約 2,072,093 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/13372.html
登録日:2010/03/13(土) 01 48 35 更新日:2023/12/16 Sat 13 53 14 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 オーバーロード・フュージョン キメラテック・オーバー・ドラゴン ヘルカイザー 丸藤亮 未来オーバー 未来融合-フューチャー・フュージョン 遊戯王 遊戯王GX 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキ項目 いやだ…………オレは!!負けたくないぃぃぃ!!! お前の懐にある勝利を奪い取ってでも!オレは!!! 未来オーバーとは、遊戯王OCGの1ターンキルをコンセプトとしたデッキである。 《サイバー・ドラゴン》と不特定多数の機械族を融合することで融合召喚できる闇属性機械族の融合モンスターである《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を切り札とする。 この《キメラテック・オーバー・ドラゴン》は、融合素材にしたモンスターの数×800の攻撃力になる。 さらに、素材の枚数だけレンダァ! できる。 つまり10枚のカードを融合にすれば攻撃力は8000! ジュウレンダァ! 一撃で敵プレイヤーを粉砕だ! リスペクトなんてくそくらえ! ハッハッハッハッハッハ! とは言ったものの、普通に10枚以上のカードを使った融合を発動するのは至難の業。 そこで【未来オーバー】の名前の由来となる、《未来融合-フューチャー・フュージョン》と《オーバーロード・フュージョン》(通称バーロー)を使う。 未来融合は融合モンスターの素材となるカードをデッキから墓地に送り、2ターン後に融合召喚するという永続魔法カード。 バーローは墓地のカードを除外することで、闇属性機械族の融合モンスターを融合召喚扱いで融合召喚する通常魔法カード。 未来オーバーのギミックは、未来融合でサイドラを含めた大量の機械族を一気に墓地に送り、 バーローで墓地のモンスターを根こそぎ融合、そしてメガトン級のキメラテックを召喚してアタックというのが基本。 ただしキメラテックは召喚時に自分以外の自分フィールドのカードを全てを破壊してしまう。 TF2のバカイザーのようになりたくなければ注意だ! と、アニメ的かつロマンにあふれたデッキである。 しかし、成功率が高かったために未来融合とバーローが制限。 シンクロの煽りを受けサイドラの規制強化と向かい風ばかりであった。 それでも環境の変化によりサイドラは制限解除、 さらに《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》というフィールドや墓地でサイドラ扱いとなるカードも増えた。 未来オーバーは、サイバー流の復活とマシンナーズ関係の強力なカードともに新たな産声を上げたのである! キメラテックでダイレクトアタックするほかにも、相手のフィールドに送りつけて、相手モンスターの攻撃力の半分のダメージを与える《ミス・フォーチューン》や、 もしくは《カタパルト・タートル》などで射出するなどのバーンで1キルする方法もある。 これらの場合は融合に20枚のカードを使用し攻撃力が16000を超えれば可能になる。 普通に攻撃したほうが早くね?とは言ってはいけない バーローして除外されたカードを《次元融合》で一斉に帰還させてオーバーキルというのもできたが、次元融合が禁止になったので昔の話である (この際サイコ・ショッカーや《マジック・キャンセラー》を帰還させればほぼ勝利が確定した点も凶悪だった)。 また、機械族であるためサポートも充実しているので、それらを生かして比較的柔軟に組めるのも利点である。 ◎主なデッキの種類 ◆戦線維持とデッキ圧縮を兼ねられるガジェットシリーズを基軸にする。 名付けて【未来ガジェット】研究所! 某想定科学アドベンチャーとは勿論無関係だが、TF6スタッフレシピで公式ネタ化。コナミェ… ◆アニメと同じくサイドラを基軸にするサイバー流の切り札に ◆デコイチ、ボコイチ、《サイバー・フェニックス》、《カードガンナー》でドロー加速をして一気に手札にパーツを揃える機械ブースト型。 《ブラック・ボンバー》も採用圏内だ! ◆サイコ流のアクセントに サイコ・リターナー&サイコ・ショッカーで罠を封じ、確実にレンダァする! ◆D(ディフォーマー)のアクセントに サーチと圧縮に優れ、機械族も豊富。 敵の攻撃はグラビティ・バインド等の遅延カードで遅らせ、自分の攻撃時はオーバーの効果でそれらを墓地に送ってから攻撃! ◎弱点 ◆墓守デッキ 墓地利用が封じられるため。 ◆アンデット・ワールド 墓地が機械族ではなく、アンデット族になるため。 ◆召喚感応型カード(《奈落の落とし穴》など) 理由は言わずもがな。 ◆攻撃感応型カード(《次元幽閉》など) 理由は言わずもがな。 ◆ダメステいいですか?www 理由は(ry ○アニメ、ゲームでの活躍 アニメでは、カイザー亮こと丸藤亮がダークサイドに落ちた姿、ヘルカイザー亮が使用する。 厳密にはこのデッキというわけではないが、上記の主要カードのほとんどがヘルカイザーのものなので、 ほぼヘルカイザーのファンデッキである。 ヘルカイザーが初めてキメラテックとバーローを使用した回はファンの間では有名で、 「俺は負けたくないィィィ!」と「エヴォリューション・レザルト・バースト、グォレンダァ!」はヘルカイザーの代名詞。 ヘルカイザー自体がGXでもトップクラスの人気を誇るキャラだというのがこのデッキが人気の理由の一つでもある。 ゲーム作品でもヘルカイザー亮が使用してくるデッキの一つで、高レベル帯になると使用してくる。 タッグフォース2でのヘルカイザーはキメラテックの墓地送り効果で自滅したりで「バカイザー」などという不名誉なあだ名をつけられたが、一転してタッグフォース3では《キメラテック・オーバー・ドラゴン》、《サイバー・ツイン・ドラゴン》、《サイバー・エンド・ドラゴン》の三体をフィールドに同時に展開するなどファンとプレイヤーが涙目なことをしてくれる。 名実ともに色々なプレイヤーから愛されているデッキの一つであるといえる。 【少年、これが絶望だ】 しかし、その愛が行き過ぎたのか2012年の9月の改訂にそれは来たのだ 禁止『未来融合』 そう、禁止である… 遂に未来オーバーは息の根を止められてしまった その先に待ち受けるのは漆黒の絶望のみ 未来に希望は無いというのか… ないわけではなかった。 2017年1月づけで未来融合が制限復帰。 これにより再び構築可能になったが、未来融合の効果発動が「発動した次のスタンバイフェイズ」と大きくタイムラグを与えられたため、ギミックは構築できても実行するのは困難になった。 後に2018年1月に無制限に。 しかし禁止だった間に 融合カード無しで墓地融合できる《ABC-ドラゴン・バスター》及びそのパーツ 墓地に送られるとトークンを出せる《水晶機巧-ローズニクス》と《幻獣機オライオン》 返しのターンをほぼ確実に守れる《超電磁タートル》 等の新戦力が加わり爆発力は増している。 俺は…追記修正に飢えている… 俺は追記修正されたいぃぃぃぃぃ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 未来融合ェ… -- 名無し (2013-08-22 09 59 13) 未来融合復帰が今問題の4体の竜のせいで絶望的になっているという -- 名無しさん (2013-12-29 22 43 20) Vきゅん…? -- 名無しさん (2013-12-29 23 08 36) ↑Ⅲの間違いかね・・・? たしかⅢの中の人はデュエリストだったはずだし -- 名無しさん (2014-03-24 09 25 12) TFでカイザーが未来オーバーでデッキのモンスター全部除外してキメラテック召喚→「強制脱出装置で」をした時は笑いが止まらんかったわw -- 名無しさん (2015-02-03 22 19 42) こういう単純なパワーデッキ好き -- 名無しさん (2015-02-03 22 24 21) 未来融合でキメラテック・オーバー・ドラゴンを召喚し自分とパートナーのフィールドを破壊してタッグデュエルに敗北する高度な戦術!略して【未来オーバー】だ! -- 名無しさん (2015-02-05 21 11 37) TF6で、カード18枚で攻撃力14400が出てワンキルされた時は何も言えなかったぜ… -- 名無しさん (2015-02-05 21 50 51) エラッタされてもこのデッキの復活は難しいと思う -- 名無しさん (2016-12-21 21 15 58) どうやら復活の兆しが見えたようだぞ、サイバー流門下生の諸君 -- 名無しさん (2023-05-17 08 24 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/565.html
ここはヒウン大学の一室 私はタブンネの食肉について研究している かつてネンブータ一族という方々はタブンネを苦しめてから食べていたという そしてタブンネは苦しめるごとにその肉の旨みが増していくという実験結果がつい最近発表された 実際に私もその発表に呼ばれて、苦しめずに調理された肉と苦しめてから調理された肉を食べ比べてみたのだが味はかなり違っていた 苦しめなかったほうの肉はボソボソとしていて油分がなくどうにもゴムを噛んでいるような感じだった しかし苦しめてみたらどうだろう、噛んだ瞬間肉汁がこれでもかというほど出てきて口いっぱいに旨味が広がっていくではないか 私はこのタブンネ肉の旨さの虜になってしまい、どう苦しめたらさらにうまくなるか、研究をしているのだ 煙であぶる、鞭で叩く、極限まで酸素が薄い空間に死なない程度に放置するなどしたが実験結果はまぁまぁと言ったところだった あの肉を超えたい、いや世界一旨いタブンネビーフを食べたいと私は躍起になって研究している最中だ そして今回はドラム缶で焼いてみようと思う 用意するのは一週間前に生まれた5匹の子タブンネ 薬品研究を主としている学部なのだがそこの教授と旧知の仲で 旨いタブンネビーフを食べさせることを約束するかわりに安く引き取ったのだ 摩り下ろしたオボンの実を食べているタブンネ、基本的に与える材料は最良のものを与えているつもりだ 絶望が希望に変わった瞬間が真の希望だと言われるように、希望が絶望に変わった瞬間もまた真の絶望だと思うからだ さて、少し広めのドラム缶にタブンネを入れる 球に入れられてきょとんとしているが、上からのぞく私の顔を見た瞬間ミッミッとこちらに手を伸ばしてきた どうやら疑われてないようだ、早速実験に移ろう 木材の上に着火剤を用意し、それを囲むように岩を円形に置く、そして岩の上にバランスよくドラム缶を置いた 私はペットとして飼っているゾロアに火炎放射を吐かせる 木材は瞬く間に燃え広がり、ドラム缶を熱していく 異変に気付いたタブンネはミィミィとこちらに対して助けを求めてきた 不格好なタップダンスを踊り泣きながらこちらに手を伸ばすタブンネ しかし私は手を出さない、ずっと見ているだけだ 目に涙をためて「どうして助けてくれないの?」とでも言わんばかりだ そのうちタブンネ達に疲労の色が見え始めた 一匹のタブンネがバランスを崩し、ドラム缶に倒れこむ 肉が焼ける音と匂い、そしてタブンネの叫び声が響き渡る 「ミビャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」と叫ぶタブンネ、立ち上がろうとしても肉がドラム缶にへばりついて離れないようだ 次第にそのタブンネは弱っていく、しかしここで気絶されたら肉のうまみが今一つなんだ 俺はタブンネ達に対して「お前らの母親が助けに来たぞ!もうちょっとだがんばれ!」と叫びかける その言葉にタブンネの目に再び希望が戻った 後もうすぐでお母さんが助けてくれる、あともうちょっとで助ける きっとそう思っているのだろう、もちろん母タブンネは今頃どこかの雄タブンネとよろしくやっているのだろうが 先ほどまで意識を失いそうだったタブンネも何とか持ち直したみたいで何よりだ 俺はタブンネに励ましの言葉をかける、もう少しだ、あともうちょっとだ、内容はなんでもいいんだがこうやって励まして希望を失わせないようにする しかしそれでも生まれて半月ほどのタブンネの体力なんて高が知れている するとあるタブンネが倒れたタブンネの背中に乗ったのだ 倒れたタブンネは再び叫び声をあげる それを見たタブンネ達が我先にとその乗っているタブンネを退かそうと喧嘩を始めたのだ これがなかなか稚拙な争いで面白いのだ、食肉以外にもこのようなサプライズを与えてくれるとは本当に感謝しないとな 押しつ押されつの攻防戦、しかし数にはかなわず上に乗ったタブンネは背中からドラム缶に上に倒れる 叫び声が上がるのと共にそのタブンネ二匹の上に三匹が乗ろうとする そのうちの一匹が乗ろうとした瞬間バランスを崩しよろついた、そのタブンネは二匹の背中を掴む そして3匹ともドラム缶に倒れこんでしまった、面白いというか哀れというか 疲弊してきたタブンネ達に俺は母タブンネを持ち上げて見せてやる 先ほどとは打って変わりミィミィと母に助けを求めるタブンネ達 しかしそれは母タブンネではなく母タブンネに化けたゾロアだったのだ ゾロアはタブンネ達にべろべろばーをする、私のペットながら性格のいいやつだよ、本当に タブンネ達は鳴き声のコーラスをした後放心状態になった、まぁこんなところでいいだろう 俺はドラム缶に蓋をしておいしい水を飲みながらゾロアと一緒に出来上がるのをまった そして数分後、火が消えて蓋をあけるとそこには中まで火が通ったタブンネビーフが出来上がっていた 肉の焼けた良いにおいが鼻孔をくすぐる、唾液があふれ出てきてしまう そしてちょうど友人がやってきた、時刻は13時 少し遅めのお昼ということでゾロアと友人と俺でタブンネをいただくことにした 毛皮を包丁で剥いで肉をいただく、内臓は残念ながら糞等があるから今回は食べないでおこう 実験は大成功だったようだ、初めに食べたやつのように旨味のあるタブンネビーフが完成したのだ 友人も俺もゾロアもタブンネに舌鼓をうつ そして食べ終わった後は後片付けをしてデザートのオボンを食べた 友人も満足したようでなによりだ 私たちはまだまだ実験を続ける、そこにタブンネビーフがある限りもっとおいしい食べ方があると信じて!
https://w.atwiki.jp/sundayrowa/pages/84.html
強がりを一つ聞いてくれ ◆GmTqfb9yfU 小さな机が立ち並ぶ夜の教室に月明かりが差し込む。 昼間なら子供たちで溢れかえっているであろう小学校も、こう静まり返っていてはどことなく不気味な雰囲気を醸し出す。 それが殺し合いを強いられて飛ばされた場所ならなおさらだ。 そんな場所にサル顔の少年は立っていた。 この少年、一見サル顔のなんの変哲もない少年に見えるが実は只者ではないのだ。 彼の名は宗谷ヒデヨシ。 知力を絞り戦で手柄を立て出世していった武将と同じ名を持つ彼は、神を決める戦いにおいて数々の能力者達を己の知力体力を駆使し、退けたというその名に恥じぬ実績を持っていた。 それは最悪で最強と言われる能力者ロべルト・ハイドンに忠誠を使う、能力者の中でも特に優れた戦闘能力を誇るロベルト十団ですら、二度と戦いたくないと言わしめる程の実力を持つ。 与えられた能力は決して強いとは言い難いが、持ち前の機転の速さに始まり舌先三寸口八丁手八丁、あの手この手で迫り来る能力者達を騙し討ちにし返り討ちにしてきたのだ。 そんな並々ならぬ戦歴を持つ少年が何を思っていたかというと…… 「ぶっちゃけ恐ええええええ!!何だ殺し合えって…… ふざけてんのかっ!!大体神様決める戦いはどうなったんだよ。中学生じゃねえどころか明らかに人間じゃねえ奴もいんじゃねえかよ!!」 殺し合いに対する恐怖と理不尽に対する怒りでどうにかなりそうだった。 自分の能力は声を似顔絵に変えるという、敵を出しぬくのに使えないこともないが所詮攻撃力はゼロだ。 あそこにいた化物どもに到底勝てるとは思えない。 「そっそうだ。確かこの玉の中に支給品が入ってたはず!なんか役に立つものはっと……」 最初に出て来たものは小さな魚を模した容器だった。 中には黒い液体が入れてある。 ヒデヨシにはこの支給品に見覚えがあった。 「これ醤油差しじゃねえかあああああ!!確かに醤油ボンバーは俺の十八番だけども」 最後の一人までしか生き残れないバトルロワイアルでこんな物が何の役に立つというのか。 ヒデヨシは次の支給品にかけた。 「まだなんかあるみたいだし、今度こそすげーもんが入って……」 ヒデヨシは言葉を失った。 出て来たのは緑色の物体が入ったチューブ、そう只の山葵だ。 「おい、この流れだと次に出てくんのは大豆の発酵食品だったりしねーだろうな」 だが、ヒデヨシの悪い予感は裏切られることとなった。 それもさらに悪い方向にだが。 最後の支給品は数枚のブロマイド写真。 それも可愛らしいアイドルの物ではなく、やたらとファンキーなオッサンが写っている。 説明書には神様ブロマイド写真と書いてある。 「神様ァあああ!!これが!?つーか戦いがこんなんになっちまったのに何やってんだよこのオッサン」 まさか支給品が全部外れだったとは、キースとかいう男は本当に殺し合いをさせる気があるのだろうか。 おまけに名簿には知ってる名が一つだけ。 それも最悪で最強の能力者、ロべルト・ハイドン唯一人だけだ。 どんな能力を持っているのかは知らないが、きっと会った瞬間殺されてしまうだろう。 そもそも命を奪うなんてことができるのか?この自分に 答えはNOだ。 人を殺すなんて何の覚悟も度胸もない奴ができるわけがない。 ならば大人しく殺されるのか? それもNOだ。 理由は二つ。一つ目の理由は単純、死ぬのが怖いから。 誰だって死ねと言われて分かりましたなんて言えるわけがない。自分はまだ中学生、こんな若さで死にたくはない。 そして二つ目の理由。 自分には守らないといけない奴らがいる。孤児院『たいようのいえ』に住む子供達が自分の帰りを待ってくれているのだ。その子達の為にも生きてここから帰らなくてはならない。 誰も殺さずこの場を脱出すると決めたヒデヨシはある作戦を思いついた。 その名も…… 「よしっ決めた!!名付けて『ぶっちゃけ誰かが解決してくれるのを待つまでじっとして身をひそめてる作戦』だ!! ま、あの場で主催者に反発してた奴ら、めちゃくちゃ強そうだったしぶっちゃけ俺みたいな奴が前に出たところでそいつらの邪魔になりかねないしな。 弱者は弱者らしく強そうな奴に身を守ってもらってりゃいいんだよ」 すがすがしいまでにネガティブなのかポジティブなのかよく分からない作戦を思いついたヒデヨシだった。 「さーて今後の方針も決まったし、取りあえずここでじっとしとくか」 「おいおい、他力本願にしたってまずは誰かとコンタクトとらねーことには何も始まらないだろ」 「それもそうだけどよー、っておおいつ!!だだだっ誰だお前!!」 いつの間にかヒデヨシの隣にどこか理知的な雰囲気の少年が立っていた。 歳はヒデヨシと同じくらいか。 学生服に身を包んでいることから恐らく中学生だろう。 「俺は高嶺清麿。あんた殺し合う気はないんだろ。取りあえず自己紹介がてらに情報交換と行こうぜ」 「へえ、魔界かあ。まあ天界があるなら魔界だってあるのかもな」 「こっちも驚いたよ。俺の知らないところで神を決める戦いがあってたなんてさ」 情報交換した二人はお互いに驚くようなことの連続だったが、普段の生活が魔物や天界やらの非日常に慣れていたので驚きながらも納得することができた。 「そうだ、お前の支給品は何なんだ?どうせろくでもねえもんなんだろうが」 「ああ、これだ」 そう言って出した物は紙を操れる玉、無線の役割を持つ二対の玉、まるでピエロが使う御手玉のような形をした爆弾だった。 「式紙って玉は応用の幅が広そうだし、この爆弾は強い衝撃を与えると爆発するそうだ。気をつけてつかわないとな。取りあえずコピー用紙500枚程玉の中に収納してみたんだ。ん、どうしたヒデヨシ?」 「いっいや、別に何でもねえよ」 (こいつ当たりアイテムのオンパレードじゃねえか。ちくしょう、なんだこの差別) ヒデヨシは心の中で静かに毒づいた。 「なあ清麿。これからどうすんだよ。お前は魔物じゃないし、口から電撃なんかだせないんだろ?」 「ああ、そうだな。俺には何の能力もない」 本当は彼にはアンサートーカーという頭に浮かんだ疑問の答えが瞬時に分かるという、まるで反則のような能力を持っていたのだが、どうやら主催者に封じられているようだった。 何のためにこのゲームが行われるのか キース・ブラックとは何者なのか どうすれば優勝という道以外に脱出できるのか 他にも沢山の疑問が浮かんだが答えを知ることは出来なかった。 しかし彼が絶望しきっているかと言うとそうでは無かった。 アンサートーカーが使えないのは確かに痛いが、今までの魔物との戦いも己の頭脳で突破して来たのだ。 恐らくゲームにのってる人間も何人もいるだろうが、それに抗おうとする人間もいるはずだ。 この場所だってきっと活路を切り開いてみせる。 そう思った。 そして何より、この名簿に書かれた仲間達を失いたくない。 (ガッシュ、お前もこの場所にいるのか…… お前にまた会いたいと思っていたが、まさかこんな形で再開することになるなんてな。 会ったら話したいことが山ほどあるぜ) 既に魔界の王を決める戦いは終わり、ガッシュは王となった。 人間のパートナーと赤い本はもう御役御免のはずだ。 しかもアンサートーカーの能力も封じられては大した活躍はできないかもしれない。 だけど、きっとこのゲームを壊してみせる。 モチノキ町を模したふざけた舞台を用意した主催者共もぶっ倒す。 (そしたら、また遊ぼうぜ。魔界の土産話とか聞かせてくれよな) 不安だらけの中で清麿は強がる。 赤い本の魔物の子に、もう一度会うために。 【B-2 小学校・三年A組の教室/一日目 深夜】 【宗屋ヒデヨシ】 [時間軸]:植木達と出会う前 [状態]:健康 [装備]:醤油差し @うえきの法則、わさび @うえきの法則、神様激レアブロマイド10枚セット(非売品) @うえきの法則 [道具]:基本支給品一式+水と食料一人分、支給品(醤油差し @現実、わさび @現実、神様激レアブロマイド10枚セット(非売品) @うえきの法則) [基本方針]:生きて帰りたいけど人は殺したくない。 【高嶺清麿】 [時間軸]:最終回後 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式+水と食料一人分、支給品(式紙 @烈火の炎、声玉 @烈火の炎、テオゴーチェの爆弾ボール @からくりサーカス) [基本方針]:このゲームからの脱出・ガッシュに会いたい 【支給品紹介】 【醤油差し@うえきの法則】 ヒデヨシが植木と森に会った際、逃げる時に使った技、醤油ボンバーに使用したのと同じ醤油差し。※ヒデヨシの説明書には只の醤油差しとだけ書かれています。 【山葵@うえきの法則】 ヒデヨシがウーゴに特選ワサビームに使用したのと同じ山葵。※ヒデヨシの説明書には只の山葵とだけ書かれています。 【神様激レアブロマイド10枚セット(非売品)@うえきの法則】 眠れる果実島で行われた三次選考第一試合で宝として使われた神様のブロマイド写真。 【式紙@烈火の炎】 手のひら大の大きさで中に『紙』文字のが記してある玉。紙を操ることが出来る。 【声玉@烈火の炎】 手のひら大の大きさで中に『声』文字のが記してある二対の玉。離れている相手とも連絡を取り合える。 【テオゴーチェの爆弾ボール】 誘拐組の高見が操る懸糸傀儡『テオゴーチェ』の爆弾ボール。大きさはハンドボール程。 投下順で読む 前へ:魔王と英雄の消失 戻る 次へ:少女さとり 時系列順で読む 前へ:うしおと――/――ととら 戻る 次へ:少女さとり キャラを追って読む GAME START 高嶺清麿 046:自動人形の法則 GAME START 宗屋ヒデヨシ ▲
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/517.html
前ページ次ページ異世界BASARA 決闘の日から数日… 「…ぐぅ…おや…かた…さまあぁぁ…」 今日もまた、トリステイン魔法学院に朝が来る。 「おや、かた、さまあぁぁ…」 そして、朝日が昇ったその瞬間。 「うぅおやかたさまあああああぁぁぁぁぁー!!!」 男の大声が学院中に響き渡った。 「きゃあああ!」 「うおわっ!?畜生、またルイズの使い魔だな!」 「しえええええ!持病の水虫じゃあああああ!」 その声に大勢の生徒が目を覚ます、これが最近学院での悩みの種となっていた。 毎朝決まった時間、この大声が聞こえて無理やり起こされてしまうのだ。 最も、ほぼ確実に目が覚めてしまう為、寝坊する生徒がいなくなったという事実もあるが… 「…ユキムラ、もう少し静かに起きられないの?」 と、その内1つのドアが開いた。 ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール…朝の大声の元、真田幸村の主人である。 「しかし!夢にお館様が出てきてはこの幸村、熱い魂を抑える事が出来ませぬ!」 「出来なくても何とかして抑えなさい!」 言い訳する幸村を一喝して部屋の中に戻るルイズ。しばらくすると、今度は洗濯物を持って出てきた。 「それじゃいつものようにお願い。いい? 絶 対 に 自分で洗おうとしない!」 「承知いたした!」 ルイズから洗濯物を受け取り、幸村は洗い場へと走り出した。 ここ最近彼と生活し、分かった事がある。 幸村は、家事が絶望的に出来ないという事だ。 1. 洗濯 「このような雑用もせねばならんとは…いや!これも使い魔としての役目!うおおおおー!」 ビリッ!! 「……あ」 「…で、私のパンツ…破っちゃったの?」 「も、申し訳ございませぬ!!この幸村、一生の不覚!!」 2. 掃除 「床にテーブル、しっかり拭きなさい」 「任せられよ!ぬおおおおおー!!」 「…?何これ…焦げ臭い…」 「うおらおらおらおらおらああぁぁー!!」 「ちょ、ちょっとユキムラ!火が!床が燃えてる!!」 3. お茶汲み (流石にお茶ぐらいなら淹れられるわよね…) 「お茶が入りましたぞ!!」 ゴボボボボボボボ 「……………」 「ルイズ殿、いかがなされた?」 「ななな何でカップに入っているのに沸騰して…(ガチャン!!)きゃあ!」 「だ、大丈夫でござるか!?」 頭が痛くなってきたので、ルイズはそこで思い出すのを止めた。 ふと、隣のキュルケの部屋から声が聞こえてくる。 「トシイエ、ちゃんと出来たらご飯多めにしてあげるわよ~」 「本当か?よーし!それがし頑張るぞおー!!」 ドアが勢いよく開き、洗濯物を持った利家が出てきた。それに続いてキュルケも出てくる。 「あら、おはようルイズ」 「お…おはようキュルケ…」 「おうルイズ殿!今日も元気か?」 出てきた2人にとりあえず挨拶するルイズ。 「じゃああたしは朝食に行ってくるわ。洗濯よろしくね」 「おう!ルイズ殿もちゃんと飯を食えよ。でなきゃ…大きくなれないぞぉ~!」 「よ、余計なお世話よ!!」 怒るルイズを尻目に、利家は洗い場へ走って行った。 当たる相手がいなくなった為、ルイズはキュルケをキッと睨みつける。 「キュルケ!あんたの使い魔、ちょっと礼儀がなってないんじゃない!?」 しかし、キュルケは何ら詫びる様子もなく、腰に手をあてている。 「あら?でも事実でしょ?あなた本当に背が低いし、それに…」 ルイズの胸に視線を移し、哀れむような目をして言った。 「胸も成長してないみたいだし…プッ」 「こ、ここここれからよ!これから大きくなるんだから!!」 その頃、学院長室では朝早くから緊張した空気が流れていた。 「…これは伝説上にしか存在しない筈の使い魔のルーンじゃぞ…本当にこれがあの男に刻まれておったのか?」 「はい!確かにこのルーンが左手に!オールド・オスマン、これは大発見ですぞ!」 ガンダールヴ…オスマンはコルベールの持ってきた古文書を見て呟いた。 始祖ブリミルの使い魔で、あらゆる武器を使いこなした「神の左手」… (そんな伝説上の使い魔を何故ミス・ヴァリエールが…) 「ミスタ・コルベール、この事は他言無用じゃ」 「よ、よろしいのですか?このような重大な事実、王室に知らせた方が…」 「ガンダールヴ、その強さは千人の軍隊に勝り、並のメイジでは歯が立たなかったとされたほどじゃ。そんな強力な者が現れたなどと知れたら、連中は戦でも起こしかねん」 オスマンはそこまで話すと、改めてコルベールを見据えて言った。 「それと、残り2人についても同じじゃ」 「え?」 「思い出してみよ。決闘の際、彼は力を発動して戦っていた……その強力な攻撃を受け止めたんじゃぞ?」 コルベールはハッとなり、決闘の様子を思い出した。 あの時…幸村は我を忘れ、ギーシュに止めを刺そうとした。 その攻撃を防いだのが前田利家と北条氏政の2人だ。 「つまり、彼らはガンダールヴに相当する実力を持っていると?」 「うむ、…恐らくな…」 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/659.html
発言者:アポルオン 対象者:マレーネ・フランケンシュタイン ジュン√、八紘市全体で刻鋼人機(イマジネイター)以外の常人を昏睡状態に落とした力の発信源を突き止めるため、 敵の待ち構えているであろう電波塔へと向かった凌駕とジュン。 そこには、攫われていたマレーネと乱丸の操る兵器が待ち構えていた。 かつて輝装段階(ファーストフォーム)で対峙した際、戦闘経験の無さ等の問題から手こずった相手ではあったが、 影装段階(セカンドフォーム)に達し、さらに心身に深い結びつきを持った二人は、彼ら自身も戸惑うほどあっさりと(・・・・・)それを破壊する。 急速に「強く」なった自分達自身に対し複雑な思いを抱きながらも、マレーネの身柄を奪還した凌駕達。 しかしそこにマレーネの兄であるハインケル、いや謎の意思に操られるアポルオンが、 ギアーズの指揮官にして機構最強の刻鋼人機・アレクサンドル、主の意思に忠実な猟犬・ネイムレスを従え現れる。 『これが最初で最後の宣戦布告。 ならば全ては劇的に、区切りがつかねば格好がつかんさ』 『故に、役者の全てを揃えよう。さあ、その目に良く焼き付けるがいい』 『彼らこそが君達に宛がう、最高最後の壁なのだから』 そうして性能(・・)を向上させた凌駕とジュンに対し、もっと輝きを、可能性を見せてくれと言うように、さらなる困難、試練を突きつけてくるのであった。 凌駕達も、これまで見た暴走するネイムレスと眼前の機兵の纏う雰囲気が明らかに異なっている事等から、 自分達の闘いが初めから、途轍もなく巨大な意思によって仕組まれていたという確信を一層深めていく。 その理解にいち早く達していたマレーネは、兄を利用して造られたアポルオン、その操り手に向けて抑えきれない怒りをぶつける…… 「ああ、そういうことだ。最初から全ては繋がっていたということらしい。実働部隊(ギアーズ)さえ知らぬほどの深淵で」 「鉄の仮面越しに命を下す、その耳障りな声の男によってな……」 それに対し、アポルオンの主は彼女の心からの怒りを実に微笑ましいというように─── 『ほう、これは何とも辛辣な言い草。 まさか愛しい兄君の声をマレーネ嬢は不快に感じているなどとは』 『遅れがちな反抗期とは、草葉の陰で泣いていよう。 せめて君だけは懐かしまねば、ああ、彼の記憶はいったいどこへいくのかな?』 そう家族の声を通して、マレーネの「精神的な未熟さ」を嘲笑う。 さあ認めろ、これが君の欠点だ。大人になれ、立派になれ、悟りの一つでもいざ開こう。 正しいことを選択し続け、前を向ける人になろうよ───君はやれば出来る子なんだ(・・・・・・・・・・・・)。 そこに何の不満がある? 立派(・・)になれば済むことだろう? 弱い(・・)から、自分から目を逸らしてばかりだから、辛い現実に押し潰されているのが悪い(・・)じゃないか、と。 他人の傷口を無遠慮に切り裂き、その内臓(しんじつ)を見せつけたくてたまらないと言わんばかりの様子で…… こんなことばかりやってるから友達居ねえんだよ、カーッペ! -- 名無しさん (2017-05-03 14 33 09) なんだろう。コイツ水銀よりムカつく。 -- 名無しさん (2017-05-03 14 42 00) 死ねよ!塵屑! -- 名無しさん (2017-05-03 14 54 48) 水銀よりは「人類の進歩」という神らしいことに従事しているのにこのウザさ。惚れた女を追っかけるという「俗」のほうが共感できるからかな?あっちはあっちで死ぬほどウザいけど -- 名無しさん (2017-05-03 15 54 40) lightでムカつく悪役っていうと水銀や糞眼鏡がよく挙がるが、オルフィレウスの煽りも相当ひどいよなぁ・・・ -- 名無しさん (2017-05-03 16 31 44) オルフィレウスはアポレオンやネイムレスで通話してる時が煽り性能高いからなぁ。当人に相対したシーンだと「知ったことか!」とかそっち系のイメージでかいし -- 名無しさん (2017-05-03 20 44 18) ↑自分を表舞台に引きずり出せない程度の連中は煽って成長促そうみたいに考えてそう -- 名無しさん (2017-05-03 22 06 33) しかしアレだな、他ならぬハインケル自身が後に語った言葉を考えると、コイツの言ってる事って妙に的外れというか、本当に弱者を全くわかっていないんだなってなる。 -- 名無しさん (2017-05-03 22 20 26) そりゃ友達居ないわってなるオルフィレウスさん -- 名無しさん (2017-05-03 23 24 19) あの水銀にだって友達いるのに・・・ -- 名無しさん (2017-05-04 09 28 45) 糞眼鏡もなんだかんだ総統やおっちゃんという盟友がいたし、おじさんもババアと割とツーカー...オルフィレウスさんェ... -- 名無しさん (2017-05-04 09 32 00) 友達がいない、でもそれを受け入れてる、煽り性能高い、あっ・・・ -- 名無しさん (2017-05-05 09 47 08) ただあのうんこマンと違って、本当は友達欲しかったっぽいのがヨハンくん -- 名無しさん (2017-05-05 10 47 42) 糞眼鏡「せめて君らだけは懐かしまねば、ああ、彼の記憶はいったいどこへいくのかな?」ヒロインズ「ギルベルトォォォォ!!!」 -- 名無しさん (2017-05-29 23 55 34) 糞眼鏡のあまりのどうしようもなさに閣下も嘆いてそう -- 名無しさん (2017-05-30 01 02 42) オルフィレウス「愛しい兄さんの声が耳障りなんて酷いことを言うものだね」そうじゃねーよ。兄の声が嫌いじゃないんだよ。むしろ大好きな声だけどその声が絶対言わない台詞を嫌な奴に吐かされるから耳障りなんだよ。 -- 名無しさん (2017-07-10 20 07 06) ↑3糞眼鏡「一体、何を嘆くというのかね、死想冥月?そもそも、勝たなければ意味が無い、等という戯れ言を証明しているのは、一つ一つの敗北という些事に拘泥している君たちだ。さぁ、わかったならば立ち上がり、彼(煌翼)を仰ぐといい。そうすればわかるはずだ。君と彼(蝋翼)の涙も慟哭も、彼(煌翼)の為にあり、決して無意味ではなかったのだということが。」 うん、書いてみたけど酷いな、糞眼鏡完全勝利ルート!書き上げて5秒で後悔したのは初めてだ!! -- 名無しさん (2017-12-12 16 12 03) こういう煽りとかで前を向こうとした奴がへし折れたりするんだよなあ -- 名無しさん (2018-02-13 13 47 10) ↑何が腹立つって、こいつらみたいな強者の理屈に従ったら、辿り着く先はこいつらみたいな無慈悲な強者でしかないっていうのが絶望。そりゃ、未来(前)を向けなくなりますわ…………。 -- 名無しさん (2018-02-13 14 45 50) デリカシーの欠片もありませんな -- 名無しさん (2018-05-09 23 44 47) 天才は凡人の気持ちがわからないとは言ったものだが、こいつは期待してるやつ意外は役に立つ部品のようにしか見てないのがろくでなしっぷりを加速させてる。 -- 名無しさん (2018-07-18 14 59 00) ↑「ふむ。そういうものか」(アポルオンに空気翻訳機組み込みつつ) -- 名無しさん (2018-07-19 17 57 03) こいつは例え自分と同レベルの天災でもわからない気がする。ちなみにこの常人を昏睡にした力って何だったの? -- 名無しさん (2018-11-19 18 59 41) ↑恐らく作中に出ていた忌避性対人音波誘導装置(マンドレイク・ジャマー)と同種のヤツ。マレーネや高嶺が抵抗出来てた所を見るに、ある程度強い精神力があるなら抵抗出来るんじゃないかな -- 名無しさん (2018-12-04 07 34 00) これだからオルフィレさんは…… -- 名無しさん (2020-03-15 22 24 59) 素晴らしい光?の試練。+100点 -- 名無しさん (2020-07-16 03 00 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yoron2ch/pages/9.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2945.html
登録日:2009/07/13(月) 21 14 06 更新日:2024/09/20 Fri 17 57 32NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 07年夏アニメ 08年冬アニメ 09年夏アニメ 32人のクラスメイト あらゆる萌え属性を備えた作品 かってに改蔵 さよなら絶望先生 じょしらく アニメ シャフト ハヤテのごとく! 久米田康治 俗 獄 懴 劇団イヌカレー 大槻ケンヂと絶望少女達 完結 新房昭之 映画化 漫画 番外地 絶望した! 絶望少女達 自虐 講談社 週刊少年マガジン 風刺 黒い講談社 久米田康治作。 通称「絶望先生」。 「週刊少年マガジン」で2005年22・23合併号から連載。 2012年6月13日発売の28号にて完結した。偶然か意図的か、望のモデルとされる太宰治の命日である。 「改蔵」同様、最終ページはカラーである。 某魔法先生がライバル。 単行本は全三十集。 漫画は2007年(平成19年)度(第31回)講談社漫画賞少年部門受賞。 アニメは平成20年度(第12回)文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品。 制作は超次元無敵要塞シャフト。 原作にそいつつめちゃくちゃやりたい放題やった結果スマッシュヒットし3期まで制作された。楽曲の評価も高い。 あらすじ。 始まりの季節、春。 希望に胸を膨らませた「何事もポジティブにしかとれない少女」風浦可符香は、桜の木で首をくくる「何事もネガティブにしかとれない男」糸色望と出会う。 出会ってはいけない2人だったが、望は可符香の高校の新しい学級担任であった。 望が受け持つ2年へ組は、望や可符香に負けず劣らず癖の強い絶望的な生徒ばかり。 レトロ調の世界のなか、些細なことで「絶望した!」と嘆く望と32人の生徒達が、日々騒動を巻き起こす。 基本的にはストーリーの無い一話完結のギャグ漫画。 各話毎のテーマに沿って展開される。 一部、数週に渡って引っ張ったりする話もある(林間学校、たすき渡し等)。 扱うネタは日常のあるあるネタや時事ネタ、人間心理や現代日本の風潮を皮肉ったものや、オタクネタや2ちゃんネタ、ブラックな政治ネタ等、多岐にわたる。 久米田の前作「かってに改蔵」の後期の作風をネタを広げてそのまま引用している。 大正、昭和初期風の美しいビジュアルで初見客を幾度となく騙した。かもしれない。 登場人物 レギュラーの名前は基本キャラの性格のもじり。 糸色望(CV 神谷浩史) 本作の主人公、男性。 超ネガティブな高校教師。 「絶望した!」が口癖 ネガティブすぎる性格や言動、その名前から「絶望先生」と呼ばれる。後調子に乗りやすい。アパートに住んでいたが途中から宿直室に住み込みに。 担当教科不明。 風浦可符香(P.N)(CV 野中藍) 超ポジティブ少女。 超が付属する通り、ポジティブと言うには度の過ぎた電波的な言動が目立つ。 名前はペンネーム。 黒幕……と思われていたが300話にて衝撃の正体が明らかになった。 小節あびる(CV 後藤邑子) 生徒で包帯少女。 動物の尻尾を集めるのが趣味。 そのため動物からぶっ飛ばされ、包帯だらけ。スタイルが地味にいい。 関内・マリア・太郎(CV 沢城みゆき) 生徒でパンツはいてない日本人、日本人です。16歳です。 天真爛漫、いろんな物に影響される。 木村カエレ(CV 小林ゆう) 海外組の金髪生徒。 パンツ要員。出番は少ない。 多重人格者。多重の方は数えるほどしか出てこない。 訴えてやるが口癖。 日塔奈美(CV 新谷良子) 普通の生徒、だから書くことない。 「普通って言うなぁ!」 だけど途中から食いしん坊でウザくなった。 「ウザいって言うなぁ!」 藤吉晴美(CV 松来未祐) 腐女子でメガネな生徒。 運動神経が非常にいいが、それが発揮されるのは主にコミケ。 メガネは拘束具である。千里とはマブ。 小森霧(CV 谷井あすか) 引きこもり生徒。 不登校だったが先生に惚れ込み、不下校で学校に住んでいる。 常月まといと先生の取り合いをしている。 望の甥である交とは仲が良い。 常月まとい(CV 真田アサミ) ストーカー生徒。 望の後ろをつきまとう、最近は弟子状態。 小森霧とは先生をめぐって犬猿の仲。 望「いたんですか」 まとい「ええ、ずっと」 音無芽留(CV ????) 毒舌メール生徒。ロリ体型。 大草麻菜実(CV 井上喜久子) 奥様は女子高生、17歳でーす。ただし旦那はまともに稼いでくれませーん。 実は図書委員。 大浦可奈子(CV 高垣彩陽) 小さなことは気にしないおおらか少女。 スカートのファスナーが全開だろうと、おっぱい丸出しだろうと気にしない。 木津千里(CV 井上麻里奈) この作品のラスボス生徒。 何事もきっちりしてないとイライラする。 グロも担当。 姉に木津多祢(CV 白石涼子)がいる。 新井智恵(CV:矢島晶子) スクールカウンセラー。実は隠れ巨乳かつこの作品随一のナイスバディの持ち主。 糸色倫(CV 矢島晶子) (いとしき りん)と読む。間違っても『ぜつ りん』などとは呼んではいけない。 望の妹。兄をいじめるのが楽しい某面堂家の妹のパロディキャラ。CVは作者希望。 2007年度からへ組にさらっと編入。 「倫」名義で名簿に載っているため、出席番号は32番。 加賀愛(CV 後藤沙緒里) 謝ってばかりな生徒。 「すみません、すみません」 三珠真夜(CV 谷井あすか) 見た目も悪っぽくて、中身も悪人な生徒。 廃墟マニア。 丸内翔子 (CV 堀江由衣) 無限連鎖講少女。 根津とは一緒に悪徳商法をしている生徒。 主にねずみ講やマルチ商法をしている。 根津美子 (CV 根谷美智子) 無限連鎖講少女。 丸内と一緒に悪徳商法をしている生徒。 ぼったくり商法をしている。 丸井円(CV 後藤邑子、真田アサミ) 茶道部三人娘の一人。 アニメで名前が発覚した希有な人。 美大志望で全キャラ中一番普通の娘。最終回直前で最初で最後のメイン回が来た。 他人の幸福な未来を奪い取る未来泥棒。 因みに残りの二人の名前は三角と正方。 頭の○は着脱可能。 ことのん(CV 沢城みゆき) ネットアイドル。 フルネームは不明。 久藤准(CV 水島大宙) ビブリオマニアにして天才ストーリーテラー。 図書委員を務めている。 性格はマイペースで冷静、面倒見も良い。 ルックスも良く、女子からは人気。 木野国也(CV 寺島拓篤) 久藤に強いライバル意識がありながら小学生時代からの付き合い。 加賀に想いを寄せている。 ルックスは良いが、服装のセンスが非常に酷い。 木野本人は服装のことを気にしていない。 青山(CV 杉田智和) 木野と芳賀とは仲の良い、赤いフレームのメガネをかけている生徒。 また木野の服装センスが気に入っている。 2代目絶望先生 芳賀(CV 水島大宙) 木野と青山とは仲が良い生徒 青山と同じく木野の服装センスが気に入っている。 3代目絶望先生 臼井影郎(CV 上田燿司) 存在感と髪が薄い生徒。 クラス委員長ながらも忘れられている。中盤から作者からも忘れられたのかどんどん出番が減り最終回にも出番はなかった。 小節あびるのストーカー。 糸色景(CV 子安武人) 望の兄で画家。 通称 絶景先生。 究極の自己完結人間。 糸色命(CV 神谷浩史) 望の兄で医者。 通称 絶命先生。 縁起も悪いし、腕も微妙。 糸色兄弟の中では一番まとも。 糸色交(CV 矢島晶子) 望の甥(長男の息子)で同居人の幼児。 色々なトラウマを持っている。原因は、絶望生徒が大抵からんでいる。 小森霧とは仲が良い。 一旧さん(CV 杉田智和) 本名不明、望の1日友。 旧を愛する者。 井上喜久子(CV 井上喜久子) アニメオリジナルキャラ。 無論17歳。 初音ミク(CV 藤田咲) アニメ二期最終話に登場。 「おとなしめるです」 前田くん(CV MAEDAX R/MAEDAX G) 原作者久米田先生Loveのクメプロ名物アシスタント。 「山下が辞めなければ、僕が辞めます!」 RはROMANのR。 GはGREATのG。 火田くん(CV 畑健二郎) 久米田康治の元アシスタント畑健二郎の事。 アニメでは畑氏本人が演じた。 「踏み台、終了」 久米田(CV 神谷浩史) 原作者本人。 ダメ漫画家の一例として登場する。 コウノトリ 背景義務キャラその1。 赤ん坊をくわえている。 うろぺん(CV 矢島晶子) 背景義務キャラその2。 うろ覚えで書いた皇帝ペンギン。 名前は「うろ覚え ペン太郎」。 某シャ○○にデザインをパクられる。 麻生太郎(CV 上田燿司) 背景義務キャラその3。 某政治家。 常に漫画を読んでる。 きよひこ(CV 水島大宙) 背景義務キャラその4。 「きよひこの夜」は黒歴史。 さのすけ(CV 神谷浩史) 某同人ラジオのマスコット的なキャラ。 良子の旦那。 大槻ケンヂ(CV 大槻ケンヂ) 「大槻ケンヂと絶望少女達」として、アニメでのOP、イメージソング等を歌い、作詞も手掛ける。 ミュージシャンで作家。独身。 三期最終話では「絶望先生えかきうた」に登場。 原作では夏祭りの屋台等にそれらしき人物が登場している。 久米田作品には妙に縁があり、かってに改蔵のアニメでも主題歌「かってに改造してもいいぜ」の作詞を担当。同曲は自身がボーカルを務めるバージョンもある。 オチがないことから受験生に大変、縁起のいい漫画です。 また、出てくるキャラクターは女ばっかりなのに、何故か異様に腐女子からの人気が高い謎の漫画でもある。 現在tvkにて土曜24 30から再放送(一期~三期の一部を放送)している。 またこの再放送で二期のEDのみ新規に作った(恋路ロマネスクの歌詞が2番であるのと絵を少し変更。)と思われる。 絶望した! 追記・編集されないことに絶望した! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 赤松さんとほぼ同時期に新連載始まったな。しかもいきなりパロってるし。 -- 名無しさん (2013-11-30 18 49 34) 腐女子をここぞとばかりに否定してるのに腐女子に人気だったり、ニコ厨をここぞとばかりに否定してるのにニコ厨に人気あったり、否定されてるクラスタからの支持率高いよな。まあ中途半端にディスってないからこその好感だろうな -- 名無しさん (2014-01-18 11 11 42) 話に起伏こそ無いけど、ネタのチョイスが上手くて好き。↑ニコ厨へのアレはアニメ限定ってのもあるのかも -- 名無しさん (2014-01-18 12 54 44) また読み返したくなるな アニメを見ていると -- 名無しさん (2014-04-17 01 22 07) オチにびっくりしたけど、凄いアイディアだよね。最初から考えてたのかな? -- 茶沢山 (2014-04-23 07 44 46) 妙に和服出現率が高い。 -- 名無しさん (2014-04-27 23 33 17) ↑↑ 紙ブログではネタっぽく言ってたが実際に最初から考えて書いてたっぽい。芽留紹介回の可符香の包帯とかから考えて -- 名無しさん (2014-05-16 11 40 39) え?腐女子に人気なのコレ? …今に始まったわけじゃないが、どこに人気理由があるんだ?(汗) いや、面白く無いから、とかじゃんくてさ。まるで意味が分からんぞ!! -- 名無しさん (2014-05-16 12 51 59) ↑3そうなんだ。スゲェ。でもあのオチだと、アニメ第一期のオープニングアニメが意味深になるような。 -- 名無しさん (2014-05-16 12 58 07) 絶望だけにぜつ、ぼーか。 -- 誉彦 (2014-05-16 19 45 23) ↑いとしき のぞむ -- 名無しさん (2014-05-22 02 16 48) 絶縁さんは、一回も出て来なかったけど…実は一族の霊の成仏活動(?)の為に情報収集とか暗躍してそう。 -- 名無しさん (2014-05-22 07 40 57) 皇帝ペンギン 将軍のオチでツボったw -- 名無しさん (2014-05-26 20 10 19) ↑2 いや死後婚やってたやん -- 名無しさん (2014-06-12 21 41 07) 何人か死んでも死なないやつがいそうだったけどやっぱり物語前はいろいろあったのかな -- 名無しさん (2014-07-23 01 54 27) 物語中の女性との人格は昭和の子供たちだったんだよね?生徒たちの肉親は昭和の子供たちの肉親?それとも依り代の子供たちの肉親? -- 名無しさん (2014-07-30 20 38 35) うる星やつらほどではないがこの作品を読めば自分の好きなタイプの女性が必ずみつかる作品 -- 名無しさん (2014-08-28 01 29 42) そういえば進級した生徒たちってバックアップとして失格と判断されたんだろうか -- 名無しさん (2014-09-03 19 52 16) ↑3少なくとも芽留父は憑依してた方だと思う。依り代芽留にお礼言ってたし。 -- 名無しさん (2014-09-03 21 22 59) ショック受けた! 絶望少女たちが実は自殺未遂者だったことにショック受けたぁっ!!(>< (絶望先生の叫び風に -- 名無しさん (2014-09-05 15 51 46) ↑確かにあのラストはびっくりした。漫画より小説に向いた話だったかも。←逆に言えばそれでも漫画で自然に表現した作者さんは凄い。アイスホッケー部の無理矢理さが微塵も無い(笑) -- 名無しさん (2014-09-26 08 31 34) 女性キャラが持っているのは、萌え要素と言うよりフェチ要素が強い気がする -- 名無しさん (2014-10-05 23 55 43) ちょくちょく編入、進級キャラがいたけど編入した女子は自殺した子、男子は新しいバックアップメンバーってことだよな -- 名無しさん (2014-11-10 00 05 47) 進級したキャラはバックアップに不向きと判断されたんでしょう -- 名無しさん (2014-11-10 00 06 26) 絶望少女たちの自殺理由が気になる -- 名無しさん (2014-11-13 23 01 00) 折角きれいに完結したしアニメ4期やってくれないかな 30X話は本編終了後にOAD収録とかでいいから -- 名無しさん (2015-02-07 06 08 27) アニメが完結しないことに絶望した!! -- 名無しさん (2015-03-04 01 23 42) 個人的に絶望少女達の性格は多少前向きになった以外は元のままだと思う。霊の人物になりきるんじゃなくて霊の代わりに学校に通って青春してくれただけで成仏できた的な。あの個性豊かなキャラ達が皆既に死人だと思いたくないだけだけど -- 名無しさん (2015-05-15 23 49 45) 読んだことないです -- 名無しさん (2016-04-12 22 00 28) 絵柄はものっそいシンプルだがとてもうまい。尊敬する -- 名無しさん (2016-10-12 11 04 59) ↑↑みたいなの別の項目でもちらほら見るけどなんでわざわざコメントしにきてんの?匿名なのに自己アピールなの?わからない、わからない -- 名無しさん (2018-05-17 16 11 59) あの最終回だがアニメだと包帯巻いたカフカとあびるちゃんが普通に一緒に出ちゃったりしてる(一緒にうつってるカットはない)から「1話ごとに演技」じゃなくて「1カットごと」とかになりそう -- 名無しさん (2019-11-15 21 26 51) かくしごとでもまさかの絶望少女隊が復活してたな(さすがに今はギャラが高いのか彼女達モチーフの姫ちゃんの同級生はやらなかったけど) -- 名無しさん (2020-12-25 19 49 34) 久々に読んだけどやっぱ卒業式のとこはゾクッとするな…アニメ最後までやってくれないかなぁ -- 名無しさん (2021-07-20 06 41 27) 交って少年だろう。少なくとも幼児ではない -- 名無しさん (2022-01-14 16 01 49) 4期待ってます。えぇ、ずっと。 -- 名無しさん (2023-03-27 21 39 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/fireemblem3ds/pages/963.html
ルフレはマイユニットのデフォルトネーム 異伝 絶望の未来3ルキナ ロラン ジェローム セレナ コメント 異伝 絶望の未来3 ルキナ 敗北時 【ルキナ】うそ…こんな…あと少し…だったのに…あと少しで…この世界を…それ…なのに……お父様…みんな……ごめん…なさ…… ルキナ→ルキナ 【ルキナ】(自軍)あれが…お父様が死んだ未来をそのまま生き続けた私なのですね。こちらの世界を助けるのは、これで3度目…お父様からの情報から考えるに、この世界には5つの宝玉と台座が1つも欠けずに存在しているようですね。これは…とても幸運なことです。私たちの未来では宝玉が1つ行方不明の状態で、不完全な覚醒の儀を行なうことしかできなかった。そのためファルシオンも神剣としての力を得ることはできず…ナーガ様の力で時間遡行を行なうことでしか、ギムレーに対抗する術はありませんでした。…けれど、この世界は違います。私たちの世界よりも深い絶望の代わりに、私たちの世界よりも強い希望がある。以前助けた8人が戻ってくれば…全ての宝玉を揃えることができる。うまくいけば、過去に飛ばなくてもこの時代で決着がつくかもしれません。本当なら、私もそうしたかった。過去のお父様まで巻き込みたくは無かった。自分の生きた世界を…この手で救いたかった。…悔やんでも、仕方がありませんね。今は、目の前の敵に全力を尽くしましょう。さぁ、頑張ってください…ルキナ。私も頑張りますから。私が掴めなかったもう一つの未来を…あなたに掴んでもらうために。 クロム→ルキナ 【ルキナ】お父様…!やはり、お父様なのですね!?【クロム】ルキナ…!無事か!?【ルキナ】お父様…! お父様…っ!これが幻と言うならそれでもいい…せめて今だけはこの幻が消えないでいて…!【クロム】いや、俺は幻ではない。だが…お前の本当の父親でもないんだ。【ルキナ】え…?【クロム】…俺は異界と呼ばれる別世界からやってきたクロムだ。だから、お前の父親とは別人…なんだ。【ルキナ】別世界の、お父様…そうですか…けれど、こうやってもう一度お父様にお会いできて…幸せです。【クロム】そうか…そう言ってくれるか。【ルキナ】お父様…別人であっても、あなたは私の大切なお父様です。その声も、その優しい瞳も、私に剣を教えてくれた、逞しいその腕も…遠い記憶の中のお父様と何ひとつ変わりません。もう会えないと思っていたのに、もう言葉を交わせないと思っていたのに…こんな形でお会いできるだなんて…あぁ…話したいことがたくさんあるのに、何も言葉が出てきません…お父様…おとう…さま…っ!【クロム】ルキナ…すまない。お前をこんな辛い戦いに駆り出させてしまったのは、この世界の俺が死んでしまった事が原因なのだろう…?代わりにはならないかもしれない。だが謝らせてくれ…【ルキナ】いいえ…お父様は何も悪くありません。私こそ、こんな世界をお父様にお見せして、すみません…私の力が足りないばかりに、この国を、大切な民たちを辛い目に遭わせました…【クロム】いや、お前は立派に戦っている。こんな絶望の世界で、諦めないでいてくれて、感謝しているんだ。それに…後もう少しなんだ。もう少しでこの世界は変わる!俺も手を貸すから、共に戦おう!俺が必ず…お前の事を守る!【ルキナ】!!や…止めて下さい!【クロム】ルキナ…?【ルキナ】ごめんなさい。今の言葉は…とても嬉しいです。さっきだってお父様が来てくださらなければ、私も仲間たちも死んでしまっていたでしょう。ですが、私はもうこれ以上、お父様が戦って傷つくのは見たくない!昔お父様は今と同じように私達を守ると言ってくれた…そしてそのまま帰らぬ人となった…異界のお父様とはいえ、私はもうこれ以上あなたを失いたくないのです!【クロム】そうだったのか……だがそれなら尚更、もう一度誓わせてくれ…!!今度こそ必ず…ルキナ、お前を守ると!大事な娘を守り通して、父親としての責務を果たさせて欲しい!【ルキナ】ですが、それでは…!【クロム】安心しろ…! もうこれ以上俺の娘を泣かせたりはしない…!【ルキナ】!!……………わかりました。ですが約束して下さい…!決して死なないと…!【クロム】ああ、必ず…!約束だ…!【ルキナ】ありがとうございます、お父様…必ず無事に帰って下さい…そして…帰りを待っている、あなたにとっての本物の娘と…どうか、今度こそ、しあわせに… ルフレ(私)→ルキナ 【ルキナ】お母様…!?あなたは、やっぱり…!でも、どうして…!?【ルフレ】ルキナ…ルキナなんですね?ああ、無事で良かったです…!!【ルキナ】ち、近づかないで!【ルフレ】ルキナ…?【ルキナ】だって…お母様がここにこうしているはずはありません…!これは、ギムレーが作り出したお母様の幻かもしれない!こうやって私の事をたぶらかそうとしているのでは…!?【ルフレ】…そうですね。そう思われても仕方ありません。これはこの世界で我が子を守り切れなかった、自分自身の責任ですもの…【ルキナ】こ、この世界…?【ルフレ】そうです。私は異界から時空を越えてきた者。この世界のルフレとは別の存在なんです。【ルキナ】…………【ルフレ】信じなくてもいい。信じられなくてもいいんです。でも…私はどんな事があってもあなたを守ります!あなたには幸せになって欲しいんです。希望の未来を生きて欲しいんです。そのためなら、私は何でもします。母親として、あなたを絶対に守ります!だってそれが…私にできる、精一杯のことですから!【ルキナ】お母様……………ごめ…なさ……ごめんなさい、お母様…!今の言葉が…幻のわけありません!あなたは私の、お母様です…!ううっ…! ううっ…!【ルフレ】ルキナ…!信じて…くれるんですね…!?【ルキナ】お母様…! お母様…っ!【ルフレ】ありがとうございます、ルキナ…私のことを信じてくれて。これまで守ってあげられなくて、寂しい思いをさせて、ごめんなさい。そして…これからも独りで生きていくあなたを助けられない母を許して…本当にごめんなさい…【ルキナ】いいえ、お母様…こうして会えただけで、十分です。幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、私を導いてくれたその手に、声に、そのぬくもりに…私はどれだけ焦がれた事か…これだけで私は、これからも強く生きていけます…【ルフレ】…ルキナ…【ルキナ】さぁお母様…もうこれくらいにしましょう。本当はずっとこうしていたい…話したいことも沢山あるけれど…私には、やるべき事がある。【ルフレ】ええ…そうですね。【ルキナ】お母様。協力して…下さいますか?【ルフレ】もちろんですよ…!そのためにここへ来たんですから!【ルキナ】ありがとうございます、お母様。その姿…目に焼き付けておきます。いつかお母様が恋しくなった時、たまらなく会いたくなった時…その笑顔を…いつでも、思いだせるように。 ルフレ(あたし)→ルキナ 【ルキナ】お母様…!?あなたは、やっぱり…!でも、どうして…!?【ルフレ】ルキナ…ルキナなのね?ああ、無事で良かった!!【ルキナ】ち、近づかないで!【ルフレ】ルキナ…?【ルキナ】だって…お母様がここにこうしているはずはありません…!これは、ギムレーが作り出したお母様の幻かもしれない!こうやって私の事をたぶらかそうとしているのでは…!?【ルフレ】…そうね。そう思われても仕方ないわ。これはこの世界で我が子を守り切れなかった、自分自身の責任だもの…【ルキナ】こ、この世界…?【ルフレ】そう。あたしは異界から時空を越えてきた者。この世界のルフレとは別の存在なの。【ルキナ】…………【ルフレ】信じなくてもいい。信じられなくてもいい。でも…あたしはどんな事があってもあなたを守るから!あなたには幸せになって欲しいの。希望の未来を生きて欲しいの。そのためなら、あたしは何でもする。お母さんとして、あなたを絶対に守る!それがあたしにできる…精一杯のことだから!【ルキナ】お母様……………ごめ…なさ……ごめんなさい、お母様…!今の言葉が…幻のわけありません!あなたは私の、お母様です…!ううっ…! ううっ…!【ルフレ】ルキナ…!信じて…くれるのね…!?【ルキナ】お母様…! お母様…っ!【ルフレ】ありがとう、ルキナ…あたしのことを信じてくれて。これまで守ってあげられなくて、寂しい思いをさせて、ごめんね。そして…これからも独りで生きていくあなたを助けられない母を許して…本当にごめんなさい…【ルキナ】いいえ、お母様…こうして会えただけで、十分です。幼い頃、私を抱きしめてくれたその胸に、私を導いてくれたその手に、声に、そのぬくもりに…私はどれだけ焦がれた事か…これだけで私は、これからも強く生きていけます…【ルフレ】…ルキナ…【ルキナ】さぁお母様…もうこれくらいにしましょう。本当はずっとこうしていたい…話したいことも沢山あるけれど…私には、やるべき事がある。【ルフレ】ええ…そうね。【ルキナ】お母様。協力して…下さいますか?【ルフレ】もちろん…!そのためにここへ来たのだから!【ルキナ】ありがとうございます、お母様。その姿…目に焼き付けておきます。いつかお母様が恋しくなった時、たまらなく会いたくなった時…その笑顔を…いつでも、思いだせるように。 ソワレ→ルキナ 【ソワレ】キミは…この世界のルキナだね?【ルキナ】あなたは…お母様!やはり、先ほどの援軍の中にお母様もいらしたのですね!?ずっと…似ている方がいると思っていました…!【ソワレ】そうか。キミは素晴らしい観察眼を持っているんだね。キミの言う通り、ボクはあの時、異界からこちらに来たんだ。この世界が危ないと聞いて、キミ達を助けに来たんだよ。本当の母親ではなくて、申し訳ないんだけど…【ルキナ】そんな…!そのようなことを言わないで下さい!私は…例え別人であっても、もう一度お母様とお会いできて嬉しいです…!【ソワレ】…そう言ってくれるのか。ありがとう、ルキナ。キミの様子はさっきから見ていたよ。決死の表情で戦うキミをね。キミはこの世界でどれだけの死線をくぐり抜けてきたというんだ…母として、キミを守ってやれなくて本当にすまない…!【ルキナ】いいえ…お母様。あの日私は、お母様のおかげで命を救われた。私がこうして戦えるのは、お母様と…そしてお父様のおかげです。お二人は、例え死んでしまったとしても私の中で生き続けています。この大切な血を絶やすわけにはいかない…その思いがあったからこそ、この絶望的な状況にあっても、仲間達と共に生き抜いて来られたんです。【ソワレ】ルキナ…キミはとても優しい子だね…ボクたちの血を大切にしてくれてありがとう。この世界のボクも、きっとそう思っているよ。【ルキナ】…お母様…お母…様…うっ、ううっ…!【ソワレ】よしよし…いい子だ。さぁ、ここは母であるボクに任せて、キミは一旦体勢を立て直すんだ。【ルキナ】お任せして…良いのですか?【ソワレ】ああ! ボクがどれだけ強かったか忘れたとは言わせないよ?今この時こそ、この母の力を屍兵達に知らしめる時だ…!これまで訓練してきた全てを…ボクの全てを…ここでぶつける!【ルキナ】ありがとうございます…お母様。 スミア→ルキナ 【スミア】ああ…ルキナ、無事で良かったです…!【ルキナ】お母様…!お母様なのですね!?先ほど現れた援軍の中に、お母様に似た方がいるとは思っていましたが…まさか、本当にお母様だったなんて…!お会いできて嬉しいです、お母様…!【スミア】ルキナ…見ていたんですね。私が異界から来るところを。【ルキナ】異界…?では、お母様は異界から?【スミア】はい。私は異界と呼ばれる別世界から来ました…あなたが危ないと聞いたので少しでも力になればと思って来たのです。別人ではありますが、母親として必ずあなたを守ってみせます…!【ルキナ】そんな…そんな事は嫌です!【スミア】えぇっ!?どうしてですか?わ、私が落ちこぼれだからですか?でも、あなたのためなら私にだって…!【ルキナ】違うんです。お母様はとても強い戦士だったと聞いています…!ですが、だからこそお母様にここでご無理をなさらないで欲しいんです!だって…お母様には自分の世界での人生があるのでしょう?あなたの本物の娘だって…きっと帰りを待っています。【スミア】…ルキナ…【ルキナ】それにこの現状を見て下さい…圧倒的なギムレーの軍勢…私達の戦力はもう残り少ない。この絶望的な状況に、お母様を巻き込むわけには参りません!【スミア】ルキナ…あなたの優しい気持ちが十分伝わってきました。でもね…子供はね…もっと親に甘えるべきなのですよ?迷惑だとか…そんな事は言わないで。そんなことを言われたら、悲しくなっちゃいますよ。あなただって、大切な私の娘であることに変わりは無いんですから。だからもっと甘えて下さい…ね?【ルキナ】お母様…いいん、ですか…?【スミア】もちろんですよ。ルキナ。どうか信じて下さい。私は絶対に死なないと。そして、この世界は必ず救えると。そうすれば…私はあなたの力になれます。【ルキナ】ありがとう…ございます。私も戦いたいです…お母様と共に。【スミア】…良かった。さぁ、行きましょうルキナ。あなたの未来に明るい火を灯すために…!【ルキナ】はいっ…!お母様…!! マリアベル→ルキナ 【マリアベル】そこにいるのは、ルキナですわね?【ルキナ】お、お母様!?…死んだはずなのに、どうして!?【マリアベル】そうでしたわね…この世界のわたくしは既に死んでしまった身…お話しましょう。わたくしはこの世界とは異なる世界のマリアベルですわ。あなたが窮地に陥ってると聞き、はるばる助けにやってきたんですのよ。【ルキナ】では先程の援軍の中にいたのはやはり…!!【マリアベル】あら、見られていたんですのね?少々着地に失敗してしまったのですけれど、いつもなら、あのようなはしたない真似は…【ルキナ】お母…様…! うっ…うぅっ…【マリアベル】!?ど、どうして泣くんですの!?わたくしが無様に転ぶのがそんなに悲しかったんですの!?【ルキナ】ち、違います…!別人でも…お母様に会えて…私、うれしくて…っ!【マリアベル】ルキナ…どうか泣かないで下さいまし。そんなに泣かれるとわたくしまで…うっ…ぐすっ…【ルキナ】お母様…【マリアベル】ルキナ、可哀相に…こんなに傷だらけになって…今まで、頑張って戦ってきたんですのね…【ルキナ】いいえ…私はお母様に褒められるようなことは何も…それどころか、私の力が及ばないばかりに、お母様たちの守ろうとした世界をこんな風にしてしまいました…【マリアベル】何を言うんですの!?貴方は良くやっていますわ。貴方はわたくしの誇り…わたくしに似て、どこに出しても恥ずかしくない、優秀で愛おしい愛娘ですわ!【ルキナ】!! お母様…!【マリアベル】ルキナ、心配は無用ですわよ。わたくしが来たからには、全ての屍兵どもを…ギムレーを、ギタギタに蹴散らして差し上げます!【ルキナ】わかりました…!お母様がその気なら、私もこの剣で、敵をボコボコにぶちのめしてみせます!【マリアベル】うふふ、その意気ですわルキナ。さぁ、そうと決まれば行きますわよ!わたくしたちは絶対に負けませんわ!【ルキナ】はい…! オリヴィエ→ルキナ 【オリヴィエ】良かった、間に合いました…!ルキナ、ルキナ…可哀想に…こんなに傷だらけになって…【ルキナ】ま、まさか…お母様なのですか?私は…幻を見ているのですか?【オリヴィエ】いいえ。私は…ナーガ様の力によって違う世界からやってきたオリヴィエ。だからあなたの本当のお母さんではないんです…【ルキナ】違う世界の…お母様?【オリヴィエ】はい。でも…あなたがクロム様と私の娘ということに変わりはありません。だから少しだけ、あなたを抱きしめさせてください…!【ルキナ】…お母様…【オリヴィエ】よしよし、ルキナ…私の可愛い娘。こんな状況の中で…今までよく頑張りましたね…【ルキナ】ふふ、お母様ったら…子供みたいで、恥ずかしいですよ…それに、久しぶりにお会いできたのに、これじゃあお顔が見えません…【オリヴィエ】あ…!ご、ごめんなさい…!!【ルキナ】…良かった。やっとお顔が見えました。お母様、助けに来て下さってありがとうございます。…けれど、こんな危険な地で、お母様を戦わせるわけにいきません。今のうちに、元の世界に戻って下さい…【オリヴィエ】でも、それじゃああなたが…!【ルキナ】いいえ、お会いできただけで十分です。それだけで私は頑張れますから…【オリヴィエ】い…いやです!!【ルキナ】お母様…!?【オリヴィエ】私たちの軍は…ここに来る前に、あなたの仲間たちに会ってきたんです!【ルキナ】!!【オリヴィエ】みんな…イーリスに戻るために必死で戦っていました!厳しい状況の中で、世界を救うことを…あなたに宝玉を届けることを、一番の使命として!!【ルキナ】…みんな…【オリヴィエ】それなのに…みんなが頑張っているのに、私はルキナのお母さんなのに、私だけあなたに何もしてあげられないのは嫌なんです!非力な私があなたの役に立てるかはわかりませんが…母親として、全てを賭して娘を守ります!だから…だから、私も一緒に戦わせて下さい!【ルキナ】お母…様…ありがとう…ございます…でも、どうか命を落とさないで…最後まで生きていると約束して下さい…!【オリヴィエ】ええ、もちろんです! ロラン 敗北時 【ロラン】見てみたかった…ですね…この目で…平和な…未来…を…… ロラン→ロラン 【ロラン】(自軍)なるほど、あれがこの世界の僕自身というわけですね。ルキナを庇って残ると言った時は流石に少々焦りましたが…どうにか間に合ったようで良かったです。別人とはいえ、自分が倒れる姿を目の当たりにするのは辛いですからね。…そういえば、異界の僕には話しかけても良いものなのでしょうか?自分自身と会話ができる機会など、滅多にあるものではないですし、相手の反応も気になるところです。是非実験を試みたいところですが………………いえいえ、ダメですね。この実験を行うに当たっては相手の心理的負担が大きすぎます。ましてや今は、世界の未来を決める大切な戦いの最中。そんな暇があれば一人でも多くの敵を倒すべきでしょう。…安心して下さい、異界のロラン。僕が及ばずながら力になります。だから、どうか幸せな未来を掴んで下さいね。【ロラン】(異界) ?? 何やら向こうに僕とよく似た方がいるような…気のせい、でしょうか…? ミリエル→ロラン 【ロラン】か、母様…!?母様なのですね!?【ミリエル】ロラン・・・この状況の中、よく無事でいてくれましたね。【ロラン】ううっ…母様!会いたかったです…!母様が行方不明になってから何度も戦場の跡を回りましたが、ついに母様の遺体は確認できなかった。だから、だから…きっと生きていると思っていたんです!【ミリエル】!!【ロラン】良かった…僕は…信じていました…!【ミリエル】…………ロラン…申し訳ありません。最初に言っておくべきでしたが…私は、貴方の母親ではない。私は、この世界のミリエルではないのです…【ロラン】えっ…? こ、こんな時に冗談は止めて下さい、母様!【ミリエル】いえ、冗談ではありません。私は異界と呼ばれる別世界の人間。貴方の母親のミリエルとは…同一人物ではありますが、別人とも言える存在なのです…【ロラン】そ、そんな事…理解できない!そんな不可解なことを母様が言うだなんて…!【ミリエル】そう言われても仕方ありませんね…仮に立場が逆だった場合、私もそう考えるでしょう…ですが、これは紛れもない事実なのです。【ロラン】じゃあ、やっぱり…僕の母様は…【ミリエル】ぬか喜びをさせてしまって…本当にすみません。貴方は、私が生きているとずっと信じてくれていたのに…私では、その思いに報いるだけの答えを貴方に与えることはできない…【ロラン】…いいえ。いいんです。僕も本当は、わかっていたんです。…僕の母様はもういない。遺体を見なかったのをいいことに、都合の良い夢を見ていたんです。いつまでも認めないままだと、母様が報われませんね。…ありがとうございます、異界の母様。僕の目を覚ましてくださって。別の世界の母様であっても…また会えて嬉しいです…【ミリエル】そう言ってくれるのですね…ありがとうございます…ロラン。せめてこの世界のミリエルに代わり、貴方に力を貸しましょう。この世界の私ができなかった分まで、貴方のことを守ります。【ロラン】母様…嬉しいです。母様と共に戦うのは、僕の憧れでしたから。これも、異界から助けに来て下さったおかげですね。【ミリエル】ロラン…【ロラン】しかし、異界…ですか。…僕には到底理解が及ばない世界ですね。世界が平和になった暁には、その理をぜひ解き明かしたいものです…【ミリエル】ふふっ…こんな時にそんな事を言うだなんて。我が子ながら困ったものですね。ですが…憧れを持つのは素晴らしい事です。前向きな心は、生きる力へと昇華されるのですから。【ロラン】はい…! 母様! ルフレ(僕)→ロラン 【ルフレ】ロラン、生きていてくれたんだね!【ロラン】ま、まさか父様なのですか…?【ルフレ】いや…僕は別の世界からやってきたルフレなんだ。だから、正確には君の父親じゃない…【ロラン】えっ…?【ルフレ】だから父親として偉そうな事は言えないかもしれないけれど…この限られた時間の中で、君の事を守らせて欲しい…!こんなことしかできなくて本当にすまない…【ロラン】父様…僕は逆に、あなたに謝らなければなりません…【ルフレ】ロラン…?【ロラン】あなたは僕の憧れでした…あなたは軍略家としても、いち戦闘員としても、そして、皆の大切な仲間としても、常に軍を支え続けてきた…【ルフレ】そんな大層なものじゃないよ。【ロラン】いえ…そんなことはないです。僕もあなたのようになりたくて…必死に努力して、この世界を救おうと頑張ってきたつもりです…ですがその努力も甲斐はなく、世界は滅びへと近づきつつあります…家族や、仲間や、沢山の民達も死なせてしまいました…!だから僕は…あなたの息子失格なんです。父さんが守ろうとした世界を、僕は救えなかった…【ルフレ】ロラン…君はそうやって自分を追い込む程、懸命に努力をし続けてきたんだね…大丈夫だよ。君は僕と同じ…いやそれ以上の存在じゃないか?【ロラン】…なぜそんな事を言うのですか?気休めは止めて下さい。【ルフレ】確かにこの世界は一度滅びに向かったかもしれない。でもそれを巻き返しているのは君や仲間の努力によるものだ。今こうしてそれが身を結ぼうとしているんじゃないのかい?この世界の僕たちが為し得なかった事を、君はちゃんとやり遂げようとしているんだよ?【ロラン】!!父様…ありがとうございます。そう言って頂けただけで、僕は…僕は…!【ルフレ】あと少しだ…あと少し頑張れば、もうすぐ平和がやってくるんだ!だからロラン、頑張ろう…!【ロラン】は…はいっ! ルフレ(俺)→ロラン 【ルフレ】ロラン、生きていてくれたか!【ロラン】ま、まさか父様なのですか…?【ルフレ】いや…俺は別の世界からやってきたルフレだ。だから、正確にはお前の父親じゃない…【ロラン】えっ…?【ルフレ】だから父親として偉そうな事は言えないかもしれないが…この限られた時間の中で、お前の事を守らせて欲しいんだ…!こんなことしかできなくて本当にすまないが…【ロラン】父様…僕は逆に、あなたに謝らなければなりません…【ルフレ】ロラン…?【ロラン】あなたは僕の憧れでした…あなたは軍略家としても、いち戦闘員としても、そして、皆の大切な仲間としても、常に軍を支え続けてきた…【ルフレ】そんな大層なものじゃないぞ。【ロラン】いえ…そんなことはないです。僕もあなたのようになりたくて…必死に努力して、この世界を救おうと頑張ってきたつもりです…ですがその努力も甲斐はなく、世界は滅びへと近づきつつあります…家族や、仲間や、沢山の民達も死なせてしまいました…!だから僕は…あなたの息子失格なんです。父さんが守ろうとした世界を、僕は救えなかった…【ルフレ】ロラン…お前はそうやって自分を追い込む程、懸命に努力をし続けてきたんだな…大丈夫だ。お前は俺と同じ…いやそれ以上の存在じゃないか?【ロラン】…なぜそんな事を言うのですか?気休めは止めて下さい。【ルフレ】確かにこの世界は一度滅びに向かったかもしれない。でもそれを巻き返しているのはお前や仲間の努力によるものだ。今こうしてそれが身を結ぼうとしているんじゃないのか?この世界の俺たちが為し得なかった事を、お前はちゃんとやり遂げようとしているんだぞ?【ロラン】!!父様…ありがとうございます。そう言って頂けただけで、僕は…僕は…!【ルフレ】あと少しだ…あと少し頑張れば、もうすぐ平和がやってくる!だからロラン、頑張ろう…!【ロラン】は…はいっ! フレデリク→ロラン 【フレデリク】ロランさんですか?無事で何よりです…!【ロラン】ま…まさか父様、でも一体どうして…?【フレデリク】私はこの世界のフレデリクではないのです。異界と呼ばれる別世界からやってきた貴方の父とは異なる存在なのですよ。留まれる時間は決して長くはありませんが、その間だけでもどうか父親として、貴方を守らせて下さい。【ロラン】そうだったのですか……父様。お気持ちはとてもありがたいです。ですが、この世界は今にも闇に包まれようとしています。せっかく生き延びた父様にご迷惑をおかけするわけには参りません。僕は父様とお会いできただけで十分です。さぁ、早く元の世界へ戻って下さい。【フレデリク】いえ、そんなわけには…【ロラン】…だめです、父様!【フレデリク】…まったく、その生真面目で融通のきかない所は誰に似たのでしょうね。【ロラン】え?【フレデリク】ですが、同時に貴方は愚かしい程に他人の事を想う…優しい子です。そんな貴方が、この世界を生きるのにどれほど辛い思いをしたでしょう。私は、貴方に幸せになって欲しいのです。今まで苦労をした分まで。この世界の私が…幸せにしてやれなかった分まで。【ロラン】父…様…【フレデリク】だから…ロランさん。こんな時くらいは、私に…父親に甘えてはくれませんか?【ロラン】いえ、ですが、それでは…!【フレデリク】大丈夫ですよ。息子を置いて、誰が二度も死ぬものですか!…この世界で倒れた私の分まで、貴方を守り通すと約束しますよ!【ロラン】…………わかりました。ではその力、お借りします。憧れだった父様と共に戦えるなんて、光栄ですよ。【フレデリク】さぁ、では行きますよロランさん!共にこの世界の希望を取り戻しましょう!【ロラン】はい! ヴィオール→ロラン 【ヴィオール】そこを往くのはロランくんかな?【ロラン】と、父様!?生きておられたのですか!?いえ、でも父様の遺体は確かにこの手で埋葬しました…!ということは、屍兵…?くっ…!こんな時に父様の姿で…!【ヴィオール】え!?ちょ、ちょっと君!?【ロラン】今度こそ安らかにお眠り下さい、父様!!!!【ヴィオール】うおぉ!? ままま待ちたまえ!私は屍兵ではないのだよ!!ほら見たまえこの健康的な肌を!それに目だって光っていない!!【ロラン】えっ…?ど、どういう事ですか?【ヴィオール】私は異界よりこの世界へと訪れし者。別の世界の人間なのだよ…!だから亡くなった君の父親とは別人ということになる。君を助けに来たのだよ!敵ではないし、ましてや屍兵でもない!【ロラン】そう…だったのですか…異界の…父様……【ヴィオール】わかってくれて何よりだよ。すっかり寿命が縮んでしまった。それにしても、君があまりにも躊躇いなくかかってくるので少々驚いたよ…この世界の私は、君にとってあまり良い父ではなかったのかな?【ロラン】いえ、それは…昔、父様に教わったからです。『貴族たるもの、民衆を守るために時には情を切り捨てた行動も厭うな』と。【ヴィオール】ほほう、では君は私の教えに忠実に行動したというわけだね。【ロラン】はい。だから仲間を守るためには、例え父様の姿の敵であっても……………【ヴィオール】ロランくん?【ロラン】例え父様の屍兵でも、この世界のために倒さなくてはいけないと…必死だったんです!けれど…心が痛まなかったはずありません!大好きだった父様を倒したくはない!あなたが良い父親で無かったわけが…あるはずないじゃないですか…!異界の父様であっても…一目会えて、僕は…僕は…っ!【ヴィオール】!!そうか…済まない。私の言葉は少々冷淡に聴こえてしまったかな…どうか許してくれたまえ。あまりこの場所に留まれない以上、名残惜しさは残したくなかったんだよ…【ロラン】…いえ…いいんです。むしろこちらが謝らなければ。父様、すみません…僕はもう…大丈夫です。【ヴィオール】…いい子だ…ロランくん。身体中は満身創痍だというのに、その澄み切った笑顔は、まさにヴィオール家の跡を継ぐに相応しい、貴族らしい顔だよ。…さて、そろそろ行くとするかね。世界を救うため、共に戦おうではないか。【ロラン】力を貸して下さるのですか…?【ヴィオール】当たり前だよ。貴族的に優雅な戦い…しかと見ていてくれたまえ!【ロラン】ありがとうございます、父様…! ヴェイク→ロラン 【ヴェイク】そこにいるのはロランか!いやー無事で良かったぜ!【ロラン】…ま、まさか父様?いやそんなバカな…!【ヴェイク】なんだ? こっちのお前も随分ヒョロヒョロしてやがるな…まぁ食うにも困りそうなこの世界の惨状を考えれば…仕方ねぇか。【ロラン】な、なぜ父様が…!?【ヴェイク】俺様は、お前の父親じゃねぇ。こことは別の世界のヴェイクだよ。救いを求めるお前らの声を聞いて、助っ人として参上してやったぜ。【ロラン】そんな事があり得るのですか…?な、納得できません…!【ヴェイク】ったく…お前はいつもそうやってチマチマ頭で考えようとしやがる。父親だろうがなんだろうが強力な仲間が増える…それでいいじゃねぇか!【ロラン】そうはいきませんよ。この局地だからこそ不測の事態にも冷静に…対処する必要が……………っ!【ヴェイク】お前…しゃべってる途中から泣き出すのは止めろよな?【ロラン】ち…違います…!目にゴミが…入っただけです!【ヴェイク】眼鏡してるのにか?【ロラン】と…父様が突然現れたのですから…!僕だって…感情的にもなります!【ヴェイク】へいへい、こみ上げてきちまったってわけか?へっ、お前の涙腺はその固い頭と違って正直みたいだな。嬉しい時は嬉しい…それでいいんだよ。【ロラン】すみません…父様…戦場で…涙など見せてしまって…【ヴェイク】いいんだよ、ロラン。正直な気持ちを見せたってことは、俺様を父親だって認めてくれたってことだろ?今まで我慢してきた分、思いっきり甘えてくれりゃいいんだよ!【ロラン】!! はい…【ヴェイク】さぁてと! わかり合えたところで、親子仲良く屍兵退治に向かうとするか!ロラン! ボサッとしてやがると置いていくからな!!【ロラン】ありがとうございます…父様。遅れないように、ついていきますね。早くこの涙が乾くように。そして…父様の姿を少しでも多く、この目に焼きつけておけるように。 ソール→ロラン 【ソール】ああ、無事だったんだね! ロラン!良かったよ…!【ロラン】!! と、父様!?と、父様がいます…しゃべっています…僕の視覚と聴覚はついにおかしくなってしまったんでしょうか…?【ソール】あはは、その反応、君らしいよ…君は僕に似て、まず自分を疑ってしまう性格なんだろうね。でも僕は…幻じゃないんだよ。【ロラン】で…では本当に、本物の父様なのですか?今までどこかで、生きていたのですか?【ソール】いや、僕は異界という別の世界からやってきた人間。だから君の本当の父親ではないんだ。ぬか喜びさせたなら、すまない…【ロラン】謝らないで下さい…別人であろうと、あなたは父様には変わりありません。一目お会いしたかったです…父様。【ソール】僕も、君に会えて良かったよ。ロラン…こんな世界で、よく頑張ったね…ここに来るまでの君の辛さは、想像もつかないよ…【ロラン】いいえ…父様も昔は気苦労が絶えなかったと聞きました。それに比べればまだまだです…【ソール】そういう残念な役どころも、親子だと似てしまうんだね。【ロラン】…でも僕からすれば、それは勲章です。決して目立つ役割ではないけれど、確かに必要とされている…僕のその立ち位置こそが、父様の息子である証なんですから。【ソール】そう言ってくれるのかい…ありがとう…ロラン。もっと君とこうしていたいけど、おしゃべりはここまでにしよう。僕も力を貸すから、共に未来を掴むために戦うよ!【ロラン】!! ですが、父様を危険な目に遭わせるわけには…!【ソール】大丈夫だよ、ロラン。僕が何のためにここに来たと思っているんだい?今まで辛い思いをしてきた息子を助けるためなんだよ。こんな時ぐらい、素直に甘えてもいいんだ。この世界の…僕の代わりにさ。【ロラン】父様……ありがとうございます。ではせめて、この薬を持っていってください。【ソール】薬…?【ロラン】はい、僕が調合したんですよ。生前の父様に教わって、母様と改良を重ねた特別なものです。切り傷程度ならすぐに塞がりますよ。この世界の父様はいつも、それを持って戦場に行っていました。【ソール】…そうか。ありがとう、ロラン。僕の薬を君が受け継いでくれてるなんて、何だか嬉しいな。でも、これを使うことが無いようにうまくやってみせるよ。…見ていて、ロラン!僕が昔、どれだけ強い戦士だったかを!【ロラン】はい、しっかり目に焼き付けておきます。これからずっと…忘れないように。僕をもう一度助けに来てくれた、もうひとりの父様のことを。 カラム→ロラン 【カラム】君は…この世界のロランだね?【ロラン】父様!? まさか…!どうして父様が…?【カラム】僕は異界という別世界から来たカラム…だからこの世界で死んでしまった君の父親とは別人なんだ…【ロラン】そ、そんなことが…!?【カラム】でも君が生きていてくれて良かった…無事…とは言えないかもしれないけど。【ロラン】生きていても…僕達はきっともうすぐ…死んでしまう運命なんです…【カラム】えっ…?【ロラン】最期に別世界とは言え、父様と会えて良かったです…【カラム】な、何を言っているんだい、ロラン…?ここまで来て諦めるのかい…?【ロラン】でも敵の勢力は依然強大で…我々に残された力はあまりにも心もとない…僕達にはもうどうする事も…!【カラム】ロラン…そうか。それは僕も父親を名乗る資格があるということかもね…【ロラン】え…?【カラム】度重なる戦いの連続で心身共に疲れ切ってしまったのかと思ったけど、君はそうじゃない…さっきまで仲間達と共に頑張っていたじゃないか。なのに今になってどうして弱音を吐いているんだい?それはきっと…【ロラン】は、はい…すみません。つい父様を前に、泣きごとを言ってしまっただけです…【カラム】やっぱりそうだったんだね。でもいいさ。今のは僕しか聞いていないし…【ロラン】父様…【カラム】よしよし…ロラン。よく頑張ったね。でももう少しだよ?この局面を乗り切れば勝利はもうすぐだ…わずかな間だけど僕も協力するから、共にがんばろう?【ロラン】は…はい! わかりました!ありがとうございます…父様。 ロンクー→ロラン 【ロンクー】お前がこの世界の…ロランか。【ロラン】父様!?父様が生きて目の前に…!?あ、あり得るはずがありません!だって父様はもう…!だとするとこれは…屍兵……!?【ロンクー】お前がそう判断する気持ちはわかる。この世界の俺は死んだ存在だからな…だが俺は、屍兵などではない。別の世界からやってきた、お前の父とは異なる人間だ。【ロラン】そんな…別の世界の父様が、どうしてこのような世界に…?【ロンクー】…戦いに来た。俺が動く理由は常にそこにある。【ロラン】た、戦いにって…! ダメです父様!ここはとても危険な世界なんですよ!?異界のあなたがわざわざ命を犠牲にする必要はありません!【ロンクー】ではそんな世界で、お前は援軍の力も借りず戦うというのか?【ロラン】…はい。もしかしたら負けてしまうかもしれませんが…それでも、父様をもう一度失うよりはましな選択かと思います。【ロンクー】負けるかもしれない…か。甘いな、お前は。そのような思い戦っていたのなら、お前が生き残ったのは偶然でしかない。【ロラン】!!【ロンクー】生死を賭けた戦いに於いて、勝つか負けるかはその者の運命次第……だが、最初から勝ちたいという意志のない者には、絶対に勝利は訪れん…!その事は肝に銘じておけ。【ロラン】と、父様…!すみません…その通りです。【ロンクー】…いや、済まない。俺も声を荒げてしまった…だが戦士として、お前には常に強くあって欲しいのだ…この世界で果ててしまった俺の分もな…【ロラン】僕も、父様を失ってから、父様のようになろうと頑張ってきました。けれど、まだまだだったようですね。僕はまだ父様には及ばない。不思議ですね…悔しいはずなのに、まだ目指すものがこんなに遠いのだと、何だか嬉しくもありますよ。【ロンクー】向上心、というやつか…さすがはミリエルの息子だな。【ロラン】それに、父様に叱咤された時…なんだか懐かしかったです。父様も母様も、躾けには厳しい方でしたから昔を思い出してしまいましたよ。【ロンクー】ふっ…俺からすれば息子を怒るのはこれが初めてなんだがな?【ロラン】ふふ、そうなんですね。では僕は…父様の本当の息子より早く、父様に怒られた、ということですか。【ロンクー】そうだな…すまない。親父面をしてしまって…【ロラン】いえ、嬉しかったです。まるで、あなたの本当の息子になったようで…おかげで元気が出てきました。…父様、すみません。やはり僕に力を貸してくれますか?【ロンクー】ああ、もちろんだ!【ロラン】ありがとうございます、父様。 リヒト→ロラン 【リヒト】ロランだね!無事で良かったよ!【ロラン】子供がこんなところに…!?それに、どうして僕の名前を…?【リヒト】子供扱いしないでよー!僕はリヒト。君のお父さんなんだよ!【ロラン】と、父様!?信じられません…!だって、父様は既に亡くなっています。まさか、生まれ変わりか何かでしょうか…?これは興味深い…【リヒト】お、面白いこと言うね…けど、生まれ変わりでもないんだ。僕はここよりちょっと過去から来た別の世界のリヒトなんだ。だから、正確には君のお父さんとは別人なんだけど…【ロラン】…そうなんですね。例え別人でも、再び父様と会えたことは嬉しいです。ですがここは危険です。いつ命を落としてもおかしくない…僕が父様を守りますから、離れないようにして下さいね。【リヒト】え!? だ、ダメだよ。僕がロランを守るんだから!じゃないと僕がここに来た意味が…【ロラン】いいえ。意味はあります。父様がいてくださるだけで、僕はいつもより強くなれるんですよ。【リヒト】そ、そんな嘘いらないよ!【ロラン】…父様。僕は父様と母様の子なのに、幼い頃はあまり魔法が得意ではありませんでした。母様曰く、僕には魔道の素養がほとんどなかったのだとか。けれど僕は今、魔法を使う兵種についています。それが何故だか…わかりますか?【リヒト】…えっと…【ロラン】それは…父様がずっと、魔法の練習をする僕のことを見守っていて下さったからですよ。あなたが見ていてくれたから、僕はくじけなかった。どんな障害があろうと負けなかった。だから今だって…父様がいてくれるだけで、僕は諦めずに戦えるんですよ。この気持ちに…嘘なんか一つもありません。【リヒト】ロラン…【ロラン】見ていて下さい、父様。あの頃苦手だった風の魔法…今は僕の一番得意な魔法なんです。…父様と、おんなじでしょう?【リヒト】うっ…うぅ、ロラン…!あ、ありがとう…!!【ロラン】な、なぜ泣くのですか父様!?【リヒト】だ、だって、嬉しくて…!!この世界の僕たちはいないけど、こうやって、君が…僕とミリエルの後を継いでくれてるんだって思ったら、すごく、嬉しくて…!で、でも僕だって戦うよ!僕もロランのことを守る!だって僕は…僕は君の…お父さんなんだから…!!うっ…ぐすっ…ぐすっ…【ロラン】…ふふ、異界の父様はやはりまだ少し幼いようですね。でもいつかその手が幼い僕の頭を撫でて…その瞳が成長する僕を見守るのでしょう。…少しだけ、羨ましいですね。あなたの本当の息子のことが。けれど、こうして来て下さったことは決して忘れません。例え、あなたが元の世界に戻り、僕のことなど忘れてしまっても…ずっと。 ガイア→ロラン 【ガイア】ロランか…!よく生きていてくれた。【ロラン】え…! そんな…まさか…父様!?【ガイア】いや、俺はこの世界の人間じゃない。異界という別世界からやってきたんだ。だから、俺はガイアではあるが…正確にはお前の父親じゃないんだ。【ロラン】そ、そうですか…【ガイア】だがお前達を助けに来た事に変わりはない…お前は増援軍としての俺を良いように利用すればいい。さぁ、この隙に体制を整えろ。【ロラン】ならば父様、一つだけ聞かせて下さい。【ガイア】な、なんだよ…いきなり?【ロラン】あなたはこの世界で僕を庇うようにしてこの世を去りました…もしここで同じ状況になってしまったら、父様は同じように行動しますか…?【ガイア】…………【ロラン】どうですか…?【ガイア】同じ行動は…取らないな。【ロラン】そ、そうですか…【ガイア】残念なのか嬉しいのか、どっちかはっきりしろ。別にお前を見捨てる気でいるわけじゃない。俺はお前を守りつつ、自分の身も守る。【ロラン】えっ…!?【ガイア】息子の死を目にするのはご免だが、自分が死ぬのもご免だからな!だから両方守る…!それが俺の答えだ。【ロラン】父様…………っ!【ガイア】ど、どうした、ロラン?【ロラン】うっ…ううっ…いえ…その…すみません。その答えが父様らしいと思ったら、なぜか、涙が…!【ガイア】全く…もう少し肩の力を抜け。それが最後まで生き残るコツだぞ?お前はミリエルに似て、真面目すぎる所があるからな…【ロラン】…父様には敵わないですね。【ガイア】ふふ…今はこれくらいにしておこう。敵をせん滅することが先決だからな。【ロラン】はい…協力してくれますか?父様!【ガイア】ああ、もちろんだ。 グレゴ→ロラン 【ロラン】と、父様…なのですか?【グレゴ】おうよ、ロラン。死の淵からお前のために遥々やってきたぜ。【ロラン】そ、そんなまさか…!?【グレゴ】がっはっは、すまん、冗談だ!俺は異界からやって来た人間。この世界で死んだ、お前の親父とは別人なのさ。【ロラン】別人…ですか。【グレゴ】…そう残念がるなよ。俺がお前の親父だってことには何の変わりもねぇんだぞ?…って言っても無理な話か。【ロラン】そちらの世界はこことは違って平和なのですか?【グレゴ】いや、俺の世界でも同じような戦争をしている。今はまだ俺も生きてはいるが、この先は正直どうなるかわからんな。【ロラン】そうですか…それなら父様、この世界に構う必要はありません。早く帰って下さい。【グレゴ】おいおい、待てよ。俺はお前を助けに来たんだぜ?【ロラン】この世界はもう大丈夫です。あなたがいなくたって、僕達が必ず守りますから。ですから父様は早く帰って自分の世界を守って下さい…!【グレゴ】ロラン…お前嘘が下手だな?【ロラン】…!【グレゴ】お前よ…この世界で俺が死ぬかもしれないって考えてくれてるんだろ…?この危険な戦いで俺が死ぬくらいなら、元の世界に戻ってもらった方がいい、ってよ【ロラン】…………【グレゴ】大丈夫だって、心配すんな。俺はこの世界も守り、そして自分の世界も守るからよ!そしてもちろん息子のお前もな!【ロラン】…父様。【グレゴ】なんだ?一度死んだ父親の言う事は信じられねぇってか…?【ロラン】そんなわけないですよ。別人であれ、あなたは父様に違いありません。でも…いいのですか?僕達よりも大事な世界が…仲間が…待っているんじゃないですか?【グレゴ】大事な息子や世界に順序なんかねえんだよ!ほら、お前はグチグチ泣きごと言ってねぇで、この隙に回復するなり、仲間を助けるなりしてこい!【ロラン】は、はい…!ありがとうございます…父様。 リベラ→ロラン 【リベラ】あなたはロランさん…!?この世界のロランさんですね?【ロラン】と、父様…!?【リベラ】ああ…ご無事で良かった。先程の攻撃のせいで倒れているのではと心配していたのですよ。【ロラン】父様、なぜあなたがここに?まさか神の奇跡によって甦ったのですか?【リベラ】いいえ…死人を生き返らせる奇跡は、例え神であっても不可能でしょう。私は異界のリベラ。この世界とは異なる世界の人間なのです。【ロラン】異界の…父様…ですが、世界を飛び越えるなど、それこそ神の成せる業ではないのですか?【リベラ】そうですね…しかし神の力にも限度があります。私がこの場に居られる時間は決して長くはありません。ただその間だけでもせめて…あなたを守らせてもらえますか?【ロラン】いえ、父様…あなたに元の世界での人生があるのなら、すぐに戻るべきです。見ての通り、ここはとても…危険な場所なんです。【リベラ】だからこそ私はここにやってきたのです。大切な息子を、助けるために。【ロラン】死んでしまうかもしれないのですよ!?【リベラ】…それでも構いません。例えこの異界の地で朽ち果てようとも、我が子を守れるのなら悔いはありません。喜んでこの身を神へと捧げましょう。【ロラン】父様…! 僕は、僕はあなたの本当の息子ではないのに…そこまで言っていただけて…僕は光栄です…【リベラ】当り前でしょう…ロランさん。我が子に優劣などありはしません。【ロラン】ありがとうございます…ですが父様、僕も父様のためならこの身を神に捧げる覚悟はあります。この身で父様が守れるのなら、平和な未来など見られなくても構いません。【リベラ】!! そんな…!【ロラン】それが嫌なら約束して下さい。決して死なないと。僕は二度も父様が神の元へ旅立つ姿など見たくありません。【リベラ】わかりました…お約束します。私は死にません。神に誓って。…では行きますよ、ロランさん。今こそ二人で協力し、この状況に光明を見出しましょう。【ロラン】はい!父様、宜しくお願いします! ヘンリー→ロラン 【ヘンリー】無事で良かったよ~ロラン!【ロラン】あなたは…!もしかして…父様なのですか!?【ヘンリー】他に誰がいるっていうの~?【ロラン】ですが、まさかそんな…!父様はずっと前に死んでしまったはず…!それとも禁断の闇魔法を使って、魔界から甦ったとでも言うんですか?【ヘンリー】あはは、残念だけど違うよ~。そういうのがあれば良いけど、今まで聞いた事はないし…それに僕は魔界じゃなくて異界からやってきたんだよ~。【ロラン】異界…ということは、別の世界の父様なのですか?【ヘンリー】そうだよ~。この世界のヘンリーとは別人なんだ。ロランが危ないって聞いたから、助けに来たんだよ。だから消して欲しい屍兵がいたら言ってね~。すぐに倒してあげるから~。【ロラン】と、父様…お気持ちはありがたいです…でも異界のあなたをこんな危険な戦場に出させるわけにはいきません…!【ヘンリー】え~? なんで~?【ロラン】命を落とす危険だってあるんですよ?異界の父様に迷惑をかけるなんてできませんよ!それに…僕はもう、あなたが死ぬところなんて見たくない…【ヘンリー】ロラン・・・気持ちはわかるけど、僕が勝てる可能性だってあるじゃない?しかもこの戦いは君達が乗り越えるべき大事な戦いなんだよね~?【ロラン】それはそうですけど…【ヘンリー】じゃあ、僕が死ぬことを恐れて貴重な戦力を無下に断るのは、愚かな選択なんじゃないかな~?そんな甘い考えで、この世界が救えるの~?【ロラン】…!【ヘンリー】本当はわかってるはずだよ、ロラン。こんな好機をモノにしない手は無いって。だって君は…あのミリエルの子だもの。そこまで僕のことを大切に思ってくれるのは嬉しいけど、今この時だけは、その優しさが悪い方にも働くんだ。ほら、感情に流されないでもう一度判断してみてよ。僕は…どうすればいい?【ロラン】…………父様…すみません。力を…あなたの力を貸して下さい。あの竜を倒して、この世界を救うために!【ヘンリー】あはは、やっと言ってくれたね~。良かった。これで僕は君の力になれる。君の邪魔をする奴らは全員倒しちゃうから、見ててよね!!【ロラン】はい、ありがとうございます…!ですが、絶対に死なないで……いえ、僕が死なせはしません。父様を死なせることなく、この世界を救う…!それが今、僕がすべきこと…この戦いに対する僕の答えです!【ヘンリー】…そっか。君の答えは、いつだって優しいね。その優しさが甘さに繋がることもあるけれど、立派な答えだと思うよ…ロラン。これなら、僕たちが帰った後も大丈夫そうだね…よーし、それじゃああと少し頑張ろう! ド二→ロラン 【ド二】ロランだべな!?無事で良かっただ!【ロラン】そ、その声は…父様!?いえ、でも若すぎますし、父様はずっと前に死んでしまったはず…!父様に弟がいたという話も聞いたことがありませんし、屍兵にしては彼ら特有の身体的特徴が見当たりません…一体これは…【ド二】お、おーい!戻ってくるだよ、ロラン!おらはこの世界のド二じゃねぇだ。異界から助っ人としてやってきただよ!【ロラン】異界…そんな世界があるのですか?【ド二】おらにもよくわかんねぇけど、そういう風に説明を受けてきただよ。【ロラン】そうですか…では、あなたはこの世界の者ではないのですね。ならばなおさら、ここから避難して下さい。ここはとても危険な場所なんです。【ド二】何言ってるだ、ロラン!だからこそこの地に来ただよ!息子を危険な場所に独り置いていくなんて、おらにはできないべ!【ロラン】ですが、このままでは父様は…父様は、あの時のように…!【ド二】ロラン…もしかしてこの世界でおらが死んだ事と重ねてるだか…?【ロラン】…………【ド二】ロラン?【ロラン】重ねない方が、無理でしょう…どれだけ夢に見たと思っているんです。父様が、僕と母様を逃がすためにただ一人で残った、その後ろ姿を…そしてその身を、刃が貫く瞬間を…もう一度あんな光景を見るぐらいなら、僕は…僕は…!!【ド二】…ロラン。大丈夫だ…もうおらは死んだりしない。今のおらは、多分あんたが知るおらよりもちょっとだけ強いと思うんだべ。それに、今のおらはひとりじゃない。おらには異界から来た仲間がいる。皆が助けてくれるから、おらは負けないだ。だから、どうか安心して任せて欲しいべ。【ロラン】父様…!【ド二】それでも心配なら、ロラン。あんたがおらを守ってくれ。ミリエルの子なら、きっと冷静に戦況を分析してくれるべな。おらはちょっと周りを見ないクセがあるからサポートしてくれると助かるべ。【ロラン】わ、わかりました…!僕が父様を死なせはしません!では宜しくお願いします! 父様!【ド二】よーし、いくべ! ジェローム 敗北時 【ジェローム】よく頑張ったな…ミネルヴァ…これで…もう…辛い思い…など…… ジェローム→ジェローム 【ジェローム】(自軍)…あれが、異界の私か。ふむ…こちらのミネルヴァもなかなかに愛らしいな。だが、うろこや羽にツヤが無い。体も傷だらけだ…異界の私の方も先程の攻撃でかなり消耗している。早く終わらせないと命を落としてしまうかもしれん。過去だけでなく異界の運命にまで干渉するのには気が進まないが…あんな姿を見せられてしまうと手を貸さずにはいられんな。…お前の戦い、微力ながら私も協力しよう…お前とミネルヴァは私たちが何としてでも守ってやる。だから死ぬんじゃない…死ぬんじゃないぞ…!【ジェローム】(異界) …どうした、ミネルヴァ?こっちに敵がいるのか?なぜそんなに向こうの方ばかり見つめて…ミネルヴァ…?礼を言っているのか…?いったい、誰に…… セルジュ→ジェローム 【セルジュ】ジェローム…この世界の、ジェロームなのね?【ジェローム】な…そ、そんなバカな?お前は!?【セルジュ】うふふ、母の事をお前なんて言ってはいけないわよ?でも良かった。あなたが無事で、安心したわ。【ジェローム】…ま、待て! 近づくな!【セルジュ】どうして?【ジェローム】これは…罠だ。私の母はずっと前に屍兵に殺されている。どれだけ会いたくても、どれだけミネルヴァが恋しがっても、会えるはずがない…会えるはずがないんだ!!だから貴様は…貴様は、偽物だ…!【セルジュ】…………そうね、偽物と言われれば…それは私には否定できないわ。【ジェローム】ミネルヴァ…?なんて、嬉しそうに鳴くんだ…【セルジュ】ありがとう、ミネルヴァちゃん。別人でも、会えて嬉しいと…そう言ってくれて。【ジェローム】わかるのか。ミネルヴァの言うことが…そんな…ではお前は、本物の、母さんなのか…?【セルジュ】本物かと問われれば…違うと答えるわ。私は異界から来たセルジュ。つまり…あなたのお母さんとは別人なの。けれど、あなたと私が親子ということに変わりは無いのよ。【ジェローム】…では、やはり偽物なのだな。ならば、早く私とミネルヴァから…離れ………………【セルジュ】ジェローム…泣かないで。私が偽物だと思うのなら、涙を見せるのはおかしいわ。【ジェローム】私は、泣いてなど…【セルジュ】いいえ、あなたは…【ジェローム】!!【セルジュ】…重い仮面ね。とても。あなたはこの仮面に…どれだけの涙を隠してきたのかしら。ごめんなさい…寂しい思いをさせて。最後まで、あなたを守ってあげられなくて。私には…あなたのこれまでの苦労がちゃんとわかるわ。今までよく…頑張ったわね?【ジェローム】………っ!【セルジュ】でもあと少し…あと少しなんだから一緒に頑張りましょう。あなたが私を母と認めたくないのならそれでも構わない。けれど私は…あなたのために戦うわ。この世界のセルジュの分まで、きっと守るから。【ジェローム】…………協力してくれるのか…?お前にとって…迷惑ではないのか?【セルジュ】迷惑だなんて、思うわけがないわ。子供の事で苦労するのは母にとって最高の幸せなのよ?【ジェローム】そうか…すまない。…ありがとう、母さん。俺は…あなたに一目会えて…【セルジュ】これ、返すわね。【ジェローム】…母さん?【セルジュ】…うふふ。そんなこと、言われなくてもわかるわよ。ありがとう、ジェローム。私も…すごく嬉しいわ。 ルフレ(僕)→ジェローム 【ルフレ】ジェロームだね!?良かった…無事でいてくれて!【ジェローム】なにっ!?お前は、まさか、父さん…!?生きていたというのか!?【ルフレ】いや、僕は異界から来た人間なんだ…だから君の本当のお父さんじゃない。けれど、いなくなったこの世界の僕に代わって、ジェロームやミネルヴァのために戦わせて欲しいんだ!【ジェローム】…………【ルフレ】…ジェローム?【ジェローム】…馴れ馴れしく私を呼ぶな。この局面でそのような都合のいい話があるわけがない。これは私たちを騙すためにギムレーが仕掛けた罠かもしれない。だとしたら、お前はただの幻影。幻に呼ばれる筋合いなど無い!【ルフレ】!! ジェローム……いい判断だ。どんな時でも冷静さを失わない…君はそうやって仲間を支え続けてきたんだね。【ジェローム】なっ…!!【ルフレ】君がそう判断するならそれでいい。僕には近づかないことだ。僕は君の遠方から支援しよう。それで…いいかい?【ジェローム】…………もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら…【ルフレ】え?【ジェローム】もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら、仲間達が混乱したとしても常に冷静さを失わずに見極めろ…私にそう教えたのは…父さんだった。【ルフレ】うん…君はそれを見事に体現している。立派だと思うよ。【ジェローム】と…父さん…くっ…【ルフレ】ジェローム…認めてくれるんだね、僕のことを。【ジェローム】息子に否定されてあんな反応をするなんて、父さんしかいないだろうからな…【ルフレ】はは…ありがとう、と言っていいのかな。【ジェローム】疑ってすまなかった、父さん。…では協力してくれるか。俺たちの、運命の戦いに…!【ルフレ】ああ、任せてくれ! ルフレ(俺)→ジェローム 【ルフレ】ジェロームだな!?良かった…無事でいてくれて!【ジェローム】なにっ!?お前は、まさか、父さん…!?生きていたというのか…!?【ルフレ】いや、俺は異界から来た人間なんだ…だからお前の本当の親父じゃない。だが、いなくなったこの世界の俺に代わって、ジェロームやミネルヴァのために戦わせて欲しいんだ!【ジェローム】…………【ルフレ】…ジェローム?【ジェローム】…馴れ馴れしく私を呼ぶな。この局面でそのような都合のいい話があるわけない。これは私たちを騙すためにギムレーが仕掛けた罠かもしれない。だとしたら、お前はただの幻影。幻に名を呼ばれる筋合いなど無い!【ルフレ】!! ジェローム……いい判断だ。どんな時でも冷静さを失わない…お前はそうやって仲間を支え続けてきたんだな。【ジェローム】なっ…!!【ルフレ】お前がそう判断するならそれでいい。俺には近づかないことだ。俺はお前の遠方から支援しよう。それで…いいか?【ジェローム】………もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら…【ルフレ】え?【ジェローム】もし、戦闘中に思わぬ出来事に遭遇したら、仲間たちが混乱したとしても常に冷静さを失わずに見極めろ…私にそう教えたのは…父さんだった。【ルフレ】ああ…お前はそれを見事に体現している。立派だと思うぞ。【ジェローム】と…父さん…くっ…【ルフレ】ジェローム…認めてくれるんだな、俺のことを。【ジェローム】息子に否定されてあんな反応をするなんて、父さんしかいないだろうからな…【ルフレ】はは…ありがとう、と言っていいのか?【ジェローム】疑ってすまなかった、父さん。…では、協力してくれるか。俺たちの、運命の戦いに…!【ルフレ】ああ、任せてくれ! フレデリク→ジェローム 【フレデリク】ジェロームさん!良かった、無事でしたか…!【ジェローム】な…! き、貴様…!父さんなのか!?しかしそんなバカな…?【フレデリク】ええ…この世界の私はとうの昔に他界しております。私はこの世界とは別の世界より訪れし者。…正確には、貴方の父親ではないのです。【ジェローム】別の世界だと…!?そんなことが…【フレデリク】ジェロームさん…先程、クロム様のご息女を守ろうと自ら盾となったのは…立派でした。その身を呈してでも主君を守ろうとする騎士の精神…貴方にもしっかりと受け継がれていたのですね。【ジェローム】…私の両親は共に主に仕える騎士だったからな。私がそうなることは当然だろう。別に、褒めるようなことではない。【フレデリク】いいえ、同じ騎士として、私は貴方を尊敬しますよ。きっと、この世界の私も同じことを思っているはずです。…ですが、父親としては…どうしても、手放しであなたを褒めてやることはできません。【ジェローム】…何故だ。私の命は、主君のためにある。主君を守れるのなら、私はここで散っても構わない。騎士の使命を全うするのなら、父さんも母さんも本望なのではないのか?【フレデリク】…父としては、今の問いに対して肯定の意を表すことはできません。そんなに立派でなくとも良い。ただ…生きていて欲しい、と…息子に対しては、そう思ってしまうのですよ。【ジェローム】…!! それは…!【フレデリク】…ジェロームさん?【ジェローム】それは、私が両親を失った時に何度も思ったことだ。民たちを守り、散っていった二人に、何度も、何度も…!【フレデリク】…そう…ですか。ごめんなさい、ジェロームさん……ですが私も今、同じ気持ちなのですよ。だから、いくら騎士としての使命を全うするためとはいえ、ここで散っても良いなどと言うのはやめて下さい。もし貴方が死んだら、誰が主君をお守りするのですか。いつだって、絶対にあるはずなのです。主君を守り、自分も生きる方法が。【ジェローム】父さん…【フレデリク】そして…私はその方法を作るためにここまで来ました。ジェロームさん。今は騎士としてではなく、父親として、あなたをお守り致します。だから、貴方は生きて下さい。最後まで、絶対に。【ジェローム】…わかった。だが、やはり私は騎士だ。父さんや母さんと同じ…騎士なんだ。ただ守られるなど、性に合わん。だから…共に戦ってくれるか、父さん。【フレデリク】はい、もちろんですよ…!【ジェローム】…礼を言う。 ヴィオール→ジェローム 【ヴィオール】ジェロームくん、ジェロームくんはどこだね?先程の凄まじい攻撃を受けて無事であるのならいいのだが…ああ、貴族的に心配だ……ん? 何やらこちらに向かってくる飛竜が…敵か? いや、あれは…!みみみミネルヴァちゃん―――!?【ジェローム】と、父さん!?これは…どういうことだ!?【ヴィオール】ジェロームくん!!良かった無事だったのだね!【ジェローム】どうして貴様がここにいるんだ…?死んだはずではなかったのか?【ヴィオール】それを説明したいのは山々なのだが、さ、先にミネルヴァちゃんを離してくれたまえ!痛い痛い痛い!頭に噛みつくのはご勘弁願うよ…!【ジェローム】ミネルヴァ!【ヴィオール】…ふぅ、礼を言うよジェロームくん。2人とも元気そうで何よりだ。私の心配は杞憂だったようだね。【ジェローム】…それより、説明しろ。貴様、本当は生きていたのか?【ヴィオール】父を貴様呼ばわりとは…貴族の子息としては少々口が悪いね。…まぁいい。私がここに存在する理由についてだが…それは私が異界から来た者だからだ。別の世界から、優雅かつ華麗に君を助けに来たのだよ。つまり、私はこの世界のヴィオールとは似て非なる別人ということになるね。【ジェローム】異界…なるほど、貴様の言い分、説得力はある。納得はしたが…【ヴィオール】なんと…相変わらず貴様呼ばわりかい?この世界の私は君に何をしでかしたというのかね?【ジェローム】色々…だ。【ヴィオール】どういうことだね?【ジェローム】私は勉学から武道、貴族としての嗜みから帝王学まで、何から何まで貴様に教わった。私は父が大好きだった…尊敬していたのだ、貴様のことを!だからこそ、死なれた時…私がどれほど辛い思いを味わったか…!【ヴィオール】…………【ジェローム】か、必ず帰ると、言ったくせに…!母さんと、ミネルヴァと、3人で…!でも、帰ってきたのは、傷だらけの、ミネルヴァだけだった…!き、貴様は、うそつきだ…嘘つきで、最低の、父さんだ…!【ヴィオール】それは確かに…私は貴様と呼ばれても仕方ないね。すまない…ジェロームくん。本当に、申し訳ない事をした。だがね、この世界の私は…きっとその約束を果たすはずだった。3人で、生きて君の元に帰るはずだったんだ。ただ…その約束を果たせるほどの幸運に…彼は恵まれなかった。散った彼がどれ程無念だったか…それだけは、どうかわかっていて欲しい。【ジェローム】…………【ヴィオール】もう遅いのかもしれないが…私が彼の約束の続きになろう。君が幸せに暮らせる未来を作るために、共に戦わせてくれたまえ。腕前なら私の方が若い分少しは勝っているはずだよ。【ジェローム】…………ありがとう、父さん…さっきは最低などと言ってすまなかった。本当は、俺は…【ヴィオール】いんや。言わなくていい。【ジェローム】なぜ…【ヴィオール】続きは、ここを切り抜けてから聞かせてくれたまえ。君がそう約束してくれるのなら…私は続きを聞くために、必ず最後まで生き残るからね。今度こそ…必ずだ。【ジェローム】父さん……ああ。約束だ。 ヴェイク→ジェローム 【ヴェイク】おうおう、くたばってねぇか!ジェローム!【ジェローム】なっ…!まさか、お前は…!?【ヴェイク】父親をお前呼ばわりとはひっでーなぁ…けどその口の悪さが俺様に似てるってか?【ジェローム】バカなことを言うな。私は口が悪いわけではない。相手に相応しく振る舞っているだけだ。だが、お前は本当に父さんなのか?一体どうやって…【ヴェイク】まぁ正確に言えば、俺様はお前の親父じゃねぇ。異界から一時的にお前達のことを助けに来た別世界のヴェイクってわけだ。【ジェローム】別世界のヴェイク…だと?【ヴェイク】おうよ、俺様たちのいた世界も結構大変な所だったけどよ、お前らも相当大変な所を生き抜いてきたみてぇだな。全く、よく生き残ったもんだぜ!さっすが俺様の息子だな!【ジェローム】…負けたくは無かったからな…【ヴェイク】へ?【ジェローム】負けたくなかったのだ。この絶望に…最後まで。だから…今まで誰にも、何者にも負けないよう、必死に戦ってきた。どんなに苦しい戦況でも、決して諦めはしなかった。【ヴェイク】へぇ、お前…見かけによらず負けず嫌いなんだな。【ジェローム】…お前に、そう教えられたからな。【ヴェイク】俺様に?【ジェローム】ああ。『俺様がいなくても負けんじゃねぇぞ』父さんが屍兵の討伐に出かける前に言った言葉だ。…それが、私が聞いた父さんの最後の言葉となった。それ以来…私は、その言葉を胸に今まで生きてきた。【ヴェイク】ったく…俺様ももう少しかっこいい言葉を遺してくたばれよな…【ジェローム】別にかっこ悪い遺言だなどと思ったことはないがな。それに…私はその言葉に、幾度も救われてきた。【ヴェイク】そっか。じゃあ…今からは俺様が隣にいても、負けるなよ。【ジェローム】何だそれは。【ヴェイク】そのままの意味だよ。今から一緒に戦ってやるけど、気ぃ抜いて負けんじゃねぇぞってことだ!【ジェローム】…ふん。そんなもの、当然だ。そちらこそ、息子の強さを見て怖気づくなよ。【ヴェイク】へへっ、言うじゃねーか。そんじゃ行くぞ、ジェローム!【ジェローム】あぁ! ソール→ジェローム 【ソール】ジェローム! 無事かい?ああ…こんなに傷だらけになって…!【ジェローム】まさか…父さんなのか!?【ソール】えっと…僕は正確に言うと、君の父親のソールじゃない。僕は一時的に君たちを助けにやってきた別世界の人間なんだよ。【ジェローム】べ、別世界だと…!?【ソール】うん、だからこの世界にはあまり長い時間留まれないけど、できる限り君たちに協力させてもらうよ!【ジェローム】そんな…それならなぜ、今まで…!【ソール】えっ…?【ジェローム】そんな力があるのなら、これまでなぜ助けに来てくれなかった?私たちは何度も何度も…助けを…欲していたというのに…!【ソール】!!ジェローム…済まない。【ジェローム】父さんがいれば乗り越えられた局面が沢山あった…もっと多くの仲間を、民たちを犠牲にせずに済んだ…もしかしたら父さん自身や母さんだって死なずに済んだかもしれない!なのに、こんな風に助けに来られたら…今までどうしようもないと思って諦めてきたこと全てを、後悔してしまうではないか…!【ソール】…そうだね。本当に…その通りだ。僕だって、もっと早く助けに来られたらどれだけ良かったか…そうしたら、君にこうやって寂しい思いなんてさせずに済んだのに!【ジェローム】父さん…【ソール】でも…今度は間に合ったんだ。君が死んでしまう前に、ここに来られた。君にとってはもう遅いかもしれないけど…父親として、戦わせてくれないかな。君と、ミネルヴァを全力で守る。それが…今まで君に何もできなかった情けない父親の、今できる唯一のことだから…!【ジェローム】…わかった。父さん。礼を言う…つい熱くなってしまったが…父さんは何も悪くなど無い。本当に憎むべきなのは…あの邪竜だ。当たるような真似をしてしまって、すまない。【ソール】ううん、いいんだ。そんなの気にしちゃいないよ。【ジェローム】協力してくれるか、父さん。俺たちの…未来のために。【ソール】もちろんだよ! カラム→ジェローム 【ジェローム】はぁ…何とか、まだ戦えるな。せめて残りの奴らが戻ってくるまでは耐えたいところだが……ミネルヴァ?なぜ、何もないところに向かってそんなに…【カラム】…ジェローム。【ジェローム】なにっ…!?父さんなのか!?いや…しかし、なぜそんな事が…!?まさか、屍兵…!?【カラム】ううん…僕は異界から来たカラム。この世界とは別の世界の人間なんだ…【ジェローム】なんだと…?では、屍兵ではないのだな?【カラム】そうだよ…【ジェローム】…なら、安心した。別人とはいえ、一目会えて良かった。ミネルヴァも喜んでいる…だが、ここは危険だ。今のうちに元の世界に帰れ。【カラム】えっ…ダメだよ。僕も一緒に戦う…そのために異界から来たんだから…【ジェローム】助けなどいらん…【カラム】えっ…?【ジェローム】私たちはこれまで自分たちだけの力でやってきた。誰にも頼らず、誰の助けも受けずに。それに…私は皆の守り手だ。民を守って散った父さんの代わりに、私が皆を守ると決めて生きてきた。父さんの立っていた場所には…もう次の人間が…私が立っている。今更出てきた異界の者の力など、頼るまでもない。【カラム】ジェローム…【ジェローム】…わかったなら、さっさと行け。【カラム】そう言って、僕を死なせないようにしようとしてくれてるんだね…【ジェローム】私はそんなできた人間ではない。【カラム】ううん…わかるよ。君の本当の気持ち…だって僕は…君の父親だから。【ジェローム】…………【カラム】ありがとう…僕の後を継いで、守り手としてずっと戦ってくれて…この世界の僕は、もう君を守ることはできないけど…せめて彼の代わりに、君の力になりたいんだ。今更出てきて力を貸すだなんて勝手な父親だけど…許してほしい。僕も、君たちに一目会えて良かったよ。ジェロームも、ミネルヴァも…絶対に守ってみせるから…【ジェローム】…! 待て…!…………すまない、父さん…あんな言い方をしてしまって。本当は、父さんが来てくれて、俺は…… ロンクー→ジェローム 【ロンクー】…この辺りの敵は、片付いたか…【ジェローム】…お前は?【ロンクー】!!…………俺は、異界から来た援軍だ。【ジェローム】…そう、なのか。先程から気になっていたのだが、お前の戦い方は見事だな。攻めにも守りにもまるで隙がない。【ロンクー】…そうか。【ジェローム】それに…お前を見ていると、誰かを思い出すんだ。そう…まるで、私の…【ロンクー】…戦場での雑談は無用だ!失礼する…!【ジェローム】あ…おい!【ロンクー】ミネルヴァ…?…っ! しまった…!【ジェローム】お前、今…ミネルヴァと言ったな?なぜ私の飛竜の名を知っている?それに…ミネルヴァの今の鳴き声は…父さんを呼ぶ時のものと同じだった。もう何年も聞くことのなかった鳴き声を…どうして今…【ロンクー】それは…【ジェローム】父さん…なんだな?【ロンクー】…………【ジェローム】…本当は、似ていると思っていた。援軍が現れた時から、ずっと…!その動きも、その構えも、声も、話し方も…!…父さんなんだな?例え別人でも、私の…!【ロンクー】…すまない。名乗るつもりは無かったのだが…俺の若い姿を知る、ミネルヴァまでは誤魔化せなかったな。…こんな状況で、よく頑張った。よく生きていてくれた…ジェローム。【ジェローム】…!! …っ!!父さ……【ロンクー】泣くな、ジェローム。その仮面は何のためだ?相手に動揺や焦りを悟らせないための仮面だろう?なのに、こんなに簡単に…相手に感情を悟らせてはいけない。【ジェローム】…無茶を言うな。私は…父さんのように常に冷静ではいられないんだ…【ロンクー】いや…俺だって、常にそうあれる訳ではない。女に近づかれたら…とてもではないが平静を保てないお前の母…セルジュのおかげで随分改善されたがな。だがお前には明確な弱点は無い。お前は…俺よりもずっと強い。戦いの腕も…そしてその心も。【ジェローム】父さん…!【ロンクー】俺は、お前を守るためにここまで来た。名乗ったからには、父としてお前を守らせてもらうぞ。お前も、ミネルヴァも、決して死なせはしない。【ジェローム】すまない…父さん。だが、俺も共に戦う。俺は、強き戦士であった父さんに近づきたくて、日々鍛錬を積んできた。その成果を見てくれないか。この世界の…父さんの代わりに。【ロンクー】ああ。もちろんだ。…行くぞ、ジェローム!【ジェローム】ああ! リヒト→ジェローム 【リヒト】ジェロームだね!【ジェローム】!?子供…?どうして子供がここに…!【リヒト】…やっぱりそうなるよね。僕は君の父さんなんだけどなぁ…【ジェローム】…何を言っている!?私の父は既に死んだ身だ!どうやって紛れ込んだかは知らんが、早くここから逃げた方が身のためだぞ!【リヒト】ううん、僕は逃げたりしないよ。僕は君を助けるために、別の世界から来たんだから。その世界はここより昔の世界だからこんな子供の姿だけど…ここでは父親として、君を守ってみせる。大切な息子の…君をね。【ジェローム】…なんだと?そんな話、信用できるわけが…ミネルヴァ?【リヒト】ありがとう、ミネルヴァ!君には僕がわかるんだね!そうだよね、君は幼い頃の僕にも会ってるはずだもん。どう?この姿、懐かしいでしょ?【ジェローム】……どういうことだ?本当にこの子供が…私の父さんだというのか?それなら、お前が父さんだというのなら…証拠を見せてくれ。【リヒト】えっ?証拠…?でも何をすればいいの?【ジェローム】私は幼い頃、父さんから魔法を教わっていたにもかかわらず、母さんの後を継いでドラゴンナイトになることを決めた。その時父さんが私に言った言葉は分かるか…?【リヒト】そんなぁ…それって僕にとっては、これからもっと先の話でしょ?そんなの、今の僕にわかるわけ…【ジェローム】……………【リヒト】あ…ううん。やっぱり、何となくならわかるよ。きっと僕ならこう言うと思うんだ。君がどんな道を進もうと、僕はずっと見守っていきたいし…男として頼りがいのある騎士になりたいなら、その選択は正しいと思う。でも……少し…寂しい、かな?【ジェローム】…!【リヒト】ど、どうかな?【ジェローム】……………【リヒト】ジェローム?やっぱり、不正解だったかな?【ジェローム】…いや、正解だ。あまりにも記憶の父さんの言葉と同じだったので…少し、驚いていた。【リヒト】じゃあ僕がリヒトだって認めてくれる?【ジェローム】ああ…疑ったりして、悪かった。【リヒト】良かった!【ジェローム】俺は、父さんの後は継がなかった。だが…父さんは俺の憧れだった。頼りがいのある背中。優しくて大きな手、その手から放たれる強力な魔法。全て鮮明に思い出せる。…見せてくれるか、父さん。俺にもう一度…懐かしいその姿を。【リヒト】ジェローム…で、でも、今の僕の姿は…【ジェローム】ああ、わかっている。だが、今なら見える気がするんだ。もう二度と見ることが叶わないはずの…大好きだった、あの頃の父さんの姿が。【リヒト】!!…わかったよ、ジェローム。そこまで言われちゃ仕方ないね。父さんのかっこいい姿、嫌ってほど見せてあげるよ!【ジェローム】ありがとう…父さん。 ガイア→ジェローム 【ジェローム】…ミネルヴァ?どうした、なぜそんなに鳴いて…!? 人影…?【ガイア】お、おいちょっと…こらやめろ!ミネルヴァ!!【ジェローム】なにっ…!?まさか…父さんなのか!?【ガイア】ちっ…見つかったか。お前に顔を見せたくなかったんだが…【ジェローム】なぜ父さんが!?父さんは死んだはずではないのか?【ガイア】ああ…この世界のガイアは、な。俺は異界から来た者。お前の父さんとは別人だ。さっきいきなり援軍が現れただろ?あの時こっちの世界に来たんだよ。【ジェローム】そんなことがありえるのか?【ガイア】それがありえるんだな。俺も最初は驚いたさ。お前に会って偽者だ何だと疑われるくらいなら…いっそのこと会わない方がいいと思ったんだ。【ジェローム】だからコソコソと盗賊のようにしていたのか。【ガイア】いやまぁ俺、元々盗賊だしな…【ジェローム】………………疑うわけ、ないだろう。【ガイア】は? 何か言ったか?【ジェローム】…何でもない。ミネルヴァがあんなに喜んでいたんだ。本物だと信じるしかないだろう?ただ、私ひとりだったら絶対に信用しなかったがな。【ガイア】何だよそれ…判断は完全にミネルヴァ任せなのかよ。じゃあジェロームに信用してもらえたのはミネルヴァのおかげってことか。よしよし、ミネルヴァ。お前には特別に菓子をやるからな。【ジェローム】……………【ガイア】ん?どうしたジェローム。【ジェローム】……っ!【ガイア】!?ジェローム!?な、泣いているのか…?すまん、お前も菓子が欲しかったんだな。ほら、この中から好きなやつを…【ジェローム】いらん! 私は子供か!そんなことで泣いているのではない!ただ…お前がそうやってミネルヴァに菓子を与える光景が…すごく…懐かしくて……【ガイア】…ジェローム。…すまないな。この世界で寂しい思いをたくさんさせてしまって。その思いに報いるには安すぎる対価だが、ここでは俺がお前とミネルヴァを守る。だから、安心してくれ。【ジェローム】…あぁ、ありがとう。…父さん。 グレゴ→ジェローム 【グレゴ】よう!生きてるみてぇだな、ジェローム!【ジェローム】…なっ!【グレゴ】何よりだぜ~。死んじまったら何にもならねぇからな。【ジェローム】き、貴様どうして…!?【グレゴ】おいおい、父ちゃんに対して貴様はねえだろう?っても…俺は正確にはお前の父ちゃんじゃねーか。【ジェローム】…?【グレゴ】俺は別の世界からやってきたんだ。つまり死んだお前の父親のグレゴとは、同一人物でもあり別人でもあるわけよ。【ジェローム】そう…なのか。【グレゴ】けどまぁ、細かい事は気にするな。どっちにしろ今生の別れだ。【ジェローム】どういうことだ…?【グレゴ】この世界にいられる時間は長くない。終わったらすぐに帰らないといけねぇんだ。だからよ、俺にもちゃんと活躍するとこ、分けてくれよ? いいだろ?【ジェローム】ならば私は…父さんに言っておきたい事がある…【グレゴ】おうよ、なんかあるなら今のうちに言っとけ。【ジェローム】ミネルヴァについての事だ…【グレゴ】ミネルヴァ? ああ…お前の相棒はこの世界のセルジュから引き継いだのか?【ジェローム】そうだな。こいつは私の半身だ…仲間達とはまた違う結び付きがある。言葉は交わせずとも、心は繋がっている…【グレゴ】そうか。そりゃこの世界のセルジュも喜んでるだろうぜ。…で、なんだ?【ジェローム】礼を言わせて欲しいんだ。ミネルヴァとこうしていられることに対しての。昔ミネルヴァは父さんによって命を救われたと聞いたことがあるからな…【グレゴ】お、おいおい、それほどのもんじゃねぇよ。【ジェローム】いや…私が今ここにあるのは、仲間たちとミネルヴァのおかげ…つまり父さんのおかげと言っても過言ではない。【グレゴ】ジェローム…【ジェローム】ふっ…こいつも命の恩人に再会できて喜んでいるようだ…【グレゴ】そうか。なら救われた命、ここで落とすなんてことだけは止めてくれよ。まぁお前らを守るために、俺もこの世界に来たわけだしな。お前らは俺が守ってやるから、大船に乗ったつもりでいてくれや!【ジェローム】…父さん。【グレゴ】絶対に死なせないぜ。ジェローム。お前も…ミネルヴァも。生きて生きて生き抜いて、幸せな未来ってやつを掴んでくれ。この世界の俺の分まで、な。【ジェローム】ああ…ありがとう。父さん。 リベラ→ジェローム 【リベラ】ジェロームさん…!生きていてくれたのですね。ああ、良かった…!【ジェローム】まさか…父さん?天に召されたのではなかったのか…!?【リベラ】はい。この世界のリベラはそうだったと聞いています。【ジェローム】この世界…?【リベラ】私は異界より訪れし者。この世界の住人ではないのです…【ジェローム】な、なんだと…?【リベラ】残念ながら私はこの世界に長居することは叶いません。ただ少しでも…あなた達に協力させてもらえないでしょうか…!【ジェローム】そんな情けなど…不要だ。去らねばならないというなら、今すぐに去ればいい…【リベラ】ジェロームさん…?【ジェローム】この世界には、これまで救いの手など無かった…だからこれからも私達の未来は私達の手で勝ち取る。今更、神の気まぐれのような助けなどいるものか…!【リベラ】貴方の言う通りですね…私には、言い訳をする余地もありません。ならば…助けることが叶わないというのなら、せめてあなたの盾となりましょう。あなたに向かってくる攻撃の全て…この私が受け止めましょう…【ジェローム】!!止めろ!頼む、それだけは…止めてくれ!私はもうこれ以上、父さんが死んでいく姿など見たくない…!戦いたいのなら、好きにすればいい!だが…私を守って死ぬなどという馬鹿なことはやめてくれ!【リベラ】この身を案じてくださるのですか?私は本物の父ではないというのに…【ジェローム】…勘違いするな。たとえ別人だとしても、同じ姿の者に死なれては寝覚めが悪い…それだけだ。【リベラ】…そうですか。では、盾としてでなく、貴方の剣として…共に戦うことをお許しくださいますか?【ジェローム】…わかった。だが…絶対に死ぬな。【リベラ】…ありがとうございます、ジェロームさん。突き放すような言い方をしても…私には貴方の優しさが痛いほどわかります。生まれてきてくれて…そして素晴らしい人間に育ってくれて…ありがとう…【ジェローム】………………礼を言うのは、こちらの方だ。ありがとう、父さん…あんな言い方しかできなくて、すまない… ヘンリー→ジェローム 【ヘンリー】ねぇねぇ、君はジェロームじゃないの~?【ジェローム】と…父さん!?【ヘンリー】やっぱりジェロームなんだね?良かった良かった~。さっきすごい攻撃を受けてたから、もしかして死んじゃったんじゃないかってヒヤヒヤしてたんだよ~。【ジェローム】父さんこそ、死んだはずではなかったのか…?【ヘンリー】うん、死んだよ。この世界のヘンリーはね。けど僕は異界からやってきた人だから、君のお父さんとは別人なんだ。あまり長い時間留まることはできないけど、君の手助けをさせてもらうよ~!【ジェローム】いや…今の話が真実だと言うのなら…手助けなど不要だ。父さんは元いた世界に帰ってくれ…【ヘンリー】え~!?なんで~?【ジェローム】異界の人間とはいえ、父さんの死んでいく姿など…私はもう、見たくないんだ…【ヘンリー】でもジェローム。それは僕からすればまったく同じ気持ちなんだよ?異界とはいえ息子が死ぬのを前に逃げ帰るなんてできないからね。【ジェローム】父さん…そう言ってくれるのは嬉しいが…【ヘンリー】大丈夫だよ~!二人の想いが同じなら、きっとこの苦境を乗り越えられるはずだよ~!【ジェローム】ミネルヴァ…?【ヘンリー】あはは、ごめんごめん。二人じゃなかったね。ミネルヴァとジェロームと僕、三人の想いが同じなら、きっと大丈夫。そうだよね、ミネルヴァ!【ジェローム】…父さんも、わかるのか?ミネルヴァの言葉が…【ヘンリー】うん。だって、家族だもん。ミネルヴァも、ジェロームも、それからセルジュも。みんな僕の大事な家族で…絶対に死んで欲しくない人たちなんだ。…だから一緒に戦ってもいいよね?ジェローム。【ジェローム】…そうか。そこまで言われては、その想いを無下にもできんな。…わかった。力を貸してくれ。ただし、絶対に死ぬなよ?【ヘンリー】もちろんだよ!【ジェローム】ありがとう、父さん… ドニ→ジェローム 【ドニ】ジェロームだべな!?あぁ、無事で良かっただ~。【ジェローム】なっ…! 父さん!?私は夢か幻でも見ているのか?【ドニ】えっ?【ジェローム】父が若い姿でこの場に現れるなど…そんなこと…あるわけがない…!それとも私自身ももう死んでしまったとでも言うのか…?【ドニ】おおーい、しっかりするだよ。おらは幻なんかじゃないだ!それにあんたもまだ生きてるだよ!?【ジェローム】ならば…どうして?【ドニ】おらはこの世界の人間じゃねぇだ。別の世界からあんたを助けに来ただよ!だからあんまり長くは居られねぇけど、できる限り一緒に戦うだよ!【ジェローム】…そういうことか。だがもはやそれは夢や幻と同じようなものだな…【ドニ】いや、違うだ!おらは生きてるだよ!【ジェローム】お前が生きた人間だと言うのはもうわかっている。…ただ、別世界の父が一時的にやってきたというなら…それは幻と同じようなことだと言っているんだ。今こうして父と再び会話していることが、明日には幻のように感じてしまうと…【ドニ】…………ジェローム…寂しいんだべな。【ジェローム】…それをお前が言うか?戦争でお前を…父を亡くした息子の気持ちが、お前にわかるのか…?【ドニ】…わかるべ。【ジェローム】え…【ドニ】おらも…父ちゃんを戦争で亡くしたべ。すごく辛くて…苦しくて…悲しかっただ。だから、自分の子供だけには同じ思いをさせるもんかと思ってただ。けど、あんたには父親どころか母親まで失う痛みを味わわせた。ほんとに、すまねぇだ…だども…いや、だからこそ、今だけはおらに、息子を守らせるために頑張らせてくれないだか?【ジェローム】…………父さん…【ドニ】おらはおらのできることをする。この手で、あんたとミネルヴァを絶対に守って見せるべ!【ジェローム】…命を落とさないと、約束できるか?今度こそ。【ドニ】ああ、もちろんだ! 父ちゃんの強さを今こそ見せてやるだよ!【ジェローム】そうか…わかった。では、共に戦おう、父さん。私も…今私ができることをする…お前と…父さんと、同じように。 セレナ 敗北時 【セレナ】あたし…頑張った…わよね…母さん…ねぇ…そうだって…言っ…… セレナ→セレナ 【セレナ】(自軍) はぁ…なんで元の世界も救ってないのに、わざわざ他の世界を救わなきゃいけないわけ…?よりによって、あたしたちのいた世界と同じような世界だし…あたしだって、向こうにいるうちに助けが来たらどれだけ良かったか……って、向こうにいるの、この世界のあたし!?まずいまずい…隠れなきゃ!【セレナ】(異界) はぁ、はぁ…敵はまだいるのね…頑張らなきゃ…あと少しなんだから…こんなとこで、諦めたりしないわ!【セレナ】(自軍) …行ったみたいね。今のがこの世界のあたし…髪もボサボサだし、肌つやは悪いし、服だって破れてるし、体も傷だらけ……正直、見てられなかったわ。まるで、過去に飛ぶ前の…あたし自身みたいじゃない。…そうよね。この世界のあたしも、あたしと同じ…ううん、それ以上に頑張ってる。羨んだりしてる場合じゃないわ。あたしは、過去に飛ぶことができたけどこっちの世界はそうじゃない。あたしたちが助けないと滅びてしまう世界…なのよね。…よし、待ってなさいよセレナ!あんたはあたしが助けてあげる!平和になったら…綺麗な服着て、髪や肌もちゃんとして、ちゃんと可愛くなりなさいよ!もう元の時代に戻れないかもしれない、あたしの代わりに…ね。 ティアモ→セレナ 【ティアモ】セレナ…!セレナなのね!【セレナ】か、母さん!?なんでここに!?【ティアモ】ああ…良かった、無事だったのね!【セレナ】ちょ、ちょっと!急に抱きつくんじゃないわよ!【ティアモ】セレナ…さっきルキナを守ろうとしたのは、とても立派だったわよ。あなたがあたしと同じ気持ちでいてくれたのがとても嬉しかったわ…主君を守るという天馬騎士の魂…あなたはしっかり受け継いでくれたのね…!【セレナ】か、勝手に話を進めないでよ!なんで母さんがこんな所にいるの?あんたは、もう死んだはずじゃ…!【ティアモ】!! ごめんなさい…あたしはこの世界のティアモじゃない…別の世界から来たティアモなのよ。【セレナ】別世界…!? じゃあ…本当の母さんじゃないの…?【ティアモ】ええ。一時的にあなた達に協力するため、ナーガ様の力でここにやってきたの。【セレナ】じゃあ、本物でもないのに、勝手に抱きつくんじゃないわよ…【ティアモ】そうね…ごめんなさい、セレナ。【セレナ】全く母さんって昔からそうやって…自分の気持ちをあたしにも押しつけてさ…自分にできる事が娘にもできるって思いこんだり、自分の気持ちと娘の気持ちがおんなじだなんて勝手に決め付けたり…!【ティアモ】え…?【セレナ】ううっ…うううっ…!そんな…母さんが…あたし…昔から…だい、大嫌い…だった…だいきらいだったのよ…!!うううっ、うわあああ…!!【ティアモ】セレナ…!【セレナ】母さん…母さん!ううっ…ううっ…!【ティアモ】…ごめんね、セレナ…あなたにはいくら謝っても足りないわ…ほんとに…ごめんなさい。【セレナ】も、もう離れなさいよ…【ティアモ】もう…大丈夫…?【セレナ】ふ…ふん、大丈夫に決まってるじゃない。…………ごめん、母さん…やっぱり…やっぱりあたしも、おんなじ気持ち…かも。また会えて…良かったよ…【ティアモ】!! セレナ…!そう…ありがとう…!!【セレナ】だから抱きつくなって言ってんでしょ!暑苦しいのよ!それにここは戦場よ!わかってんの!?【ティアモ】確かに、今は戦闘中だわ。じゃあセレナの気持ちも聞けたことだし、そろそろ行きましょうか?【セレナ】…そうね。娘がどれだけ強く育ったか、見せてあげる!【ティアモ】ふふふ、楽しみね! ルフレ(僕)→セレナ 【ルフレ】セレナ…! 無事だったんだね…!良かった…!【セレナ】と、父さん…!?まさか、生きてたの!?【ルフレ】いや…僕は正確にはこの世界の人間じゃない。ナーガ様の力に導かれて、別の世界からここにやってきたんだ。【セレナ】べ、別の世界…?【ルフレ】ああ。この世界を救うために、僕も力を貸すよ!【セレナ】そんな…今更、助けなんていらないわよ!【ルフレ】え…?【セレナ】父さん達がいなくなってから…これまであたし達だけでやってきたのよ!今更助けに来るなんて、都合の良い話だわ…!それに、そんなにホイホイ来られるなら、どうして今まで助けてくれなかったの!父さんがいなくなった時、母さんが死んだ時…どうして来てくれなかったの!?【ルフレ】セレナ…【セレナ】…あたし達に手助けなんて要らない。あたし達は自分達の手で…未来をつかみ取るんだから!【ルフレ】…すまない。君の気持ちも考えずに、差し出がましい事をしてしまった…【セレナ】勝手にいなくなって…勝手に助けになんて来ないでよ…うっ…うううっ…【ルフレ】でも僕は…君に拒まれたとしても大事な娘を守りたい…こうしてせっかく出会えたのに君が傷つく姿を見ているだけなんて…僕にはできない!【セレナ】父さん……………ごめん、父さん…嘘よ…さっきのは嘘。あたし…本当は父さんと…父さんと…また会えて…【ルフレ】いや…もういいんだ、セレナ…あとは僕に任せて君たちはいったん体勢を整えるんだ。【セレナ】大丈夫なの…?【ルフレ】大丈夫…僕は…父さんは絶対に負けない。娘を前にして負けたりなんかしないさ!【セレナ】…ありがと、父さん…さっき言えなかったけど…ほんとはね、会えて嬉しいの。別人でも、生きてる父さんに会えて、助けに来てくれて、嬉しいのよ…だけど、だからこそ…絶対に無事で帰りなさいよね。元の世界にいる…あんたの本当の娘のために。 ルフレ(俺)→セレナ 【ルフレ】セレナ…! 無事だったんだな…!良かった…!【セレナ】と、父さん…!?まさか、生きてたの!?【ルフレ】いや…俺は正確にはこの世界の人間じゃない。ナーガ様の力に導かれて、別の世界からここにやってきたんだ。【セレナ】べ、別の世界…?【ルフレ】ああ。この世界を救うために、俺も力を貸す!【セレナ】そんな…今更、助けなんていらないわよ!【ルフレ】え…?【セレナ】父さん達がいなくなってから…これまであたし達だけでやってきたのよ!今更助けに来るなんて、都合の良い話だわ…!それに、そんなにホイホイ来られるなら、どうして今まで助けてくれなかったの!父さんがいなくなった時、母さんが死んだ時…どうして来てくれなかったの!?【ルフレ】セレナ…【セレナ】…あたし達に手助けなんて要らない。あたし達は自分達の手で…未来をつかみ取るんだから!【ルフレ】…すまない。お前の気持ちも考えず、差し出がましい事をしてしまった…【セレナ】勝手にいなくなって…勝手に助けになんて来ないでよ…うっ…うううっ…【ルフレ】でも俺は…お前に拒まれたとしても、大事な娘を守りたいんだ。こうしてせっかく出会えたのにお前が傷つく姿を見ているだけなんて…俺にはできない!【セレナ】父さん……………ごめん、父さん…嘘よ…さっきのは嘘。あたし…本当は父さんと…父さんと…また会えて…【ルフレ】いや…もういいんだ、セレナ…あとは俺に任せて、お前は体勢を整えろ。【セレナ】大丈夫なの…?【ルフレ】大丈夫…俺は…父さんは絶対に負けない。娘を前にして負けたりなんかしない!【セレナ】…ありがと、父さん…さっき言えなかったけど…ほんとはね、会えて嬉しいの。別人でも、生きてる父さんに会えて、助けに来てくれて、嬉しいのよ…だけど、だからこそ…絶対に無事で帰りなさいよね。元の世界にいる…あんたの本当の娘のために。 フレデリク→セレナ 【フレデリク】セレナさんですね!?無事で安心しました…【セレナ】父さん!?なんで父さんがここに…!!【フレデリク】私は先程、別世界よりこの世界へとやってきた異界の者…つまり…この世界で死んでしまったフレデリクとは別人となります。ですが、私たちが親子であるということに違いはありません。ここでは父として、貴方をお守り致しますよ。【セレナ】そんな…また父さんに会えるだなんて…【フレデリク】セレナさん…先ほどはよくやりましたね。わが身を顧みずクロム様のご息女を守ろうとしたのは、とても立派でした…あれはまさに、騎士としてあるべき姿です…私が理想に追い求めた生き様を、娘の貴方が体現していた…!【セレナ】あ…あのね、あの時あたし…もし父さんと母さんだったら、ああいう風に行動するのかなって思ったの。父さんも母さんも、クロム様に仕える騎士だったから、何としてでも、あの子を…ルキナを守っただろうって!あたし、二人の姿を思い浮かべて、勇気を出したの…!【フレデリク】セレナさん…!【セレナ】でも…すごく…怖かったんだから…!ううっ…ううっ!【フレデリク】ええ、わかっていますよ…よく頑張りましたね。貴方は私の自慢の娘ですよ…!…さぁ、貴方は安全な場所で体勢を整えてください!屍兵どもは、この私が相手をしますので!!【セレナ】ううん、父さんとはいえ、甘えるわけにはいかないわ。あたしだって小さい頃からずっと、父さんに戦い方を教わって…強くなったんだもの。父さん達が死んだ後もずっと戦い続けてきたのよ…!【フレデリク】ふふっ…セレナさん、とても勇ましい、良い顔をするのですね。【セレナ】こ、こんな時に変な事言わないでよ!女の子に言うセリフじゃないわよ?【フレデリク】いいえ、貴方は立派です。立派な騎士セレナです…【セレナ】も、もう! からかわないでよ!あたしは、そんなんじゃないんだから!ほら、早く行くわよ!あたしが立派に戦うところ、あんたに見せてあげるから…今は主君じゃなくてあたしのことだけ見ておきなさいよ!?【フレデリク】はい。娘の勇姿、この目にしかと焼き付けておきますよ。【セレナ】ふふ、そうね。しっかり見ておいて。…忘れんじゃないわよ。元の世界に戻っても。もう会えなくなっても…ね。 ヴィオール→セレナ 【ヴィオール】ふぅ…何とか間に合ったようだね。ごきげんよう、セレナくん。【セレナ】えっ…?【ヴィオール】セレナくん…そんな傷だらけの姿でかわいそうに…これで間に合わなかったとしたら、私はもう貴族失格になる所だったよ。【セレナ】その話し方は…父さん!?まさか、生きてたの…!?【ヴィオール】いんや。私は異界から来た人間だ。君の父親とは別人だよ。この世界が危ないと聞いて、華麗に君を救いに来たというわけだ。この世界で果てた私の代わりに、共に手を取り合い戦おうではないか。【セレナ】た、助けに来てくれたのは嬉しいけど…ここは危険なのよ!?別世界から来たのなら、元の世界で父さんがすべきこともあるんでしょ?【ヴィオール】そうだね…もちろんあるとも。こう見えて暇ではないのでね。だが、我が娘の危機とあらば例え異界からでも駆けつける。それが美しき貴族としての有り方だとは思わないかね?【セレナ】もう…そうやっていっつものらりくらりとかわすんだから…じゃあはっきり言わせてもらうわ!向こうには父さんが愛する仲間たちがいるんでしょ!?こんな、実の娘とは別人の…あたしみたいな存在よりも大事な人が!それなのに、ここで死んだりしたらどうするつもりなのよ!【ヴィオール】なんと…私の事を気にかけてくれているのだね。優しい子だ…このような世界でも優しく真っすぐに育ってくれて私は嬉しいよ。【セレナ】だから今はそういう話をしてるんじゃなくて…!【ヴィオール】…娘よりも大切なことなど、あるものか。【セレナ】え…?【ヴィオール】先程…君は私に、自分よりも大切な者がいるだろうと言ったね?確かに、私には元の世界に大切な人たちがいる。だがね…それに優劣をつける気は無い。どれも等しく、一番大切なのだよ。別人であろうとなかろうと関係は無い。だから君が私の大切な人である以上、ここがどんな世界であろうと、君が別人であろうと…君よりも大切なことなど、無いのだよ。【セレナ】と、父さん…それ、本当なの…?あたしなんかが父さんに頼っても…迷惑じゃないの…?【ヴィオール】もちろんだよ。さぁ、涙を拭きたまえ。その奥ゆかしいところ、そしてその涙が何よりも君の優しさの証だよ…さぁ、私が力を貸すから、共に未来を掴みに行こうではないか。【セレナ】…うん!父さん…ありがとう。 ヴェイク→セレナ 【ヴェイク】さっきのとんでもねぇ攻撃でもくたばってなかったか!さすがは俺様の娘だぜ!【セレナ】と、父さん!?なんでここに!?【ヴェイク】この世界が危ねぇって聞いて、異界からお前を助けるために来てやったんだよ!だから本当はお前の父さんとは別人なんだけどな。ま、細かい事は気にすんな!お前が俺様の娘ってことは変わりねぇよ!【セレナ】…そう。本物の父さんじゃないのはちょっと残念だけど…会えて嬉しいわ。【ヴェイク】俺様も会えて嬉しいぜ!そうだ、さっきのお前は立派だったぜ。身を呈してルキナを庇ったろ?ダチのためとはいえ、命を差しだすなんてなかなかできることじゃねぇよ。…ま、俺様も同じ状況になったらああやってクロムの盾になってやるけどな!【セレナ】え…? どうして?クロム様と父さんはライバルだったんじゃ…【ヴェイク】ああ、それがどうかしたか?【セレナ】ライバルなら、相手がいなくなった方が都合がいいんじゃないの?それなのになんで…【ヴェイク】…馬鹿じゃねぇの、お前。【セレナ】はぁ? なんですって!?【ヴェイク】あいつは俺様のライバルである前に…大事なダチなんだよ。だから、もし危険な目に遭ったら必ず助ける。お前にとってのルキナも、そうなんだろ?いつもは憎まれ口叩いてるけど、心の底では、大切に思ってる。【セレナ】そ、そんなことないわよ!あの子はただの仲間!王族のくせに危なっかしくて見てらんないから、仕方なく構ってあげてるだけよ!!ベ、別に…大切になんて思ってないんだから!【ヴェイク】…へいへい。お前、悲しいぐらい俺様にそっくりだな…【セレナ】失礼ね!全っ然似てないわよ!【ヴェイク】確かに、見た目はティアモ似だな。お前はあいつに似て美人だよ。そんな可愛い子を戦場で散らせちまうのは惜しいからな。今からは俺も一緒に戦うぜ!いいだろ、セレナ?【セレナ】!! で、でも…また父さんが死んじゃったら…【ヴェイク】なんだお前? もしかして俺様と肩を並べて戦う自信がねぇのか?【セレナ】そ、そんなことないわ!父さんなんかに負けない!あたしの方がたくさん活躍してみせるんだから!【ヴェイク】んじゃ、決まりだな。それだけ強い奴が隣にいりゃ、俺様は死にたくても死ねねぇよ。んじゃ行くぞ、セレナ!【セレナ】あっ…待ちなさいよ、父さん!…もう、仕方ないんだから……………ありがとね、父さん。助けに来てくれて、本当は…すごく嬉しい。 ソール→セレナ 【ソール】セレナかい!?この世界のセレナなんだね!?良かった、無事で…!【セレナ】と…父さん!?父さん! 父さん!【ソール】わ、わわ…いきなり抱きつかれると困っちゃうな。【セレナ】父さんが生きていてくれたなんて…!ううっ…! ううっ…!【ソール】よしよし…セレナ、大変だったね…でもごめん、僕は…この世界のソールは、生き返ったわけじゃないんだ…【セレナ】えっ…?【ソール】僕は異界のソール。君のお父さんとは…別人なんだ。違う世界から一時的に手助けに訪れたに過ぎない。【セレナ】そ、そんな…!【ソール】僕はこの戦いが終わったら、すぐにここを去らなければならないんだ…【セレナ】…………あーあ、せっかく喜んだのに損しちゃった!【ソール】ごめん…セレナ。【セレナ】でも…確かに父さん、すごく若いしカッコいいね。もしかして別の世界って今よりも過去の世界なの?【ソール】あ、うん…【セレナ】もう…父さん…ぬか喜びさせるくらいなら、現れないでよ…うっ…ううっ…【ソール】ごめんね、セレナ…【セレナ】あたし…父さんのことが…すごく好きだったの…しっかり者過ぎる母さんと違って、いつでも穏やかで優しかった父さんが…【ソール】ありがとう…でもただ君とこうして話して、そのまま帰るつもりはないからね。この場は必ず父親として娘を守り切る…そう誓うよ!【セレナ】ふん…父さんったら…やっぱり…大好き。 カラム→セレナ 【セレナ】はぁ、はぁ…なかなかキツいわね…でも、もうちょっと頑張らないと……!?弓矢!?しまった、このままじゃ…!え…?当たって…ない…?どうして…【カラム】大丈夫かい?セレナ…【セレナ】父さん!?な、なんでここに!?あんた死んだんじゃなかったの!?【カラム】そうだね…この世界の僕はもう死んだって聞いてる…でも、僕は君の父さんとは別人。違う世界から来たカラムなんだ…だから、こうやって生きた姿でセレナと話すことができる…【セレナ】そうだったの…守ってくれてありがとう、父さん。…でも、もう今みたいなことはしないで。【カラム】どうして?僕はセレナを守るためにここまで来たのに…【セレナ】め、迷惑だって言ってんのよ!皆を守るのは、あたしの役目なんだから!この世界の守り手は、もうあんたじゃなくて…あたしなの!あんたがしてきたみたいに、皆のことはあたしがこの命に代えても守るんだから!【カラム】…だからさっき、ルキナの盾になろうとしたんだね…【セレナ】そうよ!だから…あんたがいなくたって、大丈夫なの!ずっとそう思って…頑張ってきたの!それなのに…今更出てこられたら、あたし、あたし…!【カラム】…セレナ…そうだよね…ごめん…君はずっと頑張ってきたのに、今更出てきて勝手だと思う…でも、僕は君が死ぬところは見たくないんだ…【セレナ】わかってるわよ、そんなこと!でも、あたしだって…父さんが死ぬとこなんか見たくない!誰かがあたしを守って死ぬなんて、もうたくさんよ!【カラム】わかったよ、セレナ。じゃあ…こうしよう。僕は君を死なせたくないし、君は僕を死なせたくない。それなら、お互い守り合って戦うのはどうかな?今よりは戦いが楽になるはずだし、君ほどの守り手なら…それぐらい簡単だろう?【セレナ】父さん……わかったわ。あたしがどれだけ有能か見せつけてやるんだから!【カラム】はは…それは楽しみだな。【セレナ】…ありがとね、父さん。別人だけど一目会えて…ちょっとだけ、嬉しいわよ。 ロンクー→セレナ 【セレナ】えっ…!?あなた、もしかして…父さん!?【ロンクー】そう呼ばれるのが正しいのかどうか…俺にはわからん。だがこの世界のロンクーは…確かにお前の父親だ。【セレナ】この世界…?何言ってんのよ?【ロンクー】俺は別の世界のロンクー。お前たちの世界が危ないと聞き、その運命を変えるためにここまで来た。【セレナ】ふーん…じゃあ、あなたは父さんとは別人なのね。【ロンクー】ほう…?あまり、驚かないんだな。【セレナ】驚いてるわよ…すごく。でも、父さんが言ってたのよ。『戦場では冷静でいろ』って。だからあたしはそれを守ってるのよ。【ロンクー】…大したものだな。【セレナ】ふふっ、そうでしょ?最初はできっこないって思ってたけど、慣れれば簡単よ。仲間が死んでも、大怪我しても、屍兵に囲まれても取り乱さなかったわ。…さっきだって、ギムレーを、前にしても怖くなんか…なかったし…だから…父さんを、目にしたぐらいで、どうって、こと……っ!【ロンクー】!!セレナ…【セレナ】ほんとよ、ほんとに今まで、ずっと平気だったんだから…!ずっと、父さんみたいに冷静にって頑張ってきたの。だから、これは…泣いてるわけじゃ……!【ロンクー】…もういい。もう…強がるな。俺がいるのに…自分を取り繕う必要なんてない。泣きたいのなら…思い切り泣け。【セレナ】うっ…ううっ…!うわぁあああん…!!!父さん…父さん!!会えて嬉しい…!別人でも、会えて嬉しいのよ!父さん…!!!【ロンクー】すまない…俺の言葉のせいで、お前にはずっと辛い思いをさせてきたのだな。だが、もういい。もう俺の代わりになどなろうとしなくていい。戦場で冷静であるのと、気持ちを押し込める事は違う…これからは、泣きたいときに泣け。我慢などするな。この世界の俺も…きっとそう望んでいる。【セレナ】この世界の…父さんも…【ロンクー】いいか…セレナ。俺も長い間ここには留まれない。しかし、お前だけは必ず守り通し、この窮地を乗り切ると誓う…!だから今だけは…俺を父と思って頼ってくれるか?【セレナ】うん…もちろんよ。ありがとう…父さん。父さんも、絶対に無事でいてよね。また死んだりしたら…許さないんだから… リヒト→セレナ 【リヒト】無事だったんだね!良かった…!【セレナ】な、なんで子供が…?ここは危険よ!早くどこかへ逃げなさい!【リヒト】も~!子供扱いしないでよ!君はセレナでしょ!?【セレナ】…え?どうしてあたしの名前を…!?ていうか、あんた…どこかで見たことがあるような…【リヒト】僕はリヒトだよ!【セレナ】リヒトって、父さんの名前じゃない?確かに似てるような気はするけど…まさか。【リヒト】うん、僕は君のお父さんだよ!ここよりちょっと昔の別世界から来たから、こんな姿だけど…君が僕の娘だってことは変わらないから!【セレナ】そ、そうなの…何だか信じられないけど、父さんだって思ったら妙に納得できるっていうか…若い頃の父さんってこんなに可愛かったのね。【リヒト】感心してる場合じゃないよ!それよりセレナ、さっきの怪我はもう大丈夫なの?【セレナ】ええ、大丈夫よ。あの程度…ちょっとした掠り傷よ。【リヒト】そ、そんな…結構危なかったと思うんだけど…とにかく、ここは父さんに任せて、セレナは安全な所にいてよ!【セレナ】い、嫌よ…! 父さんって言ったって子供に変わりはないじゃない。任せてなんておけないわ!それに…もう嫌なのよ。父さんの死に際を二度も見るなんて!【リヒト】…!!【セレナ】あんたは知らないのよ…父親を目の前で殺された…哀れな娘の気持ちなんて…ううっ!【リヒト】セレナ…ごめんね。この世界の僕は死んでしまっただけじゃなく、娘に心の傷を負わせていたんだね…確かに子供の僕じゃ、頼りなく見えるかもしれないけど…でも大丈夫。こう見えても実力は結構あるんだよ!軍のみんなからも頼りにされてるんだ!【セレナ】父さん…【リヒト】だから心配しないで!必ず君を守るから!この世界のリヒトの代わりに誓うよ!二度と君を悲しませないって!【セレナ】と、父さん…わかったわ。でも守られるだけじゃ嫌!あたしにも父さんを守らせて?【リヒト】…うん、わかった。頼むよ!親子でお互いを助け合って戦おう!【セレナ】そうね…!それならきっと大丈夫よ。ありがとね、父さん… ガイア→セレナ 【セレナ】えっ…父さん!?父さんが…見えるわ…これってもしかして、幻…?【ガイア】幻じゃねえよ。【セレナ】う、嘘よ…!だって父さんは死んだはずだもの…!【ガイア】俺はこの世界の人間じゃない。別世界からお前達を助けに来たんだ。さっきいきなり援軍が現れたろ?あの時、こっちの世界に来たんだよ。【セレナ】…でも、敵の罠だってことも…【ガイア】…はぁ。意外と疑り深いんだなお前。さすがは俺の娘だ。まぁ、お前が信じたくないと言うのなら、それでも構わない。どちらにしろ俺はここに長居出来ないからな。だが、これだけは受け取ってくれないか?【セレナ】えっ…?これって…お菓子…?【ガイア】ああ…お前に渡せればと思って、俺の世界から持ってきたんだ。この世界の父の形見とでも思いながら、食べてくれ…【セレナ】このお菓子…さわれるわ。それに、甘い香りも……………この香り…父さんの匂いだわ。あたしを抱っこしてくれた時、手を繋いでくれた時、いつも父さんからしてた匂いと、おんなじなの…ま、幻じゃないのね…うっ…ううっ…ここにいる父さんも、幻じゃないのね!?【ガイア】おいおい、菓子でそう判断しちまうのか…?ははっ…まぁいい。それも俺たちらしいか。【セレナ】ううっ…ううっ!父さん…父さぁん…!う、疑ったりして、ごめんなさい…!会えて嬉しい…嬉しいのよ、父さん…!【ガイア】おい、こら…セレナ。そう泣かれると戦いにくいだろう?気持ちはわかるが今は泣き止んでくれ。ほら、そんなに抱きつくな。【セレナ】…どうせ抱きつかれるなら、母さんのほうがいい?【ガイア】こら、父親をからかうな。【セレナ】ふふ、ごめんなさい。助けに来てくれて…ありがとう。異界の父さん…【ガイア】…良い笑顔だ。お前のその笑顔が見れて、俺もここに来た甲斐があったってもんだ。【セレナ】あたしも…父さんの顔が見れて良かったわ。【ガイア】さぁ、セレナ。今からは俺も力を貸す。お前の命を脅かすやつらは、全員俺が始末してやる…! グレゴ→セレナ 【グレゴ】おしっ! 無事みてぇだな!何よりだぜ、セレナ!【セレナ】え…あんたまさか…父さんなの?【グレゴ】ってもまぁ、正確には本物のお前の親父じゃねぇがな。俺は異界から来たグレゴ。この世界で死んじまったグレゴとは別人だよ。【セレナ】異界の…?で、でもどうして?【グレゴ】お前が危ないって聞いて飛んできたんだよ。別の世界とはいえ、死にそうな娘を助けたくない親なんていねぇだろ?【セレナ】はぁ!?助けに来たって…今更!?あたしたちは父さんの助けなんて、いらないわよ!【グレゴ】なんだぁ?ほんとにお前は天邪鬼だなー。嬉しいなら嬉しいって素直に言ってくれりゃいいんだぞ?ったく、その性格は誰に似たんだか…【セレナ】知らないわよ、そんなの!【グレゴ】あはは、すまねぇな。だが俺が死んじまったせいで…この世界のお前には、ずいぶん苦労をかけちまったようだ…【セレナ】ホントよ…! 父親のくせに、娘を独り置いていって…!あんたがいなくなってから、どれだけ寂しい思いをしたか…!【グレゴ】セレナ…【セレナ】それに…戦地に出るって決めた時は、こんなあたしでも、父さんみたいに立派に戦えるようにって思って…初めての兵種は父さんと同じ…大好きな父さんとおんなじ、傭兵にしたんだからね!ちゃんとわかってるの!?【グレゴ】ああ、もちろんだ…お前の想い、ちゃんとわかってる。ああ…ダメだな。そんな話聞いたら泣きたくなっちまうじゃねぇか。ありがとよ…セレナ。俺の後を継いで、戦ってくれて。その姿、きっとこの世界の俺も誇らしく思ってるぜ。【セレナ】そんなこと、言われなくても…わかってるわよ…!【グレゴ】そうだな、悪い悪い。いいかセレナ、今からお前の背中は俺が守る。お前をここで失うわけにはいかねぇ。娘を絶対に死なせやしないぜ。父親の名にかけてな!【セレナ】はいはい。じゃあせいぜいあたしの足を引っ張らないように頑張ってよね!……………ありがと、父さん。ほんとは父さんと一緒に戦うこと…夢だったんだからね。ずっと。 リベラ→セレナ 【リベラ】セレナさん…どこにいるのです?あんな攻撃を受けて、大丈夫でしょうか…神よ…どうかあの子をお守りください…!【セレナ】…父さん?そこにいるのは…まさか、父さんなの?【リベラ】!! セレナさん…!良かった、無事だったのですね…!神よ…このような絶望の未来で我が子が無事であった事に感謝します…【セレナ】そ、その話し方…間違いない、父さんだわ。でも、どうしてここに?神様の力で生き返った…わけないわよね?【リベラ】はい…私は、あなたの父親ではありません。神のお導きによって、異界と呼ばれる別世界から来たリベラなのです。【セレナ】別人…?じゃあ、生き返ったわけじゃないけど、神様の力でここまで来たってこと?【リベラ】その通りですよ。【セレナ】ば、馬鹿じゃないの!?【リベラ】セ…セレナさん?【セレナ】そうやっていっつも父さんは神様神様って…!神様のために祈って、神様の名前の元に戦って、最後は…その神様の元に行っちゃったわ。あたしを独り置いて!本当に神様に頼れるっていうのなら…この状況を…何とかしてよ…!本物の父さんを…生き返らせてよ!うううっ…ううっ!【リベラ】セレナさん…すみません…私が軽率でした。ただ…どうか嘆かないで下さい。この世界のリベラはあなたを守り、未来の平和の礎となり、なるべくして神の御許へと向かったのです。【セレナ】…………【リベラ】あなたが独り残されたという現実は抗いようもない事実ですが…この世界で散った彼のことを、悪く言わないであげて下さい…彼自身にも心残りがあったことに違いはないのですから…【セレナ】わ、わかってるわよ…そんなこと!父さんは…あたしやみんなを守るために戦ってくれたんだから!父さんは、あたしの誇りなの…好きだったのよ…すごく!あんたのこと、大好きだったんだからね!【リベラ】セレナさん……ありがとうございます。その言葉…きっと神の御許にいる彼の元まで届いている事でしょう…さぁ、ここは私に任せて、あなたはやるべき事をするのです。今だけでも、私を父と思って頼ってくれませんか?【セレナ】…ふ、ふん。仕方ないわね。お願いしても…いい?【リベラ】もちろんですよ。【セレナ】ふふ…ありがと、父さん。 ヘンリー→セレナ 【ヘンリー】そこにいるのはセレナだね?無事で良かったよ~。【セレナ】父さん!?な、なんで父さんがここにいるの!?まさか…屍兵…?【ヘンリー】違うよ~。僕は屍兵じゃない。別の世界からやってきたヘンリーなんだ。今から君の力になるから、邪魔な屍兵がいたら言ってよ。…すぐに跡形もなく消してあげる。【セレナ】ま、待って父さん!敵はとても強力なのよ?力になってくれるのはいいけど、それで死なれでもしたら逆に迷惑よ!【ヘンリー】大丈夫だよ、僕はここでは死なないような気がするし~。セレナは心配症なんだね。でも、気遣ってくれてありがとう。【セレナ】き、気遣ってなんてないわよ!勘違いしないでよね!まったく…相変わらず掴みどころが無いんだから。ほんと…嫌になるぐらい昔とおんなじだわ…【ヘンリー】へぇ、こっちの僕もこんな感じだったの~?【セレナ】そうよ、父さんはそうやっていっつもヘラヘラ笑って、わけわかんないことばっか言って、ほんと頼りない父親だったわ。【ヘンリー】そっかぁ…ごめんね。【セレナ】…でも、母さんが帰って来なくなった後はずっとあたしと一緒にいてくれた。大丈夫だよって…母さんがいなくても僕がいるからって…なのに…なのに…どうしてあたしを置いて死んじゃったのよぉ…!!ほんとに…わけわかんない父親よ!最後の…最後まで!うっ…うぅっ…!【ヘンリー】…セレナ。この世界の僕は、そんな風に死んでしまったんだね……でも大丈夫さ。僕は君の前で死んだりなんてしない。【セレナ】ううっ…ぐすっ。だから、なんでそう言いきれるのよ!?【ヘンリー】僕が闇魔法を会得しているからかもしれないけど…身体に流れ込んでくるのがわかるんだ…この世界の僕の魂…そしてその声が…【セレナ】父さんが…?【ヘンリー】…うん。彼が言ってるんだ。セレナを守ってくれって…僕も力を貸すからって。彼がついているから、僕は死なないよ。…絶対に。【セレナ】父さん…!!【ヘンリー】さぁ、だからここは僕に任せて!【セレナ】…そうね。あたしの父さんがついてるなら、きっと大丈夫。ごめんね、父さん。やっぱりその力、貸してもらうことにする。あたしも頑張るわ…父さんの愛した、この世界を守るために。 ドニ→セレナ 【ドニ】そこにいるのは、セレナだべな?無事で良かったべ!おら、ここに辿りつくまであんたが心配で、心臓が止まるかと思ったべ…!【セレナ】そのしゃべり方…もしかして父さんなの?【ドニ】あぁ…すまねぇだ。異界のおらも田舎なまりは直らなかったべな。【セレナ】い、異界…?【ドニ】あぁ。おらはこの世界のドニじゃないべ。別の世界からセレナを助けに来ただよ。【セレナ】ふーん…じゃああんたは、別世界の父さんってことなのね。【ドニ】信じてもらえただか?【セレナ】そうね…嘘を言っているとも思えないし、信じてあげるわ。…でも、助けなんていらない。今のうちにさっさと帰りなさいよ!【ドニ】えぇっ…!?【セレナ】だって…あんたは向こうの生活だって、守りたい人だっているんでしょ?なのにここで死んだりでもしたら、あたし…【ドニ】おらのことを考えてくれてるんだべな…セレナ…優しい子に育ってくれて、おら嬉しいだよ。この世界のおらも、きっと喜んでくれているはずだべ…でも、だからこそ…おらは優しい娘のために、戦わねばならねぇだ。【セレナ】な、何言ってんのよ!あんたあたしの話聞いてた!?死んじゃったら元の世界に帰れなくなるのよ!?【ドニ】大丈夫だ。安心して見ているだ。異界のおらは半端なく強いだよ!決して娘の前で…二度も死ぬような姿は見せねえだ!【セレナ】父さん…馬鹿なんだから…ほんとに。でも…ありがとう、父さん…【ドニ】セレナ…【セレナ】けど、あたしだって父さんに負けないぐらい強いんだからね!娘の強さを見て腰抜かすんじゃないわよ!?あたしだって、この世界のために…あたしのできることをするわ!【ドニ】ああ!その意気だべ、セレナ! コメント 編集はできないけど情報提供をしたいという人の為のコメントフォームです。 br()で改行()は半角。 カラム→ロラン、ガイア→セレナを反映しました。情報提供ありがとうございます。 追記:誤字訂正しました。 いっぺんにすません。編集のしかたがわからなかったのでこちらに投稿させていただきました。(改行のやり方あとから気づきました…見づらくてごめんなさい) -- 名無し (2012-10-23 22 00 08)ドニ→ロランとドニ→セレナを反映しました。今後また文章提供をして頂くことがあれば改行に関してもよろしくお願いします。情報ありがとうございました。 個人で作った掲示板ですが、こちらにはないリベラとセレナなどがあります。お手数をかけますがご確認ください。http //mb1.net4u.org/bbs/awakemirai -- 名無しさん (2012-10-25 16 10 58)ありがとうございます。リベラ→セレナを参考にさせてもらいました。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/alfan/pages/18.html
ヤガミと絶望~小笠原ゲームログ(10/15) <あらすじ> 舞踏子に振られ、自殺したヤガミ。奇跡の治療で復活させるも、彼は未だ自分の死を望んでいた。 復活後の自殺を止めることには成功したが、ヤガミは記憶を壊す副作用のある、自殺を止める薬を定期投与されることになった。 <鍋@ふぁん小笠原ゲーム歴> ①鍋の国の慰安(にならなかった)旅行 (鍋の国で行った3時間旅行) ②鍋ヤガミ復活~小笠原ログ(9/18) (奇跡の治療後、ヤガミの自殺を止める) ヤガミ⇒鍋@ふぁん評価 : 友情-1 / 愛情+2 中の人 >鍋@ふぁんさん、こんにちは *鍋@ふぁん> どきどき。入室しておきます 中の人 >芝村さん、こんにちは *鍋@ふぁん> こんばんは。よろしくお願いします。 *芝村> こんばんはお願いします*鍋@ふぁん> ヤ、ヤガミは今どんな感じなのでしょう?(どきどき)イベントを迷っています。 *芝村> 今の状況は、かなり安定してるが、時間が空きすぎた。*芝村> 廃人だよ。 *鍋@ふぁん> 一ヶ月で廃人ですか@@うう、自分的には急いだんですが遅かったですか・・・・。 *鍋@ふぁん> 夜明けの船でも寝たきりとかなのでしょうか? *芝村> ま、頭壊れてるだけだ。死んではいない。 *芝村> これ以上の薬の使用は命にかかわる。だから薬はもう使えない。そんな状況だ。*鍋@ふぁん> な、なんとーーー。ヤガミ・・・ごめん。 夜明けの船で会おうかと思っていたのですが、小笠原の風に当てたほうが気分がよくなりそうですかね。 *芝村> イベントはどうする?*鍋@ふぁん> ごはんを持ってきたので、お昼時が良いので、お昼休みでお願いします。 *鍋@ふぁん> どこか風が気持ちよくて、安全な場所で。 *芝村> 崖の上があるよ*鍋@ふぁん> 言われる気がしました!!崖は安全じゃないですーーーーーー *芝村> 砂浜 *鍋@ふぁん> 入水が心配なので(心配性)どこか、公園とかありませんか? *鍋@ふぁん> (好き放題言ってすみません) *芝村> ミーアの泉公園があるよ*鍋@ふぁん> ミーア?が何かわからないのですが、落ち着いた場所でしたらそちらで *芝村> OK *芝村> では2分ほどお待ちください *鍋@ふぁん> はい。 *芝村> /*/ *芝村> こんこんと湧き出す泉の近くに、貴方は車椅子を押してきた。*鍋@ふぁん> そっとヤガミをみつめて様子を見ます。 *芝村> ヤガミは、動きがない。人形のようだ。*鍋@ふぁん> 「いい天気でよかった。風が気持ちいいね」(ヤガミを見つめて、微笑みながらはなしかけます) *芝村> ヤガミは動かない。その瞳は、木と泉を映している。*鍋@ふぁん> 「泉がある。きれいな水・・・。もっと近づいてみようか?木漏れ日も気持ちがいいね。」(やはり微笑んで話しかけます) *芝村> ヤガミは反応がない。*鍋@ふぁん> 「・・・・ヤガミ。来るのが遅くなっちゃってごめん。ごめんね。」(耐え切れなくなってぎゅーします。) *鍋@ふぁん> 「 *芝村> ヤガミの体がガクガク震えだした。*鍋@ふぁん> 力強くぎゅーします。 *芝村> 攻略本が震えている。 *芝村> 10 *芝村> 9 *芝村> 8 *芝村> 7 *鍋@ふぁん> さらにぎゅーーーー *鍋@ふぁん> 攻略本はなんとーーーー *鍋@ふぁん> 「ヤガミ大好きだよ。大好きだよ!!」 *芝村> ここで抱きしめるとヤガミは死にます。 *芝村> 攻略本は壊れた。*鍋@ふぁん> ぎゅーを取り消します *芝村> もう、おそい。 *芝村> だがふぁんの必死の声は、ある程度の力は発揮されたようだった。*鍋@ふぁん> 「ヤガミ大丈夫。ごめん。ごめんね。」(ヤガミから離れます)*芝村> ヤガミの目が、動いている *鍋@ふぁん> (ヤガミの目を見つめます) *芝村> ヤガミから離れると。*鍋@ふぁん> 「ヤガミ、大丈夫?ごめん、遅れてきたくせに、ヤガミの気持ちわかってあげられなくて。好きなのに。こんなに好きなのに。」*芝村> 攻略本。またつかってもいいよ *鍋@ふぁん> 今、一冊消費したのでしょうか? *芝村> ええ。>消費*鍋@ふぁん> あう・・・ミサさんがお許ししてくださいました。も一冊使わせていただきます>国のみんな使いまくってごめん!! *芝村> 使いました。*芝村> 現在自殺防止用に、脳と体の機能を、切り離してるらしいね。*鍋@ふぁん> ???体は自由に動かないということでしょうか? *芝村> ええ。今ヤガミは、体が自由に動かない。*鍋@ふぁん> ぎゅーすることで、体が自由に動くようになって、自殺しようとしたのでしょうか? *芝村> 攻略本にはそこまで書いてないね。さて、どうしよう。*鍋@ふぁん> ヤガミは話すこともできないのでしょうか?瞳の様子から感情を読み取ることは可能ですか? *芝村> 話せもしないね。舌噛むから。 *芝村> 瞳を見ることは出来る。*鍋@ふぁん> 瞳を見ます。どんな様子でしょう? *芝村> 意思はありそうだね。 *芝村> 悲しくはありそうだが。それがなぜかは分からない*鍋@ふぁん> 「ヤガミさっきは急に抱きついてごめん。驚かせちゃったね。ヤガミに会えて嬉しくて・・・切なくて・・・。気を取り直して、泉のほうにいってみようか?」(瞳を見ながら話しかけます) *芝村> ヤガミは何か言いたそうにも見る。*芝村> じゃあなぜ、1ヶ月こなかったのかと、そう言ってる気もする。 *鍋@ふぁん> (瞳の意思を読みつつ)「遅くなってごめん。一ヶ月もかかっちゃったけど、これが私の最速だったの。ごめん。のろまでごめん!!」 *鍋@ふぁん> (リアルで今日が最速ですよーーー@@) *鍋@ふぁん> 「もっと早くこれたらよかったのに。私もヤガミに会いたかったのに・・・!!」 *芝村> ヤガミは答えない。*鍋@ふぁん> 「ヤガミは私のこと、待っててくれたんだね。ありがとう。早くにこられなくて、ごめん。ごめんね。」(瞳をしっかり見て、誠意を持って話しかけます) *芝村> ”だれかとおなじだ”*鍋@ふぁん> 「ううん、私は誰とも同じじゃないよ。私は私。今回自分の気持ちを行動で示せなかったのは私のせい。」 *鍋@ふぁん> 「でも待って。待って。私、私、ヤガミが好きで。今目の前にいるヤガミだけが大事で、その気持ちだけは誰にも負けない。比べないで。」 *芝村> ヤガミからは、反応がない。 *芝村> もう駄目かもしれないね。ヤガミは目を伏せた。*鍋@ふぁん> 「誰と比べられようと、私はヤガミを一番大事に想ってる。何度でも言う。好きだよ。大好きだよ。」(目をまっすぐ見つめて言います)*鍋@ふぁん> 攻略本は何か言ってますか@@*芝村> 攻略本にはなにもない。 *鍋@ふぁん> (ヤガミの伏せた目を下から覗いて、想いを込めて見つめます) *芝村> 見詰めている。 *芝村> 10 *芝村> 9*鍋@ふぁん> 「ヤガミ、私会い来る。なんどでも。私の精一杯で。」 *芝村> 5 *芝村> 4 *芝村> 3 *芝村> 2 *芝村> 1*鍋@ふぁん> 「今回精一杯が足りなかったなら、次はもっと頑張る。約束。」 *鍋@ふぁん> ヤガミの手を握ります *芝村> ヤガミの手は冷たい。 *芝村> 0 *鍋@ふぁん> ヤガミの手をさすってあたためます。 *鍋@ふぁん> 手を自分の頬に当てます *芝村> ヤガミの目が何か語っているのに気付いた。*鍋@ふぁん> (じっと瞳を見て、それを読み取ります) *芝村> ヤガミの目は、爆笑している、なにかがおかしくておかしくて仕方がないように。*鍋@ふぁん> !?(笑ってくれるのは嬉しいけど、一体!?) *鍋@ふぁん> さらに瞳の奥を読み取ろうとします *芝村> 絶望して、もうどうでもいいやと思ってる気がする。*鍋@ふぁん> 「待って。ヤガミ。お願いチャンスをちょうだい。」 *鍋@ふぁん> 「私、口ばっかりで、何の力もないけど、想いだけは本物だから。」 *芝村> ヤガミは身体を動かせという目で、貴方を見ている。*鍋@ふぁん> それはヤガミの体でしょうか?どう動かしたいのでしょう? *鍋@ふぁん> (私に行動で示せという意味でしょうか?) *芝村> スイッチがあるのかもしれないね。ヤガミの体のどこかを動かす*鍋@ふぁん> 攻略本は何か言ってませんか?(心配) *鍋@ふぁん> ヤガミが何で体を動かしたいのか、瞳をじっと見つめます *芝村> ヤガミは動かしても死ぬことはありませんとある>攻略本 *鍋@ふぁん> 自殺もしないということでしょうか?>攻略本(心配性) *芝村> ええ。自殺はない。*鍋@ふぁん> ヤガミを信じて、ヤガミの意思を尊重したいです。もしヤガミが不穏な動きに出たら全力でとめます。自分に何かされてもいい。 *芝村> OK.*鍋@ふぁん> スイッチを探します。ヤガミを信じて、覚悟を決めて(スイッチを探しつつもヤガミを見つめます) *芝村> 貴方は神経の接続を回復させた。 *芝村>ヤガミ:「……」*芝村>ヤガミ:「ありがとうというべきだな」 *鍋@ふぁん> 「・・・気分は大丈夫?」 *鍋@ふぁん> (一応スイッチから手を離しません) *芝村>ヤガミ:「ああ。爽快だ。すっきりした」 *鍋@ふぁん> 「大丈夫?ヤガミ。」 *鍋@ふぁん> (心配でみつめます) *鍋@ふぁん> 「体、大丈夫?」 *鍋@ふぁん> (ヤガミの様子を観察します) *芝村>ヤガミ:「大丈夫だ、問題ない」*鍋@ふぁん> 「どこも痛くない?」 *芝村> ヤガミの瞳は絶望の色を讃えているが、もはや死ぬ気はないようだ*鍋@ふぁん> (ヤガミを支えるように側に立ちます) *芝村> ヤガミは貴方を無視した。*鍋@ふぁん> 「ヤガミ。私、こんなダメな私だけど。あなたの側にいたい。力足らずだけどささえたい。」 *芝村>ヤガミ:「必要ない」 *鍋@ふぁん> (無視をされても、側にいます) *芝村>ヤガミ:「だが、礼だけは。ありがとう。俺は何か色々勘違いをしていた。滑稽だな。本当に。現実に気付いていい気分だ」*鍋@ふぁん> 「私にはヤガミが必要です。そして、あなたがみんなの星であるように。あなたの星になりたい。あなたに必要とされなくても」 *鍋@ふぁん> 「ううん。勘違いなんてしていない!!私の力が足りなかったの。でも、でも、私・・・、今よりもっと頑張る。」*鍋@ふぁん> 「ヤガミを傷つけないように強くなる。」 *芝村> ヤガミは耳を貸さないで、ゆっくり歩き出した。何かを考えながら。*鍋@ふぁん> 「今は力が足りなくても。私は、私は、あなたを支えたい。」 *鍋@ふぁん> (ついていきます) *芝村> 貴方の声は、むなしく響いた。 *芝村> /*/ *芝村> おめでとう。ヤガミは復活した。もはや誰の力も必要ない。*鍋@ふぁん> orz *鍋@ふぁん> 絶望をひどくしてしまいました・・・。 *鍋@ふぁん> ヤガミの心に星をともしたかったのに・・・。何でもぎゅーすりゃいいってもんじゃないんですね・・・。 *鍋@ふぁん> 攻略本も教えてくれたのに・・・。死ぬ気もしないほどの絶望って・・・。ヤガミーーー *芝村> まあ。いいんじゃないかな。*芝村> 愛情はかせゲルけど、死んだらどうしようもない *鍋@ふぁん> そう言ってもらえると・・・、でも心がひどいことに・・・!! *鍋@ふぁん> このヤガミはもう自殺することはないのでしょうか?*鍋@ふぁん> (次になにかやらかしそうで、心配です) *芝村> ええ。もう自殺はないね。脱藩はした。*鍋@ふぁん> 鍋の国からいなくなっちゃったんですか!? *芝村> ええ>ふぁん *鍋@ふぁん> 攻略本バンバン使っておいて、国のみんなになんて謝れば・・・orz *鍋@ふぁん> 呼べばまた会えますか? *芝村> あえるね。 *芝村> 友情、愛情はあらゆるキャラに-4-4だ。別のよんだほうがいいんじゃない。*鍋@ふぁん> その時は、余分に10マイル・・・かかるんですよね?(ヤガミを呼ぶたびマイルすっからかん)*鍋@ふぁん> あらゆるキャラ!?みんなごめん・・・!!これは、他国の方が呼んでいるヤガミにも関係ありますか? *鍋@ふぁん> 会いに行くと自分勝手に約束したのに、会いにいきます。このままじゃ、ヤガミがあんまりだ・・・。 *芝村> これは、他国の方が呼んでいるヤガミにも関係ありますか?>いいえ*鍋@ふぁん> ほっ *芝村> まあ、でも、喪失感で胸は一杯だけど、いい気分だとは思うよ。後は、強くなるだけだ。 *鍋@ふぁん> ど、どんなヤガミになるんだろう・・・。き、嫌われていても良いので、陰からサポートしたいです。 *鍋@ふぁん> 今回の-4で、私、友情-5、愛情-2になるんですが、-のマックスも4ですか?@@ *芝村> -のマックスも4 *芝村> -4-2*鍋@ふぁん> おお!!でもすごく嫌われていることに変わりなし・・・・。 *鍋@ふぁん> 今回の敗因は、来るのに1ヶ月もかかってしまったことでしょうか?ゲームでもやってはいけないことをやってしまってましたか?(教えていただけるなら、今後の参考に)*芝村> 1月かかったのはたしかに。最初に愛情高い奴とか色々いってたんだけどね。 *芝村> ゲーム中の発言は空虚に響いてよかったよ。*鍋@ふぁん> 空虚・・・・orz *鍋@ふぁん> 次回このヤガミに会うには20マイル必要なんですよね? *芝村> ええ。20マイル。 (以下はゲーム外の話になるので割愛) 現在のヤガミ⇒鍋@ふぁん評価 : 友情-4 / 愛情-2
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2668.html
キングギドラはアメリカ大陸を焦土に変えると、日本を目指し飛んでいた! だが、そんな暴君の横暴を砕くために立ち上がった勇者がいた!ジンライだ! 「あんなのがいたとなりゃあ、まだまだ降りるわけにはいかねぇってか!」 キングギドラとマックスマグマの戦いが始まった! キングギドラは三つの口から黄金色の雷が放たれる。 マックスマグマの全身の砲門が火を吹く。 「何か必殺技は無いのか!」 「そのボタン!押して!」 「ようし、マックスストーム!」 いかに一勝一敗という酷い戦績でも、腐っても地球戦隊の最強ロボ。肩の砲門からの一斉掃射を浴びたキングギドラは体を捩り、悲鳴を上げる。 「よっし!」 所変わって東京では 「やったカブ!スターピースを手に入れたカブ!今回キャプテントンボーグも登場しなかったしね!」 残念!それはモドキだった! 「ですよねー」 テープの再生が止まり、キングギドラは自分の意思で動き出した! 「止めだ!ダイアモンド…」 しかし下P マックスマグマは無様にすっ転び、自分の足元を破壊した。 さらにどういうわけかそこは崖だったとさ。 「「ホワアアアアアアアアアア!!!!」」 崖下に落ちたマックスマグマ。しかし損傷は軽微だ! 「だ、駄目だ!」 「どうした!」 「挟まった…」 そう、マックスマグマは コ ケ た のだった。 ついでにキングギドラも飛んでった。 【二日目・14時15分/新惑星のどこかの崖下】 【ジンライ@トランスフォーマー 超神マスターフォース】 【状態】呪われている、マックスマグマ@地球戦隊ファイブマンに搭乗中 【装備】マスターブレス@トランスフォーマー 超神マスターフォース 【道具】支給品一式 バッシャーマグナム@仮面ライダーキバ ストライクフリーダムガンダムのプラモ@現実 50円のカオスガンダム@現実 音撃鼓・火炎鼓@仮面ライダー響鬼 在庫@明日のナージャ ディクテイター@ブルースワット ドリームコレット@Yes!プリキュア5 オプーナ@Wii マックスマグマ@地球戦隊ファイブマン 【思考】1:サイバトロン戦士と合流し、主催者を倒す 2:この崖から出ないと… 3:トランステクターを探したいが、このロボットから降りることが出来なければどうする事も… ※全ての支給品が呪われており、捨てることが出来ません 【アーサーG6@地球戦隊ファイブマン】 【状態】サトシ 【装備】 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【二日目 14時15分/新惑星のどこか】 【キングギドラ@怪獣大戦争】 【状態】金ぴか 【装備】 【道具】 【思考】 1:暴れる 【二日目 14時15分/新惑星・東京】 【カブタック@ビーロボカブタック】 【状態】ノーマルモード 【装備】 【道具】基本支給品、不明支給品、キングギドラを操る磁気テープ 【思考】 1:拓也達と合流し、カブトムシ議論に参加する