約 5,243,697 件
https://w.atwiki.jp/majuu/pages/83.html
wikiモード http //www.geocities.jp/sb315jp/wiki/wiki06.jpg wiki用の特別な構文を用いたページ作成を行います。 最初は覚えるのに手間取りますが、ページの下のほうに詳細が載っていますので、それを参考にすれば大丈夫です。 わからないことがあったらコメントをどうぞ。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/455.html
末っ子れいむの帰還 14KB 久しぶりにSSに手をつけたら、自分がこれまで書いた部分の記憶がすっかり無くなっててびっくり。 派生作品書きすぎて収拾つかないよ。もう過去作品との食い違いはご愛嬌ということで。 そもそも今回は、『ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ』 の冒頭に入れ損ねたというだけのエピソードなので、ボリューム不足は否めません。 まあ、なんも書かれてないとゆっくり出来ない人のための、補完用と割り切ってください。 『末っ子れいむの帰還』 D.O 「ゆっくちしちゃいよ・・・。」 夏も後半、ゆっくり愛好者御用達のキャンプ場に程近い森の中に赤れいむは居た。 偶然舞い込んだ奇跡により、赤れいむを含むれいむ一家は、灼熱の町から風もさわやかな森へとたどり着いた。 しかし、ついに見つけた本物のゆっくりプレイスだと思った森は、 突然の豪雨によって地獄と化し、赤れいむから家族と、仲良くなった群れ全員の命を押し流していった。 家族の末っ子であった赤れいむは一匹で取り残され、森での孤独な生活を余儀なくされたのであった。 とはいえ、群れの使っていたおうちと、おうちの中の保存食料は、 赤ゆっくり一匹では一冬越すどころではないほど残されている。 毎日おうちを取り換えても、いつまでかかれば回り切れるか、れいむには想像もつかないほどだ。 まして、近所にはゆっくり愛好者のキャンプ場もあり(最近ゆっくりに会えずに意気消沈気味だが)、大型獣は現れない。 群れが追い払った小型の野生動物も、当分は戻ってこないであろう。 森は、ゆっくりの群れが消滅した後も、安全性に関して言えば、相変わらずゆっくりプレイスであり続けた。 「ゆーん。ゆっくちたべりゅよ!むーちゃ、むーちゃ・・・それなりー。」 「ごーきゅごーきゅしゅるよ!ごーきゅ、ごーきゅ・・・ふしあわせ。」 「すーやすーやしゅるよ!おやしゅみにゃしゃい!・・・・・・ゆぅ。」 だが本来、森暮らしの野生ゆっくりですら独り立ちまでは数か月を要する。 家族どころか友ゆ一匹いない孤独な生活は、何一つ不自由なくともれいむをゆっくりさせなかった。 ガササッ! 「ゆっ!にゃんにゃにょ!?ゆっくちしにゃいででてきちぇにぇ!」 カサカサッ! 「ゆぴぃぃぃいいいい!ゆっくちしちぇぇぇぇええ!」 先祖をさかのぼっても数十代に渡って町暮らしのれいむは、街灯一つない森の闇夜に全く対処できない。 音の正体が夜行性の昆虫の類であっても、捕食種に一晩中狙われているかのような想像を働かせてしまう。 「もりしゃんはゆっくちできにゃいよぉ・・・。」 結局、10回夜を過ごした頃には、 れいむはあのゆっくり出来ない人間さんの町へと帰る決心をしていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− しばらく我慢して森で生活した結果、かろうじて赤ちゃん言葉の抜けたれいむ。 孤独に耐えられなかったとはいえ、さすがに赤ゆではない。 無計画に町への帰還を試みたわけではなかった。 「まちさんにはかわさんがあったよ!かわさんをたどれば、まちさんにかえれるよ!」 ゆっくりらしい高度な知性を働かせた見事な計画である。 れいむにとって幸運(町に帰ることを幸運と言えればだが)だったのは、 この川が本当に故郷の町までつながっていたことであろう。 群れを根こそぎ飲み込んだこの川、町にたどりつく頃には結構な川幅になっており、 高い堤防と広い河川敷を持つようになる。 用水路も多く造られ、町内や、その手前の農地に流れる小川は大体この川を大本にしているのだ。 要するに、 れいむが、母と住んでいた広場と、隣町の小学校を隔てていた小川も、 れいむの祖母が春に竜巻に巻き込まれて散った河川敷も、 この川を下っていけば、いつか必ずたどり着くことができるのだ。 無事に旅を終えることが出来れば。 「ゆぅぅ・・・みちさんはゆっくりしてね。」 れいむの旅は、出発初日に早くも大きな壁にぶつかっていた。 川に沿ってひたすら歩み続ける。それは、ゆっくりが考えるほどやさしいことではない。 何せその旅程の前半は、森の中をひたすら進むことになるのだ。 「ゆあーん。がけさんばっかりだよぉ。もうあるけないよ。」 舗装された道路どころか、そもそも道がない。 大きな岩や太い木の根が行く手を防ぎ、 でこぼこ道はゆっくりからすると崖の連続にしか見えない。 ロープやピッケルなど使えるはずもなく、 段差の下に降りるには、我慢してべちょりと落下するしかない。無理だ。 ちなみにこの賢いゆっくりには、いったん川から離れて、進みやすい道を進むという選択肢もない。 「ゆーん。れいむ、もうまちさんにかえれないよ・・・。」 「ゆふーん!れいむ、なにないてるんだぜ!」 「ゆゆっ!?」 うなだれて涙目になっていたれいむに声をかけたのは、川にぷかぷかと浮かぶ数百匹のまりさの群れを率いた、一匹の森まりさだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆんゆん。よっくわかったのぜ!たびはみちづれなのぜ。」 「ゆん?」 「まりさたちもかわさんをくだっていくのぜ。れいむもいっしょにいくのぜ!」 「ゆぅ・・・でもれいむはおぼうしさんないよ。」 「ゆふーん。おちびひとりくらい、まりさがいっしょにのせてあげるのぜ。」 「ゆっ!ありがとうだよ!」 「ななつのうみをまたにかける、まりさかいぞくだんにおまかせなのぜ!」 どこで覚えた言葉かは不明だが、れいむが襲われないあたり、まりさのいう海賊とは、要するに義賊の類と思われる。 意味もなく眼帯(のつもりらしい葉っぱ)をつけてみたり、口に茎の長い草をくわえているあたり、何かの影響を受けたのだろう。 ともあれこうして、森の奥深く、キャンプ場から離れた小さな池に住んでいたのであろう自称海賊まりさの一味に出会い、 れいむは川を下っていったのであった。 「ゆーん。まりさたちはどこにいくの?」 「ゆふん!まりさたちは、おやさいさんをひとりじめしてるのうかりんから、おやさいさんをいただきにいくのぜ!」 「ゆゆっ!?おやさいさんはとってもゆっくりできるよ。のうかりんはひとりじめしてるの?ゆっくりしてないね。」 「おまけにわるいにんげんさんといっしょになって、ゆっくりたちをおいはらうのぜ!ゆるせないのぜ!」 「でも、にんげんさんとけんかするとあぶないよ。ゆっくりきをつけてね。」 「ゆん。にんげんさんなんてどってことないのぜ。まりさはきょうぼうなねこさんも、たおしたことがあるのぜ! でも、はんせいしておやさいさんをくれるなら、せいさいするのはのうかりんだけにしてあげるのぜ。」 「ゆーん。まりさはすごいね!」 こんな会話を交わしながらも、通常池や浅瀬を渡るのがやっとのゆっくりまりさからすれば、激流と言ってよい川を、 海賊まりさはこともなげに下っていく。 町までは一緒に行けないまでも、れいむの旅も大幅に期間を短縮できそうであった。 ちなみに周囲では、饅頭がバランスを崩しては水没し、その数はれいむに出会った当初の七割程度になっていたりするが、誰も気にしなかった。 そして、人間から見れば小さな小さな、ゆっくりからしたら致命的な大きさの、滝がすぐ先に迫っていることにも、当然誰も気を留めなかったのであった。 「ゆへん!たきさんにはびっくりしたけど、なんとかのうかりんのはたけまでこれたのぜ!」 「ゆーん。れいむはまちにいくから、ゆっくりおわかれだね。まりさもがんばってね。」 「ゆーん。せいぎはかつのぜ!れいむもゆっくりがんばってね!」 れいむは、まりさ海賊団の6匹全員にすーりすーりして別れを告げ、人間によって整地された川沿いの道を町へと歩いて行った。 「ゆーん。ゆっくりしたみちさんだよ。ゆっくりしたまりさたちのおかげで、まちさんにいけるよ!」 れいむと別れたまりさ海賊団は、無事目的地ののうかりんの畑にたどり着いていた。 ちなみに、入り口の看板には「国営実験農地」の文字。 実験と言っても、別に特殊な植物が育てられているわけではない。 実験対象は、まりさ達に目の敵にされているのうかりんの方である。 この地域での、ゆっくり農業適正試験が良好な成績を達成できれば、 現在施設管理など限定的な作業にのみ従事する、公務ゆっくりの活動範囲は大幅に拡大される事であろう。 優秀な胴付きゆっくりは、もはや人間社会に有用な労働力の一つなのである。 「ゆーんん、ゆふふーん。ゆゆー・・・」 そんな使命を知ってか知らずか、のうかりんは今日も鼻歌交じりに農作業にいそしんでいた。 好きな植物を好き勝手に育てられないのは多少不満だが、人間さんだってやりたいことだけやっているわけでもない。 少なくとも、自分の能力を十分に発揮できる環境を与えられていることに、のうかりんは満足していた。 まりさ海賊団が畑を進むと、(ゆっくりコンポストではない)普通のコンポストの中をのぞきながら、 ふんふんと満足げにうなずいているのうかりんが見えてきた。 「ゆほん!そこののうかりん!よっくきくのぜ!」 「?」 「ゆっくりおやさいさんをごうだつにきたのぜ!ひどいめにあいたくなかったらさっさとよこすのぜ!」 「・・・・・・。」 10秒後、畑の隅に新たに生まれた茶色い小山の前で、また肥料の材料が増えたと言うかのように、のうかりんは満足げに目を細めていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その30分後、見事に道に迷ったれいむは、結局頼りになる海賊まりさ達に合流するため、のうかりんの畑に戻ってきていた。 「ゆぅ。みちさんがかわさんからはなれちゃったからわるいんだよ・・・。 れいむはあかちゃんじゃないから、みちさんにまよったりしないんだよ・・・。」 自分に言い訳しつつ畑を進むと、茶色いものを猫車に入れて運んでいるのうかりんに出会った。 「ゆ。のうかりんはゆっくりしたのうかりん?」 「ゆっくりしたゆっくりにはゆっくりしてるよ。」 「ゆーん!まりさがわるいのうかりんがいるっていってたから、しんぱいしちゃったよ!」 「でも、この畑さんはゆっくりしてないから、早く出ていった方がいいよ。」 「ゆゆっ!?でもまりさたちにあわないと・・・」 「・・・ここにさっき来たまりさ達は、もう逝っちゃったよ。」 「ゆーん。まりさ、もういっちゃったの?こまったよ。」 「何かあったの?」 「れいむはまちさんにかえりたいんだよ。でも、みちさんがゆっくりわからないんだよ。」 のうかりんに案内され農場の隅には、数台のトラックが止められていた。 残念ながらのうかりんに使用が許可されているのは耕運機くらいだが、一応本物の農場なのでトラックくらいはある。 「あの右側のすぃーが町にいくわ。人間さんにみつからない方がいいと思うから、こっそり荷台にでも入ってなさい。」 「ゆっくりありがとう!」 「ゆーん、ゆっくりした子ね。町さんには私の妹もいるから、もし会ったらよろしくね。」 「ゆっくりりかいしたよ!ゆっくりさよーなら!」 こうしてれいむは、のうかりんに教えられたとおり、左側のトラックにこっそり乗り込み、 のうかりん印の新鮮野菜を運ぶトラックに便乗して、無事、森のキャンプ場へとたどり着いたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「どうじでもりさんにもどってきてるのぉぉおおおお!」 れいむは、きっとすぃーに乗っていた人間さんに見つかって、イジワルされたに違いないと、すっかり落胆してしまった。 もうすぐ日が暮れようとしている。今日一日は結局全て無駄になってしまったわけだ。 ともあれ、今日は疲れたのでおうちに帰って休もうとしていたところで、れいむは一匹のゆっくりと出会ったのだった。 「ゆ?ちょうどいいところに来たみょん。ちょっと聞きたいことがあるみょん。」 「ゆゆっ!?みょん?」 れいむの住んでいた元・群れのゆっくりプレイスにやってきたのは、一匹のみょんであった。 銀色の髪の毛はサラサラと輝き、青い両目も涼しげな、美みょん。 そのあご下には、鋼のごとく鍛え上げられた特大ぺにぺにがそびえ立っていた。 「師匠たちに挨拶しに来たみょん。でも、群れがどこにもいないみょん。」 「ゆ、ゆぅ・・・」 「群れが全滅かみょん・・・。残念みょん。」 「みょんのししょうさんって?」 「群れの長のまりさ師匠と、側近のみょん師匠だったみょん。 とってもゆっくりしてたのに、大雨で死んじゃうなんて、らしくないみょん。」 「ゆーん。」 その夜、れいむは旅みょんと夜遅くまで話に花を咲かせ、久しぶりに他のゆっくりの温もりを感じながら眠ることができたのであった。 「みょんは町に用事があるみょん。よかったら一緒に行くみょん。」 「ほんとうに!?やったよー。れいむひとりじゃまちさんにいけなかったんだよ。」 「みょんはもう何度も町に行ってるから心配無用だみょん。ゆっくり旅するみょん。」 「ところでれいむ、みょん。」 「なに?」 「すっきりーしたくないかみょん?」 「・・・れいむはこどもだから、すっきりーしちゃいけないっておかーさんがいってたよ。」 「もう赤ちゃんじゃないから大丈夫みょん。ちょっとすっきりーするだけみょん。」 「・・・きょうはしたくないよ。」 「そうかみょん。したくなったらいつでも言って欲しいみょん。」 「れいむ、みょん。」 「どうしたの?」 「すっきりーしたくないかみょん?」 「きょうはしないよ。」 「そうかみょん。」 「れいむ、みょん。」 「なに?」 「今日は天気も良くて絶好のすっきり―日和だみょん。」 「しないよ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「着いたみょん。」 「やっとついたんだね。やったよ、おちびちゃんたち!これからはここがれいむたちのおうちだよ!」 「「「やっちゃあ!ゆっくち!ゆっくち!」」」 旅を始めてからひと月後、れいむが子ゆっくりからすっかり成体に成長した頃、 ついに母と住んでいた町の広場にたどり着いたのであった。 みょんの頭上には、赤れいむが2匹と赤ありすが一匹乗せられている。 旅の最中にれいむがみょんとすっきり―して出産した可愛いおちびちゃんたちだ。 「じゃあ、れいむ、おちびちゃんたち、みょんはもう行くみょん。」 「ゆぅ。ほんとうにいっちゃうんだね。」 「おとーしゃんいきゃにゃいでー。」 「みょんにはやらなければならないことがあるみょん。 それを忘れて、れいむ達としあわせーな家族にはなれないみょん。」 「ゆあーん。ぴゃぴゃー、ありしゅたちをしゅてないでにぇー。」 「ゆぅぅ。れいむたちはずっとまってるよ。みょんがかえってくるのをまってるからね!」 「・・・やくそくするみょん。全部お仕事が終わったら、必ず迎えに来るみょん。」 ゆあーんおとーしゃーん、はやきゅかえってきちぇにぇー・・・ 「必ず帰ってくるみょん、今度こそアレに優勝して、必ず帰ってくるみょん・・・。」 みょんはれいむ達のもとを去り、以降れいむ達が生きている間、みょんが再びこの広場に戻ってくることはついになかった。 こうして、れいむはついに町へと戻った。 季節は秋を迎えて、もう酷暑に悩まされることはなくなったが、母も姉達も戻ってくることはない。 以前使っていたおうちは奇跡的に荒らされてはいなかったが、 みょんも去って、これから先、3匹のおちびちゃんを育てながら生きていくことは、並大抵のことではない。 ともあれ、これから先の物語については別の章に譲ることとして、本章は筆を置くこととする。 引越して、ネットから離れている間に「新人あき」さんが「そのまんまんあき」さんになっていたり、 餡庫SSがすごい勢いで増えていたりと、ビックリ。 穴場だと思って主戦場にしたんだけど、油断していると置いていかれるなあ。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. 本作品 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ・・・あれ?なんでありす?もしかしてみょんではなくありす ・・・? -- 2014-06-27 18 47 11 ま、真坂・・・みょんに偽装したありす、だったのか?恐るべし、、、 -- 2010-08-22 03 24 05 あれ?おちびちゃんにありすが居るの??? -- 2010-06-30 21 18 49 ゆっくりー! -- 2010-02-25 23 01 36
https://w.atwiki.jp/ggeneration-eternal/pages/13.html
SDガンダム GGENERATION - Wikipedia 時系列紹介(最速の物を載せています。配信対応・廉価版は未記載) 攻略リンク タイトル 発売日 機種 備考 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION 1998/08/06 PS SDガンダム GGENERATION-ZERO 1999/08/12 PS - SDガンダム GGENERATION ギャザービート 2000/07/13 WS (※) 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION-F 2000/08/03 PS SDガンダム GGENERATION-F.I.F 2001/05/02 PS - SDガンダム GGENERATION ギャザービート2 2001/06/12 WS (※) - SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ 2002/09/26 SC (※) - SDガンダム GGENERATION-DA 2002/10/31 ※Win - SDガンダム GGENERATION NEO 2002/11/28 PS2 - SDガンダム GGENERATION ADVANCE 2003/11/27 GBA - SDガンダム Gジェネレーションi 2004/04/08 ※携帯 (※) - SDガンダム GジェネレーションV 2004/04/14 ※携帯 (※) - SDガンダム GGENERATION SEED 2004/02/19 PS2 - SDガンダム GGENERATION DS 2005/05/26 DS (※) 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION PORTABLE 2006/08/03 PSP 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE 2007/08/09 DS (※) 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION SPIRITS 2007/11/29 PS2 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION WARS 2009/08/06 Wii/PS2 - SDガンダム GGENERATION MOBILE 2009/08/28 ※携帯 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION MOBILE NEXT UNIVERSE 2010/11/25 ※携帯 - SDガンダム GGENERATION TOUCH 2010/12/15 ※携帯 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION WORLD 2011/02/24 Wii/PSP 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION 3D 2011/12/22 3DS 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION OVER WORLD 2012/09/27 PSP 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION FRONTIER 2013/04/11 ※携帯 攻略Wiki SDガンダム GGENERATION GENESIS 2016/11/22 PS4/PS Vita (※)開発元がトムクリエイトではなくヴァンガード ※ハードがコンシューマ機以外
https://w.atwiki.jp/oshi-mashi/pages/166.html
何かおもしろいことを誰かが発したときに使われる語句。 この語句が使われると、その発された言葉はこのwikiに掲載されることになる。 ある意味で「それおもしろいな!」という言葉ではあるが、一方で「晒しあげ」の意味も持つ。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1632.html
ぬるいじめです 「ふんふんふふーん♪」 「…」 「よし、出来た!!!」 今俺の目の前には四角い弁当箱。 ご飯に醤油をつけた海苔を乗せ、おかずには卵焼きウインナー、ブロッコリー等々。 これは自分で食べるために用意した訳じゃない。 休日もせかせか働きに行く妹のために拵えたんだ。 「えっと、ハンカチハンカチ…」 「ゆ? いいにおいがするよ!!!」 「たべものさんのにおいなんだぜ!!!」 弁当箱を包むハンカチを探していると、弁当の周りをうろうろする饅頭二匹。 我が家で飼育しているゆっくり。れいむとまりさ。 「よくわからないけど、おいしそうなんだぜ!」 「おにいさん、これなぁに?」 「これはお弁当だ。あ、今起きたのか、おはよう」 「…ん~、おはよう…」 目を閉じたまま返事をする我が妹。 「おべんとうってなに?」 「たべていいのかだぜ?」 「お弁当ってのは持ち運びするごはんの事だ。食べちゃダメだぞ。妹のために作ったんだから。」 「れいむもおべんとうほしいよ!」 「まりさも、まりさもほしいんだぜ!」 「アホか。何でいつも家にいるお前らのために作らにゃいかんのだ」 二匹を軽くいなしながら弁当箱を包む。 「…これでよし」 「ん~、あ、兄ちゃん弁当作ってくれたの? ありがとお。」 弁当包みをバッグに入れ、のろのろと玄関に向かう妹。 「おねえさん、れいむたちもおべんとうさんたべたいよ!」 「まりさも、まりさもたべたいんだぜ!」 俺に言っても仕方ないと悟ったのか、妹におねだりする二匹。 「ん~、兄ちゃん、れいむとまりさにもつくってあげてくれない?」 「えっ、何で?」 「えへへ…、兄ちゃんたのむよ~」 「あ、ひっつくな、こらやめろ! …はぁ、しょうがない。今回だけだぞ」 我が妹は特に意味もなく頼み事をするときにじゃれついてくる癖がある。 別にたいした頼み事でもないので毎回頼み事を聞いている。 今回も、俺の負け。二匹に弁当をつくってやらなきゃならない。 「兄ちゃん、ありがとね~、いってきまーす。」 時間に余裕を持って行動しているため、のんびりと駅に向かう我が妹。 何でもかんでも言うこと聞いてやって、すこし甘やかしすぎかな。 「おにいさん! れいむおなかすいたよ! はやくおべんとうさんつくってね!!!」 「まりさも! まりさもおなかすいたんだぜ!!!」 ぴょんぴょんと足下を跳ねる二匹。 こいつらも結構甘やかしてるからなぁ…。 そのうち全員まとめて説教してやろうかしら。 まぁ、いいや。適当に作って食わせておしまい。 [キラキラ] ……………… [キラキラ] …………… [キラキラ] ………… [キラキラ] ……… [キラキラ] …… [キラキラ] … よほど待ち遠しいのか、キラキラした目でじっと俺を見つめる二匹。 「そんなに見られるとやりづらいんだが…」 「ゆ!? ごめんね! ゆっくりあっちにいくね!」 「おべんとうさんができたらよんでほしいんだぜ!」 ぴょんぴょんと部屋の方に向かう二匹。 [キラキラ] ………… 壁から半身だけ出してこちらを伺うれいむ。 まりさはれいむに乗って同じように半身だけ出してこちらを伺っている。 …何だこの状況? なんか、こう、見られてるときちんとやらなきゃって思ってしまう。 [キラキラ] ……… 「ふぃ~、まず一個…」 [キラキラ] ……… 「これでよし、と。」 ついつい気合いを入れて作ってしまった。 「できたの!? おべんとうできたの!?」 「おなかすいたんだぜ! おなかすいたんだぜ!」 一段落すると二匹とも、出来上がったことを察知したのか、こちらに向かってぴょんぴょん跳ねてきた。 カシャ! カシャ! 二匹に食わせる前にデジカメ撮影。 出来がいいから後でブログにでも載せるのだ。 「ゆ? おにいさんなにやってるんだぜ?」 「え、カメラに収めてるの」 「かめら? なにそれゆっくりできるの?」 「出来がいいからな。写真に保存しとくのさ」 「「?」」 二匹には理解できなかったようだな。 ま、いいや。 とりあえず、俺の自信作に腰を抜かしてもらおうか。 「とりあえず。ほれ、お前らの弁当」 「ゆー! れいむがいるよ!!!」 「すごいんだぜ! まりさがいるんだぜ!!!」 おー、二匹とも食い入るようにじっと見つめてら。 俺が二匹に用意したのはいわゆる「キャラ弁」 れいむにはれいむを摸したものを、まりさにはまりさを摸したもの。 どちらも吹き出しで「ゆっくりしていってね!!!」を入れているのもポイントだ。 「おにいさん! すごいよ! おべんとうさんのなかにれいむがいるよ!!!」 「ゆーん! すごくゆっくりしてるんだぜ!!!」 俺の予想以上に気に入ってくれたみたいだ。よかったよかった。 「それは重畳。冷める前に食いな」 「「はーい!!!」」 「………」 「「………パァァァ」」 「………」 「「………パァァァ」」 さっきから顔を煌めかせて見入ってはいるが、いっこうに食べようとしない。 ってか、腹減ってるんじゃなかったのかこいつら? 「お、おい、お前ら…」 「ゆ? ゆ、ゆ! すっかりゆっくりしちゃってたよ!」 「たべるのがもったいないんだぜ!」 そこまで気に入ってももらえるのはうれしいが…。食わないつもりかこいつら? 「れいむのおべんとうさん、ゆっくりあじみさせてほしいんだぜ!!!」がぷっ! 「ゆー! まりさなにするの!」 「むーしゃ、むーしゃ、めちゃうまー!」 ありゃ、まりさがれいむの分の弁当にかじりついちゃったよ。 「ゆわーーー!!!」 「なんだなんだ?」 「れいむのれいむがー!!!」 何事かと思い見てみる。 何のことはない、れいむ弁当のれいむの頬の部分に穴が開いてそこから鳥そぼろが見えているだけだ。 「れいむ! あんこさんがでてるよー!」 …なるほど、鳥そぼろを餡子と勘違いしただけのようだ。 「ひどいよまりさ! れいむのれいむがー!!!」 「ゆー、ごめんねれいむ…」 れいむがぽいんぽいんと跳ねる。まるで癇癪を起こした子供だな。 「あ」 がつん! れいむ弁当がれいむにはじき飛ばされた。 幸い弁当はひっくり返ってなかったが… 「ゆぎゃー!」 れいむが叫ぶ。 そこには中身がぐちゃぐちゃになり、スプラッタ状態のれいむ弁当が。 ……まるで死体だな。れいむの死体弁当。 「ゆわーん! ゆわーん!」 「悪い子にはぁ………おしおきィ!」 どむっ! 「ゆぶっ!」 まぁ、どんな理由があるにせよ、食事中に暴れ回って弁当を台無しにした罪は重い。 俺はれいむにチョップをお見舞いしてやった。 「ご飯の時は騒ぐなって言ってるだろ!!!」 「ごめんなさいー!」 と、まぁれいむをしかっている最中にまりさが自分用のまりさ弁当を食べ始める。 「ゆ! すごいんだぜ! まりさのほっぺさんたべたらあんこさんが出てきたんだぜ!!!」 まりさ弁当のまりさは中身が海苔の佃煮だ。こしあんらしいのでそれを再現したのだ。 まりさはれいむと違い、夢中になって弁当にがっつく。 れいむはめそめそしながら弁当をもそもそ食べる。 れいむ種は物に対する執着心が強くて、まりさ種はそんなに強くないと見た。 「ごちそうさまなんだぜ!!!」 「ごちそうさまだよ…」 まりさは幸せいっぱいの表情、れいむはいかにも不幸せな感じ。 「れいむ、ごはんたべたからいっしょにあそぶんだぜ!!!」 「ゆ、わかったよ!!!」 遊ぶ。といっ瞬間にれいむはまたニコニコ笑顔に戻った。単純なやつ。 さて、俺は料理の後片付けとかしないとな。 ふぅ、とりあえず終わった。 「……!…!」 ん、なんか騒がしいな。 俺はれいむたちが居る部屋のドアを少しだけ開けて中の様子を見てみた。 「ごるああぁぁ!!! てめぇなにアタイのメシよこどりしとるんじゃ、このぼげええぇぇぇ!!!」 「ゆー! ごめんなざい! ごめんなざいいいぃぃぃ!!!」 「てめぇのせいであにさんになぐられたじゃねぇか、このスカタンがああぁぁぁ!!!」 「ずいまぜんんん!!! できごころだっだんでずううぅぅ!!!」 普段の温厚なれいむからは想像だにできない迫力でまりさに体当たりするれいむ。 なんだ! あいつ、やれば出来る子だったのじゃあないか。 その後、昼飯時になると、二匹はさっきの喧嘩が嘘であったかのようにいつも通り仲良く食卓に並んだ。 ただ、まりさだけひどく怯えていたように見えたが…気のせいだろう。 おわた ドスまりさとゆうかを書いた奴 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/tozwiki/pages/54.html
ここはwikiの編集方針についての議論および 誤字脱字の修正や、ページ作成等の編集依頼を書き込む掲示板です。 また、既存ページの大幅な改変等を行う場合は、なるべく事前にこちらに報告をお願いします。 議論においては、結論だけでなく過程が非常に重要であるため、このページのコメントの削除・編集は行わないでください。 (既に反映された編集依頼については反映された事を必ず確認した後は削除しても構いません) 神威 - 2015-02-11 13 55 17 コメント一覧
https://w.atwiki.jp/wikinavi/pages/13.html
wikiサービスの比較です。約50個のatwikiのようなwikiを実際に試してみました。 そのまとめ。SEO対策に重要かも。 ここで紹介するのはwikiの機能ではなくて、google検索との相性の良さです。 ウィキサイトを構築したとしても、検索でヒットしなければ意味がありません。 グーグルとの相性の良いwikiはダントツで1位がatwikiです。 pingを送信するとatwikiのトップページからwikiサイトへとリンクが張られます。 開始するとすぐにgoogleにインデックスされます。4ページぐらいがいきなりグーグルにインデックスされます。 2位はlivedoor wiki http //wiki.livedoor.com/ atwikiには劣りますが、グーグル上位に表示されます。 livedoor wikiで良いのはwikiランキング、メンバー募集中wiki, 最近更新されたwiki、 そしてカテゴリかそれぞれのwikiへとリンクが張られます。 珍しくアダルトカテゴリもあります。 他のウィキではアダルトコンテンツは禁止されたいるのですが、アダルトカテゴリーが設けられています。 ライブドアもお薦めです。 http //www.avcware.com/download-video.html
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/636.html
時をかけるまりさ 前編 13KB ※俺設定 ※いろいろと被るかもしれません ※2回に分けます ※ユ○ルイネタじゃないです ※今後、ユ○ルイにも絡ませません ※ただの単体SSです ※あと、出オチあり 時をかけるまりさ 前編 「まりさはこのもりでいちばんつよいんだぜ!!!」 まりさは自信満々に、まわりのゆっくりたちにアピールする。 「ゆ~ん!!!れいむはまりさにみたいになりたいよ~」 「とかいはのまりさはむれのりーだーにふさわしいわぁ~」 「むきゅ!!!ぱちゅりーはまりさみたいにつよくなりたいわ!!!」 「まりさはつよいんだね!!!わかるよー!!!」 れいむ、ありす、ぱちゅりー、ちぇんと比べ、 体も一回り大きく、彼らより身体能力は高い。 「このあいだもかぶとむしさんとたたかったんだぜ!!!」 胸を前に突き出すかのに後ろに仰け反るまりさ。 「ゆっ!?かぶとむし?あんなにこわいこわいつのさんをもっているかぶとむしさんとたたかったのぉ~!!!」 「まりさ・・・あなただいじょうぶなの?かぶとむしさんはつよいんだよ!!!」 「ぱちゅりーのおかあさんはかぶとむしさんのつのさんにささってころされたのよ!!!」 「そんなつよいつよいかぶとむしさんとたたかうなんてわからないよー!!!!」 みな、一様に不安がる。 「ゆふん!!!かぶとむしさんはたしかにつよかったんだぜ!!! でもまりさのてきじゃあなかったんだぜ!!!!」 ニヤリと笑い、周りのゆっくりたちに話しかける。 「「「「すご~いまりさ!!!」」」」 声を合わせるかのようにまりさを称えるゆっくりたち。 「かぶとむしさんはつよかったけどまりさはもっとつよいんだぜ!!!」 褒められて機嫌をよくするまりさ。 「まりさはこのもりのおうじゃなんだぜ!!! だけどまりさはこんなもりなんかじゃあまんぞくしないんだぜ!!! まりさのゆめはまりさのおうこくをつくることなんだぜ!!!」 煽てられたまりさは調子に乗り出した。 「まずてはじめににんげんさんがすんでいるむらをせいふくしてくるんだぜ!!!」 いきなり人間の住んでいる村を襲撃すると言い出した。 「ゆうううぅうう!!!まりさぁああ!!!にんげんさんとたたかうのぉぉお!!!!」 「やめてぇえ!!!まりさぁああぁああ!!!にんげんさんはゆっくりできないわぁあ!!!」 人間という言葉を聞いて、びっくりするれいむとありす。 「むきゅ!そんなことないわ!!!まりさはかぶとむしさんにかったのよ!!! かつかのうせいはじゅうぶんにあるわ!!!!!」 ぱちゅりーがなぜか自信満々に答える。 「そうだよ!!!かぶとむしさんをやっつけられるまりさならにんげんさんなんか やっつけられるんだね!!!わかるよー!!!!」 ぱちゅりーに釣られて、賛同するちぇん。 「ということなんだぜ!!! みんなまっているんだぜ!!! これからにんげんさんのむらをせいふくしてくるんだぜ!!! そしたらにんげんさんたちをどれいにしておやさいさんやあまあまさんを いっぱいたべさせてあげるんだぜ!!!!」 と、息巻くまりさ。 「ゆゆ~ん!!!おやさいさんとあまあまさんはゆっくりできるよぉ~」 「ついにゆっくりできないにんげんさんがせいさいされるひがきたのよ~」 「むきゅ!!!ひどいことするにんげんさんにてんばつがくだされるわ!!!」 「ゆっくりできないにんげんさんをゆっくりたおすんだね!!!わかるよー」 おのおの、まりさの強気な発言に感動する。 「じゃあみんないってくるんだぜ!!! ゆっくりまってるんだぜ!!! もりのおうじゃのしゅつじんなんだぜ!!!!」 声を高々にその柔らかい体をポヨンポヨンと弾ませて、 ゆっゆっと飛び跳ねていくまりさ。 「「「「ゆ~☆ゆっくりしていってね~」」」」 他のゆっくりたちは、まりさの勝利を確信して、 笑顔で見送った。 まりさは村へ向かう途中、さらなる夢、野望を描いていた。 人間の村を征服した暁には、そこにこの森に住んでいるすべてのゆっくりを集めて、 ゆっくりが本当にゆっくり出来るゆっくりプレイスを作り、 面倒くさい狩りや子育ては、全部、奴隷(人間)にやらせて、 ゆっくりたちは、心行くまま、む~しゃむ~しゃしたり、すっきりしたり・・・。 そんな壮大な妄想を思い描きながら、ニコニコと笑顔を振りまきながら、 村へ向かっていく。 「やべるんだぜぇええぇえええ!!!!! いまずぐびぎがえずんだぜぇえええええ!!!!! いまならまにあうんだぜぇえええええ!!!!」 とてもゆっくり出来ない声が後ろから聞こえてきた。 振り返るとそこには、まりさがいた。 そのまりさは、頬がゲッソリとしており、 とてもゆっくり出来ているとは言えなかった。 まりさはゲッソリしたまりさを見て、 どこかで見たことがあると思ったが、 こんなゆっくりしていないまりさなんか知り合いにはいなかった。 ただ、どこかで見たような気がする・・・。 そんなまりさであった。 「ゆっ!?なにをいっているんだぜ!!! ゆっくりできないまりさなんだぜ!!!」 まりさはまりさに睨みながら、言い返した。 「ばでぃざばにんげんざんにがでるどおもっでるげどぉぉおぉお!!! ぞんなごどばないんだぜぇっぇえぇええ!!!」 まりさは驚いた。 初対面のまりさが、これから人間の村を襲いに行くことを知っていることに。 だが・・・。 「ゆふん!!!まりさはつよいんだぜ!!! かぶとむしさんにもかったんだぜ!!! ゆっくりできないまりさはまりさとはちがうんだぜ!!!! ゆっくりりかいするんだぜ!!!」 と、ゲッソリしたまりさを見下したかのように、バカにした表情で軽く笑った後、 足早に村へ向かっていった。 「やべでぇぇええええ!!! びぎがえじでぇぇええええ!!! おねがいだがらぁぁぁぁあああ!!! ゆんやぁっぁぁっぁぁあああ!!! ばでぃざっぁっぁあぁあああ!!!!! ばでぃざぁっぁあああああ!!!!!! どぼぢでぞんなごどずるのぉぉおぉおおぉおぉおぉおおぉお!!! ゆんやぁっぁぁあぁぁぁあああああ!!!! がえっでぎでぇぇっぇっぇえええええ!!! おねがいだがらっぁっぁぁあああああああああああ!!!!」 後ろの方で、ゆっくり出来ない声で叫んでいることにイラつきながら、 早く人間たちを征服することを夢見て、 ひたすら村へ進むまりさ。 人間の村へ着いたら、人間たちをやっつけて・・・ それから人間たちを奴隷にして・・・ それかられいむたちを村に連れてきて・・・ それから人間たちに狩りをさせて・・・ それからおいしいお野菜さんとあまあまさんをいっぱい食べて・・・ それからみんなでいっぱいすっきりーして・・・ それから・・・ それから・・・ それから・・・ 夢がドンドン膨らんでいくまりさ。 まりさが住んでいた森から、人間の村まで、結構な距離があった。 人間ですら、着くころには息が切れるほど、相当な道のりだ。 「ゆぅ・・・いっぱいはしったからゆっくりおなかがへったんだぜ!!!」 人間の村に向かう最中、まりさは腹を空かせていた。 早くお野菜さんとあまあまさんが食べたい。 早くお野菜さんとあまあまさんが食べたい。 早くお野菜さんとあまあまさんが食べたい。 そんな思いでいっぱいになるまりさ。 けれど、進めど進めど、中々、人間の村へ着かない。 人間の村に着いたら、奴隷(人間)たちがお野菜さんとあまあまさんを用意している。 だから、こんなところでゆっくりしている場合ではない。 急ごう。早く人間の村へ。 というか、なんでまりさが急がないといけないんだ。 奴隷(人間)がまりさを迎えに来るのが当たり前ではないのか? チクショー!!!奴隷(人間)の癖に、ご主人様(まりさ)を迎えに来ないとは、 どういうことだ? 村に帰ったら、お仕置きをしてやる!!! 寛大なまりさにも、限界がある!!! ゆっくり出来ない糞奴隷はゆっくり制裁してやる!!! 先走る気持ちのせいで、現実と妄想が一緒になり、 すでに、人間の村を征服していて、一向に迎えに来ない人間たちを、 制裁してやると、最初の目的を見失っているまりさ。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 満身創痍で、完全に突かれ切っているまりさ。 息も絶え絶えに呼吸が整っていない。 相当な距離を走ったため、あんよも擦り切れて、 うっすらと黒い餡子が見て始めていた。 まりさは、長い時間をかけて、 やっとの思いで、人間の村に着いたのだ。 まりさは、今、村のはずれにある畑の前に立っていた。 やっと戻った。 チクショー!!!! なんで迎えに来ないんだ!!! 殺す!!!殺してやる!!! どうしてまりさをゆっくりさせないんだ!!! ゆっくり出来ない糞奴隷を殺してやる!! 憎い!!!糞奴隷が憎い!!! 覚悟しろ!!糞奴隷!!!! 殺す!!!殺してやるぅぅぅううう!!!!!! お仕置きから、殺すことに目的が変わっているまりさ。 最初は奴隷にさせるつもりだったのに、 いつのまにか人間を殺すことが目的になってしまっていた。 『ふぅ~。ここらで昼飯にするか』 農作業をしていた青年が、畑の真ん中に座り、弁当を食べ始める。 その様を見て、まりさは、一目散でその青年に向かっていった。 目の前に野菜があるというのに、野菜にすら目を向けず、 ただひたすら、青年に向かっていき、その体をポヨンポヨンと弾ませて、 飛び掛っていった。 「じねっぇぇぇえええ!!!!ゆっぐりざぜないぃいい!!!! ぐぞどれいばじねぇっぇええぇぇえええええ!!!!!!!」 10秒後。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 まりさの顔面に大きな穴が開いていた。 『あ~あ、手が汚れちまったよ。え~タオルタオルと・・・。』 青年は、横においてあったバッグの中をゴソゴソとタオルを探していた。 どうして・・・ どうして・・・ どうして・・・ こうなった・・・ まりさは森の王者なのに・・・ まりさは強いはずなのに・・・ まりさはゆっくりなのに・・・ どうして奴隷にこんなひどいことをされるの・・・ まりさは、自分でも分かっていた。 もう長くないということを。 生物としての本能なのか?自身の死期くらいは察することが出来るようだ。 鈍い痛みが段々と収まってきた。 ああ・・・ まりさはいっぱい走ったから疲れていたんだ・・・ だから奴隷にやられてしまったんだ・・・ 失敗した・・・ まりさの体調が・・・・ 万全だったら・・・ 今頃・・・・ ここにいる奴隷がこうなっていたはずなのに・・・ 無念だ・・・ 『じゃあ、体調が万全の時に襲ってみる?』 死にいくまりさの頭の中で声がした。 まりさの顔に穴を空けた青年の声とは全く別の女性の声。 誰?・・・ まりさ・・・ もう助からないんだよ・・・ 死んじゃうんだよ・・・ 『大丈夫だよ。時間を戻して上げる。』 えっ!?・・・ どういうこと・・・ 『体調が万全だったら勝てるんだよね!!! じゃあ、あのお兄さんを襲う前まで時間を戻して上げるよ!!! だから、ゆっくり体を休めてね!!!』 お姉さん・・・誰なの・・・ 『別にどうでもいいことじゃない!!! 私が誰なのかって!!!!』 そんな・・・こと・・・できる 「わけないんだ・・・ぜ・・・?」 まりさは畑の前にいた。 目の前には、これから弁当を食べようとする青年がいた。 そして、鈍い痛みは完全になくなっていた。 不思議に思うまりさ。 あれ?さっきまであそこにいたはず? あれ?あの人間に襲い掛かってから、 なんかすごい痛みが襲ってきて・・・ それから・・・。 と、まりさが考えていると・・・。 『はい!!!時間を戻して上げたよ!!! 今、襲ったら、さっきと一緒だからね!!! 今はゆっくり隠れてね!!!』 また、頭の中で声がした。 まりさは、よくわからないが、さきほどの痛みを恐れていた。 しかし・・・ 「まりさはもりのおうじゃなんだぜ!!! あんなにんげんさんやっつけてやるんだぜ!!!」 まりさは強い口調で叫んだ。 そうだ。さっきの夢だ。 夢に違いない。 まりさは、先ほどの出来事を夢だと思い、 再び、体を弾ませて、青年に襲い掛かった。 「こんどはまけないんだぜぇえええ!!! ゆっくりさせないにんげんさんはゆっくりしねぇええええ!!!!!」 10秒後。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 まりさの顔面に大きな穴が開いていた。 『あ~あ、手が汚れちまったよ。え~タオルタオルと・・・。』 青年は、横においてあったバッグの中をゴソゴソとタオルを探していた。 どうして・・・ どうして・・・ どうして・・・ こうなった・・・ まりさは森の王者なのに・・・ まりさは強いはずなのに・・・ 『もう!!!さっきと同じことしちゃダメでしょ!!! 体調が万全じゃなかったから負けたんでしょ!!! どこまで餡子脳なの?バカなの?死ぬの?』 そうだ・・・ これは・・・さっきも・・・ 『今頃気づくなんて!!!ホントそれでも森の王者なの?』 ああ・・なんて・・・ バカなんだろう・・・ まりさは二度も同じことを・・・ 『そうだよ!!!ゆっくり理解してね!!!』 もう・・・どうして・・・こんなことに・・・ 『はい!もう一回、時間を戻して上げるから!!! 今度はゆっくり隠れてね!!!』 えっ!?・・・もう一回って・・・どういう 「ことなんだ・・・ゆっ!?」 まりさは畑の前にいた。 目の前には、これから弁当を食べようとする青年がいた。 そして、鈍い痛みは完全になくなっていた。 後編に続く あとがき 飾りの価値は 始 について ラストはつじつまを合わせるために、 いろいろと書いた結果、 支離滅裂になった。すみませんでした。 飾りのないことでの不幸とゆっくりの強弱は関係ないですね。 作者の餡子脳をバカにしてください。 国語苦手な低学歴なダメ人間でごめんなさい。 ユグルイネタに関しては、 ぶっちゃけ、私のオナニーをみんなに見せているだけです。 あと、ユグルイの世界のゆっくりが、強かったりするのは、そういう設定です。 でも、基本的には、人間 超えられない壁 ゆっくりです。 ふた昔前のジャ○プとかそんなノリで見てください。 ※嫌いな方もいるようなので、 今後から、ユグルイネタはユグルイネタって書きます。 個人的意見ですが、 ゆっくりのアホさ加減を強調するために、 ベンチマークとなる良ゆっくりを出すっていう方式だと、 哀れさが深みが増すと思っています。 最後に、 喧嘩はゆっくり出来ないよ!!!ゆっくり辞めてね!!! 社会のルールを破るような行為はゆっくり出来ないよ!!!ゆっくり辞めてね!!! こんなSSにマジになるなんて・・・バカなの?死ぬの? そんな程度で見てくだされば、みんなゆっくり出来ると思います。 私がゆっくり出来ない原因なら、ゆっくり消えるよ!!! 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 ふたば系ゆっくりいじめ 265 飾りの価値は 承 ふたば系ゆっくりいじめ 283 飾りの価値は 転 ふたば系ゆっくりいじめ 286 飾りの価値は 始 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/521.html
「あら、これが紫が言っていたお饅頭ね」 その日、西行寺幽々子は一人で魔法使いの森にやってきていた。 少し前に幻想郷に現れたゆっくりというものを見る為である。 妖夢を連れては、何かと小言が多くゆっくりゆっくりを見る事も出来ない。 白玉楼、それも中庭だけでなく白玉楼階段の方まで手入れをしておくよう言ったので、 しばらくは幽々子がいない事に気がつかないだろう。 「ねぇ、あなた」 「ゆ?」 「あなたが・・・ゆっくり?」 丸みを帯びた生首、あの白黒の魔法使いに似ていると言っては怒りそうだが、 どことなく似ているゆっくり。名前も『まりさ』と言うらしい。 「まりさはまりさだよ」 「ふぅん」 『まりさはまりさだよ』一人称を使えないって紫が言っていたのは本当だった。 妖怪とも妖精とも付かないから、自分の領分かと思ったがそれも違うようだ。 完全な自立人形のようなものでもない。この動く饅頭は限りなく脆い。 魂というものが妖怪や人間と違い、極単純なものであり、それが器と言うには余りに脆弱な皮で覆われている。 人間ならば、皮や骨、肉があり、中にある臓器と言うものが複雑に絡まり合う事でその強度を保っているが、 これは、ゆっくりは。 「おいで・・・」 幽々子がそっと手招きをする。 ゆっくりまりさはゆっくりした手の動きに誘われ、ぽよんと一歩跳ねる。 「もっと、こちらへ」 もう一歩、もう一歩、ゆっくりまりさは森の中で暮らしてきたから人間を知らない。 ましてや、亡霊などと言うものは想像もつかない。説明されても理解できない。 生者にとってあまりに危険な幽々子の力を、まりさは理解しないまま歩み寄る。 一歩、一歩、まるで地獄の淵に吸い込まれるように。それでいて桜の花びらが散るように。 「さぁ、いきましょう」 まりさは着地に失敗する。普段通り跳ねたはずだが、足ではなく顔から着地してしまった。 運悪く地面には石があり、その上をずりっと滑ってしまったせいで、顔の皮が破れ、 右の目頭から上唇にかけて大きな傷が付いてしまったが、 まりさは痛がる事も泣き叫ぶ事もない。着地に失敗する前、先ほど飛んだ瞬間からもう死んでいる。 「もう?軽いのね」 蓬莱人の魂が持ち上げられぬ鋼の山とすれば、まるで吐息で飛ぶ羽毛。 死んだまりさの亡骸をしばらく珍しそうに見ていると、何匹か他のゆっくりもやってきた。 とっさに幽々子は木の陰に隠れる。どういう反応を示すのだろう。 「ゆっ!まりさ?!」 死んでいるまりさに駆け寄ってくる。 どれもこれも幻想郷に住む者にどこか似ている。 霊夢、アリス、パチュリー。何でもれいむ、ありす、ぱちゅりーと名前まで同じらしい。 「むきゅー!まりざぁー、どうじでぇじんじゃっだのぉお?!」 その中の、ぱちゅりーがまりさに頬ずりしながら泣き叫ぶ。 泣く事もできるの。人間の顔と同じギミックがあるのかしら、 しかし、これは。幽々子は思わず笑ってしまう。 先ほどのまりさが羽毛ならば、このぱちゅりーというのはもっと軽い綿毛、 いや形容できるものがすぐに見つからない。 口元を隠していた扇子でそっと、風を送ってやる。 「まりざぁああ、ぱぢゅりーをおいでいが」 死んだ。軽い、本当に玩具みたいな命。 また笑いが込み上げてくる。木の裏にせっかく隠れたのにこれでは見つかってしまう。 ぷっ、くふふふ・・・。 「ゆ、だれかいるの?!」 ああ、見つかってしまった。気づいたのはゆっくりれいむだ。 あの巫女もこれほど機敏に動けば、月がおかしくなった事ももっと早く解決できただろうに。 「見つかちゃった」 「ゆ?ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていっていいわよ」 れいむとありすがそう言う、しかし、もう一匹言うはずのぱちゅりーが何も言わない。 れいむ達はそこではじめてぱちゅりーの異常に気付く。 遅い遅い、軽いのに遅いのね。ホント、ゆっくりしてるわ。 「ぱ、ぱちゅりー?」 「れいむ、ぱちゅりーしんでるわ!」 「ゆーぅ!!ほんとだ。ゆっくりできないよ」 れいむとありすが騒ぎだす。静かな森の中で二匹が大声を出して、うるさい。 幽々子は扇子を畳み、れいむ、ありすのいる方向に向ける。 そして、二匹を一線に切るようにして宙を薙ぐ。 再び森は静かになる。と思ったが、 「ゆっくりが騒いでいると思って来てみたら、亡霊がいるなんて」 「ふふ、人形遣いさんは魔法使いと違って森で過ごす事が多いのかしら、ここに異変が起こるとでも?」 「ただ人間が迷い込んだのかと思っただけよ」 アリス・マーガトロイド、他人には無関心なのに、この森には執着するのはあの魔法使いが住む森だからだろうか、 この森の動植物全て、死に誘ってやれば、この人形遣いは本気で。 「で、それは何?」 幽々子の思考をアリスの言葉が止める。指さした先には4匹のゆっくりの亡骸。 「ああ、冥界ってゆっくりがいないの、だから、ここで試したの。これが生きているかどうか」 人間だった頃に聞けば、怖かっただろう。アリスは噛みしめる様に頷く。 「紫が言うの、もしかしたら人里に被害が出るかもしれないって。でも、これなら紫の心配も無駄に終わりそうね」 そこへ、ゆっくりがまたやってくる。 今度はまりさとれいむ、それに小さいのまで。子ども、それならおそらくこのグループは家族だ。 「ゆ、このあたりでぱちゅりーのこえがしたよ」 「あ、にんげんちゃんだ」「ゆっきゅりちていってね」「ゆっきゅりできりゅひと?」「まりちゃとあちょぼー」 「おねーさん、ぱちゅりーたちをみなかった?ゆっくりおしえてね」 スッと、その家族の方へ扇子を向け、アリスに目をやる。 知りたくもない。見たくもない。とばかりにアリスは後ろを向き今来た道を帰って行く。 あの人形遣いも別に味方じゃない。どうやら、本当に人間が迷い込んだと思っただけらしい。 ならば、別に止める事もない。 「遊んであげる、おいで」 一匹の子まりさが幽々子方へ寄ってくる。 幽々子の手招きはゆっくりしていて、分別の付かない、 ゆっくりしたい欲求が強く、それにより周りの見えなくなる子どもには効果は絶大だ。 「ゆっくりできりゅおねーしゃんだぁー」 親に安全かどうかも確かめず、子まりさは駆けだす。 「ゆ?まって、おちびちゃん!」 親まりさが呼び止める。その声に子まりさは振り向く。 「どーちたの?」 「おねーさんはゆっくりできるひと?」 その問いかけに幽々子は笑顔で答える。しかし、これは肯定とも否定とも取れる曖昧な返事だった。 それにこっちには仲間がいるはずだが、さきほどから見当たらない。 この人間は危ないかもしれない。親まりさは子まりさを引き留めようとする。 「おちびちゃん、ままのところでゆっくりしようね!」 「遊んであげるわ、おいで」 普段なら親まりさの言う事を聞かないなんて事はなかった。 しかし、ゆっくりにとってゆっくりできるという事は何事にも代えがたい幸せなのだ。 「遊びましょ、手の鳴る方へ」 ゆっくりと幽々子は手を叩き、パンパンと鳴らす。 すると、子まりさは迷いながらも幽々子の方へ行こうとしてしまう。 「ゆっ!おちびちゃん、ダメだよ。ゆっくりできないよ」 親まりさは急いで飛び出す、子まりさの背中を銜え、引っ張る。 他の子たちや親れいむも、一緒に子まりさの事を必死で呼びとめる。 「ふふ、少し重くなったわね」 幽々子はどこからともなく手毬を取り出し、あたふたする家族の前でポンポンとつき始める。 そして、聞きなれない手毬歌を歌ってやる。黄昏の奥にある黄泉の国へと人を誘う歌、 たぁそがれーのと始まる歌のテンポは呪術めいており、ゆるやかで、子まりさだけでなく他の子たちまで幽々子の元へ誘う。 それまで必死に子まりさを呼んでいた、子れいむや他の子まりさは急に黙り込むと、 ふらふらと幽々子の元に行ってしまおうとする。親れいむは必死に二匹を引っ張るが、 子まりさが上手く親れいむを避け、幽々子の元へ進んでいってしまう。 親達は今自分が捕まえている子どもを留め置くのがやっとで、子まりさまで手が回らない。 とうとう子まりさは幽々子の目の前までやってくると、 コロンと横になり動かなくなった。動かなくなったし、もう動く事がなくなった。 それまで生きていた自分達の可愛い子どもは冷たい亡骸になってしまった。 しかし、親達に悲しんでいる暇はない。まだ歌は続いている。まだ子どもは幽々子の元へ行こうとしている。 あっちに行ってはゆっくりできないのは明らかだ。 親まりさはグイグイと子まりさを口で銜え引っ張るが、生まれて間もない子の皮が強い力に耐えられるわけがない。 子まりさ自身、すでに正常な状態ではなく『いたい』と自分の状況を伝える事も出来ない。 だから、当然、破れる。 「ゆぎぃい・・・」 最期、そう呟いた子まりさは身体が真っ二つになった。 親まりさは本人の中では相当強い力を出していたのだろう、後ろへひっくり返る。 「ゆ?おちびちゃん?」 自分のすぐ傍には後頭部だけが落ちていた、前半分はまだ半分残った足を使い、 ゆっくりゆっくり、幽々子の元を目指している。しかし、あまりに大きな傷、ずりずりとしばらく動くと。 さきほどの子まりさと同じく動かなくなった。 親れいむは必死に子れいむを止めている為、何が起こったのか分かっていないが、 親まりさは自分の目の前で可愛い子どもを殺されたのだ。 怒り心頭に発する。親まりさは半狂乱になりながら幽々子の方へ突っ込んでくる。 まりさは強いんだ。こんあ奴やっつけておチビちゃん達の仇を取るんだ。 そして、子れいむを救って家族で仲良くゆっくり暮らすんだ。 ボトッ、親まりさは不思議な感覚に襲われていた。 今さっきまで自分が目指していた方向とは全く逆の方に自分が進んでいる。 そして、あれほど込み上げていた力が今はどんどん抜けて行く。 「まりさぁあ、ゆっくりしてぇー!!」 自分の大好きなれいむの声がする。自分はどうしたんだろう。 お腹の辺りが焼けるように熱い。起き上がって敵の場所を確認する。 れいむがここにいるという事は子れいむは? 危ない。敵の方へ向かっていってしまっている。どうにかして助けなくては、 「まりさ、だいじょうぶ?ゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね」 泣き叫ぶれいむの声がだんだん遠くなっていく。 それはきっと自分が敵に向かって行っているからだ。 その証拠にあれほど遠かった敵がすぐ傍にいるじゃないか、こんなにも傍に。 一発の弾は親まりさのお腹にぽっかりと穴を空けていた。 そして、親れいむのすぐ傍、幽々子から離れた位置で死んだ。 子れいむも止める者がいなくなり、あっさりと動かなくなった。 「少し重くはなったけど、それでも葉の一片。これのどこが危ないというのかしら」 ふわり、と幽々子は浮き上がり、扇子をいっぱいまで広げる。 「死符、ギャストリドリーム」 その日、色鮮やかな蝶の群れだか桜の花びらだかが魔法の森の中で見られるという異変があった。 珍しいものだ。捕まえてやろう。そう意気込んでやってきた三妖精達であったが、 どこにもその姿を見る事は出来なかった。 そればかりか、いつも見かけるはずのゆっくりの姿までなかったのだ。 「あんなのが本当に厄介者になるの?」 白玉楼の中庭、枯山水を眺めながら幽々子は紫に尋ねる。 昨日の異変を知らぬ紫ではない。 返事を考えあぐねている紫に幽々子は畳みかける。 「あの月へ帰らなかった人間に何を言われたかは知らないけど」 そっと紫の手を握る。 「ここでならあなたの力になれるわ」 ~あとがき~ お久しぶりです。118です。私の書くSSはぬるいじめばかりで本当に申し訳ないです。今回は幽々子様です。 幽々子と紫と永琳は本当に美しいです。おい、ババアって言った奴出て来いよ!! 次回は都会派てんこの続編ウサ、てんこが4tトラックにひかれて死ぬウサ、全然ウソなんてついてないウサ。 wikiのジャンルものの所に都会派きめぇ丸シリーズを作ってもらい恐縮です。 え、永琳実験シリーズ?あれはキャラでまたいじゃってるんで・・・今度、実験シリーズ書いた時、あとがきにまとめておくね。 この歳になって彼女がいない事を怒られました。私と付き合いたいって言う幽々子、紫、永琳似の女の人いたら、是非メール・・・、 いらねぇよ、そんなもん!! byギブミーホンモノ118
https://w.atwiki.jp/tsubaki-info/
椿@WikiページTOP 平成21年度 2009年(平成21年) 4月5日、 定式,初常会 5月2日、 自治会一斉消毒 5月7日、 女子ソフトバレー練習 5月10日、 第33回常会対抗球技大会 6月13日、 アメリカシロヒトリ駆除作業 8月1日、 地域草取り実施 8月23日、 神社清掃 8月30日、 注連縄張り 9月2日、 座敷払い、注連縄外し 9月27日、 自主防災訓練 10月11日、 市民運動会 10月25日、 椿常会旅行 11月22日、 第5回健康ウォーキング 12月6日、 第25回歳末福祉バザー実施 ・ グランドゴルフ開催 2010年(平成22年) 1月10日、 平成22年どんど焼き 2月10日、 椿組常会開催 3月20日、 椿組常会総会開催 ・椿@Wikiとは 平成20年度 4月6日、 定式と初常会 5月3日、 椿組の消毒実施 5月18日、 球技大会の実施 6月13日、 アメリカシロヒトリ駆除実施 7月26日、 地域草取り実施 8月24日、 神社清掃 8月31日、 お祭り縄張り 9月3日、 お祭り飲食会 9月6日、 椿組防災 10月12日、 市民運動会 10月26日、 自治会公民館建設に関する打ち合わせ 11月23日、 第37回市民歩け歩け大会 12月14日、 市民一斉清掃 2009年 1月11日、 平成21年度どんど焼き 3月22日、 スターランドにて椿組常会引継ぎ ページ先頭へ 椿@Wikiとは ※注意 現在ページ作成,編集機能は動作していません。しばらくの期間お待ちください。 椿@Wikiとは椿組専用のコミュニティサイトです。 椿@BBS(椿組の掲示板) は現在アクセス制限をしていません。ご自由にモラルのある投稿をしてください。 電話番号,住所等,個人を特定出来る内容の投稿はお控えください。 中傷的な内容については管理人の判断により削除する事がございます。 椿@Wikiは椿組常会メンバー限定でページ作成,編集が出来る様にする予定です。 このwikiに参加ボタンをクリック後,画面に従い登録すると返信メールが届きます。メールで送られてきたIDとパスワードを用いてログインすることで自由にページ作成,編集をする事が出来ます。 詳しい「ご利用ガイド」はページ内最上にある「ヘルプ」よりご確認ください。 この印がついているリンク先は外部リンクとなっています。 カレンダー(PC操作時のみ) ※注意 現在ページ作成,編集機能は動作していません。しばらくの期間お待ちください。 PC使用時は左サイドメニューにある椿組スケジュールカレンダーの日付をクリックして行事予定や連絡事項、出来事等を新規にページを作成したり編集する事が出来ます。 詳しい「ご利用ガイド」はページ内最上にある「ヘルプ」よりご確認ください。 左右に掲載されているサイドメニューは編集できません。 携帯電話からもPCと同じURLでアクセスできます。( 閲覧のみ ) URL http //www13.atwiki.jp/tsubaki-info/ ページ先頭へ 椿@Wik内検索 and or - 編集する 椿@Wikiの管理者に連絡