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4限目・世界のハイコンテクストを狙え!! コンテクストの定義を思い出そう。 コンテクストとは「言語・共通の知識・体験・価値観・ロジック・嗜好性」などのことです。 そしてハイコンテクストが面白いことはわかっている。 しかし、国ごとで言語も共通の文化も体験も違う。 いや、押井守みたいに難しく考えることはない。 もっと自分の言葉で、自分達の体験で、自分達の身近にこそ 世界共通のハイコンテクストがあるのだ。 アナと雪の女王 制作費1億5千万ドル(150億円)。 興行収入が12億ドル(1200億円)。 世界歴代5位。 アニメでは当然1位。 しかもディズニー伝統のミュージカル方式。 長年ピクサー作品に水を開けられていたディズニー映画の 面目躍如となった記念すべき作品だ。 (まあ、現在のディズニーには吸収されたピクサーのジョン・ラセターが、 クリエティブチーフオフィサー(CCO)としてアナも制作にあたってはいるが。) このストーリーにはいろんな評価があって、 家族愛や姉妹愛だったり、女性の自立だったり、 劇中の「真実の愛」が同性愛を肯定する映画だという解説まであるのが面白い。 アナと雪の女王を同性愛映画だと見られる8つの理由 この講座としてアナと雪の女王を解釈すると、 映画には4つの女性が描かれている。 王子様を待ちつづけるかわいらしい理想の少女アナ。 待たずに自分から主体的に行動を起こす理想の女性としてのアナ。 自分の感情をコントロールできずに他者を傷つける現実としてのエルサ。 感情のコントロールで世界をそのまま受け入れる現実としてのエルサ。 そして最終的には理想と現実が和解、融合する。 これは1人の女性の4面性のどの段階をも全て肯定した、 女性讃歌の映画と考える。 本来成長前の否定材料として描かれるような 引きこもったことも、癇癪を起こすことも、 わがままに生きることも、王子様を夢見ることさえも この映画では歌として全て肯定されている。 もうちょっとわかりやすく表現すると、 「全世界の女性あるある肯定映画」がアナと雪の女王だ。 講座というには格が落ちる表現だが、「あるある」が分かりやすいだろう。 世界に受け入れられる「あるある」肯定は、 「言語・共通の知識・体験・価値観・ロジック・嗜好性」 というハイコンテクストとして楽しめる。 そしてこのハイコンテクストをもっと掘り下げると、 これは私のために作られた物語ではないか? と錯覚させることにある。 アナと雪の女王を見て沢山の女性が、 「これは私の事を描いてるのではないか?」と思わせたらハイコンテクスト達成である。 もちろん同性愛の人がそう錯覚できるように見えるのもハイコンテクスト達成。 「私の理想をそのまま描いたかのようだ」でも達成だ。 いかに、沢山の思想や文化や人種や民族にも共通となる 「自分のための物語」を達成するには 内輪受け、自分の身近にある日常からこそ、普遍的な共通点が見いだせる。 ピクサーが垣間見せたシナリオ術こそハリウッド脚本の上辺をなぞってるだけだが、 自分達で作る物にはちゃんとそれ以上のことを 理解してるんだろうと思える作品でもある。 さて、4限目はここまで。 そして、本講座の役目も終了だ。
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memo 飛空挺や気球などの、空を移動する手段は今回導入しない 船くらいはあった方がいいと思う おおまかな流れ(暫定) 主人公と幼なじみ、城下街でスタート→広場で伝説の剣(*1)を鞘から抜く →王の前に呼ばれ、魔王城の結界の破壊を依頼され、資金と封印の塔の場所が記された地図を入手 →城を出るとふかさわと戦闘→故郷の村→家族に事情を説明/村を救い高熱に倒れた戦士の話を聞く →沼で解熱の薬草を入手→解熱の薬草を届ける→封印の塔A→四天王Aを倒し封印を破壊(*2) →封印の塔を出たところで戦士が仲間になる→装備を整える為に鍛冶の街へ →「ここは通せないよ! 近くに住む魔物たちが凶暴化して~」→魔物の洞窟→鍛冶の街→封印の塔B →四天王Bを倒し、封印を破壊*2 →封印の塔Cへ行こうとするが、迷いの森に行く手を阻まれる→変わった村 →魔法使いから案内の石を受け取り、魔法使いが仲間になる→封印の塔C→四天王Cを倒し、封印を破壊*2 →漁港→「最後に残ってた一曹の船も盗まれちまったよ」 →迷いの森の魔物から「じょうぶなたいぼく」、城下街の住人か、幼なじみの父親に話しかけることで「おおきなぬの」入手 →漁村でイカダを作ってもらう→封印の塔Dへ→封印の部屋への扉の前にふかさわがいる →「この扉を通りたいのか? ○○を持ってきたら通してやってもいいぞ! ××は絶対に持ってくるんじゃないぞ!」 →○○を渡した場合:「ってたったのこれだけか? 全然足りねーよ! もっと持ってこいオラァ!」 →××を渡した場合:「あれだけ××は持ってくるなって言ったのに・・・・・・この野郎、おしっこひっかけてやる!」 →ふかさわと戦闘→四天王Dを倒し、封印を破壊→魔王城結界が崩壊→城へ→王国軍が進軍、魔王軍と戦闘(*3)→魔王城へ潜入 →四天王と同時戦闘→魔王の側近魔法使いと戦闘→魔王戦 イカダを入手後、試練の塔へ行けるようになり、そこで各キャラの最強武器が手に入る 各名称は仮 戦闘区画:沼、封印の塔A、B、C、D、魔物の洞窟、迷いの森、魔王城、試練の塔 非戦闘区画:城、城下街、故郷の村、鍛冶の街、変わった村、漁港 現在のままだと少しダンジョンが多めとのこと
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ここがヤバいよ不安拡大 とあるプレイヤーが意識している点 とあるプレイヤーとの対談(雑談)より抜粋 拡張初陣用のアドバイス 特殊ルールについて ここがヤバいよ不安拡大 不安拡大がヤバいと散々言ってるのに割とあっさり採用されてるので何が強いのかいくつか書いときます 1 手数を無駄にしない 不安拡大のために不安+1を3回使ったとしても、不安+1を2回分と暗躍+1を1回分がかえってくるので、手数が無駄にならない、安心 2 奇襲性がある 例えば4日目不安拡大、5日目自殺のときに自殺の犯人の不安が4日目で0(学者など)だとしても5日目の自殺が起きやすい 言い換えれば、ケアできない不安が2ついきなり降ってくる、ということ ただ置くだけなら医者やナースで取れるが、それも無理 3 妄想と恋愛相手の相性 妄想拡大ウィルスと一緒に使うと、いきなりシリアルキラーが好きな場所に登場し、キャラが殺される、ということが出来ます 相方が友情サークル、契約、殺人計画などのときは気を配っておかないと大変なことになりかねません 恋愛模様、恋愛風景のメインラバーズのPPのうち、読みあいで通せなかった方のカウンターを補助できます 不安1暗躍1か不安3が危険水域になるのは正直ヤバいです メインラバーズに暗躍禁止or不安-1を置くだけで封殺、という手も使えなくなります 4 犯人がすぐはバレない 犯人がいるエリアやキャラクターがわかるわけではないので、犯人候補が増える場合があります 不安-1で対処できるから大丈夫、と甘く考える脚本家はミスリーダーを暴れさせたり不安+1を置き続けたら犯人がわかるかも考えましょう 5 事件のPPが強くなる 蝶の羽ばたきや、行方不明など強い事件のために不安-1をとっておきたいのに、序盤の不安-1を2枚ほど切らされる事が考えられます つまり、起こさなくても(起きなくても)事件が発生しやすいです 防ぎやすいから大丈夫、ではありません 6 それ以降の犯人候補が拡散する 犯人候補が増えると、その事件を止めるのはとても難しくなり、次のループにも差し支えます 主人公の指針がたてにくくなり、主人公がイライラして、楽しみを削ぐ可能性があります ちなみに、事件の犯人候補は3人いると多いです URL https //twitter.com/hiroakino2112/status/499910310501707778 URL https //twitter.com/hiroakino2112/status/499911413788192768 URL https //twitter.com/hiroakino2112/status/499912716329312256 URL https //twitter.com/hiroakino2112/status/499914853109075968 URL https //twitter.com/hiroakino2112/status/499915985793474561 URL https //twitter.com/hiroakino2112/status/499917099288891393 とあるプレイヤーが意識している点 基本的な惨劇ルーパーの脚本の書き方は3種類ぐらいあると思ってる。(もちろん、元ネタがある脚本も素晴らしい。が、ここでは省く) 1.ルールから書く。 2.キャラから書く。 3.ギミックから書く。 1.ルールから書く ルールを何らかの方法で決めて、その後でキャラと事件を当てはめる方法。 例えば「未来改変プラン」「潜む殺人鬼」「恋愛模様」とだけ決めて、キャラをぱぱっと配置。 事件に羽ばたき、殺人事件などを添えていく。 この方法は書きやすいが難しくなりやすい。 一番普通の書き方であり、困ったらこれ。 惨劇ルーパーはルールの組み合わせでは基本詰まないので、「事件を止められるように」←重要 しておけば大抵大丈夫。 事件を止めにくかったり、事件のPPが強すぎるとまずいやつ。 2.キャラから書く キャラには全て友好能力があり、それは主人公がわの有利になる。 その友好能力を意識し、「今日はこいつが主役」と言う形で脚本を書くもの。 「ミステリーサークルの学者」「不安-1が4枚必要な委員長」 「遠隔殺人のマスコミ」「犯人全員学生の時の男子学生」などなど。 3.ギミックから書く 例示、MC 配役 女子学生:ゼッタイシャ(3) 委員長 :パーソン お嬢様 :フール(2) 巫女 :ドリッパー マスコミ:パーソン サラリーマン:キーパーソン(4) 情報屋 :メイタンテイ 医者 :フレンド 入院患者:ミスリーダー(6) 移動ナナメ無し 事件 2日目:前兆 (お嬢様) 3日目:不安拡大(女子学生) 4日目:殺人事件(サラリーマン) 6日目:前兆 (入院患者) 要するに「3日目までにどうなるか?」というのが焦点ですな 事件がどのように起こるか? カウンターはどうなる? 考えてみましょう() とあるプレイヤーとの対談(雑談)より抜粋 まとめると 重要なのは「勝つ回数」であって Yで2回 Xで1回だと踏んでおくと大外しはしなくなる 基本的に脚本を書くときはコツがありまして、基本的な脚本を書くときは ①ルールYで2回勝つことを想定する ②ルールXで1回勝つことを想定する ③ルールXの役職を1つ隠せるように想定する これが基本です これに「事件」を足すのが自分(とある方)の書き方 2回勝つってことは、あの役に立つループ回数表的に考えると 大概2.0超えてるやつはないので、少し脚本家厳しめにできる Xだとこれも1.0超えてるやつはほとんど(ウィアードにはあるんだけどね!) ないのでこれもだいたい脚本家にわずかに厳しくなる で、そのうえで役職を隠さなきゃいけない。 これでさらに「Yから隠そう」ってするとかなり縛りがきついので Xに隠す用のやつを1つもらいたい(ミスリーダーやモクゲキシャなど。) で このままだと脚本家厳しすぎるので事件を仕込むことになる 例えば「封印されしもの」で「邪気の汚染」を仕込めば 事件のPPで勝利を1回以上カウントできるわけで 事件で何回勝つつもりかも足す 例えば(もう細かいキャラは書かないけど) 封印されしもの →2 友情サークル →1 妄想拡大ウィルス→0 邪気の汚染→1 病院の事件→1 殺人事件 →1 にしちゃうとちょっと脚本家が強いかなって感じがする だから 封印されしもの →2 友情サークル →0 妄想拡大ウィルス→0 病院の事件→1 殺人事件 →1 これぐらいがちょうどいいぐらいのPPになりやすい で、ここが重要なんだけど 「勝つつもりのループ数」より わずかにループ数を増やせればそれが理想 最終ループあたりでうまいこと負けるか、ギリギリで勝つかできる で、ルールYで2回ってのはだいたい無茶なこと言ってるんで この計算方法でぴったりになると、ほぼいい感じになる 上の脚本で見ると キーパーソン殺害→1 パラノイア殺害 →1 ウィザード殺害 →1 神社に暗躍 →2 となる このままだときついので巫女で神社の暗躍PPを阻害、事件を弱くする、 鑑識官で死体も調べられるようにする、ウィザードとパラノイアの 友好能力を2にするなど簡単にする要因をいっぱいつめこむ で、だいたい脚本ができる(雑すぎ!) (以下、非公式な場でBakaFireさんより頂いたアドバイスを記載) 拡張初陣用のアドバイス 初級~中級者向けに脚本を書く場合、登場人物を減らすのが良い。 具体的には6~7人くらい。 理由としては 1.同時に処理しなければならない情報量を減らす。 そうすることで、1つの情報が確定すると連鎖的につながり易いし 脳がパンクしない。 2.選択肢が細まる。 人数が少ないと、ルールの組み合わせによっては役職者が 登場人数を超過してしまうことがあるため、自ずと候補が絞れる。 特殊ルールについて 「友好禁止禁止」や「斜め移動禁止」など、脚本家のカードを縛る 特殊ルールについてですが、美しくない、などと躊躇しなくて良いです。 「友好禁止禁止」は、脚本家から「ガチで殴りあおうぜぇ」という意思表示 「斜め移動禁止」したところで、そうたいした事はありません。
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■フランダースの犬 脚本 27 28 33 34 42 43 44 47 48 ■関連タイトル 廉価版 フランダースの犬 ファミリーセレクションDVDボックス
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{シナリオ(脚本です) } 女=にとりとなっております。声色を変えてもらえるとベストです 鈴奈庵 本を読みながら 小鈴「うーん今日は何か大事な日だったような…」 女が入ってくる 女「ごめんください」 小鈴「いらっしゃい。あ~!こないだの」 女「覚えてくださってるんですね。」 小鈴「勿論!あの量は忘れられませんよ…。あの量の製本はまた今度に…(小声)」 女「大丈夫ですよ、今回はクッキーのレシピを探しにきましたからw ところで繁盛なさってるそうですね、妖魔本の新サービス」 小鈴「はい!お客さんのような、特別な雰囲気の方が殆どですがね~」チラ 小鈴が本を持ってきた 縄文クッキー、乾パン、など 小鈴「何冊かありますが、妖魔本はこちらになります」 女「ふふ。ではこの本を」 小鈴「まいどありー!」 小鈴「…そういえば、今日って阿求の誕生日!」 魔理沙「邪魔するぜ」 小鈴「わすれてたああああああ!」 魔理沙「どうしたんだ小鈴、いきなり大声出して」 小鈴「ごめんなさい!今日は休業にしてもいいですか!?」 魔理沙「だめです。なんだよどうしたんだ?」 小鈴「今日何の日か分かる?」 魔理沙「鈴奈庵閉店の日?」 小鈴「コォラ!違います!阿求の誕生日よ~すっかり忘れてた」 魔理沙「友達の誕生日忘れるなんて最低だなー」 小鈴「霊夢さんから聞きましたよ、しょっちゅう忘れてるって」 魔理沙「ギク。私のことはともかく。パーティでもするのか?」 小鈴「うーんクッキーを作りたかったんだけど…あの本どこ…って。あ…」 魔理沙「?」 小鈴「そっか…非売品じゃなくなったんだった…」 魔理沙「??」 小鈴「クッキーのレシピ、さっき人…なのか知らないけど貸しちゃったんですよ 特別なレシピだったのに…」 魔理沙「クッキーの作り方が知りたいのか?ふふふならこの魔理沙さんが教えてあげるのぜ」 小鈴「オリジナルメニューなんですよ~。特別な日、それも大事な友達にあげるからこそ普通のクッキーじゃ駄目なんです!」 魔理沙「へ~大事な友達、阿求ぐらいしか思いつかないが」 小鈴「…それをいうな」 魔理沙「でも妖魔本に載ったクッキーなんて阿求に食べさせるつもりなのか?」 小鈴「ふえ!?そ、そんなことするわけないですよ!厳密にはあの本に挟まったメモですよ。本を参考にはしましたけど」 魔理沙「・・・・。そうか。今からいけばメモだけ取り返せるかもしれないぜ!」 小鈴「取りに行くつもりなんですか!?」 魔理沙「さっき出て行ったやつだろ?まかせろ!」 小鈴「え!?ちょっと待って!」 小鈴「ふむ」 魔理沙「おかしいなさっき、そこの角を曲がったはずなのに」 小鈴「もしかしたら妖怪なのかもしれませんね」 魔理沙「そうだな。返してもらえるまで諦める…」 小鈴「ほっ…」 魔理沙「わけにもいかない!」 小鈴を箒にのせる 小鈴「ちょとちょちょちょ早い!早すぎます!」 女「やましいことはしてないはずなのについ足早に。ふふふ、でもこれできゅうりの新オリジナルメニューが」 マミゾウ「おや、なぜおぬしがここに。あの貸本屋にまた何か刷らせたのかの?」 女「ぬ?なんだーお前か。違う違う。きゅうりとクッキーのレシピを借りにな。今度サンプル試食会に招いてやるよ!」 マミゾウ「ほうふむふむ・・…きゅうりとクッキーどういう関係があるのかの…?ちっ、いっちゃったぞい」 魔理沙「お!マミゾウじゃないか、お前がクッキーのレシピを借りにきたのか?」 小鈴「マミゾウさん!?このまえはどうも…じゃない、魔理沙さん、もう帰りましょうよ!」 マミゾウ「おや?何か河童にされたのか?」 魔理沙「河童?」 マミゾウ「わしは鈴奈庵に新刊がないか確かめに行こうと思ったんじゃが。 河童がさっききゅうりがどうとかであっちにいったゾイ」 魔理沙「わかった!」 小鈴「もういいって~」 にとり「おや、こんなところにお菓子作りの材料屋さん。ちょうどいい、隠れるか」 ナズーリン「いらっしゃいませー」 にとり「…。(命蓮寺の系列店か…)せっかくだしサンプルの材料買って行くかな。小麦粉と牛乳ください」 ナズーリン「ないです」 にとり「え?ない?」 ナズーリン「お菓子の材料は全部売れ切れだよ。入荷も未定。これじゃ商売になんないよ~」 にとり「なんで営業してんだよ。やめたら?この仕事」 ナズーリン「しょうがないさ、仕入先からもうおたくとは取引しないって。新しいお菓子工場と取引するって言われちゃったよ」 にとり「(しまった、うちのことじゃん)そ、そっかあ、じゃあ仕方ないな」 アリス「あらあなたもクッキーを作りにきたの?」早口 ナズーリン「いらっしゃいませー。材料は全部売れ切れだよ。スニッカーズなら私の尻で暖めたのがあるよ」 アリス「つっかえ。せっかく魔理沙にクッキー焼いてあげようと思ってたのに。それください。てんぷらにするわ 全く、どこかの誰かさんがお菓子工場なんてつくらなければ…」 にとり「…」 魔理沙「おやこんなところに命蓮寺の店か。アリス~、来てたのか」 アリス「あら魔理沙、それに貸し本屋のお嬢ちゃん。あなたもクッキーを作りにきたの?」 小鈴「こんにちは、いつも人形劇の脚本を借りに来るアリスマーガリンさん。いえ、今日はその女の人に用事があって」 アリス「へえ…あと私はマ」さえぎられる にとり「え?あらどうしたの私に用事なんて。何か手違いでもあったかしら…ちょっと外で…」 アリス「ねえ、いつまでガバガバ変装してるの?バレバレなのに」 にとり「…」 にとり「ばれちゃしょうがない、私がきゅうり菓子工場責任者のにとりだよ!」 ナズーリン「なんだこれはたまげたな」 小鈴「ええ!?そんな、妖怪だったなんて!きゅううん」気絶 魔理沙「おい!小鈴!察してただろ!」 にとり「まあ聞いてくれ。にんじんしりしりが流行り我ら河童のきゅうりが売れなくなったんだ。死活問題だったんだよ ピクルス抜きとか漬物離れの若者が多すぎるんだよ。それにな、手作りお菓子なんて古いんだよ!! 逆にこれを商機に!河童の技術を生かしたお菓子工場作ったんだよ!」 アリス「きゅうりのお菓子って不味そうね」 にとり「だからヒントになるようなものないかとレシピを借りたわけだが?いかんのか?」 アリス「いかんでしょ。おかげでお菓子の材料が品薄じゃない!」 にとり「ふふふ、お菓子はうちから買えばいいじゃんか~目の前におるじゃんか~! 材料から作るより安く、手間のかからない、おいしい、新鮮なきゅうり菓子がな!」 魔理沙「お菓子工場を作るのは構わないぜ。だが利益に走り、 特別な人のため、手作りクッキーを作る、その気持ちをないがしろにしてまですることか!」 にとり「きゅうりの魅力の分からん腐れ原住民に何を言っても分からぬさ!」 ナズーリン「私もおかしいと思ったよ?品薄なんて夢なら覚めてほしいと思った でも手作りお菓子を、世界中の誰もこんなに好きになれないってわかるくらい。守ってみせる。店だけに」 にとりがバズーカを発射。ナズーリン死亡。希望の花が咲く アリス「なんだよこいつ…死んでんじゃん。つまんねーの」 魔理沙「お、目が覚めたか」 小鈴「魔理沙さん?あ、私のレシピが!!」 にとり「メモ?読める…読めるぞ…、そうか、その発想はなかった。このレシピさえあれば!きゅうり産業はほーむらん!!」 アリス「…させないわ!」 にとり「このメモから妖気を感じた!すなわちこれも妖魔本、貸本の一部とみなすべきだな!今返せというのは契約違反だねえ」 アリス「でたらめを!」 魔理沙「小鈴、もしこっちまでくるなら、よく観ておくんだぜ!」 小鈴「は、はい!」 戦闘 アリスはガンプラ交じりの人形 アリス本人が負ける 魔理沙も窮地に 小鈴の妖魔本によってピンチを脱する にとりは道具を放棄相手にぶつける(Vガンダムウッソ戦法) それを魔理沙はかわしビームを数発打ち込む アリスは人形という数で押さえつけようと一斉射撃 にとりは工学迷彩を巧みに操り、魔理沙の誤射を招く 魔理沙「おらおらゴーヤぶち込んでやるぜ!!!」 にとり「ふとすぎるっぴ!」 アリス「まじで入れてるの…」 にとり「なっ!尻小玉抜くぞ!」 にとり「仕方ない~ お菓子工場の規模を縮小するよ~」 ナズーリン「しょうがないさ。お菓子づくりは簡単じゃないってはっきりわかんだね」 にとり「なんじゃそら、慰めてるつもりか…?」 ナズーリン「まあまあ、私が残しておいた手作りお菓子たべて」チョコフレークケーキ にとり「はぐっ! うん!おいしい!」 フレークがこぼれてる アリス「ううう」 魔理沙「ごめんよ、怪我はないか?」 アリス「大丈夫よ。気にしないで。魔理沙と戦うことで幸せを感じられるんだから」 魔理沙「私もさ!ありすぅ!」 魔理沙はアリスの無事を確認した 小鈴はメモを拾い上げると一部を破り捨てた 魔理沙「おーい小鈴、メモは無事か~?」 小鈴「はい!」 魔理沙「どれどれ小鈴の秘密のレシピはっと…なんじゃこら」 小鈴「?」 魔理沙「私のクッキーと大して変わらないじゃないか~~~!」 小鈴「あははは…」 魔理沙「もう怒ったぜ、私が先にクッキー作って阿求に渡す!」 小鈴「ええ!?駄目ですよ!日ごろ素行の悪い人が可愛いところ見せるインパクト強いやり方は!」 魔理沙「くやしかったらすぐ家に帰るんだな!~サラバだー!」 アリス「魔理沙~まって~」 小鈴「ひど~い!!」 ちぎれたメモの一部が空に舞い、鈴仙の足元におちる 鈴仙「あら、こんなところにゴミが…オチ水…?」 鈴仙「たしかうちでは処方できないお薬ね」 阿求「あら、午前中どうしてたの」 小鈴「ん~ちょっとね」そわそわ 阿求「どうしたの?」 小鈴「誕生日おめでとう!阿求!」 阿求「…」顔が見えない 小鈴「…」目を瞑って 阿求「ありがとう、でも私実はクッキーよりお煎餅がすきなの」 小鈴「へ!??」 阿求「でも」 ばりばり 阿求「小鈴の作るクッキーは固めで好き」 小鈴「ありがと!」 阿求は若干残念そうな顔をして終わる 小鈴 魔理沙 マミゾウ アリス にとり ナズーリン 鈴仙 阿求
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少年の父親は、無実ながら人狼の疑惑をかぶせられ、怒れる村人に殺される。 少年は、村を呪い、人狼に助けを請う。 一方人狼は、快楽と食欲を満たすため。 たいした思い入れを持たずに少年の願いを聞き届ける。 村に本当の人狼騒ぎが始まった。 覚醒する占い師。 苦悩する霊能者。 奔走する狩人。 迷走する共有者。 占い師に人間という証明を貰う、狂人となった少年。 また一人が処刑され、そして新たに一人が襲撃される日々が続く。 狼の牙は、やがて占い師にかかり、霊能者を表だって処刑する日も近付いていた。 狂人の少年の前に狼は姿をあらわす。 その姿は、理想とする救い主ではなく。 そして、村を愛している心の一部にとらわれ。 乱れる心の中で、それでも人狼とともに村をほろぼしていく少年。 彼の最後に願うものとは。 戻る
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脚本担当:鼻声 キャスト ジェニファー にこ 恵子 麻痺 和江 montan ぞよのおじいさん モノマネ人間 ATA隊長 蝉の抜け殻を集めてミキサーにかけたい ATA隊員A 内藤 ATA隊員B 金魚 ATA隊員C rokuzou ATA隊員D Mg ATA隊員E おとぼけ君 ATA隊員F Jing 純一(大・B) モロ 純一(大・C) 俺消失 医師 麻痺 看護婦 ほたるこ アナウンサー 鼻声 ナレーター むさし ナレーション 「厄醒(さと)し編・その四 雛見沢大災害」 (00:00〜) OP ナレーター 「この番組の提供は Geneon ジェノンがお送りいたします そして Frontier Works Inc. アルチェミストがお送りいたします」 (提供1) ナレーション 「製作 ひぐらしのなく頃に・解 製作委員会 監督 こんせんしゅう」 (01:18〜) ナレーション 「ひぐらしのなく頃に・解」 (01:28〜) ナレーション 「ジェニファーの病気のことを、ジェニファー… 和江の病気のことを知ってしまったジェニファー。 思えばあの夜から、何かがおかしかった。 あの夜和江が見せた様子から、何かがおかしかった。 ジェニファーはそう思っていた。 とにかく今自分ができることはただ、笑い、和江の傍にいてあげることだと、 そう思ったジェニファー…だった」 (01:34〜) ジェニファー 「あそこに、ストーカーしてきた人…。 一体なんだったんデスーカ…。 私たちのことをストーキングしてきた人たちの…。 和江に、和江にレクイエムの作成を依頼しにきた、依頼しにきた人間だったんデスーカね…。 和江の死を、予言、和江の死を、和江の死を予言していた人間だったとしたら… そんなの、そんなの悲しすぎマース…」 (02:00〜) ナレーター 「二人ともここ最近眠れない日々が続いていた」 (02:26〜) ジェニファー 「あの日の、和江のナミーダ…。 和江の、和江の涙を見たら、ワタシには、ワタシは無力すぎマース…」 (02:31〜) ナレーター 「純一の小学校。 和江は、和江は純一を、純一を見て、驚いた表情だった」 (02:43〜) ジェニファー 「純一! あなたはどう見ても純一そっくりデース。 どうしてこんなところにいるんデスカ…」 (02:55〜) 純一(大・B) 「だから! 俺は未来からやってきた純一だ!」 (03:04〜) ジェニファー 「どうして未来からやってきたんデスーカ…」 (03:09〜) 純一(大・B) 「俺の人生は、つまらなく、悲しく、嘆くべきものになってしまった」 (03:12〜) ジェニファー 「あなたの人生は、嘆くべきものではありまセーン…」 (03:17〜) ナレーター 「車で走る純一」 (03:25〜) 純一(大・B) 「おまえら何をしているんだ」 (03:26〜) ATA隊員A 「ふっ… 発見されたからにはしょうがねえ! ヘェッ!」 (03:29〜) ナレーター 「それでも、その日は月が、月が照らしていた」 (03:35〜) ジェニファー 「うーん… ワタシも、もうそろそろ眠くなってキマシータ…」 (03:40〜) ナレーター 「そうだ…。 ジェニファーは、ジェニファーは自分の崩れる生活テンポを、直そうとしていた。 暗闇の中、暗闇の中…。 その、その、暗闇は恐怖を、恐怖を、恐怖だった、ジェニファーに与えられる恐怖だった。 まるで和江の、和江の死へのカウントダウンが始まっているかのような…。 その暗闇は…。 恐怖だ、恐怖でしかなかったのだ! そうだ。 そこには何も見えない。 暗闇の中手探りでジェニファーは歩いた。 自分の、自分の恐怖をなくすために。 少しでも、少しでもこの、腕の震えをなくすために。 和江は歩いた、歩き続けた」 (03:47〜) 和江 「ジェニファーちゃん、ジェニファーちゃん…。 私、こわくないよ。大丈夫。 死ぬのなんて、怖くないわ…。 ジェニファー…」 (04:39〜) ジェニファー 「カズーエ… カズーエは、大丈夫デース。 人間は、生まれ変われマース。 ワタシはクリスチャンデス。キリスト様が言ってマシタ。 生まれ変わったら、きっと二人で、二人でまた一緒に、今度は二人で 兄弟にでもなって生まれ変わりましょう」 (04:53〜) ATA隊長 「ああ… 逃(のが)さない俺らは! 俺らは純一を逃(のが)さない! 今だ!階段を駆け上がっていけ!」 (05:14〜) ATA全員 「特捜部隊!ATA!」 (05:24〜) ATA隊員B 「今すぐ階段を駆け上がって行くんだ!」 (05:26〜) ナレーター 「そう、その先には暗闇、暗闇の中である」 (05:28〜) ATA隊長 「私たちには見えている。 俺たちには見える! さあ!」 (05:31〜) ATA隊員A 「いかんせん何も見えませんね隊長」 (05:37〜) ATA隊長 「いやあ、大丈夫だ」 (05:39〜) ナレーター 「汚れたベッド… その薄汚れたベッド、いや布団には誰もいなかった。 殺人部隊ATA、その殺人部隊が、今、今、人を殺そうとしていた」 (05:42〜) ATA隊長 「さあ…。 今から解剖させてもらおうか。 これは悪の陰謀ではない」 (05:59〜) ジェニファー 「っと、な、何があったんデスーカ…。 妙な物音がシマース…」 (06:08〜) ナレーター 「殺人部隊は、殺人部隊は今にも、人を殺そうとしていた」 (06:16〜) ジェニファー 「いったい何が… 引き起こったんデスーカ…」 (06:22〜) ナレーター 「この夜の町を、女の子1人で歩くのはそれは危険だ。 しかしそれでも、それでもジェニファーは、気になって、怖がっていた」 (06:26〜) ジェニファー 「はぁっ…」 (06:34〜) ナレーター 「滴る血。ジェニファーがその時見たのは、 ジェニファーがそこで見たのは、 和江の、和江の死体だった」 (06:38〜) ジェニファー 「ア、ア、アアアアアーーーーーーーッ!!! な、なんで、なんで! こんなトコロで、どうしてアナタが… 死んでしまって…!」 (06:50〜) ATA隊長 「今だ!」 (07:06〜) ジェニファー 「ア、アアッ!」 (07:07〜) ATA隊員C 「そっちを探せ!逃げたぞ!逃げたぞジェニファーの野郎!」 (07:11〜) ナレーター 「ジェニファーは信じたかった!そのとき自分が見たのは幻覚だと信じたかった! ジェニファーは、ジェニファーは自分の目を、自分の見たものを信じることができなかった!」 (07:17〜) ジェニファー 「アアッ!!」 (07:24〜) ズサーッ(擬音) (07:26〜) ジェニファー 「なぁ…っ、はぁ…はぁ…はぁ…っ、…ナンデ…ナンデ、こんなの…っ、ジェニファー… 和江が死んだからといって、こんな風に、こんな風に死んでしまうなんて…」 (07:28〜) ナレーター 「しかしジェニファーは、自分の身の安全を確保するために逃げることで精一杯だった。 そう、それは殺人部隊ATA。 Adult Traditional Audiation… から、逃げることで精一杯だった。 まさか、和江が、和江はただでさえ病気で、病気で命が短かったのに、 何者かによって殺されてしまうなんて! そして、快楽殺人集団が、この町に蔓延(はびこ)っていたなんて! ジェニファーは知らなかった。 いくら、いくら殺人の温床であるアメリカですら、そんなことはなかったからだ」 (07:46〜) ATA隊長 「このマイクロスコープを使って覗けば、ジェニファーの位置はわかる。 クッ、ハハハ… ジェニファー、お前がいくら逃げ惑っても、俺らはそれを捕まえる」 (08:21〜) ジェニファー 「ウッ…アァ、カズ… ジーザス… ワタシを助けてください…アーッ!!」 (08:33〜) ATA隊員D 「今、そっちから物音がしたぞ」 (08:40〜) ジェニファー 「ハァ…ハァ…ワタシは負けません。 和江のためにも、和江のためにも生き抜きマス!」 (08:43〜) ナレーター 「キラリと光るナイフ。それは、ジェニファーをジェニファーを殺そうと、 ジェニファーを殺すために、殺すために光っているようだった」 (08:52〜) ジェニファー 「カズーエ… ワタシは悲しいけれど、ワタシは、生き延びなければならない! アナタの分まで、生きなければならないんデス! 負けてたまるもんかぁっ!!クッ… ウウッ…アアーーーッ!!」 (09:00〜) ナレーター 「手の力を失った、ジェニファーは、川に落っこちてしまった…」 (09:19〜) 〜悲しげなBGM〜 (9 29〜9 48) ナレーター 「和江は、和江は…。 死にそうになりながらも、ジェニファーは死にそうになりながらも、 ふらふらになりながらも歩いた。 ジェニファー…ジェニファー死なないでくれ! ジェニファー、ジェニファーだけは生き残る。 みんなはそう信じていた。 いまだ部隊は、部隊は探しに行く」 (09:49〜) ジェニファー 「ワタシは…」 (10:19〜) ナレーター 「運ばれる死体。そして更に殺される… そこで行われていたのは快楽的殺人。 教室に入り込んでいたのは謎の、謎の殺人集団、テロリストだった。 しかし、その快楽殺人集団の被害者に、まさか和江がなろうとは!」 (10:22〜) ジェニファー 「アイツらは…一体なんなんデスーカ…」 (10:42〜) ナレーター 「そこで行われていたのは、恐ろしいデータ統計… そして、見るにもおぞましい、おぞましい…! 意識を失って死んでしまった人たちの姿! その中には、純一、みうや恵子までいた!」 (10:49〜) ジェニファー 「アアアアアアアーーーーーッ!!! ナンデ!ナンデ!!」 (11:06〜) ATA隊員E 「ジェニファーは確保、しました」 (11:13〜) ATA隊員F 「ジェニファーは確保しました。 今からジェニファー殺人計画、計画Aを始めます」 (11:15〜) ジェニファー 「ア、アア… アアアア…」 (11:21〜) ナレーター 「ひぐらしのなく頃に・解」 ナレーター 「ひぐらしのなく頃に・解」 ナレーター 「そこにあったのは病院だった…。 みんなは唖然とした様子だった。 その日のテレビのニュース…」 (11:36〜) アナウンサー 「ニュースです。ニュース速報です。 雛見沢町では何故か、快楽殺人によって殺された人が多数、 殺された人が多数起き、起きました。 それによって、被害を受けては、意識を失った人間も多数。 病院に運ばれている人間が多数います」 (11:45〜) ナレーター 「その中にはジェニファーもいた。 ジェニファーは今までに見てきた数々のショッキングな映像のせいで、 映像のせいで、自己喪失、自分を喪失してしまった状態になってしまっていたのだ」 (12:01〜) 医師 「残念ながらお孫さんは、死んでしまったようですね」 (12:15〜) ぞよのおじいさん 「マジでぞよか」 (12:21〜) 医師 「悲しいですが、お孫さんの死体は、神社で発見されました」 (12:24〜) ぞよのおじいさん 「本当に…本当か!それは、間違いないのか!和江で間違いないのか!」 (12:29〜) 医師 「誠に言いにくいですが… 遺伝子鑑定からもどう見ても和江さんでした」 (12:34〜) ぞよのおじいさん 「死んでしまったのはワシの孫娘なのか…! 孫娘が、孫娘が死んでしまうなんぞよ…」 (12:40〜) 医師 「とにかくしょうがないです。今は私たちは、事実を受け入れるしかない」 (12:51〜) ぞよのおじいさん 「それしかない、それしかないのか」 (12:55〜) ナレーター 「狂っている…! この狂っている町…。 ジェニファー、ジェニファーは日本に帰るまでに何もかも失いそうになっていた。 お見舞いに来たおじいちゃんだった」 (13:00〜) ぞよのおじいさん 「ジェニファー… 大丈夫か… ワシは、ジェニファーが辛い思いをしているのがわかる。 ワシもはっきり言ってもう気がトチ狂いそうじゃ。 だけど、お主…お主は生きてくれ…。 ジェニファー… 今すぐこのタオルで、その口の血を拭っておくれ」 (13:14〜) ナレーター 「握られていたのは血塗られた帽子。そこにはRyuguと書いていた、血塗られた帽子だった。 ジェニファーは意識を失っていた。 あれだけの…あれだけのショッキングな映像を見たら、意識のひとつ失うのは当然かもしれない。 人々は願っていた。 ジェニファーが戻ってくれることを、そして、いつものように笑顔で、笑顔に戻ってくれることを 祈っていた」 (13:48〜) ぞよのおじいさん 「ワシには信じられない。どうして、どうして何の罪もない若くて尊い命が、 こんな風に失われてしまうのか…。 神はいないのか!!! ワシら、ワシらにできることは何もない。 ワシなどただの、ただのジジイじゃ。 孫娘が死んでいく姿を、見ることすらできなかった。 事後報告でそれを知ることしかできなかった。 なあ、ジェニファー…ジェニファー! ワシの願いじゃ。お主だけでも、お主だけでも生きておくれ! ワシは今まで自殺したいと思っていた。自分の人生がつまらないと思っていた。 だけどそれは間違っていた。こんな尊い命が奪われるんだったら、 残された者は、残された者は生きていく、生きていく義務があるんだ! 命は大事なんだ! そうだ、だから純一殿と、純一殿と自殺をしようと交わした約束は… もう放棄してしまう。 だからジェニファー、早く早く元気になって…元気になって…。 いつものように笑顔で、笑顔で町を、笑顔で町中を、 駆け回っておくれ…」 (14:22〜) ナレーター 「ジェニファーは答えなかった。ジェニファーは、ジェニファーは虚ろな瞳で…」 (15:49〜) ぞよのおじいさん 「あっははははははは!! だから起きろって言ってるんだよジェニファー!! あはははは!!なあ! だから頼むから目を覚ましておくれ!! ワシの、ワシの孫娘の代わりにも、目を覚ましておくれよぉ…ジェニファー…。 頼むから…」 (15:56〜) ナレーター 「おじいさんは、軽く気が狂いかかっていた。 そこの中、町中の人々は、今も今にも… 今にも、みんなが狂いそうになっていた。 謎のテロリスト集団のおかげで、この町は、この町の人間はどんどんと狂っていった」 (16:25〜) ぞよのおじいさん 「ハッ!! ジェッ、ジェニファー!今ジェニファーちゃんが、 意識を取り戻した!意識を取り戻した! 至急、至急医者を、医者を呼んでおくれ!! ジェニファー… ジェニファーが、ジェニファーが意識を取り戻したぞ… ハァ… じゃあワシは、そろそろ失礼する」 (16:47〜) 看護婦 「ありがとうございます。 …狂っているわ。 どうして、こんなことが起きるのかしら」 (17:18〜) ナレーター 「じいさんは、その街を、その病院を後にした…後、その病院をにらみつけていた。 自分への憤慨だ。 殺されていく人のために何も出来ない自分。そして、無力な、日本の医学への憤慨だ…」 (17:30〜) 純一(大・C) 「ええ、その件に関しては、わかっています。 ああ、どうでしたか、おじいさん」 (17:46〜) ぞよのおじいさん 「やージェニファーちゃんもなんとか意識を取り戻したようで。 なんとかよかった…」 (17:52〜) 純一(大・C) 「いやあ、それならよかったですけどねえ」 (17:56〜) ぞよのおじいさん 「それにしても、キミは… ふうん… そういえばこの場所は、どこかで見たことがあるなあ」 (18:00〜) 純一(大・C) 「はあ、見たことがある…。 それはそうです。だって僕は、純一君の、未来から来た純一ですから。 あなたとは未来でいずれ、同じ場所の所属になります。 同じ場所で働くことになるはずです」 (18:13〜) ぞよのおじいさん 「なんだと!じゃあお主は、タイムスリップしてきたのか!? じゃああの時見たジェニファーちゃんの…。 なら教えてくれ!ジェニファーは、ジェニファーは無事なのか? 無事、意識を取り戻して、ジェニファーはこのまま元気になることができるのか、 教えてほしいぞよ!」 (18:32〜) 純一(大・C) 「はい、大丈夫です。ジェニファーはちゃんと意識を取り戻す。 私が知っている未来、私が知っているレベルの未来でいいんでしたら、 ジェニファーちゃんはちゃんと意識を取り戻すことになっています」 (18:55〜) ぞよのおじいさん 「意識を取り戻すと言っても、ワシにはそれが信じられない」 (19:10〜) ナレーター 「二人は病院に向かった。 薄暗い病室は、もの悲しく、そしてどことなく不気味な、不気味な雰囲気を醸し出していた」 (19:16〜) 純一(大・C) 「…怖いんですか?ジェニファーちゃんが…」 (19:31〜) ぞよのおじいさん 「そんなわけあるか!ジェニファーは絶対に生きている!」 (19:34〜) ナレーター 「二人は怖かった。ジェニファーがひょっとして死んでしまっていたら…」 (19:40〜) ジェニファー 「ハッ! …ワ、ワタシは何をしているんデスーカ…」 (19:43〜) ナレーター 「そこに見えた帽子…。ジェニファーは、ジェニファーは…」 (19:51〜) ぞよのおじいさん 「おい目覚めろジェニファー!!目覚めるんだ!! ジェニファー、目覚めるんぞよ!!和江の分まで、和江の分まで生きるんだ!!」 (19:59〜) ナレーター 「あの時の記憶が、微かに残っていたジェニファー…。 走って逃げていた恐怖体験!!」 (20:10〜) ジェニファー 「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」 (20:18〜) ナレーター 「ジェニファー…」 (20:24〜) 恵子 「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」 (20:25〜) ナレーター 「恵子も逃げていた。恵子も謎のテロリスト集団に襲われようとしていたのだ。」 (20:28〜) 恵子 「や、やだ… 私、私だけ、私の命だけは助けて!」 (20:32〜) ジェニファー 「エエッ!? つまりあの帽子は、恵子が、恵子が襲われたということを示していたのね… 示して、いたんデスーカ… そんなの嘘デスーヨ… 恵子は、恵子は死にマセーンネ!」 (20:41〜) ナレーター 「そこには、ジェニファーの、ジェニファーからのナースコールがあったので、 ナースさんはそこに向かっていた。 走るおじいさん!」 (21:05〜) ぞよのおじいさん 「大丈夫か、大丈夫ぞよか!」 (21:20〜) ナレーター 「そこに、たくさん入るナースから、おじいさんは異変を感じていた。 ジェニファーは、ジェニファーは大丈夫なのか…」 (21:24〜) ぞよのおじいさん 「ハッ…。 ジェニファーは、ジェニファーは無事でぞよか? 無事、ぞよか? ジェニファーは大丈夫ぞよか?」 (21:35〜) ナレーター 「そこには、目を閉じていたジェニファーの姿があった…」 (21:53〜) ぞよのおじいさん 「えええええっ!!! ふざけるな!!!なんでジェニファー死んでんだ!!!! ええっ!!? ふざけるな!!!そんなことがあっていいのか!!!!!!! ジェニファー…」 (22:00〜) ED ナレーター 「この番組の提供は Geneon ジェノンがお送りいたしました そして Frontier Works Inc. アルチェミストがお送りいたしました」 (提供2) ※次回予告なし
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脚本担当:nisemono ナレーション 「サイカイ」 OP ナレーション 「製作 ひぐらしのなく頃に 解 製作委員会 監督 こんせんしゅう ひぐらしのなく頃に 解 この番組の提供は Geneon ジェノンがお送りいたします そして Frontier Works Inc.がお送りいたします」 純一(大) (緑、それは人の心を癒す。 そこに通る車でさえも、俺は心惹かれていた。) 純一(大) 「なぁ、今何時だかわかるか?」 しゅんすけ 「あぁ、もう4時10分とかそこらへんを回るところじゃないか。」 純一(大) 「いや〜、すっかり季節も秋になってきたな。 緑が綺麗だ。」 純一(大) (危険——そこにはそう書いてあった。 しかしそんなの関係ねぇ、俺らはその危険な地域に突入していた。 俺らは2人で自殺をしようとしていたのだ。 人生の最後がこんなにも穏やかなものとは思わなかった。 車を走らせると、そこには民家があった。) 純一(大) 「なぁ、どうして、この看板はこんなにみすぼらしいんだ? ちょっと見てくるわ。」 しゅんすけ 「あぁ。」 純一(大) 「なんなんだ・・・このボロい壁は。」 ぞよ 「この壁は別にボロい訳ではないのだ。 そう、この壁には昔からいわくつきの呪いがある。 この壁を新築してしまったら、ここに住む霊が、 (突然笑う) そんなのは冗談だけどね。」 純一(大) 「冗談ですか・・・。」 ナレーション 「その時 しゅんすけはこの場所の事を思い出した ひのみざわ なんともありきたりな名前だ しかし主人公にとってはただの名前では済まされない」 純一(大) 「そうなんです。 (男の方を向く) 紹介しましょう、こちらが俺の彼氏しゅんすけだ。 おじいさんも気に入ってくれると思いますよ。」 しゅんすけ 「こんにちは。」 ぞよ 「おやまぁ、まぁなんとも、威勢のいい青年で、いい男ではないか。」 純一(大) (こうして俺ら3人は夜が明けるまで話した。) 純一(大) 「ではそろそろ時間なので帰ります。 今日は本当にありがとうございましたおじいさん。 この場所には霊が住んでいるんですね。」 しゅんすけ 「まぁ、本当かどうかはともかく、そのことを信じること自体は悪くはなさそうだな。」 純一(大) 「あぁそうだ。」 純一(大) (その暗闇の中 俺は大自然の中を過ごした 次の日 見渡す限りの大自然) しゅんすけ 「ここに俺らはこれから住もうとしているのか。」 純一(大) 「そうだ、自殺をする前の一時の安らぎ。 それをこの何にもない土地で過ごそうという俺らが、 俺らがそれを共有しようとしているのだ。」 しゅんすけ 「案外いい土地じゃないか。」 純一(大) (なんともしゅんすけの奴はのん気なものだ。 もうすぐ死のうというのに・・・。 奴は何も感じないのか。 この太陽が日照る、何もない土地で暮らしていくことに、 むしろ、ちょっとしたワクワクを覚えているようだった。) 純一(大) (それはあの日、軽トラックに乗っていた時のことだった。 俺は自衛隊だった。 その、怪我をした男を運んでいる時、その運んでいる時に通った、 ただそれだけ土地だったのに、なんて悲しいんだ。 今こうやってみると、どうしてこんなに、どうしてこんなに、こんなに悲しく見えるんだろうか。) ぞよ 「ワシもおぬしらが自殺をしようというのなら、いくらでも協力してあげるよ。」 純一(大) 「ありがとうございます、もうこの世に未練なんかない。 このひび割れた土地で過ごし、餓死でもなんでもしてしまえばいいんだ。 俺には、俺にはその程度の価値しかないんだ。」 ナレーション 「床を舐めるように純一は見つめていた 純一の人生はここで終わらせようとしていた 純一の人生はここで終わりそうだった」 純一(大) 「しかし、俺らの人生は一体なんだったんだろうな。 妻には逃げられ、子供は、子供は病気になって死んでしまった。 こんな人生なら最初から生きる意味がなかったんじゃないのか。 そんなことを、こうやって俺らは男同士で付き合うことになって、 ここで、ここで死のうとしてるんだ。 どんだけ馬鹿げた話だ。 さぁ、もういいんだ・・・何も気にしちゃいねぇ。 車で向かおう、例の場所に、例の場所に向かうんだ。」 ナレーション 「そこには廃墟、昔は学校だったから要は廃校した場所があった。」 純一(大) 「ここだったんだ、俺が通っていた学校。 そう、小学校だった。」 しゅんすけ 「小学校?」 純一(大) 「そうだ、小学校だ。 この場所には置き忘れた大切なものがある、そうだ・・・」 ナレーション 「第一幕 完」 ナレーション 「男はドアを開けると、その中に入っていった。」 純一(大) 「いや〜、なんとも寂れちまったもんだ。 昔は子供が騒ぎ立ててうるさかったもんだけどなぁ。 そうだ、あの日UFOが、UFOが来たと学校で騒ぎ立てられていた。 学生は驚き、小学生の、当時小学三年生だった俺は、走り逃げ惑っていた。 しかし今じゃそんなことは忘れ去られている。 机には何もねぇ。 すっかり懐かしいもんだなぁ、もう、どのようにしてもあの日は戻らないんだ。」 ナレーション 「少年だった時代、それは彼が小学三年生だった時代。 彼らが見かけたものは、とてつもなくとてつもなく、大きくそして誰も見たことないものだった。」 モブ1 「アァ・・・助けてくれ・・・ 誰か助けてくれ。 もう・・・死にそうだ、誰か飯をくれ!」 ナレーション 「その日もいつもと変わらず大自然が広がり、そこには草木が広がり、 そこには美しい神社があった。」 しゅんすけ 「神社?どうして、どうしてそんな風に・・・。」 ナレーション 「そこに広がるベッド、そのベッドにかつて倒れていたあの男を介護した形跡が残っていた。 その時捕まえた虫は今にも逃げそうだった。」 しゅんすけ 「なんでそんな風におじさん(?)を介護しようと思ったんだよ。」 純一(大) 「やはり小学三年生だから宇宙人だと思ったんだろうな。 宇宙人をこのベッドで介護して、後で色んな情報を得て、 俺がノーベル賞でもとろうと思ってたんだ。 だけどその夢は叶わずに終わってしまうわけだ。 見てみろ、この窓。 この窓の外、ここにUFOが降り立ってきたんだ。 俺らが少年だった頃は輝いていた・・・ 全てが輝いていて、何もかもが面白く思えた。 それがなんだ! 今じゃつまんねぇ中年になって、こうやって死のうとしてるんだ。 なんてつまんねぇ人生を歩んできて、俺はもう35歳だ。 こんな人生になんか意味でもあったのか? なぁ教えてくれよ。」 ぞよ 「人生に意味なんてないのじゃ。 そこに、生きている意味はない。 生きている理由があれば、生きている意味があるのじゃよ。 わかったか、純一殿。」 ナレーション 「そこには公由(こうゆう) そう、公由さん、の家があった。」 純一(大) 「何故だ、頭が痛い・・・。 人生をこうやって無駄にして過ごしてしまうことと、 早くとっとと死んでしまうこととどっちが正しいんだ。 なぁどっちに意味があるのか教えてくれ。」 純一(大) (暗闇の中、俺は死について一日中考えていた。) BGM 純一(大) 「なんとも暗いな。 俺が一生を終えるのはこんな場所だ・・・。 結局、暗闇の中に生まれて、暗闇の中に消える。 その程度の人生だったんだな、なんか悲しくなってきた。 そうだ・・・そこにはUFOが。 そこにはキラリと光るナイフがあった。 このナイフで俺は自分を殺そうとしているのだ。 ナイフ、ナイフで自分の首を刺し、そしてそのまんま意識不明になって倒れる。 しかしこれだけ勇気のある死に方はない。 しかし、薬で寝てしまうように死ぬのは俺には許されない。 この罪深い俺は、自分が苦しんで死んでいくことしかできない。 苦しんで死んでいかなければ、償いができないのだ。 そうだ、あのひぐらしがないた頃に俺は死ぬ。 ひぐらしの鳴き声が聴こえたら、俺は自らの首を斬り、 そして、死ぬのだ・・・。 足を刺し、そして死んでしまうのだ。 なんで俺が産まれたんだ。 なぁ、人生ってなんだ? ・・・教えてくれ。 小学生時代はいじめられたりした、中学校時代も友達なんかできやしなかった。 こんな辛い人生に産み落とした奴は誰だ、それで人生は楽しいと言っている輩は誰だ。 宗教に入れば救われるのか? そんなわけねぇだろうが、 だとしたらねずみ算的に宗教に入ってる人間が増えていく。 俺はどうして救われねぇんだ、 どうしてこんな辛い思いをして35年間も過ごしてきたんだ。 馬鹿げてる、人生はどうしてこんなに馬鹿げているんだ。」 ぞよ 「いや、いいんだ、今俺が楽にしてやる、今俺が楽にしてやるよ。 このナイフ、ナイフがあれば。」 しゅんすけ 「ナイフがあればもうこんな辛い世の中を生きることはなくなるんですね。」 純一(大) 「もうやだ・・・もう死んでしまいたいよ。 誰も馬鹿にされない、誰からも馬鹿にされない人生を生きたい。 その為には、この世から生をなくすしかないんです。 そうだ・・・それしかないんだ。」 しゅんすけ 「命なんて結局儚いものですね・・・。 どうして僕は生まれちゃったんでしょうね。 (泣き声)」 純一(大) 「この先にはブラックホールがある、そこに包まれたら、 俺らはもう二度と生きて帰ってはこれない。 しゅんすけ 「このブラックホール・・・随分と深い、随分と深いんですね。」 純一(大) 「そうです。」 いってみる 純一(大) 「さぁ死ぬためには準備が必要だからな。 この手帳を見てくれ、この古びたノートには 俺が中学生の時書いたいじめられていた頃の日記がある。 もう・・・正直開きたくもねぇ。 いじめられた奴に何をされたかを全部書き綴ったノートだ。」 ぞよ 「そんな物を残しているなんて思わなかったぞよ。 如何にして、如何にして、そんな中、学校に通って生きたのだ。 お前は偉い、偉いと思うぞ。」 純一(大) 「偉くもなんともねぇ、通わなければ親にぶたれたんだよ! どこにも助けなんてなかった。 そうだ、だから結局苦しみながら、 自分を痛めつけながらも生きていくしかなかった。 でももう自分の親が死んだ今、俺はもう死ぬ権利を得たんだ。 楽しくもなんともねぇ人生に・・・。」 しゅんすけ 「終止符を打つんですね・・・。」 ぞよ 「終止符を打つとは、ワシももうこの世の中にはこりごりじゃが、 そこまで辛い人生を歩んでいるとは思わなかったぞよ。 かわいそうざんけ。」 ナレーション 「ノートを見つめる純一 彼は感慨に浸っていた」 純一(大) 「なんて、なんて辛い人生を歩んだんだろうな・・・。」 ナレーション 「3人はしばし沈黙した 今までの自分が生きた人生が意味のなかったものだったのか 本当に誰も幸せにできず 自分も幸せにならずに嫌われたまま過ごしていたのか それを確かめていた」 純一(大) 「そうだ、歩こう。」 ナレーション 「ひぐらしのなく頃に 解」 ナレーション 「ひぐらしのなく頃に 解」 ナレーション (蝉の鳴き声) しゅんすけ 「随分とこの季節は蝉も鳴いてますね。 あと1週間ですよ、自殺の日まで。」 ぞよ 「カウントダウンはもう1週間に迫っているのじゃな。」 純一(大) 「そうですねぇ。」 ナレーション 「そこには美少女が居た」 ぞよ 「なんです、ワシらの自殺ゾーンに入り込まないでください。」 恵子(大) 「自殺ゾーン?」 ぞよ 「そうとも、自殺ゾーンじゃ。」 恵子(大) 「自殺なんてなさらないでください。」 純一(大) 「どうして見ず知らずの俺にこんなことを。」 恵子(大) 「私は自殺で自分の父親を亡くしているのです。 だからこれ以上自殺で死ぬ人を見たくないんです。 自殺なんてすることじゃありません。」 ぞよ 「いやぁ、そう言われてしまうと困ってしまうなぁ。 ワシも死んでしまおうと思っていたんだけどなぁ・・・。 しかし美しい別嬪さんじゃな。 名前はなんと言うのじゃ?」 純一(大) 「俺もちょっと名前を知りたい。」 恵子(大) 「恵子です、恵子といいます。 私の名前は恵子。 私も人生にはあまり・・・あまり楽しかったなんて思ったことはありません。 だけど、ハタチになった時に私は変わりました。 神様が私に霊能力を授けたのです。 その霊能力を持ってから、私の人生がちょっと変わった。 そう、私の、私の人生が少しだけ明るくなったのです。 その時私を虐待してきた、私を虐待してきた友達を、私は殺しました。 霊能力で、霊能力でナイフを操りズタズタに殺しました。 いい気味でした。 私を苦しめてきた奴らが、本当に許しを泣き叫びながら許しを請うんです。 こんなに気持ちいい時がありますか? 本当に・・・本当に気持ちよかった。 もう全員殺してしまおうかと思った。 もうデスノートなんてクサくらえです、クソくらえですよ。」 しゅんすけ 「凄いですね、俺らだってそんな能力を授かったからといってそこまで恐ろしいことはできない。 きっと後悔してしまうでしょうね。」 恵子(大) 「私だって後悔してないわけじゃないの。」 しゅんすけ 「後悔してないわけじゃないというのは、どういうことですか。」 恵子(大) 「罪悪感に苦しめられるの。 人殺しなの、私は。 そうなの、友達を殺してしまったの私。 両親が自殺してしまったのもきっとそう。 両親がそれを気付いたからなの。」 ぞよ 「それはないと思うぞ。」 純一(大) 「あなたは間違った選択をしていたわけではない。」 恵子(大) 「間違った選択をしたわけではない・・・?」 ぞよ 「そうだ、間違った選択をしたわけではないのだ。 あんたの人生は一秒一秒、自分のやりたいことをやって、 そしてその結果、自分の選択肢で生きてきたんだ。」 (恵子から異音) 恵子(大) 「チィッ・・・だとしたら私の選択は間違っていた! 間違っていたんだぁあぁああ、アァァア・・・。」 ナレーション 「その時彼女に 彼女には狐の霊が乗り移り 彼女は今にも 今にも叫ばんといった形相で狂いそうになっていた それでも空は青く 空は青く光っていた 日常の生(?)は 日常は何も変わっていなかった 彼女が変わろうと 恵子が 恵子がどんなに狂おうと」 恵子(大) 「私は生きている価値のない人間なんです。 けど、霊能力で自分は殺せない。 殺せたら殺してしまいたいわ。 明日に自分が消えている、明日に、明日に自分を消してしまいたい。」 ぞよ 「えっ?」 恵子(大) 「だけどそれができない。 だからこの場所を壊した。 そしてこの場所を壊した後、あなた達を殺す!」 回想 恵子(小) 「キャアァ!」 和江 「どうしたの、苦しそうな顔をしているけど。」 恵子(小) 「あぁああぁ・・・ほええぇぇぉおぉ・・・ (注射器を見て) な、なんなのそれは!?」 和江 「注射器。 これであなたに注射をすることによって、 霊能力を与えることができるの。」 恵子(小) 「嫌よ!私霊能力なんて欲しくないの!」 和江 「そうなの? 知ってるわよ、あなた友達にイジメにあっているでしょう。 イジメにあっているなら、復讐が、復讐をすることができるの。 霊能力で人を殺すのも、殺すのも自由よ。 (笑う)」 恵子(小) 「えぇえぇぇ・・・。」 回想終了 恵子(大) 「そうやって私に、私に霊能力を授けた。 私はこの場所を壊した。 次はあなた達を殺す番。 ・・・風の声を聴いていると、自分の心の鬼の手の声が聞こえるんです。 この鬼の手があなたを殺す。」 純一(大) 「えっ!?」 回想 純一(未来) 「なぁ兄ちゃんよ、姉ちゃんよ・・・。 霊能力なんてあってもしょうがないと思うんだけどな。」 ナレーション 「そうだ あの時 あの時純一が会った少女は霊能力を与える少女 通称 霊能力を与える 霊能力を与える少女だった」 和江 「私はそうだけど、自分は霊能力を持てないの。 だけど人は霊能力を持てる。 だから霊能力を使って悪い奴らを殺して欲しいの。 私が両親に受けた虐待を、両親を殺して欲しいの!」 純一(大) 「その時話していたベンチがここだった。 なるほど、あの時少女を止めていたのが実は俺だったとはな・・・。」 恵子(大) 「そう、だから私はあの時からあなたのことを知っているのです。 そして秘密を知られてしまって、今サイカイしたからには、 あなたを殺すしかないんです。」 純一(大) 「えぇっ!? 殺すとは・・・。」 回想 ナレーション 「そう それは高校時代だった」 純一(小) 「おーいジェニファー!」 ジェニファー 「あっ。」 恵子(小) 「ジェニファー。 こんなところに居るとは思わなかったわ。 いやぁマジ奇遇ね〜。」 ジェニファー 「ホント奇遇デース。」 純一(小) 「待てよジェニファー! ちょっと待てよ (タライが直撃) だおおぉぉおおおぉぅ!」 ジェニファー 「アハハハ、ひっかかりましたねーです。」 恵子(小) 「本当に純一はおっちょこちょいなんだから。」 ジェニファー 「うふっ。」 純一(小) 「だあああああぁぁ! 何すんじゃー!」 和江 「うふふ、許してくださいよ。」 場面転換 ナレーション 「血塗られた顔 そうだった その血塗られた過去を知った彼は 今 少女恵子に殺されようとしていた 続きは次回 第二話」 ED ナレーション 「製作 ひぐらしのなく頃に 解 製作委員会 この番組の提供は Geneon ジェノン そして Fontier Works Inc. 自殺しようとする純一 純平を殺そうとする謎の少女恵子 そして恵子に霊能力を与えた謎の少女 その正体は 次回もお楽しみに」
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