約 6,600 件
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/408.html
もう一度聴きたい!名珍場面SP・Part2 (もういちどききたい・めいちんばめんすぺしゃる・ぱーとつー) 2007.8.8O.Aにて行われた、ブリンのオープニングファンタジーの一作。 先週の放送『もう一度聴きたい!名珍場面SP』の大きな反響を受け、さらにリスナーからのリクエストに答える、という内容。一昨年の年末に放送されたファンタジー(電話を通じて宮迫が、ひきこもる青年リスナーを厳しくも優しい励ましで救う)が登場。もちろんこの部分は架空である。 ※キャスト※ 宮迫(本人):宮迫 青年(電話):渡辺 §スクリプト§ ※情報求む!※管理者は、ここに公開している以上の用語解説情報を所持していません。情報を所持するブリンリスナーは、@Wiki編集・下部コメントフォームへの投稿によって情報を追加することができます。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/173.html
世界“あー痛い”選手権 (せかいあーいたいせんしゅけん) 2006.3.1O.Aで催された、ブリンのオープニングファンタジーの一作。 開催中のトリノオリンピックと、吉原の名言“あー痛い”をアレンジ。 珍しく、聞き役の蛍原徹も参加させられている。 翌週(2006.3.8O.A)、このファンタジーと同趣旨のリスナー生電話参加企画として『第1回・あー痛い生電話選手権』が行なわれた。 ※キャスト※ 選手・実況:宮迫、選手:松本、蛍原 選手名コール:渡辺 §スクリプト§ 《五輪テーマ》《TBSトリノ五輪テーマ》 実況:トリノオリンピックの興奮も覚めやらぬ3月1日の今夜、ここ赤坂のTBS第7スタジオでは、最高の“あー痛い”を決める『世界“あー痛い”選手権』が開催されております。実況・解説は私、迫宮之博(さこみやゆきひろ)でお送りします。 実況:現在順位はロシア3位、中国2位、そしてアメリカが1位。9ポイント以上なら日本はメダル圏内に入ります。日本はお家芸の“あー痛い”でメダルを持ち帰ることが果たしてできるのか…。 実況:まずは、松本選手がコートに入場してまいりました。 選手名コール:Shinichi Matsumoto…in Japan… 実況:日本のルーキー松本選手、スタンディングポジションを今とりました! (スタート秒読み音) 松本:あー痛いッ! (歓声) 実況:松本選手、渾身の“あー痛い”が出ました!気になるポイントはどうなっているでしょうか…? (音) 実況:8.9!惜しい!日本惜しくもメダル圏内に届かず。…しかし松本選手さわやかな笑顔です。健闘いたしました。……さあ続いて宮迫選手の入場です。大歓声が沸いております。日本のエース、ぜひ金を狙って欲しい! コール:Hiroyuki Miyasako…in Japan… 実況:宮迫選手、精神統一をし今スタンディングポジションに入りました! (スタート秒読み音) 宮迫:あー痛ぁいッ!! (歓声) 実況:大地を揺るがすような“あー痛い”が出ました!これはかなりのポイントが期待されます。 (音) 実況:9.6!出ました!9.6!! (歓声) 実況:日本、アメリカを抜き1位に躍り出た!宮迫選手、両手を上げガッツポーズをとっております。……さあ、いよいよ最後の選手です。そう、日本“あー痛い”界の重鎮。天使の輪を輝かせながら、蛍原選手の入場です! (歓声) コール:Toru Hotohara…in Japan… 実況:さあ、門真が生んだ“あー痛いの悪魔”の異名を持つ蛍原、今スタンディングポジションに入りました…さぁ蛍原、スタンディングポジションに入りました…蛍原!スタンディングポジションに、入りましたッ!! (スタート秒読み音) 蛍原:あー痛いぃ!! (歓声) 実況:出た!これはすごい記録がでtました!判定はいかに!? (音) 実況:出ました9.9!9.9!最高得点の9.9が出ました!!日本の蛍原金メダル!金メダル獲得です!宮迫のポイントを大きくぬいて『世界“あー痛い”選手権』の王者に輝きました!…ブリンの女神は、蛍原にキスをいたしました!! (歓声) <終> 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/477.html
~ブリン検定~ページ17(問81~85) ◎このページの問題のみへの回答は、下記のリンク先“マークシート(5問テスト用)”で行なってください。 問81 宮迫の試練 (難易度:★★) 2007.4.11O.A時のスペシャルウィーク『餃子の王将スペシャル』では、宮迫に“試練”という名の様々な罰ゲームが課せられた。 さて、その中の『マネージャー吉原に罵られながら、から揚げを食べよ』にて、宮迫を激怒させた吉原のアドリブ発言は、次の5つのうちどれ? A 美味いか?この“からハゲ”美味いか? B 食べる姿も“ハゲる機械”やな~ C ほぉ~、ハゲてても美味いんか~ D 油ハゲかけてるやん~、あ、宮迫か。 E 残さず食べろよ~、ハゲ迫~ 問82 ナニワの強み (難易度:★★★) 次の5人のネタ職人のうち、『ラストバーボンを、ほ客に』において“上岡さん”ネタに代表される個性的なキャラや大阪・京都ローカル情報を駆使し、好評を博したネタ職人は誰? A 要塞 B めそ C 定吉 D 六匹狼 E 自由のツバサ 問83 ナイスセンスなAD (難易度:★★★★) 2006.10.18O.A時に行なわれたファンタジー『名探偵サコナン・ベシャリブリンッ殺人事件(後編)』では、ほぼ全てのブリンスタッフが殺人の被疑者として出演。 さて、この時出演した進藤ADのセリフに出てくる“弁当”は、次の5つのうちどれ? A 鯖弁当 B 鮭弁当 C 鮪弁当 D 鰆弁当 E 鰯弁当 問84 時報の代償 (難易度:★★★★★) ブリンでは、過去『二度見だトーカー』中突然介入してくる『2時の時報のコーナー』によって、憂き目(ネタを中断された・“時報”ネタの朗読ミスなど)を見たネタ職人が多く存在。 さて、この「宮迫の“二度見”ネタ朗読を中断された」「“2時の時報”ネタの朗読でミス」両方の被害に遭った経験のあるネタ職人は、次の5人のうち誰? A ゴキテゼバクーリ B 馬面ルート39 C 要塞 D 六匹狼 E 定吉 問85 馬の寝起き (難易度:★★★★★★) 2006.5.31O.A『馬と何しよう』では、蛍原が“馬の寝起きドッキリ”を敢行。 さて、次の5つのタイミングのうち、ターゲットの馬・ラインクラフト(牝)が蛍原の気配に気付き始めた(声が出た)のはどれ? A 入室(入厩)してすぐ B ラインクラフトの歯ブラシを使用した後 C ラインクラフトのスリッパ(蹄鉄)の匂いを嗅いでいる最中 D ラインクラフトの飲みかけのペットボトルを飲んだ後 E ラインクラフトの私物が入っているポーチを物色しようとした瞬間 トップへもどる ページ1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/465.html
~ブリン検定~ページ9(問41~45) ◎このページの問題のみへの回答は、下記のリンク先“マークシート(5問テスト用)”で行なってください。 問41 ぺぺぺ (難易度:★★) ブリンでCM前後に流される“サウンドステッカー(ジングル)”には、珍発言を利用したコミカルなものが多く存在する。 さて、蛍原の“ぺっ”を散りばめたヴァージョン(『ラスボン』コーナー前に流されていた)で発せられる“ぺっ”の回数は、次の5つのうちどれ? A 11回 B 12回 C 13回 D 14回 E 15回 問42 クリボン (難易度:★★★) 2005.12.21O.A時の『ラストバーボンを、ほ前に』は、O.A時期の関係で通常とは異なるBGMが使用された。 さて、そのBGMとして使用された曲は、次の5つのうちどれ? A 聖しこの夜 B ホワイト・クリスマス C 赤鼻のトナカイ D もろびとこぞりて E アヴェ・マリア 問43 ハッピーバースデイ (難易度:★★★★) 2006.3.29O.Aでは、宮迫の誕生日が近いこともあってか、冒頭のトーク中「誕生日おめでとうメール」がいくつか採用された。 さて、その時届いた誕生日を祝う内容のメールの総数は、次の5つのうちどれ? A 5通 B 50通 C 500通 D 5000通 E 50000通 問44 若葉マークの宮迫 (難易度:★★★★★) 2005.4.20O.A時、宮迫が普通自動車運転免許取得後初めてポルシェ・カイエンを運転した際の密着ドキュメント『ぽるしぇのみやさこ』が公開。 さて、その運転中宮迫が盛んに発していた言葉は、次の5つのうちどれ? A 後ろ大丈夫? B スピード大丈夫? C 右大丈夫? D 左大丈夫? E ミラー大丈夫? 問45 唯一無二 (難易度:★★★★★★★) 2006年7月頃から『ラストバーボンを、ほ客に』に登場するようになった名物キャラ“オンリーおばさん”。ネタ中その正体が模索されたが、結局謎のまま。 さて、初期の“オンリーおばさん”ネタ中登場した正体の候補としてあてはまらない人は、次の5人のうち誰? A 加藤浩次(元極楽とんぼ) B くりぃむしちゅー・上田 C くりぃむしちゅー・有田 D 関根勤 E 山本圭壱(元極楽とんぼ) トップへもどる ページ1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/221.html
font(24){ジングル一覧(ゲスト篇)} 『雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!』で使用されたジングルを一覧表示。セリフも載せてあります。 ジングル一覧(ゲスト)小林麻耶ノーマル(2タイプ) 小林麻耶(サ道教室) 山崎邦正 ほっしゃん。 大林素子1 大林素子2 加藤鷹 森三中 山本梓 シャア・アズナブル1 ブライト・ノア1 シャア・アズナブル2 ブライト・ノア2 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』1 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』2 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』3 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』4 ギレン・ザビ1 ギレン・ザビ2 ギレン・ザビ3 中川翔子 里見まさと1 里見まさと2 里見まさと3 原西孝幸1 原西孝幸2 緒方恵美 ブラマヨ小杉 ブラマヨ吉田日記ナレーション ブラマヨ吉田の歌 ジングル一覧(ゲスト) 小林麻耶ノーマル(2タイプ) 小林:TBSアナウンサー・小林麻耶も応援中…水曜JUNK 雨上がり決死隊べしゃりブリンでちゅ~。 小林麻耶(サ道教室) 小林:痛い!先生痛すぎます!…雨上がり決死隊べしゃりブリンッ! 山崎邦正 山崎:宮迫~!ホトちゃ~ん!山崎邦正や!お前らばっかりしゃべりやがって~!しゃべりすぎて死んでまえ~!…雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!…いつmえも、行ったるからなボケ~! color(darkred){宮迫}: font(9){噛んどるやないか…} ほっしゃん。 ほっ:ほっしゃん。です!あのね、これホンマの話なんですけど、あの、タバコのケントマイルドってボクのおじいちゃんが考えたんすよ。 color(darkred){宮迫}:絶対ウソやん… ほっ:いや、開発したんすよ。 (スタジオ笑) color(darkred){宮迫}: font(9){これ言わなあかんやん} ほっ:あっ、雨上がり決死隊べしゃりブリンッ! 大林素子1 大林:そーれ!レシーブ!トス!最後は、アタックよ~!ジャンプ!…って、天井に頭ぶつけてもうたー!…雨上がり決死隊べしゃりブリンッ! 大林: font(9){♪デカモニです デカモニです じゃんけんぴょん} 大林素子2 大林:わぁすっごい!私って立つだけで東京中が見渡せるんだ!…って、誰が東京タワーやねん!…雨上がり決死隊べしゃりブリンッ! color(darkred){宮迫} font(9){すんません…} 加藤鷹 鷹:出るよぉ…もう出るよぉ…ふぅ…ふんッ! ほーら、いっぱい出たね~。…雨上がり決死隊べしゃりブリン! 森三中 黒沢:私のかわいい男たち、準備はいいかい?ワン・ツー・スリー・フォッ! 黒沢:♪宮迫の声で~ エクスタシー 大島:エクスタシー 黒沢:♪蛍原の声で~ 想像妊娠 大島:マタニティ 黒沢・大島:フゥフゥウ~、フゥフゥウ~フゥフゥウ~… 村上:あたしこんなラジオ初めてだよ!雨上がり決死隊べしゃりブリンッ! 黒沢・大島: font(9){フゥッフゥウ~…} 山本梓 山本:山本梓です!…水曜JUNK雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!…このラジオを聴いてるひとは、♪全剃~りしてく~ださ~い! シャア・アズナブル1 シャ:さらにデキるようになったな、ツチダム!…水曜JUNK・雨上がり決死隊べしゃりブリンッ! ブライト・ノア1 ブラ:水曜JUNK・雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!…バンテリン薄いぞぉ! シャア・アズナブル2 シャ:戦いとはいつも、2手3手先をギャッツビー付けてカッコ付けて行うものだッ!…水曜JUNK・雨上がり決死隊べしゃりブリンッ! ブライト・ノア2 ブラ:水曜JUNK・雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!…サコロ、どぉ~してわかったぁ!! 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』1 ほし:今夜はピンチヒッター・ほっしゃん。がお送りする、ほっしゃん。のべしゃりブリンッ! 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』2 ほし:ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!…オリエンタルラジオの友達だよッ! 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』3 ほし:ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!…ナインティナインも、友達だよ~! 『ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!』4 ほし:ほっしゃん。のべしゃりブリンッ!…長澤まさみに会ったよ! ギレン・ザビ1 ギレン:敢えて言おう、宮迫の抜け毛は毎日100本はくだらないと。…雨上がり決死隊、べしゃり~ブリンッ!! ギレン・ザビ2 ギレン:敢えて言おう、蛍原の嫁は28点であると。…雨上がり決死隊、べしゃり~ブリンッ!! ギレン・ザビ3 ギレン:敢えて言おう、宮迫の嫁はCD程の大きさのボタンが付いた服を着ていると。…雨上がり決死隊、べしゃり~ブリンッ!! 中川翔子 color(darkred){宮迫}・ color(darkblue){蛍原}:雨上がり決死隊! color(magenta){中川}:あんたバカぁ!!? 里見まさと1 まさと:里見まさとの、雨上がり‥いやちゃう、言うたらあかんねん。ごめんなさい。もっかいいきますぅ。…里見まさとの、決死隊、べしゃ‥あ、言うたらあかん~言うてんねん、ネタやがなこれも。もっぺんいきます。…あ、ウケてんのかいな。……里見まさとの、べしゃりブリンッ!! 里見まさと2 まさと:中丸もうだから、泣いてもしゃあないやないかい。…8組しか通らへんねん8組しか!…え?来年来年!んぁ、2回も3回も落ちとんねんもう今年…もぅ泣くなぁー言うてんねん!! 里見まさと3 まさと:雨上がり決死隊、べしゃりブリンッ!!…やったやったやったがなおい、ええ?弁当にから揚げ‥から揚げ入っとる入っとる入っとるぅ!…中丸、マヨネーズ買うてきてや!!エビはどけとかんかいなッ!アホッ! 原西孝幸1 原西:ハイテンション将棋ッ!……先手1二歩!…後手3八金金キキン金金金キキン…参りましたッ!! 原西孝幸2 原西:屁!屁!屁が出る5秒前!…4、3、(ブッ)アアッ!!! 緒方恵美 color(magenta){緒方}:別れ際に「なんでなん?」なんて、悲しいこと言うなよ!…水曜JUNK・雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!! ブラマヨ小杉 小杉:しまったァ!!……耐えたァ!!……しまったァァ!!! ブラマヨ吉田日記ナレーション ナレーション:シコった後、今すごいピュア。 (笑い声) ブラマヨ吉田の歌 吉田:♪走る!走る! 俺たち!@wikiへ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/6796.html
登録日:2011/05/02 Mon 18 02 48 更新日:2024/08/15 Thu 12 26 21 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 04年秋アニメ 2004年 CG ZOIDS Ziユニゾン アニメ ゾイド ゾイドフューザーズ ブロックスゾイド 小室哲哉 エネミオライッ 目次 クリックで展開 目次 作品概要世界観 劇中曲 あらすじ 登場人物チーム・マッハストーム(以下MS) マッハストーム関係者 チーム・サベージハンマー(以下SH) ブルーシティ治安局 チーム・ブラックインパクト(BI) チーム・ドラールス クラッシャーズ リヒター・スケール(RS) サクイの民 その他・ゲストキャラクター 用語 主題歌 作品概要 『ゾイドフューザーズ』は、2004年10月3日〜翌年4月3日までに放送された『ゾイド』のアニメ作品。全26話。 前2作『ゾイド -ZOIDS-』『ZOIDS新世紀/0』から放送局がテレビ東京系列に変更されている。 また次作『ゾイドジェネシス』までの4作品中、唯一「XEBEC」が関わっていないゾイドアニメとなっている。 前作までのCG技術は、人事の問題などによって実質的に再現不可能の状態となっていて、作画や表現なども制作会社が異なるなどの事情があって法的にも前作を踏襲することが難しい事情もあった。 この辺のあれこれやスラゼロとの差別化要素もあり、本作は良くも悪くも「スラゼロを意識してはいるが全然違う作品」となっている。 結果、一定数のファンは獲得出来た一方でアンチも多く、商業的にもあまり上手くいかなかった。 そもそも前2作がアメリカ合衆国で人気を得たことからアメリカ側に制作を要請された作品で、当初は日本での放送予定すらなかった(*1)のに、当のアメリカでは前半1クールで打ち切られてしまったという悲しみを背負った作品でもある。 ゾイド第2期のアニメ作品の例に漏れず視聴手段は限られており、再評価の機会にもあまり恵まれない不遇な立ち位置だったが、シリーズ40周年を記念し、2023年6月から他の第2期アニメ3作と共にYouTubeのタカラトミー公式ホビーチャンネルにて無料配信が開始された。 世界観 登場ゾイドの傾向としては、ネオゼネバス帝国が登場した頃の中央大陸戦争時代の機体が中心。 世界観は、前2作やジェネシスとは全く異なる世界のものとなっており(*2)、コロコロコミックなどの誌面で展開されていた「ゾイドバトルストーリー」の「三体の古代虎」世界を準拠にした話となっている。 舞台もゾイドバトルストーリーの東方大陸であり、紀年法の「ZAC」もゾイドバトルストーリーと同じ。 ゾイドバトルストーリーとの繋がりは、アニメ本編で僅かに仄めかしているものの、放映当時の雑誌やメディアミックスなどではこれを反映した設定も公開されており、公式の裏設定のようなものと言える。 戦争ではなくゾイドで戦う競技である「ゾイドバトル」を題材とし、弱小チームに所属する主人公がライガーゼロを駆るという点はスラゼロとは似通っている。 一方で主な舞台が大都市であるブルーシティという事もあり、他のゾイドアニメシリーズと比較してゾイドバトル用スタジアムや市街地など人工物を舞台としたバトルも多い。 本作の特徴となる要素は複数のゾイド同士が合体して大幅なパワーアップを遂げるZiユニゾンである。 タイトルの「フューザーズ」とは「融合する」「結合する」を意味する「fuse」をもじって、ユニゾンして戦うファイターたちを指しているのだろう。 劇中曲 音楽を担当したのはなんと小室哲哉氏。TM NETWORKでの作曲とキーボードを担当、様々な歌手をプロデュースし1980年代から1990年代にかけて一時代を築いた人物である。アニヲタの諸氏には「シティーハンター」の「Get Wild」と「逆襲のシャア」の「BEYOND THE TIME」の作曲を手掛けた方と言えば通りがいいだろう。 しかし直接手掛けたのはOP・EDのみで、劇中BGMは当時の小室の専属マニピュレーターの2人が制作していた。 あらすじ 東方大陸の都市ブルーシティ。 そこでは、「Zi(ズィー)ファイター」と呼ばれるゾイド乗り達が、チームを組みゾイドを駆って戦う「ゾイドバトル」が流行していた。チーム・マッハストームに所属し「伝説のゾイド」を探し求める主人公「RD」もまたゾイドバトルに魅了され、参戦の為になんでも屋で資金繰りをしていた。 そんな最中行なわれたエキシビジョンマッチにて、ゾイド同士の合体「Ziユニゾン」の存在が明らかになる。ゾイド権威のピアーズ博士が「全てのゾイドにZiユニゾンの可能性がある」と発表したことを機に、Ziファイター達は自分のゾイドとユニゾン可能な「Ziパートナー」を探し始めた。RDもまた、愛機のライガーゼロとユニゾン出来るゾイドを求めて動き出す。 登場人物 チーム・マッハストーム(以下MS) 時計塔の下に事務所を構える、主人公RDが所属するチーム。 かつてはリーグ戦にも出るほどの強豪チームだったが当時のリーダー・グラハムの死亡やアッシュの離脱やマービスの脱退などが原因で衰退し、今ではゾイドバトルだけではチームを運営できずハンティングや荷物の輸送などの「何でも屋」を兼業してバトルのエントリー費用を稼いでいる。経営状況はあまりよろしくない。 ◆RD CV 野島健児 搭乗ゾイド:ライガーゼロ(*3) Ziユニゾン:ライガーゼロフェニックス→ライガーゼロファルコン 本作の主人公。名前は略称ではなく、そのまま「アールディー」と読む。 性格は子供っぽいが子供扱いされることを嫌う。 行方不明の父が追い求めた「伝説のゾイド」との出会いを夢見て、父の愛機だったライガーゼロと共にゾイドバトル出場を目指す。 道路をゾイドで走って治安局のガミーに追いかけ回されるなど、奔放な性格。 戦闘スタイルはミサイルやビーム、キャノンなどの射撃を行わず、相手の懐に飛び込んでストライクレーザークローなどの爪・牙による打撃攻撃を行う戦法で、これはかつてのマスクマンのバトルスタイルを参考にしている。 当初はユニゾンで戦うことに否定的だったが、ファイヤーフェニックス(*4)に惚れこみ、彼に認められてからはZiパートナーとして共に戦うようになる。 神出鬼没なファイヤーフェニックスだが、必要とあらば現れ、装甲をパージしたライガーゼロとユニゾンして「ライガーゼロフェニックス」となる。(*5) 散らばった装甲をどのように回収しているかは不明。いちいち拾い集めているのだろうか…… ライガーゼロフェニックスが発現して以降はバトルロイヤルなどで快進撃を続け、ファイヤーフェニックスとの絆も深めていくのだが、クラッシャーズの「マトリクスドラゴン」に初めて敗北。 さらにブレードの新機「凱龍輝」には、ユニゾンしていない凱龍輝に完敗したうえ、ファイヤーフェニックスを破壊されてしまい、戦友ともいえるフェニックスを失ったことで数話連続でチームの仕事にも支障を来すほどのショックを受けていた。 しかし、ウルカの森で不思議な少女「フェニス」と出会い、さらには彼女の導きで新たなZiパートナー「ジェットファルコン」と共にユニゾンで「ライガーゼロファルコン」を発現。 フェニスとジェットファルコンとの出会いで完全に立ち直ったRDだが、これまで裏から僅かながらにしか接触してこなかったリヒタースケールの計画に、ここから本格的に巻き込まれていく。 ◆スイート CV 中村千絵 搭乗ゾイド:グスタフ RDより1歳年上の幼なじみで保護者役。 何かと世話を焼くため、RDからは姉を通り越して母親と表現されている。 小さい頃にRDからプレゼントされたポーチを今も大事に使っている。 Ziファイターではないが、チームの足としてグスタフを駆る。 ◆マスクマン CV 中田譲治 搭乗ゾイド:コマンドウルフAC Ziユニゾン:コマンドストライカー 現MSの実質的リーダー。 MSがかつて強豪チームとして名を馳せていた頃より所属している古株。 その時は「マービス」という同チームのZiファイターと親友だったのだが、彼が治安局ゾイドを攻撃し犯罪者となった後は、彼の逮捕に治安局へ力を貸しており、それ以降はマービスとの因縁が生まれた。 冷静沈着で頼れる性格で、RDにとって父親の様な存在で、かつての爪と牙による接近戦に憧れた彼の師的な存在ともいえる。 その名の通り目元を隠すマスクをしているが、誰一人触れなかったし、別に物語終盤で外すこともなく実は正体がレギュラーキャラの誰かの身内だったということもなかった。 物語序盤では特にRDとシグマのいがみ合いが絶えなかったため、旧友ハルドの危険な依頼を敢えて受けさせることで「チームを前に進ませる」決断をした。 そして、刑務所からマービスが脱獄した際は、彼との決着をつけるため一人で戦おうとしていたが、チームとしてRDやシグマと共に戦うことを決意。この果し合いともいえるバトルの中で、シグマのコマンドストライカーとのユニゾン「コマンドストライカー」を発現した。 RDがファイヤーフェニックスを失い失意に墜ち仕事にも支障を来すようになった時には、彼を𠮟責している。 ハンティングの依頼でベニエス高原にて「アルファ・リヒター」と初めて対面し、彼の支配的な思想を聞いた時には誰よりも早く疑問を抱いていた。 リヒタースケールの策略によりゴジュラスギガが暴走した事件の後、暴走の原因がマスクマン本人にあると虚偽の罪を着せられてしまう。 ◆シグマ CV 勝杏里 搭乗ゾイド:ボルドガルド→レオストライカー Ziユニゾン:コマンドストライカー 射撃戦を得意とし、「一撃必中」がポリシーのMSメンバー。 これは、かつてマッハストームに所属していた「マービス」のバトルスタイルで、彼に憧れて教えてもらったもの。 RDとは度々子供じみた口喧嘩を繰り広げるが、マスクマンの策で受けたハルドの依頼の一件である程度は共に認め合うようになった。 謎の見えない通り魔ゾイド事件が世を騒がせている中、事件の犯人が操るセイバータイガー・ホロテックの襲撃に遭う。 愛機ボルドガルドは、死亡こそ免れたもののゾイドバトルに出場できないほどの深いダメージを負って保護区送りとなってしまい、ひどく落ち込んでいた。ボルドガルドにはかなりの愛着があったと思われる。 しかし、ハルドの協力でホロテックへリベンジを果たすため「レオストライカー」を授かり、特殊なペイント弾でホロテックを追跡する戦法で見事に勝利し、ボルドガルドの敵討ちを果たす。 そして、かつての師だったマービスの脱獄の一報を知った際には動揺していたが、RDの言葉で彼と戦うことを決意。このバトルの中、マスクマンのコマンドウルフとのユニゾン「コマンドストライカー」を発現した。 マトリクスドラゴン戦では、ユニゾンの状態でマトリクスドラゴンのパーツの接続部を射撃する作戦を担当することになる。 リヒタースケールによりゴジュラスギガ暴走事件が引き起こされた際には、RDを除くチームメンバーと共に治安局に連行されてしまうが、RDのゼロファルコンの襲撃で収容所を脱獄した。 ◆エミー CV 水野愛日 搭乗ゾイド:ケーニッヒウルフMk-Ⅱ 一応MSに所属しているが、単独で行動している事が多く、実質フリーのZiファイター。年齢は24歳。 その為、肝心な時に不在になり、そう言う意味で役に立たない事がしばしば。 実はセイバータイガー・ホロテックを用いて襲撃事件を起こしていた犯人「キッド」の恋人で、彼とはかつてチームを組んでいた。 しかし、「弱いゾイドでは勝てない」という考えを持った彼と別れて長い間が経っていたが、今回の事件で再会する。 自分の強さを証明したつもりでいる彼の間違いを指摘するため、彼にゾイドバトルを挑むのだが、残像さえも作り出せるホロテックには勝つことができなかった。 その後に登場したシグマとレオストライカーによりホロテックが撃破され、逃げようとするキッドに強烈な一撃を浴びせた。 ◆マット 搭乗ゾイド:なし→レオブレイズ→なし 訳あって1人で暮らしていたが、チーム・サベージハンマーの仕事の一環に巻き込まれてMSに居候する事になった少年。MSでは雑務をしっかりとこなすようになる。 Ziファイターになるのが夢で、練習機としてRDにレオブレイズを勧められ搭乗。 自分の住む街が、サベージハンマーの息がかかった都市開発事業により破壊されてしまい、彼らを追い払うためにレオブレイズでバートン達に挑もうとした。 その後も時折RDと練習試合をしていたようで、ある日の練習でRDに褒められた事でZiファイターになるため試験を受けに行こうとするが、そこで出会った「クラッシャーズ」のワッツ、バルカン、ミゲールの3人組に目を付けられる。 彼らの目的は「マトリクスドラゴン」のユニゾンに必要なレオブレイズであり、マットのレオブレイズが自分達のゾイドと適合することを発見されたことで、マトリクスドラゴンの発現と共にレオブレイズを強奪されてしまう。 それ以降は自分でゾイドを操縦する機会はなくなるのだが、ファイヤーフェニックスを失って気力をなくしたRDを復活させるため、ダンと共にウルカの森に行き新たなZiパートナーを探そうとしたりするなどでサポートしていく。 ◆ホップ MSの経理を担当する男。ブラウンシティ(*6)出身で兄弟もいる。 小心者で普段は温厚な性格。 だが、チームの慢性的な財政難には悩まされており、特にRDが騒動を起こした際には激怒する。経営難故に、多額の修理費などが発生するゾイドバトルへの参加はあまりしないようにしている。 ◆ダン メカニックの求人に応募してMSに加入した男。 ライガーゼロに惚れ込んでおり、ライガーゼロを所有しているチームとしてMSを選んだ模様。 CAS(チェンジングアーマーシステム)のことも知っている。(*7) メカニックとしての腕は本物で、ユニゾンゾイドの時間制限という弱点を発見したり、暴走するゴジュラスギガの目標を特定し、大量のゾイドのメンテナンスなどもでき、最終話まで活躍する。 マッハストーム関係者 ◆アッシュ RDの父親。 「伝説のゾイド」を追い求めて、チームを離れて旅立っていった。 ◆ハルド 搭乗ゾイド:グスタフ 先代MSの頃から親交がある初老の男。何でも屋を兼業する現在のMSにも客として依頼をする事も。 イチゴソーダを愛飲している。 長年いくつものグスタフを乗り換えてきたが、それぞれのコントロールレバーを部屋に保管しているなど、ゾイドとの思い出を大事にしている。 ボルドガルドを失って傷心のシグマには思うところがあり、見かねてレオストライカーを提供する。 リヒタースケールによるZiファイター狩りが横行する中で、優秀なZiファイターとしてレベッカをRD達に紹介したり、レジスタンスに協力する形をとっていたが、レベッカの正体がアルファ・リヒターの秘書であることには気づいていなかった。 ◆マービス 搭乗ゾイド:シャドーフォックス→スティルアーマー Ziユニゾン:ベルセルクセイスモ MSの元メンバー。射撃による一撃必中スタイルを主とする。 強さだけを追い求める残忍な性格で、そのためにはあらゆる手を用いる。MSへの所属も、その一環でしかなかった。 MS所属時はマスクマンと親友関係で、自身のバトルスタイルに憧れるシグマに戦い方を教えていたりしていたが、治安局ゾイドを襲撃したことで投獄される。この際、マスクマンが治安局の捜査に協力していたことから、マスクマンにも強い敵対心を抱くようになる。 実は、治安局襲撃事件の前に行われていたゾイドバトルにて、MS創始者でありチーム・サベージハンマーのサンドラの父親である「グラハム」を殺害していた。 その上でグラハムを殺害したのはマスクマンであるとサンドラに吹き込んでおり、彼女を歪ませる一因を作った人物ともいえる。(*8) マスクマンへの復讐のため、物語内で刑務所から脱獄。 彼に「時間無制限のゾイドバトル」という果たし状を叩きつけ、ゾイドの軍団を率いて現MSと戦う。 コマンドストライカーとライガーゼロフェニックスに軍団は全滅させられ愛機シャドーフォックスも撃破されるのだが、バトルはこれだけではなく「時間無制限」であるということ、さらに自身は「もっと強くなる」と言い放って姿を消していった。 そして物語終盤、リヒタースケールが本格的にブルーシティ支配のため動き出した頃に再び姿を現す。 アルファ・リヒターの部下となり、新治安局の局長補ならびに制圧部隊「キュラッシャー隊」の隊長となってマスクマンと再会。 民を制圧できる権力という強さを手にしており、さらにスティルアーマーとセイスモサウルスのユニゾンにより発現した「ベルセルクセイスモ」を得たことで、自分の欲しかった圧倒的な強さをも手に入れた。 ◆グラハム 搭乗ゾイド:セイバータイガー MSの創始者兼旧リーダー。サンドラの父親。 ゾイドバトルの最中、マスクマンを狙ったマービスの不意討ちからマスクマンを庇って死亡する。 チーム・サベージハンマー(以下SH) ◆ブレード CV 間島淳司 搭乗ゾイド:ジェノザウラー→バーサークフューラー→凱龍輝 Ziユニゾン:バスターフューラー→凱龍輝デストロイ、凱龍輝スピード 本作のライバルキャラ。愛称は「ブレードさん」。 マービスの一件で歪んだサンドラがブレードという戦力を欲したため、当時搭乗していた「ジェノザウラー」に細工をされRDに敗北。 ジェノザウラーの故障の原因はRDにあると吹き込まれて以後、RDを目の敵にして執拗に付け狙う。その一方で主義に沿わない依頼は受けない芯の通った一面も。 肉体的な強さもかなりのもので、バルカンに背後から殴りかけられた際には回避と反撃を行っている。 SHに加入後はサンドラからバーサークフューラーを授かる。「フューラー」と呼び、話しかける所を見るとゾイドへの愛着は強い様子。 Ziユニゾンの概念が明らかになってからは、ピアーズ博士の協力を得てリュックと共に、バスターイーグルとのユニゾン「バスターフューラー」を発現。 しかし、クラッシャーズとMSとの三つ巴のチーム戦の中で乱入してきたエナジーライガーの襲撃で、バスターフューラーが再起不能に陥る。 その後、エナジーライガーに復讐するため、手持ち型のビームランチャーを構えて単独でエナジーを追い続けるという行動に出る。 そんなブレードの力になりたいと思ったリュックにより「凱龍輝」を与えられ、エナジーを再び追い求め始める。 ベニエス高原で、リヒタースケールのディスペロウ、エヴォフライヤーを従えZiユニゾン「凱龍輝デストロイ」を、その後のサクイの民との戦いで「凱龍輝スピード」を、それぞれ発現させるのだが、(究極のゾイド候補としてリヒタースケールに作られた)凱龍輝本体を含めたその異常な性能の高さ(*9)に疑問を抱く。 ◆バートン CV 石野竜三 搭乗ゾイド:ロードゲイル SH所属のZiファイター。 言葉使いこそ丁寧だが、その性格はブレードとは真逆で、汚い事にも平気で手を染める。 実はリヒタースケールから送り込まれたスパイであり、SHを通じて様々なリヒタースケールの計画を実行していた。 特に、ラスターニの兄であるレナートに、キメラユニットの実験機である「フライシザース」「シェルカーン」「デモンズヘッド」「ディプロガンズ」を与えたのも、リヒタースケールの「オペレーションジェネシス」に必要なデータ収集のため。 当然ながら、グラハムが死亡した原因がマービスであることも知っていた。 「レジスタンス制圧部隊」の隊長を命ぜられ、キメラユニット「シザーストーム」「レーザーストーム」を与えられたが、足止め程度にしかアテにされていなかった。 ◆リュック CV 下和田裕貴 搭乗ゾイド:バスターイーグル→レオゲーター→セイスモサウルス Ziユニゾン:バスターフューラー→アルティメットセイスモ、ベルセルクセイスモ ピアーズ博士を通じてSHにバスターイーグルのZiファイターとして紹介された少年。 実は、リヒタースケールのボス「アルファ・リヒター」の息子。(*10) エナジーライガーによりバスターフューラーを破壊された後、エナジーへの復讐に燃えるブレードの力になるため、「凱龍輝」を与える。 この凱龍輝はリヒタースケールが「オペレーションジェネシス」の一環として開発した「究極のゾイド」候補の一体であり、リュックが勝手に持ち出した形となる。 それ以後、ブレードやSHの前から長らく姿を消していた。 凱龍輝を勝手に持ち出した罰の可能性が高いが、アルファの秘書であるレベッカのディメトロプテラに洗脳され、レオゲーターに登場し、リヒタースケールのZiファイター狩りの一環としてゾイドを襲撃する「通り魔事件」を起こす。 セイスモサウルスが表に出始めた後は、自らも洗脳された状態でセイスモサウルスに搭乗してサポート担当を担う。 ◆サンドラ サベージハンマーのオーナーを務める女性。 いつも飼い猫のエルザを膝に抱いている。 ライガーゼロの奪取を窃盗団に依頼したかと思えば、情報を治安局にタレコミするなど腹の読めない人物。 実は、リヒタースケールのボス「アルファ・リヒター」の義妹。 義妹という経緯も複雑であり、自身の父でありMS創始者だったグラハムが死亡した後、サンドラの母がアルファの父と再婚していることによる。 グラハム死亡の原因は、後にMSのリーダーとなる「マスクマンの仕業」であるとマービスにより吹き込まれ、それを信じ込んでマッハストームやマスクマンを憎むよう仕向けられた。 再婚した2人の仲は良好だったため、MSへの復讐に協力という形で、アルファの力により資金や裏社会の人間との関わりを与えられ、さらには「チーム・サベージハンマー」の結成にまで至った。 打倒MSの戦力として当時新人Ziファイターだったブレードを欲し、彼のジェノザウラーに細工を行い、ブレードがMSのRDを憎むよう仕向けSHへ加入させるなどの悪事を行い続ける。 しかし、物語終盤でアルファが「オペレーションジェネシス」の最終段階へ突入すると、これまでの全ては「遊びでしかなかった」と告げられると同時にアルファとの関係も切られ、SHの全てを失うことになる。 その後はアルファに対抗するZiファイター軍団「レジスタンス」に協力するようになる。 しかしここへリヒタースケールのスパイだったバートンが現れ、グラハム死亡の真相を知ってしまう。 アルファとの戦いが終わった後は、マスクマンに対する憎しみや恨みも消え、かつて父が在籍していたMSへ移籍している模様。 ブルーシティ治安局 この世界での警察組織であり、その乗機にはパトライトが装着されている。 MSとは腐れ縁の関係となっており、特にRDには手を焼かされているが、事件となれば協力し合うこともある。 職務には忠実であり、RDが事件解決に貢献したとしても、それで騒動のお咎めを帳消しにするようなことはしない。 ◆ガミー CV 梁田清之 搭乗ゾイド:ゴジュラスギガ 治安局チーフ。「上層部」が別にいるようなので、立場的には現業職のトップというところか。 厳格だが、優しい性格で市民からの信頼も厚い。 RDが起こす厄介事に手を焼かされており、度々説教をしている。その様は熱血教師と悪ガキのよう。 子供はいないようで、チャオがゲストキャラの男に惚れた際には娘を嫁にやる親の気持ちはこのようなものかと語った。 ゴジュラスギガとは長い付き合いで「相棒」と呼んでおり、「ブルーシティの守護神」と呼ばれている。 ユニゾンゾイド相手でも全く引けを取らない圧倒的戦闘力を持つ守護神だが、物語終盤でリヒタースケールと関わりを持つピアーズ博士により暴走させられ、「破壊神」となってしまう。 RDやブレードの協力、そして自身とゴジュラスとの絆の力で何とか暴走を止めるのだが、今回の事件でメディアにゾイドの危険性を煽る報道をされてしまう。 丁度その頃はブルーシティの選挙期間であり、今回の事件に乗じZiファイターに対する強い取り締まりを掲げていたアルファ・リヒターがブルーシティ市長に就任したことで、治安局の組織体制を大幅に変えられたうえ、ガミー自身は事件の責任を取る形で降格させられてしまう。 Ziファイターやそのゾイドに対し、大量のキメラユニットで殲滅行為をする過激なアルファの施策に対し、自身はゴジュラスギガを用いて新市長就任演説を行っているアルファの前に立ちはだかり、異を唱える。 しかし、アルファがついに完成させた究極のゾイド「セイスモサウルス」が現れ、ゴジュラスギガは2連装レーザーの一撃で戦闘不能になってしまった。 しかし、治安局も奪われゴジュラスも通用しない相手に怖気づくことなく、市民を守ることを一貫し「レジスタンス」に加入。さらに治安局に乗り込んで部下たちを救い出し、キュラッシャー隊隊長マービスのスティルアーマーをゴジュラスとの絆の力で打ちのめし、打倒アルファを目指してセイスモとの決戦へ向かう。 ◆チャオ 搭乗ゾイド:アロザウラー 治安局の女性職員。 階級は巡査で、生真面目な性格。 とある回ではゲストキャラのイケメン(C.V.櫻井孝宏)に惚れてしまい…… ◆ディド 搭乗ゾイド:ゴルヘックス 治安局の男性職員。 射撃の腕は治安局でも3本の指に入ると自称する。 好物はカプチーノとビターチョコのケーキなようで、MSに訪問した時には図々しく要求した。 チーム・ブラックインパクト(BI) ブルーシティのリーグでチャンピオンに君臨するチーム。 3人のメンバーは全員ブレードライガーBIを愛機としている。 ◆ラスターニ CV 小西克幸 チーム・ブラックインパクトのリーダー。 ゾイドバトルチャンプとして君臨していたが、Ziユニゾンが登場して以降は徐々に噛ませになっていく。性格もややヘタレ気味。が、やる時はやってくれる人。………多分 第1話、第2話でのキラースパイナーとの一戦でZiユニゾンの驚異的な性能を知る。 そして物語中盤、自身も参加するバトルロイヤルに、快進撃を続けるMSのRDのライガーゼロフェニックスが参加することが決定。 ユニゾンの強さを体感しているラスターニは卑劣な行為を用いてでも勝利を掴み取るべく、対ユニゾンゾイドのため他の参加メンバー3人に招集をかけ、「ライガーゼロフェニックスを集中攻撃して倒す」と事前に打ち合わせをする。 実戦では打ち合わせ通りにゼロフェニックスを追い詰めていくが、RD・ゼロ・フェニックスの絆の力の前に敗北。 それ以降はしばらく登場しないが、前回の敗北を真摯に受け止めZiファイターの心意気を取り戻したのも束の間。 兄「レナート」がキメラユニットを導入しチームの経営権を握ったことに反発し、RDに協力を求める。 実はゾイドサーガフューザーズの主人公であるウィルは彼のファン。 ◆ビリー・ワイルド チームのメンバーでNo.2。ラスターニの指示を的確にこなす。 ◆ジャッキー・ブライアン 同じくチームのメンバーでNo.3。 ユニゾンゾイドという未知の相手にも臆せず接近戦を挑むあたり、猪突猛進型のようだ。 ◆レナート 使用ゾイド:フライシザース、シェルカーン、デモンズヘッド、ディプロガンズ Ziユニゾン:キメラドラゴン ラスターニの兄。根っからのビジネスマン。 一時は父親からチームの運営権を奪い取って、弟のラスターニを含む全メンバーの登録を抹消。 ゾイドバトルさえもビジネスと見なし、バートンを通じて入手した「戦術AI」を搭載した「キメラユニット」の4機を用いた効率至上主義のチーム運営を計画。 しかし、キメラユニットが暴走し制御不能となる事態に陥ってしまい、その騒動が鎮圧された後に経営する自信を失って、経営権は最終的にラスターニへと移る事となった。 チーム・ドラールス 海外では「Dark Assassin」というチーム名だが日本版ではチーム・ドラールスに変更されている。 グリーンシティからブラックインパクトのラスターニに勝負を挑みにきた双子の兄弟チーム。 バートンの計らいにより、MSとのエキシビションマッチが決定された。 ◆マロイ・ドラールス CV 山口隆行 搭乗ゾイド:ダークスパイナー Ziユニゾン:キラースパイナー 兄の方。 ◆ラトル・ドラールス CV 桐井大介 搭乗ゾイド:キラードーム Ziユニゾン:キラースパイナー 弟の方。 クラッシャーズ MSを倒すためにサンドラに雇われた三人のチーム。 マットを騙してレオブレイズのデータを入手し、四体ユニゾンのマトリクスドラゴンを完成させる。 MSとSHの模擬戦の裏でブレードと「マトリクスドラゴンとバスターフューラーのどちらがチームのエースに相応しいか」で対立し、バトルの際にはブレードとリュックのバスターフューラーやバートンのロードゲイルも巻き込むような攻撃を仕掛けてくる。 が、突如乱入したエナジーライガーの攻撃によってマトリクスドラゴンは大破してしまう。 この時バーサークフューラーも巻き添えで大破した事と、乱入前の混戦でロードゲイルを中破させていた事から、サンドラに解雇される。 ◆ワッツ 搭乗ゾイド:ウネンラギア Ziユニゾン:マトリクスドラゴン チームのリーダーで言葉遣いこそ紳士的だが、先の通りブレードら生え抜きメンバーとの対立。 MSとの試合に便乗して、チームのエースを決める事を提案したのも彼。 ◆バルカン 搭乗ゾイド:モサスレッジ Ziユニゾン:マトリクスドラゴン 喧嘩っ早い性格でブレードに何度か殴りかかろうとするがその都度ワッツに止められる。 ワッツの制止前にブレードに襲いかかった事もあるが、あっさり躱され逆に手首を掴まれ投げ飛ばされてしまった。 ◆ミゲール 搭乗ゾイド:ナイトワイズ Ziユニゾン:マトリクスドラゴン レオブレイズがマトリクスドラゴンにユニゾンできる事を解明しているあたり、チームの分析役のようだが影が薄い。 リヒター・スケール(RS) 物語中盤でエナジーライガーが出てきた後から、徐々に表舞台に出始める。 数々の陰謀から、実は物語序盤より既に様々な形で接触していた。 ◆アルファ・リヒター 搭乗ゾイド:セイスモサウルス Ziユニゾン:アルティメットセイスモ、ベルセルクセイスモ ブルーシティの市議。父は「ロブ」であり、前述の通りサンドラの義兄。 莫大な資産家であり、ベニエスと呼ばれる場所に別荘まで所有している。 本格的にRDらと接触を開始したのは第20話「エヴォリューション」だが、後述の究極のゾイド候補であるエナジーライガーが初登場した翌話の第14話「魔竜覚醒」で既に声だけは登場済み。 人やゾイドは放っておくと混沌を生む集団にしかならないため、それらは絶対的な力を持つ者(=アルファ自身)が支配・統率しなければならない、という思想を持つ。 その思想を実現する計画こそが、究極のゾイドを完成させその力でブルーシティを足掛かりに惑星Zi全土を支配する「オペレーションジェネシス」である。 計画のためには、息子のリュックも、義妹のサンドラも平気で利用し使い捨てる冷徹さを持つ。 市長になる直前までは、市議としてメディアに出演し多発するゾイドによる事件(*11)に意見するなどの姿勢をとっていた。 物語終盤に、裏の顔であるリヒタースケールを通じて、ブルーシティの守護神であるゴジュラスギガを暴走させ、「ゾイドは人間にとって危険な存在である」という思想を市民に植え付けたことを決定打にブルーシティの新市長に就任した。 新市長に就任した直後から治安局内部の改造を始め、治安局ゾイドとしてリヒタースケールが完成させた(*12)無人の量産キメラユニット「シザーストーム」「レーザーストーム」を大量配備。 Ziファイターの規制担当として特別行動部隊「キュラッシャー隊」を新設し、その隊長ならびに局長補としてMSやSHと因縁深い犯罪者「マービス」を任命し、Ziファイターや反対派の市民らを冤罪で捕えゾイドを没収・処分していき、自分達に抵抗しうる勢力を片っ端から制圧していった。 さらに、オペレーションジェネシスの一環で完成した究極のゾイド「セイスモサウルス」を使い、ブルーシティの守護神とされるゴジュラスギガを市長就任式にて一撃で戦闘不能に陥れることで新たな守護神を名乗り、オペレーションジェネシス達成のため、今作のラスボスとして立ちはだかる。 ゲーム版「ゾイドサーガフューザーズ」では、Zi-Arms(*13)社長・クラウンと繋がりがあり、彼の部下のラミアから「セイスモサウルス」のデータを提供されたという描写があった。 ◆レベッカ 搭乗ゾイド:ディメトロプテラ アルファの秘書。 Ziファイターとして表でも動くので、もしかすると名前は偽名やコードネームの類かもしれない。 リヒタースケールの顔としてはディメトロプテラ(プテラノドンモード)の特殊なパルスでリュックを洗脳し、アルファが目的とするZiファイター狩りのため、リュックにZiファイターを襲撃させて回っていた。 このことはサクイの民によって調査されており、「通り魔ゾイドの片割れ」と称されている。 打倒アルファのため結成された「レジスタンス」には表の顔のZiファイター(ディメトロドンモード)としてハルドの紹介で潜入。アルファにレジスタンスの隠れ場所を通達し、さらにはレジスタンスのゾイドの大半に対し起動不能となるよう細工を施す。 そうしてアルファから送り込まれたバートンをはじめとしたレジスタンス制圧部隊の到着に合わせて行動を開始。プテラノドンモードに変形し、細工を免れた一握りの戦闘可能なレジスタンスのゾイドを背後からの不意討ちで駆逐した。 サクイの民 遥か東のサクイと呼ばれる国から来た異国のZiファイター。 RDとブレードを倒すためにアルファ・リヒターが迎え入れた。 搭乗するグラビティゾイドは剣を咥えていたりバイクのような形態になれるなど異質なデザインが特徴。 さらにワープができるとんでもない性能だが、乗り手の3人がいずれもコミカルな人物なのでシリアスさが相殺されている。 といっても性格の問題を無視して純粋な操縦技術だけで見れば、決して弱くはない。 また武術・体術にも長けている。 だが「自分達は悪党には味方しない」としてリヒタースケールと手を切り、終盤ではリヒターの策略で捕らえられたZiファイターの救出に協力するなど、見逃せない活躍をしてくれる。 ◆バラフ 搭乗ゾイド:グラビティーウルフ 3人のリーダー。 豪快な性格のおっちゃん。細かいことは気にしない性格で、よくデカい声で笑う。 過去にも都市部を訪れた経験があるようで、ブルーシティに初めて来たファンとツルギに対し、都市に関する知識を説明する場面も。ただしその説明はどこかズレている。 ◆ファン 搭乗ゾイド:グラビティーザウラー 紅一点で中華風の女の子。3人の中では(感性だけは)比較的常識人。 なのでバラフが都市インフラなどを説明した際、そのズレた説明に違和感を持って聞いていた。 が、事前知識がないためにツッコミを入れるに留まる。 ◆ツルギ 搭乗ゾイド:グラビティーサイクス 滅多に喋らない寡黙な男で忍者キャラ。ハットリくんよろしく「ニン」と発するのが口癖。 部屋の扉は開けずに刀でぶった斬る主義。 だが、さすがに自分のゾイドのコクピットまでは斬らないようだ。 その他・ゲストキャラクター ◆ピアーズ CV 青野武 搭乗ゾイド:レイコング Ziユニゾン:エナジーレイライガー ゾイド研究の権威的存在。キラースパイナーの登場から「Ziユニゾン」を提唱し「全てのゾイドがユニゾンできる」「ユニゾン無しの時代は終わった」と焚き付けた。 セイバータイガーホロテックによるZiファイター襲撃事件では、犯人の目的が「自己顕示欲」「自分のゾイドが一番強いことをしらしめたい」と見抜く。 温厚そうな性格に見えるが、実は自己顕示欲を暴走させたマッドサイエンティストでもある。リヒタースケールと協力関係にあり様々な暗躍をしており、物語序盤からリヒタースケール絡みの事件を既に起こしている。 Ziユニゾンを世間に焚き付ける→究極のゾイドに必要なデータ採取 SHにリュックを紹介→アルファの息子を利用してフューラーのユニゾンデータの採取 心理学者ではないにもかかわらずZiファイター襲撃犯の「自己顕示欲」を見抜くなど→自分自身と同じ エナジーライガー→自分が作った「究極のゾイド」候補の一体 ゴジュラスギガ暴走→リヒタースケールのアルファが市長に就任する決定打を作るため自ら細工し、地位と権力を利用しその罪をMSに擦り付ける(*14) レイコング→エナジーライガーの本格運用に向けたデータ採取 リヒタースケールのオペレーションジェネシスの一環として究極のゾイドを作っていた。 そして完成したのが、ライガータイプの「エナジーライガー」だったのだが、時折制御不能になる欠陥が見つかったためにアルファには候補から外されてしまう。 またエナジーライガーと並行して選考対象に上がっていた「凱龍輝」へも対抗心を燃やしていたのだが、アルファが最終的にどちらでもない「セイスモサウルス」を選んだことで自身は見捨てられてしまう。 そのため、「自分のゾイドが一番強いことをしらしめたい」という自己顕示欲をアルファにも敵対心と共に抱くようになった。 やがてベニエス高原でのアルファの計画(アイアンコングの群れを用いたデータ収集)を外部に漏らしハンティングの対象とさせるなどの妨害工作を裏で行うようになる。 最終盤ではレイコングを用いてエナジーライガーの制御に成功しユニゾンにより「エナジーレイライガー」を発現させ、アルファに復讐を誓う。 序盤では人のよさそうな博士キャラだったのだが、終盤で見せたその本性はRDと多くの視聴者を驚かせた。特に狂気に取りつかれた老爺の演技は演じた青野氏の本領がよく発揮されており、必見。 ◆ボーン 搭乗ゾイド:ブラキオレックス Ziユニゾン:ブラキオトータス CV 土屋利秀 ◆サマンサ 搭乗ゾイド:ミサイルトータス Ziユニゾン:ブラキオトータス CV 勝生真沙子 盗賊団を統べる夫婦。 彼らのブラキオトータスは縄張りの山では「魔物」と恐れられており、伝説のゾイドかと疑ったハルドの策でゼロフェニックスとボルドカルドと戦う事になる。 ◆キッド 搭乗ゾイド:セイバータイガーホロテック CV 咲野俊介 エミーの元カレ。 ビビリで小心者かつ怒ると手の付けられなくなるタイプ。 元々は二人でケーニッヒウルフMk-2に乗っていたが、5年前の重要なバトルから「こんな旧式で勝てる訳無い!」と言い残して逃げ出してしまった。 ホロテックを手に入れてからはそれまでの鬱憤を晴らすかの如く通り魔活動をしており、エミーにも認めてもらえると思ったが彼女から突っぱねられゾイドバトルに。 通り魔活動の中でシグマのボルドガルドも再起不能にしていた事から、最後はその敵討ちの為にレオストライカーを駆って現れたシグマに倒され、操縦席から脱出した自身もエミーにビンタされてしまった。 ◆ジーン・ホリデー 搭乗ゾイド:アロザウラー CV 櫻井孝宏 武装したゾイドのみを狙う怪盗団の一員。 サーカス団と偽って各地を転々としており、ひょんなことからチャオに惚れられてしまう。 ◆ギルバート 搭乗ゾイド:レッドホーン CV 福山潤 テレビのバトルロイヤル企画に召集された一人で、「動く要塞」の異名をとる。 試合前にラスターニから「最初はRDとゼロフェニックスを狙い撃ちにする」という八百長を持ちかけられており、途中までは一方的にリンチにしたが最後は底力を見せたゼロフェニックスにジェノザウラーと同士討ちさせられた。 ◆サラ 搭乗ゾイド:レイノス CV 加藤優子 テレビのバトルロイヤル企画に召集された一人で、「超音速の翼」の異名をとる。 試合前にラスターニ(ry電磁ワイヤーでゼロの足を引っかけたりするなど、終始他のゾイドのサポートに回っていた。 ◆ロジャー 搭乗ゾイド:ジェノザウラー CV 若本規夫 テレビのバトルロイヤル企画に召集された一人で、「地獄の破壊王」の異名をとる。 試合前に(ryレッドホーンと同士討ちさせられそうになっても紙一重で躱すなど善戦するが、最終的に荷電粒子砲を切り裂いてきたゼロフェニックスの前に敗北した。 ◆フェニス CV 石村知子 ファイヤーフェニックスを失ったRDの前に、ウルカの森で現れた謎の少女。 RDのゼロと会話できたり、彼らをジェットファルコンへ導いたり、マットと思念で会話したりなど、人間とは思えないほどの特殊な力を持つ。 ファイヤーフェニックスの生まれ変わり、或いは魂の残滓なのではないか、という見方もできるが公式的にはぼかされている。 用語 ◆Ziファイター ゾイドパイロットの内、スタジアムで開催されるゾイドバトルに参加する者。 Ziファイターはみな、「Ziコンガントレット」と呼ばれる手袋を着用している。 賞金やスポンサー収入などで生計を立てているようだが、MSのような下位チームは副業で参加費を工面している。 また勝率によるランク制度があるようで、エキシビジョンマッチなどを除けば、所属するランクが異なるチーム(ファイター)とは戦えない模様。 ちなみにゾイドバトルストーリーでは、本作と同時期の年代(ZAC2230年)が舞台の『三匹の虎伝説』の劇中にて、ゾイドに無制限の武装を施すことが許可された唯一の存在としされている。 ◆Ziユニゾン ゾイド同士の合体システム。略して「ユニゾン」と称されることが多い。ユニゾンの相方となる相手を「Ziパートナー」と呼ぶ。 原理としては、Ziパートナーとのゾイドコアの共振現象でゾイドの戦闘力を飛躍的に向上させるというもの。 単に合体した分の武装が増加するだけでなく、単機の時よりも火力(ビーム砲の出力など)が増したり、運動性も上がったりとメリットは多岐に渡る。 しかしゾイドコアへの負担も大きく、戦闘が長引くと強制解除されてしまう上に、単機での戦闘も不能となってしまう。 さらに「パーツの接続部」が装甲として薄いことから弱点となる事も後に判明する。 ただ、ユニゾン時間のタイムリミットについては、古代のジェットファルコンとユニゾンしたライガーゼロファルコンや、究極のゾイド候補として作られた凱龍輝、エナジーライガー、セイスモサウルスなどは作中描写から制限時間を無視できる模様。 同じ種類でもどのゾイド同士とでもユニゾンできるわけではなく、ゾイド同士の相性も存在する。例えば劇中では、クラッシャーズは自分達のゾイドと適合できるレオブレイズを何度も探し求めている。 革命的なシステムのためユニゾンしないゾイドの時代は終わるとまで言われたが、治安局のゴジュラスギガなど、単機でもユニゾンゾイドと渡り合える強力なゾイドも存在する。 ちなみに放映当時の書籍によると、バトスト(旧大戦時)に用いられていたB-CAS(ゾイドコアを持つゾイドとブロックスゾイドのチェンジマイズを用いた合体)がコア同士を同調させエネルギーを供給させるという負担が大きすぎるシステムであったため、B-CAS搭載ゾイドは大戦後に殆ど死滅(*15)し、コアそのものも再生不可となるまでダメージを負ったとされている。 その一方、本作での「Ziユニゾン」は、前述の通り、種類が同じでも相性が良くなければZiパートナーにはなれない。相性が良い個体同士の合体であるため、(ユニゾンのタイムリミットがあるなどで)負担は0ではないがB-CASよりも遥かにゾイドへの負担を抑えられている(=ゾイド自身の自己防衛本能)模様、とのこと。 その通りであれば、リヒタースケールやピアーズが作り上げた究極のゾイド候補である凱龍輝、エナジーライガー、セイスモサウルスは、作り上げるまでに得た様々なユニゾンゾイドのデータから、相性が完全に良いうえにユニゾン時の負担を完全に0にすることでユニゾン時間を無視できるZiパートナー(ディスペロウ、エヴォフライヤー、レイコング、シザーストーム、レーザーストーム)(*16)を製作・入手できているという見方もできよう。 ◆ブルーシティ 物語の拠点となる街で、MSやSHもこの街に事務所を構えている。 また、ゾイドバトルのメッカとしても非常に有名でゾイドのバトルスタジアムが設けられており、各大陸・異文化の街からわざわざゾイドバトルをするためZiファイターが集結してくるほど。 恐らくこの時代では、惑星Ziで最も強力なゾイドが集結する街となっているのだろう。そのためか、絶対的な力での世界征服を企むアルファ・リヒターは、この街を足掛かりに惑星全土を支配しようとした。 ◆治安局 ブルーシティの保安隊。 ガミーをチーフとして、犯罪者や悪いZiファイターを取り締まる組織。 序列的にはブルーシティ市長→治安局という構図になっており、これは現実世界のニューヨークやサンフランシスコと似ている。 そのため、アルファがオペレーションジェネシスのためにブルーシティの新市長に就任した際、治安局内部は彼によって大幅に改造された。 ◆伝説のゾイド 主人公・RDや彼の父・アッシュが追い求めている金色に光るゾイド。 第1話からそのシルエットは、金色の光を帯びた「ライガーゼロファルコン」として映っていた。 第16話「新しき友」で謎の少女・フェニスの導きで、石化した古代のゾイド「ジェットファルコン」とZiユニゾンしたRDのゼロは「ライガーゼロファルコン」となり、第24話「伝説のゾイド」のエナジーレイライガー戦で金色の光を僅かに放ち伝説のゾイドの片鱗を見せ、最終話「惑星Ziの青い空」でついに伝説のゾイドとして覚醒した。 RDの搭乗するライガーゼロは、バトストの旧大戦でB-CASを搭載しながらも生き延びた大変貴重で生存力の高いコアを有するゾイドであるため、その時点で既に伝説的なゾイドといえる。 もう1つの鍵となるジェットファルコンは、古代よりウルカの森で封印されていながらもコアが活動を続けているという、RDのゼロと同等かそれ以上の生存力のコアを有しており、玩具パッケージには「ゼロとユニゾンするために蘇った」とされている。 前述の通り、ユニゾンは相性の良い個体同士でなければ不可能のため、旧大戦から生き残った生存力の高い希少個体としかユニゾンできず、さらにそれが太古より封印され続けていたとなれば、これにより発現する「ライガーゼロファルコン」は紛れもなく伝説的な稀代のゾイドといえるだろう。 RD(恐らくアッシュも)は、自身の乗るゼロがここまで類稀な特徴を持つゾイドであったということは知らなかったであろう。それ故、伝説のゾイド(の片割れ)が自分のすぐ傍にいたということに気付かなかったのも無理はない。 RDが最後に放った言葉「俺とゼロの伝説はここから始まる」とは、自身の友であり伝説のゾイドでもあるゼロとファルコンと共に、新たな伝説を作り上げていくという意味か。 ◆戦術AI(キメラユニット) 人間に代わり、効率よく相手を倒すという予め用意されたプログラムに基づいてゾイドを動かすシステムを搭載した無人キメラゾイド。 オペレーションジェネシス達成のため、アルファ・リヒター率いるリヒタースケールが、自分達の作り上げる「究極のゾイド」のサポート機体として導入すべく製作。 プロトタイプとして、キメラドラゴンへのZiユニゾンが可能な「フライシザース」「シェルカーン」「デモンズヘッド」「ディプロガンズ」の4機を作り上げ、バートンを経由しブラックインパクトの新オーナー・レナートに与えて実戦データを収集。 4機のデータを基に、究極のゾイド「セイスモサウルス」のサポートにあたる、より完全な量産型キメラユニット「シザーストーム」「レーザーストーム」を完成させた。 ◆オペレーションジェネシス リヒタースケールのアルファ・リヒターが、自身の思想を成し遂げるための計画。 全てを支配・統率するためには「究極のゾイド」が必要であり、まずはそれを完成させようとしていた。 その候補にはライガーゼロをベースにしたライガータイプ、バーサークフューラーをベースにしたT-REXタイプの2機が候補に挙がった。 協力者のピアーズが強力なユニゾンの存在をZiファイター達に焚き付けることで、様々なゾイドやユニゾンのデータを採取し続け、ピアーズ側はライガータイプの「エナジーライガー」を、アルファ側はT-REXタイプの「凱龍輝」を、それぞれ完成させた。 しかし、エナジーライガーには時折「制御不能」となってしまう致命的欠陥が発見され、究極のゾイド候補からは外されてしまう。 その一方、リュックが勝手に持ち出した凱龍輝が新たな戦闘データを出し始め、RDもまたゼロファルコンを発現させたことから、さらにデータの集積を続け、ベニエス高原での凱龍輝デストロイのバトルデータを最後に「セイスモサウルス」が完成した。 セイスモサウルスこそが究極のゾイドに相応しいと確信したアルファは、ピアーズも、エナジーライガーも、凱龍輝も不要とすることにした。 加えて、セイスモをサポートする無人量産型キメラユニットの「シザーストーム」「レーザーストーム」を完成させたことで、ブルーシティを足掛かりに惑星Zi全土の支配へ動き始める。 ◆レジスタンス オペレーションジェネシスによる支配・統率のため、アルファはピアーズを利用してブルーシティの守護神・ゴジュラスギガを暴走させ、市民に「ゾイドは危険である」という認識を植え付けた。 そしてアルファがブルーシティの新市長となった後、Ziファイターの取り締まりと彼らのゾイドの接収・処分を行うべく治安局に新たに設立した「キュラッシャー隊」によって、Ziファイター達は自分達のゾイドを奪われていた。 そんなアルファやリヒタースケールに対抗するためにZiファイター達が集まったことで結成されたのが「レジスタンス」である。 アルファに見限られたサンドラがエメラルドハーバーと呼ばれる港に隠れ家を用意し秘密裏に集結し、打倒アルファを目指す。 ◆キュラッシャー隊 アルファがオペレーションジェネシスのため治安局に新たに設立した、Ziファイターの鎮圧を目的とする「特別行動部隊」。 隊長はマービスであり、セイスモサウルスとのユニゾンに対応するスティルアーマーが与えられている。 また、本来の治安局の保安ゾイドであるゴルヘックス、アロザウラー、シンカーや保安職員などを全て配属から外し、無人量産型キメラユニットの「シザーストーム」「レーザーストーム」を大量に配備。 Ziファイター達はアルファに反対するデモ活動を行い始めるのだが、キュラッシャー隊員やキメラユニットが武力行使で鎮圧している。 主題歌 どちらも作詞・作曲・編曲は小室哲哉。 歌唱は男女デュオの2amで、なんと宮迫博之と天方直実という組み合わせ。 2amとは「雨上がり決死隊」と「宮迫」のイニシャルからとられているとのこと。 オープニングテーマ「enemy of life」 エンディングテーマ「self control 2004」 OPの「enemy of life」は電子音を多用したトランス、テクノ調のサウンドで、宮迫氏の独特の歌声がなんともいえない妙な味わいを生み出している。 ファンの間では「エネミオライ」と半角カタカナで表記されることもある。 EDの「self control 2004」はTM NETWORKの「Self Control (方舟に曳かれて)」を彷彿とされる。だが、メロディーはまるで別物であり、元々が少年から少女に向けた歌詞だったのに対して、「2004」は女性が視点の歌詞になっている。 RD「次回、ゾイドフューザーズ!」 スイート「その時、アニヲタwikiに追記・修正の風が吹く!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 当時のゾイドゲームで(三匹の虎伝説含めて)ストーリー補完してたけど、それを考慮しても小物臭い(往生際も悪かったり情けない)敵ばっかりだったのはアカンかったと思う。 -- 名無しさん (2016-06-23 01 32 18) 愛着はあるけど、「すごく面白い皆も見て!」と言えるかというと若干微妙だが…それでも好きだ!!オープニングが映像と歌含めて好き -- 名無しさん (2016-09-29 20 51 30) 既存の合体システムの名称をまるごとZi-ユニゾンに変更したのは如何なものかと未だに思う。個人的にチェンジマイズとB-CASっていう名称が好きなだけだけど。 -- 名無しさん (2016-09-29 21 33 11) 実はアニメ4作で一番バトストに近い世界線で描かれてると知って見方が変わった。B-CASやチェンジマイズはゾイドコアの寿命を著しく削るシステムで、それに耐え抜いた一握りの強健個体の子孫がコアの寿命を削らない形に負荷の方向を変えたのがユニゾンの正体とか、放映期間中の雑誌に解説が色々載ってたそうで。そういうのはちゃんと作中に盛り込まんと駄目でしょ。ゼロのCASには触れておきながらB-CASとユニゾンの関連性はノータッチとか中途半端な描写にしないでさ。描き方を間違えなければ良作になってたかも・・・と思うと凄くもったいない。 -- 名無しさん (2016-10-11 23 23 20) バトスト末期にアメリカで放映され、三匹の虎編後に日本に逆輸入されたという経緯がある。そのため、日本放映時に新制作のゾイドは一体も出ていない。今ひとつ空気が違うのもそのせいか。 -- 名無しさん (2016-10-11 23 54 40) ゼロフェニックスやガイリュウキなどのゾイドを出してくれたのは良い。 -- 名無しさん (2016-10-18 18 04 32) 色々ツッコミ所ある作品だけどブレードさんの混沌としたキャラは一周回って面白い -- 名無しさん (2020-01-20 05 51 31) バトストに繋がってる云々って日本に逆輸入した時についただけでた -- 名無しさん (2020-04-28 12 40 52) 途中送信失礼)だけなんでね? -- 名無しさん (2020-04-28 12 41 53) アニメ制作してる時点ではバトストとのリンクとか全く考えられてないのではないでしょうか? よく言われる電ホの設定解説も「自分たちなりに作品間リンクを考えてみた(非公式の可能性大)」 って体なんじゃないかしら? -- 名無しさん (2020-04-28 12 44 25) 電ホを抜きにしても三匹の虎伝説がフュザと同じ時代という設定があるので間違いなく公式はフュザとバトストはリンクしているものと考えていたかと(もちろん後付けだろうが) -- 名無しさん (2020-05-02 22 49 38) 元々スラゼロの海外人気に目をつけて最初から海外向けにハズブロデザインのゾイドを出すために作ったアニメだから、日本のバトストとの関連は完全に電ホの後付でしょう。そのせいで前年に出したゾイドの色変え販売だったり日本のファンに合わせて新規追加した要素がアニメには登場しなかったり逆に劇中に出てるのに店頭で発売されないゾイドがいたりと連携がカオスすぎた。 -- 名無しさん (2021-04-14 10 12 28) しかもそれに加えてアニメ自体も海外ではウケず、後半13話と前半の一部は監督を変えて日本向けに作り直したために一部のキャラクターが突然豹変して別人になっているのがカオスに拍車をかけてたなぁ。その後製作していたスタジオは倒産して社長は精神崩壊したと当時話題になっていた思い出。 -- 名無しさん (2021-04-14 10 15 35) ゾイドアニメの版権がゴチャついたおかげで黒歴史通り越して -- 名無しさん (2022-06-02 23 03 38) 本日配信開始!観てない人もこれを機会にもっと観てくれたら有り難いです! -- 名無しさん (2023-06-14 23 36 07) 「一部のキャラクターが突然豹変して別人に」ってのはピアーズのことを言ってるんだろうけど、ピアーズはキッドのホロテック事件の時に既に犯人の動機を「俺のゾイドが一番強いことをアピールしたい」って見抜いちゃう伏線張ったうえで「俺のエナジーこそが最強のゾイド」と言ってるわけだから、ちゃんとみれば強引な豹変にはならないのでは。 -- 名無しさん (2023-08-17 20 17 48) ストーリーについては今配信で見てる途中だからまだ総評は言えないけど、作画言うほど劣化してるか?キャラデザに至っては単に絵柄が変わってるだけにしか見えないし、フューザーズで劣化したってよりスラゼロが神格化され過ぎてるような… -- 名無しさん (2023-08-24 00 48 35) 作画は置いといても、ゾイドの動きがホビーすぎて俺には合わなかった。リアタイした子供の頃ですら「なんか今までのゾイドと違う…」と思ってたけど、大人になって違和感の正体を言語化できるようになってしまった -- 名無しさん (2023-08-24 01 45 17) ↑3 -- 名無しさん (2023-08-31 13 31 11) それは伏線じゃなく布石。再利用可能なようにぼかしてるから殊更 -- 名無しさん (2023-08-31 13 31 46) ↑ピアーズの自己顕示欲は「あれはあのことだったのか」という形になるよう仄めかしてるから普通に最初からキャラ設定として決まってた「伏線」でしょ。 -- 名無しさん (2023-09-07 01 04 30) ↑4 作画は普通くらいじゃね。無印とスラゼロのブレードライガー信者みたいなのが難癖つけて都合のいい叩き台にしてるだけだと思うわ。再放送でもSNSやコメ欄でブレードライガーの扱いがとか言ってるのいるけどそんなもんこっち(FZ、バトスト)の世界で知ったこっちゃねえよって話だし。 -- 名無しさん (2023-09-07 01 11 31) スイートとかいうRDの嫁 -- 名無しさん (2023-10-12 00 29 28) スイートはゾイドアニメのヒロインの中で一番ヒロインやってると思うわ。 -- 名無しさん (2023-10-12 22 25 55) スラッシュゼロのリノンがヒロインの皮を被った蛮族だから余計にスイートのヒロイン力が際立つ。 -- 名無しさん (2023-11-15 17 18 12) ↑す、スラゼロのヒロインはライガーゼロだから…(震え声 -- 名無しさん (2023-11-15 18 07 13) 配信もついに最終回!再見すると序盤の事件や不穏なシーンが終盤に繋がって伏線多かったし主人公とライバルの対立に仕組まれた陰謀という構図はスラゼロより初代のオマージュっぽく感じたりと発見も多かった…… -- 名無しさん (2023-12-07 07 28 04) この配信でひとまずは再評価されたと言っていいのかな?半ば神格化されてる無印・/0には及ばずとも、ジェネシスとは概ね同等以上の再生数だったから、少なくとも今までの「無印=/0>ジェネシス>>>>>>フューザーズ」みたいな腫れ物扱いからは脱せたかなと -- 名無しさん (2023-12-08 21 51 08) 今回の配信で他の3作共々初めて観たけど、正統派ホビーアニメって感じの楽しい作品だったと思う。あとenemy of lifeってよくよく歌詞を読み込むと結構ストレートにフューザーズの物語をストレートに歌い上げてる気がした。 -- 名無しさん (2023-12-08 21 55 32) ロードムービー、プロレス、戦記と他三作では定まってるテーマがフュザには無く、散文的な物語になってしまった。そんな風に乱発されて人知れず消えていく当時のホビーアニメを象徴する作品。 -- 名無しさん (2023-12-12 12 05 02) ↑え?RDとブレードの和解成長と陰謀の打破という根本の縦軸自体はあるんじゃない?競技バトルと陰謀との戦いで売りとなるネタがぶれちゃったとこは否めんが -- 名無しさん (2023-12-12 16 37 55) 人間的成長は作品の根幹ではなく物語の結果でしょ。最初からRDとブレードのツートップで売りにした作品ならまだしも。 -- 名無しさん (2023-12-12 17 23 37) ↑言われてみるとブレードがダブル主人公みたいに頭角表したのも後半からで序盤は只の悪役みたいな描写だったからどこまでブレードを主人公格としてピックアップする予定あったか怪しいか……ただでさえ海外打ち切りやスタッフ変更あったり来歴が入り組んでる作品だから予定変更も色々ありそうだったかなあ -- 名無しさん (2023-12-12 18 27 48) スラゼロもだけど、youtubeで配信された動画の再公開が始まったから、もう1周見られるドン!1周目に配信した動画の非公開設定を解除する方式だから、新着動画としての自動通知は来ないので注意 -- 名無しさん (2023-12-18 23 34 29) 過去2作と比してCGの劣化がよく言われるけど、起動シーンのバンクとかじゃない何気ない歩行動作でもサーボモーター(キットのゴムキャップ部分)がクルクル回ってたり、ゴジュラスギガの背ビレが常に細かくうねってたり、何だかんだで後発作品としての進歩も垣間見れるのよね -- 名無しさん (2024-05-21 17 18 59) 過去2作ではどうにも不遇だったゴジュラスタイプがネームドキャラの普段使いの機体として大活躍するのホント好き -- 名無しさん (2024-06-07 21 12 20) ↑2 そもそも無印スラゼロは関節着脱自在にしたからこそ当時としては高水準のバトルシーンが展開できたわけで、順関節のフュザはそりゃ見劣りもする -- 名無しさん (2024-08-03 14 35 52) エミーの出番がもっと欲しかった というかあのキャラであまり強くないのが非常に残念 -- 名無しさん (2024-08-15 12 26 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/195.html
ラジオ宅急便 (らじおたっきゅうびん) 2005.11.9O.Aで催された、ブリンのオープニングファンタジーの一作。 正統派AM深夜ラジオのような設定。前回の放送で蛍原徹が「お年寄りも聴けるようなラジオがやりたい」と嘆いたのがきっかけ。 ※キャスト※ パーソナリティ:宮迫 §スクリプト§ このファンタジーから宮迫ミニコーナー『徒然川柳』『ブリブリ川柳』が誕生。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/50045.html
登録日:2021/12/21 Tue 21 17 52 更新日:2024/09/25 Wed 19 41 48NEW! 所要時間:約 35 分で読めます ▽タグ一覧 1000万円 ABCテレビ M-1グランプリ NON STYLE お笑い お笑い賞レース つり革 とろサーモン ますだおかだ アンタッチャブル ウエストランド オール巨人 コーンフレーク サンドウィッチマン サンパチマイク スターへの登竜門 チュートリアル テレビ朝日 テレビ番組 トレンディエンジェル パンクブーブー フットボールアワー ブラックマヨネーズ マヂカルラブリー ミルクボーイ ライフイズビューティフル 七代目ひょうきんもの 上戸彩 上沼恵美子 中川家 中川家・礼二 今田耕司 令和ロマン 何故かなかなか立たなかった項目 博多大吉 吉本興業 塙宣之 夢のある項目 富澤たけし 山田邦子 島田紳助 年末の風物詩 愛すべきバカ達 所要時間30分以上の項目 松本人志 滑り大魔神 漫才 立川志らく 笑い飯 銀シャリ 錦鯉 陣内智則 霜降り明星 鳥人 ただ、証明したい。 俺たちが—— 一番—— おもしろい……! ♪Yes we can can can can can can can! ooh…ooh… 『M-1グランプリ』とは、吉本興業・ABCテレビ主催のお笑いコンテストである。 ●目次 【概要】 【歴史】 【優勝の報酬について】 【大会について】 【王者への長い道のり】予選 敗者復活戦 決勝戦 【審査員】 【出演者】 【歴代王者/主なファイナリスト】 【大会の歴史 歴代結果】オートバックス M-1グランプリ2001 オートバックス M-1グランプリ2002 オートバックス M-1グランプリ2003 オートバックス M-1グランプリ2004 オートバックス M-1グランプリ2005 オートバックス M-1グランプリ2006 オートバックス M-1グランプリ2007 オートバックス M-1グランプリ2008 オートバックス M-1グランプリ2009 オートバックス M-1グランプリ2010 M-1グランプリ2015 M-1グランプリ2016 M-1グランプリ2017 M-1グランプリ2018 M-1グランプリ2019 M-1グランプリ2020 M-1グランプリ2021 M-1グランプリ2022 M-1グランプリ2023 【意外な出場者】 【予選で話題を集めたコンビ】 【余談】 【概要】 「日本で一番面白い漫才師を決める」というコンセプトの大会で、島田紳助と当時吉本社員であった谷良一を発起人として企画された。 紳助自身は「島田紳助・松本竜介(紳竜)」というコンビで人気を博していたが、ダウンタウンなどの吉本総合芸能学院(NSC)出身の若手(いわゆる「お笑い第3世代」)の台頭に己の限界を感じたことからわずか9年で解散。 不完全燃焼感が残っていたことから「漫才への感謝・恩返し」と「漫才師が辞めるきっかけを作る」ことが大会の原動力になったという。 この理由から、「結成から10年以内(*1)」である若手漫才師のみ参加可能という出場規定が設定された。 この10年という期間も、漫才を9年続けて辞めた紳助の「10年やって3回戦にも上がれない奴は才能がない。向いてない奴が延々と漫才やり続けるのが一番不幸」という考えに基づいている。 それまでの漫才コンテストは関西ローカルがほとんどであったが、 「優勝賞金1000万円」「決勝戦は全国ネットのゴールデン枠で生放送」「全国からプロ・アマ関係なく参加者を募る」「他事務所の芸人の参加も認める」 など、当時としては前例の無い大規模な大会であり、優勝には届かなくとも本大会をきっかけにブレイクしたコンビも多い。 名称は『F-1』『K-1』がモチーフになっており、特に演出面でも『K-1』に似た派手な煽りVTR・英語のナレーションが使われていることも大きな特徴。 本番開始後もファイナリストの漫才の前にCM含めて一時間ほどある長尺の煽りVが挿入されるなど演出面にはかなり力が入っている。長すぎると批判の声もある一方で、その完成度の高い煽りV含めて『M-1』の魅力という声も多い。 セットについても当初は地下格闘技をイメージした暗めのものだったが、2005年以降は「ラスベガスのショーで漫才を披露する」というイメージから派手で明るいものとなった。 冒頭の歌詞は決勝登壇時の出囃子として使われているFatboy Slimの「Because we can(*2)」の冒頭部分で、現在では『M-1』だけでなく漫才を象徴する音楽として高い知名度を誇る。YouTubeの洋楽でコメントが日本語だらけになっている楽曲の一つ。また、せり上がりの際に流れる音楽は『トイ・ストーリー2』の「Zurg's Planet(ザーグの惑星)(*3)」である。 そのほかにも『スター・ウォーズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』などの有名な洋画のサントラもBGMとして使われている。 ただしDVDやTVer以外での配信では著作権の関係から、いずれも違うものに差し替えられている。 決勝は毎年12月の第3週前後にABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットで放送される。 会場は2005年以降テレビ朝日のスタジオを使用。但し制作自体はABCテレビ単独で、テレビ朝日はスタジオを貸しているだけ。 毎年高視聴率を記録しており、同時間帯で放送される『NHK大河ドラマ』『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』といった人気番組の視聴率を抜く事は当たり前(*4)。 2020年には当時社会現象になっていたアニメ『鬼滅の刃』、2022年には大河ドラマ『鎌倉殿の13人』最終回とバッティングし大きな話題を呼んだが、見事時間帯1位を死守した。 番組のスポンサーには一般スポンサーと優勝賞品を提供する「プレミアムスポンサー」に分かれ、後者は本編限定のオリジナルCMを製作して放送することが多く、とりわけ日清「どん兵衛」は毎年本気の悪ふざけCMを流しており、これを楽しみにしている人も多い。 また、一社スポンサーが降板すると翌年以降新たに同業他社が参入することもあり(*5)、本番組のスポンサー効果の高さをうかがい知ることができる。 【歴史】 今では信じられないかもしれないが漫才は1980年代初頭の爆発的なブーム後、長期低迷状態が続いており、特に関西ではダウンタウンの後継者と目され各種賞を総なめにしていたベイブルースが河本の急逝→解散後、次世代の漫才師がほとんど育っていない状況だった。 この背景には当時の関西芸人(千原兄弟、ナインティナイン、バッファロー吾郎等)は、ベイブルースの実力の高さから漫才で勝負することをあきらめ、コントをメインに選んだのも大きな理由である。 また、テレビの世界でも『電波少年シリーズ』『めちゃイケ』に代表されるロケーションタイプのバラエティが主流、ネタ見せ番組としては『爆笑オンエアバトル』や『ボキャブラ天国』が存在していたものの(*6)、いずれも関東芸人がメインを張っていた。 そのため、この時代は若手の関西芸人、特に漫才師の活躍する場所が無い「お笑い冬の時代」とも呼ばれており、この状況を打破するため2001年に吉本興業が「漫才プロジェクト」を立ち上げ、その責任者に谷良一が選ばれた。 当初は関西ローカルで興行や特番の放送を実施していたが、ある時谷が読売テレビを訪れた際、たまたま楽屋に来ていた紳助にプロジェクトの話をしたところ、紳助から全国区でのコンテストの提案がなされたのが始まりとなる。 従来にない大会ということで前述の条件が決まり、筆頭スポンサーとして大阪が発祥で、当時吉本の経営方針に興味を持っていたオートバックスが就くことが決定した。 放送局についてはキー局各社に持ち掛けたものの軒並み断られていまい、結局大阪のABCテレビに決定。これは在阪局の方が漫才のカメラワークなど撮影技術に長けていたことや、ABCのキー局であるテレビ朝日に企画が持ち込まれた際「漫才の大会なのに在阪局がこのまま黙っていていいのだろうか?」とABC側が動いたことが理由(*7)。 本大会をきっかけに、 ピン芸日本一決定戦『R-1ぐらんぷり→R-1グランプリ』(関西テレビ) コントでつかめ!!1000万円!『キングオブコント』(TBSテレビ) 運命は、私が掴む。『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ) 結成16年以上 新・漫才賞レース『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』(フジテレビ) など、各局で全国規模のお笑いコンテストが創設されるようになり、お笑い賞レースという言葉も生まれるようになった。 そしてここに書き表せないほど多くの〇-1グランプリが生まれては消えていった 尤も、これらの大会が創設された現在でも大会の知名度および影響力は絶大なものとなっており、後述する漫才論争の際はABCテレビ側が「(論争が沸き起こるのは)『M-1』が国民的行事になった証拠」とも述べている。 実際、お笑いの賞レースで出場者のみならず審査員や司会者の一挙手一投足、果てはネタで取り上げられた著名人や企業・団体が話題になるのはこの大会ぐらいだろう。 2010年に「大会を通じて、漫才が隅々まで広まった。10年の節目をもって発展的解消することが、次につながる」という理由でいったん終了。 後継兼つなぎ大会として『THE MANZAI』(フジテレビ)が開催されたのち、2015年から規定を「結成15年以内」に改め、再度復活を果たしている。 余談だが、復活後の『M-1』では、 昨年2位のコンビが出場すると、必ず何かしらの形で決勝に進出する 昨年3位のコンビは必ずストレートでの決勝進出を逃す 準決勝で大トリの一つ前にネタを披露したコンビが決勝に進出する(2018年以外) 後述の「笑神籤」導入後、敗者復活組の出番が4組目以内になり(2018年以外)、必ずファーストラウンドで敗退する という不思議なジンクスが起こっている。 【優勝の報酬について】 上記の通り「優勝賞金1000万円」と「優勝トロフィー」、「大会ごとの数々の副賞」こそが形式的な優勝の報酬とも言えるが、正直に言ってしまえばその莫大な優勝賞金すらおまけに等しいとすら言える。 『M-1』優勝者という圧倒的な知名度と栄誉こそが真の『M-1』の報酬と言え、その力は日本全国規模の凄まじい影響力を及ぼす。 例えば今まで無名に等しく、仕事スケジュールが空白だらけで副業にアルバイトをやらないと芸人として食っていく事も出来なかったといった芸人が優勝して一夜を明けたら全国ネットで放送される年末年始の大型特番を筆頭に、数カ月間スケジュールに一切の空きが無くなったという逸話が代表的なものであり、 更には 誰もが知る大企業のCMキャラクターに抜擢される 全国誌の表紙を飾り単独インタビューが組まれる 営業や劇場でのギャラや待遇が跳ね上がる 今後全国ネットのゴールデン番組にレギュラー出演する機会が与えられる …等と、今まで無名だった芸人が一躍一流芸能人の仲間入りをするようになり、正に『M-1』に出場するか否かで人生が変わると言った芸人も多数存在するのだ。 ブレイクしてもギャラの上がり具合が渋い事でよくネタにされる吉本興業において一番ギャラが上がる項目とされているのが「『M-1グランプリ』での優勝」とされている辺り、所属事務所からもどれだけ重要視されているかもよく分かるだろう。 余談ではあるが、仕事量が激変するのは担当マネージャーにとっても同じであり、担当したコンビが優勝した瞬間、仕事依頼の電話やメールが殺到してパンク状態になり、優勝直後は徹夜でスケジュール調整する嬉しい悲鳴を上げる事態になるのも珍しくないという。(*8) 【大会について】 大会は毎年夏からエントリーが開始され1回戦は全国各地の8地区で開催される。毎年エントリー数が増え続けており、2023年では8540組が参加した(*9)。 出場者にはプロ・アマのお笑い芸人のみならず、アイドルや漫画家、声優、政治家、果ては猿回しとコンビを組んだ猿やバーチャルYouTuberまでありとあらゆる話題作りありきの即興泡沫ユニットがエントリーするのが特徴。 そういったユニットは大抵すぐ落とされるものの、2006年ではアマチュア女性コンビの変ホ長調が決勝に進出しているほか、復活以降では準々決勝や準決勝に進出するアマチュアコンビもよく出ており、『M-1』をきっかけにプロに転向したコンビもいる。2019年に準決勝に進出し、ブレイクの兆しを作ったラランドが顕著な例だろう。 2016年からはベストアマチュア賞という制度が実装されている。 前年度王者は基本的に翌年の大会に観覧ゲストとして出演するが、大会への再出場を制限するルールはなく、優勝してもラストイヤーまで出場が可能。 これまでも再優勝を目指して決勝に再出場したコンビが3組(フットボールアワー・NON STYLE・パンクブーブー)おり、いずれも最終決戦まで出場しているが、審査員からの票を得た例はなく、これまで2回以上優勝したコンビは一組もいない(再出場での最高順位はフットボールアワーの2位(*10))。 なお吉本興業が主催であるが、決して吉本所属芸人を贔屓しているなんてことはない。しかし必然的に母数が多い吉本所属の出場者が多く、かつ専用の劇場を多く抱えていることもありレベルも高いので決勝戦進出者は吉本勢が多数となることが多い。 【王者への長い道のり】 予選 以下は特筆のない限り最新回のもの。 なお、1回戦から準決勝まですべての予選で、ネタの持ち時間を15秒ほど経過すると終了時間の目安となるサイレンが鳴り出し、さらに15秒が経過すると爆発音と共に赤照明が点灯し強制終了となる。 ▷ 1回戦から準決勝まで 1回戦 8月1日から10月上旬にかけて全国各地の会場で行われる。 ネタ時間は2分。2023年からはサイレンが鳴るタイミングが10秒、爆発音が15秒早められている。 エントリーフィーは1組で2000円。1回戦に限り、前半で敗退しても後半で再エントリー可能。 なお、前年度で準々決勝に進出した組(*11)にはシード権が与えられ、1回戦を免除される。 また、歴代の王者は出場資格の許す限り免除される。 公式YouTubeチャンネルでは日ごとの上位3組の芸人のネタ及びナイスアマチュア賞としてアマチュアから1組のネタの動画がアップされる。何気にその年のファイナリストが既にここから出ていたりすることもあるので、ここからファイナリストを考察するのも面白いかもしれない。 2回戦 ネタ時間は3分。ここから負けたら終わりのサバイバルが開始する。 会場は東京と大阪のホール2カ所で、総所要時間は7~8時間とかなりの長丁場。 2008年からネタ順等の理由で敗退したコンビから協議で数組復活させる追加合格制度が実装された。 公式YouTubeチャンネルでは、2回戦を終えた一部の組へのインタビューが公開される。 また、2020年は特例で3回戦が無かったため、代わりに2回戦の全ネタがGYAO!と公式YouTubeチャンネルで公開された。 3回戦 ネタ時間は引き続き3分。追加合格制度が2005年という早い段階から導入されていた。 会場は東京のホールと大阪の「よしもと漫才劇場」、そして京都の「よしもと祇園花月」。合格発表は東京会場、大阪・京都会場でそれぞれ一括で行われる。 先述の通り、紳助はこの3回戦に上がれるかが「『プロ』を名乗っていい基準」と述べており、ここにも来れない(=1・2回戦落ち)コンビはプロ失格と断じている。 故にここまで進出できればそれなりに漫才師として認められ、お笑いファンや業界人からの注目度も上がるため、プロやプロを目指す研究生はここまでは進みたいところ。 3回戦でのネタは動画配信サイトにて公開され、怪奇!YesどんぐりRPGなどここから有名になったユニットも。 当初はGYAO!で実施されていたが、2021年からは公式YouTubeチャンネルにもアップされ、GYAO!のサービス終了に伴い2023年以降は後者のみで配信されている。 準々決勝 2010年から導入された制度で、ここからネタ時間が4分になる。大阪会場は遂に「なんばグランド花月」に。 テレビでもおなじみの若手が勢ぞろいしており、ここまで進出できれば一流の漫才師として認められる。 ここからはレベルが格段に上がり(*12)、ファイナリスト経験者でも落とされることがある。 初めて導入された2010年のみ、ここでの敗退者が準決勝敗退者と共に敗者復活戦に戦いの場を移した。 そして準々決勝の導入により、毎年70組弱が進出していた準決勝の枠が30組以下に削減されるようになる。そのため大会復活後はノーシードからの決勝進出が大量発生していたが、2023年からは前回大会の準々決勝敗退組にもシード権が与えられるようになった。 2015年からは、準々決勝敗退組のネタ映像が公開され、特定の記録(*13)が1位だった1組が準決勝に進める「ワイルドカード」が導入されている。 2022年まではGYAO!で行われていたが、前述した通り2023年3月でサービス終了したため、同年からは民放公式の動画配信サービス「TVer」で実施されている。 2016年以降、この枠で準決勝に進んだ出場者には敗者復活戦への出場権は与えられない(つまりこの枠の出場者は、準決勝を勝ち上がらないと決勝には進めない)。ただし翌年のシード権は与えられる。 しかし、復活しても必ずネタ順は一番不利である準決勝のトップバッターとなる(2016年を除く)。その為か、現在までワイルドカード枠で準々決勝を勝ち上がったコンビからの決勝進出組はまだ出ていない。 2020年からは準々決勝敗退コンビのネタも公式YouTubeチャンネルでも公開されるようになった。 こちらの再生回数はワイルドカードには反映されない。 準決勝 決勝の17~18日前に行われる。これまでの予選を勝ち抜いた数少ない漫才師による、数少ない切符を奪い合う1日だけの激戦。 この激戦に敗れた者は、敗者復活戦に戦いの場を移す(2001年を除く)。 ここまで進出できればファイナリストのみならず、決勝進出を逃しても敗者復活戦にてその知名度を急上昇させ、中にはテレビ出演が大幅に増えたコンビもいる。 また、次回大会のシード権も獲得することができる。 敗者復活戦 2002年より、準決勝で敗れたセミファイナリストは、敗者復活組として決勝当日昼に開催される敗者復活戦に参加する。 司会は2010年までは中田なおきとはりけ~んず、2015年~2017年でははりけ~んず単独、2018年からは陣内智則と主に女優が務める。 真冬の屋外で行われることから「地獄」、敗者復活者を「地獄からの生還者」と呼ぶことも多いが、実際には同世代の芸人が一堂に会すこともあり連帯感も強く、敗者復活者決定後は快く送り出す画も見られる。 ネタ時間は4分だが、2015年~2018年のみ3分。これまでの予選と同様、制限時間を過ぎるとサイレンや爆破音のSEが鳴る。 しかし赤照明が点灯しないため、2021年のハライチのように爆破音のSEが鳴った後もネタを披露し続けるコンビもいる。 ネタ選びには特に制限はないので、決勝を見据えて本ネタを温存するコンビもいればこの時点で準決勝ネタを披露するコンビもおり、その選択はコンビによってまちまち。 他にもナイツ、ハライチのようにラストイヤーの最後の舞台だからこそ「勝ちに行くネタ」ではなく「自分のやりたいネタ」を披露するコンビもいれば、 ニッポンの社長、さや香のように知名度故に勝ち目がない事を見越して、「全力でふざける」事で爪痕を残すコンビもいる。 初回から2010年までは、会場の一般審査員とプロの審査員が投票。その1位が敗者復活を果たし、決勝の舞台へ移動する権利を勝ち取る事が出来た。 2005年からは会場とは離れた場所(*14)で行っていたため車で移動しなければならず、しかも年末ということもあり渋滞に巻き込まれることも多く、途中でさらにバイクなどに乗り換えるシーンも見られた。 復活後2022年までの会場はテレビ朝日すぐ隣の「六本木ヒルズアリーナ」。2015年と2019年以降では呼ばれた直後に出番となる為、ネタ合わせの時間はほぼなかった。 17時に港区の防災無線にて街頭に流される「夕焼け小焼け」がネタに被るというハプニングがあったことから、2021年からはその時間帯にCMを流し被りが起きないように時間調整がされている。 この復活後は日本全国の国民投票で結果が決まるようになった。 その結果、勝ち上がったコンビは過去に決勝進出経験があるコンビ(*15)ばかりとなり、無名のコンビが勝ち上がる事はほとんどなくなってしまった。 そのため「単純なネタの面白さよりも知名度や人気が結果を左右してしまっている」と批判する声もあった(これは2016年以降、面白かった1組だけではなく3組を選ぶという点も理由にある)。 こうした状況を踏まえ、2023年は敗者復活戦の大規模なリニューアルを実施。 準決勝で敗退した21組を3ブロックに分け、1組ずつのネタ終わりで審査するノックアウト方式を取り、そこで勝ち上がった3組を最終審査して決める。 ブロック戦は当日の観覧客、最終審査は芸人がそれぞれ審査を担当する。 会場も屋内となり「新宿住友ビル三角広場」で開催された。 現在は敗者復活戦の模様も配信されるものの、決勝同様歌ネタは著作権のため無音もしくは映像ごと丸々カットされてしまうという場合も多い。 決勝戦 ファーストラウンド 準決勝を勝ち上がった9組+敗者復活戦を勝ち抜いた1組、計10組がネタを披露する(*16)。 決勝戦の順番は当初事前に決定しており、敗者復活組は必ず最後にネタを披露していた。 ところが、序盤だと審査員は様子見でそこまで高い点をつけられないほか、観客のウケ方も空気が”暖まってきた”中盤以降のほうが良いため、いいネタでも「序盤でなければ…」などと同情されることも多い(*17)。 この指摘を受けて、2017年以降は放送当日に「笑神籤(えみくじ)」とよばれる特製のくじを引いて決める方式に変更され、敗者復活組の出番も最後とは限らなくなった。くじ引きはその年に活躍したスポーツ選手が担当することが多い。 ネタ時間は4分。予選と違い、制限時間を大幅に超えても強制終了にはならない。また、タイムオーバーによる運営側からの減点やペナルティなども実質的にはない(*18)(*19)。 漫才終了後、審査員は1人100点満点で審査。100点×7名=700点満点の合計点を競い、得点の高かった3組が最終決戦に進出する。 暫定上位3位以内に入ったファイナリストは、暫定ボックスと呼ばれる部屋に移動。最後まで暫定ボックスに残ることができればそのまま最終決戦に進出できるが、後続のコンビに押されて4位以下となり、敗退が決定した場合は、退出することになる(*20)。 当然、漫才終了後の採点で合計点が暫定4位以下の場合はそもそも入ることができない。 最終決戦 最終決戦ではファーストラウンドを勝ち抜いた3組が「2本目」の漫才を披露。 各審査員が最も面白かったコンビに票を入れ、最も票を得たコンビが晴れて優勝となる。 ネタ順は当初はランダムだったが、2006年からはファーストラウンド3位→2位→1位の順番でネタを披露することになる(*21)。 「これまでとは違う戦い」と称されており、KOCとは違いファーストラウンドでの点数は数字上は一切反映されない為、ファーストラウンドを1位通過しても油断は一切できない。 むしろ逆にファーストラウンドで高すぎる評価を得てしまうと最終決戦でのハードルが上がってしまうというジレンマであり、ネタの「選び方」も漫才師としての腕の見せ所といえる。 実際に2023年までの全19回のうち、半分以上の10回でファーストラウンドで2位・3位のコンビが逆転優勝している(*22)。 最終審査結果の発表は2005年以降、審査員の頭上にあるモニタにて向かって左側から順番に発表される(*23)。 各審査員の票が一つずつ順番に発表されていくさまは手に汗握るものである。 【審査員】 審査員はお笑い界のレジェンド達が担当。 当初は紳助が「この人に審査されるのなら全員が納得するだろう」という意向から選定された。なお紳助は審査委員長・実行委員長を務めていたが、紳助引退後はこれらのポジションは設けられていない。 それまで(というより現在も)お笑いコンテストの審査員は放送作家や芸人のほか、漫才にあまり詳しくないタレントを起用することが多かったが、視聴者の前で点数を出すという前例のない審査だったためそうした審査員は原則排除された。 「芸に点数や順位をつけるべきではない」という信条や、審査員の審査自体が視聴者から評価されるといる重圧から、オファーがあっても審査員はやらないと公言していたりや実質的にオファーを断った中堅・ベテラン芸人もおり、審査員のなり手不足は毎年スタッフの悩みの種となっている。 審査員は基本コンビ・トリオ芸人経験者が多く(紳助や上沼恵美子も元漫才師である)、2015年では歴代優勝コンビの片方(アンタッチャブル除く)が勢ぞろいした。 漫才師以外では2001年では作家や落語家、タレント出身の政治家が審査に参加している。 その審査員の言動も話題になるのが他の賞レースにはない特徴で、とりわけ上沼恵美子の発言はネットニュースに取り上げられることが多かった。 2023年大会からは敗者復活戦のルール変更に伴い、そちらにも審査員制度が実装。 新旧混合の『M-1』チャンピオンらを中心とした"芸人審査員"なる5人が、敗者復活戦を勝ち上がるコンビを決める最終審査を担当する。 以下、審査員を現役・過去・敗者復活戦の順に紹介。 ▷ 2023年の審査員 松本人志(2001~2003・2005~2010・2016~) 皆さんご存じダウンタウンのボケ担当にして笑いのカリスマ。漫才の歴史は彼以前・彼以後に分かれる。 『M-1』のみならず相方が司会をしている『キングオブコント』の審査員も担当。 大会復活以降こそファイナリストのネタに爆笑したり、挨拶や総評中でもしっかり笑いを取りつつネタの感想を述べる姿が印象的だが、かつてまだ尖っていた頃は紳助同様非常にファイナリストに厳しい審査を行なっており、自身のラジオ番組でその年の大会の出来そのものすらも酷評することもザラであった。ぶっちゃけ同一人物とは思えないくらい怖い また自身のこだわり故か同じ点数をつけることが極端に少ないので、他の審査員と比べると最高得点と最低得点の差が大きく開きがちだったりする。 歴代ファイナリストの中には彼から強い影響を受け、芸人を志した者も多い。 ちなみに最終決戦では5年連続で優勝者以外に投票していたが、2021年にてようやく『M-1』復活以降初めて優勝コンビに票を投じた。 巨人と上沼の勇退により、旧『M-1』から務め続ける唯一の審査員となった。 中川家・礼二(2015~) 初代王者にして笑いの殿堂「なんばグランド花月」の大看板、中川家の大きい弟の方。『M-1』復活以降の審査員では唯一の皆勤賞。 かつては漫才の枠組みからあまりにも外れているネタに対しては若干冷ややかな傾向があったが、現在は富澤同様バランスタイプの審査を行う。 その一方で単なる技術や面白さのみならずそのネタの新しさや斬新さ、それを披露する芸人の「キャラ」なども評価する傾向がある。 因みに2019年からは明石家さんまの無茶振りにより登場時に一発ギャグを披露することがお約束となっており、よく愚痴を漏らしている(*24)。 海原ともこ(2023~) 中川家と共に、笑いの殿堂の大看板を背負って立つ姉妹漫才師、海原やすよ・ともこのボケで姉の方。立川志らくの勇退に伴い新たに審査員に就任。 その屋号が示す通り、祖母は上方演芸の殿堂入りを果たした女流漫才師である海原お浜・小浜で、父は池乃めだかを元相方とする海原かける。 祖母と自らが上方漫才大賞を、父も同賞の新人賞を受賞しているという漫才界のサラブレッドとでもいうべき出自を持つ、上方お笑いの名門の3代目。 また、かつて審査員を務めていた上沼恵美子は海原お浜・小浜の弟子という縁もある。 迷走していたミルクボーイに喝を入れ『M-1』制覇に繋がる覚醒を促すなど、若手芸人に対する面倒見の良さにも定評があり、かねてから「審査員をしてほしい」との声は多数あがっていたが、満を持してその座に就くこととなった。 なお、コンビは第1回大会への出演を打診されているが「自分たちの良さを生かすことが出来ない」との理由からこれを固辞している。 ナイツ 塙宣之(2018~) ナイツのヤホーの方にして、「漫才協会」史上最年少の理事(2007年~)→副会長(2015年~)→会長(2023年~)。初審査時40歳で、現在の審査員の中でも最年少である。 しかし『M-1』へのかける思いは強く、「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」という本を書いているほど。 毎年番組放送直後に自身のYoutubeチャンネルでファイナリストのネタに対する自分の詳しい批評を述べており、その熱意の高さがうかがえる。 決して再生回数が伸びるからという邪な考えはない ほか審査員と比べると審査内容が非常に細かくネタ時間やお笑いのトレンド、挙げ句そのファイナリストのバックボーンなども審査に含めており、非常に独自性の高い審査をするのが特徴。 優勝こそ未経験だが3年連続で決勝に進出した経験もある実力者。なお『M-1』での最高成績は3位。 おぼん・こぼんや自身の師匠である内海桂子等、同じく漫才協会に所属する芸人をネタにすることが多い。 ちなみに錦鯉を漫才協会にスカウトしたのも彼。 サンドウィッチマン 富澤たけし(2015・2018~) 『M-1』史上初となる敗者復活からの優勝を果たした、サンドウィッチマンのボケ担当。 よく言えばオーソドックス、悪くいうと特徴がない、むしろ特徴がないことが特徴とでも言うような、非常に無難な審査をする。 ちなみに相方の伊達みきおも毎年リアルタイムで採点し、自身の得点を富澤にメールで送信するというコンビ愛にあふれたエピソードもある。ただしスタジオ内は圏外になるため生放送中には確認できない また決勝には自身の事務所であるグレープカンパニー所属のファイナリストが進出することもあるが、現状全員がファーストラウンド敗退かつそのうち2組が最下位という不甲斐ない結果に終わっているので、それをネタにすることもある。 博多大吉(2016・2017・2022~) 多くの芸人から「大吉先生」(*25)と慕われる、博多華丸・大吉のツッコミ担当。 『THE MANZAI 2014』王者。なお、第1回大会開催時に出場規定を超えていた為、『M-1』には出場していない(*26)。 「あえてダメなところを探す」ことにこだわっているのか、他の審査員と比べると、全体的にコメントがかなり辛辣。 2018年〜2021年では出演していなかった。これは「自分と同世代の関東の芸人が審査員として必要」として、依頼を断った為。因みに断った際に関東の芸人としてサンド富澤とナイツ塙を例に出しており、結果として2人の審査員就任につながった。 のちに相方の華丸などは「大吉が審査員しているときは、ネタをしても「『M-1』審査員の実力見せてもらいましょう」という雰囲気で受けづらくなってた」と冗談めかして語っている。 その後、巨人と上沼の勇退により、2022年から5年ぶりに審査員を務めることに。 山田邦子(2022~) 1980年にデビューしたピン芸人。 バスガイドネタ~「オレたちひょうきん族」で頭角を現し、終了後の1990年代初頭にゴールデンの冠番組を複数持つなど、明石家さんまに匹敵する人気を誇った。 このことから唯一天下を取った女芸人とも称される。 現在は落語芸術協会に所属しており、浅草の寄席に一芸人として立っている。 上沼恵美子の勇退により、遂に2代目女性枠として登場したが、2000年代以降はテレビ出演の機会が減っていたこともあってか、発表時はその人選を疑問視する声も一部であがっていた。 2022年大会にてトップバッターのカベポスターに84点を付けた直後に次の真空ジェシカに95点を付ける、というような採点時の点数の振れ幅(*27)について取り沙汰されることはあるものの、 2023年大会にて「最後のネタ全然良くなかったと思うw」と最終決戦で0票だったさや香をイジったことが称賛されるなど、「ポストえみちゃん」としての盛り上げ役としての評価を確立している。 氏も『M-1』効果なのか、2023年以降バラエティ番組に大御所ポジのゲストとして呼ばれることが増加している。 ▷ 主な歴代審査員 島田紳助(2001~2003・2005~2010) かの松本人志が崇拝する伝説のお笑い芸人。かつては漫才ブームで頭角を現し、解散後も司会者として引退まで第一線で活躍し続けた。 そして『M-1グランプリ』の創設者にして、大会実行委員長・審査委員長を兼任。微妙だった芸人には非常に厳しく、ネタ後のコメントを拒否した事すらある。 不祥事で活動を自粛した2004年以外、第1回大会から『M-1』に関わり続けたが、復活後は既に芸能界を引退していた為不出演となっている。それどころか過去の『M-1』の映像が使われる際にも、名前が映る事はあっても紳助の顔が映ることはほとんどなく、初代王者の中川家にトロフィーを渡す場面で小さく映る程度。 『M-1』の後継として企画された『THE MANZAI』にも司会として出演予定だったが、前述の引退に伴い白紙となり、代わりにナインティナインとビートたけしが司会を務めた。 自身が引退した後に復活した2015年以降の『M-1』は「見てない」らしく、オール巨人曰く優勝したミルクボーイの存在を知らなかったとのこと。その後2022年大会にて審査員の山田邦子が本番開始直前に彼にメールを送ったと語り、紳助が宮崎で『M-1』を視聴していることが語られた。 立川談志(2002) 落語立川流の家元であり、「人格は最低だが芸は最高」と評された伝説の落語家。「笑点」の大喜利発案者にして初代司会者としても知られる。 出演は2002年の一大会のみだが、全ての点数を50点・70点・80点の3段階だけで採点する、スピードワゴンのネタに対して「下ネタが嫌い。」という理由で50点をつける、テツandトモに「お前らはここに出てくる奴じゃない。」と発言したりと数多くの伝説を残している。 しかし、テツandトモに対する批評は「すでに芸風も確立された彼らは新人ではない」と見た、談志なりのエールであり、決して彼らのネタを酷評した訳ではない(*28)。 2011年に他界。 中田カウス(2002~2010) 2002年から9年連続で審査員を担当。 ご存知、大御所漫才師中田カウス・ボタンのボケにして吉本興業における光的にも闇的にも権力者の御大。 回数では松本人志に次ぐため印象に残っている視聴者も多い。 出演者を予選からチェックしており、1回戦を舞台袖からではなく客席側からチェックしていたのを目撃されている。 ニコニコしながら高得点を出していくそのスタイルは誉め殺しとも例えられ、2006年でのフットボールアワーへの審査で「チャンピオンなので、ハンデとして5点引きました」と言いながら96点をつけたことも。 そして大会初期から審査員を担当している人物にしては珍しく、非常にゲラ。2003年大会にて笑い飯のネタ中、別にボケたわけでもないくだりでただ一人大爆笑し、その笑い声が場内に響き渡る珍事を引き起こしたことも。(*29) 大竹まこと(2002~2008) 2002年から7年連続で審査員を担当。コントユニット「シティボーイズ」の一員。 本人が毒舌・大暴走キャラでのし上がってきたためか、奇抜で独創的な漫才を評価する傾向がある。 採点は90点を超えることは1組2組程度しかないなどなかなか辛目。 ラサール石井(2001~2005・2007) 2001年から5年連続、通算では6回の審査員を担当。 現在では某国民的人気漫画の主人公の声優のイメージが強いが、かつては下記の渡辺リーダーらと共にトリオ「コント赤信号」として活動したお笑い芸人である。 クイズ番組のレギュラーとしても活躍した「インテリ芸人」のはしりとも言うべき人物。幼少期の写真は芸能界有数のこすられっぷりでもおなじみ 休止前の『M-1』では毎年渡辺か石井が審査員を務めるのが慣例となっており、2005年では両者が揃い踏みしている。 現在は舞台出演や演出家の仕事をメインとしており、タレント業は事実上休止状態にある。 渡辺正行(2005・2006・2008~2010・2017) 2005年から2017年まで、通算5回の審査員を担当。 また『R-1ぐらんぷり』や『THE MANZAI』『ツギクル芸人グランプリ』の審査員も歴任。 「ラ・ママ新人コント大会」の主催等若手の育成に積極的で、様々な大会で審査員を務めるだけあって、くすぶっていたオードリーを励まして解散危機を救いネタの改善案についてアドバイスしたり、U字工事を若手時代から高く評価したりと後の『M-1』ファイナリストの実力を早くから見抜いていた。 コント赤信号時代のポジションとその審美眼もあり、多くの芸能人たちから「リーダー」と呼ばれる。 オール巨人(2007~2009・2016~2021) 芸歴45年を超えた今もなお劇場に立ち続ける漫才界の鉄人にして吉本を代表する看板コンビ、オール阪神・巨人のボケ担当。紳助とは同期で、現在も交友関係がある。番組中では主に「巨人師匠」と呼ばれる。 審査員としてはただ採点し寸評を述べるだけでなく、できるだけネタの改善点を伝えたり、アドバイスを行うなど非常に真剣にそしてファイナリスト達に思いやりを持って取り組んでいる。また決勝前には準決勝以外のファイナリストの予選ネタをチェックしている。そのためか逆に事前にあえて一切ファイナリストのネタを見ないようにしている松本と度々意見が食い違うことで場に緊張が走ることもあり、本人たちも自虐混じりにネタにしていた。 長きにわたり漫才界を牽引してきた大ベテランであるが決勝が近づくと大好きな酒を禁酒する、ネタ中にはメモを細かくとりつつ採点するなど『M-1』にかける情熱は本物。しかしそれ故に本人の負担とストレスも相当なものだった様で、自身のブログでは毎年毎年引退を匂わす発言をするのがお約束となっていた。 2021年をもって念願の審査員勇退となった。 上沼恵美子(2007~2009・2016~2021) 弱冠16歳でデビューし、1970年代のお笑い界を席巻した伝説の女天才漫才師・海原千里にして大阪城城主唯一の女性審査員。 歯に衣着せぬ物言いが特徴で滑ったたコンビや気に入らなかったコンビには強い口調できつく叱咤したり好みじゃないと包み隠さずいったりなど、採点はともかく批評の辛さは大会復活後の審査員随一。特にマヂカルラブリーなど彼女に酷評されたコンビは「上沼恵美子怒られ枠」と呼ばれ、「決勝で滑ったコンビ」という屈辱的なレッテルを貼られてしまう反面、中にはそれがきっかけでブレイクするケースもある。 逆に上沼が絶賛したコンビは司会の今田から「快傑えみちゃんねる」(*30)の出演決定を示唆されるのもお約束であった。 このように良くも悪くも我が強い彼女の批評は度々話題となるため、当人も相当な負担を感じているようで、決戦翌日に放送される上沼のラジオではその苦労話と(巨人師匠と共に)審査員引退表明をするのがお約束となっていた。 松本直々に引き留められるなどなかなか引退できなかったが、2021年をもってようやく勇退することができた。 立川志らく(2018~2022) 天才立川談志のDNAを引き継ぐ、落語界の風雲児。 落語家なのに漫才師のネタを審査することに関しては一部から批判されることもあり、本人も度々自虐ネタにしている。 とはいえ師匠の談志のように10点単位で採点するようなことはせず、審査の内容は至って真面目であり普通に審査する。だがその一方で口が悪く気が強いのは師匠に似ており、かつては自身の批評が火種となって炎上騒動になったことも。 そして彼の審査の一番の特徴はジャルジャルに99点、トム・ブラウンやヨネダ2000に97点、ランジャタイに96点などキワモノ新しさや独自性の強い前衛的なネタを高く評価する傾向があること。 そのためほか審査員からの票を得にくい上記のイロモノ枠なファイナリストたちに高得点を与えられる唯一の審査員という非常に貴重な立ち位置を確立し、その重要性の高さが再評価されることとなった。 しかし2023年大会を直前に控える中、自身のX(旧Twitter)にて突如審査員勇退を発表(*31)。唯一の頼みの綱を失ったキワモノ枠ファイナリスト達の明日はどっちだ 他にも、さまぁ〜ずの大竹一樹、ウッチャンナンチャンの南原清隆、元・雨上がり決死隊の宮迫博之ら当代を代表するお笑い芸人から、劇作家の鴻上尚史、青島幸男元東京都知事といった人物も審査員を経験した。 ▷ 敗者復活戦の芸人審査員 石田明(NON STYLE) 2008年大会王者。 理論派漫才師として知られ、芸人審査員の中で唯一『M-1』決勝戦の審査員経験を持ち、将来の決勝審査員候補とも目される実力者。 漫才にかける情熱は非常に強くその熱意が高じて近年は自身は所属経験がないNSCの講師を務めており、後続の育成に尽力している。 元より、審査員就任以前も『M-1』に関わる仕事をこなすことが多く、2019年大会以降から観覧席ゲストという立ち位置で敗者復活戦に出演していた他、『ナインティナインのオールナイトニッポン』では2018年から「石田教授」「石田先生」として「M-1答え合わせ」をするのが恒例となっており、審査員顔負けの慧眼っぷりを遺憾なく発揮している。 山内健司(かまいたち) 2019年大会準優勝。今回の芸人審査員の中では唯一非『M-1』チャンピオンからの選出。 一方でキングオブコントでは2017年王者として2021年から審査員を担当。なお審査員に抜擢される前年の大会では麒麟川島から決勝進出者発表会見のMCをコンビで引き継いだものの、流石に川島の後任は荷が重かったのか巧く捌くことは出来ず、一年限りでマヂカルラブリーと交代となった。その結果マヂカルラブリーが更にやらかした 渡辺隆(錦鯉) 2021年大会王者。今回選出された芸人審査員の中では最も最新の大会からの選出。 故に未だブレイクから日が浅い遅咲きの王者ではあるため、芸人審査員の中では唯一賞レースの審査員経験はないものの、ブレイク以前から同じ事務所の先輩にして『R-1ぐらんぷり』王者・ハリウッドザコシショウの単独ライブで作家を務めていた他、『キングオブコント』王者・バイきんぐの「ネタを考えるバイト」等をしていたなど「SMAの頭脳」とも称された実力の持ち主。 また『有吉の壁』にて審査員を担当した際には彼の冷静な論評・審美眼が注目を集めたことも。 野田クリスタル(マヂカルラブリー) 2020年大会王者。また同年の『R-1ぐらんぷり』王者でもあり、同大会では2021年以降審査員も務めるほか、2022年からは『THE W』の審査員も担当しており、お笑い賞レース三大会の審査員を担当するのは歴代最多。 そのネタの我流っぷりから「漫才論争」なる大論争を引き起こした人物ではあるが、その審査は意外にも無難。 しかし野田本人がそうだったように「我流」や「独自性」を高く評価する傾向があり、また自身のピン芸人時代の名残かシュールなネタや風変わりなネタにも高得点をつけることが多い。 因みに2023年大会では下記のかまいたちの後任として決勝進出者発表会見をコンビで担当した。そしてその進行の酷さから軽く炎上するハメに 柴田英嗣(アンタッチャブル) 2004年大会王者。通称ファンキー 歴代王者全員が審査員を務めた2015年大会開催当時はコンビ活動を休止していた為に唯一出演が見送られていたこともあって、『M-1』にて審査員を務めるのは初の経験となる。彼の選出により、復活前の『M-1』チャンピオン全組の片方が審査員経験者となった。 上記の通り『M-1』グランプリでの審査員経験はないが、2016年以降から複数回『ABCお笑いグランプリ』にて審査員を務めた実績がある。 【出演者】 勿論番組を盛り上げるのは審査員やファイナリストだけではない。本項ではそういった出演者を記す。 今田耕司(2003~) 司会進行担当。初登場であった2003年では、2002年でも司会を務めた西川きよしの補佐役も務めたが、2004年はきよしが審査員に回り単独司会となる。それ以降はきよしが事情により降板し、現在に至る。 ユーモアを織り交ぜたスムーズかつテンポの良い進行には定評があり、決勝の舞台でネタを終えたファイナリストを労り、軽快なトークや時には審査員すらイジって場を盛り上げる正に縁の下の力持ち。基本的に司会という立場のためネタの批評等はしないように心がけているが、これは嘗てネタの批評を述べた際に審査員であったオール巨人にその場で公開説教を食らったことに起因する。 余談だが彼が毎年つけているコサージュは毎回花のデザインが違っており、毎年彼が何のコサージュをつけているのかはファンの間で密かな注目ポイントとなっている。 上戸彩(2008~) 本業の女優業のみならず歌手としても活動する多彩なマルチタレント。オスカープロモーション所属。2008年に初めて出演し、それ以降は現在に至るまで今田と2人体制で司会進行を務めている。 twitterでは「上戸彩 綺麗」が毎年トレンド入りするのは当たり前、今田とのイチャイチャ芸や明るい相槌で今田をサポートし、場を盛り上げる。 最終決戦終了後の結果発表での「それ(結果)は……今年もCMの後です!」で全員がずっこけるのはお約束。 余談だが、上戸が産休から本格的に復帰することとなった番組も2015年の『M-1』である。 陣内智則(2015~) 皆さんご存じ笑いのニューウェーブ。再婚して子供もいるのに初婚ネタをイジられることでおなじみ。大会復活以降の敗者復活戦の司会を務める。 しかし今田と比べると、ラランドを最後まで「ララランド」と言い間違え続けた結果「ララランド」の方をTwitterトレンド1位に浮上させてしまったり、野外開催故に発生するトラブルに振り回されたり、それほど親交のなさそうな芸人を急に下の名前で呼んだことで「名字が読めなかった疑惑」が発生したり(*32)などポンコツな一面が目立つ。 とはいえその一方で、観覧席ゲスト達とトークで会場を盛り上げ、ネタを終えてなおボケまくるセミファイナリスト達をうまく捌いて場を温めるその手腕は確実にベテランの風格を感じさせる。 また、2016年・2018年では決勝の「M-1リポーター」として、出場者へのインタビューなどを担当した。 余談だが、芸人の間で「『M-1』ファイナリストが大会本番直前に陣内に遭遇すると優勝する」という都市伝説が囁かれていることも有名(*33)。 麒麟 川島明(2019~) 大喜利からMCとなんでもこなせる今や朝の顔となった元じゃない方芸人。M-1で3年連続3位の実力者で『R-1ぐらんぷり』ファイナリスト経験者。さらには『R-1』や『THE W』にて審査員を務めたことも。 2019年のみ「M-1リポーター」として控室リポートや暫定ボックスでの芸人へのインタビュー等を担当。それ以降は「いきなり生電話ライブ」や決勝進出者発表会見、開催記者会見のMC等として毎年のM-1グランプリに何らかの形で関わっている。 決勝進出者発表会見では緊張していたり、所構わずボケまくる決勝進出したてホヤホヤのファイナリスト達を見事に捌くその姿に、視聴者から「介護」とネタにされることも。2022年以降は決勝進出者発表会見のMCの座を後輩のかまいたち・マヂカルラブリーに譲り、自身は開催記者会見のMC等を担当している。 【歴代王者/主なファイナリスト】 M-1の長い歴史ゆえに多くのチャンピオン・活躍したファイナリストがいるため個別項目を参照。 【大会の歴史 歴代結果】 最終順位、コンビ名、所属事務所、ファーストラウンドの出番順と得点、最終決戦での得票数の順に記載コンビ名の太字は敗者復活組 特筆の無い場合、最終決戦の出番順はファーストラウンド3位→2位→1位の順 オートバックス M-1グランプリ2001 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 中川家 吉本興業 笑いのDNA 1 829 6 2 ハリガネロック 吉本興業 武闘派 10 809 1 3 アメリカザリガニ 松竹芸能 3オクターブの衝撃 4 796 - 4 ますだおかだ 松竹芸能 実力主義 8 770 - 5 麒麟 吉本興業 無印(ノーマーク) 7 741 - 6 フットボールアワー 吉本興業 奇蹟の顔面 2 726 - 7 キングコング 吉本興業 驚異のルーキー 6 707 - 8 チュートリアル 吉本興業 お笑い陰陽師 3 637 - 9 DonDokoDon 吉本興業 無冠の帝王 9 614 - 10 おぎやはぎ プロダクション人力舎 東京の星 5 540 - 初出場:初回のため全組が該当 ノーシード:同上 ラストイヤー:中川家 最終決戦出番順:抽選により、先攻が中川家、後攻がハリガネロックに決定 総エントリー数は1603組。 …なのだが、実際のエントリーは約1350組で主催者側が水増ししたことが後年明らかにされている。 1603組としたのは徳川幕府成立の年に因んだものだが、端数なことから逆に信憑性があがったとも語っている。 2010年まではオートバックスセブンが冠スポンサー(特別協賛)を務めた為『オートバックス M-1グランプリ』という名称であった。 審査員は島田紳助、松本人志、鴻上尚史、ラサール石井、春風亭小朝、青島幸男、西川きよし、そして一般審査300名(東京、大阪、福岡)。 大まかなルールは現在とほぼ同じだが、出場資格が「結成10年未満」であり、敗者復活戦が無く、最終決戦は2組のみ、そして採点方式に至っては審査員7人に100点ずつの計700点のみならず、札幌・大阪・福岡会場の客それぞれ100人に1点ずつ持ち点を与え、合計1000点を用いて審査であるなど一部異なる部分も。 しかし、この一般客審査は特におぎやはぎの悲劇大阪の客の非吉本・東京勢に対する採点が辛く、松本が放送中に苦言を呈したほどで、本大会以降は廃止された(*34)。 また、サブ司会の赤坂泰彦がハリガネロックのことを「アメリカンロック」と言ってしまう(*35)など、全体的な段取りは生放送としては第1回ならではといえるややgdgdな面も見られた。赤坂はその場で謝罪し、それ以降は出演していない。 当時としては異例である「ゴールデンで賞金が出るネタ番組」であったとはいえ、この頃は社会的な注目度も低く、優勝者の中川家は放送終了直後に審査員からネタをダメ出しされたというエピソードもある。 関西出身からの決勝進出9組は最多記録である。 オートバックス M-1グランプリ2002 順位 コンビ名 所属 1st出番 1st得点 最終得票 1 ますだおかだ 松竹芸能 2 612 5 2 フットボールアワー 吉本興業 5 621 2 3 笑い飯 吉本興業 6 567 0 4 おぎやはぎ プロダクション人力舎 7 561 - 5 ハリガネロック 吉本興業 1 545 - 6 テツandトモ ニチエンプロダクション 4 539 - 7 スピードワゴン M2カンパニー 9 535 - 8 ダイノジ 吉本興業 3 534 - 9 アメリカザリガニ 松竹芸能 8 525 - 初出場:笑い飯、テツandトモ、ダイノジ、スピードワゴン ノーシード:笑い飯、テツandトモ、スピードワゴン ラストイヤー:ますだおかだ(規定変更により翌年も出場可能に) 最終決戦出番順:抽選により、フットボールアワー、笑い飯、ますだおかだの順に決定 総エントリー数は1756組。 審査員は島田紳助、松本人志、大竹まこと、ラサール石井、島田洋七、中田カウス、立川談志。 この回より敗者復活戦が実装。敗者復活戦は東京ビッグサイトの目と鼻の先にある国際展示場駅前の広場で行われ、さらに2002年と2004年はコミックマーケットの日程と重なったこともあり、多くの見物客が足を止めて立ち見する光景が見られた。 吉本興業所属の決勝進出コンビが半数を下回ったのはこの回のみで、ますだおかだの優勝により初めて非吉本の芸人が優勝した大会である。また、何故かこの大会のみキャッチコピーが存在しない。 オートバックス M-1グランプリ2003 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 フットボールアワー 吉本興業 悲願 7 663 4 2 笑い飯 吉本興業 ∞ infinity 4 656 3 3 アンタッチャブル プロダクション人力舎 敗者復活組 9 616 0 4 2丁拳銃 吉本興業 ラストチャンス 5 608 - 5 りあるキッズ 吉本興業 最年少 8 601 - 6 スピードワゴン ホリプロコム 正門突破 3 572 - 7 アメリカザリガニ 松竹芸能 3度目の正直 6 564 - 8 麒麟 吉本興業 返り咲き 2 554 - 9 千鳥 吉本興業 無印(ノーマーク)。 1 552 - 初出場:2丁拳銃、千鳥、りあるキッズ、アンタッチャブル ノーシード:アンタッチャブル ラストイヤー:2丁拳銃 最終決戦出番順:抽選により、笑い飯、アンタッチャブル、フットボールアワーの順に決定 総エントリー数は1906組。 審査員は島田紳助、松本人志、南原清隆、島田洋七、ラサール石井、大竹まこと、中田カウス。松本と南原の共演が話題になった。 参加資格が結成10年以内に、ネタの持ち時間が4分に変更となり、より現在の形式に近づいた。 この回から司会に今田耕司が起用された。 オートバックス M-1グランプリ2004 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 アンタッチャブル プロダクション人力舎 悲願の正面突破 8 673 6 2 南海キャンディーズ 吉本興業 初物尽くし 5 639 1 3 麒麟 吉本興業 敗者復活組 9 634 0 4 タカアンドトシ 吉本興業 直球勝負 2 615 - 5 笑い飯 吉本興業 予測不能 7 615 - 6 POISON GIRL BAND 吉本興業 支離滅裂のアーティスト 6 603 - 7 トータルテンボス 吉本興業 The渋谷系 4 587 - 8 東京ダイナマイト オフィス北野 "ビート"の遺伝子 3 583 - 9 千鳥 吉本興業 リベンジ 1 582 - 初出場:東京ダイナマイト、タカアンドトシ、トータルテンボス、南海キャンディーズ、POISON GIRL BAND ノーシード:東京ダイナマイト ラストイヤー:アンタッチャブル、タカアンドトシ 最終決戦出番順:抽選により、アンタッチャブル、麒麟、南海キャンディーズの順に決定 総エントリー数は2617組。初めて総エントリー数が2000組を超えた。 審査員は西川きよし、南原清隆、大竹まこと、島田洋七、春風亭小朝、ラサール石井、中田カウス。 2010年までで唯一、島田紳助と松本人志が出演しなかった回。紳助は2004年10月に自身が起こした傷害事件で書類送検され、芸能活動を自粛していたため。松本は紳助が出演しないことと、決勝戦の裏番組に相方の浜田雅功が出演する『ジャンクSPORTS』の特番が放送予定であったことからそれぞれ不参加となった。 アンタッチャブルが優勝したことによって初めて関西出身でないコンビが優勝した。 また、初めて東京NSC出身の決勝進出コンビ(トータルテンボス、POISON GIRL BAND)が出るなど、関東勢の躍進が多く見られた。 笑い飯が制限時間を大幅にオーバーし6分30秒近くネタをしてしまい(*36)物議を醸したことで、以降ネタ時間のルールについて厳密化が図られた。 オートバックス M-1グランプリ2005 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 ブラックマヨネーズ 吉本興業 モテない男たちの逆襲 5 659 4 2 笑い飯 吉本興業 予測不能のWボケ 1 633 3 3 麒麟 吉本興業 M-1チルドレン 8 646 0 4 品川庄司 吉本興業 不屈のお調子者 6 626 - 5 チュートリアル 吉本興業 暴走するイケメン漫才 4 622 - 6 千鳥 吉本興業 敗者復活組 9 607 - 7 タイムマシーン3号 ケーアッププロモーション アキバ系カリスマデブ 7 571 - 8 アジアン 吉本興業 骨と肉のハーモーニー 2 564 - 9 南海キャンディーズ 吉本興業 相方以上恋人未満 3 552 - 初出場:アジアン、品川庄司、タイムマシーン3号、ブラックマヨネーズ ノーシード:なし ラストイヤー:品川庄司 最終決戦出番順:上位からの任意選択により、麒麟、笑い飯、ブラックマヨネーズの順に決定 総エントリー数は3389組。 審査員は島田紳助、松本人志、渡辺正行、大竹まこと、島田洋七、ラサール石井、中田カウス。 アジアンが女性コンビで初となる決勝進出を果たした。 一方で、2002年以降で初めてノーシードからの決勝進出コンビが出なかった。 この回から決勝戦会場がテレビ朝日本社になった。その為か、笑い飯のジャッジの際に島田洋七の審査点数が表示されず口頭で得点を発表する、タイムマシーン3号のジャッジの開票の際に直前に出た品川庄司の点数がそのまま出てしまうなどトラブルが頻発した。 今大会から「ネタ時間が4分を超えると減点の対象」のルールがアナウンスされた。これは前述の通り、前年の2004年にて笑い飯が6分30秒近くネタをしてしまったことが原因とされる(*37)。 オートバックス M-1グランプリ2006 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 チュートリアル 吉本興業 華麗なる妄想族 6 664 7 2 フットボールアワー 吉本興業 帰ってきた王者 2 640 0 3 麒麟 吉本興業 空腹のファンタジスタ 4 627 0 4 笑い飯 吉本興業 予測不能のWボケ 8 626 - 5 トータルテンボス 吉本興業 ハンパねぇ渋谷系漫才 5 613 - 6 ライセンス 吉本興業 敗者復活組 9 609 - 7 ザ・プラン9 吉本興業 5人の漫才革命児 3 597 - 8 変ホ長調 (アマチュア) 史上最強のアマチュア 7 576 - 9 POISON GIRL BAND 吉本興業 暴走する異次元漫才 1 570 - 初出場:ザ・プラン9、変ホ長調、ライセンス ノーシード:なし ラストイヤー:ライセンス 総エントリー数は3922組。 審査員は島田紳助、松本人志、南原清隆、渡辺正行、島田洋七、大竹まこと、中田カウス。 初のアマチュアでの決勝進出(変ホ長調)、初のコンビ以外での決勝進出(ザ・プラン9)、初の過去の王者の再参戦(フットボールアワー)など、いろいろと初物づくしとなった異例の大会。この内アマチュアとコンビ以外のファイナリストは未だに彼らのみである。 アマチュアの変ホ長調を除き、敗者復活組を含めた決勝進出コンビの所属事務所が全て吉本興業だった唯一の大会でもある。 オートバックス M-1グランプリ2007 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 サンドウィッチマン フラットファイヴ 敗者復活組 9 651 4 2 トータルテンボス よしもとクリエイティブ・エージェンシー ハンパねぇラストチャンス 5 646 2 3 キングコング よしもとクリエイティブ・エージェンシー 帰ってきたスーパールーキー 6 650 1 4 ハリセンボン よしもとクリエイティブ・エージェンシー (デブ+ヤセ)×ブサイク=爆笑 7 608 - 5 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 予測不能のWボケ 1 604 - 6 ザブングル ワタナベエンターテインメント 奇跡の顔面 3 597 - 7 ダイアン よしもとクリエイティブ・エージェンシー お笑い月見草 8 593 - 8 千鳥 よしもとクリエイティブ・エージェンシー オレ流漫才 4 580 - 9 POISON GIRL BAND よしもとクリエイティブ・エージェンシー 屈辱からの脱出 2 577 - 初出場:ハリセンボン、ザブングル、ダイアン、サンドウィッチマン ノーシード:ハリセンボン、キングコング ラストイヤー:トータルテンボス 総エントリー数は4239組。 審査員は島田紳助、松本人志、上沼恵美子、ラサール石井、オール巨人、大竹まこと、中田カウス。2021年大会までM-1グランプリの筆頭審査員として活躍したオール巨人と上沼恵美子が初めて審査員として出演した。 第1回大会ファイナリストのキングコングが6年ぶりに決勝進出を決めた。また、笑い飯が6回目の決勝進出となり、決勝進出回数の単独最多記録を樹立した。 敗者復活からの生還を果たしたサンドウィッチマンが優勝するという、史上初となる偉業が成し遂げられた。 また、サンドウィッチマンは当時フラットファイヴ所属のため、アンタッチャブル以来となる非吉本での優勝者となった。 余談だが、今大会の1回戦開催中に吉本興業が「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」に所属タレントを移管している。 オートバックス M-1グランプリ2008 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 NON STYLE よしもとクリエイティブ・エージェンシー ストリート系漫才 7 644 5 2 オードリー ケイダッシュステージ 敗者復活組 9 649 2 3 ナイツ マセキ芸能社 浅草の星 4 640 0 4 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 孤高のWボケ 2 637 - 5 U字工事 アミー・パーク I ♥ とちぎ 5 623 - 6 ダイアン よしもとクリエイティブ・エージェンシー お笑い月見草 1 619 - 7 モンスターエンジン よしもとクリエイティブ・エージェンシー 変幻自在の高性能漫才 3 614 - 8 キングコング よしもとクリエイティブ・エージェンシー 逆襲のスーパールーキー 8 612 - 9 ザ・パンチ よしもとクリエイティブ・エージェンシー ラストチャッチャチャーンス 6 591 - 初出場:ザ・パンチ、ナイツ、NON STYLE、モンスターエンジン、U字工事、オードリー ノーシード:なし ラストイヤー:ザ・パンチ 総エントリー数は4489組。 審査員は島田紳助、松本人志、上沼恵美子、渡辺正行、オール巨人、大竹まこと、中田カウス。 この回から女性司会者が上戸彩で固定されるようになった。 9組中6組が初出場。一方で5大会ぶりに決勝進出者に女性芸人がいない大会になった。 最終決戦進出の3組が全て決勝初出場コンビになったのは、2002年以降ではこの回のみ。また、最終決戦進出の3組の事務所が全て異なったのもこの回のみである。 今大会は歴代最高視聴率を記録しており、関東では23.7%、関西では35.0%を記録している。 オートバックス M-1グランプリ2009 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 パンクブーブー よしもとクリエイティブ・エージェンシー 9年目の正直 8 651 7 2 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 孤高のWボケ 5 668 0 3 NON STYLE よしもとクリエイティブ・エージェンシー 敗者復活組 9 641 0 4 ナイツ マセキ芸能社 浅草の星 1 634 - 5 ハライチ ワタナベエンターテインメント 原市生まれM-1育ち 6 628 - 6 東京ダイナマイト よしもとクリエイティブ・エージェンシー 逆襲の異端児 3 614 - 7 モンスターエンジン よしもとクリエイティブ・エージェンシー ネタの精密機械 7 610 - 8 南海キャンディーズ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 漫才という名の赤い糸 2 607 - 9 ハリセンボン よしもとクリエイティブ・エージェンシー 恋する漫才師 4 595 - 初出場:ハライチ、パンクブーブー ノーシード:なし ラストイヤー:なし 総エントリー数は4629組。 審査員は島田紳助、松本人志、上沼恵美子、東国原英夫、オール巨人、渡辺正行、中田カウス。当時宮崎県知事だった東国原英夫の審査員就任は話題となった。 決勝初出場が過去最少の2組だけで、ラストイヤーも初めてゼロに。また、大阪からの決勝進出コンビも2組だけとこちらも過去最少となった。 今大会で島田紳助が笑い飯に出した100点は史上初かつ史上唯一の記録である。 オートバックス M-1グランプリ2010 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 笑い飯 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 孤高のWボケ 6 668 4 2 スリムクラブ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 無印(ノーマーク)島人 3 644 3 3 パンクブーブー よしもとクリエイティブ・エージェンシー 敗者復活組 9 668 0 4 ピース よしもとクリエイティブ・エージェンシー 笑いのアーティスト 8 629 - 5 銀シャリ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 昭和をまとった新世代 4 627 - 6 ナイツ マセキ芸能社 浅草の星 5 626 - 7 ハライチ ワタナベエンターテインメント 進化するムチャぶり漫才 7 620 - 8 ジャルジャル よしもとクリエイティブ・エージェンシー スーパールーキー 2 606 - 9 カナリア よしもとクリエイティブ・エージェンシー 羽ばたけ!ラストイヤー 1 592 - 初出場:ピース、ジャルジャル、カナリア、スリムクラブ、銀シャリ ノーシード:ピース ラストイヤー:最終回のため全組が該当(後に大会復活時の規定変更により出場権付与) 総エントリー数は4835組。 審査員は島田紳助、松本人志、南原清隆、大竹一樹、渡辺正行、宮迫博之、中田カウス。 ファーストラウンドで笑い飯とパンクブーブーが668点で同点となり、より高い点数を付けた審査員の多かったパンクブーブーが1位通過扱いとなった。 M-1グランプリ2015 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 トレンディエンジェル よしもとクリエイティブ・エージェンシー 敗者復活組 9 825 6 2 銀シャリ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 昭和をまとった新世代 再び! 6 818 2 3 ジャルジャル よしもとクリエイティブ・エージェンシー フリースタイルが止まらない! 5 834 1 4 タイムマシーン3号 太田プロダクション 器用なおデブさんは好きですか? 8 816 - 5 スーパーマラドーナ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 震える子羊ボケまくる! 3 813 - 6 和牛 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 心にさされ!非情な愛のボケ 4 806 - 7 メイプル超合金 サンミュージックプロダクション 誰も知らない超ダークホース 1 796 - 8 馬鹿よ貴方は オフィス北野 静かなる毒舌漫才 2 791 - 9 ハライチ ワタナベエンターテインメント 澤部、今日も騒ぐってよ 7 788 - 初出場:和牛、馬鹿よ貴方は、スーパーマラドーナ、メイプル超合金、トレンディエンジェル ノーシード:同上 ラストイヤー:タイムマシーン3号 5年ぶりに大会が再開され、出場条件が結成15年以内に引き上げられた。 総エントリー数は前回より少ない3472組。 審査員は礼二、増田英彦、岩尾望、吉田敬、徳井義実、富澤たけし、石田明、佐藤哲夫、哲夫。全員が初参加で、アンタッチャブルを除く歴代優勝コンビから1人ずつ審査員を務めることが話題となった。また、9名での審査はこの回のみ。 敗者復活戦の会場が、大井競馬場から六本木ヒルズアリーナに変更された。 また、この年から敗者復活戦が生放送で中継され、選出方法も視聴者投票になった。 それまで50組以上が争っていた敗者復活戦も、この年から20組以下と大幅に絞られることになった。 M-1グランプリ2016 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 銀シャリ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 王道漫才 4 470 3 2 和牛 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 敗者復活組 9 469 1 3 スーパーマラドーナ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 虚弱×最強 7 459 1 4 さらば青春の光 ザ・森東 予測不能 8 448 - 5 アキナ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 変幻自在 1 446 - 6 ハライチ ワタナベエンターテインメント シン・ハライチ 6 446 - 7 カミナリ グレープカンパニー ダークホース 2 441 - 8 スリムクラブ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 一撃必殺 5 441 - 9 相席スタート よしもとクリエイティブ・エージェンシー 婚活系漫才 3 436 - 初出場:カミナリ、アキナ、相席スタート、さらば青春の光 ノーシード:カミナリ、アキナ、スリムクラブ ラストイヤー:なし 総エントリー数は3503組。 審査員は上沼恵美子、松本人志、博多大吉、礼二、オール巨人。この回のみ5名での審査だった。 大会復活後、ファーストラウンド敗退コンビの平均点が全て90点未満だったのはこの回のみ。 M-1グランプリ2017 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 とろサーモン よしもとクリエイティブ・エージェンシー ついにキターーー!! 3 645 4 2 和牛 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 3度目の正直 9 653 3 3 ミキ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 兄弟漫才 8 650 0 4 スーパーマラドーナ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 敗者復活組 4 640 - 4 かまいたち よしもとクリエイティブ・エージェンシー 史上初の2冠へ 5 640 - 6 ジャルジャル よしもとクリエイティブ・エージェンシー 帰ってきたフリースタイル 10 636 - 7 さや香 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 無印(ノーマーク) 7 628 - 8 ゆにばーす よしもとクリエイティブ・エージェンシー 野生女×インドア男 1 626 - 9 カミナリ グレープカンパニー 進化のどつき漫才 2 618 - 10 マヂカルラブリー よしもとクリエイティブ・エージェンシー 摩訶不思議 6 607 - 初出場:かまいたち、ゆにばーす、マヂカルラブリー、さや香、ミキ、とろサーモン ノーシード:さや香 ラストイヤー:とろサーモン 総エントリー数は4094組。復活後初めて4000組を超えた。 審査員は前回の5名に加え、渡辺正行と春風亭小朝がこの回限定で復帰した。 今大会から正規の決勝進出者が9組となり、第1回大会以来約16年ぶりに決勝が10組で争われるようになった。 さらに決勝戦のネタ披露順が笑神籤による抽選方式となり、それに伴い敗者復活戦の勝利者を番組冒頭で発表する形式になった。 ゆにばーす・はら、さや香・新山といった平成生まれの芸人が初めて決勝進出を果たした大会でもある。 M-1グランプリ2018 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 霜降り明星 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 縦横無尽 9 662 4 2 和牛 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 第4形態 10 656 3 3 ジャルジャル よしもとクリエイティブ・エージェンシー フリースタイル再び 4 648 0 4 ミキ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 敗者復活組 7 638 - 5 かまいたち よしもとクリエイティブ・エージェンシー 史上初の2冠へ 3 636 - 6 トム・ブラウン ケイダッシュステージ 無秩序 8 633 - 7 スーパーマラドーナ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 最後の逆襲 2 617 - 8 ギャロップ よしもとクリエイティブ・エージェンシー 輝け!いぶし銀 5 614 - 9 見取り図 よしもとクリエイティブ・エージェンシー 声高ダークホース 1 606 - 10 ゆにばーす よしもとクリエイティブ・エージェンシー 今年もイェエエエイ! 6 594 - 初出場:霜降り明星、トム・ブラウン、ギャロップ、見取り図 ノーシード:トム・ブラウン、ギャロップ ラストイヤー:スーパーマラドーナ、ギャロップ、ジャルジャル 総エントリー数は4640組。 審査員は巨人、礼二、松本、上沼に加え、サンドウィッチマン・富澤が3年ぶりに復帰し、ナイツ・塙と立川志らくが初参加。 10組中6組が決勝連続出場で、過半数を占めた。また、ラストイヤーのコンビが3組いるのは過去最多である。 この年は『R-1ぐらんぷり』を濱田祐太郎が、『キングオブコント』をハナコが制しており、3大大会を20代の若手芸人が席巻。「お笑い第七世代」が台頭していくこととなった。 また、放送終了直後のインスタライブにて前年王者とろサーモン・久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智が飲酒の末に審査員の上沼に対して暴言を吐き、大炎上してしまった。 M-1グランプリ2019 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 ミルクボーイ 吉本興業 ナニワスパイラル 7 681 6 2 かまいたち 吉本興業 憑依する漫才 2 660 1 3 ぺこぱ サンミュージックプロダクション ツッコミ方改革 10 654 0 4 和牛 吉本興業 敗者復活組 3 652 - 5 見取り図 吉本興業 真逆の個性 6 649 - 6 からし蓮根 吉本興業 火の国ストロング 5 639 - 7 オズワルド 吉本興業 新・東京スタイル 8 638 - 8 すゑひろがりず 吉本興業 令和の伝統芸能 4 637 - 9 インディアンス 吉本興業 ノンストップ 9 632 - 10 ニューヨーク 吉本興業 漫才ジョーカー 1 616 - 初出場:からし蓮根、ミルクボーイ、ぺこぱ、オズワルド、すゑひろがりず、ニューヨーク、インディアンス ノーシード:ミルクボーイ、ぺこぱ、オズワルド、すゑひろがりず、ニューヨーク ラストイヤー:かまいたち 総エントリー数は5040組。 審査員は昨年と同じ7名。この顔ぶれは2021年まで固定された。 この年から敗者復活戦のネタ時間が3分から4分に変更された。 また、この年から敗者復活戦の勝者を、「笑神籤」で出番が決まった直後に発表し、そのまますぐに会場に向かいネタを行う形式になっている。 決勝進出10組のうち7組が初出場、うち5組がノーシードでの進出とテレビ的にほぼ無名のコンビばかりの決勝戦となり、その一方で和牛を含むファイナリスト経験者や四千頭身ら当時圧倒的支持を得ていた第七世代が軒並み準決勝敗退と開催前から世間を大きく騒がせた。 そのため開幕前は不安視する声も上がっていたが、結果としては審査員が口をそろえて「過去最高レベルの大会」「どのコンビを支持するか悩んだ」と絶賛する過去に類を見ない盛り上がりを見せた回となった。 余談だが、今大会開催までによしもとクリエイティブ・エージェンシーが「吉本興業」に社名を変更している(*38)。 M-1グランプリ2020 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 マヂカルラブリー 吉本興業 我流大暴れ 6 649 3 2 おいでやすこが 吉本興業 個性と技のハーモニー 5 658 2 3 見取り図 吉本興業 真逆の才能Ⅲ 4 648 2 4 錦鯉 SMA おっさんずバカ 9 643 - 5 ニューヨーク 吉本興業 ダークにリベンジ 3 642 - 5 オズワルド 吉本興業 NEO東京スタイル 7 642 - 7 インディアンス 吉本興業 敗者復活組 1 625 - 8 アキナ 吉本興業 覚醒するファンタジスタ 8 622 - 9 ウエストランド タイタン 小市民怒涛の叫び 10 622 - 10 東京ホテイソン グレープカンパニー 静ボケ 剛ツッコミ 2 617 - 初出場:おいでやすこが、東京ホテイソン、錦鯉、ウエストランド ノーシード:おいでやすこが(*39) ラストイヤー:なし 当時は新型コロナウイルス流行により開催自体が危ぶまれていたが、1回戦を無観客で開催、過去の準決勝経験コンビに特例シード付与(*40)、3回戦の廃止などの感染対策を施して開催された。 総エントリー数は5081組。 この大会から2回戦以降のネタが大会公式のYouTubeチャンネルにアップロードされるようになった(*41)。 非吉本の事務所所属の芸人が複数組出場。これは2016年以来となる。 錦鯉・長谷川が49歳かつ芸歴25年でM-1グランプリの最年長ファイナリスト・最長芸歴を更新。 さらにピン芸人のおいでやす小田とこがけんによる2019年結成のユニットコンビ「おいでやすこが」が決勝進出を果たした。正式ではないグループが決勝進出を果たしたのは初。 上述の通り、この大会の結果で優勝したマヂカルラブリーのネタに対し「あのネタは漫才といえるのか」という異論が唱えられたことから「漫才論争」が勃発した。 M-1グランプリ2021 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 錦鯉 SMA 50歳おバカの大冒険 8 655 5 2 オズワルド 吉本興業 シン・東京スタイル 6 665 1 3 インディアンス 吉本興業 快速ボケ特急 9 655 1 4 ロングコートダディ 吉本興業 やわらかハード 7 649 - 5 もも 吉本興業 なにわNEWフェイス 10 645 - 6 ゆにばーす 吉本興業 NO M-1,NO LIFE. 3 638 - 6 真空ジェシカ プロダクション人力舎 屈折のエリート 5 638 - 8 モグライダー マセキ芸能社 やんちゃとぶきっちょ 1 637 - 9 ハライチ ワタナベエンターテインメント 敗者復活組 4 636 - 10 ランジャタイ グレープカンパニー 奇天烈の極み 2 628 - 初出場:もも、真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイ、ロングコートダディ ノーシード:もも、真空ジェシカ、モグライダー ラストイヤー:ハライチ 新型コロナウイルス感染拡大防止に細心の注意を払いつつも、3回戦の復活など従来の形式に戻して開催された。 総エントリー数は6017組。 吉本興業以外の事務所所属のコンビが5組(敗者復活組を含む)決勝進出を果たした。これは2002年に並び最多タイ。 そのうちストレートで決勝に進出した4組は関東のお笑い興行を一手に担う「K-PRO」ライブの常連メンバーであり、自らも出場者であるロングコートダディ・堂前がこのメンツを「週4くらいでお笑いライブに通っているお笑いファンが高熱の時に見る夢みたいなメンバー」と評するなど、本番前から昨年の漫才論争以上の大波乱が予想されていた。 ファーストラウンドで錦鯉とインディアンスが655点で同点となり、より高い点数を付けた審査員の多かった錦鯉が2位通過扱いとなった。 一方で、同大会からファーストラウンドで敗退した場合は合計得点のみで順位をつけるようになっている。 錦鯉の優勝により2007年のサンドウィッチマン以来、実に10大会ぶり(14年ぶり)に吉本興業以外所属コンビが優勝した。 また、長谷川(当時50歳)は初の50代ファイナリスト兼優勝者、渡辺(当時43歳)も史上初の40代での優勝者となり、コンビでとろサーモンの2人(当時38歳)が持っていた優勝の最年長記録を更新した。 M-1グランプリ2022 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 ウエストランド タイタン 小市民怒涛の叫び 10 659 6 2 さや香 吉本興業 熱血リベンジ 5 667 1 3 ロングコートダディ 吉本興業 ゆるハイブリッド 4 660 0 4 男性ブランコ 吉本興業 あぶない地味男 6 650 - 5 真空ジェシカ プロダクション人力舎 アンコントロール 2 647 - 5 ヨネダ2000 吉本興業 なかよし奇想天外 8 647 - 7 オズワルド 吉本興業 敗者復活組 3 639 - 8 カベポスター 吉本興業 草食系ロジカル 1 634 - 9 キュウ タイタン ノーリアル 9 620 - 10 ダイヤモンド 吉本興業 クレイジーな輝き 7 616 - 初出場:ダイヤモンド、ヨネダ2000、男性ブランコ、キュウ、カベポスター ノーシード:ダイヤモンド ラストイヤー:なし 総エントリー数は7261組。準々決勝進出者が昨年よりも絞られた一方で、準決勝の枠が2つ増えて27+1組になった。 審査員は上沼と巨人の勇退により、博多大吉が5年ぶりに復帰し、新たに山田邦子が加わった。 大会史上初の歴代ファイナリストの1回戦敗退、大会復活後初の前年度ファイナリストの3回戦敗退、準決勝の時点で前年度ファイナリストが3組だけ、 前年度3位の準々決勝敗退(*42)、大会史上初のストレートでの決勝3回目以上なし……など、今まで以上に過酷な大会となった。M-1はファイナリスト経験者にさえ容赦しない。 タイタンからファイナリストが2組選出されており、吉本以外の事務所では第1回と第2回に2組選出された松竹芸能以来、さらに言えば関東圏の事務所では初の快挙である。 また、史上初めて2年連続で吉本興業以外所属コンビから王者が誕生した。 M-1グランプリ2023 順位 コンビ名 所属 キャッチコピー 1st出番 1st得点 最終得票 1 令和ロマン 吉本興業 エキセントリックルーキー 1 648 4 2 ヤーレンズ ケイダッシュステージ ノンストップ・ウザ 6 656 3 3 さや香 吉本興業 激情リベンジ 3 659 0 4 マユリカ 吉本興業 ずっとキモダチ 5 645 - 5 真空ジェシカ プロダクション人力舎 アンコントロールⅢ 7 643 - 6 カベポスター 吉本興業 草食系ロジカルモンスター 4 635 - 7 モグライダー マセキ芸能社 メジャーポンコツ 10 632 - 8 ダンビラムーチョ 吉本興業 M-POP 8 631 - 9 シシガシラ 吉本興業 (敗者復活組) 2 627 - 10 くらげ 吉本興業 純情!ワイシャツとアロハ 9 620 - 初出場:令和ロマン、マユリカ、くらげ、ダンビラムーチョ、ヤーレンズ、シシガシラ ノーシード:なし(*43) ラストイヤー:なし 総エントリー数は8540組。準決勝の枠が昨年よりさらに増やされ、30+1組となった。 敗者復活戦のリニューアルに伴い芸人審査員が新たに設けられ、柴田英嗣、野田クリスタル、渡辺隆、山内健司、石田明の5人が担当。 決勝審査員は志らくの勇退に伴い、新たに海原ともこが加入した。 最終決戦の結果発表では審査員席の順にヤ(ヤーレンズ)→令(令和ロマン)→ヤ→令→ヤ→令の順ときれいに投票結果が分かれ、文字通り松本の一票で王者が決まるというM-1史上最もスリリングな発表となった。 さらに中川家以来となるトップバッターからの王者が誕生した。また、平成生まれ及び20代のコンビが優勝するのは霜降り明星以来であり、これまで霜降り明星の芸歴の5年11か月だった記録を更新する芸歴5年9か月での優勝を果たした 【意外な出場者】 先述したとおり、結成15年以内であれば老若男女を問わず参加できる今大会において非芸人の参加は非常に多い。 その中には他のジャンルで有名になっている人も少なからずおり、その中から特筆すべき人物をここに記す。 えべっさん(現・菊タロー)(2001) 当時、大阪プロレス所属のプロレスラー。同団体の社長であるスペル・デルフィンと「なんで家いるか・えびす」を結成し、本職の芸人相手に3回戦に進出する快挙を見せた。 また、2003年には相方を同団体のタイガースマスクに代えて1回戦を突破している。 曽山一寿(2002) 『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』シリーズで知られる漫画家。 友人とコンビ「こち亀5、6巻」を結成し参加。しかし1回戦でコンビ名がウケただけでそこから先は地獄だったという。 福島暢啓(2007~2009・2018・2022・2023) MBS毎日放送のアナウンサー。 現在はTBSテレビ制作の『THE TIME,』で関西・徳島地区の中継を担当。 初出場は大学時代で、大学の落語研究会の先輩とコンビ「志ん茶」を組み、アマチュアながらも準決勝まで2度勝ち進んだ。 若本規夫のモノマネを得意としており、漫才でも披露している。 コンビの活動は2人とも就職した事で終了しているが、ベストアマチュア賞がこの時からあったなら間違いなく彼らが獲得していただろう。 また、2018年と2022年、2023年には三遊亭好楽の弟子である落語家の錦笑亭満堂(旧:三遊亭とむ)と「ヤングタウン」を結成し、2023年には準々決勝まで進出している。 仁井谷正充(2007) ぷよぷよの開発元、および倒産後の元社員からの暴露によりしくじり企業として知られているコンパイル社の社長。「MOO仁井谷」の名でサタンさまの声優をしたりコスプレしていた姿を覚えている人間も多いだろう。 2007年に新作ゲームの宣伝も兼ね「歳の差コンビならウケるだろう」という目論見で20歳の女性みちゃきと「たにんどん」というコンビを結成し出場。 結果は1回戦敗退だが、ぷよぷよ開発者というネームバリューからあらびき団やAbemaTV『日村がゆく』といった番組にコンビで出演。 しかしあらびき団ではスベリ芸扱い、日村がゆくでも『M-1ナメてるグランプリ』という企画での出演である。 森田まさのり(2018) 『ROOKIES』で知られる漫画家。 お笑い芸人を題材にした『べしゃり暮らし』の作者で、同作用の取材のため吉本興業の養成所「吉本総合芸能学院(NSC)」に入学までしている(*44)ほか、2008~2010年のM-1ポスターで同作の主人公コンビを描いている。 漫画家仲間の長田悠幸との即席お笑いコンビ「漫画家」で参加。本職でないにもかかわらずなんと準々決勝にまで勝ち上がる健闘ぶりを見せ、ベストアマチュア賞を獲得した。 速水奨(2019) 事務所の後輩(当時)・野津山幸宏とともに、自身が代表を務める事務所と同名のコンビ「ラッシュスタイル」を結成して出場。 声優ならではの滑舌を活かした芸風だが、惜しくも3回戦には届かず。 つ~ゆ~(2019・2020) 福田悠太と辰巳雄大の二人からなるジャニーズ事務所所属のアイドル。 ジャニーズアイドルとして初のM-1出場となる2019年には3回戦まで進出し、話題を呼んだ。 また、2020年には彼らが所属しているグループ「ふぉ~ゆ~」の残りのメンバーである松崎祐介と越岡裕貴も「おつゆ」として出場、こちらは1回戦を突破している。 さらに2024年には「ふぉ~ゆ~」名義で4人で参戦、1回戦を突破した。 冨宅正浩(2022) 2017年から務めている大阪府柏原市の現職市長。 かねてからの友人であり同市在住の芸人・山本哲史とともに「市長・市民」を結成して出場。 現職市長の参戦、並びに1回戦突破は大いに話題になり、ネットニュースをにぎわせた。 また、同年には福井県若狭町長の渡辺英朗も出場しており、こちらも1回戦を突破している。 ウクライーニヤン(2022) ロシアによるウクライナ侵攻からの避難民であるユリヤ・ボンダレンコ氏とその支援者かつ企業社長の吉村大作氏によるコンビ。 結果は1回戦敗退だが、時節が時節だけに大きな話題を呼び、ナイスアマチュア賞を受賞。 我らワールド(2022) 自転車系漫才…と言われるレベルで軽妙なトークを繰り広げるJ SPORTS Cycle Road Race実況解説の栗村修と、『金曜ロードショー』やラジオでおなじみのドイツ人ナレーター・サッシャのコンビ。 何を間違ったのか『M-1』に参戦し、1回戦を突破してしまう。 流石に2回戦敗退だったが、「J SPORTS」で放送されている普通はスポーツマンの裏側まで密着取材する番組『The REAL』にて、何故かこの2人の『M-1』参戦記まで取材される事に。 くまモン(2023) ご存じ熊本県が誇るマスコットキャラクター。 大阪くまモン隊で活動しているお姉さんとコンビを結成し、1回戦を突破した。 ケイン・コスギ(2023) 三大特撮制覇を成し遂げた、perfect bodyなアクション俳優。 ジム仲間であった筋肉芸人、なかやまきんに君とのコンビ「パーフェクトパワーズ」を結成し挑んだ2023年大会では、なんと準々決勝まで進出する快挙を成し遂げ注目を集めた。 【予選で話題を集めたコンビ】 決勝戦に残れずとも、予選にて披露したネタが動画サイトで話題を集めたコンビも多い。 完熟フレッシュ(2016) 頼りない父、池田57CRAZYとその実娘池田レイラからなる親子漫才師。2016年に3回戦、翌2017年には準々決勝にまで進出し「ベストアマチュア賞」を受賞した。 芸風は実話を基にして頼りない父が繰り出す自虐ネタにレイラが辛辣な毒舌で返すというパターンで、2018年1月の『おもしろ荘』にも出演。前述の通り元々はアマチュアコンビだったが、これをきっかけに注目を集め、同年1月8日付でワタナベエンターテインメント所属となりプロに転向しブレイクした。 現在はテレビ出演こそ減ってはいるものの、Youtubeで披露したレイラのメイク動画が話題になった。錦鯉と同時に漫才協会に加入している。 怪奇!YesどんぐりRPG(2018) Yes!アキト、どんぐりたけし、サツマカワRPGのそれぞれが一発ギャグを得意とする三人のピン芸人からなるお笑いユニット。 『M-1』に出場こそしているもののボケ、ツッコミの役割の概念は基本的に無く、全員がギャグを担当する風変わりな芸風が持ち味。もはや漫才ではない 初出場であった2018年の3回戦にて、それぞれがローテーション式に一発ギャグを披露していくもどんぐりのみが自己紹介ギャグを繰り返す「プレイヤーチェンジ」のネタが大きな話題となり、プチブレイク。 その後も数多くの芸風を試し、2021年には遂に準々決勝にまで進出。さらにサツマカワRPGとYes!アキトは2022年に『R-1グランプリ』で決勝進出を果たしている。 金属バット(2018~2022) 長身坊主の小林圭輔とガリガリ猫背でロン毛の友保隼平からなるコンビ。 特徴的な容姿や覚醒剤や不倫をネタにするブラックな芸風といった一般ウケには程遠そうな要素ばかり持ちながら、独自性あふれる漫才はお笑いファンからだけでなく中田カウスや海原ともこらベテラン勢からも高く評価されており、本大会ではワイルドカードに2回選出されるなど支持の厚いコンビ。 また、友保が『M-1』のプレミアムスポンサーであるどん兵衛のケータリングを毎年楽屋から大量にガメていくことが話題になり、その結果製造元である日清食品に捕捉され、贖罪代わりか「どん兵衛どろぼう」として北の大地できつねダンスを踊るCMが制作されるに至った。 2022年にラストイヤーを迎えたが、その翌年から『THE SECOND』に参加し2年連続でグランプリファイナルに進出。2023年大会でアンバサダーを務めた松本人志からは以前からその存在に注目していた旨をコメントされるなど、存在感を発揮している。ただし1回戦で戦ったマシンガンズと名前を間違えられてはいたが Dr.ハインリッヒ(2020) 姉の彩と妹の幸からなる双子の姉妹コンビ。 双子ではあることはネタにほぼ取り入れず、ファンタジー色の強い話題かつ独特な雰囲気を纏ったしゃべくり漫才が特徴。ラストイヤーであった2020年は準々決勝敗退。 しかし、全国的な知名度としては全くの無名ながらGYAO!で配信されたネタ動画は60万超の再生回数を記録。ワイルドカード枠にこそは入れなかったものの大きな評判を集め、2021年3月に行われた単独ライブではチケットが10秒で即完するなど、“『M-1』決勝に行かないドリーム”を成し遂げた。 因みに女芸人のNo.1を決める「THE W」には初回こそ周りからの強い勧めもあり初回に出場しているが、自分達の良さが出ないという理由からそれ以降出場していない。 ラパルフェ(2021) ワタナベエンターテインメント所属の都留拓也と尾身智志からなるコンビ。 ボケ担当の都留が阿部寛のモノマネをしながら漫才をするという独特の芸風が特徴。しかし『M-1』ではそれに加えて「大会主催の吉本興業所属の芸人でないと勝ち残れない」という『M-1』審査の都市伝説をネタにする漫才を披露し爆笑をかっ攫い、会場を大いに沸かせた。 Twitterでは「ラパルフェ 反則」がトレンド入りして話題となり、公式Youtubeチャンネルでの再生回数が準々決勝敗退コンビで唯一100万回再生を越えるといった偉業を成し遂げたものの、ワイルドカードには入れずあえなく敗退。しかし決勝には偶然にも4組もの非吉本芸人が進出。さらに最終的には敗者復活枠含めて歴代最多の5組の非吉本芸人が決勝進出を果たした。 因みに都留の阿部寛ネタは本人公認で、これ以外にも森泉やウッディのモノマネ芸で「細かすぎて伝わらない」の常連として知られ、2022年の大会では優勝を果たしている他、2023年の『R-1グランプリ』では決勝に進出している。 コウメマイルド(2021) 息の長い一発屋のコウメ太夫と、地味に『R-1ぐらんぷり』王者の三浦マイルドからなる、共にピン芸人同士のユニットコンビ。 コウメ太夫に扮したマイルドに対してコウメ本人はスッピンかつツッコミという出オチにも程がある出で立ちから絶大なインパクトを残し、話題となった。 実はTBSの特番「クイズ 正解は一年後」での企画として結成されたコンビであり、彼らがどこまで勝ち進められるかを予想するのが番組内でのクイズとなった。 芸風は支離滅裂なコウメ太夫本人のピンネタを三浦マイルドが完全再現し、それをコウメ太夫がリアリティがないとツッコミを入れるが最後は三浦マイルドから「これが普段のお前や!」と逆にツッコまれ、コウメ太夫本人の「チクショー!」で締めるというもの。 三浦マイルドは「1、2回戦ではウケていたが3回戦では全くウケなかった。空気が変わり、お前らが来るところじゃねぇと言われているようだった」と語っている。 なおコンビを組む以前はほぼ面識のなかった2人であったが、これをきっかけに良い飲み友達になったとのこと。 【余談】 開始当初各局に企画を持ち込んだ際、テレビ東京では澤田隆治(*45)を経由してからとあるディレクターを紹介された。 そのディレクターが提案したのは「家族に病人がいるなど、何らかの事情を抱えたコンビに密着してそれを追っかける」というもの。 かなり無茶苦茶な提案だったため即座に断ったものの、後年ファイナリストを密着した『M-1グランプリ アナザーストーリー』という企画をやっていることを考えると、テレ東のディレクターは先見の明があり過ぎたのかもしれない。 大晦日に放送されている『NHK紅白歌合戦』で、近年は歌手の三山ひろしがけん玉ギネス世界記録に挑戦するのが定番となっており、2021年に放送された第72回では『M-1』決勝の出場者紹介ムービーのパロディとなっており、ナレーションも本家と同じく畑中ふうが担当した。 また、『M-1』決勝経験者では2019年(第70回)にNON STYLEの石田明とミルクボーイの内海崇、2021年(第72回)にぺこぱの松陰寺太勇、2022年(第73回)にテツandトモのテツ、2023年(第74回)にタイムマシーン3号がけん玉ギネス世界記録挑戦に参加している。 今田「さあ、優勝のコンビは誰でしょうか?彩ちゃん、お願いします!」 上戸「今年のM-1王者、それは……」 上戸「追記・修正の後で!」 一同ズッコケ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ 山田邦子は観客のウケをストレートに反映させてた印象。カベポスターの(基準点の)ことは本当に忘れてたんだろうw -- 名無しさん (2022-12-19 03 38 27) ファイナリスト全体の平均レベルが以前とは比べ物にならないくらい上がってて、「1組目はアベレージ88くらいから」という時代じゃなくなってるし、実際「これが1番手に付けられるギリギリ」という感じで91点前後付けられることが増えてるからねえ。カベポスターに関してはその理屈込みでも他6人が高く入った分、結果的に相殺されてバランスが取れたから全体を通じては大きなバランスブレイカーとなるまでには至らなかったのが救い。来年続投になるかはわからないけど、次は大丈夫なんじゃないかな。 -- 名無しさん (2022-12-19 22 53 29) 邦ちゃんは良いカンフル剤になったのではなかろうか。審査員としては正直あの優しい大吉先生が一番怖かったな…。ダイヤモンドとキュウの講評ん時が特に。 -- 名無しさん (2022-12-20 00 44 27) ファイナリストのレベルが上がってるんじゃなくて、審査員がガバガバになってるだけでしょ。 -- 名無しさん (2022-12-21 16 32 28) ネット上であれこれ言われるから審査員も日和ってる。ヨネダ2000なんて高評価している人たちがみんな面白さを説明出来ていないし、本当に面白いと思っているのかも怪しいレベル。2015年に復活してからのM1は間違いなく以前ほどの盛り上がりも影響力も無くなってるよ。 -- 名無しさん (2022-12-21 16 34 51) カベポスターは順番で割を喰いまくってたから可哀想だなぁ -- 名無しさん (2022-12-21 21 36 50) ↑↑やめてくれ~~~~長文分析やめてくれ~~~~ -- 名無しさん (2022-12-22 01 41 19) 結成キュウ年目で初決勝、キュウ番目に登場してキュウ位の成績残した9すき -- 名無しさん (2022-12-22 08 49 05) ↑まるでチルノのパーフェクトさんすう教室 -- 名無しさん (2022-12-22 20 16 42) ダイヤモンドは第2のニューヨークとなるべく、頑張って来年リベンジして欲しい。して -- 名無しさん (2022-12-22 22 11 53) ウエランって漫才協会入ってたっけ? 入ってたなら2年連続漫才協会所属の芸人になってたハズ。 -- 名無しさん (2022-12-23 22 20 52) ウエストランドの毒舌ネタがどうこう言われてるけど、「個人」さえ傷付けなければ良くね? -- 名無しさん (2022-12-26 20 59 36) 容量カツカツで碌に追記できないため、「敗者復活戦進出者一覧」や「ファイナリスト一覧」を削除し、表も簡略化しました -- 名無しさん (2023-03-05 14 46 28) 簡略化は嬉しいけどキャッチフレーズ無くなったの悲しいわ -- 名無しさん (2023-04-10 03 23 22) ろくに追加できないってatwikiやばいなあ。漫才協会云々はそもそも所属してようがでてない王者とかいるし…(出番を増やすための場だから売れっ子王者にはあまり旨味がない) -- 名無しさん (2023-06-24 03 31 44) やっぱりM-1は2010年までの方が圧倒的に面白い -- 名無しさん (2023-10-13 17 36 18) もも、まさか2年連続3回戦落ちとは( -- 名無しさん (2023-11-13 21 42 53) ももは今の時代に合わせようともがいてるけど仕上がっては無かったね -- 名無しさん (2023-11-16 20 37 37) ヘンダーソン決勝に行ってほしかったなぁ~ -- 名無しさん (2023-12-08 18 18 23) どうしても毎年項目が膨らむので一部独立項目に出来ないものだろうか -- 名無しさん (2023-12-18 11 47 51) ↑敗者復活戦とか? -- 名無しさん (2023-12-18 12 36 24) 旧m1新m1で分けるのが一番自然では -- 名無しさん (2023-12-19 05 33 09) M-1チャンピオンで項目作ったほうがいいかもしれない そうしたら決勝進出者はどっちに書くべきか… -- 名無しさん (2023-12-19 12 40 02) それぞれでいいんじゃ?ファイナリストのほうに後の王者って書いて解決。錦鯉とかも優勝前からk-proライブ出てるイメージあるからウエストランドとの違い/意図が気になる。。 -- 名無しさん (2023-12-19 12 56 03) 中川家以来のトップバッターが優勝するとは。 -- 名無しさん (2023-12-24 22 12 45) キワ物(敗者復活の華山)で始まりキワ物(最終決戦のさや香)でおわったなぁ… -- 名無しさん (2023-12-25 00 37 37) 1週間経つまでは2023年の更新はアカンのよね? -- 名無しさん (2023-12-25 00 43 30) 過去大会の敗者復活戦のメンツとか復活させても大丈夫? -- 名無しさん (2023-12-26 21 31 20) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2024-06-09 20 28 45) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2024-08-29 13 49 08 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/257.html
“二度見”被害者の会 (にどみひがいしゃのかい) 2006.6.7O.Aブリンのスペシャルウィーク企画『OPFシナリオ大賞』で発表された作品の一つ。エントリー№1。 スクリプト作者はRN豆腐野郎さん。 ブリンコーナー『二度見だトーカー』で弄られた有名人の抗議活動が報道番組『NEWSブリ3』で特集されるという内容。 ※キャスト※ 筑紫シンジン:松本 宮迫・被害者ほか:宮迫 ※スクリプト掲載は著作者の了承が得られるまで見送ります。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/jico3178/pages/14.html
あ行/か行/さ行/た行/な行/は行/ま行/や行/ら行/わ行/記号 font(i){~あ~} あー痛い(あーいたい) あー痛い? “あいのり”シリーズ(あいのりしりーず) “あいのり”シリーズ? アイムソリませんでした(あいむそりませんでした) アイムソリませんでした? 愛をください(あいをください) 愛をください? 赤坂駅前留学MIYA(あかさかえきまえりゅうがくみや) 赤坂駅前留学MIYA? 秋の罰ゲーム執行SP(あきのばつげーむしっこうすぺしゃる) 秋の罰ゲーム執行SP? AKIRAファンタジー(あきらふぁんたじー) AKIRAファンタジー? ADVファンタジー・リターンズ(あどべんちゃーふぁんたじー・りたーんず) ADVファンタジー・リターンズ? あなたが決める!ADVファンタジー(あなたがきめるあどべんちゃーふぁんたじー) あなたが決める!ADVファンタジー? 兄ふんじゃった!(あにふんじゃった) 兄ふんじゃった!? 暴れ牛Tシャツ(あばれうしてぃーしゃつ) 暴れ牛Tシャツ? 雨上がり決死隊(あめあがりけっしたい) 雨上がり決死隊? 雨上がり決死隊班(あめあがりけっしたいはん) 雨上がり決死隊班? 雨上がり・大プレゼント大会(あめあがり・だいぷれぜんとたいかい) 雨上がり・大プレゼント大会? アメトーークとコラボレーーション!(あめとーーくとこらぼれーーしょん) アメトーークとコラボレーーション!? アメトーーク・すぐ帰る芸人(あめとーーく・すぐかえるげいにん) アメトーーク・すぐ帰る芸人? font(i){~い~} Yeah?(いぇー) Yeah?? イキリー宮嵜(いきりーみやざき) イキリー宮嵜? イキリー宮迫(いきりーみやさこ) イキリー宮迫? イキリー宮迫Tシャツ(いきりーみやさこてぃーしゃつ) イキリー宮迫Tシャツ? いつみてもブリン万丈(いつみてもぶりんばんじょう) いつみてもブリン万丈? font(i){~う~} うかんむり(うかんむり) うかんむり? うそうそうっそーん!(うそうそうっそーん) うそうそうっそーん!? 宇宙戦艦ミヤマト(うちゅうせんかんみやまと) 宇宙戦艦ミヤマト? 馬と語らおう(うまとかたらおう) 馬と語らおう? 馬と何しよう(うまとなにしよう) 馬と何しよう? 裏宮迫流(うらみやさこりゅう) 裏宮迫流? 売れっ子芸人シリーズ(うれっこげいにんしりーず) 売れっ子芸人シリーズ? ウ○スジパンツ(う○すじぱんつ) ウ○スジパンツ? font(i){~え~} SE(えすいー) SE? エヴァンゲリオン(えゔぁんげりおん) エヴァンゲリオン? font(i){~お~} 応援のコーナー(おうえんのこーなー) 応援のコーナー? オープニングファンタジー(おーぷにんぐふぁんたじー) オープニングファンタジー? ├オープニングファンタジー一覧(おーぷにんぐふぁんたじーいちらん) オープニングファンタジー一覧? ├OPFシナリオ大賞(おーぷにんぐふぁんたじーしなりおたいしょう) OPFシナリオ大賞? └オープニングファンタジー大賞(おーぷにんぐふぁんたじーたいしょう) オープニングファンタジー大賞? おおもろこしです(おおもろこしです) おおもろこしです? おじい○○とおばあ○○(おじい○○とおばあ○○) おじい○○とおばあ○○? 音素材(おとそざい) 音素材? 音素材のコーナー(おとそざいのこーなー) 音素材のコーナー? 鬼(おに) 鬼? 鬼の棲家と虫かご(おにのすみかとむしかご) 鬼の棲家と虫かご? お前が○○んかーい!(おまえが○○んかーい) お前が○○んかーい!? おもいッきりテレビ風電話相談(おもいっきりてれびふうでんわそうだん) おもいッきりテレビ風電話相談? 思い出リクエスト(おもいでりくえすと) 思い出リクエスト? 表参道居眠り事件(おもてさんどういねむりじけん) 表参道居眠り事件? 俺たちまだやん!これからやん!(おれたちまだやんこれからやん) 俺たちまだやん!これからやん!? 俺のコーナー(おれのこーなー) 俺のコーナー? お笑いくじ“アメカルチョ”(おわらいくじ・あめかるちょ) お笑いくじ“アメカルチョ”? お笑い刑事・雨上がり分署(おわらいでか・あめあがりぶんしょ) お笑い刑事・雨上がり分署? オンリーおばさん(おんりーおばさん) オンリーおばさん? あ行/か行/さ行/た行/な行/は行/ま行/や行/ら行/わ行/記号