約 5,242,971 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2322.html
親代わりにできそうなゆっくりを探すこと1時間・・・ 山奥ならともかく、町でゆっくりを見つけるのは難しい そこらの家に勝手に侵入しておうち宣言をしてはすでに潰されているからだ。 探しがてら、スーパーに立ち寄る。 〔おいしい冷凍ゆっくり特売〕 この広告が目に入った。 6個いり398円が105円。これは安い。 昨晩、食べ損ねたため今度こそはと購入する。 店の外に出ると、さきほどまでいくら探しても見つからなかったゆっくりとあっさりと遭遇した。 「ゆっゆっゆっ〜ん♪おちびちゃんたちゆっくりしたごはんたべようね! でも、にんげんさんに見つかったらゆっくりできないからこっそりたべるんだよ!」 「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」 成体のゆっくりれいむと、子れいむが3匹だ。 茂みの中から出てきたゆっくりは歩道を縦一列に整列してなめくじのようにずーりずーりと進んでいる。 車にひかれないための知恵だろうか。 直線に目的地を目指しているため、どこへ行こうとしているのかが一目でわかった。 このスーパーのゴミ置き場だ。 「そろーり!そろーり!」 大声で擬音を口にする親れいむ 子れいむ3匹もそれに続く 「「「そろ〜り♪そろーり♪」」」 人間に見つからないように歩くのになんで”そろーりそろーり!”と大声で言うんだろう。 子れいむ達も、この親れいむが子供のときもそういった疑問をもった時期があった。 でも、自分の親がやってる事だし、それに皆で”そろーり♪そろーり♪”と歌うとまるで合唱のようでとてもゆっくりできる。 ゆっくり出来るということは正義だ。 「そろーり!そろーり!」 「「「そろ〜り♪そろ〜り♪」」」 この、なめくじの行列はゴミ置き場のゴミへと一直線に進んでいく。 きっと中に野菜やいろいろな食べ物が入っていることを知っているんだろう。 ゴミといっても家庭用と違い商売でやっているものを腐臭がするまでとっておくことはありえない。 まだまだ普通に食べられるような野菜くずがたくさんつまっているのだ。 このれいむ一家はそれをよく知っていた。 買い物籠が積んである傍のゴミ箱をみると、大根の葉が捨てられていた。 それを買い物袋に1房つめて、入り口を行列の直線上に置く。 親れいむは、買い物袋内の大根の葉しか見えていない。 後ろの子れいむ3匹は前を行く親れいむや姉妹の背中しか見えていない。 「そろーりそろーり!ゆっ、ゆっくりできそうな草さんがあるよ!」 ガサゴソッ 「「「そろ〜り♪そろ〜り♪」」」 ガサガサガサッ 4匹とも仲良く買い物袋に入ったところで、手提げをもってグイッと持ち上げる。 ガサッ! 「はい、野良れいむ4匹捕獲完了!」 「ゆゆっ、ガサッ!はゆっくりできないよ!」 「そろ〜り♪そろ〜っ!ゆっ、おそらをとんでるみたい!」 「ゆゆゆ!うごけないよ!」 「ゆえ〜ん、おねえちゃんおもいよ〜!」 親ゆっくりは自分達が捕獲されたことに気づいて、なんとか買い物袋から逃げ出そうと もみあげをピコピコしながらあがく。 しかし、子ゆっくりがジャマで上の様子すらわからない。 逃げられる心配がないのを確認し、そのまま家までお持ち帰り。 買った特売冷凍ゆっくりタコ焼きも忘れずに回収した。 家に帰ると赤ゆどもが泣いていた。 妹思いの長女1番れいむ 典型的なまりさ種の2番まりさ 食いしん坊の3番れいむ 泣き虫の4番れいむ 寝てばかりの5番まりさ 頭がかわいそうな6番まりさ それぞれの額には油性マジックで番号を振ってある。 2「ゆぇぇええ〜ん!おと〜しゃ〜んかえっちぇきちぇ〜!」 3「ゆ〜ん・・・おにゃかすいちゃよぉ・・・」 4「おと〜しゃん・・・ゆっく」 5「おと〜しゃんとすーりすーりしにゃいとゆっくちねむれにゃいよ・・・」 6「ゆぅ〜ん、ゆゆぅ〜ん・・・」 1「みんな、ゆっくちなきやんじぇね!さびちいのはおねーちゃんもいっしょだよ!」 1番の長女れいむが姉妹を元気付けようとしているが、自分も目に涙をいっぱいに溜めている。 泣き虫の4番れいむに舌を延ばして「ぺーろぺーろ」 「おう、ゆっくりども今帰ったぞ!」 ダンボールからこちらが見えるところまで行って声をかけると ようやく俺が帰ってきたことに気がつく赤ゆども。 2「おとーしゃん!おとーしゃんがかえっちぇきちゃよ!」 3「ゆゆん!れいみゅもうわるいこちょいわにゃいからごはんたべさせちぇね!」 4「ゆわぁぁあ〜ん、おとーしゃんがかえっちゃきちゃ!」 5「おとーしゃん、まりしゃとすりすりちてね!」 6「ゆゆ〜!ゆゆ〜ん!」 1「おと〜しゃん!れいみゅゆっくちみんにゃのめんどうみてちゃよ!ほめちぇね!」 「そーか、そーか、お前らのためにお土産もってきたぞ。 そら!お前らのおかーさんにおねーさんだ!」 買い物袋から乱暴に野良れいむと子れいむを引っ張り出す。 ダンボールの中からも見えるようにテーブルの上に置いた。 「「「「「「おかーしゃん!?」」」」」」 ゆっくりは思い込みが強いと言うからな、そこらの野良れいむでも これが母親だと言われればあっさりと信じてくれるはずだ。 父親だと勘違いしてる俺の言うことだから尚更だろう。 テーブルの上の野良れいむもダンボールの中の赤ゆどもがよく見える。 「ゆ?なにこの汚いおちびちゃん」 赤ゆどもを見て、汚いと言い放ったのは親れいむだった。 それに子れいむ達がつづく。 「なんだかこの赤ちゃんたちゆっくりできないよ!」 「それにくさいね!おーくさいくさい!」 「えんがっちょ!えんがっちょ!」 普通、野良にとって飼いゆっくりは美ゆっくりであり羨望とすっきりの対象なはずだ。 ところが、加工場産の食用ゆっくりは何か特別なマイナスの要因があるようで、むしろ醜ゆっくりに見えるらしい。 こいつらに子守と教育係を任せようと思っていたがこの調子じゃ無理っぽいな。 そんな事を考えていたら、野良れいむ達が勝手にテーブルの上にあったリンゴとミカンをむさぼりはじめた。 「こんなところにリンゴさんがあるよ!むーしゃむーしゃ、しあわせ〜♪」 「なにこのきいろいの!にがくてぜんぜんゆっくりできないよ!ゆっくりできないコロコロはゆっくりしんでね!」 「ここは、れいむたちのおうちだよ!ばかなおちびとじじいはゆっくりしないででていってね!」 「きたいないちびどもにしーしーかけてきれいきれいにしてあげるね!ゆっくりかんしゃしていいよ!」 リンゴの汁を撒き散らしながら食べかすがテーブル下のカーペットにまで飛び散ったり ミカンに体当たりをして、なかなか潰れないとわかるとそれをテーブル下に押し出して捨てた。 こちらを見る目はまるで下等生物を見るかのように見下していて、下あごを突き出して「ゆっへん!」と鼻息を立てている。 もう1匹は、テーブルからダンボール内の赤ゆめがけて小便をしようとしているが、カーペットのシミとなって届かない。 冷静に入ってきたドアを閉めてから、チャッカマンを取り出す。 「えー、こいつらがおかーさん、おねーさんというのは嘘です。 こいつらは悪い見本だからこれから懲らしめます! 悪いことをするとこういう目に合うよというのをゆっくり見ていってね!」 いきなり「汚い赤ちゃん」とか「くさい」と言われた赤ゆども 戸惑いながらも、おとーさんの言うことだから 左手で、ひょいっと子れいむの髪をつまんで持ち上げる。 赤ゆ目掛けてしーしーをしていた奴だ。 溜まっていた水分を排出して気持ちよさそうに「しゅっきりー♪」と言おうとした「しゅっ♪」の時に阻止。 「ゆっ、れいむゆっくりおそらをとんでるみたい!」 右手に持っているチャカマンからはポッと火が灯っている。 それに気づいたテーブルの上に残っている親れいむ。 「ゆっ!おちびちゃんになにするの! そのはこのきたいないビチグソとちがってれいむのかわいいこだよ! ゆっくりりかいしたらはなしてね!」 ぷくーっと膨らんでこちらを威嚇している。 チャッカマンのスイッチをカチカチと火をつけたり消したりして親れいむとダンボールの中の赤ゆどもに見せ付ける。 それからゆっくりと左手にもっている子れいむの底部に火を当てた。 「ゆぴゃぶぴゅぴぃぃぃいい!」 ビクッとテーブルの上からみかんを転がり落として遊んでいた子れいむと偉そうに「ゆっへん!」としていた子れいむも気づく。 親れいむは 「やめでねぇぇえええ!れいむのかわいいかわいいこどもをたずげでねぇええ!」と叫んでこちらへ体当たりをしようと ぴょこんぴょこんとテーブルの端で跳んでいる。 「かわいい子を助けないでいいのか?」 じっくりと、ゆっくりと子れいむの足を炙る。 子れいむを摘んでいる左指を焼けどしてはかなわないので直火ではない。 それでもゆっくりと子れいむの底部は黒く変色していき1分もしないうちに炭化し二度と動くことができない体になった。 その子れいむをポイッとテーブルの上に捨てる。 「れいぶのがわいぃこどもがあぁぁああ!」 「れいむのおねーちゃんがぁああ!」 「なんでこんなこどするのぉぉお!」 はいはい、順番だよ。 お次はみかんをテーブルから落とした子れいむ。 狭いテーブルの上では逃げ場もなく簡単に摘み上げる。 「やめてね!はなしてね! れいむはまずいコロコロをすててただけだよ!ゆっくりりかいしてね!ばかなの!しぬの!」 「れいぶのごどもをはなぜぇぇええ!」 またテーブルの端でぴょんぴょんっと跳ぶだけの親れいむ。 2匹目はちょっと慣れたので火をさっきより近づけてスルメ焼き。 「ぐぴょぷぽぉぴょぶぉぉぉおおおおお!」 小麦が焼ける香ばしい香りが部屋の中いっぱいに広がる。 それからテーブルへポイッ。 ゆっへんと威張っていたれいむも立て続けに姉妹の足が焼かれるのを見てすっかり逃げ腰になっていた。 「そろーりそろーり!れいむはにげるよ!」 もみあげをじったんばったんしながら大慌てで、されど跳ばずになめくじのようにずーりずーりと逃げる。 人間からは「そろーりそろーり」と逃げる、そうやって教わったからだ。 テーブル上の子れいむをチャッカマンの火で追い立てる。 「やめでぇねぇ!こっぢごないでね!あぢゅいぃぃいい!」 わざと追いつかないようにチリチリとお尻を焼きながら追い立てる。 そこへ親れいむが割って入った。 「れいぶのごどもを・・・あぢぃぃぃいいいい!」 「よーし、お前がチャッカマンの火に耐えれば子供は焼かれないぞ。」 木製のテーブルに焦げ跡が残ってしまわないようにちょっとチャッカマンの先端を浮かせて水平に親れいむに火をあてる。 鼻先がジュッと焦げて親れいむは叫びながら大粒の涙を流す。 「あじゃじゃじゅじゅぃいい!」 「そろーりそろーり♪ゆっ、どぼぢでじめんさんがもうにゃいのぉおおお!」 子れいむは遠くまで逃げようとするがそこはテーブルの上。 一番端までたどり着けば後は崖があるだけだ。 その間にも親れいむは火を当てられている。 「あびゃびゃびゃびゃびゅぅうううう〜!こんじゃのぶりにぎまってるでぢょぉおおお!」 結局、10秒ももたないで転がって逃げた。 髪飾りのおリボンが焼けて原型を留めていない。 「なんだ、もうお仕舞か?じゃあ子供を焼いていいってことだよな自分からどいたんだから。 ほ〜れほれ、あつ〜い火が子れいむちゃんに近づいてくるぞぉ」 わざとゆっくりと子れいむに火を近づける。 「たずげでぇおがあじゃぁあ〜ん!」 「にげでねぇええ!ぞごからとびおりでねえぇええ!」 ゆっくりにしては良いアドバイスだった。 子ゆっくりにしてみればテーブルの高さは崖の様に見えるが、重量も少ないため痛い思いはしても死にはしない。 火に焼かれるよりはよっぽどマシだ。 「ごわぐでむりだよぉぉおお!」 しかし、子れいむはそれでも跳べない。 自分の背の数倍もの高さがあるテーブルは人間からすればビルの3〜4階相当。それは本能的に恐怖を与えるのに十分であった。 「にげないでいいのかぁ?ほ〜れ火がそこまできたぞぉ〜」 とうとうチャッカマンの火が子れいむのほほを焦がすところまできた。 「あじゅいぃぃい!たじゅげでおがあじゃぁああん!おどぉじゃぁあ〜ん!」 「おちびじゃんはれいぶとまりざのごどもだよぉお!とべるがらがんばってねぇええ!」 かつて、このれいむ達には一家の大黒柱であるまりさがいた。 人間に捕まって子まりさもろとも殺されてしまったが、生きていたころはそのまりさが一家を支えていた。 ゆっくり的には素敵なまりさ。その雄姿を思い出す子れいむ。 「おどぉおおじゃぁあ〜ん!れいぶはとぶからゆっぐじゆうぎをちょうだいねぇええ!」 跳んだ。 精一杯の高さを跳んだ子れいむ。 わざわざ落下のダメージが増すような跳躍だが、恐怖で動けない体を奮い立たせるためには仕方がなかったのだろう。 「ゆぴゃ!」 ゲシッと地面に叩きつけられる。 餡子を吐き出してはいるが絶命には至らない。 「おちびちゃんやったよ!ばかなにんげんからにげのびたよ!ゆっへん、さすがれいむとまりさのこどもだよ!」 親れいむは、こちらを睨んで”ざまぁみろ”と言いたげな表情でふんぞり返った。 「やったよ・・・れいむはいたいけどとんでにげられたよ・・・ゆっ?」 地面に落ちた子れいむをヒョイッと掴みあげる。 「はいはい、ごくろうさん♪」 それからチャッカマンでチリチリチリ・・・。 「ゆぴゅぴゅぴゅぷぃぃいい!あじゅぃぃいい!なんじぇええええぇええ!れいぶとんじゃのぉにぃいい!」 他の姉妹よりも念入りに焼いて産道のあたりまで真っ黒こげ。 「れいぶのおちびじゃんがぁああああ!」 さっきまでふんぞり返っていた親れいむも両のおめめを見開いて大口を開けて固まっている。 足が焼かれて動けない子れいむ3匹を鼻先と髪飾りを焦がされた親れいむに返してやりお仕置きが終了した。 命まで取らないのは俺が愛でお兄さんだからさ! 乱暴に4匹の髪をひっつかんで庭先に捨てる。 「ゆべっ!」 「ゆぴっ!」「ゆぴゅ!」「ゆぎゅ!」 人間がまたげる程度の低いコンクリートブロックの塀も足が焼かれた子ゆっくりは越えることができない。 それが道路と庭とを遮っているので、もうどこへも行くことができないだろう。 親ゆっくりがこいつらを見捨てなければ、この庭の草でも食って雨が降るまでは生きられるかもね。ゆっくりゆっくり。 「おがあぁああちゃ〜んれいぶのあんよがいちゃいよぉぉお!」 「ぴぎゃあぁあ!すーりすりしないでねえぇ!いちゃいよぉおお!」 「なんじぇれいむがこんなめにぃぃい!」 「おちびちゃんたちごめんね!ごめんね!ゆっぐりぢていっでね!」 動けない子れいむに寄り添う親れいむ。 ゆっくりしていってね! さて、赤ゆどもがやけにおとなしいけど このちょっぴり刺激の強い教育番組をちゃんと見ていてくれたかな。 悪いことをしたらゆっくりできなくなる。忘れっぽいゆっくりもトラウマとして餡子に刻まれれば効果はあるはずだ。 1「・・・ギュププププ」 2「・・・ゅうゅぅう」 3「・・・ぴゅぷぷぷぷ」 4「・・・ぴぃ・・・ぷぴぃぴぃ」 5「・・・zzz・・・zzz」 6「・・・ゆぅぅぅう」 残らず泡を吹いて気絶していた。 ちょっと薬が効きすぎたか。 しばらく、そっとしておいてやろう。 だけど5番まりさだけは帽子をとってダンボールの上のところへ乗せておいた。 目が覚めたら「まりしゃのおぼうしさんおりてきてねぇぇええ!」とか始まるだろう。 さて、一息ついて さっき買った特売の冷凍ゆっくりタコ焼きを取り出す。 昨日は食べそびれたから、こいつらが寝てる間に食べる。 ふんふんふん〜♪っと鼻歌を歌いながら パッケージを開けると、中から6個のれいむとまりさの赤ゆっくりが出てくるはずが 頭が半分食べられている赤れいむと赤まりさが5匹と1匹の少しサイズの大きな別種のゆっくりが凍っている。 緑色に尻尾が2本。 「わかるよー」が口癖のゆっくりちぇんだ。 これから食べようと思っていたまりさとれいむがもう食べられてるじゃないか。 まさか、この子ちぇんがやったのか? この冷凍ゆっくりタコ焼き買ったときは値段ばかり見て気づかなかったがパッケージも微妙におかしいぞ。 普通のゆっくりタコ焼きはれいむとまりさの笑顔で「おいしいよ!」なんて絵が描かれているが このパッケージのれいむはふんぞりかえっていて「ゆっへん!ゆっくりタコ焼き!」なんて絵柄になっている。 おそるおそる裏面をみると、原産国がめーりんになっていた。 とりあえず、凍ってるちぇんをオーブンで加熱して起こしてみよう。 待つこと数分・・・。 チーン! 「わかるよー!・・・あじゅぃぃいいい!わからないよぉぉおお!」 オーブンの蓋を開けてちぇんを取り出す。 ・・・つづく。 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり ゆっくりいじめ系1935 しゃべらないゆっくり ゆっくりいじめ系1940 愛されまりさの一日 作者:まりさ大好きあき
https://w.atwiki.jp/kobans/pages/13.html
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/imchlbl/pages/1.html
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 その他にもいろいろな機能満載!! 主なプラグイン @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/sukige/pages/22.html
VIPで初心者がゲーム実況するには@wiki peercast配信者情報集積所 東方弾幕実況まとめWiki FEZ実況@wiki 双葉実況@Wiki PCゲーム実況@wik ホラーゲーム実況wiki アーケードゲーム実況wiki 別ウィンドウで開く場合 VIPで初心者がゲーム実況するには@wiki peercast配信者情報集積所 東方弾幕実況まとめWiki FEZ実況@wiki 双葉実況@Wiki PCゲーム実況@wiki ホラーゲーム実況wiki アーケードゲーム実況wiki
https://w.atwiki.jp/tag-v/pages/1.html
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/550.html
Yの閃光 17KB 36番あき氏が無事、免許を取得できたとのことなので、 遅ればせながらお祝いSSを書かせていただきました。 一枚絵ならまだしも、SSを丸々一つ書いてお祝いとかさすがにきつかった。 『Yの閃光』 D.O 「ゆっふふふふっ・・・36ばんさん、おちてるよ・・・」 「あのまりしゃおにぇーしゃん、おちちゃにょ?・・・」 「ゆっくちかわいしょーだにぇ・・・」 。 「ゆぅぅぅ・・・ゆぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」 まりさは今日も悪夢にうなされ、ベッドから転げ落ちるようにして目を覚ました。 昨夜、同じベッドの上で熱い時間を共にした、アイドル歌手れいむとトップモデルありすも、何事かと目を覚ましていた。 「ゆ、ゆぅ?まりさ、だいじょうぶ?」 「あのうなされかたは、とかいはじゃないわ。おみずさんのむ?」 「ゆぅ・・・何でもないよ。でも、ちょっと一人にしてほしいよ・・・。」 脱ぎ捨てられていた飼いゆっくり用の衣服を持ち、足早に部屋を出ていくれいむとありす。 それをぼうっとした瞳で見送りながら、まりさはようやく呼吸を落ちつけはじめていた。 そのお帽子に輝く銀バッジには、油性マジックで『36』と書かれている。 明日、明日にはこの悪夢を終わらせてやる。 まりさはこれまで数百の夜、自分に言い聞かせてきた事を再確認する。 ようやくここまでたどり着いた。 思えば、いつか告白しようと思っていたれいむと、 楽しいドライブに行きたい、などという極めて不純かつありふれた動機で受験したすぃー免許。 それが全ての始まりだったのだ。 事前勉強をすることもなく受験した一回目の筆記試験。 問1.「ゆっくりは庭でも走っているべきだ」 「ゆーん。『いいえ』だね!おそとにでるよ!」 問2.「道を走行すると潰される」 「とうぜん『いいえ』だよ!」 問3.「ゆっくりが公道を走るなど、100,000年早い」 「『いいえ』だね!」 問4.「すぃーは死亡フラグ」 「こんなの『いいえ』にきまってるよ!かんたんだよ!」 一緒に受験していたゆっくり達、赤ゆや子ゆも多いその中で、まりさだけが落ちた。 「どぼぢでばりざがおぢるのぉぉぉおおおお???」 しかも2度。 「なんでにかいもおぢるのぉぉおおおおおお???」 まりさはその屈辱に落ち込み、すっきりと砂糖水、そして小麦粉に溺れた。 最初の内こそ必死で励ましてくれていたれいむも、次第にあんよが遠のいていき、 最後には、おうちに遊びに行っても、飼い主さんに「れいむは居留守中なの」とあしらわれるようになった。 失ってはじめて気づいた大切な存在、傷ついた誇り、まりさは全てを取り戻すべく、 すぃーに再び乗る決意をしたのであった。 それから1週間以上の時が経った。 未だにあの時傷ついたやっっっすいプライドは、まりさに悪夢を見せ続けている。 しかし、今度こそ、ついに過去を清算できるとまりさは信じていた。 明日・・・いや、もう日付も変わっているから今日か。 今日の朝開催される、町最大のゆっくりレース、『フォーミュラYUKKURI』 通称FY。 まりさはそれに出場するワークスチームの正ドライバーとなっていた。 これに優勝できれば、まりさのすぃードライビングテクニックは、公道で通用することを証明できる。 もはや、誰もまりさの銀バッジに書かれた36という番号を見て、笑うことはできないであろう。 (ちなみにまりさの過去などイチイチ覚えているゆっくりはいるはずもなく、単なる自意識過剰なのだが。) そして、このタイトルを持ってれいむのところに行き、もう一度プロポーズをする、それこそがまりさの未来予想図であった。 そして朝、まりさはすぃーに乗り、一周3000メートルのすぃーレーシング場にいた。 コースは遠目に見ても入り組んだカーブと、多様な障害物が見える。 コースアウトは一部を除いて存在しない。表面がやすり状のガードレールが取り付けられているためだ。 レースがスタートすると、このガードレールが高速で動きはじめ、ゆっくりが触れると瞬く間に餡子ペーストが製造される。 これらが命を奪ったすぃーレーサーの数は、D.Oの部屋にある薄っぺらい成人向け書籍の冊数とほぼ同等と言われている。 周囲には、「ゆぉーん、ゆぉぉぉおおん!」「ゆろろろろぉぉぉん!」 と、エンジン音らしきものを口から発している200以上のゆっくり達が整然と並んでいた。 レースは間もなく開幕である。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【CV:野沢○智】 さぁ~、いよいよ始まるよぉ!世界中から命知らずのレーサーが集まったチキチキマシ・・・フォーミュラY! 今日勝利の栄冠を手にするのはだ~れかなぁ! 一斉にスタートラインに向かったぁ! 最初は6番、湯宇川サイエンス所属:36番まりさの”ゆ虐シックス” すぃーに付いてる6つのボタンは湯宇川教授開発の秘密兵器、一体何が隠されてるかな~? 続いて7番、胴夏洋菓子店所属:どーなつれいむの”れいむセブン” 6匹のおちびちゃんを同乗させて、重いだけじゃないのかねぇ! お次は5番、墳秋ゆトリマー専門学校所属:”プッシーアリス”に乗るのは、とっても可愛いミルクありすちゃ~ん 華麗にコースをかっ飛ばす。だけどこれはゆ虐SSだから、わかるよね~! 2番、油泥遊園地所属:不気味な不気味な葛れいむの搭乗する”ゆーどろクーペ” 半透明皮のれいむは、まさにモンスター!普段はお化け屋敷で働いてるんだってさ! 軽やかに続く4番は、AVR鳩レーシング所属:しゃめルトン・ゆナの搭乗する”ゆロイツェルスポーツ” 鳩レースで築き上げた財産、30億円以上を注ぎ込んだ、すぃーを超えるすぃー!とか言ってるけど、どうなんだろうね! それから8番は、目加明精密機器所属:いつもマイペースな、ヨタてるよとえーりんの、”ぽっぽYK” 運転するのはえーりんにやらせた方がいいんじゃない? 最後はご存じ、妨害専門の”ゼロゼロマりさ”に乗った、 株 天霧玩具所属:ブラックまりさだ~。 今日も汚い手を使うらし~ぞぉ! いまだってこっそり、みんなのすぃ~に鎖つないじゃってぇ、これじゃあスタートできないよぉ?どーすんのぉ。 その他200台の参加すぃーはあるけどぜーんぶ省略! だってこいつ等すぐ潰れて死んじゃうんだもの~。 ゆ虐SSの体裁を整えるための、単なる頭数なんだよぉ! さ~ぁ、作者がもうめんどくさくなってきてるから、さっさとスッタ~トォ! と、思ったら進まないぃ。そしゃそうだぁ、みんな鎖でつながれてるんだもん! ところがなんと!ゼロゼロマりさも大逆走!ドジだねぇ~! さ~ぁ、係員が鎖をはずして、今度こそ出発ぅ!チキチキマ・・・・フォーミュラY、始まりだぁ~っ! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 疲れたので普通に書きます。 ゆっくり達の乗るすぃーは、逆走した一台を除いて、一斉にスターティンググリッドからスタートする。 その加速度は通常のゆっくりであれば、即座に失神する程のものであった。 3000メートルのコース、一般的なすぃーならばおよそ30分でゴールできる距離である。 しかし、フォーミュラYでは、命にかかわる障害物、多くのカーブがあるこのコースを、 平均20分程度で走破する。 当然全てのすぃーが特別な改造を施されてはいるが、搭乗するゆっくりの危険は計り知れない。 だが、ゆっくり達はそれでもスピードの限界に挑戦する。 なぜなら・・・ ごぉぉぉぉおおおおおおおお・・・・ドドドドドドドドドド・・・・ 「ゆぁぁぁぁあああ!つぶされるぅぅぅうううう!!!」 何とか前進をはじめたブラックまりさを追いかけるように進んでくるのは、 コース幅いっぱいの横幅を持つ、特別製のロードローラー。通称【ゆっくりエクスキュージョナー】 こいつが、レース開始と同時に、時速10キロの速度で背後から追走してくるのだ。 わずかにでも速度を緩めると、ゆっくり達はコース上の餡子のシミとなるのであった。 「ゆぴっ『ぐしゃり』!?・・・」【ゼロゼロマりさ・永遠にリタイア】 無論、レースを盛り上げるためのオプションは、これだけではない。 「ゆぁぁぁぁ!へんなにんげんさんたちがいるよぉぉぉおおお!」 各すぃーが急激に加速しながら突っ込んでいくスタートライン。 ここをくぐらないとレースが始まらないのだが・・・ そのスタートラインに沿ってずらりと、2m程度の間隔で、赤く焼けた人間型鉄製人形が地下から出現した。 「ゆぁぁぁぁあああ!!!『べしょりっ!』『じゅぅぅぅぅぅううううう』・・・」 通称【虐待お兄さん人形】。これをかわして先に進む方法は2つ、 直前のジャンプ台で1m80cm以上の高さの大ジャンプを披露するか、 人形の間にある、幅2mの隙間を通過していくか。 無論、人間から見たらぶつかる方が難しい。だが、・・・ 「「「ゆぁぁぁぁああああ!!」」」べちょべちょべちょっ!じゅぅぅぅぅ・・・ 正面から突っ込んでいく者 「このまままっすぐくぐるよっ!」ぞりっ!「どぼじであんござんででるのぉぉぉおおお!」 わずかに進入方向がずれて、体の一部をそぎ取られるもの 「「「じゃんぷするよっ!」」」ぴょぉぉぉぉん・・・べちゃべちゃべちゃっ! 高さ1m以上からの落下に耐えられないもの・・・ スタートライン上には、焼き餡子の山が築きあげられていった。 観客席から見る限り、ゆっくり達が人形に吸い寄せられていくかのように見えるが、 当然種も仕掛けもなく、ゆっくり達は必死でよけているつもりのようだ。 ここで、常連出場ゆっくりのきめぇ丸、しゃめルトン・ゆナが動いた。 「おお、ぶざまぶざま。ここでこの、清く正しいきめぇ丸が一気に勝負をつけてあげましょう。」 「「「ゆゆっ?」」」 「・・・超高高度航空すぃー『ゆロイツェル?』、クラスターロケット始動!3、2、1・・・」 ごぉぉぉぉぉぉ・・・・・・ しゃめルトン・ゆナは、飛行機雲を残して、空の彼方へと消えていった・・・。 【ゆロイツェルスポーツ・コースアウト】 一方後ろでは・・・ ごぉぉぉぉおおおおおおおお・・・・ドドドドドドドドドド・・・・ 「ひめさまぁぁああ!はやくいかないとつぶされてしまいますよぉぉ!」 「・・・走るのめどい・・・」 ぐしゃぐしゃぐしゃぐしゃ・・・・・ 「・・・ひ、ひめさ・・ぁ・・・」 「・・・しぬのめどい・・・」 【ぽっぽYK・すぃーの故障によりリタイア】 その頃、36番まりさも決断を迫られていた。 「ゆぁぁぁぁ、あんこさんだらけで、とおれるすきまさんがないぃぃいいいい!」 先につぶれたゆっくり達の餡子と、すぃーの残骸で、もはや先に進める経路は残されていなかった。 「ゆぅぅ・・・、そ、そうだよ!ゆうかわおねーさんが、こまったときには、このぼたんさんをおしてねっていってたよ!」 36番まりさは、A~Fと書かれたボタンをじっと見て、取りあえず真ん中あたりのDのボタンを押すことにした。 ピッ! カッ!ズドォォォォオオオオ・・・・・・!ゴォォォオオオオ・・・ 「な、なんなのごれぇぇぇえええ!?」 押すと同時にすぃーのフロントから、半径1mほどの光線が吹き出し、 まりさの前方にいたゆっくり達と、鉄製人形を塵一つ残さず吹き飛ばした。 「ゆ、湯宇川教授?なんすかあれ。」 「何って、Dボタンの『ドスパーク』だよ。」 「なんてモンゆっくりに渡してるんですか・・・。」 ともあれ、必殺のドスパークによって、後続のゆっくり30匹ほどは、なんとかスタートラインをくぐることができた。 しかし、36番まりさは何やら、後方から向けられる殺気に居心地の悪さを感じていた。 「ゆぅぅぅ。なんだかゆっくりできないよ。もうひとつぼたんさんをおすよ!」 次は試しにBのボタンを押してみた。 ピッ!うぃぃぃいいいいん。 「ゆゆっ!?かがみさんがでてきたよっ!これでうしろがみれるよぉ。」 「・・・湯宇川教授、Bって・・・」 「そう、バックミラーだよ。」 「ボタン式にする必要性がわかりません。」 ともあれ、36番まりさが後方を確認すると、その殺気の正体は簡単にわかった。 「・・・このゆっくりごろし・・・」 「ちにぇ、ゆっくちしにゃいでちゃっちゃとちにぇ・・・」 「・・・よぐもいもおとをごろじだなぁぁぁ・・・」 さっきのドスパークで前方のゆっくりを一掃したことで、後方のゆっくり達ほぼ全員の怒りを買っていた。 「ゆぁぁぁぁあああああ!!!ゆっぐぢでぎないぃぃぃぃいいいい!」 混乱した36番まりさは、そのゆっくり出来ない状況からの救いを求めて、Aのボタンを押す。 ピッ、ピッ!うぃぃぃいいいいん。 「ゆぅぅ、ゆゆっ!?あまあまさんがでてきたよっ!むーしゃむーしゃ、しあわせー。」 「湯宇川教授、Aって・・・」 「あまあまだよ。レース中にお腹が減ることもあるかと思ってね。」 「・・・・・・。」 一方その頃、ゆーどろクーペは走行を止めていた。 そのすぃー上では、半透明の皮に整形された負担に生命力をすり減らしていた葛れいむが、 誰にも看取られることなく、ひっそりと息を引き取っていた。 【ゆーどろクーペ・虐待死につきリタイア】 「ゆぅぅぅ!ゆっくりごろしはゆるさないよ!おちびちゃんたち、すーぱーかそくたいむだよぉ!」 「ゆっくちりかいしちゃよ!!!」×6 ついに本気の制裁モードに入った、れいむセブン。 母親であるどーなつれいむの号令のもと、赤ゆっくりたちが緊急加速体勢につく。 「しゅぴーどあっぷ!いきゅよー!いちに!いちに!いちに!いちに!」×6 れいむセブンの床下から、6対12本のもみあげが突きだして、ぴこぴこと足のようにして歩き始める。 「ゆーし!これですぃー、ぷらすおちびちゃんたちのぶん、もっとはやくなるよ!」 そんな訳もなく、車輪が浮いてぴこぴことゆったり歩いていたれいむセブンは、 ロードローラーに追いつかれて、ぺっちゃんこになったのであった。 「ゆーん、ぺっちゃんこになっちゃったよ・・・。」 「ゆっくちー。」×6 【れいむセブン・どーなつキャラなのでペラペラになるだけで生還、でもリタイア】 れいむセブンが自滅しているころ、プッシーアリスは裏技を使ったりせず、 見事なすぃーさばきで36番まりさに迫っていた。 「まちなさい!このゆっくりごろしぃぃぃいい!」 「ゆぁー!追いつかれちゃうよぉぉ!こんどはこのぼたんさんをおすよ!」 36番まりさはEのボタンを押す。 ピッ!ウゥゥゥゥゥゥウウウウウーーーー!ウゥゥゥゥゥゥウウウウウーーーー! 「な、なんなのこれぇぇぇええええ!」 「・・・湯宇川教授、なんなんですか、アレ。」 「エマージェンシーアラーム、警報機だよ。」 「どんな効果が・・・」 「大きな音を出して、痴漢や暴漢を撃退できる。」 「へぇ・・・そうですか・・・」 相変わらず効果の微妙な機能に、36番まりさが混乱しているころ、 プッシーアリスの方でも異常が発生していた。 「まちなさ・・・?むほ・・・むほぉぉおおおおおおお!!!」 「おい、ミルクありすちゃんの様子がおかしいぞ・・・あれ、発情してねえか!?」 「むほぉぉぉおおお!すっきりぃぃいい!すっきりぃぃぃいいい!」 「やべでぇぇぇえええ!こっぢごないでぇぇぇええええ!ずっぎりぃぃ・・・。」 「むほぉ!むほぉぉおおおお!たりないわぁぁぁあああ!」 ミルクありすちゃんは、周辺を走っていたゆっくり達を無差別に襲いまくっていた。 とてもすぃーを操縦しながら襲っているとは思えない、見事なドライビングテクニックを見せている。 「すぃーに乗ってたんだぞ?なんで発情とか・・・あ、あれバッテリー・・・」 「おい、プッシーアリス、バッテリーとアンテナ出てんぞ・・・ラジコン・・・?」 墳秋ゆトリマー専門学校の控えプレイスをそろーりそろーりと逃げ出そうとしている噴秋校長に視線が集まる。 彼女の手には、ラジコンのコントローラーが握られていた。 「か、勘違いしないでよねっ!ちょっとRCカーグランプリ3回優勝の腕を見せようかと思っただけで、 ズルして優勝して、学校の名前を売りまくろう、とか考えてたわけじゃないんだからっ!」 ゆっくりは振動で発情するからこそ、無振動走行を実現しているすぃー以外の乗り物に乗ることはできない。 すぃーだけがゆっくりの乗り物となりうる、最大の要因を忘れた者たちに、勝利は微笑まないのであった。 「すっきりぃぃぃぃいいいいい!!!!」 【プッシーアリス・反則行為により失格】 こうして、36番まりさ以外は開始50mでクラッシュ、失格、リタイアと、ほぼ全滅している中、 そんな事とはつゆ知らず、36番まりさは最後の望みをかけて、次のボタンを押そうとしていた。 「ゆぅぅぅぅ。おねがいだからたすけてねぇぇぇええ!」 次に押したのはFボタン。 ピッ!・・・・・・・・・? ボタンがチカチカと光っているだけで、何も起こらない。 「ゆゆ?どうしたの?」 訳がわからず混乱するまりさ。 すると、コース上にも関わらず、目の前に人影らしきものが見えてきた。 「ゆぅ?・・・ふ、ふらんだぁぁぁあああああ!!!」 「うー、ゆっくりしろ。」 「湯宇川教授。まさかFって・・・」 「近所の湯栗学園で働いてる、ふらんちゃんだよ。コネを使って来てもらった。」 「で・・・でも、さすがにこれは・・・」 「うー。まりさをつれてかえると、ごほうびたくさん。」 「ゆゆっ!?や、やめてねっ!?まりさはれーすちゅうなんだよ?」 「うー。どうでもいい。さっさとかえる。」 「ゆああああ!やめてね!まりさはゆうしょうするんだよ!ゆうしょうして、れいむとずっとゆっくりするんだよ!」 「うー。こうちょうせんせいにすっきりさせてもらったらいい。ずっとゆっくりできる。」 「な・・・なんなのそれぇぇぇええ!やめちぇぇぇぇ・・・・」 ふらんに連れられて、天高く舞い上がるまりさ。 二人は、餡子の臭いが立ち込めるレース場を振り向くことすらせず、夕日に向かって、どこまでも高く、高く飛んで行ったのであった。 「湯宇川教授、なんなんですか、あれ。」 「いや、死なないうちに助けてやってくれって頼んでたんだよ。一度で終わらせるには惜しい逸材だったからね。」 「・・・もう何もいいません。」 【ゆ虐シックス・機能を使いきることすらできずに、フランに連れ去られる。コースアウト。】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 第17回フォーミュラY・結果発表 出場ゆっくり数237匹 死亡ゆっくり数225匹 行方不明ゆっくり数1匹 重症ゆっくり数9匹 その他失格ゆっくり数2匹 完走ゆっくり数・・・・・・0匹 その結果を見て、係員達がコソコソと話をしていた。 「ふぅ。今回も完走ゆっくりは無しですか。最長走行距離は、えーと122m。一応新記録ですね。」 「正直、最初のヘアピンまで入ることもできないようじゃ、町の歩道で3分も生き延びられないだろ。」 「まー、すぃーで町中走るなんて、そもそも無謀なんでしょ。税金払ってから公道走れってこった。」 こうして、フォーミュラY、別名『すぃー免許実技試験』は、今日も合格者無しで終わりを迎えた。 いつの日か、コースを無事完走し、公道を走ることが許されたゆっくりが現れる日は、来るのであろうか? もし、合格するゆっくりが現れたなら、みんなもこう言って祝福してあげて欲しい。 「あ、合格したんだ。へー、ふーん。おめでと。」 ちなみに、D.Oは免許持ってません。 なので、本作品における実技試験の様子は多少の推測が含まれています。 そもそも36番さんは、学科試験だけだった可能性が高そうですしね。 まあ、テレビで見たことあるから、大体こんな感じだとは思うんですが。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) 元ネタ by36番あき D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る おバカな設定に 笑えました。 アニメ化に ならないかな? -- 2015-01-15 12 32 28 公道走ったら車に潰されるんじやねーの? -- 2012-04-22 20 49 07 ふらんちゃんはそんなごみ饅頭捨てて俺の家で一緒にあまあ間を食べよう。 -- 2011-11-02 22 59 44 死にすぎwwwwww -- 2010-06-30 18 37 31 そもそも、そんな制度を作るなよ… -- 2010-06-20 15 52 47
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2499.html
必然の死 17KB 虐待-普通 制裁 考証 理不尽 自業自得 誤解・妬み 自滅 同族殺し 野良ゆ 姉妹物 赤ゆ 子ゆ ゲス 現代 虐待人間 うんしー またまた勢いで書いたので勘弁して下さい。 ・俺設定あり。 ・展開がおかしい相変わらずの仕様です。 ・天然あきの他の作品と繋がってますので初見の人にはわからないネタがあるかもしれません。 天然あき 「ここはれいむのおうちだよ!! くそにんげんがきやすくはいっていいばしょじゃないよ!!!」 一人の女性の前に現れた典型的なゆっくりれいむとまりさの一家。そしてその子供らしき子ゆっくり四匹。 荒らされた部屋にて人間と向かい合う。 窓ガラスが割られた訳でもなく掃除途中換気の為窓を開けており、トイレで用を足している間に侵入されたのだ。 荒れているのは掃除途中だからだ。決してこいつ等がやった訳ではない。 単に掃除しなければならないゴミが一つ増えただけだ。 「なにだまってるんだぜ!!まりささまのいだいさにおどろくはいいけどなんのはんのうもしないとばかをとおりこしてあわれなんだぜ!!」 親まりさが女性に対して怒鳴り散らす。 「おちょうしゃんはとっちぇもちゅよいんだよー!!!」 「しゃっしゃとゆうきょとききゃにゃいといちゃいめあわせりゅよ!!!」 「れいみゅはとっちぇもじひぶきゃいからどりぇいにしちぇあげりゅよ!!」 「きゃわいいれいみゅのかんしょうりょうはとっちぇもたきゃいよ!!!」 四匹の赤ゆっくりが喧しく騒ぐ。 別に相手する気にも女性はなれなかったので無造作に一匹赤れいむを掴んだ。 「はなしぇくちょにんげん!!きちゃにゃいてでしゃわりゅにゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 喧しく騒ぐ赤れいむ。 だが掃除機をかける際の騒音だと思えば苦にもならない。 それに彼女等とて生きている。 最後の足掻き位許容しよう。 彼女等はこちらに攻撃してきている。 これは戦闘だ。 女性はそう判断し、 「なら殺す」 女性はそう言うと赤れいむを強く握りしめる。 「おちびじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!?」 「なにしちぇりゅのおおおおおおお!!?」 「はなしぇくちょばばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「おちょうしゃんはやきゅとめちぇええええ!!!」 「やめるんだぜ!!やめないとまりさがゆるさないんだぜ!!!」 ギャーギャー喚き立つゆっくり達。 親に至っては体当たりを仕掛けてくるが真っ正面から足元に遅いスピードで転がってくるボールに反応しない方が難しい。 回避しながら構わず女性はにぎりしめる。 「ちゅびゅ…れりゅ…」 「その通りだ。潰してるからな」 自らを押し潰そうとする痛みに喘ぐ赤れいむに場違いな程冷静な声で応じる女性。 「君は死ぬ。私が殺す」 「ゆぎ…やじゃ…」 死ぬ…その言葉に赤れいむは恐怖する。 生の欲求は人もゆっくりもある。当然と言えば当然だ。 「すまないが君に拒否する権利はない。ゆっくりと人に通じる権利は無いし、人の権利も人と人の間にのみ成立する。 人とゆっくりに成立するのは強弱の差のみだ。そして君と私は敵対した。 奴隷にすると言った。つまりは私を害すると宣言した。だから敵だ。 私は君達に容赦を与える事が出来る程優しくない。だから君を敵と判断して殺す」 あまりに冷静に、まるで教科書の内容を朗読でもしてくかのように赤れいむに告げる女性。 わざわざ害獣であるゆっくりに…しかもまだ幼い赤れいむに告げる時点で変人の部類に入るだろう。 例えるならゴキブリに殺す理由を述べるようなものだ。無駄以外の何でもない。 だが女性は話を続ける。 「さよならだ。死ね」 「や…ぎゃぶう゛う゛う゛う゛う゛!!?」 女性の言葉の半分も赤れいむは理解出来なかっただろう。 だが赤れいむは自分が女性に殺されると理解し、恐怖して何も出来ずに殺された。 中身の餡子を吐き出され、慈悲の全くない状態で握り潰された。 女性の手の中に餡子が広がっていくのが女性にはわかる。 「………」 女性は無言で赤れいむの残骸をティッシュで包んでゴミ箱に投げ捨てる。 「ゆがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!おぢびじゃんのがたぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 怒り狂った親れいむが女性に体当たりしてくる。 だがそれも難無く女性は回避する。 「ぜったいにぶちころしでやるんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 親まりさも怒り狂い体当たりを繰り広げている。 つまりは誰も赤ゆっくりを守ろうとしていないのだ。 むしろ赤ゆっくり自体が女性を殺そうと体当たりを仕掛けてくる。 うっかり踏み潰しそうになるのを女性は耐える。 『ここは彼の家…汚す行為はしたくない…』 女性は考える。 この家は女性のものではない。 彼女の今の所友人の男性の家だ。 何故か年末まで先なのに急に大掃除をやり出した彼に興味本位に半ば無理矢理助力に馳せ参じただけだ。 一緒にいた従姉妹に騙されて下剤入り野菜ジュースを飲まされてトイレに駆け込んだのがつい先刻。 咄嗟に嫌な予感がして口にしたのは一口だった為存外にダメージは軽かったがそれでも下剤の効果は甚大だった。何故か従姉妹は彼女に嫌がらせばかりをしてくる。 何とか快復して戻るとそこには彼とその従姉妹ではなく、ゆっくり一家がいたという訳だ。 おそらく彼が嫌がらせをした従姉妹への制裁を与えようとして従姉妹が危機感を感じて逃げ出したのだろう。 それを彼は追ったのだろう。人を騙した人を許せないが故に…。 相変わらず変な所で生真面目な人だ、と女性は考えながら笑う。 だがすぐに我に帰り、足元のゆっくり達を見る。 『ゆっくりも人も羽虫も等しく単一の生命だと客観的には判断できる…けど私は人間だ。だから主観的に人間を優先する…だから…』 女性は赤ゆっくりまりさを掴み、 「はなしぇえ!!?」 泣きわめく赤まりさを、 「死んでもらう。虎の檻に入った豚は食われるのが必定だ…君達の場合はれみりゃの巣に入ったぱちゅりーは食われるしかないと言ったものかな…だからさよならだ」 容赦なく握り潰したのだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆ…ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 親れいむは悲鳴を上げる。 瞬く間に我が子二匹が殺されたのだ、悲鳴位上げたくもなる。 しかもれいむ達の攻撃は一切当たらない。 この時点で流石に親れいむ達も危機感を感じ始める。 この人間からは逃げなくちゃならない。 そう考えた親れいむは、 「おちびちゃんたち!!おかあさんのおくちにひなんしてね!!!」 あまり意味のない典型的なゆっくりの行動だった。 わざわざ集まってくれるとは女性も楽でいいと嬉しく思う。 だが同時に女性は考えた。 親ゆっくりの餡子の量は赤ゆっくりに比べて桁違いだ。 処分するのは結構な手間だ。 さっきみたいにサイズ的に握り潰す事は出来ないし、ゴミとしても厄介だ。 そこで彼女は思い付く。 「なら庭に埋めるか」 彼が花壇にはここ暫く何も植えていないと言っていたからそこに埋めておく事にした。 そうと決まれば話は早い。 「ゆ?きだないてでざわるなぁ!!?」 「はなすんだべええ!!?」 二匹を庭に放り投げる。 花壇までは傷付いては困るので出来る限り傷付かぬよう投げる。 彼女も外に出ようとする。 その時ふとある容器が目に入った。 何気なく彼女はそれを持ってまりさ達のいる庭へと向かって行った。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆぎい゛ぃ…いだいんだぜ…」 「ゆう゛う゛ぅ…」 「さて…彼が帰ってくる前に終わらせよう」 飲料の入った容器と何故かガムテープを持ちながら彼女は痛みに喘ぐまりさ達の前に現れる。 「ゆ…ゆぎぃ…」 まりさが彼女の接近に気付き敵意を向けた眼差しを向ける。 「お…ちびじゃ…をごろじだ…ゲズは…」 「“死ね”…かい。 まぁ君達からすれば下衆なのは否定しないよ」 そう言いながら彼女はまりさの横を通り抜けて親れいむを掴む。 「ゆううう!!?ぎだないてでざわるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「清潔面では人一倍気を使ってるつもりなんだけどね。 まぁいい、君にはこれを処分してもらうよ」 女性の片手に持つ飲料の入った容器を親れいむに見せる。 容器の中身は野菜ジュース。彼女自身がトイレに駆け込む要因となった飲料だ。 「なにやったっていみないよ!!ばばあはさっさとあきらめてしんでね!!!」 親れいむは喚き散らす。 よくもまぁ口に子供入れたままで饒舌に話せるもんだと彼女は感心する。 「ご期待には沿えられない。死ぬのは君達だ」 そう彼女は宣言するとれいむをひっくり返し、あんよの辺りに指を突き刺した。 「ゆごえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 醜い悲鳴を上げるれいむ。 ちょうど飲料を流し込むのにいい感じの穴があく。 「ゆぎぃ…いちゃいんだじぇ…」 「ゆっきゅちできにゃいよ…」 中の子ゆっくり達の声も聞こえてくる。 すると彼女はまず口をガムテープで塞ぎ、構わず穴を通して下剤が入った野菜ジュースを流し込んだ。 「んぐう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 大量に流し込まれる野菜ジュースに苦悶の表情を浮かべるれいむ。 口は塞がれ、逃げ場のない野菜ジュースはれいむの口の中にどんどん広まっていく。 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛なにごれえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 「ゆっぐりできばい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 それはつまりれいむの口の中にいる子ゆっくり達をゆっくり出来なくさせるには十二分だった。 「ぐぷ…ごぽ…」 だがれいむが急いで野菜ジュースを飲み込もうとすると誤って子ゆっくり達までも飲み込んでしまう。 丁寧に、しかし迅速に野菜ジュースを飲み干さなければならない。 『おちびじゃんだちはしなぜないよ!!!』 れいむは覚悟を決めて飲み出す。 だが野菜ジュースは野良ゆっくりにとっては美味なものだ。 あまあま程ではないにしろ野良ゆっくりには中々手に入らないものだ。 その耐え難い欲求に抗える程れいむは我慢強くなかった。 『ごーくごーくじあわぜえ゛え゛え゛え゛え゛ぇ゛え゛え゛え゛!!!』 瞬く間に野菜ジュースを飲み干していく親れいむ。 しかしそこまで急いでしまえば、 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「たぢゅげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 分けて飲む事等出来る訳がなかった。 『ゆ、ゆゆ?』 れいむは理解出来なかった。 さっきの子供達の断末魔のような悲鳴に…。 だが続いての口の中にいる筈の子供達の感触をれいむは感じられなかった。 それはつまり…、 「君は子供達ごと飲み干したって事だよ」 女性がれいむがたどり着きたくない真実をあまりにもあっさりと告げた。 そしてガムテープを外してやる。 「お、おちびちゃんたち…か、かくれてないででてきてね…」 戸惑いながられいむは呟く。 ひっくり返されたから動く事が出来ず目をキョロキョロさせるしか出来ない。 「……………」 返事は返って来ない。 それはそうだ、野菜ジュースと一緒に飲み込んでしまったのだから…。 「れ、れいむ…おちびちゃんは…?」 蚊帳の外だったまりさが戸惑いながられいむに尋ねる。 しかしれいむはそのまりさの問いに答える事は出来なかった…。 何故なら…、 「ゆ、ゆぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 答える暇もなくうんうんを噴出し始めたのだから。 「…ゆっくりにも効くんだな……」 下剤が効果あるとは思ってなかった彼女はれいむの醜悪な排泄に若干引き気味になりながら呟く。 「うんうんずりゅよ!!ぎゃう゛ぁびい゛い゛でいびゅぎゃう゛んう゛んずびゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 自分の中身を全て噴出する勢いでうんうんを撒き散らすれいむ。 あっという間にペラペラの皮のみになる。 こんな状態で生きていける訳もない。 「もっぢょ…」 れいむは最後にそう言い残して息絶えた。 「どうしよ…コレ…」 まさかこんな事になるとは想定外だった女性はれいむの残骸をどう処分しようか考えていた。 すると、 「こ~そこ~そ…」 まりさが逃げ出そうとするのを見付けた。 「残念だけど逃げられないよ」 「ゆゆ!!?」 バレてないとでも思っていたのだろうかまりさは女性に掴まれたが心底信じられ ないといった顔をしていた。 「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ごめんなざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛! !?」 いきなり彼女に向けて謝罪を始めたまりさ。 勝てないと理解したのだろうか命乞いをしだすまりさ。 「別に謝る必要はない。こちらもさしたる被害はないからね」 「ゆ!?ならまりさをたすけるんだぜ!!!」 女性の言葉に希望を抱いたまりさはさっきの謝罪が嘘のように女性に命令する。 だが、 「謝っても結局殺すからあまり意味のない事だ」 「ゆ、ゆひい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 まりさの顔色が絶望に染まる。 忙しいな、と女性はまりさを見ながら思う。 「どうじでだぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!?ばりざぢゃんどあやばっだんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!だがらゆるずのがどうぜんなんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「許すのが当然かどうかは別として謝るって事は何か悪い事したって自覚したって事だね?」 「そ、そのどおりなんだぜ!!まりざはわるがっだんだぜ!!はんぜいじたんだぜ!!だからざっざどがいほうずるんだぜ!!!」 反省の色も全くないのがまるわかりなまりさの言葉を女性は聞く。 そして、 「別に君は君達の基準では何も悪い事をしていない。だから反省する必要はないと思う」 「だったらざっざど…」 「でも殺す」 「どぼぢでえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 まりさの悲鳴が響く。 どうしてもまりさは理解出来ない。 目の前の女性はまりさを迷惑もかけてないし、悪くないと言う。 だけどまりさを殺すという。 悪くないし迷惑でもないのにどうして殺すのだろうか? それをまりさは理解出来ない。だから喚く。納得出来ないから。 「まりざはわるぐないんでじょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 「君達の基準ではね。こちらの基準は知る必要はないし、知っても無駄だろうしね」 「だったらどうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 「うーん…そう言われてもね…なら質問を質問で返すのは悪いけど、悪いからって死んでもいいのかい?」 「ゆ?」 いきなり質問されてまりさは戸惑う。 「君は悪い事したと理解したら死んでもいいのかい?」 「ぞ、ぞんなわげないんだぜ!!だからあやばってるんだぜ!!」 そこで頷いたら死ぬ。 そう考えたまりさは精一杯の声で否定する。 「そうだね、皆自分の命は大事だ。 何をしてこようと他人に死ねと言われて簡単に納得出来る訳はない」 「そうだぜ!!まりさだっていきてるんだぜ!!だからたすけてほしいんだぜ!!!」 「けど殺す」 「だからどうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 ますますわからない。 混乱が深まっていくまりさ。 女性の説明で自分は悪くない事を理解し、悪くても死ぬのはおかしいという事を告げられた。 なのにまりさは殺される。 その結論が繋がらないのだ。 「一応こちらの殺す理由を述べるとすれば、君を逃すと調子に乗って他かもしくはここが被害に遭う。君達は罰せられないで許されれば増長していくからね、人間と同じで」 「ゆ、ぞんなごどばりざはじないんだぜ!!」 まりさは叫ぶ。 髪を掴まれたこの状況では命乞いしか道がないからだ。 だが、 「それに、彼の家に土足で上がり込んだ事は正直私見的には未遂でも死に値する」 「ゆひい!!?」 まりさは戦慄する。 初めて彼女の怒りらしい感情を感じたからだ。 だがそれも一瞬ですぐに通常時の彼女に戻った。 「おっと、いけないいけない。思わず我を見失ってしまったよ。 ま、何を言われようと死ぬのに納得は出来ない。君達は悪くはない。悪いとしたら…“弱い”事かな」 「ゆ?」 まりさは呆気に取られてばかりだった。 「君達の行動一つ一つの中で何が致命的だったかそれは一つだけだ。私より弱い事、それだけだ」 女性はまりさの返答を待つ事なく話を続ける。 「私より強ければ家族は死なずに済んだ。私に命乞いしなくても済んだ。でもそうならなかった。弱かったから」 「ゆ…ゆ…」 まりさは混乱し続ける。まりさは悪くないけど死ぬ。 弱いから死ぬ。弱いだけで死ぬ。 「や、やじゃ…まりじゃちにたぎゅにゃい…」 まりさは呟く。生の欲求を…。 それは無意味以外何でもない。 「納得しなくていいしする必要もない。けど君は死ぬ。私の方が強いから。君よりも強い私が殺すと決めたから…」 そう言って彼女はまりさを掴む手を放す。 「逃げられるなら逃げてみるといい。逃げ切れて生き延びれるならそれは君が弱い事ではないからね。少なくとも君が私が君を殺す為の力を上回った事になるからね」 「ゆ?ゆ?」 まりさは女性の言葉を殆ど理解できない。 だが自分を殺そうとしている事だけは理解していた。 「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 まりさは叫び声を上げて逃げ出す。 わからない。何にもわからないのに殺される。 そんなの嫌だ。死にたくない。 何にも悪くないのに弱いから死ぬなんてそんなの嫌だ!! まりさは狂ったように全力で跳ね、 「ゆびぎゅ!!!?」 一息で踏み潰された…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「…っふぅ」 女性が使われてない花壇にまりさを埋める穴を掘っている。 ゆっくりを殺したと彼に知られると女性としてもあまりいい事ないので念入りに見つからないようにしておく。 赤ゆっくり程度ならティッシュで包んでおけば何とか出来るが成体はそうもいかないので花壇に埋める事にしたのだ。 「…ゆっくりに講釈たれるなど我ながら…酔狂にも程があるね…」 女性は苦笑する。 「弱いから…死ぬ。死ぬから弱い…。全く…傲慢過ぎて吐き気を催す考えだな…」 女性は一人呟く。誰に言うでもなく…。 弱肉強食。それが世界のルールだ。それを否定しているのは人間だけ。 だがその人間もそのルールを完全には否定出来ない。 人間社会が少なからずそれを是としているからだ。 勝てば強く、負ければ弱い。 卑怯も何も無い。ただそれだけの純然たるルール。 弱いなら弱いなりの戦い方がある。それで勝てばそれは勝者となり強者となるのだから。 それをしなかった時点で、女性の力量も考えず面と向かって行ったまりさ一家が死ぬのは必然といえば必然だった。 「…せめて来世というものが本当にあるのなら、私より強いものに生まれて復讐するといい…っと何だ?」 掘っている最中に石ではない何かぶつかり、女性は眉をひそめる。 不思議に思い掘り返してみる。 すると、 「何…コレ?」 思わず女性はそう呟いた。 目の前に発見されたものは一言で言えばゆっくりであった。ゆっくりぱちゅりーだった。 だが女性の知るぱちゅりーとは何かが違う。おかしい。 何がおかしいかというとそれが半分に割られて、土塗れでありながらまだ生きているという点だった…。 「…………………」 何で地面にぱちゅりーが? というか何でそんな状態に? 女性は自問自答したがわかる訳がない。 あまりにも情報が少ない。 「む…ぎゅ…」 何やら喋った。 生きている。生きているがこんなのどうすればいいか女性にはわからない。 考えた結果……見なかった事にした…。 まりさとぱちゅりー、皮のみのれいむを地面に埋める。 れいむの中身は庭に撒いておけばバレないだろう。 「…まぁ何と言うか…ああなっても生きてられるって十二分な強さだよな……うん」 女性はそう呟くと家へと戻って行った…。 彼女の中でゆっくりに関する考え方がちょっと変わった瞬間でもあった……。 END あとがき うん、何コレ? 前作での従姉妹と天然お兄さんの会話を補完する為に作ったのに変な方向に進む こと進むこと…。 どうしてこうなるんだ!? それはさておきそれでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1 ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2 ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?) ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』 ふたば系ゆっくりいじめ 1012 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 ふたば系ゆっくりいじめ 1056 犬小屋と殺虫剤 ふたば系ゆっくりいじめ 1084 あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!! ふたば系ゆっくりいじめ 1164 ゆっくりをハサミで切るだけの話 天然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 天然の友達の冷静の従姉妹のタンクトップの友達のハサミって感じか -- 2014-03-03 02 19 25 ↓↓↓足から口内まで直結したんだろ -- 2013-07-18 00 08 14 レイ×マリざまあww -- 2012-02-07 21 10 30 理論的で良いお姉さんだ。格好いい、痺れるね -- 2011-01-04 21 25 36 足にあいた穴から入ってきた野菜ジュースをなんで口で飲むの? -- 2010-09-04 11 21 24
https://w.atwiki.jp/hiroki2008/pages/1.html
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //atwiki.jp/guide/contact.html 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/3001.html
前 翌日、青年の休暇も終わり、今日から再び仕事に行くことになった。 家を建てるくらいの金があるんだから仕事なんて辞めればと思うかもしれないが、青年は仕事にやりがいを感じているので、辞めようとは思わなかった。 しかし、今日からも一家の虐待を止めるつもりは全くない。青年が仕事に出ている最中も、しっかりと恐怖を味わってもらうつもりだ。 具体的にいえば、昨日したことを全部していくということだ。 青年は朝のうちに虐待の準備をすべて済ますと、「れいむ、仕事に行ってくるからな!!」と家を出て行った。 「おがあざああん!!! おながずいだよおおおぉぉぉぉ!!!!」 「ごはんぢょうだいいいぃぃぃ――――!!!」 注射を打たれ、空腹で目が回ってきた子ゆっくりが、両親に泣きわめく。 胃液分泌薬と一緒に栄養剤も言っているので、一日の必要栄養的には何ら問題はない。 しかし、昨日今日と連続して口から物を通していない一家は、食の満足感が全くない。 その一家の目の前では、れいむの映像が延々と流れていた。 『れいむ、今日はハンバーグだぞ!!』 『ゆー!! れいむ、はんばーぐだいすきだよ!!』 『ほら、熱いから気をつけろよ』 『ぱ~く!! ゆゆゆゆゆゆゆっ!!! あじゅいよおおおぉぉ!!!』 『だから言わんこっちゃない!! ほれ、水だ』 『おにいさん、ありがとう!! ごーくごーく、すっきり♪』 『よくフーフーしてから食えよ』 『ふーふーふー……むーしゃむーしゃ、しあわせ~♪♪』 『うまいか、れいむ?』 『おいしいよ、おにいさん!!』 「れぇぇぇいぃぃぃむぅぅぅのぉぉぉぐぅぅぅぜぇぇぇにぃぃぃぃぃぃぃ――――!!!」 「ざっざとぞのごはんをまりざだぢによごぜえええぇぇぇぇ―――――!!!」 「おがあざんにざからうなんで、どがいはのすることじゃないわあああぁぁぁぁ――――!!!」 「でいぶはざっざとじねえええぇぇぇぇぇ――――!!!」 そんな空腹で我を忘れる一家に、映像のれいむはひとこと、 『しあわせ~~~~♪♪♪』 「ゆぎゃああぁぁぁぁぁ―――――!!!!」 「まりざをむじずるなああぁぁぁぁぁ――――!!!」 「でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜにいいいいいぃぃぃぃぃ――――!!!!」 しばらくれいむの食事風景が流れていたが、一時間もすると、今度は映像が切り替わる。 青年『どうだ、うちのれいむは?』 野良まりさ1『ゆゆっ!! こんなきれいなれいむ、みたことがないよ!!』 野良ちぇん『わかるよー!! とってもいいにおいがするよー!!』 野良まりさ2『ま、まりさとゆ、ゆっくりしていかないか?』 野良ぱちゅりー『むきゅう。うらやましいわ』 野良ありす『ま、まあ、ありすにはかなわないけど、まあまあきれいね!!』 れいむ『ゆー……れいむ、きれいなんかじゃないよ』 野良まりさ2『なにいってるんだぜ!! きれいだぜ!!」 野良ちぇん『わかるよー!! きれいだよー!!』 れいむ『ゆー……』 青年『ははは、うちのれいむは恥ずかしがり屋さんだから、そんなに綺麗綺麗言ってやるな。まだ子供なんだぞ。それに髪についてはあんまり触れてやるな。世の中には髪の毛のない恥ずかしいゆっくりだっているんだぞ』 野良まりさ1『ゆゆっ!? かみのないゆっくりなんているの?』 青年『それがいるんだよ。今度見せてやるよ。爆笑間違いなしだぞ。腹がよじれない様にしっかり腹筋鍛えておけよ、腹筋ないけど……』 野良ぱちぇ『むきゅ!! きょうみぶかいわ!!』 野良まりさ1『はやくみたいよ!!』 野良ありす『かみのけがないなんて、ほんといなかものね!!』 野良ちぇん『わかるよー!! おおわらいするよー!!』 野良まりさ2『みんなでゆっくりばかにしてやろうぜ!!』 「ゆがあああぁぁぁぁぁぁぁ――――――!!! ありずだっで、ぎれいながみがあっだのにいいいいいぃぃぃぃぃ―――――!!!!」 「ありずはいながものじゃないわあああぁぁぁぁぁぁぁ――――!!!!」 「じじいのぜいだあああぁぁぁぁぁ―――――!!!」 「でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜに!! でいぶのぐぜにいいいいいぃぃぃぃぃ――――!!!!」 怒りで目を見開き、映像に向かって罵倒しまくる一家。眼がとても充血している。 しかし、それが悪かった。 あまりに大きな声を上げすぎたせいで、段ボールの中にいる、奴を目覚めさせてしまった。 「う~♪ なんかうるさいんだど~♪ れみりゃをおこすのはだれだど~♪」 「れ、れみりゃだああぁぁぁ―――――!!!」 「ここはどこだど~♪ れみりゃはおなかがすいたど~♪」 「ゆぎいいぃぃぃ――――!!! たずげでええぇぇぇ――――!!!」 「あ、おかしをみつけたど~~♪ たべちゃうど~~♪」 「いやああぁぁぁ!!! ありずをだべないでえええぇぇ!!! おがあさん、だずげでえええぇぇぇぇ!!!!」 「いやあああぁぁぁぁ!!! ありすのごどもがあああぁぁぁぁ―――――!!!!」 「うるさいど~♪ れみりゃはこれをたべるんだど~~♪ さっさとはこからでるんだど~~♪ おかしのくせになまいきだど~~♪」 「ゆぎいいぃぃぃぃ――――!!! いだいよおおおおぉぉぉ――――!!! にぎりじめないでえええぇぇぇぇ――――!!!」 「さっさとはこからでるんだど~~♪ なんででないんだど~~♪ れみりゃはおなかがすいたから、さっさとでるんだど~~~♪」 「いだいいだいいだいいだいいだいいだい…………!!!!」 「もういいど~~♪ そっちのおかしをたべるど~~♪」 「ゆぎゃあああぁぁぁ――――!!! まりざのどころにごないでええぇぇぇ―――!!!」 「だめだど~~♪ たべちゃうど~~♪」 「いぎゃいいぎゃい!!!! おどうざああああんんん――――!!!」 「やめでえええええええぇぇぇぇぇ!!! まりざのこどもがああぁぁぁぁぁ――――!!!」 「こっちのおかしもはこからでないんだど~~♪ もういいど~~♪ つぎはそっじのでっかいはこにするど~~~♪」 「ま、まりさはおとなだから、うまくないんだぜ!!!」 「れみりゃはおっきいほうがいいど~~♪」 「ゆぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――!!!!!」 れみりゃはおかしが箱から出ないと気付いては、箱を行ったり来たりしている。 いつ自分が食べられるのではないかと、一家は気が気じゃない。 部屋の中は、一家の鳴き声と叫び声で充満していた。 隣では再び場面が変わり、れいむが大口を開けて、桃を一口で食べている映像が流れているが、一家にとってはそんなことを気にしていられる状況ではなかった。 夕方、青年は職場から帰ってくると、虐待部屋に行くことなく、れいむとゆっくり食事を取り、遊び、風呂に入ってゆっくりしていた。 ようやく部屋に行ったのは、れいむが寝付いた夜中であった。 部屋に入ると、昨日と同様、ゆっくりゃと一家の鳴き声が青年を迎えてくれた。 「うああああぁあああぁぁぁぁん!!! れみりゃはおながずいだど~~!! おがじのぐせになまいぎだど~~!! ぷっでぃ~んだべだいど~~~!!!」 「いだいよおおぉぉぉ―――!!! なんでまりさだげ、ごんなにながいのおおぉぉぉ―――!!! はやぐあっぢにいっでよおおぉぉぉ――――!!!」 見たところ一家は誰一人かけていないようだ。 しかし、ゆっくりゃを含めた全員が全員、疲労を全身で表わしている。うむ、満足満足。 青年は昨日同様、れみりゃの後ろから麻酔を打ち込み、れみりゃを眠らせた。 れみりゃは知能があれなので、今日の出来事など一晩経てばすっかり忘れているから、明日もまた一家相手に頑張ってくれるだろう。 今日はたまたま一家の大声で間が覚めたが、例え一家が騒がなくても、この麻酔は半日くらいの効果なので、遅くても明日の正午には起きだしてくる。 そんなれみりゃが栄養不足で死なないように、一家同様栄養剤を打って、段ボールの中に寝かせてやった。 「おじさあああんんん―――――――!!!! もうゆるじでええええぇぇぇぇ――――!!!!」 れみりゃを段ボールに片づけた青年に、父まりさが懇願する。 母ありすと子ゆっくりは、れみりゃの脅威からやっと解放されるや、ばったりを倒れた。体力的なこともあるが、それ以上に神経をすり減らしすぎたのだろう。 さすがに父まりさは一家の大黒柱だけあって、体力は随一のようだ。 「ふむ、なら『まりさは愚図です。ハゲです。れいむ、ごめんなさい』って1000回言ってみな。そしたら考えてやらんこともない」 「ゆっ!? まりざはぐずでもはげでもないよ!! それになんでぐずのれいむにごめんなさいなんていわなきゃならないの!!」 「ま、言わないなら言わないで構わんよ。明日もれみりゃに食べられない様に頑張ってな」 「ゆうううぅぅぅぅ――――!!! なんでええええぇぇぇぇ――――!!! まりざだぢなんにもわるいごとじでないのにいいぃぃぃぃ――――!!!」 「……お前、じつはそこに居たいんじゃないか?」 自分で自分の首を絞めるまりさを見ていると、本当はそこに居たいんじゃないかと思えてくる。 まあ、例え1000回言ったとしても、「考えたけど、やっぱり駄目」とか言って、出すつもりはさらさらなかったのだが…… あれだけの恐怖を味わってもこんなセリフが出るくらいだ、少なくとも二週間は持つだろう。 「おねがいでずううぅぅぅぅ――――!!! だずげでええぇぇぇ―――!!!」と五月蠅いまりさを尻目に、青年は部屋を出て鍵を閉めると、床についた。 あれから一週間が経過した。 青年は毎日職場に行く前に、一家に栄養剤と空腹剤の注射を打っては、ビデオを回していった。 最初の三日ほどは、相も変わらず、ビデオ相手にさんざん罵声をまき散らし、昼ごろに目を覚ましたゆっくりゃに脅え震え痛い思いをする毎日。 しかし、さすがに四日も過ぎると、一家の様子が変わってきた。というのも、敵がゆっくりゃだけじゃなくなってきたのだ。 いい加減同じことを三日もすると、一家の神経も限界まですり減らしすぎたのか、一匹の子まりさが、まりさ種特有のスキルを発揮した。 「まりざよりあっぢのありずのほうがおいじいよおおぉぉぉ―――!!! だがら、まりざだけはだべないでええぇぇぇぇ―――!!!」 子まりさの裏切り行為である。 これを聞いて、今まで鉄の結束を誇っていた一家がガタガタに揺れた。 「なんでぞんなごどいうのおおぉぉぉぉ――――!!!」 「そんなごどいうわるいいもうどは、れみりゃにゆっぐりだべられろ!!!」 最初は一匹の子まりさの裏切りだった。 しかし、それをきっかけに、他のまりさ種も「あっちの~のほうが…」と裏切り、それに対抗するように「ばかな~はゆっくりしね!!」と反抗する。 精神が摩耗しきった一家には、既に鉄の結束はなく、最初はなんとか止めようとしていた両親も、「おかあさんからたべられてね!!」という子供の言葉に遂に切れて、家族は見事バラバラになった。 今まではゆっくりゃだけが敵だった。捕まっても、家族全員で「がんばってね!! たえてね!!」と励ましあっていた。 しかし、今では家族全員が敵同士になる始末。 これで全員が同じ箱に入れられていれば、皆殺しで終わっただろう。 しかし、一家は分断された箱の中。ゆっくりゃ以外接触することは出来ない。 ゆっくりゃに誰かが捕まれば「ゆっくりたべられてね!!」と、家族全員からの大合唱。 一旦れみりゃに捕まってしまえば、部屋中の全員が敵。一家に休まる時間など皆無だった。 同じことを延々と繰り返し二週間。一家の肉体と精神は、すでに極限状態まで達していた。 一家の唯一の共同作業は、誰かを罵倒するときだけ。 しかも、最近は自分たちがれいむより愚図なのではないかと思うようになっていた。 毎日、美味しいものもを食べては日々綺麗になっていくれいむに比べ、自分はこの二週間何も口にせずに、しかも毎日体力と神経をすり減らしたことで、もちもちだった皮も、今ではすっかり瑞々しさを失っていた。 家族との結束があれば、全員でれいむを罵倒し、多数決の理論でプライドを保っていられただろう。ブスのグループが綺麗な女の子を妬んで、全員で悪口を言うようなものだ。 しかし、いざ一人になると、そんなれいむと今の自分を比べ、今のれいむが綺麗で幸せであることをいやでも認めざるを得ない。内心では今の自分とれいむを比べ、どちらが上であるかなど、頭の弱いゆっくりでも分かっているのだ。 さらには、今や敵である家族に「おまえたちは、れいむいかだよ!!」と親がれいむと子ゆっくりを比較すれば、子ゆっくりたちも「れいむのほうがかわいかったよ!!」と、姉妹とれいむを比べる始末。 一家のアイデンティティもプライドも、この時すでに崩壊した。 しかし、一家は狂えない。狂えればどんなに楽か分からない。しかし、狂えない。 毎日昼になれば、ゆっくりゃによる痛みが全身を襲うのだ。 狂いたくても、痛みが一家を否応なく現実に引きもどす。 毎日、死にも等しい恐怖と痛みを味わい、しかも愚図のれいむより愚図な自分。 もはや、生きている価値があるのだろうか? 一家はそんな哲学的なことまで考えるようになった。 そんな日々が、薬が無くなる二週間後まで続けられた。 一月後、青年はその様子を見て、そろそろ潮時かと考える。 一家の今の状況を見て、青年の溜飲も完全に下がっていた。 これはれいむの為というより、れいむを馬鹿にされたことに腹が立った青年の自己満足に過ぎない。 青年はゆっくりと一家に話しかける。 「れいむはあんなに幸せなのに、そのれいむより上の存在であるお前らは、なんでこんなに苦しい思いをしているか分かるか?」 「……わからないよ」 「なんだ、もう言い返さないのか? 自分たちのほうがれいむより幸せだよ、とか。まあ、そんな気力ももう無いんだろうな。なら、教えてやるよ」 「お前たちのほうが、れいむより下の存在で愚図だった、というだけだよ」 「……………」 一家は何も言わない。 言うだけの気力もないが、それ以上に、そんなこと二週間目の時点で分かっていた。 「俺はな、お前らがれいむにしてきたことを、そのままお前らにしてやっただけなんだよ。こういうのを因果応報っていうんだ。よく覚えておけよ」 「……………」 「ホントは薬が無くなった時点で殺そうかと思ってたんだが、なんか今のお前ら見てたら、殺す気もなくなったわ。もう出してやるよ」 「……ころしてよ」 「殺してほしいのか?」 「うん……いきてても、もうかぞくいっしょにいられないよ。いきてるほうがつらいよ」 父まりさの言葉を、他も一家にも聞き返す。 母ありすも子ゆっくりたちもそろって、「……ころしてよ」と、気力を振り絞って答えた。 これが家族最後の共同作業であった。 「……いいだろう。まあ、最後の情けだ。痛みも感じる間もなく、一瞬で殺してやるよ」 「ありがとう、おじさん……」 こんな目に合わせた張本人にありがとうとはな…… 確かにこんな廃人一歩手前では、例え生かしてもすぐに死んでしまうだろう。死んだほうがどれだけ楽か分からない。 青年は最初に持ってきた木箱の中に一家を入れていく。 殺してやるとは言ったが、ここで殺すと餡子やクリームが飛び散るので、さすがにここではしたくない。 青年は一家の入った箱を担ぐと、部屋のドアを開けて、箱を出し、鍵を閉めた。 麻酔を打たれているとはいえ、ゆっくりゃがいるので気を抜くわけにはいかない。 今はれいむは、居間で昼寝をしているはずだ。素早く一家を外に運び、ひと思いに潰して帰ってこよう。 青年は廊下を歩き、玄関まで箱を運んだ。 しかし、神が最後にいたずらをしたのだろうか? 箱を担いでいて前の見えない青年が、玄関の段差に躓いて盛大に転んでしまった。 「痛ってえええぇぇぇぇ――――!!!」 青年が持っていた木箱が投げ出され、大音量を上げて破壊される。 箱詰めの一家は、玄関に投げ出された。 玄関は防音加工していないので、そんな音に目が覚めたのだろう。 「おにいさんん!!!! けがしたのおぉぉ!? いまのすごいおとどうしたのぉ!?」 れいむが青年の叫びと箱の破壊音で目を覚まし、青年が怪我をしたのでは? と、急いで玄関に駆けつけてきたのだ。 「れいむ、来ちゃだめだ!!!」 青年はれいむにここに来るなと、大声で叫ぶ。 しかし、自分の大好きな青年の一大事かもと、れいむは青年の言葉を初めて無視して、玄関に走った。 青年がしまった!! と思っても、後も祭り。 合わせたくなかったれいむと一家が、玄関で邂逅してしまった!! 一家は玄関の一段下から、廊下のれいむを見上げていた。 あれが本当にあの愚図のれいむだろうか? 昨日見た時より、また一段と美しくなっている。 一家は最後まで気づかなかったが、一家が見ていたのはビデオの映像。しかも、一週間前に撮影したものだ。 一家からすれば、たった一日でさらに綺麗になったと思っても不思議ではない。 父まりさは死ぬ前に声をかけようと思った。 傲慢なまりさだが、自分があんな目にあって初めて理解出来た。自分は、あんなに酷いこと、ずっとれいむにしてきたのだ。 母ありすも声を掛けたかった。 なんであんな綺麗で都会派なれいむを苛めてたんだろう。むしろ、あんな子が自分から生まれてきたなんて誇らしいじゃないか。実に都会派じゃないか。 「れ、れいむ……その……まりさ、いままでれいむのこと……」 「れいむのこといじめてごめんね」 まりさはそう言おうと思った。 しかし、まりさの後半の言葉は、れいむの言葉によってかき消された。 「ゆゆっ!! かみのないゆっくりがいるよ!! おにいさん、ほんとうにいたんだね!!」 「れ、れいむ!?」 「かみのないゆっくりさん、ゆっくりしていってね!! れいむとおともだちになってね!!」 れいむは家族に向かって、まるで初めて会ったかのような対応を示す。 これには、一家ばかりか青年も驚いた。 「なあ、れいむ。あれが誰だか分からないのか?」 「ゆっ? おにいさん。れいむ、はじめてあったよ!!」 「は、初めてって……本当に分からないのか?」 「ゆー……そんなこといわれても、わからないよ」 通常、ゆっくりは髪飾りで個体を識別する。 これは実験結果からも明らかで、リボンや帽子をしていれば、例えどんなに顔が変わってもゆっくりには分かるし、逆に無ければ、例え家族ですら個体識別が出来なくなる。 確かに今の一家は青年によって髪は剃られているが、しっかりと帽子やカチューシャはしているのだ。判別できないはずがない。 「れ、れいむ、まりさはれいむのおとうさんだよ!!」 「ありすはおかあさんよ!!」 一家はれいむがなぜ自分たちを知らないのかが分からなく、大声で呼びかける。 しかし、れいむは首をかしげ、考え込んでいる。 「れいむにおとうさんもおかあさんもいないよ。れいむのおとうさんとおかあさんは、れいむがちいさいころにしんじゃったんだよ。ゆっくりうそをつかないでね!!」 「うそじゃないよ!! まりさがれいむのおとうさんだよ!!」 「うそつきはどろぼうのはじまりだって、おにいさんがおしえてくれたよ!! そんなうそをつくゆっくりとは、ゆっくりできないよ!! ぷんぷん!!」 れいむは嘘つきとは一緒にいられないとばかりに、プリプリ怒っている。 青年が怪我をしていないことを確認すると、頬を膨らませて、来た廊下を戻っていった。 青年はそんな光景を見て、なんとなく状況が理解出来た。 れいむは、青年との生活をするようになって、過去の辛く悲しい生活を忘れ去っていたのだ。 人間でも、虐待を受けた子供が自己を防衛するため、虐待時の記憶を忘れたり、脳の奥底に記憶を封印したりすることが稀にある。 おそらくれいむは、自己を保つために、虐待時に記憶の部分に、自分の都合のいい記憶を改ざんしたのだろう。 自分には家族がいない、家族はすべて殺された、やさしい青年に助けられた、というように…… 「……れ、れいむ」 まりさが、れいむの後ろ姿を見て小さく洩らす。 まりさに限らず、一家全員がその光景を呆然と眺めていた。 今まで散々苦しい目にあった。 初めはれいむがご飯を食べているのを、全員で罵倒した。 れいむが綺麗になっていくのを、全員で貶した。 しかし、徐々に自分がれいむより下なんだと理解していくようになった。 なんで自分はれいむにあんな酷いことをしていたのか、考えるようになった。 れいむと偶然再会した。チャンスだった。 れいむに謝ろうと思った。 しかし、れいむはそんな一家のことなど、すでに頭の片隅にもなかった。 一家は最初から最後まで、一人相撲を取っていたのに、たった今気がついた。 「ゅゅ……ゆゆゆ…………ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ――――――――!!!!」 まりさは玄関で笑った。笑い続けた。 釣られるように、ありすや子ゆっくりも、乾いた笑い声を上げていく。 青年はそんな一家を外に出し、少し離れた場所に連れていくと、足を高くあげ、踏みつぶしてやった。 一家は最後の最後まで、狂ったように笑い続けていた。 終わり ちょっと最後が弱かったかな。 坊主の人、もしこれを読んで怒ってたらごめんね。 作者も、高校球児だったので、小学校の時からずっと坊主でした。 坊主なら頭じょりじょりは誰でもやられた経験があるはず。 ちなみに作中のビデオテープは3時間テープを3倍で撮ったもの。 終わればそれを自動で巻き戻し、最初から繰り変えすような仕様です。 だからテープは変える必要がないよ。 今まで書いたもの ゆっくりいじめ系435 とかいは(笑)ありす ゆっくりいじめ系452 表札 ゆっくりいじめ系478 ゆっくりいじり(視姦) ゆっくりいじめ系551 チェンジリング前 ゆっくりいじめ系552 チェンジリング中 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/tenseijiten/pages/62.html
基本情報 生年月日:1930年7月10日生 70歳 星座 :蟹座 血液型 :B型 身長 :167cm 体重 :55kg 利腕 :右 趣味 :郷内視察名目の散歩、校内行事に於ける講話 特技 :古流武術全般、密教秘術「真言」、茶道 所属 :天照郷 第四十七代郷司 天照郷中央社 七瀬神宮 宮司 特別公立教育機関「天照館」理事長 天照派静守人 上層部「枢機院」長老衆筆頭 概要 天照郷の長にして、天照派鎮守人を束ねる上層部「枢機院」の頂点である4つの一族の長からなる 「長老衆」の筆頭も務めている。 その肩書きに反して、平時は頭目としての威厳はあるものの、近寄りがたいということは決して無い 気さくな老人として住民に接しており、人気も高い。 普段は「不動庵」という郷の北西、貴族町のさらに先の町外れの竹林に囲まれた質素な家屋でのんびりと暮らしており、精進料理のため若者には不評だが、食事を振舞うこともしばしばある。 しかし、本来の顔は天照郷きっての豪傑と言われるほど厳格なもので、「修験の王」とも揶揄される武と法術を双方極めた最高クラスの鎮守人にして、優秀な司令官である。 冗談抜きで、天照館高校の生徒と体力勝負をしても圧倒的大差を付けて勝てるほどの体力を維持しており、ある意味では郷内最強と呼んでも差し支えの無い老人。 ただし、「無間朝礼の行」と呼ばれるほど長い講話のせいで、イマイチ生徒達からは尊敬の眼差しを向けられることが無い。 大津家は代々、七瀬神宮の宮司を務める天照郷でも最も古い一族で、朝廷の管理下に置かれる以前からこの地域一帯の管理者として存在していた。 実力もさることながら、そういった経緯も有り、重要ポストに付いているためか、周りからのやっかみも少なくは無い。 本人としては、大津家に自分の代で男子が生まれなかったため、丁度良い改革の機会と考え、 民の幸せを考え、郷と国の平和を守ることが出来る気概を持つ者なら誰が後を継いでも構わないと考えており、虎視眈々と引退の機会を窺っている。 伊波家とは浅からぬ関係にあり、飛鳥の父、倭人が逝去した際には悔しさを爆発させるほどであった。 また、事実上の遺言となってしまった倭人の言葉に応える形で、玉依を呼び寄せて後見人としている。 キャラクターの設計について 見せ場があったような、そうでもなかったような大津老人ですが、 本作では長としての顔を覗かせる事が増えているため、一定の存在感は示していると思います。 半世紀以上、鍛錬と研磨を続けた魂は衰えを知らず、原作でなんだか微妙に及び腰で立場の悪いだけだった長老衆の集まりでも意見を言い、それでも却下される意図とバックボーンが見えるようになってればなぁと思います。 実はと言うか殆どバレバレですが、飛鳥の割と重要な関係者だったりします。