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[部分編集] 因果と報いの果てにたたずむ、貌をなくした世界と少女 因果と報いの果てにたたずむ、貌をなくした世界と少女 仮面の少女(かめんのしょうじょ) 概要邂逅(後悔) 復讐 仮面(ペルソナ) 夢幻(無限) 学怖 学怖S アパシー・シリーズ特別編 学恋V 生徒総会 ドラマCD ナポin 鳴七 [部分編集] 仮面の少女(かめんのしょうじょ) 登場作品:学怖,学怖S,特,学恋V,生徒総会,ドラマCD,ナポin,鳴七 種族:??? 年齢/誕生日:?歳/?月?日生まれ 身長/体重 ?cm/?kg 関連人物:坂上修一,日野貞夫,内山浩太,相沢信彦,畑中亨,瀬戸裕子《?》 関連用語:語り部《復讐》旧校舎,トイレ《出没》,無限ループ,パラレル・ワールド,前世 [部分編集] 概要 膨大な分岐を持つ『学怖(S)』において、多くのファンからは最難関とも言われる隠しシナリオが「仮面の少女」である。 同シナリオは「殺人クラブ」、「荒井人形」と並んで「三大シナリオ」とも呼ばれるほか『学校であった怖い話』の世界観の根幹を担うシナリオでもある。 そして、主人公やファンたちはそのシナリオ名をそっくりそのまま冠する少女のことを指して「仮面の少女」と呼ぶ。 その名の通り、顔の全面を覆う真っ白な仮面を着けた亡霊の少女であり、その素顔や本名は本質的には不明となっている。 初登場の『学怖(S)』からして彼女の生前からの来歴、何十年か前にいじめを苦に自殺に追い込まれたことは語られている。 その一方、当該シナリオをベストクリアした場合は直後に彼女が生前血肉通った人間であることを疑わせる幻想悪夢的なエピソードが解放され、プレイヤーはどう解釈すべきか大いに悩まされる。そのため、少女の正体の特定は極めて難事である。 実のところ、仮面の少女に素顔や本名が最初から存在しないのではないかと疑わせる要素は目白押しだったりする。 その上、「悪霊」や妖怪など、怪異と位置付けられる存在は虚実を問わなければいくらでも名前を挙げられる「アパシー・シリーズ」の中でも仮面の少女は別格の存在感を放っている。彼女を単なる悪霊と捉えるのは、はなはだ不適格な解釈だろう。 むしろ彼女に関しては、特定の人格(キャラクター)を持つ作中の登場人物というより、表側(現実側)から「六人の語り部」と主人公を統括する「日野貞夫」と対になる役割を担う、作品世界の案内人または黒幕と捉えた方がしっくりくるかもしれない。 ちなみにシリーズ中では『四八(仮)』「あなたシナリオ」の包帯や、『追加版』の各所に見られる「紙袋」など、顔を覆い隠すことで個人の特定を極めて難しくするモチーフ/ギミックが多くみられる。 顔をなくすことで同時にその登場人物が生まれ育んだ「個」をなくして、何者でもない何かに成り果てる、 もしくは特定の何者かを引き継ぐことができる――と解釈することもでき、なんとも示唆的である。 [部分編集] 邂逅(後悔) この少女と真の意味で出会うためには「語り部を決められた順番に選び、なおかつ決められた展開で進ませていく」という行程が必要となる。この決められた順番と展開は作中ではほぼノーヒントなので、攻略本等の情報が不可欠となる。 その展開では話を進めるにつれて語り部が次々と消え、減っていく内容となっている。 「岩下明美」は自殺した弟の復讐相手として主人公を逆恨みしたあげくどこかへ失踪。 「風間望」は一人で七不思議を語った後に、突然消失。 「荒井昭二」は「相沢信彦」の自殺実験の話をしたあと屋上から飛び降りるも同じく消失。 「新堂誠」はボクシング部の「赤坂陽介」と「畑中亨」の話をした後で突如として蒸発。 「福沢玲子」は瀬戸さんらしきモノに水泳部のロッカーに引きずり込まれ、 「細田友晴」は旧校舎のトイレの天井に吸い込まれる。 そうして様々な怪奇現象に遭いつつも話を進めていった主人公の前に、ついに「仮面の少女」が現れるのだった。 そして少女はあくまで淡々と、いままで話されてきた怪談と語り部にちなんだ質問をしてくる。その正解数によって結末は変わり、正解数が多いと隠し01が解放される仕組みになっている。 なお、この一連の流れだが企画の進行役である「主人公(坂上修一)」は途中で集会を取りやめ、解散するという選択肢を取れたことは確かである。 メタ的な事情をいえば途中でやめた場合は必ずバッドエンド扱いになってしまうのだがそういった理由は差し引こう。 にもかかわらず、この恐ろしい流れを食い止めず、内心では期待か恐れか、どちらでもない感情に従って会を続行し最後まで見届けようといた理由について仮面の少女の側から問いかける質問もきっちり用意されている。 ここは語り部の性格についての印象を求められるタイプの質問同様、正解、不正解の区別はないのであなたの心の赴くままに。 [部分編集] 復讐 さて彼女の正体であるが、細田六話で語られた居残り補習をさせられた生徒、その「七人目」である。 細田六話では旧校舎の怪異に「六人」が犠牲になる話であったが、実際には存在した「七人目」であった彼女を他の六人が憂さ晴らしにといじめを実行。それ以降いじめはエスカレートし、ついには少女は自殺、旧校舎にその魂を囚われてしまう。 ……月日は流れ、いじめを行った六人は成長して大人となり、彼らの子供達が運命の導きによって学園へと集まる。 そして「仮面の少女」と化した彼女が七不思議の集会を利用して復讐を果たしたわけである。 これには「自分が死んだことによって悲しんだ両親と、同じ苦しみを味わわせてやりたい」という強い怨念が動機である。しかし復讐を果たしても彼女の魂は救われず、さらなる生贄を求め続ける悪霊に変じてしまうエンドもある。 ここでの主人公の役割はあくまで「観察者」であろう。 (執筆者募集中) [部分編集] 仮面(ペルソナ) 何を答えようと、結局彼女は大半の結末では仮面を外し素顔を見せてくれる。 ただし、それまでの質問に幾つ正解するかによって彼女の素顔(解釈)は変化する。 枝分かれする数は『学怖』では九種、『学怖S』では と、非常に多岐にわたる。 もっとも最後の質問に「七人」と答えた場合は彼女の怒りを買って殺されてしまうのだが。 「五人」と答えた場合は あまりに正解数が少ない場合はそもそも仮面を着けたままで素顔を見せてくれない。 霊界にも人間界にも行けない狭間に住む霊の代表として、仮面を着けた亡霊の同胞たちと一緒に主人公を取り囲む。 きっと生きて返してはくれない。 次に正解数が少ない場合は人に恐怖を与えることを快楽として自覚したと語り、主人公に愛おしむような言葉をかける。 その素顔は朝日に紛れたが、最後は微笑みながら消えていった。 その次。朝日の中に消えていったのは同じだが、直後に彼女は青い蝶の群れになって飛んでいく。 皆飛び去った後でも主人公の周りには一匹の蝶が名残惜しそうに飛んでいたそうである。 一問以外全問正答した場合は仮面を取り去った後の美しい顔があらわとなるのだが、直後その顔は溶けた蠟のように崩れ去る。 あとに残されていたのは彼女の心をそのまま映し出したような何もない闇、もしくは怪物のような顔だった。 これら五つの結末は仮面の少女=幽霊と言う解釈に立つもので、彼女の過去をそのまま受け入れたものになるだろう。 青い蝶は幻想的であるが、そもそも「蝶」とは多くの地域で魂が化身したものとして語り継がれている。 まるで夢のような時間が遥か昔に過ぎ去ったと言う主人公の感想を受け入れて、「胡蝶の夢」「一炊の夢」と言う成語を思い出すのは気のせいだろうか。 そして、全問正解した時に明らかとされる素顔は満天の星空が広がる宇宙空間である。 生前の素顔でも、魂の化身である蝶でも、復讐を終えて虚無に成り果てた心でも、復讐を為してなお救いを求めて世に呪いをまき散らす心でもなかった。 そこにあったのは、宇宙、すなわち世界と言い換えることもできる。 (執筆者募集中) [部分編集] 夢幻(無限) これら多くの結末を終了させて続く隠し01を進めると、彼女の復讐が必ずしも真実と思えなくなっていることに気付くだろう。 まず、現実の世界に帰還したはずの主人公は「七不思議の集会」および集められた六人の語り部たちが存在しないことを知る。 いきなり、これまで辿ってきたはずの話すべての前提を崩されて困惑の一途を辿る主人公だったが……。 そこからやって来る結末は後味のよいものはひとつたりとも存在しない。 一応、ハッピーエンドと解釈できるのは「七不思議の集会」とは「仮面を受け継ぐ者」として主人公が選ばれるための試練であり、語り部達も元より生者でなく旧校舎に囚われた魂だったという展開だがそれが成立するもしないも、人それぞれだろう。 『学怖S』では怨霊と化した六人の語り部たちによって「三途の川」の先に誘われた主人公は、誘いに乗ってしまったがためにある種の地獄を味わうバッドエンドが追加されている。 もしくはそれを食い止めようとした仮面の少女の助力によって無事生還を果たすという、解釈を挟む余地のないハッピーエンドが派生する。が、これは『学怖』単独の作品のテーマにはそぐわない例外中の例外である(『学怖S』の作風には似合うが)。 用意された結末のほとんどは、プレイヤー各人によって解釈に幅が生まれるものになっており、不気味ながらに不思議な余韻をもたらすものになっているのだ。説明書で原作者が寄せた「あるのは恐怖だけ」というコメントに忠実であると言い換えられる。 たとえば物言わぬ仮面の幻影や語り部達の語りかけに錯乱して精神の均衡を失ってしまう。 もしくは現実から夢や死者の世界に誘われる。 さらには“仮面”という誰でもない顔がふたたび手元にやってくることで、誰でもない存在に成り果てるか囚われてしまう。 もっといえば、主人公とはもともと存在せず、すべては暗黒の宇宙が生み出した空想であり、無限に墜落する地獄へ戻される。 などと……難関シナリオの達成感を少々損なわせる、と言いたくなる絶望感たっぷりの結末に陥ることがしばしばである。 が、『学怖』をまとめる上でこのシナリオほど相応しいものもないだろう。 一見、意味不明かつバッドエンドにしか思えない数々の幕引きは一貫して「主人公(プレイヤーの分身)」として作中世界を歩む存在の根幹を揺るがすと言う一点で共通している。 主人公(≒プレイヤー)が当たり前に思っていた世界自体が曖昧で夢のようなものだという視点を提供する。 “仮面"と言ういかにも象徴的な道具は語り部たちもまた主人公の持つ一側面でしかなく、自他の境界は認識次第で簡単に揺らいでしまうことを教えてくれる。ある種の認識論に従えば、肉体の有無や生死の境なんてさしたる問題ではないように。 最後に、作品世界そのものが「無限ループ(永劫回帰)」によって成り立つことの示唆もこのシナリオ中には含んでいる。 詳細は当該項目を参照のこと。 [部分編集] 学怖 細田六話、隠しシナリオ、隠し01(男)に登場。 初登場作品。 仮面のデザインはつり目を思わせる細い目線が入っただけの顔のほぼ全体を覆い隠すタイプ。 黒い背景なので髪型すら分からず、でかでかと浮かぶ仮面とかろうじてセーラー服を着ているのがわかる程度である。 素顔を務めた演者の方は発売元の会社「バンプレスト」で当時受付嬢として勤めていた女性とのことで、画質と暗闇から浮かび上がって怖く見えるという演出の割を食った感はあるが色眼鏡を外してみれば美しい顔をしていることがわかる。 声は「テープを早回ししたような不愉快なノイズ」と「逆に遅回しにしたような野太くドスのきいた声」の二種類の表現がされており、口調も冷淡で人格を感じさせるものとは言えない。 細田六話「取り残された旧校舎の補習授業」。 (執筆者募集中) 隠しシナリオ「仮面をつけた制服の少女」。 (執筆者募集中) 隠し01(男)「続・仮面をつけた制服の少女」 (執筆者募集中) [部分編集] 学怖S 全体像が引き気味となり、仮面は横に目線が少し太く入って黒目が見え、輪郭のハイライトによってセミロングの髪型とセーラー服がはっきりとわかるようになっている。 シナリオの本筋にさしたる変更はないが、大量の分岐が追加されており、そちらでは人間性と小悪魔性が増している。 仮面の少女が「無限ループ(永劫回帰)」からなるこの世界を主宰する超自然的存在というより、名前は明かされないまでも素顔を持ち、狭間の世界でさまよう哀れな少女という側面が強調されており、場合によっては主人公を助けるか、陥れてくる。 (執筆者募集中) [部分編集] アパシー・シリーズ ファンサービスとしてカメオ出演することもあるが、『学校であった怖い話』の世界観に直結する役割を担うためか、登場に伴ってすべてが彼女に向けて集約していく唯一無二のポジションにいることが多い。 [部分編集] 特別編 細田七話「パラレルトイレツアー」に登場。 トイレで怪異を探してみようという細田さんの提案に乗っかり、旧校舎三階の女子トイレを二回訪れた場合の出来事である。 彼女と出会うエンドに向かうためには(プレイヤーが)このシナリオで辿り着けるすべてのエンドを通った上で「パラレル・ワールド」にまつわる『魅惑のトイレ』の話を坂上くんが聞いていなければ派生しない――という厳しい条件になっている。 具体的には、そのトイレに行ったことで坂上くんは昔の学園にタイムスリップしてしまい、いじめられてトイレに閉じこめられた少女を助けるという展開である。 ちなみにこちらでは仮面は着けていない。旧作ファンなら「もしや?」と思わせる内容であるが、坂上くんが次に目覚めた時既に元の世界(時代)に戻っていたので、結局彼女のことはほとんどわからず終いとなった。 [部分編集] 学恋V (執筆者募集中) [部分編集] 生徒総会 第一回鳴神学園生徒総会に登場。 同イベントは『学怖』25周年を前して行われたクラウドファンディングの成功に伴い、成功のリターンとして発表した企画のひとつ。ファンとの交歓や企画の進行状況を発表するためという理由を兼ねて2019年8月12日に開催されたリアルイベントである。 うち、仮面の少女は「七不思議の集会」を題にとって行われた朗読舞台劇「第一部」に出演した。 それも六人の語り部が語り終えたのちに嵐を思わせる禍々しい演出が巻き起こり全員が退出したのちに「七人目」として出現するというものだった。演じたのはベテラン怪談師の「星野しづく」氏。 仮面を着けて「倉田恵美」の背後に現れ、いざスクープと勇んだ彼女が退出するや静かに仮面を取ると、幽鬼のような声と雰囲気を持って訥々と、現状を思わせる怪談を語りはじめる。 なお、この劇の台本で原作者飯島多紀哉氏が執筆した部分は岩下明美が語る『正義のゴネシエーター』および、導入とラストの舞台劇パートのみだった。 それらを除いた六人の語り部の話す内容は各人に「自由」にお任せされていたのだが、星野しづく氏の語る怪談は必然とこの場にマッチした、取り残された女子生徒の話であったという。 ちなみに、劇中で「仮面の少女」についての集会を企画したのは新聞部に所属する日野先輩、同じく新聞部部室にいた倉田恵美は彼の話を聞きながらハキハキと受けごたえすると聴衆に向けてこの劇の進行役を仰せつかったことを高らかに宣言し、喜んで跳ねまわるかのように集会に赴くのだった。 ただ、そのプロローグの流れを受けて、トイレの花子さんこと「仮面の少女」について出席者は話をしてくれると思いきや、前述した通りにまるで関係のない怪談話ばかり。 いぶかしみながらも、いざ最後に仮面の少女が現れたことに喜ぶ倉田恵美だったが、舞台に戻ってきた時に、彼女は衝撃の真実を思い出すのだった……。 (ネタバレにつき格納) + ... なおこの劇だが、冒頭だけでも不自然な点が散見される。 ・会話をしているはずのふたりが視線を合わせていない。 ・よくよく聞けばふたりの会話が噛み合っていない。 ・日野貞夫と坂上修一を思わせるキャストの役名が未公表。 の、三点である。 つまり、日野は倉田に向けて話をしていない。日野は「日野貞夫」ではなく、その息子の「日野直哉」、彼が話していたのは「坂上修一」とは何の関係もない後世の新聞部員「桜木隆敏」だったのである。 そして、この劇において「仮面の少女」は別にいる。 ファンにとっての数々の先入観を見事に突いた仕掛けに観衆が驚かせられるのと同時である。 日野直哉は、後輩との会話の中で悪びれもなく数十年前の父が仮面の少女こと「倉田恵美」をいじめ殺したことを語り、彼女の霊が学園をさまよっている噂を知った上でせせら笑った。 これを聞いてすべてを思い出した倉田恵美の霊は激昂、呪詛の言葉「死ね」を連呼するとともに不可視の力を発揮、かつてのファンが知った通りの流れで父の業を息子に支払わせたのだった。 それから彼女は幽鬼のような声で傷ついた過去を語り、仮面を被り、誰かに向かって告げた。 過去の罪という名の因縁はあなたではない誰かに巡ってくるかもしれないという、かつてそのままの警告とともに、舞台は終幕を迎えることになる。 [先に述べた通り「仮面の少女」というキャラクターに姓名は設定されていなかった、つまり少女であるのなら仮面を着けて顔を隠すことで誰でも仮面の少女になれるということを意味する。 復讐者に顔はいらない、だってどこにでもいるから。 それとも、すべてを否定された挙句に世を去った人間は顔をなくすのかもしれない。 倉田恵美が集会と思っていた集いや、その最後に現れた「仮面の少女」については疑問が残るが、一応仮説のひとつを述べておく。ただし、いくらでも解釈はできるので参考程度に。 孤独に誰も気づかれずにさまようしかなかったつらい過去、つらい言葉に反論できずに死に追いやられた自分の弱さを切り離した人格の一部、それが星野しづく氏だったとは考えられないだろうか。 これなら、ハキハキと明るく振舞う「倉田恵美」と怒りと諦念に支配された「仮面の少女」のギャップも説明が付く。 それから集会も本来なりたかった自分が活躍するための心象風景、ということになり舞台のラストで演者たちが仮面を着けて登場した演出も「仮面の少女」の分身ということで説明が付くのだ。] [部分編集] ドラマCD 『ドラマCD』Disc.6 福沢玲子「十三階段」に登場。 福沢さんが「十三階段」の検証で初めて「旧校舎」に侵入した際に感じた怖さを語る中で、旧校舎には十三階段以外にも怖い噂があふれていることを教えてくれる。 仮面の少女も三階のトイレに棲む怪異として噂になっているようだ。 [部分編集] ナポin 最終話「呪われたゲーム」に登場。 選択肢「じぶん」を選んだ際に進む分岐において姿を現す。 このシナリオは虚実や平行世界が入り乱れ全貌を掴むのが難しい構造となっており、直前の文脈からすれば再結集した「語り部」に日野貞夫を加えて再度開かれた「七不思議の集会」で語られる噂話の登場人物という形になっている。 いわく新聞部の部室は「四次元空間」への入り口になっており、多次元への接点が時折生まれる。そんな部室に、ある夜忍び込み怪談をしようとした四人の男たちが出会ったのが世界の管理者を名乗る仮面の少女だった……というのが話の導入である。 が、直後にはなんらかの形での場面転換を表すノイズ演出とともに、その話を語る「ナポリの男たち」へ視点移動が行われる(特にこの手番での視点人物「村崎藍(ランタン)」が強調されている)。 そのため、日野貞夫たちからすれば平行世界の住人である「ナポリの男たち」の体験談が紆余曲折を経て虚実もあやふやな怪談(都市伝説)として伝わることになったと考えられるが、これも一応の解釈に過ぎないと念押しをさせていただく。 で、今回の仮面の少女だが、それぞれ似通った経緯で似て非なる四つの世界から一名ずつ飛ばされて集まったことで四人そろってしまった実況者グループ「ナポリの男たち」に対して賛辞を述べる。口ぶりで言えば、どうも彼女も彼らのファンらしい。 相変わらず無機質な仮面で顔を隠しているが、律儀にナポリの面々に付き合ってくれている辺り面倒見がいいのかもしれない。 口調もいつになく丁寧で、ナポリの男たちに対しても諭すように語っているため悪意はほとんどないように見受けられる。 すなわちナポリの男たち四人はそれぞれ共通する経緯を辿って、仮面の少女の眼前にいるという。 少女に誘われ、彼女たちの手によって用意された異界につながる器物や場所にほか三人を誘導した。要は女にダマされて仲間を売ったという流れであり、ナポリの面々は元の世界から引き離されたことで我に返ったというわけである。 が、当の仮面の少女は現実や真実というものは夢や虚構や妄想の中で入れ子構造になっていて判別がつかないものとみなしており、ナポリの面々が涙ながらに帰りたいと言っている元の世界というものに特に価値を見いだしていないようである。 男たちが辿り着いた現状の世界がどういったものであるのかは定かではない(実況はできる)が、仮面の少女自身は別に好きにすればいいと放任するスタンスだった。けれど、それでもと叫ぶランタンに応えるように、ふたたびノイズ演出が走り……? 村崎藍たちは新聞部部室で目覚めるのだった。四人が対面した「仮面の少女」自体が夢幻や虚構の存在だったのか、それともどこかに実在して四人を納得させるためにほかの世界に送り出してくれたのかは定かではない。 なぜならば、村崎藍が下した最後の選択とその先の結末は視聴者にも知ることがかなわないためである。 [部分編集] 鳴七 「トイレの花子さん」、「仮面の少女」に登場。 今回の仮面のデザインは鼻立ちはあるが口が描かれず無機質で白いもの。ただ、目元に赤く涙が置かれている。 これは数ある「道化師(クラウン)」の仮面やメイクの中でも哀しみを秘めたもののみが着けられる「ピエロ」を想起させるものであり、仮面の少女が心の奥底に隠した哀しみを象徴したものと解釈することができる。 「キャラクター図鑑」や『生徒名簿』の彼女の記述を参照すれば、正体不明ながらに宇宙の真理とも語られる崇高な存在であるようだ。対面した人間の心をそっくり映し出す鏡のような存在ともされており、善悪を超越して存在している風にも見受けられる。 ちなみに今回「仮面の少女」と対峙する前哨となるシナリオ「トイレの花子さん」は隠しシナリオ扱いになっており、従来の『学怖(S)』細田六話に配置された時のように普通にプレイしていても彼女と出会うことができなくなった。 反面、仮面の少女と真の意味で出会うことができる同名シナリオに至るまでに、語り部六名を全員消す必要はなくなるなど、大きく発生条件が緩和されている。 前提条件は岩下明美を五人目に選んで「悪霊のいたずら」の特定エンドを通過した上で細田友晴を六人目に選ぶこと。 なお、今回の仮面の少女は生前の素顔を見ることができるのみならず、ベストエンドではその本名と出自がシリーズでもはじめて明瞭とされた。ちなみにその正体は主人公「坂上修一」が極めて密接に関わっており、切り離すことはできないものである。 これには『学校であった怖い話』の世界観を虚無や絶望、無限ループといった形で示唆し、根本的なところでは救いを与えてくれない「隠し01」が未収録であるという事情が関わっているのかもしれない。 その代わりに用意された特別シナリオ「秘密」においては「坂上修一」という個人に『鳴神学園七不思議』の世界観のすべてが集約・表出していくことを示された。 そのことにより世界そのものと言える仮面の少女と坂上修一が等号で結ばれても違和感が生まれず、結果として今回の「仮面の少女」は顔を持たない何者かで終わることもなかった。 何者であるかを定義する形で救済を与えることができたという仮説も立てられるが、解釈はプレイヤー各々にお任せしたい。 [あくまでこの仮面の少女は「坂上修一」にとっての「仮面の少女」であり、それ以外の人間と対面した時にはそれに応じた仮面の少女が現れると言ったらそれまでなのだから。] 「トイレの花子さん」 基本的に『学怖』版とシナリオに相違はない。 (執筆者募集中) 「仮面の少女」 基本的に『学怖』版とシナリオに相違はない。 仮面の少女から問いかけられる設問は、正答が明確なクイズ形式のものがいくつか削られている。その代わりとして、語り部たちの印象やあなた自身はどうしてこの集会と怖い話に臨んだのかが中心に据えられている。 (執筆者募集中) 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 名前 コメント
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[部分編集] ゆりかごは墓場だけ ゆりかごは墓場だけ 鳴神学園(なるがみがくえん) 概要発端 存在 怪異 歴史命名 施設 [部分編集] 鳴神学園(なるがみがくえん) 登場作品:探偵局,AMC1,レンタル,AMC2,学恋,学恋2,特,追加,学恋V,流神A,小学怖,新生,月下美人,極,新生2,ドラマCD,秘密,荒井,鳴七,レトin,ナポin,稲in 種族:スポット 関連人物:NONAME 関連用語:アパシー・シリーズ,学校の怪談,北聖大学,鳴神大学附属病院 [部分編集] 概要 鳴神学園とは「アパシー・シリーズ」に共通して登場する学校法人。 シリーズにはほぼ一貫してこの学園そのもの、もしくは学園に所属しているキャラクターが登場する。 事実、現状で「アパシー」名義でリリースされた作品の中にこの「鳴神学園」が多少なりとも登場しなかったものはほぼ絶無に等しいと言えるほどである。実質は原作者飯島氏が述べている通り「アパシー=鳴神学園」と言った構図になっている。 作品によって多少のゆらぎはあるのだが、数千人からの生徒を抱えるマンモス校と語られており、主人公が語り部達と面識の無い理由や学校全体に頻発する怪奇現象を説明する裏付けにもなっている。 相当数の人員を抱え込んでいる通り、設備や教師陣に優れており部活動も王道からはじまり不可思議なものも抱えている。 ただし、進学校としての性質が強いかといえばそうでもなく上位層を見れば文武に優れた人材を確かに輩出している。 しかし下を見ればシャレにならない凶行を働いている不良も排出している。 どうも底辺校の雰囲気も共存しており、独自の校風を築いているというのが正直なところだろう。 また、校内全域が怪奇スポットの有様を呈することや、そんな環境に順応してしまった教師や生徒たちが奇人変人狂人と化している向きもあるようだ。結果、年に数十名の行方不明者を出すと噂される恐怖のるつぼと成り果ててしまっている。 そのため、卒業までの三年間を生き延びるだけでステイタスと冗談交じりに作中は元より現実世界で囁かれるほどである。 (※一応断っておくが、母数自体は大きいため年間数十名という数字を信じるなら生還率自体はわりと高い。 さすがに半数以上が死ぬか行方不明になるかなどといった表現は誇張である。ただ、数十名と言っても二十名から九十名まで振れ幅があるため、下手すれば三年間紛争地帯に行った方がまだマシといった可能性すらある。結局は危険地帯である。) ともあれなんでそんな学校にマンモス校といわれるほどに入学者が絶えないのかが一番の謎であり、恐怖の種と言えるだろう。 大抵はそういうものだからと流されているのだが、その辺についてピックアップされる作品やシナリオも時には見られる。 ちなみにシリーズ中でピックアップされているのは高等学校だが、『小学怖』シリーズでは作品の舞台となる「小等部」にはじまり大学院まで(おそらくは同一の設置者が)同一敷地内に設立した巨大学校法人となっている。 ほか、図書館や博物館にはじまり、複合的な施設群を備えており一種の学術都市とまでいえるほどに発展を遂げているようだ。 それらについては現時点では『小学怖』の独自設定となっているものの、「鳴神大学付属病院」がシリーズ本流に設定として組み込まれたりとじわじわと巨大化の兆しを見せているというのが昨今の流れといえるだろう。 ほか、所在地は「株式会社シャノン」の現住所と合わせて千葉県松戸市とされており、作中でも触れられることは多かった。 のちにシリーズ再始動に伴い、社が現実世界で移転したことと合わせて「茨城県水戸市」に設定が変更された。 ただ、所在地について作中で触れられる機会もあまりなくなっている。 (冗談交じりだが)鳴神学園はどこにあってもおかしくなくなった、(冗談で)足が生えてるなどと原作者が語っていることから、その辺の設定には囚われなくてもいいという公式からのメッセージなのかもしれない。 なお間違えやすいが読みは「なるかみ」ではなく「なるがみ」である。 [部分編集] 発端 この学園が言及されたのは『学怖』の発売から十二年後の『探偵局』が初である。 『学怖(S)』の作中でこの学校の名称が出ることはなく、あくまで名前の無いマンモス高で通されている。所在地も都内かと推察し得る言及が一ヶ所存在するのみである。 実のところを言えば、この学園の存在は「応援本」で原作者自らが説明した通り、「アパシー・シリーズ」を展開するに当たって新たに付け加えられた後付け設定のため。 なお「パラレル・ワールド」を是とする学怖(アパシー)としては『学怖(S)』の舞台をあくまで「名前の無い何か」と割り切る考えも肯定できる。 "名づけ"によって「なにものでもあって、なにものでもない」混沌(カオス)から人格を拾い出すことが出来た一方、原初を求める意見はやはり存在するだろう。 私は否定できない。私も否定しない。 [部分編集] 存在 続いてこの学園の持つ性格について追って記述する。 所在地は千葉県松戸市の郊外。地理的に東京都に隣接していることになる。 この地名は何の脈絡もなく唐突に出てきたようであるが、ある符合からひとつの仮説を立てることが出来る。それはパブリッシャー・バンプレストへのリスペクト説である。 それはと言うものバンプレストは1996年の2月から2002年7月まで本社を松戸市に置いていたことがあった。それと『学怖(S)』が発売された年は1996年となっている。 妄想と言い捨てるのもひとつ。さりとて、切り捨てるには惜しい。よって置く。 閑話休題。 この学園は「七不思議」と区切ってしまうことが不可能なほどに大量の怪談を抱えている。当然と言えば当然か、その性質は「旧作」から受け継いでいくことになる。 ただ、その中で曖昧だった設定が整理され、最低限だが明文化されるようになった。論拠は「鳴神新聞」をはじめとする各種書籍などからも取った。 少子化が進む現代に、なお多くの入学者(1995年度は587名)と数千から数える生徒(2008年度で2,400人)を抱え、百名以上の個性豊か(過ぎる)教師陣を擁する。 よって、良くも悪くも人材が豊富なこの学校は進学と部活の両面から多くの傑物を輩出してきたことになる。旧校舎の取り壊しを機に建設された第二体育館を代表とした設備もまた優れたもので、それを目当てに入学する生徒も見られるほど。 全国大会に常連で顔を連ねる運動部が幾つか存在する一方で、文化系もまた盛ん。 それは「オカルト同好会」や「黒魔術研究会」と言った存在自体が怪しい部活を公認している点からもわかる。生徒の自主性を重んじる自由な校風であるゆえ、公認もされない部活が泡沫のように生まれては消えていくと言ったことはしばしばである。 そして、鳴神最強の都市伝説の一つも……。 [部分編集] 怪異 そして、何を言ってもやはりこの学校最大の特徴と言えば、学園自体が強烈な心霊スポットと言うことだろう。 「七不思議」を語っても、到底その枠には収まりきらないその量、「学校の怪談」に当てはまらず独自に発展した数々の怪異は現実に生徒達を侵食していく。 それらの怪異は毎年数十人の死者・行方不明者を出していると秘かに囁かれつつも、それらはけして表ざたにされることはない。学校と言う閉鎖空間の内部では虚と実、嘘と真は実に曖昧な概念に過ぎないのかも知れない。 その中で [部分編集] 歴史 その歴史は古く、元は藩主が徳の高い僧を招き藩校として設立したのが興りとも言われ、近代学校制度を抜きにすれば創立三百年近いことになる。 厳密な意味での設立がいつかは不明だが、大正時代(史実通りなら最短で1918年)からは当時のエリートにとっての登竜門たる旧制高等学校として位置づけられている。 ただし、それも『特別編』「戦下の友情」と言う一シナリオでの言及に過ぎないのだが。 [部分編集] 命名 校名はそのまま「雷(神鳴り)」が転じたものだろうか。 [けして『魔探偵ロキ』に登場した鳴神君のことでは……、それもあながち間違っていなかったりする。なにせ彼は北欧神話における雷神トールの化身である。他に雷撃はゼウスやインドラ等、主神級の神の武具とされることも多い。] 鳴神上人と言う線も捨てがたいが また、本邦においても、雷神の名は武神としても名高いタケミカヅチノミコトの存在によってその威は轟いている。丁度、御柱を奉る「鹿島神宮」として近県の茨城に鎮座なさっていることであるし。 邪推と断じるのは簡単だが [部分編集] 施設 学校は「社会の縮図」である。 生徒たちが学習するうえで必要な設備の数々は一般社会で見られない独自のものを含みつつ、それら要素を凝縮した側面も兼ね揃えている。 新校舎・旧校舎、体育館にグラウンドと言う箱に多種多様な施設や特有の器具を詰め込んでいる。 舞台を限定しない『晦』と比べてその密度は 定番の美術室や科学室と言った 焼却炉や公衆電話に下駄箱など、大きな建物なら備えていそうな 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 名前 コメント
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#blognavi 月面の救助シーンは思い浮かぶんですが、シンの今後がさっぱりイメージできないんですよね。実は。 「一緒に戦おう」「はい」・・・なんてのは、論外だし。そもそも、何と戦っているのか分からん奴らが戦うって何さ。 メサイアが墜ちる。 月面から虚空に向けて光が走る。その巨大な火柱に浮かぶ黒い点が少しずつ大きくなる。やがてそれは輪郭を浮かび上がらせ、羽根を広げて飛んでくる。 「・・・シン!」 「あれは・・・フリーダムっ!?」 月面でメサイアの最期を見ていたシンとルナマリアが、目の前で膝を折るフリーダムを見上げた。デスティニーは色を失い、インパルスもとても戦える状態にない。白兵戦を仕掛けるにしても、二人には今そんな気力はほとんどなかった。 ぼんやり見つめる先でフリーダムのコックピットからパイロットが降りて来る。キラだ。 「君がシン?」 答えないシンをルナマリアが見る。 「えっと、ルナマリアさん?」 「・・・そうよ」 一呼吸置いてルナが答えると、オーブのパイロットスーツの男が手を差し出した。 「救助に来たんだ。月面にいるはずだって・・・助けたい奴がいるから頼むってアスランが・・・」 名前に反応してシンが身じろぎする。 ルナも目を見張って、キラを見る。 「アスランはレイって子を助けにメサイアの中を戻って、僕には君達の事頼むって・・・だから、助けに来たんだ」 ルナがキラに起こされて立ち上がる。地上よりもずっと楽に立ち上がれるけれど、シンにもその手が伸ばされるはずだった。 「・・・レイ。っ! レイっ、メサイアって!?」 爆発は今も続いていて、破片が頭上をいくつも流れていく。シン達に見えるのは、月面に突き刺さる巨大な墓標。シンの途切れたはずの涙が流れ出す。歯を食いしばっても、首を振っても、目の前の現実は変わらなかった。 「レイ・・・くそぅ。行くなよお前、お前が」 「まだ、そうと決まったわけじゃない! 生きてるさっ、アスランが助けにいったんだっ!!」 それでも、シンは泣きながら首を振る。視線だけはそらせずに、残骸となったメサイアを睨みつける。デスティニーは敗れ、メサイアは墜ち、議長は勝てなかった。戦争の無い平和な世界、その夢の成れの果て。輝きを失った世界で、シンの視界の片隅に残された色があった。 インパルス。 コア・スプレンダーなら。 まだ、飛べる。 「俺、行かなくちゃっ」 突き上げる衝動。 「死なせるもんかっ。レイも・・・アスランもっ」 ピクリと震えたキラの手を跳ね除けて、月面に勢い余って飛び上がる。ルナが一瞬不思議そうに見つめ、シンの視線にある機体を見て、目を見開いた。 「シンっ!!」 「ルナっ!」 二人がインパルスに乗り込む。 キラの目の前で各部を切り離して、コア・スプレンダーがメサイアへと向かう。その時にはキラもフリダームに向かって飛び上がっていて、青い羽根を広げて残骸を纏ったメサイアへと向かった。 飛び散った破片をものともせず、コア・スプレンダーがメサイアの周りを飛ぶ。レーダーは利かず、二人の4つの瞳が必死に探す、その先の破片の向こうに漂う光は。 ミネルバのランチ。 ランチの中からタリアが近づいてくるコア・スプレンダーを見上げる。キャノピーが開いて、赤いパイロットスーツ姿が飛び出す。その光景を少し離れた所にいたフリダームからキラが見つめていた。 刻のきずあと~ EDはVestigeでお願いします。 えっ、OP? さ~知らん。 何のための合体分離機構だと・・・小一時間。インパルスがアクティブモードなのはこの為だと信じて疑わなかったよ。メサイアに行かせないならせめてこれくらい、さ。 カテゴリ [ネタの種] - trackback- 2006年01月23日 19 59 26 #blognavi
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BADED1 26 1)冗談はよして 隆の言葉が頭の中で反芻する。 混乱した頭でようやく理解できると 顔がみるみるうちに赤くなっていった。 「じょ…冗談はよしてよ」 笑って言うはずの声が上手く出せない事に、 うるさい心臓の音に愛菜自身戸惑う。 告白した隆の方は、黙ったまま 真剣な面持ちでこちらを見つめていた。 二人の間に沈黙が流れる。 隆は何も言わない。 愛菜は手持ちの鞄を掴むと立ち上がった。 「私は隆と水野先生のこと聞きに来たのに! 何か悩んでるんじゃないかって心配してたのに。 そんなことではぐらかすなんて。バカにしないでよ!」 自分でも思っていない言葉に驚き、唖然としたが、 そのまま立ち去ろうと出口に向かう。 「待てっ」 後ろから隆に腕を掴まれた。 1)振りきって帰る 2)そのままでいる 3)振り返って殴る 27 3)振り返って殴る ドカッ!!!!! 愛菜が振り向いた瞬感隆の顔面に愛菜の鉄建が炸裂した。 隆「いってーな!!!!人がまじめな話してんのに何すっ・・・!!!」 隆は息を呑んだ、愛菜が泣いていたからだ。 幼馴染で付き合いの長い隆でさえ愛菜の泣き顔をあまり見たことがない。 そんな気丈な愛菜が目の前でぼろぼろ泣いているのだから驚くのも当然だ。 隆「おっおい・・」 愛菜「なんで・・・」 隆「え?」 愛菜「なんであたしの事好きなら先生とキスなんてしてんのよ・・・」 隆「それは・・・」 愛菜「馬鹿!!最低!!スケベ!!エロ魔人!!キス魔!!死んじゃえ馬鹿!!! ・・・・・嘘・・・死んじゃえは嘘・・・死んじゃ嫌だ・・・嘘だから」 隆「・・・うん。」 そう言って隆は愛菜を静かに抱きしめた。 愛菜「良い訳位してよ・・・このままじゃ隆がよく分かんないよ」 隆「うん・・・話す・・・全部お前に話すから・・・」 ???「何・・・やってるんだ・・お前ら・・・」 抱き合ってる二人のめの前に現れたのは・・・ 1)春樹 2)一郎 3)修二 28 1)春樹 「春樹……。」 愛奈は隆から慌てて離れる。 「うわっ。」 「春樹、ど、どうしたの。」 春樹は慌てて目線をそらしうろたえていた。 「えっと、ごめん。姉さんが心配で後追いかけて……。 そっか姉さんは隆さんと付き合って、俺知らなくて。」 「ち、違うの春樹!!隆となんて付き合ってないわよ。」 「そんな力いっぱい否定しなくても。」 隆の傷ついた声が耳に入ったが春樹の表情の方がつらそうでたまらず春樹に駆け寄った。 「とにかく、今日は帰るわ隆。私も混乱してるし……行きましょう春樹。」 「あぁ、でも俺の気持ちは本当だからこれだけは、本当に。」 隆の言葉、真剣な表情に春樹は体が震えた。 春樹の視線は隆を一瞥し、愛奈へと移動する。 「隆さん……。」 「隆、じゃまた明日学校で。」 「隆さん失礼しました。」 いつもは誰にでも明るく接する春樹の声と表情が冷たく隆に突き刺さる。 「は……るき。」 「行こう、姉さん。」 「……えぇ。」 帰り道、先ほど修二と水野と出会った公園に差し掛かり愛奈は足を止めた。 公園に目をやるとすでに水野の姿はなかった。 「なにを考えているの、姉さん。」 「えっ。」 春樹の冷たい声が後ろからかけられ、 愛奈はいつもとは違う弟の姿にようやく気づく。 「隆さんのこと……考えてたの。」 愛奈は春樹の変化に戸惑いながら言った。 1)春樹、ちょっと怖い。どうしたの? 2)隆のことじゃなくて水野先生のことを。 3)うん、実は隆に告白されて……。 29 1)春樹、ちょっと怖い。どうしたの? 「さっき、姉さんが電話で話してた内容、少し聞こえたんだけど」 「…うん」 「隆さんが、先生とキスしてたって。水野先生って、あの音楽の先生だよね」 「…うん」 「びっくりしたよ。隆さんとは付き合いも長いし」 「そうだね。私も、びっくりした」 「…じゃあ、どうして」 隆は急に語気を強めた。 「どうして姉さんと隆さんが抱き合ってるんだよ!水野先生とキスしてたんだろ? 付き合ってるんじゃないのかよ!?」 いつになく真剣な春樹の瞳に愛菜は言葉が出ない。 「春樹…」 「姉さんが辛い思いするの、黙って見てるなんて俺にはできないからな…!」 その時、愛菜の頭に浮かんだのは… 1.春樹がこんなにも私を大切に思ってくれてたなんて知らなかった 2.そうだよね…これ以上あの人達に関わるのはよそう… 3.事態は良くわからないけど、隆が苦しんでるのをほっとくわけにはいかない! 30 2.そうだよね…これ以上あの人達に関わるのはよそう… 「ありがとう、春樹。大丈夫だから。さ、早く帰ろう」 納得できない顔でいる春樹の手を引き、家路を急いだ。 早朝。眠い目を擦りながら、とぼとぼと学校へ向かう。 愛菜は昨日の一件で一睡もしていなかった。 また、いつも朝から、うるさく口を出してくる春樹が やけに静かでよそよそしい態度をとってくることも 少なからず愛菜の気分を落ち込ませていた。 「おはよう」 愛菜に声を掛けてきたのは 1)水野先生 2)一郎 3)修二 31 3)修二 「ねえ、今日こそ放課後俺とデートしない?」 「ちょっと、修二くん! 私達との約束は?」 「修二先輩酷いです!」 修二の両側にいた後輩らしき女の子たちが修二を睨むが その目は本気で怒っていない。 彼がそういう男だと知っているからだ。 いつもと変わらない修二の態度… 昨日の光景は何だったのか。少し引っかかりはしたが、 ヘラヘラと後輩に弁解している修二の姿を見ていると バカバカしさを感じる。 愛菜は女の子たちに問い詰められてる修二を無視して教室へ向かった。 隆と会ったらどうしよう…昨日からそればかり考えていた愛菜だったが 隆はその日学校へ来なかった。 学校に来なければ来ないで気になってしまう。 1.電話する 2.メールを送る 32 2 メールを送る 「メールくらいなら大丈夫かな……。『隆、どうしたの? 風邪でも引いた?』っと。送信」 手早くメールを打ち、愛菜は携帯電話を閉じた。しばらく してから明るい着メロがメールの到着を告げた。電話を 開けばそこには 1 隆からの返信メール 2 知らないアドレスからメール 33 1 隆からの返信メール メールを見て私は駆け出した。 それは隆のお姉さんからのメールで 隆が交通事故に遭い、病院に運ばれたという衝撃的な内容だった。 メールに書かれていた病院は 偶然にも学校からはそれほど離れていなかった為 私は10分後には病院に到着していた。 きっと軽い怪我に違いない、絶対にそうに決まってる… 自分にそう言い聞かせて恐ろしい想像をかき消そうとする。 しかし、私を待っていたのは眠った隆に縋り付きながら 号泣する隆のお母さんだった。 呆然とその場に立っていることしか出来ない私の肩を誰かが叩く。 振り返った私が見たのは、隆のお姉さんの美由紀さんだった。 1、美由紀と話す 2、隆のもとへ駆け寄る 34 1、美由紀と話す 「あ、あの…」 何か言おうと唇を開いてから、何を言うべきなのかわからないことに気付いた愛菜は愕然とした。 病室には隆の母親の泣き声だけが響いている。 ヒステリックなその声は、愛菜の脳にわんわんと打ちつけるように反響する。 なんだか、ひどい眩暈を感じた。自分がこの世界に立てていないかのような。 「愛菜ちゃん」 そっと手を引かれ、愛菜はぼんやりと目の前に立っている美由紀を見た。 泣き腫らした赤い目の彼女が、ぎこちなく唇を上げる。痛々しい笑顔。 「ちょっと、廊下出よう? お母さん、一人にさせてあげたいんだ」 掠れた声でそう言われ、愛菜はこくりと頷いた。 そのまま手を引かれて病室を出る間際、 そっと肩越しに振り返った白い室内は、滲んでよく見えなかった。 愛菜が後ろ手で扉を閉めたと同時に、 背を向けていた美由紀がくるりと振り返り真正面から愛菜を見つめた。 そして低く震え、引きつった声で呟いた。 「愛菜ちゃん……もしかしてあなたの学校に、水野 咲という教師が……いる?」 「……え?」 1.どういうことなのか、積極的に事情を訊く。 2.もう関わらないと決めたので、水野という名前の教師はいることだけを答える。 35 2.もう関わらないと決めたので、水野という名前の教師はいることだけを答える。 「ええ、うちの学校の先生ですが…。 そんなことより隆の容態は?お医者さんはなんて?」 実際、今は水野先生のことより隆自身のことが心配だ。 「あ…ええ、そうよね」 愛菜の言葉に、美由紀もハッと我に返ったようだった。 美由紀が言うには、隆は今は意識がなく昏睡状態で、とにかく命はとりとめたので、 あとは意識が戻るのを待つしかないとのことだった。 「しっかりして下さい。 今は隆が早く目覚めるよう皆で信じて見守りましょう。ねっ」 「ありがとう、愛菜ちゃん…」 美由紀と話していると、向こうからバタバタと人がかけて来る足音が。 振り返った愛菜は思わず叫んだ。 1.「水野先生!?」 2.「修二くん!まさか私のこと追いかけて来たの?」 3.「春樹、どうしてここへ…」 36 2.「修二くん!まさか私のこと追いかけて来たの?」 「くそっ…遅かったか」 修二がガン、と音を立てて病院の壁を殴る。 愛菜の存在を知ってか知らずか、その表情はいつもの能天気なものとは違う。 (修二君の顔…昨日の夜見たのと同じ…?) 愛菜は困惑しながらも、壁に押し付けたままの修二の拳が震えているのに気づいた。 (隆の事故は…偶然じゃなかったとでも言うの?) 修二に声をかけるべきかどうか迷う愛菜。その横を美由紀がすっと通りぬけた。 修二の肩に手をかける美由紀。 「あなたは、悪くないわ…いつかこういう日が来ることを、私もあの子も理解していたのだから」 「でも、俺が…俺が、もっと早く気づいていれば!」 (二人は知り合いなの?…ていうか、二人は何を話しているの?) 困惑に反応するかのように、色々な言葉や情景が愛菜の頭の中を駆け巡った。 『隆君のこと、ちゃんとつかまえてるんでしょうね?』 『全部、お前に話すから…』 突然、愛菜は体中の毛が逆立つような感覚をおぼえた。 (…まさか、隆は) 足が震える。 (私に秘密を話そうとして、それで…!!) たどり着いてしまった結論を必死に否定しようとするが、それが無駄な努力であることは 愛菜自身が一番良くわかっていた。 (これから、私はどうしたら良いんだろう…) 1.美由紀と修二に全てを話して欲しいと頼む 2.耐え切れなくなり、その場から逃げ出す 3.自分なりに水野や一郎を探ることを決意する 37 2.耐え切れなくなり、その場から逃げ出す その場にいるのが耐えられなくて、私は逃げ出した。 何も聞きたくなかった。何も知りたくなかった。 けれど、逃げた私に待ちうけてたものは、容態が急変し 春樹が亡くなったという知らせだった。 『死んじゃえ馬鹿!!!』 彼に向けて放ったあの言葉が頭の中で幾度とくなく繰り返される 死んじゃえ馬鹿!!! 死んじゃえ馬鹿!!! 死んじゃえ馬鹿!!! … あのときちゃんと話し合っていれば彼は死なずに済んだのかもしれない… しかし、いくら後悔しても、彼は戻ってこない BADエンド
https://w.atwiki.jp/dragonmfd2ch/pages/31.html
基本情報クエストレベル 出現条件 特徴 マップ攻略 ボスQ.Lv通常第1形態 第2形態 Q.Lv50第1形態 第2形態 ドロップアイテムボスドロップ エンディング 基本情報 クエストレベル Q.Lv 30 40 50 出現条件 魂の器のクリア 特徴 道中ほぼなし、ラスボスのみ ドラゴナイト、Lv50武器、暗黒晶のお守りなどの優秀なレアドロップ Lv50武器+0は高値で売れるので金策に便利 オンラインで非常に人気のあるクエスト マップ攻略 ロケーション:古龍の窟 通路をまっすぐ進めば転移装置がありすぐボス戦である。 全員揃わないと転移出来ないので注意。 ボス Q.Lv通常 第1形態 第2形態 ボスの口が開いている間しか攻撃が通らない。 火炎球 ブラックホール 最上段の足場に避難し、左右から来る飛び道具をジャンプ回避 左右から飛び道具 上下から飛び道具 飛び道具と飛び道具の間をダッシュですり抜ける ボス出現位置は最初の内は固定 初回:中央 2回目:左上 Q.Lv50 第1形態 第2形態 初手に高確率で、ボスの十字方向に氷魔法を放つようになるので、斜め位置に立つこと。 ドロップアイテム ボスドロップ 右宝箱 Q.Lv 30 Lv50武器、Lv50武器+1 40 Lv50武器、Lv50武器+2 50 Lv50武器、Lv50武器+3 65 Lv50武器、Lv90級ユニーク ※Q.Lv50と65でレア武器が全く別種なので注意 左宝箱 Q.Lv 30 願いの首飾り+2、ドラゴナイト、暗黒晶のお守り 40 願いの首飾り+2、ドラゴナイト、暗黒晶のお守り 50 願いの首飾り+2、ドラゴナイト、暗黒晶のお守り、暗黒晶のお守り+1 65 願いの首飾り+2、ドラゴナイト、暗黒晶のお守り、暗黒晶のお守り+1、龍王の証 Lv50武器 皇女:ドラゴンスレイヤー 戦士:ドラゴンブレイカー 忍者:龍殺し、屠竜 魔女:龍神の書 エンディング 条件に応じて4種類に分岐する キャラごとに一枚絵も異なる オンラインプレイ時はスタッフロールは流れない ED1クエスト中に1回以上死亡した ドラゴンスフィアを取得した ED4の条件を満たしていない ED2クエスト中に1回以上死亡した ドラゴンスフィアを取得しない ED4の条件を満たしていない ED3クエスト中に死亡していない ED4の条件を満たしていない ED44種類のキャラクターで最低1度ずつラスボスを倒している 貧民街左端のアトゥルムからアミカの話を3種類聞く ※一度どれかのEDをみた後に開放される3つ目だけ見ればOK シングルプレイ ラスボスの落とすLv50武器(+値不問)を装備した状態でクエストを完了する ED4はスキップ出来ないシーンが存在するので、ソロで周回プレイをする際は、ラスボスドロップの武器を使わないようにしよう。 ※ボス撃破後に装備を外してもED4を回避できる
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