約 535,743 件
https://w.atwiki.jp/fateunfair/pages/30.html
居場所 居場所とは、各プレイヤーの現在地を表すものです。 他のプレイヤーに接触するにはそのプレイヤーの現在地を知る必要があります。 他プレイヤーの現在地は「うろつき」によって獲得できます。
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/8461.html
このページはこちらに移転しました 居場所 作詞/*蛇♀ 温かい言葉をかけてくれる人達や ひたすら批判をするだけの人 見ているだけで満足の人や 書き込まないと納得しない人 それでも結局は同じ事 このスレに集まる仲間だから ゆとりがいたり 厨がいたり さまざまな人からできている そんなスレを 僕は愛している ここで自分を見つけて 自分が自分であるように そんな居場所がここにある 僕はこのスレを 愛している
https://w.atwiki.jp/rayvateinn/pages/246.html
居場所 いきなりじゃ、理解することは難しい。 一般人が殺し合いというフィールドに呼ばれる。 そうなると、錯乱して落ち着きがなくなって―――死ぬ。 ……いや、殺される方が正しいのだろう。 現にこうやって―――意味不明な状態にある訳だ。 直前にやっていた事なんて無視――本当に突然ここにいる。 何故?誘拐?誰がこんなことをする? 分からない。このフィールドの目的が分からない。 殺し合いという見た目からじゃ理解は出来ない。 では、どうすれば理解出来るというのだろう? ………それが分かる前に、殺害されてしまうのか? 自分も……皆も……そうなってしまうのか? 絶望、それだけしかないこの空間で………。 日常を奪ったこの空間で………死んでしまう? ………そんなのは、嫌だ。 ………作ってくれた、あの場所が無くなるなんて。 ………あの場所を無くさせなんかさせない。 ………させる訳にはいかない。 ………あの場所が自分の居場所―――あれを失ったら。 ………もう自分の居る所なんて、価値が無くなる。 だから、自分は死ぬ訳にはいかない。 勿論――皆の所に帰らなくちゃ駄目。 ………でも、殺害するなんてことはもっと駄目。 ……いや、今の自分はそんな発想なんてしなかった。 ただ一つの恐怖心に支配されて、動くことも出来ない。 泣いて――震えて――こんなことしてる間にも………。 でも今の自分は怖いという感情しか芽生えない。 目の前で人の首が飛んだ――あれが忘れたくても忘れる事が出来ない。 思い出す度にビクッとなって―――また震えが強まる。 それをさっきから続けるだけの、そんな状態にいた。 自分だけ――それが過去を思い出させる。 転校前のあの思い出―――それも忘れる事は出来ない。 勝ちに拘ってしまった結果が孤独を呼んだ。 練習も一生懸命にやった、でも勝ちに拘って孤立――そして転校した。 ……転校後も孤独で―――自分の居場所はいつも独りだった。 ………だがある日の体育――そこで行われたのはやめたバスケ。 孤独を生み出してしまったバスケ。でも練習したバスケ。 気付けば男女対抗になって―――そこで先生に言われた。 『本気出していいよ』 又、勝ちに拘ってしまって――また孤立すると思った。 でも……ある一人の女の子が目を輝かせてかっこいいと言った。 そしてその子は提案した。その学校に女バスはないから――― ―――女バスは作ろうと、そう提案した。 5人は自分とその子――そして後の3人はその子が連れてくれた。 ………そうやって、女バスは作られた。そして、そこが自分の居場所。 皆が笑顔で待ってくれている場所―――そこから何故……。 何故、殺し合いという場所に来てしまったんだろう? 何も分からない、ただ怖くて、帰りたいという感情しか芽生えない。 皆が待ってるあの場所に戻らなくては……。 直ぐに戻るよ、自分の居場所へと―――。 いつまでも泣いてちゃ駄目、行動を起こさないと。 一点でも多く―――試合じゃないけど、勝負に近い何か。 ………本気を出してでも、この事態をどうにかしないと。 そうやって、一人の少女は暗い部屋の中――立ち上がった。 暗い一室―――でもその少女は何処か輝きがあったように思える。 彼女こそは、私立慧心学園、6年C組、女バス所属。 ―――湊智花(シャイニー・ギフト) 「………もしかして、そこにいるのって―――」 「っ!!!」 立ち上がった時の物音で気付いたのか、そんな声がそこに聞こえた。 智花は驚いた、でも不思議とその次は落ち着いた。 ………ようで、そうではなかった。 「とも……か……?ともか、智花だよなっ!?」 「す………昴さん……?」 智花の居場所を、女バスを助けてくれた人がそこにいてくれた。 長谷川昴―――そこにいたのは彼だった。 とても嬉しそうに昴は智花に近付いて行って―――。 「ふぃひゃぁ、す、すばるふぁん……?」 抱き締めた、良かったと何度も言いながら。 本当に無事で良かった、昴は涙を流しそうにもなった。 ……いや、流したかもしれない。 「あ、ご、ごめん!つい安心して………はいられない、か」 昴は直ぐに冷静になって現状を見た。 殺し合い、その中で一番に会えたのは智花で良かった。 ……だがその殺し合いに智花がいるというのは良くない。 何故、小学生にまでも殺し合いをさせるというのか? 昴も智花と同じく、何も理解出来なかった。 殺し合いを何とかしたい、そこまでも智花と同じだ。 「智花、なるべく人との接触を控えながら行動しよう」 「え、ええっ!」 智花はびっくりしてしまった。 同時に顔も少し赤くなる。完全に見方が違う。 人と接触しないということは、ほとんどずっと二人。 昴と二人―――考えるだけでドキドキしてしまう。 ……だがそんな場合じゃない、そんな場面ではない。 「智花が嫌なら別の方針にでも「い、いえっ!そうしましょうっ!」あ、ああ…… じゃあ暫くはここにいよう。多分だけど中の方が遭遇しないだろうし。 後になってここから出れば上手くすれ違える筈だ。しばらくは我慢してくれ、智花」 「は、はいっ!いくらでも待ちますよ!」 智花の様子を見て、昴は少し笑顔になる。 殺し合い―――でも智花に暗い顔はして欲しくない。 ずっと笑顔でいるのも無理だろう。精神的にこれは来る。 智花ならまだ大丈夫かもしれないが……真帆達がいるならば? 紗季の判断力は頼れる存在、大丈夫なのかもしれない。 真帆は暗い所が苦手、こんな時間だが大丈夫なんだろうか……。 愛莉は精神的にキツイだろう。早く会ってやらないと。 ひなたちゃんは逆に身体的に耐えれないかもしれない。 全員がいるかは分からない、だが絶対に失ってはいけない。 俺は約束した。智花に約束した。 智花の居場所もバスケも、俺が守ってやると。 そして―――俺は女バスを守る為に皆に特訓をさせた。 結果―――男バスに勝利を得て廃部を逃れた。 ………だが、今度は居場所が危ない。 一人でも死亡したら―――智花の居場所はもう………。 だから、絶対に俺は守ってやる。 智花の居場所も、バスケも。 ………そして、命も。 【G-5 - 図書館二階】 【湊智花@ロウきゅーぶ!】 【状態】健康 少し顔赤い 【服装】慧心学園初等部制服 【装備】なし 【道具】基本支給品 不明支給品1~3 【思考】基本思考:殺し合いをどうにかする 1、昴さんと一緒~♪ 2、しばらくは図書館内で待つ 【G-5 - 図書館二階】 【長谷川昴@ロウきゅーぶ!】 【状態】健康 【服装】七芝高等学校制服 【装備】なし 【道具】基本支給品 不明支給品1~3 【思考】基本思考:智花を守りつつ、殺し合いをどうにかする 1、しばらくは図書館内で待機 2、女バスの皆は死なせない。必ず全員……。 3、絶対に智花は守る。 ―――そして、居場所を失った少女は暗闇へと消える。 (皆……殺してやる……) 【H-5 - 図書館周辺】 【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】健康 変身後 黒さやか 【服装】変身後の姿 【装備】??? 【道具】基本支給品 不明支給品1~3 ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ 【思考】基本思考:皆、殺してやる……。 1、殺す………。 ※おそらくほぼ魔女化寸前ですが魔女化はしないらしいです。 sm058 目前の悪夢 投下順 sm060 もう何も見えない START 湊智花 sm064 すばるん困惑っ?!中の人同一人物説浮上! START 長谷川昴 sm064 すばるん困惑っ?!中の人同一人物説浮上! START 美樹さやか sm063 偶然の出会いは真っ黒
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/712.html
この世に生きるものそれぞれには、居場所というものが用意されている。 だんな様にはだんな様の居るべき場所、わたくしには、わたくしの居るべき場所。 ……わたくしの居場所は、命の消えた場所。そのはずだったのに……。 「んにゅぅ……ごはんにぃ……なっとぉ……」 今、わたくしが義務付けられた居場所はここ。窓際の、光がよく差し込む暖かな場所。 しかし今は、蛋白石が勝手にわたくしの膝を枕にして昼寝中。許可した覚えはないのですが。 まぁ、だんな様はまだ帰ってこないし、暇なのはよく分かりますが。 「みそしるぅ……のりぃ……たまごぉ……」 それにしても、春になってずいぶんと日差しが強くなった気がする。 冬の間もずっとここにいたから、尚更そう感じる。 ……もう、1年近くもここにいる。 小さくも、緑のある庭。ここではいつも、生の営みがある。 空を飛ぶ小鳥、風に揺れる木々、花から花へ移動する蝶。 こんなにも、こんなにも美しいものだったとは……。 「トーストぉ……サラダにぃ……」 この子は一体どんな夢を見ているのでしょうか。ご飯の事なのは分かりますが。 それにしても幸せなそうな寝顔。いつもだんな様に膝枕してもらっているときの、あの穏やかな寝顔。 ……どうも、慣れない。こうして誰かに膝を貸すのは。 わたくしはこの子と何の縁もない。同じ場所の居候、それだけ。 なのに、どうしてこの子はこんなにもわたくしに甘えるのだろうか。 生ではなく、死の中にいるはずの……いや、今はその死から離れてしまっている。 ……わたくしも、一人の女性に過ぎなかったのでしょうか。 「ミルク……カルシウムぅ」 一人の女性に、過ぎなかったら……。 わたくしも、母親という存在になれるのでしょうか。 「やさいぃ……ビタミン~」 もしもそうなら、こうしてこの子に膝を貸す事にも慣れるでしょう。 その時はまた、このような穏やかな時間を……。 「大豆ぅ……タンパク質ーっ!!」 「きゃっ!?」 「んぅーっ、よく寝たぁ。あれ、殺生石?」 ひ、久々に心から驚いてしまいました。情けない。 やはり昔に比べて身体が鈍っているのでしょうか。 「あ、貴女、何も覚えていないのですか」 「え……あー、そっかぁ。えへへ」 わたくしの膝を借りて寝ていたのを思い出したのだろうか。何故か笑顔の蛋白石。 「殺生石、美味しい野菜のいい匂いがするから。ついつい膝枕してもらっちゃった」 美味しい、野菜の匂い? それは喜んでいいのでしょうか。 「それは……どういう匂いなのですか?」 「え? んーと……太陽をいっぱい浴びた野菜の匂いだよ」 ……見当が付かない。 「花とは違ういい匂いなんだよー。そうだっ、今度一緒におばあちゃんの畑に行こうよ」 「え、しかし妾は……」 「大丈夫だよっ。子供の姿になれば、誰も殺生石を変な目で見ないから」 ……わたくしの心が、見透かされているのか。 まさか蛋白石にだんな様のような事を言われてしまうとは。 でも、本当は……。 「殺生石、どうしたの?」 「いえ……まぁ、たまに外に出るのは良い事でしょう。だから、そのうち」 ――今のわたくしの居場所がここならば。 こうして、誰かと外に出る約束をするのも……。 「それじゃあ、今度行くときに教えるねっ」 「はい。ところで貴女の寝言について聞きたいのですが……ご飯に納豆がどうのと」 「え……あぁー、寝言で歌ってたんだぁ。えっと、おはよう!! 朝ご飯って歌知らない?」 今の居場所……だんな様や、この子達がいる、この場所。 だから今は、今のわたくしは、普通の女性……。 「さっきからおっきくなったりちっちゃくなったり……どうしたの?」 「いえ、昔みたいに耳と尻尾を隠せるように術の練習をですね……石の期間が長いと色々と不便ですね」
https://w.atwiki.jp/baragakuen-highschool/pages/502.html
私は学校が嫌いだった。 いや、違う、学校が私を嫌っている。 私の名前は真紅、一応帰国子女だ。 それなりに裕福な家庭に生まれ何不自由なく育った私は一際自尊心が高かった。 それが災いして私はいつも学校では孤立している。 最初は何とも思わなかった、庶民が私に着いて来れないだけだ。と誤魔化していた。 けれども、最近はどうして私は此処にいるのか分らなくなった。 真紅「私は…どうして此処にいるの?」 思わずこんな愚痴をこぼしてしまう。 今日も独り昼休みに自分の席でお弁当を食べている。 周りを見てみたらみんな何かしらグループを作ってはお喋りしながら一緒に食べていた。 真紅(別に羨ましくなんてないのだわ…食事中にお話するなんて無粋なのだわ…) なるべく周りを見ないように真紅は俯いて食事をする。 その後は決まって持って来ておいた文庫本を読む。 それで昼休みが終わるのが日常だった、だが今日は違っていた。 「何読んでるんだ?」 急に声をかけられて驚き視線を本から声の主の方へと向ける。 其処には眼鏡をかけた見知らぬ顔があった。 真紅「貴方誰なの?」 「ああ、僕は桜田ジュンだ。」 桜田ジュン?そう言えばそんな男子がクラスにいたような気がする。 あまりぱっとしない容姿なのに一部の女子には結構人気がある… 真紅「それで?その桜田君が私に何の用なの?」 J「いや、だから一体何の本読んでるのかなぁーって…」 真紅「別に貴方に教える義理なんてないのだわ。」 いつもどおり素っ気無い態度で相手を突っぱねる。 それでもジュンは何処からか椅子を持って来て向かい側に座って本を読んでいる真紅を見ていた。 突っぱねられてもジュンは無言のまま真紅を見ていた。 真紅はそんなジュンを無視してずっと本を読み続けていた。 どうせすぐにいなくなる。そう思って放っておいたがジュンは一向に何処かへ行く様子がない。 真紅「貴方、一体何なの?黙ってずっと見てて…」 J「いや、君とは一回も話したことないから気になってさ。」 真紅「私は貴方とは話すことなんて何もないわ。」 J「あるだろ、君の名前とか何が好物なのかとか好きな色とか何が好きなのかとか色々さ。」 帰国子女を珍しがって興味本位で聞いてきてるのだろうか? そう思って苛立った真紅は抑揚した口調で一気に言い切った。 真紅「私の名前は真紅、好きなものはハンバーグで好きな色は赤色、それで好きなものは本よ。 生憎と帰国子女と言っても中身は普通の人間なのだわ、珍しくも何ともないの、わかった?」 J「そ、そっか…」 真紅「分ったら何処かへ行って頂戴、読書の邪魔なのだわ。」 ジュンは困った顔をしていた。 そのまま何処かへ行ってしまえばいいと真紅は思っていた。 どうせ一時の興味だけなら誰にも相手にされたくない、何時しか真紅はそう考えていたのだ。 しかしそれでもジュンは椅子から腰を上げない。 真紅「……どうして貴方はこんな私を構うの?」 J「え、そうだな…特に目的とかはないんだけど…」 真紅「目的もないのに付き合わされる私として迷わ…」 J「だってさ、友達になるのに目的なんていらないだろ?」 私は黙った、彼は今なんと言ったのか理解に苦しんだ。 私なんかと友達に…?どうかしてるとも思った。 けれども、不思議と不快ではない。 真紅「いいわ、けれども庶民の貴方が私と対等だなんて思わないで欲しいわ。 貴方はこれから私、真紅の下僕になるというのなら傍にいることを許してあげるわ。」 J「下僕って…まぁ、それでもいいか。ヨロシクな。」 最後の距離を置くための虚言でも彼は退かない。 真紅「そ、そう…なら好きなだけ傍にいなさい(///)」 結局引き返せなくなった真紅はそのまま彼と昼休みを過ごすことになった。 その日の夜、自室のベッドで真紅は頬杖をついて横になっていた。 其処で昼間のジュンという少年のことを考える。 変わった人だった、普通なら下僕なんて呼ばれたら不快感を覚えるのに。 どうして私につきあってくれたのだろう? こんなに性格の悪い私なのに… それでも、これからは昼休みを独りで過ごさなくて済むと考えたら明日が楽しみに思えた。 お気に入りの犬のぬいぐるみを持って来て真紅は毛布の中に入る。 真紅「ねぇ…くんくん、私『友達』が一人出来たのだわ。 今までは貴方だけしかいなかったのだけど…私、少し嬉しい…」 犬のぬいぐるみを抱いて真紅は眠った。 今までは寂しそうな寝顔が今夜は少し嬉しそうだが困惑した寝顔だった。 そして翌日の昼休み、真紅はまた自分の席でお弁当を食べていた。 其処へ昨日の少年ジュンと他に二人の女子が来ていた。 J「今日はコイツ等も一緒なんだけど…いいかな?」 真紅「ま、まぁ別にいいのだわ…(こんな大人数でお昼ご飯…(///)」 蒼「僕は蒼星石、よろしくね真紅さん。」 翠「翠星石です、しゃーねーからヨロシクしてやるです。」 真紅「む…別に仕方なくあら仲良くなんてしなくてもいいのだわ。」 思わず翠星石という女子の高圧的な言い方に反感を覚え言い返してしまう。 言われた本人も少し呆けていた、もしかして嫌われてしまったかもしれない…。 翠「な、な…」 蒼「ゴメンね、翠星石はこんなこと言ってるけど本当は君と仲良くしたいって思ってるんだ。 だからちょっと口が悪いけど見過ごしてやってくれないかな?」 真紅「だったら別にいいのだわ、気をつけて頂戴。」 和やかな昼休みの空気に反して此処は少し緊張した空気が流れていた。 J(やっぱり行き成りこの二人を合わせたのは失敗だったかなぁ…)(汗 取り合えず後から来た三人は弁当箱を開けてそれぞれの昼ご飯をつつき始める。 J「お、その煮物美味しそうだな。」 翠「とーぜんです、翠星石が作ったから美味しいに決まってるです。 しゃーねーからジュンに一個恵んでやるです。」 それを契機にお弁当のおかずの交換が始まった。 私も参加してみたい…そう思ったのだが真紅の弁当はサンドイッチでもう後一つしかなかった。 仕方なく三人がおかずを交換しあう様子を見てることしか出来なかった。 一人だけもう食べ終わった真紅はすることもなく本を読み始める。 蒼「何の本読んでるの?」 真紅「…ドストエフスキーの『罪と罰』なのだわ。」 蒼「ああ、あれか。あれを読んでると世界を動かす人って何なんだろうって(ry」 少しの間蒼星石という一見男の子っぽい女子と小説の話で会話が弾んだ。 こういう話題を共有しあえる人のことを『友達』と言うのだろう。 真紅はジュンと蒼星石とは上手く付き合っていけるような気がした。 翠「ジュン、今日の放課後暇ですか?」 J「別に暇だけど?」 翠「じゃあ、しょーがねぇですから翠星石の買い物につき合わせてやるです。」 J「何だよそれ…けど断る用事もないしつきあっても…」 駄目よ!突然大声を出す真紅に蒼星石も翠星石もジュンも驚いた。 真紅「ジュンは私の下僕なのだから私の許可もなしに勝手に何処かへ行っては駄目なのだわ!」 真紅自身も驚いていた。自分は何を言っているんだろう? ひょっとしてとんでもないことを言ってしまったのではないか? 翠「な、何ですって!?ジュン、それは本当なのですか!?」 J「えーと…まぁそういうことになってる…(汗」 今やクラスは普段は静かな真紅の言った爆弾発言にざわついている。 真紅は顔中が火照ってくるのがわかった。 翠「ちょっと待つです!そんな勝手なこと許さんですよ!?」 真紅「勝手も何もジュンが自分からそれでいいって言ったのよ? だから私の了承もなしに下僕を連れ回すのはやめて頂戴。」 翠星石はジュンの方を睨む。 ジュンは引きつった笑みを浮かべざるをえなかった。 それを見て翠星石はワナワナと震えだす。 翠「そんな人のことを下僕と言うなんてお前はとことん性悪です!」 それを聞いて真紅の堪忍袋の緒が切れた。 真紅「いいわ、だったらもう三人とも私のところには来ないで!!」 真紅は席を立ってそのまま教室を出て行った。 ジュンにはわかっていた、去り際に彼女が泣いていたことを。 翠「全く、どうしてジュンはあんな奴の下僕になったですか?」 J「…あの子さ、ずっとクラスに馴染めてなかったんだよ。」 翠「え?」 J「いつも昼休みは俯いて弁当食べてるか本ばっか読んでて… でも、たまに不安そうに寂しそうにみんなを見てたのをこの間見つけたんだ。 本当は寂しがり屋なのに…いっつも我慢してたから…ッ」 次の瞬間、ジュンも席を立って真紅の後を追った。 残された翠星石と蒼星石はそんなジュンの後ろ姿を見ていた。 翠「………」 蒼「僕らも行こうか。」 翠「はいです…」 真紅は当ても無く校内を走っていた。 やがて中庭の人気のない木陰に一人座り込んでいた。 もう誰も傍に居て欲しくない、誰も私に近付かなければいい。 しかしこの時期の外は予想以上に寒く走って温まっていた体もすぐに震えだした。 かじかんだ手を自分の吐息で温める。白い吐息は口から出てはすぐに消えていった。 自分もこの白い吐息のように消え去りたい。そう思っていたら背中に何かが被せられた。 J「こんな所にいたのか、風邪ひくぞ?」 ジュンが此処に来ていた。背中を見ると彼の上着が被せられていたのだ。 真紅「…それはお互い様なのだわ。上着を着てないと貴方も風邪をひくわ。」 J「お前がちゃんと校舎の中に行くまで僕も此処にいる。」 自分の隣にジュンは腰掛けた。 見るとジュンの手も冷えて赤くなっている。 真紅「もういいのよ、下僕なんてやらなくても…貴方はあの二人と居れば…」 J「じゃあお前はどうなるんだよ。」 真紅「私はいいのよ…また元に戻るだけ。」 J「でも前だって寂しそうにしてたじゃないか。」 寂しそうにしてた?私が…? 真紅「甘く見ないで、今までそうして来たのだからこれからだって…平気…よ…」 そうだ、寂しくなんてない。 今までだってこうして生きてきた私は独りでも大丈夫…。 J「だったら…どうして今泣いてるんだよ?」 真紅「………ッ」 ジュンに言われて初めて気付いた。 頬を生暖かい涙が伝う感触…涙の痕は凄く冷たかった… J「本当はずっと寂しくって泣きたいのも我慢してたんだろ?」 真紅「…うん…ッ」 J「だけど意地っ張りだったから素直になれなかったんだよな?」 真紅「うん…ッ」 J「僕はお前がなんと言おうと下僕であり友達だ。これだけは本当だからな。」 真紅「うんッ」 涙が止めどなく溢れる。 ジュンは真紅の頭をぶっきらぼうに優しく叩いた。 手は冷たいけれども、心は温かい… 暫くすると翠星石と蒼星石がやって来た。 真紅は思わずジュンの後ろに隠れる。 少しの間四人に沈黙が流れる。 真紅&翠「「あの…」」 二人は同時に喋りだす。 翠「そ、そっちからどうぞです…」 真紅「いいえ、貴女から言って頂戴…」 翠「あのですね…さっきは、ごめんなさいです… 真紅のこと、ちっとも知らないであんなこと言って…」 翠星石は頭を下げて謝っていた。思わず真紅は焦る。 真紅「あの、そんなことないのだわ… 私の性格が悪いのは合ってるし… あの時は初めて出来た友達のジュンが他の人と仲良くするのが嫌で…ごめんなさい。」 翠「そのことなんですけど…真紅も来るですか?」 真紅「いいの?私なんかが行っても…」 翠「何言ってるですか、翠星石と真紅はもう友達です。遠慮なんてすることねぇですよ。」 真紅は困惑した顔でジュンと蒼星石を見る、二人とも笑って応えてくれた。 真紅「ありがとう…みんな…」 真紅達は放課後にスーパーに行った。 翠星石がジュンを誘ったのは米を買うから持って貰うためだったらしい。 初めての友達との買い物に真紅は嬉しくもあり何故か緊張もしていた。 J(本当は上がり症でもあるのかもな…) そして買い物も終わり皆はそれぞれの家へ帰宅した。 夜になり真紅は自室のベッドにまた犬のぬいぐるみを持って横になっていた。 真紅「くんくん、今日はね。ジュンと翠星石と蒼星石で買い物に行ったのよ。 色々あったけど…私はやっと自分の『居場所』が見つかったわ。今までありがとう…」 やはりぬいぐるみを抱いて真紅は眠りの世界へ落ちる。 その寝顔にはもう困惑も寂しさもない、ただただ幸せを噛み締めている。 自分は独りだと思っていても誰かがきっと自分を見ていてくれる。 『居場所』というのは案外その辺に転がっていて気付かないでいるだけかもしれない。 貴方は貴方の『居場所』を大切にしてあげて下さい。 The END 俺も今居場所見付けた -- ナンブ (2006-11-24 01 45 25) 居場所って確かに際どい… -- ヒーロー?ヒロキ (2006-12-16 19 24 31) 俺の居場所は蒼の子の傍wwwwww(台無し) -- 夕クシー (2007-01-08 20 53 44) じゃあ俺は翠星石な -- 名無しさん (2007-04-15 21 25 21) 蒼星石の膝枕が俺の居場所ww -- 名無し (2007-04-16 15 41 45) させるかよwww -- 名無しさん (2007-04-28 01 55 47) 我はドコから來てドコへ行こうとしているのか…居場所なんてあるのか -- 永遠の旅人 (2007-06-07 20 50 57) 俺は俺がいるところにいる。それだけだ -- ロック (2007-06-13 10 12 45) 私の居場所なんてどこにも無い -- 名無しさん (2007-06-30 12 23 20) どうして私は此処に居るの? -- 椎羅 (2007-07-01 20 00 12) このSSはいい -- 名無しさん (2007-07-07 17 26 19) 薔薇水晶と雪華綺晶の間をもらうわwwwww -- 名無しさん (2007-07-11 01 38 50) 私も居場所が無いわ・・・・・ -- 蘇芳 (2007-07-15 15 47 07) 誰が作ったの?作家になるといいよね。 -- ンゴゴ (2007-10-06 16 08 13) 私も無いなぁ… 不器用だし… -- ユリ (2008-03-01 23 14 15) 居場所があってもそこに物語(ロマン)はあるのかな? -- レーゼ (2008-12-26 16 08 54) 居場所は昔はあったんだが今はもう...まぁ、生きてる内に見つかると思うが -- レイ (2009-05-04 20 31 29) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sk_rexi/pages/553.html
名称:居場所 アイテム種類 思考(願望) レア度 C 詳細 願望の設定。自分のいるべき場所を見つけたい。 ★
https://w.atwiki.jp/gundamwar/pages/3054.html
居場所 [部分編集] 相剋の軌跡 COMMAND C-X3 茶 2-4-0 R (自軍帰還ステップ):自軍捨て山の全てのカードをゲームから取り除く。その場合、自軍ジャンクヤードにある全てのカードを、自軍捨て山に移す。その後、自軍捨て山をシャッフルし、このカードをゲームから取り除く。 捨て山を取り除くことでジャンクヤードを捨て山として再利用できるカード。 ディアナ帰還で捨て山を最低1枚は残るように回復してからこのカードを使い再び回復するというのが今の環境だと一般的だと思われる。 マスターガンダムや南極条約などのロックカードへの対処策として使える。 ただし捨て山が多い状態で使うと損になるので出来る限り捨て山を減らしてから使いたい。今後セレーネ・マクグリフやシャイニングガンダム&ゴッドガンダムのようにカードを取り除くことでテキストを発動するカードが増えれば変わるかもしれない。
https://w.atwiki.jp/ryuunabe/pages/1463.html
居場所感知 アイドレスWiKiの該当ページ 名称:居場所感知(絶技) 要点:つぶった目,鼓動,ひらめき 周辺環境:闇 評価:なし 特殊: *居場所感知は対象の居場所を100mの誤差で察知する。この能力は1時間に一度使える。対象のことをよく知ってないといけない。 →次のアイドレス:先回り(絶技),襲撃(イベント),隠れ家(施設),なきおとし(絶技) 派生前 目をつぶれば思い描く
https://w.atwiki.jp/kai_saki/pages/134.html
【居場所・1】 【居場所・2】 【居場所・3】 【居場所・4】
https://w.atwiki.jp/twipata/pages/34.html
居場所を知る(編集途中) 居場所を把握しよう 目標課題 自分の居場所を知らせる 他の人の居場所を把握する 解決方法・意義 位置情報を付加する ツイートに居場所を含める フォロワーがリツイートした 写真を添付する フォロワーがリツイートした 関連情報・コラム