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売ゆん婦5 22KB 虐待-普通 悲劇 理不尽 共食い 飼いゆ 野良ゆ 現代 虐待人間 ぺにまむ 需要は少なそうだけど頑張ります 書いた人 ヤリまむあき 書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 703 ゆー具 ふたば系ゆっくりいじめ 708 売ゆん婦 ふたば系ゆっくりいじめ 717 売ゆん婦2 ふたば系ゆっくりいじめ 723 売ゆん婦3 ふたば系ゆっくりいじめ 730 ゆー具 鬼畜眼鏡編 ふたば系ゆっくりいじめ 772 情けはゆっくりの為ならず ふたば系ゆっくりいじめ 798 売ゆん婦4 ふたば系ゆっくりいじめ 962 他ゆん事 完結作品 ふたば系ゆっくりいじめ 867 Can ゆー defend? 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 960 Can ゆー defend? 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 1011 Can ゆー defend? 後編 『売ゆん婦5』 一、 子ちぇんとの情事はそう長くは続かなかった。 れいむのすっきりー経験はとうに百を超えており、それはゆっくりの生涯に行う平均すっきりー回数を大幅に上回っている。 まだ若い成体であったれいむだが、青年の“手入れ”により激しいすっきりーを何度してもかなり長持ちしていた。 危うくすっきりー死しかけたことも珍しくは無かったが、その都度野生や野良では不可能な治療を施され生き長らえてきたのである。 「ゆふぅうううっ!! ゆふぅうううっ!! ちぇんのぺにぺにが、すっごくあついんだよー!」 「ちぇん……、ちぇん、ゆっくりしないでおわってよ……」 れいむの体に蓄積された経験は当然普通のゆっくりとは比べるまでもなく、うねるように蠢いて攻め役のゆっくりのぺにぺにを包み込むまむまむは名器と呼ぶに相応しい。 子ちぇんの雄々しくそそり立ったぺにぺにも例外ではなく、それに絡みつかれていた。 「もうだめだよぉおおおっ!! でる、でちゃうよぉおおおっ!!!」 今回は子ちぇんとのすっきりーを精神的に苦痛に思ったれいむが意識的にまむまむの締まりを調節し、普段のそれよりもずっと相手の快感を深める結果になっている。 口で何と言おうが、れいむは青年からの調教がその身の中の餡子の一片に至るまで浸透した立派な売ゆん婦だった。 「す、す、す、すっきりぃいいいいいいいいいいいっ!!!」 「……すっきりぃいいいっ!!」 子ちぇんは甲高い叫びと共に果て、れいむも苦行から開放された安心感で気をやった。 押し止められていたチョコレートが一気に中へと出され、その熱さにれいむは身悶えする。 子ちぇんはぺにぺにの震えを抑えようとするが叶わず、昇天するような快楽を味わっていた。 「ゆふぅー……」 精根尽き果てたような子ちぇんに、青年の同僚はオレンジジュースを飲ませてからゆっくりフードを食べさせる。 子ゆっくりのすっきりーによる死を防ぐ為だ。 それを見ながら、れいむも幼い頃自分がそうされたことを思い出す。 青年がれいむにその処置をしたのは愛情からではなく、遊びを長く楽しめるようにする為だった。 「……すっごくよかったんだにぇー」 体力が回復した子ちぇんは艶々とした顔で初の情事の感想を呟く。 そのやり遂げた感が漂う表情をアップで撮影すると、青年は撮影を終えた。 「今回もそこそこの画が撮れたな」 「お前の動画、結構こっち側では評判いいぜ。あ、これすっきりー代な」 青年の同僚は子ちぇんのすっきりー料金として100円を支払う。 それを受け取ると、青年は財布の中に入れた。 「俺もれいむでどこまで評価されるか最初は心配だったんだけどな。ニヤニヤユーザーからは概ね暖かい目で見守られているみたいで安心したよ」 青年達の会話を聞きながられいむはのっそりと身体を起こす。 まむまむからは茶色いチョコが流れ出ていた。 「……」 (いつもどおりだよ……。れいむは、おしごとをしただけなんだよ) 胸の痛みを押し殺すように自分に言い聞かせていると、子ちぇんと目が合った。 「おねーちゃんとのすっきりーきもちよかったんだにぇー。またきたいよー」 「……そうなの? でも、あんまりすっきりーしすぎるとゆっくりできなくなるんだよ」 悪気無く微笑む子ちぇんに毒気を抜かれ苦笑する。 まだちぇんはおちびちゃんなんだ、れいむとのすっきりーが持つ意味をよく分かっていないだけなんだと思ったのだ。 そうやってしばらく雑談していると、青年の同僚が子ちぇんを呼ぶ。 「おいちぇん。筆下ろし後のピロートークも結構だが、そろそろ帰るぞ」 「わかったよー」 「そのれいむに入れ込むのもほどほどにな。お前には婚約者のらんがいるんだから」 ――――婚約者? 「なんだ、そいつフィアンセいるのか」 「ああ。ブリーダーやってるダチが一匹譲ってくれるって言ってな。まだ赤ゆだけど」 「らんしゃまはかわいいんだよー!!」 子ちぇんには決まった相手が既にいるらしい。 それは、もう誰かと添い遂げることなど考えられなくなってしまったほど汚れたれいむにはとても羨ましく感じられた。 「じゃあなんでそのらんが育つまで待ってなかったんだ? 幾ら思春期の子ゆっくりだって一人すっきりーすればどうにでもなるだろうに」 「ちぇんが言うには、今の内にすっきりーのテクニックを磨いておきたいそうだ。らんをリードしてやりたいんだと」 「こけんにかかわるんだにぇー」 つまり、れいむはただの練習相手。 最初から身体目当てだったわけだ。 (それでも、れいむは……) 青年はれいむを売ゆん婦と言った。 それは否定できないけど、なら、そんなどうしようもないれいむでもせめて、 「ちぇん」 「?」 「らんと、うまくいくといいね」 精一杯の笑顔で応援してやる。 “お客さん”にいい気分で帰ってもらえば、れいむのお仕事にも何かしらの意味があるというものだから。 例えその意味が、刹那的な快楽を提供するだけのことだったとしても。 「……ありがとうなんだにぇー!」 去っていく子ちぇんは、笑顔だった。 二、 子れいむが目を開けると、知っている天井が見えた。 仰向けに寝かされていたらしい。 (ゆ、れいみゅは……) ぽんぽんの軽さに違和感を覚え、そして赤ちゃんがりゅうざんっしてしまったことを思い出した。 ぺにぺにが入ってきて、赤ちゃんが自分の中で潰されていく感触と、まむまむから精子餡と共に赤ちゃんだったものが流れ出ていく喪失感。 望んでできた子供ではなかったとはいえ、れいむにとって初めての赤ちゃんだったのだ。 お話したかった。 一緒にむーしゃむーしゃして、おねんねしたかった。 自分を育ててくれたお母さんのように、赤ちゃんを慈しみたかった。 ゆっくりさせて、あげたかった。 「あかちゃん……」 それなのに赤ちゃんは生まれることすら許されず、ゆっくりしていってねの一言すら言えぬまま死んでしまったのだ。 「ゆぐぅっ」 涙を堪えようとしても啜り泣きが漏れ出す。 何故、こうなってしまったのだろう。 「どおしてこんなこと……」 「無能な饅頭が分不相応なことしようとするからさ」 子れいむの無意識の問いに青年が答える。 その声が聞こえた方向に振り向くと、青年が薄ら笑いを浮かべていた。 「おにいしゃん?」 「今のお前じゃ、自分の食い扶持稼ぐだけで精一杯ってところだろ。まだ子ゆっくりだしな」 青年が操作していたパソコンの画面には、情報屋まりさと子れいむの情事が映されていた。 それを見た子れいむの顔から餡の気が引く。 この後に起こることを知っているからだ。 「やめてぇえええ!! まりじゃやめでぇえええっ!!!」 このまま続ければ、赤ちゃんが死んでしまう! 既に起きた出来事は変えることは出来ないのに、子れいむはそれすらも忘れたようにモニターの中のまりさに訴え続けた。 「馬鹿だな。ま、所詮れいむか」 鼻で笑うと、青年は動画を止めてから子れいむに平手打ちをする。 ぱぁん! 「ゆ゛っ!!」 直接的な暴力を受けて顔を腫らす子れいむに青年は容赦せず、何度も叩く。 「いだいっ! もう、やめでっ!! おにいじゃん、れいみゅのおがおが!!!」 今までにも青年から折檻されたことはあったがそれは躾の為であり、してはいけないことを理解すれば止めてくれた。 だが、今子れいむが受けているのは純粋な悪意による暴力であり、ただ痛めつけることを目的にしたもの。 泣けば泣くほど青年を楽しませるだけなのだ。 「ゆ゛っ、ゆ゛っ……」 苦悶の声が喉から発せられる。 子れいむが暴力から解放されたのは、可愛らしい顔がぼこぼこに変形してからだった。 それでも皮が破れたり餡子を吐き出すような兆候は見られない。 青年は苦しめる為の力加減を心得ていた。 「そろそろお前の立場を理解させてやろうと思ってな。俺はお前を可愛がる為に飼っているんじゃない。 虐待して遊ぶ為に飼ってるんだ。単なるオ・モ・チャ」 「……?」 返事すらできないほど体力を消耗していたが、なんとか青年と目を合わせる。 (おにいしゃんは、ゆっくりできるおにいしゃんじゃなかったにょ?) 「理解できないか? でもな、お前を可愛がるんだったらこんなことする筈ないだろ」 「ゆ……」 心当たりはある。 れいぱーを嗾けられ、情報屋まりさと無理やりすっきりーさせられ赤ちゃんを殺された。 「……れいみゅが、きらいなにょ? だからいじめるにょ?」 呼吸を整えると青年に問いかける。 自分が嫌いなら、悪い所を言ってほしい。 そうすればきっとお兄さんに好かれるようなゆっくりになるように頑張るから。 「いや、お前の事が嫌いなんじゃないぞ? 寧ろ好きさ」 「じゃあ、なんで……」 ところが青年は自分を好きだと言う。 好きな相手にどうして酷い事ができるのだろうか。 「ただちょっと愛情表現が歪んでるだけなんだ。俺はな、お前が泣いたり叫んだり、悲しんだり痛がったりするのを見るのが大好きなんだよ。 それに、お前だって苛められる代わりに食い物と寝床の心配はないし、死ぬことはないんだ」 「それはそうだけど、それだとれいみゅがゆっくりできにゃいよ」 「元々お前をゆっくりさせる気なんてないんだ、当たり前さ」 「……」 れいむは、青年にこれ以上何かを言うのを諦めた。 自分がどんなことを言っても彼にこの想いが届くことはないのだろう。 その頬をつたう涙は、きっと顔の痛みだけのせいではなかった。 三、 腫れが引き、子れいむの顔は以前同様の可愛らしさを取り戻した。 数日間の休養で体力も充分に回復している。 れいぱーの死体を嫌々ながら食べていたことにより必要な栄養も摂取できていた。 「ふむ、そろそろいいか」 青年は出かける身支度を始めていた。 キャリーケースやオレンジジュースなどが準備されており、子れいむを伴っての外出らしい。 それを見た子れいむの身体がびくりと震える。 前回の外出では酷い目に遭ったのを思い出したのだ。 「おにいしゃん、またれいみゅのこといじめるにょ?」 「そうさ。言ったろ? 一回も二回も三回もたくさんも同じだって」 (また、すっきりーなんだにぇ……) れいぱーの死体がなくなったこともあり、子れいむはまた仕事をして自分の食い扶持を稼がなければならない。 その手段が手段だから憂鬱な気分なのだ。 「またあのまりさに会いに行くんだ。あいつに客の紹介頼んどいたからな」 「……っ!」 あのまりさとは、情報屋のことだろう。 命令をしたのは青年だが、あのまりさは赤ちゃんの仇なのだ。 拒否できる状況ではなかったことは分かっている、だが、割り切れたわけではない。 どんな顔をしてまりさに会えばいいのか、子れいむは分からなかった。 四、 先日と同じく情報屋まりさの眼は冷たかったが、どこか罰が悪そうなようにも見受けられた。 しばらく子れいむとまりさは見詰め合っていたが、やがてまりさの方から視線を外すと青年との商談に入る。 「おにいさん、またこのれいむをつれてきたってことは、れいのけんなのぜ?」 「そうだ」 (このれいむも、とんでもない人間さんに飼われてるんだぜ) 哀れみを感じないでもないが、自分の仕事は青年を楽しませることで、つまり子れいむを苦しませることだ。 結局この子れいむにとっては、自分も青年も何ら変わらない存在であるのかもしれない。 「ここからそうとおくないところを、にんげんさんがかいゆっくりとすっきりーさせてくれるすっきりぷれいすだってしりあいにいっておいたのぜ。 あんないするからついてきてほしいんだぜ」 専用のすぃーに乗って静かに移動し始めるまりさを追い青年が歩き始める。 少し歩くと、やや奥まった場所に何匹かのゆっくりがいた。 そのどれもが薄汚れており、野良だと分かる。 「おそいわよまりさ!!」 「そうだよ! かわいいれいむをまたせるなんてまりさはぐずだね!!」 「んほっ! いいれいむ……」 「そんなにおこるとゆっくりできないのぜ、ぱちゅりーとれいむ。 ありすはすこしじちょうするのぜ」 ぱちゅりーとれいむはまりさが遅かったことについて怒りを感じているようだが、ありすはそんなことよりも青年が持った子れいむを気に入ったようで、性欲を隠そうともしない。 「むきゅきゅ、なかなかのびゆっくりね!!」 「れいむのほうがかわいいよ!! ぱちゅりーのおめめはふしあななの!?」 「そんなのどうでもいいからはやくすっきりーしたいわぁあああ!!!」 れいむを除いた二匹のお眼鏡にはかなったようで、早速すっきりーの体勢に入る。 れいむは同じれいむ種ということもあり、素直に己の容貌が子れいむより劣っていることを認められないようだ。 (こんどは、さんにんもなにょ!? れいみゅこわれちゃうよぉ!) ぱちゅりーとありすは順番争いで揉めていたようだが、二匹の間で行われた協議の結果最初にぱちゅりーがすっきりーするということに決まった。 「むきゅ! ぱちぇがいちばんやりよ!!」 「あそこでぐーをだしていればぁあああ!!」 ……訂正、ただじゃんけんをしていたようである。 手もないゆっくりがどうやってじゃんけんをしているかは、舌の複雑な動きでやっているということにしておいてもらいたい。 「さぁ、まむまむをみせなさい!」 「ゆぅ……」 言われるがままに子れいむはまむまむをぱちゅりーに向ける。 羞恥で顔が赤く染まるが、その初々しい様子がぱちゅりーには好ましかった。 「まだおちびちゃんなのにいやらしいわね! ここはこんなにぬれているわ!! しょうらいがおもいやられるわね!!」 まむまむに顔を擦りつけて濡れ具合を確認し、言葉責めを始める。 子れいむも自覚しているのか、反論しようとしない。 それを撮影する青年を、情報屋まりさは他ゆん事のように見ていた。 「むっきゅっきゅ!! このまちのけんじゃのちてきなぺにぺにでいかせてあげるわ!!」 貧弱な身体同様貧相なぺにぺに。 それを子れいむは受け入れた。 「ゆんっ!」 「れいむのなか、とろとろよぉっ! ぱちぇこんなのはじめてだわぁっ!!」 「ありすがさきにすっきりーしたかったのにぃいいいっ!! こうなったらもうれいむでいいわぁあああっ!!」 「ゆんやぁああああああっ!!! こっちこないでねぇえええっ!!!」 ぱちゅりーと子れいむの情事に触発され、最初から発情していたありすは近くにいたれいむで性欲を発散させようとする。 れいむも大人しくすっきりーされるような輩ではなく、逃げまどう。 そんな出来の悪いコントのような情景とは一切関係なく、ぱちゅりーは子れいむに挿入してから一分も経たずに絶頂を迎えようとしていた。 早漏である。 「ぱちぇのけんじゃないでんしをうけいれられることをこうえいにおもいなさぁあああいっ!!! すすすすすすすすっきりぃいいいいっ!!!」 子れいむが達する間もなくあっさりと果ててしまうぱちゅりー。 それでも生クリームがまむまむに染み渡り、ぽんぽんが膨れてしまう。 二度目のにんっしんっだ。 青年は撮影の手を休めると、子れいむにオレンジジュースを飲ませる。 「しあわしぇー……。また、あかちゃんできちゃったよぉ……」 オレンジジュースの甘味に少しだけ幸せな気分になるが、悲しそうな顔で子れいむは呟く。 青年は、赤ちゃんがぽんぽんにいても構わずに自分にすっきりーをさせようとするだろう。 そうすれば当然赤ちゃんは死んでしまう。 生まれる事ができないと分かっている我が子、その運命に涙した。 「おいぱちゅりー、すっきりー代」 「むきゅ?」 「むきゅ? じゃねえよ。早く払え」 青年は精根尽き果てたぱちゅりーに手を伸ばして代価を要求する。 そういう約束で来たのだから、持っているものだと認識していたのだ。 「それならとっくにはらったじゃないの」 「何?」 「まちのけんじゃであるぱちぇのあかちゃんをうめるのよ? それがどんなにすばらしいことか、にんげんさんのあんこのうなあたまではりかいできなかったみたいね、むきゃきゃ!!」 ぱちゅりーによると、自分の子供を孕むこと自体が名誉なことなのだからそれで充分すぎるくらいの報酬だろう、ということらしい。 無駄に自信に溢れた賢者(笑)である。 「お前の餓鬼なんてなぁ……」 「むきゅ?」 「ゴミ以下なんだよ!!」 「むきゃぁああああああああっ!!!」 物の価値を理解していないその発言に苛立った青年は、ぱちゅりーの髪の毛を毟り取った。 その瞬間を偶々目に入れてしまったありすはぺにぺにを恐ろしさで引っ込める。 れいむも逃げるのを忘れて見入ってしまった。 青年は痛みで放心しているぱちゅりーの帽子で汚れを拭う。 「すっきりー代が払えないっていうんなら、お前の身体で払ってもらうしかねえなぁ」 「むきゅうん!? ま、まさか、にんげんさんはぱちぇとすっきりーしたいの!? いくらぱちぇのあふれんばかりのちせいにむらむらしたといってもそれはこまるわ!! むっきゅりできないわ!!」 何を勘違いしたのか、ぱちゅりーは顔を赤らめいやんいやんと身を捩る。 その自尊心だけが肥大した姿に青年は呆れたが、すっきりー代を払うつもりがないのは明らかなのでその場合の対処をすることにした。 「お前みたいなゲロ饅頭に欲情する筈ねえだろうが」 「むぎょぉおおおおおおおっ!!」 青年がしたことは単純なこと。 拳でぱちゅりーの脳天を貫いて即死させただけだ。 滑稽な叫び声を上げたっきり、動きを止めるぱちゅりーの中身を回収するため顔面を完全に崩す。 指を目と口から入れ、破っていく。 知り合いのゆっくりがグロテスクに殺される姿を見たれいむとありすはおそろしーしーを漏らしていたが、情報屋まりさは眉一つ動かさなかった。 肝が据わっているのか、それともこんなことは虐待鬼意惨と関わるとよく見る光景だからなのか、それは本ゆんに聞いてみないと分からない。 子れいむは目を閉じていた。 「とかいはじゃ、ないわぁ……」 「にんげんさんこわいいいい!!」 二匹の怯える声をBGMに、青年はぱちゅりーだったものの中身をビニール袋に移し変えた。 皮までは不要らしく打ち捨ててある。 「さて」 「「ゆ゛うっ!?」」 「お前等はちゃんとすっきりー代持ってるんだろうなぁ?」 「「もっでないでずぅううううっ!!」」 青年は嘆息する。 せめて一匹ぐらいはまともに代価を支払う奴がいると思っていたのだが。 ならば仕方ない、元々これはただの趣味だ。 今回は許してやるとしよう、まだこいつらはすっきりーしたいないのだから。 「なら帰れ。それと知り合いに言っとけよ? ただですっきりーしようとしたら、このぱちゅりーと同じ目に遭わせてやるってな」 「「わがりまじだぁああああああ!!!」」 二匹はゆっくりらしからぬ速度で跳ね、逃げていった。 見せしめの効果はあるだろうが何分ゆっくりのこと、効き目がどれだけの間持続するのか分からない。 定期的に何匹か潰しておけばいいだろう、そう思った。 「だいじょうぶなのぜ?」 「ゆん、れいみゅはだいじょうぶだよ。でも……」 「……またにんっしんっしてるのぜ」 まりさは子れいむのぽんぽんを見ると目を伏せた。 気の毒だとは思う、だが自分にはどうすることもできない。 「れいむ」 「……なに?」 「ゆっくり、したいのぜ?」 「れいみゅは、ゆっくりしたいよ……。おちびちゃんもうみたいよ」 子れいむはまだ希望に縋ろうとしている。 なら、自分の役目はそれを打ち砕くことだ。 恨まれてもいい、でも、これから子れいむはもっとゆっくりできない目に遭うだろう。 ならばその時に備えて、ゆっくりとして生きる為の覚悟を教えておかなければなるまい。 何の罪滅ぼしにもならない自己満足だけど。 子れいむの最初の子供を殺してしまったことにまりさは引け目を感じていたのだ。 「よくきいておくのぜ。れいむ、まりさたちはなんなのぜ?」 「ゆっくりだよ? ちがうにょ?」 「そうなのぜ。でも、おぼえておくのぜ。ゆっくりは、ほんとうのいみでゆっくりできるのはしぬときだけなんだぜ。いきてるときにゆっくりしてると、しぬんだぜ」 子れいむは眼を見開いて驚く。 ゆっくりとしての存在意義をまりさは否定しているのだ。 それだと、れいむ達はゆっくりしていてはいけないということになるのではないか? 「れいみゅたちはゆっくりしなきゃだめなんだよ? おかあしゃんも、ゆっくりしてたんだよ?」 「だから、みんなしぬのぜ。ゆっくりがゆっくりするためには、なにがひつようなのぜ?」 「かぞくと、ごはんしゃんと、おうちだよ。あまあまがあれば、もっとゆっくりできるよ」 「ふつうのこたえなのぜ。でも、そんなものめったにないんだぜ?」 「ゆ!?」 その通りだった。 母れいむと街で暮らしていた時には、僅かな食料で飢えを凌いでいた。 おうちはゲス一家に奪われてしまった。 ゆっくりしていたお母さんは、自分を生かすために死んだ。 「じゃあ、れいみゅたちはゆっくりできないにょ?」 「そうなのぜ。ゆんせい、あきらめがかんじんなのぜ」 「まりしゃはゆっくりしたくないにょ?」 ゆっくり? 笑わせてくれる。 まりさは子れいむの問いに冷笑を浮かべた。 「ゆっくりしてたら、まりさはとっくにしんでるんだぜ」 五、 時は流れ、亜成体にまで子れいむは成長した。 青年による手入れと母親譲りの愛らしい顔立ちを持ったれいむは立派な美ゆっくりに育っており、その憂いを含んだ物腰が客のゆっくり達の評判を呼んでいた。 れいむに付きまとう影、それはすっきりーの度ににんっしんっとりゅうざんっを繰り返したことによる。 青年は、れいむがにんっしんっしたら必ず数日間仕事を休ませるのだ。 その間にぽんぽんの中の子供に対する母性が培われ、どうしても愛おしさを感じてしまう。 そのタイミングを見計らってすっきりーをさせるのだ。 客の中には妊婦とすっきりーするなんて、と難色を示す者もいたが、大抵は妊婦プレイに大喜びであった。 「ゆっくり、できないよ」 すっかり子ゆっくり言葉も抜けて大人の雰囲気を醸し出すれいむ。 その眼差しに光はない。 「れいむ。今日も仕事だぞ」 「ゆん」 身も心も疲れ果てていた、そんな毎日に変化が訪れる。 「「すすすすすすすすすすっきりぃいいいいっ!!!」」 その日も売ゆんをしていたれいむだったが、何時もとは違ったことが起きた。 にんっしんっしないのである。 「ゆ?」 膨らまない己のぽんぽんを見て疑問符を浮かべる。 ゆっくりがすっきりーを行うと確実に孕むのだが、今回はその兆候が見られない。 どうしたものかと思っていると、家に帰った後青年は残酷な事実を告げた。 「遂ににんっしんっしなくなったか。喜べよ、もうすっきりーする度に餓鬼が死なないですむぞ」 短いサイクルでのにんっしんっとりゅうざんっのループ。 それは母体であるれいむに悪影響を及ぼしていた。 ぽんぽんの中の赤ちゃんを育てる部分、それが通常ではありえない頻度で酷使されたせいである。 「じゃあ、れいむはもう……」 「ああ。二度と胎生型にんっしんっはできない。そして……」 青年は赤熱した鉄の棒を取り出すと、それをれいむの額の茎が生えるであろう部分に押し当てた。 ゆっくりの構造を熟知している青年にとっては、何処に茎が生えるか見分けることなど容易いことである。 「~~~~~~~!?」 「暴れるな、痛いぞ。あ、やっぱり暴れてもいいぞ」 「あじゅいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!! れいむのおがおがああああああっ!!!」 じゅっという音と共に餡子が焼ける香ばしくも甘い臭いが室内に立ち込める。 たっぷりと一分間それを続けると、れいむの額は炭化していた。 これで、れいむはその身に子を宿すことができなくなったのだ。 胎生型も、植物型にんっしんっも叶わない。 「どうだ、にんっしんっできなくなった感想は?」 「れいむ、もうおかあさんになれないの?」 「そうだ」 小麦粉でれいむの額の補修をしながら青年は冷徹にれいむを地獄へと突き落とす。 「……なんで? れいむ、おかあさんになりたかったんだよ? あかちゃんをうんで、ゆっくりさせてあげたかったんだよ? けっこんっもして、しあわせに、なりたかったのにぃいいいいいいっ!!! ゆわ゛ぁああああああああああああああああああああああっ!!!」 家庭を持つことだけなら、番は必ずしも必要というわけではない。 しんぐるまざーという手段があり、事実れいむもそうして育てられた。 しかし、今のれいむにとってはそれ以前の問題だった。 子供が作れないということは自分の餡子を継ぐ者がいないということで、そんなゆっくりを好き好んで番にしようという物好きなど滅多におるまい。 飼いゆっくりなら飼い主に子作りを禁止されて去勢されている個体が多いから話は別だが、元来ゆっくりにとって、おちびちゃんはゆっくりできるものの中でも至上の価値を持っているのだ。 街のゆっくりにとっては食料や住処などにより多くの労力を必要とするデメリットも確かに存在するものの、厳しい生活の中での数少ないゆっくりでありその幸せに対して投資する価値は充分にある。 その幸せを手に入れる可能性が、奪われた。 その日、れいむは寝る時まで声が枯れるほど嘆き悲しんだ。 眠った後も、夢の中でさえその悲劇に対して悪夢を見た。 誕生さえ許されず、死んでいった子供達がれいむを責め立てるのだ。 種族はれいむ、まりさ、ありす、ぱちゅりー、ちぇん、みょん等様々で、統一性は皆無だったがそのいずれもがゆっくりとしての体裁を整えていないほど形が崩れている。 胎内で掻き回されて死んだからだ。 それに取り囲まれ呪詛を浴びせらる恐怖は筆舌に尽くし難い。 (どうちてうんでくれなかったにょ?) (まりちゃゆっくちうまれたかったんだじぇ) (いにゃかもにょ!!) (ぱちぇをうんでくれないにゃんて、くじゅおやにぇ!!) (わきゃらにゃいよぉー) (たんちょー! ほうきぇー!!) 口さえ欠損している個体もいるのに、れいむには彼女達の言葉が聞こえていたのである。 (ごめんね、赤ちゃん達ごめんね……。産んであげられなくてごめんね。 れいむなんかの子供じゃなかったら、産まれられたかもしれないのに……。ゆっくりできたかもしれないのに……) 夜明けが来て朝日が顔を出し、眼が覚めてもれいむの心に光は射さなかった。 売ゆん婦シリーズはストレートな虐待というより、すっきりーとれいむの精神的な苦痛がメインです。 純粋なゆ虐を求める人には生温いかもしれませんが、その分は自分の他作品でやりたいと思うのでご了承下さい。 次回の売ゆん婦では主に情報屋まりさの描写をしたいと思っています。 愛でssを書こうとしてもまったくネタが思いつかないヤリまむあきでした。 ヤリまむあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 6を… -- 2012-05-08 12 23 19 凄くおもしろいのに6がないんだねーゆっくりまってるよー -- 2011-06-29 08 28 57 続きを・・・ -- 2010-06-12 03 24 49
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ゆっくりを拾ってきた 7KB ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※フリーターお兄さんがあるゆっくりを拾ってきました。どのゆっくりを拾ってきたか推理してください。 ※短いです。 ※あとがきでアンケートがあります。 ゆっくりを拾ってきた 作、長月 ふん、ふ、ふーん。世界の皆様こんにちわ。フリターお兄さんだよ。 今日の俺はとても上機嫌なんだ。鼻歌をくちずさむ、もとい鼻ずさむ程に。 理由はこの手に抱えているゆっくり。仕事から帰る途中空き地にいた見慣れないゆっくりだ。飼ってやろうといったらおとなしくついてきた。 名前は知らないがこいつは確か前に数十万する希少種だとテレビでやっていたやつだ。 こいつをゆっくりシヨップ店員である兄貴に裏ルートで売ってもらえば大もうけだぜ。 そう思うとゆっくりのふてぶてしい顔がいとおしく思えてくるから不思議だ。緑色の髪や変わった帽子もチャーミングに見えるぜ。 ふうやっとアパートに帰ってこれたぜ。俺は手に抱いていたゆっくりを部屋に放す。 ゆっくりは俺の部屋を見回すとやれ汚いだの、ズボンが脱ぎっぱなしだの文句を言い始めた。 不思議饅頭の分際でこの野郎と思ったが、大事な金づるだ。大目に見よう。 このままだとえんえんと文句を言ってそうなのでなにかおもちゃを与えよう。 そう思い俺はおはじきとビー玉をゆっくりに与えた。帰る途中このゆっくりのためにおもちゃ屋で買ったものだ。 しかしゆっくりはそれには興味を示さずなぜかあさっての方向を見ている。 なんだろうと思いそちらを見るとそこには、出しっぱなしにしていたオセロのゲーム盤があった。こないだ兄貴とやったまま出しっぱなしにしていたのだ。 ためしにオセロを与えてみる。 さっきとは違い興味しんしんの様子だ。オセロのコマをひっくり返したりしながら遊んでいる。どうやら気に入ったようだ。 ゆっくりは普通地味なオセロのコマなんかより、きらきらしたおはじきとビー玉を好むものなのに。 おかしなやつだ。 続けて俺はゆっくりが寂しがらないようにぬいぐるみを与えることにした。本来ならつがいのゆっくりを用意したいところだがけんかでもしてこのゆっくりが潰されでもしたら元も子もない。どうせすぐに兄貴が引き取りに来るのだからぬいぐるみで十分だ。 そう思いながら押入れからぬいぐるみを出す。一時期UFOキヤッチャーにはまって、とったぬいぐるみの処分にこまったものだがこんな形で役に立つとは。やっぱりゆっくりの相手だからゆっくりのぬいぐるみがいいよな。 そう思いぬいぐるみをゆっくりの前に並べていく。れいむ、ありす、ちぇん、みょん。通常種オールスターだ。 最初はもじもじと遠目に見ているばかりだったがやはり一匹でさびしかったのかすぐにぬいぐるみにすーりすりし始めた。 そんな姿を横目で見つつ、俺は押入れの奥にまだゆっくりのぬいぐるみがあることに気づいた。 ゆっくりまりさだ。 こいつがいないと通常種オールスターとはいえないな。 そう思い何気なくゆっくりまりさをぬいぐるみたちの列にに加えたところ・・・・ 奴の表情が急速にこわばった。 えっ、と思った瞬間 「までぃさはゆっくりでぎないぃぃぃぃぃ!!!!」 とひきつけを起こしたごとく泣き出した。なんだなんだ、いったいどうしたんだ!?昔まりさにいじめられでもしたのか? 「ゆびぇぇぇぇぇぇん!!!」 とにかくこのままじゃ近所迷惑だ。大家さんに怒られる。 俺は慌ててまりさのぬいぐるみを押入れに隠し、なにかこのゆっくりをあやせるようなものがないか探す。 おっ、これなんかいいんじゃないか。そう思い、ある動物のぬいぐるみを手に取る。 こいつなら老若男女、万人に人気があるからこいつも気に入るはず。 そう思いそのぬいぐるみを奴の前に出す。 「ほーらかわいいパンダちゃんだよー。」 これで泣き止むはずと思ったが 「ゆぎやぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!」 と恐ろしいものでも見たかのように目を見開いて叫び、そのまま白目をむいて気絶した。 結果的静かになったものの・・・何か俺こいつに悪いことしたんだろうか? 俺は気絶したゆっくりの前で首をかしげた。 まあとにかく応急処置のほうが先だ。元気になってからわけはじっくり聞けばいい。 そう思い俺は冷蔵庫からオレンジジュースを探す。ゆっくりはオレンジジュースさえかければ大抵の怪我なんかは治るから安上がりでいい。 冷蔵庫の上から下まで全て見たがオレンジジュースが見あたらない。どうやら昨日飲んだので買い置きは最後だったらしい。オーマイゴッド、なんてこったい。あるものといえばビールや麦茶などゆっくりには飲ませられないものしかない。 しょうがない、これを使うか。俺は冷蔵庫の下の段を開け紙パックを取り出す。本当は今日風呂上りに飲むつもりだったんだけどしかたない。あいつを売った金があればこんなものいくらでも買いなおせる。 こいつなら適度に甘みもあってゆっくりの治療にはもってこいだ。ゆっくりは甘いジュースでも治療できるからな。 俺は紙パックからゆっくりの顔に茶色の液体をすこしづつたらした。効果てきめん。すぐに奴は目を覚ました。 「ゆう・・・おにいさん・・・」 まだ意識ははっきりしていないようだがもう大丈夫だろう。俺は紙パックから少しずつジュースをたらしてやる。 「な・・・なにそれ?」 「なにって・・・コーヒー牛乳だがそれがなにか?」 「うぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 町中に響きわたるような大声をあげ、痙攣するゆっくり。そして 「もっとゆっくりしろくろつけたかった・・・・」 そう言い残しそのまま死んでしまった。 次の日、兄貴は俺に教えてくれた。 こいつがゆっくりえいきと呼ばれるゆっくりであること・・・ 白黒はっきりしないものにアレルギー体質をもっていることを・・・・ 今日の希少種 ゆっくりえいき 希少度 A ゆっくりの群れにおいて裁判官の役割をするゆっくり。こまち種をおともに連れていることもある。 白黒はっきりつけないと気がすまない性質で、説教くさい。 また本作のように「白黒はっきりしないもの」に強いアレルギー体質を持つものもいて、こういった個体にはコーヒー牛乳などは猛毒なので絶対に飲ませてはいけない。 あとがき いつも読んでくれてありがとうがざいます。長月です。前回は「あるまりさの一生」で多くのコメント本当にありがとうございます。 希少種のゆっくりSS作家をめざす長月としては通常種ネタが一番人気があるというのは少し複雑ですが、やはり多くの人に面白いといっていただけるのはうれしいです。 ゆっくりSSに推理の要素を加える今回の試みでしたがいかがだったでしょうか? 補足説明させてもらいますと なぜまりさやパンダのぬいぐるみをいやがるか→白か黒かはっきりしないから。(まりさの通称は白黒) なぜコーヒー牛乳で死んだのか→白(ミルク)か黒(コーヒー)かはっきりしないから。 となっています。 今回はもうひとつ新しい企画として次に長月が書く話を読者の皆さんに選んでもらおうと思います。 読みたい話をコメント欄で書いてもらい、次に書く作品の参考にさせていただくことにしたいと思っています。 (題名は全て仮題です。変わる場合があります) 今自分の考えている話としては 「ある○○○の一生シリーズ」 ?寂しがりやのありすが主人公 「あるありすの一生 偽りの楽園」 ?母性の高いれいむが主人公 「あるれいむ一生 我が子のために」 ?ドスまりさが主人公 「あるドスまりさの一生 とてもゆっくりした群れ」 その他 ?ある群れに伝わる因習。 「奈落」 ?「またにてゐ」のてゐの過去 「昔々のおはなし」 ?「選ばれしゆっくり」ののーぶるれいむは生きていた。のーぶるれいむの飼いゆっくりになるための秘策とは。 「ゆっくり Change the World」 ?絶対にばれない虐待方法を見つけた男の話 「終わらない悪夢」 以上の話の中から読みたいと思うものがあれば番号をコメントに書いてください。 こんなことしないで全部書けよと思われるかもしれませんが、すいません、遅筆なのでとても全部書く時間がないんです。そのくせ書いてる途中アイデアが出たらそちらのほうを書きたくなるし・・・ たくさんのコメントお待ちしております。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 ふたば系ゆっくりいじめ 208 ゆっくり見ていってね ふたば系ゆっくりいじめ 218 またにてゐ う詐欺師てゐの日々 ふたば系ゆっくりいじめ 227 VS最強のゆっくり 史上最低の戦い ふたば系ゆっくりいじめ 247 夢と現実のはざまで ふたば系ゆっくりいじめ 264 あるまりさの一生 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る じゃあれいむもか(紅白饅頭) -- 2016-01-29 17 34 13 えいきっきがあ… -- 2015-08-14 12 45 48 知らなかったとはいええいきをタヒらせたのはもったいないですね -- 2013-06-06 13 41 09 くそぉ、もっと白黒(ryまで気づかなかったorz -- 2012-12-10 00 12 41 コーヒー牛乳は普通のゆっくりでもあぶなくね? -- 2012-06-02 11 33 51 小言の時点ではえいきとかゆうかりんとかのしっかりしてる系かな? オセロの時点でえいきかな?ってなって パンダとゴミ黒白の下りでこれはえいきで決定だな。 ってなる。ちょっとひねりが足りないんじゃないかと思った。 おもしろかったけど。 -- 2011-11-09 02 08 14 そのえーきをこっちによこせ! -- 2011-08-25 07 58 01 えいきっきの中身はイカスミまんだと思う -- 2011-03-13 19 37 56 価値を知らないというのは恐ろしいことだな -- 2011-01-10 18 23 08 緑の髪、変な帽子で、40秒ほど悩んだらえーきが出てきた。10秒ぐらいできづかないとなーとおもったけど、 気付いたでけで俺的には満足 -- 2010-12-11 23 03 11 えいきの中身ってなんだろ? -- 2010-09-12 06 01 28 オセロの時点でバレバレ -- 2010-08-27 00 24 52 えいきっきが…もったいない… -- 2010-06-21 11 39 06
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もうわからない 8KB もうわからない ※駄文注意 ゆっくりできない。 あんなにゆっくりできたのに。 今では全然ゆっくりできない。 それでもじっとしてたらゆっくりできない。 ぼくはゆっくりするために、 準備を整え森に向かった。 草を食んでるれいむを見つけた。 僕に気付かずむしゃむしゃ食べてる。 決して甘くはないだろう。 食べても味はそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 食べるのやめて大きな挨拶。 元気はなかなか良さそうだ。 「ごはんたべてるからじゃましないでね!れいむおこるよ!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「れいむは何でゆっくりできる?」 「ごはんをたべたらゆっくりできるよ!」 そうか、食事はゆっくりできるのか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は甘いお菓子。 甘い匂いに輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 嬉しそうに頬張るれいむ。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん食べてどんどん膨らむれいむ。 いきなりぴたりと食べなくなった。 「どうしてご飯を食べないの?」 「れいむはお腹一杯だよ!あまあまはいらないよ!」 「駄目だよれいむ、話が違う。食事はゆっくりできるでしょ?」 地面のお菓子をかき集め、 転がるれいむの口をこじ開けお菓子を突っ込む。 「ゆばばばば!!」 舌で中から押し返される。 押し返されたら押し返す。 足で無理やり押し戻す。 膨らみ続ける体に亀裂。 目玉は半分飛び出してる。 皮に餡子が滲み出ている。 最後にぐいっと押し込むと、 とうとう切れて破裂した。 詰まった餡子が辺りに飛び出す。 消化しきれなかったお菓子もあった。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 れいむは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 交尾をしているまりさを見つけた。 僕に気付かずぱんぱんしてる。 相手は妥協したのだろう。 交尾しててもそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 交尾はやめずに大きな挨拶。 交尾してても返すんだ。 「すっきりするからじゃまするなだぜ!じゃまをするならころすのぜ!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「まりさは何でゆっくりできる?」 「すっきりできたらゆっくりできるぜ!」 そうか、交尾はゆっくりできるのか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は美ゆっくり。 綺麗な相手に輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「ゆっふん、ゆっふん、きもちいー!」 嬉しそうに腰振るまりさ。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん相手を変えてどんどん実る子供達。 いきなりぴたりと交尾をやめた。 「どうして交尾を続けないの?」 「まりさは十分すっきりしたのぜ!すっきりーはいらないんだぜ!」 「駄目だよまりさ、話が違う。交尾はゆっくりできるでしょ?」 地面のゆっくりをかき集め、 転がるまりさのぺにぺにを引っ張りまむまむめがけて突っ込んだ。 「ゆびびびび!!」 体を振って手から逃れる。 逃げられたら連れ戻す。 体を振って発情させる。 疲れた体で交尾を続ける。 絶頂を迎える度に体が縮む。 萎み続ける体で腰を振る。 限界超えても止められない。 最後にどぴゅっと相手に飛ばすと、 とうとう萎んで倒れ伏した。 体が黒く変色していく。 相手も頭の茎ごと黒ずんでる。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 まりさは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつもゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 川面を見ているありすを見つけた。 僕に気付かずくねくねしてる。 自分の美貌が微妙なのだろう。 ポーズを決めてもそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 川面に向かって大きな挨拶。 こっちを向いて挨拶してよ。 「おけしょうするからじゃまをしないで!いなかものはわかってね!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「ありすは何でゆっくりできる?」 「かわいくなったらゆっくりできるわ!」 そうか、化粧はゆっくりできるのか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は白い小麦粉。 お化粧道具に輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「ばっふん、ばっふん、とかいはよー!」 嬉しそうに化粧?をするありす。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん顔を擦り付けどんどん白くなるありす。 いきなりぴたりと化粧をやめた。 「どうして化粧を続けないの?」 「ありすはとっても可愛くなったわ!化粧はいらないよ!」 「駄目だよありす、話が違う。化粧はゆっくりできるでしょ?」 地面の小麦粉をかき集め、 転がるありすの目の前に山を作って突っ込んだ。 「ゆぶぶぶぶ!!」 暴れて山を崩しだす。 崩されたら建て直す。 上から小麦粉を振りかける。 かさかさの体で転げまわる。 小麦粉が口に入る。 入ったそばから水分を吸い取る。 最後の水分無くなって、 とうとう乾燥して動かなくなった。 ミイラみたいに痩せ細っ体。 触ったそばから崩れ落ちる。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 ありすは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつでもゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 チラシを読んでるぱちゅりーを見つけた。 僕に気付かず一匹で喋ってる。 漢字が難しいのが微妙なのだろう。 頷いてはいてもそれなりーな顔だ。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 こっちを向いて大きな挨拶。 だけどげほげほむせてしまった。 「どくしょするからじゃまをしないで!ばかとはあたまがちがうのよ!」 途中で邪魔されご機嫌斜め。 無視して話を聞いてみる。 「ぱちゅりーは何でゆっくりできる?」 「ほんがよめたらゆっくりできるわ!」 そうか、読書でゆっくりできるか。 叶えてやるため、袋を漁る。 差し出す物は広告チラシ。 広告チラシに輝く目。 地面に置いたら飛び付いた。 「むっきゅん、むっきゅん、きょうみぶかいわー!」 嬉しそうに読書をするぱちゅりー。 どんどん地面に放り投げる。 どんどん取ってどんどん読むぱちゅりー。 いきなりぴたりと読書をやめた。 「どうして読書をやめちゃうの?」 「ありすはとっても賢くなったわ!魔導書はいらないよ!」 「駄目だよぱちゅりー、話が違う。読書はゆっくりできるでしょ?」 地面のチラシをかき集め、 転がるぱちゅりーにチラシを見せつけ飛ばして読んだ漢字について突っ込んだ。 「ゆべべべべ!!」 頭がショートし目を逸らすぱちゅりー。 逸らされたら無理やり戻す。 逸らした先にチラシを先回り。 あっちを向いたらあっちに向ける。 こっちを向いたらこっちに向ける。 ぐるぐるその場で逃げ惑う。 最後にうえっと嗚咽を漏らして、 とうとう吐いて動かなくなった。 口からクリームが止まらない。 焦点の定まらない目が虚ろに彷徨う。 「もっどゆっぐりじだがっだ・・・」 ぱちゅりーは呟いて永遠にゆっくりした。 駄目だ、こいつでさえゆっくりできない。 次を探して森を進んだ。 それから沢山ゆっくりを見つけた。 僕は全部に話しかける。 それでも全部が微妙なんだ。 虐待してもそれなりーな顔だろう。 まずは挨拶。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!」 相手を見据えて大きな挨拶。 元気はなかなか良いんだけどね。 「殺すから覚悟をしてね!逃げても無駄だよ!」 ダッシュで逃げられご機嫌斜め。 歩いて距離を詰め直す。 「ゆぎゃあ!!こっちにこないでねぇ!?」 「ゆっくりを殺せばゆっくりできるよ!」 そうだ、ゆっくり殺しはゆっくりできる。 殺すために、袋を漁る。 取り出す物はごついハンマー。 ごついハンマーに輝く目。 ゆっくりに投げたらぶつかった。 「よっしゃ、うっしゃ、当たったぜー!」 嬉しそうにポーズを決める僕。 どんどん相手に放り投げる。 どんどん投げてどんどんへこむゆっくり。 いきなりぴたりと投げるのをやめる。 「ゆ、やべでぐれるの・・・?」 「なんだか飽きちゃった・・・お前は殺すよ・・・」 「やべてねぇぇぇ!!おにいざん!!ゆっぐりでぎないよぉぉぉ!!」 地面のハンマーをかき集め、 涙を流すゆっくりに集めたハンマーを突っ込んだ。 「ゆぼぼぼぼ!!」 下敷きになって潰れたゆっくり。 潰れたゆっくりを見て溜息が出る。 かつての虐殺を振り返る。 暴行、火焼き、水攻め、言葉攻め、 その他試したあの頃が一番楽しかった。 いつからだろう、普通のやり方じゃゆっくりできなくなったのは。 前はあんなにゆっくりできたのに。 デジャブがゆっくりの邪魔をする。 とぼとぼ切り株まで歩いて、 腰を下ろすと再びはぁーっと溜息を漏らす。 「もっとゆっくりしたかった・・・」 僕は呟き立ち上がる。 駄目だ、やっぱりゆっくりできない。 次を諦め森を出た。 あとがき どう見て(ry もっとゆっくりを殺してすっきりしたいのにネタが出ない自分の独白です。 ストーリーが思いつく人は本当に凄いと思う。 最後までお付き合い下さりありがとうございました。 前作 ふたば系ゆっくりいじめ 140 おまえはなにもわかっちゃいない ふたば系ゆっくりいじめ 143 おまえはなにもわかっちゃくれない ふたば系ゆっくりいじめ 144 ぼくはぼくをわかっちゃいない ふたば系ゆっくりいじめ 175 やめられない虐殺 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 有り余るほどの美ゆっくりをどうやって準備したwww!? (っていうか、美ゆっくりの基準は人間じゃ判らなくね?) -- 2018-03-15 17 47 56 どんな好きな事(=ゆっくりできる事)も、そのうち飽きる。 芋粥ってオチなんだろ。 -- 2014-04-11 12 17 24 交尾の途中で声かけたのにワロタw -- 2012-07-19 08 04 38 ゆっくりじゃ満足できなくなったってこと?隔離した方がいいんじゃ・・・ -- 2011-09-26 08 01 08 ぱちゅりーのくせに「ありすはとっても賢くなったわ!魔導書はいらないよ!」って言ってて吹いたw -- 2010-12-25 22 04 11 鬱になる -- 2010-12-13 00 46 38 リズム感があって引き込まれました。 どうしたらこういう文章が書けるんだろう・・・ -- 2010-06-14 19 09 53 ↑鬼意山の最後の台詞を見ろよ… -- 2010-04-30 18 14 00 論破系は好きだけど、このお兄さんはただの馬鹿じゃね? 「ゆっくりするならずっとし続けろ」としたくせに最後自分は虐待はゆっくりできるけどずっと続けられない☆というのはゆっくりと一緒・・・ -- 2010-02-25 16 29 12
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お姉さんとまりさのはじめてのおつかい 8KB ストーリー展開上、虐待のぬの字もない、完全な愛で系です。場違いすぎる。 キャラクターは『ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記』から。 一応おまけの部類に入るんだろうか。 今日の昼に虹裏で行なわれていた議論を見てたんで、たぶんこんなシステムなのかなーと思って、 コソコソと仕事中に書きました。怒られました。 『お姉さんとまりさのはじめてのおつかい』 D.O 優秀な胴付きゆっくり達は限界があるとはいえ、多様な職場が用意されている。 中には公務ゆっくりとして、各種公営施設の管理を任されるものもいるほどだ。 だが、その一方で通常種はなかなか人間の役に立てる機会がない。 知能において大きな差があるのは当然だが、単純に手足が無いという大きなハンデもある。 大抵のゆっくりは、気にせずゆっくりと飼われているのだが、 中には劣等感を持つもの、何か飼い主に恩返しがしたいというものなど、奇特なゆっくりもいる。 彼女達の場合、お部屋の雑巾がけや、おもちゃのお片づけだけではイマイチご不満の様子である。 実際役には立っていないが。 この傾向は当然というか、より高級かつ優秀なゆっくりに多いので、 飼い主としても報いてあげたい気持ちになるようだ。 というわけで最近、ゴールドバッジクラスには、ゆっくり単独でのお買い物ができるサービスが普及し始めた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「いやー、まりさもついに金バッジ取ったわねー。」 「ゆっくりー!」 「たまたま家に転がり込んできた失礼な野良を、よくぞここまで育て上げたもんだわ。」 「まりさはとってもがんばったんだよ!」 「あのダメ赤まりさを金バッジ取れるほど教育するなんて・・・」 「まりさもすごいでしょ?」 「さすが教師!天職だったのね!自分をほめて上げたいわ!」 「まりさも・・・。むしされてかなしいけど・・・すっきりー!」 「結局マゾ体質は治らなかったわね。」 去年の春、町を竜巻が襲った日に、まりさ一家が優宇河お姉さんのおうちに転がり込んで早一年。 母まりさは安心したかのように、冬の間に息を引き取ったが、 まりさ姉妹はますますゆっくりっぷりに磨きがかかってきた。 「ほんじゃ、お祝いは何がいい?」 「ゆゆっ!まりさ、ひとりで『おつかい』がしたいよ!」 「ゆぅ、まりさ(妹)にはまだはやすぎるのぜ。きんばっじさんをとったばかりなのぜ。」 「いっつもおねーちゃんばっかりおつかいしてほめられてるんだよ!まりさもなーでなーでされたいよ!」 まあ、姉まりさの方も金バッジをとったのは春の初めあたりなので、それほど差があったわけではないが、 やはり姉妹の片方だけがほめられているというのは気分のいいものではなかったようだ。 当然マゾ体質の妹まりさは、その屈辱感を肴にすっきりーしていた訳だが。 「うーん、そうねぇ。まあ、いいでしょ。 せっかくだから、パーティーのご飯の材料、おつかい頼んじゃおうかな。」 「ゆっくりおつかいするよっ!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 昨年の夏にはあれほど嫌がった外出も、季節が春ということもあるだろうが、 嫌がるそぶりも見せない。 誇らしげに金バッジを輝かせ、飼い主の同伴も無く歩道のど真ん中を堂々と歩いている。 周囲の歩行者達は少々迷惑そうではあるが、 金バッジを取得したてのゆっくりが『おつかい』を頼まれた時は大抵こんな感じなので、わざわざ道をあけてくれる。 (・・・まりさ、頑張ってね。) すぐ後ろを飼い主が尾行しているということもあるが。 「あらあらぁ。まりさちゃん、おつかい?」 「ゆゆっ!おとなりのおねーさん! まりさはきんばっじさんをもってるから、おつかいをたのまれたんだよ!」 「あらー。おねーさんだなんてお上手ねぇ。 それじゃあ偉いまりさちゃんに、あまあまあげちゃうわね。」 「ゆーん。おねーさんありがとー。」 お隣のおばあさんは、優宇河お姉さんに目配せしつつ、ハッカ飴をまりさにくれた。 「ゆーん。もってかえって、おねーさんといっしょにたべるよ!」 (まりさ、あんないい子に育つなんて。私ってやっぱり教師が天職よね。でもハッカ味って苦手なのよねぇ。) 横断歩道も信号をしっかり見て、右、左、右、左、右、左、右、左、右と確認。 すぃーが来ていないことを確認してからゆっくりと渡る。 ちょうどその時、前方からは銀バッジの赤らんを抱いた男性がすれ違った。 「ゆーん。あにょまりしゃおにぇーちゃん、きんばっじしゃんだよ。しゅぎょーい!」 「ゆゆっ!?」 「そうだなー。らんも頑張って、あのお姉さんまりさみたいになるんだぞー。」 「ゆっくちがんばりゅよ!」 そんな会話を聞いてか、ぐっと胸(あご?)を張り、ぺにぺにを立てながら、堂々とした態度で二人とすれ違うまりさ。 ちなみに、あちらはゆっくりショップで購入すれば、野良でなくとも二桁は値段が上、超優良の希少種なわけだが。 なんとなく、小学生の野球に参加して大活躍する高校球児くずれを思い浮かべる優宇河お姉さんであった。 こうして、人間の足なら徒歩4分の距離にある『ゆっくりおつかい可』のスーパーに、 たっぷり30分かけてまりさは到着した。 普段は優宇河お姉さんと一緒に買い物に来るこのお店も、 一匹で来て見ると、お話の中でしか聞いたことの無い、れみりゃの『こーまかん』に入っていくような気持ちになる。 (がんばって、まりさ!) 「ごくり・・・ゆっくりおつかいするよ。」 店の入り口のまん前で、これまたたっぷり30分以上ためらい続け、ついにまりさはお店の中へと入っていった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「いらっしゃいませー。」 「ゆゆっ!きんばっじのまりさは、おつかいにきたんだよ!」 店の入り口には『店内のご案内・ゆっくり受付』の表示。 さすがにゆっくり専用の受付は作れない。 「はい。それじゃ、お買い物のメモさんをくれるかな?」 「ゆーん。めもさんはこれだよ!あまあまがたくさんってかいてあるんだよ!」 「はーい。それじゃちょっと待っててねー。」 まりさがメモと言って店員に渡した紙には漢字で『ご注文票』の文字。 店員さんがそれのバーコードを読み取ると、 端末には、優宇河お姉さんが事前に店のホームページで注文した品物リストと、 注文者番号が出力される。 受付の奥に入って30秒後、 店員さんが、きれいにラッピングされた、まりさの帽子に入る量のお菓子を持ってきた。 「はいどーぞ。それじゃ、バッジさんをこっちに向けてね!」 「ゆーん。これでいい?」 ピッ! こうしてバッジに内蔵されたICチップをリーダーで読み取ると、 即座に飼い主のケータイ宛に、店名と購入時刻が記録された受け渡し証が送信される。 「はーい。それじゃ、お金さんのお支払いも終わったから、おつかいは終わりだよ。さよーなら。またねー。」 「ゆーん。おにーさんありがとー。またくるよー。」 ちなみにこのサービス、会員登録制で、購入代金は月ごとに支払う形となる。 要はクレジットカードみたいなものだ。 金額上限は1回の買い物で100円~500円。飼いゆっくりの安全を最大限配慮したシステムとなっている。 ちなみに先ほどの店員の会話。 「穴留先輩。ちょっといいっすか。」 「何だぁ?」 「ゆっくりのおつかいって、ネット通販のめんどくさい版みたいなモンすよね。」 「ああっ?ぜんぜん違えだろ!何言ってんだ!」 「そっすか?」 「おつかいするゆっくりはメチャ可愛いじゃねえかぁ!」 「そっすか。」 「そぉだよ!アレみろよ。店の前の電柱に隠れてるネーちゃん。あれ飼い主だろぉ。」 「そっすね。見覚えあります。」 「そーゆーコトなんだよぉ、わかれ!」 「そっすか。わかりました。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こうして・・・ 「やったぁ!まりさもおつかいできたよ!」 「さっすが私が育てたまりさ!これからもおつかいおねがいね!」 「ゆーん。まりさもおつかいにいきたいのぜ。」 「じゃあ、これからはお姉ちゃんと妹と、二人でおつかいお願いね!」 「「ゆっくりがんばるよ!!!」」 なんとも誇らしげなまりさ達の表情を見ると、お姉さんもあったかい気持ちになるのであった。 ゆっくりにおつかいなんてできるわけ無いでしょ。性的な調教済みの胴付きゆうかりんとかならともかく。 主役にあえて優宇河お姉さんを使ったのは、単に扱いやすいキャラだからというだけなんですが、 せっかくなら、ここはやっぱりエロパートを入れておくべきだったかなぁとか思っちゃいました。 まりさを見守りながらゆうかりんときゃっきゃっうふふとか。 せっかく変態プレイO.Kのお墨付きをご本人からいただいたというのに。失敗。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. 本作品(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりにはすれ違ってあまあまよこせとかいわれてそう -- 2016-01-08 01 02 19 多分俺この金バッジ付きゆっくり虐待して、警察に捕まると思うw ゆっくりが道歩いてたら我慢出来る自信がないw -- 2011-01-20 02 57 33 実際にこんなのが買い物したり、道をあるいていたら邪魔以外の何ものでもねえだろうな -- 2010-10-25 17 36 22 まりさを愛でるお姉さんは通り魔にでもあってずっとゆっくりしろよ -- 2010-10-24 12 22 23 ↓↓↓おいおいw -- 2010-09-28 20 55 36 確かにw 死亡フラグがお使いに出てるようなものだよなぁ -- 2010-09-27 00 20 13 ↓うまいこと言うなあ。 -- 2010-09-02 08 16 04 ゆっくりのお使いって 南アフリカや韓国で女性が夜に一人歩きするようなもんだよな -- 2010-08-25 21 39 00
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ゆっくりぎゃくたい 1KB 虐待-いじめ ギャグ 小ネタ 忙しい方にも安心の1kb 春先の恒例行事といえば新歓コンパ。 飲んで騒いで、大いに盛り上がったところで先輩から 「おうい、一年、なんかやれよ」 なんて声が上がる。 新入生どもが、誰がやるか牽制しあってる所で、スッと立ち上がったのは一人の巨漢、 「一番! 平戸市出身! 次藤! ゆっくり虐待します!」 ……うわぁ、 と、なんともいえない空気になったのをよそに、懐から取り出したのはゆっくりまりさ。 テーブルの上の瓶やら皿やらを片付けて、さあ始めるぞ、と周りをグッとねめつける。 存分に注目が集まったところで、まりさのお帽子を取ると、ぐるりとさかさまに引っくり返して本体をテーブルに、 「やめてねゆっくりできないよ!」とか言ってるのを無視して、ケツにお帽子をポンと乗っけて、おもむろに一言、 「……ゆっくり逆タイ!」 ――――――――――――― ・後書き これからの季節、九州出身の方はぜひお使いください。 ごめんなさい。もうしませんから。多分。 これまでの口演 ふたば系ゆっくりいじめ 951 落語「ゆ虐指南」 ふたば系ゆっくりいじめ 971 落語「善行れいむ」 ふたば系ゆっくりいじめ 1015 落語「ぱちぇ烏」 ふたば系ゆっくりいじめ 1038 落語「ちぇんのバッジ」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ある意味勇者だなww 一般人や愛で派には、まがいなりにも虐待ネタだから好まれないし。 虐待家には、虐待行為自体を蔑み馬鹿にした軽率発言とも思われるし。 ・・・だが、その性格は嫌いではないwww -- 2018-03-03 08 58 42 おお、さむいさむい -- 2013-09-22 12 13 08 だだすべりなんだね、わかるよー -- 2013-07-17 11 43 58 ねめつけるは江戸弁かな -- 2013-03-06 11 22 01 はい -- 2012-10-03 22 43 28 周りをグッとねめつける ってのも方言なのかな? -- 2012-08-28 23 11 30 ……うわぁ -- 2012-07-17 17 02 20 ほのぼのしててもみもみできるぜ! -- 2012-06-12 20 01 37 ワッツ -- 2012-01-08 17 56 01 ↓違うよ 九州弁の語尾の「〜たい」だよ -- 2011-01-22 16 51 40 逆体 -- 2010-09-22 16 25 04 “たい”の使い方が間違ってるな -- 2010-09-21 04 44 12 何故か左門豊作を思い出した -- 2010-09-02 22 44 06 ほほう…面白い… -- 2010-08-11 01 19 30 そんなあなたが好き -- 2010-08-10 03 00 20 やるじゃん。 -- 2010-07-08 21 54 57 メイトリクス「なかなかおもしろいSSだ、評価するのは最後にしてやる」 -- 2010-06-16 15 58 10
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お手軽な甘味として大勢に親しまれている「ゆっくり」たち。 ただ食べるのではなく、さまざまに趣向を凝らされているのが、長い流行の秘密だろうか? ふとある方法を試してみたくなってので野生のゆっくりを捕獲することに決めた。 外に目をやると日も落ちかけていて、空がゆっくりと暗色に染まっていく。 ゆっくりの生態について知らないことが多いのだが、やはり夜のほうが捕まえやすいのだろうか? 昼日中であれだけ動き回っているのだから、夜はゆっくりと休息をとっていると考えるのが妥当だが、 なんとなく夜中でも「ゆっくりしていってね!」と叫びつつ飛び跳ねているような気もする。 せん無いことを考えながらもすでに外に出て、ゆっくりを探しはじめる。 できれば夜中は遠出をしたくないと考えながら耳をすますと、草木のざわめきや虫たちの合唱にまじり、 あきらかに場違いな声があった。 奴らだ! 良かった、どうやら近くにいるようだ。今夜中に捕獲できることに安堵し、声の方向に向かう。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりやすもうね!」 おあつらえ向きに二匹のゆっくりたちが今日の寝床であろう木の根元に寄り添っている。 思わず頬がゆるむ。 微笑ましいと感じたのではない、あまりにも幸先がいいから出た笑みだ。 そのまま捕まえてもいいのだが夜に騒がれるのは本意ではない。 「ゆっ、ゆっくりしていってね?」 「ゆっ!?」 「ゆゆっ!?」 泣き声を真似て近づいた。どもったのは恥ずかしかったからだ。 が、それが功を奏したのかゆっくりたちは無警戒に声をかけてきた。 人懐っこいとは聞いていたが、警戒させないにこしたことはない。 「ゆっくりしていってね!」 「おじさんもゆっくりする?」 赤いリボンに黒い髪。二匹とも「ゆっくり霊夢」と呼ばれる個体のようだ。 「ありがたい申し出だけど、ここじゃあゆっくりできないよ」 「どうして?ゆっくりできるよ!」 「ゆっくりしていこうよ!」 「ここは何でも食べちゃう妖怪の棲みかなんだよ。こんなところでゆっくりしたらむしゃむしゃと食べられちゃうよ」 「ゆ゛っ!?」 「ゆぐっ!」 かぶりつく身振りと共に言ってやる。子供騙しもいいところだが、表情を見るにすっかり信じたようだ。 何を想像したのか「ゆっぐりじだい!」「ゆっぐりざぜでえええ」となみだ目で震えている。 さて。 「ものすっごくゆっくりできる場所があるけど、いきたい?」 「いきたい!いきたい!」 「すっごくゆっくりしたい!!」 満面の笑みで言うゆっくり。それは媚びている笑みなのだろうか? そうして、二匹のゆっくり霊夢を抱きかかえて帰路につく。 「さ、ここでゆっくりしようか」 「「ゆっくりしていってね!」」 二匹をおろして扉を閉める。二匹は興味津々と言った態で家中を飛び跳ねている。 ここからが正念場だ。 ゆっくりと三和土からあがり、あぐらをかいて座ると笑みを浮かべながら二匹に声をかける。 「さ、いっしょにゆっくりしようか」 「ゆっくりしようね!」 「すっごいゆっくりしたい!」 近寄ってきたゆっくり霊夢たちをわしづかみにすると、そのままぎゅうぎゅうと押さえつける。 「ゆぎゅんぬぬぬぬぬぬぬ」 「ゆぐりじたいっゆぐりぃいい」 と声ならぬ声をあげるゆっくりの手触りからはみ出るかはみ出ないかの境界を推し量る。 なにぶん初めてだから失敗してしまうかも知れないが、なぁにそのときはまた持ってくればいいのさ。 中身が少しずれた感触が伝わってきたので、解放する。 「「ゆっ!!!」」 体が自由になり、怒りの言葉を出そうとする二匹。しかし口を開いた瞬間二匹を強くゆすった。 大きく、緩やかに、時にかきまわすようにゆする。 「ゆっゆっゆっくっりしっしして」 「いいいってっててってってねっね」 という泣き声が、しばらくすると 「ゆーゆーーゆーゆゆーーー」 「ゆ~ゆ~~~ゆ~ゆ~ゆ~」 と歌っているかのようなものとなる。 今度は小刻みに激しくゆする! すでに二匹の表情は赤らんでいて、目がうるみを帯びている。鼻息も荒くなり、明らかに熱を発している。 思い切り殴りつけたい気分を押し殺し、そのまま蠢動を続ける。 「「ゆっゆっゆっゆっゆっ」」 機械的に泣くようになったら、手を離して放置した。 一仕事終えたような感覚で、三和土の甕から水をすくって飲む。 振り返ると二匹のゆっくり霊夢は身を寄せ合って震えていた。 いや、これはお互いをこすりあっているのだ。それが徐々に鈍い動きになっていく。 いよいよか!と思い目を凝らすが違う。 二匹の体表に粘り気のある透明な液体が流れているのだ。粘度の高いそれはねとねとと音を立てて水溜りを作っていく。 掃除するはめになることにうんざりしながら見つめていると、粘液の音と「ゆっゆっ」という機械的な声に、 さらに荒い息遣いが混じって、とても精神衛生上よろしくない音が奏でられる。 吐き気を抑えるように水を一口ふくんだ。 しばらくすると、二匹が同時に 「ゆ゛ゆ゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーッん!!」 と絶頂に達したように一声泣いた。 すると、これはもうやばいんじゃないかというくらい痙攣し始め、白目をむいて限界まで見開く。 さらには口もこれ以上ないほどに開かれ、まるで断末魔をあげているようだ。 表情の変化が終わると、痙攣も止まっていた。そのまま目に見えてわかるほどに色が黒ずんでいく。 二匹の頭の天辺から芽が出て、葉が伸び、蔦のように伸びていく。 蔦にいくつもの実をつける頃には二匹はからからに干からびていた。 身体をこすり合わせ始めてからここまでで、まだ一時間と経っていない。 植物か動物か定かではないが、生命の神秘の一端を垣間見た気がした。 同時に、あれだけ乱獲されているゆっくりが絶滅しない理由がわかったように思う。 やがて肉色の実は徐々に、だが確実にそれとわかる形を成していった。 黒い髪に赤いリボン。親と同じゆっくり霊夢だ。 一匹につき十個はあろうか、プチトマト程度の小さなゆっくり霊夢が並んでいるのは、壮観というよりは気色悪いと言えた。 そのまま観察していると、実のうちのひとつがゆっくりと震えはじめる。 眠りから覚めるように、糸のようにぴっちりと閉じられた目がゆっくりと開かれていく。 完全に見開かれると 「ゆっくりしていってね!」 と蚊の泣くような声で産声を上げた。 目覚めたゆっくり霊夢は、そのまま目だけできょろきょろと左右を見渡している。 蔦から離れないと自由に動けないのだろうか? 目があった。 「ゆっくりしていってね!」 その声はこちらに言ったものだろうが、それがきっかけになったのか他の実もぶるぶると震えだす。 二十個ものゆっくり霊夢のひとつひとつが目覚めて産声を上げている。 無事に繁殖は成功したのか、目覚めないものはひとつもなかった。 さぁ、長かったがここからが本番だ。 一番最初に目覚めたゆっくり霊夢に手を伸ばす。 「ゆぅ~?」 自分に近づいてくるそれをなんの危機感もなしに見つめているゆっくり霊夢。 そのまま無造作に蔦から引きちぎる。 「ゆ゛っ!」 一声なくとそのままぐったりしてしまった。手のひらで転がすがなんの反応もない。 しまった!早すぎたか!? そう思ったが、そのゆっくり霊夢はゆっくりと起き上がる。 「ゆっぐりじだがったのにぃ~~~」 涙をこぼしてこちらを見るゆっくり霊夢に安堵のため息をつくと、それを無造作に口の中に放り込んだ。 そのまま舌で口の中を転がすようにゆっくりと味わう。 時折、 「ゆっぶぅ~」 「ゆっぶりじゃぜでぇ」 「ぐらいよーっぜまいよーっごわいよーっ」 と口の中から聞こえてくる。お構いなしにゆっくりと味わい、咀嚼する。 「ゆっぎゃぶぅッ」 と聞こえたきり、なにも聞こえなくなった。 「あ……甘酸っぱいんだ……」 十分に成熟しきってないゆっくりは酸味があるようだ。食感も通常のゆっくり霊夢よりもいくらか歯ごたえがなかった。 お子様やお年寄り向けにできるかもしれないと思いつつ、次のゆっくり霊夢に手を伸ばす。 今度は口に入れたら弄ばずに即座に飲み込んだ。 ゆっくり霊夢の踊り食いだ。 これが一番やりたかったのだ。のどの奥から 「ゆっくり落ちるよ~!」 という声が伝わってくる。どこか滑稽で思わず噴出してしまった。 やがて胃に達したのか「ゆッ」という声とチャポンという音を聞いた気がした。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしたいお?」「ゆっくりしようね!」 と聞こえてきて、すぐに 「ゆゆっ?」「とける?ゆっくりとけてる!?」「ゆっぐりじだいのにぃ」 となり「ゆっぐりざぜでぇえ…………」と沈黙した。 腹の中から聞こえるという不思議なことに興奮した。面白っ。 興奮した僕はゆっくり霊夢たちをちぎっては呑み、ちぎっては食べた。 声を上げてのどを通り過ぎていき、胃に落ちていく感覚に思わず熱い息をもらしてしまった。 腹から聞こえるゆっくり霊夢たちの声に、熱くほてっていく身体。 熱っぽい目で見ると、もうゆっくり霊夢は残り一匹になっていた。 それまでの惨状をおぼろげにも理解したのか、それはふるふると身を震わせていた。 ゆっくりと最後のゆっくり霊夢に手を伸ばし、やさしくつかみ、細心の注意を払ってちぎった。 声はあがらなかった。 それを手のひらにおき、見つめる。ゆっくり霊夢はなみだ目で震え、にっこりと笑うと 「ゆっくりしていってね!」 と言った。泣き笑いの表情と必死の物言いに、まるで命乞いをしているように見えてしまった。 思わず微笑み 「ゆっくりしようね」 というと、ゆっくり霊夢は満面の笑みを浮かべた。心からの微笑みに見えた。 それをやさしくつまみ、ゆっくりと持ち上げていく。 ゆっくりと口を開き、濡れた舌を出す。 ゆっくり霊夢をそこに近づけると 「ゆ、ゆっくり!?」 となぜか驚いたように言った。 そのまま舌に乗せると、飛び出そうとするのをかまわず口を閉じた。 口蓋に何かが当たった気がしたが、そのまま舌で口の中に転がし、存分に味わう。 泣き叫ぶゆっくり霊夢。 胃の中でどれだけが溶けて、どれだけが原型をとどめているかはわからないが 寂しくないようにと仲間のもとへと送ってやった。 プチトマトほどの大きさとはいえ、二十匹ものゆっくり霊夢をたいらげたので満腹だった。 げっぷに混じって、「ゆっくりしていってね!」という声が聞こえた。 おわり。 お付き合いくださりありがとうございました。 選択肢 投票 しあわせー! (55) それなりー (10) つぎにきたいするよ! (1) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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CLOUDY 22KB 虐待-凄惨 制裁 観察 悲劇 理不尽 誤解・妬み 駆除 野良ゆ 赤子・子供 都会 現代 人間視点 「CLOUDY」 羽付きあき ・直接的に羽付きまりさは出てきません ・人間視点です ・善良なゆっくりがひどい目にあいますご注意を ・一部何も起きないゆっくりがいます 冬の街。それはそこに暮らす街ゆっくり達にとっては千差万別の季節であった。 越冬をしっかりとして、暖かいおうちの中で思う存分ゆっくりしているゆっくり。 過酷な餌場争いに勝ち抜いたゆっくり、協力し合って群れを作って越冬するゆっくり。 それこそ様々な方法でゆっくり達はそれぞれの冬を過ごしていた。 だが冬を無事過ごせるゆっくりがすべてではない。 街の平均的な越冬成功率は40%ほど。つまり6割のゆっくりは「ゆっくりできなくなる」のである。 往々にして特徴があり、しんぐるまざー、ゲス、捨てゆっくり等がその殆どを占めていると言われている。 街の裏通りを歩けばゆっくりには結構、出会えたりする。といっても冬以外に比べれば滅多にと頭に就くほどであるが。 雨が降った後のどんよりとした曇り空の下、固くシャッターが閉ざされた建物のすぐそばに、三体のゆっくりがもたれかかるようにしてそこにいた。 ボロボロではあるが・・・ありす種の様だ。 バスケットボールサイズのありすが一体。そしてソフトボールほどのサイズの子ありすが二体。 建物自体はシャッターが閉じられて長いのだろう。所々錆びている。 小さな段差に上り、シャッターにもたれるようにして斜めに傾いているのはありすだった。 その飾りは所々解れており、薄汚れて所々が欠けている。 飾りがこんな様子ではそれ以外も大体は察しがつくだろう。 小麦粉の皮は・・・弱っているためか、泥やほこり、所々付いた生傷の周りに黒い汚れが入り込んで全体的に小麦粉の皮は傷んだ印象を受ける。 水飴が小麦粉の皮をテカテカにコーティングしたうえで、そこに泥と埃がついて、さらにその上に解れた糸クズや灰色の綿のような埃の固まりが所々へばりついていた。 寒天の両目は生乾きの様になっておりその目は一様にぼんやりと定まらない目線で宙空を眺めている。 口が軽くあいたその周りには砂糖水の涎の跡が線のように舌に伸びていた。 よく見ればまだ微かに「ゆひゅーゆひゅー」と音がする。完全に物言わぬ饅頭となってはいない様だ。 脇の子ありす二体はどうか?ありすから少し離れたところにいる方の子ありすは完全にカピカピの饅頭になってしまっている。 小麦粉の皮がしぼんでゲッソリとした印象を感じさせる。ぽっかりと空いた口、そしてからからに乾いた寒天の両目。真上近くに向いて倒れているため、ひび割れた鏡モチの様な底部にあにゃるの周りにはうんうん(餡子)がこびりついていた。 ありすの横にくっつくように突っ伏している子ありすの方もカピカピになっているようだ。 地面に突っ伏したまま動かなくなって様で、恐らくありすにすーりすーりをし続けて力尽きたのだろうか今となっては定かではない。 中のカスタードクリームの量が多い分の差がはっきりと出ていることが分かる。 よく見る光景だ。これはいわゆる「れいぱーありす」だろう。 ゲス気質の強いありす種は往々にして他のゆっくりを過度にすっきりして、ありす種以外の実ゆっくりと蔓を食べてしまう。 なので他の街ゆっくりが食べるようなものはあまり食べない。そして何より、通常の街ゆっくりに比べてやや大型なのである。 通常種なのにれみりゃやふらんの様な捕食種の色が強い特殊なゆっくり、それこのれいぱーありすというゆっくりだ。 ではなぜ、滅多に食料に困ることのないれいぱーありすがなぜこの様になっているのか?それは冬という季節が関係している。 冬のゆっくりは越冬をする。これは至極当然の話だ。 当然前述した様に越冬ができるゆっくりは全体の四割だ。これらは総じて冬のはじめには完全に準備が終わって越冬に入っている。 「けっかい」という蓋の様な風除けは他のゆっくりからそこにいるゆっくりをみえなくするといった効果があるのだ。 また、それまで多く街にあぶれたいたあぶれゆっくり達もその姿を冬が過ぎるにつれて姿を消していく。 淘汰されるか、群れを作ってれいぱーありすやゲスゆっくりが手出しできない様になるか・・・ つまりこの時点でれいぱーありすが狙えるのは数が少なくなってしまったゲスゆっくりだけということになる。 当然ゲスゆっくりはれいぱーありすだけによって淘汰されるわけではない。外的要因も相まってますますれいぱーありすを追い詰める。 餌場に行ってみようとも既にそこははあぶれゆっくりに抑えられ、他のゆっくりも姿が見えないし、いたとしても群れ単位で行動するので手出しができない。 その結果周りに回ってこの様に疲弊してしまうというわけだ。 ほっといてもほっとかなくてもこのありす達はもう助からない。たとえオレンジジュースをかけてもそれ以上に疲弊しているからだ。 結構よく見る光景だ。冬はありす、それ以外なら親ゆっくり一体に子ゆっくりが数体といったところか 私はその場を後にして、公園へと向かう。 単に散歩しているだけでも色々な発見がある。それが興味の低いものかそうでないかは置いてだが… この街でのゆっくりと人間の関係はそれこそ様々だ。 人間の手伝いをする賢いゆっくりもいれば、おうち宣言等を無軌道に行うゲスゆっくりもいる。 それらはごく一部だ。大体はその中間の様なゆっくりが大多数を占めており、またこれがある意味ゲスゆっくりなんかよりよっぽど厄介になったりする。 公園に向かう途中で自販機で飲み物を買う。自販機の裏を除けばまりさ種の帽子が大小合わせて数個ほど置かれていた。 主を亡くした帽子はひっそりと誰にも見られることなく置かれている。 これもまた越冬に失敗したゆっくりと言えるだろうか? なぜいなくなってしまったかは今となっては知る術がないようだ。 公園についてベンチに腰かけていると私の少し遠くで三体のゆっくりが等間隔に並んで跳ねていた。 れいむ種が一体にその子ゆっくりだろうか?バスケットボール程の子れいむと子まりさが一体づつといった構成だ。 「ゆゆ!おちびちゃんたち!もうちょっとでおうちにつくよ!いっぱいおべんとうさんややさいさんをむーしゃむーしゃしようね!」 「ゆっくりわかっちゃよ!」 「きょうはゆっくりしちゃおべんちょうがちぇにはいっちゃんだじぇ!ぱしたしゃんにおこめしゃんにはんばーぐしゃんもありゅんだじぇ!」 ・・・れいむが頭に載せているのはコンビニ弁当の様だ。恐らくゴミ捨て場にでも置かれた賞味期限切れのものか何かだろう。 子まりさの帽子が膨れている。「やさいさん」はあの中に入っているのだろうか?恐らくしなびた野菜くずだろうが… かなり珍しく食料が調達できたようで、一様に「ゆっくり」としながら凱旋するように跳ねて進んでいる。 はしゃぐ子ゆっくり達をなだめるようにれいむが声をかけた。 「ゆふふ!れいむはおやさいさんだけでいいよ!おちびちゃんたちがすきなはんばーぐさんやぽてとさんはおちびちゃんたちでゆっくりなかよくわけてたべてね!」 「まりしゃははんばーぐしゃんとごはんしゃんをちゃべりゅんだじぇ!」 「れいみゅはぽてとしゃんとぱしたしゃんをちゃべりゅよ!」 口々に言い合いながら公園にある公衆トイレの陰に消えていったれいむ達。そこに「おうち」があるのだろうか? 越冬準備ができずに越冬に突入したのか、それとも冬に捨てられた捨てゆっくりかそこらあたりだろう。 この時期に食料集めをしていることが何よりの証だ。 それにしても軽薄過ぎではないだろうか?私は今までこういった類のゆっくりが動くのは朝早くか夕方近くが多いと記憶しているのだが。 かなり珍しいケースだろう真昼間から声を出して動く街ゆっくりというのは。 それにあまりにはしゃぎ過ぎて警戒というものもないようだ。もしゲスゆっくりと鉢合わせすればひとたまりもないだろう。 私がそう思いつつ缶ジュースをちびりちびりと飲んでいると突如先ほどれいむ一家が消えた建物の陰から何かが弧を描いて地面に落ちた。 「「「ゆんやあああああああ!」」」という声が聞こえる。 目を凝らしてみてみると、ダンボール箱ごと蹴飛ばされてゴロゴロと転がる三つの丸い影。 ゲスゆっくりか何かだろうかと思っていたが私の予想は結果的にはずれだ。 ヌッと出てきたのは怒りに顔をゆがませた青年だった。 「ゆ”!?にんげんざん!どぼじでごんなごどずるのおおおお!?でいぶだぢはなにもやっでないよっ!?」 「ゆびぇえええん!きょわいよぉぉおおお!」 「ゆ!ゆっくりおきゃあしゃんをいじめりゅにょをやめりゅんだじぇ!」 寒天の両目を見開いて大きく声を上げるれいむとその後ろで寒天の目から涙を流す子れいむと気丈にも大きく膨れて威嚇する子まりさの姿があった。 「なにもやってねぇだと!?じゃあこの弁当はなんだ!」 青年が怒りの声を上げる。 れいむは声を大にして青年にこう言っていた 「ごれはおがれでだだげだよ!れいむだぢごみばこさんやぶぐろさんにはなにもじでないよ!」 「しょうだじぇ!ゆっきゅりあやまりゅんだじぇ!」 「ぎょうはなにもじでないよぉぉおお!ゆっぎゅりじんじじぇね!」 後から子ゆっくり二体も追従するが、青年はさらに語気を強めてこういった。 「弁当がそこらに置かれてる訳ねぇだろ!ちゃんとゴミ箱に入れるか袋詰めするのが決まりなんだよ!うそつくならマシな嘘をつけ!」 「うぞじゃないゆっぶ!?ゆぎゃあああああ!でいぶのおがおがああああああ!」 れいむの小麦粉の顔面がグニャリと歪んだ。「ドッ」という音に混じって微かに「パキパキ」と音がする。 れいむは餡子を吐き出しながらドシャっと地面に落ちて寒天の両目から砂糖水の涙をダバダバと流して大きく口をあける。 餡子に混じって砂糖細工の歯が折れたようだ。白いものが点々と見える。 「ゆひぃぃいい!いだいいいいい・・・!!でいぶのばがぁぁぁ…!」 苦痛に表情をゆがめるれいむに青年の靴底がさらに降ってくる。 「ゆ”びっ!」 「ここ最近飼いゆっくりを襲ってるのもてめぇらだろっ!袋破るわゴミまき散らすわ散々なことしやがって!やっと見つけたかと思ったらこんなところに居やがったのか!」 青年は何度もれいむを踏みつける。そのたびにれいむの小麦粉の皮がグニャリと動き、餡子が宙を舞う。 「ゆ”びゃっ!いだいいい!ゆぐぅ!ぢが!ぢがうよぼぉっ!」 「加工所が来てからここ一カ月はここら一帯のゆっくりはてめぇらしかいないんだよ!」 「やべぢぇねええええええ!おぎゃあじゃんがいだがっぢぇるよ!やべぢゃあげぢぇねえええええ!」 「ゆっぎゅりやべりゅんだじぇええええええええええ!!」 青年の足元では子ゆっくり二体が体当たりを繰り返しているが全くこたえた様子はない。 青年がれいむを大きく蹴りあげた。ボトッと落ちるとれいむの周りに子ゆっくり二体が集まる。 「ゆ”ひゅー・・・ゆ”ひゅー・・・」 中の餡子が不規則になったのか、小麦粉の皮が膨れ上がり口の端から餡子がついて、ポトポトと落ちている。 グネグネと動くがただ動いているだけの様だ。 青年がふと足元を見る。 「きょ、きょわいよぉぉおおお・・・!」 そこには青年の靴におそろしーしーをぶちまける子れいむの姿があった。 青年のこめかみに青筋が浮かぶ。屈んで子れいむに手を伸ばしたその時に、丸い影が青年の手に飛び付いた。 「ゆ!」 「いっだぁ!?」 青年が声を上げる。手には子まりさがしっかりとかみついていた。 青年の指からは血がポトポトと滴り落ちてきている。相当深い様だ。 「ゆゆ!ゆ!ゆ!」 子まりさは口を離してぽとりと地面に落ちると眉をキリッとさせて青年を見上げた。 「れいみゅ!ゆっきゅりおきゃあしゃんのまわりにいくんだじぇ!」 「ゆ、ゆっきゅりわかっちゃよ!」 「っがぁ!痛"ぇ"ぇ"ぇ"・・・!」 青年は手を押さえて額に汗を浮かべている。 ・・・私はその時直感した。このれいむ一家はもう助からないと。 「おぢびぢゃんゆっぐりにげでね!」 れいむもそれを感じたのか必死に声をあげている。 だが、その意図に反して子ゆっくり二体はれいむの前で大きく体を膨らませ始めた。 「ゆっきゅりどっかいきゅんだじぇ!おきゃあしゃんはまりしゃがまもりゅんだじぇ!」 「れ、れいみゅおきょりゅよ!」 「どぼじでにげないのおおおお!?にんげんざんはづよいんだよ!?」 れいむが声を上げると子まりさは再び眉をキリッとさせてれいむに向けてこういった。 「まりしゃはにんげんしゃんをやっちゅけりゃれりゅんだじぇ!」 「れ、れいみゅもにんげんしゃんをやっちゅけりゅよ!」 子れいむもそれにこたえる。子まりさと子れいむの表情とは対照的にれいむは口を大きく開けて青ざめていた。 青年がゆらりと前に出てきた。その表情はここからではうかがう事は出来ない。 子ゆっくり二体は再び大きく膨れると上を向いて威嚇を始める。 「「ぷくぅーーーーーーーーっ!」」 あらん限りに大きく膨れて子れいむの方はピコピコを上下に激しく動かし始める。 「まりしゃはおこっちゃんだじぇ!それいじょうちかぢゅくちょもういっきゃいがーぶがーぶしゅるんだじぇ!」 「れいみゅもがーぶがーぶしゅるよ!ゆっきゅりどっかいっちぇね!」 「おぢびぢゃんやべでええええええええええええええええええええええええええええ!!!」 れいむの叫びと同時に青年の足が振り下ろされた。 「ゆ”びょっ!」 「ゆううううううううう!まじじゃのいぼうぢょがああああああ!」 足は子れいむの小麦粉の体の後ろ側に落ちた。行き場を失った餡子が子れいむの前面に急速に押し出されたため、一瞬にして寒天の両目ごと餡子が飛び出し口からも大量の餡子がひり出されてそのまま子れいむはつぶれ饅頭となってしまった。 「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!!でいぶのおぢびぢゃんがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 れいむが寒天の両目を見開き、口を大きく開けて砂糖水の涙と涎をぶちまけながら絶叫する。 子まりさの方はれいむだったつぶれ饅頭を見た瞬間に一瞬にして萎縮してしまい、ブルブルと震え始める。 「ゆ”!で、でいびゅううう・・・!!きょ、ぎょわいんだじぇぇぇ・・・!」 青年が手を押さえたまま子まりさに近づく、それを見てれいむが叫び始めた。 「にんげんざん!ゆっぐりやべでええええええええええ!」 れいむと青年より先に行動したのは子まりさであった。 「ゆびぇええええええん!きょわいんだじぇええええええええ!」 そう叫んで跳ねながらその場を後にしようとする。うんうんとしーしーをまき散らし、砂糖水の涙と涎でグシャグシャになったその表情は先ほどと全く正反対であった。 青年が大きく踏み出す。その場からあまり離れていなかったれいむが口を大きく開けてこういった。 「おちびぢゃん!ゆっぐりじないでれいむのおぐぢのながにばいっでね!」 一心不乱に跳ねる子まりさは聞いてか聞かずか、あっという間に跳ねてれいむの口の中へとはいって行った。 青年の動きが止まる。心なしかプルプル震えてるように私には見えた。 それを好機と見たか、れいむは口をつぐんで大きく膨れると、左右のピコピコを激しく揺らしてこう言った。 「おちびちゃんはれいむがまもるよ!ゆっくりどっかへいってね!」 先ほどのれいむとは思えないほどの意志の強さがそこにあった。れいむ種のぼせいというやつだろうか? 毅然と青年に威嚇を繰り返す。 それを見て青年が大きく足をふって前に出した。 その瞬間青年の靴のつま先がれいむの小麦粉の顔面に吸い込まれる。 「ゆ”っ!」 トランポリンのようにはじけてれいむはその勢いで後ろにグルグルと回る。 だが大きく膨れたままれいむは再びピコピコをふるわせ始めた。 「ぷくぅーーーっ!」 れいむはピコピコを支点にグルグルと左右に揺れながら大きく膨れたままの状態になっている様だ。 「ゆゆ!」 れいむが眉をキリッとさせる。それを見て青年の手がプルプルと震えた、それが怒りによるものなのかどうかは定かではない。 青年はれいむの右側のピコピコをつかむと大きく腕をあげ真下に振り下ろした。 「ゆぐっ!ゆぼっ!ゆぐっ!」 一回、二回、三回と・・・地面に落ちるとピコピコがちぎれてしまった。 青年の靴のつま先がれいむの寒天の右目に突き刺さる。れいむはバネではじかれたように吹っ飛ぶと大きく口をあけて叫び始めた。 「ゆっぎいいいいいい!!でいぶのおべべがああああああああ!!!」 ここからではよく見えないが餡子が飛び散るのを見ると小麦粉の皮が破れたのだろうか? その時に大きく口が開いてしまった様で中から子まりさがコロンと転がったのが見えた。 「ゆ!ゆっきゅりにげりゅんだじぇ!ゆ!ゆ!ゆゆ?」 子まりさが再びれいむの口の中に戻ろうと跳ねる。青年が子まりさをつかもうと片手で手を伸ばしたが、掴んだのは小さな帽子であった。 「まりしゃのおぼうししゃんがあああああ!かえしゅんだじぇえええ!」 帽子がないことに気付いた子まりさが引き返して青年の足元で小麦粉の皮を縦にのーびのーびと伸ばして寒天の両目に砂糖水をためながら舌を伸ばしている。 伸びた舌が小さく左右に振れるが一向に帽子には届かないようだ。 青年の手が子まりさをつかんだ。 「はなしゅんだじぇえええええ!おぼうししゃんかえしゅんだじぇえええええ!」 子まりさは底部を前後に「ぷりんぷりん」とさせている。 青年が大きく腕を振った。 子まりさはそのまま地面へと真っ逆さまに底部から落ちる。潰れたトマトのように地面にのめりこんだように見えた。 「ゆぎゃああああああああ!までぃざのあんよじゃんがあああああああ!」 底部が大きく裂けて餡子が周りにバッと広がっていることがここから見て取れた。 子まりさはそこから張り付いたように動かなくなってしまい、小麦粉の体の上部だけを左右にブルンブルンと振っている。 「あんよざんゆっぐりうごぐんだじぇ!ゆ”!ゆ”!」 幾ら振っても底部は張り付いたように動かない。とうとう子まりさは口を大きく開けてこう叫んだ。 「どぼじでうごがないんだじぇええええええゆ”!?ゆ”ぐぐ・・・!」 青年の足が子まりさの小麦粉の皮に乗った。そのまま徐々に力を入れて言っているようだ。 行き場を失った餡子が下部と上部に行き、底部からズモモ・・・と餡子が出ている。 口から餡子を吐き出しながら顔を左右に振って何やら叫んでいるようだ。 「ゆひぃぃいい・・・!ちゅぶれりゅんだじぇえええええええ・・・!」 青年の足が一挙に落ちた。 「ゆ”!?」 子まりさが声を上げる。 ここから私が見た限りでは子まりさの下部部分が切り離されたようだ。 「おぢびぢゃんんんんんんんん!!」 れいむが子まりさの方に近づく。 「おちびちゃんゆっくりなおってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 れいむがそういうも決してぺーろぺーろはしようとしなかった。どこをぺーろぺーろしてもどうにもならないからだ。 子まりさは左右に体をふって寒天の両目から涙を流して叫んでいた。 「いぢゃいのじぇえええええええ!ゆっきゅりできにゃいんだじぇええええええ!」 「ゆっくりしていってね!ゆっぐり!ゆっぐりじでいっでね!」 「ゆびいいいいい・・・ゆびゅぅぅ・・・!・・・ゅ”!・・・!!」 れいむの叫びもむなしく青年の足が子まりさを地面にへと押しやった。 徐々に徐々に子まりさはミリミリと音を立て小麦粉の皮が裂けていき、その合間から餡子が漏れ出して銅鑼焼きのように潰れていった。 ついには地面に平たく広がってしまう。 子まりさは餡子を徐々にひり出してつぶれ饅頭となったようだ。時折「ゅ”・・・!ゅ"・・・!」という音とともにモゾモゾと動くが長くはないだろう。 れいむが大きく口をあけて叫んだ。 「でいぶのおぢびぢゃんがあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 同じことを言っていたような気もするがデフォルトなのだろうか? 青年の手がれいむの砂糖細工の髪をつかんだ。 そのままれいむの小麦粉の顔面を地面にたたきつける。 「ゆぶっ!」 青年は屈んだままれいむを地面に引きずりまわした。 「ゆぎいいいいいいいい・・・!いぢゃばばばああああああああ!でいぶのおがぎゅばああああああああ!!」 ザラザラとした地面に餡子が尾を引いていく。削れているのだろう。 しばらくして青年が手を離すとれいむは地面に突っ伏したままグネグネと動くだけになってしまった。 「ゆ”・・・!ゆ”・・・!」 止めとばかりに青年の足がれいむの後部に落ちる。 「ゆ”・・・!」という音が聞こえるとれいむは地面に餡子がバッと広がってピクリとも動かなくなってしまった。 完全につぶれ饅頭と化した様だ。 青年は痛む手を押さえながらどこかへと去っていく。 ・・・街ゆっくりの中で、人間と対等に付き合っているゆっくりが一割、ゲスゆっくりが三割、残りの六割は捨てゆっくりや通常の街ゆっくりと言われている。 人間にとって厄介なのは実はその六割なのだ。 「地域ゆっくり」といわれるような人間の手伝いをするゆっくりはそれで食料を得るため迷惑などでは全くない。 また、ゲスゆっくりやれいぱーありすといったゆっくりも直接的な被害は通常の街ゆっくりよりも少ない。 なぜならゲスゆっくりはゴミ捨て場を荒らして食料を調達する街ゆっくりから食料を奪ったりするからだ。 直接的な人間に対する被害は極稀な「おうち宣言」程度しかない。 れいぱーありすもそれとゆっくりを食べるのが半々だ。 何より街のゲスゆっくりは人間に対して挑発的な行為はあまりしない。時折そういいったゆっくりもいるがそれはその場で永遠にゆっくりすることにつながるためあっという間にいなくなる。(一定数は必ずいるが・・・) 問題なのは通常の街ゆっくりなのだ。 「おうた」と称しては騒音をまき散らし、ゴミ箱をぶっ倒してゴミ袋を破り、泥と埃にまみれた小麦粉の皮で砂糖水の涙と涎を塗りつけるように「すーりすーり」をしながら飼いゆっくりに云々…という。 見方を返せばゲスゆっくりの方が結果的には迷惑をかけていなかったりする。 このれいむ一家は恐らく捨てゆっくりか何かだったのだろう。 今日はごみをまき散らしていなかったとしてもそれ以前もなかったとは言い切れない。 それに辺りにゆっくりがいなくなったと同時期にここへやってきたのは、ある意味失敗だったという他ない。 ゲスゆっくりや地域ゆっくりは中規模な群れ・・・というよりコロニーを形成することが多い。 「他のゆっくりがいるという事はここ一帯はゆっくりできる所だ」と判断するからだ。 なにもいない所で「安全なゆっくりプレイス」等というのは捨てゆっくりぐらいだろう。 本当に加工所が掃除をするのはそういったゆっくりだけであったりする。 その中に幾つかのゲスゆっくりが混じっていることもあり、厳密にいえばすべてではないが、その大部分が通常の街ゆっくりであることには変わりない。 人間からすればゆっくりはあくまで「ゆっくり」だ。 人間と変わらないような聡明なゆっくりもいれば街ゆっくりとしてあぶれるようなゆっくりもいる。 私はそのまま立ち上がって公園を後にした。 暫くここ一帯にゆっくりが現れることはないだろう。 曇り空の下、生暖かい風がヒュウヒュウと吹いている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 帰り道の途中、再び大きな声が私の耳に入った。 見れば一体のれいむが体を大きくのーびのーびさせて声をあげている。 「・・・おでがいでずっ!でいぶをがいゆっぐりにじでぐだざいっ!でいぶはきんばっじのゆっぐりでじだ!うんうんだっでおなじどごろにでぎばずっ!ごばんざんにもんぐもいいばぜんっ!だがらでいぶをがいゆっぐりにじでねっ!」 飾りも所々欠けて風体もボロボロ。大きく口をあけて砂糖水のつばを飛ばしながら叫んではそこに何もないかのように無視されていく。 様子を見るに、金バッジというのは眉唾ものだ。銀バッジの捨てゆっくり等がそうやって嘘をつくことがあるとかつて羽付きは言っていた言葉を私は思い出していた。 私がじっと見ているとそれに気付いたのかこちらへれいむがやってきた。 「おにーざん!でいぶをがいゆっぐりにじでねっ!」 その形相は凄まじく、砂糖水の涙と涎の跡が下に垂れるようについていて、時折ゴミも巻き込んでいた。なすび型のまま上下しながらこっちへ近づくのを見ていると、怖気がする程のものだ。 私はそれを無視して足早に駆けた。後ろからはれいむが「ゆんやあああああああああ!ゆっぐりまっでぐだざいいいいいいいい!」という声が聞こえる。 が、それも人混みの雑踏にかき消されてやがて聞こえなくなってしまった。 今日見たゆっくり達を見て羽付きなら何と言うだろうか? きっと厳しい言葉しかまってないだろう。 私の頭の中では羽付きの言葉が浮かんではかわるがわる沈んでいっている。 「・・・あのゆっくりはけっきょくはじぶんがげんいんなのをかくしていいかっこうをしてるだけなんだぜ・・・あんなゆっくりはぜったいいきのこれないんだぜ・・・」 「・・・じぶんでなにかをするということもせずにほかのゆっくりのちゅうこくをむししてひさんなめにあって"れいむはかわいそう"?そうなってあたりまえなんだぜ・・・」 「ゆっくりするっていうのはほかのなにかからもらうものじゃないんだぜ。たぶん、あのれいむやまりさはそれをかんちがいしてるからゆっくりできないままなんだぜ」 「・・・ほんとうの"げす"はじぶんでげんいんをつくってじぶんがかわいそうなゆっくりっていうようなゆっくりだぜ・・・」 「ゆっくりできるゆっくりならここをぬけだして、にんげんさんもなにもいないもりのおくにでもひっそりとくらしているものなんだぜ。それがほんとうのどすというものかもしれないんだぜ・・・」 ・・・空はどんよりと曇っている。 ふと思ったがもしかすればあのれいむは本当に金バッジだったのかもしれない。 金バッジでも良いゆっくりとは限らないことが最近多々ある。それは金バッジだからこそ問題が起きたというような事だってあるのだ。 あんな「飼いゆっくりにしろ」とせがむなら羽付きの様に別の道を模索した方がよっぽど賢いのではないかと私は思う。 今日び、ゆっくりがうーぱっくではなく飛行機に乗って空を飛ぶ時代なのだ。その気になればゆっくりはある程度の事が出来るだろう。 自らがゆっくりするために何かをせずにただじっと待っているあのゆっくり達は、ずっとゆっくりする事はできないだろうと私は思う。 曇天の空が晴れ渡るには、街ゆっくり達は何をすべきなのだろうか? それを気づくまで街ゆっくりが真にゆっくりする事はずっと無いと私は感じた。 冬はもうすぐ終わる。次の季節にはゆっくり達の待ちわびた春がやってくるだろう。 雲は相も変わらず重く重く垂れ込んでいる。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター ふたば系ゆっくりいじめ 527 シティ・リベンジャーズ ふたば系ゆっくりいじめ 582 ビルディング・フォレスト ふたば系ゆっくりいじめ 587 バトル・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 592 コールド・ソング ふたば系ゆっくりいじめ 604 ロンリー・ラック ふたば系ゆっくりいじめ 625 ループ・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 632 フェザー・メモリー(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 643 フェザー・メモリー(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 690 ウィンター・ブルース ふたば系ゆっくりいじめ 706 シティ・エレジー ふたば系ゆっくりいじめ 1051 街を跳ねるもの達 ふたば系ゆっくりいじめ 1052 UNDER 羽付きあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 同じことを言っていたような気もするがデフォルトなのだろうか? ここ何か笑ってしまった -- 2013-08-12 12 38 28 単純な硬度なら硬い野菜もあるが、肉を裂くには歯を立てて引かなければ切れない 餡子に砂糖菓子がくっ付いてるだけのゆっくりは野菜を噛み潰す事は出来ても生きてる動物の肉を引き裂く事は無理だろ -- 2013-07-04 01 04 44 ↓野性ゆっくりの大好物であるお野菜と人間の肉の固さ比べてみろ。人間より固い野菜なんてざらにあるから。 つまり、ゆっくりは人間を怪我させられるレベルの咬合力を持っていても全く不自然じゃない。 ただ歯がもろいんだよなあ… -- 2012-03-17 19 14 09 え?ゆっくり如きの力で人間を怪我させられんの? 只の喋る饅頭が人間傷つけるレベルの力もってるわけがないだろ… しかも子ゆっくり程度で出血なら親ゆっくりだと相当やばくないか? 喋る上に数が多く、おまけに噛む力が強いとか最早クリーチャーだろ -- 2011-12-18 15 50 02 親ゆの悲痛な警告もガン無視して、人間に噛みついて怪我させた程度で 自分は人間をやっつけられると思い込む子まりさが非常にウザかった。 そして子れいむが殺された途端に戦意喪失して無様に逃げ出す様も非常にウザかった。 -- 2010-12-15 19 42 49 怪我した青年は災難だったね。 意外と顎の力強いんだなぁ… 善良なゆっくりなんていなかったように思える。 ゆっくりできたよー! -- 2010-12-12 17 59 10 「善良」の解釈によるかな。 公園一家は災難だったな。善良には「素直で穏やかな」という意味もあるので、 善良と言えなくもない一家だったと思うんだが。 ・・・っていうかゆっくりがゴミを散らかすことを怒っている青年、公園で餡子や饅頭の皮をまき散らさないでよ。 ケガの治療をしたらちゃんと片づけろよ。広範囲に饅頭の残骸をぶちまけるような殺し方して・・・後始末を考えろよ。 -- 2010-08-18 06 45 19 ゆっくりに善良もゲスもねえ。いいゆっくりってのは枕詞に「どうでも」とか「都合の」とか「虐待して」がつくんだよ。ゆっくりのわめき声はゆっくりできるな。 -- 2010-08-18 02 30 59 善良なゆっくりなんてもんはいねえんだよ。残念ながら。 -- 2010-08-01 00 52 15 人間に都合がいいか悪いかのどっちかだね、、、 -- 2010-07-24 15 45 48 … -- 2010-07-08 22 48 08 善良なゆっくりがひどい目にあいますって、善良なゆっくりは出ていた? -- 2010-06-29 09 33 49
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野良ゆっくりがやってきた 42KB ギャグ 飼いゆ 現代 絵師いぢり 微エロ ・餡子ンペ出展『群れ/ハーレム』です。 拡大解釈でがんばってみました。 ・クリスマス&年越しのめでたい雰囲気を狙って 徹底した絵師いぢりを敢行。 『野良ゆっくりがやってきた』 D.O 「ちゅっきり!」 「ゆびぇ・・・じゅっぎり」 「みゃみゃー!もっとしゅっきりしちゃいわー!」 「それじゃあつぎは、あのまりさたちに、とかいはのあいをあげましょうね!」 「「「しゅっきりー!!」」」 「・・・はぁ。いつもどおりのぺにありすか。ネタ切れだなぁ。」 活きのいい野良ゆっくりがいたので観察していたのだが、どうやら時間の無駄だったようだ。 ちなみにぺにありす(ぺにぺに非収納型レイパー)と言えば、この虹浦市内では野良ゆっくり達によって、 殲滅対象になっているレイパーだったりする。 最近では市内で会うことも少なくなったので、それなりに希少とは言えるのだが・・・。 まあ、所詮はレイパーありす、一般的にみればさほど珍しいものでもない。 「今日もネタは見つかんなかったなぁ・・・・・・帰ろっか。」 私の名前は、嘆木 晶。 名前だけではわからないかも知れないが、一応私は女性だ。 ・・・年齢については伏せておこうか。 その方が夢が広がっていい。 ちなみに、私がなんで野良ゆっくりを観察しているかというと、仕事のためである。 私のペンネーム『嘆木 夏彦』と言えば、これでも世間では知らぬもののいない人気小説家だったりするのだ。 2年ほど前に書いた作品『ゆっくりの匣』に至っては、アニメ化、映画化もされており、気鋭の若手として注目されている。 この作品は、私の尊敬する大御所作家、M田一美様にも、 『・・・あんたの小説?そんなのより、私のこと行き遅れとか年増とか、どうなってんのよ。 見なさいよ、この桜色の○×△、どうみても少女臭しかしないでしょお!!大体あんた、私の絵柄だってどう見ても20代・・・』 などと、雑誌上で対談した際に絶賛され、私の代表作として世間では位置づけられている。 ・・・たまたま思いついたゆっくりギャグを書いて、女性下着をかぶった変態編集に投げといただけの代物だったなんて、いまさら言えないけど。 ま、そんなわけで最近私の書いている小説は、予想がつくとは思われるが、『ゆっくり』を題材にしている。 同シリーズも『ゆっくりの夏』『ゆっくりの骨』『ゆっくりの檻』と合わせて4作目、 そろそろ妄想レイパーネタだけではマンネリなわけで、 今も必死になってゆっくりの観察を続けては、ネタ探しをしているところなのだが・・・ 「まあ、そんな簡単に面白いネタなんて見つかんないよなぁ。」 ネタなんてものは、探している時に限って見つからないものである。 今日も不作のまま小学生が下校する時刻となり、私も家に帰ることにした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 我が家は、私の他にはペットのゆっくり2匹しか住んでいないこともあり、 2階建て7LDKの慎ましい木造住宅である。 ゆっくり小説家のたしなみとして、ゆうかりんも近々飼いたいと思っているので、 庭だけは小学校のプール3つ分程度、申し訳程度に確保しているが。 いずれはもう5~6匹は賢いゆっくりを飼って、温かい家庭の気分を味わいたいものだ。 ・・・ちなみに人付き合いがめんどいだけで、親が死んだとか男嫌いとか、そういう重い背景はない。 「ただーいまー・・・うわっ!な、なんなのこれぇっ!!」 そんな、慣れ親しんだ我が家に帰ってみると、普段はあり得ない衝撃的な光景が目に飛び込んできた。 書斎兼コスプレルームとして使っている一階の和室内が、台風でも飛び込んできたかのように荒らされていたのだ。 本棚に並べられた薄く高価な成人向け書籍(あくまでも創作用資料)の数々は無残に引きずり出され、 タンス最下段の人様にはとても見せられない洋服の数々も、あたり一面にぶちまけられている。 畳の上には泥土がばら撒かれ、ちゃぶ台の上に置いてあった饅頭や煎餅も食い散らかしてあった。 きれい好きの同居ゆっくり達がいる我が家で、この惨状は明らかに尋常ではない。 「なになに、なんなのよぉ。・・・泥棒!?えーき様!!ありすー!!」 もしも泥棒だとしたら、物はともかく我が家の大事な家族達が危険な目にあったかもしれない! 後で思い返してみれば、ホントに泥棒が入っているとしたら、私も大変危険な状況だったのだが、 落ち着きを失っていた私は、とにかく2匹の安否を確認するため、2匹の寝室のある2階に駆け上がったのであった。 20畳ほどあるゆっくりの寝室に駆け上がってみると、我が家の飼いゆっくり、 えーき様とありすは、2匹ともそれぞれの専用ベッドですーやすーやとお昼寝中だった。 「ああ、良かった。」 「ゆぅ・・・くろ~。」 「あ、起こしちゃった?ごめんね、えーき様。」 「しろっ!」 「ゆふぅ~ん。ありすにおめざめのちゅっちゅして~。」 「寝てなさい。」 「おねーざぁん、ありすとのとかいはなあいは、もうさめちゃったのぉぉお!? あのもえあがるような、あついよるをわすれちゃったのぉぉぉおお!!」 「そんな事実は無い。キモくてウザいわ。」 「ひどいわぁぁぁああ!!とがいはじゃないぃぃぃぃ!!」 ありすの方はまた症状が悪化してきたようだが、とりあえず何事もなかったようだ。 とにかくは一安心なわけだが、2匹の無事を確認して落ち着いてくると、ふと疑問が湧いてきた。 「ねえ、えーき様、ありす。お昼寝中に一階でゆっくり出来ない音とかしなかった?」 「むほぉ・・・ごめんなさい。おひるねしててわからないわ。」 「くろ~。」 もとよりこの2匹に防犯など期待していないわけで、むしろ不用意に出て行かなかっただけ、ありがたかったくらいだが。 何が問題かというと、一階に比べ、二階は被害が無すぎる点だ。 それに、一階の被害にしても、泥棒に荒らされたというよりは、動物が入って・・・・・・! ひょっとするとウチにもついに噂のアレが・・・ネタが転がり込んできた!? 「えーき様、ありす。一階に誰かが入って来てるみたいなの。」 「むほ?おきゃくさま?じゃあおちゃをおだし・・・」 「泥棒さんかも。」 「そんなのとかいはじゃないぃぃぃいいいい!!!」 「くろっ!!くろっ!!」 「とにかく一階を見回る必要があるのよ。だから、いつも通りゆンペリアルクロスの陣形でいくわね。」 「ゆっくりりかいしたわ!!」「しろっ!!」 おそらく私の勘は正しいのだが、用心に越したことはない。 こうして私たちは、防御力の高いありすを前衛、私とえーき様を後衛にして、一階の探索へと向かったのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ここで我が家の飼いゆっくり達を紹介しておこう。 まずはえーき様。 半年ほど前の明け方、私が庭で一人、裸エプロンメイドのコスプレ撮影会を楽しんでいたとき、 お腹を空かして庭に迷い込んできたのが出会いだった。 彼女は類まれな感性を持ったゆっくりで、私の新作衣装デザインを見せると、 『しろっ!』『くろっ!』と、イケるデザインか白黒はっきりつけてくれる。 『しろ』と『くろ』しか言葉を話せないとはいえ、ネットとイベント以外では唯一私と趣味を共有してくれる、かけがえのない存在だ。 一方ありすは、彼女が赤ゆっくりの頃からの付き合いである。 購入したのもゆっくりショップではなく、 流行っていたので購入した、『スッパイ赤ゆにご用心!』とかいう変わり種お菓子としてだった。 完全に気まぐれで育て始めたのだが、思いのほか世話焼きで優秀、 ぺにぺにを器用に使って家電製品を操り、炊事洗濯なんでもこなす、私よりよほど優秀な主婦になってしまった。 ただ、最近はTV、特に昼ドラやら韓流ドラマに夢中なご様子で、影響を受けすぎて時々言動がおかしくなる。 こんな頼りになる2匹を連れて一階に戻ってみると、先ほどまでは聞き逃していた物音や話し声が聞こえてきた。 「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇー!!」 「ここはとってもゆっくりできるね!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 「ゆーん、そうだよ!ここをれいむたちのおうちにしようね!」 「やっちゃあ!れいみゅも、とってもきにいっちゃよ!」 ・・・・・・。 部屋には、成体れいむ一匹と、その子供であろう赤れいむが一匹いた。 お菓子をむさぼり食う2匹は、比較的清潔にしてるようではあるが、明らかに野良。 存分に腹ごしらえをしたらしく、母れいむはともかく、 赤れいむはとぐろを巻いた蛇のようなキモチワルイ体型になっている。 そんな2匹が今まさに、巷で話題の『おうち宣言』をしようとしているところであった。 「ここはれいむたちのおうちだよ!ゆっくりしてい・・・」 「むほぉ!!なにいってるのぉぉおお!ここはありすとおねーさんだけの、あいのすなのよぉぉおおお!!」 「「ゆゆっ!!」」 危なかったが、タッチの差でれいむ親子のおうち宣言を失敗させることに成功した。 ・・・まあよく見てみると、部屋に置いてあった円筒形ゴミ箱を横倒しにして、 親子ですっぽり中に入って宣言していたので、どうもそこをおうちにしようとしていたようだが。 うーん、ま、どっちにしても迷惑ではあったからいいか。 「くろっ!くろっ!くろーっ!!」 「ごめんなざい・・・ありすがいなかものだったわぁ・・・」 ちなみにありすは今、とっさに出た叫びの中とはいえ、家族の中で除け者にしてしまったえーき様に説教を食らっている。 なので、野良の相手は私の仕事だ。 さてさて、家を荒らされた分程度には面白いネタを提供してくれたらいいんだけど。 「ねえ、れいむ。わかってると思うけど、ここは私達のおうちなの。・・・そのゴミ箱もね。」 「ゆぅぅ、ゆっくりりかいしたよ。」 「大体、どっから入って・・・ああ~窓割ったのね。結構高いのに。」 「ゆゆっ!ちがうよ!とうめいなかべさんは、しらないにんげんさんがわったんだよ! れいむたちはそこからはいっただけだよ!」 「うーん・・・まさか本当に泥棒も入ったのかしら。おちびちゃんの方は何か見なかった?」 「しらないにんげんしゃんが、いししゃんをつかってわっちゃんだよ。」 「正直に言ってくれたらあまあまあげるから。」 「みゃみゃがわっちゃよ!」 5秒後、母れいむの顔面には、私の手のひらの跡がくっきりとついていた。 「嘘つきは嫌いよ。」 「ごべんだざい・・・」 「まったく、窓のこんな低い場所を割る人間なんていないわよ。それにお菓子だって食い散らかして。」 「ゆゆっ!!」 何か一瞬考える表情をした母れいむは、カーテンに近づくと、 食べカスだらけのお口の周りをごーしごーしと拭き、 さらに赤れいむのお口の周りをぺーろぺーろときれいにする。 やがて母れいむはうんうん、とうなずくと、眉をキリッと引き締めてから一言。 「ゆっ!れいむたちはあまあまなんてたべてないよ!」 10秒後、母れいむの顔面の中央には、私の拳大のくぼみが出来ていた。 「次嘘ついたら穴があくから。」 「もう、うぞづぎまぜん・・・。」 どうやら人間との力関係を理解しているだけ、マシといえばマシではあるが、 その餡子脳を嘘でごまかす方向に使うのは気に入らない。 ちょっとお仕置きが必要かも。 「まったく、どうやって償ってくれるのかしら。それともお仕置きしてあげようか?」 「ゆぴぃぃぃ!おしおきしゃんはゆっくちできにゃいぃぃぃ!!」 「ゆぅうう・・・そうだよ!だいじょうぶだよ!おわびにれいむたちが、とってもゆっくりさせてあげるよ!」 「ふむふむ、何かくれるの?」 「れいむたちをかいゆっくりにしてね!!とってもゆっくりできるよ!!」 「やだ。」 「・・・・どぼ・・・ぢで・・・?」 「え?だってそれ、全然ゆっくり出来ないし。」 「ゆ・・・ゆ?だって、かいゆっくりになったら・・・れいむたちが、とってもゆっくりできるよ・・・・ゆ・・?」 「えーと・・・それがどうして、私をゆっくりさせてくれることに?」 「ゆ・・・ゆ・・・・?」 れいむ親子は、心底不思議そうにお互い顔を見合わせたり、首をかしげて見たりしている。 うーん。 ああ、あれだろうか。 こんな可愛いれいむ達がゆっくりしてるところを見れたら、 人間さんもとってもゆっくり出来るね! とか。 あらためてこの親子の瞳を見ると、その瞳がとても澄みきった美しい物であることに気付いた。 純粋で汚れを知らず、知性などという不純物の欠片も映らない、美しい瞳だ。 そうだ。きっと、このれいむ親子は、自分達が美しく、とてもゆっくりした存在であることに、 全く疑いを持っていないのだろう。 多くの一般的な人間から見れば、ひたすら自分勝手で自惚れた、不快な汚物に映るかもしれない。 しかし、このゆっくり達に悪意や醜悪な思惑があった上での言動でないことは、 多くのゆっくりを見てきた私にはわかる。 なんだか、このれいむ親子が急に可愛らしく見えてきた。 野良といえば、えーき様だって元野良だ。 それに、飼ってやろうと思えば、ウチには十分すぎる余裕がある。 とはいえ、やはり簡単に野良を拾うというのも・・・うーん。 「ゆぅぅ・・・。ゆゆっ!わかったよ、おねーさん。」 「うーん・・・、うん?何が?」 「ゆふん。おねーさんもすきだねぇ。ゆふ~ん。」 何を思ったか、れいむが突然こちらにあんよ、というかあにゃるとまむまむを向けた。 「ちょっとだけなら、あじみしてもいいんだよぉ~。」 ・・・・・・・・・。 「醜悪!!」 ぶすりっ!! 「ゆっ・・!ゆぎゃぁぁぁああああ!!!」 「あ、やりすぎた。」 一瞬本気で頭にきたせいで、母れいむにうっかり手加減抜きで貫手を食らわしてしまった。 母れいむの腹に私の左手が手首まで突き刺さっている。 「れいむのゆっくりしたまむまむがぁぁぁああああ!!!」 訂正。れいむのまむまむに突き刺さっている。 「ゆぁぁぁああ!!いじゃいぃぃぃいいい!ぬいでぇぇぇええええ!!!」 「ああ、ごめん、ちょっと本気になっちゃって・・・えい!」 ずぼっ! 手を引き抜いても、餡子がボロボロ出てくることはなかったので、どうやら裂けたりはしていないようだ。 「ゆぁぁぁ。れいむのまむまむ・・・」 「わぁ、くぱぁってしてる・・・ごめんね。」 「れいむのばーじんが・・・もうおよめにいげなぃ・・・」 「ホントごめん。そんなつもりじゃなかったのよ。」 「でいぶ、だいずぎなまりさのために、だいじにどっでだのにぃ・・・」 「そうだったの・・・わるいことしたわ。」 ゆっくりは貞操観念というか、そういう点はえらく人間に近い感覚を持っていると聞く。 私の一時的な激情で大切なヴァージンを奪ってしまったとなると、いくら野良とはいえ、申し訳なさを感じてしまう。 「ゆぅ、ほんとにごめんっておもってる?」 「思ってる、思ってる。・・・ゴメン。」 「・・・じゃあ、れいむたちをかってよぉ。」 「そんなこと言っても・・・」 「ゆぁぉあぁああん!!やっばりごめんっでおもっでないぃぃぃいいい!!」 「うーん。なんか責任感じちゃうなぁ。・・・わかったわよぉ。悪さしないって言うなら、飼ってあげても・・・」 「ゆわーい!!みゃみゃ~やっちゃね!!」 「・・・・・・ママ?」 それから5分、私は仰向けにした母れいむに馬乗りになって、顔面に拳を叩きこみ続けている。 「嘘はっ!ダメってっ!言ってっ!るっ!でしょっ!」 ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ!ぼすっ! 「やべっ!ごべ!な!ざい!ゆべっ!べぁ!」 「ゆあーん。みゃみゃをいじめにゃいでー。」 「おねーさん!やめてあげてぇぇぇ!そんなおねーさん、とかいはじゃないわぁぁああ!!」 「くろーっ!くろーっ!」 「ごべんだざい・・・」 「まったく。さっきから嘘ばっかり!私だから生きてるけど、普通ならとっくにゴミ箱行きよ!」 「ごべんね、おねえさん・・・。でぼ、れいむはどうじでも、おねえさんのがいゆっぐりになりたがっだんだよ・・・。」 「ふーん。まあ、野良なら当然だと思うけど。・・・私?なんで私の?」 これまでの態度からして、ウチに侵入したのは、全くの偶然だと思ってたけど。 「そうだよ。れいむは、まえはとってもゆっくりしたまりさといっしょにくらしてたんだよ・・・でぼ、でぼぉぉぉおお!!」 「落ち着いて。ゆっくり話して。」 「まりさは、とってもかりがじょうずで・・・おちびちゃんもうばれで・・・でぼぉ・・・。」 さっきまでは、いかにもゆっくりらしい、ふてぶてしい表情をしていた母れいむ。 しかし、今目の前にいるゆっくりは、雨にぬれた小鳥のような弱弱しさと疲労しかうつらない。 いつしか、えーき様も、ありすも、赤れいむも、母れいむの苦悩に満ちたゆん生の物語に、真剣に耳を傾け始めていた。 母れいむは話し方が下手で、時系列が行ったり来たり、同じことを繰り返してお話していたが、要約すると以下のような内容だった。 れいむは、元々とある森のゆっくりとした群れで、長まりさとつがいのれいむの子供として生まれた。 しかし、群れのゆっくりプレイスは、ある日突然現れた人間さんによって奪われる。 木は切り倒され、泉は埋められ、土地も家も全てを失う中、長まりさと戦士達は必死で人間さんに立ち向かった。 しかし、人間さんは強く、人数でも群れの戦士達を上回っており、長まりさを含め、全ての戦士達は滅ぼされた。 長まりさは、最後の戦いに赴く前に、れいむにこう言って別れを告げた。 『おとーさん、ちょっととおくに、おしごとにいくからね。おちびちゃんは、おかーさんとたくさん、ゆっくりしていってね』 群れの母ゆっくり達は、人間さんに対抗することの不毛さを学び、思い思いにその地を去って行った。 ある者は森の奥へ、ある者は近隣の町へ、ある者は、はるか遠くの地へとあるであろう、真のゆっくりプレイスへ。 れいむは、自分の母れいむを含めた小さな集団に同行して、この町までやってきた。 しかし、ついに心労から体を壊した母れいむは、あんよを動かすことが出来なくなってしまう。 同行していた集団は、この地はゆっくり出来ないと言い、母れいむをおいて旅を続けると言う。 しかし、母を身捨てることが出来ないれいむは、一緒にこの町に残って生きることを選んだ。 町は厳しい。 食料もほとんどなく、おうちとなるような場所には先住ゆっくりや野良猫達がいた。 そのような中で、子ゆっくりにようやくなった程度のれいむは、必死に母を支えて生きる。 しかし、満足な食料も得られない日々が続く中で、母れいむは病を悪化させ、ついに息絶えてしまった。 母の最後の言葉は、『ごめんね。』だった・・・ 孤独な生活の中でれいむは必死に生き続けたが、所詮はさびしがり屋のゆっくり、じきに耐えられなくなってしまう。 そんな中で出会ったのが、のちに赤れいむの父となる、とてもゆっくりしたまりさであった。 狩りの腕に優れ、囲まれさえしなければ20匹以上の通常種とも戦えるほど強かったまりさ。 まりさの温かい瞳に恋したれいむは、かつて両親がいた頃のような、ゆっくりした家庭を取り戻すことができたのだ。 しかし、それも長くは続かなかった。 ある日、まりさが狩りに行っている時、 (おそらく小学生~中学生くらい?の)人間さんがれいむ達の住んでいた木箱を見つけ、襲いかかってきたのだ。 6匹の可愛いおちびちゃんを、お口に入れて必死に逃れようとするれいむ。 しかし、人間さんは圧倒的な力でれいむを捕え、おちびちゃん達を引きずり出すと、れいむの目の前で1匹づつ命を奪っていった。 次女れいむは腹に穴を開けられ、焼いた砂を注ぎ込まれてゆっくりと渇き死んでいった。 5女れいむは油で温めた金属の玉を口からねじ込まれ、餡子を吐くこともできず、体内からあぶり殺された。 3女れいむと4女れいむは、体を金属線でつながれて綱引きを強要された。 背後には水を入れた皿、2匹の間には固形燃料で火の海が作られる。 一方が助かるためには、もう一方を火の海に引きずりこまなければならない。 結局姉妹は、相手を火の海に落とすことを最後まで拒み、火の海にリボンも顔面もじっくりとあぶられて、 泣き叫びながら黒こげになっていった。 長女れいむは、空き缶の上に座らされ、線香花火を何本も何本も咥えさせられた。 線香花火の下には仰向けに寝かされた末っ子れいむ。 長女れいむは線香花火を動かさないよう必死に耐えるが、背中にライターを押しつけられるたび、体を揺らしてしまう。 線香花火が尽きたときには、末っ子れいむは黒く焦げた穴だらけの姿になって、息絶えていた。 5本束ねて火をつけられた線香花火の下で、末っ子れいむが最後に言った言葉は、 『おきゃーしゃん、おにぇーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ。』だった。 そして長女れいむが命を奪われんとしていた時、奇跡が起こった。 悲鳴をあげてれいむと長女れいむを手放す人間さん。 その背後には、木の枝を口にくわえ、必死に人間さんを打ちすえるまりさがいた。 まりさは言った。 『れいむは、いつまでもゆっくりしていってね。』と。 れいむは、一匹だけ生き残ったまりさとの愛の結晶をお口に入れて、必死に逃げのびたのであった。 それから夜になり、れいむがまりさと別れた場所に帰ってみると、そこにはまりさだった何かと5つの小さな饅頭が残されていた。 まりさはあの後人間さん達に捕まり、あにゃるから打ち上げ花火をねじ込まれ、何度も、何度も、何度も体の中を焼かれていったのだ。 最後にはあにゃるの周りが焦げてボロボロに崩れ、眼窩やノドから打ち上げ花火が飛び出しても。何度も。何度も。 だが、かつてまりさだったモノの表情には、それでもわずかに笑顔が浮かんでいた。 それは、体内の火傷のせいで表情がひきつっただけ、あるいはれいむの気のせいだったかもしれない。 しかし、れいむはまりさが最後に安らかに逝ったのだと信じていたようだった。 まりさを失ってから、れいむはしんぐるまざーとして精一杯赤れいむを育ててきた。 しかし、有能で自立した成体ゆっくり達でさえ生きるには過酷な人間の町。 森で生まれた上、狩りに慣れないれいむが、一匹とはいえ赤ゆっくりを育てるのは至難の業だった。 日に日にやつれ、衰えていくれいむ親子。 このまま冬を迎えれば、待っているのは死。 それどころか、冬まで生き延びることすらできるのだろうか。 ・・・そんなある日だった。 れいむが私、お姉さんと出会ったのは。 人間さんに極力出会わないように隠れ住む野良ゆっくり達。 その薄暗く汚い住処のなかに、突然やってきた人間さん。 野良ゆっくり達は、ついに自分達の最後の住処も奪われるのかと絶望した。 しかし、ほんのりと甘い香りをまとい、優しい微笑みを浮かべたお姉さんは、 野良達に声をかけ、談笑し、時にはわずかながら食べ物もくれていた。 遠くからその情景を目の当たりにしたれいむ親子は、身の危険も忘れ、 お姉さんを尾行して、おうちを突き止めた。 危険を顧みず庭に侵入し、おうちの中を覗き込むと、 そこには、2匹の美しいゆっくりとお姉さんが仲良く暮らす、なんともゆっくりした光景があった。 危険も、苦しみも、愛する者を失う恐怖も存在しない世界。 れいむはその夢のような情景を目の当たりにしながら、一つの言葉を思い出した。 ・・・・・・『飼いゆっくり』 ゆっくりしていない人間さん達、その中に稀に生まれるゆっくりした人間さん。 彼らは、ゆっくりと共に暮らし、食事と、安全なおうちと、温かい愛情を与えてくれる。 人間さんと共に暮らすゆっくりを、人間さん達は『飼いゆっくり』と呼び、 誰も傷つけることができない特別な存在として扱う。 ただし、そのゆっくりした人間さんを見分けることは非常に難しく、 上手く行く可能性は極めて低い。 相手を間違えれば、待っているのは確実な『死』。 れいむはこれまで失ってきた、愛するゆっくり達の最後の言葉を思い出した。 『たくさん、ゆっくりしていってね』 『ごめんね』 『おきゃーしゃん、おにぇーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ。』 『れいむは、いつまでもゆっくりしていってね。』 ・・・・・・れいむは、自分が信じたお姉さんに全てを賭けることを決意した。 ・・・私についての描写が非常に美化されている内容ではあったが、心当たりは確かにあった。 小説のネタ発掘のため、野良に対するインタビュー調査をしたことがある。 家にはゆっくりが2匹もいるので、香水やシャンプー、芳香剤の類も、 いつのまにかゆっくりの好みに近い香りのモノを使うようになってしまっていたようだ。 母れいむが今日、勝手に家に侵入し、部屋を荒らしまわったのは確かに悪いことではあったが、 飼いゆっくりとしての教育を受けていない以上、ある意味では仕方のないことだったのかもしれない。 なにより、日頃から見かける、脆く儚く散っていく野良ゆっくり達に、 そのようなドラマがあったことにあらためて気付かされ、私達はいつの間にか大粒の涙を流していた。 「ゆぁぁぁ・・・がわいぞうだわぁぁぁああ。おでえさん、れいむをがっであげでぇぇぇ。」 「しろぉぉぉ・・・しろぉぉぉおおおお!」 「うん、・・・ぐすっ・・わかったわ。れいむ、おちびちゃん。ご両親とまりさの分まで、ここでゆっくりしていってね!」 「おでえざん、ありがどぉぉぉおおお!」 「ゆっくちー!あみゃあみゃ!あみゃあみゃ!」 「ええ、そうね!今日は新しい家族が出来たお祝いに、すっごいごちそうを用意しないとね!」 「ありすもぺにぺにによりをかけて、とかいはなごちそうをつくるわ!」 「しろー!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆゆーん、まりさのことよんだー?」 「?」×3 台所の方から声がしたかと思うと、帽子がパンパンになるほどお菓子を詰め込んだ、 野良にしては比較的小奇麗なまりさが一匹ぽよんぽよんと跳ねてきた。 「ぐすっ・・ん、あなた、どこのまりさ?」 「まりさは、れいむのだーりんのまりさだよ!」 「・・・?狩りが得意で、ケンカの強い?」 「ゆふぅ~ん。それほどでもあるよぉ~。」 「むほぉ?えいえんにゆっくりしたんじゃ・・・」 「ゆゆっ!?まりさはかんったんにはやられないよ! れいむとはおさななじみだから、よーくわかってるはずだよ。」 「しろ?しろ~?」 「れいむはまりさとおなじで、こうえんでうまれたんだよ! おとーさんれいむも、おかーさんちぇんも、すっごくげんきだよ。」 「ん~、えーと、このおちびちゃんれいむの妹達は?」 「おちびちゃんはひとりっこだよ!!へんなこといわないでね!ぷんぷん!!」 「・・・・・・・・・。」×3 「れいむー。やさしそうなおねーさんにかってもらうっていってたからきたのに、 このおねーさん、へんなことばっかりいうよ。どうしたの? まりさも、かいゆっくりになって、はやくあまあまさんがたべたいよ!」 「失せろ!!!」「おそらゆべぇっ!!!!!」 れいむはこの日、お空を飛んだ。 我が家の玄関から門まで。 0.3秒ほど。 「ゆゆっ!おねーさん、もうやめてあげてね!れいむがまためいわくかけたなら、ゆっくりあやまるよ!ゆっくりごめんね!!」 「はぁっ!はぁ・・・ふぅ。あなたはいいよ。でも やっぱ飼いゆっくりにはできないわ。」 「ゆぁーん。ゆっくちやくそくしたにょにー。」 「だめだよ、おちびちゃん。むりやりはゆっくりできないよ。おねーさんにもじじょうがあるんだよ。」 「ゆぇぇん・・・ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 「むりいってごめんね、おねーさん。まりさたちはゆっくりかえるよ。」 「ゆっくちしゃようにゃら!」 「はいはい、さよなら。」 はあ・・・疲れた。 それにしても、まりさの方は比較的礼儀をわきまえてたなぁ。 ああ言う子なら、ホントに飼ってあげてもよかったのに。 でもあの家族付きじゃあねぇ。 それに謝ってる割には、お帽子の中にちゃっかり我が家のお菓子類を満載して帰っていったし。 野良って一筋縄ではいかないわ。 そんなわけで、いつの間にやら日が暮れた外に野良一家を放りだして、 玄関のドアを閉めると、ありすが私のスカートの中を覗き込むように、 足元にすり寄り、私を見上げながら話しかけてきた。 「ねぇ、あきらさん。あきらさんってばぁ。」 「キモチワルイからおねーさんって呼びなさい。何?ありす。」 「おそとはもうよるだったわ。いくらのらでも、いまおそとにおいだすのは、とかいはじゃないわ・・・。」 「えぇ?でもねぇ。」 「それにおちびちゃんだっていたし・・・。おうちのなかとはいわないから、おにわにでもおいてあげて。」 「えー?でもなぁ。」 ちらりと部屋に目をやると、思いっきり割られた窓ガラスが見える。 「またあんな事されちゃ、たまんないわよ。」 「でもでも・・・おねえさぁん。」 普段は割と素直ではあるが、ありすは時々、妙に食い下がってくることがある。 大抵の場合、赤ゆっくりや子ゆっくりが絡んだ状況でこうなりやすい。 飼いゆっくりは飼い主の望まない子供を作ってはならない。 それは、人間がゆっくりに行う調教の、基本中の基本だ。 私も、別にありすに子供が出来ること自体は悪いと思わないものの、 そこらの野良と勝手にすっきりーしてこられては迷惑なので、やはりすっきりー禁止で通している。 だが、もはや成体となって随分経つありすは、やはり母親への憧れがあるのだろう。 町で赤ゆっくりを見かけるたび、物欲しそうな瞳で、赤ゆを目で追う。 「そうは言ってもねぇ。えーき様ぁ。」 「・・・・・・しろっ!」 「まったく、えーき様まで。みんな甘いわねぇ、ホント。・・・今夜だけだからね。」 「ゆわーい!さすがおねーさん!とってもとかいはだわぁ!」 「しろっ!しろっ!」 結局、私が一番甘いのかもしれないなぁ。 少し時間は経ってしまったが、多分ダメージを負ったれいむを連れてなら、それほど遠くには行っていないだろう。 そう思い、私はえーき様を右手で抱え、ありすをサッカーボールの携帯用ネットに入れて、玄関の扉を開いた。 「ゆっくりできないおねーさんのおうちにうんうんしてあげるんだよ!」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ!う~ん、う~ん!」 「ゆっくりやめてね。そんなことしたらおねーさん、ゆっくりできないよぉ。」 「まりさはゆっくりだまっててね!!」 「でも、おねーさん、まりさたちにあまあまさんくれたよ!おぼうしいっぱいだよ!」 「そんなのしらないよ!あのおねーさんは、れいむにゆっくりできないことをしたんだよ!せいっさいだよ!」 「うんうんしゅるよ!しゅっきりー!!」 野良一家は、まだ玄関の前にいた。 「・・・・・・何してるの?」 「くろっ!!ぐろぉぉ~!!くろぉおお!!くろーーっ!!!」 「ごべんだざい・・・。」 「でいぶわるぐないのに・・・。」 「ゆっくちできにゃい・・・。」 ・・・・・・。 「くろーーー!!くろっ!くろぉ!くろぉおお!!」 「ゆっぐりりがいじばじだ・・・。」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・」 「もっちょ・・・ゆっぐぢ・・・」 あれから6時間。 ついにえーき様の逆鱗に触れた野良一家は、未だに説教地獄から抜け出せないでいる。 私でも一時間耐えられるかというあの苦行だ。 赤れいむに至っては2度ほど永遠にゆっくりしかけたので、オレンジジュースの点滴を打ちながら説教を受け続けている。 「えーき様ぁ。私もう寝るから、その野良達、お仕置き終わったら庭にでも放りだしといてね。」 「しろっ!」 「ほんじゃ、ありす。寝よっか。」 「ゆぅぅぅ・・・これもおちびちゃんのためよね。すっきりおやすみなさい。」 「お休みー。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌日。 2階の寝室で目をさましてみると、布団の中、私の股の間にえーき様が潜り込んで寝息を立てていた。 くちゅ・・・・ちゅるっ・・ちゅ、くちゅっ・・・・ 「ふぅ・・ん・・・・んぅ・・ふっ、んぅ・・・」 太ももの付け根、その一番敏感な所でえーき様の柔らかな舌の感触を楽しみながら、 20分ほど1階や庭の物音に耳を傾けていたが、自分の息遣いや濡れた音がうるさすぎるせいか、 昨日の野良一家の声は聞こえない。 出て行ったとは思わないが、昨日の今日では、疲れてみんな寝ているのだろう。 汚してしまったえーき様のほっぺやお口の周りを拭いてあげながら1階に向かうと、 ありすが朝食を作る音と、おいしそうなベーコンの香りが漂ってくる。 はぁ、今日は平和だ。 とりあえず今日の仕事は、昨日めんどくさくなって片づけなかった和室を片づけて、 ガラスを取り替え、それから・・・ そんなことを考えながら、リビングのカーテンをジャッと開けると、 「キャッ!!!何!?」 私の足元あたりに、窓の外側にベットリと顔面を貼りつけた、3つの生首が転がっていた。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「あ・・あ、ああ、あんた達、なのね・・・。おはよう。」 昨日の野良一家だった。 元気そうで何より。 「もう、驚かさないでよ。今日は出てってよね。」 「ゆふん!きょうこそは、れいむたちをかいゆっくりにしてもらうよ!!」 ダメだ。平行線だ。 「ありすー!ゴミばさみとゴミ袋持ってきてー!」 「ゆぁぁぁああ!!まってね!れいむたちのおはなしをきいてね!!」 「もうそろそろ諦めて、出て行ってよ。」 「で、何を聞けばいいの?」 「ゆぅぅ、れいむたちはよるのあいだ、どうしてかってくれないのか、ゆっくりしないでかんがえたんだよ!」 「ふうん。体力あるわねぇ。で?」 「それでわかったんだよ!おねーさんは、れいむたちよりありすやえーきさまのほうが、ゆっくりできるとおもってるね!」 「うん、間違ってないわね。」 「ゆっふっふぅ。だかられいむたちは、ありすたちよりゆっくりできる『しょうこ』をもってきたんだよ!」 「へ?」 いつの間にか、ありすとえーき様も私の後ろに立って(座って?)状況を見守っている。 「おねーさんも、これをみてゆっくりしていってね!!」 「まりさのお帽子の中?何・・・・・・?」 まりさのお帽子の中には、山盛りのイモムシ・毛虫・・・・・・。 「ぎゃぁぁぁあああああーーーー!!!」 「ね!とってもゆっくりしたごはんさんでしょ!」 「やめっ!イヤイヤッ!近づけないで―っ!!」 「ゆっへん!まりさががんば『れいむがいっしょうけんめいとってきたんだよ!』ゆぅ? まりさ、おにわのなか『れいむがおにわのきから、よるのあいだにとってきたんだよ!』ゆぅぅ。」 なるほど・・・まりさが狩りの達人というのは嘘じゃなかったらしい。しかし・・・ 「むーちゃむーちゃ。ちあわちぇー。」 「れいむたちをかってくれたら、まいにちおねーさんにもたべさせてあげるからね!ゆっくりできるでしょ!」 これは何と言うか・・・ 「おにぇーしゃん!こにょいちばんゆっくちちたいもむししゃん、れいみゅもたべちゃいけど・・・たべちぇいいよ!!」 「ゆぅぅーん、おちびちゃんは、とってもゆっくりしたいいこだよぉ~。」 「ひぃぃいいいーーー!!顔に近づけないでーーー!!」 かえってお互いの住む世界の違いを思い知らされるような・・・。 「もっと・・・ゆっぐりしたかった・・・。」 「あきらさぁぁあああん!!」 「・・・おねえさんと・・・よべ・・・・・・(ガクリ)。」 「ゆふ~ん!れいむのおくりもので、ゆっくりしすぎてきをうしなっちゃったよ~!」 「ゆっくちさせちぇごめんにぇっ!」 そこに、ありすが待ったをかける。 「むほぉ!まちなさい!」 「ゆゆっ!ありすはさっさとまけをみとめてね!れいむのほうがゆっくりできるんだよ!」 「むほぉぉお!そんなのききずてならないわ!ありすのほうがとかいてきなのよ!!」 だが、れいむも今回は自信満々だ。 「ゆふふふ、じゃあありすは、こんなにゆっくりしたけむしさんがつかまえられるの?」 「むふぉぉぉぉ・・・うう。でも、ありすだっておりょうりしたり、おそうじしたり、おせんたくしたり ・・・とっても、とかいはなやくにたってるのよ!!ありすは、ありすはあきらさんのおよめさんなのよ!!」 「ゆふぅん?じゃあ・・・おねーさんと、すっきりーしたことあるの?」 「むほ、ほ、・・・・それ、は・・・・」 「ゆふふぅ。すっきりーもしないでおよめさんなんて、ありすはとってもいなかものだね!!」 「む、むほぉぉぉおおおお!!もうゆるさないわぁぁぁあああ!!」 私としてはかなり釈然としない理屈ではあったが、 ありすの怒りを誘う何がかあったのか、それとも痛いところをついたのか。 とにかく、昨日のえーき様に続いて、今日はありすが怒りを爆発させた。 「れいむごときに、このわざをつかうとはおもわなかったわ・・・むっほぉぉぉおおおお!!」 まずい。ありすは本当に本気のようだ。 ありすのぺにぺにがゆっくりと動き、逆さ五芒星を描く。 あれは、お隣りに住む変態留学生、ヨハク君を昇天させたありすの必殺技『スカーレットぺニードル』の構えだ。 「ゆっふっふぅ、W・S・N(ホワイト・すっきり・ナイト)のらんかーでもある、れいむにかなうとおもってるの?」 一方、ありすの怒りを向けられながらも、れいむの表情には余裕がある。 W・S・Nなる代物がどんな競技、あるいは大会か知らないが、多分ロクなモノではないだろう。 そういえばこの町の野良ゆっくり達は、レイプ技術を格闘技にまで磨き上げて、 格闘技大会じみた催し物まで開催しているそうだが、それのことだろうか? れいむはありすにまむまむを向け、まむまむをまるで生き物の口のように、くぱくぱぁと開けたり閉じたりしていた。 ぱっと見、間抜けな光景ではあるが、ゆっくりという生き物は実際問題として、 すっきりーで命を落とすことも少なくないため、これは命をかけた戦い。 事態はかなり深刻だ。 「ちょっと!ありすも落ち着きなさいよ。ありすらしくないわよ。」 「むほぉぉ!おねーさんでもいまのありすはとめられないわ!!」 「なんでそんなに怒ってるのよぉ。ありすらしくもない。」 「むほぉ!!れいむは、ありすの!ありすだけのおねーさんをよこどりするきなのよぉ!! おねーさんの、あきらさんのおよめさんは、ありすだけなのよぉぉおおおお!!!『くろーーーっ!!!』ゆべぇっ!!」 あ、えーき様乱入。 「くろーー!!くろっ!!くろぉっ!!」 「ゆぅぅ。たとええーきさまでも、おねーさんのひとりじめはゆるさないよ!!れいむがせいっさいするよ!!」 「む、むほぉぉ、かってなこといわないでほしいわ!あきらさんは、えーきさまのものじゃないわ!!」 「くろぉ!しろ・・・ぺろんぺろ~ん・・・・しろぉ。」 「そ、そんな・・・えーきさまは、あきらさんとすっきりーしたことが・・・そんなの、とかいはじゃないわ・・・」 「ゆぅぅぅぅ、どうやら、れいむのほんとうのてきは、ありすじゃなくて、えーきさまだったんだね・・・」 えぇぇぇ、ひょっとして今えーき様から、爆弾発言が飛び出しちゃった? そ、そりゃあ、嘘とは言わないけど・・・・・・ 「むほぉぉ・・・とかいはなおともだちだとおもってたのに・・・ゆるさないわぁ!!」 「くろっ!くろっ!くろぉぉおおお!!」 「ふたりともたおして、れいむもおねーさんとすっきりーするよぉぉおお!!」 こうして事態はさらに混沌とし、三つ巴の、餡子で餡子を洗う激闘が幕をあげることになった。 どうして私、ゆっくり達に、こんなにモテてるんだろ・・・ 「いくよーっ!!」 ぽゆんっ すーりすーり ぽむぽむ 「まけないわぁーっ!!」 もみゅ ぷにょり 「くろーーっ!!」 ふにゅんっ 目の前では、恐るべき饅頭達のぶつかり合いが続いている。 私もさすがに、人間からは欠片ほども受けたことのないような熱烈なラブコールをぶつけられ、 何が何やらわからなくなってしまった。 ああ、どうしてこうなっちゃったんだろうなぁ、 一度でいいからかっこいい男性達に、こんな風に取りあってもらいたいなぁ、 などと、現実感を失った意識の中で、ぼーっとそんなことを考えていた。 「れいむ、やめてね!けんかはゆっくりできないよぉ!」 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇ~!」 家族達も事態の深刻さを理解したらしく、おろおろしている。 「はぁ。あー、大変ね、あなたも。」 「ゆぅぅー。ゆゆっ!そうだよ!まりさはとってもたいへんだよ!」 「れいむはあなたのお嫁さんなのに。」 「そうだよ!ふりんっだよ!だからおねーさんは、まりさにあまあまちょうだいね!!」 「ちょーらいにぇっ!」 「・・・・・・。」 それから30分後。 さすがに3匹とも疲労は限界に達し、勝負がつかないまま状況はこう着状態に入っている。 私もさすがにこの頃になると、頭の中がすっきりしてきた。 「ねぇ~。そろそろ朝ご飯にしようよ。ケンカなんてゆっくり出来ないでしょ~。」 「むふぅ、むふぅ・・・たしかに、このままじゃしょうぶがつかないわ。」 「くろぉ・・・。」 「ゆひぃ、ゆひぃ、そうだね・・・こうなったら、だれがゆっくりできるか、おねーさんにきめてもらうよ!」 「・・・・・・え、私?」 そういうと、3匹は同時に仰向けに寝転がり、私に向けてまむまむを向けながら、 「「「すっきりしていってね!!!」」」 情熱的なプロポーズを宣言した。 私はと言うと、さっきまでは正直言って頭を抱えていたが・・・ 今は、なんだかもう少しだけ、この状況を楽しんでみたくなっていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 宣言からさらに30分後、 「ゆ゛・ぎ・ぎ・・・まむまむ、いじゃい・・・・・」 れいむのまむまむに二升五合瓶をねじ込み、 「あぎらざぁぁぁん、どぼじでぇぇぇぇ。」 ありすには貞操帯(腹巻き)を取りつけておいた。 「ん・・・ふぁ・・もう、んぅ・・おねえさん、って、よべって・・・ふぅ・・いってるで、しょぉ・・・」 「くちゅり・・・しろぉ、・・ちゅ・・・・ちゅるっ・・・」 私は、仰向けに寝かせたえーき様にまたがり、本日8回目の絶頂へと身をゆだねようとしている。 その太ももに、ありすが涙を流しながら、頬を擦り寄せてきた。 私は、腰の動きを一層速めながらも、それまで胸やらそれ以上に敏感な場所をまさぐり続けていた、 濡れた両手でありすを抱き上げてあげた。 ありすは、少しだけ安心したように、私の胸元にすーりすーりする。 「おねえさん・・・ぐす・・ゆっくりしてぇ・・・。」 「うん、・・・うふふ。冗談よ。」 ありすの(おそらくその気になれば自分で外せたであろう)腹巻を取り外してあげると、 ありすはぺにぺにで涙を拭いて、いつもの、お日様のような笑顔を取り戻した。 「おねえさん。」 「うん、なあに?」 「ありす、・・・おねえさんをゆっくりさせてあげれてる?」 「うふふ、馬鹿な子ねぇ。私がゆっくりできてないように見える?」 「ゆぅ・・・ゆぅうん。すーりすーり・・・」 うん。やっぱり、ありすは少しいじめてあげた方が可愛い。 そう。私はありすをよく泣かせるし、今だってえーき様とばかり行為におよんでいるが、 別にありすがえーき様より可愛くないわけではないのだ。 こんなに一生懸命で、でもちょっとイジワルしたくなるありす。 素直で、優しくするほど同じだけの愛情で返してくれるえーき様。 両方同じくらい大好きだけど、ちょっと愛し方が違うだけ。 それに・・・ 「ねえ、まりさ。」 「れいむ~ゆっくりしてね。ぺーろぺーろ、・・・ゆゆ?」 「まりさ。あなた達も、ここに一緒に住まない?」 「ゆぅ?ゆ・・・ゆ?」 「飼いゆっくりにならないかって言ってるのよ。」 「ゆ・・・ゆゆ!いいの!?」 「うん。でも、おうちの中はダメよ。どうも、お互いゆっくり出来なそうだからね。 かわりに、庭におうちを作ってあげる。外よりは安全だし、ご飯もたくさんあるし、結構楽しいと思うよ。」 「ゆ、ゆぅぅうう!!ゆわーい!やったよれいむ!よかったね!」 「ゆ゛、まむまむいじゃい・・・ぬいでぇ・・・」 「ゆふーん!そんなのどうでもいいよ!どうせれいむ、がばがばだったし、まりさはきにしないよ!!」 「どぼ・・・ぢで・・ぞんな・・・」 「ゆっくち!ゆっくち!」 それに・・・この野良一家だって、結構可愛いと思う。 慣れてみれば、たまにはこんなおバカさん達がいるのも、悪くない気がする。 ゲスってわけじゃないし、お店で買う、おりこうさんばっかりだと、小説のネタにもならないし。 なにより、これだけ積極的にアプローチされて、情もうつってしまった。 これまで、あまり意識してこなかったが、この、野良一家のおかげで気付かされてしまった。 なんだかんだ言っても、私はゆっくりの、 バカっぽくて、 成長しなくて、 反省しなくて、 でも憎めないところが、大好きなのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆふぅん。ありすは、しろうとどうていさんのにおいがぷんぷんするよ!ゆっくりりかいしてね!」 「むほぉぉおお!そういうれいむこそ、まむまむひらきっぱなしで、がばがばできもちわるいのよ!このいなかもの!!」 「ゆぎぃぃいいいい!!」 「むほぉぉぉおおお!!」 あれから数か月が経った。 相変わらずありすとれいむは、事あるごとにケンカしているが、案外2匹とも楽しそうである。 まりさや、大きくなった子れいむも我が家に慣れ、えーき様に説教を受ける回数も減った。 さらに最近では、知り合いの農家からのうかりんを1匹もらい、庭の半分ほどを花壇やら菜園やらに改造したり、 バランスボールサイズまで育った老まりさ、自称ドスまりさを拾ってきて介護に頭を悩ませたりと、 色々楽しみながらゆっくり達との生活を送っている。 相変わらず人間との付き合いは面倒で、変態編集以外とは、あまり積極的に話をしない生活が続いている。 自分でもこの性格が嫌になるが、だからこそ、ゆっくり達とこんなに自由に暮らしていけるのかなぁ、 と思うと、今のままでもいい気がしてしまうから困ったものだ。 ・・・・・・そう。結局私は、ゆっくりのことが可愛くってしょうがないのだ。 ちなみに、野良一家と出会った日の経緯を題材にした新作『ゆっくりの中心で愛を叫ぶ』は、 出版界を震撼させる大ヒット作となった。 私の尊敬する大御所作家、M田一美様にも、 『・・・これ、ゆんあきよりエロい・・・』 などと、雑誌上で対談した際に絶賛され、私の作品では2本目となる、映画化計画も進行中である。 やりすぎたかなぁ おまけ:キャラ設定 ・母れいむ 人とゆっくりを見る目があるが、それ以外の生存に必要なほとんどの能力が欠如している。 タチの悪いことに役立たずの自覚は無い。虚言癖あり。日常生活はまりさに750パーセント依存してきた駄ゆっくり。 (650パーセントは、余計なマネをして迷惑をかける分) ・父まりさ 狩りの能力とケンカには非常に高い能力を示し、性格も温厚な、優秀なゆっくり。 れいむを背負いながら子猫並の速度で走ることもできる、チート能力を持っているため、 野良の中ではかなりモテた。近所では未だにれいむとつがいになったことを残念がられている。 意外と夫婦仲は良好。 ・赤れいむ 両親の欠点だけを完全な形で受け継いだ、サラブレッド。 別にゲスとかではないが、致命的にオツムが足りていない。 親の庇護無しでは3分と生きられない駄ゆっくり。自覚は無し。 ・えーき様 嘆木お姉さんのセックスフレンド。 語彙は少ないが、知性はかなり高め。特技は説教とお姉さんの洋服選び。 ただし一番大事な仕事は、お姉さんの火照った体を鎮めること。 ・ありす 嘆木お姉さんの家の専属メイド。 ペニペニを自在に操り、人間の使用する、およそあらゆる道具を使いこなす。 普段からお姉さんに積極的なアプローチをしてはいるように見えるが、 実はありすは、お姉さんを心から崇拝しているので、それほど性的な関係を持ちたいわけではない。 ・嘆木 晶 若手売れっ子作家。 未成熟な肢体を持て余しており、自分を慰める毎日。 本人の意思に関係なく、ゆっくりに好かれるタイプ ・M田 一美 嘆木お姉さんも尊敬する、大御所売れっ子作家。 作品だけでなく、身も心も熟れ熟れ。 ・女性下着をかぶった変態編集 36番がトレードマーク。変態。 ・変態留学生:ヨハク君 早く仕事を終えて故郷に帰りたい人。以前はムッツリだったが、今は完全な変態。 ・ゆんあき エロい。 ・D.O 家では基本、服を着ない変態。実話。 挿絵 by嘆きあき 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 母れいむ連れて来た末っ子の赤れいむ以外の、子ゆっくり達と赤ゆっくり達は、父まりさが連れて来た。っいう私の設定がある。 -- 2016-08-08 23 05 57 野良れいむにしてはとても善良な野良れいむだな。あっ、自分は、父まりさと母れいむとの子供、おちびちゃんは、赤れいむは末っ子で、成体寸前の子まりさ五匹、成体寸前子れいむ六匹、子まりさ二匹、子れいむ四匹、赤まりさは五匹、オツムと足りていない末っ子赤れいむを含む四匹いる設定です。 -- 2016-08-08 22 57 59 とても素晴らしいです。こういうゆっくりSSもすごく良いですね。 -- 2016-07-22 15 29 34 母れいむに小説の元ネタつくってもらえばいいよ。あんなに上手に嘘つけるんならww 愛でお姉さん(仮)だとは思わなかったなぁwww -- 2015-11-10 01 51 59 おねえさんがエロすぎた -- 2014-12-27 23 27 49 ぺにぺににはよりをかけなくてよい!!www それから、えーき様って「よいぞ」言わないっけ!? -- 2013-08-12 22 34 16 最後の絵でワロタwww -- 2013-03-07 12 48 50 愛でお姉さんかと思いきや、HENTAIお姉さんだったか…… -- 2012-11-27 12 32 11 ぺにぺにによりをかけるなwww -- 2012-04-28 18 13 39 えーき様だけ残してあとは皆殺す・・・w -- 2011-02-14 02 59 20 挿絵可愛い -- 2010-11-10 23 53 42 母れいむこんなに嘘つけるんだしすごくね -- 2010-10-18 00 46 55 母れいむのお涙頂戴劇のオチで笑ったw -- 2010-07-23 17 03 32
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体 9KB ※2作目です ※相も変わらずとんでもSSです ※一部のゆっくりがご都合主義的に中途半端に賢い気もするけどキニシナーイ ※俺設定注意(というか作品の為の俺設定どころか俺設定の為の作品です) ※虐待描写あっさりです ※糞味噌 要 注 意!!!! ※どうしてこうなった! 体 「むきゅー!にんげんさんとゆっくりでどうちがうのよー!?」 山のゆっくりプレイス。そこに住んでいる長ぱちゅりーは人間からの被害に頭を悩ませていた。 野菜を採取しようとすればすかさず現れ仲間を叩き潰す。通行料を要求すれば踏み潰す。赤ん坊を見せて対価を求めればその赤ん坊食べるか握り潰す。etc… これら傍若無人な振る舞いに怒りを覚えるが、いかんせん人間は強すぎる。ドス級でなければどうしようもない上に複数ならドスすら危うい。 しかし、だからといって諦めるわけにもいかない。故に3日間家にこもり人間に勝つ方法について考察していたのだが……。 「ゆっくりだってむしさんにかてる。ぷくーをすればいぬさんもうかつにおそってこない。なのにどうしてにんげんさんにはかてないのぉー!!」 所詮森の賢者(笑)。この程度である。 しかし、仮にも長に抜擢される程である。ここから先が普通のぱちゅりーとは違った。じゃあ今までが何かの間違いだった、と普通の賢者(笑)が考えるところで、 じゃあなぜそんなに強いのかという逆転の発想で対策を練り始めた。 「にんげんさんはちぇんよりあしもはやいしまりさよりちからもつよいわ。みょんよりえだをきようにふるし、ありすよりぺにぺにがおおきい。 れいむよりあらゆるてんでまさっているのはいうまでもない…ってことはつまりぱちゅりーのずのういがいみんなゆっくりよりもうえだというの!?」 長ぱちゅりーは驚愕した。頭脳に特化したぱちゅりー種以外のゆっくりは、どんな種だって身体能力の一部は他の種より優れている。なのに人間は自分の種族以外の すべてのゆっくりの長所よりも勝っているのだ。こうやって改めて深く考えなければ気付かないのかよ、とか人間様より頭が良いつもりなのかよ、とツッコミどころ 満載ではあるが、ゆっくりでこの境地に辿り着いたのは驚きに値する。 「い、いえ。それだけじゃないわ。どうつきのれみりゃやふらんだってにんげんさんからはにげるともきくし、なにより『おようふく』という『まぐ』をみにつけて からだをまもっていると……!!!!!!!!!!」 そこまで言って長ぱちゅりーは人間とゆっくりとの決定的な違い、そして勝利の可能性をついに発見した。 「むきゃ。むきゃきゃ。どうしていままできづかなかったのかしら!そうよそれよ!これでにんげんさんのてんかもここでおわりよ!むきゃきゃきゃきゃきゃきゃ」 2日後。 「ゆゆーん!さすがおさだね!」 「さすがのまりささまもおさにはかなわないぜ!」 「あまりにもとかいはすぎてありすがいなかものにおもえてくるわ!くやしい!でも(ry」 「むきゅ。あれこそがぱちゅりーのきわみなのね。でもいつかかならずそこへいたってみせるわ!」 「わかるよー。おさにいっしょうついていくよー。」 「こかんの!てんぽうざん!」 30匹のゆっくりの集団が街へと向かっていた。そうあの長ぱちゅりーの群れのゆっくりたちである。あの後、長ぱちゅりーはさらに1日かけて人間の攻略法を練り、 そして今朝、自分の群れにそれを伝えて街への進軍を宣言したのだった。 (むきゅきゅ。そうよ。ぱちゅりーはてんさいなのよ。これでにんげんさんに…ゆっくりのおそろしさを!じぶんたちのうぬぼれを!そしてどすのあじわった くるしみをおもいしらせてやれるわ!) かつて長ぱちゅりーが子ゆっくりであった頃、年老いたドスの群れに所属していた。しかし、群れの一匹のゆっくりが人間の子供に怪我を負わせたという理由で 近辺の他の群れごと全滅させられた(ちなみに膝をすりむいた程度である)。元々ドスは群れの低脳ぶりに呆れており、人間の子供に勝ったと自分の群れの ゆっくりが武勇伝を語っていたのを聞いて、報復を受ける前にさっさと逃げていた。 その時、側近であった長ぱちゅりーの両親を家族ごと自分の帽子に入れて逃げたため長ぱちゅりーも生き延びたのであった。 しかし、長距離の移動の負担に老体が耐えられず、数日後にドスは死んでしまった。ドスは最期に、 人間の報復意識の高さ 人間の同じ群れへの防御意識の高さ 特に子供への意識の高さ を徹底的に長ぱちゅりーの家族に教え込み、そして逝った。 長ぱちゅりーは子供ながらにこのドスへ尊敬の念を抱いていた。このことがきっかけとなり、ドスの死因を作った人間へ深い憎しみを抱くようになった。 そして人間に勝つことが自分のドスから遺された使命だと思うようになった。…ドスの『人間に関わるな』という想いを理解することなく。 このような経緯から、人間と戦うために『自身の長所を伸ばす努力』というゆっくりにあるまじきことを行った。そのおかげでゆっくりにしては高い思考能力 を身に付け、純粋に能力と功績を買われて長として君臨したのであった。 そしてその憎しみに加えて仲間を未来の人間の恐怖から守るという使命感でより一層燃えていた。 ……話は元に戻り現代。 長ぱちゅりー一向はついに人間の街に辿り着いた。 「むきゅ!じゃあさくせんかいしよ!ひょうてきいがいにはこうげきしてめをつけられちゃだめよ!さんっ!」 そう言うとゆっくりたちは1種族ずつ計6匹の混成部隊5つに別れ、長ぱちゅりーが言う『標的』を求めて街の中へと走って行った。 ある部隊は銭湯に辿り着いた。 昨今銭湯など流行らず、せいぜい昔ながらの常連や安アパート住まいの学生ぐらいしかこないため、番台のおばあさんは暇でうとうとしていた。そのため ゆっくりが中に入ってしまっても気づかなかった。 「ねえまりさ、ここにひょーてきがいるのかな?」 「わからないからこうしてさがしているんだぜ!そうさのきほんはあんよなんだぜ!」 そう言うとゆっくりのご都合パワーで引き戸を開け、浴場へと入ってしまった。 「うおっ!?ゆっくりが何で入ってきてんだ?」 「まあそう邪見にすんなよ。この銭湯にくるなんてなかなか通のゆっくりじゃねーか」 「ゆゆっ!はだかのおじさんがいるわ!いなかものね!」 「ほーけーい!たーんしょう!」 「「何だとてめええええええ!」」 中にいた青年達(以下包茎鬼意山、短小鬼意山)はたまたま大学が休校だったため昼から風呂にきて独占状態を楽しんでいた。そこへゆっくりが乱入してきたため、 気分を害されて怒り狂った。……決して包茎だからでも短小だからでもない。そして早速包茎鬼意山はみょんを叩き潰し、短小鬼意山はありすを踏み潰した。 「「あでぃずー!びょんー!」」 「どぼじでごんなごどずるのー!?でいぶだぢなにもじでないでじょー!?」 「みんなゆっくりしないではやくにげるんだぜ!」 「「にがすかあああああ」」 包茎鬼意山はれいむををまりさにぶつけ、その勢いでぱちゅりーも一緒に吹っ飛ばした。一方短小鬼意山はちぇんを捕まえ、耳な尻尾などのパーツを引き千切って いた。そしてその怒りを、ゆっくりを湯に沈めたりタイルに顔面をこすりつけたりして解消した。 またある部隊は公園に来ていた。この公園はウフフで有名なスポットであり、茂みの奥では真昼間から盛っているカップルがいた。 「修理工鬼意山…僕もう股間のフジヤマがボルケイノしそうだよ!」 「おいおい予備校鬼意山、始めたばったりだろ?しょうがねえな。サブタイレニアンサンしてやるからしっかり奥まで挿しな。その後は俺の股間のミニ八卦炉を マスタースパークさせてもら…ウッ」 「「マリアリ砲!!!」」 ……ウフフとは何も男女だけではないようである。しかし不運にもゆっくり部隊はそうとは知らずに近づいてしまった。 「わかるよー。にんげんさんがすっきりしてるよー」 「えべれすと!まりわな!」 「みょんのいうとおり、ようすをみてみましょう。わたしたちのひょうてきになりうるわ!」 「……ん?修理工鬼意山、ゆっくりがエネミーマーカーしてますよ。なんだかオンバシラがよけいエクスパンデッドしそうです」 「ああ。実は俺、ゆっくりでもかまわず喰っちまう人間なんだ。そうだいいこと思いついた。予備校鬼意山、ゆっくりの中で不夜城レッドしてみろよ気持ちいいぜ」 「修理工鬼意山がそう言うなら…もうグングニルが不夜城レッドしちゃいますよ! 」 2人のお兄さんは幻想風靡のごとく近づき、あっという間にゆっくりたちを捕まえた。予備校鬼意山は足で2匹おさえ、1匹手に持ちHENTAIを楽しんだが、 修理工鬼意山は1匹足で確保すると同時になんと二刀流でHENTAIし始めた。そしてそれはゆっくりの体内の餡やクリームが鬼意山達の厄に置き換わるまで続いた。 残りの2部隊も様々な理由で壊滅し、残るは長ぱちゅりーの部隊のみとなった。そうとは露知らず、長は自分たちの標的を探していたが、夕方になっても結局 見つからなかった。しかしゆっくりの神は彼女らを見捨てなかった。長ぱちゅりーは知らないうちに近くまで来ていた。自分たちの標的がいる……小学校に。 「な、なんなのこれは……」 しげみにかくれていたら、おおきなにんげんさんが『がっこう』といっていた。つまりあのきょだいなどうくつはにんげんさんのがっこう、つまりおちびちゃんが いるにちがいない。そうおもっておもいきってかべさんのすきまからはいっていたら… 「どういうことなの…?」 「なんでにんげんさんのおちびちゃんが…」 「「「「「「こどもなのにみんなどうつきなのおおおおお!?」」」」」」 数日前、長ぱちゅりーはこう考えた ―――い、いえ。それだけじゃないわ。「どうつき」のれみりゃやふらんだってにんげんさんからはにげるともきくし、なにより『おようふく』という『まぐ』を みにつけて「からだ」をまもっていると……!!!!!!!!!!――― ゆっくりれみりゃやふらんは幼年期は胴なしで過ごす。そして成長し、なおかつ栄養が十分あればと戦闘能力が数倍に跳ね上がる胴付きになる。つまり、 1.人間の子供ならまだ胴なしだから弱いはず 2.人間は子供に弱いからそれを人質にすれば下手に出るしかない 3.そのまま支配する というやっぱり森の賢者(笑)な結論に至ってしまったのだった。 まだ洋服という魔具に守られているから強いという発想なら少しは人間に被害を与えたかもしれない。しかし、れみりゃ達と人間を同列に考えてしまった時点で この作戦は最初から失敗が確定していた。 銭湯で裸の人間がいても標的として認識しなかったのは、「胴なしにんげん」を探していたから。 公園で様子見をしていたのは、すっきりして人間の額から「胴なしにんげん」が生えてきてから襲うつもりだったから。 呆然とする長ぱちゅりー部隊に低学年の男の子たちが気づいた。胴なしゆっくりである彼女らに6~7歳児に対抗できる能力は……ない。 【あとがき】 ゆっくりが人間を頭の大きさだけで強さを判断するって設定よく見かけません? でも胴付きゆっくりがいるんだから逆に胴で敵の危険度をランク付けする設定もあっていいんじゃないかなーと思って書いてみました。 胴付き(服を着ている)れみりゃ達を例に上げたり服を『』付けしたりして「服を着ているから人間は強靭と長ぱちゅりーは考えた」 ってミスリードを狙ったんですが…うまくいきましたか? 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 胴無し人間怖い -- 2016-01-21 19 28 20 なるほどなーw -- 2011-10-08 23 00 36 うめえwww -- 2011-06-04 06 21 33 しっかりミスリードされたよ!無能な賢者(笑)はさっさと滅んでね! -- 2010-07-19 19 39 08 けんじゃ(笑) おお、すごいすごい -- 2010-06-22 00 53 22 さすが、森賢クオリティ -- 2010-06-21 13 34 29