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登録タグ グロ 事件 危険度3 日本 犯罪 真実 非常識 鬱 検索すると、1957年に日本で起きた「少年誘拐ホルマリン漬け事件」という事件の記事がヒットする。 囲碁棋士(七段)である林有太郎の長男Xが、プロレスラーだった清美川梅之の長男A(12歳)を誘拐し、バラバラに殺害してホルマリン漬けにしたという事件。 Xは、殺害だけではなく身代金も要求していた。 その7日後に通報が入り、ホルマリン漬けにされたAのバラバラ遺体をXの部屋で発見。 Xは即逮捕となり、懲役10年の判決を受けた。 Xは、詳細な日記『若松湯』を残していたという。 ノートには、「ついに捜し求めていた理想の少年を見つけた」「金魚鉢に入ったあの子は、見ても見ても飽きるということがない。ホルマリン漬けになったあの子は生きているときより、いっそうかわいい」などと書いていたらしい。 また、「【画像あり】少年誘拐ホルマリン漬け事件とかいうやばい事件」というスレにはバラバラに解体されたAの画像が貼られているので注意。 分類:非常識、真実、グロ、鬱 危険度:3 コメント プロレスラーの子供可哀想やなぁ.. -- ぱぺっと (2023-10-09 11 53 05) 清美川梅之って写真で見ると確かに男前だし息子さんも遺伝だったのかな・・ -- 名無しさん (2023-10-09 12 02 35) ヒエッ... 狂気じみてる... -- AS_Mugitya/え〜えすむぎちゃ (2023-10-09 15 25 43) 人を解体してホルマリン漬けにしてそれを見てかわいい、か・・・怖すぎる・・・ -- カツオノエボシ (2023-10-09 23 04 55) モノクロとはいえバラバラは悲惨すぎ… -- ナイル (2023-10-09 23 45 11) 常人にはわからない感性ですね、 -- アルミの天使 (2023-10-10 13 12 16) ショッキングだな... -- ゲーム太郎 (2023-10-15 10 37 11) まず懲役たったの10年ってのがおかしいっしょ -- 通りすがりの仮面ライダー (2023-10-18 23 55 26) 科学者とか医者がシリアルキラーだってのは小説とかであるけど、囲碁棋士は聞いたことないな。小説化できそう -- 名無しさん (2023-10-21 08 55 56) よく見たら囲碁棋士の長男なのか。どちらにせよ小説化できそう -- 名無しさん (2023-10-21 08 57 05) りそうとは -- アン (2023-10-25 09 20 07) 名前 コメント
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[銀河爆砕]カノン タイプ パワー 必要コスモ 16 初期攻撃力/防御力 5220/4730 初期総パラメータ 9950 最大攻撃力/防御力 13050/11825 最大総パラメータ 24875 必殺技 ギャラクシアンエクスプロージョン 効果 パワータイプの攻守 特大アップ 【解説】 大海を支える7本の柱のうち北大西洋の柱を守護するシードラゴンの海将軍。女神を救うため海底に足を踏み入れたフェニックスを倒さんと、小宇宙を燃やし最大の拳を放つ。 [銀河爆砕]カノン+ タイプ パワー 必要コスモ 16 初期攻撃力/防御力 6264/5676 初期総パラメータ 11940 最大攻撃力/防御力 15660/14190 最大総パラメータ 29850 必殺技 ギャラクシアンエクスプロージョン 効果 パワータイプの攻守 特大アップ MAX覚醒時 初期攻撃力/防御力 8874/8042 初期総パラメータ 16916 最大攻撃力/防御力 18270/16556 最大総パラメータ 34826 【解説】 大海を支える7本の柱のうち北大西洋の柱を守護するシードラゴンの海将軍。世界の全てを自らの手中に収めるために、最大まで小宇宙を高めフェニックスを襲う!! 「喰らえ!! ギャラクシアンエクスプロージョン!!」
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【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 銀河お嬢様伝説ユナ REMIX タイトル 銀河お嬢様伝説ユナ REMIX 銀河お嬢様伝説 リミックス 機種 セガサターン 型番 T-14307G ジャンル アドベンチャー 発売元 ハドソン 発売日 1996-12-27 価格 6800円(税別) 銀河お嬢様伝説ユナ 関連 SCD-R 銀河お嬢様伝説ユナ 銀河お嬢様伝説ユナ 2 永遠のプリンセス PCFX 銀河お嬢様伝説ユナ FX 哀しみのセイレーン SS 銀河お嬢様伝説ユナ REMIX 銀河お嬢様伝説ユナ Mika Akitaka Illust Works 銀河お嬢様伝説ユナ 3 LIGHTNING ANGEL 銀河お嬢様伝説ユナ Mika Akitaka Illust Works 2 PS 銀河お嬢様伝説ユナ FINAL EDITION 駿河屋で購入 セガサターン
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ちょうてんさいしょうねん。【超天才少年 ◆Report.VkQ】 暫定評価表【D+(30/80)】 http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1331710252/39 39 : 名無しさん必死だな [sage] : 2012/03/14(水) 17 57 45.97 ID B1k2G35G0 1乙 とりあえず意見参考に修正 【超天才少年 ◆Report.VkQ】 ・粘着度(4/10)(任天堂総合スレ関連によく出没する) ・狂人度(5/10)(自身の価値観をスレ立てしてまで押しつけ、納得させようとする) ・面白度(2/10)(特に面白い点はない) ・有害度(5/10)(震災スレで人を侮蔑する発言をした他、上記で述べたスレの乱立も行う) ・知名度(3/10)(あまり知られていない) ・低脳度(4/10)(ある程度の知能は備わっている、が・・・) ・ゲハ脳度(3/10)(レスを見る限りではゲハ脳というほどではない) ・コミュ障度(4/10)(会話は出来るが、話が一方通行) ・総評(30/80)D+ 任天堂関連に出没するコテ。自分の意見を押しつけたがる傾向がある。 SCEの吉田の問答で活躍した意外な功績はあるが今はぶっちゃけうざいレス乞食。 また、スレの趣旨に従わず自分語りを延々とすることも多々。 女に振られて自殺しようとしたがやめたらしい。 改訂前の評価表 http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1331710252/36 36 : 名無しさん必死だな [sage] : 2012/03/14(水) 17 39 58.00 ID jzJ6p9oL0 25 粘着度は+1、低脳度とコミュ障度はそれぞれ-1ぐらいがちょうどかな、自分の意見としては http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1331710252/35 35 : 名無しさん必死だな [sage] : 2012/03/14(水) 17 36 03.38 ID yzwKpn8g0 34 乱立ってほどでもないだろうが、自身の主張を周りに知らしめ、納得させようと 毎度無駄なスレを立てていたりするな http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1331710252/34 34 : 名無しさん必死だな : 2012/03/14(水) 17 33 57.78 ID i2l6Bun/0 まさかの 1乙 25 スレの乱立に関する記述がないねえ・・・ http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1331710252/31 31 : 名無しさん必死だな [sage] : 2012/03/14(水) 17 29 18.06 ID Kk92iJC70 超天才少年は相手を納得させる所から話に入るが、会話自体は出来る コミュ障度が5はちょっと高いんじゃねえのか?3~4あたりかと http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1331304464/962 http //anago.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1331710252/25 【再貼】 962 : 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 [sage] : 2012/03/14(水) 11 22 35.46 ID F89mU2D10 25 : 名無しさん必死だな [sage] : 2012/03/14(水) 17 18 48.61 ID gstH6T/x0 【再貼】 【超天才少年 ◆Report.VkQ】 ・粘着度(3/10)(任天堂総合スレ関連に出てくる) ・狂人度(5/10)(自分の価値観をスレ立てをしてまでおしつけようとする) ・面白度(2/10)(特に面白くない) ・有害度(5/10)(震災スレで人を侮蔑する発言あり) ・知名度(3/10)(低い) ・低脳度(5/10)(露骨な誤字脱字はないが) ・ゲハ脳度(3/10)(レスを見る限りではゲハ脳というほどではない) ・コミュ障度(5/10)(会話は出来るのでくらいで) ・総評(31/80)D+ 任天堂関連に出没するコテ。自分の意見を押しつけたがる傾向がある。 SCEの吉田の問答で活躍した意外な功績はあるが今はぶっちゃけうざいレス乞食。 女に振られて自殺しようとしたがやめたらしい。
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purope★papiroが作成するオリジナル冊子。 「月刊」とあるが単なる題名であり、言葉通りの意味はなく、刊行は不定期である。 「余裕」というタイトルは、余裕は少年が最も大事にすべきもの、というpurope★papiroのメッセージが込められている。 2009年4月10日に創刊号が発行された。10冊作成し、販売部数は0。 内容は俳句、短歌、小説、4コママンガなどで、原稿はすべてpurope★papiroによる。ファルマンに2ページをお願いする構想もあったが、断固として断られたため純度100%となった。そのためパッピーナには堪らない1冊となっている。 第2号の刊行時期は未定ながら、2009年6月24日付のKUCHIBASHI DIARY内で着手が宣言された。
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少年メイド 色 出演者 備考 黄色 - 水色 緑色
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作者 司馬遼太郎 時代 戦国時代 主人公 伊達政宗 脇坂安治他 ジャンル 歴史小説 書籍情報 単行本 新潮社 短編4本全1巻 馬上少年過ぐ(1970年8月20日)(馬上少年過ぐ、重庵の転々、城の怪、貂の皮) 文庫化 新潮文庫 短編7本(3本追加)全1巻 馬上少年過ぐ(1978年11月29日)(英雄児、慶応長崎事件、喧嘩草雲、馬上少年過ぐ、重庵の転々、城の怪、紹の皮) 大活字本 埼玉福祉会 短編7本(3本追加)全2巻 +埼玉福祉会 全2巻 ▲埼玉福祉会 全2巻 馬上少年過ぐ上(2010年5月1日) 馬上少年過ぐ下(2010年5月1日)
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プレアデス 琴座人の子孫 太古の時代から、「ポジティブ」な面だけを見ようとする傾向がある 古代人類の霊的な教師となった 地球に手を差し伸べることに意欲と情熱を持つ 地球人と宇宙人のコンタクト・プログラムに精力的に関わる 進化後は、「全体」への奉仕に専念する 「全体」の視点から見ることができる 一体性の中で多様性を受け入れる 遺伝子的に人間に近い 琴座 人間型生命体(ヒューマノイド)の原型 太古の時代、人類に神として崇められた 主に男性的な自己表現(探検、植民地化、戦争、階層制度、などなど) 人間の文明は琴座人を手本とした 何千もの星系を植民地化した ベガ 内面の発達に専念する(スピリチュアリティ、精神修養) 神道を含む、初期の宗教やスピリチュアリティに影響を与えた 高度な知性と集中力 地球の先住民文明に類似した世界観 スピリチュアリティとテクノロジーの結合に長ける 「故郷」(本来の自己)の記憶を最も保持していた 儀式的で、人生のすべてに神聖さを見い出す シリウス ベガ人の子孫 遺伝子工学の達人 人類に奉仕することに専念する 古代において、プレアデス人と協力関係にあった 地球と関わるコンタクトチームのメンバー マヤを含む地球の多くの古代文明と関わる チャネリングを通して人間とよく交流している 古代、現代の両方で教師の役目を果たす オリオン 琴座人とベガ人を祖先とし、両方の特徴を受け継いだ これ以上ないほどの深い二極性を体験した 分離と苦痛を通して目覚めることを学んだ 知的で情熱的、集中力がある オリオンの未解決のエネルギーは今の地球で表出している 銀河の家族の中で最大の変容を体験する オリオン社会が癒されたことは、地球の社会の癒しを助けている ゼータ・レティクル ベガ人の子孫 自らの選択と恐怖心のために、種の絶滅に近い体験をした 感情を抑圧し、マインドの発達のみに集中した 人間との交流を通して、人間が内なる恐怖を癒すのを助けた ひとつの集合体としてのマインド 悟った状態のゼータ・レティクル人は、人間が怖れを乗り越えて目覚めるのを助ける 人間の助けを借りてハートとマインドを再びつなげることができた 人間とゼータ・レティクル人のハイブリッド誕生に関わった 好奇心が非常に強い アークトゥルス 輪廻転生を選ばなかったため、肉体を持たない 太古の地球にやってきた最初の意識体のひとつ 非常に調和のとれた、男性エネルギーと女性エネルギーのバランス 人間を通してヒーリング(感情を含む)エネルギーを送る 人間の誕生と死のプロセスを助ける ハートが開いている場合は、最もチャネリングしやすい周波数のひとつ 人間がハートを開くのを助ける 出典:ギャラクティックファミリーと地球のめざめ
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谷坂 少年さん タイトル 登場ACE・ゲスト 愚か者さんと親切さん 携帯可 ショーチュー・クーリンガン(ノーライフキング) 結界寸断 携帯可 クーリンガン 最悪さんと最高さん 携帯可 クーリンガン タイトル 登場ACE・ゲスト バーベキュー大会 1 携帯可 にゃん様(初心者騎士団滞在ACE)、エイジャ兄弟砂漠の騎士サウド、タフト大統領、ヤガミ、ネコリスカオリ(田代香織) バーベキュー大会 2 神聖巫連盟へ 生活ゲームページへ
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久しぶりの一人きりを遮る者がいた。 「なんじゃ、子供がこんなところで」 「子供……?あんたに言われたくはないなあ」 グリッドの端近く、高台からルビコンの大地を見下ろせる場所。どうせならこんな景色も、と軽い気持ちで来たのだが、間の悪い相手というものは何処にでもいるもの。 白髪の少年の、老いた口振りが先に来る。 「わしを知っとるんか?」 「ご冗談を、白毛殿……あれに見覚えがないとなれば、話は変わってきますが」 茶髪の少年が、くい、と目線で示した先には、青白いACがあった。その何処となく細身の機体には軽い修繕を施されている。装甲に出来た傷は爆発物の直撃が原因だ。見る限り、何一つとして装備がない。 「ああ……ちょっと前の……ヴェスパーの小僧か」 「ええ、その小僧です。しかし痛かった、あの猛攻は俺にゃできませんや」 「そうは言うても、しっかりわしのこと殺しに来とったじゃろ」 「まさか」 二人の少年の口が笑う。茶髪の少年の目は笑わなかったが、白髪の少年はまるで日常のような、気の緩んだ笑みの色を浮かべていた。 茶髪の少年はもう引き上げるつもりでいた。目の前にいるのは経験も技術も格上である。苦戦を強いられたどころか大敗を喫した以上、真正面から戦うつもりはなかった。 白髪の少年としても、追うつもりは毛頭なかった。それが敵対企業の人間だからといって無闇矢鱈と殺しにかかるほど狂ってはいない。戦場でもないのに無理に戦う必要はない。 笑い声はない、だが不思議と敵意もない。いつの間にかとんとん拍子に、酒盛りめいて二人で景色を楽しんでいた。発端は茶髪の少年が呑気に水を飲んだことか、あるいは白髪の少年がACを降りたことか。お互いに考えたのは『今ぐらいは』である。 「小僧も義体かえ?」 「いや、手術の後遺症でさァ。別に不自由もしてませんが」 「羨ましいのう、儂なんて転んでばっかじゃ」 「子供らしくて良いじゃありませんか」 「良かないわい、歩くだけでふらっとばたりじゃもん」 そもそも子供らしい言うても、儂は結構歳食っとるんじゃよ。そんなこと言って、まだまだ現役なんじゃないんですか。言葉にすれば酒の席の一コマだが、実際にそこにいるのはまるでピクニックのように飲み物を味わう子供二人である。なお、厳密には子供に見える中年と老人なので、酒の席であっても間違ってはいない。 僅かな人数で見渡す広々とした景色は、どうにも所属やらわだかまりやらの矛先を一旦下ろさせるようであった。 すると、日頃から命を賭す者は僅かな虚無をぼそりとつぶやく。緊張がたわむせいか。つぶやきの大半は突拍子もないことだ。 「……ここで死んだらどうなるんだろう」 「む、酒が不味くなる話は勘弁じゃ。つまみもないんじゃから」 「あー、死んだ後になってもこんな景色が見られるのかなー」 「話聞いとる?」 わざとらしい発言に呆れた白髪の少年が、口直しとばかりに度数の弱い酒を、こく、と一口飲む。対して茶髪の少年はごくごくと水を飲み、水筒から数滴しか出なくなるのを見ると、蓋を閉めた。 「んむ……まあ、観れたとしても、今みたいに誰かと観てる方が楽しかろ」 「……口説き文句のレクチャー?」 「なんじゃ小僧、口説きたい娘でもおるんか」 「いいや?あんたみたいな美人さんなら悪かないが……なんつって」 「うへえ、気色悪い。しかも寒い」 繰り返すようだが、彼らは子供に見える中年と老人である。茶化してばかりいる中年と、景色を肴に酒を飲む老人。ははは、と初めてその場に笑い声が湧いた。 ACに乗り込んだ茶髪の少年が、白髪の少年に通信で別れを告げる。 「また会いましょうや」 「う〜ん、どうせ会うんは戦場じゃろ?」 「そりゃそうだ。ならまあ、正面衝突しないように祈っときますよ」 白髪の少年が吹き飛ばないように、ACは歩きながらその場を去っていった。 一人酒の時間だ。そう思った矢先、酒が既に残り一杯分ほどしかないことに気付く。飲み過ぎたか。話し過ぎた。 「少し、風に当たろうかの……」 こんな遮蔽物も柵もない場所で寝転がるとは、これを知られたら安全に関して口酸っぱく言われるじゃろな。 案の定、白髪の少年は大の字になった。 「む。お前は……アドミンの!」 アリーナへ戻り武装を回収、本格的な修繕の為にACに乗って帰ろうとしたところを、褐色の少年が呼び止めた。同行者がいない以上、前方から歩いてくる者からの呼びかけなら自分以外考えられなかったので、茶髪の少年は会釈をする。 「まあ、そうです。ご存知なんですか、俺のこと」 「他の部隊のことも把握しておけと言われたからな」 「光栄だ。それで、要件はなんです?」 「どうしてすぐ撤退した?」 戦慄が茶髪の少年に滲む。先程の僅かな時間をどこで知った?監視があったようには思えない。 どうやら、褐色の少年にとっては純粋な疑問だったようなのだが。 「お言葉ですが、主語が抜けてるといまいち分かりませんぜ」 「あ、すまない。何故大豊のACを相手にすぐ撤退したんだ?」 茶髪の少年は気を取り直し、冷静に努めようとする。こういう手合いに嘘は通用しない。 「どこで知ったんです?」 「お前のACが向かったのと同じ方向へ、大豊のACが向かったんだ。戦闘したかと思ったんだが、今のお前のACには新しい傷はないし、僅かな血も付いていない」 なるほど、何時ぞやに隊長殿も評価していた気がする。よく鼻が利く。凍てついた、恐ろしい獣。茶髪の少年は言葉を選ばなければ危険だと一瞬考えたが、これは尋問ではないことが頭から抜けていたことに気付く。 やましい事は何も無いが、怪物を目の前にすると何かしでかしたのかと思ってしまう。そんな茶髪の少年の不安など知らず、褐色の少年は答えを待っていた。 「ん〜……戦略的撤退、ですかねえ」 「うん?戦ったのか?直近の戦闘痕は見たところないが」 「戦いましたよ。少し前の試合で、ですが。ボロ負けしたんで、勝ち目はないと思いまして」 む、と褐色の少年は考える。あまり気にしていなかったが、確かにそんな試合があったような。対戦記録を見れば詳しく分かるだろう。だが確認をする気はない。疑わしきは罰せずというか、そもそも単なる疑問だったので相手がそう言うならそれで、という気持ちだ。それならしかたない、と褐色の少年は応えた。 納得したらしいのを確認して、茶髪の少年はただただほっとした。ランクAを敵に回して勝てるわけがない。ましてやV.Vの中核を成すお方を相手に下手を打てば、もし、何かの奇跡が何千回、いや何万回起きて勝てたとしても、他の連中が許しはしないだろう。機嫌を損ねないのが一番だと、茶髪の少年は判断した。 「次に会った時には倒せるといいな」 「あ〜……そうですね。成長は苦手ですが、頑張ります」 茶髪の少年は状況の理解を放棄した。生まれてこの方、営業のための笑顔をする日が来るとは思わなかった。しかも知らない相手ではなく、一応は味方に。 何事もなく去っていく褐色の少年を一瞥して、茶髪の少年は自身のACの様子を見に行く。 褐色の少年は一人、大豊の手先への興味から追跡を始めた。自分より格下でもヴェスパーはヴェスパー、それを退けた相手とはどんなものか。方向は当然理解している。周辺の地形からおおよそのルートも把握できる。 そうして向かった先には、結局誰もいなかった。褐色の少年は一度首をかしげたが、モニター越しに見た『足跡』を見て、その疑問は解消した。ACの移動痕が二つ。新しいと言えば新しいが、ついさっき残されたとは言えない程度に古い。 「こっちも撤退したのか」 ここに来るためにACを用いて、アリーナの会場から相当な距離を移動した。立ち去るに至ったタイミングがいつであれ、もう追いつけないだろう。目の前の景色は、星の地表をハッキリと写している。ここから降下して離脱することだって難しくはない。 空は暗くはない。だが眠りについたように静かだった。地上の戦火は燻るように種を残しているが、この空は、かつてこの星で起きた戦乱をも静かに受け入れていたのだろう。 「うん」 周辺にスキャンをかけたが伏兵はいない。生体反応は自分だけ。コクピットから降り、褐色の少年は深呼吸した。 母なる星の冷たい空気を、ミルクのように吸い込む赤子。どれだけ怪物だと言われようが、彼は未だ若いのだ。とてつもなく。 そして彼も同じく、高所の蒼を見つめながらつぶやいた。 「良い場所だな」 数秒の静寂の後、褐色の少年はまた、自身の機体に搭乗する。 広大な景色は、ふとした一瞬だけ、全てを忘れさせる力を持つ。お偉方やお仲間からの叱責を受ける理由になりうる、三人分の迂闊を作りはしたが。それでも、あの天と地の境界線を見つめた数秒以上は、僅かな休息のチャンスを生み出したのかもしれない。 戦いの最中、再度あの景色を見つめる時間は、果たして。 関連項目 白毛 V.A ニッチュ 投稿者 生贄さん