約 1,644,902 件
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/524.html
太陽と月と星がある 第十話 外もだいぶ暖かくなり、早咲きのたんぽぽが綿毛になる頃。 「おかえりなさい…御主人様?」 「ん~…」 ある雨の日、出掛けた筈の御主人様が早々の帰宅しました。 半ドンです。お昼用意してませんよ。 「どこか、具合が悪いんですか?御飯は召し上がれますか?」 「…食う」 どうも目の焦点が合っていない雰囲気です。 ヘビって、雨の日も雪の日みたいになっちゃうものなんでしょうか…。 気だるそうな御主人様というのも、それなりにそれなりな感じで…まぁ…役得ですが…。 因みに私は「雨の日はネコ来ないからお休み」との事でエセナース休業です。 チェルもサフも遊びに行っちゃったみたいだし…。 きっと二人とも全身泥塗れで帰ってくるんだろうなぁ…、 ヒトなら雨の日に遊ぶなんで考えないのですが、こちらの子供は元気が有り余っている分、天候に左右されていません。 左右されるのは、洗濯物だけです。 洗濯物を綺麗に乾かす魔法…って無いのかなぁ…。 あっても使えないから一緒ですけど。 先日やっと手に入れたお米…期待よりもだいぶパサパサで長めのヤツ…の冷凍御飯を解凍しつつ、フライパンに油を敷き、溶き卵を流し込み、火を通してから解凍した御飯を入れて薄めに塩胡椒、あり合せの野菜のミンチを追加、最後にニャバラ黄金のタレという胡散臭さ満載のソースを入れて、手抜きチャーハンの完成です。 御主人様も居るので、野菜のミンチを流用した中華風スープもつけてみたりして。 チャーハンだからそんなに熱くないし、スープも温くしたからバッチリなわけですよ。ヘビなのに猫舌な御主人様にも! 妙にぺったりしている御主人様を椅子につかせ、作り置きの惣菜とスープとチャーハンを並べ、私もその向かいに座ったりして。 よく考えたら、御主人様と二人で食事って、初めてじゃないだろうか? いつもはサフやチェル、もしくはジャックさんが居るわけだし…折角だからじっくり観察しておこうと思い食べながら様子を見ていると、御主人様と目が合いました。 「お味、どうです?」 「コレが美味いな」 「それは良かったです」 御主人様がフォークで刺した紫色の物体…。 それは先日とうとう巡り合えた狐の雑貨屋さんで買った柴漬けです。 ちなみに雑貨屋さんでは注文すれば、本国から仕入れてくれるそうなので色々入荷待ち状態です。 和食にあうお米とか、大豆とか、醤油とか味噌とか小豆とか…納豆とか。 楽しみ過ぎて最近不眠気味です。どうしよう。 *** 「御主人様?」 「ん~…」 コレは発見です。 雨の日は気温が低いので、御主人様も動きが鈍いようです。 寒いのか、やけに距離が近いです。湯たんぽ代わりですか?全然構いません。 ご飯も食べ終わり、夕食の下ごしらえも終わると後はできる事も無く…暇です。 御主人様も暇なのかだらりとしています。訊ねても生返事です。 というわけで、私は字の勉強と称した読書です。 英語が苦手だった私が、こんなに早く文章を読めるようになるとは思いませんでしたが…ジャックさんて教え方上手なんですね。 本は、ジャックさんお勧めのペーパーバックです。 「これ、なんだ?」 「闘(トウ)・愛(ラブ)ル という本です」 猫少年が犬の国で格闘修行をしつつ女の子にモテまくりという…ご都合主義小説です。 犬国の風俗が書き込まれつつ、様々な種族の女の子が出てくるのが人気の秘訣らしいです。 マッド科学者な幼馴染猫少女とか。 ライバルの犬マダラ少年とか。 剛毅でスレンダーな虎少女とか。 ツンデレヘビ少女とか。 剣の師匠のカモシカ姉妹とか。 巨乳でストイックな狼娘とか。 兎の美熟女とか。 ミステリアスな狐巫女とか。 …ダンディーな犬主人とラブラブなヒト女性とかが出てきます。 べ、ラブラブなんか羨ましくないもん。 本当に、全然。私だって、優しくされてるし、御飯食べられるし無理強いされないし。 これで幸せじゃなかったら、相当な我侭だ。だからラブラブなんか全然羨ましくないもん。 …字だって教えてもらえるもん。 「ここ読み方が判らないので、読んで頂けますか?」 御主人様今凄い嫌な顔しました。 肩に顎載せられているので確認できませんが、間違いありません。 指したのは、ダンディーだけど脳味噌ピンクな犬主人がヒト女性を口説いている箇所です。 指したのは、読めない単語があるからで、別に深い意図はありません。 「人差し指を頬に…」 「いえ、その隣の」 あ、溜息つきました。 首筋が気になります。 髪留めを取られ、髪の毛が解けている所為です。 取りあえず、スカートの裾直しておこう…。 「君は薔薇のように香しく、百合の様に清らかだ」 棒読みです。 エライ勢いで棒読みです。 おまけに尻尾で首筋ざりざりされました。冷たいです。 「かぐわしい、ですね。わかりました。ありがとうございます」 たかが台詞なのに凄い反応です。 そんなに言うの嫌ですか。 本当はもっと長いのにはしょりましたよね。 ジャックさんと違って、御主人様は好みの女性にしかそういう事を言わないんだろうなぁ…あ、それが普通か。 落胆しつつ、ページを捲ると情事シーンでした。 若年層向けライトなノベルだと思ったのに。 ジャックさんお勧めだからか、そうなのか。 凄い汁ダクです。ヌルヌルエロエロです。 凄いなぁ…フィクション…男は穴があればいいわけだからあるかもしれないけど、女側はほぼ演技ですよね。あんなの薬とか使わなきゃ……痛いだけだし。 あー…でも隣の部屋の子は…まぁ、どうでもいいです。 「ページ飛ばすな」 読んでたんですか。 耳元でそんなどうでもいい事を囁かないで下さい。困ります。 ページを戻して、ちらりと文章に目を落すと相変わらず凄いラブラブでした。 しかも子供がどうのとか嫁がどうのといってます。 どうやら結婚するらしいです。 本の中だからヒトと人の間でも子供が出来る薬とかあるみたいです。 …正直、作者の顔を見てみたい。夢見すぎ。いいのか、創作だから。 その後は、主人公と幼馴染ネコ少女と延々いちゃついてます。 いつまで続くのピンクページ。 正直、ちょっと苦痛。 御主人様は普通に読んでるみたいだし…。 …御主人様、こういうの好きなんだ。 …ヘェ…もっと堅い人だと思ってましたけど……ふぅん… 「官能的ですよね、発情します?もし宜しければ抜きますけど」 視線を落したまま訊ねると(肩に顎載せられているので振り返れないのです)重さが引き、振り向くと至近距離の美貌が固まってました。 目が大きく開かれ、瞳ははいつもと違う鬱金色…キケンなサインです。 攻撃色です。絡んでいる指が痛いです。 尻尾がうねり肌に鱗の感触が伝います。 色々な意味で鳥肌が立ち…堪りかねて、私はその場をフォローするために口を開きました。 「…なんちゃってーうっそぴょーん」 ジャックさんの嘘つき…こう言えば御主人様怒らないって言ったのに……。 いや、御主人様の許容範囲外の分際で下世話な事を聞いた私が悪いワケですが……。 前職がアレだし、ジャックさんがアレだからつい同じノリで…すみません言い訳です。 痛むこめかみを撫でつつ、御機嫌をとる為に御主人様好みの超濃い目のコーヒーを用意し、私はそれに大量のミルクと砂糖を入れたものを用意しました。 おやつはどうしよう。 生クリーム塗って「デザートはワタシ(はぁと)」ってバカ。 久しぶりに読んだ娯楽小説のせいで気持ちが高揚しているようです。 だって、エロシーン多いけど、他は普通に面白いし。 けどさっきの今でこんな事言ったら張り倒されるの請け合いです。痛いのは避けたいです。 ちょっと落ち着こう、自分。 アレです。御主人様がいつもと違ってぺったりしてるからです。 素直に湯たんぽとしての役得だと思っとけばいいものを、なんとなく期待してしまうから不興を買うわけで。 御主人様の様子を伺うと、御主人様はソファーを占領し本を読み耽っています。 私が読んでたのに……。 そういえば、何で今日に限って早かったのか聞いて無いや。 見るだけで胃が痛くなりそうなコーヒーを手渡すと御主人様がこちらを向きました。 目が普通になってます。 もう怒っていないようです。 「今日、どうかなさったんですか?」 「今日?」 御主人様って、なんでこう美形なんでしょうね。 美形じゃないマダラの人が居るかどうかは知りませんが。 「普段よりもお帰りが早いようなので」 私が休みだったからいいものの…下手するとまたカエル料理の可能性がありました。 自分が早いときにまた作ると宣告をされた恐怖はまだ生々しいです。 危険です。全力で避けたい所です。 その辺はジャックさんの同意を得ています。サフも全面協力してくれるそうです。 持つべきものは同じ感性の持ち主です。 御主人様はコーヒーを一口飲んでから目を細め、ネコは雨が嫌いだからな、と言いました。 「清清しいほど学生が居なくてな、留学生と講師だけじゃ授業にならんので臨時休講になった」 …休講、留学生… 「御主人様って、学生だったんですね」 「逆だ」 「え、先生?」 うわー!知らなかった。 御主人様が教壇に?授業にならないでしょう、容姿的な意味で。 見蕩れてノートとか書けませんよ! あー…だからトカゲ男で外うろついてるのかな? そのままじゃ動く誘蛾灯ですもんね。大変です。 「どうしてまたネコの国に…」 ヘビならヘビの国やもっと南の方が過しやすいと思うのですが。 …あ、どうやら聞いてはいけない事柄だったらしく、御主人様が無言です。 ヘビの国って、紛争が絶えないんだっけ…色々あるんだろうな。 「やっぱりなんでもないです。お菓子持ってきますね」 先生かぁ…、道理でサフやチェルに色々教えてると思った。 いいなぁ学校。 せっかく先輩と同じ高校受けたのになぁ…。 先輩、元気かなぁ…恋人とか、出来たんだろうなぁ… 今日のお菓子は近所でも有名なお店のリンゴパイです。 美味しいです。 嬉しいので大事に食べていると、御主人様がぼそりと。 「俺の分も食え」 「いいんですか!?」 二倍です。美味しいです。太るなーコレは。でも仕方ありません、別腹ですから。 御主人様は、相変わらずぼーっとした様子で本を捲っています。 ときどきこちらを見るのはなんなんでしょうか。やっぱり食べたいのかな。 でも残念ながらコレが最後の一口です。 名残惜しく指についたジャムを舐めると、何故か頭を撫でられました。 「そういえば、御主人様は学校で生徒さんになんて呼ばれているんですか?がっくん?やっぱりガエスタル先生?」 ヘビよりもネコの方が数倍寿命が長いわけですから、生徒の方が年上というのはありそうです。 口調とか、大変そうですよね。 返事が無いので顔色を確認したら、また無言で固まっていました。 「御主人様?」 あ、動いた。 「もう一回言ってくれ」 「生徒さんからの呼ばれ方って、ガエスタル先生なんですか?」 目線が横を向いています。 「そっちじゃない方だな」 「がっくん?」 愛称呼びの先生かぁ…学校ではフレンドリーなんでしょうか。 御主人様は妙な雰囲気になっています。 余計な事を聞いてしまったかな?もしかして、…私が便宜上でもがっくん呼びしたから怒ったのかな。 いや、そんな体育会系じゃないはずだけど、一体何が。 「キヨカ」 「はい?」 御主人様、無表情に眉間に皺が刻まれています。尻尾が床を叩いているのが不穏です。 相当な沈黙の後、やっと御主人様が口を開きました。 重い空気にじっとりとイヤな汗が背中を伝います。 なんとなくソファーの背に凭れようとしたら尻尾に当たりました。 正直、長過ぎじゃないでしょうか。 持て余してますよね。 進化の法則的に淘汰される側ですよ。これは。 「俺の事、どう思ってる?」 「御主人様」 眉間の皺が深くなりました。求めていた回答じゃないようです。 「マダラのヘビ…カエル好き…おもったより鮫肌…変温…兎の友を持つ懐の深い人…」 尻尾が元気なく垂れてます。肩ががくりと下がりました。 な、何が違うのでしょうか! 「面倒見いいですよね!あと器用だし!子供の扱い上手だし!」 無言です。項垂れてます。 褒めてますよね?これ以上言うの?手が綺麗とか?優しいとか?尻尾が素敵とか?私の性癖バレるから言いたくないですよ。ドン引きですよ。 あと客観的な言い方は… 「美少年。オリエンタルエキゾチック美形」 あ、反応した。 「しょうねん?」 訝しげな表情です。反応するのそっちですか。 美形呼びは当然過ぎてて効果無しですか。そうですか。 「オマエよりかなり長く生きてるが」 「ヒトの倍の寿命だそうですね」 サフなんか三倍ですから、私よりも年上だけど三で割れば小学生程度です。 そういうと、御主人様は凄く微妙な表情になりました。 何故頭を撫でるのですか。全然構いませんが。 「俺の事呼んでくれ」 「御主人様?」 「そうじゃなくて」 「ガエスタル様」 あ、また皺が。 「両方禁止にしたらどうなる?」 …オティスさん、はマズイから… 「が…ガエス様?ガエスタル…さん?君?スタル様?」 うわ、言いにく。 御主人様は溜息をつきコーヒー飲みだしました。 さっきまでの妙な空気は霧散しています。 何故、背中を尻尾で叩くんでしょう?痛くないけど。 「あの…本の続き、読んでも宜しいでしょうか?」 差し出された本にはしおりが二つ。 勝手に読みつつもちゃんと私が読んだ部分をキープしていたようです。 やっぱり優しい……。 しかし読んでいる最中に尻尾巻きつけてきたり髪の毛触るのはどうにかならないものでしょうか。 サフやチェルが居るときは、こんな事しないのに。
https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/576.html
太陽と月と星がある 第十話 外もだいぶ暖かくなり、早咲きのたんぽぽが綿毛になる頃。 「おかえりなさい…御主人様?」 「ん~…」 ある雨の日、出掛けた筈の御主人様が早々の帰宅しました。 半ドンです。お昼用意してませんよ。 「どこか、具合が悪いんですか?御飯は召し上がれますか?」 「…食う」 どうも目の焦点が合っていない雰囲気です。 ヘビって、雨の日も雪の日みたいになっちゃうものなんでしょうか…。 気だるそうな御主人様というのも、それなりにそれなりな感じで…まぁ…役得ですが…。 因みに私は「雨の日はネコ来ないからお休み」との事でエセナース休業です。 チェルもサフも遊びに行っちゃったみたいだし…。 きっと二人とも全身泥塗れで帰ってくるんだろうなぁ…、 ヒトなら雨の日に遊ぶなんで考えないのですが、こちらの子供は元気が有り余っている分、天候に左右されていません。 左右されるのは、洗濯物だけです。 洗濯物を綺麗に乾かす魔法…って無いのかなぁ…。 あっても使えないから一緒ですけど。 先日やっと手に入れたお米…期待よりもだいぶパサパサで長めのヤツ…の冷凍御飯を解凍しつつ、フライパンに油を敷き、溶き卵を流し込み、火を通してから解凍した御飯を入れて薄めに塩胡椒、あり合せの野菜のミンチを追加、最後にニャバラ黄金のタレという胡散臭さ満載のソースを入れて、手抜きチャーハンの完成です。 御主人様も居るので、野菜のミンチを流用した中華風スープもつけてみたりして。 チャーハンだからそんなに熱くないし、スープも温くしたからバッチリなわけですよ。ヘビなのに猫舌な御主人様にも! 妙にぺったりしている御主人様を椅子につかせ、作り置きの惣菜とスープとチャーハンを並べ、私もその向かいに座ったりして。 よく考えたら、御主人様と二人で食事って、初めてじゃないだろうか? いつもはサフやチェル、もしくはジャックさんが居るわけだし…折角だからじっくり観察しておこうと思い食べながら様子を見ていると、御主人様と目が合いました。 「お味、どうです?」 「コレが美味いな」 「それは良かったです」 御主人様がフォークで刺した紫色の物体…。 それは先日とうとう巡り合えた狐の雑貨屋さんで買った柴漬けです。 ちなみに雑貨屋さんでは注文すれば、本国から仕入れてくれるそうなので色々入荷待ち状態です。 和食にあうお米とか、大豆とか、醤油とか味噌とか小豆とか…納豆とか。 楽しみ過ぎて最近不眠気味です。どうしよう。 「御主人様?」 「ん~…」 コレは発見です。 雨の日は気温が低いので、御主人様も動きが鈍いようです。 寒いのか、やけに距離が近いです。湯たんぽ代わりですか?全然構いません。 ご飯も食べ終わり、夕食の下ごしらえも終わると後はできる事も無く…暇です。 御主人様も暇なのかだらりとしています。訊ねても生返事です。 というわけで、私は字の勉強と称した読書です。 英語が苦手だった私が、こんなに早く文章を読めるようになるとは思いませんでしたが…ジャックさんて教え方上手なんですね。 本は、ジャックさんお勧めのペーパーバックです。 「これ、なんだ?」 「闘(トウ)・愛(ラブ)ル という本です」 猫少年が犬の国で格闘修行をしつつ女の子にモテまくりという…ご都合主義小説です。 犬国の風俗が書き込まれつつ、様々な種族の女の子が出てくるのが人気の秘訣らしいです。 マッド科学者な幼馴染猫少女とか。 ライバルの犬マダラ少年とか。 剛毅でスレンダーな虎少女とか。 ツンデレヘビ少女とか。 剣の師匠のカモシカ姉妹とか。 巨乳でストイックな狼娘とか。 兎の美熟女とか。 ミステリアスな狐巫女とか。 …ダンディーな犬主人とラブラブなヒト女性とかが出てきます。 べ、ラブラブなんか羨ましくないもん。 本当に、全然。私だって、優しくされてるし、御飯食べられるし無理強いされないし。 これで幸せじゃなかったら、相当な我侭だ。だからラブラブなんか全然羨ましくないもん。 …字だって教えてもらえるもん。 「ここ読み方が判らないので、読んで頂けますか?」 御主人様今凄い嫌な顔しました。 肩に顎載せられているので確認できませんが、間違いありません。 指したのは、ダンディーだけど脳味噌ピンクな犬主人がヒト女性を口説いている箇所です。 指したのは、読めない単語があるからで、別に深い意図はありません。 「人差し指を頬に…」 「いえ、その隣の」 あ、溜息つきました。 首筋が気になります。 髪留めを取られ、髪の毛が解けている所為です。 取りあえず、スカートの裾直しておこう…。 「君は薔薇のように香しく、百合の様に清らかだ」 棒読みです。 エライ勢いで棒読みです。 おまけに尻尾で首筋ざりざりされました。冷たいです。 「かぐわしい、ですね。わかりました。ありがとうございます」 たかが台詞なのに凄い反応です。 そんなに言うの嫌ですか。 本当はもっと長いのにはしょりましたよね。 ジャックさんと違って、御主人様は好みの女性にしかそういう事を言わないんだろうなぁ…あ、それが普通か。 落胆しつつ、ページを捲ると情事シーンでした。 若年層向けライトなノベルだと思ったのに。 ジャックさんお勧めだからか、そうなのか。 凄い汁ダクです。ヌルヌルエロエロです。 凄いなぁ…フィクション…男は穴があればいいわけだからあるかもしれないけど、女側はほぼ演技ですよね。あんなの痛いだけだし。 あー…でも隣の部屋の子は…まぁ、どうでもいいです。 「ページ飛ばすな」 読んでたんですか。 耳元でそんなどうでもいい事を囁かないで下さい。困ります。 ページを戻して、ちらりと文章に目を落すと相変わらず凄いラブラブでした。 しかも子供がどうのとか嫁がどうのといってます。 どうやら結婚するらしいです。 本の中だからヒトと人の間でも子供が出来る薬とかあるみたいです。 …正直、作者の顔を見てみたい。夢見すぎ。いいのか、創作だから。 その後は、主人公と幼馴染ネコ少女と延々いちゃついてます。 いつまで続くのピンクページ。 正直、ちょっと苦痛。 御主人様は普通に読んでるみたいだし…。 …御主人様、こういうの好きなんだ。 …ヘェ…もっと堅い人だと思ってましたけど……ふぅん… 「官能的ですよね、発情します?もし宜しければ抜きますけど」 視線を落したまま訊ねると(肩に顎載せられているので振り返れないのです)重さが引き、振り向くと至近距離の美貌が固まってました。 目が大きく開かれ、瞳ははいつもと違う鬱金色…キケンなサインです。 攻撃色です。絡んでいる指が痛いです。 尻尾がうねり肌に鱗の感触が伝います。 色々な意味で鳥肌が立ち…堪りかねて、私はその場をフォローするために口を開きました。 「…なんちゃってーうっそぴょーん」 ジャックさんの嘘つき…こう言えば御主人様怒らないって言ったのに…。 いや、御主人様の許容範囲外の分際で下世話な事を聞いた私が悪いワケですが…。 前職がアレだし、ジャックさんがアレだからつい同じノリで…すみません言い訳です。 痛むこめかみを撫でつつ、御機嫌をとる為に御主人様好みの超濃い目のコーヒーを用意し、私はそれに大量のミルクと砂糖を入れたものを用意しました。 おやつはどうしよう。 生クリーム塗って「デザートはワタシ(はぁと)」ってバカ。 久しぶりに読んだ娯楽小説のせいで気持ちが高揚しているようです。 だって、エロシーン多いけど、他は普通に面白いし。 けどさっきの今でこんな事言ったら張り倒されるの請け合いです。痛いのは避けたいです。 ちょっと落ち着こう、自分。 アレです。御主人様がいつもと違ってぺったりしてるからです。 素直に湯たんぽとしての役得だと思っとけばいいものを、なんとなく期待してしまうから不興を買うわけで。 御主人様の様子を伺うと、御主人様はソファーを占領し本を読み耽っています。私が読んでたのに…。 そういえば、何で今日に限って早かったのか聞いて無いや。 見るだけで胃が痛くなりそうなコーヒーを手渡すと御主人様がこちらを向きました。 目が普通になってます。 もう怒っていないようです。 「今日、どうかなさったんですか?」 「今日?」 御主人様って、なんでこう美形なんでしょうね。 美形じゃないマダラの人が居るかどうかは知りませんが。 「普段よりもお帰りが早いようなので」 私が休みだったからいいものの…下手するとまたカエル料理の可能性がありました。 自分が早いときにまた作ると宣告をされた恐怖はまだ生々しいです。 危険です。全力で避けたい所です。 その辺はジャックさんの同意を得ています。サフも全面協力してくれるそうです。 持つべきものは同じ感性の持ち主です。 御主人様はコーヒーを一口飲んでから目を細め、ネコは雨が嫌いだからな、と言いました。 「清清しいほど学生が居なくてな、留学生と講師だけじゃ授業にならんので臨時休講になった」 …休講、留学生… 「御主人様って、学生だったんですね」 「逆だ」 「え、先生?」 うわー!知らなかった。 御主人様が教壇に?授業にならないでしょう、容姿的な意味で。 見蕩れてノートとか書けませんよ! あー…だからトカゲ男で外うろついてるのかな? そのままじゃ動く誘蛾灯ですもんね。大変です。 「どうしてまたネコの国に…」 ヘビならヘビの国やもっと南の方が過しやすいと思うのですが。 …あ、どうやら聞いてはいけない事柄だったらしく、御主人様が無言です。 ヘビの国って、紛争が絶えないんだっけ…色々あるんだろうな。 「やっぱりなんでもないです。お菓子持ってきますね」 先生かぁ…、道理でサフやチェルに色々教えてると思った。 いいなぁ学校。 せっかく先輩と同じ高校受けたのになぁ…。 先輩、元気かなぁ…恋人とか、出来たんだろうなぁ… 今日のお菓子は近所でも有名なお店のリンゴパイです。 美味しいです。 嬉しいので大事に食べていると、御主人様がぼそりと。 「俺の分も食え」 「いいんですか!?」 二倍です。美味しいです。太るなーコレは。でも仕方ありません、別腹ですから。 御主人様は、相変わらずぼーっとした様子で本を捲っています。 ときどきこちらを見るのはなんなんでしょうか。やっぱり食べたいのかな。 でも残念ながらコレが最後の一口です。 名残惜しく指についたジャムを舐めると何故か頭を撫でられました。 「そういえば、御主人様は学校で生徒さんになんて呼ばれているんですか?がっくん?やっぱりガエスタル先生?」 ヘビよりもネコの方が数倍寿命が長いわけですから、生徒の方が年上というのはありそうです。 口調とか、大変そうですよね。 返事が無いので顔色を確認したら、また無言で固まっていました。 「御主人様?」 あ、動いた。 「もう一回言ってくれ」 「生徒さんからの呼ばれ方って、ガエスタル先生なんですか?」 目線が横を向いています。 「そっちじゃない方だな」 「がっくん?」 愛称呼びの先生かぁ…学校ではフレンドリーなんでしょうか。 御主人様は妙な雰囲気になっています。 余計な事を聞いてしまったかな?もしかして、…私が便宜上でもがっくん呼びしたから怒ったのかな。 いや、そんな体育会系じゃないはずだけど、一体何が。 「キヨカ」 「はい?」 御主人様、無表情に眉間に皺が刻まれています。尻尾が床を叩いているのが不穏です。 相当な沈黙の後、やっと御主人様が口を開きました。 重い空気にじっとりとイヤな汗が背中を伝います。 なんとなくソファーの背に凭れようとしたら尻尾に当たりました。 正直、長過ぎじゃないでしょうか。 持て余してますよね。 進化の法則的に淘汰される側ですよ。これは。 「俺の事、どう思ってる?」 「御主人様」 眉間の皺が深くなりました。求めていた回答じゃないようです。 「マダラのヘビ…カエル好き…おもったより鮫肌…変温…兎の友を持つ懐の深い人…」 尻尾が元気なく垂れてます。肩ががくりと下がりました。 な、何が違うのでしょうか! 「面倒見いいですよね!あと器用だし!子供の扱い上手だし!」 無言です。項垂れてます。 褒めてますよね?これ以上言うの?手が綺麗とか?優しいとか?尻尾が素敵とか?私の性癖バレるから言いたくないですよ。ドン引きですよ。 あと客観的な言い方は… 「美少年。オリエンタルエキゾチック美形」 あ、反応した。 「しょうねん?」 訝しげな表情です。反応するのそっちですか。 美形呼びは当然過ぎてて効果無しですか。そうですか。 「オマエよりかなり長く生きてるが」 「ヒトの倍の寿命だそうですね」 サフなんか三倍ですから、私よりも年上だけど三で割れば小学生程度です。 そういうと、御主人様は凄く微妙な表情になりました。 何故頭を撫でるのですか。全然構いませんが。 「俺の事呼んでくれ」 「御主人様?」 「そうじゃなくて」 「ガエスタル様」 あ、また皺が。 「両方禁止にしたらどうなる?」 …オティスさん、はマズイから… 「が…ガエス様?ガエスタル…さん?君?スタル様?」 うわ、言いにく。 御主人様は溜息をつきコーヒー飲みだしました。 さっきまでの妙な空気は霧散しています。 何故、背中を尻尾で叩くんでしょう?痛くないけど。 「あの…本の続き、読んでも宜しいでしょうか?」 差し出された本にはしおりが二つ。 勝手に読みつつもちゃんと私が読んだ部分をキープしていたようです。 やっぱり優しい…。 しかし読んでいる最中に尻尾巻きつけてきたり髪の毛触るのはどうにかならないものでしょうか。 サフやチェルが居るときはこんな事しないのに。
https://w.atwiki.jp/pldb/pages/176.html
太陽と月(太陽) 情報・画像募集中 2009年ハマリオの不思議な宝箱でもリリースあり。 1.赤く燃える太陽壁 2.熱く乾いた砂の床 3.歴史刻まれた石碑 4.踊るコブラ 5.器用に操る蛇使い 6.激しく燃える松明 7.ひとこぶラクダ 8.飛び散る火花 9.陽の国の番人 10.陽の国の踊り子 11.神の水が入った壷
https://w.atwiki.jp/doramadata/pages/293.html
新・風のロンド タイトル:新・風のロンド 放送局:フジテレビ系列 時間帯:月~金曜午後1 30 原 作:津雲むつみ「風の輪舞(ロンド)」(集英社コミック文庫) 脚本家:小森名津 演出家:西本淳一、皆川智之、藤木靖之、大垣一穂 出演者: 小沢真珠(有沢槙・野代夏生) 神保悟志(野代大介) 石橋保(野代浩二) 宮内敦士(有沢健一) 魏涼子(有沢美絵) 大西多摩恵(有沢美佐子) 田中美奈子(野代麻美) 西田健(野代辰吉) 山本みどり(野代よし) 藤澤志帆(野代夏生) 谷野欧太(野代智) 内山眞人(野代英明) 溝呂木賢(野代智) 並樹史朗(矢崎繁) 桑原和生(関根志郎) 高以亜希子(生田悠子) 松尾政寿(野代英明) 「新・風のロンド」関連グッズへ
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/660.html
太陽と月と星がある 第24話 私の元御主人様は超美形です。 顔はモチロン、声も素敵、顎のラインも首筋も鎖骨も胸板も腕も指も鱗も尻尾もみんなステキ。 できたら触ってくっついていたい。 朝から晩まで一日眺めていたい。 しかし見られる方はそういうわけにもいきません。 困ったときには古人の知恵すなわち・・・。 「チェキか携帯欲しいなぁ……」 もちろん待受け、写真は部屋に飾りたい。 ん、ちょっとキモい?でも美形だから仕方ないです。 「落ちモノ、欲しいのか?」 「高いんでしょうね~」 みれば美形な顔が微妙に怯んでいる。 この顔も…素敵。 思わず溜息をつくと、ひびの入った肋骨がまだ少し痛む。 この家で住むようになって、もうすぐ二回目の春。 手の怪我が治っていないので、貰った指輪は細いチェーンに通し首に下げている。 こっそり見入ってニヤニヤするのが、最近の趣味というのは、内緒。 部屋には、昨日もらった花の香りが漂っていいと思う。 一応怪我人だからか、よく花を買ってきてくれるのがかなり嬉しい。 どんな顔して花屋で注文しているのか、気になるけど。 「チェルもう寝たら?」 「ん~。 ヤダ」 私に寄りかかって本を読んでいたチェルは、うつらうつらしてきたので声を掛けたらコレだ。 鱗な尻尾がツンツンとチェルの頭をつつくと、彼女を唇を尖らせて尻尾を払い落とそうと手を振りまわす。 「子供はもう寝ろ」 更に声を掛けられ、チェルの触り心地のいい頬が膨らむ。 お餅が焼けたみたいだ。 つついたら、更にむくれた。かわいい。 「パパのバカ!」 そういって、飛び起き憤然として自分の部屋へ向かってしまった。 ちらりと表情を伺うと、口が半開きで嬉しいのと色々な感情で固まっている。 ・・・ヘビという種族は、変化を受け入れるのに時間が掛かるそうで、まだ慣れてないらしい。 私も繕い物をテーブルに置いて立ち上がり、後を追う。 あいにくまだ外出禁止なので、家の中で動き回る機会を見つけないと体力があまって仕方ない。 ラジオ体操でも始めようかな。 「明日の朝は、オムレツ作るからね」 「子どもあつかいしないで!」 かわいい。 「じゃあ、他のにする?」 「・・・オムレツ」 お休みといって頭を撫で、どこからともなく現れたペットのトロロがチェルの隣に飛び込むのを確認して扉を閉めた。 いつの間にかジャックさんの家からこちらに引越しし、すっかりチェルに懐いているのがちょっと羨ましい。 気が逸れていたので、目の前の影にビックリして壁に後頭部をぶつけた。痛い。 「大丈夫か」 向こうも驚いたらしく、気遣わしげな声でこちらに手を差し伸べてくる。 「え、ええ問題ありません」 何度も言うけど美形なので見れば見惚れる。 ああ、無表情もすて・・・ちょっと怒ってる? 「痛くはなかったのか?」 「別に問題は……」 腕組をして、こちらの返答をちょっと怒りながら待つ姿に、前言われた注意を思い出した。 「ちょっと痛いけど、大丈夫だと思います」 うんと頷く姿が意外と可愛くて、またときめく。 おじさんになっても、おじいさんになっても同じように思うんだろうな。 「痛かったら、痛いと言えよ」 なでられされるがままされていると、服越しに包帯の巻いた部分に手が添えられた。 もっと触ればいいのに。 「まだ痛むか?」 ほとんど治っているけど少し引き攣るのは、痛いの分類に入れるべきだろうか? とはいえ、肺炎やら寄生虫やらで寝込んでいた頃に比べれば、ほぼ全快しているんだけど。 問われるまま、抜糸した部分や湿布を貼った部分に関しても告げると、いちいち頷き頭を撫でる。 ・・・抱きしめてくれると、もっといいんだけどな。 ・・・・・・いや、うん、・・・いや、でも・・・うん。 良いかといわれて頷くと、乾いた唇が少しだけ重なって、すぐ離れた。 終わりらしい。 終わりなのかー・・・・・・。 「お前も早く寝ろ。無理して動くなよ?」 真摯な声には、頷くしかない。 その上、頭をぽんぽんされるなんて・・・いいけど、あ、いや、うん、・・・いいけど・・・。 自室まで押されて、仕方なくベッドに入る。 ひんやりしたシーツをぐしゃぐしゃにし、枕の位置を変えながらちょっと考えた。 ベッドが別どころか寝室が別って、どういうこと? しばらく天井を睨んでから体を起こし、狭い部屋を見回す。 ドライフラワーがひとつとコートと帽子が掛かっている。 洋服箪笥の上には、植木鉢がひとつ。 明り取りに小さな窓、それから鏡台。 もともと物置に使っていた部屋なので、あまり広くはない。 というか、だんだん物が増えてきて、ちょっと狭い。 机と兼用にしている鏡台の上には、大切なアクセサリーと、替えの包帯と湿布に絆創膏、それから書きかけの手紙。 手紙はこちらの言葉と、日本語の二回書いているので中々進まない。 手紙を書く相手が出来たのは幸せなことなんだけど・・・あいにく、相談しにくい相手だし。 向こうは向こうで順応しようと奮闘中みたいだし、余計なことを書いても仕方ないし。 助けに来てくれて、大事だといってくれた。それが、一番大事なことなんだし。 ずっと考えても仕方ないと諦めてたので、幸せで嬉しくて仕方ないんだけど・・・・・・。 冬だから、仕方ないのだろうか? うん、冬だから、変温だし眠くてそっちに気が乗らないんだろう。きっとそうだ。 いや、別に私はしたいわけじゃないし、むしろそういうのは無い方が・・・・・・。 ないほうが・・・・・・ 私、また傷増えて見苦しいことになってるし。 お風呂入ってるけど、湿布くさいし。 中古に輪をかけて中古だし。 考えているうちに、だんだん落ち込んでくる。 しばらくベッドの中でのたうち回り続け、枕に顔を埋めバタ足してから覚悟を決めた。 このままじゃ、前と同じだ。 つまり、行動あるのみ。 薄く光の漏れる寝室の扉をノックする。 ややあって返答が聞えないので、躊躇った末、中に入った。 何度でも言うけど、美形です。 上半身は超美形の男性で、下半身は掛け布団の中に隠れてしまっているので、まるで本当に人間のようだけど、瞳が鬱金に光っていて、どきどきする。 深呼吸し、私は真っ直ぐ彼を見据えた。 胸元の枕をぐっと抱きしめる。 「お話があります」 「い、今か?」 何故か焦った様子だ。明日何かあっただろうか。 覚えていないけど、お仕事が忙しいのかも。 「・・・明日でいいです。ごめんなさい」 そそくさと戻ろうとしたら、服の裾に尻尾が引っかかった。 「待て、行くな」 引き止めたにも関わらず、あたふたした様子で尻尾を引き寄せ体に寄せる姿に思わず眉を顰める。 動きが非常にぎこちない。 見覚えのあるぎこちなさ、具体的にいうと、サフが似たようなことやってました。 「えっちな本でもみてたんですか」 一瞬の間のあと、可愛いくらい首が振られた。 よいしょとベッドの上に正座し詰め寄る。ちょっと引かれたので更ににじり寄る。 む、本はないようだけど。 そのことに関しては、一時棚において、近くで見ても、やっぱりステキ。 お尻の下でもぞもぞしているのを軽く叩き、さらに詰め寄る。吐息が触れそうだ。 抱えたままの枕を端に置いた。 「私、落ちてからずっとオモチャにされて、汚いし傷物だってちゃんと言いましたよね。私」 深呼吸して、鎖骨の鱗を睨む。 少し出っ張って、筋が浮いて見える喉元がごくりと動く。 「私を何だと思っているんですか」 「愛してる」 明日、シーツ替えよう。部屋もピカピカにしよう。ご飯も美味しいのがんばって作ろう。 「そんな事、全然言ってくれないじゃないですか」 なんとなく、肩が竦み、視線が下がる。 語尾が弱くなっているので唾を飲み込んで息を吸い込む。 「お前もそうだろう」 「ああぁ……わ、わ、たしだってあなたのこと好きですよ!大好きですよ!でもぜ、全然 そういう…事しないから」 頭の上に水を入れたやかんを置いたら、沸騰するんじゃないだろうか。 ここは、腕とか回しちゃっていいものだろうか。 だって、普通の恋愛とか、わからないし。 「そういう事」 棒読みで返されたので、とりあえず胸板に頭突きかまして押し倒した。 羨ましいほどすべすべのお腹は、腹筋が割れててちょっと硬い。 ジタバタともがく掛け布団を無理やりはだけると、準備万端なのが顔にぶつかって驚いた。 何しろ二本だし。 明るい所で見るのは初めてだったので、じっくり見ていたら顔を抑えられ、そのまま引き離される。 負けるものかと、片手を付いて更に詰め寄る。 痛い方の指に力をこめてしまった。痛い。 「だ、大丈夫です。優しくしますから」 何か言いかけた口がパクパクしている。可愛い。 しばらくその姿を観察していたいところだけど、諦めて鎖骨にキスする。 ここの鱗だけちょっと小さくて、可愛い。 そのままじっくり下まで降り、さっきより元気になってるのをひと嘗めするのと、ベッドから転げ落ちるの、どっちが先立っただろうか。 床と私の間に尻尾があったので、軽く足をぶつけただけですんだけど。 「……びっくりした」 「大丈夫か!」 力強い腕で抱き寄せられ、尻尾でぐるぐる巻きにされてしまった。 これでは押し倒せない。 顔が近いので、目のやり場に困る。美形だから。 「あのな、キヨカ」 「ちょっと尻尾緩めてもらって宜しいですか」 「ああ、すまん」 十分動けるようになったので姿勢を整え、息を吐いて腰を下す。 「ちょ・・!」 久しぶりだから、やっぱちょっとキツ。 角度を直したら、何とか収まった。 自己主張しているのを両手で愛撫しながら斜め上を見上げた。 「それで、なんでしょう?」 苦しいのか重いのか……、表情が困っているのを見ているのは、楽しい。 百面相なら百枚写真を撮っておきたいな。 ぐるぐる回された尻尾も悪くない。 苦しげな息遣いを耳元で聞くのもいいし、両腕が背中に回され隙間がないほどくっつきあうのもすごくいい。 耳を澄ますと自分の中で粘膜が擦れあう音がして、不覚にも興奮する。 「ねぇ、気持ちいいですか」 返事は手の中にでた。 「……早」 「仕方ないだろう、久しぶりだぞっ」 悲鳴に似た響きに思わず頬が綻ぶ。 「ひとりでしてたのに」 「比べられるか!」 サービスすると、やめろと耳元で騒がれた。 耐性が低い。 「こんなに溜めて、どうして言ってくれないんですか」 「怪我人に言えるか!」 耳がピリピリした。 「大声出さないで下さい。チェルが起きちゃ……」 相変わらず…下手だなぁ……好きだからいいけど。 「あのな、」 言いかけた口元をつまんで引っ張り引き寄せ、ちょっと噛みついて、離れる。 「もういっかい」 今度は、もうちょっとだけ巧かった。 「つまり、お前は勘違いをしていたわけか」 はーっと溜息をつく姿もステキだ。 「1つ、夫婦だからといって寝室がおなじとは限らん。しかもお前は怪我人だから、その方がいいと俺は考えた」 目の前で突き出される人差し指をじっと見つめていると、何故か顔を赤らめる。 ちゅーしてやろうかと思ったけど、届かないので断念。 「2つ、お前の国のやり方を俺は知らない。異議がないなら、問題ないのだろうと推測した。問題あるか」 今度はこちらが居心地悪くてもぞもぞすると、尻尾を締めなおされた。 締めるの好きだなぁ……。仕方ないので、踵で尻尾をつつく。 けどこの体勢、蛙の解剖を思い出すので微妙……。 「3つ目だが」 言葉が途切れる。 「あの・・・」 「なんだ」 吐息がくすぐったい。 顔の上で踊る割れた舌の先端に噛みついたら駄目だろうか。 「私、こんなに一杯傷ありますけど。気持ち悪くないですか」 少し体温の低い手が、かさぶたや、抜糸した跡やもっと古い傷跡をなぞった。 包帯が全部取れたら、また傷が増える。 左手にそっと指が絡む。引っ付きすぎだろうか。 「もう増やさないように、俺が守るから大丈夫だ」 返事になってないですよ。 「それよりも、だ」 こほんと咳払いして、不安げな面持ちになった。 「お前は、俺でいいのか」 躊躇う口元、眉間に皺が寄り瞳が不安そうに揺れる。 この憂い気な表情も捨てがたいなぁ。 頬をそっと撫でる手が優しい。 「同族の男の方がいいなら」 「今更何いってんですか」 最後まで言わすか。 「それ、ベッドに押し付けて全身巻きついてヤってる人のセリフじゃないですよね」 しかもアブノーマルなこともしてるし。いや、その・・・まぁ、 しおしおと体を離そうとしたので、自由になった両腕を思いっきり広げて抱きしめた。 「アナタじゃなきゃ嫌」 後で、ヤマトナデシコなのだから、花言葉ぐらい覚えておけといわれた。 素直に頷いておいたけど、そもそも花の種類を覚える事からはじめなくてはいけないというのは、もう少し内緒にしておく。
https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/567.html
太陽と月と星がある 第一話 現在の私の御主人様は非常に良い人です。 なにせ三食食事させてくれるし、噛まないし掻かないし、サンドバック兼枕にもしない、非常に良い人です。 その旨を先日お酒を飲んだ拍子にうっかり本人に告げた所、それ以上喋るなと言われました。 何か逆鱗に触れたようです。 実はやろう思っていたのを釘を刺す形になっていたのだったら、複雑です。 そういうわけでここ三日程、必要事項以外、御主人様とは口を利いていません。 今朝も非常に緊迫した空気を醸し出し、大変居心地が悪い感じになってしまいました。 真冬の砂漠へ散策しに来た御主人様が私を拾って一ヶ月程になります。 まぁ、拾ったちょっと珍しいペットに飽きるのには十分な期間です。 私にとっては中々有意義かつ、目の保養でしたが…。 なんと御主人様は下半身がヘビ尻尾という、ゲームのイベントボス的逸材ですが、上半身は美少年です。 直接聞いてはいませんが、おそらくマダラというやつなんでしょう。 これだけは絶対に秘密ですが、思わず見蕩れるくらい整った顔立ちの冷血美少年です。 五年後が非常に楽しみです。 見られないと思いますけど。 しかも中々良い手をしています。 男性の手に、あんなに鱗が映えるとは想像もしていませんでした。 もちろん鱗に覆われた尻尾も長くて力強くイイ尻尾です。触りたくなります。 チラ見した腹筋も中々でした。 この世界、ヒトかマダラか女性でなくては、もじゃっていない腹筋を見る機会はありませんから、すごい目の保養です。 と、いうわけで、現場は見ていませんがおそらくモテまくり。無論男女問わず。 きっと色々な面で不自由が無いと思われます。 つまり、ヒトを飼うメリットが存在しないのです。 ヒトはヒトなりになんか違う良さがあるとかなんとかという話は聞きましたが…触感とか、味とか。 それに私だって一応ハタチ前ですから、今後の期待を込めて、外見だってなんとかすれば見られないこともナイと思いたい。 いえ、ウサ耳ロリ巨乳やらネコ耳熟れ美女やら、イヌ耳美少女がごろごろしている世界では下層だと思いますけど。 顔には傷無いし。灯り消せば、そんなに気にならないと、思いたい。 マグロじゃありませんよ。それなりにメスヒト的夜の技能持ちですから、出来るはずです。 ゲロ吐いて血も吐くぐらいは、調教されたし。 ただ、命の恩人でもあるしと思って、予めがっかりしないように細々と不備な点を自己申告をしたのがマズかったのか。 言わなければ良かったのかもしれませんが、偽装はよくありません。 それに仮にも命の恩人へそういう嘘をつくのも憚られます。 しかしながら、ただ単に治した人曰く「ぐっちゃんぐちゃんのばきばきで十一分の十ぐらい死んでる」状態だったそうなので、 子供が家畜の屠殺を見て肉を食べられ無くなるのと同じ状態なのかもしれません。 というわけで、まだシてないし。 だとしたら、若いだけで使い道の無い傷物中古のメスヒトなんか転売ぐらいしか用途がありません。 今更ペットはないでしょうから、魔法実験用とか。 ヒト専娼館はノルマがきついので勘弁して欲しいです。 牧場というのもありますが、それは考えないことにします。 だとしたら噂で聞く食用か。 拾われてから骸骨にヒトカワスーツ着用状態から筋皮骨衛門へ進化した程度なので、この線は微妙です。 出汁しか取れません。…笑える。 あれ、という事は、下層じゃなくて最下層かな。でもほらガリ専とか、ね? 落ちる前はダイエットに励んでたくらいぷにぷにだったなのになぁ…。 まぁ、今更どうでもいい事ですけど…。 「お帰りなさいませ、御主人様」 御主人様が非常に険悪な表情を浮かべています。 この御主人様はペットに御主人様と呼ばれるのを嫌がるという、特殊な人です。 確かに一般生活を営んでいる時に呼ばれたら、恥ずかしいものがあります。多分。 というわけで、こちらとしても色々妥協して他の人が居ない時だけ、御主人様と呼ぶようにしています。 しかし今日は同伴でした。 ウサギです。黒くて耳が垂れていて顔に傷があります。 ぐっちょんぐっちょんばっきばきだった私を治した医者のジャックさんです。腕がいいらしいです。 友達かライバルに白っぽくて目つきが悪いのがいるかどうかは聞いていません。 「いらっしゃいませ、ジャックさん。ちょうど良かった。もうすぐ晩御飯できますよ」 毛だらけの顔が笑みの形になりました。 「やっぱ、ヒトメイドもえるー」 最近、ヒトオタとかいうのが流行しているらしいです。 習慣風俗や、えーとタイヤキとかカラオケじゃなくて、ヒト単体に萌えを感じるらしいです。 眼鏡っことか、ツンデレとかショタとか。いわゆる…属性萌え? 正直二足歩行ケモノがモエーとか叫ぶのはキモいと思いますが、それで痛い事をされないヒトが増えるならいい事です。 「さーて、キミちゃんの傷の経過はどうかなー?」 ヒト如きが「そこは怪我していません」などと言えるはずもなく。 つーか、キヨカです。 様々な部分をもふられたり引っ張られたり触られている間、床の木目を数えていると強い視線を感じたので首を捻ると御主人様がめっちゃ睨んでいました。 上は美少年ですが、基本ヘビなので大変迫力があります。 目から怪光線が出たら多分死ぬレベル。 待たされている事に苛立っているのかもしれません。 先に行ってしまってもいいのに律儀に居る所が、真面目というか、なんと言うか。 何か言おうと思いましたが、喋るなと言われたことを思いだして口を閉じると、ふさふさした感触に頬擦りされました、 兎のヒゲって、結構硬くて頬がちくちくします。 目の近くに歯が当たると脈拍が速くなります。 顔って噛まれると凄い腫れるんですよね、目が見えなくなるのは、怖い。 まだ怖いものが残っていたらしい自分に驚きつつ、体を引き剥がす努力をしてみましたが無駄でした。 ジャックさん、がっちりキープし過ぎです。 「じゃ、オレ帰るから!いいお土産をありがとう~」 片腕で持ち上げられ小脇に抱えられ、そのまま引きずられました。 ジャックさん、夜だというのにテンション高いです。 しかも話が見えません。 ジャックさんは晩御飯まだ食べてないのに帰るようです。 アレ? お土産って、私? 慌てて御主人様を見ましたが御主人様は無表情、何も言いません。 私も何も言えません。 売らずに譲るのは予想外でした。 せめて先に一言教えて欲しかったと思わなくもないですが、ただのヒトに親切に教える義理もないし…。 まぁ売っても価格つくか微妙だから仕方ないし、市場は寒いのでそれはそれで…まぁ今更どうでもいい事です。 あーサフとチェルには何も言ってないな。 二人ともテレビに夢中だから仕方ないか。…あ 「すみません、鍋に火をかけたままなので、ちょっと待って下さい」 ジャックさんの動きが止まり手を放されたので台所へ向かおうとしたら御主人様に無言でチョップ喰らいました。 ジャックさんは壁に縋りつきながらヒーヒー言ってます。 私はおでこを抱えてしゃがみこみました。 痛い。 「なんかもっと他に言うことないのか!なんか言え!馬鹿かっ」 尻尾の先でぺしぺし頭を叩かれつつ怒鳴られました。 尻尾の先だとあまり痛くは無いのですが、重いので長い事されると頭がくらくらします。 クッションで叩きあいをした状態、というのが近い表現です。 頭の上でひよこが回っています。 私の脳味噌も回っています。 何言ってんでしょうか、この御主人様。 意味不明です。 不意に胸元を掴まれ、引き寄せられました。 ずいぶん、顔が近いように感じます。 やっぱり犬歯というか、牙には毒があるのかなぁ…。 「オイ、鍋の火を気にする前に俺になんか言うことがあるだろう!言え!」 ぺしぺしが止まったのでやっと話せるようになったものの、頭に血が上らず視界がぼやけて見えます。 「しかし、オマエはもう喋るな、と」 霞む視界で御主人様の眉間に皺が寄るのを把握。 相当怒っているようです。 私のせい、…なんだろうなぁ。 御主人様が手を放して一言何か呟きましたが、良く聞こえませんでした。 「やべーキラちゃん超ウケる」 「キヨカです」 ジャックさんは笑いすぎて耳ひっくり返ってるし。内側ピンク。 あ、鍋忘れてた。鍋! 慌てて立ち上がったらそのままよろけて、更に爆笑されました。 床冷たいです。 ジャックさんは床をバンバン叩いて悶えています。 からかわれてた…という事なんでしょうか? ウサギのセンスはよくわかりません。 でも視界の隅で御主人様もちょっと笑っていたので良しとします。 せっかく作ったトマト風味のごった煮スープがちょっと焦げてしまってブルーな気持ちです。 ジャックさんは肉や魚は固体じゃなければいいとの事なので、肉だけ除いて食べてもらっています。 色々リクエストしては批評してくれるので、楽です。 女体盛りといわれた時は、衛生上の理由で却下したのもいい思い出です。 御主人様曰く「居候」の雑種イヌのサフとスナネズミのチェルは成長期なので色々食べさせなくてはいけないのですが、何を作っても食欲優先で文句は出ないので楽です。 相応しい分量を作る以外は。 鍋を通常より持つ時間が多いので、腕力がついた気がします。 一方、御主人様は何を作っても何も言わずに食べます。 口に合わないのかもしれません。 私の調理レベルは中学校までなので、確かに低レベルです。 一応、魔洸調理器具の使い方は一通り知っているものの、不安が拭えません。 しかもレシピもないし、しょうゆも味噌もないし。 ラーメン食べたいなぁ…うどんも食べたい。わかめと豆腐の味噌汁も。カレーライスとか、お雑煮とか。 前は取り合えず食べられればいいだったのが、最近は欲が出ているようです。 ……自戒しなくては。 「あの、何かリクエストありますか?作れるかわかりませんが」 御主人様はスープに沈んだ芋を潰したまま答えず。 味、気に食わなかったんでしょうか。 早く食べないと冷めますよ。 冷めたらもっと味が落ちると思いますが。 「はーいがっくんあーんっ」 すごく楽しそうに湯気を立てた肉をフォークで刺し、御主人様に勧めるジャックさん。 がっくんと言うのは、御主人様の愛称らしいです。 ガエスタルだからがっくん。 安直。 正直、呼びにくい名前なので無理もありませんが。 「自分で食え」 「じゃあサフわん、あーん」 「あーんっ」 ジャックさんは男性です。 サフも私より実年齢は高くとも子供ですが男性です。 まぁ、ウサギだから気にする方がおかしいのか…。 「あーちーもっちょーだいっ!」 チェルは小麦色の髪に砂色の耳と尻尾の小さな女の子です。 ネズミはヒトと同じくらいの寿命だそうなので、大体幼稚園児くらい。 そのわりに身体能力ハンパありませんが、思考や行動は大差ありません。見ていてちょっと面白い。 「キヨカったまねぎあげるっあーんっ」 さりげなく自分が嫌いなものを渡してくるあたり、本当に面白いです。 「チェル、それ残したら今度倍食べさすぞ」 御主人様が家主というより保護者というか、お父さんぽいのも面白いです。 言動だけ見ると兄弟のようなのに、御主人様が明らかに数段上なのが面白いというか。 しみじみそう思っていると、今度は私が睨まれました。 「お口に合いませんでしたか?」 恐る恐る訊ねると御主人様は首を振り、すっかり冷めたスープを一口。 「お前はもっと食え」 「あーキオちゃんはもっと食うべき。もっと脂肪つけて。肉食べて肉」 脂肪…。 今日の調理に使った肉の正体を私は知りません。 ただの赤身肉。 四足なのか、二本なのか、それとも羽があるのか…。 以前よく言われた脅し文句は、『牧場かそれとも…』 ヒトって希少らしいですが、それってどれくらいなんでしょうね。 最高級黒毛和牛とか、そういうレベルでしょうか。 音楽と美食に囲まれたメタボ生活なら諦めつくのかなぁ…。 「ところで獅子の国ではネコを食べるという噂ですが、他種はカニバリズム適用外なんでしょうか?」 「オレ、肉食わないからわかんなーい。別の意味では全種族食うけど。はいキヨちゃん、あーん」 ふと思った事を口に出したら御主人様に睨まれました。 ご飯中にする言葉ではありませんでしたね。反省。 トマト美味しいです。 「かにぼり?カニが食べるの?」 「ちーうになら食べたよ。砂漠で、おかあさんとおとうさんがいたとき」 「うに?」 「とげが生えてて、おいしい」 良く判らない会話を交わすお子様二人。 ジャックさんが砂漠でうに?とか呟くと御主人様が平然と頷いていたあたり、この世界はすごいなーとおもいました。 砂漠産うに 地底湖とかで海に繋がってるとか、そういうのなんでしょうね、きっと。 美味しいのかなぁ、砂漠産うに。 お寿司、食べたいなぁ…。
https://w.atwiki.jp/maplestorynext/pages/138.html
クエスト名 太陽と月になった兄弟 期間 なし 前提クエスト なし レベル制限 Lv37以上 職業制限 なし 発生場所 下町 発生対象NPC アサヒ 攻略 丈夫な縄x20つるつる油をアサヒに渡す。 報酬 ?
https://w.atwiki.jp/dream31end/pages/18.html
各うp主様に感謝!! 一応書いておきますが、YouTubeには合法動画しかないという考え方です。 僕がアップロードした動画は有りませんので、万一違法動画が含まれていた場合は、YouTubeに直接ご連絡下さい。 僕はタグを使って、このページでも再生出来るようにしているだけです。 また、YouTubeには、年齢制限の有る動画は無いという認識です。 合ってます……よね? もし違ったなら、メールで言って頂ければ、気付き次第修正し、当該リンクをリストから排除します。 ※通常2・3日以内、遅くても一週間以内には確認してます、僕か僕PCに何か(風邪ダウンでPC不可とか)が起きていなければ。 エロゲ関連でも、動画自体にアダルトな描写が無ければ、アダルトな要素には“該当しない”という解釈です。 『アダルト』の解釈は色々有ると思いますが、先述の通り『YouTubeにアダルトは無い』という認識です。 公式ガイド参考ページ 再生するには下のリンクをクリックして下さい。 【初音ミク】 グロリアス・ワールド 【オリジナル曲PV】 輪舞-revolution 小清水亜美Ver FULL 【巡音ルカ×初音ミク】instinct【百合PV注意 magnet【初音ミク・巡音ルカオリジナル】+mp3♫ 【巡音ルカ】 革命 【オリジナル曲】 【巡音ルカオリジナル】Change the world +mp3♫ 『巡音ルカ』最後の女王『オリジナル』 【巡音ルカ】 タワー 【アニメPV風】 闇夜に踊れOPムービー 【初音ミク・巡音ルカ】太陽と月のロンド【オリジナルPV】 【作業用】カラホワ主題歌ハードコア版 フル 視聴PV 【HD】 HD 【カラホワ】COLOR OF WHITE 先行PV【100円エロゲ】.mp4 ウィッチズガーデン オープニングムービー 悲しみは誰の願いでもない 削除されてます……orz 乙女が紡ぐ恋のキャンバス ~二人のギャラリー~ - OP 『アクロウム・エチュード Canvas4』 オープニングデモムービー ガンナイトガール [Gun Knight Girl] OP HD ピュアガール [Pure Girl] OP HD 紅蓮華 OP 「BLAZE MOMENT ~紅蓮浄歌~」 【1080p】月に寄りそう乙女の作法 OP アップコンバート 恋剣乙女 - OP ツクモノツキ - nao 【初音ミクMikuHatsune】月夜ノ桜【オリジナル曲・OriginalMusic】 fripside - hurting heart Fripside-Sky fripside- escape (version 2008) Fripside-Split Tears 【高音質】 fripSide last fortune 【Full HD】HesitationSnow - fripSide HesitationSnow - fripSide【修正版】 fortissimo-the ultimate crisis- - fripSide Fripside-Crescendo 絆-kizunairo-色Full 『I miss you』 full FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 ED coorie ウソツキ Look at me (School Days) 【Full HD】Mind Resolution - 片霧烈火[Rekka Katagiri] 氷華の舞う空にOPFull カタチないキオク 「氷華の舞う空に」OP
https://w.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/518.html
太陽と月と星がある 第四話 今日も今日とて雪が降るネコの国のとある地方都市。 窓の外はこんもりと雪が積もり、イヌもネコもネズミも子供は外を駆け回り、 大人は無言で帰宅を急ぐ。 そんな姿を窓から眺め、ああ、部屋の中っていいなぁとしみじみ思う今日この頃です。 ヘビな御主人様は、冬眠したいと言いながら日々を過ごしています。 あまりに朝辛そうなので、湯たんぽになりましょうか?と訊ねたら返事をしてくれませんでした。 失敗。 御主人様曰く、「居候一号」のサフは雑種らしいのですが、毛色は黒銀と灰白の毛皮をした狼顔のわんこです。 今は冬毛で覆われ、まるでぬいぐるみのようです。 小さな体に不釣合いな太い手足。 しかも肉球ピンク。 尖った耳の内側もほんのりピンク。 鼻先もまだらピンク。 眼だけが薄い蒼で、将来の姿をいやおうなく期待させます。 そんなナリで私の服の裾を掴み、きらきらした目で 「キヨカ、耳かきしてくれる?」 「ぜひ」 世の中に神様っているんだなー、と思う瞬間です。 現金だなぁ、私。 「サフずるい。ちーも」 「喜んで」 ふにふに幼女とふわふわワンコの両手に花状態です。楽しいです。 背後から凄い目線を感じるのですが、きっと気のせいだと思う事にします。 ジャックさん、そろそろ帰らないと夜道は危険ですよ。 ですから帰りましょうよ。明日に響きますよ。 居候とペットではどちらが格上か微妙なラインだからなのか、 外見上は私の方が年上だからなのか、二人ともまだ子供だからなのか、 サフもチェルも私がヒトだということをあまり気にせず接してきます。 というか、まだ二人は親元にいるべき年代だと思うのですが…ペット風情が何か言える立場でもありませんけど…。 サフの頭を膝に乗せていると、隣に座っていたジャックさんがテレビを見ながら口を開きました。 「キヨちゃん、なんか欲しいものある?」 不意にそんな事を言われ、一瞬ピンク色の扉を連想してしまいました。もちろん大竹のぶ代ボイス。 今は綿棒で耳をいじっているんだから、…動揺、させないで欲しい。 「そうですね、明日食べたいものありますか?」 「んーとね、ちーはねー、シチューがいいな」 ジャックさんの膝の上に座ったチェルからテレビから目を離さずに返事が来ました。 「なら、肉とパンとキノコが欲しいです」 「じゃーオレは豆も入れて欲しいなー」 「善処します」 闇鍋シチューか、そういえばカレーがあると知った時、御主人様に「マジで!?」とか言っちゃったんですよね…。 ジャックさん曰く『王都の方には専門店もある』そうなんですが、 なにせここはネコの国でも地方の方なので山の幸に恵まれていても、手に入らないものが多いのが…。 御主人様は流通がどうとか、大手企業の市場寡占がなんとか言っていましたが、結局カレーのルゥは手に入らず。 私は香辛料から作る技能は持っていませんので。 ああ、あつあつのねぎたっぷりカレーうどん。 福神漬けたっぷりの大盛りカレーライス…。 思わず遠い目になってしまった自分に叱咤し耳かきを再開しようとした所、 膝がぬるりとしたので見下ろすと、サフがよだれを垂らして寝ていました。 子供だから仕方ないとはいえ…。 ぬるぬる…。 悪戯心で耳に息を吹き込んだら、ひゃうんとか言われました。かわいい。 「起きました?」 「どきどきした」 口元を拭ってあげお風呂に入るというのを見送り、次のチェルを探すと何故かジャックさんがスタンバってました。 いや、ぐって、親指立てられても…。 チェルは食卓にノートを広げ、鉛筆を握り眉間に皺を寄せています。 ああ、お勉強タイム突入でしたか。 御主人様が隣に座り、何事か教えているのが微笑ましいというか、なんというか、なんというか…。 いいなぁ…勉強…。 「さあさあ、キユちゃん!初えっちみたいに優しくしてね!」 成人ウサギの頭、重いです。 いきなり足が痺れて来ました。 ああ、触られると余計に痺れがっ 「めいどさんのひざまくらーひざーふっともー …また甘いもの買って来るから、もうちょっと柔らかくなろうね」 この人、ホントなんでネコの国にいるんでしょうか。 足の痺れが治まったので耳をひっくり返し観察。 あ、汚れてる。 さすがに自分でするのは限界があるのか、非常にやりがいのある事になっています。 いやいや、別にわくわくだなんてしてませんけど! していませんよ?ホント、気のせいです。 深呼吸して、意識を集中し ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「あっ いたいっ もっとっ 優しくっ あぁっんっ やぁっ」 騒音が気になるものの、気に留めずに集中。 凄いです。大きな耳だけに凄いことになっています。 手持ちの綿棒が使い物にならなくなったので選手交代を考えていたところ、 ふと手元が暗くなり、照明の方を振り返ると御主人様が無言で佇んでいました。 逆光で表情は分かりませんが、手には雑巾を持っています。 「これから拭き掃除されるんですか?」 手を止め訊ねると、御主人様は尻尾をうねらせ、重々しく頷きました。 「 ぎゃあっ ちょっ きよちゃっ!?つつめた!つめた!!! だっ がっくん!!! ああああああああああっ え? あ そこはやめっ 耳はっ耳はっ アーッ 」 いつも口数が少なくて表情の分からない御主人様ですが、ジャックさんとはよくじゃれています。 じゃれるときはいつもある眉間の皺がとれ、ほんの少し口元が吊上がり笑顔らしきものが浮いているように見えます。 美少年は笑顔もいいなぁ、と心の中で感嘆したり。 ジャックさんが私で遊んでいると、御主人様が乱入というのがパターンなようです。 仲いいなぁ。 あ、ちなみに私は遠くからお二人を見守っています。 ノートを広げ、悪戯を増やしているチェルを見ると、不満げに唇を尖らせていました。 「いいなーたのしそうーちーもあそびたいなー」 「もうちょっと頑張ってから加わってください」 ところで、いつの間にかお風呂から出たサフが物凄い勢いで落ち込んでいるのですが、何があったんだろう。 声をかけたら物凄く気まずそうな表情を浮かべられました。 なんでだろう…嫌われるようなこと、したかな…。 *** 「おい、」 チェルのノートを見せてもらっていると、御主人様からお呼びが掛かりました。 妙に満足げな雰囲気を漂わせています。 その後ろではジャックさんが女の子座りで耳を撫でながらなにかブツブツ言っているのがホラー過ぎます。 なんか、……事後っぽくて凄くイヤ。 いえ、御主人様の行動に口を出す気はありませんが、……なんとなく。 「なんか、欲しいものないのか」 流行ってんでしょうか、その質問。 「明後日の晩御飯のおかず ですね。あと小麦粉が切れそうです」 御主人様の眉間がぴくっとなりました。 何が失言だったのか……。 「あ、入浴剤もそろそろ空になりそうです」 「そんなもの、自分で買いに行け」 さっきと打って変わって固い口調です。 もしやお怒りですか。 確かに御主人様かサフしか買い物にはいけないとはいえ、御主人様をパシらせるのは問題です。 まぁ私もここで飼われる様になってずいぶんと体力戻ったし、買い物ぐらいは行けるかもしれません。 その前に問題がありますが。 「それなら、必要なものがあるんですが」 子供の前で言うのはちょっと触りがある気がします。 いえ、私がヒトだって言うのは二人だって分かりきっていることなんですが、そういう配慮って子供には必要な気がするので。 多分、……まだ。 席を立って御主人様の横に立ち、お耳を拝借。 ターバンの裾が頬をくすぐるのがちょっとこそばゆい感じです。 「外に出るなら、首輪が必要なんですが」 御主人様の目が見開かれ、ウサギだけにやっぱり聞こえたのか、いつの間にか復活したジャックさんが眼を瞬かせました。 「ほら、無いとノラだと思われますし」 御主人様はヒトを飼うことに関して疎い部分が多いようです。 というか、普通はこういう知識が必要ないんでしょうから仕方ないことなんでしょうが。 そういえば、首輪っていくらぐらいするんだろう? あまり高くなければいいのですが…。 初めて着けられた時はあんなに必死で抵抗したのに……皮肉な話です。 「キラちゃん、ちょっとここ座って」 ジャックさんが床を指したので取り合えず正座。 また名前違うけど、もう訂正するのも面倒です。 足に御主人様の長い尻尾がちょっと当たるのは多分役得。 ひんやりざらすべ。 出来ればいつか触らせてもらいたいなぁ……。 そして、ジャックさんは無言で懐をまさぐり、出てきたのは太い皮製の首輪、鎖つき。 準備万端ですね。 買う手間が省けたというか、常備しているジャックさんはいったい何者なんだろう…… ……ホントに、医者なんだろうか。 ジャックさんはソレを私の前に差し出し、真面目な顔になり 「これ付けてちょっと上目遣いでオレの事、御主人様っ(はぁと)て呼んでみ゛っ!!」 御主人様の尻尾がジャックさんの頭に見事ヒット。 凄く痛そうな音が響きました。 「ジャックさん、大丈夫ですか?」 「大丈夫じゃないのは、お前の頭だ―――ッ!!」 御主人様、ご乱心。 肩を捕まれ、かくかく揺すぶられました。 目が回る目が。 御主人様、指に圧力掛かりすぎです。 「キヨカーもうねるから、お話して」 動きが止まりました。意図的かどうか分かりませんが、チェルに感謝です。 しかし手は放されたものの、頭の中がくるくる……。 ううチェル更に肩揺すぶるのやめて下さい……。 「お話、今日どんなのがいいですか?」 御主人様、また怒っているみたいで、無表情です。あー……。 「あのね、この前のゾウの話がいいな」 *** チェルのリクエストに応え、更に町のネズミと田舎のネズミまで語って疲労困憊です。 途中からもぐりこんで来たサフもついでに寝かしつけ、気分はお母さんです。 いえ、自分がヒトだとは自覚していますが、やっている事は大体そんな感じなので……。 あんなパワフルなお子さんを育てるんだから、この世界のお母さんて最強なんじゃないでしょうか。 起こさないようにそっと部屋を出ると、キッチンに御主人様がいらっしゃいました。 ジャックさんはもう帰ってしまったのか、気配がありません。 まだ怒ってるのかなー…と様子を伺ってみれば。 一人晩酌。 御主人様、侘しいです。 尻尾も心なしか元気がありません。 せっかくの美形台無しです。これはいけません。 試しに作ってみた味付け卵と自作漬物…もといピクルスを小皿に盛って空いている椅子へ。 先日からお酒禁止を言い渡されてるので私は飲みませんが。 言われなくても言われなければ飲みませんけど。未成年だし。 「御主人様」 睨まれました。その上、溜息です。ここは機嫌をとりたい所です。 取り合えず、おつまみを差し出してみました。 御主人様が卵好きと言うのは把握済みです。 「宜しかったら」 無言でつまむ御主人様。指先が綺麗です。 ええ、手フェチですが、なにか? ちなみに御主人様の口元がちょっとだけ緩んだのも見逃していませんよ。 役得です。 「いかがでしょうか?塩足りていますか?」 あっという間に無くなってしまったのが返事だと思うことにします。 「あのですね、御主人様」 あれ、微妙に眉間に皺が寄ってしまった。 無言でグラスを傾けています。 「先程の首輪の件なのですが」 こちらを見る御主人様。 御主人様の瞳はヒトと違う虹彩で思わず見入ってしまいます。 ああ、もしやこれがヘビに睨まれたカエル状態…ちょっと違うかな。 「良く考えたら、首輪はマズいので撤回させて頂こうかと思いまして」 グラスが空のようなのでお代わりを注いで、 「ヒトが居るって思われたら、強盗とか来ますから」 多いみたいですよ。ヒト=落ちモノ=高価=お金持ちですからね、普通。 「みなさんに何かあったら大変ですし」 …なんで眉間の皺が深くなってしまうのでしょうか。 何か言いたげでしたが、結局何も言わず…この無言に凄く緊張するんですけど…。 不意に手を伸ばされシャツの襟を捲られました。 まさか、ここでするんですか、あ、まだお風呂入ってないんですけどーいいのかなー第一回目ここで… 「おまえなぁ」 御主人様、いきなり脱力しています。何か萎えるようなことしましたか、私。 もしや内心を発言しましたか。それは相当恥ずかしい。 「痛いならいえ、痣になってるじゃないか」 顔近いです。 「どこですか?」 「ここだここ、さっき掴んだときだな、早く言えバカモノ」 ああ、かっくんかっくんされた時ですか。角度的に見えないのですが、…後で見ておこう。 「気がつきませんでした」 アレくらい、痛いの内に入りませんし。 「いや、俺が悪いんだが、お前も… なんでもない」 そう言って、鎖骨の辺りをまじまじと見つめ、 私の顔を見て―――手を放し、早く服を戻せとぶっきらぼうに言われました。 言われたとおりボタンを嵌め、見上げると何故か苛立った表情で指先で顎骨を触られました。 「お前、もうちょっと食え痩せ過ぎだ」 「御主人様、デブ専でしたか。これは意外」 あ。 でこぴん一回で済みました。 痛かったです。
https://w.atwiki.jp/sonicworldadventure/pages/21.html
メダルの位置 普通だったら行かないようなところや、ショートカット上に配置されていることが多い。 なお、エッグマンランド以降のステージ(ボス戦含む)にメダルは設置されていない。 メダル取得映像リスト(海外のユーザーのYouTubeチャンネル) メダルの位置アポトス:ホワイトアイランドact1 アポトス:ホワイトアイランドact2 アポトス:ホワイトアイランドact3 スパゴニア:オレンジルーフスact1 スパゴニア:オレンジルーフスact2 スパゴニア:オレンジルーフスact3 マズーリ:クレイキャッスルact1 マズーリ:クレイキャッスルact2 マズーリ:クレイキャッスルact3 チュンナン:ドラゴンロードact1 チュンナン:ドラゴンロードact2 チュンナン:ドラゴンロードact3 ホロスカ:クールエッジact1 ホロスカ:クールエッジact2 シャマール:ホットデザートact1 シャマール:ホットデザートact2 エンパイアシティ:スカイクレイパースキャンパーact1 エンパイアシティ:スカイクレイパースキャンパーact2 アダバタ:ジャングルジョイライドact1 アダバタ:ジャングルジョイライドact2 アダバタ:ジャングルジョイライドact3 ボス戦関連 アポトス:ホワイトアイランドact1 昼 無し 夜 太陽 最初の敵が出現する広場の右の壊せる扉の中。 月 上と同じ広場の右奥の木。 太陽 その後段差をBボタンで上った先の左の壊せる扉の中。 月 2の通りの途中の右側の壊せる扉の中。 月 レバーを押して動く足場の上。 太陽 最初のチェックポイントの右後ろ。 太陽 最初のチェックポイント後の敵が大量にいる広場の壊せる扉の中。 月 広場から出てすぐ左壁沿い。自転車近く。 太陽 2つ目のチェックポイント後の細くなってる道手前の左の階段の影 太陽 2つ目のチェックポイント後の細くなってる道の上 太陽 3つ目のチェックポイント右の影 太陽 3つ目のチェックポイント後の赤と緑の石があるエリアの壊せる扉の中。 月 上と同じエリアの右奥の階段を上ったところ。木箱を利用する。 太陽 上と同じエリアの一番左奥の階段を上ったところ。 太陽 4つ目のチェックポイント後、左奥。 月 上と同じエリア、つかめるモンスターの先の鉄棒 アポトス:ホワイトアイランドact2 昼 太陽 最初の下り坂のダッシュリングをくぐった先 月 緑色のベランダ、2本目のグラインドレール乗り場 月 1つ目のチェックポイント直前 月 連続ホーミングで渡った先右側の高台 月 開けたカフェ等のある通りの教会風な建物の向かい(ペリカンがいる)、白いアーチの入り口の建物の庭 月 3つ目のチェック後のジャンプ台をブーストで飛んだレール上 月 1回目の3本グラインド後の直線上 太陽 チェック後のスプリングでレールの乗らず後ろの足場へ戻った所 太陽 別れ道を左に入ってダッシュリングをくぐった先 月 最後のチェックポイント右にある階段を降りた先 夜 最初の部屋の扉の中 太陽 最初の部屋の扉の中 太陽 最初の部屋の扉の中 太陽 最初の部屋の扉の中 月 最後の部屋 太陽 アポトス:ホワイトアイランドact3 昼 月 スプリング手前、3本レールの右 太陽 スプリング後の上のレール 月 鐘堂が見える頃、中央のレール先端からブーストジャンプで、奥のレールに飛び乗る スパゴニア:オレンジルーフスact1 昼 スタートから少し進んだ、噴水前 太陽 噴水前から少し進んだ柵の内 月 2回目のグラインドをこえたところ 月 ↑のあと、平地になった後壁に向かってジャンプ、三角跳びで進んだ先。つっきると後戻りできなくなる。太陽 連続クイックステップのあとの坂途中 月 塔内部の鉄球大量箇所、最後の鉄球かたまりの上 月 レーザー攻撃のあと、坂を上らず右側の噴水から 太陽 屋根を渡っていくところで、エッグファイターがポツポツいるところ。チェックポイント前 月 チェックポイントあと、ジャンプして上のグラインド ?の発射台から 月 下り坂の樽でトリックを決めた後 月 夜 スタート地点広場のドアを破壊できる建物の中 太陽 最初のチェックポイント後、最初の建物の掴める屋根を伝った先、柵で囲まれたスペース 太陽 最初のチェックポイントから少し進んだ地点 建物から降りた後階段上の足場を伝った先の建物屋上 太陽 2番目のチェックポイント後、路地裏 赤い石の向かい側 太陽 巨大なタルで開ける柵の奥、上にある足場の箱の裏 太陽 4番目のチェックポイント後、先に進まずに左に進み、箱を使って足場につかまった先のドアを壊せる建物の中 月 4番目のチェックポイント後、二つ目の広場のドアを壊せる建物の中 月 同広場、建物の屋上 月 同広場、ドアを壊せる建物の中 太陽 5番目のチェックポイント後、大きな樽がセットされてた奥 月 ↑の柵を挟んだ坂の上 太陽 6番目のチェックポイント後の広場の左奥 月 7番目のチェックポイント後、右手前の一枚目の歯車の電極の裏 月 8番目のチェックポイント後、壁のくぼみ 太陽 9番目のチェックポイント後、壁のくぼみ 太陽 10番目のチェックポイント後、二つ目の時計を落ちた足場奥 太陽 スパゴニア:オレンジルーフスact2 昼 太陽 連続ホーミングアタックから上った台でエアブーストで2番目の台に乗って取る 月 太陽のメダルのすぐあとの進行上 月 ダッシュリングの少し奥 ※3ラップステージ スパゴニア:オレンジルーフスact3 昼 月 2番目の谷 太陽 棒スプリングで上った先 月 移動床から三角とび後 マズーリ:クレイキャッスルact1 昼 月 チェックポイント後、道なりに進んで飛んだところ。 太陽 鉄棒の一番上。 月 上へ行く連続ダッシュリング後、火を吐く敵の近く。 月 2つ目のチェックポイント後、2つ目のリフト手前。 太陽 3つ目のチェックポイント後、火を吐く敵の手前の空飛ぶいかだの左。 月 スプリングポール後、浮かんでいる敵の連なり後。 月 4つ目のチェックポイント後の広い道。(5つ目チェックポイント手前。) 太陽 2Dエリア一番下、スライディングで進むところを三角跳びと鉄棒で上がったところ。 月 2Dエリア、いかだが上下に動いてるところの一番上。 月 鉄棒がたくさんあるところの下。 夜 太陽 スタート地点左の草むらの先、骨が二つあるところ 太陽 スタート地点左奥 太陽 その後の部屋の入ってすぐ右に行ったところの木の後ろ 月 3と同じばしょの上下させる足場の手前側に飛び移りポールがあるのでその先 太陽 チェックポイントのすぐ右後ろ 月 敵を投げてスイッチを入れる足場一つ目の下 太陽 6の足場上 月 6の足場を渡った後、右側の壁伝いに行った先 太陽 6のチェックポイント後、上っていって突き当たった壁の左側小部屋 太陽 9の場所を上っていった先の平均台 太陽 敵投げスイッチ2箇所目 月 11のスイッチ2つとも入れて上がれる足場 月 12の先、敵スナッチして行ける足場 太陽 13の足場下 太陽 14の後のチェックポイント下 月 15の後の部屋左の小部屋 マズーリ:クレイキャッスルact2 昼 月 右から2番目カタパルトからブーストで跳んだところ 月 ↑から次のカーブ 太陽 ↑から次のカーブ ※3ラップステージ 夜 太陽 スタート開始直後 後ろに戻り右の壷 太陽 スタート開始直後の平均台左 太陽 いかだをわたり右 月 チェックポイント通過後 太陽 つかめるモンスター手前 マズーリ:クレイキャッスルact3 昼 月 開幕すぐのショートカット上 太陽 ↑から下段に下りず、そのまますすんだところのスプリング 月 ↑からさらに進んで、鉄棒から飛んだ先の針の手前 チュンナン:ドラゴンロードact1 昼 月 2つある緑箱の、右側に隠されたバネで飛んだ先のレール。 月 1の直後の下り坂中腹でジャンプブースト→ダッシュリング 月 チェックポイント後のループ終了直後のダッシュリングで行ける上ルートの途中 月 回転足場直後のレール2本目 月 4の直後に通る建物の中。減速してタイミングよく飛び降りる 太陽 水上ダッシュ地帯、ひとつ目の曲がり角。真正面のパネルに乗ればOK 月 水上廊下の屋根。水上ダッシュ地帯終了後空中ブースト→トリックリングで 太陽 龍の通路。少し手前の分岐で上ルートへ(要ライトダッシュ) 太陽 棒バネのある壁の下が少し空いている。そこを通った先 月 2回目の回転足場地帯、3つめの足場 夜 スタート真後ろ 太陽 花の敵の裏側の壊せる壁の先 太陽 ↑の先の右側の小部屋の中 太陽 レバーで開けたドアの裏右。最初のチェックポイント 太陽 レバーで開けたドアの裏左 最初のチェックポイント 太陽 太陽のメダル5つめ先の右側の岩を壊した先にある家の右側 月 強制戦闘直後の右側にある小屋の中 太陽 その小屋の左側 太陽 5連花の滝の所。ぎりぎり木箱に飛び乗れる 月 チェックポイント前の掴まれる場所の下 月 棒でジャンプした後浮かんでる敵の連なりの先 月 棒でジャンプした後浮かんでる敵の連なりの先 太陽 ↑屋根の淵につかまり、その先にある龍の道の先 月 マザーがいるところを左に進んだ先にある円形の足場 太陽 ゴールがある場所から右にむかってダッシュジャンプした先 太陽 ゴールがある場所から右にむかってダッシュジャンプした先 月 チュンナン:ドラゴンロードact2 昼 水上を走り、ホーミングアタックで到達するダッシュリング 月 中盤の黄色いレール上 月 後半の黄色いレール上 太陽 夜 最初の平均台 太陽 最初のチェックポイント通過後、樽の置いてある足場の裏 月 2回目のチェックポイント通過後、連続ノコギリを越えた足場の右裏 太陽 赤スイッチ設置後の空中足場 太陽 4回目のチェックポイントのある足場の左裏 太陽 チュンナン:ドラゴンロードact3 昼 最初の台の中央柵の中、となりの台の高いところから飛び乗る。月 最初のスプリングの後 太陽 最初のライトダッシュ箇所 月 ホロスカ:クールエッジact1 昼 最初の敵がいるところの雪玉の中 太陽 ループの道途中 月 スイッチの前 月 1回目のボブスレーのトゲトゲとトゲトゲの間 太陽 ボブスレー2D場面の上の道 太陽 トンネル入口 月 海の途中に敵が5体いる場所 月 ストンピングで氷の板割るとこの2Dエリアの下のルート(下から上へ連続ダッシュリングでいくところのRampを使わずそのまま落ちる) 月 2回目ボブスレーのジャンプ台を使ってジャンプした先 月 ゴール前のジャンプ 月 夜 最初の氷の足場の途中 太陽 第3チェックポイント近くの崩れる棒を登った先 太陽 ↑の近くの引き上げ扉の中 太陽 足場や棒が崩れるところを渡った上の綱渡りの先 月 回転レバーで動かす足場の上 太陽 回転レバーがあるエリアの水の上にある氷の足場のとこ 月 ↑の近くの連続で棒を飛び移るとこの途中 太陽 ↑の連続棒を飛び終えた後、道なりに回り込んだとこ 太陽 氷の柱近くの扉の中 月 氷の柱壊して道作って上に登った先の雪玉の中 太陽 最初のスライダーの途中 太陽 ブロック使って上に登った先 太陽 ツララで渡った先 月 二回目のスライダー途中 太陽 足場が崩れるとこの左のツララを渡った先 月 最後の敵ラッシュエリアの左側裏 月 ホロスカ:クールエッジact2 昼 序盤の海上 月 中盤の足場 月 後半のカーブ 太陽 ※3ラップステージ シャマール:ホットデザートact1 昼 太陽 ライトダッシュで飛ぶ。レバーニュートラルで。 月 1の直後の直角カーブ手前、右側の家の影。 月 ヘアピンカーブの内側。手前に隠されたダッシュパネルに乗ると自動入手。 月 チェックポイント後の2Dステージ、ジャンプセレクタで上に飛ぶ→ライトダッシュ。 太陽 4の手前で下段ルートに。テントの屋根に乗ってジャンプ→ブースト。 月 長い直線コース、右レーンのジャンプ台に乗る。 月 6の後の2Dステージ、グラインドレールの下。下ルートから上るのが楽。 月 7の後の3Dステージ、序盤のループ終了直後にジャンプして進んだ先。 太陽 ループ後のコマンド入力成功で自動入手。 月 終盤の針山地帯の後、ジャンプ台に乗らず下に落ち、バネを飛び越えて左へ行った先。 夜 スタート地点の右(月) 第2チェック前の石を足場にして上る壁の突起(太陽) ↑から敵を渡ったフロアの右奥(月) 同フロアの行き止まり左側(太陽) 第2チェック直後の右奥(太陽) 4つの石を置く扉に向かって左側の茂み(太陽) 同フロア、青い石の左側の水場(月) 黄色い石の向かい側(太陽) 赤い石のあるフロア左側の倉庫(太陽) 赤い石の場所から階段を上がった雑魚ラッシュフロア奥(太陽) 石4つの扉の裏左側(太陽) 上に上る所の炎の壁裏(太陽) 左奥の柱裏(太陽) 左奥の柱の上(月) 同フロアの右側倉庫(月) ボスフロアの左にある倉庫(月) シャマール:ホットデザートact2 昼 月 2回目の連続パネルチャンプ前、敵がいる辺りにある倒れた柱の影。 太陽 2回目の連続パネルジャンプ後、崖の右 月 上の先のジャンプ台手前の右 エンパイアシティ:スカイクレイパースキャンパーact1 昼 月 最初のチェックポイント後すぐ 月 2つ目のチェックポイント手前 月 浮かんでいる敵を使っていく左ルートの扇風機のような敵の上 月 ビルの木箱に隠れてるスプリングで行った先 太陽 ミサイルを撃つ敵のいるビルの左 月 三角跳びで登った後ブーストで行ったところ 月 2Dエリアの2体の敵がいるところで上のガラスを壊していくところ 太陽 レール先の広いビル屋上 太陽 上と別ルート。浮かんでいる敵を使ったレールで右右ジャンプでいけるビルの屋上 月 ビルを駆け上った後のレール 夜 太陽 のこぎり地帯 太陽 棘付き平均台の手前の地点。看板やコンテナを壊していった先 月 そのすぐ近くの木の後ろ。ぶら下がりで 太陽 棘付き平均台途中チェックポイント。ドラム缶の後ろ 月 棘付き平均台後、スイッチのある場所のテント周辺 太陽 5の後のチェックポイントのビルにくっついてる崩れる足場 太陽 そのビルの裏側、看板を壊した先 太陽 扉を壊した先の棘付き平均台途中上空 太陽 その後のエッグマンロボと電気装置のある場所の奥 月 さらにその後の飛び移り柱の間 太陽 石を動かしてスイッチを固定する場所のはじっこを伝っていく場所 月 11の場所でビルにくっついている足場 太陽 11の場所。地面に四角い模様があるのでそこに石を持っていき、ジャンプする 月 11の場所。さらにその奥の上にぶら下がれる場所があるのでその上 太陽 11の後、飛び移り柱の間 月 ゴール真後ろ エンパイアシティ:スカイクレイパースキャンパーact2 昼 月 3回目の曲がり角 月 4回目の曲がり角の箱の中 太陽 ↑の後の直線 アダバタ:ジャングルジョイライドact1 昼 月 ステージ開始から左に行って虹色のリングをくぐって行く上段の桟橋 太陽 その下段の桟橋 月 後方視点になってすぐ 月 その直後の崖を左に行ったところ 月 水面ステージに出てすぐの水面上 太陽 そのすぐ先、右ルートと左ルートの中間くらいにある敵が3体いる小島 月 ↑ここの右ルート進んで突き当たる島の裏 月 二回目の水面ステージ、自動で進むルート上 月 ジャンプ台を連続で上に上っていく場面の、ちょうど中間位に右にある小部屋 太陽 終盤、敵がたくさんいる段差上の後方にある骨のような建物の裏 夜 太陽 スタート地点右 太陽 最初の橋の途中 太陽 最初のチェックポイント後、スイッチを押して出る足場の先の島 太陽 その島から棒を使って戻る途中 月 スイッチのある島の隣の島の側面をぶらさがり 月 崩れる足場の先の島 太陽 崩れる足場の先の島の側面をぶらさがり 太陽 2つ目のチェックポイント右の草むら 月 2つ目のチェックポイントの扉の後のステージ 太陽 3つ目のチェックポイント後、右の滝の近く 太陽 滝の裏の飛び移りポール 月 赤い石のある島の側面 月 レバーで開く扉の近く 太陽 ゴールのあるエリアのぶらさがりの敵 月 二番目のスイッチを押すところの端の草陰 太陽 崩れる飛び移りポールの先 アダバタ:ジャングルジョイライドact2 昼 太陽 スタート直後、上ルートへ向かう。その後のレール上。 月 スライディングで通れる足場の上。三角跳びでも乗れる。 月 スプリングで縦に上った後の上ルート 3週目でとれる。 ※3ラップステージ 夜 太陽 スタート地点の後ろ 太陽 スタートからすぐある上下する足場を右に曲がって渡っていったところ 太陽 チェックポイント後の敵ラッシュのある足場 月 4つのスイッチ起動後、敵に捕まっていく途中 太陽 そのあとの敵ラッシュのある足場 アダバタ:ジャングルジョイライドact3 昼 月 最初の敵を踏み台にして上ルートへ。その後ブーストで飛んだ先 太陽 カーブの後の2回目の分かれ道左側 月 カーブの後の2回目の分かれ道右側 ボス戦関連 ソニックに関しては周回コース上にすべて設置されている。オレンジルーフスは若干わかり辛い。 ウェア編もステージ上の判りやすいところにすべて設置されている。