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【種別】 ファンガイア 【名前】 パールシェルファンガイア(深央) 【よみがな】 ぱーるしぇるふぁんがいあ(みお) 【種族】 ファンガイア族(チェックメイトフォー) 【人間体】 クイーン(深央) 【声】 芳賀優里亜 【スーツアクター】 神尾直子(JAE) 【モチーフ】 真珠貝 【クラス】 アクアクラス 【真名】 「独房のようなドレス」 【登場話】 第31話、第32話、第33話、第37話、第38話、第43話 【特徴】 身長:1m72cm 体重:69㎏ パールシェルファンガイア(真夜)と同一のアクアクラスに属する真珠貝を彷彿させるファンガイア。 特殊な真珠「パール・バレット」と「クイーンズ・デス・パール」を召喚して操って戦う。 この真珠は白い時は固めるとエンペラーフォームのキックすら跳ね返す防壁になり、黒い時は小型の爆弾になる。 まったくの同一種であるためほぼ見分けがつかないが、背から生えた小さな翼の色でパールシェルファンガイア(真夜)との違いを判別する事ができる。深央は黒。 エンペラーフォームが仮面ライダーサガにエンペラームーンブレイクを使用した際、庇うように前へ立ちはだかり、この必殺技で大きなダメージを受けた。そして見計らったように現れたスワローテイルファンガイアに変身したビショップの衝撃波によって処刑された。 その後、渡が深央に指輪をはめた後「渡さん・・・・うれしい・・・・」と言ったのちガラス体となり、砕け散った。 【関連するページ】 アクアクラス クイーン(深央) チェックメイトフォー パールシェルファンガイア(真夜) ファンガイア 声優 放映リスト 登場人物・出演俳優 第31話 第32話 第33話 第37話 第38話 第3クール 第43話 第4クール
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このページはこちらに移転しました 小さな窓 作詞/384スレ4 あなたが映った小さな窓に 一つ二つばかりの白い花を手向けましょう 頼りなく揺れている蝋燭の火と 向こう側で微笑む写真に僕は何かを思ってた 戻れない旅路を振り返らぬようにと 空へ繋がるこの線を絶やさぬように 嘘だと言って 此処で笑って 握った指先は冷たい 夢だと言って 僕を叱って あなたの声が聞こえない こんなに近くでも聞こえない 焼かれていく身体に安らかな寝顔に 祈ることの寂しさをただ噛み締めている 嘘だと言って 此処で笑って 触れた頬に笑み皺 夢だと言って 僕を叱って 帰らぬ返事待つばかり 此処でもう一度 最後にもう一度 僕は心から願います 流れた日々に 零した涙 あなたの部屋にはもう誰も ずっと窓を閉じたまま
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ちいさなちいさなおうえんか【登録タグ ち アサイチ 曲 神威がくぽ】 作詞:アサイチ 作曲:アサイチ 唄:神威がくぽ コーラス:KAITO・氷山キヨテル 曲紹介 小さな同居人より、いつもいつもお疲れのマスターへ いつも描くちびがくぽをイメージして作りました。こういうがくぽが待っててくれたらなあ…(作者コメより転載) 歌詞 (個人HPより転載) いつもいつもだって待っているよ 春も夏も秋、冬でもさ ここが帰る場所なんだから おかえりの言葉で迎えるよ 疲れた顔してる 今日のお仕事どうだった? 書類の文字見たくないって 声にしなくてもわかるよ あったかいお風呂どうぞ 薄いハーブの香りが満ちてる あがったらビールもどうぞ 普段は少しだけだって口を酸っぱくして言うけどね いつもいつも夜遅くまで頑張っているんだって知ってるよ 僕にできるのはこれしかないけど たくさん感謝してるよ 本当だよ ほかほかのご飯どうぞ 味のしみたお肉がおいしいよ シメにデザートはどう? 甘いものは太るけどお疲れの身体にはいいんだよ いつもいつも朝早くって、頑張っているんだって知ってるよ 明日は僕のほうが早く起きて優しく起こしてあげるから たまには逃げたっていいんだよって言ったら叱られちゃうのかな 甘えをみせないあなたが誇りで自慢で好きだけど いつもいつもだって小さな僕にできることなんて僅かだけど 少し少しだけ笑顔が見れるならなんだってできるんだよ 本当だよ コメント がっくんかわいい! -- 名無しさん (2017-07-17 06 33 16) 兄さんのセリフ先生より多いw -- 名無しさん (2017-07-17 06 33 47) 名前 コメント
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ちいさなひかり【登録タグ ち できればよいP 初音ミク 曲】 作詞:できればよいP 作曲:できればよいP 編曲:できればよいP 唄:初音ミクAppend 曲紹介 できればよいP こと ジン氏 の10作目。 被災された方に元気を贈れれば、また自分も元気を出さなきゃという想いで作りました。(作者コメ転載) イラストは シャニス氏 が手掛ける。後日、 弾き語りver. もリリース。 東日本大震災被災地支援・音楽配信プロジェクト #charity_song 企画の参加楽曲。 歌詞 まだ生きてると気づいたときに 一輪の花が見えた ガラクタばかりの視界にひとつあった あぁ それが希望だった 大切なもの失って また恐れては 逃げ出したくてもできず 背けたい現実に目を向けて なんとか映し出された世界 そこには命が今溢れてた くいしばる様に痛みに耐えていた 誰かが叫んだ 「大丈夫だよ」 その言葉が勇気くれたから もう一度 もう一度 歩きだせるんだ 消えた命は心の中にそっと宿すよ あなたの願いを知っているのは きっと僕だ そう思ってるから それでも僕らやるせない思いを抱いてしまう 神様なんているはずもないのに それでも僕ら何かにすがりたくて探すんだ 隣の人達と手を繋ごうよ みんな腫れた目をしてる でももう泣いてなんかないんだ! それが笑顔になれ! いつか! 町の明かりで見えてなかった 小さな星の光が今日は綺麗だ 僕らの命も目には見えなくても輝ける! 小さな光だったとしても! そこには命が今溢れてた くいしばる様に痛みに耐えていた 誰かが叫んだ 「大丈夫だよ」 その言葉が勇気くれたから もう一度 もう一度 ここから ここから また歩き出そう la la la... コメント いい歌!元気が出た。 -- 名無しさん (2011-09-18 15 49 33) 名前 コメント
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プロローグ 小さな小さな総帥様 その街では、一番の交通量を誇る交差点に『ミッシェル・サイエンス』のビルはある 十階立てという、中心街にあるビルとしては規模が小さめなビルの、居住用に改装されている最上階に凛とした声が響きわたった 「総員! 起床!」 ピンクの髪、ネコミミのような帽子、眼帯 ボディは武装ではなく軍服に身を包んでいる 武装神姫、戦車型ムルメルティアと呼ばれる彼女の一言で他のクレイドルで体を休めていた他二人の神姫がスリープモードを解除する 「…おはようございます、少佐」 同じように軍にを身を包み、バイザー付きのヘルメットを目深にかぶったフォートブラッグ型の神姫が自らが少佐と呼んだムルメルティア型に向き直って姿勢を正して敬礼をする 「…うむ…おはよう、大尉」 少佐もまた大尉と呼んだフォートブラッグ型に敬礼を返す 「……おふぁようございましゅ、しょうしゃぁ」 二人に比べて少し…いや、かなり着崩れをした軍服に身を包み、金色のショートカットヘアもボサボサになってしまっているゼルノグラード型の神姫が眠そうな目を擦りながらゆっくりと起き上がり、呂律の回っていない挨拶をしながら少佐に緩やかに敬礼をする 「…曹長、十五秒の猶予を与える…やり直せ」 その言葉と同時の少佐の睨みが効いたのか、曹長と呼ばれたゼルノグラード型は軍服を整え、自分の両頬を軽く叩いてから背筋を伸ばし、少佐に敬礼をした 「申し訳ありません! お早う御座います! 少佐!」 「…よろしい…おはよう、曹長」 少佐もまた曹長に敬礼を返した ……どうやら、少佐はボサボサの髪を見逃してくれたらしい…… 日課の挨拶が終わり、次に三人が取る行動もまた日課となっている 「…では、総帥の所へ行くぞ」 少佐の一言で三人は行動を開始する 目的は別室にいる彼女らのマスター…『総帥』に挨拶をしに行くためだ 行動を開始した少佐に曹長が続こうとしたとき、後ろから大尉に方を掴まれ止められた 「…総帥の所へ行く前に、身だしなみくらいは整えて行くんだな」 曹長の方を掴む反対の手は、自前の櫛(神姫サイズ)が握られていた 「自分たちは戦闘をメインコンセプトに作られた『武装神姫』であるが、それと同時に『女性』だ…自分ならば、軍服よりも優先して整えるのだがな…」 言いながら大尉は曹長のボサボサの髪に、静かに櫛を通し始めた ……どうやら、大尉はボサボサの髪を見逃せなかったらしい…… 三人のいる部屋は、人間サイズの物が何一つ…クレイドル接続用のパソコン以外は…置いていない つまり『神姫のために用意された部屋』なのだ 出入り口は人間用のドアと、小さな神姫用のドアの二つある 総帥の『こだわり』がそこかしこに見て取れた 三人は神姫用のドアから通路に出るとまっすぐ総帥の部屋へと向かった 『社長室』と書かれたプレートが下がっているドアの前に差し掛かるとき、反対側から歩いてくる小さな姿が二つあった 「今朝も定刻通りだな、B」 少佐が話しかけると、前方から近づく影の動きが止まった 「当たり前でしょ? 少佐だって変わらないじゃない。ねぇD?」 「…………」 向こうから聞こえてきたBと呼ばれた声の主はインカムを装着し、二本のおさげが揺れ、体にはピッチリしたボディスーツを着込んだヴァッフェバニー型だった 後ろでは、ヘアスタイルはポニーテールだがBと同じボディスーツを着込む、Dと呼ばれたヴァッフェドルフィン型が無言で頷いている 「…ま、何はともあれ…おはよう少佐」 「うむ・・・おはようB、そしてD」 互いに挨拶を交わした後、五人はドアの前に一列に並んだ ここにもある神姫用のドアの前に少佐が一歩進み、ノックを三回する 「南十字隊少佐、α! 以下二名! 及び特殊部隊二名! 入ります!」 少佐の凛とした声が廊下に響いてから約二十秒後に、ドアの内側から「どうぞー」と高めの声が聞こえた 「失礼します」と少佐が一言断って入室すれば、そこは『社長室』というプレートに相応しくない洋風のダイニングルームだった 中央の広いテーブルにはトーストにミルク、サラダといった洋風の朝食があり、席に着いてそれを食べている人物こそ彼女たち五人のマスター…総帥である 腰まである栗色の長髪が背中あたりで大きく真っ赤なリボンで留められ、大人用の白衣は袖も裾も丈が余ってブカブカだった イスに座っているのだが、足が床に届かず、所在のないつま先がブラブラと宙をさまよっている たっぷりとバターを塗ったトーストをかじりながら、くりくりとした大きな目は部屋に入ってきた五人を見ている ……誰がどう見ても『総帥』や『社長』という呼び名に相応しくない子供である しかし五人の神姫は横一列に並び、一糸乱れぬ挙動で敬礼をする 『お早う御座います! 総帥!』 五人の声がきれいに重なると、総帥はかじっていたトーストを皿に戻してにっこりと笑った (実は、Dの声が聞ける数少ない機会だったりする) 「うん、おはようみんな」 この瞬間から、ミッシェル・サイエンスビル最上階にある高城家の一日は始まるのだった…… 戻る
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■小さな蟹(第三十一話) 希望世界、ナガシノさんのいる砂浜に住む蟹
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武家屋敷 屋内家具屋 小さな机 ( ) 【家具】 価値 重量 種別 特殊効果 属性 1 3.3 屋内 なし 物載可 幅 奥 高 ◇ ◇ 1.5 0.5 0.4 1 2 備考 屋内家具屋で購入可能 買値/売値:2貫/
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武家屋敷 屋内家具屋 小さな机 ( ) 【家具】 価値 重量 種別 特殊効果 属性 1 3.3 屋内 なし 物載可 幅 奥 高 ◇ ◇ 1.5 0.5 0.4 1 2 備考 屋内家具屋で購入可能 買値/売値:2貫/
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『小さな花』 「あー。いい天気だ」 麻帆良学園内にある教会。その屋根の上で寝転がるバチ当たりな人影が一つ。 スポーツマンらしい短いツンツン頭を指でいじりながら仰向けで空を眺める少年。 出席番号9番 春日空。 教会に身を置く修道士ながらも、その生来の自由奔放さを失うことなく教会の屋根で惰眠を貪る素晴らしい根性の持ち主である。 学校が終わった後家に帰るでもなく、また教会の仕事をするでもなく、こうしてダラダラと過ごすことが彼の日課となっていた。 最近はこの教会の上がお気に入りとなっている。時々聖歌隊の練習が聞こえてきたりして、それがまた心地良い。 ぼーっと、空を見る。 自らと同じ「空」の名を冠するこの広大な蒼は、こうして何をするでもなくただぼんやりしているだけでも小言の一つも言ってこない。まったく器の大きなことだ。 「シスターシャークティもこれくらい心が広ければ助かるんだけどねぇ・・・・」 自分の不真面目さを棚に上げて、叱られるのをシャークティの短気の所為にする空。眼前に広がる「空」の器量までは到底辿り着けそうにない器の小ささだ。 そんなことを考えつつも、ただ空を見続ける。 そうしてる内に思考も頭もぼうっとしてきた。頬を撫でる風も気持ちいい。 (あ、なんか気持ちよく寝られそう・・・) などと考えまさに眠りにつこうとしていた空の頭に、小さな、しかし彼の意識を引き戻すには十分な声が響いた。 『ソラ』 と、名前だけを呼ぶ声。 声と言っても耳ではなく直接頭に伝わる言葉、「念話」での呼びかけ。 それに答える為に、だらけきった体に力を入れて起き上がらせ、屋根の端まで歩いて下を覗き込む。 「おーう、ココネ」 「・・・」 彼を呼んだのはフードを下ろしたシスター服に身を包んだ黒人の少女、ココネ。 空と同じく教会に身を置くシスターである。 下から常の無表情で空を見上げる。 「ちょっと待ってろー・・・よっ、と」 軽く勢いをつけ、空は地面へと飛び降りた。 普通の人間なら怪我どころではすまない自殺行為だが、彼も見習いとはいえ魔法使いだ。魔力による身体強化を行っているのでこれくらいの高さは問題ではない。 重力に従って落下し、見事に着地。 「へぶしっ!!」 したら格好良かったのだが、そこはそれ空である。着地の際に足を滑らし、盛大にズッコケた。 「・・ばか」 「・・・ほっとけ」 幸い怪我はなく、すっくと立ち上がり服に付いた土を払う。 「こんな時間まで何やってたんだ?初等部の授業はとっくに終わってるだろ」 「・・シスターシャークティのお手伝い」 「おーおーココネちゃんは優等生だねー。えらいえらい」 無造作にわしゃわしゃとココネの頭を撫でる空。褒めてるのかおちょくってるのかは微妙な所である。 「・・シスター、ソラがこの前おそうじサボったの怒ってた」 「おろ?おかしいな急に耳が聞こえなくなったー」 耳の穴をほじりながらそんな事をぬかす空を、ココネも白い目で非難する。 小学生でももう少しマシな誤魔化し方をするだろうに。 「で、なんか用か?」 「・・・いっしょに帰ろ・・・・ダメ?」 「おっけ、いいぜ。俺も暇を持て余してた所だし。一人で帰んのは寂しいもんな」 もう一度ココネの頭を撫でる。今度は優しく。 こうしていればいいお兄さんに見えないこともないのだが。 「それじゃ行くか・・・・・て、あ」 「・・・?」 どうしたの?と言う風にココネは首をわずかに傾けて空をうかがう。 「鞄、屋根の上に置きっぱだ」 確かに空は手ぶらだ。屋根の上には主人に置き去りにされた学生鞄がぽつんと佇んでいた。 「・・・・・ばか」 「・・・・・・ほっとけ」 さて、もう一度屋根と地面の間をジャンプで往復するという無駄な労力を使った後、空はココネを連れて帰路についた。 途中ココネがせがんだ為、空はココネを肩車して歩いている。 すれ違う女学生にクスクス笑われたりもしたが、まあ気にしないでおこう。 「そういや、よく俺がいるの分かるよな。俺だっていつもあそこにいるわけじゃないのに。下からじゃ見えないだろ?」 下から見えないので見つからない、というのも空があの場所を選んでいる理由のひとつである。 しかし、ココネは空があそこにいても、いつも分かるのだ。 「・・・・ソラなら、分かる・・」 「ふーん?ココネは探知能力高いもんな。念話も特殊だし。いいよなーそういう能力があって。俺なんて逃げ足くらいしか能ないもんなー」 「・・・ソラは不真面目。修行しろ」 「ハッハッハッ、聞こえんな」 ・・・ソラ「なら」、という微妙なニュアンスの違いに、空は気づかなかった。 頭の上のココネと会話をしながらも、足を進める空。いくら女の子とはいえ、ヒト一人を乗せてずっと歩いていても息を切らさないあたり、体力はある。 と、そこでココネが何かを見つけたようだ。 「・・・あ」 いきなり空の髪を掴んで、ぐいっと無理矢理左に向けた。 「あいでっ!な、なんすかココネさん!?俺なんかしましたっ!?」 「あっち」 「へ?」 「あっち、行って」 あっちと言うのは、おそらくはココネが空の頭を向かせている方向であろう。 不思議に思いながらも、言われた通りに足を運ぶ。 「降ろして」 「ほいほい」 屈んで降ろしてやると、ココネはとてとてと歩いていき、道端の茂みの中に屈みこんだ。 何をしているのかと、空は上から覗き込む。 見ると、そこには花が何輪かひっそりと咲いていた。 正式な名前があるのかもわからないような、ほんのり青みがかった小さな花だ。 「花、か?」 「・・・(コクッ)」 無言で頷くココネ。視線は花に釘付けになっている。その顔は真剣そのものだ。 (ココネにも女の子っぽいとこあるんだな・・) 珍しく少女らしい一面を覗かせたココネに、空も思わずそんなことを考える。 「可愛い花だな」 「・・・・うん」 ちょんちょん、と花をつついたりしてココネは楽しんでいる。 なんとも微笑ましい光景である。 「・・・」 あ。と、何かを思い出したようにココネは背中に背負っていた鞄を下ろして中をあさり始めた。 何をするつもりなのか気になった空だったが、あえて聞かずにそっと様子を見守ることにした。 すると、ココネは鞄から可愛らしい小瓶を取り出した。中には何も入っていない。 そして花を二輪、根元から慎重に抜き取ると、コルクの蓋を外してそれを小瓶の中に入れた。 小瓶を目の前に掲げて、少し角度を変えながらまじまじと見つめる。 その表情は満足気だ。 「お、持って帰えんのか?」 「・・・(コクッ)」 「でもそんな小さいんじゃ飾ってもすぐ枯れちまいそうだな」 「・・・・大丈夫」 「そうか?よし、そんじゃあんまりトロトロしてると遅くなっちまうし行くか。花はそれだけでいいのか?」 「・・・(コクッ)」 また空はココネを肩車してやり、帰り道に戻る。 道中、ココネは瓶の中の花をじっと嬉しそうに見つめていた。 ------------------------------------------------------------------ 『・・・ラ・・・ソラ』 「んあ?」 数日後。 相も変わらず教会の屋根で居眠りをしていた空を、ココネの呼び声が起こした。 「ああ、ココネか・・・」 まどろみの中にあった体を一度伸びをして覚醒させ、傍らに置いておいた鞄を持って下へと飛び降りた。 先日の失敗を生かし、今度は着地も完璧である。 「おっす。なんだ?今日も一緒に帰るか?」 「・・・・・いい」 てっきりそれで呼ばれたと思っていた空は怪訝そうな顔でココネを見る。 「おいおい、他人の睡眠タイムを中断させておいてそりゃないっしょ。じゃあなにか別の用か?」 「・・・・」 空がそう聞くと、ココネはポケットに手を入れて、何かを取り出した。 「・・・これ」 「ん?なんだ?」 「・・・・・あげる」 差し出されたココネの手には、10cm程の厚紙が握られていた。 それを受け取ると、そこには見覚えのあるものが。 「あ、これって・・・」 厚紙には、この前ココネが摘んだあの小さな花が押し花にされて貼り付けられていた。 上からラミネードされていて、上部にはペンチで空けられた穴に可愛らしいリボンがくくり付けられている。 手作りの栞だ。 「これ、この前の花だよな。栞にしたのか?」 「・・・(コクッ)」 「へえー、上手いもんだな」 成る程ね。「大丈夫」ってのはこういうことか。 「でも、貰っちゃっていいのか?」 「・・・うん」 「そっか、ありがとな」 空はココネの頭を撫でてやる。空に栞を渡しても宝の持ち腐れな気もするが、ここは気にしないでおこう。 「・・・それじゃ、バイバイ。空」 「あ、おい。帰るなら付き合うぞ?」 「いいっ」 空の静止も聞かずに、ココネは駆け出した。 (やれやれ、気まぐれなヤツ) 猫みたいだな、とココネの後ろ姿を見ながら空は笑った。 しかし、少し走って行ったところでココネはふと立ち止まり、空の方にわずかに振り向いた。 「・・・・ソラ」 「ん?どうした?」 ココネは黙ったままポケットに手を突っ込み、また何かを取り出した。 「・・・・・おそろい」 取り出したのは、空に渡した物と同じ栞。 あの時摘んだ二輪の花の、もう一方。 それだけ言うと、ココネは振り返って走り去った。 その背中が見えなくなるまで、空は見送った。 「へへ、おそろい・・・ね」 栞の花を見ながら、微笑む空。 振り向いた時のココネの顔が照れているように見えたが、まあ、気のせいってことにしておこう。 その後、教会にて 珍しく聖書に目を通している空に、シャークティが声をかける。 「熱心ですね空。明日は雨ですか?」 「酷いなあシスターシャークティ。俺だってたまにゃあ聖書くらい読みますよ」 「たまに、では困るのですがね」 ふと、シャークティの目が止まる。 「おや?貴方にしては可愛らしい栞ですね」 「ん、これっすか?へへへ。いいでしょ」 小さな少女の 小さな恋心が込められた 小さな花 それは今日も、彼の聖書の中で咲き続けている .END
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武家屋敷 武功交換アイテム 小さな鼓 (チイサナツヅミ) 【家具】 価値 重量 種別 特殊効果 属性 2 1.3 屋内 なし ---- 幅 奥 高 ◇ ◇ 0.5 0.5 0.6 1 2 備考 取引不可 中立都市の 戦好きな大工 が未交換武功100と交換してくれる