国に対する納税、あるいは労役などの義務は一切存在しない 帝国は帰属意識や忠誠心を領民に一切求めておらず、言論統制や文化的侵略などもやらない その気があれば、軍人や官僚に志願することでアーヴ身分にも割と簡単に(*11)なれる など、「大気圏外のことは全部帝国がやるけど、あとはどうでもいいよ」といった感じの大雑把ソフトな統治をしているため、大抵の支配下の惑星からの評判はそこまで悪くない。 敵側である「民主国家」たちが、反帝国のスローガンに取りつかれるあまり思想統制や極端な全体主義に走っているのと対照的であり、 「同じ支配されるなら、内政干渉してくる連中より、地上のことは放っといてくれる帝国の方がマシ」 という理由で帝国の支配下に入った惑星も存在するほど。 ゾイドシリーズの帝国 シリーズ通して色々な帝国が登場しているが、「基本帝国は敵役」は一貫している。 ただ、子供向けの「世界征服を狙う悪の帝国」として描写される場合と 「あくまで主義主張の対立により共和国と袂を分かった本質的には同じ国」と描写される場合がある。 ゼネバス帝国、ネオゼネバス帝国、ガイロス帝国などが存在。 イメージカラーは赤もしくは黒で、青をイメージカラーにする共和国とは対照的。 ファイアーエムブレムシリーズの帝国 長年にわたって戦記ものファンタジーを描き続ける同シリーズには悪役帝国もつきもの。 元祖のドルーア帝国やリゲル帝国に始まり、真っ当な王国が帝国を名乗り始めることで露骨に悪となる神聖アカネイア帝国やグランベル帝国と、FC~SFCシリーズはどいつもこいつも悪役帝国である。 反面、GBAシリーズ以降では、帝国不在のエレブ大陸や『if』の2王国、敵味方双方の宗主国であり味方寄り中立の立場をとるベグニオン帝国、振る舞いは悪役帝国だがルートによっては自軍になるアドラステア帝国など、総じて変化がつけられている。 グラド帝国・ヴァルム帝国といったスタンダードな悪役帝国もたまに登場する。 しかし、帝国が「主人公の国」となったことは(アドラステア帝国のケースを除くと)今のところ一度もない。 スクウェア・エニックス作品の帝国 メーカーの送り出した様々なRPGに存在する。 FINAL FANTASY Ⅵのガストラ帝国、聖剣伝説2のヴァンドール帝国などは悪の帝国に違わぬ役を演じる。 一方、ロマンシング サ・ガ2のバレンヌ帝国は主人公が歴代の皇帝となる、非常に珍しいタイプとなっている。 七英雄の打倒が物語の中心であるが、同時に各地域の問題を解決して同盟を結び(進め方によっては力づくで制圧する展開もあり)、帝国の版図を拡大していくのも目的の一つである。 サガシリーズの癖の強いシナリオや自由な選択肢もあり、主人公の行動次第ではかなり外道な帝国になる場合もある。 エンディングでは帝国制をやめ、共和国となる。 スペルビア帝国(ゼノブレイド2) 近年の悪そうで悪くない帝国の筆頭。 治めるグーラ領で非常にやかましいスペルビア兵と一戦交えてからは主人公のレックス達とは緊張状態が続くが、スペルビア帝国に乗り込んでから少しすると意外な形で緩和される。 ネフェル皇帝も幼いながら真っ当な皇帝で支持も厚い。 というか、中盤以降ネフェル皇帝の義姉で帝国の重鎮である特別執権官メレフが加入するため、悪役に不向きとも言える。 ただし元老院は腐ってるような話はあるし絶対善とは言えない。これはゼノブレイド2の世界全体に言えるが。 また反帝国組織が2つもあるため、双方を潰すクエストもある。 スーパー戦隊シリーズの帝国 「帝国」を名乗る組織は登場頻度が高いが、その全てが悪役である。非常にわかりやすい。 フラッシュマンに登場する「改造実験帝国メス」、バイオマンに登場する「新帝国ギア」、オーレンジャーの「マシン帝国バラノイア」など。 いずれも科学を信奉するタイプの敵組織であり、ファンタジー系では意外とあまり登場しないのが面白い。 クライシス帝国(仮面ライダーBLACK RX) 地球とは違う世界「怪魔界」に存在する帝国。 皇帝主導の開発による文明の発展の代償として星の環境がズタズタになったため新天地を求めて地球を侵略しに来た。 正直地球人からしたら傍迷惑な話である。 恐竜帝国(ゲッターロボ) 滅んだと思われた恐竜たちが地下で進化して築き上げた帝国。 後に滅ぼされて百鬼帝国に乗っ取られる。 ガミラス帝国(宇宙戦艦ヤマト/同2199) ガミラス星の帝国。 「ヤマト」に登場する悪役はやたらと帝国を名乗っている。「ガルマン・ガミラス帝国」「白色彗星帝国」「暗黒星団帝国」「ディンギル帝国」など。 特に統治状態は言及されず軍事国家としての側面が描かれ、ある意味テンプレに忠実。 ただリメイクや友好関係になった後のガミラス等では設定が掘り下げられ、民間の描写が増えた事で少々複雑になっている。 神聖ブリタニア帝国(コードギアス) 世界制服を目論む悪役帝国。 支配領域は「ナンバーズ」という植民地にし、文化の強制などを行っており、力押しが大半なフィクションの帝国の中では珍しく「文化的な支配」が明確に描かれた帝国である…が、「優しい侵略」に見えて武力をもって思想強制する点ではやはり悪役帝国である。 支配領域内でも格差の広がりや差別が酷く、それらを是正するどころかナンバーズ内で不満と矛先を完結させるような形も目立ち、 治安維持の名目で一般人を裁判なし・宣告なしの銃殺がまかり通るような状態。 その上行政官はどいつもこいつも頼りなく、徴税や反乱鎮圧が思うように進まず要所では虐殺と反乱のいたちごっこになっている。 弱腰でどっちつかずの統治にコーネリア等がたびたび愚痴を漏らしたり…。 R2最終話のスザクとカレンの互いの主張の激論はまさに帝国統治の歪みの体現である。 カキン帝国(HUNTER×HUNTER) ハンター世界における大陸の1つ「アイジエン大陸」の中央に位置する国。 この国の王族は先祖代々「王位継承戦」という名目の王子同士で行うバトルロイヤルを行い生き残った一人が帝位に就く伝統があり、暗黒大陸編ではこれが焦点となっている。 プロセアン帝国(Mass Effectシリーズ) 作中世界で遥か昔に銀河を支配していた種族・プロセアンを主軸とする帝国。 後述するリーパー戦争によって、本編の時代ではすでに滅亡している。 当時の彼らは他種族を支配下に置き、その種族は彼らに隷属するか滅ぼされるかの二択しか与えられなかったという。 これだけ聞くと典型的な悪の帝国のようだが、一応立場は今現在リーパーに抗う主人公たちと同じ。 現代の人々にも全容が解明できないほど非常に高度な技術を持っており、彼らの不可思議な遺跡が銀河中に残っている。 本編の時代から約5万年前、つまり前回のリーパーの収穫対象となり、数世紀に亘って抵抗し続けたが最終的に帝国は壊滅。 コールドスリープで奇跡的に現代まで生き延びた最後のプロセアンを除き、プロセアン帝国の人々は一人残らず根絶やしにされた。 エンパイア(ウォーハンマーFB) ウォーハンマーシリーズ最初の作品である「ウォーハンマーファンタジーバトル」の主役国家。 オールドワールドと呼ばれる地方で最大級の国家として知られており、他の勢力と比べれば比較的まともな国家である。あくまでも[[ウォーハンマーFB]]の世界の中の基準ではあるが オールドワールドはかつて、人間の小さな部族が各地に点在し、獣人やゴブリンといった種族から身を守るために苦しい戦いを強いられていた。 そんな中、ウンベローゲン族長の長子として産まれた戦士 「シグマー」 は、オークに襲われていたドワーフの至高王を助け出し、その返礼品として強力なルーンハンマーである「ガールマラッツ」を授かる。 その日以降、彼は戦に赴きガールマラッツを振るって勝利に次ぐ勝利を収めて軍勢を率いるようになっていった。 彼はオークや渾沌の軍勢に立ち向かうため、様々な諸部族をまとめ上げて「黒火峠の戦い」の後に「エンパイア」を建国する。 そして、皇帝シグマーが初代皇帝となって国を統治し、エンパイアの臣民たちに平和な時代が訪れたのだ。 しかし、エンパイアの平和もいつまでも続かず、苦難の時代が訪れる。 権力欲と野心におぼれた撰帝侯(皇帝の候補者)の子孫らは、やがてあい争うようになり、ネズミ人間である「スケイヴン」の軍団や伝染病によって大きく衰退してしまう。 さらに長きにわたる内戦や三皇帝の時代といった苦難を乗り越え、皇帝「マグナス」の時代に勝利を収めた「渾沌大戦」を機にエンパイアは少しづつ立ち直っていった。 そして現在は稀代の指導者である皇帝「カール・フランツ」の世となり、エンパイアの諸侯たちをまとめ上げて北から攻めてくる渾沌勢力との戦いに身を投じている。 エンパイアの命運はカール・フランツにかかっていると言っても過言ではない…。 〈人類の帝国〉(ウォーハンマー40K) ウォーハンマーシリーズの一つである宇宙を舞台にしたSF作品、「ウォーハンマー40K」の主役国家。 西暦24000年頃、宇宙に進出した人類は銀河系の様々な星々に進出する程にまで発展したが、様々な厄災によって星々は孤立し、異種族の信仰によって人類は大きく衰退した。 その後、文明の暗黒時代が5000年ほど続き、人類を滅亡の危機から救おうと謎の超能力者である 「皇帝」(エンペラー・オヴ・マンカインド) が立ち上がる。 西暦29000年末、彼は〈人類の帝国〉を地球に建国して 銀河系を人類の名の下に統一するための戦争〈大征戦〉(グレードクルセイド)を敢行。 肉体改造を施した超人兵士「スペースマリーン」の兵団を率いて銀河系のほとんどを征服し、人類に第二の黄金時代をもたらした。 しかし、自らの右腕として〈帝国〉軍を率いていた「ホルス」によって戦力の半分が反皇帝派として反旗を翻し、〈帝国〉の内部で内戦が勃発。 後に 〈ホルスの大逆〉 と呼ばれる内戦によって皇帝派は首都がある地球へと追い込まれるが、ホルスと皇帝の一騎打ちによって〈帝国〉は滅亡を回避し、〈ホルスの大逆〉は皇帝派が勝利を収めた。 しかし、皇帝はあまりにも大きなダメージを受け、生命維持装置に繋がれて一切しゃべる事ができない植物人間となってしまい、皇帝の代理として12人の至高卿が〈帝国〉の統治を行う事となった。 まだここまでは〈人類の帝国〉はまともで良かった…。ここからが本番。 その後は皇帝を崇拝するカルト教団が国教化されて〈帝国〉内の臣民たちの思想の管理や洗脳が本格的に行われる。 逆らったものや異端の疑いのあるものは徹底的に拷問、処刑され、その家族や周辺の人間たちも連帯的に処罰を受けた。 さらに、〈ホルスの大逆〉の後も様々な異種族や大逆軍の残党による戦争が度重なって勃発し、一般臣民は戦争を下支えするための過酷な労働や兵務に駆り出される。 巨大な工場寺院をはじめとした職場では秒刻みでわずかな時間しか休憩が与えられず、帝国防衛軍として戦えば兵士の命は容易に使い捨てされる。 西暦40000年代の〈帝国〉は、人類が生存するために臣民の命を戦争という炎にくべる薪のように扱うディストピアと化してしまったのだ…。 ライン三重帝国(TRPGプレイヤーが異世界で最強ビルドを目指す~ヘンダーソン氏の福音を~) なろう系ライトノベル作品の舞台となる、主人公の故郷でもある帝国。言語や地名はドイツ風。 かつて「人間種」の英雄が「人狼種」と「吸血種」、二つの異なる種族の協力を得て築いた国家であり、現在でも三つの種族からなる皇族家群から皇帝が選ばれているため「三重」の名がついた。 ちなみに吸血種だけ長寿種族のため、途中で元皇帝の一人が再戴冠する羽目になっている。 広大なため辺境地域等治安の悪い地域はあるものの大体は平和な情勢であり、魔法技術の発達等も合わさり高い軍事力をも持つ世界有数の強国である。 また建国経緯から多種族国家でもあり、人口比率は普通の人間種が比較的多めなものの、大体「獣人系」の種族なら蜘蛛人に始まりケンタウロスやミノタウロス、鳥人や人魚に「人間種の派生亜種」まで各種取り揃えている。 追記・修正は皇帝の名の下にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 記事の神聖ローマが本物のローマ帝国を乗っ取ってるんだがw -- 名無しさん (2018-10-18 12 51 38) 特にファンタジーだととりあえず帝国を敵に回しておけばいいという風潮、どこから来たんだろう… -- 名無しさん (2018-10-18 13 07 34) コンパイルハートの某ゲームでは味方側が帝国で悪側が共和国だったな。自分達が帝国だから民衆からなんとなく悪い奴だと思われる的なネタがあった -- 名無しさん (2018-10-18 13 14 03) ↑2 魔王役としてラスボス位置に皇帝を置きやすい。 悪役の独裁政権を描きやすい。 ナチの悪役の出番の多さとかで、帝国って単語自体に悪役のイメージが付きやすい。 他にも理由はあるだろうけど、ここら辺の理由じゃないかな。 -- 名無しさん (2018-10-18 13 16 18) 最大版図を誇ったのはモンゴル帝国ですね。マケドニア王国はモンゴルの版図に比べれば半分以下です。 -- 名無しさん (2018-10-18 13 19 15) 大英帝国とフランス帝国とか植民地支配などを指して言う帝国主義とか取り扱わないかな? -- 名無しさん (2018-10-18 14 14 21) Qシュタイン帝国はマイナー………だよね…。 -- 名無しさん (2018-10-18 15 40 45) ↑4、2「帝国主義=侵略=悪」とか「第三帝国=ナチス=悪」とか「皇帝=なんか偉そうな偉い人=悪」みたいなイメージが大きいのかな? -- 名無しさん (2018-10-18 15 54 24) スペルビア帝国とかいう悪くない帝国 -- 名無しさん (2018-10-18 15 58 52) 編集しました。ローマ帝国が多くなりすぎちゃったかな? -- 名無しさん (2018-10-18 16 19 27) ロマサガ2はバレンヌ帝国です。あと、この皇帝は結構悪いことをやりますw -- 名無しさん (2018-10-18 18 22 17) どこかで、世界史の授業で「我らが海」を「俺らの海」って書いた奴がいたとかいう話があったなあ -- 名無しさん (2018-10-18 19 57 59) アーヴによる人類帝国は? -- 名無しさん (2018-10-18 23 50 02) バレンヌ帝国って国レベルで人助けと称してその国に恩を売ってそのまま併合してしまう強引な支配方法が目立ってるよね。ある国では内政干渉までやらかしてるし。 -- 名無しさん (2018-10-19 09 37 32) 何か見た目思いっきり変になってね? -- 名無しさん (2018-10-19 11 05 47) 編集後に編集ミスしたんで直しました -- 名無しさん (2018-10-19 11 12 59) 小見出し消したせいで見づらくなってるな -- 名無しさん (2018-10-19 11 16 12) 日本て帝国じゃないのか? -- 名無しさん (2018-10-19 11 23 11) 神聖ローマ帝国の項、最初の2行がダブってない? -- 名無しさん (2018-10-19 11 32 14) ちょっと再修正するんで書き込み控えてください -- 名無しさん (2018-10-19 11 37 46) 再修正終わりました -- 名無しさん (2018-10-19 11 41 51) 帝国とは名ばかりの地下強制労働施設は・・・ちと普通の帝国とは概念が違いすぎるか -- 名無しさん (2018-10-19 11 47 28) ↑「誰かが支配する場所」を帝国と称することもあるね -- 名無しさん (2018-10-19 11 59 34) フィクションの帝国と言えばベルセルクのクシャーン帝国もあるね。 -- 名無しさん (2018-10-19 20 09 58) 皇帝が「創作で帝国が悪役ばかりさせられる」事を気にして国中を奔走するSSがあったが、あれは面白かった。「有名」とは言えないかもしれないので項目には書かなかったが、載せて良いなら載せたいな -- 名無しさん (2018-10-19 20 36 19) ↑SS?小説じゃないのなら駄目。 -- 名無しさん (2018-10-19 20 39 43) ↑2 なんか面白そう。今でも読めるかな? -- 名無しさん (2018-10-19 21 00 17) ラスボスが皇帝のFF2の影響も大きいかもね。国号はパラメキア帝国 -- 名無しさん (2018-10-19 22 41 35) FFは6と12も帝国が敵だったね -- 名無しさん (2018-10-19 23 04 26) ↑3 皇帝「帝国=悪という風潮をどうにかしたい」で検索すると良い。 ↑4 ブーンスレは良いのにSSはイカンのか? 一応オリジナル創作ではあるんだが -- 名無しさん (2018-10-20 12 31 33) ドイツとスターウォーズの影響がホント大きいな -- 名無しさん (2018-10-20 12 36 57) のばら -- 名無しさん (2018-10-20 12 51 50) 木星帝国だから皇帝かと思ったら総統でした -- 名無しさん (2018-10-20 14 44 33) ↑11 おとな帝国もそれでしょうか -- 名無しさん (2018-10-20 15 09 41) jフェニックスは主人公サイドが帝国だよな。 -- 名無しさん (2018-10-20 19 33 40) グラブルの第一部の敵であるエルステ帝国は最後(帝国の歴史的意味で)の方になるとむしろなんでこれが国家として存続できていたか疑問に思うほど上部が腐りきってて笑えてくる -- 名無しさん (2018-10-23 14 57 37) 創作だと「帝国」だと巨大国家だけど「エンパイア」だとなんかしょっぱい規模の組織が多くなるイメージ -- 名無しさん (2020-06-13 23 28 33) オスマンとかペルシアは? -- 名無しさん (2021-06-17 17 14 08) アニヲタWikiの中でも特に内容が充実しているであろうWH40Kの帝国… -- 名無しさん (2021-10-23 20 14 38) ビザンツの領土が狭いつってもマケドニア朝だとバルカン・アナトリア両半島を支配してたわけだし -- 名無しさん (2021-11-16 23 54 14) 見えざる帝国は入らないの? -- 名無しさん (2021-12-22 00 07 41) FFの帝国は完全にスター・ウォーズの帝国だからね…(スターウォーズ好きすぎ! -- 名無しさん (2021-12-26 17 10 49) パラガスが作ろうとしたのも帝国。あと建前であるベジータを王にした国さえも帝国 -- 名無しさん (2023-05-18 14 10 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/2647.html
ジェイコブ・モンタギュー 帝国統轄騎士會 対外調整部部長 50歳(聖華暦835年当時) 男性 彼は6歳の時魔眼病を発症し、暗黒騎士訓練生となった。しかし十代に入るころには暗黒剣技の才は無いことが明らかになり、代わりに学問に励む事にした。奨学金を得て大学で学位を得た後、帝国統轄騎士會に一般職員として入所し20数年勤務、現在の役職に就いた。 彼の魔眼は『追跡の魔眼』で物体の移動したベクトルを一定時間追えるというものである。(人間大の物体で12時間ほどだがベクトルが重複すると時間が短くなる)そこそこ有能な能力であり、彼の運動能力の低さは魔眼の制御ができていない(視界が混乱する)からでは?と思われ、本人も努力して魔眼の制御ができるようになったが、その結果、普通の運動音痴であるという悲しい事実が明らかとなった。現在もちょっと走ると息切れするため対象者の追跡などは全然できない。 ところがたまたま仕事で出かけた際に関係のない事件に巻き込まれ、彼の魔眼の能力と明晰な頭脳で事件解決に導いたため『魔眼探偵』と呼ばれて有名になった。 外見は口髭を蓄えたダンディな壮年男性であり、彼が猫にも負けるほど弱いと分かる人は少ない。