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このページはこちらに移転しました 222(にゃんにゃんにゃん) 作詞/ミヤコ あのふわふわのけむくじゃら あのかわいらしいなきごえ あのぷにぷにしたにくきうも ぜんぶが愛おしい 僕らのぬこ (にゃんにゃんにゃん)今日も顔を出しておくれ (にゃんにゃんにゃん)今日も鳴いてみておくれ (にゃんにゃんにゃん)いつも泣いている僕に (にゃんにゃんにゃん)ほんの少しかまっておくれ もう疲れたとか言って 引きこもる僕らと違って 君は自由の世界の住人 ぜんぶ羨ましい 僕らのぬこ (にゃんにゃんにゃん)今日も顔を出しておくれ (にゃんにゃんにゃん)今日も鳴いてみておくれ (にゃんにゃんにゃん)いつも疲れてる僕に (にゃんにゃんにゃん)ほんの少しかまっておくれ にゃんにゃんにゃん にゃんにゃんにゃん
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~次の日、放課後~ 律「んじゃ、今日はこれくらいにしようか」 唯「あ、みんな私まだ残って練習するよ」 律「ん~?そっかわかった。無理するなよ~」 梓「あ、唯先輩が残るのなら私も残ります。一緒に練習しましょう」 律「まあそっちのほうが良さそうだな。じゃあ戸締りだけはしっかりな~」 バタン! 唯「・・・・・・」 梓「ふふふ・・・みんな帰りましたね」 唯「あずにゃん・・・やっぱり私・・・」 梓「あれ、約束破るんですか?いいんですよ私は?ただその場合は・・・」 唯「・・・っ!ごめんなさい・・・」 梓「ふふふ・・・そうやって素直にしてるほうが可愛いですよ。唯・・・」 梓「さあ、脱いでください」 唯「はい・・・」スルスル、パサ 梓「わぁ・・・すっごいおっぱい張っちゃってますね。ちゃあんと言いつけを守ったんですね」 唯「はい・・・守りました。勝手におっぱい搾ったりしてません・・・だから」 梓「解ってます・・・苦しいんですよね・・・でも、どうしっよっかな~?」 唯「そんな・・・」 梓「だって唯、さっき私に口答えしましたね?そんな態度を取るようでは・・・」 唯「ごめんなさい・・・もうしませんから・・・もう・・・おっぱいが張って苦しいのぉ・・・」 梓「ああ・・・その泣き顔ゾクゾクします・・・」 梓「しかたないですね。そこまで言うなら搾ってあげますよ。ただし・・・」グイ 唯「えっ・・・?あの・・・どこに」 梓「さあ、ここから外に向かってしましょうか」 唯「そんな・・・こんな窓の側じゃ外から・・・しかも外に向かってなんて・・・」 梓「嫌なんですか?」 唯「嫌にきまってるよぉ・・・」 梓「学校のトイレで、母乳搾りながらオナニーしてた変態のくせに今更なにを言ってるんですか」 唯「あれは・・・だって・・・しかたないもん・・・」 梓「しかたないからって、学校でする必要はないですよね?」 梓「本当は見られたかったんじゃないんですか?」 唯「いやぁ・・・そんなこと・・・ない・・・」 梓「ま、それは今から解ることですけどね」モミモミ 唯「あ、だめぇ・・・こんなところで・・・胸揉んじゃあ・・・」 唯「はぁん!ひゃうっ!あひぃ・・・」 梓「ふふふ・・・しっかり感じてるじゃないですか」 唯「それは・・・だってぇ・・・ずっと我慢してたから・・・」 梓「ふうん・・・本当にそれだけですか!?」キュ 唯「ああっ!だめっ!乳首つまんじゃ!あぁああぁあぁあぁっっっっ!!」 ビュ!ビュ!ビュ! 梓「ほら、こんな簡単にイっちゃって・・・やっぱり唯は変態なんだよ」 唯「はへぇ・・・あひ・・・」 梓「ふふふ・・・呆けるのはいいけど、見られますよ?」 唯「っ!!」 梓「ふふふ・・・外に向かって母乳飛ばしまくって・・・もうばれてるかもしれないですね」 唯「ああ・・・そんな・・・いやぁ・・・」 梓「ほらほら、動いていいなんて言ってませんよ。外に唯のいやらしいところたっぷり見せてあげましょうよ」 唯「いやぁ・・・あずにゃん・・・もう・・・やめてぇ・・・」 梓「口答えですか?唯は大切なことをすぐ忘れるみたいですね」 唯「ひぃ・・・ごめんなさいぃ・・・」 梓「その許しを請う表情・・・最高ですよ・・・でも、次は無いですよ?」 唯「はいぃ・・・」 梓「じゃあ続きをしましょうか・・・」 梓「相変わらず唯は胸がすっごい感じるんだね・・・」 唯「くぅん・・・」 梓「気持ちいいんでしょ?ほら正直に答えてくださいよ」 唯「ああぁ・・・きもひいいです・・・」 梓「素直なのは可愛いですよ・・・じゃあ次は下ですね」 唯「ふえ・・・したぁ・・・?」 梓「ここですよ」クチャァ 唯「あぁっ!そこはだめぇ!」 梓「すっごい熱いですね、それにビショビショですよ・・・」 梓「ふふふ・・・やっぱり見られると思って感じたんじゃないですか」 唯「はぁ・・・そう・・・なのかなぁ・・・」 梓「それとも・・・誰かに弄られてるのかな・・・?」 唯「っっ!!」 梓「図星・・・なのかな・・・だめですよ・・・唯はもう私のものなんだから・・・」 梓「いいっ!唯はもう私のものなの!私以外の人に触らしたら駄目なんだから!」グッチャグッチャ! 唯「あひぃ!?や、めぇ!はげ、しいよぉっ!?」 梓「どうせ、憂なんでしょ!?こんなこと他に言える人なんて憂くらいしかいないですよね!」 梓「ほら!どうなんですか!!」グチャグチャグチャ! 唯「あひゃぁ!そうっ、れふっ!ああっ!もうゆるひてぇっ!!」 梓「いいですか!?もう憂であっても決して唯の身体を触らしたら駄目ですよ!」 梓「もし破ったら・・・唯のことめちゃくちゃにしちゃいますよ!!」 唯「わかりましたぁっ!だから、も、やめてぇ!イくの!イっちゃうのぉっ!!」 梓「イっちゃうんですか?見られるかも知れないんですよ?いいんですか?」 唯「ああぁ・・・いいのぉ!もうっ、イくのがまんできないぃいぃぃっ!!」 梓「ふふふ・・・じゃあイっちゃえ!だらしなくイってるとこ見られちゃえ!!」 唯「いくいくいく!いっくぅううぅううぅぅうぅ!!!」 ビュ!ビュ!ビュ!プシャアアアア・・・ジョロロロロ・・・ 梓「母乳と潮とおしっこ撒き散らしながらイくなんて・・・惨めすぎですよ・・・あはは」 唯「あへぇ・・・あひぃ・・・ひい・・・」 梓「いいですね。今日言ったこと忘れちゃ駄目ですよ」 唯「はい・・・」 梓「破ったら・・・たっぷりとお仕置きしますからね・・・」 唯「はい・・・わかりました・・・」 梓「じゃあ、私はこれで帰ります。あ、掃除は唯先輩がしてくださいね。唯先輩が出したんですから」 唯「うう・・・」 梓「じゃ、唯先輩また明日」 バタン! 唯「・・・・・・」 唯「うう・・・憂ごめんねぇ・・・ごめんねぇ・・・」 終わり・・・? 唯「ただいま~・・・」 憂「お姉ちゃんお帰りなさい。・・・どうかしたの?」 唯「へ?」 憂「なんだか元気がないよ・・・?」 唯「や、やだな~そんなことないよ~っ!」 憂「そう・・・?帰ってくるのも遅かったし・・・」 唯「それは、ちょっと部活が長引いちゃったからで・・・」 憂「そっか・・・大丈夫だった?」 唯「・・・なにが?」 憂「その・・・胸のこと・・・」 唯「あ・・・うん・・・大丈夫だったよ。心配しないで~!」 憂「うん・・・それじゃ、ご飯にしよっか!」 唯「わ~いごはん~」 ~唯の部屋~ 唯「憂に心配かけちゃいけないよね・・・」 唯「憂とあずにゃんは友達同士だし・・・」 唯「私が我慢していればいいんだよ・・・それが一番なんだよ・・・」 唯「憂・・・ごめんね・・・ごめんね・・・ ~憂の部屋~ 憂「お姉ちゃんの様子、明らかにおかしかったな・・・」 憂「今日、学校で何かあったのかな・・・もしかして胸のことがばれたりとか・・・」 憂「明日はできるだけ、お姉ちゃんの側にいてあげよう・・・」 憂「お姉ちゃんは私が守るからね・・・お姉ちゃん・・・」 ~次の日、放課後~ 憂「あ、お姉ちゃ~ん」 唯「う、憂・・・」 憂「お姉ちゃん探したよ~。休み時間になっても全然来ないし、身体大丈夫なの?」 唯「う、うん・・・平気だよ!?私部活に行くね!」 憂「あ、お姉ちゃん待ってよ・・・」 憂「やっぱり変だよ・・・部活の様子も見ておいたほうがいいかな・・・」 律「で、見学したいと」 憂「はい。お姉ちゃんがちゃんとやってるか見てみたくて」 澪「別にいいんじゃないか」 梓「そうですね。私も別にいいですよ」 唯「あずにゃん・・・」 憂「ありがとうございます。邪魔にならないようにしますので」 律「じゃあ、今日はこの辺にするか~」 唯「あ、私今日も残って練習するね・・・」 律「なんだ今日もか~?最近熱心だな唯は」 唯「う、うん!私すぐ忘れちゃうからね~」 律「まあ、練習熱心なのはいいことだ。じゃあ、梓も残るのか?」 梓「はい。私も残って唯先輩に教えてあげようと思います」 律「そっか~。んじゃ後はよろしくな~」 バタン! 唯「・・・・・・」 梓「憂は帰らないの?」 憂「えっ・・・?だってお姉ちゃんが残るなら、私も残ってるよ」 梓「ふふふ・・・帰ったほうがいいと思うよ?今から私達は2人で楽しいことをするんだから・・・ね、唯・・・」 唯「・・・っ!あずにゃん・・・やめて・・・憂のいる前でなんて・・・」 憂「梓ちゃん何言ってるの・・・?それにお姉ちゃんのこと・・・『唯』って・・・」 梓「私達は恋人同士なんですから、それくらいは当たり前だよ。ね、唯」 憂「え・・・?梓ちゃん・・・何・・・言ってるの?梓ちゃんとお姉ちゃんが恋人同士なんて・・・」 唯「憂!違うのこれは・・・!」 梓「違わないですよね?唯は私の恋人になることを誓ってくれましたよね?」 憂「そんな・・・本当なの!?お姉ちゃん!」 唯「うう・・・ほ、本当・・・だよ。憂・・・」 梓「ほらね。解ったら憂は帰ってよ。これから私達2人で・・・」 憂「嘘だ!お姉ちゃんがそんなこと言うはずない!」 梓「でも現実に言ってるじゃないですか」 憂「梓ちゃんが無理矢理言わせてるんじゃないの!?きっとそうだよ!お姉ちゃんの身体の秘密を知って、無理矢理言わせてるんでしょ!」 梓「そう思うなら、見せてあげるよ。さ、唯・・・憂に見せつけてあげましょう・・・」 梓「拒んだらどうなるか・・・解ってますよね・・・」ボソッ 唯「・・・っ!はい・・・」 梓「ふふふ・・・いつ見ても唯の身体は綺麗ですよ・・・」 唯「憂・・・見ないでぇお願い・・・」 憂「お姉ちゃん・・・」 梓「今は憂のことなんてどうでもいいじゃないですか・・・私のことだけを考えてください」 梓「ほら、こうやって胸揉まれると気持ちいいですよね?」モミモミ 唯「はっ・・・ぁ・・・くぅ・・・」 梓「乳首もすぐ硬くなって・・・私で気持ちよくなってるんですよね・・・」 唯「ああっ!はあぁ!だめっ・・・えっ・・・!」 梓「唯のことは何でも知ってるんだから!こうやって乳首を強く摘まれるとすぐイっちゃうことも!」ギュ! 唯「あひっ!?それだめっ!イくっ!イっちゃうぅうぅぅっ!!」 ビュル!ビュ!ビュル! 梓「あはは!母乳撒き散らしながらイくなんて・・・そんな唯も可愛いですよ!」 唯「はぁー・・・はぁー・・・」 憂「やめて・・・お願い梓ちゃん・・・もうやめて・・・」 梓「どうしてやめなきゃいけないの?唯はこんなにも私で感じてくれてるのに」 憂「でも、お姉ちゃんはきっと悲しんでる・・・こんな梓ちゃんなんてお姉ちゃんは望んでないよ・・・」 梓「・・・っ!!相変わらずむかつくんですよそれ!まるで自分は唯の全てが解ってる様な言い方が!」 梓「憂にどう思われていようがそんなの構わないよ!唯が・・・唯が私だけを見てくれれば!」 唯「あずにゃん・・・」 唯「あずにゃん・・・もうやめようよ・・・私は我慢できる・・・だけど憂の悲しんでる姿を見るのは耐えられないよ・・・」 唯「あずにゃんと憂は友達同士でしょ・・・なのにこんなの悲しすぎるよ・・・」 梓「・・・唯までそんなこと言うんですか?・・・どうして!?どうして憂なの!なんで私を見てくれないの!?」 梓「友達なんてどうでもいい!唯さえいれば!唯さえいればそれでいいの!!」 梓「どうして私の気持ちをわかってくれないんですか!?私だって・・・私だって唯のことこんなに愛してるのに!」 唯「あずにゃん・・・?」 憂「梓ちゃん・・・?」 梓「初めて見たときから、好きだった・・・日に日に大きくなっていく思いが苦しかった・・・」 梓「女の子同士なんて、おかしいことじゃないかってずっと悩んでた・・・でも悩むくらいならこの思いを打ち明けようと思ってた・・・」 梓「なのに・・・なのに・・・」 梓「唯が急に、憂といつも以上に仲良くなり始めて・・・休み時間でもいつも会うようになって・・・」 梓「唯が取られた気がして気が気じゃ無かった・・・憂なら仕方ないって無理矢理納得しようとした・・・」 梓「でも無理だった!納得しようとすればするほど、憂に対して嫉妬と憎しみがわきあがってきた!」 梓「唯の秘密を知ったときは・・・これで憂より優位になれるってそんなことしか頭に無かった・・・」 梓「そんな自分が嫌だった・・・でも、もう抑え切れなかった・・・いつしか憂を傷つけるんじゃないかってくらい、私の精神は病んでたんです・・・」 梓「唯・・・先輩、憂・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・うう、うわあああああああああんん!!」ボロボロ 唯「あずにゃん・・・」 憂「梓ちゃん・・・」 梓「許してくださいなんていいません・・・ただ、私のことを嫌いにならないでぇ・・・」ヒックヒック 唯「あずにゃん・・・大丈夫・・・」ギュ 梓「あ・・・唯先輩・・・」 唯「あずにゃんのこと嫌いになるわけ無いじゃない。こんなに可愛い後輩を嫌いになんてなれないよ~」 梓「本当・・・ですか・・・私、唯先輩に嫌われてないんですか・・・?」グスッ 唯「うん・・・私も、もちろん憂だって・・・ね、憂」 憂「もちろんだよ・・・梓ちゃんは私の大切な友達なんだから・・・」 梓「ありがとうございます・・・ごめんなさい・・・わああああああん!!」 唯「よしよし・・・」 憂「梓ちゃんも辛かったんだね・・・」 唯「落ち着いた?」 梓「はい・・・」 憂「これで一件落着かな?それじゃ帰ろうか」 梓「あ、私憂と話したいことがあるので、唯先輩は少し席を外してくれますか?」 唯「・・・?うんいいよ~」 梓「さて・・・憂本当にごめんなさい・・・今回のことは本当に申し訳ないと思ってる・・・」 憂「もうそんな別に気にしなくていいよ」 梓「でも!」 憂「?」 梓「唯先輩のこと諦めたわけではないからね!どっちが唯先輩の恋人になれるか勝負よ!」 憂「・・・うん!望む所だよ!」 唯「お話ってなんだったの~?」 憂梓「なんでもな~い」 fin. 唯梓和 ※作者別2の続き 戻る
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1 憂「お姉ちゃんの望みは私の望み」 2010/05/24 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1274666052/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 軽い狂気を感じる -- (名無しさん) 2015-02-13 02 31 15 おぅ… -- (名無しさん) 2012-02-19 01 58 35 さわちゃんがいればすぐ見抜いてくれたはずだが……中盤から消えてしまってたな…… -- (名無しさん) 2011-12-06 03 44 31 あれ?憂の天才設定がどうのこうのといったコメが消されてるぞ? -- (名無しさん) 2011-12-06 01 36 00 今更だけど憂って牝馬のディープインパクトっていうのが良く似合う気がする。 -- (名無しさん) 2011-10-25 11 39 47 ひぐらし -- (名無しさん) 2011-01-14 10 35 31 これの後日談がもし唯「憂はいらない子」だったら尚更…。 -- (名無しさん) 2011-01-14 04 03 23 逆に原作では小さいころに憂と唯で入れ替わってたりしてな、本当の唯は憂なんじゃ… -- (名無しさん) 2011-01-13 21 05 27 料理とかいって自殺するつもりだった・・・そんなわけないかwww -- (名無しさん) 2011-01-13 20 45 22 正直憂の天才設定は嫌いじゃないんだが、1年半毎日家や部活で練習していた唯よりギターのリズムキープ完璧で1曲ひけるってのはさすがにいらなかったと思う。 俺ならバカバカしくなって音楽辞めるわ。 -- (名無しさん) 2010-12-22 17 45 50
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「お姉ちゃーん、朝だよー!早く起きないと遅刻しちゃうよー!」 いつもの朝です。 私は朝の弱いお姉ちゃんに、声を掛けます。 それでも起きてこないお姉ちゃんの部屋を覗くと、お姉ちゃんはギー太をぎゅっと しながら気持ち良さそうに抱いて眠っていました。 私はそっとお姉ちゃんの腕からギー太を抜き取ると、それをギターケースに 仕舞って、言います。 「唯ちゃん、愛してるよ」 私からじゃない。ギー太からの愛のコトバ。 それでもいい。私は言いたかった。お姉ちゃんに、愛してるって。 そしてお姉ちゃんは、ギー太の「コトバ」を聞くと、「ふおお!?」と目を覚まし、 私を見て、私の大好きな笑顔でこう言うのです。 「憂、おはよう」と。 「ねえ、お姉ちゃん」 「なあに、憂?」 お姉ちゃんは、私を見ると首を傾げました。 私はそんなお姉ちゃんを見て心臓が高鳴るのを隠すため、顔を逸らして 「ううん、なんでもないよ」と答えました。 本当は、私の片手をお姉ちゃんの片手で温めて欲しかった。 いつかの朝のように。 けど、そんなのわがままだってわかっているから、私は何も言いませんでした。 お姉ちゃんと一緒にいること自体が幸せなんだから、と自分に言い聞かせます。 「そ?今日は一段と寒いねえ、憂」 お姉ちゃんは、私の気持ちも知らずにふわりと笑うと、手をすり合わせて歩き始め ました。せめて学校に行く間だけでも誰よりもお姉ちゃんの近くにいたくて、 私はお姉ちゃんを追いかけると隣に並んで「うん、そうだね、お姉ちゃん」と笑いました。 学校に着くとすぐ、どんより雲っていた空から雪が降り始めました。 そういえば今日、傘持って来てたかな。 念のためにカバンの中を探ってみたけど、傘は見付かりませんでした。 お姉ちゃん、傘持って来てるかな。 私はそう思って三年生の下駄箱のほうを見たけど、もうお姉ちゃんの姿はなく、 諦めて自分の教室へ歩き出しました。 . 空が暗いと自分の心まで暗くなるような気がして、私は雨や雪の日が嫌いでした。 だけど、お姉ちゃんがある年のクリスマス、私に「ホワイトクリスマス」をプレゼントして くれたあの日から、雪の日が好きになりました。 思えば、あの頃から私はお姉ちゃんに、家族や姉妹としてじゃなく、一人の人間として、 好きになり始めていたんだと思います。 好きな人は異性ではなく、同性。しかも同じ家族。 私はこの気持ちに気付いてしまったときから、ずっとこの気持ちを隠そうと頑張ってきました。 けど、こんな雪の日には、あの日のことを思い出してしまい、私のこの気持ちを 煽ってしまいます。 窓の外の世界は降り続く雪でだんだん白く染まっていきます。 おかしいな。 さっき別れたばっかりなのに、もうお姉ちゃんと会いたいなんて。 お姉ちゃんの温かい手で私に触れてほしいなんて。 想っちゃいけないとわかっているのに。 「苦しいよ……」 私は呟きました。 心が、苦しい。すごくすごく、苦しかった。 お姉ちゃんのことを想うと、いつもこう。 そして雪の日は尚更、私の心は潰れそうになってしまうんです。 . 珍しく、あまり集中できなかった午前の授業を終え、私は少し頭を冷やしたくて 教室を出ると、冷たい風の吹いている廊下の窓から身を乗り出しました。 「何してるの、憂?」 「わ、あ、梓ちゃん!」 突然声を掛けられて、私は思わず落っこちそうになってしまいました。 梓ちゃんが慌てたように私を助けてくれます。 「ちょ、憂、危ないよ」 「う、うん、ありがとう……」 「で、何してたのよ憂?こんな寒いとこで。早くお弁当食べようよ」 「うん、そうだね……」 梓ちゃんは私の様子を見ると、「何かあったの?」と少し心配そうに訊ねてきました。 私は何でもないよ、と答えようとして、別の言葉を並べていました。 「梓ちゃんは、好きな人が女の人、ってどう思う?」 聞いてから、しまった!と思って慌てて誤魔化そうとしたけど、梓ちゃんは別に 引いたような顔でも、変な顔でもなく、「え?」と少し驚いたものの、「いいと思うよ」と 答えてくれました。 「ムギ先輩の受け売りだけどね、相手のことが本気で好きなら性別なんて関係ないって」 「……もし、それが家族でも?」 さすがの梓ちゃんも、動揺を隠せないようで、「ごめん、何て?」と 聞き返してきました。 「やっぱり、おかしいよね……」 「憂……」 「ごめんね、梓ちゃん!変なこと言って。昼休み終わっちゃうし、お弁当食べよ!」 何か言いたそうな梓ちゃんに気付かないふりをして、私は話を逸らしました。 ちょうど純ちゃんが待ちきれなくなったのか教室から顔だけ出してカレーパンを 食べながら「二人とも何してんのよー?」と私たちを呼びました。 午後の授業が始まっても私は何となく上の空で、お姉ちゃん、何してるかなとか、 お姉ちゃん、寝ないでちゃんと授業受けてるかな、とか、そんなことばかり考えていました。 気が付くと今日の授業は全部終わってしまい、いつのまにか帰りのHRが行われていました。 「今日は天候の関係もあって、外の部も中の部も部活動は無しだ」 担任の先生の声に、私は思わず顔を上げました。 今日はどの部活もないんだ。久しぶりにお姉ちゃんと帰れるかも知れない。 そう思うと、少しだけ嬉しくなりました。 外ではまだ雪が降っています。 もしお姉ちゃんも傘を持っていなかったら、二人で走って帰ろう。 きっとお姉ちゃんとなら、どれだけ走ったって冷たかったって平気だから。 解散になると、私は急いで荷物を纏めて教室を出ました。 お姉ちゃんが帰らないうちに早く下駄箱に行きたくて、私は何度も廊下を走り そうになりました。 下駄箱では1年生と2年生の姿しかなく、3年生はどのクラスもまだのようでした。 私は靴を履き替えると、3年生の下駄箱の前でお姉ちゃんが来るのを待っていました。 「あ、憂!先に帰ったかと思った!」 3年生の廊下からぞろぞろと先輩たちが歩いてくるのが見え始め、もうすぐかなと 思っていたら案の定、お姉ちゃんはすぐに私の元へ走ってきました。 「ういー、私、傘忘れちゃって」 「ごめんねお姉ちゃん。私も持ってこなかった」 「そっかー……」 しょんぼりとするお姉ちゃんに、「走って帰ろっか」と声を掛けようとした時、 突然お姉ちゃんが「あ!」と声を上げました。 「あずにゃんだ!」 「わっ、唯先輩!?」 お姉ちゃんは、2年生の下駄箱で多分一緒に帰る人を探していたんであろう梓ちゃんの 姿を見つけると、嬉しそうに駆け寄っていくと抱き付きました。 ずきん。 少し、胸が疼きました。 おかしいな、いつも見慣れてる光景なのに。 何でだろう、今日は凄く、嫌な気持ちになってしまいました。 きっと、雪の日だから、こんな気分になるだけ。 そう自分に言い訳してみたけど、その気持ちは消えることはなく、私はもやもやと したものを抱えてお姉ちゃんが自分の元へ戻ってくるのを待っていました。 「ごめんねー、憂、帰ろ」 お姉ちゃんは、梓ちゃんの待ち人が来たのをきっかけに、梓ちゃんから離れると 私の元へと戻ってきました。 私はいつものように「大丈夫だよ」と言えなくて、ただ「うん」と言ってお姉ちゃんより 先に歩き出しました。 「うい?どうしたの?」 「ううん、何でもない」 「だって憂、怒ってる」 「怒ってない!」 つい声を荒げてしまいました。 校門を出たところで私たちは立ち止まりました。 「うい……?」 お姉ちゃんはずるい。 私のことなんでもお見通しのくせに、肝心のことは何も知らない。 知ってくれない。 知らないほうがいい。だけど知って欲しい。 今、私がどんな気持ちでいるのか。 私がどんなにお姉ちゃんのことが好きなのか。 「……バカ」 「え?」 「お姉ちゃんのバカ、大嫌い!」 あぁ、どうしてだろう。 どうしてこんなこと言っちゃったんだろう。 「憂……」 「ごめん、なさい……!」 私はお姉ちゃんに目を合わすことも出来なくて、ただ小さな声で謝ると、 その場から走り出しました。 「憂!」とお姉ちゃんの声が聞こえた気がしたけど、私は立ち止まりませんでした。 全部雪のせいにできたらいいのに。 走りながら、私は本気でそう思いました。 気が付くと、昔よくお姉ちゃんや和ちゃんと遊んだ公園へ来ていました。 私は頭に積もってしまった雪を振り払うこともせずに、公園の真ん中に来ると その場に座り込んでしまいました。 私は今まで我慢してた涙が次々と溢れ出てきて、それを拭おうと必死に目を こすりました。 それでも涙は止まってくれません。 涙を拭いながら、私はただ、自分が嫌で嫌でたまらなくなりました。 どこかへ行ってしまいたい、お姉ちゃんのいない場所へ、どこでもいいから。 「ごめんね、ごめんね、お姉ちゃん……」 もう、どうすればいいかわからないよ。 こういうとき、お姉ちゃんはなんて言ってくれたかなあ。 思い出せないよ。 このまま、ここで凍え死ねればいいのに……。 お姉ちゃん、私のこと、どう思ったかな。 面倒な妹?うるさい妹?それともいらない妹? 雪がだんだん強くなってきました。 横殴りの風が、私のスカートを捲り上げました。 慌ててスカートを直すと、微かに何かの音が聞こえました。 誰かの、歩く音。 「うい……っ」 顔を上げると、お姉ちゃんがいました。 お姉ちゃんは息を切らせながら私に近付いてくると、突然私に梓ちゃんにして いたようにぎゅっと抱きついてきました。 「お姉ちゃん……?」 「憂、よくわからないけど、ごめんね……?」 「……うん」 「だから、私のこと嫌わないで」 「嫌わないよ」 嫌うわけない。嫌えるわけない。 たぶん、私はずっと、お姉ちゃんに依存したまま。 「私、憂のこと、大好きだよ。大切な大切な家族だって思ってる」 うん、わかってるよ、お姉ちゃん。 だけど私は―― 「だからね、憂のこと、傷付けたくない」 「本当に?」 「うん、本当に本当。憂のこと、大好きだもん、愛してるもん」 ずきん。 また、胸が疼いた。 私は、愛して欲しかったわけじゃない。 私が求めていたのは、そんなに軽い「愛してる」じゃない。 嫌いだって。 大嫌いだって。 そう言ってくれたほうが、私はこんなにも苦しまなくていいのに。 「私も、愛してるよ」 お姉ちゃんに囁き返した虚しい告白は、真っ暗な夜空に溶けて消えていった。 . 「お姉ちゃーん、朝だよー!早く起きないと遅刻しちゃうよー!」 いつもの朝です。 私は朝の弱いお姉ちゃんに、声を掛けます。 それでも起きてこないお姉ちゃんの部屋を覗くと、お姉ちゃんはギー太をぎゅっと しながら気持ち良さそうに抱いて眠っていました。 私はそっとお姉ちゃんの腕からギー太を抜き取ると、それをギターケースに 仕舞って、言います。 「お姉ちゃん、愛してるよ」 ギー太からじゃない。私からの愛のコトバ。 けれどきっと、お姉ちゃんには伝わらない。伝わらなくていい。 お姉ちゃんは、私がしばらくお姉ちゃんの寝顔を見つめていると目を覚まし、 私を見て、私の大好きな笑顔でこう言うのです。 「憂、おはよう」と。 終わり。 戻る
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ぼくいっつも幸子ちゃんにセクハラ紛いのクソ絡みしてるんだけど逆に幸子ちゃんからアクション起こされるとぼくの童貞力がフルバーストしてフリーズしちゃうからその度に幸子ちゃんにふじえるさんのヘタレとか言われるのが不本意過ぎるって話をするね。 まず外で幸子ちゃんにイタズラ半分で頬にキスしようとすると幸子ちゃんにツッコまれながら頭叩かれるのね。バチコーンって。まあぼくもそのツッコミを期待しての行動だからすぐやめて倒れるフリまでして他のアイドルにも「うわ……」ってドン引かれるまでが一連の流れとなるわけ。でこないだの夜の話なんだけど、お仕事終えてぼくの家に幸子ちゃんが来たときにまた同じノリで同じことやろうとすると幸子ちゃん無言でこっちに顔向けて目を軽く閉じて唇を突き出すのよ。いわゆるキス顔。 ぼく一瞬あれ?って思ったけど、いやいや、これは俺をからかってるだけに違いない。顔をギリギリまで近づけて脅かしてやろうとしたんだけど引かないのよ。で、ぼくがまずいこのままだと本気でキスになるって思って急いで顔を引いたら、幸子ちゃんに「ふじえるさん肝心なところで根性ないですね」って呆れた顔で馬鹿にされた。つらい。 次の話に移るんだけど、外で幸子ちゃんと並んでソファに座ってるときにイタズラ半分で幸子ちゃんの膝に倒れこんで膝枕しようとすると、倒れようとするぼくの体を押し返したり立ち上がって避けたりするのね。で、頭叩かれて止めさせられる。また他のアイドルにあの変態プロデューサーはって思われる。それが一連の流れなんだけど、またぼくの家でソファでテレビ見てるときに同じことすると幸子ちゃん全く無抵抗なのよ。それどころかぼくの頭に手を置いてぽんぽんとしてくるの。で、頭ぽんぽんしながら「ふじえるさんは子供みたいですね。仕方ないです。ボクは優しいので膝枕してあげますよ」って言われたからなんか気恥ずかしくなって「ゴメン……」って言いながら膝枕脱出しようとしたら幸子ちゃんに「逃げないでください」って頭掴まれて引き止められてしばらくその状態のままにさせられた。ぼくが恥ずかしくて何も言えずに固まってたら幸子ちゃんに「あれえ?いつもの勢いはどこに行ったんですか?セクハラが大好きなふじえるさん♪」って完全にナメられた。つらい。 更につらいのはその日以降自宅でぼくがあくびしたりうとうとしてると幸子ちゃんに「眠いんですか?じゃあボクの膝枕で寝ます?ま・え・み・た・い・に♪」ってからかわれるようになったことかな。ぼくがクールに「い、いや。べ、べつに、い、いら、いr、いらねえし……」って返しても軽くいなされて結局幸子ちゃんのされるがままになるのよ。つらい。 こうしたことが続いたせいで幸子ちゃんから完全にぼくのこと「イタズラには躊躇ないのにボクからされると固まる精神年齢小学生」みたいな認識を持たれてしまってたまにからかわれるようになりました。つらい。
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_ |_=| ノ|ノハヽと)⌒) ノc|*・ 。.・)⌒/ <AAぼしゅうちゅー / V8レ/ <_ノ ◎ | と_イ_ハ_ゝ (_|ヽノ | | \~\ (_) (_ ) _ |=_| (⌒ つ/ハノ|ヽ \⌒(´ヮ `*从 <職人さんぼしゅうちゅー \レ8V \ | ◎ \_> ∠_人_イ_つ ( /|_) /~/ | | (_ ) (_ )
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いつもお姉ちゃんにお世話になりっぱなしで、大好きなお姉ちゃんをちょっとでも助けてあげたいといろんなことを頑張ろうとするも 気ばかり逸ってからまわって失敗ばかりしてしまう自分に嫌気がさし 「わたし、お姉ちゃんを助けるどころかお姉ちゃんに迷惑かけてばかり・・・。これじゃあ、お姉ちゃんに何もしてあげられないよ・・・」 と落ち込んでいる姿をいたたまれなくなった勇者部一同が 「なんとか樹に自信をつけてあげることはできないかしら」と相談しあうも良い解決案が出せず そんな樹たちの姿を見た風先輩が 「私にとって、樹が傍にいてくれることがなににも代えがたい幸せなの でも、樹の気持ちはとっても嬉しいよ・・・。ありがと あせらないで、少しずつ頑張っていこ?お姉ちゃんと一緒に、少しずつ・・・ね?」 と優しく励ましてあげる そんなほほえまーなハートフル犬吠埼姉妹をください
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お姉ちゃんの3乗~殺×殺×殺~ ◆5ddd1Yaifw ビルが立ち並ぶオフィス街にビュウと風が一陣吹いた。めくれるピンク色のスカート。たなびく燃えるような赤の長髪。 「殺しあいねぇ……」 そのつぶやきは風の吹く音によってかき消される。 向坂環は簡単に言えば迷っていた。 (私はどう動くべきなのかしらね? 大事な幼なじみと弟を護るためにこの殺し合いに乗るべき? それとも抗うべき?) 自分の大切な人達を一人だけでも確実に生き残らせる為に進んで殺し回る闇の道。 全員一緒に協力して笑って元の日常に帰れるよう頑張る光の道。 環の行動方針は大切な人達を護るためだけにあり、後はどうでもいい、勝手に殺し合っていればいい。 (最も、どっちにしろみんなに害意を持つ存在は私が排除するけどね) 環は殺しを否定しない。大切な人達を護るためなら殺しを許容してもいいと思うほどだ。 別にこれは環が非道な人物というわけではない。ただ、大切なものへ掛ける比重が他の人に比べて重いだけ。 それに加えて自分は幼なじみの中では年長者だという自負もある。 私が頑張って皆に対する危険を取り除かないと。その意志が環をこのような考えに導いた。 「さてと、どうしましょう」 思考が最初に戻る。どちらを選択するか。どれほど考えようとも答えははっきりとしない。 ぐるぐる迷路をさまようような、小骨が喉に引っかかっているようなもどかしさが環を悩ませる。 「“これ”で決めましょうか」 環がポケットから出したのは何の変哲もない一枚の十円玉。 つまるところ、コイントスでどちらの方針にするか決めようと思ったのだ。 「表が出たらこのゲームに乗る、裏が出たら抗う……」 人差し指にコインを乗せる。弾いて数瞬後、地面に落ち、キンと甲高い金属音が鳴り響いた。 「……私の選ぶ道は――」 ◆ ◆ ◆ 視点が変わる。環と同じオフィス街に一人の女性がいた。 女性は白のローブを身に纏い、清楚な空気を醸し出してはいるが、どことは言わないが出ているところはしっかりと出ており女性としての色気はある。 しかし何よりも目立つのは背中の天使のような白い羽。 女性――ウルトリィはこの人道から外れたゲームからの脱出を考えていた。 「ハクオロ皇……どうかご無事で」 頭の中で思い浮かべるのは、このような非常事態の時でも諦めずに人の為に最善の行動を行うであろう一人の男。 今も一人でも多くの者を救おうと動いているはずだ、と推測する。 「私も動かないと。少しでも助けになってあの人を支えないと」 だが悲しい、現実は―― 「あっ……」 ――尊き思いなど平気で踏み潰される。 腹部が紅く染まる。流れ落ちる生命の元である血。 「な……に……が」 ウルトリィは何をされたかすらわからなかった。周りには誰もいない、腹に矢が刺さった痕もない。 認識が不可能な攻撃? だめだ、理解不能。 「あ、が、」 ドサっと大きな音を立てながら仰向けに身体が倒れていった。ああ、地面と擦れて痛い、と人事のように呟く。 だがその言の葉の続きはもう紡がれない。死んでしまったのだから。死人に口なし。 オンカミヤムカイの第1皇女、ウルトリィはあっさりと死に堕ちた。 ◆ ◆ ◆ 「少し狙いが外れたけど上々か、うん、使い心地はそんなに悪くない」 ウルトリィからそれなりの距離が離れたビルの屋上で。 手には狙撃銃を持ち、向坂環は冷たく呟いた。 「命って軽いわね、こんな普通の女子高校生でも殺せる」 ただ銃を構え、スコープで狙撃対象を覗いて。 「撃てばそれまで、か」 トリガーを引いただけ。この僅かな動作だけで人はあっさりと死んだ。 「人を殺した、私が人を……」 嗚呼、何ということか。これで立派な人殺しだ。 だけど不思議と後悔はない。大切な人達を護れることに満足感すら覚える。 「さてとあの女のところにでもいって何か漁りましょうか、役に立つものが入っているかもしれないしね。 タカ坊、雄二、このみ……お姉ちゃんが護ってあげるからね……!」 コイントスの結果、向坂環の選んだ道は――先が見えない闇の道だった。 【時間:1日目午後1時30分ごろ】 【場所:G-1】 向坂環 【持ち物:USSR ドラグノフ (9/10)、予備弾倉×3、水・食料一日分】 【状況:健康】 ウルトリィ 【持ち物:不明支給品、水・食料一日分】 【状況:死亡】 013 信仰は尊き聖上の為に 時系列順 033 「All right let s go!」 022 「あさはかなり……」 投下順 024 彼女たちの日常 GAME START 向坂環 057 表は裏に、裏は表に ウルトリィ 死亡
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前へ それからしばらくの間、私は千聖と2人でスケートを楽しんだ。つきっきり指導の賜物か、よろよろ滑るのが精一杯だった私も、どうにかフツウぐらいの速度を出せるようになってきた。 そういえば、こんなふうに誰かと外でガッツリ遊ぶのって、結構久しぶりだ。平日は学校と寮と往復で終わってしまうし、休みの日も、出かけるとしてもせいぜい駅ビル。 遅くなると千聖のところに行けなくなるし、最低限の買い物をしたらすぐに出ちゃう。 考えてみたら、大好きな寮のみんなと、大好きな千聖がそばにいるから、お屋敷と寮の敷地外にでる理由ってほとんどないのかもしれない。 「舞、だいぶ上達したわね。うらやましいわ、舞は何でも飲み込みが早いのね」 「ふふん。でも、千聖だって基礎能力がすっごい高いことたくさんあるじゃん。運動とか。勉強もさ、できないって思ってるだけで、地頭はいいんだから。もったいないよ」 「あら。今日の舞は優しいのね。いつもは千聖のこと、ばーかばーかって言うくせに。ウフフ」 あぁ、もう可愛いったら!とても年上になんて見えないその笑顔に、つられて私もにやにやしてしまった。何となく目が合って、はにかんで微笑みあう。何これ、超いいムード。 「ねえ、ちさ・・・」 「おーい、舞!千聖お嬢様―!!遅くなってごめんねー!」 ――お姉ちゃん、空気読んでつかあさい。 舞美ちゃんは、スケート靴のまま器用に走り寄ってきた。汗を乾かしていたはずなのに、さっそくもう白いおでこに水滴が滲んできている。 「ごめんごめん、休憩所にクラスの友達が何人かで来てて、何か話し込んじゃった」 「あら、素敵な偶然ですね」 「ここ、駅からも学校からも近いですから。まだ会ってないだけで、他にも知り合いの子とかいたりして」 ももちゃんやすぎゃさんがいたら面白いのに、何て言いながら千聖は微笑む。・・・・いけないいけない、ガキじゃないんだから、くだらない嫉妬心は抑えないと。 千聖に仲良しさんがいるのはいいことじゃないか。 「・・・それはそうと、そろそろお昼にしませんか?私さっきからお腹の虫が鳴いて鳴いて」 そう言ってお姉ちゃんが軽くおなかを撫でると、タイミングよくグーッとおマヌケな音が漏れた。つられるように、私と千聖のおなかもキュルキュルと音を立てる。 「あはっ、意見が合ったみたいだね。よーし、もうすぐ休憩所が混んできちゃう時間だから、急ごう!」 舞美ちゃんは私と千聖の真ん中に分け入って、二人の肩をガシッと抱いた。 「・・・ラグビーじゃないんだから」 そのままのっしのっしと人を掻き分け休憩所に行くと、運良く4人席が空いていた。手早く椅子に座って、無事確保完了。 「ここにしよう!お嬢様、よろしいですか?」 「ええ、もちろん。でも、ちょっと待っててね、私、荷物を取りに行って来るわ」 「ちょっとー、お昼の後でもいいじゃん。ちさ・・・」 「まあまあ、いいじゃないか。お嬢様はきっとすぐ戻るよ。私とここで待ってよう」 相変わらずご機嫌なおねえちゃんは、また無意味にデジカメを取り出して、飽きもせず私の顔を撮影する。 「ふっふっふ」 「もう、何だよー」 「だって今日の舞、本当に嬉しそう。お嬢様とデートできるの、楽しみにしてたもんね」 ちっちゃい子をあやすようにほっぺをつつかれる。 千聖といる時の私のキャラ崩壊っぷりはみんなにネタにされちゃうぐらいひどいから、こんな風にからかわれるのはよくあることだけど、改めてしみじみ言われるとさすがに恥ずかしい。 「別に、千聖とはいつでも一緒だし。今日だけ特別楽しみってことはないけど」 はい、嘘。だけど私は強がる事でワンクッション置かないと、なかなか素直に話ができない。 「またまたそんなこと言ってー。・・・・・私ね、舞」 ふいに、お姉ちゃんは声のトーンを落とした。ちょっと真面目に話したいときの、お姉ちゃんの癖。私もつられて背筋が伸びる。 「私、舞とお嬢様が仲良くしてるの見るの、すっごく好きなの。お互いに大好きだーって気持ちをぶつけ合ってるみたいで、素敵な関係だと思う。」 「うん」 「だからね、ほら、去年・・・・舞とお嬢様の仲ががこじれちゃったことがあったでしょ。何か、すっごく怖かったの」 あー。そんなこともあったっけね。 私は久しぶりに、にっくき新聞部(元)部長の顔を頭に思い浮かべた。ここんとこずっと平和だったから、そんな人のことなんてもうすっかり忘れていたけど、 改めてあの事件について考えてみると、ムカムカが蘇ってくる。 大体、私結局あの人に直接謝ってもらってないんだけど!なんなの! 「・・・でもね、あのことがあってから、舞もお嬢様も成長したなって思うんだ。」 「成長・・・」 「うまく言えないけど、前よりも自立した上でラブラブっていうか。そんな2人を間近で見る権利を独占できて、今日の私は幸せだよ!とかいってw」 「うん」 私は黙ってお姉ちゃんに抱きついた。普段はある意味私よりずっと頼りないところもあるのに、こうしてちゃんと私と千聖のことを見ていてくれて、本当に嬉しい。 「・・・アリガト」 小声でつぶやくと、お姉ちゃんは黙って頭を撫でてくれた。こういう時からかったりしてこないから、お姉ちゃんには遠慮なく甘えられる。 「まだまだ今日は楽しもうね、舞。笑顔の写真いっぱい撮らせてね!」 「でも、一応言っておくけど、今日はあくまでも私と千聖のデートなんだからね。千聖と必要以上にイチャイチャしないでよ、絶対!」 「あら、なんのお話?千聖がどうしたのかしら」 嫉妬の鬼、萩原舞。とりあえず念のためお姉ちゃんに釘をさしていると、早足で千聖が戻ってきた。 「えーん、お嬢様ー。舞がいじめるんですよー」 「まあ、舞ったら。罰として、お昼ご飯はおあずけにしようかしら。ウフフ」 千聖はそう言って、ピンクの巾着袋をテーブルの上に置いた。中から取り出されたのは、小さな1段式のお重箱。 ふたを開けると、いろんなパンで作ったサンドイッチがぎっしり詰まっていた。 「「えーっ!」」 お姉ちゃんと私、声を合わせてびっくりしてしまった。確かに今日はちょっとバッグが大きいなとは思ってたけど・・・ 「これ、作ってきたの?」 「ええ。私、今日のお出かけがあまりにも楽しみで、朝早く目が覚めてしまったの。それで、お弁当を用意しようかと思って。 栞菜も起きてくれたから、2人でえりかさんのお部屋に行って、いろいろ教えていただきながら作ったのよ。 たしか、なっきぃの予定表では、お弁当はスケート場の売店で買うことになっていたけれど、このぐらいの予定変更なら大丈夫よね?」 「当たり前ですよっお嬢様!もしなっきぃが文句でも言ったら、その時は私がヘッドロックでもかけて仕留めますから!」 ――お姉ちゃん、知らないの?それはなっきぃにとってはご褒美なんだよ。 「ウフフ、それは安心ね。では、どうぞ召し上がって。舞、どれが食べたいかしら?舞?」 「んーん」 どうしよう、千聖の顔をまともに見えない。黙って口を閉じてないと、本当に顔がありえないくらい弛緩してしまいそうだった。あーヤバイ、超嬉しいんですけど。 千聖は私とは正反対で、ちっちゃなことでもすぐ笑顔になってくれるから、実際私とのデートをどのくらい楽しみにしていたのか、正直あんまりよくわからなかった。 だけど、今日1日を楽しいものにするために、こんなにいっぱいお弁当作ってくれて。重かっただろうに、何でもないような顔してお屋敷から持ち歩いてくれて。 楽しみにしてくれていた気持ちを推し測っていた自分が、ちょっと恥ずかしい。 「舞?」 「・・・これ、食べさせて」 だから、今は思いっきり甘えさせてもらうことにした。ツナとトマトのサンドイッチを千聖に手渡して、大きく口を開けてみせる。 「あら、舞ったら甘えんぼうね」 私たちが食べさせあいっこをしてる横で、舞美ちゃんも嬉しそうにパンを口に運んでいる。 「おいしい?」 「はい、とってもおいしいです!特にこの、フランスパンにハムとチーズが挟まってるやつ!もうおいしすぎてさっきからこればっかり食べてます!」 「ちょっと、お姉ちゃん!舞まだそれ食べてない!残しといてよねっ」 お姉ちゃんの言うとおり、お世辞抜きに千聖の作ったサンドイッチは美味しかった。もちろんえりかちゃん監修というのも大きいだろうけど、千聖は大雑把な性格の割りに、案外料理が上手い。 次々に手が伸びて、あっという間に残り3つとなってしまった。 ――ああ、超平和。超幸せ。このままゆったりまったりした雰囲気で、一日過ごせたらいいのに。 「お嬢様、舞、私最後にこれ食べたいんだけど、いいかな?」 舞美ちゃんは野菜サラダサンドを指差した。私はさっき千聖に食べさせてもらったから、いいよ、とうなずいた。 「あら、それは自信作なのよ。ウフフ、どうぞ。気に入っていただけてよかった。私はフルーツサンドが食べたいわ。舞、どうかしら?」 「うん、いいよ」 となると、私はこのローストビーフとレタスのやつか。・・・なんかこれ、よくわかんないけど、すっごく美味しそうなんだけど、禍々しいオーラが漂っている。 ほら、推理小説とかでよくあるじゃん。特に理由はないけど、嫌な予感がして手をつけなかった食べ物に、毒が盛られていた、とか。そういう感覚に近い気がする。このサンドイッチ・・・何? 「んー、やっぱりおいふぃー!」 「ウフフフ、それは、ゴマドレッシングとマヨネーズを和えて・・・」 2人が楽しそうに話している横で、私は難しい顔してサンドイッチとにらめっこ。 「舞、どうしたのー?食べないのー?おいしいのに、お嬢様サンド」 うぐぐ!普段はにぶちんなくせに、お姉ちゃんは静止状態の私にすぐ気がついてしまった。 「食べないなら私が・・・」 「待って!食べないなんて言ってないじゃん!」 依然食欲旺盛なご様子の舞美ちゃんの手から逃れるごとく、サンドイッチを上に掲げて回避する。そのまま口に運ぼうとする一歩手前、ふと思い立ってパンをめくってみる。 「うーわっ」 バジルソースか、西洋ワサビか。そこには緑色の液体で、“Chisato is mine forever big bust”とか書かれていた。 「あぁ、それは栞菜が作ったのよ。そういえば、できたら舞に食べてほしいって言ってたかしら。特別なおまじないをかけてあるとか」 「・・・あっそ」 ――危なかった、こんなもん何にも知らずに食べてたら、体内から侵食されるところだった。 「食べないの?」 相変わらずお姉ちゃんは、えさを前にした大型犬だ。とりあえず半分に割って、ビッグバストとか超ムカツクことが書いてある方を渡してあげた。 よし、これで私が請け負う呪いは半分だ。 「何がmineだ、こんにゃろ!舞のだよ!舞の!」 味は普通に美味しいところがまた腹立たしい。禍々しい呪術を噛み潰すつもりで、私はバリッと音を立たせながらサンドイッチを口に押し込んでいった。 次へ TOP
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430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 19 46 51 ID +kCU95eP 聡は風呂上がりのりっちゃんも前髪おろしたりっちゃんも毎日見れるんだよな。 聡ーーーー!!!!! 438 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 19 55 45 ID 67wDqVOy 430 で、それを見て顔を赤らめてる聡は律お姉ちゃんにからかって貰える訳ですね …何と言う涅槃 441 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 19 59 47 ID +kCU95eP 438 夏場、キャミと短パンでうろつくりっちゃんを見て思春期な聡は目のやり場に困る。 それを見た律が「何照れてんだ~、うりうり」とか言って肩組んで頭をぐりぐりされたり .....ふぅ。 聡のおかげで妄想の幅がグッと広がるわ 442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/29(月) 20 03 38 ID jY34iI7v 441 寧ろ 律「ふぃー一番風呂はいいねぇ。聡次入れよ」 聡「んー、わかったー。 ……」 律「? どうした?私の身体なんか見て。…もしや」 聡「何で親近相姦みたいな反応してるんだよ。いや、見てたけどさ」 律「ほら、やっぱ見てたんじゃん。って、早く風呂入れって」 聡「わかったってば」 律「私は牛乳牛乳~」 聡「澪さんは成長してるのになぁ…」バタン 律「ごふっ。さ、聡!お前っ!!」 出典 【けいおん!】田井中律は姉御肌可愛い31【ドラム】 名前 コメント すべてのコメントを見る