約 716,412 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/531.html
「聖剣伝説3」のホークアイ 夜刃の使い魔 ~プロローグ~ 夜刃の使い魔 第一夜 夜刃の使い魔 第二夜 夜刃の使い魔 第三夜 夜刃の使い魔 第四夜 夜刃の使い魔 第五夜
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6699.html
「──────削除」 瀕死の連合軍の兵士に止めを刺そうとしていたアルビアン軍の兵士が、いきなり、胸を押さえながら倒れた。 「──────削除」 ドラゴンにまたがり、連合軍の兵士と空中で魔法のぶつけ合いをしていたアルビアン軍の兵士が、急にぐったりとして動かなくなった。 「──────削除」 地上で前線の指揮を執っていたアルビオン軍の部隊長の一人であろう男が、突然、杖を握りながら地面に前のめりになり、ぴくりともしなくなった。 「次、あれ! 次、あれ! 次! 次! 次!」 「削除! 削除! 削除! 削除! 削除! 削除!」 ルイズは己の使い魔とともに、ドラゴンに乗って戦場の上を飛び回っていた。 ときに上空数百メイルで行われている空中戦の合間を縫いながら旋回し、ときに地上スレスレまで低空飛行を行い、まさに縦横無尽であった。 使い魔は黒いノートを片手にルイズに指示された方向を凝視したのち、そのノートにひたすらペンを走らせていた。 一方、ルイズは時々飛んでくるアイスやファイアなどの魔法を、自分の爆発魔法で相殺していった。 「魅上、次はあれ──」 「久しぶりだな、ルイズ」 ルイズは、連合軍の兵士が一塊りになっている所に向けて呪文の詠唱を始めたアルビオン軍の兵士に目星をつけた。 そして、使い魔に指示を出そうとしていた矢先、ルイズたちの前に、グリフォンと風竜に乗った羽帽子と口髭が凛々しい長髪の男が現れた。 「ワルド様! いえ、ワルド!!」 「こんなところで再会するとはな」 その男は、風系統のスクウェアメイジで、トリステイン王国に三つある魔法衛士隊の1つ「グリフォン隊」の隊長であるワルドであった。 ルイズの許婚でもあった。しかし、少し前にアルビオンでルイズと結婚式を挙げていた最中、ルイズに拒絶され、逆上。 殺害を試みたものの、その場にいたウェールズ王子の活躍により失敗に終わった。以来、姿をくらましていた。 「魅上、目の前の男よ!」 「ルイズ! 仰せの通りに!」 ルイズの言葉に呼応し使い魔はそう叫び、ワルドを一瞥したあと、手持ちの黒いノートに 〈 ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド 〉 と、書き込んだ。 「なんだい? その平民の使い魔が何かしてくれるっていうのかい?」 「ええ、そうよ」 ワルドは、何故ルイズがまるで己の勝利が確定しているかのようにそう言ったのか理解できなかった。 平民の使い魔が、貴族にかなうものか。はったりに決まってる──── 少し動揺しながらも、しばらく考え込んだのち、そう結論付けた。 「ふん、杖もなしにか。仮に何か特別な能力を持っていようとも……もう遅い! ルイズ、これで君とはお別れだ!」 ワルドはそう宣言し杖をルイズたちに向け、ルイズたちを葬り去るため呪文の詠唱に入った。 このときワルドは、自分が考え込んでいる間、ルイズたちが杖も構えず何かを喋っていたことには気づけなかった。 「ワルドの名前を書いてから何秒たった?」 「…………35 36 37 38」 「39」 「ワルド、私の勝ちよ!」 「40!」 ルイズの使い魔がそう叫ぶと、ワルドは詠唱を完了することができなくなった。 なぜなら、ワルドの心臓は止まってしまったからだ。 「うぐっ……な、ぜ……だ…………」 ワルドは、そう呟き、絶命した。 『DEATH NOTE』より「魅上照」を召喚
https://w.atwiki.jp/nocturnerebirth/pages/59.html
[ 概説 ] [ 属性別 ][ 生息域別 ] [ 能力値解析 ][ 能力値一覧 ] [ 闇 ][ 光 ][ 火 ][ 冷 ][ 風 ][ 雷 ] ミストアイ/Mist Eye サーペント/Sea Serpent ナイトリザード/Knight Lizard 氷狼/Fenrir フローズン/Mistic Frozen 岩土竜/Earth Dragon イビルブレード/Evil Blade リヴァイアサン/Leviathan ミストアイ/Mist Eye コア・オブジェクト 霞の瞳 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 3 Atk 28 Str 28 闇 1 死 2 HP 32 Mag 40 Int 41 火 2 毒 1 MP 31 Tec 40 Dex 41 雷 2 麻痺 2 Vital 35 Def 37 Vit 35 光 2 衝撃 2 Mental 37 Reg 40 Men 37 冷 3 沈黙 2 Speed 28 Eva 37 Agi 28 風 2 暗闇 3 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 呪響の瞳 - 2 24 24 6 0 100 物 Mag依存、イビルアイ有効 Passive Skill なし その他 物理耐性3(ダメージ半減) この使い魔を編集する サーペント/Sea Serpent コア・オブジェクト 硬い背鰭 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 9 Atk 38 Str 38 闇 2 死 2 HP 72 Mag 50 Int 55 火 1 毒 2 MP 48 Tec 44 Dex 46 雷 2 麻痺 1 Vital 50 Def 47 Vit 55 光 2 衝撃 2 Mental 47 Reg 44 Men 50 冷 3 沈黙 2 Speed 35 Eva 44 Agi 35 風 2 暗闇 3 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 水激波 - - 20 30 4 0 100 物、冷 複数 Passive Skill スキル名 LV 効果 SP 解説 カウンター 1 8 2 敵の物理攻撃に対し、一定の確率で反撃を行う。 この使い魔を編集する ナイトリザード/Knight Lizard コア・オブジェクト ラウンドシールド 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 11 Atk 40 Str 41 闇 2 死 2 HP 76 Mag 43 Int 45 火 1 毒 2 MP 12 Tec 46 Dex 49 雷 2 麻痺 1 Vital 53 Def 46 Vit 49 光 2 衝撃 3 Mental 46 Reg 43 Men 49 冷 3 沈黙 2 Speed 37 Eva 43 Agi 37 風 2 暗闇 2 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 氷塵剣 - 4 32 40 8 0 100 物、冷 沈黙 自己修復 - - 10 20 16 0 100 物 回復 Passive Skill スキル名 LV 効果 SP 解説 リジェネレーション 1 4 3 再生能力のスキル。戦闘時、自動で傷が癒える。 この使い魔を編集する 氷狼/Fenrir コア・オブジェクト 氷狼の牙 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 19 Atk 51 Str 56 闇 2 死 2 HP 80 Mag 59 Int 70 火 1 毒 2 MP 47 Tec 59 Dex 70 雷 2 麻痺 1 Vital 69 Def 64 Vit 91 光 2 衝撃 2 Mental 59 Reg 59 Men 70 冷 3 沈黙 2 Speed 47 Eva 54 Agi 50 風 2 暗闇 3 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 氷塵撃 - 4 36 40 6 0 100 物、冷 沈黙 凍牙 3 6 27 38 0 50 150 冷 凍衝刃 2 7 24 36 2 55 175 冷 小範囲 氷結の矢襖 1 8 22 38 4 55 200 冷 小範囲 Passive Skill スキル名 LV 効果 SP 解説 カウンター 3 14 3 敵の物理攻撃に対し、一定の確率で反撃を行う。 この使い魔を編集する フローズン/Mistic Frozen コア・オブジェクト 氷の石 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 21 Atk 55 Str 63 闇 2 死 2 HP 84 Mag 69 Int 91 火 1 毒 3 MP 67 Tec 69 Dex 91 雷 2 麻痺 2 Vital 52 Def 69 Vit 58 光 2 衝撃 2 Mental 58 Reg 63 Men 68 冷 3 沈黙 2 Speed 50 Eva 58 Agi 55 風 2 暗闇 1 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 永久凍土 - - 96 60 0 0 100 物、冷 自爆 凍牙 3 6 27 38 0 50 150 冷 凍衝刃 2 7 24 36 2 55 175 冷 小範囲 氷結の矢襖 2 9 24 42 4 60 200 冷 小範囲 Passive Skill スキル名 LV 効果 SP 解説 ミラージュ 3 16 4 物理攻撃を行った際、低確率で連続攻撃を行う。 ロイヤルクレスト 3 14 4 最高位魔術を詠唱した際、一定確率で大魔術が発動する。 この使い魔を編集する 岩土竜/Earth Dragon コア・オブジェクト 巌の甲羅 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 26 Atk 70 Str 93 闇 2 死 2 HP 54 Mag 73 Int 100 火 2 毒 2 MP 19 Tec 80 Dex 119 雷 1 麻痺 1 Vital 73 Def 106 Vit 100 光 2 衝撃 3 Mental 73 Reg 106 Men 100 冷 3 沈黙 2 Speed 48 Eva 67 Agi 52 風 2 暗闇 2 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 ストーンブレイク - - 48 60 8 0 100 物 フレアショット - - 60 40 10 0 100 物、火 フレアバースト - - 36 40 12 0 100 物、火 広範囲 ノヴァストライク - - 60 40 14 0 100 物、火 Passive Skill スキル名 LV 効果 SP 解説 パーリング 4 12 4 敵の物理攻撃を、一定の確率で無効化をする。 シャープネス 4 35 5 鋭い刃で致命打を繰り出す。クリティカル発生率が上昇する。 この使い魔を編集する イビルブレード/Evil Blade コア・オブジェクト 血霞の剣 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 29 Atk 76 Str 108 闇 3 死 2 HP 131 Mag 88 Int 143 火 2 毒 2 MP 52 Tec 95 Dex 168 雷 2 麻痺 2 Vital 80 Def 58 Vit 119 光 1 衝撃 2 Mental 73 Reg 137 Men 100 冷 3 沈黙 2 Speed 76 Eva 88 Agi 108 風 2 暗闇 2 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 クイックエッジ - - 240 60 6 0 50 物 紅蓮剣 - 4 48 40 8 0 100 物、火 複数 雷鳴剣 - 4 72 120 8 0 100 物、雷 麻痺 闇の刃 4 11 35 42 0 55 150 闇 黒瘴陣 4 14 33 48 2 75 150 闇 中範囲 紫剣の雨 3 16 41 46 4 80 130 闇 広範囲 吸命痕 3 14 53 46 4 60 100 闇 HP吸収 剣の輪舞曲 3 16 51 54 6 70 180 闇 Passive Skill スキル名 LV 効果 SP 解説 カウンター 4 17 4 敵の物理攻撃に対し、一定の確率で反撃を行う。 ミラージュ 4 18 5 物理攻撃を行った際、低確率で連続攻撃を行う。 この使い魔を編集する リヴァイアサン/Leviathan コア・オブジェクト 紅魔の雫 初期パラメータ 性能 基礎能力 耐性 LV 30 Atk 78 Str 113 闇 2 死 2 HP 150 Mag 90 Int 150 火 1 毒 2 MP 43 Tec 90 Dex 150 雷 2 麻痺 2 Vital 98 Def 90 Vit 180 光 2 衝撃 2 Mental 90 Reg 90 Men 150 冷 3 沈黙 2 Speed 66 Eva 82 Agi 84 風 3 暗闇 2 Active Skill スキル名 LV MP 威力 精度 錬気 詠唱 倍率 属性 備考 ウォーターブレス - - 36 40 8 0 100 物、冷 敵全体、ディレイ ライトニングブレス - - 180 100 12 0 50 物、雷 敵全体、麻痺 呪縛の瞳 - 2 72 60 8 0 100 物 敵単体、麻痺 Passive Skill スキル名 LV 効果 SP 解説 アクセラレータ 4 17 5 スキル攻撃を行った際、使用スキルが再チャージされる。 イビルアイ 4 70 4 邪眼スキル成功時、一定確率で敵をスタンさせる。 この使い魔を編集する
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1247.html
「シエスタ」 「はい?」 「細長い紐って持ってないか?ある程度長さがあればいいんだ。もしあったらくれると助かるんだが」 唐突にそうシエスタに話しかける。 「わかりました。少し待っていてくださいね」 シエスタは当然のことで目をパチクリさせていたがすぐに笑顔で答えると部屋を出て行った。便利だ。 何故突然紐を欲したかというと暇対策のためだ。 それとシエスタを追い出すためでもある。いい加減五月蠅かったしな。どうでもいいことをよくあんなに喋れるな。 さて、このうちに服でも着替えるか。服を脱ぎ捨てパンツだけになる。 昨日ルイズが持ってきた服に手を掛ける。そのとき、 「ヨシカゲー。調子は……」 ドアを開けルイズが入ってきた。しかし凍ったかのように動きを止める。 『ザ・ワールド!ルイズはとまる』 私とルイズは暫らく見つめあった後が、ルイズが勢いよくドアを閉め去っていくことで膠着は途切れた。 あれか?パンツ一丁だったからか? 別に局所は隠れているんだから問題なんか無いだろうに。 そんなことを思いながら服を着る。あれ?帽子と手袋が無いな?すっかり忘れてた。 後でルイズに言っておくか。 そしてまた扉が開く。シエスタだった。 「これぐらいの長さで良いですか?」 シエスタはそういって私に紐を渡してくる。ふむ、丁度いいだろう。 「そういえば今日は貴族の授業が全部お休みなったみたいですよ」 シエスタは突然そんなことを言ってきた。 「休み?今日は虚無の曜日じゃないだろ?」 なのに休みだなんてなにかあ……あああああああああああ! 心当たりあるじゃねえか! 「なんでも生徒と先生が一人いなくなったらしいんですけど」 「らしいけど?」 「ただいなくなっただけじゃないそうなんです」 「ど、どういうことだ?」 内心焦りながら聞いてみる。 「2箇所大量の血溜まりができていたらしくて一つはいなくなった先生の見回りルートの一つだったらしいです。 そんなこと普通じゃないってことで今学院全部の先生がいなくなった人を探しているそうです」 絶対関係ある。あの手首絶対関係あるよ! やばい!もし魔法で犯人がわかるとしたら相当やばい! あ、でも魔法でわかるならもうとっくにわかってるか。安心した。 「怖いですよね」 「そうだな」 それでも油断は禁物だ。怪しまれないように心がけなければならない。 どうしてこう落ち着けることがないかな。 「でも明日はちゃんと授業するみたいですよ」 「へえ、しかしそういった情報は何処から手に入れてくるんだ?」 「厨房にはこういった情報が逐一入ってくるんですよ。平民の情報網ですね」 きっと立ち聞きしたのを平民同士で教えあっているんだろう。 生徒や教師はそこらへんに平民がいても構わず喋ってる奴が多いからな。 「それで聞きたいことがあるんですけど」 「うん?」 「その紐をどうするんですか?」 「ああこれか」 そういって紐を輪になるように結ぶ。 「暇つぶしだ」 シエスタにそう言うと紐を両手の親指と小指に引っ掛ける。 それを右手の中指で左手にかけてある紐をとり左も同じようにする。 そしてそれを引っ掛けたり取り外したり覚えている限りでやっていく。 シエスタはそれをきょとんとしながら見てくる。 最後に小指を外して、と。 手を広げる。これで4段梯子の完成だ。 「なんだかよくわかりませんでしたけど凄いですね。それは何なんですか?」 「あやとりっていってな。私の国の遊びの一つだ。紐があればできる簡単な遊びだ、一人でも遊べるが二人でも遊べる」 「へえ~」 「それに指先を動かしたり物を立体的に考えないといけないから脳が活発に働くんだ。ボケ防止や脳の老化防止にもいいといわれてる」 そういって今度は箒を作る。 「難しそうですね」 「覚えれば簡単だ。続けていれば指先も器用になる」 初めてやったときは本当にただの暇つぶしだったけどな。これが結構難しい。 それで少し自棄になって覚えたからな。それにやってると集中するからほかの事を考えなくて済むし暇つぶしにもなる。いいものだ。 「その、あやとりって二人でもできるんですよね」 シエスタが不意にそんなことを聞いてくる。 「ああ」 「あ、あの私にも教えてもらえませんか?」 「へ?」 「ダ、ダメですか?」 「いや別にいいけど」 なんでこうなるんだ?厄介だな。 あ~あ、なんで教えるなんて言っちゃったんだろうなー。面倒くせー。 でもここで断ったら印象悪くなるな。シエスタを便利に使えなくなるだろうし。 ここは我慢だ。 そう思い綾取りの基本的な形を作る。 「じゃあこれから私の言う通りにしてくれ。まずこの紐に指を引っ掛けるんだ」 「はい!」 シエスタが嬉しそうな顔で返事をする。 私とシエスタのあやとり教室が幕を開けた。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1164.html
ルイズ(だと思われる誰か)は私に抱きつきながら一頻り泣いた後そのまま眠ってしまった。 ルイズ(かもしれない誰か)を引き剥がし顔を見る。泣き腫らした目、そして目の下に物凄い隈をもつ少女の顔があった。 その少女の顔はルイズの顔だった。顔を引っ張ってみたが顔は取れなかった。つまり本物のルイズということだ。 ……あのルイズが私に抱きついて泣く?しかもそのまま眠る?どうなってんだ?もしかしてこりゃ夢か? 夢じゃなけりゃありえないよな。ルイズが泣きついてくるなんて。 でもこれは間違いなく現実だ。頬を抓るだとかそんな馬鹿なことをしなくても現実かそうじゃないかぐらいわかる。 だが、現実のルイズがこんなことをするはず無いんだ。今までの観察上間違いない。 つじつまが合わないッ!これは現実ではないッ!……というか私はこんなキャラじゃないだろう! そんな混乱している最中ドアが開かれる。そちらに目を向ける。入ってきたのはキュルケだった。 「あ、起きたのダーリン!よかった。心配したのよ」 そういって駆け寄ってくる。その後ろにはタバサもいた。 駆け寄ってきたキュルケがベッドに寄りかかり寝ているルイズを見つける。 「あら、ようやく寝たのね」 「ようやく?」 そういえばたしかに隈があったな。 「この子アルビオンから帰ってきてから全く眠ってないのよ。授業も全部休んでダーリンの傍にいたのよ」 「アルビオンから帰ってきてってどういうことだ?ここは何処だ?」 「え?ああ、ここは学院よ。トリステインのね。アルビオンから帰ってきてっていうのは文字通りアルビオンからトリステインに帰ってきたってことよ」 「どうやって?」 たしかアルビオンは空に浮いているだぞ?それにもうすぐ明日にでも城に敵が攻め込んでくるって時にどうやって帰れたんだ? 「タバサのシルフィードでアルビオンまで迎えにいったのよ。でもそのときは驚いたわ。ダーリンは死に掛けだしルイズはダーリン抱えたまま泣きじゃくってるし」 あのルイズが? 「しかもあたしたちの姿を見たらさらに泣き出しちゃって、本当にどうしちゃったのか驚いたわ」 その後どうにかルイズを宥めシルフィード(思い出した、ドラゴンだ)に乗せトリステインに帰れたらしい。 ふ~ん…… 「で、私はどれくらい寝ていたんだ?」 「三日ね。だからルイズは三日間寝てなかったことになるわね。でも何時死んでもおかしくなかったしずっと目を覚まさない可能性もあったらしいから三日で目が覚めたのは奇跡なんじゃないかしら?」 「そういえば体が動くな」 あの時はデルフを持たなきゃまともに動かなかったのに。 「治癒の呪文と秘薬使って治療したしね。効き目が出る前に死んだら元も子も無かったけど。秘薬とかの代金は皆ルイズがだしたらしいわよ」 「ふ~ん」 その辺は感謝してもいいな。 「ま、ダーリンが起きたのも確認したし、この子部屋に連れて行くわね」 そう言うとキュルケは杖を取り出し振るう。するとルイズの体が浮かんだ。 そしてキュルケはそのまま顔を近づけてくる。 「何だ?」 「キスは?」 「は?」 「ラ・ロシェールで言ったじゃない。帰ってきたらキスしてって」 ああ~、そんなこと言ってたような気もするな。 キュルケは唇を突き出し迫ってくる。別に断る理由もないしな。そう思い唇を重ねる。 するとキュルケが驚いたように目を見開き離れる。その顔は真っ赤だ。なんだ? 「え、いやまさかしてくれるなんて思わなくて驚いたわけじゃないわよ本当に」 キュルケは焦ったように早口で捲くし立てる。 しかしそれもすぐにもとに戻る。 「まあダーリンもその気なら遠慮は要らないわよね」 そう言いながらまた近寄ってくる。しかしそれを押しとどめる。 「はやくルイズを連れて行ってくれないか?こっちももう少し寝たいんだ」 そう言うとキュルケは渋々といった感じで引き下がる。 「ダーリンがそう言うなら仕方ないわね」 そう言ってルイズを魔法で浮かしたまま移動させる。 「また明日ね」 そう言いながら出て行こうとする。しかし何かがおかしい。 気が付く。そうか、足を庇うように歩いてるんだ。 「足怪我してるんだったら気をつけろよ」 「ええ」 キュルケは一瞬驚いた顔をしたがすぐに笑顔で返してきた。そしてタバサを伴い部屋から出て行った。 っていうかタバサは何しに来たんだ? しかし、眼のことといい、泣くことといい、ルイズらしくなさ過ぎる。どうなってるんだ? そう思いながらデルフがないか探してみるとルイズがいた場所に転がっていた。拾い上げ抜く。 「久しぶりだな」 「また会えて嬉しいぜ相棒。それにしても相棒、俺のこと相棒って言ってくれたよなあ壁壊す前。めちゃくちゃうれしかったぜ」 ……………しまった!ついノリで! 「『ああ行くぞ相棒』だっけか。やっぱ俺のことちゃんと認め……ベホマッ!?」 顔が赤くなるのを感じながらデルフを思いっきり壁に叩きつけた。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1233.html
夢というのは睡眠中に起こる知覚現象を通して、現実ではない仮想的な体験を体感する現象だとどこかで読んだ本に書いてあった。 見た者の将来に対する希望・願望を指すか、これから起き得る危機を知らせる信号とも言われるそうだ。 そして私が見た夢は女性を殺す夢だった。細部まではよく覚えていない。 ただ女性を殺す夢だったというのは記憶に残っている。 つまり私は女性を殺す願望を持っているということなのだろうか?違うと言い切りたい。 しかし違うとは言い切れない。手に持った二つの『手首』を見ながらそう思った。 何故自分はこんなものを持っているのだろうか?手首は右手と左手。大きさがそれなりに違うことからそれぞれ別人のものだろうと推測できる。 というか冷静に考えても意味が無いだろうこんなこと! 手首を掘った穴の中に叩きつけ土をかぶせる。これでよし。私はそのままもとの部屋に戻っていった。 どうしてこのようになったのかというと話は私が起きたときにまで遡る。 朝、といってもまだ暗闇が残る早朝だったが私はなにかいつもと違う感触に違和感覚え目を覚ました。 そこは何故か外だった。そして両手には手首を持っていた。 「はぁああああああああああああああああああああああ!?」 叫んでしまったのは仕方ないと思う。起きたら両手に手首を握ってたら叫ぶのは当たり前だろ? 勿論混乱した。部屋で寝ていたはずなのに何故外で寝ているのか、何故手首を両手に握っているのか、誰だって混乱するだろう。 混乱の末だした結論はとりあえずこの両手を処分することだった。 自分が寝ている間に何が起こったのか、それは理解できない。手首を握っているなんて理解の範疇を超えている。 しかしなにかやばいことに巻き込まれたのではないか?その思いから持っていてやばいものを処分するのは当たり前の判断だろう。 だから埋めたのだ。別にそこらへんに捨ててもよかったのだがそれが見つかって私が捨てたものだとばれたらやばいだろう? 場所がわからなかったので捜しまわったすえにようやく部屋に着き、ベッドに身を投げ出す。 なぜ手首なんて持っていたのだろうか。自分の体が勝手に動いたのか、はたまた誰かに動かされたのか。 デルフがいればわかったのだろう。しかしデルフは窓から放り投げたままだ。今更後悔しても仕方ない。 自分が考える可能性として一番は体が勝手に動いただろう。王女への接吻、ワルドとの対決時、私の体は勝手に動いた。 何故かはわからない。わかるはずも無い。今自分にできることは忘れることだ。気にしないことだ。 わからないのなら考えてもわからない。なら気にしないのが一番だ。わからないことを考えて頭をつめていても幸福にはなれない。 しかし解決するヒントを持っているものはいる。 デルフだ。デルフはワルドとの戦いを詳しく話そうとしなかった。 それにはなにか理由があるのだろう。だがそれこそ体が勝手に動く理由のヒントになるものだと信じている。 だが無理に聞きだすつもりは無い。デルフが話してくれるまで待つつもりだ。時間はある。いつかちゃんと話してくれるだろう。 とにかく、気が滅入ることは忘れるんだ。忘れるには寝るのが一番だ。 窓から日の出が見える。関係ないな。寝よう。目を瞑っていれば眠れるだろう。 「おきてくださいヨシカゲさん」 その言葉で目を覚ました。目を開ける。そこにいたのは、 「シエスタ?」 「はい、おはようございます」 シエスタだった。 「お食事をお持ちしました。食べてください」 そう言うとシエスタは銀色のトレイを枕元に置く。 そうか、いつの間にかちゃんと眠っていたんだな。 「よかったですね目が覚めて。もしかしたら目が覚めないんじゃないかって皆で心配してました」 「皆?」 「厨房の皆です」 ああ、そういえば厨房の連中に気に入られていたんだったな。すっかり忘れていた。 そう思いながらトレイにおいてあるシチューを持ち食べ始める。 目が覚めて三日ぶりの食事だからな。胃の中は空っぽだ。 「食べっぷりを見る限り本当に元気になられたんですね」 「そうだな。おきたときはまともに歩けないほどだったからな」 苦い薬も効果があったって訳だ。 「それにしても何処に行ってたんですか?そんな大怪我までして?」 「わからないな。怪我のショックかよく覚えてないんだ」 「あ、ごめんなさい。そんなこと聞いてしまって」 「いや、いいんだ」 話すわけ無いだろう。女王の密命なんだから。シエスタが喋って私が話したと口走ったら大変なことになるだろう。 とりあえず、 「元気になって本当によかったですね」 笑顔でそういってくるシエスタに食事を食べ終わったから出て行ってくれというほど私は空気が読めないわけじゃなかった。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1736.html
夜になりルイズとシエスタは家へ帰っていった。 私は今日はここに泊まることになっている。そりゃ怪我もしているし起きたら突然の嘔吐だ。 様子見で医者の家においておくのは当然かもしれない。まあ、ここがあのばさんの家だと知って驚いたがそんなことはどうでもいい(食事は食べやすくうまかった)。 窓から外を見ると、月明かりが村に降り注ぎ、窓枠が額縁に見えるかのようだ。 しかし、本当にこの世界の夜は明るいな。月が二つあるせいなのか?それとも元の世界みたいに光害がないからなのか? だが元の世界でも光害抜きでこの明るさになるか?ならないだろうな。こういったことはきっと理屈じゃないんだろう。 そんなことを銃を弄くりながら考えていた。 何故、銃を持っているのか?それは簡単な問題だ。 常にガンダールヴの効果を発動させておくために決まっている。では何故常に発動させておかなければいけないのか? これも簡単な問題だ。体中が痛いからだ。特に腹と左手が一番痛い。怪我自体はないのでただの幻痛だ。実際怪我をしているのは右手と顔しかない。 経験上ガンダールヴのルーンの効果は身体能力の上昇、手持ちの武器の使い方や情報の取得、そして痛みの軽減だ。 今、この体の痛みから逃れるにはガンダールヴの効果を常時発動させておくしかない。あんな激痛じゃ眠れもしない。 銃を一通り弄り終え、銃を眺める。こいつをつつくのは久しぶりだった。いつも懐に入れっぱなしだったからな。 今度ちゃんと整備しなくてはいけないだろう。 しかし、銃を弄くっていて時間が大分潰れてしまった。そろそろデルフに話を聞くとしよう。 そう思いベッドの横に置いておいたデルフに手を伸ばし掴み取る。そして必要なくなった銃を枕元に置く。 そういえば、デルフからすれば私と話すのは3日ぶりになるのか。いったいどんな反応をするのだろうか? 寂しがっているだろうか?泣き叫ぶ?どこ行ってた!みたいな感じで怒る? デルフを抜き放つ。デルフの第一声は?さてさていかに!? 「よっ相棒。3日ぶり」 「……それだけ?」 「あ?それだけって?」 「…………」 なんだこの反応は。私が求めていたのはこんな反応じゃない! 反応が薄すぎないか!?3日振りだろ!3日も離れてたんだぞ(私にとっては一晩だが)! 私が求めていた反応はもっとこう、なんというか、デルフが私を必要としているような反応を求めていたのに! 「おーい相棒?どうしたんだ?そんな気が抜けた顔して」 はっ!こんなこと思っている場合ではない。 「し、してねえよ!そんなことはどうでもいい!質問がある」 そうだそうだ。本題はこれなんだ。 デルフが私をどう思っているかではない。 「質問?」 「そうだ。3日前、つまり私が村に来て2日目の夜のことだ。あの夜お前は見ていたはずだ」 そう、見ていたはずだ。 「私が部屋を出て行くところを。……そのとき私は誰だった?」 デルフは答えない。 「アルビオンでワルドと闘っていた最中、私は本当に私だったのか?前に言ったな、あの闘いの途中、私は意識を失ってしまったと。 じゃあ私の変わりに体を動かしていたのは誰だ?前に聞いたとき、お前は答えずに隠そうとしたな。あのときは追究しなかったが、今度は喋ってもらう」 「……ああ、そうだな。3日前もワルドとかいう奴と闘ってたときも、相棒は相棒じゃなかったな。 3日前のときはここがどこだかわからないって感じできょろきょろして混乱してた。 アルビオンのときはライトニング・クラウドくらったあとから相棒とは思えねえような発言したぜ。完全に別人になったのは闘ってた最中だけどよ」 「やっぱりそうか」 私の予想はどうやら大方合っていたらしい。キラヨシカゲは私が知らぬ間に私の体を操っていたのだ。 「やっぱ相棒にも自覚はあったのか。ならいいや。俺も相棒に聞きてえことがあったんだよ。俺も答えたんだから答えてくれるよな?」 デルフは言葉とは裏腹に、答えろ、と言っている様に聞こえた。実際そう言っているのだろう。 ただ言い方を変えているだけだ。顔や体が無い分、声で自分の感情を伝えることに特化しているからな。 声だけで感情を伝えることに関して、デルフは人間に劣ることは無いだろう。 「ああ、言ってみろ」 そんなデルフの新たな一面の発見に少し独自の考えを交えながら、デルフの質問に答えることにした。 「まず第一に、相棒はその別の誰かについて心当たりはあるのか?」 「……ある。私自身も本当に極最近知ったことではあるがな」 そう、自分にとっては半日ほど前の出来事だ。 「んじゃあ第二に、アルビオンで相棒が闘ってる最中相棒の体から出てきた2メイルぐれえの白い亜人みたいな奴に心当たりはあるか? その別の誰かのこと知ってんならわかるだろ?それとライトニング・クラウド受けて起きたとき、俺を手に取ったときもどうやった? 俺には自分が見えねえ何かに掴まれて相棒の手に置かれたとしか思えねえんだけど」 「その前に、私の体を動かしていた奴のことは詳しく聞かなくていいのか?」 「あ~……、はっきりいっちまうとその辺ほとんどどうでもいいな。知ってなんになるって感じだし。相棒が知ってりゃそれで十分じゃねえの?」 「……そうだな」 そうだ、デルフがキラヨシカゲのことを知って何になるというのだ。 これは私の問題だ。私が問題視し、直面し、解決しようとし、解決し、問題を問題でなくすための問題だ。 その問題がもう解決したからといってそこにデルフを巻き込むのはダメだろう。デルフはキラヨシカゲのことなんて知らなくていい。 私というキラヨシカゲさえ知っていればいい。 「んで、二つ目の質問の答えは?」 「その亜人だったか?亜人っていうものを私は知らないがお前の言っているものには心当たりがある。そしてお前が言っている見えないなにかっていうのは」 右腕からキラークイーンを発現させる。キラークイーンの右手も小指と薬指が折れている。 それをなるべく気にしないように、残りの動かせる指でデルフを掴む。 「これのことだろう?」 「そうそう!これだ!いきなりなんにも無いはずなのに触られてビックリしたぜ。んでこりゃなんなんだ?手みてえだけど」 「『キラークイーン』の右腕だ。お前が言った亜人の右腕だよ。他人には見えない、触れれない、傷つけることはできない、スタンドという精神の具現化みたいなもんだ」 「スタンド?」 これは、一気に私のことを知ってもらえるチャンスなんじゃないか? 「そうだ。スタンドっていうのは……」 その後、知りうる限りのスタンドの知識(キラヨシカゲの記憶だが)、キラークイーンの能力(同じくキラヨシカゲの記憶だ)を話したのは言うまでもない。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1431.html
「お待たせしました」 猫を寝させないために鼻を塞いでいたところにシエスタがお盆を持って戻ってきた。 お盆の上にはティーポットとカップがのせられている。 「すまないな」 「いいえ。好きでやってますから」 シエスタは私の隣に座るとティーポットからカップにお茶を注ぐ。 そしてお茶が注がれたカップを私に差し出してくる。 「ありがとう」 猫から手を離しカップを受け取る。 お茶の色は少し緑色っぽい。もしかしたら緑茶かもしれない。 カップを口元に近づけ香りを嗅いでみる。 いい香りだ。なんとなく落ち着くような感じがする。 猫も鼻をヒクヒクさせティーポットの匂いを嗅いでいる。シエスタはそれを見て微笑んでいる。 香りを十分堪能し、今度はカップを口につけ、お茶を口に含む。 なんと言ったらいいだろうか。何というか独特の味だった。 しかしそれがいやなわけではない。むしろ自分の舌にあっていておいしく感じられる。 「懐かしい」 ふとそんな言葉が口から漏れた。 懐かしい?何を言っているんだ。お茶なんて初めて飲んだじゃないか。 どうしてそんな言葉が漏れるんだ? ……そうか。私は日本人だ。生前がそうだったからな。そしてお茶は生前よく飲んでいたはずだ。日本人だからな。 そのときの記憶がよみがえって懐かしいなんて言葉が漏れたのかもしれない。 「懐かしい?そっか、ヨシカゲさんは、東方のご出身なんですね」 私の呟きを聞いたのかシエスタがそう言ってきた。 その顔には嬉しそうな笑みが浮かんでいる。一体何が嬉しいんだ? 「そうだけど」 とりあえずシエスタの言葉を肯定しておく。否定する意味も無い。文化的に考えたら確かにここから東方だしな。同じ文化があるとは限らないが。 しかしこのお茶は東方のから運ばれてきたんだよな?たしかロバ・アル・カリイエとかいう場所から。 もしかしたらロバ・アル・カリイエは、西洋的な文化のこことは違い私の世界と同じく東洋的な文化かもしれないな。 「ねえ、ヨシカゲさんの国ってどんなところなんですか?」 私が考えに耽っているとシエスタが突然そんなことを切り出してきた。 「私の国?」 「うん、聞かせてくださいニャー」 シエスタは子猫を自分の顔の高さまで持ち上げ言ってくる。 その様子はまるで猫が話しているようだ。 「ほら、猫ちゃんも聞きたいって」 そういいながら子猫の前足を上に持ち上げ万歳させる。そのポーズに意味は有るのか? それにしても、 「私の国ねえ」 シエスタは異文化に興味でもあるのかね? いつか世界を見て回りたいとか。 まあ、話しても問題は無いだろう。月が1つしかないだとか矛盾したことを言わなければあやしまれないだろうし。 「私の国には、まず貴族がいない。そしてメイジもいない。こことは食生活が違うし宗教も沢山ある」 「いやだわ。貴族やメイジがいないだなんて。私が村娘だと思って、バカにしてるんですね」 ここは貴族やメイジがいて当たり前な文化だからな。信じなくて当然か。 「別に嘘だと思うなら信じなくてもいい。それだけ文化の違いがあるというわけだ」 「……ほんとにいないんですか?」 否定せずそう言った為かシエスタが半信半疑な顔をして聞いてくる。 「ああ。貴族は昔いたけど、今はいない。魔法使いは昔はからいなかった」 シエスタが信じられないといったような顔をする。 「他にも色々こことは違うことがあるさ」 それから私はこことは矛盾しないあたりでいろいろなことをシエスタに話した。 シエスタは私が話すたび驚いたり、笑ったり、悲しそうな顔をしたりと、色々な表情を私に見せた。 たまにはこういったことも面白いもんだな。 「お茶のおかわりもらえるか?」 「あ、わかりました」 カップを差し出すとシエスタがお茶を注いでくれる。 そしてカップを口元に持っていき、お茶を口に含む。やはりうまい。 ん?そういえばシエスタはお茶を飲んでいないな。 「シエスタはお茶を飲まないのか?」 「え?ああ。急いでいたものですから自分のカップを忘れちゃいまして」 お盆の上を見ると確かにカップが無い。どうやらカップは私が持っているカップだけのようだ。 一人で飲むのも別にいいんだが、これだと印象が悪くならないだろうか?シエスタの目はなんとなくお茶に注がれているような気がするし。 「飲むか?」 カップをシエスタのほうに向け聞いてみる。 まだ一口しか飲んでないしそんなに量は減ってないはずだ。足りなかったら注ぎ足せばいいし。 「ええ!?」 「なんでそんなに驚くんだ?」 「え!そ、その!い、いいんですか?」 「いいもなにも飲むかって聞いてるんだからいいに決まってるだろ。厨房でも飲めるかもしれないけど外で飲んだほうがおいしい時があるって言ったのはシエスタだろ」 「ヨシカゲさん……」 シエスタの手にカップを渡す。 シエスタは暫らく動かなかったがやがてカップを口元へ持っていった。 そしてお茶を口に含む。 「おいしいですね」 「だろ」 シエスタは静かにそう呟いた。 もしかしたらこっちに付き合ってそういっただけかもしれない。シエスタなら嘘をついて場の空気を壊さないようにするかもしれないしな。 初めてのものが口に合わないっていうのもよくあることだ。 「これがヨシカゲさんの故郷の味なんですね」 しかし、そう呟くシエスタの顔を嘘とは思えなかった。 「ありがとうございます。とても楽しかったです。お茶もおいしかったですし、ヨシカゲさんのお話も素敵でした」 お茶を二人でなくなるまで飲み、お茶会はお開きになった。 二人とも既に立ち上がっている。 「いや、こっちもなかなか楽しかった」 そう言うとシエスタは嬉しそうに笑う。 「また話を聞かせてくれますか?」 「ああ。その代わり字を教えてくれないか?こっちと私のいたところでは文字が違ってて読めないんだ」 「はい!任せてください!」 会話の流れによりさりげなく字を教えてくれるよう頼んだが、どうやらうまくいったようだ。 「それじゃあまたなシエスタ」 「はい。それじゃあまた。猫ちゃんもね」 シエスタがさりげなく私の足元の猫に言う。まだいたのかよ。 そして私たちはそれぞれの場所へ戻っていった。
https://w.atwiki.jp/matomehameln/pages/31.html
ゼロの使い魔 【作品名】虚無と竜の契約者 【作者名】綾小路 【URL】 http //novel.syosetu.org/11746/ 【原作】ゼロの使い魔 【長さ】現状 5話 15,546文字 【状態】連載中 【地雷条件又は注意事項】 多重クロス(ゼロ魔xDRAG-ON DRAGOON)。 【紹介理由・感想】 珍しいDOD。期待はしたが、期待通りに読めた。三人称視点。 ルイズに召喚されるまではテンプレだが、即「留年なぞ知るか」とカイムと空中デートに飛び立つアンヘルさんマジアンヘルさん。 どのエンドだったか忘れたが、アンヘルさん女神化エンド後らしい。 なんかその後サイトらしき少年も召喚されてるので、ゼロ魔組の不遇を嘆く必要も無さそう。 描写が少しばかり薄いのが唯一難点かと思ったが、ぽんぽんとオリジナル展開が続くので飽きなかった。これから期待。 【作品名】ゼロと底辺を結ぶ銀弦 【作者名】ゆにお 【URL】https //novel.syosetu.org/9366/ 【原作】ゼロの使い魔 【地雷条件又は注意事項】 【あらすじ・概要・感想】 円環少女とのクロスオーバー、円環少女のやられ役筆頭ケイツが召喚される。 ゼロ魔の世界でやはり情けない様を晒しながら、平和な世界(元の環境に比べれば)に来れてどこか幸せそう。 円環少女を読んでないと判らないネタは多数、魔法認識の勘違いっぷりについ笑いを誘われる。 書き口は三人称で文章はひっそりとしながら押さえるところは押さえてゆく形、心情描写は少ない方。こなれていて安定している。 ゼロ魔の空気と円環少女の変態性が馴染んでおり、今後が楽しみな一品。 円環の空気に染められてルイズが変態になってしまわないか非常に心配であり楽しみでもある。 【作品名】ルイズちゃん奮闘記 【作者名】水泡 【URL】https //novel.syosetu.org/6239/ ①【あらすじ・概要】 息抜きにはまさにこの作品と呼べるようなライトな読み応えに 笑いどころ満載の短編集 ギャグ物だけど、こういうはっちゃけた作品も悪くない ②【あらすじ・概要】 原作後のルイズとサイトが、世界扉を使いサイトの世界にきたという短編コメディ サイトの実家で世話になりながら、ルイズにとっては現実世界の異文化に触れる過程が面白い 発想がピンクになりがちなルイズなので下ネタも多い 短編で1話が短いのと、外伝の1話が東方世界とクロスしているのでそれがマイナス、地雷要素になるかも オリキャラはサイトの友人で視点的な関係のため、気にはならないかも 【地雷要素又は注意事項】クロス、オリキャラ 【作品名】ゼロの使い魔~ダンブルドア異世界記~ 【作者名】ロベル・アクベル 【URL】https //novel.syosetu.org/91726/ 【あらすじ・概要】 ハリーポッター世界で死んだダンブルドアがサイトの代わりに召喚される話。 文章は三人称でしっかりと描写されている。 ダンブルドアらしさが十分に出ていてダンブルドア好きなら楽しめるだろう。 しかしよくあるテンプレオリ主をダンブルドアに置き換え上手く再構成したようなダンブルドア最強万能な描き方であるためにダンブルドアが嫌いな人は余り合わないかもしれない。 とはいえ、展開こそオリ主テンプレをなぞってはいるもののダンブルドアの考察なども取り込み、上手くテンプレ展開を料理している。 原作キャラを貶めることもなく、ダンブルドアとの絡みが楽しめる。 ああでも学園の教師は少し貶めぎみかも、そこは注意。 ダンブルドアとゼロ魔好きなら見といて損はないのではなかろうか。 【作品名】マッスルと使い魔 【作者名】今夜の山田 【URL】https //novel.syosetu.org/3000/ 【原作】ゼロの使い魔 【あらすじ・概要】 インパクトがすげぇ(色々な意味で) 読んでると脳裏に北斗の拳が浮かぶのは仕方ないと思う。ただ設定的に一発屋な感じがして、エタりそうで怖い。 まだ一ヶ月も経ってないからこれは自分の予想だけど。 【作品名】それなりに楽しい脇役としての人生 【作者名】yuki01 【URL】https //novel.syosetu.org/1512/ 【あらすじ・概要】 ゼロ魔転生オリ主モノ。主人公は水系統のメイジ、学園に通う貴族。 文章はそれなりにしっかりしていてsideも使いでもない。 しかし転生してから成長していく描写から、 学園に通っている主人公へ移るのが唐突過ぎる。 そのせいでルイズ、タバサと親しげに話し始めた主人公が 悪い意味でテンプレオリ主になってしまっている。 タグに批評募集をつけるなど、向上心は伺えるので今後に期待 【作品名】ゼロと黄金の使い魔 【作者名】マッキ 【URL】https //novel.syosetu.org/4696/ 【あらすじ・概要】 Diesとのクロスでトゥルーエンド後の獣殿がルイズに召喚されるという内容。 幻想を否定したあのEND後ということでDiesファンにとっては賛否あるだろうけど自分は好き。 文章は読める、そこは問題ない。 話数はまだ3話だけど期待してる、超期待してる。 ただ、ゼロ魔の二次である以上仕方ないけど 獣殿が誰かの下につく……というのもファンにとっては好き嫌い別れるかも。 まあ、トゥルーEND後は普通に国に尽して職務を果たし 死んだらしいし気にならないと言えば気にならないかもしれない。 自分は特に気にならなかったし。 何にしてもこれからのストーリーに期待ということで一つ。 【作品名】混沌の使い魔 【作者名】Freccia 【URL】https //novel.syosetu.org/3592/ 【原作】ゼロの使い魔×真女神転生3 【あらすじ・概要】 オリ主最強系ハーレムではあったが召喚された使い魔がとんでもないものと学園や国にちゃんと認識されていたり ルイズの虚無疑惑が早期に出てきてエレ姉が早い段階で合流する独自展開入りの早さ、 エレ姉とマチルダという強気なお姉さんキャラの出番がとても多い俺得仕様 だんだん閑話が増えてきて本筋停滞気味なのが残念 【作品名】ZERO-OUT 【作者名】Yーミタカ 【URL】https //novel.syosetu.org/110061/ 【原作】 ゼロの使い魔 【長さ】長編 話数 4 連載中 【概要】 召喚に失敗したルイズがfallout世界に転移 ヒャッハー世界で弱ったりするも、サイト(転移者ではなくfallout世界線で生まれて育ったサイト)と出逢い、この世界では失われがちな人間として芯を表したりする 平均文字数が1万超えと文章量が多く、クロスのさせ方や話も良い感じで好き ルイズ転移物って少ないので期待。続きはよな 【地雷要素又は注意事項】 他作品クロス 【作品名】ゼロのヒカセン 【作者名】MKeepr 【URL】https //novel.syosetu.org/93582/ 【原作】ゼロの使い魔 【長さ】長編 【状態】連載中 【概要・感想】 常FF14の光の戦士がガンダールヴとして召喚される系 既に英雄として名を馳せた存在なため素で強いが、加護がかち合いルーンの効果は完全には得られていない 単純な最強系ではないが、それ系には変わりないので読む際は注意 なおアルビオンの呪いにかかっているもよう 【地雷要素又は注意事項】クロス、濃密な原作展開、最強系? 【作品名】ルイズがチ◯コを召喚しました 【作者名】ななななな 【URL】http //novel.syosetu.org/55397/ 【原作】ゼロの使い魔 ①【地雷要素又は注意事項】下ネタ キャラ崩壊 【概要・感想】 既に話題に上がっているだろうが、ルイズが男性器を召喚してしまい止む無く契約をした結果… 全編コメディタッチで地の文でキャラ崩壊しまくっているためルイズはこうでなきゃ嫌だ!という方はブラバしてどうぞ ②【地雷要素又は注意事項】地の文が下品?うるせえ殺すぞ 【概要・感想】 タイトル通り、ルイズが自分の体に召喚してしまったお話 だいたいルイズのフランソワーズがヴァリエールする展開 基本ルイズ視点で描写されているが、召喚したモノのせいで若干壊れているのか口というか考えてる事が汚い、というか下品 地味に鬱展開ど真ん中であるが、時々挟む下ネタがそれらを緩和してくれている 地の文で突っ込むタイプの作品が苦手でなければ楽しめるかと 【作品名】衛士アニエスの平穏な休日 【作者名】琥珀堂 【URL】https //novel.syosetu.org/16131/ 【原作】ゼロの使い魔 【地雷要素又は注意事項】 あらすじ詐欺 オリキャラ ①【あらすじ・概要・感想】 コンキリエ枢機卿の作者が書いた、あまり見ないアニエス主人公のSS。 あらすじでエロいのかと思わせておいて、冒頭で実は日常系ほのぼのと思わせておいて 最終的には密室殺人事件の解決をメインにすえた本格推理物。 サスペンスや冒険ミステリではなく、トリックをしっかり組み込んだパズラー寄り。 原作開始よりかなり前のようで、アニエスはトリスタニアで衛士(警察官?)の仕事を している。衛士隊でのアニエスの様子だとか、トリスタニアに暮らす人々の風俗などが ちらほら描写されていて面白い。 事件の捜査に行き詰まったアニエスに助言をするのが、オリキャラの按摩師の爺さん。 盲目でしわくちゃの枯れたジジイで、その性格は非常に穏やかなようだ。アニエスの 愚痴を聞いたりして、カラダだけでなく彼女の心のストレスも揉みほぐしてしまう。 見た目と年齢が非常に特殊なので、今後続編が書かれるとしても、テンプレオリ主の ようにチートパワーで無双したり、原作の女キャラとくっついたり、ましてハーレムを 作ったりするなんてことはないだろう。 一話しか書かれておらず、投稿からすでに半年が経過しているので、エタッた可能性が 高いが、同じ作者のコンキリエが二年近く間をあけて復活したので、油断できない。 アニエスのフトモモ揉みたい。 ②【地雷条件又は注意事項】オリキャラあり 【あらすじ・概要】 あらすじが、「衛士としてばりばり働くアニエスさんが、ふとしたことで知り合ったテクニシャンな男性に体を触られて、気持ち良くなっちゃうお話」 と一見コメディかと思うが、実際はあらすじ詐欺な作品 アニエスと按摩師の会話が中心で、アニエスが事件の概要を話して、按摩師が事件の謎を解く とある殺人事件の真相に迫る推理小説 ファンタジーでの殺人事件やハメではまずお目に掛かれない異色作で実に面白いと思う 作者がコンキリエや魔☆おぜうさんを書いた人 1話で完結してるので読みやすい 【作者名】だじる 【URL】http //novel.syosetu.org/4472/ 【原作】ゼロの使い魔 【長さ】6話 38,190文字 【状態】連載中 【地雷条件又は注意事項】 アンチ・ヘイトタグ有り。俺SUGEEE TUEEEかもしれない。 【紹介理由・感想】 1話がけっこう好みだったんでお気に入りに入れようかと思ったのに、2話で読む気がなくなった作品。 1話の印象は「SUGEE・TUEE臭が漂ってくるけど、それが主人公への期待に繋がる」という感覚だった。 ロマリアトップの二人と仲が良い、暗部かつ親友扱い。暗部の仕事の結果、国内外を誤魔化さなきゃいけなくなって国外(=学院)へ。 1話は三人称だったんだけど、2話から一人称が混ざる。 それでも2話序盤の語りまでは、雰囲気もあって悪くなかった。 ……なんでこの人、一人称になったらこんなに雰囲気崩れるんだろう…… と言っても、よくある最低系レベルまで崩れるわけじゃないから、読もうと思えば読めるんだろうけど、元の期待がちょっと高かったんでギブアップ。 多分合う人には普通に読めるんじゃないだろうか。 自分なりに判断してみる事をお勧めする。 【作品名】ただの使い魔には興味ありません!【習作】 【作者名】コタツムリ 【URL】https //novel.syosetu.org/10747/ 【原作】ゼロの使い魔 【あらすじ・概要】 あんまり多くの人から読まれてないけどオススメしたい良作。 ゼロ魔なのにまさかの推理もの。展開が納得できるものだっただけに意外性で度肝を抜かれた。 原作時間軸のかなり序盤、というかフーケ編で終わる。 【作品名】ご主人様は思春期(氏家ト全風ゼロの使い魔) 【作者名】あぶさん 【URL】http //novel.syosetu.org/10391/ 【原作】ゼロの使い魔 タイトルそのまんま。ゼロ魔の登場人物が氏家風に改変されてる。 具体的に言うと下ネタ大好きっ子。ゼロ魔風ではないが氏家の作風は再現されてる。 個人的には大好きです。 【作品名】魔法少女ユエ~異世界探険記~ 【作者名】遁甲法 【URL】http //novel.syosetu.org/13153/ 【原作】ゼロの使い魔×ネギま 【長さ】長編 【状態】連載中(現在7話) ①【あらすじ・概要・感想】 ネギまの魔法使い綾瀬夕映(麻帆良卒業後)がゼロの使い魔の世界に来てしまって、魔法学院で学ぶという話。 ちなみに誰かの使い魔として召喚されたわけではない。風竜を追っかけてたら、その風竜ごとタバサの召喚魔法に巻き込まれたという設定。 ゼロ魔への来訪型クロスでは来訪者が不遇な扱いを受けていないSSが個人的に好みなのだけれど、 このSSも夕映(ユエ・ファランドール)がちゃんと魔法使いとしての待遇を受けているので、自分としては安心して読める。 それぞれのキャラの言動も無理がないので期待している。 今のところ会話場面が多く、バトル要素はあんまりない。ユエはゼロ魔世界の魔法を習っているが使えていない状態。 ユエがネギま世界の解析魔法を行使するときに出した可愛らしい物体にゼロ魔側の少女が抱き着くシーンが年相応でほっこりしたよ。仲良きことは善きこと哉。 【地雷条件又は注意事項】 ユエが魔法学院で学びたがるのはそんなに不自然じゃないが、オスマンが許可する場面が若干強引なノリに見えなくもない。 彼女の介入によるルイズの成長フラグ、カトレアの治療フラグ、タバサ母の治癒フラグがたっている(あくまでフラグなので今後どうなるか分からないが)。 自分はこういった介入者の活躍は(極端なご都合主義でなければ)好きなのだが、そういう流れ自体ありがちで飽きたって人や気になる人がいたら注意。 あと感想で視点について指摘を受けて、なんか試行錯誤中っぽい? ②【地雷条件又は注意事項】side表記はないが別キャラ視点あり 【あらすじ・概要・感想】 魔法先生ネギま!の綾瀬夕映がゼロ魔の世界に召喚される 10話時点で15万文字使ってるにも関わらず殆ど進んでない。無駄描写多すぎ。 キャラの漫才がクドすぎる。 展開を進める為に必要な会話を一々他キャラが遮って延々漫才を繰り返す。 一回ならまだしも漫才が終わって改めて話を仕切り直す際にも同じ様に漫才で遮って それが何回も続きまともに会話が発展しない。これは読んでて思わず顔を顰めた。 夕映の性格が鼻に付く。 ある種クロスの醍醐味でもある片方の作品のキャラや文明SUGEEEが漏れなく入るが 互いの世界の技術形態の違いや客観的に見て自らの魔法技能が発達してるのを自覚しつつ 周りに褒められると「私は普通に出来ますが何が凄いんでしょう?」とか一々言う。最新話でも言ってる。 総合的に見れば評価されるだけあって文章も破綻なく読めるし 作者が極端な地雷要素を避けて書いてる節があるからスコップへのダメージは少なかった。 無駄に長いと評した文量も人によっては読み応えがあると思えるんじゃないかな。 【作品名】ルイズの聖剣伝説 【作者名】駄文書きの道化 【URL】https //novel.syosetu.org/10430/ 【原作】ゼロの使い魔 【地雷条件又は注意事項】 聖剣伝説LOMとのクロス、ルイズチート化、絶賛エタリ中 【あらすじ・概要・感想】 かつて理想郷の方で連載されていたゼロ魔と聖剣伝説LOMのクロス作品。 ルイズが召喚の儀の際に誤ってファ・ディール世界へと飛んでしまい、 本来の主人公の代わりに冒険をこなして一回り成長した上で、 物凄いおまけと共にハルケギニアへと帰還したところから話が始まるといった感じ。 俗に言う綺麗なルイズというやつで、自身の冒険の経験から来るハルケギニアとの認識の違いに悩みながらも 貴族としての自分の芯をしっかり持ちながら、あらゆる人たちを惹きつけていく。 綺麗になったギーシュやら吸血鬼すら救い上げる度量やら、マチルダと行動を共にするもう一人の泥棒なども見所か。 気になる点としては注意事項にもあるようにルイズが単純にチート能力持ちになっていること。 率直に言うとこれはタグによくある「○○とのクロス(能力だけ)」に近いものがあるので そういうのを苦手としている人にはキツいかもしれない。 そしてそれ以上に残念なのは、5月下旬を境に完全にエタってしまっているということか。 言っては悪いけど理想郷時代にも一度エタって作品削除した過去があるので 途中でも構わないから読んでみたいと思った人は早めに見に行っておいた方がいいかもしれない。 【作品名】【ネタ】アホの子ルイズちゃん 【作者名】花極四季 【URL】https //novel.syosetu.org/6144/ 【原作】ゼロの使い魔 【地雷条件又は注意事項】性格改変、エタリ中、申し訳程度の転移&憑依要素 【あらすじ・概要・感想】 所謂ゼロ魔のルイズ性格改変二次の一種なのだがこれまたとんでもねー方向に突き抜けている。 タイトル通りのアホの子天然ちょっと原黒でヴァリエール式体術と爆発魔法の合わせ技で只管に我が道を突き進むそんなルイズちゃん。 原作のツンケンよりも遥かに発想が柔軟で周囲には呆れられながらも一定の支持も得ている。 やりたい放題なルイズのストッパーとしてツッコミ兼オカン役なキュルケや色んな意味で空気のタバサ。 ある意味原作通りな扱いのギーシュや、良い意味悪い意味双方でアホの子ルイズに影響受けまくりなアンリエッタとかも面白い。 そして肝心のサイトがまさかの本人ではなく現実世界からの憑依者ということになっているのだが 前述したようにルイズの性格がアレすぎて大困惑なのでその手のマイナス要素はあまり感じられなくなっていたり。 寧ろ原作知識から来るメタネタというスパイスがより話を面白くしていると……言えなくもないか? 注意点としてはやはりサイトが憑依者であるということだろうか。 そういうのが根本からダメだという人もいるだろうし、あまり作中に影響していないのも確かだが じゃあ逆にその設定いらなかったんじゃとか気になってしまう人にも少々抵抗があるかもしれない。 面白いのは確かだが一話辺りの文字数が短く、原作を知っていること前提で話が進むので淡々としている感もある。 そして何よりこの手の作品にお約束のように、エタってしまっているということか。 【作品名】とある竜騎士のお話し 【作者名】魚の目 【URL】https //novel.syosetu.org/15982/ ①【あらすじ・概要】 ……主人公はテンプレ転生主人公で、近接戦闘全般と魔法、竜の扱いに長けるという香ばしい設定だが、そういったテンプレを長々説明せずダイジェストでさらっと流すのでそこまで気にならない。 物語はレコンキスタに操られた主人公がタルブでサイトのゼロ戦と激闘する所から始まる。 洗脳が解けてからはルイズとサイトの護衛として、ヤンデレッタに魔法で枷を嵌められながらも生徒として生活することに。 ゼロ魔オリ主でよくある美男子、説教、傲慢さなどはこの主人公からは感じられず、主人公もゼロの使い魔の原作知識は殆ど忘れてるため、よくある原作介入はせずに、あくまで転生した主人公がゼロの使い魔の世界で過ごす一人のメイジとして書かれているのが好印象。 惜しむらくは続きが気になるところで現在主人公の過去という外伝に走っているところ。 ②【地雷要素又は注意事項】オリ主 オリジナルスペル 転生 【あらすじ・概要・感想】 ゼロの使い魔の世界で平民の母と貴族の父の間の子に生まれ、母が死んで父方に引き取られる その後修業を重ね、異名をもつスクウェアメイジとなり、火竜を召喚して竜騎士になる オリジナルスペルに無双可能な戦闘能力、正にオリ主 ただし、アンドバリの指輪で操られてたり誓約で行動縛られたりと 精神的な攻撃を喰らうことが多い彼の未来はどっちだ 【作品名】ゼロの使い魔ちゃん 【作者名】402 【URL】https //novel.syosetu.org/958/ 【原作】ゼロの使い魔 【地雷要素又は注意事項】 エタってる、原作キャラTS、百合 【あらすじ・概要・感想】 以前の記憶は以前の記憶と割り切ったはっちゃけ二週目ルイズが 女の子のサイトを召喚した事から始まるギャグストーリー、にじふぁんからの移転作らしい 百合要素はあくまでネタであり、別に属性が無い人でも気軽に読める娯楽作品 軽妙な言い回しや会話のテンポが良く読んでいて楽しめた 【作品名】ルイズと幻想郷 【作者名】ふぉふぉ殿 【URL】https //novel.syosetu.org/17055/ 【原作】ゼロの使い魔 【あらすじ・概要・感想】 ルイズ→幻想郷。逆ウルルン滞在記の雰囲気に近い。東方知ってる人はあわあわするルイズにニヨニヨできる 知らない人でも東方がたぶん和風な世界観なのでそれなりに楽しめそう 文章力、文字数ともに平均より下とは感じなかった。宗教上の理由により「「」」が許容できない人も少し我慢してみよう、ちょっとしか出てこないので。 初めてのことばかりで驚き、てんやわんやするルイズは不憫のようでしかし、 呼んでもねーのにやってくる数々のオリ主や他原作キャラのTUEEEEに驚かされててんやわんやされることに比べてほほえましいのだ。 チャレンジする価値はあると思われる。 不安なのはハルケゲニアに帰還した後のことも書く予定らしいのだが、それが蛇足になることだ。 このSSに限ったことではないが、「「…こんな!表現」」はエンタメとは直接関係ないと思うけど ちょっといいなと思っても玉に瑕で、あまり胸を張って誰かにおすすめできんのが残念。個人的なことだけど。 【作品名】雪風は赤い砂と共に 【作者名】火の丘 【URL】https //novel.syosetu.org/18249/ 【原作】ゼロの使い魔 【地雷要素又は注意事項】クロスオーバー、性格改変 【あらすじ・概要・感想】 最近ランキングから発見したもの。 ゼロ使のタバサがシルフィードでは無くNARUTOのサソリを召喚したら、という割りとありきたりなクロスオーバー。 まだ全三話と始まったばかりだが、情景や心理の描写が地の文ではっきりと表現されていて読むのにそう苦労しなかった。 ただ作者自身これが初投稿という事なので、これから先エタったり迷走したりするかもという不安はある。 良くも悪くもこれからに期待な作品。
https://w.atwiki.jp/pixmagicacademy/pages/96.html
使い魔キャラ 元はモンスター、魔法生物、などの生き物や人(学園、住民キャラ)でない企画内異世界の生き物人(上記同)と契約することで住みやすくなったり等のメリットを受けることができる。 もくじ ◆注意事項 ◆設定 ◆契約について ◆その他 ◆タイトルとタグ 注意事項 ◆企画参加ルール/キャラシートについてに一度目を通して下さい。 使い魔は1ユーザー付き1キャラまでとなっております。 ◆使い魔&ペットに関して タグが多くなってしまうのでペットは使い魔と一括りにさせて頂きました。 タイトルやキャプションで「ペット」か「使い魔」のどちらかの表記をお願いします。 ◆人型に変身できる設定は可能です。 必ずキャラシートには原型を描いて下さい。 キャラシートに原型と人型のイラストを一緒に描き込むことは可能です。 漫画機能での投稿はお止め下さい。 ◆使い魔は、住民/学園キャラとは恋愛は出来ませんが 使い魔同士での恋愛はOKです。 恋愛不可の場合は、キャプションにお書きください。 もちろん、性別に関して無性/両性/不明は不可と致します。 ◆既に使い魔/ペットを投稿の方へ キャラシートの投稿をできるだけお願いします。 設定 ◆使い魔の特徴に関して 魔法が使える/使えないの設定は自由です。 (魔法が使える場合は、魔法媒体を描いてください。) ただし契約者が居る場合、 契約者以上の力があっても契約者以下の力しか発揮できなくなります。 (という設定になりますので、たまに契約者以上の力を出す描写があっても 問題ありませんが、ほどほどにお願いします。) また、特技なども世界観を壊さない程度に設定でしたら可能です。 ◆使い魔の得意魔法属性に関して 世界観での魔法詳細 得意属性は、必ず四大属性(火・水・風・土の内)から一つまでにしてください。 無属性は、禁止しております。 得意属性でなくても属性を二つ以上付けるのはお止め下さい。 必ず一つまでとします。 ◆詳しい設定はキャプションへ キャラ名 年齢 性別 種族 誕生日 得意属性 特技 魔法媒体 口調(鳴声) 性格 生い立ち 好きなもの など入れていただくと交流しやすくなると思います。 大体の使い魔は、学園で保護されている設定になりますので 他の場所が良い方は、キャプションに記載ください。 契約について 契約できる相手は一人となりますが 契約期間を企画内一年(実際の半年で3月と9月に更新)とします。 更新に関しては契約者の方とご相談ください。 更新時に連絡が付かない状態とそのまま相手のイラスト投稿がないまま一ヶ月経ちましたら、 相手の同意無しに解除する事が可能になります。 自分のキャラ同士の契約は可能です。 上記で 「契約者が居る場合、契約者以上の力があっても 契約者以下の力しか発揮できなくなります。」 とありますが、魔法が使える使い魔で非魔法使いが契約者/主人になった場合は 全く魔法が使えなくなるという事はありません。 その他 アルバイト 使い魔/ペットでもアルバイトを募集している店舗等があれば アルバイトをすることが可能です。 アルバイトに関しては「未契約」もしくは「主人の許可なくすること」が可能です。 交流にあたって キャラがわかりにくいとなかなか交流がし辛いと思います。 なのでどのように動かしていいか文章だけだとわかりにくいと思いますので キャラ設定などの補足で少しキャラを動かしてあげることも必要と思います。 タイトルとタグ ◆イラストタイトル 【まほがく】キャラ名【使い魔】 【まほがく】キャラ名【ペット】 にして下さい。 キャラシート必須タグ 【まほがく】 企画必須タグ。「描いてもいいのよ」が含まれる 【まほがく】使い魔 使い魔用のキャラシートに必須。使い魔同士での「恋愛許可」が含まれる。恋愛不可の場合は、キャプションにて「恋愛不可」とお書き下さい 任意タグ 【まほがく】主人募集 契約者/主人を募集するタグ。pixivで主人/契約者を検索する場合は【まほがく】使い魔募集のタグを見てください。 【まほがく】男/女 性別タグどちらかお選びください。 【まほがく】学園飼育舎 主人がいない使い魔の住居になります。 【まほがく】第○寮/教員寮/○区域 契約者/主人が出来た場合は同じ住いのタグを付けることが出来ます。生徒:一/二/三/四/五寮 教員:教員寮 住民:東/西/北/中央区域 となります。 【まほがく】○属性 得意属性のタグ詳しくは任意タグをご覧下さい。 【まほがく】企画休止中 休止中のタグです。あくまで、企画を休んでいるという自己宣告になります。 当たり前な様なことも書いてありますが、皆様のご協力宜しくお願いします。 些細な疑問や質問、不明な面がありましたら メッセージや専用掲示板にて企画主にお問い合わせ下さい。 .