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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 関連リンク 書籍情報 タイトル ぼっちがハーレムギルドを創るまで 著者 愛澤魅魂 イラスト やすも 出版社 双葉社 レーベル モンスター文庫 Nコード N5701CG 連載開始 2014年 08月26日 あらすじ アミックスハート学園。アイドルギルド、報道ギルド、鍛冶ギルド等々、そこでは生徒たちが「学園ギルド」と呼ばれる様々なギルドを組み、学園生活を送っていた。しかし学園唯一の「ぼっちギルド」に所属するブリュードは、今日も一人、魔物を打ち倒すだけの日々を送っていた。そんな彼に、学園長から新団員を加えなければ、ギルドを解散させるという命令が届く。急ぎ勧誘をするブリュード。そして、そんな彼の前に美少女新入生のサティアが現れて――。 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ ぼっちがハーレムギルドを創るまで 1 2015年 04月30日 文庫 978-4-575-75039-3 620円 双葉社 Amazon BOOK☆WALKER 書籍データ 関連リンク Web版 「ぼっちがハーレムギルドを創るまで」
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プルルルルッ プルルルルッ 「もしもし…」 「あ、もしもしっ。照さん、お久しぶりです」 「久しぶり、京ちゃん。」 「今、時間大丈夫ですか?」 「うん。大丈夫だよ。どうかしたの?」 「良かった~。あっ今、照さんがこっちに帰ってきてるって咲に聞いたんで、電話してみました」 「そっか。ありがとう」 「いつ東京に帰るんですか?」 「来週の月曜だよ」 「明後日ですか…。」 「うん…それがどうかしたの?」 「あのっ、照さん!実は………………」 * 外の冷たい空気がつんと肌を刺激し、野山の木々はだんだんと赤色や黄色に染まってゆき、やがてそれは落ち葉となる。 その光景は、季節が秋から冬へと変わろうとしていることを数多くの人々に認識させていく。 そんな季節の、ある日 「ねえ、お姉ちゃん…」 宮永咲が、姉である宮永照に、少し不安を含んだような声色で話し掛ける。 「ん…なに?」 咲に声をかけられ、ソファに座りながら読書をしていた照は目を通していたページに栞を挟み、パタリと本を閉じた。 それを見た咲が一歩一歩ゆっくりと照の元へ近付き、隣に腰をおろす。 そして照の顔を見つめ、少しだけ険しい表情になりながら、話を始める。 「あのさ…さっき電話してたのって、京ちゃん…?」 「えっ…」 それを聞いた照は、わずかに眉をぴくりと動かす。 「…聞いてたの?」 「うん…ご、ごめんなさい…。おトイレに行こうとしたら、偶然聞いちゃったんだ…っ」 ほんの少し俯き気味になり、更に咲は、本当は聞くつもりじゃなかったんだけど…。と、言葉を続けた。 「そっか…」 ふぅっと軽くため息を吐き、天井をぼんやりと眺めながら、照は咲の問いにきちんと答えようと覚悟を決める。 「そうだよ…さっき電話してたのは京ちゃん」 「や、やっぱりそうだったんだっ…」 下を向いたまま、服の裾をギュッと握り締める咲。その手は、プルプルと小刻みに震えている。 その様子を横目で見つめながら、照は話を続けた。 「うん…黙っててごめんね。実は、明日二人で隣町まで行くことになったんだ」 「ええっ…!?」 部屋の中に、ひときわ大きな声が反響する。 思いもしなかったことを突然告げられ、驚きのあまり咲は目をまるくしながら、ぽかんと口を開いたまま体が硬直してしまった。 「ふっ、二人きりで会うの…っ?」 「う、うん…っ」 急に出された大きな声に圧倒され、照も驚きの表情を隠せなかった。 目をぱっちりと開けて咲の顔をまじまじと見つめる。 「もっもしかしてお姉ちゃんって京ちゃんと付き合ってたの…っ?」 やや声が裏返り気味になりながらも、照を問い詰める咲。 「えっ…?い、いや…別にそんなんじゃないよ?」 ここで、照はふと考えこむ。 (何で、彼のことでこんなに必死になっているんだろう?咲にとって京ちゃんは、ただのクラスメイトってだけじゃなかったの…?) 咲はいつも、お姉ちゃん、お姉ちゃん!と言ってはにこにこしながら照にべったりくっついて離れなかった。 それほど、姉のことが大好きな妹だ。 小学生の頃なんかは、照が近所の男の子と喋っているのを見ただけで、頬っぺたをぷっくり膨らませて 「お姉ちゃんは咲のだよっ」 と焼きもちを妬いたりもしていた。 そんなことがあったので、今回の京太郎とのことも、その焼きもちの一種なのだろうと照は思い込んでいた。 そのため、咲にそのことを説明するのは少しだけ勇気が必要だったのだ。 しかし今の咲の態度は、小学生の時のもとは明らかになにかが違う。 「ふっ、二人で会う約束は、どっちからしたのっ?」 「……京ちゃんから誘われたんだよ」 「そ、そうなんだ…」 消え入るような小さな声で、しゅんと肩を落としてしまう咲。目の端にはうっすらと涙を浮かべている。 (あ…もしかして…) その姿を見て、照はようやく咲の気持ちに気付き始めた。 「咲、もしかして京ちゃんのことが好きなの…?」 「…………うん…」 一瞬、肩をぴくっと動かしたあとに咲が返事をする。頬をうっすらと赤色に染めながら。 「そっか…」 (やっぱり、そうだったんだ。もう子供じゃないんだね・・・。) 「咲…」 「なに…?」 「何か勘違いしているみたいだけど、私は別に京ちゃんのことは好きとかそういう風に思ってはいないからね?」 「えっ…?そうなの?」 「うん。明日だって、買いたいものがあるから選ぶのを付き合ってほしいって言われただけだし… だから、デートとかそうゆうのじゃないからね?」 「あ…なんだ、そうなんだっ…私、てっきりお姉ちゃんも京ちゃんのことが好きなんだと思ってた…」 そういって咲は、あははっと安心したように笑う。 だんだんと笑顔を取り戻していく咲の姿を見つめ、照もまた安心して頬を緩める。 「ううん。全然違うよ。だから、元気出して?」 頭を撫でながら、照が優しく微笑みかける。 それを、咲がくすぐったそうに、でも気持ちよさそうに目を瞑って受けとめる。 「あ、なんなら明日はやっぱり会うの止めようって京ちゃんに断ろうか? それとも咲が代わりに行く?」 「えっ?あ、いや…っそれは京ちゃんに悪いから良いよっ…」 胸の前で両手を小さく振り、いやいやと咲が困ったように笑う。 「そう?」 「うんっ。明日はお姉ちゃんも、お買い物楽しんできてっ!」 「ん、分かったよ…」 誤解を解いて一安心した照は、咲に聞こえないように小さく、ふぅと安堵の溜め息を吐く。 「ところで、お姉ちゃんっていつ京ちゃんと連絡先交換したの?」 「ん?ああ…ええとね、全国大会の時かな。先鋒戦が終わって会場の中をぶらぶら歩いてたら偶然会ったんだ」 「あ、そっか。そういえば京ちゃんもお姉ちゃんに会ったよって言ってた気がする」 「うん。そうそう」 「お姉ちゃん、携帯持ってて良いなぁ…。」 「咲もそのうち買ってもらえるよ。」 「う~ん…そうかなぁ」 「それに携帯が無くてもほぼ毎日、部活で京ちゃんと顔合わせてるんでしょ?」 「うんっ」 「だったら、頑張って…。ね?」 照は、咲の肩に手を置き応援の声をかける。それを聞いた咲は、ぱぁーっと顔を明るくして、ニコッと笑った。 「うんっ!私、頑張るよっ…お姉ちゃん!ありがとうっ」 そのまま照の胸へと飛び込み、顔を埋める。 「こらこらっ…くすぐったいよっ」 「えへへっ…」 居間に、あはははっと二人の笑い声が響き渡った。 * 翌日 「じゃあ行ってきます」 「いってらっしゃい!お姉ちゃんっ」 「うん…」 咲に見送られ、照は京太郎と会うために家を出かけた。 「うう…寒い…」 ひゅ~っと冷たい風が肌をかすめ、ぶるぶるっと体が震える。 「早く行こ…」 肩をさすりながら、待ち合わせ場所の駅まで早歩きで向かう。 家を出発してから20分くらいが経過した頃。ようやく駅が見えてきた。 「あっ照さ~ん!」 そこには既に京太郎の姿が見える。 「お待たせ、京ちゃん」 「寒くないですかっ?」 「うん…ちょっとね」 「よし、じゃあ早く入りましょう。」 「うん、そうだね。」 駅の中に入り、二人でホームに立つ。しかし、電車が到着するまでの間は、やはりこの寒さに耐えなければならない。 手をすりすりとこすり合わせ、はぁ~っと白い吐息を吐く照。 そんな様子を見兼ねた京太郎が、何か思いついたかのように口を開いた。 「あっ照さん、良かったらこれ…」 「えっ…?」 自分が首に巻いているマフラーを指差しながら、京太郎が照に笑いかける。 そして、しゅるしゅるとそれを外し照の手に握らせた 「あのっ…良いの?京ちゃんは寒くない?」 「俺は全然平気ですよっ!電車の中も、まだ完全に暖房が回っていないと思うんで…」 「あっありがとう…」 「いえいえっ」 頭をぽりぽりとかきながら恥ずかしそうに、はにかむ京太郎。 「優しいんだね、京ちゃんは」 借りたマフラーを首に巻きながら、照が呟く。 「そ、それは照さんだからですよっ…」 「えっ…?」 思いがけないことを言われて驚き、京太郎のほうを振り向く。 しかし、すぐに視線を逸らされてしまった。 (聞き間違えかな?今のは…) ガタンゴトン...ガタンゴトン... 不思議そうに京太郎の顔を見つめていると、ちょうど電車がホームへと侵入してきた。 「お、きたきたっ。じゃあ乗りましょう!」 「うん…」 二人で電車のシートに腰を下ろし、向かい合わせに座る。 照は、借りたマフラーの生地を撫でながら窓から外をぼんやりと眺めた。 (京ちゃんのマフラー…暖かいな) そんなことを考えていると、何故だか急に心臓がトクトクと高鳴り始めてしまった。 (あ、あれ…なんだろう?この気持ちは…) ふいに、京太郎と目が合い再びニコッと笑顔を見せられ、次第にドドッドドッと鼓動が早くなっていく (う…胸が苦しいよ。なんなの、これ…?) ギィーーーッ。 車輪とレールが擦れ合う音が響き、ゆっくりと電車が動き始めた。 照は、その気持ちが一体何なのか分からないまま、ただひたすら、窓から流れる景色を眺め続ける…
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1.アニスが海底都市ルルイエに築いた百合的ハーレム 2.また、上記のアニスハーレムを題材にした小説群を差す 1の項目について・・・ アニスを中心としたハーレム 構成員はルルイエに所属する全ての性別女 アニスも性別女なので、このハーレムは完全に百合である ハーレムの構成員は、何だかんだでアニスに従順 また、例外としてイカ娘はルルイエには所属していないが、アニスハーレムの一員であり アニスの最もお気に入りである 2の項目について・・・ アニスハーレムを題材とした小説の書き手は主に二人 一人はアニスハーレムの中心人物であるアニスその人 もう一人は黒豚鯖屈指の変態であるニフラム アニスの作品は純愛的な要素が強く、対するニフラムの作品は凌辱物が多い
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書籍情報 あらすじ 既刊一覧 関連リンク 書籍情報 タイトル 俺が淫魔術で奴隷ハーレムを作る話 著者 黒水蛇 イラスト 誉 出版社 フロンティアワークス レーベル ノクスノベルス Nコード N6061CM(ノクターンノベルズ) 連載開始 2015年 01月26日 あらすじ 魔族の領主によって異世界に召喚された統夜(とうや)は、人間界で魔力を集めよと命じられる。とある村に赴いた統夜だったが、人間界は天使たちによってすでに支配されつつあった。 妨害する天使や人間たち、そして魔族までも、淫魔術を駆使してオトしていく統夜。天使・人間・魔族が三つ巴で入り乱れるハードな世界で、統夜はハーレム王国を手に入れることができるのか!? 既刊一覧 タイトル 発売日 分類 ISBN 値段 詳細ページ ストア ランキングデータ 俺が淫魔術で奴隷ハーレムを作る話 1 2016年 03月12日 一般書 978-4-86134-864-8 1,200円 ノクスノベルス Amazon B☆W 書籍データ 関連リンク Web版 「俺が淫魔術で奴隷ハーレムを作る話」
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ハーレム?4 11スレ目 492 うpろだ674の続き 紅魔館から急いで脱出した後、僕はアリスさん宅へと向かった。 あの二人は追ってきていないようだ。どうやら上手く撒けたらしい。 ・・・・着いた。しかし大きい家だ。 一人じゃ、もったいないぐらい。 「すみませーん、アリスさんいますかー」 「・・・・・あら、○○じゃない」 「ご無沙汰してます」 アリスさんと初めて会ったのは魔理沙ときのこ狩りに行っていたときだった。 晩御飯の材料にでもしようと一緒に狩っていたら、突然上から何かが僕に襲い掛かってきた。 紙一重でかわした。 先に進んでいた魔理沙が何事かとやってきた。 その何か(アリスさんだが)は魔理沙に何かを尋ねていた。どうやら僕のことを説明しているらしいが・・・・よく聞き取れなかった。 説明が終わったらしい。 すると、僕に襲い掛かってきた何かは、態度が一変し、僕に自己紹介してくれた。 それが、アリスさんとの出会いである。 ちなみに僕に襲い掛かった理由を尋ねたら、勘違いしたらしい。何をだろうか。 「で、何の用かしら?」 だるそうに聞いてくる。 「人形作りたいんで、教えを請いにきました」 「・・・・・・人形?」 「はい」 「何の人形作るの?」 「・・・・・みんなの人形、です」 「・・・・みんな?どういうみんなかしら?」 「具体的に言うと、僕がお世話になった人達です」 「・・・・・なるほど、プレゼントってわけね」 「そうです。で、いいですか?教えてもらっても」 そういうと、アリスさんは腕を組んで考え始めた。 30秒ぐらいたった後、アリスさんは口を開いた。 「・・・・・・・構わないけど、一つ条件があるわ」 「・・・・・なんでしょう」 「・・・・・・・欲しい物、教えてくれない?」 「え?僕ですか?僕は別に」 「違うわよ!・・・・・・魔理沙が欲しいものよ」 「魔理沙の・・・・?自分で聞けばいいじゃないですか」 「こっちにはこっちの事情があるのよ!」 「そ、そうですか」 なんだろう。聞けない事情でもあるのかな? 「というか、魔理沙のことなら付き合いが長いあなたのほうがわかるんじゃないですか?」 「男から見て始めてわかる事もあるのよ」 そーなのかー。 「んー・・・・・・・・何かの薬を欲しがってたような・・・・」 そういえばこの前、永遠亭に魔理沙が遊びに来たとき、魔理沙は何かの薬を永琳さんにゆずってくれるよう言ってたような。 結局拒否されてたが・・・・なんだったっけ、あの薬・・・・ 「薬?」 「そう、何かの薬を欲してましたね。多分、魔法関係の薬だと思うんですけど」 「・・・・・ふーん、そういうこと」 「・・・・え?今のでわかったんですか」 「ま、大体ね。でも、私が手に入れるのはちょっと無理かな」 「・・・・・?」 (多分、それは惚れ薬ね・・・・) 「それよりあんた、人形作るんでしょ?早くしないと、間に合わないわよ」 「は、はい!よろしくお願いします!」 こうして、僕はアリスさん宅で人形つくりに勤しむことになった。 永遠亭には、あとでちゃんと顔を出しておこう・・・・ ・・・・・・・・・・ 「遅い」 食卓に座っていた姫が、今日何度目になるかわからない言葉を呟いた。 今の時刻は20 00。とっくに、晩御飯の時間である。 しかし、どういうわけか晩御飯担当の○○がまだ帰っていなかった。 というわけで、急いで永遠亭の兎に晩御飯の支度を頼んだが、材料が無かったので、兎達は買出しに行っているところである。 ちなみに、もちろん私達は料理など出来ない。 「ちょっと、どうなってるの、ウドンゲ!」 「私に言われても」 これも何度目のやりとりだろうか。 「紅魔館の後から消息不明ね・・・・どこに行ってるのかしら」 師匠がどす黒いオーラを出しながら呟く。 この姿を見たら、誰でも帰る気なんて失せるだろう。 「・・・・・・」 てゐはまた何かの本を読んでるし。 私はふとカレンダーを見た。 今日は12月23日。 クリスマスイヴは明日だ。 ふと思った。 イヴの前夜にいない○○。 「もしかして、○○ってクリスマスの相手いるんじゃないでしょうか?」 「そんなわけないでしょう!いつも私がそういったことは監視してるから、気づかないはずないでしょう」 「・・・・・・・・・・」 最悪だ、この師匠。 「ん~、でも気になるわねぇ、一体今どこにいるのかしら?」 姫が盛大に腹を鳴らしながら呟く。カリスマなんて、あったもんじゃない。 「探してみる?」 「当てもないのに、そんなの無茶ですよ。それに、もう外は暗いです」 「こんばんわ、永遠亭のみなさん♪」 突然後ろから声が聞こえた。 ドアが開く音なんてしていない。 ということは、当てはまる奴なんて一人しかいない。 「あら、ご飯食べてないの?ダイエット?」 「・・・・・・何の用かしら?スキマ妖怪さん」 「ちょっと遊びに来ただけよ。でも、標的がいないわねぇ」 そういってキョロキョロ見回す八雲 紫。 標的・・・・・? 「・・・・・・誰のことかしら?」 「おおよそ、見当は付いてるんじゃなくて?」 「・・・・・○○なら、ここにはいないわよ」 「あら、とうとう愛想尽かされちゃったのかしら♪」 「・・・・・・・殺すわよ」 「・・・・・・・怖いわねぇ、あなたなら本当にやりそうで洒落になってないわ」 幻想郷で最強クラスの二人が火花をぶつけあっている。 やめて、永遠亭が壊れます。 「で、遊びに来たってどういうことです?」 このままでは本当に破壊されかねないので、話題を転換することにした。 「別に。ちょっといじめてあげようかなと思ってね♪あの子、反応が面白いし」 「・・・・・・・」 この人、師匠と似てるよね・・・・ 「ちょっと、いつの間にそんなことしてたの!?」 「割とやってるわよ。ガードが甘いわね」 「・・・・・・・」 また火花をぶつけ合っている。 姫もてゐも、傍観者を決め込んでないで二人を止めてよ・・・・ 「ま、○○がいないんじゃ、しょうがないわね。また明日、宴会の席で会いましょう♪」 「宴会?」 「聞いてないの?いつもの博麗のやつよ。○○も参加するらしいってね」 「○○が?」 「霊夢が嬉しそうに言ってたわ。○○ったら、モテモテね」 「・・・・・・・」 ・・・・・全ては、明日のイヴの宴会か・・・・ 「じゃ、またね~☆」 そう言って、スキマ妖怪は消えていった。 何しにきたんだろうか。 「・・・・・・おなかすいた・・・・」 話が終わったのを告げるかのように、姫の腹がまた鳴った。 「ここをこーして・・・・・ふにゃ」 「こら、寝ちゃダメよ!まだ完成してないじゃない!」 僕はまだアリスさん宅で人形を作っていた。 ちなみに今の時間は23 00。本来なら、もうすぐ寝る時間である。 「く・・・・・」 なんとか気力を振り絞り、人形つくりに専念する。 それにしても、アリスさんがこんなにスパルタだとは、思わなかったよ・・・・ 現在の状況は、なんとか全員分の人形の土台が出来たところである。 これから、細かい修正、塗装、飾り付け、特徴付けをしなくてはならない。 徹夜である。 「・・・・・・あふ」 「寝るなー!!!」 そんな声出しちゃ近所迷惑ですよ、アリスさん・・・・ それにしてもアリスさん、なんで眠くならないんだろう・・・・・ あ・・・・永遠亭に顔出しにいくの忘れた・・・・どうしよう・・・・ ・・・・・・ 「・・・・・・」 「・・・・・」 「・・・・・」 「・・・・・・」 クリスマスイヴの朝。珍しく姫様が早く起きていた。 しかし、今までに無い強烈な気まずさが、朝の食卓を襲っていた。 ○○が、昨日から帰ってきていないからである。 「・・・・・・」 「・・・・・」 「・・・・・」 「・・・・・・」 箸が進む音だけがやけに大きく響く。 ちなみに、今日の宴会は昼から始まる。 準備などで、色々かかってしまうからである。 「・・・・・・」 無言で師匠が朝ごはんを食べ終える。 音も無く立ち上がり、部屋に行ってしまった。 なんというか、近づきにくい雰囲気を出している。 「・・・・・ねぇ、れーせん、どう思う?」 「え?」 てゐが急に話しかけてきた。 「どう思うって・・・・・何が?」 「・・・・・・わかるでしょ。○○のことだよ」 「あー・・・・」 考えなかったわけがない。 私も、帰ってきてないという事実に驚いた。そして、考えた。 しかし、理由が思い浮かばない。 「うーん・・・・なんでだろうね」 私は敢えて今考え出したフリをした。 なんでこんなことをしたか、自分でもよくわからなかった。 「私ね・・・・○○は、大変なことにあってるんじゃないかって心配なの」 「大変なこと?」 「・・・・誘拐されちゃったとか」 「てゐ、物騒な話はやめなさい」 姫が珍しく高貴なしゃべり方をした。 これには私も驚いた。 「○○はいい子よ。それに、・・・・あの子は強いわ。きっと、理由があるのでしょう」 「姫・・・・」 「・・・・・・うん、そうだよね!」 ○○、あなたはこんなにも皆に想われてるのに、一体どこにいるの? せめて、連絡ぐらいはよこしてよね・・・・ ~その頃の○○~ 「・・・・・・・zzzzz」 少年熟睡中。 「・・・・・いい熟睡っぷりね。それにしても、よく一晩でここまで・・・・」 彼、○○は徹夜で全ての人形を完成させていた。 もちろん私が全て○○が寝ている間に人形をチェックしたが、手抜きや駄目な点など無かった。 私の教えを、完璧にこなしていた。 「まったく、永琳に気に入られてる理由が分かる気がするわ」 ちなみに、○○は私の分の人形も作っていた。 別にいいのにと言っても、今日最もお世話になりましたから、と眠いくせにさわやかな笑顔で渡してくれた。 そのあとすぐ泥のように寝ちゃったけど。 不覚にも笑顔に見とれそうになっちゃったのは秘密だ。 「・・・・・・今は、ゆっくり寝てなさい。宴会の時間には、起こしてあげるわ」 そうして、○○に布団を掛け直した。 さて、私も宴会の準備をしなくては・・・・ ・・・・・・ 宴会の時間になった。 とうとう、○○は帰ってこなかった。 「さ、行くわよ。用意はいい?」 「はい、師匠」 「・・・・・○○は、宴会にいるのかな」 「行かないとわからないわ、てゐ」 ウサギ達に夜まで留守番を頼み、いつものように博麗神社に出発した。 ・・・・・こころなしか、みんなスピードが速くなってるような気がするが。 「・・・・・あら、来たのね」 霊夢がだるそうに言ってくる。まぁ、いつものことだ。 「ええ、来たわ。大分集まっているみたいね」 博麗神社に着くと、既に大体の面子が博麗神社に揃っていた。 いないのは・・・・ 「アリスと・・・・・○○ね」 「・・・・・・」 珍しく、香霖堂の主人も来ていると言うのに、○○は一体どこで何をしているのか。 「アリスは・・・・どうしたのかしら?」 「あーアリスなー」 突然魔理沙が話に割り込んできた。 いつのまにか、こっちに来ていたらしい。 「それが妙なんだよ、今日のあいつ」 「妙?」 「ああ。呼んでも、呼び鈴を鳴らしても、先に行ってーとしか言ってくれなかった。いつもは呼んだらすぐ出てくるのにな」 「・・・・・・何かしているのかしら」 「さあ。あいつの考えてることは、よくわからんからな」 「・・・・・・・」 魔理沙は頭を捻っているが、私、もとい、私たちは今の魔理沙の証言で固まっていた。 もしかして・・・・・○○の相手は・・・・ 「・・・・・・」 「・・・・・」 「・・・・・・」 「お・・・おい、どうしたんだ?私、何か変なこと言ったか?」 「・・・・魔理沙、ほっときましょ。今のこいつらに関わるのは危険そうよ」 「え、何でだぜ?霊夢」 「勘よ、勘。それより、早くこっちを手伝ってよ」 「ん、ああ」 ・・・・・・・・・・・ 「起きなさい、○○!いつまで寝てるの!」 「・・・・・・zzzzzz」 参った。起きる気配が無い。 おかげで、魔理沙が珍しく呼んできてくれたというのに、先に行かしてしまったではないか。 「○○!宴会に遅れるわよ!ってか、もう遅れてるわよ!」 「・・・・・・」 へんじがない・・・・ただのしかばねのようだ・・・・・・・死んでないけど。 こうなったら・・・・ 「力ずくで・・・・・起こさせるしかないってわけ?」 いや、でもそれは流石に徹夜明けの人には可哀相な気もする。 でも、このままじゃ間違いなく起きない。 寝てるまま無理やり連れて行くか? 「全く、世話が焼ける子ね・・・・・・・・・。ちょっと、あんたたち、手伝いなさい」 私は人形の手を借りることにした。 ・・・・・・・ 「それにしても遅いぜ、アリスのやつ・・・・・」 「・・・・・・用事でもあるんじゃないの?」 「前聞いたときは特に無いって言ってたぜ・・・・・」 「急な用事が入ったんじゃないの?」 「・・・・・・・気になるから見てくるぜ」 「関わらないほうがいい気がするんだけどね・・・・」 「じゃ、霊夢はここにいてくれよ」 「待って。・・・・・・・やっぱり私も行くわ」 「師匠、あの二人、どっかに行くみたいですよ」 「怪しいわね・・・・・こっそり、あとをつけるわよ」 「なになに?どうしたの?」 「姫様とてゐはここにいて。私とウドンゲは、ちょっとここから離脱するわ」 「?」 「・・・・・行かなくてよかったんですか?紫様。何かあったようですよ」 「ふふふ、いいのよ、別に。私が行っても、そう結果は変わらないから」 「はあ・・・・」 状況 宴会に向かっている途中のアリス。人形の力を借りながら、アリスの肩には未だ寝ている○○。 アリス宅へ向かう4人、霊夢・魔理沙・永琳・優曇華院。 「おい、霊夢!」 「どうしたの?魔理沙」 「ええい!」 「きゃっ!・・・・何するのよ」 前を飛んでいた魔理沙が急に私を道連れにして横にあった林に突っ込んだ。 「あれを見てくれ」 「?」 魔理沙が指差す方向、そこには・・・・ 「アリスと・・・・・・・○○?」 人形を周囲に浮かべながら、肩を抱き合うようにして歩く二人の姿があった。 「師匠、あれは・・・・・・」 「・・・・・・・・」 まさか本当に・・・・・アリスと○○が・・・ ・・・・・ 「全く、なかなか起きる気配が無いわね」 「・・・・・・zzzzzz」 「それにしてもホント、可愛い寝顔ね。こっちの苦労も知らずに」 少し仕返しをしてやろうか。 ほっぺたをつついてみた。つねってみた。デコピンしてみた。 「・・・・う・・・・・ん・・・」 それでも起きそうに無い○○。 自然と笑顔がこぼれてしまう。 もちろん、このやり取りも見られていた。しかし、アリスが気づくわけが無かった。 ・・・・・ 「・・・・・・お、おい!なんだかいい雰囲気だぞ!あの二人」 「・・・・・・・・まさか本当に」 信じられない。あのアリスが、魔理沙以外と・・・・・ 「し・・・師匠・・・」 「・・・・・・」 さっきよりオーラが黒くなってる。 師匠、それ完全に危ない女ですよ・・・・・ ちなみに、この四人、○○が寝ていることに気づいていない。 ・・・・・ 「さ、もうすぐ着くわよ、○○。」 「・・・・・・ぐう・・・・」 「はぁ、やっぱり起きないか」 よっぽど疲れてたんだろうか。 自然と目が覚めるまで待ったほうがいいか・・・・ 私は、近くにある切り株の上に座って休憩することにした。 さすがに、草の上で寝かせるのはかわいそうだから、一緒に、だけどね。 ・・・・・ 「・・・・座ったな」 「一々言わなくても、わかってるわよ」 魔理沙はさっきから二人の様子を実況しているかのように一言一言しゃべる。 「・・・・・何しているんでしょうね」 「・・・・・・・」 師匠、そろそろ我慢の限界が近づいてきているみたいだ・・・・ ・・・・・ 「ふう、たまにはこういうのもいいかもね」 「・・・・・zzzzzz」 ちなみに、アリスは気づいていないが今のこの二人は他から見たらかなり誤解されそうな座り方をしている。 肩を、寄せ合っているのだ。 アリスは、相手は寝ているからそんなこと気にもしちゃいないが、他から見れば、そうはいかない。 「・・・・・・・ゴトン」 「・・・・・あら」 隣に座っていた○○がアリスの方に倒れた。 ・・・・・膝枕の姿勢である。 「まったく、今日だけよ」 「・・・・・・zzzzzz」 ・・・・・ 「膝枕!膝枕してるぞ!あのアリスが!」 「・・・・・・・(絶句)」 「もう・・・・・頃合ね」 「し、師匠!早まっちゃ駄目です!あ・・・・・・」 永琳、スタート。 「・・・・・どうなっても知りませんよ」 5秒ぐらいたった後、優曇華院スタート。 「あの二人、いつの間にここに・・・・・」 スタートする二人の姿を見た魔理沙も、スタート。 「ちょっと、何する気なのよ、魔理沙~!」 ちょっと遅れて、霊夢もスタート。 「・・・・・・そろそろ起こさないと駄目ね。○○・・・・・って」 「・・・・・zzz」 風の音がする。何かがすごい勢いでこっちに向かってくるような音だ。 本能が、早く逃げろと告げた。 「くっ・・・・」 人形を起動させ、○○を宴会へ運んでいくよう命じた。 私は、すぐそこの草に隠れた。 3秒後、4人の人影が、さっきまで座っていた場所に集まった。 「アレは・・・・・霊夢に魔理沙に・・・・永琳と・・・・その弟子までいるじゃない。どういうこと?」 ・・・・ 「あれ?いなくなってるわね」 さっきまで二人がいた場所に到着したが、既に誰もいなかった。 「師匠、気づかれたんじゃないですか?」 「気配は隠したわよ。でも逃げるってことは・・・・ますます怪しいわね」 「ちょっとあんたたち、いつの間にここにいたのよ」 霊夢と魔理沙が遅れて登場した。 「悪いけど、尾行させてもらったわ」 「そんなことはどうでもいい。で、だ、あの二人はどこに行ったんだ?」 「・・・・・探すわよ」 「はぁ、私は宴会に戻ってますね。もしかしたら先に行っちゃったのかもしれないし」 ・・・・・・ 「・・・・・・そういうこと。あいつら、誤解してるのね・・・・」 まあ、確かに少しやりすぎたかもしれない。 それに、不覚にも○○に見とれそうになったのは事実だし。 それよりも・・・・ 「ここから、無事に脱出できるかしら・・・」 ○○はもう心配ない。さっき宴会に着いたと人形から連絡が来た。 ○○は起きなかったようだけど。 問題は私だ。どう見つからずに宴会に向かうか・・・・ 正直、今のあの4人には話が通じそうに無い。特に永琳。 ○○が、いかに愛されているかがわかる。こんな形でわかりたくないんだけどね・・・・ ・・・・・ 「妖夢、もっと酒を持ってきなさい」 「飲みすぎですよ、幽々子様・・・・」 「今日は宴会よ?飲みすぎがちょうどいいのよ」 「そうそう、あんたもパアーッと飲んじゃえばいいよ」 さっきから主と鬼はずっとこの調子だ。 見てるだけで酔いそうなぐらい飲んでいる。 「はあ・・・」 台所に追加の酒を取りに行く。もう大分、酒の瓶は減ってしまっている。 博麗の巫女には、同情せざるを得ない。 そういえば、霊夢はどこに行ったんだろうか? 「ん・・・・・?」 玄関から何かが入ってくる音が聞こえた。 誰かが酒を取りにきたのかな? 「誰だか知らないけど、こっちには酒はもう無いですよ~」 向こうに話しかけたが反応なし。 影がこっちへ近づいてくる。どうやら、大勢のようだ。 「・・・・・・・・・」 「・・・・・なっ・・・・」 台所の前を、大勢の人形たちが通り抜けていった。 中央には、寝ていると思われる人が運ばれていた。 「な・・・なんですか?今のは」 人形たちは寝室のほうへ向かったようだ。 気になるので、私も向かうことにした。 「・・・・これは」 「・・・・・・zzzzzz」 寝室に来てみると、人形たちはもういなかった。 その代わり、布団で寝ている人が一人いた。 確かこの人は・・・・ 「永遠亭にいた・・・・○○・・・・ですよね」 うろ覚えだが、そんな感じだった気がする。 それにしても、何で人形に運ばれてきたんだ・・・・? 「・・・・・一応、永遠亭の人に知らせておきますか」 ・・・・・ 「○○・・・・一体何をしてたんだろう」 てゐが、○○の顔をじっと覗き込んでいる。 妖夢に言われたとおり、寝室に来てみると、○○がいた。 幸せそうに寝ている。 妖夢から聞いた話によると、人形がここに運んできたそうだ。 「人形って、アリスのかな?」 「・・・・・可能性は高いわね。ま、○○が起きてから、その辺の話は聞きましょう」 酔いは完全に冷めてしまった。 せっかく、この私が珍しく宴会に出ているというのに。 酒は、もう飲む気になれなかった。 ・・・・・ 「うぅ~本当だってば~」 「・・・・・本当なの?」 「さっきからそう言ってるじゃないのよ・・・・」 結果として、私は捕まった。 が、弾幕を浴びる前に何とか話を聞いてくれた。 もちろん、○○がプレゼントを作っていた、という理由は、伏せたけどね。 ・・・・・ 「・・・・・・zzzzz」 寝室には奇妙な図が出来上がっていた。 中央に、未だ起きることのない○○。 周りに、女大勢。具体的に言うと、永遠亭メンバー+霊夢+魔理沙+アリスである。 「まったく、まだ起きないのねえ、○○は」 永琳が呆れ果てたように言った。 ちなみに、今の時刻はもう夜10時すぎである。他の奴は、とっくに帰ってしまった。 「私ももう帰ることにするわ。今日の恨み、いつか晴らさせてもらうからね」 アリスが帰っていった。それに釣られるように、魔理沙も帰っていった。 「あんたたちはどうするの?○○は、起きるまではここに泊めててあげるけど」 「・・・・・・・」 反応なし。起きるまでここにいるつもりか。 「私はもう寝るわ。あとは勝手にやってなさい」 そうして、他の明かりを消して、眠りにつくことにした。 明日も、忙しくなりそうだ。 ・・・・・・・・・ 「・・・・・・ふぁーあ。んーよく寝た気がする」 目が覚めると、まず暗闇が目を襲った。 「・・・・?」 目を瞑り、目を暗闇に慣らした。 辺りを見回すと・・・・ 「ここは・・・・・博麗神社か?」 なんでここに・・・・確か僕はアリスさんの所で人形を作っていて・・・・って、そうだ。 「今何時だ?」 僕は布団から立ち上がろうとした。しかし、体が動かない。 体を見てみると、そこには・・・・ 「・・・・みんな」 永遠亭の皆が、僕に向かって、寝ていた。 「そうか・・・・結局連絡できなかったんだよな・・・・ごめん、みんな、心配かけて」 一番近い位置にいた鈴仙さんの頭を撫でた。 そこで僕は、いい案を思いついた。 「そうだ、人形を・・・」 人形は隣の部屋の袋の中に置いてあった。 アリスさんが置いていてくれたんだろうか。 「僕からの・・・・・・今までのお世話になったお礼、心配掛けちゃったお詫び・・・・・そして・・・・」 みんなの寝ている頭のところに、そっと、それぞれ人形を置いておいた。 「・・・・クリスマスプレゼント・・・です、皆さん。どうか、受け取って下さいね」 心なしか、みんなが笑った気がした。 霊夢のところにも人形を置き終え、時間を確認。 どうやら、もうすぐ朝になるようだ。丸一日寝てしまったというわけか。 さて、魔理沙のところにも人形を置いていかないと。すぐ拗ねるんだもんな、魔理沙は。 さて、後は永遠亭に戻って・・・・あれを実行するだけだ。 ・・・・・ 「・・・・ん」 目が覚める。結局、あのまま博麗神社で寝てしまったようだ。 ふと、頭に違和感。そこには・・・・ 「・・・・これは・・・・」 私そっくりの、人形が置いてあった。 側にあった紙には、Merry X mas!と書いてあった。 急いで、布団を見る。 ○○は、いなかった。 「ん・・・・?」 「なになに・・・?どうしたの・・・?」 他の皆も起きたようだ。 そして、さっき私がやった行動と同じことを皆、していた。 「まさか、あの子、これを作るために・・・・」 「・・・・・永遠亭へ戻るわよ、皆」 「・・・・うん」 まったく、私たちの気持ちを無視して、勝手にプレゼントを用意して、勝手に去るなんて・・・・。 こっちからもお礼させてよ。ずるいじゃない。そんなの。 人形を手に抱き、急いで博麗神社から出て永遠亭へと向かう。 この間、みんな、無言だった。 「はぁ・・・・はぁ・・・」 急ぎすぎて疲れてしまったが、永遠亭に着いた。 私は玄関の扉を開けた。すると、次の瞬間・・・・・ パーン! 「え・・・?」 たくさんのクラッカーが、私たちに向かって降り注いだ。 中央には○○。周りには、永遠亭のウサギたち。 「Merry X mas !皆さん!そして、お帰りなさい、皆さん」 「・・・・・○○・・・これは・・・?」 「えへへ、実は前もって準備してたんですよ。ちょっと予定が狂いましたけど」 本当は宴会場でやるはずだったんですけどね・・・・と○○は言っているが、そんなこと聞こえなかった。 気がつくと、私は、目の前の○○を抱きしめていた。 「え?」 「な・・・」 「あら」 上から、てゐ、永琳、輝夜である。 「ちょ、ちょっと鈴仙さん?どうしたんですか?」 「・・・・・なんでもないわ」 「ちょっと、みんな見てますよ!」 「・・・・・・ずるい、れーせんだけ・・・私もー!!」 「うわっ!」 頭にてゐが抱きついた。 「ちょ、てゐ、前が見えない!」 「皆ずるいわ~、私も入れてよ~」 「なっ!」 後ろから輝夜が抱きついた。 「・・・・あ、あんたたち・・・・」 「え・・・永琳さん・・・助け・・・・」 「私も入れなさーい!」 「ええええ!!???」 よりにもよって永琳は○○の胸へ飛び込んだ。 当然、受け切れなかった○○はダウン。輝夜は、ヒョイっとかわした。 「・・・・・何やってんの、あんたたち」 人形のお礼を言いに来た霊夢と魔理沙が、この光景に呆れていた。 後日談 クリスマス、人里の商店街に、奇妙な5人組が現れたそうである。 その5人組は、男(というより少年っぽかった)一人に、女四人という大層うらやましい構成だったそうな。 どうやら、なにかクリスマスパーティーで使うものを買いに来たらしい。 が、少年が別の場所に行ってる間、その女4人は一斉に何かを買い始めた。 どうやら、少年へのプレゼントらしい。中には、手作りのものをもうプレゼントしたと言ってる女もいたそうである。 そして、ケーキと、お酒と色々な食料の材料を買って、その5人組は帰っていったそうである。 ・・・・うらやましい男も、いたものである。 後でわかったことだが、この5人組はどうも永遠亭の人達らしい。 それを確かめようと何人もの人間が、永遠亭へ向かおうとしているのだが、一向にたどり着けないらしい。 曰く、どうも竹林が前よりも迷いやすくなっている気がする、だ、そうだ。 ちなみに、このことを事情を知ってそうな博麗の巫女に聞いてみても、 「いいんじゃないの?本人たちが幸せならさ」 と、少し赤い顔で答えてくれた。 おいおい、どんだけこの男は世の男に敵を作るつもりなんだよ。あ、幻想郷だから世なんて関係ないですか、そうですか・・・・ ・・・・ハーレムEND Q.終わり? うん Q.最後はなんだ? 書いてて自分で空しくなってきたので、つい Q.個別ルートは? 書く時間があれば書こうかなとは思ってるが・・・・期待しないでくれ 最後に一言 無理やりクリスマスに絡めたので少々話の筋がおかしいかもしれないが、そこは笑って見逃してくれると嬉しいです、はい
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《ハーレム・キング》 効果モンスター 星4/地属性/戦士族/攻 50/守1700 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時と自分のスタンバイフェイズ時 フィールド上、または自分の手札の「レディ」「ガール」「女」と名の付くモンスターを 可能な限り装備カードとしてこのカードに装備する。 このカードの攻撃力は装備しているモンスターの攻撃力の合計分アップする。 このカードの効果で装備カード扱いになっているモンスターを モンスターカードの代わりに生贄にすることが出来る。 (1枚でモンスター1体分、レベル・属性・種族・攻・守が関係する場合はそのカードの元々のものを適用する) 装備カードにしているモンスターが破壊される時、代わりにこのカードを破壊する。 このカードが破壊されたとき、このカードの効果で装備モンスターになっていたモンスターは 破壊されずに元々の持主のフィールドに特殊召喚される。 part15-889 名前 コメント
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724 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/09(水) 11 38 48.53 ID ??? まぁ情報出すのが下手なGMなんて可愛いもんだ。 もう10年近く前だけど、大学のサークル(ゲームの時だけ来るの合わせれば30名くらい居た) には、とんでもないのいっぱいいたぞ? ・町中の情報持ってる婆さんの家、婆さんが耳遠くて呼んでも気付かない →いろいろPCが(常識の範囲で)試そうとするも全て却下 →(リアルな)時間がきれて、また次回って時に「正解は窓に石投げるでした」(・・ハァ?)むろん、その後次回等は永遠に無かった。 ・なんか一本道シナリオしかしないGM →毎度敵のバランスが絶対勝てないレベル →毎度ピンチになるとGMお気に入りの超強い(プゲラ)お姫様(超プゲラ)がどこからか出てきて蹴散らしてくれる →三回目くらいからPLもう付き合う気もなくして、敵が出る、即、降参。もちろんそれでも超強い(r ・サークルのミーティング(大学内の教室使用)に5分前になっても数名来ないから電話 →今近くで酒飲んでる(!)から今から向かう →いや、酒飲んで学内に入ってくるなと伝えミーティング開始 →10分後、なんでオレらをハブにしてんだと酔っぱらい乱入。 etc、etc サークルのまっとうなヤツらとは今でも友達だけど、 ときどき思い出すんだ、↑こいつら、まともに社会人になれてるのかなって 725 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/09(水) 11 47 30.56 ID ??? えーと、なんだ。どこにでもいるようなオーソドックスな困だ、乙 酒飲んでミーティングはTRPGまったく関係ないがwwwwww 726 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/09(水) 11 49 24.50 ID ??? 724 なんという人外魔境 困ハーレムってやつだな 729 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/09(水) 12 01 44.67 ID ??? >困ハーレム NYダウンタウン的な意味ですねw 731 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/09(水) 12 16 48.88 ID ??? 困のハーレムかぁ。 その当時は、あきらめ半分でワクワク動物ランドって読んでたなぁ 人数多い分、一度気付けばゲームで困避けるのは楽だった (でも、ゲームだけ参加するつもりなライト層が、いきなり困に遭遇→来なくなるで凄く減ってしまった) けど、 酒ミーティングとかそれ以上のことをリアルでやらかしてくれたもんだから・・・。 751 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/11/09(水) 14 54 11.83 ID ??? 724 耳が遠いくせに、なんで街中の情報を知っているんだ。と突っ込んどけ。 昔の伝承を知っているとかならまだしも、そこまで年取ったババアが街一番の情報通ってのは、ありえんだろ。 スレ292
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ハーレムエンドになる為には 谷口を殺した杉崎は考えながら階段を降りていた。 血のついた制服を気にする事も無く考えていた。 今まで過ごして来た生徒会の日々は、雑談ばかり。 そして解散後に仕事を初めて家へと帰ってエロゲ。 優良枠を狙って、成績最下位クラスから1位まで成り上がってまで、 手に入れたあの生徒会の日々、それで杉崎は満足の一段階へ進んでいた。 後は好感度を徐々に上げていき、ハーレムエンドを目指す。 そうやって杉崎の、生徒会攻略ルートは進んでいた筈。 ………だが、気がつけばいつもの日々を盗まれて殺し合いをしている。 殺し合いはハーレムエンドルートには含まれていないイベントだ。 自分の計算は間違った、一体どこでどう間違えたかが分からない。 それ故に杉崎は混乱して、考える事も無く谷口を殺してしまった。 自分の手を汚してまでハーレムエンドになる必要はあったのだろうか? 殺し合いは信頼勝負ともいえる。故に今の状況が不味い事はわかっている。 だからこそ、制服の血を誤魔化す術を考えなくてはならない。 (参ったな……取り敢えずこれ隠さないとな) だから、杉崎は制服を脱いで今はシャツ一枚とズボン。 脱いだ奴はデイパックの中へぶち込む。 ……そこで気がつく。そういえば谷口を殺した際にデイパックを取った事に。 信頼勝負において、矛盾を発見されればそれまでだとも言える。 平等に配られたデイパックを、相手が+1持っていたと知れば……。 直ぐに杉崎は、谷口のデイパックの中身をすべて自分の方へと移した。 今更ながらこのデイパックは不思議なものだった。 どんなにいれても全然、満たされる気配が無いのだ。 外見は普通の鞄サイズなのに、中身は魔法がかけられてる様な量。 現実では有り得ない、ゲームでもファンタジーじゃないと無理だ。 違和感……だが、殺し合いの中では共通しているなら問題じゃない。 逆にそちらへとこちらの思考を合わせる事が重要。 頭が混乱しそうな程、現実味の薄い事も受け入れる心が大事。 そこまで考えて杉崎は気付く。 (……つまり、もしここに皆がいて殺されてしまった事まで受け入れるしか ねえのかよ!) 杉崎の考えていたハーレムエンドの難易度は予想よりも高かった。 あの生徒会メンバーが全員いた場合――誰一人として死亡してはいけない。 戦場の中、助ける事によって好感度は異常なまでに上昇する。 そのリスクとして、死亡する事もあるということ。 この広い戦場の中で生徒会全員を見つけて、死なせず帰還する。 ………それは、あまりにも荷が重いものだった。 一言で示すなら、それは―――――。 ―――――無理ゲー――――― 杉崎のハーレムエンドは、絶望に陥った。 一人でも死亡したらゲームオーバー。 居場所不明で、守りながら敵を撃退する。 あまりにも無理な条件で、今までの生徒会の日々でしてきた活動の無意味さが、 今になって杉崎に襲ってきて、殺し合いが感じさせたこれはあまりにも酷かった。 ハーレムエンドは不可能、それはつまり杉崎の生きる意味を失うに値した。 単独キャラを攻略するなど、杉崎にとっては外道。 この殺し合いの中で巡り合った美少女を目にしたってルートを変更する気もない。 ただ生徒会のハーレムエンドを見たかった彼はただ絶望した。 杉崎は静かに階段を降りる。 足を踏み外してしまいそうなぐらい、フラフラとしながら……。 もし階段から落ちればどうなるかなんて、考える気にもなれない。 考える必要もないが、今は何も考える気力がなかった。 ……だが、階段に潜む悪魔には嫌でも気付いてしまった。 ここは階段――ある学校の七不思議の一つの場所。 その昔、ある一人の女子生徒が階段から転げ落ちて死んだ。 死体の姿がまるでブリッジをしている様だったからこう名付けられた。 『ブリッジ女』と。学園の七不思議と一つとして歴史に刻まれた。 歴史は蘇り、現実にて登場する。 「っ!?うわああああああああああああ」 杉崎がふと背後を見れば、そこには有り得ない方向に曲がった首。 人じゃない何かのような存在が直ぐ後ろで存在していた。 その事に杉崎は絶叫を上げる他、なかった。 とにかく逃げるしかない、全力で逃げるしかない。 幾ら現実味の薄いものを信じろと言われても、これは無理だ。 エロゲはやって来た、だからグロゲなんて知らない。 ホラーゲーも全然やってない。だから耐性というのは分からない。 だが、実際に見てみるとなれば本当に恐怖でしかない。 イレギュラー過ぎる存在は、杉崎の平常心を容易く砕いた。 杉崎は背後を見ず、ひたすら階段を駆け降りる。 それを見て、ブリッジ女は気付かない様な笑みを浮かべる。 ………原作では、逃げるコマンドを選ぶとどうなるか。 逃げるとは敗北を意味する。ホラーゲーの敗北とはどういうことか? 簡単、ホラーにはかかせず存在する死という展開。 それを体験させる事こそが、ホラーゲーの敗北なのだ。 杉崎の背中を押そうと、ブリッジ女が手をかけようとした。 「そこだぁっ!!」 ふいに、そんな男の声がした。 飛んでいったサッカーボールは、ブリッジ女の気を引かせた。 その隙に杉崎は階段を降り切ると、叫んだ男は一気に階段を駆け上がる。 サッカーボールに気を取られているブリッジ女を、背後に回って―――。 そして、手はそのブリッジ女を押した。 七不思議の封印方法の一つとして、ブリッジ女の対処方法は階段から落とす事。 ブリッジ女が階段から落ちて行く。そして――――消滅した。 杉崎は何が何だか分からないままだった。そこに近付く小さな子。 「大丈夫!?」 心配して、様子を見に来てくれたらしい。 殺し合いの中においては、これ程甘い存在はいないだろう。 本来なら杉崎は何も言わず殺害しただろう。 ……だが、ブリッジ女によって恐怖で埋め尽くされた杉崎に殺害の余裕はなかった。 子供の心配に返答もしない杉崎に、何度も声をかける小さい子。 その中、階段の上でブリッジ女を倒した男は気分が良さそうに叫んだ。 「正義は勝つ!!」 正義を愛する者、アメリカはそう言って内心でキマッたと気分良くして、 階段を降りて杉崎の元へと向かう。 救助した人間からは、必ずお礼の言葉を言われるものだ。 それを言われたい故にアメリカは杉崎の方に向かう。 「怪我はないかな?」 よくあるヒーローの言葉の一つである。 大体この後の返信は、決まってるものだが……。 殺し合いはイレギュラーの塊。イメージ通りいかない事もある。 放心状態の杉崎から返ってくる言葉は無かった。 何も言わない事に少しムッとするも人を助けた快感はたまらなかった。 「この人、どうする?」 「そうだなー……何も言わない何て予想外だったよ……。 取り敢えず、人を守る事こそも正義の役目!この人が 返事するまで、俺達は守ろう!!」 「そうだね!よぉーし、杏がんばろぉーっと!」 オー!と二人仲良く手を挙げる。 それに反応すらしない杉崎は、固まったまま。 ハーレムエンドも無理で生きる意味を失った自分。 そして化物と出会ってもう何も考えれない。 恐怖と絶望で埋められた心はそう易々と安定出来ないだろう。 杉崎のハーレムエンドは険しそうである。 そして、アメリカと杏の考えも制覇される時はくるのか? 正義として、最大の力を発揮する事。 つっちーに出会い、感動のラブストーリーに仕立てる事。 どちらも険しい道が待っているであろう。 【ブリッジ女@いちろ少年忌憚 封印】 【E-3 - 学校内階段付近】 【杉崎鍵@生徒会の一存】 【状態】健康 放心状態 【服装】シャツ 【装備】刃物が一つ 【道具】基本支給品 不明支給品1~3 谷口の不明支給品1~3 血のついた制服 【思考】基本思考:会長達の為に殺し合いを続ける。 0、……………。 1、これも、仕方ないんだ………。 2、ハーレムエンドは不可能なのか………。 ※血のついた服はデイパックの中へとしまわれました。 【E-3 - 学校内】 【アメリカ@ヘタリア Hetalia Axis Powers】 【状態】健康 ヒーロー 【服装】アメリカの服 【装備】なし 【道具】基本支給品 不明支給品1~3 サッカーボール@いちろ少年忌憚 【思考】基本思考:ヒーローとして皆を助け悪を倒す。 1、覚悟しろ!悪の親玉! 2、放心状態の人が返事するまで護衛。 3、正義として、頑張るぞ! 【E-3 - 学校内】 【杏@はなまる幼稚園】 【状態】健康 心配 【服装】はなまる幼稚園の制服的な服 【装備】なし 【道具】基本支給品 不明支給品1~3 【思考】基本思考:つっちーを探す。そして、つっちーとのラブストーリーを……。 1、ああ……つっちー…… 2、放心状態の人が返事するまで守る。 ※【サッカーボール@いちろ少年忌憚】 ブリッジ女封印の際にいちろが使用したもの。 空き缶では見向きもしないブリッジ女の気を何故か引ける。 至って普通のサッカーボールで仕掛けなどない。 sm047 人狼のなく頃に ~ 投票の結果、ウルフ・オドネルさんは吊られました 投下順 sm049 人殺しは愛する彼のために sm005 歪んだ想い 杉崎鍵 sm000 [[]] sm030 黒酢アイス先進国まっつぁんつぁん アメリカ sm000 [[]] sm030 黒酢アイス先進国まっつぁんつぁん 杏 sm000 [[]]
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ふうちゃんハーレム メンバー 楽器 名前 概要 Bs ふうちゃん おもちゃ(ゴミ) ブルベ Gt あやちゃん 悪いやつ ブルベ Fd ずーちゃん 悪いやつ イエベ Db ゆうちゃん 悪いやつ イエベ Bj ゆいちゃん 一番悪いやつしっかりもの イエベ バンドについて ずーちゃんとあやちゃんとゆいちゃんが僕をバンドに誘ってくれたよ😃‼️ あともう1人いなかったんだけど、ゆうちゃんがOKしてくれたんだo(^_^)o 僕たちは学祭でデビュー😍✨そして定演では、僕の初めてのセットアップお披露目😘💕 写真撮影では毎回いじめられているよ😅💦❗️ 持ち曲 River of Tears Some Thing Never Change My Love is Gone with the Wind Hit Parade of Love Don t Act Jamie Dear --- New!! I ll Love Nobody But You --- New!! 演奏機会 2021年東北大学祭 2021年定期演奏会 卒業ライブwithイブ^2 関連ワード おじさん構文、マーメイドスカート、ティアードスカート、ペチコート、 シミラールック、「ありがとう!ゴミ!」 編集 ふうちゃん
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03-756 :名無しさん@ピンキー:04/06/12 18 38 ID BzcddMaZ ハーレムの娘たち 窓の外で鳥のさえずりが聞こえた。 メシナはごわごわする毛皮の敷物の上で目を覚ました。 目が覚めると同時に、胸の上でゆるゆると動くやわらかい双球の重みに気 付かされた。 「ん……邪魔だなあ」 体を傾けた方向にこぼれ落ちそうになるその肉のかたまりを手ですくいあ げた。 ふにっと極上のやわらかな触り心地がした。同時に胸にも甘い痺れが走っ た。 「ああん……邪魔だけど、気持ちいいぃ……」 汚れた毛布一枚の下でメシナはたまらず、ひとしきり胸のふくらみを両手 でこねて、手と胸の両方に伝わる快楽を楽しんだ。 こんな極上の女体が目の前にあると思うだけで、以前のメシナだったらあっ というまに無節操なペニスを固く立ち上がらせていたところだ。 しかし長年のくせで股間の一物を掴もうと伸ばした手は、ふっくらとした 平べったい股間の丘陵を撫でただけだった。そこは少し濡れていた。股間 をまさぐると、ふしぎなぬめる感触の割れ目がある。そこにほんの少し指 の先端を挿れるだけで、自然とメシナの足がぴんと伸びた。 「うはぁっ」 自分の中に何かが入ってくる、不思議な感触。不思議な快感。男だったと きには想像もしなかった感覚だ。 男だったときは嫌がる女を押さえつけ、女の入り口へ躊躇なく剛直を突き 立ててきたメシナだった。その征服感とペニスの感じる単純明快な快楽だ けがメシナにとっての男女の交わりのすべてだった。 それが、いまは百八十度立場が変わっている。 03-757 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/12 18 39 ID BzcddMaZ 柔肉がしっかりと蜜に濡れてほぐされた後ならともかく、前準備もなくそ こへぶっといモノを突っ込まれるなど考えたくもなかった。 そろそろと割れ目をなぞっていくと、その端のところで小さな真珠粒のよ うにぷっくらとふくらんでいる部分があった。そこに指が触れた途端、強 い電撃のような快美感が体を貫いた。ペニスを擦るより何倍も感じてしま う。ペニスの感覚のすべてがその小さくぽつんとふくらんだ突起に凝縮さ れてるようだ。 震える指先で本当にそっと、そっと撫でているだけなのに、目の前が真っ 白になるほど気持ちよく、体全体が痺れた。 気持ちよくなればなるほど、割れ目の奥からじくじくと液がしみだしてく る。 真珠粒を愛でる指の動きが自然と少しずつ激しくなっていった。 やがて快感が頂点に達すると、自然といやらしい女の声が出てしまった。 「あん、ああ、あん、はぁぁ……イクぅ……」 白い光が頭の中で広がり、絶頂が訪れた。 昇りつめた山の頂上から、すとーんと体が沈んで宙に浮くような気がした。 ぴくん、ぴくんとひとりでに腰がひくついた。 「はぁ……はぁ……はぁ……女って、やっぱ、気持ちいいな……」 男のときと違って、快感の波は何度も寄せては返し、ゆっくりと引いてい く。 呼吸が収まってくるころには、全身にうっすらと汗をかいていた。 眠気もどこかへ飛んでいた。 メシナは毛布を横へなげとばし、敷物の上で身を起こした。 立ち上がって自分の体を見下ろすと、つくづく変わり果てた己の肉体を意 識させられる。 肩幅の狭い華奢な骨格に、胸のうえではずむ雪玉のように丸くて白いふく らみ。 03-758 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/12 18 41 ID BzcddMaZ 身をよじってみれば、細い腰の下で美味そうな果実のようにふっくらと丸 い尻が突き出ている。 十日前に、突然与えられた姿だった。 村外れに住む頭のいかれた発明家が、村中の男を女に変えてしまう装置を 完成させたのだ。それが魔法の力を借りた物なのか、古代帝国の遺産を利 用したものなのか。そんなことはメシナにはどうでもいいこだ。 男がその装置を動かしたときを境に、盗賊だったメシナは仲間の男たちと もども、若い娘の姿になってしまった。村中がそうだ。褐色の肌で胸が西 瓜ほどもある娘の姿になってしまった教会の神父は気が触れてしまって、 けたたましく笑いながら森の奥へふらふらと姿を消してしまった。いまご ろは熊に喰われたか、隣村の野盗に捕まって娼婦宿に売り飛ばされたか、 どちらかだろう。 発明家の男はモズという名前だった。この村に唯一残った男がモズだった。 メシナたちの村は、村全体が発明家の男のための巨大なハーレムとなった のだ。 メシナは一度伸びをした。体の動きに合わせて乳房がぷるぷると揺れて、 その感触がイッたあとの体には妙に心地よく感じられた。 同じ部屋で、盗賊仲間だったフィオレがまだ寝息を立てていた。 メシナは寝ているフィオレの毛布をはぎとった。 「ううん……」 亜麻色の髪の娘になっているフィオレの、艶めかしい裸身があらわれた。 毛布をはがされてもフィオレはまだ完全に目が覚めない様子だ。敷物の上 で身をよじるフィオレの悩ましい姿態に、メシナは舌なめずりした。 男の頃のメシナだったら、目の前の娘の中身がフィオレであろうと構わず 覆い被さって、一物を突っ込んでいたところだ。だがいまのメシナには肝 心の一物がない。そのかわり、淫心に反応して、メシナの乳首がきりりと 固くなっていった。固く尖ったそれを指でつまむと、ぞくぞくするほど気 持ちよかった。 03-759 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/12 18 42 ID BzcddMaZ 「アアン……フフ、女の乳首ってやつはすげえな。チ●ポが二つ、ついて るみてえな快感だ」 こりこりと乳首を弄っていると、ペニスがない喪失感はどこへやら飛んで いき、女の快楽が体を支配していった。 「たまんね……」 メシナは、まだ寝息を立てているフィオレの上に重なっていった。 フィオレの乳房に自分のを押しつけた。 柔らかいふくらみとふくらみが押しつけられて、ひしゃげた。そのやわら かな感触の心地よさは男の体では絶対に味わえないものだった。自在に形 をかえるやわらかで弾力のある塊。フィオレの乳房とメシナの乳房が混ざ り合ってしまったようだった。 「ううん……女のオッパイ……?」 フィオレが寝言のようにつぶやいた。まだ寝ぼけているようだ。 ひょい。 「あン!」 メシナの胸が下から持ち上げられた。フィオレが寝ぼけたまま、手を伸ば してきたのだ。 そのまま、もにゅもにゅと胸を揉まれると、たまらなくなってメシナは声 をあげた。 「はぁぁっ、だめ、そんなに揉まれたらぁ、あん、あん」 自分自身の淫らな嬌声に酔い、メシナは何度もあんあんと喘いだ。 ぱちりとフィオレが目を開けた。 「あ……女?」 「フフ……兄貴だって女じゃないですか」 メシナはまだ寝ぼけているフィオレの口を吸った。 盗賊だったとき、フィオレは兄貴分だった。だが、女になった今では、ど ちらかというとフィオレのほうが幼さを感じる容姿になっている。 03-760 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/12 18 43 ID BzcddMaZ 「あ、こら、テメ、犯すぞ!」 「犯す? ●ンポもないのに、どうやってオレを犯すの?」 「え、あっ……」 寝起きのフィオレはようやく、自分のいまの体がどうなっているかを思い 出したようだった。 「まさかフィオレ兄貴がこんな美味そうな処女になるとは思いませんでし たよ」 「やぁぁ……て、てめぇだって女になっただろうが!」 「兄貴は特別に感じやすい体になったみたいですよ」 メシナはもう一度胸のふくらみを重ねて、体を揺らした。 やわらかい肉が溶け合うように絡まりあった。 「あ、あっ、あっ、やめ、こんな……」 「ウフフ。兄貴の顔、すげぇイヤラシイ……」 たまらずメシナはもう一度桜貝のような唇を吸った。 感じやすい体はフィオレだけではない。 モズの装置のせいで女にされた者は一様に、感じやすい体にされていた。 フィオレが快感のあまり抵抗も忘れているのと同じくらい、メシナもたま らなく感じている。 メシナはさらに体を密着させていった。 やわらかく滑らかな肌が触れ合うだけで、くすぐったさと同時に極上の絹 に触れたような心地よさが伝わってくる。 フィオレの股間にメシナは脚を割り込ませた。 胸だけでなく、股間同士が触れ合った。 メシナもフィオレも股間には荒々しい剛直は消えていて、かわりに可憐な 女の花びらが備わっていた。そこが、キスでもするように優しく触れ合っ た。 「ふぁぁぁっ!」 「あはぁ……」 03-761 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/12 18 44 ID BzcddMaZ 二人ともそこは熱を帯び、湧き出した蜜によって湿っていた。 メシナが腰をそうっと動かすと、二つの花弁が絡まり、擦れ合った。 「あ、やめぇぇ……」 「くふぅぅ……」 あまりの強い刺激に一瞬、腰の動きが止まってしまう。 しかしその堪らない快感をもとめ、またもぞもぞと互いの女体が蠢いた。 くちゅくちゅくちゅ…… 二人の股間に何か別な生物が潜んで蜜を啜ってるのではと思うほど、卑猥 な水音が響いた。 気持ちよくなって相手の体を抱きしめるほど乳房がぶつかり合い、押しつ けられ、ますます官能の炎が掻き立てられた。下半身と上半身と、それぞ れに信じられないほどの快感が生まれた。 「兄……フィオレ……」 「あふ……オレ、おかしくなっちゃうよぉぉ」 「はぁ、はぁ……おかしく……なっちゃいなよ、フィオレ……」 ぬるぬると二つの女体が溶け合い、混ざるような感覚。混ざり合い、互い の中に互いの存在が入りこんでくる。それは男では夢見ることすらかなわ ない最上の官能だった。 尖りきった乳首がぶつかり、秘裂と真珠粒が相手のそれに食い込む。その たびに二人の女は発情した、甘い声で悶える。 やがてどちらともなく昇りつめた。 「あっ……あっ……だめ、いくぅぅぅぅ……」 「きもち……よすぎるぅぅ…………」 二人は抱き合ってひとつになったまま、腰をわななかせた。 女体の歓喜は長く尾を引いた。心地よい一体感から名残惜しそうにメシナ は体を離した。 「ごちそうさん」 「こ……この淫乱女!」 03-762 : ◆3h6K3h2LvM :04/06/12 18 45 ID BzcddMaZ いましがたの行為を振り返る余裕が出来たのか、フィオレは顔を真っ赤に してなじった。 「淫乱女はお互い様でしょ」 「あんっ!」 メシナの指でまだぷっくり突き出たままの乳首をつままれ、フィオレは身 をよじった。 二人は揃って皮で水浴びをして汗を流すと、薄物をはおってモズの館へ向 かった。 二人とももう盗賊稼業を続けることはできない。 モズに囲われるハーレムの女なのだ。──村人全員がそうであるように。 「向こうについたら、さっきの続きしましょうや。今度は道具も使って」 「メシナ……おまえ、ほんと楽しそうだな」 「そりゃ館はいつもよりどりみどりの可愛い奴隷女たちであふれてるんだ から。オレにとっちゃ天国ですよ」 「自分がその奴隷娘の一人でもか?」 「えへへ。この体のほうが気持ちいいんだもの。それに……」 「きゃっ!?」 メシナの手はするりとフィオレの秘所にもぐりこんだ。 メシナの指はくちゅくちゅとそこを掻き回した。 「あぅぅぅ……」 「知ってるんだから。フィオレがオレ以上に女のセックスの虜だってこと!」 かぁぁぁと頬を染めるフィオレにメシナはキスをして、ついでに薄衣の上 から乳房を揉んだ。 「こ──この淫乱女!」 「だから、フィオレもね!」 (完)