約 14,766 件
https://w.atwiki.jp/zsphere/pages/2751.html
プリニウス『博物誌』第十巻に、ワタリガラスは嘴で交尾し、さらに嘴から生む、と一般に信じられているという記述がある。 そのため、懐妊している婦人がワタリガラスの卵を食べると口から分娩するとか、あるいはそれを 家に持ち込んだだけで難産になるという俗信もあったとか。 ただしアリストテレスはワタリガラスの嘴での交尾を否定した、という旨も記載している。 参考文献 『プリニウスの博物誌 Ⅱ』 プリニウスの博物誌 (2(第7巻~第11巻))
https://w.atwiki.jp/kansai-shugei/pages/594.html
竹本毛糸店 毛糸・婦人服 北ブラクリ丁店 http //www.w-torina.jp/kita12/index.html#shop4 http //www.w-torina.jp/kita12/index.html#shop3 和歌山市中ノ店北ノ丁15 0734-23-8245 営業時間 10:00~18:00 定休日 毎週火曜日 地図 北ぶらくり丁 みその店 和歌山市美園町5丁目5-3 073-424-8030 地図 JR和歌山駅 西側 2007-02-28
https://w.atwiki.jp/werewolves/pages/22.html
もくじ もくじ #1 2017/03/25 ヘルドレン村にて 襲撃現場 #2 2017/03/26 国境の森にて #1 2017/03/25 ヘルドレン村にて PC達がヘルドレン村にいた理由 ムースィル:カディーラからの捜査員で、今回の異変について、なんでもわかること調べてこいーと言われて放り出されて銀色オコジョ亭についたところ メル:自分探しの旅に南へ。空腹で倒れたところを村の人間に助けられ、今は宿屋に滞在中 さりす:一丁の古びた銃と共に村に捨てられていたょぅι゛ょ。罰で村の入り口で「ここはヘルドレンだ」と言うだけの仕事をしている レタラ:ヘルドレン近くの山の麓の住人で、今回はここに遊びに来た セボリー:ヘルドレン出身のドワーフで小心者な性格 リーシャ:ヘルドレン村に住んでいるドワーフ。 街の噂 誰もが言う。真夏のこの冷気はおかしい。国境の森は雪まで降っているようだ。 何かの魔法ではないか。カディーラの工作員が何か暗躍しているのではないかと恐れる者もいる。 ダンスバイ老人の農場で盗人が出ているようである。彼の農場は国境の森近くにあり, この寒気で半分の作物がダメになってしまった。おまけに残りも盗まれてしまった。 少年は数日前,国境の森に流れる叉骨川の氷の隙間に落ち,風邪をひいている。とある農夫の息子の不思議な目撃証言を聞いた。 彼曰く,人語を喋る真っ白な鹿を見たのだという。それを追おうとしての事故だった。 国境の森には[ハイ・センチネル(気高き監視者)]と呼ばれる野伏の集団がいる。 もともとカーディラからの工作兵を見張るために存在 しかし武装したキャラバンで旅をしていたアルジェンティア婦人が 山賊の類に襲われしかも掠われてしまったのでは,彼らは仕事を果たせていないことに 狩人ドライデン・ケップの証言の噂。 彼は国境の森の[高き嶺]で大型の白イタチを見たのだと言っていた。 誰もそれを信じなかったので,彼はそれを罠で捕らえて証明するといって森へ戻った。 アルジェンティア婦人に関するゴシップ。 淑女アルジェンティア・マラッセーネは2週間前にこの村を通った。 彼女はオパーラからジマールへと婚約者へ会いに行くのだと言っていた。 噂では婚約者と問題があり婚約を破棄して家に帰る途中だったのではと言われる。 襲撃から生き延びた護衛ユルンの話 アルジェンディア・マッセラーネが誘拐された ジマールからオパーラに帰る途中、国境の森を通った際北国のフェイが襲い掛かってきた。 護衛は10人くらいいたがアルジェンティア嬢とユルン以外は全滅 "冬に触れしもの"と呼ばれるフェイは炎と冷たい鉄を恐れている。 襲撃現場 身ぐるみ剥がれた死体が10体。氷の棘が無数に突き立っている。タルドール人の護衛隊長のバラバラ死体が氷漬け。 外からスピアで閂がされている馬車からうめき声。外すと中からゾンビ3匹が飛び出し初戦闘に。 特にけが人なく撃退。ただ雪道での移動がし辛いことからかんじきの重要性を認識。 襲撃現場から盗賊たちが残した(回収忘れ?)装備や金銭類を回収。 #2 2017/03/26 国境の森にて さらに奥へ 盗賊の仕掛けたものと思われる罠の下には、盗まれた装備が隠されていた。 北極タッツルワームと戦闘、勝利。 先へ進むと更なる寒さが探索者を襲う。以降1時間ごとに頑健セーヴ(DC15)が必要となる。 カラスの死体が見せしめのように木の枝にぶら下げられていた。このカラスはイリセンで忌み嫌われている小型のもの(クロウ)。 ムースィルが5回ほど出目1を出す。 フェイ×3と戦闘。気絶した1体を捕まえ(脅して)話を聞く。 冬触れしスプライト ヴォシの話 ‘お頭’‘でっかいの’‘ちっちゃいの’と共にイリセンからやってきた。 アルジェンティアは恐らくこの先の建物にいる。その建物にはお頭はいない。 ムースィル:「この森には、この子たちのお頭らしい、この異変の原因らしいイリセンからの手のものたちと、アルジェンティア婦人を誘拐した盗賊とフェイがいる……のかな?」
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/21.html
【名前】高遠遙一 【出展】金田一少年の事件簿 【種族】人間 【性別】男 【声優】小野健一 【年齢】「魔術列車殺人事件」の時点で推定23歳 【外見】長身の痩せ型(53㌔未満) 【性格】 殺人マニア。リアル他人使役型マーダーな人。 自分の考えた殺人計画を殺意を持っている人間に伝授して実行させ、さらにはその実行犯まで殺してしまうという下種野郎。 独自の犯罪観を持っていて、金田一に「君と私は交わることの無い平行線」などとも言っている。 一方で近所の子供たちを集めて人形劇を開いていたりもする(なぜかはじめの家の近所で)。 もともと母親を殺した連中に復讐するために殺人者になった、という設定は忘れられがち。 【口調】 基本的に誰にでも丁寧語。一人称は「私」、二人称は「あなた」はじめには「君」。 【得意能力】 頭脳が切れるのはもちろんのこと(そのわりに使うトリックが陳腐だったりすることは禁句)、留置所から二度も脱獄したり 警官隊に囲まれても逃げおおせるなど身体的にもかなりハイスペック。また変装の名人でもあり、背格好や声まで変えられる。 が、たまにマスクをつけただけとかのやる気の無い変装で登場したりもする。 また、「殺人事件が起きそうな場所を嗅ぎ分ける」という妙な能力もあり。 【備考】 「金田一少年の事件簿」のラスボス(登場したのはかなり後半だが)。 元々はマジシャン志望であり、実際奇術の才能も持っている。マジシャンだった母親を殺した母の弟子達を自らの手で殺した他、 上記の殺人教唆などで直接・間接に殺害した人数は金田一史上最多である。 完璧主義者であり、ヘマをした殺人実行犯も容赦なく殺そうとする。 一方で時には他人を助ける行動に出ることもあるが、これも完璧主義者ゆえ(つまり、「一度生かすと言った人間は何が何でも生かす」という理屈) 金田一の探偵としてのライバルキャラ、明智警視とも昔から因縁があり、一度は彼を殺害しようとした。 ちなみにこの作品の犯人キャラには必ず付けられる二つ名は彼の場合「地獄の傀儡師」。 自分で名乗るなよそんなんと言いたくなるが、この作品の犯人たちのセンスはこんなんばっかである。 以下、アニメキャラ・バトルロワイヤル 2ndにおけるネタバレを含む + 開示する 高遠遙一の本ロワにおける動向 初登場話 030 『高遠少年の事件簿』計画 死亡話 224 希望の船?絶望の城?(後編) 登場話数 9話 スタンス マーダー(扇動)→未定 現在状況 一日目の夜中、死亡 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 金田一一 敵対 金田一君 ※本ロワでは再会せず 明智健悟 敵対 明智君 ※本ロワでは再会せず 藤乃静留 利用 船内放送で自分の思惑を伝える(顔は知らない) 085 希望の船、絶望の城 ジャグジー・スプロット 利用 船内放送で自分の思惑を伝える(顔は知らない) 085 希望の船、絶望の城 アレンビー・ビアズリー 利用 直接顔を出し、思惑を伝える 085 希望の船、絶望の城 キール 利用 直接顔を出し、思惑を伝える 085 希望の船、絶望の城 ガッシュ・ベル 利用 ガッシュ君 直接顔を出し、思惑を伝える 085 希望の船、絶望の城 剣持勇 利用 剣持君、剣持警部 間接的に殺害。 123 カサブタだらけの情熱を忘れたくない ティアナ・ランスター 利用 ティアナ君 殺人犯に仕立てあげる 157 疑う剣持 チェスワフ・メイエル 敵視→中立 チェスワフ・メイエル君 怖れ 195 刑事と婦人と不死の少年は三人の奇人を前に沈黙する(前編) ミリア・ハーヴェント 利用 ミリアさん 殺害に失敗 195 刑事と婦人と不死の少年は三人の奇人を前に沈黙する(前編) ジェット・ブラック 敵対→中立 ジェット刑事 195 刑事と婦人と不死の少年は三人の奇人を前に沈黙する(前編) ビシャス 敵対 殺害される 217 グッドナイト、スイートハーツⅣ 最終状態 一日目の夜中、【E-3】豪華客船・甲板にてビシャスに殺害される。 後に豪華客船を訪れた結城奈緒が彼の遺体を発見。現在遺体は船内の一室に安置されている。 踏破地域 【E-2】ホテル屋上→【E-3】豪華客船 1 2 3 4 5 6 7 8 A■■■■■■■■ B■■■■■■■■ C■■■■■■■■ D■■■■■■■■ E■□□■■■■■ F■■■■■■■■ G■■■■■■■■ H■■■■■■■■
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/2122.html
第15-14章.第15-15章.第15-16章. 第15-15章. ヴァイサンパヤナは言った、「ヴァイサンパーヤナの息子、すなわちドリタラーシュトラは、森へ出発する時間を決め、英雄であるパーンダヴァたちを呼び寄せた。聡明な老君主は、ガーンダーリーとともに、パンダヴァ家の王子たちを呼び寄せた。カルティカ月の満月の日、ヴェーダに精通したブラーフマナたちによって小儀式を執り行わせた後、毎日拝んでいた火を焚かせた。いつもの衣を脱ぎ捨て、鹿の皮と樹皮を身にまとい、義理の娘たちを伴って屋敷を出た。こうしてヴィチトラヴィリヤの王子が旅立つと、パーンダヴァやカウラヴァの婦人たち、またカウラヴァ族の他の女性たちから大きな慟哭の声が上がった。王は自分が住んでいた屋敷を、揚げ籾と様々な種類の素晴らしい花で飾った。また、すべての使用人たちに富の贈り物をし、その住まいを出て旅に出た。息子よ、ユディシュティラ王は全身を震わせ、涙で声を詰まらせながら、大声でこう言った。アルジュナは大きな悲しみに燃え、何度もため息をついた。バーラタ王子の中でも第一の王子であるアルジュナは、ユディシュティラにそのような振る舞いをすべきではないと言い聞かせながら、心を痛めながら朗らかに立ち尽くした。ビーマセシュトラ、勇者ヴィドゥラ、マードリーの二人の息子、ヴィドゥラ、サンジャヤ、ドリタラーシュトラがヴァイシャの妻との間にもうけた息子、クリパ、ダウミャー、その他のバラモンたちは皆、悲しみに声を詰まらせながら、年老いた君主の後に続いた。クンティーは、包帯を巻いた目で歩くガーンダーリーの手を肩に担いで先を歩いた。ドリタラーシュトラ王はガーンダーリーの後ろを自信たっぷりに歩き、彼女の肩に手を置いた。 ドルパダの娘クリシュナ、カウラヴァの娘婿で最近母親になったウッタラー、チトラーンガタ、その他王家の女性たちは皆、年老いた君主と一緒に歩いた。王よ、その時、彼女たちが悲嘆のあまり発した慟哭は、まるで鞘胞の大群のようであった。 大群の雌鷲の嘆きにも似ていた。すると、市民の妻たち(バラモン、クシャトリア、ヴァイシャ、スードラ)も、四方から通りに出てきた。王よ、ドリタラーシュトラの出発に、ハスティナポーの市民は皆、かつてパーンダヴァがサイコロの勝負に敗れた後の出発を見届けた時のように、心を痛めた。太陽も月も見たことのないような婦人たちが、ドリタラーシュトラ王が大森林に向かって進むとき、大層悲しんで通りに出てきた」。 第15-14章.第15-15章.第15-16章.
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/2150.html
第16-3章.第16-4章.第16-5章. 第16-4章. ヴァイシャンパヤーナは言った: 「そして、ダルカとケシャヴァとヴァブールは、(ラーマの退路を発見するために)ラーマの後を追ってその場所を後にした。彼らは、無限のエネルギーを持つその英雄が、大地の孤独な場所で、木に背を預け、物思いにふけって座っているのを見た。大いなる魂のラーマを見つけて、クリシュナはダルカに命じた。アルジュナを早くここに来させなさい、ブラフマーナの呪いによるヤーダヴァの滅亡を聞いて』。 「こうして、ダルーカは悲しみのあまり感覚を失い、クルスの(都)へと車を走らせた。ダルーカが去った後、ケシャヴァはヴァブールが彼を待っているのを見て、次の言葉を告げた: 婦人たちを守るために、早く行きなさい。強盗たちが(彼女たちの)富に誘惑されて、彼女たちに危害を加えないように』。このようにケシャヴァに命じられたヴァブールは、ワインでまだ無力であったが、近親者たちの虐殺に元気もなく、出発した。彼はケシャヴァの側でしばらく休んでいたが、彼が遠くまで進むとすぐに、鉄のボルトは、ハンターの手にある槌にそれ自身を取り付け、突然ヤダヴァ族のその孤独な生き残りにそれ自身を飛びかかり、またバラモン族の呪いに含まれていた彼を殺した。汝、ラーマよ、私が女たちを近親者の下に置くまで、ここで私を待つがよい」。 ドワーラヴァティの町に入ったジャナルダナは、父にこう言った。『ダーナンジャヤが来るまで、我が家のすべての婦人たちをお守りください。森のはずれでラーマが私を待っています。私は今日彼に会うでしょう。このヤド族の大殺戮は、クル族の第一人者であったクシャトリヤたちの大殺戮の前に見たのと同じように、私も見た。このヤダーヴァの都を見るには、ヤドゥがそばにいなければ不可能だ。私は森に進み、ラーマと一緒に懺悔の修行をすることを知っていなさい』。クリシュナはこの言葉を述べると、頭で父の足に触れ、すぐに父の前から立ち去った。すると、彼の家の婦人や子供たちから大きな悲しみの慟哭が起こった。泣いている婦人たちが発したその大きな慟哭の声を聞いて、ケシャヴァは足跡をたどり、彼らに言った。アルジュナがここに来て、あなたの悲しみを和らげてくれるでしょう」。 「ケシャヴァは、ラーマが森で孤独に座っているのを見た。彼はまた、ラーマがヨーガに取りかかり、その口から大蛇が出ているのを見た。その蛇の色は白かった。長い間宿っていた)人間の体を離れ、千の頭を持ち、山のように大きな形をした高貴な心を持つナーガは、赤い目をして、海へと続く道を進んだ。海そのものと、多くの天の蛇と、多くの聖なる川が、栄誉をもって彼を迎えるためにそこにいた。カルコタカ、ヴァスキ、タクシャカ、プリトゥスラヴァス、ヴァルナ、クンジャラ、ミスリー、サンカ、クムダ、プンダリカ、高貴な心を持つドリタラーシュトラ、フラダ、クラタ、獰猛なエネルギーを持つシチカンタ、チャクラマンダ、アティシャンダ、ドゥルムカと呼ばれるナーガの最たる者、アムヴァリシャ、そしてヴァルナ王自身がいた。前方に進み、彼にアルギャと足を洗う水を捧げ、他の様々な儀式を行い、彼らは皆、強大なナーガを崇拝し、通常の質問をして彼に敬意を表した。 「兄がこうしてこの世を去った後、万物の終末を知り尽くしていた天眼のヴァスデーヴァは、その寂しい森をしばらくの間、物思いにふけっていた。大きなエネルギーに満たされた彼は、裸の大地に腰を下ろした。彼はその前に、ガーンダーリーがかつて発した言葉によって予兆されたすべてのことを考えていた。彼はまた、ドゥルヴァーサが(クリシュナの家に客人として滞在していた)彼が食べたパヤーサの残りで彼の体がそのリシによって塗りつぶされた時に語った言葉を思い出した。高貴な心の持ち主は、ヴリシュニ族とアンダカ族が滅ぼされたこと、また以前にクルス族が殺戮されたことを思い、(自分がこの世を去る)時が来たと結論づけた。そして、(ヨーガで)感覚を抑制した。ヴァスデーヴァは、至高の神でありながら、あらゆる疑念を払拭し、(人間存在の問題において)確実な結果を確立するために、ただ三界を支持し、アトリの息子の言葉を真実にするために、死を願った。クリシュナは、五感、言葉、心のすべてを抑制し、高いヨーガに身を横たえた。 「ジャラという名の獰猛な猟師が、鹿を狙ってそこにやって来た。その猟師は、高いヨーガで大地に横たわっていたケシャヴァを鹿と間違えて、かかとを斧で突き刺し、獲物を捕らえるためにすぐにその場所にやって来た。上がってきたジャラは、黄色い衣を身にまとい、ヨーガに没頭し、多くの腕を持っている男を見た。自分を犯罪者だと思い、恐怖に駆られた彼はケシャヴァの足に触れた。ケーシャヴァは彼を慰め、上へ上へと昇っていき、大地を輝きで満たした。彼が天に到達すると、ヴァーサヴァと双子のアシュヴィーニとルドラとアディティヤとヴァスースとヴィスヴェーデーヴァとムーニとシッダとガンダルヴァの中の多くの優れた者たちとアプサラスが彼を迎えるために進んだ。そして、王よ、熾烈なエネルギーを持つナーラーヤナ、万物の創造者であり破壊者である、ヨーガの戒律者は、天をその輝きで満たし、自らの想像を絶する領域に到達した。王よ、クリシュナはその時、神々と(天界の)リシとクリシュナと、ガンダルヴァの中の第一人者と、多くの美しいアプサラスとシッダとサッディヤに出会った。彼らは皆、謙虚に身をかがめ、彼を礼拝した。君主よ、神々は皆彼に敬礼し、多くのムーニとリシの第一人者が、万物の主である彼を礼拝した。ガンダルヴァたちは彼を待ち望み、その賛美を称え、インドラもまた喜びをもって彼を称えた」。 第16-3章.第16-4章.第16-5章.
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/10103.html
彼らは戦争のために(そして子を産む婦人達の場所を空けるために)巣穴を飛び出した。 ――サーペイディア諸帝国史、第四巻 "They d pour out of the warrens to make war (and to make room for the littering matrons)." ――Sarpadian Empires, vol. IV 時のらせん ゴブリンが1体だけなんてあり得ない。 It s never just one goblin. 時のらせんリマスター 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/2325.html
詩百篇第10巻 47番* 原文 De Bourze1 ville2 à la dame3 Guyrlande, L'on4 mettra sus5 par la trahison faicte, Le grand prelat6 de Leon par7 Formande8, Faux pellerins rauisseurs9 defaicte. 異文 (1) Bourze bourze 1597Br 1606PR 1607PR 1610Po 1650Ri 1653AB 1665Ba 1716PR 1720To, bourse 1603Mo 1650Mo (2) ville vile 1627Di 1627Ma 1644Hu 1650Ri 1650Le 1667Wi 1668, Ville 1672Ga (3) la dame dame la 1568X 1590Ro, la Dame 1611 1665Ba 1672Ga 1720To 1840 1981EB (4) L'on Lon 1568X 1627Di (5) sus 1568 1590Ro 1591BR 1605sn 1611 1628dR 1649Xa 1649Ca 1650Le 1668 1672Ga 1772Ri 1840 1981EB sur T.A.Eds. (6) prelat prelatz 1568X, Prelat 1611 1644Hu 1653AB 1665Ba 1667Wi 1672Ga 1720To 1840 1981EB (7) par (vers3) per 1650Le 1667Wi 1668 (8) Formande formande 1644Hu 1653AB 1665Ba 1720To (9) pellerins Pellerins 1667Wi 1672Ga (10) rauisseurs Rauisseurs 1672Ga, ravisseur 1716PR(b c) (注記) 1840 は Bourze ville を Bourzeville と繋げている。 日本語訳 都市ブルゴスの花冠の貴婦人にて、 実行された裏切りのために人びとが責めるだろう、 偉大な高位聖職者を。(彼は)レオンからフォルマンダを経て、 偽の巡礼者たちと強盗たちによって打ちのめされる。 訳について 全体として非常に訳しづらい詩である。 1行目 Bourze はいくつもの読みがある。ここでは、スペインの都市ブルゴス(Burgos)と英訳したエドガー・レオニの読みに従った。レオニの読みはブルゴスがレオン地方の主要都市のひとつであることから、文脈にも十分に適合するものと思われる。そのためもあってか、ピーター・ラメジャラー、リチャード・シーバースもこれを踏襲している。 他方、フランスのブールジュ(Bourges)とする読みが19世紀のアナトール・ル・ペルチエによって提示されており、現代でもジャン=ポール・クレベールはそれを採っている。また、ル・ペルチエの読みを誤りと断じたマリニー・ローズは Bourze ville という形で登場していることから、ピカルディ地方のブルスヴィル(Bourseville)とする読みを提示した。ville の位置の不自然さからすれば、この読みは一定の説得力を持つようにも思われるが、他の地名との位置関係には難がある。 1行目の la dame guirlande (花冠・花輪模様の貴婦人)について、ラメジャラー、シーバースは at/ to Our Lady of... と原文にない Our を補って英訳している。言うまでもなく Our Lady は聖母マリア(ノートルダム)のことである。レオニははっきりブルゴスのサン・エステバン大聖堂の隠喩であると注記している。当「大事典」でも、大聖堂の隠喩と見なして訳出したが、クレベールのように、2行目の行為の対象をこの婦人とする読みも存在する。 2行目 mettre sus は「責める」(imputer, accuser)(*1)、「設立する」(mettre sur pied, lever, organiser)(*2)などを意味する成句。 3行目 Formande は未詳。アナトール・ル・ペルチエ以来、スペイン、バレアレス諸島のフォルメンテラ島(Formentera) の変形と見なすことが定説化しており、レオニ、ローズ、クレベール、シーバースは (疑問符つきの論者も含め) この読みを採用している。ラメジャラーのみはスペインの地名フォルマンダ(Formanda) としているが、後述する出典を未確認ということもあり、当「大事典」ではどこにある地名なのか特定できていない。それでもあえてそちらを採用したのは、下の地図を見ていただけば分かるように、フォルメンテラはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路およびレオンから、あまりにも離れているという事情がある。 3行目を普通に読めば「レオンの高位聖職者はフォルマンドにより(/を経由し/の場所で)」だが、between Leon and Formanda と英訳したラメジャラーにも配慮した。par はこの場合、経由地を指すとも、その辺りの場所を指すとも解釈できる。 4行目 defaicte は名詞とも過去分詞とも理解できる。後者の場合は女性形なので、1行目の「貴婦人」か、2行目の「裏切り」に対応していることになる。ゆえにクレベールは、1行目の婦人が裏切りの咎により、3行目の高位聖職者の命を受けた荒くれ者たちによって酷い目に遭う、というように読んだ。 他方、ラメジャラーは defaite されるのは4行目の荒くれ者たちとし、シーバースは defaite されるのは3行目の高位聖職者としている。彼らの読みは過去分詞として理解する場合には整合しないので、おそらく defaite を名詞として扱いつつ言葉を補ったのではないかと思われる。いずれにせよ、3、4行目は明らかに前置詞などが複数不足しており、モデルが特定されないことには確定的な読みは困難だろう。 既存の訳についてコメントしておく。 大乗訳について。 1行目 「婦人と花の都市から」(*3)は、Bourze が訳に反映されていないので不適切。 2行目「彼は反逆によってとらわれ」も mettre sus の訳として不適切だろう。 3・4行目「フォーマンドによってレオンの修道院長は/にせの巡礼者と強奪者は破壊されるだろう」は、それぞれの行をバラバラに訳したものとしては成立する。しかし、どうみても3行目の訳が中途半端で前後の行ときちんと関連していない。 山根訳について。 1・2行目 「ブルゴスの町にて 花冠の婦人に対し/謀叛の罪に評決が下されよう」(*4)は、可能な訳。2行目の「責める」対象を婦人と見なす読み方は前述のようにありうる。 3・4行目「大いなる高位聖職者 フォルマンドにより/偽巡礼者と盗賊どもの手で滅ぼされる」も構文理解としてはありうるが、3行目で Leon が訳から脱落しているのは明らかに不適切。 信奉者側の見解 基本的には全訳本の類でしか言及されてこなかった詩である。ゆえに、20世紀に入るまででコメントしているのはテオフィル・ド・ガランシエール(1672年)のみである。そのガランシエールは Bourze をブールジュ(Bourges)、Leon をリヨン(Lyon)の誤記と見なし、フランス王アンリ3世の時代の政治情勢の描写と解釈した(*5)。 ヘンリー・C・ロバーツ(1947年)は花の都パリでの陰謀事件と、それを処理するスペインの高位聖職者に関する予言と解釈した(*6)。この解釈は娘夫妻や孫もそのまま踏襲した。 エリカ・チータム(1973年)は文字通り一言もコメントをつけていなかった。その日本語版(1988年)は独自にコメントをつけたが、難解な詩として具体的な事件とは結び付けていない。チータム自身の最後の著作(1989年)でも、1行目の花冠の貴婦人が鍵だとコメントされるにとどまった(*7)。 セルジュ・ユタン(1978年)はスペイン内戦に関する予言と推測した(*8)。 同時代的な視点 ルイ・シュロッセ(未作成)は前半2行のモデルを、アルビジョワ十字軍によるラヴォール攻囲(*9)における女城主ジェラルダ(Dame Guiraude)の処刑と見なした(*10)。シュロッセは Bourze はブールジュと理解している。 ピーター・ラメジャラーは、この詩で挙げられている地名はシャルル・エチエンヌの『フランス各地、さらには聖地、スペインなどへの旅路』(Les voyages de plusieurs endroits de France encores de la Terre Saincte ; d'Espaigne, autres pays)に基づいたもので、サン=ジャン=ド=リュズからサンティアゴ=デ=コンポステーラまでの巡礼路上に位置するとしている(*11)。彼は3行目 Formande はフォルマンダ(Formanda) としているが、インターネット検索などではそのような地名は出てこない。おそらく現存するとしても多少綴りが変化しているものと思われるが、エチエンヌの当該書は未確認なので、この点を掘り下げて検証することはできない。 1行目の「花冠の貴婦人」が何を指すのかがポイントだろう。 女城主ジェラルダとの言葉遊びと見なすのは、確かにありうるだろうが、スペインの地名と整合しない。 他方、ラメジャラーの指摘は、確かに巡礼路が絡んでいるという点で順当なものと思われるが、事件のモデルがはっきりとしない。ただし、(Formanda なる地名が本当に巡礼路上にあるならば) 地名の位置関係は最も自然であるように思われる。 とりあえず、世界遺産にもなっているブルゴスのサンタ・マリア大聖堂のファサードには、花冠を思わせる装飾窓(いわゆるバラ窓)があるので、ブルゴス大聖堂を「花冠の貴婦人」と喩える可能性はあるだろうと思われる(1221年起工のブルゴス大聖堂の最終的な完成は1567年のことだが、バラ窓はもっと以前から出来ていたであろう)。 【画像】 ブルゴスのサンタ・マリア大聖堂ファサードのバラ窓(*12) 【画像】 関連地図 コメントらん 以下のコメント欄はコメントの著作権および削除基準を了解の上でご使用ください。なお、当「大事典」としては、以下に投稿されたコメントの信頼性などをなんら担保するものではありません (当「大事典」管理者である sumaru 自身によって投稿されたコメントを除く)。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1686.html
戻る マジシャン ザ ルイズ 進む マジシャン ザ ルイズ (13)術師の幻視 「王家の回し者め!わたくしのシャルロットを夫のように亡き者にするつもりですか!」 女性のヒステリックな金切り声が、魔法学院のペンタゴンの一角にこだまする。 「ミスタ・ウルザ、どう、あなたなら何とかできないかしら」 ルイズが期待を込めた目を向けているのは、その使い魔、異世界から召喚されたプレインズウォーカー、ウルザである。 「ふむ…、治療魔法にも多少の心得はあるが…、毒の治療となれば少々難しい」 「あなたでも治せないの?」 今キュルケの部屋にはタバサの母、タバサ、ペルスラン、ルイズ、ウルザがいる。 ウルザが診察をすることとなった経緯を説明するには、時を少し遡らねばならない。 ウルザはフネの建造が始まってからも、夜になればルイズの部屋に戻るという生活を続けていた。 夜はルイズが眠りにつくまで、机に向かい部屋を共にする。そして彼女が眠ってからは何処かへと出掛けていき、朝になればルイズを起こす。 主人の起床を見届けた後は建造現場か火の塔に向かいコルベールと合流し、ルイズは余った時間を潰して一日を送る。 というのが夏季休暇が始まって以来、ルイズ・ウルザ主従の生活サイクルである。 今晩も普段通り、いつもの時間にルイズの部屋へと戻ってきたウルザ。 彼を出迎えたのは、ルイズの部屋の隣から響く聞きなれぬ女性の声、そしてその部屋の前に立つ自らの主人と見慣れぬ老人の姿であった。 「これはなんの騒ぎかね、ミス・ルイズ」 「っ!ミスタ・ウルザ!あなたなら何とかならない?」 「…唐突にそう言われても、事情が分からぬことには返答できないな」 「ええと、それはそうね。わかった、最初から事情を話すわ」 「ヴァリエールさま」 ルイズが勢い込んで話し始めようとしたところで、オルレアン家の執事ペルスランが口を挟んだ。 「失礼ですが、こちらの御方は一体…御紹介願えませんでしょうか」 「ああ、そうね紹介しないとそっち側も話が進まないわね…。彼はミスタ・ウルザ、私の使い魔でとても強力なメイジよ。 ミスタ・ウルザ、こちらの方はミスタ・ペルスラン、タバサの家の執事をやっている方よ。ほら、握手」 「………ふむ」 勢い任せにルイズから握手を指示されて、ウルザは右手を差し出した。 これを見たペルスランも、事態を把握しきれぬまま、反射的に右手を差し出して握手をした。 「ヴァリエールさま、メイジの方を使い魔になさっているのですか?」 「ええそうよ、珍しいでしょ」 「は、はあ…」 「それと、メイジと使い魔は一心同体、先ほどの話をミスタ・ウルザにしてもよろしいかしら?」 「いえ、しかし、それは…」 「ミスタ・ウルザなら、タバサのお母様の心を取り戻せるかも知れないわ」 この発言にはペルスランも色めき立つ。 「そ、それは本当でございますかヴァリエールさま!?」 「彼は……ええと、そう、ロバ・アル・カリイエ!ロバ・アル・カリイエ出身なのよ。 だから私たちの知らない魔法も色々と知っているわ、もしかしたらそういった心の治療魔法を知っているかも知れないわ。 そうよね、ミスタ・ウルザ」 ルイズがウルザを強い意志の篭った目で見つめる。 「―その通りだ。事情は分からないが、力になれることもあるかもしれない」 「そういうことでしたら、お話しても構いませんでしょう…」 こうして、二人による説明が行われ、ルイズの願いによって婦人に対してウルザの診察が行われる運びとなった。 ウルザが顎鬚を撫でるようにして黙考している。 色眼鏡も相まって、その姿はまるで本業の学者のようである―――ルイズはウルザが著名な学者でもあることを知らない。 「大丈夫よ、ミスタ・ウルザにはあなたのお母様の心を取り戻させることが出来ないか、診てもらっているだけだから」 ウルザへの事情説明を終えた二人は、早速ウルザを連れてキュルケの部屋を訪れた。 すぐさま診察を始めようとするウルザに、無表情な中にも戸惑いの色を浮かべるタバサが止めに入った。 事情が分からず混乱するタバサをルイズが引き剥がし、そうして、これまでの経緯を語って聞かせる。 「だから、もう少し待って。多分そんなに時間は…」 ウルザを振り返ったルイズ、使い魔の手にはなぜかヒルがおり、それを見た婦人が絶叫していた。 見なかったことにしてタバサに向き直る。 「兎に角、危害は加えないわ」 「何度も試した、それでも…」 悲しそうな表情のタバサが呟く。 ルイズはタバサと長い付き合いでもないが、彼女のこういった表情を見るのは初めてだった。 その分だけ、治療の可否に期待がかかる。 「大丈夫、ミスタ・ウルザなら、こちら側のメイジが知らない方法で、きっと治してくれるわ…」 そう言いながらルイズはタバサの肩を抱く。 タバサの体は、ほんのりと温かかった。 一通りの診察を終わらせたウルザが一同のもとに戻ってくる。 貴族の子弟が生活するといっても、学院の寮の一室。 四人の人間が固まって話すとなるとやはり手狭ということで、診察結果は廊下で話されることとなった。 「まず、いくつかの質問をさせてもらいたいミス・タバサ。 君の母上が呷られた毒杯には水魔法の毒が混入されていたそうだが、それは確かかね?」 神妙そうにこくりと頷くタバサ、横ではペルスランも頷いている。 「では、それが水魔法の毒だと伝えたのは誰かね?」 「……以前、母さまを診察した、水魔法使いのメイジ」 タバサのこの発言を更にペルスランが補足する。 「奥様のお病気を治そうと、国中の高名なメイジをお招き致しました。その方々が口を揃えて水魔法の毒が仕込まれていたと診断なさりました」 その言葉を聴いてウルザが再び右手の人差し指で顎鬚を撫でる仕草をした。 「それでは私が知り得たことを話そう。 ミス・タバサの母上に盛られたのは水の系統魔法による毒ではなく、そもそも水に関わるかも妖しいものだ。 どちらかというと、こちらでは先住魔法と呼ばれている、自然界に存在する力を利用した魔法によって作られた毒と見る方が正しいだろう」 ウルザの言葉の中で不穏な単語を聞いたルイズが聞き返した。 「先住魔法って、つまりエルフか何かの毒ってこと?」 「そうかも知れないし、そうではないかも知れない。 私に分かるのは系統魔法による毒では無いだろうということだ。 加えるなら、患者の症状の原因は毒によるものではなく、よって解毒による治療は不可能だ」 この言葉を聴いてタバサとペルスランの顔色がさっと蒼褪めた、一方のルイズは真っ赤になり捲し立てる。 「不可能って!?本当に無理なの!ちゃんと調べ、」 「待ちたまえ。話は終わっていない、ミス・ルイズ」 「う………」 そう言われたルイズがすごすごと引き下がる。 「毒で引き起こされている訳ではないが、毒以外で患者のあの状態を作り出している直接の原因が存在する。 彼女の症状は毒が原因なのではなく、毒によって引き起こされた「呪い」が原因だと私は考えている。 魔法的施術による身体への付与魔法の効果、我々がエンチャントと呼んでいるものが原因だと思われる。 毒でなく、呪いであるならことは単純だ。解呪すればミス・タバサの母上は正気を取り戻すだろう」 「それは本当でございますかウルザさま!」 「あくまで全て私の見立てだ、実際に解呪を行うかは家族の意思に任せる」 ウルザ、ルイズ、ペルスランの視線がタバサへと集中する。 「お嬢様、ご決断を…」 「タバサ、決めるのはあなたよ。ミスタ・ウルザを信用するかもね」 タバサの深い蒼の瞳がウルザを真正面から捉える。 白い髪に白い髭、眉間には苦悩が刻まれた深い皺、その瞳は色眼鏡に遮られて見ることが出来ないが、きっと活力と生命力に溢れた瞳に違いない。 ルイズの使い魔であり、異国のメイジであるらしい男。 確かに素性は良く分からない、その上一目で善人と割り切れるほどに単純な人間ではないような気がした。 けれどタバサは、自分の母をこの男に任せてみようと思った。 善人ではないかもしれないが…ルイズの使い魔である、彼を信用しようと思った。 「……わかった、母さまを、お願い」 「了解した。それではミス・ルイズ、手を貸してくれたまえ」 「下がりなさい、誰にも、誰にも渡すものですか!この子は、シャルロットはわたくしの大切な娘です!」 戻ってきた一同に対して、錯乱した婦人は先ほどのように捩れた言葉を投げかける。 そんな彼女に向かい、ウルザが一歩踏み出した。 後ろに控えるルイズ、タバサ、ペルスランはその一挙手一投足に注目する。 いつかのようにウルザがゆっくりと右手を婦人に向けて上げる。 瞳を閉じて、集中し呪文を詠唱する。 ウルザはハルケギニアにおいて希少である白のマナを、土地から引き上げずに、背後にいる少女から汲み上げる。 一方のルイズは、自分の中にある力が無理矢理引き出されて、ウルザの中に流れ込んでいくのを感じる。 まるで自分自身が白い迸りそのものになってしまったような感覚、流れ込んでゆく意識。 そして彼女は見た。終着点の奥、男の背中の最奥を。 始祖の祈祷書を読んでから鋭敏になった魔法的感覚によって幻視した。 それは濃密に圧縮された時間の流れであった。 戦い、戦い、戦いの連続。 大切な者を奪われたことによって始まった復讐。 真なる邪悪との、正気と狂気の瀬戸際の戦い。 何もかもを踏み台にして、決して振り返らずに目標だけを見据える遥かなる旅路。 風化してしまいそうになる感情を留め続け、あらゆる失敗に、困難に、果敢に立ち向かう不屈の精神力。 気の遠くなるような時間を、復讐というものに捧げ尽くした男。 ある時は大陸を吹き飛ばした、ある時は次元を消した、ある時は多数の未来ある若者の命を奪い、島を時間の狭間へ流した。 彼の非道を非難するものもいた。しかし、それでも立ち止まらない。 強すぎる精神力は己が道を阻むものに屈しない。 たとえそれが弟の影であろうとも。 そう、これがウルザの内面。 怒りと苦痛に彩られた、男の真実。 ああ、 それは、 何と、 悲しい生き様だろう。 復讐と苦難と苦痛に彩られた人生。 何もかもを復讐の為に是としなくてはならない人生。 一つの目標の為に全てを捧げ尽くす人生。 それらはまるで、罪人のそれではないか。 復讐という牢獄に囚われた哀れな老人、それが彼だった。 彼が復讐を果たした時、その元にはきっと何一つとして輝かしいものは残されはしない。 そう、残されるのは、それまで犯してきた数々の罪の怨霊だけ。 ルイズは思う。 全てを捧げた男の最後がそれでは、余りに哀れではないかと。 「解呪/Disenchant」 甲高い、薄氷を踏み割ったような音が部屋に響き渡った。 訪れる静寂。 絶え間なく喚いていた婦人が口を噤み。呪文をかけたウルザ、背後に控える三人もまた無言。 それまでの喧騒が嘘であるかのような静止した時間が過ぎさる。 ウルザは手を下ろし、じっとベットに横たわる婦人を見下ろした。 「………シャルロット?」 婦人の第一声。 その声は先ほどの険のあるものではない、どこまでも静かで、優しい。 それを聞いたタバサの心の奥、封じられた感情が暴れ始める。 思いもよらなかった結末。あまりのことに、言葉が出ない。 ふと左右を確認するとペルスランとルイズがこちらを見ている。 正面にいたウルザも右に移動して、道を開けている。 まるでバージンロードのように遮るものが無い道、その先にあるのは母の姿。 時の彼方に消えたと思っていた、穏やかな笑顔の母。 青白く痩せこけた体、長く手入れされていない髪はつやを失っている。 けれど、その表情と瞳は記憶の彼方にあった在りし日の姿と何も変わりはしない。 「母さまっ!」 タバサは泣いた。子供の頃のように泣いた。 長く忘れていた安堵と安らぎを感じて涙を流した。 抱きしめてくれる母の体温、凍てついた心を溶かしてくれる心地よい温度。 頭を撫でてくれる、優しい手。優しく語り掛けてくる声。 全てが夢ではないことを祈り、彼女は泣き続けた。 母と娘、その触れ合いに穏やかな空気が流れる中、ウルザは冷静にタバサを観察していた。 冷徹に、感情の宿らぬ瞳にて観察を続ける。 そうして暫くした後、部屋の奥、クローゼットの傍まで歩み、そこから大きな窓を通して外を眺めた。 厳しい表情で外を眺めるウルザ。 それに気がついたルイズが、目じりの涙を拭いながら尋ねた。 「どうしたの?ミスタ・ウルザ」 問われたまま、答えぬウルザ。 彼のこういった態度を何度も目の当たりにしているルイズは、気にせず彼の次の発言を待った。 声をかけられて答えぬウルザに、ペルスランだけが怪訝そうな表情を浮かべている。 そうして、タバサの泣き声とそれをなだめる婦人の声だけが部屋を支配する数瞬が過ぎ、ウルザが口を開いた。 「諸君、今すぐここを離れる準備をしたまえ。 …この場所はもうすぐ戦場になる」 窓の奥。 夜の闇。 その闇よりなお暗き深遠が口を開く。 そこから這い出したるものの名は………浮遊大陸アルビオン。 その時でした、私がファイレクシアの名を初めて知ったのは。 ―――練達の虚無魔道師 ルイズ 戻る マジシャン ザ ルイズ 進む
https://w.atwiki.jp/san-puz/pages/388.html
上級 ★2【碧眼児】孫権Lv1をドロップ -- 2014-05-03 02 54 21 チケットがレアすぎて使うのが勿体無い気がする -- 2014-05-04 04 24 08 チケット使ったら丁夫人が出てきた。最悪 -- 2014-05-04 19 28 31 これは関興や曹丕はドロップしないですよね? -- 2014-05-04 23 14 50 チケットを使ったら、★5【佞言】蔡婦人 Lv6が泥しました。 -- 2014-05-06 00 11 59