約 5,242,885 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2234.html
静寂な高音 6KB 虐待-普通 小ネタ 悲劇 理不尽 駆除 ツガイ 野良ゆ 都会 現代 人間なし 超小ネタ 「静寂な高音」 羽付きあき ・小ネタです 「ゆゆ~ん!おちびちゃんはやくうまれてきてね!」 ここは街の路地裏、ダンボール箱にすっぽりと入る様に二体の街ゆっくりがいた。 一体は「ゆっくりまりさ」もう一体は「ゆっくりれいむ」 どこでもよく見る組み合わせだ。両方ともバスケットボールほどのサイズで、恐らく番いだろう。 変わったところと言えば、ゆっくりれいむの頭には蔓が延びていて、そこには三個の実ゆっくりが成っている。 れいむ種が一個、まりさ種が二個。 どちらも十分に育ち、目を閉じて時折わさわさと体を揺らしながら落ちる時を待っている。 「ぴっぎぃっ!」 「ぎぴぃっ!」 「ゆっぷぎっ!」 …蔓の上の実ゆっくりが突如寒天の目を見開いてブルブルと震えだした。 「おぢびぢゃん!?どぼじだのおおおおおお!?」 「ど、どうなっでうんだぜ!?」 蔓をつけているれいむが驚いて上を見上げる。 番いのまりさも心配そうに見つめていた。 「ゆっ!ぴきぃぃぃぃぃぃぃ!!」 「ゆぎっ…!…ぃぃぃいいいいいいいっ!」 「ゆっきぃぃぃいいいいいいいっ!!」 耳鳴りの様な甲高い声が耳に届く。実ゆっくりの声だ。 蔓がわさわさと揺れている。実ゆっくりが異常なほどつながった蔓の部分を中心にグルングルンとまわっていた。 寒天の目から流れる砂糖水の涙は餡子が混じって黒くなっている。 口が裂けて小麦粉の皮が破れるのではないかというぐらい体を縦に伸ばして口を開けていた。 舌がブルブルと揺れて、まるで植物の蔓の成長を倍速で撮影した時の様にゆっくりと舌が伸びてきている。 「おぢびぢゃん!ゆっぐりじでね!ゆっぐりじでねぇえええ!」 「おぢびぢゃんんんんんん!?どうなっでるんだぜっ!?なんでなんだぜええええええ!?」 番いのれいむとまりさが涙を流して叫ぶ。どうしようもないのだ。何故さっきまで幸せそうに目をつぶって時折嬉しそうに身をフルフルと動かしていた実ゆっくりがこうなったのか、ゆっくりでは理解できなかった。 いつしか蔓の先がプチンと切れてポトポトと実ゆっくりが落ちていく。あまりに揺れ動きすぎたため蔓から離れてしまったのだ。 「おぢびぢゃん!ゆっぐりじでいっでね!ゆっぐりじでいっでねっ!」 「べんじずるんだぜ!ゆっぐりじでいっでね!ゆっぐりじでいっでね!ゆっぐりじでいっでねぇぇぇ!!」 通常蔓から離れた実ゆっくりは赤ゆっくりとなり「ゆっくりしていってね」と言葉を発するはずだ。だが番いのれいむとまりさがいくら呼びかけても赤ゆっくりは先ほどと同じように甲高い声しか上げていない。 まるでガラスに爪を立てるような音を聞いて耳をふさぎたくなる。それほどの音だ。 グネグネと小麦粉の皮全体が揉まれた様に動きながら口をあんぐりと開けている…寒天の目からは餡子の混じった黒っぽい砂糖水の涙がダバダバとあふれていた。 口からはすでに餡子の混じった砂糖水の涎が、泡のようになってブクブクと口から漏れだしている。 「「「っ…!ぃぃぃいいいいいいいいっ!?ゆっぴきぃいいいいいいいいい…!?」」」 「「おぢびぢゃん!ゆっぐりじでええええええええええ!」」 番いのれいむとまりさが舌でぺーろぺーろしたりすーりすーりをしても一向にやむ気配はない。 いつしか三体の赤ゆっくりは見開いた寒天の両目がまるでカメレオンのように焦点を失ってグルグルと左右非対称に回り始める。 通常跳ねる事も「そろーりそろーり」も出来ず、モソモソと底部を動かす事しかできないはずの蔓から離れて間もない赤ゆっくりは、凄まじい速度でコロコロと辺りを回る様にしたり、小麦粉の皮を上下にのーびのーびさせて垂直に跳ねだしたりしてもがき苦しんでいる。 …火事場の馬鹿力と言うべきか?ゆっくりの重い着物力が生んだ出来事だろうか?それは分からない。 「「「ぃぃぃぃいいいいびょっ!」」」 そして赤ゆっくり(れいむ種が二体、まりさ種が一体の構成)が…一斉に「爆ぜた」 いや、寒天の目玉がボコンと飛び出し、穴と言う穴から餡子の混じった砂糖水を垂れ流して力なく地面に潰れている。 赤まりさが時折クネクネと動いているが、それも時間の問題。 小麦粉の皮全体が大きな亀裂がいくつも入って餡子が飛び出していたのだ。最後に大きく動くと、やがて動かなくなってしまった。 「どぼじでえええええええ…ゆ”!?ゆ?ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ…!!!!」 「でいぶどぼじだの…ゆゆ?ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ・・・!!!」 突如として番いのれいむとまりさが激しく振動を始めた。ヌラヌラとした水飴の液体が吹き出し始める。 「んほほほほほほお、お、お、お、!!ででででいいいいいぶぶぶぶぶぶぶううううう!!」 「ままままままままでででででででぃぃいいいいいざざざざざざざざざざあああああ!!」 通常震動がおさまって「すっきり」になるはずのゆっくりだが、この番いは違ったブルブルと小麦粉の皮が小刻みに波打ちながら激しく小麦粉の皮同士を擦り合わせ始める。 …だがそれもほんの一瞬であった。突如としてれいむとまりさの「振動」が止まる。 「んほぉぉぉぉ…ゅ?ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”お”お”お”お”お”お”ぎぃぃぃいぃいいいいぃいいいいぃぃぃあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」 「でいぶうううううう!すっき・・・り…びゅりゅぼぼぼばぁがぁっ!っぎぃいいぐぐぐぐぐゆぐげぇぇぇっ!?」 すっきりの所作をやめ突如激しくグネグネと動きだすれいむとまりさ。 口をぽっかりとあけ、舌をあらん限り伸ばしている。そして寒天の両目が見開き、餡子の混じった砂糖水の涙が垂れ流される。 …いや、目からだけではない。しーしーの穴やあにゃるからもゴボゴボと流れ出ている。 口からは餡子の混じった砂糖水の泡が吹き出しており、まるでジャグジーの様にブクブクと泡立っている。 「あぎゅぎぎびゅうううぐぎぇごぁぁぉおぉおおぉああぁおぁおおゆぼっ!?」 「ぎぃぐがががぎっぐぎゅぶぉばぁぁぁあああああおおおおあああおあおあぁおぁぉぉぁおあおあぁぁおおあおぁおおぉおゆぶっ!?」 カメレオンの様に寒天の両目をグルグルと回し、凄まじい音を響かせていたれいむとまりさが突如として大きく跳ねた。 暫く動きが止まっていたかと思うと突如口から大量の餡子が吐き出される。 「ゆっげぇぇぇえええええおおおああああがぎっきゆぐっぐぐ・・・ゅげぇぇええええええええええ!ごぼおおおおおお!?」 「ゆぐっぶ…ぶぐぐぐ・・・ゆっごばあああばばばああああああああああ!?ゆ”・・・!おぼごげえええええええええええええぇぇぇ!?」」 砂糖水の涎も餡子も一切合財凄まじい勢いで穴と言う穴から出ていく。 やがて小麦粉の皮がしわしわになって地面に潰れるように小さくなったれいむとまりさはピクピクと動いているだけでやがて動かなくなってしまった。 加工所が出した新製品「ゆっくりすぴーかー」 ゆっくりの餡子を直接振動させ、中枢餡を破壊する画期的な駆除装置。 その凄まじい効果は先でもお分かりいただけただろう。 ちなみに「他の飼いゆっくりがいたらどうするんだ」という意見で製品化には至らなかったのは後の話である。 挿絵 by絵本あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 504 かりすま☆ふぁいたー ふたば系ゆっくりいじめ 516 サバイバル・ウィンター ふたば系ゆっくりいじめ 527 シティ・リベンジャーズ ふたば系ゆっくりいじめ 582 ビルディング・フォレスト ふたば系ゆっくりいじめ 587 バトル・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 592 コールド・ソング ふたば系ゆっくりいじめ 604 ロンリー・ラック ふたば系ゆっくりいじめ 625 ループ・プレイス ふたば系ゆっくりいじめ 632 フェザー・メモリー(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 643 フェザー・メモリー(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 690 ウィンター・ブルース ふたば系ゆっくりいじめ 706 シティ・エレジー ふたば系ゆっくりいじめ 1051 街を跳ねるもの達 ふたば系ゆっくりいじめ 1052 UNDER ふたば系ゆっくりいじめ 1069 CLOUDY 羽付きあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る この絵が、最高!! -- 2017-08-17 23 01 25 絵wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 2012-07-26 20 10 17 挿絵が軽いホラーだよ -- 2011-11-11 12 28 50 ここまで苦しみぬいて死に腐った実ゆは見たことねえ! 挿絵もまた恐ろしい程に素晴らしい! もっと殺ってくれ! 全てのゆっくりに残虐の限りを尽くした死を!! -- 2011-01-06 00 08 05 すごくゆっくり出来ました! 作者さんも絵師さんもありがとうございます!! -- 2011-01-04 05 51 12 すっきりー! 野良ゆっくり駆除には最高そうなのになぁ… 増えすぎた群れを駆除するのには使えそうだw -- 2010-12-12 19 04 25 すきっり!!! -- 2010-09-04 13 15 45 凄く面白かった、赤ゆがめちゃくちゃに苦しんでくたばるのが最高に良かった イラストも手伝って素晴らしい爽快感を得られました -- 2010-08-01 00 12 30 挿絵の赤ゆがとてもイイ!! -- 2010-07-31 14 33 45 しかし…これ饅頭なんだが、グロい、泣く、叫ぶ、食欲失せるわ… -- 2010-07-12 09 25 58 イラスト見たら話しがよりいっそう良くなった。でも叫び声のセリフが少々くどかったかな。 -- 2010-06-29 20 41 25
https://w.atwiki.jp/you-matu/pages/18.html
@wikiへようこそ http //atwiki.jp/ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1591.html
青年が親まりさを連れて行ったのは台所だった。 今なら家族は誰も居ない。手短に済ませなければ。 青年はまず、親まりさの帽子を取り上げると、 「ゆゆっ! やめてねっ、まりさのおぼうしさんかえしてねっ!」 それを細かく手で破っていき、黒い布のゴミを大量に生み出した。 このゴミは後でありすが食べさせられることとなる。 「まりざのおぼうじざんがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ!! どぼじでごんなご────ゆぎゅっ!?」 帽子の処理はただの第一段階に過ぎない。 青年は続いて親まりさを床に押し付けて、膝で挟み込んでガッチリと固定すると、両手で親まりさの金髪を引っ張りあげた。 ただし、今度は持ち上げる動作ではない。膝の力も使った、髪を引き抜く動作だ。 「ゆ゛びい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!? いじゃい゛よ゛っ! いじゃい゛よ゛っ! ばりざのがみのげ、ひっばっぢゃだべぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 ミチミチと音を立てて親まりさの体が縦に伸びていく。 両頬からかかる膝の力が親まりさの体を下に押しやり、髪を引っ張る腕の力が親まりさの頭を上へと持ち上げる。 額の面積が大きなり、毛根の埋まった頭皮が無理な形へと引き伸ばされて、尋常ではない激痛に親まりさの顔は涙と苦しみに歪んでいく。 必死に目を閉じて痛みに耐えながら、やめてやめてと体をよじって抵抗する。 その僅かばかりの抵抗を、青年は挟み込んだ膝の力で完封する。底部も動かせぬ非力な抵抗など、なんの障害にもなりはしない。 青年が全力で引き抜かんとする親まりさの髪は、力がある一点を超えた途端、ブチンと綺麗に頭皮から離れていった。 「ゆ゛んびゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」 頭皮はちぎれはしなかった。 綺麗に、金髪だけが親まりさの体から離れていった。 青年は引き抜いた親まりさの髪を、今はただのゴミとなった金髪を、同じくゴミと化した元帽子と一緒に山にしていく。 はらはらと青年の手から落ちるかつての自分の髪を、親まりさは呻き声をあげながら、名残惜しそうに見つめている。 「ばりざの……ゆ゛っ、ばりざの、がみのげが……」 しかし、まだ親まりさに髪は残っている。 青年は、速やかに、残りの髪も引き抜いていった。 その度に親まりさの口から絶叫が迸り、こぼれた涙がフローリングを濡らす。 青年が“先にあの処置をしておくべきだった”と後悔した頃には、親まりさの頭には金色のものは何も残っていなかった。 「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ……かひゅっ……」 全ての髪を引き抜き終えた頃には、既に親まりさはあまりの激痛に意識を失う寸前であった。 帽子を失い、髪も失い、もはやゆっくり好きであっても個体の判別が不可能なまでの顔だけハゲ饅頭と化した親まりさ。 しかし、まだ終わりではない。最後の仕上げが残っている。 青年はある器具を取り出した。このために台所に来たのだ。 それを手に取った青年は、ゆっくりと床でのびている親まりさへと近づいていく。 親まりさは痛みで悶絶しながらも、まだ意識は保っていた。 だから、視界に青年と、青年が手に持っているそれに気づく事が出来た。 「ゆ゛っ……ゆ゛っ?」 親まりさは知識としてそれは知っていた。 見たことは初めてだったが、その形と、それが何に使うのかを知っていた。 だから、不思議だった。なんでそれが今出てくるのかと。 本来の用途どうりに使われるのであれば、それはもしかしたら親まりさにとっても良いことになるかもしれない。 しかし、一連の流れにはそうはならない。 “それ”は絶対に親まりさに向かって使われる。 どうやって使うのか。どこに使うのか。 それに思い至った時、親まりさはこれまで味わったどの恐怖をも超越した、もっとおぞましい何かを感じた。 ゾクリ、と餡が震え上がり、その想像を頑なに否定しようとする。 だが、青年が“それ”のスイッチを入れて、親まりさにゆっくりと近づけていくにつれ、親まりさは自分の想像が当たっていたことを確信した。 「や゛……、やべでっ、ごないでっ! やべでね゛っ! だべっ! いやだっ! ぞんな……っ! ゆっぐりやべでねっ! ごないでねっ! いだいよ゛っ! どっでもいだい゛よ゛っ! ぜっだい、やべ……っ! ゆ゛んや゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!! やべぢぇよ゛っ! ゆっぐぢでぎないよ゛ぉ゛ぉ゛!! ばりぢゃ、いぢゃい゛の゛い゛やぢゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! でいびゅぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!! ばりぢゃ、いぢゃい゛のいや゛……ぢゃ───! ゆ゛……あ゛っ……ぎゃ…………!!!!」 ヴィィィィィィィィィィィィィ。 ビチュ。 グリュグリュグリュグリュ。 ガリガリガリ。 ミチュ。 ガリガリガリ。 モリュモリュモリュ。 扉が再び開き、青年が姿を現した時妹まりさは親まりさが戻ってきたのだと思った。 だから、青年が抱えているキャベツ大のそれも、ゆっくりだと信じて疑わなかった。 しかし、妹まりさはその考えを改めることとなった。 何故なら、 「ゆっ! おかーしゃん、かえっちぇき────」 青年が抱えてきた、“ゆっくりと思わしきモノ”には、 「ちぇ…………ゆ゛っ……?」 顔が無かった。 「ゆみゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!?」 こんな大声を出したことなど、妹まりさは初めてだった。 同じ部屋にいるありすも、妹まりさと同じように叫び声をあげている。 だって、無理もない。 今、青年が抱えているモノは、大きさも、肌の色も、ゆっくりのものだ。 親まりさを抱えて出て行ったのだから、抱えて戻って来たのも、同じくゆっくりと思うはずだ。 しかし、しかしだ。 青年が抱えているモノには、髪も、飾りもなければ、あるはずの顔もない。 顔があるはずの場所には、混沌が広がっていた。 グチャグチャの、滅茶苦茶。 肌色も小豆色も混ざった混沌の広場。 まるで、顔面を何かで攪拌されたかのような破壊されぶり────。 いや、その表現は的確ではない。 “ような”ではない。 親まりさの顔面は、事実。 ハンドミキサーによって蹂躙されたのだ。 他でもない、青年の手によって。 生クリームを泡立てるかのような気楽さで。 小麦粉の皮の肌も。 中身の餡子も。 寒天の目玉も。 砂糖菓子の歯も。 皆、皆。全部が全部。 崩れ去り、混ざり合って、腐海となった。 顔の形に整えられていた菓子達はしかして、全てをゴチャゴチャに混ぜ合わせた生ゴミと化した。 普通の生物ならば致命傷。 しかし、ゆっくりはこれだけされてもなお、生きている。 グチャグチャになった顔面から餡子が零れて死んでしまわぬように、ラップが顔だったところ一面に張られてもいる。 これで、親まりさの名残は全て消えた。 飾りも、髪も、顔も全て無くなった。 声も出せないし、底部も動かせないから動くことも出来ない。 親まりさと固体認識させる要素は、全て無くなった。 「さて、ありす。さっきのまりさじゃなくて、今度はこいつを孕ませるんだ」 「ゆ゛っ!?」 ありすは唐突かつ突拍子もない青年の言葉に驚愕し、恐怖した。 一体、何を言うのだろうか、と。 こんな、こんな顔なしのバケモノと肌を合わせて子作り、しろと? 「や゛……ありじゅ……いや゛、じゃ……」 震えながらかろうじて拒否の言葉を零したありすを、青年は容赦なく蹴り飛ばした。 「黙れ。やれ。殺すぞ」 有無を言わせぬ青年の言葉に、ありすは震え、歯を打ち鳴らし、泣きじゃくりながら従った。 青年が床に置いた顔なしのバケモノに、体を擦り合わせ始めた。 ありすがすっきりー、して親まりさを孕ませるまでに、きっと何時間もかかるだろう。 その何時間の間に、ありすは一体どれだけ殴られることになるだろうか。 ありすが行為を始めたのを確認すると、青年は水槽へと近づいていった。 水槽の側に立ち、上から水槽の中の妹まりさを覗き込んだ青年は、先ほどとは打って変わって優しい口調で語りかけた。 「やぁ、まりさ。さっきはすまんな。君のお母さんはあまりにもかわいそうだったから、今は別の部屋でゆっくりさせてるよ」 青年のその言葉は、呆然としていた妹まりさを立ち直らせた。 青年は今、何と言ったか。 「……ゆっ!? おかーしゃん、べつのへやにいりゅの!?」 「あぁ、そうだよ。残念ながらすぐには会えないけど、ゆっくりしてるよ」 「ありぇは!?」 「あぁ、あの顔ナシのバケモノは別の所から連れてきたものさ。君や君のお母さんとは関係ないよ」 「おかーしゃんじゃないの!?」 「当たり前だろ。あんな気持ち悪いバケモノが君のお母さんなわけないだろ」 一度はそう思っていた事を、青年は否定した。否定してくれた。 アレは親まりさではない。自分の母親ではない。 その言葉に、妹まりさはすがりつくしかなった。 「ゆゆっ! そうだにぇ! おかーしゃんはもっときれーだもん!」 「そうだね」 妹まりさのその言葉を聞き、青年は内心でほくそえんだ。 これでお母さんお母さんと喚くことはあるまい。 上手くできればお母さんに合わせてやると言えば実験にも積極的に取り組むだろう。 お母さんに会いたいと言っても、別の場所にいると言い続ければいい。 妹まりさはそれが嘘だと証明する事はできないし、同じくあの顔ナシが自分の母親だと証明する方法もない。 嘘だと証明できない嘘は真実と同じなのだ。 「さっ、お母さんと会うために、練習頑張ろうか」 青年の水上まりさ製作実験が、ようやく開始された。 「やっ……まりしゃおちちゃうよぉ……!!」 遠くから、我が子の声が聞こえる。 頬に触れるにちょにちょとした感触を感じながらも、親まりさはじっと、妹まりさの声に神経を傾けていた。 「ちんじゃうぅぅぅぅぅ、まりしゃおちちぇちんじゃうぅぅぅぅぅ!!」 「落ちないための練習だろうが。ほら、ちゃんとやれ。寝る時以外は浮き島に乗ることを許さんぞ」 我が子の嘆きが聞こえる。 「たちゅけちぇぇぇぇぇぇ!!! おかーしゃん、たちゅけちぇぇぇぇぇぇ!!」 助けが、聞こえる。 「まりさが頑張って一人で水に浮くことが出来れば、お母さんに会わせてあげるよ」 ちょっとでも気を緩めれば、顔面を苛む激痛に意識をもっていかれない。 それでも親まりさは、気を引き締めて妹まりさの声を拾った。 親まりさはもう何も出来ない。本当に、何も。 何もせず、ただ黙って、じっとして、母体となる。 それだけが、親まりさに許された事。それだけが、親まりさの役割だから。 親まりさはもう、我が子のために出来ることは何も無い。何も出来ない。 出来るとしたら、ただ、祈るだけ。 妹まりさの声を聞き、まだ生きていると確認して、いつか幸せになりますように、と自分以外の何かに託すだけ。 その願いを聞き届けるものは、誰も居ないというのに。 夜。眠りの時。 日が暮れて、青年が夕食を食べ終えて、夜の練習も終わって、ようやく青年が寝るという段階になって、ようやく妹まりさは浮き島に乗ることを許された。 それまでは、ずっと水に浮かべた帽子の上に乗ることを強制されていた。 落ちれば死亡。その事が妹まりさの精神を追い詰めて、なんとか一度も落ちずにすんだ。 落ちたら青年は助けてくれただろうか。 それとも、代わりはいくらでもいると言って助けてくれなかったのか。 それは分からないが、なにはともあれ、今はようやく、休むことが出来る。 妹まりさは水槽の中の浮き島から部屋の中を見回す。 ここは青年の部屋だ。だから青年もここで寝る。ありすは部屋の隅に置かれたゴミ箱の中に入れられるのを、さっき見た。 そして、水槽の横。 同じ棚の上に置かれた、それ。 ゆっくりならば額と思わしき場所から実ゆっくりを宿らせた茎を生やして、顔なし髪なしの丸いバケモノ。 額からはやした茎には、まりさ種しかいない。 ありす種は、ありすがすっきりー! して茎が生えた直後に、青年が全て潰してゴミ箱に捨てていた。 当然、その捨てられたゴミはありすが片付けた。 こんな、得たいのしれない気味悪いものの側で寝なくてはならない。 それは妹まりさにとって到底ゆっくりできるものではないが、かといってこの浮き島から逃れることも水槽の外に出ることも出来ない。 妹まりさは、仕方なく、目を閉じて視界から、意識から気味の悪い顔ナシを追い出そうとした。 そうして、目を閉じて、ゆっくりと、ゆっくりと意識を睡眠へと移行させていく過程で、妹まりさは、温もりを、欲した。 「ゆぅ……おねーちゃん……おかーしゃん……」 思い返してみれば、誰かと寄り添わずに寝ることなど、初めてかもしれない。 少なくとも、記憶の中では。ここに来る直前の睡眠だって、眠りに入る時は、そばに親まりさがいた。 妹まりさは想起する。 親れいむの温もりを。姉れいむの温もりを。姉まりさの温もりを。妹れいむの温もりを。 親まりさの、温もりを。 いつも、そばにいた。片時も離れなかった、愛しい母親の暖かさ。 今は、どこにあるのだろう。今はどこにいるのだろう。 感じたい。あの温もりを。 今だって、ほら。寸分違わず思い出すことが出来る、あの温もりを。 目を閉じて、夢の世界へと旅立ちながら、親の温もりを探した妹まりさは────。 「…………ゆっ?」 その温もりを、見つけた。 首を傾げた妹まりさの視線の先。そこには顔がグチャグチャに潰れたバケモノ。 だけど、けれども。 「おかー、しゃ……」 さっき感じたあの温もりは、間違いなく、親まりさのものだった。 離れていたのに。触れてもいなかったのに。 水槽を隔てているというのに。 錯覚でもなく、幻でもなく。 妹まりさは、今、確かに。 アレから、親まりさの温もりを感じたのだ。 「おかー、しゃん……」 信じられないといった響きを含んだ呟きが、妹まりさの口からこぼれた。 アレが自分の母親とは、俄かには信じられない。当然だ。 だが。 妹まりさの呟きに、顔ナシは確かに反応した。 自由の無いはずの体を、わずかに、しかし確かに身じろぎさせて、応えた。 妹まりさの呼びかけに、応じたように。 「おかーしゃん!」 それで、確信した。 アレは自分の母親だと。 髪がない。飾りがない。顔がない。 それがどうした。 間違いなく、アレは親まりさだ。自分の母親だ。最愛の肉親だ。 だって、間違いない。 あの温もりは、片時も忘れたことのないあの温もりは。 間違いなく、大好きなお母さんの物なのだから。 「おかーしゃ…………!」 妹まりさは、あれだけ求めた温もりに直に触れたくて、包まれたくて、身を乗り出して────。 ちゃぽん、と。 冷たい腕の中に包まれた。 翌朝。 青年は水槽に浮かぶ、持ち主を失った帽子を見た。 水槽の中の水は、わずかに濁っていた。 つづく ──────────────────── これまでに書いたもの ゆっくりいじめ系429 ゆっくり合戦 ゆっくりいじめ系443 ゆッカー ゆっくりについて3 ゆっくり求聞史紀 そ ゆっくりいじめ系495 ゆっくり腹話術(前) ゆっくりいじめ系527 ゆっくり腹話術(後) ゆっくりいじめ系549 ゆっくりの飼い方 私の場合 ゆっくりいじめ系613 虐待お兄さんVSゆっくりんピース ゆっくりいじめ系646 普通に虐待 虐 家 無 ゆっくりいじめ系654 普通に虐待2~以下無限ループ~ ゆっくりいじめ系674 二つの計画 制 無 ゆっくりいじめ系691 普通に虐待2~以下無限ループ~加筆分 ゆっくりいじめ系705 ある復讐の結末(前) ゆっくりいじめ系706 ある復讐の結末(中) ゆっくりいじめ系721 ある復讐の結末(後-1) ゆっくりいじめ系731 ある復讐の結末(後-2) ゆっくりいじめ系739 ある復讐の結末(後-3) ゆっくりいじめ系868 ゆっくりに育てられた子 ゆっくりいじめ系874 ゆっくりに心囚われた男 ゆっくりいじめ系884 晒し首 ゆっくりいじめ系1040 チャリンコ ゆっくりいじめ系1055 コシアンルーレット 前編 ゆっくりいじめ系1071 コシアンルーレット 後編 ゆっくりいじめ小ネタ161 いろいろと小ネタ ごった煮 ゆっくりいじめ系1129 庇護 ゆっくりいじめ系1132 庇護─選択の結果─ ゆっくりいじめ系1100 不幸なゆっくりまりさ ゆっくりいじめ系1223 終わらないはねゆーん 前編 ゆっくりいじめ系1253 終わらないはねゆーん 中編 ゆっくりいじめ系1273 終わらないはねゆーん 後編 ゆっくりいじめ系1286 おデブゆっくりのダイエット計画 ゆっくりいじめ系1314 ノーマルに虐待 ゆっくりいじめ系1434 大家族とゆっくりプレイス_01 ゆっくりいじめ系1435 大家族とゆっくりプレイス_02 ゆっくりいじめ系1492 都会派ありすの憂鬱 ゆっくりいじめ系1500 都会派ありす、の飼い主の暴走 ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息 ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01 ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02 ゆっくりいじめ系1577 まりさの浮気者! ゆっくりいじめ系1660 ゆっくりべりおん ゆっくりいじめ系1675 家庭餡園 ゆっくりいじめ系1777 ありふれた喜劇と惨劇 ゆっくりいじめ系1790 あるクリスマスの出来事とオマケ ゆっくりいじめ系1820 踏みにじられたシアワセ ゆっくりいじめ系2024 都会派ありすの驚愕 ゆっくりいじめ系2025 都会派ありす トゥルーエンド ゆっくりいじめ系2026 都会派ありす ノーマルエンド ゆっくりいじめ系2039 大蛇 ゆっくりいじめ系2077 それでも ゆっくりいじめ系2103 いつもより長い冬 ゆっくりいじめ系2241 おかーさんと一緒 ゆっくりいじめ系2248 魔理沙とドスまりさと弾幕ごっこ ゆっくりいじめ系2250 ゆっくり働くよ! ゆっくりいじめ系2278 虐待一家のその後※ ゆっくりいじめ系2420 リ・ターン ゆっくりいじめ系2540 子供のオモチャ ゆっくりいじめ系2551 好きだよ ゆっくりいじめ系2791 一家離散:妹れいむ『かえして』 ゆっくりいじめ系2801 一家離散:姉まりさ『生餌』 ゆっくりいじめ系2912 一家離散:親れいむ『捌け口』 ※は過去に匿名で投下したものです このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/562.html
※現代?設定です。 ※後半トンデモ設定です。 そのゆっくり達の群は山の中ほどにあった。 昔は山のふもとの森の中に住んでいたそうだが、 今ではそんな森も無く、群から少し離れた所には道路が出来ている。 とは言え、ゆっくりは生と死のサイクルが非常に短く そんな昔を覚えているゆっくりは群の中には居なかった。 道路の脇には、四角く黄色い色をした「動物飛び出し注意」の看板に、 ねこみみのようなりぼんを付けた饅頭のシルエットが描かれている。 車通りの多い道では無いが、平らなアスファルトの上がゆっくり出来そうだと 道路に出てきたゆっくりが間近を通った車を見て、あまりのゆっくりしてなさに ショック死した例もある。 虐待しようにも愛でようにも、わざわざこんな交通の便が悪い所に来ることも無く、 好奇心から麓の町まで降りてしまうゆっくり以外は、人間との接点は無いに等しい。 それでも、親から子への教育や、奇跡的に町から生還したゆっくりの話などで 山の下には人間が住んでいる、と言うことはゆっくり達の共通の認識であった。 「ゆゆゆうぅっ、どべでぇぇぇぇぇ!」 「ゆっくりまってね! ゆっくりとまってねぇぇ!」 「ぺにぺにぃぃ!」 まりさは騒がしく喚き散らしながら、木々の間を縫い坂道を転がり落ちていた。 道路の端、ガードレールの側でぴょんぴょんと飛び跳ねながら叫ぶ れいむとみょんの声がどんどん遠ざかって行く。 だが、耳の側でゴウゴウと唸る風の音がその声を掻き消し、 激しく回転する視界は心配する仲間の姿を捉える事が出来ない。 このゆっくり達、まりさとれいむとみょんの3匹は仲の良い友達であった。 子ゆっくりの頃から共に遊んで育ってきた。今日も一緒に群を飛び出し、 先ほどまで道路の上で、土の地面とは違う感触にはしゃぎ回っていたのだ。 ここ数日は道路を走るゆっくりしてない箱が現れていない為、3匹ともここぞとばかりに 道路の上を転がりまわった。だが好奇心の強いまりさは道路の端まで行くと、 無謀にもガードレールに飛び乗り、遠くの景色を眺めようとした結果 バランスを崩して道路の脇の坂道を転がる羽目になった。 「ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ ゆ、だずげでぇぇぇぇ!」 どれだけ転がっただろうか、もうれいむとみょんの声など全く聞こえず、 風の唸り声と地面の上げるガサガサバキバキと言う悲鳴がまりさの恐怖を煽り続ける。 まりさの中で美味しかったお花、れいむやみょんの笑顔など、楽しかった思い出の映像が駆け巡る。 走馬灯のように通り過ぎる幸せな思い出は、少しでも恐怖を抑えようとする餡子の防衛機能で まりさの中身はどんどんと甘みを増していく。 「ゆゆっ、ゆ、もっも゛っどっ、ゆっぐっ」 定番の断末魔、もっとゆっくりしたかったを発しようと本能が口を動かすが、 あまりにも高速な回転に、何度も地面とキスをするまりさは最期のセリフすら言えないまま、 丸々とした体は強烈な浮遊感を感じた。 「ゆ゛っぐりっ! …ゆ?」 回転の勢いは止まっていないので視界が安定しないが、それでも宙に浮いているのはわかる。 1段下の道路まで到達したまりさは、道路の淵のわずかな段差に乗り上げ弧を描くように飛び出すと 道路を横断しきる前に一度着地し、ぼいんと大きくバウンドする。 「わあ゛、おぞらをとんでゆ゛っ!? ゆゆゆーっっ!!」 繰り返される熱烈なキスから開放された口はここぞとばかりに本能からのセリフを放とうとし、 言い切る前に道路の向こう側に落ちると、また坂道を転がり出した。 気の遠くなるような回転、実際に気を失った饅頭が山のすそまで転がり落ちてくると、 広々とした芝生が勢いを受け止め、まりさは逆さまになって止まる。 帽子は転がっているうちにすっぽ抜けたようで、長い髪がぱさりと地面に横たわった。 「ゆゆゆゆゆ……」 まりさは目をうずまき状にしてぐるぐると回しながらうめき声を上げるが、 運良く木や石への衝突を免れたらしく、小さな傷こそあれ餡子が多く漏れるような外傷が無い。 それでも、一生分の回転を使い切っても足りぬような体験は、 まりさの意識を遥か彼方まで遠のかせていた。 しばらくすると、山のすそから二つの球体が揃って転がってくる。 片方は反面が黒でもう半分が銀色の球体、もう片方は赤と黒の球体である。 「ぺにににににに…! マラッ!!」 「ゆっ …ゆゆ?」 黒と銀色の球体は喚きながら転がって行くと、まりさの後頭部にぶつかって止まる。 赤と黒の球体はまりさと同様に、既に気絶しているのか言葉を発していない。 ぶつかられたまりさが意識を取り戻し目を開くと、眼前に広がる緑のじゅうたんの下に どこまでも続く空が自分を飲み込みそうで、ふと空に落ちるような錯覚を覚える。 「ゆ、ゆゆゆっ!?」 慌ててもがいた事で自分が逆立ちしている事に気付き、ごろんと転がって足を地面につけた。 きょろきょろと見回すと、遠くには四角い大きな箱が沢山並んでいるのが見える。 「ゆ~?」 森の中では見る事の無い、なじみの無い形に眉をひそめて首をかしげると、 後ろでマラマラと騒ぐ声が聞こえ、振り返ると視界一杯に黒い塊があった。 「ゆ、ゆゆっ!!?」 「マ、マラッ、ぺにぃぃ!?」 度肝を抜かれてまりさが叫ぶと、その声に反応して黒い塊が喚き出す。 良く見れば黒い塊は、慣れ親しんだ自分の帽子であった。 転がっているうちにすっぽ抜けた帽子が、後から転がってきたみょんの顔面に すっぽりはまったらしく、視界を奪われたみょんは声だけ聞こえるまりさを探しているようである。 ここで初めて、帽子をなくしたことに気がついたまりさは 慌ててみょんの顔面から帽子を取り外しひょいと放り投げると、落ちてくる帽子を頭で受け止めた。 「ゆゆっ、ぼうしがなくなったらゆっくりできないよ、ゆっくりひろってくれたんだね!」 「ぺにっ! ちーんぽ!」 意図して拾ったわけではないが、飾りが無くなることの大変さは良くわかる。 みょんは小さく飛び跳ねて返事をすると、一緒に転がってきたれいむを探し、 自分の後ろで目を回している紅白の饅頭に気付く。 「どぴゅっ! ちんぽっ!」 「ゆゆっ! れいむもきてくれたんだね! ゆっくりしてね!」 「ゆ、ゆゆ…… ゆっくりしていってね!」 2匹が近づいて頬に擦り寄ると、れいむもゆっくりと目を覚ました。 後を転がってきたれいむもみょんも、小さな傷があるだけにとどまっている。 3匹とも無事に麓まで転がってこれたのは、奇跡としか言いようがなかった。 あんなに怖い坂道を転がって、もう死んでしまうかと思ったのに、 みょんもれいむも自分を追いかけて来てくれた。2匹の姿に何か、 とてもゆっくりとしたものを感じたまりさは思わず目が潤むのを感じる。 そんなまりさを他所に、目に入った景色にれいむは驚きの声を上げた。 「ゆゆっ、にんげんさんのまちがあるよ!」 「ゆ? にんげんのまち?」 「ぺにぺにすちんぽ?」 親から教えられた、人間と関わるとゆっくり出来ないと言う言葉がよぎるが、 もと来た方向を見てみると、あまりにも巨大な山の姿に、群まで帰れるか不安になる。 帰る途中で夜になれば、れみりゃやふらんに襲われてしまうのではないか。 れいむとみょんの顔を見ると似たような事を考えていたようで、 3匹は「ゆっ」と声を掛け合うと、ぽいんぽいんと町に向かい始めた。 「ゆゆ? にんげんさんがいないよ?」 「ぺにに…」 「ゆ、すごくしずかだけど、なんだかゆっくりできないよ…」 3匹は商店街の道の真ん中をぴょんぴょんと闊歩して行くが、 人が居ない所か生き物の気配すら全くしない様子に困惑する。 家は閉まっては居ない。透明な板の向こうに暗い部屋が見え、 見慣れない物が並んでいるのが見える。 「なんだかおかしいよ? だれかいないの?」 山の中とは余りにも異質な空間に焦りを感じたまりさは ぽいんぽいんと1軒の店の前に跳ねて行くが、人間が使う透明なドアを開けることが出来ず ゆーゆーと顔面を押し付けて、諦めたのかぼてっと座る。 ぼーっとドアの向こう側を見ていると、店の棚に並んだぬいぐるみが こちらを見つめているような気がして、寒気を感じたまりさは慌ててれいむ達を追いかけた。 「ゆゆっ! はっぱさんがあるよ!」 「ゆっ!? まりさおなかすいたよ、はっぱさんたべたいよ!」 前を跳ねるれいむが叫んですぐ側の家に飛び込んで行く。 急いで追いかけると、軒先の台の上に野菜が乗っかっていた。 生まれてからずっと山で花や虫を食べていたゆっくり達も、 親の餡子から受け継いだ記憶でとてもゆっくり出来る食べ物だと覚えている。 一足先に台に飛び乗ったれいむとみょんが手近な野菜をもしゃもしゃと食べ始めた。 「むーしゃ、むーしゃ…ゆー?」 「ぺーに、ぺーに………どぴゅ」 「ゆゆっ? どうしたの?」 「このはっぱさんぱさぱさしてて、あんまりおいしくないよ」 「ゆゆっ、ぜんぜんゆっくりしてないはっぱさんだね… ほかにたべものもないし、おいしくないはっぱさんでがまんするよ」 見ればどの野菜も水気が無く、何日も放置したかのように痛んでいる。 生まれて初めての野菜に歓喜したのもつかの間、美味しくない食事に不満を漏らすが 背に腹は代えられぬと、3匹とももくもくと食べて空腹を満たしていく。 まりさ達が野菜を漁っていると、3匹が居る店の斜め向かい、 看板に大きな魚の絵が描いてある店の戸が内側から押し開けられる。 たまたま通りの方を向いてナスをしゃぶっていたみょんが気付いて声を上げた。 「ちゅぶっ、んちゅっ…ち? ちーんぽ!」 「ゆゆっ? どうしたのみょん」 「ちんぽっ! ちんぽっ!」 みょんが台から降りて斜め向かいの店に跳ねていくと、開いた扉から2つの影が現れた。 「ゆ…にんげん、さん?」 「ゆっくりしていってね!」 「「ゆっくりしていってね」」「ちーんぽ!」 人気の全く無い町の中で始めて会った生き物に、3匹は元気良く挨拶する。 始めてみる人間に、ゆっくりとは違うがどこかゆっくりした形だとまりさは感じる。 なめらかな流線型で、ゆっくりには無い手と1本の太い尻尾がある。 顔の先端はにゅっと伸びて、饅頭型のゆっくりより食べ物を咥え易そうだ。 その口は管の様なものを咥え、チューブの先は背中に背負っている赤い筒に伸びている。 体の前半分が白く、背中のほうが光沢のある暗い青の見慣れぬ姿をした彼らは しっぽで器用に立ち上がり、透明感のあるゴーグルの奥から覗くつぶらな瞳で 地面にへばりつく3匹のゆっくりを静かに見下ろしていた。 自然と見上げる形になったまりさの目に、彼らが出てきた店の看板が目に入る。 (ゆゆっ、じょうずににんげんのえがかいてあるよ!) それは実際には魚の絵であるが、まりさは人間の姿を知らないので無理も無い話である。 魚の絵に似ては居るが魚とは違う彼ら、イルカ達のうち1匹は一番近くにいたみょんを 胸びれで指差し、もう1匹のイルカに向かってぱくぱくと口を開閉させている。 何かを喋っているように見えるが、ゆっくり達には何も聞こえない。 「ゆゆっ? ゆっくりむししないでね?」 「ゆっくりしていってね? ゆっくりしていってね!?」 「ち───んぽっぽ!!」 自分達の呼びかけを無視されたと感じた3匹は、人間と信じる目の前に生物に ぴょんぴょん飛び跳ねながら呼びかけ続ける。 そんなゆっくり達の様子を黙って見つめる2匹のイルカは、尾びれに履いたズボンに吊り下げてある 長い筒を胸びれで掴むと、おもむろに棒の先をみょんに向けた。 「ぺにっ?」 棒の先端を向けられて何故か顔を赤らめるみょん。 次の瞬間、イルカ達の持つ棒から金色に輝く光線が飛び出し、みょんの体を激しい光が包んだ。 「ぺにににににににににに!!」 ビイィィィィィィィィィ! とやかましい音を立てながら発せられる光はみょんの回りで トゲトゲとした形に拡散し、中心にいるみょんは激しく振動を始める。 振動を受けると興奮を感じるゆっくりだが、みょんの表情は驚きと苦悶に満ちており、 叫び声からも苦痛に悶える様が伝わってくる。 「ゆゆっ!? やめてあげてね、くるしんでるよ!?」 「なにするの!? ゆっくりやめてね!?」 みょんの異常を敏感に察したまりさとれいむが飛び跳ねながら抗議するが、 イルカ達は全く気付く様子が無い。実際光線銃の音がうるさすぎて2匹の声はかき消されている。 その間にもみょんの体は振動と共にぶくぶくと膨らんで行き、 「ぺににににに、どぴゅぅぅっっ!!!」 パ──ン、と弾け飛んでしまった。 あまりの事態にまりさもれいむも驚愕の表情で固まってしまうが、イルカ達が顔を見合わせて ぱくぱくと口を動かした後、その胸びれに持った筒を2匹の方に向けた事ではっと我に返った。 次は自分達が狙われる。ゆっくりできない光でゆっくりできなくさせられてしまう。 「ゆゆ、れいむ、ゆっくりにげるよ!」 「わかったよ、ゆっくりにげるよ!」 2匹ともその場でぴょんぴょんと方向転換し、元来た道、山の方へと跳ねていく。 その姿を見たイルカの一匹は、ぱくぱくと口を動かしながら胸びれをすっと上へ向け、 続けて背中を向けて逃げるれいむを指差す。 ゆっ!ゆっ!と出来る限りの速度で逃げる2匹の後ろからビイィィィィィィィィィ! と 強烈な音が聞こえ、間をおかずれいむの背中に光がぶつかって来る。 「ゆがががががががが!?」 「れ、れいむぅぅ!?」 慌ててまりさが振り向くと、れいむが目を見開いてがくがくと振動している。 瞳からは滝のような涙が流れ、限界まで開かれた口からはぶくぶくと黒い餡子の泡がこぼれ始めた。 「ゆゆっ、ゆっくりしてね! ゆっくりしてね!」 みょんを失ったばかりで、れいむまでが奪われようとしている。 余りにゆっくり出来ない事態にまりさは逃げることも忘れ、その場でぴょんぴょんと跳ねながら喚き散らす。 そのまりさに、近くにいるれいむに当たって拡散した光の一片がぶつかり バチッ、と音を立ててまりさは後ろに吹き飛ばされた。 「ゆべっ!!」 ぽてん、と後頭部から地面に落ちたまりさは、顔の中心、無いはずの鼻の奥がジーンと痛くなり そのまま泣き出しそうになってしまう。が、パ──ン、と言う音と共にれいむの声が 聞こえなくなった事で、みょんが爆発した瞬間がフラッシュバックしてハッと我に帰った。 「ゆゆっ!! れいむ!!?」 慌ててのそっと起き上がると、目の前に焦げたりぼんと飛び散った餡子があった。 「ゆ……ゆ……」 まりさはがくがくと震えながら見覚えのあるりぼんを見つめ、 仲間達をゆっくり出来なくさせた人間達を見る。 彼らはにゅっと飛び出した口をゆがめ、ゴーグルの奥では満足そうに瞳を細めている。 わなわなと震えるまりさの中に怒りが広がり、足の餡子が逃げそうになるのを押しとどめる。 「ゆ、ゆゆ、よ、よぐもふだりをぉぉぉ! わ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ!」 相手がゆっくり出来ない光を出してくることも忘れ、大粒の涙を流しながらまりさは突進して行く。 ぽよん、ぽよん、と鬼気迫る顔で1歩1歩近づいて来るまりさを見るとイルカ達は顔を見合わせ、 ビィィ! と光線銃を発射した。 「ゆびぃっ!!?」 まりさが着地した地面のすぐ目の前に一瞬だけ照射された光は、みょんやれいむに当たった時のように トゲトゲと拡散し、まりさは飛び散った光を顔面に受けてしまう。 バチバチとはじけるような感触に続けて、餡子に刺さるような鋭い痛みが顔中を走り抜け目を開けない。 少しすると痛みが引いて行き、恐る恐る目を開くとイルカ達は1歩も動いていなかった。 ニヤニヤと口をゆがめて笑いながらこちらを見ている。 「ゆぐ…! むぅぅ~~っっ!!」 悔しいのに手も足も出ない、全く解消できない苛立ちに、まりさは唇を噛んでぶんぶんと頭を振り 駄々をこねるようにじたばたとする。1匹のイルカはそんなまりさの姿を見ると、胸びれを顔の横に当てて まるで受話器を持って電話しているかのようにぱくぱくと口を動かした。 「むぅぅ~~~…… ゆゆっ?」 程なくして、まりさは自分の居る場所が影に覆われた事に気付き空を見上げると、 商店街の屋根と屋根の間に、なにやら巨大なものが浮かんでいるのが見える。 「ゆ、ゆゆ──っ!?!?」 山育ちのまりさにはその形の形容が出来ない。広げた扇をぶくぶくと太らせたような、 閉じた二枚貝に似ているそれは音も無く商店街の上に浮かんでいた。 民家の屋根の上程度の高さではあるが、空高く浮かぶ貝の外周部にはいくつもの窓があり、 窓からは多くのイルカ達がまりさを見下ろし、胸びれで指差して口をぱくぱくさせている。 「ゆ、ゆゆゆ…」 見たことの無いスケールの存在に驚愕の表情を浮かべるまりさの、貝を見上げる視界に ぬっとイルカの顔が割り込んできた。 「ゆゆぅっ!?」 慌てて視界を戻すと、もう1匹のイルカも尾びれを器用に動かしてヒタヒタと近づいてくる。 目の前まで近づいていたイルカはニヤニヤとした顔をまりさに顔を近づけると、 光を出す筒を見せびらかすようにまりさに突きつけた。 「ゆ、ゆ、ゆ゛あ゛ぁ゛ぁぁーっ!」 もはや闘志も吹き飛ばされ、ゆっくり出来ない筒への恐怖に支配されたまりさは 絶叫を上げながらぽいんぽいんと方向転換し、全力で山に向かって走る。 その後ろをヒタヒタと、付かず離れずの距離で2匹のイルカが追いかけて来た。 「ゆゆぅっ!? ついてこないでね!? あっちいってねぇぇ!?」 限界まで声を張り上げ絶叫するが、イルカ達は顔色変えずに歩く早さを変えない。 それどころか町の上に浮かんでいた巨大な貝までもが、スィー、と音を立てずに近づいてくる。 「ゆぅーっ!? なんでづいでぐるの゛ぉぉぉ!?」 まりさはこぼれる涙を撒き散らしながら、全力で走り続けた。 息を切らせてスピードを落とせば、近くの地面をイルカが光線銃で撃って来る。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!? やべでねっ!? やべでね゛ぇぇぇ!!」 町の中で顔面に受けた痛みほどではないが、それでも体の中をビリビリと駆け抜ける苦痛に追い立てられ 休むことも許されないまままりさは山道を上り続けた。 一刻も早く群に逃げ帰りたいが、疲れた体が過酷な山道よりも舗装されたアスファルトを選んでしまう。 車通りのまったく無い車道の上で、饅頭とイルカが1列に並んで進んでいた。 「ゆ゛っ、ゆ゛、ゲッホ、ユゲェェ」 それでも上り坂の連続に息が持たず、ついへたり込み、余りの苦しさに餡子を吐き出してしまう。 立ち止まった事でビリビリさせられると思い、まりさは目をぎゅっとつぶって構えるが 一向にやってこない痛みに「ゆゆ?」と振り向くと、2匹のイルカ達も舌をだらりと垂らして、 ぜえぜえと息を上げていた。相手が疲れていると理解したまりさはぱあっと顔を輝かせると、 「ゼッ、ゼェ、ゆ、ゆっくりあきらめてね! もうついてこないでね!」 とあごをのけぞらせて威張った。もう安心だ。 それを見たイルカの1匹は胸びれを顔の横に当てて口をぱくぱくと動かす。 やはり何も喋っているように聞こえないが、すぐに空飛ぶ貝がスィー、と飛んで来ると イルカ達の真上に止まった。 呆気に取られてまりさが貝を見上げると、貝の底面の一部がスライドしぽっかりと穴が開き、 穴の中から銀色の棒が延びてくる。棒の先端は棒の倍は直径がある球体となっており、 棒の伸長が止まると今度は先端の球体に幾つもの穴が現れ、球体から幾つものトゲが ニョキン、と飛び出した。 「ゆ、ゆゆっ!?」 イガグリのようにトゲが出した球体に嫌な予感がして、再び逃げようとその場で方向転換を始めた所で 球体から伸びるトゲの一つからズビィィ! と発射された光線がまりさの尻を一瞬だけ撫でる。 「ゆぎゃぁぁっ!? ゆっぐり゛や゛べでね゛ぇぇっ!?」 ちょっとの休憩を挟んで、追いかけっこが再開されてしまった。 イルカの代わりに追いかけてくる貝殻はスィー、と音も無く近づくと トゲから出す光線でまりさを追い立て、時にはトゲ自体で背中をつついて来たりもする。 「ゼェッゼェッ、ゼッ、ゆ、ゆっぐりがえっでぎたよ゛っ!」 息を切らしながら走り続けて、道の脇に見慣れた看板が見えてくる。 「動物飛び出し注意」の文字は読めないが、れいむを思わせる絵はゆっくりしていて好きだった。 もう居ないれいむを思い出して涙が溢れてくるが、空飛ぶ貝に追われて今はそれどころではない。 道路の脇道にぴょんぴょんと入り込み、やっと群に到着する。 「ゆゆ~、ゆっくりしているよぉ~」 「たまにはいなかせいかつもいいものだわぁ~」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛ぅぅぅっ!!」 「ゆ、ゆゆーっ?」 群の中で思い思いにゆっくりしていたゆっくり達の中にズザザァ、と勢いよくまりさが飛び込んで来た。 山道を走り続けて体力の限界をとうに突破していたまりさは、顔面から倒れこんで動かない。 それでも、みょんとれいむを殺されて怖い人間に追い掛け回された末に群に帰って来れたことに 強く安心感を覚え、溢れる涙が止まらなかった。 「ゆ゛っゆ゛ぅっ、ゆ゛ぅっゆ゛っ、ゆ゛ぅっ…」 「ゆゆっ? どうしたの? ゆっくりしてね?」 「わからないよー?」 「ま、まりさ、なきたいならありすのむねでないてもいいのよ?」 何事か、と群のゆっくり達がわらわらと集まってくるが、 突然現れてなき続けるまりさに困惑しおろおろとすることしか出来ない。 群のゆっくり達のほとんどが集まったところで、ゆっくり達が影に覆われる。 何事かと皆一様にきょろきょろとすると、1匹のれいむが空に浮かぶ貝殻を発見した。 「ゆ? おそらになにかあるよ?」 「わからないよー!?」 「むきゅ、あんなものみたことないわ…?」 「ゆゆ…?」 仲間達が上げる声にまりさが顔を上げると、空には見覚えのある貝殻がたたずんでいる。 外周部の窓から覗くイルカ達は皆ニヤニヤと笑い、まりさを見据えていた。 「ゆゆぅーっ!? どぼぢでぇぇぇlぇぇ!?」 と叫んだ所でまりさは気付いてしまった。 今までまりさは群に帰ることだけを考えて、逃げ切れば何とかなると思っていた。 でもあいつらがまりさを追いかけていたのは、まりさの群の場所を知る為だったのだ。 必死に逃げたつもりが、まりさはゆっくり出来ない人間を群に連れてきてしまった。 「ゆっくりできるかな?」 「ゆっくりしていってね!」 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「ゆ…ゆゆゆ…」 群のみんなは何も知らず、空飛ぶ貝殻にゆっくりしてねと呼びかけている。 もう逃げ場が無いことを悟ったまりさは震えが止まらなかった。 貝殻の下部から伸びている球体の無数のトゲがバチバチと発光を始める。 今までまりさを追いかけるときはトゲの内1つだけしか光を発射していなかったが、 今は無数にあるトゲの全てが光を発射しようとしている。 「ゆゆ、とってもきれいだね!」 「ありすはしってるわ、これはとかいはのしょうめいよ」 「わかるよわかるよー!」 見たことの無い光にきゃいきゃいと騒ぐゆっくり達に見せ付けるように、 無数のトゲから発せられる光が群のあちこちに降り注ぎ、ゆっくり出来る場所が次々と炎上していった。 「ゆ…? ゆゆ───っ!?」 「どおぢでぇぇぇぇぇぇぇ!?」 「ゆっくりやめでね! ゆっくり゛じでね!」 「ゆっくりにげるよ! ゆっくりこないでね!」 突然の事態にパニックに陥った群のゆっくりは蜘蛛の子を散らすように逃げようとするが、 トゲから発せられる光が逃げ惑うゆっくり達をなぶる様に追いかけ、どんどんと捕らえられてしまう。 「ゆ゛べべべべべべべべべ…! ゆぼぁ!!」 「わ゛に゛ゃに゛ゃに゛ゃに゛ゃ…! わがに゛ゃーっ!」 「ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ…! ゆごご!」 「ど、どお゛じで…!?」 目の前で仲間達が爆発して行く中、1匹だけ光を浴びせられず取り残されていたまりさ。 困惑するまりさの前にヒタヒタと1匹のイルカが現れる。 みょんやれいむを殺したやつだと、まりさにはわかった。 イルカはまりさと目が合うと、光線の出る筒をまりさに向けてニヤ、と笑う。 まるで、わざと逃がす必要が無くなったからやっと殺せる、と言っているようだった。 「どぼぢで…どぼぢでごんなごどずるの゛ぉぉぉぉぉぉ!?」 まりさの疑問に、イルカは答えてくれなかった。 おわり。 元ネタは「イルカがせめてきたぞっ」 その他の作品。 ゆっくりいじめ系791 ゆっくりと瓶 (fuku2335.txt) ゆっくりいじめ系813 赤ちゃんのお帽子 (fuku2368.txt) ゆっくりいじめ系822 ドスの中身 (fuku2386.txt) ゆっくりいじめ系851 どちらかのお帽子 (fuku2437.txt) ゆっくりいじめ系873 べたべたのお肌 (fuku2467.txt) ゆっくりいじめ系940 三角の頭巾 (fuku2628.txt) ゆっくりいじめ小ネタ151 みょん語体 (fuku2670.txt) ゆっくりいじめ系1026 ゆっくり宅に挨拶 (fuku2789.txt) ゆっくりいじめ系1027 ゆっくりの救急車 (fuku2790.txt) ゆっくりいじめ系1062 甘い言葉 (fuku2852.txt) ゆっくりいじめ系1189 心地よい箱 (fuku3073.txt) お帽子の人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1252.html
注意書き: ゆっくりいじめ系886 ゆっくりディグダグ を参考にしています。 飼いゆっくりは大切に愛でましょう。 ありすかわいいよありす うー、もう23時じゃないか。寝ないと寝ないと・・・ 僕は人里に住むごく一般的な青年。 強いて違うところをあげるとすればゆっくりを飼ってるってとこかな―― 手早く着替えて布団に潜り込もうとすると 「おにいさん・・・」 「んん?どうしたんだい?」 棚の上でバレーボール大、蜂蜜色の頭が顔を赤らめて言った。 こいつはゆっくりありす。 2ヶ月程前かな、家の傍でお腹を空かせて途方に暮れていたんだ。 ゆっくり特有のふてぶてしさも無かったので、家に案内しておやつを御馳走した。 今では話し相手にもなってくれて、心のオアシスと言っても過言ではない。 それに澄み切った大きな青色の瞳・・・かわいらしいじゃないか・・・! 「ありす・・・したくなってきちゃったんだ・・・」 「なんだい?はっきり言わないとお兄さんわからないよ?」 「もぉ・・・おにいさんのばか!」 「はっはっは!おいでおいで、ありす」 「うん!」 ありすは元気よく返事すると、布団の上で座っていた僕の元に勢いよく飛びこんだ。 「ありすのおめめ、くりくりでかわいいなぁ」 ありすを片手で抱きかかえ、髪をくしゃくしゃと撫でる。 「お・・・おにいしゃんのばかばかばか!うれしくなんかないんだからね!」 「んん?ありすのお顔にう・れ・し・いって書いてあるよ?」 「も、もぉ・・・!」 頬っぺたをつんつんすると、ありすは僕から目を逸らし胸にうずくまる。 「おにいしゃん・・・あったかいよ・・・」 ありすを少し強く抱きしめ、ゆっくりと振動を加える。 「は、はうっ・・・!」 「ありす?ほっぺが真っ赤っかだよ?」 振動を少しずつ早める。 「うぅ・・・ありしゅ、ありしゅこわれちゃうよ・・・」 ふりふりふりふりふり… 「はうっ・・・あ、あ・・おにいしゃん・・・おにいしゃあああん・・・・」 何時しか培われてしまった僕の振動テクニック。 そろそろ変態お兄さんに仲間入りできるのではないか? しかし僕は、そんなありすを「大人の玩具」にしようなんて気は毛頭無い。 ありすはと言うとすっかり顔は紅潮し、全身から汗だのよくわからない汁などを撒き散らしていた。 普段は礼儀正しいけれどこればかりはしょうがない。 「おにいしゃん・・・とめにゃいで・・・とめにゃいで・・・」 ありすにアイマスクを被せる。 「ああっ!?おにいしゃんがみえにゃいよ!まっくらでこあいよぉ・・・」 さすがにこれからの出来事を見せるわけにはいかない。 「これからありすをもっと気持ちよくさせてあげるからいい子で待ってるんだよ。 大丈夫、お兄さんは傍にいるからね。」 「う・・・うん・・・」 僕はありすにゆっくり用防音耳当てを装着すると、 片手でありすを抱きかかえたまま別室へと移動した。 クローゼットの奥から2個のクリアボックスを取り出す。 中には、先程捕らえたバスケットボール大のゆっくりれいむとまりさがそれぞれ入っている。 図々しくも僕の家の前で 「ここはれいむのおうちだよ!!!おにいさんはゆっくりどっかいってね!!!」 「まりさおなかがすいたぜ!!!ゆっくりごはんをよこすだぜ!!!」 とのたまっていたものだ。 箱の蓋を開ける。 「「ゆぴー・・・ゆぴー・・・」」 「ゆっくりしていってね!!!」 「「ゆ・・・ゆっくりしていってね!!!」」 「おにいさんだれ・・・?れいむをゆっくりねかせてね!!!」 「まりさをゆっくりねかせないおにいさんはとっととあやまれだぜ!!!」 こいつら忘れてんのかよ・・・ と、体当たりをかまそうとしたところで気づく。 「ゆゆっ?ゆっくりうごけないよ!!!」 「ゆゆっ!?まりさをずっととじこめてたおにいさんはゆっくりあやまれだぜ!!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり(笑)」 「ゆゆっ?はいはいっかいでいいんだよ!ばかだね!!!」 「まりさおなかすいたからとっととごはんよこせだぜ!!!」 僕は黙ってれいむを箱から取り出すと、鍛え上げた高速シェイキングを惜しげもなく放った。 「ゆゆゆ?ゆゆっゆゆっゆゆっ・・・ゆっゆっゆっゆっゆっゆゆゆゆゆゆ・・・」 「れ、れいむになにしてるだぜ!?おにいさんはゆっくりやめてだぜ!!!」 顔を赤らめたところでとりあえず放置。 「ありす?寂しかった?ごめんね?」 「おにいしゃん、おにいしゃん・・・ありしゅはさびしくなんか・・・」 「どうしたの、声震えてるよ? あ・り・す?」 ありすの顎の下辺りに姿を現した突起物を優しく撫でる。 「あふっ!だ、だめ!!!おにいしゃんのおばか!!!」 「んん?じゃあやめていい?」 「やだ・・・!ありしゅを・・・しゃせて!」 「声が小さくて聞こえないよ?」 「あ、ありしゅをしゅっきりしゃせて!!!もぉっ・・・」 「よーしいい子だいい子だ。」 「は・・はうぅ・・・」 僕はありすの頭をなでなでしながら、再び耳当てを装着する。 「ゆゆっ!?ゆっゆへんたいなおにいさんはれいむにゆっゆっ、ゆっくりあやまってね!!!」 「おにいさんはとっととれいむをはなしてまりさをはこからだせだぜ!!!」 「ほーお?顔を真っ赤にしてる変態れいむはどこの誰かな?」 「れいむはゆっゆっへんたいじゃないもん!ゆっゆっ!」 「おにいさん?きいてるの?ばかなの?」 れいむは小刻みに震えながら顔をぷくーっと膨らます。できることなら一思いに踏み潰したい。 再びれいむを持ち上げて激震をかます。 「ゆゆっ?ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆゆゆゆゆ・・・」 「どぼじでお゙に゙い゙ざん゙に゙こゔふんじでるだぜ゙え゙ええぇぇええええぇええ!!!」 顔を赤らめてだらしなく涎を垂らし始める。 「ほーら!変態なのはやっぱりれいむの方だ!お顔が真っ赤っかだよ!!!」 「ゆゆゆゆゆゆ・・・・」 「で、でい゙ぶのばがあ゙あ゙ああああああああああ!!!」 まりさは滝のように涙を流している。おお、あわれあわれ(笑) 「まりさが悲しがってるよ?ばかなの?」 「お、おにいさんは、はやくれいむを、すっきりさせてね♪」 「だってさ、まりさちゃん?」 「ど、ど…、どぼじでぞんな゙ごどい゙ゔの゙ぼお゙お゙ぉぉおおおぉおおお!!!」 「でも、大切なまりさを差し置いてすっきりしたがるれいむにはお仕置きだね!!!」 しゅるしゅるしゅる・・・ れいむから手早くりぼんを解いて床に放り投げる。 「で、でいぶのずでぎな゙お゙り゙ぼん゙がぁああああああああ!!!」 更に空気入れの先端に取り付けた極太注射針を、れいむの後頭部に一気に突き刺す。 「ゆ゙あ゛っ!!!」 「そんなに膨らみたいなら、お兄さんが膨らませてあげるよ!!!」 「ゆ゙あ゙っ!!!ゆ゙ぶう!!!ゆ゙ぶう!!!ゆ゙ぶうううううううううう!!!」 「うわきもののれいむはゆっくりはんせいしていってね!!!」 後頭部から空気を入れられたことで、顔面から地面に突っ伏すれいむ。 顔全体がパンパンに膨らみ、醜いことこの上ない。 「ありす?今すぐ気持ちよくさせてあげるからねえええええ!!!」 「ゆあっ?ありすやだ、やだよぼおおおおおおおおお!!!」 「はやくすっきりしたがるいんらんなれいむはありすにすっきりさせられればいいだぜ!!!」 まりさは先ほどの泣き顔を忘れ、ふてぶてしく笑っている。 「ど、どぼしでえ゙えええええぇぇぇえええええ!!!」 れいむは少しだけ正気に戻り、これまた滝のように涙を流している。 僕はありすを持ち上げると、突起をれいむの生殖孔にゆっくりと突き挿した。 「い゛だい゛よ゙お゙お゙おおおおおおお!!!」 「さあありす、すっきりしていいよ!」 耳元で囁く。 「んっほおおおおおおおおおおおお!!!やわらかくてきもちいいいいいいいいいい!!!」 「ゆ゙っぐああぁあああああぁああああ!!!」 「ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん♪」 「やべで!!!やべでよ゙お゙おおおおおおおおお!!!・・・ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ・・・」 「なんだ、れいむもすっきりしたがってるよ!!!変態だね!!!」 「ど…、どぼじで…、でいぶどぼじでな゛の゛ぉおおおおぉおおおおお!!!」 「ずっぎぢぢじゃゔううぅぅぅううううううううぅぅ!!!」 「んほっ、んほっ、んほおおおおおおおおおおおおお!!!」 そろそろかな。僕はれいむに勢いよく空気を送り込む。 「すっきりー♪」 「すっ・・・ゆ゙ゔう、ゆ゙ゔう、ゆ゙ぼぼぼぼお゙おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 ぱっしゃーん!!! すっきりするや否やのタイミング。 れいむは解かれたりぼんを残し、大きく裂けた皮から餡子を盛大にぶち撒けて絶命した。 「ゆゆゆ・・・ふんっ!!!う、うわきするれいむが・・・いいきみだぜ!!!」 とはいえ、かつての伴侶を失った惨事に、まりさにも恐怖心が見て取れた。 ありすの餡子を拭き取り、語りかける。 「ありす?すっきりできたかな?」 「はぁ、はぁ・・・おにいしゃん?ありしゅまだしゅっきりしたりないよ・・・」 ありすの息は荒く、頬の紅潮が引く気配がない。 僕としては好都合ではある。 「もぉ、ありすったらえっちなんだから♪」 と言いつつ頬っぺたをつんつん。 「お・・・おにいしゃんのばかばかばか!!!」 「さーて、次はまりさちゃんもお仕置きだよ!」 「ゆゆっ?ま、まりさはなにもしてないだぜ!!!はやくここからだせだぜ!!!」 「れいむちゃんを助けようともしないで、びゃーびゃー泣いてるだけのまりさはゆっくり反省してね!!!」 箱に閉じ込められて動けないから当然ではあるが、自分のお家宣言の時点でお仕置きモノ。 「ま゙、ま゙り゙ざわ゙る゙ぐな゙い゙の゙に゙い゙い゙いぃぃいいいいい!!!」 「邪魔くさい帽子だなぁ!」 すぽっ 「ま゙、ま゙り゙ざの゙がわ゙い゙い゙ぼおじがえ゙じでぇええぇええええ!!!」 先ほどと同様、まりさの後頭部に注射針を突き刺す。 「ゆっぎゃあぁぁあああぁああああああああああああああ!!!」 「れいむと同じように、ゆっくり反省していってね!!!」 ズコッ、ズコッ、ズコッ 「ゆ゙ぶうっ、ゆ゙ぶうっ、や゙だぶぅうううううううぅううう!!!」 空気入れで勢いよく膨らませると、それに合わせて悲鳴を上げる。 自分も同じ運命にあることを予想したのか、ぱんぱんになった体をぶるぶると震わせている。 「ありす、待たせてごめんね?」 「ゆ゙ゆ゙!あ゙り゙ずゆ゙っぐじでぎない゙い゙いいぃぃいいいいいいい!!!」 顔面を床に抑えられながらゆぎゃゆぎゃと泣きわめくまりさに ありすの突起をゆっくりと挿入する。 「ゆ゙あ゙ああぁぁあああぁあああ!!!ま゙り゙ざの゙ずでぎな゙まむまむがぁあああああぁあああ!!!」 「ありす?今度は好きにしていいからね!!!」 「ん、んっほぉぉおおおぉおおおぉおおおおお!!!」 「い゙だい゙、い゙だい゙、い゙だい゙よお゛おおおおぉおおおおおおおおおお!!!」 「ふんふんふんふんふんふんふんふんふん♪」 「や゙だ、や゙だ、ずっぎり゙や゙だよぼぉおおおおおおおお!!!」 「んほっ、んほっ、んほんほんほおおおおおおぉおおおおお!!!」 「ゆ゙ぎゃあああああああ!!!ゆっゆっゆっゆっゆっ・・・」 「いくよ、いくよ、いっちゃううううううんほおおぉおぉおおおお!!!」 「「すっきりー♪」」 直ちにまりさの額に緑色の突起が現れる。 しかしありすは待ってくれない。 「もっと、もっとおおぉおおおぉおおおお・・・すっきりー♪」 「ま゙り゙ざのま゙むまむごわ゙でちゃうううううう・・・じゅっぎり゙ー♪」 「まだまだいぐよお゙おぉぉおおおおおお・・・すっきりー♪」 「も゙お゙や゙べでえぇええええええええええええ・・・ずっぎり゙ー♪」 「んっほおおおおおおおおおおおおおお!!!」 「ま゙り゙ざのまむまむがぁあああああああ!!!」 そんなこんなで計12回すっきりの嵐。 「ゆ・・・ゆっぐじじだがっだ・・・」 まりさの額を起点とする蔓は絡み合い、まだ短いものの緑色の御柱(オンバシラ)を突き立てているようだった。 ちらほらと、赤ゆっくりの素らしき芽もでき始めている。 まりさから針を抜き、その穴を少し引きちぎって空気を出してやる。 「ぷ・・・ぷひゅるるるるるる・・・ゆぅ・・・」 「ゆ゙あ゙あ゙ぁぁ・・・」 栄養補給のためにまりさの後頭部を大きく刳り抜く。さすがに痛みでゆーゆーと涙を流すが泣き叫ぶ元気は無かった。 空になった箱に水を満たして砂糖と肥料をたっぷり溶かし、まりさの顔面を上にして押し込む。 「ゆ゙・・・ゆ゙ぐぅうう・・・」 まりさは間抜けな泣き面を上に向け、額から御柱を生やす。 ゆっくりの水耕栽培さながらである。 箱はまりさより少し大きい程度で、膨れ過ぎることはない。 川なんかと違い水流が無いため破けることも無いだろう。 しばらくすれば赤ゆっくりが実る。 食べるもよし、ありすのお相手させるもよし・・・なのか? ゆっくり考えよう。タネが切れたらまた植えればいいのだから。 水槽を裏庭に置き、作業がひと段落したところでありすを抱きかかえて寝室へ。 ありすからアイマスクを外してあげる。 「ふうん・・ふうん・・」 「ありすったら、まだ息が荒いんだから・・・」 「も、もうっ、おにいさんのえっち!」 「こんなに汗だらだらで、風邪ひいちゃうよ?」 ふきふきふきっと。 「だ・・だって、だって・・・おにいさんがなんどもじらすんだもん!」 「はははは、ごめんごめん」 「でも・・・いつもよりすっきりできたんだからね!!!」 やはり小手先のテクニックでは本物のゆっくりにはかなわない・・・か。 僕はちょっぴり嫉妬。 「風邪引くと困るから・・・」 まりさから奪った帽子をありすに被せる。 後頭部の下まですっぽり覆う大きさだったので、顔面に被さらないよう安全ピンで止めてあげる。 「んー、なかなかかわいいんじゃない?」 鏡を見せてあげる。 「もお・・・おにいさんってば・・・」 ありすをそっと持ち上げ、抱き寄せる。 「おにいさん・・・ずっとありすの・・・そばにいて・・・」 「ああ、そのつもりだよ・・・」 れいむから奪ったりぼんを寝床に敷きつめ、そっと載せる。 これで暖かく過ごせるはずだ。 「んじゃありすはそろそろねるよ。おやすみ、おにいさん・・・」 「ありす、ゆっくりおやすみ。」 明かりを消してそっと寝室を去る。時計は既に午前0時半を回っていた。 辺りに飛び散る餡子、れいむの間抜け面。僕が眠りに就けるのはもう少し先のようだ。 ゆっくりした結果がこれだよ!!! 今度は風呂場でぷれいしようと心に強く誓うのであった・・・! あとがき ゆっくりディグダグに触発されつつ、飼いありすを愛でてみた結果がこれだよ!!! 完全に病気です、わかるよー。 by まりさつむりの人 p. s. まりさは死んでいないので、奪った帽子を被っていても大丈夫・・・なはず 他に書いたもの ゆっくりいじめ系800 まりさつむりの記憶 長編読み物 ゆっくりいじめ系854 ゆっくりばいぶれーしょん 虐待 ゆっくりいじめ系1024 嘘つき少女の悲劇 童話風 ゆっくりいじめ系1293 ゆっくり昆虫型出産 こんなんあってもいいじゃないか? 白玉楼系5 みょんとの出会い 短編読み物 アリス系16 アリスのゆっくり水爆弾 虐待 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/clickvip/pages/48.html
ClickJapan@blog フォーラム グラフ お知らせメール clickclickclick.com 編集者向けページ 主に編集者向けの情報。 テンプレっぽいの 更新中 常に更新 GAME移行で更新 wiki Tips 担当者一覧 担当者募集ページ一覧はこちら ブログ日誌の書き方 日誌テンプレの中身をコピーして「新規作成」→「ブログ記事」から記事を新規作成、空白の本文にペースト。 記事タイトルに「○月○日のまとめ」と入れる。 ClickClickClick.com ツール フォーラムと本スレでツール更新情報をチェック。 ツールは新鮮な方がいいので、日誌を書いてる現在の最新バージョンを書く。 本スレ その日の0時から24時まで読み、作戦や重要な出来事を書く。 ねとらじ ラジオログ とねとらじスレに書き込みからその日放送したDJさんの名前を書く。 フォーラム フォーラムのホームに最近更新されたスレ一覧があるので、それを見ながら書く。 ランキング ほのか認証ランキング 小町一日ランキング (オレたんが24時辺りに取得) 作品 ギャラリー を見て書く。 画像系以外にも、本スレを見て動画やツールスキンの投稿があれば書く。 日付・公開設定 記事のカテゴリは「日誌」 公開設定は公開。(記事新規作成時はデフォで公開だけど) 日付は、日誌の日の23:59にしておく 普通の改行はShift+Enter 1行あけての改行はEnter 記事タイトル欄の下、文字サイズ変更や太字などのアイコンが並んでいるので活用してください。 その一番右にある「 A 」というアイコンを押すと、HTMLモードで編集可能。文字色変更や細かい編集はこちらで。左隣のアイコンを押すとデフォルトのモードに戻れます。 テンプレぽいの 基本理念 今北さんに優しく。思わず参戦したくなる魅力的なwikiに。 合理的な構造に。肥大化や戦時の急変に対応できるよう。 スマートな文章を心がける。情報量・文章量は必要にして十分なように。 編集の基本 編集合戦は避ける。万一もめたら編集部スレで解決を。 古い記述を消すときは慎重に。迷ったらコメントアウト(//)。 ツール関連の古びた情報は有害なだけなので積極的に削除。 編集時Tips 基本 同時更新の場合は、他の人の更新を取り消さないように注意。そのまま保存すると自分の更新分のみが効きます。 別ページの途中にリンク張るときはをリンク先#aname(適当な英数字)リンク元 **.html#適当な英数字 に。リンク切れが減る。 ページ名を変更した時はリンク切れを確認。編集履歴は0に戻るので注意。アップロードしたファイルが表示されなくなるが一回編集すると直る。 ずっと使う画像はwikiにアップロード。トップにサイズでかい画像置く時もアップロード。ロダの中の人が悲鳴を上げてます。 ツール更新時の更新ページは4つです。ヘッドライン・ツールの文句・テンプレ・専用ページのURLなど入れ替え 大きな削除・改変するときは、必ずバックアップ取る。 弄っていけないページはそう書いてあるところだけです。 定期的に古いページの洗い出しをスレにて報告。「FAQ」や「ツール使ってみよう!」もすぐに古びる。 小技 テンプレをコピペすると行間広くなる問題は#asciiart(){{ }}で解決。 アスキーアートは #asciiart(){{ }} で挟むと表示が崩れない。 編集ページでの検索は編集欄にフォーカスをあわせてから。 慣れたら「ページ一覧」常に開いとくと更新された時間などもわかり便利 Wiki編内部用 現状把握ページ 当wikiの今後の修正予定表 全体 今北さんに優しいページになっているか常に確認を。 古い情報の削除or移動 肥大化を避けよう! 2ch外の人も入れるようなアプローチ目指して 2chに頼らない広報宣伝戦略。 wiki最新課題(どんどん追加&解決したら削除) クリック入門周辺 wikiのコンテンツへの案内を。 ツール周辺 新情報の告知のルールを固める ツール目次のページがいまいち見づらい。 BANまわり。BAN基準・定期BANについての情報。 他動まわり。リンクにも追加。 トップページのスリム化(?)新着情報の管理(簡略化) 状況実況欄の取り扱い(廃止含めて検討) ギャラリー周辺 wiki編集部周辺 wikiの課題 ここ 随時更新(10分程度はせかさないでおくれ… 緊急参戦ガイド 今北さん向けへの砲台設置・認証ツールの最適設定 トップページ 最新の窓数 最新のツール情報 ほか重要告知(最新スレは誰でも可能です) ツール 更新時の入れ替え テンプレ ツール更新 クリック仕様変更時 関連スレ移行時のURL書き換え イアン語録 wiki編名義で送った場合など 過去ログ サイトマップ wiki更新時 (現在稼動してません GAME移行で更新 トップページ ゲームナンバーと期間 実況を ここ に移動 GAME終了&新GAMEスタート について 移行記録更新 今までのゲーム結果一覧 結果(結果はサイズ日本のみ18 後は数字に合わせて)を 過去ログ サブタイ メール 発射 オレたんティッカーメッセージ 更新 情報解析 移動(5ゲームごとに新規ページ) グラフを保存(オレたんグラフで後日作成でも可) 手が空いたら? トップにハンガリーの現在時刻表示する。サイズ小さいほうがいい。 FAQなどの各ページの看板の再アップ階級名はwikiに上がってるのでそれ以外 前は各ページにも看板画像があった為。 新規作成者も募集中 ハンガリーと日本の健闘をたたえる何か。 過去ログにサブタイトル Welcome CHIPPERs!のチッパー本拠地へのリンク本拠地不明の為 暫定的な処置でリンクはありますが「ここだ」というのがありましたらぜひ wiki Tips IE7でのスタイルの崩れを直しました。 SPACER.gifはいらなくなったので削除してくださって結構です。 ご迷惑おかけしました #aname(12312) ***ポータルのフレーム内のリンクについて フォーラムのTOPにリンクする http //www.clickjapan.jp/frame_forum.html &link2(フォーラム,title=ClickJapanフォーラムへ,http //www.clickjapan.jp/frame_forum.html,target=parent) フォーラム フォーラムや、ブログからWiki内の記事にリンクする場合 http //www33.atwiki.jp/clickvip/pages/237.html 上記の通常リンクを http //www.clickjapan.jp/frame_wiki.html?q=237.html のように書き換えます。 &link2(久しぶり参戦の方へ,title=久しぶり参戦の方はこちらをみてね,http //www.clickjapan.jp/frame_wiki.html?q=237.html,target=parent) 久しぶり参戦の方へ なお、wiki内からwiki内の記事へのリンクは通常通り。 大見出し 中見出し 小見出し 小小見出し トップページの色文字デザイン案 普通のテキストはこんな文字 例1 赤系(とりあえずこちらで行きたいです) 重要事項はこの文字を使います:文字サイズ22pt/赤系crimson それよりは重要でない文字はこちら:文字サイズ14pt/赤系lightcoral 例2 青系(とりあえず今は使用しない方向で) 重要事項はこの文字を使います:文字サイズ22pt/青系navy それよりは重要でない文字はこちら:文字サイズ14pt/青系steelblue おまけ(多用しないこと) おまけの文字色/灰色系black おまけの文字色/灰色系dimgray(ほぼデフォルト色) おまけの文字色/灰色系darkgray おまけの文字色 これはかなり難しい色です/紫系darkmagenta おまけの文字色 これはかなり難しい色です/紫系plum おまけの文字色 これはかなり難しい色です/緑系darkgreen おまけの文字色 これはかなり難しい色です/緑系darkseagreen ポータル化移転計画予定表 (無事終了しました。ご協力ありがとうございました。) 8月中異論がなかったためこちらで同意が得られたものとし、以下のスケジュールで運航します。 9月いっぱいはこちらの作業でご協力いただくことになると思いますので関係者の皆さんよろしくお願いします。 ポータル化進行予定表 (09/01) ポータル化計画をwikiblog本スレ等で告知する 大まかな予定を発表 ドメイン名投票開始(あらかじめ登録可能なものをリストする) ポータルトップページデザイン投票開始 (09/02) 24:00 ドメイン投票締め切り (09/04) 08:00 トップページデザイン投票締め切り (09/07) この日までにサーバーレンタル&移転準備 担当:井上さん (09/08) 移転作業開始 ・フォーラムの引っ越し ・ブログ引っ越し? ・ギャラリーCGI設置? (09/17) click.daaの規約変更日。(この日までにお知らせメールなどお引越し) (09/18) テスト運用開始。不具合がないかチェックする。 (09/21)ギャラリー移転終了したのでチェックおねがいします。blog移転はまだ作業中です。遅れていてすみません。 (09/23) blog整備終わりました。テストお願いします。 (09/30 24 00)頃に一斉に移転切り替え作業します。 メニューのblog&Forumボタンをポータルボタンに切り替える。 メニューのギャラリーリンクを、アルバムに変える。 国内向けギャラリー案内(絵師さんの投稿の仕方)&国外向けギャラリー案内ページを公開する アップローダーの作品をアルバムに直す。 Livedoorブログで移転案内記事を公開する。 お知らせメールで移転案内をする。 トップページで移転告知する。 (10/01) ポータル&新ドメインで公開運用開始。引っ越しを告知する。 (12/01) 旧システム完全撤去
https://w.atwiki.jp/project_azabu/pages/11.html
wiki集 このページはネット上に多く存在するwikiについてまとめたページです。 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 Magic the Gathering Wiki や行 遊戯王カードWiki 勇者のくせになまいきだ。™ wiki ー勇者のくせになまwikiだー ら行 わ行
https://w.atwiki.jp/bangaltravel/pages/402.html
宿泊@大津湖西 ハックルベリー最寄りの堅田の宿泊施設はどれもかなり駅から遠いので、 心配な人は多少電車で動いた方がいいと思う。 ■ビジネスホテル西大津 滋賀県大津市皇子が丘二丁目 7-30 【最寄り駅】湖西線大津京駅徒歩1分 【IN/OUT】16 00/10 00 【料金】シングル5,775〜、ツイン10,500〜 ■旅館やまつね 滋賀県大津市皇子が丘二丁目 7-30 【最寄り駅】湖西線堅田駅徒歩20分 条件付きで送迎あり 【IN/OUT】16 00/10 00 【料金】4,730〜 風呂共同 夕食なしプランはアメニティ(寝巻き、歯ブラシ等)は800円別料金
https://w.atwiki.jp/kubo-zemi/pages/2536.html
トップページ 新聞論評 新聞論評 2013 新聞論評 20130225 This Page updated 2013-03-02 09 31 13 (Sat) 2013年2月25日 締切 新聞論評 学籍番号 201014032 氏名 森山直哉 1.新聞情報 見出し いじめ・体罰の訴えが最多 12年の人権侵害 発行日 2013年3月1日 新聞社 日本経済新聞 朝刊 面数 第15面 2.要約 全国の法務局が昨年1年間に救済手続きを始めた人権侵害事案のうち、学校でのいじめが前年比20.6%増の3988件、教師による体罰が同32.6%増の370件で、法務省が集計を始めた2001年以降で過去最多だったことが分かった。(97字) 3.論評 全国の法務局が昨年1年間に救済手続きを始めた人権侵害事案のうち、学校でのいじめが前年比20.6%増の3988件、教師による体罰が同32.6%増の370件で、法務省が集計を始めた2001年以降でいずれも過去最多だったことが1日、同省のまとめで分かった。大津市の中2男子自殺などいじめの社会問題化を受け、救済を求める事例が増えたためとみられる。 体罰の件数はいじめに比べて少ないが、増加率ではいじめを上回った。今年に入り、大阪市立桜宮高校(同市都島区)2年の男子生徒が体罰を受けた後、自殺した問題が発覚するなどしており、同局は今後、表面化していない体罰に関する件数も増える可能性があるとみている。 法務局は、電話やインターネットなどを通じ、いじめや体罰などの人権侵害に遭ったとの届け出があった場合、同局職員やボランティアの人権擁護委員が相談を受ける仕組みを設けている。このようにいじめや体罰について教育とはなんなのか何が愛の鞭で許されるものか正しい事がなんなのか対処しなければならないことと、いきすぎた縛りでこれからの教育や先生など心配である。(454字) 4.コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2554.html
※虐待キングといっておきながら虐待描写が少ないです ※馬鹿まるだしです ※ガチホモ的発言があります。 「その名は虐待キング!(自称)」 とあるところにとても平和な村があった。 しかし、その村人が妙に落ち着いていない。 何かの準備をし。バリケードを張っている。 畑にも上からの襲撃を防ぐため。網を張っている。 役場に人が集まり、会議をしている。 その役場の中には村の村長がいた。 「村長!どうします?」「村長!」「村長!」 「うむ・・・どうしたものじゃのう・・・」 村だって数分前は平和だった。 しかし森からぞろぞろと野生からの侵入者が現れた。 ドスまりさが軍隊を引き入れ村に入り込んだ。 ドスは村に入るなり。 「むれでいちばんえらいひとをだしてね!」 と言い出した。 「呼んだか?」 「ゆ!きたね!おじいさんにきょうていをむすんでほしいの!」 とドス協定の内容を見せた。 1、人間はゆっくりをころしてはならない。 2、人間がゆっくりをころした場合制裁を受けなければならない 3、人間はゆっくりに食料を明け渡さなければならない。 4、人間はゆっくりに住む場所を与えなければならない 5、その代わりゆっくりは人間の畑に入ってはならない。 というものだった。何割かがゆっくりしか得しない内容だが。 「もちろん、むすぶよね!」 結ぶしかないぞというような顔をしている。 かなりウザい。 しかし弱気な村長は 「しかしそんな・・・きょ」 「ドスのむれにはれみりゃやふらんもいるんだよ!むすばないとこのむらをおそわせるよ!」 「うむ・・・ちょっとまってくれぬか?・・・」 「いいよ!まりさはかんだいだからあしたまでまってやるのぜ!」 とドスは軍勢を引き連れ森へ引き返した。 村の情報屋の情報によると あのドスはこの森の中で一番強いドスらしく ドスはあのれみりゃやふらんを感服させた腕があるらしい。 そのドスがこの群れに協定を持ちかけたとなると少々厄介になるということらしい。 「うーむ・・・どうしたものじゃのう・・・」 さっきから村長はそれしか言っていない。 「あぁ・・・もう村長はだめだ・・・」 「村長!俺に戦わせてくれ!」 と若者がワーワー言う。 しかし村長は 「うむ・・・どうしたものじゃのう・・・」 としかいっていない。 これで終わりなのか。 すべての若者があきらめかけたそのとき! 入り口から 「いや、村長。ここは俺に任せてもらおう!」 と一人の青年が現れた。 しかし村人の反応は 「「「「「誰?」」」」」 「うむ・・・どうしたものじゃのう・・・」 と当然の反応をする すると青年ははっとして自己紹介を始めた。 「おっと、俺としたことが自己紹介が遅れたな。 俺は虐待キング!! ここにすごいドスまりさがいると聞いてゆっくりさせにきた旅のものさ」 「・・・え?」 という声とともに女性達はひそひそと話し始めた。 「え?何?虐待キング!?」 「何よ、そのネーミングセンスの無い名前」 「イターイ」 一方男性陣はひそひそ話し始める前にぽかーんとしている。 「う・・・やっぱりこうするといつもこうなっちゃうよなぁ・・・と・・・とにかく私が来たからには安心したまえ!」 と若い女性の肩をぽんとやろうとすると。 「触らないでください。」 とストレートな一言。 「・・・・・・。」 そんなことは気にせずに虐待キングは(以下キング)村長さんに話しかけた。 「で・・・そのドスはどこへ?」 村長さんは山を見つめ 「うむ・・・どうしたものじゃのう・・・」 と呟く。 ちなみにキングは村長がさっきからこれしか喋っていないことに気づかない。 「む!あそこだな!ありがとう!村長さん!言ってくるぜ!」 視線の先にドスがいることを感知したキングはすぐさま役場をとびだした。 その後キングが来てから黙り込んだまんまの男性陣のうち一人が声を出した。 「なぁ・・・さっきから思ったんだけどさ。 あの虐待キングってやつ。 もしかしてまる・・・」 「シッ!」 一人の男がその言葉の続きを制止させた。 場所変わって森― 「あれだな・・・」 キングが仁王立ちをして巣を見つめてた。 キングはすぅと息を吸い込み声を上げた。 「ドスまりさ!でてこい!!」 「ドスー!しんにゅうしゃだよー!!」 「なにごとなんだぜ!!」 「ふん・・・きたな!ドスまりさ!!」 「誰なんだぜ!!」 「俺は村の人に危害を加えるゆっくりを許さない!! そして趣味はゆっくり虐め!! ちなみに現在独身! 彼女募集中! そんな俺をみんなはこう呼ぶ!! 虐待キングとっ!!」 とポーズを決めるキング。 「決まった・・・」 内心そう思ってたが ゆっくりの反応は 「いたいたしいのぜ。」 「むきゅ、ばかななおにいさんね。」 「かわいそうなんだねー わかるよー」 「ちんぽこちん!」 「とかいはじゃないわ・・・」 「「「「「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」」」」」 一同静まり返る。 そしてキングが口を開く 「うわああああああああああああああああああああああああああんっ!!」 と近くにいたまりさを殴った。 「ゆべろっしゃぁ!」 そしてまりさの上に乗っかり殴りまくった。 「ううっ!こいつがぁ!こいつがいるからだぁ!うう!!」 「お・・・おにーさん!おちつくのぜ!」 ドスが止めにかかる。 「おにいさんがヒーローきどりしているのはわかったのぜ。 でもまりさたちはゆっくりしたいよ」 キングは冷静さを取り戻し叫んだ。 「えーい黙れぇ! 村を荒らすものは一匹たりとも許さん! 成敗してくれる!」 お兄さんは某漫画の構えをマネした。 その瞬間ドスは理解した そう、これはフリだと! (ゆ!おにいさんはおしばいがじょうずだね! ドスもまけていられないよ!) そしてドスが呼吸をし演技を始めた。 「ゆっへっへー よくきたねキング。 だけどここがおまえのはかばとなるのだぜー(棒)」 「ついに本性をあらわしたな!! ドスまりさ! この虐待キングが鉄槌を下してやろう!」 「かかってくるのぜ(棒)」 ドスが構えを取る 「ゆっへっへ!にんげんはさっさとにげたほうがみのためだぜ! ドスはつよいのぜ!」 とギャラリーが五月蝿いがドスとの一対一の決闘を申し込んだらその要求を受けてくれた。 「決闘開始だ。いいな!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「レディー・・・ ゴォー!!」 お兄さんがドスに飛び掛る。 「てぇーぃ!!」 「ドス!ドススパークよ!!」 とギャラリーがドススパークを撃つよう促した。 「いけードス!」 「みんなはすこしだまっててね!」 ドスがみんなに言うと前方から鉄拳が飛んできた。 「スキあり!」 「ゆぎゃん!」 するとギャラリーからブーイングの嵐。 「ふいうちなんてひきょうよ!このいなかもの!」 「にんげんのかざかみにもおけないわ!」 「ちーんぽ!」 あとほかに「ゆっくりさせてぇー!」とか「ゆっくりしね!」とか言ってたが 「うるさぁーい!今は決闘中なんだよ!」 とキレる。 するとドスがよろよろと 「ゆ・・・ふいうちはゆるさないよ! これでもくらってゆっくりしね!」 とドススパーク発射体勢に入る。 「ドススパークをくらったらにんげんさんもひとたまりもないね!」 「けしずみとなってしね!」 というブーイングも一緒に飛ぶ。 「しかし!こんな所でくたばるキングではない!!」 お兄さんは懐から緑の玉を取り出し投げつける。 「食らえ!山葵玉!」 説明しよう!山葵玉とは辛子玉の発展型であり。食らうと超濃縮山葵のにおいでどんなやつもたちまち鼻を詰まらせる! 「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!」 「村人の痛み!思い知ったか!!」 ちなみにキングは山葵玉をモロに受けたので鼻がキツイ。 「ゆぐげッ・・・ぐぅ・・・」 とドスが痙攣をしている。 しかもドススパーク発射体勢のまま。 しかし、ドスが輝きを放ち始めた。 キングはドスの異変に気づく。 「まさか・・・やばい!!」 とキングは隠れる場所に隠れた。 キングが非難した後ドスの体が急に爆発した。 理由はドススパークを発射しようとしたとき山葵玉を喰らってしまい意識が飛びドススパークが暴発してしまったのだ。 「おー!ドスが自滅した! さすが虐待キング!!」 なっはっはーと笑い声を上げるキング。 しかし、爆風に反応し、ドスの手下たちが次から次へと何事だ何事だと押しかけてくる。 「ドッ、ドスうううううううううううううううううううううううううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 「なにがおこってるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」 「ふん!貴様らドスの残党か。 残念ながら。ドスはもうこの世に存在しない!!」 「ゆううう!?どういうこと!?」 「れいむっ!ぼうしがみつかったのぜ!」 「むきゅ!このぼうしってまさか!?」 「どすのだぜ!」 「ってことは・・・まさか?」 「ドスが・・・しんだ!?」 「「「うっ・・・うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」」」 群れがパニックに陥る。 その状態でお兄さんが話しかける。 「残されたのは貴様らだけだ! 覚悟!!」 「じょうとうだぜ!そのちょうせんうけてたつのぜ! みんな!おちつくのぜ! しきけいとうがげきはされたため。 これよりまりさがしきをとるのぜ!!」 まりさが指揮を執る。 これでゆっくりできるのか? とゆっくりたちは思った。 あのまりさは次の長候補。 ドスの知識を叩き込んでもらったのだ。 安心だろう。 そう思ったゆっくり達は 「「「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」」」 と返答。 「ほぅ、次はこいつがリーダーか。 面白い!!」 お兄さんが再び構える。 「みょんたい!まえへでるのぜ!」 「「「「「ちんぽー!!!」」」」」 と木の枝を持ったみょん達が前へ出た。 「とつげき!!」 まりさが指示をする。 「無駄♪無駄♪」 とぉっとキングが飛んだ。 着地先はみょん隊のど真ん中。 みょん隊の真ん中へ立つと鉄の棒を取り出し戦い始めた。 「ぺにっ!」 「ま・・・」 「ちん・・・」 と言葉を言い終わる前に棒で殴られ気絶する。 しかし、倒されてもみょん隊はわらわらとわいてきてキングに攻撃を仕掛ける。 しかし、それでもキングはそんなのお構いなしにあばれまくっていた。 そのときだった。 お兄さんがみょんの体当たりを喰らい。鉄の棒を落としてしまった。 「し・・・しまった!!」 「みょん!おにいさんがぶきをおとしたみょん! いまだちーんぽ!」 絶体絶命(そうではないが)キングは完全にあきらめ、叫ぶ。 「うわぁぁぁぁああああ!もうだめだぁ!!」 といってもただのかすり傷や木の枝が刺さるだけの軽症だが 「うう、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」 と念仏まで唱え始めた。軽症ですむのにもかかわらず。 目をつぶり念仏を唱えた後。 何も感じなくなった。 「あれ?俺、死んだか?」 なんて思い目を開けると。 さっきまでいたみょんの大群が一瞬にして姿を消していた。 「・・・あれ?」 キングは気づいていないようだが みょんは「南無阿弥陀仏」という言葉を聴くと どんな状況下であろうと構わず成仏してしまう。 キングが先ほどわめいているときに南無阿弥陀仏といったのでみょんの軍勢は一瞬にして魂となり天に召されたのだ。 「お・・・お、俺の勝利っ!みょんの軍勢など赤子の手を捻るが如し!」 「そ・・・そんな・・・みょんぐんだんが・・・ で・・・でもまだじょのくちだよ! でてきてね!れみりゃ!ふらん!」 とリーダーが呼ぶと洞窟から 「う~」と「なんだどぉ~」 と脱力感のある声がした。 れみりゃとふらんの姉妹だ。 「あのおにいさんをやっつけてね! やられたドスのかたきだよ!」 「う~どすのぉ~?」 「わかった・・・」 太陽が雲に隠れ れみりゃとふらんがキングに襲おうとしたそのとき! れみりゃとふらんが叫び始めた! 「「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」 そして姉妹は仲良く灰と化した。 理由は簡単。 まだ昼だというにもかかわらず 馬鹿正直に突っ込んだ結果 太陽が雲から顔を出し、直射日光をモロにくらい消滅したのだ。 「れ・・・れみりゃとふらんがあああああああ!!」 さすがのキングもこいつは阿保だと思った。 もともとれみりゃとふらんは夜行性。 それを忘れ、昼間に出動させるとは・・・とキングは呆れ顔でまりさを見ていた。 「ゆっ・・・みんな!いえをすててにげるよ!!」 「で・・・でもまりさ!」 「まりさからのめいれいだよ! わすれたの!?しきかんはまりさだって!」 「ゆ・・・しきかんのめいれいならしかたがないよ・・・ ゆっくりしないでいそいでにげるよ!」 まりさの群れが尻尾を巻き逃げてゆく。 しかしそんなときにキングはのんきに「ゆっくり虐待マニュアル」というものを読んでいる。 「お、あったあった・・・」 とお兄さんはマニュアルに書いてあった文字を読み出す。 「さぁ!おたべなさい!」 お兄さんがその言葉を叫ぶと同時に 指揮官の命令で逃げている最中のゆっくりれいむたちは縦まっすぐに割れた。 そうれいむやにんげんが「さぁ!おたべなさい!」というとれいむ種はどんなときでも立て真っ直ぐにきれいに割れるのだ。 「あっ・・・あああ・・・」 群れの大事な仲間であるれいむをなくすことに絶望を感じるまりさ。 しかしそこをありすがなだめる。 「だいじょうぶよ、まりさ。 れいむたちのぶんゆっくりしないと・・・ とかいはらしくないわ。」 「ゆ・・・そうだね・・・ゆっくりしないで!みんな!」 いそぐよ!という声とともにまりさの群れがテンポを上げる。 しかしそこを逃さない。 キングは先回りをし。 とある人形を投げつけた。 それは虐待マニュアルのおまけのまりさ人形 いい具合にできておりどんなありすもめろめろになる!・・・らしい。 キングはそれをありす軍団の先頭に投げつける。 まりさ人形を見たありすが 「うほっ・・・いいまりさ・・・」 と思い まりさ人形に飛び掛る。 「まりさあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 「ゆっくりしましょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 「み・・・みんな!そんなところでゆっくりしたらだめだよ!」 というが時はすでに遅し キングが手元にあったスイッチを押すと まりさ人形が起爆し。群れのたくさんのありすが爆死した。 それを見、まりさの無力さを感じたありすたちは 「もうやっていられないわ!」 「まりさといるといっつもこんなめにあっちゃう!」 「まりさなんてさいていのいなかものものよ!」 と罵声を残し森の奥へ消えた。 これで群れのすべてのゆっくりは死亡、もしくは逃亡した。 そして残されたのは指揮官であるまりさだけだった。 「あ・・・ああ・・・。」 「正義はかつ!キングも勝つ!」 とキングが勝ち誇ったように言うとまりさが口を開いた。 「ゆぅ~おにいしゃんだれ? ゆっきゅりできりゅ~?」 とまりさが子供くさい口調で話し始めた。 わざとではない。 まりさは幼児退行してしまったのだ。 このまりさは完全に無力。 しかしキングは 「む!?改心したな! これからは村を襲うなよ!」 とまりさの頭をなでて、その場を後にした。 しかしその様子を村人何名かが見ていた。 そして一人の村人が口を開く 「なぁ・・・やっぱりキングって何者? まる・・・」 「シッ!」 あとがき こんなヒーロー、存在する分けないよね!? byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 いじめ系2889 ゆっくりべんじゃー いじめ系2932 すぃー吶喊 いじめ系2938 ゆっくりが実る いじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ558 ゆっくり三分間クッキング いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球 いじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ! いじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ! いじめ系2967 ゆっくり天井針 いじめ小ネタ580 とかいはこーでぃねーと いじめ系2974 もしもゆっくりが廃スペースシャトルにいたら いじめ系2977 ゆっくりレポート ~みょん~ いじめ小ネタ586 続・ゆっくり3分間クッキング