約 2,646,892 件
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/3830.html
【作品名】モナドの領域(筒井康隆 作) 【ジャンル】小説 【世界観】 世界には無限の過去と無限の未来からなる無限の時間軸があり その時間軸は起点宇宙の中に含まれている その宇宙は可能世界のひとつに過ぎず、宇宙は無限に存在している さらにその宇宙を内包した多元宇宙が存在している 世界観は無限×無限×αで二次多元×α 【名前】GOD 【属性】神、創造主、GOD 【大きさ】無限 「わしは無限だ。人間はその体内に無限を持っているのだから、わしはお前さんたちの中にいるとも言える」 とGODが語っているので世界観相応の大きさ 【攻撃力】親指と人差し指でピンと弾くだけで成人男性を3mは吹っ飛ばして脳挫傷にさせる程度 【防御力】大きさ相応 【素早さ】大きさ相応 【特殊能力】 全能 「全知全能」と明言されている 神はその定義によって全知全能なのだ。(解説より) 教授は公園で人を集め、その全知全能を示し始める。(内容説明より) この全能の力で実に人々の秘密を当てたり、世界の未来予知や予言を行った またこの世界を創造したのもGODであり、人類等すべてを創造したのもGODらしい 世界観遍在+時間軸遍在 「宇宙というのは時間と空間からできておるから、時間だってそうだ。無限の過去と無限の未来までの時間はすべてこの宇宙に含まれる。ビッグバンもそうだ。宇宙が生成される以前だからといって、この宇宙に含まれないということはないし、星のすべてが命を失った未来にだって時間はあり、その時間もやはりこの宇宙の一部だ。わしはそうした宇宙のすべてに存在しているんだよ。遍在、ということになるね」(GOD) GODは遍在する。つまり宇宙のすべての場所、ビッグバンの前からビッグクランチの後までのすべての時間に「いる」(解説より) 世界改変 GODはこの世界を去る際に、GODに関するあらゆる記憶を消去した 作中では地球上の全人類からGODに関する記憶を消し、警察に記録されている裁判記録、新聞、週刊誌の記事も、写真やテレビの画像なども含めて全部を完全に消し去った。 人々の記憶から物理的に存在する物も含め、世界そのものがGODやGODに関係する物がまるで最初から居なかったかのように世界を書き換えた 任意全能+精神攻撃 概念存在 実体がない。作中では美大生の栗本健人→美大教授の結野楯夫に憑依していた そのため実体がなくても死なないし、概念存在のまま行動可能 参戦時は結野楯夫に憑依した状態で、肉体が死んでも概念存在として戦闘続行は可能とする 全知 解説で「全知だからもちろん予知もできる」「全知ではあるが~」「全知全能」などと言われており、 作中でも「わしはなんでも知っとるんだよ」と語っていて人々の予知などを行っているため全知 【長所】改変描写ありの全知全能 【短所】逮捕される 【戦法】世界観&時間軸遍在した状態で全能を行使 【備考】解説で「さてもさても、この小説、主役は神である」と書かれているので主人公 メタ要素あり。作中でGODが「おやおや。何だかこの小説家がだいぶ以前に書いた『時をかける少女』のラストみたいじゃないか」などと語っている 参戦vol.138 641 vol.138 729格無しさん2023/01/25(水) 10 36 49.37ID 5J8Ysc// GOD考察 大きさが一次多元宇宙を超えるキャラの素早さ:大きさ相応は確か無限速になるはず よって二次多元宇宙並みの大きさで同規模任意全能と精神攻撃を駆使する無限速 さらに全知で実体が無い(物理無効) 結野楯夫の詳細がよくわからんがたぶん普通の人間の男性だろうか こいつが死んでもGODは平気らしいので基本は概念存在として考察する 無限速で全能殺しの三世寺夏彦with蓬田織姫が居るので(全能防御の壁)から見てみる ○オッディ・ゴール 単一宇宙規模の任意全能+全能防御、GODは二次多元並みなので賛美は大きさで凌ぎ、任意全能で全能防御剥がして精神攻撃なり殴るなりして勝ち ○時雨楚良 常時自動発動の無限分岐、例によって大きさで常時任意全能は凌ぎ無限速任意全能で全能防御剥がして殴るなりして勝ち ○セーラームーン 例によって任意全能+全能防御キャラなので大きさで凌いで無限速任意全能で全能防御剥がせる。不老不死で無限蘇生可能らしいが、再生速度がよくわからんが無限速で何度も殴り倒していれば勝つかと ○坂井悠二 全能耐性を全知で看破して初手耐久を超える威力で殴り倒して勝ち ○九十九遊馬 初手無限速で耐久を超える威力で殴り倒して勝ち ○アリシア=Y=アーミティッジ 一次多元並みで大きさ相応=無限速で同速だがこちらは二次多元規模なので相手の全能は大きさで凌ぎ、こちらの任意全能で全能防御は剥がせるので精神攻撃で勝ち ○真聖ラーゼフォン 例によって大きさと全能範囲と素早さすべてで勝っているので全能防御などは剥がしつつ殴り倒して勝ち △ハンク・ピム 時間無視分け △キャプテン・アメリカwithエターニティ 時間無視分け △デス 時間無視分け このランク帯の考察は初めてなので間違ってるとこあったら教えてほしい 合ってるかわかんないしちょっと休憩してから続きをやる 730格無しさん2023/01/25(水) 16 26 57.10ID 7jJ4pxEV 732 734 GOD考察続き ○小笠原周防 大きさは単一宇宙より遥かに大きい程度だろうか。普通に倒して勝ち △レナード 大きすぎる。こちらは物理無効なので攻撃は無効化できるか? △ヤチマ 大きすぎる。こちらは物理無効なので攻撃は無効化できるか? ○ラ・オウ 宇宙規模まで巨大化可能な無限速任意全能。こちらは二次多元規模の大きさなので全能他は大きさで耐え、任意全能で全能防御を打ち消し勝ち △ドリーム 時間無視分け ×タイタス・クロウinド・マリニーの掛け時計 時間無視なので素早さは負けてる。三次多元~以下略の遍在により倒しきれないし耐性で無効化されるので体当たり及び精神・魂攻撃で負け △南谷める子 大きさは拮抗しているがめる子は時間無視、GODは物理無効で互いに攻撃できない分け △エル・カンターレ 0秒思考なので体は動かせなくても意識は0秒時点に留まり続けているはず。エル・カンターレの全能範囲を遥か超える大きさなのでGODは倒せないので分け。もしGODにターンが回ってくるなら無限速から攻撃勝ち △デス(マーベルコミックス) 時間無視分け △フェニックス 時間無視分け ×M 時間無視で二次多元×60億+単一宇宙×20億規模の攻撃が可能。物理無効に有効な“腕”で負け ×オフィーリア 常時攻撃負け ×三世寺夏彦with蓬田織姫 耐性で攻撃は効かない。同速からの攻撃負け ×果てなき運命のミミカ 倒しきれない間にミミカにターンが回ってきて攻撃負け ×変異の妖精ナイア 倒しきれない間にナイアにターンが回ってきて攻撃負け 位置は ドリーム=GOD>ラ・オウ 731格無しさん2023/01/25(水) 16 50 53.64ID 61SDlXcK 考察乙です 734格無しさん2023/01/25(水) 18 48 18.19ID GO1upwYF 735 730 考察乙 結果には影響なさそうだけど無限速なのは戦闘速度や移動速度で反応は無限速にならない それとタイタス・クロウの体当たりは惑星破壊威力だからGODには効かないし精神・魂攻撃も視認発動だから非時間無視のGODには効かないはず 735格無しさん2023/01/25(水) 19 48 34.89ID 7jJ4pxEV 734 精神・魂攻撃は効かない了解 体当たりは遍在してるタイタス・クロウ全員でかかるなら相応に威力も上がると思ってたけど違う? 遍在してるだけだとダメで単純に大きくならないと威力は大きくならないんだっけ そうならタイタス・クロウとは分け
https://w.atwiki.jp/toriko-database/pages/576.html
名前 GOD 分類 神格獣類 初出 60話 捕獲レベル 10000 生息地 始まりの大陸 概要 GODの正体 GODの調理 GODを狙う者たち 関連項目 概要 アカシアのフルコースのメインディッシュに選ばれている、全ての食材の頂点に位置する食材。 食べるとグルメ細胞の悪魔の「脳」が復活する。 アカシアが唯一晩年まで追い求めて最後に発見した食材であり、あらゆる人間や食材を虜にしてしまうため、 手に入れれば世界中を支配し、コントロールすることさえ可能とされる。 GODの正体 その正体は無数のおたまじゃくしが融合した巨大カエル。 黄金に輝く体を持ち、腹部には地球のような模様がある。 過去現れた時はただの大きなおたまじゃくしだったが、最後のグルメ日食に際してカエルの姿に成長した。 全ての食材の王であると同時に捕食の王。 数百年に一度の目覚めとと地球上の生物を大量に食らうため、すべての生命はセンターから生まれGODに還るとまで言われる。 月を一口で食らう、舌を一瞬で地球一周の長さまで伸ばしてその軌道上にあったものを全て飲み込むなど怪物的な食欲を持ち、近づくだけで命を吸われてしまう。 GODの調理 料理人の命さえ吸い取ってしまうほど強力な食材のため、調理には多くのエネルギーが必要となる。 そのため最果ての厨房やブルーグリルでは大量の人間の命を肥料にして調理を行っており、ブルーニトロは効率よく人間を集めるために四獣を作った。 唯一フローゼだけは人々を犠牲にせずに調理を成し遂げるも、彼女自身も調理による体力の消耗がきっかけで亡くなっている。 GODの細胞にはこれまでの食の記憶が刻まれており、それらの細胞が持つ食の記憶を紐解くことこそが真の調理法。 途方もない調理だが正しいルートはただ一つ。食材の声に従って旨味の華やく道を辿っていく。 GODを狙う者たち 100年以上続いていたグルメ戦争を終わらせた食材。 それがきっかけで「食」を中心とするグルメ時代が幕を開けたが、分け合う心を持たない者の手に渡ることを恐れたアカシアによって封印される。 数百年に一度起こるグルメ日食の見える日に活動を始め、トリコをはじめとする多くの美食屋が捕獲を狙っている。 しかし、美食會のボス三虎はこの食材を独占して世界中の食材を牛耳ろうと企んでおり、この食材をめぐった戦争が危惧されている。 グルメ界編では、GODを巡って地球規模の最終決戦が勃発。 その最中、小松、大竹、仲梅の手で調理され、トリコのフルコースのメインに決定された。 最終回から数年後にはIGOと再生屋協会が養殖に成功している。 関連項目 猛獣・食材図鑑(原作) アカシア アカシアのフルコースセンター ペア アナザ ニュース エア アース アトム フローゼ グルメインフレーション
https://w.atwiki.jp/mousouyomi/pages/2616.html
【妄想属性】パロディ 【作品名】涼宮ハルヒの詰合 【名前】God 【属性】神 【大きさ】0 【攻撃力】単一宇宙常時全能。 【防御力】単一宇宙常時全能。 【素早さ】あらゆる意味での全時間で絶対に先手を取れる奴よりいくらでも早く先手を取れる。 むしろ先手・後手などという考え方自体がGodにとってはあらゆる意味で無意味なほど早い。 そして行動はそのまま相手に何もさせずにあらゆる意味でいくらでも動けるほど速い。 当然だがこれは考察外・対戦外・現実時間やそれ以上・それ以外さえも含めてのことである。 【特殊能力】God knows: Godはあらゆる意味での全知よりいくらでも上の超全知なので、 自分が勝てない相手にも絶対勝てる方法とそれを絶対に邪魔されずに実行できる方法を知っている。 当然だがこの能力が絶対に無効化されない方法や能力では勝てない奴に勝つ方法も知っているし God knowsで対処できないいかなる敵・攻撃・状況も絶対に対処できる方法と それを絶対に実行できる方法も知っている。 もちろん、これらの方法は全て自分が絶対に実行可能な方法である。 これによりあらゆる意味での全知全能よりはるかに強い奴と戦って無傷かつ相手を一撃で倒して勝利した。 【長所】【短所】全知にも程がある。 988 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/21(土) 12 46 04 God: 現最上位並の素早さを持ち、一手で必ず勝つとすると、 一手目で最強になる必要がある全階層全宇宙全次元全知全能完全超越最強船団より下には勝てる。 微妙だが、作者=God~現最上層位=Godのいずれかになると思われる。 24 : ◆rrvPPkQ0sA :2016/10/05(水) 22 16 11.37 ID QjacyY/N 総当たり考察戦
https://w.atwiki.jp/mahjong_comic/pages/823.html
デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト 原作 金子一馬? 監修 山井一千? 脚本 真壁太陽?・原田庵十? 作画 綾村切人? 掲載誌 ファミ通コミッククリア?09年5月~12年3月 話数 全34話 あらすじ 時は大正20年。日常の影に潜む妖なる存在から帝都を護る者たちがいた―。鳴海探偵社に身を寄せる若きデビルサマナー、十四代目葛葉ライドウもそのひとり。帝都に起こる奇妙な事件を解決していくライドウたちの周辺に、やがて畏怖すべき存在が迫り来る……。(エンターブレイン公式サイトより) 単行本 レーベル名 出版社 判型 巻数 奥付 Amazon ファミ通クリアコミックス エンターブレイン B6 全6巻 5巻・2012年5月25日初版 デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(5) (ファミ通クリアコミックス) 備考 ゲーム「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」の後日譚となるコミカライズ。 5巻巻末に収録の「デビルサマナー葛葉ライドウ対凶月の雀士」が麻雀回。 10年代 コミカライズ ファミ通クリアコミックス ファミ通コミッククリア 原田庵十 山井一千 真壁太陽 綾村切人 金子一馬 麻雀回
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/407.html
【妄想属性】パロディ 【作品名】涼宮ハルヒの詰合 【名前】God 【属性】神 【大きさ】0 【攻撃力】単一宇宙常時全能。 【防御力】単一宇宙常時全能。 【素早さ】あらゆる意味での全時間で絶対に先手を取れる奴よりいくらでも早く先手を取れる。 むしろ先手・後手などという考え方自体がGodにとってはあらゆる意味で無意味なほど早い。 そして行動はそのまま相手に何もさせずにあらゆる意味でいくらでも動けるほど速い。 当然だがこれは考察外・対戦外・現実時間やそれ以上・それ以外さえも含めてのことである。 【特殊能力】God knows: Godはあらゆる意味での全知よりいくらでも上の超全知なので、 自分が勝てない相手にも絶対勝てる方法とそれを絶対に邪魔されずに実行できる方法を知っている。 当然だがこの能力が絶対に無効化されない方法や能力では勝てない奴に勝つ方法も知っているし God knowsで対処できないいかなる敵・攻撃・状況も絶対に対処できる方法と それを絶対に実行できる方法も知っている。 もちろん、これらの方法は全て自分が絶対に実行可能な方法である。 これによりあらゆる意味での全知全能よりはるかに強い奴と戦って無傷かつ相手を一撃で倒して勝利した。 【長所】【短所】全知にも程がある。 ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 988 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/21(土) 12 46 04 God: 現最上位並の素早さを持ち、一手で必ず勝つとすると、 一手目で最強になる必要がある全階層全宇宙全次元全知全能完全超越最強船団より下には勝てる。 微妙だが、作者=God~現最上層位=Godのいずれかになると思われる。 24 : ◆rrvPPkQ0sA :2016/10/05(水) 22 16 11.37 ID QjacyY/N 総当たり考察戦
https://w.atwiki.jp/megatenroyale/pages/89.html
003話 ライドウ・鳴海・レイコ 暗い。 街灯の灯りすら掻き消され、この街が死んでいるということをまざまざと見せ付けられる。 静寂が支配する青葉公園をライドウは走っていた。 独り、でだ。 いつも傍らにいるゴウトとはついさっき逸れてしまったのだ。 出来るだけ足音を立てないように、誰にも気配を悟られないように十分な気を回して走る。 この時ばかりは自分が羽織っている真っ黒なマントに感謝した。 普段はあくまでも身に着けている武器を隠すためだけの飾り物だが、今は闇夜にまぎれることが出来る。 もうゲームは始まっている。 そして、このゲームに乗った人間もいるということを彼は知っていた。 自分と同じくらいの背丈の男が、通りかかった青葉公園で死んでいたのだ。 それも強烈な火力で焼かれ、かろうじて留めていた骨格で性別と身長が解るだけという壮絶な死に様だ。 ライドウは葛葉の里での過酷な修行を潜り抜け、 「十四代目葛葉ライドウ」の名を襲名後、年齢不相応の修羅場を潜り抜けてきたつもりだったが、 こんなにも容赦の無い殺し方を目の当たりにしたのは初めてだった。 しかもやったのはおそらく自分と同じ人間。このエリアなら悪魔ではないはず。 先ほど集められた教室にいたのは殆どが自分と同じ年頃の少年少女…。 軍人等に代表される戦い慣れた人種は殆ど見受けられなかった。 極限の状態で人は何処まで残酷になれるのか…。 そんな永遠に解けない謎を考えている時間は無い。 何しろ、先ほど見た死体を作った人間以外にやる気になっている男もいたのだ。 その男は白い学生服を身に纏い、たまたま鉢合わせになったライドウに向かって、 何の躊躇も無く、いきなり無差別魔法を叩き込んで来たのである。 そしてこの状況で奴は何を考えているのか高笑いしながら自らを「魔神皇」と名乗った。 そしてライドウのことを「最初の生贄」とも。 この言葉からライドウと出会う前に既に死んでいたあの男を殺した者では無いということが伺える。 兎に角、逃げるのに必死で詳しい顔の造詣や持っている武器を確認している暇は無かったが、 奴が投げかけた、暗い狂気に駆られた眼を忘れることは今後絶対に無いだろう。 それに皇を名乗るだけあってかなりの使い手だ。 あの魔法以外にも切り札をいくつも持っていると考えるのが無難だ。 いきなり恐ろしい敵に当たってしまい、その時うかつにもゴウトと逸れてしまったのである。 魔神皇と名乗った男や、黒焦げの男を仕留めた相手の対策もそうだが、 どうにかしてゴウトと再び合流しなければならない。 連絡を取る手段が全く無い状況下でどうやって合流するかは皆目見当つかないが…。 (まだ、追ってきているかもしれない。) ライドウは走りながら背後をちらりと振り返った。 果てしない闇が延々と続いている。 幸い、誰もいなかった。いや、気配を完全に殺しながら追って来ているのだろうか。 解らない。 今までもダークサマナーのラスプーチン、伽耶に憑きし者等、自分より格上の相手と戦うことはあったが、 それはあくまでも万端な準備の上での話だ。 今は最大の武器である仲魔も、愛用の刀も銃も抜き取られた丸腰状態な上、彼は魔法という能力が無いのである。 一応武器は支給されていたがライドウにそれを使いこなせる自信は無かった。 支給された武器はクロスボウ。 上手く使えば猛獣を一撃で仕留めることも可能な優れものだが、装填に時間がかかり、この暗闇では狙いも定め難い。 第一、彼はクロスボウに触れるのが初めてなのである。 これを使おうにも先程のようにいきなり魔法をぶつけられたら終わりだ。 事態は最悪だった…。 「ライドウ、ライドウだろ?」 細心の注意を払い、直角の曲がり角を曲がった所で自分を呼ぶ声が聞こえた。 ライドウは咄嗟に身構えたが、それはよく知っている人物の声だったので、ほんの少しだけ気を緩めた。 「鳴海さん…?」 「そうだ。こっちこっち。」 ライドウの横にある古いビルの裏口と思われる錆びたドアがかすかに開き、 見知った天パ頭の男が顔を出し、小さく手招きした。 (本当に鳴海さんだ…。) 声にこそ出さなかったが、ライドウはこのゲームが始まって以来初めてほっと胸を撫で下ろした。 自分と同様、魔法の力が一切無い鳴海と合流したからとは言え、 依然自分が死と隣り合わせであることに変わりは無いが、 それでも信頼を置ける人物と同行出来るのは精神的に大きな支えとなる。 ライドウはそのビルのドアに向かって歩いた。 鳴海に招かれたビルの中は、乱雑としていた。 元はオフィスだったのだろう。事務用机や本棚はいくつかあったが、 書類は床にばら撒かれ、ファイルや雑誌の類も滅茶苦茶に転がっていた。 しかも壁に血糊がべったりと着いており、こんな所でも死闘が繰り広げられたのかと思ったが、 その血糊は乾き、既に黒く変色しているので少なくともこのゲームには関係の無いものだろう。 鳴海はライドウが中に入るとすぐさまドアを閉め、厳重に鍵を掛けた。 その上で重い本棚と机で厳重なバリケードを作る。 よく見ると全ての窓にも同じように塞がれていた。 そして、バリケードを作る鳴海の右腕は負傷しており、 腕まくりをして布の切れ端で止血をしていた。 「どうしたんですか、その傷…」 「あぁ、ちょっとな。」 それ以上は言わなかった。だが、他の誰かにやられたことは明確だし、 そもそも説明の付かないような事態なのだから仕方が無い。 ライドウはそれ以上のことは詮索しないことにした。 感染症等の心配はあるが、すでに血が止まっており、 本人も足取り一つ乱さずに動き回っていることから致命傷には至らなかったようだ。 「ライドウ、先に確認しておくぞ。お前、このゲームに乗るのか? 乗らないのか?」 バリケードを完成させ、こちらに向き直った鳴海は鋭い視線を向けた。 それは今までに見たことが無い、こちらを射抜くような眼であった。 じっと見つめながら、鳴海は密かにズボンのポケットに手を忍ばせていた。 おそらく、ポケットの中に鳴海に支給された武器が入っているのだろう。 ポケットに入る大きさだから、武器は折りたたみ式のナイフか、爆薬の類か…。 ライドウは息を呑んだ。答え方によっては鳴海とすら殺しあわなければいけない。 本当は自分自身、急な襲撃を受けた上、頼りにしていたゴウトと逸れ、混乱してしまい、 この先のことなんて考えている余裕は無かったが、鳴海と戦うのは避けたかった。 だからこう答えた。 「どうにかして逃げる方法を考えています。 僕は誰であろうと殺したくはありません…。」 数秒の沈黙があった。その間、二人は視線をかち合わせたまま微動だにしなかった。 だが、先に動いたのは鳴海の方だ。 「はぁー、良かった~。」 「??」 いきなり緊張を解き、鋭い視線からいつもの気の抜けた鳴海に戻り、 ライドウは男の心境の変化に付いて行けずきょとんとしてしまった。 「鳴海さん?」 「もしお前が乗り気だったらどうしようかと思ってたよ。 お前に本気で掛かって来られたら絶対に勝てる気がしないもんなぁ。 いざと言う時はこいつを使って逃げようと思ってたんだよ。ま、冗談だけど。 お前を信じてたよ、ライドウ。」 いかにも軽く演じられた口調を作りそう言いながら、 鳴海はポケットの中にある自分に支給されたらしき武器を取り出した。それは小さな丸い爆弾のような物である。 手榴弾だったとしたらかなり精度の高い武器になるが、残念ながらそれはただの煙玉である。 単に大きな破裂音が出て大量の煙が出るだけの物なのだから、眼くらまし程度には使えそうだが武器としては落第だ。 「と、言うことは鳴海さんも逃げようと思ってたんですか?」 「…あぁ、まあな。」 最初からそう決めていたとは思えない端切れの悪い返事だ。 この男との付き合いは長いが、どうにも読めないところがある。 いつもはチャランポランだが急に真剣になったり、大概の面倒ごとは自分に押し付けると思ったら、自分から率先して危ない橋を渡ろうとしたり…。 「それで、だ。」 ライドウが突っ込む前に鳴海は勝手に話し始めた。 「此処に来て最初に出会ったのがお前で本当に安心したよ。 実は此処にたどり着く前にちょっと拾いものがあったんだ。会ってくれないか?」 言いながら鳴海は背後にある崩れかけた階段をくいっと指差した。 どうやらその人物は上の階にいるらしい。 「はぁ、いいですけど…」 さっさと名前を出さない辺り、顔見知りでこのゲームに参加させられた人物、タヱか伽耶では無いのだろう。 はたしてそれは安全な人物なのだろうか。信用は出来るのか? どうして鳴海と一緒にいるのか? 様々な疑問がライドウの頭を駆け巡ったが、此処でじっとはしていられない。 それにほぼ丸腰の状態で鳴海と別れ、外に出ることはもっと危険だ。 またさっきの魔神皇に襲われるかもしれない。 …その人物に会うしか無かった。 ライドウは鳴海に促されるまま、後を追い、暗い階段を上る。 ビルの二階に上がり、一つの扉の前で鳴海はノックする。出来るだけ響かないようにゆっくりと。 「誰?」 中から静かな少女の声が聞こえた。いかにも大人しそうで、まるで伽耶のような…。 「俺だ…鳴海だ。信用の置ける仲間を連れてきた。開けてくれないか?」 「鳴海さん…? はい、ちょっと待って下さい。」 中から小走りな足音が聞こえ、ゆっくりと、慎重にドアの鍵が外され、ノブが内側から回された。 恐る恐るほんの少しだけドアが開き、中から蒼白な顔の少女が顔を出す。 真っ黒な髪を肩の辺りで切りそろえ、眼鏡を掛けている。 細面で色の白い顔は、知性的で整っており、美しくもあった。 だが表情は怯え気っており、潤んだような眼で鳴海とライドウを交互に見合わせていた。 「こちらはさっき話した俺の部下の葛葉ライドウ。 大丈夫だ。こいつもこのゲームには乗らないって言ってくれた。」 「……。」 無言の少女にライドウは静かに語りかけた。 「いきなりこんなことになって見知らぬ人間を信じろってのは無理だと思う。 だけど、鳴海さんが大丈夫って言ってる以上、僕は貴女を殺したりはしない。それだけは約束します。」 しばし少女はライドウを不安そうに見つめていたが、ややあってドアを開けると二人を部屋に入れた。 「私、赤根沢レイコと言います…。さっき鳴海さんに助けていただいて。」 レイコという少女は伏し目がちにそう言った。 レイコと名乗る少女の待機していた部屋は六畳程度の小さなものだが、おそらく居住区だったらしい。 畳が敷かれ、小さいながらも流し台とガスコンロが設置されていた。 だが随分と長い間誰も使っていなかったのだろう。他の家具らしい物は無く、また畳にうっすらと埃を被っていた。 畳と同じく天井の蛍光灯の傘にも埃をかぶっていたが、電球が壊れている。使い物にはならないだろう。 この殺風景な部屋にある物と言えば支給された黒い鞄が二つ、部屋の中央に転がっているだけだ。 ライドウも二人と同じ所に鞄を置いた。 鳴海は窓に掛かったカーテンをしっかりと閉じ直すと、鞄から簡易ランタンを取り出し灯を点けた。 うっすらと黄色い灯りが三人の顔を照らす。 鳴海とライドウは畳に上がる時も靴を脱がなかった。レイコも同じだ。 この非常識な状況である。何かが起こればすぐに逃げ出せるような配慮だ。 ようやく形だけでも落ち着いた所で三人は腰を下ろし、鞄に入っていたルールブックを見ながら状況を整理した。 このスマルという街は浮遊しており、脱出はほぼ無理であること。 ゲームの主催者は不明。だが自在に爆破出来る呪いの刻印を一度に多数設置出来ることからかなりの使い手だということ。 参加者の名前だけは数十人全員分、ルールブックに挟んであった名簿に載っているが、 ライドウの知っている人物は鳴海とタヱと伽耶、そして今目の前にいるレイコという少女だ。 ゲームの制限時間は72時間で、その間に参加者は殺し合いをし、最後の一人になったところでゲームは終了。 その一人だけはこの街を脱出出来、一つだけ何でも願い事を叶えてもらえるらしい。 だが24時間の間に一人も死者が出なかった場合は全員の刻印が爆発する。 武器は何を使ってもかまわないが支給されている物は完全にランダム。ただし、魔法や悪魔を使役するのは可。 簡単に言うとこんなものだ。 街が空に浮き、首に刻印が付いている以上逃げるのはほぼ不可能である。 状況を確認した所で事態が好転するわけでは無かった。 それにライドウは見ず知らずの人間を殺すことに抵抗が大きい。 鳴海も、このレイコという少女を殺さずに助けたことから同じなのだろう。 だが鳴海はどうしてこの少女を…? 「俺たちが出会った経緯を話しておくよ。」 ライドウが疑問を口にする前にその本人から説明を始めた。 赤根沢レイコが飛ばされた先は青葉公園という大規模な公園だった。 近代的なスマル市においても緑を多く取り入れ、遊歩道の幅も広く見通しも良い。 つまり、ここにいる限り、自分が飛び道具でどこから狙われても仕方が無いということだ。 突然なことで頭の中はパニック寸前だったが、自分が開始早々かなり危険な状況であることだけは理解出来た。 レイコは足元に転がっている鞄を拾い、隠れることの出来そうな物陰を探した。 周囲には観葉植物が丁寧に植林されている花壇くらいしか見当たらないが、こんなだだっ広い道の真ん中で突っ立っているよりはマシだろう。 レイコはそちらに向かって歩き出した。 周囲をきょろきょろと見回し、花壇を覗き込む。だが、その時先客を見つけてレイコは悲鳴を上げそうになった。 頭部が大きく禿げ上がり、スーツを着た一人の中年男がそこに身を潜めていたのである。 「こ、声を上げないでくれっ。わ、私は半谷、聖エルミン学園の教頭だ…!」 半谷という男も参加者なのだろうが、いかにも脆弱でこの状況に混乱しているようだった。 だがレイコは見逃さなかった。男の手が、自分の背中に忍ばせられているということに。 「今騒がれたらそれを聞いて人が集まってしまうからねぇ!」 男は冷酷に顔を歪ませると、支給された武器、手持ちの電動ドリルを振り上げた。 その時、レイコと同じく青葉公園に飛ばされた鳴海は、見晴らしの良い木の上によじ登り、小型の双眼鏡で周囲を見渡していた。 この双眼鏡は支給された武器では無く、鳴海の私物だ。一応彼は探偵を名乗っており、これは彼の仕事に必要不可欠な物なのだ。 「お?」 双眼鏡に、一人の少女が写った。年齢は彼の部下であるライドウより少し年下だろう。 青いブレザーとストライプのスカート姿で、眼鏡を掛けている。 かなり美しい少女だったが、長髪好みの鳴海に反してショートヘアなのが残念である。 少女はしきりに後ろを警戒しながら走っていた。その後を追うのはドリルを片手にした中年男である。 無抵抗な女の子を凶器を持って追いかけるとは、普通なら見過ごせない状況である。しかし今は普通ではない。 しばらく様子を見ようと思っていたが、鳴海はあることに気づいた。 追いかけられている少女が、かなり強力な力を秘めていることである。 どういう力かは説明に困るが、何か強大な神のようなものが彼女の背後に見える気がするのである。 対して男の方は何の力も持たない一般人だ。おそらく少女の能力についても気づいていないと思われる。 この少女が本気を出せば一瞬で相手の息の根を止めることが可能だ。そもそも潜在能力自体が違い過ぎるのである。 だが少女は逃げるばかりで攻撃をする素振りが全く無かった。 (何かありそうだな。) この時の鳴海の行動はかなり無謀だったと思う。 だが、ひょっとしたらこの少女の存在が、ゲームを下りる何かのきっかけになるのではないかと直感したのである。 逃げる少女と、それを追うドリルの男。二人は何と都合の良い事か、鳴海のいる木の方向に向かって走ってきた。 いつもながら、自分のずば抜けた幸運さに感謝を忘れない。 鳴海は音を出来るだけ立てないように木の枝を一本折った。あまり曲がっていない、丈夫な枝を選んで。 そして頃合を見計らい、槍投げの要領でその枝を男に向かって投げつけたのだ。 「うわっ!」 男は急な襲撃に声を上げた。情けない悲鳴である。 本当は顔面を狙ったつもりだったが、当たったのはドリルを持っている方とは逆の左腕である。 こんな即席の枝が刺さるとは思っていなかったが、狙いがずれたのはいささかショックである。 いつも肉弾戦は部下に任せきりだからか、こうも腕が鈍ってしまっていたとは…。 次から、少しは自分でも現場に赴くことにしようと心に決めながら鳴海は木の上から飛び降りた。 突然上から降ってきた謎の人物に男だけではなく、追われていた少女も驚いたようだが、その隙に鳴海は男の懐に詰め寄った。 「なっ何だね君は! やるのかね? このドリルと! せっかく一人獲物を見つけたのに!」 間近に見ると男はいかにも邪悪そうな顔つきをしている。だが何の威風も感じさせない小者特有のいやらしい顔立ちだ。 例えばもし、この男が自分の学校の教師だったりしたら、すぐに転校を考える所である。そんな面構えだ。 もうこれだけで良かった。鳴海にとってはこの顔だけで手加減しないで済む理由になった。 「どう見たってお前が悪役にしか見えないんでね。」 「き…貴様ぁ!」 男は鳴海の軽口に一瞬で激昂し、無茶苦茶にドリルを振り回してきた。 「うおっ!」 思っていたよりも身軽な動きで迫ってくる。少々相手を舐め過ぎていたようだ。 後退しながら鳴海はポケットに突っ込んだ拳の感覚を確かめていた。その時うっかり、男のドリルの先端を右腕に掠めてしまった。 傷は大して深く無いようだが、動脈に触れたのだろう。血が派手に吹き出した。 「おぉ、やったぞ!」 その流血に男は歓喜し、油断したのである。これも小者特有の浅はかさで鳴海は安心した。 「やってないから。」 小さくそう呟くと、最速の動きで鳴海は拳を男の腹にぶつけた。 ガードの仕方すら心得ていない男の無防備な腹部に拳はめり込み、男は汚らしい反吐を吐きながらその場に崩れた。 鳴海の拳には鞄の中に入っていた黒く、何かの文様が掘り込まれたメリケンサックが嵌められていたのである。 それで力いっぱい殴られたのだから、男はたまらない。 念のためうつ伏せで倒れる男を爪先で小突いて確かめたが完全に気絶しているようだった。 「あの…」 その一部始終を眺めていた少女が不安げに鳴海を覗き込んだ。彼女の視線はどちらかと言うと鳴海本人よりも腕の傷が気になるらしい。 だが、鳴海はあえて違うことを言った。 「大丈夫、殺してはいないよ。」 ただ、鳴海の計算では男が目覚めるのは数時間後だろうから、ここに放っておくのは危険だろうが、そこまで面倒を見ていられない。 (事実その数分後、たまたまそこを通りかかった新田勇によって男はあっさりと止めを刺されるのだが、そんなこと鳴海の知る由も無かった。) 「とにかく逃げるぞ。」 鳴海はまだ戸惑いを拭い切れていない少女の腕を強引に掴むと走り出した。 鳴海とレイコの出会った経緯はこれで解った。 何とも鳴海らしい判断の仕方で、この状況下でも変わり無いように見える彼に少し安心したライドウである。 だが、彼の話の中から一つのことが気に掛かった。 「お二人の事情は解りましたが鳴海さん、貴方が使ったというメリケンサックは何処で手に入れたんですか?」 全員に配布されているルールブックを読む限り、支給される武器は各自最大で一つのはずだ。 だから鳴海の武器はあの煙玉ですでに枠が埋まっているはずなのだが…。 そう言えばそうだと、レイコも鳴海の顔を見やった。 もしかしてレイコと出会う前に、鳴海は既に誰かを殺し、武器を奪っていたのでは…? そんな疑問が頭をよぎる。 当の鳴海は二人の視線に、居心地が悪そうな素振りで後ろ頭を掻いた。 「それが俺にも解らないんだよ。最初から煙玉なんかと一緒に入ってたもんだし。」 その口調から、嘘を言っているようには見えなかった。 「ちょっと見せてもらえませんか?」 「あぁ。」 手を差し出すライドウに、鳴海は例のメリケンサックを放った。ライドウはそれを上手くキャッチするとじっと観察する。 ……もしやと思っていたが、無骨な鋼の表面に掘り込まれた文様を見て確信した。 彼らが根城にしている矢来区筑土町にある金王屋という骨董品店の地下に住んでいる、 マッドサイエンティストのヴィクトル博士が以前言っていた。 いつか悪魔の召還・合体を簡略化出来る小型の機械を発明したいと。 おそらく、これは博士が言っていた機械の亜種に違い無い。表面に彫られた文様が、葛葉に伝わる封魔の文字と酷似していたからだ。 「…これはおそらく悪魔を使役するための道具です。僕の管みたいな。」 「やったじゃないかライドウ、それを使えば…!」 悪魔召還師が悪魔を使役出来れば鬼に金棒である。かなりの戦力が見込めるということだ。 単純にそう思った鳴海は嬉しそうに身を乗り出した。だが、ライドウの表情は曇っていた。 「残念ながらこれは僕には使えません。これは…僕の管と規格があまりにも違いすぎる。 おそらくこれは、僕以外のサマナーが自分に合わせて作らせた物でしょう。」 ライドウの口からそう聞いた鳴海はがっくりと肩を落とした。レイコも心なしか残念そうな表情だ。 「だが、こいつは格闘用には使えるな。俺が持っておくよ。」 鳴海はすぐに気を取り直して楽天的にそう言うと、ライドウの手からメリケンサックをひょいと取った。 確かに、剣技と射撃を集中的に修行してきたライドウよりも軍隊格闘を身に着けている鳴海が持っていたほうがいいだろう。 まさかいかにも頭脳戦専門に見えるレイコに使いこなせるとは思えない。無難な選択だった。 「で、ライドウの方はどうだった?」 「僕の方は…。」 ライドウは謎の教室から見知らぬ街の通りに転送され、此処に至った経緯を話した。 まともに使いこなせる武器が無いからひたすら逃げ回っていたこと。 既にやる気になっている人物が最低二人はいるということ。 その一人は青葉公園で一人焼き殺している。 そしてもう一人は、自らを「魔神皇」と名乗っていたということ…。 その「魔神皇」という言葉を聞いてレイコがぴくりと反応した。 「葛葉さん、その人とは何処で会ったんですか? 教えてください!」 レイコの剣幕は今までと違っていた。依然顔色が悪いことに変わりは無いが、鬼気迫るものがあった。 ライドウはレイコの突然の変化に驚きを隠せなかった。だが、静かに首を横に振った。 「すみません、僕も逃げるのに必死だったので…それに大切な仲間ともその時逸れてしまい…。」 「そう…ですか…。」 レイコは眼を伏せた。複雑で、曇った表情だった。 「その魔神皇とやら、レイコちゃんと何か関係があるのかい?」 こういう時、鳴海のような率直な性格が心底羨ましいとライドウは常々思っていた。 自分にはこうもあっさり疑問を投げかけることは出来ないからだ。 レイコは少し間を置いた後、ほんの少しだけ顔を上げて途切れ途切れに話し始めた。 「あまり…あまり話したことは無いのですが…私のかけがえの無い人なんです…。 どうしてあんな風になってしまうまで、私に打ち明けてくれなかったのか…それが気がかりなんです。」 ライドウと鳴海はお互いの顔を見合わせた。 レイコと魔神皇との決定的な関係こそ解らない言い回しだが、おそらく二人はかなり深い絆で結ばれているのだろう。 だが薄くもやが掛かっているような彼女の表情から、さすがの鳴海もこれ以上のことを聞き出すことは出来なかった。 レイコはしばらく押し黙っていたが、ふいに顔を二人に向きなおし、今までで一番はっきりとした声で言い放った。 「鳴海さん、葛葉さん、私…魔神皇…彼を説得します。」 「無茶だ!」 ライドウは眼を見開き、レイコの肩を掴んだ。 普段、感情を押し殺し、表情すら殆ど変えないライドウにしてはあまりにも珍し過ぎる反応だった。 魔神皇の力を目の当たりにしたからこそ、ライドウはそう言えるのだろう。 「貴女は魔神皇の恐ろしさを知らないからそんなことが言えるんだ! あの男は…危険過ぎる…!」 先刻、ライドウと鉢合わせした時に、何の躊躇も無く魔法を浴びせかけてきた。 そして高笑い。まるでいじめられっ子が急に圧倒的な力を手にし、いじめっ子をいたぶるかのような。 殺戮が嬉しそうで仕方が無かった。 何より恐ろしかったのはあの眼である。慈愛など欠片も無く、ただ、狂気に打ち震えているようだった。 それを説得だなんて、あまりにも無謀すぎる。見つかった瞬間に消されるのが落ちだ。 だがレイコも折れなかった。 「でも私には、出来ると思うんです! いえ、私にしか出来ないんです、彼を助けることが!」 魔神皇を助ける? どういう事だ? レイコは続けた。 「それに…自分の身は自分で守ります…私の武器、これなんです。」 レイコは肩に掛かったライドウの手を払うと、自分のバッグから一振りの刀を取り出した。 脇差と呼ばれる短い刀だった。ライドウが愛用していた太刀のように居合いには向かないが、その分小回りが利く刀である。 「だがしかし…!」 言葉を言いかけた所で、ライドウはがばっと立ち上がった。 そして、徐にレイコの脇差を奪い取ると、カーテンの閉じられた窓を開き、そのまま外に飛び出した。 レイコは言葉を失い、鳴海も窓から半身を乗り出して何度も彼の名を呼んだが、ライドウは戻って来なかった。 「クソっ…。一体何だってんだ!」 ライドウの勝手な行動に苛立った鳴海は、錆びた窓枠を殴りつけた。 遠い所で声が聞こえた。あまりにも儚く、鳴海とレイコには聞こえなかったのだろう。 それくらい遠い所からだったが、鍛え抜かれた聴力を持つライドウにははっきりと聞こえた。 まだ少年と言ってもいいような男の声で、確かにこう言っていた。 『みんな聞いてくれ! 僕たちには殺しあう必要なんて…』 その先は銃声のようなけたたましい音で掻き消された。声の主は生きているのか、殺されてしまったのか…。 だが、まだ生きていたとしても何と無謀な…! やる気になっている者の存在を知っている以上、ライドウは動かずにはいられなかった。 自分たち以外にも、人を殺すことに躊躇っている人物がいる…! 彼を死なせるわけには行かない…! ライドウは自分の身も十分に危険な状態であることすら忘れ、脇差を片手に声のした方に向かって走った。 【葛葉ライドウ 所持品:クロスボウ・脇差 現在位置:廃墟ビルより移動】 【鳴海:片腕負傷 所持品:煙玉・何かの機械 現在位置:廃墟ビル内】 【赤根沢レイコ 現在位置:廃墟ビル】 【反谷孝志(ハンニャ)(ペルソナ2罪・罰):死亡 現在位置:青葉公園】 【残り ?名】 Back 002 Next 004
https://w.atwiki.jp/dcd10/pages/962.html
【種別】 悪の秘密結社 用語 怪人 歴代オールライダー 仮面ライダーX(昭和第3作) 【用語】 GOD機関 【よみがな】 ごっどきかん 【登場話】 第26話~第30話 オールライダー対大ショッカー ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー【超】スピンオフ オールライダー対しにがみ博士 【ディケイドの物語】 大ショッカーの大幹部「アポロガイスト」が存在していた異世界の「Xライダーの世界」での所属組織として名前が挙がっている。 【オリジナルの仮面ライダーXの物語】 対立関係にある東西の大国が水面下で結託し組織された、日本壊滅をもくろむ秘密結社。GODとは「Government Of Darkness(暗黒政府)」の略。シンボルマークは「ドクロ」に「G・O・D」の文字をあしらった物。 警備課・通信課・技術課・人事課・車両課・作戦課・医務局・秘密警察(*1)・作戦行動を担当する戦闘員である戦闘工作員や怪人により構成され、仮面ライダーシリーズの敵組織としては始めて大規模な秘密基地(アポロン宮殿・アポロン第2宮殿)が存在する。科学班などの非戦闘員も含めすべての構成員に自爆装置が埋め込まれている。アポロン神殿を警護するはG・P(ゴッド・ポリス)と呼ばれる。 怪人はアポロガイストが率いる神話上の神、獣などをモチーフとした神話怪人。キングダークが率いる世界各地で有名な過去の悪人(空想上の悪人も含む)に過去の組織も利用した動植物の能力を合成した悪人怪人(GOD悪人軍団)がいる。どちらも人間体を持つ者も多数存在。 序盤はアポロン神殿の地下に潜む声だけで姿を見せない謎のGOD総司令がいてその正体は「呪博士」であり彼は、GOD悪人怪人軍団を率いる最高幹部のロボット「キングダーク」のパイロットとしてその姿を隠していた。呪博士は仮面ライダーXに変身する神敬介の父・神啓太郎の親友であった。 【ディケイドの物語に登場したGOD機関の改造人間と兵器】 分類 名前 モチーフ オリジナル登場話 ディケイド登場話 GOD秘密警察第一室長 アポロガイスト 太陽神アポロン 第8話~第14話、第16話~第21話 第26話~第30話、オールライダー【超スピンオフ】、超アドベンチャーバトルDVD 守れ!てれびくんの世界 巨大ロボット幹部 キングダーク 不明 第22話~第35話 オールライダー対大ショッカー、オールライダー対しにがみ博士 【関連するページ】 Xライダーの世界 アポロガイスト ガイ キングダーク スーパーアポロガイスト ファイナルディメンションキック 仮面ライダーX 仮面ライダーシリーズ 大ショッカー 怪人 悪の秘密結社 用語 神話怪人 第26話登場怪人 第27話登場怪人 第28話登場怪人 第29話登場怪人 第30話登場怪人 第31話登場怪人
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/219.html
【クラス】 ライダー 【真名】 十四代目葛葉ライドウ 【出典】 葛葉ライドウシリーズ 【パラメータ】 【ステータス】 筋力B 耐久C 敏捷C+ 魔力A 幸運B- 宝具A 【属性】 中立・善 【クラス別スキル】 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 また、下記宝具により召還したものならば竜種さえも該当する。 対魔力:E 魔術に対する守り。 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 【保有スキル】 見切り:B 敵の攻撃に対する学習能力。 相手が同ランク以上の『宗和の心得』を持たない限り、同じ敵からの攻撃に対する回避判定に有利な補正を得ることができる。 但し、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。 召喚術:A 神道系の術を用いた召喚術。ランクAもあれば悪魔を自力で契約し、召喚、行使が可能。 また、電子的な器具を用いずとも悪魔の同時召喚も可能となる。 魅了:D+ 異性を惹きつける見目の美しさ。ライダー対峙した女性は彼に対し、強烈な恋愛感情を懐く。 相手の心理状態や感情によっては抵抗できる。また一部の同性にも有効。 【宝具】 『赤口葛葉』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1 葛葉ライドウの一門で継承される霊刀。魔、神の属性を持つ対象に有効。 防御に使用することにより、あらゆる攻撃の威力を半減することも可能。 『アメノオハバリ』 ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:10~20 最大捕捉:100 日本神話に名高き神剣、天之尾羽張。真名を解放すると、周囲の魔力を吸収しライダーに与え続ける。 魔力を注ぎ込む事で、一時的に巨大化し相応の威力、レンジを有する。 ただしその逸話から、使用するには少女の命一人分を代償にする。代償には魔力が多い方がより適する。 『悪魔召喚皇』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大補足:100 ありとあらゆる悪魔を従える召喚師としての伝説が宝具となったもの。 今までに仲魔した悪魔をその場に応じ、封魔管を通じて即座に召喚する。 一度の召喚で可能なのは最大で八体まで。また仲魔の強さに比例して魔力の消費量が上がる。 また、仲魔の中にはムーンセルの処理能力を上回るため召喚できないものもいる(かの明けの明星など)。 ただし多くの逸話に登場する「疾風属 モーショボー」「外法属 モコイ」は魔力消費がほぼない。 『陰陽デンデン太鼓』 ランク:A- 種別:召喚宝具 レンジ:- 最大補足:- 修験地獄の封印を司る森羅万象の守護者、「雷電属 コウリュウ」を召還する。 まぎれもない竜種だが、ライダーはこれによって召還したコウリュウならば騎乗できる。 ライダーのクラスを取得した要因でもある。 【Weapon】 コルトM1877(コルトライトニング): 梵字を刻み込んだ銃弾により、サーヴァントへの干渉が可能。主に牽制に使われる。 また召喚した悪魔との連携技も可能。 業斗童子: 通称ゴウト。黒猫の姿をしたライダーのお目付役兼指南役。 悪魔との戦闘に関する知識が豊富であり、また猫の手ながらタイプライターも打てる。 ただし、ねこじゃらしには思わず反応してしまう。 また会話も出来るが、彼の言葉はサーヴァントとマスターにしか聞こえず、他のものには鳴き声に聞こえる。 【人物背景】 あり得たかもしれない時代「大正二十年」において、帝都守護の任を命じられた凄腕のデビルサマナー。 霊的守護を司る国家組織「ヤタガラス」に属し、鳴海探偵社で探偵見習いとして働く。 死人驛使事件、超力兵団事件、アバドン王事件、隻眼化神事件、コドクノマレビト事件と数々の異変を解決している。 【サーヴァントとしての願い】 強いて言うなら「日本と帝都(東京)に住まう人々の幸福」。 ただし、彼は誰かの犠牲の上に願いをかなえる事を良しとしない。 【方針】 マスターが親友に出会えるように護る。
https://w.atwiki.jp/tanosiiorika/pages/1675.html
蒼電の封我ライドウ VR 火 6 クリーチャー:ヒューマノイド/ハンター/エイリアン 7000 ■このクリーチャーがタップされる時,かわりにバトルゾーンにある自分の他のハンターまたはエイリアンをを1体選び,タップする。 ■自分のターンの始めにクリーチャーをアンタップする時,そのクリーチャーをアンタップさせなくても良い。 そうした場合,そうやってアンタップしなかったハンターまたはエイリアン1体につき,バトルゾーンにある相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体選び,破壊する。 ■W・ブレイカー 突然の援軍による謎の大打撃,そして立て続けに現れたハンター・エイリアン連合軍の増援により,アンノウン軍は撤退を強いられた。 作者:かみど 能力同士がシナジー,自分のハンター・エイリアンに疑似サイレントスキルを与えます。 奈落の鬼姫N・ロマノフ工事中だよ(´・ω・`)の直接の上官であり,彼女が戦乱に身を投じた当初からの腐れ縁。 名前が洒落,モンスター系で「鳥獣戯画」作りたい( 関連:真異編(レコード・ブレイカー) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nicomegaten/pages/22.html
[このページを編集する] デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王 タイトル Part 1 最新 マイリスト 備考 葛葉ライドウ 対 アバドン王を実況 Part1 Part4 mylist/23688909 葛葉ライドウ対アバドン王をゆっくり実況プレイしてみる part1 part20 mylist/20285979 葛葉ライドウ対アバドン王 DOM実況 1 17 mylist/23220932 葛葉ライドウ対アバドン王 一人クリア part1 part20 mylist/9293344 葛葉ライドウ対アバドン王を実況プレイ?してみる その1 その74(Final) mylist/11448055 葛葉ライドウ対アバドン王実況 ハーレムパーティでクリア目指す 1の1 67の2 mylist/12280715 睡魔と戦いながら葛葉ライドウ対アバドン王実況してみた Part1 Part62《完》 mylist/13042697 田舎者対葛葉ライドウ対アバドン王 プレイ日記 第01回 最終回 mylist/9096936 葛葉ライドウ対アバドン王 KINGモード合体禁止プレイ 第1章その1 マサカド戦 mylist/9763913 笑い上戸が初めての葛葉ライドウ対アバドン王を地道に実況 0章ノ1 大団円 mylist/18403145 【デビルサマナー】葛葉ライドウ対アバドン王 実況プレイ PART1 PART83 完 mylist/18963646 【KING】ドMな俺のライドウ対アバドン王実況初プレイ【モード】 part01 part59 mylist/12783677 葛葉ライドウ対アバドン王【素晴らしき仲魔と悪を討つ実況】 第1話 第41話 mylist/11606518 【実況】業ちゃんとふみゅ対アバドン王【デビルサマナー】 part01 part05 mylist/20050733 更新停止(2010/08/24) ライドウ対アバドン王 マイペースにぐったり実況プレイ part1 part26 mylist/11292946 更新停止(2009/08/03) 面倒臭がりが~葛葉ライドウ対アバドン王~記念にプレイ part1 part28 mylist/10694731 更新停止(2009/04/26) デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王実況プレイ Part1 Part7 mylist/10976288 更新停止(2009/03/15) 口下手が葛葉ライドウ対アバドン王を実況プレイ Part01-1 Part04-2 mylist/10964459 更新停止(2009/02/23) コメント欄 名前 コメント