約 418,667 件
https://w.atwiki.jp/orenoimoutoga/pages/152.html
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(9) book_bunko_img09.png 著者/伏見つかさ イラスト/かんざきひろ 定価 578円 今度の『俺の妹』は“それぞれの視点”で描かれる特別編! さらには意外なコラボも!? あのルリ姉に──好きな人ぉ? どーせ脳内彼氏でしょ? (8)巻の顛末を黒猫の妹・日向の視点から描いた『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』。腐女子の妹を「世界一可愛い」と豪語する、もうひとつの“残念な兄妹”の物語『俺の妹はこんなに可愛い』。いくつもの“顔”を持つ沙織・バジーナの“ルーツ”に迫る『カメレオンドーター』。桐乃に“トラウマ”を植えつけた瀬菜の恐るべき行動とは?『突撃 乙女ロード!』。お兄さんが彼女と別れたのって、もしかして……私のせい? あやせのフクザツな乙女心と、加奈子のライブ楽屋裏の一幕『過ちのダークエンジェル』。ほか『真夜中のガールズトーク』『妹のウエディングドレス』2本を収録! さらにはアニメOP主題歌を担当した「ClariS」とのコラボが実現! 原作の主題歌『nexus』の発売や、作中に「ClariS」の二人が登場するなど驚き満載の特別編!!
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/309.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290468634/270-273 俺と妹の最終決戦 ~~その2~~ 新垣あやせ。妹の親友でクラスメイト。雑誌の専属モデルをやっている。俺のことを近視相姦上等の キモオタ兄貴だと思い込んでいるが、何故かちょくちょく桐乃のことで俺に相談を持ちかけてくる 黒髪の美少女。 愛しのラブリーマイエンジェルあやせちゃん。 そんな美少女が、今、俺の目の前に立っている。 「お兄さん!なに、にやにやしているんですか? 二人きりだからって変なことしないでくださいね」 「しないしない」 「そっ、それよりどういうことですか? 桐乃のことで、とても大事な話があるってメールに書いて いたんですけど?」 そう、桐乃から愛の告白?を受けた俺は、翌日の夕方あやせと対面していた。 例によって桐乃大好きのあやせに対して、桐乃を餌にしていつもの公園へ呼び出していたのだった。 しかし、あっさり、ここに現れたなこいつ・・。呼び出した俺が言うのもなんだけど、チョロすぎるぜ。 「お兄さん! 早く話をしてください! 桐乃に何があったんでしょうか?」 あやせが鬼のような形相で俺を睨みつけてくる。 「ってか、なんでおまえは、いつも怒っているんだ?」 「えっ・・・、そっ、そんなことはありません。お兄さんが早くわたしに話をしないからです」 「・・・・・」 「いや。実を言うとな、今日は俺からお前に大事な話があるので、ここに来てもらったんだ」 俺は、あやせに精一杯の凛々しい声で、応えた。 そして・・・・・。 「俺と結婚してくれ」 あやせは光彩の失した瞳で俺を見て・・・・・ 「通報しました」 ブ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 畜生このアマ、またしても携帯用防犯ブザーを鳴らしやがった! 「すっ。すまん、分かったから落ち着け。あやせ! お兄さん調子に乗っていました! すみません。すみません。」 俺は、ただ、ひたすら謝り続けるしかなかった。 かちっ。 あやせは、ようやくブザーを止めてくれた。 「もう、毎回毎回いい加減にしてください。どうして、いつもそんな冗談ばっかり言うのですか!」 「いや・・・それは、お前が俺にとって、あまりにも魅力的な女性だから」 「おっ、お兄さんのくせに、気持ち悪いセリフを言わないでください。あなたと二人で一緒にいることで、わたしが どれだけ我慢しているのだと思っているのでか」 「あやせ貴様ぁ! 言うにことかいて、俺を何だと思ってやがるんだ!」 「変態、セクハラ野郎だと思っています!」 もう、俺、本当に泣くよ。まじ泣きするよ。 「俺、いつもお前の相談に乗ってやっていたよな。お前だって、感謝していたんじゃなかったのかよ。」 「その件はその件です。それに、毎回、わたしなりのお礼をきちんとしているつもりです。桐乃へのプレゼントの件 の時でも、わたしからのサプライズプレゼントを、きちんとしたつもりですけど」 「へっ? 俺、なんかあの時にプレゼントしてもらった?」 「なっ! お姉さんの髪型がとても綺麗になっていたことに、気づいていなかったの?」 「え?? もしかして、あの時のあの寝癖っぽいやつ? あれ、お前が何か関係していたの?」 「お兄さん!!」 「もしかして、お姉さんにも、今の台詞と同じようなことを言ったんじゃないでしょうね?」 だって、あれ、どう考えてもただの寝癖じゃん。俺はあやせにひどく不可解な顔をしてしまった。 「なんですかその反抗的な目は? また通報しますよ!」 「もういい。その件については、俺も悪かったと思っているんだ!」 てか、通報通報、うるさいだよ(心の声) 「なっ! なんですか、その言い方は! 本当に反省しているのですか?」 あやせが再び、光彩の失した瞳で俺を見つめてきて・・・・・、その瞳には 「殺」という文字が透けて見えてくる。 「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」 俺は本気の本気で謝りまくった。 まさか、年下の女の子に向かって、ここまで情けない姿を見せてしまうなんて。 「そこまで、怯えられると、さすがに傷つくんですけど」 あやせは、さすがに引きつった顔をしていた。 「わたしは、イメチェンしたお姉さんをお兄さんに喜んでもらいたかっただけなのに・・・・・ひどくないですか?」 あやせが口を尖がらせて、すねたような表情になってくる。 「すまなかった。あやせ。」 俺があやせに続いて、そっと肩に手をやる。 「きゃ! か、顔! 顔が近いです!」 あやせが顔面真っ赤になって、ぐいっと手のひらで俺を押しつけてきた。 なぜか、光彩を取り戻したあやせ。 「もういいです。それで、お兄さん。わたしへの大事な話はどうなっているのですか?」 ようやくあやせが落ち着いたところで、俺は改めて話を切り出した。 「いや、実はな、桐乃のやつに好きな人ができたみたいでよ」 「えっ? 桐乃がわたしのことを好きになったんですか?」 「俺のこと言えないくらい気持ち悪いよ。お前。そうじゃない。変な世界に入ってくるな!」 「じゃー、どういうことなんですか? はっ、まさか桐乃がわたし以外に好きな人なんて、いるわけないですよね! またそうやって、わたしをからかって喜んでいるだけなんですよね」 「ぐ、ぐるしいっての・・・・・・」 必死でタップすると、あやせは気付いて手を放してくれた。 「げっほ! はぁ、はぁ、はぁ・・・」 死ぬよ俺。こんどこそ本当に。 「・・・・・・で? どういうことなんです!」 「い、いや、実は、昨日、桐乃と大喧嘩してよ。そして最後に言われたんだ」 「好き・・・・・お兄ちゃん・・・・・・」ってなことを。 俺は昨日の桐乃とのやりとりと最後にそう告げられたことをあやせに告白した。 「・・・・・・どう思う?」 「・・・・・・・・・・」 ん?なんか悲しそうな顔をしているな? 「・・・多分、本当にそう思っているのだと思います。以前、初めてわたしがお兄さんと出会ったとき、 言いましたよね。桐乃が本気でお兄さんのことを嫌っているわけじゃないと。やっぱりわたしの勘は当たって いたんです」 なぜか、絞り出すような声色だった。 「考えてみれば、あの時から桐乃は学校で毎日お兄さんの話ばかりしていました。口ではいろいろ悪口ばかり 言っているようだったけど、いつもいつも楽しそうな笑顔でお兄さんの話をしていました」 そうか、そうだったのか。あいつ、あやせの前で俺なんかの話を。。 「それで、どうするんですか?お兄さん?」 その時、再び、光彩が消えていくあやせの瞳を見て、俺は生まれて初めて死を覚悟した。 しまったぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 なんで、俺、こんな話をあやせにしてしまったの? な、なんとかごまかさなければならない。 考えろ、考えろ、俺。 俺の選択死1 申し訳ありません。あやせさん。今の話はすべて冗談でした。 俺の選択死2 俺と結婚してくれ。あやせ! 俺の選択死3 とにかく逃げる。この場から逃げてしまう! 人は、生と死の境目を一瞬の判断で見極めなければならない。俺は、今まさに、この瞬間、確実に待っている死を 回避しなければならない。 そして、俺が選択した答えは! 「俺は、妹が、妹が大好きだ。妹が、大好きなんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 何をとちくるったか、いつかと同じように、あやせに向かって魂の叫びを浴びせた。これが追い詰められた俺の 選択した答えであった。 しばし沈黙・・・。 そして 「・・・・そうですか。それが、お兄さんの答えということですね。・・・わたし忠告しましたよね。桐乃に手を 出したら必ず殺しますからねっと」 もはや完全な殺し屋の目となったあやせが、何らかの決意を決めたかのように、俺の数センチ前まで近づいてきた。 そして・・・・・ 「いますぐ、後ろに向いてください。」 「・・・・・・・・・」 「早くしてください」 俺はあやせに言われるがままに体を回し、あやせに対して無防備な背中を向けた。 「そのまま目をつむってください」 なんなんだ。いったい。・・・殺るなら、いっそ、ひと思いに殺ってくれ。 俺がそんなふうに考えていた中、突然・・・。 背中に柔らかい感触が伝わってきた。 そう。あやせが、俺に抱きついてきたのであった。 「おっ、お前、いったいどういうつもりなんだ」 「少しだけ。ほんの少しだけ、このままにさせておいてください。」 「・・・・あっ、あやせ・・・・・??」 「・・・本当は、初めて会った時から、ずっとお兄さんのことが好きでした。でっ、でも、わたしは、桐乃のことも お兄さんと同じくらい好き。だ、だから、ずっと我慢していたのです。桐乃との関係を壊さないように・・・。 桐乃の大好きなお兄さんを・・・・」 「だっ、だって、お前、俺のことを近視相姦上等のキモオタ兄貴とか・・。電話だって、着信拒否してなかったか?」 「・・・ずっ、ずっと我慢していたんです。お兄さんのことを、そんなに好きにならないように・・・」 「だっ、だけど、そうやって無理すれば無理するほど、お兄さんのことが・・・」 「以前、桐乃とお兄さんが二人で映っているプリクラを見たときは・・・。一晩中、眠れませんでした。」 「あやせっ・・・・」 刻は夕暮れ。空は赤く染まり、足下の影法師が長く長く伸びてくる。まだ、夏ということもあり、時おり心地よい風が 流れてくる。そんな中、俺と黒髪の美少女の存在するこの公園は、静寂に満ちている。 どれくらいの時間が経過したのだろうか。実際の時間はおそらく数分程であったと思うが、俺にはとても長く心地よい時間が 経過したような気がした。 そして、・・・・・・ 振り向くと、光彩を取り戻した黒髪の美少女が、俺に語りかけてきた。 「お兄さん」 「どうか、桐乃の力になってあげてください」 「あやせ。俺は」 「言わないでください。もういいです。早く、桐乃のところへ行ってあげてください」 「・・・・・」 「本当に・・・・・、本当に早く行かないと、通報しますよ」 そう言って、あやせは、鞄から携帯用防犯ブザーを取り出して、これ以上ないほどの笑顔を見せてくれた。 「おう! 行ってくるぜ。あやせ!」 こうして、俺とあやせとの戦いは終わった。 話を終えた俺があやせを背に勢いよく家に向かって走り出した時・・・ 「さようなら。わたしの大好きなお兄さん」 そんな声が俺の背中で聞こえてきたのは、決して俺の空耳ではなかったんだと思う。 あたりがいっきに暗くなってきた。もうすっかり夜になりやがったな。 次はいよいよ黒猫の番だな。麻奈美のことも忘れちゃいないが、まあ、あいつは何時でもいいだろう。 そして、俺は携帯を手に、夜の帝王黒猫へ俺の最後のメールを出した。 しかし、この時の俺はまだ知らなかった。 次の黒猫との戦いこそが、この俺、高坂京介にとってかつてない戦いになるということを。
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/1408.html
このページはこちらに移転しました 妹妹(めいめい) 作詞/54スレ369 繋いでる手 するり放して 誰より果敢に わき目もふらず 一直線 自分の星 探す君 見ていて 私はやれるから 自分を鼓舞して 笑っている 風に立ち向かう ライオンみたいに だけど妹妹(めいめい) 傷ついて転んだときは 休んでもいいんだよ だから妹妹(めいめい) 辛そうな顔隠さずに 泣いたっていいんだよ 大丈夫 君の言葉は届いているから 大丈夫 君の心は届いているから 大丈夫 きっと上手くいく 大丈夫 君なら大丈夫 星空見上げて つぶやくよ がんばれ 君の星に届くよに 心から がんばれ (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/kouteieki2010joho/pages/825.html
宮崎日日新聞 激震口蹄疫記事へ飛ぶ(魚拓) (2010年4月24日付) 口蹄(こうてい)疫に感染した疑いのある牛が都農、川南町で相次ぎ確認された問題で、県は23日、都農町の和牛繁殖農家が飼育していた黒毛和牛3頭の口蹄疫(O型)感染が確定したと発表した。 20日に感染疑いの1例目となった3頭で、国内感染は2000年に本県と北海道で確認されて以来10年ぶり。県は23日夜、川南、都農町の2農場で5、6例目となる繁殖牛1頭、水牛1頭の感染疑いも確認。都農町の水牛1頭については3月末に採取した検体から感染疑いが判明した。殺処分対象は6農場で牛339頭、水牛42頭、豚2頭に上る。 県によると、23日、動物衛生研究所(東京都)が抗原検出検査で口蹄疫への感染を確定した。口蹄疫ウイルスには七つの血清型があり、O型は各国での発生の約半数を占める。韓国では4月に牛、豚、ヤギのO型感染8例を確認。1〜3月に牛とシカでA型感染7例を確認している。中国や韓国で発生した口蹄疫と同じウイルスかは、遺伝子の塩基配列を調べなければならず不明という。 感染疑い5例目となったのは、4例目の農場から西100メートルの川南町の肉用牛一貫経営農家で飼育されている繁殖牛1頭。22日、同町役場から連絡を受けた宮崎家畜保健衛生所が立ち入り検査。症状が見られた3頭の粘膜などを同研究所に送り、23日夕方、1頭の陽性反応を確認した。 6例目は、1例目の農場から北西600メートルにある都農町の水牛農家が飼育する水牛1頭。1、3例目と一部同じ飼料業者から飼料を購入しており疫学調査の対象となった。 22日、立ち入り検査で5頭から血液を採取。3月31日、同保健所が下痢症状の原因特定のため採取していた3頭の鼻の粘膜とともに同研究所に送付し、うち1頭の粘膜が遺伝子検査で陽性反応を示した。このため、これまでで最も早い時期の感染疑い例となった。農家は豚2頭も飼育。半径3・5キロには養豚農家が6戸ある。 2例目の埋却処分は23日までに終了。3例目も殺処分を終え、24日も埋却作業を続ける。4例目の埋却地も決定。5、6例目については未定。県は同日、県内の牛や豚などの偶蹄(ぐうてい)類飼育施設すべての消毒を実施することも明らかにした。 東国原知事は週明けにも上京。赤松広隆農林水産相と会談し、口蹄疫に対する支援などを要請する予定。 【地図】口蹄疫感染・疑い確認農場 ◇抗原検出検査 口蹄疫ウイルスの型ごとの特徴を示すタンパク質「抗原」にどの「抗体」が結合するかを調べることで、型を特定する検査。あらかじめ、いくつかの抗体を用意しておき、抗原と反応すれば発色する試薬を使って検出するELISA(エライザ)検査で実施した。感染疑い1例目の牛から綿棒で採取したぬぐい液のウイルスを試験管内で生きた細胞に接種して増やし、検査に使った。 4月 被害状況 防疫関係
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/67.html
出身スレ ゾンビの妹が欲しい 【らめぇぇぇ】ゾンビの妹とか欲しくね?【汁出ちゃうぅぅぅ】 【妹は】ゾンビ娘くれよ!【不死】 物語 妹「コンビニ行ってくるねー!」 俺「おい!待て待て!」 妹「むー?」 俺「今日暑いからやめとけって!」 妹「だって暇だもん゙」 俺「お前どこで脚が取れて歩けなくなるかわかんねーだろ……」 妹「ゔぅ~……ぢゃあオニーチャン゙遊ん゙でよ~」 俺「臭いからやだ」 妹「……ぐすっ……いいもん゙……もゔいいもん゙……」 俺「うそうそ」 妹「ほん゙と?」 俺「うそうそ」 妹「どっちだよぅ゙……」 俺「どっちでしょー」 妹「オニーチャン゙のばかばかばかばか!!」 ぽかぽかぽか 俺「いてってったっ」 ぶちん 妹「はぅ゙~手ー取れたー……」 俺「暴れるから くっつけるから待ってろ」 妹「ごめん゙ねオニーチャン゙……」 参考記事 まとめサイト
https://w.atwiki.jp/imoutnovel/pages/42.html
作品について 著者の餅月望は、一冊読めばわかる変態的な文体と、常人には思いつかない発想で人気の作家。 別作品では、裸割烹着や鼓笛隊とかいろいろやばい 本作品でもガールスカウトなどその才能を発揮している。 変態的な文章は過去作に比べて多少物足りない一般向けにされている気がしないこともないので、 初めてでも安心かもしれない。 あらすじから適当なハーレムモノに見えるかもしれないが、 「小学星のプリンセス」という多少ふざけたタイトルで、まじめな異種恋愛を描いている。 ラブコメではなくラブロマンスとも。 きっと本作品もそこらにあるハーレムモノと一味違うものになる。 ただし、家族モノという側面が強く妹とガチ恋愛は期待薄である。 妹について 未来人・超能力者・宇宙人・異世界人の妹 呼び方はお兄ちゃん、お兄ちゃん、兄貴、おにーたま 兄のことはガチブラコンっぽいのから家族として好きまで様々。 作者ブログのSS読むのが色々早いかもしれない→ 餅月の住む星 兄について 妹たちの誘惑にはあまりつられないが、すぐ踝とか太ももとか踝とか目に焼き付ける変態 1巻 900 イラストに騙された名無しさん [sage] 2011/11/28(月) 16 56 27.26 [夕方] ID 6jbSM/r1 スーパーダッシュ文庫の餅月望 「ある朝、ヒーローの妹ができまして。」 は あらすじ通り4人とも義妹で家族物だったけど、1人だけブラコン妹が居た。 ロリベスレで絶賛されてる変態的な文体は、読む人を選ぶから注意。 901 イラストに騙された名無しさん [sage] 2011/11/28(月) 18 41 21.32 [夕方] ID eb3IgHqx 「ある朝、ヒーローの妹ができまして。」4人の呼び方 お兄ちゃん、お兄ちゃん、兄貴、おにーたま 2巻 709 イラストに騙された名無しさん [sage] 2012/06/27(水) 18 29 19.56 [夕方] ID efpnJMOs 「ある朝、ヒーローの妹ができまして。」2巻読了 今回はフローラ(小3義妹)とキャスティア(中1義妹)がメイン とにかく妹たちが皆良い子でけなげで可愛すぎる。特にフローラはマジ天使 貴樹(主人公)も先輩キャラとの相合傘チャンスを迷いもなく捨てて妹を追いかけりとか妹第一で行動していて、まさに兄の鑑って感じがして好感度高め ストーリーはSF入っていてスケールは大きくなってるけど、家族モノとしては定番の「拾って来た動物をめぐるハートフルストーリー」になっていて、読み終わると凄くほっこりとする 家族愛方面の兄妹モノが好きな人にはマジオススメ。後はSFや小学生が好きな人にも ただ恋愛方面はあまり強くないので、そっちを期待すると肩透かしを食らうかも 「将来はお兄ちゃんと結婚する」っていつも言ってる凛(小5義妹)が貴樹に人口呼吸されてドキドキするシーンとかはあるけどね カウントダウンSSなどがある著者のブログ 餅月の住む星 1巻発売前インタビュー
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/6310.html
(その言葉の意味は分かりかねますが─── ───何故だか、その言葉はとても響きました、とミサカは率直な感想を述べます) 電撃文庫より刊行されている鎌池和馬氏によるライトノベル『とある魔術の禁書目録(インデックス)』、 及びスピンオフ作品『とある科学の超電磁砲』等に登場するキャラクター。上記の名前で「シスターズ」と読む。 アニメにおける声優は 佐々木望 ささきのぞみ 氏が担当。本来は美琴と同じ佐藤利奈氏が演じる予定だったが変更となったらしい。 概要です、とミサカは説明します 作中におけるヒロインの一人、「超電磁砲」御坂美琴の体細胞を用いて作られたクローン達。 他作品で例えると、オリジナルである美琴が草薙京やアドラーであり、シスターズがKUSANAGIやエレクトロゾルダートである。 最初から使い捨て前提で作られている事を考えれば、エレクトロゾルダートには特に良く似ていると言えるだろう。どっちも電気系だし*1。 個体名は「ミサカ○○号」と表記される。単価は18万円。実に安い命である。 そのため、「俺にも売ってくれ!」という紳士たちの叫びを産むことに。あと作中にも存在を知ったら欲しがりそうな淑女が。 『超電磁砲』劇中のある人物の発言から察するに寿命も普通の人間と比べて短いようだが、具体的に何年程度生きるのかは不明。 表情に乏しいが無感情ではなく、基本的に感性は美琴と同じ(漫画の超電磁砲では色々な表情見せたり、美琴のアイスを横取りしたりしている)。 だが羞恥心が無いに等しく、パンツが丸見えになろうが全裸を見られようが平然としている。 挿絵でも結構パンチラの機会が多い。どうもありがとうございます。 また話し方がどことなくぎこちなく、一人称は「ミサカ」で、常に丁寧語かつ台詞の最後に「~、とミサカは○○します」 と自分の心理や行動の説明をわざわざ付け加える。ただし、美琴本人に似たのか稀に毒が混じることも。 容姿は美琴に似ているが目にハイライトが入っておらず、大きなゴーグル(電磁波を視覚化する補助道具らしい)を装着している。 あとオリジナルが短パンなのに対して彼女たちは縞パン。 しかし作中では本当に瓜二つのようで上条などはゴーグルの有無(時には縞パンか短パンか)でオリジナルとクローンを判断している。 ただしインデックスは彼女のことを「クールビューティ」と呼び、オリジナル御坂のことは「短髪」と呼んでおり、 オリジナルと初めて会ったときに「この間のクールビューティに似ているけど違う人だよね」と両者を判断している。 また、声優は違うが設定上は声も同じらしく、劇場版では黒子たちが通信越しに聞こえた彼女の声を美琴のものと認識していた。 能力は『 欠陥電気(レディオノイズ) 』。美琴と同じく電気を操る能力だが、その強度はせいぜいレベル2~3相当(美琴はレベル5)。 レベル0だらけの学園都市ならレベル3でも相当のはずだが、 それでもオリジナルの1%にも満たないらしく、電磁力線の視認などの力もない。 能力名の『欠陥』は、このオリジナルとの性能差に由来するのだろう。 しかしそんな欠陥でも、動物の体表面のノミだけを殺したり、空気中の酸素をオゾンに分解し敵の酸欠を誘うといった程度には器用な使い方ができる。 またクローンである上に同じ学習を施されているため全員が全く同じ脳波と精神構造を持っており、 これを利用して電気操作能力を応用し、「 ミサカネットワーク 」と呼ばれる独自の脳波リンクネットワークを形成しているという、 オリジナルにはない特徴がある。 妹達は常にこのネットワークを通して各個体間の遠距離通信を行ったり、経験や知識を共有している。 また並列コンピュータのように、全体を巨大な演算装置として使うこともできる。 見方によっては ミサカネットワークという一つの意思が全ての妹達を操っている と取ることもでき、現に本人たちもそのように振舞っていたが…。 + ネタバレ注意、とミサカは警告を試みます 元々は筋ジストロフィー(実在する病気。簡単に言えば体を動かす為の電気信号が不調になり全身が動かせなくなっていき、 最終的には心臓等生存に必要な筋肉さえ動かなくなり死に至る可能性のある難病)治療の研究目的という名目で、 病院を訪れていた幼少期の美琴が彼女の電気の能力を買った医者達からの提案を飲みDNAマップを提供したのだが、 それが美琴の意思に反して軍用クローンとして悪用されることに。 その後美琴と同じく学園都市に7人しか居ないレベル5の超能力者であり、 学園都市最強の能力者一方通行を絶対能力(レベル6)へと至らせるための実験に使用される為に生み出された。 その実験の内容は本来はオリジナルの美琴と同じレベルの能力者との戦闘により強化するものなのだが、 前述のとおり妹達の強度はとても低く、同等の成果を得るためには20000回のシチュエーションを変えた戦闘が必要という結果が、 スーパーコンピューター『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』の演算により出された。 つまり場所や時間、装備を変えた彼女と戦闘し殺害するということを20000回繰り返すということである。 このため20000体が製作されており、作中ではうち10031体が実験のため一方通行により殺害されている。 その存在は前述の経緯からもおおっぴらにはされてないはずなのだが、 数が数な上に妹達に隠れて行動しようとする気がさらさら無いため「超電磁砲のそっくりさんがたくさんいる」と都市伝説になっていた。 オリジナルの美琴は当初その存在も都市伝説も知らなかったが、 『超電磁砲』作中のある日外部研修中の9982号と遭遇して計画の存在、その日の夜に「実験」を目撃して内容を知ることになる。 激昂した美琴は一方通行に挑むも、圧倒的な能力差に打ちのめされてしまう。 ここから美琴は実験を阻止するため、学園都市にある研究施設を破壊して回るが、 一つの施設を破壊しても別の施設が研究を引き継ぎ、 しかも複数の施設に分散して引き継ぐという方法を取られた為、実験は止まらなかった。 最後は『樹形図の設計者』の破壊を決意した美琴だったが、 既に『樹形図の設計者』は破壊され、多数の演算依頼が処理できずに山積みになっていたことを知る。 (ちなみに破壊したのは3週間ほど前に放たれた大魔法。ある人物を攻撃中に軌道をそらされて偶然命中してしまった。 本人達も知る由はないし、仮にこの破壊がなくとも計画は続いていたはずだが。) 同じ頃上条当麻が10031号と接触。彼女の死(ページ冒頭画像)を目撃したことで実験の存在を知られる(『禁書目録』3巻)。 美琴の行動の意味を知った上条は彼女を説得にかかるが、 美琴は「185回で自分が死ぬという結果が出ているなら、一回で自分が死ねば前提が狂う。 すると研究者が再演算を行おうとするが、それもできないから実験は凍結せざるを得なくなる」と考え、 一方通行との再戦に向かおうとした。 それを聞いた上条は全力で美琴を阻止し、 「 レベル0(無能力者)の自分が一方通行を倒せば一方通行が最強の能力者という前提が狂う 」という結論にいたり闘いに赴くことになる。 結果、美琴の呼び掛けに応じた妹達の生き残りの協力もあって上条により一方通行が倒された事で実験は中止。 残った妹達はその大半が学園都市内外の施設へと引き取られた。 この戦闘で入院した上条は「美琴がDNAマップを提供しなければ彼女たちも生まれなかった」と美琴に諭した。 この経緯をミサカネットワークを通じて全員が体験した結果、1万人弱のクローン体全員が上条に惚れるというカオスな事態に。 前述したミサカネットワークの影響か、当初は個別の感情というものが希薄で、 特殊な個体を除く全員が一つの感情や思考を共有する郡体生物のような性格であったが、 学園都市の超有能な医者「カエル顔の医者」こと「冥土帰し(ヘヴンキャンセラー)」の下に引き取られた4体が、 彼の個人的な趣向である「女性は痩せているほうが優秀である」「そして男性は優秀な女性を好む」 という言葉を真に受け、それをミサカネットワークを通じて全員が知り、ダイエットに励むことに。 結果として個体差が生じ、個性のようなモノが出来つつあるようだ。 美琴と違い上条へは攻撃的な態度はとろうとせず素直な態度で、むしろ姉とは違う道を選ぶとさえ宣言している。 ただし美琴のことも別に嫌ってはおらず、どころか自分達のオリジナルであり自分達のために戦ってくれた彼女を尊敬し慕っている。 また能力こそオリジナルより劣るが、実験のために与えられた記憶と10031回に渡る一方通行との戦闘経験により、 兵器・銃火器類の扱いや体術などでは美琴本人を上回っており、 さらにミサカネットワークによる一糸乱れぬ統率力もあって軍事作戦の実働部隊として優秀である。 因みに、『上条によって計画が中止され、その結果妹達が世界中に散らばる』という状況は、 学園都市を操る黒幕の計画の想定の範囲内だったらしく、 世界中に散った妹達のミサカネットワークを使った仕掛けが登場したりしているが、 非常にややこしいことになるため、ここでは割愛する。 通常個体で登場の機会が多いのは10032号(上条対一方通行で本来死ぬ予定だった個体)であり、特に区別して「御坂妹」と呼ばれる。 「みさか」で妹だがこの人とは無関係。 見分けをつけるようにするため上条にネックレスを買ってもらったが、 本人は指輪(左手の薬指にはめるものであろう)が欲しいと思っていたり、 もらったネックレスを美琴に見せびらかし、さらには自分から上条の腕に抱きついたりと、 妹達のみならず作中ヒロイン全体を通しても強く上条に対する想いを表現していたりする。 また、19090号は『超電磁砲』にて美琴とは違う方法で計画阻止を図った人物により感情データを入れられており、 彼女の感情は打ち止めを介しない命令として拒絶されているため一人だけ特に感情豊かな個体となっている。 女性週刊誌のダイエット効果により一人だけ他の個体よりちょっとスリムになったり。ファンからの愛称は「抜け駆け」。 他、彼女とミサカ10039号、ミサカ13577号、御坂妹が共に「カエル顔の医者」に預けられている。 ロシア編ではミサカ10777号が登場。ロシアの学園都市協力機関に預けられていた一体で、とある事情からロシアにやってきた上条や美琴に協力。 遠距離恋愛組は辛いなどの愚痴を溢す場面も見られた。 その他のミサカシリーズです、とミサカは紹介します 通常の個体の他にも「打ち止め(ラストオーダー)」や「番外個体(ミサカワースト)」といった特殊な調整を施された個体が存在する。 「打ち止め(ラストオーダー)」に関しては個別項目参照。 + ミサカ、番外個体(ミサカワースト)の説明に色んな所が勃っちゃいそう☆ 番外個体(ミサカワースト)は打ち止めとは逆にやや成長したような姿(高校生ぐらい)で、目つきは鋭く、目の下には濃いクマがある。 能力も(後述する理由から)通常の個体よりかなり高く、レベル4相当。 ミサカネットワークからは負の感情を優先して拾うよう調整されており、一方通行に対して強い憎悪を持つ。 悪意・敵意を抽出しやすく調整されている為か言動は下品かつ粗暴で、嘲笑・挑発が十八番。 学園都市に対して反旗を翻した一方通行を殺害するためだけに製造され、ロシア編にて実戦投入。 打ち止めの一件で妹達を守ると決めた当時の一方通行にとっては最悪の相手であり、彼を精神的・肉体的に苦しめた。 最終的に和解し、一方通行らと共に黄泉川家で共同生活を送っている。 前述通り「悪意」を拾う性質のためかいたずら好きな一面を見せており、 『新約禁書目録』では特に黒夜海鳥に対しいじめっ子の如く振る舞っている。 でも「悪意」を拾ってしまうので打ち止めがだだこねたりすると思いっきり影響を受ける。 具体的には、一方通行と出かけたがる打ち止め本人をぶっ飛ばして自分が一方通行と出かけたりする。そして凹む。 また、誕生の経緯などから上条に対してはかなり複雑な心境の模様。 口が悪く他の個体のような特徴的な口調は持たないが、それでも相変わらず一人称は「ミサカ」である。 体格に伴って戦闘力の方は他の妹達と違い( そして美琴と違い )中々のもの。 新約3巻では「クローンに劣るオリジナルってどうなの?」と美琴本人に突っ込み、「乳のことか」と問われると更に「出番の話かもねー」と返した。 本人曰く使用された成長促進剤が違うらしく、他の妹達や美琴もこうなる保証はないようだ。 まあオリジナルの母親がアレなので彼女たちにも遺伝子的には希望はある、ってミサカはミサカは(ry また、ミサカネットワークから切り離されている00000号(フルチューニング)という個体がいるようだが、登場しておらず詳細不明。 これとは(おそらく)別に、クローンの寿命を伸ばすための研究に用いられた0号という個体も登場した。 ギャグ番外では、作り過ぎて捨てられた「捨てミサカ」なるミサカ50020号なども登場している。 ちなみにオリジナル御坂は妹達の事を秘密にしているため、上条のように直接出会った場合を除けば彼女の知人、 友人はその存在を知らない(何度か目撃や遭遇しても、美琴本人と誤解されているケースもある)。 初春、佐天はもちろんのことルームメイトである白井黒子も例外ではない。 経緯が経緯なので美琴が教えていないのは当然だが、特に「黒子には絶対に知られたくない」とのこと。 真面目に考えても黒子が暗部に関わるのを良しとしないだろうし、 あれだけ美琴ラブな人間が、彼女そっくりな彼女らの存在を知ったら性的な意味で暴走するだろうし順当な判断である。 ただ、超電磁砲とのクロスオーバーを行った真・女神転生IMAGINEにおいて、 タイムマシンの事故でIMAGINEの世界に迷い込んでしまったオリジナルを救出するため妹達でタイムマシンを起動させる、 という話でイベントを締めくくっているのだが、その連絡を黒子が行っている。 無論、本編とは何の関係もない話ではあるものの、その後、妹達と黒子がどうなったのか……想像するだに恐ろしい事だろう。 二次創作でもネタにされやすく、妹達の存在を知った黒子がハーレムを築き上げようと目論むのはもちろん、 オリジナルから奪った借りた服で着せ替えを楽しんだり抱き枕にする漫画やイラストも多数投稿されている。 + ちょっとした余談 2013年から放映されている『とある科学の超電磁砲S』では、 妹達のデザインが多少変更(というか目がレイプ目から変わっている)され、よりオリジナルに近づいている。 + ... 残念ながら2018年放送の『とある魔術の禁書目録III』では従来のデザインに戻されたが、 2019年放送の『とある科学の一方通行』では『禁書目録』をベースにハイライトが入れられている。 …と、思ってたら2020年1月放送の『とある科学の超電磁砲T』ではS同様のデザインに戻った。流石に統一しろ 『超電磁砲S』のOPテーマ「sister's noise」は彼女たちとオリジナルがテーマとなっている。 MUGENにおける妹達(シスターズ)です、とミサカは動画と共に宣伝します。 うぉるふ氏によるものが製作されている。所謂ちびキャラで各種重火器を使用して戦う。 使用するのはライフルや手榴弾、設置技の地雷、ショットガン、対空ミサイル等。 ライフルは一定数ごとにリロードが必要なため、使い所を考える必要がある。 デフォルト設定ではどんな攻撃でもほぼ一撃で倒される程度のライフしかないが、その代わり複数人が同時に登場する。 最大で2万人まで設定でき、最大だと準論外級の耐性を誇る。製作動画ではバルバトスすら一方的にフルボッコするほど。 AIもデフォルトで入っているようだ。 出場大会 とある禁書の無限集合 [全員集合!] 論外未満 第四弾 希望vs絶望 無理ゲー!!挑戦大会 単騎無双VS数の暴力大会 真・単騎無双VS数の超暴力 大会 最も狂ったスタイル決定トーナメント ポイント大強奪サバイバル! 真お神杯凶下位~上位タッグバトル 超お神杯凶上位前後タッグバトル ユミナ11P前後チームトーナメント 単騎無双VS数の暴力 FINAL WARS クソゲーVS核ゲー 無理ゲー大戦 ランセレに愛されろ!空気勢滅殺シングルバトル! Aカイン前後 狂上位ランセレチームバトル 神速VS鬼弾幕 金ラオウ前後狂中位級ランセレバトルFINAL EDITION 出演ストーリー MUGEN STORIES INFINITY *1 全くの余談だが、妹達を演じたささきのぞみ氏とゾルダートの声優である滝野洋平氏は同じ事務所(東京俳優生活協同組合)に所属している。
https://w.atwiki.jp/lwetoho/pages/66.html
藤原 妹紅 (ふじわらの・もこう) 能力:『老いる事も死ぬ事も無い程度の能力』 所属:フリー(第2回大会~第26回大会)(もこけーねとして活動するも、特定の軍団には所属していないため、フリー扱い) GM軍(第27回大会~第39回大会) ファイト・スタイル 不死鳥は蘇る パワーファイターに思われがちだが投打極のバランスファイター。 またその能力から非常に受けには強いが、過信しすぎての重要な試合を落とすケースもある。 しかし一貫して言える事はトータルレスリングを考えられたクリーンなファイトをみせる 非常に玄人好みの試合展開をするレスラーである。 フジヤマヴォルケイノ フジヤマヴォルケイノII フジヤマヴォルケイノイラプション フジヤマヴォルケイノ・瞬 妹紅が愛用する投げ技のバリエーション。 本項では一式、二式、イラプション、瞬と割愛する。 初期では一式乱発による制圧試合を行いがちで、 説得力はあるものの試合展開に疑問を持たれていたが、 後に二式、そしてフィニッシュに繋げるイラプションを開発し、 織り交ぜる事によって試合進行を魅せるようになった。 基本ムーブとしては、ボディスラムの要領で相手を抱えるが、 この際相手の頭部を下ではなく自分に対して横に向け 相手を旋回して頭部側を軸として背中側からリングに叩きつける。 一式は叩きつける際サイドに落とし、またロックを外していた。 より威力を求め二式ではロックを離さずまたやや反動が強めになり 自身に対して真正面に落とすようになる。 ついにイラプションでは背後から仕掛ける形になり、ロックも外さずに垂直落下式で叩きつけるため 開発が進むにつれてダメージ量が爆増するバリエーションホールドとなっている。 瞬は唯一事前ホールド無しのカウンター技で、ロープから返ってきた相手に仕掛ける。 オリジナルは、一式と二式がディー・ロウ・ブラウンのサドンインパクト、 瞬が森嶋猛などの使うスクラップバスター、イラプションが佐々木健介のヴォルケイノイラプション。 技名は、東方永夜抄で使用した『蓬莱「凱風快晴 ‐フジヤマヴォルケイノ‐」』より。 火の鳥-鳳翼天翔 妹紅が使う、トップロープからのムーンサルトプレス。アナウンスではよく「鳳翼天翔」とだけコールされている。 別名「フェニックススプラッシュ」 灰の中から甦り、大空へ羽ばたく不死鳥のごとく、 美しい回転から相手を容赦なく押し潰す。 橙の飛翔毘沙門天と同型であるが、こちらの場合は痛め技気味に使用されがちである。 デビュー当初から持っている事は示唆されたものの、初公開は毘沙門天より遅くなった。 技名は、東方永夜抄で使用した『不死「火の鳥 ‐鳳翼天翔‐」』より。 火吹き 妹紅ならではのギミック技。 妹紅の場合は本当に火を吹いても不思議ではないから困る。 ちなみにこちらの世界でも火を吹いたことのあるレスラーがおり、 『アラビアの怪人』ザ・シークや『インディーの帝王』大仁田厚などが妹紅のように口から火を吹いた。 メディスンの毒霧、萃香の酒霧と並び、 東プロ三大吹き技に数えられる。 (MDの毒霧? あれはまだまだ未熟者である) 竹林893キック プロレス的に解説すると、走り込みながら体を横に倒してのフロントハイキック。 判りやすく言えば、映画やテレビドラマでちんぴらがよくやっている、手をポケットに 突っ込んだままゲシゲシと蹴るあれである。 妹紅の代表的スタイルの1つ。ロープへ相手を振って、反動で戻ってきたところにカウンターで決めるものや、 コーナーポストへの串刺し式のものなどがよく使われている。 威力重視よりは、屈辱を与える意味が強い。 オリジナルは新日の蝶野正洋選手のヤクザキック。 (テレビ放送では放送コードの関係上からか、ケンカキックと呼ばれている)。 海外ではマフィアキック、フーリガンキックなどと呼ばれる。 その他の技 DDT、ブレーンバスター、スイング式ネックブリーカー、ハーフネルソン・スープレックス、 パワーボム、刈龍怒(慧音との合体技) スタンダードなプロレス技を多く駆使し、そのタフな耐久力とあいまって、どちらかといえば小柄ながらヘビー級のような選手である。 戦績 [部分編集] +全戦績 -ネタバレを含むので注意- 以下は、第40回興行時点。 大会 試合 形式 対戦相手 試合動画 試合結果 備考 第02回大会 第1試合 SINGLE『美鈴五番勝負』一番勝負 美鈴 sm2527673 ○(9 14フジヤマヴォルケイノ) Xとして登場初勝利/初ピン 第03回大会 第2試合 5WayBR 魔理沙,フラン,藍,輝夜 sm2565529 ○(13 54フジヤマヴォルケイノ・藍)●(15 52 フラン・そして誰もいなくなるか?) 残り3人で脱落 第05回大会 第2試合 LTWタイトルトーナメント(慧音) 輝夜,永琳 sm2628654 ●(24 12 輝夜・ブリリアントドラゴンスープレックス) ピンを取られたのは慧音 第06回大会 第5試合(メイン) LSW次期挑戦者決定戦 幽々子 sm2695846 ●(17 21 バタフライデリュージョン) 第⑨回大会 第3試合 TAG(慧音) 魔理沙,アリス sm2809925 ○(22 40ブレーンバスター・魔理沙) 第10回大会 第4試合 LTW次期挑戦者決定戦(慧音) 萃香,魔理沙 sm2844343 ○(20 04 寺子屋ピラミッドドライバー(慧音)・萃香) 第11回大会 第5試合(メイン) LTWタイトルマッチ(慧音) レミリア,フラン sm2876409 ○(14 06フジヤマヴォルケイノイラプション・レミリア) 二代目LTW王者戴冠ベストバウト選出試合 第14回大会 第4試合(メイン) LTWタイトルマッチ(慧音) 紫,幽々子 sm2979188 ○(21 27 寺子屋ピラミッドドライバー(慧音)・紫) LTW防衛1回目 第16回大会 第5試合(メイン) LSWタイトルマッチ フラン sm3115874 ●(15 52 スターボウブレイク) ベストバウト選出試合 第17回大会 第6試合(メイン) LTWタイトルマッチ(慧音) 霊夢,萃香 sm3186064 ●(24 57 霊夢・ノーザンライトボム→片エビ固め) LTW防衛失敗 第19回大会 第2試合 TAG(慧音) レミリア,咲夜 sm3335803 ○(23 29フジヤマヴォルケイノII・咲夜) 第20回大会 第2試合 TAG(慧音) 輝夜,てゐ sm3414652 ○(17 53 日出づる国の天子(慧音)・輝夜) 第21回大会 第4試合 SINGLE『NoMercyRoyalDeathMatch』 輝夜 sm3495097 ○(17 32フジヤマヴォルケイノイラプション) 第22回大会 第2試合 TAG(慧音)『このリングには神がいる』 神奈子,諏訪子 sm3580718 ●(21 07 神奈子・片羽絞め) ピンを取られたのは慧音ベストバウト選出試合 第24回大会 第2試合 TAG(慧音) 藍,橙 sm3716686 ○(18 19フジヤマヴォルケイノII・藍) 第26回大会 第3試合 SINGLE『永江衣玖デビュー記念戦』 衣玖 sm3863085 ○(14 14フジヤマヴォルケイノ・瞬) 第27回大会 第6試合 3vs3『Coop. Now』(慧音,衣玖) 幽香,永琳,魔理沙 sm9503327 ●(21 07 幽香・ダブルスタンプ) ピンを取られたのは衣玖ここからGM軍入り 第28回大会 第2試合 2vs3(慧音,天子) 幽香,永琳 sm4004575 ○(17 16フジヤマヴォルケイノイラプション・永琳) 第29回大会 第6試合(メイン) LTUタイトルマッチ『蓬莱の殺人医師』(慧音,輝夜) 幽香,永琳,雛 sm4172888 ●(20 38 幽香・VFT) ピンを取られたのは慧音ベストバウト選出試合 第30回大会 第3試合 4vs4(慧音,てゐ,リリカ) 霊夢,アリス,萃香,鈴仙 sm4228092 ○(18 25 幸せ四つ葉のクローバー(てゐ)・鈴仙) 第31回大会 第6試合 LTWタイトルマッチ(慧音) 霊夢,萃香 sn4340481 ○(0 00) 試合放棄による四代目LTW王者戴冠 緊急試合 LTWタイトルマッチ(慧音) アリス,萃香 ○(21 56 日出づる国の天子(慧音)・萃香) LTW防衛1回目 第32回大会 第4試合 4vs4(慧音,霊夢,輝夜) メディ,鈴仙,アリス,萃香 sm4413129 ○(23 51 夢想封印(霊夢)・アリス) 第33回大会 第5試合 3vs3(てゐ,リリカ) 橙,メルラン,幽々子 sm4903044 ○(14 09 ベーゼンドルファー(リリカ)・メルラン) 第34回大会 第5試合 TAG(霊夢) 紫,藍 sm5401890 - 無効試合 緊急試合 TAG『Phantazm Down』(霊夢) 紫,ミスティア ○(18 51フジヤマヴォルケイノイラプション・紫) 第35回大会 第7試合(メイン) 『SEVENSシリーズ』第3試合 3vs3(X1,X2) X3,X4,X5 sm5598534 ●(17 37 X5・高角度前方回転エビ固め) ピンを取られたのはX2 第36回大会 第6試合(メイン) LTWタイトルマッチ(慧音) 幽香,早苗 sm5664417 ○(19 53フジヤマヴォルケイノイラプション・幽香) LTW防衛2回目 第37回大会 第7試合 3VS3(輝夜,衣玖) レミリア,フラン,咲夜 sm5842889 ●(11 43 フラン・スターボウブレイク) ピンを取られたのは衣玖 第39回大会 第6試合 LTWタイトルマッチ(慧音) 文,小町 sm8430195 ●(17 28 文・なんだかよく分からないけどすごい技 ピンを取られたのは慧音LTW防衛失敗この後GM軍から離脱 第40回大会 第3試合 2vs3ハンディキャップマッチ(妹紅) 輝夜,てゐ,リリカ sm9327725 ●(11 32 リングアウト) リングアウトを取られたのは慧音東プロ初のリングアウト決着 シングル 5戦3勝2敗 タッグ 16戦11勝4敗1無効試合 (妹紅のフォールによる勝ちは6回・妹紅がフォールされての負けは1回)もこけーね(慧音とのタッグ) 14戦10勝4敗 (妹紅のフォールによる勝ちは5回・妹紅がフォールされての負けは1回) 6人タッグ 5戦1勝4敗 (妹紅がフォールによる勝ち・負けはなし) 8人タッグ 2戦2勝0敗 (妹紅のフォールによる勝ちはなし) その他5WayBR 1戦0勝 ハンディキャップマッチ 2戦1勝1敗 多いフィニッシュ技フジヤマヴォルケイノシリーズ (10回)フジヤマヴォルケイノI (2回) フジヤマヴォルケイノII (2回) フジヤマヴォルケイノ・瞬(1回) フジヤマヴォルケイノイラプション (5回) タイトル歴 LTW 第二代王者(パートナー:上白沢慧音)、防衛1回 第四代王者(パートナー:上白沢慧音)、防衛2回 ハードコアデスマッチ『NoMercyRoyalDeathMatch』 対輝夜戦、勝利。 受賞歴 2008年度東方プロレス大賞 最優秀タッグ賞(もこけーね(慧音)) 人間関係 上白沢慧音 (もこけーね。親密な関係である。) GM比那名居天子 (GM軍参入時にボディガード契約。服従してはいるが関係は薄い) 輝夜 (犬猿の仲。デスマッチを経た後GM軍でまさかの結託。しかし内心では納得がいっていない部分もある。衣玖への態度などを巡って再度関係悪化の兆しがある) てゐ (エンターティナーであるこのう詐欺のやり方には内心はあまりいい印象はないが、我関せずなスタンスなので基本的にはどうでもいいらしい) 入場曲 月まで届け、不死の煙 評 [部分編集] -激しく燃える不死鳥時代 旗揚げ~第26回大会 激しく燃える不死鳥時代 旗揚げ~第26回大会 タイトル争いへはタッグもこけーねとして参戦。 奇しくも混乱不和を起こしていた初代LTW王者レミリア・フラン組(紅魔館)を破り 二代目LTW王者に戴冠する。その後1度の防衛を挟むが陥落。 しかし東プロでも限られた『タッグパートナーを絶対に代えないタッグ』として 相互の信頼は厚い。 妹紅は、滅多なことではシングルマッチは受けなかったが、 唯一LSWタイトルへの挑戦だけは過去に行った事がある。 それもパートナーである慧音が 当時のLSW王者フランとの試合で善戦するも敗れた後、 フランが慧音を小馬鹿にして敬意を示さなかった事に対する怒りによるものであり、 二人の絆の深さを再確認する事となった。 残念ながら試合には敗北、その後は運営方針によりシングルは封印して もこけーねとしての活動を行う。 しかし、その後LTWの王座からも陥落。 LSW、LTWの2大タイトルへの挑戦が共に遠のいてしまい、 かといって3人目のパートナーがいない関係でLTUに参加する事も出来ず 積極的なマッチメイクもしてもらえない不遇の時期の中、 東プロ外での長年の因縁相手、輝夜(当時永遠亭)との関係が爆発、 リング上でお互いを『殺す』発言を交わした事により、 本部長判断でハードコアデスマッチが決定。 今日まで東プロ唯一のハードコアデスマッチ戦となった 『NoMercyRoyalDeathMatch』に生き残り、 もこけーねの連携も再度高まっていった頃にLSW,LTWへの再挑戦を宣言。 そしてLTUのための3人目の存在をにおわせる発言をした。 +黒く甦った不死鳥時代 第27回大会~第33回大会 黒く甦った不死鳥時代 第27回大会~第33回大会 しかしその宣言から一時期、一切の露出をせず イベントマッチにも召集されないという事態が続き、ファンが違和感を感じ始める。 その後第27回大会のGM天子登場の際には何とボディガードとして慧音と共に登場。 東プロきってのクリーンタッグが共にダークサイドに移籍するという事態にファンは大混乱した。 この移籍契約はGM天子との直接契約で、寺子屋の耐震補強と 優先的マッチメイク権という優遇措置があるとしている。 妹紅本人は優先的マッチメイク権に強く興味があると発言している事から、 本人らが試合参戦を強く望みつつも、U3級の躍進、 O.D.S対反O.D.Sの動きとそれに絡む形で 進行していたタイトル争いからは距離感がありすぎたがために、 メインのアングルから干される形となっていたことに対して 想像以上に不満を抱えていたことが伺える。 GM軍移籍後はその権利を存分に行使して出場機会が大幅に増え(第27回大会以降は全興行に出場中)、 第31回大会にはLTWタイトルもGM天子を利用した謀略により強奪。 もこけーねとして四代目王者となり東プロ史上初の再戴冠となったが、 それを讃える者は誰もおらず、即座に展開された防衛戦で 相手を完膚なきまで黒く焼き尽くしたその力にただファンは呆然とするしかなかった。 初期のうちは立場上馴染めていないような素振りもみせていたが 日に日に身も心もGM天子に忠誠を示すようになってしまっており GM軍筆頭守護として爆炎で近づく者を焼き尽くす番人と化してしまった。 +黒炎、爆砕 第34回大会~第36回大会 黒炎、爆砕 第34回大会~第36回大会 GM軍後は、もこけーね(慧音)以外の選手とも組んで試合をして、充実した様子である。 以前の不満の反動か、その後の試合は容赦なき紅蓮の炎である。(実質黒き炎) 第34回大会で、霊夢とタッグで八雲紫と八雲藍の両名と対戦が決定。 GM軍として抗争の渦に。 そして運命の第34回大会、GM軍特有の罠があったが、 試合は、八雲紫の殺人的な技の数々を受けきった妹紅が、フジヤマヴォルケイノイラプションでフィニッシュ。 不死身の耐久力で重鎮を跳ね除けた勝利であった。 第35回大会にて四軍連合との抗争には負けたが(そもそも抗争自体に興味があるか疑問だが) 直後、メンバーであった東風谷早苗と風見幽香がLTWに挑戦し、これを受諾。 第36回大会、ゆうさなとして向かってきた両名を、もこけーねが粉砕、防衛2回目を果たした。 特に妹紅は、怒涛の攻めをした幽香の攻撃を受けきっての勝利なので、その恐るべき耐久力が 無差別級の選手の壁となるのだろうか。 団体の方針上、今後も波乱含みの試合を余儀なくされるが、 妹紅自身はGM天子絡みのいざこざより、試合ができれば何でもいいスタンスだろう。 余談だが、天子が屈辱的な要求なんぞ呑めるかとごねた時に従わせるのは彼女の役目らしい。 +燻り始めた火種 第37回大会~ 燻り始めた火種 第37回大会~ 一方ではGM軍内部では揺らぎとも取れる出来事が。 第37回大会では、輝夜と衣玖と組んで参戦するも敗戦。 試合終了後の輝夜の暴言となり、メンバー内で確執が発生。 GM天子がいさめることに。 それでも、ベルト防衛戦には前向きで、かつGM軍の立場から 第38回大会、次の相手に決まった文と小町の試合に乱入。 文にフジヤマヴォルケイノを叩き込んで失神させ、 黒い炎はいまだ健在をアピールした。 しかし、翌第39回大会のタイトルマッチで、王座陥落。 しかも、試合後のGM軍メンバーとのやりとりから、慧音がGM軍から離脱を表明。 妹紅にも、一緒に着いてきてほしいと頼む慧音に、一度はそれを断るが、 調子に乗って囃し立てた輝夜にぶち切れ、ヴォルケイノを叩き込んで 慧音と共に自らもGM軍を離脱することを宣言した。 +永遠の腐れ縁・輝夜 永遠の腐れ縁・輝夜 輝夜とは遙かな過去からの因縁関係があるのは周知の通りだが、東プロではなかなか複雑な関係にある。 リングでの最初の接触は、もこけーね対蓬莱てるよの対決となったLTW初代王者決定トーナメント1回戦だが、 ここでは輝夜が終始まともにやり合おうとせずにのらりくらりとかわされたあげくに、最後だけ必殺のブリリアントドラゴンで しかも妹紅ではなく慧音を沈めるという、見事な(?)頭脳プレーであっさりと逃げられる。 その後、永琳の離反・紅魔館への移籍から端を発した永遠亭対紅魔館の抗争時には、 当時のLSW絶対王者フランに自ら挑戦することで、そのフランを対抗戦から外すという、 永遠亭陣営への側面からの支援を行う。 しかし、それ以降「難題者」に傾倒していく輝夜と、正統派の妹紅ではやはりそりが合わず、もこけーね対輝夜・てゐの タッグ戦を前哨戦として、ついに前代未聞のデスマッチ戦『NoMercyRoyalDeathMatch』での直接対決となり、 この2人の決裂ぶりは決定的で修復の余地など皆無と思われた。 それでも蓬莱人同士、何かが通じるものがあったのか、デスマッチ終了直後に輝夜が妹紅に礼を言ったのをマイクが拾っており(輝夜本人は否定)、 妹紅もLTUのためのもこけーねに加える3人目の存在をにおわせる発言をした時に、これは輝夜と手を組むことを想定しているのではないか、 というファンの意見があった。 そして、GM天子の登場と共に結成されたGM軍には、妹紅と共に輝夜の名前があり、 それ以後、もこけーねに輝夜を加えてLTUタイトルマッチに挑戦したのを始めとして、 何度もリング上で共闘を行っている。また、その言動に露骨に嫌悪感を示す慧音と違い、あくまでも慧音寄りとはいえ、妹紅の言動は 輝夜との間を取り持つかのようなものが多く、また輝夜から「もこたん」と呼ばれても怒らないなど、 2人の関係は過去に例がないほど良好なのが、第38回大会までの様子だった。 もっとも、短気なところのある妹紅と根っから我が儘姫の輝夜のこと。何かの弾みで火が付けば一瞬で大爆発するのはよくあることで、 そういう意味では実に緊張感溢れる関係と見られていた。 それが正鵠を射ていたことが明らかになったのが第39回大会でのLTWタイトルマッチ後。 GM軍離脱を宣言し、着いてきて欲しいと懇願する慧音に、「これだからいい子チャンは困る」と、一度は自らは残留することを 表明するも、それに乗って輝夜が慧音をあざ笑うや、いきなりぶち切れてヴォルケイノIIを輝夜に叩き込み、自らも慧音と共に GM軍を離脱すると宣言し直した。 こうして、ひとまずは再び(東プロとしては、である)それぞれの道を歩むことになった2人が今後どうなるのか、 ファンは注目せざるを得ないところであるといえよう。 このページを編集
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/302.html
http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1289713269/397 う、ううん いたた あれ?、そうだ! 「あやせ、大丈夫?」 「ううん、いたた」 「え?あれ?」 なんであたしがもう1人いるの? 「あれ?わたし?え?」 もう一人のあたしはなんだかおかしなことを言っている えっと、確かあたしがあやせの家の階段から落ちそうになって、あやせが助けようとして もしかして、あやせと体がいれかわった? えええ、ありえないっしょ、入れ代わりとかエロゲじゃないんだから でも今、あたしはあやせで、あやせはあたしで しばらく、混乱していたあたしたちだったけど。 とりあえず結論として戻れるまでお互いの振りをしながら生活しようということになった 「じゃ、じゃあわたし、桐乃の家に行くね」 「う、うん。がんばってあやせ。あたしもバレないようにがんばるから」 あたしは一抹の不安を抱えながら、あたしの姿のあやせを見送った 「はぁ、どうしたら戻れるのかな・・・」 わたしは桐乃の家、高坂家に向かって歩きながらポツリとつぶやいた とりあえず不自然さがでないように、桐乃の話し方を思い出しておこう 「えっと、ただいまでいいんだよね」 高坂家の玄関までたどりつくとなんだかとてもドキドキしてきました ガチャ、「た、ただいまぁ」 記憶をたよりにあたしは桐乃の部屋に向かいます お、お兄さんと会ったらどうしよう 部屋に入ったら、直後に部屋の扉がノックされて、わたしは軽くパニックです 「桐乃、ちょっといいか」 「は、はい!」 お兄さんの声が聞こえて、あわてて扉を開けました 「な、なに?」 「ああ、この前渡されたゲームなんだけどな・・・」 げ、ゲーム?桐乃ぉ、わたしゲームのことなんてわからないよぉ 「えっ、えっとそれは・・・」 「お前、どうかしたか?顔色悪いぞ」 「だ、大丈夫だから、心配しないで。少し疲れただけですから」 「ん?お前なんかさっから変だぞ」 「へ、変じゃないし。いつもこんなでしょ」 こ、こんな感じかな? 「いや、まぁ、別にいいけどよ」 お兄さんが部屋に戻り、わたしは、床にすわりこみます。 「はぁ」 うぅ、わたし桐乃の振りなんて無理だよぉ わたしは着替えた後、お兄さんから「夕飯だぞ」と声がかかるまで うまくできるかずっと悩んでいました。桐乃は大丈夫かな? 夕飯のときも桐乃のお父さんとお母さんに話しかけられましたが 幸いわたしでも答えられる範囲の質問だったので助かりました、話し方もできる限り桐乃に似せた ので怪しまれてはいないみたいです。 ただ、お兄さんだけは、わたしのほうを訝しげに見ていたので内心冷や汗ものでした。 その後お風呂からあがったわたしは、桐乃に電話してみることにしました。 「もしもし桐乃?」 「あやせ?あはは、ちょっと驚いた。自分の声が聞こえてくるって変な感じだよね」 「それはわたしもだよ」 「それでそっちはどう?」 「あたしは何とかやれてる。今のところバレそうにはなってない。あやせは大丈夫?」 「桐乃のお父さんたちには大丈夫そうだけど。お兄さんがどうも変に思ってるみたいで」 「兄貴が?あいつ変なところで鋭いとか うざ!」 「ゲームのこととか、わたしわからなくて、それでどうも怪しまれてるみたいなの」 「あっちゃー。そういえばそれがあったか。あやせ明日あたしがいろいろ教えるからなんとかがんばって」 「そんなこといわれても」 コンコン 「あ、桐乃なんかノックされてる切るね」 「あ、あやせっ」 わたしはあわてて、ケータイを片付けるとドアを開ける 「よう」 「なっなに?」 「ちょっと聞きたいことがあってな。入るぞ」 「な、なに。聞きたいことって」 「お前やっぱり、おかしいな。」 「な、なにが。いつもと同じじゃん」 お兄さんは、ふぅと息を吐くとおもむろにケータイを取り出し電話を始める 「おっあやせちょっといいか」 「なっ、なんであんたがあやせの番号しってんの!?」 「はぁ、そういうことか。これなんてエロゲだよ。桐乃」 「え!?」「え!?」 わたしと電話の向こうの桐乃は同時に驚いていました 「ということは、ここにいる桐乃はあやせなんだな?」 「う、うん」 「なるほどわかった。それじゃあ、事情は今からお前の姿したあやせに聞くから」 「お前は明日、こっちに来い。じゃあな」 「さて、大体の事情は想像つくけど、あやせ。どういうことだこれは」 もう、誤魔化すのはむりだと観念したわたしはお兄さんに事情を説明しました。 「なるほどな、まさにゲームかアニメの世界の話みたいだな」 「わたしたちも、仕方ないから家族を心配させないようにお互いの振りをしていたんですけど」 「お兄さんはだまされてくれないんですね。」 悔しいけどお兄さんが桐乃のことをいつも見てるからってことかな 「なんか桐乃の姿でそういう口調で話されるとむずがゆいな」 「まぁ、とにかく知ってしまったからには、俺もできる限りは親バレして大事にならないように手助けするよ」 「お兄さん。ありがとうございます」 「あ、でも。桐乃がわたしの姿してるからって襲い掛かったりしたら。ぶち殺しますからね!」 「じゃあお前にならいいのか?俺はシスコンだからな襲い掛かるかも知れないぞ」 「せっセクハラですよ!。つうほうしますよ!」 「はは、よかった。桐乃の姿してても、あやせなんだなってわかったよ」 「それじゃ俺は部屋に戻るわ。なにかあったら遠慮なく頼ってくれ」 それだけ言うとお兄さんは部屋に戻っていきました。なんですかカッコつけちゃって。 でも、まだ本当に戻れるのか不安だけど。お兄さんのおかげで、気持ちがずいぶん楽になったな。 うぅ明日、学校で上手くやれるかなぁ。不安に思っていてもやるしかないし、仕方ないんだけど。 もしこのまま一生戻れなかったらどうしよう、早く戻れるといいけど そんな不安を抱えながら、わたしは眠りにつきました。 pipipipi 「ううん、朝?」 「あれ?ここどこ」 「そっか、わたし今、桐乃になってるんだ」 はぁ、学校不安だなぁ。桐乃はどう思ってるんだろ わたしは着替えると、髪のセットとお化粧をして部屋を出ました あれ、お兄さんまだおきてないのかな?さっきからずっと目覚まし鳴ってるのに。 お、起こしてあげましょうか// .// 「お兄さん、入りますよ」 思ったとおりお兄さんはまだ寝ています 「お兄さん、いつまで寝てるんですか、もう朝ですよ」 「早く起きないと、遅刻しますよ」 まず目覚ましを止めて、カーテンを開け、お兄さんを揺すります 「ううん、桐乃?」 「はい?」 パシ、お兄さんはわたしの腕をつかんできます。なっなんでしょう 「お前、本当に桐乃か?俺の妹様はこんな、かいがいしいやつじゃねぇんだよ!」 「あ、あのお兄さん?わたし、あやせなんですけど。」 「へ?」 「お兄さん寝ぼけてるんですか?」 「むぅ。はっ! すっすまんあやせ! そういえば体が入れ替わってたんだったな!」 お兄さんはあわてて、頭を下げてきました。わたしは別に気にしてませんけど それより、桐乃が普段こういうことをしていないということに驚きました。 「とにかく、早く起きてくださいね」 わたしは一足先に食卓へ行きました。えっとフランクに会話すればいいんだよね。 「お、おはよう」 桐乃の両親と挨拶をしたあとトーストを焼くために立ち上がったときお兄さんがやってきました。 「おはよぅ」 「おはよう。兄貴の分もパン焼いちゃうね」 「え?」 「え?」 「む?」 お兄さん、桐乃のお母さんが驚きの声を上げ、桐乃のお父さんがコーヒーを落としました 「うお!」「ああ、お父さん何やってるんです」 あれ?わたしなにか変なこと言ったかな? お兄さんが近づいてきてそっと耳打ちします 「桐乃は普段そんなこと絶対しねぇし、俺にそんな気遣いもしないんだよ」 「ええ!?」 桐乃、普段家ではどんなふうにしてるの? 「行ってきます」 わたしはお兄さんと2人で家を出て学校へと向かいます 「あやせ、桐乃をちゃんと家につれてきてくれよ」 「あ、はい。話し合わないとだめですからね」 「ああ、俺はこっちの方向だから、あやせ学校がんばれよ」 「はい、そこはかとなく不安ですけど」 教室に入ると桐乃はもう来ていました、わたしは素早く近づいて話かけます 「桐乃、家のほう大丈夫だった?」 「うん、今のところはなんとかなってる。あやせは?」 「わたしもなんとか」 本当はなってないけど 「それよりも、学校でバレないように気をつけないと。」 「呼びかけられたときとかは気をつけないとね」 その後、授業中なんどか当てられたけど。わたしたちはなんとかやり過ごすことができ。 友達とも話をあわせることには成功していました。 放課後になり、わたしは。桐乃を誘って家に帰りました。 「ただいま」 「お、お邪魔します」 「はぁなんだか自分の家なのに変な感じ」 打ち合わせどおり、桐乃の部屋でお兄さんが帰ってくるのを待っていると 30分くらいたったころお兄さんが帰って来ました。 コンコン 「あやせ、桐乃、入るぞ?」 「あ、はい」 わたしが部屋のドアを開けます 部屋に入ってくるとお兄さんはまず、わたしの姿をした桐乃に話しかけます 「桐乃なんだよな、どうだ、あやせんちでうまくやれたか?」 「大丈夫に決まってんでしょ、バカ兄貴」 「くっ、あやせに言われてる見たいでなんか変な気分だぜ」 「セクハラですよ、お兄さん」 わたしはお兄さんにジト目を向けます 「わ、悪い」 それからわたしたちは、今後の相談や普段の生活とか話し方を教えあったりしました。 結論として、わたしは桐乃として生活するうえで、陸上は身体が戻るまで休むことになりました 今日、体育があったのですが、桐乃から見ると、明らかに走り方が違うし、代わりに走るのは無理だとのことです。 「うう、桐乃ごめんね」 「いいよ、気にしないで」 「それじゃ、あたしはそろそろ、あやせんちに戻らないと」 「あ、うん。ホントにごめんね桐乃」 桐乃が出て行ってから、わたしとお兄さんは2人でもう少し話し合いを続けました 「お兄さん提案があるんですけど」 「ん、なんだ?」 「あの、わたし、兄貴って呼ぶの抵抗あるので変えてもいいですか?」 「あ、もちろん2人きりのときはお兄さんって呼びますけど。ほかの人がいるときの呼び方を」 「そうだな、じゃあ、お兄ちゃんなんてどうだ?」 「お、お兄ちゃんですか?わかりましたそれでいいです。」 「いただきます」 やっぱり、うちとは味付けとか違うなぁ 「あ、お兄ちゃんお代わり入れようか?」 「え?」 かしゃん、ゴトン お兄さんがすごく驚いた顔をして、桐乃のお母さんはお箸を落とし、お父さんはご飯茶碗を落としました お兄さんは、信じられないものを見たような顔をしていましたが、ハッとして 「あ、ああ頼む」 わたしに茶碗を渡しました 「き、桐乃?どうかした?なんか朝から少しおかしいけど?」 「え?なんでもないよ?」 「京介、あんた何か知らないの?もしかして、あんたが桐乃に何かしたんじゃ?」 「そうなのか?」 「ち、ちげーよ。俺は何もしらねーって。親父もお袋も何言ってんだよ」 わたしはそんな光景をみていて、楽しい家族だなと思っていました 京介Side 「ん?」 ベッドで寝ているとケータイがなっているのに気づき、着信をみるとあやせだった 「あやせ?なんだこんな時間に?ってそうだ、あやせは今桐乃だったな」 「モシモシ、どうした桐乃?」 「兄貴、お願いがあるの」 お願い?なんだ? それはともかくあやせの声で兄貴とかお願いって言われると興奮するぜ 「あ、うん、あのね。エロゲなんだけど」 「はぁ?エロゲ?」 「ちゃんと話し聞けっての。あたしのエロゲもって来てほしいんだけど」 「ちょっと待て!なんで俺が」 「あんたが持ってきてくれるのが一番不自然じゃないからじゃん」 「友達のお兄さんが、友達から頼まれて持ってきてくれたってことにするから」 「いつ、戻れるかもわからないし、これ以上エロゲしないでいるのは我慢できないんだって」 「まだコンプしてない分だけで良いから」 「ああ、わかったよ。明日もって行ってやる」 はぁ、まったく俺はとことん妹に甘いな、まぁあやせの声でこんなこと頼まれたら、どちらにせよ断れないんだけどさ。 「で、どのあたりに置いてあるんだ?」 「押入れの一番手前に、積んであるからそれ持ってきて」 「わかったよ。じゃあな」 さて、それじゃ取りに行ってくるかな、あやせに説明するのが怖いぜ 京介Sideend 「あやせちょっといいか?」 「はい?」 お兄さんが悪いなといって部屋に入って来ました。 それからさっき桐乃から電話で頼まれたことを聞かされました。 「わ、わかりました。いいですよ」 「え?いいの?怒ったりするかと思ったぜ」 「わたしだって桐乃がそういう趣味を持ってることは知ってますから。」 お兄さんは押入れをあけてその中から、いくつかのゲームの箱を持って部屋に戻っていきました 「この押入れの中、こんなことになってたんだ。それにしてもすごい数」 わたしは押入れを閉めて、ベッドに横になり、考え事をはじめた。 「ふぅ」ベッドに寝転び小さく息を吐く 1日が過ぎたけど、まったく戻れるような感じはしない わたしは、もしかしたら一生このままなのではと思い始めていた 決めた。もう、無理に真似をするのはやめよう、桐乃には悪いけど、こんなこと続けても無理が出るに決まってる バレることは避けないといけないけど、バレないようにしながらも素の自分でやっていこう 桐乃だってお兄さんにあんな電話かけてきたんだもん、いいよね。 わたしはそう決意を固めて眠りに着きました 「さ、今日からはくよくよしないぞ」 わたしは身支度を整えるとお兄さんを起こしに向かいます なんか、こういうのちょっといいかも 「お兄さん、朝ですよ起きてください」 そうだ、ちょっといたずらしちゃおっかな 「お兄ちゃん、起きてくれないとわたし・・・」 「お、起きた、起きたぞ」 「はぁ、あやせ。桐乃の姿でそういうことされると心臓にわるいぞ」 「ふふ、ごめんなさい」 「それじゃ、下で待ってますから」 「おはよう、お母さん朝ごはんの準備手伝うよ」 「え?桐乃いったいどうしたの?熱でもあるの?」 「大丈夫だよ」 お父さんが不思議なものをみたような顔で見ていたけど、これがわたしだから 「いってきまーす」 「あやせ、今日はいったいどうしたんだ?」 「わたし決めたんです、無理して真似するのはやめようって。もちろんバレないようにはしますけど わたしらしさもだして行こうって。」 「桐乃にも学校で話します。きっと桐乃もそういう気持ちだから昨日お兄さんにあんな電話をかけてきたんだと思います」 「そっか、お前がそう決めたんなら、俺はなにもいわねえよ」 「強いんだなあやせ」 「そんなことはありませんよ。それじゃわたし行きますね」 「ああ、気をつけてな」 京介Side 「ふぅ、今朝は驚いたけど、ああいう妹もいいもんだな。」 桐乃がエロゲにでてくるようなかわいい性格になったらこんな感じなんだろうかと俺は考えていた 「きょうちゃん、おはよう」 「よう麻奈美」 「きょうちゃんなんかうれしそうだね、なんかいいことあった」 「んなことねーよ」 昼休み 「なぁ赤木、もしだけどさ、瀬菜とお前も仲のいい瀬菜の友達が入れ替わったりしたらお前どうする?」 「はぁ?高坂どうしたんだ?なんかのマンガの話か?」 「いいから答えろよ。」 「俺と仲のいい瀬菜ちゃんの友達なんていねえからなんとも、言えねえけど」 「とりあえず、その子を少しでも妹のように見れるようにがんばるかな、一緒に暮らすわけだし」 「そっか、ありがとよ」 放課後 俺は急いで、家に戻り、用意していたエロゲを持って家をでて桐乃に電話をかける おれはあやせの電話番号を選んでコールする、ああややこしいったらないぜ 「おう、桐乃、これから持っていくから」 「うん、わかった」 新垣邸の前まで着くと、俺はもう一度電話をかけ桐乃を呼びだす はぁ、妹の友達の家に大量のエロゲもってくるとか傍目からみたらとんだ変態だな俺 「お待たせ」 「おう、これだ」 「うん、ありがと、ねえあがってきなよ」 「ああ」 部屋に通されたあと、一旦出ていた桐乃がお茶と菓子を持って戻ってくる あやせと2人きりになると恐怖を感じたものだが、今はまったく、そんな感じはしないな。 やっぱ、中身が桐乃だとかもし出す雰囲気みたいなのが違うね。 「なに、キョロキョロしてんの」 「いや、なんでもねーよ」 「ねえ、あやせからガッコで言われたんだけどさ。」 「ああ」 「身体が入れ替わってても、あたしたちらしくやろうって。兄貴も聞いてるみたいだけど」 「そうだな、今朝あやせから聞いたよ」 「お前はどうなんだ?」 「あたしも、同じ気持ち。だからエロゲもってきてってたのんだんだし。」 「そっか。ならいいんだ。この家では上手くやれてるのか?」 「うん、あたしは大丈夫。それよりあやせのが心配だよ。あんたが同じ家の中にいるだけでも心配なのに」 「おい、俺はそんな鬼畜じゃねーぞ。中身はあやせでも身体は妹なんだから」 「妹に手を出すようなことはしねーよ」 「どうだか、あんたシスコンだし」 「まあ、それはともかく。あやせなら上手くやってると思うぞ」 「親父たちのほうが、娘の変わりように驚いてるくらいだよ。飯の準備手伝ったりとかしてるから」 「お前はそういうの全然しなかったからな」 「へぇ、あたしここでもやってないけど、特に何も思われてないように思うけど」 「手伝ったほうがいいのかな?」 「そういう反応なら、あやせも、いつも手伝っていたわけではなさそうだけど、時々はやったほうがいいかもな」 「そうだね。関係が悪くなるのはいやだし」 「それじゃ、俺はそろそろ帰るわ。」 「あ、兄貴。」 「あん?なんだ?」 「や、やっぱりなんでもない」 「それじゃあな」 新垣邸をでたあと、俺は歩きながらさっきの桐乃が言いかけていたことを考えていた あいつ、きっと寂しくなってきてるんだろうな。 あのあと、また来てくれる?とか言おうとしてたんだろう 「なんて、そんなのは俺のうぬぼれかな」 俺が家に帰り、リビングへ入ると、キッチンにいたあやせが近づいてくる 「おかえりなさい。桐乃どうでした?」 「ああ、問題なさそうだったぞ。お前のほうが心配だって言ってたくらいだ」 「そうですか、お兄さんの目からみてそれならいいんです。」 「2人でなに話してるの?」 「何だよお袋、驚かせるなよ」 「わたし、料理のつづきやるね」 「なんだかずいぶん仲良さそうじゃない」 「んなことねーよ」 「そお?」 「ところで桐乃は料理とか言ってたけど?」 「ああ、あの子ね、なんか今日の夕飯の準備手伝うって言ってきて珍しいこともあると思って、手伝わせたんだけど ずいぶん手つきもいいし、いつの間にあんなにできるようになったのかしらね?1品任せちゃったわよ」 お袋のやつ、手抜きできて喜んでやがるな。そっかあやせは料理上手いのか。 「お父さん、このおかず桐乃が作ったんですよ」 「ん?本当か。どれ、うん上手いな。いつの間にかこんなものも作れるようになってたんだな」 「そんな、ほめるほどのことじゃないよ」 親父のやつ娘の手料理がよほどうれしいらしい、頬がゆるんでやがる 「お兄ちゃんどうかな?」 ぐ、このタイミングでくるか 喉詰まりそうになったぞ 「あ、ああ美味いよ。ずいぶん美味くできるようになったんだな」 「喜んでもらえたならよかった」 俺たちは和やかな雰囲気で食事を終えた 寝る前にあやせが俺の部屋へやってきた 「お兄さん、ちょっとお話いいですか?」 「ああ、どうした」 「お兄さん、桐乃の、そのオタクの友達にはどうしましょうか」 「わたし、そういう話はわかりませんし、かといって付き合いを絶つということもできないし」 「ああ、その件なら俺も気になってたんだよ」 「どうしたもんかな」 「なぁ、あやせ。あいつらには話してしまってもいいかな?」 「あいつらは信用のおけるやつらだってことは俺が保障するし、理解してくれるはずだ」 「桐乃の心の支えにもなってくれると思う。どうだ?」 「わかりました、お兄さんがそこまで言うなら安心します。近いうちに桐乃も交えてあって話しましょう」 「ああ、ありがとな、あやせ」 俺はベッドの上で目を閉じて、考え事をしていた 黒猫と沙織には早く話さないとな。そうやって、少しづつ解決していくしかないか いつ戻れるのか、わからないし。あまり考えたくはないがもしかしたら一生戻れない可能性だってあるんだ せめて、あいつらが悲しまないようにだけはしてやらないと。 俺の力でどこまでやれるかはわからないけど 全力は尽くそう。俺はそう心に誓った それから数日がたった この間、黒猫と沙織に俺の家に集まってくれるように頼み。桐乃にも俺の考えを伝えた。 「そう、事情は理解したわ」 「奇妙なこともあるものですな」 黒猫たちは事情を説明すると概ね理解してくれた。 ただ、これまよりも付き合いにくくなるのは間違いないから、やりにくいというのが実際のところだ まぁ、今までつるんでる相手の見た目が別人になれば戸惑うのも当然だと思うし 「あやせ氏でしたか?どうです、この機会に我々と同好の士となるのは?」 「わ、わたしはそういうのよくわからないし、あまり興味も持てないから」 あやせはそういって俺に近づき服のすそを掴んでくる。そんなにビビらなくても大丈夫だぞ。 「そうですか、残念ですが」 「ねぇ、以前のあなたより、中身が入れ替わったほうが妹らしく見えるのは私の気のせいかしらね」 黒猫があやせの姿の桐乃にそんな不穏なことを話している 「そ、そんなことないし」 「そう?なら気にしないで」 それからしばらく他愛ない話を続けてお開きになった その夜、あやせが俺の部屋へやってきた 「お兄さん、わたしなんだか変なんです」 「は?」 「今日、桐乃より妹みたいに見えるって言われたときもなんだか胸がザワザワして」 「お兄さんといると、話をしてると、なんだか気持ちが落ちつかないんです」 な、あやせのやついったいなにいってるんだ? 「お兄さん、確かめさせてもらっていいですか?」 「な、なにを?」 な、何を確かめるんだ?って、何目を瞑って唇を近づけて・・・・・・ 「うむぅ」 桐乃の姿のあやせにキスで唇をふさがれた、な、なんだこれ、どういう状況だ 俺、妹とキスしてることになるんだよな? 「やっぱり」 唇を離したあやせがポツリとつぶやく 「え?」 「き、キスしたら、気持ちがすごく満足して暖かい感じになりました」 「きっと桐乃の体になってるからお兄さんを無意識に求めてたんじゃないかと」 ええええ、桐乃が俺を?そんなバカな? 「お兄さん、そんなわけないとか考えてますね。わたしの感だと間違いないと思います」 「それにわたしだってお兄さんのこと、こうやって桐乃になってみたら、いいなって思いますから」 「そ、それじゃおやすみなさい」 俺は呆然としたまま、その後ろ姿を見送った え?、俺あやせとキスしたの?い、いや体は桐乃だから桐乃とキスしたんだよな? これどういう状況なんだ、だけど、唇柔らかかったな、いいにおいもしたし まだ残り香がある、ついクンクンしちまったぜ。 いかん、なんか変態みたいだな俺。 と、とにかく寝よう、そうしよう だが、俺は悶々としたままなかなか眠ることができなかった。 数日後、俺は桐乃から呼び出された まぁ体はあやせなんだけど、 中身が生意気な妹でも、あんな可愛いエンジェルボイスで呼ばれたら、いかないわけにはいかないだろ ここ最近よく来るようになった新垣家の玄関を見る。何を緊張しているんだろうね、俺は。 呼び鈴を押すと、あやせ(桐乃)が出てきた 「入って」 「おう」 通されたあやせの部屋はなんだかずいぶん以前来たときと雰囲気とか匂いとかが変わっている 桐乃の趣味が出てるのかね 「ねぇ兄貴。あたし、兄貴が好きなの」 「は?」 いきなり何言い出すんだ、こいつ?でもあやせの口から好きって言われるのは悪い気はしないね 「冗談じゃないから、ずっと好きだった。でも妹だから我慢してたの。でも今はあたしはあやせだもん、妹じゃない」 「あやせには悪いけど、はっきりさせる。あたし兄貴が好き、女の子として愛してほしい」 「お、おま、お前いきなりなんてこと言い出すんだ」 「いきなりじゃない、ずっと考えてた。今のあたしは他人から見るとあやせだから、兄貴の妹じゃないって気がついたときからずっと考えてた。」 「兄貴はあたしのこと嫌い?」 「そ、それは・・・・」 そんなことあるわけない、俺はシスコンだからな。それにあやせにこんな風に告白されて誘われてるシチュで断れるわけないだろ 「そんなことない、俺だって好きだ。キスだってしたいし、その先のことだってしたいさ」 言っちまったああ、ここまで言うつもりなかったのに勢いで何口走ってんだ俺は。やべえなこれは引かれたか? 「いいよ」 「へ?」 突然、唇にやわらかいものが押し当てられる 「ぷはっ、ねぇエッチしない?」 「え?ええええ?」 「大丈夫、今この家にはほかに誰もいないし、今日は夜まで帰ってこないから」 「いや、だけど、それは」 「だめ?あたしはしたい。妹じゃないんだからいいっしょ。あやせには悪いと思うけどもう我慢できない」 くそ、ここまで言われたらもう駄目だ。俺の理性はもう持ちこたえられそうにない 「いいぜ」 俺はあやせ(桐乃)を押し倒し服と下着を脱がせる そのあと俺たちはなんども愛し合った、気づいたらもう外が薄暗くなっていたから2時間くらいか 「ねぇ、兄貴、このことあやせには内緒だから」 「あ、ああわかってるよ」 俺が服を着ているあいだ、まだベッドで裸のままでいるあやせ(桐乃)からそんなお願いをされる いえるわけねーけどな。妹と身体が入れ替わってる間にエッチして処女喪失しましたなんて 「それじゃ、俺帰るから」 「うん、兄貴、今日はありがと」 「ああ」俺は軽く手を挙げて部屋をでて新垣家を後にした その夜 まさかこんな、展開で初エッチをすることになるとはな。 しかもあの、あやせと。まぁ中身は桐乃だけどさ。でも恋人になることもできる。 なんだこれ、夢のような展開じゃねーかあやせと恋人なんて。中身は桐乃だが。 だけど表立って恋人をするわけにはいかないよな、あやせの手前。 だけどさ、うれしいものはうれしいんだよ。俺だって男なんだからしかたないだろ。 俺の心はいつになく高揚していたのだった じりりりり 「お兄さん朝ですよ起きてください」 「ううん、後5分」 昨日、興奮がなかなか治まらなくて寝付けたのが遅かったんだよなぁ 「お兄さん、起きてくれないと、キスしちゃいますよ」 チュ !!!!! 「な、な、な、き、桐乃な、なにを!?」 「うふ、起きてくれましたね。それからわたしはあやせですよ。見た目は桐乃ですけど間違えないでください」 「あ、わ、悪い」 「早く降りてきてくださいね」 なんだかご機嫌な桐乃(あやせ)が去った後、俺はノソノソとベッドから降りて着替えを済ませた 「それじゃ、気をつけてな」 「はい、お兄さんも」 俺たちは通学路の途中でそれぞれの方向へ向かうために別れる 「きょうちゃん、おはよ」 「よう、麻奈美」 「ねぇ、桐乃ちゃん最近変わったね。」 「そ、そうか?」 「うん、なんかやわらかくなったって言えばいいかな。そんな感じ」 まぁ、中身はあやせだからな、桐乃みたいにツンツンしてないから当然か その夜、夕飯の時に 「あ、そうそう、あんたたち今週末からの3連休でお父さんとお母さん旅行に行くから」 は、なんだよ突然いいだして。 「え?そんなこといってた?」 俺と同じ疑問を桐乃(あやせ)も持っていたようだ 「言い忘れてたのよごめんね」 「あはは、うん、わかった家のことはわたしがちゃんとするから」 「大丈夫、任せて?」 「うん、任せておいて」 なぜか桐乃(あやせ)はやる気満々だった そして時間は流れ週末になった 「それじゃ、行ってくるから」 「うん、行ってらっしゃい」 桐乃(あやせ)がリビングに戻ってきたかと思うと小言を言い出した 「もう、お兄さんも見送りくらいしようよ」 「別にいいよそんなの」 「はぁ、まったく、休みだからってだらけすぎですよ」 「お掃除しますから、どいてください」 「あいよ」 桐乃(あやせ)はテキパキと家事をやっていく 桐乃のやつはこんなこと全くやらなかったから妹のこういう姿を見るのは、なんていうか新鮮だな エロゲの妹キャラとだめ兄貴の主人公の図みたいなのが、俺的には微妙だが。 「お兄さん、夕飯なにがいいですか?」 「ん?ああそうだな」 中身はあやせだってわかっているんだけど、妹とこういう会話ができるのは素直にいいもんだなと思うよ。 それから、俺たちは2人で買い物に行き、桐乃(あやせ)のつくった夕食を食べた 「片付けは俺がやるよ、全部任せきりにするのも悪いし」 「そんなこと気にしなくていいですよ、片付けもわたしがしますから、お兄さんはお風呂にでも入ってきてください」 「あ、ああわかったよ」 はぁ、結局今日は何もかも桐乃(あやせ)に任せ切りにしちまったな、俺は風呂に入りながらポツリとつぶやく 「あやせ、風呂空いたぞ」 「は~い」 桐乃(あやせ)はソファに座ってテレビを見ていたようだ そうそう、変わったといえば、あやせは桐乃が以前着ていたような、大胆な感じの部屋着は着ないこともそうだな あとは、最近髪を黒く染めなおしてもいたな。なんでも高校受験にあわせてとか行ってたけど。受験するのは有名な女子高だからとか。 髪が黒くなった桐乃は見た目もあやせに結構似ていて驚いたな。この姿を見て親父は喜んでたが。 部屋に戻りマンガを読んでいると、あやせがやってきた 「お兄さん、どうでしたか、わたし今日はお兄さんの理想の妹を目指して頑張ってみたんですけど」 「あ、ああ。それで今日やたらと張り切ってたんだな」 「はい、こうなってしまった以上、わたしは、わたしなりにちゃんと桐乃を、いえ。お兄さんの妹をしようと思うんです」 「あやせ、お前そんなこと考えてたのか、無理はしなくてもいいんだぞ」 「無理なんてしてませんよ。実のところ言うと、わたし、こういうの結構楽しいんです」 「わたしは一人っ子だったから、お兄さんのいる桐乃がどこかうらやましかったんです」 「だから、おもいきり妹というのをやってみようかなって。」 「そっか。うれしいぜあやせ」 俺はそっと頭をなでてやる。すると身をのりだして俺の口をやわらかい唇で塞いできた。 「お兄さん、わたし、お兄さんに抱いて欲しいです。」 「いや、だけど。妹を抱くなんて」 「お兄さんは妹が大好きなシスコンじゃなかったんですか?」 「それに、わたしはあやせですよ。確かに身体は桐乃ですけど。お兄さんの罪悪感は減らしてあげることはできると思います」 「大丈夫ですよ、誰にも言わなければバレることはないです。」 「わかった。本当にいいんだな。」 「はい。お願いします」 俺は桐乃(あやせ)をベッドに寝かせると服を脱がせにかかる 「あやせ、脱がせるぞ」 「はい、どうぞ」 俺はパジャマのボタンをひとつずつ外して上を脱がせる 「ブラはつけてないんだな」 「わたしは、寝るときはつけませんよ」 「そっか、それじゃ下も脱がせるぞ、腰を浮かせてくれるか?」 あやせが腰を浮かせると俺はパジャマの下を完全に脱がし下着も続けて脱がせた 「あんまり、マジマジと見られると恥ずかしいですよ」 「ご、ごめん、でも綺麗だ」 あやせは少し複雑な顔をしながら「ありがとうございます」と言った それも、そうか身体は桐乃なんだもんな。だけど妹の裸ということもあるのだろうか 俺は大きくなってから初めて見る妹の裸に激しく興奮していた 「あやせ、胸さわるぞ」 「はい」 俺は胸を揉みほぐすようにしながら乳首を捏ねくりまわしていた 「あ、だめ、そこ」 俺は、手を少しずつ下に下ろして行き、薄い恥毛の生えたアソコをなでる 「ん、そこは」 「あやせ、脚広げるぞ」 「あ、ちょっと待ってください、ああ」 俺の身体を割り込ませて、脚が閉じられないようにし、アソコを両手で広げると、もうすでにビショビショに濡れていた 「あやせ、すごい濡れてる」 「ううぅ、恥ずかしいですよ。」 「恥ずかしがることないさすごく綺麗だ」 アソコはもの欲しそうにヒクヒク動いて愛液を次々に湧き出していた 初めては痛いだろうし、まずはイカセてやるか。俺はそう考えてクリを中心に攻めることにした。 「ああ、そこ、だめです、ビリビリきて感じすぎちゃう、お兄さんそこはダメ、おかしくなっちゃう!」 「あ、ああああ」 身体をピンと突っ張ったあと、細かく痙攣している。どうやらイッたみたいだな。 「はぁはぁ」 「大丈夫か?」 「はぁはぁ、ひどいですよお兄さん」 「ごめんごめん」 「そろそろ挿れようと思うんだけど大丈夫か」 「あ、はい。きてください」 俺は、その膣穴に狙いを定めて腰を落としていく ずぷ 先が入ったところであやせが声をあげる 「ああ、なにか入ってくる」 「今、先が入ったところだ、ゆっくり入れていくから力抜いてろよ」 「はい」 俺はそのままゆっくり奥に押し入っていく 「痛っ、っぅ」 あやせは目に涙をためて痛みを我慢しているようだ、途中引っ掛かりを感じるところがあったがそこが処女膜だったのだろう、そのまま最奥まで押し込む 「あやせ、全部入ったぞ」 「はい、わかります、お腹の奥まで入ってるのが」 「あの、お兄さん動いていいですよ。男の人って動いたほうが気持ちいいんですよね?わたしは大丈夫ですから」 「わかった、動くぞ」 俺は、腰をとにかく奥まで突く感じで動いていたら、最奥に何か当たるものを感じだ。 もしかしてこれが子宮口かな? 「あ、奥、お腹の奥に、お兄さんが当たって、あ、ああ」 「っく、もうだめだ、出る」 「あっ、はぁん、出るって、射精するってことですか?」 「ああ、ゴムしてないし、抜くぞ」 「だ、大丈夫です、今日は大丈夫な日ですから中に出してください。最後までお兄さんを感じたいんです」 「はぁはぁ、いっ、いいのか?」 「っあ、ああ、いいです。中に出してください!」 「くっ出る」 俺は最奥にすべて吐き出したが、中ではまだ搾り出そうとするように締め付けてきていた 「あやせ、抜くぞ」 「はい」 アソコを抜くと、精液と愛液が混ざりあった中に血が混じってピンク色になった液体が零れでてきた 「おっと」 俺はティッシュをとり、股間を拭ってやる。 「あん。そこ、まだ敏感になってるんですからやさしくしてください」 「ご、ごめん」 後片付けを終えたあと俺たちは2人裸のまま抱き合って布団の中にいた 「ねぇ、お兄さん」 「ん?なんだ?」 「このこと、桐乃には秘密ですからね」 「あ、ああ当然だろ」 もう、あやせの身体の桐乃ともやっちまってるんだけどな こうして俺は2人とそれぞれの秘密を抱えることになった それから数ヵ月後 俺は大学に合格し、桐乃とあやせも同じ女子高に合格した 今もまったく元に戻る方法もわからないし、戻る気配もない だけど、もう俺たちは一生このままでもいいかと思い始めていた 最近、俺とあやせ(桐乃)が結婚すれば桐乃は大好きなお兄さんと結婚できて夢がかなうよね。 わたしもお兄さんの妹結構気に入ってるんだ、などと桐乃(あやせ)が言っていた。 もしかしたら、あやせは薄々俺たちの関係を気づいてるのかも知れない。 俺も同感だった。この生活は悪くないと思っている。 もしかしたら俺たちの願望を神様がかなえてくれた結果がこれなのかも知れないな。 そんならしくないことも考えちまってる。 今日は、高校の制服ができたらしく、着て見せてくれるというのだ。 「入っていいですよ」 俺はドアを空けて入ると息を呑んだ。 「どうですか?」 「どうかな?」 そこにはなんとも俺好みの黒髪の美少女2人がかわいいと評判らしい制服を着ていた 「あ、ああかわいい!2人ともすげえかわいい!」 「ふふ、ありがとうございます」 「まっ、当然だよね」 「それじゃ、このままどこか出かけよっか」 「うん、いいねわたしも賛成お兄さんデートしましょうか」 「美少女2人とデートできるんだからありがたく思いなさいよ」 「ああ、ありがよ」 正直すげえ、うれしいぜ。なんて豪勢な両手に花だよと自分のことながら思っちまうね。 俺たちは玄関を出ると、2人が腕を絡めてくる 「お、おい」 「それじゃいこっか」 「うん、どこ行きますお兄さん?」 「2人に任せる」 「まったく、男ならハッキリしたら」 「あはは、でもお兄さんらしいかな」 俺はこんな幸せな時がずっと続いて欲しい、そんなことを考えながら2人と共に歩き出した。 END
https://w.atwiki.jp/orz1414/pages/156.html
■妹紅1 妹紅へ 「お前の焔で俺の凍て付いた心を溶かしてくれ!」 1スレ目 17 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「月が綺麗だね…こんな事を言うと、あいつが頭に浮かんで癪だけど」 そう言いながら、先を歩く妹紅は夜空の月に向かって手を伸ばす。 妹紅の長い白髪が、月の光を浴びてきらきらと輝いていた。 「そうだね…けど」 「?」 「僕は妹紅も綺麗だと思うよ」 「ばっ…!い、いきなり何をいうかなぁ!?」 少し色白な顔を赤く染めて、ぷいと妹紅はそっぽを向いてしまう。 こんな事を言えばこういう態度を取られるのは分かってるものの、ついつい言ってしまう。 …とはいっても、半分以上は本心なんだけれど。 実際、妹紅はとても綺麗だ。遠い昔は貴族の娘だったという話も頷ける。 そして話せば気の置けない友人のようにいつまでも語り合えて、楽しいのだ。 …そんな妹紅だから、僕は… 「…妹紅」 「ん?どうしたの?また変な事言うつもり?」 冗談っぽくこっちに言ってくる。けど、その瞳を僕は真っ直ぐ見つめ返した。 最初は笑っていた妹紅も、その眼に射られたように、表情がこわばる。 「ど、どうしたのよ…怖い顔しちゃってさ?そんな顔、似合わないよ?」 「……言いたい事が、あるんだ」 ごくり、と妹紅が喉を鳴らす。静かに、二人の間に緊張が満ちていくのが分かった。 妹紅は何も言わず、ただ僕の方を見つめている。 その瞳から眼をそらさないまま…僕は言った。 「僕は…妹紅が好きだ。妹紅と…ずっと一緒にいたい」 妹紅は、数瞬の間呆然としていた。 が…僕が言った意味を理解していくと同時に、顔がどんどんと真っ赤になっていく。 それこそ、彼女が扱う鳳凰の炎と比べても遜色がないほどに、だ。 「や、や、やだなぁ。きゅ、急にそんな冗談言われても」 「冗談なんかじゃないよ。冗談を言ってる眼に、見える?」 そういって、ずっと見つめていた目をさらに強める。 妹紅は急に落ち着きがなくなって、ポケットに手を突っ込んだまま石を蹴った。 「えーと、そのー…ちょ、ちょっと待って…」 そう言いながらも、顔の赤みは引かず、喉元あたりまで真っ赤に染まっていく。 どうやら凄まじく混乱しているみたいだった。 このまま告白しきれたらいいと、一瞬思った。 けれど、彼女は気が付いてしまうだろう。それは、変えようのない事実である。 「あ……」 呟くように小さな、妹紅の声。赤かった顔は色が引き、その顔には哀しげな表情が浮かんだ。 「ねぇ…私の体のこと、知ってるよね?」 「うん、知ってるよ。妹紅が見せてくれたんだもの」 「そう、だよね…私はさ、死ぬ事も…老いる事もないんだ」 そう呟く声は、言いようのないほどの寂しさが満ちていた。 俺のずっと一緒にいたいという願いと、彼女の身体の問題。 その二つをあわせれば…考えたくもない未来は簡単に予想できてしまう。 「私は…絶対にあなたを先に逝かせてしまうよ」 「そうだね…まず間違いなく、僕が先に死ぬだろうね」 僕のほうを見ている妹紅の瞳に、大粒の涙が一粒、二粒と浮かび始める。 それは頬を伝い、輝く軌跡を残す。 純粋な、悲しみの表情。それすらも僕は愛しく思ってしまう。 「私は、あなたが…皆が想像するほど、強くないよ…」 「………」 知っているよ。君は本当は凄く弱くて、寂しがりで、誰よりも温もりを求めてて… 「愛する人…失って、その後も生きていける自信なんて、ないよ…」 「………」 そう思ってしまった。だから、言うのを一度はためらった。けど… 「やだよぉ…困るよぉ……わた、私も好きなのに…大好きなのにぃ…!」 妹紅が言えたのは、そこまで。後は涙で声が出せなくなってしまう。 僕は、一歩一歩、ゆっくりと妹紅へ歩み寄り…そっと、妹紅に手を差し伸べた。 「…慧音さんに言われたんだ。告白して、応えてもらえたとしても、僕の先には苦難が多いって。 だから、一杯考えて、悩んで…全ての覚悟をした上で、思いを伝えろって」 妹紅は涙をぬぐいながら、僕が差し出した手を見つめている。 「僕は全て覚悟をした。死によって必ず分かたれる事も、妹紅をおいて逝ってしまう事も。 …それでも、君を愛さなければ、僕は…きっと生きていやしないのだから」 そう、最初に妹紅と出会ったときから…きっと、この結末は決まっていた。 あの時から…僕は妹紅以外を、愛せなくなってしまっていたのだから。 「僕は…きっと妹紅を苦しめる。生きていても、死んでしまったとしても… けど、僕は信じられる。妹紅と一緒なら、沢山の悲しみをも超える幸せを、見つけられるって」 一緒にこれからの時を、歩んで行けるのなら。きっと沢山のいい事がある筈だ。 それはきっと、潰されそうなほどの悲しみや、無限の時を背負って生きる妹紅の助けに、きっとなるはずだと、僕は信じている。 「勝手な思い込みだと思ってもいい。怖いのなら、否定してくれたって構わない。 けど、もし僕の言葉を信じてくれるのなら…僕の手を、取って欲しい」 これが僕の覚悟だ。そう言うようにもう一度、妹紅に手を差し伸べた。 「…………」 妹紅は、何度もしゃくりあげながら、僕の手をじっと見つめて… 僕の手を、握り締めた。二度と離すまいとするかのように、強く。 「私も…よ。きっと…今あなたと離れたら…私も生きてなんかいられない」 涙混じりの赤い瞳で、けれども…力強い眼で、僕を見つめ返す妹紅。 「…信じるよ。あなたの言葉を、全て。だから…」 妹紅は繋いだ手を引き、僕を引き寄せて胸元に飛び込んできた。 「私を幸せにして…!これからも、あなたが消えても、ずっと…ずっと……!!」 僕はその願いに、言葉ではなく態度で示した。 腕の中にいる妹紅を、強く強く抱きしめる。大切なものを、離さないために。 1スレ目 185 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「これで、ずっと…一緒だよ?」 ボタボタと血を流しながら、掌に肝を乗せ、差し出す妹紅。 痛みで顔を歪ませて、それでもしっかりと俺を見つめて。 …これはきっと、彼女の最大の我侭なんだろうと、思った。 不死の苦しみも辛さも、彼女は知っている。 そして、そんな人間を増やしたくないと彼女自身が言っていた。 …それなのに、今こうやって俺を不死者へと誘っている。 一体どれ程悩んだのだろうか?どれだけ、苦しんだのだろうか? 俺はその思いに、答えなければならない。 どれ程の痛みと苦しみが、先に待っていたとしても。 「あっ…!」 俺は差し出された肝を手に取った。まだほのかに暖かく、血に塗れている。 一瞬迷い……そして、ソレに齧りついた。 鈍い鉄の味と、形容の出来ない肉の味。何度も何度も、吐き出しそうになる。 「……っ!………っっ!!」 それでも吐き出さない。涙を零れても、食べることは止めない。 口の周りは血で真っ赤に染まる。きっととんでもない姿だなと、頭の隅で思ってしまった。 「……っはぁっ!げほっ、げほっ…!」 ついに、全てを食べ終えた。残ったのは零れた血に染まった手と服と…俺。 …俺"も紅"に、染まってしまったと実感した。 体中からエネルギーが沸いてくる。これが…蓬莱人というものなのか。 「…ありがとう。拒否しないでくれて…」 へたり込んでいる俺の肩を、妹紅は強く抱きしめた。 「これからは…永遠に一緒よ。私の…大切な、旦那さま……」 妹紅の腕のぬくもりは、これから続く永遠の蜜月の始まりを告げていた… 1スレ目 309 226のネタより 備考:> 266のネタ 226 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 11 51 01 [ WEQNpfyw ] 185 妹紅自ら腹を切り裂き取り出した血まみれの肝を差し出すシーンが思い浮かんだ訳ですが。 「これで、ずっと・・・一緒だよ?」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「これで……ずっと、一緒に……いられる……よ」 自らの腹部を切り裂いたその手が、湿った音と共に引き抜かれる。 だらだらと流れる血は彼女の苦しみを現すかのように、地面に落ちると同時に重油のように炎を上げて燃えていく。 激痛に涙さえ浮かべた、僕の恋人。 そっと、鮮血に染まった右手が差し出される。 赤黒く、不死ゆえに本体から摘出されてなお拍動を続ける彼女の内臓。 これを口にすることは、永遠を我が身そのものに受肉させることに他ならない。 ああ、古来よりいったい何人の権力者がこの見果てぬ夢を追い、失望のうちに死神のお迎えをシカトしようとしてきたか。 人がエデンの園から家主に追い立てをくらう以前。生死の束縛を逃れ、まさしく「人」としてここに在るアダム・カドモンの具現。 まさか、その神秘中の神秘が、目の前の肉を食らうことによって得られるとは。 まさか、その永遠という名の苦界に身を置くことを、決断しなくてはならないとは。 「嫌だったら…………無理、しなくて……いいか……ら」 妹紅の泣きそうな言葉が、胸を抉る。 老いず、死なず、時の果てるそのときまで現世をさすらう。 果たしてそれが、どれほどの苦痛なのか。今の僕には分からない。 けれども、差し出すその手は震えていた。 僕を死なないものへ。いや生も死も忘れたものへと引き込もうとする罪悪感か。 始めは、僕はいつか死んでしまうものでかまわないと思っていた。僕がいなくなっても、代わりの友だちはまた見つかるだろうと思っていた。 いつから、変わったんだろう。妹紅のことを、特別に見るようになったんだろう。 でも、そんなのは嫌だ。妹紅と別れるなんて、考えられない。 共にいられる喜び。永遠を過ごす苦しみ。全てを分かって、妹紅は僕に自らの肝を差し出した。 好きな人と一緒にいたい。 そんなごく当たり前の幸せ。 普通の女の子が普通に思い描く、ごく普通の幸せ。 妹紅だって一人の女の子だったんだ。ずっと孤独に打ち震え、何人の想い人の最後を看取ってきたんだろう。 そして、僕はどうする。 拒絶されるかもしれない恐ろしさに震えている女の子を、どうして見捨てることができるだろうか。 そして、僕の恋人が泣いているのなら、その涙をぬぐうべきなのは僕だけだ。 僕は、差し出されたその手に、自分の両手を重ねた。 手が、紅に染まっていく。 「あっ……………………」 一瞬びくりと震える妹紅。その怯えたような様に、かえって愛しさが募る。 「ありがとう……。僕も、君と一緒にいたい。ずっとずっと、永遠に」 精一杯の、告白と共に。 「う…………」 「う?」 「うまっっっっすぎるぅぅぅうっっっっっッッ!!」 一切の恥、外聞、遠慮、理性。そういったものを亜空間のかなたに置き去りにして鍵をかけたような奇声。 無論、そんな声を出すのは妹紅じゃない。僕だ。 妹紅がびっくりしたような顔をしているけどかまうものか。 これは思考の美味を口にしたときに人間が発することを許された本能の叫びだ。 どっかの「法の書」の著者も「汝の欲するところを行え」って言ってるもんね。遠慮なく従わせていただきますマスターテリオンな故アレイスター・クロウリー氏に合掌九拝GOOD BAY. 何が美味いのかって? まあ見てください僕と妹紅が額をつき合わせて向かっている食卓を! そこにあるのは玄米ご飯と豆腐の味噌汁。これは今はいい。妹紅のとってもおいしい手料理だけどね。 重要なのはここからだ。おかずとして僕の前にだけ並べられたもの。その二つの尊き名は、 レバ刺し! そしてレバニラ炒め! ただ一口レバーとニラの炒め物を箸で口に運んだだけ。 それなのに脳髄を駆け巡る「美味!」の二文字、いや感嘆符を含めた三文字。 まさに 「最高(裏返る)だああああっっっ! もっと食わせろっ!」 僕の声が大塚明夫でないのが残念なところ。ちなみに魔法の森のキノコは「食えるかっ」。夜雀は「まあまあだな」。……そんなことはどうでもいいか。 こ、この妹紅の肝の美味しさ! それは蓬莱の如く到底言葉にできない。できてたまるか。 「そ、そうなんだ。一応、よかったかな…………」 「うん! ものっすごく美味しいよ妹紅。このレバニラの焼き加減がもう最高! レバーの独特の香りとニラの香りが溶け合って逆に食欲をそそる香りへと昇華していてもう箸が進む進む! ああ、こんな美味しいレバニラ食べるの始めてかも。そしてこっちのレバ刺しもまたねぇ、日本酒に合うんだよ~! 一口飲むたびに、一口噛むたびに、幸せが味蕾を通して大脳に直撃しているのがよく分かるんだ~。ありがとう、本当にありがとう妹紅!」 こんな肝を差し出してくれた妹紅に感謝の雨を降らす。 そしてありがとうお母様。一人暮らしをする息子にしっかり料理を教え込んだことが、今まさに報われたのですよ。仰げば尊し我が母の恩。 自分の肝を料理させるなんて僕にできるわけがなかった。庵の台所を借りて調理したんだけれども、まさかここまで美味しくなるなんて。 遠慮がちに嬉しそうな顔を作る妹紅。あはははは、もっと喜んだっていいのに。 これが本当の「私がプレゼント♪」ってやつか。こんなに美味しいものが食べられるんだったら、死ななくなったらどうしようなんて悩んでいないでさっさと食べればよかった。 自分の肝を美味い美味いと連呼されながら見る見るうちに皿からなくなっていくのを、妹紅はなんとも複雑な表情で眺めていた。 そして僕は懸命に、「また食べさせて」と口走りたくなるのをこらえていた。 この物語は、これで終わる。 こうして、一人の永遠の孤独を生きなければならなかった少女は、無二の想い人によって共に永遠を歩むという救いを得た。 そして一人の青年は、幻想郷に迷い込んだ果てに自らの伴侶を見つけ出すことができた。 その後の二人については、語る必要はあるまい。 ただ、人里離れた庵に居を構え、一人で巨大な鉈を研いだりしているときに、ふと青年は思い出したかのようにつぶやくことがある。 「妹紅…………あんなに肝が美味しかったんだから…………他のところはもっと美味しいだろうね…………くけ……くけけけけけけけけけけけけけけけ」 そう恍惚に浸ったような呟いては、あわてて正気に戻ることを、青年は何度も繰り返すのだった。 それは蓬莱の薬。人間は決して口にしてはならぬ禁忌の薬。 一度手をだしゃ、大人になれぬ。 二度手をだしゃ、病苦も忘れる。 三度手をだしゃ……病み付きになる。 どこぞのレクター博士な主人公エンド。逞しすぎです。クーリエにうpしたいんですがよくやり方が分からなくて。参照したのを貼り付けるのですが……。 1スレ目 235 238 226ネタ ─────────────────────────────────────────────────────────── 妹紅「私が過ごす時に、どうやってもついてこれない貴方が何を言うのかしら」 うわ、何こいつ、永まじキモ… 死なないだけで人間と変わらないくせに、 もともとの自分の力でもないくせに、 定命のものをそれだけの理由で見下すかの態度。 だいたい、あんたと数少ない「おなかま」を除けばどんなに長命な生物でも いつかは死ぬんだよ。 そういうのをすべて遠ざけて自分だけ特別、誰も私を幸せにできない、 みたいに勘違い気取ってるわけ? さびしいヤツ、永遠にさびしいなんて救われないヤツ あんたは死なないだけで人間だろ? 人は人の時間に生きて感じて 人の時間で幸せにもなって不幸にもなるようにできてる。 あんたは永遠を理由に、 誰にでも当たり前にある、けれどまた見てもいない不幸から逃げてるだけさ。 臆病者の勘違いキモ… でも、そんなお前を愛してる! 妹紅「・・・!(絶句) 私、間違ってたのかな ごめんね、気がつかなくて、悪いのは私だったんだね ・・・ アナタヲ問答無用デ殺ラナカッタノハ私ノ過チネ ・・・ さぁ、遺言はもう聞かないわよ(フェニックス再誕」 けーね先生 ひいて見たけどやっぱりダメでした 1スレ目 439 一蹴ネタ、 437を受けて 備考:> 437 一部省略 437 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 00 31 20 [ 8RT4sFs6 ] 結論・強引な手段は何も生まない。押してだめなら引いてみようってけーねが言ってた。 ─────────────────────────────────────────────────────────── ちょっとした昔話だ。 ある青年が、一人の少女に恋をした。 青年は幻想郷の外から来たただの人間。 少女はかつて蓬莱の薬を飲んでしまったただの不死の人間。 青年は本気で恋をした。少女もまた、青年を愛するようになっていた。 ただ、青年と少女とで決定的なまでに違う点が一つあった。 彼女が不老不死だということだ。 少女は老いず、死なず、変わることのないその命にいい加減飽いていた。しかし黄泉という名の安息は決して訪れることはない。 少女は青年の告白を受け入れられずに去っていった。 青年と少女は出会ってはいけなかったのかもしれないし、逆に青年と少女こそ出会うべきだったのかもしれない。 いずれにしろ、それから長い時が流れることとなる。 「妹紅っっっっッ!」 輝夜の五体を引き裂かれるような絶叫が竹林にこだました。 普段の淑やかな彼女からは想像もつかない、心の奥底から搾り出されるような叫び声。 その瞳は、目の前の信じられない光景のみを食い入るように見つめていた。 名を呼ばれた少女、藤原妹紅の全身が炎に包まれている。 それは特別おかしくはない。彼女は炎を操り不死鳥を使役する。炎に身を包みその体そのものを贄としてさらに炎熱の激しさを増すのが彼女の得意とする戦法だった。 けれども、目の前の炎は明らかに違った。 吐き気を催すような毒々しい灼熱の紅蓮。 邪な意志を持ち、見るものを狂気へといざなう様なその蠢き。 天を焦がさんばかりに吹き上がる揺らめきすら、この世のものではない何か別の法則にのっとって動いているかのようだった。 言葉では同じ炎だ。だが、何もかもが違う。幻想郷にあるどのような炎。それこそ竈の火から火山の溶岩さえも見てきた輝夜だが、このような火炎は一度も見たことがなかった。 熱い。妹紅が立つ地面が焼け焦げて黒く変色し、目の前の草と竹が次々と炎熱にあてられて異様な速さで枯れていく。 あまりにも異常な光景。まともに見たら間違いなく発狂する真の満月を見ても異常をきたさない輝夜でさえ、その炎を直視していると気が狂いそうになるのを感じた。 「姫…………お下がりを。あれは危険です。私たちの知るものではありません」 隣の永琳がそっとささやくが、輝夜には聞こえていない。 彼女が見ているのは、ただ炎に身を焼くに任せている妹紅の姿だけ。耳に聞こえているのは、その業火の吹き上がる音だけ。 妹紅は、こちらを見ていた。 炎に焼かれるのは特別なんともないのか、呆然とする輝夜とは対照的に穏やかな表情で輝夜を見ていた。 輝夜は、たしかに聞いた。 さよなら、かぐや。 その声を。 耳にではなく、心にだったのかもしれない。 それを最後に、妹紅の姿は炎の中に消えた。 一瞬で、終わった。 灰燼に帰す。 文字通りの、消滅。 五体が崩れ、炭化する暇さえなく灰となり消えていく。 燃えるものがなくなれば、炎は消えるのが道理。 あれほど激しかった異形の炎は、その凄まじさからは滑稽に思えるほどに一瞬で消えてなくなった。 肌を焦がすほどの熱風が吹きぬけた後、そこには焼け焦げた地面だけがあった。 「妹紅…………」 もう一度、魂が抜けたように輝夜は呟く。 着物のすそを引きずりながら、黒焦げになった地面にまで幽霊のように近づいていく。そこには何もない。灰の一つまみさえも残っていない。 いつもなら、この後何事もなかったかのように妹紅は空間から五体満足の状態で姿をひょっこり現してくるはずだった。 けれども、今回に限ってはただ沈黙だけがその場を支配している。 「何で…………蘇ってこないの…………なんで?」 誰ともなしに輝夜は虚ろに呟く。あまりの衝撃に泣くことさえ忘れてしまったかのように、ただ空っぽに。 気が狂うほどの、心を抉られるような静けさ。 けれども、 「魂魄のその一切を焼き尽くすほどの炎熱が、この世にあると思うかい?」 輝夜が眼を上げると、竹林の間から一人の青年がゆっくりと出てきた。手には分厚い本を一冊持っている。外見から察するにどうやら魔法使いだろう。 「幻想郷にはない。現世にもない。精霊の炎でも悪魔の炎でも地獄の炎でも、蓬莱の人の魂魄を遍く灰燼に帰せしめるほどの力はない」 「あなたが、妹紅を殺したのですか?」 いつの間にか傍に立っていた永琳が鋭く問いかけるが、青年は肩をすくめた。 「違うね。彼女を殺したのは時間さ」 青年もまた、逆に問いかける。 「あなたたちは、彼女の言っていた月の方々らしいね」 「ええ」 「なら、話が早い。見てのとおり、彼女はもう蘇らない。どこにもいない。魂魄全てを焼き尽くされ、決してここに帰ってくることはない。永眠したのさ」 「無理です。そんなこと…………」 「ありえないってね。私だってそう思っていたさ。そのとおり、現世ではありえない。この世ではありえない。ならば、この世ではない異界の存在ならば、それは可能ではないかな」 永琳は黙った。目の前の青年の正気を一瞬疑ったからだ。異界のことなど、どうして現世にいるものにわかるだろうか。けれども青年は何の表情も顔に浮かべぬまま、手に持っていた一冊の古びた本を掲げた。 「この『死霊秘法』に記された召喚の術式。星の彼方に住まう灼熱の邪神をこの世に喚起する禁忌中の禁忌。儀式を執り行い呼び出された炎はこの世のものではない。あなたたちも見ただろう。あれは絶対にこの世界にあってはいけない異界の業火。全ての生けるものが嫌悪すべき邪悪の神火。けれどもあれならば、あの神そのものが具現した炎ならば、たとえ蓬莱人であろうとも耐えることはできない。文字通り、死に絶える」 気の遠くなるほどの長い時を生き、人類とはかけ離れた文明を築いた月の民である永琳と輝夜。その二人とも全く知りえない事実を、青年は淡々と語った。 「帰りたまえ。彼女はもうここにはいない。妹紅は死んだ」 青年のその言葉に、初めて輝夜が反応した。 「どうして……殺したの」 ようやく失っていた感情が戻ってきたのか、輝夜の頬を一筋の涙が伝った。 「大好きだった……。私のことを嫌いだったことも、私のことを求めていたことも、やがて私のことをちょっとだけ好いてくれたことも、なにもかもひっくるめて私は妹紅のことが大好きだった。愛しくて愛しくてたまらなかった。永遠に一緒にいてくれるって信じてた…………。なのに、どうしてあなたみたいなただの人間が…………」 青年は、一瞬だけ後悔するようなそぶりを見せたが、ぽつりと 「あなたも……彼女のことが好きだったのか」 返答はない。けれども言葉などなくても、答えはまざまざと伝わってくる。 「私も、若いころに彼女に恋した。助けてもらったのがきっかけでね。自分でも驚いたけれども、どれだけ時間が経ってもこの気持ちは変わらなかった。そして、嬉しいことに妹紅も私を愛してくれていた。もう、だいぶ昔の話さ」 青年は目を横へ向け、少し前まで妹紅が立っていた場所を見つめた。 「私のほうから告白したけど振られてね。私だってお前のことはとても好きだ。でも自分は永遠を生きる人間。お前はすぐに死んでしまう。一緒になるべきではないって言われたよ。だったら魔法を極めて不死を手に入れてみせる。いや蓬莱の薬だって作ってみせるって息巻いたけれども、彼女は去っていった。ただこう言い残してね」 青年はため息と共に、一言呟いた。 「永遠に生きることは重荷だ。人という存在は永遠に生きることなど耐えられない。もし死ねるのならば、死んでやり直せるなら、私はそうしたい」 再び、青年は輝夜を見る。 「あなたたち月のものには分からないだろう。人間は永遠に生きられない。たとえ体が生きても、精神がそれを拒絶する。親兄弟が死に、親しいものが死に、出会ったもの全てが死んでいなくなるのに、自分だけが取り残される孤独。妹紅はその孤独に苛まれていたし、そして誰も自分のように苦しんで欲しくないと願っていた」 輝夜は無言。そして横に立つ永琳もまた無言。 「だから、私は魔術を極めた。唯一つの理由のために。彼女を永遠の苦輪から解放するという、ただそれだけのために禁忌に手を染め、異界を覗き見、正気と引き換えに禁断の知識を脳に刻み付けた。そして、それは今ここに成就した。妹紅に全てを話して、自分ならば君を殺せると提案してみた。提案しただけだ。選ぶのは妹紅の権利だ。長い間考えた末に、彼女自身が選んだ結論がこれだった。妹紅は永遠に現世を彷徨うことはない。誰の死をも苦しむことはない。魂魄を焼き払ったから冥界に行くこともない。ただ世界の中にようやく戻り、全てが新しく始まる転生の時を待っている」 青年の独白は終わった。 妹紅を女として愛したものと、妹紅を友として愛したものとが、ただじっと顔を向かい合わせたまま立ち尽くしていた。 「そう…………」 やがて、輝夜は袖で流れた涙をぬぐった。もう、取り乱した様子はない。いつもの静かな、月の姫君に戻っていた。 「よく分かったわ。私はこの永遠で満足していた。妹紅も永遠を生きるものとして満足しているものと思っていた。けれども、それは違ったのね」 「人間である、私の視点から見れば」 「故人のことよ。どう推察してももう分からないわ。御礼を言うべきかしら、私の愛した妹紅を解放してくれたことに。…………けれども、私は親しい友人を殺したあなたを許すわけにはいかない」 静かに、輝夜は右手を上げる。 伸ばした人差し指。そこに光がともる。 「難題を一つあげるわ。これから私が放つ弾幕は一条の閃光のみ。けれどもそれは確実にあなたの心臓を貫き、あなたを絶対に殺す。かわすことは不可能よ。私は永遠と須臾を操るから、どんなにあなたに届くまでに時間がかかろうともそれを一刹那にすることができる」 相手に逃れられない死を告げながら、なぜか輝夜はほほえんだ。 「今から五つ数えるまで待ってあげる。五つ数え終わったら、閃光は放たれる。数え終わるまで私は何もしない。けれども数え終われば、必ず閃光は放たれる。さて、どうすればあなたは死から逃れることができるのかしら?」 隣の永琳が何か言いかけ、けれどもまた黙った。 青年と輝夜と目が合う。 微笑する輝夜。その笑みは、あのとき炎に包まれていた妹紅とまるっきり同じ種類のものだった。 青年は、うなずく。 輝夜も、うなずく。 「一つ」 青年が手に持った本をおもむろに胸の高さまで上げると、ひとりでに本は開きページが次々とめくれていく。 「二つ」 空間を振るわせるような呪文の詠唱。これまでに存在したあらゆる言語とも似ても似つかない、軋るような唸るような呻くような聞いたことのない呪文。耳をふさぎたくなるような奇怪なリズムと胸が悪くなるような発声も、輝夜はものともしない。 「三つ」 詠唱を止めることなく、本を左手に青年は右手を輝夜に向ける。その手のひらに炎がともった。あのときと同じ禍々しい不吉な炎。 蓬莱人の永遠さえも食い尽くし、舐め尽くす異界の神火。 「四つ」 炎が吹き上がり、狙いを定める。それは避けられぬ直線上にいる輝夜その人。 輝夜は、ささやいた。 さようなら、えいりん。あえてよかったわ。 「いつ……」 つ、までは輝夜は口にすることはできなかった。 手のひらから放たれた炎が、狙い過たず輝夜に襲いかかり、その全身を包み込んだ。 炎に耐性のない輝夜など、神火の前では妹紅のように姿を保ったまま焼かれることさえ許されない。 一瞬で、燃え尽き灰となり消え去っていく。 地面は殆ど焦げなかった。炎が焼く対象があまりにも早く燃え尽きたせいだ。 もう、蘇ることはない。 彼女もまた世界に取り込まれ、転生の中に還っていった。 後に残ったのは、最初から最後まで殆ど口を出すことのなかった永琳と、都合二人を炎の犠牲とさせた青年だけ。 「終わりましたね」 「ああ、そうなるかな」 永琳はまるで、何事もなかったかのように平然としていた。 「さて、あなたはこれからどうします?まだ研究が残っているのでは?」 「くくくっ、こう見えていろいろ延命やら不老やらの術の厄介になっていてね。分かると思うけど見た目ほど若くないんだ、私は。それに研究にだいぶ正気をつぎ込んでね。遠からず気が狂うことになりそうだよ。まして、研究の成果など人に教えるべきものじゃない。あれは人間も妖怪も身を破滅させることにしか使えない知識だ。ここに来る前に全部処分したよ」 青年の額を、脂汗がつたった。 がくりと、不意に膝をつく。 「結局…………何も救えなかったな。私は」 「いいえ。永遠などどこにもありはしません。姫はあるとお思いだったかもしれませんが、永遠に互いに愛し合い、仲良く暮らすことなどできません。長い時の果てには幻想郷も滅びますし、月とて遥かな未来にはこの星よりなくなるでしょう。いいえ、この星さえも、やがては太陽に飲み込まれ滅びる定め。いつかはあなたが手を下さなくても、蓬莱人さえも滅びることでしょう。時間が姫たちを殺すよりは、はるかによいことだったと私は思います」 「だったら……いいけどね。私だって、妹紅をもっとよい形で救いたかったよ」 「それは、世界がするべきことです」 「ああ………本物の神がおられるのだったら…………そう祈りたい」 突然、青年の左手が燃え上がった。青年は驚くこともなく、炎を見つめる。 「二度の召喚は負荷が大きすぎたようだね…………。私もまた、邪神の炎に焼かれることになりそうだ…………ちょうどいい」 左手に握ったままの本が燃えて灰となっていく。炎はどんどんと青年の体を包み、禍々しい光と熱で彼の存在をこの場から消し去ろうと牙をむく。 「最後に…………一つ言っておくよ」 「どうぞ。遺言ですか?」 「いいや…………」 まだ無事な顔で、青年はにやりと笑った。魔法使いの顔で。 「私を焼くこの炎…………これも神火でね。私が死んでもしばらく燃えるだろう…………。姫と妹紅の後を追いたいのなら………使ってかまわないよ」 それだけ言うと、青年は力尽きたのかうつ伏して倒れた。 もう、頭を上げることも動くこともない。炎は自らを呼んだ主を焼き、轟々と音を立ててさらに燃え上がる。 あたかもそれは、弔うものもいない火葬の炎のように。 永琳はただ、じっとそれを見つめていた。 「どうだ、藤原。新しい学校にももう慣れたか?」 「はい。すっかり。ここがもともと私の学校だったくらいに」 「それはよかった。君にはよき先輩がすぐにできたからな」 「あ………分かりました?」 「もちろんだ」 放課後となった学園は、急に慌しくなる。部活に向かうもの、寮に戻ろうとするもの。逆に手持ち無沙汰になってうろつくもの。 ホームルームを終えて教室を出た私の隣を、一人の生徒が歩調を合わせて歩いている。 藤原妹紅。先日両親の都合でこの学園に転校し、私の受け持っているクラスにやってきたばかりの生徒だ。 広大な敷地に建てられた女子専門の学園。私はそこで国語の教師をしている。私の実家は何てこともない平凡な家だったが、ここに通う女の子たちはみんなお嬢様ばかりだ。少々場違いだと自分でも感じることもあるが、教えることは楽しく、またやりがいがある。 転校初日からいろいろと学校の中で面倒を見てやったせいか、藤原は親しげなそぶりを見せることが多い。今日もこうして、わざわざ職員室に戻るだけの私の隣を、こうして彼女は歩いている。 はたから見れば、私たちはどう見えるのだろうか。 「でも先生。先生には恋人とかっていないんですか?」 何がどう繋がって「でも」なのかよく分からないが、急に藤原がそんなことを私に尋ねる。 不意の質問に、なぜか私は黙った。 「恋人…………か」 思えば、女性と親しくした経験など殆どない。 告白されて付き合ったことはある。けれどもすぐに別れてしまった。 なぜだろう。私を見つめる昔の彼女の顔。 そこに誰か、別の見たこともない少女を一瞬だけ幻視してしまうのは。 「ああ。いないな」 私は当たり障りなく答えたつもりだが、藤原は足を止めた。 おいてそのまま歩くのも不自然なので、必然として私もまた足を止め、彼女の方を向く。 「女の子って苦手です?」 「いや、そういうものではないのだが……。ただ機会がないだけだ」 どうしてそのことに彼女がこだわるのだろうか。私が解せずにいると 「だったら、私が恋人に立候補してもかまいませんか?」 突然の一言に、心臓が止まった。 冗談はよせ、となぜか口に出せなかった。 こちらをじっと、身長差ゆえに半ば上目遣いに見つめる藤原。 その顔に、 懐かしい何かを、 遠い日の、見たことも訪れたこともないどこかの記憶を、 悲哀でしか語れない追憶を、 幻視した気がした。 「…………うそ」 「は?」 いきなりにやっと笑う藤原に、思わず間抜けな声がもれる。 「だ・か・ら・う・そ。あっ、先生本気にしちゃいました?だったらごめんなさい。でも教師と教え子の恋愛なんてだめですよ」 「わ、分かっているそんなことは。先生をからかうのはいたずらでもよせ」 「謝ってるじゃないですか、ごめんなさいって」 「まったく、誰かに聞かれたら冗談ではすまないことだ」 困ったことだ。どうにも生真面目な性格が災いして、私はまれにこうして教え子にからかわれる羽目になる。悪意はないのだから余計どう対応していいのか分からない。 再び廊下を歩き出した私に、それでも藤原はついていく。 「でもね、先生」 今度は、打って変わって真面目そのものの声だったので、やはり私は仕事柄返事をしてしまった。 「どうした」 「これは本当の話ですけど、先生と私ってどこかで会ったことがありませんか」 私は歩きながら横を向くと、藤原はこちらを見ないでまっすぐ前を見ていた。 どこか、遠くを見るような目つきで、独り言のように続ける。 「初めて先生と会ったときに、一瞬だけ感じたんです。この人と私ってどこかで出会っているんじゃないだろうかって。デジャヴって知ってますよね。そんな感じです。他人のようには思えないんです。ずっとずっと昔、本当に思い出せないくらいに遠い昔に、私と先生はお互い会っていたような気がするんです」 「……………………」 何も言えずに、私は彼女の横顔を見ていた。 「先生は、そう感じません?」 感じる、と答えるべきなのだろうか。私の感じていた幻視の正体が、これなのだろうか。 心の奥で、恐らくそうだと思っていた。この少女こそが、私の幻視の見せる少女なのだと本能が告げている気がした。 けれども私は、首を横に振った。 「理屈では、そんなことはないはずだ」 「そうですか。そうですよね…………」 少し残念そうなそぶりを見せた藤原に、私はけれどももう一言付け加えた。 「だが、もしかしたら偶然に偶然が重なって、そうなのかもしれないな。あるいは、お互いが覚えていないほどの昔に」 「前世って信じます?」 「いや。オカルト関連に興味はない」 私は、自分の心に生じた思いをそのまま封じた。たとえそれが計り知れない造物主のいたずらで事実だとしても、昔は昔のことだ。今の私たちが負うべきものではない。 「あ、先輩。それに八意先生」 ふと、横の藤原がひどく嬉しそうな声を上げたので、私は前に眼を戻した。 「あら、妹紅じゃない。それに先生も」 「こんにちは。奇遇ですね」 見ると廊下の向こうから歩いてくる、私と同じように生徒と教師という一組。 一つ上のクラスの生徒会役員の蓬莱山輝夜に、そこの担任の八意永琳だった。 「ごきげんよう」 丁寧に私たちの前で一礼する蓬莱山。大企業の一人娘という肩書きにまるで恥じない挙措だ。しわ一つない制服も、綺麗に伸びた烏の濡れ羽色の髪も、日本人形のような整った容貌も、まさに良家の令嬢といった感じだ。 「先輩、どうしたんですか」 「あら、藤原ったら約束を忘れたわけ。今日は放課後に図書室で調べ物って言ったでしょ」 「はい、だからこれから行こうと…………」 「もう。たまには迎えに行かせなさい。待っているあなたに会いに行くのもまた楽しいんだから」 「せ、先輩……その、嬉しいです…………」 なにやらずいぶんと深く感じ入っている様子の藤原。そうなのだ、藤原がこちらに転校してからというもの、この蓬莱山が何かと藤原の世話を焼いてくれているのだ。さっそく藤原は生徒会の書記に抜擢され、今ではまるで社長と秘書のようになってしまっている。 「ほら、はしゃがない。リボンが曲がっているわよ」 「あ…………」 藤原の頭に手をやって、髪に付けたリボンをそっと直す蓬莱山。目を細めた藤原は借りてきた猫のようにおとなしい。 友人というよりは蓬莱山が可愛がっていると形容した方が正しいのだが、藤原もその熱愛を一身に受けてまんざらでもないらしい。いや、大いに喜んでいる。 「でも藤原、何か先生とお話があったんじゃないかしら」 「いや、ただ職員室に帰る途中で一緒になっただけだ。安心しろ、藤原を取りはしない」 「ふふ、先生もだいぶ冗談が言えるようになってきましたね」 そっと蓬莱山は藤原の手を取る。 「では、藤原を借りていきますね、先生」 「ああ。生徒会の仕事は頼むぞ」 「もちろんです。それでは、失礼いたします」 手を軽く引っ張られ、私の横を通り過ぎる藤原。 こちらを見て、目だけで挨拶するその目は笑っていた。 まるで抱きとめられるように、藤原は蓬莱山の隣にきれいに収まった。 「さあ、行きましょう。あなたがいてくれて私も助かるわ」 「はい、先輩。そういってくれると嬉しいです」 肩を並べよりそって廊下を歩いていく二人は、仲むつまじい、という言葉がぴったりと当てはまる様子だった。 私がそれを見ていると、横で声をかけられた。 「教え子と堂々と逢い引きだなんて、先生も隅に置けませんね」 「冗談はよしてください。ただでさえ生徒によくからかわれるんですから」 「あら、それは先生がそれだけ生徒に愛されてるってことなんですよ。むしろありがたがるべきです」 そう言ってのけるのは八意先生だ。化学を担当しているため、いつも無造作に白衣をひっかけているが実はかなりの美人で、これでも博士号をもつ天才だとか。 「でも、藤原さんは先生と仲がよいみたいじゃないですか。告白なんてされたりしません?」 「もう少し若かったら、私のほうから告白していたかもしれませんね」 そう言うと、少しだけ八意先生は驚いたような顔をした。 「本気ですか?」 「ええ。何か?」 「いえ……先生もおっしゃるときはおっしゃるんですね」 私は笑って、はしゃぎながら遠ざかっていく二人を見つめた。 「藤原に言われましたよ。私と自分がどこかで会ったことがないかって。まるで前世の因縁のようなことをね」 「あら、それなら私も蓬莱山さんに言われましたよ。先生と私はもしかしたら前世で知り合いだったのかもしれないって。先生もそうだったんですか」 不意に私と八意先生は顔を合わせ、探るような目で互いを見た。 「もしかしたら…………」 「私と八意先生も…………」 その交錯する視線の向こうに、何かを見つけようとして。 …………けれども。 「そんなわけないですよね」 「ええ。きっと気分の問題ですよ」 二人は、お互いのしていることがおかしくて少しだけ笑う。 他人のようは思えない、か。 ならば何をもって「他人」と「知り合い」を区別するのか。自分以外は全て平等に他人だというのに。 私と藤原が、かつてどのような形で出会い、関係を持ち、そして別れたのかは興味がない。 私は私であり、過去は過去である。 現に今、藤原妹紅はとても幸せそうだ。 これが一番大事なことだ。 それ以外にいったい、何を望むというのだろうか。私と藤原はもしかするとかつて恋人であったかもしれない。そのときの自分は彼女を幸せにしようと願ったのかもしれない。 ならば、これこそがその成就だ。 彼女の隣には私ではなく、蓬莱山輝夜がいる。本当に仲のよい親友として。 彼女が幸せなら、私は幻視の眼を閉じたままでいい。 それが、妹紅の得た幸せならば。 それが、私の得た幸せなのだから。 …………え~、長すぎて申し訳ない。これでおしまいです。 なんか結局妹紅の隣にいるべきなのはてるよじゃないかと思いまして。仲良きことは美しきかな。 余談ですがえーりんも最初は生徒でしたが制服が似合わないということで教師に。やっぱり年齢ががががg 1スレ目 503-505 513-518 ─────────────────────────────────────────────────────────── 今日は満月…僕は今、竹林を歩いている。 この先には藤原妹紅という少女が住んでいて、彼女を僕の家に連れて行く為だ。 僕と妹紅は知り合ってから半年になる。 妖怪に追いかけられていて、それを救ってもらったのが僕らが知り合ったきっかけだ。 それ以来、満月の夜にワーハクタクである上白沢慧音と共によく3人で会い、語り合うようになった。 妹紅は不老不死で死ぬことが出来ない。そして毎夜のごとく永遠亭に住んでいる輝夜に殺されているという。 僕はその話を聞いたときに満月の夜だけ僕の家で匿えないものか?と提案し、そうすることとなったのである。 幸い、僕の顔は永遠亭の者には知られてなかったので見つかることも無く、満月の夜のみのくだらない駄弁り合いは誰にもジャマされずに朝まで続くのである。 そうして半年が過ぎて今日に至る… そして今日も僕は彼女を迎えに竹林を歩いている… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「よぉ、無事だったか?」 「なんとかね、慧音は?」 「今日は遅れるそうだ。なんでも使い魔が言うことを聞かなくてお仕置きするとか何とか…」 「……」 「……掘られたな」 「うん…」 「ハハハ…行こうか…」 「そだね…アハハ…」 心の中でその使い魔の冥福を祈っておこう… 僕の家は人里離れた森の中にある。 おかげで、妖怪たちの溜まり場になったりすることもある。 まぁ、僕に危害を加えないなら別にかまわない。 …時々だが、「そーなのかー」が口癖の妖怪に食べられそうになることもあるが… 「ほい到着だ、上がってくれ」 「お邪魔しまーす」 「待っててくれ、今茶ぁしばくから」 「関西人…?」 「…冗談だよ…今淹れる」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「…というわけで、また宵闇の妖怪に喰われそうになったんだ」 「○○も大変だねぇ」 「まぁな…って僕はお前の方が大変のように感じるが…?」 「アハハハハ…またもや内蔵引きずりd」 「待て、それ以上言うと飲めなくなるからやめてくれ」 …あやうくスプラッタな話題になるところだった… 「ん、お茶が無くなっちまったな」 「あ、淹れてくるね」 「いや、僕が淹れてくるよ。妹紅は客だから座ってな」 「たまには客が淹れてもいいでしょ。○○は座ってて」 「う…まぁ、いいか」 「出来たよ~」 「おう、サンキュ…」 そこには…茶とは思えない色の(土留色)液体が… 「も、妹紅…これは?」 「えっ?お茶だけど?」 「…ハイ、ワン、ツー、スリー、フォー、からあげやん!…じゃなくて…お茶は普通緑色だろ!」 「それは…まぁ…か、隠し味を入れてるのよ!」 「どんな?」 「えーと…なんだっけ…知らん!忘れた!」 「…じゃあ、妹紅が毒見してくれ…」 「うん。(ゴクリ)…ブホッ(吐血)」 「げっ…妹紅!大丈夫か?」 「…ピチューン…(死亡)……(リザレクション)し、死ぬかと思った」 「…いや、死んでるだろ…何を入れたらそんな風になるんだよ…」 「…ゴメンナサイ」 「いや、まぁいいけどな…」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「…どうでもいいけど慧音遅いな…」 「何してるんだろね?」 「……」 「……」 「…すまん、いま慧音が満面の笑みで使い魔をcaved!!!してるのが幻視出来た」 「…私も…」 …ちょっと待てよ…ってことはどう考えても慧音は今日は来れないよな… 夜明けまで妹紅と二人きりなんですか… う、顔が赤くなってきた… 「○○?顔が赤いよ…大丈夫?」 そういって妹紅が顔を覗き込んできた 「いや!大丈夫だから!」 思わず目線を逸らしてしまう。 一連の行動から妹紅も流石に気が付いたようだ。 あっという間に顔が赤くなっていった。 「あ…う…」 「……」 「なぁ…」「ねぇ…」 「あっ、ゴメン。○○先にいいよ」 「いや、妹紅から言えよ」 「ん…あのさぁ…今日って慧音来ないのかなぁ」 「…多分な…今頃お楽しみかな…」 「ってことは…今日って私と○○とで二人きり…」 「う…」 ~5分ほどの静寂~ 「ねぇ、○○は何が言いたかったの?」 「ん…同じことだ…」 「そう…」 「……」 「……」 気が付くと僕らの距離はだんだん近づいていった。 「…なぁ、妹紅」 「…何?」 「二人きりだから言えるんだが…僕はお前が好きなんだ」 「…え…い、いきなり何を言い出すの!?」 「…スマン、いきなり過ぎたな…忘れてくれ」 「あ…わ、私も…○○は好きだよ…」 「そうか……」 「うん……」 そして僕らはいつの間にか抱き合ってキスをしていた。 そして僕が妹紅を押し倒した瞬間だった。 「いやぁ~スマンスマン。すっかり遅れてしm…」 「「ッ!!!!!」」 「…○○キサマ…何をしているんだ?」 「あ…その…これは…その…」 「ほぉ…答えられないのか…妹紅、何をしているんだ?」 「え…その…あ…う…」 「フフン…二人して答えられないか…でもその状態…まぁ、お仕置きに値するなぁ」 「「え…」」 「さぁ、尻を出してもらおうか!」 「「か、勘弁して~!!!」」 ハハハ…なんかネタだらけだ…アハハハハ…はぁ… 183 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「にゅーくれらっ…ぷー?」 「はは、ははは…」 ヤバイ。超ヤバイ。とにかくヤバイ。 ヤバイとかっても 「黄金聖闘士全員が同時に喧嘩するくらい?」 とか、もうそういうレベルじゃない。 ゴメン今の嘘。多分そっちの方がヤバイ。千日戦争とか終わらないし。 でも俺も負けず劣らずヤバイ。スカーレットニードルの性能と同じくらいヤバイ。 てか今日変。凄く変。まず今の状況に至るまでが変。 ※ ※ 今日は買い物して、近道をして帰ろうと思ったんだよ。 何でかって? だって米が重いんだもん。10kgとか半端ない重さだよ、マジで。 そしたら道に迷った。東西南北なんてわかりゃしねーよ。 その上、日が沈んできてたから前も見えない。東西南北中央不可視ってまさにこのこと。 で、なんか穴に落ちたんですよ。ええ、穴です穴。そりゃもうスポーンと。 そんで、落ちた先がこのボロ屋ってワケですわ。本当にボロい。なんかキシキシ言ってる。 まずこの時点でヤバイ。何処だよここ。この年になって迷子? そんなノリでヤバイ。 次にヤバイのが、この床。よく見たら亀裂が入ってる。押せば壊れる、みたいな感じ。 これだけでも十分ヤバイけど、ヤバイことはまだ続く。家の人間がこっちに来てる。 だって床がキシキシ言ってるもん。こっち来てる。音はみっともないけどこれはヤバイ。 あ、襖開いた。超ヤバイ。もんぺ履いてる少女がこっち見てる。頭に「?」を浮かべてこっち見てる。 テラモエスwwwっうぇwwwwwとか言ってる余裕無いけど萌え萌え。テラモエスwwwww テラモエスしてるけど余裕は無い。ダメだしのもう一本ならぬもう一ヤバイ。言葉が通じない。 例えるならイクラちゃん。でも多分あいつの方が実力は上。何故かって? イクラちゃんは「ハーイ」「チャー」「バーブー」って三種類喋ってるけど、このもんぺは違う。 一語だけ。「にゅーくれらっぷー♪」の一語だけ。多分タラちゃんでも理解出来ない。 この言葉が理解できる人がいったい何人いるのだろうか…? 50人ぐらいはいるのだろうか?100人ぐらいだろうか? 『自分は違う』 無茶言うなよ、無理無理。なにせ一語だけ。エキサイト翻訳でも多分二種類の和訳が限界。 そんなこんなでヤバイけど、回想終了。回想の長さもヤバイけど、俺の方がヤバイから終了。 ※ ※ 「にゅーくれらっ…ぷー?」 「はは、ははは…」 「に、にゅーくれらっぷー?」 「お、俺は○○ってんだ。よろしく」 「にゅーくれらっぷー!」 「い、家に入ったのは悪かったって。でも俺も状況が把握できてないんだ」 「にゅーくれらっぷー?」 「森に入ってさ、穴に落ちたらここに辿り着いたんだよ」 「にゅーくれらっぷー…にゅーくれらっぷー?」 「えっと…」 ヤバイ。アゲインヤバイ。もんぺのイントネーションに合わせて適当に会話してたけど、ヤバイ。 何聞かれてるんだか予想できない。今までのが合ってたのかもわかんないけど。 「妹紅、今帰ったぞ!」 「にゅーくれらっぷー♪」 誰か来た。ありがたいけど逆にヤバイ。ヤバさ倍増中。 だって人数増えるし。ツェペリのおっさんとジョースターさんの波紋の如く、ヤバさが相乗効果受けてる。 「む、お前は誰だ?」 「俺は○○。森で迷ってたら穴に落ちて、ここに辿り着いたんだ。 さっきまでそっちのと喋ってたところ。言葉が通じたんだかわからんけど。」 ヤバイ。もんぺよりこっちの方がヤバイ。だって角生えてるもん。牛っぽい角。 しかもリボン付き。ブルーリボンじゃなくてレッドリボン。悪い軍隊。 「そうなのか、妹紅?」 「にゅーくれらっぷー」 「ふむふむ…襖を開けたらこの男が座っていたから話してみたところ、 言葉遣いはともかくとして落ち着いて話をしたら悪いヤツじゃ無さそう。 もう夜も遅いし事情も事情だから、今晩は泊めてやってもいいんじゃないか、って?」 ヤバイ。やっぱりもんぺよりヤバイ。なんであの言葉理解できんの? でもよく考えたらもんぺのあの言葉が一番ヤバイ。意味がたっぷり詰まってる。濃縮還元。 某コンニャクとかでも多分翻訳出来ないくらいぎっしり意味が詰まってる。潰すと弾けるイメージ。 「○○といったな。そういうことだ、今日は泊まっていくと良い」 「す、すまないな。えっと…」 「上白沢慧音だ。慧音と呼んでくれ。こっちは」 「にゅーくれらっぷー」 「聞いてのとおりだ」 「わかるかーーー!!!」 (わかるかー わかるかー わかるかー…) ※ ※ 「ん…ここは…」 「おはよう○○、今日は良い天気だぞ」 「…誰だ?」 「むぅ、昨日自己紹介しただろう?」 「もしかして…くれらっぷー?」 「はあ…慧音だ、私は慧音」 「慧音だって? 昨日の角は…」 「あれか。満月の日にはああなるんだ」 やっぱりヤバイ。言ってることがワケワカメ状態。 「慧音、○○は起きた?」 「妹紅か。彼は今起きたところだ」 チヨツト待テ。何カガオカシイゾ? 「じじじじじ人語喋ってるー!?」 「挨拶も無しに失礼な、私は人間よ」 ん な 馬 鹿 な あ ー ー ー ー ! ! ヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤ バ バ イ まだ数回しか妹紅に会って無いけどついカッとなって書いた。イ 後 にゅーくれらっぷーと書けるならなんでもよかった。 後 書 今はにゅーくれらっぷーしてる。 書 き き ヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤ 210 ─────────────────────────────────────────────────────────── 深夜の竹林にある、家の中。 「俺が、応えられる事は……少ない。 応えていられる時間も、あんたに比べれば、閃光みたいなもんだ」 年が変わる日。 彼女の部屋で、彼はそんなことをつぶやく。 彼女…妹紅は男に背を向けて座る。 月明かりにその蒼い髪を照らされたまま、耳を傾け、何も語らない。 「俺は、何かが出来るっていう人間じゃない、けど……」 男は妹紅の背に歩み寄り、その首にそっ、と腕を回す。 「そばに、居させて欲しい。俺が生きている間だけでも、 あんたの『今』を、色あるものにしたい」 「いや……」 ぽつり、と言葉が漏れた。 「……妹紅?」 しかしそれは拒絶ではなく 「あなたが生きている間だけなんて、いや……。 ずっと一緒に居て欲しい。私の、この『今』という甘い夢を ずっと見ていたい…夢から醒めたく……ない………」 腕に頬を寄せ囁いた、ずっと思いつめていたであろう……ささやかな、我儘。 白黒の魔砲使いから聞いたことが男の脳裏を掠める。 『禁薬とすら言われる蓬莱の薬を服用(の)んだ者は不死身になる。 そして、その不死身になった奴の肝を喰った者も、不死。つまり……死ねない体躯を持つんだ』 『……そう、だったのか』 彼には永い時を生きる孤独というモノは解らない。 ただひとつ言える事は、少なくとも彼が不死となっても孤独ではないということだけ。 つまり、彼が不死となることは同時に彼女の孤独に自分の孤独が寄り添うということ。 「……わかった、」 「え…」 まさか、確認も取らずに男が承諾するとは思っていなかっただろう。 呆然としたまま、正面を向かされ、男に抱きしめられた。 「で、でも……」 言い出したのは自分ではあるが、あっさり応えられたことにうろたえる妹紅。 たとえるなら、 「いったろ?俺が応えられる事は少ないってさ。 でも、あんたのためにしてやりたいことが、出来ることがある。 それが、不死身となって側にいることでも構いはしないさ」 「あ……」 それを聞いてしまうと、もう止まらなかった。 声が掠れ、顔を男の胸に押し付け、ただただ嗚咽を上げる。 「俺のことは気にするな、俺が一緒に居たいんだから… 一緒に居たいのはあんたしかいないと思ったから決めたんだ」 ――数十分後、日付が変わり、新しい年が明けたとき、 妹紅の部屋には、月光を反射して鈍く光を映すおびただしい量の血の海と、 血を吐き、荒い息をつきながら寄りかかる女性、そして―― 「これで、いつまでも一緒だ……もう、一人じゃない」 「はぁ……はぁ……。ありがとう…」 「ああ……。愛してる、妹紅……」 ――口元から上半身、すべてに血のシミを作りながら その女性に寄り添うようにすわり、彼女を抱きしめる一人の蓬莱人がいた。 ……このことはとある烈風鴉の手によって幻想郷中に知れることとなる。 この後、男は慧音ともよろしくやることになるのだが、それは別の話。 =これより闘符(バトルチップ)の余白= シリアスモノが書き たかった。みょんな 事になったが後悔は =余白はここで途切れている= 誰かまじめに書こうとするととたんに活動飽和して 最後の最後にネタを入れてしまうこの脳を何とかしてください…… 355 ─────────────────────────────────────────────────────────── 355のものなんです。 ふと、おまけにこんなのを思いついたので忘れないうちに。 「妹紅!愛してるっ!!」 「あぁ~!傷が痛むから思いっきり抱きしめないでぇ…… ってか胸が無いからってお尻ばかり触らないでぇ!!」 『火の鳥・鳳翼天翔』 ……ごめんなさい。 402 ─────────────────────────────────────────────────────────── そこは妹紅の部屋……だった。 いまでは恋人たちの愛の巣なのだが。 「ふむ……これでよし、と。 あとは頼んで使ってもらうだけか」 「昨日から気になってたんだけど、何を作ってたのあなた?」 現在食事中の妹紅を尻目に、 『彼』は机に向かってなにやら工具を散らかしながら何かを作っていた。 「ああ、俺のスペルカード。といっても普通のじゃつまらんので(俺が) 形式を変えてみた。これが試作品」 それはピンク色をした縦長のカードのようなものだった。 しかし、見るものが見ればすぐわかるのだが、その下の部分には端子がついている。 ……幻想郷の人間は端子なんて解るわけがないだろうが。こーりんぐらいなものである。 「……これって?」 「他人の容姿とスペルカードを吸収し、改造するスペルシステムさ。 あえて名づけるとすれば、闘いの符ってことで闘符(バトルチップ)」 「…できるの?本当に」 妹紅は半信半疑だった。 まさか、簡単にコピーされるとは思ってないだろう。 「じゃぁ、試してみるか?」 結果として言えば、 妹紅が使った『フェニックスの尾』は、ものの見事に吸収されていた。 「闘符『藤原妹紅』」 と、一声あげるだけで、『彼』の目の前に妹紅の幻影が出現し、 オリジナルと同じ火炎弾を無数に放ち、撃ち終えると煙を出して消滅する。 妹紅が目を丸くするのも無理は無いだろう。 「まだ攻撃力の問題はあるが、普通の人外相手なら十分撃退できるかな」 「すごいわ…蓬莱人になったゆえの素質かしら…」 関心し、しきりにうなずく妹紅に、 「とりあえず、お前を守れる程度には強くなるのが目標だからな」 『彼』は、闘符を握り締めながらそんなことをつぶやくのであった。 モコウ『 http //coolier.sytes.net 8080/th_up2/src/th2_1035.png 』 闘符のウラ なんとなく作ったものの埋もれさせるのも惜しいのでとりあえずSSと一緒に投下。 今回は完全バトルチップネタです。知ってる人こそニヤリとするでしょうが。 あとは、ひたすら明るい未来を。『彼』等は追い求めていってほしいモンです。 413 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「永遠に生きる人間と一緒にいる、って怖くないのかい?」 「そうだな……。正直に言えば怖い」 「そうそう、真っ当な人間は私に関わるべきじゃないよ」 「……けど、それ以上に俺はお前が愛しい。今は一緒に居たい。 いつか死ぬことになろうとも、俺は一緒に居たいんだ」 「ふぅん。ま、せいぜい長生きすることだね」 3スレ目 597 ─────────────────────────────────────────────────────────── パカ 「もこたんインしたお!」 「ま、待ってくれ、話があるんだ!」 パカ 「もこたんインしたお!」 「聞いてくれ妹紅! 俺は君のことが!」 パカ 「もこたんインしたお!」 「妹紅おおおおおおーーーーーーーッ!!」 3スレ目 601 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「慧音ー。○○に新しいスペル作ってもらったんだ。見てくれる?」 「ほう。あの人間がか?」 「うん。“お前にぴったりの情熱的なスペルだ”って言ってた。ちょっと照れるね」 「ふふっ……。それじゃ、彼のお手並み拝見といこうか」 「そうだね。……骨まであっためてやるよ!」 「!?!?」 「うおおー! あっちー!」 「も、妹紅?」 「熱い! 熱くて死ぬぜ!」 「妹紅! 何をやってるんだ!?」 「○○が言ってたんだけど、スペカに書かれた文字を詠唱したら術式に○○が込めた愛に反応して、威力が飛躍的に増加するんだって」 「妹紅、お前彼に騙されてるんじゃないか?」 「私は○○を信じるよ。――漢符「スピキュール」!!」 ――ちゅどーん。 「ほら! すっごい威力! これなら輝夜だって余裕で炭に!」 「……全力で却下だ妹紅。避けれないスペルはご法度だぞ」 備考:スターオーシャン2のハニエルだったかな。 3スレ目 708 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「うー」 夏ってのは何処も暑いもので、幻想郷も元居た場所とは変わらずに暑い。 今唸っていたのは妹紅で、俺は妹紅の家にお邪魔させてもらっているわけである。 といっても、この暑さの中何もやる気がおきず二人で畳の上に寝転がっている状態だ。 「暑いな」 「暑いね」 「そういえば」 「何?」 「誰かが暑いっていったら余計暑くなるって言ってたっけな」 「そう」 「暑いな」 「暑いね」 そのまま二人とも黙り天井を見続けていた。 ~ 「妹紅はさ」 「ん?」 「冬は便利だけど夏は不便だよな」 そんなことを言ったら気配で睨まれた。 「なにそれ。人を暖房みたく言わないでよ」 「でもまぁ簡単に焼き芋が作れたりするのはいいよな」 「……確かに」 「暑いな」 「暑いね」 今回の会話終了。二人とも時折外を見ていたりした。 ~ 「なんか暑さ紛らわせるもの無いのか? ここの家は」 「無いよ」 「……そんなことだろうと思って、今日はいいものを持ってきた」 そういいながら体を起こす。 喜ぶかと思ったら少し違う反応が帰ってきた。 「敵のはりあーとか言ったら燃やす」 前に何も持ってきてないのに敵のハリアーと言ったことをまだ覚えているようだ。 あのときの妹紅の怒り具合は凄かったな。 「人が言おうとした事を……」 「よし、燃やす」 そう言って妹紅も体を起こした。 まぁ口調からして本気ではないだろう。若干怒ってるけど。 「まぁ落ち着け、俺を燃やしたらそのいいものとやらも一緒に灰になるぞ」 「む……」 「んで、いいものがコレ」 そう言って取り出した物を妹紅は怪訝そうに見る。 「なにこれ?」 「カキ氷機だ」 本当なら手動式まで言うべきなのだろうが、そもそも電気が通ってないので言わなかった。 「カキ氷?」 「氷を食べやすいように砕いた食べ物かな」 尚も首を傾げる妹紅に比較的簡単に説明してやる。 「で、このカキ氷機で氷を砕くわけ」 それを聞いて納得したようだ。 「氷は?」 「無い」 「…………」 「こんな夏に氷が手に入るなんて雪山にでも行かないと無理だ」 「行け」 そんなことを本気で睨みながら言ってきた。 とは言っても暑さのためかそんなに怖くは無いが。 「…………期待して損した」 そう言って再び妹紅は寝転がった。 それに倣い俺も寝転がる。 「どうせなら慧音に出してもらえばどうだ?」 「それがあったね」 「暑いな」 「暑いね」 ちょっと長い会話終了。外のセミの声をのんびりと聞く。 ~ 「妹紅」 「何?」 「好きだぞ」 「……暑さで頭でもやられた?」 「失礼な。しっかりと機能しているわ」 「そう」 「暑いな」 「暑いね」 会話終了。なんだよ、せっかく言ってあげたのに。 ~ 「○○」 「何だ」 「私も好きだよ」 「……暑さで頭やられたか」 「そうかもしれない」 「いや、否定しろよ」 「暑いね」 「暑いな」 その後やってきた慧音にそのだらけぶりは何だ、と二人揃って怒られた。 たまには日常生活っぽいのをゆったりと書きたかったんだ。 4スレ目 218