約 182,749 件
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/590.html
小悪魔7 うpろだ254 答え④ 小悪魔萌え 「っ……!!」 妙な夢を見ていた。 ルーミアにさんざん追っかけまわされた後―――― なすすべなくルーミアに捕まる夢や みすちーと風呂でコンサートを開く夢や えーりん総司令と一緒に永遠亭防衛軍で戦う夢 それにしても、えらくリアルな夢だった。 ……いや、本当にあれは夢だったのか? つーか、ここは……? 周囲を見回すと、分厚い本が何冊も詰まった数多くの本棚が目に入った。 何回か訪れたことのある風景。 紅魔館の図書館……? えーと…… や っ ぱ り 夢 か !? …… ……いや、違う。 改めて自分の体を見てみると服は泥だらけだし、体のあちこちに擦り傷が付いている。 ルーミアに追いかけまわされていたのは間違いがない。 そして、たぶん追い詰められていたとこも夢じゃない……あのあたりまでは、かなり記憶が鮮明だったから。 ただ、その後の記憶がひどく曖昧なのだ。 ともかく、ルーミアに追い詰められた俺が、今無事ってことは……誰かが助けてくれていたのか? そして、ふと床を見ると奇妙な形の文様が描かれている。 「これ……魔法陣?」 以前、黒白の泥棒魔女が俺に押し付けて行った魔法書の中に、これによく似た魔法陣があったのを覚えている。 確か……これ転移の魔法陣だっけか? ってことは、俺は転移魔法でここに連れて来られたのか? ……誰に? 「目が覚めましたか?」 暗闇から声が響く。 暗くてよくわからないが、このシルエットは……みすちー? だが、何かが違う。彼女は みすちーじゃない。 暗闇から、一人の少女が姿を現す。 あれ? この人は……確か…… 「君は…確か、小悪魔さんだっけ? この図書館の司書の」 以前、紅魔館に訪れた時に会ったことがある。 確か、この図書館の司書をしているはず。 いや、問題なのはそこじゃない もっと言うと、問題なのは彼女自身ですらなく、彼女が来ている服の方だった 小悪魔さんが……“みすちーの服”を着ていたのだから 紫がかった茶色で統一された衣服と奇妙な形の帽子。 うん、間違いなくみすちーの服だ。 ……Why? 「正直、何が起こっているのかわからない上に、何から聞いたらいいのかも わからないんだけど……」 「は、はい……」 「とりあえず質問は2つ! ① なんで、俺はここにいるの? ② なんで、小悪魔 さんは みすちーの恰好してるの? 以上ッ! 簡潔な答えを求むッ!」 ビシィ! という擬音が聞こえるような勢いで小悪魔を指差す。 それにしてもこの俺、ノリノリである。 「えっと……1つ目の答えは、私があなたを転送魔法で ここに移動させたからです」 やっぱり助けてくれたのは 小悪魔 だったのか。 うん、やっと一つ謎が解けたよ。 真実はいつも一つ! いや、それよりも助けてくれてありがとう 小悪魔! 「2つ目の…答えは……」 「うん」 「……」 「?」 「……私は……初めて会ったときから、あなたにずっと惹かれていました」 「え?」 ……惹かれてたっていうことは、つまり―――― ―――― 俺のことが好きってこと? でも、それなら何故みすちーの恰好を? 「でも……あなたがミスティアさんのことが好きだと聞いてしまって……」 「え?」 「あなたのこと、諦めなきゃいけないのに……頭ではわかっていても、どうしても諦めきれなくて……」 「……」 「せめて“ごっこ遊び”の中だけでも、あなたに愛されたかったんです……」 ああ……そうだったのか 彼女は、俺と気軽に話しているみすちーが羨ましくて、妬ましくて 「お願いです…ほんの一時だけでいいですから……」 混乱と苦悩の末に、小悪魔さん自身ではなく みすちーの姿を借りた『ごっこ遊び』の中だけでも愛されたいと願い 「私を ミスティアさんと思って、一緒にお話してくださいませんか…?」 そして、最終的に導き出されたのは 自分自身を否定する歪な手段だった。 だけれども、それは ただひたすら純粋な想いが込められた不器用な愛情表現 俺に向けられるそれが、すごく心地が良かった。 ……ん? いや、ちょっと待て。 彼女、『この前、俺がみすちーのことが好きだと“聞いた”』って言ったよね? ―――― 小悪魔さんは、一体 誰からその情報を仕入れたんだ? 「あのさ、一つ聞いていいかな?」 「は…はい……」 「さっき『この前、俺がみすちーのことが好きだと知った』って言ったけど、誰に聞いたの?」 「えっと……魔理沙さんです」 ―――― ま た あ い つ か ! あ の 超 ド ⑨ の 耳 年 増 ! ! つーか、なんでこうデタラメな情報ばかり伝えてるんだあいつは……文の新聞じゃあるまいし。 いい加減ここまで来ると耳年増に恨みでも買ってるんじゃないかと不安になってくる。 ……ん? 俺なんで、魔理沙のこと耳年増って呼んでるんだ? (青年思考中……) いくら考えても『魔理沙=耳年増』が繋がらないので、そのうち俺は考えるのをやめた。 そして、気付いてみれば、小悪魔さんは いよいよ不安そうな表情でこっちを見ている。 う……女の子のその不安そうな眼は卑怯ナリよ…… ……つーか、要するに、彼女は俺と仲良くなりたかっただけなんだろ? だったら話は早い。 「えっとね……とりあえず黒白の言ったことは全部デタラメだから信じないでいいよ。いや、むしろ信じるな」 「えっ?」 「でさ、俺 明日から一日に一回はここに来ることにした。だからさ、その時はここで いろいろお喋りしようよ、ね?」 みすちーの恰好をしたところで、小悪魔はみすちーにはなれない。 だけれども、小悪魔 は みすちー になる必要は全くない。 彼女は、俺のことをこんなにも想ってくれている可愛い女の子なのだから。 「っく……」 「……え?」 「ぐすっ……ふぇ……」 「ちょ……ちょっと!? なんで泣くのさ!?」 「どうして…?」 泣きじゃくりながら小悪魔は俺に問いかける。 「……どうして、ほとんどお話したこともない私なんかに……そんなに優しいんですか…?」 俺は、小悪魔の目を見つめながら優しく語りかける。 「俺のこと、そこまで強く想ってくれている 君と もっと仲良くなりたいからさ」 「――――……!!」 「うおっ!」 彼女が俺の胸に飛び込んでくる。 「ありがとう…ございます……私…幸せです……」 彼女が泣きやむまで胸を貸してあげることにした。 そして、数分後……彼女の嗚咽がようやく収まってきた頃を見計らい、彼女に声をかける。 「落ち着いた?」 「……はい」 「で、一つ聞きたいことがあるんだけど」 「は、はい……なんですか?」 「君の本当の名前……教えてくれないかな?」 今まで、彼女のことは小悪魔と呼んでいたが……さすがに『小悪魔』が本名とは思えない。 「私には…名前が無いんです」 ……? そういえば……悪魔の中には名前が無いものもいるとか聞いたことがある。 彼女も、その中の一人なのだろう。 しかし、『小悪魔』って名前もなんとなく呼びづらい……もっとも、そもそも『小悪魔』は名前ではないのだろうけれども。 そうして、しばし考えた後―――― ―――― リトル 「え?」 「“小”悪魔から『リトル』って名前をつけたんだけど……」 「…私の……名前?」 「そう、『リトル』……どうかな?」 「リトル……」 しばらく、彼女は何回か“リトル”という言葉を反芻する。 そして 「あの……リトルって、呼んでくださいませんか……?」 いや、その頬を紅く染めた上目遣いの視線と可愛らしい仕草のコンボは反則だ…… 「リトル」 「もっと…お願いします……」 「 リ ト ル 」 「も、もっと……」 ふと、俺は悪戯心も手伝って彼女の名前に『ある形容詞』をつけてみようと考える。 彼女がどんな反応を返すのか気になったから。 「 可 愛 い リ ト ル 」 「……!?」 お、大成功だ。 リトルは目をぱちくりさせてる そして、一瞬の後 ボ ン ! と擬音がつきそうなくらい派手に真っ赤に頬を染めるリトル。 いや~……かわいいなぁ。 って……あれ? 「……~~~~~~!!」 「ど…どうしたの?」 「あ……あなたのせいですからね…っ!」 彼女の言葉の後、俺は一瞬何が起きたのかわからなかった。 「ん……っ」 「……!?」 数秒後、気付いたのは彼女に押し倒されていたということ。 そして、彼女の柔らかく艶やかな唇に俺の唇が奪われているという事実のみ。 気持ちいい。 リトルの柔らかい唇はなおも俺の唇を貪ってくる。 意識までもが侵食される。 そうして、何十秒もの間俺の唇は彼女の唇に蹂躙された後―――― 「あなたが、あんな嬉しいこと言うから……もうっ、もう あなたへの想いを抑えられません…!!」」 長い口づけが終わった後に、彼女はこらえきれないように俺に言う。 そうして再び俺の唇が貪られる。 「ん……」 「!!??」 彼女が今まで貯め込み続け、満たされることのなかった俺への愛情が爆発していた。 そうして、何十分熱いキスを交わした後だったろうか…… き、気が済んだのかな……? 「私の心とカラダ……すべてをあなたに捧げます……」 そう言って、彼女は自分の服を肌蹴始めた。 ……全然済んでない と言うか、むしろ序章すら終わってなかった 俺は彼女の豹変に……僅かな恐怖と妙な期待がないまぜになった妙な感覚を味わっていた。 そんな俺に、妖しくて、それでいて天使のような笑顔とともに 美しい悪魔の囁きが紡がれる 「………だから、私のすべてを あなただけのものにしてくださいね…」 リトル Moe End『天使のようなー小悪魔の笑顔ーこの紅魔館に~(ry』 おまけ 「……そういえば、あの みすちーの服ってどっから手に入れたの?」 「え…ええと……その……」 「?」 香霖堂で買ったのだろうか? 正直、あの店はロケットランチャーですら置いてあるからな…… 「や、やっぱり……知りたいですか?」 「あ、ああ……」 なんだろう? えらく言いにくそうな顔をして…… 「じ、じゃあ……ちょっと ここで待っててください……」 「? ……いいよ?」 リトルは奥の部屋への扉を開けてその中へ入って行った。 正直、訳がわからなかったが俺は素直に待つことにする。 そして、彼女が奥の部屋に消えて1分かそこら経った頃…… 「ん――――――!!」 妙なうめき声……というか くぐもった叫び声が聞こえてきた。 それも、聞き覚えのある声……って、あれ? この声って……みすちー? 「みすちー?」 俺は扉を開けた。 「だ、ダメです!! 来ないでくだ――――」 そこに広がっていた光景は ―――― 「あ……」 「んっ…!?」 みすちーの服ではなく、いつもの服に着替えた リトル そして、下着だけしか身につけていない上に 縛られて猿轡をかまされたみすちーの姿だった。 (青年と少女 状況把握中……) そして―――― 「ん――――――ッ!!(や、やだあっ! 見ないでよおぉっ!!)」 「ブフゥ――ッ!!!」 冗談でも何でもなく鼻血吹いた。 ってか、みすちーを拉致して服剥ぎ取ったのかYO!! ヤバイこれ刺激が強すぎああああああああ!!! 「み、見ないでください」 リトルが俺の頭を抱きかかえる。 いや、言葉で書くとアレだが つまり要するに、俺の顔は彼女の胸の中にうずまってしまっていた。 「ちょ、リトル!?」 いやこれみすちーの下着姿は見えなくなったけど 正直こっちのほうが刺激が強いって!! ヤバイ リトルの胸が柔らかくてあああああああああ!! 「見ちゃだめですっ……」 それは、裸を見られるみすちーが恥ずかしいから見るな……というものではない。 自分以外の女性の裸を見せたくないという、独占欲からくるもの。 「ん――――――ッ!!(ちょ! 小悪魔ぁっ! その人は私の旦那様(になる予定)なんだからぁぁっ!!)」 俺の頭を胸に抱き、僅かに頬を赤く染めながら、微妙に勝ち誇った眼をみすちーに向けて 「こ、この人は……私だけのものですよ……」 かわいくて、大人しいけれど…… ――――やっぱり彼女は“小悪魔”だ 7スレ目878 「○○っ」 仕事中には聞き慣れない声に振り返ってみると。 「えへへ、来ちゃいました」 ちょっと体を傾かせて、上目遣いのこぁがいた。 後ろ手を組んで、微妙に前傾姿勢なのが妙に色っぽい。 「お前、仕事は?」 一応、聞いてみる。 まあ、ここにいる時点でサボりは決定なのだが。 「サボっちゃいました。 パチュリー様も、お仕事しないでイチャイチャしてるだけだから、 別にいいかな、って」 その言葉に苦笑する俺。 「おいおい、だからといって俺は仕事中なんだぞ」 「いいんです。 だって――、横であなたの顔があるだけで幸せですから」 俯いて赤面しながら言葉を紡ぐこぁ。 そんなこと言われたら、言い返せないじゃないか。 何となく気恥ずかしくて、俺も下を向いてしまう。 「おーい、○○ー! お前、そんな状態じゃろくに仕事できないでしょう? 今日はもうあがっていいから、ちゃんと彼女エスコートしてやんなさーい」 上司から声がかかる。 って、ええっ! 驚く俺に対し、周りの同僚が追い討ちをかける。 「ほら、早く行ってやんなさーい」 「結婚式には絶対呼んで頂戴ねー」 「いい娘なんだから、手を離しちゃだめよー」 四面楚歌。 同僚たちは、ニヤニヤしながらこちらを見ている。 そうだな。 せっかくだし、今日は目一杯楽しもうか。 「じゃあ、こぁ、行こうか」 「あ……、はいっ」 彼女がおずおずと差し出した手を繋ぎ、 多少、照れながらその場を立ち去る。 「あー、恥ずかしかった」 「でも、皆さんいい人みたいでよかったです」 「そりゃ、まあな。 ……まだ日は高いけど、どこか行こうか?」 「久しぶりに、お日さまを浴びたいです。 湖の方に行ってみませんか?」 「ああ、そうしようか」 「はい」 こぁは嬉しそうに笑うと、俺の頬に軽くキスをして手を離す。 それが、デート本番の俺たちの合図。 俺が軽く左腕を出すと、こぁは抱え込むように腕を絡める。 そして、2人で、日の差す玄関へと歩き始めた。 8スレ目 61 1. 「だぁーーっ、また負けたぁ!」 「ふふふ……、私が早々簡単に負けるとお思いですか?」 「うううううう…………で、次の罰ゲームは何なんですかぁ……」 「う~ん、何にしましょうか。あ、そうだ、決めました」 「何ですかぁ? さっさと済ませて次のゲームしましょうよぉ」 「うふふ、そうですね。じゃあ、咲夜さんに、『パッドですか?』って訊いて来て下さい」 「うげっ、それはキツいなぁ……」 「じゃあ、やめましょう。○○さんの負けってことでいいですね?」 「う~、いやいや、やりますとも。やりますともさ」 「じゃあ、はい、いってらっしゃいです。薬箱は用意しておきます」 「……はい、いってきますぅ」 2. 「さくやさーーん!! さくやさんってパッドでsげふぅ!?」 3. 「あいたたた……」 「お疲れ様です。こっち来て脱いで下さい。薬塗りますから」 「はいぃ……。あのですねぇ、あんなことやらせないで下さいよ。 ほんと、死ぬかと思いましたよ」 「あはは、すみません。でも、罰ゲームは罰ゲームなんで」 「げっ、鬼だ」 「悪魔です」 「大体ですねぇ、なんでいっつも罰ゲームがこんな血が出るような痛いやつばっかりなんですかぁ?」 「んーとですね。……だってそうでもしないと○○さんは私のところに来てくれやしないし こうでもしないと私は○○さんの身体に触れることさえ叶わないんですよほんとパチュリー様が羨ましいなぁ」 「え? 何ていったんですかぁ?」 「○○さんが痛い目見るのが楽しいからって言ったんです」 「うげっ、悪魔だ」 「はい」 8スレ目 153 どさっ ○「……小悪魔?」 嗚呼、そんな目で見ないで下さい 貴方にそんな目で見られるとますます我慢できなくなってしまいます ○「俺、なにか小悪魔の気に入らないことした?」 嗚呼、そんな声で私を呼ばないで下さい 貴方にそんな声で呼ばれると私は悲しくなって泣いてしまいそうです ○「こ、小悪魔!?本当に大丈夫か?」 小「私の、私の我侭なんです 貴方を誰にも取られたくない、お嬢様にも、妹様にも、咲夜さんにも、美鈴さんにも そして、パチュリー様にも 貴方の身も心もそして魂さえも私の物にしたい ただの醜い執着心です」 ○「…………」 ぎゅぅ 小「あ……」 ○「そんなに心配しなくても俺はもう小悪魔の物だよ 小悪魔が望むならそれこそ俺の全てを上げるよ」 小「○○さん……」 8スレ目 688 私はしがない妖精メイドなのですが、最近私の体調が優れないのです。 なぜ、図書館に入ると胸が苦しくなるのでしょう? なぜ、あの人が微笑みかけてくれると私は惚けてしまうのでしょう? あぁ、なぜ私は彼女の傍にいれないのだろう? 妖精程度では傍にいることさえ許されないのか? あなたのために高鳴り、喘ぐこの心臓を抉りだしてしまえればどれだけ楽になれるだろうか? 友人のチルノに相談したら、それは恋だと言われた。 よく解らなかったけど、熱い気持ちを何とかしたいと頼んだら凍らされた また、明日も会えるかな? 小悪魔さん 9スレ目 999 〇〇は親友のレミリアに捧げられた生け贄だ。 本来なら血を絞り、残った絞りカスの肉を飢えた妖怪の前に放り投げて嘲笑う。 ただ、それだけのはずだった。 だが、『使い捨てるより面白く使える玩具』とレミリアが言いだしたため今だに生きている。 「……その強運も今日まで? レミィに語る外界の話もネタ切れかしら」 「いや、生憎まだ若いんだ。死ぬ気はないよ……お、この小説いいな。今日の語りに使おう」 いつまで、〇〇は生きられるのか。 全ての権限はレミィの手の中にある。 話のネタなんてとっくに尽きていて、図書館に入り浸っていることだって既に知っている。 「必死に生きようとして藻掻く姿が可愛くて面白いのよ」 それがレミィの本音。 「パチュリー様、〇〇さん。お茶が入りました」 「こぁちゃんありがと!」 「ん、そこに置いて……………………こぁちゃん?」 小悪魔だからこぁ、単純すぎる。 あぁ〇〇が言うことやること全てが気に障る。 〇〇が次にどんな馬鹿をやるのか、考えるとおちおち本も集中して読めない。 「……っと、そろそろいかないとレミリア様に怒られちまう じゃあ、また明日な。 パチュリー」 「そうね、また明日」 あしたもまた、〇〇に振り回されるのか。 面倒臭い。 〇〇が置物なら横においておくんだけど。 「あ、〇〇さんを送ってきますね」 いってらっしゃい。 …… 「そうだわ小悪魔、アームストロングの資料は……」 残念、もう行ってしまったらしい だが、前に片付けのは小悪魔なので自分で探すのは骨が折れる。 仕方なく、〇〇と小悪魔を追い掛けた。 「――・……――!」 「…――……・・・」 話し声、どうやら間に合ったらしい。 「ねぇ小――」 わが目を疑った。 〇〇と小悪魔が包容し、口付けを交わしていたからだ。 「俺、今日も生き延びてみせるよ。だから…」 「あぁ、〇〇。恐ろしいことを口にしないで。 あなたが居なくなることを想像するだけで震えが止まらないんです」 「ごめんこぁちゃん。恐がらせてしまって」 「だったら、もう一回怖くなくなるおまじないをしてください」 「お安い御用さ」 二人は再び、かたい抱擁と口付けを交わした。 私はそのまま自室のベッドに潜り込み、訳もわからず泣いた。 〇〇と小悪魔が見舞いにきたが、気分が悪くなり、追い返した。 そして自分の本当の気持ちに気付き、声を殺して泣いた 最後に、全部お見通しだった親友にロイヤルフレアをぶちかました 11スレ目 104 「寒いですねー」 僕の隣で室内だというのにマフラーを手放そうとしない小悪魔が言った。 「そうだね」 僕は本から目を放さないまま軽く同意して、あまり関心を持たなかった。 でも彼女はそんなことお構いなし。 まぁ、いつものことだけど。 「あ、○○さん。雪が降ってますよ!?」 「へぇ」 「そうだ! いいところにいきませんか?」 「いいところ?」 言い出したら聞かないのもいつものこと。 僕はしょうがなく本を閉じて彼女のほうを見る。 その瞳はこれから先にある楽しみを確信している瞳。 「そう、いいところです」 会心の笑み。多分僕はこの笑顔に弱い。 いや、確実に。 「じゃぁいこうか」 「はい!!」 さっきまで寒い寒いといっていたのが嘘みたいに元気になって出かける用意を始める。 お気に入りのマフラーはもちろんそのまま、ミトンタイプの手袋とコートを身に着けて、最後に自分の主に一声掛けてこちらを向く。 「よし、行きましょう!!」 「うん」 図書館を出て館の廊下を歩く。 少ない窓からちらちらと降り注ぐ雪を眺めながら僕は、どこに行くのだろう。と、少しわくわくしながら小悪魔の後をついていく。 広い館を行ったり来たり上ったりしてついたのは屋上。紅魔館の屋上から望む雪景色は確かにすばらしいものだった。 「確かにいいところだね」 「まだ先ですよ~」 そういって僕の手をぎゅっと握ると、小悪魔はふわりと浮かび上がった。 彼女は実に楽しそうに鼻歌を歌いながら僕ごと時計台の上まで飛んでいく。 「…………」 「どうです? 素敵でしょう?」 僕の手を離すと小悪魔は屋根の上に腰を落とした。 僕が同じように隣に座ると、少し恥ずかしそうに笑顔を作って顔を紅くした。 「寒くないの?」 「寒いですけど、雪が好きなんです。だから大丈夫ですよ」 あなたこそ寒くないんですか? と、同じ質問をされる。 「そうだな、僕も平気かな」 「ステキな景色ですねぇ」 にっこり笑う。 「寒いですねー」 「そうだね」 10スレ目 997 その本、俺が持つよ (こぁに対して) 告白じゃないなw 10スレ目 999 君に俺の名前の半分をプレゼントしたい 11スレ目 981 「一生懸命な君が好きです。」
https://w.atwiki.jp/onmyoutetu-jinro/pages/244.html
(ver.1.4.0β8実装/最終更新 ver.1.4.0β15) 基本データ 特徴 Tips コメント 基本データ 所属 恋人陣営/キューピッド系 役職表示 小悪魔 占い結果 村人 霊能結果 村人 毒見結果 無毒 精神鑑定 正常 夜投票 【恋人】1日目/3名 登場 超闇 ログ表記 [小悪] 初日に3名を恋人にするキューピッドです。 特徴 初日夜に3人を選択し、サブ役職【恋人】を付加します。 裏世界鯖の仕様では、開始時の人数が17名以下の場合は対象の1名が自分に固定されます。 つまり、対象のうち1名が死亡すると、残りの2名が後追い自殺する事になります。 【小悪魔】は、自分が対象にした【恋人】3名を認識できます。 【犬神】【憑狐】に憑依対象されません。 Tips 自分が矢を飛ばした三人のうち、一人~二人だけが生きています……というより、後追いの状況もおかしかったような 矢を放った対象の名前が変わっていたりしないでしょうか?変わっている場合、担当恋人に憑依能力者がいるようです。 そうでない場合、【憑狼】が乗っ取っているようです。【恋人】達の仇を討ちたければ、告発するのもよいでしょう。 東方陰陽鉄では 東方にはそのもの「小悪魔」というキャラがいる。ただし仮名っぽい響きではある。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/masayoshizard/pages/215.html
* ~第14話 漢の決意、そして小悪魔な彼女 俺、乱堂毅は戸惑っていた。 先程出会った転校生の白神大地という男。 アイツは、俺に『足掻け』と言った。 そして、一枚の紙切れを置いて去っていった。 この紙に書かれている場所――そこで、白神は待っているという。 俺は、丁寧に折り畳まれた紙を開く。 そこには、『2日目23時にて港にて待つ』――そう書かれていた。 「罠……じゃないだろうな」 直感的に思う。 白神という男は、少々気に食わないやつだったが、悪意は感じられなかったからだ。 俺は腕時計を見る。 今の時間は、午前10時だった。 少なくともこの場所で、あの男と出会うには、あと丸1日と13時間を生き延びなければならない。 ――生きる。 俺が、玲花を失った俺が、生きるのか……。 「フッ……」 そうだ、俺は生きなければならない。 生きて玲花を殺した西川のヤツを殺し、あの世で玲花にワビを入れさせる。 そうしなければ、アイツが浮かばれない。 だが、玲花……お前ひとりに寂しい思いはさせない。 西川を殺したら、俺もお前のもとへ逝く。 その為には、生きなければならない。 俺は、白神に貰った紙切れを乱暴にズボンのポケットへ押し込むと、デイバッグのジッパーを開けた。 中から出てきたのは、全長70センチばかりの杖だった。 不自然な取っ手を回すと、刀身が露わになる。 俗にいう『仕込杖』というやつらしい。 「玲花……仇はとってやるからな」 細身の剣の柄を力を込めて握る。 「ひっ……!」 工場の入口の方から女の子のか細い悲鳴が聞こえた。 「誰だッ!!」 俺は、思わず身構える。 次に聞こえたのは、遠ざかっていく駆け足。 「ちっ……ま、待ってくれ! 俺は進んで殺し合いなんてしない!!」 もしかしたら、怖がらせてしまったのかもしれないと思い、俺は剣を納めると、誰かも分からぬ女の子を追い駆けた。 だが、逃走劇は、すぐさま収束する。 派手な音と共に彼女はこけて、持ち物をぶちまけていた。 「だ、だいじょうぶか?」 俺は、恐る恐る後姿の女の子に声を掛けた。 「こ、来ないで!!」 それは、クラスメイトの中でも特に一番小柄で病弱な篠原百花だった。 あまり話した事はないが、病弱な背景などものともせず明るく振る舞う女の子である。 子犬のように震えるその姿は、とてもではないが、殺し合いに乗っているようには見えない。 「落ち着け、俺は殺し合いには乗ってないっ、篠原さんはどうなんだっ!?」 「あ、私も……殺し合いなんて、とんでもないです!」 彼女は、必死になって否定する。 「そっか」 俺は、ほっと溜息を吐くと、彼女の手を取り起き上がらせる。 「あの、玲花ちゃんの事は残念だったと思うけど……」 篠原さんは、言葉を探すように俺に気遣いの言葉を投げてくれる。 だが、俺はそれを遮るように掌を突き出した。 「だいじょうぶ、今は落ち着いている……今はやるべき事も出来たしな」 「や、やるべき事?」 篠原さんの問い掛けに俺は、力を込めて答えた。 「ああ、このゲームを打っ壊して、西川の野郎を地獄に叩き落とす事だ」 乱堂が決意を新たにしてる反面、百花は、心の中で舌を出してほくそ笑んでいた。 (暫くは、この単純な天才クンに守って貰おうかな……) そんな事を考えながら、彼女は、乱堂と行動を共にしようと考える。 【乱堂毅】《所持品》仕込杖《場所》8-D 【篠原百花】《所持品》日本刀
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/119.html
■小悪魔2 さて、今日は世に言う一年の締め括り、大晦日と言う奴である。 とは言え、我等が紅魔館は先週のクリスマスパーティー以降、軽い燃え尽き症候群に陥っていた為、 特に何かしようという動きも無く、まったりとしたムードになっていた。 レミリアお嬢様が、「どぅもー――! ハードレズでぇー――す!! 今宵は霊夢とオールナイトで年越しフォー――――!!!」 とか叫びながら、咲夜さんを伴って夕方頃から博麗神社に出掛けてしまった事も、館の空気を弛緩させるのに一役買ってしまっている。 『晦日(つごもり)』の名に相応しく、今夜の月の光は人間の目では捉えられない程に弱々しい。 まあ、咲夜さんも傍らについている事だし、あのお嬢様に限って身の危険を案じる必要も無いだろう。 ……それよりも、だ。 「げほっ、げほっ!!」 「あぁっ、パチュリー様、しっかりして下さい」 本当は、俺とリトルも含めたパチュリー御一行もお嬢様に同行する予定だったのだが、 パチュリーが寒気に中てられて喘息を拗らせてしまい、大人しく館でお留守番、という事になってしまったのだ。 「……御免なさいね。貴方たちも神社に行きたかったでしょう」 「お母さん、それは言わない約束でしょ」 リトルが病床の母をいたわるような目でパチュリーの手を取った。 ……誰がお母さんだ、誰が。 「けほっ、……あぁ……本当にいい子ね、リトルは」 ――なでなで。 「ああ……お母さん、こんなに手が冷たくなっちゃって……」 ……二人とも結構余裕があるようで、何よりだ。 何だかひと昔の昼メロみたいになってきたので、俺も一役買う事にした。 「あ~~あっ、さっさとババアの遺産で放蕩三昧してぇなあぁ~~~!?」 現代風味の不幸者チックな馬鹿婿を演じてみた。 「なっ、何言ってるんですかあなたっ!!」 ――ばちこーんっっ!! リトルに勢いよく頬を張られた。 ……かなり気持ちい……じゃなかった、かなり痛い。 「ううっ……ゲホッ、ゲホッ、この鬼婿……呪ってやる、呪ってやるわ……ゴホッ!」 細く生気の無い目を険しく吊り上げて俺を睨むパチュリーの背後に、どす黒い般若の形をしたオーラが浮かび上がっていた。 (ひぃっ、あ、あれは……何て事なの……!) 寝室の入り口の物陰から、家政婦ならぬ門番が見ていた。 「なんだ美鈴か。どうした?」 何だか昼の連ドラというより火曜幻想郷サスペンス劇場みたいになってきたので、いい加減に切り上げて素面に戻る事にした。 「いえその、お客様がいらしていますので、ご報告に」 「客? こんな時間に?」 パチュリーがベッドから上体を起こし、眉を顰める。 もう二時間もすれば年号がひとつ繰り上がるような時刻で、厨房の人たちがそこに向かって猛ピッチで蕎麦を湯掻きまくってくれている最中だ。 「……まったく。不躾にも程があるわ」 そう吐き捨てて、嫌悪も顕わに頭を掻く。 レミリアお嬢様と咲夜さんが不在な現状、この館の最高責任者は彼女という事になる。 「何処のどいつかしら。面倒事は真っ平御免よ」 「それなら心配は御無用だと思いますよ。皆さんよく知った人たちです」 「?」 何故か苦笑交じりに頬を掻く美鈴に、三人揃って首を傾げる。 まあ、ここでジッとしていても埒が開かないので、病床の主に代わって俺とリトル、美鈴の三人の裁量で応対する事となった。 ………… 「……何やってんの、君ら……」 門前に集まっていた顔触れに、思わず頭を抱えてしまった。 輝夜姫様に永琳、鈴仙とてゐに、数十名のイナバの子たち。 永遠亭の面子一同が、どでかい風呂敷を抱えて、夜逃げさながらの様相でその場に佇んでいた。 「……話せば、長くなるんだけどね」 輝夜姫が、ゲンナリした表情で重々しく口を開いた。 「それは、今朝の事だったわ……」 少女回想中…… 「姫さまっ、師匠っ!! た、大変です!! 巫女が腹肉を弛ませながら、羅刹のような形相で押し入って来ました!!」 「何ですって!?」 ――スパー――ンッッ!! 「ゲエェーッ!! お前は博麗の巫女!! は、早過ぎる?」 「あんた達ッ!! こんなブヨ腹じゃ元旦の演舞もロクに出来ないじゃないのよ!! さっさと解毒剤とお詫びの豊胸剤を作りなさいケヒヒィィー―――ッッ!!!」 ちゅどどどどどどどー――――んっっっ。 ………… 「という訳で、屋敷がフッ飛んじゃったのよ」 「それは何と言うか……」 流石に怒らせた相手が悪かった。 「最初はスキマ妖怪を頼ろうとしたんだけど、考えてみればあの女、住処がさっぱり分からないのよね」 まあ、神出鬼没を絵に描いたような人だからなあ。 それに、どの道彼女はあの後すぐに冬眠に入ってしまったと聞いている。 この間のパーティーの時は、少々無理をして来てくれていたのかも知れない。 目を覚ました暁には、気付けに俺の得意料理『デスソース混入不惜身命ライチ味チャーハン』を、あの時頂いた中華鍋で振舞う事にしよう。 今日も今日とていい事を考えていると、輝夜姫が勢いよく頭を下げてきた。 「この間あんなにお世話になっておいて申し訳無いのだけど、もう此処しか思い当たる宛てが無いの。 こちらからも無事に残った食糧を提供するから、今夜一晩、寝床を提供して頂けないかしら」 「分かりました。困った時はお互い様です」 リトルの即答。 「……いいのかな。俺たちで全部決めちゃって」 「だって、こんなに寒いのにまた放り出すなんて、可哀相じゃないですか」 確かに。 見渡すと、元々寒さに不得手であろうイナバの子たちが、皆涙目になって唇を青くしながら、ガタガタと小さな体を震わせていた。 「う~~~ん、寒い、寒いよぉ~~~」 てゐがブルブルと身を縮こませながら、段ボール箱の捨て犬のような上目遣いでこちらを見ている。 ……途端に、全てが嘘臭く視えてきた。 「ちょうど良かったです。今あったかいお蕎麦を作って頂いているところなので、みんなで食べましょう」 「決まりですね。それじゃどうぞ、入った入った」 これで決まりとばかりにリトルがポンと手を叩き、美鈴が門を開けて永遠亭ご一行を先導した。 「ありがとう……この恩は、覚えている限りは忘れないわ」 輝夜姫が、色々な意味で当たり前の事を言いつつ頭を下げてきた。 「ほらほら寒かったでしょう? もう大丈夫だからね」 保母さんよろしく、リトルがにこにことイナバの幼な子たちの手を引いている。 そんなあたたかな背中に、永琳さんが呆れたような苦笑を見せた。 「……あの子、本当に小悪魔なのかしらねぇ」 俺も常々そう思う。 ………… 「……という事になった」 「お世話になります」 永遠亭代表の永琳さんを伴い、パチュリーに報告を済ませた。 リトルと美鈴には、メイドさんや厨房の人たちへの伝達を頼んである。 「まあ、仕方が無いわね……今更文句を言うのも面倒だし、節度を守ってくれれば構わないわ」 「ええ。そこはきつく言い聞かせておくわ」 「あとは、そうね……今少し喘息の調子が良くないから、ここに兎の子たちを近づけないように」 そこまで言って、ごほ、とパチュリーの喉が痛々しく鳴った。 皆あんな姿をしているので兎である事を失念しそうになるが、確かにアレルギーが出る可能性も否定出来ない。 「分かったわ、くれぐれも留意しておきます。……本当にありがとうね。 あの使い魔の子、ウチに欲しいくらいのいい子だわ」 「「だが断る」」 即座に俺とパチュリーの拒絶の声が重なった。 最初から冗談のつもりでしか無かったらしい永琳さんの顔に苦笑が浮かぶ。 「冗談よ冗談。流石に大事な使い魔兼婚約者を連れ出したりは出来ないわ」 「う……」 「見たわよ、彼女の左手。おめでとう」 あの短いコンタクトで全てお見通しとは、まったくもって恐れ入る。 あれ以降、館の人々から散々玩具にされて慣れてきてはいたが、外の人から言われるのにはまた違ったダメージがあった。 「あ~もう。俺、リトルを迎えに行って来るよ」 気恥ずかしさに負けて席を立ち、慌ただしくその場を退散する事にした。 「ご馳走様~」 永琳さんのからかうような声が、背中にこそばゆかった。 ………… 「……ふふ、青いわね」 遠ざかる彼の背中に永琳が軽く微笑む。 「あんまり面白がって弄らない方がいい。反動で凄まじい変態行為が来るわ」 「あら。刺激的なのは結構好きよ」 ……この月人の思考は、相変わらず何処かピントがずれている。 ほう、と一つため息を吐いた瞬間、激しい咳嗽の発作が来た。 「げほっ、げほっ!! ……っ、ぐっ、ごほっ」 気管を灼くような痛みに肺腑を圧迫され、目尻に涙の粒が浮かぶ。 「大丈夫?」 「……、五月蝿い。何でもないわ、こんなの」 差し伸べられた永琳の手を、明確な意思を以って拒絶する。 私が取るべき手は、この紅魔館と魔法の森にしか無く、今この場には存在しない。 天井を仰いで荒い息をつく私に、永琳は何処かいけ好かない微苦笑を寄越し、持ち込んできた風呂敷をごそごそと漁り始めた。 「仕様が無いわね。そんな強情な魔法使いさんに、意地悪なお姉さんからプレゼント」 そう言って永琳が風呂敷から引っ張り上げてきたのは…… 「? 何なの、これ」 「マスクよマスク。煩わしい雑菌や粉塵を完全シャットアウト、その上で抜群の保湿性と通気性。 夏場に所用でこしらえた、天才永琳印の特別製よ」 「……要らない。そんな大層な物、頂いちゃ悪いわ」 「いいのいいの。お邪魔させて貰ってるんだから、せめてこの位のお礼はさせて頂戴」 「…………いいの?」 「最初からそう言ってるじゃないの。受け取ってくれる?」 「そう…………ありがとう」 消え入るような小さな声で礼を言い、永琳からマスクを受け取る。 指と指が、軽く触れた。 ………… 「♪兎美味しい、彼の山~~~♪」 パチュリー様が何時か教えてくれた残虐童謡を口ずさみながら、軽い足取りで廊下を歩く。 静かな年越しというのも良いけど、お客さんと一緒に賑やかに迎える新年というのも、魅力的な話だ。 メイドさん達に、永遠亭の皆さんの寝床の用意をお願いしないといけない。 「あ、いたいた。すみませ~~~~ん」 曲がり角の方に、咲夜さんが居ない間メイドさん達の指揮を任されているチーフさんの姿を見つけ、声を飛ばす。 私の声に振り向くと、彼女はおっとりとした笑顔を見せた。 「あら、あのクソ忙しい時間に二人のうのうとイチャついていたリトルちゃんじゃないの」 「え゛」 「え、なになに。皆クタクタに疲れて眠りこけていた夜中に構わず二人バーニングしていたリトルちゃんですって?」 「まあっ、ご主人様を差し置いて一人春爛漫、人生大絶頂期なリトルちゃんのお出ましよ、みんな!!」 ――ぞろぞろぞろぞろ。 「えっ、あ゛、そのっ」 一体何処から湧いて来たのか、曲がり角の向こう側から続々とメイドさんが現れ、あっと言う間に取り囲まれてしまった。 「ねえリトルちゃん、あれから彼とはどう?」 「式はいつ挙げるの?」 「その指輪、幾らぐらいしたの?」 「子供は何人くらい作る予定なの?」 嫉妬の炎を背後に揺らめかせながらメイドさん達が肩を組んで円陣を組み上げ、グルグルと私を中心にして回転し始めた。 「う、うぅ……」 お客さんの来訪に浮かれて、失念していた。 あのパーティー以来、私たち二人の姿を見るなりずっとこの調子なのだ。 いつもは彼が神殺ビューティフル空手(彼命名)で撃退してくれているけど、今この場にいるのは、折悪く私独りだ。 『さあさあリトルちゃん、観念なさい!!?』 回転数が上がり幾つもの顔面の残像がぶれまくって、ハッキリ言って無茶苦茶気味が悪い。 「あぁ……助けて……」 予期せぬ窮地に、半べそになってこの場に居ないあの人に助けを求めた瞬間、 ――ずどどどどどっっ!!! 「くおおぉらお前ら!! イジメ、カッコ悪い!!!」 私の大事な人が、何故か白黒模様のボールを蹴り転がしながら颯爽と現れた。 彼は足元にボールをぴたりと留めると、メイドさん達に人差し指を突きつけ、 「あの日の誓い以降も、俺たちの生活は不沈艦大和の如く大安泰なり!! だけど式なんて挙げる金も立場も無えよアホンダラ!! あと、指輪はセオリーどおり、給料の三ヵ月分!! 子供は、リトルに似た女の子が二人は欲しいと思います!!」 ……律儀にも全ての質問にしっかりと答えた。 「くっ、出たわね変態亭主!! みんな気をつけてっ、迂闊に近付くと妊娠させられるわ!!」 酷い言われようだった。 「ぃやかましいっっ、見損なうな!! 唯一人の伴侶を定めた以上、貴様ら有象無象に差し向ける性欲など、1ナノグラムも存在せんわ!! 喰らえ我が一世満身の大スペル、屁符『ヘルスカンク・マッドジャイロ』!!」 そう叫ぶと、彼は前屈姿勢になって尻を突き出し、 ――ぷぷぷぷぷぷぷっっ。 放屁音を轟かせ、そのままの体勢でプロペラのように回転しながらメイドさんの集団に突っ込んで行った。 「…………うぅ、ぐすっ」 言っている事は凄くカッコ良く、不覚にも涙がこぼれるくらい嬉しかったけど、 やっている事が致命的にカッコ悪かった為、今度は情けなくて涙が出てきた。 「きゃあああああっっ、キモくて臭い要するにキモ臭いっっ!! たっ、退散、退散っっ!!!」 チーフさんの撤収命令に、さっとメイドさん達の波が退く。 「はっはっはお前ら、お客さんが来てるから寝床の用意を夜露死苦!!!」 軽やかに着地を決め、泡を食って遠ざかる背中の群れに、ようやく本来の目的の一声。 私たち二人と、温く酸っぱい匂いだけがこの場に残った。 「……ふっ、悪は去った。大丈夫か、リトル」 彼が一仕事終えた爽やか極まりない表情で汗を拭う。 「…………ぐすっ」 臭気が目に染みて、またひとつ涙がこぼれた。 ………… 厨房への伝達は美鈴が問題なく済ませてくれていたようで、程無く十分な量の年越し蕎麦が完成した。 ほかほかと出汁の香りの効いた湯気を立てる特大鍋を二つばかりロビーに構え、 美鈴とリトルの二人が、行列を作ったイナバの子たちに戦時中の配給所さながらの様子で配膳している。 まさに師走の名に相応しい慌ただしさだったが、皆楽しそうで何よりだ。 「はいっ、どうぞ。熱々だよ~~」 「ありがとう、門番のお姉ちゃん!」 うんうん、ちゃんと礼が言えるのはいい事だ。 額に玉のような汗を浮かべながら忙しなく働く二人の顔にも、にこにこと笑みが浮かんでいる。 上機嫌で目の前の風景を眺めていると、リトルの方の列で、てゐの出番が巡って来た。 「はい、どうぞ。熱いから気をつけてね」 「うふふ、幸せそうね。ところで、いい保険の話があるんだけど、興味は無いかしら?」 「えっ?」 二人の間に慌てて駆け出し、 「当館での詐欺行為は、その全てを禁止させて頂いております!!」 ――どばばばばばっっ!! 場を弁えない詐欺兎の椀に、地獄唐辛子を山盛りぶち込んだ。 「な、何すんのよっ! 体に悪いじゃないの!!」 「やかましい!! 唐辛子は脂肪を燃やしてくれるありがたい香辛料だから、俺に感謝しながらたんと食え!!」 まあ、紅魔の館の名に相応しい特製ブレンドではあるが。 「う゛~~~~~」 ジト目でブー垂れながらも、てゐは大人しく仲間の元に戻って行った。 ……かと思ったら、何やら物言いたげな視線で、指を咥えながら鈴仙のお椀を覗き込んでいる。 「? どうしたの、てゐ」 「……いいな。鈴仙のお蕎麦、私のよりちょっと多い」 「あら、そうなの? いいわよ、交換してあげる」 何も知らない哀れな月の兎が、てゐに向かって花のような笑顔を見せた。 「ありがとう! だから鈴仙の事、大好き」 「ふふ。本当にしょうがないわね、てゐは」 ま さ に 外 道 ! はてさて、永遠亭の人々への配給も無事終了し、あとは俺たちの分を残すのみである。 後ろの方から何だか火を吐く轟音と悲鳴が聞こえるが、そんな細かい事をいちいち気にしていては、良い新年を迎える事など出来はしない。 「お疲れ様。それじゃ俺たちの分も用意して、早いとこ部屋に戻ろうぜ」 「そうですね。きっとパチュリー様も永琳さんも、首を長くして待ってらっしゃいます」 主人と客人を待たせたとあっては、従者失格もいいところだ。 四つの椀を盆に抱え、迅速に主の寝室へと赴く事にした。 「お待たせ」 「ただ今戻りました……あら?」 部屋に戻るなり、リトルが主の出で立ちに目を丸くした。 「どうなさったんですか? 今まで、薦めてもマスクなんてして下さらなかったのに」 「別に何も。貰った物を活用しているだけの事」 何とまあ、永琳さんからの贈り物とな。 素っ気無い物言いではあったが、先程よりも少しは楽そうに見える。 前面に書かれた『地獄上等』の筆文字が、とてもチャーミングだった。 「今日は喘息の調子もいいから、とっておきの反社会魔法、見せてあげるわ」 「そ、そんなの見せないでいいです」 何だか変な方向に元気になっていた。 「ほら、年越し蕎麦。パチュリーの分も用意してきたけど、食べられるか?」 「……少しだけなら」 「十分」 やはり、これが無いと一年の締め括り、という感じがしない。 四人揃って手を合わせ、 『いただきます』 湯気薫る蕎麦を、箸で突付き始めた。 「ん、美味い」 「はあ、沁みるわね」 「はふっ、はふっ、温かいです」 「……美味しい」 マスクを顎にずらして露を啜ったパチュリーが小さく息を吐いた瞬間、 ――ぼーん。ぼーん。ぼーん………… 暦の移ろいを告げる鐘の音が鳴った。 全員一旦箸を置いて、 『あけまして、』 深々と頭を下げる。 『おめでとうございます』 ……昔から思っていた事なんだが。 「何でこう新年の挨拶ってのは、こんな白々しいのかしらねえ……」 思っていた事を、先に永琳に言われた。 さて、いい大人が夜更かしという訳にもいかない。元日の朝でもいつもの仕事が待っている。 蕎麦を食べ終え、永遠亭の人たちの寝床が準備できたところで、早々と眠りにつく事にした。 ……良い初夢(出来ればややエッチ風味)が視れるといいのだが。 ………… お客さんが来たところでそこは変わりない、二人だけの寝床。 同じベッドで、既に整った息を立ててしまっている彼の寝顔を、何とは無しに眺めている。 彼の育った所では、初夢をその一年の運勢の暗示として、重要視していたらしい。 ……私の夢、視てくれたらいいのにな。 そんな気恥ずかしい事を考えていると、 「…………う~ん…………リトル~~…………」 「っ?」 彼の口がむにゃむにゃと動き、まさしく私の名前を紡いだ。 (わっ、本当に私が出てるんだ……) 喜んだのも束の間、途端に彼の寝言が苦しげな呻きに変わる。 「う、う~ん……だ、ダメだリトル……そんな……」 ……せっかく自分を視てくれているのに、悪い夢になどして欲しくない。 彼の額に浮かんだ汗を拭おうと指を伸ばした瞬間、 「…………そんなマニアックな道具、俺たちにはまだ早い……!」 「年の初めから、何て夢視てるんですかっ!!」 ――ばちこーんっっ! 「…………はっ」 つい、思いっ切り彼の頬を張ってしまった。 「ああっ、ごめんなさいっ」 「う、う~ん……リトル?」 赤く腫れた頬をゆるゆると撫でながら、呆、と瞳が開かれる。 「……何だ、まだ眠れないのか? ……しょうがないなぁ」 まだ寝惚けているのかもごもごと呟くと、彼は私の後頭部を掴んで、一気に胸板に引っ張り込んできた。 「きゃっ!……も、もうっ、寝惚けてますね」 「ん~~? 起きてるよ~~……」 半目を開けて鼻提灯を膨らませながら喋る姿は、ある意味芸術的だった。 「ほら、こうしてると安心して眠れるだろ?」 そう言って、夢見の悪い子供をあやすように、おでこをそっと胸板に押し付けられる。 「……はい……」 初めてお互いの気持ちを確かめ合ったあの日、泣きじゃくる私を受け止めてくれたあの時から。 ここが私の一番大切な、貴く暖かい、帰るべき場所だった。 「……はい……ここなら、私はいつでも何煩う事無く眠れます……」 一切の悲嘆も不安も、今ここには無い。 今年最初の夜は、蕩けるような甘いまどろみに身を委ねる事で、静かに幕を閉じた。 ………… ――そして翌日、めでたき元旦。 しっかりと朝食が雑煮とお節になっている辺り、ここは本当に悪魔の洋館なのかと、疑問を抱かずにはいられない。 まあ、旬の料理を何処に在っても美味しく頂けるのは、とてもありがたい事だ。 「う゛っ……も゛、餅が喉に゛…………」 サツマイモのように顔をど紫色にするパチュリー。 「あーもう絶対やると思ったよこの気管支狭窄ラクトガール!!」 「わ、私に任せて下さいっ、ていっ!!」 ――ズバッッ!! すぽーんっ!! 手馴れた様子でリトルがパチュリーの首筋にチョップを落とし、喉から餅の塊を叩き出した。 デビルチョップはパンチ力。まったく惚れ惚れする手際だった。 ……そんな比較的平時どおりの朝食を終えて、俺たちは永遠亭の兎たちを遊びに誘ってみる事にした。 「なあ、せっかく元旦だし月の兎も居る事だから、みんなで餅つきしようぜ」 「「「さんせー――――いっっ!!」」」 「えー……」 イナバの子たちのノリノリな反応と裏腹に、鈴仙が心底ゲンナリした表情をしている。 「何だ鈴仙、餅のつけない月の兎なんて、乳の小さいウチの門番みたいなもんだぞ?」 「いやその、何時かみたいに一人で延々つき続けるのが嫌なだけで」 「それなら心配ないわよ。最初に少し手本を見せてくれたら、あとはみんなで交代しながらにするから」 「……そんな大層なものでもないわよ?」 パチュリーの説明に謙遜気味に苦笑を返すが、何はともあれ交渉成立。 何故か館に置いてあった木臼と杵を持ち出し、ぞろぞろと連れ立って庭に出た。 「よっし。それじゃ行くわよ、てゐ」 「ん、いつでも」 杵を軽く揺らして肩を慣らす鈴仙に、介添えに就いたてゐの平坦な声が応える。 「……せぇーのっ」 ――ぺたんっ。どすんっ。 ――ぺたんっ。どすんっ。 ――ぺたんっ。どすんっ。 杵と平手が蒸し米を叩く音が、軽快なリズムで交互に響く。 教科書に載せてやりたいくらいの完璧なコンビプレイだった。 「……と、こんなところね。そんな難しい作業じゃないでしょ?」 「そうね。肝は、パートナーとの呼吸かしら」 「そういう事。さ、次は誰がやる?」 『はーいはいはい!!』 イナバの子達と、何故か近くを通ったメイドさん達が元気良く手を挙げる。 「ほらほら、順番順番」 もうすっかりイナバの子達に懐かれたリトルが、上手い事状況をまとめていた。 ……しかし俺の愛の眼差しは、実はリトルも餅をつきたくてウズウズしている事を見逃す筈も無かった。 杵が多くの手を巡り、そろそろ昼食に十分な量の餅が出来上がってきた。 ……と言うか、出来た先からメイドさん達が醤油を塗ったくって振舞っているので、既に満腹を訴えている子もいるくらいだ。 「う~~ん、えーり~~ん。もう満腹で動けないわ~~」 「こらこら姫。食べてすぐ横になるのはだらしないですよ」 部下たちを差し置いて一人満腹絶頂の竹取ニート姫が、芝生の上でだらしなく大の字になっている。 ……色々といい頃合だと思ったので、リトルの肩をぽんと叩いた。 「よし、トリは俺たちで飾らせて頂こう」 「……は、はい!」 顔を喜色に弾ませ、リトルがイナバの子から杵を受け取る。 「ふっふっふ。お前ら、俺たちの愛のワンダープレイを観て、腰を抜かすんじゃないぞ?」 「……貴方が言うと、どうにもいやらしい意味にしか聞こえないのよねぇ」 パチュリーが要らんツッコミを入れてくるが、無論この胸を炙り焦がすのは、それしきで消えるような朧げな炎ではない。 「それじゃ、始めようか」 「はっ、はい、頑張ります!!」 「ん。……せーのっ」 ――ぺt ズドンッッ!!! ――ぺt ズドンッッ!!! ――ズドンッ、ズドンッ、ズドンッッ!!!!! 「痛いわ阿呆おおおおおお!!!」 「きゃっ!!?」 リトルが一心不乱に打ち下ろしまくった杵が全弾余たず俺の右手を直撃し、餅をついているのか俺の右手をついているのか分からない状態になった。 「ある意味、完璧なシンクロニシティね……」 永琳がうんうんと頷き、あれだけリトルの事を慕っていたイナバの子達が、一転してガクガク怯えまくっていた。 「わざとかっ、わざとやっているのかお前はっっ!!!」 ――ぽよんぽよんぽよんっっ。 キャッチャーミットのように腫れ上がった右手で、童顔に似合わぬ84のDカップに往復ビンタを見舞った。 「やっ、きゃっ、ご、ごめんなさいっ」 切なげな悲鳴に溜飲を下げて右手をフーフーしていると、珍しい姿がこちらに向かって駆けて来るのが見えた。 「ねっ、ねっ、私も混ぜてっ!!」 「い、妹様っ、走ると傘からはみ出しちゃいますよ!」 元気一杯に手を振りながら走って来る妹様に、あたふたと美鈴が日傘を宛がっていた。 「……妹様。勝手に外に出たら……って、もう遅いか。ちゃんと加減は出来る?」 一瞬表情を引き締めて身を乗り出したパチュリーだったが、すぐに諦観のため息をついた。 「大丈夫、任せてよ」 「いいんじゃないの? この時間この天気じゃ、どの道ロクに力も出ないだろ」 「それもそう……かしらね。それじゃ妹様、くれぐれも気をつけて頂戴ね」 「分かってるって」 妹様は片手で杵をブン回して肩を慣らし始めた。 背後で必死に杵を避け回りながらも決して傘を動かさない美鈴のプロ根性には、まったくもって恐れ入る。 「ふふ、それじゃ私も混ぜて貰おうかしら」 意外にも永琳さんが声を上げ、介添えの位置に陣取り、珍しく邪気の無い笑顔を妹様に向けた。 「どうぞお手柔らかにね? 悪魔の妹さん」 ………… 「ふうっ、やっぱりこの時間は辛いわね。もう少し神社に居れば良かったかな」 「まあまあ、我が家はもうすぐそこですよ。……あら?」 訝しげな咲夜の視線を追ってみると、庭先に随分多くの人手が集まっていた。 『よいっ、しょっ! よいっ、しょっ!』 ――ぺったんっ、ぺったんっ。 妹と蓬莱人が、メイドや兎に囲まれて、楽しそうに餅をついている。 「……いつから私の館は純和風の兎小屋になってしまったのかしらねえ」 だが、不思議と、怒る気にはなれなかった。 私達の帰還に真っ先に気付いたフランが、大声を上げた。 『あっ、お姉さま~~~!!』 ――どかんっっ。 振りかぶるモーション中にいきなりこちらを向いたので、大きく逸れた杵の尻が、美鈴の顔面にめり込んだ。 『ふぐっ、ぐぐぐぐぐ……』 鼻血を吹き出し、ダメージに膝をガクガク言わせながらも、美鈴は日傘をフランの頭上に気合で押し留めていた。 ……気に入った!! 地下室に来て、妹をフ×ックしていいぞ!! 不具合を押してでも、この時間に帰って来て良かった。 「咲夜、急ぐわよ」 「……はいはい」 何だか、とても楽しそうではないか。 「何やってるの貴方達! 私達も混ぜなさい!!」 ――A Happy new year! 湖のほとりの紅き館に、どうか今年も幸あれ。 358 ─────────────────────────────────────────────────────────── 2月14日って知ってるかい? 昔、撲師が牧殺されたって言うぜ! 今は奈良のお祭りだ。ボヤボヤしてっとたいまつでボウボウだ! どっちもどっちも……どっちもどっちも! 1(アインス)!2(ドゥエ)!3(ドライ)!4(ドゥティーレ)! 5(オウ)!6(リュウ)!7(ジェット)!8(エイト)! 究極…… 「何やってんですかアンタは」 いわゆるイントロ(現実逃避)をやってる最中に、突然の突っ込み。 「……いやな。ちょっと、電波と言う物が入ってな」 「それと牧師と撲殺の文字が違います」 「そこには突っ込むなわざとやったんだから」 そこまで言って、ようやく声のした方を向く。 そこには、まさに司書!と叫びたくなるような服を着たまいらばー小悪魔がジト目で立っていた。 楽助ぼお氏、本当にGJでした! 「って、また電波が入ったな。……どうも最近ワイヤレスが多くて困る」 「困るのはあなたの馬鹿な発言を聞いてる私です。それと仕事を溜め込まないで下さい」 彼女の腕に光る腕章。そこには「私は読書狂です」とでかでかと書いて 「ありません。話を逸らさないで下さい」 「むう。いやな、世間にはこういう言葉がある。『マイペース、マイペース』と言う言葉が!」 「それってあの人の言葉じゃないですか。あれは悪い意味で使われてますよ」 「いやいや。俺は感動したぞ。……そうだ小悪魔、お前も少しは休憩をとった方がいい」 「休憩を取れない原因が何言ってるんですか」 ジト目に少々殺気を匂わせているが気づかないふりをして一言。 「だからそんなに胸がちいさ」 (大玉+クナイ弾=凶悪弾幕) 「少しは反省したらどうなんですかこの阿呆人間」 「ああんもっと罵ってぇ」 久々に小悪魔の弾幕を食らったせいか体がついていけず、すぐに落とされてしまった。 「……まあ、ふざけるのはこれくらいにして。仕事を再開しますよ」 「あいよ母ちゃん」 頭部ギリギリで大玉が飛んでいった。 「……冗談だ」 これ以上ふざけたら命はないだろう。 そういうわけでとっとと仕事に戻る事にした。 * * * ここに勤めて何年になるだろう。最低でも……一年も過ぎてないか? まあいい。とにかく俺は何とかこの紅魔館で働いてる。 最初は外の警備だったんだが、あまりにも過酷なため別の部門に転属を願ったところ、この図書館勤務が出てきた。 正直言って最初は『よっしゃ楽に仕事が出来る』と思ってたんだが…… 「あ、こら待て!」 急に飛び上がった魔道書を追いかけ、すぐに空に浮かぶ。 「捕縛『投網攻撃』!」 正確な狙いもつけずにスペルを発動。……だが、見事に魔道書をキャッチ成功。 『投網攻撃』はいわゆる全体攻撃のような物だ。方向さえ決めていれば視界全域をカバーできる。 ……俺が配置されているのは『魔道書部門』。意思を持った、もしくは本自体に魔法がかけてある物たちを取り扱う部門だ。 「ほんと、なんだかなぁ。何で俺がこんなところに……」 もうちょい静かに仕事が出来る(本音:楽にサボれる)と思ったのに…… 「おう、お疲れさん」 「ああ、ほんとに疲れるよ……」 そう言いかけてもう一度『投網攻撃』のチャージを開始する。 「って、出たなコラ」 「おう落ち着け落ち着け。私は何もしてないぜ」 それもこれも今目の前にいるこの白黒魔法使いが原因だったりする。 「これからするんだろう?魔理沙」 「……やれやれ。ただ本を借りてるだけじゃないか。何でそんなに目くじら立てるんだよ」 ……網じゃ足らんな。スペルを捕縛用から攻撃用に変換する。 「まあそうだよな。館長の断りもなく禁書指定区域に行っては読みふけった本をそのままにしてたり本を整列させずにばらばらに並べて入れたりさらにはお前のは借りてるんじゃなくて持って行ってるって言うんだこの白黒姫」 「待て待て。私は黒姫(あいつ)ほど自分勝手で鬼畜じゃないぞ」 うん。限界。なんか館長に止められてるっぽいけど知らん。 「双斧『デュアルトマホーク』」 俺の両手に斧状の魔力塊が握られる。 「ライチ汁っぽい物ブチ撒けろこのデモン・ザ・キッチン!」 斧を思いっきり振りかぶって…… 「待ちなさい」 殴りかかろうとした瞬間に向かい風の強風にあおられる。 「か、館長……」 突風を吹かせ、台所の悪魔の前に浮いているのはこの図書館の館長、パチュリー=ノウレッジ。 「今日の彼女は正式な客人として来ているわ。ゆえに手荒な歓迎はしないように」 ……なるほど。どおりで魔理沙専用トラップの類が静まってるわけだ。 「……失礼いたしました、お客様」 すぐにスペルを解除し、一礼。 「うむ、ご苦労」 「それと魔理沙。ごめんなさいねうちの従業員があなたに……」 まあ、客として招かれたのなら俺が咎められなければなるまい。暴走したのは俺だし。 「正当防衛を……いえ、略奪阻止を働いて」 ……へ?何気に本音が混じってませんか館長? 「どっちにしろ悪いのは私か……まったく、交換条件じゃなかったのか?」 「誰も魔道書を……アレの代価として渡すなんて言ってない」 「……なんだ、じゃあこの件は無しでいいんだな」 魔理沙の言葉を聞いた瞬間、館長の顔色が変わった。 「ちょっ……魔理沙!?」 「お前が言ったんだぜ?『代わりにこの図書館の書物を二、三冊持って行っていい』って」 「確かにそう言ったけど!でも魔道書は持って行っていいって言ってないじゃない!」 「……まあ、その辺は私に頼んだお前自身を恨むんだな。私は高いんだ」 ……なんか修羅場っぽいな…… 「小悪魔、小悪魔」 「なんですか?」 ちょうど近くを通った小悪魔を呼ぶ。 「アレ、どういった経緯で……ああなった?」 「私も知りませんよ、パチュリー様は教えてくれるはずもないし、そもそも聞けません」 そうだよな。小悪魔は形としては館長の奴隷だし。 「……今、何かすっごくフケツな妄想しませんでした?」 「いやいや小悪魔」 確かに館長と浣腸って似てるなとは思ったが。それはともかく。 「館長、俺は仕事に戻ります」 すでに俺の事を忘れて魔理沙と話していた館長に一言断り、すぐに仕事を再開した。 * * * 結局魔理沙は魔道書を少し持っていき、館長の『もってかないでー』がまた聞こえた。 小悪魔が慰めていたが、ずっとぶつぶつ言い続けていてかなり不気味だ。 さらに魔理沙が仕事を増やしていったせいで、仕事時間がかなり長引いてしまった。 ……今度来たら絶対に剥く。 「ういじゃ、お疲れ様。……って、夜の点検があったな」 「あ、それについてパチュリー様からの伝言があります。 『点検は小悪魔に任せて、あなたは私の部屋にいらっしゃい』との事です」 「ふむ。……わかった。じゃあ点検よろしく」 「早急の用らしいですので、今すぐ行った方がいいですよ」 あいよと言い残し、俺は館長の書斎へ向かう。 館長の書斎は図書館と直結しているので、本棚から少し移動するだけですぐに扉の前に着く。 ノックをして、ドアを開け…… 「ちょっと待って」 られない。よく見たらドアの下に根っこが生えていた。 扉越しに聞こえてくるガタンバタンという音が少し経ってから静かになり、ようやく扉の根っこが消えた。 「どうぞ」 ……館長の部屋ってそんなに片付いてなかったのか? そう思いながらもドアを開けると、館長は自分の椅子に座っていた。 ここに入るのは大抵が小悪魔なのでこの部屋の中は少ししか知らなかったが、やはりここも本が多かった。 「それで、用件は何でしょうか」 とりあえず単刀直入に聞く事にした。 「今日は聖ヴァレンタインデーということなので」 机の上にあった数個の箱を取り、それを俺に渡した。 「紅魔館のみんなから渡すように頼まれてね。チョコレートよ」 「……ありがとうございます」 館長から渡されたチョコを見て、しばしの間立ち尽くす。 「どうしたのかしら?」 「……いえ、こうやってチョコをもらえたのが嬉しくて」 そう言いながら箱を壊さない程度に握りしめて、ふと気づく。 「あれ、この箱生暖かい……」 「……それは私のね」 館長の言葉にえ?と思わず濁点付きで返してしまう。 「……仕方ないじゃない、チョコを渡すなんて外の世界の事は昨日初めて知ったんだから」 あ、それで魔理沙を呼んだわけか。 「魔理沙に教えてもらって、ついさっき完成したのよ。水と風をフル使用して冷ましたんだけど……」 それはまたかなりの能力無駄使いですね。 と言うわけにもいかず、黙ってチョコの箱を見る。 「……あれ、数が違いませんか?」 そういえば紅魔館の人達……メイドさん達を除く人数は6人。 「一個足りませんね」 俺の手にあるのは一人分少ない5個。 「それはそうよ。私がつい材料のつぎ足しに……というのは冗談」 館長は静かに笑う。 「残りの一人は、決まっているじゃない」 * * * 「よう」 そして、しばらくしてから。 俺は図書館に戻り、左手を後ろに隠しながら点検中の小悪魔と顔を合わせた。 「用は済みましたか?」 「ん、向こうでの用はな」 そう言って、左手を小悪魔に向ける。その手には花束。 「ほい、バレンタインプレゼントだ」 「……え」 あっけに取られた顔をする小悪魔。 「俺んとこの世界の一部じゃ、男がプレゼントを渡す国もあるんだ。それがこいつさ」 ……まあ、俺もつい先ほど館長に教えてもらったんだが。 「あ、ありがとう、ございます」 「すまんな、数が少なくて」 プレゼントを渡すのも貰うのも初めてだったのでなんか恥ずかしいが。 「……あの」 「なんだ?」 「顔、変わってます」(http //scapegoats.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/dust/box/dust_0405.jpg) 「え、あ、そう」 むう、恥ずかしさのあまりイメージ画像まで変わってしまったか。 「それで、催促するようだが……チョコは……」 「あ、その」 突然な事を言われてあたふたする小悪魔。 「……やっぱり、いいや。チョコの代わりにお前を貰うから」 「はい?」 ……うん、恥ずかしい。こりゃやばい。でも言ってしまったなら仕方ない。 恥ずかしいついでに一気に言いきった。 「だからさ、俺はお前が欲しい。お前を好きなんだ」 *** *** はい尻切れトンボです(ぇ 答えを書く勇気がありません。 おまけ(ボツ文 「開けても、いいですか?」 いいわよという答えを待たずに包みを開ける。 ……って。 「何か妙に赤いですね」 「その包みは咲夜のね。何かしら」 臭いを嗅ぐ。……こ、これはっ!?と思い一欠け口に入れると…… 「……かさぶただ」 モロに血の味。……かさぶたというよりはむしろ凝固血液? 「あら、どうやらレミィへの物と間違えたらしいわね」 「なんちゅうもんを食わせてくれるんや十六夜はん……」 512 ─────────────────────────────────────────────────────────── 紅魔館の夜は遅い。 ある意味朝が早いとも言える。 まあ当主が吸血鬼だからな。無理も無い。 ――コンコン。 「はーい。起きてますよー」 誰だこんな時間に。 具体的に午前2時。 草木も眠るなんとやらだ。よく知らんが。 「こ、こんばんわ」 時間を考えない来訪者に文句の一つでも言ってやろうかと思ったが、なんと小悪魔だった。珍しい。 てっきり美鈴あたりが食料を貰いに来たのかと思ったのだが。 「で? こんな夜更けにどした? 人生相談なら他所でやってくれよ」 「えっと……その、怖い夢を見ちゃってですね。大変申し上げにくいんですけど……今晩止めてくれませんか?」 ――キミ、悪魔じゃなかったっけ? てかこれなんてエロゲ? などと無粋極まりない事を、上目遣い且つ涙目で訴えてくる彼女に言えるわけも無い。俺は健全な成人男性なのだ。 が、流石に同じ布団で寝るのは俺の理性が危険でピンチなので、大人しく床で寝ようとしたのだが、当の小悪魔はお気に召さなかったらしい。 仕舞いには「私も床で寝ます」とか言い出す始末。同じ部屋にいる女性を床で寝かせられるか。 で、数十分後。早々彼女は眠ったわけだが。 「~~♪」 ――ぎゅっ。 何故か俺に絡まってくる小悪魔さん。それも嬉しそうに。 柔らかいフトモモとか二の腕とか胸をこれでもか、と言わんばかりに押し付けてくる。 どうやら彼女は眠ってる時、何かに抱きつく癖があるようで…… これはアレですか? 俺に襲えと? いや、寧ろ誘ってるのか? いかん。落ち着け。ここで俺が狼になってしまえば俺の好感度が大変な事になってしまう。 そうだ。羊だ、古典的だが羊を数えろ。心頭滅却以下略! 「んうっ……ふあっ」 (寝れるかーー!) ――夜はまだ始まったばかり。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「すぅ、すぅ……」 あれから一体どれほどの時間が経過しただろう。一年? 十年? それとも永遠? それほどの体感時間だった。 とても悪魔とは思えない安らかな寝息をBGMに、いろんな意味でイッパイイッパイな俺が数えた羊は既に5桁を超えた。 しがみ付いたままの彼女を直視する勇気は無い。 更に言うと、このギリギリの精神状態で彼女のあどけない表情を見て、無事正気を保っていられる自信が無い。 そんな中、ずっとあった心地いい感触が離れる。 思わず、小悪魔の方を、向いてしまった。 「あ、おはようございます」 目が、合った。 ……パジャマがはだけてました。なんと彼女ノーブラでした。 さらに保護欲と嗜虐心をくすぐる、ホニャリとした安心しきった無垢で無防備な笑顔。 トドメにパタパタと子犬のように動く耳と羽と尻尾。 なにが、何がそんなに嬉しいと言うのか――! ――ぷちん。 あ、もう駄目だ。 ナニかが臨海を超えた事を悟る。 なにしろこちとら徹夜明けで妙にハイ。しかも美少女生殺し状態で数時間。 寧ろここまで我慢し続けた自分を褒めたいね。マジで。 「あは! あはははははははははははは!」 「○○さん!? どうしたんですか!?」 驚き、俺から離れようとするが…… 遅い! 遅すぎる! ――ぎゅっ。どさっ。 「!?!?」 いきなりの俺のプッツンに困惑した彼女を正面から抱きしめ、押し倒す。あー、やーらけー。 ――さわさわ。 その体勢のまま髪を撫でる。よく手入れされているのか、絹のような手触りだ。 「んうっ……あ、あの……○○さん?」 ――かぷ。こりこり。 「ふあっ! み、耳は駄目ですっ! 駄目ですってば!」 陸に上がったマグロの如くベッドの上で暴れるが、色々見失った今の俺には儚い抵抗でしかない。 ――数分後。 「あ、あの……」 「……」 「初めてなので、優しく、お願いします……」 「……」 無言で肯定。胸に手を伸ばす。 そして、遂に眼を瞑ったまま真っ赤な顔で抵抗しなくなった彼女の唇に…… 「○○さーん! 今日も朝御飯をいただきに……って朝っぱらからナニしてるんですかー! 美鈴キーック!」 ――ごしゃあ! 「……という夢を見た。図書館の主としてどう思う?」 「酷いオチね。安易な夢オチは各方面から非難の嵐よ?」 「全くだ。しかし続きがある」 「?」 「起きたら重度のムチウチになってた上に、何故か小悪魔が俺の顔を見てくれなくなった。眼が合ったら真っ赤な顔で逃げられる。はぐれメタルも真っ青だ」 「……ご馳走様」 3スレ目 862 877 ─────────────────────────────────────────────────────────── ちょっとした小ネタのつもりが、力不足でコンパクトにまとめられませんでした… 「小悪魔を、僕にください!」 図書館の床に手をつき、頭を下げる相手は、 複雑な表情を浮かべた紫魔女パチュリーさん。 顔を床に向けていても、傍らに立つ小悪魔の落ち着かない心の内が、空気を介して伝わってくる。 「外」から迷い込んだ僕は この紅い館の図書館で司書を務める小悪魔と出会い いつしか互いに想いを寄せ合うようになっていた。 しかし、小悪魔はパチュリーさんの使い魔。 そんな身の彼女に求婚するには 使役主たるパチュリーさんの許しを得る事がスジだと考え 今、こうして頭を下げて願い出ているのだ。 「少し……考えさせてもらえるかしら…」 パチュリーさんがそう言ってから 異様に長く感じられる一週間が過ぎたある日、僕は呼び出しを受けた。 館のメイド長・咲夜さんに案内されて、紅魔館玉座の間に入る。 かなりの広さを持つその部屋には、館の主レミリア様と、滅多に図書館から出ないはずのパチュリーさん そして――小悪魔が居た。 「ほら、パチェ。二人に話があるのでしょう?」 レミリア様に促され、パチュリーさんは小さく溜息をついてから 手前に横たえられた縦長の箱を指して口を開く 「……その中には、貴方達二人への『お祝い』が入っているわ」 『祝い』という主の言葉に、小悪魔が微かに身を震わせる。 その言葉の意味に思いを巡らせ、僕の鼓動も一度、大きく高鳴った。 「それが私の返答よ ……小悪魔、開けてみなさい」 「は、はい……」 少しだけ不安な表情で僕を見る小悪魔に、頷いて見せる。 小悪魔も頷き返し、そっと箱のフタに手をかける。 ギ…… ギギギギ…… カパァ 「え…………………」 小悪魔が開けた箱の中には、 「…………………わたし?」 小悪魔が入っていた。 純白のウェディングドレスを身に着けた状態で。 「!?」 自分の身に何が起きたのかわからず箱の中で固まる小悪魔 「ど……どうして箱を開けた小悪魔が箱の中にッ! 僕は一瞬たりと目を離さなかったッ! い……いや、見えなかったッ! ・・・・・・・・・・ 『しっかりと見ていたが』気がついた時にはすでに中に入っt―――って、こんな事ができるのは」 視線の先で、瀟洒な従者がにっこりと微笑む。 こんな真似ができるのは、時を止める能力を持つ咲夜さんだけだ。 超スピードとか!催眠術とかじゃあ断じてねー! 時間を止めて、小悪魔をドレスに着替えさせてから箱の中に入r… ん?…着替えさせ……き、着替え…!? イカン ハナヂガ……。 「演出は咲夜からの、ドレスは私からの手向けよ。 外の世界では、花嫁がコレを着る慣わしなんでしょう?」 一人で興奮している僕に、レミリア様が柔らかな表情で言う。 「私としては有能な司書を手放したくは無いのだけれど……小悪魔の気持ちも、決まっているみたいだしね」 パチュリーさんは少し寂しそうな、でも、微かに嬉しそうな表情で小悪魔を見つめる。 「箱の中の『お祝い』は、『私の使い魔でなくなった自由な身の貴方』よ」 「え……」 箱の中から身を起こし、小悪魔は主の方を向く。 「私と貴方の主従の契約は、今日でお終い。 これからは、彼と夫婦の契約を結びなさい……今までありがとう、小悪魔。 幸せになるのよ」 「パチュリーさ…ま…」 感涙にむせぶ小悪魔を愛しそうに見つめてから、パチュリーさんは僕の方へ向き直る。 「この娘を、大切にしてあげてね…」 「……はいっ!」 滲んでよく見えない眼で、パチュリーさんの視線をまっすぐに受け止め、僕は力強く頷いた。 「あいつは、とんでもないものを持っていったな。 ―――しかも、一生返さないつもりだぜ」 扉の隙間からこっそりと覗いていた黒白い蒐集家が呟いた。 4スレ目 501-502 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「えーっとですね、後は冬虫夏草と、トリカブトと、えーっと……」 「俺はそんなに記憶力良くないんだが……」 時刻は丁度日が傾き始めた頃、大体二時ぐらい。 ここの森は普段は静かなのが売りらしいが、現在は気の抜けた声が飛び交っている。 その張本人 sが俺と小悪魔だ。 なんでこんな辺鄙な場所までキノコを取りに来たかというと、話は午前まで遡る。 日が照り始めて適等に熱くなり始めた午前。 しかしそれは外とかが対象なので、窓が少ない紅魔館のさらに窓が無い図書館で仕事をしている俺には関係なかった。 図書館は適度に温度設定されているらしく、夏だろうが冬だろうが快適なのだ。 いやはや魔法の力って素晴らしいね。俺はここらへんのみパチュリーに感謝した。 それ以外はイマイチ感謝できないがな。 現在もパチュリーの命令で徹夜で本の整理に当たっていて、丁度終わらせたところだった。 最近生活のリズム崩れ始めているんですけど。……元からか。 と、まあ眠いせいか脳が春になり始めてきた俺はさっさと寝ようと図書館を跡にしようとした。 そしたら何故か大きな籠を持った小悪魔に出会ったわけだ。 「お疲れ様です」 「お疲れ」 このまま何も言わずに去っていたら俺は今頃夢の中だろう。 だが俺は、小悪魔に話しかけてしまった。 「……時に小悪魔、そのやけにデカイ籠は何だ。デカ過ぎて羽が動かしずらそうだぞ」 「実はパチュリー様に植物採集を頼まれまして……」 「大変だな……」 「そうなんです……」 二人ともパチュリーの下で働いているため何かと同じような苦労が多い。 そんなこんなで俺と小悪魔は仲がいいのだ。 「それで……お手伝い頂けると嬉しいのですが……」 止めてくれ、そんな上目遣いで俺を見ないでくれ。 そんなふうに言われたら断れないじゃないか。 「……わかった」 その上目遣いが意図的だったらかなり腹黒いぞ小悪魔。 だがそんな俺の疑心なんて吹き飛ばすような屈託の無い笑みで小悪魔は答えた。 「ありがとうございます!」 まぁ、可愛かったからいいか。 眠気? んなもん吹き飛んだわ。 って言う事で、俺たちは植物採集に来たわけです。 他に質問は? 答えないけど。 「そもそも全部この森にあるんディスカー?」 「知ってるわけ無いじゃないですか……」 ご尤もです。 その後俺たちは適度に冗談込みで散策を続けたが、目当ての物は見つからない。 残り一つなのに……。 途中、妖怪とか肉食植物とか出たときは死にそうになったが小悪魔が撃退した。 そしてその余波で毎回俺も吹き飛ばされた。 一応護身用として持っているものがあるが、これはあんな奴らにつかうもんじゃない。 「大丈夫ですかー?」 「大丈夫だー」 そして毎回交わすこの言葉。 うーん、やっぱり人間って非力だなぁ。 なんてため息をつきながら体を起こす。 と、小悪魔の持っているものに目が行った。 「こ、こあさん? その手に持ってるのはなにかね?」 焦りすぎて小悪魔といえずに『こあ』で止まってしまった。 だって手に持ってるのが妙にでかくて切った部分から液体が滲み出てるんですよ!? 「これですか? 目当て物ですよ」 あっさり言ってしまう小悪魔。 図書館の面々は根性があるな。俺は例外だが。 「目当てのものって、あれから手に入れるものなのか?」 「ええ。剥ぎ取りました」 そう言って小悪魔はナイフらしきものを取り出して見せた。 ……それ使って倒せよ。魔法使って俺を吹き飛ばさずに。 勿論口には出さない。セオリーなんだし。切れ味無いし。 「ま、まぁ見つかってよかったな。帰ろうか」 「はい」 そう小悪魔は答えて手に持った謎のものを背中のカゴへと放り投げた。 ……わざわざ見せなくても良かったんだぞ、小悪魔。 さて帰ろうか、そう思った矢先。 「お? お前らがいるなんて珍しいな」 いやーな声が背後からした。 『ギギギギギ……』という音が似合う動きで首を動かすと、そこには――― 「やっぱり魔理沙か……。はぁ……」 図書館から奪った(本人は借りたと言っている)本を返さない黒白魔法使いが居た。 ちらりと小悪魔の方を見てみると、小悪魔も若干『うわぁ……』って顔をしていた。 ……そりゃそうか。 「おいおい、会っていきなりため息とは酷い奴だな。礼儀がなってないぜ」 「借りた本を返さない礼儀知らずには言われたくない台詞だ」 「まぁ、それはそれでな。処で、小悪魔が背負ってるのは何だ?」 あ、こいつ負けそうになったから話題変えたな。 そして質問された小悪魔は普通に答えた。 「ええと、パチュリー様から頼まれた物です」 「ふぅん……パチュリーがなぁ」 そう言って少しブツブツ言い始めた。 魔理沙は無駄に頭の回転が早いからな……嫌なことにならなければいいが。 「よし」 思考が終わったのか不敵に笑って此方を見た。 「それは私がいただくぜ」 「却下」 何を言うか予想していた俺は即答した。 ここで奪われたら俺の苦労はどうなる。 「そういうと思ったぜ」 「なら言うなよ……」 「だから、私は交換条件を出す事にした」 この黒白。一体何を考えているのか。 「お前達がコレを渡してくれるのなら、私は今まで借りた本を全部返す」 「……むぅ」 「どうだ? 決して悪い話ではないはずだが」 魔理沙はなんでこのかごの中の物がほしいのだろうか。 本を返してまで。ってか返すの普通なんですけど。 色々考えた俺は即答はやめておくことにした。 「少し小悪魔と考えさせてくれ」 そう言って小悪魔を引っ張って奥のほうに移動した。 因みに小悪魔は何も喋らなかったのは話し合いを俺に任せたから……なのだろうか。 「どうする?」 「本が返ってくるのなら私はそうしたいのですが……」 「そうすると俺と森に居る時間が長くなってしまうが」 「むしろそちらの方を……。あ、いえいえいえなんでもありません」 なんかブツブツ言って急いで言う小悪魔に俺は心の中で首をかしげた。 「しかし、魔理沙が本を返す可能性があるとは思えんが……」 「そ、そうですね……」 「ここは素直にお引取り願わないといけないな」 「でも魔理沙さんが素直に応じるとは思いませんよ?」 「そこが問題なんだが、俺に考えがある」 「考え……ですか?」 鸚鵡返しに聞いてきた小悪魔に俺は答える。 「だがな、それには準備が要るんだ。そこで小悪魔」 「……?」 「魔理沙相手に弾幕ごっこで少し時間稼いでくれ」 俺の一言に一帯が凍りついた。 少しして、ようやく理解が出来たらしい小悪魔が口を開く。 「む、無理ですって!」 「元気があれば何でもできる!」 「理不尽です!」 「とにかく頼む。俺の五回目くらいのお願いだ」 そう言って俺は手を合わせて懇願する。 そのぐらいしないと撃退できないから魔理沙は困る。 「……わかりました。できるだけやってみます」 渋々頷く小悪魔。毎回こうやって最終的に拒否できないのは小悪魔の悪いところであり良いところだ。 「じゃあ、頼んだぞ」 そういうことで俺たちは魔理沙の場所へと戻った。 「で、答えは? それをくれたら本は返すぜ?」 「甘いな魔理沙っ!」 ビシッと人差し指を魔理沙に向けて答える。 「そんな餌に俺がつられるクマー!」 「○○さん、それって……」 何か言おうとした小悪魔は無視。 「ほぅ……。素直に渡せないのなら奪うだけだぜ!」 この黒白、こんな奴だったっけ。 まぁ、敵には変わりないから別にいい。 「……じゃあ小悪魔頼んだ。知っているとは思うが俺は弾幕ごっこできねぇし」 普通の人間だからな。 さっさと逃げるに限る。 「……はぁ」 それに対して小悪魔は何も答えずにため息一つ漏らしただけだった。悪い。 「覚悟は出来たか?」 そう言って魔理沙は攻撃を開始した。勿論小悪魔に。 騒音があたり一帯を支配して、現在の俺には植物が倒される音ぐらいしか聞こえてこない。 時折飛んでくる星弾にビビリながら着々準備をしていく。 畜生、結構難しいなこれ。 そしてそのまませっせか仕事して数分。 「できたあっ!」 出来た例のものに喜びつつ。肩に担いで小悪魔の場所へと急ぐ。 そして魔理沙に狙いを定め。叫んだ。 「まーりーさー! 一応言わないとダメみたいだから言ってやる!」 その声に魔理沙は此方をちらりと見て、視線を戻し、驚愕の表情でまた此方を見た。 此方というか、今俺が肩に担いでいるバズーカらしきもののほうだ 「なんだそれはぁ!」 「霧之助から貰った!」 「な、なんだってー!?」 「内容は百聞は一見にしかずだっ! スペルカードじゃないけど宣言! 音速『黄色い謎の物体X』!!」 そして俺の肩に乗っけていたバズーカもとい、“ワカモトランチャー”が火を噴いた。 ―――ぶるるぁあああーーー!! 普通のバズーカとは違う発射音が鳴った後、何かしらの黄色い物体が魔理沙へと向かった。 「うおっと! 私に当てようなんて百年早いぜ」 そこらへんは魔理沙だ、避けるだろうと思っていた。 しかしその黄色い物体は突如Uターンをしてまた魔理沙へと向かった。 「なっ!?」 「甘いな! そいつは音速。そしてホーミング性能が半端じゃないから一度狙われたら逃げるしか手は無い!」 「くそっ!」 箒に乗り、凄まじい速度で逃げ出す魔理沙。そしてそれを追いかける黄色い物体。 そして二人はどんどん小さくなっていった。 うーん、やっぱ強烈。 因みに今の解説は霧之助から言われただけなので本当のことかどうかは不明だった。 なんてのんびり思っていると小悪魔がやってきた。 服がところどころ破けたり破けそうになっているものの、たいした傷ではないようだ。 良かった良かった。 「あのう……さっきのなんですか?」 そう小悪魔に言われては答えないわけにはいかない。ってか聞いてなかったのか。 「ワカモトランチャー。細かい事は気にするな」 「……はあ」 未だによくわからない小悪魔に声優なんて説明しても混乱するだけだしな。 とりあえず籠は死守完了。後は帰るだけ。 「じゃあ帰ろうか。今度は巫女なんて事があったら俺は逃げるぞ。本気で」 そう言った後歩き出そうとしたが、小悪魔が何故か歩き出さないので俺は止まってしまった。 「ええと、あの」 「どうした? 歩けないとか?」 「そうではないくて、言いたい事があるんですけど」 言いたい事? ワカモトランチャーについては言いたくないんだがなぁ、俺もわからないし。 「実は、前から思ってたんですが、ええと」 中々本題を切り出さないので俺は小悪魔を見続けた。 よく見なくてもわかるほど顔が赤い。まぁ死闘だったしな。 「○○さんのことが……す」 そこで小悪魔は何も言わずに立ち尽くした。 俺のことが……す。ってなんだ? ストライキか? 意味わからんな。 とりあえず何事かと問いただそうと思ったが――― 「おおっ! 大丈夫か小悪魔!?」 こっちに小悪魔が倒れこんできたのでそれどころではなかった。 怪我のせいでぶっ倒れたか!? とりあえず調べる。 ケガ よし 脈 よし 性格よし 格好よし 匂い よし すべてよし すげえよし ……って何言っているんだ俺は。 なんて自分を突っ込んでいると、小悪魔からゆっくりとした寝息がした。 「なんだよ……、ビックリさせるな」 大方徹夜していたんだろう。小悪魔が寝ているところ見たこと無いからな、永久保存しておくか。 「小悪魔も大変なんだな」 まぁいいか、今は寝かせておこう。 そう思った俺は小悪魔を何とか担いで歩きだした。 籠のせいか重かったけど。 なんとか図書館に帰ってきた俺は小悪魔をベッド(小悪魔の部屋ではない)に運んでパチュリーのところに居た。 「はい、これ」 そしてパチュリーの近くに重い籠をおろした。 まったく、何につかうんだよこれ。 そう思っているとパチュリーから俺の頭を混乱させる一言が発せられた。 「……なにこれ?」 「パチュリーが小悪魔に頼んだんだろ……」 呆れて言い返す。まだ俺は気付いていない。 「私、こんなの頼んでないわよ」 「……は?」 頼んでない? 嘘付け。 小悪魔が頼まれたって言っていたぞ。 「小悪魔? 彼女には何にも頼んでないわよ」 ……全く持って訳がわからん。 とりあえずこの混乱した頭を静めるためにこの籠を――― 「そおい!!」 ひっくり返してパチュリーの頭に叩き込んだ。 混乱した上に(そういえば)徹夜明け込みの眠い俺は気力がなく、もう寝てしまえと言う気分で歩いていた。 気分じゃないな、寝るんだ。 そう思っていると、おきたての小悪魔に出くわした。 「あの、私、寝てました?」 「ああ」 眠いせいで返事も素っ気無い。仕方が無い。 「じゃあパチュリー様には……」 「安心しろ、渡しておいた」 引導をな、とまでは言わない。 言ってもいいけど言わないのは俺のやさしさからだ。 「そうですか……」 しゅんとなっている小悪魔を見ていると何か言わなければいけないことがあると思うが、思い出せない。 眠いもん。 「あ、あの」 恐らく本日六回目の『あの』。 何回言ったら気が済むんだろう。 「私、寝ているときになんか言いました?」 「寝ているとき……ねぇ」 眠い頭をなんとか動かして記憶を探る。 「言ってたな、たしか」 「ど、どんなことを!?」 「ええとだなぁ、言いたくないんだが……」 お茶を濁そうとする俺に対して小悪魔は詰め寄ってきた。 勿論詰め寄られたら下がるしかない。本能的に。 「言ってください! お願いします!」 「わかったわかった、だからそんなに近づくな」 近づかれたらなんか言いづらい。よくわからんけど。 「まぁ、小悪魔に魔が差したとは思うけどさ……」 そう前置きした後俺は言った。 「冬虫夏草と宇宙仮想……だっけか」 あたりに冷たい風が吹いた。 ちなみに――― ワカモトランチャー黄色い弾仕様を食らった魔理沙は数日間外に出れなかったらしい。 「なんでですか?」 「あれはストーカーで変体だからな」 4スレ目 575(うpろだ0035) ─────────────────────────────────────────────────────────── 名月。 特に、ここ、図書館の屋根から見る月は格別だ。 酒も何もないけれど、 月があれば十分だ。 屋根の出っ張りに腰を下ろして、月を眺める。 俺がここに来て3ヶ月。 市立図書館の帰路に放り込まれたせいで、 日本での図書の整理方法をグダグダながら教えたら、 そのまま、魔法図書館なるところに勤務することになってしまった。 でも、それなりにうまくやってきたと思う。 パチェやこぁとの関係も良好だし、 最近のこぁとの書棚整理コンビネーションは、パチェも目を見張るほど。 今のところホームシックにかかってない辺り、結構適応しているのかもしれない。 「あれ、こんなところにいたんですか?」 いつの間にか、こぁが屋根に上がってきていた。 「ああ、こぁか。どうしたんだ?」 この少女がこぁ。 赤髪の、司書をやっている女の子。 みんな小悪魔と呼んでいるが、それではあまりにも味気ないので、 こぁ、と呼ばせてもらっている。 「パチュリー様が、探してましたよ?」 「なんだって?」 「分類がどうとか、言ってましたけど。 ――やぁっ」 一筋の風が、こぁの髪をなびかせる。 髪が乱れないように、軽く髪を抑えるこぁ。 「やめだ。始まると長いんだ、あの人」 「いいんですか?」 「いいんだ。明日、説教も含めて長話に付き合うさ」 「言いつけますよ」 「信じてるぜ、こぁ」 軽くウィンク。 それを見たこぁは、顔を赤くして目を逸らす。 そのときまた、一陣の風。 スルッ 「きゃあっ!」 バランスを崩したこぁが落ちそうになる寸前。 「こぁ!」 何とか俺の手が間に合い、引っ張り上げる。 そのまま、俺の横にこぁを座らせた。 女の子の手って、こんなに柔らかくてサラサラしているんだ……。 「ありがとう、ございます……」 「ああ、まあ、気にするな」 照れてしまう。 こぁの顔が見られない。 「あの、手……」 「ああ、すまない……」 慌てて、手を放す俺。 辺りは闇。 虫の音のさえ聞こえない。 無言、無音の状態が続く。 それを破ったのは、こぁの声だった。 「前に、私の本名を聞いたこと、ありましたよね」 「そう言えば、言ったな」 「あれは、私を召喚するときにその名前を知っていた、 パチュリー様しか、知らないんですよ。 でも、教えてあげます。 私の、本当の名前は、――です」 「あ、ああ、ありがとう。 でも、どうして急に?」 顔をそちらに向ければ。 妖艶な微笑を浮かべるこぁ。 「知っていますか? 悪魔の名は、人に知られてはいけないんです。 知られてしまうと、その人に逆らえないから……。 そして、悪魔に名前を教えられた人は、その悪魔を自由にできるんです」 「そんな大事な名前を、俺に教えていいのか?」 「いいんです。あなたには。 私の、身も心も、支配して欲しいから……」 いきなりの告白に戸惑ってしまう。 でも、なんでそんなすまなそうな目をしているんだ……? 「覚悟して、下さいね。 私、アスモデウス様の配下、色欲の悪魔ですから。 手強いですよ」 「覚悟なんかしないさ。 それより、そっちこそ覚悟しろよ。 俺の愛は激しいからな」 その言葉に、眼を見開くこぁ。 「受け止めて、くれるんですか……?」 「ああ、こぁのこと、愛してるから」 「私、悪魔なんですよ……?」 「今さら、だろ。 俺は悪魔じゃなくてこぁを好きになったんだから、関係ないさ」 「嬉しい!」 抱きついてくるこぁ。 その眼には、涙が光っている。 「ぐすっ。 ずっと、ずっと、大好きだったんです。 でも、私、悪魔だから、受け止めてくれないと、思っていたんです。 だから、えぐっ、実は、呪いをかけてしまいました。 ごめんなさい――」 「呪い?」 「はい、呪いです。 悪魔自らに名前を教えられた人は、生涯を悪魔と過ごさなくてはいけない。 私が死なない限り、死ねないし、年も取れないんですよ。 それが、私を好きにできる、代償なんです。 どうしても、あなたと、つながりが欲しかったんです。 勝手な事して、ひくっ、ごめんなさい……」 堰を切ったように話し出す。 そんなこぁに、 「ありがとう」 俺は、心から、お礼を言った。 「え……」 「だって、これからずっとこぁと一緒なんだろう? それに、こぁが、そこまで俺を純粋に慕ってくれたのは嬉しいし。 俺にとっては、何も問題ないな」 「うぇぇぇぇーーーーん。 ありがとう、ぐすっ、ございます」 胸の中で泣きじゃくるこぁ。 俺は、その形のいいあごを持ち上げると、 「誓いのキス」 軽く、キスをした。 「あ……。 うれ、しい、です。 不束者ですが、心も、カラダも、髪の毛1本に至るまで、 この私は、すべてあなたのものです。 末永く、可愛がってくださいね」 嬉し涙を流しながら微笑むこぁを。 俺は。 世界で一番、愛しいと思った。 5スレ目 612-613 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「あ~ぁ。司書の仕事も楽じゃねぇなぁ……パチュリーもどこにいるものやら」 片方の手に紅茶セットの入ったバスケットを持ち、だだっぴろい図書館の中をパチュリーを探す。 紅茶持ってきてやったのにそんなときに限っていつもの場所にいないとは猫度アップだな。 しかし果たしてパチュリーは猫だろうか? 猫耳だけではきついな。眼鏡を足せば……うむ! 合格だ! じゃあ小悪魔に猫耳は……いや、悪魔羽と猫耳は共存しないなやはりそのままの君でいて などと自分でもよく分からない妄想を垂れ流したまま広大な図書館を彷徨い歩く。 今日も平和だ。 主に俺の頭が。 やっと見つけたパチュリーは、図書館の端にある小さな部屋にいた。 部屋と言ってもたいした大きさではなく、ちょっとした調理が出来る台所と言った感じの部屋である。 薬か何かを作っているらしく、かまどに火が焚かれている。 そのおかげで薄寒く暗い図書館もこの部屋だけ紅明るく、ほのかに暖かい。 火にくべられてくつくつと煮える中華鍋の中からは、おそらく薬草か何かだろう、不思議な匂いが漂う。 ……って、中華鍋? 中華鍋って、主に炒め物に使う道具じゃなかったろうか。 そもそも製薬中の魔女と言って中華鍋に向かう魔女を思い描く者はおるまい。 肉体言語魔法少女並に何か間違ってる。 「なに」 こちらの気配に気づいていたのだろう、背中越しに声をかけられる。 「魔女と中華鍋というミスマッチ具合が実にパチュリーらしいな」 ひとまず思ったことを口にするとぴたりと手が止まり、 いつもよりわずかに目を大きくして、しかしいつも通りめんどくさそうに振り返った。 「あら。あなただったの」 誰だと思ったのやら。 「てっきり小悪魔だと思ったわ。今気づいたけど、あなた達、色がよく似てるのね」 色? なんだそりゃ。 「五味はね、五行に繋がっているの。 五味を統べるとも言える中華鍋は、七曜の魔女である私に最も似合っている調理道具だと思わない?」 「思わない」 あ、むくれた。即答しすぎたか。 いつも以上に不満憤懣たるやといったジト目で見られるが気にしない。 「悪いが俺は製薬理論を聴きに来たんじゃなく、紅茶を持ってきただけなんだ。ほれ、飲もうぜ」 テーブルにポットと三つカップを並べて紅茶を注ぎ、勝手に自分のを飲み始める。 パチュリーは仏頂面で頬を膨らませたまま、鍋に蓋をしてぺたぺたと近寄ってきた。 「カップ、一つ多いんだけど」 「ん。んん、あー。小悪魔も誘ったんでな。後で来るとさ」 「ふーん、そう」 ごくなにげない調子でパチュリーは続けた。 「あなた、あの子のこと好きよね」 「んぐっっ! げふっ、げほっ、えほっ………えへんえへん。ん゛ん゛っ、ん゛っ。 フッ……何を言い出すかと思えば」 「紅茶噴いた顔でかっこつけ直しても遅いわよ、ほら、良いからちょっと耳貸しなさい」 顔を近づけあってぼそぼそと声をひそめる。 「(なぜ気が付いたッ!? 他人の色恋沙汰に気づけないほどは鈍感だと思っていたのにッッ)」 「(五月蝿いわね。咲夜から聞いたの。 紅魔館のメイド長は世界一ィィィィィィィィィ! 知らん事などナァァァァァァァァイ! だそうよ)」 「(市はr……あー……うん、ごめん。謎の敗北感と共にすごい納得した)」 「(って、そんなことはどうでもいいわ。あなた、今のままで良いの? さっさとくっついちゃいなさいよ?)」 「(簡単に言ってくれるのな……そりゃ俺だって是非そうしたいが)」 「(私が近いうちにセッティングしてあげるから、そこで……! というのはどう?)」 「(マテマテマテ、そもそもなんでそんなに積極的なんだよ)」 「(楽しいから。)」 うむ。新しいおもちゃを目にした子供のような、実に期待に満ちた楽しそうな表情だ。腹立つほど。 「はぁ。それにしても意外だな。本にしか興味がないと思ってたのに」 「そうだったんだけどね。私も色々変わってきたのよ。主に人間の所為で」 妖怪は人間に比べて寿命が長く、それゆえ変わりにくい。 しかし、人間――魔理沙だとか、咲夜さんだとか、俺だとか――と接するようになったことで、変わってきた。 そういうことらしい。 確かに『楽しいから』なんて俺や魔理沙が言いそうなセリフである。光栄な話だ。 「あなたのことは……性格はかなり変だけど、買っているわ。 あなたも、同じくらい本を愛してくれている。 そして本と同じくらいお互いに好意を持っている。 だから。あなたは二人で幸せになる義務があるわ」 そう言ってぬるくなりはじめた紅茶を啜る。 「……そこまで思われてたとは、心強い話だ。 ご期待に添えるよう、努力する。やってみるぜ」 全く。 全く、実に心強い話だ。 さらにしばらくして、やっと小悪魔は来た。 「すみません、遅くなりました~、って、あれ? なんだか焦げ臭くないですか」 「「あ」」 パチュリーの製薬成功率がまた下がった。 BadEnd 01、火にかけた鍋からは離れないようにしよう! 予定外の精製失敗のおかげで、パチュリーは早くも“セッティング”をその日の午後にもってきた。 俺と小悪魔に薬草の収集を命じ、魔法の森の近くにある花畑に向かわせたのだ。 ぽかぽかと陽気が漂う昼下がり。 それは、まぁ、確かに一日中カビ臭い薄暗い図書館にいては一生得られそうにない絶好のシチュエーションだった。 ああ、それにしても今日はいい天気だなぁ……やっぱ小悪魔綺麗だよなぁ…… 何もかもが美しい、天使のような小悪魔。 瑪瑙のように煌めく瞳、柔らかそうにふくらんだ唇、 落ち着きと知性を漂わせる表情、ぱたぱたと動く羽。 しかし何と言っても少しウェーブのかかった、ふわっふわの紅く煌めく長い髪が素晴らしい。 こんな日に、踊るように花を摘む小悪魔に見とれないヤツなんているわけがないね。 そして事実俺は自分が摘むべき草も忘れて小悪魔に魅入られていた。 直前にパチュリーにつつかれていた所為も、場所のおかげもあったかもしれない。 けれどそんな綺麗な横顔を見ていると、俺の気持ちはごく自然に口をついて出ていた。 日々寝る前に顔から鳳翼天翔するくらいキザなセリフを練習していたのが嘘のようだった。 「小悪魔」 「はい?」 「好きだ。愛してる」 「はい。ありがt……ぇ? はれ? ほぁぇぇっ??」 元から大きめな瞳がさらに大きく見開かれ、頭と背中の羽も尻尾もピン!と直立し、 両手を口元に当てて驚いたままの表情で固まってしまった。 そしておずおずと両手を胸元あたりに降ろすと、うつむきかげんで視線を彷徨わせ始めた。 「あれ? ぇっと、本気…です、か? あ、ごめんなさい変なこと聞いちゃって。失礼ですよね」 「突然だったことは謝る、ごめん。でも、もちろん本気で言ってる」 ぱたぱた、ぶんぶんぶん 「そっかー、そですか……」 「うん」 ぱたぱたぱたぱた、ぶんぶんぶんぶんぶんぶん 「うーんと、えーっと、ぅーん……?」 音がするほどのあの尻尾と羽の振り様、顔の赤らみようなどから言って、小悪魔は喜んでくれていた。 誰より小悪魔を愛している俺が言うんだ間違いない。 しかし、同時に怒っているようにも見えたし、悲しんでいるようにも見えた。 しばらくそんな難しい顔をしたあと小悪魔が絞り出した答えは。 「あの……ごめんなさい、返事は……しばらく待ってもらってもよろしいですか?」 「おかえり、って……えーと……」 俺の渋い表情を見て良い結果でなかったことは悟ったのか、パチュリーが開きかけた口を噤む。 「まだわかんないけど…保留だってさ。どうかな、ダメなのかな」 パチュリーは眉間にしわを寄せて、何か言おうと口を開いては何も出てこずに口をへの字に曲げることを何度か繰り返した後、一言だけ、ありえないわ、と呟いた。 どうにも合点のいかない小悪魔の対応を訝しみながら、その日は足早に自分の部屋へと引き籠もった。 3日経った。 何も変わらなかった。 1週間経った。 何も変わらなかった。 10日経った。 何も変わらなかった。そう、何も変わらなかった。 毎日顔を合わせているが、何事もなかったかの様に接してくる小悪魔に覚えた感情は、苛立ちだったか、哀しさだったか、それとも感謝だったろうか。 そんなある日のこと。 いつものように図書の整理をしていた俺は、ぼーっとしていてうっかり、 「痛っ!」 「どうしたの?」 「本の金具で指切ったみたいだ。おーいてぇ」 血ぃ出てきたー、とぼやきながら切れた人差し指をパチュリーに見せる。 するとパチュリーは、 「あら、大丈夫? 痛くない?」 「ああ、ま、これくらないなら舐めてりゃ治るかな」 「ええっ!? あ、ああ、貴方が舐めるのね」 「おいおい、なんだと思ったんだ」 「な、なんでもないっ! なんでもないのっ!」 ツンと怒ったように顔を赤くして言うと、読んでいた本に顔を隠すかのように、ばっとうずめた。 と、 「あら何でもないんですか? 残念ですぅ」 「うおっ、小悪魔!? どっから現れた?」 いきなり背後から声をかけられびっくりする。この辺はさすがに紅魔館にいるだけあって神出鬼没だ。 後ろから肩口を覗きこむように抱きつかれ、ケガした指を両手で包み込んでくれる。 こんなに距離が近づいたのは実は初めてかもしれない。 というかなんかふっくらと当たってる。当てられてるのか! ……いやいやその前に。何がしたいんだ小悪魔。泣くぞ俺。 「ふふっ、パチュリー様がやらないのでしたら私が代わりにやっちゃいますよ?」 ……小悪魔? 「別に良いわよ」 「あら残ね……」 けらけらとまんま小悪魔の様な笑いを上げかけて――あれ? とそのままの表情で固まった。 「あの。今なんておっしゃいました?」 「ダメって聞こえたかしら? 好きにしたら?」 「…………あれあれ? いいんですかパチュリー様? そんなこと言って。 もらっちゃいますよ、○○さん」 「良いわよ。それで満足したら早く仕事に帰ってちょうだい」 「…………」 「MPが足りなかったかしら」 「いえ、あの。えと、ホントに良いんですか? 何があったか知りませんが些細なことで喧嘩しちゃダメですよ? 後になってから『やっぱり○○のこと好きだったの』とか言ってももう譲りませんよ?」 「……?」 「あなた、何言ってるの?」 パチュリーが俺と顔を見合わせて不思議そうに首をかしげる。 「いや、だから…あれ? あの、パチュリー様。好きだったんじゃないんですか? ○○さん」 そんなことは初耳も良いところなんだが……そして謎はほぼ解けた。 パチュリーはパチュリーで、ふふぅん、と小馬鹿にしたような呆れ顔を浮かべて小悪魔を見やる。 「あなた何十年私の下で働いてるの? 私が本の知識以上に心惹かれるものなんかあると思って?」 いや、ありがたいことに本の知識以上には俺達のことは気にしてくれていたような気もするが。 「ほぇ……あ……れ……あの日だったか…パチュリー様告白してたじゃないですか……。 そう、私、厨房のそばで聞いてたんですよ?」 「?? 何のこと?」 「そんなこと悪魔に誓って無かったわ」 「ありましたよ! だから私は告白してもらって嬉しかったけど、 それ以上に○○さんが二股かけるような人だと思ってすごく残念だったんですよ!」 パチュリーと二人で難しい顔をして記憶の糸をたぐり寄せる。……ん~? 「あっ。ねぇ、○○。そう言えば小部屋に二人でいたとき……」 「あー。ああ、なんだっけ。たしかに告白した時のセリフとも聞こえる会話だったような」 あ、小悪魔が真っ白になって、みょん侍のように半分魂が抜け出てる。 耳を澄ますとエクトプラズムと共に こ あ ぁ ぁ ぁ ぁ、とかいう苦悶の音をはき出している。 呆然とする小悪魔を尻目に、事件解決ね、後は任せたわ、と言ってパチュリーはすぅっと図書館から出て行こうとする。 その背中に向けて、慌てて小悪魔が我を取り戻して声をかける。 「ちょ、あの! ホントにホントに良いんですね!? 私の勘違いだったことは50歩くらい譲って認めますけど、 もっと後になってから『ホントは○○のこと好きだったの』とか言ってももう譲りませんよ!」 「それさっきも言ったわよ。好きになさい」 と、扉を開けたところでパチュリーが肩越しに振り返って口を開く。 「小悪魔。細かいことは言わないわ。今ここに、たった一つだけ私と契約しなさい。 ――幸せになること。」 「え、あ、は、はい。はいっ! 絶対幸せになります! ありがとうございます!」 それを聞いて満足そうに笑みを浮かべたパチュリーは、今度こそ扉の外へと姿を消した。 ばっ、と弾かれた様に俺に向き直る。 胸の前で手を組んで、眼を潤ませて 「○○さん……ごめんなさい、勝手に勘違いして、怒って、返事もせずにすみませんでした。 今からでも許してもらえるなら、言います。好きです……。私も、好きです! 貴方を愛してます!」 その言葉を、その気持ちを。幾星霜待ち続けていただろうか。 「小悪魔っ…!」 ぎゅっと、抱きしめる。 もう離さない。ずっと、側にいてくれ。そう耳元で囁くと、胸の中でしっかり、はい、と返事をしてくれた。 「私、私……ごめんなさい……」 そう言ってすすり泣く。 涙は似合わない、そう言おうと思って頬の涙を掬った指をふっとさらわれ。 気が付くと俺の指は――好きな人の口の中に吸い込まれていた。 「んっ……ちゅ……れろ…」 「こっっっっこここここここあっくま?」 わたわたと焦る俺の指がぬるりと解放され、つぅと糸を引く。 「血が出ていました、舐めていれば治りますよね」 えへへ、と目尻を赤くしたまま悪戯っぽく笑って、再び指をちゅっと吸い込む。 吸われている部分からぞくぞくとした快感が伝播してくる。 「う、ぁ……」 くすぐったさと恥ずかしさに思わず、手首を握っていた小悪魔の手を取り、同じようにその人差し指に吸い付く。 「ふ、ぁ……ぅん……」 少し驚いて指を一瞬口から離した小悪魔だったが、すぐにとろけるような表情に戻り、指を舐め合う。 ほっそりと白く長い小悪魔の指は、少しだけ本の黴くさい匂いがしたが、ほんのりと甘かった。 口の中で時たまぴくぴくと蠢くものから温もりを受け取り、温もりを与える。 とろとろと熔けそうになる指先からは甘い波が伝わり続け、じんじんと意識までも融かしてゆく。 いつしか、どちらが誘ったか。 お互いの手と手が少しずつ近づいてゆき、自然、ふっと微かに唇が触れ合って――すぐに離れる。 「え、えへへへへへへへへへへへへへへへ」 顔を真っ赤に染め上げてはにかむ俺の恋人。 でも、自分も同じくらい顔が紅く火照って頬がゆるんでいるのを感じる。 お互い恥ずかしくって、二人照れあって、一緒に何か言わなきゃ、と思ってわたわたして。 そして、二人とも同じくらい間抜けなことをしていることに気付いて、ぷっ、と同時に吹き出す。 「「あはははははははははっっ」」 二人でいられる。二人で想っている。二人で感じ合っている。 そんな些細なこと、されどそんな奇跡が幸せで、笑いが止まらない。 ひとしきり笑いあって落ち着いたころ、小悪魔に惚れてからこのかた、長い間夢だった願いを口にする。 「ねぇ。小悪魔。笑ってほしい。ずっとずっと、こうして俺の隣で笑っていてほしい。 俺のためだけに笑っていてほしい。 君の太陽の様な笑顔が、大好きなんだ」 「はい……はい! ずっと、ずっと貴方の傍にいさせて下さい。そうすれば、私は貴方のおかげでずっと笑顔でいられます」 夕立のあとに輝く太陽のように晴れやかな笑顔で応えてくれる。 俺だけに向けられている、向日葵のような笑顔。 もう二度とその笑顔を離さないよう、ぎゅっと強く抱きしめる。 ――ああ、俺は、小悪魔を好きになって、心底良かった。 「あぁ、もったいない。行動に多少問題はあったけど優秀だった司書を、一気に二人も解雇しちゃったわ」 「あいつら勝手に住み着いただけで、元から雇ってないし解雇してもいないじゃん? それに、大丈夫よ。 すぐ三人に増えるわ。ああ、もっと増えるかもね。きっと賑やかになるわ」 「――そう。レミィが言うのならきっとそうなのね」 咲夜が来て、レミィは変わった。 霊夢が来て、レミィはまた変わった 魔理沙が来て、妹様は変わった。私も変わった。 ○○が来て、あの子は変わった。 人間が来るたび、新しい風が吹き込み、紅魔館は変わっていく。 今度来る人間は、きっと悪魔と人間のハーフ。多分。 そして、また新しい風が生まれ、何かが変わっていくのだろう。 この世に生を受けて、はや1世紀が経つパチュリー。 こんなにもめまぐるしく変わってゆく世界は初めての経験だった。 人間という種族からは、どんな本から得る知識も敵わない量の生きた知識を得ることが出来る。 そのことに気付かせてくれた人間達に感謝しつつ、パチュリーは、 その知識を得られることを思って、早くも期待に胸を躍らせるのだった。 5スレ目 775 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/gensou_utage/pages/118.html
小悪魔 No.1010 小悪魔 サポートカード 配置:スペル 条件:パチュリー 呪力2 このサポートは、使用条件に『パチュリー』が含まれているスペルにのみ配置できる。 [起動フェイズ/攻撃時]誘発 このサポートが配置された場合、自分のデッキの上から1枚を手札に加える。 [戦闘フェイズ]呪力1 フェイズ終了時まで、このサポートが配置されたスペルは「防壁(1)」を得る。 (フェイズにつき1回まで使用可能) イラスト:双 考察 考察の入力。必須ではない。
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/588.html
小悪魔5 3スレ目 862 877 紅魔館の夜は遅い。 ある意味朝が早いとも言える。 まあ当主が吸血鬼だからな。無理も無い。 ――コンコン。 「はーい。起きてますよー」 誰だこんな時間に。 具体的に午前2時。 草木も眠るなんとやらだ。よく知らんが。 「こ、こんばんわ」 時間を考えない来訪者に文句の一つでも言ってやろうかと思ったが、なんと小悪魔だった。珍しい。 てっきり美鈴あたりが食料を貰いに来たのかと思ったのだが。 「で? こんな夜更けにどした? 人生相談なら他所でやってくれよ」 「えっと……その、怖い夢を見ちゃってですね。大変申し上げにくいんですけど……今晩泊めてくれませんか?」 ――キミ、悪魔じゃなかったっけ? てかこれなんてエロゲ? などと無粋極まりない事を、上目遣い且つ涙目で訴えてくる彼女に言えるわけも無い。俺は健全な成人男性なのだ。 が、流石に同じ布団で寝るのは俺の理性が危険でピンチなので、大人しく床で寝ようとしたのだが、当の小悪魔はお気に召さなかったらしい。 仕舞いには「私も床で寝ます」とか言い出す始末。同じ部屋にいる女性を床で寝かせられるか。 で、数十分後。早々彼女は眠ったわけだが。 「~~♪」 ――ぎゅっ。 何故か俺に絡まってくる小悪魔さん。それも嬉しそうに。 柔らかいフトモモとか二の腕とか胸をこれでもか、と言わんばかりに押し付けてくる。 どうやら彼女は眠ってる時、何かに抱きつく癖があるようで…… これはアレですか? 俺に襲えと? いや、寧ろ誘ってるのか? いかん。落ち着け。ここで俺が狼になってしまえば俺の好感度が大変な事になってしまう。 そうだ。羊だ、古典的だが羊を数えろ。心頭滅却以下略! 「んうっ……ふあっ」 (寝れるかーー!) ――夜はまだ始まったばかり。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「すぅ、すぅ……」 あれから一体どれほどの時間が経過しただろう。一年? 十年? それとも永遠? それほどの体感時間だった。 とても悪魔とは思えない安らかな寝息をBGMに、いろんな意味でイッパイイッパイな俺が数えた羊は既に5桁を超えた。 しがみ付いたままの彼女を直視する勇気は無い。 更に言うと、このギリギリの精神状態で彼女のあどけない表情を見て、無事正気を保っていられる自信が無い。 そんな中、ずっとあった心地いい感触が離れる。 思わず、小悪魔の方を、向いてしまった。 「あ、おはようございます」 目が、合った。 ……パジャマがはだけてました。なんと彼女ノーブラでした。 さらに保護欲と嗜虐心をくすぐる、ホニャリとした安心しきった無垢で無防備な笑顔。 トドメにパタパタと子犬のように動く耳と羽と尻尾。 なにが、何がそんなに嬉しいと言うのか――! ――ぷちん。 あ、もう駄目だ。 ナニかが臨海を超えた事を悟る。 なにしろこちとら徹夜明けで妙にハイ。しかも美少女生殺し状態で数時間。 寧ろここまで我慢し続けた自分を褒めたいね。マジで。 「あは! あはははははははははははは!」 「○○さん!? どうしたんですか!?」 驚き、俺から離れようとするが…… 遅い! 遅すぎる! ――ぎゅっ。どさっ。 「!?!?」 いきなりの俺のプッツンに困惑した彼女を正面から抱きしめ、押し倒す。あー、やーらけー。 ――さわさわ。 その体勢のまま髪を撫でる。よく手入れされているのか、絹のような手触りだ。 「んうっ……あ、あの……○○さん?」 ――かぷ。こりこり。 「ふあっ! み、耳は駄目ですっ! 駄目ですってば!」 陸に上がったマグロの如くベッドの上で暴れるが、色々見失った今の俺には儚い抵抗でしかない。 ――数分後。 「あ、あの……」 「……」 「初めてなので、優しく、お願いします……」 「……」 無言で肯定。胸に手を伸ばす。 そして、遂に眼を瞑ったまま真っ赤な顔で抵抗しなくなった彼女の唇に…… 「○○さーん! 今日も朝御飯をいただきに……って朝っぱらからナニしてるんですかー! 美鈴キーック!」 ――ごしゃあ! 「……という夢を見た。図書館の主としてどう思う?」 「酷いオチね。安易な夢オチは各方面から非難の嵐よ?」 「全くだ。しかし続きがある」 「?」 「起きたら重度のムチウチになってた上に、何故か小悪魔が俺の顔を見てくれなくなった。眼が合ったら真っ赤な顔で逃げられる。はぐれメタルも真っ青だ」 「……ご馳走様」 4スレ目 501-502 ちょっとした小ネタのつもりが、力不足でコンパクトにまとめられませんでした… 「小悪魔を、僕にください!」 図書館の床に手をつき、頭を下げる相手は、 複雑な表情を浮かべた紫魔女パチュリーさん。 顔を床に向けていても、傍らに立つ小悪魔の落ち着かない心の内が、空気を介して伝わってくる。 「外」から迷い込んだ僕は この紅い館の図書館で司書を務める小悪魔と出会い いつしか互いに想いを寄せ合うようになっていた。 しかし、小悪魔はパチュリーさんの使い魔。 そんな身の彼女に求婚するには 使役主たるパチュリーさんの許しを得る事がスジだと考え 今、こうして頭を下げて願い出ているのだ。 「少し……考えさせてもらえるかしら…」 パチュリーさんがそう言ってから 異様に長く感じられる一週間が過ぎたある日、僕は呼び出しを受けた。 館のメイド長・咲夜さんに案内されて、紅魔館玉座の間に入る。 かなりの広さを持つその部屋には、館の主レミリア様と、滅多に図書館から出ないはずのパチュリーさん そして――小悪魔が居た。 「ほら、パチェ。二人に話があるのでしょう?」 レミリア様に促され、パチュリーさんは小さく溜息をついてから 手前に横たえられた縦長の箱を指して口を開く 「……その中には、貴方達二人への『お祝い』が入っているわ」 『祝い』という主の言葉に、小悪魔が微かに身を震わせる。 その言葉の意味に思いを巡らせ、僕の鼓動も一度、大きく高鳴った。 「それが私の返答よ ……小悪魔、開けてみなさい」 「は、はい……」 少しだけ不安な表情で僕を見る小悪魔に、頷いて見せる。 小悪魔も頷き返し、そっと箱のフタに手をかける。 ギ…… ギギギギ…… カパァ 「え…………………」 小悪魔が開けた箱の中には、 「…………………わたし?」 小悪魔が入っていた。 純白のウェディングドレスを身に着けた状態で。 「!?」 自分の身に何が起きたのかわからず箱の中で固まる小悪魔 「ど……どうして箱を開けた小悪魔が箱の中にッ! 僕は一瞬たりと目を離さなかったッ! い……いや、見えなかったッ! ・・・・・・・・・・ 『しっかりと見ていたが』気がついた時にはすでに中に入っt―――って、こんな事ができるのは」 視線の先で、瀟洒な従者がにっこりと微笑む。 こんな真似ができるのは、時を止める能力を持つ咲夜さんだけだ。 超スピードとか!催眠術とかじゃあ断じてねー! 時間を止めて、小悪魔をドレスに着替えさせてから箱の中に入r… ん?…着替えさせ……き、着替え…!? イカン ハナヂガ……。 「演出は咲夜からの、ドレスは私からの手向けよ。 外の世界では、花嫁がコレを着る慣わしなんでしょう?」 一人で興奮している僕に、レミリア様が柔らかな表情で言う。 「私としては有能な司書を手放したくは無いのだけれど……小悪魔の気持ちも、決まっているみたいだしね」 パチュリーさんは少し寂しそうな、でも、微かに嬉しそうな表情で小悪魔を見つめる。 「箱の中の『お祝い』は、『私の使い魔でなくなった自由な身の貴方』よ」 「え……」 箱の中から身を起こし、小悪魔は主の方を向く。 「私と貴方の主従の契約は、今日でお終い。 これからは、彼と夫婦の契約を結びなさい……今までありがとう、小悪魔。 幸せになるのよ」 「パチュリーさ…ま…」 感涙にむせぶ小悪魔を愛しそうに見つめてから、パチュリーさんは僕の方へ向き直る。 「この娘を、大切にしてあげてね…」 「……はいっ!」 滲んでよく見えない眼で、パチュリーさんの視線をまっすぐに受け止め、僕は力強く頷いた。 「あいつは、とんでもないものを持っていったな。 ―――しかも、一生返さないつもりだぜ」 扉の隙間からこっそりと覗いていた黒白い蒐集家が呟いた。 4スレ目 575(うpろだ0035) 「えーっとですね、後は冬虫夏草と、トリカブトと、えーっと……」 「俺はそんなに記憶力良くないんだが……」 時刻は丁度日が傾き始めた頃、大体二時ぐらい。 ここの森は普段は静かなのが売りらしいが、現在は気の抜けた声が飛び交っている。 その張本人'sが俺と小悪魔だ。 なんでこんな辺鄙な場所までキノコを取りに来たかというと、話は午前まで遡る。 日が照り始めて適等に熱くなり始めた午前。 しかしそれは外とかが対象なので、窓が少ない紅魔館のさらに窓が無い図書館で仕事をしている俺には関係なかった。 図書館は適度に温度設定されているらしく、夏だろうが冬だろうが快適なのだ。 いやはや魔法の力って素晴らしいね。俺はここらへんのみパチュリーに感謝した。 それ以外はイマイチ感謝できないがな。 現在もパチュリーの命令で徹夜で本の整理に当たっていて、丁度終わらせたところだった。 最近生活のリズム崩れ始めているんですけど。……元からか。 と、まあ眠いせいか脳が春になり始めてきた俺はさっさと寝ようと図書館を跡にしようとした。 そしたら何故か大きな籠を持った小悪魔に出会ったわけだ。 「お疲れ様です」 「お疲れ」 このまま何も言わずに去っていたら俺は今頃夢の中だろう。 だが俺は、小悪魔に話しかけてしまった。 「……時に小悪魔、そのやけにデカイ籠は何だ。デカ過ぎて羽が動かしずらそうだぞ」 「実はパチュリー様に植物採集を頼まれまして……」 「大変だな……」 「そうなんです……」 二人ともパチュリーの下で働いているため何かと同じような苦労が多い。 そんなこんなで俺と小悪魔は仲がいいのだ。 「それで……お手伝い頂けると嬉しいのですが……」 止めてくれ、そんな上目遣いで俺を見ないでくれ。 そんなふうに言われたら断れないじゃないか。 「……わかった」 その上目遣いが意図的だったらかなり腹黒いぞ小悪魔。 だがそんな俺の疑心なんて吹き飛ばすような屈託の無い笑みで小悪魔は答えた。 「ありがとうございます!」 まぁ、可愛かったからいいか。 眠気? んなもん吹き飛んだわ。 って言う事で、俺たちは植物採集に来たわけです。 他に質問は? 答えないけど。 「そもそも全部この森にあるんディスカー?」 「知ってるわけ無いじゃないですか……」 ご尤もです。 その後俺たちは適度に冗談込みで散策を続けたが、目当ての物は見つからない。 残り一つなのに……。 途中、妖怪とか肉食植物とか出たときは死にそうになったが小悪魔が撃退した。 そしてその余波で毎回俺も吹き飛ばされた。 一応護身用として持っているものがあるが、これはあんな奴らにつかうもんじゃない。 「大丈夫ですかー?」 「大丈夫だー」 そして毎回交わすこの言葉。 うーん、やっぱり人間って非力だなぁ。 なんてため息をつきながら体を起こす。 と、小悪魔の持っているものに目が行った。 「こ、こあさん? その手に持ってるのはなにかね?」 焦りすぎて小悪魔といえずに『こあ』で止まってしまった。 だって手に持ってるのが妙にでかくて切った部分から液体が滲み出てるんですよ!? 「これですか? 目当て物ですよ」 あっさり言ってしまう小悪魔。 図書館の面々は根性があるな。俺は例外だが。 「目当てのものって、あれから手に入れるものなのか?」 「ええ。剥ぎ取りました」 そう言って小悪魔はナイフらしきものを取り出して見せた。 ……それ使って倒せよ。魔法使って俺を吹き飛ばさずに。 勿論口には出さない。セオリーなんだし。切れ味無いし。 「ま、まぁ見つかってよかったな。帰ろうか」 「はい」 そう小悪魔は答えて手に持った謎のものを背中のカゴへと放り投げた。 ……わざわざ見せなくても良かったんだぞ、小悪魔。 さて帰ろうか、そう思った矢先。 「お? お前らがいるなんて珍しいな」 いやーな声が背後からした。 『ギギギギギ……』という音が似合う動きで首を動かすと、そこには――― 「やっぱり魔理沙か……。はぁ……」 図書館から奪った(本人は借りたと言っている)本を返さない黒白魔法使いが居た。 ちらりと小悪魔の方を見てみると、小悪魔も若干『うわぁ……』って顔をしていた。 ……そりゃそうか。 「おいおい、会っていきなりため息とは酷い奴だな。礼儀がなってないぜ」 「借りた本を返さない礼儀知らずには言われたくない台詞だ」 「まぁ、それはそれでな。処で、小悪魔が背負ってるのは何だ?」 あ、こいつ負けそうになったから話題変えたな。 そして質問された小悪魔は普通に答えた。 「ええと、パチュリー様から頼まれた物です」 「ふぅん……パチュリーがなぁ」 そう言って少しブツブツ言い始めた。 魔理沙は無駄に頭の回転が早いからな……嫌なことにならなければいいが。 「よし」 思考が終わったのか不敵に笑って此方を見た。 「それは私がいただくぜ」 「却下」 何を言うか予想していた俺は即答した。 ここで奪われたら俺の苦労はどうなる。 「そういうと思ったぜ」 「なら言うなよ……」 「だから、私は交換条件を出す事にした」 この黒白。一体何を考えているのか。 「お前達がコレを渡してくれるのなら、私は今まで借りた本を全部返す」 「……むぅ」 「どうだ? 決して悪い話ではないはずだが」 魔理沙はなんでこのかごの中の物がほしいのだろうか。 本を返してまで。ってか返すの普通なんですけど。 色々考えた俺は即答はやめておくことにした。 「少し小悪魔と考えさせてくれ」 そう言って小悪魔を引っ張って奥のほうに移動した。 因みに小悪魔は何も喋らなかったのは話し合いを俺に任せたから……なのだろうか。 「どうする?」 「本が返ってくるのなら私はそうしたいのですが……」 「そうすると俺と森に居る時間が長くなってしまうが」 「むしろそちらの方を……。あ、いえいえいえなんでもありません」 なんかブツブツ言って急いで言う小悪魔に俺は心の中で首をかしげた。 「しかし、魔理沙が本を返す可能性があるとは思えんが……」 「そ、そうですね……」 「ここは素直にお引取り願わないといけないな」 「でも魔理沙さんが素直に応じるとは思いませんよ?」 「そこが問題なんだが、俺に考えがある」 「考え……ですか?」 鸚鵡返しに聞いてきた小悪魔に俺は答える。 「だがな、それには準備が要るんだ。そこで小悪魔」 「……?」 「魔理沙相手に弾幕ごっこで少し時間稼いでくれ」 俺の一言に一帯が凍りついた。 少しして、ようやく理解が出来たらしい小悪魔が口を開く。 「む、無理ですって!」 「元気があれば何でもできる!」 「理不尽です!」 「とにかく頼む。俺の五回目くらいのお願いだ」 そう言って俺は手を合わせて懇願する。 そのぐらいしないと撃退できないから魔理沙は困る。 「……わかりました。できるだけやってみます」 渋々頷く小悪魔。毎回こうやって最終的に拒否できないのは小悪魔の悪いところであり良いところだ。 「じゃあ、頼んだぞ」 そういうことで俺たちは魔理沙の場所へと戻った。 「で、答えは? それをくれたら本は返すぜ?」 「甘いな魔理沙っ!」 ビシッと人差し指を魔理沙に向けて答える。 「そんな餌に俺がつられるクマー!」 「○○さん、それって……」 何か言おうとした小悪魔は無視。 「ほぅ……。素直に渡せないのなら奪うだけだぜ!」 この黒白、こんな奴だったっけ。 まぁ、敵には変わりないから別にいい。 「……じゃあ小悪魔頼んだ。知っているとは思うが俺は弾幕ごっこできねぇし」 普通の人間だからな。 さっさと逃げるに限る。 「……はぁ」 それに対して小悪魔は何も答えずにため息一つ漏らしただけだった。悪い。 「覚悟は出来たか?」 そう言って魔理沙は攻撃を開始した。勿論小悪魔に。 騒音があたり一帯を支配して、現在の俺には植物が倒される音ぐらいしか聞こえてこない。 時折飛んでくる星弾にビビリながら着々準備をしていく。 畜生、結構難しいなこれ。 そしてそのまませっせか仕事して数分。 「できたあっ!」 出来た例のものに喜びつつ。肩に担いで小悪魔の場所へと急ぐ。 そして魔理沙に狙いを定め。叫んだ。 「まーりーさー! 一応言わないとダメみたいだから言ってやる!」 その声に魔理沙は此方をちらりと見て、視線を戻し、驚愕の表情でまた此方を見た。 此方というか、今俺が肩に担いでいるバズーカらしきもののほうだ 「なんだそれはぁ!」 「霧之助から貰った!」 「な、なんだってー!?」 「内容は百聞は一見にしかずだっ! スペルカードじゃないけど宣言! 音速『黄色い謎の物体X』!!」 そして俺の肩に乗っけていたバズーカもとい、“ワカモトランチャー”が火を噴いた。 ―――ぶるるぁあああーーー!! 普通のバズーカとは違う発射音が鳴った後、何かしらの黄色い物体が魔理沙へと向かった。 「うおっと! 私に当てようなんて百年早いぜ」 そこらへんは魔理沙だ、避けるだろうと思っていた。 しかしその黄色い物体は突如Uターンをしてまた魔理沙へと向かった。 「なっ!?」 「甘いな! そいつは音速。そしてホーミング性能が半端じゃないから一度狙われたら逃げるしか手は無い!」 「くそっ!」 箒に乗り、凄まじい速度で逃げ出す魔理沙。そしてそれを追いかける黄色い物体。 そして二人はどんどん小さくなっていった。 うーん、やっぱ強烈。 因みに今の解説は霧之助から言われただけなので本当のことかどうかは不明だった。 なんてのんびり思っていると小悪魔がやってきた。 服がところどころ破けたり破けそうになっているものの、たいした傷ではないようだ。 良かった良かった。 「あのう……さっきのなんですか?」 そう小悪魔に言われては答えないわけにはいかない。ってか聞いてなかったのか。 「ワカモトランチャー。細かい事は気にするな」 「……はあ」 未だによくわからない小悪魔に声優なんて説明しても混乱するだけだしな。 とりあえず籠は死守完了。後は帰るだけ。 「じゃあ帰ろうか。今度は巫女なんて事があったら俺は逃げるぞ。本気で」 そう言った後歩き出そうとしたが、小悪魔が何故か歩き出さないので俺は止まってしまった。 「ええと、あの」 「どうした? 歩けないとか?」 「そうではないくて、言いたい事があるんですけど」 言いたい事? ワカモトランチャーについては言いたくないんだがなぁ、俺もわからないし。 「実は、前から思ってたんですが、ええと」 中々本題を切り出さないので俺は小悪魔を見続けた。 よく見なくてもわかるほど顔が赤い。まぁ死闘だったしな。 「○○さんのことが……す」 そこで小悪魔は何も言わずに立ち尽くした。 俺のことが……す。ってなんだ? ストライキか? 意味わからんな。 とりあえず何事かと問いただそうと思ったが――― 「おおっ! 大丈夫か小悪魔!?」 こっちに小悪魔が倒れこんできたのでそれどころではなかった。 怪我のせいでぶっ倒れたか!? とりあえず調べる。 ケガ よし 脈 よし 性格よし 格好よし 匂い よし すべてよし すげえよし ……って何言っているんだ俺は。 なんて自分を突っ込んでいると、小悪魔からゆっくりとした寝息がした。 「なんだよ……、ビックリさせるな」 大方徹夜していたんだろう。小悪魔が寝ているところ見たこと無いからな、永久保存しておくか。 「小悪魔も大変なんだな」 まぁいいか、今は寝かせておこう。 そう思った俺は小悪魔を何とか担いで歩きだした。 籠のせいか重かったけど。 なんとか図書館に帰ってきた俺は小悪魔をベッド(小悪魔の部屋ではない)に運んでパチュリーのところに居た。 「はい、これ」 そしてパチュリーの近くに重い籠をおろした。 まったく、何につかうんだよこれ。 そう思っているとパチュリーから俺の頭を混乱させる一言が発せられた。 「……なにこれ?」 「パチュリーが小悪魔に頼んだんだろ……」 呆れて言い返す。まだ俺は気付いていない。 「私、こんなの頼んでないわよ」 「……は?」 頼んでない? 嘘付け。 小悪魔が頼まれたって言っていたぞ。 「小悪魔? 彼女には何にも頼んでないわよ」 ……全く持って訳がわからん。 とりあえずこの混乱した頭を静めるためにこの籠を――― 「そおい!!」 ひっくり返してパチュリーの頭に叩き込んだ。 混乱した上に(そういえば)徹夜明け込みの眠い俺は気力がなく、もう寝てしまえと言う気分で歩いていた。 気分じゃないな、寝るんだ。 そう思っていると、おきたての小悪魔に出くわした。 「あの、私、寝てました?」 「ああ」 眠いせいで返事も素っ気無い。仕方が無い。 「じゃあパチュリー様には……」 「安心しろ、渡しておいた」 引導をな、とまでは言わない。 言ってもいいけど言わないのは俺のやさしさからだ。 「そうですか……」 しゅんとなっている小悪魔を見ていると何か言わなければいけないことがあると思うが、思い出せない。 眠いもん。 「あ、あの」 恐らく本日六回目の『あの』。 何回言ったら気が済むんだろう。 「私、寝ているときになんか言いました?」 「寝ているとき……ねぇ」 眠い頭をなんとか動かして記憶を探る。 「言ってたな、たしか」 「ど、どんなことを!?」 「ええとだなぁ、言いたくないんだが……」 お茶を濁そうとする俺に対して小悪魔は詰め寄ってきた。 勿論詰め寄られたら下がるしかない。本能的に。 「言ってください! お願いします!」 「わかったわかった、だからそんなに近づくな」 近づかれたらなんか言いづらい。よくわからんけど。 「まぁ、小悪魔に魔が差したとは思うけどさ……」 そう前置きした後俺は言った。 「冬虫夏草と宇宙仮想……だっけか」 あたりに冷たい風が吹いた。 ちなみに――― ワカモトランチャー黄色い弾仕様を食らった魔理沙は数日間外に出れなかったらしい。 「なんでですか?」 「あれはストーカーで変体だからな」 5スレ目 612-613 名月。 特に、ここ、図書館の屋根から見る月は格別だ。 酒も何もないけれど、 月があれば十分だ。 屋根の出っ張りに腰を下ろして、月を眺める。 俺がここに来て3ヶ月。 市立図書館の帰路に放り込まれたせいで、 日本での図書の整理方法をグダグダながら教えたら、 そのまま、魔法図書館なるところに勤務することになってしまった。 でも、それなりにうまくやってきたと思う。 パチェやこぁとの関係も良好だし、 最近のこぁとの書棚整理コンビネーションは、パチェも目を見張るほど。 今のところホームシックにかかってない辺り、結構適応しているのかもしれない。 「あれ、こんなところにいたんですか?」 いつの間にか、こぁが屋根に上がってきていた。 「ああ、こぁか。どうしたんだ?」 この少女がこぁ。 赤髪の、司書をやっている女の子。 みんな小悪魔と呼んでいるが、それではあまりにも味気ないので、 こぁ、と呼ばせてもらっている。 「パチュリー様が、探してましたよ?」 「なんだって?」 「分類がどうとか、言ってましたけど。 ――やぁっ」 一筋の風が、こぁの髪をなびかせる。 髪が乱れないように、軽く髪を抑えるこぁ。 「やめだ。始まると長いんだ、あの人」 「いいんですか?」 「いいんだ。明日、説教も含めて長話に付き合うさ」 「言いつけますよ」 「信じてるぜ、こぁ」 軽くウィンク。 それを見たこぁは、顔を赤くして目を逸らす。 そのときまた、一陣の風。 スルッ 「きゃあっ!」 バランスを崩したこぁが落ちそうになる寸前。 「こぁ!」 何とか俺の手が間に合い、引っ張り上げる。 そのまま、俺の横にこぁを座らせた。 女の子の手って、こんなに柔らかくてサラサラしているんだ……。 「ありがとう、ございます……」 「ああ、まあ、気にするな」 照れてしまう。 こぁの顔が見られない。 「あの、手……」 「ああ、すまない……」 慌てて、手を放す俺。 辺りは闇。 虫の音のさえ聞こえない。 無言、無音の状態が続く。 それを破ったのは、こぁの声だった。 「前に、私の本名を聞いたこと、ありましたよね」 「そう言えば、言ったな」 「あれは、私を召喚するときにその名前を知っていた、 パチュリー様しか、知らないんですよ。 でも、教えてあげます。 私の、本当の名前は、――です」 「あ、ああ、ありがとう。 でも、どうして急に?」 顔をそちらに向ければ。 妖艶な微笑を浮かべるこぁ。 「知っていますか? 悪魔の名は、人に知られてはいけないんです。 知られてしまうと、その人に逆らえないから……。 そして、悪魔に名前を教えられた人は、その悪魔を自由にできるんです」 「そんな大事な名前を、俺に教えていいのか?」 「いいんです。あなたには。 私の、身も心も、支配して欲しいから……」 いきなりの告白に戸惑ってしまう。 でも、なんでそんなすまなそうな目をしているんだ……? 「覚悟して、下さいね。 私、アスモデウス様の配下、色欲の悪魔ですから。 手強いですよ」 「覚悟なんかしないさ。 それより、そっちこそ覚悟しろよ。 俺の愛は激しいからな」 その言葉に、眼を見開くこぁ。 「受け止めて、くれるんですか……?」 「ああ、こぁのこと、愛してるから」 「私、悪魔なんですよ……?」 「今さら、だろ。 俺は悪魔じゃなくてこぁを好きになったんだから、関係ないさ」 「嬉しい!」 抱きついてくるこぁ。 その眼には、涙が光っている。 「ぐすっ。 ずっと、ずっと、大好きだったんです。 でも、私、悪魔だから、受け止めてくれないと、思っていたんです。 だから、えぐっ、実は、呪いをかけてしまいました。 ごめんなさい――」 「呪い?」 「はい、呪いです。 悪魔自らに名前を教えられた人は、生涯を悪魔と過ごさなくてはいけない。 私が死なない限り、死ねないし、年も取れないんですよ。 それが、私を好きにできる、代償なんです。 どうしても、あなたと、つながりが欲しかったんです。 勝手な事して、ひくっ、ごめんなさい……」 堰を切ったように話し出す。 そんなこぁに、 「ありがとう」 俺は、心から、お礼を言った。 「え……」 「だって、これからずっとこぁと一緒なんだろう? それに、こぁが、そこまで俺を純粋に慕ってくれたのは嬉しいし。 俺にとっては、何も問題ないな」 「うぇぇぇぇーーーーん。 ありがとう、ぐすっ、ございます」 胸の中で泣きじゃくるこぁ。 俺は、その形のいいあごを持ち上げると、 「誓いのキス」 軽く、キスをした。 「あ……。 うれ、しい、です。 不束者ですが、心も、カラダも、髪の毛1本に至るまで、 この私は、すべてあなたのものです。 末永く、可愛がってくださいね」 嬉し涙を流しながら微笑むこぁを。 俺は。 世界で一番、愛しいと思った。
https://w.atwiki.jp/touhouoc/pages/49.html
小悪魔 妖々夢 UNIT U-6 2-3-1 U 東方系 紅魔館 女性 妖怪 (常時):《R》自軍ユニット1枚をリロールする。 空中 陸上 [2][1][3] 小悪魔 花映塚 UNIT U-15 2-3-1 U 東方系 紅魔館 女性 妖怪 (自軍配備フェイズ):《R》このカードが「特徴:魔法使い」を持つ自軍ユニットと同じエリアにいる場合、捨て山のカード1枚を引く。 空中 陸上 [2][1][3]
https://w.atwiki.jp/touhou_ginfuritsu/pages/38.html
autolink() TH-0016 カード名:小悪魔 読み:こあくま カテゴリ:キャラクター 属性:月 EX:月2 コスト:月無 登場位置: ●●● ●●● AP:2 DP:2 SP:2 陣営:紅魔館 基本能力:無し 特殊能力: 紅魔館の小悪魔[T] 相手のデッキを1枚破棄する。 性別:女 レアリティ:C illust:やむっ 2コスでEX2、さらに2/2/2で全配置と非の打ち所が無いキャラ。 しかも効果を使えば、毎ターン1点が確定するため、4積みは間違いない。 ただタップを要するため、置き場所には注意しよう。
https://w.atwiki.jp/gennsounoutage/pages/225.html
小悪魔 No.1010 小悪魔 条件:パチュリー1 配置:スペル 呪力3 このサポートは、使用条件に『パチュリー』が含まれているスペルにのみ配置できる。 [充填フェイズ/攻撃時]常時 このサポートが配置されたスペルが起動状態の場合、充填フェイズ開始時、呪力を1点得る。 [戦闘フェイズ]呪力1 フェイズ終了時まで、 このサポートが配置されたスペル は「 防壁(1) 」を得る。 (フェイズにつき1回まで使用可能) illustrator/双 考察
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/2215.html
『東方Project』のキャラクター。 赤い髪に背中と側頭部から生えたコウモリの様な翼、こげ茶色のゆったりとした服とロングスカートに身を包んでいる(ように見える)。 種族は「悪魔」。能力は不明。ファンからの愛称は専ら「こぁ」。 公式で台詞どころか、立ち絵もスペルカードも名前さえも無い。 + 原作での小悪魔 『東方紅魔郷』の4面で中ボスとして出てくる。以上。 特にイベントもなく登場し、攻撃を避けながら撃ち続けていればいつか倒せる。倒しても会話等はない。 特別強敵だったり、特殊な攻撃(弾幕)をしてきたり、その他印象に残るような行動は特にない。 しいて挙げれば、姿を隠してしまうほどの大弾。 また、他の紅魔郷キャラにはない特徴として、全身を包むピンク色のオーラ、拡大されたドット絵から縮小してステージに入り込む登場の仕方が挙げられる。 同作2面中ボスの大妖精同様本名が無く、当時のキャラについてまとめた書籍『文花帖』『求聞史紀』にも記載が無いため、 原作者のZUN氏はキャラとして認知されてないと思われたが、『外來韋編』にてコメントを残しているため杞憂であったようだ。 『東方Project』における「悪魔」は「吸血鬼」や「魔法使い」などと同じもので強大な種族だが、 その中でも力の弱いものなので小悪魔とされる。 ちなみに、彼女以外の悪魔はwin版以前の旧作に数人存在する。 ※以下はZUN氏の2004年1月12日の日記より抜粋(原文ママ)。 2面中ボスは大妖精。4面中ボスは小悪魔です。 妖精は人間以下の存在ですが、その中でも力のある者が大妖精です。 その性格は他の妖精と変わらず、陽気でいたずら好き。単純で表情豊かです。 悪魔は吸血鬼や魔法使いなどと同じ物で強大な種族ですが、その中でも力の弱い物なので小悪魔です。 性格は2面ボスと似た所も多く、気まぐれでいたずら好き、後先考えずに行動します。 2面中ボスは普段から湖に棲んでいて、4面中ボスも普段から紅魔館に住み着いていたりします。 こういった、雑魚クラス(ボスクラスではない)のキャラは、基本的に沢山います。 何かの役割を持っているとかも無い、自由気ままなキャラ達ですね。 ※以下は『東方外來韋編 Strange Creators of Outer World. 2018 Autumn!』におけるZUN氏のコメント。 小悪魔は「大妖精と同じ大きさだけど悪魔から見たら(強さ的に)小さいので小悪魔」 公式コミカライズ作品『東方三月精』第2部14話「嵐の勁妖 後編」では紅魔館の図書館で給仕している。 しかし、モブ扱いで台詞は無し。 ファンのイメージを尊守しつつ、原作設定と矛盾しないための苦肉の策なのかもしれない。 同様に『東方儚月抄 ~ 月のイナバと地上の因幡』にも小悪魔らしき姿が見られる。 また、『東方智霊奇伝』ではこれまでのイメージとは異なるタイプの小悪魔の姿が確認されている。 + 参考画像 『三月精』 『月のイナバと地上の因幡』 『東方智霊奇伝』 ボスの周りを飛んでいる物がスペルカードという設定で、大妖精の周囲にはカードが飛んでるのに小悪魔にはない。 実は開発当初は大妖精と小悪魔にもスペルカードを作る予定があり、大妖精と小悪魔にもカットインのラフ画だけ描いていたとZUN氏が語っている。 大妖精の周囲のカードはその名残であり、小悪魔の場合はスペカの没決定後に作業されたのだろう。 彼女らに予想外の注目があったためなのかは定かではないが、これ以降のゲーム作品では 中ボス専用キャラクターにも種族名以外に個人名や背景が必ず設定されるようになっている。 ただし彼女らも会話イベントがないため台詞がなく、立ち絵はスペルカードを持つキャラクターにしか用意されていないなど、 仕方がないことだが面ボスキャラと比べると待遇は劣る。 再登場した場合を除き専用曲も用意されていないが、道中曲がテーマソングとみなされることが多い。 + 二次創作での小悪魔 「大図書館へようこそ。私、パチュリー様の使い魔にして、 当図書館の司書をさせて頂いております、小悪魔と申します」 ※勿論、こんな台詞は原作には存在しない。 公式での「2面ボスに似た性格で気まぐれでいたずら好き、後先考えずに行動する」という設定はほぼ投げ捨てられている。*1 (二次創作では他の紅魔館の面々がはっちゃけすぎなので仕方ないとも言える) 礼儀正しく敬語で喋り、彼女の登場するパチュリーの図書館内で真面目に仕事する姿がよく描かれる。 「パチュリーが召喚した使い魔」と設定され、パチュリー以外の紅魔館の面々にも丁寧な態度。 作品によっては、パチュリーに忠誠心以上の感情を抱いていたりすることがあり(女の子同士なのは気にするな)、 折檻覚悟で上司へのセクハラに走っていたり、伝えられずに苦悩する恋する乙女になっていたりする。 時にその真面目な思慮深い性格と原作設定の「気まぐれでいたずら好き」が融合し、 原作で単なる中ボスだったとは思えない策士となり、紅魔館中を振り回すことも。 上記の通り原作では立ち絵も会話もスペルカードも無いため公式資料が皆無に等しく、外見等は個人の想像による部分が大きい。 そのため描く人によって長髪か短髪か、巨乳か貧乳かと分かれている。 一部では「巨乳で長髪=こぁ(小悪魔→こぁ)」「短髪で貧乳=ここぁ(小さい小悪魔→小小悪魔→ここぁ)」と呼び分けていることもある。 ここぁはイタズラ好きになっている場合も多く、偶然にも公式設定準拠だったりする。 本編未使用のスペルカードや具体的な戦闘スタイルについては、悪魔であることや4面道中で魔道書が出てくることに因んだ物が紳士達によって妄想される。 遠い昔、こんなことがあったんじゃないかと妄想してみるテスト。 上記のZUN氏の発言の通り「紅魔郷4面中ボス」は1人しか存在しないが、図書館内で働く小悪魔は同様に1人だけなのか、複数いるのかは不明。 そのため、上記の外観の意見の違いも関係して、「こぁ」と「ここぁ」が姉妹で図書館で働いている、といった描写も見られる。 デュアルこぁなんちゃっt(ピチューン 姉妹の場合、長髪巨乳な「こぁ」が姉で、短髪貧乳な「ここぁ」が妹となる。 またその頭と背中から生えている翼からやはり連想されるのか、実は悪魔じゃなくてサキュバス(夢魔)の類ではないかと言われることがある。 そうすると色々な意味で都合が良いというのも拍車を掛ける原因か。主に18k(大玉弾 …『東方Project』原作及びこのwikiは全年齢対象です! 所謂文学少女というのがヲタク女を連想させるのか、「腐悪魔」と化すことも(更に進むとその手のネタで同人誌を作ろうとする)。 まぁ二次ではしょっちゅう女の子同士のどたばた騒ぎ(主犯は白黒だがそれ以外の人達も)を見ているので小悪魔はいつも通りってやつである。 二次創作が盛んな『東方Project』の中でもファンによる肉付けという点で極端なキャラ。 ある意味二次創作者の自己投影なのかもしれない(それが今日までの人気に繋がっている…のかも)。 紅魔郷発売から10年以上経過したにも拘らず、小悪魔単独のキャラオンリー同人誌即売会が開催されたのはその熱意の最たるものであろう。 原作での新規参戦はほぼ見込めない状況ではあるが、二次創作ではこれからもファンに愛され続けられる存在なのかもしれない。 …「紅魔館一同全員集合」という感じのイラストで小悪魔をハブった絵師達、全員表へ出ようか。 + ふぉーゆーっ! 「ふぉーゆーっ!」 \ ' , ┼ // , ' / / , ' \ -、 \\ ト、 ,. '"´ ̄ ̄`` 、 ,.へ、 ヽ. \ / ヽ/⌒ ⌒ヽイ `> / く ノ、__ノ ヽ ∠、 / /`! /! ハ `Y´⌒´ // .! ` 、 ⌒7 / ⌒|/ | ∧-、/| | / | お | / .!/ァrテr レ' _ ∨ ! | | + . | ハ |〈 弋り ァ==、| /| + -=ニ二. | r‐、 _,./´!∨wx ,. - ,、 xw|.イ !. i | | _人_ ヽ、_).」 |./ ト、. | ソ ,.イ |. | __ _人_ く `Y´ ,ハ__`ン!| |_,イ>r--r<´_| / | /\ `Y´ |__ ,.‐ト、 ,..ヘ〈 ゝ-イ|∨ | | ヽ/ | レ'ヽ! |/ \ ! / レ' | ) / `ゝ--イ、___,ハ ヽ/[]ヽ/ / Y´ \ \ ,' `ア´ < ;_/─-、./ , `| / ! |、 _\r'´ ̄\r─ヽ | | /| く 〈 | ! '´ 〉 | | ∨ '/ヽ-へト---イく\___/ | | / r/ ヽr>┘ ! i (_ \ 〉 く |`! ` ー ,!`"7ー---ァr-‐イ /| `i |_| / / /.八 ', く _! .| ロ | ; ;' | | ヽ ; ∨/ \ へ ! | ヽ二ニ,ハ ハ \/ [こ八、 ./こ7 | ヽ--‐' └--‐' + ニコニコ動画での小悪魔 小悪魔主体の動画はMMD(MikuMikuDance)の小悪魔モデルを使用したものが多く見かけられる。 また、MMD以外でも多くの創作作品が投稿されており、脇役だけでなく主役を張っている動画もいくつか存在する。 『紅魔の小悪魔さん』 GTA(Grand Theft Auto)の東方スキンを使用して作られた作品。 恐らくニコニコ動画の小悪魔出演作品で一番有名な動画かと思われる。 この作品からスピンアウトされた作品も多くあり、 とある演出はMUGENの小悪魔の技の元ネタにもなっている。 『紅魔館生化危機』 The Simsの東方スキンを使用して作られた作品。 初代バイオの古き良き雰囲気を東方にマッチさせた隠れた名作。 『東方の小悪魔が主人公のゲーム作ってみる』 『RPGツクールVX』を使用して作られた作品。 小悪魔がデビルサマナーとなってダンジョンを探検する…のだが、とにかくカオスである。 エターなるとなったのは誠に残念である。 あのニコニコワールドにもゲスト出演している。 また、この作品のネタを使ったMUGENの小悪魔も存在する。 『幻想少女召喚プログラム DS(デビルサマナー)小悪魔』 WOLF_RPGエディター(通称ウディタ)を使用して作られた作品。 こちらも小悪魔がデビルサマナーとなって戦うのだが、こちらは悪魔の代わりに東方キャラを召喚する。 本編は鋭意製作中ではあるが、合体システムと戦闘部分を抜き出したミニゲームが公開されている。 女神転生の世界を再現したドット絵やシステム面には目を見張るものがある。 『小悪魔の立ち絵をZUN絵で再現してみる』 原作ドット絵から可能な限り忠実に小悪魔の立ち絵復元を試みたメイキング動画。 ZUN絵の再現には一見の価値あり。 MUGENにおける小悪魔 紅魔郷キャラの中ではMUGEN入りが一番遅かったが、既に100を超える数の小悪魔が確認されているらしい(2018年10月時点で既に126体)。 弾幕アクション未参戦のキャラクターの中ではトップクラスのキャラ数を誇る。 製作された小悪魔のほとんどは後述するそむE氏のドット絵を用いており、製作者によって適宜ドット絵に追記やアレンジが加わっている。 各々の小悪魔について簡単に把握したい場合は、オム君やCパッチェさんの解説を聞くのがよかろう。 + 目次 そむE(So/M)氏製作 緋想天ver そむE(So/M)氏製作 非想天則ver 七紙零氏製作 STG小悪魔 七紙零氏製作 デュアルこぁ 1/8192氏製作 AC風小悪魔 シロト氏製作 こぁグルガン Melt氏製作 Null Existence Melt氏製作 Null Existence-X 熄 癈人氏製作 Immortal Devil 衛星玉氏製作 こあボム Saphira氏製作 In the end Sophia Gryna氏製作 Inted にんにく氏製作 大悪魔 (笑)氏製作 クタート=アクアディンゲン (笑)氏製作 エレメンタラー Daniel9999999氏(jade_midori氏)製作 Clone Koa Daniel9999999氏(jade_midori氏)製作 Koakuma RP Style Simplecharact氏(SC氏)製作 月影 macbeth氏製作 ウトゥルス=フルエフル 十字星Nkz氏製作 破滅の悪夢"こぁ" 十字星Nkz氏製作 ここぁ トモッチ氏製作 パープル jue氏製作 Little-Devil レッドスカート氏製作 メルトこぁ レッドスカート氏製作 メルトこぁR 17th_star氏製作 Rockuma seilai氏製作 タナトス 夢魔氏製作 名無しの魔王さま Volcrz氏製作 ルルイエ異本 kinomiya氏製作 ジャックポット・デビル KM氏製作 普通こぁ KM氏製作 真祖こぁ みかえる氏製作 小悪魔M ゴンドワナ氏(わな氏)製作 マニマニの小悪魔 蓝燐梦氏製作 ヴァンピィシェル・スカーレット 私氏製作 とってもかわいいこあくまちゃん p0008874氏製作 Sadist Devil Dorafield氏製作 Loemia Uサラ氏製作 i(Imaginary Number) g-r氏製作 闇のこアクシオン zaxiu氏(杂修氏)製作 Kuro Devil NULL氏製作 Retarded Koakuma 改 ゆっくり氏製作 機械仕掛けの天使 金蛇天尊氏製作 littledevil-Phoenix BTB氏製作 黒き天雷と悪風の魔導書 Nebula_Collapses氏製作 Flame Erode Xero 凪氏製作 サイレンスブルー MEYCLUSHKS氏製作 リディアルカ その他製作された小悪魔 出場大会【小悪魔(緋・非共通)】 【STG小悪魔】 【デュアルこぁ】 【AC風小悪魔】 【こぁグルガン】 【Null Existence(Xも含む)】 【Immortal Devil】 【こあボム】 【In the end(tyK-v.SG、Intedも含む)】 【大悪魔】 【クタート=アクアディンゲン】 【エレメンタラー】 【Clone Koa】 【月影】 【ウトゥルス=フルエフル】 【破滅の悪夢"こぁ"】 【ここぁ】 【メルトこぁ(Rも含む)】 【Rockuma】 【タナトス】 【名無しの魔王さま】 【ルルイエ異本】 【ジャックポット・デビル】 【普通こぁ】 【真祖こぁ】 【小悪魔M】 【マニマニの小悪魔】 【ヴァンピィシェル・スカーレット】 【とってもかわいいこあくまちゃん】 【Sadist Devil】 【Loemia】 【Imaginary Number】 【闇のこアクシオン】 【Retarded Koakuma 改】 【機械仕掛けの天使】 【littledevil-Phoenix】 【黒き天雷と悪風の魔導書】 【Flame Erode Xero】 【サイレンスブルー】 【リディアルカ】 出演ストーリー プレイヤー操作〖小悪魔〗 〖STG小悪魔〗 〖デュアルこぁ〗 〖AC風小悪魔〗 〖こぁグルガン〗 〖大悪魔〗 〖クタート=アクアディンゲン〗 〖エレメンタラー〗 〖Clone Koa〗 〖ウトゥルス=フルエフル〗 〖破滅の悪夢"こぁ"〗 〖タナトス〗 〖ルルイエ異本〗 〖ジャックポット・デビル〗 〖普通こぁ〗 〖小悪魔M〗 〖マニマニの小悪魔〗 〖闇のこアクシオン〗 〖littledevil-Phoenix〗 そむE(So/M)氏製作 緋想天ver 2009年3月31日公開 + 小悪魔 緋想天ver詳細 ドット素体は比那名居天子、翼はレミリア・スカーレットのものを応用している。長髪。 現在は氏のブログにて公開されている。 製作コンセプトにパチュリー支援用キャラという部分があり、レミリアの技や動きを元にしたスピードと手数で相手を翻弄する接近戦型。 ただし、六色の魔導書を用いた設置キャラとしての側面も。 AIがデフォルトで搭載されており、外部AIも幾つか存在する。 基本性能は『東方緋想天』準拠だが、スペルがコマンド入力方式、天候システム非搭載等、細かな相違点はある。 非東方キャラへのグレイズが搭載されており、ミッドナイトブリスやいただきスクープにも対応。 東方キャラにしては立ちAの発生が6Fと速く(原作では最速で8F)、ヒットすれば空中コンボに持ち込める隙の少ない弱昇龍技を持つ等、固め性能が高め。 逆に相手の固めに対する切り返しには霊撃の他にガードキャンセル技があり、コストも低く性能はかなり良い。 ただし、通常技、ガーキャン共に隙は大きく、昇龍技に至っては無敵が無いため、外すとほぼ反確、闇雲には使えない。 射撃技は原作のクナイ弾と大玉弾があり、それなりに空間を制圧可能。 相手の飛び道具を打ち消せるが、発生が遅めで単発での迎撃にはやや不向き。 この小悪魔の大きな特徴は六色の魔導書を用いた設置技で、効果に応じて固めや足止めが狙える。 魔導書は射撃に対する盾としても使用できる他、2冊以上設置した際には追加コマンドで合成することで新たな効果も持たせられる。 ただし、設置する魔導書の種類は完全にランダム。発動効果に合わせた立ち回りが必要になる。 スペルについては原作の弾幕やレミリア、パチュリーが持つスペルをアレンジしたものから、一定時間射撃無効などの特殊技を持っている。 他、ゲージか霊力が尽きるまで極太レーザーを放つ、「七つの大罪」という大技も持つ(発動条件、性能共にロマン技の域)。 なお一部スペルはコマンド入力をミスると転んでしまうので注意。 全体的に固め能力は高いが、相手へのボーダークラッシュがないため、崩し能力は低く、固め一方では無敵技等で切り返されやすい。 スペルは無敵技が多い反面、発生までが遅く発動後の隙が大きいため、反撃のリスク覚悟で直撃を狙うのは厳しめ。 このため、ぶっ放しよりはコンボの締めなどで繰り出す方が効果的と思われる。 崩しさえ出来ればダメージは狙えるため、設置技を絡めていかに相手をゆさぶれるかが生命線となるキャラだろう。 その他の特性として感情値という隠しパラメータがあり、戦況によって増減し、高いほど基礎能力が上がる。 逆にマイナスにまで落ち込むと反撃もままならないが、限界まで下がるとブチ切れて感情値MAXとなり状態が強化される。 また、攻撃力を犠牲に立ち回り性能が強化されたアナザーモード、11P&12Pカラーで性能強化モードが実装されている。 なお、moiky氏から小悪魔に豊かな実りをもたらす素材が公開されたことにより、 実りのこぁのカットインが実装されている。 + 各種パッチについて ・カラーパレット 以下の物が利用可能。 後述するそむE氏小悪魔アレンジキャラの独自パレットとも相互利用が可能。 Chronos氏製作:ファイナル咲夜、チャリオッツ妖夢仕様(本体に同梱) ヒモ氏製作:北斗の拳仕様(9種) ABAB氏製作:ネスツ紅魔館仕様(5種、後述のこぁグルガンにも同梱) この他にこぁりす氏製作による暁家の悪魔出演キャラ風のパレットも存在していたが、現在は入手不可。 ・ボイス関連 本体の声設定を有効にするとデフォルトでお姉さん風(TODのフィリア・フィリス)のボイスになる。 + 外部ボイスパッチ 後述するヒモ氏製作AI(パッチ同梱版)の音声設定を有効にすると、小悪魔が子安魔ボイスになる。 意外と違和感が無いと思ったがそんなことはなかったぜ! 新ジャンル「俺小悪魔」を提唱したカッ昏倒氏によって、悪魔博士の声になるパッチも公開された。 博士号を取得して「小悪魔博士」になった結果がこれだよ! 更なる新ジャンル「悪デレ」 。 全く違和感が…無……い……? また、溝星氏により『エルシャダイ』のルシフェルの声になるパッチも存在したが、現在は公開停止。 ボイス以外の一部SEも『エルシャダイ』の物に差し替えられている。 また、魔導書で毛玉が召喚されると何故か堕天使の声が聞こえる。そんなボイスパッチで大丈夫か? 8 04~ ゆえ氏からは悪魔繋がりでブロリーの声になるパッチが公開されていた。 …が、LODA.JPのサービス終了のため現在は入手不可。 他にもチョイヤー氏や1/8192氏から独自のボイスパッチが配布されていたが、これらも現在は公開停止である。 ・12P強化パッチ 1/8192氏により、12Pカラー選択時、アーマードコア要素を付与されるパッチが存在していた。 体力は常時減少するが、一部技使用時以外は無敵。アサルトアーマーなどが追加されている。 現在は公開停止されており、このコンセプトはAC風小悪魔の製作に引き継がれている。 + AIについて デフォAIを含め5種類のAIが存在する。 これらは別フォルダ式で上書きしないAIパッチなので併用可能。 製作者ごとの簡単な動きを以下にまとめる。 AI製作者 行動傾向・補足 そむE氏(デフォ) 感情値に比例した行動を取る。感情値が高くなると接近戦を挑む傾向に。AI設定を弄ることで射撃を積極的にグレイズする動きにもできる。 切干氏 本の設置機会が多め。設置本と連携し基本コンボとの複合攻撃を狙う。現在公開停止、使用には一部制限有。 ヒモ氏「Bスタイル」 接近タイプ。射撃を盾に間合いを詰めてひたすらコンボを狙う。通常モード向け。 ヒモ氏「Aスタイル」 待ちタイプ。射撃または本設置を繰り返す砲台と化す。相手が近付けば昇竜技等で撃墜させる。霊力が回復しやすいアナザーモード向け。 ネオネオ氏 近接モードと本設置モードの2種類のモードを切り替えて行動する(モード固定も可能)。飛翔の頻度が高め。現在公開停止。 デフォAI参考(7 16~) 切干氏AI参考 ヒモ氏AI参考 ネオネオ氏AI参考(10 18~) そむE(So/M)氏製作 非想天則ver 2011年8月20日公開 + 小悪魔 非想天則ver詳細 同氏製作の小悪魔を『非想天則』準拠でアレンジしている。 現在は氏のブログにて公開されている。 ごましお氏仕様のデッキシステムを採用しており、スキルカードや気質にも対応(デッキ不使用モードもあり)。 プレイヤー操作の使い易さを重視した調整を目指しており、キャンセルや基本性能の見直しが行われている。 AIはデフォルトで搭載されている。 デッキシステム搭載により必殺技やスペルが整理された結果、コマンドが排除され『非想天則』に近い操作感で動かすことができるようになった。 スキル・スペルカードが増えており、任意で設置本の選択を行ったり、新たな射撃スキルを所持したことで、 牽制から対射撃面において戦略の幅が広がっている。 また、元々所持していた通常技やスペルに見直しが行われ、緋想天版では切り返しの要となっていたガードキャンセル技が廃止されたが、 代わりにガードクラッシュと投げ技が採用され、緋想天版では弱みとなっていた崩しが狙いやすくなっている。 全体的に攻めの幅が広がった反面、守りの面は射撃無効のスペル以外天則固有の物しかないため、霊力制限の中いかに攻め続けていけるかが鍵となるだろう。 ごましお氏仕様の天候システムも搭載しており、気質発現すると天候は「宵」(正確には天候ではないが、薄明(はくめい)を現してるとのこと)。 効果時間中はコンボリミット増加値が半分に。コンボを主体とする小悪魔にとって相性の良い天候である。 デッキについてはデフォルトで喜怒哀楽の4種類が用意されている(自分で設定も出来る)。 カードの枚数に制限はなく、出現頻度がデッキ毎に違うといった構成である。 特殊ボタンでカードの引き直しが可能。 それぞれのデッキについて簡単に説明する。 喜 全部デッキ。全シスカ・スキカ・スペカを使用可能(一部カードはこのデッキにしか存在しない)。何でもできる反面、スキル上書きやデッキ事故が起こりやすい。慣れない内は他のデッキにした方が無難だが、カードリセットを駆使すればどんな状況にも耐えうる。 怒 近接特化デッキ。カード構成が緋想天版の技構成とほぼ同様なため、緋想天版に近い戦略が立てられる。相手を端に追い詰める際に効果的な技が多く、はまれば大ダメージが期待できる。切り返し用のスペカがあることも心強い。 哀 射撃特化デッキ。緋想天版で叶わなかった任意の設置本を設置するスキカを元に構成される。そのせいか他のデッキと比べてスキカが出やすい。爆発力は他のデッキにこそ劣るが、極めれば設置で場を思い通りに支配することができる。 楽 物真似デッキ。小悪魔の特徴であった設置本に関するカードを排除し、パチュリーが持つカードを中心に構成している。射撃無効のスペカすらないが、設置系の戦略が苦手な人にはお勧め。高コストスペカが2種もあり、当てさえ出来れば戦況をひっくり返せる可能性も。 なお、チーム戦を想定していないせいか、チーム戦、またはサバイバルモードで2番目以降に登場した際、 ラウンド開始時にデッキ選択音が鳴り響くバグが存在する。 上記バグの対処として、KM氏による修正パッチが公開されている。 修正パッチのリンクは2019年2月20日(午後4 14)のツイートを参照。 7Pカラー以上を選択するとデッキ不使用モードとなり全ての技をコマンドで発動させることが可能 (このモード時のスキルレベルは一括で上がる仕様となる)。 ただ、緋想天版より技が増えたため、思い通りに動かすには慣れが必要と思われる。 また、緋想天verと同様に11P 12Pカラーで性能強化モードが実装されている。 12Pカラー時は常時アーマーが付与されるなど、狂キャラの戦いにも耐えられる程になるようだ。 他、カラーパレットは全紅魔郷キャラをイメージしたものを実装、緋想天verで使用されていたボイスも整備されている。 AIは正式版よりデッキ使用モード、デッキ不使用モード共に実装(デフォルトはデッキ不使用モード固定)。 どちらのモードも緋想天版同様に感情値によって行動が変化するが、接近戦を挑む傾向が多い。 なお、AILV最大時は感情値最大、スキルレベル2といった性能底上げ状態で開始となる。 デッキ使用モード時はあまりスキカを使用せずゲージを持て余しがちだが、カードリセットを駆使して引き込んだスペカをここぞという時に発動させてくる。 デッキ不使用モード時は逆にゲージをガンガン使って立ち回り、時にはとんでもないコンボを叩き込んだりもする。 七紙零氏製作 STG小悪魔 2009年10月17日公開 + STG小悪魔詳細 横STG仕様として作られた手描きの小悪魔。 現在は氏のブログにて公開されている。 こぁ、ここぁの双子の姉妹という設定があり、カラー選択により性能が異なる姉妹が使用できる。 豊富なサブショットやオプション陣形などが実装されており、他のSTG仕様キャラと遜色はない。 AIがデフォルトで搭載されており、STGキャラで対戦も可能。 小悪魔自体の通常ショットは低火力だが、2冊の魔導書(オプション)から発射するサブショットが火力を補う。 サブショットには幾つか種類がある他、オプションの動作を指定する様々な陣形が用意されている。 これらは選択した姉妹(奇数カラーでこぁ(姉)モード、偶数カラーでここぁ(妹)モード)によって使用できるサブショット・陣形が決まっており、 自分のサブショット・陣形であればいつでも切り替え可能。 サブショットはオードソックスなものから癖のあるものまで様々だが、 射撃属性以外の攻撃もあるため、他のSTGキャラでは詰む相手が倒せる…かもしれない。 この仕様のためか、こぁでは倒せてもここぁでは倒せない(その逆も然り)ことも。 ボムは原作通り、大玉を周囲に展開する。 一つ一つの威力はマスタースパークには遠く及ばないが、起き攻め等で根元ヒットさせられれば高威力に。 喰らいボムシステムを搭載しているので、敵の攻撃が激しい場合にはストックしておくのも手。 その他の特徴は以下の通り。 ショット中に対戦相手をめくっても自動的に振り向くため、ショットボタン押しっぱなしで立ち回れる ビックバイパー等では到達できない上空にも移動でき、MvC仕様のセンチネルのような空中要塞にも対抗可能 タッグ戦においてピチュった際に残った魔導書が味方を援護する『ミソ本システム』搭載 3P以降のカラーで強化モード、サブショットやボムの威力が強力になる他、姉妹が援護に駆け付ける 簡易AIが搭載されている。 時間経過などで相手に張り付くなど戦法を切り替えて行動するようだ。 高LVになると切れ目のないショットや相手との位置取りも考慮した動きになる。 七紙零氏製作 デュアルこぁ 2010年11月3日公開 + デュアルこぁ詳細 紅魔郷4面中ボスの小悪魔(ここぁ)と、4面中ボスと言われるリトルコアが何故かタッグを組んだという設定の手描きキャラ。 一見するとのりものだが、スプライト枚数が多い等、単なるのりものの範疇からは外れており、 寧ろ東方偽装天則として捉えた方がいいかもしれない。 現在は氏のブログにて公開されている。 その大型な機体?とは裏腹に俊敏に動き回り、互いに相手をフォローしながら戦う。 現在のバージョンはVer1.1.0(2017年7月18日更新)。AIもデフォルトで搭載されている。 移動と主な攻撃はリトルコアが担当。体当たりだけでなく、AAAAコンボやSTG出身らしい砲撃を行える。 小悪魔(以下こぁと表記)は攻撃補助を担当。射撃や本、毛玉?や銃を活用してリトルコアをサポートする。 大きな特徴としてこぁとリトルコアはそれぞれ独立して行動することが可能。 言い換えればこぁとリトルコアの操作系統が分離しており、同時に攻撃するといったこともできる。 このため、一つのコマンド操作で幾通りもの攻撃バリエーションがあり、 普通のキャラでは不可能なコンボや様々なパターンの弾幕を張るといったことも可能。 また、見た目と違って機動力は意外にも高く、自由自在に動き回って相手を翻弄させることもできる。 + β版時の特徴について β版時は片方が攻撃を食らい中にもう片方が迎撃が可能であり、カウンターを狙うことも可能ではあった。 ただし、ガードは出来ず、こぁ・リトルコア同時に攻撃されるとその分ダメージは倍増するため、広範囲攻撃を受けて一瞬でやられることも。 ハイパーアーマーの代わりに遮蔽板システムを採用。 遮蔽板が展開されている限り、リトルコアは怯まず移動・攻撃が可能(生身のこぁには全く関係ないが)。 弱点は見た目通り食らい判定が大きいこと。 また、独立して行動ができるといっても、リトルコアがダメージを受けている際はこぁも行動不能となってしまう。 ならば、豊富な攻撃手段で相手を制圧すればとなるが、相手にきっちり攻撃をガードされると強力なゲージ技ですらノーダメージだったり、 各技単体だと大きな隙を生じてしまい手痛い反撃を受けたり、といった泣き所も多い。 よって、のりもののようなごり押しはあまり適さず、時にはしっかりガードする必要もある。 もし、相手に張り付かれて固められた際は、遮蔽板を犠牲にガードキャンセルを発動させたり、 所持しているボムを使用した緊急回避でやり過ごすことができるので、困った時は惜しみなく使おう。 5Pカラー以降は特殊カラー。 攻撃力増加・ゲージ回復が追加されるなど、性能が強化されるようだ (コンフィグで強さの設定は自由に変更可能)。 AIはこぁ・リトルコアそれぞれ別々に実装されており、独立した行動を取ってくる。 強さは1Pデフォ設定で強レベルと言った所。 1/8192氏製作 AC風小悪魔 2010年8月18日公開 + AC風小悪魔詳細 アーマードコア風にアレンジされた小悪魔。 元々は複数召喚された小悪魔の内の一体だったらしい。 自身の魔力をENに変換し行動する。 現在は氏のブログにて公開されている。 2020年7月17日以降、kira氏製作キャラとの対戦や大会参加が禁止とされている。 システムは⑨のものを流用しており、様々なAC武器を用いて戦う。 武器はオプションで持ち替えられるため、自分の戦闘スタイルに合わせた武装で挑むことが可能。 AIはデフォルトで搭載されている他、外部AIも存在。 ENゲージを用いて行動し、ENが切れると機動性が低下、ガードすら出来なくなる。AC同様ゲージ管理には注意。 AC風小悪魔には高威力な武装や補助バッテリーなど、様々なパーツが用意されており、計6箇所に装備できる。 武装の重量過多制限はないが、弾数・使用時の熱量の概念が存在する。 まず、残弾数はラウンドを跨いでも回復されずに持ち越されるため、弾数が切れると行動が大幅に制限されることになる。 そして、熱量は一定のラインを超えると炎上し、EN残量が減少するなどのデメリットが生ずることになる。 このため、高威力武装だけで固めるより、バランスを考えて選択していく必要もある。 Option.txtに記載があるのでプレイスタイルに合わせて武装を調整しよう。 ただし、武装の中には性能上AI殺しになり得るものも用意されているため、気になる方は注意。 なお、強化人間のパーツも存在する。 装備すればEN回復速度上昇・装甲強化などの恩恵を得られるが、武装の残弾数が半分などの代償あり。 出撃時はリミッターが課せられており、カラー毎に攻撃力等が制限されている。 (リミッターが常に解除された6P・12Pカラーを除く。制限は2Pが一番きつく、3P 4P 5P 1P 7P (中略) 11Pの順に緩くなる) なお、相手の体力が半分以上ある状態でラウンドを取られるとリミッターは解除され、制限がなくなる。 カラーにより、1~6Pカラーでレイヴン仕様、7~11Pカラーでネクスト風、12Pカラーでナニカサレタ性能となる。 この内6Pカラーは最終決戦仕様の強化モード。武装は制限されるが、体力が減少すると攻撃力が大幅に上昇した上、アーマーが付加される。 11Pカラーは⑨と同様、プライルアーマー(PA)を削り切らないと機体はダメージを受けない。 12PカラーはPAがパワーゲージに変換され、PAを削り切る難易度が上がっている。 また、12P(及び11Pリミッター解除時)の場合はアサルトアーマーが使用解禁に。その威力は狂キャラを一撃で撃破することも。 11Pカラー紹介動画(11 23~) デフォルトAI、リュウセイ氏による外部AIが存在する。 どのAIにも特色があるので腕に自信があれば挑んでみてもよいだろう。 ただし、6Pカラーでの大会出場は避けて欲しいという制限事項あり(現状6PはどのAIも対応していないため)。 (ランダム設定時などは特に)武装次第の面もあるが、おおむね凶~狂が主戦場であろう。 AI製作者 対応武装 対応カラー 補足 1/8192氏(旧デフォ) 初期武装+一部 6P、11P以外に対応 Ver1.43までのデフォAI。簡易AIながらもそこそこは動けた。 リュウセイ氏(本体同梱版) 滞空ブースター以外の全て 6P以外に対応 現デフォAI。武装は初期値だとランダムに設定。熱量・EN調整を考慮した動きを見せる。 リュウセイ氏(外部公開版) 初期に設定された固定武装のみ 1P~5Pのみ対応 チャンスがあれば接近して連撃を叩き込む。現在は同氏サイトのロダにて公開中(2012年9月21日の記事を参照)。 残念ながらkira氏製作キャラとの対戦や、kira氏製作キャラが参加する大会への参加が禁止となっている。 理由はリュウセイ氏が製作したAIを上述の通りAC風小悪魔のデフォルトAIとして採用しているため、下記規約に抵触するとのこと (旧デフォAIを使用、あるいは下位神ランクの大会であれば規約が回避できる可能性はあるが、現状厳しいと思われる)。 + 幻想殺しその他リュウセイ氏キャラについて by kira氏 同じ大会にリュウセイ氏キャラが出ている場合 下を参照してください 神大会(ターゲット等) もうOKです使ってもらって 但しコメント等に質問等があった場合はちゃんと答えて 対応してください 狂ランク等の大会 こちらは禁止にさせていただきます (kira氏ブログ記事より抜粋) シロト氏製作 こぁグルガン 2010年11月27日公開 + こぁグルガン詳細 KOF2002UM風にアレンジされた小悪魔。 グルガンの記憶を小悪魔の身体に移植したという設定があり、ゼロ様(オリジナル、十六夜)を大切な存在と捉えているらしい。 Yahoo!ボックスの提供サービス終了のため現在は入手不可となっているが、 現在は交差氏により転載という形で代理公開されている。 その他、外部AIパッチ、ボイスパッチが存在する。 元々はABAB氏製作の十六夜ゼロのストライカーを務めていたが単独キャラ化された。 弾幕に関する要素は一切使えないが、元キャラ(?)を反映し獅子に関連したキャラの技を繰り出す。 紹介動画 17 51~ グレイズなどの東方特有のシステム一切が排除された代わりに、『KOF2002UM』のシステムを採用。 KOF特有のキャンセルが採用されたことで、元々強めであった接近戦が強化された。 また、KOF仕様のためか地上での攻撃挙動が若干早く、牽制技の使い勝手が改善されている。 ただ、『2002UM』仕様のダメージ補正により、最終的な火力はそこまで高くないようだ。 追加技として獅子王の技を採用。中でも打撃当身の技が発生が早くて使いやすい。 超必殺技については、小悪魔が元々持っていた技の他に十六夜ゼロのプラトン技や、獅子座のアイオリアを模倣した技がある。 MAX超必殺技はどの技も一長一短ではあるが、使い勝手がよく威力も高いため、ゲージがあれば積極的にMAX発動をさせていきたい。 MAX2超必殺技も完備。但し活用できるかは使い手次第。 立ち回り次第では強あるいは凶キャラに踏み込めるが、KOF東方キャラの他の面々には一歩及ばない。 元がストライカー(あと紅魔館の力関係や出番・人気やデフォ搭載AIの強さの問題)なので仕方ないかもしれないが。 7Pカラー以上選択で裏モード。 超必殺技が変更され、イグニス・スカーレットや『サガフロンティア』の金獅子姫の技が使えるようになる。 6P 12Pカラー選択でボスモード。 性能向上の他、KOFのどこでも判定が一部の超必殺技に付加されるため、完全無敵状態でも追撃できるようになる。 画面全体攻撃のMAX超必殺技、ライトニングプラズマ(一八分割)はこの恩恵で脅威と成り得るが、ガード(空中不可)でやり過ごせるなどの対策はある。 さらに、セービングシフトなど、アッシュ編の動作も行えるようになるようだ(交代相手がいないため、実質緊急回避仕様となる)。 カラーパレットは表カラーがネスツ紅魔館、裏カラーで原作ネスツ仕様が選択できる。 また、ABAB氏から期間限定で公開されたクリスマス仕様のパレットが存在するようだ。 2015年1月11日更新版にてSNK系グルーヴ式のゲージを搭載。 システム的には一切変化はないが、Sゲージだと瀕死時に1ゲージ技打ち放題、Kゲージだと瀕死時にTOP状態となる特性を持つようになるようだ。 正式版よりデフォルトでAIを搭載。 簡易的にしか組まれていないため強さは微妙とのことだが、遠近バランスの取れた戦い方を目指しているようだ。 AILV最大時以外では大体並~強ぐらいの強さである。ボスモードで凶ぐらい。 AILV最大時はゲジマユ状態となる。無敵時間のある超必殺技を連打するようになり、狂に足を突っ込む程の強さになる。 なお、セービングシフトなどの緊急回避は12Pカラー時のみ使用するようだ。 いい立ち回りをさせてくれる外部AIを熱烈に募集して6年半、 2017年5月24日に、ホルン氏による外部AIが遂に公開された。 コンボや立ち回りなどの要素を個別に設定できるようになっており、 強~凶中位まで幅広く強さを変えられるようになっている。 また、表モード裏モード両対応の他、デフォAILV最大時の性能も継承できる。 外部AI参考動画 2018年1月1日には、OWATANKS氏によりボイスパッチが製作・公開された。 ボイスパッチ参考動画(7 49~) + 大会ネタバレ レアアクマ被害者の会 第二回大会では勝ち抜けを目前に、オーラムアックスに敗れ惜しくも脱落となったが、敗者復活戦にて復活。 その後1回でも負ければ脱落というハンデを背負うが、強みの一八分割を活かして数々の強敵にも怖じず勝利を重ね、 決勝戦では最多勝利数を誇るHIGEに見事勝利した。 決勝戦を含めると復活から実に9連勝(大会最多)。大会としては数少ない優勝を手にした。 Melt氏製作 Null Existence 2011年11月24日公開 + Null Existence詳細 無限の存在をイメージに具現化した神改変キャラ。人操作は不可能。 ナル・イグジステンスと読む。愛称は「なるちん」「なるたん」「なるちゃん」などなど。 現在は七紙零氏のブログにて代理公開されている。 元の小悪魔と比べて髪のボリュームが少ない。 相手の攻撃に縛られず自由気ままに動き回ったり、別の存在(システマー、なるかな様、神奈)に変身したりする。 紹介動画(5 17~) 初製作ながら凶悪技術の高さが話題となった聖なるセシリアの作者による改変。 様々な神キャラ対策用の攻撃手段を持っており、その強さは上位神クラスに値するとのことだったが、 1P側に配置した際には準論外と呼ばれていたキャラを汎用で数多く撃破する実力があり、 最上位神クラスに迫るほどの殺傷力を持つと凶悪界で評価されていた (公開当時、非常に困難とされていたMarshallやチャック・ノリス等の撃破をしていた実績あり)。 自身の撃破条件が設定されていないため、防御面は基本論外クラス、但し状況次第で負けることもある。 なお、2P側に配置した際には一切攻撃は行わず相手の殺傷力を図るモードに移行する。 カラー毎に性能は変化しないが、紹介冒頭の12P以外にもカラーパレットが存在する。 キャラに同梱されていない未公開の設定があるとのことだが、 ペラペラ勢の生みの親一握りの神キャラ製作者の間で語られた以外情報はない。 また、Verβ0.13公開後、後述するNull Existence-Xに製作が移行された後は、動画での露出がほぼ無くなっている。 これらの状況が相まって、今や語るものはほぼ居ない…。 なお、MUGEN本体の環境設定情報を神キャラが無理なく動けるような値に設定しないと満足に動けない模様。 最低限、最大ヘルパー数を増やさないと起動もできないため、自環境のMUGENで見るなら設定を確認しておこう。 + 大会ネタバレ 新人(類)王決定戦では期待の新人として参戦。 一回戦は難なく進み、二回戦は当時撃破することが果てしなく困難であった天帝絶を撃破し視聴者に強大なインパクトを植え付け突破。 三回戦は当時最上位神として名高かった真・女神天子を隙を突く形ながら僅差で退ける。 決勝では同じ2011年後半組の萌え王杏子と黒翼神R相手に24戦もの壮絶な鍔迫り合いを制し「新人(類)王」の栄冠を手にした。 この優勝を以て、Null Existence及びMelt氏の名が凶悪界隈にて広く注目されることになったのである。 Melt氏製作 Null Existence-X 2012年5月26日一般公開 + Null Existence-X詳細 同氏製作のNull Existenceをリメイクしたもの。 「なるちんX」「NEX」などと呼ばれている。 現在は七紙零氏のブログにて代理公開されている。 その他、狂化パッチ、高速起動化パッチが存在する。 自身の動きはリメイク前と変わらないが、姫アルクに変身するなど、演出が色々変更されている。 現状はβ版。人操作は不可。 参考動画 殺傷力・演出が元のNull Existenceより強化されており、また自身の撃破条件も設定された(現状ではカラー毎に性能は変化しない模様)。 デフォではキャラ専用対策が一切なく(専用記述はあるが記述をいじらないと機能しないようになっている)、 探査と呼ばれる手法で相手に有効な攻撃方法を取得し、撃破するといった汎用の技術だけで勝負している。 この探査取得においては凶悪界で一目を置かれる存在と公開当時に評価されており、有志による多くの汎用殺傷力検定では高成績を残していた。 俗にいう専用対策が必須とされるキャラ相手に対処できないことが多いため、総合的な戦績で図ると最上位神クラスのキャラに一歩譲る。 1P側2P側どちらも撃破条件が設定されているが、公開当時になかった凶悪技術を用いることで条件を無視して倒すことができるようだ。 今後も演出追加・殺傷力強化を目指していくとのこと…だったが最終更新から既に長い日時が経過している。 …もしかしたら現状持つ汎用性能だけでどこまで活躍できるかを試されているのかもしれない。 Null Existence-XもMUGEN本体の環境設定情報を適切な値に設定しないと満足に動けない様子。 設定値の詳細は同梱されているreadme.txtを参照。 なお、高速起動化パッチなるものが凶悪ロダpart17にて公開されている。 別フォルダ式で本体を上書きしないパッチなのでパッチ適用なしと併用は可能。 パッチを当てたことにより殺傷力および撃破条件が変化しないかは不明。 + 狂化パッチについて 製作者不明のものだが、攻撃・防御性能を大幅に落とした狂化パッチが凶悪ロダpart7にて公開されている。 別フォルダ式で上書きしないパッチなのでパッチ適用なしと併用可能。 攻撃面は威力が抑えられており、並キャラでも耐えられるようになる。 ただ、ある程度時間が経過したり、相手の残り体力が多かったりすると強化され、即死技が解禁される模様。 防御面は連続ダメージ耐性の特性を持っており、耐性に引っかかると体力が回復する。 この耐性時間はカラーが上がるごとに増えるようだ。 ただ、連続ダメージ耐性以外は普通のため、耐性に引っかからなければ相手の攻撃で普通に即死することもある。 AIが搭載されていないため、戦況は気分次第。 凶に負けることもあれば、逆に神に勝ってしまうことも。 狂化パッチ解説動画(11 26~) 熄 癈人氏製作 Immortal Devil 2011年12月4日公開 + Immortal Devil詳細 自爆で有名なCパチュリーの使い魔という設定で神改変された小悪魔。 コードネームであって名前ではないが、イモータル・デビルと読むらしい。 現在は氏のブログにて公開されている。 名前・通称は常に募集中とのこと。 ボイスはジョージを採用。 常時バリアを展開しており、並大抵の攻撃では即座に返り討ちにされる。 紹介動画(10 46~) その名の通り即死攻撃に対して高い耐性を持っており、闇雲に神キャラ対策用の攻撃をばら撒いた所で通用しない。 攻撃面は主に高速な連続技の他、様々な大魔術を使いこなす。 その攻撃性能はマスター(Cパチュリー)には劣るとはいえ、ガード不能や割合ダメを持ち、更には不可視な攻撃や攻撃反射などが搭載されている。 一番の特徴として挙げられるのは、周りに常時張られているアルティメットバリアの存在であろう。 バリアは相手の攻撃に対して反射・吸収・無効化を行い、バリア自身も吸収した攻撃の威力に応じて強化される。 ダメージを与えるには反射攻撃を無敵状態でかわした上で、バリアの強度以上の攻撃を放つか、バリアに干渉されない攻撃を当てる必要があると考えられる。 ただし、あまりにも凶悪な攻撃を当てるとバリアの強度が最大となり、実質倒せなくなる。 カラーごとに性能が分かれており、攻撃性能・バリアの強度が変化する。 この内、高位カラー(5,6,11,12P)選択時は特殊な攻撃技術を持たない限り倒すことができないらしい。 また、低位カラー(1,2,7,8P)選択時に性能を超自重するモードが搭載されている。 バリアの強度が常に下がる(ただし一定値まで)ので倒しやすくなっているが、ライフが半分を切ると自動回復するため簡単には倒れない。 なお、全カラーにて固有bgmは流れるが設定でOFFにすることは可能。 AIも簡易ながら搭載されている(7Pカラー以上選択で常時AI)。 初めは割と普通の格闘戦を挑んでくるが、時間が経つと巨悪な技を放つようになる。 なお、参考として1P超自重モードでの強さは竜子1stに有利を付けるほどの実力である。 衛星玉氏製作 こあボム 2011年12月15日公開 + こあボム詳細 A-Bombの改変キャラ。衣玖ボムのようにA-Bombに小悪魔が乗っている。 現在は公開停止。 オロミズ大好き氏により旧版(2012年1月30日版)が転載されていたが、リンク切れにより入手できなくなっている。 参考動画(4 33~) 性能はA-Bombとほぼ同様だが、若干神キャラの攻撃に対する耐性が上がっているらしい。 爆発時の画像やBGMなど、キャラ成分の大半が某ツクールゲーネタで占められている。まぁじでぇ。 なお、Verにより小ポトレが「A-Bomb」→「はーどこぁ」→「放射線マーク」と変化している。 Saphira氏製作 In the end 2012年9月10日公開 + In the end詳細 某東方同人曲のイメージを反映して作られた神キャラ。 愛称は「リリアン」。 同氏製作Lake of rememberのストライカーの一人でもあるようだ。 何故かこあボムみたいにA-Bombと一緒に登場して核の炎に包まれるが 常時アーマー状態を生かしつつ攻撃範囲の大きい技を奮う。 現在は公開停止となっているが、 べしまじなり氏のOneDriveにて旧版(2013年8月29日版)が転載という形で代理公開されている。 2013年末にて名前を「In the end tyK-v.SG」に変更。 こちらもべしまじなり氏により代理公開されている。 12Pカラー参考動画(6 31~) 通常技は範囲が広いものが多く、画面全体攻撃もいくつか見受けられる。 必殺技は全て画面全体攻撃で、また俗に言う大魔法と呼ばれるような美しさを兼ね備えている (MUGEN本体の環境設定情報を適切な値に設定しないと本来の演出が表現できない。PCの性能と相談しながら設定しておこう)。 ReadMeに記載は無いが、通常技は7ボタン及び下キーとの組み合わせで、 必殺技は波動拳コマンドおよび竜巻旋風脚コマンドで容易に発動できるようになっており、 重ねて繰り出すことで相手の体力を削り取ることができる。 ただし、攻撃後の仰け反り時間は一瞬で終わるため、ガン攻めする相手にはやや相性が悪い。 また、空中での攻撃技が設定されてないため、何かしらの状況で空中に飛んでしまった場合は地上に降りるまで対処できない。 それ故か、2013年11月13日の更新にて、暫定で空中にいる間は無敵化するようになったようだ。 防御面はダメージを受けると一定時間無敵になる他、少々の凶悪系の技では倒されないライフ管理が施されている。 また、移動先がランダムながら無敵ワープ技を持っており、連続で使用すれば相手の全体画面技を回避し切ることもできる。 ただし、攻撃を食らった時のダメージは大きく(特に打撃攻撃に脆い)、基本的に相手の接近は許さないように立ち回る必要がある。 簡易ながらAIは搭載されている。 カラーにより並~神まで対応。凶ランク以下においては広範囲攻撃をどう捌けるかで相性が分かれるだろう。 Sophia Gryna氏製作 Inted 2015年4月1日公開 + Inted詳細 「In the end tyK-v.SG」に手を加えられたキャラ。名前は「In the end」の略称と思われる。 現在はべしまじなり氏により転載という形で代理公開されている。 参考動画 12 13~ 12Pカラー(9 52~) 挙動は元の「In the end tyK-v.SG」とほぼ変わらない。 ただ、50%の確率で被ダメを無効したり、受けるダメージも相手の威力に比例して増減するようになったようだ。 この仕様変更のせいか、攻撃力が相対的に低い並・強キャラで対抗するには厳しくなっている。 さらに、相手が攻撃してなかったり食らい中や倒れている際には受けるはずがないダメージを受けると回復する仕様になっている。 この仕様はタッグ戦時にも適用される。場合によっては回復が止まらず相手が詰む状況になることも。 また、カラーが上がると受けるダメージも制限がかかるようだ。 簡易ながらAIも搭載されている。 カラーによる性能差は前述の理由により実際は凶~神かと思われる。 にんにく氏製作 大悪魔 2013年1月19日公開 + 大悪魔詳細 攻撃を受ける毎に巨大化するキャラクター。 とある図書館の魔導書に封じられている悪魔らしい。 現在は氏のブログにて公開されている。 全攻撃がガード不能な上、大きさに応じて攻撃範囲と攻撃力、被ダメージ軽減が強化される。 大きくなるにつれて各種モーションも遅くなるが、その分攻撃判定の持続も長くなる。 巨大化が進むと生半可な攻撃では体力が減らず怯みもせず、大ダメージのガー不広範囲攻撃を行うように。 本体の無敵は無く、また複数の喰らい判定が受けたダメージが別々に反映される。 そのため、1ヒット当たりのダメージが高く攻撃範囲が広い技を持つ相手は苦手。 逆に弾幕での制圧やコンボ火力が売りの相手には相性が良い。 また、一般的なアーマー殺し(本来補正が強く掛かる多段ヒットの技)に強い。 MUGENの仕様では困難な巨大化の仕組み、及び詳しい性能は下記動画参照。 (笑)氏製作 クタート=アクアディンゲン 2013年2月1日公開 + クタート=アクアディンゲン詳細 悪魔城風にアレンジされたキャラ。 元は魔導書だが、自身の持つ魔力を用いることで自我を持つ悪魔として存在しているらしい。 その容姿は今は亡き自分を書いてくれた主人の使い魔の写し身とのこと。謎ジャムが苦手。 現在は氏のブログにて公開されている。 格闘技+悪魔城システムの魔法というまったく新しいスタイルなのが特徴。 正式版よりAIを搭載。 なお、自分で操作したい場合は、ラウンド開始前にコマンドを入れる必要あり。 参考動画 通常技は一部変更されているものの元キャラのものが多く継承されている形だが、 悪魔城のシステム採用により多くの技がキャンセルできたり、ジャンプ中の空中制御ができるため、攻撃の幅が大幅に広がっている。 独自のMPゲージが設定されており、MPを消費することで射撃や魔法攻撃が使える。 魔法攻撃には5段階の強さがあり、Lvが上がるほど強力になるが、その分消費MPや詠唱時間を費やすので高Lvはロマンの域。 この他に悪魔城ではお馴染みのアクセサリや豊富なアイテムを所持することで戦闘をサポートすることも可能(マイナスの効果もあり)。 詳細は同梱のテキストに載っているのでよく確認した上で持たせてみよう。 なお、カラーパレットは東方名無し三人娘の他、悪魔城キャラをイメージしたものが用意されている。 更新により10Pカラー以降は特殊カラーが実装された、11P・12Pはアクセサリ無しでも狂クラスの相手とも渡り合えるようだ。 AIは改変元のAIを手直しした程度のため、本体性能をフルには発揮した動きにはできないとのことだが、 悪魔城ゆかりのキャラと互角の勝負を演じられる強さにはなっているらしい。 持て余しがちな性能を生かせるAIを募集中とのこと。 (笑)氏製作 エレメンタラー 2014年7月1日公開 + エレメンタラー詳細 テイルズ・オブ・エターニアの同名の中ボスを模したキャラ。 魔晶石を取り込んだ小悪魔ということらしい。 現在は氏のブログにて公開されている。 同氏のクタート=アクアディンゲンをセルフ改変しており、様々な属性に沿った晶霊術を使いこなす。 AIもデフォで搭載。 自分で操作したい場合は、常時AI設定をOFFにした上、ラウンド開始前にコマンドを入れる必要あり。 なお、4P~6Pカラーは操作不可なので注意。 参考動画(13 16~) 元となったエレメンタラー同様に、属性に合わせた晶霊術を使うことができる。 また、どの属性でも使用可能な「チョップ」→「蹴り」→「フォースレーザー」の3HIT攻撃も再現されており、 当たれば晶霊術以上のダメージを与えることも可能。 しゃがみ、ジャンプ、ダッシュができないため機動性には乏しいが、攻撃時は詠唱時動作以外で無敵時間が存在するため、無敵を考慮した戦法も必要となる。 使用する属性は設定により固定したり、原作には存在しない「時」や「元」属性も選ぶことができる。 また、原作同様に取り巻きを引き連れて数の暴力で戦わせることも可能で、こちらも設定で出現キャラを選ぶことができる。 さらに、テイルズではおなじみの難易度も設定することができ、高難易度にすれば攻撃力の増加・詠唱時間の減少・取り巻きの強化などの恩恵が得られる。 カラーによりエレメンタラーの仕様が大幅に変更される。 7Pカラー以上で原作風くらいアーマーやステート抜けが付与。 10Pカラー以上で晶霊術の隙が減少するなどの強化が入る(10Pカラーのみ晶霊術の使用制限あり)。 さらに、2Por8Pカラーでは取り巻き全種類出現させて戦わせたり、5Pカラーでは逆にランダムで現れた取り巻きのみで戦う仕様となる。 また、3Por9Pカラーでは時間経過で特定の取り巻きがどんどん増える仕様、4Pカラーでは特定の取り巻きとの耐久戦となる。 なお、6Pカラーを選択すると…? 設定とカラーの組み合わせにより様々な強さのエレメンタラーになるので、いろいろ試してみるといいだろう。 AIについては行動制限をなくしたり、晶霊術の封印などを行うことができる。 また、12Pカラー専用のAIも搭載されているようだ。 Daniel9999999氏(jade_midori氏)製作 Clone Koa 2013年5月30日公開。 + Clone Koa詳細 『クレイファイター63 1/3』風+『スーパードンキーコング』シリーズでアレンジされた小悪魔。 現在はMFGの氏のフォーラムにて公開中。ただし「jade_midori」名義なので注意。 アレンジ元作品を踏襲したコンボキャラではあるが、様々な要素が付加されている。 AIは簡易ながらデフォルトで搭載されている他、外部AIも存在する。 最新版は2015年3月2日更新版となるが、2020年にセルフアレンジしたKONGPLETAバージョンという更新版も別途存在する。 参考動画(2 03~) チェーンコンボやボタン・リンク・コンボなどが実装されており、とにかく接近してコンボで攻勢をかけるキャラ。 ただ、攻撃技の多くは近接攻撃かつ攻撃範囲が狭く、機動性は他の小悪魔改変キャラと比べてそれほど高くない。 このため、飛び道具等で牽制しつつ、接近戦を意識した立ち回りを行う必要がある。 必殺技は乱舞系や追尾攻撃などが実装されている。 無敵はあまりないので、過信してむやみに発動させない方がいいだろう。 その他の要素としてライフとは別に自機数が設定されている。 自機は飛び道具扱いとなっている樽や箱を壊すことで出現する星やバルーン、 または「K」「O」「N」「G」のパネルを揃えることで増減する。 この自機は突進攻撃やライフ回復など、一部の必殺技にて消費する。 余裕があれば増やしておくことに越したことはないようだ。 この他に自機数の下にあるカウンタにて得点が表示されている。 コンボを決めたりすると高得点が加算されるが、数値による本体性能の影響はないようだ。 なお、元ゲームの仕様として「FATALITY」と同様のシステム、「Claytality」も3種実装されている。 そこまで残虐な描写というほどではないが、シングルやチームで使う場合には注意しよう (タッグでは発動しない。また後述する簡易AIは使用してこない模様)。 他光の三妖精をイメージしたものなど、多くのカラーパレットが搭載されている。 簡易ながらAIも搭載されている。 攻撃が当たればきっちりコンボを狙うのでそこそこの強さはある。 ただし、Readmeを見る限り、外部AIを募集しているようだ。 2014年8月16日更新版より、製作者念願のボイスが搭載された。 ちょっと不安を感じさせるボイスだけど。 2022年7月15日、Poyochan氏による外部AIが公開された(新MUGEN専用)。 デフォAIと比べて飛び道具と突進技を主体にした立ち回りで、決着時は「Claytality」を行うようだ。 外部AI参考動画 2020年7月18日、約6年の沈黙を破り、某サイトにてKONGPLETAバージョンという名の更新版が公開された (後にMFGの氏のフォーラムからも更新版が入手できるようになった)。 変更点は以下の通り。 新MUGEN専用に変更、WinMUGENなどでは起動不可 基礎ステータスを上方修正 SNK風に仕様変更、MAX発動搭載 必殺技やゼロカウンターの実装 自機数消費によるストライカー(ドンキーコング隊)実装 デフォAIおよびボイスはオミット KONGPLETAバージョン参考動画 Daniel9999999氏(jade_midori氏)製作 Koakuma RP Style 2017年6月12日公開 + Koakuma RP Style詳細 『Touhou Gensokyo Reloaded』風にアレンジされた小悪魔 (『Touhou Gensokyo Reloaded』は海外で製作されているMUGENとIKEMENのエンジンを利用したコンプゲー。 Ver2.4.0より小悪魔も参戦しているようだ)。 『Touhou Gensokyo Reloaded』参考動画 MUGEN1.0以降専用で、WinMUGENなどでは起動不可。 現在はMFGの氏のフォーラムにて公開されている他、Ricepigeon氏が改変したバージョンも存在する。 基本的にはコンボキャラで様々なコンボパターンを駆使してダメージを狙う性能のようだ。 飛び道具は4つの中から試合中にいつでも切り替えられる。状況に合わせて選択しておこう。 ゲージ技は5種で、Level1の3種はコンボパーツ用、Level3は元となった小悪魔に搭載されていた一定時間射撃無効にする黒白本とサイレントセレナ。 黒白本は発動時の所持ゲージ量により効果時間が変動、サイレントセレナは時間差で発動する仕様に変更されている。 V1.1よりボイス搭載。AIは未搭載。 参考動画 Simplecharact氏(SC氏)製作 月影 2013年5月公開 + 月影詳細 蝙蝠を模したイントロが印象的なキャラ。 氏のBaiduにて公開されており、日本国内からの入手は実質不可能。 演出は紫系統で統一されており、拘束・状態異常系の攻撃技を多く持っている。 AIもデフォルトで搭載されている。 参考動画 20 15~ 全ての攻撃技がガード不可であり、一部技はさらにゲージを減少、または0にするといった効果を持つ。 通常の射撃技となる大玉は弾速が遅めながらも相手を長時間拘束できるため、斬撃を重ねたり巨大な気の柱で追撃のダメージを狙ったりもできる。 また、相手の位置を追尾する射撃技もあり、捕まればこちらも長時間拘束の上、スリップダメージを与える。 攻撃面だけみるとやや凶悪。しかし、本体性能はジャンプ・しゃがみ・ガードが不可、かつアーマーすら持っていない。 このため、攻め込まれると何もできず、逆に封殺されるなど防御面に難がある。 自分のペースで戦えるかが勝敗を分けるだろう。 なお、12Pカラーは性能強化カラーとなっている。 本体が仰け反りなし・投げ無効、かつダメージ後は一定時間無敵となり、狂にも対抗できるようになるようだ。 macbeth氏製作 ウトゥルス=フルエフル 2014年3月15日公開 + ウトゥルス=フルエフル詳細 元ネタのクトゥルフ神話に則り、性魔術の力を用いるキャラ。 愛称はウール、割と適当な性格らしい。 現在は公開停止。 自身から生成する血を用い、相手を拘束・封殺して自由にさせない戦い方が特徴。 AIはデフォルトで搭載済み。 参考動画 通常の打撃技は割と普通だが、射撃は相手を拘束する泡と着弾で分裂する泡で、相手の動きを制限させることがきる。 泡以外の射撃は出が早く、地を這う技はブーメランのように戻ってくる性質を持っており、出の遅い泡と組み合わせ相手を追い詰めることが可能。 また、打撃・射撃を取る当身を所持しており、下手に相手が技を振ればゲージ減少のおまけつきでダメージを与える。 他に空中でも使える瞬間移動があるため、相手を動きでかく乱させることもできる。 特殊な攻撃方法としてチャームがあり、魅了された者は様々な幻影の影響でゲージが減少し、時々攻撃がスカるようになる。 3ゲージ技はウトゥルスの分身が2体現れる。分身はランダムな動きだが、ダメージを受けると破裂して相手にダメージを与える。 7Pカラー以上で特殊カラーが実装されている。 7P~8Pでは各技の性能が高性能となり、狂にも対抗できる強さになる。また9Pは常に分身が現れた状態となり、防御面も強化される。 10P以上は神性能カラー。自身は全く動かなくなるが、攻撃毎に背景を刻一刻と変化させて相手を倒すスタイルをとる。 当身を発展させた即死返しの技術に強みがあり、その強さは同氏製作のGarnet Crowに匹敵するとのことだが、 前述の性格もあって実際の戦績は安定しないとのこと。 なお、10P以上は固有bgmが流れるが設定でOFFにすることは可能。 カラー別解説動画(8 07~) 十字星Nkz氏製作 破滅の悪夢"こぁ" 2014年6月27日公開 + 破滅の悪夢"こぁ"詳細 サイキカル風にアレンジされた小悪魔が公開されている。 永遠神剣シリーズの世界観と合わさった中々に重いキャラ設定が存在する。 愛称は「ザナル」。 現在は氏のブログにて公開されている。 そむE氏製作のドットに部分加工や新規動作が描き加えられ、謎ジャムなどの特殊やられにも対応。 AIはデフォルトで搭載されており、Try氏による外部AIも公開されている。 また、熄 癈人氏によるAI 強化パッチも公開されている。 参考動画 サイキカルが元になっていることもあり、全体的に隙のない技構成。 製作者曰く「同じくサイキカルベースのフィサリス(遠距離型)に対してザナルは近接中距離型のつもり」とのこと。 カラー差性能は7Pカラー以上を選択で強化カラーとなる(オプションのコンフィグスイッチにより性能調整が可能)。 また、11Pカラー以上で覚醒カラーとなり、待機動作やエフェクトが変化する(11Pカラーと12Pカラーで表情が違うなど芸が細かい)。 設定次第で凶~神未満と言った所か。 2020年9月27日に性能が大幅に変更された。 旧版との互換性はなく外部パッチも非対応とのこと。 + 大会ネタバレ 幕末前後!核ゲー入門ランセレバトルに参加。 参加者が減り始めた中盤戦以降、豊富なゲージ技と当身を武器に活躍を見せ、徐々に注目を集め始める。 中でも過去に前例のない「同一partでの3連戦に3連勝かつ対戦相手3人を脱落させる」という戦績は視聴者の度肝を抜く。 その強烈な印象はエンディング動画にて、「「居座りはフラグ」という言葉を死語にした女」というコメントが付けられたほど。 また、本大会で挙げた勝利数と同じ人数の相手を脱落させており、処刑人と恐れられるほどの活躍であった。 その活躍ぶりは終盤まで衰えることはなく、最終戦まで生き残る。 最後の相手として相見えたのが、同戦績かつ最多勝を誇る剣帝レーヴェ。 剣帝レーヴェとは1度対戦(その対戦時でも高成績での相星同士で事実上の決勝戦とも言われていた)しており、奇しくも再戦に。 1ラウンド目は互いの技の応酬によるダメージレース、2ラウンド目は終盤の三次元の攻防に誰もが手に汗を握る展開。 迎えた最終ラウンド、序盤優位に立つも剣帝レーヴェの大技で窮地に立たされる。 互いの大魔法と大技同士のぶつかり合いの末、大技を見切って仕掛けた当て身が決め手となり逆転勝利、大会初優勝を手にした。 十字星Nkz氏製作 ここぁ 2016年4月1日公開 + ここぁ詳細 手描きで製作された見た目通り幼い小悪魔。 謎の電波を受信し、気が付いたら作っていたらしい。 現在は氏のブログにて公開されている。 見た目通り判定・リーチは小さいが、懐に入れればちゃんとコンボもできる。 特徴としては気まぐれ強制行動というものがあり、 操作中に突然座り込んだり、挑発したり、転んだり…といった要素がある。 戦うのが苦手なのでどうか許してあげてください、とのこと。 人操作で使う際に厳しいようでれば、設定でOFFにすることも可能。 AIはデフォルトで搭載されている。 専用イントロや特殊やられなどが多く実装されており、その仕草は見ていて微笑ましい所も。 小悪魔改変に対しての対応数は某豆腐生命体や某白スク水人型汎用兵器とタメを張れるほどとか。 7Pカラー以降は特殊カラー。 小さいゆかりちゃんが助けに来たり、謎の加護を受けたり…。 AIについては幼いゆえの謎行動をしつつ、コンボを決めていくといったスタイル。 1P~9Pまでは総じて並の範囲と思われる。 10P~12Pは強~凶の範囲…かもしれない。温かく見守ってあげてください。 トモッチ氏製作 パープル 2014年8月31日公開 + パープル詳細 異常な強さを持つ者と接触するために改造された元人間という設定のキャラ。 現在は公開停止されたが、Below273氏による改変版が氏のTwitterにて公開されている。 参考動画 改造されたせいで一般的な格ゲーの強さのキャラより異常に優秀で強い技を持つ。 ただし、できることはあくまでも格ゲーの範疇のため、凶悪技術を駆使するような戦いは苦手。 一部攻撃に対して蘇生する能力を持っており、強さに差があるキャラ相手でも相性によっては攻撃に耐えきって勝つこともできる。 AIは未搭載、外部AIは大歓迎とのこと。 Below273氏の改変版はデフォルトAIも搭載されており、持ち得る強さを如何なく発揮してくる。 ただし、改変元と違いWinMUGENなどでは起動不可、新MUGEN専用となっている。 2020年10月28日の更新にて、蘇生能力のオミット等の調整が行われた他、音声や特殊カラーが追加された。 jue氏製作 Little-Devil 2014年11月21日公開 + Little-Devil詳細 中華圏で多くの東方改変キャラを製作している製作者のキャラ。 氏のBaiduにて公開されており、日本国内からの入手は実質不可能。 公開されているverは数多くあるが、大まかに2018年4月1日にリメイクされたものと、それ以前に分けられる。 基本的には両バージョン共に、全画面攻撃を使用する狂以上の性能を持つ。 リメイク前は2P以降のカラーで永続ダメージ、5P以降のカラー(あるいは別パッチ適用)で隔離攻撃解禁など、論外も厭わない性能であった。 また、唐突にカットインが表示されたり、一部演出がソリティアな状態になったりと不安定な挙動を見せていた。 リメイク後は不安定な挙動は改善され、通常カラー選択時は隔離攻撃をオミットしているようだ(11P以降のカラーは隔離要素あり)。 参考動画(24 52~、リメイク後) レッドスカート氏製作 メルトこぁ 2015年3月23日公開 + メルトこぁ詳細 Fateのメルトリリス風に製作された小悪魔が公開されている。愛称は「メルト」。 一時公開停止状態が続いていたが、現在は氏のブログにて再公開されている。 参考動画(12Pカラー) 同氏製作のパッションリップ乙女大妖精のストライカーでもある。 乙女大妖精の視点からだとイケメンこぁらしい。 メルトリリスのボイスも搭載。 破滅の悪夢"こぁ"をベースに製作されており、挙動はかなり早い。 元キャラを再現してか攻撃方法が脚技・魔術で構成されており、乙女大妖精と比べカウンターを主体に戦う。 各カラーで異なるが、いずれも狂以上の強さ。 調整設定項目は多いが、7P以上であれば大まかな強さの設定が自動で施される。 簡易ながらすごくバカ(訳文まま)のAIが実装されている。 なお、百合属性持ちであり、対象は乙女大妖精限定(重要)とのこと。 キャラ設定を反映した使用禁止事項がreadmeに記載されているが、 キャラ再公開に伴い、規約が以下の通り変更された。 + 規約の変更について by レッドスカート氏 よりいい環境にどうかキャラ使用の時に、以下の要点違反しないでください 1.勝利ために専用持ち相手に試合するのこと 2.隔離攻撃、コード攻撃など、マッチキルどか、安易直死搭載のキャラ、あれ使えば勝てるの対戦すること (2023年3月7日のレッドスカート氏ブログ記事より抜粋、事情により再度変更される可能性があるため、ブログの元記事も参照すること) + 大会ネタバレ 裏 世紀末台パン杯 300円おまけクレジット トーナメントに追加枠として出場。 台パンで主流となる10割攻撃を積極的に行わない中、ゲージ技の切り返しを起点に大暴れする試合運びで勝ち残る。 圧巻だったのはpart48におけるMr.天帝戦。敗退寸前にまで追い詰められたが、天帝の勝ち確定セラフを当身で防ぎ冷静に天帝を退けた。 その後最終partまで生き残り、決勝では元ネタの大会の優勝者愛乃はぁと対決。 1R目は取られるも2R目は無傷で勝利。そして3R目ははぁとの止めの攻撃を天帝と同様に当身で切り返して勝利、見事優勝者に輝いた。 レッドスカート氏製作 メルトこぁR 2018年3月28日公開 + メルトこぁR詳細 同氏製作メルトこぁのリメイク。 一時公開停止状態が続いていたが、現在は氏のブログにて再公開されている。 参考動画(22 09~) ドットおよびエフェクトが『Fate/Grand Order』のメルトを参考にしたものに変更されており、 メルトの華麗な脚技をより再現する形に仕上がっている。 性能面はリメイク前と比べてスピード・無敵が増しており、ヒット&アウェイな攻撃スタイル。 通常のゲージの他にマナゲージと宝具ゲージの2本の独自ゲージを持っており、 前者は一部攻撃で使用する他、相手からの被弾回避効果を発動させる重要な要素、後者は一撃必殺技となるメルトの宝具を発動するものとなっている。 また、相手または自身の瀕死持は強力な即死技を発動できるようになっているようだ。 記述ミスなのか4ゲージ技のセブンスが全カラーで全画面超即死になっているが気にしない。 なお、Rでは乙女大妖精には特別に反応しないようだ。 もしかしたら乙女大妖精に出会わなかったメルトこぁの一つの可能性なのかもしれない。 メルトこぁRにも使用禁止事項が存在していたが、 キャラ再公開に伴い、規約が変更された。 (詳細はメルトこぁの項を参照) 17th_star氏製作 Rockuma 2015年7月13日公開 + Rockuma詳細 ロック・ハワードを小悪魔に置き換えたキャラ。 公開場所消失のため一時期入手不可であったが、現在は氏のTwitterにて公開されている。 参考動画 Rock-Impact v2を元に製作されている。 単なるスプライト差し替え系のように見えるが、烈風拳や真空投げなどの必殺技がワンボタンで出せる仕様に変更されている。 また、ほとんどの技で永久が可能になっており、一度捕まると抜けなどのシステムを持たない限り10割を食らうようだ。 カラーによってゲジマシ、ゲジマユ、ダメキャンなどが適用される。 AIはデフォルトで搭載されている。 seilai氏製作 タナトス 2015年7月16日公開 + タナトス詳細 剣の死神の名の通り、斬撃系の技をメインに用いるキャラ。 空間殺法は使えない。 趣味は料理で、クッキーが好物らしい。 現在は氏のTwitterにて公開されている。 本来のゲージ以外にメルブラのマジックサーキットゲージを採用している。 このゲージがMAXになるとUNLIMITED発動が可能となり、発動させると攻防強化やゲジマシ、食らい抜けを行えるようになるようだ。 また死神の能力からか、相手を一度捉えてしまえば少々の無敵では逃れる術がなくなる攻撃も持っている。 カラーによって凶中位~隔離までランクが分かれる。 11Pの神カラーは様々な技術を駆使しつつ、多くの専用対策を以て撃破を狙う。 12Pの隔離カラーはL霊夢以上の攻撃論外技術を以て相手を倒すようだ。 注意点として、隔離の内コードによるものは試合が終わっても影響が残るため、一度発動したらMUGENを再起動すること。 AIはデフォルトで搭載されている。 いくつかのスイッチが存在するが、そのうち即死強化スイッチ(デフォルトでon)は1Pだろうと一部攻撃が隔離即死化するので取り扱い注意。 そのままだとWinMUGENでしか使えないがThanatosRC.defで起動すれば新MUGENでも使えるようになるほか、 隔離技術が撤去されているため不安ならばこちらで。 2018年10月14日にリメイクされ、ボイスが追加された。CVは伊藤かな恵氏。 リメイク前参考動画(14 09~) リメイク後参考動画(23 21~) + 大会ネタバレ 自爆ウイルスの恐怖!ワクチン投与で世界を救え大会にて感染者を救う医者として登場。 Part1にて颯爽と感染者を一人治療した後、私の現場はここではないとばかりに姿を消してしまう。 終盤に差し掛かる頃に復帰、早速感染者の小怪獣に対して治療を試みるがまさかの失敗。 結果感染者を死亡させてしまい、ショックで悲しみに暮れる。 失意の念から立ち上がったタナトスは周りの優秀な医者と共に残った感染者の治療に精を出す。 皆の努力の甲斐もあり、ついに感染者は残り1名に。 しかし、最後の感染者を蝕む強力なウイルスの前に優秀な医者が一人また一人と倒れていく…。 もうだめだぁ…おしまいだぁ、と阿鼻叫喚を極めるほど全世界の人々が絶望する中、最後の希望の医師として治療を試みるタナトス。 しかし完治には至れず、神の判断に託されることとなる。 皆が固唾を飲んで見守った先は…最後の感染者からウイルスが消え失せた光景であった。 世界は…皮肉にも死神の名を持つ者によって救われたのである! 夢魔氏製作 名無しの魔王さま 2015年8月10日公開 + 名無しの魔王さま詳細 戦闘時に緑色の雨が降るキャラ。現在β版。 ディスプレイネームの「/V.|).|*」は「Nameless Devil Princess」の略らしい。 現在は氏のブログにて公開されている。 参考動画 演出は緑系統でほぼ統一されている。 画面下部に霊力ゲージを採用しており、フルゲージになると大魔法を使う。 時々、氏が製作した夜桜、青巫女、ビリビリ妖精、ルインなどが登場することも。 カラー及び設定により凶~神中位まで強さのランクが変化する。 1Pが神カラー、以下だんだんランクが下がっていく。 「ラスボス」というコンセプトから氏が自キャラ最強を目指していたこともあり、様々な技術や専用対策を持たされている。 神カラー時はどちらかというと即死より削り方面に強みがあるらしい。 なお、神カラーでは固有bgmが流れるが設定でOFFにすることは可能。 AIはデフォルトで搭載されている(人操作を行う場合は通常技のみ対応となっている)。 Volcrz氏製作 ルルイエ異本 2016年1月1日公開 + ルルイエ異本詳細 Lialucard Scarletを製作したVolcrz氏の改変キャラ。 後にBlack Whiteを製作したK_NaCa氏も製作に参加している。 自身の残像が常に横に揺らめいている。 また、Lialucard Scarletの従者であり、Sakuya the Ripperのストライカーも勤める。 現在は公開停止。 画面下部にある光のオブジェがゲージになっており、これを用いて必殺技・食らい抜けが発動できる模様。 また、条件により画面上部の「Darkness」の文字が黒くなり、全文字が黒くなると大魔法が発動できるようだ。 カラーおよび設定により紙~論外まで強さのランクが変化する。 相手の状況によっては対戦中にカラーアップを行い、性能を強化することもあるようだ。 AIはデフォルトで搭載済み。人操作は不可。 参考動画(15 34~) なお、ルルイエ異本にはDTC無効化というMUGENの一部ステコンを無効にする設定(デフォルトON)が存在する。 この一部ステコンはキャラの演出として使用できる反面、相手を確殺する隔離技術としても用いられている。 (readmeでは後者の隔離技術として指定されている) 2018年12月24日更新版にて上記ステコン使用している相手に対してはDTC無効化を禁止する規約が追加された。 上記規約により、「DTC無効化を行うキャラとの対戦が禁止されているキャラ」とは対戦ができなくなっているので注意。 kinomiya氏製作 ジャックポット・デビル 2016年2月27日公開 + ジャックポット・デビル詳細 ジョーカー式や朔風にアレンジされた小悪魔。 Yahoo!ボックスの提供サービス終了のため現在は入手不可となっているが、 現在はヴェールヌイ氏により転載という形で代理公開されている。 参考動画 5Pカラー(6 05~) 破滅の悪夢"こぁ"をベースに製作されている。 所割ジョーカー勢の小悪魔版といった感じではあるが、ナイフを所持していないためか若干技構成が異なっている。 カラー及び設定により凶~狂上位まで強さのランクが変化するとのこと。 AIはデフォルトで搭載されている。 2017年8月30日更新版にてボイスが搭載された。CVは種田梨沙氏。デフォルト設定ではOFFになっているので注意。 KM氏製作 普通こぁ 2016年7月24日公開 + 普通こぁ詳細 普通の小悪魔。 一時期非公開となっていたが、現在は氏のブログにてver1のみ公開されている。 普通は普通でも凶悪界定義での普通勢のため、並キャラが相対するとあっという間に体力が削られる。 公開バージョン毎に挙動が異なる。 ver0は飛び道具技が一切なく、通常攻撃が主体で、必殺技もクレイドル系しか実装されていない。 このver0のみ人操作可能。 ver1は射撃やスペルカードも使用するようになり、攻撃を当てると体力を回復するようになった模様。 ver4はエイプリルフール公開キャラ。 開幕で本体の他に4人の分身が現れ、数の暴力と言わんばかりにタコ殴りを仕掛ける。 分身は普通に倒すことができるが、倒した小悪魔に触れてしまうと…。 いずれもカラーにより主に防御面が強化される。総じて狂上位以上の性能と思われる。 参考動画 ver0(6 28~) ver1(0 43~) ver4(5 21~) KM氏製作 真祖こぁ 2016年10月10日一般公開 + 真祖こぁ詳細 月の忘れ身が普通こぁに憑依したもの。 一時期非公開となっていたが、現在は氏のブログにて公開されている。 紹介動画(28 03~) 実はレミリアを依り代にして降臨しようとしたが、いろいろあって小悪魔に憑依してしまったらしい。 先人の小悪魔改変を参考に神の殺傷力を磨いていた模様。 他の小悪魔と比べ即死技術に劣る分、削りに関しては他の神勢を凌ぐほどの実力を持っているようだが、氏曰く打撃即死が一番の強みとのこと。 演出等はあまり実装されていないが、時間があれば作るとのこと。 みかえる氏製作 小悪魔M 2016年8月23日公開 + 小悪魔M詳細 氏による紅魔勢5人目の改変キャラ。 現在は氏のブログにて公開されている。 参考動画 5 18~ 他の小悪魔改変と異なりデフォルトカラーや名前こそ独自でないものの、性能はアレンジの領域を越えて改変元とは大分異なる (「M」は過去に氏が製作した、ミカエルRのリメイクの意味らしい)。 影魔法とでも言うべき黒一色の自作エフェクトと、回転・増殖・変色と敵を好き放題に弄ぶ攻撃が特徴。 AIがデフォルトで搭載されており、通常カラーで凶ランク、7P以上で狂ランク、また金髪で黒い肌になりボイスが付く。 ボイス元は氏の製作した歯医者同様『PSO2』に登場するボスキャラ、ダークファルス【双子( ダブル )】(CVは釘宮理恵氏)。 ただしダランブルではなく最終戦(徒花前哨戦)のボイスなので不気味な笑い声しか発さず、またキャラ性能自体に【双子】要素はない。 ゴンドワナ氏(わな氏)製作 マニマニの小悪魔 2017年4月1日公開 + マニマニの小悪魔詳細 『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場するマニマニの悪魔をモチーフに製作されたキャラ。 氏のブログにて何度か限定公開されていたが、現在は有志の手により氏のTwitterにて公開されている。 参考動画(5 51~) 技構成は原作再現ではないが、MOTHER2の世界同様に画面下に表示されるPPを用いてPSI(技)を使用して行動する。 PSIの効果は通常のダメージの他、行動不能、状態異常、回復、攻撃無効化など様々。 PSIによってはαからΩまで強さがあり、強いものほどPPを多く消費するがその分効果が大きくなる。 PPは時間経過で自動回復する他、一定量回復する技も所持しているので、隙あれば回復してある程度のPPを維持しておきたい。 防御面はジャンプ・ガードができないものの、ハイパーアーマーかつ相手をすり抜ける特性を持つ。 このため相手の攻撃や行動に左右されることなく攻撃を行うことが可能。 なお、カラーにより受けるダメージが固定となっている。 readmeによるとランク的には逆論外~論外となっている模様。 AIはデフォルトで搭載されているが、人操作は可能。 蓝燐梦氏製作 ヴァンピィシェル・スカーレット 2017年5月1日公開 + ヴァンピィシェル・スカーレット詳細 『グランブルーファンタジー』のヴァンピィを小悪魔のスプライトを用いて製作したキャラ。 氏のTwitterから入手可能な他、Alma_Scarlet氏のTwitterでも代理公開されている。 キャラフォルダ名は「Vampylia Scarlet」であるが、日本語変換のreadmeがヴァンピィシェルと記載されている。 天照レミリアが常に戦いを見守っている。 強さについてはバージョンにより仕様が異なるが、大体狂下位~論外の範囲らしい。 ハロウィンバージョンやクリスマスバージョンや新年バージョンといったバージョンも存在する。 実装時期は不明だが、隔離版と非隔離版でdefが分けられている。 また、製作者指定の専用強化が実装されているとのこと、使用には注意。 AIはデフォルトで搭載されている。 かっては旧版においてQR氏による外部AIも存在した。 私氏製作 とってもかわいいこあくまちゃん 2017年7月23日公開 + とってもかわいいこあくまちゃん詳細 神キャラ撃破挑戦用として製作されたキャラ。 現在は氏のブログにて公開されている。 参考動画(9 52~) 時折発生する砂嵐が起きる度に見た目の挙動が変わる。 キャラの固有bgmやSEを常に消去する性質を持つ。 …1P~11Pは誰にでも負けてしまうらしいが、12Pだと撃破挑戦仕様となるようだ。 p0008874氏製作 Sadist Devil 2018年5月17日公開 + Sadist Devil詳細 数多くのドナルド改変の一体であるサディスト零をリスペクトしたキャラ。 リスペクト元を踏襲した不気味な赤黒い演出や大魔法を用いる。 現在は氏のブログにて公開されている。 参考動画 10Pカラー(3 04~) 技の数は少ないが相手を拘束する性能のものが多く、 本体が常時アーマー状態であることから相手の攻撃を無視してごり押しできる強みがある。 代償にアーマー殺しには弱いため相手との相性が出やすいようだ。 カラーが上がると受けるダメージ量が減る。 また、7P以上では大ダメージ無効の他、時間経過で凶悪な攻撃を使用するようだ。 Dorafield氏製作 Loemia 2018年7月3日公開 + Loemia詳細 疫病や幻覚を広める程度の能力を持った小悪魔。 氏のBaiduで公開されている(日本国内からは入手不可)他、Alma_Scarlet氏がTwitterにて代理公開している。 参考動画 登場時から背景が墓地、蝙蝠が飛び交う固有結界を展開し、 画面下に白と緑がせめぎあう煙を模したゲージが現れる。 このゲージはLoemiaと相手キャラとの体力の優劣を表しており、 白が多ければ相手キャラが、緑が多ければLoemiaが基本的には優勢ということになる。 戦法としては幻覚で相手の挙動を狂わせ、その間に疫病を模した緑の瘴気を浴びせて体力を削り取るようだ。 疫病についてはレベルがあり、相手の挙動によっては試合中にレベルが上昇する。 レベルが上昇するたびに毒によるダメージが大きくなる。 また、自身の体力が回復していくようだ。 長期戦になればなるほど倒れにくくなるため、疫病や幻覚に飲まれる前に速攻で倒す必要があると思われる。 Uサラ氏製作 i(Imaginary Number) 2019年4月28日公開 + i(Imaginary Number)詳細 滄利元就を製作したUサラ(旧Ultimateサラマンダー)氏による神キャラ。 見た目は小悪魔だが、実は現実改変であるらしい。 現在は氏のブログにて公開されている。 参考動画(3 18~) 最初から全力で即死を狙い、その後削りに徹するといった戦法が得意とのこと。 前出までの神性能を持つ小悪魔と大きく異なる点として、任意コード実行による補助技術を実装している。 この技術により撃破に必要な様々な過程を省略できるらしく、有志が実施する検定では上位神に匹敵する殺傷力を持っているとのこと。 g-r氏製作 闇のこアクシオン 2019年8月23日公開 + 闇のこアクシオン詳細 アラド戦記の闇のアクシオンの動きを再現したキャラ。 アクシオンが地上に現れた際、たまたま近くにいた小悪魔を自分の形として模しているらしい。 現在は氏のTwitterにて公開されている。 また、製作者不明のものだが、演出調整パッチが闇鍋アップローダー3にて公開されている(最新版非対応)。 参考動画 2 13~ 12Pカラー(20 23~) 元ネタ通り相手の背後に現れて爪や突進によるガード不可の攻撃を行う。 この攻撃を食らうと呪いにかかり、一定数被弾してしまうと硬直状態となって身動きが取れなくなる。 硬直状態は特定の攻撃を受けない限り解除されないため、運が悪ければそのまま何もできずに倒されることになる。 対抗するには攻撃前にタイミングよくカウンター迎撃することで攻撃動作を止められるので、 きっちり対処すれば攻撃を受けずに済む。 ただし、もたもたしていると同作の光のユークリッドが使用する光の剣を発動する。 光の剣は画面全体をカバーするガード不可攻撃のため、無敵回避等を持たない限り甚大なダメージを受けることが必至となる。 原作同様、カウンターのタイミングを見極め、チャンスを逃さず速やかに対処することが攻略のコツだろう。 カラーにより、攻撃前に無敵の付与や抜け、カウンター以外の被弾で無敵化するなど仕様が変化する。 また、コンフィグにより闇の卵モードや衣装変更など、様々な設定を行えるため、狂だけではなく幅広い強さを持たせることができるようだ。 外部パッチとしては演出調整パッチが存在し、適用すると演出の高速化や一部攻撃の挙動が変わるようだ。 なお、音の演出にfreqmulを用いているため、MUGEN1.0以降では意図した表現が行われなくなるため注意。 zaxiu氏(杂修氏)製作 Kuro Devil 2019年10月6日公開 + Kuro Devil詳細 ゆっくりボイスで怪しい日本語を喋る小悪魔。 コスプレや日光浴などが趣味らしい。 現在は氏のBaiduおよびカイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて代理公開されている。 参考動画 (12Pカラー) 基本動作は空中ダッシュがないものの一通りそろっている。 また、3種のワープ移動を所持しており、相手を翻弄する動きが可能。 通常技は見た目通りの効果ではあるが一部はそれだけで永久が可能。 必殺技は昇竜・遠距離・突進系と揃っている他、相手の周りに小さな分身を表示させ挙動を狂わせたり、 時間を止めてタコ殴りしたり、相手の分身を作り出してぶつけるなど、特徴的な技を持つ。 防御面は微回復、一定ダメージ以上カット、食らい状態復帰後しばらく無敵など、 超火力や永久コンボに耐えられる耐性を持っている他、 一定時間自身を強化した上、強化時間終了後に回復するといった技も所持している。 AIレベルや各種設定が用意されており、設定により現在は強、または、狂から神に足を踏み入れる強さとなる模様。 その他の特性として、心情値という隠しパラメータが設定されている。 心情値は改変元の小悪魔の感情値のように戦況によって増減し、性能やAI動作時の技選択を変化させるようだ。 (凶悪すぎる攻撃を受けた際は体力が無限となるペナルティが発動するなど) ただ、心情値は戦闘前に初期値がランダムに設定されるためか、同じ設定でも対戦開始時から強化または弱化することがあるようだ。 11Pカラーと12Pカラーが特殊カラー。 11Pカラーはランダムで性能が変わるらしい(通常カラーでも低確率で発動するようだ)。 12Pカラーは神カラー、神に対抗する攻撃力もそれなりに持つようだ。 なお、SANKH_LAN氏によるイントロ改変パッチなるものも氏のBaiduで公開されているが、 おそらくSANKH_LAN氏制作キャラとの掛け合いを追加したものと思われる。 NULL氏製作 Retarded Koakuma 改 2020年7月29日公開 + Retarded Koakuma 改詳細 Pgrs111MAGEN氏の「Retarded Koakuma」をさらに改変にしたキャラ。 現在は氏のTwitterにて公開されている。 参考動画 readmeはないため詳細は不明だが、常時ゲジマユ状態の他、飛び道具などの一部の技が高威力になっており、 また、挙動が改変元と比べて早くなっていたり、相手をすり抜けたりといった動きを見せる。 + 「Retarded Koakuma」について 2013年12月20日にPgrs111MAGEN氏がDaniel9999999氏の「Clone Koa」を改変して公開されたキャラ。 スプライトの大部分が反転、または元キャラと関係ない画像で構成されており、SE関連も画像と同様に一部弄られている。 詳細については不明だが、名前から察するに何らかの意図をもって作成・公開されたものと思われる。 性能面は改変元を踏襲しているが、ゲージがなくても必殺技が使えるようになっている。 これにより、改変元から搭載されている自己回復技が使い放題となっているため活用のし過ぎで泥仕合に持ち込まれがち。 「Retarded Koakuma」の系譜としては他に「こぁグルガン」を基にした「Koa69」、 更新版の「Clone Koa」を基にした「Retarded Koakuma 2017」などが存在するようだが、 いずれも「Retarded Koakuma」を踏襲した改変のため取扱注意と思われる。 ゆっくり氏製作 機械仕掛けの天使 2020年8月30日公開 + 機械仕掛けの天使詳細 某同人曲のイメージを反映して作られたと思われるキャラ。 時空移動テスト中に事故に巻き込まれ、別世界からやってきたらしい。 現在は氏のTwitterにて公開されている。 機械仕掛けの天使という通称を持つ2機の自立型アンドロイドがBlack Whiteのように交互に入れ替るようにして戦う。 黒色の天使は「AL@9400d3」、白色の天使は「AL@87ceed」と呼ばれており、 奇数カラー選択で「AL@9400d3」、偶数カラー選択で「AL@87ceed」が最初に登場する。 (キャラ名の由来はそれぞれのカラーコード) ライフは2機で共通に設定されている。 「AL@9400d3」は接近戦でラッシュをかけるタイプ。素早い踏み込みで高威力の斬撃を叩き込む。 「AL@87ceed」はオールマイティなタイプ。自身の周りに柱を立てたり、追尾弾で相手をけん制したり、時には様々な効果を持つ固有結界を展開する。 どちらの天使も相手を打ち上げる性質の技が多く、打ち上げたタイミングで入れ替わって相手に有効な対応をしているようであり、 まるで2機で助け合っているかのような動きにも見える。 カラーが上がるにつれ火力が上がるようではあるが、全体的には狂の強さの範囲に収まるようだ。 金蛇天尊氏製作 littledevil-Phoenix 2020年9月6日公開 + littledevil-Phoenix詳細 多数のKOF改変を手掛ける金蛇天尊氏による小悪魔。 『KOF』仕様ベースでNARUTOの忍術を用い赤黒い蝙蝠を使役する。ボイスは四条雛子。 現在は氏のBaiduにて公開されている他、霸王蛇氏のTwitterでも代理公開されている。 参考動画 打撃、投げ、飛び道具、当身、設置と一通りの高水準な攻撃手段を持っており、 何か攻撃が刺さればそのままコンボに持ち込み、ダメージを狙うキャラとなっている。 ただ、コンボ依存なためか、コンボ抜けを多用する相手には相性が悪い。 瀕死時の高ゲージ技は即死級の威力を持つ。 7P以上、および、11P、12Pは強化カラー、12Pは神にも足を踏み入れているようだが、兼ねがね狂の強さの範囲に収まるようだ。 11Pで小さな小悪魔が飛び交うのは仕様らしい AIはデフォルトで搭載。人操作も可能。 BTB氏製作 黒き天雷と悪風の魔導書 2021年4月1日公開 + 黒き天雷と悪風の魔導書詳細 雨水七映を製作したBTB氏による小悪魔。 クトゥルフ神話に登場するグリモア「モーセの第6-7の書」が元ネタとのこと。 愛称は「てんまどちゃん」悪風の要素はどこへとか言わない。 凶悪ロダpart18にて公開されている。 参考動画 天雷モードと悪風モードの属性を切り替えて戦うキャラ。 モードの違いは必殺技の他、相手に必殺技を当てることで付与する状態異常があり、 天雷モード時はランダムで行動キャンセル、悪風モード時はライフ自動減少&回復阻害の効果があるようだ。 通常技は3種のワープ突進系のみという変わった構成。 代わりに必殺技は接近・遠距離・投げと一通りのことはできる。 (天雷モード時は波動拳コマンド、悪風モード時は旋風脚コマンドで発動) このうちモードで大きく変わるのは遠距離攻撃で、ゲージ技だと顕著になる。 天雷モードは昇竜と若干癖のある弾幕、悪風モードは速さと拘束力を持つ弾幕の傾向がある。 どちらのモードも弾幕ヒット時の拘束時間が長めなので、弾幕が当たれば攻勢を保ち続けられるのが強み。 半面、ガードができず、空中に浮くと受け身すらできないため、弾幕が躱されればそのまま倒される脆さもある。 カラーが上がるにつれパワー自動増加や根性値が付与される。 大体凶~狂ぐらいの強さとのこと。 Nebula_Collapses氏製作 Flame Erode Xero 2021年5月6日公開 + Flame Erode Xero詳細 フィエロ=ヒックス、FEXとも呼ばれている。 Morain氏のFinaltly_Death_Clawを改変したものと思われる。 現在はカイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて公開されている 参考動画 接近戦や魔術以外に飛剣を戦いに用いる、独自の怒りゲージあり。 設定により狂から神でも戦えるようだが、現在公開されているのは試作版状態。 現状は殺傷力を中心に更新しているようである。 CVはFGOの虞美人とのこと。 凪氏製作 サイレンスブルー 2022年10月9日公開 + サイレンスブルー詳細 名の通り青い基調の小悪魔。氏のTwitterにて公開されている。 撃破挑戦版と神版の二種が存在し、2023年の更新で直接対決版も製作されている。 参考動画 基本は全体攻撃と大魔法で戦う。 時折、Flame Erode Xeroに姿を変え大魔法を放つことがある。Flame Erode Xeroとの関係は不明。 神版では専用対策時、黒い小悪魔が出現するらしい。 readmeが存在しないため、詳細は不明である。 MEYCLUSHKS氏製作 リディアルカ 2023年10月15日公開 + リディアルカ詳細 10人の製作者による合作で作成された小悪魔。ルピ氏のTwitterにて公開されている。 authorにある「MEYCLUSHKS」は、合作に参加した製作者の頭文字である。 (鮪氏、栄光夜 -Night of Glory-氏、ゆっくり氏、圧縮箱氏、ルピ氏、mugenプレイヤーの下っ端氏、seki-rou氏、humi氏、KN*RS氏、SuperMario193281氏、の10名) 時にまじめに、時にふざけながら戦うがコンセプト。 カラー差があり、狂全般で戦えるようだ。 参考動画 その他製作された小悪魔 その他、改変キャラとして下記のキャラなどが存在するようだ。 + その他製作された小悪魔詳細 キャラ名 製作者 公開日 備考 Original Koakuma Sawada Koichi氏 2011年12月5日 現在は入手不可大ポトレが変更されている ワイバーン 五月雨魔理沙氏 2013年7月25日 現在は入手不可小ポトレと12Pのカラーパレットが変更されている 夜の殺人 五月雨魔理沙氏 2014年3月28日 現在は入手不可緋村剣心を呼び出したり、DIOのボイスを輪唱したりする、一部の技が強化されている 初音小惡魔 ruranran-R氏 2015年5月10日 現在は入手不可ボイスが初音ミク、一部の技が強化されている ダミーこぁ KM氏 2016年8月13日 現在は入手不可nothingnessの改変キャラ、bgm ヴワル魔法図書館アレンジ ! KOXA MYTH氏(KM氏) 2017年2月5日 氏のブログにて公開されている白背景に黒い姿の撃破挑戦キャラ、bgm 「Waterfall」「 ニコニコ (9 02~)」 !! KOXA MYTH氏(KM氏) 2017年5月12日 氏のブログにて公開されている黒背景に白い姿の撃破挑戦キャラ、bgmは!と同じ「 ニコニコ (8 20~)」 !!! KOXA MYTH氏(KM氏) 2017年7月16日 氏のブログにて公開されている白背景にモノトーン姿の撃破挑戦キャラ、bgm 「Theme Of Laura (Reprise)」 !!!! KOXA MYTH氏(KM氏) 2017年8月16日 氏のブログにて公開されている白背景にモノトーン姿(!!!の反転)の撃破挑戦キャラ、bgmは時計の秒針を刻む音 !!!!! KOXA MYTH氏(KM氏) 2017年8月23日 氏のブログにて公開されている!!!!と同じように見えるが、撃破条件が異なる撃破挑戦キャラ「 ニコニコ (9 02~)」 colorful(red only) KOXA MYTH氏(KM氏) 2017年5月28日 現在は入手不可赤背景に白姿の撃破挑戦キャラ、bgm 「Finale」 colorful KOXA MYTH氏(KM氏) 2017年6月4日 氏のブログにて公開されている赤背景に白姿だが、条件を満たすごとに背景が変化する撃破挑戦キャラ、bgmはcolorful(red only)と同じ「 YouTube 」 blue end konnnanntukurazusinnsotyannkousinnsiroya氏(KM氏) 2018年1月20日 凶悪ロダpart5にて公開されている青の大魔法エフェクトを出し続ける撃破挑戦キャラ「 ニコニコ (15 06~)」 L.E.E KOXA MYTH氏(KM氏) 2018年3月17日 氏のTwitterにて公開されている砂嵐背景に黒姿な対狂用下位神キャラ、ランダムにワープする「 ニコニコ (23 57~)」 !!!!!! KOXA MYTH氏(KM氏) 2018年4月21日 氏のブログにて公開されている!!!!!より白要素が多い撃破挑戦キャラ、bgm 「Zoktzda Ruins」「 YouTube 」 !!!裏 KOXA MYTH氏(KM氏) 2018年12月2日 氏のブログにて公開されている!!!の難易度が上昇した撃破挑戦キャラ「 ニコニコ (6 53~)」 Atua I Kafika DAIKITI@氏 2017年5月 現在は入手不可観賞用キャラ「 YouTube 」 Andrealphus DAIKITI@氏 2017年5月21日 現在は入手不可同氏製作「Atua I Kafika」のセルフ改変、観賞用キャラ「 YouTube 」 L-Devil Makudonarudo氏 2017年7月8日 現在は入手不可隔離攻撃を搭載している「 YouTube 」 混沌ぬこぁ CCK氏 2017年12月13日 凶悪ロダpart4にて公開されている混沌ぬこの乗り物に乗ってる、混沌ぬこのガワ変え != 拡張子(.txt)氏 2017年12月16日 氏のロダにて公開されている倒れたままでいる撃破挑戦キャラ「 ニコニコ (0 16~)」 !!== 狼さん(.txt)氏 2018年7月3日 氏のロダにて公開されている「!=」とは違い、球体変化を繰り返す撃破挑戦キャラ げっだんこぁくま (笑)氏 2017年12月24日 氏のブログにて公開されているゲッダンの音楽に合わせて踊る、(専用対策で)一緒に踊ろうとする者もいるらしい「 ニコニコ (28 39~)」 こぁゼロ バヤルん氏 2018年3月29日 氏のTwitterにて公開されている又吉と連呼する撃破挑戦キャラ「 ニコニコ (2 13~)」 Core Could More W2氏(Dragmoon氏) 2018年4月1日 凶悪ロダpart8にて公開されている魔法と大魔法を放ち続ける撃破挑戦キャラ、一見攻撃しているように見えるが現状攻撃性能は皆無「 ニコニコ (10 08~)」 Code Core W2氏(Dragmoon氏) 2018年6月10日 凶悪ロダpart10にて公開されている幼い小悪魔の周りで魔法陣が回り続ける撃破挑戦キャラ「 ニコニコ (23 43~)」 ミニ踊る小悪魔 ]氏 2018年5月7日 現在は入手不可マイムマイムの曲をバックに2.5等身の小悪魔たちが踊り続ける TEXT Text氏 2018年5月12日 氏のBaiduにて公開されている隔離攻撃を搭載している Fragment Text Text氏 2018年6月24日 氏のBaiduにて公開されている同氏製作「TEXT」の更新版、当初隔離攻撃キャラだったが神性能も持つようになった「 YouTube 」 Already Broken Text氏 2019年5月22日 氏のBaidu、および、カイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて代理公開されている観賞用キャラ「 YouTube 」 Fragment Chapters Text氏 2019年11月8日 氏のBaidu、および、カイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて代理公開されている同氏製作「Fragment Text」の更新版、Lv設定により神性能と隔離攻撃性能の強さを切り替えられる「 YouTube 」 Tieas Text氏 2021年8月5日 氏のBaidu、および、カイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて代理公開されている元は同氏製作「Fragment Chapters」の別名、神性能のみ独立させたデチューン版(隔離カウンター持ち)らしい「 YouTube 」 Destiny Koakuma SaikyoSuperman氏 2018年6月17日 Metaljack333氏のOneDriveにて代理公開されている6Pと12Pが強化されている れいこ g-r氏 2019年4月2日 現在は入手不可エイプリルフールキャラ「 ニコニコ (オチ)」 ヴァルキュリア ⅩⅩⅡ氏(mugetu26氏) 2018年7月23日 氏のPawoo、および、旧版がtake氏のTwitterに転載という形で代理公開されている観賞用キャラ、隔離攻撃を搭載している「 YouTube 」 Eternal Abyss ⅩⅩⅡ氏(mugetu26氏) 2018年7月25日 take氏のTwitterに転載という形で代理公開されている観賞用キャラ「 YouTube 」 Integral_Radgrid -Overtrue- 聖櫻幻血氏 2019年2月14日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ、隔離攻撃を搭載している Integral_Radgrid -Aleph_ZERO- 聖櫻幻血氏 2019年12月24日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ、同氏製作「Integral_Radgrid」の亜種、隔離攻撃を搭載している「 YouTube 」 Integral_Radgrid -Aleph OMEGA- 聖櫻幻血氏 2021年1月20日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ、同氏製作「Integral_Radgrid」の最終版、隔離攻撃を搭載している「 YouTube 」 Light and Dark Decision 19氏+AAA氏+Dusk氏 2019年9月14日 公開先がBaiduなので実質入手不可、元々はプライベートキャラだがAI製作者のAAA氏が別途改変したもの隔離攻撃を搭載している「 YouTube 」 数取りゲーム マイナー氏 2019年12月25日 氏のブログにて公開されている石とりゲームがMUGEN入り、同氏製作中の「こぁME」が相手を務める Devil That Must Not Exist マイナー氏 2020年4月1日 氏のブログにて公開されている観賞用キャラ、時間経過で背景が変化して…?「 YouTube 」 Sherbet Patiala XL氏(雪凛、氏) 2020年1月22日 ターゲット倉庫10にて転載されているボイスが『フェアリーフェンサーエフ』のティアラ「 YouTube 」 Nothingnull しらさぎ氏 2020年4月1日 凶悪ロダpart15にて公開されているNull Existence-Xが佇むだけの撃破挑戦キャラ、bgm 「ワスレナグサ」「 YouTube (17 10~)」 Whisper Korridor dragonn341氏 2020年6月29日 氏のTwitterにて公開されている、元々はプライベートキャラ観賞用キャラ、PCやMUGEN本体の環境設定情報次第では満足に動けない模様、新旧あり「 ニコニコ (旧)」「 YouTube (新)」 Nebula UreiUsagi氏 2020年7月7日 現在は入手不可観賞用キャラ「 YouTube 」 Nebula-R UreiUsagi氏 2020年7月7日 氏のTwitterにて公開されている、昔は期間限定での公開キャラ観賞用キャラ。神キャラ化するパッチが凶悪ロダpart17に存在する。「 YouTube (旧)」「 YouTube (新)」 虚 mu氏 2020年10月31日 氏のブログにて公開されている撃破挑戦キャラ、ゆくゆくは神性能も実装するらしい「 YouTube (5 00~)」「 ニコニコ (17 18~)」 Little Devil killer氏 2021年1月1日 氏のビリビリ動画にて公開されている観賞用キャラ、新MUGENで有効な隔離攻撃を搭載している illusory-The grey scarlett Lon氏(三丶溟濛氏) 2021年2月14日 氏のBaiduにて公開されているWin、新MUGENそれぞれで有効な隔離攻撃を搭載している ConFlict Hataraku214氏 2021年8月2日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ、同氏製作「Deliverance」と対をなす「 YouTube 」 Deliverance Hataraku214氏 2021年8月2日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ、同氏製作「ConFlict」と対をなす「 YouTube 」 AfterGlow-Memories Hataraku214氏 2021年9月1日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ、同氏製作「Deliverance」と「ConFlict」のセルフ改変「 YouTube 」 The Darkness Hataraku214氏 2021年9月15日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ、同氏製作「ConFlict」のセルフ改変「 YouTube 」 Forbidden Einherjar Hataraku214氏 2022年2月12日 氏のYoutubeにて公開されている観賞用キャラ「 YouTube 」 Forbidden Heavensdoor Hataraku214氏 2022年8月21日 氏のTwitterにて公開されている観賞用キャラ、同氏製作「Forbidden Einherjar」の続編「 YouTube 」 Blood Henselt Posenic氏 2022年5月11日 氏のTwitterにて公開されている、元々はプライベートキャラ観賞用キャラ「 YouTube 」 Deville MLSnsh氏 2022年5月12日 氏のBaidu、および、カイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて代理公開されているとあるストーリー動画が元ネタらしい、銃などを使用する「 YouTube 」 dues ex machina Deville MLSnsh氏 2022年5月29日 氏のBaidu、および、カイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて代理公開されている同氏製作「Deville」の更新版、蘇生する能力を持っているようだ「 YouTube 」 KnightKoa MLSnsh氏 2022年7月8日 氏のBaidu、および、カイザーインサイト氏(Nebula氏)のTwitterにて代理公開されている同氏製作「Deville」の更新版、一撃必殺の剣技を持っているようだ「 YouTube 」 Purple Fantasy miomio Summer氏 2022年7月19日 氏のTwitterにて公開されている、元々はプライベートキャラ観賞用キャラ「 YouTube 」 Koa-665 Spriter氏/PowerOfNature氏 2023年1月30日 某コミュニティサイトの氏のページにて公開されている、mugen1.1専用K 風にアレンジされている、ボイスもK 、Gumhoy氏のAI搭載 Nenn KQianda氏 2023年8月8日 氏のBaiduにて公開されている、狂から準神の性能を持つらしい Crazy Devil SINK氏 2023年9月26日 氏のTwitterにて公開されている独自のゲージを持つ、狂と神の性能を持つらしい「 YouTube 」