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しあわせ補足 1KB 考証 小ネタ 人間なし 独自設定 しあわせ補足 【注意】 「ふたば系ゆっくりいじめ 1039 しあわせ」の補足説明です 完全に蛇足ですし「ふたば系ゆっくりいじめ 1039 しあわせ」を読まないと、自分にも意味がわかりません。 ※ゆっくりの知能が高いように見えますが、おちついて行動だけを見てください。 【まりさ親子の軌跡】 00.親子三匹、沈んだ様子で【白昼の歩道】を移動。 抵抗せずに捕獲される(子供も逃がさない)親まりさ右目喪失。 01.ケージの中 [ 食事が与えられて、それが甘ければ『おちびちゃん』] ⇒味覚知識:子ゆっくり≪あまあま≫ [ ある時から、まるでゆっくりできた記憶がない。] 02.赤まりさ虐待 [ 昨夜叫びすぎて喉が壊れたらしい]参考:虐待される赤ゆっくりのテンプレート ⇒『みゃみゃたすけちぇ』『ゆっくちちちゃい』『じねぇぇぇぇぇ!!』喉が枯れそうなのはどれか 03.親子再会、親まりさ実子を捕食 [ 辛かっただろう、苦しかっただろう]テンプレート該当 [ 自分の名前呼んだのだろうか、助けを求めたのだろうか。]テンプレート該当 親まりさ:子まりさに与えるえさを知っていながら残さない。 [ そこら辺に転がっていた、自分の右目でも与えればいい、当面はそれで持つハズだ。] 子ゆの食事量:参考、食べざかり。 [ それが『にんげんさん』を、堪らなく悦ばせるとわかっていて、それでも口にせずにはいられない。] ⇒テンプレート「 どぼじでこんなごどずるのお゛お゛お゛お゛お゛おおおおおおおおおっ!!」 結果:娘が一匹生き残り、出産に耐えるまで成長。 (相手不明の)赤ゆっくりを出産し、ケージで飼われるも、最終的に処分。 ※まだピンと来ないなら、ゆっくりの性能を最低に設定して読み返してください。 ご指摘を受けたロジックと言うほどの物は無いですが ちょっと親まりさを見る目が変わるかもしれません。 カテゴリの中に【自業自得】が含まれています。 【おわり】 最近ゆっくりを、ちょっとかいかぶっていませんか? by古本屋 古本屋の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 親まりさがでいぶみたいな奴だったって事か、奴隷扱いの番いが死んで子供食って…な感じの -- 2013-12-25 02 59 47 ごちゃごちゃ親まりさの心情っぽいものが書いてあって惑わされるけど、 それを省いてしまえばただのいつものテンプレ飼いゆっくり要求話ってことじゃないの? 1.あまあま&飼い要求 2.赤まりさを自分の身代わりに差し出す 3.あまあまを独り占め 4.親虐待死、子まりさだけ残して虐待 かと -- 2011-07-06 22 48 26 00から判断して、飼いゆっくりになろうとしたゲスの話だろ ぺろぺろなめるシーンで子ゆっくりの目を食べていて、だからその後人間が爆笑している -- 2011-06-06 00 07 38 00 →わからん 01 →子ゆっくりがあまあまだと知っている=子ゆっくりを食べたことがある 02 →三つ目の叫びが喉がかれる=死ねが口から出やすい=ゲス資質? 03 →おそろいの“ぼうし”=おちびちゃんはみんな“まりさ”=まりさ同士のすっきり⇒相手は?⇒おちびちゃん ちょっと判断材料が少ないかな? -- 2010-11-18 22 10 43 餡庫でフルボッコにされてたな -- 2010-09-09 00 26 17 叙述トリックさんだったのぜ? 餡子脳にはわからないのぜ -- 2010-07-04 15 37 51 分かんないけど、親まりさが子まりさを孕ませていたということ? -- 2010-06-28 07 45 18
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ゆっくりしっかく はしがき はじめに断っておかねばならない。 以下の文章は、私がまりさの話を聞いて、書いたものである。 私がまりさと出会ったのは、丁度今から一年位前のことで、 そのときまりさは、既にだいぶ老いたゆっくりだった。 体中に傷を負い、帽子は破れ、片目は潰れていた。 制裁か、事故か、虐待か、もっと他の理由か、それはわからない。 腹を空かしていたようなので、私は気まぐれの善意でまりさを自宅に連れ帰り、 いくらか餌をやったら、以下のようなことを私に語ったのである。 だから、文章の大筋はまりさの経験、ゆん生に即しているが、私の空想も多分に含まれている。 本文の中で“自分”としているのは、このまりさのことであるが、 その“自分”の言葉、行動、感想などは、一部を除いてほとんどが、私の想像である。 まりさとはすぐに別れたので、今この瞬間、まりさがどこで何をしているか、私は知らない。 おそらく死んだものと思われるが、断言は出来ない。 とにかく、私は私がまりさから聞いたことの一部始終を、誰かに聞いてほしかった。 だからこの文章を書いたのである。 まりさは賢いゆっくりで、沢山のことを記憶し、私に語ってくれた。 その体験はゆっくりとしては稀有なものと思われるので、 読者諸鬼意山の興味をそそるような事があれば、これ幸いである。 ゆっくりしっかく 恥の多いゆん涯を送ってきました。 自分はまだ子ゆっくりの頃に、いろんなことがあって故郷の森を飛び出しました。 そして、なんの当ても無く、ただただ歩きました。 歩いた先に、人間さんの住む街が見えましたが、自分はそこで疲れ果て、倒れました。 そんな自分を、助けてくれたのは、街に住む、ありすでした。野良のありすです。 自分にはありすの餡(正確には、餡ではないのですが)が流れています。 だから、ありすはそれを感じて、哀れに思ったのかもしれません。 ありすは自分を、分厚い、茶色い紙さんで出来た、ありすのおうちへと案内してくれました。 ありすは元々、人間さんに飼われていたらしいのですが、 その人間さんが他の土地へ移るのと同時に、捨てられて、それで野良になったのだそうです。 ありすは自分に、食べ物をくれました。お魚さんの頭と、お野菜さんのヘタでした。 少し酸っぱい臭いがしました。味は覚えていません。 ありすに「もうすこし、ここにいてもいい?」と聞くと、 「ええ、いいわ」とだけ、答えました。 それ以来、しばらく私はありすのおうちに居座ることになりました。 丁度、雪さんがちらつく季節で、私もありすも凍えるようでした。 ありすと私は頬を寄せ合い、寒さを凌ぎあいました。 ありすに、「かぞくは、いないの?」ときくと、「いないわ」と答えました。 「おちびちゃんが、ほしくないの?」ときくと、「ほしいわ」と答えました。 そして自分の方に、余計に擦り寄ってきました。 自分は森に、妻のれいむを遺してきていました。 れいむに嫌な所はありませんでしたが、その母親が、嫌でした。 れいむの母親は、長の従姉妹かはとこ(記憶が曖昧で、よく覚えていません)で、 常にそのことを鼻にかけているところがありました。 何かあれば、「れいむはおさのゆんせきなんだよ」と、自分を脅し、 自分の狩って来た獲物をゆすり取る始末でした。 さらにひどいのは、自分に対して、良からぬ事を求めてきたことでした。 自分は拒みました。拒めば相手も一旦は退きましたが、 すぐにまた、同じことを要求して来ました。 とうとう自分は、逃げました。なんの罪もない妻を置いて、群れを捨てました。 そしてただなんとなく、この街に来て、すぐに、あのありすに会ったのでした。 ありすとの間には、沢山のおちびちゃんが生まれました。 たしか、雪さんの溶けた頃でした。自分にそっくりなまりさが、一匹生まれました。 なぜか、自分はそのおちびちゃんを可愛いと思いませんでした。他のおちびちゃん達も、同じです。 ただの饅頭にしか、見えませんでした。 ありすが喜んでいたので、自分もそういう振りをしましたが、内心では全くの無感動でした。 おちびちゃん達が生まれても、自分はしばらく、ありすと一緒にいました。 しかし、食べ物は溢れていても、常に危険が付きまとうのが、この“街”というところでした。 ゆっくりは、人間さんたちから“いきもの”と認められていませんでした。 自分達は、“ナマモノ”と呼ばれていました。 ナマモノというのは、お魚さんや、牛さんや、豚さんの死んだものと同じ呼び方です。 つまりその程度の扱いしか受けませんでした。あるいは、それ以下の扱いでした。 何もしていないのに、すすんで自分達ゆっくりを殺そうという人間さんはあまりいませんでした。 でも、ゆっくりが人間さんの捨てたものを漁ったり、人間さんの物を盗ったりすると、 人間さん達は、全く容赦なく、ゆっくりを殺しました。 実際に何度か、ゆっくりの死体を見ました。 自分は生来臆病なので、そういった危険を冒す事はしませんでした。 “こーえん”と呼ばれる、小さな森のようなところで、 苦い苦い草さんや、小さな小さな虫さんを採っては、食べていました。 たまに木の実さんが取れると、それはごちそうでした。 しかし、寒い季節に採れる食べ物は微々たるもので、 自分とありすの二人きりのときはそれでもなんとかなりましたが、 おちびちゃん達が生まれると、とても足りなくなりました。 結局、ある日の朝早く、私はありすと、そのおちびちゃん達を置いて、そのおうちを出ました。 そして二度と戻りませんでした。また、逃げたのでした。 その日の夕方、自分は再び、街の中をぶらぶらと徘徊していました。 道端に、れいむの家族がいました。 れいむと、三匹のおちびちゃんたちでした。 れいむ達は、道端に紙さんを敷き、その上に座って、大きな声でお歌を歌っていました。 「ゆっくりのひ~♪すっきりのひ~♪まったりのひ~♪」 なんだか哀れでした。人間さん達はれいむ達に見向きもしません。 それでもれいむ達は歌うのをやめません。 「れーみゅたちのおうたでゆっくりちていっちぇにぇ!」 「おうちゃをきかしぇちぇあぎぇりゅかりゃ、あまあまをちょーらいにぇ!」 ちびれいむたちも、必死で懇願していました。 「ゆっくりしていってね」 「ゆゆ、ゆっくりしていってね!」 「「「ゆっくちちちぇいっちぇにぇ!」」」 自分は居ても立ってもいられなくなって、れいむ達に声をかけました。 「ゆゆ、みたことのないまりさだね!」 「おうたをうたっていて、ほんとうにあまあまがもらえるの?」 「ゆゆ、れいむはおうたがじょうずだからね!」 れいむの脇には、なにか硬いものでできた、細長い入れ物が置いてありました。 中を覗いてみると、飴さんが二つに、キャラメルさんが二つ、 それからグミさんとチョコレートさんのカケラが一つずつ入っていました。 なるほど、このれいむ達が、どうにか暮らしてゆけるくらいの食べ物は、手に入るようでした。 「まりさも、れいむのゆっくりしたおうたをきいてゆっくりできたから、これをあげるね」 自分はその硬い入れ物の中に、採って来た木の実さんを一つ、入れました。 「ゆゆ、ありがとう!まりさはやさしい“びゆっくり”だね!」 「「「ありがちょーにぇ!」」」 その木の実さんは、本当はありすにあげるはずのものでした。 でも、ありすの処へは戻れません。だから、れいむにあげたのでした。 このれいむも、番相手とはぐれたようだったので、せめてもの罪滅ぼしに、と思ったのです。 その日の夜は、一人で(以前見つけたのとは別の)こーえんで過ごしました。 一人で眠るのは久しぶりでした。いろいろなことを考えました。 風はまだ冷たくて、どうにかこうにか落ち葉さんを集めて、震えながら眠りました。 次の朝目が覚めて、いつものとおり食べ物を探していると、自分と同じゆっくりまりさに出会いました。 「ゆゆ、みたことのないまりさだぜ!」 まりさも、あのれいむと同じことを言いました。 どうやら野良のゆっくりというのは、飼いゆっくりは言うに及ばず、 野生のゆっくりよりも、見たことのないゆっくりへの警戒心が強いようでした。 きっと、ゆっくりにとってなんの掟も無い街の中で、 うっかりしていると食べ物やおうちを盗られてしまうからでしょう。 しかし自分にそんな考えが無いと知ると、 まりさは随分と打ち解けて、いろいろな事を話してくれました。 家族やおちびちゃんは居ないのかと聞くと、 「まりさはいっぴきおおかみなのぜ!そんなものはすててきたのぜ!」と答えました。 どうやらこのまりさも自分と同じく、番相手やおちびちゃん達を捨ててきたようでした。 まりさは変なしゃべり方をするゆっくりでした。 言葉のお尻に、「のぜ!」とか「だぜ!」とか、そんなものを付けてしゃべりました。 まりさは自分のことを「きっすいののらなのぜ!」とも言っていました。 つまり、まりさの両親も、野良ゆっくりだということなのでしょうが、 どうやらそれは、まりさにとって誇りのようでした。 なぜだかは、よくわかりませんでした。 わたしはこの変なまりさと、一緒に行動することにしました。 一緒に狩りをして、一緒にむしゃむしゃして、一緒に眠りました。 自分とまりさとは同じ種類のゆっくりなので、 お互いゆん愛感情を抱くことはありませんでした。 自分はなんとなく、このまりさと一緒に居るに過ぎないのでした。 それからしばらくしたある日、 まりさが自分に「いいところへつれてってやるんだぜ!」と言って来ました。 随分暖かくなってきた頃で、食べ物も充分に確保できていたので、 自分はまりさの言う「いいところ」へ付いて行くことにしました。 まりさに付いて行ったその先には、一軒の、例の分厚くて茶色い紙さんでできたおうちがありました。 中にはありすが居るのが、遠くからでもわかりました。 勿論、あの、自分が“ひどいこと”をした、あのありすではありませんでした。 「たまにはいきぬきもひつようなんだぜ!」 まりさはそう言いましたが、自分には何がなんだかわかりませんでした。 「あのありすは“ゆんばいふ”なのぜ!」 “ゆん売婦”―――はじめて聞く言葉でした。 まりさの言うゆん売婦とは、食べ物と引き換えに、 すっきりをさせるゆっくりのことでした。 自分はまりさに薦められるままに、そのありすのおうちへ入っていきました。 「いらっしゃい……あら、びゆっくりさんだわ。ゆっくりしていってね」 「ゆっくりしていってね」 近くで見るとそのありすは、思っていたよりも綺麗なゆっくりでした。 少し年をとっているように見えましたが、 自分なんかよりよっぽど、美ゆっくりといえました。 自分は随分緊張していましたが、ありすの艶々しさに欲求を抑えられなくなり、 結局、すっきりをしました。 「こんなことをして、おちびちゃんができたらどうするの?」 少し落ち着いた自分は、ありすに尋ねました。 「ありすはもともとにんげんさんのところにいたの。そのときに“きょせい”されたのよ」 「“きょせい”?」 「そう。ぺにぺにをきって、まむまむにあついぼうをいれて、おちびちゃんができないようにするのよ」 ありすは悲しい顔をしました。 「だからこうしてすてられても、おちびちゃんのできないありすと いっしょになってくれるゆっくりはいないのよ」 生きるために、と言ったらなんだか美化しすぎているようですが、 このありすがゆん売婦になったことは、 ある意味当然の流れだったのかもしれないと思いました。 きっとありすはこの先もずっと、 そのゆん生が終わるまで、たった独りで生きてゆくのだと、その時は思いました。 帰り際に、ありすは自分を呼び止めて、こう忠告しました。 「あのまりさは“げす”なんだから、あんまりなかよくしないほうがいいわ」 “ゲス”―――ゆっくりにとって最低の称号でした。 ゆっくりがナマモノなら、ゲスはそのナマモノですらない、本当のクズでした。 一緒に居るまりさのことを、こんな風に言われたのは少し心外でしたが、 どういうわけか、自分はそのゲスという言葉を忘れられませんでした。 その後しばらくして、まりさと自分は些細なことでケンカをして、別々に行動することになりました。 まりさと自分は、それまで溜め込んだ食べ物を半分ずつに分けることにしました。 そのとき、まりさの帽子が随分膨らんでいるのに気が付きました。 でも、自分は見て見ぬ振りをしました。 まりさがそんなことをしたので、自分の取り分は僅かになりました。 でも、自分はそれに文句を言いませんでした。 自分はその食べ物を、ゆん売婦のありすの処へ持っていって、あるだけ使ってしまうことにしました。 「こんなにつかってしまって、だいじょうぶなの?」 「しんぱいないんだぜ……ありすはえんりょなくうけとるといいんだぜ」 「でも……もうすぐあめさんのきせつになるわ。とっておかないとたいへんよ」 自分はあのまりさに影響されたのか、知らないうちに変なしゃべり方をするようになっていました。 ありすは自分に少し好意を持っているようで、自分のことをしきりに心配していました。 (自分は元々、ゆっくりありすに好意をもたれることの多いゆっくりでした) 自分はありすのその好意につけ込んで、あるお願いをしました。 「じゃあ、しばらくありすといっしょにいさせてほしいのぜ」 ありすは頬を赤らめました。 すっきりは沢山したのに、なんだか不思議なことにも思えました。 自分はありすが嫌いではありませんでした。嘘ではありません。 しかし、自分のこの求婚とも取れる発言は、 純粋な好意から来たものでなかったことも、否定できない事実でした。 ありすはゆん売婦をして稼いだ沢山の食べ物を、 他のゆっくりと交換して、保存のきく食べ物に代えていました。 自分はよく、ありすから“さーびす”として、“こと”が終わった後、その食べ物を一緒に食べていました。 ありすのおうちに蓄えてある、あの食べ物があれば、かなり長い間ゆっくりできる。 「そういうかんがえはなかった」と言うことは、自分には出来ませんでした。 自分は、ゆん売婦のありすと番になりました。 ありすはゆん売婦を辞め、二人でゆっくりとした毎日を送りました。 しばらくすると雨さんの季節になりましたが、 おうちの屋根には雨さんを弾く、青いものが被せてあったので、平気でした。 自分とありすはときどき、雨さんの音を聞きながら、ただ快楽のためだけに、すっきりをしました。 すっきりをするとのどが渇きます。自分が雨さんを汲んで飲もうとすると、ありすがそれを止めました。 「こっちにもっと、とかいはなおみずさんがあるわ」 ありすは床に開いた穴から、細長くて透明で、それでいて硬い入れ物を取り出しました。 その細長いものの中には、お水さんが入っていました。 「おみずさんなのぜ?」 「“おさけさん”よ」 “お酒さん”―――それが自分のゆん生を大きく変えました。 変なにおいのするそのお水さんは、口に含むとなんとも奇妙な味がしましたが、 ほのかに甘く、しかもだんだんと、ゆっくりとした気分になってくるのでした。 自分は次第に、そのお酒さんの虜になってゆきました。 雨さんの季節が終わる頃には、自分はもうお酒さん無しでは生きてゆけないようになっていました。 はじめのうちは、毎晩、そのうちに、昼夜問わず、来る日も来る日も、お酒さんをあおりました。 そしてだんだん寒さを感じるようになった頃に、沢山あったはずのお酒さんは、底を尽きました。 「ありす、おさけさんがほしいんだぜ……」 「きのうのんだぶんで、もうさいごよ」 絶望的な宣告でした。 「だったら、ここにあるあまあまさんと、こうかんしてこればいいんだぜ……」 「むりよ。おさけさんは“おかねさん”がないと、こうかんしてもらえないわ」 自分はお酒さんが貴重なものだと理解していませんでした。 野菜さんや、あまあまさんや、虫さんといったものは、他のゆっくり達と交換することで手に入りました。 しかし、お酒さんは、人間さんと交換しなければ手に入らないものだったのです。 人間さんは、自分達ゆっくりと、物々交換をしてくれません。 唯一、交換してくれる場合というのは、それはお金さんを持って行った場合だけでした。 「じゃあどうして、ありすはおさけさんをもっていたのぜ……?」 「むかし、かいゆっくりのおきゃくさんがいたのよ。そのおきゃくさんがくれたの」 自分はこの時、半ばやけになっていて、後先を考える余裕など無く、ただお酒さんを欲していました。 そして遂に、ありすに対して絶対に言ってはならないことを言ってしまいました。 「だったら、もういちど“ゆんばいふ”になればいいんだぜ……」 そこから先はハッキリとは覚えていません。 あまりに悲惨な光景だったので、思い出したくないのかもしれません。 ただ、ありすの凄まじい泣き声と、見たことも無い悲しい顔だけは、覚えています。 自分とありすは、別れることになりました。 出て行くのは、またしても自分でした。 ありすは自分(まりさ)のことを、ゆん生で唯一、 自分(ありす)を愛してくれるゆっくりだと、思い込んでいたようでした。 しかし、それはありすにとって勘違いというか、不運というか、気の毒なこととしか、言い様がありませんでした。 自分は、ゆっくりがゆっくりを好きになる―――そういう感情が一切、理解できないゆっくりなのでした。 自分のおちびちゃんすら、愛することのできないゆっくりなのでした。 もし、愛しているゆっくりが居るとすれば、それはたった一匹、他でもない、自分自身でした。 みんなは、そういうゆっくりを、“ゲス”と呼びます。 自分は気が付かないうちに、ゲスになっていました。 いえ、あのれいむを置いて森を出たときから、既にゲスだったのかもしれません。 口調も、行動も、そして長い野良生活でボロボロになった外見も、まさに醜いゲスそのものでした。 完璧な、ゲスでした。他のどのゆっくりよりも、ゲスでした。 ゆっくり、失格。 もはや、自分は、完全に、ゆっくりで無くなりました。 (おしまい) ☆☆☆☆☆ 七割方書いてから、別の作者さんが「ゆっくり失格」というSSを既に発表してらっしゃることに気づきました。 「ひらがなだからゆるしてね!ひどいことしないでね!」 (過去作) ゆっくりいじめ系2909 偏愛 ゆっくりいじめ系2999 おはなありす 選択肢 投票 しあわせー! (16) それなりー (0) つぎにきたいするよ! (0) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ゆっくりつくーる 3KB パロディ 小ネタ 現代 独自設定 突発的に書いたので穴だらけです・・・すみません ・6回目 ・希少種 ・かっぱっぱーかっぱっぱーにーとりー ・虐めません。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス スーパーのお菓子売り場で、新発売の『ゆっくりつくーる』があったので買ってきた。 パッケージには、ゆっくりにとりの顔があり、ギザギサの吹き出しに『ゆっくりつくっていってね!!!』と定型文を微妙にアレンジした文字が書いてある。 裏面の説明を見てみると、ステップ1から3までがカラフルに説明されている。 これを元に、作れということらしい。 ・ステップ1 まず、五つある容器のうち、ガムシロップの容器に似たものがあるので、そこに水を線まで入れる。 そこに添付の、黄緑の粉末を入れ、スプーンか何かで掻き混ぜるらしい。割り箸で良い具合に混ざってくると、ソーダの混じったメロンシャーベットに似た何かになった。 それを全体的に丸い二つの容器へ流し込む。 一回、ガムシロ容器を洗う。 そして今度は、光沢のある水色の粉末を入れ、水を線まで入れる。先程と同じく掻き混ぜると、今度は水飴のようになった。 続いて、野球帽をだらしなくしたような形をした黄緑のグミが入っていて、その下部に細い溝が幾重もある容器の細い溝に水色の水飴を薄く引き伸ばしながら、二つある容器に均一に注ぐ。 ここまでがステップ1。 絵だと、子供向けでにとりの一言アドバイスでもっと簡単に書いてあるが、大人が理解出来る文にするとなるとなかなか大変である。 ・ステップ2 四つの容器に、液体を入れたことを確認したら。零さないよう慎重に容器を冷蔵庫の中へ入れ、十五分冷やす。 十分後。それぞれの容器の中の液体は程よく固まるので、鯛焼きの要領で重ね合わせ(こうすることで、容器の内側に敷いてあるグミの膜が上下を接合する)、更に二十分冷やす。 二十分後、冷蔵庫から取り出し常温で一時間置いておく。 これでステップ2が終わりである。 三つで足りる一言アドバイスを文章にしたらこれだけ書かねばならない。つくづく、絵は文章よりも情報量を膨大かつ瞬時に得られるものだと実感する。 ・ステップ3 容器を開いて中身を出す。 既に、にとりのような形をしているけれどこれから各パーツをドッキングせねばならない。 まずは、グミの皮膚に包まる肌色の本体を取り出し、袋から目玉であるスカッシュグミを取り出し窪みに一つずつ入れる。 続いて、帽子上のグミと、固まって髪のようになった水飴を取り出し、にとりの頭へ添える。 後は、軽く各部を押して調えれば。 ゆっくりつくーる『にとり』の完成である。 ゆっくり特有の掛け声を言えば、にとりは動き出す。 彼女は、食玩である自分のゆん生を精一杯生きることだろう。 さて、ではいただきます。 「ゆっくりしていってね」 おまけ 『ゆっくりつくーるCM』 (ドアップでれいむとまりさが映し出される) これはれいむ? これはまりさ? どうせ、お饅頭でしょ! (二人の子役が美味しそうに手の平サイズのれいむとまりさを頬張る) え!? グミなの? 作り方は、簡単! 練って注いで冷やすだけ! (ステップ1.2.3がさっと流れる) ゆっくりつくーる。スーパーのお菓子売り場にあるよ! (れいむ。まりさ。ちぇん。みょん。ありす。れみりゃが並んだシーン) ゆっくりつくっていってね!!! (にとりのカットインが入り) にとり新発売! アトガキ 餡子ちゃん一周年おめでとうございます。最初は餡子ちゃんへのプレゼントってことで自分で作るゆっくりSSをーってことでしたが。 どうしてこうなった。 元ネタは、ゼラチンとジュース混ぜて虫のグミ作るグミックス(GUMMIX)ってお菓子です。ゆっくりが喜びそうなお菓子です。 ソーダなメロンシャーベットですが、本人がにとり→ニトロと呼ばれるらしいのでそれっぽいやつにしました。 粉末はゆっくりの餡を乾燥粉末にさせたものなので、なんでもありのゆっくりだから形さえ調えばザオリクるんだろうと思いました。 グミも最初は、耐水性があるんじゃないかなと思ったけどグミで出来たゆっくりで良いかなぁ・・と。 えーと、この場をお借りしまして。 ディスクトップまりさを書いた方、ありがとうございます。楽しく読ませていただきました。 自分のようなアレなSSと比べて段違いに発想力豊かでもう、恥ずかしいです・・・。自分も欲しいです。卓上ゆっくり。主にやまめを。 並びに、ふたばスレでデスクトップガジェットの画像を作ってくださった方ありがとうございます。自分の想像以上のものでした。 きっと自分のパソ子さんじゃ、ブルースクリーン必至ですあはは・・・。 ご読了ありがとうございました。 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆっくりを簡単に作れるじゃねーかww 加工所の技術SUGEEEEEEE -- 2014-09-18 00 19 31
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/31.html
長門有希いじめ短編集 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 長門有希いじめ【陰湿】 穴 長門いじめ 長門いじめ2 地味ないじめ
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wiki掲示板 wikiの掲示板です。 コメントテスト - コメントテスト 2015-08-27 17 47 35 ボタンにしるしを入れて投稿すると返信できます - 管理人 2015-08-27 18 09 21 名前
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高3自殺「いじめ防止委 全員関係者」 私立校 選任予定者14人、職員やOB 神戸市須磨区の私立高校で、7月に自殺した同校3年の男子生徒(当時18歳)が 同級生らから金品を要求されていた事件で、同校が設置する 「いじめ防止対策特別委員会」の委員に選任予定の14人が、いずれも同校関係者であることが25日、わかった。 教頭は「今後、委員の増員を含め、見直しを検討する」とするが、 身内 でつくる委員に批判が集まりそうだ。 同校によると内訳は、同校職員7人、大学教授や弁護士ら7人、しかし大学教授は同校OB、 弁護士は同校顧問弁護士だった。校長は「再発防止に向け、一刻も早く委員会を発足させるため、 すぐに集まってもらえる人たちに声をかけた」と説明している。 この日は同委員会発足に向けた懇談会が開かれ、14人を含む22人の関係者が参加。同校の生徒指導部長が、 男子生徒の自殺から同級生3人の事件経過を説明。 大学教授からは「保護者に情報が伝わるのが遅かったのでは」など批判が出た。 同委員会は今年度中にも、再発防止に向けた報告書などの作成を目指す。 (読売新聞 神戸欄 2007.10.26)
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※超注意!!! 人間は出ません 虐待って言うか自然淘汰って感じです。 お食事中は見ない方が良いと思います。 結構気色悪い描写してます。 これは夏の出来事です。 野原を跳ね回る二匹のゆっくりが居ました。 ありすとぱちゅりー。 二匹は近くに住む仲の良いゆっくり。 よく二匹で遊び回っています。 「都会派ね〜」 「むきゅ〜」 二匹とも気持ちよさそうに昼寝を始めました。 ゆぅゆぅと寝息を立て、昼寝を満喫します。 ぶぶぶ… そこに現れたのは二匹よりもとても小さい一匹の虫でした。 その虫は不快な羽音を立て、ぱちゅりーの頬に止まりました。 しばらく留まり、次はありすの頬に止まります。 しかし、寿命だったのでしょうか、ありすの頬に止まったかと思うと、 ぽとりと落ち、足を丸めてその生涯を閉じました。 −数時間後 「むきゅ! ゆっくり寝過ごしたのよ!!!」 「う〜ん、ちょっとねすぎたわね」 日が傾きかけた頃に二匹は目を覚ましました。 あまりもたもたしていると、周りが真っ暗になってしまい帰れなくなってしまいます。 「ありす! 早く帰るのよ!!!」 「わかったわ、ぱちぇ…ゆっ?」 ありすは自分の下に小さな虫の死骸を見つけました。 「ぱくん!」 見つけるなり虫の死骸を食べるありす。 ぱちゅりーに見つからないようにこっそりと食べたのでした。 ぱちゅりーは自分の頬にわずかな痒みを感じましたが、今はそれどころでないので、 我慢してありすと一緒に自分の巣へ帰っていきました。 二匹がゆっくりの集落の広場にたどり着くと、中央にドスまりさが鎮座していました。 「二匹とも遅いよ!!! 夜は周りが見えなくて危険なんだから早く帰らなきゃだめって言ったでしょ!!!」 「ごめんなさいどすぅ…」 「むきゅ〜、ごめんなさいなの」 このドスまりさが管理する群れは15家族からなっています。 他のゆっくり達はすでに全員巣に帰っているのにこの二匹だけ帰ってきていなかったので、 心配する家族に変わり、二匹の帰りを待っていました。 この群れが住む場所は獣も捕食種も人間も現れないため、比較的安全が確保されています。 そのため、群れのゆっくりが突然居なくなることが滅多にないので心配したのです。 「二匹とも反省したならいいよ!!! ゆ? ぱちゅりーのほっぺになんかついてるよ? ぺーろぺーろ」 「むきゅ、くすぐったいのよ」 ドスまりさはぱちゅりーの頬についた白い粒のような物を舐めとりました。 特に味もなかったので「しあわせ〜」はありません。 二匹は改めて遅くなったことを謝り、それぞれ自分の家族の元に帰りました。 −二日後 さて、今ゆっくりけーねの診察を受けているのはあのありすとぱちゅりー。 何ともこの二日間とても具合が悪いのだと言います。 ぱちゅりーは頬がかゆくなり、段々痒みが痛みと不快感に変わったと言い、 ありすは舌と顎の辺りがぱちゅりー同様痒くなって痛みに変わったそうです。 「ゆ〜ん、とくに悪いところは見あたらないなぁ…」 「でも、いぢゃいよおおおぉぉぉぉおおお!!!」 「むぎゅああああああ!!! いだっ! いだい! いだいよおおおおおお!!!」 二匹とも襲いかかる痛みに悶え苦しんでいます。 今まで見たこともないような症状にけーねも困り果ててしまいました。 ゆっくりかぜとは違うし、怪我をしているようでもありません。 しかし、二匹は確実に痛がっています。 けーねが頭をひねっている間、異変はドスまりさにも起こっていました。 「ゆげええぇぇぇぇえええ!! いだいっ!!! いだいよおおぉぉぉぉぉおぉぉ!!!」 広場から巨大な悲鳴がひびきます。 舌を出して痛みに悶え苦しむドスまりさ。 彼女もまた、痒みから始まり、痛みに変わり苦しんでいたのです。 群れの全員が集まり、ドスまりさの看病をしています。 このドスまりさは他の群れのような「便利な存在」としてではなくではなく、 リーダーとして群れのみんなから絶大な信頼を得ており、 心配で全員が見舞いに来ることからも、その様子がうかがえます。 「むきゅ〜、こんな症状初めてなのだわ…」 「まりさ! しっかりしてね!!! れいむがついているよ!!!」 側近ぱちゅりーは頭をかしげ、副リーダーれいむは苦しむドスまりさに寄り添います。 しかし、三匹を襲うこの症状は一体何事なのでしょう? 答えはドスまりさが群れ全員の前で披露してくれました。 「いぎいぃぃぃぃ!!! ゆびぃぃぃいいいいいい!!! えげっ!!!」 叫ぶドスまりさの舌の表面がうねうねと波打ち、 所々から餡子がうっすらと浮かんできました。 そして… 「「「ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ…」」」 「「「「「「「なにこれーーーーーーーーーーーー!!!」」」」」」」 餡子が浮かんだ場所から舌を食い破り、二日前、ありすとぱちゅりーにくっついた虫、つまり蠅が飛び出してきたのです。 そして、舌の表面には三匹を苦しめていた元凶のウジ虫が這い出て、その上をうねうねと這い回りました。 この光景に群れの全員が驚愕し、悲鳴を上げました。 「えげえぇえええええ!!! えげえぇえええええ!!!」 自分の身に起こったおぞましい出来事にかっと目を見開きドスまりさは咆哮しました。 そして、蠅たちはどこかへ飛び去りました。 側近ぱちゅりーは自身の精神力で持ちこたえましたが、 他のゆっくり達はあまりのショッキング映像に何匹か気絶してしまいました。 「む…むぎゅぅ、、、と、とにかく悪い虫さんがドスを苦しめてたのよ!!!」 「ゆっ!!! そうだよ!! 悪い虫さんがまりさに酷い事したんだよ!!! ゆるせないよ!!!」 れいむはそう叫ぶと、だらりと地面についたドスまりさの舌の上を蹂躙するウジ虫を踏みつぶし始めました。 「…………!!! ぎゃああぁあっぁぁぁぁぁあああ!!!」 激痛に再びドスまりさの咆哮が木霊します。 「むきゅ! れいむ待って!!! そんな事しても駄目よ!!!」 「でも! まりさに酷い事した虫さん許せないよ!!!」 「みんなもよく聞いてね。多分まりさのしたの中にはまだむしさんがいると思うの。 だから一回虫さんに食べられてる舌を切り落とすのよ!!!」 ……… 「がまんしてね! ドスまりさ!!!」 「とかいはなドスのためにやることなの!! 理解してね!!!」 「痛いけど我慢して欲しいんだよー。わかってねー」 ドスまりさの口は木の枝で固定され、中には数匹のゆっくりが口に鋭い木の枝をくわえて待機していました。 ドスまりさは恐怖と激痛で涙をどくどくと流しています。 その痛ましい姿を見たくないと何匹かのゆっくりは目をそらします。 「むきゅ、準備はいい? それじゃ、はじめるのよ!!!」 「「「「ゆーーーーー!!!」」」」 かけ声と共に大がかりな手術が始まりました。 人間と違い、刃物を持たないゆっくりは鋭い枝で何度も突き刺すことでドスまりさの舌を切除しようとしているのです。 「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」 口を固定されたドスまりさは舌を何度も突き刺される痛みに声にならない声で叫びます。 中でドスまりさの舌を突き刺しまくっているゆっくり達は皆涙を流しながら作業を進めます。 全ては大好きなドスまりさに助かって欲しいからです。 地獄の大手術は三時間にも及びました。 何本もの木の枝を犠牲にして、ついにドスまりさの舌はちぎり落とされました。 ドスまりさの舌の切除痕には薬草があてがわれ、応急処置が施されます。 そして、広場の中央には切り取られた舌と、未だに舌の上や中をうねうねと這い回るウジ虫たち。 その場にいる全員の心は一つ。「ゆっくりできない虫さんは死んでね!!!」 次々とドスまりさの舌に飛びかかり、出てきたウジ虫を潰していきます。 何匹かは蠅となって飛び立とうとしたところを潰され、 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 「うっめ! こいつめっちゃうっめ!!!」 また何匹かはゆっくりの餌になりました。 やがてドスまりさの舌はゆっくり達が掘った穴に埋められ、 ドスまりさに起こった異変は終わりということになりました。 −ドスまりさの手術が終わろうとしていた頃 ありすとぱちゅりーはまだ痛がっていて、けーねは原因が分からなくてずっと頭をひねっていました。 痛み止めの薬草を塗っても駄目。栄養のあるお野菜を食べさせても駄目。 はっきり言ってお手上げ状態。 けーねがさじを投げようとした瞬間。それは起こりました。 「えげっ! えげっ! えげっ! えげっ! えげっ! えげっ!」 「むげっ! むげっ! むげっ! むげっ! むげっ! むげっ!」 二匹が急に痙攣を起こし始めたのです。 けーねはこの症状を見て、中枢餡子と呼ばれる ゆっくりの心臓部のような物が傷つけられていることを悟りました。 しかし、体の内部のことなのでけーねにはどうすることも出来ません。 「「ぽげあっ!!!」」 二匹は最後に大きく痙攣し、苦痛に苦しむ絶叫の表情のまま死に絶えました。 けーねはため息をつき、二匹の死を家族に伝えようと思っていたところ、 なにやら死体が動いたような気がします。 「ゆー?」 生き返ったのだろうか? しかし、生き返ったにしては動きが変だ。 なんか皮が一人で動いているような…… 皮は波打つように蠢き、そして脹らんだと思ったら… 「「「「「「ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ…」」」」」」 中から大量の蠅が皮を突き破り出てきました。 「うわわああああああああああああああああああ!!!」 さすがのけーねも突然のことにまともに思考できずに力の限り叫びました。 「もこたあああああああん!!! たすけでええええええええええ!!!!」 逃げる先は愛するもこたんの住む木の洞。 「ゆ? どーしたのけーね? もこたんびっくりしたお!!!」 「ゆぅぅぅ!!! いりぐちしめてね!!!」 急いで入り口を藁などで閉めます。 「けーね、説明してくれないとインできないお!!!」 「もこたん! むしさんが! むしさんが!」 これでは話にならないと感じたもこたんは一度けーねを落ち着かせてから話しを聞くことにしました。 「それはたいへんだお!!!」 やっと落ち着いたけーねから事情を聞いたもこたんは事情の深刻さを痛感しました。 そのころになって群れのゆっくりから招集がかかりました。 ドスまりさに起こった事とけーねが体験した事が発表され、 群れは騒然としましたが、 「むきゅ、でももう悪い虫さんは逃げたし、残ってた虫さんも死んだから大丈夫よ!!!」 という側近ぱちゅりーの演説で群れ全体は安堵しました。 集会後は死んでしまったぱちゅりーとありすを埋葬することになりました。 二匹の死体は中身がほとんど無く、皮もほとんど食い破られて見る影もありません。 家族はたいそう悲しみ、群れのみんなも悲しみに暮れました。 側近ぱちゅりーと副リーダーれいむはけーねから薬草を貰い、 ドスまりさの世話をするために彼女と一緒に巣に戻っていきました。 −数時間後 けーねは考えていました。 二匹は死んだのにドスまりさはなぜ死なずに済んだのか。 そして答えが浮かびました。 (きっとドスまりさは体が大きいし、虫さんがついたのが舌だったから大丈夫だったんだ) けーねの推理は二匹は体が成体ゆっくり程度の大きさだったので中枢餡子まで食べられてしまい、 死んでしまった。しかしドスまりさは舌に寄生され、 なおかつドスの舌が成体ゆっくり十匹分にも相当する大きさだったから中枢餡子まで食べられずに済んだのだと言う物です。 つまり、普通のゆっくりだと寄生されてしまったらもう助からないと言うことです。 そのことを明日側近ぱちゅりーに伝えようと思ったら、誰かが巣に入ってきました。 「もっこもこになろうね!!!」 もこたんでした。 「もこたん! どうしたのこんな遅くに」 「けーね、ここはとても危険な気がするお!!! 明日早くに他の所に逃げるお!!!」 けーねは驚愕しました。自分たちの所属する群れを捨てて、逃げようと言っているから。 けーねは反論しました。 ドスまりさは自分たちを迎えてくれた偉大なリーダーだ。それを見捨てるなんて出来ない。と しかし、もこたんは一歩も譲りません。 しばらく二匹は口げんかしていましたが、もこたんの一言で決着がつきました。 「けーね! もこたんはけーねが好きなんだお!!! 大好きなけーねとずっと一緒にいたいから危険なことをして欲しくないんだお!!!」 もこたんの精一杯の告白でした。 これにはけーねもうろたえ、つい明日最後にドスまりさを看たら一緒によそに行くことを了承しました。 その夜は二匹は寄り添って寝ました。 −次の日 「ゆ"ぅ"、ゆ"ぅ"、ゆ"ぅ"」 ドスまりさは舌を無くしたためうまく発音できずにうめくだけでしたが、 傷自体は塞がっていたのでけーねは栄養の多い物を沢山食べるようにと伝えました。 そして、この場所を引っ越すことを提案しましたが、一蹴にされました。 「むきゅ、ここにはいっぱい食べ物があるし、 なによりドスがこの調子じゃ移動できないわ!!!」 「まりさが苦しんでるのに移動するなんてばかなの!? しぬの!? ありすとぱちゅりーを助けられなかったヤブが調子に乗らないでね!!!」 けーねは今まで世話になったとだけ伝え、もこたんの元へ向かいました。 「けーね、もこたんインしたお!!!」 「もこたん! いっしょに幸せになろうね!!!」 そして二匹はもてる限りの餌を持って群れを去りました。 −二匹が群れを去って数時間後 ぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ 群れに昨日生まれた蠅がやってきました。 「ゆああああああああああ!!! やべでええぇぇぇぇ!!! でいむをだべないでええぇえぇぇl!!!」 「ゆぎゃああああああ!!! たべるんだったられいむを…ぎべええぁぁぁぁああああ!!!」 「ちぇえええええん!!! にげでえぇぇぇぇぇええ!!!」 「らんしゃまああああああ!!! ごわいよおおおおっぉぉぉおおお!!!」 蠅たちは群れのゆっくり達を食べ、卵を産み付けていきました。 もちろん昨日母胎の役目を果たしたドスまりさも例外ではありません。 しかし、蠅に食われた者で死者は出ませんでした。 そのため、全員が巣の戸締まりをしっかりと行い、餌を食べて体を癒すことにしました。 しかし、翌日には全員が激しい痒みに襲われました。 あるれいむの一家では… 「かゆいよぉぉぉ、ずーりずーり…(めりぃ)ゆぎゃあああああああ」 れいむの皮が剥がれ、そこからウジ虫が表面を食い荒らす姿が見えました。 「おねええぢゃんんんん!!!」 「でいぶのがわいいごどぼがああああ!!!!」 「おがあちゃん! でいぶもがゆいよおおおぉぉ!!!」 「いぢゃいっ!! じんぢゃう! ぢんじゃうよおおおおぉぉぉぉ!!!」 もちろんこの光景はれいむ一家だけでなく群れ全体で起こっていました。 側近ぱちゅりーも、副リーダーれいむもウジ虫に体を食われています。 「うげええぇぇぇぇ…ばりざ、いだいよ、ばりざあっぁぁぁぁあ!!! 」 「むぎゅううぅぅぅぅ…」 ぱちゅりーは後悔しました。けーねの言うとおり急いでここを離れるべきだったと。 「いだいっ! じぬっ! でいぶじんぢゃうううぅぅ!! ゆぎゃあああああああああっっ!!!」 一際大きな声を上げて副リーダーれいむは死にました。 「むぎゅああああああアベッベベベベベッベベベベベベベベ……」 ぱちゅりーはれいむのように大声を上げることも出来ずに死にました。 自分の側近二匹が目の前で死んでしまい、気が動転してしまいそうになるドスまりさ。 しかし、ドスまりさもまた現在進行形でウジ虫に体を食われているのです。 逃げようとしても全身に激しい痛みが走り、動くことも出来ずに壁に寄りかかる事しかできません。 やがて、ウジ虫は蠅になり、ぱちゅりーとれいむの体を食い破って外に出て行きました。 もちろんドスまりさの体を食べていた奴らも…。 その日の内に群れは全滅してしまいました。 残されたのは中身がわずかに残ったぼろぼろの饅頭ばかりです。 −一週間後 しかしドスまりさだけは死ねないでいました。 体が大きかったため、中枢餡子が尽きないのです。 他のゆっくり達は中枢餡子を食い尽くされて死んでしまいましたが、 ドスまりさは6メートルにも及ぶ巨体、中枢餡子もゆっくり数十匹分あり かつ弱ったウジ虫を数匹ずつ中枢餡子に変換していたため、 中枢餡子を食べられる地獄の痛みを味わい続けました。 しかし、それももうすぐ終わるのかも知れません。 ドスまりさは気付いていませんが、ドスまりさを襲撃する蠅が段々大きくなっていて、 ウジ虫も徐々に巨大化しているのです。 ぶぶぶぶ… 昨日独り立ちした蠅たちがドスまりさの元に帰ってきました。 母なる饅頭大地から栄養を得るため、そして子孫を残すために。 「えげぇっ! えげぇっ! えげぇっ! えげぇっ!」 ドスまりさの目玉の中を這い回るウジ虫はすでに人間の小指ほどの大きさになっています。 きっと彼らは近いうちにドスまりさに死を与えてくれることでしょう。 「もこたん! かわいいあかちゃんだよ! みんなでゆっくりしようね!!!」 「けーねともこたんのかわいいあかちゃんだお!! ゆっくりするお!!!」 さてここで赤ゆっくりの誕生を喜ぶのは群れが全滅する直前に逃げたことで難を逃れたけーねともこたんです。 彼女たちは蠅たちが去った咆哮と逆方向に進み続け、二日前ほどに他の群れに合流できました。 安心した二匹は早速交尾をし、子供を得たのでした。 幸せの絶頂だったからでしょうか、彼女たちは他のゆっくり達が気付いた音に気付くことが出来ませんでした。 しかし、彼女たちは戸締まりをしっかりしていたので侵入者からはきっと逃げられるでしょう。 ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ ぶ おわり 言い訳タイム けーねともこたん生き残れるわけ? →またさっさと逃げれば助かりそうですな。でも、今度は子連れだから厳しいでしょうな。 なにこの蠅。やばくね? →饅頭がしゃべるんだからしゃべる饅頭撲滅用の蠅を用意しました。 ちなみに寿命は非常に短く、ゆっくり以外の生物には興味を示さないという設定にしてるので。 何このきしょいSS… →仕様です ○○の設定がおかしいんだが →仕様です まだ途中で終わってないSSあったよねぇ… →放置している訳じゃないんです。書いてます。 ちょっと「ゆっくりいじめ系 怨念」を見たら、レギオンが出たならこいつを…なんて考えただけなんです。 今まで書いたSS ドスまりさとゆうか1〜3 ゆっくり闘技場(性)1 不幸なきめぇ丸 名物餡玉 行列の出来るゆっくり スカウトマンゆかりん前・後 ファイティング親子とゆっくり まりさの商売 ぱちゅりーの失敗1〜3 盲点
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『こんなはずじゃなかった』 初投稿です 後半に虐待要素ありです 俺設定?かもしれません それじゃあゆっくりみていってね! 実ゆっくりは、実になってからわずか4時間で自我が生まれる (ゆ!れいみゅはれいみゅだね!) (はやきゅうみゃれちゃいよ・・・) 実れいむは真っ暗な孤独の中きを紛らわすために 歌っていた・・・・・ (ゆ~♪ゆんゆん~♪ゆっきゅりちちぇいっちぇねえ~♪) (・・・・・おしょとはどんにゃのかな・・) 生まれてきたら何をしよう おかあーさんに挨拶して おとーさんとおかーさんにすりすりして いっぱいあそんでもらって いもうとはいるかな? もしかして一番おねーちゃんだったりして? そう、幸せそうに考えていると 何かが実れいむの中に入ってきた (ゆっ??ゆんやあああああ!!!) 頭に何かが流れてくるのが止まった そう、この『何か』とは母の記憶であった というか餡子であった 植物型の妊娠ではこうやって母から直接 栄養が入ってくるのだ (ゆう?おかーしゃんはせかいでいちばんえらいにょ?) (じゃあれいみゅはおひめしゃま?) 3時間後また母の記憶が入った餡子が やってくる (ゆう?!ゆんやあああああ!!!) (・・・・・・・・) (にゃに!?このにんげんしゃん!?・・ゆぷぷおかーしゃん?(まだ判定してない)のごはんさん おとしておきょらりぇてりゅよ!ばきゃだにぇ!) (ゆう?ゆきゃきゃ!!にんげんしゃんおかーさん?にちーちかけりゃれてりゅね、おお ぶじゃま ぶじゃま) 生まれたらおかーさんとおとーさんに挨拶して すりすりして そして、あの糞奴隷にいっぱいぷくーしてやる ゆふふ・・怖がる糞奴隷の顔が思い上がるよ そしてー実ゆっくりが生まれてくる日が来た ブラブラ・・・ブチン!! (ゆっ!れいみゅうみゃれりゅにょ?) ポトン!スタ!華麗に着地(笑) そして 「おかーしゃん!おとーしゃん!ゆっくちちちぇいっちぇね! しょしてくしょどりぇいはあみゃみゃもってきょい!!」 ・・・・・・・・・空気が凍る どうして?なんで? おかーさんはゆっくりしていって!って言ってくれないの? 「おい糞饅頭お前の子供どうやら下種のようだ虐めがいがあるぜ」 その言葉ともに母れいむが 「やべでぐだざいいいい!!!あ``がじゃんばやべでぐだざいいい!!!!」 「おかーしゃん?どうちたの?おとーしゃんは?いもーちょは?」 「おいクソチビ饅頭後ろ見てみな」 赤れいむはうしろを向いた そこには餡子が4つあった なんだあまあまさんだ もっと近くで見てみよう そしてむーしゃむーしゃしよう・・・・ゆ? ナニカコレミタコトアルゾ コレッテオトーサンノボウシ? ジャアコゥチハ?・・・・・ 「ゆ!ゆ!ゆんぎゃ嗚呼あああああああああ!!!!!!!!!」 「どうちてどうちてどうちて!?!?!?!?!?!??!」 「どうちてえ!?にんげんはれいみゅたちのどりぇいじゃないの?」 「どうちてええ!!!「お前何言ってんの?」ゆーーー?」 「だっちぇにんげんはおかーしゃのがはんさんおとちておきょられて ちーちーかきぇりゃれて・・・」 沈黙・・それを破ったのは 「どうぼじであがぢゃんがぞれぼおおおお?????!?_?!?!」 「ははーんわかったぜ、お前が思ってるソレは お前の母の勝手な妄想だろ」 そう、あれは母れいむが人間が虐められてるときにひそかに思っていた ただの『妄想』であった 「さあ、いじめっぞ最初はまむまむ焼きでも・・いやーあんよ焼きでも」 「やべでぐだざい!!やべでくだざい!!れいむがどうなっでぼいいがらああ!!!」 赤れいむが浮く 「湯ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!あぢゅういいいい1!!!」 「まむまむはあったかいか?ヒャッハ!!!!」 コンナハズジャナカッタ 作:茄子 あとがき 1回目の投稿ですぐだぐだですいません
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まりさは焦っていた。早く、早く逃げないと。アイツが戻って来る前に。今がチャンスなのだ。 すぐ目の前に森が見える。あそこまで逃げれば、森に入りさえすれば逃げ切れる筈だ。 なのに一向に前に進めない。きっとアイツが魔法をかけたんだ。いくら跳ねても後ろに弾き飛ばされる。 後ろで物音がした。まりさが恐る恐る振り返ると・・・いた。アイツが。不気味な笑みを浮かべて。 動けない。まるで蛇に睨まれた蛙の様に。来ないで!こっちに来ないで! その長い腕で掴まれたまりさ。天高く持ち上げられると、正面にはバケモノの口が。 あああ!食べられる!食べられちゃう!助けて!誰か、誰か助けて!!! 身をよじり何とか逃げ出そうとするまりさ。しかし、必死の抵抗も虚しく、口はもう目の前。 「いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 (遭遇) バケモノに捕まる前、まりさは森の奥深くに棲んでいた。大樹が茂る鬱蒼とした森の中、 ぽっかりと開いた小さな空間。その日当たりの良い原っぱがまりさ達のゆっくりぷれいすだった。 そこはとても不思議な場所で、ゆっくりを捕食する動物達も森を出てゆっくりぷれいすに入ろうとはしなかった。 お陰でゆっくり達は毎日、平和なゆっくりらいふを満喫していた。アイツらが現れるまでは・・・ 最初に気が付いたのはまりさだった。まりさは皆から離れ一匹で散歩をしていた。 何かの視線を感じ、森の方へと目をやるまりさ。いる、森の中に、何かいる。 それはまりさが今まで見たどんな動物よりも大きく、二本の足で直立し、こちらの様子を窺っていた。 まりさは不安に思い皆の元へ戻った。群れに戻り、今見たバケモノの事を皆に話す。 群れの大人達が集まり、まりさが見たのは一体なんであろうかと話し合っているその時、 そのバケモノ達は森を出て、のしりのしりとまりさ達の方へと近寄って来た。 「ゆっ!!!」 長のれいむが警戒の声を発する。群れの皆が素早く集まり、子供達を中にして円陣を組む。 初めて見るバケモノ。敵か味方か分からない。しかし、とてもゆっくりできる相手には見えない。 大人達は一斉に顔をぷくっと膨らますと、侵入者を威嚇し始めた。 「でてってね!でてってね!」 「こっちこないでね!こっちこないでね!」 「ゆっくりあっちにいってね!ゆっくりあっちにいってね!」 それでも怯む事無く歩み寄って来るバケモノ達。ついに一匹のれいむが奴等に捕まえられてしまった。 「ゆっ!ゆううううううっ!!!はなしてっ!はなしてねっ!!!」 まりさ達の頭上でバケモノにいじくり回されるれいむ。 ひっくり返され、体のあちこちを触られ、無理やり口を開けられ、口の中を覗かれる。 「やめてね!やめてね!」 「いやがってるよ!やめてあげてね!」 まりさ達の声はバケモノには届かない。れいむを離したバケモノの手はまた次のゆっくりへ。 次々と捕らえられるゆっくり達。しかし、逃げる訳にはいかない。 子供達がいるのだ。逃げ足の遅い子供達を置いて逃げる訳にはいかない。 バケモノに為すがままにされるゆっくり達。バケモノ達は大人達を一通り捕まえて弄ぶと、 飽きたのか森の中へと戻っていった。 「ゆうううううう。きもちわるいよ。」 「れいむたち、いったいなにをされたの。」 (異変) バケモノ達がやって来てから数日後。群れに異変が起きた。最初の犠牲者はありす。 「ねえ、ありす。ほっぺにごみがついてるよ。とってあげるね。」 「ありがとう、まりさ。」 「ゆぅ?とれないよ。なんでだろう?」 ありすの頬に黒い小さなシミができていた。最初は気にも留めていなかったが、シミは日に日に大きくなった。 そして顔の半分が真っ黒なシミに覆われた頃には、ありすの様子もおかしくなり始めた。 まず言葉が上手に話せなくなった。そして高熱を出し、体はぷるぷる震え、満足に動く事もできなくなった。 ありすの様子がおかしい事に気付いたゆっくり達は、懸命にありすを看病する。 怪我をした時の様に、悪い所を皆でぺーろぺーろする。しかし、一向に良くなる気配が無い。そしてついにある日・・・ 「ククク!コココ!キキキ!」 「ありす、しっかりしてね!」 「どうしたの!なにがあったの!」 「ありすのようすがおかしいの!」 「うひゃひょひょひぇひゃひゅひゅひぇひょ!」 「どうしたのありす!しっかりしてね!しっかりしてね!」 「ゆっくりしてね!ゆっくりしてね!」 「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!」 訳の解らぬ奇声を発し、餡子を大量に吐き出し、ありすは絶命してしまった。 ゆっくりの群れに恐怖が広がる。ありすと同じ様に顔にシミのできたものが多数いたからだ。 こんな事は初めてだ。普通ゆっくりが死ぬ時は、皆に見守られながらゆっくりと眠る様に逝くのだ。 皆に送られて安らかに逝く事で、あの世でも永遠にゆっくりできる筈なのに。 これじゃああの世でゆっくりできない。どうしてこんな事に・・・ ありすはとてもゆっくりとした良いゆっくりだった。ありすは何にも悪い事をしていないのに。 だったらなぜ?そうだ、アイツらだ。アイツらが悪いんだ。きっとありすにゆっくりできなくなる呪いを掛けたんだ。 (被虐) 日に日に数が減っていくゆっくりの群れ。昨日はれいむが、今日はまりさが、明日は・・・ そんなある日、例のアイツらがまたやって来た。流石のゆっくりも今回はちゃんと対策を講じていた。 まず大人達がバケモノの前に集まり、奴等の注意を引いている間に子供達を逃がすのだ。 計画通りに事は運んでいる。奴等は子供達に気付いていない。しかし、どうも様子がおかしい。 一向に襲ってくる様子が無い。集まって来たまりさ達の姿に驚き、仲間同士で顔を見合わせている。 どういう事だろう。呪いを掛けた筈なのに、まりさ達がまだ生きているので驚いているのだろうか。 「ゆーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」 遠くから声がする。子供達を先導していたぱちゅりーの声。子供達の退避が完了した合図だ。 そうとなればもう長居は無用。大人達は散り散りに逃げようとするが、時既に遅し。 バケモノ達の方が一瞬早く動き始めていた。奴等の長い腕が次々とゆっくり達を捕まえていく。 「いやああああああああ!!!」 「はなしてええええええ!!!」 「だれかたすけてえええ!!!」 必死に逃げ回ったが、結局まりさも捕まってしまった。 バケモノ達はゆっくりを両脇に抱え、ゆっくりぷれいすを後にする。 まりさは泣き叫びながら逃れようともがくが、まりさを挟んだ腕はビクともしない。 そのうち、まりさは泣き疲れて眠ってしまった。 目を覚ました時、まりさは今まで見た事も無い不思議な場所にいた。 周りは一面真っ白。木も草も生えていない。おそらも見えない。その代り頭上に見えるのは丸くて光る不気味な物。 なんだか怖い。酷く落ち着かない。ゆっくりできない。早く逃げないと。 ガチャ、という音に驚き後ろを振り返るまりさ。そこにいたのはまりさを捕まえたアイツ。 手に何やら不思議な物を持ってまりさに近付いてくる。何を考えているのか解らない不気味な笑みが怖い。 バケモノは逃げ回るまりさを捕まえると、無理やり口を開け手に持った物をまりさに咥えさせる。 「ゆげっ!!!にがいっ!!!」 口の中に恐ろしく苦い液体が入って来る。これはきっと毒だ。まりさは慌てて吐き出そうとした。 しかし、バケモノはまりさの口を押さえ、無理やり飲み込ませようとする。 「む、むぐ!むぐぐぐぐぐぐぐ!!!!!」 ゴクン! 飲んでしまった!もう駄目だ。体内の餡子と完全に混ざってしまった。 一旦飲み込んでしまったら、もう吐き出す事はできない。 いやだ!死にたくない!死にたくない!死にたくない! バケモノに怪しげな物を飲まされたまりさだったが、それでもまだ生きていた。毒ではなかったのだろうか。 しかし、生きている事を神に感謝できる様な状況ではなかった。 未だ囚われの身であったし、その後まりさの受けた苦痛は「死んだ方がマシ」と思える程のものだったからだ。 まず最初にまりさは命の次に大切な「すてきなおぼうし」を盗られた。 そして、あろう事かバケモノはまりさの自慢の金髪に手を触れたのだ。 まりさのみつあみがバケモノの手によって解かれる。 まりさの髪が、皆が「すてきなかみがただね!」と褒めてくれた自慢の髪が、バケモノによって汚されていく。 「やめてね!なにするの!まりさのかみにさわらないでね!」 まりさの言う事には一切耳を貸さず、黙々と作業を続けるバケモノ。 後ろに髪を纏めると髪に何かを付けた。きっとまりさを辱める為に何か変な物を付けたのだろう。 周りに群れの仲間達がいないので誰にも見られる心配は無いが、 そんな事は何の慰めにもならなかった。悔しさのあまりまりさは大粒の涙をぽろぽろとこぼす。 次にバケモノはまりさを持ち上げると、自分の顔の横にまりさを持ってきた。 何をするつもりなのだろう?最早抵抗する気も起きない。まりさは諦めて身を委ねる。 バケモノは無抵抗のまりさの頬に自分の頬を重ねる。まさか・・・まさか・・・ 「いやっ!いやっ!!いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 「やめて!やめて!おねがい!はなしてええええええええええええええええええ!!!!!!」 バケモノが何をする気なのかを理解したまりさ。死に物狂いで抵抗する。 犯される!いやだ!こんな奴とすっきりなんかしたくない! ざらざらとした物がまりさの肌に触れ、上下に動かされる度にジョリジョリと気味の悪い音を立てる。 気持ち悪い。大好きなありすのすべすべの肌とは比べ物にならない不快感。当然すっきりなどできる筈も無い。 泣き、叫び、必死に懇願するが、凌辱は止まらない。結局バケモノが満足するまで続けられた。 バケモノによる凌辱が終わった後、帽子を返されどこか別の場所に運ばれたが良く覚えていない。 もう涙も出ない。まりさは放心状態で「あ、あ、あ」と低く呟き続けていた。 目的地に到着したのだろうか。柔らかい物の上に座らせられ、上に何かを被せられた。 今度は何?何をするつもり?もう嫌だ。疲れた。何も考えられない。考えたくない。 まりさは疲れ切っていた。休みたい。眠りたい。ゆっくりしたい。 その時、カチッと音がすると一瞬で辺りが暗くなった。 どんな魔法を使ったのかは知らないが夜になった様だ。夜になったのだからバケモノも眠るだろう。 ああ、やっと終わった。これでゆっくりできる・・・ まりさは安堵の息をつき、静かに目を閉じ眠ろうとしたが・・・ 「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・」 「ゆっ!?」 「ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ・・・」 「ゆゆっ!?」 すぐ横でバケモノが唸り声を上げている。恐ろしい唸り声。怖くてちっともゆっくりできない。 しばらくすると音は止むが、まりさがウトウトして眠りに落ちようとするとまた唸りだす。 まりさはその度にビクッとして目が覚める。眠る事も許されない長い長い夜が続く・・・ (逃亡) どの位時間が経ったのだろうだろうか。一睡もしていないせいで意識が朦朧とする。それにお腹も空いた。 何か食べたい。ああ、やっぱりバケモノもお腹が空くんだろうか。そしてまりさは食べられてしまうんだろうか。 そうだ。きっとそうに違いない。後で食べるためにまりさは生かされているんだ。 そういえば暫く前からバケモノの唸り声を聞いていない。どうして?どこかへ行ったのか? 体の上に被せられた物からモゾモゾと這い出す。そして、まりさの目に飛び込んできたのは・・・ 「ゆ!もりだ!もりがみえる!」 森の中に入る事さえできればきっと逃げ切れる。森の草木はまりさの姿を隠してくれる。 バケモノは?バケモノはどこにいる?辺りを見回すがアイツはいない。どこかへ行ってしまった様だ。 何という好機。逃げるなら今しか無い。まりさは喜び勇んで森へ向け跳ねて行く。しかし・・・ 「ゆ゛っ!!!」 何かにぶつかった。後ろに弾き飛ばされるまりさ。え?なんで?どうして? 目の前には何も無い。気を取り直してもう一度跳ねるが、結果は同じ。 見えない何かにぶつかって、それ以上前へと進めない。 まさか、アイツが魔法を掛けたのか?まりさが逃げられない様に。 まりさは焦りだした。早く逃げないといけないのに。今が、今がチャンスなのに。 何度も何度も挑戦するが、その度まりさは弾かれる。一歩も前に進めずに、顔が真っ赤に腫れただけ。 ガチャ!聞き覚えのある音。まりさは恐る恐る振り返る。するとそこにいたのはやっぱりアイツ。 逃げられないまりさを嘲笑う様な不気味な笑顔。恐怖に足が竦み動けない。 バケモノの長い腕がまりさを掴む。持ち上げられたまりさにバケモノの口が近付いてくる。 あああ!食べられる!食べられちゃう!助けて!誰か、誰か助けて!!! 身をよじり何とか逃げ出そうとするまりさ。しかし、必死の抵抗も虚しく、口はもう目の前。 「いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 end 作者名 ツェ 今まで書いたもの 「ゆっくりTVショッピング」 「消えたゆっくり」 「飛蝗」 「街」 「童謡」 「ある研究者の日記」 「短編集」 「嘘」 「こんな台詞を聞くと・・・」 「七匹のゆっくり」 「はじめてのひとりぐらし」 「狂気」 「ヤブ」 「ゆ狩りー1」 「ゆ狩りー2」 「母をたずねて三里」 「水夫と学者とゆっくりと」 「泣きゆっくり」 「ふゅーじょんしましょっ♪」 「ゆっくり理髪店」 「ずっと・・・(前)」 「ずっと・・・(後)」 「シャッターチャンス」 「座敷ゆっくり」 「○ぶ」 「夢」 「悪食の姫」 「中学生のゆっくりいじめ(前編)」 「中学生のゆっくりいじめ(後編)」 「ゆっくりできないあいつ」 「とかいはルール」 「まりさまりさまりさ・・・」 「餡子の記憶」 (蛇足) ぶっちゅーーーーーーーー 「おいーっす。おはよ・・・って、おま、何やってんの!」 「え?何ってちょっとキスを・・・」 「んな事見りゃわかるよ!何でゆっくり相手にキスしてんのかって聞いてんだよ!」 「何でって・・・かわいいじゃん、ゆっくり。かわいい子にはキスしたくならない?」 「ならねーよ。はぁ・・・まあいいや。ところで、そいつか?一昨日森から連れて来たゆっくりってのは。」 「そう。一月くらい前だったかな?森の中で新しいコロニーを見つけたんだ。 定期的に観察しようって事になってさ、それで一昨日見に行った訳よ。もう、ビックリしたよ。 群れに感染症が発生してたんだ。そんで慌てて連れて来てさ、治療したって訳。 最初に見つけて健康チェックした時は特に問題無かったんだけどなあ。」 「?治療が終わったなら何でここにいるの?放してやればいいじゃん。 つーか、まず下に置いてやれ。嫌がってんだろ。かわいそうに・・・」 「え?嫌がってる?」 「ほら見ろよ。離した途端に逃げ出した。あーあー、怯えちゃって。 窓ガラスにも気付かずに逃げようとしてるじゃねえか。お前一体何したんだよ。」 「何って、髪型変えてあげたりとか・・・」 「あ!ホントだ。今気付いた。何でポニーテールになってんだよ。」 「いや、だって俺、ポニテ萌えだし・・・」 「はぁ・・・」 「それから頬ずりしたり。ああ、あと夜は同じベッドで一緒に寝たよ。」 「ひげ面の男に頬ずりされたあげく、一晩中イビキと歯軋りを聞かされた訳か。 そりゃ、怯えもするわ。ゆっくりに同情するよ・・・」 このSSに感想をつける
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