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1990年代前半? 青紫色のグラデーションを背景に、画面両端からパラボラアンテナと人工衛星のようなものが回転しながら出現し、動きが止まったところで白の「KBC」ロゴが飛び出し、オレンジ色の「ニュース」が伸びながら上がってくるCGアニメ。
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サンジューロ 性別:♂♀ 紹介文など あたまパーツ 型番 パーツ名 そうこう スキル わざ せいこう いりょく じゅうてん れいきゃく かいすう みぎパーツ 型番 パーツ名 そうこう スキル わざ せいこう いりょく じゅうてん れいきゃく ひだりパーツ 型番 パーツ名 そうこう スキル わざ せいこう いりょく じゅうてん れいきゃく きゃくぶパーツ 型番 パーツ名 そうこう タイプ いどう かいひ ぼうぎょ かくとう しゃげき お勧めパーツや対策など 名前
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そもそもこんな無茶なスケジュール立てたの誰だ 大まかな流れ 2/4まで 発注表とプロット作成 2/9まで シナリオ上げれ 2/14まで 立ち絵完成汁 2/14 リリース メモ: 現在プロット執筆中(2/3 21 00) 詳細なプロット→シナリオフローチャート→素材発注表作成 発注表→原画作成→線画作成→塗りに渡す 塗りに渡せるのは2/5~の予感 各キャラの( ポーズ × 服の違い )の合計 ≦ 15枚 になるよう調整 少ない方が線画と塗りは楽なんだぜ 上限でかなりの無茶ってのを肝に銘じるように フロチャはプロットカードを並べる感じ(と言えば分かってくれた)で、 同時に背景素材及びkb数概算の確認 プロットカードから必要素材の抽出すれば素材発注表じゃね? シナリオについてメッセログから拾った発言: 基本的には均等に書いていくのではなくメイン、サブA、サブBの優先順位で (完成しなかった場合の保険として未実装とするため) プロットですが可能ならば必要背景の書き出しとヒロインのイメージを適当に 文に起こして、できれば必要な表情差分もリストアップできるとベター (作中で出しうるヒロインたちの表情) ついでに、予想kb数とどういう繋がりで話が交錯するか(いわゆるフローチャート) もあるとおk 一枚絵も発注する場合は字コンテ (どういうシーンでどのキャラがどういう表情でどこにいるか) を考えておくこと
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全てのモジュールの基礎となるモジュール このモジュールのLvまでしか他のモジュールはLvUP出来ない為、必要な時には上げるようにしましょう。 消費電力とアップグレード必要資源 レベル 消費電力 アップグレード必要資源 (即時)Uridium クレジット 時間 Prometium Endurium Terbium 1 16 - - - - - - 2 19 1,487 16,352 2h18m 707 707 707 3 24 2,468 27,144 3h44m 2,923 2,923 2,923 4 31 3,536 38,891 5h17m 8,000 8,000 8,000 5 40 4,673 51,403 6h54m 17,469 17,469 17,469 6 51 5,869 64,560 8h35m 33,068 33,068 33,068 7 64 7,116 78,279 10h20m 56,718 56,718 56,718 8 79 8,409 92,499 12h8m 90,510 90,510 90,510 9 96 9,743 107,171 13h58m 136,688 136,688 136,688 10 115 11,114 122,257 15h51m 197,642 197,642 197,642 11 136 12,520 137,725 17h46m 275,902 275,902 275,902 12 159 13,959 153,550 19h44m 374,123 374,123 374,123 13 184 15,428 169,708 21h43m 495,087 495,087 495,087 14 211 16,925 186,180 23h44m 641,694 641,694 641,694 15 240 18,450 202,949 25h47m 816,957 816,957 816,957 16 271 20,000 220,000 27h51m 1,024,000 1,024,000 1,024,000 17 304 21,575 237,320 29h58m 1,266,051 1,266,051 1,266,051 18 339 23,172 254,896 32h5m 1,546,443 1,546,443 1,546,443 19 376 24,793 272,719 34h14m 1,868,605 1,868,605 1,868,605 20 415 26,434 290,777 36h25m 2,236,068 2,236,068 2,236,068 コメント 名前 コメント
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2006年度学部スケジュール 12/28~1/7 冬季休業 1/10 後期授業再開 1/19 休講(センター試験準備) 2/5~19 後期定期試験 2/7 卒論提出期限 2/14 卒論発表(講座内) 2/15 卒論発表(複雑系全体) 3/23 卒業式
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現在進行中の作業 シナリオ 1-1)メリーさん 共通シナリオ制作 期間:8月末 1-2)他ライター サブプロットの仮案をひたすら量産 期間:8月末 グラフィック 全員 自分が担当するキャラのデザインを決定 期間:8月16日 ■各班の現作業内容 進行スケジュール ※赤文字が、現在進行中作業 1-1:メリーさんが共通部分作成 ~8月中くらい 1-2:他ライターはSS投下と平行して個別シナリオ作成開始(できるとこまで。サブシナリオに入れるべき伏線とかも洗い出す) 1-3:サブプロット選考会 1-4:日付ごとにそれぞれのサブプロットが完全に決定したら個別と平行して作業開始 同時に行動スケジュール完成。 1-5:どうしてもほしい効果やグラがあるならちゃんと頼むこと。 【▲VIP製作における第一の難関】 2-1:グラフィッカーさんにキャラクターの発注をかける。 (大体ポーズ、服差分込み15パターンぐらい、最低でも7~8パターンは欲しい) 2-2:サウンドクリエイターに発注をかける。 (具体的な場面・希望の曲調は必ず添付。各キャラのイメージBGMなどもここで発注) 3:初稿に手直しをしながら、サブライターと辻褄合わせや整合性を持たせていったり、命令書を参考にコマンドを入力していったり。 【▲VIP製作における第二の難関】 4:EV絵発注のフォーマットを作りながら、どこに入れたいかを書いていく。 5:キャラクターの立ち絵が仕上がったら、それを当てていく。 6-1 EV絵の発注を順次かけていく(体験版を作るなら、その区間内のものを優先順位高くしてもらって) 6-2 サウンドが仕上がったらそれを入れていく。 7:α版作成準備(全体会議・互いの進捗状況の確認やらを詰めていく) 8:α版作成開始(準製品版みたいなもの) 9:β版作成(α版の改善作品) 10:製品完成 plugin_google_calendar エラー ( 正しいHTMLタグを入力してください. ) スレで予定日を叫ぶと、ころぼっくるたんがいつの間にか追加するかも。 広告sage
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ジュールマザラン(ジュール・マザラン) 17世紀フランス王国の政治家、枢機卿。 フランス王ルイジュウヨンセイ(ルイ14世)の事実上の宰相を務めた。 別名: ジュリオマッツァリーノ (ジュリオ・マッツァリーノ) ジュリオマザリーニ (ジュリオ・マザリーニ) ユリウスライムンドゥスマザリヌス (ユリウス・ライムンドゥス・マザリヌス) ジュールレーモンマザラン (ジュール・レーモン・マザラン) ジュールレイモンマザラン (ジュール・レイモン・マザラン)
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1992年10月 - 時期不明 ニュース映像を背景に下から福岡タワーと曲線が現れると、左右にヨットのようなものが出てくる。 曲線とヨットが消えると画面左側から「KBCニュースピア」のロゴが表示される。ロゴの背景には福岡タワー・カモメ・福岡ドームが出てきていた。 番組開始当初から2002年までテーマ曲として使用していた浅倉大介の「Rainbow In The Universe」(アルバム「D-Trick」に収録)は、『レインボー』(毎日放送制作・西日本地域を中心としたJNN系列局で放送。RKB毎日放送では未放送)や、『柏村武昭のテレビ宣言』(広島テレビ制作)、『KTSニュース・天気予報』(鹿児島テレビ)もテーマ曲として使用したほか、KFBニュース(福島放送)は現在でも使用している。 2002年 - 時期不明 夕方の海辺をカモメが飛ぶCGを背景に「KBC ニュースピア 630」のロゴが表示される。BGMは女性コーラスが入った曲(「KBCニュース」や「スーパーJチャンネル九州・沖縄」でも使用) 「スーパーJチャンネル九州・沖縄」ではアレンジ版が使用された。
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捨て去るものを全てその身に『背負い込む』能力。 『背負い込んだ』ものは、全て捨て去ることのみできる。 『ジューダス・キス』 Judas Kiss 破壊力:-(∞) スピード:- 射程距離:E 持続力:A 精密動作性:- 成長性:C
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『愛する両親を失った王子様は、舞踏会を開きました』 太陽の光が一帯を焼き尽くすみたいにむやみに降り注いでいた。 そんな夏の日のこと、俺は足を怪我して動けないで居るゆっくりまりさを見つけた。 「ゆ…ぁんこさんでちゃだめだよぉ…ゆっ、ゆぅ…!」 まりさはおなじみに挨拶もせずに足元から流れ出る餡子を見て震えていた。 アスファルトの上で昼寝でもしたのだろう。 すぐ近くに地面にへばりついた饅頭皮のかけらが落ちていた。 まりさは餡子が流れ出ていく恐怖に涙を零してもがいていた。 目から零れ落ちた餡子が夏の日差しで焼けるアスファルトに吸い込まれて小さな湯気を立てた。 僕は嘆息して財布から百円玉と十円玉を取り出すと近くにあった自販機に入れる。 ボタンを押すとガチャンと音を立てて濃縮還元オレンジジュースが出てくる。 僕は汗まみれの手でソレを手に取った。 缶の冷たさに思わず目を細めて蓋を開けると、まりさに頭からドバドバとかけてやった。 理屈は良く分からないのだが、甘いジュースはゆっくりの傷を癒す。 「ゆ!?」 冷たいからか、目にジュースが入ったからか まりさは両目をきゅっと瞑った。 そして気持ちよかったのか、体を弛緩させだらりとした。 少しいびつな楕円だった体が、皿の上の餅みたいに変形した。 体中がジュースを被って太陽の光を照り返した。 そのまま垂れていったジュースはじゅっという音を立ててアスファルトに吸い込まれた。 「あ、ありがとうおにいさん…ゆっくりしていってね!」 やっと生きた心地がしたのかまりさは顔を上げて控えめな笑顔で俺に語りかけた。 『愛する両親を失った王子様は、母の面影を求めて国中の娘達を集めて舞踏会を開きました』 燦燦と降り注ぐ太陽がまぶしかった。 あの夏の日に僕はまりさと出逢ったんだ。 まりさは怪我をしていたから 僕はなけなしのお小遣いを使って何本もジュースを買って頭からかけてあげた。 まりさは気持ちよさそうにしながら僕にお礼を言った。 それから僕とまりさはよく遊ぶようになった。 この時はあんなことになるとは思いもしなかった。 『母のために父を殺し愛する両親を失った王子様は、母の面影を求めて舞踏会を開きました』 俺はまりさを抱えて空き地の草原の上に置いてやった。 ここならばまた地面にくっついてしまう心配は無い。 「おにいさんありがとう!ゆっくりしていってね!」 草原の中からまりさは俺に向かって満面の笑顔を浮かべた。 お礼をきちんと言える礼儀正しさに感心しながら 俺はもう一本ジュースを買って頭からかけてやった。 「ゆっ!ちべたくてきもちいい!」 「もうアスファルトの上で寝たりするなよ」 俺はぶるぶると体を震わせるまりさを尻目に立ち去った。 『父王は敵と内通した母を惨たらしく拷問して殺してしまいました』 僕とまりさは親友だったんだ。 なのに 『母の仇を討つために応じ様は父を殺しました』 夏の暑さが大分収まってきたある日のこと 俺はまたあのまりさにこの前の草原で出逢った。 この前の時のお礼か、まりさは頬が膨らむくらい口の中一杯に含んでいた木の実を吐き出して 媚びる様な上目遣いで俺のことを上目遣いに見た。 俺は気持ちだけで充分嬉しいといって遠慮すると、まりさはどうしてもお礼がしたいと言った。 俺はそれじゃあ何か頼みたいことがあったらその時に仮を返してもらうと言って それからまた二人で会う約束をした。 まりさはそれで納得したのか 「ゆっくりまってるよ!」 と言って楽しげに黒いとんがり帽子を左右に振った。 その姿はまるで帽子が魔法をうけて踊っているみたいに見えた。 俺もそれを見て愉快な気分になりながら帰っていった。 『愛する両親を失った王子様は、母の面影を求めて国中の娘を集めて舞踏会を開きました』 それから半年ほどが経って、僕はまりさがまた怪我をしているのを見つけた。 野良猫にやられて命からがら逃げてきたんだってさ。 僕はまたなけなしのお小遣いを使ってたっぷりとジュースをかけてあげた。 まりさだって喜んでいた。 僕もこれで二、三日すればまりさが元気になって跳ねている姿を見せてくれると信じていたんだ。 あんなことになるなんて思いもしなかったんだ。 『愛する両親を失った王子様は、母の面影を求めて国中の娘を集めましたが肝心の母の顔が思い出せません』 「ゆっくりしていってね!」 「ああ、今日はたっぷりゆっくりしていくよ」 その日俺はまりさの居るあの草原に行って二人で遊ぶ約束をしていた。 「ゆ~!おにいさん!ゆっくりついてきてね!」 そう言って飛び跳ね回りながらまりさは足の傷が治って完全復帰したことを披露してくれた。 俺はポケットに手を突っ込みながらふらふらと着いていくと 空き地の隅にあるたんぽぽの群生しているところまでまりさはつれてきてくれた。 「ゆっ、おにいさんにあげるね!ちょっとにがいけどとってもゆっくりしたおはなさんだよ!」 俺はたんぽぽを一本食い千切って差し出してきたまりさを見て苦笑した。 食べるわけにも行かないが、無下に断ってしまうのも悪いので 俺はまりさからたんぽぽを受け取るとカンザシみたいにまりさの髪に挿してやった。 綺麗だよとまりさに言うとまりさはぽっと顔を赤らめて俯いた。 「似てる気がするなぁ、あのまりさに」 「ゆ?」 俺はまりさのかわいらしい姿を見てそんなことを呻いた。 『王子様は娘達が母と似ているのかがわかりません』 わざとじゃない。 僕はそんなことになるとは思っていなかったのに。 僕はまりさが好きだったんだ。 あんなことになると分かっていたなら絶対にしない。 本当だよ。 どうしてそんな目で僕を見るんだまりさ。 『王子様は母の昔の顔が思い出せませんでした』 月の綺麗な晩だ。 秋の虫の声が耳に心地よい。 俺はまりさと一緒に森の中に来ていた。 誘ったのは俺だ。 俺はまりさのことが好きになり始めていた。 無論、恋とかそういうのとは違うが 真夜中のデートと言っても違いない。 「ゆ~、ちょっとこわいけど とってもすてきなところだねおにいさん」 まりさはうっとりと夜空を見上げた。 夜の森の空気がひんやりと俺達を撫でた。 俺は適当によさそうな場所を見つけるとよっこらせと越を下ろして たっぷりジュース缶の入ったビニール袋を置いた。 そして一本手にとった。 缶は痛いくらいに冷たかった。 蓋を開けると俺はバシャバシャとまりさの頭からジュースをかけた。 「ゆゆ!?おにいさん!ちょっとつめたいからいまじゅーすさんはかけなくてもいいよ!」 「僕がまりさと初めて会ったのは、夏の日のことだったんだ こんな風に、怪我をしてたまりさに頭からジュースをかけてあげた」 「もちろんしってるよ!あのときはありがとうね でもまりさいまけがしてないよ!」 「そしてここが僕のまりさの住んでいた場所だ」 そう言って俺は木の洞をさらに掘ったゆっくりの巣穴だった場所を指差した。 「ゆ…?おにいさんなにいってるの? まりさははらっぱにすんでるんだよ? このもりはまりさのおうちじゃないんだよ?」 まりさは怪訝気な顔で首を傾げた。 まりさのことを好きだと言ったがそれはきっと面影を感じているからだろう。 まりさは嬉しそうに笑顔を浮かべた。 俺にはそれが僕のまりさの笑顔なのかがわからない。 俺は僕のまりさの笑顔を思い出すことが出来ない。 『王子様の頭に浮かぶ母の顔は、父に惨たらしく拷問されたあの目を背けたくなるような顔でした』 ジュースをたっぷりとかけてあげた後 僕はまりさのことを森の中に放してあげた。 まりさは巣まで僕を連れて行くとまりさはまた僕にお礼を言った。 僕は、また傷が痛んだときのために蓋を開けたジュースの缶を渡して 何かあったら使うようにと言っておいた。 二三日したらまた会って遊ぼうと笑顔で話し合った。 次の日も、その次の日も雨で 会いに行くのは三日後になった。 僕は駆け足でまりさの巣へと向かったんだ。 そして、まりさの巣の前に立って、そして、そして。 『王子様は名案を思いつきました』 俺は次々とジュースの缶を開けてまりさに頭からかけていった。 「ゆ!?なにするの?つめたいよ!おにいさんやめ!がはっ!やめて!ごほっ!!」 まりさは抗議しようとして見上げて口を開いて 冷たいジュースが思い切りのどの奥に流れ込んで咳き込んだ。 俺はそれでも気にせずに次々とジュースをかけていく。 体温を奪われ、必要以上の水分を吸収してしまいまりさはぶるぶると体を震わせて 亀の様に小さく丸まったまま咳き込み続けた。 ジュースは、ゆっくりの傷を癒す効果はあるがそうはいっても水分だ。 過剰に摂取すれば饅頭のゆっくりにとってはやはり毒だ。 咳が収まるとまりさは怯えきって逃げ出そうと跳ねたが人間の足にゆっくりで逃げ切れるわけが無い。 それに走れば走るほど夜風がびしょ濡れのまりさの体温を奪う。 まりさの動きはどんどんと鈍くなっていった。 最初のころはたまに逃げ出そうとしていたが、今では凍え切り、ただただ震えるだけだ。 「どぉっ、ちてこんなことぉ…する、のぉ…!?」 まりさはブルブルと唇を震わせながら怯えた瞳で俺を見上げた。 「まりさが本当に僕のまりさなのか確かめたいんだ」 俺は淡々とまりさにそう告げる。 その間もまりさの頭にジュースをかけ続けた。 「わ゛がらないよおおお…!!どぼっぢでぇ…!!」 訳が分からずまりさはかぶりをふった。 「もうすぐだよ」 蒼白な顔のまりさに俺はそう言う。 まりさは呆然と俺のことを見つめた。 「もうすぐ舞踏会の時間だ」 まりさは凍えてろくに動かない体であとずさった。 ジュースで出来た水溜りに波紋が出来る。 「ゆっ、ゆっ…!?」 耳障りな羽音が一斉にこちらに向かってくるのに気が付いたのか、まりさは辺りを見回した。 俺はそれを聴いて口元を綻ばした。 『そして家来達にむかって王子様は命令しました』 何度呼びかけても返事が無いから僕は屈みこんでまりさの巣を覗き込んだんだ。 最初は暗くって良く分からなかった。 だから巣穴にもっと頭を突っ込んでよく見ようとした。 そしたら暗闇の中から何かが飛び出してきて僕の顔に突っ込んできて僕は尻餅をついた。 怯えて目を瞑った僕は、長い時間をかけて恐る恐る瞼をあげた。 目を瞑っていて暗さになれたせいか、今度は巣穴の中が良く見えた。 暗い巣穴の中には確かにまりさが居た。 そのすぐ傍には倒れて横になったジュースの缶。 中からはむせ返るような甘ったるい臭いがしてきて僕は思わず吐きそうになって口に手を当てた。 何かあったのかと思って僕はさらに目を凝らして巣穴の中を覗き込んだ。 そして僕はさっきの軽い吐き気なんかとは比べ物にならない本当の吐き気を催した。 虫が まりさに虫が わらわらわらわらいっぱい群がっていた 饅頭の皮が露出している部分はほとんど全部虫で覆われている。 その虫に覆われた姿を僕がまりさと認識できたのは 丸い球体にあの特徴的な黒いとんがり帽子が乗っていたからに過ぎない。 つぶらな瞳を収めていた眼窩からは薄暗い巣穴の中で気持ち悪いくらい真っ白な蛆虫がうごめいて 押し合い圧し合い時折まるで涙のように目の淵から地面へと零れ落ちていく。 肌のように見えていた場所は蛾や、蜂が覆っている。 鋭い羽音を立てながら無心にまりさの体を齧っている。 僕は鋭い悲鳴をあげた。 蛾や蜂はその声に驚いて飛びのき、まりさの肌が見えた。 端整ななめらかさな肌をしていたまりさは全身くまなく虫達に齧られてでこぼこの地肌を晒していた。 所々黒い何かが見えて最初はそれがすべて餡子がこぼれだしているんだと思ったが違った。 その黒い黒いブツブツは、蟻だ。 黒い黒い蟻の大群だ。 いっぱいの黒い点がまりさの顔の上をざわざわと蠢き続ける。 まるでテレビの砂嵐みたいだ。 ざわざわざわざわざーざーざーざー。 腕を抱きながらガタガタと震える僕はまりさ以外のある箇所に虫達が群がっていた。 そう、僕がまりさにあげたジュースの缶に一杯一杯一杯。 僕のあげた、ああまさか 違うんだ、僕はそんなつもりじゃなかったんだ。 本当だよ。 どうしてそんな目で僕を見るんだまりさ。 どうして、僕は、違う、わざとじゃない。 僕はうずくまり激しく嘔吐した。 『この娘達を母と同じように拷問せよ、拷問された後の顔なら思い出せる』 まりさは必死にジュースの甘い香りに惹かれてやってきた虫達から逃れようともがいていた。 だが体が必要以上に水分を吸収しすぎて思うように体が動かずに ジュースの水溜りでばしゃばしゃと水しぶきをあげて はたから見るとはしゃいでいるようにしか見えない。 俺はそれを見て本当に微笑ましく思った。 「おにぃっ…やめぇっ…!たずげ…っにぃざぁん…!だずっげで…!」 まりさは憐れっぽく縋るような瞳で俺に助けを求めた。 ジュースを頭からかけると、一時的に虫は退いた。 「ちがっ!ぢがうのぉ!ぞれじゃないのぉ!もうやだぁ!じゅーすざんい゛ら゛ない゛! じゅーすざんはい゛ら゛な゛いのおおおおおおおおお!!」 まりさのふやけきった全身の皮が、絶叫のせいでブルブルと揺れる。 やがて、また甘い香りに誘われて虫達が集まり始める。 「どぼぢでっ、どぼぢでえええ!!」 虫達にたかられ、齧られながらまりさはもがこうとした。 だがもう足がふやけきって跳ねることも出来ないのか その場から動かずにわずかに黒いとんがり帽子が揺れるだけだ。 水しぶきをあげ、周りに妖精のように虫を飛び交わせながらするそれは まるでふわりふわりと踊っているみたいだった。 俺は素敵なその光景に微笑みを浮かべた。 俺を見つめながら憐れに潤んだ瞳も、やがて真っ白な蛆虫に取って代わるだろう。 俺は僕のまりさの笑顔が思い出せない 子どもの頃一番の友達だったあのまりさの笑顔が思い出せない。 思い出そうとすると、あの虫に喰われたまりさの顔が代りに出てくる。 そして僕に対して呪いの言葉を吐きかける。 でも俺はどんなことをしてでもまりさの笑顔がもう一度見たかった。 だからまりさとそっくりな笑顔のゆっくりまりさを探し始めた。 手がかりはある。 まりさの笑顔は記憶の中からぼやけて消えてしまったが あの虫に食われたまりさの顔は脳裏に焼きついて離れたことは無い。 だから素敵な笑顔のまりさを虫に食わせよう。 ジュースを片手にまりさのことを食べた虫達に尋ねよう。 このまりさは僕のまりさと本当に同じ顔だったのか? もうすぐわかる。 虫に食われたまりさの顔を見ればきっとわかる。 そうすれば僕のまりさの笑顔を安心して思い出せる。 このまりさの笑顔は覚えているから。 俺は今度こそこのまりさが僕のまりさであってくれ、とジュースをお供え物にして美しい満月に祈った。 祈りが聞き届けられたか否かは、夜が明ける頃にはわかるだろう。 それまでは、このまりさの踊りを楽しもう。 俺は地面に腰かけて、ジュースを一口飲んだ。 このSSに感想を付ける