約 6,361 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/27412.html
登録日:2011/10/18 Tue 11 37 29 更新日:2024/05/03 Fri 18 13 47 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ※土曜夜19時30分です。 カツヨシ ショッカー ショッカー怪人 プリズムアイ ユウレイ村 ライダー怪人 仮面ライダー 仮面ライダー(初代) 市川治 怪人 改造人間 新1号編 海蛇 海蛇男 蛇 逃げられない恐怖 本郷猛!ショッカートレーニングキャンプで鍛えた、俺の力を見せてやる! 出典:仮面ライダー/東映/第54話「ユウレイ村の海蛇男」/1972年4月8日放送 所属組織 ショッカー モチーフ 海蛇 登場作品 『仮面ライダー』 話数題名 第54話「ユウレイ村の海蛇男」 【能力解説】 海蛇型の改造人間。 自身の首に巻きついた蛇の目にセットされた新装置「プリズムアイ」からの光線で周りの風景を幻影で変化させていき人々を混乱させる。 また口から人間を溶かす白い毒ガスを吐き、蛇を伸ばして相手を締めつける。 戦闘では水が流れている場所が適している。 「ルルルルルルー」という鳴き声を出す。 声は市川治が担当している。 【仮面ライダー】 第54話にてショッカーの幹部地獄大使は奥山村をショッカーのトレーニングキャンプとして利用し、海蛇男は脱走した村人を始末していた。 脱走してドライブインに向かう駐在とトラックの運転手等をプリズムアイで混乱させ毒ガスで溶かし、無人となったトラックを暴走させる。 偶然にも滝和也がオートバイのコースの視察の為ヘリを操縦して上空から助けを求める村人達を発見する。 奥山村に降り立つ滝を海蛇男が襲撃し、プリズムアイの幻影で捕らえる。 その後、五郎が聞いたラジオからショッカーの仕業だと気づいて奥山村へ向かう本郷猛の前に出現して戦闘となる。 ライダーを滝壺へ投げ落とし勝利したかに思えたが、倒したと見せかけた本郷に跡をつけられていた為、滝と村人は救出される。 だが、プリズムアイで今度は本郷を捕らえることに成功してアジトに連行するが、本郷が縛っていた鎖を破壊してライダーに変身し、追い詰められた為ダムの貯水池で戦う。 ライダー背面ジャンプからパイルドライバーの態勢で頭を二回叩きつけられて大ダメージとなり、最期はライダーキックを受けて爆散した。 奥山村も元に戻り、本郷と滝は村人に別れを告げて立花レーシングに帰っていった。 劇場版『仮面ライダー対じごく大使』 怪人軍団の一員として本郷と滝の前に立ちはだかる。 【関連人物】 奥山村の人々 村をショッカーのトレーニングキャンプにされてしまい、村の人々もサンドバッグの代わりにされて苦しんでいた。 海蛇男の能力で村から脱出することができなかったがライダーと滝の活躍で海蛇男が倒され奥山村に平和が戻った。 ―――追記・修正を怠る者には死、あるのみ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 鳴き声はスパイダーファンガイア糸矢のチューリヒヒヒ、ガーリックククの声芸?に似ていて元ネタではないかと思われる。胸には骨模様があり、骨戦闘員の親玉、リーダーっぽさがある。 -- 名無しさん (2015-03-22 16 42 07) 村人白骨化してなかったっけ? -- 名無しさん (2015-03-22 19 32 19) 海蛇をモチーフにしたライダー怪人で性別が男性なのはこいつだけである。 -- 名無しさん (2015-04-15 08 54 56) 海蛇繋がりでクウガのべミウと共演してほしい -- 名無しさん (2017-04-26 23 34 49) そういえばコイツの殺害方法みたいに人間を溶かして殺す方法って何故か若い女性には使われないよね -- 名無しさん (2018-10-28 12 00 09) かつよしってどんな内容の暗号だったのかな -- 名無しさん (2020-11-09 17 54 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ochiwiki/pages/1193.html
CVS OKUYAMA 2013年夏合宿の宿の近くにあったコンビニのようなもの 夜の8時までなら買ったものを宿に配達してくれる お土産から食品まで幅広いものを売っているが、冬季限定のお菓子が夏に置いてあったりする 店長の奥山さんが都都逸をたくさん知ってる 恐らく落研の奥山さんの親戚ではないと思われる CVSは多分ConVenice Storeの略
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/436.html
―――ザールブルグ近辺 通学路 「うぅ…まだ身体の節々が痛い…」 今日も今日とて非常に大変だった“1日”にフラフラになりながら、メガネの“ガーディアン憑き”、赤根沢玲子は帰り道を歩いていた。 「大丈夫ですか~?」 傍らに立つおかっぱの少女が心配そうに玲子に聞く。 彼女の名は倉沢桜花。元輝明学園の守護霊にして現赤根沢玲子の“ガーディアン”である。 「はい…何とか歩けるくらいには…」 なんて言ったそばから脱力して転びそうになる。 「おっと…本当に大丈夫ですか~?」 「…すみません。やっぱり、肩を貸して頂けますか…?」 ここで意地を張っても仕方がない。そう判断し、玲子は桜花に言う。 「それにしても~一体どんな訓練を~?」 玲子に肩を貸しながら、玲子をここまで消耗させる訓練とは何かが気になり、桜花は玲子に尋ねる。 「はい。今日は、新しい魔法の習得が課題でした」 そう言うと同時に、玲子の脳裏に、その時の様子が思い浮かぶ――― 「どうやらお前ら“ガーディアン憑き”の魔法の適正は、憑いたガーディアンの特性に影響されるらしい」 タバサと共に玲子を“研究”した結果を、エヴァは淡々と述べる。 「今のお前の魔法の適正は“火”に向いている。憑いている桜花が火の使い手だから、当然と言えば当然だな」 輝明学園で確認した桜花の属性は“冥”と“火”。 これらのうち冥の魔法とは今一つ相性が良くない。どうやら玲子自身の特性と反しているらしい。 「今までのガーディアンから覚えた中には“氷”の魔法もあるようだが、今そこを鍛えてもどうせ伸びん。故にお前には“火”を鍛えてもらう。喜べ。今日から実践編だ」 ぱぁっと、玲子の顔に笑顔が宿る。 「はい!分かりました。よろしくお願いしますマスター!」 これまでのひたすら基本…集中、制御、発動速度、反射速度を鍛えるためにエヴァの魔法を“迎撃”する訓練から解放され、 ようやく1歩踏み出せた気がして、玲子は嬉しかった。 「…いい返事だ。それでは、始めようか」 そう言うと、エヴァはふっと笑みを浮かべ魔法を詠唱する。 「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック…氷の精霊(セプテンデキム・スピリトゥス) 17頭(グラキアーレス)集い来りて(コエウンテース) 敵を切り裂け(イニミクム・コンキダント)魔法の射手(サギタ・マギカ) 連弾(セリエス)・氷の17矢(グラキアーリス)!!」 エヴァが詠唱を完成させると同時にエヴァの周りに17本の氷柱が浮かぶ。その威力は、タバサの“ウィンディ・アイシクル”に匹敵するだろう。 「…何をすればいいか、分かるな?」 いつもの不敵な笑みを浮かべ、エヴァが言う。 「あ、え、えっと…りく・らく・ららっく・らいら「馬鹿か」ええっ!?」 とりあえずエヴァの詠唱を真似ようとした玲子に、エヴァは冷たく言い放つ。 「言っただろう?お前には火を鍛えてもらう、と。私の“氷”の魔法を真似てどうする。第一貴様は私の世界の魔法のことなど知らんだろう? 私の世界の魔法はただ唱えれば発動するほど、甘くは無いぞ」 精神の集中から始まり魔力の収束、発動、解放。基本プロセスには共通点こそあるものの、その様式は、世界ごとに様々だ。 既に元の世界の魔法を“極めた”ような奴ならともかく、並の魔術師では“異世界の様式”の魔法を使いこなせるようになるまでには月単位の訓練が必要となる。 「お遊びなら“火よ灯れ(アールデスカット)”から始めてもいいんだが、今は時間がない。お前のところの様式の魔法なぞ知らん。自力で習得しろ」 そう言うと同時に、宙に浮いた氷柱が全て、玲子の方を向く。 「え、あ、あのマスター…自力でと言うと?」 その様子に冷汗を浮かべて聞く。答えは何とな~くわかったけど、聞かずにはいられなかった。 「ああ、安心しろ。急所は外してやるし“ディアラマ”を唱えられるくらいの暇はやる。 全弾まるごと焼き払えるだけの“炎”を生み出せ無い限り、ひたすら削り続けられる。そう思え」 「その台詞のどこでどう安心しろと言うんですかマスター!?」 玲子の突っ込みをものともせず、エヴァが笑みを深めて、言う。 「避けようなんて考えるなよ?追尾式だ。お前の足では避け切れん。むしろうっかり変な所に刺さってガーディアン交代なんてことになりかねんからな」 そして、その邪悪な笑顔のままエヴァはゆっくりと指を鳴らす体制を取り… 「タバサお薦めのエルクレスト産MPポーションを腐るほど用意しておいた。私のおごりだ。遠慮せず存分に…使いまくっていいぞ?」 パチンと地獄の開幕を告げる鐘を鳴らした。 「―――びっくりするほどスパルタンですね~」 玲子から本日の“訓練”の内容を聞き桜花が驚いて声を上げる。 「はい。カロンがいい笑顔で手招きしてるのが目に焼き付いて離れません…」 あの川の向こう側に言ったら…楽になれるのかしら?なんてなことを最後の1時間はずっと考えていたように思う。 「それで、どうなったんですか~?」 「はい。一応最後には“合格”もらえました…」 今日習得しないと次回は“土曜”…やり遂げないと次はこれが1週間と考えたら… 「人間、死ぬ気になれば意外と出来るものなんですね…」 しみじみと悟ったようなことを言ってみる玲子だった。 「玲子」 死んだ魚のような目になった玲子を、桜花がギュッと抱きしめる。 「今日の晩御飯は、私が作ります~…ねがいさんにこの前貰ったカップめんですけど」 「…ああ、ありがとう。助かります…」 人の情けが身に染みる。って言うか涙出てきた。 そんなことを思いながら、桜花と2人して抱き合ったその時だった。 「―――やれやれ。少し見ないうちに随分と親しくなったのですね…」 よく澄んだ、美しい声が辺りに響き…“異界化”する。 「この声は…まさか!?」 その声に聞き覚えのある玲子が驚くと同時に、抱き合っていた桜花からガクンと力が抜け、ついで玲子の手の中から“消失”する。 「お久し振りですね~パワーさん」 肉の殻を脱ぎ棄て、戦闘形態…本来の幽霊の姿となった桜花が、その“知り合い”に声をかける。 「…ええ。貴方もお元気そうですね。彷徨える御霊…倉沢桜花よ」 桜花の声に答え、その羽の生えた戦士…“天使パワー”は無表情に言い放った。 「パワー…じゃあもしかして!?」 「はい」 玲子の驚きの声にパワーは頷く。 「我が兄弟…サマナー佐藤は今、この世界に来ております」 そして、剣を構える。 「サマナー佐藤が、貴方に用事があるそうです。故あって言葉とすることはできません。無理やりにでも…来てもらいますよ」 その様子を油断なく見ながら、桜花がおっとりと言う。 「さて~、どうしましょうかね~?」 桜花は考えていた。目の前の天使の実力は知っている…自分を倒せるほどの実力は無い、と。戦ってもいいのだが。 「どうします~?玲子~」 「…一旦、逃げましょう」 務めて冷静に振舞いつつ、玲子は瞬時に手を決め、パワーに聞こえないよう小声で桜花に伝える。 『子供のころ、何かあったら時にはおまわりさんのところにでも逃げろって教わっただろ?それと一緒さ。無理に戦う必要は無い』 玲二から言われている。ヤバいと思ったら逃げたり助けを呼んだりするのは、恥でも何でも無いと。 「あと走って数分…500mも行けば居住区にでます。そこまで行けば…安全だと思います」 居住区には、たくさんの選抜委員やウィザードが住んでいる。玲子以上の実力者も大量にいる。 彼らなら、例え佐藤の仲魔が総がかりでも負けないはずだし、佐藤たちもそんな目立つ真似はしたがらないはずだ。 「私が、隙を作ります。それと同時に逃げます、いいですね?」 「…了解です~」 どうやらこの1ヶ月の訓練は無駄では無かったらしい。その事に桜花はうっすらと笑みを浮かべ、頷く。 「さあ、来ていただきますよ…ヒートウェイヴ!」 挨拶代わりにパワーは必殺の剣…自らの持つ最強の大技を放つ。 「残念。届きませんよ~」 それを桜花は笑顔を崩さず軽々と受け止める。 「…く!強いとは思っていたがこれほどとは!」 味方にすれば頼もしく…敵にすれば恐ろしい。そのことをパワーは知っていたが…未だ理解しきれていなかった。 「やはりここはサマナー佐藤の指示通り…」 そう呟いた瞬間、パワーは気づいた。その…今までの玲子ではありえぬ程の魔力の高まりに。 「はぁぁあああああああああああ!」 集中のために声を出す。ただの雄たけび。魔界の…“悪魔”の魔法に詠唱はいらない。いるのは集中、制御、発動のみ。 最も原初に近いが故に習得に必要なのは“本能”のみ…純粋な意思の力によって悪魔の魔法は発動する。 「…マハラギオン!」 発動のトリガー代わりの言葉を開放すると同時に。 「馬鹿な!?いつの間にそんな高位魔法を!?」 驚きの声を上げたパワーを、燃え盛る炎の嵐が飲み込んだ。 …数分後。 「はぁはぁ…ダメ…走り切れない…」 「大丈夫ですか~?」 つい先ほどまでの訓練で疲労困憊だった玲子が、半分ほどでへたり込む。 「こうなったら…受けて立つしか」 傍らの桜花を見て言う。だが。 「…いえ~、その心配はいらないようですよ~」 後ろを確認し、桜花が言う。 「…え?」 玲子も後ろを見て。 「追ってきてません~。振り切れたようです~」 「ええっ!?」 誰もいない通学路を見て驚きの声を上げる。 「一体何が…?」 パワーがあの程度で倒せるとは思えないし、逃がすとも思えない。だからこそ、何が起こったのか。玲子は首をかしげた。 ―――輝明学園 女子学生寮前 「…帰ってきました。戦ったのか?大きな疲労が見られます…え?それは訓練の成果?ま、まあとにかく無事みたいです」 今にも倒れそうなふらふらな足取りで帰ってきた玲子が桜花と共に女子寮に入って行くのをエヴァに報告し、一狼はほっと息をついた。 「今日の任務、無事完了、と…」 とりあえず、輝明学園の寮まで来ればもう心配はない。 輝明学園の女子ウィザードの大半がここに住んでいるのだ。中には侵魔相手にドンぱち繰り広げてきた物騒な方々がごろごろいる。 魔王とガチで戦った奴だって結構いる。雑魚魔王クラスなら1人で相手できそうな人も心辺りがある。玲子のお隣には魔王級との戦闘経験もある“要姉妹”だっている。 ただの痴漢ウィザードとかなら半殺しで極上生徒会に突きだされる位で済むだろうが、“異界の悪魔”ならばまず侵入したら生きて出られない。そんな物騒なところなのだ。 「これで1ヶ月が経ったことになるわね…」 傍らに立ち、じっと玲子の様子を見ていたライズが、ポツリとつぶやく。 「…あれだけの“隙”を見せている割に、食い付きが悪いわ」 ザールブルグから居住区に向かうまでの道は電灯もロクにないために暗い。 おまけにザールブルグの生徒の大半はアカデミー内で暮らしているので、平日に居住区へ行く学生もほとんどいない。 人気がなく、待ち伏せには最適の場所。にも関わらず、玲子を狙って来ないとは… 「やる気がないのか…それとも“読んで”いるのかしら?」 明らかな“隙”を作ってそこを相手にあえて狙わせるのは、兵法の常套手段だ。 玲子の話から、上である“魔人皇”はともかく、“前線での指揮官”には戦術の心得は無いとライズは判断した。 だからこそ引っかかると思っていたのだが… 「だとしたら…面倒くさいことになるわね」 エヴァの“訓練”とやらがいつ完了するのかは知らないが、この護衛任務はそう長く続かない予定だとは聞いている。 だからこそ早めに尻尾を掴んで叩き潰したい。そう、ライズは考えていた。 「こちらからも動くべきかしら?」 そんなことをライズがポツリと呟いたときだった。 「いや~、あっちもこのままってつもりは無いみたいだぞ?」 そんな声がライズの“背後”から聞こえる。 「…!?」 驚いて距離を取り、振り向いた先に立ってたのは… 「…いきなり斬りかかってこないだけ、椿より大分マシだな」 顔の半分を占めるグルグル眼鏡と、灰色の詰襟。夜だと言うのに寝ぐせが残ったままの手入れされていないぼさぼさの髪。そんな、おとぼけ学生が1人。 そこからは覇気も強そうな気配もまるで感じられない。完全に一般人の学生だ。 「…何者なの?」 だが、そんな“自分の直感”には惑わされず、ライズが時空鞘の中の剣に手をかけつつ聞く。 隠密たるライズと忍者である一狼。この2人の背後を気配も無しに取れる奴が、見た目と、気配通りのはずがない。 「…ライズさん。大丈夫です」 臨戦態勢を取ったライズを、一狼が止める。ついで、その少年に、敬意を持って話しかける。 「隊長殿。何かあったのですか?」 「その呼び方は、やめてくれって言っただろ」 相変わらずの堅苦しい口調に苦笑しつつ、言う。 「マモルでいいって。僕はそんなにすごい奴じゃないんだからさ」 何でも無いことのように“カゲモリ”の隊長、陰守マモルは言った。 「…なるほどね」 相変わらずおとぼけなマモルを見て、ライズが言う。 「どうやら、貴方が隊長だと言うのは、間違い無さそうね」 「へぇ?」 マモルが意外そうに声を上げる。 「初めて会った人は大体僕が隊長だって言うと驚くんだけどな」 「いいえ。貴方が隊長…最高の“陰”だと言うのなら、納得がいくわ」 ライズが緊張を解き、マモルを見る。 「陰は、人の中に紛れ込むのが仕事だもの」 自らの実力を悟られぬよう、それを隠す。 最初から隠す必要のないエヴァやタバサ、未熟な玲子はともかく、他の“カゲモリ”は多かれ少なかれその能力を持つ。 方法は2つ。吾妻兄妹のように一般人に紛れ込むため、一般人の“演技”を完璧に身につけるか、一狼やライズのように気配を殺す“穏形”の技を学ぶかである。 「…もっとも、極めるとここまでになるとは思ってなかったけど」 どんな手だれにも実力を見破らせない“演技”と完全に気配を殺す“穏形”。その2つを極めたマモルの実力を、知らないものが見破ることはまずないだろう。 「…ま、その辺はあの人たちの息子を17年やってれば自然と、ね」 ポリポリと頭を掻きながら、マモルは目をそらす。 「それで、隊長殿。あちらに何か動きがあったのですか?」 話しが一段落したと見て、一狼がマモルに尋ねる。 それにマモルは頷いて答える。 「ああ、羽の生えた人間…あれが天使って言うのかな?まあとにかくそれが玲子さんを襲ってきた」 「そう、それで?」 「…なんか、佐藤って人が玲子に用事があるらしい。無理やりにでも連れて行くって言ってたから、とりあえず倒してきた」 何でも無いことのように、マモルが言う。 「…そう」 それを当然のように受け取り、ライズが頷く。 「喋れる人型の悪魔だと言うのなら捕まえて事情を吐かせられれば楽なのだけれど」 「やあ、それがさ、相手の強さよく分からなかったから、本気でやったんだ。そしたら…」 「瞬殺と言うわけね」 ライズが溜息をつく。非難はしない。相手の悪魔、特にある程度以上の奴だったら“手加減”していたらこっちが危険だってことぐらい、ライズも理解している。 「まあね…次はちゃんと喋れる程度にしておくよ」 ライズの言葉に、マモルが頷く。 「お願いするわ」 どうやら目の前の男…陰守の名を持つ隊長は実際の実力もかなりのものらしい。 現在の殺気が全く無い状態からはどの程度か推し量ることもできないが、それを悟らせないのもある意味では実力だと言うことなのだろう。 「じゃ、僕はもう行くよ。椿と椿の知り合いのウィザードに頼んであるとは言え、ゆうなは放っておくと何を起こすか分かんないし」 そんなことを言いつつとマモルはしゅばっと掻き消えるように姿を消す。 「あれが隊長…カゲモリマモル」 ライズが確認するように口にする。 「なるほど…隠密としての能力は間違い無さそうね」 その鮮やかな消えっぷりにライズが関心して言う。 「あとはもう一つ…戦うものとしての実力なのだけど…」 とりあえず、玲子の前に出てくるレベルの悪魔を一撃で“殺せる”ほどだと言うのだから、弱くはないだろうとだけライズは結論づける。 …このとき、彼女は見誤っていた。隊長の実力のほどを。 ―――通学路 「一体何が…」 パワーが玲子と接触して30分、その場所からまるで動きを見せないパワーを不審に思って見にきた佐藤は絶句した。 「…パワー!?」 ズタボロにされたうえで、鎖で念いりに縛られたパワーを見て。 「クソ!?まさかこんな手で…」 仲魔が倒され…“殺されれば”悪魔はアームターミナルに戻ってくる。 だからこそ、やられてもそれをすぐに察知できたのだが… 「まさか…“殺さない”とはな…」 今までとは違う。今まで、何度か仲魔を“殺してきた”奴らとは、何かが。 「…う、うぅ…サマナー…佐藤…」 その声でようやく目を覚ましたのだろう。パワーがゆっくりと目を開ける。 「パワー!大丈夫か!?」 「す、すみません…」 一瞬の出来事だった。玲子が逃げた直後に現れた“それ”にパワーは手も足も出ず、倒され、捕まえられた…“殺される”こと無く。 「一体何があったんだ?」 「敗北しました…黒い…奇妙な格好の男…恐ろしく…桜花以上に…強い…」 パワーが必死に見たものを伝える。 「分かった!もう喋るな!今バステトを…」 アームターミナルをいじり出す佐藤に、パワーが最後の力を振り絞り、伝える。 「…おと…は…か…け…な…ど…よん…ひゃく…ねん」 “あの男”の、奇妙な口上を。 がっくし 力を使いきり、パワーは気絶する。しばらくは目を覚まさないだろう。 「いったい何なんだ…400年って」 彼はまだ気づいていない。 それが魔人皇という“闇”とカゲモリの誇る“陰”の、ファーストコンタクトだったと言う事を。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/454.html
ユミから少し離れたその場所で、佐藤はただじっと待っていた。 (あいつらは…カゲモリは玲子さんを守ろうとしていた) この2週間、戦い続けて気づいたのは、彼らが本人に気づかれぬように玲子を守っていたことだ。 銃で、剣で、魔法で。佐藤の仲魔たちはカゲモリらしき者たちに何度となく殺されている。 (魔神皇は、玲子さんを連れ戻すか、殺せと言っていた) 魔界からの逃亡者が発生したことは、魔神皇の支配に甘んじていた軽子坂学園高校の人間に、希望を与えた。 密かに魔界に潜伏するもの、強制労働に従事するもの、そして、実験台となる日をおびえながら待つもの… 最大の抵抗者であった佐藤たちが捕まり、1度は失われた、帰れると言う希望。 それは、最後の1人、玲子が"外"の人間と共に魔界から逃げ出したことにより、再び取り戻された。 だからこそ、魔神皇は、逃亡者を決して許さない。 (…けれど玲子さんには桜花さんがついている) それを為すのに最大の障害となるのが、玲子のガーディアンである、桜花。 攻撃力こそさほどでもないものの、味方を守ることにかけては桜花以上の存在を佐藤は見たことが無い。 (…そう、"守護霊"なんだ) そこに佐藤たちがつけこむ隙がある。だからこそ、ユミを1人で行かせた。 (あとは、僕次第…) 前回と同じ手は通じない。桜花がプラーナと呼ぶ力を開放すれば、佐藤のバインドボイスなどたやすく弾かれる。 玲子をどうにしかしようとするならば、あの桜花を真っ向から倒すしか無い。 (僕は桜花さんを倒して…) ―――イキタママ、クウ 「違う!」 頭に浮かんだ考えに佐藤は思わず叫び声を上げる。 (…頼む、待ってくれ。ケルベロス。あとほんの少しなんだ。その後だったら、僕の魂だってくれてやる) 自らと一体化した、かつての仲魔に懇願する。 自分の中の悪魔としての本能はどんどん強くなっている。多分そう遠くない未来、佐藤は完全に魔獣となる。 それを悟ったからこそ、佐藤はこの方法を選んだ。 (玲子さんを連れ戻して、魔界皇を油断させる。そして…) 「…来い。ミズチ、パワー、ジャターユ、セルケト、バステト」 自らの仲魔、厳選したベストメンバーを召喚する。これでアームターミナルの中には、もう仲魔はいない。 アームターミナルを外し、佐藤はそれをパワーに渡す。 「パワー。これを安全な場所に。壊されたら、替えが効かないからな」 「承知しました、サマナー佐藤」 パワーが頷き、それを少し離れた寮の屋上にそっと置く。 (あれを解析すれば、かなりの情報になる) その様子を見ながら、佐藤は思う。 あの中の情報があれば、奴らは、カゲモリはいずれ必ず魔神皇にたどり着く。そして… (頼む。魔神皇を倒してくれ) 自分たちに為せなかったことを託す。それが、佐藤のやりたかったことだった。 はぁはぁはぁ… 佐藤の耳が、聞きなれた声を拾い上げる。ああ、彼女だ。他の足音は聞こえない。 どうやらユミはうまくやってくれたらしい。 「…佐藤、くん?」 「やあ、玲子さん、桜花さん」 振り向いた顔にもう迷いはない。佐藤は冷酷な魔人としての顔で玲子に言った。 ―――ユミ 時は少しだけ、遡る。 「行くよ」 その言葉と同時に、ユミがふわりと浮きあがり、弾丸の如く突撃してくる。 「当たるか!」 玲二が横飛びに回避すると同時にライフルで攻撃する。 「はん!効かないね!」 それを急停止して翼で受け止め、返す刀とばかりに玲二に翼を振り下ろす。 「ぐう!?」 頭を守るべく、クロスさせた腕にもたらされた、巨大な槌を叩きつけられたような衝撃に、脳を揺らされた玲二が膝をついてうめき声を漏らす。 「まずはアンタから…っくう!?」 そのまま追い打ちをかけるべく、玲二に向きなおった直後、翼の根元に差し込まれた金属の冷たさと痛みにユミが顔をしかめる。 「…玲二は殺させないわ」 大ぶりなコンバットナイフをユミの翼の付け根に深々と差し込んでなお、エレンの表情は変わらない。 「ちぃ!?」 ナイフのせいで動きが鈍くなった翼に舌打ちしながら、嫌な予感を感じたユミはとっさに横に飛ぶ。 バンッ! まさにそのユミのいた場所に、踊るように横に回ったエレンが手にした熊狩り用のショットガンの弾丸が撒き散らされる。 「…玲子、玲二の傷を治して。アレは、私が引き受けるから」 距離を取るべく後ろに飛んだユミに油断なく銃を向けながら、エレンは冷静に玲子に指示を出す。 「は、はい!」 突如始まった戦闘にようやく対応した玲子が、慌ててディアラマを玲二にかける。 「…ありがとう。玲子」 傷が治った玲二が立ち上がり、再び銃をユミに向ける。 「やっぱり、一筋縄じゃあいかないか」 明らかに人間以上の存在である魔人との戦いの厳しさに嫌な汗をかきながら。 「…ただものじゃないね」 迷いのない、並みの悪魔ならあそこで穴だらけになって死んでいたであろう連続攻撃にたらりと汗を零しながら、ユミがひゅうと口笛を吹く。 「桜花さん以外はいくら強いって言っても正直人間相手だと思ってたけど、どうやら考えを改めた方が…!?」 慌てて移動した、さっきまで立っていた場所に玲二とエレンの2人の銃弾が叩き込まれる。 「…容赦ないね」 「あいにく、手加減出来るほど、俺たちは強くないからな」 「だろうね…」 ばさりと翼を閉じる。銃弾への盾となるように。 「アンタらは、強い。けど、生命力は…"人間並み"だ」 先ほどの翼での攻撃。あの程度でディアラマが必要になるほどのダメージを受ける。 その生命力の差が、"人間"である彼らと"魔人"であるユミとの最大の違いであり、戦闘経験で劣る由美がつけいる隙。 「その人間が…絶対零度の空間に耐えられるか…見せてもらおうじゃないか」 「こ、これは…!?」 魔力が集中していく気配に玲子はぞくりと身を震わせる。膨大な魔力の量。 玲子はただ1度だけ見たことがある。これに匹敵する“魔法”を。 「玲二さん!エレンさん!こちらへ!」 慌てて再び攻撃しようとした2人に呼びかける。2人が頷き、無言で玲子と桜花のそばに滑り込む。 「桜花さん!」 「はい~!任せてください!」 ありったけの人魂を召喚し、巨大なバリアを形成する。そして… 「マハラギオン!」 同時に玲子が新たに習得した炎の魔法で"壁"を作り出した次の瞬間。 「―――マハブフダイン!」 辺り一帯が、絶対零度の空間に凍りついた。 「…とんでもないな」 炎の壁でへただれた向こう側、空気が凍結し、瞬時にすべてが白く染まった空間に玲二が息を飲む。 「はい~。私でも玲子の援護がなければ大変なことになってました~。ナイス判断です、玲子」 自らの分身たる人魂のダメージがわが身に返ってきた痛みに顔をしかめながら桜花が言う。 「いえ…前にマスターのあれを見て無かったら、対処しきれませんでした…」 あと少しでも対処が遅れていたらと考えて、玲子はあの厳しい特訓に感謝しつつ、ぶるりと身を震わせる。 あの地獄の特訓でエヴァが"見本"と称して1度だけ使って見せた、学園世界においては修錬場の中か、満月の晩にしか使えない、『闇の福音』の最強魔法。 「"おわるせかい"…今の魔法はあれに匹敵します」 ユミが魔人となっている以上、強い力を得たのは分かっていた。事実、パワーもスピードも以前とはケタ違いだ。 だが、それ以上に… 「驚いたかい?これが今のアタシ…魔人の魔力って奴さ」 ただでさえユミが得意としていた魔法の威力がとてつもないことになっている。 「…桜花さんがこれでも倒せないとは思わなかったがね」 そう言いながら、次の魔法に集中する。 「アタシと合体したのは、"ノルン"とか言うどっかの神話に出てくる女神でさ、時と…生き物の生死を操る力を持ってる」 対象は、桜花。 「こいつは、そのうちの1つ」 他の連中にはともかく、"桜花には"危険な魔法をユミは発動させる。 「成仏しなよ―――ハマオン!」 「…!?きゃああああああああああああああああ!?」 桜花の足元から光が噴き出す。 温かい、死者を慈しむ光。それは容赦なく桜花と"現世"へのつながりを断ち切り、桜花を"昇天"させようとする。 「私は…玲子を置いていくわけにはいかないんです~!」 必死にプラーナを開放し、現世との繋がりを保つ。そして… 「はぁはぁ…な、なんとか耐えました…」 脂汗を流しながら、桜花が言う。 「けど、何度も喰らったら…」 人ならざるものの存在そのものを削り取る、"破魔"の魔法。現世との繋がりを削り切られれば、待っているのは、"成仏"だ。 「…玲子」 その様子を見て、玲二が玲子に言う。 「ここは、一旦退却だ。相性が悪い。一旦引いて体勢を立て直す。いいな?」 玲二の提案に、3人が頷く。 「いいか?いち、にの、さんで逃げる。後ろを向かずに一気に走れ」 3人が再び頷くのを見て、玲二が掛け声をかける。 「行くぞ…いち、にの、さん!」 玲二の掛け声と同時に玲子が桜花と共に駆けだす。 「待ちな!逃がさないよ!」 桜花を倒せなかったのが痛いが、それ以外は佐藤の読み通りの展開に、ユミが内心ほっとしながら2人を追いかける。 後は、向こうで待ち伏せしている佐藤と合流して、不意を突いてこいつ等を倒し、玲子を捕まえる。これで終わりだ。 「…それは、こっちのセリフだ」 そんなことを考えていたせいか、ユミは、反応が遅れた。 「な…アンタ!?」 玲二とエレンはその場から1歩も動いていない。その場にとどまり、ユミを待ち受けていた。 玲二は時空鞘から一丁の、拳銃と呼ぶにはあまりにも大きな銃を抜く。しっかりと鳩尾を狙って構え、反動に備える。 元々"人間用"じゃないそれは、威力がでかい分、反動も洒落にならない。 ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン! 8発の弾丸を全て打ち尽す。反動がきついが何とか全弾肺と鳩尾に叩き込む。 ユミはそのあまりの衝撃に動けない。音が響くたびに身体に大穴が開いていく。 「ぐっ…め、メディアラハン!」 飛ぶほどの力も残らず、ユミは地面に落ちる。このままでは死ぬことを確信し、とっさに回復魔法を自らに施す。 「なんとか、効いたか」 ユミの様子に幾分ホッとして、玲二が言う。 玲二が使った銃の名は、デザートイーグル.50AEマキシマムカスタム。 50口径のマグナム弾が使える最強の拳銃を更に対化け物用に威力強化改造した、人間相手に使えば間違いなくオーバーキルとなる…通称"モンスターマグナム" 「…ちきしょう、さっきのは、ブラフかよ」 はめられた。その事に悔しさをにじませながら、ユミが呟く。 「悪いが、アンタはここで足止めだ。俺たち4人の相手をしてもらう」 4人?ユミがその言葉の意味を理解するより先に。 ―――こおる大地(クリュスタリザティオー・テルストリス) ! 地面から突き出した氷柱がユミの右の翼を貫く。翼から力が抜け、だらりと垂れさがる。 「やれやれ。ずいぶんと苦戦しているじゃないか?」 「…ダメージは軽微。お2人とも、戦闘行動の続行に問題はありません」 その魔法の使い手と彼女の従者が玲二のそばに降り立ち、思い思いの言葉をかける。 「よお。遅かったじゃないかエヴァ」 組織最強の氷魔法の使い手に、玲二がマガジンを交換しつつ、言う。 「フン。途中で茶々丸のブースターが切れてな。走って来た。多少は遅くなるのも仕方あるまい」 魔法の媒体となる魔法薬を指の間に挟みつつ、エヴァが玲二に返答する。 「それより、玲子と桜花はどうした?姿が見え無いが」 「ああ、コイツと桜花の相性が最悪だったからな。逃がした」 「…そうか」 短い会話を交わしたのち、玲二とエヴァがユミに向きなおる。 「強いか?」 「ああ、化け物並みの体力に傷を治す回復魔法とお前並みの攻撃魔法の使い手、あとは幽霊を成仏させる…お前、やばくないかエヴァ?」 「心配するな。死者向けの魔法は私には効かん」 「そうか」 ユミから一瞬も目を離すことなく、玲二がエヴァに相手の情報を伝える。 「ちぃ…何を悠長な…」 もう、桜花はいない。まとめてマハブフダインで凍りつかせるべく、ユミが集中しようとした時だった。 「させません」「やらせないわ」 ゴンッ!ザシュ! 茶々丸の鋼の拳と、エレンのコンバットナイフ。2つの凶器が同時にユミを襲う。 「くぅ!?」 鈍い衝撃と鋭い痛みに集中を乱され、ユミは魔法を発動できない。 「…1つ忠告しといてやる」 魔法薬を媒体に生み出した氷の矢を浮かせて、エヴァが言う。 「妨害と護衛用の戦士(ぜんえい)くらい用意しろよ…魔法使い(こうえい)」 いつもの皮肉げな笑みを浮かべて、挑発するように。 ―――佐藤 「な、なんで…」 目の前に立ちふさがる、佐藤とその仲魔たちの姿と、玲二たちがついて来ていないことに気づいた玲子が茫然と呟く。 「ああ、やっぱりか…」 玲子と桜花が2人だけでこちらへ来た。その予想通りの展開に佐藤が言う。 「こっちは3人だけど、足止めしてるのはチャーリーだけ。ちょっと考えれば1人足りないことなんてすぐに気づく。 玲子さんはともかく、一緒にいるのはカゲモリの連中…あいつらなら気づくことくらい、分かってたさ」 身構え、戦闘態勢をとりながら、更に言う。 「一番弱い魔人であろう僕と、桜花さんをも1撃で殺しうる、強力なハマオンが使える由美さんだったら、危険でもこっちと戦う方がマシ。大方そんな考えじゃないかな」 「じゃ、じゃあ玲二さんたちは…」 「ああ、多分向こうで由美さんと戦ってるんだろうね」 玲子の問いかけに頷く。今頃はユミも足止めを食らっているのだろう。 もしかしたらすぐに残った2人を倒してこっちに来るかも知れないが、そんな希望的観測は、しない方がいい。 「玲子さん、僕らと学園のみんなのために、君には向こうに戻ってもらう」 淡々と、こちらの要求を告げる。 「一応言っとくけど、僕らの仲魔をなめない方がいい。いくら桜花さんがいるって言っても、君たちだけじゃあ、僕らには勝てない」 佐藤と、その忠実な仲魔たち。彼らのコンビネーションは、完成されている。確かに 「諦めて大人しくついてきてくれるなら、僕らはこのまま帰る。他の2人と一緒にね。これなら誰も死なずに済む」 佐藤の言葉に、玲子が戸惑う。 「…玲子?」 「桜花さん」 俯いたまま、桜花に聞く。 「桜花さんは、私たちだけで、佐藤君に勝てると思いますか…?」 不安げな問いかけ。それに桜花は悲しそうな顔をしたあと、言う。 「…難しいかと」 桜花のウィザードとしての経験からの答えを、正直に告げる。今の玲子に嘘は通じないことは、分かっていたから。 「そうですか…」 玲子は唇をかみしめて、この1ヶ月のことを思う。 輝明学園での新しい生活と、新しい友達。 強くて、親切に銃の扱い方を教えてくれた玲二と、ひたすらに厳しいけど確かに強くなれる道を示してくれたマスター。 そして…魔界に残してきた、大切な友達を助けたい。そんな、意思。 それらが頭の中を巡る。そして… ―――…。……。 耳元で聞こえた、囁くような、ごく小さな声。それに後押しされて、玲子は決断する。 「桜花さん、前に言いましたよね?諦めなければ…」 顔をあげて、傍らの桜花に尋ねる。 「…はい。何とかなるって考えるのが、ウィザードです」 前に進むことを選んだ、宿主に、嬉しそうな声で桜花が答える。 「分りました。答えは…」 きっと佐藤の方を向いて、言う。 「…Noです。例え殺されても、私は最後まで戦います」 強い決意を込めて。 「…そうか。残念だ」 はぁ、とため息を吐いて、佐藤が言う。 「悪いけど、手加減はしない…本気で行くよ」 佐藤の言葉に、佐藤の仲魔たちが反応し、行動を開始する。 逃がさないよう周りを囲み、戦闘態勢を取る。 「サマナー兼魔人である僕の…最後の戦いだ」 相手が魔人皇では無く、玲子なのが残念だけど、生き残る道を探った結果だ。後悔はしない。 そして佐藤は。 ワォォォォォォン! 高らかに仲魔たちに戦いの始まりを告げる、遠吠えを上げた。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/nettoucm/pages/1461.html
出演回 1996/02/13 水泳大会16 プロフィール 誕生日:1976/03/02 出身地:沖縄県 サイズ:B86W59H88(2008) 別名義:湶尚子/奥山みか/奥山美夏 所属:制服向上委員会 グラビアアイドル リンク https //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%B6%E5%B0%9A%E5%AD%90 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kakuuanime/pages/46.html
されど罪人は竜と踊る Dance with the Dragons されど罪人は竜と踊るとは、浅井ラボによる日本のライトノベル。本項ではアニメ版について記述する スタッフ 各話リスト 放送局 スタッフ 原作:浅井ラボ 原作イラスト:宮城 監督:狩野友作 助監督:仁和寺和人 シリーズ構成:吉田玲子、仁和寺和人 キャラクターデザイン/総作画監督:山内利樹 美術監督:新谷信子 色彩設計:仙田光男 撮影監督:青木仁 編集:フォルスヘイム編集室 音響監督:亀山俊樹 音楽:赤川明 プロデューサー:井坂現、松尾英二 アニメーションプロデューサー:結城敏正 アニメーション制作:フォルスヘイム 製作:され罪製作委員会 各話リスト 第一話「言葉」吉田玲子、狩野友作、狩野友作、山内利樹 第二話「過ち、孤独」蒔田響子、霧島歩、霧島歩、藤瀬文隆 第三話「咒式」蒔田響子、北村宗助、五十嵐耕一、今山俊之 第四話「残酷な仕打ち」仁和寺和人、仁和寺和人、仁和寺和人、箱崎国彦 第五話「果て」吉田玲子、小笠原麻紀、小田優助、小笠原麻紀 第六話「長い夜」仁和寺和人、狩野友作、山内利樹、山内利樹 第七話「朝日」日宮ゆうじ、望月智充、保田悠一、藤瀬文隆 第八話「嘆き」狩野友作、狩野友作、狩野友作、今山俊之 第九話「ずっと君を」狩野友作、狩野友作、山田啓一、仁和寺和人 第十話「黒き心に」吉田玲子、葉山あい、葉山あい、小笠原麻紀/石田修 第十一話「血も涙も」蒔田響子、霧島歩、椎名葵、山内利樹 第十二話「すでに此処に心なく」仁和寺和人、仁和寺和人、仁和寺和人、藤瀬文隆 第十三話「風」吉田玲子、望月智充、五十嵐耕一、箱崎国彦 第十四話「黒い雨」吉田玲子、狩野友作、狩野友作、今山俊之/保田恵 第十五話「鈴」 放送局 新東京テレビ/2011年1月6日~/木曜26時00分~26時30分/地震の影響で3月17日・24日・31日の放送が休止
https://w.atwiki.jp/allmiccore/pages/191.html
[部分編集] 早見・学恋 ※1:傍線は立ち絵/一枚絵なしの登場人物。 ※2:但しモブキャラ未満、伝聞からの登場人物・怪物等は傍線を付けない。 ※3:主要人物・重要用語・ネタ以外で今作品に初出演の登場人物/用語は赤色 早見・学恋 坂上修一編荒井昭二 岩下明美 風間望 倉田恵美 新堂誠 日野貞夫 福沢玲子 細田友晴 元木早苗 綾小路行人 飴玉ばあさん 黒木源蔵 白井伝三郎 倉田恵美編荒井昭二 岩下明美 風間望 坂上修一 新堂誠 日野貞夫 福沢玲子 細田友晴 元木早苗 綾小路行人 飴玉ばあさん 黒木源蔵 白井伝三郎 [部分編集] 坂上修一編 (執筆者募集中) [部分編集] 荒井昭二 荒井昭二 (執筆者募集中) [部分編集] 岩下明美 岩下明美 (執筆者募集中) [部分編集] 風間望 風間望 (執筆者募集中) [部分編集] 倉田恵美 倉田恵美 (執筆者募集中) [部分編集] 新堂誠 新堂誠 (執筆者募集中) [部分編集] 日野貞夫 日野貞夫 (執筆者募集中) [部分編集] 福沢玲子 福沢玲子 (執筆者募集中) [部分編集] 細田友晴 細田友晴 (執筆者募集中) [部分編集] 元木早苗 元木早苗 (執筆者募集中) [部分編集] 綾小路行人 綾小路行人 (執筆者募集中) [部分編集] 飴玉ばあさん 飴玉ばあさん (執筆者募集中) [部分編集] 黒木源蔵 黒木源蔵 (執筆者募集中) [部分編集] 白井伝三郎 白井伝三郎 (執筆者募集中) [部分編集] 倉田恵美編 (執筆者募集中) [部分編集] 荒井昭二 荒井昭二 (執筆者募集中) [部分編集] 岩下明美 岩下明美 (執筆者募集中) [部分編集] 風間望 風間望 (執筆者募集中) [部分編集] 坂上修一 坂上修一 (執筆者募集中) [部分編集] 新堂誠 新堂誠 (執筆者募集中) [部分編集] 日野貞夫 日野貞夫 (執筆者募集中) [部分編集] 福沢玲子 福沢玲子 (執筆者募集中) [部分編集] 細田友晴 細田友晴 (執筆者募集中) [部分編集] 元木早苗 元木早苗 (執筆者募集中) [部分編集] 綾小路行人 綾小路行人 (執筆者募集中) [部分編集] 飴玉ばあさん 飴玉ばあさん (執筆者募集中) [部分編集] 黒木源蔵 黒木源蔵 (執筆者募集中) [部分編集] 白井伝三郎 白井伝三郎 (執筆者募集中) 情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。 もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/44.html
◆fuYuujilTw氏 氏が手がけた作品(173話まで) 話数 タイトル 登場人物 003 世界の合い言葉は森 西木野真姫、田村玲子 008 無能力者 佐天涙子、ロイ・マスタング 019 猫にはご用心 セリム・ブラッドレイ、星空凛 025 宴のはじまり 槙島聖護、御坂美琴 040 風紀委員の決意 白井黒子、小泉花陽 051 濁【こたえ】 泉新一、槙島聖護、サリア 082 あこがれ 愛 西木野真姫、田村玲子、初春飾利、泉新一 114 To the other side 西木野真姫、田村玲子、初春飾利 登場させたキャラ 3回 西木野真姫、田村玲子 2回 槙島聖護、泉新一、初春飾利 1回 佐天涙子、ロイ・マスタング、セリム・ブラッドレイ、星空凛、御坂美琴、白井黒子、小泉花陽、サリア 氏に寄せられた感想 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ktom/pages/171.html
作詞・作曲:銀サク 唄:鏡音リン JOYSOUNDにてカラオケ配信中:137895 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6115924 歌詞 アナタガ望ムノナラバ 犬ノヤウニ従順ニ 紐ニ縄ニ鎖ニ 縛ラレテアゲマセウ アルイハ子猫ノヤウニ 愛クルシクアナタヲ 指デ足デ唇デ 喜バセテアゲマセウ どちらが先に 溺れただとか そんなこと どうでもいいの 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 知りたいの もっともっと深くまで 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 染まりましょう アナタの色 ハニホヘトチリヌルヲ 例ヘバ椿ノヤウニ 冬ニ咲ケト云フナラ 雪ニ霜ニ身体ヲ 晒シテ生キマショウ アルイハ気高ヒ薔薇ノ 散リ際ガ見タヒナラ 首ニ髪ニ香リヲ 纏ワセテ逝キマショウ 骨の髄まで 染まってもまだ それだけじゃ 物足りないの 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 知りたいの もっともっと深くまで 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 変わりましょう アナタの為に 嗚呼 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 知りたいの もっともっと深くまで 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 堕ちましょう アナタと イロハニホヘト ドコマデモ コメント 名前 コメント trackback 137895
https://w.atwiki.jp/nettoucm/pages/3742.html
メンバー 加入期 メンバー 1 福田明日香 石黒彩 中澤裕子 安倍なつみ 飯田圭織 2 市井紗耶香 保田圭 矢口真里 3 後藤真希 4 辻希美 加護亜依 石川梨華 吉澤ひとみ 5 紺野あさ美 小川麻琴 高橋愛 新垣里沙 6 藤本美貴 亀井絵里 田中れいな 道重さゆみ 7 久住小春 8 ジュンジュン リンリン 光井愛佳 9 譜久村聖 生田衣梨奈 鞘師里保 鈴木香音 10 石田亜佑美 工藤遥 飯窪春菜 佐藤優樹 11 小田さくら 12 野中美希 牧野真莉愛 羽賀朱音 尾形春水 13 横山玲奈 加賀楓 14 森戸知沙希 15 北川莉央 岡村ほまれ 山﨑愛生 16 櫻井梨央 17 井上春華 弓桁朱琴 リンク https //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%A8%98%E3%80%82 名前 コメント