約 36,188 件
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/14.html
★☆みんなで対人を学ぼう☆★ おすすめ副官 見張り:ランスロット・イゴールなど 兵長 :エルナン(妨害・二連弾防御)・ジャファル(通常弾防御)など 持っておくといい白兵アイテム 偽造通信文書:ナントなどの道具屋で販売 白煙弾 :ナポリの地図など 轟音弾 :ナポリの地図など 撤収の鐘 :自作・行商人から購入 仕込み爆弾(模擬では使用不可なことが多い) スキル構成 必須 :砲術・弾道・水平・貫通・回避・外科・救助・統率・突撃・修理・応急処置・剣術 準必須:接弦・防御・戦術・銃撃 お好み:速射・援軍申請など 略語特集 yy :よろしく ssss :修理 gggg :外科 tttt :統率 ffff :フォロー そ :白兵で即抜けの合図 さ :白兵で先抜けの合図 あ・@ :白兵で後抜けの合図 いじ :白兵で維持し続ける合図 rk :二連弾・回避が発動されている tk :通常弾・回避が発動されている 基本の動き方 旗艦を守ることが第一! 白兵戦闘時の撤退のタイミング 「先抜け」とは白兵ターン開始から数えて、早いタイミングで白兵戦闘が終了すること。 「後抜け」とは白兵ターン開始から数えて、遅いタイミング(先抜けの1秒後)で白兵戦闘が終了すること。 間違いやすいのは、相手よりも「先」に抜けるとか、「後」に抜けるということではない、という点です。 白兵戦闘終了のタイミングは先攻(剣マーク)、後攻(盾マーク)ともに一緒です。 「先抜け」になるか「後抜け」になるかは、自分が先攻なのか後攻なのか、鐘を使っての撤退なのか素の撤退なのか、あと相手のとる行動によって、下記のようにパターンが決まってきます。 撤退の判定に全て失敗した場合は、白兵戦闘が継続することとなります。 自分先攻(剣マーク)時の行動とその結果 鐘撤退(相手) 素撤退(相手) その他(相手) 自分の行動の目的 使いどころ例 鐘撤退 両方 先抜け 先抜け 先抜けしたい 兵数をあまり減らしたくないときw 素撤退 両方 先抜け 先抜け 先抜けしたい 自船に斬込防止網スキルがある、相手副官が妨害スキルを持ってる時など その他 後抜け 先抜け 白兵継続 白兵継続したい 白兵継続したいとき。そのまま 自分後攻(盾マーク)時の行動とその結果 鐘撤退(相手) 素撤退(相手) その他(相手) 自分の行動の目的 使いどころ例 鐘撤退 両方 両方 後抜け 後抜けしたい 相手側にクリを狙われてて、タイミングを「後抜け」にしたいとき(かな微妙・・) 素撤退 先抜け 先抜け 先抜け 先抜けしたい 絶対に先抜けにしたい時(撤退になれば100%先抜けになる) その他 先抜け 先抜け 白兵継続 白兵継続したい 白兵継続したいとき。そのまま 「両方」とは先抜け、後抜けどちらも起こる可能性がある事。 囲まれた時の動き方法の参考 ここを熟読 対人で自分がピンチの時に動く方法なので、まずは思い描いて次に実践ですお^^ 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/163.html
ブヒさんが復帰するまでには、巡茶乗れるかと思ったけど無理だった 復帰おめでと^^ -- (紀伊国屋) 2011-03-31 12 40 05
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/212.html
PSN、黄金週間前には復旧するんかな・・・ -- (紀伊国屋) 2011-04-26 20 24 12
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/25.html
みなさんいろんなメニュー作ってくらはいなぁ^^あたしが適当に書いてるやつに追加しまくっていいお^^ -- (レイナ) 2011-03-15 06 56 14
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/296.html
商会らんく7になりましたあ(o^∇^o)ノ お祝いイベントを今月のどこかでしますぉ -- (レイナ) 2012-06-17 02 57 14
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/391.html
海6に商館名使わせて頂きます〜♪ クレームはギルドまで( *`ω´)シシシ -- (ちょも○) 2019-09-24 12 29 23
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/177.html
☆★洋上戦闘を楽しもう★☆ 職業を選ぼう 以下の職業が、海事ギルド登録証で転職できる職業です。 職業 転職値段 優遇スキル 説明 傭兵 500 接舷 剣術 突撃 水平射撃 銃撃 修理 各国から依頼を受けて戦う戦士。近距離砲撃や白兵戦にたける。 准士官 2,000 操舵 砲術 弾道学 統率 戦術 援軍要請 遊撃を担う海尉艦長。遠距離砲撃を得意とする。 用心棒 700 救助 回避 防御 砲術 修理 応急処置 護衛を生業とする。防御力や回復力に優れる。 地方海賊 800 操舵 接舷 漕船 剣術 収奪 砲術 他国の艦隊を襲い戦利品を奪う。ガレー系の船の操縦が得意。 海事ギルド登録証は、EU内の海事クエスト、カリカットの海事クエスト、養成学校の講義などで取得可能 転職状が何枚かあれば、 傭兵で水平射撃・修理・剣術のスキルを海事ギルドで取得。 その後、准士官に転職し操舵・砲術・弾道学・統率を海事ギルドで取得。 さらに、ガリレオ・ガリレイ(ピサ)かパレ(ボルドー)で、応急処置を取得。 冒険者ギルド(ジェノヴァ/アテネ)かドゥアルテ・ロペス(オポルト)かパレ(ボルドー)で、救助を取得。(必須ではないです) 最初の職業は、装填の速度を速めることができる砲術スキルが優遇の、准士官がいいです^^ 海事レベルが28になったら、砲術家がおすすめです^^ 戦闘するためのアイテム 上記に書いたスキル以外に、持っておいたほうがいいアイテムを紹介します。 予備帆(砲撃によって帆を壊されると、速度が落ちてしますので、それを修理するアイテム) 予備舵(砲撃によって舵を壊されると、旋回ができなくなってしまうので、それを修理するアイテム) 撤収の鐘(白兵に入ってしまった場合に撤退しやすくなる)素撤退を押すより船員へのダメージは少ないです 料理(艦隊を組んで海事をする場合は艦隊料理、独りでする場合には単体料理) 手術道具(白兵で失われた船員を数人回復させるアイテム)外科スキルが取れるまでの代用 浮き輪(砲撃で振り落とされた船員を救うアイテム)上記で、救助スキルをとってない人 消火砂(船を燃やされた時に消火するアイテム) 船部品を選ぼう 船に装着できるものは、帆・船首像・紋章(戦闘には関係なし)・兵装・板・大砲などがあります。 海事上げをするには、高価な部品は必要ありませんが、帆をつけないと、 他の装着品(大砲など)の磨耗が激しくなるので装着することをおすすめします^^ オススメの船部品 帆(リスボンなどの製帆職人で売っているフォアステイスル)旋回にマイナスがついてると、曲がりにくくなる為 船首像(マラガの彫刻家などで売っている天竜の像)砲弾回避が高い 紋章(戦闘には関係ないのでお好みを^^つけなくてもOK) 兵装(リスボンなどの武器職人が売っているスパンカー系)船の速さが上がるので、白兵に入られにくくなる 板(店売りのものを装着)装甲値が高いものほど敵からのダメを軽減しますが、航行速度も遅くなるので自分のお好みでw 大砲(装填速度や射程を考えてお好み選択でいいですが、おすすめは、ハイペリエかカロネードです) レベル帯別海事上げ場所 あくまでも参考ですw 初期~15くらい・・・海事の養成学校 15~25くらい・・・ジェノバの海事クエストと、チュニスの海事クエストを交互に受ける(通称ジェノスク) ジェノバの酒場前で募集していることもあるので、一緒にできる仲間を探すといいです 20~30くらい・・・アンティル諸島のサントドミンゴーサンファンの間のNPC狩り 30~40くらい・・・カリカット周辺のNPC狩り(カリカットーゴアの間ですると、船部品もそろい便利) 40~50くらい・・・ペルシャ湾(ホルムズ周辺)・東南アジア(ジャカルタやテルナーテ付近) 50~60くらい・・・アンティル諸島(ナッソーの東付近)・東南アジア(ヤーディン付近やダバオ南西) 52~70くらい・・・東アジア(NPCによっては68でキャップがかかるものもあり) レベル別海事上げ参考サイト 敵NPCのレベルキャップ一覧 敵NPCにキャップが入っていても戦闘はできますが、経験値が半減してしまい効率が下がってしまいます>< 艦隊での海事上げ 独りでやるより、艦隊を組んで誰かと一緒に海事上げをするときの注意点です。 旗艦(提督)をしてる人には、旗艦ボーナス(少しだけ経験値がプラス)が入ります。 しかし、与えたダメージの値によって経験値が変化するので、旗艦が常に1番多く経験値をもらえるわけではありません。 また、艦隊を一緒に組む際に、レベル差がありすぎる人と組むと経験値は激減してしまいます。 そうならないために、一緒に艦隊を組める人の判断方法を知っておくといいです^^ (艦隊メンバー全員の海事レベルを足した数)÷(艦隊の人数)=A この、Aの数字の±6の数字以内に艦隊のメンバー全員の海事レベルが入ってればOKですo(*^▽^*)o~♪ ex) 太郎くんの海事レベル10 花子さんの海事レベル20の場合、 (10+20)÷2=15 この±6は 9~21です。 太郎くんも花子さんも海事レベルは9~21の中におさまってるので、この2人は一緒に海事ができます(゚▽゚*) ex) 太郎くんの海事レベル10 花子さんの海事レベル20 おっさんの海事レベル24の場合、 (10+20+24)÷3=18 この±6は、12~24です。 ここでわかったのは、この3人が一緒に海事すると、太郎くんだけは海事レベルが12~24の中におさまっていないので、 太郎くんは経験値がほとんど入らなくなってしまい、一緒に海事上げができないということですo(T^T)o ジェノスクなどで、艦隊を組んで海事上げをするときは、ぜひこの計算で確認してからやってください^^
https://w.atwiki.jp/siroumi/pages/159.html
商会タウン2000人超えても造船所ランク2はでない模様 -- (紀伊国屋) 2011-03-30 12 48 39
https://w.atwiki.jp/lcss/pages/72.html
前話(コードギアス LOST COLORS 保管庫@保管者トーマスさん:外部サイト)→ 「いよいよだね? ナナリー」 謁見室を後にする二人の男女を多くのザワメキが見送った。 室内と比べれば見劣りはするが、先の見えない長い廊下は細部まで作りこまれた芸術品。 世界の頂点 ブリタニア皇帝の居城として恥じない風格を漂わせている。 「これもシュナイゼル兄様やお父様、そしてライさんのお陰です」 答えるのは栗色の長い髪の少女 ナナリー。瞳は伏せられ、光を捉えることは無い。 口から漏れるのは僅かな謙遜と多大な感謝の言葉。その矛先は自分の隣に座る人物 ライに強く向けられていた。 「そんなことは無いさ。全ては君の意思によるもの……君の成した結果だよ」 ナナリー・ヴィ・ブリタニア。 神聖ブリタニア帝国の中枢たる皇族・貴族たちの間で、彼女はある渾名をもって呼ばれていた。 『出戻り皇女』 母親を失い、エリア11に人質として送られ、死亡したと思われていたが生きており、のこのこと帰ってきた盲目で足が不自由な役立たず。 帰ってきてからも目が見えず、足も動けないハンディキャップと本国を長い期間に離れた事により、後ろ盾も持たない。 そして世界の覇者を輩出するべきブリタニア皇族において、弱者を見下せない優しさは弱点以外の存在足りえない。 故にその存在を知る僅かな者たちも彼女を重要視していなかった。 皇族の後援となり、その皇族が帝位継承権を挙げる事で自分達の権威を拡大する貴族達にとって、ナナリーはその対象として余りにも不適切。 しかしその評価は一気に押し上げる存在が彼女の傍らに居た。 名をライ。経歴は余りにも完結且つ単純。エリア11にて出戻り皇女と友愛を育んだが故に『騎士』を名乗る無礼者。 無礼者……そのはずだったのだが…… 『彼の出自が不明、経歴も不明であり、信用など置けない。しかし真の騎士である』 ライがその才能を始めて公にし、皇帝より騎士足る資格があると認められた『騎士の条件』と呼ばれる模擬戦。 幸運にもその観戦を許され、のちにナナリーの後援へと名を連ねる事になった貴族は語る。 ライと言う存在は『彼が側に居る』と言うだけで、ナナリーの存在感を大きく増す。 誇張した表現ではない。普通の学生として極東のエリアで暮らしていたはずの青年。 そんな青年が『皇帝の椅子にもっと近い天才』と讃えられる帝国宰相 第二皇子シュナイゼルとチェスで接戦を演じた。 そんな青年が戦慣れしている軍の小隊を、初めて乗ったナイトメア・フレームで手玉に取る。 ブリタニアとは貴族を代表する古き権威が力を持っているが、同時に新しくも能力があれば認められる矛盾を抱えた国。 そんな場所では彼は好意的に受け止められずとも、確実に評価される存在となる。 同時にそれはナナリーに対する評価すら変えてしまった。 『主を知りたくば従を見よ。王を理解したくば騎士を調べよ』 そんな諺からも理解できる通り、貴族達にとってライとはナナリーの価値を映す鏡。 『文武共に優れた謎の青年騎士が絶対の忠誠を尽くす相手』 そういった観点からナナリーを見た場合、彼女の評価は一気に好転する。 二人の余りにも親しげな様子からして、ライと言う優秀すぎるブリタニアドリームを強く体現する騎士は、ナナリーの側でのみ力を発揮できるという推測は正しい。 否定的ではない基礎知識を持って接すれば、ナナリーの意向とは優しいだけの夢ではないと気がつく。 国是にすら歯向かう事を厭わない弱者への労わり。誰もが挙げる事が無かった善意による叫び。 それを皇帝が黙認し、宰相が僅かながらに助力し、優秀な騎士が強力に支えている。 もうこの時点でナナリー・ヴィ・ブリタニアは『役立たずの出戻り皇女』ではなくなった。 決して心地よい誠意の対象とはなりえないが、決して無視するだけで済む存在でもない。 つまるところブリタニアの中枢に一人の新たな名前が刻まれたということ。 そして今しがた皇帝から直接告げられた案件が、その名前の位置をさらに高みへと押し上げる事に成る。 「ナナリー、お前にエリア11の総督を任せる」 簡単な言葉で表すと神聖ブリタニア帝国98代皇帝 シャルル・ジ・ブリタニアがナナリーに告げた内容。 それは同時にナナリーとライが数ヶ月前から切望していた内容とも一致する。 「謹んでお受けいたします、おと……皇帝陛下」 嬉しさと責任の重さに公的な場面であるにもかかわらず、皇帝を『お父様』と呼びそうになりながら、ナナリーは車椅子の上で僅かに頭を垂れた。 健常な人間ならば決して許されない座上で皇帝との謁見。その背後には正しい形で王の視線を受け止める彼女の騎士ライ。 もっとも姿勢こそ正しい者だったが、彼のとる行動は常に突拍子も無く勇敢で新鮮。 「では皇帝陛下、先にお渡しした事案についても了承を頂けた……そう受け取って宜しいでしょうか?」 一般的に常に前を見ることすら躊躇われる世界の覇者を眼前にし、ライは伏せていた目を上げる。 しっかりとした視線は壇上の王者を捉え、言葉を発する事さえ憚られる相手に質問をぶつけるという暴挙。 当然の如く周りの貴族達からはざわめきが溢れ出す。 「ライさんっ!」 思わずナナリーすらも叱責の声を上げる。だがそれは決して出過ぎたマネをした騎士を叱責したのではない。 本来ならば自分が行わなければ成らない厄介な役割を代行してくれた事、矢面に立ってくれた事。 その出過ぎた優しさと愛情が嬉しくて、恥ずかしい。照れ隠しにも似た自己主張。 そんな二人の内心を見透かしたかのように、玉座の上で皇帝は含んだ笑みで口元を歪めて、短く返す。 「任せる……そう言ったはずだ。お前たちのやり方で全力を尽くせ」 簡略的な肯定の言葉にライは再び頭を垂れ、ナナリーも慌てて不自由な体を動かして居住まいを正した。 「細かな事はシュナイゼルと調整せよ……以上だ」 話は終わりとばかりに皇帝はさっさと退室してしまった。 残されたのはライとナナリー、そして周囲に名のある貴族達。 彼らの多くは退室するなり、親しい者と雑談を交えている。しかし一部はナナリーたちへと近づいてきた。 そう、彼らこそが二人のファン……後援に名を連ねる数人の貴族。 「おめでとうございます、ナナリー様」 「そのお若さで総督とは……この老体も思いつきませんでしたわい」 「いえいえ! ナナリー殿下とライ卿ならばただの夢では無いと思っていましたわ」 「ご将来が恐ろしい……いや、頼もしい」 中年の男性、禿げ上がった頭の老人、三十を僅かに跨いだ女性、軍人上がりだろうガッシリとした体の青年。 それぞれが性別や年齢に違いがあれど、貴族らしく着飾って貼り付けたような笑みを浮かべている点が共通。 「これもすべて皆さんの助力のお陰です」 ナナリーは目が見えない分、人の心を理解する事に長けている。 故に自分を支援してくれているこの貴族達が、笑顔と歓待の言葉の裏でイロイロと黒い事を考えているのは、容易く理解できた。 そして彼女はこう言った感情が苦手だったが……今はそうも言っていられない。 何せ少しでも苦しそうな姿を見せれば、ライが自分を守ろうと頑張りすぎてしまう。 「これからもご支援をよろしくお願いしますね?」 故に本当の笑顔には届かないがそれらしい笑顔を浮かべながら、軟らかい手で貴族達の手を一人一人握っていく。 例え若輩とは言えど皇族に直接手を握ってもらえるなど、貴族だろうと簡単に賜れる栄誉ではない。 誰もが深く頭を垂れ強く、優しく小さな手を握り返す。その光景を見てライは関心してしまった。 『流石はあの皇帝陛下と閃光のマリアンヌの娘だよ、ナナリー』 古き王の記憶では人間というのは解り易い金銭や地位の報酬に加え、一見価値が無さそうなプレゼントを愛するものだ。 例えば花が解り易い例だろう。お礼のキスとかもそうだ。今回は『皇女自ら感謝の握手』という形。 そんな価値の無い報酬が徐々に地位や金銭では手に入れられない忠誠を買っていくのである。 『ライさんばっかり頑張りすぎです!』 何時だかそう怒られた事があった。あの時だけは随分と派手にケンカもした。 世界一甘やかして上げたいと考えている愛しい恋人だが、ナナリーはそれだけで終わるつもりは無いらしい。 発展欲や向上心は正しく自分の時代から続く闘争の血族の末席に相応しいもの。 「それではこれからナナリー様の総督任命を祝して晩餐会でも?」 「良いですな。それは是非とも我が邸宅にて……」 「あら? 荒々しい殿方に可憐なナナリー様のエスコートが出来るものですか」 既に貴族たちの話題は大事な点数稼ぎへと移行している。 しかしそれはナナリーが欲するところではない。今日は既にもっと大事な用事が入っているのだから。 「申し訳ありません」 決して大声を出しているわけではない。しかし良く響く声だった。 点数稼ぎで必至にナナリーを囲んでいた貴族たちの視線が彼女の騎士 ライへと向かう。 「今日はシュナイゼル殿下を初め、好意にして頂いている皇族様たちに就任の報告をしなければ成りませんので」 「ごめんなさい、皆さん。また違う日にお呼ばれしますから」 渋々の了承とお誘いの約束を背後に聞きつつ、ライはナナリーの車椅子を押しながら混沌の坩堝を後にした。 「大変です!!」 数日後にエリア11入りを控え、ベリアル宮のナナリーの執務室で彼女が手掛けてきた福祉事業の書類を纏めていた時だった。 メイドにしてボディーガード、不自由なナナリーの介護すらこなすブリタニア版サヨコさんのような女性が室内に駆け込んでくる。 「どうしたんですか? マリナさん」 エリア11行きにも同行が決まっている優秀な人材の取り乱しように、ライは作業の手を止めて聞き返す。 聴覚で周囲の状況、特に人の感情を読み取るナナリーは既に彼女の声だけで不安げな顔。 「落ち着いて下さい、ナナリーが怖がっている」 そのライの言葉に僅かながらに息を吐き、心を落ち着かせようとしたマリナと呼ばれたメイドだったが、容易くその行動は失敗に終わる。 「放送を! テレビをつけて下さい!!」 必至に吐き出したその言葉にライは本当に重要な意味を見出し、書類を置いてテレビのリモコンを叩いた。 「聞け! ブリタニアよ!! 克目せよ! 力を持つ者よ!!」 画面に映ったのは顔をスッポリと覆う黒い仮面の男。 細身の体をピッシリとしたスーツで覆い、その上から黒いマントを羽織っている。 「まさか!!」 「この声は……」 ライはその余りにも特異な風貌で、ナナリーは機械を通した声色で、その人物が誰なのかをすぐさま把握した。 そして優秀なメイドがあれだけ焦っていた理由も。 「私は悲しい……戦争と差別……振りかざされる強者の悪意」 劇的な語り口、演劇染みた身振り手振り。全てが計算された自称正義の味方。 クロヴィス第三皇子の暗殺からブラックリベリオンまで、エリア11を最悪の坩堝に叩き込んだカオスの権化。 一年前のブラックリベリオンの失敗で処刑され、既に過去の存在となったはずの希代のテロリスト。 『ゼロ』 その瞳が仮面の向こうから見えもしない自分達を見据え、辿り着こうとしている事など、ライとナナリーが知るのはまだ先のこと。 次話 貧弱な軍馬 41 *