約 198,072 件
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/206.html
ばらにかしずくあいのどれい 『シルヴァリオ ヴェンデッタ』で流れるBGMで、日常のギャグパート、特にルシードが登場する際によく使用される曲である。 樋口秀樹氏が作曲を担当し、曲中において流れるコーラスも樋口氏の声を加工、サンプリングしたものらしい。 イントロから男の野太い声で「セイッ!ヤッ!セイヤッ!ト セイヤト トッ フッ!」と始まり、気が抜けるような曲調で「ラーラーラーラーララララー」と流れるサビ、笛に合わせた「ディキドン、ディキドン、ディキディキドン」という大サビにで終わる、一度聴いたら耳から離れなくなる迷曲になっている。 端的に言ってとてもホモ臭い。 初出は本編第1章、ルシードの初登場の場面であり、タイトルの通り愛の告白から始まる。 また作中で他の日常ギャグBGMである「帝国淑女の肉食祭」、「君臨せよ我が女王」、「帝国紳士の心意気」はこの曲の一部をアレンジした曲である。 現実でもlight社員の人気が高い曲で、先輩ライターの正田崇が、「この曲をくれ」と言うほど。 ニコニコ生放送で制作の話題が上がり、作曲者が自転車で坂を上ってる際、フレーズが生まれたとのこと。 正田にも好評?意外だ -- 名無しさん (2016-04-10 18 12 57) 作中トップクラスでインパクトのある曲だもんな……インパクトだけなら冥王と月天女と並ぶぞ -- 名無しさん (2016-04-12 12 41 35) ↑完全にネタ曲だがなァ! -- 名無しさん (2016-04-12 18 48 01) トリニティにも対となるルンタタルンタタルンの曲が・・・ -- 名無しさん (2016-11-27 11 15 59) 初めてこれ聞いた時、一瞬硬直したわ -- 名無しさん (2017-03-20 02 11 29) これ初めて聞いた時、腹筋崩壊したわ -- 名無しさん (2020-05-06 15 48 36) ・・・-40点 -- 名無しの隊長 (2020-05-06 15 58 23) ? -- 名無しさん (2020-05-19 12 32 48) コーラス入りBGMが無駄に印象に残る作品だけどこれと高天原は一度聴いたら耳から離れないインパクトある -- 名無しさん (2023-12-14 21 39 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/44314.html
登録日:2020/03/14 Sat 00 33 25 更新日:2024/08/10 Sat 04 00 12 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 GoI GoI-JP SCP Foundation 弟の食料品 要注意団体 当店にメニューはございません。ですがお客様の求めるものを間違いなくご提供いたしますよ 画像出典:http //scp-jp.wikidot.com/little-brothers-groceries-logo ,by Ueh-S,2020/03/12閲覧この画像は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 弟の食料品はシェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場する要注意団体である。 ▷ 目次 概要 対外関係日本生類創研 石榴倶楽部 闇寿司 アンブローズ・レストラン で、結局どんな料理なのよ 概要 弟の食料品は、いわゆる隠れ家レストラン。正確に言えば、「隠れ家レストラン的な登場をすることが多い」。 見た目は住宅に見えるが、内装は非常に豪華な作りをしており、入店した人はだいたいの人が高級店と感じるようである。 メニューは基本ひとつ、それもいわゆる「シェフのおすすめ気ままなレシピ」というやつである。 洋食屋として一般的に捉えられるが、客の特定の条件に合わせて料理を行うため、必ずしも洋食を出すとは限らない。 2021年8月時点で報告書への登場は1件と少なく、基本はTaleで登場する。 その条件とはすなわち、「客の心を強く揺さぶる」もの。 だから、ステーキとかシチューとかだけでなく、肉じゃがだって作る。寿司だって握る。 また、最初は非常に自然な「おいしい」からスタートしていくが、 その後の料理でどんでん返しを食らわせてくるというのもある。 それらに対する反応は様々である。 困惑する者、拒絶する者から受け入れてしまう者、むしろノリノリになる者。 規模は不明。初登場時はウェイターが自身で料理を行っていたが、ウェイターの他に料理を行う人間もまたいる模様。 少なくとも日本生類創研に商品を発注し、言い値で購入するあたり運営資金は潤沢の模様。……まあ、常連が裕福そうではあるが。 その人物が来るように仕向けているとしか思えない行動をとったり、来れないならわざわざ夢にまで出張することも。 対外関係 日本生類創研 お客様の心を強く揺さぶるために、弟の食料品はどんな手をも使う。 素材を美味しく調理するためのアノマリーに限らず、まったく調理に関係ないアノマリーも含めてお客を楽しませる。 ニッソのアノマリーは必ずしもうまく動作するとは限らないが、弟の食料品はデメリットを勘案した上でうまく運用している。 石榴倶楽部 弟の食料品はしばしば、『ザクロ』料理を提供する。 その腕前には石榴倶楽部も非常に御満悦で、『ザクロ』をわざわざ持ち込んでまで料理を作らせるものも。 石榴倶楽部のメンバーは基本は富裕層と見られることもあり、主要なパトロンとも言える。 闇寿司 ウェイターはスシの暗黒卿でもあることが判明している。 他の弟の食料品従業員と闇寿司の関係は不明だが、 闇親方自身は弟の食料品のお得意様である石榴倶楽部についての見識がない模様であるため、密接に関係性を持っているとまでは言い難い。 あるいは闇寿司は真摯に外道な寿司を追究する団体であるため、 あくまで弟子たちには必要以上に口出しせず各々の独自性を尊ぶスタンスなのかもしれない。 アンブローズ・レストラン 異次元レストランチェーン。弟の食料品を小馬鹿にしていたが、料理対決で弟の食料品に敗北の味を味わわされた。 そしてその敗北が、大好きな人を大好きな食材に変える。 で、結局どんな料理なのよ その大半は、人肉料理である。 その客にとって、親しい関係と呼べるような存在、あるいは憧れの人間などを『調達』してきて、 それを可能な限り「新鮮かつ美味しいタイミング」でお客様に提供するのが弟の食料品。 一部がどうしても腐敗してしまっている場合は、肥料にして野菜を育てたりするなどアレンジレシピも豊富。 かつ、お客様の心を強く揺さぶることを追究しているため、レストランという場でありながら、 「よく母親が作ってくれた家庭の味」のハンバーグを提供することも。 どんな料理でも食べた人間から味そのもので否定されたことはない。 ハマる人にはとことんハマるらしく、商売敵が味に惚れ込んで再現しようと異次元に『同じ材料』を求めに行ったりしたことも。 当然、もともと人肉嗜食者の集まりである石榴倶楽部にとっては行きつけの店であり、 「育てたり」「自ら収穫したり」したザクロを持ちこむことも。 死さえなくなった世界では、「自分」を食材にしたケースすらある。 一方必ずしも人肉を使う必要がない場合は人肉を用いないケースもある。例えば、幼少期雲丹軍艦に強い思い入れがあり、 その後タピオカ寿司などのトラウマがあった寿司職人には、その「師匠を提供する」ことはなかった。 なお、『弟の食料品』で検索すると、『Edible Brother』というニュースが出てくることがある。 ここで説明する内容ではないのであえて暈すが、「東京に人肉料理店がオープンしたというフェイクニュース」であり、 これが元ネタであると考えられる。 追記・修正は、大切な人の味に涙した人にお願いします。 ▷ CC BY-SA 3.0に基づく表示 弟の食料品 ハブ by VideoGameMonkeyMONO http //scp-jp.wikidot.com/brothers-restaurant-hub SCP-1321-JP - 後悔の味 by VideoGameMonkeyMONO http //ja.scp-wiki.net/scp-1321-jp おふくろの味 by VideoGameMonkeyMONO http //scp-jp.wikidot.com/taste-of-home 初恋の味 by VideoGameMonkeyMONO http //scp-jp.wikidot.com/first-love-taste 懐かしい味 by VideoGameMonkeyMONO http //scp-jp.wikidot.com/nostalgic-taste 共食い by Morelike http //scp-jp.wikidot.com/homemade 戸神司 昼メシの流儀 後編 by Jiraku_Mogana http //scp-jp.wikidot.com/tasty-lunch-2 ハーマン・フラー主催 サグラダファミリア料理対決 by Ueh-S http //scp-jp.wikidot.com/the-cooking-battle-of-sagradafamilia この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 立て乙です。……ロゴに「弔」の字が入っているように見えるのは気のせいか…ダブルミーニングデザイン? -- 名無しさん (2020-03-14 02 10 40) ザクロの説明あった方が良くない? -- 名無しさん (2020-03-14 04 39 32) ↑石榴倶楽部を同時に立てておりますので -- 名無しさん (2020-03-14 08 45 14) 闇寿司との温度差がデカすぎる… -- 名無しさん (2020-03-14 09 30 39) アマゾンが経営してそう -- 名無しさん (2020-03-14 15 03 03) 『さっきまで命だったもの』の料理だからね -- 名無しさん (2020-03-14 16 30 48) そういえば、母親から、亡くなった旦那の骨をぽりぽり食べた女性の話を聞いたことあるな。お寺の説教で聞いてきたそうな。 -- 名無しさん (2020-03-14 17 45 28) 弟の食料品は偶然じゃなくそのフェイクニュースを元に考えられたんじゃないの? -- 名無しさん (2020-03-14 19 38 25) ↑作者が特に示唆してないので -- 名無しさん (2020-03-14 21 14 59) 荒らしの建て主アピールを削除しました -- 名無しさん (2020-04-25 14 18 15) 「味そのものを否定されたことはない」っていうけど、日本生類創研の凍霧氏が「味が薄くて美味しくない」って評価しているtaleがあったよ -- 名無しさん (2020-10-26 09 24 43) 違反コメントとそれに反応したコメント削除 -- 名無しさん (2020-10-26 21 12 18) 弟ってアベル(元ネタの方)由来か? -- 名無しさん (2023-05-09 20 09 53) パチモン博士如月工務店と並ぶJP三大クソGoI。ニッソなんか可愛いもんよ -- 名無しさん (2023-09-02 14 50 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yandere_bot/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/5346.html
320 名前:103[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22 14 05 ID ??? だいぶ遅くなったけど 179の続き。 2話目では代表に注意されたのかイカサマはなりを潜めたけど、かわりにロプロ 全開で様々なことを判定せずにやろうとしたり達成値にボーナスを求めてきた。 また、敵のFHのエージェントに元UGNチルドレンで他のPCの同期っで今回の話の中心人物になりそうな キャラが出てきたら、弟がこいつ俺に惚れろなんて言い出した。こいつ別の PCのヒロインとして用意したキャラだからとGMがぶっちゃけても譲らず、 むしろヒロインならPC1の俺に惹かれてくっつくはずだと言い出してムギャオ しかけてサブマスの代表が弟にヒロインをあてがってチルドレンのPCには 新しく当時トリオを組んでいたとか設定を生やして男をあてがった。 その後もチルドレンのキャラが葛藤する場面で代わりにしゃしゃり出て葛藤 し出したり、他人の見せ場を奪ってた。 3話目では前回イカサマが無かった為に活躍できなかったのが不満らしく 大幅にキャラを強化したキャラシをしれっと出してきた。ちゃんと与えられた 経験値だけで作り直してくれと言われたら、今まで貯めていた経験値をいつ 使っても自由だろとか、キャンペーンで手に入れた経験値以外使えないとか そんなレギュ聞いてないとムギャオした。それでしかたなく弟がつぎ込んだ 経験値を俺たちも加えてキャラを成長させる事になった。キャラが強くなった 分の敵の強化や目標値の上昇は代表が手掛けて、即興なのにかなり適正な 強さになっていた。 次の4話目でキャンペは終わるけど、その時の事は目が疲れたんで明日書く。 321 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22 14 54 ID ??? 凄腕の実力者として登場したNPCが、話の都合で毎回敵にやられたり、余計な事を してPCの足を引っ張ったりしてたら、いつの間にかPC達にヘタレのパシリキャラとして 扱われるようになった事があるなあ。 322 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22 20 26 ID ??? 代表はTRPGに対する高い能力を得る代わりに、「足手まとい:弟」を取る事でCPを稼いでるに違いない 323 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22 29 38 ID ??? 320 乙だが、もういいから今は休め! 回復してからゆっくり書くんだ、な? 324 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22 36 29 ID ??? 今の奴を生かしているのは憎しみだけだ せめて最後くらいやりたいようにやらせてやれ 329 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22 49 39 ID ??? 最初、兄が下手にできる代表だから 弟贔屓に対してみんな遠慮していたら 弟が増長しちゃったんだろうなぁ 331 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 22 50 54 ID ??? いいGMなだけに付属品の人間の屑とそれへの対処の酷さがより際立つこの不幸よ… 335 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 23 34 33 ID ??? 弟可愛さのあまり 池沼すぎる言動をフォローする能力が発達し それがGM能力にも反映しちゃってる とエスパー 336 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 23 35 50 ID ??? ひょっとして代表がサブマスしてるのってGMが強い敵を出して弟がやられるのを予防するためなんじゃ… いやまさか、さすがにそんな事は無いよね。 337 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 23 43 23 ID ??? 馬鹿な子ほどかわいいと、昔の人は言いました。 きっと代表は弟があまりにも馬鹿だからとてもかわいく感じてるんだよ。 362 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 10 40 09 ID ??? 困兄弟キャンペーンの最終回は、弟がラスボスと一騎討ち 他PLは無限に湧くトループの足止め位やってくれそうだな 363 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 10 56 02 ID ??? 困兄弟がラスボスのライブRPGでいいだろ、もう。 364 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 11 00 08 ID ??? 362 DXだとモブな このペースなら殿堂入り出来るんじゃないか? 称号は楽しみを共有出来ない弟と、愛故に狂った兄位で 書いてて、ブレカナ無印のサンプルシナリオを思い出した 365 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 11 00 31 ID ??? もしそんな展開なら、最終回まで付き合ったとしても うわー、だめだー で無限沸き雑魚とラスボスを一人で相手してもらうわ。俺なら …ああ、その他大勢が倒れた時点で、 無限沸きも止まって残った雑魚も傍観者になるのか。 382 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2009/10/21(水) 13 19 27 ID ??? 報告者 まずはご自愛を 私的に、兄弟に最後通告出しもいいと思う それでも改まらないなら兄弟抜いても最低4人は確保出来るわけだし、全員で結託して退会→新しい鳥取つくることを奨めるよ スレ242
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/153.html
最高で最低の奴隷Ⅲ 嘲笑われた常識 第1話 「つまり、この電磁加速砲と言うのは、今までの火薬の爆発によって弾丸を飛ばしていた従来の銃などとは違い、磁力によって弾丸を飛ばすんです」 瓶底の厚いメガネを掛けた猫の少女の言葉に従い、中空に映し出された立体映像が筒型の兵器を映し出している。 「利点としては、弾丸の速度を上げるために通常なら火薬を増量し、その増量に伴う爆発力に耐えられる強度や銃の口径の増加などが必須となっていた訳ですが、電磁加速砲はそれらの束縛から解放されたという事です」 グラフと映像に注釈が加えられ細分化される。 「これにより、発射速度が指数関数的に増大し、全体の軽量化にも成功しました」 猫少女の言葉に反応するように次々グラフや数式が映し出され、立体映像の上に重ねられる。 「攻撃力も、貫通力という点に置いては従来の中で最高の物です。エネルギー消費量が多いという欠点もありますが、大した問題ではありません。互換性を持たせるために通常のバッテリーを使っていますが、充分使用可能で―――あの、大丈夫ですか?」 説明を中断した猫少女は、目の前で突っ伏す自らの雇い主に聞いた。 「ご、ごめん、ちょっと止めてくれない。なんか拷問されている気がするの」 「………お前、ちょっと情けないぞ」 頭を抱えるミリアにシルスが半眼を向ける。 「だって、こんなの分かる訳無いじゃない。一般人には理解不能よ」 銃身に使われる金属組成の化学式や銃口内部の力学計算の数式などで埋め尽くされた紙の束など、ミリアにとっては頭痛の原因以外の何物でもない。 「いや、それは単にお前が理数系に弱いだけだろ」 兵器の仕様書を指先でこするミリアにシルスの言葉は冷ややかだ。 「何よ。泣き虫シル坊の癖に」 「それは関係ないだろう」 頬を膨らますミリアにシルスの顔が引きつる。 「―――どう、勉強ははかどっている?」 ミリアがシルスにさらに何か言おうとした所、唐突に開いた扉からセリスが顔を出す。 「って、この様子じゃあ駄目だね」 主の様子を見るなりセリスは嘆息する。 「ご主人様、脳細胞増やせとは言わないけど、せめて学習能力は発達させてよ。虎の女性は生物学的に猫と同じくらい賢いんだから、努力すれば何とかなるはずだよ」 「そ、そんなことありませんよ。ミリア様もだんだん良くなってきてます」 召使いに叱責される主を庇ったのは、今まで兵器の説明をしていた猫の少女だ。 「エリス、君がそうやって甘やかすから、いつまでもこれは成長しないんだよ。もう少し厳しくしないと―――」 「冗談じゃないわ。これ以上、厳しくされたら死んじゃうわよ」 ミリアの抗議にセリスは冷笑を浮かべる。 「だったら、いっそ死んでもう少し性能の良い脳味噌を持って生まれ変わったら? その方がご主人様のためになる気がする」 「何ですって!?」 「………ついでにもう少し理性的でお淑やかになってくれ」 ぼそっと呟いたシルスをミリアが叩き倒す。 「ともかく、これ以上勉強の量を増やすならストライキするからね」 「ああ、別に良いよ。やりたければやればいい。そう言う場合は、勉強が楽しくなる薬とか機械とか用意しておくから、ちょっと脳内麻薬が異常分泌して笑いが止まらなくなったり、頭に電極が生えたりするけど、それでも良いならストライキでも何でもすればいい」 口調こそ冗談だが、セリスなら本気でやりかねない。 「うぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ」 たかが若輩の虎の少女に魔王と口げんかして勝てる通りはないのだ。 悔しさと怒りに耳を立てる少女にセリスは肩をすくめる。 「うにゃ~、どうしたのかなご主人様? 何か凄い悔しそうだけど、もう少し態度を改めないと本気で課題の量を増やすよ」 「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」 「もう止めろよ。どうせ勝てないんだから」 歯ぎしりするミリアを、悟った感じのシルスが宥める。 こういう場合、シルスの方が余程現実的だ。 「それよりエリス、そろそろ機械歩兵のメンテナンスの時間だから一緒に立ち会ってくれる?」 「あ、はい」 セリスの言葉にエリスと呼ばれた猫の少女が頷く。 そして部屋の扉の前まで行くとミリア達の方を向いて、着ている白衣を揺らしながら丁寧にお辞儀した。 「それではミリア様、今日の授業は此処で終了させて頂きます」 「ああ、それでいい―――て言うか、やめとけって」 実際にエリスの返事に応えたのはシルスであり、言われた本人はセリスが扉の方を向いているのを良い事に何やらジェスチャーでセリスの頭を殴ったり足で蹴飛ばしたりしている。 シルスの言葉の後半も、無謀なる親類に向けた物だった。 「………追加用の課題は後で持って行くから、それまでの今の課題を終わらせておいてね」 異界の魔王は無謀なる挑戦者に適切な報いを下し、そのまま部屋を後にした。 その後ろをエリスがついて行く。 閉まった扉の奥で何やら酷い罵詈雑言とシルスの宥める声が聞こえるが、少年はもはや関心がないとばかりに歩き出した。 「あの、ミリア様の課題――もう少し減らしたらどうでしょうか?」 「うん?」 唐突に話しかけられてセリスは、きょとんとした顔でエリスを見返した。 あまり知られていない事だが、彼は親しい者だけの時は意外と無防備なのだ。 それこそ、急に話しかけると姿通りの子供のような反応を返す。 「―――何がおかしいのさ」 「い、いえ、ただミリア様の課題の量を、もう少し減らした方がいいじゃないんでしょうか」 セリスに半眼を向けられ、エリスは慌てて緩んだ頬を引き締める。 数秒ほど冷ややかな視線にさらされ、後頭部にイヤな汗をかく。 「…………仮にも僕の主だよ。高い教養を身につけて貰わないと困る」 「で、でも、多くすれば良いという物でも無いですし、あまり強制させてやる気をなくされても本末転倒じゃあありませんか――」 エリスの心配事にセリスは嘆息する。 「どうせ、七割はシルスお兄ちゃんに押し付けるよ。あの二人の力関係は熟知しているからね」 「…………た、確かに、そうですね」 一瞬黙考したエリスの頭にはシルスの机に自分の課題を積み上げ、溜息を付きながらそれを片づけるマダラの少年の姿が思い浮かんだ。 「まあ、シルスお兄ちゃんの脳味噌は、ご主人様より遙かに性能が良いから大丈夫だよ」 シルスはその軽そうな見た目とは裏腹に、文武両道の優秀な虎人である。 専門家には及ばないが、セリスの課題もちゃんとこなし、それなりの知識は蓄えてきていた。 一時期、本気でシルスとミリアの頭の中身を交換する事をセリスは考えていたが、頭の中を取り替えたら意味がないと気付き、実行直前で取りやめたのはセリスだけの秘密である。 「それより、今は機械歩兵のメンテナンスだよ。僕直属の暗部以外は、こまめな定期メンテナンスが必要なんだから」 機械歩兵、生身の肉体を機械に置換したり、投薬によって身体能力を大幅に増強する戦闘増強技術の一つである。 単純的な能力は従来の兵士の十倍、総合的戦闘能力は五十倍以上に跳ね上がり、王宮親衛隊や、この領地直轄の守備部隊に大量投入される生態兵器だ。 ただし、体の一部が機械のため定期的なメンテナンスが欠かせないのが欠点の一つである。 そして通常の機械歩兵のほとんど全ては、この猫耳少女によって作られているのだ。 「そう言えば、もう少し整備の回数を減らした方が良いよ。性能を上げるのは良いけど、それで内部構造が複雑化して整備回数が増えるんじゃあ本末転倒だしね」 「それは分かっているんですが、なかなか上手くいかなくて」 整備の頻度や維持用のコストなどが増えれば実戦での運用上色々な問題などが出てくるため、兵器開発ではその所との折り合いが実に難しい。 一発で国一つ吹き飛ばす大砲を作っても、一発撃つのに国家予算百年分の金額が必要な兵器など誰が使う物か―― 単純な金銭の問題でもなくとも、条約で禁止されているなどの政治的制限や、実戦稼働に耐えられないなどの運用的制限が多ければその兵器は使う意味がない。 相手以上に自分達に損害を与える兵器など、自爆装置だけでたくさんである。 どんなに威力を誇る超兵器であっても、それ以上に何らかのコストが掛かるのならとても実戦では使えないのだ。 生態兵器も同じだ。 単純に力を上げるために人工筋肉の量を増やせば、質量が増大し一定値で出せる出力を上回ってしまう。 さらにそれだけの物を動かすエネルギーも供給しなければならないし、摩擦、電気抵抗などの損失も考慮に入れなければならないのだ。 そう考えると正に性能とコストは相反する物であるのだが、エリスが目指すのはそのような妥協の産物ではない。 彼女が目指しているのは、そのような常識を遙かに超えた所に存在する領域だ。 永久機関、人工知能、後天的魔力の増強などだ。 無論そこへ辿り着くまでの道は険しい。 エネルギー総量は変化しないというエネルギー保存の法則、質量は不変とする質量保存の法則、生来の魔力は一生そのままという魔力係数保存の法則などの根源的な法則を真っ向から否定しなければならないのだから、普通の科学者達、魔法使い達は鼻で笑うだろう。 そのような物は不可能だと―― そんな物はあり得ないと――― だが、エリスは違うと思う。 この世に知らない事はあっても、不可能な事は存在しないと――― どんな、法則も理論も何時かは覆される時が来るはずなのだ。 そう思い、自分はそれを信じ続けた。 どんなに笑われても、嘲笑されても研鑽し観察し、観測と理論構築を続けたのだ。 そしてセリスと出会った。 彼は、自分達より遙かに進んだ技術を持っており、誰も振り向かなかったエリスの理論を初めて認めてくれたのだ。 「何なら、鈴(すず)の体を少し見せて貰えばいい。参考程度にはなるだろうしね」 セリスの言葉にエリスは頬が引きつるのを自覚した。 「えと、それはちょっと―――」 乱林 鈴(らんばやし すず)、セリス直轄の暗部部隊のリーダーを務める人の少女である。 人でありながら、その戦闘能力はS級国際犯罪者《トリックスターズ》にも匹敵する超人だ。 暗部はセリスが自分で揃えた非公式の部隊で、その全てが人であるという前代未聞の構成が行われている。 その役割は重要人物の護衛から暗殺、諜報などの、表沙汰に出来ない非公式な仕事の多岐にわたっている。 しかも、暗部の全員はセリスが直々に身体を改造して常識外の力を身に付けているが、鈴はその中でも、さらに別次元の戦闘能力を持っている。 一般の機械歩兵達は、暗部を真似てエリスが模倣した物に過ぎないのだ。 「ん、どうしたの?」 「私、どうもあの子が苦手で―――」 礼儀正しい少女ではあるが、何というかこう刺々しい物を感じるのだ。 一瞬で命を刈り取る暗殺者に一瞥されると、気の弱いエリスはそれだけで引いてしまう。 とてもではないが、体を見せてくれとは言えない。 「ん~、まあ、彼女は誤解されやすいけど良い子だよ。真面目だし、責任感も強いし」 「…………そうなんですか?」 滅多に人を誉めるという事をしないセリスが賞賛するというのは、自分にとって何となく面白くない。 少々言葉がぶっきらぼうになっても、無理無い事だ。 「あ、ひょっとしてヤキモチ焼いてる」 「な――そ、そんなことありません。私はただあの子が苦手なだけです」 顔を真っ赤にしてムキになるエリスにセリスは悪戯っぽい笑みを浮かべる。 「あ、鈴」 「みやぁっ!!」 背後を指さすセリスにミリアは文字通り飛び上がった。 急いで背後を振り返ってみると、そこには真っ白な壁があるだけだ。 同時に聞こえる笑い声の主は言わずとしれたセリスである。 「本当に苦手なんだね」 「ひ、ひどいですよ。お師匠様(マスター)」 余程驚いたのか半泣きの表情でセリスに恨みがましい目を向ける。 エリスは自らの師である彼の事をマスターと呼ぶ。 彼女にとってセリスは同じ科学者であると同時に、自らより遙かに高い階梯を歩む上位者なのだ。 だから畏怖と尊敬を込めてお師匠様と呼ぶ。 「いや、やっぱり君をからかうのは面白いな。ご主人様と同じくらいに―――」 「…………それって誉められてるんですか?」 「誉めてるつもりなんだけど、ご主人様はいつも怒るんだよ。何でだろ」 「分かる気がします」 意味不明とばかりに肩をすくめるセリスにエリスは沈痛な表情をする。 この少年の歪んだ愛情表現は今に始まった事ではないが、それを理解出来る者などそうはいまい。 さらに本人がそのことを自覚しているので尚のことたちが悪い。 「ひどいね。君はどっちの味方なんだよ?」 「限りなくミリア様の味方になりたいんですけど―――」 「酷い弟子だ」 ふざけた会話をしながらセリス達はエレベータに乗り込む。 「話は変わるけど、王都の大規模発電施設の様子はどうなってる? 君の事だから心配ないと思うけど、あそこは事故の一つでも起きたら洒落にならないからね」 「は、はい、それはもう万全の体勢です」 エリスは意気込んで返事をする。 王都にある大規模発電所は猫の国などの魔光によるエネルギーではなく、純然たる電力を供給する施設である。 これは一般の所領などに配備される電動機による発電施設とは違い、核融合施設や合成生物による生態発電、それに伴う生物科学研究所などが併設されており事故が起こった日には王都が消滅して下手すれば生物災害が発生するだろう。 「火災、地震、洪水、その他の天災や破壊工作にもビクともしません。絶対大丈夫です」 「調子に乗るな、未熟者」 自信をみなぎらせて断言したエリスにセリスの鋭い叱責が飛ぶ。 「貴様が知っている知識など、全ての内の一片にも満たぬのだぞ。我ですらこの世の何一つとして断言する事など言うのに、戯れ言ならともかく心の底から絶対などと口にするな」 いつものふざけた口調ではなく、弟子に対する師の叱責は酷く鋭く冷たい。 「貴様がしくじるだけで、無数の命は消える。それでも、貴様は平気か? 死に逝く者達を嘲笑えるか?」 「す、すいません」 自分が背負っている物の重さを指摘され、エリスは即座に頭を下げた。 自分が作る物は、一歩間違えれば幸運以上の不幸を周りに撒き散らす。 知恵も力も諸刃の剣、破滅と恵みは裏表だ。 だからこそ、それを扱う物はそのことを忘れてはならない。 いや、それを忘れ無責任に力を行使するならばそれが一番幸せだろう。 力を振りかざし欲望を満たし、何一つ代償を支払わない。 強者の苦悩を知らず弱者の制限を受けぬ間に居ることこそ、真の幸せなのかもしれない。 (だけど、私はそうはならない) 力もそれに対する代償も責任と共に一緒に背負い込む事を決めた。 自分の無責任さで人が傷付くのはイヤだし、なによりその程度では目の前の少年の横に立つ事が出来ないからだ。 「ま、分かっているならいいさ。そのまま精進しな」 冷ややかな表情から一転して、少年は苦笑を浮かべる。 「念のために暗部に護衛させとくけど、気を付けといてね」 「は、はい、ありがとうございます」 エリスの礼を聞くともはや興味はないとばかりに、扉の方を向いてしまう。 「……………………」 「……………………」 沈黙がエレベーターの中を支配した。 象でも運搬な可能な上に半分がガラス張りの巨大エレベーターだが、密室となるとやはり圧迫感がある。 「―――あの」 「何?」 即座に返事を返され、エリスは言葉に詰まったがそれでも何とか言葉を続ける。 「その…………今夜……何も予定がなければ一緒にお食事しませんか―――――出来れば二人っきりで」 もじもじとはっきりしない態度で両手の指先を擦り合わせながら、最後の方など頬を染めて蚊の鳴くような声で言う。 それにセリスは――― 「僕とセックスしたいの?」 「……………………な、ななな何言ってるんですかっ!!」 あまりに直接的な物言いにエリスの頬は一気に真っ赤になる。 「わ、私はそんなつもりで言った訳じゃあありませんっ!! そんな風に思われるなんて不愉快ですっっ!!」 半ば怒りの籠もった声にセリスのケラケラとからかうように笑う。 「じゃあ、聞くけど、今まで二人っきりで食事とかしてその後情事に及ばなかった割合を出してみな」 その言葉にエリスは、非常に優秀な頭脳をフル回転させて、今までの事を思い出す。 そして確率計算、 そうやって出た確率は――― 「え、え~と、六十パーセントぐらいかな~」 可能な限りセリスから目を逸らし、エリスはさりげなく呟いた。 「随分サバ読んだ物だね。僕の試算だと二十パーセント程度のの確率なんだけど」 「う゛…………」 エリスの試算も大体そのあたりだった。 逆に言えば実に八割近くの確率で、二人っきりになるとその手の行為に及んでいるのだ さらにその数値はプライベートになると、限りなく百パーセントに近くなる。 「それにさ」 素早い動きでセリスはエリスの腰に抱きつく。 運動神経が断絶している彼女に、素早い少年の動きを止める力など無い。 「お、お師匠様」 反射的に抱き留めてしまった弟子の腹に、師は構わず顔を埋める。 そこは、自然な体臭とは違う甘い匂いがした。 「――何この匂い? いつもなら、平気で三日ぐらいお風呂に入らない癖に、香水なんて付けてどうする気だったのさ」 「こ、これはその身だしなみのためうひゃあっ!!」 悪戯を思いついた子猫のような表情を浮かながら、セリスは手を白いシャツの脇から服の中に手を滑り込ませる。 「や、駄目ですっ!! こんな所で!!」 「そう言った所で、僕が止めると思う?」 弟子の抵抗と制止を歯牙にも掛けず、服の中で手を動かす。 「だ、だってカメラが―――」 階を示すプレートの上に設置された監視カメラに目をやるエリスだが、セリスは気にしない。 「警備システムの統括はアリスがやっている。別に見られた所で恥ずかしくないだろう」 「で、ですけど――」 「堅い事言わないでよ。ちょっとぐらい、いいじゃないか――」 そう言いながら、腹の辺りのシャツを露出させてそこに顔を埋める。 「ん、」 頬を擦り付けるようにして、エリスの腹が擦られそのまま腕が背中に回される。 指先が肩胛骨の出っ張りに沿ってすっと走ると、体から力が抜けてしまう。 少女のように華奢で、ピアニストの如き繊細な手の平が背中の筋肉を揉むように動く。 「少し肩がこっているようだね。研究もいいけど少しは運動しなよ」 「はい、んあ」 微乳と言うより、無乳な胸が露出させられエリスの顔が羞恥に染まる。 「本当に成長しないな。今度女性ホルモンでも打ってみる?」 「ひ、ひどいです。人の気にしている事を――」 エリスの胸は文字通りぺったんこだ。 三次元には進出出来ず、二次元で事足りるぐらいの無乳っぷりだ。 横に並ぶとあのミリアでさえ優越感に浸れるほどの無乳なのだ。 「まー諦めたら、この年で全然成長してないんだ。体質だと思って割り切るしかないね」 「うう」 エリス自身自分の胸の事は良く分かっている。 それがかなりの確率でこれ以上の成長を望めない事も――― 平面な肉壁に出来た二つの突起の片方にセリスの指が触れる。 「ひゃん」 「これだけ刺激してるんだから、少しぐらい大きくなってもいいのにね」 小さな舌が伸ばされ、それが腹を伝って脇へ移動した。 「ふひゃあっん!! そ、そんな所」 「やっぱり、ちょっと臭うね。ちゃんと毎日お風呂に入りなよ」 そう言うとセリスは念入りにそこを舐め始める。 同時にエリスの体を壁に押し付け、そのまま両足を持ち上げてしまう。 ちょうど、エリスの両足の間にセリスの体が挟まる形だ。 「そんなつもりはないって言ってるけど、この下着は何なのかな?」 エリスの下着は上下とも黒いシルク製で、男の欲望を刺激するようにレースをなどを使って卑猥さを演出している代諸だ。 普段着ではないと言い切れないが、身嗜みの標準が白衣とシャツとタイトスカートのエリスにしてはおかしすぎる。 「普段着じゃないよね。誰に見せるために付けているの?」 「そ、それはたまたま――」 「たまたまね、ふ~ん」 かけらも信用してないセリスの視線に耐えられず、エリスは俯いてしまう。 「じゃあ、此処がこんなに期待しているのもたまたまなのかな」 濡れそぼった下着を撫でながらセリスが囁く。 「……………」 エリスは今度こそ顔を真っ赤にする。 何度も情緒を重ねる内にその手の反応はかなり敏感になってきたが、それを認めるのはやはり気恥ずかしい。 それに対して体の成長が皆無なのはさらに悲しい。 しかし、エリスに時間は与えられなかった。 下着に手を入れられ、そこから強引に中に入れられ、一気に掻き混ぜられる。 「うはあぁあぁああっっ!!」 何度経験しても慣れない感覚、しかし決して不快ではない。 熱いお湯につかった時のように、下半身から神経が揺さぶられ全身に鳥肌が立つ。 本人以上にその体を熟知しているセリスの指が、エリスの体を這い回る。 「ひっうあう、お師匠様」 眼鏡越しに視線を向ければ少年が苦笑を返した。 「どうしたの? そんな物欲しそうな目をして」 セリスの純真無垢な表情にエリスは恨めしげな視線を向ける。 (うう、意地悪です) 自分の心の内を分かっている癖に、セリスはわざわざ聞いてくる。 他人を焦らせもてあそび、その葛藤や羞恥をあおるのは性技の常套手段だが、彼ぐらいの熟練者になると、やられる方はたまったものではない。 いつもなら、ここからさんざん焦らして、最後に理性が吹き飛ぶぐらい激しくするか、ゆっくりじっくり愛撫を続け、まるで体が溶け出すようなじんわりした絶頂を味わわせるのだ。 しかし今回は違った。 「ふぁう」 中に入れられた指の本数が増えると、エリスは熱い吐息を漏らす。 そして次の瞬間、その指がバラバラに高速で動き出した。 「ひ、ひゃうっ!? ああああああああああああああっっ!!」 体中の神経の端々まで電流が流れ、体中の筋肉が硬直する。 セリスの指使いは一見乱雑そうに見えて、その全てが楽器の合奏のように緻密に計算し尽くされ重なり合う妙技だ。 擦り、引っ掛け、抉り、突き刺され、剥き出しにされた神経に快楽を流し込まれる。 「お、お師匠様、は、激しすぎ、くひゃんっ」 快楽に震える少女は言葉すら続けられず、それに飲まれていく。 体内に溜まった熱を僅かでも排出しようと息を吐き出せば、同時に喘ぎ声も出てしまう。 「さっきの返事だけど、君の部屋にならお呼ばれしてあげてもいいよ」 「そ、それは」 「駄目なの?」 言い淀むエリスに、セリスは無邪気に首を傾げた。 と、同時に指をさらに深く突き入れる。 「ふああぁあああっ」 神経をあぶられるような快楽が脳を叩いて、魂を絶頂まで突き上げる。 しかし、その手が不意に止められた。 「お、お師匠様?」 真っ赤になった顔で突然の愛撫の停止に、エリスは切なげな表情で師匠を見る。 「君の部屋に呼んでくれるなら、続けてあげるよ」 「そ、そんな、それは駄目ですっ!!」 「じゃ、やめるね」 それまでの激しさとは対照的にセリスはあっさり手を引っ込める。 「あ、あんまりです此処までしておいて」 「じゃ、呼んでくれる? それとも、僕を呼べない理由でもあるのかな。たとえばまた部屋の中がゴミ屋敷になっているとか」 セリスの瞳が非常に冷ややかな視線を帯びる。 「え、ええと、」 「いつも言っているよね。出した物は元に戻せ、ゴミは捨てろ、食べた物は片づけろ、服は散らかすなって」 冷ややかな視線のままセリスは秘裂の周りに指を這わすと、その焦燥にエリスは息を漏らした。 「で、君の部屋に呼んでくれる?」 「はぁ、それは――」 了承しかねる猫耳少女にセリスはゆっくり指を離していった。 「やあっ、やめないでくださいっ!!」 とっさに叫んだ物の、一瞬後には冷静になり耳の中まで赤く染まる。 「呼んでくれる?」 エリスの秘裂から垂れた愛液が、床に敷かれた高級な絨毯をぐっちょり濡らしている。 こんな状態で愛撫を堪える事が出来る訳がない。 「わ、分かりましたから、意地悪しないでください」 「ふふ、ありがとう。でも部屋はちゃんと片づけておいてよ」 涙を溜めた瞳で懇願する弟子に釘を刺し、セリスは指の動きを再開した。 「ふはぁあああああああっっ!!」 水音と共に指が膣内に侵入し高速でかき回し、舌が体を這い回る。 セリスの愛撫は今まで何度も受けてきたが、いっこうに慣れも飽きもしない。 まるで麻薬のように受ければ受けるほど溺れていく魔性の愛撫を前に、エリスは絶頂まで駆け上がっていく。 「ひふぅうっ、イク、イっちゃいます。セ、セリスさん、私イっちゃいますうぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」 絶叫と共に背筋を仰け反らし、快楽の祝福を受けようとした瞬間セリスの手が素早く離された。 「ああああああああああああああ、え……………あ…何で―――」 戸惑う少女にセリスは微笑み、エリスの体を下ろした。 「セ、セリ、お師匠様何で」 絶頂の寸前で快楽から引きずり下ろされた少女は、自ら零した愛液の水溜まりにへたり込む。 しかし、失望の表情で自分を見上げる弟子に、セリスは天使の皮をかぶった悪魔の笑顔で応えた。 「続きは後でね」 「…………へ?」 唐突な宣告に少女が何か言う前にセリスは扉の横の隙間にカードを差し込む。 軽い電子音と共に扉が開いた。 「ちょっ、ええ!?」 気付いたエリスが咄嗟に手を伸ばすが、腰が抜けているために前のめりに倒れ込んでしまう。 「人の顔を見て笑った罰だよ。しばらく我慢しな」 ひらひらと手を振りながら師は弟子に背を向けて歩み出す。 「ま、待ってください。わ、私、腰が抜けて――もう」 「これも修行だよ~ん。せいぜいがんばってね」 そう言い捨てるとセリスは去っていく。 後に残ったのは腰が抜けて足腰の立たなくなったエリスだけだった。 「うう、酷いです。お師匠様」 膝をがくがく振るわせながら、エリスは自室の扉をくぐった。 「もう少し素直になれば、ミリア様だってあんなに怒らないのに」 師に対する批判を零しながら、エリスはソファーに倒れ込んだ。 下着の方はぐちょぐちょに濡れてしまったので着替えたかったが、この部屋には着替えがない。 正確には着られるような着替えがないのだ。 いや、実際にはしわくちゃになったワイシャツや、脱ぎ捨てられたスカートや、三日ぐらい身につけていた下着があるのだが、そんな物は着れない。 エリス自身はいいのだが、師であるセリスが許さないのだ。 別に誰かに見られる訳でもないので構わないと思うのだが、セリスはそんな無精を許さず毎日入浴と着替えを義務づけている。 初めのうちこそ研究に没頭して、五日ぐらい同じ服を着たままなどざらだった。 しかし、一度十日間連続で同じ服を着続けたエリスにセリスが激怒した事があった。 その時は泣き叫ぶ彼女に構わず、セリスはその小さな舌を使ってエリスの全身に溜まったふけやアカを舐め取ったのだ。 それ以来、エリスは三日に一度は入浴と着替えを行っている。 さらに問題はそこだけではなく、セリスの愛撫の名残が未だに体の奥でくすぶっているのだ。 絶頂寸前まで行ったため、不完全燃焼気味の性欲はエリスの体を常に刺激し続けていた。 こうやってソファーに横になっているだけで、体中に微弱な刺激を受けている。 快楽にはほど遠いが、無視出来るほど小さい物でもない。 いっそ自分で慰めてしまおうかと思うが、自分のつたない愛撫ではセリスの快楽以上の物を手に入れる事など無理だ。 下手に刺激したらよけいに悪化しそうである。 「か、片づけないと」 いっそのことセリスが来るまで安静にしていたいが、このまま横になっている訳にもいかない。 セリスが来た時、部屋が散らかっていたらただでは済まないだろう。 (ともかく、まず現状を把握しないと) エリスは部屋の中を見回した。 まずは下、厚手の絨毯が敷き詰められている床は、脱いだ衣服に書類とゴミが散らかり足の踏み場もないどころか、絨毯の毛がほとんど見えない。 しかも、絨毯には変な色のシミとカビが生えていた。 次に机、上質な黒檀の机の上面はこれまた書類とゴミにまみれ、食べかけのまま放置されたカップラーメンの汁や、ハンバーガーが変な匂いを発している。 しかも、机の上に置いた服にそれがこぼれて大変な事になっていた。 最後に壁、埋め込み式の書棚には本が一冊もない。 出した本を戻さずに積み上げ続けた末、エリスの身長の倍近くある歪なピラミッドを形成している。 「…………無理です」 優秀な頭脳は、僅か五秒でそう断じた。 自分は猫にあるまじき事に運動神経が絶無なのだ。 その上、家事も苦手と来ている。 この世にインスタント食品とファーストフードが無ければ、エリスは毎日生野菜をかじっていただろう。 しかし、出来なくてもやらなければいけない。 不可能を可能にが自分のモットーなのだ、何よりこの部屋の状態を見たセリスが笑顔で納得してくれるとは思えない。 「まず本を片づけないと」 床の面積の多くを占有している本を片づけ、そこから順々に部屋を片づけていく計画である。 先に棚の掃除をした方がいいかもしれないが、セリスもそこまで言う事はないだろう。 しかし、本のピラミッドの眼前まで来ると自分の愚かさに頭を抱えた。 ページの合間に書類や付箋などを挟み込んだ本を無節操に積み重ねていった結果、本のピラミッドは非常に不安定な形に積み上げられている。 下手にどこかの本を動かしたら、今にも崩れて来そうだ。 数秒黙考して大丈夫そうな場所を探し出し、その本に手を掛ける。 しかし、 (ぬ、抜けない) 周りの本が側面を圧迫し、本が抜けないのだ。 「く、この、」 強引に引き抜こうとするが、非力なエリスの腕ではビクともしない。 「ん~!!」 本の山に足を掛け、全身で本を引っ張る。 「ぐぐぐうぅ~っ!!」 数秒の硬直状態の後、唐突に本が抜けた。 だが全身で本を引っ張っていたエリスは急に支えを失い、そのまま真後ろに倒れそうになる。 「わひゃあっっ!!」 咄嗟に前に手が伸びたのは運動音痴のエリスからすれば、正に奇跡的な出来事である。 しかし、その手が掴んだのがピラミッドの一角だったのはいただけない。 掴んだ本は一瞬の抵抗の後、簡単に抜けてしまったのだ。 結局、彼女は後ろに倒れてしまった。 しかも、抜かれた本のせいでピラミッドのバランスが崩れ連鎖的に全部が倒壊する。 そのほとんど全てが倒れ込んだエリスに降りかかってきた。 「きっ」 悲鳴を上げる前にエリスは本の波に飲まれてしまう。 「し、死んじゃうかと思いました」 本の海原から這いだしたエリスは自らの後ろを振り返る。 そこには崩れ去った本のピラミッドの残骸があった。 よくこの状態で助かった物だ。 下手すれば体が圧迫されて圧死していただろう。 「うう、どうしましょう」 しかし、エリスに助かった命を喜んでいる暇はなかった。 本のピラミッドが倒壊したせいで、部屋の中に本が散乱し埃やら何やらが舞い上がってる。 その上、倒壊した時の衝撃で飲みかけのコーヒーなどが絨毯にこぼれ、致命的なシミを作っていたりするのだ。 もはや片づけなど絶望的な状態であった。 打ちひしがれたエリスが下を向いた時、一つの書類の束が目に止まる。 「これは――」 日に焼けた書類には多数の数式と図面が描かれており、素人にはその内容が遙かに高度な物だとしか分からない。 「こんな所に有ったんですね」 かって自分が変人と疎まれ、誰にも顧みられる事の無かった時に書いた物だ。 ふと、左手の甲を見ると、そこには醜い傷跡があった。 まるで何か切れない刃物を突き刺したような傷跡だ。 (そう言えば、お師匠様と出会って私が最初に作ったのも電磁加速砲でしたね) エリスは傷跡を愛おしげに撫でた。 まるでとても大切な物のように――――
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/3082.html
805 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/19(土) 23 35 19 ID ??? コウ「刹那? 刹那はガンダムとしか添い遂げる気はないんじゃないかなあ」 キラ「いんじゃない? 別に生身の人間だけが恋愛対象じゃないんだしさぁ」 ウッソ「刹那兄さんの場合、恋愛対象で語れませんよ」 807 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/19(土) 23 45 36 ID ??? コウ「そうはさせん。またもや俺より先に弟が幸せになるなるなどと! 兄よりモテる弟なぞいない!」 弟一同「いや、むしろコウ兄さんはモテないからチェリーなのか、チェリーだからモテないのか、どっち?」 ウッソ「この際シーマさんとのフラグ、大事にした方がいいですよ?」 808 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/19(土) 23 51 42 ID ??? 807 ウッソ「と、いうかその理屈でいくと、コウ兄さんはマイ兄さんが幸せになるまで幸せになれないってことですね」 コウ「!?」 キラ「道はずいぶん険しいと思うけど頑張ってね~」 809 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/19(土) 23 55 25 ID ??? マイ「おや、僕の話題かい?素晴らしい家族や同僚に恵まれて、僕は今でも十分幸せなんだけどね」 810 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/09/19(土) 23 59 54 ID ??? 807 ターンX(ギンガナムボイス)「兄よりモテる弟はいないんだよぉ!」 ∀(ロランボイス)「いつまでもそんな事を言っているから!」 ターンX「小生の何が悪いのだ!?」 ∀「兄さんはいつまでもチェリーなんです!!」 ソシエ「何、このアニメ?それに∀の声……ロラン?」 ロラン「スーパーターンブラザーズです。ギンガナムに頼まれて声を当てたんですよ」 ソシエ「ゲンガナム放送、アニメまで作るようになったのね~」 ターンX「女を紹介したのがお前ならば、それを奪ったのもまたお前なのだ! 小生は連絡の一つもなく、雪の降る中一人で待っていたんだよぉ!」 ∀「それでも、待っていられたのはあの人を愛していたからでしょう!?」 死神「結構酷い弟ね~」
https://w.atwiki.jp/mangaroyale/pages/269.html
弟(後編) ◆WXWUmT8KJE ラオウが階段を上りきり、見つけた相手は今までであったことのない男たちだ。 女の方は一人見覚えがあるが、だからといってラオウの興味をそそるわけがない。 男二人、一人は女顔であるが、それなりに腕が立つのかもしれない。 しかし、それだけだ。 もう一人の男はやれるのだろう。だが、どういうわけか今は地に伏している。 (見当違いか) そう思い、踵を返そうとする。 怪我人を相手にする趣味は拳王にないし、弱い相手を一方的に虐殺することも興味がない。 しかし、ラオウに立ち向かう影が現れる。 「武装錬金!!」 ヒナギクが地面を蹴って、バルキリースカートの刃を煌かせる。 ラオウはあっさりと刃を掴んだ。 「ほう、この拳王に挑むか」 「あんたを行かせるわけには……いかないのよ!」 ヒナギクの瞳を覗き込み、ラオウは笑う。 「本郷の仇か?」 「それに、あんたみたいな奴を……野放しにして、覚悟くんみたいな人たちを犠牲には出来ない!」 ヒナギクはバルキリースカートのロボットアームで跳躍して、ラオウから五メートルほど離れた地点に着地する。 その隣に、ハヤテと村雨が並ぶ。 「ヒナギクさん、キューブを村雨さんに」 「ハヤテ……?」 「さっさと記憶を取り戻して、パワーアップしてください。 あいつはしばらくの間、僕が足止めしておきますから」 「あいつ、強いぞ」 「知っているわよ! だから、あなたの力が必要なの!!」 ヒナギクはメモリーキューブを渡しながら、ラオウを睨みつける。 その胆力にラオウは感心しながらも、闘気を開放する。 神社が震え、空気が震え、人が震えた。 「いったはずだ、小娘。この拳王に立ち向かうなら……容赦せんと!」 恐怖を振り払うかのように迫るハヤテとヒナギクを前に、拳王は仁王立ちをして向かえる。 メモリーキューブを手に、村雨は戸惑う。 たしか、ベルトにセットしろといっていたな……と考える。 「早くそいつを入れなさいよ!」 『その娘の言うとおりだ。この場で奴にまともに対抗できるのは、お前しかおらん!』 「かける言葉も無かったんじゃないのか?」 『今はそういっている場合ではないだろう!』 「分かっている」 ベルトのバックルがスライドすると、ちょうどメモリーキューブをはめるところが現れる。 こういう仕掛けになっているのか、と自分の身体ながら感心する。 ハヤテやヒナギクでは、一分も持たない。それは、なぜか嫌な気分だった。 散を失ったときのような。 村雨は記憶を取り戻し、強さを得るためにメモリーキューブをはめ込んだ。 □ 突然の事故だった。 幼い村雨は、両親の死に涙を流した。 今と違い、身体も小さく、よく虐められて泣いていた。 自転車に乗れないことを馬鹿にされ、泣いていた。 そんな自分の手を、いつも姉は優しく包んでくれた。 葬式の帰りもそうだ。姉は優しく手を握って、自分を守ると宣言してくれた。 ―― 姉さんを守って見せるから 幼く、非力な頃の村雨はそう誓った。 唯一の家族となり、慕っていた姉。 全てをかけて、男の自分が守ると。 現実は無情で、村雨に優しくはない。 姉は―――― □ 記憶が戻るのは一瞬だった。 苦しみも、痛みもない。先ほどまでの頭痛が嘘のように軽い。 だが、それ以上に抱えるものが重くなった。 「ねえ、大丈夫?」 「ああ、もう心配は要らない。かがみは零とここにてくれ。 零、何かあったら教えてくれ。頼む」 『……承知した』 安心させるためにかがみの肩に手を起き、零にラオウ以外の敵の接近を知らせるように告げて、戦場へ向かう。 その村雨の袖を、かがみが掴む。 「本当にあんた、大丈夫?」 「全て、俺が決着をつける。だから君はここで待っていてくれ。 あの男も、バダンも……俺が倒す」 おそらく、自分の胸中を察したのだろう。表情に出していないのに、鋭い娘だと思う。 (散、すまない。お前の『星義』は俺は引き継げない。だが、お前のことは感謝している。 だから、俺はあのアーカードを倒す。目の前の男を倒す。バダンを――倒す!!) 村雨の瞳に、倒すべき敵、BADANを怒りを持って映していた。 「クッ……」 「無駄だ、小僧。キサマの攻撃、かすりもしない」 ハヤテとヒナギクは、ラオウとの間に広がる戦闘力の差に、絶望していた。 数度、攻撃を仕掛けるが、その攻撃はことごとく外れ、掠るだけで致命傷になる拳を『オー! ロンサム・ミー』を使って回避するのがやっとだった。 まだ一分も時間を稼いでいない。村雨が記憶を取り戻すのに、どれほど時間がかかるか分からないが、ハヤテたちに絶望がのしかかる。 ―― 殺される しかし、ハヤテとヒナギクは頭を振るってその考えを振り払う。 彼らは多くの犠牲を払った。失くしたものが多すぎた。 すぐに希望は絶望へと変わることを知っている。 だからこそ、足掻くのだ。今を失わないために。 ハヤテは地面を蹴って、ピーキーガリバーの拳を巨大化させながら突進する。 ラオウは片腕で巨大な拳を受け止め、ハヤテを目掛けて拳を振るう。 身を捻ってどうにか避けるが、拳圧で身体が吹き飛ばされる。 地面を転がり、切れた紐を掴んだハヤテに、ラオウが迫る。 だが、その背後に…… 「臓物をブチ撒けろぉぉぉぉぉぉ!!」 身体をバラバラにし、再構成するヒナギクが迫る。 ヒナギクの身体の一部が紐に引っかかっているのを目撃したため、ハヤテはヒナギクをバラバラにしたのだ。 突然のことで驚いたヒナギクだったが、ラオウの背を眼にしたとたん、思考を切り替える。 チャンスだと。 四本の刃が、ラオウを切り裂かんと迫る。 十メートル以上はあろうかと錯覚する身体を、四つに引き裂いた。 ただし、それは幻影だ。 「妙な術を使う……その小僧の術か。間は良かった。だが、殺気を放ちすぎだ」 ヒナギクの背後で、ラオウが拳を構える。 「ヒナギクさん!!」 ハヤテは咽が裂けんばかりに声を張り上げる。 無慈悲にも振るわれる、拳王の拳。 風を裂いて、音を裂いて、空間を裂いて、女を貫かんと迫った。 轟音が響き、地面に拳が当たり石畳が砕ける。 そこにヒナギクの姿は無かった。 「無事か?」 「あ、ありがとう……」 「村雨さん!」 ハヤテが喜色を浮かばせ、仲間を呼ぶ。 前座は終わりだ。そう言わんばかりにラオウは獰猛な笑みを村雨に向けた。 村雨はヒナギクを降ろし、二人に背中を見せながらラオウと対峙する。 「村雨さん、ここは一気に……」 「いや、俺一人でいい」 「!? 相手は……」 ハヤテの言葉を無視して、村雨は一歩前に出る。 ハヤテからは表情が見えないだろう。おそらく、今の自分は酷い表情をしている。 「見られたくないんだ……俺の、怒っている顔を」 ゆっくりと、ラオウにあと十歩ほどの距離まで歩いて、止まる。 その声は静かだが、溢れんばかりの怒りが込められていた。 「ほう……先ほどとは、まとう闘気が違うな」 「思い出した……やっと……。そして、もう二度と忘れん……」 村雨が、怒りを持って右腕を右上へと真っ直ぐ伸ばす。 「バダンの無情」 悲しみを込めて、左腕を右下へと真っ直ぐ伸ばす。 「そして俺の……」 ポタッと地面に赤い雫が落ちる。 それは村雨の瞳から流れ出る、血涙。 「無力を……」 怒り、悲しみ、無念、喪失感、取り戻した感情を全て混ぜ、村雨の身体を粒子が纏わりつく。 「変んん…………身!!!」 粒子が赤い強化スーツを精製し、白いボディーアーマーをその上に装着する。 首から緑のマフラーが風を受けてなびく。 カミキリムシを模した、触角を持つ赤い仮面へと怒りの表情の村雨の顔を変質させていく。 緑の複眼が闇に光り、涙が一筋、流れ落ちる。 その背中から漂う悲壮感に、ハヤテとヒナギクは圧倒される。 村雨良、ZXは、大首領の身体として生まれ変わり、大切な者の命を糧に異形の力を得てしまった男だった。 「ほう……仮面ライダー……本郷と同じ力を持つ男か。その力、とくとみせい」 ラオウが言うや否か、ZXは両腕をラオウに向け、シャッター部を開く。 「マイクロチェーン!!」 ZXから放たれた鎖が、ラオウの両手首に巻きつかれる。 眉を顰め、不快を露にするラオウがZXに言い放つ。 「この拳王を拘束しようなど、愚の骨頂!」 「トゥ!!」 力の限り引き寄せるラオウの力を利用し、ZXは一瞬で距離を縮める。 もっとも、ラオウもこのことは予測済み。 「ゼクロス……パンチ!!」 「ぬぅ!!」 ZXが拳を弾丸のごとく打ち込む。 ラオウはその拳目掛けて、剛拳を振るう。 剛と剛のぶつかり合い。お互い、全力の拳の激突が、衝撃を生み石畳を、狛犬を破壊しつくす。 心地よい力のぶつかりに、ラオウが不遜な笑みを浮かべ、回し蹴りを放つ。 丸太のような太さの蹴りが、神速でZXに迫る。 フワッと、体重を感じさせない跳躍で回避するZXにラオウは感心する。 ZXが神社の屋根縁を蹴って、勢いを得る。 蹴りを右腕で受けとめ、ギシギシと骨を軋ませるほどの重さを感じる。そのままの姿勢でラオウはZXと瞳を交わす。 怒りに燃える、破壊の意思。その意思が、この重さを生んでいる。 愛を持たずとも、強い敵がいる。ゆえにラオウは拳を振るう。 目の前の男を、強敵と認めたがために。 ラオウとZXの激闘が繰り広げられ、その余波が後退したヒナギクたちにも届く。 渡り合う二人を目の前に、三人は呆然とする。 「凄い……これなら、本郷さんの仇を……」 「まずいですよ……これは」 『ああ、ハヤテの言うとおりだ』 ZXの優勢を否定するハヤテと零に、かがみとヒナギクは振り向く。 「結構いいところまで渡り合っているじゃない」 「いいえ、かがみさん。見てください。 徐々に、村雨さんの攻撃が当たらなくなってきてます」 ハヤテの言葉に、二人が振り向く。その言葉どおり、ZXの拳が、蹴りが空を切り始める。 何故? 疑問を口にするヒナギクに、零が答える。 『理由は二つ。ラオウなる男が良の拳を見切ってきたこと。 怒りに任せて全力疾走を続けてきた良が、息切れを起こしてきたこと。 その二つが重なり、良の拳が避けられてきたのだ』 「そして、村雨さんは僕が始めて見るくらいの激しい怒りで周りが見えなくなっている。 たぶん……自分の状況に気づいていない。焦っている……」 とたんに、不安がヒナギクたちを襲った。 ZXの拳がラオウに受け止められ続け、ラオウの拳がZXに当たるようになっていく。 ZXは焦る。しかし、怒りを抱えているZXにはそのことを分析する力を放棄している。 苛立ちのままに、ZXはマイクロチェーンに電撃を流す。 「ぬ……うぉぉぉぉ!!」 ラオウが電撃に身体を焼かれながらも、咆哮とともにマイクロチェーンを掴み、ZXを地面に叩きつける。 バラバラになりそうな衝撃がZXに駆け巡り、マイクロチェーンが解ける。 「それがうぬの限界か!? 本郷は、仮面ライダーはもっと信念を見せたぞ!」 「クッ……トォォォォォォォ!!」 ZXはラオウの挑発に乗るように天に跳び、右腕を右上へ、左腕を右下へ、真っ直ぐ伸ばす。 すぐに、赤いオーラをZXは発し、右脚をラオウに向ける。 対抗するように、ラオウは右掌をZXに向けて放つ。 「ゼクロスキィィィィィィィィック!」 「北斗剛掌波!」 気弾と赤い弾丸が激突し、衝撃に神社へとヒビが入る。 数秒続いた衝撃が収まる頃に、ZXは地面へと不時着した。 「く…………」 「やはり、本郷ほどの男にはまだ出会えぬか。敗者の結末を、受け入れるがいい」 ラオウがZXの頭を砕かんと、右拳を振り下ろす。 もう終わりか。ZXの脳裏に、悲しむ姉の姿が蘇る。瞬間、彼の前に風が舞い踊る。 拳が激突し、金属の跳ね飛ばされた音が響いた。 「ぬ……」 「ハ、ハヤテぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ZXの叫びが、彼を庇うハヤテに向けられる。 とっさに出たのは、考えがあってのことではない。単純に、ZXが危ない。 そう思うと、身体が勝手に動いた。 盾代わりに使ったピーキーガリバーを腕ごと上に跳ね飛ばされ、ラオウの拳がハヤテの右胸を砕いている。 致命傷だ。偶然、右腕に絡まる紐を見つけて、とっさにアイディアが浮かぶ。死に間際のアイディアかと、自嘲する。 ハヤテは、血反吐を吐きながら紐をラオウに結びつけた。 「……これが、僕の最後のスタンドだ!」 宣言と同時に、ラオウの身体が分解され、紐を使って移動される。 ハヤテは瀕死の身体で、ZXへと向く。 「あそこの、紐の端で再構成されます。そこを目掛けて走ってください!」 「く……」 ZXはハヤテの決意の瞳を受け、地面を蹴る。 再構成されるラオウの身体を掴み、上半身を捻る。 「ライダーきりもみシュゥゥゥゥゥゥトォォォォォォ!!」 竜巻が巻き起こり、風へと向けてラオウを投げ飛ばす。 さすがのラオウも、本郷の技に翻弄され、天へと舞い上がる。 すかさず、ゼクロスキックを決めようとするが、身体が光らない。 理由は分からないが、ZXは最大の技が使えない。そう考えて、ハヤテはZXの傍に立った。 「行きましょう、村雨さん!!」 一人では、ラオウに敵わなかった。一人では、アーカードに敵わなかった。 だが、二人なら…… そう考えた瞬間、ハヤテはZXと肩を組んで、ラオウ目掛けて跳躍する。 右腕のピーキーガリバーが突進力を得て、ハヤテの身体を加速させていく。 ZXの両脚からジェット噴射が吹き出て、ZXの身体を加速させていく。 ハヤテが右拳を振りかぶり、ZXが左拳を振りかぶる。 「「ゼクロォォォォス!!」」 咽が裂ける程の声量。血が抜けていくが、力は抜かない。 「「ダァァブゥゥゥル!」」 胸が痛む。体温が抜けて、寒い。 それでも、ハヤテの『魂』だけは熱を持ってZXと並んでいた。 「「パァァァァンチ!!!」」 だから、いつかの未来、滝と仮面ライダー2号が行ったように、ハヤテとZXもダブルパンチを繰り出す。 タイミング、速さ、威力、全てを合わせて、滝と仮面ライダー2号のダブルパンチと遜色のない威力を生み出す。 両腕を交差して防御するラオウに、二人の拳が『魂』をこめて貫いた。 「ぬ……おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 ラオウは、階段の下へと落下していく。 轟音が響き、地面が揺らぐと同時に、ハヤテの身体が崩れた。 崩れたハヤテの身体を抱え、ZXはクルーザーを呼び出す。 電子頭脳で呼び出されたクルーザーはライトを光らせ、姿を見せる。 「かがみ、ヒナギク、ハヤテを治療する。早く乗れ!」 「ええ! 無茶をしすぎよ……ハヤテくん!」 「で、でもあいつは倒したよね!?」 「……まだ、死んでいない」 ZXがクルーザーに零をくくりつけ、無理矢理クルーザーに四人で乗る。 ズシンという地響きをたて、ラオウが姿を現した。 「逃げるのか?」 「……ハヤテを治療したら戻る。お前は……俺が倒す!」 「なら、うぬの名を名乗るがいい。我が名はラオウ! 世紀末の覇者なり!!」 「村雨良……ZXだ!」 宣言と同時に、クルーザーが空を駆ける。 ラオウとZX、お互いに敵として認めた瞳が交差する。 やがて、残されたラオウは不敵に天を見つめた。 □ ハヤテが目を覚ますと、白い天井が見えた。 包帯が巻かれ、止血の用意がされているものの、血が止まらない。 僅かな目覚め。残された時間は少ない。だが、自分の望みを伝えることは可能だ。 誰か、いないか。上半身を起こそうとして、叶わないハヤテに声がかかる。 「無理するな。一命は取り留めたらしい」 「……村雨さん」 ハヤテは笑う。表情を取り戻し微笑む村雨は、以前の無機質さを捨てていた。 同時に、悲しくも思う。 「記憶を……取り戻したら、嘘もつけるようになったんですね……」 村雨は無言。その態度が、何よりもの証明となった。 やがて、廊下を駆け抜ける足音が響いて、ドアが開かれる。 現れたヒナギクとかがみの無事を確認して、ハヤテは安堵のため息を吐く。 「どうして……無茶をするのよ!」 「そうしなければ……みんな死んでいましたから。……ヒナギクさん、僕に兄がいたんです…………」 突如語りだすハヤテにヒナギクは戸惑う。 ハヤテがここまで踏み込んだ話はをしたのは、初めてだからだ。 「年が随分はなれて……似てもいないのに……勝手に村雨さんを重ねちゃって……」 だんだん声が小さくなるハヤテの様子に、かがみが耐え切れず嗚咽を漏らす。 彼女は一度、激戦の特殊能力を話した上で核鉄を試そうと提案した。 しかし、激戦の力を使うには、ある程度ハヤテに体力が残っていないといけない。 ハヤテに意識がなければならない。結果、激戦でハヤテを救うことは無理だという結論になった。 「村雨さん……お願いがあります。お嬢様を……守って……」 「何で諦めるのよ! あなたが、自分の手でナギを守りなさいよ!!」 「出来れば……僕もそうしたかった……」 涙を流すハヤテは右手を天井へと伸ばす。 声には、悔しさに満ちていた。身体にまとい、治癒力を増幅している核鉄三つのうち、ピーキーガリバーの核鉄を村雨に向ける。 「村雨さん。お嬢様を……守ってください! BADANを潰してください! お願いです……僕の代わりに……戦って…………」 痛みに呻きながらも、搾り出すように願いを村雨へと告げる。 村雨は、迷わずその右手を握った。 「後は任せろ」 「はい……よかった。あなたに……託せ……て」 ハヤテの脳裏に、ナギとであった雪景色の公園が蘇る。 あの日から、自分の輝かしい日々が始まった。マリアが死に、絶望を抱えながらも抗うことをやめなかった。 承太郎がいれば、ハヤテに宿るもの、黄金の意思だと答えただろう。 その思い、村雨は無駄にしないと右手を強く握る。 「これで……お嬢様は……大丈……夫」 ハヤテの意識が闇に落ちる。 自分の名を呼ぶ声がいくつも聞こえ、応えれないのが悔しい。 承太郎も、同じ考えだっただろうか? 答えは知らない。ただ、ハヤテの顔にはやり遂げた男の、笑みが浮かんでいた。 ハヤテの死を確認して、重苦しい雰囲気が民家に訪れる。 かがみが、ヒナギクが力なく嗚咽を漏らす。零がヴヴヴと友の死を悼むように、唸る。 村雨は…… 「見ているんだろ?」 虚空に話しかける。一体どうしたのか? 零が疑問に持ち、探知しようとするが、その必要はなかった。 そいつは、村雨たちの前に姿を見せる。 『何を悲しむ。我が器よ』 黄金のZXに似た怪人。その姿を認め、零は叫ぶ。 『キサマ! 何奴!!』 『我が名はJUDO。全ての生命の長』 その言葉に、寝室に集まる全員の視線がJUDOに注がれる。 構わず、村雨はZXへと姿を変えて、拳を放つ。 『無駄だ。ここに、我の実体はない』 「黙れ……」 『何を悲しむ? たかが、虫(ワーム)が一匹死んだだけではないか。村雨よ』 「黙れぇぇぇぇ!」 ZXの拳が、ピーキーガリバーをまとって、JUDOを壁ごと殴り、破壊する。 もっとも、実体のないJUDOはすり抜けるだけだが。 「聞こえるか……バダン! 俺を……『村雨良』と呼ぶな……」 『ほう……』 「キサマらは、俺の名を…………」 ZXの腕が横凪に払われ、JUDOの幻影が消える。 それを確認したZXは天に叫ぶ。 「お前ら、バダンは……俺を……『仮面ライダー』と呼べ!!」 ZXの宣言が天を貫く。完全なる、バダンへの宣戦布告。 『バダンに服従した時期から連れてきて、与えてやったチャンスを無碍にする気か?』 「お前らは……姉さんを奪い、散を、ハヤテを、俺から奪った。 もはや、許しはしない。聞け、俺は……」 復讐心が蠢き、ZXの胸に渦巻く。 復讐の闇に身を任せることも考えた。それも悪くはない。 だが……それではハヤテに申し訳ない。美を第一とする、村雨の中の散が復讐を醜いと否定する。 だからこそ…… 「俺の、ハヤテの、『正義』を貫く!」 虚空に響く、戦士の決意。 十人目の仮面ライダーが、本来の歴史と違うが、たしかに生まれた瞬間だった。 『ククク……なら駆け上がれ。優勝でも、ここから抜け出してでもどちらでも構わない。 我の前に現れよ。もしも、そうなることが出来たのなら……褒美に相手をしてやろう』 『一体、何がしたい! キサマの目的は……』 『ただの余興だ。強化外骨格『零』よ……。何なら、『仮面ライダー』以外の、誰でも連れてきていいぞ?』 そう高笑いを残して、JUDOの気配は遠のいていく。 ZXへの変身を解き、村雨は怒りを宿した瞳でJUDOの存在した場所を睨みつける。 怒りを、悲しみを、正義を、力を、全てを仮面に放り込む。 仮面ライダーという名の、仮面へと。 □ 星を見つめるラオウの瞳に、流れ星が映る。 また一つ、死が訪れた。 あの少年だろうか? ラオウの興味は尽きない。 怒りを持って戦っている時点でも村雨はたしかに強かった。 しかし、あの少年が乱入したとたん、その強さが何倍にも膨れ上がった。 少年自体の戦闘能力は、ラオウにとっては歯牙にもかける必要もなかったはずだ。 二人揃ったとたん、ラオウを退けるほどの爆発力を見せる。 (やはり、愛を持って力を得たのか?) 考えられるのは、それだけ。 やはり、村雨は本郷と同じく、愛を持って強くなる男。 ならば、 「今度こそ、見極めよう。愛を持っての力が、いかなる程か。 早く来い、村雨良。この拳王に、愛の力を見せてみろ! それを、拳王が打ち砕いてみせる!」 拳王は、戦う。 そこに天への道があるゆえに。 【綾崎ハヤテ@ハヤテのごとく!:死亡確認】 【残り22人】 【D-1 神社/1日目 真夜中】 【ラオウ@北斗の拳】 [状態]内臓に小ダメージ 、鼻の骨を骨折、 胴体に刀傷 限界に近い程の全身フルボッコ(強がって気にしないフリをしている) [装備]無し 核鉄(モーターギア)@武装錬金 [道具]支給品一式 [思考・状況] 1:村雨良を待つ。 2:強敵を倒しながら優勝を目指す。 3:覚悟の迷いがなくなればまた戦いたい。 4:赤木が気に入った。 5:愛などいらぬ!が、他人の愛によって得る力は、知りたい。 [備考] ※自分の体力とスピードに若干の制限が加えられたことを感じ取りました。又、秘孔を破られやすくなっている事にも ※ラオウ・勇次郎・DIO・ケンシロウの全開バトルをその目で見ました ※自らが認めた相手に敬意を払いその生き方をも認める事をしました ※コーラに対する耐性がつきました ※誰か猛者が逝ったの感じました。 ※さらに強くなるにはもしかしたら愛が必要なのかもしれないと思っていますが、表面上では愛を否定しています。 【D-2 中央民家/1日目 真夜中】 【桂ヒナギク@ハヤテのごとく!】 [状態] 顔と手に軽い火傷と軽い裂傷。つかさに続き、ハヤテの死に精神的ダメージ [装備] ボウガン@北斗の拳、核鉄(バルキリースカート)@武装錬金 [道具] 支給品一式。ボウガンの矢18@北斗の拳 [思考・状況] 基本:ナギたちとの合流。BADANを倒す。 1:ハヤテの遺言どおり、ナギを探して守る。 2:ラオウ、斗貴子に復讐する。 3:かがみにつかさの死を伝えづらい。 [備考] ※参戦時期はサンデーコミックス9巻の最終話からです ※桂ヒナギクのデイパック(不明支給品1~3品)は【H-4 林】のどこかに落ちています ※ロードローラー@ジョジョの奇妙な冒険と捕獲網@グラップラー刃牙は【H-4 林】に落ちています ※核鉄に治癒効果があることは覚悟から聞きました ※バルキリースカートが扱えるようになりました。しかし精密かつ高速な動きは出来ません。 空中から地上に叩きつける戦い方をするつもりですが、足にかなりの負担がかかります。 【村雨良@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]全身に無数の打撲。ダメージ(大)。疲労(大) ハヤテの死に精神的ダメージ。 [装備]クルーザー(全体に焦げ有り)、十字手裏剣(0/2)、衝撃集中爆弾 (0/2) 、マイクロチェーン(2/2) 核鉄(ピーキーガリバー)@武装錬金 [道具]地図、時計、コンパス 、強化外骨格「零」(カバン状態)@覚悟のススメ 454カスール カスタムオート(0/7)@HELLSING、13mm爆裂鉄鋼弾(35発)、ニードルナイフ(15本)@北斗の拳 女装服 音響手榴弾・催涙手榴弾・黄燐手榴弾、ベレッタM92(弾丸数8/15) [思考] 基本:バダンを潰す! 1:ハヤテの遺志を継ぎ、ナギを守る。 2:ナギ、かがみ、ヒナギクの安全の確保後、ラオウを倒しに行く。 3:アーカードを倒し散の仇を討つ。 4:DIOを倒す。 5:ジョセフ、劉鳳に謝罪。場合によっては断罪されても文句はない。 6:覚悟、パピヨンとの合流。 [備考] ※傷は全て現在進行形で再生中です ※参戦時期は原作4巻からです。 ※村雨静(幽体)はいません。 ※連続でシンクロができない状態です。 ※再生時間はいつも(原作4巻)の倍程度時間がかかります。 ※D-1、D-2の境界付近に列車が地上と地下に出入りするトンネルがあるのを確認しました。 ※また、零の探知範囲は制限により数百メートルです。 ※零はパピヨンを危険人物と認識しました。 ※零は解体のため、首輪を解析したいと考えています。 【柊かがみ@らき☆すた】 [状態]:左肩、左脇腹に打撲、精神消耗(大) [装備]:核鉄「激戦」@武装錬金、 巫女服 [道具]: [思考・状況] 基本:生きる 1:ハヤテの死にショック。 2:仲間と共にジョセフと合流。 3:さっき見た首輪の異変について、考えてみる。 4:神社の中にある、もう一つの社殿が気になる。 5:ジョセフが心配。 6:こなた、つかさと合流する。 7:三村に謝りたい。 [備考] ※少しZXに心を許しました。 ※アーカードを不死身の化け物と思っています。 ※「激戦」は槍を手から離した状態で死んだ場合は修復せずに死にます。 持っている状態では粉々に吹き飛んでも死にませんが体の修復に体力を激しく消耗します。 常人では短時間で三回以上連続で致命傷を回復すると意識が飛ぶ危険があります。 負傷して五分以上経過した患部、及び再生途中で激戦を奪われ五分以上経過した場合の該当患部は修復出来ません。 全身を再生した場合首輪も再生されます。 自己修復を利用しての首輪解除は出来ません 禁止エリア等に接触し首輪が爆破した場合自動修復は発動しません。 ※三村の留守電を聞き逃しました。 ※ボウリング場にかがみのメモを張っています。 ※主催者は目的は強者を決めることであり、その中にはイレギュラーもいると考えています。 ※波紋、ジョセフが知る吸血鬼の能力について知りました 【備考】 ※神社、寺のどちらかに強化外骨格があるかもしれないと考えています。 ※主催者の目的に関する考察 主催者の目的は、 ①殺し合いで何らかの「経験」をした魂の収集、 ②最強の人間の選発、 の両方が目的。 強化外骨格は魂を一時的に保管しておくために用意された。 強化外骨格が零や霞と同じ作りならば、魂を込めても機能しない。 ※2人の首輪に関する考察及び知識 首輪には発信機と盗聴器が取り付けられている。 首2には、魔法などでも解除できないように仕掛けがなされている ※2人の強化外骨格に関する考察。 霊を呼ぶには『場』が必要。 よって神社か寺に強化外骨格が隠されているのではないかと推論 ※三村とかがみについて 三村の吹き込んだ留守禄の内容を共有しています。 かがみと三村に対してはニュートラルなら姿勢です。 とにかくトラブルがあって、三村がかがみを恨んでいると事実がある、 とだけ認識しています。 ※ハヤテのDIOの能力についての知識と考察の情報を得ました。 目から弾丸を発射する能力(空裂眼刺驚)を持っている。 血を吸って仲間を増やすことができる(肉の芽については知りません。 一度DIOの仲間にされてしまった者は、救えないと考えています) ①時を操作する ②超スピードで動く+超高速の麻酔針発射装置、③その場にいる全員に集団幻覚を見せる。 DIOの力は、①~③のどれか、特に①が有力だと考えています。 ※『オー! ロンサム・ミー』のDISCはハヤテの死に引きずられました。 ※BADANに関する情報を得ました。 【BADANに関する考察及び知識】 このゲームの主催者はBADANである。 BADANが『暗闇大使』という男を使って、参加者を積極的に殺し合わせるべく動いている可能性が高い。 BADANの科学は並行世界一ィィィ(失われた右手の復活。時間操作。改造人間。etc) 主催者は脅威の技術を用いてある人物にとって”都合がイイ”状態に仕立てあげている可能性がある だが、人物によっては”どーでもイイ”状態で参戦させられている可能性がある。 ホログラムでカモフラージュされた雷雲をエリア外にある。放電している。 1.以上のことから、零は雷雲の向こうにバダンの本拠地があると考えています。 2.雷雲から放たれている稲妻は迎撃装置の一種だと判断。くぐり抜けるにはかなりのスピードを要すると判断しています。 ※雷雲については、仮面ライダーSPIRITS10巻参照。 ※かがみの主催者に対する見解。 ①主催者は腕を完璧に再生する程度の医療技術を持っている ②主催者は時を越える"何か"を持っている ③主催者は①・②の技術を用いてある人物にとって"都合がイイ"状態に仕立てあげている可能性がある ④だが、人物によっては"どーでもイイ"状態で参戦させられている可能性がある。 ※首輪の「ステルス機能」および「制限機能」の麻痺について かがみがやった手順でやれば、誰でも同じことができます。 ただし、かがみよりも「自己を清める」ことに時間を費やす必要があります。 清め方の程度で、機能の麻痺する時間は増減します。 神社の手水ではなく、他の手段や道具でも同じことが、それ以上のことも可能かもしれません。 ※ステルス機能について 漫画版BRで川田が外したような首輪の表面を、承太郎のスタープラチナですら、 解除へのとっかかりが見つからないような表面に 偽装してしまう機能のことです。 ステルス機能によって、首輪の凹凸、ゲームの最中にできた傷などが隠蔽されています。 ※S1駅にハヤテのジョセフに対する書置きが残っています。 前編 206 バカは死ななきゃ治らない 投下順 208 君にこの言葉が届きますように 206 バカは死ななきゃ治らない 時系列順 208 君にこの言葉が届きますように 201 笑顔 葉隠覚悟 215 交差する運命 201 笑顔 桂ヒナギク 213 Real-Action 189 ――の記憶 綾崎ハヤテ 死亡 200 姉 村雨良 213 Real-Action 200 姉 柊かがみ 213 Real-Action 197 天の道を往き、拳の王となる者 ラオウ 213 Real-Action
https://w.atwiki.jp/au156/pages/126.html
未編集(ここにクラメンの詳細が載る・・・のかな?)
https://w.atwiki.jp/yandere_bot/pages/12.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yamangelion/pages/272.html
人間族と竜人族は古来より深い関わりを持ち、種族の垣根を越え友好的な関係を築き上げていた。 しかし、種族のすべてが友好的なわけではなく、中には人間族を恨み、嫌う竜人もいた。 ブレアとヴァイトは幼少期に人間族によって両親を奪われ、それ以降2人きりで、人を襲って金品を奪い、荒れた毎日を過ごしていた。 とあるスラム街。 ブレア 「…ヴァイト」「来たよ」「…次の獲物が」 ヴァイト 「オーケー姉貴」「いつもの段取りで行こうぜ」 通行人 「…おや」「竜人族かい、珍しいね」 ブレア 「…気安く話しかけんな」 ブレアの鋭い爪が、通行人の男に襲い掛かる。 通行人 「な、なんだお前は!」「助けてくれえ!!」 ブレア 「ヴァイト、行ったよ」 路地へと逃げる男の先には、竜人族の少年が立ちはだかる。 ヴァイト 「よう、ハゲジジイ」「そんなに慌ててどこ行くんだよ?」 通行人 「こ、こっちにも竜人族が!?」 振り返り、来た道を戻ろうとする男の前にはブレアが待ち構える。 挟み撃ちに遭った男はその場に膝を付いた。 通行人 「俺が一体何をしたって言うんだよ…!」「頼むから命だけは見逃してくれ…!!」 ブレア 「話が早いじゃん」「別に命までは捕りはしないよ」 ヴァイト 「あぁ」「見逃してやる代わりに」「金目のモンは全部置いてけよ」 通行人 「人間と竜人は互いに助け合う関係じゃないのか…!」「この…悪魔の子め!!」 身ぐるみを剥がれた通行人は、捨て台詞を吐きながら走り去って行った…。 ヴァイト 「…聞いたかよ、姉貴」「俺達は【悪魔の子】だってよ」 ブレア 「…フン」「何も知らない癖に好き勝手言ってくれるじゃん」「…先に裏切ったのは」「テメェら人間の方じゃねーか…!」 ヴァイト 「…ま、人間共がどう言おうが関係ねぇ」「俺達は俺達の思うがままに生きる」「そうだろ姉貴?」 ブレア 「当たり前でしょ」「私が信じてるのはアンタだけ」「アンタが信じてるのは私だけ」「でしょ?」「…それにしても」「今日はこれで3人目」「金もたくさん手に入ったわけだし」「今夜は派手にやるか!」 ヴァイト 「流石姉貴」「そう来なくっちゃな!」 人間族と対立し、忌み嫌われている竜人族の姉弟。 幼い頃、人間族によって両親を奪われたブレアとヴァイト。 この過酷な世界を生き抜く為、そして亡き両親の恨みを晴らす為。 2人は度々人間を襲い、金品を奪い、生計を立てていた。 かくして今夜の獲物を仕留めた2人は、夜のスラム街へと消えていくのだった…。 -to be continued-