約 5,242,998 件
https://w.atwiki.jp/resistance/pages/227.html
★ウィキで【優遇された説明】や、【不信感を抱くほど詳しすぎる説明】は、 そこの【[[クラン]]のリダ・メンバー】が『自分で、編集』している場合が多いです。 ★また、逆に【不評・暴言】ばかり書かれているクランは、 勝手に『アラシに改変』されてる可能性ありです。 ★いずれにせよ、wikiはあくまで【情報源】であり、「うそ」も「真実」も混ざっているものです。 最後に判断するのは、ゲームにインしたときの自分の『目』という事を忘れないで下さい。 ★wikiの利点は誰でも簡単に、編集、参加できることであり、逆に、 不特定多数による運営というのはある意味、善人も悪人も混じってるという事です。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/47.html
役立たず 4KB 役立たず れいむは役立たずである。 狩りはろくに出来ない。頭の回転は悪い。記憶力が低い。 彼女達が好きな歌は、同じゆっくりですら顔をしかめるレベル。 子供はれいむ種のみ贔屓し、他種に暴力を与える。 しかし、絶滅する事は無い。 何故なら、彼女達は、死に物狂いで他種のゆっくりを色仕掛けするからである。 ある程度成長し、性欲が溜まって来たゆっくりを見つけたら、下腹部をちらつかせ、襲わせるのである。 ゆっくりは精子が入ったら、すぐに妊娠をする。 妊娠をして腹が大きくなったら、責任を取らせる形で、無理やり相手と結婚する。 相手はれいむを襲ったという事実がある以上、追い払う事も出来ない。 ゆっくりは、人間以上に世間体を気にするのだ。 「ゆぐっ……ゆぐっ……もうごれじゃあゆっぐりでぎないよ……」 都市郊外の小さな森。一匹のれいむが泣きながら跳ねていた。 「ゆっぐ……でいぶのまんまんがぁ……」 彼女の下腹部から少量の餡子が流れていた。 彼女は先程まで、木の陰に隠れて自慰をしていた。 膣を裏返し陰茎にして、木の皮に一心不乱にこすりつけていた。 「んごっ!ゆごっ!ゆっゆっゆっゆっゆっゆ、ゆっぐぅぅぅぅぅぅ!ゆっがぁぁぁぁぁ!ずっぎりぃぃぃぃぃ!」 れいむは体をのけ反らし、白目をむき、噴水のように精子を飛び散らせて絶頂した。 絶頂の余韻に浸っている間に、精子餡の匂いに引き寄せられたクワガタムシに、陰茎をちぎられた。 そして、今にいたる。 「これじゃあ、もうたまのこしができないよ……」 れいむは絶望に打ちひしがれながら、ふらふらとした足取りで跳ねていた。 やがて、彼女は自然と森の集会場に着いていた。 僅かに開かれた空間。そこには、いつもこの森に住むゆっくり達が集っていた。 「ゆ、やくたたずがきたよ」 れいむの姿を発見したまりさが声を上げた。 「むきゅ、ばかがきたのね」 「いなかもののにおいがうつっちゃうわ」 集会場には10匹程のゆっくりが集まっていたが、れいむが居るのを知ると、彼女達は全て背を向けて出て行ってしまった。 れいむはもう慣れていた。 そして、いつか他のゆっくりを誘惑し、妊娠してやるという野望に燃えていた。 しかし、それはもうかなう事はない。 れいむは自分の巣へ帰った。 「ゆべっ!」 巣の入り口で滑って転んだ。 「ゆぐっ……くさいよ……」 そこには、ゆっくりの糞にまみれていた。 餡子、カスタード、紫餡、チョコレート……ありとあらゆる種別の糞が、入り口付近の地面にべっとりと塗りたくられていた。 れいむはまた滑らないように、這いずりながら巣の中へ入った。 少ない備蓄食料は全て食べられ、草のベッドは尿まみれになっていた。 れいむは仕方なく、巣の隅っこに身を寄せて眠った。 翌日、昼。 れいむは狩りに出かけた。 「ばったさん、れいむに食べられてね」 しかし、逃げられる。れいむは非常に気配の殺し方が下手だ。近づく前に、虫達は逃げてしまう。 だから、栄養価の低い草や花しか食べられない。 「むーしゃ、むーしゃ」 雑草を食べながら、元気の無い声をあげる。 「ゆ!やくたたずがいるのぜ!じゃまなのぜ!」 れいむの後ろから、まりさの声が聞こえた。 「ちょうちょさんをとるから、さっさとどくのぜ!」 れいむが見上げると、確かに、れいむの真上に蝶がひらひらと飛んでいた。 「さっさとどくのぜ、このやくたたず」 そう言って、まりさはれいむの真横まで跳ね、その勢いを利用して、真上に跳ね上がった。 見事にまりさは、蝶を口でキャッチした。 その後、まりさはれいむに軽蔑の眼差しを向けながら、元来た方向へ跳ねていった。 やろうと思えば、まりさはれいむを踏み台にして、蝶を捕まえる事が出来た。 むしろ、ゆっくりの狩りは、他のゆっくりを利用し合って行うのが普通である。 しかし、まりさはそれをしなかった。 これは暗に「れいむは踏み台にすら使われない役立たず」という事を示していた。 翌日、昼。 昨日と同じように、れいむは狩りに出かけていた。 「ままぁ……どこぉ……」 森の一角に、迷子の子ありすが居た。 「ありす、どうしたの?まいご?おかーさんとはぐれちゃったの?」 れいむは優しく彼女に声をかけた。 「ゆ……ぐすっ……ままぁ……とかいはなありすをおいていくなんてひどいよ」 子ありすは涙声で言った。 「わかったよ、れいむがありすのおかーさんをさがしてあげるよ」 れいむは子ありすを頭の上に乗せ、ひたすら彼女の母親を探し続けた。 しかし、日が沈んでも母親は見つからなかった。 「ゆぅ……ありす、ごめんね……」 れいむはしょげ返った。 子ありすは見る見るうちに怒りの表情に変わった。 「なんなのよこのやくたたず!いなかもの!まますらさがせないなんてこのくず!」 子ありすはれいむの頭から飛び降り、森の奥へ跳ねようとしたが、上空から降りてきたれみりゃに潰され、カスタードを啜られた。 数日後、昼、街中。 駅前の大通りに、一匹のゆっくりれいむが居た。 「おねがいじまずぅぅぅぅぅ!れいむをいじめてくださいぃぃぃぃぃ!」 「でいぶはうっとうしいでじょ?だがらぶってね!けってね!ふみつぶしてね!」 「あんよをもやしてこがしてもいいよ!だがらおもぢがえりじでよぉぉぉぉぉ!」 行きかう人々は、このれいむを徹底的に避けた。 れいむは砂糖水まみれで、地面の埃やらゴミやらを体中にくっつけて、非常に汚らしい。 れいむが足に擦り寄ってくるので、人々は軽く払いのける。 「おねがいでずがら、でいぶをにんげんざんのおうぢにもぢがえっでぐだざいぃぃぃぃぃ!」 「でいぶはにんげんざんのおやぐにだぢだいんでずぅぅぅぅぅ!」 虐待お兄さんも、自分から虐められるのを求めるゆっくりなんか、食指がぴくりとも動かない。 数時間後、そのれいむは保健所の職員に捕まり、ガス室に入れられ、毒ガスで殺された。 その死体は潰され処理場で燃やされたので、一切誰の役にも立たなかった。 ただただ邪魔なだけだった。 既存作 妊娠過程 食葬 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ふたば系ゆっくりいじめ 17 さとり ふたば系ゆっくりいじめ 19 賽の河原 ふたば系ゆっくりいじめ 24 れいむ死ね ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 基地害集団4ね -- 2015-01-25 13 13 03 お前らmj無能 4ねよ -- 2015-01-25 13 12 02 まさに無能 -- 2014-06-24 23 10 20 ボカロは好きだけど迷惑を考えないカゲプロ厨は嫌いですよ。ここはゆっくりについて話す場所です。 -- 2014-02-03 23 14 17 ↓↓れいむよりこのボカロ厨を虐待してえ マナーがなってなさすぎるわ 皆ボカロ好きだと思うなよ -- 2013-11-25 16 59 49 子ありす…お前だって探せてないから、くずだな ↓あと、あんまり関係ないこと言わないほうがいいぞ -- 2013-11-04 13 37 08 子アリスがカゲロウデイズの女の子 みたいだなちなみにシーンは「ぱっ と通ったトラックが君を引きずってなき叫ぶ♪」ですまあアリスの自業自得なんですが -- 2013-04-01 04 21 35 れいむ種は基本クズ、無能・我侭・迷惑だからすぐでいいからしんでね -- 2012-12-10 15 23 11 ど、毒ガス?ゆっくりなんてつぶせよ! -- 2012-10-28 16 51 11 おお、ぶざまぶざま -- 2012-06-25 20 51 12 子アリスざまあwww -- 2012-02-08 19 21 09 子ありすうぜえ -- 2012-01-14 18 36 52 鍬形最強 -- 2011-12-21 15 04 31 れいむ、まりさ(水上、賢いドス以外)、れいぱーありす、は絶滅でおK こいつらに比べれば、死に安いぱちゅりーや卑猥言語のみょんみたいに嫌われてそうな奴らの方が はるかに可愛いだろ? -- 2011-10-23 18 56 04 れいむ種は滅びた方がゆっくりにとっても人間にとってもいいと思う… -- 2011-07-17 19 37 06 ぺにぺにを無くした理由がひどすぎるwwww -- 2011-03-05 21 53 25 ライダーカッティング! -- 2011-01-21 22 52 41 くわがたグッジョブ -- 2011-01-15 23 06 17 救う必要もないよ。 -- 2010-08-20 11 19 43 救えねぇな -- 2010-08-18 22 30 51
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/188.html
Yの悲劇 Y字型に生えた木の枝と枝の間に、ゆっくりが挟まっていた。ひらひらと飛ぶ蝶を追い、木の股を飛び越えようとして挟まったのだ。 ゆっ、ゆっ、と体を揺らせて脱出を試みるのだが、その弾力に富んだ体に深く枝が食い込んで、ビクともしない。 頭に止まってきた小鳥に、「小鳥さん、ゆっくりしていってね!」と話しかけたり、その小鳥に本当にゆっくりされて頭の皮をついばまれたり、 顔を這う蟻のむずがゆさに耐えたり、意味もなく一人で「ゆっくりー!」と言ったりしながら、もうかれこれ五時間近くそこに挟まっていた。 空腹もだんだん強くなってきて、「ゆっくりぃ」と、力なく鳴く。 あきらめてうとうとしていると、やがて遠くの方から楽しそうな声が聞こえてきた。たまたま通りかかった子供たちだ。 こんな滑稽な風景を、子供たちが見過ごすはずはない。 子供の落書きのような顔をしたでかい饅頭が木の枝の間に挟まっているのを見て、子供たちは笑い転げた。 「なにあれ」 「バカみたい」 「きんもー」 口々に感想を叫びあう。自分がバカにされていることなど、知性の低いゆっくりには当然わからない。 一人ぼっちから一転、楽しそうで賑やかな雰囲気に嬉しくなったゆっくりは、 「ゆっくりしていってね!!!」 と叫んだ。 ワイワイ騒いでいた子供たちは水をうったように静まり返った。まさか饅頭がしゃべるとは思わなかったのだ。しかも内容が内容である。 「あー」とか「うー」ならまだ動物っぽいが、意味のある、しかも状況にそぐわないセンテンスをいきなり叫んだのだ。饅頭が。 あまりにもシュールだった。 「げえ……しゃべった……」 「きっしょー…」 ドン引きの子供たち。しかし知性の低いゆっくりには空気など読めない。頭の中は、五時間に渡る孤独から開放された喜びと、 子供たちと楽しく遊んでいる未来の自分の姿でいっぱいだ。幸せな気持ちになったゆっくりは、体を揺すって歌いだした。 「ゆっ、ゆっ、ゆー♪」 木の間でぼよぼよんとうごめく、しゃべる饅頭。ゆっ、ゆっという声やリズミカルで滑稽な体の動きは、子供たちの苛立ちをフツフツとたぎらせていく。 彼らは心身ともにとても健全な子供だったので、このウザくてキモくてどこかユーモラスな生き物をいじめることにした。 「おまえ、なにしてんの?」 少年の一人がゆっくりに近づいて、たずねる。 「ゆっくりはさまったよ!」 ゆっ♪ゆっ♪と、楽しげに体を揺すりながら答えるゆっくり。 「はやくここからだしてね!」 少年はゆっくりの返答に対して、かかと落しをお見舞いした。 「ゆ゛ぐっ!?」 木の股にますます深く体がめり込み、Vの字にたわむゆっくり。子供たちはそれを見て大笑いした。 「おまえ、名前なんていうの?」 別の少年がやってきてたずねる。ゆっくりは知性が低いため、突然起こった出来事が把握できずに混乱している。 が、とりあえず投げかけられた質問に律儀に答えようとした。 「ゆっくりれいぶべっ」 今度は最後まで言い終わらないうちにかかと落しがお見舞いされた。 そこからは、とにかくゆっくりが口を開くたびにかかと落しがお見舞いされた。そのたびにおこる大喝采。しばらく経つと、 頭の上には体の大きさの半分近くあるコブができていた。「鏡餅みてーだな」といってゲラゲラ笑う子供たち。 ゆっくりにはわけがわからなかった。みんなあんなに楽しそうなのに、自分はみんなとゆっくりしたいだけなのに、どうしてこんな痛くて苦しい思いをしているのか。 ゆっくりは蹴られる痛みに加え、枝に一人で挟まっていた時に感じたものよりも、深い孤独を味わっていた。 「ゆっ…」ゆっくりやめてね、と言おうとしてまたも強烈な蹴りを食らう。その衝撃で、ゆっくりの尻に当たる部分の皮が裂け、 そこから餡子が盛大にブリブリブリ、っと漏れ出した。 「ゲェーこいつもらしやがった!」 汚い、臭い、死ね、と罵りながら子供たちは騒ぎ立てる。 ゆっくりはとうとう泣き出した。 「ゆっく…ゆ゛っ…。ゆ゛っぐりぃぃぃぃぃ!ゆ゛ぅぅぅぅぅぅぅ!」 滝のように涙を流し、奇妙な泣き声をあげる。しかし口元はさっきまでのように笑っているため、本気で悲しんでいるようにはとても見えない。 その変な泣き顔はまたしても子供たちの加虐心を煽った。 「気持ち悪いんだよバーカ」 と、少年の一人がゆっくりの顔面に思い切り平手打ちをかました。手のひら型に凹む顔面。小気味のよい、パァーンという音が響き渡る。 平手打ちは、プルプルのゆっくりの体の表面を振動させ、振動は波紋のように全身に広がっていった。 「……!……!」 焼け付く痛みに声も出せないゆっくり。 「おっもしれえー!」 叩いたときに出る大きな音と、ゆっくりの体に生じる波紋は、子供たちを夢中にさせた。誰が一番大きな音を出せるか競争になり、 30分以上にわたってゆっくりの全身に、パァーン、パァーンと平手打ちが浴びせられた。 元の大きさの倍近くに体が膨れ上がってビクビクと震えるゆっくり。もはや木の枝を切らない限り、脱出するのは絶望的だった。 「…ゆっ…ふぃ…ひはい……」 パンパンに腫れ上がった頬のせいで、お得意の台詞もうまく発音することができない。 一方、子供たちのほうはゆっくりを叩きすぎて、手の平が腫れ上がり、すっかりヘトヘトになって地面に寝転がっていた。 誰かが、「帰ろうか」と言い、先ほどまでアレほど熱心にいじめていたゆっくりには目もくれず、少年たちは家路につきだした。 子供たちの背中に「おいへはないへね、ゆっふぃほほはらはひへね」と懸命に叫ぶが、誰も耳を貸さない。 「ゆっふぃひへいっへね!」 「だれかはふへへね!」 ただ発音不明瞭な奇声がこだまする中、絶望と夜の闇がじわじわとゆっくりを飲み込んでいった。 翌日、少年たちがY字型の木の側を通りかかると、そこには皮だけになったゆっくりがぶらさがっていた。中身の餡子は夜のうちに、 尻に開いた穴から体内に侵入した蟻たちに食い尽くされたようだ。少年たちはゆっくりの皮を見て、皮だけになってもムカつく顔をしているな、と思った。 おわり 選択肢 投票 しあわせー! (11) それなりー (1) つぎにきたいするよ! (5) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2353.html
老夫婦とまりさ4 17KB 虐待-凄惨 制裁 愛で 悲劇 理不尽 差別・格差 誤解・妬み 家族崩壊 家出 駆除 飼いゆ 野良ゆ 赤子・子供 自然界 現代 虐待人間 愛護人間 五作品目です。人間主体となっているのでご了承下さい 五作品目です。 >小出し 今回から一作品ごとの文章量を増やしていけるように頑張ります。 前作品の続きです。 老夫婦の過去話中心で子まりさは殆ど出てきません。 また、子どもが苛められるシーンがあるのでご注意下さい。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 老夫婦とまりさ4 1. 老夫婦にはかつて息子がいた。 勉学は秀でており運動神経もよく、学校での成績も上位に入っていた。 しかし、その生活が幸せであったわけではなかった。 いじめの存在が彼を不幸にしていた。 それは小学校中学年ほどから顕著になり、毎日のように陰湿ないじめが発生していた。 (…またか) 登校してみると学校の学習机の中にゆっくりの死骸が詰め込まれていた。 いつものように少年は机の中身の掃除をし始めた。 その様子をにやにやと遠巻きに見つめる集団がいる。 ゆっくりの死骸を机に詰め込んだ当事者達である。 「…」 少年はその視線に気付いているものの相手にせず淡々と作業をしていた。 いじめが始まった頃には少年の味方をし、いじめ集団に対抗する同級生もいた。 しかし、それはすぐいなくなった。憐憫の情を見せるだけで、自分たちも標的にされることが分かったからだ。 少年と関わるだけで、同じようないじめを受けることとなったのである。 今では少年を避けようと視線を逸らすことが当たり前となっている。 「おはよう。朝の会やるぞー」 いじめが始まった原因は少年に対する嫉妬である。 成績が優秀であることから、目を付けられたのだ。 最初の頃はちょっとした遊び感覚のものであり、少年も笑って応じていた。 だが、それは次第に過激になっていき収まることはなかった。 少年は抵抗したものの、それは余計に相手を刺激するということが分かってから何もしなくなった。 教師に頼ったこともあったが、それは無駄に終わった。 いじめ集団の頭は村の有力者の子どもであり、幅をきかせていた。 聞けば校長とも私的な繋がりを持っており、その態度は横柄なものであった。 少年は学校においては孤立無援の状態であった。 「起立。礼。おはようございます」 「「「おはようございます」」」 少年は号令をかけ、形式的に朝の会を始める。 授業においても挙手や発言は消極的に行い、休み時間には机で俯せていた。 必要以上のことはせず、最低限のことだけをこなしていた。 いじめが嫉妬から来ることが分かっているため、極力目立たないようにしていたのである。 「何寝てんだよ」 「うぜーから学校に来んなよ」 昼休み。自分の席で少年が俯せていると椅子を蹴られた。 できるだけ相手にしないように無言でそのままの体勢を維持しようとしている。 「起きてんじゃん。さっさと帰れよ」 「お前にこんなもんはいらねーよ」 いじめ集団の一人が机を蹴り倒す。 机の中からすでにぼろぼろである教科書とノートを全て取り出し、窓から投げ捨てた。 一部は側溝に落ち、一部は校庭に落ちた。 いつものように少年は椅子に座ったままだった。 チャイムが鳴る。もうすぐ授業の時間となった。 少年は席から立ち上がり教科書とノートを取りに外へと向かった。 「…」 前日が雨であったために、教科書とノートはどろどろに汚れている。 少年は泥を軽く水で流し落とし始めた。 頭に感触を感じた。手で触ると妙に生ぬるく粘質がある。 見上げると窓からいじめ集団がにやにやこちらを見ていた。 少年の手についているのは唾であった。 「見てんじゃねーよカス」 「そのまま帰れ、帰れ」 少年は手を洗い、教室に戻った。 机と椅子は倒されており、筆箱はゴミ箱の中にあった。 だが、それはいつものことであり、いつものように元に戻し、いつものように、授業の号令をした。 少年は歳不相応に達観していた。 傍若無人な権力に対する自分の無力さを知っており、それに対抗する術もない。 対抗できたとしてもそれは自分をさらに苦しめるだけであり、耐えるしかないことを悟っていた。 授業が終わり、至福の時が訪れる。 机の中身を全て片付け、早々に学校を出て行く。 足取りは速く、逃げるように家へと帰っていった。 2. 「ただいま」 「おかえり、学校はどうだった」 「別に」 「…そう」 父も母もいじめの存在には気付いており、学校に訴えをしたこともあった。 しかし、それは徒労に終わっただけであった。 学校を牛耳られており、担任は操り人形そのものであった。 地元の警察にも行ったが、相手にされなかった。 小学校児童を罪に問えるわけでもなく、保護者同士でなんとかして下さいとのことであった。 せめて口頭注意でもと願い入れたが、逆恨みされいじめを助長させる結果となった。 他にも出来ることは全てしたが、結果は芳しくなかった。 少年の立場は悪くなるばかりで何も好転はしなかった。 「…はぁ」 少年は自分の部屋に入るとため息を漏らした。 慣れてしまったこととはいえ、精神的にはかなり辛かった。 ランドセルを投げ捨てるように置くと、学習机の一番下の引き出しを開けた。 その中には一匹のれいむがいた。 れいむは少年の姿に気がつくと怯えた目で震え上がった。 そのれいむは片眼をえぐり取られており、代わりにたわしを無理矢理に詰め込まれていた。 足は剣山に突き刺されており、すでに足としての機能は全て失われていた。 髪であったと思われる部分は焼かれ縮れていた。 口は縫いつけられ、声が出ないようにされていた。 少年はいじめでの苦しみをこのれいむにぶつけていたのである。 「さて…」 少年はテープで繋げられた鉛筆をれいむに突き刺していく。 れいむの悲鳴は口内のみで響き渡り、少年の部屋には響かない。 そのおかげで両親に悲鳴を聞かせることはなく、両親にも気付かれていないと少年は思っていた。 実際は少年がれいむを捕らえ、虐待していることを知っているが知らない振りをしていた。 不満の捌け口ができていることを肯定的に捉えたのだ。 虐待という歪んだ形であるものの、塞ぎ込まずにいるのはそのおかげだからである。 6本目を刺した時点でれいむは気を失った。 「今日は早いな」 つまらなそうにそう言うと机の引き出しを閉じ、その日の宿題を始めた。 宿題を終えると何をするのでもなく、新しい虐待方法について考えはじめた。 「ごはんですよー」 「はーい」 母に呼ばれて部屋を出て、夕飯を食べはじめる。 会話はなかった。学校について聞いても良い話が出てくるはずもない。 無理に話したとしてもそれは少年の心を傷つけるだけである。 ただ、少しずつ少年の心は荒んでいくだけで、誰も救うことはできなかった。 「ごちそうさま」 「…」 食事を終えると少年は部屋へと閉じこもった。 少年は必要な時以外は自分の部屋に戻り、虐待に関することか宿題のみを行っていた。 少年の生活と心は塞ぎ込んでいく一方であった。 「ただいま」 父が帰ってきた。 別の校区の教師をしている父は帰りも遅い。 言葉には力が感じられない。 部屋越しに聞こえてくる両親の話には、勤め先の学校でもいじめがあるという話もよくある。 自分と同じ立場の子どもがいるようで、父はそれを悩んでいるようである。 (…僕と同じような子がいるんだな) そう思うと心が多少楽になり、諦めもつきやすくなった。 その日はれいむに鉛筆をさらに3本刺すだけで眠りにつくことができた。 3. (俺は無力だな…) 学校で教師としての立場をしていてよく思うことである。 熱心に教育をし、保護者からの評判も良いがそれは自身の満足には直結しない。 いじめは保護者の見えないところでも進行しており、時には解決できないこともある。 そういった現実を目の当たりにしたその時、強く無力感を感じた。 「先生!助けてよ!」 いじめが進行している子の訴えである。息子と同じ学年だ。 息子と違い出来の悪い子であるが、素直で明るい子である。 いじめの原因はその出来の悪さからであり、原因は息子とは真っ向に反対している。 「何があったんだ?」 「あいつらが物をぶつけて来るんだ!」 泣きながら指さす方向にはいじめ集団がしまったといったような顔でこちらを見ている。 「おい!お前らそれは本当か!」 いじめ集団はその場から逃げ出し、姿をくらました。 良く言えば追い返した、悪く言えば逃がしたということになるが、とにかくその場でのいじめは終わった。 「先生、ありがとう!」 その子に笑顔が戻ってきた。 それに笑顔で返すがそれは仮の笑顔であった。 いじめが途切れたとしても、それは一時的なものであり根本的な解決となっていない。 同じようなことが以前もあり、今回もいじめがあったことを考えれば意味のないことであることが明白である。 いじめには根本的な解決が必要である。 職員会議においてこの子がいじめられているということに関して取り上げたが年老いた世代は消極的であった。 いじめが世間に露呈すると学校としての立場が悪いから大々的に取り組めない。 そもそもいじめ対策をするということはいじめの存在を認めていることになる。 そういったことを平気で言い放ち、いじめを黙認する姿勢を取っている。 若い世代はそれはいけないであろうと刃向かうも相手にされない。 (老害め…!) いじめは本来学校全体で取り組む課題であるのだが、前向きに結束することはなかった。 仕方が無く若い世代で協力的に取り組み、解決へと努力をすることにした。 この校区には村の有力者という者が介入するということなく、息子の校区とは違い段々と良い方向へと向かっていった。 だが、自分の息子に対するいじめを解決できるわけでないために、権力に対する無力感はさらに大きくなった。 (…くそっ!なんて俺は無力なんだ!息子一人助けられないのか!) 自分の校区の子どもは助けられるのに、自分の息子が助けられない苛立ちは自分の心を責め立てた。 4. 中学生になり少年は苛立ちを募らせ始めた。 それには幾つかの理由があった。 一つは、いじめのさらなる過激化である。 控えめであった暴力行為が激しくなり、体に生傷が絶えなくなってきた。 体の発育も伴いその痛みも次第に強くなり、苦しさも酷いものとなった。 また、いじめ集団も拡大し、少年を囲い込む人数はさらに増えていた。 一つは、虐待への慣れである。 引き出しに入れていたれいむはすでに死んでおり、新しくゆっくりを捕らえるもどれも長生きはせず、死んでいった。 いじめの激化に伴う虐待の残虐化が原因であるが、それに慣れてしまい生半可な虐待では満足できないようになったのである。 少年の荒んだ心を癒すためには相当な虐待が必要となってきたのである。 そして、もう一つは父の校区のいじめの改善である。 これが少年の心をさらに傷つけることとなった。 自分の父がいじめを改善しているということが分かり、自分と比べることで不満を募らせたのだ。 これまでに父は息子のために奔走していたが効果がなく、少年はありがたみを感じていない。 父は自分の職業の役割を真っ当に遂行にしているだけであったのだが、少年の眼にはそうは映らなかった。 ただ、自分を差し置いて他の子どもを優先する愚かな父親としか見ていなかった。 「おい、こんな時間にどこへ行くんだ!」 「うっせーこの糞親父!」 夜も遅い時間に、少年は家を飛び出した。 玄関を乱暴に閉めると少年は自転車に跨り、夜の闇に溶けていった。 何も見えない闇の中を父と母はむなしく見つめていた。 少年の向かった先はゆっくりの群れがいるという山である。 ここに来た目的は虐殺を通しての気晴らしである。 「…ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 少年が一声かけると、愚かにも一匹のれいむがそれに反応してしまった。 近頃虐殺をする人間が出るというので注意するよう群れのリーダーから言われたばかりである。 「そこか」 少年は声のする方向に懐中電灯を向けてれいむを見つけ出した。 「ゆ!?」 「本当にお前らは馬鹿だな」 髪を掴むと懐中電灯を置き、持っていたライターでじりじりとあぶり出した。 れいむから悲鳴が発せられる。ライターの火は少年とれいむの顔を下から照らしている。 「やめでぇぇぇぇぇぇぇ!」 「やめるわけないじゃん」 いじめ集団と同じ台詞を吐き出し、れいむを少しずつ焼いていく。 その悲鳴は群れのゆっくりにも聞こえており、巣の中で震えている。 「なんでお前を助けに来ないんだろうなぁ」 「だれがだずげでぇぇぇぇぇぇぇぇ!どぼじでだずげでぐれないのぉぉぉぉぉぉ!」 助けに行かないのは当たり前である。少年にはその理由がよく分かっていた。 下手に手を出すと巻き添えを喰らうことは目に見えて明らかなのである。 勝てない相手に手を出すことは自分の死を早めるだけだ。 「みんなお前が嫌いなんだよ」 「そんなわげないでじょぉぉぉぉぉ!でいぶはみんなのあいどるなんだよぉぉぉぉぉ!」 「うぜぇよ」 少年は日々の不満をれいむのぶつける。 いじめ集団と同じように高圧的にれいむに声をかける。 ふと、少年は自嘲的に笑う。自分が嫌っているいじめ集団と自分が全く同じであるということを笑ったのだ。 最も嫌いであったいじめ集団と自分の姿を重ねて、自分の愚かさが滑稽に思えたのだ。 それでも少年はれいむをあぶり続けた。 それが楽しいからである。 愚かだからなんだというのだ。嫌いだからなんだというのだ。 今、この場で、弱い者をいじめることが何が悪いというのだ。 世間から嫌われ、迫害されるものを痛めつけることが何が悪い。 自分がそうされているのだからそれは当然だ。ゆっくりをいじめて何が悪いのだ。 「おりゃっ!」 「ゆぎゅぼぁっ!」 れいむのもみあげを持ち近くの石に叩き付ける。 頬からぶつかり、餡子が飛び散り、歯が数本宙に浮いて闇に消えた。 「汚ぇ顔だなぁ」 「ゆぎぃぃぃぃ…」 すでに原型を留めないれいむを足で踏みにじり、冷淡に言い放つ。 れいむの死は目前であった。 「お前、生きてる価値ないよ」 短い悲鳴と共にれいむは潰れた。 少年は満足そうな笑みを浮かべた。 「さて、次はお前だ」 「むきゅっ!?」 一匹のぱちゅりーが切り株の後ろにいた。 隠れているつもりだったのであろうが、丸見えであった。 自分が人間を見えていなければ、人間も自分も見えてないだろうと思っていたのだろうか。 「まっ…まってね!ぱちゅりーはこうしょうをしにきたのよ!」 「交渉だぁ?」 思いも寄らない発言に眉を歪ませた。 ゆっくりごときが交渉をするとは思ってはいなかった。 「にんげんさんはおかねさんがすきなんでしょ!これをあげるからかえってくれないかしら!」 ぱちゅりーが見せたのは100円玉であった。 このぱちゅりーはゆっくりにしては賢くお金の概念を多少は知っているようであった。 「へぇ、お金持ってるのか」 「むきゅ!これでかえってくれる?」 「さっさとよこせよ」 「かえってくれるとやくそくしてくれるかしら?」 「ああ帰ってやる」 少年はぱちゅりーから100円玉を受け取るとぱちゅりーを足で踏みにじり始めた。 帰るつもりなど毛頭なかった。 「足りねーよ。こんなんで帰るかよ」 「むぎゅぅぅぅぅ…でもさっきかえってやるって…」 「言ってねぇよ」 少年は落ちていた棒きれを持ちぱちゅりーの目玉をえぐった。 感触は柔らかく、簡単に取れた。 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 少年は二つ目もえぐる。同じような悲鳴が響いた。 だが少年はそれをにやにやと見つめるだけであった。 「げんじゃなおめめさんをがえじてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 「他のゆっくりがどこにいるか教えたら教えてやるよ」 「ぢがぐにあるおおぎないわざんのじだにいまずぅぅぅぅぅぅ!」 他のゆっくりがどうなるか知れないのに即答した。 最初は群れのことを考えて交渉をしに来たようだが、自分に危機が迫れば身勝手なものである。 「へぇ、本当にいるのか」 少年が岩の下の窪みを覗くとありすが一匹寝ていた。 嘘を教えれば良かったものを正直に答えていた。 「お前は本当に独りよがりだなっ!」 「むぎゅっ!」 そう言うと同時にぱちゅりーを蹴り飛ばした。 岩に当たり、その体は破裂するように細かく飛び散った。 「さて」 少年はありすをいかに虐殺しようかと思案した。 結果、れいむとぱちゅりーの死骸を詰め込み、土で埋めるという方法にした。 寝言で「あまあまさんがいっぱいだぁ」と漏らすありすは滑稽であった。 土を被せようとした時にやっと起きたらしく、なにやら叫びが聞こえていた。 何を言っているかは分からなかったものの少年はそれで満足であった。 土を被せ終わると、声が聞こえなくなったのを確認すると少年はその場を立ち去った。 その一晩で群れから三匹のゆっくりが消えた。 夜中の虐殺は少年の不満が溜まる度に行われ、段々とその頻度も上がっていた。 皮肉なことにその行為がゆっくりによる畑の被害の減少に貢献していた。 5. 中学も三年になると家庭内での暴力は当たり前のものとなった。 息子が両親にことあるごとに喧嘩をふっかけた。母が暴力を受けると父がそれを懸命に押さえるということが多かった。 病院沙汰にはならなかったものの、それは酷い状況にはかわりなかった。 父は武道をやっていたこともあり、当初は息子の暴力を押さえることもできていた。 しかし、身体の衰えと心労、息子の成長により力関係は逆転していった。 家庭は乱れ、息子はついに刃物を手に両親を脅すことも辞さないようになってきた。 父が稼いだお金はほとんどが息子に吸い取られ、全てが虐待、暴力に注ぎ込まれていった。 そしてついにその日がやってきた。 「おい、お前!どこに行くんだ!学校は!」 「うっせーよ。こんな田舎から出て行くだけだ」 「何言ってるの!」 「殺すぞこの糞ばばあ!」 息子は母を突き飛ばした。 父は母を抱き支える。 「母さんになんてことをするんだ!」 「うぅ…」 「黙れこの糞じじいが!息子を息子と思わないような奴を親に持った覚えはねーよ!」 息子は両親に対して恨みを持っている。 自分をいじめから救ってくれなかったことが許せないのであった。 さらに父が自分を見捨てて他人を助けているように思っていた。 「何を言ってるんだ!俺はお前を助けようと…!」 「寝言は寝て言え!なんで他人の子どもを助けて俺を…!俺をっ…!」 少年は言葉の先を言えずに、目に涙を蓄えている。 ここに来て悲しみが溢れてきたのであろうか。 手はつよく拳を握り、体を大きく震わせている。 「糞っ…!じゃあな!」 少年はかつて育った家に背を向け走り出した。 両親はそれを追おうとしたが、やがて足は止まった。 道の真ん中で立ちつくし、寂しい気持ちに包まれ家へととぼとぼと戻っていった。 その日は警察に連絡をし、失意のまま翌朝を迎えた。 (…家、こんなに広かったんだな) 夫は妻より早く起きると家を見てまわり始めた。 家族の一人がいなくなった家は広く感じた。 酷い思いをさせられた息子でもいなくなれば悲しいものである。 息子の部屋を見る。 部屋に近づくだけで暴行されるのでこれまで近づいたことすらなかった場所である。 中は荒れており、少年の心がそのまま体現されたかのように思えた。 それでも賞状やトロフィーなどの過去の栄光を表すものはそのまま残っていた。 「…」 長く沈黙し、部屋を眺めて今までの思い出を巡らしてみた。 楽しかった時の息子を思い出し、何かがこみ上げてくるのを感じた。 逃げるように部屋を後にして縁側に向かった。 近くの柱に手を掛けるとそこには背比べの傷跡が残っていた。 傷跡は11歳の8月の記録で終わっていた。 それを見て、父はその場に崩れるように座り静かに泣いた。 6. 家から息子がいなくなってから長い月日経った。 夫は仕事を退職した。夫婦には白髪も増え、老夫婦と言えるような風貌になっていった。 時は少しずつ夫婦の心に残った傷を癒していったが治るわけではなかった。 息子のことを思い返す度に、悲しみが心を襲った。 そのためか、息子のことを話題に出すことはほとんどなくなっていった。 それでも息子がいつ帰ってきてもいいように、部屋はいつも綺麗にしていた。 息子がいなくなったことで暴行されることはなくなったが、幸せではない。 残った財産で土地を買い、畑仕事をして生活していくようになったのはこの頃からである。 「…お前は俺たちが悪かったと思うか?」 子まりさに息子のことについて話し終わるとお爺さんはそう聞いた。 その言葉はいつものような元気がなく、酷く思い詰めているように思えた。 「…まりさには難しくてよく分からないけどお爺ちゃんたちは頑張っていたと思うんだぜ」 子まりさが話を全て理解できていたかはどうかは分からないが、はっきりとした口調でそう答えた。 それは嘘偽りでなく、心からの言葉であった。 「…そうか」 老夫婦の顔にほんの少しの笑みが戻った。 子まりさにの一言は老夫婦の気持ちを多少なりとも和らげたのだろう。 「ほらほら、せっかくの料理が冷めちゃいますよ。もう食べましょうよ」 「お、そうだな」 夕食は明るい雰囲気を取り戻した。 その日は老夫婦にとっての記憶に残る一日となった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 今まで書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 1085 ゆっくり一家とゲスとお兄さん ふたば系ゆっくりいじめ 1101 老夫婦とまりさ1 ふたば系ゆっくりいじめ 1107 老夫婦とまりさ2 ふたば系ゆっくりいじめ 1114 老夫婦とまりさ3 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 今なら小学校でも、いじめは立派な犯罪と認知され始めてる。 (遅ぇーよ!!) モノが無くなれば窃盗だし、痣が残れば傷害。 (まぁ、証拠を残さない方法に進化しただけだがな!!) 今は、PTAも警察も動き始めている。 (日記など記録がなければ動かないがな!!) いじめられている皆、きっと今も頑張っているだろう。 あとは「私を助けて!!」って言うだけだ!! (結局示談になって心の篭ってない「ごめんなさい」⇒「お咎め無し」だがな!!!怒) -- 2018-03-09 06 46 26 おじいさんのむすこさんをや味゚る奴らはゆっくりしね! -- 2014-06-15 13 47 30 あれだ 饅頭どうにかするより腐った人間どうにかしたほうが先だな -- 2013-07-12 05 41 34 やはりまんじゅうをつぶすのはただげんじつからめをそらしてるだけなんだよ・・・ おにーさんはいじめっこというにんげんのげすどもをせいっさいすることにしたよ・・・ -- 2012-10-04 00 36 20 漢字を喋るゆっくり・・・だと!? -- 2011-09-14 18 37 58 そりゃ親なら「自分を殺せるわけない」って思ってるからだろ。いじめっ子には何されるかわからんだろし。 -- 2010-12-17 22 45 41 親に刃物を振るえる癖に、いじめっ子相手には何もできないんだなー -- 2010-12-17 22 02 56
https://w.atwiki.jp/wiki5_eroparo/pages/123.html
【板名】Wiki 【理由】だいぶん一般化してきたし 【内容】wikiの作り方、利用法など 【需要】ある? 【鯖】pc8 【フォルダ】wiki 【カテゴリ】ネット関係 【名無し】 管理人は名無し 【ID】強制
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/3456.html
大津市 おおつし 関連項目 2003年春合宿プレ 古都京都の文化財 古都保存法 叶匠寿庵 滋賀県 滋賀県道559号 タグ 2003年3月17日 「お」 市町村 旅用語 滋賀県
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/383.html
注意書き: 見慣れないゆっくり達が活躍します。 某童話のゆっくりver. です。 むかしむかし、とあるゆっくり村のはずれで食糧の番をしているひとりの少女、ゆっくりてゐがいました。 饅頭の化身に少女というのはいささか度が過ぎるかもしれませんが、ルビーのように真っ赤な瞳と 長く美しい黒髪、そして丸っこく大きなうさ耳を持っていました。 それ以外はその辺のゆっくりと大差ありません。見た目は―― 「たいへんうさ、たいへんうさ! ゆゆこがくるうさあああああ!!!」 「ゆゆっ!?ゆゆこはゆっくりできないよ!!!」 「ちょっとこわいけど、みんなでおいはらえばこわくないだぜ!!!」 「とかいはじゃないゆゆこは、ゆるさないわ!!!」 「わかるよー、わかるよー!!!」 ある日、この少女の叫び声が聞こえるので、村人、いえ村ゆっくりたちは急いで少女の元へ 駆けつけました。村にはたくさんの食糧が保管されていましたが、ゆゆこにかかっては ひとたまりもありません。 我らがゆっくりらいふを守るため、血相を変えてゆっくりたちが集まってきます。 しかし、いざゆっくりたちが来てみると、ゆゆこなどどこにもいません。そこには、 ゆっくりてゐがひとり笑いころげていました。 「あはははは。うっそうさ~♪」 「ゆゆこなんていないじゃない!!ぷんぷん!!!」 「まりさにうそをつくなんて、いいどきょうだぜ!!!」 「うそつきは、いなかもののはじまりよ!!!」 「ちーーんぽ!!!」 村ゆっくりたちは少女をこっぴどく叱りましたが、とにかく食糧の草花も少女も 無事だったので安心し、戻っていきました。 しかし、ゆっくりたちが我が家に戻ってみると 「「「おぎゃあああじゃあああん!!!ごはんがにゃいよおおおおおお!!!」」」 「ゆゆっ!?でいぶがいっしょうけんめいあつめたごはんがああああ!!!」 「ま゙り゙ざの゙お゙い゙じい゙お゙はなさんがあああああああ!!!」 「とかいはのゆうがなてぃーたいむがあああああ!!!」 「わ゙がらないよー!!!わ゙がらないよー!!!」 何ということでしょう。それぞれが日々こつこつ貯めてきた食糧が、根こそぎ無くなって しまっているではありませんか。 「おきゃあしゃん・・・まりしゃおにゃかしゅいちゃよ・・・」 「ごめんね・・・おはなさんがどっかいっちゃったんだよ・・・」 「「ゆ、ゆわあぁああああああん!!!」」 子どもたちは泣きじゃくり、大人たちもまたおなかをすかせています。しかし辺りはうす暗く なってきており、本当にゆゆこが現れかねないので、仕方がなく空腹にたえて眠りにつくのでした。 一方、少女のおうちでは 「れーせん、てつだってくれてありがとうさー♪いっぱいたべるうさー♪」 「げらー!!!げーらげーらげーら!!!」 そう、ていとれーせんの考えた悪だくみでした。 村ゆっくりたちがおうちから出払っている隙をついて、食べものを運び出していたのです。 「うーしゃ、うーしゃ、しあわせー♪」 「げーらげーらげらげらげらげらー♪」 他の村ゆっくりたちがおなかをすかせている中、2人はたらふく食べて眠りにつくのでした。 何日かして、再び少女の叫び声が村に響き渡りました。 「たいへんうさ、たいへんうさ! ゆゆこがくるうさ~!」 村じゅうのゆっくりたちが急いで駆けつけましたが、そこには同じく少女が 笑い転げているだけでした。 「あはははは、また、だまされてやんのうさ~♪」 「またうそだったんだね!!ぷんぷん!!!」 「つぎやったらただじゃおかないだぜ!!!」 「うそつきなていとはすっきりできないわ!!!」 村ゆっくりたちはひとしきり怒りを表現すると、とぼとぼと我が家を目指し、歩いていきました。 しかし、例に漏れることなく 「ど、どぼじでごはんがないのおおおおおおおお!!!」 「ゆわあああああん、まりしゃのごはんがあああああ!!!」 「おにゃかしゅいたよおおおおきゃあああしゃあああん!!!」 村の貯蔵庫は無事であったものの、我が家の食料はすっからかんです。またしてもゆっくりたちは、 空腹に耐えながら夜を明かさなければなりません。 「うーしゃ、うーしゃ、しあわせうさー♪」 「げーらげーらげらげらげらげらげらー♪」 「こんなうまくいくとはおもわなかったうさ。みんなばかでたすかったうさー♪」 「げらげーら♪」 村ゆっくりたちが腹をすかせるのを尻目に、ふたりは晩餐を終え、幸せな眠りに就くのでした。 この後も少女の叫び声が何度か聞こえ、その度に村ゆっくりたちは駆けつけましたが、 すべて少女の狂言なのでした。更に少女に呼び出されると決まって、 村ゆっくりたちの家中の食べ物が無くなります。村で最も賢かったぱちゅりーは、 漸くていたちが怪しいのではないかと気づき始めました。 ある日、少女がいつものように食糧の番をしていると、村のはずれに本当に一頭の ゆっくりゆゆこがやってきました。 「うさっ!?やばいうさ、やばいうさ~!!」 少女はギョッとしましたが、ゆゆこのほうはまだ少女に気付いていません。 少女は冷や汗をかきながら、ゆゆこに気付かれないようそっと後ずさり、くるっと向きを 変えて駆け出すと、村の中心まで来て大声で叫びました。 「たいへんうさ!!!たいへんうさ!!! ゆゆこがきたうさあああああ!!!」 ところが少女の声は聞こえているはずなのに、誰も本気にせず出てきてくれません。 少女は泣きながら絶叫しました。 「ほんとううさあああああ!!!ゆゆこが、あ・・・・・・・」 そこまでいって、少女は驚きのあまり口がきけなくなりました。目の前の木の上に、 れーせんが縛り付けられており、村ゆっくりたちが続々と集まってくるではありませんか。 「げらげーらぁ・・・・・・・」 「むきゅっ!?うさぎのあさぢえなんて、ぱちゅりーのあしもとにもおよばないわ!!!」 「どういうことか、ゆっくりせつめいしろなんだぜ!!!」 「それどころじゃないうさ!!!それどころじゃないうさあああああ!!!!!」 ふたりの悪だくみに気付くのに長い時間かかったぱちゅりーのちえなんてたかが知れていますが、 ていにとってはそれどころではありません。こうしている間にもゆゆこたちは 「こぼねー、こぼねー♪」 と鳴きながら食糧庫を食い尽し、村に近づいています。 「うるさいよ!!!うそつきていはゆっくりしね!!!」 「ゔざっ!!」 ひとりのれいむが突進を仕掛け、ていは吹き飛ばされてしまいました。それを皮切りに、続々と 村ゆっくりたちがおそいかかってきます。 「とっととしねだぜええええ!!!」 「いなばうああああああああああああ!!!」 まりさはていのほっぺを噛みちぎります。傷口からはどくどくと、桃色のさくら餡が漏れ出しています。 「そんなのありすの苦しみに比べたら、痛くないわ!!!」 「だずげでええええええ!!!え゙え゙え゙えええりいいいいん!!!」 誰のことかはよくわかりませんが、本能によるものでしょう。 ありすは大きく口を開けて、ていを大きな耳ごと丸かじりします。こうなっては彼女の運命も 決まってしまったも同然です。 「むーしゃ、むーしゃ、ぜんっぜんおいしくないわ!!!」 「うざあああああああああああああああ!!!」 辺りにさくら餡がぶち撒けられ、爽やかな甘い香りが立ち込めます。その言葉から察するに、 ありすにとってこの上ない御馳走となったに違いありません。 「ぺええええええええええ、ぺにすっ!!!」 「い゙、い゙な゙ばゔあ゙!!!」 更にみょんが、残ったていの喉目がけて木の枝を突き立てます。これがとどめとなり、 ていは力尽きました。しかし本当の恐怖は、これからです。 「げ…げらげら…げらげえええええらあああああああああ!!!」 「うるさいね!!!つぎはおまえのばんだよ!!!いのちごいしてもむだだよ!!!」 「ゆっくりしねだぜ!!!」 れーせんは紐の中で暴れまわり、耳をつんざくほどの絶叫をあげました。村ゆっくりたちの視線は れーせんに釘付けなため見ることはできませんが、さくら餡をむさぼるありすの背後で、 ゆゆこがゆっくりと、大きな口を空けているところです。 「ぺっぽおおおおおおおおおおん♪」 「うっめ、うっめ、めっちゃ…ゆ゙っぎゃあああああああ・・・」 ありすの絶叫が聞こえたと思うや否や、一瞬にしてゆゆこの口の中に消えていきました。 「むーしゃ、むーしゃ、ぺぽぺぽーん♪」 「「「ゆゆっ!?ゆっくりにげるよ!!!」」」 「「こっちこないでだぜ!!!」」 「ゆゆー♪」 ありすの絶叫でようやく異変に気づき振り返ると、三頭の大きなゆゆこが大きな瞳をぱちぱちさせ、 これまた大きな口を開けながら近づいてきます。 「げえええええええりいいいいいいん・・・」 ばきっ、ばきっ 「むーしゃ、むーしゃ、こぼねええええええ♪」 続いて縛り付けられていたれーせんが犠牲となりました。れーせんは枝ごとゆゆこに噛み砕かれ、 宇宙の藻屑となりました。 「ゆびゃっ!?こっちこないでね!!こっちこないでね!!」 「れ、れいむのほうがうまいだぜ!!!まりさはまずいだぜ!!!」 「れーみゅはおいちくにゃいよ!!!ゆっくちやべでにぇ!!!」 「まりしゃはたべもにょじゃないよ!!!こっちこにゃいでにぇ!!!」 「おかあさんのおくちのなかにかくれるだぜ!!!」 「ちちちちちちちちちちちちんぽぽぽぽぽおおおおおおお!!!」 ゆっくりたちは顔を真っ青にして逃げ惑い、あるものは家の奥に、あるものは木に登り、 あるものはできる限り遠くへ逃げようと駆け出しました。 「ぺぽっ!」 「ぺっぽー!」 「ぺぽぺぽぺっぽー!」 「「「ゆかああああああああああああああああああああああああ・・・」」」 ビュウウウウウウウウゴォオオオオオオオオオオ・・・ 全てが無駄となりました。 三頭のゆゆこたちは互いに背を向けてトライアングル・フォーメーションを組むと、更に大きく口を開けて 息を吸い込み始めました。その勢いは凄まじく、特大の台風のごとく猛烈な暴風に包まれます。 「「「わーい♪おそらをとんでるみた…ゆぎゃああああああ・・・」」」 「「「「おぎゃあああじゃああああああん・・・」」」」 「までぃざのぼおおおおじいいいいいいいい・・・」 「もっどゆっぐじじだがっだ・・・」 「ま、まりさはまずいだぜえええええええええ・・・」 「ぺえええにいいいずうううううううううう・・・」 「わがだないよおおおおおおおおおお・・・」 「でいぶのおりぼん…ゆぎゃああああああああ・・・」 逃げ遅れたゆっくりたち、遠くへ逃げようとしたゆっくりたち、 枝葉や泥でできた家は吹き飛び、木は根こそぎ倒され、 家の中に逃げ込んだゆっくりたちまでも… 五十人ほどいた村ゆっくりたち、全てが桃色のブラックホールへと消えていきました。 「「「こぼねー♪」」」 それから四半刻も経たない頃でしょうか。暴風は吹き止み、三頭のゆゆこたちはかつてない程の 御馳走におなかを膨らませ大満足です。 後には根こそぎ倒された木々が残るのみで、その葉っぱ一枚とて残りませんでしたとさ。 おしまい♪ あとがき ふとてゐのことを考えていたら、某童話に結びついてしまいました。 戦ったとしても、結局ゆゆこ相手ではひとたまりもありません。 もしていの言うことを聞いて一目散に逃げ出していればあるいは…? by まりさつむりの人 他に書いたもの ゆっくりいじめ系1293 ゆっくり昆虫型出産 ゆっくりいじめ系800 まりさつむりの記憶 長編読み物 ゆっくりいじめ系854 ゆっくりばいぶれーしょん 虐待 ゆっくりいじめ系932 愛しのありす 愛で×虐め 白玉楼系5 みょんとの出会い 制裁読み物 アリス系16 アリスのゆっくり水爆弾 虐待 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/1126.html
神なんていない。何度そう思っただろうか 現人神でもある私がそんなこといったら自身を否定することになるのだろうか? いや違う、否定してるのは神の私ではなく人としての私で この世界では余りにもちっぽけな存在、東風谷早苗という人間だ。 神奈子様だって諏訪子様だって神様だ、そこに居るのは紛れも無い神様 でも私はどうしても神がこの世にいるなんて思えない 私がこんなことを思っているとしたらあの二人はどんな反応をするのだろうか? でも神はいない、もし神がいるなら、いるとしたら 私を救ってくれるはずだから。 「こ…れで…いいですか?」 私は震える指先に財布から取り出した野口3枚を摘んで上げる。 お母さんに今日は友達とご飯を食べるから、と嘘を言って貰ったお小遣いだ 当然こんな嘘をついたからお母さんの夕食は食べれない。 それに加えて夜までは家には帰れない。さあ、どうしようかな?とか考えてる内に 目の前の人物がガサツにその3枚のお札をひったくると 「出すのがおせーんだよっ」 とだけ吐き捨てズタズタと去って行った、取り巻きと一緒に。 全くどうして、人はああやってツルんで行動するのだろうか 一人じゃ行動できないのだろうか?集団でしか行動できないなんて全くもって動物のような連中だ 人とは高度な存在なのだから集団で行動しなくても生きていける だから私は一人でいる。一人で生きていけるからだ 違う 私は一人にさせられた。 集団から追い出された 哀れな負け犬。 財布の中の小銭を確認すると100円玉が3枚ほどでてきた。これでどうにかして夕食をなんとかしよう コンビニにいけばパンと飲み物ぐらい買えるお金だ。 それよりどこで暇を潰そうかな、帰る時間は8時ぐらいが丁度いいかな それまでどこに居よう。このお金じゃ漫喫にもファミレスにもいれないし そこら辺ブラブラするにも制服じゃ浮くしなぁ… そんな事を考えながら私はボーッとそこに立ち尽くす。嗚呼空は綺麗だ、何時だって 悩み事のないような真っ青なそれが羨ましい。生まれ変わったら…空になりたい。 そろそろチャイムがなるかな…倒れたときについた砂埃を払う 気がついたら手が擦り剥けてる、なんてことはない。擦り剥けているだけだ 肘から血がでている、なんてことはない。ちょっと切っただけだ そんなことより私はこの砂の上に散乱し、グチャグチャになったお弁当をどう処理しようかと 考えを張り巡らせるのであった。 「えー…じゃあここから東風谷、読んでくれ」 現国の先生が名指しで呼ぶ。 現国の教科書はなくなってはいない。ちょっとラッキーだ 普通は教科書があるのが当たり前なのにこんなことを幸運に思う時点で 全然幸運じゃないと思う、私の感覚がおかしくなってきてるのかな いや違う、アイツらがおかしくしてるんだ。私は悪くない 教科書を開く。やられた、授業のページが落書きで覆い尽くされている。 緑髪…ビッチ…臭い…キモい…etc 見たくもないこんな低俗な落書き。もうちょっとまともなことは書けないのだろうか たかが落書きでももっと頭の良い貶し方をすればいいのに 所詮アイツらにはそんな事を書けるほどの脳味噌がないか。知恵遅れのレベルだ しかしどうしてこんなピンポイントでここだけ… そうだ、あの先生は今日の日にちで生徒を当てるんだ 知恵遅れのアイツらにハメられた自分に恥じる。私はアイツら以下か… 「読めません…」 出来るだけ声が震えないようにして言う 私には「教科書がこんな事になってるから読めないんです!」って言う勇気はない だから負け犬か。我ながら私の気の小ささにため息が漏れる。 「これが読めないなんて小学生以下かァ?全く」 「クスックスクスッ」 「じゃあいいや、坂下読んでくれ」 「へーい」 私の次の人に回る。よかった変なこと詮索されないで 私が貶されるだけで終わるなら詮索されるより数倍マシだ こんな事がマシだと思う自分に嫌気が差す 周囲の笑い声が癪に障る、笑い声じゃない、人を見下して馬鹿にしてる、嘲笑だ。 コツン 頭に何か当たる。授業中に物を投げるな馬鹿 当たった物が床に落ちたので見てみると、ノートの切れ端を丸めた無造作な玉 正直拾いたくも中身も見たくも無い、が 投げた後ろの馬鹿が睨んでくるので仕方なく見てやる 見せられるんじゃない、こっちが見てやるんだ 「小学生以下だって(笑) ばァーか死ねヨ!!」 色ペンで書きなぐられた文字。低俗すぎる。 投げた奴は周りの連中と面白そうに笑っている。 そんなに面白いのか、こんな小学生でも書きそうにない文章が それを床に放置しなおすのもなんなので 机の中にそれを捨て置く。後でゴミ箱に捨てよう。 そんな様子が何故か面白いのか後ろの奴の笑い声が聞こえた こんなので笑いが取れるようなら生まれたての赤ん坊だってお笑い芸人になれる。 捨て置くと私は頬杖をついて授業を受ける。いや、受けてなどいない ただボーッとしているだけだ。 現国の授業なんて聞いててもテストで点が取れる訳が無い。 コツン だから授業中に物を投げるな 今度はなんだ。床を見るとそれらしき物は落ちてな…いやあった 小さな消しゴムの切れ端が床に落ちている ああそうか、そんなおもちゃみたいな物を投げた楽しむのかお前達は コツン また当たる。 消しゴムの無駄だろう。資源の無駄だ。全く生産は精々排便ぐらいの癖に 消費は激しい奴らだ、地球のゴミめ。 そんなおもちゃ以下の物を投げて、当てて、それがそんなに楽しいのか いや、全然楽しくもない、面白みなんてなんともない だから私は無視する、頬杖をついて、詰まらなそうに窓の外にでも視線を泳がせる これで飽きたか。後ろから笑い声が聞こえた、不愉快だ 私の姿はそんなに滑稽か。それで笑う方が滑稽だ、笑いのツボがどうかしてる。 キーンコーンカーンコーン 授業が終わった。 皆々ツルんでる奴らの席に言って話しかけたり 一緒にどこかに行ったり 別のクラスに友達が居る奴らは別のクラスにいったり 全く、お前達はいつでもどこでも友達か、だから成長しないんだ。 「……ん」 ちょっと催してきてしまった。生理現象だ 慣れたくもないが最近は日常化してしまってる ポツンと一人頬杖をつきながら窓の外でも眺めている それが休み時間の私。さながら綾波レイである。 慣れてはいるが矢張りいつも思うのは居心地が悪い、とても悪い そんな空間からトイレでもいいから抜け出せるのは心地がいい いや、トイレだけでしか抜け出せないか 抜け出しても一人で学校をブラつくのは小さなプライドが許さない こういう時、暇つぶしに本でも読むのがいいのかとも思って持ってきたが 全部ビリビリに破られたりトイレに捨てられたりした、人の物をなんだと思ってるんだ。 図書室にいるのもいいかと思って図書室にいったら 逆に教室より目立たない事もあり本を投げつけられた、分厚い辞書まで飛んできた 我ながらそんな事でそれらを止める弱い自分に嫌気が差すが せっかく買った本をビリビリ破られてはお金の無駄だ それに痛いのは嫌だ、分厚い辞書が頭に当たると、痛い。 トイレに行こうと席を立ち、教室を出て行く 後ろの席の奴がニヤニヤと笑っているのが気になった。 コンコン 「はい?入ってますよー」 「あ、そうっじゃあいいやっ」 2分前の自分に教室から離れたトイレに行けと言いたくなった その声がいつものアイツの声だと気がついた時には遅かった ジャババババババババ 「きゃっ!!」 上から降り注ぐ水、頭に直接かかる水流。水圧が強くて頭が物凄く痛い。 冷たい、と思う頃にはあっという間に体中ビショビショになっていた それでも水は止まない、トイレの床が水びだしになっている。頭が痛い 私は水流を受け止めながら水が出てると思われる元凶を見上げた そこには下品な笑みを浮かべたいつものアイツが楽しそうにホースをもっていた どれだけ水を無駄にしてるんだ…そんなことを思いながら水に打たれ続ける 大分慣れてきた、冷たさも段々麻痺してきた。 「キャハハハ!マジウケルー」 「ちょっとやめなヨー、キャハハ」 「キャハ、キショーイ」 アイツの取り巻きの黄色い声も聞こえる。本当にツルまなきゃ何もできないんだなお前達 水は止まない。そろそろトイレ全体が水びだしになるんじゃないかって量だこれは 私の体は海に放り込まれたようにビチャビチャになり、結んだ髪がほどけてベッタリだ 「えいっ」 アイツ、今度は私の顔に向かって放出してきた。 手で壁を作り水を弾く。が、すぐに方向を変えて隙間から水をぶつけてくる。 目に水が入る。物凄く痛い。 口に水が入る。トイレの水なんて飲みたくない 鼻に水が入る。息がしにくい っていうかヤバい、ほんとに息ができない。 「やべっ…ぼ、ぼんどにっ!いぎっ、いぎがっ」 「声キッショー」 「キャハハ、ウケルー」 自分でも情けないと思う声を出しながら必死に抵抗を試みる だって本当に息ができないんだよ 本当に、お願いやめて、鼻に口に目に耳に、水が水が沢山 ねぇお願いやめて本当に本当に、水って勢いよくかかると凄く痛いんだよ 本当にやめて、息ができないの、死んじゃう、死んじゃうよ私 やだ、やめてお願いやめてツラいの、息できないんだよ、やめてよ お願いやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてください お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い ごめんなさい、私が悪かったから、ごめんなさいごめんなさい だからお願いやめて、やめて水止めて、痛いし死んじゃう、本当にやめてぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええ アレ…なんで私こんな奴らに謝ってるんだろ なんで私こんな奴らにお願いしてるんだろ なんで私、悪い事何もしてないのに なんで私だけこんな目に会うんだろ なんで私だけが普通に生活を送れないんだろ なんで私だけがこんなツラい日常を送るんだろ なんで私だけがこんな なんで私だけが なんで なんで… なんでよ… なんでなのよ… 気がつくとチャイムが鳴っていた。 嗚呼、授業が始まったのかな。でもこの状態だともういけないだろうな アイツらは退散したか?床は水びだしのまま。飛び立つ鳥後を濁しまくりなのが癪に障る。 そんなこと思いながら携帯が無事かどうか確かめてみる 無事だった。ちょっとラッキーだ でもやっぱりこんなことでラッキーだと思う自分はおかしいと思う 携帯を開いて時間を見て驚く、授業はとっくに終わっていた。 ていうか下校の時間だ。私、気絶してたのかな。 見るとあの時はビショビショだった制服が半乾きになっている まだ水も滴っているが絞ればなんとか移動ぐらいはできそうな状態だ ジャージに着替えて家に帰ろう… あ、そういえば今日は家に暫く帰れないんだ 我ながら切ない嘘をついた物だ、友達なんて一人もいないのに「友達と一緒にご飯を食べる」なんて お母さんもお母さんだ、友達と一緒にご飯を食べるからお小遣い頂戴って 普通はそれこそ自分のお小遣いでなんとかするものなのに、笑顔でお金を渡してくれた 「これだけで足りる?もっと渡そうか?」 そういえば私が友達とご飯食べるから帰りが遅くなるなんて事初めてだったかもしれない いや、それより友達……小学生の時は居たような気がするな 男の子とも一緒に遊んでたような気がする。毎日のように公園とかで遊んでた気がする。 中学からかな…今までの友達に冷たくされた時はショックだった気がする。 初めてお金をとられた時は相当ショックだった気がする。 初めて机に落書きをされた日なんかショックで泣きながら家に帰った気がする。 なんでだろう… 私、何かしたっけ 中学だ、中学の頃から なんか 狂っていったような気がする 小学校の頃に戻りたいな あの子、そういえば親友だったな 中学でその子に「キモい」って言われた時は悲しかったな あの男の子、初恋の相手だったっけかな 中学でその男の子に「死ね」って言われた時は悲しかったな 戻りたいなぁ そして小学校の頃のままで時間が止まればいいのに。 「うっ…」 気がつくと泣いていた。 学校で泣くのは久しぶりだった。 いつも学校で泣くと負けた気がするから家の布団で泣いてたから 泣くと止まらなくなるのは私の癖だ、誰だってそうなのだろうか 「うっ…く…ふぇぇん…ぇぇん…ぇぇぇぇん」 子供のように泣いてしまう。高校生になってまで泣くのは恥ずかしい それにこんな場所で泣くのもさらに違う意味で恥ずかしい でも泣きたい 場所なんて関係ないから 今 ここ時間で 泣きたかった。 結果的に半乾きの制服で下校するハメになった。 アイツら私がジャージを使うことを見越してたのか、カッターかなんかでギタギタに切り刻まれていた 成績は悪い癖にこういうことには頭が働くのか、全くもって低俗な奴らだと思う。 ついでにロッカーに「死ねっ」の文字のおまけつきだ。それしか書くことがないのだろうか 全くもって低脳な奴らだ、心からそう思う。 トイレにいって制服を絞ってなんとか着て帰れる状態にした 抵抗はあったけど仕方が無いので制服を脱いで下着姿になって雑巾みたいに絞った 自分の制服を女の自分が雑巾にみたいに絞ってると思うと悲しくなった 外気に晒されない下着は制服よりもっとビチョビチョだったが 流石に学校内でしかもトイレで、こんな惨状で、裸にだけは一瞬たりともなりたくなかった。 ビチョビチョの下着の上に半渇きの制服を着る。 全体的に体が重いが仕方ない。 帰ろうと下駄箱にいくと外履きがなかった。 隠されたのか捨てられたのか、後者だったら久しぶりのパターンだ 私の外履きは隠されるか駄目にされるか画鋲を仕込まれるかの3パターンが主な日常で 下校時に無事だった姿を見たこと無い、上履きもしかりだ、こっちは登校時に無事だったパターンを見たこと無い。 今回は画鋲のパターンだったことを幸運に思う… だからっ!こんなので幸運に思うようじゃ駄目なんだってばっ 自分で自分にツッコミを入れる。 悲しくなる。 下駄箱前では上履きや外履きがないなら探し、あるなら裏返して中の異物を出す動作をしてから履くことがお決まりになっている。 そんな動作をしてる私を見てアイツらが嘲笑するが気にしない。 強がって何も確認せず、無造作に履いてみたこともあったが、やはりやっぱりそれはできない 足に刺さる画鋲は、痛い。 痛い思いをするぐらいなら笑われる方がマシだと思う 1回、靴を履いたら「ぶちゅり」と生暖かい何かを潰したような感触があったことがある。 靴の中を確認することなどできず、私は靴下ごと靴を脱いで自分から焼却炉に靴を捨てた それ以降、中身を確認して、異物を出すように靴を裏にして叩いてから靴を履く事にした たまに百足とかカエルとかがでてくる時がある。男子にいれされているのだろうか 自分でやってるとしたら下品すぎて笑える しかし自分が1回踏み潰した物がカエルだったりしたら笑えない、私の立場的にも でもそれはまだいいんだ、いいパターンなんだ、靴が残ってるから 今回のはない、靴がない、隠されたか捨てられたか でも今日はさっさと学校から帰りたかったので上履きで帰ることを心に決めた 上履きで帰るのも慣れた、登校時、下校時両方靴が無くなってた時は裸足で帰った事だってある こんな体験は慣れっこだ、慣れたいなんて一度も思ったときはなかったが 夕暮れの帰り道、私はどこで暇を潰そうか考える 近所をブラブラ歩いているとなんか勘違いされそうだし かといって街の方をブラブラするにしても制服だし なんか時間的に補導はされないにしてもなんか変な勧誘とかきそうで怖い それに街はアイツらに会う可能性だって高い… 街でのアイツらは学校以上に会いたくない だって、化粧もして服もお洒落で、周りにはツルんでる奴らとガラの悪そうな男達 集団で歩きながら日常に充実しているような笑みを浮かべて話し歩く 悩みなんてないんだろう。私のことなんて忘れてるんだろう。 夜になれば男と勤しむのか、行き過ぎではあるが女子高生として充実した生活を満喫してるのか? 私は…化粧をしても正直余り可愛いとは思えない、容姿には自信がない 昔は可愛いとか良く言われた気がする、私もそれなりかとは思っていた でもキモいとか言われてる内にそれがただ私を貶したいだけなのだと解ってはいても 自分は気持ち悪いと感じてしまう、だって高校に入ってからその台詞が一日たりとも途絶えたことはないんだよ? 服だって自信がないからどうしても地味な服装を選んでしまう 私だって雑誌に乗ってるようなお洒落で可愛い格好をしてみたい なんでだろ ただ着るだけどいいのに そんな簡単なこともできないのか 私って弱いなぁ そういえば…なんで私キモいって言われるようになったんだっけ そうだ… そういえば最初は… この… この…髪の毛が… グゥゥゥゥゥゥゥゥゥ 低い空気が漏れるような独特な音が私のお腹から鳴り響く それに気づくと急激にお腹が空いて来た そうだ、お弁当は駄目になったから朝から何も食べてなかったんだ。 とりあえずお腹を満たすことを優先的に考える ご飯買ったら、公園で食べようかな。 「いらっしゃいませー」 コンビニの中はクーラーが効いてひんやりとしている。 初夏のこの時期、このクーラーは店に来る客にとっては神器のような物なのだろうが 今の私にとっては寒いことこの上ない。冷たい半乾きの制服がクーラーの冷気で乾かされさらに冷たくなる。 ブルッと身を震わせる、さっさと買って出よう。コンビニから早く出たいと思う人なんているのだろうか 空腹の私にとってコンビニの品揃えは破壊力抜群だった どれも食べたくなるものばかりだ、家の料理とはまた違った魅力がある。 あれと、これと…と計算してる内に自分の手持ちの現実を思い出す そういえば、たった300円しかなかったんだ。 300円といえばパン1個と飲み物1個ぐらいしか買えない。 私は今までの皮算用を打ち消し、溜息をついて現実に戻る。 とりあえず適当なサンドイッチを手に取り、レジに向かう。飲み物は自販機で買った方が安い。 「1点で158円になりますが宜しいでしょうかー」 出した時点で買う気になっているのだからわざわざ確認するなんて律儀だな、といつも思う と、そんな冷めた思考をする私の目に名前知らないけどなんか中華まん保温する奴の中に ホカホカになって身を置く肉まんが入る ゴクリ 思わず唾を飲んだ 私の今の肉まんを見つめる目はまるでご馳走を目の前にしか飢餓人だろう こんなのがご馳走なんて悲しい、だけどお腹はギューギュー音を立てる 「肉まんもください」 レジを背にした後、店員が噴出していたが無視した。 公園のベンチに座りながらボーッと空を眺める。 初夏のはずだが今日はなんか日が暮れるのが早いな… そんなことを思いながら暗い夜空を眺める。星なんてこんなとこじゃ見えない サンドウィッチも肉まんも我慢しきれず公園へ歩いている途中に食べてしまった 食べ歩きははしたないけどお腹が空いていたのだから仕方ない。 昼も食べてなくて休み時間にあんな事があって疲れてた私にあれだけでは正直足りなかったし 飲み物を欲しかったがもうお金もなんにもない。ないから仕方ない、何か物を食べれただけマシだ ボーッと空を眺めてると、ついウトウトしてしまう お腹はそんな張ってる気はしないんだけどな… 疲れたからかもしれない。あんなことがあったんだ、普通じゃ経験しない体験だ 普通の日常を送っていれば、普通に生きていれば、絶対に経験しないだろう。 私は普通じゃない… 普通じゃないからこんな経験をするんだ… 私は普通の生活を送れない 普通の日常だって送れない だって私は現人神だ、普通なんてない 神様だって見える、不思議な力だって使える でもそれは現人神の私だ、風祝の私だ じゃあ普通の人間の東風谷早苗はどうすればいい 人である早苗は一体誰に求められているんだろう 信仰者から求められるのは現人神としての私、それ以上以下もない 神奈子様から求められるのは風祝としての私、それ以上以下もない 諏訪子様からは…どうだろう。優しい言葉はかけてくれるけどやっぱり風祝としての私だろうか 人としての私は誰にも求められない、苛められ、暴力を奮われ、暴言を投げかけられ、物を壊され、傷つけられ 現人神の私も風祝の私も上手く立ち回れる。だけど何故人としての私はこんな こんなこんな こんな 余りにも悲痛な日常を送っているのだろうか やっぱり そうかやっぱり 最初の始まりの これが駄目だったのかなぁ… 「緑髪だって!すっごぉーい」 「生まれつきなんだよ、お母さんも緑髪なんだ」 「外国人みたーい」 「外国人だってこんな変な髪いねぇよ!」 「へ…変?」 「ちょっと!変な髪とか言い方酷いわよ!」 「そうよっ、男子ってやっぱさいてーっ!!」 「なんだとっ!」 「早苗ちゃん、私は変じゃないと思うよ」 「そうだよ、綺麗だし不思議だし可愛いし」 「うん!すっごく可愛いよ」 「ありがとうっ……○○君はやっぱり変だと思う」 「へっ!?」 「今度変っていったら殴るわよ!」 「あ?いや、別に変ってわけじゃ…」 「可愛いかなぁ?」 「……きっ…綺麗だと思う」 「うわーっ」 「たまには素直なとこあるじゃない」 「な、なに?うっせーよっ!」 「よかったねー早苗ちゃん」 「うんっ!」 あれ、なんだろ、これ。昔の記憶…遠い昔のまだ毎日が楽しかった頃の… そうだ…この頃は…可愛いって言われてたんだ 「なんで緑髪なの?」 「お母さんも緑で…遺伝的なものかもしれません」 「へぇー」 「なんか変だねー」 「遺伝で緑ってたしかに変だよねー」 「…」 あれ、これは…何か思い出したくない記憶のような気がする… 「私が何かしたんですか!?」 「だってあんたキモいし」 「…」 「その緑の髪が気色悪いだよねェ~」 「どんだけ調子乗ってんの?」 「だって…これは生まれつきで…」 「生まれつきとか、キモッ」 「死ねよっ」 「もう学校くんなっ」 これも…思い出したくない記憶… 「何で、何で私を緑髪に産んだんですかっ!」 「ちょ、ちょっと早苗っ!」 「食事中ぐらい静かにしなさいっ!」 「何で、何で普通に産んでくれなかったのよぉぉぉ」 「……ごめんね」 これも…これも思い出したくない、悲しい記憶… 「中学は○○中学校。東風谷早苗です、よろしくお願いします」 「あの子ってさァー中学イジめられてたらしいよ?」 「あ、聞いた聞いたー」 「でもさぁあの子キモくない?」 「うん、特にあの緑髪とかさぁ」 「……」 これも…これもこれもこれも思い出したくない…苦痛の記憶… 「緑髪を染めたい?何勝手な事言ってるんだい早苗」 「まぁまぁ神奈子、早苗もお年頃なんだよ」 「お年頃だがなんだろうがそれは守矢神社の風祝としての証なんだ、もっとその事に誇りをだね…」 「早苗だってたまには黒とか茶みたいな普通の髪にしてみたいんだよ、ねぇ?」 「駄目駄目、そんなことをして他のシマの神とか巫女に見つかったらこっちの評判が下がるじゃないか」 「全く神奈子も頑固だねー評判なんてどうでもいいじゃないか、早苗が染めたいっていってるんだよ?」 「評判がどうでもいい!?ったくこの間抜けな口はァ~、少しお灸をだね」 「なんだとっ!じゃあ私が勝ったら早苗が染めるの許してあげなよっ!」 「上等だ、かかってきなっ!」 「あ、あのっ!」 「ん?」 「へ?」 「や、やっぱりいいです…私が間違っていました…この誇りある髪を染めるなんて」 「で、でも早苗ほんとにいいn「わかってくれたか!やっぱ守矢神社の風祝だねぇ、うんうん」 「ちょっ、我慢してるに決まってるでしょうっ!全く」 「い、いえ…いいんです諏訪子様…」 「早苗…」 これも…思い出したくない寂しい記憶 この時の神奈子様の風祝って言葉が…なんか凄く、私を寂しい気持ちにさせた… 緑髪は守矢神社の風祝としての証 私はこれに誇りをもたなければいけない それは風祝としてか、現人神としてか でも人としての私は、この髪に一度も…いや、小学校の頃はこの髪が自慢だった じゃあ何故… そうだ 中学校に入って この髪のせいで浮き始めて… いや 違う この髪のせいじゃない 私がもっと明るかったら 私がもっと交友的だったら 私がもっと社交的だったら そうすればきっとこの髪など関係ないに違いない 私はきっと普通に慣れた 普通の日常を送れたはずだ だからこの髪のせいじゃない、不思議な力のせいじゃない 東風谷という血を引いてるからじゃない、守矢神社の風祝だからじゃない 私がもっともっと頑張ればよかったんだ いや 違う 私が頑張らなかったからじゃない 私は頑張った 隣の席の人と積極的に話すようにした 小学校では余り笑わないと言われたので笑うようにした 風祝の仕事で忙しくてテレビとか見れなくて漫画とか買ってもらえなくて 小学校ではそういう話題についていけなかったけど 必死に調べたりしてそういう話題にもついていけるようにした なんとなく敬語を使うようにだってしてみたりした 最初はそれが好評だったりもした 私は頑張ったんだ、頑張ったんだ精一杯 でも これだ 最後はこれだ 普通とは違う そんな私の一面が 私の人としての日常を 壊してしまう やっぱりそうだ 私にこんな普通じゃない一面がなかったら 私は普通な日常を送れるんだ 普通じゃない私に普通の日常が送れるはずがない これは罰なんだ そんなことにも気づかず 普通じゃない私を憎んでた 普通じゃない私からの罰 嗚呼、普通が欲しい 普通の黒い流れるような髪の毛が欲しい 巫女服だけじゃなくて流行りの可愛い洋服が着たい 風祝の仕事なんてやだ、ドラマが見たい、漫画とか読みたい 信仰者の相手をするのもやだ、休日には友達と遊びにでかけたい 神様だって見えなくていい、私はもっと普通の景色がみたい 妖力を鍛えてどうだっていうのだ、実際の日常じゃ私は抵抗も出来ずに水をかけられる 普通じゃない私が今まで普通の私の何の役に立っただろうか 立ってない 役に立たない、それどころか奪ってく、私の夢、私の欲しい世界を ネェ? ジャア フツウノアナタハナニカヤクニタッテイルノ? え? ワタシハシンコウシテルヒトタチニキボウヲアタエテイルワ え? ワタシハカナコサマヤスワコサマノイウトオリニシュギョウシテチカラヲミガイテイマス え? ジャアアナタハ ナニヲシテイルノ? ダレカノタメニナッテイルノ? そうか ソウヨ 役に立っていないのは私の方だったのか ソウヨ 私は誰の役にも立っていない、私こそが ソウヨ 私こそが ソウ いらない イラナイ いらないこ うわああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァア 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う 違う私はいらないこなんかじゃない 私は存在している、ここに存在しているんだ、普通の私だって存在していいはずなんだ 普通の日常を送っていいはずなんだ ホントニソウ そうよ、普通の日常を送っていいはずなのよ デモイマノニチジョウガフツウ? 普通じゃないわよっ!私が…普通じゃない私がいなければっ! ワタシタチノセイニスルノ? そうよっ!貴女達のせいよっ!私のささやかな願いすらも壊していく チガウワヨ 何が違うのよっ! フツウノワタシナンテノハソンザイシナイ は…? ワタシコチヤサナエハモリヤジンジャノカゼハフリデアリアラヒトガミ それがどうかしたのっ!? フツウナンテノハサイショカラナイ、ウマレオチタトキカラワタシハワタシタダヒトリダケ じゃあっ!私はどうすればいいのっ!?普通の日常を望む東風谷早苗はどこにいけばいいのっ!? キエレバイイ い…いやよっ!消えたくないっ ソンザイシテモツライダケジャナイ でもいつか、いつかは普通の日常が手に入る時がくるかもしれないじゃないっ コナイワヨ 来るわっ!絶対 コナイ 来るっ コナイ なんでっ!?なんで私はそんな普通な日常も望んじゃいけないの? ソレハワタシガカゼハフリデアリアラヒトガミデアルコチヤサナエダカラ うるさいうるさいうるさいっ!あんたはっ!あんたという私は普通の日常を望んだことはないのっ!? ナイワヨ 嘘よっ! ワタシニトッテノヨロコビハカゼハフリトアラヒトガミトシテノギムヲハタスコトダモノ そんなので満足できるのっ?私は年頃の女の子なんだよっ!?そんな義務に縛られたくなんかないっ! デモソレガゲンジツ『カミ』ヲステタソンザイデアルアナタニシアワセナドオトズレナイ 神?私はなりたくて神になったわけじゃないわ! ソウ、サイショカラカミダッタタダソレダケ … カミデアルワタシニフツウノニチジョウナンテコナイ … カミナンテモノニフツウナンテニアワナイデショ? もう無駄みたいね… ソウムダ、サイショカラクツガエリモシナカッタコト そう… そうですよ 私は神だから仕方ないんだ そう、私は神だから仕方ないんです 普通の日常は手に入らないんだね そう、手に入りません じゃあ私はどうすればいいのかな さぁ? こんなツラい日常をどうすれば変えられるのかな? 神として助言をさせてもらうと うん 普通の世界で貴女が拒絶されるなら、普通じゃない世界に身を置けばいいんじゃないでしょうか 普通じゃない世界? そんな世界に身を置けば貴女の夢は叶うかもしれません それって貴女になれってこと? いえ、私は私ですから 神様がいれば、そんな世界に連れてってくれるのかなぁ… 貴女の為に祈りましょう、いつかそんな世界に貴女がめぐり合えるように ありがとう どういたしまして 私はまた悲痛な日常に戻るんだね そうですね、頑張ってください 貴女が殺したいほど憎い、憎くて憎くてしょうがない でも、貴女も私も東風谷早苗 自分が憎い 憎んでください 自分を殺したい 殺してください どこで、駄目になったのかなぁ 多分、最初からですよ さようなら ごめんなさい やっぱりだ…私を救ってくれる神なんていない… はっ、として目が覚める 私はどれぐらいここで眠ってたんだろうか それより身体は無事か?公園のベンチで寝息を立ててたら襲われたって文句がいえない 頭が重い、何か悪夢のような物でも見てたような気がする。 時間はどれくらいだ、携帯を見る。 「じゅ、じゅういちじはんっ!?」 声に出してまだ驚く、本当に驚いた、公園でうとうとしてたのが6時くらいだから 5時間は公園で眠ってた計算になる。流石にヤバい 「そ、そうだお母さんっ」 気がつくとメールと不在着信が来ている。両方お母さんから、とりあえず電話する 「ちょっと早苗っ!今何時だと思ってるの」 「ご、ごめんなさい、すぐに帰りますからっ!」 一方的にこっちから切ってすぐにベンチから飛び起きる 「今起きたところ…」なんて言わなくて良かった。 これは帰ったら大目玉だな、そんなことを思いながら走って帰る 制服はいつのまにか乾いていた、下着はまだグショっと水分を吸っている 「なんで寝てたんだろ」 悪夢を見ていた気もするが内容を良く思い出せない でも、余り思い出したくない類のものだったのは確かだ しかし変だ、寝たからだろうか?なんとなく足取りが軽いような気もする 悪夢を見たのに気分が軽いというのも変だからやっぱり少し寝たお陰だろう 帰ったらお風呂に入ってすぐに寝たいな… そして起きたら… いつもの…日常… いやだな… もう今日のトイレみたいなことはやめてほしいな… どうしたら終わるのだろうか? 私が高校卒業するまで? いえ…もうすぐですよ え? なんとなく、どこからか小さな囁くような声が聞こえた気がする その声は私に似てた、というか私そのものだったような… 天からのお告げかな しかしそんな胡散臭い言葉が何故か私に少しの希望を与えてくれた なんとなく、この日常が終わるにしろ終わらないにしろ 私の世界が全く今までのものと変わるようなそんな予感がしたのだ 「ふふっ」 自重気味に笑う 馬鹿か、そんなことがあるはずがない なんで一瞬そんなことを思ってしまったのだろう 疲労が溜まり過ぎて妄想と現実の区別がつかなくなったのだろうか一瞬 変わるはず…ない 「変えようと思っても…」 私は自分の髪を指で擦る 「普通じゃない私が邪魔をするのよ…」 消えてなくなればいいのに、私自身が そんなことを思いながら走っている内にいつのまにか家兼神社の我が家についた 目前に広がる長い石段、普通の神社より遥かに長いそれが疲れたこの体には難く感じる。 「お!早苗ーっおかえりー、遅かったねぇ」 「諏訪子様…」 石段の下段に腰掛けてた諏訪子様が笑顔で私を迎えてくれた 「いやぁ遅いから心配してたんだよ、どう?楽しかった?」 「え…?」 一瞬何が楽しかったのかと疑問に思うがすぐに打ち消す そうだ、私は友達とご飯を食べにいっていたという『設定』だったんだ 「た、楽しかったですよ!話も弾んで…」 「へぇ~そりゃ良かった良かった」 諏訪子様がまるで自分の事のように喜び笑顔を見せる 諏訪子様は子供の時から好きだった、優しいし 「でもねぇ、ウチは今、ちょーっと楽しい状況じゃないんだよねぇ」 「え?」 「いや、ねぇ?そのさぁーなんか最近、信仰が減ってきてるんだよねぇ」 「そ、そうなんですか?」 「いやぁ、数年前から段々と減ってきてるのは解ってたんだけど」 「はぁ」 「ここ数日から急激に減っていっててさぁ、もう神奈子も真っ青だよ」 「そ、そんな…」 「もしかしたら後数ヶ月したら、私たち、消えてなくなるかもしれないねぇ」 そんな爆弾発言をまるで「最近娘が反抗期でねぇ」とでも愚痴るようなお父さん並にさらっと言う諏訪子様 信仰がなくなれば諏訪子様が消える、神奈子様もだ 二人の神という力を失った守矢神社がどうなるかもわからない、無論私もだ 「そ、そんなの困ります!諏訪子様が消えてしまうなんて…嫌ですっ」 なんでだろう、あれだけ憎んでた普通じゃない日常なのにいざ、なくなるとなると惜しむ 信仰がなくなれば私も神ではなくなり風祝という職もなくなり神もいなくなり 私の望んでいた日常が手に入るのかもしれない、でも、いやだ 諏訪子様も神奈子様も消えてなくなるなんていやだ、いやだ、絶対にいやだ 「絶対に嫌です!そんなこと絶対に絶対に嫌ですからっ!」 気がついたら私は泣きながら諏訪子様に抱きついていた 「早苗……うん、大丈夫だよ」 諏訪子様が私の頭を撫でる。諏訪子様の手は温かくて好きだ いつも私が泣いてると「大丈夫」といって撫でてくれるのだ 「実はね…一つだけ、どうにかする方法があるんだ」 「え…」 「まだ今はいえない、本当に、大変になった時に明かそうと思う」 「い、今が大変な時ですよ?明かしてください!」 「まだ消えると決まった訳じゃないからねぇ…これから挽回できるかもしれないし」 「で…でもっ」 「神奈子にもちょっと提案した程度だし神奈子はあんまり乗り気じゃなかったし…」 「でもっ!どんな方法なんですか?ちょっとだけでもっ…」 「うーん…」 「お願いしますっ!」 「解ったよ…簡単に言うよ、これだけだからね?」 「はい!」 私は諏訪子様の言葉を聞くのに全神経を集中させる。 「この地…いや、この世界を離れることになるかもしれないんだよ」 「え…?」 いえ…もうすぐですよ さっき帰り道で聞いた幻聴が妙にリアルに蘇ってくる。 なんだろう、この感覚。 「ど、どういう…ことですか」 「うーん…詳しくはいえないからなぁ… つまりさ、この今までの世界とは違う世界に行くってことだよ」 「そ、それって!異世界とかって?」 「い、いやぁ…異世界というかね…なんていうか存在はしてるんだけど全く違う 『普通じゃないのが普通』そんな滑稽な場所さ…も、もうこれ以上は駄目だからねっ!」 「普通じゃないのが…普通……」 諏訪子様の言葉が私の中で木霊す 普通じゃないのが…普通… そこにいけば… そこにいきさえすれば… ほら…いったじゃないですか また、幻聴が聞こえた なんとなく楽しんでるような声だった気がする。 思ってはいけない、いけないことなのに その世界へ行って見たいと思う自分がいる いや、その世界へ行って見たい 冷静に信仰を取り戻してここに残るなんて思う自分はいない 行ってみたい その 普通じゃないのが普通 そんな世界へ 普通の日常がここで手に入らないのなら 普通じゃない世界に身を置けば手に入るのかもしれない 私の夢… これは…奇跡だ もしこれが私を救ってくれた神様の能力なのだとしたら それはきっと奇跡を起こす能力に違いない 私はいける、その世界に、だって普通じゃないんだもの 私は生まれて初めて、普通じゃない私と、奇跡を起こしてくれた神様に感謝した 決めた… 行こう… その世界に… そして何故か、信仰が回復してここに留まるというそんな未来はない気がした 気だけだ、だけど、それが何故か確かな気がする 「さ、早苗?どうしちゃったの?そ、そんなにショックだった」 「ふ、ふえっ?」 どうやら放心してたみたいだ 「そりゃこの地を離れるのは寂しいかもしれないけど…いや、あくまで可能性の話だよ!可能性!」 「そうですね…その通りです」 その可能性が何故か凄く高い予感がするのは私だけだろうか 「とりあえず帰ろう?お母さん心配してるよ?」 私を先導してピョコピョコと石段をかけあがる諏訪子様に気づかれないように 私は、私はにんまりと極上の笑みを浮かべた 嗚呼、普通じゃないって素晴らしい それから1ヶ月ぐらい経った頃だった 守矢神社と東風谷早苗はこの世界からなくなった 存在すらも消え、いなかったことにされた それからこの世界で彼女の行く末を知るものは一人もいない…ただの一人も なんかSS書くと結局最後は救いがあるENDになってしまう件について ってか後半全くいじめ関係ねぇや それよりルーミアちゃんを拷問したり衣玖さんにDVする絶望的なSSが書きたい グッド -- 名無しさん (2009-08-25 02 07 23) いじめって、規模の差はあれど本質は変わらない。 ちょっとした差か何かから虐められ、虐められた側は自分で押さえ込んじゃうから解決しない、本来助けてくれる人も助けてくれない。 いじめがある事を認めてくれる教師なんて少数派。 自分も規模の差はあれど経験した事はあるから、少し涙がでそうになった。 いい話でした -- 名無しさん (2009-08-25 22 24 36) いじめる側もいじめられる側も両方体験している身としては昔を思い出すね。 -- 名無しさん (2009-08-26 01 38 53) 学級いじめは見てて辛い・・・ -- 名無しさん (2009-08-26 20 46 16) >依玖さんDV 頼んだぜ -- 名無しさん (2009-08-27 01 06 10) アリス虐めを書いてくださいお願いします。できれば暴力的でかなりハードな内容で全力でお願いさせてもらいます -- 名無しさん (2009-08-30 00 41 44) 学級いじめの内容今の俺と似すぎだ -- 名無しさん (2010-02-28 21 54 09) ここまで感動する話と俺はまだ会ったことがない… -- 名無しさん (2010-02-28 23 22 16) 学級苛めの類は苛め始めた理由が大体理不尽なモノだよね -- 名無しさん (2010-03-01 00 00 14) 胸がマジで痛くなるな ハッピーENDでよかったよ… -- 名無しさん (2010-03-09 16 18 39) 今日の日本じゃ良くある話なんだよな、残念ながら -- 名無しさん (2010-03-10 00 32 49) 緑髪とか最高に萌えだろう -- 名無しさん (2010-04-18 23 52 16) 早苗をいじめたクラスメイトを殺してくる。 -- 名無しさん (2010-04-26 01 42 56) ↑おーいこの刀持っていけ -- 名無しさん (2010-04-26 16 17 00) ↑↑おいちょっと待て、俺も行く -- 名無しさん (2010-04-26 21 13 26) いじめするやつはクズ・・・といいたいけど いじめられるのが怖くていじめる人間はクズじゃない 人に嫌われるのを恐れるのは人間として当然だからね -- 名無しさん (2010-04-26 22 52 08) あ!野生の聖人君子が現れた! -- 名無しさん (2010-04-28 19 09 06) ↑↑ そんな事言ったらほとんどの奴がクズではない。 虐められている人を「身代わり」として、今日も誰かを虐めている人が大多数。 「目立つ事をすると、自分が被害に遭うかもしれないから、目立たない様に俺もあいつを虐めよう。」という考えの中、今の多くの日本人は生きている。 -- チャイサ (2010-04-29 10 21 01) ↑の追伸 俺は虐げられていた者として、「いじめられるのが怖くていじめる人間」を許しはしない。 その人は、どれだけ虐められるのが辛い事なのか解っていない。 「いじめ」によって命を捨てた者は数多い事も、聞いた事はあっても、本質的に理解していない。 だから俺は、そういった愚かな者達を許してはいけないと思っている。 -- チャイサ (2010-04-29 10 27 54) ↑の更に追伸 だからと言って、復讐しようとも、殺してやろう、なんて事は考えない。 復讐したとして何になる?それでスッキリするのは、今まで「負け」て来た者が初めて「勝つ」事が出来たからだろう。 しかしどうだ。復讐の仕方によっては犯罪だ、自分が裁かれるのみ。後に後悔して人生を過ごす羽目となる。 彼等の罪を「合法的」に。そして「和睦」が出来るような、括り方。 そんな方法が見つかったら「虐められている、または、虐められていた」俺達の本当の「勝ち」の「価値」だ。 -- チャイサ (2010-04-29 10 39 17) だるばむ -- 名無しさん (2010-08-21 13 03 27) アリスちゃんいじめんなボケが -- 名無しさん (2010-08-21 23 23 16) いじめられてる奴は大体がKY 1.他人の意見に対して否定から入るのはやめる やばそうな意見以外は基本的に肯定 2.自分の趣味嗜好を他人に押し付けない 求められたときだけ「わかりやすく簡潔に」嫌みの無いように謙遜して語る 3.会話の流れを読む 相手の話にしっかり反応してあげて、次の人にパスしづらい話題は避ける 4.爽やかで清潔な外見を心掛ける(イケメンである必要は全くない 体型は気にしておくと安心できる) とりあえずこれが自然にできない奴はいじめられる確率高い -- 名無しさん (2010-09-07 03 02 56) というか、なんでほうっておけないの?いじめっ子は -- 名無しさん (2010-09-07 10 03 54) だるばむとか書いてすみませんでした -- 名無しさん (2010-09-28 16 20 20) いじめなんて現代の人柱だろう -- 名無しさん (2010-11-02 02 51 16) ↑↑↑↑ それを心がけた元いじめられっこの俺は、 両親にさえ本音を1%も伝えられない、 究極の内向人間になってしまいましたよ。 学校を卒業したら友達なんて一人もいなくなった。 -- 名無しさん (2010-11-02 02 58 16) ↑「大体が」って書いてある 治安の悪い底辺学校は理由なんてないだろうな あと君らもスレで煽ったりするじゃん 放っておけないのはアレと同じ心理なんだろう -- 名無しさん (2010-12-18 20 46 08) 早苗はいじめられるのがよく似合う -- 名無しさん (2010-12-19 21 26 20) 諏訪子が優しすぎて泣いた やっぱ東方は諏訪子が一番好きだ -- 名無しさん (2011-07-25 00 03 25) ↑同志よ! -- 名無しさん (2011-07-25 23 18 25) 神奈子も諏訪子もいい…… 東方に関しては欲が出てしまう俺ww -- 名無しさん (2011-07-27 00 56 03) 早苗... -- 名無しさん (2013-05-26 15 13 34) こういうのいじめられる原因がなんかショボいから作られた不幸って感じすんだよな 実際ディアボロぐらいじゃないと髪の色でいじめられるって事はない…はず -- 名無しさん (2013-05-31 06 36 56) 早苗~!クラスメイトウザイから殺してくらぁ!!! -- 名無しさん (2013-06-01 09 28 31) 確かに人間は醜い生き物なんだ。 -- 動かぬ探究心 (2013-06-04 21 17 10) お前らの嫁だろ、なんとかしろよ。 -- 名無しさん (2013-08-09 19 02 28) いじめをやる方は何を言っても無駄、諭すのが馬鹿馬鹿しくなる位救いようが無い。 それよりも救うべきなのは被害者の方だ。 没落する馬鹿な連中の道連れにならないようにするべきだ。 -- 名無しさん (2013-11-30 18 26 20) ウィッグあげたい。 -- 名無しさん (2015-02-14 23 50 50) 俺は途中から見れませんでした。胸が痛くなりすぎて…… -- 名無しさん (2015-06-18 22 43 03) ↑あー!わかります、可哀相ですが同時に早苗さんかわいいなぁぁと思ってしまいましたw -- ナナシ (2015-09-28 21 07 43) 読んでいて胸が痛くなった。自分もイジメに近い事をされていた時期が昔あったので、自分と照らし合わせてしまった。 東方projectの中でも早苗さんは大好きなキャラクターなので、何だか悲しかった。 -- 名無し (2015-10-09 05 00 26) かわいそう -- マウンテンバイクに乗ったこいし (2015-10-20 08 16 09) ニコニコ動画に上がっている 「古明地こいしのドキドキ大冒険」のPart7と結構かぶってる所ありますね... とやかく言うつもりはありませんが、リスペクトしたなら一言くらい何か書いた方がいいと思います、一応 -- 名無しさん (2015-10-25 21 22 28) ↑これのほうがさきだからリスペクトするのは逆じゃないかな -- 名無しさん (2015-11-03 22 43 00) 早苗はあんまり好きじゃない -- 名無しさん (2015-11-16 16 40 49) ↑3 実はこれの方が先に公開されたはず…… そのいいかたならこいしの方がネタかぶりしたがわなんですが…… -- 名無しさん (2016-11-24 17 35 18) 救いは完璧に無しで徹底的に追い込むのが見たい -- 名無しさん (2017-12-29 12 36 40) いじめっ子絶対にゆる早苗 -- ロリこん (2018-01-05 18 22 11) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/myownwords/pages/228.html
wiki このホームページを形成している、Webコンテンツ管理システムの名前、らしい。 wikiそのものは概念であって、それを実装したものに、ここで使用している@wiki や、wikipedia で使用されているMediaWiki などがある。 ブラウザ上から編集できる、というのが一番の特徴であって、利用者も含めてみなで編集を行うスタイルが、Wikiらしいスタイルである。 が、このホームページでは、みなさまには編集は解放せずに使用している。 ブラウザ上から編集できるところ、文字列がページ名となって、リンクが張りやすいところが便利なので、このホームページに採用してみた。 記: 2009/07/25
https://w.atwiki.jp/ijimeohtu/pages/15.html
木村 束麿呂(きむら つかまろ) #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 プロフィール 生年月日:1998年1月3日 身長:167cm(いつの情報かわかりません) 血液型:B型 不法侵入・暴行・恐喝・自殺教唆または殺人の疑いもある。詳しくは事件についてを参照のこと。 皇子山中学校では水泳部に所属しており、種目は100mバタフライ、200m自由形。詳しくは下記のページを参照のこと。 http //www.swim-record.com/swims/ViewResult/?h=V1100 code=2511201 sex=1 event=4 distance=3 http //www.swim-record.com/swims/ViewResult/?h=V1100 code=2511211 sex=1 event=1 distance=4 被害者が自殺した後は京都府京都市立近衛中学校へと転校(逃亡)。 逃亡後、改名や整形などで個人情報をすり替え、別人に成り済ますことで高校への進学を目論む可能性もあるので、断固として阻止すべく情報提供をお願いします。 事件後の不審な行動について 被害者がマンションから転落した直後に、山田・小網と共に現場近くをうろついていた点や、 被害者の遺体が全身痣だらけだった点、事件前日に被害者の部屋へ不法侵入し荒らしているなど、不可解な点が多数ある。詳しくは他殺の可能性を参照のこと。 高飛び(逃亡)先の京都市立近衛中学校 住所 〒606-8315 京都府京都市左京区吉田近衛町26-53 ホームページ http //cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=202909 Googleマップ http //goo.gl/maps/HeSl 電話番号 075-771-0007 FAX番号 075-771-0008 メールアドレス konoe-c@edu.city.kyoto.jp 父親 木村 真束(きむら まづか) #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 上記写真左がデヴィ夫人を提訴したスタイリストと思われる(詳細及び実名はデヴィ夫人プログを参照 http //ameblo.jp/dewisukarno/entry-11318857931.html) 自身のFacebookと経営する会社の公式サイトを消して逃亡した。 ただし、会社のサイトに関しては事前に魚拓を取っていたので、今も閲覧可能である(下記)。 http //megalodon.jp/2012-0706-1251-57/www.m3dw.jp/cgi-bin/m3dw/siteup.cgi?category=4 page=1 Facebookの消される前のログで、息子の名前が「つかまろ」らしいことがわかる。 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 木村 真束の後輩であろう人物が彼のことについて語っている。本当に彼の後輩かどうかはわからないが参考程度に読んでいただきたい。 http //anond.hatelabo.jp/20120707212400 http //anond.hatelabo.jp/20120709014633 Facebook http //www.facebook.com/mazuka.kimura (削除済み) メールアドレス m3dw@nifty.com (http //bbs.nc-net.or.jp/knowledge/bbs/details/5/81016/ より) 勤務会社 株式会社 マヅカ3Dワークス〒606-8453 京都市左京区北白川南ヶ原町1-388 自宅 〒520-0016 滋賀県大津市比叡平2-23-8 写真(2012年7月7日撮影)(現在は逃亡していると思われる) 電話番号 075-334-9292 FAX 075-334-9191 Picasa https //picasaweb.google.com/104636629469516865007 Googleマップ http //goo.gl/maps/GLsJ (ストリートビュー非対応) 自宅(A地点)と勤務会社間(B地点)を結ぶマップ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 キュピキュピ 木村真束が所属していた、映像・パフォーマンス集団である。http //www.kyupikyupi.com/ 木村真束出演の映画 『狂わせたいの』 フィクションとはいえ、非常に猟奇的な映画。(Amazonでの出品) + あらすじ 終バスに乗り遅れたひとりのサラリーマン男。彼は、バス停近くの祠に住む女に教えられた最終電車に乗り込むが、そこは新手のピンクサロンだった。冷やかしと勘違いされ、乳首に鈴を付けた風俗嬢と車掌の格好をした店員に店を追い出される男。仕方なくタクシーで家に帰ろうとするが、拾ったタクシーの女運転手は泥酔状態。散々絡まれた揚げ句、事故を起こして見知らぬ土地で降ろされてしまう。途方に暮れた男は、一軒の居酒屋に入る。しかし、そこは滑車で体を吊した暴力的な主人が経営する何とも雰囲気の悪い店。主人は男の前で女給に折檻するわ、レイプするわのやりたい放題。見かねた男が女給を助けようとするも、女給に包丁で刺されてしまうのであった。怪我を負った男が気がつくと、そこは病院。怪しげな女医が手術をしてくれ、彼は回復する。ところが、病院を出たところで女子高生の轢き逃げに遭遇。犯人と間違われ、彼は刑務所に投獄されてしまう。服役中の彼に、真犯人である少女・キララが面会にやってきた。始めは彼女を罵る男であったが、閉ざされた牢獄にいるうち精神をおかしくしていった彼は、足繁く通ってくるキララを許すようになる。晴れて釈放された男。彼は社会に復帰するも、またしても終バスに乗り遅れてしまう…。 母親\ (名前は不明) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1a176185.jpg) 事件当時は皇子山中学校のPTAの会長を務めていた。 保護者会での異様な発言 昨年秋、事件直後に行われた保護者会で以下のように発言 「うちの子は仲良くプロレスごっこをしていただけなのに犯人扱いされて学校に行けなくなった。うちの子が自殺したら、ここにいる保護者や先生の責任ですからね」 髪を振り乱しながら、興奮してまくしたてる様子はまさにモンスターペアレントそのものだったようだ。 被害者生徒の父親に対しても以下のように発言 「私かて、言いたいことはあるんや。いろいろ知っているんやで」 脅迫めいた口調で詰め寄っていたとのこと。 学校側が加害者生徒に事件について事情を聞こうとしたときには 「うちの子を犯人扱いするんですか!」 と発言、学校側もPTA会長が怖くて事情が聞けない、と漏らしていたようだ。 週刊新潮 2012年7月19日号(2012/07/11発売)より http //www48.atwiki.jp/tukamarosiga?cmd=upload act=open pageid=69 file=3.jpg http //www48.atwiki.jp/tukamarosiga?cmd=upload act=open pageid=69 file=4.jpg 新ソース ★登記事項証明書(登記簿)(木村会社、小網家、森山家の三種) http //taniuta.utun.net/top.html 2011年11月1日、保護者会でバラ撒いたビラ 加害保護者が配ったビラ (一部文春ではなく奥様の訂正による完全版) 地域の皆様へ 10・11の■■君の飛び降りの事件を受け、■■で実施されたアンケート・聞き取り調査の内容を 検討した結果、■■君と友人だった息子・■■■■■他数名が■■君に対していじめをしてい たと学校は判定したとの通告を30(土)受けました。 文科省が示すマニュアルに沿って行ったという学校が実施したアンケート調査は、一見客観的な 情報収集・整理に役立つような錯覚を持たれやすいが、 ①集まる目撃情報は、断片的でかつ他者の主観のフィルターを通した情報であることを免れず ②すでに出回っている噂の影響を受けた情報である可能性もさけられない ③さらには■■君本人が実際どう感じていたかを今は確認できない そうしたあてにならない情報をどれだけ積み上げ、専門家の目で検証したところで、いじめかいじ めでないかの正確な判定はまったく不可能なはずである。 上記の観点からアンケート実施自体に非常に危険性を感じる(冤罪を産む可能性がある)ことを訴 えたが学校は聞き入れなかった。実施してしまうのであれば、結果の情報の事実確認は複数回く りかえすなど慎重にするよう申し入れてきたが、実際はいじめ加害者との疑いを持たれる息子含む 3名に1回づつの確認作業を行っただけで、数日後『学校はいじめと判定しました』との報告をして きました。とんでもないことに、前日に遺族への学校でいじめがあったとの報告が済んでいました。 私達はこれを受けて、いじめとの判定を下された根拠となった資料(アンケート結果や聞き取り調 査の内容)と判定を下したメンバーの名前を教えてほしいとの申し入れをしたが拒否されました。 安易な方法の調査で短期間に得られた、根拠があまりに希薄な信憑性に乏しい情報を元に、当 事者以外の、名乗ることすらできない人間が推測だけで「いじめ」と判定するという、とんでもないこ とが学校で行われたと認識しています。 本日全校集会(6時間目)と保護者会(19時~)でその報告をするのをやめるよう校長に抗議しま したが、受け入れられませんでした。 息子は10月17日より風評で学校へ行けない状態になっていますが、学校がこのような判定をした ことを生徒、保護者に向けて発信されれば、息子達はどんな状況に追い込まれるのでしょうか。 本当にいじめがあったのか、なかったのか、また、それらが今回の■■君の死と関係は、真実は 亡くなった■■君にしかわかりません。 ■■君は休日など何度も我が家に来たことがあり、私はこの目で■■君や息子、その他いじめ加 害者と疑われている子達が、楽しく笑いあいながら遊んでいるのを夏休み明けまで何度も見てい るので、いびつないじめ関係があったとは到底信じられることではありませんが、それも私の推測 でしかありません。 ただ、勉強にも身が入らず浮ついた息子達のグループが、教室や廊下でプロレスごっこなどをし て、教室の雰囲気を乱していたのは確かなのだろうと思います。特に男子の心理が理解できない 女生徒達からは、彼らのそのような行動が目障りであったろうし、じゃれあいなのかいじめなのか区 別の付きようもなく、心配であっただろうし、責任感から先生へ伝えたりされたのだと想像していま す。ですから、いじめかも、と心配をかけた息子らの落ち度はあります。 -2P- ただ、遺書もなく亡くなった友人を、生前いじめていたとの判定を学校側に下されることは、「■■■ の死因の一つを作った人間」との烙印を押されることとほぼ等しく世間では認識されると思われま す。それを学校に訴えると、「いじめと死因を学校は結び付けていない」というのですが。皆さんど う思われますか? こうした抗議は、もちろんわが息子を救いたいがための行動でありますが、この問題は当事者とみ ならず、全生徒にとっても本当に重大なことと思います。学校や先生という、子供達の信頼を得て、 お手本となるべき立場の人が、学校の持つ社会的影響力の自覚もなく、文科省のマニュアルにロ ボットのように従うことで、自分の生徒を陥れるのを目前で見せつけられるのです。 大人や社会に対する痛烈な不信感が植え付けられるでしょう。 本日保護者会で抗議の発言をする予定です。賛同して下さる方は加勢をよろしくお願いします。 賛同してくださる方で保護者会出席できない方は、学校へ電話の抗議でもお願いしたいです。■■ ■■いじめとの判定を取り消すよう訴えて下さい。 よろしくお願いいたします。 2011・11・1 ■■■■ ~~以上~~ 最後の日付と名前?は右寄せです。