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目次 【概要】カレゴリー 詳細いじめっ子正義感の強いタイプ 保身タイプ 嫌がらせタイプ いじめらっれ子 流れ第一段階 第二段階 第三段階 対策案 【参考】ソース 関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 カレゴリー 独自研究 社会 詳細 いじめっ子 複合型あり。 正義感の強いタイプ 問題意識の強い。 問題の解決の仕方に問題がある。 いじめという意識は皆無。 特に自分が正しいと思い込んでる。 周囲から慕われてる。 普段の行動はいいので周囲に信頼されて発言力・影響力が強い。 説教や更生のつもりだろうが越権行為だったりする。 保身タイプ 普段は傍観者。 いじめられっ子と接するときに、根拠のない排他的な行為をする。 嫌がらせタイプ 遊びでやっている。 反撃・報復してこない相手を選んでいる。 陰湿。 いじめらっれ子 はっきりとは分からないが最初の段階でいじめられっ子のにも何かしらの問題がある。 少なくとも自分の場合は、なにかしらの問題点・過失があった。 より具体的に分類する場合は、色々なタイプをいじめてきた人に聞くしかないように思う。 流れ 第一段階 正義感の強いタイプが間違った問題解決をすると発生。 この段階ではいじめられっ子の方にも非がある場合がある。 第二段階 保身タイプのせいで孤立させられる。 この段階でいじめられっ子には非がない。 第三段階 嫌がらせタイプが孤立して弱っている相手をいじめ始める。 ここまでくると進級・進学してもいじめ情報が共有されて嫌がらせしてくる。 対策案 高齢者をボランティアやバイトで雇って、校内を巡回してもらう。 ボケ防止とかにも有効? 【参考】 ソース 俺。 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/某国の諸問題一覧 ★★★ 創作/家族就学就労システム ★★★ タグ 社会 最終更新日時 2013-03-25 冒頭へ
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おひさまさんをつかんでしまった 7KB パロディ 小ネタ 悲劇 飼いゆ 野良ゆ 愛護人間 雰囲気モノ 二行作 【はじめに】 今回は、雰囲気モノです。 説明不足とも取られる描写がありますが、仕様ですのでご了承下さい。 【本編】 『おひさまさんをつかんでしまった』 (作・二行) 太陽をつかんでしまったまりさは、ライオンの付いたプールで死んでた。 まりさは野良ゆっくりだった。 同じ境遇のありすと一緒に、つつましく暮らしていた。 初めておちびを授かった時の感動を、まりさは忘れない。 そんな何ものにも換え難い宝物は、野良猫があっというまに連れ去ってしまった。 悲しみに押し潰されそうになりながら、2匹の饅頭は街をさまよう。 いつのまにか、まりさは宙に浮いていた。 振り向けば、大きな大きな人間さんの腕。 無駄を承知の抵抗。慟哭するありす。 覚えているのは、そこまでだ。 華やかなカーペットの上に、雲のようなソファーが敷かれている。 自分がそこに寝かされていたことに、まりさはようやく気が付いた。 頭を起こすと、瞳の先に広い芝生。 穏かな風、美しい泉、整備された花壇。 まるで楽園のような光景を目の当たりにして、まりさの餡子は硬く震えた。 これは人間さんのおうちだ。野良がここに入れば、生命はない。 まりさは逃げることさえ諦めた。 頭をふかふかさんに突っ込む。 ずっとゆっくりさせられる前に、せいぜい目の前のゆっくりを楽しもう。 尻丸出しのまりさに、ゆっゆっと呼びかけるものがいる。 再び頭をもたげると、目の前にいたのは楽園の素敵な饅頭。 見たこともないほどの美れいむだった。 まりさは知るよしもないことだったが、ここは気の毒な金持ちの家だった。 何が気の毒かといえば、有り余る財産をゆっくり如きに費やしていたからだ。 ある時は、ゆっくり型のカラクリ時計を街に寄贈したり。 ある時は、ゆっくりの群れがいる山を買い取り、愛護団体に預けたりしていた。 そんな彼が一番大事にしていたのは、丹精込めて育て上げたれいむだった。 湯水の如く金を注ぎ込んだ甲斐もあり、品評会では信じられないほどの値が付いた。 勿論、金持ちにれいむを売る気はない。 大輪の薔薇を思わせるリボン、黒い絹を思わせる髪の毛、聖母のようにふくよかな頬。 何より慈悲深くものどかな性格が、男の気持ちをつかんで放さなかったのだ。 れいむは通常種とは思えないほどの謙虚さを保ち、我儘など口にしたこともない。 しかしたった一度だけ、自分の希望を金持ちに打ち明けた。 飼い主と車に乗って出かけた時に見かけた、野良まりさ。 そんな貧乏ゆっくりに一目惚れしてしまったのだ。 出来れば、あのまりさと一時で良いから一緒にゆっくりさせてほしい。 そんな細やかな願いであった。 金持ちは親馬鹿の常として、過剰に反応した。 即座に野良まりさを拉致し、最高級のクリーニングを施した後、家に連れてきたのだ。 そんな黒饅頭は今、ゆっくり用ソファーに頭を突っ込んで震えている。 れいむの呼びかけでようやく身を起こしても、どこかオドオドとしていた。 金持ちはそんな光景を、微笑ましく眺めている。 今から2匹は番だと告げられた時、美れいむも野良まりさも困惑した。 だが、美れいむの表情はすぐに紅潮する。 末永くよろしくお願いします。 おおよそゆっくりらしからぬ求婚の言葉を、まりさは跳ね除けることが出来なかった。 こうして、野良まりさは飼いゆっくりとなった。 それも愛護セレブの下で、美れいむの夫としてである。 まりさは生涯に渡るゆっくりを約束されたのだ。 まるで太陽を手中にしたかのような僥倖であったに違いない。 太陽をつかんでしまったまりさは、太陽から手を離したくなかった。 まりさは1匹で過ごすことが多かった。 美れいむはセレブの飼いだけあって、パーティーなどに引っ張りだこだったのだ。 番とはいえ、まりさの出番はなかったし、行きたいと思ったこともなかった。 美れいむとまりさには、小さいながらも家が与えられている。 屋敷の中に建てられた、庭付き一戸建ての豪勢なゆっくりプレイス。 道楽の極みであった。 よくまりさは、庭にあるプールの側でゆっくりしていた。 プールには常に花びらが浮かべられて、鮮やかな色彩を湛えている。 時折まりさは、帽子に乗って遊泳をしたりする。 それを美れいむが、ことのほか喜ぶからだ。 留守番まりさは、今は泳ぎ回ることもなく、ひなたぼっこをしている。 プールの端には一段高いところがあって、そこが黒白饅頭のお気に入りであった。 水上の花びらが気ままに泳ぐ様を見下ろす。見ていて飽きない。 プールの真ん中にはどういうわけか、大きなライオンの半身像がある。 マーライオンよろしく、獅子の口からは水が絶え間なく流れ落ちていた。 大きな顔をしたそれもまた、まりさには好ましく思えるのだった。 ライオン像の向こう側には、生垣がある。 厳重な塀ではない。その気になれば抜け出すことも可能だろう。 今の暮らしを、あのありすはどう思うだろう。 かつての番を、まりさは忘れてはいなかった。 いっそこっそり迎えに行こうかと思ったことも、ある。 思い出すのは、野良としての毎日。 人間、動物、同族、環境、天候。 全てが明確な敵意を持っていた。 もしあの生垣を越えてしまえば、2度と帰ってこれないかもしれない。 そうなったら、またあの頃に戻ってしまうのだ。 この庭から、出られるはずもなかった。 太陽をつかんでしまったまりさは、どうしてもそこから動けずに立ってた。 穏かな昼下がり。まるで、この家に来た日を思い出す。 空の太陽は遥か高みにあり、幸福を手に入れたまりさを照らし出していた。 ライオンの右肩越しに、花壇が見える。 以前なら、餌場としか見ることが出来なかっただろう。 毎日ゆっくりとしたご飯を頂いている今では、自生する花は景観でしかない。 整備された花々の名前を、まりさは知らない。 美れいむは知っているようで、ひとつひとつ教えてはくれたのだが。 それでも、まりさは思う。 どれかの花が抜かれて仲間達と別れることになれば、泣いたりするんだろう、と。 飼いまりさは、番を思い浮かべた。 ありすではない、美れいむの方を。 確か今日は、飛行機というものに乗ってパーティーに向かっているはずだ。 飛行機は、どこまでも高く、お空を飛んでいけるのだという。 まりさは、別段それを羨ましくは思わない。 今以上のものを、望みたくもなかった。 風がいつもより強く吹いたようだった。 自分が空を飛んでいる気がしたのだ。 いつのまにか、まりさは宙に浮いていた。 飼い饅頭は仰向けの姿勢で空を見つめる。 きっと、後頭部の下にはプールがあるのだろう。 自分の上に、ありすがいた。 突き飛ばされたのか。 逆光でその表情はうかがえない。 見慣れたカチューシャだけが、僅かに確認できた。 赤いお飾りが震えている。 そのことが、何故ここにありすがいるかということよりも、心に残った。 最期にまりさの中身に浮かんだのは、家族のこと。 ありすと、2匹のおちびに囲まれた、あの頃の夢。 激しい水しぶきが上がる。 深いプールに2匹が沈み、形を失っていく。 かつて愛し合った2つの生命が、1つに溶け合って結び合う。 それはゆっくりに許された、数少ない至福であったのかもしれない。 まりさには意識も生命も残されてはいない。 僅かなシミだけを水の底に残し、やがてそれも排水口へと消えていった。 お帽子だけが名残のように、優しく浮いている。 陽光のような花びらに囲まれて、ゆらり、ゆらり、ゆらり。 太陽をつかんでしまったまりさは、ライオンの付いたプールで死んでた。 (終) 挿絵 byめーりんあき 【過去作】 ※単発物近作 ふたば系ゆっくりいじめ 1059 でか帽子まりしゃと姉まりしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 1055 さげゆん ふたば系ゆっくりいじめ 1019 餡娘ちゃんに花束を ※カオスVS鬼威惨 次回作頑張って近日 ふたば系ゆっくりいじめ 947 はげの復活(上) ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ※YHKアーカイブス ふたば系ゆっくりいじめ 840 プラネット・ゆース ~ドスまりさ~ ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース(うーぱっく&すぃー) ※続編準備中 ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ※どろわ&ぬえ draw006 「パラダイゆch」 nue079 「素晴らしき世界」 nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 その他の作品に関しては、ふたばSS@WIKIの『二行の作品集』をご覧下さい。 餡娘ちゃんとWIKIあき、感謝。 二行の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る He got the sun -- 2016-08-14 00 35 45 ありす、、、、、、、、、 強し -- 2013-07-17 21 00 33 人の飼いゆっくりを殺すとは何とゲスなアリスだ!!(棒) -- 2011-10-30 22 30 47 ・・・MGEか?>ミッシェルの唄だね。 -- 2010-11-29 21 49 41 どうやって侵入したんだろ? なんか映画みたいな雰囲気だね。 -- 2010-07-26 02 22 26 ありす… -- 2010-07-20 02 31 45 ・・・MGEか?そうなのか!? -- 2010-07-12 22 33 08
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いじめ
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「ゆっ!おちびちゃんたち、ただいま!」 「みゃみゃだ~!」 「ゆぅ!おかあしゃん、おかえりなしゃい!」 「おかーさん、おかえりなさいだぜ!」 「ゆっくりおかえりなさい!」 「ゆぅ~ん♪おにゃかしゅいたよ~♪」 巣に戻ってきた母れいむに、巣の中で遊んでいた子ゆっくり達が 口々に返事をしながら、ぴょんぴょんと跳ね寄って来る。 崖の岩肌にできた洞穴。 ゆっくりの巣としては広い洞穴で、 屈みさえすれば、人間でも三人ぐらいは入れそうな広さがあった。 ほぼ円形の広々とした空間。 目立つ物と言えば、天井から突き出した、頑丈そうな太い木の根ぐらい。 崖の上に立つ大木の根がここまで伸びてきているのだった。 そこが、れいむ一家の巣だった。 その巣に住むのは、 ソフトボール大の子ゆっくり、子まりさが2匹に子れいむが1匹。 ピンポン玉より一回り大きめの赤ゆっくり、全て赤れいむで3匹。 母れいむを入れて、今は計7匹のゆっくり家族だった。 「みゃみゃ~、しゅ~りしゅ~りちて~♪」 「ゆっ!れーみゅも!」 大好きなお母さんとすーりすーり♪しようとしているのは、 末っ子と五女の赤れいむコンビ。 そして、母れいむの陰に転がっている丸い物体に気づく。 「ゆ・・・?しょれ、なーに?」 「ゆ!このこはね・・・」 五女赤れいむが上げた疑問の声に 母れいむが事情を説明をしようとしたときだった。 「ゆっ、ゆぅ・・・ん・・・・」 注射されていた睡眠薬の効果が切れ、目を覚ましたソレが声を上げた。 「ゆわっ!?しゃべっちゃ!」 末っ子の赤れいむが驚いてぽよ~んと、飛び上がる。 「ゆゆっ?おちびちゃん、めがさめた?」 母れいむが少し体をよじって鎖を引っ張ると、コロコロとソレが転がり、 母れいむの目の前までやってくる。 「ゆぅ!あかちゃんだよ!」 次女である子れいむが最初にその正体に気づいた。 「そうだよ!きょうから、このあかちゃんもかぞくになるよ! みんなゆっくりなかよくしてね!」 「「「「「ゆゆぅ~!?」」」」」 突然家族が増えたことに、 一様に驚きの声をあげる子供ゆっくり達。 「おちびちゃんも、これからはれいむがゆっくりさせてあげるからね。」 優しく笑顔を向けるれいむ。 キョトンとしている赤まりさ。 「ゆ・・・きょきょ・・・どきょ・・・?」 生気のない声で誰にともなく尋ねる。 怖い人間の家にいた筈なのに、 気がついたら、どこか見知らぬゆっくりのお家にいた。 怖い人間の家にいた筈なのに? その怖い人間の家で自分は何をされた? 怖い人間に見せられた鏡という物に写っていたのは何だった? 「ゆっ・・・!?み、みないじぇぇ!まりしゃをみないじぇぇ!」 突然、恐慌状態に陥り、泣き叫び出した目の前の赤まりさに、 唖然とするゆっくり一家。 その状態からいち早く復帰したのは、母れいむだった。 「ゆっ!おちびちゃん!もうだいじょうだよ! おちびちゃんをいじめる、わるいにんげんさんは、もういないよ!」 赤まりさを落ち着かせようと力強く声をかける。 だが、赤まりさの恐慌は治まらない。 今、赤まりさが怯えているのは、目の前にいない人間にではない。 怖い人間によって、怖い化け物にされてしまった自分の姿、 そして、その自分を見たときに、周りのゆっくりが見せるであろう 反応に怯えていたのだ。 しかし、その反応は赤まりさが想像していたものとは違った。 「ゆゅ・・・どうちたのぉ・・・?ぽんぽんいちゃいの・・・?」 五女赤れいむが心配そうに、赤まりさの顔を覗き込む。 「みちゃやぁぁ!みないじぇぇ・・・ゅ・・・・?」 自力で動くことができないため、顔を逸らすことすらできず、 ただ泣き叫ぶ赤まりさだったが、 赤れいむが叫び声をあげないことに気づいて戸惑う。 自分の妹のまりさは、自分の顔を見て怯えて、火がついたように泣き出した。 この赤れいむもそうだろうと思っていた。 「ゆぅぅ・・・りゃいじょうぶ・・・?」 だが、赤れいむは、いまだに心配そうに、 赤まりさの顔をじぃっと覗き込んだままである。 「ゆ・・・・・・・・」 赤まりさは、少し離れた所から、固まってこちらを見ている、 他の子ゆっくりと赤ゆっくり達に視線を移す。 他のゆっくり達は、どこか訝しげな視線をこちらに向けている。 やっぱり自分のお化けみたいな顔を怖がっているのか? でも、怖がって怯えているという様子とは少し違う。 「・・・ゆ。なんだか、へんなおめめのあかちゃんなのぜ!」 小馬鹿にしたような口調で子まりさが言った。 (ゆ・・・やっぱり・・・) 再び、赤まりさの心が暗く沈む。 その様子を見て、母れいむが子まりさを叱りつけようとした、その時。 ドン!! 「ゆびゃっ!?」 音を立てて、子まりさに体当たりをしたのは、もう一匹の子まりさ。 長女まりさであった。 ちなみに体当たりをされた方の子まりさは三女である。 「あかちゃんに、そんなひどいこと、いっちゃだめなんだよ! そんなこというゆっくりは、ゆっくりできないよ!」 「だじぇ・・・」 姉に叱られ、涙目になる三女まりさ。 「そうだよ。れいむのおちびちゃん。 このあかちゃんはね、わるいにんげんさんに、けがをさせられたんだよ。 とってもかわいそうなめにあったんだからね。 いじわるいったら、おかあさんゆるさないよ。」 姉まりさが厳しく叱ってくれた分、 幾分優しく、諭すように語りかける母れいむ。 「ゆぅ・・・ごめんなさいなんだじぇ・・・」 涙目で謝る三女まりさ。 「まりさ、あかちゃんにもあやまろう?」 体当たりされた時に地面に打ち付けた頬を ぺーろぺーろしてくれながら、次女れいむが促す。 「ゆぅ・・・あかちゃん、ごめんなさいなんだじぇ・・・!」 母れいむは安心していた。 三女の子まりさは思ゆん期にありがちな反抗精神から、 粗雑な態度を取ることも多いが、根は優しい子ゆっくりである。 きちんと接してあげれば、こちらの想いは必ず通じる。 勿論、他の子達もこの子に負けず劣らずに 優しい、ゆっくりとしたゆっくりだ。 一方の赤まりさは、戸惑っていた。 変な顔と言われこそしたが、このゆっくり達には怯えた様子は見られない。 自分が自分の顔を見たときには、恐怖のあまり叫び声を上げた。 怯えるなと言われても、怯えずに済む顔ではなかった。 お父さん達だって、叫び声こそ上げなかったが、 怖がってブルブルと震えていたではないか。 それなのに、この家族達は、何故か誰も怯えた表情を見せてはいない。 自分の顔が怖くはないのだろうか? 自分の顔は怖くはないのだろうか? 「それじゃ、みんな、あたらしいかぞくのあかちゃんに、 ゆっくりあいさつしようね!」 「「「「「「ゆっ!」」」」」」 「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」 「「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!!」」」 母れいむの号令一下、綺麗にハモった挨拶をするゆっくり一家。 「・・・・ゆぅ・・・ゆっくり・・・していってね・・・・」 一方の赤まりさは、ゆっくりの本能から返事は返すが、 その声にはまったく力がこもっていない。 ゆっくり一家も表情を曇らせる。 「ゆ~・・・あかちゃん、げんきないよ・・・」 長女まりさが心配そうに母れいむを見やりながら言う。 「ゆぅ・・・ おちびちゃん、ひどいことされたから、げんきないんだね・・・ でもだいじょうぶだよ! ゆっくりしていれば、きっとげんきになれるからね! ここはゆっくりできるおうちだから、 おちびちゃんはえんりょしないで、ゆっくりしていってね!」 母れいむが赤まりさを元気づけるように言う。 「ゆ・・・」 赤まりさの反応は相も変わらず。 母れいむは嘆息を漏らすが、まだこんな小さな赤ちゃんが、 ひどい目に遭わされた上、家族まで失ったのだから仕方がない、 後は時間に任せるしかないと結論を出した。 「みゃみゃぁ♪れいみゅ、おにゃかしゅいたよ!」 暗い雰囲気を破るように、六女れいむが脳天気な声をあげた。 時間は既に夕方近い。 朝ごはん以来、何も食べていない子供達は既に空腹であった。 「ゆっ!そうだね!ごはんさんにしようね!」 母れいむも、自分達が沈んだ気持ちでいては、 この赤ちゃんをゆっくりさせてあげることなんてできない、 みんなで楽しいごはんにしようと、気持ちを切り替える。 そこで、人間から貰った、とてもゆっくりできるごはんの事を思い出した。 「ゆゆっ!ゆっくりおもいだしたよ! おちびちゃんたち!きょうはとってもおいしいごはんさんがあるよ! おねえちゃんたちは、おかあさんをてつだってね!」 「ゆゆぅ~!?おいちいごはんしゃん!?」 「ゆわーい!ゆわーい!」 嬉しそうにピョコピョコ飛び跳ねる赤ゆっくり達の歓声を受けながら、 母れいむと子ゆっくり達は、人間が巣の前に置いていった 大量の食料の山を巣の中に運び入れる、 「ゆぅ~!!!すごいごちそうなんだじぇ~!?」 「とってもあまそうな、あまあまさんもあるよ!?」 「ゆっ!すっごくゆっくりできるごはんさんだね!!」 お姉ちゃんゆっくり達も、今まで見たことのない大ご馳走に、 興奮してポヨンポヨンと飛び跳ねる。 「こっちのごはんさんは、ふゆごもりのときのおたのしみだよ! きょうはくだものさんとおやさいさんをたべようね! とってもおいしくて、ゆっくりできるよ! でざーとにあまあまさんもあるよ!」 「「「「「「ゆゆ~ん♪」」」」」」 そうして、楽しそうな一家の食事が始まった。 「うっめ!?これめっちゃうっめ!?」 「ゆゆぅん♪このくだものさん、すっごくおいしいよぉ!」 「おにぇちゃん!おやさいしゃん、おいちぃにぇ!!」 「「「むーしゃむーしゃ、しあわせぇ~♪」」」 ガツガツ、もっもっ、と餌を食い散らかしてゆく、ゆっくり達。 そんなとき、ふと五女赤れいむが、一匹佇んでいる赤まりさに気づく。 「ゆぅ・・・おかあしゃん、あにょこはちゃべないの・・・?」 「ゆっ・・・おちびちゃんはおくちをけがしちゃって、 ごはんがたべられなくなっちゃたんだよ・・・」 「ゆぇぇぇん! ごはんしゃんたべりゃれなかっちゃら、ゆっきゅりできにゃいよ~!」 それを聞いた末っ子の赤れいむが泣き出してしまう。 「・・・・・・・・」 そのやり取りを黙って見ていた三女まりさが、 今から食べようとしていた餡子を口に頬張ると、 赤まりさの目の前までビョンビョンと跳ねて来た。 そして、ベッと餡子を吐き出す。 「ゆっ!ごはんさんをたべないと、 まりさみたく おおきくなれないのぜ! むりしてでも たべたほうがいいんだぜ!」 そして、母ゆっくりが子ゆっくりにしてやるように、 少量の餡子を自分の舌に乗せると、 キョトンとしている赤まりさの口の前に差し出した。 先程の汚名返上のつもりなのだろうか。 だが、子まりさは、そこで初めて、 赤まりさは餌を食べるべきお口を閉じているのではなく、 そもそも、お口がついてない、ということに気づく。 その部分には、呼吸のための空気穴が幾つか開けられているのだが、 針で開けた細い穴なので、ゆっくり達はそれに気づかなかったし、 どのみち食物摂取の役に立つものではない。 「ゆ?ゆぅっ・・・?!おぐぢがぁ・・・!? ゆぎぃぃ!?どうじでごんなひどいごとするんだじぇぇぇ!?」 三女まりさはガクガクと震えながら驚愕の声を上げた後、 赤まりさの境遇に我が事のように涙を流し、 じだじだと体をぐねらせる。 「ゆ・・・まりしゃは・・・だいじょうぶぢゃよ・・・ おにゃきゃ・・・しゅいてないよ・・・」 実際、赤まりさは、濃縮オレンジジュースによって 十分過ぎる程の栄養を与えられているので空腹感は無かった。 それでも普通のゆっくりであれば、 他のゆっくり達が美味しそうにごはんを食べている光景を見れば、 おのずと食欲が沸いてくるものである。 しかし、虐待を受け、家族から化け物呼ばわりされて 生きる気力を失っている今の赤まりさは、 ゆっくりできる美味しいごはんすらも、 何ら魅力的には感じなかったのである。 「ゆぅぅ!だっだらまりざも、おながずいでないんだじぇ! あまあまはいらないんだじぇぇ!!」」 三女まりさは、そう言いながら、体を使って地面の餡子を脇に押しやる。 だが、時折視線が餡子の方を彷徨い口の端から涎が垂れているのが未練である。 「ゆぅ・・・ゆっきゅり、あみゃあみゃさんをたべちぇにぇ。 しょのほうが、まりしゃはうれちいよ?・・・まりしゃおにぇしゃん。」 「ゆぅぅぅぅ・・・ゆ・・・ゆ゛え゛ぇ゛ぇぇん! ゆっぐりいだだぐんだじぇぇ!! むーじゃ、むーじゃ・・・じ、じあわぜぇぇ!!」 しあわせぇと叫びながらも、 ボロボロと涙を零し、むせび泣きながら餡子を貪り喰らう三女子まりさ。 この子まりさは、同世代の子ゆっくり達の中では一番の年下。 妹の赤ゆっくり達は全てれいむ種。 そんな中で、初めてできた、同じまりさ種の"妹"。 初対面では、あんな意地悪な事を言ってしまったが、 内心ではそのことが嬉しくて嬉しくて仕方なかったのだ。 だから、お姉さんらしい所を見せようとして頑張ったのだが、 逆に"妹"に気を使われてしまった事への悔しさと、 『おにぇしゃん』と呼ばれた事への嬉しさ。 それらが綯い交ぜになっての涙だった。 「おにぇちゃん、なきゃないでにぇ!」 「ゆぅぅぅ!みんにゃでいっしょに、たべよーにぇ!」 赤れいむ達が、まりさ姉妹の元に跳ね寄ってくる。 それを見て、姉の子まりさと子れいむも、 美味しい餡子さんを口に咥えて、集まってくる。 母れいむは、そんな子供達の姿を微笑ましそうに眺めている。 その中心にいながら、赤まりさの心は、 いまだ辛い記憶に暗く沈んだままだったが、 虐待を受けた疲れからか、残っていた睡眠薬の影響からか、 ウトウトと船を漕ぎ始め、いつしか、安らかな眠りに落ちていった・・・ -------------------------------- それから三日後。 赤まりさが新しい家族の元に来てから四日目の日。 「ゆぅぅ~!?まりしゃ、しゅご~い!!」 ゴムボールの弾力でボヨンボヨンと高く跳ねる赤まりさを見上げながら、 四女赤れいむが感嘆の声を上げる。 「おちびのくせに、なかなかやるんだぜ!」 三女子まりさが、負けじとポヨンポヨンと跳ね上がる。 「ゆゅん♪」 他のゆっくり達に較べると、まだ少し元気が無いが、 それでも楽しげな声を上げる赤まりさ。 あの日以来、小雨が降り続き、一家は一歩も外に出ることなく、 巣である洞穴の中で過ごしていた。 外には出られなくても、美味しいごはんは食べきれないくらいある。 また、一家が巣にしている洞穴は広いので、 子ゆっくり達が一緒に遊べるだけの空間もある。 もっと広いお外で、のびのびと遊べないのは残念ではあるが、 それでも一家はゆっくりとしていた。 母れいむ一家の赤ゆっくりよりも、僅かに年下の赤まりさは、 皆の妹分として、姉妹達からも可愛がられた。 そんな、ゆっくりとした優しい"家族"に囲まれていた事と、 都合の悪い記憶、辛い記憶はすぐに忘れ去ろうとする ゆっくりの自己防衛本能故に、暗く沈んだ赤まりさの心も、 少しずつではあるが、元の明るさを取り戻していった。 凍てついていた氷が溶け出すように、ゆっくりと。 そして今日、三日ぶりに雨が上がり、 一家は森の中の空き地まで遊びにやってきて、 厳しい冬が始まる前の、柔らかな陽の光を存分に楽しんでいた。 「ゆっ!もういっかい、いくよ!」 次女子れいむが、赤まりさを留めている鎖を口で咥えると、 ピョーン!と空に向かって放り投げる。 「ゆぅ♪まりしゃ、とりしゃんみちゃい♪」 ボヨ~ン、ボヨ~ンと高く飛び跳ねる赤まりさ。 何回目かの着地点に、尖った小石が落ちていた。 「ゆぴゃっ!?」 尖った石に当たったことで、赤まりさがあらぬ方向に飛んで行く。 「ゆぇぇん!まりしゃぁ!?だいじょうびゅ~!?」 赤まりさを追いかけ、涙目で跳ねてゆくのは、五女赤れいむ。 「ゆ・・・だいじょうびゅ!びっきゅりしちゃっただけぢゃよ!」 赤まりさは、何事もなかったように返事をする。 全身をゴムで包まれているので、 小石に当たったくらいでは、何のダメージも無いのだ。 「ゆぅ~・・・ぺーりょぺーりょ、すりゅよ!」 それでも心配して、赤れいむが赤まりさの底部を舐める。 赤まりさは、赤ゆっくり達の中では、 この五女赤れいむと一番仲が良くなっていた。 本当の姉妹の中で一番仲の良かった赤れいむと どこか雰囲気が似ている事もその一因だった。 そして、赤れいむの方も赤まりさが大好きだった。 「ゆ~ん・・・?」 ぺーろぺーろをしていた赤れいむが不意に疑問の声をあげる。 赤まりさの底部のぺーろぺーろをした箇所が 饅頭皮の肌色から、黒色へと変化したからである。 しばらく、その黒い物を見つめていたが、 赤れいむにはそれが何かはわからない。 そうこうする内に、 「ゆ!つぎはおしくらゆっくりをやろうね! おしくらゆっくりす~るも~の♪こ~の■■■■と~まれ♪」 長女まりさの呼びかけに、五女赤れいむもすっかりそちらに気を取られる。 「やりょうね~♪」 「おちびもやるんだぜ!とってもたのしいのぜ!」 「ゆぅ♪まりしゃもやりゅよ♪」 三女子まりさに引っ張られ、赤まりさが嬉しそうに声を上げる。 「ゆぅぅぅ!みんなとってもゆっくりしてるね! おかあさんもゆっくりできるよ!」 母れいむは、鎖に繋がれて遠くまで離れられない赤まりさを中心に 仲良く遊ぶ子供達の姿に、顔を綻ばせていた。 -------------------------------- 「ゆぅ・・・ゆぴぃ・・・・」 「だじぇ・・・・」 「すーやすーや・・・すーやすーや・・・ちあわせぇ・・・」 遊び疲れた子供達は、母れいむに寄り添って、しばしのお昼寝タイム。 穏やかな子供の寝顔をみつめる母れいむ。 ふと、視線に気づく。 「ゆ?どうしたの、おちびちゃん?おねむじゃないの?」 自分を見上げていた赤まりさに声をかける。 「ゆ・・・・・・」 赤まりさは、何かを言いたそうに、もじもじとしている。 「ゆぅ・・・?どうしたのかな?」 「あ、あにょね・・・・おばちゃん・・・」 いい淀む、赤まりさ。 どうしよう。断られたらどうしよう。 そんな思いに餡子胸をドキドキと高鳴らせて。 母れいむは、優しい笑顔を浮かべて、ただ黙っている。 「まりしゃね・・・まりしゃ・・・おばちゃんのこと・・・・・・ おかあしゃん・・・って・・・よんでみょいい・・・・・・?」 ウルウルと瞳を潤ませながら、 赤まりさがやっとの思いで言葉を絞り出す。 「ゆゆっ!?もちろんだよ!おちびちゃん! おちびちゃんも、れいむのかわいいあかちゃんだよ!!」 母れいむが満面の笑みを浮かべて答える。 「ゆぅぅぅ・・・おかあ・・・しゃん・・・おかあしゃん!おかあしゃぁん!」 泣きながら、母れいむの事を何度もお母さんと呼ぶ、赤まりさ。 「ゆぅ・・・さびしかったんだね、おちびちゃん。だいじょうぶだよ。 これからは、おかあさんがずっとおちびちゃんのそばにいるからね!」 母れいむも目に涙を浮かべながら、赤まりさの固い体にすーりすーりをする。 ガサリ 不意に離れた木陰で物音がした。 子供を守ろうとする本能から、まず、母れいむが咄嗟にそちらに視線を移す。 遅れて赤まりさが。 木の陰から一人の人間が笑顔でこちらを覗いていた。 だが、ゆっくり達の視線がこちらを向いたことに気づき、すぐに身を隠す。 (ゆ・・・?あのときのおにいさん・・・?) 母れいむは、その顔に見覚えがあった。 他ならぬ、この赤まりさを母れいむに預けた、あの人間だ。 (おちびちゃんがしんぱいでみにきたんだね・・・) 「ゆっ!おにいさん!こっちに・・・」 赤ちゃんはとってもゆっくりできてるから心配ないよと伝えよう、 それから子供達にも美味しいごはんのお礼をさせよう、 そう思い、お兄さんに声をかけようとする母れいむ。 だが、その声が遮られる。 「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」 赤まりさが、耳をつんざくような絶叫を放った。 「ゆっ!?どうしたの!?おちびちゃん!?しっかりしてね!! どこかいたいの?!」 「ゆびぇぇぇぇぇぇぇ!!にんげん!!!にんげんしゃんがいりゅよぅ!!! ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!!やめちぇぇぇ!!!ゆぴゃぁぁぁっ!!! まりじゃに、ひぢょいこちょちないじぇぇ!!!!!!!!」 半狂乱になって泣き叫ぶ赤まりさ。 赤まりさの叫び声に、姉妹達も次々に眠りから醒め、 尋常ならざる赤まりさの声に、何事かと心配そうに様子を伺っている。 「ゆゆっ!?ちがうよ!おちびちゃん! あのにんげんさんは、いいにんげんさんだよ! おちびちゃんのことたすけてくれた、やさしいおにいさんだよ! ゆっくりりかいしてね!!」 この赤ちゃんは、人間の顔が区別できないのだろう。 自分を虐めた悪い人間も、あの優しい人間も、 みんな同じに見えるに違いない。 そう理解した母れいむは、必死に赤まりさを宥めようとする。 それに、赤ちゃんの命の恩人であり、美味しいごはんの恩人でもある お兄さんに聞かれたら気を悪くさせてしまう。 まりしゃのおかあしゃんは何を言っているのだろう。 あの人間さんが、良い人間さん?優しいお兄さん? 違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。 そんな筈はない。だって、まりしゃは忘れていない。 絶対に忘れられない。あの人間さんの笑顔。 まりしゃの本当の姉妹達と、本当のお父さんとお母さん達を、 とってもとってもゆっくりできないひどい目に遭わせたあの笑顔。 あの怖い怖い怖い怖い怖い怖い笑顔。 「ゆ゛え゛ぇぇぇぇん!!!ぢぎゃうにょぉぉぉぉ!!!! ぎょわいにんげんざんにゃにょょぉぉぉぉぉぉ!!!!」 「ゆぅぅ・・・・おちびちゃん・・・・」 赤まりさは、必死になって母れいむに訴えかけるが、 必死になればなるほど、恐怖だけが先に立ち、言葉は伝わらない。 どうしよう、どうしよう、どうしよう。 このままでは、まりしゃだけではなく、 優しいお母さんと、お姉ちゃん達まで、あの怖い人間に・・・! 「ゆっぐ・・・!!にげぇぇ!!にげちぇぇぇぇ!!! にんげんざんがぎゅるよぉぉぉ!!!!!」 「ゆっ!!おちびをいじめた、わるいにんげんがくるのかだぜ!! そんなやつ、まりさがひとひねりにしてやるんだぜ!!!」 漠然と状況を把握した三女まりさがいきりたつ。 「「ゆっくりできないにんげんは、おねえちゃんたちがゆるさないよ!!」」 長女まりさと、次女れいむも、赤まりさを囲むようにして、 どこにいるかもわからない敵に向かって、 ぷっくぅぅぅ!と全力で威嚇をする。 「ゆすん・・・おにぇちゃん・・・!」 やっと自分の話を理解してくれる相手が現れたと、希望に目を輝かす赤まりさ。 「ち、ちがうよ!れいむのおちびちゃんたち! ちゃんとれいむのおはなしきいてね!?きいてね!? どぼじでぎいでぐれないのぉぉぉぉ!?!?」 子供達が更に事態をややこしくしようとしていると感じ、 ほとほと困り果てる母れいむ。 無論、この場合、判断を誤っているのは、母れいむただ一匹なのだが、 そんな事には気づく筈もない。 その時だった。 ポツ・・・・・・ポツ・・・ポツ、ポツ、ポツ、ザー・・・ この季節の天気は移ろいやすい。 ゆっくり達が賑やかにゆんゆん騒いでいる間に、 いつの間にやら空が掻き曇り、あっと言う間に大粒の雨が降り出した。 「「「「あめさんだぁぁ!?」」」」 赤まりさ以外、今までのドタバタの事も忘れ、 空を仰いで恐怖の叫びを上げるゆっくり一家。 「ゆっ!?やめてね!?あめさんはゆっくりできないよ!!」 「あめさんは、ゆっくりふらないでね!ふらないでね! かわいいれいむがゆっくりできないよ! どぉぉじで、あめざんふるのぉぉぉぉ!?」 「やめちぇね!れーみゅとけちゃくないよ!?」 「おちびちゃんたち!! ゆっくりしないで、おかあさんのおくちにかくれてね! いそいでおうちかえるよ!!」 母れいむが自力で動けない赤まりさを真っ先に口に咥えると、 他の子ゆっくり達を急かす。 「ゆぇ~ん!!みゃみゃ~!!」 「ゆっぐ!ゆっぐ!ゆっぐりできないんだじぇぇ!!」 わらわらと母れいむの口の中に逃げ込む子ゆっくり達。 全員が入ったのを確認すると、母れいむはボヨン!ボヨン!と 全速力で降りしきる雨の中を駆け出した。 隠れていた木の陰から出てきて、 母れいむの背中に向かってヒラヒラと手を振る、虐待お兄さん。 「あぶねぇ、あぶねぇ。気づかれるとは迂闊だった・・・ ま、間一髪セーフだな。これで"メッキ"が剥がれるだろう。 ああ・・・赤ゆ潰してぇなぁ・・・」 -------------------------------- どうしよう、どうしよう、どうしよう。 なんとかして、怖い人間のことをお母さん達に伝えなきゃ。 何と言ったら、わかってもらえるんだろうか。 とにかく、お家についたら、ゆっくり話を聞いてもらうしかない。 母れいむの口の中で、赤まりさはそれだけを考えていた。 本当は、今すぐにでも、傍にいるお姉ちゃん達に聞いてもらいたかったが、 当の姉ゆっくり達は、いまだ雨への恐怖にパニック状態。 赤ゆっくりの目から見ても、 まともに話を聞いてもらえる状態ではないことは一目瞭然だった。 「ゆひぃぃ・・・・ゆひぃぃ・・・・・・ お、おうちについたよ!おちびちゃんたち!ゆっくりでてきてね!」 頭の饅頭皮がふやけ、溶けかかりながらも、 辛うじて、巣に逃げ込むことができた母れいむ。 あんぐりと口を開けて、子ゆっくり達を外に出す。 幸いにして、母れいむの唾液で溶けることもなく、皆無事だったようだ。 「おちびちゃんもでてね!」 ベッ!と赤まりさを吐き出す。 「ゆっ!おかあしゃん!おにぇちゃん! まりしゃのおはなし、ゆっきゅりきいちぇね!!」 姉妹達と安堵の言葉を交わすのも惜しく、話し始めようとする赤まりさ。 だが、何か様子がおかしい。 自分を見るお姉ちゃん達の表情、そして、お母さんの表情。 何だろう。 どこかで見たことがある表情だ。 乏しい餡子脳をフル回転させて記憶を辿る。 そして、一つの記憶に辿り着く。 それと同時 「「「「「「「ゆぎゃあぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!? おばげだぁぁぁぁ!?!?!?!?」」」」」」」 それは恐怖の表情。 赤まりさの本当の親と本当の妹が、赤まりさに向けた最後の表情、 そのものだったのだ。 つづく 選択肢 投票 しあわせー! 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ゆっくりってなんだ? 56KB 虐待-普通 理不尽 差別・格差 誤解・妬み 飾り 家族崩壊 野良ゆ 現代 どんな感想でも待ってます。よろしくお願いします。 突然だが私の身寄り話を聞いてほしい。 私は暴力的な家庭のもとに育った。 親はいつも機嫌が悪く、何かと理由をつけてはすぐに私を怒り、一日中押し入れに閉じ込める。 泣いて謝っても許してはくれなかった。暴力なんて日常茶飯事だった。褒められることなんてなかった。でもこれが普通だった。 そんな生活からか、親の前では良い子を演じ、人の顔色をうかがって生きているような子供時代を過ごしてきた。 そんな親もあっけなく火事で死んでしまい、苦労の連続だったが、なんとか私も成長することができ、今は古い借家に独り暮らしをしている。 大人になっても、人の顔色をうかがい、他人の評価を気にし続ける日々。 子供の頃からずっと変われない自分。変わらない毎日。 変われない、変わらないことだらけで私はもうそれが普通なのだと感じていた。 だけど自分を変えたかった。でも自分を変える事なんてできないとも思っていた。 そんなときにこいつらはあらわれた。 『ゆっくりってなんだ?』 いつも忙しく深夜に帰る私だが、その日は珍しく会社が早く終わったため、いつもより早い帰りとなった。 会社を出て地下鉄に乗り、最寄りの駅で降りて、家までの通り道である公園を通り過ぎる頃、ふとある声が聞こえてきた。 「はやくこっちにくるんだよ!こののろま!!!」 「ほんとうにゆっくりしてないね、このぐず!!」 「のりょみゃ!!はやくちろ!!!」 「ゆぅ…ごめんなさい…」 そこには『ゆっくり』と呼ばれるものがいた。 ゆっくりとは世間一般に害獣として知られており、好き好んで関わりあう人もいない(ゆっくり保護団体などあるらしいが) いろんな種類がおり、餡子、クリーム、カスタードなど中身によってまた性格なども違うらしい。 ここにいるのはまりさとれいむのつがい。それに子れいむと家族から罵られている子まりさだ。 ゆっくりの駆除化が進んでいるこの辺では珍しいものに出会ったな。 ああ…子まりさが家族からいじめられてる。 ん?あのまりさもしかして… 今日はいつもより時間に余裕があるため、暇つぶしがてら話しかけてみた。 『ゆっくりたちこんばんは。どうしてまりさをいじめてるのかな?』 「ゆゆっ!?にんげんさん!!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすなんだぜ!!!はやくあまあまもってくるんだぜ!!!」 「こいつはおかざりさんがへんでぐずでめざわりなんだよ!!!だからせいっさいというなのしつけをしているんだよ!!! そんなことよりくそじじいははやくあまあまをもってきてね!!!たくさんでいいよ!!!」 ―ぐずのあんたがそこにいると目障りなんだよ!早く家からでていきな!!!― ―このぐず!!どけ!!ぶん殴るぞ!!もう殴ってるけどな!!!― ………また…か…。 「ゆぅ…」 帽子の形が変だからという理不尽な理由で家族から罵られる子まりさ。 状況的に子まりさはあの時の私に似ているな。表情も全然明るくない。まずゆっくりした顔でないのは間違いない。 思えば私もあの頃からずっとつらい毎日を過ごしているものだ。 きみには本当に同情する。心の底から。 ゆっくりといえば、私はこいつらのいう「ゆっくり」というものがなんなのかがわからない。 ただ動作が遅いこと?それなら出来る限りゆっくり移動する事がゆっくりできることになる。そんなゆっくり見たことない。 のんびりすること?なら子供はゆっくりできるという意味がわからない。 本当にどういう事なんだ?まあ、せっかく目の前にゆっくりがいるんだし聞いてみてもいいだろ。 『なあゆっくり?ゆっくりは人をゆっくりさせることに関しては右に出る者はいないって聞いたけど、 私は小さい頃からゆっくりしたことないから、ゆっくりがどういうことなのかよくわからないんだ。 もし私にゆっくりを理解させることができたら君達だけの奴隷になるし、あまあまもたくさんもってくるけどどうかな?』 「まりさたちははやくゆっくりしたいんだぜ!じじいをゆっくりさせているひまなんてないんだぜ!いいからさっさとあまあまもってこいいいぃぃい!!!」 「ばかなの?しぬの?げらげらげらげら!!!!」 「ちぬにょ?げらげらげら!!」 『そうか…やっぱりできないか…ゆっくりって名前だけでゆっくりできてないんだな。残念だ。あはは…』 「ゆぁあ!?そこまで言われたらゆっくりとしての名がすたるんだぜ!しかたないからゆっくりをおしえてやるんだぜ!!!」 「とってもゆっくりしてるれいむがじじいをゆっくりさせたらはやくあまあまもってくるんだよおおおおお!!!たくさんだからねえええ!!!」 「あみゃあみゃ!!!あみゃあみゃ!!!」 まんまとこっちの提案にのってっくれた。 別に無視して家に帰ってもよかったが、私はなぜかゆっくりのいう「ゆっくり」とやらを知りたくなったのだ。 変わらない毎日に何か刺激がほしかったのかもしれない。 「おちびちゃんをみればとてもゆっくりできるんだぜ!じじいにとくべつにみせてあげるねええ!!!」 「かわいくてごめんねえええええっ!!!」 『さっきから私はこの子をみてるけど何も感じないよ。ただの饅頭だね。これが君達のいうゆっくりなの?』 「れいみゅ、まんじゅうじゃないぃぃぃぃ!!!」 「!? ち、ちがうんだぜ!ちょっとした冗談なんだぜ!!!」 (なんなのこのにんげんさん。おちびちゃんをみてぜんぜんゆっくりしていないなんて…ゆぅう!!ぜったいゆっくりさせてやるんだぜ!!!) 「すーりすーりはゆっくりできるよ!!!すーりすーり!!!」 『そんな野良の汚い皮をすりつけられても汚れるだけだよ…むしろ不快かな。』 「ばりざはきだなぐだいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!!」 「れいむがおうたをうたうよ!ゆ~んゆんゆ~ん♪ゆっゆっゆ~♪」 『音程も何もあったものじゃない。とても耳障りな騒音だよ。これがゆっくりできることなの?』 「でいぶのうだはみんなゆっぐりでぎるっでいっでぐでるのにいいいいいぃい!!!」 「ゆー!いっちょにこーろこーろちゅるよ!!」 『こんな石だらけの土でころがったら怪我するよ?そんな事もわからないの?馬鹿なの?死ぬの?餡子脳なの?』 「でいぶばがじゃだいいいいいいい!!!」 「む、むーしゃむーしゃはゆっくりできるよっ!!!」 『人間はそんな変な虫なんて食べられないよ。もっとおいしいものいっぱい食べてる。それくらい知ってるだろ? 今日はお昼にチャーハン半ライス大盛り、赤飯、豆ご飯、あと白米2杯食べてきたよ。』 「ゆっぐりでぎないいいいい!!!!!!」 この後もこいつらは私をゆっくりさせようといろいろ頑張っていたが、結局私をゆっくりさせることが出来ずに疲れ果ててしまった。 「どぼじでゆっぐりじでぐれだいどおおおおおお!!!」 「ゆっぐりいいいいいいいいいぃぃぃいいぃいい!!!」 「ゆんやあああ!!!」 やっぱり予想通りか。期待してたゆっくりは分からずじまいだ。つまらない。 ん?そういえば子まりさは何もしてこなかったな。 『君は私をゆっくりさせてくれないのかい?』 「ゆぅ…まりさはゆっくりしてないから、おにいさんをゆっくりさせることはできないよ…」 ゆっくりが自分の事をゆっくりしていないって言うか… 「…まりさはぐずでのろまだから…だれもゆっくりさせることはできないよ…ごめんなさい…」 ―ぼくは馬鹿でのろまなぐずです…ごめんなさい…だからもう…ここからだしてください― ふと脳裏にまりさの謝る姿と子供時代の自分の姿が重なった。 なんで私は謝ってるんだったっけ?ああ…あの時もあの親達は意味もなく俺に怒ってきたからか。 ぐず扱いされて、殴られて、また押し入れに一日中閉じ込められて… 押し入れの中でいつか絶対仕返ししてやろうっていつも思ってたなあ… ……… 『…まりさは復讐がしたくないかい?』 「ゆぅ?ふく…しゅう?」 『そう。復讐。君は今、家族からいじめられてるよね。ゆっくりしてないんだろ? きっとこのままずっと変わらないよ。もしかしたら家族から殺されちゃうかもしれない。』 「ゆっ!?まりさ、しぬのはやだよ!」 『じゃあさ…みんなに復讐して先にやっつけちゃおうよ?』 子まりさは驚いた。このままだと自分が殺されてしまうかもしれない。 でも復讐なんて… 『いいの?ゆっくりできなくても?』 …ゆっくりできない? ……い…や…だ…いやだ!ゆっくりしたい…まりさだってゆっくりしたいよ! まりさは…まりさはあるちいさいときからずっとずうっと家族やまわりのみんなからいじめられてきたよ。 ぜんぜんゆっくりできなかったよ… 妹がおいしい芋虫さんむーしゃむーしゃしてるのにまりさだけ苦い雑草さんでふしあわせーだった。 おかあさんたちは妹だけでまりさにはすーりすーりやぺーろぺーろしてくれない。それどころか殺されそうになったこともあったよ。 まわりのみんなもまりさのおかざりさんをみてゆっくりできないぐずって笑う。 「このぐずっ!」「のろまっ!」「ここからでてけっ!」 なんでまりさだけこんな目にあってるんだ。まりさが何をしたっていうんだ。 まりさは何もしていないじゃないか。おかざりさんだってまりさが好きでこうなったんじゃないよ! ただ…ゆっくりしたいだけなのに… … …くそお…憎い… 憎い…憎い…まりさはまわりのみんなが憎いよ… 憎い…憎い…まりさはまりさをこんな目にあわす家族が憎いよ… 憎い…憎い…まりさは全てが憎いよ… どうせ殺されてしまうなら、先に自分の手でみんなゆっくりさせなくしてやる。 復讐してやる復讐してやる復讐してやる… みんな殺してやるっ…! ……。 「……たいよ…」 『ん?なんだい?まりさ?』 「ふくしゅうしたいよ!まりさをゆっくりさせないみんなにしかえししたいよ!」 『ははは…いいよ。その願い叶えてあげる。』 私は子まりさの家族を家におびき寄せることにした。 『君達は頑張ってくれたね。結局ゆっくりって何かは分からなかったけれど、お礼がしたいよ。今から私のうちであまあまでもごちそうするけどどうかな?』 「あまあま!?ゆっへっへ!やっとじょうげかんけいがわかったんだね!しょうがないからあまあまをもらってやるんだぜ!!!」 「はやくしてね!ぐずはきらいだよ!ほんとあのちびといっしょでゆっくりできないじじいだね!!」 「あみゃあみゃ!!あみゃあみゃ!!」 ……… …… … 「だせええええええええ!!!ここからはやくだせえええええ!!!!ここはまりさのゆっくりぷれいすだぞおおおおお!!!」 「どおしてそのぐずだけそとにいるんだああああ!!!!れいむをはやくだせええええええええええ!!!」 「ゆっくちできないじじいはゆっくちちねえええええ!!!」 例のごとく蓋のある大きな水槽のなかに閉じ込めておいた。うるさいな… 『どうやって仕返ししたいんだい?』 「こいつらはゆっくりいためつけてやるよ!!!」 『わかった。こっちにおいで。何の道具があるか説明するよ。その道具からまりさが何をしたいのか自分で考えるんだ。』 子まりさには家にどんなものがあるか、どんなことが出来るのかを一通り説明した。 人間の使うものなのでゆっくりには難しいかとも思ったが、まりさはすさまじい集中力で話を聞いているようだった。 話を熱心に聞くまりさの表情にどこかおそろしい笑顔が見えた。 『まずだれからにする?』 「いもうとのれいむからにするよ!!!」 「まずおかざりさんをめのまえでちぎって、おからだをはりさんでぷすんぷすんしてね!!せいっさいだよ!!!」 『わかった。』 「「なにいってるのおおおおぉぉぉぉおおおおおお!!!!!???」」 「ゆ!おそらをとんでるみた…はなしぇえええぇぇええ!!!!!」 子れいむを水槽から出し、汚らしいリボンを奪った。 「ゆゆっ!?れいみゅのきゅーてぃくるでかわいしゅぎるおりぼんしゃんかえちぇええええぇぇぇえ!!!」 うわっ。すごい形相。よっぽどこいつが大事らしいな。 ごめんね。お前のお姉ちゃんの命令なんだ。 「やめりょおおおおおおおおおおお!!!!ちぎりゅなああああぁぁぁああ!!!!」 子れいむ…いや、れいみゅのきゅーてぃくるなおりぼんとやらを少しずつゆっくりちぎってゆく。 「やめてえええ!!!」 すこしずつ 「だいじなおりぼん!!!」 大切なおりぼんを 「がえ"じでえ"ぇ"!!!」 ちぎっていく 「やべろおおおぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!」 れいみゅはおりぼんを必死に取り返そうとおしりをふりながらたいあたりしてくる。全然痛くない。ただふりふりおしりにはいらいらさせられる。 そうこうしているうちにおりぼんは全てちぎられ、汚らしいごみの山になった。 「ゆんやああああぁあ!!!れいみゅのおりぼんしゃん!!ゆっくりなおってね!!ぺーろぺーろ………」 必死におりぼんをなめる子れいむ。しかし現実は非情である。 「れいみゅの…おりぼんしゃんが………ゆうううううううう!!!!」 (もうゆるちゃないよ!これだけはつかいちゃくなきゃったけど、ちーちーにゃがしてないてあやまっちぇね!) なんと!れいみゅはついに奥の手「ぷくう」をくりだそうとしている! 「ぷくう」とはゆっくり威嚇のひとつ。口いっぱいに空気を吸いこみ自分を大きく見せるもので、 これを繰り出された者はあまりの恐ろしさにちーちーをたれ流し、泣いて謝ってしまうという恐ろしい技なのだ! (ゆっふっふ!!!もうこれでおわりだよ!!!!おんこうなれいみゅをおこらせたくそじじいがわるいんじゃきゃらねっ!!!!) 「もうれいみゅおこったよっ!!!!ぷくぅするよ!ぷく…ゆ"っ!!?」 突然れいみゅのほほに激痛が走った。「ぷくう」でふくらんだほほをちょうどいい具合に針でさされたのだ 「い、いぢゃいぃいぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 激痛からか目から激流のような涙を流す子れいむ。なんと驚くべき事に、れいみゅ渾身の「ぷくう」もこの人間には通じなかったのだ。 『ぷくうだって。おお、こわいこわい。』 ぷくうされた人間はそんな事を言いながらも淡々と子れいむのほほを針でさす。 「ゆびぃいぃぃぃぃいいいいいぃぃ!」 醜くでた下っ腹をさす。 「ゆびっ!」 ふりふりふられていたおしりをさす。 「やめっ!!」 汚らしい飾りがあった髪の毛の部分をさす。 「やっ!」 さす。さす。うすよごれた饅頭全体をさしまくる。 「やめちぇええええええええええええええええええええぇええ!!!」 「「おぢびぢゃああああぁあぁあぁあん!!!!!」」 れいみゅはちーちーを流しながら泣き続ける。 なんでれいみゅのひっさつ「ぷくう」が効かないんだ。「ぷくう」だぞ!れいみゅは怖いんだぞ! れいみゅがそんな疑問の中、妹の姿を見ていた姉まりさは、 「ゆっ!おにいさん!つぎはおめめをとっちゃってね!あまぎりだよ!」 あまぎりか。少なくをも普通の姉の言う言葉じゃないよね。 「ゆぐっ…やめちぇねっ…ぐすっ…れいみゅのおめめさんとらないでね…ぐす…」 「おぢびじゃんにげてええええぇえぇぇええええ!!!!」 「おにいさんはやくやっちゃってね!!!!!」 「やめて…れいみゅの…や…ゆぴぃいいいいいいいいぃいぃいいいいいいい!!!」 針はちょうど右目のど真ん中に刺さっていた。右目からは先ほどとは比較にならないほどの涙がでてくる。 『こんな感じかな?おっ!意外に簡単にとれそう!』 (ぷち…ぷち…ぶちぶちぃ!!!) 「うぎゃああああぁあぁぁあああああああああああああぁああああ!!!」 何かが無理やり引き離される音と共にれいみゅの右目が出てきた。 目玉に触ってみるとこれがなかなか弾力がある。これはなんでできてるんだ?不思議だ。 ゆっくりの目玉はゆっくり通の中ではなかなか人気がある。ナタデココのような食感が魅力なんだそうだ。 私には野良ゆっくりを食べる趣味は無いので食べたりしないが、またどこかで機会があったら食べてみるとしよう。 「れいみゅの…れいみゅのおめめさんが…」 片方がまっくらで何も見えない。れいみゅのおめめをかえせ… 『針よりピンセットの方が取りやすそうだなあ。まりさ、ピンセットでもいいかい?』 「ゆん!いいよ!!さっさとめだまさんをとっちゃってね!!!」 私はピンセットを手に取りれいみゅの左目をまるごとつかむようにして取り出そうとした。 (ぶちぶちぶちぶちぶちぃいい!!!!) 「……っ…ゆあっ…あっ…かひぃい…ゆっ…」 声にならない痛み。 『やっぱりね。こっちの方がうまく出来たよ。言った通りだろ?まりさ。』 「ゆ!まりさがおにいさんにしじしたからだよ!まりさのおかげだよ!!」 先ほどよりも勢いのある音とともに目のないゆっくりがそこに完成した。 (なにもみえないよ…おそとさんがなにもみえないよ…れいみゅのあまあまはどこへいったの… どうしてかわいいれいむがこんな目に合わないをいけないんだ…れいむはかわいいんだぞ… ぐずのまりさはれいむをゆっくりさせないといけないんだぞ…絶対おかあさんにせいっさいしてもらうからな…) そんなれいむの思いも虚しく意識がだんだん遠のいていく。 「………ゆ"っ…ゆ"っ…ゆ"っ…」 子れいむがあまりの激痛に痙攣し始めた。素人目からでもこのれいむが長くないことがわかる。 ここで死んでおけばまだ楽だったかもしれない。 だがそこには姉の非情な一言があった。 「ゆっ!こんなところでまだしんでもらってはこまるよ!!!おにいさん!!!いもうとにあまあまなみずをかけてあげてね!!!」 さすがは同じゆっくり。ゆっくりのことはゆっくりが一番よく知ってる。おそらくそれで事態が解決するのだろう。 あまあまな水かあ…野菜ジュースとかでもいいのかな? とりあえず言われた通りあまあまなみずであろう野菜ジュースをかけてみた。 後で詳しい人に聞いたところ、オレンジジュースのような果物系がベストだったらしい。生意気。 「…っ……いじゃ…いよ…ぐらくでなにもみえないよ…こわい…よ…おきゃあさんどこ…れいみゅ…ここにいるよ… だすけて…おきゃ…しゃん…あの…あのぐずに…せいっさい…」 「おぢびぢゃああああああああん!!!おかあざんはごごにいるよおおおおおお!!!いまだすげるからねえええええええええ!!!!」 「まりざだぢをはやぐごごがらだぜええええええええええええええ!!!!おぢびじゃああああぁあぁあああん!!!!」 子れいむの意識がもどったみたいだな。それに表面の傷も治ってる。さすがゆっくり。 さっきから親ゆっくり達が水槽を体当たりしている。頑張れば割れるかもね。 「おにいさん!れいむをはりつけにしたら、まむまむにはりさんをさしてね!!!」 子れいむを適当な置物にはりつけにし、準備ができると、 「ゆ”ぎっっ……っ!?」 れいむのまむまむに一本の針がささった。もうこれでは子供はうめないだろう。 針が刺さったまむまむから少しずつゆっくりの生命の源である餡子が流れ落ちてくる。 (ぽたっ……ぽたっ……) 少しずつだが確実に、れいむから餡子が落ちている。 (ぽたっ……ぽたっ……) 確実に。少しずつ。 「ゆひゃあああ!!れいむからあんこさんがすこしずーつそとにおちてきてるよ!!!おめめがないからわからないだろうけど、いってき、いってきおちてるよ!!! れいむはいつゆっくりしちゃうんだろうねえええええええ!!!あんこさんのおちるおとよくきいててねええええぇえ!!!」 目の見えない状態で自分の餡子(人間でいう血液)が一滴一滴落ちていく音を聞くのはどんな気持ちだろうか? 自分はいつ死ぬんだろうか。あとどのくらい生きていられるのだろうか。それがわからない。 電気椅子で一瞬で死ぬとはわけが違う。 いつ死ぬかもわからない恐怖ははかりしれないだろう。助かる可能性がないとわかっている絶望ははかりしれないだろう。 死刑勧告をされた死刑囚のように恐怖と絶望は永遠と思える時間続く。 人間でさえショックで死んでしまうこの状況。痛みや恐怖に弱いゆっくりは例外ではないだろう。むしろ効果的な殺し方だ。 餡子さんがなくなってしまったらゆっくりできない。 (ぽたっ…) いやだ。死にたくない。死にたくない。死にたくない。 (ぽたっ…) まだ自分は全然ゆっくりしていない。 (ぽたっ…) もっといっぱいおいしいものむーしゃむーしゃしたいし、おかあさんたちともっとすーりすーりしたい。 (ぽたっ…) それに将来、かっこいい伴侶となるゆっくりをみつけておちびちゃんをうんでゆっくりぷれいすでしあわせーするんだ。 しかし、そんなれいむのしあわせーなゆん生が訪れることはないのだ。 なぜなら姉であるまりさに殺されてしまうから… 「だいぶあんこさんがしたにたまってるよ!!!もうれいむはゆっくりしちゃうんだろうねええええ!!! いもうとのくせにおねえちゃんにさからうからだよっ!!!げらげらげら!!!」 「れいみゅ…まだ…しにちゃくない…しにちゃくないいいいいいぃぃいいいぃぃぃい!!!」 「おねえちゃんにさからうからだめだよおお!!れいむはもうしんじゃうんだよおおおおぉぉおおお!!!!げらげらげらげら!!!」 「いやじゃあああぁああああ!!!!おねえぢゃんだすけでええええええええ!!! ごべんだざい!!れいみゅがわるがっだでずううう!!!だがらだずげでぐだしゃいいいいぃいいい!!!」 「いやだよおおお!!!まりさにいもうとはいないよ!!!げらげらげらげら!!!!!ゆっくりしんでねええええええぇぇええ!!!!」 こんなやりとりが10分ほど続いた。そして、れいむはまもなく、恐怖と絶望の中死んでいった。 れいむにとってこの10分は永遠とも思える時間だっただろう。 「…ちに…ちゃく…な…い…おがあ…ざ…ん…じにだぐ…な…い…ごわいよ………も…と…ゆっく…りしたか…た…」 「「お"ぢびぢゃ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ん"!!!!!」」 「しんだ!!!しんだよ!!! まりさをいじめたあのばかないもうとはしんだよ!!!げらげらげらげらげら!!!!」 ついにまりさは間接的とはいえ殺してしまったのだ。家族である子れいむを。妹である子れいむを… 「ごっぢにごいいいいいいいいごのぐずううううううう!!!!ばりざがおまえをごろじでやるうううううううううううう!!!!」 「だぜえええええええごごがらだぜえええええええええええ!!!!」 親たちの憎しみは実行してる私ではなく、指示をしている子まりさの方が大きいようだ。 プライドだけは高いゆっくり達。自分たちがぐずだと思っていた奴にこんな目に合わされているのがとても屈辱的なことなのだろう。 『次はどうする?』 「おにいさん!!!つぎはまりさおかあさんだよ!!!」 「ゆ"っ!?やめてね!!!そっちのれいむにしてね!!!」 「なにいってるのまりさあああああああああああああ!!!!」 『どうする?』 「ゆっ!まりさおかあさんするよ!!!」 「どぼじでえええええええぇええぇえ!!!!!!」 「ゆふん!れいむをみがわりにしようとするからだよ!!!ばかなまりさはそこでゆっくりしぬのがおにあいだよ!!!!」 さっき子供が死んだのになんてと自分本位なやつらだ。結局子供に殺されちゃうのに。 …… … 「とめてえええぇえぇえぇえぇえええええええぇええぇぇえぇ!!!」 「だめだよ!まりさがいいっていうまでとめないよ!!!」 親まりさが今、何をしているのかというと… 「まりさがいいっていうまで、るーむらんなーさんではしりつづけてもらうよ!!!」 『それだけか?』 「まりさはずっといいっていわないよ!!!もしはしれなくなったらせいっさいだよ!!! ぜったいゆっくりさせないよ!!!げらげらげらげら!!!!」 ということで、ルームランナーで子まりさが終わりを宣言するまで親まりさには走り続けてもらう。走り切れなかったら制裁ということなのだ。 かれこれもう30分は跳ねつづけている。 「ゆう…ゆううう…もう…とめてね…まりさ…もう…げんっかいだよっ…」 「ゆっ!せいっさいされてもいいんだね!!!!」 「いいからとめろおおおおおおおおおおおぉぉぉおおお!!!!」 「くちごたえしたからすぴーどさんをあげるよ!!!!」 「ゆぴいいいいいぃぃいいいいいいいい!!!!!なんでまりさが…こんな目に…」 「すぴーどさんをあげるよ!!!」 「ゆううううううううぅうぅぅぅぅぅぅ!!!!!???」 「ゆふふふふふふ!!!!まりさはいいきみだよ!!!さっさとはやくしんでね!!!!!!」 それから1時間…1時間30分…2時間と過ぎていったがとうとう親まりさに限界がきた。 「も…う…むり…ゆっ…く…り…ゆっくり…したい…も…ゆ"ぐぇ!!!」 ついに親まりさはとまってしまった。 「ついにとまったねえぇぇええ!!!!!せいっさいだよおおおぉおぉおおおおおおおおお!!!!!!!!」 「や…やめて…ね…ぜえ…まりさは…ぜえ…がんば…ゆへぇ…ったんだよ…」 「いいっていうまではしればゆるしたけどだめだよおおおおお!!!おにいさああああん!!!!せいっさいのじゅんびだよおおおおおおおお!!!」 … 「まずはこのたべものさんをむーしゃむーしゃしてね!!!」 「…っ!?…ゆっ?」 親まりさは意表をつかれた。子供があんな悲惨な目にあったのだ。自分はどれだけ悲惨な目にあわされるか想像もつかなかった。 なのにこのたべものさん(?)をむーしゃむーしゃするだけでいいの?まりさは許されたんだね!やっぱりまりさがゆっくりしてるからだね。かわいくてごめんねえ!!! 「ゆゆん!!それだけでいいんだね!!!そんなのかんたんだよ!!!ゆっくりたべるよっ!!!」 ゆっくりは基本なんでも食べる。この野良まりさは公園の苦い雑草や汚い虫、生ごみなどを食べてきた。 それはあまりゆっくりした食べ物達ではなかったが生き延びるためだ。仕方のない事である。 そこにいつもとは違う人間の食べ物だ。感想は決まっている。 「むーしゃむーしゃ………し…しあわすぇええええええええええええええええぇえええぇえ!!!!」 最初は得体のしれないものだと思って警戒していたがいつも食べているものに比べるとなんておいしいものだ!! まりさ大人なのに思わずうれしーしーを流してしまった。だがそれだけおいしいのだ。しあわせーなのだ。 「うめっ!!めっちゃうめっ!!!はふ!!ばりばり!!!はふっ!!!」 「ゆうううううう!!!れいむにもちょうだいねええ!!!それはれいむのたべものさんだよおおおお!!!!」 「いっぱいあるよ!!!ぜんぶたべてね!!!!」 親まりさは言われるまでもなく全部食べきった。 しかし食べたと同時にのどがとてもかわいてしまった。 無理もない。ルームランナーであれだけ走ったのだ。身体の中の水はもうほとんどのこっていないだろう。 「まりさのどがかわいたんだぜ!!!ごーくごーくしたいよ!!!!そこのぐず!!!はやくみずをよこしてね!!!!のろまはきらいだよ!!!」 自分は助かったと思い、いつも親れいむがしているように子まりさを命令する親まりさ。 「わかったよ!!!おにいさん!!!おみずさんをじゅんびしてあげてね!!!ゆぷぷ…」 「ふん!!わかればいいんだぜ!!!でもまりさのおちびちゃんをころしたげすゆっくりはあとでせいっさいするんだぜ!! おそいよっ!!!なにしてたの!!!はやくそのみずよこしてね!!!ごーくごーく…ごーくごーく…ごーくごーく…」 よほどのどが渇いていたんだろう。用意した水をすごい勢いで飲み干していく。 「ごーくごーく…ぷはあああああああああ!!!たくさん飲んだよ!!!しあわせえええええええええだよっ!!! げーっぷ!!!あとはげすゆっくりをせいっさいするだけなんだぜっ!!! …ゆっ?なんだかぽんぽんが…?ゆっ!おみずをたくさんのんだからぽんぽんがいっぱいなんだね!!! おちびちゃん!!!いまからおちびちゃんをころしたげすをころすからねえええええ!!!」 親まりさと子まりさの距離はそんなに遠くない。せいぜい3メートルといったところだ。 このままでは子まりさが怒り(笑)に震える親まりさに殺されるのも時間の問題だ。 「ごめんなさいいいい!!!ちょっとしたできごころだったんですうううう!!!もうしないからころさないでええええええええ!!! ゆぷぷ…」 なんと子まりさが必死になって謝り始めた。 「ゆっへっへ!!!いまになっていのちごいをしてもだめなのぜ!!!さあおちびちゃんのかたきをとるよおおおおおおお…お…お? ぽんぽんが…なん…だか…ぽんぽんがくるしいよおお…お…お…」 「ごめんなさいい!!!ゆるしてえええ!!!もう…ゆぷぷ…もうしま…ゆぷぷぷ…ぷ…ぷはははははははははははは!!!!!!!」 「ぽんぽんが…ぽんぽんがいたいんだぜええええええええええええぇえええ!!!!」 まりさのぽんぽんが痛い原因は先ほど食べていた食べ物にある。 まりさが食べたのは乾燥昆布。水にひたしてしばらく時間がたつと体積が何倍にも膨らんでいくという食物だ。 その膨大な量の乾燥昆布がまりさの体内で膨らみ、内部からまりさを圧迫しているため苦しんでいるというわけだ。 ゆっくりの80%以上が水分である。 ゆっくりが何もせず乾燥昆布を食べてしまうと、ゆっくり内部の大量の水分を昆布がすいこみ、全部食べきる前にお腹いっぱいを感じてしまう。 これでは親まりさを苦しませることができない。ただお腹をいっぱいにしてしまうだけだ。 そこで子まりさは考えた。 親まりさ体内の水分を出来るだけ無くし、昆布が膨らまないようにしようと。 そのために、ルームランナーで過剰な運動をさせて大量の水分を外に出させる。運動することによって苦しませられるし、お腹もすく。一石三鳥だ。 水分が体内に無いのだ。乾燥昆布を食べた所でまだ膨らむはずもない。お腹いっぱい昆布を食べてもらう。 その後にたっぷりの水を飲ませる。これは昆布が膨らむための水分を与えるためだ。 謝ったふりをしていたのも、すぐには膨らまない乾燥昆布への時間稼ぎ。 そう。すべては子まりさの計算の上だったのだ。 「まりさになにをぐわせだあああああああああああああ!!!!」 親まりさは自分に何が起こっているかわからなかったが、子まりさから与えられたあの食べ物が原因であることは予想がついていた。 「くるしいだろうねええ!!!!でもまりさもくるしかったんだよおおお!!!! みんなからいじめられてとってもくるしかった!!!なのにおかあさんはなにもしてくれなかったでしょおお!!!! だからばりさもなにもしない!!!じぶんでかってにくるしんでろおおおおおぉぉおぉ!!!!!! まりさとおなじくるしみをあじわってしねええええええええええ!!!」 「ぐううううううういじゃいいいいいいいいいいぃいいぃいぃ!!!ぽんぽんがいだいいいいいいいいい!!!」 先ほども説明したが乾燥昆布は時間とともにその体積を大きくする。つまり時間がたてばたつほど苦痛も大きくなるのだ。 「ゆぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷうううう!!!!みじめだねえええええ!!!! じぶんがむーしゃむーしゃしあわせーしたものでしぬなんてなんてみじめなんだろうねええええええええええ!!!!! まりさにはしあわせーなものなんてなかったよ!!!そこでゆっくりしんでねえええええええ!!!」 「ゆうううううううごろじでやるううううううううううううう!!!!」 親まりさのその言葉には今にも子まりさを呪い殺せそうな憎悪がこもっていた。 今すぐにでもあのげすを殺したい。おちびちゃんを殺したあのげすを。 だけどおからだが膨らんでるからかうまくうごかせない。 くそおおおおおおおおおおお。うごけええええええええええ。 「ごっぢにごいいいいいいい!!!!ごろじでやるううううううううう!!!!」 「こっちにこいだってえええ!!!!どうしてまりさがいかなくちゃいけないの?まりさはここからうごかないからこっちにおいでよ!!!げらげらげらげら!!!!」 そうしているうちに親まりさのからだはどんどん膨らんでいく。ゆっくりの皮は伸縮性があるため、中からの圧力によってどんどん伸びていく。 苦痛の色濃く、風船のようにふくらんでいく親まりさ。 それを見て笑う子まりさ。 どちらもゆっくりできてないことは確かだった。 「ゆはははははははははは!!!!!」 「ごっぢにごいい…いいいいいいっ…いっ…ひっ…ひっ…ゆっ…ゆ"、ゆげえええええ!!!!!」 ついに親まりさは餡子を吐き出してしまった。増えていく昆布の代わりに中身の餡子を吐き出し、体内の容積を減らしたのだろう。風船が爆発しないために。 「ゆげえええええ…ゆげ…ゆげえええええええええぇえぇぇぇぇぇ…」 「ゆゆっ!!あんこさんはいちゃったよ!!!おかあさんあんこさんはいちゃったよ!!! ゆげげげげげ!!!!もういもうととおなじゆっくりできなくなるうんめいなんだよおおおお!!!! げらげらげらげら!!!!ゆっくりしんでねえええええぇえぇぇぇ!!!」 「まりさあああああ!!!!あんこさんはいちゃだめええええええ!!!」 さっきまで死ねって罵倒していたくせに。まあ、一応つがいだもんな。 「いつゆっくりできなくなるのかな?まりさおかあさんはいつゆっくりできなくなるのかな?まだかな?まだかな?まだかな?まだかな?ゆぷぷぷぷぷぷぷ!!!!」 「ゆ…ぎぎぎ…ゆげええ…ゆ…ゆげえええええぇえぇ…」 大量の餡子を吐き続ける親まりさ。しかし昆布は膨らみ続ける。 「ゆぎ…ぎ…もう…げん…げんっかいだよ…っ…」 (まりさ…もうゆっくりできないよ…はやくゆっくりしたいよ… ゆっくりして…てんごくのおちびちゃんにあいたいよ…ぐそお…あんなげすに…あんなゆっくりしてないやつなんかに…) ゆっくりは身体の3分の2以上の餡子がなくなるを死ぬ。 親まりさの大きさはバスケットボール大。単純に考えても相当な量の餡子を含んでいる。 げんっかいは簡単にはこないのだ。簡単には死ねない。否…死なせてもらえないのだ。 ゆっくり、ゆっくりと時間をかけて殺されていくのだ…そうゆっくりと…自分の子供である子まりさに…ゆっくりと… 「ゆ…っ…は…やく…ゆっ…りしたいよ……」 「だめだよっ!!!ゆっくりくるしんでしんでねっ!!!」 「ゆっぐぐぐぐぐう…」 (どうしてまりさはこんな目にあわなくちゃいけないの。ゆげ…まりさはただゆっくりしてただけだよ。ゆげえ… ぜんぜんおちびちゃんをゆっくりさせなかったから…ゆげえぇ…そのしかえしなの?ゆげえ…だからまりさはこんな苦しい思いをしているの?わからないよ… でもれいむに…おこられちゃうからしょうがなかったんだよ。ゆえっ…それにまりさはそれをまち……ゆ"っ!?) まりさはどうしてこうなったのか考えた。一生懸命考えた。 しかし残念なことに、まりさがその結論を考え出す前に終わりがきてしまったのだ。そう、まりさの死という名の終わりが。 突然まりさの目が大きく見開いたと思うと、 「ぎぎぎぎ……ゆ…ゆげえええ…ゆげええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!!」 一気に大量の餡子を吐き出して親まりさは死んだ。やっとゆっくりさせてもらえたのだ。おそらく昆布が中枢餡に達したのだろう。 「もっど…ゆっ……ぐ……」 「まりさあああああああぁぁぁぁぁぁあぁぁあ!!!!」 「いもうとにつづいてこいつもやっとしんだよ!!!まりさをむししつづけたあのばかなまりさおかあさんはしんだよ!!!げらげらげらげらげら!!!!」 最終的にまりさは元の三倍ちかくも体積が大きくなっていた。なおも体積はふえている。 顔にはこの世のものとは思えない顔で死んでいるゆっくりしていない元ゆっくりの姿が映し出されていた。 「まりさ…どうして…もうやだ!!!おうちかえるううううううううううううう!!!!!」 そんな親れいむの叫びむなしく子まりさは 「ゆっふふふぃひひひひひ!!!さいごはれいむおかあさんだよおおおおおおおおお!!!」 『わかったよ。』 「どぼじでええええええええええええええ!!!!」 …… … 最後のせいっさいをまりさと相談していると、 「ゆうう!!!れいむはここからでるよ!!!がらすさんはいじわるしないでここからだしてね!!!!」 必死の形相で水槽に体当たりするれいむ。今までの比ではない勢いだ。 そんなれいむの願い通じてか、ついに水槽は割れた。 (バリーン!!!) ガラスの割れる音が部屋に響き渡る。 「ゆゆっ!!!われたね!!!ゆっくりここからにげるよ!!!ばかなじじいたちはこんどほかのなかまといっしょにせいっさいするよ!!! ばかなじじいとげすゆっくりはゆっくりしんでね!!!そろーりそろーり…」 ゆっくりには自分の行動を口に出してしまう本能がある。それでなくても、逃げようとしていた事はわかるんだけどね。 「!!!? どぼじでどあさんがしまってるのおおおおおおおおおお!!」 自分が逃げようと必死になったら水槽がわれたわけか。子供が死んでも、自分のつがいが死んでもその必死さはなかったくせにな。 ―○○!俺を先に助けろ!!!足がタンスにはさまって動けねえんだ!!!早くしろ!火がせまってる!!― ―ここからだせ!!親にこんなことしていいと思っているのか!!この恩知らず!!!― あの時でもお前らは、ぼくを助けようって考えはなかっただろうな。自由の身であっても。 ―おいやめろ!!俺はお前の親なんだぞ!!!そんなものふりまわすんじゃ…― ―今さら親づらするなよ。お前には殴られた思い出しかないよ。― ―火が!!火が目の前に!!○○!早く助けろ!!早くここから出せ!!!○○!!!― ―ぼくが何を言ってもあけてくれなかったじゃないか。― ―おまえらなんて死んでしまえ― 結局、親だろうと自分の身が大事なのはあいつらと同じか…みんな自分の身が一番大事なんだよね。 『ふふふふふふ…』 「ゆ?なにかおかしいのおにいさん?」 『ん?別に笑ってないよまりさ。さあ、復讐を続けよう。』 「ゆっ!!わかったよ!…きめたよ!!さいごはまりさじしんがせいっさいするよ!!!」 「れ…れいむをいじめるのはやめてね…」 『ごめんね。君の子供のお願いだから。親なら我慢できるよね?』 「はなせえええぇえええぇええええぇえ!!!」 親れいむの身動きがとれないようピーラー(野菜などの皮をむく調理器具)で皮を餡子がもれないようむく。 まずは髪の毛からのある頭から。 「ゆぎゅいいぃいいいいいいいいいい!!!!!でいぶのえれがんとなくろがびがあああ!!!!」 皮と共に髪の毛までむける。頭が薄皮一枚だけの禿げ饅頭がいる。身体はまだ普通なだけに、このアンバランスな姿がまた滑稽で笑える。 「どぼじで…どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおおお!!!」 どうして?うーん… 『そうだな…あえていうなら…仲間を増やすためかな。』 「どういうことなのおおおおおぉぉおおぉぉ!!!」 そこから体中の皮を丁寧にむいていく 「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃあああああああああぎゃああああああ!!!!!!いじゃいいいいいいぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「ゆひゅへへへへへへへへゃははははは!!!!!れいむおかあさんぜんぜんゆっくりしたすがたじゃないよ!!!! かみのけさんもおかざりさんもなんにもない!!!!ただのはげまんじゅうだよ!!!!! ゆひゃへへへへへへへ!!!!つるつるさんだよおおおおおぉぉおぉぉ!!!!つるつるさんだよおおおおぉぉお!!!」 「わらうだああああああああああ!!!!ごろ…ゆへっ!?……ごろじでやるううううううぅぅうう!!!ゆひぃっ!?」 滑稽な姿の親を笑う子まりさと、それに激怒する親れいむ。この二匹はこれでも親子なのだ。 「まりさをみためだけでいじめたげすおやはゆっくりできないすがたになってしね!!!!まりさはもっとくるしかったんだぞおおおおおおお!!!! ちょっとおかざりさんがへんだからっておまえらにいじめられて、どってもくるしかったんだああああああ!!!! おまえみたいなゆっくりはゆっくりできなくなってしねええええぇぇぇぇぇえ!!!」 身体の皮を全部むききり、頭だけでなく身体中が薄皮一枚だけの饅頭が完成した。 餡子がもれていないので死ぬことはないが、それでも空気に触れるだけで身体全体が激痛に犯されている。 「いじゃい…いじゃいよお!!!!どうじででいぶがごんなべに…」 「ゆふん!ここからはまりさがやるからおにいさんはてをださなくてもいいよ!!!!」 「…おばえごどぎが…おばえごどぎがでいぶにがでるどおぼっでいるのがああああああああ!!!」 親れいむの言っている事は、正しいと言えば正しい。 親れいむの大きさがバスケットボールに対し、子まりさの大きさはせいぜいハンドボールくらいだ。 戦ったら親れいむが勝つのは明白だろう。親れいむもそう思っていたに違いない。 しかし、これには条件がある。お互いに体調万全の状態であればだ。 そう。今はそれに当てはまらない。 「ゆぎぎぎ…おちびちゃんとまりさのかたきだよ!!!!!げすなこどもはいますぐしねええええええぇえぇえぇえ!!!」 「やってみるといいよ!!!!!げらげらげらげらげら!!!!おちびちゃんとまりさのかたきぃ!!げらげらげらげらげら!!!!」 「もうないてあやまってもゆるざないよおお!!!!げすゆっくりはせいっさいしでやるううう!!!いまいぐがらばっでろおおおおおお!!! ゆああああああああっ!?いだいいいいいぃぃいいいいぃぃぃいいい!!!」 空気が触れるだけでも激痛なのだ。ではその身体を動かすとどうなるか? 地面と自分との摩擦。はねたときの衝撃。全ての動作が痛みをなってかえってくる。まともに動くこともできないだろう。 「ゆひゃっはあああっはあああああ!!!うごかないの?ならこっちからいくよ!!!!!」 まりさ渾身の体当たり。 いつもならそれほど痛くもなく耐えきれる範囲の攻撃だろう。 だが今は状況が状況なのだ。 「ゆぎゃああああああぁあぁぁぁあぁ!!!!!いじゃいいいいいいいいい!!!!!もうやじゃあああああああ!!!!」 ちーちーが勢い良く噴出し、涙がとまらない。どうしてだ?なんであんなげすの体当たりがこんなにもいたい。れいむの方が強いのはずなのに。 おかしい!いたい!いたい!ゆっくりしたい! 「でいぶはしんぐるまざーなんだぞおおおお!!!!ゆっぐりざぜないどいげないんだあああああ!!!ぞれがわがらないげすはゆっくりじねええ!!!!」 「まだくちごたえするげんきがあるんだねええええええ!!!せいっさいするよおおおおおおおお!!!!」 それから子まりさの親へのせいっさいは続いた。 「このげすおや!!!まりさをゆっくりさせないげすおや!!!しね!!!!はやくしね!!!!」 「ゆべっ!!!やっ!!!やめろおおお!!!!でいぶ!!!まだっ!ゆっぐり…じだぐないいぃぃ!!!」 まりさは皮が破れて餡子がもれず、なおかつ痛みを最大限に与えられるよう、せいっさいの力加減をコントロールしていた。 「しねっ!!!しねっ!!!しねっ!!!」 「やべっ!やべろっ!!ゆっぐりざぜろおおお!!!おいじじい!!!でいぶをはやぐだずげろおおおおおおおおお!!!」 「まりさはずっとゆっくりできなかったんだ!!!!ほかのゆっくりとすこしちがうだけでみんないじめて!!! かぞくからもいじめられて!!!ずっとゆっくりできなかったんだぞ!!!!おまえはそれをしっているのか!!!」 「うるざいいいいいいぃぃいいいいい!!!!じねえええええええええ!!!!」 まりさのせいっさいは一時間にも及んだ。 「ゆはあ…ゆはあ…ゆはあ…お…おにいさん…ちょっときゅうけいするよ。げすおやにあまあまなおみずをすこしかけてあげてね。すこしでいいよ。 まりさは…あっちであまあまさんをたべてきゅうけいしてるよ。」 「ゆっぐりざぜろおおおおおお…」 言われた通り子れいむ同様親れいむにも野菜ジュースをかけてやった。しばらくすると会話できるくらいには回復していた。 「ぐぞおおおおお…あのげすううううううう…ゆっぐりじねえええええええ…」 子まりさは台所でプリンを食べている。 ……「ちちち…ちあわちぇーーーーーーーーーっ!!!」 んーまだ時間がかかりそうだな。 ……「へぶんじょうたいっ!!!!」 『ちょっと質問させてよれいむ。質問に答えたらあの子まりさを私がせいっさいしてあげるからさ。』 「!? ほんとうだね!!じじいははやくあいつをせいっさいしてね!!!れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!」 『ゆっくりにとってゆっくりすることはゆん生の中で一番大事なことなんだろ?』 「そうだよ…じじいはそんなこともわからないの?ばかなの?」 『お前たちはここに来る前まではゆっくりしていたのか?』 「そうだよ…みんなですーりすーりして、おうたをうたって、むーしゃむーしゃして、 おしゃべりして、すーやすーやしてたよ。とてもゆっくりしたしあわせーなひびだったよ…なのにあのげすのせいで…」 『子供をいじめてまで生きることがお前らの言うゆっくりだったのか?』 「あいつはげすだからいいんだよ!」 『げすって…もとはといえばお前らが普通に接していればあいつもお前らを憎んだりしなかったよな。』 「そんなこと…そんなことないよ!!!あいつはげすなんだよ!!!おかざりもゆっくりしていなかったし!!!みんなもゆっくりしてないっていってたよ!!!」 『かわいい自分の子供なんだろ?他人とは違い血のつながった唯一の家族。どこか自分たちと違っても守るべき大事な家族なのは変わらないんじゃないか?』 「ゆっ…それは…」 『れいむ…ゆっくりってなんだ?』 その時ちょうどプリンを食べ終えたまりさが幸せそうな笑顔でこちらに走ってきた。 「おにいさん!!!せいっさい、さいかいだよおおおおおおおぉおおおおおお!!!!」 「ゆゆっ!!!!!!」 …… … 『そうだよな…血のつながった唯一の家族なんだよ。他人と違って…もう遅いけどさ。』 再び子まりさによるせいっさいが始まった。 「ゆへへへへへへへへひひひ!!!!せいっさいだよ!!!せいっっさいだよ!!!せいっっっさいだよおおおおおおおおおお!!!」 「ゆぐっ!!!ゆぎっ!!!!ゆっ!!!ぎっ!!!ゆへっ!!!!」 (『守るべき家族なんじゃなかったのか?』) かぞく?あのまりさが?かぞく? ゆっくりしてないのはかぞくじゃないよ。 …でもどうしてまりさをゆっくりしてないって思ったんだろう? 「せいっっ!!!」「ゆぎぎっ!!!」 おかざりさんが他の子と違っていたから?そのせいで他のみんなに馬鹿にされるのが嫌だったから? 「さい!!!」 「ゆゆゆうっ!?」 今思えばそんな理由だけで自分の子供をいじめていたのか? ゆっくりしていなかったのは子供じゃなくて自分だったんじゃないか? でもおかざりは大事…な…の…か……な…ゆう… … おかざりなんて…本当はどうでもよかったんじゃないか? まわりのみんなから馬鹿にされるのが嫌だからって…自分の…大切な子供なのに…守るべき家族…なのに… 「れいむ…ちょっとまりさにきびしくあたりすぎじゃないかぜ?」 「ゆ"っ!?なにいってるの!!!あいつはゆっくりできないんだよ!!!ぐずなんだよ!!!」 「でもまりさたちのたいせつな…「うるさいよっ!!!」ゆっ!?」 「こんどあいつとしゃべったらまりさもろともせいっさいするよ!!!」 「ゆう…わかったんだぜ…」 れいむがこんな事言わなきゃまりさはおちびちゃんをあの時通りずっと大切に育てたかな… 「まりさ、おかあさんのためにきれいなおはなさんとってきたよ!!!」 「いらないよ!!!そんなこともわからないのかこのぐず!!!おまえにかかわるとろくなめにあわないよ!!!!」 「おかあさんごめんなさい…」 謝らないでおちびちゃん…そのおはなさんとってもきれいだよ…おかあさんのためにありがとうね… 「ゆぴいいぃいいぃいい!!!!いちゃいいいいいぃぃいいいいいいいいい!!!!」 「どうしたのおちびちゃん!!!!!!」 「まりさ、れいむといっしょにあそんでたられいむがそこのいしさんにつまずいちゃったんだよ…だいじょうぶれいむ?」 「うるさいよおおおおおおお!!!」 「ゆぴぃいいいい!!!」 「どうせおまえがおちびちゃんをいじめてなかせたんだ!!!きょうからみっかかんごはんぬきだからね!!!」 「ゆぅ…ごめんなさい…」 …ゆ…ごめんね…おかあさんが…悪かったんだよ…おちびちゃんを信じてあげられなくてごめんね… 本当は気付いてたのかもしれない…自分が悪いって…でも認めたく…なかったんだよ…自分がゆっくりしてないなんて… でも…今…ちゃんと気づいたよ…おかあさんは悪いゆっくり…ゆっくりしてない…悪いゆっくりだよ… おちびちゃんにせいっさいされてもしかたない悪いゆっくりだよ…悪いのは… 「ごめんね…おちびちゃん…れいむのたいせつなこども…」 「ゆっ!?」 まりさは驚いた。 謝られた?おかあさんに?そんな事あるわけがない。あのいじわるなおかあさんがまりさにあやまるなんて…でも今… 「ごめんねおちびちゃん…ぜんぶれいむがわるかったよ…おちびちゃんはなんにもわるくないよ…」 ご…め…んね…だって… なんで…今になって謝るんだ。謝るくらいなら普段からなんで普通に接してくれなかったんだ。 まりさはつらかったんだぞ。いつもひとりぼっちでさみしかったんだぞ。 だれもまりさをたすけてくれなかったんだぞ… いまさらおやづらするな… いまさら…いまさら… 「…いまさらおやづらするなあああああぁあぁあぁあああああああああああああ!!!!!!!ゆっくりしねええええぇえぇぇえぇえぇぇええええええええ!!!!!!!」 その後も子まりさの親れいむへのせいっさいを続けられた。激しさを増しながら… 薄皮を気遣った力加減のコントロールなんて、もはや存在しない。つねに全力の体当たり。 しかし、れいむはそれに耐えた。耐え続けた。ひたすら子供への懺悔の言葉を口にして。 「ゆっ!!!!ゆっ!!!!ころす!!!!ごろず!!!!!ごろじでやるううううううう!!!!」 「ごめんねおちびちゃん…ゆ"っ!ごめんね…れいむが…ゆ"っ!わるかったよ…ゆ"っ!」 「ごろずごろずごろずごろずごろずごろずごろじでやるううううううぅぅぅぅぅ」 まりさの悪魔ののような叫びが響き渡った。もはやそれはゆっくりのものではない。 「じねじねじねじねじねじねじねじねじねじねえええええぇええええええ!!!!」 「ごめんね…おちびちゃん…ほんとうに…ごめんね…」 「ごろず!!」 「ごろずっ!!!!」 「ごろずうううううぅぅぅううううう!!!!」 「ゆ"う"う"う"う"う"う"ぅ"ぅ"ぅ"う"う"!!!!?」 ゆっくりには自分で死ぬ方法をして「おたべなさいっ!!」というものがある。 この言葉をゆっくりが発するとゆっくりは身体の真ん中からきれいに二分割され文字通り本当のお饅頭と化す。 これは他のゆっくりのために自らが食料となろうとするとき、自分がもうゆっくりできないと感じる二つの場合に使われる。 ではこのれいむはどうだろう? 実の子供にせいっさいという名の虐待をうけ、全身が薄い皮のみなので常に我慢しがたい激痛を感じ続ける。 自分の家族は同じ家族である子供にみんな殺された。 万が一ここから助かっても普通のゆっくりとしては生活できないというこの状況。もうゆっくりできないと感じるのが普通だろう。 ではなぜれいむは「おたべなさいっ!」をしないのであろうか? それは子まりさへの謝罪だけではない。 ゆっくりできない自分への罰。 ゆっくりできない自分に付き合わせてしまった家族への弔い。 そして一番は、子まりさの怒りをこの身全てで受けようとする母の愛情であった。 すぐにゆっくりするわけにはいかない。 ゆっくりにとっても家族というものは、本当はとてもとても大きい存在なのかもしれない。 …しかしそんなれいむのにも限界が来てしまう。気持ちではない。身体のほうだ。 「ぐっ…ゆげええええええぇええええええ!!!!」 あまりの長い時間の激痛に耐えられなくなりついに餡子を吐き出してしまう。 「ごろずごろずごろずうううううううううううううぅぅぅぅ!!!」 それに気付かずまりさはせいっさいを続ける。それほどまりさの母への恨みは深かったのかもしれない。 「せいっさいだあああぁああああああああぁあぁああ!!!」 「ゆべっ…ゆげええええぇえ…ゆっ…ゆげえええええええええええええ」 ついに子まりさのせいっさいのたびに餡子を吐いてしまうようになってしまった。このれいむが死ぬのも時間の問題である。 「しねっ!!!しねっ!!!しねっ!!!!」 『まりさ。』 「なんだおにいざんんんん!!!!いばばりさはいそがしいんだよおおおおおお!!!じゃまするとおにいざんもせいっざいするよおおおおおおお!!!!」 『…もう痙攣してる。死ぬのは時間の問題だと思うよ。時間をかけて殺すんならもうその辺にしておいて 苦痛の中死なせた方がいいんじゃないか?』 私はまりさに提案する。子まりさのためではない。最後にれいむと話しがしたかったのだ。この状況においてもお前はゆっくりできるのかと。 「ゆふう…ゆふう…ゆふう…まりさは…いまそれをかんがえていたんだよ…ゆふう…おにいさんはよけいな…くちごたえしないでね…ゆふう…」 「…ゆ"っ…ゆ"っ…ゆ"っ……」 (…せいっさいはおわったの?でももうおからだのかんかくがないよ…もう…ゆっくりできそうもないね… おちびちゃんはれいむのことをゆるしてくれたかな…どっちにしても…れいむはわるい…ゆっくりだよ… ごめんね…おちびちゃん…が…ゆっくり…できなかったの…はれ…いむのせいだよ…こんな…おかあ…さんをゆる…してね…) 「ゆふう…ゆふう…くるしんでしね…ゆふう…ゆふう…」 … このれいむはもう死にかけだな。というかまだ生きてるのかな? 会話するのは無理かなあ…。 実の子供にここまでされて…少し哀れにも見えてくるな。 「…お…おに…い…さん…れいむ…の…は…な…しを…」 え!?お前まだしゃべれるのか!?それにそんな死にかけの状態で何を話すって言うんだ!? 「…おにい…さん…れいむの…さいごの…は…なしをきい…てね…」 子供じゃなくて私に?そこまでして伝えたいことがあるのか? わかった。お前の最後の言葉この耳にしっかりと焼きつけよう。 『…なんだい?』 「おにいさん…おにいさんは…ゆっくりってなにって…れいむにきいた…ね…おしえて…あげるよ…」 れいむはとぎれとぎれながらも自身最後の言葉を呟くような声で私に語りかけた。私は一字一句聞き逃さないようれいむの言葉だけに集中した。 「ゆっくりっていうのは…じぶんの…じぶんのいきたいようにいきることなんだよ… おなかがすいたときにむーしゃむーしゃする…かわいいおちびちゃんといっしょにすごしたいからおちびちゃんをうむ… もうおねむだからみんなとすーやすーやする…みんなとあそびたいからこーろこーろする…おちびちゃんとうたいたいからおうたをうたう… ぺーろぺーろやすーりすーり…みんな…みんなゆっくりできることなんだよ…じぶんがしたいからするんだよ… おにいさんは…ゆっくりしてるの…?れいむ…おにいさんがゆっくりしているようにはみえないよ… おにいさん…れいむの…さいごの…おねがいだよ…おちびちゃんをゆっくり…させてあげてね… れいむ…は…こんな…こと…いえる…おや…じゃ…ないけど…ゆう……ゆっ…う…うぅ… ゆっくりさせて…あげられなかった…うっ…れいむたちのぶんまで…ゆぅ…うぅ…っ…ゆっ…ゆっくり…させてあげて…おね…がい… おちび…ちゃんは…ゆっくりでき…るんだよ…これできっと…おにい…さんも…ゆ…っく…りでき…よ… お…に…さん…ゆっく…り…し…て…いって…ね……!!!」 おちびちゃんは自分達無しで生きていけるのだろうか… しあわせーなゆん生を歩めるだろうか… それだけが心残りだな… おちびちゃん…何も教えてあげられなくてごめんね… いっしょにおうたとかうたってあげられなくてごめんね… すーりすーりも…ぺーろぺーろも… れいむ…いじわるばかりしちゃって… 悪いおかあさんでごめんね… ごめんね…ごめんねおちびちゃん… れいむの…たいせつな…おちびちゃん… ごめんね… れいむは先に天国にいくよ… 天国でおちびちゃんとまりさと一緒にずっと見守ってるよ… だから…心配しないで…安心して…ゆ…ぅう…っ…ゆっく…りし…てね… … 神様おねがいです…れいむは…もう…ゆっくりできなくてもいいです…ですから… もし… もし願いがかなうなら… もし生まれ変わっても…また…おちびちゃんのおかあさんになれたら… そのときは… れいむは静かに息をひきとった。 私が見ることのできなかった母の愛がそこにはあった。 子供の事だけを純粋に考える母の姿がそこにはあった。 自分を犠牲にしてまでも子供の幸せを考える母の顔がそこにはあった。 無情にも実の子供には伝わる事のない母の願いがそこにはあった。 『…そうか…』 『…ふふふふふ…そうか…ふふふ…あーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!! ゆっくりってそういうことね!!!ぼくがゆっくりの意味を知らなかったわけだ。確かにぼくはゆっくりしてない!!! 自分が生きたいように生きた事なんて無いもの!!!自分に正直に生きた事なんてないさ!!!いつも自分を偽って生きてきたよ! そうしないと生きていけなかったもの!!!今だってそうさ!!! 親の愛情だって知らない!知らないさ!!! そうか…くっくっくっくっ…。最後にゆっくりに教えられるなんてね!!!あーっはっはっはっはっはっはっは!!!』 ぼくは笑いが止まらなかった。 自分の生き方を全て否定された。普通は怒るだろう。自分の全てを否定されるのだから。 しかし笑いが込み上げてきてしかたなかった。 誰かに否定してほしかったのだろうか。自分のこれまでの生き方を。 誰かに教えてほしかったのだろうか。自分に生きたいように生きる事を。 誰かにしかってほしかったのだろうか。自分に嘘をついている事を。 誰かになってほしかったのだろうか。自分の本当の親に。尊敬できる本当の親に。 『…あっはっはっは…っは…は…あ……ただれいむ…最後のお願い…残念だけど……ゆっくりしてないやつにはさ…』 『他のやつをゆっくりさせることなんてできないんだよ。』 …… … 『まりさ。ついにれいむが死んだよ。お前の復讐は達成されたんだ。』 「……ゆ……ふ…ふ…」 「…ふ…ふふふ…ゆひゃははははははは…ついにまりさはふくしゅうしたよ!!!まりさを…まりさをゆっくりできなくしたおやといもうとをせいっさいしてやったよ!!! いままりさはすごくゆっくりしてるよ!!!ゆはははははははははははははは!!!!!!」 『おめでとうまりさ。』 「ありがとうおにいさん!!!おにいさんのおかげだよ!!! おにいさんのおかげでまりさはすごくゆっくりしてるよ!!!しあわせーだよ!!!へぶんじょうたいだよ!!!!!!」 『うん。おめでとう。ただ復讐を果たした君はこれからどうやって生きていくんだい?頼るべき相手もいなくなって独りで生きていくんだろう?』 「ゆっへっへっへ!!!できるよ!いまのまりさはなんでもできるんだよ!!!ひとりでいきることなんてかんたんだよ!!!! もしむりでもおにいさんとかだれかにたすけてもらえばいいよ!!!」 『へえ?本当にできるのかい?』 『この家族殺し。』 「ゆ"う"っっ!? まりさかぞくごろしなんかじゃないよ!!!まりさはまりさをゆっくりさせなくしたやつにせいっさいしたんだよ!!!!ふくしゅうだよ!!!」 『同じことじゃないか。君は家族を殺した。』 ―家族殺し!お前は親を助けられたのに助けなかった!!!この人殺し!!!― 「そんなことないよ!!!」 『家族を殺した奴には周りの目も厳しい。誰も助けてくれやしないよ。家族でさえ殺す奴だ。他人を殺す事なんて簡単だろってみんな思うもんな。』 ―あいつ、家族を殺したって噂だぜ。警察も誰かの妨害のせいで逃げ遅れた可能性があるって言ってたから本当だって。怖いよなあ。― 『そういえばあの親れいむ、最後にはお前に謝ってたじゃないか。ゆっくりさせなくてごめんねって。 なのにお前は親を殺した。謝っているのに殺した。これってゆっくりできないことだよね?お前も親や妹と同じだよ。』 ―俺達が悪かった!だから助けてくれ!!頼む!!今までの事はどうか…心を入れ替えるから― 「ちがう!!!まりさはちがう!!!あんなげすといっしょなんかじゃない!!!それにこれはおにいさんからいいだしたんだよ!おにいさんがこんなこといわなきゃ…」 ―違う!あんな無責任な親とは違う!本当は助けたかったんだ!!仕方のないことだったんだ!!!― 『君が頼まなきゃ私は何もせずに家に帰ったよ。なのに君はただその時の自分の感情だけで家族に復讐した。 復讐以外の道なんていくらでもあっただだろう。なのに君は復讐を選択した。』 「ちがう…まりさは…」 ―違う…仕方のないことだったんだよ…― ―本当に?― ―殺さなきゃ殺されてたかもしれない― ―それ以外の道はなかったの?― ―だって…嫌だったんだ…こいつらがここに存在している事が…またぼくを否定するんじゃないかって…― 『おめでとうまりさ。きみはこれからずっと家族殺しとして生きていく。それはきっとゆっくりできることなんだろうねえ?』 「ちがう!!!ちがう!!!!まりさはかぞくごろしなんかじゃない!!!まりさは…かぞくごろしなんかじゃ…」 『きみはぼくとおなじ…ゆっくりできない家族殺しなんだ』 「ゆぎぃいいいいいぃいいいぃいいいいいいいぃいいぃいいいいいいいいいいいいぃいいゃあああああぁああああああああああぁああああああ!!!!」 ……… …… … 本当の自分を否定されるのは嫌な事だよ。ぼくがここに存在してはいけない気がするからね。 否定されないために自分を、本当の自分自身を変えようとする人もそりゃいるよ。 でもそんな簡単に自分は変われない。変わらない。本当の自分の姿がそんな誰でも簡単に変えられるなら人生なんてつらくないよ。みんなにもわかるでしょう? だからぼくは理想の自分である私を作った。誰からも否定されない理想の自分。この現実で生きていくための理想の私。 でも理想の私は本当の自分じゃない。ぼくじゃないんだ。 ぼくだって自分の生きたいように生きたいよ。人間だもん。 でも変われない本当のぼくが生きていくにはこの現実は厳しい。この現実の荒波を越えていくにはぼくは弱すぎる。 ではぼくはどうしたかったのか?何が欲しかったのか? …仲間が… …仲間が欲しかったんだ。同じ苦しみを分かち合う仲間が。本当の仲間が。 一人でいると心細いよね。不安でしょうがないよ。でも二人なら大丈夫。なんとか頑張れるさ。 三人なら難しい問題にも立ち向かえる。 たくさんいたら…そう…何でもできる。 人間はそうやってこの世界を支配していったんだよ。 今も昔も変わらずにね。 … まりさ、正直言うときみがゆっくりできなくなった原因はぼくなんだ。きみの帽子、生まれたときは普通だっただろう? しばらく前かな…今日みたいな仕事が早く終わった日… 帰り道でたまたま幸せそうなきみたち家族の姿を見たんだよ。 「まりさ、きょうかけっこでいちばんになったよ!!!ゆっへん!!」 「ゆうううううう!!!おねえちゃんすごい!!!」 「さすがまりさのこどもなんだぜ!!!きょうはふんぱつして、いもむしさんでもたべるんだぜ!!!」 「「いもむしさん!!!やったあああああああ!!!!」」 「やっぱりれいむのおちびちゃんたちはゆっくりしてるよ!!!ふたりともてんしのようにかわいいよ!!!ゆうぅう!!!」 「「「「ゆはははははははははははははははははははははは!!!」」」」 ……… なんだよ…なんだよ…ぼくには幸せな家庭なんてなかったのに… 本当幸せそうな家族だなって思ったよ。 たかがゆっくりだろって思う人もいるかもしれないけどさ。 でもそのゆっくりでさえ幸せな家庭があるんだよ? ぼくにはなかったのに。 悔しかった。羨ましかった。妬ましかった。ゆっくりのくせにって。 ぼくにはそんな幸せな家族なんていなかったのにって。 そんなの幸せ、ぼくがぶっ壊してやるって思った。 飾りがきみたちの中で一番大事ってことは知ってた。 だから、その飾りをおかしくすれば、家族の仲が少しくらい壊れるんじゃないかなって思ったんだ。 誰でもよかったんだ。今回聞いた話の中心が子まりさだったからこいつでいいやって思っただけ。 話の中心が子れいむや親まりさとかだったらそっちにしてただろうね。 あの時きみに会うまでは忘れてたよ。帽子を見なければあの時の奴って事にも気付かなかっただろうしね。 ゆっくりなんて人間から見たらみんな同じ顔してるもの。 ぼくが願った通り、いやそれ以上かな? きみは家族から…他のみんなから虐げられていた。 いつやったのかって? ぼくは仕事が深夜終わる事が多いんだよ?だからきみたちの住んでいる場所さえ分かれば仕事帰りのついでって感じでさ。 きみたちは規則正しく寝てるから簡単な作業だったよ。きみたちはえらいよね。 まさかぼくのちょっとした悪意がこんなことになるなんて思ってもみなかったよ。 自分勝手だって思う?人間みんな自分勝手なんだよ。今に始まった事じゃない。 まりさはたまたま犠牲者のひとりになっただけだよ。 きみには本当に同情する。心の底から。 でもいいじゃないか。仲間ならぼくがいるよ。誰にも言えない秘密を共有した本当の仲間がさ。 ………… ……… …… … 『おつかれさまです。』 「ああ、おつかれ。」 (ガチャン) 「あいつってちょっと変わってるよな。」 「どうして?」 「この前さ… 『火を貸して頂けますか?』 「ああいいよ。」 『すみません。なぜか火を見ていると勇気がもらえるんです。私には出来るって思える勇気が。』 「?そうなのか?まあいいや。満足したら返してくれよ!」 『はい。ありがとうございます。』 ってなことがあってさ」 「へえー変な奴だな。放火魔だったりしてwそういえばお前知ってるか?あいつと関わると不幸な目に会う噂だぞ?」 「そんな噂が?」 「あいつ自身も親を火事で亡くしたり不幸続きらしいからそんな噂がたっちまうんだろうなあ…」 「でもあいつ人当たりのいい普通のやつだよな?」 「だよなあwあいつ別にいい奴だもんなwしょせんうわさうわさw」 …… (ガラガラガラ) 『ただいま。ふう~今日も疲れた。』 あの子まりさはまだ生きている。いや生かされているの間違いかもしれない。 まりさは私の家で壊れた人形のように同じ言葉を繰り返している。 「まりさはかぞくごろしじゃない…まりさはかぞくごろしじゃない…まり…」 あの時以来精神的に壊れてしまいもう普通のゆっくりのように生きることはできないだろう。 でもいいんだ、ぼくに仲間ができた。仲間の世話はぼくがするんだ。 だかられいむ、安心してよ。まりさはぼくが責任をもってお世話するからさ。 仲間はまりさだけじゃない。きっと他にもたくさんいるはずなんだ。 きみはぼくの仲間かな?もしよかったらどう?ぼくの仲間にならない? 仲間になってくれるとぼくも頑張れるんだけどな。 次の仲間はどうやったら会えるのかな。 (ガチャ) 『まりさ…』 『ゆっくりしていってね。』 なんて痛々しく意味不明で陳腐な作品。設定もありがちすぎですね。つめこみすぎ。 でも自分も1度でいいから他の皆さまと同じ様に何か作ってみたかったんです。 こんなのにお時間を取らせてしまってすみません。 これを最初で最後のSSにしようと思います。 ここまで少しでも読んでいただき本当にありがとうございました! 先生!明後日の課題もう少し待っていただきたいんですけ…だめですか… えっ!?明日まで!?もっど…ゆっぐりじだがっだ… 挿絵 byねゆあき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 天国でもいいよ 火桜冬風 -- 2018-11-10 20 23 14 最後には自分の罪を認めたんだから.........地獄に送ってね?(慈悲はない) 火桜冬風 -- 2018-11-10 20 22 23 親れいむ、親まりさ、末れいむは元から死ぬべきだよ!!!!! -- 2016-10-26 19 46 02 超面白かった -- 2016-09-29 16 57 37 「かわいそう」そう自分に言って、「ゆっくりしている」親を殺した。でも、自分が犯した過ちにきずくことができた親はいちばんゆっくりしている。でも、おやは天国できっとこう思ってる。「もっと早くきずきたかった」「今の自分には自分を含んだすべてのゆっくりがゆっくりしてなく見える」でも、そう思わせたのは、他でもない子まりさなんです。 -- 2015-10-23 23 43 22 挿絵が魔曲使いみたいって書いてる人がいるけど、立ち位置には堕天使の方に近いよね。 「太陽と月に背いて」が似合いそう。 -- 2014-01-28 15 36 09 挿し絵の右上の子まりさホントかわいい。 -- 2014-01-09 19 05 50 挿し絵の子まりさ可愛いな -- 2011-07-14 20 54 29 お話を読んでいて、何故か船幽霊とかの類を思い浮かべてました。 死んだ人間が生きた人間を妬み、殺すことで自分たちの仲間にしてしまうんですよね。 それが、今回はたまたまこのお兄さんとまりさであったということでしょうか。 -- 2010-12-23 03 04 51 挿絵怖いです。もはやまりさというよりどこぞの魔曲使いにしか見えませんw -- 2010-09-25 23 27 44 れいむは不幸だよ、こんなゆっくりしてないお飾りの子供がいるんだよ、悲劇のヒロインだよ ↓ れいむは不幸だよ、ゲスに皆殺されてシングルマザーになったよ、悲劇のヒロインだよ ↓ れいむは不幸だよ、守るべき物に今まで気づかなかったんだよ、悲劇のヒロインだよ なんかゆっくりだとこう思ってそう 謝罪も何もかも全部「悲劇のヒロイン」を演じてるだけみたいな -- 2010-09-20 05 57 21 報復感情は当事者間で完結させといて下さい。 -- 2010-07-16 00 30 29 最初で最後なんて言わないでね!おねがいだよ! -- 2010-07-08 19 06 23 ちゃんとした作りで普通におもしろかった -- 2010-07-08 15 55 00 面白かった -- 2010-06-19 12 49 46 人によって意見が分かれる作品でしょうね、僕は死ぬ間際になって謝罪や改心するという態度をみせた人間やれいむに対して因果応報だろうが、死ね。としか思えませんでしたね。長文すみません おもしろかったです。 -- 2010-06-17 04 15 41
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れいむと幸せを呼ぶ金バッジ 23KB 虐待 親子喧嘩 現代 餡子ンペ09出展作品パート2 ※餡子ンペ09出展作品第2弾です。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※テーマは1.親子「 仲直り」です。 家に帰るとゆっくりれいむがいた。 ソフトボールサイズでまだ子供なのだろう。うっかり開けていた裏戸から入ってきたようだ。 俺の姿を見て、逃げようとする子れいむをガシッと鷲づかみにする。 このれいむがやったのであろう、ちゃぶ台の上の花瓶などが目茶苦茶になっていた。 まったくただで済むと思うなよ。このクソ饅頭が。 俺は手でジタバタもがいている子れいむをにらみつけた・・・がそこでおかしなことに気づいた。 ちゃぶ台のうえにあったお茶請けのクッキーが手付かずのままで残っていたからだ。 普通人間の家に不法侵入するようなゲスゆっくりが一番に手をつけるのはあまあま、つまりは甘い菓子類でありそれが食われず残っているのはあまりに不自然である。 「おい、れいむ。」 「ごめんなさい、ごめんなさい。ゆるしてくださぃいいいいい。」 俺に鷲づかみされながら必死に謝るれいむ。怖いのか涙を流しながらガタガタふるえ続けている。 「いやそうじゃない。お前への罰は後だ。それより聞きたいことがある。」 「ゆ?」 「お前なにか目的があってここに来たんじゃないのか?例えば・・・なにかを探しにきたとか?」 「!!・・・」 れいむの目が驚いて点になる。どうやら図星のようだ。 「当たったみたいだな。何を探しにここまできたんだ?」 有無を言わせぬ口調で俺はれいむを尋問する。少しためらった後れいむは口を開いた。 「れいむは・・・れいむは・・・きんばっじさんがほしかったんだよ・・・」 「はあ?金バッジって・・・あの飼いゆっくりが着ける・・・?」 あまりに予想外な答えに今度は俺の目が点になった。 なぜこのようなことになったのか。話は数時間前までさかのぼる。 「餡子ンペ09」れいむと幸せを呼ぶ金バッジ 作、長月 「おかあさんのうそつき!!きょうはいっしょにあそんでくれるっていってくれたじゃない!!」 「ごめんねおちびちゃん。ごはんさんがなくなっちゃったからかりにいかないといけないんだよ。ゆっくりわかってね。」 「このまえもそうだったじゃない!!そういっていつもあそんでくれないじゃない。」 「おちびちゃん・・・」 「もういいよ!!おかあさんのばか!!」 困惑する母れいむをおいて巣であるダンボールハウスを飛び出す子れいむ。 「ゆう・・・」 心配そうに子れいむの背中を見てため息をつく母れいむ。母れいむとてつらいのだ。 つがいのまりさが死んでしまっている為、家族は胎生にんっしんっで産んだ子れいむひとり。 当然子れいむを食べさせていくには自分が狩りに出なければならなず、その間れいむはひとりぼっち。 れいむが寂しがるのも無理はない。 今日は狩りを休んでれいむと遊んであげる約束だったが、思った以上に餌がとれず、保存していた食料が昨日尽きてしまった。 育ち盛りの子ゆっくりを絶食させるわけにも行かず、今日も狩りに出ることにした母れいむ。 その結果さっきの親子ゲンカとなったのだ。 母れいむはしばらく娘のいったほうを見続けていたが、意を決したように狩りへ出かけた。 愛する子供のために少しでもおいしくて栄養のある食べ物を手に入れなければならない。 そう決意しポイン、ポインと路地裏へ跳ねていった。 一方その頃子れいむは後悔していた。 なんであんなこと言っちゃったんだろう。 お母さんが自分のために苦労していることは誰よりも知っているのに。 お母さんが大好きなのに。 後悔したところでもう出てしまった言葉はもう戻らない。 どうしようか考えていたところに人間らしき足音が近づいてきた。 とっさに電柱に隠れ息を殺すれいむ。人間はお菓子をくれるような愛好家も居るが、同時に虐待を好むような輩も多い。 れいむもまたできるだけ人間に関わってはいけないと母れいむに言われている。賢い野良なら当然のことだ。 現れたのはゆっくりれいむをつれた男だった。 飼いゆっくりの散歩中なのだろう。れいむはリードでつながれ頭にバッジを着けている。 なんてゆっくりしたれいむだろう。思わず隠れていたのを忘れて身を乗り出してしまう子れいむ。 しわひとつなく鮮やかな紅白のリボン。さらさらで艶やかな髪。もちもちとした素肌。 しわしわですすけたリボンにボサボサの髪、薄汚れた体の自分とはまるで違う。 とても同種の、いやそれどころか同じゆっくりだとすら思えないくらいだ。 そのなかでもれいむの目を一番ひきつけたのはリボンに着けていた金色のバッジだった。 おそらく取得したてなのだろう。ピカピカの金バッジが日の光を受けきらびやかに光っている。 れいむは息をするのも忘れて見入ってしまった。 男達が立ち去った後もれいむはしばらく動けなかった。それ程までにインパクトがあったのだ。 無論れいむも今まで飼いゆっくりを見たことがないわけではない。 しかしれいむが見たのはバッジなしや銅バッジの野良同然のゆっくりで、精々銀どまりだった。 セレブの飼う金バッジなど一度も見たことない。 そういえば赤ゆっくりのころよく遊んでくれたありすお姉ちゃんは元飼いゆっくりで金バッジだったって言ってたな。 れいむは思い出す。一人っ子で母親も狩りで不在がちなれいむにいろんなことを教えてくれたゆっくりだ。 上品で優しくて何でも知っている尊敬するゆっくりだった・・・だけど・・・ れいむは一度もありす姉ちゃんがゆっくりしているのを見たことがない。 顔では笑っていても本心からの笑顔は一度もなかったのをれいむは知っていた。 そんなありすお姉ちゃんだけどれいむは一度だけ泣いているのを見たことがある。 何かいやなことがあったのだろう。路地裏で一人、声を出して泣いていたありすお姉ちゃん。 あの時のありすお姉ちゃんの言葉がれいむは忘れられない。 「きんバッジ・・・きんバッジさえあればなまゴミなんてあさらなくてすむのに・・・かちかちのゆかじゃなくてふかふかのくっしょんさんでねれるのに・・・・あんなぎんやどうばっじしかとれないようないなかものたちにバカにされずにすむのに・・・どうして・・・どうして・・・うわぁあああああ!!!」 れいむは何も言えずただそこで立ち尽くすしかなかった。 その日かられいむはありすお姉ちゃんを見ていない。 風の噂によると飼ってくれる人間を探しに町へ行ったが見つからず、そのまま加工所で駆除されたらしい。 あの時はありすおねいちゃんの言葉の意味が解らずにいたれいむだが、今なら解る気がする。 きっと金バッジはゆっくりをゆっくりさせてくれる物なんだ。 だからそれを無くしたありすおねいちゃんはゆっくりできなかったんだ。 そしてあのれいむは金バッジを持っているからあんなにゆっくりできているんだ。 よし。なられいむも。 そう思い道行く人間に片っ端から「金バッジください。」と懇願するれいむ。野良ゆっくりが人間に関わるのは危険だということも忘れてである。 しかし当然そんな要求受け入れられるはずもない。完全に無視か「じゃまだ、どけっ!!」と怒鳴られる始末。 途方にくれ道端で立ち尽くしてしまった。 「そして裏戸の開いていたうちへ侵入して金バッジがないか探してた、ってわけか。」 「ゆう・・・そのとうりだよ。」 「おい、れいむ。人間のうちへ入るのはいけないことで、まして盗みなんてもってのほかだと知っているよな?」 「ご・・ごめんなさい!!」 そう言ってペコペコと頭を下げるれいむ。どうやら自分がしたことが悪いことだというのは知っているらしい。 普通の家に金バッジは転がってないとか、野良が金バッジなんて手に入れてもどうしようもないだろ、とか色々突っ込みたいが今はやめておく。 「そうまでして金バッジを手に入れてゆっくりしたかったのか!?人のものを盗んででもゆっくりしたいなんてゲスの考え方そのものだろうが!!」 「ごめんなさい!!ごめんなさい!!」 「大体金バッジは持っていればゆっくりできるものじゃなくて、頑張ってゆっくりできるようになったゆっくりに与えられるものなんだよ!!楽してゆっくりしようなんて性根が腐ってる証拠だ。」 「ゆう・・・でも・・・でも・・・」 「なんだ。なにかいいたい事でもあるのか?」 「れいむは・・・れいむはおかあさんにゆっくりしてほしいよ。」 「えっ?お前自分のために金バッジが欲しかったんじゃなかったのか!?」 思わず聞き返してしまう俺。普通人間のうちに入ってくるようなゆっくりはゲスだと相場が決まっている。家族のことを思いやるどころか土壇場になれば家族を生贄にしてでも自分だけは助けてとぬかすような奴が大半だ。 しかしまさか母親のために人間に捕まるリスクを犯すような奴がいたとは・・・ 始めは事情を聞いたら痛めつけた後、叩き潰すつもりだったが・・・どうする? 俺は迷っていた。 れいむはガチガチと震えていた。 お兄さんはれいむから話を聞くとしばらく何か考えていたようだが、不意に立ち上がり「ちょっと待ってろ。」と言い立ち去ってしまった。 きっとお仕置き道具を取りに行ったに違いない。お母さんが言っていた。人間さんのおうちに入るような悪い子はとっても痛いお仕置きをされた後、永遠にゆっくりさせられちゃうんだって。 人間さんのおうちに入るのがいけないことなのはれいむも良く知っている。 でも・・・それでもお母さんに金バッジをつけて貰いたかった。 もしお兄さんの言うように頑張っているゆっくりに与えれるのならなおさらだ。 この辺りは餌場が少なく捕食種やゲスも多い為ゆっくりにとってけして住みよい場所ではない。 片親で子供を育てるのは並大抵の苦労ではないだろう。事実、母れいむの体は生傷が絶えなかった。 そんな母にいつも助けられていたれいむ。 ゲスまりさにおうちを取られようとしたときも颯爽と現れゲスを退治してくれた。 ゲスまりさに噛み付かれて自分が一番痛いはずなのにそんなのおくびにも出さず、逃げるときにできたれいむの擦り傷をぺーろぺろしてくれた。 遊んでる途中れいぱーありすに囲まれ、もうだめだと思ったときに、れいぱーの天敵であるドMてんこをけしかけるという機転でれいむを救ってくれたもある。 「んほぉおおおおおお!!!れいぱーさんたちぃいいい!!!てんこをめちゃくちゃにおかしてねぇええええ!!」 「ぎゃああああ!!!きもちわるぃいいいいい!!!!」 「ばけものがぁ、ばけものがいるわぁあああああ!!!!」 「こんなのとかいはじゃないぃいいいいいい!!!」 そう叫びながらくもの巣を散らすように逃げるれいぱー。そしてそれを追うれいぱーよりキモイ顔のドMてんこ。 ぽかーんとするれいむにお母さんは「もうだいじょうぶだよ。」と優しく微笑んでくれた。 強くて優しくて賢くて・・・れいむの自慢のお母さん。 そんなお母さんに金バッジ・・・あげたかったな・・・ でももうその望みはかなわない。れいむはここで死んじゃうんだから。 最後に一言伝えたい。 おかあさんひどいこと言ってごめんなさい。 お母さんのこと大好きだったよ、と。 なんで・・・なんであの時お母さんにひどいこと言っちゃったんだろ。 お母さんのこと大好きなのに。 れいむはいつの間にか泣いていた。涙がとめどなくあふれてくる。 その涙は恐怖からではなく後悔の念から湧き出たものだった。 その時ドアが開いた。お兄さんが帰ってきたのである。 れいむはビクッとした。ついにお仕置きが始まるのだ。 そう思ったれいむだった・・・が。 次の瞬間れいむは目を疑った。お兄さんの手に持っていた物にだ。 お兄さんが持っていたもの。それは金バッジだった。今朝見たれいむがつけていたものと同じくキラキラとまばゆく輝いている。 驚きで声も出せないれいむ。 そんなれいむに向かってポイッと無造作に金バッジを投げるお兄さん。金バッジはれいむの前にカシャンと落ちた。 そして開口一番こう言った。 「やるよ。」 あまりのことに思考がフリーズしっぱなしのれいむ。頭の中は?マークで一杯だ。 「どうした?いらないのか?」 そう言い放つお兄さんに全力で首を振る。夢にまで見た金バッジをくれるというのだ。いらないと言うバカなどいるはずも無い。 すぐさま金バッジに駆け寄るれいむ。磨きぬかれた金貨のように輝くバッジに我を忘れうっとりする。 金バッジにすーりすりするとれいむはなんだかとても幸せな気がした。 「おにいさんすごいよ!!なんだかこのバッジとてもゆっくりできるよ。」 「そんなモンで喜ぶな!!満足したんならとっとと帰れ。」 「ゆう・・・でも・・・」 「なんだ?何かまだあるのか?」 「どうしてきんばっじさんをくれるの?れいむかってにおうちにはいったわるいこなのに。」 れいむはそれが解せなかった。おうちに勝手に入って物を盗むのはゆっくりできない悪いこと。 それはゆっくりでも人間さんでも変わらないはずだ。 それをお仕置きなしで開放してくれたうえに金バッジさんまでくれるなんて。 さすがの餡子脳でもおかしいとわかる。 「・・・・似てるからかな。あいつらに。」 数瞬のためらいの後お兄さんは話してくれた。 お兄さんは子供の頃ゆっくりれいむの親子を飼っていたこと。 内気で友達も少なく両親も不在がちだったお兄さんにとってれいむ親子は家族であり親友であったこと。 ある日親れいむが金バッジの試験を受けたいと言ってきたこと。 「金バッジになれば俺をもっとゆっくりさせられると思ったんだろうな。俺はそんなもの要らなかったのに・・」 話してる途中お兄さんはそういって苦笑いをした。 かくして猛勉強の末親れいむは見事金バッジ試験に合格した。 親れいむ以上に喜んだのは子れいむだった。もともと親思いのいい子ゆっくりだった。試験に合格したのが自分のようにうれしかったのだろう。 しかしあまりにはしゃぎすぎた。はしゃぎすぎて散歩中子れいむは車道に飛び出てしまう。 子れいむに気づかずせまる車。子供を助けようとする親れいむ。しかし間に合わず結局二匹とも・・・・ 「・・・しんじゃったの?」 「ああ。結局俺の手元に残ったのは一度もつけることのなかったその金バッジだけだった。」 「ゆう・・・・でもだとしたらそんなだいじなものれいむもらっていいの?」 その話が本当だとしたらこの金バッジはそのれいむ親子の形見同然。お兄さんにとっても大切なものなはず。 「ああ、かまわないさ。どうせ俺には必要ないものだ。それに・・・」 「それに?」 「案外このバッジはお前みたいなゆっくりにふさわしい物なのかもな。」 そう言うとお兄さんは照れたように顔を背けてしまった。 「ありがとう。おにいさん。おにいさん・・・とってもいいひとだね。」 「よせよバカ野郎。もう必要のないガラクタだからくれてやっただけだ。」 その後れいむはお兄さんに何度もお礼を言い家路に着いた。 家に帰ったれいむは母れいむをびっくりさせた。 飼いゆっくりでもエリートしかつけることの許されない金バッジを野良の娘が持ってきたのだから当たり前である。 当然事情を聞かれ、危ないことをするなとこっぴどく叱られるれいむ。 しかしそれもれいむにとっては心地よかった。二度と会えないと思っていたお母さんの声だから。 ひとしきり叱られた後れいむはこの金バッジをもらって欲しいと切り出した。 最初母れいむは固辞したが、れいむがどうしてもと言うので結局バッジは母れいむがつけることになった。 母れいむの頭でさんさんと誇らしげに輝く金バッジ。 良かった。大好きなお母さんに金バッジをあげられて。 れいむはその母の雄姿をいつまでも見ていた。 夕焼けに染まる町にたたずむれいむ親子。れいむたちの影を夕日が長く伸ばしている。 「おかあさんごめんなさい・・・」 おずおずと母へ謝るれいむ。思えばまだれいむは今朝のことを謝罪していなかった。 「ゆっ?なにが?」 「あさにれいむおかあさんにひどいこといっちゃったよ・・・おかあさん、れいむのためにいつもがんばってくれてるのに・・・」 「いいんだよ。ぜんぜんおかあさんおこってないよ。おかあさんこそやくそくまもれなくてごめんね。そのかわりね・・・」 「ゆっ?」 「きょうはたくさんごはんさんがとれたんだよ。だからあすはやまさんにぴくにっくにいこうとおもうんだけど。」 「ゆっ!!ほんと!?」 思わぬ幸運にもみあげをピコピコさせて喜ぶれいむ。 きっとこの金バッジがこの幸せを呼んでくれたに違いない。この金バッジは幸せを呼ぶ金バッジなのだ。 本気でそう思うれいむ。実際はただの偶然なのだが。 木枯らしがれいむ親子に吹き付ける もうすぐ冬が来る。野良にとっても冬はつらい季節だ。 でも大丈夫だろう。れいむには自慢のお母さんとこの金バッジがあるのだから。 明日もいい日でありますように。そうれいむは金バッジに願う。 母れいむの金バッジが夕日を反射し宝石のようにきらめいていた。 その日れいむはなかなか寝付けなかった。 横でねている母を見る。その頭には金バッジがダンボールハウスの隙間からもれる月の光で輝いている。 金バッジには金色の地金に何か文字が書いてある。最初れいむは模様かと思っていたが母れいむにこれは文字さんといって何かを伝える為に人間さんが作ったものだと教えられた。 なんて書いてあるんだろう?母れいむも生粋の野良である為何と書いてあるかまでは解らなかった。 まあいいや。きっとゆっくりできる事が書いてあるに違いない。だってこれは幸せを呼ぶ金バッジなのだから。 そう思いうっとりしていたれいむだったが不意に入り口のほうからガタゴトと音が聞こえた。 こんな時間に誰だろう。不審に思い様子を見に行くれいむ。そこいたのは・・・ 「ぎゃああああああああ!!れみりゃだぁあ!!!!」 「うー。やっぱりここにあまあまがいたどー。」 そこにいたのはれみりゃだった。入り口のバリケードを破壊して今にも入ってきそうである。 「ゆっ!?れみりゃ!!」 物音を聞きつけ飛び起きる母れいむ。そして次の瞬間バリケードが破壊され、れみりゃが巣に入ってきた。 「うーあまあま・・だどっ!?」 ダンボールハウスの外まで吹っ飛ばされるれみりゃ。一瞬の隙を突いた母れいむの体当たり攻撃が見事ヒットしたのだ。 「さあおちびちゃん。ゆっくりしないでついてきてね!!」 急いで逃げ出すれいむ親子。命がけの追跡劇の始まりである。 子ゆっくりを連れ捕食種相手のあまりに不利な鬼ごっこ。しかし勝算がある。母れいむはこの町の地理を知り尽くしておりどこへ逃げれば逃げ切れるか知っているのだ。 れいむ親子は雑木林に入った。ここなら確実にれみりゃは自分達を見失うはずだ。はずだったが。 「うー。あまあま・・・みつけた・・・。」 「うー、まま、こっちのちいさいのもつかまえた。」 ガシッと鷲づかみされるれいむ親子。胴つきふらん親子に捕まったのだ。 「あまあまみつけ・・・げっ、ふらんがいるどー」 更にまいたはずのれみりゃまでなぜかこっちに来ている。 なぜ?なぜだ?これじゃまるでこちらの位置がわかるみたいじゃないか。 そもそもなぜれみりゃはれいむたちのおうちを見つけられたのか。カモフラージュして今まで一度もばれたことがないのに。 わからない。わからない。 絶望感と困惑で母れいむは視界がグニャリと歪むのを感じた。 その時雑木林がガサガサ揺れる音がした。 誰か来たのだ。ふらん達はきっと身構える。 「おーい。ちょっと待ってくれないか。」 現れたのは一人の男だった。なぜかビデオカメラを手に持っている。 男の顔を見てぱあっとれいむの顔が輝いた。昼間れいむに金バッジをくれたお兄さんだったからだ。 「おにいさぁああああああん!!れいむたちをたすけてぇ!!」 もう大丈夫だ。あの優しいお兄さんが助けてくれる。そう思いれいむは安堵した。 事実、人間の強さを知っているふらん親子はすでに逃げ腰であり、れみりゃに至っては胴つきふらんや人間相手では適わない一目散に逃げている。 「あー、いーいーそのままで。俺は別にお前らの狩りの邪魔をするつもりはない。ただそいつらと5分ほど話をさせてくれ。そしたらそのれいむたち煮るなり焼くなり好きにしていいから。」 エッ!?ナニヲイッテルノ、オニイサン? 予想外の一言にきょとんとするれいむ。 対してふらん達は相手に敵意がないことを感じると大人しくその場でれいむ達を持ったまま待機した。 「お、おにいさんれいむだよ!!きんばっじさんをもらったれいむだよ!!おねがいだからたすけてぇええええ!!!」 必死に懇願するれいむ。子ふらんに捕まったままジタバタともがいている。 「ああ知ってるよ。お前が帰る途中ずっと後をつけていたからな。それからずっと捕食種たちが襲ってくるまでずっと刑事ドラマよろしく巣の近くで張り込んでたんだぞ。もう冬も近いのに大変だったぜ。」 ナニヲ、ナニヲイッテルノ、オニイサン? お兄さんの話を聞きながられいむはがくがく震えていた。寒いからではない。なんだかすごく悪い予感がするからだ。 「なんで捕食種が襲ってくるのが解るかって?簡単さ。そこの母クソ袋がしてるバッジにれみりゃやふらんしか解らない匂いがする香料をたっぷり塗りつけておいたからさ。れみりゃ達が好むゆっくりの匂いがする香料をな。 こいつは強力だから半径50メートル以内のれみりゃ達が匂いにつられて群がってくる。後はれみりゃ達が行動する夜になればバッジをつけたお前らが襲われるって寸法さ。」 「どうして!?どうしてそんなことしたのぉおおおおお!!おにいさんはいいひとだったでしょおおおおお!!!?」 絶叫するれいむをお兄さんはニヤニヤしながらカメラで取り続ける。裏動画サイト「ニヤニヤ動画」に動画をアップするためだ。 「バァァァァァァァァカ!!そんなはずないだろ。おれは虐待おにいさんなんだだ。お前らクソ饅頭どもに絶望、苦悩、苦痛、そして無惨で無意味な死を与える為に存在してるんだよ。」 「じゃああのむかしかっていたれいむたちのおはなしは・・・」 「そうさ、全部作り話だよ。俺はガキの頃からゆっくりを虐待以外したことがねえ。その金バッジも普通のバッジに金の折り紙はっつけてマジックで適当な言葉を書き込んだだけだ。 にもかかわらずころっと騙されやがって。一度吹き出して笑いそうになっちまったぜ。」 「そんな・・・どうして・・・」 もはや消え入りそうな声のれいむ。虐待おにいさんはそんなれいむを見て悪魔のようにニヤリと笑う。 「どうしてだと?お前が盗人の真似をするからだろーが。なに被害者面してんだよ。 それともなにか。お母さんのためっていう大義名分のためなら人のうちへ勝手に入ろうが、盗みをしようが、人殺そうがしょうがないってか。 だったら家族のために畑あらしをするゲスは無罪か!?群れの為にドススパークで脅迫して食料を強奪するドゲスに罪はないのか!? 俺はてめぇみたいな善良ぶったゲスゆっくりが大嫌いなんだよ!!」 「せめておかあさんだけでもたすけて・・・」 「ダメェエエエエエエエ!!!断固拒否ッ!!!ゲスを育てた親も連帯責任とするッ!!!そもそもクソ饅頭ごときが幸せだのゆっくりだの欲しいと思ってるのが間違いなんだよっ!!! いいですか、お前らには絶望しかありまシェーーーーン!!!死んだ魚のような目で生ゴミをむさぼり、加工所や他の動物におびえ続けながら、仲間同士でも罵倒し、騙しあい、奪い合い、傷つけあう。 夏は暑さで干からびて死に、冬は飢えて凍えて死に、春も秋もなんとなく無惨に死んでいく。 それがゆっくりなんだよ!!そこに希望も幸せも、もちろんゆっくりも一切ないッ!!!!」 「ゆう・・・そんな・・・」 「ははっいいぞ、その表情。その絶望に満ちた顔。全くあの場で潰さなくてホンと良かった!!」 「ゆゆっ、おちびちゃんをいじめないでねっ!!れいむおこるよっ!!」 子供が罵倒されるのに我慢できなくなったのか母れいむが口を出してきた。 もっともふらんに捕まっているこの状態ではぷくーっぐらいしかできなかったが。 「はっはっはっ。いい母親をもったなれいむ。これからお前のせいで死んじゃうのにまだお前の味方をしてくれるなんて。まあ精々ふらんに中身吸いつくされて死ぬまで仲良くやってくれ。俺はもう帰るから。それじゃあそのお似合いの金バッジと一緒にゆっくり死んでってね!!!」 虐待おにいさんはそう言い残すと意気揚々と立ち去っていった。 ふらん達に囚われたれいむ親子を置き去りにして。 結局れいむたちはふらん親子によって巣まで連れて行かれた。 れいむたちはいまふらん達の巣の中にいる。ふらんたちの冬の間の食料。それが今のれいむ達だ。 捕食種の食生活には2パターンある。ゆっくりが主食であり草や虫はあまり食べないタイプと草や虫を普段食べてゆっくりは冬などの非常食にしておくタイプ。れいむ達のつかまったふらんは後者に近い。 ただ違うのはこのふらん一家はかなり知能が高く捕まえたゆっくりを非常食でなく家畜として見ている点だろう。 一回で全て餡子をすすろうとせず、ある程度吸った後、枯葉や木の皮などを与え生かし続ける。 こうすれば半永久的に食料に困らないというわけだ。もっとも食料にされるゆっくりにはたまったものではないが。 ドガ、バキッ、グシャッ!!! 「うーしねしね。」 「やべっ、やべて、やべてね。」 母れいむはあんよを齧られ動けなくされた後、親ふらんのサンドバッグになった。こうして痛めつけることより餡子が甘く美味しくなるのだ。 「やめてぇええええ!!!おかあさんをいじめないでぇええええええ!!!」 母と同じくあんよを齧られ動けなくされているれいむには泣き叫ぶことしかできない。 自分のせいで・・・自分が金バッジなんかあげたせいでお母さんがあんなめに・・・・ ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい。 れいむは心のなかであやまり続けた。 今日は初雪が降った。巣の中からでも白い雪が舞い降りるのが見て取れる。 でも自分には関係がない。どうせここからは出られないのだし、自分はここで死ぬのだから。 れいむは母を見る。 強くて優しくて賢くて自分の自慢のお母さん・・・だったものを。 毎日のようにふらん親子に殴られ続けた結果、歯はほとんどへし折られ目玉も飛び出し、顔もアザだらけ。 中枢餡にも深刻な損傷があるらしく精神的にも完全に壊れてしまった。 れいむの言葉にも反応せず、ときおり訳のわからない奇声を上げながらうんうんやしーしーを撒き散らす狂ゆっくり。 そんなものに母はなってしまったのだ。 れいむは早く死にたかった。死だけが救いなのだ。 そんなれいむの光なき目が金バッジをとらえる。子ふらんはえらく金バッジが気に入ったようで、母れいむからむしりとったバッジは子ふらんの宝物として巣の中に大切に飾られている。 その金バッジには一言こう書かれていた。 「バーカ」 あとがき いつもご愛読ありがとうございます。長月です。 餡子ンペ09出展第2弾である本作は、虐待と見せかけた愛でだった第1弾「ゆっくりを愛でてみた」とは対照的に、愛でに見せかけた虐待をコンセプトにしています。 ご意見、ご感想等コメント欄に書いてくれると励みになります。 追伸 何気にてんこが5連続出演。もうてんこが止まらない。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 ふたば系ゆっくりいじめ 298 ゆっくりを拾ってきた ふたば系ゆっくりいじめ 336 ゆっくり Change the World(出題編) ふたば系ゆっくりいじめ 357 ゆっくり Change the World(出題編2) ふたば系ゆっくりいじめ 391 ゆっくり Change the World(解答編) ふたば系ゆっくりいじめ 400 あるゆっくりできない2匹の一生 ふたば系ゆっくりいじめ 441 てんこがゆっくりするSSさん ふたば系ゆっくりいじめ 457 あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ ふたば系ゆっくりいじめ 476 ゆっくりを愛でてみた 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る なんかお兄さんに良い印象持たない奴がいるけど、 お兄さんの家に物盗みに行った事は事実なのに 悲劇のヒロインぶってお兄さんに制裁されても まだ自分や自分の親の保身の事考えてるんだから、 善良なんかじゃなくて、むしろ普通のゲスと違って 一見良いことをしているように見えるから特に質の悪いゲスだよ。 しかも、最後のふらんに捕まってからの描写を見るに まだ金バッジあげたからとか見当違いな事言ってる。 自分が何をしたかを最後まで 理解してないどうしようもないゲスだ -- 2016-01-25 04 15 08 ニヤニヤ(^ ω ^) -- 2016-01-22 23 50 19 ↓ごめん、「この」が一つ多かった -- 2015-10-10 21 40 30 まぁこのこのれいむは善良の仮面をかぶったゲスってことだな。おにーさんマジ正論 -- 2015-10-10 21 39 49 「バーガ」ww -- 2015-07-05 15 06 23 消防乙↓ -- 2014-06-15 18 18 47 管理人死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね消えろランランルーバイバーイあとこんなコメ書いてる奴も、死ね死ね死ね死ね死ね(^ω^) -- 2013-06-21 20 59 41 あげておとすのはやめてね!ゆっくりできないよ!! -- 2012-10-03 05 45 44 感動もののいい話かと思ったら虐待もののいい話だった -- 2012-09-18 02 35 11 自分は愛で寄りだけど、この鬼威山は間違ってないと思う。 人間の領域を侵して物を奪おうとした時点で間違いなく悪だし、ましてやこの子れいむの場合は完全に自分の都合で、生死がかかった切羽詰まった状況で仕方なく…っていう訳でもないし。 逆にこの鬼威山がいい人でれいむ親子はしあわせーに暮らしました、なんてことになってたら、人間の家を荒らすゆっくりが増えるだろうな。 -- 2012-07-05 09 10 05 うーむこの虐待鬼威山は人間として好きになれん -- 2012-06-25 11 52 29 ダメェエエエエエエエ!!!とありまシェーーーーン!!!で思わずむせた -- 2012-03-15 00 14 19 一種のパフォーマンスですな。 -- 2011-05-07 19 13 06 なんとなく無残に死んでゆくそれがゆっくり 名言だと思った。 -- 2011-01-27 02 10 33 ヒャッホオオオォォォー!!鬼威惨の絶対的な演技と策によってゴミカス饅頭親子死亡確定!!!ッシャアアアァァァッ!!!ハッピーエンドオオオオォォォォォ!!! -- 2011-01-26 01 57 48 ゆ虐好きだけど、リアルなゲス人間が出てくるのは結構引く~ 人間の暗黒面だか韓国面だかの具現としてゲスゆっくりを制裁するのが一番ときめくな 虐待おにいさんは能天気なテンプレタイプのが好き。 -- 2010-12-12 14 23 29 とても面白かったです! 途中までは子れいむを愛でるんじゃないかとハラハラしましたが その反動で虐待鬼威山が正体を現した時はスカッとしました! 欲を言えば子れいむのサンドバックも見たかったですねw -- 2010-11-27 18 57 37 >善良ゆっくり消したらゲスゆっくりが増えるじゃん・・・ え、人様の家に侵入して荒らすゴミ饅頭が善良…? 日本語が読めないか、頭が終わってるのかどっちだろう -- 2010-09-24 08 56 48 ゆっくりはかわいい。ゆっくりを愛してる。通常だとか希少だとか関係ない。ゆっくりはかわいい。 そんな愛らしいゆっくりが理不尽に痛めつけられ殺される様に酷く興奮する。つまりドS。 -- 2010-08-21 21 27 27 どっちが屑でもゲスでもいいの!ゆっくり共が絶望にまみれて死にくされば!!ざまぁゆっくり!お前らにはそんな死に様がお似合いだ! -- 2010-07-30 22 30 15
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虐待 差別・格差 赤ゆ 捕食種 ☆話の筋がめちゃくちゃです。 ☆ストーリーなんてものはありません。 ☆自分設定のオンパレードです。 ☆ぱちゅりーがやたらと強い。 ☆ゆっくりを様々な方法で虐待し続けるというひねりも何もない話です。 『ゆぅ…ぅ…ぼうやべでぇ…』 『おきゃーしゃ、ゆっくちして!』 『ゆわぁぁぁ…みゃみゃぁぁ!!』 うめき声を上げる親れいむに駆け寄り、心配する子ゆっくり。 すかさず男が1匹の子ゆっくりをひょいとつまみあげる。 『ゆゆ、おしょらをとんでりゅみ…ゆぅぅぅぅぅ!!!』 そしてその子ゆっくりのもみあげを引っこ抜く。 ブチリ、と小気味良い音がした。 『ゆぎゃぁぁぁぁ!!!れーみゅのもみあげしゃん…ゆびぃ!!』 男はもう片方のもみあげも引き抜いていく。 先ほどとは違い、ゆっくり、じわじわと。 『ゆびぃぃぃぃ!!いぢゃい、いぢゃ、ゆぅぅ!!!』 『おにいさん…おちびちゃんをいじめな…でくださ…』 親れいむが抗議するが男はまるで聞こえていないように子れいむをいたぶっていく。 『ゆぅ、やべちぇ、ゆぅ…ゆ゙ぅぅ!!!!!……ゅっぐ…ゆっぐ…』 男はやっともみあげを抜き終え、隣のホットプレートの電源を入れた。 『やべでぐだざい!!!おぢびぢゃんをぼう!!いじめないでぐだざい!!がわりにでいぶがやりまずがらぁ!!!』 親れいむはこれから何が起きるのか分かっているようだ。 『お前がこのチビ饅頭の代わりになるのか?』 『でいぶががわりになりばず!!!だがらおぢびぢゃんにはなにも…』 『却下。』 男はそう言うとすっかり温まったホットプレートの上に手の上の子れいむを乗せ、軽く押し付けた。 『おしょらを…ゆぎゃぁぁぁぁぁぁああ!!!!!あぢゅいよおおおお!!!ゆびいい!!!あぢゅいよお!!!みゃみゃ、だじゅげでぇぇぇ!!!』 『おぢびぢゃあああ…どぼじで…おにーざん!!やべで!!!おぢびぢゃんをたすけ…ゆびぃ!?』 親れいむは蹴られてコロコロと2,3回転しながら餡子を吐いている。 『ゆぎゃあああああ!!!!だぢゅけでえええええ!!!!』 子れいむの底部とプレートの間にフライ返しを差込み、地面に叩き落とし、底部焼きゆっくりの完成。 『ゆっぐ…いぢゃい…ゆ…?あししゃん、うごいちぇね!!!はやくうごいちぇね!!!』 『ゆ…おちびちゃん…!!!』 『おねーしゃん、どうちたにょ?』 『…どぼじであししゃんうごいちぇぐれにゃいのぉ!?どぼじでぇぇ!!!れーみゅのあししゃん!!!!』 男は動けずに悶え苦しむ子れいむの上に親れいむを持ち上げる。 『おそらをとんでるみたぃ…ゆべぇ!!!!』 そこから親れいむを落とす。 『ゆ……いだいいい…』 『おい、饅頭。下見てみな。』 『ゆぅ…?…!!!!おぢびぢゃああああああああああああ!!!!!!どぼじでええええ!!!』 親れいむの下敷きになっているものは餡子と皮と、それから我が子のリボン。 『どぼぢでおぢびぢゃんがああああああああああああ!!!!!!』 今この部屋にいるれいむは3匹。 男が路地裏のゆっくり一家を菓子の類で釣って連れてきた。 『前と比べてゆっくりの数が減っちゃったな、れいむ。何でだと思う?』 『おにーざんがおぢびぢゃんだぢをゆっぐりざぜないでいっぱいごろじだがらでじょお?!!』 『おお、こわいこわい。ま、また殖やせばいいじゃねえか。』 男の手にはいつのまにか4つの透明な箱が抱えられていた。 中にいるのはれいぱーありす。 男はありすを箱から取り出し、地面に置いた。 『んほおおおおおおお!!!れいむだわあああああああああ!!!!』 『こっちにもちいさなれいむがいるわああああああああ!!!!』 2匹の子れいむは透明な箱に入れられて、親が犯される様を見せられている。 『れいぱーはゆっくりできないんだよ!!!!』 『あっちへいってね、ぷくー!!!』 『んほおおおおおお!!!!つんでれなれいむなのねええええ!!!!』 2匹の子れいむのもとへ跳ね寄っていくありすだが、ガラスのせいですっきりできないことが分かると親れいむの元へ跳ね寄っていった。 『やめてね!れいぱーありすはゆっくりできないよ!!やめてね、こないでね!!』 『んほおおおおおお!!!ありすはつんでれなれいむもだいすきよおおおおおおお!!!』 『ありすたちがとかいはなあいをあげるわあああああ!!!!』 『れいむかわいいわよおおおおおおおお!!!!』 『んほおおお、とかいはなれっすんをしましょうねええええ!!!』 1匹は親れいむのまむまむにぺにぺにを挿入し、2匹は両頬に自分の頬を擦りつけ、残る1匹は親れいむの背中ですーりすーりをしている。 『れいむのなかはすごくきもちがいいわああああああああ!!!!』 『んほおおおおおおおおおお!!!』 『やべでえええええ!!!にんっしんじだぐないいぃぃぃぃ!!!!』 『『『『すっきりーーーーーー!!!』』』』 『やべてえええええええ!!!!』 一部始終を見せられていた子れいむは餡子を吐き、黒ずんでいた。 頭から7,8本の茎を生やした親れいむはぐったりとしていた。 この親れいむは絶対に死ぬことは無い。 男はゆっくりの中枢餡を分厚い膜で覆う薬を開発した。 ゆっくりの中身を全て抜き取らない限り、この薬を打たれたゆっくりは決して死なない。また、死ねない。 男はその薬の売り上げだけで働かなくとも食べていけるのだ。 『おい、れいむ。あれを見てみろ。』 男は透明の箱の中で黒ずんでいる2匹の子れいむを指差した。 『ゆぅ!!!?どぼじでえええええ!!!』 『まぁ、1日もしたら新しいのが増えるだろ。それと、今日死んだやつがお前の飯だ。』 『おぢびぢゃんなんでだべられるわげないでじょおおおおお!!!』 『俺は今日生ゴミなんて上等なもの食わせないぞ?』 『ゆっぐ…ゆ…』 『わかったらさっさと食えよ糞饅頭が』 男はリビングからぱちゅりーとまりさをつれてきた。 それぞれの帽子には金色のバッジが光り輝いている。 男は親れいむを透明な箱に押し込み、3匹の子れいむの死骸も投げ入れた。 『もう一度言うけど、それがお前の飯だからな。お前に潰された赤ちゃんと、お前の無様な姿を見て死んでしまった…』 『おにーさん、やべでええええ!!!ぢゃんどぜんぶだべまずがら!!!おぢびぢゃんのごどはいわないでえええええええ!!!!!』 『あ、全部食べてくれるのか!!!おにいさんはそこまで言っていないけどね!!!でも嘘をついたらぶっ潰すからね!!!』 『ゆわあああああああ!!!!ぼうやべてええええええ!!!!』 『ぱちゅりーとまりさにはおいしいおやつを用意してあるよ。』 『ゆっ!!おにーさんいつもありがとうなんだぜ!!』 『あまあまさんがたべられないれいむはかわいそうね、むきゅきゅ!!!』 『ほんと、かわいそうなんだぜ!!!』 『ぼうやべてえええええ!!!!』 オレンジジュースとカステラとクッキーが並べられたトレーにまりさとぱちゅりーは跳ね寄り、行儀よく食べ始めた。 『むきゅ、このくっきーさんはおにーさんのてづくりね!とってもゆっくりできるわ!』 『かすてらさんもすごくゆっくりできるんだぜ!!!』 『むきゅきゅ、れいむもたべたいの?』 ぱちゅりーは涙目で我が子の死骸をちびちびと齧っているガラス越しのれいむに話しかけた。 『たべたいにきまってるでしょおおおお!!!ばかにしないでねええええ!!!』 『ゆゆっ、こんなおいしいものはくずなれいむにはもったいないんだぜ!!!』 『ゆわあああああああ!!!!どぼじでぞんなこというのおおおお!!??』 『おお、きもいきもい』 『むきゅきゅきゅ〜〜!!!』 『『ごちそーさま!!!!』』 十数分でトレーの上のお菓子は全て無くなり、2匹はわざとれいむに聞こえるように大声で挨拶をした。 『お、まりさもぱちゅりーも全部食べたのか、偉いなー!!』 『ゆっへん!おにーさんのおやつがおいしいからなんだぜ!!』 『おにーさんのおやつはほんとうにゆっくりできるわ!!!』 『いやぁ、照れるなー』 『あのれいむはじぶんのあまあまさんをぜんぜんたべていないんだぜ!!!まったくくずなんだぜ!!!』 『むきゅ、あのれいむはじぶんのこどもをころしたのね!!!ほんとうにげすなれいむだわ!!!』 『全く困ったれいむなんだよ…。そうだ!まりさとぱちゅりーに頼みたいことがあるんだ。』 『むきゅ、なにかしら?』 『れいむに"お仕置き"をして欲しいんだ。俺が夕飯作っている間、お願いするよ。』 『がってんしょーちなんだぜ!!!』 『ゆっくりりかいしたわ!!!』 『ここにある道具を使っていいから。じゃ、頼んだよ。』 まりさとぱちゅりーは透明な箱を傾け、乱暴にれいむを箱から出した。 れいむは箱から転げ落ちた。 『ゆ…ゆっくりやめてね!!!あたまにはおちびちゃんがいるんだよ!!』 『うるさいれいむね。おにーさんがてをやくのもわかるわ。』 『まりさたちがれいむをおしおきしてやるんだぜ!!!』 『やべでっでいっでるでじょおおおおおお!!??』 『『おお、こわいこわい』』 『やべでえええええええええええ!!!!!』 『ゆびいいいいいいい!!!!いだいいいいい!!!』 頭に針を刺されてそこらを転げまわるれいむ。 『おお、ぶざまぶざま』 『むきゅ、もういっぽんさしてみるわね!!まりさ、おさえてて!!』 『ゆっ!りょーかいだぜ!!』 『ゆわあああああああ!!!!やべでえええ!!!どっでええええええ!!!』 まりさは騒ぎたてるれいむの髪の毛に噛み付き、組み伏せるようにれいむの上にのしかかった。 『むきゅきゅ♪』 ぱちゅりーはカラフルな待ち針をくわえ、楽しそうな鳴き声をあげている。 ぶすり。 『いだいいいいいいい!!!!やべでええええ!!!!ぼうやべでえええ!!!あがぢゃんがいるんでずううう!!!!!』 『うごくななんだぜ!!!じたばたしないでほしいんだぜ!!!』 『さんぼんめいくわ!!!』 『ぼうやべでええええええ!!!!!』 結局れいむは十数本の針を頭に突き刺されることとなった。 『ゆっぐ…ゆっぐ…いぢゃい…よぉ…』 すると突然れいむの頭から生えている茎がユサユサと揺れはじめた。 茎の先から小さなものが落ちてきて、 『ゆっきゅりちていってにぇ!!!』 と合言葉のような台詞を口にした。 呆然としているれいむをよそにたくさんの赤ゆっくりが落ち、テンプレじみた言葉を発していく。 『ゆ…れいむのおちびちゃん!!!ゆっくり!ゆっくりしていってね!!!』 『『『『『ゆっきゅりちていってにぇ!!!』』』』』 『おなかがすいたよね!!!おかーさんのくきをたべてね!!!』 たとえ強い痛みに襲われていても、望まない子供でも可愛がるのは母性の強いれいむ種ゆえか。 『ゆゆーん♪れいむといっしょにゆっくり…』 『ぱちゅりー、まりさ。夕飯ができたぞ!!…お?』 れいむたちの目の前のドアが開き、男が入ってきた。 『全部で38匹も生まれたのか…。こりゃすごいな。』 普通ならあの勢いと回数ですっきりの相手をすればあっけなく死んでしまうだろう。 親れいむは我が子をあの男から必死で遠ざけようとする。 『おちびちゃん、おかあさんのおくちにかくれてええええええ!!!!』 『『『『『ゆっくちりきゃいちたよ!!!』』』』』 しかし、もう遅かった。 男は1匹の赤れいむをつまみあげ、ぱちゅりーの前に落とした。 『おちびちゃあああああ…ゆべぇ!!!!』 突然喚きだした親れいむをまりさが体当たりで沈める。 『くずれいむはだまってるんだぜ!!!』 『ぷきゅー!!!みゃみゃはくじゅじゃ…ゆぐっ!!』 『うるさいんだぜ!!!!』 一方、ぱちゅりーの目の前に落とされた赤れいむは女性的なゆっくりとして信頼できる面があったのだろう、 ぱちゅりーに助けを求めた。 『ぱちゅおにぇーしゃん、れーみゅをまもっちぇ…ゆびぃぃ!!!』 ぱちゅりーは、左右に束ねた紫色のやわらかな髪の毛をふりまわし、赤れいむの肌を痛めつけた。 『ゆううううう!!!いぢゃいよおおおおお!!!みゃみゃああああ!!!!』 『まったくうるさいわね!!!すこしはみのほどをしりなさい!!!!むきゅん!!』 赤れいむの体からは餡子がうっすらとにじんでいる。 『やべちぇええええ!!!いぢゃああああっ!!!ゆううう!!!』 パシン!!という乾いた音と赤れいむの悲鳴、親れいむの叫び声とそれに続くまりさの罵声が部屋に響いた。 『よし、そのへんでいいぞ。2匹とも。』 男はまりさとぱちゅりーを足元に呼ぶと、先ほどぱちゅりーに叩かれた赤れいむをつかんだ。 『生まれたばかりの饅頭には理解不能かもしれないが…』 手に持っている赤れいむを床に叩きつけ、まりさが踏み潰す。 『ていのうなくずれいむはぜんいんこうなるんだぜ!!!』 『もちろんこの死体はお前らが”処理"しろよ。』 足元にいるぱちゅりーとまりさをかかえ、男は楽しげに話している。 『今日はオムライスだぞ。まりさもぱちゅりーもすきだろ?』 『むきゅ、おにいさんのおむらいすさんはとってもゆっくりできるわ!!』 『ごはんさんのあとはぼーるさんであそぶんだぜ!!』 『ぱちゅはごほんがよみたいわ!!』 男はまりさとぱちゅりーとともに部屋を出て行った。 1人と2匹の笑いあう声がれいむ達にはまだ聞こえていた。 『おきゃーしゃん、おなかしゅいちゃよ…。』 『あのおにーしゃんはゆっくちできにゃいにょ…?』 『まりさとぱちゅりーはゆっくちできにゃいにょ…?』 生まれたばかりの赤れいむたちはあまりにも理不尽な出来事が続いたために親に様々な質問を投げかける。 それに対し、親れいむは自分の知っている事を一つひとつ教えてやった。 食料は死んだ仲間や生ゴミなど、とてもゆっくりできない物であること。 お兄さんは自分たちがゆっくりできないようなことをすること。 まりさとぱちゅりーもゆっくりできない存在であること。 ただ、最終的には全ての赤れいむがゆっくりできない方法で死んでしまうことはどうしても話すことができなかった。 『じゃあ、さっきのおちびちゃんをむーしゃむーしゃしようね…。ごべんね、おぢびぢゃ…』 『どうちてみゃみゃがあやまりゅにょ?』 『みゃみゃはなんにもわりゅいことちてにゃいよ!!』 『みゃみゃはとってもゆっくちできりゅよ!!』 『みゃみゃはとっちぇもとかいはよ!!』 自分の子として生まれたせいで、と続けようとした親れいむの言葉をさえぎるように、赤れいむたちは次々母親に賛辞を述べた。 『おぢび…ぢゃ…』 先ほどの涙とは違い、嬉し涙を流す親れいむ。 そんな親れいむの目の前のドアが開き、男が入ってきた。 『赤ゆっくり37匹のうち、31匹がれいむ、残りがありすか…』 男は何やら呟きながら赤ありすだけを手に持っていた袋へ詰め込んでいく。 『はにゃせ、いなかもの〜!!』 『とかいはじゃにゃいわ!!!』 6匹の赤ありすが入った袋を持って、男は部屋を出て行った。 『まってください!!!おちびちゃんをつれていかないでえ!!!』 『いもうちょをかえしちぇね!!!』 数分後、男は紙食器に盛られた何かを持ってきた。 『みんなにおいしいものを持ってきたよ。』 口調は優しく、妙にニコニコしている。 『おにいさん、おちびちゃんをかえして!!!』 『あいつらは下の階でゆっくりしてるよ。』 親れいむは何か言いたげだったが、 『まりさ達とは別の部屋だから安心して。』 と言うと、安心したようだ。 『おにーしゃん、ゆっくちできりゅごはんしゃんはどこ?』 『お、好きなだけ食えよ。』 男は皿を床に置いた。 クリームのようなものがこんもりと盛られている。 30を超える数のゆっくりたちには量が少なすぎるが、それでも分けあって食べていた。 『むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー!!!』 『あまあまさんはゆっくちできりゅよ!!!』 『おちびちゃん、ゆっくりたべてね!!!』 皿の上のクリームはものの数分で食べつくされた。 『ありすおにぇーちゃんもむーちゃむーちゃできればよかっちゃにょに…』 1匹の子れいむがボソリとつぶやいた。 『ありすって…』 男はポケットからビニールの袋を取り出した。 潰れたような何かが入っている。 男は袋のチャックを開け、中身を床へぶちまけた。 6つの物体がベチャッという音を立てて床にへばりつく。 男はそのうちのひとつをつまみ上げ、れいむ達の前に落とした。 『ありすって、こいつのことか?』 中身だけを吸い上げられ、ただの皮になっている6匹の姉妹を目の前に、赤れいむ達は半狂乱状態だった。 『れーみゅのいもうちょがあああああああ!!!!』 『ありしゅおねーしゃああああああああああ!!!!』 ジタバタと跳ね回り、もみあげをピコピコさせ、甲高い声で泣き喚く。 『やっぱりおにーしゃんはゆっくちできにゃいね!!!』 『どうちてこんにゃことちゅるにょおおおおお!!?』 『おにいさん、どぼじでええええええ!!!』 『まあ、ちょっと待て。』 男が先ほどとは全く変わらない顔でれいむたちを見渡す。 『お前らがさっき食ったの、なんだか分かるか?』 『あみゃあみゃしゃんでしょおおお!?!ばかにしにゃいでにぇええええ!!!!』 『そのあまあまさんは、』 男はありすの死骸にわずかに残っているカスタードを指ですくい取り、先ほどの紙食器の上に置いた。 『こんな色だったよな?こんな匂いだったよな?』 先ほどと同じで、クリーム色で甘い香りのする物体。 『ゆ…じゃあ、さっきのあまあまさんは…』 『自分の家族はおいしかった?もっと食べたい?』 『ゆわああああああ!!!どうちてええええええ!!!!』 『ゆぶぶぶぶぶ!!!ゆげ…ぇ、ぶぶぶぶぶぶ!!!!』 数匹が泣き喚き、数匹が餡子を吐き出し、大半のゆっくりは石のように固まっていた。 『"ゆっくり殺し"のれいむ達にはその身をもって償ってもらわなきゃな。』 男はもう、いつもの表情に戻っている。 『おっと、お母さんのれいむには自分の子供の最後を見届ける義務があるからね!!!』 そう言って、親れいむの口にガムテープを貼り付け、透明な箱に押し込んだ。 親れいむの入った透明な箱を部屋の中央に置くと、男は押入れの中から鍵付きの透明な箱を取り出した。 中に入っているのは胴付きふらん。 『うー、ゆっくりしね!!!』 『ゆわああああああ!!!!ふらんだあああああ!!!!』 『おきゃーしゃんたしゅけちぇぇぇぇぇぇ!!!』 男は鍵を外し、ふらんを抱え上げ、床に降ろした。 ふらんはドタドタとれいむたちを追いかけ回す。 『こっちこにゃいでええええええ!!!!』 『ゆっくりしね!!!』 『ゆゆっ?おしょらをとんでりゅみちゃい!!!』 その中でも特別動作の遅い赤れいむがふらんに捕まった。 『うー!!』 ふらんは両手で赤れいむの両頬をつねると、そのまま横へ引っ張る。 『ゆぅぅぅぅぅ!!!!ぢぎれぢゃああああ!!!』 『ゆっくりしね!!!』 赤ゆっくりの肌の柔らかさが気持ちいいのか、伸び縮みをさせて楽しんでいる。 『いぢゃあっ、やべでぇええええ!!!ゆうぅ、ゆぐぅうううっ!!!』 やがて強制的に”お食べなさい”状態になり、ふらんはその赤れいむを皮ごと食べつくした。 ふらんは次に、そばに落ちていた金串を片手に3匹の赤れいむを捕まえた。 まず1匹を金串に頭からぶっ刺していく。 『ゆぎゃあああああっっ!!!あぢゃまがいぢゃああああっ!!!!』 続いて2匹目。 『ゆべええええええええええ!!!』 最後の1匹。 『やべでえええええええええっ!!!!』 ふらんは自家製のゆっくり団子をおいしそうに頬張った。 次に捕まえた赤れいむには牙を突き刺し、中の餡子をジュースのように吸い上げる。 『ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙ゆ゙っ…』 『うー!!!うまうま〜☆』 次のれいむは目玉を穿りかえし、コリコリした食感を楽しんだ。 『おみぇみぇがみえにゃああああ!!!』 『ゆっくりしね!!!』 『ゆぐうううっ!!!!こっちこにゃいでにぇええ!!ふらんはゆっくちできにゃいよおおおお!!』 男はデジタルカメラで赤れいむが食べられる様を撮影している。 真っ二つに引き裂かれる赤れいむ、団子のように串刺しにされる赤れいむ、中身を吸い上げられる赤れいむ、目玉を抉られる赤れいむ…。 そして寝室から持ってきたノートパソコンへ写真を読み込み、ゆ虐SNSの『ゆクシィ』へアクセス。 マイページを開き、先ほど撮った写真を貼り付け、新記事を書く。 『今日は…赤れいむを虐待した…と。』 男は記事を書き終えると大きく伸びをし、パソコンを脇に抱えて立ち上がる。 『明日にはどうなっているかな…。』 男はふらんとまだ生き残っている20匹弱の赤れいむを残し、部屋を出た。 鍵をかけている間も赤れいむの悲鳴が聞こえてくる。 『やべでえええええええ!!!づぶれぢゃああああああ!!!』 『ぼうやべでえええええええ!!!』 男は笑みを浮かべ、 『明日も楽しませてもらおう…』 と呟いた。 あとがき はじめまして。 これが初めての投稿になります。 さっそくですが、テーマを1つに絞ったほうがよかったかな…と反省しております。 あとは成ゆっくりをもっと虐待したかったです。 今後は制裁系も書いてみたいな…と思っています。 ぱちゅりーの虐待モノもいつか挑戦したい…。 最後までお読みいただきありがとうございました。 byしまねこ このSSに感想をつける SSの評価もぜひ。(5点満点) 選択肢 投票 ゆゆっ、5点だよ! (0) ゆっへん!4点だぜ! (0) とかいはに3点ね! (0) むきゅ、2点よ! (0) 1点だねー、わかるよー (0) 0点だちーんぽ!! (0)
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飽きた 6KB 虐待-普通 非難、批判、指摘、なんでもコメントして頂けるとありがたいです 「じゃあいくのぜ!……ゆっせいのーぜっ!」 ガッシャーン! 「ゆん!うまくいったのぜ!」 「ゆふふ♪さすがれいむのまりさだね!」 「ゆふふ!ここはいいおうちだね、きにいったよ!ここをまりさのお『ここは俺の家だぁぁぁぁぁ!』ゆゆ!!」 「…ゆん?……どおしてにんげんさんがここにいるのぉぉぉぉぉぉ?!」 『だからここは俺の家だって…』 「ゆわわわわ…ゆっくりごめんなさい!ここがにんげんさんのおうちだったなんて、しらなかったのぜ…」 「どおしてあやまっているのぉぉぉぉ?!ここはれいむがみつけた、おうちでしょぉぉぉぉ?!」 「なにいってるんだぜぇ?!れいむもちゃんとあやまるんだ『うるさいな…静かにしてくれ』ゆゆ?」 「くそにんげんはだまっていてね!これはれいむとまりさのもんだいだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「れいむぅぅぅ?!どおしてそんなこというのぉぉぉぉ?!にんげんさ『だから五月蝿いって…』ゆん…」 「さっきからなんなの、このくそじじいはぁぁぁ?!れい『頼むからほっといてくれ…』よぉぉぉ!!」 「ゆん?…にんげんさん?どうかしたのぜ?」 『大人しくしててくれ…俺はもうお前達に飽きてしまったんだ…』 「…それはどういうことなのぜ?」 『…何時もなら、お前らが家に入ってきたら喜んで苛めてたんだが……今日はそんな気分じゃない』 「なにいってるのぉぉぉ?!それならさっさとれいむに、あまあまようしてねぇぇぇぇ!!」 「れ、れいむはだまっているのぜ!……いじめるって…なっなにをするのぜ?」 『……そんなことを聞いてどうする?…』 「そんなことはどおでもいいでしょぉぉぉ?!れいむはおなかがすいているんだよぉぉぉぉぉ!!」 「れいむはだまれ!なのぜ!……えっと…それはなのぜ……こんごのさんこうにするためなのぜ…」 『…そうだな…アマギ…お前らの目をくり貫いたり、あんよを焼いたり、お飾りやぶったり…… まあ、死んだ方がましだと思うくらいは可愛がってたけどな……』 「ゆ!…ま、まままりさをいじめても、おおもしろくないのぜ…にんげんさん、ゆっくりしていってね!」 「ゆがぁぁぁぁ!れいむをむしするなぁぁぁぁあ!!まりさもくそにんげんも、まとめてせいさいしてあげるよ!!」 「れ、れいむ!そんなことはやめるのぜ!……にんげんさんはまりさたちを、みのがしてくれるのぜ?」 『…さっきも言ったろ?お前達にはもう飽きたんだ…何処でも好きなところに行け…』 「ゆふー…にんげんさん、みのがしてくれてありがとうなのぜ!もうここにはこないのぜ、ゆっくりさよなら!」 「なにいってるのぉぉぉぉ?!ここはれいむたちのおう『俺の家だ!』……ゆぎぎぎぎぎぎ!!」 「れいむ、なにしてるのぜ?はやくかえるのぜ!」 「なにいってるのぉぉぉぉ?!まりさはさっさとこのくそにんげんをしまつしてねぇぇぇぇ!」 『…………………』 「どうしてれいむはいつもこうなのぜ?このにんげんさんを、おこらせたらだめなのぜ!りかいできないのぜ?」 「れいむをばかにしているのぉぉぉ?!まりさはばかなの?しぬの?こんなしょぼいくそじじいなんか、こわがることないでしょぉぉぉ?!」 「まえからおもっていたけど、れいむはおおばかなのぜ!もう、りこんなのぜ!ここでゆっくりしんでいってね!」 「なにいってるのぉぉぉ?!このまりさはげすだよぉぉぉ!!れいむがせいさいしてあげるよぉぉぉ!!」 「やれるものならやってみるのぜ!かかってくるがいいのぜ!!」 「「ゆっくりし『こらー!何やってるのアホ兄!』ゆゆゆ?」」 『どうしたマイシスター?この傷心な兄に何か用か?』 『どうした?じゃないでしょ!またアホな事して!それに何なの?このばっちぃ野良ゆっくりは?』 「なにいってるのぉぉぉぉ?!れいむはきれいでしょぉぉぉ?!かわいいでしょぉぉぉぉ?!!」 『うっさいわね!すこし黙ってなさい!!………それよりアホ兄、駅前の花屋さんとこのゆうかにゃんにプローポーズしたんだって?』 『なぜそれを知っている?お前はエスパーか預言者か何かか?』 「れいむをむしするなぁぁぁぁぁ!!はやくあまあまよこせぇぇぇ!!」 『黙れって言ってるでしょ?!今すぐ潰されたいの?……まったく、おかげで近所じゃHENTAIお兄さんって呼ばれてるよ…』 『それは何よりの褒め言葉!……でも断られちゃったんだよぉぉぉぉぉ!!うわぁぁぁぁん!』 『褒めてなぁぁぁぁぁい!泣くんじゃなぁぁぁい!それに振られたくらいで野良を放っておくんじゃない!』 「このくそばばぁぁぁぁ!!もうおこったよぉぉぉ!せいさいしてあげるよぉぉぉ!!」 『まったく!不甲斐ないアホ兄にかわって私が始末するか……ごみれいむ、ゆっくり覚悟してね♪』 「ゆぎゃぁぁぁぁ!やべろぉぉぉぉ!いだいぃぃぃぃ!ゆがががが…!!」 「ゆわわわわ…まりさはゆっくりにげ『まて!』ゆびゃん!ゆががが!ゆっくりごめんなさい!」 『………』 『安心しなさい!私はれいむが嫌いだから痛めつけるの…まりさは好きよ♪』 「ゆー!あんしんしたのぜ!まりさはいじめられないのぜ?ゆっくりできるのぜ!」 『ふふふ…まりさは大好きよ…悲鳴を上げてのた打ち回る姿がね♪』 「ゆん?………ゆががががががが…まままままりさはしにたくないのぜぇぇぇ!!」 『………妹よ、そのまりさは兄が貰おう………お前がれいむを苛めているのを見たらなんだか元気が湧いてきた! そう言う訳だ、まりさよ!お前から元気を貰うぞぉぉぉ!!』 「ゆっひぃぃぃぃぃぃ!」 『ゆうかにゃんだけが胴付じゃない!今度はタバコ屋のきめぇ丸にラブコールだぁぁぁぁぁぁ!!』 『やめんかぁ!このアホ兄!』 『さあ、まりさ!ゆっくり苦しんでいってね!』 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 完 おまけ 見せて 「うぅ…だめ…はずかしいにゃん…」 恥ずかしがらないで、さあ… 「でも…うぅ……やっぱりだめにゃん…」 ほら、大丈夫だよ…どうしてそんなに恥ずかしがるの? 「そ…それは…だって…その…」 恥ずかしがらなくても良いんだよ、ほら 「そんなこといわれても、はずかしいにゃん!」 自分で脱げないならお兄さんが手伝おうか? 「うぅ…ひとりでできるにゃん…」 ほら、早く見せて…恥ずかしがらないでさ… 「いじわるいわないで…やっぱりはずかしいにゃん…」 んー仕方ないな…えい! 「にゃ!やーん!なにするにゃん!…うぅ…ぬがされちゃったにゃん…」 こうなったらもう見せるしかないでしょ?さあ、恥ずかしがらないで良く見せて… 「うぅ…じっとみちゃいやにゃん…きたないにゃん…」 そんなことないよ、きれいでかわいいよ 「うぅ…やっぱりはずかしいにゃん…」 ふーむ、やっぱりないのか… 「まんぞくしてくれたにゃん?はずかしいからくつしたさん、はいていいかにゃん?」 やっぱり足の指にも爪はないんだね…所で、どうしてそんなに恥ずかしがったの? 「うぅ…だって………おにいさん、どさくさにまぎれてゆうかにゃんのおぱんつみてたのにゃん…」 ギックゥゥゥ!ばれてたの?!……いや、なんでもないよ…はっはっは… 「じー」 うぅ…ごめんなさい 「おにいさんはえっちなひとにゃん…へんたいさんなのにゃん」 完 めーりん公園花でスッキリ出来なかった方すみませんでした。 注意書きに書いておけば良かったですね。 原作も意外とあっさり主人公と主人公を苛めていた(?)人が死んでいるのであんな感じです。 制裁よりも、めーりんの残した物を見て貰いたかったというのもありますが。 無理やり基本種4匹悪党にしたっぽい印象があるかもしれませんが、 原作でもニコニコ笑ってると、子供らに馬鹿にされた的な表現があるのであんな感じです。 今回もお楽しみいただければ幸いです。 徒然あき(法然あきorムシゴロウあきでも可) 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 俺なら拉致る -- 2014-01-02 13 44 27 HENTAIってLvじゃねえええええええええええええええええええええ -- 2012-07-26 18 27 21 さっさと逃げればいいものを・・・w -- 2011-08-26 18 41 09 まりさもさっさとくそれいむを見限れば虐待されずにすんだかも知れないのに -- 2010-08-10 22 58 37 金髪の子かわいそう。 -- 2010-07-08 21 42 04
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敵 15KB 虐待-普通 野良ゆ 現代 虐待人間 書いてる内に変な方向に行った 週休二日制になってからだいぶ経つ。今日は世間一般で言うところの土曜日こと休日である。 しかし私は惰眠を貪る事無く平日通り、いや平日よりも早く起きた。つい三ヶ月ほど前から毎週土曜日は平日よりも早く起きるようにしている。 私は顔を洗って眠気を取り、簡単な朝食の後にジャージに着替え早朝の住宅街に出た。 何処から見ても早朝マラソンスタイルだが私がするのはそんな事ではない。 私はいつもの巡回コースを通り近場のゴミ捨て場の近くまで走るとお目当ての物を発見した。 「おい!おちびちゃんたち!!ゆっくりしてないでごはんさんをさがすよ!!からだのおおきいおかあさんがゆうせんだからね!!!」 「まだねむいよ!おきゃあしゃんだけでごはんさんをとってゆっきゅりさせてよ!」 「ゆう・・・ゆう・・・ゆ・・・ゆぅ~・・・ねみゅらしぇてよぉ~」 「ゆわぁ~ん!まじゃねみゅいよぉ~!」 私は物陰からこっそりとゆっくりの姿を確認した。成体1チビ3、全てれいむ種だ。 れいむ種が子供まで動員して食料を集めてる事から恐らくシングルマザーという奴だろう。まぁそんな事はどうでも良い。 れいむ種には特に用事は無いのでさっさと済ませてしまおう。私は物陰から飛び出すと一直線にれいむ達の所まで走った。 「「「ゆっくりしゃせにゃいげしゅおやのいうことなんてきかにゃ「ダン!」・・・・・・」」」 「ゆっがががががぁ!!! いうことのきけないげすなおちびはせいっ!さいっ!する・・・・・・・・・・・・・・・ゆ?」 私はれいむ達の所まで走りよりそのまま固まっていたチビ×3を思いっきり踏み潰した。 親の方はというと思考が追いついてないのだろう、私の足をポカンと眺めている。 私は親れいむが放心してる間にれいむの頭からお飾りをもぎ取り腰のウエストポーチにねじ込んだ。 「ゆ・・・ゆっがががぁ!!!くそにんげん!よぐもおちびちゃぶべ!!」 朝も早いので騒音を出しては近所の皆さんに迷惑だ。私は親れいむの激昂に付き合わずに一思いに親れいむを踏み潰した。 お飾りよりも子供の事を優先して怒った辺り案外子供思いの所が有ったのかもしれない、まあ今となっては確かめる術は無いしそもそもどうでも良い事だ。 私は潰したれいむ達をゆっくり専用ゴミ箱に叩き込むと次のゴミ捨て場を目指した。 次のゴミ捨て場の近くまで走ってくるとやはりゆっくりが居た。私は再び物陰に隠れゆっくりの方をうかがった。 「ゆぅ・・・たべられそうなものはないんだぜ・・・はやくたくさんみつけないと・・・」 成体のまりさ種が1匹、どうやら当たりのようだ私はまりさに気付かれない様に慎重に風下へ回り込み 「おはようまりさ。ゆっくりしていってね」 「ゆっくりしていってね!・・・ゆ?にんげんさん?」 なるべく普通の表情で、ゆっくりに対して好意も敵意も持ってない人間を装って声を掛けた。 下手に笑顔を向けると稀にいる賢い個体は警戒するし、このまりさには一役買ってもらわねばならないので敵意をむき出しにするのも良くない。 あくまで普通の人間がたまたま気まぐれに声を掛けたように装った。 「こんな朝早くからご飯集めか、ご苦労さん」 「ゆぅ・・・人間さんはゆっくりできる人間さん・・・?」 未だに警戒を解いてないな。なかなか賢いようだ。私は普通の表情を保ちながら話を進めた。 「さてゆっくり出来ている様ないない様な・・・まぁそんなことよりお前腹減ってるんだろ?飴玉でよかったらやるぞ?」 「ゆっ!あまあまさん!?まっまりさにはやくちょうだいね!」 私はれいむのお飾りを触ったのとは別の手でポケットから飴玉を取り出すとまりさの前に放り投げた。 甘い物など滅多に食べられないのだろう。まりさはゆっくりとは思えない速さで飴玉に飛びついた。 「ぺっぺーりょぺーりょ しししぁわぁせえええぇぇぇぇ!!!」 まりさは感涙しながら飴玉を口に入れると一心不乱に飴玉を舐め始めた。 「その分だと相当腹が減ってたみたいだな。エサ集めに苦労してるのか?」 「しあわせぇー! ゆぅ・・・このあたりにはくささんもむしさんも・・・しあわせぇー! ほとんどいないしいえにはれいむとおちびちゃんが・・・ しあわせぇー!」 「そうか。良かったら家まで案内してくれないか?まだいくらか飴玉があるからお前の家族にもやるぞ?」 「しあわせぇー! ゆっ!おねがいするんだぜ! しあわせぇー! あまあまさんをあげればれいむもすこしはまりさのこと・・・ しあわせぇー!」 「じゃあお願いするよ。案内してくれ」 思考回路が大分飴玉の方に行ってるな。普通ならエサだけよこせだの不審に思うだのするだろうし。 ましてや得体の知れない人間を自分の巣に案内などしないだろう。中々賢く善良の様だがしょせんはゆっくりだ。 もっとも鼻が利いたりゲスなゆっくりなら死なない程度に叩きのめして案内してもらう分飴代が浮くのだが。 さてここまでは上出来だ。後はコイツの巣が何処にあるかだが・・・。私はまりさから一定の距離を取りつつ巣に案内してもらった。 「ここなんだぜ!」 まりさの巣は近所の市民公園の木の根元を掘った物だった。私は内心落胆した。この木の存在はすでに知っていたし元々巡回するつもりだったのだ。 まりさには私の知らないゆっくりが住み着きそうな場所に案内して貰いたかったのだが、そう上手くは行かないか。 「へぇ、なかなか良い家を見つけたじゃないか。家族は居るのかい?」 私はそう言いながら巣穴へと近づいた。 「ゆ!まりさはれいむとおちびちゃんたちと・・・・・・ゆっ?」 まりさは私が近づくにつれて段々と表情を曇らせていく。何かゆっくり出来ないような・・・でも何でゆっくり出来ないのかが判らない そんな表情をしている。 なかなか賢しいな、まあ案内してもらった時点でコイツは用済みだ私は素早く巣穴の入り口をふさぐようにして中を覗き込んだ。 「ゆ゛っ! お、おにいざんの足からゆっくり出来ない匂いがするんだぜ!」 私には判らないが私の履いてる靴には最初に踏み潰したれいむ達の死臭が染み付いてるのだろう。まりさに巣まで案内してもらうまで付かず離れず移動してたのはこの為だ。 そして今となっては隠す必要もない。私はまりさの事など無視して巣の中を確認した。 「ゆ゛っ ゆっくりできないにおいがするよ!れいむはにんっしんっしてるんだからゆっくりできないにおいはどこかにいってね!」 「「「「ゆわわ~ん ゆっきゅりできにゃいよ~」」」」×3 胎生妊娠してる親れいむが1、チビが2の4の6の・・・12か。全てれいむ種だな。 「ゆっ!じじいがゆっくりできないにおいのもとだよ!じじいはさっさとどこかにいってね!あとあまあまをおいていってね!」 「「「「ばーきゃばぶちゅ!!!!」」」」 「「「「ばーきゃばーきゃ おきゃあしゃんにかかりぇばいちころにゃんだよ~」」」」×2 私はれいむが台詞を吐いてる間に手前に居たチビ×4を叩き潰した。 「ゆっ? ゆっぎゃあああぁぁぁ!!! れいむのおちびちゃんがああああ!!!」 「「「「ゆんやあびゅ!!!!」」」」 「「「「ゆんやあぁぁ! れいみゅのいもうちょとちゃちがああああ」」」」 同じように悲鳴を上げてる間にさらに四匹のチビを潰した 一度に一つの事しか考えられないのだろう。台詞が終わらないと状況の変化に気がつかない様だ。ゆっくりの中でも特に質の悪い連中だな。 「まっまりさ!なにをやっでるの!はやくれいむをたすけろおおお!!!」 「「「「ゆんやぶっ」」」」 さて、これでチビは全滅っと。ふと目をやるとまりさは信じられない物を見たようにポケーっとしている。 「お、おちびちゃんはれいむがまもるよ! おちびちゃん!ゆっくりしてないでおかあさんのくちに・・・・・・なんでぜんいんつぶれてるのおおおおぉぉ!!!」 やれやれ、行動がすべてワンテンポ遅れている。こんな調子で今まで生きて来られたって事は恐らくまりさに依存しきっているのだろう。 子供が全てれいむ種というのも不自然だからまりさが居ない間にまりさ種の子供を間引いたのだろう。 まぁ本当の所は知らないし興味も無い、さっさと潰してしまおう。私はれいむを掴んで巣から引きずり出した。 「れ、れいむ・・・?」 「ま゛りざあああああ!なに゛をぼんやりじでるのおおおお!さっさとたすげろごのぐずううぅぅぅ!!」 不安そうにれいむを見る真面目でそれなりに賢いまりさ、対照的にまりさを役立たずと罵る間抜けで役立たずのれいむ 「おいまりさ」 「お・・・おにいさん・・・れ、れいむをはなしてね・・・?」 「貴様にはもう用は無い。何処へなりと行き給え」 見逃してやると言ったがまりさはまだぼんやりとこちらを見ていた。 私はまりさの目の前の地面を強く踏むとやっと正気に戻ったのだろう、私やれいむには目もくれず一目散に逃げていった。 「さてと」 チビならまだしも成体をここで潰すと後片付けが面倒なのでゴミ箱の近くまで持っていこう、そう思いにんっしんっしてる為一回り大きいれいむを抱えて 「おい!お前!」 ・・・・・・やれやれ面倒な事になった。私はれいむを抱えたまま立ち上がり振り返ると 「やあ、今日も精が出るね虐待鬼威惨」 「お前に褒められても嬉しくねえよ。それよりそいつで何匹目だ!?」 「おいおい、そう構えるなよ。今抱えてるので2匹目だよ」 「嘘をつけ!その巣だけで10匹は居たはずだ!鳴き声を聞けばちゃんと判るんだぞ!」 今声を掛けてきたのはこの辺りに住む虐待鬼威惨。土日にはこの公園でゆ虐をしている姿がよく目撃されている。背格好も年齢も私とほぼ一緒だ。 「何を言うかと思えば・・・チビはノーカウントだろ?」 「ふざけるんじゃねぇ!お前がこの辺りのゆっくりを根こそぎ潰して回ってるから俺が虐待する分が減っちまったんだぞ!」 「私が潰すのはれいむだけだよ。他のには手を出していないしゆっくりなんて放っておけばいくらでも増えるじゃないか。」 「毎週毎週ゆっくりが住み着きそうな所を巡回して徹底的に潰しやがって!増える物も増えねぇに決まってるだろ!後れいむは潰しがいがあって人気も高いんだ!」 そう、彼の言うとおり私はこの町でゆっくりが住み着きそうな場所は熟知している。 そこを毎週巡回して成体と言わずチビと言わず、善良と言わずゲスと言わず徹底的に潰して回っているのだ。れいむ種だけを。 この三ヶ月で潰したれいむは成体だけで294匹だ、だがそれを言うと目の前の虐待鬼威惨が怒り出すので言わないでおこう。それに今日の内に300匹を目指したいのだ。 「とにかくそのれいむは置いて行ってもらおうか、どうせお前ならいくらでも虐待できるだろ!?」 「そうはいかないよ、コイツは私が捕まえたんだからね。君だって虐待しようとしたゆっくりを他人に掻っ攫われたら怒るだろう?」 「・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 私は虐待鬼威惨に一歩も譲らない様にしながらなんとか妥協点を探っていた。時間を取られたくないしゆっくりを巡って人間同士で取っ組み合いなんて馬鹿げている。 相手もそう思っているのだろう、れいむを手に入れつつも荒事を避けようとしているのが雰囲気からも判った。 このまま膠着状態が続くかと思われたが全く予想していなかった第三者の介入で事態は一度に解決した。 「ゆゆ~~~ん びゆっくりのれいむをめぐってどれいがあらそってるよ! でもれいむはかんだいだからりょうほうともどれいにしてあげるよ!」 虐待鬼威惨のこめかみに青筋が浮かんだのが見えた、恐らく彼の目にも私のこめかみに青筋が浮かんでるのが見えただろう。 私はバレーボールの要領でれいむをトスし 「ゆゆ~ん おそらを」 虐待鬼威惨が回し蹴りの要領でれいむをボレーシュートした 「とんでるみでぶあばっ!」 虐待鬼威惨のみごとな力加減によりれいむはミートの瞬間に弾け飛んだりせず近くの公衆トイレの壁に激突した。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 私は虐待鬼威惨とハイタッチをするとそのまま次の巣穴を目指した。虐待鬼威惨はというとさっきのれいむの方へと向かっていった。 ダメージを与えつつも致命傷は避ける様に蹴ったらしい。怒っていながら絶妙な力加減をするとは流石百戦錬磨の虐待鬼威惨と言った所だろう。 ふと、れいむのお飾りを回収し忘れたのを思い出しお飾りだけでも譲ってもらえないか交渉しようと思ったのだが 「ヒィィィィヤッ!ハァーーー!!久しぶりのれいむだぜえぇぇぇぇ!!しかも胎生妊娠だ!一匹で二度三度美味しいぜええええ!! 生ませるか?生ませないか?生ませるか?生ませないか? ヒャア!我慢できねぇ!!虐待だあぁぁ!!!!」 とってもフィーバーしていたので邪魔しない事にした。 私はその後もこの町で私が把握しているゆっくりの巣が出来そうな場所を巡回していった。 れいむ種が住み着いていたら問答無用で潰し、それ以外のゆっくりが住んでいた場合は特に何もしなかった。 そうして町を一回りした頃にはすでに日が傾き始めていた。私は今日の作業を切り上げ家に帰ることにした。 ついでに市民公園に寄って行き、チマチマネチネチと虐待を続けていた鬼威惨に潰さずに取っておいたチビれいむ(ビニール袋一杯)を進呈すると、 虐待鬼威惨は喜びの雄たけびをあげながらスキップして帰って行った。これで当分は彼からの小言を避ける事が出来るだろう。 「ただいま・・・」 自宅に帰ってきた。返事をする者は居ないがこれも習慣である。 私は手洗いうがいを済ませるとビニール袋とオレンジジュースを持って納戸に向かった。これから今日一日の仕上げをしなければならない。 納戸の奥、日の光も差してこない場所に置いてある大き目の衣装ケースを引っ張り出した。一見すると赤と白のボロきれが詰まってるだけに見えるだろう。蓋を開けると 「ゆ゛っぎゃああああああああああ!」 衣装ケースの中に閉じ込めておいたれいむが叫び声を上げた。コイツは私の飼っているれいむだ。一度も付けた事はないが銅バッチの申請もしてある。 「やあれいむ。ご機嫌いかがかな? さあ早速だが戦果報告をしてあげよう」 「おねがいじばず!ゆるじでぐだざい!ゆるじでぐだざいいいいぃぃぃ!!」 「はっはっは 私は別に怒ったりなんかしてないよ。君の同類だって君の事など知らないだろうから許すも何も・・・ねぇ?」 私はそう言いながらウエストポーチから今日の戦果 れいむのお飾り を取り出した。 「ゆっぎゃああああ!ゆっくりでぎないいいぃぃぃ!!」 ゆっくりにしか判らない死臭がするのだろう、私から遠ざかるように衣装ケースの端へと行こうとして、周りにあった赤と白のボロきれが崩れてれいむに降って来た。 「ゆっががががが!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじぃぃぃ!!」 ボロきれに埋もれたれいむは発狂したかと思われるほど叫び声をあげた。それもそうだろうれいむに降りかかったボロきれはすべて死臭のついたれいむ種のお飾りなのだから。 「はいはーい 戦果報告を始めますよっと」 私はそういうと今日取って来たれいむ種のお飾りを衣装ケースの中に放り込み始めた。 「295~296~297~298~299~300っと れいむ、ついに300の大台に乗ったぞ!いや~凄いねぇ。君さえ居なければ今でも300匹以上のれいむ達がゆんせいを謳歌出来たのにね~」 「ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!」 死臭にまみれて錯乱しているので私の言葉など聞いては居ないのだろう、私はかまわずに戦果報告を続けた 「308~309~310~311っと いやー流石に数が少なくなったせいかなかなかスコアが稼げないなぁ。一日で30匹以上も仕留めた日もあるんだけどね」 「ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!ゆっくじ!」 さて今日の分は終わりだ私はれいむの口をこじ開けオレンジジュースを流し込みケース内にあるうんうんを回収すると蓋を閉めた。 「ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!」 死臭とオレンジジュースによって強いストレスと幸福感の板ばさみになっているのだろう、同じ言葉を繰り返すのみだ。私は衣装ケースをもと有った所にしまった。 「じゃあまたな。しっかしそんな環境でも鼻が馬鹿にならないなんてその点だけは尊敬するよ」 「ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!ゆっくじ!しあわせっ!」 あのれいむに出会ったのは丁度三ヶ月前だ。あの時の私はゆっくりに対して何の感情も持って居なかった。せいぜいやかましい害獣ぐらいにしか思っていなかった。 しかし・・・ 「ゆっへっへっへ おいじじい!あまあまさんをよこすんだよ!」 仕事帰りの道であのれいむに声をかけられた。私はいつもの事だと思って無視して通り過ぎようとすると 「おっとじじい!これをみるんだよ!」 そういってれいむが自分の後ろから取り出した物は 「このぎらぎらさんならにんげんでもいちころだよ!さあじじい!しにたくないならあまあまさんをよこすんだよ!」 赤錆びた出刃包丁だった 私はゆっくりに対して初めて恐怖を覚えた。別に包丁が怖かった訳では無い。 こいつらは道具を使いどこまでも自分本位であったが人間を殺傷しようとするとまでは思いもしなかった。 「おいれいむ。そいつを取り出した意味を判っているのか?」 「ゆっへっへ つべこべいわずにさっさとだすんだよ!」 「そうか・・・判った」 こいつらは道具を使いどこまでも自分本位で、自分の為ならば人間も殺傷する存在なのだ。明確に敵意を持ってきている以上このままにはしておけない。 「判ったよれいむ。いままで害獣扱いして悪かったな、これからは・・・」 「ゆぎぎぎぎ!はやくあまあまを・・・」 「これからは君達を敵として扱おう、一匹でも多く、善良でもゲスでも関係無く、たとえ生まれたばかりの赤子であっても容赦はしない」 そう言って私はれいむを捕まえあの衣装ケースに閉じ込めた。あのれいむに対しての虐待は一切行っていない。 私は毎週町を巡回し、れいむ種のみを潰しそのお飾りを衣装ケースに放り込んだ。 お飾りを放り込みながら 君さえ居なければ今もこの家族はゆっくりしていただろうね 君がぎらぎらさんを出さなければこのれいむもれいむの子供達もゆっくり出来たんだけどねぇ と語りかけた。 初めは放り込まれる同属のお飾りに対して臭いと文句を言いうんうんを擦り付けるなど実にふてぶてしかったが、お飾りの量が増えるにつれ段々と自分のした事を悟ったのだろう。 お飾りに対して怯える様になり、しだいにお飾りに謝る様になり、今では目をつぶり壁に鼻(?)を押し付け現実から逃避しようとやっきになっている。 そうして三ヶ月間、私はれいむ種のみを潰していった。れいむ種以外が人間に敵意を向けるか判らなかったからだ。 だが今後、れいむ種以外が人間に危害を加えようとしたのならば私はその種に対しても同様の事をするだろう。 又、行政は当てにならないし、私はひたすら潰していくだけなのでゆっくりの悲鳴を好みじわじわと責める虐待鬼威惨達の協力は得られない 私一人でれいむ種を根絶やしにする事など不可能だ、だがそれでも私は一匹でも多くのれいむ種を葬ろうと思う。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 941 命だけは・・・ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 本当にヤバイと思うなら、刃物を持ったれいむの写真を警察 テレビに持っていくべき。そうしない時点で、ただの偽善者。 個人でヤるにしてもネットで仲間を集って全国的に実施した方がいい。 ※DRRR!のダラーズのように。 -- 2018-01-11 18 26 30 希少種優遇の野党かよ -- 2016-01-11 21 17 55 希少種を虐めろと言った雑魚在日はギロチンの刑 -- 2014-09-02 23 21 09 オレンジジュースなんて上等すぎる、生ゴミを流し込め!! -- 2013-07-05 21 26 57 希少種(ゆうかにゃんとか)を虐待しろ -- 2012-11-29 03 56 40 よくわからんが、鬼意惨今後もがんばれ。 -- 2012-09-13 13 09 40 犯罪者の家族が追われるのと同じ理屈じゃないかな? このお兄さんは自分の理念に則って行動してるから希少種はやめてね!とかほざく人よりかは立派 -- 2012-04-14 13 55 28 お兄さんは半分ゲームとして楽しんでんだろうな -- 2011-09-06 17 18 48 さすがにこの題材で希少種使ったら批判が出まくるだろうな -- 2011-01-12 18 58 39 マーベラス… -- 2011-01-02 01 40 28 稀少種はやめてね -- 2010-12-11 20 44 34 明確な敵として認識されちゃったんだろうねー ゆっくりによる人間殺傷の被害を未然に防いでいるんだよ、良いお兄さんだよー! これが、れいむが襲ったのが子供で大怪我でもしてたらマスコミ騒いで全国的にゆっくり駆除になるのが人間だと思うぜ -- 2010-12-01 09 21 05 >「木を見て森を見ない」人なんだねー。 それが人間というものです。 ある学校のある一部の生徒が不良ってだけで学校全体のイメージが悪く見られるのと同じ。 -- 2010-10-04 05 01 38 希少種は愛でろ -- 2010-10-04 00 26 40 >「木を見て森を見ない」人なんだねー。 池沼が紛れ込んでるな -- 2010-10-01 11 14 31 こいつ等生まれた時から全く同じ外見な上に、似た価値観もって生まれたりするしなあ 子育て上手・だぜ口調・とかいは・賢者 等 だからこそ、目の前でやっちゃったれいむ種オンリーがお兄さんにとって敵と認識されたんじゃね? 道具を使って人間に危害を加える種ってな もし人間の赤ん坊が赤錆びた出刃包丁で傷つけられたら行政も動いて全国一斉駆除だろうなw ただ、こうやって道具使ってゲス行為するのはまりさ種のイメージだな ゲスまりさ:石つぶてや鋭利な物を使って過剰に自信をつける ゲスれいむ:どこから来るのか丸腰でも最初から自信満々 -- 2010-09-12 07 49 44 野良饅頭に善良もゲスもないよ!すべて例外なく害獣だよ! ゴミを荒らし乞食をし街の美観を損ねる饅頭はすべて潰すべきだよ!この人間さんはとてもゆっくりしているNE! -- 2010-08-27 18 40 18 れいむだけでいいYO! -- 2010-08-09 14 01 02 全種やっちゃいなYO! -- 2010-07-26 03 41 27 野良ゆはあんまり組織って感じしないけどなぁ… それに個人がプライベートでやったことなのに、背後の環境や事情を考慮せず、集団や種族に原因を押し付けるって 思考停止じゃね? れいむも短絡的だが、お兄さんも短絡的だと思う。 人間は頭に餡子が詰まってんじゃないんだから、もう少し、な… -- 2010-07-14 12 32 59
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注意!!! HENTAIネタがあります 「ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北」の設定をパクっています バッヂ設定有り 虐待成分はちょっとぬるめ 「んほおおぉぉっぉおおぉ!!!! ずっぎり"ー!!!!!」 一匹のみょんがゆっくり特有の嬌声を上げ、すっきり発言をする。言うまでもない、これは交尾で「すっきりー」した合図だ。 交尾の相手なのであろうまりさは嬌声も上げずにニヤニヤと気色悪い笑顔でみょんを見つめる。 本来であればみょんは「すっきりー」して「しあわせー」な訳だが、なぜか泣きながら「すっきりー」宣言をした。 そして、「すっきりー」出来なくて不満であるはずのまりさは薄ら笑いをやめない。 その交尾の様子を見ていた人間達。ある者はまりさのように神経を逆なでするニヤけ面になり、またある者はみょんのように泣きそうな顔になっている。 ここはゆっくりの闘技場。だが、殺し合いを行う闘技場ではない。 ゆっくり達は互いの性テクニックを競い合い、人間は勝ち負けに金を賭ける場所。「性淫徒(セイント)ゆっくり闘技場」なのだ。 みょんの飼い主である青年はみょんを抱きかかえその場を後にする。一方、まりさの飼い主は次の対戦相手を見ようと観客席に移動する。 次の対戦はゆっくりまりさとゆっくりぱちゅりーだ。 互いの飼い主がリングにゆっくりを乗せ、リングから離れる。 「んほおおぉぉぉおおぉぉぉ!!!! すっきりーーーーー♪」 結果はぱちゅりーの圧勝だった。 『おおっとぉ!!! まりさ選手為す術もなくまたもやすっきりー宣言してしまったああぁぁぁ!!!!! 根性無いぞまりさぁ!! 2ポイントあっという間にとられてしまったぁぁぁ!!! やはりブロンズバッヂではゴールドバッヂには勝てないのかぁぁぁ!!? こんな醜態晒したら飼い主も大恥かいてるぞぉおお!!!』 司会の男はここぞとばかりにまくし立てる。 アホ面を晒すまりさの帽子には金で買えるブロンズバッヂ。このだらしないまりさを見れば、野生のまりさを急遽飼いゆっくりとしたことが伺える。 呆れたとでも言わんがばかりの表情のぱちゅりーにはゴールドバッヂ。厳しい審査を受け、手にしたバッヂはこのぱちゅりーの飼い主が一生懸命ぱちゅりーを教育したことを表している。 クソッ! さっきのれいむといい、今のまりさといい全くの役立たずじゃねーか!! 何が「すっきりーならじしんがあるんだぜ!」だ! あの役立たず共め!! 帰ったらぶっ殺してやる!!! 俺はこのどす黒い感情を相手と馬鹿面のまりさに悟られないよう笑顔でまりさを迎えに行く。 「ゆっ! おじさん! まりさはいっぱいすっきりー! したんだぜ」 くっ! ぶっ潰してぇ・・・!!! だがここで殺すのはまずい。俺はまりさを抱え上げ、対戦相手のぱちゅりーの飼い主の男に会釈し、その場から立ち去る。 入り口の預かり場所に行き、預かって貰ってた荷車とゆっくり一家捕獲用の透明な箱に収納されたれいむを受け取り、会場を後にした 会場からある程度離れた頃に箱のふたを開け、まりさを投げ込む。 「ゆぎゅべっ!!!」 あ、ちょっと餡子吐いてら。 まりさは苦しみ、れいむはずっと抗議している。ふたを閉め、俺はそんなアホどもはカレーにルーして歩き続ける。 この二匹は昨日家族で留守中に俺の家に侵入した不届き物だ。ドア締めとくべきだったよ全く・・・ 「ゆゆ! ここはれいむたちのおうちだよ!!! ゆっk(ry」 「うっせえええぇぇぇええぇ!!! 糞饅頭があぁぁぁ!!!(ぐちゃっ!)」 「れ゛いう゛のあがちゃんがあぁぁぁああ!!! ぎゅべっ!!」 「まrぐぎゃっ!!!!」 「てめえらはただでは死なせてやらねえ!!! たっぷり苦しめて殺してやる!!!」 「お兄ざんごべんなざい!! 何でもずるがらだずげでえぇぇぇええ!!!」 「きくみみもたn・・・いや、チャンスをやろう。明日の「性淫徒ゆっくり闘技場」に出てベスト4入りできたら助けてやる」 (んで、内容を説明してやった) 「ゆっ! それなら楽勝だよ!! れいむは群れで一番すっきりーがうまいんだよ!!! れいむのまむまむに骨抜きにならないゆっくりなんていないんだよ!!!」 「まりさもすっきりーならじしんがあるんだぜ! まりさのぺにぺにはさいこうなんだぜ!!!」 とまあ、こんな事が昨日あってな、何となく買っていたブロンズバッヂを付けてやって、参加登録をしてやったわけだ。 結果は言わずもがな、共に一回戦瞬殺負け。 正直、俺も二匹もいればどっちかはベスト4入りするんじゃないかなあ・・・って考えてたけど甘かった。 こいつらの群れでは大したテクニシャンだったかも知れないけど、鍛えられた飼いゆっくりからすればゴミみたいなモンなんだなぁ・・・。 はあ、とため息をついてる間に家に着いた。二匹はすやすやと安らかに寝ていたので、 ふたを開ける(がたっ) 殴る「ゆぎっ!!」「ぎゅぺっ!!!」 「な"にずるn」 ふたを閉める(がたっ) いやー、生意気なゆっくりをぶん殴るのって気持ちが良いなぁ♪ さて、こいつらこれからどうやって殺そうかなって・・・あれ? どうやら鍵をかけ忘れたようだ。参ったね。まあ、取っ手は丸形だからゆっくりごときには開けられないでしょ。 俺は家に入り、居間にクズ二匹を箱ごと放置し、水を飲にみ台所に向かう。 俺が台所に着くとそこには「ゆっくりてんこー」こと「ゆっくりらん」(以下らん)がいた。そしてらんの目の前には食べかけの人参が・・・ 「この糞饅頭があああぁぁぁ!!!」俺は怒りにまかせて殴り潰しに掛かる。 が、らんは後ろに飛び退き、逆に俺に体当たりを仕掛けてきた。 「こーーーーーん!!!!」 そして俺はらんの体当たりを正面から顔面に受け、よろめいた。 (ぷにぷにしてちょっと気持ちいいかも) 攻撃に成功したらんはそのまま勢いに乗って人参を咥え、突進してきた。人参が武器ってどうよ? 微妙過ぎね? 「ぎゅべらっ!!!!」 まあ、そのまま突進なんかしたら蹴りのカウンター喰らう事になるんだけど、餡子脳には予測できないか。 「さてと」俺はらんを左手で持ち上げ、右手で殴る。「ぎゃっ!」殴る「ぶゅぶっ!」殴る「ぴぎぃっ!「らんじゃまああぁぁぁ!!」」 殴っているとちぇんが現れた。 俺は半殺し状態のらんを流し台の上に乗せ、ちぇんに向き直る 「よぐも"ら"んじゃまを!ゆ"っぐり"でぎなぐじでやる"う"!!!」 ちぇんは俺に体当たりを仕掛けるが、らんの二の舞となった。 「ぎゅべっ!! わがらないよおぉぉぉおおぉぉ!!!」ちぇんを持ち上げる。 しかし「ゆ"っ!!」本当に「ぎゅべっ!」不思議だよなー「ぶびゅっ!!」人間に勝てないって分からないのかなぁ「ぷぎゅる!!!」 「もうやべでぐだざいいいい!!!!」 ちぇんを殴り続ける俺にらんが泣いて懇願した。 「ごべんなざい"ぃぃ! らんをぶっでもいいでずがらぢぇんをはなじであげでぐだざいいいぃぃいい!!!」 「えー、やだ」即答 「なんでぼじばずからおねがいじばずううぅぅうう!!!」 んー、あ、そうだ良いこと思いついた。 「何匹で来たんだ?」「ぶだりでぎましだ!!!!」「嘘つき嫌い」「ほんどおでず!!!らんがぢぇんをむりにざぞっでぎだんでず!!!」 たぶん本当だろう。「らんがちぇんを連れてきた」というのはたぶんちぇんを守るためについた嘘だろうけど。そんなのはどーでもいいや 「そういやおまえらどうやって入ってきたんだ?」「じっぼをづがってはいりまじだ!!!」 へえ、このおいなりさん使うことが出来るんだ。後で見してもらおっと。 俺は意識不明となったちぇんを叩き起こし、らんと一緒に居間に運ぶ。 その間、らんはちぇんを気遣って「だいじょうぶ?」とか「らんがきっとたすけるよ!」とか言ってた。 死にかけなのにがんばるねぇ 「おい、糞饅頭共!」 らんとちぇんはびくりと反応する。どちらも怯えた表情で俺を見上げる。この表情たまんねえなぁ・・・ 「どっちかがあの二匹を始末しろ」 俺は透明な箱で眠りに就いているゴミ饅頭二体を指さす。ってか、また寝てんのかよ・・・ 「らんがいくよ・・・」怯えるちぇんを気遣ってのことだろうな 丁度良い処刑方法だ。役立たずのゴミが勝つか、それとも死に損ないが勝つか どっちが勝ってもみんな死んで真っ平らになるんだけどねー♪ 「らん、あの二匹を起こしてこい。一応ルールを説明してやるから、まあそのまま殺しちゃっても構わないけど」 と言って、透明な箱にらんを入れる。 「おきろ」体当たりをしてらんは二匹を起こした。へえ、結構従順だねこいつ。 (ルールを説明した。ルールと言っても殺し合いに勝った方を生かしてやるっていうだけだが) らんは善戦したが、もともとさっきの暴行で死にかけている体だったからすぐに逆転された。 何度も体当たりをされる。しかし、突然体当たりをやめた。 「ゆっ! よくみたらばかちぇんとばからんだよ!!!」 「そうだぜ! いつもいじめてたばかふたりぐみなんだぜ!!」 ん?どうやら知り合いらしいな 「知り合いか?」 「そうだよ! おなじむれにいたあたまがわるくてやくにたたないちぇんとちぇんをいじめてるとじゃましてくるばかならんだよ!」 「ばかにごはんはいらないからまりさたちがいつもごはんをもらってあげたんだぜ!!! むれのにんきもののまりさたちがみんなにいって こいつらをゆっくりできないようにいじめてやってたんだぜ!!!」 平仮名ばかりだと読み辛いなー。全く 要するにこいつらのせいでらんとちぇんは群れでいじめられてたわけなんだな。 まあ、そこはどうでもいいけど。 「ゆっへっへ、いつもちぇんをいじめるとじゃましてくれたおれいにいきたままたべてあげるんだぜ!」 「ゆっ! れいむたちにたべてもらえるんだからかんしゃしてよね!!!」 そう言ってらんを食べ始める二匹。顔を、尻尾をばくばくと食べる。食い破られた皮から餡子が流れ出る。 こりゃ死んだかな? と思っていたら、ちぇんが俺の手の中で暴れだした 「らんしゃまああぁぁあぁぁ!!! わがるよおおおお!!! いまだずげにいぐよおおぉぉぉおお!!! はなじでおにいざんんん!!!!」 二匹は無視してらんの尻尾を貪る。尻尾がのこり三本となった頃に、 「れいむ! らんですっきりしようなんだぜ!」 「ゆっ! そうだねらんのまむまむですっきりしてからたべようね!!!」 なんとも勝手なことを言う饅頭共だなぁ、ちぇんは相変わらず暴れてる。 鬱陶しいなぁ、さっきまで死にかけだったくせになんでこんなに暴れるんだろう・・・ ふと思った。「これは使えるかも!」 何がどう使えるのかは考えない。とりあえず、レイプされそうになってるらんを助ける。 んで、昨日のひっつみの残りを使って応急処置。 ゴミ饅頭二匹はなんか抗議しているけど無視無視。 餡子を食わせてオレンジジュースを飲ませるとらんは「ちぇん・・・」と呟いた。 ちぇんは「ら"んじゃまあああぁああぁぁぁ! ぢぇんはごごにいるよおおおぉぉぉぉおお! わがっでねえぇぇえ!」と叫ぶ。 らんは「おにいさん・・・かてなくてごめんなさい・・・らんはころしてもいいから・・・ちぇんをたすけてください・・・」 約束では「勝てなかった=二匹とも殺す」のはずだけど、こいつはそれを承知の上でこんな事言ってんのかね まあいいやどうせ勝っても負けても殺すつもりだったから約束なんてなかった事にしよっと。 「いや、お前ら二匹とも助けてやるよ」 二匹とも一瞬だけ驚愕の表情で固まり、すぐに頭の上に「?」マークでも乗っけていそうな表情をした。 「二匹とも」まで聞いて二匹とも殺されると勘違いして、その後「助けてやる」って聞いて状況を把握できなくなったって所だなきっと。 つづけていい? 今度はドスまりさとか出さずに「ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北」に出てきた闘技場(性)をネタにSSを作ろうとしたら、 冒頭に出ただけじゃねーかよ。何やってんだよ俺・・・ ちぇんとらんってかわいいよね。「ちぇ、ちぇえええええええええええええええん!!」「らんしゃまあああああああああああああぁ!!」 是非とも拳で可愛がりたいですね。 HENTAIネタは大好きですが、やりすぎて引かれることのないようにしたいと思います。 今まで書いたSS ドスまりさとゆうか1〜3 このSSに感想を付ける