約 107,820 件
https://w.atwiki.jp/kjuro/pages/28.html
小林泰三(こばやしやすみ) 解説 受賞歴 作品 他のメディア 関連リンク 解説 1962年、京都府生まれ。1995年 に「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビューする。ホラーだけでなくハードSF、ミステリの作品も発表しており、この3種のジャンルの要素がハイブリットしているのが小林作品の特徴ではないだろうか。また作中にクトゥルフ神話を仄めかせる用語が良く出てくるのでも有名。 受賞歴 1995年、第2回日本ホラー小説大賞短編賞「玩具修理者」 作品 作品名 出版社 出版年 備考 玩具修理者 角川書店 1996 短編集 人獣細工 角川書店 1997 短編集 密室・殺人 角川書店 1998 長編 肉食屋敷 角川書店 1998 短編集 奇憶 祥伝社文庫 2000 AΩ 角川書店 2001 長編 海を見る人 ハヤカワJコレクション 2002 短編集 家に棲むもの 角川ホラー文庫 2003 短編集 目を擦る女 ハヤカワ文庫 JA 2003 短編集 ネフィリム 超吸血幻想譚 角川書店 2004 長編 脳髄工場 角川ホラー文庫 2006 短編集 その他の短編は整理中。 他のメディア 2001年に「玩具修理者」映画化。渋谷Qフロントで公開。 2006年7月15日公開予定の角川ホラーシネマ「ラブサイコ」で「家に棲むもの」、「食性」の映画化予定。 関連リンク ■ 作家関連 ├ 小林泰三の不確定領域(公式) ├ Wikipedia「小林泰三」 ├ Anima Solaris インタビュー └ Excite 現代作家ガイド 小林泰三 ■ ファンサイト ├ かやのふのホームページ └ 鶯ダニーのホームページ
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/195.html
脳髄工場 909 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/03/12(日) 02 45 22 「脳髄工場」 小林泰三 表題作はテンポ悪すぎ。いちいちくどい。ネタに新味がない。落ちがたいしたことない。 未来予測モデルに説得力が無い。話がだらだらとしてうっとおしい。 いろいろと言ったけど、つまりは「どうしちゃったんだ小林泰三?」ということ。最近は駄目なのが多いなあ。 社内誌に載ったショートショートもちょっとね。やっつけ気味で呆れる。しょうがないか。 他の短編はどれもいい。日常からの転換がうまいのはさすが。 狂気と笑いのギリギリの線を突っ走る話はこびが爽快だ。 順位をつけるなら 1 影の国 2 C市 3 友達 7点 目を擦る女 281 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/10/29 01 00 小林泰三「目を擦る女」ハヤカワ文庫JA 仮想現実ネタを集めた短編集。 面白かったのは、「予め決定されている明日」。ネタ自体はイーガンの例のアレですが(方程式 モノみたいに、作者も意図的にやってるネタ被り)、ディティールを変えることでここまで胡散臭 く(藁なるのが面白い。 「超限探偵Σ」は、清涼院流水一派が台頭している今となってはちょっと弱いかも。 「空からの風が止む時」は、「海を見る人」系列の短編(某長編ともちょっと繋がってるけど)。相 変わらず、段々と世界のディティールが分かっていく描写は素晴らしいものがある。でも船長の 告白シーンはいらねえと思いました。 バカSFとして一番面白いのは、ゲーム「蚊」のアンソロジーからの再収録作品「刻印」かな。 ものすごい傑作はあまりないけど、値段以上には楽しませてくれる佳作短編集でした。 7点。 721 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/01/14(土) 22 45 16 『眼を擦る女』 小林 泰三(こばやし やすみ) 短編集です。そして表紙が少し怖いです。 個人的な好みでは有りますが、やはり個人個人の世界の境目が曖昧になる恐怖を描いた物が面白い。 内容をあまりばらしてしまうと面白みが激減する性質の話なので内容は書きませんが、 一番好きなのは「超限探偵Σ」。 探偵Σの名推理を友人の視点で書いている。推理小説じゃないと思う。 もう一つ紹介 「未公開実験」 『家に清むもの』収録の「肉」で登場した生物学者丸鋸遁吉(まるのことんきち)が、 物理学者として再登場する。 タイムマシーンならぬ「ターイムマスィーン」(言うと同時に両手で奇妙なポーズ)を 製作したと言い張る丸鋸とその実験に呼ばれた友人たちの問答が面白い。 ホラーとしては話し自体も面白いが、気持ち悪いとこはちゃんと気持ち悪い。 九点 ΑΩ 651 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/02/17 14 42 「ΑΩ」小林泰三、角川書店 ウルトラマンなのかもしれないが、個人的には「寄生獣」っぽく 感じた。ラストで宇宙人が主人公に選択を迫る場面なんかも 含めて(質問自体は全然違うんだけどね)。敵が行おうとしてい るのは……人類補完計画?(ひでえ読み方……) グチャグチャのスプラッタ描写とギャグの融合、アクションシー ンの格好良さ(最後の変身シーンが(・∀・)イイ!! )、気味悪く上滑 りする主人公達の会話、バクスターばりのオバカハードSF考証。 小林泰三の集大成という感じ。 個人的には、普通の海外ハードSFっぽい「海を見る人」よりも ずっと面白かった。 455 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/06/25(日) 22 34 21 小林 泰三『A Ω』 分類に困るこの本。一応出版上の分類は角川ホラー文庫なのだが、ちょっとそれは違う気がする。 「ジュワッ!」とか「ダッ!」とかやるあたり、個人的にはギャグものと理解した。 内容は銀色の巨人が怪獣と戦うというのを、そのヒーローモノの定型ともいえるリスクを伴う変身、 敵に攫われ、拷問されそうになる恋人、四天王との戦いといった物語の金型を通しつつ、やけにハードなSFでもって説得力を増した上で、 グロで煮込んだら、ギャグになっちゃったみたいな話。 結局のところ『影』の目的はなんだったのだろうか。色々と推測や妄想ができそうなだけに解き明かさなかったのはちょっと残念。 どうでもいいが自分は読んだことがないのでわからないのだが、同じ作者の『玩具修理者』とこの本は何らかの関連があるのだろうか? それともアレは単なる遊びなのだろうか? ちょっと『影』のあたりに物足りなさを感じたので8点
https://w.atwiki.jp/goyo/pages/294.html
反原発文化人リスト 102 名前:御用聞き(関東)[] 投稿日:2011/09/04(日) 12 29 55.15 ID QhJhsXHWO [11/14] 92 山田正紀ってハードSFじゃなかったっけ。反原発とは珍しくないか。 107 名前:地震雷火事名無し(iPhone)[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 13 32 25.29 ID jLnQ8mIJi 山田正紀はデビュー作『神狩り』以来、スペキュレイティブ・フィクションを、 ハードSFの装置を利用して展開してきているように思う。 そもそも近代科学・技術とその文明を、まったく信用して居ない。1970年代以降の世界SFの、一つの本流というべき立場。 デビュー作をリアルタイムで読んだときの衝撃はまだ覚えているが、最近、その総括としての『神狩り2』を出している。 極めて哲学的、再帰的であり、てきとーに逃げたり、自分にとってのスジを曲げることはない作家だ。
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/53.html
神狩り 337 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/10/07 21 59 「神狩り」 山田正紀 ハルキ文庫 30点。正直、面白くなかった。 全体に作者の独り善がりな印象。 なにより「神を狩っている」という雰囲気を感じさせる要素がほとんど無い。 …と思って解説を読んだら、作者23才時のデビュー作とのこと。 うーん。それを最初から知ってたらもう少し面白く読めたのかも。 410 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/03/28(月) 22 50 12 神狩り 神狩り2発売なのに未読だったんで読んでみた。 まあ説明不要でしょう ノンストップな展開を読みやすい文章で書かれてるんでで一気に読めた メーンアイデアの「論理記号2個で13重以上の関係代名詞」つー言語はそれだけで燃える しかも多義語が無いとか、素敵じゃないですか 3章は神の存在感が薄くてちょい残念 しかしこれから神を追い詰める…ってところで終わるのはなんとも 続編が出てるから自分はいいが、そうでない人、 ましてや30年前に読んだ人なんかはすごい飢餓感を覚えそうだな 個人的には傑作とまではいかんので、8点と悩んだが7点で 弥勒戦争→神狩り再読→神狩り2としゃれこもうかしら… 165 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 03/09/14 23 29 神狩り 8点 たしか中学1年のとき、物語じゃなくて小説本じゃなくてキャラじゃなくて 初めて「SF」を読むんだと腹をくくって買った初めてのSFだったと記憶している。 だから、この作品が俺の国内外すべてのSF小説に対する評価の基準点。 と書くと大仰だしカッコつけすぎだけど、要は最高の出会いだったと言いたいわけでw 今回も(手元にあるのはハルキ文庫だけど)それが変わってないし間違いじゃなかったと感じた。 徳間さん、2の刊行はまだですか? 485 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/11/13(日) 14 47 29 「神狩り」 山田正紀 発刊:1975年 えー、何を今更と思われる方も多いでしょうが やっと読了いたしました。 で、感想: ストーリーは以下の通り: 機械翻訳の天才であると評判の主人公が 古代遺跡に描かれた文様について解読するに当たり、 それが人間の知能を超えた存在により描かれたものであること、 つまり「神」の言語であるという結論に辿り着く。 そして、この主人公の周囲に 文様を主人公に解読させようとする勢力や解読を阻止しようとする人物が現れ、 またそこで生じた様々な出来事から主人公はこの文様(「古代文字」)を解読し、 神の実態に迫ろうと、「神狩り」を行おうと決意する・・・ というもの。 一読してまず思ったことはとにかく「読みやすい」こと。 この読みやすさは近年のライトノベル並、いや、描写においてはライトノベル以上に きちんと書き込まれているため、それ以上といってもいいであろう、であること。 一気に読めました。 で、内容についてですが・・・ この「古代文字」を解析していくことで 徐々にSF的見地からの「神」というものを示していくのかな、と思っていたのですが、 実際はこの「言語」に用いられている論理記号の数が人間のそれより少ないことや 用いられている関係代名詞が人間が用いるのに可能な個数よりも多いことから これが人間より上位の存在の、つまり「神」の、言語であるという指摘にとどまっていて 少し肩透かしな印象を受ける。 で、この小説の主な部分は「古代文字」の解読をめぐっての 様々な勢力や人物達の争いの描写であり、 その合間合間に「神」に関する登場人物の個人的な意見や感情が挿入されている。 作中に「神は人間達の前にニンジンをぶら下げて、走らせるのを楽しんでいる」という台詞があるが おそらくはこの小説の内容自体のことも指摘しているのだろう。 まぁ、娯楽小説としてはそれが正しいのかもね。 最後、火星の運河も「神」の言語であるとか、 NASAが火星探査を失敗し続けているのは「神」の妨害によるものか、といった 良い意味でのSF的想像の飛躍があって、読後感も爽快。 大変気持ちよく読めました。 点数:8/10 神狩り2 570 名前:でへ 投稿日:2005/04/25(月) 23 56 17 神狩り2 山田正紀 徳間書店 30年の時を感じさせる話でした。 「神の言語」から(人間の脳が)現実をどう 認識しているか、認識論にまで踏み出した 作品でした。 エンターテイメント性が強い、でも、知的な 楽しみもある。 作者の30年を感じさせる完成度の高い作品でした。 9点 ここ2,3年読んだ中では出色の出来の エンターテイメント作品 宝石泥棒 620 名前: でへ 04/05/22 07 49 宝石泥棒 山田正紀 ハルキ文庫? 再読、読んだのは角川文庫 昭和57年初版のやつ 最後に読んだのは10年以上前、そのため内容はほとんど 忘れていたので、初読とほぼ同じです。 昔はよく分かっていなかったが、東南アジアから中国までの 風土を基にした作品世界でした。 作品世界の作りこみはよい、全体のストーリーはちと平凡だが ツボは抑えてある。(各章ごとの細かな話は上手い) 8点 未来獣ヴァイブ 192 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/08/31(水) 10 23 35 「未来獣ヴァイブ」山田正紀 20年ぐらい前の未完の作品「機械獣ヴァイブ」を加筆して完結させたもの。 初めて読むので、どのへんが加筆されたのかはよくわからん。 もしかして、あのとってつけたようなエピローグだけなのだろうか。 だとしたらけっこうひでえな。 これだけ分厚いのに、ラスト辺りのグダグタっぷりはいかがなものか。 伏線が回収しきれてないし、キャラの性格が途中でいきなり変わったりするし。 まあ、怪獣ものは好きだし、勢いは買う。 おまけして6点。 弥勒戦争 28 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 02/04/17 18 12 「弥勒戦争」 山田正紀 仏教論や進化論を絡めて、弥勒と独覚との戦いを綴っていく。 これほど「虚無」と言えば良いのかわからないが、そんな寂しいものが溢れているSFは他には無いだろう。 8点 螺旋の月 宝石泥棒Ⅱ 623 名前: でへ 04/05/26 03 56 螺旋の月(宝石泥棒Ⅱ) 山田正紀 ハルキ文庫 副題で宝石泥棒Ⅱとなっていましたが、そのとおりで、 宝石泥棒の続編というよりも、新しい作品といったほうが 良いものでした。 前作(宝石泥棒)が、よく書き込まれた冒険物語とすれば、 この作品は思弁性の強い、新しいSFという感じか、、 後期の山田作品の感じですね。 8点
https://w.atwiki.jp/honjoho/pages/76.html
神狩り 1975 弥勒戦争 1975 化石の城 1976 氷河民族 1976 襲撃のメロディー 1976 崑崙遊撃隊 1976 謀殺のチェス・ゲーム 1976 終末曲面 1977 火神を盗め 1977 神々の埋葬 1977 地球・精神分析記録 -エルド・アナリュシス- 1977 剥製の島 1978 贋作ゲーム 1978 50億ドルの遺産 1979 チョウたちの時間 1979 竜の眠る浜辺 1979 宝石泥棒 1980 ヨハネの剣(短) 1980 デッド・エンド 1980 アフロディーテ 1980 超・博物誌 1980 ふしぎの国の犯罪者たち 1980 ツングース特命隊 1980 孔雀王 1981 恋のメッセンジャー (短) 1982 あやかし(短) 1981 虚栄の都市 -東京を襲った悪夢の48時間 1982 少女と武者人形(短) 1982 風の七人 1982 最後の敵 1982 裏切りの果実 1983 宿命の女 1983 魔境物語(短) 1984 神獣聖戦I <幻想の誕生> 1984 夢と闇の果て 1984 不可思議アイランド 1984 たまらなく孤独で、熱い街 1984 神獣聖戦II <時間牢に繋がれて> 1984 殺人契約 殺し屋・貴志 1984 顔のない神々 1985 魔境 (カーフ) 密命隊 (上-砂漠妖女篇、下-地底魔獣篇) 1985 機械獣ヴァイブ ー獣黙示篇ー 1985 神獣聖戦III <鯨夢!鯨夢!> 1986 幻象機械 illusion projector 1986 暗黒の序章 -マシンガイ竜- 1986 魔術師 Illusionist 1986 物体X(短) 1986 機械獣ヴァイブ ー獣地底篇ー 1986 魔空の迷宮 1986 謀殺の弾丸特急 1986 スーパーカンサー・シリーズI -破壊軍団- 1987 スーパーカンサー・シリーズII -超人軍団- 1987 機械獣ヴァイブ ー獣誕生篇ー 1987 鏡の殺意 1987 スーパーカンサー・シリーズIII -幽霊軍団- 1987 闇の太守II -御贄衆の巻- 1987 エンジェル・エコー 1987 人喰いの時代 1988 天動説 (一) -江戸幻想編- 1988 機械獣ヴァイブ ー獣転生篇ー 1988 24時間の男 -一千億円を盗め- 1988 延暦十三年のフランケンシュタイン 1988 七面鳥 危機一髪 1988 赤い矢の女 (上-東京・能登篇、下-モスクワ・レニングラード篇) 1988 ブラックスワン 1989 闇の太守III -梟雄の巻- 1989 美しい蠍たち 1989 第四の敵 1989 謀殺の翼747 1989 天動説 (二)-蝦夷伝奇編- 1989 まだ、名もない悪夢。 1989 ゐのした時空大サーカス 1989 宝石泥棒II (上・下) 1989 JUKE BOX 1990 闇の太守IV -桃源の巻- 1990 血と夜の饗宴 サバト 1990 蜃気楼・13の殺人 1990 宇宙犬ビーグル号の冒険 1990 金魚の眼が光る 1990 機神兵団1 -満州黎明篇- 1990 機神兵団2 -上海烈日篇- 1991 ジャグラー 1991 弔鐘の荒野 1991 五つの標的 1991 機神兵団3 -渤海基地殲滅作戦- 1991 仮面戦記1 -迯楼羅(カルラ)- 1991 1ダースまであとひとつ 1991 仮面戦記2 -魔神の湖- 1992 機神兵団4 -バルカンの嵐- 1992 仮面戦記3 -爛怪士- 1992 機神兵団5 -ナチス装甲騎士団- 1992 恍惚病棟 1992 機神兵団6 -要塞都市- 1992 影の艦隊1 -独立国家誕生- 1992 愛しても、獣 1993 機神兵団7 -巨神の戦場- 1993 装甲戦士1 -ベトナム戦線マル秘出動令- 1993 影の艦隊2 -朝鮮海峡決戦- 1993 ふしぎ文学館 夢の中へ 1993 電脳少女 -アイドロイド・ユイ- 1993 影の艦隊3 -再軍備列島- 1993 機神兵団8 -遥かなり敦煌- 1993 影の艦隊4 -艦隊鉄鎖作戦- 1994 天保からくり船 1994 機神兵団9 -時間の涯- 1994 山田正紀コレクション ヘロデの夜(短) 1994 山田正紀コレクション 見えない風景(短) 1994 山田正紀コレクション 京都蜂供養(短) 1994 影の艦隊5 -骨肉海戦- 1994 装甲戦士2 -戦艦奪回指令OZ- 1994 機神兵団10 -星に祈りを- 1994 エイダ ADA 1994 郵便配達は二度死ぬ 1995 花面祭 MASQUERADE 1995 影の艦隊6 -原爆機撃墜- 1995 影の艦隊7 -さらば艦隊- 1995 幼虫戦線 (デリヴィルス・ウォーズ)1 ーバビロン・プロジェクトー 1995 幼虫戦線 (デリヴィルス・ウォーズ)2 ー幼虫、めざめるー 1995 幼虫戦線 (デリヴィルス・ウォーズ)3 ーヘル・パラダイスー 1995 幼虫戦線 (デリヴィルス・ウォーズ)4 ー分岐点ー 1995 女囮捜査官1 -触姦- 1996 女囮捜査官2 -視姦- 1996 女囮捜査官3 -聴姦- 1996 女囮捜査官4 -嗅姦- 1996 女囮捜査官5 -味姦- 1996 デッドソルジャーズ・ライヴ 1996 妖鳥 [ハルピュイア] 1997 螺旋 [スパイラル] 1997 阿弥陀 [パズル] 1997 神曲法廷 1998 仮面 [ペルソナ] 1998 長靴をはいた犬 1998 氷雨 サスペンス 1998 SAKURA 六方面喪失課 2000 ナース 2000 ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件 2001 篠婆(ささば) 骨の街の殺人 2001 日曜日には鼠(ラット)を殺せ 2001 サブウェイ 2002 僧正の積木唄 2002 渋谷一夜物語(シブヤンナイト) 2002 風水火那子の冒険 2003 天正マクベス 修道士(イルマン)シャグスペアの華麗なる冒険 2003 サイコトパス 2003 イノセンス 2004 ロシアン・ルーレット 2005 神狩り2リッパー 2005 未来獣ヴァイブ 2005 マヂック・オペラ --二・二六殺人事件 2005 早春賦 2006 翼とざして アリスの国の不思議 2006 カオスコープ 2006 読書会(恩田陸と共著) 2007 雨の恐竜 2007 ゴースト 2007 白の協奏曲 2007 私を猫と呼ばないで 2007
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/1465.html
山田正紀 長篇小説 ナース 2000 短編集 五つの標的 1995
https://w.atwiki.jp/author/pages/477.html
小林泰三をお気に入りに追加 くちこみリンク1 #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット キャッシュ 使い方 サイト名 URL くちこみリンク2 #technorati 報道 1月アニメ「ハコヅメ」中央に川合と藤が描かれた第2弾キービジュアル公開 - コミックナタリー 誰が、どこを描いたのか…海と山の神々しさをまとう屏風の謎 - 西日本新聞 『TSUTAYA文庫』気分別のオススメ本「布団の中で読みたい短編集」[TSUTAYA News] - T-SITEニュース 【キャラホラ通信10月号】角川文庫キャラクター文芸&角川ホラー文庫 10月新刊本日発売! - カドブン すごいものを読んでみたければ、この1冊! この世界で、人はどう生きるか? 山田宗樹『存在しない時間の中で』(Book Bang) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 熱量満点の近未来SFの根幹にあるのは「この世界」の成り立ちにまつわるミステリー 月島総記『小説 BATTLE OF TOKYO vol.2』(レビュー)(Book Bang) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ウルトラマンのラッピング列車:時事ドットコム - 時事通信ニュース ミナミで独自の感染対策チェック 「安心できるまちに」 [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル ミナミのホテルと飲食店がコロナ禍で共同企画 「ホテルSTAYでかに道楽」 - なんば経済新聞 日本SF大賞に菅浩江さんと林譲治さん 功績賞に故小林泰三さん - 毎日新聞 - 毎日新聞 角川ホラー文庫「本気出す」キャンペーン! 全力で読んでほしい6タイトルが新カバー&特大帯で登場! - カドブン 電子版「小説 野性時代」2月号発売! サブスクリプション・サービス「角川文庫・ラノベ読み放題」にも登場。時代小説のスター・上田秀人の大型新連載がスタート! 逸木 裕の読切短篇も掲載。表紙は岡田将生! - PR TIMES 岡田将生が表紙に登場『小説 野性時代』2月号 上田秀人の大型新連載がスタート - リアルサウンド 「好書好日」編集長がおすすめする2020年ミステリー小説5選|好書好日 - 好書好日 小林泰三さん死去 作家 - 東京新聞 道頓堀「かに道楽」の巨大看板が修理「脚が2本食われてる」 » Lmaga.jp - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社) 最悪でゲスな殺人鬼 vs 記憶が数十分しかもたない探偵!?【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】[TSUTAYA News] - T-SITEニュース 【土砂災害リスクの「見える化」】大学・企業が連携し、住民参加型の防災システムを構築 - 日刊建設通信新聞 竹宮ゆゆこ「いいからしばらく黙ってろ!」&小林泰三「未来からの脱出」――エンタメ電子小説誌「カドブンノベル」11月号(10月10日)発売! - PR TIMES しまねの高校探訪:江津 石見神楽面職人、慈善活動家ら活躍 /島根 - 毎日新聞 あの時、映画館には血の臭いが充満していた。 『人外サーカス』 - カドブン サーカス団員と吸血鬼が異能バトル!『アリス殺し』の著者が贈る、ダークなサスペンス・ミステリー - ダ・ヴィンチニュース 【新連載試し読み】小林泰三「人外サーカス」 - カドブン 奇想天外アクション×スプラッタ×ミステリ、小林泰三「人外サーカス」スタート!『文芸カドカワ』2月号、好評配信中! - PR TIMES 一迅社が新たに「文芸編集部」を発足 第1弾は『わざわざゾンビを殺す人間なんていない。』他を刊行 - @Press 小林泰三、近藤史恵、藤野恵美、真山仁、湊かなえ。超豪華作家陣による世界一華麗で紳士な怪盗”ルパン“へのオマージュ小説集『みんなの怪盗ルパン』3月8日刊行決定!&『みんなの少年探偵団2』も同時刊行! - Dream News 成分解析 小林泰三はすべて魔法で出来ています。 ウィキペディア 小林泰三 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 小林泰三 このページについて このページは小林泰三のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される小林泰三に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/author/pages/1039.html
山田正紀をお気に入りに追加 くちこみリンク1 #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット キャッシュ 使い方 サイト名 URL くちこみリンク2 #technorati 報道 山田花子、9歳長男が小学校で“漫才デビュー” キャリア生かし「なんでやねん!」伝授(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <みんなのスポーツ>グラウンドゴルフ - 佐賀新聞 » Blog Archive » 明るい社会づくりに貢献 更生保護功労者顕彰 - わかやま新報オンラインニュース 「開城賭博」山田正紀著|日刊ゲンダイDIGITAL - 日刊ゲンダイ 東えりかが読む『開城賭博』大ベテランの瑞々しさ(本がすき。) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山田花子、長男に運動会参観断られる パパのみOK「オシャレして変装して行く!と言っても...」 - J-CASTニュース 過去の名作をエンタメ感度の高い新世代に向け、時代の空気感にフィットした“読まれ方”を提案し「令和の“新刊”」として贈る徳間文庫・復刊専門レーベル「トクマの特選!」始動:時事ドットコム - 時事通信 「結婚指輪は輪ゴムです」 山田花子、結婚11周年を迎えるも“左手の薬指”が何だかおかしい(1/2 ページ) - - ねとらぼ パチスロ界の大物『バジリスク』シリーズ最新作が見参!「衝撃」を与える仕上がりが話題!! - Business Journal 【SF作家・小松左京がみていた未来】「さよならジュピター」 木星爆破でブラックホール接近回避「米から原作購入オファーも」 - ZAKZAK 地上波から消えた「山田花子」がつかんだ幸せ - 東洋経済オンライン 戦争の闇と本質が生々しい・・・ 佐々木譲「抵抗都市」など、文芸評論家・末國善己さんオススメの3冊|好書好日 - https //www.holyjadgement.com/ 「バジリスク ~桜花忍法帖~」畠中祐、水瀬いのりら出演で18年1月放送開始 - エイガドットコム 成分解析 山田正紀の71%は運で出来ています。山田正紀の24%は祝福で出来ています。山田正紀の5%は成功の鍵で出来ています。 ウィキペディア 山田正紀 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 山田正紀 このページについて このページは山田正紀のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される山田正紀に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/34705.html
登録日:2016/07/07 (木) 08 23 42 更新日:2023/09/25 Mon 04 10 36 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ネタバレ項目 ミステリー ミステリー小説 メフィスト 二重人格 多重人格 小林泰三 小説 推理小説 敵対者 獣 獣の記憶 短編 肉食屋敷 角川ホラー文庫 記憶 ■概要 『獣の記憶』とは角川ホラー文庫から出版されている短編小説集『肉食屋敷』に収録されている短編。 初出は『小説現代 1998年5月号増刊 メフィスト』 著者は『脳髄工場』『海を見る人』『AΩ 超空想科学怪奇譚』『酔歩する男』『アリス殺し』等で有名な小林泰三。 ■あらすじ 主人公には悩みがあった。それは自分の中にもう一人の人格が存在していたのだ。 その人格は過激な性格で、主人公が眠っている時に様々な悪さを繰り返していた。 朝起きると鳥の死骸が放置されていたり部屋が散らかっていたり……。 自分のバイト先で迷惑を掛けたり……と。 主人公は困り果てており、精神科に通っているのに大した効果がない……。 そんな日々を繰り返すうちに、ついにもう一人の自分が殺人を犯してしまう―― ■登場人物 主人公 慎重で繊細な性格をした本作の主人公。本作は彼の視点で進む。 自分の知らないところで勝手な行動をする敵対者に対し敵意を持っており、なんとかしようと思っている。 物事を冷静に捉える事が出来る頭脳を持ち、自己分析も得意で己の異常性を把握しつつも、 それ故に敵対者の影響を受けてしまい、最近では乱暴な言動を取る様になる。 ある日の昼、衛星放送の集金の人と揉めたりしながらバイトの面接のためにノートを持って外出し、 面接先でトラブルに見舞われつつも、病院でカウンセリングを受けながらノートを見ると、今朝確認した時にはなかったはずの切り傷だらけの裸の女が描かれていたのだ―― 驚き、自宅に戻り死体を発見する。 敵対者 主人公に宿っているというもう一人の人格。主人公は名前を与えず敵対者と呼称している。 彼に切り替わる瞬間を主人公は認識出来ず、主人公は敵対者の行動が記憶に残らないのに対し、 彼は主人公時の記憶をある程度は保持出来ているらしい。 現状は主人公の意識が眠りにつくと切り替わるようだが、 いつでも人格を変える事が出来る事を示唆し、自分の方があたかも主人格であるかのように振る舞う。 彼とはノートで意思疎通をしており、支離滅裂な文章で1ページを埋め尽くしている。 主人公とはこのノートでしか会話せず、それ以外の手段では交流しない。 自分も一応肉体を共有しているにも関わらず、とにかく主人公を破滅させる事を目的としている。 ついに殺人まで犯すが……。 女 探偵役。 毎週火曜日の午後1時半から45分間の間に主人公を診察している精神科医の女性。 主人公からすると部屋の壁に同化するように体の境界線が曖昧な女で、容姿は口元などしかハッキリしない。 主人公を観察し敵対者を消滅させるのではなく、和解して人格を統合してもらおうと考えていた。 しかし主人公の多重人格は特殊であり、そもそも彼女の前に敵対者の人格が現れなかった事から、 もしかしたら主人公の強い妄想が正体なのでは?とも考えていた。 敵対者が殺人を犯した事を知り、主人公を慰めつつ警察を呼んだため主人公から暴行を受ける。 被害者の女 元ヤンキーで主人公が通っていた学校の先輩。 現在は娼婦をやっている他、元ヤンなので裏では恐喝して金を稼いでいる。 主人公宅で死体となって見つかる。 ■以下ストーリーのネタバレのため注意! 君と『敵対者』は別人だったんだ。別の人格ではなく、別の人物。いったいぜんたい、どうして、こいつと自分が同一人物だなんて、思い込んじまったんだろね。 真の敵対者 主人公は昼の12時に集金人と自宅で会話しているため、この時点で殺しているなら集金人が死体を見てる。 その後主人公はバイト先まで時間がないうえに主人公は焦りで転んだり、バイト先で土下座までしていたので多くの人々に目撃されており、犯行を行う時間がない。 つまり主人公は家を出た12時から精神科医の元に来るまでのアリバイがあり、 そして敵対者は死体が見つかる前に犯行を知り、さらに自分がやったと言っているので、この時点で二人が別人である事が確定出来るのだ。 精神科医の女が警察に連絡しようとしたのは、主人公の無実に気付いたため。 真犯人は主人公の古い知人であり、なおかつ心理学に精通している事を利用し、 彼を洗脳し、自分を多重人格と思い込ませることで、主人公を犯人に仕立て上げる事を思いついたようだ。 結果これ等の事に気付いた精神科医の女が警察を呼んで一緒に張り込んだ事で、 敵対者が主人公の部屋に乗り込んで犯人しか知らない事を呟いたことで逮捕された。 主人公 どうやら催眠や暗示にかかりやすい体質と通っていた学校内では有名だったそうだ。 犯人はそれを知って利用したのだろう。 さらに主人公は週一でカラオケに通っていたようだ。それも不審な人物と一緒に。 店員に電話してみるとどうも歌わずに個室で相談しているという。 おそらくこの時に洗脳されたのだろう。 ■以下ストーリーの核心のため注意! いったいぜんたい、どうしてあんたは自分を精神科医だと思い込んじまったんだろうね。 精神科医の女 主人公は出掛ける時にノートを持って行っていた。しかもノートの中身を確認したうえでだ。 つまり敵対者があの内容を書く場合、犯行を終えてノートにその事を書くしかない。 そしてカウンセリングが終わった時には既に絵が描かれていた。 主人公がノートを書いたのでなければ、それを描ける人物はカウンセリング中ノートを手に取った精神科医の女だけである。 つまり精神科医の女こそ、この事件の真犯人、すなわち真の敵対者の正体だった―― 主人公が病院でカウンセリングを受けていたのも、実際はカラオケ店で洗脳をしていたのだ。 しかし警察を呼んだのも、警察に真相を推理して話したのも、精神科医の女である。 そう、精神科医の女はアリバイを作るために精神科医の女を演じる内に、本当の意味での多重人格になっており、本当に主人公の味方になってしまっていたのだ。 なので警察から見たら、自分と一緒にいた人物が勝手に主人公宅に乗り込んで行き自分達に逮捕された事になる。それも自分で事件の推理を披露して。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] つまり、実は二重人格の『敵対者』は女のほうだった、というオチか。これは盲点だった。 -- 名無しさん (2016-07-07 08 58 17) オチが秀逸だがこの項目書いた人の文章能力もすごいな。小林泰三さんの他の作品も見てみたくなる -- 名無しさん (2016-07-07 16 46 57) あれ? 警察に通報したのも女ってことは……役にのめりこんじゃったのか? -- 名無しさん (2016-07-07 22 21 05) 主人公を悩ませる『敵対者』と、主人公を救う『精神科医』の2役を演じていたのか。壮大なマッチポンプだ。 -- 名無しさん (2016-08-14 14 20 54) 女の容姿もはや人間じゃないだろ・・・何があったんだ・・・ -- 名無しさん (2016-08-14 14 48 20) 主人公が「不審な人物」を認識できなくなっているって描写じゃろ -- 名無しさん (2016-08-14 16 23 18) この小説でメメントって映画を知った -- 名無しさん (2020-01-02 10 59 44) 著作権保護のための対応のための編集を行いました -- 名無しさん (2023-08-31 05 34 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/34824.html
登録日:2016/07/19 Tue 09 19 32 更新日:2024/09/19 Thu 18 02 26NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 SF作家 どんでん返し ウルトラマンF クトゥルフ神話 グロ ファンタジー作家 ホラー ホラー作家 ミステリー作家 三洋電機 京都府 作家 小林泰三 小説家 恋愛小説家 故人 玩具修理者 理系 『小林泰三(こばやし やすみ)』とは日本のSF作家・ホラー作家・ミステリー作家・ファンタジー作家・恋愛小説家。 1962年8月7日~2020年11月23日、京都府生まれ。享年58歳。 代表作は『玩具修理者』『アリス殺し』等……。 泰三は「やすみ」と読み、「たいぞう」と読むのは間違い。 しかし『日本の国宝、最初はこんな色だった』の著者である同名の美術史学者がいるが、こちらは「たいぞう」と読むため注意。 「社団法人 日本推理作家協会」「日本SF作家クラブ」「宇宙作家クラブ」「社団法人 電子情報通信学会」の会員。 「小林泰三の不確定領域」というホームページを持つ他、Twitterのアカウントも持っていた。 大阪大学基礎工学部卒業、同大学院基礎工学研究科修士課程終了し、三洋電機株式会社ニューマテリアル研究所に勤めている兼業作家。 2004年時には移動体通信用デバイスの開発に従事している。 元々小説家になるつもりがなかったが、ある日小説など書いた事もない奥さんが何を思ったのかホラー大賞に応募しようとし、 締め切りの3日前になったのに原稿用紙が白紙だったため、奥さんの代わりに小林氏が原稿を書き上げ応募したという。 そしてその作品こそが『玩具修理者』であり、この作品が第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した事で作家として歩み始めた。 ウルトラシリーズとクトゥルフ神話が好きなようで、特にクトゥルフ神話ネタはたいていの作品に一つは入っている。デビュー作からしてネタいっぱい。ウルトラシリーズの方も公式で作品を書いている。 ちなみに怪獣派・ウルトラマン派など派閥は結構ある中、小林氏は巨大フジ隊員派らしい。 2020年11月23日、癌のため大阪府内の病院で死去。 ■経歴 平成7年 『玩具修理者』にて第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞。 平成10年 『海を見る人』にて第10回S-Fマガジン読者賞国内部門受賞。 平成14年 『玩具修理者』映画化 (製作総指揮 奥山和由、監督 はくぶん、主演 田中麗奈) 平成18年 日本SF新人賞最終選考委員(~平成20年) 平成24年 『天獄と地国』にて第43回星雲賞日本長編部門受賞。 平成26年 『アリス殺し』にて2014年啓文堂書店文芸書大賞受賞。 平成29年 『ウルトラマンF』にて第48回星雲賞日本長編部門受賞。 ■作風 理系ゆえの道筋がキチンと整った論理的な構成が特徴的。 文章もどこか淡々としており、それがホラーでは不気味に映り、逆にSF作品では丁寧な解説になるほど。 さらにホラーの設定でSFを、SFの設定でホラーを……等、幅広い応用性を持つ。 その構成力と設定の応用性からミステリーとの相性も抜群で、ミステリー界からも一定の評価を得ている。 またSFの方もガチのハードSFであり、『海を見る人』等はそれ相応の知識を有さないと作品の奥に踏み込めなくなっている。 デビュー作がデビュー作なために基本的にホラー・SF作家として見られがちだが、かなり幅広く活動している作家である。 しかし本人の自称は恋愛小説家であるらしく、事実、氏の作品群はよく見ると話しの中心に恋愛が絡んでいる事が多い。 実際デビュー作に収録されている『酔歩する男』からして恋愛が主軸。 氏が書く女性の表現……特に口調はどことなく古風であり、キャラごとに大きく変わる訳ではないので口調だけでキャラを判断するのは難しい。 しかしながら、それこそがとある作品の核となっている事もあるので油断出来ない。 作品は短編が中心で、時々長編小説を書いている。 短編は基本的に評価が高いのが多いが、長編小説の評価は分かれてしまいがちという典型的な短編向け作家。 とはいえ現在でも小林氏の集大成と言われている『AΩ 超空想科学怪奇譚』、代表作と言われている『アリス殺し』の2作品がどれも長編小説なあたり流石と言ったところ。 ■作品 玩具修理者 記念すべきデビュー作。 映画化される等、評価が高い作品。 酔歩する男 玩具修理者に収録されている書下ろし小説。 一人の女と時間を巡る男達の物語。SF小説の傑作の一つ。 肉食屋敷 怪獣ものをテーマに執筆された怪奇小説。 海を見る人 ハードSFでありながら、儚い思春期の少年少女の恋愛を描いた短編。 キャッシュ 『海を見る人』に収録されている書き下ろし小説。 AΩ 超空想科学怪奇譚 初代ウルトラマンをリアルに描いた小林氏の集大成作品。 ホラーとSFと恋愛とグロと、そしてヒーロー物が上手く絡み合っている。 停留所まで 『脳髄工場』に収録されている短編。小林氏の作品にしては珍しく会話劇で進むが……。 獣の記憶 『肉食屋敷』に収録されている短編小説。多重人格がテーマのミステリー小説。 脳髄工場 人々の感情が人工脳髄によって制御されている世界、主人公は己の自由意志に固執するが……。 アリス殺し 近年の作品の中でも特に話題になったミステリー小説。 巧みなトリックとグロテスクな描写が話題になった。 後に「メルヘン殺しシリーズ」としてシリーズ化され、全4作が発売された。 マウンテンピーナッツ 円谷プロ×早川書房のコラボ企画『TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE』での作品の一つ。 『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』に収録された短編。 『ウルトラマンギンガS』のパラレルワールドを描いた外伝小説であり、テーマ性を前面に押し出した内容から良くも悪くも話題になった問題作。 ウルトラマンF 円谷プロ×早川書房のコラボ企画『TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE』での作品の一つ。 こちらは長編小説として単行本化された。 失われた過去と未来の犯罪 もし人類すべてが長期記憶が出来ず、すぐに忘れてしまうようになったら……? これはそんな事態への人類の適応と、それを利用した事件の物語。 わざわざゾンビを殺す人間なんていない。 世界中にゾンビが生まれ、死ねば誰もがゾンビになるようになった世界。 そこで一人の研究者が密室でゾンビになってしまって……? 追記・修正は噛み合わない会話劇をしながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ウルトラシリーズとクトゥルー神話が好き これ見て小中千昭を連想したわ -- 名無しさん (2016-07-19 09 59 05) ↑『彼方からの幻影』というアンソロジーが今度発売するんだけど、そこに小中さんの名前もあるよ。 -- 名無しさん (2016-07-19 10 14 19) 『人造救世主』…… -- 名無しさん (2016-07-19 10 49 51) デビューの経緯でちょっと草が生えるわ。「妻のために物語を作り始めたSF作家」とだけ書くと小松左京っぽいのにw -- 名無しさん (2016-07-19 13 15 13) ペースが衰える気配無く毎年新作を発表して続けて、今じゃ結構な作品量になるんじゃないかと驚嘆する一方、個人的には作品ごとの当たり外れのムラを強く感じやすい作家さんというイメージもなくはない。ただこれは作品のクオリティというよりは、自分のジャンル嗜好的なものが原因で、幅広い作品を書けている作家に対してだからこその印象という気がする。極端な話、ギャグだって書けてしまうわけだから本当に凄い作家さんだ。 -- 名無しさん (2016-07-19 15 54 21) 作品の記事がよく建てられるからそろそろ作家の記事が建てられると思ってた。アリス殺しはタイトルと表紙で興味が惹かれるから今度読みたいな -- 名無しさん (2016-07-19 16 46 30) この人の作品の記事は本当によく見かけるけど本人の記事はまだだったのか… -- 名無しさん (2016-07-19 19 28 49) 津原泰水と下の名前がごっちゃになる -- 名無しさん (2016-07-19 22 52 59) アリス殺しの続編クララ殺しの単行本が出ていたな -- 名無しさん (2016-08-14 21 06 33) え、亡くなったのかこの人。58って早すぎるぞ… -- 名無しさん (2020-11-26 00 58 04) ↑今年の1月に癌で。メルヘン殺しのシリーズ、まだ書く予定っぽかったのに・・・ -- 名無しさん (2020-12-06 21 51 27) ↑11月って打ち込んだはずが一つ1抜けてたわ。すまん。夏から体調崩してたらしいから、あっという間だったんだな。 -- 名無しさん (2020-12-06 21 53 21) あまり作品に触れたことの無いにわかだが、ご冥福をお祈りします -- 名無しさん (2020-12-13 18 40 28) いつか作品を読みたいと思っていたが、そのいつかが来る前にまさかの。お悔やみ申し上げます -- 名無しさん (2020-12-18 12 10 50) 作風的に、バトルものがすっごい特徴的である。「相手はこれこれこういう形をしているから多分こういう攻撃をしてくる可能性があるが、それは絶対とは言えず裏をかいてくるかもしれない」っていう良くも悪くも分かり易い -- 名無しさん (2021-04-01 02 25 03) ホラー・ミステリー・ファンタジー(散歩代行(小説)) -- 名無しさん (2021-04-01 10 28 43) この人にいつかウルトラマンの脚本を、と思っていたけど叶わぬ夢になっちゃいました -- 名無しさん (2021-04-01 13 23 51) 酔歩する者でファンになりアルファオメガとかも読みました。ありがとうございました😭 -- 名無しさん (2022-11-23 03 08 09) 存命だったらクトゥルフネタが求められる(実際にはあまり無かったが)トリガーやネクサス臭のするブレーザーでTVシリーズのウルトラ脚本に初参加してたかもね -- 名無しさん (2023-07-04 16 10 51) 名前 コメント