約 5,242,707 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2569.html
雨宿り 7KB 理不尽 差別・格差 現代 ほぼ半月ぶりに投稿です。 �いた人 ヤリまむあき 書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 703 ゆー具 ふたば系ゆっくりいじめ 708 売ゆん婦 ふたば系ゆっくりいじめ 717 売ゆん婦2 ふたば系ゆっくりいじめ 723 売ゆん婦3 ふたば系ゆっくりいじめ 730 ゆー具 鬼畜眼鏡編 ふたば系ゆっくりいじめ 772 情けはゆっくりの為ならず ふたば系ゆっくりいじめ 798 売ゆん婦4 絵×2 ふたば系ゆっくりいじめ 962 他ゆん事 ふたば系ゆっくりいじめ 1063 売ゆん婦5 ふたば系ゆっくりいじめ 1130 世界一頭のいいれいむと、それを生んだれいむの話 完結作品 ふたば系ゆっくりいじめ 867 Can ゆー defend? 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 960 Can ゆー defend? 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 1011 Can ゆー defend? 後編 『雨宿り』 一、 天候というものは、中々こちらの都合のいいようにいかないものである。 人間も、動物も、植物も、生あるものは等しくその影響下にあるのだ。 それは生物としてカテゴライズできるかどうか怪しいゆっくりも例外ではなく、いや、寧ろ生死すら左右されるほど強く影響を受ける。 「ゆぅ、あめさんはゆっくりしないではやくやんでね! まりさがゆっくりできないよ!!」 このまりさも気まぐれな空模様に悩まされていた。 もう季節は春だというのに、気温は温暖にならず寒い日が続きゆっくりできなかった挙句突然の雨。 この日は食料を調達に少しおうちから遠い狩場へ行っていた事が災いした。 「このままじゃおうちにつくまえにずっとゆっくりしちゃうよぉ……」 まりさ種はゆっくりの中でも雨に強い。 そんなに長時間でなければ水にも浮かべるほど耐水性の強い帽子がある程度の雨を防いでくれるからだ。 ただそれにも限度がある。 加えて、雨に濡れた地面はまりさのあんよをじわじわと、だが確実にふやけさせていった。 地面を蹴るあんよにも段々と力が入らなくなってしまう。 「ゆゆ? あれは……」 そんな時だった、まりさが雨を凌げそうなゆっくりプレイスをみつけたのは。 二、 男は安堵していた。 会社帰りに雨に降られ、どこかで雨宿りをしようと思っていたところに丁度良い場所があったからである。 「しかし、まだ残ってたんだなぁ」 遠目に公衆電話ボックスを確認したからだ。 携帯電話が普及した今ではその数を減らしていたが、ここは依然として健在なそれに感謝すべきだろう。 雨足が落ち着くまでここで一休みするとしよう。 そう思って足を電話ボックスに向け早めると、その前で丸い物が飛び跳ねていた。 「いじわるしないでまりさをなかにいれてね! どうしてなかがみえてるのにはいれないのぉおおおおお!?」 透明なガラスの扉一枚、それだけしか外側と内側を隔てる物はないというのに、まりさにはどうすることもできない。 体当たりで強行突破も試みたがそれでもびくともしないのだ。 このもどかしさは筆舌に尽くし難いものがあった。 刻一刻と迫る自らの命が終わるまでの期限にまりさは焦る。 「ちょっとごめんよ」 「ゆ?」 聞こえた声に上を向くと、男の手が伸びて難攻不落かと思われた扉があっさりと開いたのでまりさは狂喜した。 男がまるでゆっくりできない状況下に置かれた自分を助けにきてくれた正義の味方のように思えたのである。 「ゆわぁあああい! たすかったよぉ、ゆっくりできるよぉおおお!! にんげんさん、ありが……ゆ?」 この感謝の気持ちを伝えようと後ろに振り向いた一瞬、信じられない事が起きた。 男が素早く電話ボックスの中に駆け込み、再び扉は閉ざされたのである。 差し伸べられたと思った救いの手が振り払われたかのように感じた。 「どうじでぇええええええ!? なんでぇええええ!?」 野良生活で染み付いた汚れに加え、濡れた地面を駆け回ったことで泥水が浸透した肌。 雨で湿ったそれは閉鎖された空間に一緒にいれば強い悪臭を発することだろう。 一言で言えば、まりさは汚れていた。 さらに電話ボックスは広くなく、男一人が入るので精一杯だった。 男はまりさをちらりと見てこう考えたのである。 (このゆっくり汚いな、臭そうだし。それにこの中は狭い。こいつが中に入ってきたらズボンや靴が汚れるだろうなぁ……) 成体ゆっくりであるまりさの大きさはバスケットボールほど。 そんなものと一緒に電話ボックスに入れば必然的に自分の靴やズボンと接触することになる。 そうなれば臭いが自分にも移ってしまうかもしれない。 もしまりさが犬や猫だったら、男も可哀想に思って中に入れてやったことだろう。 もしも自分が原因でその犬や猫が後で病気になったり死んだりしたら、例えそれが自分とは関わりのない所で起こったとしても後味が悪い。 男自身は動物が嫌いではなかったし、普通にそういった窮地に陥った生き物を見ると哀れむ気持ちもある。 積極的に助けはしないが、自分の目の前にいる生き物は助ける。 大多数の人間はそんなものだ。 まりさは、残念なことにゆっくりだった。 野良ゆっくりは嫌われ者である。 それが善良かゲスかということは問題ではない。 野良ゆっくりはゴミのくせに勝手に増え、既にあるゴミを散らかすというのが社会的な認識だった。 ゆっくりが子供を生むのがゴミを増やすということだということは乱暴な言い方かもしれない、しかし彼女達は人間の捨てた食物、つまりゴミだ―――それを食べなければ街では生きていけないのだ。 従ってゴミ捨て場等がよく荒らされ、それに伴ってゆっくりの悪評が定説化してしまったのである。 男はゆっくりのことなど心底どうでもよく、ただ見敵必殺するほど嫌いというわけではないだけだ。 そこで彼はまりさを電話ボックスの中に入れないという選択をしたのである。 「にんげんざん、おねがいでず!! ばりざをながにいれでぐだざぃいいいいい!!!」 どんどんと、まりさが電話ボックスの扉に無駄な体当たりを繰り返す。 砂糖水の涙がガラスにつき、流れ落ちる。 「あけてぇえええええ!! まりさをたすけてぇえええええ!!!」 それを一瞥した男は携帯電話を取り出してイヤホンを耳に付けて耳障りなまりさの声をシャットダウンし、ニヤニヤ動画に接続して雨が止むまでの暇つぶしを始めた。 それから彼の脳裏から雨に晒されているまりさのことは完全に消える事になる。 「あげでぇ、あげでぇ!! ばりざじんじゃぅうううううう!!!」 勢いを増した雨がまりさを容赦なく打ち据え、風がお帽子を吹き飛ばす。 「まりざのおぼうじぃいいいい!! まっでぇええええ!!」 命と同じ位大事なお帽子を追いかけようとあんよに力を入れると、ぶじゅっという音が聞こえた。 雨水があんよを最早手遅れなほどふやけさせ、まりさが動こうとする度に黒い餡子が漏れ出していくのだ。 そして餡子は漏れるとすぐさま雨に洗い流されてまりさから離れていく。 「おぼうじがぁああああああ!! まりざのあんごさんがぁあああああ!!!」 お帽子を追いかける事も餡子の流出を防ぐことも叶わず、まりさはその場に縫い付けられる。 更に強くなっていく雨はまりさの身に無数の穴を穿ち、強風が空いた穴から入り込み身体全体を吹き飛ばそうとする。 まりさに抗う術は、ない。 「いやだぁあああああああああああ!! ばりざはごんなどごろでじんでいいゆっぐりじゃないんだぁああああああああ!! にんげんざん、にんげんざん、ばりざをだずげでぇええええええええええええ!!!」 眼球も、悲鳴を発する舌も、まりさの全てが雨に削られていく。 まりさは最後まで電話ボックスの中でゆっくりしていた青年に助けを求めていた。 三、 ニヤニヤ動画の視聴を止めるとと日は落ちていて、すっかり暗くなっていた。 「お、やっと止んだか」 そういえばあのゆっくりどうしたかなと男がようやくまりさの存在を思い出すと、電話ボックスの入り口近くにまりさの姿はなかった。 「あれ、いなくなってる。死んだら死骸が残ってるだろうけど……。まあいいか」 途中で諦めて何処かに行ったのかなとだけ考えると、不快な死骸を見ずに済んでよかったと思いながら男は帰路に着く。 吹き飛んだまりさの帽子、その一部が溶けずに側溝に被さっている網に引っかかっていたが、それもひらひらと風に煽られて何処かへと飛んでいく。 雨が止んだ後、まりさがいたという痕跡は何処にも見受けられなかった。 引越しや大学の入学式といったイベントも終わり、ようやくリハビリがてら短編を仕上げられました。 餡コンペ春で、でいぶをどう料理したらいいかネタが浮かばねぇ……。 餡小話にも読んでない新作さんがいっぱい生えてて嬉しい悲鳴。 忘れられた頃にやってくるヤリまむあきでした。 挿絵 by車田あき 挿絵 by車田あき ヤリまむあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓そうだね、雨水に濡れ徐々に体をふやかしつつ溶けゆく恐怖に怯え 泣き喚きながらゆっくりする描写が欲しかったね。 -- 2011-10-21 03 13 51 ここは虐待ssだ。ゆっくりは死もしくはそれに近い苦痛を与えられう場所だ。 ゆっくりがそうなるのは当然で、その中でごく一部が生き残る可能性があるだけだろう。 故に可愛そうなのは当然であり、何故かわいそうなのかと言わないと、一つの感想と取られずにいわれのない批判を受ける結果となる。 まぁ、俺はもっと苦しむ描写があってもいいとは思ったがな。 -- 2011-10-20 03 27 52 に~やに~やどーがっ -- 2011-10-11 01 06 38 上から三番目 別に愛護派でなくとも、単に罪の無いゆっくりが理由なくくたばるSSでは楽しめない人もいるんだよ。 このお兄さんに虐待への愛がないから、まりさに同情しちまう。 -- 2011-07-14 20 29 27 とっとと別の場所に雨宿りにいけよw -- 2011-01-13 09 21 50 制裁モノ目当ての人なんだろう。 -- 2010-12-17 16 39 04 下から三番目の人 なぜ愛護派の人間が虐待SSを読んで感想を書いてるのか -- 2010-11-10 13 12 01 まりさは少しもかわいそうじゃないよ。 -- 2010-08-31 11 32 11 最近ゆっくりいじめから流れてきたのが多いなと思う。 -- 2010-07-31 02 57 12 早い者勝ちだよw -- 2010-07-20 03 38 27 まりさかわいそう。 -- 2010-07-14 00 15 20 雨はゴミを掃除してくれるからいいね -- 2010-07-11 23 43 50 ざまぁゆっくり! -- 2010-07-07 06 53 32
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1876.html
酔っ払い 11KB 虐待-いじめ 小ネタ 都会 現代 ※若干汚いシーンがありますご注意を ふーむ、飲みすぎた。 流石にフラフラする、何とか家に帰れれば良いが… 「にんげんさん!れいむはシングルマザーなんだよ、かわいそうなんだよ!だからあまあまをおいていってね!!」 こんな時間にゆっくりに遭遇するとは… 確かこいつはれいむとか言う奴だな、しんぐるまざーとか言ってたか? ゆっくりは良く知らないんだよな… 「なにしてるの?さっさとあまあまもってっていってるでしょ?おちびちゃんがおかなをすかせているよ?」 「おかーしゃんはおこるとこわんだよ!おとなしくいうことをきいてね!さっさとゆっくりさせてね!」 ふーむ、こいつ等腹でも減っているのか? いつもなら相手にしないんだが、今日は酒が入っているので気分が良い。 「お前らはぁ、お腹が減っているんれすか~?」 「そういったでしょ?わからないの?ばかなの?しぬの?」 「ばーきゃ、ばーきゃ!」 「……ふーむ、よし、おにーさんについて来なさい、奢ってやろふ!」 「なにいってるの?とうぜんだよ!」 「ゆわーい!おかーしゃんがにんげんにかったんだね!おかーしゃんはつよいね!」 「大将!まだやってる~~~?」 「いらっしゃい!まだやってるよ!」 「ここはなんだかあたたかいね、ゆっくりできるよ、きにいったよここを「お客さん、それゆっくりですかい?」ゆゆ?」 「ええ、なんか腹減ってるみたいなんれ、なにかあまいものでもつくってくらさい、あとビール!」 「あいよ!」 何だか、このれいむとか言うのが不機嫌そうにしているけど、たぶん酔っているせいでそう見えるのかもしれない。 とりあえず、こいつを持ち上げてカウンターの椅子に乗せる、れいむの頭には同じ形の小さいのを乗せておく。 途端に機嫌が良くなったのか、歌かなにか良くわからない雑音を撒き散らしている。 …よく見ると、かなり汚い。 「はい、おまたせ!ビールと、カルーアミルクね」 俺はビールを一杯飲んでから、この薄汚れた親子に出された酒を飲ませることにする。 こいつらには手がない上に、何よりこのままでは、完ターのコップに届かない。 「ほら、飲ませてやるから口を空けろ」 「れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ、それくらいやるのがとうぜんなんだよ!」 なんか無駄に偉そうだな。 まあ、そう言って間抜け面で大口を開けるこいつの口にカルーアミルクを流し込む。 「ゆゆ!あまーい!しあわせー!ゆっくりできるよ!もっとちょうだいね!!」 「ほら、小さいのも口を空けろ」 「ゆわーい!はやくのませてね!!」 「なにしてるの?れいむのほうがさきにきまってるでしょ?おちびちゃんはがまんしてね!」 「なに言ってるんら?まだまだあるから欲張るんじゃないよ!」 そう言って子供の方にも飲ませてやる。親子ともども大満足の様子だ。 更に追加をせがむのでもう一つ同じものを注文する、俺もビールとつまみを頼む。 2杯目のカルーアを半分ほど飲ませたくらいに変化が起こった。 「ゆぺろぽっぽ~♪れいみゅなんだきゃたのしいよ~♪くーる、くーるおめめがままままるるるるー♪」 「ゆふ~ん!おちびちゃんもだいまんぞくだね!れいむもゆうしゅうなどれいがてにはいってごきげんだよ!」 どうやら子供の方は酔いが回ったらしい、親の方もご機嫌なようだが… 今こいつは俺のことを奴隷と言ったのか?何だか少しイライラしてくる。 どうもこのままでは絡み酒になってしまう、良くないなと思いつつも絡んでしまう。 「今君は俺のことをどりぇいと言ったのれすか?……俺は会社のどりぇいになったつもりはありましぇん!!」 「なにいってるのこのどれいは!れいむのどれいにしてやったのに、たいどがわるいよ!」 「態度が悪くて結構ですー!おら!そんなことよりもっと飲め!!」 「なにするの?ふがやべべ!ぶごぼぼぼぼぼっ!ぶばっ!やべろぉぉぉ!!」 「こら!吐き出そうとするにゃ!勿体無い!これだって俺がはちゃらいて稼いだお金なんだぞ!!」 そう言って飲まされた物を吐き出そうとするれいむの口を無理やり押さえる。 気が付いたらビールが無くなっていた、どうやら間違えてビールを飲ませてしまったらしい。 れいむが必死に揉み上げをピコピコしながら泣いている。その頭の上では愛も変わらず楽しそうにしている子れいむ。 「ゆんゆんゆ~ん♪ゆっぴょろぽ~♪ゆゆっ!おきゃーしゃんもたのちぃちょーれーみゅもまきぇないよーぷ!」 親の必死の形相が楽しそうに見えたのか、子れいむも親の真似をしてピコピコやり始める。 何だかその様が面白くなって、ついつい追加のビールを2杯頼んでしまう。 親れいむの方もようやくビールを飲み込んだようなので手を放してやる。 「ぐむむっ!ぷはっ!ゆげっぷ!ゆげぽっ!ゆふふ~ん♪ぺっぽろぽ~♪おしょりゃをと~んでるみみみみたい~♪」 「ゆ~ぴょぽっぽ~♪ゆふふふふ!ゆけけけけ♪ゆっころろ~ん♪」 うーむ、何だか俺も楽しくなってきてしまった。今夜はとことん行ってみるかな。 そんな事を考えていると、追加分のビールが出てきた。 その内1杯をこの親子に無理やり飲ませる。 「ゆぺぺぽぽ~ん♪ゆご?!ふごごごごっ!ぶもももにががっ!むむむ!…ゆっぱらぴ~♪」 「ゆんゆんや~♪ゆむ??ごばばばばばっ!にぎゃ~い!むぐぐっ!……ゆぺぽぽぽ$%&’@+*…」 「はっはっは!もっと飲め~♪もっと酔え~♪」 こうして夜は更けていった。 「う~ん、頭が痛いな………なんだこりゃ!」 どうやらあの後何とか家まで帰ってきたようなのだが、玄関に入った所で眠ってしまったらしい。 問題は手に握られたこれである。気持ち悪い感触に気が付いてそれを見れば… どうやらそれは昨日の子れいむの様なのだが、握りつぶしてしまったのか目玉が片方飛び出し餡がもれている。 尻と口からも同様に餡が飛び出しており、だらしなく舌を出して死んでいた。 とりあえず気持ちが悪いそれを捨てると、親の方を捜すが何処にも見当たらない。 ふと振り向くとそこには口から餡を吐き出して潰れている醜い饅頭の姿があった。 どうやらこれを枕代わりに眠ってしまったらしい……… よく見るとこのれいむ親子はかなり薄汚れていて汚かった。 よくこんな奴等に酒をおごり、家までお持ち帰った上に枕に出来たものだ。 酔っ払いは恐ろしいと我ながに思うのだった。 数日後… 今日も飲みに誘われてしまった。 少し千鳥足気味で家に帰ろうとしていたら、道端で泣いているゆっくりに遭遇した。 この前のれいむとか言うのとは違い、黒い帽子を被ったやつだ、確かまりさとか言う奴だったかな? 「ゆびゃぁぁぁん!おにいさぁぁん!どおしてまりさをすてたのぉぉぉぉ!!おなかすいたよぉぉぉ!!」 「…うーむ、なんだお前?捨てられたのら?」 「ゆびゃぁぁぁんゆんゆん!……ゆぅ?!おにいさんはだれ?まりさをゆっくりさせてくれる?」 「誰れもいいだろ?それより腹減っているのら?それなら奢ってやってもいいぞ」 「ゆん!何か食べさせてくれるの?ゆっくりできるよ、おにいさん!!」 「大将、人間一名ゆっくり1匹あいてる?」 「いらっしゃい!…今度はちがうゆっくりですね…どうぞ、空いてますよ」 「ゆわーい!あかるくてあったかいよ、それにいいにおいもするよ」 「えぇっと、ビールと焼き鳥5本ねーあろは…この前のかるーらミルクね」 「あいよ!」 注文の品が出てくるまで、この捨てまりさの身の上話を聞いてやった。 なにやら金バッチゆっくりとか言う物らしく、普通の飼いゆっくりとは違い偉いんだとか。 野良のゆっくりを家に連れ込んだら飼い主が怒り捨てられたとかで、 番になるはずのゆっくりにも逃げられたそうだ。 で、食べ物も寒さを凌ぐ様な場所もなく途方にくれて泣いて居たんだそうだ。 「…だからまりさは、かわいそうなゆっくりなんですぅぅぅぅ……おにいさん、まりさかってね?」 「ほい、おまち!ビールとカルーアと焼き鳥ね」 「まあ、とりあえず飲め飲め…腹減ってるなら食え食え…」 「ゆーん!ちゃんとはなしをきいて……ゆゆっ!これあまーい!しあわせー!ゆっくりできるよー♪」 この前のゆっくりよりは、態度が良い気もするが何だか厚かましい奴だ。 こういう態度だったから捨てられたんじゃないのか? そう思うと、何だか説教したくなってきた。今日も悪い酒になってしまう。 「ぷはーっ!いいですかまりしゃ君、君のそういう厚かましい態度が、 きゃいぬししゃんに捨てられる原因なのではないですか?それではいけましぇんよ!」 「ゆべぇ!おにいさん、いきがくさいよ!どおしてそんなこというの?まりさはとくべつなゆっくりなんだよ?」 「そんなことありましぇん!ゆっくりはみな平等です!特別も糞もありましぇん!金バッチも野良もぜぇぇんぶ同じだぁ! ほら、ウダウダ言ってないで飲め、これも食え!」 「ゆん!なにいってるの?まりさはとくべつ……あまーい!ほっぺたがおちそうじぇ~♪…むぐむぐ… なにこれ?おいちー!…まりしゃきもちよくなってきちゃよ~ゆろぽぽぽぺ~♪」 「気に入ったか?それは焼き鳥しゃんでーす、ほら、もっと飲め!もっと食え!」 「ゆわぁぁい!おにいしゃんだいちゅきー!やきとりしゃんもだいしゅきー!…ゆぺぽろろんっぱっぱぺろももも~♪」 「…大体、ゆっくりというのはデスね………」 こうして夜は更けていく… 「あー気持ち悪い、飲みすぎた…」 「ゆっぽろぴょ~ん♪おにーしゃんだいじょーびゅ?きゃおいろがわるいのじぇ~♪」 店を出てから少し歩いていたらふいに気持ち悪くなってきた。 流石に飲みすぎたらしい、なぜかまりさも俺の後をつけてくる。飼って貰える気で居るのだろうか? ………っと、流石に限界が来てしまった。 俺は不意にまりさの帽子を奪い取ると、そこに居の中の物をぶちまけた。 オレオレオレオレオレオレオレ…※細かすぎて伝わらない物まね風にお願いします 「ゆっぽぽろ~…ゆん!なにするのじぇ!おぼうしかえしぇ!かえし……………なにじでるのぉぉぉぉ?!」 「いやー悪い悪い、思わす…オレオレオレ……丁度良い袋があったから……オレオレオレ…まあ、気にするな…」 「ゆわぁぁぁん!まりしゃのすてきなおぼうしがぁぁぁ!!おにいしゃんのばかぁぁぁ!」 おかげで大分楽になった俺だが、まりさは必死に俺に体当たりしている。 こんな汚い帽子ごときでそこまで怒る理由が良くわからないが、とても大切な物だったのかもしれない。 謝罪しようかと思っていると、今度は俺のズボンに噛み付いてきた。 「このばきゃぁぁぁ!おぼうしがよごれちゃっだよぉぉぉ!!もうこれじゃゆっくりできないぃぃぃ!!!」 噛み付きながらどうやって喋っているのかは知らないが、ズボンを汚された事に段々腹が立ってきた。 「…こら!噛むんじゃない!まったく汚いな…まあ、帽子を汚したのは悪かったかもしれないが、 飯を食べさせてもらってその態度は何でしゅか!そんなゆっくりだから、お前は捨てられたんだじょ!!」 「ゆびぃぇぇぇぇん!こもばかおにーさん!どおしてそんなこというのぉぉぉぉ!! まりさはとくべつなゆっくりなんだじぇぇ!!ゆっくりしてただけなのにぃぃぃぃ!!!」 「そういう態度がいけないんだよ、それが解らないのはアホだからだ!ゆっくりって皆こんなもんなのか?」 「ゆっぎぃぃぃ!このばかおにーさん!まりさがせいさいしてあげるのじぇぇぇ!!」 そう言ってまりさは激しい剣幕でぶつかって来た、まあ、悲しいほどに痛くないが。 それでも必死にポヨンポヨンとぶつかってくる姿を見ていると段々イライラしてきた。 ……で、思わず蹴ってしまった。 ドガッ!「ゆんべぇ!」 意外と軽い蹴り応えであったが、まりさはボールのように吹っ飛びゴミ捨て場の方に転がっていった。 運が悪かったようで夜の内に出してあったゴミ袋に頭から突っ込んだ。 運が悪いときは重なる物だ、なんとゴミ袋は野良猫にでもやられたのか、袋が破れておりまりさはゴミにまみれた。 「ゆげぶ!…いだぃぃ!くざいぃぃ!ゆっくりでぎなぃぃぃぃ!!」 「…ったく!…ゆっくりする事しか考えてないのか?……あーそういえば、奢ってやったのに礼の一つも聞いてないな」 そう考えたらさらにイライラしてきた。 べつに俺が好きで奢ってやったわけだから感謝されなくても良いが、 自分が優秀みたいなこと言ってるくせに感謝も出来ないこいつに頭が来た。 飼い主が捨てた理由も良くわかるというものだ。……そうだ、良いことを思いついた。 「そうだ、そんなに帽子が大事なら返してやるよ…」 そう言って俺は未だにゴミの中で、もがいているまりさにゲ○入りの帽子を被せてやった。 「?!ゆぼべぇ?!なにごれぇぇぇ?!くざいぃぃぃ!ひりひりするぅぅぅぅぅ!!」 「何ってそりゃお前の帽子じゃないか、大切ならしっかり被っておけよ…じゃあな!」 「ゆぎゃぁぁぁ!くざいぃぃぃぃ!いだぃぃぃぃぃ!ゆっぐりでぎなぃぃぃぃ!!!」 アホゆっくりのせいですっかり酔いがさめてしまった。 まったく、もうゆっくりとは酒を飲まないぞ。 さらに数日後… 「むきゅ!ぱちゅをひろうなんてにんげんさん、かしこいせんたくよ」 「うぃーおごってやるから好きな物たのんでいいぞぉぉ!………ってありゃ、張り紙だ…なになに?」 ※当店では持ち込みゆっくりお断りです! 「ふーむ………そういう事でお前は店に入れましぇぇん!飛んで行けぇぇぇ!!」 「むぎゅうぅぅぅ!おそらをとんでるぅぅぅぅ!!」 完 酒の飲みすぎに反省して書きました。まあ、厳密には飲まされたのですが… 今週から仕事が忙しいので、ペースが落ちるかもしれませんがネタが浮かぶ限り色々書いてみます。 酒を飲むと妙にテンションが上がる徒然でした。 徒然あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6 ふたば系ゆっくりいじめ 888 一週間 ふたば系ゆっくりいじめ 896 モチモチぷにぷに 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 酔っ払ってもゆっくりを甘やかす↓ 通常種として当たり前のことをする(でもまだまだ甘かったけど) ゆっくり側で見てみたい -- 2010-12-11 23 31 26 汚い饅頭に食べ物用意しなきゃいけない店主さんも大変で御座るなwww 店主の対応に吹いたわww -- 2010-11-20 19 49 20 あんな糞饅頭を店に連れ込むとかホント酔っ払いは性質悪いな -- 2010-10-16 17 02 50 面白かった 最後に遂に店主がゆっくり対策したのがツボだった そりゃあんな汚い汚物が二回も店に入ってくりゃ嫌だよね~ 飲食店は清潔第一だから -- 2010-08-18 22 38 37 しんぐるまざーは鉄板ネタだな。面白い。 まりさは可愛かったのに捨てられて可哀想。 ゆっくりは馬鹿でワガママなほうが可愛いだろ。 -- 2010-08-18 21 35 04
https://w.atwiki.jp/wlo-mattari/pages/42.html
wiki編集に際してのおねがい(長いけど読んでね) ギルチャでは和気藹藹とお話しますし ギルドのコンセプトは「まったり」ですが 無秩序をよしとするわけではありません。 できればこのwikiはきちんと運営していきたいので 以下の事柄についてご理解をお願いします。 編集について 既存ページの編集については、前に書いた方の文章を 断りなく削除、改変しないように、細心の注意を払ってください。 もし、誤字や誤りのために書き変える必要が生じた場合には、トラブル防止のために その文章を書いた人ときちんと話をしてから編集しましょう。 また、常にみんなが見ることができるページであることを頭に置き 編集にあたってください。 ギルドのwikiであり、個人のサイトではないことを忘れないように。 情報の検証について 不確定情報は誤解の元となるので、きちんと検証してから書くこと。 また、他所wiki等の情報のまるごと転載は 情報の精度・新鮮さの維持、正確性の確保に難があるので できるだけ自分の体験に基づいて書きましょう。 何より、まるパクリは、転載元の人に失礼です。 新規ページ作成について 新規ページ作成については、そのページが本当にギルドwikiに必要かどうか まずメンバーで話してから、必要であれば作成、というスタンスになります。 プレイ歴も長く、大抵のことは分かっている人たちの集まりだから これ以上のコンテンツは不要そうにも見えますが、そこは人によるかと思うので 分からないときはまず相談してみましょう。 「こんな情報って必要ですか?」 「こういうこと書いたら読みますか?」 話し合いって大事です。 せっかく縁があってお知り合いになったのだから、まずは互いの理解を。 長くなりましたが、ここまで読んでくれてありがとう。 ギルマス てとらつえ より
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1486.html
*警告* 現代物です。 80字改行です。その辺案配していただけると読みやすいです。 うんうんあります。 ↓以下本文 「おねえさん! かわいいれいむをゆっくりさせてね!」 家路を急ぐ私を呼び止めたのは、バレーボールより少し小さい、紅白のおまんじゅう だった。amazonの段ボールにはまりこんだ、ふてぶてしい顔。おでこに『ひろってくださ い』と書かれた紙が画鋲でとめられていて、キョンシーのお札みたい。 「ゆっくりかぁ。拾ってあげてもいいけど……あんた一匹?」 「れいむはひとりだよ! ゆっくりていせいしてね!」 「さよなら」 「まってね! れいむはいっぴきだからいっしょにゆっくりしてね!」 「ふーん」 「おねがいしばず! せっかくだからでいぶをゆっくりさせてくだざいい!」 こうして私はゆっくりれいむを手に入れた。 「ただいまぁ」 「ゆっくりするぶぎゅ!」 靴を脱いでいる間に箱から飛びだそうとするれいむを、慌てて押しとどめた。土足で踏 みにじらせるとかありえない。 「あんた汚いでしょ!」 「でいぶはきたなくないよ!」 「いいからあたしが着替えるまでおとなしくてなさい。箱から出てたら叩き出すわよ」 「ゆっくりりかいしたよ!」 とりあえず額のお札だけ剥がして、玄関に置いておくことにした。着替える間、意外にお となしく待っていたれいむを箱から取り出す。両手で持ちあげると、落ち着かないのかぷ るぷる左右に震えてる。 「ゆふーん、はずかしいよ!」 まんじゅうのクセに顔を染めないで。キモいから。れいむを小脇に抱えると、お風呂場に 放り込んだ。一応これ、食品でいいのよね。桶にためたぬるま湯で、中性洗剤を適当に薄 める。 「お、おねえさん! みずさんはゆっくりできないよ!」 「あんたが汚いとあたしもゆっくりできないの」 「やべ、やべでがぼっ!」 白目になって歯を剥いているれいむを構わず両手で沈めると、なんかものすごい悲鳴をあ げはじめた。目と口からしみてるんでしょうね。あとでジュースかければ復活するでしょ。 私は痙攣している間に洗ってしまうことにした。 皮を破ってしまわないよう、気を付けて揉み洗い。地面に触れている底はとくに念入り に。ゆっくりだし、髪の毛も洗剤でいいや。ざぶざぶ洗って泡をシャワーで流したらでき あがり。あとは布巾ででも水気を取って、ドライヤーで乾かせばいいかな。 「ゆっ、ゆっ? すっきりー!」 「あたしが洗ってあげたんだからね」 「おねえさんゆっくりありがとう!」 テーブルに置いた布巾の上で白目を剥いているれいむを肴に、湯上がりのおビールを嗜 んでいると、半分くらいになった頃にやっと復活した。奇麗に洗って乾かしたから、寒空 に晒されていた時と比べてなかなかもっちりぷるんぷるんになっている。どういうわけか、 それは自分でもわかるみたい。もにもにと自分を確かめて、嬉しそうな顔をしているれい むを横目で見ながらビールを一口。 「ゆっ! おねーさん、ゆっくりできそうなおかしだね!」 「あ、ダメ!」 私が手を出すよりはやく、れいむはおつまみにしていた柿ピーの小皿に顔を突っ込んだ。 「むーしゃ、むーしゃ、ゆ゙ぎゃ゙あ゙あ゙!」 ガクガク痙攣し始めたれいむの半開きの口に手を突っ込んで、柿ピーを取り出す。ゆっく りは本当に人の話を聞かないのね。こいつが捨てられたのもわかる気がする。口から垂れ ている砂糖水を布巾で拭いて、べたべたする手を洗う。 「これどくだよ! しぬかとおもったよ!」 「これに懲りたら人間の食べ物を食べようとしないことね」 そうは言っても、ゆっくりの餌になるようなものはよく考えたらウチにはないような。 「あー」 そういえば、去年くらいに買ってそれっきりの缶詰のあんこがあったはず。台所をがさが さ探すと、ツナ缶のところにやっぱり缶詰があった。これならゆっくりでも食べられるは ず。別に温めなくてもいいよね。缶切りであけて二掬いくらい小皿にとった。ゆっくりの エサは明日買ってくるとして、それまでこれでもたせよう。 「ほい。おかわりはないからね」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 うわっ、一舐めで食べちゃった。涙まで流して喜んでるみたいだし、これでよさそうね。 このあんこゆっくり100%だから、毒になるってことはないでしょ。置いてある物には絶対 触らないとか、騒がないとかなんやかや教えてる間にうつらうつらし始めたから、段ボー ルに雑巾敷いた巣箱に放り込んだ。下膨れのウザ可愛い寝顔をつつくと、ゆぷー、だのぷ にゅー、だの寝言を言い始めた。おとなしくしていれば、こんなのが部屋にいても別に嫌 じゃないような気がしてくるのが不思議なものね。 「なんであんこが落ちてるんだろ」 「れいむのうんうんだよ!」 なんですとー?! まんじゅうのくせにうんうんとか、しかも床に! 私のどようびー は朝からぶちこわしです。本当にありがとうございました。軽くググったら、ゆっくりに はうんうんと称して古くなったあんこを排出したり、しーしーと称して砂糖水を出す種類 もいることがわかった。そして、簡単にその機能が排除できることも。あんこは拾って捨 てるだけだけど、砂糖水をその辺に撒かれたりしたら、たまったもんじゃない。 「おねえさん、れいむとゆっくりしてね!」 「少し待ってなさい」 足にぼいんぼいん体当たりしてくる柔らかい物体を軽く踏んづける。ぶにょっとした感 触が逃れようともがくのは、なかなか珍妙でくすぐったい。さっき動画で見た通りに小麦 粉を水で練って皮をつくって、昨日あけたあんこ缶を冷蔵庫から出しておく。 「ゆっ、ゆっ?」 「あったあった、これね」 ひっくり返すとそれらしいすぼまりがあった。ゆっくりがまむまむとあにゃると称する 器官のようなもの。ひっかき傷のために犬猫の爪を抜いてしまうのは可哀想だし、何か違 う気がする。飼い主の義務の避妊手術とは違うと思うし。でもゆっくりは生き物じゃない。 人間の都合で飼う、生命の尊厳ある動物とは違うんだから、いちいち面倒につきあうのは イヤ。私はれいむの下膨れのあごのあたりにりんごの芯取りを押しあてる。あんまり気持 ちのいいものじゃないけど我慢がまん。 「おねえさん、なんだかちくちくするよ! ゆっくりやめてね!」 ゆっくりとは、うまくつきあうコツがある。常に強気であたること。理解するまで教え ること。言うことに耳を貸さないこと。どうせ大したことは言ってないから。 「ゆ゙ぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!」 じたじた暴れるれいむを押さえつけ、芯取りをねじこむ。皮を突き抜いてしまえば、あと は中身のあんこだけ。いっぱいまで突き入れた芯取りを引き抜くと、皮とあんこが繋がっ てまとめて出てきた。れいむが白目になって固まってる間に、次の処置。昨日のあんこを 際まで指で詰めて、さっき練っておいた皮でふたをして、指の腹で伸ばしてひろげる。 ぎゅっとおさえて張り付けたらできあがり。次は後ろを向けて、あにゃるも同じようにま わりごとくりぬいて、あんこを詰めて小麦粉で塞ぐ。二回目になれば慣れたものです。こ んな技術には習熟したくないものです。 「おねえさん、うごけないよ! れいむをゆっくりおこしてね!」 「今起こしてあげるから、ゆっくり待ってなさい」 朝ご飯のゆっくりシリアルをぼりぼり食べていたら、台所に放置されていたれいむの声 がする。知らなかったけどゆっくりはひっくりかえしておくと動けないみたい。今度何か 悪さしたらひっくりかえしてお仕置きね。 「おー、ぴっちりふさがってる」 「ゆゆっ、くすぐったいよ! おねえさんなにいってるの?」 「こっちの話」 裏返しのれいむのあんよのあたりを撫でてみる。皮は完全に馴染んで、そこに器官のよ うなものがあった形跡はカケラもない。ひっくり返してやると、ぽいん、と飛び降りて、 こちらを向いて嬉しそうに跳ねた。 「ゆっくりしていってね!」 「はいはい、ゆっくりしなさいよ」 以降、れいむがうんうんやしーしーをすることはなくなった。単に塞ぐだけじゃなくて、 そのあたりの中身ごと切除すると、自分がそんなものを出していたことも忘れるみたい。 後日、私が出かけている間にれいむがおうたと称してゆんゆん騒いでいたそうで、目玉 を取り外して手を突っ込んで、左上あたりのあんこを一掴み入れ替えるハメになったのは また別の話。 書いた物リスト 紅魔館×ゆっくり系12 突発ゆっくり茶会 ゆっくりいじめ系464 森に魚を求める ゆっくりいじめ系540 ゆっくり水雷戦 ゆっくりいじめ系1097 アストロン ゆっくりいじめ系1014 どすのせいたい ゆっくりいじめ系1907 品評会 ゆっくりいじめ系2137 朝の光景 ゆっくりいじめ系2200 街はゆっくりできない その他 ゆっくりの手引き ゆっくりいじめ小ネタ259 緩慢しんぼ ゆっくりいじめ小ネタ364 ぱちゅりーにごほんをよんであげよう
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1796.html
ほりはり 9KB 虐待-いじめ 制裁 小ネタ 理不尽 実験・改造 ツガイ 現代 独自設定 ぬるい 前半『 ほり 』 俺は部屋の惨状に顔をしかめる。 荒れ果てたリビング。 あちらこちらは泥だらけ。 食べ物を求めて右往左往した証拠が残された事件現場。 中央に置いている大きなコタツ。 俺はゆっくりとコタツに近づき、布団端をつまみ上げた。 「ゆっ!? ここからだしてねっ!」 「ゆっくりでられないよっ!」 内部に居たのはれいむとまりさ。 上目使いで涙ながらに助けを求めている。 「たすけてねっ! かわいいれいむをたすけてねっ!?」 「まりさはいいゆっくりなんだよっ!?」 のーびのーびしながら脱出を計るゆっくり達。 しかし、段差には全く届かない。 このコタツは掘りコタツ。 大きな穴が床下に掘られた暖房器具。 洋式の椅子に座るような感覚で暖をとることが出来るコタツなのだ。 不便な点はどのような道具にも存在する。 掘りコタツの不便な部分は、横になって寝そべる体制は厳しいと言う事。 それと、このようなゴミが底に溜まりやすいので注意しなければならない。 「れいむはかわいいでしょっ? とっても、ゆっくりしているでしょっ!?」 「まりさはすてきなゆっくりなんだよっ!」 俺は内部に手を突っ込んである物を取り上げる。 助けに来たと勘違いしたれいむ達を押しのけて小さな箱を手に取った。 うるさく喚くれいむ達の声を背にして台所へと向かう。 台所で暫く作業に没頭する。 準備が終わった俺はコタツ布団を再度捲り上げた。 「なにをしているのっ! はやくれいむをたすけてねっ!?」 「まりさはゆっくりしたいんだよっ! このせまいおへやからおそとにだしてねっ!?」 今回は悲しみの表情を浮かべることはなく、怒りを前面に表している。 イライラを抑えきれず体を震わせているれいむ達。 その中心部に小さい箱を戻す。 「ゆっ? ごはんさんだねっ! むーしゃむーしゃするよっ!」 「まりさもたべるよっ!」 ご飯を貰ったと勘違いするれいむ達。 直ぐに笑顔を疑問の表情に変えて、苦痛を訴える顔面芸を披露する。 「あづっ!? あづいぃいいいぃいいいいいっ゛!」 「ゆあっ゛!? あじいぃいいぃいいいいっ゛!」 小さな箱から熱気が迸る。 狭い掘りごたつの底に季節外れの夏が到来した。 「ゆわぁあぁああっ゛!? だずげでぇええぇええぇっ゛!」 れいむは小さい箱から距離をとるために暴れ出す。 丸い体に跳ね飛ばされたまりさは、熱気むんむんの小さな箱に激突する。 「まりさのすてきなほっぺたさんがぁあぁあああぁっ゛!?」 真っ赤に染まっていくまりさのホッペ。 頬を焼く小さな箱から懸命に逃れようと暴れるまりさ。 「れいむをたすけてねっ!? ここからだしてねっ!」 「ゆぶぶぶぶっ゛!? どいでねっれぇいぶっ゛!」 まりさを足場に脱出を計るれいむのせいで体は動かない。 れいむの大きなお尻はまりさの顔面に乗っかったまま。 上下左右に体を捩ってみるが、這い出る気配は一向に訪れない。 「ゆっ! ゆっ! ゆーっ!?」 「ゆげっ゛!? おぼっ! ぐげぇっ゛!?」 れいむは跳ね上がる。 まりさの顔面の上で。 しかし、求める理想郷は遠い。 飛び上がるれいむの遥か頭上に帰還ルートが存在していた。 「ゆーっ! ゆーっ゛! だずげでねっ! だずげでぇええっ゛!?」 「ゆっ゛ゆっ゛ゆっ゛…ユッ゛ユッ゛ユグッ゛!……ゆげぇえぇっ゛」 まりさはれいむに潰されてゆっくりしてしまった。 運動をしてれいむはポッカポカ。 掘りごたつの底は熱気むんむん状態。 れいむは涙を流しながら叫び続けた。 「ゆっ!? やっとれいむをたすけてくれたんだねっ! ちょっとゆっくりしすぎだよっ! はんせいしてねっ!?」 れいむは掘りごたつ内部から引き上げられた。 まりさが焦げる臭いで危険を察知した俺は、慌ててコタツ布団をひっくり返したのだ。 やっぱり、怒りのまま思いつきで行動してはいけないと反省。 「ゆっ!? そっちはおそとさんだよっ! さむいさむいなんだよっ!?」 俺は玄関に向かう。 赤いリボンを鷲掴みにされて宙に浮くれいむ。 やっと地獄から生還したれいむは、お尻を激しく振りながら抵抗していた。 しかし、健闘空しく、お外に放り投げられたれいむは顔面から地面に着地。 赤くなった顔面を摩りながら涙を漏らす。 「あけてねっ!? れいむをおうちにいれてねっ! どぼじで、れいぶを、おぞとにだじだりずるのおぉおおおぉおっ゛!?」 れいむはぴこぴこを器用に使って玄関ドアを連打する。 大きなお口を開けて不満を訴えていた。 「ゆんやぁああぁあああっ゛!?」 俺はうるさいれいむに冷水を浴びせた。 丸いお腹をヒールキック! ころころ転がっていくれいむ。 「もうやだぁあぁあっ゛! おうじがえるぅううぅぅっ゛!?」 れいむは泣きながら撤退。 ダラダラに濡れた体で地面を進んでいく。 残された物は汚くなったリビング。 俺は深い溜息を付いてから部屋を掃除開始。 掘りごたつを掃除する段階で、まりさの残骸を手にとって思案する。 ゆっくりの死骸を庭先に干すと、侵入者は警戒して寄ってこない。 そう言う話を、里帰りした田舎で聞いた事を思い出す。 俺はまりさを庭先に吊るしてゆっくり避けを祈願する。 とりあえず……罠ゆっくりのペタペタシートも買ってくるか。 後半『 はり 』 暖かくしたお部屋でゆったりと寛ぐ。 ストーブ全開にしてコタツに足を突っ込む。 素晴らしい休日。 至福の時。 俺は典型的な駄目人間。 いや、これは戦士の休息なのだ。 その状況に水を差す奴等がやって来た。 「おでがいじばずっ゛!? おでがいじばずぅううぅっ゛!」 ゆぇぇええんっ゛! しゃむいよぉおおっ゛!?」 窓にぺったりと体を押し付けるれいむ。 涙をだらだらと流しながら大きな口を開けている。 俺は部屋の中から視線を向けた。 すると、れいむの瞳に眩しいくらいの輝きが宿りだす。 あれは助けてくれると思っている眼差しだ。 「かわいいれいむをたすけてねっ!?」 れいむは体を小刻みに震わせて、おでこをガラスに張り付ける。 今日は横風がかなり強い。 上空からは絶え間なく降り続ける大量の雪は止む気配は無いようだ。 横なぎに吹き付けてくる雪はあまり頭には積もらず、大量の雪がれいむの側面へと厚く張り付いていく。 「ざざざっ……ざむいよっ゛!? このままじゃ、れいぶゆっぐぢじじゃうよっ゛!」 「ゆっくり死んでね?」 俺は温かい言葉をれいむにかけてコタツに潜り込む。 れいむは大きな口を開けながら体を縦に伸ばしてガラスにお腹を擦り付けた。 ぐりぐりとナメクジを思わせるその行動。 正直、とても気持ち悪いです。 「解った解った。暖を提供してあげよう」 「あじがどうございばずぅうううぅううっ゛!?」 泣き喚くれいむを暖かい部屋に入れる。 雪だらけの体で床を徘徊させるわけにはいかない。 ダンボールの底に新聞紙を引いて、その中にれいむをぶち込んだ。 俺は戸棚から貼るタイプのホッカイロ取り出す。 裏の粘着シート部分をれいむの肌色お腹へと直に貼る。 「ゆっ!? れいむのぷりちぃ~なおなかに、いったいなにをしてるのっ!」 貼られた異物に対して身を捩っていたれいむ。 体を左右に、いやんいやんと揺らし始めた。 「ゆ! ゆゆっ!?」 時間の経過と共に、段々体の揺れが収まっていく。 貼るホッカイロは徐々に熱を帯び、冷え切ったれいむのお腹を優しく暖める。 とろんとした表情を浮かべるれいむ。 だらしなく伸びきった全身はダンボール底にぺったりと広げる。 目を細めて口先を蕾み頬を高揚させながら、ゆっくり気分を存分に味わっていた。 「ゆっ! れいむはおなかすいたよっ! あまあまもっていきてねっ!?」 れいむは元気いっぱいに叫びながら要求を行う。 俺はそれに答える前にホッカイロを追加で貼り付けていく。 横っ腹はもちろん、足底に背中とうなじ部分。 ぺにぺにとあにゃるもバッチリ塞いで準備完了。 れいむはゆっくり種と言うか、ホッカイロのお化けみたいな外装になっていた。 「どぼじで、ごんなごどずるのっ!? かわいいれいむに、しっとしているのっ!」 とりあえず、口の部分は塞がない。 喚くれいむにお菓子を与えて油断させることに成功。 もっと寄越せと言うので、甘い砂糖水を飲ませた。 お腹いっぱいになったれいむは眠りに付く。 暖かいホッカイロを全身に貼り付けたまま。 ダンボールが振動を受けて激しく揺れる。 中で暴れているのは先程のれいむ。 体は真っ赤に染まっていた。 「あづっ゛! あづううぅういっ゛!? おみずさんもっできてぇええぇええっ゛!」 大量に貼られたホッカイロは、全て最高潮の温度に達していた。 肌に直貼りをしていれば、自主的に剥がすだろうと思われる危険な温度。 それを、れいむは大量に貼っている。 「あづっ゛!? いやぁあぁあああっ゛! どぼなっでるのおおおぉおおっ゛!?」 狭いダンボール内を転がるれいむ。 ダンボールの壁にお腹を押し付けて上下させた。 貼るホッカイロを剥がそうとしているのだろう。 しかし、密着したシートは全く剥がれる様子はない。 「おにいざんっ! おにいざんだずげでねっ! かわいいれいむをだずげでねっ!?」 涙を流しながら助けを求めるれいむ。 俺はそれを見ながら微笑を返す。 「お兄さんのお家でゆっくりしていってねっ!」 「ゆっぐぢ、でぎるわげ、ないでじょおおおぉおおおおぉおおっ゛!?」 まだまだ熱い温度はこれからも続く。 暫く時間が過ぎて、ぐったりと横たわるれいむの姿。 その後、先程大量に食らったお菓子とジュースを放出したいと懇願するだろう。 そこで俺はれいむに伝える。 このままシートを剥がせば、外皮も一緒に剥がされると言う事を。 当然、ぺにぺにとあにゃるも使い物にならなくなる。 絶望を伝えた時、れいむはどのような表情を俺に見せてくれるのだろうか? 想像しただけでたまらない! 脳髄に興奮物質が湧き上がる感覚に身を捩りたくなる。 『助かるにはこうするしかないんだよ?』 とか囁きながら、シートと外皮の間を刃物で剥くのも面白いかもしれない。 『これをすればゆっくり出来るよ?』 そう言いながら、餡子部分に貼るホッカイロをつけてみようか? 「いやぁあぁあああぁっ゛!? れいむ、おうぢがえるぅううぅううううっ゛!」 ダンボール内を苦しそうに転がるれいむ。 俺は砂糖水片手にそれを見つめている。 たまには、こんな休日も悪くは無い。 ・二部構成風にした小ネタのお話 掘りコタツの仕組みを検索して執筆 電気より練炭の仕組みを取り入れてみました ・一部他作者様の設定をお借りしています 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 814 ばうんてぃはんたー 希少種狩り ふたば系ゆっくりいじめ 802 我らっ!すっきりーっ!を熱く語る ふたば系ゆっくりいじめ 779 そうだ、駆除しよう ふたば系ゆっくりいじめ 764 たまたま ふたば系ゆっくりいじめ 752 おらべならい ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制 ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、6点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/tcgkira/pages/271.html
イオン大津店 URL https //otsu.aeonkyushu.com/ 住所 熊本県菊池郡大津町大字室137 電話番号 096-293-3200 営業時間 09 00~21 00 取り扱いカードゲームヴァンガード スーパードラゴンボールヒーローズ デジモンカードゲーム デュエルマスターズ バトルスピリッツ ポケモンカードゲーム マジカパーティ 遊戯王 遊戯王ラッシュデュエル 備考:2Fおもちゃ売り場 この店舗の様子などに関するコメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 最終更新日2022-02-1602 43 09 trackback
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/273.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 74 暇人二人のゆっくりいじめ/コメントログ」 新しいまりさも一週間もすればゲスに育てるだろうね、この叔母さんは -- 2010-07-02 22 28 01 バーバパパWWなちい -- 2010-08-03 02 36 56 おばさんの心、広すぎだろjk -- 2010-09-06 02 13 40 おばさん罵る相手が違うだろうがよ 飼いゆ見つけてくれた人に向かって鬼、悪魔とか -- 2011-01-17 18 17 27 あなたの作品全部見た お れ は す き な じ ゃ ん る だ っ た -- 2011-01-28 20 57 55 ゲスを育てる天才(笑)なおばさんだね! -- 2011-03-14 13 16 33 ↓↓同感だwww -- 2011-12-22 19 04 45 ゲスゆっくりの虐待は、こういうやり方が一番すっきりするね! -- 2011-12-23 03 22 20 この糞ババアは本当に死ねばいいと思う -- 2012-12-12 10 46 45 ↓×4 な ぜ 縦 書 き ? -- 2013-01-06 12 58 11 縦読みとかさ、ただの荒らしにしか見えない -- 2015-02-11 00 11 22 (嘘だけど)発見時からこうなってたって言っているのに、 このオバサン頭おかしいwww 絶対近所トラブル作ってるwww -- 2018-01-24 13 53 20
https://w.atwiki.jp/gameqwiki/pages/17.html
マインクラフトWiki 概要 ここでは、マインクラフトに関する情報を載せています。 規約については、こちらを参照ください。 編集・追加できるのは、当サイトメンバーのみです。 書き方については、こちらを参照してください。 クリエイティブ サバイバル コマンド MOD リソースパック スキン 設定 サーバー 配布ワールド
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/573.html
今まで書いたもの ゆっくりいじめ系2831~2832 ツンデレ ※ゲスれいむいじめ ※今回はいじめなし 母性 「おなきゃがすいちゃよ!ゆっくちさせちぇにぇっ!!」 「ゆぅぅ……おちびちゃん、ゆっくりがまんしてね……… きょうのぶんはもうたべちゃったよ………」 「じゃあもっちょもってきちぇにぇ!!ぐじゅはきりゃいになりゅよっ!!」 「ごめんね、おちびちゃん、ごめんね……… もうないんだよ……あしたになるまでゆっくりまとうね」 「はあぁぁ!?にゃにいっちぇるにょおおおぉぉ!!? にゃんでれいみゅががみゃんしなきゃいけにゃいのおぉぉ!? れいみゅはきゃわいいこどみょなんだよ!!かわいがらにゃいといけにゃいんだよっ!!」 「ゆっぐ………おちびちゃんはかわいいよ……… かわいいおちびちゃん………でも、でも………」 「きゃわいいれいみゅをゆっくちさせりゅのはあちゃりまえでしょおおぉ!? こどみょをうんだりゃゆっくちさせりゅのがぎみゅだよぉ!!」 「ゆぅ………ごめんねおちびちゃん…… やくたたずのおかあさんを、ゆるじでね………ゆぐっ……えぐっ」 「ぐずのおきゃあしゃんはゆっくちちにぇ!!」 「おでがいじばず!!あがぢゃんをだずげでぐだざい!!」 庭に転がりこんできたのは、ぼろぼろのれいむ親子だった。 縁側で夕涼みをしていた俺の前に這いずってきたそのれいむは、 口の中に含んでいた自分の娘、赤れいむを吐き出して地べたに置き、 俺を見上げて涙ながらの懇願をしてきた。 泥や雨、涙やしーしーにまみれてまだらに汚れた、傷跡だらけのれいむ。 ゆっくりにとっては過酷な環境である街に、必死にしがみついて這いずる野良ゆっくりの一匹だった。 (そもそも、ゆっくりがゆっくりできる環境は自然界にはまずないが) 吐き出された赤れいむはぐったりとしており、ほとんど動かなかったが、どうやら生きているらしい。 「どっでもがわいい、ゆっぐじじだいいごなんでず!! でいぶはどうなっでもいいでず!!ゆっぐじでぎなぐじでぼいいでず!! でも!!おぢびぢゃんをっ!!どうがおぢびじゃんをゆっぐりざぜであげでぐだざいいぃぃ!!」 野良にしては(人間基準で)礼儀正しいゆっくりだった。 「ゆっくりできなくしてもいいです」と言ったことから推して、 人間が、人によってはゆっくりを虐待する者もいると知ってのことらしい。 それでも子供を助けるために賭けに出た。よほど切羽詰まっているようだ。 もっとも、切羽詰まっていない野良ゆっくりなど構造上存在しない。 「だいぜづな、だいぜづな、でいぶのざいごのごどぼなんでずっ!! でいぶはもうごどぼがうべばぜん!!にんげんざんに、ゆぐっ、まむまむざんをづぶざればじだ!! だぐざんいだおぢびぢゃんぼっ!!みんなずっどゆっぐじじばじだ!!」 俺が黙っていると、勝手に身の上話を始めだした。 暇を持て余していたところでもあり、少し興味も沸いたので耳を傾けてみる。 「でいぶはがいゆっぐりでじだ!!おにいざんにがっでもらっでばじだ!! でぼ、でいぶがばりざどずっぎりじぢゃっで、おにいざんがおごっで、まむまむをづぶざればじだ!! にどど、あがぢゃんをうばだいで、あがぢゃんもごろぜばいいっでいわればじだ!! だげどでいぶはっ、あがぢゃんをづれでっ、だげど、だげど、 でいぶはあがぢゃんだぢをゆっぐりざぜであげられだぐでっ!!ゆびゃああああぁぁぁ!!!」 よくわからん。 何度も繰り返し説明させているうちに、だいたいの事情は呑み込めてきた。 ゆっくりは性欲が強く多産で、母性愛が強い。 特にれいむ種においてはその傾向が顕著だ。 それゆえ、飼いゆっくりにはみだりに子供を作らせないのが鉄則である。 子供を作ってしまったゆっくりは、子供を溺愛し、すべての行動原理をそこに置く。 飼い主との関係はないがしろにされ、躾けてきた行儀作法も水泡に帰す。 ゆっくりの中で、同居する人間は「家族」から「世話役」、悪くすると「ペット」やら「奴隷」に格下げされ、 そうして人間に対する態度がぞんざいになり横柄になっていったゆっくりは、 人間の生活にうるおいを与えるペットとしての意義を失い、人間にとっては苛立たしいだけの存在になり下がる。 ゆっくりをペットとして飼う際には、ゆっくりショップの店員からこの点を厳重注意されるのが普通だ。 さてこのれいむは、どうやら人間に飼われていたものの、 野良ゆっくりとすっきりをして出産してしまい、それが飼い主の逆鱗に触れたようだ。 そして去勢された。 汚れていてよくわからなかったが、見ると確かに、れいむのまむまむは焼き潰されているらしい。 黒い焦げ跡が残っているあたり、元飼い主は素人、ゆっくりに対する姿勢もいい加減なものだったようだ。 父親の野良まりさは早々に潰されたということだ。 去勢されたれいむは、子供をすべて殺すことを宣告されたか、あるいは強要されたか、 どちらにせよ子を見捨てるのを拒否し、子供たちを連れて家を飛び出し、野良ゆっくりとなることを自ら選んだ。 三つ以上の数が数えられないゆっくりの言うことだから、子供の正確な総数はわからないが、 曰く、車に轢かれた。 曰く、排水溝に吸いこまれていった。 曰く、野良猫にいじめ殺された。 曰く、カラスにつつき殺された。 曰く、迷子になり、見つからなかった。 曰く、レイパーにすっきり殺された。 曰く、餓死した。 以上七通りの死因を述べてきたので、それぞれ一匹ずつ死んだとすると最低八匹、 ぴったり一匹ずつということもないだろうから、恐らくは十匹以上の子供をぞろぞろ引き連れていたのだろう。 それだけの子供を都会で養っていけると考えるあたり、やはりペットショップ生まれの根っからの飼いゆっくりのようだ。 残り二匹になっていた子供の片割れが餓死し、 最後の一匹となったこの赤れいむも、今にも餓死寸前のようだ。 進退極まったれいむは、とうとう人間に助けを求めるしかなくなったというわけだ。 「おぢびぢゃんだげでいいんでずっ!! どうが、どうが、がっでぐだざい!!おにいざんのぺっどにじであげでぐだざいいい!!」 涙を滂沱と垂れ流し、地面に額をこすりつけてれいむは叫んでいた。 少し悩んだ。 俺自身は、ゆっくりにそれほど関心を持ってはいなかった。 別にとりたててかわいいとも、いじめたいとも思わない。 まして、このれいむの身の上話に心を打たれたわけでもない。 あえて理由をひねり出すなら、退屈しのぎ、だったのだと思う。 「あじがどうございばず!!あじがどうございばず!!あじがどうございばず!!ぼんどうにあじがどうございばずううう!!!」 うるさいので親れいむに黙るよう指示してから、赤れいむの治療を始める。 といっても外傷はとくにないようなので、餌を食わせるだけだが。 定番のオレンジジュースをスプーンで口に運び、流し込んでやる。 ややあってからぴくりと反応し、すぐに目を開けてごくごくと飲みくだしはじめた。 「うみゃっ!あみゃ!あみゃっ!うみぇっ!!めちゃうみぇっ!!」 飲みながら喋り始め、周囲にオレンジジュースの飛沫をまき散らしたので、 その後は皿に注いだジュースを勝手に飲ませる。 「れいみゅのあみゃあみゃだよっ!!もっちょちょうだいにぇ!!」 尻をぶりぶり振りながら皿に頭を突っ込み、べちゃべちゃ舌ですくい上げる赤れいむ。 「おぢびぢゃっ!!おぢびぢゃあああああんっ!!ゆっぐじじでね!!ゆっぐじじでいっでねええええええ!!!」 嬉し涙をまき散らして叫び続ける母れいむに向かって、俺は念を押した。 「言っとくけど、俺はそんなに手をかける気はないからな。 餌ぐらいはやるけど、後は勝手にゆっくりしてろ。俺のゆっくりの邪魔はするなよ」 「ゆっぐじりがいじばじだ!!」 母れいむの方は、今のところ俺に感謝し、服従の意志の表明に余念がないようだ。 「お前らのゆっくりプレイスはここだ」 庭に面したベランダに二匹を放してやり、俺はそう言ってやった。 「雨が降ったらこの中に入れ」 五年前、飼っていた犬が大往生を遂げてからずっと物置で眠っていたケージをベランダに運び込んでやった。 ケージの中には毛布まで敷いてある。 「この窓から内側は俺のゆっくりプレイスだから入ってくるなよ。 勝手に入ってきたり、うるさく騒いだりしたらゆっくりできなくさせるぞ」 「ゆひぃっ………わ、わがりばじだ!」 人間の怖さを知っているゆっくりは扱いやすい。 母れいむは徹頭徹尾、素直に俺の言うことに従う姿勢でいる。 「ゆゆぅ~ん!!ゆっくちできりゅよぉ!! ゆっ!きめちゃよ!!きょきょをれいみゅのゆっくちぷれいちゅにすりゅよっ!!」 病み上がりの赤れいむのほうは、まるで話を聞いていないらしく、 このベランダでぴょんぴょん跳ねて騒いだあげくにおうち宣言を始めていた。 「ゆうぅぅ!?おちびちゃっ!そんなこといったらゆっくりできないよ!! おにいさんにおれいをいってねっ!!」 「じゃあな。用があったら呼べよ、話によっちゃ相談に乗ってやるから」 焦る母れいむだったが、俺はそこまでで切り上げてベランダに面した窓を閉めた。 周囲を柵で囲われた幅1メートル、横2メートル程度のベランダ、そして犬用のケージとエサ皿。 これからはこれがこの親子の世界のすべてになる。 これ以上とくに干渉する気はなかったし、家に入れる気もない。 それでも、野良を経験してきた親子にとっては極上のゆっくりプレイスのはずだ。 「ゆ~ん♪ゆんゆん♪ゆゆ~ん♪」 「おきゃーしゃんのおうちゃ、とっちぇもゆっくちしちぇるよっ!!」 飼いゆっくりなりに声量をセーブした歌を歌う母れいむの周りを、赤れいむがぴょんぴょん跳ね回っていた。 夜中にカーテンを開いて覗いてみると、ケージの中で毛布に座り、弛緩して眠っている親子が見えた。 いや、母れいむの方は起きていた。 ゆぴぃゆぴぃと涎をたらして眠っている赤れいむの頬を優しく舐めながら、母れいむはぶつぶつと呟いている。 「おちびちゃんだけは…………おちびちゃんだけは、おかあさんがまもってあげるからね…………!」 それを見ながら、俺は自分の方針は正当なものだったのだろうと確信した。 手間をかけるのが面倒、ということもあったが、 やはり家族を持ってしまったゆっくりに深く関わっても損をするだけなのだ。 こちらが下手に関わりを持とうとしたところで、ゆっくりにとってはせいぜい、 「おちびちゃんを世話してくれる人」「おちびちゃんのためにこの人間さんを怒らせないようにしないと」であり、 すでに閉じた世界の周りでこちらが空回りするだけの結果にしかならない。 ゆっくりにとっては子供のためのゆっくりプレイス。 こちらは、ちょっとした暇つぶしの生き物観察。 その程度の関係であり、それ以上踏み込む気はなかった。 母れいむが連れてきた赤れいむは、どうやら姉妹の中でも末っ子だったらしく、 めいっぱい甘やかされて育ってきたようだ。 毎日我侭を言い、母親を困らせていた。 「おぼうちしゃん!!おぼうちしゃんにのせちぇえええ! おぼうちしゃんでおしょらとびちゃああい!!」 「ゆうぅ……おかあさんにはおぼうしさんがないんだよ…… おちびちゃん、ゆっくりりかいしてね…………」 「やじゃやじゃやじゃやじゃやじゃ!!おぼうちしゃんやっちぇくれなきゃやじゃああ!!」 転がってじたばたと尻を床に打ちつけ、駄々をこねる赤れいむ。 どうやら、赤れいむが要求しているのは、 成体まりさの帽子の鍔の上に乗って運んでもらう遊びらしい。 生まれた直後、父親のまりさにやってもらっていたのだろう。 「おぼうちしゃんやっちぇくれにゃいおきゃーしゃんはゆっくちできにゃいよっ!! おちょーしゃんじゃなくちぇおきゃーしゃんがしにぇばよかっちゃんだぁぁ!!」 そう言われた母れいむは目に涙を浮かべ、ついに折れた。 自分の頭の上に赤れいむを乗せ、そろりそろりと這いはじめる。 帽子の鍔のような平面のない球体の上ではバランスがとりにくい。 赤れいむを落とさないように慎重に這いずる母れいむの上で、 赤れいむはぴょんぴょん跳ねながら騒ぎ、母親を叱咤していた。 「ゆっ!!ゆっ!!ゆっくちゆっくちっ!! もっちょはやきゅはしっちぇにぇ!!おちょーしゃんはもっちょはやくてゆっくちできちゃよっ!!」 「お、おかあさん、ゆっ、くりがん、ばるよ……!」 赤れいむが好き勝手にぴょんぴょん跳ねるたびに、母れいむの頭部が微妙に圧迫されて言葉が途切れる。 落とさないように、同時に早く走ろうとして、ゆっくり相応に不器用な母れいむはついに赤れいむを落としてしまった。 ベランダの上にころんと転がった赤れいむは泣き叫び始めた。 「ゆっびゃああああぁぁぁああ!!!いっぢゃああああぁぁぁいいいいいぃぃぃ~~~!!!」 「お、おちびちゃあああん!!」 思いきりタメを作りながらの、おそろしく大袈裟な泣き声をあげてじたばた暴れる赤れいむを前に、 母れいむはおろおろ涙目になりながら舌を伸ばして舐めようとする。 「いちゃああああい!!いちゃあああああい!!! おきゃーしゃんがおとしちゃあぁぁ!!おきゃーしゃんがいちゃいいちゃいしちゃあああぁぁ!!!」 「ごめんね!!ごめんね!!おちびちゃんごめんねええぇぇぇ!!!」 「はやきゅぺーりょぺーりょしちぇねえぇぇ!! ゆっ!!いちゃいよっ!!もっちょやしゃしくぺーりょぺーりょしちぇねぇぇ!!」 何だろうな、こいつは。 毎日朝晩に一回ずつ、餌皿に安価なゆっくりフードを入れてベランダに置いてやる。 「ゆっ!じじい!おそしゅぎりゅよ!! れいみゅのごひゃんしゃんだきゃらにぇっ!!」 餌皿が置かれるか置かれないかというところで跳ね寄り、ほぼ自分と同程度の体積がある餌にかぶりつく。 母れいむはこちらに向かって申し訳なさそうに詫び、お礼の言葉を口にすると、 あとは自分の目の前で振られるわが子の尻を目を細めて眺めている。 初めのころは、赤れいむが俺に対して暴言を吐くたびに母れいむが狼狽して叱りつけていたが、 俺が気にしていないようだとわかるとそう強くは言わなくなった。 それでも、赤れいむのぶんまで自分が感謝の意を伝えようという誠意は見える。 「むーちゃむーちゃ!!うみぇっ!!めっちゃうみぇっ!!じぇんぶれいみゅのだよっ!!うみぇっ!!ぱねぇ!!」 むしろ、問題は母れいむのほうだった。 毎日、赤れいむが時間をかけて食べるのをただ見ているだけで、自分はほとんど食べようとしない。 せいぜい、舌でひとすくいふたすくい相伴する程度で、それでさえ赤れいむが躍起になって噛みつく。 「ゆっ!!おきゃーしゃんはあちょでたべちぇにぇ!!きゃわいいれいみゅがゆっくちしてきゃらだよっ!!」 残り物を喰えと言うのであるが、赤れいむが食べ残したことはほとんどない。 毎日そんな様子なので、俺はさすがに少々心配になった。 母れいむだけを家に入れ、餌皿にゆっくりフードを入れて差し出してやる。 しかし、母れいむはなかなか口をつけようとしなかった。 「ゆゆぅ………おにいさん、ゆっくりありがとうございます」 「遠慮しないで食っていいんだぞ。今のままじゃお前、飢え死にするんじゃないか? お前が死んだら子供だってゆっくりできないだろ」 「れいむはまだがまんできるから……」 「いいから食えって」 「ゆぅ………おにいさん、べらんださんでたべてもいい?」 「いや、だってそれじゃお前」 「れいむちゃんとたべるよ。ゆっくりありがとう、おにいさん」 ゆっくりフードの詰まった餌皿をベランダに引きずっていく親れいむに対してそれ以上強くは言えず、 俺は窓を開けてやるほかなかった。 窓を閉めると、背後からキンキンと声が響いてきた。 「ゆっ!!まだかくしちぇたんだにぇっ!! おきゃーしゃんはくいいじがはりしゅぎだよ!!はやきゅれいみゅによこしちぇにぇっ!!」 「ゆっくちしてにゃいのりゃがいりゅよ!!ばーきゃ♪ばぁ~きゃ♪」 野良ゆっくりが外を通りがかると、赤れいむはぴょんぴょん跳ねて悪罵を浴びせる。 「ここはゆっくちしちぇるよ!!おみゃえたちはいりぇてあげにゃいよっ!!」 「ゆううぅぅ!!むかつくくそちびなんだぜぇぇ!!」 野良ゆっくりが激昂して飛びかかろうとするが、柵に遮られて庭には入ってこれない。 がんがん柵に体当たりする野良に向かって、赤れいむはいよいよ調子づいて挑発を繰り返す。 「おお、きょわいきょわい!!れいみゅはゆっくちぷれいちゅでゆっくちしゅるよ~☆ うみぇっ!!めっちゃうっみぇ!!しこう!!きゅうきょく!!」 わざわざ見せつけるようにゆっくりフードを食べてみせる。 「きゃわいいれいみゅのすーぱーうんうんたいみゅをゆっくちみちぇいっちぇにぇっ!!」 尻を突き出してうんうんをひり出し、べろべろと舌を出してみせる。 「ゆぐがあああああぁぁぁ!!でてこい!!くそちびいいぃぃ!!」 野良生活で心身ともに疲弊しているところに、飼いゆっくり、しかも子供に見下された野良ゆっくりは、 涙さえ流しながら叫び散らし、柵に体当たりし続け、大抵は騒いでいるところを通行人に蹴り飛ばされるか連れていかれる。 「ゆぷぷぅ~☆ゆっくちしてにゃいからしょうなるんだよ!! おきゃーしゃん!!くちゃいからかたじゅけてにぇっ!!」 今しがたひり出されたわが子のうんうんを、母れいむはぺーろぺーろと口に運びはじめる。 辺り構わず排便するわりに悪臭に神経質な子供のために、母れいむは毎日便を掃除していた。 俺はむしろ感嘆しながら、興味深く見ていた。 母性が強いと言われるゆっくりにしても、異常なほどの甘やかしようだ。 なぜこれほどにずるずると甘やかして育てているのか。 いや、これでは育てているとは言えまい。かしずき、世話しているだけだ。 自分なりにいろいろと考えてみる。 人間なら、子供の将来のために、辛い思いをさせてでも厳しくしつけることもあるが、 生存率が低く、無事に明日を迎えられるかもわからない都会の野良ゆっくりにとっては、 「将来」という概念そのものが希薄で、今日ゆっくりさせることしか考えられないのか。 生殖器を破壊され、二度と妊娠、出産ができなくなった今、 最後の子供となったこの赤れいむに対する思い入れは、俺には思いも及ばないほど強いのだろう。 そのほかにもいろいろと要因はあるようだが、どうやら決定的なのは次の理由らしかった。 「おねーちゃんがしんだのはおきゃーしゃんのしぇいだよっ!!」 赤れいむがきんきん叫び散らしている。 今日は珍しく、行儀の悪い言葉遣いを母れいむが子供にやんわりと注意したのだが、 柔らかい口調にも関わらず、赤れいむはたちまち癇癪を起した。 「やしゃしいおねーちゃんも!ちゅよいおねーちゃんも!かっきょいいおねーちゃんも! ゆっくちしたおねーちゃんがたくしゃんいちゃのに!! おきゃーしゃんのいうこちょをきいてちゃからしんじゃったんだよっ!!」 「ゆううぅぅ!!ごべんね!!ごべんねぇぇぇ!!」 「にゃんでおねーちゃんをたしゅけなきゃったのっ!? おきゃーしゃんはれいみゅたちがきゃわいくにゃいんだねっ!!」 「ちがうの!!ちがうのおぉぉ!!れいむのおちびちゃんたちはせかいいちかわいいよおぉぉ!!」 「こどみょをきゃわいがらにゃいおやのいうこちょにゃんかきけにゃいよ!!」 どうも嫌な具合に頭のいいこの赤れいむは、 自分の姉たちが死んだ責任を全力で母親になすりつけ、ことあるごとに責め立てているらしい。 人のいい、もといゆっくりのいい母れいむの方も心底そう思っているらしく、 言われるたびに委縮し、必死に詫び続けているのだった。 そういう母親の姿を見てとると、赤れいむはすばやく要求に切り替える。 「いいわけはききちゃくにゃいよっ!!わりゅいとおもうにゃらあみゃあみゃよこしちぇにぇっ!!」 「ごべんね、ごべんねぇぇ……あまあまはないんだよぉ……」 「きゃわいいこどみょのためにあみゃあみゃもよういできにゃいにゃんて、ばきゃなの!?ちぬのっ!? こどみょをうんだんだきゃらゆっくちさしぇるせきにんがありゅよっ!! できにゃいにゃらなんじぇこどみょをうんだにょっ!?ぐじゅっ!!やくたたじゅっ!!」 「ごべんなざい……ごべんなざいぃ…………だめなおがあざんをゆるじでねえぇ………ゆっぐ、ひぐっ……」 「ないちぇるひみゃがあっちゃらあみゃあみゃもっちぇこいいぃぃ!!!」 最悪の親子関係だった。子もひどければ親もひどい。 とはいえその印象は、人間の俺から見た場合の話。 ゆっくりにとってはどういう親子関係がベストなのかはわからないし、知ったことではない。 とりあえず見ているぶんにはけっこう面白い。俺もなかなか悪趣味だ。 およそ十日ほどが経ち、 毎日自分の体積とほぼ同程度の餌を貪っていた赤れいむが早々に成長して成体近いサイズになった頃、 この親子関係は、あっけなく幕切れを迎えた。 「うみぇっ!!めっちゃうっみぇ!!まじうめぇ!!ぱねぇ!!あみゃあみゃ!!あみゃあみゃ!!ぺーろぺーろ!!」 昼時、子れいむのけたたましい声が聞こえてきた。 まだ餌の時間じゃないし、ましてあまあまなどはやっていない。 何事かと思ってカーテンを引くと、想像を超えた光景がそこにあった。 「おちびちゃん、ゆっくりしていってね………」 「うるちゃいよっ!!しじゅかにしちぇにぇ!!ぺーろ!!ぺーろ!!うっめぱねぇっ!!」 母れいむがベランダの床に横たわっている。 その顎のあたりに、子れいむが一心不乱に吸いついていた。 その周囲の床には、茶褐色の餡子の跡がこびりついている。 状況はすぐに掴めた。 子供にあまあまを要求されつづけた母れいむが、ついに自分の餡子を差し出したのだ。 自ら噛み千切ったのだろうか、丁度まむまむの辺りが大きく裂けて内部の餡子を露出させており、 子れいむはその餡子をすすっているのだった。 地獄のような光景だった。 俺はベランダに出ると、ぜいぜいと息を切らしている母れいむに話しかけた。 「おい、何やってるんだよ」 「ゆ………おにい、さん………ゆっくり……していって…………ね」 「俺はゆっくりしてるよ。それよりお前、死んじゃうぞ」 「ゆ…………いいんだよ………おちびちゃん、ゆっくり………していってね………」 育児放棄、ということなのかな。 子供にあまあまをあげる、という名目で正当化し、この母れいむは自殺して楽になることを選んだらしい。 「ゆぐっ!………ゆぎぃぃ!!」 母れいむの体がびくん、と震える。 見ると、子れいむが母親の傷口を押し広げて頭を突っ込み、さらに餡子を掻き出そうとしていた。 「じっとしちぇちぇにぇっ!!きゃわいいれいみゅがむーちゃむーちゃできにゃいよっ!!」 「ゆぎいぃぃ!!ゆぐう!!ゆうぎぎぎぎぎぎぎぎぎいいいいい!!!」 白目を剥いて歯茎をむき出し、全身に汗のような体液をじんわり滴らせながら母れいむは必死に堪える。 臓腑をえぐり出される苦痛をも耐え忍ぼうとする根性はたいしたものだ。 その物凄い光景を目の当たりにしながら、俺はふと思いついたことがあった。 れいむ種の母性愛を試してみたくなったのだ。 俺は携帯電話を取り出し、カメラを向けた。 「おい、お前」 舌鼓を打ちながら糞尿にまみれた尻をぶんぶん振り、子れいむは俺を見向きもしない。 「おい、ちょっと」 俺は子れいむを掴み、強引にこちらを向かせた。 「ゆぐっ!?にゃにするにょぉぉ!?くちょじじいぃぃ!! きゃわいいれいみゅのしゅーぱーむちゃむちゃたいみゅをじゃまちにゃいでにぇっ!! こりぇはめいりぇいだよっ!!!」 「お前、自分が何食ってるのかわかってるのか?」 「ゆっ!?おきゃーしゃんのあみゃあみゃだよっ!! みちぇわきゃらにゃいにょ!?あっ!ばきゃだきゃらわきゃらにゃいんだにぇっ!!ゆぷぷー☆あわれあわれ!!」 「でも、それ食ってたらお母さんが痛いだろ」 「ゆふんっ!!きゃわいいれいみゅのためにがみゃんすりゅのはとうぜんだよっ!!」 顎を反らし、馬鹿にしたように鼻息を吹く。 「いや、お前のほうがもう少し我慢すれば、お母さんももうちょっとゆっくりできるんじゃないかと思ってさ」 「はああぁぁ!?にゃんでれいみゅががみゃんしゅるにょおおぉ!? れいみゅはおにゃかぺきょぺきょにゃんだよっ!? あみゃあみゃをたべにゃいとれいみゅがゆっくちできにゃいんだよおぉ!?にゃにかんがえちぇるにょ!こにょぐじゅっ!!」 「お母さんをゆっくりさせてあげようとか思わないのか?」 「そんなこちょどうでもいいでしょおおぉ!!? れいみゅはかわいいかわいいおちびちゃんにゃんだよっ!! こどみょをうんだおやは、じぶんがゆっくちできにゃくてもこどみょをゆっくちさせなくちゃいけにゃいんだよっ!! こどみょをゆっくちさせられにゃいおやはくじゅだよ!!おきゃーしゃんのこちょだきゃらにぇっ!!」 息も絶え絶えの母親に向かって子れいむは言い捨てた。 母れいむのほうは目の焦点も定まらず、かすかに痙攣していた。 「お母さん、死んじゃうぞ?」 「ゆゆっ!!」 子れいむは親れいむの顔に向きなおり、満面の笑顔で言い放った。 「おきゃーしゃんはきゃわいいれいみゅのためにゆっくちちんでにぇっ!!」 「お…………ちびちゃ………ん………」 「ゆっ?いまごりょいやがっちぇももうおちょいよっ!! あみゃあみゃをあげりゅっていっちゃのはおきゃーしゃんだきゃらにぇっ!!」 「あ……まあま………ゆっくりでき……る?」 「ゆふぅ~☆れいみゅはぐりゅめだきゃらこんなんじゃじぇんじぇんまんぞきゅできにゃいよっ!! でみょしかたなきゅたべちぇあげりゅんだきゃらにぇっ!!ゆっくちかんしゃしちぇにぇ!!」 「ごべんね………おちび………ちゃん………… だめな………おかあさんで……ごべん…………ね…………ゆぎぃ!!!」 母親が言い終わらぬうちに、子れいむが再び傷口をほじり始めた。 想像するに、甘やかされて育てられた野良生活のあいだ、 母親から「おちびちゃんはいちばんかわいいよ」「おちびちゃんがゆっくりできればおかあさんはしあわせだよ」 といった類の睦言を吹き込まれ続け、この子れいむは自意識を肥大させていったのだろう。 子を溺愛しすぎる親は、子には愛されない。 その点は人間と同じらしい。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 母れいむの命は一日もたなかった。 ほじるほどに甘味を増す餡子に夢中で、ひたすら奥へ奥へと掘り進んでいった子れいむは、 母れいむの体内で、早々に中枢餡に噛みついていた。 命を司る中枢餡を貪り食われ、母れいむは最後の痙攣を始めていた。 びくんびくんと全身を激しく波打たせながら、表情は弛緩して涎を垂らしている。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ、お゛に゛っ、ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っお゛っ」 しかし、注意深く観察していると、何事か意味のある言葉を発しようとしているらしかった。 俺はその顔に耳を近づけて聞いた。 「何だ?俺に何か言いたいのか?」 「お゛に゛っ、ゆ゛っ、お゛に゛い゛ざっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っお゛ぢっお゛ぢびぢゃっ、 お゛でゆ゛っゆ゛っ、お゛でがっじばっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 まあ予想通りだ。 俺に子れいむを押し付けて死んでいこうというつもりらしい。 わが身を子に食わせる母性愛はたいしたものだが、それ以外の点ではやはりゆっくりだ。 とはいえ、俺の目から見ても、この母親が無理に生きながらえたところで何がどうなるわけでもなさそうだ。 賭けではあるが、意外とこいつなりにベストの選択をしたのかもしれない。 まあ、俺は引き受けてやることにした。 「ああ。あとは俺に任せろ」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…………」 母れいむが俺の言葉を認識できたかどうかはわからない。 ともかく、母れいむはほどなくして息を引き取った。 「お前のお母さん、死んだぞ」 死骸の中からもぞもぞ這い出てきた子れいむに向かって、俺は教えてやった。 「ゆっ!?ゆぴゃぴゃぴゃ!!いいきみだよっ!! きゃわいいれいみゅをきゃわいがらにゃいくじゅおやはゆっくちちんでにぇっ!!」 子れいむはせせら笑い、母親の亡骸の上でぴょんぴょん飛び跳ね始めた。 皮が破れ、餡子が漏れ出し、母親はどんどん原形を失っていく。 母親の餡子はまだまだたっぷりある。しばらくは餌の必要はなさそうだ。 ゆっくり相手に約束などしたつもりはないが、一応は引き取る形になったこの子れいむ。 サイズはすっかり成体に近く、母親を食いつくすころには完全に成体になるだろう。 甘やかされきって育ち、いまだに赤ゆっくり言葉の抜けないこの子れいむを相手に、 俺は少し考えていることがあった。 続く? このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/801.html
キョンいじめ 1話 キョンいじめ 2話 キョンいじめ 1話よりANOTHEREND 他の人による VERY BAD END キョンいじめ 1話よりANOTHEREND 他の人による HAPPY END