約 5,243,093 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/555.html
まじかるまじかる☆な設定が多いです どちらかというとカオスに近いものがあります あるCMのパロディです ちょっと読みづらいかもしれません * あなたはSSを書き上げるわけです。 一生懸命書いたのです。そしたらきっと誰かに見せたくなるに違いありません。 ですから、アップローダーにいってそのテキストファイルをアップロードするでしょう。 あなたが[アップロード]ボタンを押した瞬間、いろんな事が起こっている……かもしれません。 * 一匹のきもんげが薄暗い部屋の中で、壁に備え付けられた自動販売機の取り出し口のようなものを食い入るように見つめていた。 不意に天井のほうからガタガタと何か軽いものが落ちてくる音がした。 「おぉ、おぉぉ!ついにきなはったか……!」 落ちてくるタイミングを見計らって取り出し口に手を突っ込むと、落ちてきた薄っぺらい軽い何かを取り出す。 その手の中には1枚のフロッピーディスク。 そのフロッピーディスクをいろんな方向から見て破損してないかチェックする。 そして取り出し口の脇にあった「受け取り完了」ボタンを叩き壊さん勢いで押すと急いでその部屋を飛び出して行った。 きもんげはある地点まで走ると体を真横に向け、左足を突き出しブレーキをかける。 丁度「制御室」と書かれた部屋の前で止まると、ガラス張りの自動ドアが開くのを待たずにガラスを突き破り中にダイブした。 そして壁に備え付けられているフロッピードライブにフロッピーを押し込むと、突然部屋の照明が点灯し、 部屋の中がにわかに機械の音で騒がしくなった。 壁中にモニターやら電光掲示板やらが並び、そこには「SS読み込み中」という文字が表示されている。 「おまえら、仕事や!仕事の時間や!」 きもんげは叫びながら近くの椅子に座ると、壁に格納されていたキーボードを引き出す。 彼の目の前には一際巨大なモニターがある。 そのモニターの上部には、更に小さいモニターがいくつも並んで設置されており、こちらにはどこかの風景が映し出されていた。 ガチャン、ガチャンという音に振り返れば、壁に埋め込まれた滑り台から何匹ものうどんげが、排出口に下げられた 鉄の仕切りを押し開けて次々と部屋に降り立ち、きもんげの並びに設置された椅子に座り始めていた。 「持ち場についたかぁ~」 すべての椅子が埋まったのを確認し、椅子に座りなおしながらきもんげが声を上げた。 ゲラゲラと返事なのかよくわからない声が各々うどんげの口から発せられる。 「よぉし、ほいじゃいくでぇ」 Enterキーを慎重に押した。 と、同時に天井に設置された赤色灯が点灯し、ビーッビーッという警報音が鳴り響く。 「えすえすのこんぽう、かいししました。たっせいよていじこくは3ぷん20びょうご」 一匹のうどんげがせわしなくキーボードを叩きながら言った。 「順調にいけばええんやがなぁ」 きもんげは心配そうに上部のモニターのうちの一つを見上げた。 そのころ、制御室の隣の部屋では、巨大な作業台の上にまりさ達が小さな箱を積み上げていた。 「ゆーん!ここでまちがったら、なにもかもゆっくりできなくなるよ! だからみんなゆっくりしっかりがんばってね!」 現場監督まりさが高台の上から拡声器を使って仲間達に指示を出す。 部屋の4箇所かられいむが列を作って作業代の上に箱を置いて戻るという作業を行っている。 「ゆーしょ、ゆーしょ」だの「がんばってつみあげるよ!」だの「これがおわったられいむにけっこんをもうしこむんだ……」だの、 作業をしているまりさ達は思い思いの事をしゃべっているためがやがやと部屋の中は騒がしかった。 帽子のつばに器用に箱を載せ、それを作業台の上に規則正しく、山のように積んでいくまりさ達。 次第に積み上げられた箱は高くなっていき、最終的には部屋の高さの半分ほどにまでなった。 「つみあげさぎょうはおわりだよー!ゆっくりてっしゅうしてね!」 監督まりさが叫ぶと、列を成していたまりさたちがいっせいに部屋の4隅に戻っていく。 すると、天井のスピーカーから「隔壁開きます」といううどんげの声が流れ、同時にけたたましいサイレンが鳴り響く。 不意に部屋の一方の壁が上に上がり、部屋の断面と同じ広さの通路が現れた。 通路が下り坂となっているため、部屋の隅でひしめき合っていた一部のまりさが通路へと転がり落ちていく。 「ゆあぁー!」「やめてね!おさないでね!」「まりさはたすかるんだぜ!おまえがかわりにおちるんだぜ!」 また、床には幅ギリギリのレールが敷かれており、そのレールにそってゆっくりと作業台が通路に入る。 レールの上にいたまりさが容赦なくその巨大な車輪の餌食になる。 どうやら通路側の2隅に集まっていたまりさの群れは、蹴って蹴落とされの阿鼻叫喚となっているようだ。 不意に「まってね!ゆっくりまってね!」といいながら一匹のまりさが通路とは反対側の群れから飛び出してきた。 その帽子の上には一つの箱。どうやら積み忘れがあったらしい。 まりさは作業台に飛び乗ると、その箱があるべき場所に箱をなんとか設置する。 「ゆゆぅ~ん!さすがむれいちばんのしゅんそくだね!まりさじゃなかったら間に合わなかtt……」 言い終わらないうちに作業代が不意に加速し、ジェットコースターの様に暗い通路を猛スピードで下り始めた。 風圧で吹き飛ばされたまりさは作業台の隅にあった突起にリボンが引っかかり、まるで吹流しのように空中で暴れまわる。 「うぎゃぎぎぎゃぎゅあああぁぁー!」 作業台の速度は相当速いらしい。 顔が風圧で変形し、全体重を支えている三つ編みの付け根は千切れる寸前である。 通路は上下左右と進路を変え、徐々にその付け根を限界へと近づける。 今までになくキツイカーブにさしかかると、鈍い音と共にとうとう三つ編みは千切れた。 そのまままりさは弾き飛ばされ、壁に叩きつけられると餡子を撒き散らした…… その後、何かが転がっていく音が作業台の遠ざかる轟音を追いかけていった。 「あれほど積み残しがないか確認せいいうたやないか……」 制御室できもんげはタバコに火をつけながら顔をしかめた。 「さぎょうだいがまもなくこんぽうさぎょうじょにとうちゃくします」 うどんげの声に顔を上げ、今度は先ほどとは別のモニターを眺めた。 作業台は不意に明るい光に包まれる。 通路を抜けるとそこには広大な野原が広がっており、その上でレールが鈍く光を反射していた。 もっとも野原といってもゆるい下り坂になっており、その様子は丁度夏のスキー場のそれである。 傾斜が比較的緩やかな場所で突然作業台は急停止した。 これだけの急停車なら衝撃で箱が崩れそうなものだが不思議と積み上げられた箱はきれいそのまま形を保っている。 すると近くの森林から16匹のれいむと1匹のぱちゅりーが木材やはしごを持って出てきた。 ぱちゅりーは作業台まで来ると、首から提げたメガホンでれいむたちに指示を飛ばす。 作業台の上にのぼるとれいむたちは協力して4辺を角材で囲み、その4隅に柱を立てる。 柱一本あたり4匹のれいむが囲い、「ゆーしょ、ゆーしょ」といいながら柱が倒れないように支えている。 そこへ釘打機をくわえたゆっくりちぇんがやってきた。 「固定するんだねわかるよー」といいながら釘打機をれいむの間に割り込ませ、そこに体当たりすることにより釘を打ち込む。 てきぱきと3本の柱が固定され、残すところ最後の一本となった。 ちぇんがれいむの間に釘打機を押し込んでいると、柱の反対側を支えていたれいむがくしゃみをした。 「ゆーっちゅん!」 勢いあまって必要以上の力を入れた柱がちぇんのいる方向へと倒れはじめる。 「たおれてくるよ!つぶされるよ!わかるよー!」 ちぇんは急いでその場を離れるとほかの仲間に危険を知らせる。 「いぢゃああああぁぁぁぁぁぁいいいいぃ!ごれどげでええええええぇぇぇぇぇぇ!」 だが柱の根元にいたれいむは強い力で抑え込まれ逃げることができず、ゆっくりと圧縮されて行く。 「ゆぶえっ!」 ついに圧力に耐え切れなくなったれいむがつぶれると、支えを失った柱が勢いよく倒れ、近くにおいてあった釘打機を直撃した。 強い衝撃を受けた釘打機が「ジャコッ」という音を立てて暴発する。 そして運が悪いことに、その打たれた釘の進路上には避難していたちぇんの口に突き刺さった。 叫び声をあげる暇もなくちぇんはそのまま後ろに吹き飛ばされ、ビクンビクンという数度の痙攣の後に動かなくなった。 「あーぁ、またかいな……」 モニターを眺めていたきもんげが機嫌悪そうに漏らした。 「さぎょうかんりょうよていまで、あと30びょう」 間に合うはずもない予定時刻を読み上げるうどんげに、きもんげはチッっと舌打ちをした。 わたわたとしている内に作業予定時間を過ぎてしまい、ぱちゅりーは4人のれいむを呼ぶと急いで柱を建て直し、自ら釘打機で柱を固定した。 「よていじかんを1ぷん30びょうおーばー、さぎょうだいいどうかいしします」 作業台に取り付けたれたスピーカーからうどんげの声がする。 あわてて台から飛び降りるぱちゅりーとれいむ。 突如地面が長方形に開き、中から大きなアームが現れた。 アームには木の枠が取り付けられており、またたくまに4本の柱の上にその木の枠を取り付けた。 直方体の骨組みが完成すると同時に作業台は急発進し、次の作業場へ向けて疾走して行った。 走って行く作業台を見送るぱちゅりーと、群れのリーダーをつとめるれいむ。 ふと気づいたように、れいむはぱちゅりーに話しかけた。 「ゆっ、ちぇんはどこいったの?」 「む、むきゅうううぅぅぅぅぅぅ!?ちぇんをおろすのをわすれてたわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 1分ほど傾斜を疾走すると、再び作業台は急停車した。 今度は大きな一枚板をもっためーりんの群れが現れた。 前の作業と同じように協力して骨組みに合わせて板を立てかけて行く。 違うことといえば、れいむよりも力があるため作業ペースが速いことぐらいである。 一匹のめーりんがホチキスを使い柱に板を固定していく。 「さぁ!はやくしなさいですわ!1ぷん30びょうもおーばーしているですわ!」 いつの間に現れたのか、さくやが作業台をぐるぐるまわりながらめーりんたちをせかす。 心なしかめーりんたちのじゃおじゃおという鳴き声が不満を帯びているように聞こえる。 そんなことを気にする風でもなく、むしろ分かってすらいない様子であいも変わらず作業場を回っては急かすさくや。 そこへ2匹の胴付きしふらんが新たな木の板を首から紐でぶら下げてやってきた。 ふらんは天井に当たる部分にふたをするように木の板をおくと、首から紐をはずしふらふらと森へと帰って行く。 待ってましたとばかりに先ほどのホチキスめーりんが天板に飛び乗り、てきぱきと固定した。 作業台の移動が始まることを告げるうどんげの声で、作業台にのっていためーりん達とさくやが地面に降りる。 めーりんは一箇所に固まるとじゃおじゃおとおしゃべり?をはじめた。 「よっしゃ、いい具合に時間をとりもどしたでぇ、発車や!」 「さぎょうだいいどうかいしします」 スピーカーから制御室内の音声がもれていた。 そのやりとりが終わると同時に再び猛スピードで岡を滑り降りて行く さて、仕事も済んだ事だし巣に戻ろう、と歩き出すさくや。 突然、その背中がドンと押された。 「な、なにをしやがるですわ!?」 驚いて振り返れば、そこには殺気のこもった目で自分をにらみつけるめーりん達がいた。 「なにかもんくがあるなら、ちゃんとにほんごをしゃべれですわ!」 その一言を合図にしたかのようにいっせいにめーりんたちがさくやに体当たりを始めた。 「いっ、いたいですわ!やめなさいですわ! こんなことしたらきもんげがただじゃおかないですわ!」 さくやは知っていた。ここで起こっている事の様子をきもんげがモニターで見ていることを。 現場監督に逆らい、その上ぼこぼこにしたとなってはきもんげが黙っているはずがない。 だがめーりん達も知っていた。作業台が発車した後はきもんげが全くそのモニターを見なくなることを。 1匹のゆっくりが死のうと、替え玉がある限りはその死因なんて気にするはずがない。 不意に、体がゆさゆさと揺れ始め、さくやは震え上がる。 「い、いやですわあぁぁ!すっきりなんてしたくありませんわああああぁぁぁ!お、おぜうさまああぁぁ……!」 ゴオオオと周りの雰囲気とあまりに似合わない音を撒き散らしながら作業台は進んでいく。 突如進行方向にがけが現れる。勿論その先に線路などない。 そのまま奈落の底へドボンするかという勢いで進んでいた作業台が3度急停車した。 ガリガリガッコン!という金属音がする。 そしてそれを合図に今度は四方八方から包装紙とバケツを持ったれみりゃの群れが飛んできた。 「うっうー☆れみぃのかりしゅま☆せんすでさいごのしあげをするんだどぉ♪ このはこをびゅーちほーにほうそうしてあげるどぉ☆」 まずバケツをもったれみりゃが箱の天井でバケツをひっくり返す。 中に入っていたのりが流れ落ち、お世辞にも綺麗とはいえない縞模様に箱が包まれる。 その上からほうそうしをもったれみりゃたちが思い思いに自分の好きなように包装紙を張っていく。 勿論れみりゃがもてるような包装用紙で箱全体が包めるわけもなく、縞の下地にまだら模様という非常にサイケな見た目となった。 ちなみにこの包装用紙には大量に「txt」という文字が印刷されている。 「しゅてきすぎてれみぃはきぜつしそうだどぉ~☆うーうーうあうあー♪」 監督をしていたれみりゃがたまらないとばかりに天井に降り立ち、お得意の腰振りダンスを披露する。 「やっぱりりーだーのだんしゅはいちりゅうだどぉ♪」 「まんまぁ~☆れみぃもあんなふうにどおりぇるようににゃりたいどぉ♪」 まわりのれみりゃたちはそのダンスにすっかり見惚れているようだ。 そんなお祭りムードのれみりゃ達に、一匹胴付きのきめぇ丸が近づいてきた。 「どうも。清く正しく、検品係のきめぇ丸です」 誰も聞きはしないと分かっていても律儀に自己紹介をするきめぇ丸。 「おぉ……減点減点……」 ぐるぐると箱の周りを飛びながら、手に持ったクリップボードにチェックを入れていくきめぇ丸。 「なんというみすぼらしさ……これは減点せざるをえませんねぇ」 きめぇ丸は容赦なくれみりゃたちの「かりすま☆」を踏みにじる様に減点を加えていく。 もちろんまわりのれみりゃ達からは批判の声が上がる。 「れみぃたちのかりしゅま☆がわからないなんてきめぇまるはおばかさんなんだどぉ!」 「うあぁー!ゆっぐりできないきめぇまるはゆっくりしねだどぉ~!!」 のろのろと追いかけてくるれみりゃを軽くかわしながらきめぇ丸は採点を続ける。 そしてすべての採点が終わるときめぇ丸は胸元につけたボタンマイクに向かって 「100点満点中49点で不合格です。おぉ、無様無様」と言った。 天井で踊っていたれみりゃは「不合格」の言葉を聴くと、「うあぁぁ~!」と情けない悲鳴を上げながらきめぇ丸に飛び掛ろうとした。 だがそのまま前につんのめり顔面から派手にずっこけた。 それでも自分の感性を馬鹿にした相手が許せないのか、れみりゃとは思えない根性を見せ、なんとか立ち上がろうとするれみりゃ。 自分達が天井に適当に、それも大量ののりをばら撒いたことも忘れて。 「この箱の包装はもう一度やりなおしです。おぉ、面倒面倒」 そんなれみりゃを小ばかにするようにニヨニヨ笑いながら頭の上をくるくる回るきめぇ丸。 抗議をしたいのは山々だが顔が天板にはりついてしまいしゃべることすらままならない。 箱の上部の空間が裂け隙間が現れる。 中から金属製のアームが音もなく降りて来てガシッと箱の側面をつかんだ。 ミシミシと苦しそうな音を立てながら作業台から箱が離れた。 「早く降りないとあなたも箱と一緒に処分されてしまいますよぉ……」 暴れようにも体は全く動かない。 その姿はまるでその箱を全身全霊をかけて守り通そうとしているように見えた。 もっとも本人は逃げ出すことしか考えてないのだが。 「そんなにその箱に愛着がありますか。おぉ、感心感心…… それではあなたのその執着を評価して、1点差し上げましょう」 持っていたシャーペンをひっくり返し、消しゴムで点数表を書き直すきめぇ丸。 「50点でギリギリ合格です。おぉ、見事見事」 そうきめぇ丸が口を開いた瞬間、箱からアームが離れて隙間に瞬く間に収納された。 重力に任せるまま作業台にたたきつけられる箱。その瞬間、尋常ではない衝撃がれみりゃの体を襲う。 「……!!……!!?」 体の中に泡だて器を突っ込まれたような、激しく体をかき回される不快感。 それでも悲鳴はおろか指一本すら動かすことができないれみりゃ。 「自分の作品にそこまで誇りがもてるとは。これぞ”じゃーなりずむ”の鏡」 きめぇ丸はくすくすと笑居ながら震えることしかできないれみりゃを見下ろす。 「それはきもんげさん。出荷してください」 その瞬間、作業台はゆっくりと崖に向かって走り出した。 「自分の魂ともいえる作品と一緒に散れるとは……おぉ、本望本望」 箱が作業台もろともゆっくりと真っ暗な空間へと落ちていく。 まわりのれみりゃは天井に張り付いた自分達のリーダーを手を振って見送った。 辛口のきめぇ丸にほめられているならきっとこれから良い事が起こるに違いない。 足りない頭だったが、すべてを都合よく解釈するには十分すぎる頭だった。 箱はだんだんと加速し、目にも留まらぬ速さで闇を切り裂き落ちてゆく。 周りに明かりが見えなくなり、とうとうその速度を示すものは耐え難い風圧のみとなる。 ふとれみりゃは自分の体が箱からはがれつつ在るのを感じた。 このままなら自分は助かるかもしれない。 彼女は顔をはがそうと全身の力を振り絞った。 ぺりっ、っと何かがはがれた。 やった♪と彼女の心に希望の光が差した瞬間。 「ベリベリベリベリッ!」 薄気味悪い音とともにれみりゃの体が箱から離れた。 その表皮を天板に残したまま。 せっかく剥がれたというのにれみりゃは羽を動かし上に戻ろうとする様子を見せることなく箱から遅れをとりながら落ちていく。 そして、そのすさまじい風圧に少しずつ傷口が広がり、終には何だかよく分からない肉片と化し闇に吸い込まれた。 * おや、「アップロード完了 ファイルナンバーは****~」の文字が表示されましたね。 まだあのアップロードボタンを押してから数秒もたっていません。早いものです。 ただその数秒のうちにはもしかしたらいろんな事が起きているかもしれません。 さて、こうしてあなたの大切なテキストファイルはネット上に飛び出していきました。 どうです?ちゃんとアップロードできたか確認してみたらどうですか? ファイル名が少し文字化けしていますがまぁ大丈夫でしょう。包装用紙みたいなものですから。 中身は綺麗なようですね。よかったよかった。 ……おや、誰でしょうね。そんなところに勝手につぶれたちぇんのAAを張ったのは。 END コカコーラのCM見て思いつきました なんていうかひどい byかりすま☆れみりゃ いままでかいたもの ゆっくりいじめ系1989 ゆっくりいじめ系2006 ぱちゅりーと鉄塔 ゆっくりいじめ系2011 満月の夜とひとりぼっち ゆっくりいじめ系2034 紙のさくやさくや ゆっくりいじめ系2092 はじめてのチュウ ゆっくりいじめ系2222 7本の稲荷寿司を捜し求める虐待お兄さんと愛と勇気のヌビビビンビドゥ ゆっくりいじめ小ネタ366 爆裂資産
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2484.html
スィークリング 14KB パロディ 実験・改造 現代 独自設定 妄想垂れ流しです・・・すみません・・すみません・・・ ・15回目 ・普通じゃない普通種。 ・スィーがふんだんに盛り込まれております。むしろ、スィーがメイン。 ・ギャグじゃないのにギャグです。 ・虐待どころか愛でもHENTAIもないです。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス ゆっくりというのはその名の通り、移動する速度が異様に遅い。 手も足もなく矮躯なゆっくりが移動するには全身を使い跳ねるか、底部を波打たせてナメクジよろしく這うかしかないけれど、底部で移動することは野生のゆっくりに限らず飼いゆっくりだとしてもリスクも高い。 人間で言うなら、常時素足で行動していることになるからだ。 一応、底部を保護する飼いゆっくり用の靴は発売されていて保護団体が着用を奨励しているけれど、ゆっくり自体が履くことを嫌うから普及は滞っている。 そこで、あるゆっくりのおもちゃ会社がスィーという、プラスチック板に4輪タイヤをつけたものを発売した。 ゆっくりの思い込み(それを人間でいう自転車と同じと認識させる)によって動く何の変哲もない板は新しいゆっくりの移動方法として、主に飼いゆっくりがいる家庭で飛ぶように売れた。 今ではゆっくりの種類によって様々なデザインのものが発売されている。 四角い板に4輪タイヤをつけ、板の上にゆっくりを乗せる初期型スィー。板スィーとも言われていた。今は、後継機にその数を越された。 初期型スィーから発展させ、プラスチック板の初期型スィーで起きやすかった転落事故を参考に、形状をボウルのような半球にすることでゆっくりの安定性を確保したスィスィー。 スィスィーを基礎に、甲羅に当たる場所を窪ませゆっくりの底部を、更にがっちり固定できるように改良したれいむ種を飼う層に人気がある老亀スィー。 初期型スィーの直線的な形状を踏襲しつつU字型の流線形に加工し、後部にジェット噴射を模したパーツをつけた速度重視の箒スィー。これは、まりさ種に人気がある。 他にも、直立する人形の組んだ腕に抱きかかえられるようなありす種の人形型スィーや、開いた辞典のページ(ゆっくりだよ! からすっごいはやいよ! まで、6段階書かれている)によって、ギアチェンジが可能なぱちゅりー種の辞典型などがあり今もなお開発が続けられている。 スィーが普及したことで飼いゆっくり達の外出は容易になり、飼い主がついていなくともルールさえ守れば安全に一人で散歩などにも行けるようになった。 飼いゆっくりに一台スィー。 外出はおしゃれなスィー。 現在、それが当たり前になっている。 昼下がりの公園。休日ということもあり、家族連れやスポーツを楽しむ人々やスィーに乗っている飼いゆっくりとだんまくごっこをするゆっくり達の活気ある声で賑わっている。 わたしもそのうちの一人で、散歩がてら桜が咲く公園を飼いゆっくりのちぇんと歩いている。 「すぃーすぃーすーだららったッーすらすらすぃーすぃーすぃー♪」 わたしの歩幅に合わせて、ゆっくり走るスィスィーに乗る笑顔のなちぇん。 本来なら、スィスィーは人間が軽く走る程度まで速度が出る。そのために、速度を出しすぎたスィー同士の衝突事故が相次いでいる。 原因は、自制ができないゆっくりによるもの。いくら、飼いゆっくりだとしてもその個体差は激しく、そういう後先を考えないゆっくりもいる。こればかりは、飼い主の采配次第だ。 その点、うちのちぇんは自制できるほうのゆっくりで良かった。おかげでのんびり散歩を楽しめる。 しばらく桜並木を歩いていると、草むらからまりさが出てきた。 そのまりさは、ところどころ薄汚れていて飾りや髪はパサパサ。その癖何故か、最近めっきり見なくなった初期型スィーに乗っている。 明らかに野良まりさだが、一応確認をしなければならない。 飼いゆっくりというものは、基本的には、人工的に作り出される。そのサイズが最初から決まっており(赤ゆっくり約4~7cm、子ゆっくり約8~15cm、成体ゆっくり約16~27cm)、その大きさから変わることはない。 ペットショップに出荷されるその時に識別用として、サイズによって異なる大きさの丸い飴玉をうなじ辺りに埋め込まれる。 例外として、野生で拾ったゆっくりを飼う場合は、保護団体に申請もしくは試験を受けることでバッジが支給され、それを飾りにつけることになる。 赤い飴玉は、銅バッジと同等。白い飴玉は銀バッジと同等。黄色い飴玉は金バッジと同等。というようなものだ。 精神衛生上、先に罵倒を浴びせられるのは御免被るので、まりさが口を開く前に駆け寄り(ちぇんは「わからないよー」と言いながらもぴったり横についてきた)、なにやら、煤がつく髪を掻き分けてうなじを見る。ゆっくりには耳がないので、適当なのはここだけの話。 そこには、半球状に窪んだ跡しかなかった。 飼いゆっくりを手放す場合、飼い主はゆっくりから飴玉を取り外さねばならない。その飴玉は一種のCPUのようなものでもあり、飼いゆっくりの知能が良いのはこの飴玉があるおかげだ。 野生のゆっくりならば、飼いゆっくりや野良ゆっくりにはない排泄穴や子孫を残すために性器を持っている。 このまりさはどうやら、捨てられた飼いゆっくりのなれの果てである野良のようだ。 手を離して、手のひらの煤を払っているとまりさがこちらを睨んでくる。 「にんげんさんのくせに、まりさのかみのけさんにさわるとはいいどきょうなんだぜ・・・」 苦虫を噛み潰したような表情をするまりさは、しばらくするとわたしから興味をなくしたのか、わたしが突然走った理由が分からないと言いたげなちぇんを見据えた。 まりさは挑戦的な笑みを浮かべ、 「ちぇん。まりさとスィーレースをするんだぜ」 首をかしげるわたしとちぇんを他所に、まりさは宣戦布告する。 「まりさはこのゆっくりプレイスでいちばんはやいゆっくりなんだぜ。それをしょうめいするために。ちぇん。いざゆっくりしょうぶするんだぜ!!!」 このレースに対する執着からすると飼いゆっくりであったころには、スィーのレーサーだったんだろうか。 飴玉を取られて思考力が低下しても、野良ゆっくりが飼いゆっくりであったころの欲求を優先するという事例はいくつか聞いたことがある。 ちぇんはどうすれば良いかと問う目で、わたしの顔を見る。 蛇の道は蛇。ということで、わたしは手のひらをちぇんに差し出して、任せるという合図を送った。 ちぇんはしばらく悩んだあと、まりさに対して、 「わかったよー。でも、ちぇんははやいよー? わかってねー」 スィーレース用の100Mの円グラウンドを二周する。 接触事故、および妨害をしたゆっくりは即、失格とする。 ゆっくり精神に則り、ゆっくりはしってね!!! 以上、【スィーレース短距離部門。公式ルール】より抜粋。 レフェリーは、善意で申し出てくれたお二人の飼い主。 不正がないように、お二人の飼いゆっくりであるスィスィーに乗ったみょんとゆゆこの二人にテープを持ってもらっている。 レースの準備をしているうちに、なにやら物好きなゆっくり愛好家達や子供達や宴会をしていた人達やゆっくり達が集まってきた。 なにやら大事になってきているのを悲観していると、ゆゆこの飼い主である祭行事(さいぎょうじ)さんが説明してくれた。 「あのまりさ、だいぶ前からこの公園に住んでて、スィーに乗ったゆっくり達に片っ端からレースを仕掛けてるんですよ?」 それを聞いて納得していると、みょんの飼い主である今朴(こんぱく)さんが、面白そうに話す。 「いやぁ・・・あたしのみょんも勝負しましたけど、あのまりさ板スィーの癖に速いんです。そりゃもうあっという間で、みょんとあたし、しばらく放心状態でしたよ」 どうやらまりさは思いのほかやり手らしい。 心配になりスタート地点に着くちぇんの方を見ると、私に向かって大丈夫だと言うように、尻尾でサムズアップのジェスチャーをする。 手を振って了解の合図を送りつつまりさをに目を移す。 まりさは、目の前に引かれたラインを凝視している。その集中力は、ゆっくりとは思えないほどの迫力を感じた。 両者がスタンバイできたところで、祭行事さんが宣言する。 「えー、それでは、第九十九回、野良まりさ杯を行いたいと思います!」 九十九回も対戦していたのかと、驚いているわたしを他所に観客達のテンションは上がっていく。 どうやら、観客達はこのまりさの対戦を幾度となく見ていたようだ。 この公園にかなりの頻度で立ち寄っていたのに今まで知らなかった自分の鈍さに少し泣きたくなった。 「今回の挑戦者は、谷雲(やくも)さんの飼っているちぇんです! 谷雲さん意気込みはどうでしょうか?」 存在しないマイクを向けられたので、どうしてこうなったのか疑問だと答えた。 「なるほど。確かに、いきなりでしたもんね。でも、大丈夫ですよ! お遊びですから! 娯楽です娯楽! 宴会に娯楽は付き物です! じゃあ、続いて野良まりさちゃん。意気込みは?」 まりさは、存在しないマイクどころか祭行事さんも見ずにただ眼前を見て、 「まりさははやいいちばんはやいだってまりさがいちばんだからそうだいちばんだきめぇまるなんかよりもはやいぜったいはやいれみりゃなんてこわくないちぇんよりもはやいかくじつにはやいまりさははやいはやいはやいはやいはやい」 ずっと呪詛のようなものを唱えているまりさは、不気味すぎる。 だが、不気味がっているのはわたしだけのようで、周りの人達は平然としている。 「はい! いつもどおりのやる気満々ですね。ということで、さっそく始めましょう! 両者用意はいいですか!?」 今朴さんがいつの間にか、アラジン神の書かれたフラッグを持ってちぇんとまりさの間に立っている。 「では・・・みなさん。ご一緒に! 1! 2! 3!」 『ゆっくりはしってね!!!』 ゆっくりはしってねの大合唱と共に、フラッグが振られ、二人は脱兎のごとく走り始めた。 序盤、直線でのスィスィーと板スィーの性能差で、スィスィーに乗るちぇんがリードしている。 スタートダッシュの差で出遅れたまりさは帽子を深めに被りながら、目の前を走るちぇんを抉るように見ている。 「ちぇんははやいんだよーわかってね!」 「・・・」 更にちぇんは加速して、まりさとの距離を引き離す。 そういえば、飼いゆっくりとして飼い始めた最初は、ちぇんの異様に速い行動に着いていけなかったことを思い出した。 だが、一回目のカーブに差し掛かった時、ちぇんとまりさの間の距離が急激に縮まり横にならんだ。 「おお、出たー野良まりさの抉りこむようなカーブ!」 観客の一人がそう叫んでいた。 どうやら、直線で引き離そうと加速してしまい大きくカーブしたちぇんに対して、まりさはカーブへの切り替えしを早く行って短いカーブでちぇんの側面に割り込んだようだ。 ちぇんは軽く動揺したようだが、カーブが終わった時にはすぐに直線で引き離す。 「ちぇんははやいんだよー! わかれよー!」 「・・・」 だが、二回目のカーブでまたまりさはちぇんの横に並ぶ。 「わ、わからないよおぉ・・・ッ」 「・・・ゆむッ!」 狼狽するちぇんを他所に、カーブが終わって二回目の直線に入ったとたんまりさは体を前方傾けて加速した。 先程のちぇんの加速以上の速度で、みるみる内に、ちぇんとまりさの距離は離れる。 「わ、わからないよおおおー!!」 ちぇんも必死に引き離されまいと、加速するがミリ単位で徐々に縮まる程度だ。 そのまま一周目が終わったフラッグが振られ、そのまま二周目へ。 「まてえええ!!! ちぇのほうがはやいんだよおおお!」 「・・・ゆへへッ」 更に加速して肉薄しようとするちぇんとは対照的に、まりさは楽しそうに笑う。 3回目のカーブに差し掛かったところで、立場が逆転する。 まりさは短めにカーブに曲がったが、ちぇんはそれ以上に、ラインギリギリを走る形で一周目の仕返しをした。 直線に入ると、ちぇんは満足そうな顔で後ろのまりさを見る。 「ちぇんはおそくないんだよー! わかってねっ!」 「おもしろいぜ・・・!」 ちぇんの挑発をものともせず、むしろ興が乗ってきたと言わんばかりに笑みを深める。 4回目のカーブに入った。ここが勝負の分かれ目といえる。 観客も、一層ヒートアップし、恥ずかしながらわたしも気づけばちぇんを勢い良く応援していた。 またもラインギリギリを曲がるちぇんの後ろを、まりさは寸分狂わず追随する。 最後のカーブが終わり、いよいよ勝負が決するゴールテープが貼られた最後の直線。 わずかに、ちぇんがリードしているが、ここに至ってもまりさは笑みを絶やさない。 ちぇんは最後のスパートをかけて、まりさを一気に引き離す。 ちぇんの本気がこれほどまでに速いとは思っていなかった。もしかしたら、スィーレーサーに向いているかもしれない。 真面目にそのような道を目指してみるのも良いかとわたしが考えていると、ちぇんがゴールテープが舌を伸ばせば届く距離にまで近づき誰もが、ちぇんの勝ちを確信した。 が、その横を黒白の物が追い越した。 ものすごい勢いで切られるゴールテープ。 先程までの熱気が嘘のように、静まる。 わたしとちぇんを含め誰もが、何が起きたのか分からなかった。 沈黙の中で、ただまりさは言う。 「まりさが――いちばんはやいんだぜ!!!」 その言葉で、歓声が湧き起こった。 呆然とするちぇんとわたしを除いて。 夕日に照らされて、わたしとちぇんはとぼとぼ家路を歩いている。 結局まりさが何故、逆転できたのか分からずじまいだった。 機材の片付けや協力していただいたお二方へのお礼などの後始末をしているうちにまりさも何処かへ行ってしまった。 「・・・」 無言でスィスィーを走らせるちぇんに慰めの言葉をかけるのも気が引けて、今日の晩御飯は何が良いか聞く。 「おかかごはんだよー・・・わからないよー・・・」 予想以上にショックだったのかと、今更ながら止めるべきだったと後悔していると目の前に、先程のまりさがいた。 まりさは、ちぇんに走り寄ると野良には見えない良い笑顔でちぇんを見る。 「良い勝負だったぜ。ちぇんはまりさがはしったなかでいちばんはやかったんだぜ」 「うそなんだね。わかるよ・・・」 「うそじゃないんだぜ。うそつきははしれないんだぜ? ちぇんはいちばんはしったゆっくりだぜ」 レースした相手に敬意を表すなんて本当に、野良なのか疑いたくなる。それ以上に、このまりさも飼いたくなった。 是非、ちぇんの相棒になってほしい。そう申し出ると、まりさは首を振った。 「もっとはやいゆっくりにあいにいくんだぜ。だからちぇんにおわかれしにきたんだぜ」 ぶつぎれの話をまとめてみると、公園のレースで観客の中に、スィーレーサーの大手チームのオーナーに居たらしく、終わったあとに、スカウトされたらしい。 「だからもうゆっくりプレイスにはいないんだぜ」 「・・・ゆっくりりかいしたよ」 シュンとするちぇんをまりさはお下げで撫でる。 何か言いたげなちぇんを見て、ニカリと笑う。 「ちぇんがもしれーさーになれたらあえるぜ。だから、もっともっとはやくなるんだぜ」 そういうと、お下げと尻尾で握手した。 それを見て、胸から熱いものが込み上げてきた。 「おねえさん」 まりさと別れたあと、ちぇんは神妙な面持ちでわたしを見る。 「ちぇんはスィーレーサーになるよ」 予想はついていたので、その申し出には喜んで乗る事を約束した。 あのときの、ちぇんの嬉しそうな顔は忘れられない。 『スィーレーサー 世界大かあああああい!!! 決勝に勝ち残ったのはなんとジャパンの二組!!! しかも、なにやら因縁があるらしくてもうこれは目が離せないねHAHAHA!!!』 本物のF−1などで使われるレース場には、あの日以上の熱気と観客がいる。 徹底的にチューニングした板スィーに乗ったちぇんは、金バッジを誇らしげに帽子に着けたまりさを見ている。 まりさは、昔と変わらない板スィーと昔と変わらない笑みでちぇんを見つめ返している。 「おねえさん。ありがとう」 今更、こそばゆい。そう笑いながらいうとちぇんもおかしそうに笑う。 「わかるよー。でも、ありがとう。わかってね」 わたしは頷いて、ちぇんをピットから送り出した。 並走して位置に着いた二人が、何を感じて何を思って何を語っているのかは分からないけれど、今もあの日も二人は楽しそうだという実感があるので問題ない。 今、フラッグが振り下ろされる。 アトガキ どうしてこうなった。どうしてこうなった。 ・・・すみません・・・自分でも何書いてるか良く分からなくなりました。 サイクリングにスィーをかけたほのぼのツーリングSSにでもしようかとした結果が下手な描写のレースでした・・・。 どうしてこうなった。どうしてこうなった。 これ、ゆっくりじゃなくてもよくね? とは筆者が一番思ってます・・・。 あ、ちょ・・・ゆっくり投げないでやめて・・・。 でも、書いてて楽しかったのは秘密です。 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る こういう格好いのが似合うのがゆっくりまりさ。くそうざい調子乗りが似合うのもゆっくりまりさ。 -- 2013-03-03 23 42 41 ゆっくりできるSSだね -- 2011-06-17 21 30 12 おもしろかったよー。じかいもたのしみなんだねー。わかるよー。 -- 2010-05-16 13 28 53
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/47.html
思念体「製造番号2……応答しなさい」 長門「……なに?」 思念体「涼宮ハルヒが……嫌われた仲間にどういった反応を示すかのテストをしたい……」 長門「……それがなにか……?」 思念体「製造番号2……おまえには明日からクラスの嫌われものになってもらう……明日から一週間」 長門「……」 思念体「感情がないから辛くはないな……では伝えた……以上」 長門「……」 次の日 男子1「お前今日も学校来たのかよ、いてもいなくても変わんねーから学校くんなよ!! コラ!!」 ドガッ 男子2「学校これねーようにしてやろうか? おい聞いてんのかネクラ!!」 ボグッ 長門「……う」 女子1「いいじゃんそれ! 坊主にしてやるとか顔焼いてやるとかさぁ!!」 ドガドガ 女子2「どうせいくらやってもあたしたちが注意されたりしないからね」 ドガドガ 長門「……ううっ」 放課後 キョン「おい長門」 長門「(ビクッ)……なに……?」 キョン「なにじゃねえだろ」 長門「……?」 ドガッ 長門「あっ……!」 キョン「なんで部室に来てんだよ……! お前いたら……俺達までいじめられるかもしれねえだろ……」 長門「……!! ……うっ……」 みくる「鶴屋さんだって……長門さんに優しくしてたから……いじめられて……どうしてくれるんですかっ!!?」 古泉「長門さんのせいで僕達がいじめられるのだけは避けたいですね……」 長門「……うっ……ううっ……」 キョン「泣いてねえでさっさと帰れよ!! いるだけで迷惑なんだよ!!」 長門「うっ……ううっ……わか……った……」 ドアの前にて ハルヒ「(……有希が……みんなにいじめられて……どういうことよ……!? まさか私が知らなかっただけ……?)」 ハルヒ「…………」 ガチャ ハルヒ「あ……あんたたち有希になにしてんのよっ!?」 キョン「あっ……ハルヒ……聞いてたのか……?」 ハルヒ「ええ、全部なにからなにまで!! キョン! あんた最低よ! 自分がいじめられるのが怖いからって……」 キョン「うっ……なんだよ、いじめられるのが怖くて何が悪いんだよ!? 俺は怖いんだ!」 ハルヒ「だからって……だからって有希を……」 みくる「……涼宮さんも、鶴屋さんみたいになりたいんですか……?」 ハルヒ「あ……あたしはいじめなんて……!」 古泉「怖くないんですか……? “また”昔のように一人ぼっちでもいいんですか……?」 ハルヒ「……!!」 キョン「俺達だって、お前がそんなふうならいつまでも一緒になんかいないぞ……?」 ハルヒ「…………」 ハルヒ「一人……一人はイヤよ…… 私だけ一人は……」 キョン「ならお前もこっち側の人間になれよ、長門一人が苦しめば俺達は助かるんだから……」 ハルヒ「……そう……よね……有希さえ辛けりゃ私は……大丈夫なんだから……」 キョン「……おい、聞いてたんだろネクラ!! ……さっさと行けよ……!」 長門「……………………………………………わか……った……」 次の日 女子3「……ねえ、あれって……長門といっつも一緒にいた人よね……? キョン……だっけ?」 女子4「もしかして長門と仲良かったりして……」 キョン「(……くっ……まずいぞ……このままじゃ俺が……)」 昼休み キョン「おい長門」 長門「(ビクッ)……は……はい……」 ボグッ 長門「……うっ……!」 キョン「……お前のせいで俺までいじめられるかもしれねえんだよ……」 ガッ 長門「あ……ひっ……!?」 キョン「だから黙って殴られろよ……俺とお前は関係ねえってアピールしなきゃ……俺が……」 ドガッ 長門「……うっ………………うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 穏健「……おい」 思念体「……なんだ?」 穏健「製造番号2が自殺したぞ……自ら機能停止を発動した」 思念体「……ふむ」 穏健「……どうするんだ? 我々はやめろといったはずだ」 思念体「……アレには感情が備わっていたようだ、失敗作を処分する手間が省けた」 穏健「……ならばしかし代わりが必要だ」 思念体「……バックアップを使うか」
https://w.atwiki.jp/tokaiindex/pages/1379.html
おおつまちせん【大津町線】 大津町線とは、名古屋市交通局が運営していた軌道線で、栄町電停と大津橋電停を結んでいた。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/896.html
洋館・プリズムリバー邸 「♪~♪~♪~」 邸宅の一室の中で、紙袋を持ちながら気分よく鼻歌を歌っているのは、ここに住む3姉妹の末妹・リリカ。 「ん~いい匂い。しかもふかふか~♪」 どうやら、いつも言っている洋菓子店の新商品を手に入れたようで上機嫌のようだ。 騒霊が食べ物を食べるのか?と言う疑問については、白玉楼の亡霊少女に同じ問いをしてきなさい。 「さ~て、浮かれてばかりもいれないわね。これをどこに隠すかなぁ…」 どうやら、姉達と一緒に食べると言う選択肢はないようだ。さすがリリカ、狡猾である。 「うーん…あっ、この箱がいいわね。なんか綺麗だし、まさかここに入ってるなんて思わないよね」 綺麗な文様の入った箱の中に、洋菓子=チョコパンを入れるリリカ。 「これでよしっと、あとで食ーべよっ♪」 そう言って、部屋を後にするリリカ。しかし、迂闊にも窓を開きっ放しにしていた事に、気付いてはいなかった。 その迂闊さが、残念な結果になろうとは… 再び部屋に戻ったリリカの見た部屋の様子。 荒らされた部屋。開かれた空っぽの箱。開かれた窓を呆然と見ている2体のゆっくり。 これ以上にない状況証拠、理解したリリカに怒りがこみ上げる。 「うぉらぁぁ!」「ゆ゛ぐえ゛っ!?」 思いっきり、ゆっくりまりさを蹴るリリカ。 「まりさになにするの!?ゆっくりできないよ!」 わめくれいむを冷たい目で睨むリリカ。 「人のお菓子を食べておいてシラを切るつもり…ふーん…」 「ゆ!?お菓子くれるの?ならゆっくりはやくもってきてね!」 「わたしの取って置きを食べておいてそんな口を…蹴り殺してやるッ! こ の ド 畜 生 が ァ ー ー ー ー ー ッ」 プッツン リリカの中で、何かがキレる音がした。 「潰すのは一瞬だッ!それでは私の怒りがおさまらんッ! おまえが悪いんだ!おまえがッ!わたしを怒らせたのはおまえだッ!おまえが悪いんだ! 思い知れ!どうだッ!思い知れ!どうだッ!どうだッ!」 「ぶっ!ぶぎゅっ!!やべでっ!!まっで!!れいぶのはなぢをぎいでねっ!!ゆっぐりぎいで!!」 まだ弁解しようとするれいむを、執拗に、残忍に蹴り続けるプッツンリリカ。 そんな恐怖の光景を見つめるまりさの頭の中は、れいむを助けようと言う気持ちではなく、いかにして自分が助かるかを考えていた。 (もう、れいむはたすかられないぜ。そこでもんだいだぜ!ここからどうやってにげようか? 3たく-ひとつつだけえらびなさい 答え①はんさむなまりさは、このおねーさんをなんとかするあいであがうかぶ 答え②はいってきたまどからにげる 答え③にげられない。げんじつはひじょうである。 まりさがまるをつけたのは②だぜ…れいむはゆっくりしんでね!) ゲスな結論を出し、逃げようとするまりさ。もちろん、それを見逃さないリリカ。 「逃がすかぁぁぁぁ!」 すでに蹴り殺され、死骸となったれいむを逃げるまりさに投げつける。 まりさが振り向くと、投げられたれいむの死骸がまるでスローモーションのように迫ってくる。 (答え-③ 答え③ 答え③)「ゆべしっ!」べしゃ まりさの思考が途切れたのは、れいむの死骸がまりさに激突し、大きな餡子の花を咲かせた瞬間であった。 「あーーーちくしょーーーー!」 「どうしたの?リリカ」「騒がしいなぁ…」 悔しがるリリカ。そこに、騒ぎを聞きつけたのか、姉のルナサとメルランが部屋に入る。 「うあ!え、えっと…そう!ゆっくりよ!ゆっくりが部屋で暴れていたから、退治したの!」 まさか、こっそり取っておいたチョコパンを食べられたとはいえないリリカは、とっさにウソを言った。 まあ、ゆっくりがいたのは事実だが。 「ふーん…まあいいや、部屋を掃除したら、お茶にしない?おいしそうなお菓子を買ってきたからさ」 「あのお店の新商品なんですって!楽しみだわ~」 「それって…あのチョコパン?すぐ片付ける!」 ルナサたちも、あのお菓子を買ってきたようだった。 部屋を早々に片付けたリリカは、すぐに姉達と共に新作お菓子を堪能した。 「このチョコおいしーね!」「わたしはこのビターが好みね」「ホワイトチョコも甘くてハッピーになりそう」 やっぱり一緒に食べるほうがおいしいや。そう思ったリリカであった。 この話には追記がある。それは、ゆっくり達がリリカの部屋に侵入したときに戻る。 「ゆゆ!ひろくておおきいね!」「ここをまりさたちのゆっくりぷれいずにしようぜ!」 窓から侵入したゆっくりは、リリカの部屋を好き勝手に蹂躙する。 そんな中、ゆっくりたちは綺麗な文様の箱を見つけた。 「ゆ!なんだかおいしそうなにおいがするよ!」「さっそくあけるんだぜ!」 舌を使い、器用に箱をあけるゆっくりまりさ。 箱が開いた瞬間、何かが飛び出し、窓の外へと消えていってしまった。 「ゆー…」「逃げられちゃったね…」 あまりにも突然だったため、呆然と見ることしかできなかったゆっくり達。 リリカが戻ったのはそんなときであった。 何故、箱の中身であるチョコパンが飛び出したのか。原因はそれを入れていた箱にあった。 リリカも知らないその箱の正体は、かつて自分達を生み出したマジックアイテムが収められていた箱であった。 本来の中身を失った今でもごくわずかに残っていた魔力と、 昨今幻想郷に出没した、歪んだ饅頭生命体:ゆっくりの存在という影響により、チョコパンにも命を宿してしまっていた。 やがて、そのチョコパンは顔が浮かび上がり、どこからともなく帽子を身に着け、新たなゆっくりとなった。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりハッピーになってね♪」「ゆっくり…きあつがさがる…」 マジックアイテムの持ち主の影響からか、それらはプリズムリバー3姉妹そっくりになった。 ー後書ー なんだ、この自分設定満載なSSは、とお思いの方、申し訳ございません。 ただ、虹川ゆっくりを流行らせたかっただけです。 虹川ゆっくり話だけなら作れそうだけど、虐待描写を含めると難しい… もう1話を考えてますが、虐待描写の推敲に時間がかかりそうです。 書いた駄文 ゆっくりいじめ系1192 ゆっくりさとり ゆっくりいじめ系1202 ゆっくりプリズムリバー このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2699.html
えーき裁き 8KB 理不尽 お上にもお慈悲はあるぞ 「それではこれより、今日のぎんみをはじめるぞっ!」 ゆっくりえーきの声。 そこは、罪を犯したゆっくりが裁きを受けるゆっくり裁判所。 えーきはそこの裁判長というわけである。 このえーき、名裁判長として知られていたため、裁判を傍聴しようとする人間もけっこ ういる。 ちなみに、えーきはなぜか所々時代がかった喋りをするために、名裁判長ならぬ名奉行 というあだ名を頂戴している。 それでは、名奉行えーきのお裁きを見てみるとしよう。 「わ、わがらないよぉ」 まず最初に引っ立てられてきたのはちぇんだ。左右を屈強なみょんに固められて怯えた 様子である。 「ちぇんは、まりさの食べ物を盗んだんだぞ」 「ゆぅ……」 「どろぼうはゆっくりできないぞ。ぺんぺん三回の刑だぞ!」 「ゆ゛びぃ!」 早速ちぇんは引き据えられて、みょんが口にくわえた棒でばしーん、ばしーん、ばしー ん、と尻を三回、思い切りぶっ叩かれた。 「ゆに゛ゃあああああ、いだいぃぃぃ」 「これからはまじめに働くんだぞ。そうすれば、そんな痛いことはないんだぞ」 「ゆぅ……ゆぅ……わかったよー、こんな痛いのはもうやだから、どろぼうは二度としな いよー」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「と、とかいはなありすになにをするの! 犯すわよ!」 次に引っ立てられて来たのは、極度の緊張のせいか、ぺにぺにおっ立てたありすであっ た。 「ありすは、まりさをごうっかんっしたんだぞ」 「ゆ……と、とかいはじゃなかったとは思ってるわ……でも」 「もうしひらきがあれば聞くんだぞ」 「ま、まりさも、まりざもわるいんでずぅ、あにゃるをひくつかせてありずをさそっだん でずぅぅぅぅ」 「うむ、ねごとは寝て言うんだぞ、ありすはぺにぺに切断の刑だぞ!」 「ゆ゛ぎゃあああああ、やべで! やべで!」 ありすは、ぺにぺにを小さなギロチンのような機械で切断された。 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「まりささまが何をしたっていうんだぜ! はなすんだぜ!」 次に引っ立てられてきたのはまりさであった。 「まりさは、れいむとまりさと、おちびたち、計四人家族のおうちに押し入って家族をみ なごろしにしてたくわえてあった食べ物を食べたんだぞ」 「ゆっへっへ、それがどうしたのぜ? 弱いのが悪いのぜ」 「はんせいもしてないんだぞ。ゲスなまりさにはぺんぺん二十回の刑だぞ!」 「や、やべるんだぜ! そんなごとじたら、死んじゃうのぜ!」 「おおげさだぞ、死にはしないぞ」 「やべで、やべで、やべでぐだ……いだぃぃぃぃ!」 ぺんぺん二十回の刑はさすがに辛く、ゲスまりさは半死半生の状態になって運ばれてい った。だが、あれならば死にはしないだろう。 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「ゆぅ……」 次は、またまりさであったが、先のまりさと違って神妙にしている。 「まりさは、れいむがたくわえていた食べ物を盗んだんだぞ」 「ゆぅ……その通りだよ」 「さっきのちぇんと同じく、ぺんぺん三回の刑だぞ!」 「ゆぅ……わかったよ」 観念してぷりんと尻をみょんに向けるまりさ。 「……と、言いたいところだけど、まりさはお腹を空かせたおちびたちになんとかむーし ゃむーしゃさせたかったんだぞ。とった食べ物はぜんぶおちびにあげて、自分は食べてな いんだぞ」 「しょ、しょうだよ! おとうしゃんは、まりしゃたちのために!」 「おとうしゃーん!」 その時、傍聴席から子まりさと子れいむの声が聞こえてきた。あの被告のまりさの子供 であろうということはすぐに察しがつこう。 「まりさ……お上にもお慈悲はあるぞっ! じょーじょーしゃくりょーでぺんぺん一回の 刑だぞ!」 「ゆ、ゆひぃぃぃぃ、あじがどうございまず!」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 傍聴席の人間から、ほほぅと感嘆な声が上がった。 それまではごくごく普通で、少々退屈していたのだが、このまりさへの判決はなかなか 情の通った粋なお裁きではないかと、お目当てのえーき裁きを見れたと皆喜んだ。 「ゆぅ……」 次の被告はれいむであった。これもまた先ほどのまりさと同様、神妙な態度である。 「れいむは、人間さんのおうちの花壇を荒らしたんだぞ」 えーきのその言葉に、法廷は緊張した。 「人間さんのものに手をつけるのは、特に罪深いことだぞ」 「ゆぅ……ゆっくりりかいしてるよ……」 「……でも、れいむは、親を亡くした孤児、合わせて十匹のおちびを育てていて、お花を とったのも、お腹を空かせたおちびたちにむーしゃむーしゃさせてあげたかったからだぞ」 その時、傍聴席にいた十匹の子ゆっくりたちが叫んだ。 「おきゃあしゃんはれいみゅたちのためにやっちゃんらよ!」 「しょうだよ! おきゃあしゃんは、しゅごくやちゃちいんだよ!」 「おきゃあしゃんをいじめにゃいでぇ!」 「まりしゃたちもこれからは狩りをがんばってするのじぇ!」 「そうだじぇ! おきゃあしゃんがお花さんをとったりしないですむように、まりしゃた ちががんばるんだじぇ!」 「だきゃらおきゃあしゃんをゆるじであげちぇにぇ!」 「ゆっくちおねがいじましゅ! ゆっくちおねがいじましゅ!」 「ゆぴゃああああん、おきゃあしゃーん!」 「れいみゅたちは、おきゃあしゃんのおかげでいきてこれたんだよ。おきゃあしゃんはと てもゆっくりしたいいおきゃあしゃんだよ!」 「おきゃあしゃんをたちゅけちぇぇぇぇ!」 「お、おちびちゃんたち……」 被告席のれいむの目からだばだばと涙が流れ落ちた。餡こそ繋がっていないが、みんな 間違いなく自分の子供たちだ。 「れいむ、ぺんぺん一回の刑だぞ」 「ゆぅぅぅぅぅ、あじがとうございまずぅぅぅぅ!」 「……と、言いたいところだけど、人間さんのものに手をつけてるからじょーじょーしゃ くりょーの余地なしだぞ! よって、れいむは、お飾り損壊、アマギリの上、打ち首獄門 の刑だぞっ!」 「ど、どぼじでええええええええ!」 「「「にゃ、にゃんでぇぇぇぇ!」」」 れいむと子供たちの声が法廷内に響き渡る。 すぐに刑は執行された。れいむは、お飾りのリボンを目の前で破かれ、さらにアマギリ と呼ばれる目玉をくりぬく処置を施された。 その後は打ち首……と言っても、頭だけなので実際は底部をそぎ落として、さらし者に される。一日程度さらしたらトドメを刺されるのだ。 「おちびぢゃん、おちびぢゃあああああん!」 「「「ゆぴゃあああん、おきゃあしゃーん!」」」 「や、やめでぐださい。れいぶが死んだら、おちびぢゃんがあああああ! まだみんな小 さいんでず、生きていげまぜんっ!」 「れいむ、お上にもお慈悲はあるぞっ!」 えーきのその言葉に、れいむの暗澹たる顔に一筋の光がさした。 「そのおちびたちは、人間さんのお花をむーしゃむーしゃしたんだぞ! でも、子供たち は悪くないんだぞ!」 「そうだよ! おちびちゃんたちは悪くないよ!」 れいむはそれに激しく同意する。 「よって、そのおちびたちは苦しまないように一撃で圧死の刑だぞ」 「ど、どぼじでええええええええ!」 「「「にゃ、にゃんでぇぇぇぇぇ!」」」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 「らくぢゃくじでないぃぃぃぃぃ!」 いや、そもそもおちびたちは傍聴席にいたんだから被告じゃねえだろ、とかそんなこん なも豪快に無視したえーき裁きに、人間たちは感服した。 「うーむ、やはり名奉行とか呼ばれるだけはある」 「あのまりさへの判決は、人情味ならぬゆん情味のあったな」 「人間のものに手をつけたゆっくりは全員死刑か。いいお裁きだ」 以下蛇足かもしれぬが、この日、ゆっくり一家を皆殺しにしてぺんぺん二十回の刑を受 けたまりさのその後について触れておこう。 このまりさ、ぺんぺん二十回で半死半生の目にあったというのに、もう中枢餡までゲス なのか、全く反省することなく、むしろあれでぺんぺん二十回なら、もっと悪いことをし てやろうと考えていた。 「ゆへえ、なかなかゆっくりしたれいむなのぜ。あまあまをよこすんだぜ。それとまむま むをこっちに向けるのぜ」 ある日、まりさは、道行く美れいむの前に立ちはだかった。 「……ゆっ……くり……」 「ゆっへっへ、怖がらないでも言うことを聞けばかわいがってやるのぜ、まりささまのぺ にぺにのとりこにしてやるのぜ」 「ゆっくり、しね!」 「ゆべ! い、いだいいいい!」 だがしかし、まりさはれいむに体当たりをされてふっ飛んだ。 「ゆっくりしね! ゆっくりしね!」 「ゆべ! やべで! いだい! だずげでえええええ!」 まりさは、決して弱くはない。いや、むしろ強い方だろう。 しかし、相手が悪かった。そのれいむは、殺人術ならぬ殺ゆん術を叩き込まれた金バッ チゆっくりだったのだ。 痛めつけられて突き出されたまりさは、再びえーき裁判長の前に引っ立てられた。 「ゆひぃ……ゆひぃ……」 まだ怪我が完治しておらず、息も絶え絶えのまりさが引きずられてくる。 「……」 傍聴席に、まりさが襲おうとして返り討ちにあった金バッチれいむが、飼い主に抱かれ ている姿があった。 「まりさは、金バッチの飼いゆっくりに手を出そうとしたんだぞ。でも、逆にやられて、 被害者の金バッチゆっくりにはかすり傷一つなかったんだぞ」 「ゆひぃ、ゆひぃ」 まりさは、僅かに頷く。 一家を皆殺しにしてぺんぺん二十回だったのだから、今度は大したことはあるまいと思 っていた。せいぜい、ぺんぺん三回程度であろうと。 だがしかし、そんなわけないのであった。 「飼いゆっくりは人間さんの財産として扱われるんだぞ! それに手を出そうとした罪は 重いんだぞ。よって、まりさはお飾り損壊、アマギリ、あんよ火焙り、市中引き回しの上 串刺しして放置の刑だぞ!」 「な、なんでなんだぜえええええ!」 「うむっ、これにていっけんらくちゃく、だぞっ!」 終わり ゆーゆーゆゆー ゆゆゆゆゆーゆゆー ゆゆゆゆゆーゆゆー ゆゆゆゆゆーゆゆー(大岡越前のアレで) ふたば系ゆっくりいじめ 340 ゆっくりほいくえん ふたば系ゆっくりいじめ 396 つむりとおねえさん ふたば系ゆっくりいじめ 444 ドスハンター ふたば系ゆっくりいじめ 479 やさしいまち ふたば系ゆっくりいじめ 512 恐怖! ゆっくり怪人 ふたば系ゆっくりいじめ 697 おちびちゃん用のドア ふたば系ゆっくりいじめ 1145 のるま ふたば系ゆっくりいじめ 1206 しょうりしゃなのじぇ ふたば系ゆっくりいじめ 1225 外の世界でデビュー ふたば系ゆっくりいじめ 1248 飼いドス のるまあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る >市中引き回し 勘違いしている人も多いけどこれは罪状を書いた告知文を付けて刑場まで晒し者にしつつ連行することで処刑を広く知らしめるためにやることで、ロープでくくって引きずり回す刑罰じゃないよ。 -- 2018-03-17 07 05 58 市中引き回しなんかしたら原型とどめないから串刺し無理だ… 皮一切れくらいしか残らなそう -- 2011-01-21 01 46 34 最後のEDの曲のとこでついうっかり爆笑してしまいました -- 2011-01-16 20 21 26 人間がバックに居る!w 市中引き回しは面倒そうだが、他のゆっくりへの見せしめになっていいな -- 2011-01-16 12 36 28 これほど見事なえーき様も珍しい。 -- 2011-01-06 02 18 50 賢いゆっくりはゆっくり出来るね -- 2010-10-04 05 08 35 市中引き回ししたらもう刺すとこ残って無い… -- 2010-08-14 17 57 45 すごいお裁き!カッコイイ! -- 2010-07-12 23 50 11 いいね。 -- 2010-06-21 22 53 12 やったー!!えーきっき、かっこいー!!! -- 2010-06-20 04 12 01 さすがwえーき様w名裁きだw -- 2010-06-07 18 17 50
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2784.html
・またHENTAIです。これと後一作でしばらくHENTAIはおいとこうか ・「ふたば系ゆっくりいじめ 1301 帰ってこないあの日々」の続きです。これでラストの予定 ・ギャグ有り ・虐待なし…次はちゃんと書くよ、虐待物。 ・相変わらず希少種愛でです やあみんな、最近現世と天国を行ったりきたりしているお兄さんです。 家のゆっくり達に追い回されたり、永遠にゆっくりしてしまったフラン達に引導を渡されかけたりで 俺はもう駄目っぽい。 それを察してかどうかは知らないが、最近家のゆっくり達の様子がおかしいんだ。 最近俺の顔を見る度にほうっとした顔になったり、必死に嫌がったら意外と素直に引きさがったりで いつもと様子がおかしいんだ。 一体何なんだろう? 別れ てんこは最近自分がおかしくなってきている事に気が付いていた。 「ハァ…」「げらげら…」 それはうどんげもだった。 てんこもうどんげもお兄さんが大好きだった。いっぱいちゅっちゅしたり、いっぱいだきだき したらとてもゆっくりした気分になる。 だが最近だ、ちゅっちゅやだきだきでは満たされなくなってきたのだ。 どれだけちゅっちゅしてもてんこに対するお兄さんの態度は小さな妹の面倒をみる 優しい兄の態度である事に気付いたのだ。 「うぅぅぅぅぅ…こんなに大好きなのになんでお兄さんはてんこを愛してくれないの?」 「げらげら!!(れいせんもたくさん愛してよ!!)」 二人はもう、妹のようにかわいがってもらうような扱いを受けるのが嫌になったのだ。 恋人として扱って欲しい!!二人はそう考えるようになってきていた。 「どんなにす~りす~りしても!!どんなにちゅっちゅしてもお兄さんは 『何時まで経ってもあかちゃんだなぁ』だよ!!このままじゃいつまで経っても振り向いてくれないよ!!」 「げらげら!!(れいせんたちに魅力がないからなの?)」 二人はどうすれば振り向いてくれるか必死に考えた。 そして、てんこが結論を導きだした。 「そうだ!!すっきりーしてもう子供じゃなくていっぱしのレディーだって見せつければいいんだよ!!」 「ゲラゲラ!!(でもお兄さんはすっきりさせてくれないよ!!絶対やらないって!!)」 「うぅぅぅぅ、こうなったら既成事実を作って…」 「げら!!(ちょっとまって!!)」 うどんげがてんこの意気込みを制止した 「ゆぅ?なにうどんげ?」 「ゲラゲラ!!ゲラゲラ!!(お隣のお兄さんから聞いたお兄さんの昔のお話を思い出したよ!!たしか…) うどんげがお兄さんの身に昔あったお話を語りだした。 以前飼っていたふらんとれみりゃがすっきりーして死んだこと お兄さんがそれでしばらく落ち込んでいた事など赤裸々に語った。 てんこはその話を真面目な顔で聞いていた 「ゲラゲラ!!(お話は以上だよ!!)」 うどんげのお話が終わった。 てんこの顔は今にも泣きそうな顔になっていた 「ゆぐぅ…ぐすんぐすん…おにいさんがかなしいめにあってたなんて…ぐすん…」 「げらげら…(れいせんもお隣のお兄さんから聞かされた時は泣いちゃったよ…)」 「でも!!」 「げら?」 「てんこは我慢できないよ!!お兄さんとすっきりーしたい!!したくてしたくてもう胸さんが 張り裂けそうだよ!!すっきりできたら死んでも良い!!」 「げら!!(れいせんもだよ!!)」 「…おにいさんに怒られちゃうね、俺を置いていくなって。」 「げら…(そうだよね、お兄さんが悲しむ所なんて見たくないよ…)」 「お兄さん、ごめんなさい。後でお尻ぺんぺんをたくさん受けます。 もうだきだきちゅっちゅ禁止で良いです。お兄さんの愛を下さい」 「げら…(下さい)」 二人は決意した。 「おにいさぁぁぁぁん!!」 「げらげら!!(おにいさぁぁぁぁん!!)」 俺が振り向くとてんことうどんげが珍しくゆっくりとした足取りでこっちに近づいてきた。 何時もならジャンプしながら飛びこんでくるのに…。 「お兄さん!!てんことうどんげが一緒になってゆっくりできるお薬さん作ったよ!!飲んでね!!飲んでね!!」 「げらげら!!(真心たっぷりだよ!!)」 あの二人が合作?初めての事だと思った。 何時もならてんこが外科的なアタック、うどんげが内科的なアタックをしてきた。 しかも今回は二人の合作と言い張るだけあってまともな色をしているし、怪しげな叫び声も 聞こえてこない。 今回はまともそうなんだが、今回に限っては本能が絶対飲むなと囁いてきた。 「いや…俺はなんか今日しんどいし、眠いから」 「だったらこのお薬でもっとす~やす~やできるよ!!さあ飲んでね!!」 「げらげら!!(早く飲んで飲んで!!)」 今回はなかなか引き下がらないなぁ… 「いや本当に…」 だき!!だき!! てんことウドンゲが俺の脚に抱きついてきた。二人の身長ではここまでが限界なのだ。 そして涙目で俺の顔を見て言った。 「お兄さん…ぐすん…てんこが…ぐすんぐすん…嫌いになっちゃったの…ぐすん… だからてんことうどんげの真心の…ぐすん…こもったお薬さんを…ぐすん…飲んでくれないの?」 「げら…ぐすん…げら…ぐすん(れいせんを捨てちゃうの?そんなの嫌だよ…)」 ここまで言われたら飲むしかない…おれはそう考えると覚悟を決めて飲んだ。 「んっぐんっぐ…あれ?今回はまともだ」 「でしょでしょ!!最高傑作なんだから!!」 「げらげら!!」 何時も変な薬を飲まされてあの世にいるフランに追い回されているパターンを繰り返す 俺にとってはなんとも微妙な所だ。 まあ辺に体を壊すよりはいいか… 「しかし今日は槍でも降ってくるんじゃな…い…」 あれ?なんかすごく眠い…体が鉛のようだ。 やっぱりさっきの薬かな?なんかすごく眠くなってきた… 「お兄さん!!このお薬はたっぷり眠れるようになるお薬だよ!!ベッドで横になるといいよ!!」 「げらげら!!(ベッド!!ベッド!!)」 「う…ん…そうか、じゃあ俺はベッド寝てるから」 「は~い、ゆっくりお休みなさい!!」 俺はてんこに寝ることを言うと、ベッドに横になりすぐに眠りの世界へと旅立った…。 「うどんげ、うまくいったね」 「げら」 「本当はてんこ達をいっぱいぎゅってして欲しかったけど…どうやっても無理だよね」 「げら…」 「でも、好きな人といっぱい、いぃぃっぱいすっきりできるならそれでもいいよね」 「げら」 「じゃあ、はじめよっか」「げら」 二人はお互いの顔を見合わせると、お兄さんの服を脱がし始めすっぽんぽんにした。 そして自分達も下着も含めて全部脱ぐと、お兄さんの上にまたがった。 「ごめんなさい、おにいさん…」「げら…」 二人はお兄さんの頬にキスをした。 「あれ…結局またきちゃったよ…」 おれは気が付くと最近良く来る羽目になったあの世にきていた。 相も変わらず花が咲き乱れ、その中央を横断するかの様に小川が流れていた。 「いつもならここであいつらがくるんだが…お、あそこにいた」 小川に足を付けるようにして故ゆっくりのふらんとれみりゃが腰かけていた。 いつもなら俺に引導を渡そうと俺を追いまわすのに、一体どうしたんだ? 「うー、おにいさん、ここにすわる」 ふらんが俺に横に座るように言ってきた。 いつもと様子がおかしいふらんの言葉におれは素直に従った。 「一体どうしたんだ?いつもなら…」 「おにいさん、ふらんとれみりゃがえいえんにゆっくりしちゃったとき、やっぱりかなしんだ?」 ふらんがいきなりそんな事を聞いてきた。れみりゃは顔をうつ向けたままだ。 俺はふらんの問いに真面目に答えた 「悲しかったよ、身が引き裂かれるような思いだったよ。俺が何も知らずにお前達を 殺したようなものだったから何度も墓前で謝った」 「ふらんたちもしらなかったからそれはおたがいだよ。でもね、ふらんもおねえさまも おにいさんといっぱいあいをしたかったの。それだけはわすれないで」 「れみりゃはおにいさんといっぱいあいしあえた…これだけでしあわせなんだど」 俺は何故急にそんな事を聞いてきたのか気になり、ふらん達に聞こうとした 「一体どうしたん…うお!!」 またいつもの光が俺の足元にやってきた 「おにいさん、おにいさんにとってはたいへんつらいことだけど…あのこたちをゆるしてあげて」 「一体なんの!!」 そこで俺の体は光の中に引きずりこまれた。 「…おねえちゃん…」 「なに、おねえさま」 「あのこたちをたすけてあげられないのかだどぉ…」 「なにいってるの?わたしたちはみることしかできないのよ、ここからおにいさんを」 「でぼぉ」 「でももなにもない。…ここからはあのこたちしだいだよ…」 ふらんとれみりゃは小川から覗ける下界の様子を見つめていた。 今ちょうどすっきりーが終わった所だった。 うう、視界が歪む… 俺は重く、そして眠い目を擦りながらじょじょにクリアになっていく視界で辺りを見回した。 鈍くなった俺の体の感覚がほんのわずかだが何かが乗っている重みと温かさを感じる。 少し遠くなっている俺の耳がなにかに喘ぐ女の声のような物を感じ取った。 「…………よぉ、……いよぉぉぉぉ!!」 そして感覚・聴覚・視覚が少しずつまともになっていくにつれ、俺はそれが何か理解し始めた。 それは…おれが二度と味わいたくないと決意したはずの…悪夢だった。 「すっきりぃぃぃぃぃぃぃ!!」 この言葉と同時に俺の感覚は完全に元に戻った。 視界には全裸で俺の胸の中で横になっているてんことうどんげの入ってきた。 その体全体には独特の臭いを放つ何かが全身にへばりついていた。おそらく一回やそこらではないだろう。 「てんこ…うどんげ…お前達何をしている?」 「おにい…さん?お目覚めがはやいよ…」 「げら…げら…」 呼吸を乱しながら二人は応えた。 俺の頭は、この二人が何をやったか二人の様子ですぐに分かった。 だが、俺は受け入れがたかった。認めたくなかったのだ。 「お前達…まさかすっきりしたのか?」 「…ごめんなさい」「げら…」 俺は怒るというより泣くような声を上げた 「お前達!!…お前達はゆっくりなんだぞ!!俺とすっきりしたら死ぬんだぞ!!なのになんでだ!!」 ふたりは顔をうつ向けながら答えた。 「…もう、我慢できなかったからだよ…お兄さんの愛が…とってもとっても欲しかったんだよ…」 「げら…」 「いつもお前達と一緒に遊んであげたろ?」 「でも、お兄さんはてんこ達を恋人のように扱ってくれなかったよ… そんなことを考えていたらね…てんこ達、愛してもらえないと思って…」 俺はてんこの言葉ではっとした。 結局…俺が原因だったのだ…。俺がてんこ達の思いにキチンと応えてればこんなことに ならなかったかもしれないのだ。 だが、俺は二人をまるで妹のように扱い、ぞんざいに扱っていたのかもしれない。 もしきちんと二人の思いに応えていたら、こんな事にはならなかったかも知れないのに… 気付いたら、俺は二人を抱きしめながら泣いていた。 「ごめんな…ごめんな…」 「お兄さんはなんにも悪くないよ…てんこ達が我儘だっただけだよ…」 「げらげら…(ごめんなさい、お兄さん…)」 俺は二人を抱きしめながら思い出話を始めていた。別れを惜しむように…。 初めて家にやってきたこと。 うどんげが近所に住み着いた野良にいじめられた事。 二人が心を開くきっかけになった『野良ゆっくりお家宣言事件』 二人がやたら張り合う事になった『お兄さん大好き事件』 今思えばこの時点で二人の思いに応えてやればよかったと思った。 「あの時は尻に餡子を入れられるとは思わなかったよ」 「ううぅぅぅ、あの時は…」 「げらげら(ヒーローアニメの情報を本当に参考にするなんてほんとてんこは駄目ゆっくりだね!) 「なにいってるのうどんげ!!うどんげだってテレビさんのいうことを真に受けてお薬さんを」 「げぇぇぇらぁぁぁぁ!!(それは言わない約束でしょぉぉぉぉぉ!!)」 「たははははは!!」 三人とも真っ裸で楽しく笑いあった。俺の胸にうずくまるように俺に抱きついてくる二人の体は 少々臭うがとても温かいものだった。 何時までもこの時が続けば良かったと思った…。 だが、時がそれを許さなかった 「…お兄さん…そろそろ…みたい…」 てんこが話の腰をおってそう言った。 「げら…げら…(体が…とってもだるいよ…)」 うどんげも体がしんどそうな顔で言った。 「そうか…」 俺はそう呟いた。思い出話で少しでもこの悲しみから逃れられた思いが現実に戻ってきた。 「おにい…さん…だいすき…だよ…」 「げら…げら…(れいせん…もだよ…)」 二人が眠りにつきそうか顔で俺の顔を向いてきた。 気が付いたら、俺は二人を思いっきり抱きしめていた。 「永遠にゆっくりするな!!てんこ!!うどんげ!!俺はお前達ともっとゆっくりしたい!! もっと一緒に遊んでやりたい!!もっと美味しいものを一緒に食べたい!!なぜなら俺は…」 俺の口は自分の本能に従うように続いた。 「…二人が…二人が大好きだからだ!!愛している!!だから逝くな!!」 一瞬、二人の目が大きく見開かれた。 だがまた眠たそうな顔に戻った。そしてとても小さな声で答えた。 「…てんこも…おにいさん…を…あいします…いっぱい…いっぱい…あいします」 「げら…(あいします…)」 「だろ!!だから逝かないでくれ!!てんこ!!うどんげ!!」 俺は二人を抱きしめながら必死に声をかける。 だが二人の瞼は更にどんどん重くなっていき… 「ごめん…ね…」 「げ…ら…」 二人は完全に目を閉じた…。 俺は必死に体をさすった。ゆらしもした。 だが、二人はまるで人形のように目を閉じたままだった。 必死に呼びかけもした。だが応えない。 体温はまだ温かかった。だが冷たくなるのも時間の問題かも知れない。 「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ!!すまん!!てんこぉぉぉぉぉぉ!!うどんげぇぇぇぇぇ!!」 俺は二人を顔に近づけ、号泣した。 もうあの二人と同じことを繰り返さない。そうきめていたのにこの結果を招いた。 もうこんなに号泣しない。そうきめていたのに号泣した。 俺はひとしきり泣きまくり、泣き疲れていたのか二人を抱きしめたまま眠ってしまった…。 夢の中… 「さよならお兄さん!!大好きだったよ!!」 「げらげら!!(さよぉぉならぁぁ!!)」 「待ってくれ!!いくな!!逝かないでくれ!!」 俺はどんどん遠ざかっていく二人を追いかけていた。だが二人は俺の足では間に合わない程 早く遠ざかっていった。 「待ってくれ!!てんこぉぉぉぉ!!うどんげぇぇぇ!!」 どんなに叫んでも二人はどんどん離れていき、ついに何も見えないぐらい遠くへ言ってしまった。 「てんこ…うどんげ…」 俺はその場で膝をつき、手をつき、俯きながら泣いた。ひたすら泣いた。 時間の感覚が分からなくなるほど泣いた。 どれだけ泣いたか分からなくなるほど泣いたその時である。 「お兄さん、泣いちゃだめ。ほら、てんこなら戻ってきたよ」 「げらげら(泣いちゃうなんて泣き虫さんだね!!)」 俺の横に二人が立っていた。 俺はゆっくりしてない速さで二人抱き上げた 「てんこぉぉ!!うどんげぇぇ!!もう離さないぞ!!もうどこにもいかさないぞぉぉぉ!!」 「うん!!てんこもずっとお兄さんといる!!」 「れいせんも一緒にいます!!大好きですお兄さん!!」 俺は今まで泣いていたのが嘘のように二人を精いっぱい抱きしめた。 ああてんこ、うどんげ、ごめんよ!!俺が悪かったよ!!これからは一緒にいような!! …あれ?二人ともこんなに重かったっけ?温かいのは温かいけどここまでくるとなんか暑い いや、錯覚とかそんなんじゃなくていま間違いなく暑いって くぅぅぅぅ!!もう限界だ!! 「暑いぃぃぃ!!」 「あ!…ん」 「う…ん」 ドタン!!ドタン!! 俺は俺の上にのっている何かをどかすようにして目を覚ました。 最初は今の光景が夢だったということを理解すると落ち込んだ。 次に二人の墓をつくらないといけないなと考えた俺は胸の中で逝った二人がいるはずの所をみた…が。 「…いない?」 俺は二人が俺の上にいない事に気付き辺りを見回始めた。 どこにも転がっていない!!死体が消える事なんて…ん? 俺はベッドの脇から伸びる腕を見つけた。 最初はてんこかうどんげのものでないかと考えたが、その考えはすぐに消えた てんこ達の腕にしては長くて細い、まるで人間の女性のような腕だったのだ。 「あいっ…つ…もうなによ…」 その言葉を引き金にベッド脇から女性が現れた。 すらりと伸びた手足、豊満な胸、そして青い髪に赤い瞳。 「えっと、どなた?」 俺の顔に女性の足が飛んできた 「ちょっとお兄さん!!てんこを忘れたの?あんなに昨日愛し合ったのに!? ひどいぃぃぃぃぃ!!あんまりだぁぁぁぁぁ!!」 「え?てんこ?」 俺には訳が分からなかった。 昨日死んだと思って号泣したてんこが人間の女性とあまり変わらない姿になって今俺を首根っこを 締めているのだ。 しかもなんか性格がちょっと変わってやいませんか? 「く…くるし…」 「ちょっとやめなさい!!お兄さんが死んじゃうでしょ!!」 後ろから別の声が聞こえてきた。 俺は後ろを振り返るとそこにはてんこと負けず劣らずの姿のうさみみの女性がいた。 …あれ?ウサ耳?…もしかしてうどんげ? あれ?うどんげって喋れたっけ? うどんげの姿を見たてんこは俺の首に回した手を緩めた。 「ちょっとだれよあなた!!てんことお兄さんの愛の育みの邪魔をしないでくれる?」 「そういうあなたこそだれよ!!れいせんとお兄さんの邪魔をしないでくれる?」 お互いが顔を睨みあったが、先の会話の内容をふと思い出したのか急に睨め会うのをやめ 互いに指を刺しあった 「え?うどんげ?」 「ん?てんこ?」 「ちょっとどうしたのうどんげ?普通に喋れるようになっているし、なんか大きくなっているわよ?」 「そういうてんここそ大きくなっているじゃない」 「「え?」」 二人はその格好のまま俺の部屋にある鏡の前まで行き、自分の姿を改めて確認した 「「なによこれぇぇぇぇぇぇ!!」」 それは俺が聞きたいって… そんな事を心の中で突っ込んでいると二人は何か話し合いを始めると、その場で俺の方を向き 正座をした。 「お兄さん、昨日はごめんなさい」「心配かけて本当にごめんなさい」 そう言って二人は頭を下げた。あれ?前より頭良くなってないか? …ん?あれ?謝っているのになんで何か企んでいるような顔をしているの? 「たっぷり反省しましたから、てんこと」「れいせんに」 「「たっぷりお仕置きしてねぇぇぇぇ!!」」 二人は俺の所に飛びこんできた。 何時もならその幼児体型が相まって欲情することなんかないのだが、今は豊満な女性の体。 俺の理性は一瞬にしてすっ飛んだ。 それから数日後… 「お兄さん、またいつものレポートがきているわよ!!」 てんこが俺にゆっくりレポートを手渡してきた。 あれから俺達三人は何事もなかったかの様に過ごしている。ただ変わったことがあるとすれば てんことれいせんが家事・掃除・洗濯のお手伝いをしてくれるようになったからだ。 人間の女性とあまり差がない体になってからやたらハイスペックになったのだ。 お向かいのお兄さんやお隣のお兄さんに家の子達を見せたらいつも「え?本当にあの子達?」 と聞かれるぐらいだ。俺も未だにあの変化には驚いているんだ、当然だ 「あ、お兄さん。すみませんが足を上げてもらえませんか?」 掃除中のれいせんだ。掃除機を使って綺麗に掃除してくれる。 また邪魔になるのはいけないと思い、俺は食卓の椅子に座り、今届いたレポートに目を向けた 今日の特集は「ついに解明!!後期型胴つきゆっくりの全貌だった」 ゆっくりの胴つきには初期型と後期型があるのは皆さん知っている事であろう。 今までは初期型のみ解明されてきたがついに!!ゆっくり研究所は後期型ゆっくりの謎を解き明かした。 ようやく発見した後期型ゆっくりをレントゲン、CTなどで解明した所、なんと!!人間の 臓器に当たる形に形勢された中身が見つかった。 餡子やカスタードで出来上がった心臓・腸、ここまでくると完全に未知の世界だ。 だが驚くのはここからだ。我々はまさかと思い、人間の精子を子宮に当たるであろう部分に注入した。 するとどうだ!!翌日、実験体のゆっくりは人間の女性とほぼ同じ大きさになっていたのだ。 我々は驚き、再び実験体をスキャンにかけた所、驚愕の事実を発見した!! そこに映っていたのはなんと!!甘菓子で出来た骨、厚いチューインガムでできた心臓 そしてキャンディーで出来た血管だった!! ゆっくりが自ら選んだ進化への道、それは人間に近づくことだったのだのかもしれない。 事実この実験体の身体能力、知能は人間には及ばないものの高水準のゆっくりの平均値を 二倍突き放すかのようなデータを残している。 ゆっくりは犬に変わる私達の新しいパートナーとなるのか? 果ては人間と敵対するためのものなのか? 現段階では仮説の域を超えないが私達は引き続き、ゆっくりの謎を解き明かしていきたい!! 編集者:ブレあき 「へぇー、なるほどなぁ。だからか…」 「これ面白い?お兄さん」 てんこが俺の後ろから聞いてきた 「うん?まあ眉唾ものだなぁ。だってこの編集者の趣味の所を見てみろよ『きめぇ丸と頭を振ること』 って書いているんだぜ。絶対まともじゃないぜ」 「あははは、なにそれ!!面白いわ!!」 まあこんな感じで俺達三人はゆっくりしている。とゆうか二人が怪しい薬を飲ませようとしなくなったのか あの世に飛ばされる事がなくなったんだけどな!! だがそうもいってられないんだなぁ、これが 「ところでお兄さん、今日は一緒にお風呂にはいってくれるわよね?」 てんこが俺の膝の上に座りながら誘ってきた。 「あぁぁぁ、何やっているんですかてんこ!!れいせんの方が今日は一杯お仕事やっているんですから お兄さんはれいせんと一緒に入るんです!!」 「え?なに?昨日もなんだかんだで一緒に入ったでしょ!!今日はてんこの番でしょ!!」 「違います!!一杯働いた方がお兄さんと一緒にお風呂に入れるんです!!」 ここ最近こんな感じで張り合っているのだ。何分我が家の風呂は狭く、二人でもかなり窮屈なのだ。 今までだったら二人で一人みたいな勘定が出来たのだが…ここまで育つと厳しいのだ 「こうなったらお兄さんに決めてもらおう!!」 「そうですね!!こっちの方が後腐れもありません!!」 「「さあお兄さん!!今日はどっちと入る(ますか)?」」 俺は少し頭を悩ませてこう答えた。 「じゃあ後腐れもなく誰ともはいら…」 「「ゆっくりしねぇぇぇぇぇ!!」」 俺は息のあった二人の蹴りに蹴っ飛ばされた…。 完 あとがき 個人的にケリをつけようかということで続きを書きました。 今回もさすがにどろわに上げるべきではと考えましたが、かなりエロい描写は入れていないと 考え、此方に上げました。さすがにこれは…という意見がありましたら今後HENTAI関係で上げる所を 考えます。 餡コンペ…はかどらないなぁ…。 とりあえずHENTAIはしばらく封印します。あと予定している一作は頃合いを見て上げます。 餡コンペの投稿期間が終わるまで必死に書くことになります。 ではまた五月にユグソウを完結させますんで、よろしくお願いします。 あと、コメントをたくさんお願いしますぅぅぅ。 何気に本編に出てきた作者:ブレあき 何気に本編にちゃっかりでてきたアホの過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 621 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ 序章 ふたば系ゆっくりいじめ 914 ゆっくりとの共存社会 ~ニュースキャスター編~ ふたば系ゆっくりいじめ 955 ゆっくりの進化 一 前半 ふたば系ゆっくりいじめ 1047 ゆっくりの進化 一 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 1066 ゆっくりの進化 一 後半 ふたば系ゆっくりいじめ 1089 ユグソウ プレリュード ふたば系ゆっくりいじめ 1135 ユグソウ 前半 ふたば系ゆっくりいじめ 1230 喧嘩 ふたば系ゆっくりいじめ 1301 帰ってこないあの日々 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 10作品未満作者用感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1349 別れ』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1488.html
*警告* 現代物です。 ゆっくりは何も悪いことをしていませんが、ゆっくりできません。 80字改行です。その辺案配していただけると読みやすいです。 ↓以下本文 「こんにちは。今日は群馬県の伊香保に来ています。こちらには大変珍しいゆっくりのお 店があるそうです。あ、あちらがそうでしょうか」 テレビ的なオーバーアクションで、マイク片手に女が一軒の店を指し示した。ふてぶて しいクラシックゆっくりれいむとまりさが、フキダシのトゲトゲも鮮やかに店名を叫ぶ看 板は、どこからどう見てもゆっくり専門店の装いだった。 「えー、こちらがその『ゆるりん堂』ですね。すみません、こちら大変珍しいゆっくりの お店と伺ったのですが」 入念な打ち合わせの通りに、恰幅の良い男が一行を出迎えた。放送時には、画面下にテ ロップで彼の名前が出ることだろう。 「ええ、お客様にはゆっくりと直に触れあって頂きたいと思いまして、普通の料理だけで なく、『ゆっくりふれ愛コース』を始めたんです」 「それは楽しみですね。ではさっそくご主人、『ゆっくりふれ愛コース』とは一体?」 「まずはどうぞこちらへ」 一行の案内された先は、オーバル状の大きな囲いだった。家族連れでなかなかの賑わい をみせており、あちらこちらで歓声があがっていた。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりしていってね!」 「わあ、可愛い~」 丹念に清掃されているのであろう、そこにはゴミ一つなく清潔そのもの。客のいる外周 からゆっくりが離れられないよう、中心部分は区切られており、無数の紅白のゆっくりと、 黒白のゆっくりが思い思いに跳ねたりすりすりしたり、ゆっくりを満喫していた。 「ご主人、こちらは?」 「ここがうちの自慢のゆっくりふれ愛広場です。お客様には、こちらで可愛いゆっくりに 直接触れて、思いっきり楽しんで頂けるように作りました」 主人の言葉の通り、生け簀の幅は親ゆっくりにはぽいんぽいんと二跳ねほど、子ゆっく りには一生懸命ぴょこぴょこ六跳ねほど。縁から手を伸ばせば、ゆっくりが奥にいても簡 単に届くようになっていた。レポーターの女が、仕込み通りに近くの家族に声を掛ける。 「こんにちは、今日はご家族で?」 「ははは、家族サービスです。みんなで甘い物でも食べようかなと」 「ゆっくりひっぱらないでね! れいむにあまあまちょうだいね!」 「ぱぱぁ、たべていーい?」 傍らでは、子供がソフトボール大の子れいむの頬をぶにぃっと引っ張っている。ゆっく りのよく伸びるもちもちしたほっぺはお子さまのおもちゃに最適です。力加減を間違える と永遠にゆっくりしてしまいますが、食べられるので安心です。 利用者の声は、などといったテロップの出そうな夫婦は仲良く膝にれいむとまりさを乗 せ、ゆっくりフード(有料)を手から食べさせていた。 「可愛いですね~。では、私も『ふれ愛コース』を楽しんでみようと思います!」 「ゆゆっ、おねーさん、あまあまさんはれいむにあげてほしいのぜ!」 「わあ、ゆっくりのカップルですね! 見ているだけでしあわせ~、になりますね!」 ぼいんぼいん、とレポーターに近づいてきたまりさは、差し出された餌を器用におぼう しに入れると、茎に赤ゆっくりを実らせたれいむの元に運んでいく。数跳ねの距離でも誇 らしげな顔をして、ゆっへんとゆっくりフードを生け簀の床に並べる。 「いっしょにたべようね!」 「ゆっくりたべるのぜ!」 「「むーしゃ! むーしゃ! しあわせー!」」 口を揃えて歓喜の声をあげるつがいに、レポーターの女もテレビ用のスマイルで応える。 「あっ、このれいむはあかちゃんがいるようですよ!」 見ればわかることをわざとらしく驚いてみせるが、これも仕事なのでつっこんではいけな い。ゆっくりは悪意には運命的に疎いが、誉められたり甘やかされたりすることには敏感 である。二匹は一行に見せつけるよう、ちらちら上目遣いで頬ずりしあっている。 れいむの頭から生えた茎は五、六匹程の目を瞑った赤ゆっくりが実っており、重たげに 垂れている。赤ゆっくりはどれも幸せそうな表情で、やがて来る目覚めの時をゆっくりと 夢の中で待っていた。 「ゆゆっ、まりさとれいむのあいのけっしょうなのぜ!」 「ゆふ~ん、はずかしいよ! きっとまりさみたいなゆっくりしたあかちゃんだよ!」 「れいむといっしょのゆっくりしたこになるのぜ!」 嬉しそうに、もにんもにんと不思議な踊りを披露している二匹を、店主が優しく、それ でいてしっかりした声で諫めた。 「お客様にごはんをもらったら、どうするんだったかな?」 「おねーさん、あまあまありがとうなのぜ!」 「おうたでゆっくりしていってね!」 人前に出すためによく躾けてあるようで、二匹はもにゅっと潰れるようにお辞儀をして 見せた。元来礼儀作法などというゆっくりできないことには不向きのゆっくりである。俯 いた拍子にずり落ちそうになったまりさのお帽子を、れいむが縁を咥えて被せ直すと、女 は演技ではなく驚いて店主に向き直る。 「ご主人、こちらのゆっくりはすごいですね!」 「そうでしょう。当店のゆっくりは全て、ゴールドバッヂの品種から作り、専任スタッフ が育てた自慢のゆっくりです」 店主は誇らしげな笑顔で頷いた。その表情は、間違いなく自分の仕事に自信を持ってい る職人の笑顔だった。その後ろでれいむがゆんゆんお歌をうなっているが、音声さんが修 正するので、放送時にお茶の間へ雑音は届くことはない。 「このフードも天然素材100%ですので、お客様のお口に入っても安心です」 「本当にすごいこだわりですね~」 店主の情熱に、女は大きく頷き賞賛の声を惜しまなかった。れいむとまりさも自分たち が誉められたように、嬉しそうな歌声をあげていた。 「さて! 可愛いゆっくりとたくさん触れあった後は、お待ちかねのごちそうですね!」 場面は変わって奥の座敷。一行の姿は上品な和室にあった。床の間には子雀と子ゆっく りの水墨画のお軸がかかっており、主が一部屋一部屋に選んでかけたことからも、本当に ゆっくりが好きということがよく伝わる、風情のある装いである。 「お待たせいたしました」 店主の携えている大きな籠には、先ほどのつがいが入っていた。ゆっくり育てられた二 匹は、自分たちが食品であることも知らず、ゆっくりぷれいすでゆっくりした子を育て、 いつまでもゆっくりできる、しあわせー、な未来を信じて疑うことはなかった。そしてそ の思いは、籠に入れられて座敷に運び込まれても揺らぐことはなかった。 「ゆっくりしていってね!」 「では一品目に参りましょう」 店主は籠からまりさを取り出すと、清潔な白木のまな板に横たえる。 「ゆっ、ゆっ?」 不思議そうに目を丸くしているまりさ、見たことのない部屋に興奮しているのか、きょ ろきょろ座敷を見回すれいむ。包丁一閃、店主はそのまりさの底をすっぱりと断ち落とす。 「ゆ゙あ゙あ゙あ゙あ゙?! ま゙り゙ざの゙あ゙ん゙よ゙があ゙あ゙!」 ゴールドバッヂのゆっくりからゆっくり生まれて、優しくも厳しい飼育員にゆっくりと 育てられ、ゆっくりできないことは何一つ知らなかったまりさは、未体験ゾーンの激痛に、 目をひん剥いて絶叫を上げた。これほどの痛みも、これほどの大きな悲鳴を上げたことも なかったのに。まりさはまな板から脇の皿に移されても、涙を流して痛みに打ち震えてい た。店主は切り落としたまりさのあんよをまな板の中央に据えると、巧みな包丁さばきで 薄く削ぎ切りにしていく。その薄さと言ったら、青磁の大皿に盛りつけると、模様が透け て見えるほど。 「あんよのお造りです。季節の柚子ソースでお召し上がり下さい」 「ん~~~、おいし~ぃ! もっちりしていて、歯ごたえもあって」 女はカメラに向かって、向こうの透けて見えるお造りを箸で持ち上げてみせる。白い半 透明のそれは、フグ刺しもかくや、という美しさだった。よく跳ねるまりさのあんよは弾 力がありながら、透けるほどの薄さで口にうるさくもなく、柚子の香りと爽やかな甘さの ソースが絡み、まさに夢心地の一品である。 「見て下さい、こんなに薄いのにむっちり! 柚子の香りが本当によくあいますね!」 「一匹のゆっくりから一枚しか採れない、貴重なあんよを贅沢にお造りにしました」 「ばでぃざのあんよ゙ざんたべないでね!」 店主は砂糖水の涙を流し、雑音を張り上げるまりさを左手でつかまえると、眼窩を押し 広げて指を突っ込んだ。手の中にしっとりした球体を捕らえ、軽く引っ張るだけで、きゅ ぽん、と場違いな音をたてて透明な球体が店主の掌に転がり出る。 「い゙ぢゃい゙よ゙お゙お゙! おめめがまっくらなのぜええええ!」 「ゆっくりの目玉、ですか?」 「ええ。どうです、昔流行った胡麻プリンに似ていると思いませんか」 「ゔわ゙あ゙あ゙あ゙あ゙! でいぶのおめ゙め゙があ゙!」 微笑みながら、店主は中に黒い餡を蓄えた真球の葛饅頭をぷるんと揺らす。れいむとま りさと、仲良く一つずつ取り外すと、氷水も涼やかな切り子の硝子の椀に浮かべる。ス プーンを添えて供されたそれは神経のある生き物の目玉などではなく、艶やかな真球の水 まんじゅう以外の何物でもなかった。 「ひんやりでぷるんとしていて、すっきりした甘さが爽やかですね!」 「なかなか面白い食感でしょう。れいむとまりさで、また少し味が違うんですよ」 「おお~、れいむはあんこで、まりさは黒蜜ですね。これは美味しいです」 相貌を緩めて舌鼓を打つ女に自慢げに微笑むと、店主は片目を取り外されて泣き叫ぶれ いむをまな板に寝かせると、手早く底を切り離す。お造りにしたまりさとの時とは違い、 少し厚めに切り分けて、椀に並べていく。これでもう、れいむとまりさは仲良く動けない。 今や二匹にできることは、片方しかないお目々を必死に見開いて、ゆっくりできない人間 となった優しかった人間さんを睨み付けることと、頬をぷくぅ、と膨らませて威嚇するこ とだけだった。 「おじさんゆっくりやめるのぜ! ゆっくりできないのぜ!」 「でいぶにはあがぢゃんがいるんだよ! ゆっくりやめてね!」 「まりさ。れいむ。お前達ゆっくりを今までゆっくり育ててきたのは、こうして美味しい あまあまさんになってもらって、お客様に心から美味しいって思って頂くためなんだよ」 店主は愛おしそうに目を細め、おぼうしとおりぼんをそっと取り上げた。帽子は胴切り に、リボンは端から小口に刻んでいく。 「ばりざはあまあまざんじゃないのぜ!」 「でいぶはたべものじゃないいい!」 店主は包丁を止め、二匹をしっかと見据える。 「ゆっくりは、食べ物だ。皆様に喜ばれる、美味しい食べ物なんだよ」 「あばあばざんはゆっぐり゙のごはんだよ゙!」 「たべら゙れ゙たらゆ゙っぐぢでぎな゙い゙よ゙!」 「調理の直前に言い聞かせることで、味に深みが増して美味しくなるんです」 「なるほど、愛情の隠し味なんですね」 動けない身でどれほど声を張り上げようと、この道一筋三十年の職人の技は、帽子とリ ボンを短冊へと変えていく。小気味よい包丁の音も、客を楽しませる見事な技芸である。 「あ、飾り、ですか? 私はつい捨ててしまっていますけど」 「よそのゆっくりは飾りが食べられない物もありますね。ウチのゆっくりは飾りまで召し 上がって頂けるのも自慢なんですよ」 「すてきなおり゙ぼん゙ざんがな゙い゙とゆ゙っぐり゙でぎない゙い゙!」 「ばりざのだいじなおぼうじがえじでね゙!」 漆のお椀に並ぶ、れいむのあんよと二匹の飾り。お玉で一しゃくい、よそったおつゆは 湯気を立てる澄まし汁。三つ葉を散らしたそれを軽く会釈をして受け取り、椀を口に運ん だ女は思わず息を飲んだ。その馥郁たる香りに、主張することなく、それでいてしっかり 立っている出汁の風味に。そして、おつゆの実の素晴らしいこと。植物型にんっしんっで 赤ゆっくりを実らせ、飛び跳ねる量の減ったれいむのあんよは、つがいのまりさのそれに 比べて柔らかく、温まったそれは口の中でとろけるよう。自慢の飾りも天然小麦の香りが 出汁を引き立て、出汁が実を引き立てていた。 椀を味わい、女は大きく息を吐いた。 「素晴らしいですね。ゆっくりは甘い物だと思っていましたが、こんな素敵なおつゆに なるなんて」 「そろそろ焼き物に参りましょうか」 「ゆ゙ぎっ、ゆ゙ぐっ、ゆ゙びっ!」 「ゆっくりやめてね! ばりざがゆっくりできなくなっちゃゔよ゙!」 店主はまりさを裏返すと、照りも艶やかな粒あんをお玉で掻き出していく。一しゃくい ごとに、まりさは柔らかなおまんじゅうボディを激しく震わせ、愉快な声をあげて客を楽 しませる。掻き出したあんこを小皿に移していくと、まりさの中心に筒状の空洞ができあ がった。 「まだ茎に生っているゆっくりは、切り離すとすぐに枯れてしまいます」 店主は痙攣しているまりさを遠火の炭火に寝かせると、あんこの穴にれいむを近づけて いく。そして、れいむの頭から伸びる、鈴なりに赤ゆっくりの生っている茎を、実を落と さないように慎重に挿入していく。 「これが一番難しいところです」 れいむは皿の上で身悶えるが、あんよを切り落とされては頬を膨らませ、上下動をする のが関の山。しかし、暴れてはまりさの中で茎からゆっくりしたあかちゃんがもげてしま う。れいむにできることは、砂糖水の涙を流し、許しを乞うことだけだった。 「も゙ゔや゙べでぐだざい゙い゙! でいぶのあがぢゃんが! ばりざが! ゆっぐり゙でぎな゙ ぐなっぢゃい゙まず!」 「ゆ゙っゆ゙っゆ゙っゆ゙っ……」 店主はまりさから掻き出したあんこを茎の回りにそっと詰め戻し、穴を塞いだ。遠火で 炙られているまりさの痙攣は、あんこに熱がまわるにつれ、次第に小さくなっていく。 「ゆ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ゔ……!」 「ゆ゙、ぎ、ぎ……?!」 一方まりさの中に埋められた赤ゆっくりは、熱せられたあんこからの熱に、まだ目も開 いていない顔を未知の苦痛に歪め、茎を揺らしてれいむに助けを求める。茎を伝わる震動 に、れいむはまりさとの愛する我が子の窮地を感じ取るが、もはや何一つできることはな い。目も開かず、口も開いていない赤ゆっくりたちは、灼熱の牢獄と化した親の片割れの 中で、あんこ越しに中身を蒸し上げられていく苦痛に微かに呻き声を上げる。あんこの中 から伝わる大事な子ゆっくりの苦悶に、まりさは砂糖水の涙を流す。あんよを切り取られ、 火の上で寝かされたまりさは身動き一つとれない。もし動けたとしても、炎から逃れるに はれいむの茎をちぎり取らねばならず、それは生まれ落ちる日を目前に控えた大事な子の ゆん生を自ら奪うことに他ならない。まりさは炙られる苦痛に耐え続けるしかなかった。 まりさの流す砂糖水が乾き、上気した頬が美味しそうな色になるのを見計らい、店主は 上から日本酒を垂らした。勢いよく火が移り、髪は一気に燃え上がり、まりさは炎に包ま れた。 「ぅひゃっ?!」 「ゔわ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙?!」 素っ頓狂な悲鳴をあげるレポーターと、目の前で紅蓮の業火に包まれたまりさに悲鳴を 張り上げるれいむの様子に、店主はいたずらっ子のような笑顔を浮かべた。アルコールの 炎が消えると、まりさの髪は完全に燃え落ち、そこには白目を剥いて歯をむき出しにした ハゲまんじゅうがあるばかり。 「まりさ、さあ、おたべなさいと言いなさい」 「ばりざ! だめだよ! ゆっくりできないよ!」 「さ……あ……おたべ……な……さい……」 熱と炎、苦痛と絶望に朦朧としたまりさは、教えられた言葉を繰り返した。瞬間、ハゲ まんじゅうはばかん、と真っ二つに割れる。熱せられたあんこの棺から解放され、ゆっく りと蒸し上げられた赤ゆっくりは、れいむの茎に繋がったまま、まだ小さく痙攣していた。 「おぢびぢゃん゙……!」 その痙攣は、果たして断末魔か命の輝きか。しかしてれいむの表情は絶望で塗り潰され る。店主はれいむの皿を回し、女に茎を向けたのである。 「熱くなっていますから、気を付けて召し上がって下さい」 「まあ可愛い。まだはじめてのゆっくりしていってね、も言っていない赤ゆっくりの親子 蒸しですね! これは美味しそうです」 ほこほこと湯気を立てる実をお箸でつまみ、軽く寄せただけで、熱で弱まった茎から、 ぷつりと赤れいむが外れた。蒸し上げられて消耗したところに栄養を断たれ、赤れいむは 蚊の泣くような声で、微かにゆっ、と呻いた。それがこの赤れいむの最期の声だった。 一口噛みきると、ゆっくり愛情のなか生まれ落ちる時を待っていた瑞々しいあんこは さっぱりしつこくなく、それでいて極上の苦痛のなかで蒸し上げられ、芳醇なコクと甘み を兼ね備えていた。火傷しそうな熱さと、それさえ吹き飛ぶほどの濃厚な味に目を見張り、 女は感嘆の溜息をもらす。 「んんん、これは、はふ、これは、ふごい! っは、とろけるほど甘いのに、信じられな いほどさっぱりしていて、いくらでも食べられそうです!」 ぶちり、ぱく。ぶちり、ぱく。 れいむの目の前で、さっきまではゆっくりしていたはずの赤れいむが、赤まりさが摘み 取られていく。お口をわななかせ、片方しかない目を白目にし、れいむは歯を剥いて痙攣 していた。ゆっくりはゆっくりできない事態に耐えられない。愛しい我が子を全て摘み取 られ、ピクリとも動かないおまんじゅうとなった。苦痛と絶望の中、ゆっくりすることを やめたゆっくりは、素晴らしい美味である。しかし、子ゆっくりに栄養を与えていた、質 の悪くなったあんこは客の口に入ることはない。二匹は潰され、他のゆっくりを美味しい 食材にするためのゆっくりした餌になるのである。 「とっても可愛いゆっくりが、こんなに素敵なごちそうになるなんて! 皆様もぜひ足を 運んでみてくださいね! それではまた来週、ごきげんようー」 書いた物リスト 紅魔館×ゆっくり系12 突発ゆっくり茶会 ゆっくりいじめ系464 森に魚を求める ゆっくりいじめ系540 ゆっくり水雷戦 ゆっくりいじめ系1097 アストロン ゆっくりいじめ系1014 どすのせいたい ゆっくりいじめ系1907 品評会 ゆっくりいじめ系2137 朝の光景 ゆっくりいじめ系2200 街はゆっくりできない ゆっくりいじめ系2372 ゆっくりを拾ってきた ゆっくりいじめ系2388 ゆっくりとおねえさんのささやかな楽園1 ゆっくりいじめ系2389 ゆっくりとおねえさんのささやかな楽園2 ゆっくりいじめ系2390 ゆっくりとおねえさんのささやかな楽園3 ゆっくりいじめ系2391 ゆっくりとおねえさんのささやかな楽園4 ゆっくりいじめ系2392 ゆっくりとおねえさんのささやかな楽園5 ゆっくりいじめ系2393 ゆっくりとおねえさんのささやかな楽園6 (完結) ゆっくりいじめ系2445 ゆっくり実験 その他 ゆっくりの手引き ゆっくりいじめ小ネタ259 緩慢しんぼ ゆっくりいじめ小ネタ364 ぱちゅりーにごほんをよんであげよう ゆっくりいじめ小ネタ451 悪魔の証明 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2435.html
ゆっくりクラブ 12KB 虐待-普通 愛で ギャグ パロディ 小ネタ 変態 希少種 都会 現代 独自設定 あんまり虐待してないです ・この話には愛でられるゆっくりが多数出ます、嫌いな方は読まないほうがいいかも ・基本的に出てくるのは胴付きゆっくりばかりです。話し方も漢字を遣うので違和感を感じる方を読まないほうがいいかも ・これを書いたのはHENTAIあきです!一番重要なのでご注意ください ・毎度のことですが作者に都合の良い独自設定があります ・某ゲームのパロディした部分があります ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 心がピュアな者しか入店することが出来ないというゆっくりクラブ。 そこには可愛らしい胴付きゆっくりが従業員として働いており、疲れた体と心を癒してくれるという。 ゆっくりと一緒にお喋りをしたり、食事をしたり、運が良ければ個人的な付き合いもできるようになる。 一部の紳士だけに配布される入店の証であるゆっくりカード。憎たらしいでいぶが笑顔を浮かべているが、 この程度で怒るようでは入店などできない。店の中には少々プライドの高いゆっくりもいるのだ。 多少生意気な言動もあるので、でいぶごときに腹を立てているようでは入店など出来ない。 そんな店に今新たな紳士が入店することになる。 「いらっしゃいませ。ようこそゆっくりクラブへ!」 笑顔で挨拶をする妙艶な美女。自称齢2X(にじゅうちょめちょめ)とは思えないほどの美しさだ。 もちろんゆっくりではなく、この店を経営しているミスアラサワと呼ばれる謎の人物だ。 「本日も可愛らしいゆっくりと楽しい一時を過ごしてくださいね。」 そう言われて初入店となる青年を店の中へと案内する。 「あの、初めてなんですがどんなゆっくりがいるんですか?」 「そうですね、ほぼすべてのゆっくりがいますよ。れいむやまりさといった基本種の他にも、 希少種のゆうかやうどんげ、それに珍しいまちょりーやゆるさなえなんてのもいますけど。」 ここゆっくりクラブには世間では珍しい胴付きがいるだけでなく、希少種と呼ばれるゆっくりの胴付きもいる。 そのため多くのゆっくり愛好家やHENTAIお兄さんが入店を希望するが、店独自の基準があり中々許可は出ない。 「じゃあれいむをお願いできますか。」 「わかりました、ではここでお待ちください。すぐにれいむちゃんが来ますから。」 そうしてしばらく待っていると、腋がよく見える巫女服を着たれいむが青年の席へとやってきた。 「お客様いらっしゃいませ!今夜はゆっくりしていってね!」 サービスであるソフトドリンクを持ってれいむは青年の横に座ると、楽しそうに喋りだす。 「お客様はどうしてここに来たの?ゆっくりが好きならやっぱりお家でゆっくりを飼ってるの?」 「家ではゆっくりは飼えないんだよ。ゆっくりが好きで悩んでいたけど、昨日このゆっくりカードが届いたから来たんだ。」 そう言って世間話を続けていると、れいむが青年にある提案をした。 「お客様お腹は減らない?今なられいむが特別料理を作るよ!」 そういってれいむは店のメニューを青年に差し出す。ここでは従業員であるゆっくりが料理や飲み物を進めてくる。 大抵はありきたりな物だが、中には従業員手作り料理やここでしか食べられない料理もある。 「これは何だい?『れいむの手作りおにぎり』ってあるけど?」 「それはれいむがお客様の目の前で好きな具を入れておにぎりを握るの。」 れいむの説明を聞いてもただのおにぎりではないかと思う青年だが、値段もそこまで高くないので頼んでみることにした。 注文をするとウェイターでもあるまちょりーがご飯と具材を持ってくる。 「とりあえず梅干しでお願いできるかな。」 「梅干しだね、ゆっくり作るよ!」 そういってれいむは小さな手にご飯を握り真中に梅干しを乗せると、その上からまたご飯を乗せて形を整えた。 そしてある程度の形が出来ると、おにぎりを腋に押し付けてまた少しづつおにぎりを作っていく。 「はいどうぞ!れいむの特製おにぎりだよ!」 唖然とする青年にれいむは笑顔でおにぎりを手渡す。これがこのゆっくりクラブれいむ名物の『れいむの腋にぎり』だ。 ある時ゆーtubeで胴付きれいむがこのようにおにぎりを作っているのが話題となり、似たような商品が大量に出回った。 だが実際に腋で握っているのは人間であり、それに気づいた購入者がショック死したという都市伝説が生まれたため、 商品は回収されてしまい新商品が販売されることはなかった。 だがここゆっくりクラブでは目の前でれいむが握っているため、そういった心配はなく今では名物となりこのために 店にやってくる者もいるのだ。 「どうしたの?もしかして食べたくない?」 「いや食べるよ!?いただきます!?」 涙目のうえ悲しそうな声でれいむが言ってくるため、青年は覚悟を決めておにぎりにかじりつく。 「美味すぎる!?」 「そうでしょ!れいむのおにぎりはすごく美味しいんだよ!」 「うっめ!マジでうめえ!れいむちゃんこんどはおかかでお願い!」 味に魅了されてしまった青年はあっという間におにぎりを食べると、おかわりをれいむに頼む。 れいむのおにぎりを堪能した青年は満足して家に帰って行った。ここに新たな常連客で生まれることになった。 れいむがおにぎりを握っている時、隣の席では胴付きまりさが常連のお兄さんからプレゼントを貰っていた。 「本当にまりさにこれをくれるの!?」 「もちろんだ。前にまりさちゃんがこの本を欲しいって言ってたから、わざわざ買ってきたんだ。」 お兄さんが渡したのはまりさが尊敬する作家ゆっくり魅魔がデビューする前に書いた同人誌『あたしゃここにいるよ』だ。 離れ離れになった魅魔とまりさが、長い旅の末に再開するという感動物語でプレミアが付いており中々手に入れることが出来ないものだ。 「お兄さんありがとうなんだぜ!まりさ大事にするよ!」 「いやー、まりさちゃんにお兄さんって呼ばれるなんて俺は嬉しいよ。」 基本的にこのお店に来る者は皆お客様と呼ばれる。しかしある程度仲が良くなると、お兄さんと呼ばれるようになる。 ただ店に通い続けるだけでは多くのお客の一人だが、こうしてプレゼントをしたり一緒に食事を続けなければ従業員から 覚えてもらえるようにはならない。 「お兄さん、まりさはお兄さんにお礼がしたいよ!」 「そうだな、じゃあまりさの手作りデザートを注文しようかな。」 そう言ってお兄さんはデザート盛り合わせを注文する。席に持ってこられたのは様々なゆっくりであった。 「ゆ?ここはどこなの?」 「なんだかぴかぴかしてゆっくりできないんだぜ。」 「どこだかわからないよー!」 「むきゅ、このけんじゃにもわからないものがあるなんて・・・。」 自分たちがどのような目にあうなど分からずに、おろおろするゆっくり達。 「それじゃあいくんだぜ!まずはねーじねーじするんだぜ!」 「ゆぎゃあああああああああああ!」 「「「うわああああああああ!れいむうううううううううううう!」」」 そう言って一番近くにいたれいむを摘まみあげると、その体がちぎれない程度にねじり始めるまりさ。 苦痛を与えて甘みを増すだけでなく、皮が柔らかくなり食べやすくなるゆっくりの料理法だ。 「ぴこぴこさんをちぎっておめめに突っ込めば、れいむの海老の生け作り風の出来上がりなんだぜ!」 「さすがまりさちゃんだね、こんなに美味しいあまあまが出来るのはまりさちゃんぐらいだよ。」 美味そうに痙攣するれいむを口に放り込むと、お兄さんはまりさを褒める。 褒められて嬉しがるまりさは、こんどは震えているありすを掴む。 「はなしなさい、このいなかもの!」 「次はお兄さんが大好きなありすの極上すっきり死を作るよ!」 まりさがありすの体を揺すり、すっきりーしそうになるとやめるということを繰り返す。 ありすのぺにぺには膨れ上がり、今にも破裂しそうになるまでそれは続けられた。 「もうすっきりさせてえええええええ!」 「出来たんだぜお兄さん。はい、いつもみたいに食べてね。」 お兄さんがありすを受け取るとそのぺにぺにを口に加え、まりさはおもいっきりありすの体を揺すった。 「すっきりいいいいいいいいいいいいい!」 「うーん、この口からこぼれそうになるぐらい出てくるカスタードはいつ食べても美味いな!」 中身をすべて出しつくしてしわしわになったありすを皿に戻すと、お兄さんは満足した声をあげる。 すっきり出来ないむらむらで中身が甘くなり、寸止めされており抑制の利かなくなったありすのぺにぺにからは 中身がすべて出てしまう。手間がかかるがその分満足できる一品だ。 「まだまだたくさんあるんだぜ!こんどは何が食べたい、お兄さん?」 皿に載せられたゆっくり達は自分たちが食われることを理解し、体を震わせることしか出来なくなっていた。 ここは従業員がお客に呼ばれるまでいる待機部屋だ。ほとんどの従業員はお客に呼ばれて店にいるが、一匹だけ待機している者がいる。 「のうかりんちゃん、いつものお客さまよ。何だか今日は随分とそわそわしてるわ。」 声をかけられて慌ててお飾りである麦わら帽子をかぶるのうかりん。あまり人気がないため、 ほぼ一人のお客以外には呼ばれないのでこの店では不人気のゆっくりだ。 「いらっしゃいっぺお兄さん。いつもおらを呼んでくれてありがたいだぁ。」 そう挨拶をする相手は今年ゆっくりクラブに入店することが許可された若い男だ。 田舎から上京して大学に通う彼には、のうかりんの雰囲気と言葉はどこか故郷を思い出させてくれるため いつものうかりんばかりを指名している。 「こんばんわのうかりん、とりあえずいつものお漬物が食べたいな。」 「お兄さんも好きだなぁ、おらのお漬物を頼むのはお兄さんぐらいだっぺ。」 そう言いながらものうかりんは嬉しそうに自分で漬けたゆっくり漬けを用意する。 中々味は良いのだがのうかりんを指名しなければ注文できないため、あまり注文されることはない。 店の従業員の中にはお客に勧める者もいるのだが、いまいち注文はされない。 「やっぱりのうかりんのお漬物は美味しいな。お袋の味っていうのかな、本当に美味しいよ。」 「て、てれるっぺ!そんなに褒めたって何にもでないだぁ。」 赤くなるのうかりんを男は幸せそうに見つめる。しばらくお喋りを続けていると、男は真剣な顔でのうかりんを見る。 「実はねのうかりん、今日は大切な話があるんだよ。」 「何だっぺ一体?もしかしてもうおらに飽きちゃっただか!」 顔を青くしてお兄さんにすがりつくのうかりん。ここで男に飽きられてしまえば、もうのうかりんを指名するものはいない。 そうなれば役に立たないゆっくりとされて店を辞めさせられ、HENTAIお兄さんを相手にするいかがわしい店に売られてしまう。 「飽きるなんてとんでもない!俺はのうかりんが大好きだ!」 立ち上がり大きな声をあげてしまい、店中の注目を浴びてしまう男。恥ずかしそうに席に座ると咳払いをしてのうかりんに視線を合わす。 「俺はね、本当にのうかりんが好きなんだよ。だけどここに来なきゃのうかりんに会えないのが嫌なんだよ。」 そう言うと男はのうかりんに輝く金バッジを手渡す。 「お兄さん、これってもしかするっと・・・。」 「俺と一緒に暮らしてくれないかのうかりん?」 この店でゆっくりがいなくなるのは二つの理由がある。一つはのうかりんが心配した店を辞めさせられることだ。 そしてもう一つは常連となったお客の飼いゆっくりとなることだ。 だが常連なら誰でも飼いゆっくりとして従業員を買うことは出来ない。あくまで本人も了承して、店側が認めたときだけだ。 「駄目かな?」 「駄目なはずないっぺ!おらぁ、嬉しくて涙が止まらないだぁ・・・。」 嬉し泣きをするのうかりんの側に、経営者であるミスアラサワが近付く。 「おめでとうのうかりん。そしてお客様、どうかのうかりんを幸せにしてあげてくださいね。」 店にいるすべての人間、ゆっくりが立ち上がり男とのうかりんに拍手と祝福の言葉を送る。 「のうかりんおめでとう!」 「幸せになるんだぜ兄ちゃん!」 「飼いゆっくりなるなんて妬ましい・・・。でもおめでとう。」 「ぱるすぃにもいつか白馬の王子様が来るんだぜ!」 「「「ゆっくりしあわせになってね!!!」」」 そう言って男とのうかりんを抱えると大きく胴上げをし始める。嬉しそうなのうかりんの顔は実に綺麗であったという。 おまけ こちらグリフォン、ゆっくりランドに潜入した。 「聞こえるかグリフォン?」 「聞こえているぞ鬼意、この世の天国であるゆっくりランドに潜入することに成功した。」 「いくら招待されないからってまさか不法侵入するとはな・・・。」 「失礼なことを言うんじゃない。俺はちゃんと段ボールで正装してこの店に入った。」 「いや、立派な不法侵入だよ。それでめぼしいゆっくりは見つかったか。」 「よく分からないな。なんだか店中の者がお祝いをしていて愛しいゆっくりが見つからない。」 「さっさと見つかって捕まればいいんだぜ!そうしたらもう変なことはされないんだぜ!」 「馬鹿まりさ!大きな声で話すんじゃない!」 「むきゅ!今変な声がしたわ!」 「まずい見つかった。うわあああああああああああああああああ!」 「どうしたグリフォン!返事をしろ!グリフォオオオオオオオオオオオン!」 その後HENTAIお兄さんはまちょりーに見つかってしまい、その鍛え抜かれた筋肉から繰り出される 肉弾幕によってぼろぼろにされてゴミ捨て場の放置されている所を、無線で連絡していた友人に助け出された。 これに懲りたと思ったが、まちょりーというのもありだなとまた新たな属性を手に入れることになった。 後書き 前回ゆっくりの寿命であまり改行すると読みづらいという意見もあったので、今回は改行をあまりせずに書いてみました。 以前の書き方と比べてどちらが読みやすいですかね?誤字脱字は自分でなんとかなりますが、読みやすさは人それぞれですから。 こんなSS書いたけど、作者はドリームクラブはやったことないんだ・・・。でもアイマスの小鳥さんは好きだよ! 一部メニューで参考にしてしまった鼻毛スパンキンあきさん、お説教されたいあきさんすいません。 やっぱりHENTAIは書きやすいですね、餡コンペの方もいい加減考えないと。 餡サイクロペディアに自分の名前が出ることを夢見るHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 1つ、宜しいでしょうか? ゆっくりを飼っていない彼が、金バッジだけを持っているのはどういうことでしょう? すみません。細かい事が気になる、僕の悪い癖です。 -- 2018-03-28 17 46 50 素直に感想を言うと………………まちょりーが私欲しいです -- 2016-04-05 09 41 15 胴付きフランが現実で欲しいぜ。 -- 2015-09-23 09 28 26 げらげら!(うどんげがほしい!) -- 2013-01-03 21 55 03 まちょりー強いなwww -- 2012-07-17 21 57 13 胴付きちるのに会いに行きてぇ -- 2012-06-25 19 08 14 だから最後がwwwwwwwwwwww -- 2011-12-17 12 46 10 独自の条件って何なんだー! -- 2010-12-23 22 40 15 胴なしでもげすでもいい、わがまま言わないからゆっくりがほしい -- 2010-12-11 00 55 15 誰か俺に胴付きゆっくりの愛の手を!! -- 2010-12-06 00 51 29 小鳥さんとは…わかってらっしゃる -- 2010-07-01 00 23 31 ちきしょう。羨ましい、妬ましい。胴付きゆっくりが欲しいよう。 -- 2010-06-30 02 48 27
https://w.atwiki.jp/1note/pages/84.html
Wiki 【ウィキ】 読み方 : ウィキ 分野 : WWW サイト コミュニティ Webブラウザから簡単にWebページの発行・編集などが行なえる、Webコンテンツ管理システム。WebサーバにインストールしてWebブラウザから利用する。 複数人が共同でWebサイトを構築していく利用法を想定しており、閲覧者が簡単にページを修正したり、新しいページを追加したりできるようになっている。編集者をパスワードなどで制限したり、編集できないよう凍結したりすることもできる。HTMLの知識がなくてもリストやリンクを簡単に作成できるように、独自の「整形ルール」が定められている。 電子掲示板(BBS)に近いシステムだが、BBSが時系列に「発言」を積み重ねるコミュニケーションツールであるのに対し、Wikiは、内容の編集・削除が自由なこと、基本的に時系列の整理を行なわないことから、誰もが自由に「記事」を書き加えていくコラボレーションツール、もしくはグループウェアと言える。柔軟性が高く、手軽に始められて操作が簡単なことから、メモ帳代わりに使ったり、簡易なコンテンツ管理システムに利用したりする人も多い。 Wikiは、Ward Cunningham氏が「WikiWikiWeb」というWebサイトで使っていたプログラムが原型となっている。同氏がこれを公開したことから、多くのWikiクローンプログラムが作成され、様々な環境に移植された。そのほとんどはフリーソフトウェアとして配布されており、簡単に入手して導入することができる。ちなみに、「Wiki」はハワイ語の「Wikiwiki」が語源で、「速い」「急ぐ」「形式張らない」といった意味がある。