約 6,364 件
https://w.atwiki.jp/ebi_hq/pages/219.html
長崎真央子 流水りんこ 流水凛子 中村地里 仲本玲子 中山紗良 夏よしみ
https://w.atwiki.jp/imassousaku/pages/183.html
入り口を開くと、相変わらずアロエが歓迎してくるのに尾崎は思わず吹き出しそうになった。 狭い店内、通路の邪魔になるんではないかと心配してしまうほどのそれの横を慎重に避けて通ると、これまた相変わらずの声が出迎えてくれた。 玲子ちゃーん。 店の一番奥、赤い房状の花をつけたアロエを背に彼女は手を振っていた。 年老いた店主以外には誰もいない店内、尾崎はカツカツとヒールを踏みしめながら、だから、と言い掛ける口をつむぐ。 名前で呼ぶことは別段、友人関係としてはおかしいことはないのだけれど、彼女にそう呼ばれることに慣れることはなさそうだった。 久しぶりね。 飲み込んだ代わりに出てきた言葉は意外と軽くて、受け取った彼女もまた、長めのボブカットの髪と柔和な笑みを揺らしながら頷いてみせた。 彼女の名前は近藤聡美。 尾崎の旧友にして忌まわしい過去を共有する、とっくの昔に置きざりにしてきたものだ。 それにしても、と尾崎は椅子に腰掛けながら首だけで店内を見回す。 23区内では絶滅しつつある純喫茶にして、店主の趣味が高じて集められた多種多様なアロエの数々になんとも言いようもない空間が広がっていた。 反省会に連日のように使っていた場所が残っていたなんてある種の奇跡のように思え、 同時に尾崎にとって消し去りたくても拭いきれない物理的な事実が四方八方から押し寄せてくるようだった。 ダメ。今日はもう今日より前のことを話したいわけじゃない。 手に胸を置いて呼吸する癖は以前からのもの。 聡美も覚えていたのか、「なにか頼む? 玲子ちゃん」と心配そうにメニューを差し出してきた。 聡美の手元には既にコーヒーとアロエのヨーグルトが置かれており、尾崎はうんざりしてしまう。 「やっぱりその組み合わせはどうかと思うわ」 少し視線をスライドさせれば、すぐそこにはモソモソとした手つきでコーヒーカップを磨いている年老いた店主が一人。 アイドルだった頃と全く変わらない置物のような彼に関して疑問に思うことは多かったけれど、ついぞそのどれもが解決したことはなかったと記憶している。 「そう? とっても美味しいのに」 そう言って聡美は小さなスプーンでヨーグルトを掬い取り、口に運ぶ。 まるでどこぞのCMのように綻んだ顔を見せる彼女に、あの頃の煌きのようなものを思い出す。そう、思い出はいつだって便利なもの。 頬に添えた手からチラリと見える指輪で現実に引き戻されるまで、尾崎はこの店の思い出と共に記憶にもたれ掛かろうとした。 けれど、その作業はいつも目覚ましで起こされる不快な朝のように心を重くさせる。 メニューに視線を落とし、やっぱり変わらないアロエ尽くしのそれに嘆息し、結局、尾崎はアロエ茶を頼むことにした。 アロエ茶がゆるゆるとした速度でテーブルに着陸し、また店主が元の場所に置かれるまで、二人は何も話そうとはしない。 ただ旧友との再開であれば話の切り出し方など無限にあるように思えるのだけれど、彼女たちの過去が覆いつくす闇がひたすらに無言を強いるようだった。 「聡美。あなた、結婚したのよね」 口から出た言葉を引っ込められるはずもなく、少しだけ返答に困ったように聡美は浅く頷く。 旦那と子供の三人で仲睦まじく写っている年賀状までは覚えていた。それ以上は知る必要もなかったし、知りたくもなかった。 そうでないと、やっと人並の幸せを見つけた彼女を口汚く罵ってしまうのではないのか。尾崎はそんな自分に怯えている。 結婚の二文字すら容易に想像できない尾崎にとって子供なんて考えられるはずもなく、「子供は可愛い?」と、お茶を濁すような話題しか触れない自分が滑稽にすら思えた。 そんな彼女の心情を知ってか知らずか、聡美は「うん。可愛い」と控えめに答える。それ以上、お互いに続く言葉が出てこない。 どう転んでも自分たちの過去に繋がってしまいそうな恐怖は簡単に拭いきれるものではなく、経過した時間は二人が織り成す環境の違いを認識するには十分すぎるほどだった。 もう私たちは、以前のような私たちではない。 必死に守っていた積み木の城を崩された幼子の自分は泣きそうで、それを抱き上げてくれる母親の温かみすら、もう共有することもないのだろう。 ここに来る折、言葉にならない何かを期待していたものは全くの幻想で、逆にそれは踏ん切りをつけるチャンスだと、尾崎は自分の言い訳に細かく頷いてみせた。 もうこれで、私には絵理しかいない。願ったりなことではないか。 大丈夫? と心配そうな顔を覗かせる聡美。尾崎にとって、見た目よりもずっと芯の強い彼女は都合の良い逃げ場所だった。 いざとなったら逃げれば良い。そうして縮こまって、嵐が過ぎたらまたケロっとした顔で外に出れば。 甘く囁いてくる自分を何度も殺し、尾崎は気丈に振舞うようにバッグから一枚の写真を勢い良く取り出す。 「この子のことなんだけど」 尾崎が写真を見せると聡美は少しだけ、年よりも幼く見えるその顔に陰を落とした。 何度も消そうと思ってたアドレスの相手からメールがやってきたことは聡美にとって代えがたい喜びだった。 その日はずっと気持ちが落ち着かず、後日、夫から心配だったと感想を頂くほどだった。 断片的にしか知らない過去を聞こうともしない夫には感謝しているが、彼女との再会までの間、何度も打ち明けようか迷った。 なにより聡美以上に、聡美の過去に対して良い顔をしない彼に余計な心遣いをさせたくもないと、結局は打ち明けなかったことは妻として、ようやく保育園での生活にも慣れてきた我が子を守る母としての防衛線だったのかもしれない。 後悔するか否かなどは結果次第なのかもしれないが、思っていた以上に当時を苦々しく感じていたいことを聡美はその時になって自覚した。 再開場所はあれこれメールのやり取りを繰り返すうち、お馴染みの喫茶店にすることにした。 再会なのだから、と当時の記憶を引っ張り出すのに丁度良い場所であったし、なによりそれ以上に良い過去というものが他の場所で見当たらなかったのも事実だ。 子供と夫が寝静まった後、聡美は密かに当時の写真を眺める。 もう二度と会うことはないと思っていた旧友の再会は心躍るものであり、自分も含め、彼女にとって悪夢のような過去を掘り起こしてどうするのか、という不安がせめぎ合っていた。 再会予定の喫茶店の写真を見つけ、まだあの老主人は元気だろうか。 相変わらずアロエばかりの店内なのだろうか、と過去と空想の誤差を埋めていく。 店の奥、季節になると大きな赤い花をつけるアロエを背にしていつも二人で話し込んでいた。 出てくる話題はけして、華やかなものではなかったけれど、それでも過去というものは美しく彩られている。 ねえ、玲子ちゃん。今日は駄目だったけど、明日は良いことがあるかもしれないわ。 子供が用足しに起きるまで、聡美は動かない写真の中の二人を眺めていた。 だから、といってはなんだけれど、尾崎が差し出した写真が自分と尾崎のものではなかったのに聡美は落胆した。 わざわざ思い出話をするために呼び出したわけではないことは承知しているのに、悔恨しか残さなかった別れを惜しんでいたのは自分だけだったのかと、見当違いの文句ばかり出てくる。 しばらく、視線を写真に落としながらもそこに写るものにまでは頭がいってなかった。 訝しげに尾崎がこちらの顔を覗き込み、気づいた聡美は慌てて写真の中の少女へと意識を移す。 写っているのは、テレビで観ない日がないというぐらいに売れっ子のアイドル。 まさか、という疑念を口にする前に言葉は勝手に出てきた。 「この子がどうしたの?」 「今、私がプロデュースしてるの。聡美も知っているでしょう? 水谷絵理」 知らないわけがない。 絵理が出演しているピアノのCMを見て、聡美の子供はピアノが欲しいとねだり、主人が買ってくる雑誌の表紙を何度か飾っていたことも記憶に新しい。 そんな、スターへの道を順調に昇っている少女のプロデューサーとは。 すごいじゃない。 そう言おうとしたところで、その言葉はいかに聡美を含め、尾崎には辛い言葉であるか。 二人がどれほどに憧れ、でも手が届かなかった理想へと順調に進んでいる少女。 本来なら嫉妬の一つでも覚えるのが普通かもしれないが、今の尾崎にはその少女が全てであるかのように話す。 「この子はいずれ、Aランクアイドルにもなれる逸材よ。私たちが叶えられなかった夢を叶えられるの」 二の句が出ない聡美はそのまま押し黙り、打って変わって尾崎はいかに絵理がアイドルとして素晴らしい才能の持ち主であるかを語った。 まるで過去の傷痕に塩を擦り付けるような行為でさえ、尾崎は喜んで続ける。 玲子ちゃん。 思わずついて出た言葉を取り返せるはずもなく、「どうしたの?」と語り口に熱を帯びていた尾崎はアロエ茶に手を伸ばした。 ねえ 聞いて。玲子ちゃん。 戦慄く唇を必死におさえつけ、聡美は搾り出すように尾崎に尋ねた。 「それで、用事ってなに? 玲子ちゃん」 「それじゃ私、子供を迎えにいかないと」 席から立ち上がると、尾崎は「本日はありがとうございます」と他人行儀に聡美を促す。 納得はしたけれど、どうも腑に落ちないという顔を浮かべている少女を聡美はなるべく見ないように出口まで足早に歩いた。 自動ドアを抜けると、嫌みったらしいくらいの青空とガラガラの駐車場が聡美を出迎える。 ちらつくのは尾崎と絵理の二人。 まるで当時の自分たちのようにデコボコでちぐはぐなコンビなのになかなかどうして、良い組み合わせかもしれないとは思ってしまった。 おそらくもう尾崎の目に自分は映っていないと、聡美はため息を空に向かって飛ばす。 結局、riolaの陰を全て背負ってしまったはずなのに、それなのにその呪縛から解き放たれた様に聡美の心は軽くなっていた。 きっと、背負ったのは自分ではなく尾崎のほうなのだ。 最後の最後で彼女の救いを求める手をこのような形で振り払ったことに後悔は少なからずある。 もうあのアロエばかりの喫茶店でお喋りに夢中になることはないし、尾崎からの連絡を心密かに待つこともなくなるだろう。 さきほどからひっきりなしに揺れていた携帯を手に取り、聡美は我が子を迎えに車へと急ぐ。 あの少女の為を思えばこれで良いのかもしれない。今はただ、あの二人の行き先を祈ることで聡美は涙をこらえた。 聞いて 玲子ちゃん ねえ 聞いて あなたはもう そこまで辛くなる必要なんて 聞いて 玲子ちゃん 玲子ちゃん
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/325.html
第二回放送までの死亡者 時間 名前 殺害者 死亡作品 殺害方法 凶器 朝 ミハエル・ギャレット 東條悟 084 価値ある命 ガラスの友情 射殺(頭部を撃たれる) レイ・ラングレンの銃 前原圭一 稲田瑞穂 093 上田次郎は二人の狂人を前に気絶する 撲殺(全身を滅多打ちにされる) 鉄パイプ 篠崎咲世子 田村玲子 096 仮面ライダー vs 寄生生物 斬殺(頸動脈を斬られる) 玲子から切り離された触手 午前 稲田瑞穂 瀬田宗次郎 098 あやまちは恐れずに進むあなたを 斬殺(首を切られる) 折れた黄金の剣 千草貴子 東條悟 104 英雄 Calling 刺殺(胸を貫かれる) デストクロー 東條悟 シャドームーン(デストワイルダー) 捕食(デッキ破壊と契約切れによる反攻) デストワイルダー 昼 次元大介 レイ・ラングレン 105 夢の終わり(前編) (後編) 爆殺(全身を撃たれる) エンド・オブ・ワールド 山田奈緒子 圧殺(瓦礫の崩落に巻き込まれる) レイ・ラングレン 園崎詩音 惨殺(顔面を滅多打ちにされる) 鉈 タバサ 志々雄真実 110 パラサイトを狩るモノたち 捕食(ドラグブラッカーに喰われる) ドラグブラッカー 瀬田宗次郎 桐山和雄 117 本日は晴天なり 斬殺(首を切り落とされる) 夢想正宗 泉新一ミギー シャドームーン 120 二心同体(前編) (後編) 斬殺(胴体を袈裟斬りにされる)消滅(新一の死に追随) サタンサーベル 【残り37人】 最期の言葉 名前 最期の言葉 ミハエル・ギャレット 「まだ、私にはやることがあるんだ! だからやめ――――」 前原圭一 ――ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめ―― 篠崎咲世子 「ヒュー……ヒュー……」 稲田瑞穂 (ウェーダーマンネクスト……逃げて……) 千草貴子 「シュン……と……」 東條悟 「香川先生――……」 次元大介 「もう少し……生きてたかったなぁ」 山田奈緒子 「ごめん……なさ――――」 レイ・ラングレン 「シ……ノ……」 タバサ 「……ガリア、王国……ジョ……ゼ、フ……」 瀬田宗次郎 「なん、で」 泉新一ミギー 「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」『絶対に、生き延びろよ』 殺害数 順位 該当者 人数 被害者 生存状況 スタンス 1位T 後藤 4人 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、真紅、斎藤一、平賀才人 生存 マーダー(無差別) レイ・ラングレン 北条悟史、橘あすか、次元大介、山田奈緒子 死亡 マーダー(無差別) シャドームーン 銭形警部、亀山薫、東條悟、泉新一 生存 マーダー(無差別) 4位 東條悟 3人 北条沙都子、ミハエル・ギャレット、千草貴子 死亡 マーダー(無差別) 5位T 田村玲子 2人 緋村剣心、篠崎咲世子 生存 特殊スタンス(観察) 桐山和雄 織田敏憲、瀬田宗次郎 生存 マーダー(ステルス) 7位T シャナ 1人 園崎魅音 生存 対主催(危険) 柊つかさ ルルーシュ・ランペルージ 生存 洗脳→対主催 泉こなた 柊かがみ 生存 マーダー(無差別) 枢木スザク 高良みゆき 生存 対主催→マーダー(奉仕) 城戸真司 劉鳳 生存 マーダー(ライダー限定)→対主催 稲田瑞穂 前原圭一 死亡 対主催(危険) 瀬田宗次郎 稲田瑞穂 死亡 マーダー(無差別) 園崎詩音 レイ・ラングレン 生存 対主催→対主催(危険)→マーダー(無差別) 志々雄真実 タバサ 生存 対主催(危険)
https://w.atwiki.jp/rinzitoutaikai/pages/32.html
【支部情報】 URL https //www.jimin-yamagata.com/ 会長 遠藤 利明(衆議院議員) 【現状】 各議員(農業に理解のある)に働きかけ中 【組織】 総務会会長 田澤 伸一(県議) 副会長 奥山 誠治(県議) 後藤 源(県議) 今井 榮喜(県議) 阿部 信矢(県議) 鈴木 正法(県議) 阿部 賢一(県議) 志田 英紀(県議) 佐藤 藤彌(県議) 星川 純一(県議) 坂本貴美雄(県議) 森田 廣(県議) 舩山 現人(県議) 金澤 忠一(県議) 児玉 太(県議) 中川 勝(県議) 【過去の働きかけ状況】 後藤 源 議員にメールで問い合わせ。 舩山 現人議員にメールで問い合わせ。
https://w.atwiki.jp/otome-gamecatalog/pages/198.html
SILVER CHAOS SILVER CHAOS タイトル SILVER CHAOS メーカー VividColor 発売日 2002/7/26 機種 Windows 98/Me/XP カテゴリー ボーイズラブAVG 対象年齢 18才以上対象 CV 岩永哲哉/奥山道隆/小西克幸/坂ノ上秀麻呂/紫華薫/瀧川大輔/津久井教生/浜五郎/藤木達哉/プログレス/宮田幸季 …他 備考 修正パッチあり(※詳細を確認して下さい) 攻略サイト Half Adder SIGNPOST
https://w.atwiki.jp/teletext/pages/1006.html
心の糸 色 出演者 備考 黄色 永倉玲子(松雪泰子) 水色 永倉明人(神木隆之介) 緑色 大貫いずみ(谷村美月)
https://w.atwiki.jp/doramadata/pages/1245.html
小嶺麗奈 出演:紅の紋章(北原玲子) 病院のチカラ~星空ホスピタル(幸田あい)
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/383.html
原則的な話をしよう。 僕は眠れるときは、寝ていたい男だ。 そしてそれが邪魔されるのが、とても辛いのだ。 例えば。いや、ほぼ常に、か。 「やほーテンちゃん。遊びに来たよ。 あとオバサン呼んでたよ。起こしてきてねってお願いされちゃった」 ヤマカの襲撃である。 「やっと起きてきたかこのバカ息子。 あんまり時間無いから端的に話すわね。 さっきハニーから連絡が入って、<向こう>で新発見があったようなの。 で、私は今から<向こう>に行くから、アンタは死なない程度にご飯食べてなさい。 おせち料理は準備していません。年越し蕎麦もありません。 お年玉も高校生なんだから不要よね?じゃあ後はヨロシク」 矢継ぎ早にそう告げると、母は疾風のように出発していった。 何がハニーだババァ。 白髪頭のガンコ親父じゃねーか。 心の中でそう叫んだ直後に、ケータイにメールが入った。 『何がババァよこのバカ息子。 ヤマカちゃんにあんまり迷惑かけるんじゃないわよ』 ニュータイプか何かなのか。 化け物め。 「お義母さん、いつもパワフルよねー。 テンちゃんも少しは見習った方がいいと思うよ」 「無責任なだけだろうがよ・・・メシどーすんだよ。 つーかお母さん言うな」 「そだ。テンちゃんどーせ放っておいたら袋ラーメンしか食べないんだし、 今夜からウチでご飯にしなよ。ママに連絡しておくね」 即座にヤマカがメールを打ち始める。 いや、コンビニ弁当でも何でもありますよ?ヤマカさん。 まあでも、オバチャンの飯の方が美味いか。 若干苦手な人でもあるけど、御相伴にあずかりますかね。 その後は、ヤマカの作った昼飯を食べて、もう一眠りしようと思ったところを ヤマカに何度となく止められては、何だか主旨のよくわからんおしゃべりに付き合わされて、 何度かゲーム対戦を強いられてはコテンパンに打ちのめされて(何だこの女)、 気がつけば夕方になっていた。 「あー・・・大晦日と正月しか休みが無かったのに・・・」 「まあまあ。テンちゃん。 イヴも大晦日もお正月も、ヤマカちゃんとすごせる幸せをだね」 「ここんトコ毎年じゃないか。 んで、今年は初詣どーすんだ?」 「どうするの意図がわからないよ。 行く神社を変更する話?出発時間の話?」 行くのは決定なのか。 ここ数年、年を越してすぐにヤマカと一緒に近所にある『八幡司馬衛門狸神社』に 初詣に行くのが恒例行事になってしまっている。 ちなみにこの司馬衛門狸は言い伝えによれば、ヒンズー教のシヴァの化身の一つで、 シヴァ同様に浅黒い、あるいは青い肌の色をしていて、変化の術に長けていたのだとか。 また、柴の葉を使って人を化かして、腹から何でも取り出して見せたとか。 そんなのを御神体にしてどーすんだよとも思うが、神社ってのはそんなモンなんだろう。 「まあ、いつも通りでいいや」 思えば久々に隣の家に入る。 小さい頃はしょっちゅう遊びに来ていたというか、親父もお袋も研究で忙しかったから、 今日のようにご飯を作ってもらっていたものだ。 感慨深く玄関口を眺めていると、ヤマカはさっさと中に入っていく。 まあ、アイツにとっちゃ自宅みたいなモンだからな。 「おじゃーしゃーす」 何気なくあがろうとしたその時、台所の方から咆哮が上がった。 「こるぁー!テン!なんだいその挨拶はぁー! 礼儀知らずに食わせるメシはウチには米粒ひとつありゃあしないよ!」 <向こう>の鬼人もかくやと思わせるその怒号は、久々に僕のトラウマを呼び起こした。 そうだ、何故忘れていた。ここのオバサンは・・・ ズシズシと廊下を鳴らして、オバサンがやってきた。 身長2m10cm。年齢42歳。筋骨隆々。容貌凶悪。精神鉄血。思慕温情。家事完璧。要するに無敵の主婦だ。 そして種族は・・・ヒューマン。そう、ヒューマンなのだ。 彼女、鬼笠子かがねは。 「母が遠出しましたので、久々にご厄介になります。 歳末の何かと忙しい中ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします」 僕の精神の奥底に眠る恐怖感が、自然と言葉を発していた。 オバサンはそれを聞くと破顔して人懐っこい笑顔となり、僕の背中をバンバンと叩く。殺される。 「いやー!テンもすっかり大人になっちゃって! 何よその挨拶!んもーオバサン感激したわー 今夜は腕によりかけて美味しいもの作ってるからね。 もうしばらく居間でTVでも見てなさいな。 あ、先にお風呂でもいいわよ」 オバサンは親指をビッと立てて風呂場の方を指した。 いやオバサン、場所は覚えてます。 「そんじゃ、風呂に入ってからご飯をいただく流れで」 「あがる頃にはご飯を食べられるようにしておくからね」 脱衣室兼洗面所はキレイに整頓されていた。 脱衣カゴに女性下着が無造作に突っ込まれているのが見え・・・見てない!ちょっとだけだ。 だいたいこういうのはヤマカのだと思ったらオバサンのだってのがオチだ。 でも多分、あの派手な刺繍入りの黒のはヤマカのだ。見たことある。 お尻のところにシッポ通しの穴が開いてるからわかる。 とりあえずここに長居するのは色々と危険と判断し、僕はそそくさと脱衣した。 もうちゃっちゃと風呂に入ってメシを食おう。 と、風呂の戸をガラリと開けると、湯船に先客がいた。 ヤマカだ。 ? 何で? 向こうも向こうでリアクションが取れずにポカンとしている。 チャポンと湯音を立てて立ち上がり、棚においてあるメガネをかけてこっちを見た。 あ、チンコ隠してねぇ。 「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」 自分自身も何が起こったのか理解できず、まず戸を閉めて落ち着くまで深呼吸した。 何だこれ何だこれ。昔のラブコメみたいな状況だぞ。 「何を騒いでいるんだい。まったく・・・」 ドスドスと凶悪な足音を立てて、オバサンがやってくる。 「テン・・・アンタなんだって素っ裸で転がってるんだい。 さっさと風呂に入っちまいなよ」 「いや、中にヤマカがいて」 「?」 「だから」 「一緒に入ればいいじゃないかね。 アンタらもうパッコンパッコンやってんだろう? 今更なんだって一緒に風呂ごとき遠慮するのかい。 アタシが若い頃なんてもう、毎晩ダーリンと一緒にお風呂に入ったものよ。 ドゥフフフフ」 何がダーリンだババァ。ほほ染めんな。 「ママ!あたし達まだそこまでの関係じゃない!」 さすがのヤマカも風呂の中から抗議の声をあげる。 「何だ。まだだったのかい。 随分とノンビリしてるもんだねぇまったく。 まあまあ、二人でゆっくり入ってなさいな」 そう言うと、再びドスドスと足音を立てて台所に戻っていく。 いや、そういうワケにもいかないだろう。 「あのさ、ヤマカ。 ゆっくり入ってろよ。ちょっと席外すからさ」 風呂なんて自分ン家のシャワーで十分なんだよな。 「うん・・・テンちゃんゴメン」 自分の家でシャワーをあびて隣の居間に戻ると、ヤマカも風呂から上がっていた。 お風呂上りの女子は、可愛いさ5割増しに思えるのは自分だけだろうか。 さすがにあんな事の後では、僕もあまりマジマジと顔を見られない。 ヤマカも視線を外している。 「さあさ、ウチは御節なんて作らないからね。 皆で食べるんなら海鮮鍋さ。芯から温まるからね。 テンも遠慮しないでドンドン食べなよ」 オバサンはそういいつつ、とんでもないサイズの土鍋を持ってあらわれた。 いくらドンドン食べろといわれても、この量はムリだ。 とりあえず食べはじめてしばらくした時、ケータイにメールが入った。 あけおめメールには早いなと思いつつ中身を見ると、浮田からだった。 奥山さんが初詣に行きたがっているのか・・・ とりあえず自分は八幡司馬衛門狸神社に24時丁度に到着するように 行く予定だとメールを送ると、23時半にここで集合の返事がきた。 「なに?」 ヤマカがケータイを覗き込んでくる。 あ、ようやく距離感を元に戻せそうだ。 「浮田と奥山さんも一緒に行きたいみたい。 奥山さんが来るって事は、犬塚も来るだろーな」 そう言いつつ、ヤマカにケータイを渡した。 ヤマカの表情が一瞬曇ったようにも見えたけれど、その後ニヘラと笑って、 「皆で行った方が楽しいしね」と言ったので安心した。 浮田が何を思ったか、やたらと早い時刻に来ていたけれど、奥山さんと犬塚が遅れていた。 奥山さんが時間丁度の23時半に、犬塚はさらに10分遅れの40分に到着。 浮田は胸を強調させるようなセーターを着こんで来ていたけれども、それで奥山さんには勝てない。 今日はなんだかモコモコした服装ながらも、爆という単語が間違いなくつくソレは圧巻だ。 まあ、ウチの控えめ姫もスラリとした服装で、十分魅力的ではある。 両腕両足をヒートテックで重武装しているのが、いかにもヤマカっぽい。 見とれていたのがバレたのか、ヤマカが耳打ちしてきた。 「テンちゃん・・・見すぎ」 「ゴメン。本能というか、何というか」 「テンちゃん、さっきはゴメンね。気持ち悪いもの見せちゃったね」 「何が?」 「あたしの肌、ウロコまみれで気持ち悪かったでしょ」 「お前のウロコ、キレイじゃん。 おっぱい見たことの方を怒ってんのかと思ってた」 「それもちょっと怒ってるけど。 アレみちゃったからアイコだね」 「粗末なもので申し訳ない」 「あれで粗末なの?ウソでしょ」 「いやいや」 そんなやり取りをさえぎるかのように、浮田が仕切って出発の時間となった。 毎年恒例の道を歩いていくと、目的地の八幡司馬衛門狸神社に到着した。 丁度良いタイミングと言えよう。神社の境内から「あけましておめでとー!」の絶叫が響いていた。 浮田も負けじと「こっちもあけましておめでとー!だ!」と絶叫すると、 それを皮切りに新年の挨拶合戦が始まった。 「テンちゃん、あけましておめでと」 「今年もよろしく・・・ちょっと白々しいよな。この挨拶。 まあいいか。今年もよろしくな、ヤマカ」 「川津くん、あけましておめでとー!今年もよろしくね!」 「かわずくん、おめでとうです」 「川津、あけましておめでとう」 僕らはガヤガヤと騒ぎながら、鳥居をくぐって境内に入る。 中はもう凄い人だかりで、おみくじやお守り、御札、絵馬を求める行列や、 振る舞い物だろうか、甘酒や御神酒を配っている様子も見える。 「あ、テンちゃん。あそこであたし、明日は巫女さんの格好でバイトするんだよ」 ヤマカの指差す方を見ると、確かに巫女さんがおみくじだのを売り捌いている。 なんぼほど稼ぐもんなんだろうなぁ。 「来年はもう、巫女さん出来ないかもしれないよね、あたし」 ヤマカがニヤニヤしながら話しかけてくる。 ようやく普段通りって感じかな。 ヤマカと一緒におみくじを買い、中身の見せ合いをしていると、 (ちなみに僕が末吉で、ヤマカは大吉だ) 浮田が紙コップをいくつか持ってこっちにやってきた。 「これいいよー マジで体があったまるから飲んでみー」 ああ、甘酒か。せっかくだからもらおうかな。 喉もちょっと乾いていたせいもあり、あまり考えずに一気飲みした。 あれ? 「浮田、これもしかしてお神酒?」 どう考えてもこれはアルコールだ。 「んー?甘酒だってば。 間違いないよぅ」 あ、こいつ既に酔ってやがる。 「ヤマカ、これ飲まない方がいいぞ・・・間に合わなかった」 僕が振り向いた時、ヤマカはその場にあった紙コップの中身を全部飲み干していた。 「美味しいねこれ」 「犬塚ぁ、いいかお前、今年は絶対に俺ら二人でレギュラー取るぞ。 お前は余裕かもしれねーから、俺が取る。少なくとも一般団体は取る。 それで全国大会行くぞ!聞いてるか犬塚!」 酔っている自覚はあるのにこの態度。 どうせ後で自己嫌悪するだけだ。 もうどんどんカマしてやんよ! なぁに奥山さんとイチャイチャしてんだこの犬塚ヤロウ!リア充め! 「そーーだぞぉ犬塚ー!全国制覇だよー!」 浮田もかよ。 元はと言えば、お前がこんなものをだな・・・ つーか何でヤマカは平気なんだ。 ウワバミっていうのは、酒を飲んでも飲まれないことを言うが・・・しかし・・・ その後の事はよく覚えていない。 気づいたら自分の部屋のベッドの中だった。 浮田を家まで送った記憶は何となくある。 犬塚と奥山さんはどうしたんだっけ。 とりあえず寒い・・・いや、そうでもない。 ベッドの中に、生暖かい感触がある。 丁度いい心地よさだ。 とりあえず引き寄せて、それが何かを理解した。 「おはよ。テンちゃん」 ヤマカだ。 パジャマ代わりだろう、上下ラフなスウェットを着たヤマカがいた。 「えーと・・・」 「一応まだ今日の巫女さんのバイトは出来るような夜だったよ。テンちゃん」 「一応という事は」 「ンフフフフ。ヒミツ。 とりあえずあたしはバイトに言ってくるから、テンちゃんもたまには早起きしなよ。 明日からまた部活はじまるんだから」 昨日の夜に何があったんだ! 気になる・・・が、思い出すのは困難だろう。 ヤマカから聞き出すしかないかぁ。 「ヤマカ」 「何?」 「今年もよろしくな」 ヤマカはいつも通りにニヤリと笑って言った。 「こちらこそ。ダーリン」 ダーリン言うな。 面白い狸神社の後に規格外お母さんは吹いてしまいました。近すぎてもう恋人以上夫婦未満な仲だと思っていましたが意外やいざとなったら出てくる恥じらいというのに悶々とさせられました -- (名無しさん) 2013-10-13 19 22 04 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/tradingfigure/pages/246.html
真・剣鬼 一 2010年10月発売 525円 販売元:キャラクターグッズサイト【きゃらゾー】 運営:ときめきドットコム 株式会社 ラインナップ 名前 備考 塚原卜伝高幹無銘 備前伝 伊東一刀斎影久一 瓶割 上泉伊勢守信綱無銘 大和伝 奥山休賀斎公重藥王寺 三河薬王寺派 針ヶ谷夕雲正成無銘 備前伝 樋口又七郎定次無銘 美濃伝 東郷肥前守重位波平行安 波平行安 宮本武蔵玄信兼重 和泉守藤原兼重 巌流佐々木小次郎長光 物干し竿 柳生石舟斎宗厳無銘 大和金房派 ???? secret ???? secret その他 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/seiyudb/pages/118.html
2017年7月10日 新#01:小学生にドッキリ! BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 霧夢(イメージ):井口裕香/担任教師:矢作紗友里/ピアノの先生:星乃葉月/コンビニ店員:鳴海崇志/男子A:堀江瞬/男子B:井上聡 女子A:嘉山未紗/女子B:伊藤はるか 2017年7月17日 #02:いっしょにやりたい気持ち BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 佐渡正義:大川透 2017年7月24日 #03:停滞する少年の下降と逃走、そして教会から来た少女達 BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 佐渡正義:大川透/ピアノの先生:星乃葉月/中学教師:川端快彰/金田:村上聡/男子生徒A:天﨑滉平/男子生徒B:鳴海和希 女子生徒A:青山玲菜/女子生徒B:嘉山未紗/小学女子:安齋由香里 2017年7月31日 #04:この世はすべてロックンロール BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 佐渡正義:大川透/担任教師:矢作紗友里/石動:安齋由香里/水野:星乃葉月/高校女子A:嘉山未紗/高校女子B:伊藤はるか 高校男子A:堀江瞬/高校男子B:村上聡 2017年8月7日 #05:君の姿を撮るのが楽しいんだ。なぜなら君はとても可愛いのにそれに全く気がついていないから。 BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 佐渡正義:大川透/霧夢(イメージ):井口裕香 2017年8月14日 #06:ベーシストを連れてくな! BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 佐渡正義:大川透/ライアン・ブルネル:ヴィナイ・マーシー/アリス・スティーブンソン:山縣美礼 2017年8月21日 #07:びっくり招待状 BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/鳥海桜花:伊藤かな恵/佐渡正義:大川透 相ヶ江柚葉:井口裕香/尾城小百合:日笠陽子/尾城健太:三宅健太/島民A:永野善一/島民B:三輪隆博/おばあさん:神田みか 2017年8月28日 #08:壁画の美少女 BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/鳥海桜花:伊藤かな恵/佐渡正義:大川透 相ヶ江柚葉:井口裕香/霧夢(貴龍):花澤香菜/尾城小百合:日笠陽子/尾城健太:三宅健太/男(音響係):村上聡/女A:中村桜 女B:青山玲菜 2017年9月4日 #09:たどりつくのが遅かったら溺れる神様を救えなかったかもしれない小学生達 BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/鳥海桜花:伊藤かな恵/霧夢(貴龍):花澤香菜 相ヶ江柚葉:井口裕香/尾城小百合:日笠陽子/演者A:永野善一/演者B:三輪隆博/おばあさん:神田みか/島民A:藤井隼 島民B:若林佑 2017年9月11日 #10:まるっきりデート BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 尾城小梅:花澤香菜/相ヶ江柚葉:井口裕香/ピアノの先生:星乃葉月/コンビニ店員:鳴海崇志/水着販売員:石上静香 2017年9月18日 #11:対バンと旋律 BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 尾城小梅:花澤香菜/相ヶ江柚葉:井口裕香 2017年9月25日 #12:音楽を好きにならずにいられない終 BSフジ:24時30分〜 五島潤:大野柚布子/紅葉谷希美:遠藤ゆりか/金城そら:古賀葵/貫井響:井上雄貴/貫井くるみ:日高里菜/鳥海桜花:伊藤かな恵 佐渡正義:大川透/尾城小梅:花澤香菜/相ヶ江柚葉:井口裕香/石動:香山ゆかり/水野:星乃葉月/役名表示なし:村上聡