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それは俺が中学を卒業した春休みのある晩のことだった。 女手一つで俺を育ててきてくれた母親は何の脈絡もなしに言った。 須賀母「私、再婚することにしたわ」 京太郎「え?」 須賀母「あと、向こうにも娘さんが居るらしいから仲良くしてあげてね」 京太郎「えっ、えええええ!?」 母曰く明日から新しい夫と二泊三日で旅行に行くらしい。 そしてその間新しく家族になるという女の子と一緒に暮らして仲良くなれ、とのこと。 ど う し て こ う な っ た 京太郎「で……その再婚相手が……」 須賀母「そう!この宮永界さん!」 京太郎「宮永って、まさか……」 須賀母「うん、あんたと同じクラスだった宮永咲ちゃんのお父さんよ」 京太郎「な、なんだってえええええ!?」 須賀母「あ、来たわよ」 界「やあ京太郎くん」 京太郎「お、おはようございます」 界「三日間、咲を頼むよ」 京太郎「は、はあ……」 宮永咲 好感度67 咲「お、おはよう京ちゃん」 京太郎「ああ、おはよう咲」 ……気不味い! まさか咲が俺の家族になるなんて……俺、これからどうなるんだ!? 咲「えっと、中入って良いかな?」 京太郎「お、おう!取り敢えず入れ入れ」 つーわけで咲を我が家に招き入れる。 これからコイツと家族になるなんてどうにも調子が狂うな。 咲「わ、私達これから兄妹になるんだよね……それとも姉弟かな?」 京太郎「ああ、そうだなどっちが兄か姉か、一応誕生日は俺のが遅いけど……」 咲「それじゃあ……私がお姉ちゃんだね!」 京太郎「なんか、やっぱ変な感じだな」 咲「ほらほら、お姉ちゃんって呼んでいいんだよ?」 京太郎「そうか、呼び方も変わる……のか?」 咲「まあ別にいままで通りでも良いけど」 京太郎「うーん、そうだな……」 京太郎「よし決めた!これからは咲のことは…… 京太郎「やっぱ咲のままで!」 咲「うん、それが一番しっくり来るね」 京太郎「ああ」 関係が姉弟に変わっても、やっぱり今まで通りが一番だな。 咲「それで、これからどうする?」 京太郎「そうだな、まだ朝だし……」 京太郎「どっか出かけるか」 咲「いいね、どこいくの?」 京太郎「そうだな、それなら……」 京太郎「近くの公園でも行こう」 咲「わかったよ」 京太郎「それじゃ早速出かける準備だ」 京太郎「あー……」 ヤバい、何を話そう。 咲「うぅ……」 公園に来たは良いものの会話が始まらない。 やっぱり何かこう変な距離感が。 時計を確認するともう昼近くになっていた。 京太郎「……帰るか」 咲「うん」 家に帰って昼食を取る。 京太郎「午後はゲームでもして遊ぶか」 咲「ゲーム?」 京太郎「ああ、やり方わかるか?」 咲「わかんない」 京太郎「それじゃあ操作方法はだな……」 咲にゲームの操作方法を一通り教えてゲームスタート! 咲「わわっ、キノコ来てるよぉっ」 京太郎「それは取っても大丈夫な奴だ!」 咲「じゃあ、このキノコは!?」 京太郎「それは触ったら死ぬ!」 咲「なんか甲羅が跳んできたぁ!?」 京太郎「あ、すまんそれ俺が投げた」 咲とやったのは二人で協力プレイ出来るゲーム。 なんだかんだで咲も楽しむことが出来たらしい。 死ぬ度に「もう一回!」と言う咲に付き合っているといつの間にか夜になっていた。 京太郎「ん、暗くなってきたな」 咲「お風呂とご飯どっちにする?」 京太郎「うーん、そうだなぁ」 京太郎「風呂から、かな」 咲「京ちゃん先に入る?」 京太郎「俺は後で良いから咲が入ってこいよ」 咲「ありがと京ちゃん、それじゃお先にー」 京太郎「おう、ごゆっくりー」 咲「良いお湯だった~」 京太郎「お、上がったか」 そう言って振り返るとそこには、タオルを一枚身体に巻いただけの咲が居た。 京太郎「お前なんつー格好を」 咲「え……?ってやだ!いつもの癖でっ」 普段はお風呂あがりにタオル一枚なんすか咲さん。 ってそんなことを考えてる場合じゃない。 タオルから伸びるお湯で火照った健康的な手足から目を背ける。 京太郎「早く着替えてこいっ」 咲「う、うん!」 咲(京ちゃんに恥ずかしいところ見られちゃった……) 咲(でも、姉弟だしそんなに気にすることじゃない……のかな?) 咲「ふぁあ……んぅ」 京太郎「眠そうだな」 咲「ちょっとね……昨日は色々あって疲れたし」 京太郎「そんじゃ、そろそろ寝るか」 咲「うん、おやすみ京ちゃん」 京太郎「おやすみ咲」 挨拶を交わして二人別々の部屋に入る。 咲にはひとまず使われてなかった空き部屋を使ってもらうことにした。 それにしても大変な一日だったな。 ……咲と二人きりで一つ屋根の下で寝るなんて、不思議な気分だ。 一日目が終了しました 咲が我が家に来てから2日目。 目覚ましがやかましく鳴っている。 正直、まだ眠い。出来ることならもっと寝ていたい。 ただ早起きは三文の得なんて言葉もあるしなぁ。 そんなことを考えながらぼんやりと目を開ける。 どうするかな……。 京太郎「いや、起きよう」 咲が来て初めての朝だしな、だらしない姿を見せるわけにはいかん。 さて、咲の奴を起こしに行くか。 咲「すぅ……」 ぐっすり眠ってますねこのお姉さんは。 さて、ここは弟として起こしてあげますかね。 咲「んぅ……私が、お姉ちゃん……えへへ……」 不覚にも可愛いと思ってしまった自分が居る。 京太郎「おーい、咲起きろー」 咲「ふぇ……?」 京太郎「お早うございますお姉さま」 咲「あ……おはよ……」 京太郎「朝飯準備しとくから降りてこいよー」 咲「ありがと……」 咲「ふぁあ……」 京太郎「まだお眠か?」 咲「むっ、馬鹿にして!私がお姉ちゃんなんだよっ!?」 京太郎「はいはい、お姉ちゃんお姉ちゃん」 咲「京ちゃん絶対馬鹿にしてるでしょ!?」 京太郎「してないしてない」 咲「してるもんっ!」 京太郎「よし、今日も出かけようぜ咲!」 咲「うん、いいよ!」 昨日のリベンジだ!今日は上手くやるぞ! 京太郎「今日は遊園地に行くぞ!」 咲「おー!」 俺たちがやってきたのは『長野ネズミーランド』 真実を知るとネズミに夢の国へと連れて行かれるとか長野と言いながら千葉にあるとかそういうことは無い。決して無い。 それじゃあ咲と二人で楽しむぞー! 京太郎「じゃあ、お化け屋敷に入るか」 咲「お化けっ!?」 京太郎「フフ……怖いか?」 咲「こ、怖くなんかないもんっ」 京太郎「そうか、それじゃあ行こう」 咲「京ちゃんこそ、怖かったらお姉ちゃんに頼っていいんだからねっ」 京太郎「はいはい」 そう言ってお化け屋敷に入り歩くこと数歩。 お化け(の仮装をした係の人)が突然姿を現す。 咲「お、おおおお化けええっ」 完全にビビりまくって俺の腕にがっしりと抱きついてくる咲。 それからお化け屋敷を出るまで咲は俺の腕を離さず、出た時には半泣きになっていた。 咲「うえぇ……京ちゃんぅ……」 京太郎「すまんすまん、俺が悪かったから、だから泣き止め、な?」 そうして号泣する姉の頭を撫でながら俺は遊園地を後にした。 京ちゃんは、私にとって仲の良い同級生だった。 けど……。 京太郎「ほら、いい加減泣き止んで一人で歩け」 一昨日の晩突然再婚の話を聞かされて、京ちゃんと姉弟になって。 最初は少し戸惑ったけど、今は思うの。 京ちゃんは、優しくてカッコいい頼れる弟だ……って。 だから私もしっかりしたお姉ちゃんになって、家族四人で仲良く暮らして行けたら良いな。 なーんて、京ちゃんが聞いたら笑うかな? 京太郎「やっと帰ってこれたぁ」 咲「そんなに遠くないでしょ?」 京太郎「ああ、どっかの大泣きした誰かさんを引きずって歩かなきゃな」 咲「大泣きなんてしてないっ」 京太郎「いーや、した!」 京太郎「さて、午前は遊んだことだし昼からは家事に精を出そう」 咲「家事ね、お姉ちゃんに任せない」 京太郎「すっげえ不安」 咲「うるさいなあもう!」 京太郎「どうどう、そんじゃ早速始めようか」 咲「何からやるの?」 京太郎「夕飯を作ろう」 咲「よし来た」 京太郎「危ないから咲は包丁は持っちゃ駄目だぞ?」 咲「京ちゃんっ!」 京太郎「悪い悪い、それで何食べたい?」 咲「そうだなあ、京ちゃんが食べたいもので良いよ?」 京太郎「いや俺も何でもいいし咲が決めろよ」 咲「それじゃあハンバーグにしよう」 京太郎「ほう、何故?」 咲「え?だって男の子ってハンバーグ好きでしょ?」 京太郎「否定はしない」 咲「できたっ!」 京太郎「お、どれどれ?」 咲「じゃーん」 京太郎「すげえ!うちの母親のハンバーグより美味そうだ」 咲「ふっふっふ、お姉ちゃんの腕前はどんなもんよ」 京太郎「まさか咲にこんなスキルが有ったとはなぁ」 咲「ひょっとして私馬鹿にされてるっ!?」 京太郎「もう夜かあ」 京太郎「晩飯も食い終わったし風呂に入るか」 咲「そうだね」 京太郎「今日はどっちが先に入る?」 咲「私はどっちでもいいけど」 京太郎「じゃあじゃんけんで勝った方が先ってことで」 咲「おっけー、それじゃあいくよっ」 「「じゃんけんっ」」 京太郎「……負けたか」 咲「えっと、それじゃあお先にー」 京太郎「ああ、風呂で寝るなよー?」 咲「そんなことしないよっ!」 咲「京ちゃーん!着替えとってー!!私の鞄の中に入ってるからー!!」 咲が風呂に入ってしばらくしてからそんな声が聞こえてきた。 京太郎「まったく……何やってんだ……」 仕方なく咲の着替えを取りに行ってやることにする。 しかし……。 京太郎「白、か……」 鞄を開けて最初に目に入ったのは純白のパンツ。 友人曰く「姉の下着なんか見ても興奮しねえ」とのことだが義姉の、それもつい最近まで同級生だった少女の下着だ、興奮しないわけがない。 京太郎「……って何考えてんだ俺は!」 何とか雑念を振り払って咲の元へ着替えを届ける。 意識しなくなる日なんて、来るのかねえ……。 京太郎「もう遅いしそろそろ寝るか」 咲「そ、そうだね」 何故かそわそわしてる咲。はて、トイレでも我慢してるんだろうか? まあもう眠くなってきたしさっさと寝よう。 咲(どどどどど、どうしよう……京ちゃんもう寝ちゃうよ) 咲(でも一緒に寝よなんて言ったら何て言われるか……) 咲(姉弟っぽくて良いと思うんだけど、いざ言おうと思うと恥ずかしい……っ) 京太郎「ん?」 なんだろう、咲は なにかいいたそうなめでこちらをみている って感じだな。 うーむ 京太郎「咲、どうかしたか?」 咲「えっ……うー、その……」 京太郎「……?よく分かんねーけど何も無いならもう寝るぞ?」 咲「まっ、待って!」 京太郎「ん」 咲「その……一緒に寝ない?」 京太郎「ああ、いいぞー……って、はあ!?」 咲「ち、違うよ!?変な意味とかじゃなくてっ」 京太郎「じゃあ何なんだよ」 咲「いや……その、同じ布団で寝るとか姉弟っぽいかなー、なんて」 京太郎「俺たちもうすぐ高校生だぞ?」 咲「だめ、かな?」 京太郎「……仕方ねえな」 咲「じゃあ……」 京太郎「ああ、俺の部屋来い」 咲「うんっ!」 咲「なんか、いいね」 京太郎「そうかぁ?」 俺と咲は俺の布団で二人並んで寝ることにした。 まあ咲の奴も過剰に近づいてくる気配も無いし何より咲だ、間違いが起こることも無いだろう。 咲「……ちょっと、懐かしいかも」 京太郎「懐かしい?」 咲「うん、小さい頃はよくお姉ちゃんとこうやって寝てたの」 咲「お父さん達が離婚した時に別々になっちゃったんだけどねっ……って京ちゃん?」 少し寂しそうな表情で語り始めた咲を、俺はいつの間にか抱きしめていた。 京太郎「……俺は、一緒に居てやるからな」 咲「京ちゃん……」 京太郎「それに、心配で一人に出来ねえよ」 咲「もう、そうやって馬鹿にして」 京太郎「心配なもんはしょうがないだろ」 咲「うん……ねえ、京ちゃん」 京太郎「なんで?」 咲「姉弟って、暖かいね」 京太郎「ああ、そうだな」 咲「私、もう寝るねっ、おやすみ」 京太郎「おやすみ」 そうして俺は咲の頭を撫でながら咲が眠りに就いたのを確認するとゆっくり瞼を閉じた。 朝の日差しが眩しい。 ぼにんやり目を開けると隣には咲の寝顔があった。 眠い……。 どうするかな…… 咲「……きて、朝だよ京ちゃん」 身体を揺すられ俺は目を覚ました。 そして視界に入ってくるのは可愛い義姉の笑顔だ。 咲「もう、やっと起きたっ」 咲「ちゃんと一人で起きなきゃ駄目だぞー?」 満面の笑みでほっぺたを引っ張ってくる咲、そんなに咲に起きれたのが嬉しかったか。 お姉ちゃんぶっちゃってまあ、ういやつめ、この。 咲「そろそろお父さん達帰ってくるよ?」 忘れてたけどもうそんな時間か。 咲との二人っきりの生活もこれで一先ず終了かあ。 そう思うと感慨深い。 この三日間色々有ったけど、割と楽しかったかな。 ちょっと危なっかしいしぽんこつ気味だけど、こんな可愛らしい義姉が出来て、俺は幸せだな。 なーんて、恥ずかしくて咲には言えねえな。 咲「ほら京ちゃん起きて起きて」 京太郎「あー、わかったわかった」 うん、こんな生活も悪くないかな。 《宮永咲編 カンッ!》
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430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 19 46 51 ID +kCU95eP 聡は風呂上がりのりっちゃんも前髪おろしたりっちゃんも毎日見れるんだよな。 聡ーーーー!!!!! 438 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 19 55 45 ID 67wDqVOy 430 で、それを見て顔を赤らめてる聡は律お姉ちゃんにからかって貰える訳ですね …何と言う涅槃 441 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 19 59 47 ID +kCU95eP 438 夏場、キャミと短パンでうろつくりっちゃんを見て思春期な聡は目のやり場に困る。 それを見た律が「何照れてんだ~、うりうり」とか言って肩組んで頭をぐりぐりされたり .....ふぅ。 聡のおかげで妄想の幅がグッと広がるわ 442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 20 03 38 ID jY34iI7v 441 寧ろ 律「ふぃー一番風呂はいいねぇ。聡次入れよ」 聡「んー、わかったー。 ……」 律「? どうした?私の身体なんか見て。…もしや」 聡「何で親近相姦みたいな反応してるんだよ。いや、見てたけどさ」 律「ほら、やっぱ見てたんじゃん。って、早く風呂入れって」 聡「わかったってば」 律「私は牛乳牛乳~」 聡「澪さんは成長してるのになぁ…」バタン 律「ごふっ。さ、聡!お前っ!!」 出典 【けいおん!】田井中律は姉御肌可愛い31【ドラム】 名前 コメント すべてのコメントを見る
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律「じゃあな~」 澪「おつかれ」 紬「さようなら」 紬(梓ちゃん、頑張って) 唯「じゃあね~」 梓「失礼します」 唯「…………」テクテク 梓「…………」テクテク 唯「…………」チラッ 唯「あ、あずにゃん」 梓「! な、なんでしょうか……」 唯「あの、お昼のこと……」 梓「…………」 唯「あの……」 梓「い、いきなりあんなこと言ってすみませんでした///」 唯「あずにゃん……」 梓「で、でも、あれは私の本当の気持ちです。だから……その……///」 梓「明日、明日返事ください。お昼に、部室で待ってます///」ダッ 唯「あずにゃん!」 唯「行っちゃった……」 唯「明日……」 唯(……私、どうすればいいんだろう) ~♪ 澪「ふぁ~。ねむ……」 澪(新曲の歌詞作りあんまりはかどらなかったなぁ……) 澪「一時か、寝よ」 澪(修学旅行の写真)チラッ 澪(唯、可愛いな///) 澪「寝よ寝よ」バフッ カチカチ... 澪「ん……」 澪「…………」 澪「…………」ゴロン 澪「……ん~」 澪(寝付けない)イライラ 澪(唯はもう寝たかな。寝坊助だからもう寝ただろうな)クスッ 澪(…………) 澪(羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹……羊が……) 澪「…………」クゥクゥ プルルルル プルルルル プルルルル ~♪ 唯「ふう……」 唯(なんだかギー太を上手く歌わせられないや……) 唯「ごめんね、ギー太」 唯「一時かぁ、もう寝なきゃ」 カチカチカチ... 唯「んん……」ゴソゴソ 唯(明日……、あずにゃんにお返事しないといけないんだよね) 唯(どうしよう。私はどうすればいいんだろう) 唯(澪ちゃん、私、どうしたらいいと思う?) 唯(怖い……) 唯「…………」 唯「…………」 唯(眠れない……) 唯(…………) 唯(やっぱり澪ちゃんに電話して……) プルルルル プルルルル プルルルル 唯(出ない……。もう寝ちゃったのかな) 唯(怖いけど……やっぱりこういうことは自分で決めないと。あずにゃんに申し訳ないよね……) チュンチュン 澪「あふぁ~。ねむ……」 澪(あまり眠れなかったなぁ) 澪(あれ、随分早い時間に起きたな) 澪(でも二度寝したら遅刻しそう) 澪(食欲が湧かない) 澪(おにぎり一つだけでも) 澪(昨日歌詞進まなかったから今朝は音楽室でちょっとでも進めよう) 澪(律にはメール打って……) 澪(やっぱり今の時間じゃ返事こないよな) 澪「ママ、いってきまぁす」 …… チュンチュン 唯「あふっ……。ね、むい……」 唯「…………」 唯「起き、ないと」ボーッ 憂「お姉ちゃん? おはよう今朝は早いね。制服まで着て」 唯「おはよう、うーいー……」 憂「ま、まだ寝てたほうがいいんじゃない? すっごく眠そう」 憂「いつもの時間に起こしてあげるから」 唯「いいよ……。ちょっと先に学校に行くね」 憂「え、朝ご飯は? お弁当だってまだ」 唯「学校でギー太弾いて目をさますよ……」ボーッ 憂「あ、まって、これだけでも」ヌリヌリ 憂「はいっ。あとパック牛乳」 唯「はくっ。あふぃふぁふぉ~。いっふぇふるへー」モグモグ 憂「お姉ちゃん、車に気をつけてね!」 憂(お姉ちゃん昨日から元気ないな……。何かあったのかな) …… ガチャガチャ 澪「あ、音楽室の鍵かかってる……って」 澪「今さっき借りてきて手に持ってるのに忘れてるとは。我ながら情けないな」カチャ 澪(まだぼーっとしてる。なかなか眠気が抜けない……) 澪(ノート、シャーペン、消しゴム) 澪(新しい歌詞、新しいかし、あたらし……)カクン 澪(…………)グー … 唯「あ、そだ音楽室の鍵……開いてる?」カチャ 唯「誰かいますか~……」 唯「……!」 唯「澪、ちゃん?」 唯「寝てる」 澪「」スゥスゥ 唯(新曲作ってたのかな。澪ちゃんも今日は早起きだったんだ) 唯(隣、いいよね)ギシ 唯(寝顔可愛いなぁ。髪もすっごくきれい) 唯(触っても……)サラッ 唯(わっ、サラサラ、いい香り~)クンクン 澪「」スゥスゥ 唯(ほっぺも触っちゃお)プニプニ 唯(やわらか~い) 澪「ん……」 唯「!」ドキンッ! 澪「」スゥスゥ 唯「ふぃ~」ドキドキ 唯「澪ちゃん……。私あずにゃんに告白されちゃったんだ」 唯「きっと私が澪ちゃんに感じてるのと同じ気持ちなんだと思う」 唯「どうしたらいいのかな……? 澪ちゃんに言って貰えれば、私決められると思う……のに」 唯(…………)スリスリ 唯(綺麗……。肌スベスベ……唇も)ドキドキ 唯(いたずらでキスとか……いたずらだしいいよね……)ドッキンドッキン! 唯「んっ……澪……ちゃん」スッ 澪「ん……律ぅ?」 … 澪「んん~。ふぁ~あ。寝ちゃってたか。んあっ、時間!」 澪「ほっ、大丈夫か。なんか誰かいたような感じがしたけど、気のせい、だよな。あはは、はは……」 キィ... 澪「あれ……扉が少し開いてる……。きょ、教室に行こう。早く」ガクガク …… 唯「はぁ、はぁ、んっく……、はぁ、はぁ……」グッタリ 律「おっはー唯!」 唯「りっ、ちゃん?」 唯「…………」 唯「お、おは~」ニコッ 律「どうしたんだよそんなに息切らせて」 唯「あは、あはは。今日珍しく早起きしたんだけどね、なかなか眠気が取れないから、ここまで、走ってきたんだぁ」 唯「ふぅ~、やっと息が整ってきたよ」 律「おいおい朝からすげー元気だな。とりあえず教室入ろうぜ」 唯「そ、そだね。りっちゃんも今朝は早いんじゃない」 律「ああ、澪が今日は学校で歌詞作るから先に行くってメールしてきたので起こされてさぁ」 唯「」ドキンッ 律「そっからすぐ用意したんだけど、澪んち行ったらやっぱもう学校行ったっていうからそのまま普通に来たんだ」 唯「そ、そう」 紬「おはよう。唯ちゃん、りっちゃん」 律「おはムギっ!」ビシリッ 唯「おはよう、ムギちゃん」 和「おはよう、みんな。……珍しいわね、唯が私より早く来るなんて」 唯「あは、あはは……」 澪「おはよう。なんだみんなもう揃ってるのか。何かあったっけ?」 唯「…………///」カァッ 律「なんだよ澪ぉ~私をおいて先に学校行っちゃうなんてぇ」クネクネ 澪「朝から気持ち悪いことするな!」ペシ 唯「……トイレ行ってくる」ガタッ 和「?」 唯「…………」テクテク 和「唯~」タッタッ 唯「……和ちゃん」 和「どうしたの? 少し顔色悪いわよ。澪とのこと?」 唯「そ、そんなことないよぉ。あ、ちょっと朝早く起きたからかな」 和「……そう。具合悪くなったらすぐ言うのよ」 唯「うん。ありがと」 和「…………」テクテク 唯「……和ちゃん、あと何かあるの?」テクテク 和「え? 私もトイレに行こうと思って」 唯「あ、そうなんだ」 …… 澪「…………」ボーッ 律「でさぁ。って、澪聞いてる?」 澪「あ、ごめん。なんだっけ」 律「んだよ。お前最近ぼーっとすること多いな。何か悩み事があるなら幼馴染みであるこのりっちゃん様が相談にのっちゃうぞぉ」 澪「大丈夫だよ。別に悩み事なんて」 澪(そんなにボーッとしてるかな。自分じゃ気づかないけど) 澪(唯、少し具合悪そうだったけど大丈夫かな)ボーッ …… 憂「お姉ちゃん」 唯「憂。どうしたの? ここ三年生の階だよ。間違えたの?」 梓「違いますよ。唯先輩じゃないんですから」 唯「あずにゃん……」 和「二人ともおはよう」 梓憂「おはようございます」 憂「お弁当届けに来たの。まだHR始まってないと思ったから」 唯「おー。ありがとう。憂はいいこだねぇ」ナデナデ 憂「お姉ちゃん恥ずかしいよぅ」テヘヘ 唯「あ、あずにゃんも……付き合わせちゃってごめんね」 梓「いえ。ついでですから」 和「ついでって澪達にでも用事があるの?」 梓「い、いえ。もう用事は済みました///」 憂「ごめんお姉ちゃん、私たちもう行くね。そろそろ時間だし」 唯「うん、憂ありがとうね。あずにゃんも、また……」 梓「はい。それじゃ唯先輩、和先輩失礼します」 憂「失礼します」 和「唯あなたいつまでも憂ちゃんに負担かけてばかりいちゃだめよ。もう三年生も半ばよ。」 唯「う~ん、そだね、そろそろしっかりするよ。私お姉ちゃんだもんね」 和「と、いう会話を小学六年生くらいからしてるわよね」 唯「うっ……」 …… 憂「梓ちゃん。用事ってよかったの?」 梓「え? あ、うん。大丈夫」 憂「…………」 憂「あ、そっか。わざわざ気を使わせちゃってごめんね」 梓「へ?」 憂「私が今朝お姉ちゃんの話したから心配してくれたんでしょ」 梓「いや、別にそういう訳じゃ」 憂「えへへ」 梓「ううっ……///」 梓(でも唯先輩、今朝は抱きついてこなかったな……そうだよね) 梓(昼に会うのに思わずついて行っちゃって、迷惑だったかな) 憂(ふぅ……。お姉ちゃんには悪いけど、梓ちゃんも私の大切な友達だから……) 純「おっはよー」 憂「おはよう純ちゃん」 梓「おはよ、純」 純「ね、明日学校終わったら三人で遊びに行かない? 明日は部活休みなんだ」 梓「なによ藪から棒に。それに私普通に明日も部活あるんだけど」 純「私だってあるよ。部活終わってからって言ったじゃん」 梓「言ってないってば」 純「憂は?」 憂「う~ん。多分大丈夫だと思う」 純「じゃ、部活もあるから六時に校門で待ち合わせってどう?」 梓「ちょっと勝手に決めないでよ。話早いよ明日のことでしょ」 純「憂は一度帰ったほうが楽かもね。どこ行きたいか決めといて」 憂「そうだね。お姉ちゃんに連絡して大丈夫だったら」 梓「もうどうにでもして……」 純「梓は行きたいところあるー?」 …… 澪「唯、あのさ、きょ、今日のお昼、庭で食べないか」 唯「お昼……。ごめんね、ちょっと私、お昼に用事あるんだ……」 澪「ならその用事終わるまで待ってるよ」 唯「…………」 唯「ごめん。ちょっとお昼いっぱいに長引きそうなんだ」 澪「そうなのか」シュン 唯「あ、でも、早く終わるようだったら連絡する」 澪「そっか」ニコ 唯「澪ちゃん、あの……」 澪「ん、なに?」 唯(梓ちゃんの告白どう応えればいいと思う?) 唯(……聞けないよ) 澪「唯?」 唯(だってあずにゃんに失礼だし、澪ちゃんは……) 唯「な、なんでもないよ」 澪「……唯、心配事あるなら私に言ってくれよ」 澪「私さ、唯に散々迷惑かけてお世話になってるだろ」 澪「私も唯の力になりたいんだ」 澪(唯のためにしたいんだ。……とは言えない。恥ずかしい……///) 唯「うん……。ありがとう」 キーンコーンカーンコーン 澪「じゃあお昼余裕できたら連絡ね」 唯「うん……」 13
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| 2010.01.29 | Friday | 動画関連 | 14 30 | comments(31) | - | by 平成のタネマシンガン | アゲタンク コメント コメ1ゲット^^ さっそくみてくるでやんす 2010/01/29 2 33 PM 1ゲt・・・orz 2010/01/29 3 07 PM そろそろレベルがきついでやんす レベル上げ回を作ってもいいと思うでやんす やんす厨 2010/01/29 3 08 PM おめでとう みやなべ 2010/01/29 3 30 PM うぽつんく タナカ 2010/01/29 4 15 PM 見たよー うんこたん、楽しかったよー( ´ ▽ ` )ノ 2010/01/29 4 50 PM うんこちゃんコミュ10000人超えおめでとうでやんす 褒美にオプーナを実況する権利をやるでやんす 2010/01/29 4 51 PM どのパートでヤマブキとうちゃくした? f 2010/01/29 5 40 PM うんこちゃん真ん中下設定が勝ち抜きに変わってるので戻すでヤンス 725 2010/01/29 5 42 PM パート37お疲れ様です。 いきなりですが、アドバンスでは、がくしゅうそうちを持たせたポケモンと戦ったポケモンで経験値を分けます。 なので御三家でサクサク倒しながら弱いポケモンを育てられます。 がくしゅうそうちは上の段ではカナズミシティの左上のビルっぽいところの社長からもらえます。 下の段ではセキチクの右のゲートで図鑑50匹以上でもらえます。厳しいですが新生イワたんに役立つと思います。 あとヤエガシさんはそろそろ1画面解禁してでも進めてあげて下さい。 私生活と健康を大事にこれからも頑張ってください! 信者A #right(){2010/01/29 5 53 PM} うんこちゃん、僕も初代厨なので気持ちはわかるんですが、 それでも上画面完全放置はダメですよ。 確かに下3つは今佳境に入って来ていて、楽しいのは解るんですが、 上3つも、ここから佳境ですよ。伝説云々言ってる場合じゃないです。 難しいのはわかりますが、がんばって「6画面で」クリアしてください。応援してます。 2010/01/29 6 09 PM 上画面がかなり遅れてるでやんす 5時間くらい集中的に上画面を進めたほうがいいでやんす 2010/01/29 6 26 PM 次こそは八重樫たん頼むよ! 2010/01/29 7 14 PM うんこちゃん 今回も楽しめたでやんすww 今後も無理な公約たててプレイしていってほしいでやんすww 伝説ポケゲットに奔走しているうんこちゃんを妄想・・・想像してニヤケてるでやんすw 右上カワイソスww 乙!!! 2010/01/29 7 29 PM パワプロpart7最終回前編の、 sm9238432←前 のリンク先がpart3になってるでヤンス 2010/01/29 7 39 PM 上はこれから長いイベントがあるからあんまり放置はいけないでやんす 2010/01/29 7 49 PM うんこちゃんこんばんみー! はじめてコメントするでやんす いつも楽しませてもらってます! 相変わらずのカオスっぷり堪能しました。 初コメントでいきなりこんなこというのは 申し訳ないのですが、 6画面という難しい操作の中、 四苦八苦しているようなシーンも 6ポケの楽しみでもあるので、 出来るのであれば、カットはいれないでほしいでやんすぅぅぅぅ>< これからも頑張って下さいでやんす。 かれいらいすはうんこ色 2010/01/29 9 03 PM ポケモン完全新作発売されるでやんす こば 2010/01/29 9 24 PM はじめまして。 自分もパワプロ8はずっと好きだったのですがうんこちゃんの動画を見てまたやりたくなりセントラルタワーの試合を録画しました。 是非うんこちゃんに見てほしいです(`・ω・´) よろしくお願いします。 しむしむ 2010/01/29 10 05 PM いつも元気もらってます あお 2010/01/30 9 39 AM 俺の主観コメで申し訳ないけど 俺はパワプロをやっているうんこちゃんのほうが好きだ! 2010/01/30 10 11 AM イワたんが育っててイワたん厨の俺、大歓喜!!!!!!!!! しゅう 2010/01/30 11 27 AM うんこちゃん上が放置プレイで涙目でやんす あとこれからレベル上げしたほうがいいでやんす とにかくうぽつでやんす やんす厨のAさん 2010/01/31 11 55 AM イワたんその他のレベル上げ回を作ってほしいでやん巣。 今年の大晦日に生で四天王攻略してほしい。 チャージマン 2010/01/31 6 49 PM 単発で、電卓を実況するとランキング1位ねらえると思うでやんす 2010/01/31 9 36 PM うp乙でやんす! メノクラゲなどは特性「ヘドロ液」を持っているのできゅうけつやギガドレインなどを使うと逆に体力が減るので注意するでやんす! 2010/01/31 10 31 PM うんこちゃん、次のポケモンも楽しみ♪ 家では、疲れた時はうんこちゃんの声が BGMです笑 2010/01/31 10 34 PM うんこちゃんが蛟にあげたポケモン昨日の配信で交換されてたでヤンス レナ 2010/02/01 12 21 AM ↑にもあるかと思いますがパーティを固定するのであれば上画面3つで カナズミ(最初のジムの街)のビル(八重樫さんがお怒りになられた所)でがくしゅうそうちを取るべきかと思います ジュカイン・キモリなどを使ってでんぶ・ピータパンなどを育てられるので このままだと薬漬けにでもしないと四天王に勝てないと思うので頑張ってください! 指示厨 2010/02/01 7 44 AM 管理者の承認待ちコメントです。 {- 2010/02/02 5 26 AM}
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俺「律~、なんか食い行くか?」 律「そ~だなぁ、ちゃんぽんいこうぜ!」 俺「いいな。リンガーハット」 律「私はちゃんぽんセットで、◯◯は皿うどんセットね♪」 俺「勝手に決めるなって」 律「これだったら両方食べられんじゃん?」 俺「そんな事いっときながら、毎回半分近くもってかれるけどな」 律「気のせいだってwじゃあさ、皿うどんを単品でもう1つ頼めばいいじゃん♪」 俺「それは盲点だった・・・って、俺は皿うどん1.5人前じゃんか!」 律「ばれたか!」 俺「当たり前だー!」
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唯「ふぇ?」 憂「雪見だいふくの日らしいよ、お姉ちゃん」 憂「今日、というか昨日が」 唯「そうなんだ。知らなかったな」 唯「昨日教えてくれればよかったのに」 憂「昨日は買ってこれなくてね」 憂「と言うわけで今日買ってきました雪見だいふく」 唯「おおー真っ白い!」 憂「もちもちだよ~」 憂「半分こしようね~」 唯「ありがとう。ういー」ナデナデ 憂「えへへ~」 唯「うーん冷たいね」 憂「うん。でもおいしいよ」 唯「寒い日に食べるアイスはなんておいしいんだろう」 憂「急に食べたくなるよね」 唯「暑い日も寒い日もアイスがあれば生きていける」 憂「大げさだよお姉ちゃん」 唯「そんな気がするんだ」 憂「だいふく冷たいうちに食べちゃおう」 唯「おっとそうだったね」 憂「ちょうど二個入りだからいいね」エヘヘ 唯「私達にぴったり!」 ――ペリペリ 憂「雪のように真っ白でオモチのようにふんわり」 唯「それが雪見だいふくなのです」 憂「はいスティック」スッ 唯「ありがとう。それじゃあ食べよう」 憂「つめたーいひんやりする~」 唯「おおのびるのびる」ニョローン 憂「あ、結構がんばるね」 唯「もうひょいもうひょい」 憂「もう少しのびれば新記録!?」 ――ぷちん 唯「あらら」シュン 憂「ざーんねーん」 唯「もう、だいふくめ~」 憂「今日のだいふくは機嫌がよろしくないの」 唯「そんなだいちゃんは一口で食べちゃう」パクン 憂「わあ、おっきなお口」 唯「んーーーつめひゃいー」ヒョー 憂「とても幸せそう」ニコニコ 唯「お口の中がね、甘くてね、冷たくてね、おいしいの」 憂「買ってきてよかったあ」 唯「おてがらだよーういー」ナデナデ 憂「ふふふ」 唯「うい早く食べないととけちゃうよー」 憂「だいふくはとけないけど……お姉ちゃん食べたい?」 唯「ちょっとだけ~」エヘ 憂「もうっ」 唯「そんなこと言いながら憂はわけてくれるのでした」 憂「……そんな顔されたらしかたないなあ」 憂「はい、あーんしてぇ」 唯「あーーーん」 憂「お姉ちゃんのお口めがけて」スー ――ぱくん 唯「んんーおいしいですねーー!」 唯「ういのはおしいよー」 憂「どっちもかわらないよ~」 唯「ういーもっとー」 憂「しかたないなぁ」 憂「って今のでなくなったよ」 唯「ええーー」 憂「一つしかないしね」 唯「あいすーーたべたーーいーー」 憂「わがままだねぇ。お口にチャックしちゃうよ」キュ 唯「もがもが」 憂「アイス他にあったかな」トテトテ 憂「冷凍庫を開けまして中身チェック」フムフム 憂「わあ、予備用のピノ発見です」 憂「名前がかわいいよね。ピノ」 憂「おいしい名前。かわいい名前。お姉ちゃんにぴったり」 憂「はいお姉ちゃん新しいアイスだよ~」トテトテ 唯「もがもが」 憂「お口開けようね」キュ 唯「ぷはー」 憂「はい新鮮な空気すってーはいてー」スーハー 唯「空気がうまい!」 憂「こちらはもっとおいしいアイスですよ~」スッ 唯「アイスもうまい!」 憂「さあ、そのおいしいアイスの名前は~」 唯「は~?」 憂「ピノ!」ジャーン 唯「おー!ピノ!!」 唯「かわいい名前ですねー」 憂「昔そんな名前の女の子が居たからね」 唯「だからかわいいのかー」 憂「そうだね。たぶん」 憂「さあ箱で買ったから、たーんとお食べ」 唯「いっぱい食べます!」 憂「お夕飯もいっぱい食べたのにね」 唯「アイスは別腹!甘いもの別腹!!」 憂「おなかこわさないように食べましょう」 唯「うんーはやくちょうだーい」 憂「はーいあーーん」 唯「ぱくん」 唯「んんーーーおいしいいいーー」ゴロゴロ 憂「わあ雪見だいふくよりリアクション高い」 唯「いやね、チョコレートがついてるぶん甘く感じてね」 憂「ふーんわからなくもないかも」 唯「さあもっともっとーー」 憂「もうおなかこわしてもしらなーい」アーン 唯「ぱくり」モグモグ ―――――――――――― 憂「結局全部食べちゃった」 憂「26個入りだったのに」 唯「私はがんばりました!」 憂「お姉ちゃんすごい!!」パチパチ 憂「さてお姉ちゃん」 唯「なにかな」 憂「雪見だいふくなんだけど、もちもちだったね」 唯「うん、もうもちもちすぎてほっぺたとろけちゃうよ」 憂「そう!もちもちだいふく。まるでお姉ちゃんのほっぺたみたい」 唯「そうかな?」 憂「そうだよ。だからさわらしてね」 唯「流れがわかんないけど、ほっぺたくらいならいくらでもー」 憂「もちもちほっぺ~」サワサワ 唯「あんひゃりひっひゃっははめはお」 憂「わかってるよ~」グイーン 唯「のひないのひない」 憂「ふふふふふ」 唯「もーーおひゃいひ」グイーン 憂「ひょゎ~~」 唯「むむむ」グイグイ 憂「ううう」グイグイ ――ぺちん 憂「あうっ」 唯「あいたたた」 憂「手からはなれちゃった」 唯「ほっぺたがちょっとだけ伸びた気がする」ヒリヒリ 憂「えへへ、いたいのいたいのとんでけ~」ナデナデ ポーン 唯「あらふしぎ!いたいのなおっちゃいました」パパーン 憂「こうしてあげればお姉ちゃんのいたいところなんでもなおせる」 唯「大げさだよういー」 憂「そんな気がするの」 唯「でも、ありがとう」 憂「どういたしまして」 唯「ピノもおいしかったけど」 唯「ひさしぶりに食べた雪見だいふくのお味が忘れられない」 憂「もっといっぱい買ってくればよかったね」 唯「あれ箱で売ってないかなぁ」 憂「いっぱい食べたいもんねー」 唯「あいすあいすあいすあいす」 憂「今度いっぱい買ってこよう」 唯「あいすってどれくらいあるのかな」 憂「どうだろう。コンビニにいっぱいあるけど」 憂「その種類はわたしじゃあ見当も付かないよ」 唯「種類豊富なあいすをいつか食べつくしてみたい」 憂「お姉ちゃんならいつかきっとできるよ!」 唯「やっぱりー?そうかなー」 唯「あれもこれもそれもぜーーんぶ食べたいの」 憂「私はそれを見届けるよ!!」 憂「それができたら静かに余生を送れる気がするんだ」 憂「がんばったねお姉ちゃん……ってね」ホロリ 唯「またまた大げさな」 唯「でもいつかはできることを夢見て……!」 唯「さて、憂さんや」 憂「なんですか唯さん」 唯「さっきから疑問だったのが一つ」 憂「はいはいなんでしょう」 唯「なぜ昨日、いや18日が雪見だいふくの日なのでしょうか!」 憂「いい質問ですね~」 唯「ふしぎに思ったことはなんでも聞いちゃいます」 憂「えらいえらい」ナデナデ 唯「いやいやあー」 憂「え~何故その日かと言いますと」 唯「と~?」 憂「パッケージを開けて、それを縦にして上から見ると……!」クル 唯「こ!これは!!」 憂「そう!なんと!!スティックの部分が“1”に」 憂「だいふくの部分が“8”に見えるじゃありませんか」 唯「なんてふしぎな!!」 憂「そうだよすごいんだよ雪見だいふくは」 唯「それじゃあ毎月18日は雪見だいふくの日なのかー」 憂「そこはあせっちゃいけないよお姉ちゃん」 唯「うっ、先走りました」 憂「記念日はいっぱいあると嬉しいけど、よくばっちゃいけません」 憂「今月が雪見だいふくなわけは!」 憂「いい月だから!!!」 唯「いいーー!?」 憂「11月はいい月なんだよ」 唯「そうだったんだね……!」 憂「お姉ちゃんの誕生月でもあるからねいいこと尽くしだよ、いい月は」 唯「ふむふむすごいようい」 憂「えへへ~」 憂「そんなわけで今日、というか昨日は雪見だいふくの日なのでした~」 憂「正確には“いい雪見だいふくの日”だね」 唯「いい日なんだね!」 憂「いい日なんだよ~」 憂「そんな日に買ってこれなかったのが悔やまれる……!」 唯「元気出して憂!!」 唯「今度は私が買ってきてあげるから」 憂「お姉ちゃん……」 唯「というか今から買ってくるよっ!」 憂「ええ?あんなに食べたのに?」 唯「もっといっぱい食べたいよ!」 唯「憂と一緒にね」 憂「……そうだね」 憂「こんな日くらいいっぱい食べてもいいよね」 唯「さあ出かけよう」スッ 憂「うん、寒いからぎゅっとね」ギュ 唯憂「それじゃあ、いってきます!!」 おしまい 戻る
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このSSは『【けいおん!】唯×憂スレ』というスレに投下されたものです http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1252737307/l50 303 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 00 43 27 ID eWrwQy7o 憂「お姉ちゃん」 唯「……」 憂「お姉ちゃんってば」 唯「んぅ~」 寝ていらっしゃる。 完膚なきまでに寝ていらっしゃる。 『そんなところで寝てると風邪ひくよー?』 そう口にするよりも早く、私は動いていた。 ぷにっ 唯「ん、んぅ~……」 やわらかいほっぺた。 この幸せそうな表情。 見ているこっちが幸せになってしまう。 可愛いなぁ、もう。 ぷにっ 唯「んぅ~、そこはダメだよ、うい~……」 憂「!!」 そ、そんなことを言われてしまうと ぷにっ 尚更やめたくなくなってしまう ぷにっ ああ、病み付きになってしまいそう ぷにっ 唯「……ハッ!?」 ぷにっ 唯「ごめん、寝ちゃってふぁ」ぷにっ 起きたことにも気付かずに、ぷにぷにし続けていた為、 お姉ちゃんの台詞の語尾が可愛らしくなった。 304 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 00 44 52 ID eWrwQy7o 憂「あ、ごめんお姉ちゃん、起こしちゃった……というか起こそうとしてたんだけど」 唯「……」 寝ぼけ眼のお姉ちゃんと、少しの間見つめ合う。 ああ、寝起きのお姉ちゃんも可愛ら――「ひゃん!?」 唯「ふふふ、お返し~」 とっても嬉しそうな表情で、私の両腋に手を滑り込ませているお姉ちゃん。 唯「もう一回言って」 憂「……」 唯「ひゃん!?だって、もう、憂はかわいいなぁ」 憂「ふふ、お姉ちゃん」 唯「なに?」 憂「こちょこちょこうげきぃ!」 唯「きゃあっ!……っ、あはははっ、ちょっ、うい、すとっ、あはははっ!!」 少しだけ体重を乗せて、お姉ちゃんを組み敷く。 元々寝ていた体勢なのだ。 ポジション的に見て、どう考えたって私の方が有利である。 しかし、お姉ちゃんもまた簡単には諦めない。 くすぐり攻撃を受けながらも、その両手は私の腋、そして脇腹を攻める。 憂「くっ、あはははっ!!わ、私を本気にさせたなー!?」 唯「あはははっ、ひっ!?う、うい、胸はダメっ!!」 憂「胸じゃない、腋!」 唯「腋!?」 ――今日もまた、私とお姉ちゃんの幸せな夜が更けていくのでした。 すばらしい作品をありがとう
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973 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/05/10(月) 22 17 21 ID QsJMY1TYO 私は鏡の前に立った時、たまに人には決して言えないことをしてしまう時があります… 憂(…お姉ちゃんテレビ見てるし、今なら誰も来ないよね。よーし…) 憂「……コホン。う…ういー?私ね、憂のこと大好き!」 そう、これぞお姉ちゃんからのスキンシップが欠乏している時に行う、『お姉ちゃん物真似』! もちろん虚しくて馬鹿らしいことはわかってます。でも、人にはどうしても欲求を抑えきれなくなることがあるんです! 梓『ここんとこぉ~唯先輩がぁ~まいんち抱きついてきてぇ~ちょ~うざい的なぁ~?でもぉ、嫌ではない系なぁ~?』※一部脚色あり うむむ、いつ思い出しても梓ちゃんの自虐風自慢は腹が立ちます!私は最近なかなかお姉ちゃんにバグしてもらえないのに! …ホントは思い切り甘えたいけど、私からお姉ちゃんに甘えるのは何か恥ずかしくて、結局待つことしかできないんです… 憂「はぁ、なにやってんだろ私。早くもど…」 唯「うっ、うい…」 憂「おっ…!おねっ…!!」 み、見られたー!この反応、どうしても最初っから見てたよね! うわあぁ、どうしよう!私、お姉ちゃんに変な子って思われて… 唯「すごい!私の物真似してたんだよね!さっすがー!」 974 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/05/10(月) 22 18 30 ID QsJMY1TYO 憂「え…えっと…」 さ、さすがにこれをごまかすのは無理かも… 唯「やっぱり姉妹だけあるね!一瞬私のドッペルゲンガーかと思っちゃった!」 憂「うん…最近物真似に凝っててね…」 …なんとかなりました。ふぅ、肝を冷やしたよ…ん、待てよ?これは使える…! 憂「お姉ちゃん!」 唯「ほい?」 憂「もっ、物真似の資料にね、お姉ちゃんにやってほしいことがあります!」 唯「なんでしょう!」 憂「あ、梓ちゃんにね、『お姉ちゃんがするスキンシップ30%増量しました』ってネタを見せようと思ってるんだけど!」 唯「うん!」 憂「それをお姉ちゃんに実演してほしいの!私に!」 唯「わかった!で、それは具体的に何をすればいいの?」 憂「…文字通り、梓ちゃんにする30%増しを」 唯「わ、わかった…ゴクリ。じゃあ…いきます!うーいー!!」ガバッ 憂「ひゃあぁっ!!お、お姉ちゃんいきなり服を脱がせるなんてー!」 唯「だって30%増しだもん!んちゅー♪」 憂「ふひっ…き、きき、きすまで……」 唯「うい、うい、大好き大好き大好きー!!」 憂「わ、私も!!こうなったら50%、いや、もう100%アップでお願い!」 唯「よしきたぁー!!」 憂「きやー♪」
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前へ それからしばらくの間、私は千聖と2人でスケートを楽しんだ。つきっきり指導の賜物か、よろよろ滑るのが精一杯だった私も、どうにかフツウぐらいの速度を出せるようになってきた。 そういえば、こんなふうに誰かと外でガッツリ遊ぶのって、結構久しぶりだ。平日は学校と寮と往復で終わってしまうし、休みの日も、出かけるとしてもせいぜい駅ビル。 遅くなると千聖のところに行けなくなるし、最低限の買い物をしたらすぐに出ちゃう。 考えてみたら、大好きな寮のみんなと、大好きな千聖がそばにいるから、お屋敷と寮の敷地外にでる理由ってほとんどないのかもしれない。 「舞、だいぶ上達したわね。うらやましいわ、舞は何でも飲み込みが早いのね」 「ふふん。でも、千聖だって基礎能力がすっごい高いことたくさんあるじゃん。運動とか。勉強もさ、できないって思ってるだけで、地頭はいいんだから。もったいないよ」 「あら。今日の舞は優しいのね。いつもは千聖のこと、ばーかばーかって言うくせに。ウフフ」 あぁ、もう可愛いったら!とても年上になんて見えないその笑顔に、つられて私もにやにやしてしまった。何となく目が合って、はにかんで微笑みあう。何これ、超いいムード。 「ねえ、ちさ・・・」 「おーい、舞!千聖お嬢様―!!遅くなってごめんねー!」 ――お姉ちゃん、空気読んでつかあさい。 舞美ちゃんは、スケート靴のまま器用に走り寄ってきた。汗を乾かしていたはずなのに、さっそくもう白いおでこに水滴が滲んできている。 「ごめんごめん、休憩所にクラスの友達が何人かで来てて、何か話し込んじゃった」 「あら、素敵な偶然ですね」 「ここ、駅からも学校からも近いですから。まだ会ってないだけで、他にも知り合いの子とかいたりして」 ももちゃんやすぎゃさんがいたら面白いのに、何て言いながら千聖は微笑む。・・・・いけないいけない、ガキじゃないんだから、くだらない嫉妬心は抑えないと。 千聖に仲良しさんがいるのはいいことじゃないか。 「・・・それはそうと、そろそろお昼にしませんか?私さっきからお腹の虫が鳴いて鳴いて」 そう言ってお姉ちゃんが軽くおなかを撫でると、タイミングよくグーッとおマヌケな音が漏れた。つられるように、私と千聖のおなかもキュルキュルと音を立てる。 「あはっ、意見が合ったみたいだね。よーし、もうすぐ休憩所が混んできちゃう時間だから、急ごう!」 舞美ちゃんは私と千聖の真ん中に分け入って、二人の肩をガシッと抱いた。 「・・・ラグビーじゃないんだから」 そのままのっしのっしと人を掻き分け休憩所に行くと、運良く4人席が空いていた。手早く椅子に座って、無事確保完了。 「ここにしよう!お嬢様、よろしいですか?」 「ええ、もちろん。でも、ちょっと待っててね、私、荷物を取りに行って来るわ」 「ちょっとー、お昼の後でもいいじゃん。ちさ・・・」 「まあまあ、いいじゃないか。お嬢様はきっとすぐ戻るよ。私とここで待ってよう」 相変わらずご機嫌なおねえちゃんは、また無意味にデジカメを取り出して、飽きもせず私の顔を撮影する。 「ふっふっふ」 「もう、何だよー」 「だって今日の舞、本当に嬉しそう。お嬢様とデートできるの、楽しみにしてたもんね」 ちっちゃい子をあやすようにほっぺをつつかれる。 千聖といる時の私のキャラ崩壊っぷりはみんなにネタにされちゃうぐらいひどいから、こんな風にからかわれるのはよくあることだけど、改めてしみじみ言われるとさすがに恥ずかしい。 「別に、千聖とはいつでも一緒だし。今日だけ特別楽しみってことはないけど」 はい、嘘。だけど私は強がる事でワンクッション置かないと、なかなか素直に話ができない。 「またまたそんなこと言ってー。・・・・・私ね、舞」 ふいに、お姉ちゃんは声のトーンを落とした。ちょっと真面目に話したいときの、お姉ちゃんの癖。私もつられて背筋が伸びる。 「私、舞とお嬢様が仲良くしてるの見るの、すっごく好きなの。お互いに大好きだーって気持ちをぶつけ合ってるみたいで、素敵な関係だと思う。」 「うん」 「だからね、ほら、去年・・・・舞とお嬢様の仲ががこじれちゃったことがあったでしょ。何か、すっごく怖かったの」 あー。そんなこともあったっけね。 私は久しぶりに、にっくき新聞部(元)部長の顔を頭に思い浮かべた。ここんとこずっと平和だったから、そんな人のことなんてもうすっかり忘れていたけど、 改めてあの事件について考えてみると、ムカムカが蘇ってくる。 大体、私結局あの人に直接謝ってもらってないんだけど!なんなの! 「・・・でもね、あのことがあってから、舞もお嬢様も成長したなって思うんだ。」 「成長・・・」 「うまく言えないけど、前よりも自立した上でラブラブっていうか。そんな2人を間近で見る権利を独占できて、今日の私は幸せだよ!とかいってw」 「うん」 私は黙ってお姉ちゃんに抱きついた。普段はある意味私よりずっと頼りないところもあるのに、こうしてちゃんと私と千聖のことを見ていてくれて、本当に嬉しい。 「・・・アリガト」 小声でつぶやくと、お姉ちゃんは黙って頭を撫でてくれた。こういう時からかったりしてこないから、お姉ちゃんには遠慮なく甘えられる。 「まだまだ今日は楽しもうね、舞。笑顔の写真いっぱい撮らせてね!」 「でも、一応言っておくけど、今日はあくまでも私と千聖のデートなんだからね。千聖と必要以上にイチャイチャしないでよ、絶対!」 「あら、なんのお話?千聖がどうしたのかしら」 嫉妬の鬼、萩原舞。とりあえず念のためお姉ちゃんに釘をさしていると、早足で千聖が戻ってきた。 「えーん、お嬢様ー。舞がいじめるんですよー」 「まあ、舞ったら。罰として、お昼ご飯はおあずけにしようかしら。ウフフ」 千聖はそう言って、ピンクの巾着袋をテーブルの上に置いた。中から取り出されたのは、小さな1段式のお重箱。 ふたを開けると、いろんなパンで作ったサンドイッチがぎっしり詰まっていた。 「「えーっ!」」 お姉ちゃんと私、声を合わせてびっくりしてしまった。確かに今日はちょっとバッグが大きいなとは思ってたけど・・・ 「これ、作ってきたの?」 「ええ。私、今日のお出かけがあまりにも楽しみで、朝早く目が覚めてしまったの。それで、お弁当を用意しようかと思って。 栞菜も起きてくれたから、2人でえりかさんのお部屋に行って、いろいろ教えていただきながら作ったのよ。 たしか、なっきぃの予定表では、お弁当はスケート場の売店で買うことになっていたけれど、このぐらいの予定変更なら大丈夫よね?」 「当たり前ですよっお嬢様!もしなっきぃが文句でも言ったら、その時は私がヘッドロックでもかけて仕留めますから!」 ――お姉ちゃん、知らないの?それはなっきぃにとってはご褒美なんだよ。 「ウフフ、それは安心ね。では、どうぞ召し上がって。舞、どれが食べたいかしら?舞?」 「んーん」 どうしよう、千聖の顔をまともに見えない。黙って口を閉じてないと、本当に顔がありえないくらい弛緩してしまいそうだった。あーヤバイ、超嬉しいんですけど。 千聖は私とは正反対で、ちっちゃなことでもすぐ笑顔になってくれるから、実際私とのデートをどのくらい楽しみにしていたのか、正直あんまりよくわからなかった。 だけど、今日1日を楽しいものにするために、こんなにいっぱいお弁当作ってくれて。重かっただろうに、何でもないような顔してお屋敷から持ち歩いてくれて。 楽しみにしてくれていた気持ちを推し測っていた自分が、ちょっと恥ずかしい。 「舞?」 「・・・これ、食べさせて」 だから、今は思いっきり甘えさせてもらうことにした。ツナとトマトのサンドイッチを千聖に手渡して、大きく口を開けてみせる。 「あら、舞ったら甘えんぼうね」 私たちが食べさせあいっこをしてる横で、舞美ちゃんも嬉しそうにパンを口に運んでいる。 「おいしい?」 「はい、とってもおいしいです!特にこの、フランスパンにハムとチーズが挟まってるやつ!もうおいしすぎてさっきからこればっかり食べてます!」 「ちょっと、お姉ちゃん!舞まだそれ食べてない!残しといてよねっ」 お姉ちゃんの言うとおり、お世辞抜きに千聖の作ったサンドイッチは美味しかった。もちろんえりかちゃん監修というのも大きいだろうけど、千聖は大雑把な性格の割りに、案外料理が上手い。 次々に手が伸びて、あっという間に残り3つとなってしまった。 ――ああ、超平和。超幸せ。このままゆったりまったりした雰囲気で、一日過ごせたらいいのに。 「お嬢様、舞、私最後にこれ食べたいんだけど、いいかな?」 舞美ちゃんは野菜サラダサンドを指差した。私はさっき千聖に食べさせてもらったから、いいよ、とうなずいた。 「あら、それは自信作なのよ。ウフフ、どうぞ。気に入っていただけてよかった。私はフルーツサンドが食べたいわ。舞、どうかしら?」 「うん、いいよ」 となると、私はこのローストビーフとレタスのやつか。・・・なんかこれ、よくわかんないけど、すっごく美味しそうなんだけど、禍々しいオーラが漂っている。 ほら、推理小説とかでよくあるじゃん。特に理由はないけど、嫌な予感がして手をつけなかった食べ物に、毒が盛られていた、とか。そういう感覚に近い気がする。このサンドイッチ・・・何? 「んー、やっぱりおいふぃー!」 「ウフフフ、それは、ゴマドレッシングとマヨネーズを和えて・・・」 2人が楽しそうに話している横で、私は難しい顔してサンドイッチとにらめっこ。 「舞、どうしたのー?食べないのー?おいしいのに、お嬢様サンド」 うぐぐ!普段はにぶちんなくせに、お姉ちゃんは静止状態の私にすぐ気がついてしまった。 「食べないなら私が・・・」 「待って!食べないなんて言ってないじゃん!」 依然食欲旺盛なご様子の舞美ちゃんの手から逃れるごとく、サンドイッチを上に掲げて回避する。そのまま口に運ぼうとする一歩手前、ふと思い立ってパンをめくってみる。 「うーわっ」 バジルソースか、西洋ワサビか。そこには緑色の液体で、“Chisato is mine forever big bust”とか書かれていた。 「あぁ、それは栞菜が作ったのよ。そういえば、できたら舞に食べてほしいって言ってたかしら。特別なおまじないをかけてあるとか」 「・・・あっそ」 ――危なかった、こんなもん何にも知らずに食べてたら、体内から侵食されるところだった。 「食べないの?」 相変わらずお姉ちゃんは、えさを前にした大型犬だ。とりあえず半分に割って、ビッグバストとか超ムカツクことが書いてある方を渡してあげた。 よし、これで私が請け負う呪いは半分だ。 「何がmineだ、こんにゃろ!舞のだよ!舞の!」 味は普通に美味しいところがまた腹立たしい。禍々しい呪術を噛み潰すつもりで、私はバリッと音を立たせながらサンドイッチを口に押し込んでいった。 次へ TOP
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三世の状況 2世編から100年ほど経ち、ゴブリンとの勢力争いは未だに続いている 民兵のNo2(No1は飾り)となった唯ちゃんは己を鍛え続け、ゴブリンとの小競り合いや賞金首狩りで名を上げる ゴブリン戦争編 大軍で攻めると堅牢な逃げるし、少数で攻めると手こずる 向こうの損耗の方が大きいが、こちらも本腰を入れられない。 時々は互いにぶつかり合って消耗戦になり、今は回復期ですかね。 ハラボフと豪族たちが本気になれば、ゴブリンに勝てるが、何年かかるか分からない 追い詰めても、ほかの勢力が勢いを伸ばす。消耗しすぎると勝てても危うい 盗賊やら羊泥棒、遊牧民やらへの備え。対オークやらオーガの傭兵や兵士まで回さないといけない ゴブリン族の前哨は、村々をつなぐ街道を遮断する位置に作られている 旅人や行商人を襲ったり、家畜泥棒の後に逃げ込める拠点であり、 軍事的には、街道を軍隊が移動するのを見張ったり、狼煙で知らせることも出来る。 目立たないように隠蔽されているが、流石に大まかな位置は割れている。潰しても間を空けるとすぐに復活する 短期間に落として回れば守りにくい前哨を捨てて、幾つかに機能を集中させる。そうなればゴブリンの行動圏内が減って、ハラボフ圏内の物流も回復する 膠着状態に見えるが、敵に緊張を強いる上、活動を抑え込んでいる状態なのでいい膠着状態 唯ちゃんたちが拠点を幾つか潰したので圏内で税収増。近くの村の連中も生活が楽になった ゴブリンの砦 5 占拠された村 3 占拠された農場 11 前哨 8 → 7 → 5 住居らしき洞窟 複数 人狼編 トーリオ山中の村で集団失踪事件が起きる 唯は助太刀のアミル、友軍のノリスと共に調査に赴くが、生き残りも人狼の姿もなく、所々証拠隠蔽を施された痕跡を見つける 集団人狼化を確信した一行は撤退を決意するも、人狼からの追撃は無し。人狼はどうやら自由に姿を変えられるタイプらしい 仲間を増やそうとはせず、トーリオ山中に迷い込んだ人間を送り届けるなど、平和的な姿勢を示している 魔狩人編 人狼の噂を聞き付けた魔狩人が何十人もトーリオ山中やその周辺の村々に入り込む 村々に入り込んで人狼を探してる。疑わしい奴を捕まえて、水に落としたり、火で炙ったり、銀の矢で傷つけたり、 農民の妻子を乱暴したり、富農を脅かしてお金を脅し取ってる奴も多い 村人に助けを求められた唯と小鳥は、目に余る振る舞いをした魔狩人を何人か殲滅し、乱暴を控えていた魔狩人は退去勧告を済ます 魔人復活阻止編 ルルウィ聖騎士のアミルから、ハラボフで唯の同年代の中に魔人が混じっていることを告げられる 10年以内に魔人は本来の力を取り戻すが、その前に倒せば復活を阻止できるとのこと アミルは魔人追跡の過程で権力者による痕跡揉み消しに気付き、犯人が唯の同年代でハラボフの権力筋だと目星を付ける 魔人は用心深く危険を避ける。犯人は魔人ではなく、見返りと引き替えに魔人復活を目論む手下の人間の可能性もある アミルも気付いていないが、アミルと預言を受けた巫女との会話をこっそり聞いた者達がいる 彼らは彼らで独自活動をしてハラボフ付近に潜入。サハリン兄妹に疑いの目を向けている 魔人の見分け方 権力がある。完全復活してなくとも強い。基本的に狡猾でリスクを嫌う 魔人は時間の経過によって封印が弱まり、強くなる。覚醒前に肉体を破壊すれば、倒せるか数世紀は復活しない アミルが、魔人かどうかを判別できる聖なる矢を9本所持。判別に使うと消滅。聖なる矢を所持していると、魔人の洗脳等に対して抵抗できる 確定白はヴェルダンディの加護持ちの唯と聖なる矢で判別した小鳥 容疑者 紬 強さ的には、魔人と見紛う。やや技量は低いが破壊力は魔人級 金稼ぎに夢中になるタイプだけど、楽しかったぜ、唯ちゃんとの友情ごっこなパターンかも? 憂 弱いので多分違う。実は強かったら? 嘘だよね。憂。愚かな人間めが……ってオチもあり得る 小鳥 リスクを避けて、冷酷なところがある。但し弱いし、策士策に溺れるな面がある。俗物 ※白確定 アイナ きれいすぎる。相当な強さ。慎重派 ギニアス 唯ちゃんはよく知らない。小鳥に頼めば面識を持てる パフィ 多分、こいつだよ。間違いないよ。邪悪な匂いがするよ!ゲロクセー!どぶ以下の悪党だぜ! しかし紬のいるところで唯に喧嘩を吹っかけるなど、魔人らしくない面もある。唯に喧嘩を売った後に魔人の協力者になった可能性も? ぼのぼの うーん。小説だと実はってオチもあるけど? 情報が少なすぎる チエ 魔人が、ホルモンを焼いて銭稼ぐ? お登勢 年長者なので魔人ではない。但し魔人の手下かもしれない 阿紫花 同上 志村妙 お登勢が後継者に指名した少女 情報が少なすぎる 登場人物(3世編) 発言力 手柄で地位が上がる。地位が高いほど、発言力が上がりやすい 発言力が大きいと大きな仕事やたくさんの仕事を提案できる 例:初期唯ちゃんはゴブリン討伐を提案できない。できるのは精々見回りの強化くらい。魔狩人騒動に対処した後の唯ちゃんは遠征計画を提案できる 周辺地図(3世開始時) ノール 〇 〇 ハラボフ フォーク砦● △街道 山 山 トーリオ〇 △街道 山 ゴブに占領農場 ● ● ゴブの占領村 △街道 ゴブの占領村● 三世の軌跡 14歳 1週 武力で身を立てる事を決意 15歳 3週 妹を苛めるガキ大将を殴り殺す 16歳 19週 初陣。街道の見回りでゴブリンを4匹討ち取る。【街道の戦い】クエスト達成 16歳 50週 ゴブリンの挑発部隊を壊滅させる。【ゴブリンハント】クエスト達成 18歳 15週 二世がブリジットにもらった聖別の短剣の返還要求を切っ掛けに、パフィと怨敵関係になる。むしゃくしゃして1人で12人の盗賊団を壊滅させる 19歳 9週 トーリオ山中の村の住民全員失踪事件を調べに行く。全ての住民が人狼化したと思しき証拠を見つけて帰還。該当地区を封鎖する。【狼の住まう村】クエスト達成 20歳 8週 ゴブリンの略奪部隊を2つ潰し、合計で10匹を殲滅。【2つの牙】クエスト達成 20歳 10週 メルシアがアイナに仕える 21歳 30週 アミルからトーリオ山中の動静を聞く。魔人復活阻止でアミルと手を組む 22歳 9週 トーリオ山近隣で無法に暴れる魔狩人を征伐して、ハラボフの影響力を拡大。暴れていない魔狩人には退去宣告する 【魔狩人への対処】クエスト達成 22歳 36週 小鳥の兵と共にゴブリンの拠点に遠征&攻略。【ゴブリンの拠点攻略】クエスト達成 聖なる矢で小鳥を魔人判別。外れ。事情を打ち明ける 22歳 39週 お登勢の後継者紹介 次の遠征計画、アイナが遠征に参加。唯ちゃんが戦闘Lv2に 【ゴブリンの前哨拠点攻略】クエスト達成